新色4色追加で再登場! 大きめアクスタも収納できる「Keptデカアクスタケース」

レイメイ藤井は、大きめのアクスタを収納できる「Keptデカアクスタケース」を2025年5月初旬に発売します。カラーは新色4色を含む全7色。実売価格は1430円(税込)。

「Keptデカアクスタケース」

 

記事のポイント

缶バッジを見せるように収納できる“痛バッグ”が一部の推し活界隈で人気となっていることから、アクスタを見せるためのケースなども登場。こちらは大きめサイズなので、幅のあるアクスタや複数のアクスタの収納に最適です。

 

アクスタは、「アクリルスタンド」の略で、アクリル板にキャラクターや人物などの画像を印刷して、台座に立てて飾るグッズのこと。近年では“推し活”の人気アイテムとなっています。

 

Keptシリーズのデカアクスタケースは、2024年に発売され好評だったため、今回新色を加えて再登場しました。中には台座入れ+ポケット2段分を備えているので、複数のアクスタを2段で入れることも可能です。 また、透明ケースなので小物の見せる収納としても使えます。

 

カラーは、ブラック、ブルー、レッドに加え、新色のグリーン、ピンク、サンドベージュ、ムーングレーの全7色をラインナップ。推しカラーに合わせて選ぶことができます。

 

レイメイ藤井
「Keptデカアクスタケース」
2025年5月初旬発売
実売価格:1430円(税込)

色を揃える楽しみも! レイメイ藤井「kept」から新型ペンケースや消せるラインマーカー登場

レイメイ藤井は、「ずっと変わらず好きなもの」をコンセプトにした文房具ブランド「Kept」より、ペンケースやポーチなどの新製品を2025年1月下旬に発売します。

 

「Kept レクトペンケース」は、シンプルな直方体の形状。薄型でありながら、しっかり自立します。側面にカラーを施し、正面はクリア、背面は半透明の内ポケットが付いているので中に入れたものが映えて見えます。コの字型のファスナーなので出し入れもしやすく、透明なので必要なものがすぐ取り出せます。

「Kept レクトペンケース」

 

 

カラーは全5色(グレー、ブルー、グリーン、ピンク、ホワイト)で、他の小物とカラーを揃える楽しみもあります。実売価格は1210円(税込)。

 

「Kept レクトカードポーチ」は、ミニサイズがかわいい、シンプルな直方体のクリアポーチ。カードだけでなく、様々な小物類を収納できます。側面にカラーを施し、正面はクリア、背面は半透明の内ポケットが付いているので中に入れたものが映えて見えます。

「Kept レクトカードポーチ」

 

 

カラーは全5色(グレー、ブルー、グリーン、ピンク、ホワイト)。お気に入りの小物を詰めて見せる収納や、カラーコーデも楽しめます。実売価格は990円(税込)。

 

「Kept キエラ」は、消しゴムで消せるラインマーカー。消しゴムで消せるので、マークしたい場所が変えられ、テープなのでにじまなく、裏写りしません。また、滑らかにまっすぐに引くことができます。1つに2色のテープが入っており、ツインタイプで使い分けができます。

「Kept キエラ」

 

 

テープの色はブルー&イエロー、パープル&ピンク、オレンジ&ライム、レッド&グリーン。レッド&グリーンは暗記用として使用できます。実売価格は638円(税込)。

 

「Kept ペンケースに入る暗記シート/キエラ&暗記シートセット」は、折りたたむことができるので、用途によって使い分けができる2つ折りシートとなっています。また、ケース付きなのでペンケースに入れて管理することができます。

「Kept ペンケースに入る暗記シート/キエラ&暗記シートセット」

 

 

赤いラインマーカーは緑のシートで、緑のラインマーカーは赤いシートでマーキングした部分が隠れます。暗記シートセットには、ラインマーカーと暗記シートがセットになっています。実売価格は暗記シートが385円(税込)、キエラとのセットが935円(税込)。

 

「Kept フッ素コートハサミ」は、フッ素コートを施したステンレス刃を採用。キャップ付きなので、ペンケースなどに安全に収納することができます。カラーは全4色(スミブラック、ブルーグレー、サビグリーン、ピンクベージュ)で他の小物とカラーを揃える楽しみもあります。実売価格は605円(税込)。

「Kept フッ素コートハサミ」

 

 

「Kept はし0定規」は、1cm毎の目盛りが読み取りやすくなっており、目盛りが端(はし)から付いているので、高さや深さを簡単に測ることができます。裏面には、軽く滑らせ簡単に位置合わせができる滑り止め付きとなっています。

「Kept はし0定規」

 

 

カラーは全4色(スミブラック、ブルーグレー、サビグリーン、ピンクベージュ)で他の小物とカラーを揃える楽しみもあります。実売価格は242円(税込)。

 

レイメイ藤井
keptシリーズ
2025年1月下旬発売

環境に配慮したサステナブル素材を使用! レイメイ藤井、少し大人の新シリーズ「Kept Standard Label」を展開

レイメイ藤井は、“シンプルだけどなんかいい。”をコンセブトに、環境配慮の素材を使用した文房具ブランド「Kept Standard Label」を、8月中旬に発売します。

↑Kept Standard Label

 

Kept Standard Labelは、ハイブリッドワークやエシカル消費など人々の考え方や暮らし方が変化しているなかで、今の暮らしに合った新しいスタンダードアイテムを提案。ステーショナリーブランド「Kept」は1989年に誕生し、ペンケースやバインダー、ブックバンドなどを展開しており、Keptという名前には「いつの時代も、自分の正直な気持ちを持ち続けてほしい」という気持ちが込められています。

↑ミニマルペンケース

 

今回発売となるのは、「ミニマルペンケース」「フラグメントケース」「ガジェットケースM」「ガジェットケースL」「マウスパッドバインダー」「スマホショルダー」の6種類。

↑フラグメントケース

 

製品の素材として、裏地にはペットボトルを原料とする再生ポリエステルを使用。REACH SVHC 第31次241物質に対応した合成皮革や、塩素を含んでおらず、ダイオキシンなどの有害物質が発生しないEVA樹脂も採用されています。製品の梱包材(紙タグ・ロックス)には、環境に配慮した素材を使用しています。

↑ガジェットケースL

 

【ギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

ミニマルペンケース

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:1400円(税別)

 

フラグメントケース

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:2400円(税別)

 

ガジェットケースM

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:2200円(税別)

 

ガジェットケースL

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■サイズ:W310×H215×D20mmまで(13インチ対応)

■価格:4000円(税別)

 

マウスパッドバインダー

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■サイズ:A5サイズ対応

■価格:1800円(税別)

 

スマホショルダー

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■価格:3200円(税別)

大人の汚文字に表面のドット加工が効く!レイメイ藤井「大人の魔法のザラザラ下じき」を書類の下に挟むと起きる変化と仕組みを解説

「子どもの頃は、大人になったら自然に字がきれいになると思ってた」とは、いわゆる “汚文字”(おもじ)に悩む大人たちがよく言うこと。当たり前の話だが、 字の練習を重ねないままでは、大人になっても個性的な字のままなのだ。筆者がまさにこのタイプである。文字が雑だと、幼い印象で読みづらい汚文字になりがちで、周囲からの印象があまりよろしくない。これは、社会人として生きていく上でそこそこのハンデと言えるだろう。

 

解決策はもちろん、字を練習すること。だが、そもそも「大人になったら字が上手くなる」と思い込んできた人達は悪筆を矯正しようという気概が薄い。何もしなければ、当然だが字が上達することはないのである。そういうことなら、手はひとつしかない。字が少しでもきれいに書けるツールに頼るのだ。

 

下敷き使用で筆記速度を落とすと字がきれいになる!?

もちろん、抜本的にきれいな字が書けるようになりたいのなら、ペン習字などによる練習が正解。しかし、手っ取り早く少しでも丁寧な字が書けるようになりたいのなら、文房具を変えてみる、という手段もある。例えば、自分の手に合った筆記具に変えたり、ノートの紙質を変えるだけでも、ずいぶんと字の印象は変わったりする。そんな中でもオススメなのが、「下敷き」の導入である。

 

レイメイ藤井から2024年2月に発売された「大人の魔法のザラザラ下じき」は、まさに「紙の下に敷くだけで字がいつもより少しきれいになる」という、魔法のような機能をコンセプトとした製品だ。

レイメイ藤井
大人の魔法のザラザラ下じき
A4 1100円(上写真左)/B5 1050円/A5 1000円(上写真右)/B6 950円(税別、以下同)

 

そもそも字が汚くなる最大の理由は「書き方が雑」という、身もフタもないもの。特に、元から字が下手な人は、そのコンプレックスから日常的に雑な走り書きをしがち。「走り書きしているから字が汚いんだ」と、自分に言い訳をしているというわけ。

↑撮影用にわざと雑に書いたわけでなく、筆者の筆記はわりと日常からこんな感じだ

 

それなら、雑な走り書きができないようにすれば、筆記速度が落ちてゆっくり丁寧な筆記になる=丁寧な字が書けるようになるはず。この場合、自分で「ゆっくり丁寧に書こう」と心に決めるだけでも十分に効果は出るのだが、長年ずっと雑に書いてきた手癖はそう簡単には矯正できない可能性もある。そこで効果を発揮するのが、今回紹介する大人の魔法のザラザラ下じき、と言うわけだ。

 

まず、下敷きの表側には、よく見ると0.3mmの細かな粒状の加工が施されているのが分かる。この “ドット” のある面をノートなど紙面の下に敷いてからペンで書くと、ペン先にもハッキリとドットのデコボコが感じられるはずだ。走り書きをする場合、とにかくペン先を滑らせるように動かすことになるのだが、これだけ紙面がデコボコすると、その摩擦で書く速度が抑えられる。つまり、物理的にペン先を走りづらくすることで筆記スピードを落とす、という仕組みである。

↑表面の拡大図。細かな凸ドット(高さ0.3mm)加工が前面に施されている

 

実際に試してみると、やはりゆっくり丁寧に書くことで、字の読みやすさは大きく向上したように感じられた。少なくとも「後から自分で読み返しても字の判別が付かない」なんてことはないはずだ。

↑下敷きを敷くと、ドットにペン先が取られて筆記速度が落ち、結果的に丁寧な書き方になるという仕組み

 

また、下敷き自体にくっきりと縦の罫線が入っているので、横罫の用紙に合わせることで、字間をきれいに揃える目安にもなる。これによって行頭がガタガタせずに整うので、さらに読みやすさをアップさせられる。縦書き用として使うと行の傾きを防ぐこともできるので、これもまた読みやすい文章が書きやすくなるだろう。

↑写真では分かりづらいが、下敷きの縦ラインがうっすらと紙面から透けて見えるので、行頭が揃いやすく見映えがアップする

 

ちなみに、ボールペンで書き比べてみたところ、もともと滑りすぎることで悪筆との相性が悪い低粘度油性系(「ジェットストリーム」や「アクロボール」など)が、グッと書きやすくなったのは印象的だった。ペン先のコントロール性が増したため、殴り書き・走り書きにならず、程よく落ち着いた書き味が楽しめるのである。

 

逆にあまりオススメできないのが、ゲル0.3mmの激細タイプ。こちらはどうしても、ドットにペン先をとられてしまってコントロールが乱れがちだった。一方、軸内にサスペンションを備えたゼブラ「サラサナノ」は、激細でも思ったより書きやすい。サスペンションが効いているんだ! ということが体感できて面白かった。

 

また、ペン先のブレが少ないゼブラ「ブレン」は、その剛性の高さによって逆に細かな凹凸を拾ってしまい、描線にはっきりとビビリが出ていた。バイクのリジッドサス(衝撃吸収機構を持たない棒状のサスペンション)に近い感覚である。

↑各ボールペンでの比較。ゲルの激細0.3mmが書きづらかったり、剛性の高いブレンだと凹凸を拾いすぎて線にわずかな振動が出てしまうなど、ボールペンの特徴によって書き心地も異なるという結果が出た

 

小学生用の人気下敷きを大人向けにリファイン

実はこの下敷きは、文房具総選挙2022で学研キッズネット賞を受賞、また同年7月の日本文具大賞では機能部門グランプリを獲得した「先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき」という、学童用下敷きが大人向けにリメイクされたもの。字がうまく書けない小学生向けに作られており、実際に効果を体感している子どもたちも多いというヒット商品なのである。ちなみに悪筆の筆者も効果ありと感じており、発売以降ずっと愛用してきた。

↑こちらは先行モデルの学童向け商品「先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき」(0.6mm 650円/0.3mm 800円、上写真は0.3mm)。基本的な仕組みは大人用とまったく同じ

 

今回の大人用と学童用は、いずれもメイン機能となる0.3mmのドットは同じ。ただし、学童用には、幼児~小学生低学年用に0.6mmドットも用意されている。そのほか、表面の印字が方眼(学童用)と縦罫線(大人用)、裏面の加工がツルツル(学童用)とマット加工(大人用)といった辺りが変更点となっている。

↑学童用(右)の裏面はツルツルで走り書きしやすい仕様なのに対して、大人用(左)の裏面は細かいシボのマット加工でゆったり書き用になっている

 

また、学童用のラインナップがA4とB5だったのに対して、大人用はA4・B5・A5・B6と幅広くなっている。特に、A5とB6は手帳で使いたいという人も多いはずで、大人向けとしては納得の変更点だ。筆者もノートはA5で統一しているので、実はこれまでは学童用のザラザラ下じきA4サイズを半分にカットして携帯していた。これからはそんな手間無しで大人用を購入すればいいので、個人的にもこれはありがたいのである。

↑学童用下じきにはA5サイズが無かったので、A4を半分に切って使用していた

 

大人になって下敷きを使う人はおそらくかなり少数派で、改めて導入することに抵抗感を感じる人がいるかもしれない。とはいえ、ただ敷くだけでそれ以外の労力は無しに、読みやすい字が書けるようになるというのは、わりと大きなメリットなのではないだろうか。

 

普段使いのノート・手帳に挟んでおけば持ち運びの手間はないし、ついでにインクの裏抜けを防げたりもするので、便利なことは間違いなし。もし今、「自分の字が嫌い」「人前で字を書きたくない」など、大人の汚字に悩んでいるのなら、落ち着いて丁寧に字を書くクセを付けるべく、ぜひ常用することをオススメしたい。

 

【文房具総選挙2024】集中力がアップする暗記シートや文字が読みやすい下敷きなど大人でも見逃せない「キッズの勉強がはかどる」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる文房具」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどる文房具」部門】

赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる全15点がノミネートしました。

 

No.59

クツワ
エアピタファスナー
1980円

置くだけで机にピタッとくっつく倒れないペンケースの軽量タイプ

底面に備えた吸盤が机にくっつき、揺らしても倒れない立つペンケースの新型。布製で90gと従来品の約半分に軽量化している。内側上部にポケットがあり、消しゴムや付箋などの小物が取り出しやすい。

 

No.60

クツワ
カクシート
638円(スリム)、748円(A5)

繰り返し書いて覚えるメモスペース付きの赤シート

繰り返し書き消しできるメモスペースを備えた暗記用の赤シート。黄色いメモスペースは、ペンのキャップや指先などで書き込め、シートをめくると文字が消える。A5サイズとスリムサイズの2種。

 

No.61

コクヨ
キャンパス 青色シートで覚える 暗記用ペンセット
308円

集中に効く(※) “青色” を採用した暗記専用ツール

集中力維持が期待できる青色を採用したシートと、オレンジマーカー、水色ペンのセット。マーカーは、重要な箇所を目立たせながらも可読性を下げない明るいオレンジ。シートを重ねるとマークした文字が隠れる。

 

※:青色の効果は心理評価によるものであり、個人差や環境により効果は異なります

 

No.62

KYOKUTO
X-ZONE『付箋』
各550円

学びを深める問いや見出しが書かれた勉強用付箋

「どうして間違えたの?」「間違えない方法は?」などの問いや、「ここは覚える!!」「余談だけど……」といった見出しが書かれた付箋。書き込むことでミスの対策を考えたり、学びを深堀りしたりできる。

 

No.63

パイロット
ザ・ドクターグリップ(0.3mm)
各990円

芯出し機構にロックがかかる静音設計の細書きシャープペン

ボディを振ると芯が出る人気シャープの0.3mmタイプ。芯を繰り出すときの操作音を従来品の約半分に抑える静音設計で、移動中の衝撃などで芯が出るのを防ぐ「フレフレロック」機構も搭載している。

 

No.64

ソニック
速暗! 2色で書いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
660円

書き込み内容を2段階で隠して暗記効率アップ!

2色のシートとペンのセット。答えをオレンジ、ヒントをピンクのペンで書き、オレンジシート(答えのみが隠れる)を使って問題が解けるようになったら、次に赤シート(答えとヒントが隠れる)を使う。

 

No.65

レイメイ藤井
超観察スコープ
2310円 (3月下旬発売)

シーンに合わせて変形する水陸両用の拡大鏡

レンズフードを拡張できるシリコン製の拡大鏡。観察物に近づけて観察できる「ルーペスコープ」、観察物の上からかぶせて使う「虫かごスコープ」、水中を観察できる「アクアスコープ」の3つに変形する。

 

No.66

クツワ
ノートぴったりに切れる定規
418円

プリントをノートサイズに切れるガイド付き定規

学習プリントをノートサイズに切るためのガイドが付いた定規。目盛り側の側面に45度の傾斜が付いており、定規で押さえた紙を手前に引くときれいにカットできる。折り畳み式で、伸ばすと30cm定規に。

 

No.67

ソニック
ポジットペンシル
各935円

指を入れて書くだけで正しい握り方が身につく

握り方トレーニング用のシャープ。リングに指を入れると、自然と正しいポジションで握れる。シャープペンのため、削るたびに外すという手間がない。芯は0.7mmと1.3mmの2種で、右手用と左手用がある。

 

No.68

サンスター文具
metacil school
各330円

削らずに書き続けられる新感覚の鉛筆が学生仕様に!

芯の摩耗が少ない「特殊黒鉛」を使った鉛筆の学生向けモデル。芯の濃さはF鉛筆相当で、削らずに約5km、漢字練習帳約18冊ぶん書き続けられる。軸には成長が早いサステナブルな竹を使用し、約3gと軽い。

 

No.69

クツワ
モジサシ下じき
286円

文章がスラスラ読めるリーディングマーカーにもなる!

教科書などに書かれた文章の1行分だけ色が異なり、読んでいる行を強調してスラスラ読めるようにするリーディングマーカー付きの下敷き。上と左の側面には目盛りがあり定規としても使える。

 

No.70

ヤマト
ヤマト糊 タピコ
319円

ロングセラー糊が手を汚さずに塗れるチューブタイプに

手を汚さずに容器から直接塗れるチューブタイプのでんぷん糊。小さな穴が開いたキャップと、子どもでも握りやすい柔らかな容器を採用。原料は、ロングセラーの「ヤマト糊」と同じタピオカでんぷん。

 

No.71

三菱鉛筆
uni タブレット授業えんぴつ
924円(1ダース)

新開発の特殊な芯で濃く書けて反射もしにくい

従来品より濃くはっきりとした文字を書ける2B鉛筆。黒鉛筆芯特有の反射を抑え、明るい照明の下でも視認性が高い。書き込んだノートを写真に撮ったときに反射せず、撮影者の影が写っても見やすい。

 

No.72

サンスター文具
ヨコピタ ギガテクト
各2200円

ランドセルの隙間にも入れられる耐衝撃型の筆箱

柔軟性のあるエラストマーフレームとリブ構造で、従来品よりも耐衝撃性や歪み強度を高めた筆箱。コンパクトサイズで、教科書を入れたランドセルの上部に横向きでピッタリ収まる。鉛筆削りも付属。

 

No.73

サクラクレパス
ライトルシャープ
各550円

視認性の高い細いペン先を完全収納できる新機構を搭載

ペン先を完全に収納できる「ダブルノック機構」を搭載。細いパイプ型のペン先は、視認性が高い一方でペン先を収納できないタイプが多く、携行時に折れや曲がりが生じやすい。その点本品なら安心だ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】常識を覆す構造のボールペンから修正ペンの進化形など「書く&消す」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「書く・消す」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

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【「書く&消す」部門】

人気ブランドの多色・多機能ペンを中心に、15商品がラインナップ。 ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目。 “くすみカラー”のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い結果となりました。

 

No.01

レイメイ藤井
大人の魔法のザラザラ下じき
1045円(B6)〜1210円(A4)

ザラザラとした手触りが美文字をサポート

表面に施した細かいドット加工が、筆記時にザラザラと指に伝わることで、頭の中でイメージした通りの文字が書けるようになる下敷き。流れ文字や雑文字、字形の不揃いなどの改善効果を期待できる。

 

No.02

ゼブラ
クリックブライト
各132円

小さな文字もきれいにマークできる細字蛍光ペン

従来の蛍光ペンの約半分にあたる2mmの線幅のペン先、「ハーフラインチップ」を搭載。小さな文字や注釈もきれいにマーキングできる。ノック式で、キャップなしでも乾かない独自インクを採用している。

 

No.03

エポックケミカル
ゴツ盛りインクの蛍光ペン
各374円

超大容量インクで長く使える高コスパペン

一般的な蛍光ペンの約6倍(同社商品比)ものインクを搭載しながら、価格を3倍程度に押さえた高コスパペン。筆記距離は約570m。インク残量が見えるため、買い替えのタイミングがわかりやすい。

 

No.04

ゼブラ
サラサクリップ3C
各440円

インク量はそのままに軸をスリムにした多色ゲルボールペン

軸径が従来品より8%細い多色ゲルボールペン。従来のスプリングを各インク芯に巻きつける構造ではなく、芯の隣に配置する「サイドスプリング機構」を採用し、インク量はそのままでスリム化を実現。

 

No.05

コクヨ
WPシリーズ
各4400円

「書くこと」が 特別な体験になるペンシリーズ

「キャンパスノート」をはじめ紙にこだわってきた同社が提案する、特別な書き心地のペンシリーズ。表情豊かな線が書ける「ファインライター」と、浮遊感のある書き味の「ローラーボール」の2種展開。

 

No.06

サンスター文具
topull B(トプルB)
各396円

押すのではなく引く! 常識を覆すボールペン

握ったまま2本の指で引いてペン先を出す「トッププル機構」を備えたボールペン。ノック時に持ち替える手間が省ける。ノック機構が先端にあることで、頭部をフラットにしたシンプルなデザインが可能に。

 

No.07

ゼブラ
ピタン
各1320円

ノートにピタッとくっつきサッと書き出せる

ノートに装着できる専用ホルダーと、そこに磁力で固定できるペンのセット。まるでノートの一部のように持ち歩け、書きたいときにサッと外せる。ミニマルなデザインはどんなノートにもマッチ。

 

No.08

パイロット
フリクションシナジーノック03
各275円

滑らかな書き味の激細フリクション

消せるボールペン「フリクション」シリーズで最も細いボール径0.3mmのペン先を搭載。同社独自のペン先「シナジーチップ」が、細書きとは思えない書き出しの良さと滑らかな書き味を実現している。

 

No.09

ゼブラ
ブレン4+S
各1100円

ストレスフリーなペンの5機能搭載モデル

筆記時のペン先のブレをなくしたボールペン、「ブレン」の多機能モデル。4色ボールペンとシャープを搭載しながらもコンパクトで握りやすい。厚手の紙も挟みやすいバインダークリップと消しゴム付き。

 

No.10

サクラクレパス
ボールサインiD 3C
各935円

さりげなく個性を表現できる黒にこだわった3色ペン

6色の黒を揃えたボールペン「ボールサインiD」シリーズの3色ボールペン。基本の黒・赤・青の組み合わせだけでなく、「青味のある黒・黒・赤」や「緑がかった黒・黒・赤」の組み合わせがある。

 

No.11

ぺんてる
ホワイトスピード
440円

幅広ペン先と速乾インクで修正時間を短縮!

ひと塗りで広範囲を修正できる線幅4.5mmのペン先を搭載した修正ペン。同社の従来品に比べ半分の時間で乾く超速乾インクを採用している。修正面が凸凹のないマットな仕上がりで、再筆記しやすい。

 

No.12

ぺんてる
マットホップ
各220円

高発色インクが写真の上でも存在感を発揮!

一般的な顔料ペンよりも大きな顔料をたくさん使った新開発インクが、マットな筆跡を実現。塗りつぶすだけで、シールを貼ったかのような存在感を生み出せる。濃い色の紙や写真の上でも鮮やかに発色。

 

No.13

サンスター文具
mute-on
各264円

カチカチ音を気にせずに堂々とノックできる

ノック音を同社従来品比で33%カットした静音設計のペン。ノック中はクリップが収納されて使えなくなるため、ペン先を出したまま胸ポケットに挿すという失敗が起きにくい。握りやすい三角軸を採用。

 

No.14

トンボ鉛筆
モノグラフ ファイン 0.5/0.3mm
各1210円

快適に書き消しできるハイクラスなシャープペン

ノック部に繰り出し式の消しゴムを備えたモノグラフのハイクラスモデル。ペン先がシェイプアップされており、書くときにペン先が見やすい。消しゴムを使うときは、自動でノックが固定される。

 

No.15

コクヨ
リサーチラボペン
各396円

研究の現場に適したアルコールに強いペン

理化学系の研究所でも使えるよう、アルコールが付着しても消えにくいインクを採用。水と混ざりにくいインクのため、結露した容器や凍結面にも筆記できる。ペン先が細く小さい容器にも書きやすい。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

ペンを収納しながら“飾る”新発想!「フレームペンケース」の潔さを支える細部の仕掛けとは?

ペンケースは、筆記具などの文房具を収納して持ち運ぶためだけのもの……と、思っている人がほとんどだろう。もちろん、基本的にはそれで間違ってないのだが、近年では、ペンケースが高機能化するにしたがって、その目的も多様化している。

 

例えば、「文房具を持ち運ぶ」という部分ひとつを取っても、「2~3本の筆記具をコンパクトに」と「筆記具+ハサミや定規、カッターナイフなどをまとめて」では達成すべき目標が大きく違う。そうした場合、フォルムや機能から完全に別物になるのも当然だろう。

 

さて、そんなペンケース多様化のなかで、いまやトレンドと言っても過言でないのが、いわゆる “見せペンケース” というもの。透明素材で中身が外から見えるようになっているものが主体で、自分が使っている文房具を周囲に見せられることが特徴だ。Instagramなど画像主体のSNSで、中高生が自分の学習ツール環境をアピールする用途で人気となっているそう。

 

今回紹介するのは、その最前線アイテム。「見せペンケースの最新版はこうなっている」という話である。

 

自慢の一本を飾って楽しむ専用ペンケース

レイメイ藤井から発売された「フレームペンケース」は、一見すると学童用の汎用性高めの箱形ペンケースのようなフォルムだが、そのコンセプトは特異だ。 “お気に入りの筆記具をきれいに飾る” という部分に機能を全振りした、かなりピーキーな製品なのである。

レイメイ藤井
フレームペンケース

3300円(税別)
全5色

 

上面はフレームで囲まれたPVC製の大きな透明窓になっており、中が完全に見えている状態だ。ただし、透けているのはこの上面のみ。底と側面はフレームと同じく合皮素材なので、見え方はかなり限定的である。

↑上面窓はPVC(塩ビ)製で、透明度はかなり高め

 

上面は磁石によってフタ状に閉じられているので、端から持ち上げるとパカッと開いて、中にアクセスできる。そして、ゴムバンドに自慢の筆記具を挟んで固定し、再びフタを閉じると、まるでショーケースにいれたような形で筆記具を飾ることが可能になる、というわけ。例えば、大事な万年筆や宝物のシャープペンシル、プレゼントにもらったボールペンなど、特別な筆記用具を収納すると、まるで展示、もしくは額装したような印象になる。

↑磁石で貼り付いている上面フタをパカッと持ち上げてオープン。本体とはベルトで連結されたヒンジレス構造となっている

 

↑筆者愛用、一点物の木軸ボールペンを飾ってみた。見た目にも「いいものを飾ってる」感が高まって嬉しい

 

一般的な透明素材の “見せペンケース” は、全周が透けていることが多い。つまり、持っている文房具をまとめて見せることができるのだが、「こう見せたい」という意図での見え方を決めることが難しい。

 

対して、フレームペンケースは、最初から見せたい筆記具を1~2本飾るだけ、という使い方に限定することで、より確実に「見せたい・魅せたい」方へとフォーカスして中身を見せることができる、という仕組みだ。

↑ごく普通の150円ボールペンも、フレームペンケースで飾ればこの通り、高級感があるように見える

 

“見せ”要素に特化した、ペンを運ぶこともできる展示ケース

ちなみに、フタは本体にベルトで接合しているので、そのまま裏側に折り込むことも可能。フルオープンで固定できるので、筆記具の出し入れがしやすいペントレーとしても使うことができる。とはいえ、そもそもが収納量が少ないので、トレーになったから実用的というわけでもないが、机の上に置いておくだけで、高級感や特別感を与えてくれるアイテムになるのは嬉しいところ。

↑フタを360度折り返すようにすると、ペントレーに変身

 

↑フチが高いのでトレーとして使いやすいとは言い難いが、置いておくだけでちょっとデスク周りが高級っぽくはなるかも

 

使用するにあたり個人的に気になるのは、PVC窓の耐久性である。PVCは擦り傷に弱いため、使用しているうちに細かな擦り傷が付いてしまうのは避けられないだろう。その結果、傷によって窓がくもってしまうと高級感はガクンと下がってしまうし、飾っていても楽しくなくなってしまう。基本的に塩ビのくもりを元に戻すのは不可能なので、できる限り気をつけて使う、というシンプルな使用方法が正解らしい。

↑底面はベロア調の柔らかな起毛素材で、大事なペンを傷つけにくい仕様だ

 

文房具の運搬コンテナとして考えると、当然ながら機能的にはかなり劣っている。何故なら、筆記具1〜2本しか収納できないのだから、それは仕方がない。ただし、筆記具を高級感のある雰囲気で飾る機能に関しては、これまでにないほど優秀……というか、ここまで “見せ” 要素に特化したペンケースは他になく、非常にユニークな製品と言える。

↑ペンケースとして携帯するとこんな感じ。少し仰々しいぐらいに高級感ある雰囲気になるところが面白い

 

大事な筆記具の展示収納ケースとして使うとウットリするぐらい格好良いので、ぜひデスク上でのマイコレクション展示に使ってみて欲しい。

 

お気に入りの筆記具を額装できる!? “見せる収納”を楽しむ、レイメイ藤井「フレームペンケース」

レイメイ藤井は、「フレームペンケース」を、2024年1月中旬に発売します。

 

同製品は、高級筆記具のパッケージのように、お気に入りの筆記具を見せて収納できる、ディスプレイ感覚のペンケース。

 

取り囲むフレームと透明窓は、筆記具を額装しているかのような印象を与えることができます。しっかりとした芯材が入っているので、自立させて机上に飾ることもできます。

 

大切な筆記具を固定できるゴムバンド付きで、2~3本の筆記具を収納できる容量です。フタはマグネット固定で片手でも開閉可能。360度開いて底に敷けば省スペースになります。

 

価格は3300円(税別)。カラーバリエーションはブラック、グレー、ネイビー、レッド、オレンジの5色です。

レイメイ藤井の2024年手帳は? 注目のサステナブル素材「竹紙」ダイアリーなど一挙紹介

文房具メーカーとして毎年多数の手帳を展開するレイメイ藤井は、2024年ダイアリーのラインナップを発表した。ロングセラー商品「カラーインデックスダイアリー」や「グロワールダイアリー」のほか、新作ではサステナブル素材「竹紙」を使用した「竹紙ダイアリー」が登場。6月に行われた内覧会で広報担当者に聞いた、新製品のポイントと合わせて、今から注目したい手帳を一挙に紹介しよう。

 

注目のサステナブル素材! 放置竹林問題を解消する「竹紙」とは?

SDGsの取り組みが進むなか、文房具においても環境に配慮したアイテムが数多く発売されている。手帳では、樹脂を含まない100%紙製で分別なしにリサイクル可能にしたり、適切に管理された森林の木材を使用した森林認証紙を使用したり、さまざまな取り組みで商品が開発されている。レイメイ藤井も回収ペットボトルを再利用した製品や、認証森林紙を使用した製品など、SGDsへの取り組みを積極的に行ってきた。そしてこのたび、「2024年版ダイアリー」ラインナップに、注目のサステナブル素材「竹紙」を使用した「竹紙ダイアリー」が新たに加わった。

 

「竹紙」とは、その名の通り竹を原料とした紙のこと。これがなぜ、サステナブルの取り組みへ繋がるのかというと、放置竹林の問題が背景にある。実はいま、生活様式の変化とともに竹の需要が減り、全国で放置竹林が広がり問題となっているという。繁殖力が非常に強く成長の早い竹が隣接森林へ広がり、他の植物の生育を阻害するなど、その被害は甚大だ。この問題解消の取り組みとして、竹を100%使用した「竹紙」を製造することで、持続的かつ大量に竹を資源として活用していくことが可能となり、竹林の整備にも繋がるのだ。

 

書き心地も追求した、竹らしい優しい風合いの「竹紙ダイアリー」

↑竹紙100ナチュラルを使用した「竹紙ダイアリー」

 

「竹紙」の特長は、一般的な上質紙と比べて厚みがあり、簡単に折れたり破れたりしない強度があること。そのため、繰り返しの使用でもダメージを受けにくく、例えば消せるボールペンでの使用にもうってつけなのだという。さらに、クラフト紙のようなナチュラルな紙色には、多彩なインク色がなじみやすい。黒はもちろん、白のインクで筆記しても映える。つまり、手帳のように色分けをしてスケジュールを記入するアイテムへの活用に、竹紙は適しているといえるのだ。

 

↑竹といえばパンダ。ということで、「竹紙ダイアリー」の表紙や本文には、可愛いパンダのイラストがプリントされている

 

レイメイ藤井「竹紙ダイアリー」には、まさに前述した竹紙のメリットを活かしたアイデアが盛り込まれている。基本仕様は、見開き1か月のブロックタイプ。さまざまなインク色が映えることから、「書き込む」要素を増やしたという同商品は、日付の数字を好きな色で塗りつぶすことができる。これにより、一般的な休祝日以外にも、自分のライフスタイルに合わせて大事な予定がある日などを目立たせることが可能だ。

 

また、月ごとのページ下部には、目標などを書き込めるスペースも備わっている。タイトル欄に目標や予定など、思い思いに書き込んで活用すれば、より便利になりそうだ。

↑白インクもはっきりと見やすい。日付だけではなく、そのほかのイラストや文字が白抜きなのは、塗り絵感覚で塗って楽しんでもらいたい、という狙いなのだとか

 

同社 広報課の吉岡学さんによると、竹紙を使用したダイアリーを新たに発売する背景には、同社のサステナブルへの取り組み促進があったという。そのうえで「文房具メーカーとして、日常使いをする手帳には書き心地や使い心地の良いものを提供したいという思いがありました。竹紙は100g / m2で上質紙よりやや厚みがありますので、書き消しを繰り返してもダメージを受けにくい素材です。なので、予定の変更などで書き換えることが多い手帳に最適です。また、人によっては休日が暦通りではないので、日付を自由にカラーリングして、ユーザーそれぞれが使いやすいデザインに仕上げました」と、新商品へのこだわりと特徴を語ってくれた。

 

サイズはB6(1700円)とA5(1900円)の2タイプで、グレー、ブルー、ベージュの3色展開。(すべて税込み、以下同)

 

愛好者の声を反映したロングセラー手帳

ロングセラー商品の新作も見逃せない。2004年の発売開始から、女性を中心に人気を集めている「カラーインデックスダイアリー」は、マンスリーブロックで、月曜始まりと日曜始まりの2タイプが用意されている。

↑「カラーインデックスダイアリー」の月曜始まりはビジネスパーソン、日曜始まりは主婦など、カレンダー通りの仕様を好む人に人気だそう

 

同商品の特徴は、月ごとにカラーが変わるインデックス。これのおかげで、開きたい月をパッと迷いなく開くことができる。スケジュール欄以外には、テレフォンガイド、緊急連絡先、非常時の持ち出し品チェックリストなど、情報ページも充実しており、非常時などに備えて記入しておけばいざというときに携帯して安心できる一冊になっている。

↑月ごとにカラーが変わるインデックス。さらに、月曜始まりタイプは土日の書き込み欄を広くとったフォーマットになっている

 

↑災害用伝言ダイヤルの操作方法など、緊急時にも役立つ情報が掲載されたページ

 

価格は、月曜始まりのポケットB7が750円、B6が1100円。日曜始まりのポケットB7が800円、B6が1200円。シンプルなデザインの月曜始まりに対して、日曜始まりは月ごとに異なる花柄がページにプリントされているので、華やかなデザインが好きな人はぜひチェックしてほしい。

↑月ごとに花柄が変わる華やかなマンスリーブロックの「カラーインデックスダイアリー(日曜始まり)」

 

「グロワールダイアリー」も、ロングセラーの人気商品。シンプルなデザインと、薄すぎない上質紙の書き心地が、特にビジネスパーソンに人気だ。実は、同商品は3年前に一度、フォーマットと紙質をリニューアルしたそう。しかし、その際に愛好者から「従来の仕様に戻して欲しい」という声が多くあがったことで、2年前よりフォーマットと紙を従来仕様に戻したのだという。2024年版も従来仕様なので、「愛好者の方々には、ぜひ安心して引き続き使っていただきたい」(吉岡さん)とのこと。

↑表紙には上品なクロスペーパーを使用。スタンダートサイズはジャケットの内ポケット、コンパクトサイズはワイシャツの胸ポケットにぴったりのサイズ

 

サイズはスタンダート(B6スリム)・コンパクト(B7スリム)の2サイズ。マンスリーは、見開き1か月ブロック式(B6 500円/B7 450円)・同日曜始まり(B6 500円/B7 450円)・同インデックス付き(B6 620円/B7 580円)・同リスト式(B6 500円/B7 450円)。ウィークリーは、片面1週間レフト式(B6 650円/B7 600円)で、各5タイプが用意されている。

 

なお、前述の商品には、すべて2023年12月から2025年3月までの日付入りとなっている。

 

そのほか、スケジュールとノートが1冊で管理できる「フォルダイアリー」、ウィークリーと2ウィークスの予定が一覧できて、表紙とカラフルなエッジのコントラストも鮮やかな「カラーエッジダイアリー」、名刺ケースやカードホルダーに入れて持ち運び可能で商談時などにサッと取り出せると人気の「ネームカードダイアリー」など、数々の2024年版手帳がラインナップされる。

↑「ネームカードダイアリー」マンスリーブロック 650円(左)、「カラーエッジダイアリー」A6 ウィークリー ・2ウィークス 1600円/B6 ウィークリー ・2ウィークス 1800円(右)

 

スケジュールをはじめ、さまざまな情報のデジタル管理が当然になってきた現代。吉岡さんは「スマートフォンでスケジュール管理をすることはもちろん便利ですが、充電切れや非常時など、万が一のときに備える意味でも、『第二のスマホ』としてぜひ手帳を使い続けて欲しいです」と、語ってくれた。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【文房具総選挙2023】結果発表!推し活を最もはかどらせるのは痛バにもなる透明窓付きポーチ!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出! 「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここではトレンド部門「推し活がはかどる文房具」部門の結果をお伝えします。

 

【トレンド部門】「推し活動がはかどる文房具」部門の部門賞と上位商品は?

コロナ収束による “おでかけ解禁” の影響もあってか、推しとの外出をサポートするアイテムが多数入賞。第1位に輝いたポーチは、大人が取り入れやすいシンプルなデザイン。フェスなどのイベント参戦にもオススメだ。

 

■第1位

推しを愛でながらおでかけできる

キングジム
フラッティ ワンマイル
2145円~3080円

「推し活の必須アイテム、 “痛バッグ” 作りに最適」と話題の中身が見えるポーチ。マチが5~6cmあり、収容力は見た目以上だ。ストラップを外せばバッグインバッグにも早変わり。

 

【ココがはかどる!】

中身がひと目でわかる透明窓付きで、目的のものがすぐに見つかる。アクスタや缶バッジ、推しぬいなどを入れれば、グッズを保護しながらもしっかり推しアピールできる。

 

↑ミニサイズはカラビナ付き。S・Mサイズは、肩の負担を減らすショルダーパッドが付属する

 

↑スマホを透明ポケットに入れたまま、通知や時刻を見られるのはもちろん、操作も可能だ

 

【選考委員はこう見た!】

「“推す” 対象を選ばないところが魅力的といえます。ベーシックなデザインでシーンを限定せず、使いやすいところもオススメです。おでかけシーズンのお供に!」 (イオンリテール バイヤー・山田真弘さん)

 

■第2位

推しまみれにデコれる万能ポーチ

リヒトラブ
ミファ デコレーション ポーチ ミニ
各1430円

シールなどでデコレーションした透明シート2枚を表面のクリアポケットにセットし、自分だけの推しデザインポーチが作れる。

 

■第3位

愛しの “推しぬい” を大切に携帯

レイメイ藤井
ケプト キューブポーチ
990円

小さなぬいぐるみや小物を収納してバッグなどに付けられる、コロンとしたキューブ型が可愛いポーチ。透明 / 半透明の窓付き。

 

■第4位

推しの予定はこれでカンペキ

こどものかお
ポチッとシックス
990円

ポチポチッと押すだけで使えるボタン型スタンプに「推し活」バージョンが新登場。推しの予定をわかりやすく手帳やカレンダーに記録できる。

 

■第5位

擬態可能だからお仕事も “推しごと” もお任せ!

エレコム
推しごとバックパック(Mサイズ)
2万2231円

サコッシュにもなるフロントパーツの有無で “擬態モード” と “推し活モード” を切り替え。ペンライトなどが入るポケットも各種充実している。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

【入れ替え用】【文房具総選挙2023】オンオフ関わらず机上で愛でる!「推し活」をサポートする10アイテムがノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「推し活がはかどる文房具」部門にノミネートされたアイテム10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

「文房具総選挙2023」投票はこちらから

 

【「推し活がはかどる文房具」部門】

推しを愛でる心にオン・オフは関係なし。デスクに推しを迎えられるデコレーションアイテムや、仕事用っぽく “擬態” 可能なバッグまで、推し活を完全サポートする全10アイテムをご紹介します。

 

No.57

リヒトラブ
ミファ うちわコレクションファイル
1595円

チケットなど思い出も丸ごと収納

ポケットの有効内寸は約440×329mm。うちわの持ち手をホールドする仕切りが付いたトップインタイプのファイル。飛び出し防止のフラップ付きで、チケットやトレカ等もまとめて収納できる。

 

No.58

エレコム
推しごと バックパック Mサイズ
2万2231円

お仕事も “推しごと” もお任せ!

サコッシュにもなるフロントパーツの有無で “擬態モード” と “推し活モード” を素早く切り替え。ペンライトなどが入るポケットも各種充実し、 “推しごと” が断然はかどるバックパック。全6色。

 

No.59

カルチュア・エンタテインメント
推守 カーテン
2530円

デスクで毎日推しを愛でられる

推しのアクスタやフィギュアをデスクで常に、なるべくこっそりと愛でたい。そんなニーズに応えるアイテム。カーテンを閉じている間は仕事に集中。早く推しを拝みたくて作業もはかどる!? 全5色。

 

No.60

カルチュア・エンタテインメント
推守 ガジェットケース
各3740円

推しグッズを美しく収納&飾れる

缶バッジやアクスタ、トレカなど常にいっしょにいたい推しグッズを美しく収納、デスク上にさっとディスプレイもできるガジェットケース。うるさい上司がきたらカーテンでそっと隠してあげて。全5色。

 

No.61

レイメイ藤井
ケプト キューブポーチ
990円

愛しの “推しぬい” を大切に携帯

小さなぬいぐるみや小物を収納してバッグなどに付けられる、コロンとしたキューブ型が可愛いポーチ。透明の窓付きなので、 “推しぬい” を汚さずに保護しながら持ち運ぶのにぴったりだ。全4色。

 

No.62

リヒトラブ
ミファ デコレーションポーチ ミニ
各1430円

推しまみれにデコれる万能ポーチ

シールなどでデコレーションした透明シート2枚を表面のクリアポケットにセットすることで、自分だけの推しデザインポーチが作れる。中にはペンやトレカ、会員証などが入る各種ポケットが充実。全8色。

 

No.63

レイメイ藤井
ケプト トレカホルダー
1100円

デコができるトレカホルダー

トレカが入るシンプルなホルダー。中にステッカーなどで自由にデコれる透明板が入っており、これを推しトレカに重ね合わせることで、トレカは元のまま、自分なりの愛を様々に表現できる。全4色。

 

No.64

パイロット
フリクションスタンプ「推し活」
132円

推しのリスケにこすって対応!

こするとインクが透明化する「フリクションインキ」を使った浸透印に、「推し活」モチーフが追加。推しのスケジュールに変更が発生しても、こすって消し、捺し直すことで即対応。印面は全60種。

 

No.65

こどものかお
ポチッとシックス
990円

推しの予定はこれでカンペキ

ポチポチッと押すだけで使えるボタン型スタンプに「推し活」バージョンが新登場。発売日、配信、TV、ラジオにライブと、推しの予定をわかりやすく手帳やカレンダーに記録。うっかり忘れを防止!

 

No.66

キングジム
フラッティ ワンマイル
2145円〜3080円

フラットなのにたっぷり入る!

ライブやイベント参戦時も快適に動けるとSNSで話題となった、透明窓付きポーチ。アクスタや缶バッジなどはもちろん、約5〜6cmのマチ付きなので “推しぬい” やペットボトルなども入れられる。全4色。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

 

「文房具総選挙2023」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した7部門・80商品!

「文房具総選挙2023」は、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした “トレンド部門” に今年は「推し活がはかどる文房具」を設置した2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計80もの商品がノミネートされました。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
インク容量が増えたり替芯式になったり、長く使えるペンの存在が目立つ。またペンが豊作で部門を「書く」に限定した昨年と打って変わって、「消す」文房具にも注目。全13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842446/

■ 記録する 部門
ノートはリッチな紙質を競った時代を経て、昨今は構造や形状を工夫し、思考を妨げないことや使ったあとのエコ性も重視する傾向に。電子文具もエルゴ設計で、作業を快適にはかどらせる。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842493/

■ 収納する 部門
7部門のなかで、「技あり!」と膝を打ちたくなるアイテムがもっとも多く並ぶ。斬新な構造、1つで複数のシーンに活躍する機能性は、はかどり文房具の真骨頂と言えよう。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842564/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
本質機能を磨くと同時に、ポータブル性を高めたアイテムが目立つ。また、刃物である「切る」文房具は切れ味とともに安全性を担保するなど、全体的にきめ細やかさが光る。全10商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842568/

■ 分類する・印をつける 部門
推し活ならぬ “捺し活” と言いたくなる楽しいスタンプを中心に、実用性に華やかさも併せ持つアイテムが揃う。仕分けに役立つファイルなど硬派な実用アイテムも健在。全10商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842570/

 

【トレンド部門】

■ 推し活がはかどる文房具 部門
推しを愛でる心にオン・オフは関係なし。デスクに推しを迎えられるデコレーションアイテムや、仕事用っぽく “擬態” 可能なバッグまで、推し活を完全サポートする全10商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842574/

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
児童の毎日の宿題から学生の試験勉強まで、学習意欲を応援する文房具14商品がノミネート。集中力を持続させるスムーズな使用感を追求したアイテムや、各自の苦手分野をサポートしてくれるアイデアに注目したい。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。
https://getnavi.jp/stationery/842580/

 

【文房具総選挙2023】オンオフ関わらず机上で愛でる!「推し活」をサポートする10アイテムがノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「推し活がはかどる文房具」部門にノミネートされたアイテム10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「推し活がはかどる文房具」部門】

推しを愛でる心にオン・オフは関係なし。デスクに推しを迎えられるデコレーションアイテムや、仕事用っぽく “擬態” 可能なバッグまで、推し活を完全サポートする全10アイテムをご紹介します。

 

No.57

リヒトラブ
ミファ うちわコレクションファイル
1595円

チケットなど思い出も丸ごと収納

ポケットの有効内寸は約440×329mm。うちわの持ち手をホールドする仕切りが付いたトップインタイプのファイル。飛び出し防止のフラップ付きで、チケットやトレカ等もまとめて収納できる。

 

No.58

エレコム
推しごと バックパック Mサイズ
2万2231円

お仕事も “推しごと” もお任せ!

サコッシュにもなるフロントパーツの有無で “擬態モード” と “推し活モード” を素早く切り替え。ペンライトなどが入るポケットも各種充実し、 “推しごと” が断然はかどるバックパック。全6色。

 

No.59

カルチュア・エンタテインメント
推守 カーテン
2530円

デスクで毎日推しを愛でられる

推しのアクスタやフィギュアをデスクで常に、なるべくこっそりと愛でたい。そんなニーズに応えるアイテム。カーテンを閉じている間は仕事に集中。早く推しを拝みたくて作業もはかどる!? 全5色。

 

No.60

カルチュア・エンタテインメント
推守 ガジェットケース
各3740円

推しグッズを美しく収納&飾れる

缶バッジやアクスタ、トレカなど常にいっしょにいたい推しグッズを美しく収納、デスク上にさっとディスプレイもできるガジェットケース。うるさい上司がきたらカーテンでそっと隠してあげて。全5色。

 

No.61

レイメイ藤井
ケプト キューブポーチ
990円

愛しの “推しぬい” を大切に携帯

小さなぬいぐるみや小物を収納してバッグなどに付けられる、コロンとしたキューブ型が可愛いポーチ。透明の窓付きなので、 “推しぬい” を汚さずに保護しながら持ち運ぶのにぴったりだ。全4色。

 

No.62

リヒトラブ
ミファ デコレーションポーチ
各1430円

推しまみれにデコれる万能ポーチ

シールなどでデコレーションした透明シート2枚を表面のクリアポケットにセットすることで、自分だけの推しデザインポーチが作れる。中にはペンやトレカ、会員証などが入る各種ポケットが充実。全8色。

 

No.63

レイメイ藤井
ケプト トレカホルダー
1100円

デコができるトレカホルダー

トレカが入るシンプルなホルダー。中にステッカーなどで自由にデコれる透明板が入っており、これを推しトレカに重ね合わせることで、トレカは元のまま、自分なりの愛を様々に表現できる。全4色。

 

No.64

パイロット
フリクションスタンプ「推し活」
132円

推しのリスケにこすって対応!

こするとインクが透明化する「フリクションインキ」を使った浸透印に、「推し活」モチーフが追加。推しのスケジュールに変更が発生しても、こすって消し、捺し直すことで即対応。印面は全60種。

 

No.65

こどものかお
ポチッとシックス
990円

推しの予定はこれでカンペキ

ポチポチッと押すだけで使えるボタン型スタンプに「推し活」バージョンが新登場。発売日、配信、TV、ラジオにライブと、推しの予定をわかりやすく手帳やカレンダーに記録。うっかり忘れを防止!

 

No.66

キングジム
フラッティ ワンマイル
2145円〜3080円

フラットなのにたっぷり入る!

ライブやイベント参戦時も快適に動けるとSNSで話題となった、透明窓付きポーチ。アクスタや缶バッジなどはもちろん、約5〜6cmのマチ付きなので “推しぬい” やペットボトルなども入れられる。全4色。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

様々な収納アイテムで推しを持ち歩こう! レイメイ藤井「Kept」に新アイテムと新色が追加

レイメイ藤井は、「Kept 推しコレクション ’23Spring」シリーズを、2月下旬に発売します。

 

今回新たに発売となるのは、ミニぬいぐるみや小物などを収納できる「キューブポーチ」や、トレーディングカードをデコレーションしてバッグなどに付けられる「トレカホルダー」の2種類。また、推しグッズの収納アイテムとしても活用できる、A5サイズの「マルチ収納ファイル」と「メッシュポーチリフィル」の新色も発売します。

 

キューブポーチは、リュックやカバンに付けて持ち歩けるサイズで、背景は半透明仕上げです。カラーはブルー、バイオレット、ベージュ、ホワイトの4色で、税込価格は990円。

 

トレカホルダーは、自由にデコれる透明板がセットになったホルダー。グレー、バイオレット、ベージュ、ホワイトの4色展開で、税込価格は1100円です。

 

マルチ収納ファイルは、半透明カバーで180度開く、推しアイテムの収納用ファイル。内ポケットも搭載し、好きなチェーンなどを付けられるDカンも備えています。追加新色はブルーグレーとダスティパープルの2色。税込価格は1890円です。

↑マルチ収納ファイル(ブルーグレー)

 

メッシュポーチリフィルは、表はメッシュ、裏は透明のポーチタイプのリフィル。追加新色はブルーグレーとダスティパープルの2色で、税込価格は770円です。

↑メッシュポーチリフィル(ダスティパープル)

メッシュ素材で中身がわかる! 文房具やコスメを収納できる「2レイヤーペンケース メッシュ」に、淡い「くすみカラー」など新色追加

レイメイ藤井は、「2レイヤーペンケース メッシュ」の新色を、1月下旬に発売します。税別価格は1300円。

 

2レイヤーペンケース メッシュは、2022年1月に発売された、上下に分けて収納できる2層式のペンケース。今回発売となるのは、淡いくすみカラーも取り入れたバイカラーの新色5色です。

↑左上から時計回りに、バイオレット、ホワイト、ネイビー、ピンク、グリーン

 

メインの収納スペースはメッシュ素材で、中身が見えるので使いやすく、カラーコーデも楽しめます。

 

様々なアイテムを分けて収納できる上下2層式となっており、底部は大きく開けることが可能。メッシュポケットも付いています。

 

筆記具やハサミ、付箋など文房具のほか、メイク用品なども収納することができます。

地味でも実は凄かった! 2022年発売の忘れられない文房具5選

この連載では例年、年末年始に「今年の文房具トレンドは●●で、その流れから来年は■■が流行るかも!?」というような振り返りと予想をしてきたのだが……正直、今回は難しい! なにが難しいかといえば、2022年の文房具シーンは全体的に“凪ぎ”傾向。ドカン! と注目される製品も少なく、結果として、トレンドと呼べるほど大きなムーブメントもほぼなかったと言えるのだ。

 

つまり、全体的な印象としては「地味な1年だった」のだが、けっしてそれが駄目という話ではない。例えば「えっ、ココが進化するの?」という地味ながら堅実なアップデートがあったり、地味なジャンルの製品が改良されていたり。派手ではないもののそれなりに面白い製品もいろいろと発売されていたのである。

 

■もっと目立っていいはず! の注目文房具

とはいえ、やはりインパクトが小さいせいで、ユーザーから忘れ去られがちという傾向がある。そこで今回は、トレンドとして1年をまとめるのは早々に諦め、あらためて筆者レコメンドの「2022年、あの文房具買い忘れてない?」を紹介しようと思う。地味な年だったからこそ、地味に進化した優秀な文房具を見逃さないで褒めておきたいのである。

 

黒インクが濃くなった新世代フリクション「フリクションボールノックゾーン」

その中での最注目案件といえば、発売から15年を経てついに超進化した「フリクションボール」だろう。発売1か月前から「フリクション 3.0」などとメチャクチャ気になるティーザー広告を展開し、我々ファンの期待を大いに高めてくれたパイロット「フリクションボールノックゾーン」は、まさに2022年の筆記具の目玉アイテム!

 

……のはずだったのに、2021年後半のボールペン発売ラッシュに比べると、業界全体の熱気が欠けているせいか、思ったよりも盛り上がり不足のような気が。気のせいかもしれないが。

パイロット
フリクションボールノックゾーン ラバーグリップモデル
500円(税別)

 

↑フローも良好で、書き味もサラサラと気持ちがいい

 

性能自体は、“新世代フリクション”と呼ぶに相応しいハイスペックぶり。ブレ防止や静音ノックといった便利機能ももちろん注目だが、なんといっても、従来よりもはるかにクッキリと発色する「プレミアムフリクションインキ」がスゴい。

 

実際のところ、フリクションは黒が薄いから使いたくない、という勢力も今まで一定数あったはずで、そこへ向けて「もうちゃんと黒いですよ?」と言えるようになったのは、大きいと思う。

↑比較すると、ノックゾーンはあきらかに黒の濃さがアップしているのが分かる

 

↑個人的に最もバランスが良く感じられたウッドグリップモデル

 

ラインアップは軸種によって、ラバーグリップ(500円+税)、ウッドグリップ(2000円+税)、マーブル調グリップ(3000円+税)の3種がある。個人的には、金属化したレフィルの重さを打ち消せる重量感と握りやすさを備えたウッドグリップモデルが、一番のオススメだ。そういえばまだ買ってなかったな、という人はぜひ試してみてほしい。

 

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人気機能が全部入り! 新「フリクション」が2022年の最注目ボールペンと断言する理由

 

キャップから見直したハイコスパなテープのり「ドットライナーフリック」

コクヨ
ドットライナーフリック
290円(税別)

 

テープのりの新製品と言えば、基本的にはテープの粘着力やヘッド周りなど、貼るための性能アップを謳うものがほとんど。しかし今年のテープのりの目玉は、テープを埃やゴミから守るためのキャップという、なんとも地味な部分で進化したのが面白かった。

 

コクヨ「ドットライナーフリック」が搭載しているフリックキャップは、ヘッド部分をすっぽり包む形のフルカバーキャップを、片手で簡単に開閉できる機構が最大の特徴だ。

↑横方向に90度倒れて開く、まったく新しいフリックキャップ

 

↑ヘッド周りの視界が開けており、作業もかなりやりやすい

 

親指で弾く(フリック)ことでキャップが本体の裏面に回り込むため、開閉のしやすさだけでなく、ヘッド周りの視界を広く確保する効果もある。まさかキャップひとつでテープのりが使いやすくなるとは想像もしていなかった。これもまた地味な進化ながら、万人に試してほしい傑作だ。

 

ちなみに、コンパクトだが詰め替えタイプなのもポイント。筆者はペンケースに入れて常時携帯するテープのりを、このフリックに切り替えた。それぐらいのお気に入りである。

 

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キャップの動きが斬新! コクヨの最新「テープのり」はコスパを極めた隙なしモデルだった

 

これまで気にしたことのなかった!? そんなジャンル自体も“地味”な文房具が、意外にも超進化を遂げたことも見逃せない。

■これまで気にしたことのなかった!? 地味ジャンルも超進化

「えっ、こんな地味なやつを進化させたの!?」という案件も、例年より多かったように思う。例えば「プラスチックの下敷きが2022年の日本文具大賞で機能部門グランプリを獲る」なんて、昨年の今頃の自分に告げても、おそらく信じなかったんじゃないだろうか。しかもそれ、5月の時点で文房具総選挙でも地味に入賞を果たしている

 

大人も子どもも使いたくなる「魔法のザラザラ下じき」

レイメイ藤井
魔法のザラザラ下じき 0.3mmドット
A4・B5サイズ 各750円(税別)

 

レイメイ藤井「魔法のザラザラ下じき」は、学童向けに開発された、ノートに敷くだけで字がキレイになるという下敷きだ。表面には細かな凹凸のシボ調加工が一面に施されており、鉛筆などで上から書くとザラザラという手応えがある。

 

このザラザラ感が雑な走り書きを抑制し、さらには鉛筆を運ぶ動作を意識的に行える=丁寧な字が書けるようになる、という仕組み。

↑0.3mmの細かな突起が全面に広がり、ザラザラとした手触りになっている

 

↑凹凸のタッチを意識することで、ペン先の走りすぎを防いで丁寧な筆記ができる

 

正直なところ、プラスチック下敷きなんて小学生が使うもんだろ? そんなイメージが強いが、これは意外と大人が使っても面白い製品ではないだろうか。

 

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大人の美文字にも効く!「ザラザラ下敷き」の子ども用と侮れない威力とは?

 

目からウロコの機構で“雪崩”を防ぐ「1冊でも倒れないブックスタンド」

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
1冊でも倒れないブックスタンド
1000円(税別)

 

ブックスタンドという、普段ほとんど意識することのない地味ジャンルも、着実に進化していた。LIHIT LAB.の「1冊でも倒れないブックスタンド」は、まさに名前の通り、たとえ本1冊を立てても横倒しにならず安定する、稀有な機能を持つスタンドだ。

 

特殊なストッパーが上面に並んでおり、これがスタンドに立てた本を左右から挟んで支えるという仕組みである。

↑並びから本を抜き出しても、空きスペースに隣の本が倒れ込んでこない

 

↑秘密は、本の幅だけ立ち上がる上部のストッパー。これが本を支えている

 

ズラリと並んだ中から本を抜き出すと、その空いた空間に目がけて両隣の本が倒れてくるのはよくある光景。しかしこのストッパー構造なら、本を抜いて空いた空間はずっとキープされるのだ。

 

つまり、本を抜き取った跡がずっと可視化されているため、本を元の位置に戻しやすいというのもメリット。デスク上でよく使う参考資料を立てておくのに用いれば、机上の整理に間違いなく役立つ、地味優秀製品と言えるだろう。個人的にも間違いなく「買って良かった」と断言できる傑作だ。

 

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片付けの癖もつく? 本1冊でも倒れないリヒトラブの「ブックスタンド」が想像以上に快適

 

手でちぎるのは2022年で終わらせたくなる「クラフトテープカッター」

ミドリ(デザインフィル)
クラフトテープカッター
900円(税別)

 

クラフトテープ(ガムテープ)を切るための“ギザギザ刃カッター”すら進化していたのには、驚かされた。正直、今年一番「マジかよ……」という思いが強かったのが、コレだ。

 

ミドリ「クラフトテープカッター」は、テープ芯に取り付けることで、安全かつスパッと軽くテープを切ることができる最新カッターである。

↑テープを切ろうとする動きによってカバーが開き、鋭い金属刃でフラットカット

 

なにより、刃のカバー機構がとても優秀。あえて指で刃に触れようとすると触れられず、テープを当てて切る動作にだけ反応して刃が露出するよう設計されているのだ。この機構を考えた人、すげぇ頭イイなー! と感心してしまうほど。地味ながら、とても良い仕事を見せてもらった気がする。

 

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これぞ待っていた進化! ギザ刃が痛いクラフトテープのカッターが安全スマートに生まれ変わった

 

 

さて、やはり最後に「来年はどうなる?」という予測も添えておきたい。

 

2022年の文房具シーンが地味になってしまった最大の要因は、身もフタもないことを言えば、戦争+円安による部材価格の高騰だろう。この部材価格がいきなりストンと落ちることはしばらくないはずで、2023年も引き続きやや地味な感じになりそうだ。

 

ただ、近年まれなレベルで地味だった2022年ですら、よく見ればこれほど面白い製品が出ていたわけだ。2023年も隅から隅まで見逃さないよう、文房具をチェックしていきたいところだ。

 

算数や図工の授業で大活躍! 学校の先生と共同開発した「先生おすすめコンパス」

レイメイ藤井は、「先生おすすめコンパス」を、10月初旬に発売します。

↑先生おすすめコンパス(鉛筆タイプ)

 

同製品は、安全針カバーや、見やすい黒針、開きやすい軽量コの字構造脚など、初めて使う子どもの安全に配慮した機能が特徴の、学校の先生と共同開発したコンパスです。

↑安全針カバーと見やすい黒針

 

同社から発売中の「シルバーカラーコンパス」の特徴はそのままに、パッケージやカラーリングを一新し、「先生おすすめコンパス」としてリニューアル。鉛筆タイプのほか、芯タイプやシャープタイプなど、使い方に応じて選べます。

↑軽量脚コの字構造

 

税別価格は、鉛筆タイプ、芯タイプが450円、シャープタイプが600円。カラーバリエーションは、鉛筆タイプのみブルーとバイオレットの2色(他はブルー)です。

大きく開いて中身が見やすい! 筆記具と小物を分けて収納できる「ツイニーペンケース」

レイメイ藤井は、「ツイニーペンケース」を10月初旬に発売します。税別価格は1500円。

 

同製品は、大きく開き中身が見やすいツイン収納ペンケース。メインポケットはトレーのように手前が大きく開き、中身が取り出しやすくなっています。軸径10mmのペンなら最大30本、軸径12mmのペンなら最大23本収納可能で、色鉛筆やカラーペンのセットを入れたりするのに適しています。

 

スリムポケットは独立した収納スペースで、小物を入れるのに最適なサイズとなっており、筆記具と一緒にイヤホンや充電ケーブルなどを仕分けて収納できます。

 

カラーバリエーションは、ブラック、グレー、ネイビー、グリーン、バイオレットの5色です。

大人の美文字にも効く!「ザラザラ下敷き」の子ども用と侮れない威力とは?

当連載でも繰り返し言っていることだが、筆者は超ド級の悪筆である。少しでもマシな字が書ける筆記具を探して、取っ替え引っ替えしているうちに文房具に詳しくなり、文房具ライターになり……というぐらいだから、なかなか筋金入りの字の汚さと言っていいだろう。

 

で、いろいろと筆記具を試した上で確実に言えることは、マシな字を書きたいなら、筆記具に「なめらかな筆記感」を求めちゃダメ! ということだ。

 

字にコンプレックスがあると、どうしても字を走り書きしてしまう癖がつきがち。そこになめらかな筆記感がプラスされると、走り書きどころか、転がり回って書いたん……? と思うほどの乱れ方になってしまう。悪筆なりにゆっくり丁寧に書くのが重要で、ペン先のコントロールを意識して書けば、どんなに下手だろうと、多少はマシになるはずなのだ。たぶん。

 

美文字を書きたいなら、まずは下敷きを使おう!

つまり我々“字が汚い族”が求める文房具には、(1)書く速度を落として、(2)ペン先のコントロール性を高める、という2つの機能が備わっていると嬉しいわけだ。

 

例えば「カリカリ感強めの細字ボールペン」はこの条件を満たしてくれてオススメなのだが、それ以外のペンが使いづらくなるというのは難点だ。そこで試してみてほしいのが、レイメイ藤井「魔法のザラザラ下じき 0.3mmドット」である。

レイメイ藤井
魔法のザラザラ下じき 0.3mmドット
A4・B5サイズ 各750円(税別)

 

いわゆる学童向けのプラスチック下敷きだが、特徴的なのは、表面にびっしりとある細かな凹凸。手で触るとザラザラとした感触があり、これがネーミングの元となっている。

 

このザラザラがなににどう効くのか? というと、これによって子どもの運筆力を育てる効果がある、というのだ。

↑下敷きの表面には細かに凹凸がびっしり。これが文字を美しくする効果を生む……!?

 

運筆力とは、自分の思うようにペン先をコントロールする能力のこと。まさにドンピシャで僕らが欲しかったヤツじゃないか。

 

これを紙の下に敷くと、ボールペンでも鉛筆でも、書くとザラザラというか、ボコボコとした振動が指先にハッキリと感じられるはず。まずこの振動がすべり防止になるため、書く速度がグッと落ちる……と書くとネガティブな感じもするが、つまりは無意識の走り書きを発生させないため。道路を意図的に凸凹させた減速帯のようなもの、と思ってもらえば分かりやすいかもしれない。

↑ペン先が適度に引っかかるため、走り書きにならず落ち着いて書くことができる。これはあまり体感したことのない書き味だ

 

速度が落ちれば、字のバランスや形に意識を払う余裕も生まれる。自動的に丁寧な筆記ができるというわけだ。実際に試してみても、はっきりと「マシな字が書けた!」という自覚が持てるほど。

 

ただし、筆記線をじっくり見れば、凹凸を拾ったことでの細かな線のブレも見て取れるので、そこが気になる人には向いていないだろう。

↑各筆記具の上段(●が付いている方)が、このザラザラ下敷きを使用して書いたもの。下敷きなしと比較すると、明らかに丁寧な書き方ができている

 

また、ボコ、ボコ、という振動ごとにペン先がどれだけの距離を進むのかをなんとなくでも把握すれば、手の感触と脳内でイメージした運筆が一致させやすい、というのも大事なポイントだ。振動がペン先の動きをナビゲートしてくれるので、思い通りにコントロールしやすくなるのである。

↑ペン先から受ける振動を目安にすると、線の長さや角度も把握しやすい

 

↑ちなみに下敷き裏面はツルツル仕様なので、引っかからずスピードを上げて書きたいときは裏返して使うといい

 

冒頭でも述べたが、書きやすくするためにいちいち筆記具を選ばない、というのが、下敷きを使うメリットだ。

 

極細径のシャープペンシルやボールペンはやや書きづらく感じるかもしれないが、それ以外はだいたいどんな筆記具でも、確実に丁寧な字が書けるようになるはず。特に「ジェットストリーム」など走りすぎになりがちな低粘度油性インクが、意識してコントロールしやすくなる様子は、従来にない面白さである。

 

↑A5ノートを多用する筆者は、A4下敷きを半分にカット。これは便利!

 

そもそもは学童用として作られている製品だが、大人が使って何の問題があるわけでもない。使うだけで字がちょっとでもマシになる可能性があるのだから、むしろ使わない理由の方がないだろう。

 

筆者はノート・紙類をA5サイズに統一しているので、A4のザラザラ下じきを半分にカットして持ち歩いていることも付け加えておきたい。

 

【文房具総選挙2022】サステナブル素材やユニバーサルデザインで時代を先取る「SDGs文房具」13点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「SDGs文房具」部門にノミネートされた13商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「SDGs文房具」部門】

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。

 

No.88

スカパーJSAT
海のクレヨン
2420円

衛星画像を元に、世界12か所の海から抽出した色を揃えるクレヨン。色名は付けず、海の場所を示す緯度経度を記している。売上の一部は、色のひとつに選ばれているキリバス共和国に寄付される。

 

No.89

オート
紙スーパークリップ
418円

重量比の51%以上が紙で構成されており、紙として処理できるクリップ。燃やしても黒煙を発さず、ダイオキシン等の有害物質が発生しない。鉛筆や油性ペンで書き込める。32個入り。

 

No.90

BIC
クリスタル オリジナルファイン0.8㎜
110円

「オレンジBIC」の名前で親しまれ、惜しまれながらも昨年廃盤になったボールペン「オレンジEC」の後継モデル。従来品の約1.75倍となる約3.5kmも筆記できる。フランスのエコラベルを取得。

 

No.91

三菱鉛筆
ジェットストリーム 長持ちリフィル
143円

リフィルのチューブを薄くすることで、プラスチック使用量を通常品の約30%減量しながらも、インク量を約70%増量。通常品と同じ形状で互換性も保持している。紙製パッケージを採用。

 

No.92

セメダイン
スーパーXナチュラ
オープン価格

環境負荷が少ないバイオマス原料を50%使った接着剤。プラスチックや金属など、異素材の接合にも使える接着性と耐久性を誇る。熱や水に強く屋外での使用も可能だ。

 

No.93

レイメイ藤井
ダ・ヴィンチ竹紙リフィル
385円(ポケットサイズ)、440円(聖書サイズ、A5サイズ)

国産竹が原料の手帳リフィル。強度があるため、消せるボールペンで書き消ししても表面がダメージを受けにくい。国産竹を消費することで、里山や生物多様性の保全に貢献している。

 

No.94

ナカバヤシ
w/U A5スリム ペーパーリングノート
572円

樹脂を含まない100%紙製の綴じ具と用紙を採用。廃棄時に綴じ具を外す必要がない。中ページはきれいに記入しやすい2.5㎜方眼罫。各ページにタイトル欄とチェックリストを設けている。

 

No.95

ナカバヤシ
w/U A4紙製ファイル
605円

100%紙製のA4ファイル。水に強い撥水性のあるレインガード紙を使っており、水濡れから中身を守れる。紙製のため、ファイルに直接タイトルを書き込むことが可能だ。5枚入り。

 

No.96

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO(Gen.2)
オープン価格

本物の紙とペンのような書き心地の電子ペーパーの2021年モデル。筆圧を感知できるようになり、より自由な手書き表現が可能になった。1台に紙資料がまとまり、ペーパーレスに貢献できる。

 

No.97

キングジム
ブギーボード BB-15
6600円

繰り返し書き消しできる電子メモパッドのインテリアモデル。背面の磁石で金属面に貼り付けたり、市販のネジで壁にかけたりできる。本体に付属のペンの磁石部分を近づけると画面が消える。

 

No.98

ペノン
PENON
1200円(メガネペン)、1300円(ネクタイペン)、
1400円(フラッグペン)

伐採した量以上の植林が約束された、森林認証の木で作られたボールペン。替芯(2本入り/250円)のパッケージが返信用封筒になっており、使用済みの芯を送ると無料でリサイクルされる。

 

No.99

レイメイ藤井
ペンカット
770円

スリムで軽量なハンドル収納式のペン型はさみが、両利き手対応に進化。ワンタッチで切り替えられる「左右切り替えレバー」を搭載している。左右どちらの利き手にも対応する両刃仕上げだ。

 

No.100

ヒサゴ
メモがかけるポリぱっくん
1078円

ポリ袋を挟んでこするだけで、袋の口を開けられるオープナー。ボールペンで書き込んでも消しゴムで消せる素材で、買い物リストとしても使える。磁石付きで、冷蔵庫などに貼り付け可能だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】自宅が散らからない! 在宅ワークやオフィスとのハイブリッドワークを効率化する文房具&雑貨15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。

 

No.58

キングジム
折りたたみコンパクトブース
3万2780円

2か所の面ファスナーを留めるだけで完成する個室ブース。在宅ワークはもちろん、撮影や趣味の作業用ブースとしても使える。軽量で丈夫なプラパール製で、折り畳み時の厚さは40mm。2022年3月25日発売。

 

No.59

カウネット
折りたたみブースデスク オレルタ
3万2780円

広げたときにトビラがパーテーションになり、集中できる空間を簡単に作れる。有孔ボードは小物の吊り下げが可能。前面に配線穴があり、机上に電源タップを置く必要がないのも魅力。

 

No.60

カウネット
スタンディング用PCスタンド パタスタ
5478円

マウスを置くスペースが付いた、スタンディングワーク用のPCスタンド。座る・立つを切り替えることで集中力の維持、作業効率のアップを期待できる。使わないときはコンパクトに折り畳みが可能。

 

No.61

コクヨ
スタンド型ノートPCオーガナイザー〈BIZRACK〉
3520円

筆記具とケーブルなどのPC周辺ツールをまとめられる収納ツール。三つ折りにしてマグネットで固定すれば自立し、省スペースでも使える。ノートPCに装着できるゴムバンド付きだ。

 

No.62

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
SMART FIT ALTNA(スマートフィット オルトナ)
アレンジマグポケット/アレンジボード
550円〜/3190円

卓上に収納スペースを作れるボードとポケット。収納物に合わせてコーディネートできるポケットは、背面にマグネットが付いており、アレンジボードはもちろん金属ラックなどにも貼れる。

 

No.63

コクヨ
スライドボード付きノートPCスタンド〈BIZRACK〉
4950円

2段階に角度調整できる折り畳み式のノートPCスタンド。スライドボードを引き出して折り返すと、キーボードに干渉しにくい筆記台になり、狭い場所でも作業スペースを確保できる。

 

No.64

レイメイ藤井
デテクールコンボ
4950円

中のペンケースと小物ケース、2つのユニットが30度に傾き、中身の出し入れがしやすい収納ツール、「デテクール」の大型モデル。ユニットごとケースから取り出して使うこともできる。

 

No.65

レイメイ藤井
デテクールフリーアドレスバック
5500円

内ポケットが豊富で、書類やノートPCなどを収納しやすい社内移動用バッグ。必要に応じて引き出せるパーテーションが、左右に内蔵されている。クリアポケット付きでA4書類の確認も可能。

 

No.66

カウネット
テレワークハングラック
2189円

テーブルに引っ掛け、デッドスペースを有効活用できるラック。耐荷重は3㎏で、中央部に底板が入っているため、ノートPCを入れても安定して使用できる。シリコン製の滑り止め付き。

 

No.67

エレコム
テレワーク向けマルチインナーケース BM-IBSML01NV
実売価格6280円

PCスタンド、マウスパッド、リストレスト、スリーブポケットを備え、広げるだけですぐに仕事に着手できる。ノートPCは14インチまで対応。高級感のあるソフトレザーを使っている。

 

No.68

キングジム
ノートPCカバー「ネスティ」
5280円

オンライン会議などカメラ位置を調整したいときに、PCスタンドとしても使えるノートPCカバー。書類や小物をまとめられる収納ポケットや、手が疲れるのを防ぐリストレスト付きだ。

 

No.69

キングジム
ノートPCに貼り付けるポーチ
2970円

粘着シートでPCに貼り付けて使うポーチ。口を自由な位置に設置できるダブルファスナー仕様で、モバイルバッテリーなどをPCに繋いだまま入れても口を閉じやすい。耐荷重は約500g。

 

No.70

カウネット
ポケッタス
3828円

ダイニングチェアなどの脚部背面に取り付けられる収納ポケット。在宅ワークはもちろん、子どものリビング学習グッズをまとめるのにもオススメだ。カバーで中身を隠せるのもうれしい。

 

No.71

ソニック
ユートリム
広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付
3850円

ソファなどで膝の上に置いて使う、クッション付きデスク。手の疲れを低減させるアームレストは、PCの滑り落ちを防ぐストッパーとしても活躍する。タブレットを立てられるスリット付き。

 

No.72

カウネット
リビングワークデスク ロータイプ
6578円(ワイド600mm)/7678円(ワイド800mm)

広げた場所がオフィスになる、折り畳みデスクのロータイプ。コンパクトサイズで、手持ちのローデスクのサブデスクとしても活躍する。両側の脚は、事務用品がまとまるポケット付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

規格外の大容量と閲覧性の良さを両立した無敵ペンケース「デテクールコンボ」が文句なしの便利さだった

これは“最近の傾向”といえるほど明確な話ではなく、あくまでも筆者の肌感覚でしかないのだが。最近、ペンケースには比較的容量が求められているような気がするのだ。これには、「ペンのカラーラインナップ増加」と「在宅ワーク」という、2つの要素が前提となっている。

 

まず、昨今発売されたゲルインクボールペンはやたらとカラフル化しており、筆記具メーカー各社とも、主力のゲルインクはだいたい10~50色以上のボリュームになってきている。もちろん、それ全部買う! という人はそういないだろうが、とはいえ気になる色があれば手に入れたいわけで、結果的に手持ちのペンが増えて、ペンケースも大型化するという流れだ。

 

在宅ワークに関しては、自宅に仕事専用のデスクがない場合、ワークスペースまで「文房具+PC周りの小物」をまとめて持ち運びたい、ということになる。文房具だけなら小さいペンケースでもなんとかなるかもしれないが、ノートPC用のマウスやACアダプタなどのかさばる物もまとめるとなると、やはりガジェットケースを兼ねられるサイズの方がありがたい。

 

ということで、大容量ペンケースを求める人がわりと増えているんじゃないか、と思うのだ。

 

 

容量・機能ともに文句なし! の超大型ペンケース「デテクールコンボ」

さすがにメーカーもそのあたりはとっくに汲み取っているようで、ペンケースの大型化は着々と進んでいるように見える。とはいっても、単にたっぷり入るというだけであれば、極端にいえばビニール袋だってかまわないはず。やはりそこは、ペンケースならではの機能性っていうのも欲しいだろう。

 

その点も合わせて興味深いのが、2021年10月に発売予定のレイメイ藤井「デテクールコンボ」だ。

レイメイ藤井
デテクールコンボ
4500円(税別)

※写真右は、比較用に置いた従来品「デテクールモバイル」

 

ぶっちゃけ、かなりデカい。形状的なものもあって「小ぶりのランドセル?」と思ってしまうようなサイズ感。

 

さすがにこれを“ペンケース”と言い切るのはそれなりに度胸がいるが、とはいえ機能的には間違いなくペンケースだし、そもそもが同社の自立型ペンケース「デテクール」シリーズの最大モデルという立ち位置なのである。

 

↑前面カバーをペロリとめくって、後ろに回す。カバーの端を後部下端に当てるだけで、磁石で固定される

 

↑左側がペンケースユニット、右側が小物ケースユニットに分割されている

 

使用する際は、まずダブルジッパーを引き上げて、前面カバーをめくり上げる。めくったカバーを後ろに回すと内蔵する磁石でピタッと固定される、という仕組みは、シリーズ共通だ。

 

内部はざっくり2分割。ペンケースユニットと小物ケースユニットに分かれており、それぞれ下段は「デテクール」にお馴染みの、30度に傾いて出てくるバスケットになっている。

↑バスケットに指をかけて引き出すと、中身の出し入れがしやすい30度に傾く

 

↑スタンバイ完了。これだけたっぷり入っていても、どこに何が入っているのかひと目で確認できて、使いやすい

 

バスケット自体が自分の方に向かって差し出されている状態なので、ペンなどもスッと取り出しやすく、戻すのも投げ込むようにすれば簡単だ。

 

この出し入れの快適さ・効率の良さは他に類がなく、一度「デテクール」シリーズに慣れてしまうと、なかなか他のペンケースを使う気になれないほど。

↑机に肘をついたままの体勢で、手首に負担を掛けずにスッとペンが抜き取れる。このラクさは「デテクール」シリーズならでは

 

↑小物ケースユニットのバスケットは、ノートPC用のACアダプタもそのまま入る収納力をもつ

 

もうひとつ、バスケットは中で2つに仕分けられているが、直立したままだと奥側には視線が届きにくい。

 

ところが、傾ければ全体が見渡しやすくなるため、閲覧性が高まるというのもメリットだ。視線が行き渡らなければ、単に収納したまま死蔵するペンやツールが増えるだけ。大容量ペンケースには、この“閲覧性の高さ”が絶対に必要なのである。

↑上段には、ケーブル類や小物を放り込んでおけるトレーを配置

 

↑不要なら、トレーは外してしまってもOKだ

 

小物ケースユニット上段は平トレーで、バスケットに入れると沈みそうな小物を入れておくのに最適だ。さらに、マジックテープで固定しているので、バスケットに背の高いものを入れたい場合は設置高を調整できるほか、不要なら取り外してしまっても良い。ここは自分の使い方によってカスタムできる仕様だ。

 

↑ペンケース側上段ポケットには厚みのあるものが入るので、比較的応用が利く

 

また、ペンケースユニット上段はポケットになっている。消しゴムやテープのりなど、こちらも同様に、バスケットに入れてしまうと沈んでしまう小物を収納するのにちょうどいい。

 

↑ユニット単位で分離可能。本体が大きすぎて置く場所がない、なんていう場合にも便利だ

 

カスタムといえば、もうひとつ。実は、ペンケースユニットと小物ケースユニットは、それぞれが本体から単体で分離できるようになっている。例えば自宅内で使う場合、「今日は文房具は使わないな」と思ったら、小物ケースだけ出して持ち運べば済むという話である。

 

なにしろ本体サイズが大きいだけに、テーブルが狭いなど、置き場に困るシーンもあるだろう。分離させたユニット単位で運用できるなら、助かることも多そうだ。

 

筆者は実際、どう活用しているかというと……?

↑工作ツールを入れて運用している例。小物バスケットに「ポキステーション」(カッターの刃折りケース)がすっぽり入るのは、我ながらナイス発見だった!

 

ちなみに筆者は現在のところ、「デテクールコンボ」を工作用のツールを持ち運ぶためのケースとして運用してみている。ヤスリやカッターナイフ、ドライバーなど使用頻度のある程度高いものを入れてあるため、これがなかなか活躍してくれている。閲覧性の高さで「あのツールどこに入れたっけ?」みたいなトラブルがおきにくいこともあって、普通の工具入れよりも使いやすいぐらいだ。

 

ただ、工作用ツールは文房具よりも全体的にサイズが大きいため、できれば同じ構造で二回りほど大きい「デテクールギガコンボ」が欲しくなってしまうんだけど。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

テレワークなどもこれでバッチリ、仕事道具をひとまとめにできるレイメイ藤井「デテクールフリーアドレスバッグ」などが登場

レイメイ藤井は、テレワークやフリーアドレスなどの働き方で便利に使えるアイテム「デテクールフリーアドレスバッグ」「デテクールコンボ」「デテクールデスクトップ」を発表。10月に発売します。価格はデテクールフリーアドレスバッグが5500円(税込)、デテクールコンボが4950円(税込)、デテクールデスクトップが2640円(税込)です。

 

レイメイ藤井によると、ペンスタンド部分が手前に30度傾くことで、収納したペンを探しやい、取りやすい、戻しやすいというサイクルを実現した「デテクールペンケース」の発売後、「大きいサイズ・収納力」を求める声があったとのこと。そこで、「あっと驚く機能で使いやすさを向上させる」というコンセプトはそのままに、テレワークやフリーアドレスなどのさまざまな働き方環境をサポートする新商品を発売するにいたったそうです。

 

デテクールフリーアドレスバッグは、A4書類やノートPCなどを収納できる、社内移動用のバッグ。ファスナーを下すことで、フロント上部をオープンにでき、収納物が見えやすくなります。

 

↑デテクールフリーアドレスバッグ

 

また、周囲の人に見られたくないときのために、パーティションボードを内蔵。左右にボードを広げることで作業スペースを見せないようにできるうえに、ボードにはA4対応のクリアポケットが付いているため、資料を見ながら作業もできます。

 

本体サイズは約幅380×高さ275×奥行き110mmで、重さは約750g。耐荷重は8kgまでです。

 

デテクールコンボは、ペンに加えてほかの文房具やPC周辺機器もひとまとめに収納できるケース。ケースの中にはペンケースユニットと小物ケースユニットを設け、それぞれ約30度傾く機構を採用しています。また、それぞれのユニットはケースから取り出して使うことも可能。

 

↑デテクールコンボ

 

このほか、フタを閉じて、持ち手のフックを持っての移動や、社内の個人ロッカーへの収納などにも適しています。

 

本体サイズは約幅175×高さ225×奥行き100mmで、重さは約490gです。

 

デテクールデスクトップは、デテクールペンケースをサイズアップさせて収納力を向上させたアイテム。長さ19cmまでであれば、定規や鉛筆などを収納できます。また、内側奥とペンスタンド部分の前方には消しゴムなどを入れられるポケットを設けています。さらに、本体外側の両側面にサイドポケットを設けているため、ペン以外の小物収納も可能です。

 

↑デテクールデスクトップ

 

本体サイズは約幅100×高さ215×奥行き100mmで、重さ約230gです。

 

なお、それぞれカラバリはブラック、ブラウン、ネイビーをそろえています。

月間予定を見ながら4つの予定やリストを管理、レイメイ藤井「2022年版フォープランダイアリー」が発売

レイメイ藤井は、左ページで月間の日程を見ながら、右ページで4項目の予定やリストを管理できる「2022年版フォープランダイアリー」を8月下旬から発売すると発表しました。

 

ラインアップは、従来からあるA5サイズに加えて、B6サイズ、日々の記録をしっかり書き込めるウィークリータイプ(A5サイズ、B6サイズ)の4モデルで、それぞれ価格はA5サイズが1430円(税込)、B6サイズが1320円(税込)、ウィークリータイプのA5サイズが1980円(税込)、B6サイズが1870円(税込)です。

 

フォープランダイアリーは、左ページに予定を把握しやすい月間ブロックを、右ページに4項目のリストを表示するレイアウトが特徴の手帳。集計欄が付いているため、家計簿として使うこともできます。なお、前年までは「カラーインデックス4プランダイアリー」が商品名でしたが、今年変更したそうです。

 

↑家族4人の予定管理などが可能

 

また、ユーザーから「もう少し小さめのサイズが欲しい」「日々の事柄をたくさん書き込めるタイプがほしい」という声があり、新たにコンパクトなB6サイズと、見開き2週間のページを加えたウィークリータイプを追加したとのこと。

 

↑こちらはウィークリータイプ。メモのように日々の事柄を記入できます

 

レイメイ藤井では、家族の予定や仕事のプロジェクト管理に向いているとしているほか、教科ごとに分けて学習計画を立てたり、勉強時間をグラフのように記入して見える化したりするなど、学習の利用でも便利だとうたっています。

 

↑こちらは学習で活用している例

 

月間ブロックで予定が見えるマンスリータイプの収録内容は、2022年/2023年の2年カレンダー、イヤープラン、目標設定ページ、マンスリーページ、方眼罫ノート、地下鉄路線図など。

 

↑マンスリータイプ

 

一方のウィークリータイプは、2022年/2023年の2年カレンダー、イヤープラン、目標設定ページ、マンスリーページ、ウィークリーページ、方眼罫ノート、地下鉄路線図などを収録しています。

 

↑ウィークリータイプ

ポータブルなペン立てが旬! 最新の“自立型ペンケース”は収納力も中身の見やすさも申し分なし!

文房具に対して、文房具好きと一般ユーザーとの間には、さまざまな“認識の違い”というものがある。文房具好きならば家に備えていて当然と感じているものが、一般的な家庭にはなかったり。そういった類いのことだ。

 

そして以前、筆者が一般ユーザーに分類される知人のお宅にお邪魔して、「え! うそ! ないの?」と驚いたのが、ペン立てである。

 

「オフィスでは、ボールペンとかマーカーとかあれこれ使うからペン立てを使ってるけど、家庭内ではそんなにペンもないし。あるだけ邪魔だわ」ということらしい。なるほど、そのご意見も確かにごもっとも。当時はそう納得したのである。

 

とはいえ、昨今のテレワークの機会増加で、自宅でも文房具を使う機会が増えた人も多いはず。仕事がノートPCだけで完結するなら問題ないが、まだまだ紙の書類や資料を手にすることはあるだろう。

 

ただ、それなら家で仕事するスペースにも、ペン立てさえあればイイ……となるわけではないのが、難しいところだ。なにしろそこは、仕事をしていない時は普通のリビングテービルだったりコタツだったりする確率が非常に高い。つまり、ペン立てを常備すると邪魔になる率も高いわけで。

 

ということならやっぱり、“持ち運びができてペン立てにもなる自立型ペンケース”が便利だと思うのである。

 

そこで今回は、最近発売されたばかりの最新自立型ペンケースを2点紹介したい。

 

絶対に倒れない! 不動のシリコンペンケース「エアピタ」

クツワ初の自立型ペンケースとなる「エアピタ」は、ツルツルしたシリコン製のボディに巨大ながま口がついて、見た目は相当にファニーだ。しかし、使ってみると意外なほどに実用的なのである。

クツワ
エアピタ
1400円(税別)

 

件の巨大がま口には金属製のフレームが入っているので、カパッと開けると、そのままスムーズに大きく開口する。

 

ボディの半分程度が開く構造なので、中に入っている筆記具などが丸見え。中身の一覧性はペンケースの使いやすさに直結するが、これはまず申し分ないレベルと言えるだろう。開口部は、下端の高さが約95mmとそれなりに低いので、ペン型ハサミなどもだいたいのものは頭が出るはずだ。

 

ただし、他の自立型ペンケースでは定番機能になっている“消しゴムやふせん類を分けて収納できるポケット”がないのは、ちょっと残念なポイントと言える。

↑容量はボールペンで最大25本ほど。ボディが大きめで中仕切りもないので、かなりたっぷりとペン類を飲み込む

 

最大に開いたがま口のフタ側は、受け皿として機能するので、ここに一時的にストックしておきたい小物などを置いておくことが可能。さらにスマホを立てかけておくこともできるので、Zoom会議やビデオ通話にも使いやすい。シリコンゴムの摩擦とがま口の口金を使えば、縦置き・横置きどちらでも大丈夫だ。

↑幅内寸は約80mmで、縦に長いMax系iPhoneでもすっぽりと収まる。ただし、置いている間は中身が取り出せなくなるが……

 

そしてもっとも特徴的なのが、なにをどうやっても倒れない、という点。

 

自立型ペンケースは、機構上どうしてもタテに細長く、接地する面積が狭い。“狭い場所にも置ける”というのが最大のメリットなので仕方ないのだが、それは同時に、倒れやすいというデメリットも含んでしまう。

 

ペンケースの中身がザラザラとこぼれてしまうと、もうそれ以降テンションはダダ下がり。しかし「エアピタ」は、トンと置くだけで自動的に底面の吸盤が机にピタッとくっついて安定し、倒れないのだ。

↑単なる薄いゴム板に見えるが、実はやたらと強力な底面の吸盤(ピンクのパーツ)だ

 

↑中が空であれば、この通り逆さまにしてもしっかりと吸着している

 

この吸盤が本当にやたらと高性能で、一度ツルツルの面に吸着したら、逆さにしたって剥がれ落ちないレベル。これなら手が当たろうが、ノートPCのカドがゴン! と当たろうが(筆者がよくやるミス)、まず倒れることはないはず。試しに無理矢理倒そうとすると、先にペンケース本体がぐにゃっと曲がってしまった。

 

他社製の自立型ペンケースにも底面吸盤を備えたものはあるが、吸着強度は圧倒的にこちらの勝ちと言える。

↑狭い場所で使うと意外と頻発する、“ノートPCが自立ペンケースにガチャーン!”事件。でも吸盤でくっついていれば安心だ

 

↑取り外すときは「PUSH」ボタンを軽く押すだけ

 

そんな強力な吸盤、剥がすときはいったいどうするの? という話なのだが、正面底に見える「PUSH」と表記されたパーツを軽く押しつつ持ち上げれば、スルッと取れる仕組みになっている。こういった取り扱いのラクさも、実用的だと感じるポイントのひとつだ。

 

あの30度傾きペンケース「デテクール」がコンパクトになった!

もう一点紹介したいのは、レイメイ藤井の「デテクールモバイル」。以前にこの連載でも紹介した「デテクールペンケース」のコンパクト版として、2021年1月に発売されたばかりだ。

 

単にサイズが小さくなっただけなので、もちろん、あの特徴的な30度傾き機構もそのまま搭載している。

レイメイ藤井
デテクールモバイル
1600円(税別)

 

ご存じない方には「あの30度傾き機構」と言われてもなんのこっちゃ!? という感じだろうから、あらためて説明しよう。

 

使用時には、まずダブルジッパーをそのまま上端まで上げ、開いたフタをめくって、背面底部にくっつける(フタ先端をマグネットで固定する)。

 

そして、中におさまった、ペンなどを収納しているケースを指で引き出す。すると、ケースが30度ほど傾いた状態に変形。つまり、立っているペンの後端をこちら側に差し出すように保持してくれる、という仕組みなのだ。

↑ケースが傾く、かなり独特なギミック

 

30度傾斜のペン立ては、中身の出し入れがスムーズなのがメリット。一般的なペン立てがペンを垂直(真上)に出し入れするのに比べると、腕の動きに無理がなく、やりやすいのである。

 

特にペンを戻す動作は、机にヒジを置いたままの姿勢でポイッと投げ込むようにできるので、非常にラクだ。

↑傾くことによって、垂直方向よりも腕の動きが少なくペンが出し入れできるのは、大きなメリット

 

コンパクト版となる「デテクールモバイル」は、元の「デテクール」と比べて、およそ90%に縮小したサイズ感となっている。セミハードケース、かつそこそこ大きかった「デテクール」は、カバンに収納しにくい、という意見がメーカーに寄せられたようで、確かに筆者も、前回のレビューでそう感じた旨を書いていた。

 

正直に言えば、「デテクールモバイル」もそんなに小さくはないのだけれど……。縮小化は容量とトレードオフになるし、さらには底面積が減ることで転倒しやすくなるというデメリットもある。そういう意味で、これくらいがちょうどいいのでは? というメーカー判断なのだろう。

↑ベースとなる「デテクール」(写真左)と比較すると、一回り小さいかな? というくらいのサイズ

 

コンパクト化で、メイン収納のケース容量は減っているが、その代わりに小物収納ポケットが増やされている。以前と同じ上部のポケットに加えて、ケース前面にもふせんやボールペンの交換リフィルが入るポケットを装備。さらに、本体の両側面と背面にも、薄物を収納するポケットが追加された。

 

側・背面のポケットは、ケースには入れづらい定規などがちょうど収納できそうだ。

↑小型化で収納が減った分をフォローできる外部ポケット

 

↑ケースに入れると底に沈んでしまう小物は、前面ポケットがありがたい

 

テレワークでどれくらいの量の筆記具を使うかは、職種によってまちまちだとは思うが、例えばボールペン1本、ラインマーカー2本、サインペン1本、シャープペンシル1本……という程度の構成であれば、大きなペンケースは単に置き場所の無駄となる。であれば、「デテクールモバイル」で充分に余裕のある運用ができるし、しかも出し入れがラクなのは便利だろう。

 

そういう意味では、「高機能なペンケース」を、自分の運用に合わせてサイズから選べるのは、ありがたいことだと思うのだ。

 

 

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立つペンケースの新種に死角なし! レイメイ藤井「デテクールペンケース」の斜めに出てくーるケースが自宅ノマドを救う!

先日、仕事関係の知人(テレワーク中)とビデオ会議をしていたときの話。彼が、15分おきぐらいの頻度で「すいません、ちょっと場所変えます」と言っては、ノートPCを抱えてちょっと歩いて別のところに落ち着く、という行動を繰り返すのである。背後はずっとバーチャル背景なので、何が起きているのかこちらからでは分かりづらいのだが、後ろから聞こえてくる声や物音でなんとなく見当はついた。家の中で子どもが動き回るのに合わせて、居場所を転々と追われているようだ。

 

詳しく聞くと、自宅内のかろうじて仕事道具が広げられる場所3拠点をぐるぐるとローテーションしているとのこと。そのたびにPCや資料、文房具を抱えて動かねばならず、それがなかなかのストレスだとも……。

 

うーん、そりゃキツそうだ。我が家は子どもがいないので、場所の取り合いと言えば猫2匹と椅子の占有権を争うぐらいが関の山。もちろんこちらが勝つことはないので、結局は猫に居場所を追われてスゴスゴと仕事できるスペースを探して移動するんだけど。

 

子どもにせよ猫にせよ、場所争いに勝てないのは確定事項。ならば次にすべきは、自宅内移動をスムーズにする方策を探ることだろう。となれば、最新の機能性ペンケースが役に立ちそうなので、紹介しておきたい。

 

移動式文房具スタンドとしてはかどるペンケース

レイメイ藤井から2020年9月に発売となった「デテクールペンケース」(以下、デテクール)は、自宅内の狭い場所をウロウロ移動する“家ノマド”(なんて悲しい響きだろう……)に最適なペンケースである。

レイメイ藤井
デテクールペンケース
1700円(税別)

 

形状としては、もはやペンケースの形としてひとつ基本形ともなりつつある、自立するスタンドタイプ。立たせたままで使えるので、まずは狭い場所でも使いやすいという点がメリットだ。

 

使う際にはダブルファスナーを下端から上端までグイーッと一気に引き上げる。

↑ハンドルをつまんで引き上げると、2つのファスナーが開く

 

すると開口部の細長いフタがペローンと浮くので、それを持ち上げて裏面にペタリ。フタ先端とケース裏は磁石でくっつくようになっているので、これで邪魔にならないように固定ができるわけだ。

↑開いたフタは、裏側の下端に内蔵磁石でペタッと固定

 

↑収納部を手前に引き出すと、このとおりペンスタンドに変形

 

あとは、ケース内部に前後に2分割された収納部があるので、それを前に引き出すように倒すと……約30度に傾いたペンスタンドが出来上がる。こちら側に文房具の端部を差し出すような形になっているので、従来のペン立てよりも文房具の出し入れはスムーズなのである。

 

収納量としては、普通のペンであれば前後合わせて20本程度。見た目のサイズからすると少し少なめな気もするが、まず不満はないだろう。さらに上側にポケットも備えており、ここには消しゴムや付箋などの小物を収めておける。ちょっとしたスペースだが、こういう部分もあると便利なのだ。

 

↑手前にせり出しているだけでも、出し入れのしやすさは大幅にアップ。視認性も良好で、使いたいものにスッと手が届く

 

↑上部のポケットは消しゴム1個プラスアルファ程度のサイズ。ないよりはだいぶマシだが、できれば小物収納はもう少し欲しかった

 

似たような形状では、据置型の「ツールスタンド」(カール事務器)があるが、あれも同様に、収納が傾いているのが使いやすいのである。具体的には、机に肘を突いた姿勢でも中身が取り出せるし、さらに戻すときもナナメにポイッと投げ込めるのがラク。ツールスタンドは筆者もデスクに置いて愛用しているが、そのラクさをペンケースでも体感できるようになったのは、かなり嬉しい。

↑デスクで愛用中のツールスタンド(右)。このナナメせり出しタイプは個人的にかなり好みだ

 

家の中で移動しなきゃならない場合は、出してあった文房具をポイポイと投げ込んで、ファスナーを閉める。そうしたらあとは上部のタブを指にひっかけてサッと移動、という流れだ。もちろん他の自立型ペンケースでも同様のことはできるが、展開時の使いやすさで言えば、かなり優秀だと言えるだろう。

 

↑家の中での持ち運びに地味に便利だったタブ。こういう細かい気遣いが施されていると嬉しい

 

収納がナナメになることで倒れやすくなっていないか? と思ったのだが、使ってみるとこれはまったくの杞憂。ケース全体、および収納部に硬い芯が入っているため、かなりガッチリとした安定感がある。そのため、収納をナナメにしても倒れそうな気配はまるでなかった。わざと倒そうとしない限り、普通に使う分にはまず転倒の心配は不要だ。

↑多少は前重心っぽくなるけど、安定性にはなんの問題もなし

 

気になったのは、そのサイズ。高さ195×幅95×厚み65mmとかなり大きめなので、カバンに入れて持ち運ぶにはちょっと躊躇する。さらに全体が硬くて変形しないのも、携帯には不向きだ(もちろん常時携帯しても問題はないけど)。

 

つまりこれは、「家の中やオフィス内で移動運用しやすい文房具スタンド」として使うのが正解なんだと思う。まさに、子どもや猫に居場所を追われる家ノマドの推奨装備なのである。

 

移動の手間を避けようがないのであれば、せめて腰を下ろした時間だけでも快適に作業ができたほうがありがたい。ということで、同じ悲しみを背負った大人は、試してみてほしい。使いやすさはホント、間違いないから。

 

 

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