【保存版】誰でもできるカーペットの簡単メンテナンス術! シミ/焦げ/穴の対処、パイルの起こし方

カーペットについてしまったシミやゴミは、気になっていてもなかなか修正できないもの。本稿では、穴や焦げあとの対処法、シミ抜きの方法、寝てしまったパイルの起こし方など、自宅で簡単にできるカーペットのメンテナンステクニックをご紹介します。

【関連リンク】

【保存版】フローリングの簡単メンテナンス術~~キズ・凹みの補修からワックスやニスの扱い方まで

 

その1:付着物に合った洗剤でシミを抜く

シミがついてしまったら、まず付着物が水性なのか油性なのかを確認しましょう。水性には水を、油性にはベンジンを使って判別してから、付着物を落とします。

 

Step 1.シミを判別する

ティッシュを丸めて軽く水を含ませ、シミにあて、色がついたら水性のシミ。ベンジンを使って落ちるのは油性のシミ。軽く押しあててシミを移します。

 

Step 2.乾いたティッシュをあてる

乾いたティッシュで吸い取る。取れるまで手順を繰り返し、落ちなければ住宅用洗剤、洗濯石鹸、中性洗剤の順に、水で薄めてシミを落とします。

 

Step 3.水を含ませて拭く

汚れが落ちたら、カーペットに染み込んだ洗剤を落とすために、キリ吹きなどで湿らせて拭き取ります。あとは窓をあけて自然乾燥させます。

 

【もしガムをついてしまったら……】

氷とガムテープで取る

時間がたって取れにくくなったガムは、まず氷で冷やし硬化させて取ります。残ってしまったら、ガムテープをあててはがします。

 

その2:焦げあとをパイルで埋める

タバコなどで焼け焦げたあとは、薄いものであれば硬いブラシでこすれば目立たなくなります。溶けて硬くなってしまったものは、次の方法でパイルを埋めると目立たなくなります。

<主な道具>

布用接着剤

 

カッター

 

Step 1.焦げあとの状態の確認

化学繊維のカーペットが焦げると、その部分が溶けて硬くなります。

 

Step 2.焦げあとを削る

カッターの刃先を使って、焦げた部分を削り落とします。

 

Step 3.パイルの繊維を削る

カーペットの目立たない場所を選び、カッターの刃を寝かせて繊維を削り取ります。

 

Step 4.接着剤をつける

布用接着剤を焦げあとの穴につけます。少し多めに塗ること。

 

Step 5.繊維を穴に埋める

削り取った繊維を毛玉にして、穴に埋めます。指先で軽く押さえて、周囲となじませます。

 

完成!

ループを再現することはできませんが、補修した部分が小さければ、ほとんど目立ちません。

 

その3:蒸気でパイルを起こす

カーペットのパイルが寝てしまったときは、蒸らして、ブラッシングをします。毛の硬いヘアブラシを使ってみてください。

 

Step 1.柔軟仕上げ剤を塗る

水でうすめた柔軟仕上げ剤を、凹んだ部分に塗ります。繊維をふんわりさせる柔軟仕上げ剤の機能を利用。塗り終えたらしばらく放置します。

 

Step 2.アイロンをあてる

凹んだ部分に濡れタオルを置いて、アイロンであたためて、蒸らします。強く押しつけると、かえってパイルが寝てしまうので気をつけます。

 

Step 3.バイルを起こす

歯ブラシを使い、根元から起こすようにブラッシングする。Step 2と3を繰り返すと目立たなくなります。最後は自然乾燥させます。

 

 

その4:穴があいてしまったらパッチで部分補修をする

カーペットの大きな穴は、部分的に切り取って、同じ大きさのカーペットでパッチをあてます。パイルの種類にもよりますが、どこを補修したのかわからなくなるほど、きれいになります。

<主な道具>

カッター

 

ガムテープ

 

両面テープ

 

定規

 

カーペット

 

Step 1.穴の状態を確認

これは部分接着で固定したカーペット。穴があいて床が見える。下地材の上にカーペットを張るフェルトグリッパー工法では、下にフェルトが見える。

 

Step 2.同じカーペットを用意する

同じ色柄のカーペットを、穴が隠れる大きさにカットし、ガムテープを四方に張ります。同じものがない場合は、家具の下など目立たない場所から切り取ります。

 

Step 3. 2枚重ねて切る

穴の上に手順02を重ねてガムテープで固定。定規をあてて2枚一緒にカッターで切る。定規は幅が広いほうが使いやすいです。下地をキズつけたくない場合は、下にカッティングマットなどを敷く。切り取ったら、穴のあいたカーペットを取り除けます。

 

Step 4.両面テープを張る

下地に両面テープを張ります。4辺をしっかり固定できるサイズを張って、はく離紙をはがします。

 

Step 5.切れ端をはめ込む

重ねて切ったものをはめ込み、手でしっかり押さえて密着させます。最後に境目の毛並みをブラシなどで整えれば完成!

 

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【DIY】お部屋改造なら「壁紙」がおすすめ!! 手間なし&イメチェン効果、抜群

壁紙は張るだけで、簡単に最高のリフォーム効果を発揮できる素晴らしい素材。手間をかけずに部屋をイメチェンしたいという人にぴったりです。ここでは、実際どう壁紙を張り替えるのか、その方法をご紹介しましょう!

 

Before

After

 

壁紙には、無地や柄物などデザインの違い、あるいはビニールや織物などの素材の違いなど、選ぶのに苦労するほど種類が豊富にあります。施工の簡単さで選ぶこともできます。ここではのりを壁紙につけて張るタイプを紹介していますが、はじめから壁紙の裏に生のりが塗ってあるタイプや裏が粘着シートになっているタイプもあります。初めて壁紙張りに挑戦するのなら生のりタイプがおすすめです。

 

壁紙張りは準備が重要

【01】よい作業をするには養生が大切

施工場所の周囲にのりがつかないよう、床面などをブルーシートとマスキングテープで養生します。

 

【02】壁紙専用の水性のりを作る

バケツに水を用意してのりを作ります。使用するのは壁紙専用の水性のりで、張り直しが簡単にできます。

 

【03】のりは仕込みが重要

のりがなめらかになるまでかき混ぜます。のりは前日夜から仕込んでおくとしっかりとした粘りが出ます。少なくとも水と混ぜて1時間は置いておきたいところ。

 

【04】1枚分の範囲だけのりを塗る

ローラーバケで壁にのりを塗ります。まずは壁紙1枚分の範囲を、指でこすると筋がつくくらいたっぷりと塗りましょう

 

【05】コーナーや狭い場所が重要

塗り残しが起こりやすいコーナーや隅は、ハケを使ってしっかりと塗っておきましょう

 

【06】上下に余裕を持たせて壁紙を張っていく

左から壁紙を張っていきます。壁紙の上下は張る長さより、それぞれ5㎝ほど長くとっておきます

 

【07】撫でバケでていねいに空気を抜く

撫でバケで空気を抜きながら、壁にしっかりと張りつけていきます。撫でバケの動きは、上から下、左から右が基本です。

 

【08】竹ベラで端の部分を押さえる

竹ベラでカット位置をしっかりと押さえ、折り目をつけます。

 

【09】余分な部分をカットする

地ベラを壁に押しつけながら、上端の余分な部分をカッターでカットします。カッターはひんぱんに刃を折って、常に切れ味のよさを保つといいでしょう。

 

【10】1枚目が完了

1枚目をきれいに張ることができました。これを基準に張りすすめていきます。

 

継ぎ目に注意して2枚目を張る

【01】1枚目と柄を合わせて2枚目を張る

続けて2枚目の壁紙を張っていきます。柄の位置をしっかりと合わせるのがきれいに張るコツ。

 

【02】継ぎ目は慎重に

壁紙の継ぎ目はいちばんはがれやすい部分。のりをしっかり塗って、ジョイントローラーで押さえていきましょう。

 

【03】窓まわりの加工

窓まわりはそのまま上から壁紙を張って、余計な部分をあとからカットすればOK。

 

【04】はみ出たのりは早めに拭き取る

のりがはみ出たり汚れたら、すぐに水を含ませたスポンジで拭き取っておきましょう。

 

【05】窓の上下を張る

窓の上下は壁紙を分割して張っていきます。左の壁紙と柄の位置がずれないように注意。このように繰り返し同じ作業が続きます。

 

【06】コンセントカバーをはずす

コンセントプレートは事前にカバーをはずしておき、上から壁紙を張ると仕上がりがきれいになります。

 

【07】コンセントカバーを取りつける

上から張った壁紙に切り込みを入れ、余分な部分をカットします。きれいに壁紙が張れたら、はずしたカバーを取りつけましょう。

 

【08】壁一面が完了。角のカットは慎重に。

角のカットは慎重にこの手順で張り進めていくと、最後の列は右端が余分になります。ここをカットすれば壁一面の施工が完了。

【主な道具】

今回の施工に使用した道具類と一部材料。左上から時計回りに、バケツ、撫でバケ、撫でベラ、ローラーバケ、カッター、ハケ、ジョイントローラー、竹ベラ、フリース壁紙専用の粉のり。

 

【主な材料】

壁紙

色や柄だけでなく、素材の違い、接着方法の違いなど種類は豊富

 

<知っておきたい ワザ&知恵>

気軽に張り替えできるTシャツ感覚の輸入壁紙

壁紙には、輸入壁紙と国産壁紙があるが、DIYリフォームでは輸入壁紙がおすすめ。輸入壁紙は、幅狭(50~60㎝)で施工がしやすく、カラーやデザインが豊富。モダンなデザインから、クラシック、ビンテージと、部屋のイメージを自由自在に変えることができます。

 

なかでも不織布(フリース)壁紙は、丈夫で破れにくく、専用ののりを使えば、はがすこともできるので、賃貸ルームでも施工できます。なお、壁紙がそのまま張れる下地は国産クロス、壁紙、プラスターボードやベニヤなど。砂壁やコンクリートなどはシーラーとパテで下地処理すれば問題ありません。

 

 

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【保存版】ペットのいる家の「リフォーム」全解説!! 壁・床の素材選び~ニオイ・キズ対策まで

家族の大切な一員であるペット。最近ではペットを室内で飼う家庭が多くなっていますが、犬や猫の爪でフローリングや畳などを傷めたり、ハムスターやフェレットが柱を噛んでしまったりと、快適な環境が壊されている場合も見受けられます。けれど、そこでペットを怒ってしまうのはペットにとって大きなストレス。また臭いや汚れ、ノミやダニなどは人にとってもストレスになります。こうした問題を解消するために、人もペットも伸び伸びと暮らせる快適な環境を作るリフォームをしてみましょう。ここでは壁・床の代表的な素材のほか、臭いやキズの補修について紹介していきます。

↑ペットを家族の一員として、お互いに快適に暮らせる環境を作り、ストレスのない暮らしを心がけましょう

 

【①壁材】

人にもペットにも快適な壁材を選ぼう!

ペットによって起こる引っかきキズや汚れなどが目立つ壁。特に猫の場合は爪とぎによってボロボロにされてしまう部材です。壁材を替えることでキズや汚れの補修と予防をし、さらに吸放湿性や消臭、消音効果を上げましょう。

 

その1「クロス(壁紙)」=手軽にリフォームできる経済的な壁材

消臭や抗菌などペット向けに作られたものが販売されています。手入れも簡単なものが多く、水拭きなどですぐに汚れが落ちるものも。キズや汚れが目立ってきたら簡単に張り替えできるのも魅力。「ペット共生用壁紙」などの名称で売られています。

↑人もペットも快適で、手入れも簡単なクロスに張り替えてみましょう

 

【評価】

手入れのしやすさ:普通/キズのつきにくさ:普通/消臭・防臭効果:よい

 

その2「腰壁」=インテリアリフォームとしても効果的

ペットの届く範囲だけのキズや汚れが防げる壁材。壁紙の上から取りつけるだけで、さらに手入れが簡単になります。最近では既設の壁紙の上から簡単に張りつけられるものも販売されています。インテリアリフォームとしても効果的な壁材です。

↑ペットのキズ対策だけでなく、部屋をおしゃれにする効果もあります

 

【評価】

手入れのしやすさ:普通/キズのつきにくさ:普通/消臭・防臭効果:よい

 

その3「エコカラット」=美しい仕上がりと家の中の空気を換える壁材 

ペットのみならずシックハウス対策にも有効な、呼吸する内壁用建材。壁紙とは違う魅力を持ち、優れた脱臭効果を発揮してペットやタバコ、トイレのニオイを大幅にカット。吸湿性にも優れ、湿度を40〜70%に保ちカビやダニの繁殖を抑制、結露の発生も抑えることができる壁材です。

↑さまざまなバリエーションがあり、イメージ通りのコーディネートが可能。LIXILから発売されています

 

【評価】

手入れのしやすさ:よい/キズのつきにくさ:よい/消臭・防臭効果:よい

 

その4「塗り壁」=吸放湿性にすぐれた伝統的な壁材塗り壁

湿気の多い日本では古くから使われてきた代表的な壁材。とくに珪藻土は吸放湿性に優れ、日本の家屋に最適な素材です。最近では環境や健康のほか、自然素材としても注目を大きく集めています。人によい素材ということは、ペットにもよい素材と言えます。

↑幅広いインテリアコーディネートも可能な、伝統的に使われている日本の気候に適した壁材です

 

【評価】

手入れのしやすさ:普通/キズのつきにくさ:よい/消臭・防臭効果:よい

 

【②床材】

床材選びが重要なポイント

ペットの居場所となるリビングや廊下などは、ペットのことを考えた床材選びをしましょう。キズのつきにくさ、掃除のしやすさのほか、マンションなどの集合住宅の場合には、階下への音にも配慮して床材の材質や特性を吟味し、メリット・デメリットを考えたリフォームをするように心がけましょう。

 

その1「フローリング」=今いちばん使われている床材

合板のフローリングの場合、ペットの爪で表面の板がはがされやすいですが、無垢板のフローリングならはがされる心配がありません。フローリング材は塗装面がアンモニアに弱いため、ペットのオシッコによるシミに注意が必要です。また、滑りやすいので、滑りどめのコーティングをしてあげるとよいでしょう。最近では、汚れや水などに強い加工が施されたフローリング材も販売されています。

↑ペットのためにフローリングには滑りどめのコーティングをしてあげたいです

 

【評価】

手入れのしやすさ:普通/キズのつきにくさ:普通/消臭・防臭効果:普通

 

コーティング剤について

床をワックスで手入れするのはペットの健康にはあまりよくないので、ワックスではなくコーティング剤を使いましょう。ペット向けの製品の場合、キズや汚れ防止のほか、滑りをとめて脱臼や腰痛などを防止する効果も持っています。

↑簡単な施工で防滑効果を発揮するペット用のコーティング剤が市販されています

 

その2「コルク」=自然の風合いを持つ床材

天然素材を使用したコルクは断熱性、保温性、衝撃吸収性、吸音性、防音性など、あらゆる面ですぐれた素材。近年では既設の床上に施工できる接着剤不要の製品もあり、手軽にリフォームすることが可能です。また、足触りもやわらかく滑りにくいので、ペットと暮らすリフォームの素材として最適な床材といえるでしょう。

↑人に優しい素材でシックハウス対策として注目され、最近ではペットを飼う人からも注目を浴びています

 

【評価】

手入れのしやすさ:よい/キズのつきにくさ:よい/消臭・防臭効果:よい

 

その3「カーペット」=手軽で簡単に施工できる床材

カーペットは敷くだけで簡単に施工できる身近な床材ですが、掃除に手間がかかることやシミになりやすいなどデメリットもあります。しかし最近では、防音効果や消臭効果、防ダニ加工などを施された製品も多く販売されています。ペットの爪などがあまり引っかからないように、まずは毛足の短いものを選びましょう。

↑インテリアコーディネイトに近いです。しかし、防音効果などのほかペットの健康面にも効果があります

 

その4「クッションフロア」=手軽に模様替えができるシート

保温性、衝撃吸収性にすぐれて水にも強く、一般的には洗面所や台所などに使用されることが多いです。手入れが簡単なのとコストもあまりかからず施工もでき、ペットのいる部屋にも使われることが多いです。適度な弾力性がありますので、ペットの足にもあまり負担がかかりません。

↑一般的には水まわりに使われることが多いです。しかしペットにも向いているため選択する人も少なくありません

 

【評価】

手入れのしやすさ:よい/キズのつきにくさ:よい/消臭・防臭効果:普通

 

その5「タイル」=汚れに強く手入れもお手軽

ベランダや庭などに使用することが多いタイルは、水拭きもできて手入れも簡単。汚れにも強く滑りにくい床材です。屋外で使われることの多いタイルですが、最近では室内で使うことができる製品も多くあります。床暖房との組み合わせなら1年中快適な環境を作ることができます。

↑ベランダや庭など屋外に適した材質ですが、最近では屋内で使用する人も増えています

 

【評価】

手入れのしやすさ:よい/キズのつきにくさ:よい/消臭・防臭効果:普通

【③ニオイ対策ほか】

ニオイ対策、安全対策、キズ補修etc.

最後に、気になるニオイ対策や安全対策について見ていきましょう。人にとっては当たり前でも、ペットにとってはストレスになることもあるので要注意です。

 

その1「ペット用ドア・ゲート」=ストレスのない室内環境を作る

ペットが開けることができないドアは、ペットにとってはストレスの原因。自由に行き来できるペット用のドアを設置してペットのストレスを軽減してあげましょう。また、ペットにとって危険なため入ってほしくない場所にはゲートを設置して、安全を確保することも忘れずに。

↑ドアを加工して取りつけできるペット用ドアは、多数市販されています

 

↑ペットの安全を確保するペット用ゲートも豊富に用意されています

 

ペット専用スペースのススメ

室内でペットを飼う場合、納戸や押入れなどをリフォームし、ペット専用のスペースを作るのもよいでしょう。この場合、注意してほしいのは、濡れたり汚れたりしてもよいようにすることとニオイ対策をしっかりしておくことです。

↑ペット専用スペースでペットの快適な環境を作ってみましょう。人とペットが気持ちよく暮らせる環境を目指しましょう

 

その2「ニオイ対策」=イヤなニオイは退治しよう

 ペットのニオイは動物と暮らす生活で避けることのできない問題。ニオイは慣れてしまうと自分ではなかなか気づかないものですが、ほかの人にはすぐにわかります。そのために換気扇や空気清浄機、消臭剤などを使って対策をします。また、床や壁を脱臭効果のあるものにリフォームすることでも対策できます。

↑換気扇や空気清浄機は相乗効果がでるように設置することを心がけましょう

 

↑消臭剤は置きすぎると嗅覚の鋭いペットには逆効果となるのでほかの対策と併用しましょう

 

トイレの設置場所は?

ペットと暮らすときに誰もが悩むのがトイレの設置場所。ニオイがいちばんきつい場所となるので、湿気の多い場所は避け、消臭剤は必ず置くようにしましょう。さらに効果を高めたい場合は空気清浄機や換気扇の近くに置くのもよいでしょう。

↑消臭対策を施し、空気の流れなども考慮した効果的な設置場所を確保しましょう。人もペットもおいしい空気で快適に暮らしたいです

 

その3「キズの補修」=ペットがつけた小さなキズは自分で補修しよう

ペットがつけた小さなキズは簡単に補修できるものが多いです。キズのついた場所や材質に合わせた補修剤がホームセンターなどで入手できるので、自分で修繕しましょう。建築用クレヨンや車補修用のタッチペンなどはひと塗りするだけで簡単に補修できるリフォーム用品です。キズの補修はDIYの基本中の基本。DIYをしたことがない人は、これをきっかけに始めてみましょう。なお、上から張るだけで簡単にリフォームができる床・壁材も多いです。キズの補修だけでなく、模様替えを兼ねて張り替えるのもよいでしょう。

↑小さなキズやすりキズなどに使用するマニキュアタイプの補修剤

 

↑フローリングや柱などに使用するクレヨンタイプの補修剤

 

↑クロス(壁紙)にあいた画鋲やクギなどの小さな穴やキズに使用する補修剤

 

↑木材のひび割れや、大きな穴などに使用するパテタイプの補修剤

 

 

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壁紙の張り替えサイクルは? 失敗しないプランの立て方は?【DIYリフォームの始め方①タイミング編】

~~DIYリフォームの始め方~~ 第1回:タイミング

 

ずっと同じ家に住んでいると、とこどころ傷みが気になってきたり、大胆にイメージチェンジしたくなったり、ということはありませんか? そんなときは、理想の住まいを手に入れるべく「DIYリフォーム」に挑戦してみましょう!

 

DIYリフォームでいちばん大事なことは、時間をかけて、自分らしいプランを練ることです。リフォームの時期、予算、情報収集、準備と、綿密に計画すれば、成功間違いなし! あれこれ悩んで選ぶのも楽しい作業です。とはいえ、何をどう進めればいいのかわからない……というDIYビギナーに向け、全4回にわたってDIYリフォームの簡単な始め方を解説します。

 

第1回となる本稿では、「タイミング」について取りあげます。

 

【ポイント①】

目的を明確にしてわが家を快適に

DIYリフォームの上手なプランの立て方は、まず初めに家の中の不満をリストアップすることです。「壁紙がすすけてきた」「床がペットの爪跡だらけ」「収納が少ない」など、とにかく日々生活するうえで気になっていることを、思いつく限り書き出すのです。こうしてできたリストを読み返してみると、自分がどんな暮らしをしたいのか、自分にとっての「快適な生活」がハッキリしてきます。

 

「無垢フローリングにしたい」「ヨーロッパ製のドアに交換したい」「天井に古材の梁を取りつけたい」など憧れのインテリアを最優先すると、サイズが合わなかったり、思わぬ出費が発生したり、のちのちのメンテナンスが大変になるなど新たな悩みが生まれる可能性があります。見た目重視で進めるリフォームはとかく失敗しやすいもの。初めてDIYリフォームをする場合は特に気をつけないといけません。

 

まずは目的をしっかり持って、無理のないプランを立てること。そこからがスタートです。

 

【ポイント②】

リフォームの時期を把握しよう

適切な時期にリフォームすることも重要なプランニングのひとつです。壁材や床材にはそれぞれ耐久年数があります。それは、使用環境によって差は出ますが、トラブルが発生する平均年数と考えておけばよいでしょう。たとえば壁紙なら10年で張り替えを考えます。この時期を大幅に過ぎると、劣化が進んでうまくはがれず、あとの処理が大変になります。

※バスルームなどの水のかかる場所やペットを飼っている家では、さらに劣
化が早まります

 

張り替え時期が数年先なら、掃除や補修ですませたり、落ちないシミのある面だけに、安価なペンキを塗ったりして、無駄な出費を省いてもいいでしょう。

 

【ポイント③】

DIYでできること、できないことがある

初めて自分でリフォームするとなると、どんなことができるのか、どこまで施工してよいのか、予測がつかないものです。一戸建ての持ち家なら制約を気にせず塗装やクッションフロアなどの張り替えができますが、たとえば壁を抜く作業は、設計図でもない限り、専門家に相談しないと進められません。

 

また、水道やガス、壁や天井内部の電気配線を工事することは法律で禁じられていて、有資格者でなければ作業ができません。基本的にリフォームできるのは「室内の表面の部分だけ」ということを覚えておきましょう。

分譲マンションには所有者専有部分と、共有部分があり、リフォームできるのは専有部分のみで、コンクリートの床、壁、天井、柱、梁の解体、穴あけ、はつりは禁止されています。室内の壁材の変更はOKですが、床材は防音規定があることが多いので、事前に管理規約を確認し、管理者に問い合わせておきましょう。

 

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平均床面積が日本より狭いイギリスから学ぶ、こじんまりした家で優雅に暮らすための3つの基準

もうだいぶ前のことですが、EC(ヨーロッパ共同体)の報告書に「日本人は兎小屋のような狭い家に住みながら、必死で働く国民である」といった記述があり、物議をかもしたことがあります。非公式の報告とはいえ、日本人を侮蔑する報道に黙ってはいられないと息巻く人も多かったはずです。

 

私もその記事を読んだとき、「いくらなんでも、兎小屋は言い過ぎでしょ? 日本は国土が狭いんだから、仕方が無いじゃないのさ。大きなお屋敷に住むヨーロッパ人と比較して、あれこれ言わないで欲しいもんだ」と、ふてくされながら思ったのですが、実はこれ、なんと誤訳だったそうです。

37275054 - empty apartment with a couple and packing boxes / 3d rendering

 

 

兎小屋を卑下することはありません

ここで言う「兎小屋」とは、フランス語で「Cage a lepins」を逐語訳したからこうなったものの、本来は「都市型集合住宅」を意味するのだそうです。
日本人は都市型集合住宅で暮らし、せっせと働いてきました。

 

私も団地形式の社宅で育ち、父は朝から晩まで働いていましたが、それを恥と思ったことはありません。かと言って、得意にも思っていませんでした。そういうものだと思っていたのです。

 

日本の居住面積は他国に比べて狭いと思ってもいました。こちらもそういうものだと信じていました。ところが、それは間違いだったようです。

 

いくつかの統計によると、1軒あたりの平均床面積は1位はアメリカと、これは思った通りです。日本はといえば、5位にランクイン。特に狭いわけはありません。日本を「兎小屋に住んでひたすら働く国民」と考えたフランスは、なんと7位。私がお城のような家に住んでいると考えていたイギリスにいたっては、さらに低い8位というではありませんか!

 

私が考えているほど、日本の家屋は狭くはなかったようです。

 

こじんまりした家で豊かに暮らすのがイギリス流

イギリス流 小さな家の贅沢な工夫』(井形慶子・著/KADOKAWA/中経出版・刊)には、住居を大切にするイギリス人達の生活が、日本人の著者の視点で綴られています。こじんまりしたイギリスの住宅で賢く暮らそうとする知恵が披露されていて、そこに学ぼうとする思いが満載です。

 

著者の井形慶子さんは、イギリスの暮らしをテーマにした雑誌「mr.partner」を出版する傍ら、イギリスに関するエッセイを数多く執筆してきました。イギリスの住宅事情についても、実際にリフォームを手がけるなど、現地の事情にも精通しています。そんな彼女も言っています。

 

2017年、イギリス住宅の平均床面積は76㎡と日本の95㎡より、はるかに小さく、先進国で世界最小と報じられました

(『イギリス流 小さな家の贅沢な工夫』より抜粋)

 

 

賢く暮らすために

彼女は50才のとき、自らイギリスにフラットを購入しました。それも、ロンドンに。築120年の住宅で、広さは58㎡。小さな寝室が2つある2LDKだといいますから、決して広くはありません。

 

ところが、狭さを感じることなく暮らしているというのです。3~4人のスタッフが長期滞在しても、問題ないというのですから驚きです。是非、その知恵を教えていただきたいと思うのは私だけではないはずです。

 

 

家に対する3つの考え方

日本の住まいというと、常にもう一部屋あったらという不満と共に存在しているような気がしてなりません。そして、とにかく物を捨てて、片付けなくてはという焦りもあります。
少なくとも、私はそうなのです。面目ないですが…。

 

けれども、著者はイギリスで家を持ったことで、次の3つが大事だと気づいたといいます。

 

①家はレイアウトが良ければコンパクトでいい
②家はロケーションが良ければ古くてもいい
③家は広さより眺望

 

この3つを日本で活かすことができれば、快適さを取り戻すことがができるのでしょうか?

 

理想の住まいは自分の手で作ることができる?

上の3項目を胸に、改めて、今暮らしている神戸の家を眺めてみました。すると、私は不満を持ってばかりいて、せっかくの家を台無しにしていたのではないかという反省でしょんぼりしてしまいました。

 

私が住んでいるマンションは、レイアウトは細切れの部屋が多いものの、住み心地は悪くはありません。裏には山が迫っていて、窓からは清涼な空気が流れこんできます。けれども、コンビニに歩いていくこともできます。山の中腹に建っていますから、眺望は抜群です。

 

それなのに私は満足していませんでした。積みあげられた本やDVDと共に生活しているからです。窓を開けるときも、詰まれた書類や本が邪魔で仕方がありません。けれども、これは家には何の罪もないのです。

 

もしかしたら、私は自分の手で、自分の部屋を台無しにしていただけなのかもしれません。もちろん、ここはイギリスではありませんから、イギリスではこうだからの考えに100パーセント従うことはできません。けれども、住宅事情のよくないロンドンでも快適な暮らしができるのですから、私にだってできると考えるだけで、私の家への見方が変わってきたのは確かです。

 

 

リフォームで手に入れるイングリッシュドリーム

著者は若い頃から、リフォームによって住まいを快適に変身ささせてきました。リフォームについても、独特の意見を持っています。

 

たとえば、アメリカンドリームならぬ、イングリッシュドリームは、リフォームによって手に入るというのです。新しい家を買うアメリカに比べ、イギリスでは、古くぼろぼろになった家をリフォームすることによって、あり得ないような高値の家に変身させる人もいるといいます。

 

リフォームによるイングリッシュドリーム――。私がこれまで考えたこともなかった夢の叶え方だといえましょう。日本でも最近、田舎の空き家が問題になっていますから、耐震の問題などをクリアすれば、古い家で快適な暮らしを送ることが可能となるかもしれません。

 

 

イギリス人のイギリス人によるイギリスの暮らし

『イギリス流 小さな家の贅沢な工夫』には、家づくりに関するヒントが満載されています。もう本当に、ぎゅうぎゅうに書いてあります。著者の情熱がほとばしっているようです。

 

加えて、実際に家を辛抱強くリフォームしたイギリス人の具体例が豊富な写真で示されています。ああ、こんな方法もあるのね? 素敵な家具が一つあれば、満足できるわけ? 本には遮音効果があるなんて! と、次々と新しい知識を得ることもできます。

 

自分なりの工夫をこらした家でくつろぐこと。これがこの世の幸せなのかもしれません。もっと自分の家を大切にしなくてはと、心底思うようになった私です。

 

【著書紹介】

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イギリス流 小さな家の贅沢な工夫

著者:井形慶子
出版社:KADOKAWA/中経出版

ヨーロッパで一番小さな家に住む英国人(平均床面積70平米台)に学ぶ家がもっと心地良くなるインテリア&リフォーム。少ないお金で心地良い家を手に入れるには? 年収300万円でも持てる味わいある家。土日で完成! 小さな空間の整え方。都心部に住むなら断然庭付き1Fマンションがお得?! 家がもっと心地良くなるインテリア&リフォーム。

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そのマンションは将来「ヴィンテージ」? それとも「中古」? 分岐点はココにある

■まずはヴィンテージマンションの条件をチェック

「ヴィンテージ」と聞けばワインや車を連想する人は多いはず。歳月と共に円熟味を増して価値を高め、羨望の対象となるモノだが、実はマンションにも同様に「ヴィンテージマンション」が存在する。築年数が経つにつれて価値が下がっていく一般的な中古マンションとは何が違うのだろうか。不動産業界関係者の声を集めると、主な条件は以下のとおりになる。

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(1)築10年以上経過している

(2)坪単価が300万円以上で市場に流通している

(3)専有面積90~100㎡以上

(4)希少な好立地であること。具体的には東京都心の港区赤坂、青山、麻布などの「3A」、千代田区番町、渋谷区広尾など

 

[1]はヴィンテージのイメージよりも「若い」と思われるかもしれないが、これはあくまで目安。実際には築35年~15年ほどのマンションが中心だ。

 

上記[1]~[4]をすべて叶える代表的なマンションが、1986~87年に竣工した渋谷区の「広尾ガーデンヒルズ」である。複数の住宅棟があるなかでも特にヴィンテージ度が高いのが「サウスヒル」という区画。新築分譲時の坪単価は400~500万円台だったのだが、築30年経過した現在、600万円台半ばまで上昇しているのだ。

 

このように資産性に優れたヴィンテージマンションだが、築年数の古いものは注意が必要な場合も。特にキッチンや洗面、浴室などの住宅設備や防音、断熱性能などは、昨今の新築より劣る可能性もある。もちろんリフォームすれば更新はできるが、マンションの管理規約によってリフォームの範囲は異なるため、購入前に調べておきたい。

 

耐震性能のチェックも大切だ。具体的には新耐震設計基準が施行された1981年6月1日以降に建築確認申請がされたマンションかどうかがポイントになる。ただ、仮に建築確認日が1981年6月1日以前だったとしても、マンション管理組合が自主的に躯体の耐震診断を行い、適切な結果が得られていればひとつの判断基準にはできる。2011年3月の東日本大震災でどのような影響があったかを確認するのも良いだろう。

 

■「ヴィンテージマンション予備軍」の条件は?

ただし、ヴィンテージマンションは[2]の坪単価条件からもお分かりのとおり価格が高く、なかなか手が出ないのも事実だ。ならば、将来、できるだけ資産価値が維持される(あるいは上がる)「ヴィンテージマンション予備軍」の中古を購入したいもの。どんな点に注意すべきだろうか。

 

最も大切なのは立地だ。できるだけ駅に近く、遠くても徒歩7~8分までが理想的。駅は東京圏の場合なら、新宿、東京、品川、渋谷などのターミナルに連絡している沿線で、ターミナル駅から15分圏内までが価格を維持しやすい。また、山手線の駅は価格が高い印象を受けるが、大塚~西日暮里間には比較的購入しやすい狙い目のマンションもある。

 

とはいえ、駅近マンションがすべてヴィンテージ予備軍というわけではない。

 

ポイントはそのエリアの近隣住民が憧れ、いつかは住みたいと思う人が多いマンションであること。マンションの価値は買いたいと考える人の数に比例して上がるからだ。人気の度合いを調べるにはインターネットがお薦め。該当する駅名に「マンション」「人気」「中古」といったワードを足して検索すると物件が絞り込むことができ、そのマンションの購入を検討する人たちの掲示板やリサーチサイトなども参考になる。

 

ちなみにエリア内で高い人気を誇るマンションは、やはり、比較的名前の知られたマンション分譲会社・施工会社がつくったケースが多い。そうした物件なら、優れた耐震性能や将来的な水まわりの交換工事をふまえた構造、比較的新しい住宅設備などを採用しており、スペック的にも優れている。

 

以上はハードの視点から見たヴィンテージ予備軍の条件だが、ソフトの体制も重要なチェックポイントになる。

 

ハードがどれだけ優れていても、保守・管理・住民コミュニティ形成など、ソフトを担う管理組合、自治会の活動が低調だと、じわじわと経年劣化は進んでしまう。チェックの方法としては、仲介会社を通じて管理組合の総会の議事録を見せてもらうのが手っ取り早い。議案の本数や内容、課題とその解決策などから管理組合や自治会がきちんと機能しているかが見えてくる。また、分かりやすいところでは、共用部分の整頓や清掃状況、掲示板に貼られた情報の内容などでも、そのマンションのソフトの充実度を測ることができる。

 

良質なハードと、その物件に暮らす人が自分のマンションに愛着を持って、きちんと保守、管理に臨む姿勢。これらがそろっていれば、一般的な中古ではなく、ヴィンテージとして成熟していく可能性はありそうだ。

 

【著者プロフィール】

保倉勝巳

大学卒業後に勤務した編集プロダクションで住宅系媒体での取材、執筆に携わる。以降、リクルートの住宅情報誌「suumo新築マンション」「都心に住む」ほか、この分野の仕事を継続。2007年、何の気なしに応募したら当選し、完走を果たした第1回東京マラソンをきっかけにランニングを始め、時々、都心のハイクラスマンション建築現場を予備取材がてらジョグっている。