3000円でよさげなリケーブルが買えるだと!? 2.5mm/4.4mmバランス端子も選べるKINERA「CD001」

イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホンは、独占販売モデル「KINERA(キネラ)」ブランドのMMCX交換ケーブル「CD001」を2月10日に発売しました。ラインナップは、一般的な3.5mm端子と、2.5mmバランス端子、4.4mmバランス端子の3モデル。価格はいずれも2980円です。

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CD001シリーズは、3000円台ながらダイナミック型とBA(バランスド・アーマチュア)型のドライバーを搭載したハイブリッド型イヤホン「Bd005E」に最適な交換ケーブル。ケーブル交換による音質の変化が楽しめるほか、手軽にBd005Eをバランス化することができます。

20170502-i02 (1)↑Bd005E

 

↑使用イメージ↑使用イメージ

 

ケーブルの線材には4芯シルバーコーティングワイヤーを採用し、主に高域再生の向上が図れるとのこと。また、金メッキ真鍮製のジャックとアルミ合金を使用したMMCX対応ピンを採用し、約3000円というお手軽な価格ながら、高級感のある外観となっています。

20180213-i01 (2)↑美しい銀色の線材が特徴

 

手ごろな価格の交換ケーブルですので、初めてのリケーブルやバランス化にオススメ! 汎用性の高いMMCX端子を採用しているので、Bd005E以外のイヤホンにも使えます。

 

 

クラシックやジャズを聴くならコレ! GLIDiCのこだわりが詰まったハイレゾ対応イヤホン「SE-9000HR」

スマホなどのモバイルデバイスでのリスニングに特化したオーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」から、ワイヤードイヤホンSEシリーズのハイエンドモデルとして「SE-9000HR」が登場した。従来の「SE-5000HR」と「SE-1000」に加え、同シリーズはエントリー・ミドル・ハイエンドの3モデルでの展開となり、予算や音質へのこだわりに応じて好みの製品を選びやすくなった。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑GLIDiC「SE-9000HR」(1万9800円)

 

ハイエンドにふさわしいこだわりの設計

SE-9000HRの製品コンセプトは「極み。最良の答え」。シリーズ共通のデザインコンセプトはそのままに、ハイエンドイヤホンの複雑になりがちな内部構造を独自の視点で見直して最適化したのが「SE-9000HR」というわけだ。

 

それだけにそのスペックは最上位モデルに相応しい贅沢なものとなっている。GLIDiC初となるダイナミック型のデュアルドライバー構成とし、中低域用に10mm径フルレンジを、高域用に6mm径ツイーターを同軸上に配置した新開発「Phase Matching Coaxial Driver」を搭載。これによって音色を揃えるとともに、マルチドライバーに発生しがちな音の位相差を限りなく“ゼロ”に近づけた。また、ネットワーク回路を2つのドライバーに搭載したことで、それぞれのドライバー同士の干渉を抑えることに役立っていることも見逃せない。もちろん、ハイレゾ音源の再生にも対応している。

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筐体はSEシリーズで共通とする金管楽器をモチーフとしたデザインを踏襲。アルミ素材にブラスト加工を施すことで光沢を抑える一方で、特にアウター側はダイヤモンドカットと鏡面加工により、イヤホン装着時にアクセントとなるようにデザインされている。この辺りはかなり高級志向といっていい。

↑耳元でキラリと光るダイヤモンド加工と鏡面仕上げが施されている↑耳元でキラリと光るダイヤモンド加工と鏡面仕上げが施されている

 

また、「遮音性と装着性にこだわるユーザーにも満足してもらえるように」(開発担当者)と、XS/S/M/Lの4サイズのシリコン製イヤーピース以外に、Comply製ウレタンイヤーピース(Ts-500M)を付属した。

 

ケーブルにはMMCX端子を採用し、ケーブルが傷んでしまった際には交換も可能。このケーブルにもこだわりを詰め込んでおり、素材には高純度4N OFC ケーブルに銀コートを施したものを使用。左右のクロストークを改善すべく、L/Rのグランド線を分離した4芯構造に、スマホ使用時のマイク/リモコン信号用としてもう1本の線材を加えた5芯構造の「Noiseless Hybrid Wiring」を採用している。リモコン付きケーブルは、どうしても音質の面では一般的なケーブルに劣るというイメージを覆す、モバイルデバイスに特化したGLIDiCらしいこだわりといえよう。ケーブル長も、一般的な1.2mではなく、スマホユーザーに最適な1.1mとしている。

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↑MMCX端子を採用しておりリケーブルも容易↑MMCX端子を採用しておりリケーブルも容易

 

落ち着いた響きの大人っぽいサウンド

そのサウンドについて開発担当者に伺ったところ、「コンサートホールで聴いているかのような奥行きと広がりを楽しんで欲しい。個人的にオススメのソースはクラシック」と話していた。そこで、まずはクラシック系の音楽から試聴してみた。

 

サウンドの印象を一言で表現すれば、落ち着いたゆったりとしたもの。これまでのSEシリーズは、少し中高域の明瞭感に振った印象だったが、それとは傾向を大きく変えたように思う。オーケストラを厚みのある低域をしっかり再現しながら中高域の管楽器系を高らかに響かせる。音場の広がりも十分ありながら音はしっかりと定位しており、臨場感を味わうにも十分な体力を発揮してくれる。まさに狙い通りのサウンドが出来上がったといっていいだろう。

 

一方でポップス系を聴いてみると、低域の量感がたっぷりあるもののキレは今ひとつの印象で、ポップスを聴くにはもう少し明るいキャラが欲しくなるかも知れない。その意味では従来モデル(「SE-5000HR」「SE-1000」)の方がポップス系の音楽にはマッチしているようにも思う。しかし、女性ボーカルなどはしっとりとした心地良い響きとなるので、ジャズを少し大人っぽい雰囲気で聴きたいときなどにマッチするサウンドとして楽しめそうだ。

 

また、この音作りは長時間聴いても聴き疲れが生じにくいという側面も持つ。幸い本機にはComply製ウレタンイヤーピースを付属しており、これを使えば耳あたりもグンと向上し、フィット感としても長時間使用に耐え得る仕様となっている。従来製品では少しキャラクター的に軽さを感じた人もいただろう。本機の登場により、SEシリーズ全体としてより幅広いユーザー層に対応できるようになったのは確かだ。

 

これなら買えそう! GLIDiCから1万円を切る完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5000」登場

ソフトバンク コマース&サービスが展開するオーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」から、左右分離型の完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5000」と、究極のハイクオリティサウンドを追求したハイレゾ対応リケーブルイヤホン「SE-9000HR」が登場した。

20171117-i04 (6)↑完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5000」

 

取扱店はSoftBank SELECTION取扱店(一部店舗を除く)およびSoftBank SELECTION オンラインショップで、いずれも12月1日より発売される。価格はオープンだが、SoftBank SELECTION オンラインショップでの販売価格はTW-5000が9864円、SE-9000HRが1万9800円を予定(いずれも税込)。

 

11月15日の発表会では、ソフトバンク コマース&サービスからコンシューマ事業本部商品本部ME部 部長の石川純二氏、同事業本部コミュニケーション部 部長の岩永公就氏が登壇し、各製品の説明を行った。

20171117-i04 (2)↑ソフトバンク コマース&サービスの石川純二部長

 

1万円を切る完全ワイヤレスイヤホン

TW-5000は、GLIDiC初となる完全ワイヤレスイヤホンで、製品コンセプトは「すべての煩わしさからの解放」。その実現のために採用したのは、有機的な曲線を描きながら長時間使用での耳へのストレスを軽減し、優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」と呼ばれる新形状だ。カラーはホワイトとブラックの2色を用意し、その質感もフタと収納部をぞれぞれグロスとマットの異なる質感で仕上げられている。

20171117-i04 (5)↑カラーはブラックとホワイトの2色

 

接続のためのBluetooth規格はVer.4.2に準拠し、左右イヤホンの接続もBluetoothで行われている。完全ワイヤレスイヤホンはBluetoothの電波が混線すると途切れてしまうことが多いが、石川氏によれば「100%途切れないわけではないが、携帯電話でも採用している筐体樹脂の中にアンテナを埋め込む方法を使って接続性を高めている」と説明している。

 

ドライバーユニットは6mm径のダイナミック型で、コーデックは高音質を重視したSBCとAACに対応。特に音作りは「ボーカルが際立つクリアな高音と豊かな中低音域を実現した」(石川氏)とのことで、実際に試聴してみるとカジュアルな雰囲気のサウンドだが、聴きやすいマイルドな音作りと感じた。

 

注目はその操作系だ。イヤホン側面のロゴマークの部分がボタンとなっており、この操作で音楽再生/通話や、音量調整、曲送り/戻しを可能としている。イヤホン内にはマイクを搭載してハンズフリー通話にも対応し、騒がしい環境下でもクリアな通話を可能にするMEMS(高感度小型マイク)とデジタルエコーキャンセリングを搭載した。

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充電用ケースはジュエリーケースのようにも見える正方形でコンパクトなもの。フタは片手でもスムーズに開閉できる造りとなっていて、イヤホンが収まる左右部分は深い窪みを作って取り出しやすい配慮がなされいる。また、無駄なバッテリー消費を防止するため、ケースから取り出せばイヤホン本体の電源が自動でオンになり、収納すると自動でオフになる設計も見逃せない。

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なお、イヤホン本体の連続使用時間は約3時間で、充電用ケースは約2回分の充電ができるバッテリー容量を持つ。充電はmicroUSB(Bタイプ)端子で行い、充電時間は本体が約1.5時間、充電用ケースが約2時間となっている。

 

リケーブル対応のハイエンドイヤホンも

一方のSE-9000HRは、GLIDiCブランドが展開するワイヤードイヤホンSEシリーズの最上位モデルとして位置づけられる。製品コンセプトは「極み。最良の答え」。同社が以前から採用してきた筐体に金管楽器のイメージを踏襲し、ハイエンドモデルとして究極のハイクオリティサウンドを追求した。

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SE-9000HRは、GLIDiC初のデュアルドライバー構成を採用し、中低域用に10mm径フルレンジ、高域用に6mm径ツィータのダイナミックドライバーを同軸上に配置した「フェーズマッチング・コアキシャルドライバー」を搭載。マルチドライバーにおける音の位相差をなくすことで、理想的な点音源を実現する独自の設計とした。

20171117-i04 (11)↑GLIDiC初のデュアルドライバー構成とし、ドライバーを同軸上に置くことで位相差を限りなくゼロに

 

なかでも注目なのは、オーディオ信号とマイク/リモコン信号を完全に分離した新たな構造設計に基づき、高純度 4N OFC ケーブルに銀コートを施した「ノイズレス・ハイブリッドワイヤリング」を採用したこと。ケーブル上にはマイク/リモコン機能も備え、モバイルのためのオーディオとしての使い勝手と、ノイズの少ないクリアなサウンドを両立させている。

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石川氏によれば、そのサウンドは「コンサートホールにいるかのような奥行きと広がりを重視した」という。会場で試聴した印象は、全体として大人しめの音作りに感じたが、レンジ感が広くヘッドホンで聴いているような気がしない。特にハイレゾ音源を聴いたときの緻密さは最上位モデルらしいサウンドを実現していると感じた。

 

ケーブル端子には、イヤフォン交換ケーブル用端子のスタンダードになりつつある「MMC端子」が採用され、本イヤホンの発売に合わせてスペア用ケーブルも準備されるという。ケーブル長はスマートフォンユーザーに最適な長さを研究し、「短か過ぎず長過ぎず」(石川氏)の1.1mとした。また、遮音性と装着性へのこだわりにも配慮して、イヤーピースにはXS/S/M/Lのシリコン製イヤーピースのほか、Comply製ウレタンイヤーピースも付属させている。

20171117-i04 (12)↑ケーブルは交換が簡単に行えるMMCX端子を採用

 

新たに2機種が追加されたことにより、GLIDiCブランドの製品は合計7機種に拡大。有線タイプのイヤホンや、ワイヤレス機種、ノイズキャンセル搭載モデルなど充実したラインナップで、ユーザーの選択肢はますます広がったといえる。

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業界初! ノズルを変えて3種の金属の響きの違いを楽しめるハイレゾ対応イヤホン「SOLIDEGE 01/02 inner」

JVCケンウッドは、JVCブランドより、「CLASS-S」シリーズのハイレゾ対応イヤホン「SOLIDEGE 01 inner(HA-FD01)」と「SOLIDEGE 02 inner(HA-FD02)」の2モデルを11月下旬より発売します。実売予想価格は、HA-FD01が4万円前後、HA-FD02が2万8000円前後。

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今回発売される2機種は、同社のハイエンドシリーズ「CLASS-S」の新モデル。ソリッドなデザインと高解像でキレのあるサウンドをコンセプトとする「SOLIDEGE(ソリデージ)」シリーズをさらに進化させ、クリアで伸びのある音を実現するフルステンレスボディに、「DLCドームデュアルカーボン振動板」を搭載した新開発の「D3ドライバーユニット」を搭載。カーボンコーティングしたPET振動板にDLC(ダイアモンドライクカーボン)をコーティングしたPENドームを組み合わせ、振動板の外周部には適度なしなやかさを、中央のドーム部には高い強度を持たせ、音楽を細部まで描写します。また、新設計の「アキュレートモーションエアダンパー」により、振動板の正確な動きを実現します。

20171102-i05 (1)↑SOLIDEGE 01 inner(HA-FD01)

 

↑SOLIDEGE 02 inner(HA-FD02)↑SOLIDEGE 02 inner(HA-FD02)

 

ケーブルはMMCXに対応し、脱着や交換のほかバランス接続も可能。ノズルが360度回転する「ファインアジャスト機構」によりノズル角度を任意に調整可能で、通常掛けと耳掛けの2つのスタイルに対応します。

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プレミアムモデルの「SOLIDEGE 01 inner」では、ノズルの交換により音色のカスタマイズが楽しめる「Jマウントノズル交換システム」を採用。業界で初めて「チタニウム」「ブラス」「ステンレス」の3種の交換用ノズルを付属し、好みに合わせて各金属の音色の違いを楽しめます。

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このほか、オーディオファンに支持されている同社のイヤーピース「スパイラルドット」を進化させ、業界初の新素材「SMP iFit」を採用した「スパイラルドット+(プラス)」を付属。自然な装着感とにごりを抑えたサウンドを実現しています。

 

また、2モデルを含むMMCX対応のイヤホンをワイヤレス化できるワイヤレスオーディオレシーバー「SU-ARX01BT」(実売予想価格2万2000円)も11月上旬より発売。独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」をBluetooth無線技術に最適化して搭載しており、デジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を再生成し、ワイヤレスでありながらハイレゾ相当(192kHz/24bit)の高音質再生を実現します。コーデックはSBC、AAC、aptXに対応。内蔵バッテリーにより最大7時間再生が可能です。

20171102-i05 (3)↑「SU-ARX01BT」

 

【SPEC(HA-FD01/02)】
型式:ダイナミック型
ドライバユニット:直径11mm「D3 ドライバーユニット」
インピーダンス:16Ω
音圧感度:103dB/mW
最大入力:200mW
再生周波数帯域:8Hz~52kHz
コード長:約1.2m(Y 型/MMCX対応)
プラグ:直径3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ(FD01 ストレート型、FD02 L 型)
質量:約20g(ケーブル含まず)