「(事業の)存続不可といった状況には全くない」ルンバのアイロボット、公式声明で一部報道に回答

アイロボットジャパンは、3月12日に米国本社より発表された決算報告を受け、一部メディアが同社の事業継続が困難であると伝えたことに対し、「一部誤解を招く報道が見受けられる」として、公式サイトにてコメントを発表。

 

「アイロボットの取締役会が負債の借り換えや売却可能性など、幅広い選択肢の評価を開始したことは事実」としたうえで、「現時点において一部の報道にあるような『企業としての存続不可』といった状況には全くございません。私どもの事業は通常通りであり、当面のビジネス上の義務を果たすのに十分なキャッシュと流動性を保有しており今後もそれを継続して参ります」と伝えています。

ロボット掃除機に意外な活躍の現場があった! 家庭にも取り入れたい最新「ルンバ」の底力

年末の大掃除、普段放置しているところもしっかり掃除して、正月を迎えられたでしょうか? 掃除は「そのうちやろう」と先延ばししてしまいがち。自分だけだとなかなかやる気が起きませんが、そこにルンバがいてくれれば! やる気も上向いてくるかもしれません。

 

毎年恒例となりつつある、アイロボットジャパン合同会社主催の「ルンバのお助け大掃除プロジェクト」が、昨年末も実施。今回の会場は、なんと銭湯! 銭湯にルンバ……一体どういうことなの!? その模様を取材しました。

 

ルンバよ、ありがとう! “銭湯の掃除あるある”をスッキリ解決

「ルンバのお助け大掃除プロジェクト」は今回で2回目。年末の忙しい時期に少しでもロボット掃除機「ルンバ」がお役に立てれば……と、日本国内でルンバを販売するアイロボットジャパン合同会社が企画し行っている取り組みです。2023年末は、神田明神の「煤(すす)納め」をルンバがお手伝いしました。

 

今回の会場となったのは、東京墨田区にある創業75年の老舗銭湯「さくら湯」。すでに1ヶ月ほど前から、脱衣所でルンバを使っているそう。普段の様子をさくら湯の副店長・渡邉羽さんに伺いました。

↑さくら湯の副店長、渡邉羽さん

 

「銭湯の脱衣所は、髪の毛など床にゴミが溜まりやすい場所。これまで一定の時間ごとにスタッフが脱衣所の掃除をしていました。しかし男性スタッフしかいない日だと女湯の脱衣所を掃除できなかったり、朝5時から掃除のためにスタッフが出勤したり、人員不足の課題も……。さくら湯では、1ヶ月ほど前から男女の脱衣所に1台ずつルンバを導入しました。常に掃除してくれているので助かっています。

お客さんからも『今日もルンバが頑張っていたよ!』『ルンバ止まっているよー!』と愛着を持ってくれる人がほとんど。コミュニケーションのきっかけが生まれるようになったのもうれしい効果でしたね」(さくら湯・渡邉さん)

 

大掃除では、人とロボットが賢く役割分担

日頃からルンバが活躍しているのなら! と、今回のプロジェクトにつながったのですね。いつもは、男湯・女湯に1台ずつあるというルンバも、今回は男湯に3台が集結! ビシッとスタンバイしていました。

↑「いつでもやれます!」と言わんばかりの“気迫”を見せる(!?)ルンバ。今回は、ルンバの最新高機能モデル「Roomba Combo 10 Max」(AutoWash 充電ステーションとAutoEmpty 充電ステーション)がスタンバイ

 

ではさっそく、人間とルンバでさくら湯の大掃除をしていきましょう!

ルンバは脱衣所の床を、人間のスタッフはルンバが届かない上部を担当。人間がロッカーの上や換気扇、窓の縁やコードの間に詰まったほこりを床に落とし、ルンバが丁寧に吸い取っていました。さらに、水拭きも披露。吸い取りから水拭きへの切り替え時には、会場内から「おお〜」と歓声があがっていました。

 

↑水拭きを行うルンバ

 

今回使用したモデルは、自動で充電ステーションにゴミを捨ててくれるので、たくさんのホコリを吸っても人の手でルンバ内のゴミを捨てる必要がなくスムーズ。「これ以上ゴミを吸えないよ〜」となれば、ルンバが勝手に充電ステーションに戻り、ブウォーンという音と共にステーション内へとゴミを移し替えます。

↑ステーションへと戻ってきたルンバ。時間にして1分もかからないないうちに再び、床掃除を再開します

 

吸い取りと拭き掃除の2in1のおかげで脱衣所の床はピカピカになり「冬至までに大掃除を済ませたかったんです」と話していたさくら湯のスタッフたちもほっと一安心の様子でした。

 

ちなみにこの日の大掃除には、アイロボットジャパン合同会社のスタッフの中に挽野元(ひきの・はじめ)代表執行役員社長の姿もありました。「浴室はお任せください」とデッキブラシでゴシゴシを清掃。このプロジェクトを次のように振り返りました。

↑アイロボットジャパン合同会社の挽野元社長も、掃除に力が入る

 

「3台のルンバが頑張っている姿をみて、私も気合いが入っちゃいましたね(笑)。我が社の企業哲学として、人とロボットの共生、人の役に立つロボットを開発しています。今回のプロジェクトでも、ロボットに任せられる部分は任せて、うまく大掃除を進められたのではないでしょうか? 脱衣所は、お風呂から上がった人も使う場所。ルンバならちょっと濡れた場所でも使っていただけるので、今後もさくら湯さんの一員として役立ってもらいたいです」(アイロボットジャパン合同会社・挽野社長)

 

家庭の大掃除から普段の掃除にもルンバを

ルンバは銭湯の脱衣所だけでなく、もちろん家庭でも大活躍してくれます。

 

今回さくら湯の大掃除を手伝った「Roomba Combo 10 Max」は、自立型2in1なのでお手入れもルンバ自身でやってくれます。最大60日間分のゴミをステーションに貯めておいてくれるので、部屋の広さにもよりますが、1〜2ヶ月に一度のお手入れでOK。また、スマホから操作できるので、外出先からも起動させることが可能。

 

さくら湯でもお客さんがいない深夜の時間にタイマーをかけて、脱衣所の細かい掃除を任せているのだとか。掃除は「そのうちやろう」と先延ばししているなら、掃除の強い相棒をゲットして、常時スッキリした空間を手に入れましょう。

 

↑冬至が近いこともあり、掃除後はみんなでゆず湯へ。(※撮影時は特別にゆずをそのまま使用したが、営業時はゆずをネットに入れて提供)

 

取材・文・写真/つるたちかこ

ルンバの人気モデルが42%オフ! Amazonプライムデーで「ルンバ j7+」「コンボ j5」などがオトクに買えちゃう

Amazonが7月16日~17日の2日間に開催する、「Amazonプライムデー」。アイロボットはルンバの人気モデル「ルンバ j7+」と「ルンバ コンボ j5」を、衝撃的な価格で投入すると発表していました。

 

とうとう、その価格が明らかに。えっ……半額近いのでは?

 

■ルンバ j7+は42%オフ

 

自動ゴミ収集機(クリーンベース)が付属しているため、掃除機がけだけでなくゴミ捨てまで完了してくれます。「PrecisionVision(プレシジョンビジョン)ナビゲーション」搭載により、目の前にあるコードやペットの排泄物などの障害物を識別して回避するため、散らかった床でも難なく掃除できます。

 

また、ルンバ史上初のユーザー参加型AIロボットなので、使うたびに賢く進化していくのもうれしいポイント。ルンバのなかでも、最高水準のレビュースコア4.4を獲得しています(2024年6月時点)。

 

参考価格:11万8000円
セール価格:6万8200円(42%オフ)

 

■ルンバ コンボ j5は5万円以下に!

 

4月に発売されたばかりのオンライン限定モデル。ダスト容器を付け替えるだけで、掃除機がけだけでなく、水拭き掃除もできます。ルンバ j7+と同様、「PrecisionVision(プレシジョンビジョン)ナビゲーション」を搭載。

クリーンベースは付いていませんが、その分置き場所を選ばないシンプルさがウリです。

 

参考価格:8万9800円
セール価格:4万9800円(45%オフ)

 

いずれも、 7月11日の先行セールから登場しています。ルンバをおトクに手に入れたい方は必見です!

ルンバがAmazonプライムデーに「衝撃的な価格」で登場!? セール対象モデルが決定

Amazonが7月16日~17日の2日間に大セール「Amazonプライムデー」を開催。出品物は例年、半額近い割引率とあって大きな話題になります。アイロボットでも毎年このプライムデーにはルンバの人気モデルを投入していますが、今回の投入アイテムは「ルンバ j7+」と「ルンバ コンボ j5」になるとのこと。いずれも「衝撃的な価格」で登場するというので、7月11日にスタートする先行セールが待ち遠しいですね。

↑ルンバ j7+とルンバ コンボ j5が、Amazonプライムデーに現る!

 

アイロボットは毎年、プライムデーにルンバの人気モデルを投入してきました。2022年にはルンバ i7+を出品したところ、即完売。期間中の売上金額でトップクラスになりました。ルンバ i7+は、ゴミ自動収集機能を持ち、部屋の環境を学習して記憶し、最適なパターンとパワフルな清掃力で家全体をきれいにしてくれるシリーズです。

 

ルンバは例年、プライムデー期間中の「生活家電カテゴリー」内で売れ筋ランキング上位にランクインする人気のアイテム。近年は、自動ゴミ収集機(クリーンベース)つきのハイエンドモデルに注目が集まっています。

 

今回のプライムデーで熱視線を向けられる「ルンバ j7+」も自動ゴミ収集機(クリーンベース)が付属。このほか、「PrecisionVision(プレシジョンビジョン)ナビゲーション」を搭載し、目の前にあるコードやペットの排泄物などの障害物を識別して回避するため、散らかった床でも掃除できます。

↑ルンバ j7+

 

もう一方の「ルンバ コンボ j5」は、今年4月に発売されたばかり。ダスト容器を付け替えるだけで掃除機がけと水拭き掃除を使い分けることができます。ルンバをおトクに手に入れたい人は必見ですね!

↑ルンバ コンボ j5

水拭きもできて3万円台!? 驚異のハイコスパ機「Combo Essential」は何が違う?

この10年でロボット掃除機メーカーは驚くほど増えました。とはいえ、ロボット掃除機は安い家電ではないため「どうせ買うなら知っているブランドのモデルがほしい」と考える人も多いでしょう。世界中で知られているロボット掃除機といえば、アイロボットの「ルンバ」。しかし、ルンバの上位モデルは高性能なだけにどうしても高価格です。

 

そんななか、アイロボットが今年4月から発売したのが「Roomba Combo Essential robot」(ルンバ コンボ エッセンシャル ロボット、以下「Combo Essential」)という製品。この新製品、なんと吸引のほかに水拭きもできるモデルながら、直販価格3万9300円(税込)という驚異のハイコスパモデルなのです。

↑新モデルとなるRoomba Combo Essential robot。本体サイズは直径33×8cmと、上位モデルより数mm小さいです

 

製品写真を見てわかるように、カラーはブラックとホワイトの2色を用意。実は、ルンバシリーズでホワイトを発売するのは12年ぶり! そういった意味でも驚きの製品です。最近は白基調のインテリアも多いだけに、ホワイトを待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか?

 

自動ゴミ収集機能を省いたコンパクトな充電ステーション

とはいえ、水拭き機能搭載ルンバといえば、最上位モデルの「Roomba Combo j9+」が直販価格19万9800円(税込)。16万円以上という価格差の大きさに不安になる人もいるでしょう。それでは、上位モデルとCombo Essentialの違いはどこにあるのでしょうか?

↑こちらは昨年発売されたルンバの水拭きモデル最上位機種「Roomba Combo j9+」

 

ひと目でわかる違いは充電ステーション。いまや、ルンバシリーズのほとんどは、自動ゴミ収集機能を搭載した充電ステーション「クリーンベース」を採用しています。このためゴミ捨ては数ヶ月に一度でOK。最上位モデルのRoomba Combo j9+ともなると、水拭き用の水まで自動で補充してくれます。一方、新製品のCombo Essentialの充電ステーションはシンプルに「充電のみ」。このため、掃除のたびにゴミ捨てが必要です。とはいえ、機能がシンプルだけに、Combo Essentialの充電ステーションはかなりコンパクト。狭い住居の場合は、むしろ使いやすいと感じるユーザーもいるでしょう。

↑シンプルで小さいCombo Essentialの充電ステーション。本体色に合わせてブラックとホワイトの2カラーが用意されています

 

掃除方法も上位モデルとは大きく異なります。ルンバ上位モデルは部屋の間取りを学習して最適な動きをする「賢い掃除」で知られていますが、Combo Essentialは掃除のたびにイチから地図を作る方式。このため「アプリで掃除するエリアや部屋を指定」といった動きはできず、基本的に毎回すべてのエリアを掃除します。掃除するときも「コードなどの障害物をカメラで認識して回避」といった上位モデルが持つスマート機能は搭載していません。

↑間取りの学習はしないものの、掃除後に「どこを掃除したか」をアプリで確認できます

 

↑搭載していない機能はいろいろあるものの、段差センサーなどの安全機能はしっかり搭載。階段から落ちるといった危険はありません

 

コストを考慮してシングルアクションブラシを採用

また、ルンバシリーズの多くは吸引掃除機能に2本のゴム製デュアルアクションブラシを利用しますが、Combo Essentialは毛とゴムを使ったV字型のシングルアクションブラシになりました。ゴム製ブラシのような「たたき掃除」ができないため、Combo Essentialはカーペットでの清掃性能は少々落ちるそう。ただし、Combo Essentialは従来製品より吸引力をアップさせているため、フローリングの掃除は従来モデルと同等あるいはそれ以上の掃除性能があるといいます。

↑Combo Essentialの裏側。中央の吸引口には毛とゴム製のシングルアクションブラシを搭載しています

 

モップの水分量は3段階から選べる

本体内裏面にモップパッドを装着することで、吸引掃除とともに水拭き掃除ができるのもCombo Essentialの特徴です。モップに供給する水分量はエコからウルトラまでの3段階で選べますが、上位モデルのように「カーペットを検知するとモップを持ち上げる」「前後に往復しながらゴシゴシ水拭き」といった高度な機能はありません。このため、カーペットやラグなど、濡らしたくない場所を掃除したいときは、モップパッドを取り外して掃除をすることになります。

↑Combo Essentialを分解したところ。手前左にあるのがモップパッドとパッドを装着するためのプレート。手前右は吸引掃除用のダストボックス兼給水タンク

 

フローリングメインの家庭のエントリー機にオススメ

ここまで「上位モデルにはない機能」について説明しましたが、「水拭きのできるルンバ製品が3万円台」というのはかなり衝撃的。吸引掃除能力もフローリングの掃除だけをみれば上位モデルに負けない性能があるのは魅力です。「水拭きするエリアが選べない」という問題は、水拭きしたいときだけラグを外せばOKですし、そもそもラグやカーペットを配置していない家なら特に気にならないでしょう。

 

ロボット掃除機は、いざ実際に導入すると「我が家の生活スタイルには合わない」と感じることも。特に、ロボット掃除機を使ったことのないご家庭で、いきなり高価なモデルを使うのはリスキーです。フローリングがメインの家庭なら、まずは手に取りやすい本製品で「ロボット掃除機のある生活」を体験してみてはいかがでしょうか。

最新ルンバ進化しすぎ! 吸引力・水拭き性能が2倍で給水も自動化した「コンボ j9+」をチェック

昨年、水拭きもできる待望の2in1モデル「ルンバ コンボ j7+」を発売し、話題を集めたアイロボット。今回は、従来モデルに比べてメンテナンスがラクになり、大幅な掃除性能のアップを実現した2in1モデル「ルンバ コンボ j9+」を発表しました。最新モデルの進化のポイントとは何なのか。IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんがレポートします。併せてロボット掃除機と同時に発表された同社の新規カテゴリー製品についても見ていきましょう。

 

まずは、今回発表されたラインナップ4機種をチェック。

●自動ゴミ収集機能を持つ「クリーンベース」に自動給水機能を搭載する吸引+水拭き掃除対応の最上位モデル
・ルンバ コンボ j9+……19万9800円

●クリーンベースを搭載する吸引+水拭き掃除対応モデル
・ルンバ コンボ j9+SD……16万9800円

●クリーンベースを搭載する吸引専用モデル
・ルンバ j9+……13万9800円

●クリーンベース非搭載の吸引専用モデル
・ルンバ j9……10万9800円

↑中央が最上位モデルの「ルンバ コンボ j9+」で、左が「ルンバ コンボ j9+ SD」、右が「ルンバ j9/j9+」

 

各モデルは最上位モデルの「ルンバ コンボ j9+」から機能をそぎ落としたもの。従来モデルの「ルンバ コンボ j7+」と「ルンバ j7/j7+」からの進化ポイントを含めて、ルンバコンボ j9+を中心に紹介していきましょう。

 

モーターを刷新して約2倍の清掃性能を実現

新ルンバj9シリーズ4モデルはモーターを刷新することで吸引力をアップし、j7シリーズ比で約2倍の清掃性能を実現しました。「iRobot Home」アプリで3つの吸引力から手動で選ぶことも可能です。

 

アプリ上で吸引力の設定を選べることについて、アイロボットジャパン 製品&戦略開発担当ディレクターの山内 洋氏は以下のように語ります。

 

「常に最大2倍の吸引力を発揮することもできますし、逆に回転速度を落としてミニマムなパフォーマンスでバッテリーを長くして音を抑えるといったこともできます。ミニマムでもルンバj7シリーズより吸引力が高いです。より優れたモーターを採用したことで、静かに使うことも、よりパワフルに使うこともできるようになりました」(山内氏)

↑「iRobot Home」アプリの清掃モード設定画面

 

さらにルンバ コンボ j9+/j9+ SDは本体前後に動かすことで水拭きモップパッドをフロアにこすりつける「スマートスクラブ」機能を新たに搭載することで、こちらも清掃性能を約2倍にアップしたとのことです。

 

「同じ場所を何度も前後に動きながら掃除するので、汚れが非常によく取れます。いろいろなやり方を検討しましたが、これがベストのやり方だということが分かりました。これによって従来モデルに比べて拭き掃除も2倍に進化しました」(山内氏)

↑ルンバ コンボ j9+の水拭き掃除

 

発表会に登壇した米アイロボット創業者でCEOのコリン・アングル氏は「ルンバコンボ j9+はAIと高度なエンジニアリングを搭載することで、吸引力と水拭きにおいてほかに類を見ないほどの能力を実現しました」と自信を見せました。

↑米アイロボット創業者でCEOのコリン・アングル氏

 

クリーンベースに自動給水機能を搭載し、ダストケースに触れずに済む

ルンバ コンボ j9+の最大の注目ポイントは、クリーンベースに自動給水機能を搭載したことでメンテナンス性が格段に向上した点にあります。

 

ルンバ コンボ j7+は本体内のダストケースに備える水タンクからフロアに水を滴下し、モップパッドで拭き取るスタイルを採用しています。この給水スタイルに加えて、カーペットやラグを検知すると自動的にモップパッドを本体上部に収納する「パッドリフティングシステム」はルンバ コンボ j9+/j9+ SDも踏襲しています。

↑吸引+水拭き掃除の場合、本体上部に収納しているモップパッドを動かし……

 

↑本体下部に装着して水拭きを行います

 

↑カーペット上ではモップパッドを本体上部に収納するため、カーペットやラグを濡らすことがありません

 

ルンバ コンボ j9+の大きな違いは、クリーンベースに搭載する給水タンクから本体の給水タンクに自動的に給水する機能を備えた点にあります。クリーンベース内の給水タンクは約3Lあり、通常使用で約30日間は給水せずに済むとのこと。クリーンベースの紙パックには約60日間分のゴミを収納できるので、よりメンテナンスがラクになりました。

↑ルンバ コンボ j9+のクリーンベースを開いたシーン。ゴミを収集する紙パックはクリーンベースの中央部分に配置されています

 

↑紙パックの上には容量約3Lの給水タンクを配置しています

 

ルンバ コンボ j7+や新モデルのルンバ コンボ j9+ SDは本体内の水タンクに給水する必要があるため、水がなくなるとダストケースを本体から取り外す必要がありました。せっかくクリーンベースを搭載してダストケースを取り外さずにゴミ捨てができるようになったのに、給水のためにダストケースを取り外さなければならないのが残念な点でした。ルンバ コンボ j9+はその部分がかなりラクになったのが大きなメリット。メンテナンスは紙パックを捨てて交換することと、給水タンクに水を入れること、モップパッドを洗って乾かすことくらいになりました。

 

ちなみにルンバ コンボ j9シリーズは米国を含めて世界同時発表でグローバルに展開するシリーズで、ルンバ コンボ j9+ SDは日本専用モデルとのことです。クリーンベースが大型化することと、給水タンクに30日間も水を入れっぱなしにしておきたくないというきれい好きの日本人に合わせて展開したそうです。

 

部屋ごとの汚れを検知して掃除モードを変える「ダートディテクティブ」機能を搭載

ルンバシリーズは従来からセンサーでゴミやほこりを検知すると、その周囲を徹底掃除する「ダートディテクト」機能を備えていました。ルンバ j9シリーズでは新たに、部屋やエリアごとの汚れを学習して清掃モードや掃除の優先順位を変える「ダートディテクティブ」機能を搭載しました。

↑ダートディテクティブ機能のイメージ

 

ダートディテクティブ機能についてコリン・アングルCEOは次のように説明しました。

 

「ルンバは最初に部屋の形状をマッピングし、リビングやトイレなど、どういったタイプの部屋なのかをカテゴリー分けします。そして、その部屋がどれぐらい汚れているのか、非常に早く汚れるのかそれほどでもないのか、前回いつその部屋を掃除したのかなどを記憶します。これによって掃除をする順番が決まり、その順番で掃除をします」(コリン・アングルCEO)

 

順番としては最も汚れやすい部屋から汚れが増えない部屋へと続き、最後にトイレを掃除するとのこと。「トイレを掃除した後にキッチンを掃除するのは望ましい順番ではないからです」とコリン・アングルCEOは説明しました。

 

「部屋を掃除する方法も部屋のタイプによって変えていきます。トイレの場合は何回も同じ場所をしっかり水拭きしたいですが、美しいフローリングのリビングルームはそんなに水を使わなくてもいい。ダートディテクティブはこれらをすべて考慮して自動的に掃除するというものなのです」(コリン・アングルCEO)

 

新規カテゴリー製品として空気清浄機「Klaara p7 Pro」を発表

さらに、アイロボットジャパンはロボット掃除機に続く新規カテゴリー製品として空気清浄機「Klaara(クラーラ) p7 Pro」(直販価格16万9800円)を発表しました。適用床面積は40畳で、8畳あたりの清浄時間は約7分です。

↑アイロボットジャパンが2023年10月20日に発売する空気清浄機「Klaara p7 Pro」。本体カラーは左からグリーングレー、インクブラック、ウォームホワイトの3色を用意

 

Klaara p7 Proのコンセプトについて、アイロボットジャパン 執行役員マーケティング本部長の山田毅氏は次のように語りました。

↑アイロボットジャパン 執行役員マーケティング本部長の山田 毅氏

 

「コロナが落ち着いた今、なぜ空気清浄機に参入するのかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、日本では国民の約3割が花粉症に悩まれています。そうしたアレルギーに悩まれている方に一番効果的なのは空気清浄機。空気清浄機はフィルター性能と排気量、静音性のトレードオフがある中で、空気清浄機の本質である『きれいな空気だけを排気する』ところに着目して開発しました」(山田氏)

 

そこで実現したのが独自の密閉構造である「クローズド・キャプチャ技術」です。本体の筐体はフタを除いて一体成型になっており、本体下部の大型ファンが吸い込んだ空気を大型のフィルターボックスを通して清浄化し、本体上部から排出するスタイルになっています。

↑Klaara p7 Proのカットモデル

 

「一体成型のため、フィルターを通らない空気が漏れることはありません。多くのお客様にはそれでも問題ないかもしれませんが、我々は本当にアレルゲンに困っている方向けにKlaaraを開発しました」(山田氏)

↑独自の「クローズド・キャプチャ技術」を採用

 

本体価格は16万9800円で、約1年で交換が必要なフィルターは2万9800円とかなり高価ですが、コリン・アングルCEOは「ロボット掃除機に続く2つ目の柱として成長軌道に乗り、空気清浄機カテゴリーにおいても技術的なリーダーになれると考えています」と自信を見せました。

 

また、iRobot Homeアプリでルンバと連携すると、ルンバでの清掃中に出た空気中のホコリをKlaaraがパワーをブーストして取り除きます。​アイロボットによると、ロボット掃除機と自動連携する空気清浄機は市場で唯一とのこと。花粉症に悩む方、より清潔な空間を求める方は、ルンバとセットで使う検討をしてもいいですね。

5万以下で買うならコレ! 上位機譲りの高機能を備えるロボット掃除機3選

上位機譲りの高機能を備えたルンバの入門機をはじめ、基本性能が充実したアンダー2万円モデル、お買い得価格の吸引+水拭き2Wayモデルの機能をチェック。家電ライターの平島憲一郎さんが選んだ、予算5万円以下のロボット掃除機を早速見てみよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました

家電ライター 平島憲一郎さん
調達・購買コンサルタント。コスト削減や仕入れの専門家として、テレビ・ラジオなど様々なメディアで活躍している。

 

圧倒的なゴミ除去・走行性能を備えたルンバの新ベーシック機

アイロボット
ルンバ i2
実売価格 3万9800円

掃除タイプ 吸引
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 約2cm
自動充電/自動再開 〇

ルンバならではの高いゴミ除去力・走行性能はそのままに、手ごろな価格を実現。フロアトラッキングセンサーで自己位置と走行した箇所を正確に把握、ムダのない動きで短時間で掃除を完了する。スマホへのマップ表示で清掃範囲を確認できるほか、音声アシスタントにも対応。

↑規則正しい「コの字型」走行で効率的に清掃。充電残量が減ると自動で充電しに戻り、その後、中断した場所から掃除を再開する

 

↑ダートディテクトテクノロジーでゴミやホコリの多い場所を感知。きれいになったと判断するまで集中的に掃除を行う

 

ココが買い!

上位機とほぼ同等機能を誇る超コスパ機

「障害物の認識・回避などができない以外は約10万円のルンバj7と同等。独自のゴム製ブラシで床に張り付くチリも捕集、毛がらみもほとんどありません。コードを吸い込みかけるとブラシが逆回転して吐き出す機能も優秀です」(平島憲一郎さん、以下同)

 

ランダム走行ながらスマホやスマスピにも対応

アンカー・ジャパン
Eufy RoboVac 15C
実売価格1万9990円

掃除タイプ 吸引
スマートスピーカー対応 〇(Amazon、Alexaほか)
段差乗り越え 約1.6cm
自動充電/自動再開 〇

室内をランダム走行し掃除を行うエントリー機。カーペット上で自動的に吸引力を高めるBoostIQテクノロジーを備える。Wi-Fi経由でスケジュール設定やモード変更をスマホで行え、Amazon Alexaなどを使った音声操作にも対応。

↑10.6Lの大容量ダスト容器を搭載。最大約100分連続運転可能で、部屋中のホコリやゴミをたっぷり吸引・除去できる

 

ココが買い!

2万円切りはロボット掃除機入門に最適

「2万円以下ながら基本性能は十分。同じ場所を複数回掃除するランダム走行で1部屋ごとの掃除なら問題なしです。高さは約7.2cmなので、ラック下にもラクラク進入。ダスト容器は水洗い可能で、汚れを簡単に洗い流せます」

 

吸引と水拭き掃除を同時に行える2Way入門モデル

ロボロック
E5
実売価格3万2890円

掃除タイプ 吸引+水拭き
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 約2cm
自動充電/自動再開 〇(スマート充電)

2500Paの吸引掃除と水拭きを同時にこなす2Wayモデル。Wジャイロ、モーショントラッキングセンサーなどで規則正しく走行、内部マップ作成により効率的に掃除を行う。カーペットを検知し吸引力を最大化するモードも搭載。

↑ゴミ吸引と水拭き掃除を一度に行い、時短できれいに。水拭き水量を2段階調整でき、最大約150平方メートルまで拭き掃除可能だ

 

ココが買い!

吸引・水拭き・マップ作成で掃除を時短

「2500Paの吸引力と水拭き機能で床掃除を時短。マップ作成により掃除した場所を正確に把握し、効率良く清掃します。自動充電時に残りの掃除に必要な容量のみを充電して掃除を再開する『スマート充電』対応も利便性良好です」

アイロボット参入で「2in1ロボット」が活況に! 2022売れたモノセレクション

ここでは2022年に売れたモノを紹介! 掃除はゴミ捨て、モップ洗浄までロボットに任せる時代に。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちが選びました!

家電ライター

平島憲一郎さん

本誌のほかウェブメディアなどで執筆活動を行う。掃除機や調理家電など生活家電全般の紹介記事を執筆。製品評価では特に使い勝手を重視する。

本誌副編集長

青木宏彰

本誌で生活家電・美容健康家電を長く担当。「家電コーディネーター」の資格を持ち、市場動向にも詳しい。製品評価では機能性に加えデザイン性も重視。

 

【進化系2in1ロボット】 床の吸引清掃に加え拭き掃除もワンストップが常識

売上: 10/10

影響: 9/10

市場開拓: 10/10

エコバックスは最上位シリーズが牽引し、国内累計販売金額が前年比+168.8%に(※1)。ロボロックは累計販売1000万台を突破した。一方、アイロボットも11月ついに2in1市場へ参入し話題に。
※1:2022年1~8月期の国内累計販売金額

 

掃除全般をロボットに任せる時代が近づいた

トレンドの「自動ゴミ収集」が一歩進み、水拭きモップの「自動洗浄」に到達。障害物回避機能も各社進化し、掃除をすべてロボットに任せられる時代が近づいています。(本誌家電担当・金子)

 

アイロボット参入で2in1型がますます活況

No.1ブランドであるアイロボットの参入で、2in1市場がますます活況。アイロボットは「コンボ」による“簡単水拭き”とブラーバ ジェット m6による“しっかり水拭き”の2スタイルを提案しています。(青木)

 

同じ2in1タイプでも各社こだわりに違いあり

ロボロックとエコバックスはモップ洗浄、アイロボットはカーペットを濡らさないことに注力と、こだわりに違いあり。アイロボットにもモップの着脱をラクにする工夫があります。(平島さん)

 

【その1】 圧巻の障害物回避力に加え、先進の水拭き機能を“コンボ”!!

【ロボット掃除機】

2022年11月発売

アイロボット

ルンバ コンボ j7+

実売価格15万9800円

自動ゴミ収集機能を搭載し、障害物識別・回避機能も秀逸なルンバj7+に、水拭き機能を追加。ラグやじゅうたんを認識するとモップパッドが天面にリフトアップする“変形構造”を採用しており、敷物を濡らす心配がない。

 

↑センサーがカーペットを認識するとモップパッドを支えるアームが起動。パッドを天面まで持ち上げるため、“絶対に”濡らすことがない

 

【その2】 1台5役で床掃除の手間を全面代行する超絶モデル

【ロボット掃除機】

2022年8月発売

ロボロック

Roborock S7 MaxV Ultra

実売価格21万7800円

本体は吸引&水拭きの1台2役、充電ドックは自動ゴミ収集・モップ洗浄・給水の3役を担う。同社最強の5100Paの吸引力と最大3000回/分のモップ振動で床面をピカピカに仕上げる。

 

↑カーペットを感知すると水拭きモップが自動的に5mmリフトアップ。吸引掃除のみを行い、カーペットを濡らさない(※2)
※2:毛足4mm未満に対応。4mm以上はカーペット回避モード選択

 

【その3】 熱風乾燥機能を搭載し常に清潔なモップで水拭き

【ロボット掃除機】

2022年4月発売

エコバックス

DEEBOT X1 OMNI

実売価格19万8000円

充電ドックには給水・モップ洗浄・熱風乾燥・自動ゴミ収集機能を搭載。掃除後の洗浄から乾燥まで全自動で行い、モップを清潔に保てる。2枚の丸型モップが毎分180回転し頑固な汚れも除去。超高性能カメラとAIにより障害物も賢く回避する。

 

↑洗浄・すすぎのあと、モップを高速回転させながら熱風を送風して乾かす。乾燥時間は約2時間。乾燥中の運転音も静かだ

 

ついに水拭きアリのルンバ出た!「ラグ濡れ」防ぐ世界初のシステム搭載「ルンバ コンボ j7+」を詳しくチェック

ロボット掃除機世界シェアNo.1のアイロボットから、水拭き機能を備えたルンバがついに登場!  同社が提案する2in1ロボットは、他社のそれとはひと味違う。家電の有識者と同社のキーマンの声とともに解説する。

 

【今回紹介するモデル】

アイロボット

ルンバ コンボ j7+

アイロボット公式オンラインストア 税込価格15万9800円

卓越したゴミ除去能力と走行機能に水拭き機能を加えた新モデル。カーペットを検知するとモップパッドを天面に持ち上げ、「ラグ濡れ」を完ぺきに防ぐ。また独自の障害物識別技術で床のケーブルやペットの排泄物(※1)などを避けながら掃除を完遂。

SPEC●推奨間取り:5部屋以上●吸引力:約10倍(※2)●最大稼働時間:75分(自動充電&自動再開)●充電時間:約3時間●拭き掃除:水拭きのみ●クリーンベース:紙パック式(最大1年ぶんのゴミを収集可)●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siriショートカットに対応●サイズ/質量:直径339×H87㎜/約3.4kg

※1:犬または猫の固形の糞のみ ※2:AeroBac搭載のルンバ600シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット調べ)

 

独自のパッドリフト機能で〝究極の2in1〟がついに完成

ルンバ コンボ j7+は高度な吸引清掃機能に水拭き機能を加えた先進モデルだ。最大の特徴は世界初の「パッドリフティングシステム」。センサーがラグやじゅうたんを認識するとアームが起動し、モップパッドを天面に持ち上げる。

 

従来の2in1型は、ラグを認識して避けてもラグの上を掃除できなかったり、パッド持ち上げの高さが足りず毛足の長いラグを濡らしてしまったりといったケースも……。その点で、本機は〝究極の2in1〟と言っていい。

 

障害物認識・回避も高精度で、掃除後に床上の障害物を片付け、その場所だけ追加清掃させることも可能。また自動ゴミ収集機を付属し、ゴミ捨ては最大1年間不要。日々の掃除を全面おまかせできて、効率重視の家庭には最適な一台だ。

 

【ルンバ コンボ j7+はシーンに応じて掃除を変える!】

◎吸引&水拭き

フローリング上ではゴミを吸引しながら、アームでパッドに圧をかけて水拭き。一度の走行でゴミ除去と拭き掃除が同時に行え、ドックの設置スペースも1台ぶんで済むのがうれしい。

 

◎ラグ認識

前面カメラと3つのフロアセンサーでラグやじゅうたんを認識すると、本体底部後方のモップパッドを天面までリフトアップ。そのままラグの上に乗り上げて吸引清掃を続ける。

 

◎吸引

モップパッドを天面に格納しているので、カ ーペット上では自動的に吸引清掃のみ行う。どんなに毛足の長いラグやじゅうたんの上を走行しても濡らすことがないので安心だ。

ルンバ コンボ j7+の掃除機能の詳細はこちら

 

【ルンバ コンボ j7+オススメの声】

ガジェット通目線でオススメ!
家電ライター コヤマタカヒロさん

デジタル、PC、キッチン家電をはじめ幅広いジャンルに精通する。ロボット掃除機も数多くのモデルを実際に検証。

内蔵のアームが天面のパッドを底面に移動させて床に押し付ける独自機構は、変形ロボットアニメ世代のツボをくすぐります!!  フローリングはしっかり水拭きし、カーペットではモップを収納。濡らさない仕組みはさすがです。

子育て世帯目線でオススメ!
本誌副編集長 青木宏彰

「家電コーディネーター」の資格を持ち、本誌のロボット掃除機の検証企画も多数手掛ける。現在子育てに奮闘中。

家に赤ん坊がおり、床面の清潔には気を配っている。本機はカーペットを敷いた部屋も床にモノが落ちていても吸引と水拭きをしっかり行え、忙しい子育て世帯もラフに使える。モップパッドを簡単に取り外して洗えるのも良き♪

ペットオーナー目線でオススメ!
白物・美容家電ライター 田中真紀子さん

白物・美容家電に精通し、主婦目線のリアルなレビューが持ち味。夫と高校生の息子、ワンちゃんと暮らす。

犬はトイレ後のおしっこが足裏に付くため、床の拭き掃除がマスト。その点、本機は吸引と同時に床拭きもできて大助かりです。うんちも障害物として避けてくれるので、我が家のようにペットと暮らす家にピッタリ!!

 

【ココもスゴイ! ルンバ コンボ j7+4つのポイント】

◎4段階クリーニングシステム

ルンバの強力なゴミ除去力に新たに水拭き機能が連動!

エッジクリーニングブラシでゴミを吸込口に誘引。2本のゴム製ブラシが床に密着し微細なチリも浮き上がらせ、吸引力10倍のパワーリフト吸引でゴミを徹底除去する。さらにここに水拭き機能が連動し、床を短時間で効率的に清掃。

 

◎PrecisionVisionナビゲーション

ケーブルやペットの排泄物など10種以上の障害物を認識・回避

目の前のケーブルやペットの排泄物など10種類以上の障害物を認識して回避。モノが多い床も上手に掃除を行う。障害物データは日々アップデートされ、どんどん賢くなり回避精度が上がる。ペットの食器なども回避可能に。

 

◎iRobot OS

同社独自のOSでルンバをユーザー好みにカスタマイズ

同社が30年以上培うロボット技術と、世界中のユーザー体験を蓄積した独自のOSで、ユーザー各人に寄り添うルンバにカスタム。掃除する部屋と部屋ごとの清掃モードを選んだり、家を離れると自動で清掃開始させたりできる。

 

◎クリーンベース

最大1年間ゴミ捨て不要でズボラさん大助かり!

クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属。掃除が完了すると、本体のダスト容器に集めたゴミをクリーンベース内の紙パックに自動で排出する。紙パックには最大1年ぶんのゴミを収納でき、ゴミ捨ての手間が大幅に減る。

ルンバ コンボ j7+の便利な機能はこちらをチェック

 

【アイロボットの上級副社長にインタビュー!】

アイロボット・コーポレーション バリー・シュリスマンさん

本国アイロボットの上級副社長。フロアケア製品&サービスを担当する。本誌のために特別にインタビュー取材を受けてくれた。

自律的に掃除を行う唯一の2in1型ロボットです

我々は「吸引&水拭きの究極はルンバとブラーバの2台使い」だと考えていますが、一方で「吸引と水拭きを一度にやりたい」というニーズもキャッチしていました。また、従来の2in1型がカーペット掃除の課題を解決していないことも知っていたのです。ここに焦点を当てたのがルンバ コンボ j7+。パッドリフティングシステムにより様々なフロアタイプにシームレスに対応可能となり、「自律的に掃除を行う唯一の2in1型になった」と自負しています。

 

もうひとつ我々が注力したのが、アイロボット OSが可能にした「物体検知・物体回避」技術。ロボットが直面した障害物に次回どう対応するかについてのユーザーからのフィードバックで頭脳が進化するというものです。世界中のユーザーが提供してくれたデータを基に、「ダイニングテーブルの下を掃除して」といったボイスコントロールができるなど、600以上のコマンドを認識可能となりました。

 

ちなみに 「吸引と拭き掃除の同時スタイル」は世界的なニーズですが、今回に限らず日本の意見をかなり重視しています。特にブラーバの販売数は日本が突出しているため、床拭きに関する日本の意見も多く反映しているんですよ。

ルンバ コンボ j7+の便利な機能はこちらをチェック

 

【“選べるルンバ”早見表】

現在、ルンバファミリーは「コンボ」を含む多彩なラインナップを展開。自分にピッタリの1台が見つかるはずだ。 なお、2023年1月4日までルンバ誕生20周年記念の大還元祭を開催中。おトク情報は公式サイトでチェック!

早見表の製品の詳細は以下をチェック!

ルンバ s9+

13万9800円 *キャンペーン価格

プレミアムな清掃体験と デザインを追求する人へ

独自のD字型ボディと約40倍の吸引力を誇るプレミアムモデル。高性能センサーが壁の位置を感知し、部屋角までしっかり入り込んでゴミ除去する。クリーンベースも装備。

 

ルンバ コンボ j7+

15万9800円

水拭きも同時に!! 効率を重視する人へ

一度の掃除で吸引と水拭き、ゴミ捨てまで完了。パッドリフティングシステムで、カーペットを濡らさず掃除を完遂する。高性能な障害物回避機能で事前の片付けなしでも掃除可能。

 

ルンバ j7+/j7

9万9800円/ 6万9800円 *キャンペーン価格

出産・子育て等で時間がない人へ

※写真はルンバ j7+

モノが散らかった部屋も障害物を回避しつつ掃除。片付けの時間が取れない多忙な家庭にも最適だ。j7+は背の低いクリーンベースを付属し、s9+やi3+より設置の自由度が高い。

 

ルンバ i3+/i3

7万9800円/ 4万2801円 *キャンペーン価格

引越しで部屋数が増えた人へ

※写真はルンバ i3+

カメラセンサー非搭載ながら室内を正確にマッピングでき、3〜4部屋の掃除に最適。部屋を指定しての掃除にも対応する。吸引力はj7と同等で、i3+はクリーンベースも装備。

 

ルンバ i2

3万9800円

ロボット掃除機を初めて導入する人へ

吸引力はj7と同等で、自動充電&自動再開に対応する高機能なエントリー機。上位機と同じコの字型走行で効率良く掃除を行う。クリーンベース別途購入でゴミ捨ての手間も大幅に軽減。

 

【拭き掃除“専用機”もオススメ!!】

ブラーバ ジェット m6

5万9800円

ルンバ s9+と同じマッピング機能を備えた床拭き専用ロボット。床面に水を噴射し、汚れを浮かせて拭き取る。s9+やj7+/j7、iシリーズと連携し、吸引と水拭きのリレー清掃が可能だ。

 

構成/青木宏彰(本誌) 文/平島憲一郎 撮影/高原マサキ(TK.c)

天面にモップを収納! 水拭きもできる2in1モデル「ルンバ コンボ j7+」の敷物対策が新しい

アイロボットジャパンは、水拭きもできるロボット掃除機「ルンバ コンボ j7+」を11月11日(金)に発売します。公式オンラインストア価格は15万9800円(税込)。

 

変形するパッドリフティングシステムを搭載した2in1 モデル

「ルンバ コンボ j7+」は、同社が初めてアジア市場に投入する床拭きもできる2in1 モデル(欧米にて先行発売済)。ルンバ独自の①エッジクリーニングブラシ ②2 本のゴム製デュアルアクションブラシ ③パワーリフト吸引の「3段階クリーニングシステム」に④水拭き機能が加わり、「4段階クリーニングシステム」へと進化しました。

 

水拭き機能での大きな特徴は、変形するパッドリフティングシステムを搭載していること。ラグやじゅうたんなどの敷物を吸引する際は、モップパッドを完全に天面にリフトアップするので、ラグやじゅうたんを濡らすことはありません。カメラと3 つのフロアセンサーを使って床を認識することにより、敷物を見逃さず、確実に切り替えることができるとのこと。

【動画】モップパッドをリフトアップするシーン

 

【動画】じゅうたんを検知してモップパッドをリフトアップ

洗濯が可能なモップパッドは、取り付け部が持ち上がるため、ロボット本体を裏返さずに片手でカンタンに交換可能。ダスト容器と水拭き用のタンクは一体型となっており、お手入れがしやすくなっています。

↑モップパッドの取り付けの様子。モップ中央のプレートを引っ掛け、そのまま左右にモップを広げればマジックテープで固定されます

 

↑ダスト容器と水拭き用の一体型タンクは、本体の後ろから取り外せます

 

このほか、従来機種の「ルンバ j7+」と同様、クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属。掃除が終わるごとに、本体のダスト容器のゴミをクリーンベース内の紙パックに排出してくれるので、ゴミ捨ての手間を大幅に減らすことができます。

↑クリーンベース付属で、最大で1年間ゴミ捨てが不要

 

また、ロボット前面に搭載されたカメラにより、目の前にあるコードやペットの排泄物などの障害物をリアルタイムに識別して回避し、散らかった床でも掃除することができるPrecisionVison ナビゲーションを搭載。清掃中に障害物が見つかると、清掃終了後にiRobot Home アプリ にその画像が表示され、これらの障害物に今後どのように対処すべきかをアイロボットが管理するクラウド上にユーザーが任意でフィードバックできます 。アプリに繋がっているコネクテッドロボットは世界で1300 万台にのぼり、世界中のユーザーからのフィードバックをもとに学習と進化を続ける、世界シェアナンバーワンのアイロボットならではの技術とのこと。

↑世界中のユーザーからのフィードバックにより、進化し続けるのが特徴

 

認識・回避できる障害物は、コードやケーブル、ヘッドフォン、ペットの排泄物、靴やスリッパ、靴下、ファブリック、衣服など。さらに今回、新たにリュックサック、ペットの食器、猫用トイレ、ペットのおもちゃ(ボールやロープなど)、クリスマスツリーが追加されました(2022 年11 月1 日現在)。

↑新たに認識できる障害物が追加されました

 

「iRobot Genius」がさらに便利に進化し、アイロボット独自のオペレーションシステム「iRobot OS」に生まれ変わりました。iRobot OS は、CEO のコリン・アングルが提唱する、“使う人に寄り添い、ライフスタイルや好みに合わせた清掃体験を提案するAI”を形にしたもので、iRobot Home アプリを通してロボットを使用するすべてのユーザーに便利な機能を提供します。今回の「ルンバ コンボ j7+」の発売にともない、部屋やエリアごとに掃除機がけと水拭きの設定も細かくできるようになり、さらなる進化を遂げたといいます。

↑エリアごとに清掃モードや水分量、走行回数などを細かく設定できます

 

↑水拭き禁止エリアも設定できます

ルンバの人気モデルが最大4万6980円OFFで手に入る!「ルンバ誕生20周年記念 大還元祭」がスタート

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「ルンバ」の誕生から20年を迎えることを記念して、対象ルンバが最大4万6980円OFFとなる「ルンバ誕生20周年記念 大還元祭」を実施します。

 

4機種の対象ルンバがおトクに買える!

1990年、MIT(マサチューセッツ工科大学)の自立型人工知能ロボット研究所の一室からはじまったアイロボットは、産業用ロボットの開発を経て、2002年に初の家庭用ロボット掃除機「ルンバ」を発表しました。2022年9月17日に20歳の誕生日を迎えたルンバは、ナビゲーションや清掃能力が大きく進化し、使いやすさや賢さなどが向上。世界での累計販売台数が 4000万台と、世界中の家庭で愛用されています。

 

そして今回、ルンバ誕生20周年を記念して、対象のルンバ(4機種)が最大30%OFFとなる「ルンバ誕生20周年記念 大還元祭」を各対象店舗にて開催。コードやペットの排せつ物などの障害物を識別して回避するPrecisionVisionナビゲーションを搭載した人気機種「ルンバ j7+」が10万円を切る価格となるなど、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。ぜひこの機会を活用して、おトクにルンバを手に入れてはいかがでしょうか。

 

キャンペーン対象商品】

ルンバ s9+ 

通常価格18万6780→キャンペーン価格13万9800円(4万6980円おトク)

※すべて税込

 

ルンバ j7+

通常価格12万9800→キャンペーン価格9万9800円(3万円おトク)

ルンバ j7

通常価格9万9800→キャンペーン価格6万9800円(3万円おトク)

 

ルンバ i3

通常価格4万9800→キャンペーン価格4万2801円(6999円おトク)

【キャンペーン情報】

期間:2022年11月1日(火)~2023年1月4日(水) 23時59分

対象店舗:アイロボット公式 各オンラインストアおよびアイロボット認定販売店

キャンペーンサイトURL:https://store.irobot-jp.com/

 

3万円台の「ルンバ i2」で編集部員のQOLが爆アガり! NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、ロボット掃除機のルンバ i2をご紹介!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【ルンバ i2】 同社史上最高のコスパを誇るエントリーモデル

私が紹介します!

本誌家電担当

金子麻衣子

家電担当新任。ロボット掃除機は以前から興味はあったが購入に踏み切れず。今回「ルンバi2」で初めて体験して感動!!

最近、本誌で家電担当に加わった金子は、実はルンバを使うのが初めて。同様に興味はあるが品質に不安ありという人にこそ、リーズナブルながら効率的な清掃を叶える本機は最適と語る。

 

「e5と比べるとスペックが格段に向上していますが、価格は据え置きでお買い得。ロボット掃除機は吸引力が不安という人や、価格のハードルで購入を悩んでいる人は、ぜひ一度お試しあれ。出先からアプリで遠隔設定し、帰ってきたら掃除が終わっているのは感動モノ。壁際や部屋の隅までしっかり掃除してくれて、アプリ内のClean Mapで掃除済みエリアを確認するのがいまや毎日の楽しみです。常に部屋がキレイで気分スッキリ、時間を有効活用できるのでQOLも爆アガり!!」(金子)

 

同価格帯で比類なき清掃能力を誇りロボット掃除機デビューに最適(金子)

【ロボット掃除機】

2022年7月発売

アイロボット

ルンバ i2

アイロボットストア価格3万9800円

清掃パターンやアプリの使い勝手などが進化した、新世代エントリーモデル。独自の清掃システムを搭載し、ブラシで部屋の隅のゴミまでかき出してパワフルに吸引する。別売で、ダスト容器のゴミを自動排出して紙パックに取り込むクリーンベースにも対応。

↑髪の毛が絡まりにくいゴム製のデュアルアクションブラシを搭載。2本が逆回転することで、床に密着しながらゴミを取り除く

 

↑従来機のe5ではランダム走行だったが、本機ではコの字を描く効率的な走行方法に進化。ゴミの取りこぼしを防ぎ、バッテリー消費も少ない

 

ヒットアナリティクス

“一家に1台”を実現する清掃力と価格設定

ルンバを購入する際にハードルとなっていた性能や価格面の不安を解消すべく、誕生したのが「ルンバ i2」。「ルンバ e5」と比べて吸引力は2倍に、アプリとの連携機能も充実しつつルンバ史上最安価(※)とあって話題性抜群。“一家に1台ルンバ”が常識となる日も近そうだ。

※:カタログ掲載モデルでの市場投入時価格として

 

新旧スペック比較表

↑部屋のマッピングやナビゲーションシステムが進化し、複数の部屋を効率的に掃除。吸引力も倍増され、ゴミをより取り逃しにくくなった

 

ルンバ初心者の家電担当・金子が使ってみました!

設定から掃除までがとにかく簡単で驚き! 散らかりがちな子ども部屋やLDKをタイミングを見計らって掃除しないと……というストレスから解放されました。名付けもできるので愛着が湧き、いまやすっかり金子家の一員です。

 

↑従来は都度、持ち上げて掃除していた遊具の下、寝転ぶような態勢で掃除機がけをしていたソファの下もお任せ。階段の段差も認識し、頼りになる!

 

ルンバがAmazon軍団に加わる。アイロボットを約2300億円で買収へ

米Amazonは現地時間8月5日、ロボット掃除機「ルンバ(Roomba)」などを開発するアイロボット(iRobot)を17億ドル(約2300億円)で買収すると発表しました。

↑アイロボットのルンバ

 

アイロボットは1990年に設立された会社で、2002年に発表したルンバが世界的にヒット。それだけでなく、モップロボット「ブラーバジェット」や空気清浄機、ハンディクリーナー、教育用ロボットなども開発しています。さらに今年には、ロボット掃除機/モップ向けのAIプラットフォーム「iRobot OS」も発表。

 

一方でAmazonは、AIアシスタント「アレクサ(Alexa)」を搭載したロボット「アストロ(Astro)」を発表し、家庭向けロボット分野への進出を果たしていました。

 

アストロでは、部屋の間取り図を作成し、コマンドを聞いて部屋を移動できるほか、顔を認識することもできます。このような機能はルンバのiRobot OSによるスマート機能とも類似しており、Amazonによる買収のシナジー(相乗効果)は大きなものとなりそうです。

 

Amazonはアストロだけでなく、クラウドホームセキュリティ製品の「Ring」シリーズもラインナップしています。家庭向けロボット分野への注力を高めるAmazonですが、私達は毎日の買い物だけでなく、自宅のスマート機能までをおまかせすることになるのでしょうか。

 

Source: Amazon via The Verge

4万円切ったら「そろそろルンバ」でしょ?「使わない理由」を打ち砕く最新モデル「ルンバ i2」を見てきた

そろそろロボット掃除機が欲しいなあ、いやでも値段が高いし、高いわりにちゃんと掃除してくれるのかわからないし、部屋も狭いし。そんな悩みや疑問を解消してくれるロボット掃除機がアイロボットから発売されました。それが「ルンバ i2」です。

↑新製品のルンバ i2。写真右は同製品の裏側で、左上にエッジクリーニングブラシ、中央にデュアルアクションブラシを搭載している

 

「使わない理由」と「使っている理由」が真逆の結果に

「『ルンバパラドックス(※)』という言葉が存在します」と、アイロボットジャパンの挽野 元(ひきの・はじめ)社長は都内で行われた新製品発表会の冒頭でナゾの言葉を発しました。「ロボット掃除機が必要ないと考えている“非検討者”にアンケート調査したところ、機能面・環境面・価格面それぞれで多くの『使わない理由』が浮き彫りになりました」とのこと。

※パラドックス……もともとは定説とは反対の主張や概念のこと。最終的に、一般的な結論とは反対の結論に至ったり自己矛盾したりする説、命題のことを指す

↑ルンバに対する誤解「ルンバパラドックス」とは?

 

その「使わない理由」を見ると、機能面では、ゴミの吸い残しがありそう、操作が難しそう、掃除が雑そう。環境面では、床にモノが多い、家が狭い、(自分が掃除する)時間に余裕がある。価格面では、高価そう、価格と機能が合っていない、安いと性能が不十分……などなど。

 

「その一方で、ルンバをすでに使っているユーザーへのアンケートでは、この機能面、環境面、価格面で全く違う結果が出ています」と挽野氏。

 

機能面では、アプリからの簡単操作、段差を回避、手の届かないところまで掃除してくれる。環境面では、週5時間以上の余裕ができた、きれい好きとの自覚がある、平均清掃面積20平方メートルと広くはない。価格面では、価格以上の価値があると答えた人が92.1%となり、総合満足度は95.9%にも上る結果となったのです。

↑ルンバユーザーの満足度はかなり高い

 

「特に、『部屋が狭いから必要ない』という(非ユーザーの)回答に対して、実際のユーザーの平均清掃面積が20平方メートル、つまりワンルーム程度というのは驚きの結果です」(挽野氏)

 

つまり、ユーザーは部屋が狭くてもルンバを使っているということ。狭い家屋の日本ならではの事象であり、95.9%もの人が高い満足感を得られ、週5時間以上の時間的余裕ができたと答えていることは面白い結果です。

 

「ルンバを使っていない人がネガティブに捉えていることが、実際にルンバを使っている人にとってはポジティブな結果になっている。ルンバに対する大きな誤解が存在しているのです。それが『ルンバパラドックス』。これを解消する製品が、『ルンバ i2』です」(挽野氏)

↑ルンバを買ったことで時間的余裕ができたり、きれい好きになったという自覚が生まれたり、実際の清掃面積はワンルーム程度と、ルンバユーザーの面白い実態が浮き彫りになった

 

↑ルンバ i2を紹介する挽野 元社長

 

税込4万円以下で吸引力は従来モデルの2倍

それでは、「ルンバ i2」の製品を見ていきましょう。実売価格は税込3万9800円。「ルンバ i2」は普及モデル「ルンバ e5」の後継機種となりますが、「ルンバ e5」の2018年発売時の価格(税抜4万9800円)より1万円以上も安くなり、かつ性能も上がっています。

↑日本で最も売れている従来モデル「ルンバ e5」(右)と新製品「ルンバ i2」(左)は外見も中身も大きく変わった

 

まずは吸引力。「ルンバ i2」の吸引力は600シリーズ(販路限定で流通している実売3万円前後の低価格モデル)の10倍、「ルンバ e5」の2倍の吸引力となり、上位モデルの「ルンバ i3」と同等の清掃能力を持ちます。さらに、走行性能も向上。e5は部屋を縦横無尽に走り回り、同じところを何度も行き来して掃除するスタイルで一見ランダムな動きに見えるため、部屋全体をくまなく掃除しているか不安になります。それに対し、「ルンバ i2」はコの字型にジグザグに規則正しく動き、効率的にくまなく掃除します。ゴミの多い場所はセンサーで検知し、集中的に何度も掃除する機能「ダートディテクトテクノロジー」を搭載しています。

↑吸引力は600シリーズの10倍、前モデル「e5」の2倍。ゴム製のディアルアクションブラシ、パワーリフト吸引と、上位モデルと同等の清掃能力を持つ

 

↑ジグザグに規則正しく動いて掃除。ゴミの多い場所を集中して掃除する機能も搭載

 

清掃した範囲をマップで表示

また、大きな進化ポイントとして、清掃した範囲をマップで表示する機能が搭載されたことが挙げられます。新たに本体底面にフロアトラッキングセンサーを搭載し、車輪の回転数やジャイロセンサーで補正しながらマップを作成する「Clean Map」により、スマートフォンの専用アプリ「iRobot Home」で掃除した範囲が確認できるようになったのです。ただし、マップは掃除するごとに作成されますが、保存はできないため間取りは覚えず、上位モデルの「ルンバ i3」のように掃除する部屋の指定などはできません。

 

このほか、専用アプリでは掃除スケジュール設定や外出先からの本体操作、床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」との連動もできます。

↑赤丸の部分が新搭載されたフロアトラッキングセンサー

 

↑フロアトラッキングセンサーの搭載などにより、清掃履歴がひと目でわかる「Clean Map」機能が追加された

 

また、「ルンバ i2」はサブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」の対象機種となっており、「おためし1ヶ月コース」(1980円、税込※2022年9月30日まではキャンペーンにて990円)で試したあと、そのまま使いたい場合は月額1280円(税込)で継続使用できます。

 

「ルンバ i2」は今のところ、ゴミ自動収集機能を搭載したクリーンベースとのセットモデルを発売する予定はありません。別売のクリーンベースをオプション購入(4万4000円・税込)できますが、「ルンバ i2」本体と合わせると8万3800円となり、上位モデルのクリーンベース付き「ルンバ i3+」(7万9800円・税込)より高くなるため、現実的ではないとのこと。クリーンベースがほしければ素直に「ルンバ i3+」を買うのが吉、ということです。

 

「ルンバ i2」の登場で「そろそろ、ルンバ?」が加速する

「ルンバ i2」の発表会の後半では、元AKB48の前田敦子さんと、お笑い芸人の見取り図の二人が登壇。前田さんは、「子どもがあちこちでお菓子を食べこぼすので、掃除に困っています。もっと家事が効率よくできればなと思い、ロボット掃除機も気になっていますが、高価だし、本当にキレイにしてくれるのかと半信半疑なところもあって、購入に踏み切れません」とコメント。その後、7月10日が前田さんの誕生日ということもあって、アイロボットの挽野社長から「ルンバ i2」が前田さんにプレゼントされました。前田さんは「子どもの友達になりそう。すごくうれしい。普段使っているハンディクリーナーではソファやベッドの下が掃除できないので、これからはルンバに任せたいです」と大喜び。一方、見取り図の二人は既にルンバユーザー。

 

「実際に家で使っていると、ルンバに掃除しやすいようにしてあげたいなという気持ちが生まれる。常に家をキレイに保っておこうという美意識が高くなりました」(盛山晋太郎さん)

 

「ルンバは賢く、アプリを見れば掃除した場所がすべてわかります。かまいたちの濱家さんから引っ越し祝いにもらったものだが、初めて濱家さんに感謝した(笑)。ルンバは贈り物としてもベストです」(リリーさん)

↑アイロボットの挽野社長から「ルンバ i2」をプレゼントされて喜ぶ前田敦子さんと、ルンバおよびルンバの販売員に扮してルンバの良さを紹介した見取り図の二人

 

見取り図のお二人の話にあるように、ルンバを使い始めると生活や心境に大きな変化があるようです。加えて、先述の「ルンバパラドックス」で見てきた通り、使いさえすればロボット掃除機への認識が180度変わるのは周知の通り。今回、リーズナブルな価格で高性能な「ルンバ i2」の登場によって、さらにロボット掃除機のハードルも下がりました。今回の発表会で「そろそろ、ルンバ?」という新キャッチコピーも発表されましたが、まだ使ったことがない方、「そろそろ、ルンバ?」を真剣に検討する時期が来たようです。

 

自動ゴミ収集機能付き「ルンバ i7+」が5万円以上値下げ! プライムデー限定

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。ロボット掃除機の「ルンバ」シリーズも、各モデルが大幅に値引きされています。なかでも注目は自動ゴミ収集機能付きの「ルンバ i7+」。

 

部屋の環境を学習、記憶し、効率良く掃除する機能や、どの部屋をいつ掃除するかを指定するスケジュール設定に対応。さらに、クリーンベース(自動ゴミ収集機)がセットになっているので、本体のダスト容器から、自動でゴミを排出してくれます。

 

Amazon.co.jpでの通常販売価格は12万221円(税込み)ですが、現在、43%の5万2010円オフとなる、6万8211円(税込み)で販売されています。この価格でクリーンベース付きのモデルが手に入るのは、かなりお買い得ですね。ロボット掃除機は価格と、性能や使い勝手が比例しやすいジャンルなので、ふだん高価なモデルが安くなったときは本当に買い時です! 導入を考えていた人は、この機会にいかがでしょう。

ロボット掃除機のトップが教育ツールを無料公開!大人も「目からウロコ」の「ルンバ エンジニアリングコース」をレポート

6月8日、アイロボットジャパンは、STEM教育(後述)に基づくプログラミングを基本から学べる小・中学生対象のカリキュラム「ルンバ エンジニアリングコース」を発表。同日に無料公開しました。アイロボットと言えばロボット掃除機の「ルンバ」という印象が強いですよね。今や家庭でもおなじみの「ルンバ」の動きをプログラミングで再現しながら楽しく学ぼうというのが、この「ルンバ エンジニアリングコース」です。

↑プログラミングの教育カリキュラム「ルンバ エンジニアリングコース」を発表する新規事業開発室の竹迫大佑さん

 

STEM教育に注力してきたアイロボット

STEM教育とは、Science(科学)/Technology(技術)/Engineering(工学)/Mathematics(数学)の頭文字から取った言葉で、これら4つの学問を学ぶ教育プランのこと。ロボット掃除機「ルンバ」シリーズで知られるアイロボットは、2009年からSTEMプログラムを社内に導入。日本でも、2018年からボランティア社員によりプログラミングを楽しく学べる小学生対象のワークショップを展開しています。

↑発表会では、アイロボットジャパンの山田 毅執行役員が登壇。同社のSTEM教育への取り組みについて説明した

 

そして2021年2月には、ルンバをモチーフとしたSTEM教育用のプログラミングロボット「Root(ルート) rt1」(実売価格2万9800円・税込 以下同)を、同年6月にはその廉価版の「Root rt0」(2万4800円)をリリースしています。

↑30種以上の機能とセンサーを搭載したプログラミングロボット「Root rt1」

 

↑Rootシリーズは、既に38都道府県の学校で導入され、多機能性や柔軟にレベル変更できる点などを評価する声が上がっている

 

今回無料公開された「ルンバ エンジニアリングコース」は、このRootを使って、基本からプログラミングを学ぶための学習カリキュラムです。同コースは、「Rootを動かそう」や「バンパーセンサーを学ぼう」「Rootでお絵描き」「侵入禁止エリア」「クリーンマップを設計しよう」など、ルンバの動きをRootで学ぶ45個のアクティビティが用意されています。

↑「ルンバ エンジニアリングコース」公式サイト。ジュニアコースのテキストがダウンロードできたり、今後追加予定のレッスン動画を試聴できたりします

 

プログラミングを学ぶ、または教える上で課題となるのが、プログラミングが実生活にどのような形で結びついているのかをイメージしにくいところ。その点、「ルンバ エンジニアリングコース」は、身近で役立っているルンバの動きをイメージしながら、それをRootで再現することで、プログラミングの仕組みを学べます。そのため、子どもたちが「なんでプログラミングを学ぶのか?」をイメージしやすいのです。

 

「もう1回やりたい」小学4年生が楽しく学ぶ様子を公開

オンライン発表会では、Rootで子どもが実際に学ぶ様子が公開されました。大阪府摂津市の別府小学校では、小学4年生が「ルンバ エンジニアリングコース」をベースに授業を行っています。授業では、いきなりプログラミングを教えるのではなく、まずはロボット掃除機「ルンバ」が、どんな動きをしているのかを観察します。

↑Rootを使った授業風景。大阪府摂津市別府小学校での授業風景

 

↑まずはロボット掃除機「ルンバ」が、どんな動きをしているかを観察

 

ルンバの動きを観察した後に、プログラミングロボットのRootで、ルンバの動きを再現していきます。Rootへの指令は、タブレットのアプリを介して行います。Rootの本体前面には、ルンバと同様に、バンパーセンサーが搭載されています。そのため、壁などにぶつかると「後退」して「向きを変えて」また「動き出す」といった、ルンバのような動きをプログラミングができるのです。

↑授業では、4人1組のグループに分かれて、色々と試行錯誤しながらプログラミングを行う

 

↑障害物として積み木を置いて、実際に積み木にぶつかった時に、どのような動きをするのか観察

 

授業後、「ルンバ エンジニアリングコース」をもとにした授業を受けた子どもたちからは、「ロボットの仕組みがちょっとわかったみたいで、楽しかったです」や「ルンバみたいに跳ね返したりするのを、次は成功させるっていう思いで、もう1回やりたい」などの声が挙がっていました。

↑授業後の子どもたちからは、楽しそうな声が聞こえてきた

 

子どもたちに教える側の先生は、「アプリで作ったプログラムをもとに、実物(Root)が動いてくれる。そのなかで思っていたのと違う動きをすることもありますが、それも含めて、子どもたちの学びになっていると感じます」と、語っています。

 

「ルンバ エンジニアリングコース」の3つのポイント

「ルンバ エンジニアリングコース」のポイントは、大きく3つ。1つは「ルンバの動きをRootで再現する」ということ。例えばルンバは「壁にぶつかるとちょっと後ろに下がって向きを変える」という動きをします。これをRootで再現するために、複数の(プログラミングの)ブロックを、組み合わせる必要があります。これにより、ルンバの動きをイメージしながら、プログラミング的思考が学べるのです。

↑Rootを動かすプログラミング画面。動きなどを指示する様々なブロックを組み合わせることで、プログラムを作っていく

 

「ルンバ エンジニアリングコース」の2つ目のポイントは、「アクティビティ(授業)の多さ」。最初は基本的な(プログラミングの)ブロックを学ぶところから始まり、ルンバ搭載のバンパーセンサーの仕組みを理解する、侵入禁止エリアを設定するなど、ルンバの動きを再現しながら、最後はルンバと同じように清掃するミッションまであります。

 

今回公開されたのは、「ルンバ エンジニアリングコース」の初級カリキュラムですが、今後は、より上位のカリキュラムも開設していくそうです。

↑公開された初級カリキュラムだけでも45個のアクティビティが用意されている。今後、上位カリキュラムも公開予定

 

「ルンバ エンジニアリングコース」の3つ目のポイントは、「視覚的にカリキュラムの内容を理解できる動画コンテンツ」だといいます。動画は今後、サイトにアップデートされ、アイロボットの社員が登場して、アクティビティを説明していく内容になる予定です。

 

デモを見ながらプログラミングを体験

「ルンバ エンジニアリングコース」の3つ目のポイントに挙げられた動画コンテンツは、発表された6月8日の段階ではまだ準備段階でした。そこで発表会では、どんな動画コンテンツがアップデートされていくのか、その雰囲気を味わうためのデモを実施。アイロボットジャパンの渡邊 峻さんのデモを見つつ、オンライン発表会に参加した報道関係者がRootのアプリを使いながら、プログラミングを体験しました。

↑オンライン発表会でデモを行った、アイロボットジャパン トレーニングチームの渡邊 峻さん

 

本コースでは、プログラミングアプリ「アイロボットコーディング」を使用。ブラウザ上のアプリを使う方法と、スマートフォン用のアプリを使う方法があり、実際にRootの実機を持っている人は、同アプリで作成したプログラムをBluetoothで送るとプログラム通りにRootが動きます。

↑Rootの本体。障害物に当たった時に反応する本体前面のバンパーセンサーのほか、天面のタッチセンサー、裏面の色を認識するセンサーなど、様々なセンサーが搭載されている

 

↑Rootを動かすためのアプリ「アイロボットコーディング」は、スマートフォン用アプリ版とPC用のブラウザ版が用意されている

 

Rootの実機を持っていなくても、アプリ上にシミュレーターがあるので、プログラミングに応じてRootがどう動くのかがわかります。デモでは、このシミュレーターを使って、Rootがルンバのように「前進→障害物にぶつかる→後退→90度回転→前進」というプログラムを作っていきました。

 

実際に試してみたい人は、こちらのサイトを開いてください。Webアプリが起動して、Rootを動かすことができます。

↑アイロボットの「Education」サイトが開いたら、1番上にある「今すぐプログラミングする」をクリックする

 

↑「アイロボットコーディング」サイトが開くので、右上の横3本線のメニューボタンをクリックし、「Language」を「にほんご」に設定。「New Project」をクリックする

 

プログラミングで障害物を避ける動きを再現

いよいよプログラミング(コーディング)画面へ。サイトの下部に並ぶ青や黄、緑のブロックのひとつひとつがRootへの指示です。これらをドラッグして画面上部に並べていくことでプログラミングを行います。「再生」ボタンをクリックすると、右側のシミュレーターでRootがプログラム通りの動きを始めます。

↑プログラミング画面。下部のブロックをドラッグして画面左に配置していきます

 

少しブロックを並べたら(プログラミングしたら)、「再生」ボタンを押し、画面右側に表示されているRootがどのように動くかをチェック。また少しブロックを並べたらまた再生……というトライ&エラーを繰り返しながらプログラミングしていくと、10分程度でRootが「前進」→「障害物にぶつかる」→「後退」→「回転」→「前進」という一連の動きを再現できました! なるほど、ルンバはこんな風にプログラミングされているのか……と目からウロコが落ちる思い。より多くのブロックを把握して使いこなせば、さらにできることが増えるはず。自分のRootが成長していくさまが想像できて、大人の目から見てもワクワクしますね。

↑「前進」→「障害物にぶつかる」→「後退」→「回転」→「前進」のプログラムが完成。画面右のシミュレーターでは、障害物を配置して動きを確かめた

 

なお、「アイロボットコーディング」アプリは、プログラミングのレベルを3段階で切り替えられます。デモで使ったプログラミングは「レベル1」。「レベル2」では、言葉が書かれたより細かく動きを設定できるブロックを並べていきます。そして「レベル3」では、プログラミングのコードの入力ができるようになっています。

 

より複雑な動きをプログラミングするようになると、解説書を読むよりも、今回のデモのような解説動画を見ながら進めたほうがわかりやすいはず。今後、動画が充実していけば、プログラミングでつまづく子どもも減っていくだろう、とデモを体験しながら感じました。

↑画面左下のタブを「レベル2」に切り替えると、さらに細かい動きをプログラミングできる画面へと即座に切り替わる

 

↑「レベル3」に設定すると、プログラミングのコードを入力する画面に切り替わる

 

アイロボット=STEM教育と呼ばれる日も近い

アイロボットのプログラミングロボットには、「Root」シリーズのほかに、よりルンバに近い「Create 3」(クリエイトスリー)がラインナップされています。Rootが対応しているプログラミング言語「パイソン」だけでなく、「ROS2」にも対応します。また、Rootに内蔵されるバンパーセンサーなどのほか、車輪部分のエンコーダー、加速度センサーやジャイロスコープも内蔵し、充電用のホームベースも付属しています。

↑アメリカで発売されているプログラミングロボット「Create 3」。Rootよりサイズが大きく、多彩なセンサーを内蔵。プログラミング言語の「パイソン」だけでなく、「ROS2」にも対応する

 

↑Create 3も、ブロックを組み合わせることでプログラミングして動かせるため、特に専門的な知識を持たなくても誰でも動かせる

 

同社によれば、「ルンバ エンジニアリングコース」を通じてプログラミングへの理解を深めてもらい、最終的にCreate 3を使った本格的なプログラミングができるような仕組み作りを、開発し続けていきたいとのこと。そこで今回は、「ルンバ エンジニアリングコース」の発表とともに、「Create 3」1台と「Root」6台のセットを無償で貸し出す教育機関向けのパッケージが発表されました。

↑「Create 3」1台と「Root」6台の無償貸し出しパッケージ

 

今回、「ルンバ エンジニアリングコース」をリリースし、プログラミングロボットを充実させたことで、アイロボットはSTEM教育のシステムを提供できる環境を十分に整えてきたと言えるでしょう。これまでは「ロボット掃除機といえばルンバ」だったのが、「STEM教育といえばアイロボット」と呼ばれる日も近いかもしれませんね。一方、教育を通して子どもにアプローチすることで、ルンバに親しみを覚える子どもたちが成長し、購入に至ることも多いはず。「本業」の持続的な成長も狙った面白い取り組みなのは間違いありません。

家電のプロが最新ルンバに感動! いま買うべき「最新家電の傑作」ロボット掃除機編

昨今のライフスタイルに適した生活家電の注目のアイテムを、家電に精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

障害物を賢く回避するから外出中も安心して任せられる

【ロボット掃除機】

アイロボット

ルンバ j7+

アイロボットストア価格12万9800円

広角カメラセンサーを本体フロントに搭載。従来モデルの天面カメラでは難しかったルンバのすぐ目の前の状況も把握可能となり、障害物の種類を識別して接触を回避する。ケーブル類、ペットの排泄物(固形物)、靴・靴下・スリッパなどを機械学習済みだ。

SPEC●ナビゲーションテクノロジー:PrecisionVisionナビゲーション●清掃範囲:フロア全体●稼働時間:清掃完了まで自動充電&自動再開●スマートスピーカー:対応●サイズ/質量:φ339×H87mm/約3.4kg

 

愛犬と暮らす田中さんがロボット掃除機に切望していたのが、障害物回避機能の強化。今回のアップデートで、従来のルンバを稼働させる際に悩みの種だった、ペットのうんち問題が解決した。

 

「ルンバが犬のうんちが落ちているのに気づかず接触してしまう……という苦い経験があり、外出中にルンバを動かすのは注意が必要と考えていました。しかし本機の回避能力を検証したところ、難易度が高そうな、柄物のカーペット上のうんちも賢く回避してくれて感動! 床に落ちている靴下やケーブル類などもスイスイ避けてくれます。ルンバが動けるスペースを確保するためにあらかじめ片付けておく手間も減り、導入へのハードルがかなり下がりました」

 

従来に比べ背の低くなったクリーンベースも特徴。歴代のルンバを使用してきた家電のプロも、理想形に近いデザインだと賞賛する。

 

「従来は黒々と突き出て存在感大きめだったクリーンベースは、ルンバ本体とのバランスが良く部屋に馴染みやすいデザインに刷新されました。スタイリッシュなグラファイトカラーにも惚れ惚れ。これからの季節は花粉症対策のためにも、同色で展開されるブラーバ ジェットm6と連携させて、床掃除に一層力を入れたいです!」

↑クリーンベース(自動ゴミ収集機)内の紙パックに最大60日ぶんのゴミを収集。通常の掃除機がけからゴミ捨てまでの手間を肩代わりしてくれる

 

↑ケーブル類や脱ぎ捨てた靴下などもスイスイ回避。万が一ペットのうんちが付着した場合に無償交換するサービスまで付帯する。精度への自信の表れだ!!

 

【コレにも注目!】

床拭きロボット・ブラーバとの連携で床掃除に死角ナシ!

アイロボット

ブラーバ ジェット m6

アイロボットストア価格7万6860円

マッピング機能を備えた床拭きロボット。床面に残りやすいベタつき汚れも、ジェットスプレーで浮かせて拭き取る。季節や生活習慣を考慮して、最適な掃除方法を提案してくれる。3月にグラファイトカラーが登場。

↑ルンバ j7+と連携して、ゴミ吸引と拭き掃除をリレー運転。外出中に隅々まで掃除してくれるのがうれしい

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

主婦目線のリアルなレビューが持ち味。5歳の愛犬と暮らし、日々の掃除が欠かせない。歴代のルンバを愛用。

 

ルンバがさらに優秀になるぞ! アイロボットがロボット掃除機の大規模OSアップデートをスタート

アイロボットは、ロボット掃除機「ルンバ」と床拭きロボット「ブラーバ」のWi-Fi対応製品を対象とした、「iRobot Genius(アイロボット ジーニアス)ホームインテリジェンス」の大規模なソフトウェアアップデート(iRobot Genius 4.0)を開始します。アップデートは6月末を目処に順次行われる予定です。

 

ライフスタイルに合わせた掃除体験を提供

iRobot Genius 4.0へのアップデートにより追加される主な機能は、次の通りです。

①衣類やタオルなどの障害物を認識し、回避

対象モデル:ルンバj7+/j7

ルンバj7+とj7はPrecisionVisionナビゲーションにより、コード類からペットの排泄物など様々な障害物を回避しますが、今回のアップデートで新たに衣類やタオルの認識と回避が可能になります。

 

②i3シリーズがスマートマップに対応

対象モデル:ルンバi3+/i3

これまでは特定の部屋の掃除は指示できませんでしたが、アップデート後はスマートマップの作成と併せて、指定した部屋の掃除ができるようになります。

 

③チャイルド&ペットロック機能を搭載

対象モデル:ルンバ s9+、j7+/j7、i7+/i7、ブラーバ ジェットm6

チャイルド&ペットロック機能が搭載されます。ロボット本体のCLEANボタンの無効化が可能になり、誤って本体のボタンが押されても、待機中のロボットは充電ステーションを離れず、動作中の場合は掃除を続けます。

 

④ Siriによる音声操作が可能に

対象モデル:全Wi-Fi対応機種

iRobot HomeアプリからSiriショートカットを追加すれば、Siriに話しかけるだけで掃除ができるようになります。清掃開始、一時停止、再開、充電ステーションへの帰還を指示するフレーズを設定可能。

 

⑤部屋やエリアごとに清掃モードの設定が可能に

対象モデル:ルンバ s9+、j7+/j7、i7+/i7、ブラーバ ジェットm6

自宅のエリアごとに、走行回数などの清掃モードを設定できるようになります。例えばブラーバ ジェット m6では、台所はジェットスプレーの水量を増やして念入りに、寝室は水分量や時間を節約してすばやく拭き掃除するなど、細かな設定が可能です。

 

↑「NEW」と記載されている項目が、今回のiRobot Genius 4.0へのアップデートで実装される機能

最新ルンバの核心は「数にモノ言わす戦略」でした! フンをよける話題のモデル「j7」の進化を丁寧に解説

アイロボットジャパンは2月10日からロボット掃除機の新製品「ルンバ j7+」「ルンバ j7」を発売しました。実売価格は、自動ゴミ収集機のクリーンベースが付属する「ルンバ j7+」が12万9800円(税込)、クリーンベースが付属しない「ルンバ j7」が9万9800円(同)。新製品の概要は以前の記事でも既に取り上げていますが、今回は、都内で開催されたメディア向けデモンストレーションの様子をレポートします。

↑自動ゴミ収集機のクリーンベースが付属する「ルンバ j7+」

 

あえて当たる方式から避ける方式へ

ルンバ j7シリーズの最大の特徴は、なんといってもルンバ初の障害物回避機能。初期段階では電源コードやイヤホン、スマホの充電コードといったケーブル類、スリッパ、靴下、靴、ルンバの充電ステーション、そしてペットの排泄物(固形・以下フンと表記)を前面のカメラが認識し、ぶつかる前に回避します。

↑従来のハイエンドモデルのルンバ s9+および従来モデルのルンバ i7は、天面に斜め上方を向いてカメラを搭載していますが、ルンバ j7はカメラを正面に搭載

 

↑従来モデルのルンバ i7(左)とルンバ j7(右)の画角の違い。ルンバ j7は正面にカメラを搭載したことで、障害物を検知できるようになりました(画像は発表会より)

 

これまでのルンバは、あえて「当たる」方式を採用してきました。壁やテーブルの脚まわりなど、ルンバが当たることで障害物の際(きわ)のゴミまでもかき出して吸い取るという考え方だったからです。障害物を避ける方式だと、壁際や家具の脚元などにゴミが残ってしまったり、カバーのかかったソファの場合はカバーを障害物と判断して「回れ右」してしまったりすることも。しかし、いままでのルンバの場合は、ソファのカバーも押し上げてそのままソファの下まで潜り込んで掃除できるわけです。

 

しかし、いままでの「当たる」方式だと、床に落ちたイヤホンのコードやスマホの充電コードなどを回転ブラシが巻き込んでルンバが動けなくなったり、床に粗相したペットのフンにルンバが乗り上げて目も当てられない大惨事になったりと、多くの不便が発生していました。そんな課題を解消すべく、今回初めて障害物回避機能を搭載することとなったのです。

↑このようなイヤホンの細いケーブルも検知して回避します

 

↑靴下とスリッパも形状を把握して回避。米国ユーザーのフィードバックにより実現しました

 

フンのデータを収集してシミュレーションを実行

ルンバ j7は電源コードやペットのフンなどのデータをあらかじめ備えており、掃除中にそれら障害物を見つけた場合は回避するようにプログラムされています。ペットのフンといっても千差万別。犬と猫では大きさも形も色も違う。大型犬と小型犬でもかなり異なるし、同じ犬でもその日の体調によって違ってきます。

 

そのため、アイロボットでは大きさ・色・形さまざまなフンの3Dデータを収集し、膨大なシミュレーションを実施しました。これにより、犬と猫に関しては大小様々なフンを見分け、回避することに成功。もし清掃中にペットのフンが付着してしまった場合、メーカー保証期間内1回に限り、無償でルンバ本体の修理・交換してくれるとのことで、回避プログラムに自信を持っていることがうかがえますね。

↑立派なフン(イミテーションです)に乗り上げたり引きずったりしたら大惨事。ゆえにフンの場合は、ほかの障害物より距離を大きくとって回避します

 

それぞれの障害物への対処はアプリ上で選択

ちなみに、ペットのフンを含め、ルンバ j7が掃除中に見つけ、回避した障害物は掃除終了後にアプリ上でその画像と位置情報を確認できるようになっています。ユーザーはこの報告画像を見ながら、障害物に対してどのよう対処すべきかを選択できます。

↑掃除中に見つけた障害物は、アプリのマップ上にその位置と写真を記録。ルンバがどこでどんな障害物を検知し、回避したかが一目瞭然

 

アプリに表示された障害物のなかで、床に落ちた靴下などの一時的なものに関しては、「一時的な障害物がここにあります」を選び、障害物を取り除いたあとに「もう一度清掃」を選べば、障害物が落ちていた場所だけを再度掃除するよう指示することもできます。

 

一方で、電源タップ周りなど次回以降も回避してほしい場合は「進入禁止エリアを追加」を選べば、次回以降も掃除せずに回避します。その際、禁止エリアの範囲はアプリ上で任意に指定が可能。つまり、「このコードは避けて(=このエリアには入らないで)」「これは無視してOK」など、それぞれの障害物に対して適切な対処を指定していけば、次回以降はその部屋に最適な掃除をしてくれるわけですね。

↑発見した障害物をどう処理するかがアプリ上で選択可能。誤認の場合は「ここに障害物はありません」を選べば、次回からは回避せずに掃除するようになります

 

↑一時的な障害物を取り除いたあと、障害物があった場所だけをもう一度掃除させることもできます

 

これらの対処方法を選ぶ際に「データベースに送信」を選べば、障害物の写真および対処方法がアイロボットのクラウドに送られます(送信は任意。送信しなくてもOKです)。これにより、世界中からたくさんの障害物のデータが集まり、ルンバの頭脳が学習してどんどん賢くなっていく、というわけ。ユーザーからのフィードバックにより学習した結果は、3か月に1回程度のアップデートにより、それぞれのルンバにインストールされる仕組み。このシステムは「世界60か国以上で販売され、4000万台以上の累計販売台数を誇るルンバならではの強み」と、アイロボットは胸を張ります。確かに、数にモノを言わせてデータを集める戦略はユーザーが多ければ多いほど有利。その意味で、アイロボットはユーザーという資産を最大限に活用し、還元しているといえるでしょう。

↑世界中のユーザーのフィードバックがルンバの進化に貢献することから、アイロボットはルンバ j7を「ユーザー参加型AIロボット」と紹介しています(画像はオンライン発表会より)

 

なお、ルンバ j7は日本に先駆けること約4か月前、既に米国で発売されていますが、靴・靴下・スリッパを回避できるようになったのは、この間の米国ユーザーからのフィードバックによる学習効果とのこと。ペットのフンに関しても、現在は犬と猫だけが保証の対象となっていますが、こうしたユーザーのフィードバックにより、今後はウサギやフェレットなど小動物のものも回避し、保証の対象となるかもしれません。

 

特定のルーティーンを「お気に入り」として保存できる

もうひとつ、j7は最上位モデルのルンバ s9+や従来モデルのルンバ i7と同様、家の間取りや家具の配置を学習し、マップを制作・保存して効率的に家中を掃除できます。マップを保存することで特定の部屋だけを掃除する、部屋の中の一部のエリアを掃除する、逆に特定の部屋だけを掃除しない、部屋の一部のエリアを掃除しない、といったことも専用アプリで簡単に設定できます。

 

ある特定のルーティーンを「お気に入り」として保存することも可能。例えば、食事をしたあとにキッチンとダイニングテーブル周りだけを掃除する命令を「食事」という名前でお気に入りを作れば、あとはワンタッチでその命令をこなしてくれます。「映画」というお気入りではソファの周りだけを掃除したり、「ニャンコ」ではペットの給餌ゾーン周りだけを掃除したりと、いくつもの命令を自由に設定できます。掃除したいエリアをイチから指定することなく、ワンタッチで意図した場所まで自動でルンバが移動して掃除してくれるのは、とても手軽でありがたいですね。

 

なお、ルンバ j7はスマートスピーカーにも対応しているので、例えば「ニャンコを掃除して」とスマートスピーカーに音声で話しかければ、お気に入りの内容を自動的に実行してくれます。加えて一時的な障害物も回避しつつ、入ってはいけない場所を避けてくれるわけですから、超お手軽におまかせ掃除が実現できるわけですね。

↑お気に入りを作る場合、掃除するエリアや部屋の順番も指定できます

 

クリーンベースと本体デザインも大きく変化

また、ルンバ j7+からクリーンベースの形状が変化しました。従来は縦に長い形状をしていましたが、今回から横に長い形状とし、従来モデルのルンバ i7+と比べて高さが約15cm低くなりました。これも、「ローカウンターやローシェルフの下に置きたい」というユーザーの要望に応えたもの。もともと、横幅としてはルンバ本体分のスペースを必要とするわけですから、縦のものを横にしても問題ないことになります。

↑左がルンバ j7+、右が従来モデルのルンバ i7+。クリーンベースが横長になり、従来比で高さが約15cm抑えられました

 

クリーンベースを横型したことで、もう一つのメリットが生まれました。予備の紙パックを入れておくスペースが確保できたのです。クリーンベースには最大約60日分のゴミを溜めておけますが、約2か月は意外に長く、紙パックの予備をどこに仕舞ったか忘れがち。ですが、クリーンベース内に収納されていたら、すぐ予備のものに付け替えられるて便利です。

↑ルンバ j7+(左)のクリーンベースには、左側に紙パックの予備を入れるスペースができました

 

なお、本体のデザインも大きく変わっています。天面にカメラがなくなったことでスッキリし、お手入れがしやすくなりました。ルンバ i7はスタートボタンの他に、スポット清掃、ベースに戻るためのボタンが付いていましたが、ルンバ j7はベースに戻るのは長押し、スポット清掃はアプリ操作となり、ワンボタンのみのシンプルデザインです。

↑ルンバ j7(左)は天面のデザインがスッキリ!

 

↑裏面は、ルンバ j7(左)のエッジクリーニングブラシが黒色になった以外は変更なし

 

設置しやすくなり、アプリによる掃除のカスタマイズも手軽になったルンバ j7シリーズ。今後、世界中のユーザーから寄せられたデータによってさらに賢くなり、多くの“吸い込んではいけないもの”を回避できるようになるでしょう。特にペットを飼っている家庭にとって、フンのおこぼしはロボット掃除機導入の大きなハードルとなっていましたが、j7シリーズの登場によってそのハードルが大きく下がったのは間違いありません。個人的には、猫の吐瀉物も避けてくれればと思いますが……データの蓄積により、それも近い将来実現してくれるかもしれませんね。

↑ルンバ j7とルンバ j7+が加わった新ラインナップ

 

今度は「育てるルンバ」が登場! 前面カメラ初搭載の最新モデル「ルンバ j7+」は何ができるか?

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「ルンバ j7+」「ルンバ j7」を2月10日(木)より販売を開始します。実売価格は、クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属するルンバ j7+が12万9800円、クリーンベースを省略したルンバ j7が9万9800円(いずれも税込)。この発売に伴い、OSの「iRobot Genius(アイロボット ジーニアス)ホームインテリジェンス」(以下、iRobot Genius)の最新バージョンをiRobot Home アプリを利用するユーザーに提供を開始しています。

↑今回発表された「ルンバ j7+」。このほか、クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属しない「ルンバ j7」もあります

 

↑「ルンバ j7+」「ルンバ j7」の価格と発売日。このほか、ルンバ j7とカラーリングを合わせた床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6 グラファイト」(写真右/実売価格7万6868円・税込)も3月4日に発売されます

 

コードやペットの排泄物などの障害物を識別して回避

「ルンバ j7+」「ルンバ j7」は、「PrecisionVision ナビゲーション」を搭載。ルンバ初となるロボット前面に搭載されたカメラにより、リアルタイムに目の前の障害物に反応し、特定の障害物を識別して回避します。現時点で回避する障害物はケーブル類 (ヘッドホンのコード、電源ケーブル)、ペットの排泄物(固形物)、靴(スリッ パ)、靴下、充電ステーション(「ルンバ j7+」「ルンバ j7」「ブラーバ ジェット m6」)で、このアイテムは今後順次増えていくとのこと。

↑前面にカメラと照明用のLEDを搭載。床面に置いてあるモノを映して識別します

 

↑現時点でルンバ j7が回避する障害物

 

これにより、散らかったままの部屋でも障害物を認識して、回避しながら確実に清掃することができるといいます。回避した未清掃のエリアをお知らせする機能も搭載されており、掃除残しを防げます。また、この技術により、従来では難しかった細い家具の脚なども検知可能になり、優しく接触して清掃することが可能になりました。

↑床に落ちている靴下を回避するルンバ j7

 

↑ペットオーナーの悩みだったペットの排泄物も回避

 

データの蓄積により、回避できる障害物が増えていく

ユーザーが障害物のデータを提供することで、ルンバを「育てる」ことができるのも特徴。清掃中に障害物が見つかると、清掃終了後にアプリ上にその画像が表示され、これらの障害物に今後どのように対処すべきかを、アイロボットが管理するクラウド上にユーザーが任意でフィードバックできます。世界中のユーザーからのフィードバックが収集されることでデータが構築され、回避できる障害物が増えていきます。世界中のユーザーがルンバの進化に貢献するというこの仕組みは、世界シェアナンバーワンを誇るアイロボットだからこそできる特徴のひとつとのこと。

↑コードを発見した場合。アプリ上で「進入禁止エリアを追加しますか?」と提案してくれます

 

OSのアップデートにより、外出を検知して起動することも可能に

このほか、アップデートされたOS「iRobot Genius」により、ユーザーの清掃方法を細かく学習し、便利な機能を提供するとのこと。例えば、アプリを通して特定の場所を掃除でき、進入禁止に設定できるのはもちろん、清掃にかかる時間を事前に知らせる機能や、携帯電話の位置情報を応用して外出したらルンバが清掃を開始する機能などを新たに搭載。また、吸引モーターを起動せずに部屋から部屋へ静かに移動する「クワイエット走行」や、ルンバを買い替えても間取りを記憶したマップを引き続き使用できる「マップコピー」なども追加されました。

↑スマホの位置情報を活用して、外出時に起動させることも可能

 

クリーンベースが横長タイプに変更

「ルンバ j7+」に搭載されているクリーンベース(ゴミ収集機)は従来の縦長から、横長タイプへと一新。これにより、テーブルなどの下にも収納しやすくなりました。クリーンベース内には予備の紙パックを入れておくスペースを確保。「滅多に交換しないだけにいざという時に交換用が見つからない」というユーザーの意見を解決しています。

↑ルンバ j7+(左)はクリーンベースを横長としたことで、従来モデルのルンバ i7+(右)より高さを約15cm低くしました

 

↑クリーンベースが低くなったことで、棚の下などにも設置しやすくなりました

 

「ルンバ j7+」「ルンバ j7」は、“インテリアに溶け込むようなロボット”をテーマにデザインされ、グラファイト調のディスクアイコンを新たに採用したほか、ボタンひとつだけのソリッドなフェースプレート、細かい凹凸の入ったクリーンベースの質感、ハイグレード感のあるレザー調のプルタブなど、ディテ ールまでこだわったデザインを採用しています。

↑質感にこだわったデザインも特徴

 

発売を記念したサブスクのおトクなキャンペーンも

このほか、ルンバ j7+ / j7はルンバのサブスクリプションプラン「ロボットスマートプラン+」に追加され、「おためし2週間コース」と「あんしん継続コース」が利用可能になりました。さらに、ルンバ j7+ / j7の発売を記念し、同モデルの「あんしん継続コース」を3月14日までに申し込むと、3か月ぶんの料金が無料になるキャンペーンも実施しています。コード類やペットの排泄物などの障害物を回避し、OSのアップデートでさらに機能が増えたルンバ j7、クリーンベースの改良で設置しやすくなったルンバ j7+。サブスクプランやおトクなキャンペーンも踏まえて、試してみてはいかがでしょうか。

↑ルンバ j7+とルンバ j7は、サブスクリプションプランでも利用可能になりました

 

「ダイソンの逆を行くモデル」がホントに良かった! 2021年「プロが本気でほしくなった掃除機」3選

2021年に発売された掃除機で、家電のプロが高く評価したモデルは何なのか? それは、「個人的に自宅で使いたいモデル=本気でほしい掃除機」を聞けばいい! というわけで今回は、検証企画で数多くの最新クリーナーに触れてきた家電ライター・平島憲一郎さんにお願いし、3つのモデルを挙げてもらいました。そのうち2モデルは言わずとしれたあのブランドの新製品……ですが、残りのひとつは「いままでの掃除の概念を変える」画期的なモデルとのこと。平島さんのオススメのコメントとともに紹介していきます!

 

【その1】「掃除しなきゃ!」という心理的ハードルを下げてくれる

パナソニック

パワーコードレス MC-NS10K

実売価格7万2600円(税込)

掃除後のゴミを自動で収集するクリーンドックを新開発。掃除が終わるごとに、本体のフィルターケースにたまったゴミをクリーンドック内の紙パックに自動で収集します。これにより、スティック本体のゴミ捨てが不要になり、クリーンドックのゴミ捨ては月1回でOKに。ダストボックスを分離したことで、本体はスリムかつ軽量となり、手元にかかる重量も約0.45kgと軽く、軽快に操作できます。また、クリーンドックには微粒子イオン「ナノイーX」の放出デバイスを搭載。掃除後にスティックを戻すと、1日あたり約4時間「ナノイーX」が放出され、紙パック内に集めたゴミを除菌・脱臭します。

SPEC●充電時間:約3時間●運転時間:HIGH約6分、AUTO約10~15分●集じん容積:スティック0.05 L、クリーンドック0.8 L●サイズ/質量:スティック幅213×奥行130×高さ1030mm/1.5 kg、クリーンドック幅134×奥行282×高さ417mm/13.0 kg

↑掃除が終わったら、そのままヘッドをクリーンドック(充電台)にスライドさせればOK。すぐにクリーンドックが本体のゴミを吸い取ってくれます

 

↑クリーンドックの紙パックにゴミを溜めるしくみ

 

【平島さんのオススメコメント】

ゴミ自動回収機能でゴミ捨ての手間を大幅に減らせるのが本当に便利。他の掃除機メーカーも、「その手があったか! 」と悔しく思っているのではないでしょうか。クリーンドックからの着脱のスムーズさ、「からまないブラシ」採用でブラシの毛がらみの手間が大幅に減ることなど、掃除中だけでなく、掃除前と掃除後の手間を減らすことで、「掃除しなきゃ!」という心理的ハードルを下げてくれます。連続運転時間は短いのですが、気になる場所をちょこちょこ掃除するのに最適。運転時間を延ばし、一度で部屋中の完結させるダイソンとは別のアプローチながら、掃除の概念を変える製品だと思います。

 

【その2】「いますぐ掃除したい!」と思わせる“ザワザワ感”がある

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim

実売価格8万6900円(税込)~

※写真はDyson V12 Detect Slim Total Clean

先端にレーザー照射ユニットを備えたヘッドを新搭載。下方1.5度の角度にレーザー光を照射し、肉眼では見えにくい微小なホコリを可視化します。吸気口のピエゾセンサーで吸引したゴミのサイズと量を計測し、液晶画面にリアルタイム表示。ゴミの量に応じて吸引力を自動調整し、ゴミの多い場所ではパワフルに掃除しつつムダなバッテリー消費を抑えます。吸引力は従来モデルのDyson Digital Slimの1.5倍、最長運転時間も約60分になり家中の掃除に対応。

SPEC●充電時間:約3.5時間●最長運転時間(クリーナーヘッド/非モーター駆動ツール):エコモード約50分/約60分、中モード約30分/約30分、強モード約5分/約5分●クリアビン容量:0.35L●サイズ/質量:W250×H1095×D234mm/2.2kg(Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド装着時)

↑レーザーの照射で床のホコリが浮かび上がります

 

↑本体背面の液晶ディスプレイには、吸引したゴミのサイズと量を表示

 

【平島さんのオススメコメント】

こちらは掃除のハードルを下げるというより、一度掃除を始めるとやめられなくなる掃除機。ホコリを見つけてちょっと掃除するつもりがその先にホコリがあり、それを掃除し終えるとその先にもまたホコリが見え、結局、部屋中を掃除してしまう……という。明るい室内でも緑色のレーザー光で微小なゴミをはっきり照らし出す、光と影のコントラストに「いますぐ掃除したい!」と思わせる“ザワザワ感”がありますね。特に、床に落ちたペット(猫)の毛に「こんなに落ちていたのか」と驚きました。掃除後の床にゴミがまったくない爽快感もピカイチ。ゴミを残さず取り除く“ミッション・コンプリート”感も感じられ、これまでにない掃除体験が味わえました。

 

【その3】先駆者としての「一日の長」を感じる。デザインにも惚れた!

アイロボット

ルンバ i3+

実売価格7万9800円(税込)

インテリアに馴染むファブリック調のグレーボディを採用。付属するクリーンベース(自動ゴミ収集機)は、ルンバ本体がベースに戻るたびにダストボックスの中身を吸引し、内部の紙パックにゴミを収納してくれます。クリーンベースは最大60日分のゴミを収納できるため、ゴミ捨ての手間が減るのがメリット。独自のゴム製のデュアルアクションブラシと、10倍にアップしたパワーリフト吸引で、大きなゴミからハウスダスト、ペットの毛まで逃さず取り除きます。家具の下に挟まれることがないよう、リアクティブセンサー(バンパーセンサー)で上部の圧力を感知し、後退する機能も搭載。スマートスピーカーにも対応しています。

SPEC●充電時間:約3時間●稼働時間:最大 75分(清掃完了まで 自動充電&自動再開)●クリーニングシステム:3段階クリーニングシステム●サイズ/質量:φ342×H92mm(本体)、W310×D390×H490mm(クリーンベース)/約3.2㎏(本体)

↑本体のゴミを自動で排出し、クリーンベース内の紙パックに取り込みます

 

↑上部の圧力を感知するリアクティブセンサーテクノロジーを搭載。奥が低くなっている家具の下など狭い場所への進入を回避します

 

【平島さんのオススメコメント】

自動ゴミ収集機を付属したモデルとしてはリーズナブルな価格設定(9万9800円)だったルンバ i3+が、10月の価格改定でさらに7万9800円に値下げし、より高コスパになりました。掃除後のゴミ捨て不要なのがとにかく快適で、掃除のことを考えるのは掃除の前に床上の小物をザッと片付けるときだけ。多少のコード類が床上にあっても、巻き込み防止機能が付いているため、ほぼ走行不能になることがありません。基本のゴミ除去性能も文句なしで、様々な状況に最適な動きで対応する点を含め、ロボット掃除機の先駆者らしい「一日の長」を感じました。洗練されたファブリック調デザインにも惚れ惚れします。

 

【教えてくれたのはこの方!】

家電ライター

平島憲一郎さん

数多くのクリーナーを検証してきた家電のプロ。実体験に基づいた詳細なレポート記事に定評があり、GetNavi webでは1万字を超える濃厚レビューが好評を集めています。

ルンバなどが最大9600円オフで買えちゃう! iRobotのブラックフライデーセール11月26日開催

iRobot(アイロボット)は、11月26日から12月2日の期間、Amazonのブラックフライデーにおいて「ルンバ692」や「ルンバ e5」をはじめとする人気ロボット掃除機をお手頃価格で販売します。

※価格は全て税込です。

セール製品一例

ルンバ 692

セール価格:2万2800円(7000円オフ)

通常価格:2万9800円

 

ルンバ e5

セール価格:3万1800円(8000円オフ)

通常価格:3万9800円

 

ブラーバ jet 240

セール価格:1万9800円(9600円オフ)

通常価格:2万9400円

ルンバ史上最高の人気を誇る「ルンバ e5」を含む3機種が大幅値下げ

ロボット掃除機・ルンバのメーカーであるアイロボットは、リブランディングにともない、「ルンバ e5」と「ルンバ i3 シリーズ」の価格を変更すると発表しました。このうち、「ルンバ e5」はルンバ史上最高の人気を博しているモデルです。

 

e5は1万円、i3シリーズは2万円を値下げ

1990年、マサチューセッツ工科大学の自立型人工知能ロボット研究所の一室から創業したアイロボット。創設31年目を迎える同社は、この秋に全世界のマーケットにおいてブランドカラーやメッセージを一新、大規模なリブランディングを実施しています。今回のリブランディングでは、「暮らしを、もっとあなたらしく。」という新たなスローガンを掲げています。同社は今回のリブランディングに「消費者が掃除をルンバに完全に任せることで、より自由な時間が生まれ、自分らしい暮らしができるように」という想いを込めているそうです。

 

このリブランディングにあたり、アイロボットジャパンでも、ルンバがより身近なものになるよう値下げを実施。人気の3機種、「ルンバ e5」、「ルンバ i3」、「ルンバ i3+」の価格改定を実施しました。

 

従来のアイロボット公式ストア価格より「ルンバ e5」は1万円、「ルンバ i3シリーズ」は2万円価格を抑え、10月8日から新価格として販売しています。月額レンタルサービスの「ロボットスマートプラン+」の料金もあわせて値下げされています。なお、レンタルサービスのうち、「おためし2週間コース」の価格は変更されておらず、継続してレンタルをする方のための「あんしん継続コース」のみが値下げの対象となっています。

 

価格改定が行われる商品、改定前後の価格については、以下の通りです。

 

ルンバのレンタル料金が最大3か月半無料になるキャンペーンも

また、今回値下げ対象となる3モデルについて、「ロボットスマートプラン+」の「あんしん継続コース」を対象期間内に新規で申し込むと、実質初月を含む3か月のレンタル料金が無料となるキャンペーンも実施されています。「おためし2週間コース」から「あんしん継続コース」へ移行した場合もこのキャンペーンが適用されるうえ、この移行をした場合は「おためし2週間コース」の料金が全額キャッシュバックされるので、キャンペーン期間内に移行を済ませれば実質最大3か月半のレンタル料金が無料になります。

 

こちらのキャンペーンの申し込み対象期間は11月15日23:59までです。

Amazonプライムデーで、アイロボットの「ルンバ」が2万2800円に!

Amazon.co.jpで、年に一度のセール「Amazonプライムデー」が開催中。6月22日の23時59分まで実施しています。

 

これに合わせて、現在アイロボットのロボット掃除機「ルンバ 692(R692060)」が、2万2800円(税込)で販売されています。製品ページはこちら

 

ルンバ 692はAmazon限定モデルで、Wi-Fiへの対応と、すっきりしたスタンダードなデザインが特徴。専用アプリを使えば、日時を指定した清掃予約や、ソフトウェアの自動アップデートも可能です。また、Amazon Alexaにも対応し、音声でも操作ができます。

 

オススメの間取りは1~2部屋となっており、それほど広くない部屋で使いやすいモデルです。もちろん、段差を感知して落下を自動回避したり、清掃後に自動でホームベースに戻って充電するなど、ルンバの基本的な機能はそなえています。また、カーペットとフローリングの両方に対応するので、さまざまなタイプの部屋で使用できます。

 

通常価格は3万800円(税込)なので、プライムデーで8000円も安く購入できることになります。3万円を超えると、なかなか衝動買いはしにくいかもしれませんが、この価格なら、ロボット掃除機をはじめて購入する人にとっても、手を出しやすいのではないでしょうか。

 

ロボット掃除機を導入すると、本当に日々の掃除がラクになります。興味を持ちつつも使ったことがなかった人にこそ、オススメです。

ルンバの上位モデルが2週間でイチキュッパ(60%オフ)!「お試しユーザー」が待っていたサブスクプラン「3つの進化」

アイロボットジャパンは、6月8日の「ルンバの日」に、オンラインにて事業戦略発表会を開催。ここで同社は2020年に開始したサブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+(プラス)」をアップデートし、同日より運用を開始することを発表しました。

↑アップデートの内容を発表する同社ダイレクトビジネス部の皆川光宇氏

 

アップデートの内容は以下の通り。

【アップデート1】 人気のフラッグシップモデル「ルンバ s9+」をラインナップに追加

「ルンバ s9+」はルンバで唯一、壁際や部屋の隅の掃除に適した「Perfect Edgeテクノロジー」を搭載する最上位モデル。エントリーモデルの約40倍の吸引力を持ち、自動ゴミ収集機を備えています。この「ルンバ s9+」を月額定額制の「あんしん継続コース」(※)のユーザーの85.9%が「体験したい」と回答。その声に応え、今回新たに「あんしん継続コース」のラインナップに「ルンバ s9+」が追加されました。「ルンバ s9+」の月額利用料金は5480円(税込/以下価格はすべて税込)。

※あんしん継続コース…月額利用料金:エントリーモデル980円~最上位機種5480円 契約期間:36か月間(※契約満了時に所有権がユーザーに移転。契約開始から6か月以内は解約・返品不可) 無償保証・修理期間:36か月間(※ユーザー過失故障の場合は、契約開始から1年以内であれば無償修理対象)。

 

【アップデート2】 ロボットを返却せずにあんしん継続コースへの移行が可能に


これまでは「おためし2週間コース」(※)から月額定額制の「あんしん継続コース」へと契約切り替えをする際は、一度ロボットを返却しなければならなかったため、「返却に手間がかかる」「ルンバが家の間取りを記憶したばかりなので不便を感じた」というユーザーの声があったそう。

※おためし2週間コース……契約期間:14日間 オプション:2週間のレンタル終了後、アイロボット公式オンラインストアで同型の製品を購入した場合、レンタル料金相当を全額キャッシュバック(要申請)。また、「あんしん継続コース」に移行の場合、初月利用料が無料となり、「おためし2週間コース」の利用料金相当を全額キャッシュバック

 

そこで、コース変更後でも返却せずに同じロボットを使えるように変更。「おためし2週間コース」から「あんしん継続コース」へ移行すると、「おためし2週間コース」の費用1980円をキャッシュバック、初月1か月無料、たっぷり3年保証というこれまでの特典が利用可能。さらに、コース変更後も同じロボットを使う場合には、月額料金が10%オフとおトクに利用できます。

 

【アップデート3】 「おためし2週間コース」は全モデル一律1980円に価格改定


従来は機種によって1980~4980円と価格に違いがあった「おためし2週間コース」。その価格を全モデル一律1980円に改定しました。自動ゴミ収集機付きの上位モデル「ルンバ i7+」を例にとると4980円→1980円(約60%オフ)となり、3000円もおトクになるわけです。これにより、上位モデルを試すハードルが格段に下がることになります。なお、先述の最上位モデル「ルンバ s9+」は「おためし2週間コース」の対象外。

 

3つのアップデートのなかでも、特に「おためし2週間コース」で上位モデルを含む全モデルが1980円になったインパクトは大きいです。「おためし2週間コース」を創設し、キャッシュバックを充実させた前回アップデートと同様、「とにかく一度使ってみて!」というアイロボットの強い熱意が見て取れますね。

 

6月11日から「あんしん継続コース」が3か月無料になるキャンペーンも実施

さらに、6月11日(金)00:01~7月18日(日)23:59には、月額定額制の「あんしん継続コース」が3か月無料になるキャンペーンも実施するとのこと(対象製品:ルンバ i7、i7+、i3、i3+、ブラーバジェット m6 ※新規申し込み、おためし2週間コース経由いずれも対象)。

 

価格を抑えたプログラミングロボット「Root rt0」を発売

事業戦略発表会では、ルンバをモチーフとしたプログラミングロボット「Root」の新モデル「Root rt0(アールティーゼロ)」も発表されました。発売は7月8日。

↑左が新モデルの「Root rt0」で、右が従来モデルの「Root rt1」

 

Rootは同社の「STEM(※)教育への情熱を形にしたロボット」とのこと。従来モデルの「Root rt1」(アイロボットストア価格2万9800円)は、今年2月の発売後約4か月で34都道府県の小学校で導入されました。

↑Rootを使った仙台白百合学園小学校での授業の様子。生徒たちは、シートをぐるっと一周させるミッションに夢中になっていました

 

現場の教師からは「敷居が高く感じていたプログラミングが、ぐっと身近に感じられるようになった」など概ねポジティブな声が上がる一方で、「予算取りが厳しい」「生徒一人に一台のRootを導入するのはハードルが高い」という声も聞かれるとのこと。そこで、従来のRootに搭載されている天板ホワイトボード、イレイサー、カラーセンサー、段差センサー、マグネットを省略し、価格を抑えたのが「Root rt0」(アイロボットストア価格2万4800円)です。

※STEM……Science(科学)Technology(技術)Engineering(エンジニアリング)Mathematics(数学)の頭文字からとった教育プログラム

 

サブスクをより使いやすく改善したルンバ、価格を抑えたRoot。どちらも導入のハードルをぐっと下げたことで、さらなる普及が見込まれます。家庭でも学校でも、より身近な存在になりそうですね。

家電大賞で部門6連覇&2度目の総合GP!「プレミアムルンバ」の凄まじさを紐解く3つの機能

「家電大賞」は、トレンド情報誌「GetNavi」と白物家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今回で6回目となる「家電大賞2020-2021」では、ノミネートされた全155製品のなかから、 読者投票(投票期間は2020年11月22日~2021年1月6日)により、 グランプリと部門賞(特別賞含む18部門)が決定! 6回目の総合グランプリを獲得したのは、アイロボットの「ルンバ s9+」!

 

創業30年の英知を集約

【総合グランプリ】&【ロボット掃除機部門】金賞

アイロボット

ルンバ s9+

画期的なD型デザインと従来比40倍(※)の吸引力でゴミ除去性能が劇的に進化。高性能センサーなどにより、入り組んだ場所も巧みに走行する。クリーンベースを搭載し、掃除後のゴミ捨てはほぼ不要だ。

※:AeroVac搭載の600シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット調べ)

SPEC ●ナビゲーションテクノロジー:vSLAMナビゲーション ●清掃範囲:フロア全体 ●稼働時間(目安):最大120分 ●充電時間:約3時間 ●スマートスピーカー:対応 ●サイズ/質量:W312×H89×D312mm/約4.0kg

 

【読者コメント】

「丸型からD型へのスタイルチェンジでロボット掃除機の清掃力の限界を超えた」(20代・女性)

「共働きで朝バタバタのわが家は、 もうコレなしでは生きていけない!」(30代・男性)

「在宅時間が増えて家の床がすぐ汚れるようになったが、 s9+のおかげで清潔さを保てた」(40代・男性)

 

家電大賞2020-2021の総合グランプリはルンバ s9+に決定! アイロボット30年の英知を結集し、ユーザーニーズに応えるべく、コスト度外視で開発した超プレミアムモデルだ。従来比40倍の吸引力、家具の種類までも判別するvSLAM/センサー技術など、その性能はまさに“モンスター級”と言える。

 

今回のグランプリ受賞は、そんな“攻め”の開発姿勢が多くのユーザーに受け入れられた証。評価ポイントも様々だが、特に、「従来以上のマッピング性能と新採用のD型フォルムで、隅々まで取りこぼしなく掃除してくれる」など、デザイン変更による清掃力の大幅アップと、ナビ技術の進化を評価する声が多数。

 

さらに、「ダスト容器のゴミを捨てる作業がなくなると、こんなにラクなのかと日々痛感しています」 といった、クリーンベース搭載を評価する声も数多く寄せられた。

 

ルンバ s9+はロボット掃除機としての完成度の高さに加え、未来の生活、未来の掃除の在り方をも提示。2020年を代表する家電として納得である。

 

【POINT1】D型デザイン&吸引力

「ルンバ=丸型」の既成概念を覆すD型デザインを採用。デュアルアクションブラシも約30%長尺化し、部屋の角のゴミを確実に捕捉可能になった。さらに吸引力も40倍(※)に強化し、カーペット上の微細なゴミも逃さない。

※:AeroVac搭載の600シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット調べ)

 

↑D型ボディ先端部のコーナーブラシが部屋の角に届いてゴミをキャッチ。丸型ボディでは取り切れなかったゴミが除去可能に

 

↑デュアルアクションブラシを本体前方に配置することでブラシ幅を30%拡大。コーナーブラシでかき取ったゴミを確実に吸引する

 

【POINT2】クリーンベース (自動ゴミ収集機)

掃除終了後、s9+が吸ったゴミをクリーンベースに自動排出。掃除のたびに必要だったダスト容器のゴミ捨てが不要となる。クリーンベースには最大60日ぶんのゴミを収集でき、掃除だけでなくゴミ捨てのことまで考えずに済む。

 

↑掃除が終わり、s9+がクリーンベースに戻ると、ダスト容器のゴミを自動排出。出力1200Wのモーターで一気に排出完了する

 

↑クリーンベース内にアレルギー物質を99%捕捉する紙パックを装着。取り出し時に紙パックのフタが閉まるため、ホコリが舞い上がる心配もない

 

【POINT3】間取り学習機能

独自のvSLAMナビゲーションで部屋の間取りや家具の配置を学習しマッピング。各部屋を最短ルートで移動し、ムダのない掃除を行う。さらに家具の種類まで認識し、テーブルの下などピンポイントの掃除指定も可能だ。

 

↑フロア内の個別の部屋まで認識してマッピング。多層階の住宅でも各階のマップを個別に作成し、各階で最適なパターンで掃除する

 

↑「iRobot Home」アプリでどの部屋をいつ掃除するか指定可能。掃除する部屋をお気に入り登録すれば、毎回の部屋指定は不要だ

 

【受賞コメント】

アイロボットジャパン合同会社

代表執行役員社長

挽野 元さん

「GetNavi」「GetNavi web」「家電 Watch」の読者の皆様、この度はルンバ s9+を家電大賞に選出いただきありがとうございます。ルンバは史上初の2度目のグランプリ、6年連続のロボット掃除機部門トップというニュースを聞いて驚くとともに、この快挙に身の引き締まる思いです。これに奢ることなく、消費者の皆様が本当に掃除を任せることのできる、さらに素晴らしい製品をご提供していきたいと存じます。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

 

【家電 Watch】でもご紹介、記事は写真をクリック!

史上初! 2度目の家電大賞受賞グランプリを受賞した「ルンバ」の最新モデル

自動ゴミ収集機付きで10万円切った! 唯一無二のファブリック調「ルンバ i3」の実力

アイロボットジャパンは、2月26日にロボット掃除機の新製品「ルンバ i3」および「ルンバ i3+」を発売しました。「ルンバ i3」の価格は6万9800円(税込・公式オンライストア価格)、「ルンバ i3+」はクリーンベース(自動ゴミ収集機)付属で9万9800円(同)。

↑ロボット掃除機単体の「ルンバ i3」とクリーンベース付属の「ルンバ i3+」を発売

 

↑サブスクリプションプラン「ロボットスマートプラン+」では、お試し2週間コースと月額固定のあんしん継続コースを用意

 

スタンダードモデルとハイスペックモデルの間を埋める存在

従来、スタンダードモデルの「ルンバ e5」(4万9800円)とハイスペックモデルの「ルンバ i7」(10万9868円、クリーンベース付属のルンバ i7+は14万2868円)には大きな価格の開きがありましたが、「ルンバ i3」シリーズはその間を埋めるポジションとなります。また、初めて10万円を切る価格でクリーンベース付属モデルを提供したことも大きな特徴。ロボット掃除機本体のゴミを自動的に吸い出すクリーンベースは便利だけど「ルンバ i7+」は高価で手が出ない……と悩んでいた人にとって、購入しやすい価格となったと言えるでしょう。

↑クリーンベース付属の「ルンバ i3+」は10万円を切る価格でクリーンベースが付属

 

「ルンバ i3」の肝心の吸引力は「ルンバ e5」の2倍で、上位モデルである「ルンバ i7」と同等となっています。従来同様、回転するエッジブラシでゴミを掻き出し、ゴム製のデュアルアクションブラシで浮き上がらせて吸引するAeroForce3段階クリーニングシステムを搭載し、大きなゴミから細かいチリまでとらえます。今回、新たにリアクティブセンサーを搭載し、掃除中の立ち往生を防ぐ仕組みを導入しました。これにより、ルンバ本体の前側上部に圧力がかかると前進をやめて引き返すため、ベッドやソファの下などギリギリの隙間に入り込んで止まってしまうことがなくなります。

↑回転エッジブラシで壁際のゴミも掻き出し、髪の毛やペットの抜け毛が絡みにくいゴム製デュアルアクションブラシでゴミを浮き上がらせる

 

↑リアクティブセンサーの新搭載により、ギリギリの高さの隙間に挟まって抜け出せなくなる事故を防ぎます

 

充電後は掃除を中断した位置から再開する

「ルンバ e5」との大きな違いは、掃除をする際の動き方と、専用アプリで掃除履歴マップを作ること、さらに、掃除途中で充電・再開できることです。「ルンバ e5」は部屋の中を縦横斜めランダムに動き回って空白を埋めていく動き方をしますが、「ルンバ i3」はフロアトラッキングセンサーによるナビゲーションで移動距離を把握しながら、直線的に規則正しいパターンで順序よく、効率よく部屋を掃除していきます。同時に掃除したエリアをマッピングし、作成したマップは専用アプリ「iRobot HOME」で確認することができます。複数の部屋をまたがって掃除した場合でもベースの位置を把握しているため、掃除途中でバッテリーがなくなっても一度ベースに戻り、充電後に掃除を中断した位置から再開できます。

↑「ルンバ i3」は直線的に規則正しく掃除し、バッテリーが少なくなったら充電に戻り、掃除途中の場所から再開します

 

↑専用アプリ「iRobot HOME」では、いつどこを掃除したかをマップで確認できます

 

掃除履歴マップは、掃除したエリアを把握できるため、家具などが邪魔で掃除できないエリアがあった、部屋を区切るドアを開け忘れてしまったというように、次回の掃除のための改善ポイントを発見できます。なお、マップはあくまで履歴を見るためだけのものなので、上位モデルの「ルンバ i7」のように間取りを学習・記憶して特定エリアや特定の部屋だけを掃除したり、逆に特定エリアを侵入禁止にしたり、ということができません。

↑新製品「ルンバ i3」は3~4部屋の家に住むヤングファミリー向け

 

「ルンバ i3+」は約60日間ゴミを捨てなくてもOK

「ルンバ i3+」に付属するクリーンベースは、ルンバ本体がベースに戻るたびにダストボックスの中身を吸引し、ベース内部の紙パックにゴミを収納する仕組み。ルンバ本体とクリーンベースをつなぐ経路は密閉されており、また、ゴミをためる紙パックも捨てる際には開口部がシャッターで閉まるので、ルンバが集めたゴミを撒き散らす恐れがありません。このクリーンベースには最大約60日分のゴミを収納できるので、掃除のたびにゴミ捨てする煩わしさから解放されます。特にペットを飼っていて抜け毛が多い家庭にとって、ゴミ捨ての手間が減るのはうれしいことではないでしょうか。また、「ルンバ i3」シリーズは床拭きロボットの「ブラーバ ジェット m6」との連携ができ、ルンバによる掃き掃除が終わると自動的にブラーバが拭き掃除を始める、ということが可能となります。

↑クリーンベースから紙パックを引き抜くと自動的にシャッターが閉まり、集めたゴミが飛び散ることがありません

 

インテリアに馴染むファブリック調のグレーボディを採用

また、「ルンバ i3」はルンバとして初めてファブリック調のグレーボディを採用しました。アイロボット本社のデザインチームが、日本をはじめ各国の家庭を訪問し、家具や家電製品にどのような色・素材が使われているか調査。ユーザーの意見も聞いて、インテリアに馴染むデザインを取り入れたものです。ファブリック調にしたことで、ホコリや指紋がつきにくく、目立ただなくなるというメリットもあります。

↑天面がファブリック調デザインとなったことで、指紋やホコリが目立たず清潔感があります

 

このほど開催された「ルンバ i3」のオンライン発表会で、アイロボットジャパンの挽野 元(ひきの・はじめ)社長は、「コロナ禍によりおうち時間が増加したことで、部屋を清潔に保ちたいと掃除意識が高まっており、ロボット掃除機に追い風が吹いている」と、今回の新製品導入が時代のニーズに合致していることを強調したうえで、「今までの掃除を手放して(ロボット掃除機で)新しいライフスタイルを」とアピールしました。

↑「ロボット掃除機で新しいライフスタイルを手に入れてほしい」とアイロボットジャパンの挽野社長

 

さらに、特に「ヤングファミリーに新しいライフスタイルを体験してほしい」と、ロボット掃除機導入のハードルを下げる体験キャンペーンを展開中です。こちらは、合計で1万名に「ルンバi3」または「ルンバi3+」が無料で2週間お試しできるというもの。締め切りは5月19日までなので、気になっている人はぜひ応募してみてください。

↑合計1万名に、「ルンバi3」または「ルンバi3+」が無料で2週間試せるキャンペーンを実施

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

あなたの「ベスト・ルンバ」が1分でわかる! 最新ラインナップ「YES/NOマッチングチャート」

2月19日にロボット掃除機・ルンバの新モデル「ルンバ i3」および「ルンバ i3+」が発売になりました。しかし、いったいどれを選べばいいの? ……と悩んでしまう方も多いはず。今回は、そんな方々のために、ルンバの「YES/NOマッチングチャート」をご用意しました。質問の答えを選択していくだけで、あなたにピッタリの「ベスト・ルンバ」にたどり着きますよ! 全モデルの機能比較表も掲載しているので、そちらも併せてご検討を!

※必ず質問の答えをクリックして進んでください。上から順に読んでいっても「ベスト・ルンバ」にはたどり着けませんので、ご注意を!

 

ここからスタート!

あなたの家の間取りは?

① 1~2部屋

② 3~4部屋

③ 5部屋以上

 

 

 

 

 

犬か猫を飼っていますか?

または外でよく遊ぶ子どもがいますか?

①はい

②いいえ

 

 

 

 

 

 

ダスト容器の汚れが気になるタイプ?

①気になる

②別に気にならない

 

 

 

 

 

 

部屋を指定して掃除したい?

①はい

②特に必要ではない

 

 

 

 

 

 

ルンバに入って欲しくないエリア、または

ピンポイントで重点的に掃除してほしいエリアがある?

①ある

②特にない

 

 

 

毎日のゴミ捨てが面倒で、

ゴミにも極力触れたくない!

①はい

②我慢できる

 

 

 

 

 

 

毎日のゴミ捨てが面倒で、

ゴミにも極力触れたくない!

①はい

②我慢できる

 

 

 

 

 

 

コーナーや壁際のゴミが気になって仕方ない!

①はい

②あまり気にならない

 

 

 

 

 

 

超絶スペックのハイエンドモデルに憧れる!

①はい

②いいえ

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

スマホで操作できるシンプルなモデル

ルンバ 671

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格4万3780円(税込)

「iRobot HOME」アプリに対応し、スマホで掃除を開始したい時間のスケジュール設定や、外出先からの操作などが可能です。スマートスピーカーでの音声操作にも対応。別売のバーチャルウォールを使えば進入禁止エリアの設定も行えます。

↑スマホアプリで曜日ごとに運転開始時間を設定できます

 

ルンバ 671の機能と特徴

●使用する部屋数の目安は2部屋以下

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

↑最初の質問に戻る

 

ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

ゴム製デュアルアクションブラシ搭載でペットの毛もしっかりキャッチ

ルンバ e5

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格4万9800円(税込)

ゴム製のデュアルアクションブラシを搭載し、ペットの毛や子どもが持ち込んだ砂などもしっかりキャッチ。特殊な素材のダストカットフィルターによって、カビ、花粉、ダニ、犬や猫などペットによるアレルゲンも99%捕らえます。スマホやスマートスピーカーでの操作に対応し、ダスト容器が洗えるなど機能も十分で、コスパが際立つモデルです。

↑独自のゴム製デュアルアクションブラシが床面に密着し、ゴミを浮かせて確実に吸引します

 

【ルンバ e5の機能と特徴】

●使用する部屋数の目安は2部屋以下

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約5倍

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ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

インテリアに馴染むデザインを採用したちょうどいいモデル

ルンバ i3

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格6万9800円(税込)

エントリーモデルとハイエンドモデルのちょうど中間に位置する最新モデル。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍を誇り、移動距離と自己位置を正確に把握しながら効率良く掃除していきます。フロアや家具に馴染みやすいファブリック調のグレーのボディをルンバ では初めて採用したほか、家具の下に挟まれることがないよう、リアクティブセンサー(バンパーセンサー)で上部の圧力を感知し、後退する新機能を搭載しました。

↑インテリアに馴染むファブリック調のデザインを採用

 

【ルンバ i3の機能と特徴】

●使用する部屋数の目安は3~4部屋

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍

●インテリアに馴染むファブリック調ボディ

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ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

クリーンベース付属で10万円を切る高コスパが魅力

ルンバ i3+

 

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格9万9800円(税込)

約60日間ゴミ捨てが不要になるクリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属し、10万円を切る価格を実現した最新モデル。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍を誇り、移動距離と自己位置を正確に把握しながら効率良く掃除していきます。フロアや家具に馴染みやすいファブリック調のグレーのボディを初めて採用したほか、家具の下に挟まれることがないよう、リアクティブセンサー(バンパーセンサー)で上部の圧力を感知し、後退する新機能を搭載しました。

↑クリーンベースのイメージ。本体ダスト容器のゴミを自動で排出し、クリーンベース内の密封型紙パックに取り込みます

 

【ルンバ i3+の機能と特徴】

●使用する部屋数の目安は3~4部屋

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍

●ファブリック調ボディ

●クリーンベース(自動ゴミ収集機)付属

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ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

部屋の間取りを記憶し、部屋も指定できる高機能モデル

ルンバ i7

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格10万9868円(税込)

室内の環境を学習する「Imprintスマートマッピング」を搭載。最大10の間取りを作成・記憶して効率よく掃除するので、部屋数が多い家庭に向いています。部屋を指定して掃除したり、アプリで侵入禁止エリアを設定したり、ピンポイントで掃除してほしいエリアの指定をしたりすることも可能。バッテリーが切れて自動充電を行う際、残りの清掃の完了に必要なぶんだけ充電するスマート充電機能があり、広いフロアも短時間で掃除してくれます。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍です。

↑「ルンバ i7」は最大10の間取りを作成し、2階建てや3階建ての家でもフロアごとの間取りを記憶します。部屋を指定して掃除することもできます

 

【ルンバ i7の機能と特徴】

●部屋数は5部屋以上でもOK(間取りの学習・スマート充電有り)

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍

●部屋を指定して掃除可能

●アプリで進入禁止エリアとピンポイントで掃除してほしいエリアの指定が可能

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YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

間取りを記憶する上位モデルに自動ゴミ収集機が付属

ルンバ i7+

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アイロボットストア価格14万2868円(税込)

約60日間ゴミ捨てが不要になるクリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属する上位モデル。室内の環境を学習する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、最大10の間取りを作成・記憶して効率よく掃除するので、部屋数が多い家庭に向いています。部屋を指定して掃除したり、アプリで侵入禁止エリアを設定したり、ピンポイントで掃除してほしいエリアの指定をしたりすることも可能。バッテリーが切れて自動充電を行う際、残りの清掃の完了に必要なぶんだけ充電するスマート充電機能があり、広いフロアも短時間で掃除してくれます。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍です。

【ルンバ i7+の機能と特徴】

●部屋数は5部屋以上でもOK(間取りの学習・スマート充電有り)

●iRobot HOMEアプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の10倍

●部屋を指定して掃除可能

●アプリで進入禁止エリアとピンポイントで掃除してほしいエリアの指定が可能

●クリーンベース(自動ゴミ収集機)付属

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↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

圧倒的な吸引力で、部屋の隅のゴミにも強い最上位モデル

ルンバ s9+

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格18万6870円(税込)

ルンバの最上位モデルで、「Perfect Edgeテクノロジー」により、高性能センサーが壁の位置を感知。独自のウルトラエッジデザインと特別設計されたコーナーブラシで、ゴミのたまりやすい壁際や隅まで入り込んで徹底的に掃除します。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約40倍と圧倒的。稼働時間も最大120分とバッテリー性能もラインナップで最高を誇っています。室内の環境を学習する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、アプリで侵入禁止エリアを設定したり、ピンポイントで掃除してほしいエリアの指定をしたりすることも可能。クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属しており、約60日間ゴミ捨てをしないで済むのも便利です。

↑「Perfect Edgeテクノロジー」により、壁際や部屋の隅も徹底的に掃除します

 

【ルンバ s9+の機能と特徴】

●部屋数は5部屋以上でもOK(間取りの学習・スマート充電あり)

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約40倍

●部屋を指定して掃除可能

●アプリで進入禁止エリアとピンポイントで掃除してほしいエリアの指定が可能

●Perfect Edgeテクノロジー搭載

●クリーンベース(自動ゴミ収集機)付属

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ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

最新ルンバ発売日レビュー!「価格もデザインも画期的」と話題の「ルンバ i3」は何が違う?

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機の新製品「ルンバ i3」および「ルンバ i3+」を2月19日に発売しました。「ルンバ i3」は6万9800円(※アイロボット公式ストア税込価格・以下すべて同)で、自動ゴミ収集機「クリーンベース」付属の「ルンバ i3+」は9万9800円。「ルンバ i3」は、スタンダードモデルとハイエンドモデルのちょうど中間に位置し、ルンバとしては初採用という新デザインと、クリーンベース付属モデルとして初めて10万円を切ったのが画期的。クリーンベースは魅力的だけど、従来モデルはちょっと手が届かなかった…という人にとって待望のモデルとなります。

 

一方で、実際に何ができるのかよくわからない、ほかのルンバと何が違うかがわからない……という方も多いはず。今回は、「ルンバ i3+」を発売前に使うことができたので、従来モデルとの違いを明らかにしながらレビューしていきましょう!

↑ルンバ i3本体の大きさはφ342×H92mmで、質量は 約3.2kg。充電時間は約3時間

 

↑クリーンベースにセットした状態

 

ファブリック調のグレーボディがインテリアによく馴染む

まず、一見してわかる「ルンバ i3」の大きな特徴といえば、ルンバとして初めて採用されたファブリック調のグレーボディ。存在感を主張しすぎないデザインとなっていて、確かにソファやカーペットなどのインテリアによく馴染みました。表面には硬化加工が施されていて、ホコリや指紋がつきにくいのもいいですね。

↑ファブリック調の落ち着いた本体デザインを採用しています

 

↑インテリアにも違和感なく溶け込みます!

 

 

クリーンベースの手軽さはやっぱり格別!

そして、なんといってもうれしいのが、9万9800円という現実的な価格で「ルンバ i3」本体と自動ゴミ収集機「クリーンベース」のセット(ルンバ i3+)が手に入るということ。クリーンベースの何が便利かというと、当たり前ですが、いちいちダスト容器のゴミを捨てる必要がないことです。掃除が終わった本体がクリーンベースに帰還すると、ダスト容器のゴミを自動で排出し、クリーンベース内の密封型紙パックに取り込みます。ダスト容器約60日ぶんのゴミが収集できるため、その間はゴミ捨ての必要がないというわけです。

↑クリーンベースのイメージ。本体ダスト容器のゴミを自動で排出し、クリーンベース内の密封型紙パックに取り込みます

 

ペットを飼っている我が家の場合、1回の掃除でかなりの量のゴミがダスト容器にたまります。普段は3~4回の掃除でダストボックスはパンパンになり、さらに春秋の換毛期だったら2回でパンパン。我が家の猫は短毛種なのでこれくらいで済んでいますが、長毛種の猫、さらには犬だったら1回でダストボックスは満タンになるのではないでしょうか。

 

しかし、クリーンベースのおかげで、我が家のゴミ捨ては一気にラクになりました。なにせ、クリーンベースのLEDランプが赤色に点灯するかアプリに通知が来たら、紙パックを引っ張り出してゴミ箱にポイするだけ。その頻度は約60日に一度なので、ゴミ捨てがあることすらほとんど忘れてしまうイメージです。

 

併せて、掃除の開始日時を予約設定できるスケジュール機能を活用すれば、スタートからゴミ捨てまで完全にルンバまかせで掃除が完結してしまうわけですね。その手軽さはやっぱり格別。たとえペットを飼っていなくても、家族が多かったり、部屋が広かったりしてゴミが多く出る家庭でも、間違いなくクリーンベースは重宝するでしょう。

↑3日ぶりにリビング・キッチン・廊下・和室で「ルンバ i3」を走らせたら、こんなにゴミと猫の毛が取れました。これを毎回捨てると考えるとイヤになりますよね

 

このほか、ゴミ捨てでイヤなことといえば、捨てるときにホコリが舞うことですよね。その点、ルンバ本体からクリーンベースへのゴミの流路は密閉されていて、細かいホコリでも外に漏れることはありません。また、クリーンベースの紙パックを取り出すときも、紙パックを引き上げると自動的にパックのシャッターが閉まり、中のゴミが舞い散ることもありませんでした。特に花粉に悩ませられるこの季節、せっかくルンバで吸い取った花粉をまき散らさずに済むのは、本当にうれしいことです。

↑紙パックをクリーンベースから引き出すと、プレートがスライドしてパックの穴をふさぐので、中のゴミが飛び散りません

 

 

吸引力や吸引システムは上位モデルと同等

続いて従来モデルと何が違うのか、まずは吸引力から見ていきましょう。ルンバのエントリーモデルである「ルンバ 671」(4万3780円)の吸引力を1とした場合、「ルンバ i3」の吸引力はその約10倍。これは上位モデルの「ルンバ i7」と同等のレベルとなっています。

 

また、「ルンバ i3」は上位モデルの「ルンバ i7」と最上位モデル「ルンバ s9+」と同様、「AeroForce 3段階クリーニングシステム」を搭載し、エッジクリーニングブラシで掻き出したゴミをゴム製のデュアルアクションブラシで浮き上がらせ、強力な吸引力で微細なゴミも吸い取ります。デュアルアクションブラシは、髪の毛やペットの毛が絡まりづらく、メンテナンスがしやすいというメリットもあります。

↑回転するエッジクリーニングブラシ(写真左上)で壁際や家具の隙間からゴミを掻き出し、デュアルアクションブラシ(中央)で浮き上がらせて強力な吸引力で吸い取ります

 

↑ゴム製のデュアルアクションブラシは髪の毛が絡まりにくく、取り外しもカンタンなのでメンテンナンスがラク

 

「ルンバ i3」には、上位機種にも搭載されているダートディテクトテクノロジーも搭載。これは、センサーがゴミの多い場所を検知すると、キレイになるまで往復して念入りに掃除する機能です。特にキッチンやじゅうたんの上などでは何度も同じ場所を往復していたので、ダートディテクトテクノロジーが効いていることが見て取れました。

↑キッチンなど、ゴミの多い場所では何度も往復してゴミの取りこぼしを防ぎます

 

空間を把握して効率良く走行してくれる

なお、従来のエントリーモデルは、部屋の中を不規則に動き回って部屋の中の空白を埋めていくように掃除する一方、「ルンバ i3」はフロアトラッキングセンサーで移動距離から空間を把握。部屋の中を一筆書きで効率よく動き、全体をくまなく掃除していきます。

↑ランダムに動き回るのではなく、規則的な走行ルートで隙間なく掃除します

 

家具の下などでの立ち往生を防ぐリアクティブセンサーは、ユニークかつ便利な機能で、上位モデルにもない新機能です。これは本体前部のバンパーの上部が圧力を感じたとき、それ以上の前進をやめて後退するもの。実際に観察してみると、ギリギリの高さの隙間では起用に後退してくれたので、ムリな隙間に突撃して中で立ち往生……ということもなくなるはず。すべての家具がルンバに適した高さになっているわけではないので、いちいち対策しなくてもいいのは助かります。

↑バンパー上部で圧力を検知することができ、家具に隙間に挟まって立ち往生ということが防げます

 

 

清掃履歴マップを見て、次回の掃除が改善できた

「ルンバ i3」は、充電が完了したら中断した場所まで戻り、掃除を再開してくれるのが便利です。また、専用の「iRobot HOME」アプリでは、設定した曜日・時間に自動的に掃除をスタートするスケジュール機能が使えるほか、スマートスピーカーと連携して音声でルンバを操作できます。「ルンバ i3」はこれに加えて、清掃履歴マップを作ることが可能。

 

家具などの障害物のせいで今日はここが掃除できなかった、このスペースに侵入できなかった……などと振り返ることができます。これにより、家具の配置を変えたり、ドアを開け忘れないようにしたりと、次の掃除に向けて改善できるのが便利でした。

↑掃除の履歴がマップとして残るので、どこを掃除したのかが一目瞭然。家具の配置やルンバの通り道を考えるときに役立ちました

 

↑「iRobot HOME」アプリでは、曜日と時間を指定したスケジュールを複数作ることができます

 

「ルンバ i3」は価格・機能ともちょうどいい「プレエコルンバ」だった!

最近、筆者は在宅ワークで家にいる時間が長くなり、家の中の汚れが目立つようになりました。しかし、在宅でも仕事は忙しく、掃除に割く時間はあまりありません。その点、「ルンバ i3」は違和感のないデザインで、運転音も気になるほどではなく、仕事に集中しながら掃除できるのがうれしいところ。

 

また、筆者は毎朝決まった時間にウォーキングするのを日課にしていますが、スケジュール機能を利用して、こうしたすき間時間に「ルンバ i3」を動かせるのも便利です。さらに、クリーンベースのおかげでゴミ捨てすら忘れることができ、肉体的にも精神的にもとてもラクになりました。掃除という面倒な家事を丸投げできるこの解放感……みなさんにもぜひ味わってほしいですね。

 

今回のレビューを振り返ってみると、総じてこの「ルンバ i3」は、クリーンベース付きでも9万8000円という点も含め、かなりおトクなモデルと感じました。上位モデルと同等の吸引力を備え、上位モデルにもないデザインやリアクティブセンサーを採用し、走行性能も優秀。機能面での物足りなさはまったく感じませんでした。「ルンバ s9+」や「ルンバ i7」のようなファーストクラスは無理だが、「ルンバ e5」や「ルンバ 671」のようなエコノミークラスでは物足りない……そんな方にふさわしい、まさに「プレミアムエコノミールンバ」ともいうべき、ちょうどいいモデルでした。多くの方にオススメできることは間違いありません。

撮影/我妻慶一

 

 

ルンバのアイロボットが出した教育用プログラミングロボットの詳細は? 「Root」で子どもの向上心が燃え上がる!

ロボット掃除機「ルンバ」で有名なアイロボットジャパンが、プログラミング教育市場に参入すると発表しました。既に本国アメリカで導入されているプログラミングロボット「Root」を2月19日から日本でも販売するのです。「Root」の価格は2万9800円(税込)で、アイロボット公式オンラインストアで一般個人向けに販売するとともに、iRobot Education認定販売代理店を通じて小学校など教育現場にも販売していく予定です。

↑「Root」本体は幅13.4×奥行き14.9×高さ4.5cm、重量約0.49kg。3時間の充電で最大5時間稼働。USB充電ケーブルほか折り畳み式ホワイトボード、デコレーションシール、ホワイトボードマーカー2本、拭き取りクロスが付属します

 

線を引いたり光らせたりと、プログラムで様々なことができる

「Root」は、ロボット本体と無償アプリ「iRobot Coding」によって構成されています。ロボット本体は、中央にホワイトボードマーカーを挿してロボットの動きに合せて線を引くことができ、裏面のイレイサーを下げて書いたラインを消すこともできます。上面のLEDを7色に光らせたり、全8音階と音符の長さを設定して音楽を奏でたり、カラーセンサーで色線をトレースさせたりすることが可能。裏面の磁石でホワイトボードに貼り付けて動かすこともできます。さらに、前面にはバンパーを搭載し、ルンバのように障害物に当たったら左右に曲がって障害物を避ける、といった動きもプログラムできるのです。

↑ホワイトボードマーカーを挿して線を引くことも可能

 

↑Rootの上面は光センサーやLEDを搭載。タッチセンサーも搭載しているので、Rootを軽く叩いたときに止まる/進むなどの動作を指示することができます。裏面には段差センサーを搭載しており、ルンバのようにテーブルからの落下を自動的に回避できます

 

↑裏面のマグネットでホワイトボードに貼り付けて走らせることが可能。ラインのトレースもできます

 

専用アプリでレベルに応じたプログラミングを学べる

専用の無償アプリ「iRobot Coding」を使えば、これらの機能を使った複雑な動きを簡単にプログラミングできるのです。同アプリはパソコン(ブラウザベース)またはスマートフォン/タブレット(iOS/Android)で利用でき、習熟度に応じてレベル1からレベル3までの3段階でプログラミングを学ぶことができます。

 

レベル1は、ロボットの動きがイラストで書かれたブロックをドラッグ&ドロップでつなげていくだけの簡単操作。誰でもすぐにロボットを操作できます。レベル1でコーディングの基礎を学んだら、レベル2にステップアップ。レベル2ではグラフィック・ブロックとテキストで書かれたコーディングスクリプトを組み合わせて、コーディングの流れを習得できます。レベル3は、フルテキストコードを使用してコーディングコマンドや構文を打ち込むことができます。なお、プログラミング言語はアップルのSwiftを使用。

↑Root専用のiRobot Codingアプリは3段階でプログラミング学習ができます。レベル1のプラグラムをレベル3のテキストコードに変更でき、その逆も可能

 

レベル1で作ったプログラムをレベル2やレベル3に変換したり、逆にレベル3のフルテキストコードをレベル1のグラフィック・ブロックに変換できるので、自分が作ったプログラムの確認や、グラフィック・ブロックの構文を学んだりと、ステップアップ・ステップバックしながらプログラミングを学べる点がユニークです。また、プログラムをクラウドに保存することで、世界中のユーザーとシェアできるため、別のユーザーが作った複雑なプログラムから高度な構文を学ぶこともできます。

 

なお、iRobot Codingアプリで作ったプログラムはスマホ/タブレットからBluetoothを通じてRootに送られます。アプリ自体はシミュレーターとして単体利用が可能なので、実際にロボットを動かす前に確認できます。

↑アプリにはシミュレーション機能を搭載するため、実際にRootを動かす前に動きをテストできます

 

↑アプリではRootでどんなことができるのか、動かすためにはどのようなプログラミングをすればよいのかを知ることができます

 

シミュレーション画面を見ながらの試行錯誤が楽しい!

実際にRootを試してみたところ、グラフィック・ブロックをつなげるだけで簡単にRootを動かす事ができます。シミュレーション画面を見ながら試行錯誤するのは楽しく、「次はもっと複雑な動きを作ってみよう」という向上心をかき立てられます。

↑実際に筆者が作ったプログラム。所要時間は10分程度

 

【動画】簡単なプログラムで動かした「Root」

 

↑アイロボットジャパンのスタッフが作成したプログラムをクラウドでシェア。レベル3になれば、このような複雑な動きも作ることができます

 

【動画】複雑なプログラムで動かした「Root」

昨年末にRootエデュケーショナルインストラクターに就任し、小学校でRootを使ったデモンストレーション授業を実施している為田裕行氏(フューチャーインスティテュート代表取締役)は、Rootを使ったプログラミング教育の利点について、次のように語りました。

 

「プログラミングを漠然と学んでも、将来的に自分たちの生活にどのように役立つか分からない。しかし、Rootはみんながよく知るルンバの技術を転用しているので、自分の作ったプログラムがどのように動き、どのように生活に関わっていくか想像しやすい。ルンバがこのような複雑なプログラムで動いていることを知ることも、プログラミング学習には有効でしょう。加えて、このプログラムを作ることで、ロボット掃除機という新しい価値をもたらし、世界を変えたコリン・アングル(※アイロボットの共同創設者・現会長兼CEO)という最良のロールモデルが目の前にいる。プログラミングを学ぶことで社会を変えることができる、と子どもたちに教えることができるのです」

↑「ルンバの技術を転用しているRootを操れるようになることで、プログラミングが身近な生活に役立つことを子どもたちに理解させることができる」と為田氏

 

実際に体験した小学生の向上心を刺激

また、このほど行われたRootの発表会では、淑徳小学校(東京都板橋区)児童参加によるデモ授業様子を録画したビデオが公開されました。デジタルネイティブな子どもたちは、先生から簡単な説明を受けただけですぐにプログラミングに取り組み、思い思いにRootを動かす様子が見られました。体験した子どもたちが、「ルンバを操縦しているようで楽しい」「工夫できるのが楽しい」「もっと難しいのにチャレンジしたい」と語ったことから、好奇心や向上心を刺激され、もっと学びたい! と感じたことがわかります。

 

Rootはプログラミング言語が打ち込める本格的な仕様でありながら、組んだプログラムがすぐにロボットの動きで確認できる手軽さがあり、大人が使っても十分に楽しめるツールです。親子で一緒にプログラミングを学ぶのに最適なのではないでしょうか。

↑淑徳小学校児童参加によるデモ授業の様子

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

「ちっちゃいルンバ」がプログラミング教材に! お楽しみ満載のロボット「Root」発売

アイロボットジャパンは、プログラミングロボット「Root(ルート)」を2月19日(金)より販売します。実売価格は2万9800円。

↑「Root」の本体サイズは幅13.4×奥行き14.9×高さ4.5cm、本体質量は約0.49kg。最大稼働時間は5時間。USB充電ケーブルと折り畳み式ホワイトボード、デコレーションシール、ホワイトボードマーカー2本、拭き取りクロスが付属します

 

プログラミングで光や音を設定できるロボット

「Root」は、同社のロボット掃除機「ルンバ」をモチーフとしたプログラミングロボット。子どもが感じる楽しさやワクワクの“根っこ”の部分を大切にしたい、という想いからネーミングされました。専用のアプリ「iRobot Coding」は、ブロックをつなげて簡単にプログラミングするLevel1から、本格的にテキストコーディングするLevel3まで3段階のレベルで構成されており、小学校教育の全ての教科ならびに中学校でのプログラミング授業で使えるようデザインされています。

↑専用アプリ「iRobot Coding」のLEVEL1「グラフィック・ブロック」。動きがイラストで描かれたブロックをドラッグ&ドロップをしながら、コーディングの基礎となる論理的スキルを学びます

 

↑専用アプリLEVEL3の「フル・テキスト・ブロック」。フルテキストコードを使用して、本格的にコーディングコマンドや構文を打ち込みます

 

Rootは壁に当たったら跳ね返るバンパーや、段差センサーなど、ルンバに見られる機能が踏襲されています。またプログラミングを楽しく学べるよう、光、音、ペンを使っての描写や消しゴムなど様々な機能が搭載されています。

↑中央に付属のペンを挿すと、絵を描くことが出来ます

 

↑7色の色と、光の量を設定することが出来ます。音楽を奏でることも可能

 

さらに裏面のマグネットにより、ホワイトボード上での垂直走行が可能、作品のプレゼンテーションや先生によるデモンストレーションでも活躍します。なお、Rootは専用のアプリ上でコードのシミュレーションをすることができるので、実際のロボットが手元になくてもアプリのみで自作のプログラムを作成・確認できるほか、クラウド上に作成したプログラムを保存することで世界中のプログラマーにシェアすることができます。

↑裏にマグネットが付いており、ホワイトボードにくっついて垂直に移動させることが出来ます

 

なお、全国の小学校へ本機1000台を無償提供する「みんなでRoot!プロジェクト」もスタートしたとのこと。プログラミング教育を重視する親御さんや教育機関は、ぜひ「Root」に注目してみてはいかがでしょうか。

ロボット掃除機を選ぶポイントは? 価格帯別“買い”3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、ロボット掃除機。ロボット掃除機はゴミ捕集能力とともに走行性能も進化し、まさに掃除をすべて“おまかせ”できるモデルが増えている。竹・梅クラスの価格帯でもスマホアプリなどからの操作可能な機種もある。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★ロボット掃除機、“買い”のポイント

松クラスは頭脳明晰! やりたい掃除が物体認識機能でより自在

ひと部屋ずつの掃除なら、マッピング機能なしの梅クラスでも十分

掃除する時間や場所などを設定できるスマホアプリへの対応はマスト

 

私たちが解説します!

GetNavi編集部 家電担当

青木宏彰

ロボット掃除機の検証企画を多数経験。自宅でもロボット掃除機を愛用し、その実用性の高さを日々実感している。

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機など生活家電を中心に各種製品の記事を執筆。ロボット掃除機のレビュー記事も数多く手がけている。

 

走行技術の進化などでロボット丸投げ時代が到来

現在、ロボット掃除機は「ナビゲーション技術」が目覚ましく進化を遂げている。

 

「室内の状況を正確に把握することで清掃完遂率が上がり、掃除してほしい場所やタイミングもより簡単に細かく設定できるなど、より〝人がやりたい掃除〟に近づいています。壁ぎわなど従来のロボットが苦手だった場所の掃除も着実に克服しつつあります」(平島)

 

ルンバの上位機種は掃除後のゴミ捨てを自動化。「掃除という行為を意識せず部屋をきれいに保つ」未来の暮らしを先取りした印象だ。

 

とは言えそれらは高級モデルだけの話……と思うなかれ。数年前の高級機能が現在の中位・下位モデルに〝降りて〟きているのだ。

 

「ひと部屋ごとの掃除なら下位モデルでも上位モデルに引けを取りません。スマホ連携やスマートスピーカー連携も徐々に標準機能になりつつあります」(青木)

 

【《松》クラス】予算額14万円以上

この価格帯は、ナビゲーョン性能・ゴミ捕集機能が圧倒的。ルンバなら掃除するエリアや時間の提案をしてくれて、ゴミ捨ても自動だ。ルーロはモノが多い床面の掃除が特に優秀。

 

【No.1】家具の種類も見分ける走行技術や自動ゴミ収集など先進機能が満載

アイロボット

ルンバ s9+

実売価格18万6780円

先進のナビゲーション技術で掃除する場所やタイミングを自在に設定可能。2本のゴム製ブラシとルンバシリーズ最大の吸引力で、床上のゴミを確実に取り除く。D型形状採用で部屋角のゴミにアプローチ。掃除後本体にたまったゴミは自動ゴミ収集機に排出する。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:W312×H89×D312mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション+Imprintスマートマッピング
充電時間 約3時間
稼働時間 最大120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑掃除終了後に本体が帰還すると、ダスト容器内のゴミをクリーンベースが自動収集。ゴミ捨ての手間がほぼ不要に

 

↑2本のゴム製ブラシとパワーリフト吸引でカーペットの奥のゴミまで除去。吸引力は従来比(※)40倍と圧倒的だ
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

↑間取りを認識するvSLAMとAIの進化で物体認識が可能に。室内の家具の種類まで識別し「ソファ周りの掃除」など細かく指定できる

 

<クロスレビュー!>

スマスピへの声がけだけで掃除できるハイテク機種!

「物体認識機能により、清掃エリアをピンポイントで指定できるのがとにかくラク。例えば食後に『キッチンとテーブルの下を掃除して』と声がけすればその通りに掃除してくれます」(青木)

 

掃除からゴミ捨てまで丸投げできて最高です

「最大吸引力はi7+の4倍で、4コアCPUを搭載するなど基本性能が圧倒的。クリーンベースのゴミ捨ても1〜2か月に一度でOK。掃除を丸投げする快楽を味わいたいならコレ一択です」(平島)

 

【No.2】見逃しがちなゴミもレーザーSLAMで逃さず吸引!

パナソニック

ロボット掃除機 ルーロMC-RSF1000

オープン価格

レーザーSLAM、360°レーザーセンサーなどで間取りや床上の障害物を正確に認識し、見逃しがちな場所のゴミも吸引。また、「アクティブリフト」で25mmまでの段差を確実に乗り越える。スポット掃除する場所まで人を追尾する「otomo」機能も装備。

SPEC ●クリーニング技術:V字ブラシ ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約130畳 ●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg

ナビゲーション技術 レーザーSLAM
充電時間 約5時間
稼働時間 約100分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑センサーが段差を検知すると自動で本体を持ち上げ、乗り越える。カーペットの端の押し込みや巻き込みの心配もなし

 

↑レーザーSLAMや360°レーザーセンサーなどが間取りや障害物の位置を素早く把握。周り全体が見えているので障害物を避けつつギリギリまで接近して掃除する

 

<クロスレビュー!>

ゴミがたまりやすい場所を重点的に掃除できて効率的

「清掃後に自動作成するゴミマップでゴミがたまりやすい場所がわかり、そこを重点的に掃除できちゃいます。『アクティブリフト』により薄手のラグを巻き込む心配がないのも助かる!」(青木)

 

使う前に片付けしなくても上手に掃除してくれる!

「床にモノが多くても、それらを巧みに避けて部屋中をきれいに掃除してくれます。ロボット掃除機を使う前に部屋を片付ける手間がなく、面倒臭がりの人にもオススメできます」(平島)

 

【No.3】自由自在な自動掃除と自動ゴミ捨ての快適さを体感

アイロボット

ルンバ i7+

実売価格14万2868円

s9+と同じナビゲーション技術、クリーニング技術を採用。よく掃除する場所を「お気に入り」に登録すれば好みの掃除が簡単にできる。クリーンベース搭載でゴミ捨ての手間を大幅減。拭き掃除ロボットのブラーバ ジェットm6との連携にも対応する。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:φ351×H92mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション+Imprintスマートマッピング
充電時間 約3時間
稼働時間 最大75分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑ダスト容器は水洗い可能。容器に付着した微粒子ゴミも流水で簡単に落とせる。ただしフィルターは水洗い不可

 

↑ルンバ内のゴミをモーター吸引し、密閉型紙パックに収集。ダスト容器30杯ぶんのゴミをためておけて、ゴミ捨て頻度を低減

 

<クロスレビュー!>

ロボットまかせな掃除はi7+でも十分実現できる

「部屋の隅のゴミをわずかに取り残すことはありますが、性能はほぼs9+と同じ。『掃除はロボットにおまかせ』な生活をより安く実現したいなら、i7+という選択肢もアリです」(青木)

 

s9+と同等の頭脳が優秀! 吸引力も十分パワフル

「物体認識機能やルンバからの様々な提案機能など、s9+と同じナビゲーション機能を搭載。吸引力はs9+より落ちるものの、通常の掃除には十分すぎるほどパワフルです」(平島)

 

【《竹》クラス】予算額10万円〜13万円

この価格帯は、同じメーカーのミドルクラスとなる機種。やや機能制限はあるが、vSLAMを採用し、フロア全体を効率良く掃除できるなど、高性能なものが揃う。

 

【No.1】掃除の途中で充電しながら広い部屋の掃除も完遂

アイロボット

ルンバ980

実売価格10万9800円

vSLAM技術でフロア全体をくまなくマッピング。掃除中にバッテリー残量が少なくなると自動で充電台に戻り、充電後に残りのエリアを掃除する。掃除する部屋の指定は不可。コネクテッドデバイスと連携すれば「家から離れたら掃除開始」などの設定は可能だ。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:φ353×H92mm/約3.9kg

ナビゲーション技術 iAdapt2.0ビジュアルローカリゼーション
充電時間 約3時間
稼働時間 最大120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑エッジクリーニングブラシが壁ぎわのゴムもかき取る。カーペット上では吸引力が最大10倍(※)にアップ
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

↑こちらもブラーバ ジェット m6との連携が可能。ルンバ980の掃除終了通知を受けたm6が自動で掃除を開始

 

<クロスレビュー!>

カーペットブースト付きでゴミ除去力は十分良好

「ソフトウェアの最新アップデートでは、花粉の季節に掃除頻度を上げるなどの提案機能が追加。カーペット上で自動的に吸引力を上げるなど、ゴミ除去性能も十分優秀です」(青木)

 

毎回すべての部屋を掃除する人にオススメ!

「約2年前の最上位機種。毎回フロア全体を掃除したい人にオススメ。設定はやや面倒ですがスマートロックと連携し、玄関ドアに鍵がかかると自動で掃除する設定などもできます」(平島)

 

【No.2】先進の「レーザーSLAM」でモノが散らかった部屋もスマートに掃除できる

パナソニック

ロボット掃除機 ルーロMC-RSF700

オープン価格

MC-RSF1000も採用する「レーザーSLAM」を搭載し、モノが多い部屋も上手に掃除。掃除中の部屋の正確な間取りと走行軌跡をリアルタイム表示し、どこを掃除中か出先から確認できる。V字ブラシでペットの毛も逃さない。

SPEC ●クリーニング技術:V字ブラシ ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約120畳 ●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.1kg

ナビゲーション技術 RULO AI
充電時間 約5時間
稼働時間 約100分
スマホ/スマートスピーカー 対応/非対応

 

<クロスレビュー!>

基本性能が高いぶん大幅機能アップデートが望める

「稼働面積が最大120畳でフロア丸ごと対応。基本性能は最上位機種とほぼ同じで、今後もアップデートによる機能進化が期待できます」(青木)

 

この価格帯でレーザーSLAM搭載は魅力

「『レーザーSLAM』搭載で11万円台は魅力。『アクティブリフト』とスマスピは非対応ですが、部屋の状況に柔軟に対応して掃除を行います」(平島)

 

【No.3】障害物を巧みに避けつつ、間取り学習機能により家中を効率的に清掃可能

エレクトロラックス

ロボットクリーナー Pure i9.2

実売価格12万8000円

部屋角や壁ぎわ掃除に強い三角形状を採用。レーザーと正面カメラの情報を基に家具への衝突や玄関からの落下を回避し、マッピング機能で家中を効率的に掃除する。曜日ごとに掃除エリアと時間を指定することも可能。

SPEC ●クリーニング技術:エアエクストリーム TM テクノロジー ●集じん容積:0.7L ●最大稼働面積:制限なし ●サイズ/質量:W315×H85×D275mm/2.5kg

ナビゲーション技術 3DビジョンTMテクノロジー
充電時間 約2時間
稼働時間 最大約120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/非対応

 

<クロスレビュー!>

大きめのダスト容器など使い勝手を考えた設計が良い

「ダスト容器の容量が0.7Lと大きく、ゴミ捨て頻度が少ないなど、ユーザーにやさしい設計です。充電2時間で最大120分稼働もスゴい」(青木)

 

障害物回避能力が高いので片付けが苦手でも使いやすい

「ナビゲーションが優秀で、障害物を絶妙に回避。コード類もからみにくいです。床上の片付けが苦手な人もストレスなく使えます」(平島)

 

【《梅》クラス】予算額10万円以下

ロボット掃除機としては普及価格帯ながら、基本性能が高い3モデルを紹介。1〜3部屋の掃除に適した製品に加え、吸引・水拭き両対応モデルもセレクトした。

 

【No.1】基本の掃除性能が素晴らしくひと部屋ごとの掃除に最適

アイロボット

ルンバ e5

実売価格4万9800円

s9+も採用の「AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム」を搭載し、高い清掃能力を誇る。ゴミの多い場所を感知して何度も掃除し、ひと部屋ごとの掃除に最適。付属のデュアルバーチャルウォールを使い、e5の侵入禁止エリアも作れる。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表
●清掃範囲:ひと部屋ずつ ●サイズ/質量:φ351×H92mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 高速応答プロセスiAdapt
充電時間 約3時間
稼働時間 最大90分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑ダスト容器は水洗い可能でメンテがラク。ちなみにダスト容器を水洗いできるのはs9+とi7/i7+、e5だけだ

 

↑内部に真空状態を生み出す「AeroForce(R)3段階クリーニングシステム」を採用。吸引力は従来比の5倍(※)
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

<クロスレビュー!>

人気ぶりも頷ける使い勝手とメンテ性

「ゴム製ブラシに髪の毛がからみにくくダスト容器も洗え、メンテのしやすさは竹クラス以上。音声操作にも対応し、使い勝手がすごく良い。これで5万円以下とは爆売れ中なのも納得です」(青木)

 

上位機種に劣らないゴミ除去力の高コスパモデル

「同じ場所を何度も別の角度から掃除するので時間はかかるが、ゴミ除去力は上位機種に劣りません。各部屋にe5を持って行って掃除させるのが苦でないなら、コスパ抜群です」(平島)

 

【No.2】小型ボディで小回りが利き狭い場所もおまかせ!

日立

ロボットクリーナー ミニマル RV-EX20

実売価格6万9430円

幅25cmの小型ボディで狭い場所にもどんどん入り込んでゴミ除去。独自の走行制御でキビキビと動いて掃除する。ゴミの多い場所を見つけると集中的に掃除する。スマホでスケジュール予約や掃除履歴の確認などが可能。

SPEC ●クリーニング技術:床質センシング ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約32畳 ●サイズ/質量:φ250×H92mm/2.3kg

ナビゲーション技術 minimaru AI
充電時間 約3時間
稼働時間 最大約60分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

<クロスレビュー!>

運転音を抑えるコースは在宅ワーク中にも助かる

「基本はランダム走行で1部屋ごとの掃除向きですが、継続して複数の部屋を掃除も可。運転音を抑える『夜家事運転』は在宅ワーク中にも便利」(青木)

 

方向転換がスムーズで掃除する姿がかわいい

「清掃中10分ごとにブラシに絡んだ毛を除去する『ペット運転』など、多彩なモードがうれしい。方向転換が素早く、せっせと掃除する姿がキュート」(平島)

 

【No.3】高級モデルにも引けを取らない2 in 1タイプ

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac L70 Hybrid

実売価格5万4800円

吸引と水拭きが同時にできるモデル。SLAM搭載で間取りをマッピングし、部屋の形状に合わせて整然と掃除する。Boost IQTMテクノロジーで床の状況を見分けて吸引力を調整。アプリで進入禁止エリア指定もできるなど多機能だ。

SPEC ●クリーニング技術:BoostIQ TM テクノロジー ●集じん容積:0.45L ●最大稼働面積:非公表 ●サイズ/質量:約φ355×H105mm/約3.85kg

ナビゲーション技術 iPathレーザー・ナビゲーション+A.I MapTMテクノロジー
充電時間 約4〜5時間
稼働時間 最大150分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

<クロスレビュー!>

吸引&水拭きの効果でフローリングがピカピカに

「吸引と水拭きを同時に行えるので、床のピカピカ感がスゴい。水拭き時はカーペットに乗り上げないよう、進入禁止指定するのがオススメです」(青木)

 

この高機能・多機能ぶりは5万円台とは思えない!

「この価格でSLAM搭載、稼働時間2時間半など、高性能が過ぎる! キッチンだけ集中掃除させるなどもアプリで簡単に設定できます」(平島)

 

【Topic1】3万円前後でおトクに買えるロボット掃除機

3万円台以下の価格帯にも十分に使えるモデルが多数。なかにはスマスピ対応などハイスペックを有する製品もあるので見逃せない!

 

【No.1】約72mmの薄型ボディに機能が満載!

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac 15C Max

実売価格2万2800円

床面の材質を見分けて吸引力を自動調整。専用アプリで清掃モードやスケジュール設定などが行えるほか、Amazon Alexaでの音声操作にも対応する。

●サイズ/質量:約φ325×H72.5mm/約2.7kg

 

【No.2】ブラシに毛がからみにくくメンテしやすいロボット

シャーク

EVOROBOT R72 RV720_NJ

実売価格2万9800円(在庫僅少)

ランダム走行しながら掃除。吸引口の硬質ブラシがカーペットのゴミも逃さない。ブラシにからむ糸くずなどを掃除中に自動除去。

●サイズ/質量:W320×H90×D315mm/3.3kg

 

【No.3】入門モデルながらスマホ/スマスピにも対応

アイロボット

ルンバ692

実売価格3万4800円

スマホ/スマスピ対応のルンバ入門モデル(Amazon限定)。ゴミの多い場所を感知し、きれいになったと判断するまで集中的に清掃。ひと部屋ずつ掃除する人に最適。

●サイズ/質量:φ340×H92mm/約3.6kg

 

【Topic2】水拭き専用ロボット掃除機もCHECK!

吸引型ロボット掃除機で落とせない床のこびりつき汚れは水拭き専用ロボットを使うのが有効。足裏がざらつかない爽快感をぜひ!

 

【No.1】ルンバs9+も実装するマッピング機能で賢く拭き掃除

アイロボット

ブラーバ ジェット m6

実売価格7万6868円

物体認識機能を備え家具の位置も学習して拭き掃除。ルンバ900シリーズ以上と連携し、ルンバの掃除後に拭き掃除を始めるリンク機能も。

●サイズ/質量:W270×H90×D252mm/約2.2kg

 

【No.2】常にモップの清潔な面で床拭き可能

パナソニック

床拭きロボット掃除機ローランMC-RM10

実売価格3万6870円

専用モップを巻いたローラーが少しずつ回転し、常にモップのきれいな面で拭き掃除。「スポットモード」で飲みこぼしやベタつき汚れの集中掃除も行える。

●サイズ/質量:W240×H80×D243mm/2.5kg

 

【No.3】モップの回転で移動しつつパワフルに拭き掃除

レイコップ

RAYCOP ミズロボ

実売価格3万2780円

強力モーターで2つのモップを回転させて汚れ除去。モップの回転で移動し、本体の重みを使ってしっかり拭き掃除する。1回の充電で約60畳をカバー。

●サイズ/質量:W371×H110×D203mm/2.1kg

家電女優、奈津子が重宝しているモノは?

モノに精通した各界の目利きたちにオススメアイテムを訊く「GN MEISTERS(ゲットナビ マイスターズ)」。今回は、家電アドバイザーGOLD等級の資格を持つ“家電女優”奈津子さんにインタビュー。コロナ禍のステイホーム期間中に重宝しているという製品を紹介してもらった!

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

開発者の心意気が感じられる“攻め”の家電に惹かれます!

奈津子さん

YouTube 奈津子の家電クリニック

家電選びで悩んでいる人から、家電・ガジェットがとにかく好きな人まで参考にできる動画が満載。女優ならではの目線によるビューティ家電紹介など、ユニークな切り口のレビューが好評だ。

 

★注目製品をじっくりレビュー

家電好きなら誰もが気になるような注目アイテムをいち早くお試し。製品の良いところだけでなく、改善すべき点にもしっかりと言及してレビューするので、視聴者の高い信頼を集めている。

 

★ルーティンも家電にどっぷり

モーニング/ナイトルーティンなど、女優ならではの動画も充実。もちろん、紹介しているルーティンはすべて家電にどっぷりと浸かっている。華麗な使いこなしぶりを見れば物欲が湧く!

 

★調理家電を巧みに使いこなす!

料理は得意ではないからこそ調理家電にお任せ! 調理&実食のレビュー動画は人気カテゴリのひとつだ。SNSなどで話題を呼んでいる「バズりモノ」 にもアンテナを張り巡らせている。

 

【使って良かったモノ1】“ながら”トレーニングできるから毎日続けられます!

<フィットネスバイク>

TOP.STAR

スピンバイク

実売価格2万9800円

電源不要で使えるフィットネスバイク。摩擦でなくマグネットによって負荷を制御するため、ペダリング時の騒音がほぼないうえ、消耗するパーツがなく耐久性も高い。負荷のレベルは調節可能だ。

 

ステイホーム期間中、運動不足を解消するために散歩はしていたのですが、やっぱり明らかに太ったんです。これは何とかしなければと購入しました。ネットでは頑丈で静音性が高いというレビューが多かったのが購入の決め手でしたが、使ってみるとその通り。とても満足しています。

 

ほかに気に入っているのが、ハンドル付近にタブレットや本を置けるスペースを備えているところ。映画を見たり読書をしたりしながら運動できるので、ツラく感じることもなく毎日続けられています。また、負荷の大きさやサドルの高さを細かく調整でき、老若男女が快適に使えるはず。デザインが派手すぎるのは少し気になりますが(笑)、コスパは高いです。

 

【使って良かったモノ2】在宅ワークでは“香り”で気持ちにメリハリを付ける!

<キャンドルスタンド>

カメヤマ

キャンドルウォーマーランプミニ

実売価格4400円

ハロゲン電球を搭載し、火を使うことなくアロマキャンドルを楽しめる。クラシカルかつシンプルなデザインでコンパクトな設計のため、どんなインテリアにもなじみやすい。交換用の電球が1つ付属する。

 

ハロゲン電球を点灯させた際の熱で、下に設置したキャンドルを溶かしてアロマを楽しめるというアイテムです。

 

在宅ワークはどうしてもダラダラしてしまいがちなので、「香り」で気持ちにメリハリを付けたいと考えて購入しました。仕事とプライベートの時間を分けるときのきっかけとして、そのときの気分に合わせた香りのキャンドルを焚いています。アロマ効果で眠りの質もグッと高まりました。

 

火を使わないため安全に使えるのもポイント。ランタンの間接照明は癒し効果が高く、明るさも十分です。この手の製品は高価なものも多いのですが、本機は4000円台と手ごろで、気軽に購入できるのもうれしいですね。

 

【使って良かったモノ3】スタンダード機ながら清掃力は上位モデルと遜色なし!

<ロボット掃除機>

アイロボット

ルンバ e5

実売価格4万9800円

高速応答プロセスiAdaptで状況を正確に把握し、従来機の約5倍もの吸引力で微細なゴミやペットの毛などを逃さず取り除くハイコスパモデル。専用アプリを使ってどこからでも操作できる。

 

ゴム製ブラシが床に密着することで、高い吸引力を実現。上位モデルと遜色ない清掃力を誇っています。これだけの性能を誇りながら約5万円というリーズナブルな価格設定には、「ルンバを普及させる」というメーカーさんの強い気持ちを感じますね。

 

ナビゲーションシステムの精度は、上位モデルに比べるとやや劣るのですが、2LDKのマンションである我が家ではさほど不便を感じることはありません。Wi-Fiに対応しているのもポイントで、スマートスピーカーと連携させて音声で操作したり、外出するときはスケジュール機能を使って掃除させたりと、便利に使えます。機能に不足はないので、ロボット掃除機デビューしたい人にオススメです。

 

【奈津子のコダワリ】家電を愛しているからこそダメなところはちゃんと言う

パーフェクトな家電はありません。家電を愛するからこそ、レビューする際は「こんな機能があったほうが良い」「ここを改善してほしい」というポイントを伝えるようにしています。開発者さんが勇気を出して“攻めた”製品を見ると、その心意気を感じてグッときますね。

 

【いま気になっているモノ】

ソニー

VLOGCAM ZV-1

実売価格9万9900円

動画配信者向けに設計されたレンズ一体カメラ。バリアングル液晶が搭載されたことで自撮りも快適なので、ルーティン系の動画やインスタライブの撮影用などにピッタリだと思います。カメラの分野はまだ勉強中なのですが、専門家や人気YouTuberもオススメしている本機に、かなり興味が湧いています。

まるで人が掃除してるみたい! ルンバが劇的な進化を遂げた「史上最大のアップデート」の詳細を解説

ロボット掃除機カテゴリにおいて国内シェア7割以上を誇るアイロボットが、同社史上最大のソフトウェアアップデートとなる「iRobot Genius ホームインテリジェンス」を先日、発表しました。ここでは、ルンバやブラーバの利便性を劇的に向上させるアップデートの詳細を解説していきます。

 

「どこを」「いつ」「どうやって」を自在にコントロール。掃除は本当にまかせられる時代へ

アイロボット創業30年の知見が詰まった今回のソフトウェアアップデートで、ユーザーごとにパーソナライズされた自動掃除が実現。「どこを」(Where)「いつ」(When)「どうやって」(HOW)掃除するかを、人が行うかのように判断可能となりました。それぞれ、以下で詳しく見ていきましょう。

 

【その1】Where…掃除する場所の認識

業界初!! 物体認識してピンポイント清掃が可能に

光学センサーで室内の3次元情報を取得するvSLAMと高度なAI技術により、物体認識機能を初めて搭載。数種類の家具を自動認識できるため、「ソファの周りを掃除する」などピンポイントの清掃が、面倒な設定なしで行えます。

 

「ソファの下」「ダイニングテーブルの下」など最小20×20㎝でエリア設定できる

家具周り全体の掃除に加え、「自分が座るソファ右側の前」など、より掃除範囲を絞った設定もできます。エリアはアプリ内に作成したマップ上にタップで直感的に指定が可能。設定範囲は最小20×20㎝で、食べこぼし除去などにも対応しやすいです。

 

“汚したときに汚したところだけ”突発的な汚れに対応できてストレスフリー

食事の支度で汚れやすいキッチンカウンターの下も、調理後にスマホやスマスピの音声操作ですぐに掃除させられます。フロア全体でなく汚れた場所だけ掃除できるので効率的。掃除場所はかなり多く登録でき、思わぬ汚れにも柔軟に対応できます。

もっと詳しく知りたい方はアイロボット公式サイト

 

【その2】When…掃除するタイミングの指定と提案

「お気に入り機能」によりユーザーの日常に合わせてショートカットできる

掃除予約をしても、実生活はなかなかスケジュール通りには進まないもの。そこで「お気に入り機能」が活躍。例えば、食後に汚れやすいダイニングテーブルとキッチンを選び「夕食後」で登録しておけば、2つの場所をスムーズに掃除できます。

 

「家から離れたら起動」など生活ルーティンを設定可能

市販のコネクテッドデバイスやアプリと連携し、ルンバやブラーバをフレキシブルに操作可能。スマホのGPSと連携し、ユーザーが外出してから掃除開始するなどスケジュールに縛られない自動掃除が実現します。

 

ユーザーの清掃パターンを学習し先回りしてスケジュール提案

ユーザーがいつ、どの場所を掃除しているかなどのパターンを基に、生活に即したスケジュール設定をロボット自らが提案。例えば火曜の夜にリビングをよく掃除していると認識すると、「これをスケジュールに加えませんか」と提案してくれます。

 

もっと詳しく知りたい方はアイロボット公式サイト

 

【その3】How…掃除する方法をAI が提案

ロボットが停止することの多いエリアを自動検知して「進入禁止エリア」として提案する

ユーザーの好む掃除や問題箇所を日々学習し、よりパーソナライズされた掃除方法を提案。例えばコード類が多く走行停止しがちな場所を自動認識し、「進入禁止エリアに設定しませんか」と提案してくれます。これで掃除完遂率がアップ!!

 

花粉の季節やペットの換毛期などは「清掃頻度」を提案

位置情報により、居住地域に即した掃除方法やスケジュール調整をアプリがアドバイス。花粉の季節やペットの毛が生え換わる時期になると通知が届き、掃除の頻度を上げるよう促します。ちなみに、この機能はOFFにすることも可能。

 

もっと詳しく知りたい方はアイロボット公式サイト

 

【ラインナップ・機能別対応モデル一覧表】

ルンバ s9+ ルンバ i7+

/ i7

ブラーバ ジェット m6 ルンバ960 ルンバ e5

ルンバ671

Where 物体認識による部分清掃エリアの提案
Where 部分清掃エリア(マニュアル)
Where お気に入り機能
When スケジュールの提案
When 生活ルーティンの設定
When 進入禁止エリアの提案
How 季節に応じた清掃頻度の提案
How 吸引力(※) 約40倍 約10倍 約5倍 約5倍
稼働面積 フロア全体 フロア全体 フロア全体 フロア全体 1部屋ずつ
アイロボットストア価格(税込) 18万6780円 14万2868円

10万9868円

7万6868円 7万6868円 4万9800円

4万3780円

ひとこと

レコメン

D字型ボディで部屋角のゴミも確実に捕集。従来比約40倍(※)の吸引力など掃除能力が劇的に向上した。吸引したゴミは掃除後クリーンベースに収集し、ゴミ捨ての手間を大幅減。 吸引力は従来比約10倍(※)。s9+やm6と同じナビゲーション技術を採用し、特定の部屋だけ掃除することもできる。上位機並みの頭脳をs9+よりも手ごろに求める人にオススメ。 i7+ / i7と同じナビゲーション技術を搭載。床面に水を噴射し、皮脂汚れも浮かせて拭き掃除する。s9+やi7+ / i7との連携も可能で、ゴミ除去から床掃除までリレー式でまとめて行える。 vSLAMナビゲーションでフロア全体をマッピング。吸引力は従来比約5倍(※)。掃除する部屋は指定できないが、m6との掃除連携は可能だ。マップでの掃除エリア確認にも対応。 4万円台のエントリークラス。低価格ながらスマホ操作やスマスピでの音声操作に対応し、自動掃除をスムーズに行える。付属のバーチャルウォールで進入禁止エリア設定も可能。

※ルンバ600シリーズとの比較

もっと詳しく知りたい方はアイロボット公式サイト

 

【コラム】

ゲットナビ編集部員が使って大感動!

我が家のルンバ&ブラーバが真の“最強パートナー”に進化した

今回のソフトウェアアップデートでルンバとブラーバの使い勝手がどう変わるのか、編集部・青木がお試し。従来感じていた細かい困りごとが解消され、より生活に寄り添ってくれていると実感できました!!

 

もっと詳しく知りたい方はアイロボット公式サイト

 

【私がお試ししました!】

本誌家電担当・青木宏彰

ロボット掃除機の検証企画を数多く経験。自宅のロボットが今回のアップデートでまるで買い替えたかのように進化して感動。

 

人と同じ目線で部屋や生活を理解して自在な掃除に対応

「iRobot HOME」アプリと紐付いたルンバとブラーバにより、“掃除をほぼロボットにまかせる生活”はすっかり定着しました。ただ、掃除をより自分の日常生活にフィットさせるにはアプリ上の調整が必要で、結局は“部屋ごとの掃除頻度を変える”程度しか使いこなせていなかったのも事実です。

 

今回のソフトウェアアップデートでは、そうした不満が大幅に解消。従来は掃除する“部屋”までを指定できましたが、今回ルンバ/ブラーバに物体認識機能が備わったことで、特定の家具を認識して“ピンポイント”の掃除が可能になりました。

↑「iRobot HOME」アプリのUIも一新。掃除する部屋の順番も決められるなど、掃除を自分好みにカスタムできて超便利

 

我が家では、せっかくルンバ/ブラーバがいても、食べこぼしなどの突発的でピンポイントな汚れにはスティッククリーナーで対応することも多かったのですが、今後は「テーブルを掃除して」「ソファを掃除して」といったスマートスピーカーへの声がけひとつで“狙い撃ち”できるというワケ。「いますぐ、ここだけを掃除してほしいのに……」というストレスが見事になくなってうれしいです。

 

ちなみに私はコロナ禍でテレワーク推奨となっていますが、たまに、出社する日と同じ感覚でうっかりスケジュール設定していて、オンライン会議中にルンバが掃除開始して焦る……といった場面も(笑)。

 

そんなときはGPS連携機能が便利。スケジュール設定せずに“外出”をトリガーに設定しておくことで、例えばちょっと買い出しに出かけるときなどに自動掃除しておいてくれるというワケです。

↑外出をトリガーにした自動運転も可能。クリーンベース搭載機ならルンバのゴミ捨ての手間も減り、掃除をほぼおまかせできます

 

このように、今回のアップデートで、ルンバとブラーバは“より人に近い目線”で部屋の状況や生活を理解可能に。ますます生活に欠かせないパートナーとなりました!!

 

もっと詳しく知りたい方はアイロボット公式サイト

 

【コチラもチェック!】

アイロボットのサブスクサービス「ロボットスマートプラン+」で“天才っぷり”を体感できる!!

今回のアップデートのスゴさを、サブスクで体感してみるのもアリ。「おためし2週間コース」は実機を2週間借りられ、コース終了後に公式オンラインストアで製品購入するとコース料金が全額還元。「あんしん継続コース」は、例えばi7+なら月額3800円(税抜)でレンタル可能。6か月以降から解約できます。「おためし2週間コース」から「あんしん継続コース」に移行の場合、「おためし2週間コース」の料金が全額戻り、「あんしん継続コース」の月額料金も1か月無料に。

ロボットスマートプラン+の詳細はコチラ

 

構成/青木宏彰(本誌) 文/平島憲一郎 撮影/篠田麦也(コラム部分) 撮影協力:積水ハウス 品川シーサイド展示場

ルンバに魂が宿った!?「ソファを掃除して」が可能になる「史上最大のアップデート」の要点

アイロボット・コーポレーションは8月26日、ソフトウェアのアップデート「iRobot Genius(アイロボット・ジーニアス)ホームインテリジェンス」を発表しました。これにより、iRobot HOMEアプリの仕様、およびロボット掃除機「ルンバ」や床拭きロボット「ブラーバ」の機能が大幅に改良され、様々な機能が自動的に追加されることになります。

 

ロボットに完全に掃除を任せることが可能になる同社史上最大のアップデート

今回のアップデートについて、アイロボットジャパンの代表執行役員社長 挽野 元(ひきの・はじめ)氏は、オンライン発表会で以下のように説明しました。

↑アイロボットジャパンの代表執行役員社長 挽野 元氏

 

「『iRobot Genius』はアイロボット史上、最大のデジタルアップデートです。この『iRobot Genius』は個人のライフスタイルに合わせた掃除が実現することで、煩わしい日々の掃除から解放され、消費者のみなさんにとって、ロボットに完全に掃除を任せることができる、そんな新しい時代の幕開けを意味しています。

 

『iRobot Genius』によって、例えば、AIによって掃除の提案ができたり、あるいはユーザーの掃除のルーティーンをロボットが学習したりします。そして、これらがカンタンにできるように、iRobot HOMEアプリが操作のしやすさに重点を置いたインターフェースに変わっています。アイロボットは『iRobot Genius』を軸に、新しい掃除の時代、本当に掃除を任せられる時代にしっかりとコミットして参ります」

↑iRobot HOMEアプリ画面。従来のインターフェース(左)に比べて、直感的に使えるよう改良されています(右)

 

では一体、iRobot Geniusでどのようなことができるようになるのでしょうか? 挽野氏によると、「ロボットが人間と同じような目線で家を理解し、どこで(Where)、いつ(When)、どうやって(How)掃除するかを、まるで人が行うかのようにロボットがコントロールする」とのこと。具体的には以下の通りです。

 

①Where=掃除する場所の認識

業界初の物体認識清掃(上位機種のルンバ s9+、i7+、i7、ブラーバ ジェット m6 に対応)

iRobot Geniusでは、最先端のロボットAIを採用し、機械学習によってソファやテーブルといった特定の家具を自動的に検出します。これにより「ソファの周りを掃除する」などといったピンポイントでの清掃が可能になりました。

↑スマートスピーカーで「ソファを掃除して」と指定すると、ソファの周囲を掃除してくれます

 

部分清掃エリア(上位機種のルンバ s9+、i7+、i7、ブラーバ ジェット m6 に対応)

また、ユーザーが清掃エリアをアプリ上で手動で指定することも可能です。これにより、汚れやすい場所などを部分的に清掃することが可能になりました。また、「進入禁止エリア」と組み合わせて設定すれば掃除したい箇所としたくない箇所を自在にコントロールすることも可能です。

↑部分清掃エリアを設定するデモ。まずはアプリのマップ上で清掃したい場所を指定

 

↑今回は、デモの進行役の男性のいる場所をルンバがピンポイントで掃除するよう指定。わき目もふらずに到着し、掃除を開始しました

 

②When=掃除するタイミングの指定と提案

お気に入り機能(上位機種のルンバ s9+、i7+、i7、ブラーバ ジェット m6 に対応)

日々の清掃パターンに名前を付けることで、どこを掃除するかを簡単に設定することができます。例えば「夕食後」とお気に入りに登録し、ダイニングテーブルとキッチンを選択。これを起動することで、夕食後にはいつも汚れやすいダイニングテーブルの下とキッチンを、ルンバで掃除したあとブラーバで拭き掃除する、といった清掃が可能になります。これにより、ユーザーの日常に合わせた効率の良い清掃を行います。

↑お気に入り機能のデモ。アプリで「食後」と名付けたお気に入りのボタンを押します

 

↑ブラーバが起動し、設定したキッチンカウンターとダイニングテーブルの掃除を開始しました

 

スケジュールの提案

例えば、金曜日の夜にリビング、あるいは日曜日の夕食後にダイニングとキッチンに掃除機をかけることが多いなど、ロボットが清掃パターンを学習。「これを清掃スケジュールに追加しませんか?」とアプリ上で提案を行います。

↑ロボットがユーザーの清掃パターンを学習して、アプリ上で提案します

 

生活ルーティンの設定

通常のスケジュール機能に加え、市販のコネクテッドデヴァイスやアプリと連携し、日常の行動に紐づけることにより、「家から離れたらブラーバを起動する」といった、実用的なスケジュールが設定できるようになります。現在のところ、Life360という家族の見守りアプリとの連携が可能で、今後、連携するIoT対応機器は順次増やしていく予定とのこと。

 

③How=掃除する方法をAIが提案

進入禁止エリアの提案(上位機種のルンバ s9+、i7+、i7、ブラーバ ジェット m6 に対応)

iRobot Geniusは、ユーザーの好みの設定を知り、よりユーザーに適した清掃方法を判断できるように日々学習を続けます。例えば、配線が多い箇所など、ロボットが停止することの多いエリアを自動で検知し、「このエリアを進入禁止に設定しませんか?」といった提案を行います。

↑問題のあるエリアがあると、進入禁止エリアの提案を行います

 

季節に応じた提案

基本的なスケジュール機能にとどまらず、位置情報によりその地域に即した季節の提案を行います。花粉やアレルギーの季節、ペットの換毛期などをお知らせし、清掃頻度の提案などを行います。この機能はOFFにすることも可能です。

↑花粉の季節は毎日掃除するように促すなど、季節に応じた提案も行います

 

これらすべてのiRobot Geniusの機能は、直感的に操作できるよう、ユーザーインターフェースを一新したiRobot HOMEアプリから操作が可能。また、各機能は、Google アシスタントやAmazon Alexaなどのスマートスピーカーを通して音声でコントロールすることも可能です。なお、機能によって対応する機種は違います(以下の表組参照)。

 

家具を認識して掃除する場所のピンポイント指定が可能、かつ状況に応じた掃除のパターンを登録できるうえ、ユーザーの掃除のやり方を学習し、提案までするとあって、iRobot Geniusの配信による拡張機能には驚くばかりです。イメージとしては、ルンバやブラーバのなかに優秀な執事の魂が宿ったようなもの。

 

特にスマートスピーカーと組み合わせて操作すれば、より完全な「お任せ」感覚が実感できるはず。もうここまでくると、子どものころに夢想した「お掃除はロボットにお任せ」という未来がついに来たか……と感慨深くなりますね。そんな未来への希望が感じられるiRobot Genius、みなさんもぜひ注目してみてください。

最新ロボット掃除機はどれを選ぶべきか? ルンバVS日立VSパナソニックを4項目で徹底比較

ロボット掃除機の分野では、トップランナーのルンバを、パナソニックと日立が独自機能で猛追しています。集じん性能と走行性能のバランス感や、お手入れのしやすさなども考慮しつつ、好みに合わせて選びましょう。家電コーディネーターの戸井田園子さんが、使い勝手を重視して性能を5点満点でチェックしました。

 

【チェックした人】

家電コーディネーター 戸井田園子さん

テレビや雑誌、Webなど幅広い媒体で活躍しています。

 

マッピング技術で室内を把握する機種がトレンド

最近のロボット掃除機のトレンドは、走行制御性能の向上です。家電コーディネーターの戸井田園子さんは次のように語ります。

 

「ルンバやルーロなど、カメラでマッピングして空間を把握するタイプが増加。一度の走行で効率良く集じん可能になってきました」

 

今回取り上げた機種では、集じん力では独自のローラーと強力モーター搭載のルンバがリード。

 

「ただ、掃除能力は集じん力と走行性能で決まります。その意味では、最大112畳を効率的に掃除するルンバも、ゴミが溜まりやすい所を学習するルーロも優秀。minimaruはランダム走行型ながらゴミの取り残しが少ないです。メンテナンス性はダストボックスのゴミ圧縮機能が付いたminimaruが◎」(戸井田さん)

 

【その1】先進のナビ技術とパワフルな吸引力で広大なフロアを掃除

アイロボット

ルンバ980

実売価格13万5000

先進的なナビゲーション技術で最大112畳を効率良く掃除するルンバの最上位機。吸引力は従来機の最大10倍で、カーペット上で吸引力を上げる機能も搭載します。スマホアプリやスマートスピーカーを介した操作にも対応。

 

↑素材の異なる2本のブラシがゴミを強力にかき込み、ハイパワーモーターで吸引します。カーペットの隙間の微粒子も除去

 

↑「iRobot HOME」アプリを使えば、どこからでも手軽にルンバを操作可能に。出先からの遠隔操作や掃除スケジュール設定、清掃履歴の確認などが行えます

 

【JUDGE

集じん性能:☆×5

走行性能:☆×5

独自機能:☆×4.5

メンテナンス性:☆×4.5

総合的な掃除力が高く信頼できる機種

「集じん力はもちろん走行性、判断力など総合的な掃除力が高く、どんな場所の掃除でも安定感がある。ローラーブラシはラバー製で毛が絡みにくく、手入れがラク」(戸井田)

 

【その2】間取りやゴミの多い場所を学習し部屋を効率良く掃除

パナソニック

ルーロ MC-RS800

実売価格10万8780

SLAM技術で走行軌跡を地図化して、掃除時間を従来機より約50%短縮。3種の障害物検知センサーで家具ギリギリまで近づいてゴミをかき出します。ゴミの溜まりやすい場所を学習し、そこだけを素早く掃除するモードも装備。

 

↑カバー裏に様々な操作ボタンを搭載。ボタンは大きく操作しやすいです。ダストボックスも取り出しやすいので、ゴミ捨てがスムーズです

 

↑「ゴミマップ」機能は、掃除終了後に掃除した場所と捕集したゴミの量をスマホのアプリ上に表示できます。ゴミの累計マップを作成することも可能です

 

【JUDGE

集じん性能:☆×4.5

走行性能:☆×5

独自機能:☆×4.5

メンテナンス性:☆×4

運行の“見える化”で掃除に安心感あり

「部屋の隅を一周してからルート走行で床面をもれなく掃除、吸い残しがなく安心です。ハウスダスト発見センサーや『ゴミマップ』など安心感につながる機能がうれしい」(戸井田)

 

【その3】小型サイズに加え独自のAI技術でキビキビ掃除!

日立

minimaru RV-EX20

実売価格11万8510

高密度実装技術を用いた小型ボディに独自のAI技術を採用し、キビキビと掃除。さらに、ゴミが多い場所を検知すると戻って掃除します。スマホを使って遠隔操作やスケジュール予約、留守中の掃除履歴の確認などが可能。

 

↑本体幅25㎝で、テーブルや椅子の脚まわりにも余裕で入り込めます。脚まわりをぐるりと回り、ブラシでホコリをかき出します

 

↑専用アプリを使えば、スマホで様々な操作や設定が可能です。スケジュール予約は、曜日ごとに掃除時間と掃除モードを細かく設定できます

 

【JUDGE

集じん性能:☆×4.5

走行性能:☆×4

独自機能:☆×4.5

メンテナンス性:☆×4.5

コンパクトさが日本の住宅では有利

「コンパクトで小回りが効き、家具が多い日本の住宅では有利。充電台に戻るとブラシを逆回転して絡んだホコリを取る機能やゴミ捨て頻度が減るゴミ圧縮機能も◎です」(戸井田)

【初耳ですが】6月8日は「ルンバの日」…だから「608円でルンバ貸します」キャンペーン、始まります

世界累計販売台数が2000万台を突破したロボット掃除機、ルンバ。その製造元のアイロボットは、6月8日が「ルンバの日」に制定された(※)ことにちなみ、このほど3つの取り組みを行うと発表しました。

※「ル(6)ン(0)バ(8)」と読ませる語呂合わせから。2015年、一般社団法人の日本記念日協会によって制定

3つの取り組みは、以下の通り。

① ルンバを知る=消費者の疑問を解決する「どうなの?Roomba」広告展開

② ルンバを試す=ルンバ608円レンタルキャンペーン

③ ルンバで得する=ルンバ5000円キャッシュバックキャンペーン

注目は、なんといっても②ですね。こちらは6月8日(金)AM6:08から、先着608名にルンバを608円で貸し出すというもの。対象商品は、最上位シリーズのルンバ980(実売価格13万5000円)と中位シリーズのルンバ885(販売終了・価格目安7万6460円)。これに床拭きロボットのブラーバ ジェット240(実売価格3万2270円) 、ブラーバ380j(実売価格4万2120円)を加えた4製品です。

 

同社ではルンバの便利さを体感してもらうために、お試しサービスを用意しており、こちらは通常、ルンバ980のレンタルで7000円、ルンバ885のレンタルで5000円がかかります。これに比べると、608円という価格は破格のディスカウント。ロボット掃除機には興味はあるけれど、自分の家庭に合うかどうか不安……という人こそ、このチャンスを逃さず、利用してみてはいかがでしょうか。

↑ルンバ608円レンタルキャンペーンの対象商品となる最上位モデル「ルンバ980」

 

キャンペーン概要

①「どうなの?Roomba」広告キャンペーン

公式ホームページでのユーザーレビューページ公開:6月8日午前6時08分
交通広告(首都圏電車内における中吊り、トレインチャンネル、駅貼り):6月18日~
同ページでのユーザーボイス動画公開:7月2日予定

 

②ルンバ608円レンタルキャンペーン

対象製品:ルンバ980、ルンバ885、ブラーバ ジェット240、ブラーバ380j
キャンペーン開始:2018年6月8日(金)午前6時08分より
レンタル価格:先着608名に608円(税込)にて提供

 

③ルンバ5000円キャッシュバックキャンペーン

対象製品:ルンバ690、ルンバ641
対象購入期間(レシート有効期間):2018年6月1日(金) ~ 7月1日(日)
応募期間(当日消印有効):2018年6月1日(金) ~ 7月9日(月)当日消印有効

 

ロボット掃除機って本当にちゃんとキレイになるの? コスパモデルをプロが徹底解剖!―ルンバ641こそ夏ボーナスのマストバイ!!

そろそろロボット掃除機が欲しいけど、価格が……という人には、ルンバ641が断然オススメ。有名ブランドを3万円台で買えるのは魅力的だが、肝心の掃除能力はどうなのか? 家電ライター・田中真紀子さんが細かくチェックした。

 

・アイロボット公式サイト(https://www.irobot-jp.com/
・アイロボットサービスセンター:☎0120-046-669

 

家電ライター・田中真紀子
夫と子ども1人、犬1匹と3LDKのマンションに暮らす共働きライター。あらゆる家電に精通する。

 

取り残しほぼゼロで日常使いにまったく不安なし

いままで仕事で様々なロボット掃除機を使わせていただいてきたが、総じて言えるのが「価格と性能はおおよそ比例する」ということ。……となると、3万円台とお手ごろ価格のルンバ641の性能が気になるところだ。

 

そこで今回は、わが家の約17畳のリビング・ダイニングで試してみたのだが、感想は「さすがはルンバ」の一言! 部屋の中を縦横無尽に走り、約40分で掃除が終わったときには、目につく取り残しはほとんどなかった。

 

続いてカーペット敷きの寝室で使用したところ、ベッドの下に潜り込んで、しばらくゴソゴソ。出てきた時には、ダストボックスがホコリで満タンになっており、「こんなに汚れた部屋で寝ていたのか」とゾッとした。そして「なんだ、掃除の手間が省けて自分でやるよりキレイになるなら、掃除はルンバに任せて、浮いた時間は自分の時間や家族との時間に充てたほうが賢いじゃないか」と思えた。

 

ルンバ641はボタンひとつで掃除できるし、充電がなくなったら自分で充電ドックに戻る賢さも備えている。もちろんゴミ捨てやブラシのお手入れも複雑ではなく、誰でも使いやすいのも魅力。ロボット掃除機を初めて使う人はもちろん、一人暮らしを始める人や新婚さん、さらには実家の親へのギフトとしてもオススメだ!

 

 

あらゆる床面をキレイに

フローリングや畳、カーペットなどあらゆる床面に対応。2㎝の程度の段差なら軽く乗り越え、わが家のラグの上にも難なく乗って掃除していた。

 

部屋の四隅や壁際も

壁を見つけると、本体フロントに搭載のエッジクリーニングブラシで、隅のゴミをかき取りながら壁沿いを走行。隅にも丁寧にアプローチする。

 

ペットのトイレなどは回避

「デュアルバーチャルウォール」が目に見えない赤外線でルンバの侵入を防いでくれる。わが家ではペットのトイレと水飲み場付近で活躍。

 

家具の下や脚まわりも

家具の下に入り込んでくれるのもありがたいところ。脚まわりを華麗に回りつつ、エッジクリーニングブラシでホコリをかき出してくれた。

 

配線コードまわりも

床にモノがあっても、巻き込みを防ぐ機能を搭載。デュアルアクションブラシにコードが絡まりかけたが自力で脱出し、エラーによる停止がなかった。

 

自動でドック帰還&充電

掃除終了後は、自動で充電ドックに戻って充電を始める。この帰還の成功率の高さもまた、ロボットとしてまかせられる重要なスペックだ!

 

 

【結論!】

性能は価格以上! 自分でやるよりキレイになった

「3万円台というお手ごろ価格なのに、さすがはルンバ!! 基本スペックが高く、価格以上の賢さ・清掃力を兼ね備えています。ロボット掃除機ビギナーさんなら、十分満足できる1台です」

 

アイロボット
ルンバ641
3万9880円(税抜)

高速応答プロセス「iAdapt」、デュアルアクションブラシなどを搭載したベーシックモデル。同じ場所を平均4回走行し、ソファの下や家具の脚まわり、壁際まで、部屋中を丹念に掃除する。

 

SPEC●充電時間:約180分●稼働時間:最大60分●制御プログラム:高速応答プロセスiAdapt●クリーニングシステム:3段階クリーニングシステム●デュアルバーチャルウォール:1台付属●サイズ/質量:φ340×H92㎜/約3.6㎏

 

3段階クリーニングシステム

↑3段階クリーニングシステムを採用。エッジクリーニングブラシ①で隅のホコリをかき出し、中央のデュアルアクションブラシ②でかき込み、吸引口③で吸引する

 

 

ルンバ独自のデュアルアクションブラシ

↑2本のブラシ②が高速回転。カーペットではひとつめの毛のブラシが、フローリングではふたつめのゴムのブラシが、ゴミを強力にかき込む!!

 

 

【これもオススメ!】
ぞうきんがけもロボットにおまかせ

アイロボット
ブラーバ ジェット240
2万9880円(税抜)

水拭きできる床掃除ロボット。床に水を噴きつけて汚れを浮かせ、専用クリーニングパッドでやさしくこすることで、こびりついた汚れやべたつきをキレイに拭き取る。パッドは汚れに合わせて3種用意。乾拭きも可能だ。

SPEC●充電時間:120分●稼働面積:ウェットモード最大12畳、ダンプスウィート・ドライスウィートモード最大15畳●サイズ/質量:W178×H84×D170㎜/約1.2㎏

 

 

 

「他社の廉価モデルを圧倒」家電のプロが認める「最安ルンバ」の実力は?

アイロボット・ルンバは、ロボット掃除機の代名詞として、長年圧倒的な人気と信頼を獲得し続けているシリーズ。そのなかで、2017年11月発売のルンバ641は、エントリー機の位置付けになります。しかし、家電コーディネーターの戸井田園子さんは本機を「入門機とはいえ、掃除能力は十分満足」と語ります。

 

家電コーディネーター・戸井田園子さん

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テレビや雑誌など、幅広い媒体で活躍する家電のプロ。ユーザー目線の製品評価には定評があります。

 

最安モデルながら買って間違いないスペック!

「基本性能は5年前の最上位モデルとほぼ同じ。行動力・判断力では『iAdapt2.0』搭載の現行上位モデルに劣りますが、高い経験値に基づいた掃除力は、他の廉価モデルを圧倒しています」(戸井田さん)

 

例えば本機が採用する「iAdapt」は、豊富なセンサー情報をもとに毎秒60回以上最適な動きを選んで行動します。様々な方法で狭い場所に入り込む技術、掃除終了後に確実に充電ドックに戻る技術は他社の最上位機も凌ぐほど。最新の「AeroForceクリーニングシステム」は非搭載ですが、本機はそれを「同じ場所を平均4回掃除する」方式でカバー。最大稼働時間は60分で、2DK程度の間取りなら問題なく掃除できます。

 

「ただ、上位機種がローラー部に毛が絡みにくい特殊素材を採用したのに対し、641はブラシ。手入れはやや面倒かも」(戸井田さん)

 

本機は現行ルンバ中、唯一Wi―Fi非対応。でも、スマホでの遠隔操作が不要な人なら問題ありません。

 

「ルンバ641は価格・性能ともに、初めてのお掃除ロボットに最適と言えます」(戸井田さん)

 

基本性能は5年前の最上位モデルとほぼ同じで4万円台はコスパ抜群!

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アイロボット

ルンバ641

実売価格:4万3070円

高速応答プロセスiAdapt、3段階クリーニングシステムなど、1世代前の最上位機のスペックを装備。同じ場所を何度も走行し、ゴミ除去率を高めます。ゴミの多い場所を丁寧に掃除するモードや簡単に進入禁止エリアが作れる「デュアルバーチャルウォール」も搭載しています。

 

できるコト

●多彩なセンサー情報をもとに高速で状況を判断して行動

●ゴミの多い場所を検知したら何度も往復して徹底掃除

●ペットの水飲み場など進入禁止エリアを簡単設定

 

割り切ったコト

●クリーニングシステムは1世代前のものを採用

●Wi-Fiによる専用アプリを使った遠隔操作機能は非搭載

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「3段階クリーニングシステム」ではエッジクリーニングブラシが壁際などのゴミをかき出し、吸込口から吸引。フィルターで微粒子まで捕集します。

 

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本体底部中央の吸込口内の2本のブラシが協働して回転。床に貼りついたゴミやペットの毛までかき込み、ファンモーターの吸引力をアシストします。

 

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これで十分Point

一度取り残したゴミも何度も走行し全部取り切る

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高速応答プロセスiAdaptが状況に合わせて最適な動きを選びつつ、同じ場所を平均4回掃除。一度の走行では取り切れないゴミも2回、3回と違う方向から捕集し、結果、部屋中のゴミをほぼ完璧に除去します。

 

家具の脚まわりも!

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テーブルやイスの脚にぶつかるとそのまわりを1周ぐるりと走行。エッジクリーニングブラシが脚まわりギリギリのゴミもしっかりかき出します。

 

壁際も!

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壁際では本体が壁ににじり寄るような動きをしながら前進。エッジクリーニングブラシで壁際のゴミを前にかき出したあと、吸込口から強力吸引します。

 

自動でドック充電!

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掃除が完了したりバッテリー残量が少なくなると、自動的にホームベース(充電ドック)に帰還して充電開始。ドックに戻る正確性は他社製品を上回ります。

 

カーペットも畳も!

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フローリングや畳、カーペットなど床材に合わせてパワーブラシの接触面角度を自動調整。ラグや敷居など2㎝程度の段差なら軽々と乗り越えます。

 

【2018年版】高いルンバと安いルンバ、何がどう違うのか? 主要5モデルの価格の「差」をプロの解説で完全解明!

NEW!! 新製品登場につき2018年1月19日更新

ロボット掃除機といえば、アメリカ・アイロボット社のルンバが有名ですね。優秀な制御プログラムと高い吸引力で定評があり、世界では累計2000万台以上(※)、国内では累計200万台以上を販売するなど、絶大な人気を誇っています。

※ルンバを含むホームロボット

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ルンバ主要5モデルの違いを家電のプロ、戸井田園子さんが解説!

そんな大人気のルンバですが、いくつかの種類があって、価格の差があります。もちろん、高いモデルがいいに決まっていますが、いったい何が違うのか、その差がわかる人は少ないはず。一方で、違いがしっかりわかれば、値段を抑えたモデルを納得して購入できます。というわけで、今回は現在発売されている主要5モデル(ルンバ641、 ルンバ690、ルンバ890、ルンバ960、ルンバ980)を選び、それぞれ何が違うのかスペックを徹底比較。併せて家電のプロ、戸井田園子さんに詳しく解説してもらいました!

 

【今回比較する5モデルはコチラ】

その1

ベーシックな機能でリーズナブルな価格が魅力

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ルンバ641

↑製品名のクリックで楽天市場の最新価格情報サイトへジャンプします(以下同)

実売価格4万3070円(税込・以下同)

ベーシックな清掃機能を搭載したスタンダードモデル・600シリーズの最新機種。壁際のゴミをかきだすエッジクリーニングブラシ、本体中央に並んだ2本の回転ブラシ、微細なハウスダストまで吸い込む吸引部による「3段階クリーニングシステム」で部屋中のゴミを取り除きます。

 

その2

ルンバ641と同等の清掃力を持つアプリ対応モデル

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ルンバ690

実売価格5万3870円

スタンダードモデル、600シリーズのひとつ。「高速応答プロセス iAdapt」と「3段階クリーニングシステム」を搭載するなど、ルンバ641と同等の清掃力を持っています。「iRobot HOME アプリ」に対応し、遠隔操作や清掃開始時間のタイマー予約などが可能です。

 

その3

ハイパワーモーターでゴミをしっかり吸引

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ルンバ890

実売価格7万5470円

中位の800シリーズの機種。特殊素材のローラーでゴミを浮き上がらせ、ハイパワーモーターの気流で、ルンバ内部に真空状態を作り出す「AeroForceクリーニングシステム」を搭載しています。600シリーズと比較してゴミ除去量が最大50%アップしました。ローラーは髪やペットの毛が絡みにくい素材でお手入れも簡単です。

 

その4

さらに賢くなったナビシステムで掃除残しなし!

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ルンバ960

実売価格9万7070円

最上位の900シリーズのひとつ。カメラとセンサーを駆使する「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」を搭載し、ルンバ自身が今どこにいて、部屋のどこが清掃されていないのかを高精度に判断します。清掃できる面積は最大112畳。入り組んだ廊下や家具の下にも入り込んですみずみまで清掃します。

 

その5

ルンバの能力を最大限に活かす最上位モデル

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ルンバ980

実売価格13万5000円

「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」を搭載したルンバのフラッグシップモデル。進化したモーター「ハイパワーモーターユニットG3」を搭載し、吸引力は600シリーズの最大10倍まで向上。カーペットに最適な「カーペットブースト」機能で繊維の奥のゴミも取り除きます。稼働時間も120分とアップしています。

20180117-s4 (1)↑今回比較する5モデルの発売年月と実売価格。最上位の900シリーズのなかでも、ルンバ960とルンバ980では4万円近い差があります

 

【制御プログラムの違い】

上位機種のほうが同じ時間でも広い範囲を漏らさず掃除できる

20180117-s4 (2)

制御プログラムはルンバ600シリーズ(ルンバ641とルンバ690)、ルンバ890が「高速応答プロセスiAdapt」(以降iAdapt)。ルンバ900シリーズは「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」(以降iAdapt 2.0 )となっています。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

「制御プログラムの違いは、カメラの有無と動き方。iAdaptがランダムに動くのに対し、iAdapt 2.0 は直線的に動き、突き当たると位置をずらして戻っていきます。ちょうど、雑巾掛けのような動きですね。またiAdapt 2.0は、空間の地図を作成(マッピング)しているので、家中を効率よく動くことができます。その結果、同じ時間でも、iAdapt 2.0のほうが広い範囲を漏らさず掃除できることになります。

 

違いがよくわかる例が、ホームベースに戻るとき。マッピングしているので、掃除が終わった時に迷わず最短ルートで帰ります。これを見ると『賢いっっ!』と感動しますよ(笑)。

 

また、iAdapt 2.0は家具の避け方もスマート。例えば、テーブルや椅子の脚があっても、迷わず近づいてクルッと回り込み、丁寧に掃除してくれるのが見事。iAdaptも同様の動きはしますが、iAdapt 2.0のほうが判断のスピードが速くなったと感じます」(戸井田さん)

↑ルンバ980の走行イメージ↑ルンバ980の走行イメージ

 

【クリーニングシステムの違い】

最上位機種は吸引力を徹底的に強化

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クリーニングシステムはルンバ600シリーズが「3段階クリーニングシステム」で、それ以上のクラスは「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」を採用。ルンバ980のみ、従来品の最大10倍もの吸引力を実現する「ハイパワーモーターユニットG3」と、カーペットやラグ上で、自動で吸引力を最大10倍に引き上げる「カーペットブースト」を搭載しています。

 

「『3段階クリーニングシステム』は、1.エッジブラシでホコリをかき出し、2.本体裏の回転する毛ブラシでかき込みながら、3.モーターによる吸引で細かなホコリを吸い込む、という方式。一方、AeroForceクリーニングシステムは、1.は同じですが、2.本体裏に特殊素材のローラーを採用することで床面と密着度が高くなり、ゴミの取り残しが軽減。3.さらに、内部で真空状態を作ることで風速がアップして吸引力が高まったため、より細かなホコリがよりとれるようになりました。

 

ルンバ980のみ搭載のハイパワーモーターユニットG3は、エネルギー効率を向上させるため、吸引力アップと長時間稼働に貢献します。副産物として、モーターの配置も変更になったため、ダストカップが大きくなったのもポイント。カーペットブーストは、カーペットが多い家庭では有利ですね」(戸井田さん)

↑AeroForceクリーニングシステムでは、2つのゴム製のローラー、AeroForce エクストラクターを採用↑AeroForceクリーニングシステムでは、2つのゴム製のローラー、AeroForce エクストラクターを採用。ローラーには髪の毛がからまないのも特徴です

 

【エリア制限システムの違い】

付属のデュアルバーチャルウォールの数が違う点に注意

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付属品の「デュアルバーチャルウォール」は、赤外線の見えない壁を作り、ルンバの侵入を防ぐアイテム。また、円形の進入禁止エリアを作る「ヘイローモード」も搭載し、ペットの水飲み場なども避けることができます。ルンバ980のみデュアルバーチャルウォールが2個付属する点に注目。

 

「600や800シリーズは、違う部屋へ行って迷子になるのを防ぐという使い方をしましたが、900シリーズは複数の部屋が同時に掃除できるので、高級オーディオや飾り物など、ぶつかるとまずいものがあるときに使う人が多いようです。

↑こちらが付属品のデュアルバーチャルウォール↑付属品のデュアルバーチャルウォール。8100円(アイロボットストア価格)で追加購入が可能です

 

また、2階以上で使用する場合は、階段の降り口に念のためバーチャルウォールを使うことが推奨されています。段差認識はできるので問題はないのですが、万が一落ちてしまうと危ないし壊れるので、使う方が得策です。

 

ヘイローモードは、半円形で入れないエリアが設定できるので、ペットユーザーには便利。特に、犬を飼っている家庭では、ペットシーツを床に直に敷く人も多く、そのエリアを侵入禁止にできるのがうれしいですね。

 

デュアルバーチャルウォールが2個あると便利なのは、複雑な構造で条件が多い家庭。例えば、階段の降り口が部屋の中にあってペットを飼っている、高価な飾り物があるなど、2か所の制御が必要なケースです」(戸井田さん)

↑円形の進入禁止エリアを設定するヘイローモード ↑円形の進入禁止エリアを設定するヘイローモード

 

【アプリ対応/非対応の違い】

ルンバ641を除く機種が専用アプリに対応

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ルンバ641を除くモデルは、専用アプリ「iRobot HOME アプリ」(無料)に対応しています。アプリに対応していると、いったい何ができるのでしょうか。

 

「主に遠隔操作とスケジュール管理ですね。遠隔操作は急な来客の場合など、限られた機会しか使わないので、スケジュール管理で使うのがメインになると思います。また、新たに2017年発売モデルのルンバ690、ルンバ890は『iRobot HOME アプリ』対応となり、スマホ対応のモデルがぐっと増えました(従来は600シリーズ、800シリーズはアプリ非対応)。これにより、900シリーズ同様、スケジュールはスマホで設定でき、さらに便利になりました。

 

もうひとつ、900シリーズのみ対応する 『Clean Map レポート』が面白い。これは、掃除の結果がレポートとして届く機能。留守中に稼働した場合、走行結果が間取り図で確認できるので、大きな満足感が味わえますよ。万が一モノに乗り上げて止まったとしても、どこまで掃除したのかがわかるので便利です。

 

ソフトウェアのアップデートを自動で行ってくれるのもポイント。ルンバの最新情報も届くので、参考になります。家電は長く使うものなので、こうした情報入手は大事ですね。また、ルンバ641を除くアプリ対応モデルは、スマートスピーカーのGoogle Home、Amazon Echoとも連携できるので、音声での操作も可能です」(戸井田さん)

↑Clean Map レポートは、清掃終了後に家のマップが作成され、最大で過去30回分まで実際に清掃を行った全てのエリアや時間が一目で分かり、汚れやゴミが多かった場所をマップ上で確認することができます。↑Clean Map レポート画面。清掃終了後に家のマップが作成され、最大で過去30回分まで実際に清掃を行った全てのエリアや時間が一目で分かり、汚れやゴミが多かった場所をマップ上で確認することができます

 

【スケジュール機能】

設定した時間に勝手にお掃除を始める便利な機能

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スケジュール機能は、曜日ごとに清掃開始時間の予約や、清掃方法の変更ができる機能。土日は遅めに掃除をスタートするなど、生活リズムに合わせて曜日ごとに設定できます。

 

「スケジュール機能があると、決まった日時にルンバを動かすことができるので、放っておけば掃除できているのが大きなメリット。一切掃除機に触ることなく掃除できるのも画期的です。ただし、ゴミ捨てだけは手動なので、その点はお忘れなく。

 

なお、641のみアプリ非対応で、スケジュール設定ができないので、掃除をしたいときに毎回スイッチを押さなくてはなりません。ただし、ロボット掃除機を動かす際は、部屋を片付ける必要があり、その点を考慮すると、毎日の自動運転はムリ…という人ならなくても問題なし。ご自身の部屋の状況を見て、要・不要を見極めて!」(戸井田さん)

↑iRobot HOMEアプリをスマホにダウンロードすれば、屋外からも操作が可能。スケジュール予約もスマホで直感的に行えます↑iRobot HOMEアプリのスケジュール機能で、掃除のスタート時刻を曜日ごとに異なる時間に設定できます

 

【ゴミセンサー、ゴミフルサインの違い】

ゴミセンサーが2つあるとゴミの見逃しが減る

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600シリーズは「ゴミセンサー」がひとつで、「ゴミフルサイン」がありません。その違いはどのような場面で出るのでしょうか?

 

「ダブルセンサーは2つのセンサーでより立体的に見ているイメージ。つまり、ゴミが見える精度が高くなり、ゴミの見逃しが減ります。ゴミフルサインは、ダストボックスがいっぱいになったときに点灯するサイン。点いたら捨てればいいわけで、毎回ダストボックスを気にしなくていいのが気楽です」(戸井田さん)

 

【稼働時間と稼動面積の違い】

稼働時間が長いと隅々まで丁寧に掃除できる

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900シリーズは最大112畳という大きな面積を掃除でき、他のシリーズでと比べて稼働時間も長くなっています。

 

「家具や障害物が多いと掃除に時間がかかるので、稼働時間が長いほうが、隅々まで丁寧に掃除できる可能性が高くなります。

 

稼働面積が広いと、マンションのようなワンフロアの住まいなら、家じゅうの掃除が一度で済むのがメリット。とはいえ、ルンバ900シリーズの稼動面積、112畳というのは日本の住宅では過剰スペックかもしれませんね」(戸井田さん)

↑900シリーズは、1回の掃除でより広い面積を掃除できます↑900シリーズは、1回の掃除でより広い面積を掃除できます

 

【充電時間・サイズ・質量の違い】

890以上は大きくなったぶん家具への当たりがソフトに

5モデルとも充電時間はすべて3時間。サイズはルンバ890以上が多少大きく、上位シリーズになるほど質量は重くなっていきます。

 

「ルンバ890以上のサイズが大きくなっているのは、バンパーの形状が末広がり(下の方がやや広がってる形)に変わったから。そのぶん、障害物への当たりがソフトになり、壁やモノへのダメージが減りました。重さは、ルンバ890は毛ブラシではなくゴム製のロールブラシを採用し、900シリーズはこれに加えてカメラを搭載したため重くなっているようです。ただ、重さによるメリット、デメリットは特にありません。

 

充電時間が同じなのに稼働時間が違うのは、バッテリーの質の差ですね。シリーズによって少しずつ高性能になっているようです」(戸井田さん)

 

【結論】

ひと部屋ごとに掃除するなら中位モデルも狙い目!

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それでは最後に、いままで見てきた情報をもとに、それぞれのモデルがどのような人にオススメか、戸井田さんに聞いてみました。

 

「ルンバ641は4万円台前半の破格のお値段! ロボット掃除機が役に立つか否か不安で実力を試したい人、既に使っていてもう1台ほかの部屋用にルンバが欲しいという人に最適です。同じ600シリーズのルンバ690は、『価格を抑えたいけど、ロボットならやっぱりスマホでの遠隔操作したいよね』という人に。5万円台なので、結婚のお祝いや新築祝いとしても手ごろです。

 

ルンバ890は、『今日はリビング、明日は寝室』など、ひと部屋ごとに掃除したい人に最適。ひと部屋ごとならマッピングは必要ないですし、稼働時間も60分もあれば十分です。また、同機は最上位機種と同じ『AeroForceクリーニングシステム』を採用しており、掃除力はルンバ960に劣らないのが魅力。個人的には一番オススメですね。

 

ルンバ900シリーズは、大きな一戸建てか広いマンションに住み、複数の部屋を一気に掃除したい人向け。そのうち、カーペットブースト機能がないルンバ960は、『カーペットの部屋がないor少ない』という人が向いています。反面、ルンバ980はカーペットブースト機能を搭載するため、カーペットがやや多い家に向いています。また、家電好きでハイスペックを楽しみたい人は、機能を満載したルンバ980を持つと楽しいでしょう」(戸井田さん)

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楽天市場でのルンバの最新価格情報は以下をチェック!

ルンバ641

ルンバ690

ルンバ890

ルンバ960

ルンバ980

 

【そのほかの注目モデル】

ルンバの兄弟モデルの床拭きロボット「ブラーバ」も見逃せません。ツルツルで気持ちいいフローリングを楽しむなら、こちらも要チェックです!

 

水を噴きつけこびりついた汚れを浮かせて落とす!

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床拭きロボット

ブラーバ ジェット240

実売価格3万2270円

床拭きロボット、ブラーバのコンパクトモデル。ジェットスプレーで水を噴きつけ汚れを浮かせてから、クリーニングヘッドを細かく振動させて床をピカピカにします。装着したクリーニングパッドの種類から掃除モードを自動で識別。使い捨てパッドは10枚1296円(税込)で用意しています。iRobot HOME アプリに対応(※)しており、スマホから清掃スタート/ストップ、清掃モードの設定、清掃履歴の確認などを行うこともできます。

【SPEC】
●サイズ/質量:W178×H84×D170mm/約1.2kg●充電時間:約2時間

※iRobot HOME アプリを使用するには、ご使用のスマートフォンやタブレットがBluetooth Low Energy(BLE)バージョン4.0以降に対応している必要があります

 

最大20畳まで水拭きできる床拭きロボットの第1弾

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床拭きロボット

ブラーバ380j

実売価格4万2120円

2014年に日本に初上陸して話題を呼んだ、床拭きロボットの第1弾。最大稼働面積20畳のウェットモードと最大稼働面積56畳のドライモードを搭載。部屋の形状、状況を正確に把握する「iAdapt2.0 キューブナビゲーション」で部屋全体をくまなくキレイにします。繰り返し使えるドライクロスとウェットクロスが付属。

【SPEC】
●サイズ/質量:W244×H79×D216mm/約1.8kg●充電時間:約2時間

 

PROFILE

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家電コーディネーター

戸井田園子さん

雑誌やテレなどで幅広く活躍。消費者目線の鋭い製品批評で、読者の熱い支持を集めています。ルンバをはじめ、多くのロボット掃除機を実際に使用しており、ロボット掃除機を熟知しています。

 

以下、2017年4月4日公開記事 ※生産終了のモデルあり。在庫限りの製品、中古製品を検討する際にご参照ください

ルンバ主要4モデルの違いを家電のプロ、戸井田園子さんが解説!

ロボット掃除機といえば、アメリカ・アイロボット社のルンバが有名ですね。優秀な制御プログラムと高い吸引力で定評があり、世界では累計2000万台以上(※)、国内では累計200万台以上を販売するなど、絶大な人気を誇っています。

※ルンバを含むホームロボット

 

さて、そんな大人気のルンバですが、いくつかの種類があって、価格の差があります。もちろん、高いモデルがいいに決まっていますが、いったい何が違うのか、その差がわかる人は少ないはず。一方で、違いがしっかりわかれば、値段を抑えたモデルを納得して購入できます。というわけで、今回は現在発売されている主要4モデル(ルンバ680、 ルンバ876、ルンバ960、ルンバ980)を選び、それぞれ何が違うのかスペックを徹底比較。併せて家電のプロ、戸井田園子さんに詳しく解説してもらいました!

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【今回比較する4モデルはコチラ】

その1

ベーシックな機能でリーズナブルな価格が魅力

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ルンバ680

実売価格5万3870円

ベーシックな清掃機能を搭載したスタンダードモデル・600シリーズの最新機種。壁際のゴミをかきだすエッジクリーニングブラシ、本体中央に並んだ2本の回転ブラシ、微細なハウスダストまで吸い込む吸引部による「3段階クリーニングシステム」で部屋中のゴミを取り除きます。

 

その2

ハイパワーモーターでゴミをしっかり吸引

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ルンバ876

実売価格7万9920円

中位の800シリーズの機種。特殊素材のローラーでゴミを浮き上がらせ、ハイパワーモーターの気流で、ルンバ内部に真空状態を作り出す「AeroForceクリーニングシステム」を搭載しています。600シリーズと比較してゴミ除去量が最大50%アップしました。ローラーは髪やペットの毛が絡みにくい素材でお手入れも簡単です。

 

その3

さらに賢くなったナビシステムで掃除残しなし!

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ルンバ960

実売価格9万7070円

最上位の900シリーズのひとつ。カメラとセンサーを駆使する「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」を搭載し、ルンバ自身が今どこにいて、部屋のどこが清掃されていないのかを高精度に判断します。清掃できる面積は最大112畳。入り組んだ廊下や家具の下にも入り込んですみずみまで清掃します。

 

その4

ルンバの能力を最大限に活かす最上位モデル

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ルンバ980

実売価格13万5000円

「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」を搭載したルンバ900シリーズのフラッグシップモデル。進化したモーター「ハイパワーモーターユニットG3」を搭載し、吸引力は600シリーズの最大10倍まで向上。カーペットに最適な「カーペットブースト」機能で繊維の奥のゴミも取り除きます。稼働時間も120分とアップしています。

↑今回比較する4モデルの発売年月と実売価格。↑今回比較する4モデルの発売年月と実売価格。最上位の900シリーズのなかでも、ルンバ960とルンバ980では4万円近い差があります

 

【制御プログラムの違い】

上位機種のほうが同じ時間でも広い範囲を漏らさず掃除できる

20170417-s1 (2)

制御プログラムはルンバ680とルンバ876が「高速応答プロセスiAdapt」(以降iAdapt)。ルンバ900シリーズは「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」(以降iAdapt 2.0 )となっています。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

「制御プログラムの違いは、カメラの有無と動き方。iAdaptがランダムに動くのに対し、iAdapt 2.0 は直線的に動き、突き当たると位置をずらして戻っていきます。ちょうど、雑巾掛けのような動きですね。またiAdapt 2.0は、空間の地図を作成(マッピング)しているので、家中を効率よく動くことができます。その結果、同じ時間でも、iAdapt 2.0のほうが広い範囲を漏らさず掃除できることになります。

 

違いがよくわかる例が、ホームベースに戻るとき。マッピングしているので、掃除が終わった時に迷わず最短ルートで帰ります。これを見ると『賢いっっ!』と感動しますよ。(笑)

 

また、iAdapt 2.0は家具の避け方もスマート。例えば、テーブルや椅子の脚があっても、迷わず近づいてクルッと回り込み、丁寧に掃除してくれるのが見事。iAdaptも同様の動きはしますが、iAdapt 2.0のほうが判断のスピードが速くなったと感じます」(戸井田さん)

↑ルンバ980の走行イメージ↑ルンバ980の走行イメージ

 

【クリーニングシステムの違い】

最上位機種は吸引力を徹底的に強化

20170417-s1-(18)

クリーニングシステムはルンバ680のみ「3段階クリーニングシステム」で、それ以上のクラスは「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」を採用。ルンバ980のみ、従来品の最大10倍もの吸引力を実現する「ハイパワーモーターユニットG3」と、カーペットやラグ上で、自動で吸引力を最大10倍に引き上げる「カーペットブースト」を搭載しています。

「3段階クリーニングシステムは、1.エッジブラシでホコリをかき出し、2.本体裏の回転する毛ブラシでかき込みながら、3.モーターによる吸引で細かなホコリを吸い込む、という方式。一方、AeroForceクリーニングシステムは、1.は同じですが、2.本体裏にゴムのローラーを採用することで床面と密着度が高くなり、ゴミの取り残しが軽減。3.さらに、内部で真空状態を作ることで風速がアップして吸引力が高まったため、より細かなホコリがよりとれるようになりました。

 

ルンバ980のみ搭載のハイパワーモーターユニットG3は、エネルギー効率を向上させるため、吸引力アップと長時間稼働に貢献します。副産物として、モーターの配置も変更になったため、ダストカップが大きくなったのもポイント。カーペットブーストは、カーペットが多い家庭では有利ですね」(戸井田さん)

↑AeroForceクリーニングシステムでは、2つのゴム製のローラー、AeroForce エクストラクターを採用↑AeroForceクリーニングシステムでは、2つのゴム製のローラー、AeroForce エクストラクターを採用

 

【エリア制限システムの違い】

付属のデュアルバーチャルウォールの数が違う点に注意

20170417-s1 (4)

付属品の「デュアルバーチャルウォール」は、赤外線の見えない壁を作り、ルンバの侵入を防ぐアイテム。また、円形の進入禁止エリアを作る「ヘイローモード」も搭載し、ペットの水飲み場なども避けることができます。モデル間によって、デュアルバーチャルウォールの数が違う点に注目です。

「600や800シリーズは、違う部屋へ行って迷子になるのを防ぐという使い方をしましたが、900シリーズは複数の部屋が同時に掃除できるので、高級オーディオや飾り物など、ぶつかるとまずいものがあるときに使う人が多いようです。

↑こちらが付属品のデュアルバーチャルウォール↑付属品のデュアルバーチャルウォール。8100円で追加購入が可能です

 

また、2階以上で使用する場合は、階段の降り口に念のためバーチャルウォールを使うことが推奨されています。段差認識はできるので問題はないのですが、万が一落ちてしまうと危ないし壊れるので、使う方が得策です。

 

ヘイローモードは、半円形で入れないエリアが設定できるので、ペットユーザーには便利。特に、犬を飼っている家庭では、ペットシーツを床に直に敷く人も多く、そのエリアを侵入禁止にできるのがうれしいですね。

 

デュアルバーチャルウォールが2個あると便利なのは、複雑な構造で条件が多い家庭。例えば、階段の降り口が部屋の中にあってペットを飼っている、高価な飾り物があるなど、2箇所の制御が必要なケースですね」(戸井田さん)

↑円形の進入禁止エリアを設定するヘイローモード ↑円形の進入禁止エリアを設定するヘイローモード

 

【アプリ対応/非対応の違い】

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ルンバ900シリーズは専用のアプリ「iRobot HOME アプリ」(無料)に対応しています。アプリに対応していると、いったい何ができるのでしょうか。

「主に遠隔操作とスケジュール管理です。遠隔操作は急な来客の場合など、限られた機会しか使わないので、スケジュール管理で使うのがメインになると思います。600、800シリーズは本体でスケジュール設定ができるのですが、900シリーズはスマホで設定できるのがやはり便利。

 

もうひとつ、掃除の結果がレポートとして届く『Clean Map レポート』が面白い。留守中に稼働した場合、走行結果が間取り図で確認できるので、大きな満足感が味わえますよ(笑)。万が一モノに乗り上げて止まったとしても、どこまで掃除したのかがわかるのが便利です。

 

ソフトウェアのアップデートを自動で行ってくれるのもポイント。ルンバの最新情報も届くので、参考になります。家電は長く使うものなので、こうした情報入手は大事ですね」(戸井田さん)

↑iRobot HOMEアプリをスマホにダウンロードすれば、屋外からも操作が可能。スケジュール予約もスマホで直感的に行えます↑iRobot HOMEアプリをスマホにダウンロードすれば、屋外からも操作が可能。スケジュール予約もスマホで直感的に行えます

 

↑Clean Map レポートは、清掃終了後に家のマップが作成され、最大で過去30回分まで実際に清掃を行った全てのエリアや時間が一目で分かり、汚れやゴミが多かった場所をマップ上で確認することができます。↑Clean Map レポート画面。清掃終了後に家のマップが作成され、最大で過去30回分まで実際に清掃を行った全てのエリアや時間が一目で分かり、汚れやゴミが多かった場所をマップ上で確認することができます

 

【ゴミセンサー、ゴミフルサインの違い】

ゴミセンサーが2つあるとゴミの見逃しが減る

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ルンバ680は「ゴミセンサー」がひとつで、「ゴミフルサイン」がありません。その違いはどのような場面で出るのでしょうか?

「シングルセンサーが片目でゴミを見ているのに対し、ダブルセンサーは両目を使ってより立体的に見ているイメージ。つまり、ゴミが見える精度が高くなり、ゴミの見逃しが減ります。ゴミフルサインは、ダストボックスがいっぱいになったときに点灯するサイン。点いたら捨てればいいわけで、毎回ダストボックスを気にしなくていいのが気楽です」(戸井田さん)

 

【稼働時間と稼動面積の違い】

稼働時間が長いと隅々まで丁寧に掃除できる

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900シリーズは最大112畳という大きな面積を掃除でき、他のシリーズでと比べて稼働時間も長くなっています。

「家具や障害物が多いと掃除に時間がかかるので、稼働時間が長いほうが、隅々まで丁寧に掃除できる可能性が高くなります。

 

稼働面積が広いと、マンションのようなワンフロアの住まいなら、家じゅうの掃除が一度で済むのがメリット。とはいえ、ルンバ900シリーズの稼動面積、112畳というのは日本の住宅では過剰スペックかもしれませんね」(戸井田さん)

↑900シリーズは、1回の掃除でより広い面積を掃除できます↑900シリーズは、1回の掃除でより広い面積を掃除できます

 

【充電時間・サイズ・質量の違い】

876以降は大きくなったぶん家具への当たりがソフトに

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4モデルとも充電時間はすべて3時間。サイズはルンバ876以降が多少大きく、上位シリーズになるほど質量は重くなっていきます。

「800以後のサイズが大きくなったのは、バンパーの形状が末広がり(下の方がやや広がってる形)に変わったから。そのぶん、障害物への当たりがソフトになり、壁やモノへのダメージが減りました。重さは、800シリーズは毛ブラシではなくゴム製のロールブラシを採用し、900シリーズはこれに加えてカメラを搭載したため重くなっているようです。ただ、重さによるメリット、デメリットは特にありません。

 

充電時間が同じなのに稼働時間が違うのは、バッテリーの質の差ですね。シリーズによって少しずつ高性能になっているようです」(戸井田さん)

 

【結論】

ひと部屋ごとに掃除するなら中位モデルも狙い目!

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それでは最後に、いままで見てきた情報をもとに、それぞれのモデルがどのような人にオススメか、戸井田さんに聞いてみました。

「ルンバ680は、価格を抑えたいビギナーユーザーにオススメ。5万円代なので、結婚のお祝いや新築祝いとしても手ごろです。ルンバ876は、今日はリビング、明日は寝室など、ひと部屋ごとに掃除したい人に最適。ひと部屋ごとならマッピングは必要ないですし、稼働時間も60分もあれば十分です。また、同機は最上位機種と同じAeroForceクリーニングシステムを採用しており、掃除力はルンバ960に劣らないので、個人的には一番オススメですね。

 

ルンバ900シリーズは、大きな一戸建てか広いマンションに住み、複数の部屋を一気に掃除したい人向け。そのうち、カーペットブースト機能がないルンバ960は、カーペットの部屋がないor少ないという人が向いています。反面、ルンバ980はカーペットブースト機能を搭載するため、カーペットがやや多い家に向いています。また、家電好きでハイスペックを楽しみたい人は、機能を満載したルンバ980を持つと楽しいでしょう」(戸井田さん)

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【そのほかの注目モデル】

ルンバの兄弟モデルの床拭きロボット「ブラーバ」も見逃せません。ツルツルで気持ちいいフローリングを楽しむなら、こちらも要チェックです!

 

水を噴きつけこびりついた汚れを浮かせて落とす!

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床拭きロボット

ブラーバ ジェット240

実売価格3万2270円

床拭きロボット、ブラーバのコンパクトモデル。ジェットスプレーで水を噴きつけ汚れを浮かせてから、クリーニングヘッドを細かく振動させて床をピカピカにします。装着したクリーニングパッドの種類から掃除モードを自動で識別。使い捨てパッドは10枚1296円で用意しています。iRobot HOME アプリに対応しており、スマホから清掃スタート/ストップ、清掃モードの設定、清掃履歴の確認などを行うこともできます。

【SPEC】
●サイズ/質量:W178×H84×D170mm/約1.2kg●充電時間:約2時間

 

最大20畳まで水拭きできる床拭きロボットの第1弾

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床拭きロボット

ブラーバ380j

実売価格4万2120円

2014年に日本に初上陸して話題を呼んだ、床拭きロボットの第1弾。最大稼働面積20畳のウェットモードと最大稼働面積56畳のドライモードを搭載。部屋の形状、状況を正確に把握する「iAdapt2.0 キューブナビゲーション」で部屋全体をくまなくキレイにします。繰り返し使えるドライクロスとウェットクロスが付属。

【SPEC】
●サイズ/質量:W244×H79×D216mm/約1.8kg●充電時間:約2時間

 

PROFILE

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家電コーディネーター

戸井田園子さん

雑誌やテレなどで幅広く活躍。消費者目線の鋭い製品批評で、読者の熱い支持を集めています。ルンバをはじめ、多くのロボット掃除機を実際に使用しており、ロボット掃除機を熟知しています。

 

高精度なカメラと多彩なセンサーで賢く動きゴミの取り残しなくカンペキに掃除する!! ルンバ、絶対王者に死角なし

走行性能、集じん能力の信頼度が抜群のロボット掃除機といえば、アイロボットのルンバだ。スマスピ対応など進化を続けるルンバの魅力を、GetNavi編集長・野村純也のコメントも交えつつ深掘りする!

高度な走行性能で部屋の掃除を安心してお任せできます!

私の家は共働きで小さい子もいるため、なかなか念入りな床掃除の時間を作るのは大変。でも、ルンバを仕事先から遠隔操作して、帰ると部屋中ちゃんとキレイになっているから本当に助かっている。

 

安心して掃除を任せられるのは、優れた走行性能にある。ルンバ980は、iAdapt2・0 ビジュアルローカリゼーションという技術を採用。ルンバ自身がいま部屋のどこにいるのか、部屋のどこがまだ掃除されていないのかまで高精度に判断することができる。

 

また、家具の多い部屋でも、ルンバならすき間に入り込んで隅々まで掃除してくれる。しかも、センサーがゴミの多い場所を検知して何度も往復。キレイになったら次の場所に移動する。実に賢く、頼れるヤツなのだ。吸引口にはブラシでなく特殊素材のローラーを採用。吸引力が高く、髪の毛も絡みにくく、手入れがラクなのがイイ。2017年11月からいよいよスマートスピーカーにも対応。ロボット掃除機のトップランナーはいまも進化を続けているのだ!!

 

【走行性能】

カメラとセンサーで室内の状況を高精度に把握

20171221_getnavi06↑本体カメラ

 

20171221_getnavi07↑フロアトラッキングセンサー

 

「iAdapt2.0 ビジュアルローカリゼーション」を採用。カメラやフロアトラッキングセンサーなどで本体位置と室内の掃除していない場所を把握して賢く動く。家具の脚周りなど掃除が難しい箇所も多彩な動きで掃除し、ゴミの取り残しを抑える。

 

20171221_getnavi08↑テーブルやイスなどの脚元に来ると、脚の周りをぐるりと1周。サイドブラシで床と脚の境い目のゴミをかき出して集じんする

 

20171221_getnavi09↑本体カメラとセンサーで壁の位置を正確に把握し、壁と平行に走行。サイドブラシが壁と床のすき間に届いて、ゴミを逃さず除去する

 

20171221_getnavi10↑床面に接したローラーの回転負荷でカーペットを認識し、自動で吸引力を最大10倍にアップ。段差も20㎜程度なら軽々と乗り越える

 

20171221_getnavi11↑フローリング、畳、カーペットと床材が変わると吸引口の設定を自動調整。床面に余計な負荷をかけることなくきれいに集じんする

 

 

【スマホ/スマスピ連携】

アプリで快適操作&管理声がけでの運転も可能に!

iRobot HOMEアプリでルンバの遠隔操作、スケジュール管理などが可能。さらに980を含む全Wi-Fi対応モデルでスマートスピーカーを介して音声操作できるようになった。

 

20171221_ashida002↑ルンバは現在「Amazon Echo」「Google Home」に対応。スマートスピーカーで運転開始できるロボット掃除機は2017年12月時点でルンバのみ!

【メンテナンス性】

ローラーに髪の毛が絡まずダストボックスも大容量

吸引口に搭載された特殊素材のローラー(AeroForceエクストラクター)は髪の毛やペットの毛が絡みにくく手入れがラク。ダストボックスも大容量で一度に広い面積を掃除できるのがうれしい。

20171221_ashida001↑最大112畳を掃除できる本機は、ダストボックスも大容量。掃除中にボックスが満杯にならず、最後まで高い吸引力で掃除を続けられる

【吸引性能】

特殊素材のローラーでゴミを浮かせて吸引する!

集じん部に特殊なラバー素材のローラーを採用。ローラーが床との密閉性を保ちながら回転してゴミを浮かせ、強力モーターの気流で内部を真空に近い状態にして一気に吸引する。

20171221_ashida003↑ルンバの強力なクリーニング力の中核たるハイパワーモーターユニットが進化。700シリーズの最大10倍の吸引力を実現している

 

アイロボット
ルンバ980
<Wi-Fi対応>
13万5000円

高精度なカメラと多彩なセンサーを駆使して、部屋の形状や走行状況を人工知能が把握。一度の走行で部屋の隅々まで効率良く掃除してくれる。スマートスピーカーにも対応し、“声がけ”だけで運転開始できるようになったのも魅力だ。

SPEC●ナビゲーション技術:iAdapt2.0 ビジュアルローカリゼーション●充電時間:約3時間●稼働時間:最大120分●サイズ/質量:φ353×H92㎜/約3.9㎏

 

 

【そのほかのラインナップ】

 

先進のナビゲーション機能を搭載した980の下位モデル

20171221_getnavi19
ルンバ960<Wi-Fi対応>
9万7070円

「iAdapt2.0ビジュアルローカリゼーション」を搭載。カーペット上での吸引力アップ機能を省略し、最大稼働時間も約75分に。付属品数も厳選して10万円以下を実現。

 

一世代前の「iAdapt」搭載だがゴミ除去率が高い!

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ルンバ890<Wi-Fi対応>
7万5470円

高速応答プロセス「iAdapt」を搭載し、40以上の行動パターンから最適な動作を選んで掃除。「AeroForceクリーニングシステム」を搭載し、高いゴミ除去率を誇る。

 

最上位機並みのスマホ操作が可能なスタンダードモデル

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ルンバ690<Wi-Fi対応>
5万3870円

高速応答プロセス「iAdapt」搭載。2種類のブラシと微細なゴミも吸い込む吸引部による「3段階クリーニングシステム」を採用した。最上位機並みのスマホ操作も可能。

 

Wi-Fi非対応ながらルンバの基本的掃除技術を投入

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ルンバ641
4万3070円

Wi-Fi非搭載のエントリー機。スマホでの遠隔操作やスケジュール管理が行えないこと以外は690とほぼ同スペックだ。最大稼働時間は60分でゴミ検知機能も搭載。
●価格はすべて公式オンラインストア価格(税込)

 

 

撮影/高原マサキ(TK.c)

憧れのルンバが3万円台! 新モデル「ルンバ641」は「予約いらん」派には面白い選択だ

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機ルンバの新モデル「ルンバ641」を発売します。発売日は11月22日(水)。価格は3万9880円(税抜・公式オンラインストア価格)です。

20171122-s4↑ルンバ641

 

スケジュール機能やアプリ対応などを省略したシンプルモデル

ルンバ600シリーズは、確かな清掃力を備えながらも、コストパフォーマンスに優れたシリーズ。「ルンバ641」は、ルンバ独自の「3段階クリーニングシステム」で、ホコリやチリ、大きなゴミまでしっかりかき出し、かきこみ、吸引します。ナビゲーションシステムは高速応答プロセス「iAdapt(アイアダプト)」を採用。数十のセンサーが部屋の状況を正確に把握し、ゴミの多い場所はキレイになったと判断するまで集中的に清掃します。好評のデュアルバーチャルウォールも1個付属しており、ルンバに入ってほしくない場所を設定し、立ち入らせないようにすることが可能です。

 

同じく600シリーズの「ルンバ690」(4万9880円※税抜・公式オンラインストア価格)との違いは、スケジュール機能がないため、掃除の開始時間を予約できない点、アプリに対応していないので、スマホでのスケジュール管理や外部からの操作ができない点などが挙げられます。「予約や外部操作は不要、家を出る前にスイッチを入れればいいんだもーん」という方にとって、3万円台の価格は大きな魅力。掃除能力には定評があるだけに、シンプルに使うなら面白い選択といえそうです。

 

ルンバ641

●発売:11月22日(水)●価格:3万9880円(税抜・公式オンラインストア価格)●サイズ/質量:W最大340mm×H92mm/約3.6kg(バッテリー含む)●電源:充電式リチウムイオン電池(充電時間:約3時間)●稼働時間:通常清掃時/最大60分●セット内容:ルンバ本体、バッテリー(内蔵)、ホームベース、デュアルバーチャルウォール×1、交換用フィルター×1、お手入れカッター、電源コード、乾電池