話題のスイーツ「タンフル」が作れる! 「屋台スイーツメーカー」で簡単お祭り気分

ライソンは、りんごあめやフルーツあめ(タンフル)など屋台スイーツが作れるコンパクト調理家電「屋台スイーツメーカー」を、全国のホームセンターや雑貨店、ECサイトなどで発売しました。価格は4730円(税込)。

 

●この記事のポイント(編集部)

ライソンは、「せんべろメーカー」「焼きペヤングメーカー」「超蜜やきいもトースター 」など“一点突破家電”で人気を博している家電メーカー。

 

同製品は、人気の“映えスイーツ”フルーツあめをはじめ、揚げ物や串カツなども家庭で手軽に作ることができます。本体重量は約510gと軽く、卓上サイズなので持ち運びもラクです。

↑屋台スイーツメーカー

 

↑本体に水、砂糖を入れてスイッチを入れて溶かし、串に刺したフルーツにあめをかけて仕上げます。冷ますとフルーツあめが完成します

 

↑バスケット付きなので揚げ物調理も可能

 

↑フルーツあめに適温の160℃の部分に「フルーツあめマーク」

 

■この夏は家族で簡単にお祭り気分を

夏の余暇や、子どもと過ごす休日に、どこでもお祭り気分を味わうことができます。フルーツあめや唐揚げはホームパーティにぴったりで、ポータブル電源などがあれば、アウトドアでも活躍します。

 

説明書は、りんごあめやドーナツのレシピ付きなので、誰でも簡単に調理を楽しむことができます。

 

ぜひ、同製品を使って、夏の思い出を作ってみてください。

足元を温かく包む「巻くコタツ」で頭寒足熱を体験したら、仕事の作業効率が抜群にアップした!

暖房をつけているけれど、どうしても足元が寒い……こんな時はコタツが恋しくなります。でもコタツは常設しなきゃいけないし、スペースも必要。さらにコタツで暖を取ると、ついウトウト眠気が……テレワーク中心の筆者にとって、それは困る! そこで注目したのが、ライソンの「巻くコタツKOZUTSUMI」です。お値段は6980円(税込)。

360°足元をくるっと包み込み、約30秒でぽっかぽっかになる小包のようなコタツなのだとか。さっそく「巻くコタツ」の実力をレポートします!

 

軽い! 省スペース! どこでもおけちゃう、使えちゃう

一般的なコタツは、重い、デカい、コタツ布団の収納スペースに困る! と悩みが多いですが、巻くコタツは巻いて収納できるので、省スペースなうえ、質量は約730gと軽量。家中どこに移動しても持ち運べる気楽さが推せるポイントです。

↑巻くコタツ KOZUTSUMI ●本体サイズ:直径約40×高さ50.5cm(使用時)、広げた状態:約幅95×高さ65cm ●電源コード:約2.9m

 

↑収納時はこのように立てかけられるので、邪魔になりません。夏場には押し入れの隙間にすっといれておけます

 

使い方は至ってシンプルで、筒の部分に脚を入れるだけ。イスに向く面にはマグネットがついているので、巻くとすぐにくっつきます。

↑イス側は低く、膝側は高くデザインされています。座って脚をいれると、膝の部分まで高さがありました

 

操作もシンプル。マグネット部分の電源ボタンを押すだけ。座ったままONOFFをできるのはうれしいポイント。電源ボタンを押すと「OF」が表示されるので同じボタンで温度設定をします。温度はP1(60%)~P5(100%)まで5段階の温かさに調整できます。

↑操作ボタンは股の間に(笑)

 

手始めに、デフォルト設定のP5で温めてみます。「約30秒で温かい」と謳うように、速攻で360度全方位からじんわりと温かくなりました。速暖の秘訣は、コタツ部分に炭素結晶加熱材料を採用しているからだそう! ただ、つま先部分まで温まるには5分ほどかかる印象です。

 

P5の温度設定では保温性もあるので、ずっとオンにしておくとかなり熱いのがネック。”ほんの~り温かく”を持続するのであれば、P1からスタートするのがおススメです。

 

テレワークに読書! 毛布をかければパーソナルコタツのできあがり

筆者の一番の活用方法はなんといってもテレワーク時。暖房をつけると頭がぼ~っとなってだらだらしちゃうことも多かったのですが、足元だけ温かいと体上部が冷たいので「頭寒足熱」になり、仕事をするのにうってつけ。足だけ温かいのがこんなに作業効率アップにつながるのかと驚きです!

そして、暖房の時期の悩みの一つは乾燥! しかし、足元がしっかり温まると強く暖房をかける必要もなく、べったべったに塗っていた保湿クリームもサラっとで済むようになったのもうれしいポイントでした。

 

毛布も付属されるからありがたい!

実は、巻くコタツには毛布も付属します。ずっと触れていたくなるほどの上質な手触りにほっこり。巻くコタツをちょうど覆うサイズ感です。毛布をかけると、上から熱を逃さないのでさらに保温効果UP! これぞ、パーソナルコタツです。ソファで読書したり、映画鑑賞したりするときも大活躍しますね。

↑毛布とセット使いでソファがコタツに変身!

 

あまりに温かすぎて寝落ちしちゃった~といったときも大丈夫。2、4、6、8時間の4段階でタイマー設定ができるので、心配な人はセットしておきましょう。また、自動電源OFF機能があるため、巻くコタツが倒れたりしても安心です。

 

巻かなくても使えるから2人でもOK

また、本製品は巻かなくても使えちゃうところもお気に入りのポイント。マグネットをくっつけず、床に立てておくと壁面ヒーターのような活躍ぶり。ぴったりくっついて座れば、2人でも使用できました。映画鑑賞時などにいかがでしょうか。気になるあの人とぴったりくっつくきっかけにもなるのでは?

 

電気代も抑えられるパーソナルコタツ

電気代高騰が続く昨今。やはり電気代が気になるところですよね。本製品の1時間の電気代は約4.3円で、1か月使用しても1000円(※)ちょっと。暖房利用時よりもはるかに安いです。

 

足先まで温まるには少し時間がかかるものの、ひざ下から足首まではすぐに温まるので、今までほど末端の冷えを感じなくなりました。ということで、頭寒足熱の心地よさを体感してしまった筆者は暖房稼働率が減り、巻くコタツとともに移動する生活にシフトしています。皆さんも頭寒足熱をぜひ体感してみてください!

※160W電気料金単価(全国平均 大手電力10社の平均)26.1円/kwhで算出した場合。

【2021年総決算】家電のプロが取材して厳選した「ベストバイ調理家電」3選

2021年も幕を閉じようとしています。引き続く”ステイホーム”をいかに充実させるか、考えを巡らせた読者も多いのではないでしょうか。同時に、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)についてあらためて考えさせられた年でもありました。そこで、本記事では一年の総まとめとして、さまざまな調理家電を愛し使用してきた家電のプロに「今年QOLを爆上げしてくれた調理家電」を聞いてみました!

 

▼厳選したのはこの人!

今西 絢美(いまにし あやみ)

「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、唎酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも追跡中。

 

【その1】焼き芋専門店さながらの蜜たっぷりの仕上がりに感動!

ライソン

超蜜やきいもトースター

実売価格:1万8480円

東京は西大井にある人気店「超蜜やきいもpukupuku」が監修・開発協力した、自宅で専門店さながらのおいしい焼き芋を焼けるトースター。サツマイモの甘さを引き出すのに最適な温度をマイコンで自動制御するので、誰でも簡単においしい焼き芋を焼けます。温度と時間を設定することも可能で、低温から焼き始め最後は高温で焼き上げる、焼き芋特有の焼き方も再現可能。

 

超蜜やきいもを作る場合は、完熟した紅はるかをアルミホイルで包み、水を入れた専用やきいもプレートに乗せて「超蜜やきいもモード」ボタンを押すだけ! とても簡単に蜜が溢れ出す焼き芋が完成します。通常のトースターとして普段使いもできるので、1年中使えるのが嬉しいですね。

 

<今西さんおすすめポイント>

「『お店クオリティ』というキーワードがピッタリな本製品。2時間かけて焼き上げたおいもの甘くてねっとりした口当たりは、ほぼスイーツ! 家にいながらこのクオリティの焼き芋が作れて&食べられて、QOLが上がりました。 ホカホカの状態だけでなく、冷蔵して『冷やし焼き芋』にするのもおすすめ。サツマイモの品種ごとに味わいがまったく異なるので、ぜひ食べ比べてみてください」

↑完成した焼き芋は、砂糖を使っていないのにスイーツのような甘さが楽しめます!

 

▼レビュー記事はコチラ

これはほぼスイーツだ!「超蜜やきいもトースター」でトロットロの焼きいも作り

 

【その2】生活に「抹茶」という新たな習慣が加わることで豊かな気分になれる!

World Matcha

Cuzen Matcha(空禅抹茶)

実売価格:3万3000円

2021年10月にアメリカで先行発売され、グッドデザイン賞など計6つもの賞を獲得した抹茶マシン。使い方はシンプルで、100%国産茶葉の専用抹茶リーフを茶筒に入れ、濃さを3段階から選択するだけ。その場で茶葉を挽き、本格的な”お抹茶”の出来上がり! ゴミは茶殻などもなく抹茶リーフの袋のみ。

 

しかも1スティックで20杯分(濃さレベル1で挽いた場合)なので、しばらくは袋1枚もゴミが出ません。環境に優しいマシンです。抹茶好きにはたまらないアイテムといえますね!

 

<今西さんおすすめポイント>

「普段抹茶を飲む習慣がない筆者。『フレーバー』ではない抹茶のおいしさを知るきっかけになりました! そのまま抹茶を飲むだけでなく、自分でラテを作ったり、炭酸水で割ったりと、いろいろな飲み方を楽しめるのは自宅ならでは。生活の中に新たな習慣を取れ入れる、いいきっかけになるはずです。また、自宅に人を呼んだときのおもてなしにもぴったり」

↑完成した抹茶は、苦味と甘みのバランスが絶妙で飲みやすかったです!

 

▼レビュー記事はコチラ

抹茶マシンの「ひきたて」が想像を超えていた! 海外で高評価「Cuzen Matcha」の衝撃をレビュー

 

【その3】テレワーク中の食事作りの頼もしい相棒がさらに進化!

シャープ

ヘルシオ ホットクックKN-HW24G

実売価格:7万4800円

2021年9月に発売された本製品は、幅345×奥行305×高さ256mmと従来モデルより幅がコンパクトになったことで、設置場所の悩みを解決。サイズに反して容量は2.4Lとたっぷりで、2人〜6人分の調理が可能です。さらに、食材の焦げ付き・揚げの染み込みのムラを防ぐ「まぜ技ユニット」が、料理の準備や仕上げにも使えるようになりました。

 

ポテトサラダを作る際も、食材の加熱からつぶす工程までホットクックが行ってくれるように。また、ホイップクリームを作ることもできるようになりました。メニュー集も付属しているので料理の幅が広がること間違いなし!

 

<今西さんおすすめポイント>

「ホットクックといえば『ほったらかし調理』に欠かせない調理家電ですが、さらにひとりでできることが増えたのが嬉しいポイント。自宅で仕事をしながら食事の準備をする日が多いなら、買って損はありません! また、幅が小さくなったことでキッチンに置きやすくなったのもオススメできるポイント。累計販売台数が40万台を超えているのも納得の自動調理鍋です」

↑まぜ技ユニットは食材の量や柔らかさなどに応じてかき混ぜを行います。新モデルでは芋を潰したり、ホイップクリームを作ったりといった準備に使えます

 

▼レビュー記事はコチラ

ついに買い時? 40万台突破の自動調理鍋「ホットクック」最新モデルの進化を実食レポート!

アウトドアから災害時まで活躍、ライソン1台3役の多機能ライト「EMERGENCY LIGHT」

ライソンは、アウトドアブランド「OUTDOOR MAN」から、普段使いはもちろん、アウトドアシーンの緊急時や災害時にも使える多機能ライト「EMERGENCY LIGHT」を、8月20日に発売。ブランド公式オンラインショップ「OUTDOOR MAN ガレージ」ほか、全国のスポーツチェーンやアウトドアショップなどで販売します。OUTDOOR MAN ガレージでの価格は6050円(税込)です。

 

EMERGENCY LIGHTは、LEDライト/ラジオ/モバイルバッテリーの機能が一体になった多機能ライト。ライトは明るさ95ルーメンのメインライトと、20ルーメンのサブライトの2種類を搭載しています。また、ラジオはAM番組も聴けるワイドFMに対応。

 

バッテリー容量は5000mAhと控えめですが、本体はUSB充電のほか、手回し充電、ソーラー充電にも対応しているため、非常時でも本体を充電し、スマホなどに電源を供給できそうです。

 

 

なお、連続使用時間はラジオの場合だと約35時間、メインライトは約60時間、サブライトは約280時間となっています。

 

さらに、IP45の防塵・防水に対応するほか、緊急時に大音量のサイレンを鳴らせるSOSアラート機能を備えています。

 

本体サイズは約幅165×奥行き55×高さ80mm。カラバリはグリーンとレッドをそろえています。

 

家飲み家電の話題作「せんべろメーカー」のヒーター2倍で楽しさ2倍!? その名も「にせんべろメーカー」登場

ライソンは、家飲みに便利な卓上家電「にせんべろメーカー」を5月末日に発売します。参考価格は9460円(税込)。

↑本体サイズはW520×D105×H105mm、質量は約890g(本体+トレイ)。焼き鳥網・炙り網(大)・炙り網(小)・おでん鍋・熱燗鍋・とっくり・おちょこ×2が付属。定格消費電力は800W

 

ヒーターが2倍になり、おでんと焼き鳥の同時温めが可能に

「にせんべろメーカー」のベースとなっているのは、2020年12月に発売された「せんべろメーカー」です。「せんべろメーカー」は、ヒーターを搭載する本体に加え、焼き鳥用の網、炙り網、おでん鍋、熱燗用の小鍋、とっくり、おちょこが付属。おでん、焼き鳥、つまみの炙り、熱燗が1台で楽しめます。商品を発表した直後から話題となり、初回生産分が予約完売となりました。

 

「にせんべろメーカー」は、ヒーターの部分が「せんべろメーカー」の2倍の長さ(約40cm)となったのが特徴。「せんべろメーカーではつまみが足りない」「2人でも楽しみたい」といったユーザーのニーズに応えるとしています。さらに、付属のおちょこが2つに増えたほか、炙り網が大小2種類付属したことで、ロングなヒーターでおでんと焼き鳥を同時に温める、といった贅沢な楽しみ方が可能になりました。

↑するめいかや焼き鳥を炙りながら、おでん鍋(右)でおでんを温めることも可能 ※従来モデルではおでん鍋のみでヒーターを占拠

 

なかなか外へ飲みに行けない昨今、居酒屋の雰囲気が恋しい方も多いはず。本機を使って、家で居酒屋気分を味わってみてはいかがでしょうか。

これはほぼスイーツだ!「超蜜やきいもトースター」でトロットロの焼きいも作り

これまで焼きいもが焼ける調理家電をレビューするたびに「焼きいもが好きだ」と書いてきた筆者ですが、今年の冬はついにさつまいもをお取り寄せするまでに至りました。最近はUberEatsでも専門店の焼きいもを注文できますが、やはりお店の焼きいもは高価なのが悩み。

 

自宅で本格的な焼きいもを焼けないか……と考えていたところ、ライソンの「超蜜やきいもトースター」という、まさに焼きいも好きのための家電を発見。これを使わない手はないと思い、さっそくレビューしてみることにしました。お店クオリティの焼きいもが本当に焼けるのか、いざ挑戦!

 

さつまいもの包み方にもコツがある

「超蜜やきいもトースター」は、東京の人気店「超蜜やきいもpukupuku」が監修、開発協力しており、専門店さながらの焼き芋が焼けるのがウリ。クラウドファンディングサイトの「Makuake」では、トースター部門の支援額で歴代1位に輝いたアイテムで、1000万円以上の支援を集めたほどです。

↑サイズは約幅35.5×奥行き31.5×高さ21cm、重さは約4.5kg。操作はタッチボタン式

 

焼きいもを焼くには、付属の「やきいも専用ケース」を使用します。このケースにアルミホイルに包んださつまいもを入れることで、近赤外線効果で芯までしっかり加熱できます。

↑やきいも専用ケースを使う際は、さつまいもにケースの直熱を当てないようにアミ台を置く。加熱後は同梱のケースハンガーで取り出そう

 

まずはさつまいもをアルミホイルに包むのですが、実はこの包み方にもコツがあります。さつまいもの端を1cm切り落としたら、さつまいもをアルミホイルの中央に置き、手前から奥に向かってくるくると巻きつけます。このとき、できるだけふんわりと巻くのがポイント。左右を折りたたんだら、さつまいもの形に合わせて形を整え、最後に隙間を作ります。

↑アルミホイルとさつまいもを密着させるのはNG。Lサイズのさつまいもは入らないので、直径約4cmまでかSサイズのものを使用する

 

ここで意外なのが、アルミホイルの上から水300ccを全体に回しかける点。先ほどアルミホイルに開けた隙間は水が入るようにするためのものなんです。焼く前に水を入れることで、太さや長さの違うさつまいもも均一に焼き上げてくれます。

 

「超蜜やきいも」モードだと約2時間かかる

やきいもケースにフタをして庫内にセットしたら、「4:超蜜やきいも」モードに設定して加熱を開始。このモードでは時間の設定は不要で、約2時間のタイマーがセットされます。焼きいもを作るのに2時間もかかるとは……。想像以上に長かったのでひるみそうになりましたが、加熱中は放っておけるので、まぁいいか。

↑「メニュー」ボタンを押して「4」を選択し、「スタート/ストップ」ボタンを押すと加熱がスタート

 

加熱中の様子を見ていると、上下のヒーターが点いたり消えたりするのがわかります。超蜜やきいもトースターはさつまいもの甘さと蜜を引き出すために、最高250度で加熱するそうです。こうした火加減を自動制御してくれるのが専用機ならではですね。

↑今回は「超蜜やきいも」モードを使用したが、ほかにも「トースト」「冷凍食パン」「ロールパン」の3つのモードとセルフセッティングに対応する

 

想像以上に甘くてねっとりした口当たり

2時間後、「いしや〜きいも〜おいもっ」のメロディが流れてついに完成! と思いきや、焼き上がってもそのまま庫内に置いたままにしたほうが蜜が出やすいので、もう15分ほど待ちました。ついに完成した焼きいもを手に持ってみると……柔らかい!

↑アルミホイルに蜜が付いている。手に持つとかなり柔らかく、2時間前の硬さが嘘のようだ

 

さっそくほかほかの焼きいもを頬張ってみると、想像以上に甘くてねっとりした口当たり。ほぼペーストのような食感で、まるでスイートポテトを食べているようです。砂糖を使っていないのに甘みが強く、これなら専門店が監修しているというのも納得! 最初に完成した焼きいもがあまりにおいしくて、このあともう1ターン焼いたほどハマってしまいました。

 

焼きいもはラップに包んで冷蔵すると冷やし焼きいもになり、冷凍しておけばひと月ほど持ちます。冷やし焼きいもはしっとりした口当たりで、ほとんどスイーツ! これなら冬だけでなく夏場も楽しめるのでおすすめです。

 

超蜜やきいもモードはさつまいもの品種に注意

「超蜜やきいも」モードを使うにあたって注意したいのが、「熟成された紅はるか」を使うのがベストだという点です。収穫されたばかりのいもはおいしく焼けず、最高の焼きいもを食べるにはさつまいも選びからひと手間かける必要があります。土付きであれば自分で熟成させることが可能ですが、スーパーで買ったさつまいもは一度洗われているので熟成の難易度が高いそうです。

↑近場のスーパーで手に入らない場合はネット通販で探すといい。筆者は最近「新潟直送計画」というECサイトにお世話になっている

 

とはいえ、熟成した紅はるかが手に入らなくても超蜜やきいもトースターは使えるのでご安心を。セルフセッティングで温度と時間を設定すれば焼きいもが作れます。ホクホク系の品種は180℃で60分、ねっとり系のさつまいもは180℃で90分、水を入れずに加熱。今回はねっとり系の「安納芋」とほくほく系の「紅あずま」を焼いてみたところ、たしかに品種ごとに口当たりや甘さの違いが感じられました。

↑安納芋はねっとりした口当たりで、甘みが強い。これで干し芋を作るとおいしそう

 

↑紅あずまはほくほく感が強め。まさに昔ながらの焼きいもという感じ

 

いずれも「超蜜やきいも」モードに比べると蜜はほとんど出ませんでしたが、それでもさつまいもの味わいが際立っており、好みによってはこちらを好む人もいるはず。あつあつで食べるときはセルフセッティング、少し冷やして食べるなら超蜜やきいも、といった使い分けをするのも良さそうです。

 

超蜜やきいもトースターの実売価格は1万8480円(税込)となっており、焼きいも好きなら買う価値のある一台。これまで焼きいもに思い入れのなかった人でさえ、このトースターで作った焼きいもを食べれば、間違いなくその魅力に気付くことでしょう!

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

おもしろ調理家電でヒット連発! 話題のメーカー「ライソン」社長に聞く「違いを出すものづくり」

家電メーカーのライソンは、従業員数が20名ほどの小規模な会社。にもかかわらず、「焼きペヤングメーカー」や「ギガたこ焼き器」「せんべろメーカー」などのユニークな製品を発売してヒットさせ、「なんなんだあの会社は?」と業界の注目を集めています。 差別化が図れなければ、あっという間に淘汰されてしまうこの時代にあって、次々と個性的な製品をリリースできる原動力とは何なのか? どんな哲学のもと、どのような方法で新たな商品を生み出しているのか? そこには、大いに見習うべきものがあるはずだ! というわけで、ライソンの代表取締役社長である山 俊介さんにインタビューを行い、ものづくりのヒントをいろいろとうかがってみました。

↑ライソンの山 俊介社長。手元にあるのが1台でおでん・焼き鳥・炙り&熱燗が楽しめる「せんべろメーカー」です

 

勝つ方法を模索した結果、自然とトガった家電が生まれた

ライソンは、ゲームセンター用景品の企画や販売などを行うピーナッツ・クラブという会社から2018年に分社化した企業。ピーナッツ・クラブでは、おもちゃなどを中国から輸入して卸していたものの、景品は法律で上限金額が定められているため、高額アイテムは扱えません。そこで立ち上げられたのが、ライソンの前身となる小売店向けの部署でした。この部署ではバラエティ色の強いアイテムを得意としていたため、当初はドン・キホーテやヴィレッジヴァンガードなどを販路にしていたとか。

 

「販路が広がったのはここ2年ぐらいですかね。だんだんと、家電量販店やホームセンターでも取り扱っていただけるようになりました。ただし後発ですし、正統派の家電を作っても他社に勝てないので、自然とトガったものづくりになっていったんです。またいまの時代、普通のものづくりをしていたら、価格の面で中国の製品に負けてしまいます。『どこかで違いを出さなければ』という思いはありましたね」(山社長)

 

ちなみに、同社はアウトドアやオーディオ製品も発売していますが、メガヒット作の多くは調理家電。その理由とは何でしょうか?

 

「家電の事業を立ち上げる際に、テーマが重要だと思ったんです。そこで考えたのが、パーティシーンを盛り上げる楽しい家電。ドン・キホーテさんが主要な取引先だったという点も大きいですね。パーティには料理が付きものですから、おいしいものを作れて面白いアイテムということで、自然と調理家電が多くなったのだと思います。また、パーティ向けですと使う機会は少ないのですが、家にある家電とかぶらないので、プレゼントやイベントの景品などのギフトにもウケがいいんです」(山社長)

 

確かに、ライソンの製品はユニークなだけでなくコンパクトで価格も手ごろ。持ち運びやすさもあって、二次会などの景品にはうってつけですね。

 

クラウドファンディングを活用し、宣伝と反響のリサーチを行う

転機となったアイテムについて聞いてみると、ライソンとして分社化して初めて発売した製品「ジャンボわたあめ屋さん」とのこと。こちらは、もともとピーナッツ・クラブでTOP3に入るほど人気だったわたあめ器を大きくしたもの。

 

「当時、アメリカ村や原宿で大きくカラフルなわたあめが、『コットンキャンディー』として流行っていました。あれを家でも作れたら面白いと思ったんです」(山社長)

↑2018年5月に発売された、「ジャンボわたあめ屋さん」。店頭参考価格9900円(税込)

 

この製品は、ユニークな企画性が受け入れられた一方で、クラウドファンディングをうまく活用できたことがその後の躍進につながったといいます。

 

「クラウドファンディングには宣伝の意味合いもありますから、そこでヒットすればメーカー名を知ってもらえます。また、お客様に直接販売できるだけでなく、売れ行きが可視化されるので反響がわかりやすいというメリットもあります。これが実績となって、次の商談へとつなげやすくなりました。クラウドファンディングを活用したライソンの商品の第2弾が『焼きペヤングメーカー』。こちらはメディアさんの反応がすごかったですね。おかげさまで、GetNavi webさんをはじめ、多くの媒体で取り上げていただきました」(山社長)

↑クラウドファンディングで2018年11月にプロジェクトが公開された「焼きペヤングメーカー」。参考店頭価格は3278円(税込)

 

開発のきっかけは、山社長自身が「ペヤング ソース焼きそば」を焼いて作ってみたところ、お湯で戻す一般的な調理法よりおいしかったから。また、ピーナッツ・クラブが以前から景品用の「ペヤング ソース焼きそば」を取り扱っており、その監修でメーカーのまるか食品と付き合いがあったことも大きかったとか。ある日、まるか食品の代表が来社した際に「焼きペヤングメーカー」の商品化を相談したところ、ふたつ返事でOKをもらえたそうです。

 

最大のヒット商品を生んだ要因は「開発スピード」だった

「焼きペヤングメーカー」は、大きな話題となっただけに、売り上げも歴代でトップだったのでしょうか?

 

「おかげさまで大好評をいただきましたが、売り上げで一番だった製品は『ウェアラブルスピーカー SP-14』です。こちらは当時、某バラエティ番組の影響で肩掛けスピーカー(ネックスピーカー)が大ヒットしており、人気の商品は品切れを起こしていたほどでした。これをもっと安価で提供できれば、さらなるニーズにリーチできるのでは? と思って出したのがこの商品です。このジャンルに関しては競争が激化すると思ったので、とにかく開発スピードを重視しましたね。その年の春に話題になってから、半年後には商品化にこぎつけました」(山社長)

↑2019年8月に発売された「ウェアラブルスピーカー SP-14」。参考店頭価格9900円(税込)

 

しかも、この商品は相場の半額以下で販売したのがミソ。低価格を実現できたのは、通信方式をそれまでの主流だった無線の2.4GHzから、Bluetoothに変更したからだとか。ステイホームやテレワークにおける需要で、いまでも売れていると山社長は言います。ちなみに、近年の売れ筋といえば?

 

「家飲み需要などの影響で2020年に最も販売台数が伸びたのは『焼き鳥グリル』です。発想は『焼肉を作る家電は多いけど焼鳥は少ないやん。あったらおもろいんちゃう?』というものでした。生の肉で作ろうとすると20分ぐらいかかるのですが、スーパーの焼鳥など『惣菜を温めるのに便利』というコンセプトで打ち出したところ、ホームセンターを中心に売れました。この成功事例をもとに進化させたのが、先日の記事でご紹介いただいた『せんべろメーカー』です」(山社長)

↑2019年5月に発売された「焼き鳥グリル」。参考店頭価格2618円(税込)

 

フランクな雰囲気が良いアイデアを生む

では、続いて商品開発の流れについてうかがっていきましょう。驚くべきことに、実はライソンにはマーケティング担当がいないとのこと。アイデアは営業や開発など部署を問わずに随時受け付け、毎週10人程度で行われる商品会議で開発の進捗確認とともに新作の議論をするそうです。

 

「会議はフランクな雰囲気でやっていて、私が最終決定を行います。ネタはふだんの雑談から生まれてくることもありますし、トレンドなどはだれかが『こういうのが売れてるみたいですよ』と教えてくれることもありますね。以前は毎週企画を出そうというルールにしていたんですが、前日に考えたようなネタが増え、アイデアの質が悪くなって結果的にムダが多いと気づいてやめました。それに、ノルマがなくても良いネタが出ているので、ノルマを設ける必要もないかなと。実際に、いまでは毎週1ネタは採用になっていると思います」(山社長)

↑記念すべき「ジャンボわたあめ屋さん」をオンライン取材で解説する山社長

 

テーマによっては開発に長期間を費やす商品も

開発において重視していることを聞くと、「ファーストサンプルを作る前のトライアンドエラーにある」とのこと。たとえば、1月15日までクラウドファンディングでプロジェクトが公開されていた「超蜜やきいもトースター」は、近年でもっとも力を入れた製品で、開発には苦労したそう。

 

「このテーマならほかに開発を進めているところも少ないだろう、との判断で、開発には2年ほどの時間をかけて取り組みました。おいしさは人によってバラバラですよね。そのおいしさの最大公約数を得られるポイントはどこなのか、決めていくのが特に大変でした。味を安定させる温度や、水分などの条件を詰める作業などに時間がかかりましたね」(山社長)

 

ちなみに、こちらは山社長が東京の人気店に直談判して実現したコラボ商品だそう。

 

「毎年『品川やきいもテラス』というイベントが開催(2021年は中止)されていまして、うちも品川に支社があるものですから、東京に行ったときに訪れたんです。そこで一番行列を作っていたのが『超蜜やきいもpukupuku』さん。『あの絶品焼き芋を家でも作れたら幸せだろうな』という熱意をもって、後日お電話して共同開発をお願いしたのが始まりです」(山社長)

↑「超蜜やきいもトースター」は2020年11月にクラウドファンディングでプロジェクトがスタート。通常販売予定価格は1万8480円(税込)

 

ネーミングと製品サイズで違いを出す

もうひとつ、オススメの最新作が2月15日に発売された「揚げ直し名人」です。最後まで葛藤したのが、商品コンセプトとネーミングだったと山社長は振り返ります。

 

「機能はいわゆるノンフライヤーで、それがとにかく小さいというのがウリです。ただ、惣菜を温めなおすとサクサク、ヘルシーに仕上がりますし、冷凍食品もおいしく調理できるので、『揚げ直し名人』という商品名とコンセプトに舵を切りました。小さいことで場所を取らず、価格も抑えられるという点も差別化ポイントですね。もともとうちでは電気フライヤーを数種類販売しているのですが、実は小さいのが一番売れるんです。また、コアなボリュームゾーンは大手が作っていますから、製品を大きくしてみたり、小さくしてみたりと、ニッチなニーズに提案するのがうちのやり方です」(山社長)

↑「揚げ直し名人」は参考店頭価格7700円(税込)で、2月15日に発売

 

今後は世界進出も視野に入れている

最後に、今後の展望について聞いてみました。

 

「価格は最初に『この値段なら欲しい!』という勘で決めているのですが、これまでは安さを求めすぎて機能を削ってしまった製品もあったので、もう少しバランスをとっていきたいと思っています。ジャンルも、調理家電以外にチャレンジしていきたいですね。新作に関しては、IoTなどの分野でライソンならではの『世界初』を作るために燃えているところです。また、5年以内には中国や欧米のマーケットも視野に入れていて、うちのアイデアを現地にローカライズし、独自の製品を展開したいなと考えています」(山社長)

 

その旺盛なチャレンジ精神で、いつか「世界のライソン」「世界の山社長」となる日が来るかもしれませんね。

 

今回のインタビューをまとめると、同社は、

●コンセプトやネーミング、製品サイズをはじめ、他社製品との違いを意識して差別化を図っている

●クラウドファンディングを宣伝とリサーチのツールとして賢く活用している

●アイデア出しはノルマより雰囲気を重視

●機を見て開発スピードで勝負することもあれば、テーマによってはじっくり開発する

……などなど、「違い」を出しつつも、自由で柔軟なものづくりを行っていることがわかりました。さすがヒットメーカーだけあって、学ぶべきところは多いですね。今後はどんな「ライソンらしい」商品が出てくるのか、みなさんもぜひ、注目していきましょう!

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

火起こしにも使える! アウトドアにぜひ欲しい1台2役のLEDランタン

ライソンが展開するアウトドアブランド「OUTDOOR MAN」から、扇風機とランタンの2つの機能を持つ『FAN&WARM LIGHT」が2月25日に登場します。実売価格は3300円。

↑左がライトモード、右がファンモード。サイズは直径約170×H180~285mm、質量は約670g(電池含む)

 

暖色ランタンと扇風機が一体化

「FAN&WARM LIGHT」はLEDを18個搭載し、ライトとして使えるほか、BBQや焚き火などでの火起こしのファンとしても使える1台2役のアイテム。360°回転できるため、屋外でも自由自在に角度を調整できます。また、アウトドアシーンでは白色の光だと場の雰囲気にそぐわない場合もありますが、本機ではキャンパーの要望が多かった暖色の光を採用し、温かみのある雰囲気を演出します。

↑収納可能なフック付きで、テントで吊るして使えます

 

↑ファン機能は火起こしにも使えます

 

明るさは強・弱の2段階で切り替えることができ、強(最大約100ルーメン)で明るく快適に過ごせるほか、弱(最大約6ルーメン)にして就寝時の常夜灯として使えるのも便利。ファンの強さも強・弱で切り替えが可能です。

↑明るさを強・弱の2段階で切り替え可能

 

電源は単1形乾電池2本(別売り)で、連続使用時間は、LEDのみの使用だと約36~90時間、ファンのみの使用だと約15~約20時間、LEDとファンの併用で約5~13時間使用できます。アウトドアシーズンの到来に備えて、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

初回分が即完売! 大人気の「せんべろメーカー」で「卓上1000円居酒屋」を楽しみ尽くす

新型コロナウイルスの影響はまだまだ根強く、家飲み需要の拡大は今年もしばらく続くでしょう。そんな状況のなか昨年末に発売され、初回納入分が予約完売となった人気家電がライソンの「せんべろメーカー KDGC-005B」(実売価格5980円)です。この「せんべろメーカー」、1台でおでん、焼鳥、つまみの炙り、熱燗が楽しめる、呑兵衛な人にとっては夢のようなアイデア家電。豊富な種類の居酒屋メシに対応し、1000円でベロベロに酔える通称“せんべろ”を自宅で楽しめるとのこと。これはワクワクが止まらない! というわけで、「せんべろメーカー」で実際に“せんべろ”を体験してみました!

 

とっくりとおちょこまで付いた豊富な付属品がウリ

↑こちらが「せんべろメーカー KDGC-005B」。豊富な付属品で日々の晩酌が楽しくなります!

 

「せんべろメーカー」は、熱源となる本体部分に加えて、焼鳥用の網、炙り網、おでん鍋、熱燗用の小鍋、さらにはとっくり、おちょこが付属しています。基本的には食材とお酒さえ用意すれば、あとは全部せんべろメーカーにおまかせというわけ。

 

本体サイズは約幅31.5×奥行10.5×高さ10.5cmととてもコンパクト。ゆえに、大人数よりは、おひとり様、あるいは少人数で楽しむのが良いでしょう。

↑おちょこ、とっくりもセットに含まれています。写真の一合とっくりと比べると、本機のコンパクトなサイズ感がわかります

 

飲み始めるまでいちいち面倒な操作があると、せっかくの興も醒めてしまうもの。その点、せんべろメーカーは扱いやすいのも魅力です。操作は電源スイッチのON/OFFを切り替えるだけと実にシンプル。火を使わないので、安心してアツアツの酒と肴を楽しめます。網や鍋は全て取り外しが可能で、丸洗いもできるので、お手入れも簡単です。

↑操作はスイッチひとつだけ。これなら酔っぱらっても迷いません

 

↑スイッチを入れると、Uの字になったヒーター部分が加熱されるシンプルな構造です

 

市販の焼鳥を炙ると、香ばしくジューシーに!

それでは、実際にいろいろなおつまみを調理してみましょう。まずはスーパーで購入してきた焼鳥を炙ってみます。もちろん熱源と網があるので、イチから焼いたり煮たりすることもできますが、本機の火力を考えると、できあいのお惣菜を買ってきて温めるほうが適していると感じます。

 

なお、すべての調理に共通することですが、調理する前には下段のトレイに水を張っておきましょう。トレイには目安となる線があるので、その高さまで水を入れます。専用の網を本体上段にセットしたら、スイッチをON。すると、ヒーター部分はなかなか温まるのが早いと感じました。ONにしてから30秒ぐらいで、しっかり加熱されていることが感じられます。

↑下段に水を入れたトレイをセットし、上部に網をセットしたらスイッチをON!

 

ヒーター部分が赤くなり、充分に予熱できたら焼き鳥を網の上に並べていきます。しばらくじっくりと焼いていくと、香ばしい香りが立ち上ってきました。余分な脂は下段のトレイに落ちるので、カロリーも抑えられて、そのまま食べるよりもヘルシーです。

↑赤くなってしばらく待ったら、食材を乗せるタイミングです

 

↑焼鳥を網の上にのせて焼いていきます

 

自分好みの焼き加減になったら完成! 食べてみると、とてもジューシーな焼き上がり。電子レンジよりもムラなく自然に温まって焦げ目もつくので、本格的な風味が楽しめます。ただし、くれぐれも焦がしすぎにはご注意ください。

↑ヘルシーかつ香ばしい焼き鳥は、当然お酒も進みます!

 

おでんを煮ると、ダシの香りで雰囲気がアップ

次はおでんを温めてみましょう。今回は、スーパーで購入してきた調理済み(レトルト)のおでんセットを用意しました。専用の四角い鍋におでんを移し、本体の上にのせて加熱します。

↑おでんを鍋に入れて加熱。普通に食べるよりも実感が湧きます

 

焼鳥の予熱の際にも思いましたが、こちらも想像以上に早く温まります。コトコトと煮ていると、辺りにただよってくるダシの香りがたまりません! 何となく、電子レンジで温めるよりも具材の中までじっくりとダシがしみ込んだ気がします(あくまで気分ですが)。また、四角い鍋から湯気が立ち上る様子が居酒屋や屋台をイメージさせ、いつもとはまた違った気分が味わえました。

↑鍋から取り出したてのアツアツおでんは最高です!

 

乾きものが「居酒屋レベル」に! 熱燗との相性も良し

ここまではおつまみのご紹介でしたが、やっぱりお酒も大事。次は冬の晩酌に欠かせない熱燗を作ってみます。本来なら熱燗は、お酒を入れたとっくりを湯せんするなどして作られるもの。これを自宅でやろうとすると、意外と手間がかかりますが、「せんべろメーカー」なら、つまみを温めるついでに、お酒も温めることができるのです。

 

半分ほど水を入れた付属の熱燗鍋を本体にのせて、スイッチをONにして5分ほど予熱。酒を入れたとっくりを熱燗鍋に入れて待ちます。なお、熱燗鍋を使うとその脇にスペースが余るので、そこに炙り網を置いて、エイヒレとスルメイカを炙っていきます。

↑日本酒は2017年と2019年の「全国燗酒コンテスト」で最高金賞に輝いた「花春 濃醇純米酒」を使いました

 

↑付属の炙り網はコンパクトで、ちょっとしたアテを炙るのにピッタリです

 

↑とっくりの口から、ふわっと日本酒の香りがただよってきました。熱くしすぎると香りが失われてしまうので、加熱はほどほどに

 

10分前後で温めは完了です。飲んでみると、「花春」が本来持っていた濃醇な香りとうまみがさらにアップ。隣で炙っていた定番の乾きものも居酒屋レベルのおいしさになり、燗酒との相性がさらに高まった印象です。ちなみに、ここまで調理してきたおつまみとお酒の金額は、しっかり1000円以内に収まっています。1000円でここまで気分良く飲めるとは、さすが「せんべろメーカー」。看板に偽りなしですね!

↑燗酒にすることで、ふくよかな香りと甘やかな味わいが花開きました

 

↑乾きものの味わいもアップ!

 

「せんべろメーカー」で晩酌が楽しくなるのは間違いない

基本的な調理を一通り試してみて、多彩な付属品による多機能ぶりに感心しました。ただし、鍋や網がいくつも付属しているのは個性的なのですが、すべてを同時に加熱できないこともあり、シンプルに焼物用の万能網とおでん鍋、炒め物などに使えるやや浅めのプレートの3つがあれば十分だったな……という気もします。特にとっくり&おちょこ付きの熱燗鍋は、オプションでもいいのでは? と感じました。

 

とはいえ、「せんべろメーカー KDGC-005B」は、使っていて楽しくなることは間違いありません。目の前でおつまみがじりじりと焼けていくライブ感が楽しいですし、これ1台でお酒もつまみも手軽に調理できるのは、一人暮らしの方や忙しい方にとってうれしいでしょう。さすがは「焼きペヤングメーカー」や「超蜜やきいもトースター」など、ユニークな調理家電を続々とヒットさせるライソン。「せんべろメーカー」も、酒好きのツボを突いた楽しい製品に仕上がっていました。みなさんもぜひ、同社の発想力とサービス精神を感じながら、本機で居酒屋の雰囲気を堪能してみてください。

↑料理が苦手な人でも、居酒屋気分を満喫できます!

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】