ラッピングはラベルライターで。ブラザー「ピータッチキューブ」ならキュートなアレンジが自在

ラベルライターといえば、オフィスで使うビジネス用途のイメージが強いですよね。私も職場でファイルや備品に貼るシールを作成するくらいしか使ったことがなく、普段使うイメージはありませんでした。

 

しかし、最近は女性ユーザーも多く、ラベルライターがおしゃれなものになりつつあるんです。その代表的なモデルが、ブラザー工業の「P-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)」。ラベルライターをどのように普段使いするのか気になるところ。そこで今回は、ピータッチキューブを使ったワークショップがあると聞いたので、潜入してきました。

 

ピータッチキューブならスマホで簡単に操作できる

事務用品として使われるラベルライターは、本体についた小さなキーボードを打って操作するのが一般的ですが、このピータッチキューブは、スマホでデザインを決定、文字を挿入、印刷までできます。小さなキーボードで画面を操作しなくていいので時短にもなり、幅広いデザインが選べるので自分好みのラベルが作れます。

↑最新モデルの「PT-P710BT」。サイズは、幅約128㎜×奥行き67㎜×高さ128㎜。実売価格は、1万3910円。対応するラベルの太さは3.5mm~24mm幅↑最新モデルの「PT-P710BT」。サイズは、幅約128㎜×奥行き67㎜×高さ128㎜。実売価格は、1万3910円。対応するラベルの太さは3.5mm~24mm幅

 

↑ギフト用や収納用などさまざまなテンプレートを用意。自分だけのオリジナルラベルも作成できる↑スマホアプリにはギフト用や収納用などさまざまなテンプレートを用意。自分だけのオリジナルラベルも作成できる

 

実際に使ってみて驚いたのは、‟テープの種類の豊富さ“です。本体にセットするテープの種類によって、完成したラベルの雰囲気もガラリと変わります。「マスキングテープ」は無地や柄などが20種類以上、「おしゃれテープ」は8種類あります。シールのほかにも、リボンとして使える「りぼんテープ」や、アイロンで衣類などに貼り付けられる「布テープ」など、さまざまな場面で活用できるテープがたくさん揃っているんです。

 

プレゼントボックスを作ってみよう

今回のワークショップは、「お世話になったあの人に『ありがとう』を贈ろう!」と題した、ブラザーとユーハイムのコラボイベントです。バウムクーヘンで有名なユーハイムがオンライン限定で販売する「やさしいバームクーヘン」のパッケージに、ブラザーの「ピータッチキューブ」とカッティングマシン「スキャンカット」を使ってラッピングしていきます。

 

ワークショップの参加者は女性が中心で、和やかな雰囲気。テーブルの中央に置かれた、ピータッチキューブで作ったラベルとリボンを使って箱をラッピングしていきます。

↑講師は、ピータッチキューブの監修にも携わったラッピングデザイナーの山田てるみさん(正面)↑講師は、ピータッチキューブの監修にも携わったラッピングデザイナーの山田てるみさん(正面)

 

まずはバウムクーヘンの白い箱に、花柄の厚紙を貼ります。リボンを選び、箱に貼った厚紙の端に乗せるようにセットします。

↑白いリボンとピンクゴールド系のリボンを選択。ラッピングするときは、右下に「Juchheim」の文字が来るように包むのがラッピングのルールとのこと↑白いリボンとピンクゴールド系のリボンを選択。ラッピングするときは、右下に「Juchheim」の文字が来るように包むのがラッピングのルールとのこと

 

同じように、ピンクゴールドのリボンを縦に貼り付け、短くカットしたリボンを交差する場所に置きます。ここで、ピータッチキューブのラベルが登場。

↑「HEARTFUL PRESENT Thank you」と書かれている。左から、プレミアムシルバー、プレミアムホワイト、マットブラック。プレミアムシルバーとプレミアムホワイトは、ラメでキラキラしているので贈り物にもぴったり。ブラックを使えば印象が引き締まる↑「HEARTFUL PRESENT Thank you」と書かれている。左から、プレミアムシルバー、プレミアムホワイト、マットブラック。プレミアムシルバーとプレミアムホワイトは、ラメでキラキラしているので贈り物にもぴったり。ブラックを使えば印象が引き締まる

 

私はプレミアムホワイトのラベルをチョイスしてみました。

↑交差したリボンの上にラベルを貼ることで、すべてをまとめて接着できる↑交差したリボンの上にラベルを貼ることで、すべてをまとめて接着できる

 

紙とリボンを切って貼って、ラベルを添えただけで、より気持ちのこもったプレゼントに仕上がりました。ひと手間を掛けるって大事ですね。上品な仕上がりにも大満足です。

 

プチギフト用のラッピングにも使える

もうひとつ、プチギフト用に使えるちょっとしたアレンジ術も教えてもらいました。こちらはとても簡単で、すぐにでも真似できちゃいそうです。

↑プレミアムシルバーのラベルを選択。クッキーのプレゼント用なので、「sweets」と書かれたデザインを使用。双葉の形に切り抜かれた緑の紙は、カッティングマシンの「スキャンカット」で切り抜いたもの↑プレミアムシルバーのラベルを選択。クッキーのプレゼント用なので、「sweets」と書かれたデザインを使用。双葉の形に切り抜かれた緑の紙は、カッティングマシンの「スキャンカット」で切り抜いたもの

 

やり方は、双葉の紙を封筒の上部にセットして、上からラベルを貼ったら完成。10分とかからず出来上がるのに、かわいい仕上がりなので受け取った方はうれしくなっちゃいますよね。

↑完成したラッピング。クッキーや飴などのプチギフト用(左)、バウムクーヘンなど大きなギフト用(右)

 

実際に2種類のラッピングをしてみて、簡単に楽しく、かつおしゃれにプレゼントを飾ることができました。これなら塩コショウなどのキッチン小物をかわいく見せたり、パーティーに出す紙コップにひと工夫できたりと、ビジネス用途だけでなく普段使いで活躍すること間違いなしですね。

 

ほかにも参考にしたいラッピングのサンプルが展示されていたのでご紹介します。リボンテープを使ったラッピングは、見た目も華やかでプレゼントにピッタリ。また、お祝い袋には透明ラベルを貼ることで、簡単にアレンジできます。

↑粘着面のないリボンテープに文字や柄を印刷することも可能。リボンテープは、ネイビーブルー(左)とワインレッド(右)の2種類↑粘着面のないリボンテープに文字や柄を印刷することも可能。リボンテープは、ネイビーブルー(左)とワインレッド(右)の2種類

 

 

↑透明テープを使えば、お祝い袋にかわいいイラストや文字を入れられる↑透明ラベルを使えば、お祝い袋にかわいいイラストや文字を入れられる

 

手ではできない複雑なデザインも「スキャンカット」ならおまかせ

今回のラッピングで使用した「スキャンカット」は、切り抜きたい模様をスキャンして、外形をそのままくり抜いて模様をカットしてくれるアイテム。手では作れない複雑な模様も、スキャンカットを使えば簡単に作れるんです。

↑価格は約8万円。カッティングマットにセット。紙以外にも、布やプラスチック、ステッカーなどが切れる↑「スキャンカット」の価格は約8万円。紙以外にも、布やプラスチック、ステッカーなどが切れる

 

使い方はシンプルで、ディスプレイをタッチして内蔵されている模様や自分で作成したデータを選ぶだけ。1000以上の模様と、15種類のフォントが内蔵されています。

↑ピータッチキューブのラベルとスキャンカットでくり抜いた紙でアレンジ。裏に写真を貼って、メッセージカードとしてプレゼントするのもよさそう↑ピータッチキューブのラベルとスキャンカットでくり抜いた紙でアレンジ。裏に写真を貼って、メッセージカードとしてプレゼントするのもよさそう

 

1台持っていれば活躍すること間違いなしの「ピータッチキューブ」。お誕生日やお祝いごとのプレゼントで、ピータッチキューブを使ってラッピングをしてみてはいかがでしょうか。

ラベルライターのイメージを覆し大ヒット! ブラザー「ピータッチキューブ」新モデルは“一家に一台”レベルに進化

ブラザー工業は、専用のスマホアプリでラベルが作成できるラベルライター「P-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)」の新モデル「PT-P710BT」を2月中旬に発売します。従来モデルが対応する最大テープ幅12mmに、太めの24mm幅が新たに加わることで、デザインの幅がさらに広がっていることが特徴。実売予想価格は1万2500円(税抜)です。

 

スマホで接続して簡単に印刷

P-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)は、おしゃれなラベルシールを作れるラベルライター。ラベルライターといえば、小さなキーボードが付いた事務用品のイメージが強いですが、ピータッチキューブにはキーボードがありません。

↑新モデル「PT-P710BT」(左)と従来モデル「PT-P300BT」(右)。ぱっと見ではラベルライターには見えないシンプルでかわいらしい見た目↑新モデル「PT-P710BT」(左)と従来モデル「PT-P300BT」(右)。ぱっと見ではラベルライターには見えないシンプルでかわいらしい見た目

 

今回発表されたPT-P710BTは、2016年10月より販売しているPT-P300BTの上位モデルとなります。本体サイズは128×67×128mmで、重さは約640g。従来モデルよりひとまわり大きくなりました。カラバリはホワイトのみです。

↑対応テープ幅は、3.5、6、9、12、18、24mm↑P710BTの対応テープ幅は、3.5、6、9、12、18、24mm

 

使い方は簡単で、印刷したいラベルを本体にセットして、スマホで専用アプリを開きます。Bluetoothで本体に接続すれば準備完了。テンプレートから印刷したいデザインを選び、文字を入力して「印刷」をタップすると印刷が開始されます。

 

最大24mm幅だから文字が見やすい

「PT-P710BT」のいちばんの進化点は、対応するテープの太さが12mmに加えて、24mmにも対応したことです。

↑新たに加わった24mm幅↑新たに加わった24mm幅

 

従来の12mm幅では、ラベルの文字が見づらいなど、デザインや文字の見やすさに課題がありましたが、ラベル幅が太くなったことで、文字がぐっと見やすくなっています。

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さらに、従来は「整理収納」「書類整理」「ネーミング」「ギフトラッピング」の4つのカテゴリのテンプレートに加え、ロゴや画像などを挿入できる「ショップラベル」と、QRコードを添付できる「シェアラベル」のカテゴリが追加されました。「ショップラベル」では、家庭だけでなく小売店でも活用しやすくなり、「シェアラベル」では、画像や動画を友人や家族と共有して楽しむことができるようになります。

↑ラベルの幅が倍になり、その分文字も大きく見やすくなった↑テンプレートも追加された

 

QRコードに対応でいつでも簡単にシェアが可能

新しく対応した「シェアラベル」とは、印刷されたQRコードを読み込むことで、紐づけされているURLや画像、動画をスマホで見られるラベルです。

↑「Dropbox」にデータをアップするだけで、作成したQRコードから誰でもデータを確認できる↑「Dropbox」にデータをアップするだけで、作成したQRコードから誰でもデータを確認できる

 

例えば、結婚式のあとに、その日に撮影した写真や動画を紐づけたQRコードを新郎新婦に渡すのもよさそうです。作る手間はそこそこに、もらうとうれしいちょっとしたプレゼントになります。

↑QRコードを読み取ると、QRコードが貼られた写真と同じ状況でこどもが遊ぶ動画が再生された↑QRコードを読み取ると、QRコードが貼られた写真と同じ状況でこどもが遊ぶ動画が再生された

 

おしゃれラベルの活用方法を紹介

続いて、“収納”“カフェ”“美容系サロン”などジャンルの異なる4人のプロが登壇し、実際にピータッチキューブを使用した活用例を紹介しました。衣装ケースや調味料、お菓子のラッピングにラベルを貼るなど、ラベルひとつにこだわるだけで、インスタ映えにも繋がりそうです。

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登壇したのは、整理収納アドバイザーの小林尚子さん、佐奈栄学園カフェズ・キッチン 学園長の富田佐奈栄さん、uka 恵比寿三越店 リードヘアスタイリストの宮城亜耶乃さん、ブラザー工業 ラベリング&モバイルソリューションズ事業 事業企画部商品企画グループ 伊藤みずえさんの4人。

↑お菓子の袋に貼ればお店のラッピングのようになる↑お菓子の袋に貼ればお店のラッピングのようになる

 

↑マスキングを貼ったような、手書き文字ではないおしゃれ感がでる↑マスキングテープを貼ったような、手書き文字ではないおしゃれ感が出せます

 

↑ゴールドのラベルに印刷。かわいい仕上がりで早速使いたくなる↑ゴールドのラベルに印刷。かわいい仕上がりで早速使いたくなる

 

↑テンプレートからデザインを選択↑テンプレートからデザインを選択するだけでOK

 

市場としては年々減少傾向にあるラベルライターですが、従来のイメージを覆したオシャレなラベルが作成できる「ピータッチキューブ」は、これまでにない新たな市場を開拓してヒットしました。24mmの太ラベルに対応した新モデルの登場で、さらに活躍の場が広がりそうです。