ドラマ・アニメを1クール自動で録画! 2番組同時録画にも対応、パナソニック「ディーガ」新モデル

パナソニックは、ブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」シリーズの新製品を、2月中旬から販売開始します。スマホアプリでのリモート録画予約や、2番組同時録画機能などに対応します。

記事のポイント

2番組の同時録画、最大録画容量2TBに対応する比較的コスパの良い「ディーガ」最新モデル。ドラマ・アニメ1クール自動録画ができ、気になる番組を録り逃さずに済みます。「1話だけ見逃したら、途端に見る気がなくなった……」なんてことにならないのがうれしいですね。

 

今回発表されたのは、最大録画容量2TBの「DMR-2W203」、最大録画容量1TBの「DMR-2W103」の計2モデル。先に述べた2番組同時録画機能のほか、約90日ぶんのドラマ・アニメを自動で録画予約する「ドラマ・アニメ1クール自動録画」に対応します。

 

加えて、無料のスマートフォンアプリ「どこでもディーガ」との連携が可能。外出先で録画を予約できるほか、録画済みの番組やリアルタイムの放送番組・写真・音楽を視聴可能なので、自宅以外の場所でも様々なコンテンツを楽しめるとしています。

 

価格はいずれもオープンで、公式通販サイトでの価格はDMR-2W203が5万7420円、DMR-2W103が5万1480円。

 

パナソニック
DMR-2W203
市場想定価格:オープン

パナソニック
DMR-2W103
市場想定価格:オープン

AIボイスレコーダーは身に着ける時代に! リストバンド、ネックレス、クリップ、ピンに変化「AIメモリーカプセルPLAUD NotePin」

2024年に寄稿した「「頼りきっちゃダメ!」と思わず自分に喝を入れた…話題のAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」を手放せなくなる理由」。その「PLAUD NOTE」がさらなる進化をとげています。

 

録音後、アプリに転送し、ボタンを押せば、文字起こし、ChatGPTを使って要約、さらにはマインドマップまで作ってくれちゃう、もはやスマホ並みに手放せない、いやもうずっと身に着けておきたい、連れて歩きたいなんて思っていましたが、2024年10月、その願いが早速叶ってしまいました。その名も、ウェアラブルAIメモリーカプセルPLAUD NotePin。進化したPLAUD NOTEをレポートします。

 

AI大国アメリカで8億円以上の売上達成

本体サイズ5.1cm×2.1cm×1.4cm 重量25gとさらに軽量化。本体価格2万8600円

 

2023年8月にアメリカで発売され、2024年10月に日本でも発売した「AIメモリーカプセルPLAUD NotePin」。すでに世界で6万台以上の販売台数を達成し、またもや注目を集めています。

 

身に着けるタイプのボイスレコーダーは世界初。さらにその名の通りカプセル型でとってもおしゃれ。キャッチコピーは「指でつまめるAI、あなたに合った付け方で」。確かにつまむという表現がぴったりのサイズ感です。

 

突然なにかひらめいたとき、スマホを取り出し、メモ帳にアイデアを書いたりしていましたが、「PLAUD NOTE」を使い始めてからは、かばんから取り出して、ぶつぶつとしゃべって録音。以前のカード型AIも薄くて持ち運びに便利でしたが、今回は出し入れすることなく身に着けられるのが画期的。思いついたら、すぐに録音できる優れもので、ボイスレコーダーというよりアクセサリーです。

 

リストバンド、ネックレス、クリップ、ピンに自由自在

腕時計のように装着。バンドの部分はマグネットになっており着脱も簡単

 

手のひらにちょこんと乗るかわいらしいサイズかつ、高級感漂う色合いと質感のPLAUD NotePinは、活用シーン問わず、スマートにつけられるのが魅力です。

 

まずはリストバンド。バンド部分が磁石でピタッとはまるように設計されているので、落ちる心配はありません。走ったり、腕を振り回したりしてみましたが、ずれることもなく腕にぴったり。

 

ネックレスのように着けられるネックストラップは……いたって普通の代わり映えがしない、細い黒い紐なので、残念ながらあまりおしゃれ感は出ません。筆者は、ネックレス使いよりも、かばんのジップに、家でなくさないようにどこかに引っかける用として使っています。

 

今回、一番使い勝手がいいな、人におススメしたいなと思ったのがクリップ。

クリップとPLAUD NotePinは強力な磁力でくっついているので外れる心配なし

 

かなり強力なマグネットが内蔵されており、クリップの上に本体を置くと、パチンと音がしてぴたりとくっつき、簡単には外れません。

 

クリップが気に入っている最大の理由は口元の近くにセットできること。

 

何かアイデアが思いついたときなどぶつぶつつぶやいた声を確実に拾ってくれるんです。街中でざわざわしている場所でも、かなりクリアに録音されます。さらに、イベント会場のざわざわしているところで立ちながらインタビューをするときにも大活躍。

 

「これはボイスレコーダーなのですが、つけてもらってもいいですか?」

 

と聞くと、まず、クリップ型のスタイリッシュなボイスレコーダーをみて、

 

「これはすごいですね」

 

と驚かれ、会話のつかみはOK。

 

相手のジャケットに装着することで、人混みの中でもクリアに録音ができ、かつ置き場所にも困らないという素晴らしい活躍ぶり。

 

ちなみにPLAUD NotePin は、2MEMSマイク、さらにAI音声拡張技術で、クリアな録音を実現しているのだそう。

 

毎月新機能が追加

充電器にもマグネットがついているためピタッとくっつく。フル充電で20時間連続録音が可能

 

PLAUD NotePinの本体をぐるりと見ても、どこにも電源ボタンが見つかりません。というよりボタンがないんです。本体の真ん中部分を長押しすると1回振動し、上部のAの部分に赤ランプがついたら充電開始。停止するときは再度長押しをして2回振動、赤ランプが消灯したら停止になります。最初はボタン位置と押す力加減がわからずに、強く押したりしてみましたが、押すポイントさえつかめば、さほど力をいれずともオンオフできます。

 

録音したあとの、文字起こしから要約、マインドマップ作成はPLAUD NOTEのときと同じ。こちらの記事を参照ください。

 

とはいえ、バージョンアップはしています。

 

1.要約テンプレートは15種類から30種類へ

一般、ミーティング、スピーチ、電話する、インタビュー、医療、販売、コンサルティング、教育、建設などカテゴリーが増え、選びやすくなった

 

以前からある要約テンプレートがさらにバージョンアップし、より自分のニーズにあった要約が可能になりました。あまりにありすぎて何を選んだらいいかわからない人は、AI提案のテンプレートを使うといいでしょう。逆にこだわりがある人はカスタマイズも可能。筆者のお気に入りはインタビュアーのメモ。質問と回答がしっかり要約され、かつインタビューの要点まで書いてくれるすぐれものです。

 

ディスカッションノートでは議論のポイント、結論、次のステップの提案までしてくれます。いろいろ試して、自分にぴったりのテンプレートを見つけるのも楽しいですよ。ちなみに、ちょっとこの要約は違うなという場合、何度でも変更可能なのがうれしいポイント。

 

2.プロプランならAsk AIが使える

質問や会話にAIが答えてくれる「Ask AI」がプロプランを利用すれば使えます。録音データ内の会話や内容について、AIと対話しながら検索できる便利な機能です。文字起こしタブで、気になっているところを聞き直してもどうしても思い出せないというときに活躍してくれます。

 

プロプランについてはこちら

 

3.112か国語対応

以前は50か国くらいだったのが、いつのまにやら2倍に!台湾から日本に遊びにきた友人に試しに世間話をしてもらい、文字起こしから要約をしてみたところ、ほぼ完ぺき!と感動していました。だいぶ早口でしゃべっていたので横で聞いていた筆者は何を話しているのかさっぱりわかりませんでしたが、要約をみて内容が一発で理解。素晴らしい要約ぶりに感服です。

 

まとめ

PLAUD NOTEのカード型ボイスレコーダーもかなりの確率で「それ何?」と興味をもたれましたが、今回のPLAUD NotePinはほぼ100%「それ何?」と言われるほど、見た人みんな興味津々。身に着けていることを忘れるほどのスマートさと軽さなので、「それ何?」といわれて一瞬、何のこと?と思うことも。それくらい軽いです。

 

最近はジャケットやコートにクリップでつけ、いつもぶつぶつ言いながら歩いている始末。かなり怪しいです。

 

わたしのようなライター業だけでなく、社内の会議、営業の商談、授業の講義、建設現場の管理、患者さんの声を丁寧に記録したい医療現場などさまざまなシーンで活躍すること間違いなし。働き方改革に欠かせない存在となりそうです。

 

まとめることから解放されれば、別の業務に注力でき、新たなアイデアが生まれ、新しいビジネスが加速するに違いありません。外出時にはスマホだけでなく、PLAUD NotePinを持っているか確認するようになった、すっかりPLAUD NotePin依存症の筆者です。

「使ってない人は損してる!」土田晃之の録画生活を“全自動ディーガ”が一変させた理由とは?

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パナソニックがブルーレイディスクレコーダー「全自動ディーガ」を2024年10月に発売しました。最大10ch×28日間分を自動で録画する「全自動録画」(※2X603の場合)により、見逃してしまった番組や放送後にSNSで話題になった番組なども、後から見ることができます。

パナソニック
全自動ディーガ「DMR-2X603/2X303/2X203」
オープン価格

 

そこで今回は、家電に詳しいことで知られるお笑いタレントの土田晃之さんを招聘し、最新の全自動ディーガ「DMR-2X603」を使っていただくという企画を実施。記事の後半では、土田さんの“録画”に対するこだわりがうかがえるインタビューもお届けします。

土田晃之さん
お笑いタレントとしてバラエティー番組などで活動。ガンダムやサッカー、白物家電などに造詣が深く、雑誌『GetNavi』では家電製品にダメ出しをする「ここがああなりゃ、もっといい」を連載中。私生活では4人の子を持つ父親でもある。

 

まずは、最新の全自動ディーガの新機能や進化した点を簡単にご紹介しておきましょう。

 

ポイント1.ネット動画のように使いやすくホーム画面やUIが進化

「全自動ディーガ」の最新モデルでは新しいホーム画面が搭載され、これまでの文字中心の画面からネット動画配信サービスのように番組ビジュアルを大きく表示するスタイルに進化しました。番組のあらすじや概要なども見やすく表示することで見たい番組が探しやすくなり、おすすめ番組もサムネイルで表示することで直感的に選びやすくなっています。

 

また、自分好みのジャンルを設定することで、見たいコンテンツだけをホーム画面に表示できるプロフィール機能が追加されています。これは「お父さん」「お母さん」「私」など最大6名分までのプロフィールが個別に設定でき、録画番組をジャンルごとに整理・表示してくれるというもの。

 

例えば、お父さんならスポーツやニュース、お母さんならドラマやバラエティというように設定しておけば、プロフィールを選ぶだけで、録画したたくさんの番組のなかから好きなジャンルの番組をピックアップして表示してくれます。全自動録画に対する意見としてよく聞かれる「たくさん録画しても、どれを見ていいかわからない」という悩みを、プロフィールを使い分けることで解決してくれる便利な機能となっています。

 

土田さん「新しいホーム画面になって、ネット動画に慣れている若い世代にも使いやすくなったのはいいですね!」

 

実際にDIGA最新モデルを操作しながらコメント。記事の後半では、新旧DIGAと“録画”に対する自身のこだわりについて、たっぷり語っていただきます

 

ポイント2.タイパ重視派や推し活をする人にもうれしい機能が満載!

さらに、見たい場面を探すサーチ機能や音声付き早見再生機能など、タイパ(タイムパフォーマンス)に優れた機能も充実しており、見たいシーンだけを効率よく見ることができます。

 

例えばシーンをサムネイルで表示してくれる「プレビューサーチ」機能では、録画再生中にリモコンの方向キーの下を押すだけで、番組を1分ごとのサムネイルで分割し、見たいシーンを選んで再生できます。長時間の歌番組などでも、見たいアーティストのシーンだけ探して見るときに便利です。

 

また、再生中にリモコンの方向キーの左右を押せば10秒スキップ/10秒戻しができる「左右10秒スキップ」機能も追加され、ネット動画を見るときのような感覚で早送りや巻き戻しができます。

 

タイパ重視派には欠かせない音声付き早見再生は、従来の1.3/1.6倍速に加え、2.0倍速も選べます(※)。もちろん2.0倍速でも音声が再生されるので、ドラマなどを一気見したいときなどにも使えます。

※現行ディーガ(4Tシリーズ・2Wシリーズ)でも2.0倍速での早見再生が可能です(2024年10月現在)。ファームウェアアップデートが必要な場合があります。

 

細かいところでは、編集時の画面表示が全画面表示されるようになり、時刻や見出しなども確認しながら編集できるようになりました。情報番組やバラエティ番組などで、“推し”の出演シーンだけ残したい! という声にもしっかり応え、より録画番組が編集しやすくなっています。

 

このほか、録画番組を外出先のスマホやタブレットから視聴できるモバイル端末向けアプリ「どこでもディーガ」を使用したストリーミング再生でも、早見再生が1.31.52.0倍速から選べるので、時短視聴が可能です。

 

土田さん「むかし録画したものを倍速で見返すことがあるので、2.0倍速も選べるのはうれしいですね。外出先でも早見再生できるのがありがたい!」

 

 

録画にこだわる土田晃之は最新の全自動ディーガに買い替えるのか!?

ここからはプライベートでも全自動ディーガを愛用しているというお笑いタレントの土田晃之さんに、最新の全自動ディーガ「DMR-2X603」を試していただきながらインタビューを敢行。録画には並々ならぬこだわりを持つ土田さんが、ズバリ「最新機種に買い替えたいかどうか?」をジャッジしてもらいました。

 

――いまお使いの全自動ディーガはいつごろから使われるようになったのでしょうか?

 

土田さん:2年くらい前からですね。全自動録画のことはもちろん知っていましたけど、実際に自分で使うようになってから「こんなに生活が変わるんだ!」と実感しました。それまでもテレビはよく見ているほうだったんですが、全自動ディーガを使うようになってから、信じられないくらいテレビを見るようになりましたね。

 

――そこまで大きな変化があったんですね。具体的にどう変わったのでしょうか?

 

土田さん:これまで見たい番組はきっちり予約録画していたのですが、夕方の情報番組や夜のニュース番組など、いままでは録画していなかった番組も見られるようなったのが大きいですね。夕方の情報番組でやっているグルメ情報なんかもチェックするようになりました。

それから、後から話題になった番組を見返せるようになったのも便利だと思っています。タレント同士で会話していると、よく「あの番組おもしろかった」という情報が入ってくるので、そういうのは全自動録画したものを見返しています。

最近でいうと、世界的なスポーツの祭典の開催期間にも活躍してくれました。現地と時差があって、日本では夜中に放送されることが多かったと思うんですけど、夜中に全自動録画されたものを朝起きて見るのが毎日楽しみで。もちろん好きなサッカーの試合なんかは予約録画してるんですけど、あまり注目していなかった競技も後から見返せるので大会中は本当に重宝しましたね。

 

最新の全自動ディーガはネット世代にも使いやすい

――今回、最新の全自動ディーガを体験して頂きましたが、新しいホーム画面やプロフィール機能はいかがでしたか?

 

土田さん:自分はネット動画配信サービスは使ったことないのですが、家族がリビングで見ているのをチラッと見たりしていたので、新しい全自動ディーガのホーム画面はそっちに近づけているんだなと思いました。自分はもう15年以上もディーガを使い続けているので慣れてしまっていますが、ネット配信に慣れている若い世代にも使いやすくなったのはいいことだと思いますね

プロフィール機能も、うちのように6台もレコーダーがある家庭はあまりないと思うので、家族みんなで使うときはすごく便利なんじゃないかと思います

 

――ブラッシュアップされた編集機能はどうでしょう?

 

土田さん:自分は編集機能をよく使うので、そういうニッチな層の声もちゃんと拾ってくれるのは、さすがパナソニックだな、と。レコーダーはいろいろな人が使うものなので、自分のようなヘビーユーザーから、普段はネット動画が中心の若い世代まで幅広く対応してくれてありがたいですね。

 

――全自動ディーガを使っていない人に「全自動録画」の便利なところを教えてあげるとしたら、どのようなところをオススメしますか?

 

土田さん:自分もそうだったからよくわかるんですが、ほとんどの人は予約録画だけで十分だと思っていて、別にそこに不満もないんだと思うんです。でも、全自動ディーガを使うようになったら、使ってない人は人生損しているよ、と思うくらい意識が変わったので、試しに1回使ってみてほしいですね。

 

 

自宅には6台のレコーダーを所有。外でもお風呂でも録画番組を視聴

――土田さんは全自動ディーガ以外にもレコーダーを使われていると伺いました。

 

土田さん:そうですね、レコーダーは全自動ディーガも含めて、家に6台あります。自室用が3台、家族が使っているのが3台ですね。

 

――6台! そんなにたくさんあるんですね。

 

土田さん:レコーダーは昔から使っていて、いまある3台のなかで一番古いのは地上波デジタル移行前に買ったものです。これはHDD/DVDのほかにVHSデッキが付いているので、昔録ったビデオを見返すために処分できないんですよ。ただ、HDD容量が320GBしかないので、もっと容量があるものが欲しいと思って次に買ったのがディーガ「BZT-900」(2011年発売)です。こちらは奮発して3TBのHDDを内蔵しているものを選びました。いま使っている全自動ディーガが来るまでは、これがメインのレコーダーでしたね。

 

――すごい! ビデオデッキ付きのレコーダーが現役なんですね。そんな録画にこだわりのある土田さんですが、普段はどういう番組をご覧になっているんですか?

 

土田さん:基本的には自分の出演する番組はすべて録画して見ています。それ以外だと、好きなサッカーやアニメ、バラエティが多いですね。全自動ディーガは地上波番組の録画をメインにしているので、BSの番組なんかは予約録画しています。最近は同世代のタレントがBSで趣味を生かした番組やっていて、それがおもしろいんですよ。

 

――テレビの視聴方法としては、リアルタイム視聴、録画視聴、テレビ以外にもPCやスマホで見る、などいろいろありますが、土田さんはどのような視聴方法が多いですか?

 

土田さん:自室のテレビでは、ほぼ100%録画したものを見ています。だから、リモコンはレコーダーのものしか使ってないですね。

それから、移動中や出先では、「どこでもディーガ」のアプリでタブレットから全自動ディーガに録った番組を見ることもあります。ほかに、お風呂に持っていける防水仕様の「プライベート・ビエラ」を持っているので、お風呂に入っているときもレコーダーから飛ばして見てますね。

 

――かなり全自動ディーガ活用されていますね。ちなみに、若い世代に利用者が多い「早見再生」機能は使われていますか?

 

土田さん:普段の視聴では使いませんが、番組出演前に喋ることをおさらいしておきたいとき、例えばサッカーがテーマのトーク番組に出る前に、○○年前のあの試合のことを喋ろう、というときは、録画してあるものを引っ張り出してきて早見再生で見返したりしています。

 

録画へのこだわりはビデオデッキ時代から

――ここまでお話を伺っただけでも「録画」へのこだわりを感じますが、録画に関する思い出などはありますか?

 

土田さん:初めて録画したのは、中学生のころに「夕やけニャンニャン」がどうしても見たくて、でも当時家にはビデオデッキがなかったので、ビデオテープだけ買ってデッキを持っている友人に録画してもらったときですね。それまで、テレビ番組はリアルタイムでしか見られないもの、という意識だったので、“”録画”という概念は衝撃でした。

 

その後、高校生になって自分でデッキを買い、18歳でお笑いタレントとして活動するようになって初めてテレビに出たときの映像なんかも録画して残してあります。そのうち、ちゃんと編集して保存したくなって、ビデオデッキを2台並べて編集もするようになりました。

 

――ビデオデッキの時代から録画にこだわっていたんですね! しかも編集まで!

 

土田さん:いまでもディスクに焼いて残すときは、必ず自分で編集しています。

 

――お忙しいのに編集までご自分でされるんですね。先ほどご自分の出演番組を録画して見ているとおっしゃっていましたが、それをディスクに残したりもするんですか?

 

土田さん:だいたいは見返して終わりですが、しゃべりがウケたときのものは残しておきますね。たまに見返して、このテンポで喋るとウケる、というのを音でインプットしなおす感覚です。たまに若いときの映像を見返すと、今よりも前のめりで間を置かずに喋っていたりして、自分なりに変遷を感じたりしますね。

 

 

買い替えるかどうかの最終ジャッジはもちろん……

――ちなみに土田さんはGetNaviで家電製品にダメ出しをする「ここがああなりゃ、もっといい」という連載をされていますが、全自動ディーガに改善してほしいところはありますか?

 

土田さん:あの連載も結構大変なんですよ……。そもそも10万円を超えるような製品は、大人の人が集まって会議して作ってますから、自分みたいな素人の意見なんて承知の上なんですよ。だから不満なんて出てきようがないんです。まあ強いて言えば、HDDの容量が増えて4年分とか録画できるようになってくれるといいですね。昔の録画を見返したいときに、以前のレコーダーを持ち出してくる手間が省けるので。

 

――そこまで容量を増やすとなると、スーパーコンピューター並みの大きさになりそうですね(笑)。これが最後の質問になりますが、今回体験して頂いた最新の全自動ディーガに買い替えたいかどうか、手持ちの札を上げてお答えいただけますでしょうか?

 

土田さん:うーん、いま使っている全自動ディーガも便利だからなあ……でも、新しいホーム画面やプロフィール機能も便利そうだし……。よし決めた。こっちです。「買い替えたい」!

 

――決め手はなんだったのでしょうか?

 

土田さん:いま使ってる全自動ディーガも容量いっぱいになっちゃったので、もう1台増やしたいなと。つまり、「買い替えたい」より「買い足したい」ですね!

 

全自動ディーガ(2024年秋モデル)ラインナップ
機種名 内蔵HDD チューナー数 全自動録画
BMR-2X603 6TB <全自動録画用>
地上デジタル/BS/CS×3
地上デジタル×5
最大10チャンネル
×約28日間
<全自動/通常録画兼用>
地上デジタル/BS/CS×2
<通常録画用>
地上デジタル/BS/CS×1
BMR-2X303 3TB <全自動録画用>
地上デジタル/BS/CS×3
地上デジタル×1
最大6チャンネル
×約24日間
<全自動/通常録画兼用>
地上デジタル/BS/CS×2
<通常録画用>
地上デジタル/BS/CS×1
BMR-2X203 2TB <全自動録画用>
地上デジタル×4
最大6チャンネル
×約16日間
<全自動/通常録画兼用>
地上デジタル/BS/CS×2
<通常録画用>
地上デジタル/BS/CS×1

 

 

購入者へのキャッシュバックキャンペーンや気軽に試せるサブスクも

パナソニックでは全自動ディーガの発売に合わせて、4Kビエラ全機種と全自動ディーガをセットで購入した方に、最大3万円をキャッシュバックするキャンペーンを実施。詳しくはキャンペーンサイトをチェックしてください。

対象機種:2X603(最大3万円)、2X303(最大2万円)、2X203(最大1万円)
購入期間:2024年9月19日(予約)~2025年1月13日まで
応募期間:2024年10月18日~2025年2月28日まで

キャッシュバックキャンペーンサイト:https://panasonic.jp/viera/campaign/24aw-cp.html

 

また、全自動ディーガを試してみたいけどいきなり購入するのはハードルが高い、という方にオススメなのが、パナソニックが提供している家電製品の定額利用サービスです。

こちらでは、パナソニックの様々な家電を定額で利用可能。今回ご紹介した最新の全自動ディーガなら月額1540円(税込)から利用できます。解約や途中買取もできるので、試しに全自動ディーガを使ってみたい、という方はぜひ「パナソニックストアプラス」にアクセスしてみてください。

(※定額利用プランを契約後48か月迄に解約の場合、解約手数料として2ヵ月分相当の利用料が発生します)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

取材・文/一條徹 撮影/湯浅立志(Y2) スタイリング/湯浅悦子(Y2) ヘアメイク/三宅茜

最大10ch×28日間のまるごと録画が可能なBDレコーダー「全自動ディーガ」新製品5モデル

パナソニック株式会社は9月19日、予約なしで複数のチャンネルを同時に自動録画する「全自動録画」機能を備えたブルーレイディスクレコーダー「全自動ディーガ」シリーズの新製品5モデルを発表しました。いずれも10月18日から販売開始します。

 

記事のポイント

興味のある番組を録画する手間を省きたい、あとから話題になった番組をチェックしたいといった時に便利なのが全自動レコーダー。最大6人ぶんのプロファイルを登録できるので、家族ごとの試聴履歴やおすすめ番組が混在しなくて済むのも魅力的ですね。

 

モデルごとに対応チャンネル数や録画可能日数は異なりますが、上位モデルは最大10チャンネル×約28日間の全自動録画に対応。また、新モデルはいずれもUIを刷新した新しいホーム画面を採用しました。「見逃しなくテレビ番組を楽しめるが、見たい番組が見つけにくい」「新しい番組に出会いにくい」といったユーザーのフィードバックを受け、ネット動画のように番組のサムネイルと説明を大きく表示して視認性を高めたのが特徴としています。加えて、よく見る番組やジャンルの整理、表示項目のカスタマイズといった調整にも対応し、利便性が向上。家族ごとに視聴傾向を整理できるよう、最大6人分のプロフィールの登録にも対応します。

 

好きなタレントなどを応援する、いわゆる「推し活」に便利な機能も搭載。「出演者おすすめ」や出演番組を自動的に振り分ける「お気に入り」、サムネイルで出演シーンを探しやすくなる「プレビューサーチ」、出演シーンを切り抜くための番組編集画面の改善などを実施したとのことです。

↑4Kチューナー内蔵モデルは2機種のみ

 

全5機種のうち、4Kチューナーを内蔵するのは2モデルのみ。「DMR-4X1003」はハードディスク容量10TBで、ハイビジョン放送最大8チャンネル×約28日間、4K衛星放送最大1チャンネル×約13日間の録画に対応。「DMR-4X403」はハードディスク容量4TBで、ハイビジョン放送最大4チャンネル×約28日間、4K衛星放送最大1チャンネル×約3日間の録画に対応します。上記2モデルに関しては、どちらもUltra HDブルーレイの再生が可能です。

↑4Kチューナー非搭載モデルは3機種

 

「DMR-2X603」「DMR-2X303」「DMR-2X203」は4Kチューナー非搭載モデル。DMR-2X603はハードディスク容量6TBで、ハイビジョン放送最大10チャンネル×約28日間の録画に対応。DMR-2X303はハードディスク容量3TBで、ハイビジョン放送最大6チャンネル×約24日間の録画に対応。DMR-2X203はハードディスク容量2TBで、ハイビジョン放送最大6チャンネル×約16日間の録画に対応します。

 

価格はいずれもオープンで、公式通販サイトでの価格はDMR-4X1003が32万9670円、DMR-4X403が16万8500円、DMR-2X603が16万8300円、DMR-2X303が8万9100円、DMR-2X203が6万7320円となっています。

 

ブランド名(メーカー名):パナソニック
商品名:DMR-4X1003
市場想定価格:オープン

ブランド名(メーカー名):パナソニック
商品名:DMR-4X403
市場想定価格:オープン

ブランド名(メーカー名):パナソニック
商品名:DMR-2X603
市場想定価格:オープン

ブランド名(メーカー名):パナソニック
商品名:DMR-2X303
市場想定価格:オープン

ブランド名(メーカー名):パナソニック
商品名:DMR-2X203
市場想定価格:オープン

「体験したことのないクオリティ」AV評論家が絶賛する、36万円超の高級レコーダーとは?

本誌でお馴染みの評論家やインフルエンサーたちに“いま欲しいモノ”をリサーチする企画。今回は、AV製品の注目製品を独自の視点で選んでもらった!

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです

大画面の有機ELテレビと相性抜群(藤原)

AV評論家藤原陽祐さんの買い物リスト

新聞記者、専門誌編集を経て独立。専門家ならではの鋭い視点で、本誌をはじめ多くのメディアで評論活動を行う。

 

【BDレコーダー】

パナソニック

ディーガ DMR-ZR1

実売予想価格36万6300円 1月28日発売

同シリーズの旗艦モデル。高剛性・低重心な筐体の採用し、先端技術や高精度なパーツなどを惜しげもなく投入したことでプレミアムな高画質・高音質を実現した。UHD BDや動画配信サービスなどの多彩なHDRフォーマットに対応。

SPEC●HDD容量:6TB●内蔵チューナー:4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×2、USB×2ほか●サイズ/質量:W430×H87×D300mm/約13.6kg

 

山中湖の自宅にハイエンド機材を揃える藤原さんが現在気になっているのは、パナソニックのBDレコーダーだという。

 

「前々から、4Kチューナー内蔵の高級ディーガの話は聞いていました。4K録画に対応するだけでなく、UHD BDプレーヤーとしても最高峰を目指すということだったので、最終的にどんな仕上がりになるのか楽しみにしていました。実際に製品を試したところ、前モデルの高度な信号処理、機能性を受け継ぎながら、画質・音質が大きく進化。ディスク再生、ネット動画の視聴に加えて、4K放送の視聴・録画でも、これまで体験したことのないクオリティを実現しています。大画面の有機ELテレビと組み合わせれば、予想をはるかに超える画質が期待できます」

↑高剛性アルミフロント&サイドパネル構造を採用。これらをベースシャーシに固定することで、筐体の剛性を大幅に強化した

 

【私はこう使う】 自分のシステムをパワーアップさせる

設計もパーツも贅を極めた本機。ぜひ自分のシステムに迎え入れて、放送やパッケージソフト、ネット配信など、各メディアのクオリティを一気に押し上げたいです。

 

4K放送など最大8番組を自動録画! タイムシフトマシン搭載のレグザブルーレイ「4KZ」シリーズ登場

TVS REGZAは、BS 4K放送の2番組同時録画も可能なBDレコーダー「DBR-4KZ」シリーズ3機種を11月下旬から順次発売します。ラインナップは内蔵HDD容量の違いにより、6TB搭載の「DBR-4KZ600」(2022年1月発売予定/価格未定)、4TB搭載の「DBR-4KZ400」(2021年11月下旬発売予定/税込13万7500円前後)、2TB搭載の「DBR-4KZ200」(2022年1月/価格未定)を展開します。

↑BDレコーダー「DBR-4KZ」シリーズ

 

4KZシリーズは、地デジ放送を最大6チャンネル録画できるタイムシフトマシンに加え、BS 4K放送の2番組同時録画が可能なモデル。番組の見逃さない「タイムシフトマシン録画」と、好みの番組を自動で録画する「おまかせ録画」を組み合わせ、BS 4K放送2番組を含む最大8番組を自動録画する「4Kハイブリッド自動録画」が可能です。

 

レグザエンジンに搭載されている信号処理技術をレコーダー用にカスタマイズした「レグザレコーダーエンジンRR1」を搭載しており、地デジやBDなどすべての入力信号を3840×2160ドットの4K画質にアップコンバートして再生します。

↑レグザレコーダーエンジンRR1

 

また、解像度や輝度に加え、色信号の精細感も向上させる「レゾリューションプラス for レコーダー」が、コンテンツの質感までアップし臨場感のある映像を再生します。

↑レゾリューションプラス for レコーダーのイメージ

 

4Kレグザを始めとする対応のレグザと組み合わせることで、高画質化処理を適切に行う「レグザコンビネーション高画質」のほか、レグザのリモコンでレコーダーの操作などが可能な「レグザリンク」や、タイムシフトマシン内蔵ではないレグザでもタイムシフトマシン録画/再生が楽しめる「タイムシフトリンク」などの機能が利用できます。

 

このほか、視聴できる時間に合わせて自動で早見や飛ばし見再生を行う「時短再生」や、見たいシーンを選んで再生する「シーン検索」などの機能も搭載。たっぷり録画した番組も、短時間で効率よく視聴することができます。

↑録画した番組を効率よく視聴する機能を搭載

 

↑リモコン

 

BS 4K放送や地デジ、BS/CS放送などを最大8番組まで自動で録画してくれる4KZシリーズなら、年末年始の特別編成なども見逃しなく録画してくれそうですね。

 

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nasneのHDDを保守する3つのサービスをバッファローが発表

 

バッファローは7月14日、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」に関するアップデートを発表。「データ復旧サービス」、故障予測サービス「みまもり合図 for nasne(ナスネ)」、「録画番組引越しサービス」に対応しました。

 

データ復旧サービスは、nasneに保存されているデータが読めない、起動しないなどの不具合が生じたときに、バッファローにnasneを預けると、保存データを復旧し、新品のnasne本体にデータを入れ直して、返却してくれるサービス。

 

nasneに接続した外付けHDDのデータ復旧にも対応しています。ただし、ソニー・インタラクティブエンタテインメント製のnasneとそれに接続したHDDのデータ復旧には対応していません。

 

nasne本体のデータ復旧のサービス料は、内部のデータにエラーや論理的故障が発生する論理障害と、物理的に機器や部品が破損している物理障害で変わるほか、軽度と中度で料金が異なります。

 

論理障害:軽度なら9万9000円(税込)/中度なら11万5500円(税込)
物理障害:軽度なら13万2000円(税込)/中度なら19万8000円(税込)

 

また、nasneに接続されている外付けHDDのデータ復旧料金は下記のとおりです。

 

論理障害:軽度なら5万9400円(税込)/中度なら7万5900円(税込)
物理障害:軽度なら9万2400円(税込)/中度なら15万8400円(税込)

 

なお、どちらもデータ復旧に失敗する場合があり、その際の価格は個別相談になります。

 

みまもり合図 for nasne(ナスネ)は、nasneに搭載されているHDDおよび外付けHDDの状態を把握し、故障予測を通知するサービスです。故障予測は、HDDの書き込み時間などを読み込むプログラムをクラウドで蓄積し、そのデータを基にしています。これにより、バックアップを取るか判断できるほか、場合によってはデータ復旧を視野に入れるなど、故障する前に対応できるとのこと。

 

なお、みまもり合図 for nasne(ナスネ)は無料で提供されます。

 

録画番組引越しサービスは、nasneが故障していない状態で、バッファローに送ることで、HDDの状態を診断したうえ、問題があれば古いHDDから新品のHDDにデータを移行し、ユーザーが使用していたnasneにHDDを搭載し直して返却してくれるサービス。

 

データ復旧サービスに近いですが、こちらはHDDだけ入れ替えて、使用中のnasneが返却されるのが特徴です。なお、こちらもソニー・インタラクティブエンタテインメント製のnasneは対応していません。また、サービス料は4万2350円(税込)です

 

バッファローは、これらのサービスを通して、長い期間かけてnasneをサービスとともに展開していくとしています。いまだ品薄が続くnasneですが、長く販売してもらえるのであれば、ユーザーとしては安心して待てるのではないでしょうか。

 

4Kレグザと連携して高画質が楽しめる! 新デザインのBDレコーダー「Tシリーズ」「Wシリーズ」

TVS REGZAは、レグザブルーレイから、トリプルチューナー搭載のBDレコーダー「DBR-T2010/T1010」とダブルチューナー搭載の「DBR-W2010/W1010」を7月23日に発売します。HDD容量はいずれも1TBと2TBの2種類を用意しています。

↑レグザブルーレイ 「Tシリーズ」「Wシリーズ」

 

本機は、筐体デザインを従来から一新し、電源ボタンを正面に配置するなど表示をさらに見やすく改善したほか、スリムなデザインを採用していることが特徴。「Wシリーズ」においてはリモコンのデザインを「Tシリーズ」と同じものに変更することで、主要10社のテレビをレグザブルーレイのリモコンひとつで操作できるようになりました。

↑新リモコン

 

このほか、レグザブルーレイならではのキーワードやカテゴリーの登録による「おまかせ録画」や、空き時間にあわせて視聴時間から再生モードを選べる時短視聴の機能、スマートフォンを使った外出先での視聴機能「スマホdeレグザ」など多彩な機能を引き続き搭載しています。

↑キーワードやカテゴリーを登録すれば自動で録画してくれる「おまかせ録画」を搭載

 

↑スマホで録画番組を視聴できる「スマホdeレグザ」

 

また、4Kテレビ「レグザ」シリーズと組み合わせることで、さらに便利に使える機能を搭載しています。レコーダー側で録画したテレビ番組をさらに臨場感あふれる高画質で楽しめる「レグザコンビネーション高画質」や「クラウドAI高画質連携」を利用できるほか、テレビ側で録画した番組を「レグザリンク」を使ってレコーダー側に保存できます。

 

その他の機能として、機器に不具合が発生した際に、その状況と対処法を確認できる「自己診断モード」を搭載。ドライブ状態、チューナー受信状態、ネット接続状態、USB機器の接続状況などを簡単にチェックでき、その対処方法を確認できます。

 

BD/DVD/CDの再生に対応しており、BD-RやDVD-Rなどへの録画も可能。なお、BS/CS 4K放送用チューナーは備えておらず、UHD BDの再生にも対応していません。

 

実売予想価格(税込)は、トリプルチューナーモデル「DBR-T2010」(内蔵HDD 2TB)が7万1500円前後、「DBR-T1010」(同1TB)が6万2700円前後。ダブルチューナーモデル「DBR-W2010」(同2TB)が6万2700円前後、「DBR-W1010」(同1TB)が5万7200円前後。

 

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録画生活がスマホ一台で完結。「nasne」があればテレビはいらない説は本当か?

自宅のネット環境に接続することで、スマホやタブレットからテレビ視聴&録画が楽しめる“ネットワークレコーダー&メディアストレージ”こと「nasne」(ナスネ)。今回はこの大人気レコーダーの活用法を、みんなが持っている「スマホだけ」にあえて絞ってレビューしてみました。

 

2012年の登場から現在まで根強いファンを多く持つnasne。2019年には当時のメーカーだったソニー・インタラクティブエンタテインメントからの生産が終了するものの、以後PC・スマホ周辺機器メーカーのバッファローが販売継承を発表。今年3月には性能アップした新モデルがとうとう発売され、以後、品切れが続出する人気となっています。

↑3月に発売されたバッファロー「nasne」(NS-N100)のパッケージ

 

そんなnasneの何がすごいのかが気になっている方のために、本製品の人気の秘密を再検証しつつ、便利な機能の数々をあらためてレビューします。

 

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実は「スマホしか持ってない人でも使える」HDDレコーダー

nasneは、スマホ、タブレット、PC、ゲーム機など、好みの端末で録画・視聴が楽しめるレコーダー。この春発売された最新型では本体に地上デジタル&BS/110度CSデジタルチューナーと2TBのHDDを内蔵し、(おおざっぱに言えば)録画したテレビ番組をネット経由で各機器に配信することができます。

 

いわゆるブルーレイ搭載HDDレコーダーも最近はスマホ対応のものが主流ですが、それらとの差別化に成功したポイントが、超快速な録画&視聴アプリ「torne(トルネ)」。かゆいところに手が届く機能の数々、そして他の追随を許さないレスポンスの速さが人気の秘訣となりました。

↑iOS/Android対応のアプリ「torne mobile(トルネモバイル)」

 

最新モデルは2万9800円(税込)で、ブルーレイ搭載の一般的なレコーダーよりも価格は安め。一方、本体の形・サイズ感はPCの外付けHDDにかなり近く、場所をとらずに設置することができます。

↑本体サイズは約44.5×135×187mm(幅×高さ×奥行き/最大突起部含む)

 

また細かいところでは、液晶テレビ+外付けHDDの録画機能では対応しないことが多い圧縮録画(3倍モード録画)に対応しているのもポイント。これでHDD容量をかなり節約できます。

↑画質圧縮なしのDRモード、容量を節約できる3倍モードのいずれかで録画が可能

 

上記を筆頭にnasneの良いところは山ほどあるのですが、実は最大のメリットかもしれないのが「テレビを持っていなくても使える」という点。ここでいうテレビとは、いわゆる液晶テレビ・大型テレビなどのことです。

↑nasne本体の背面。テレビと接続するHDMIなどの映像出力端子がないところに注目

 

nasneは一般的なレコーダーと異なり、実はテレビと直接つないで使う製品ではありません。もし家にテレビがなくても、ネット環境とスマホがあれば初期設定含むあらゆる操作ができるようになっています。

 

このことは、何かと家電が必要になる新生活シーズンに特にメリットが大きいと思います。「とりあえず身軽にテレビを観たい」、あるいは「これからテレビ環境を揃えたいけど、録画機やテレビラックなど揃えることを考えると気が重い」というような人も注目に値するのではないでしょうか。

 

外出先で録画中の「追っかけ視聴」も。便利すぎ注意!?

ここからは、新型nasneの実機レビューとともに便利な使い方を見ていきます。今回は記事執筆のため約2週間、torne mobileをインストールしたスマホ+nasneだけの組み合わせだけでテレビ録画を満喫。これにより細かい部分の良さもいろいろと再確認することができました。

 

・接続と準備

まずはnasne本体の設置について。接続まわりで一点注意したいのが、無線LANには対応していないこと。(おそらく、常に安定した通信速度を出すための仕様として)LANケーブルで有線接続することになるので、必然的にルーターなどの近くに置くことになるでしょう。

↑筆者宅に設置した際のケーブル接続。上からLANケーブル、アンテナ出力ケーブル、アンテナ入力ケーブル、電源ケーブルの4本をつないでいます

 

↑スマホと同一のネットワーク上にnasneを接続すると、torne mobileの設定画面上に表示され初期設定ができるように

 

↑torne mobileは基本無料のアプリですが、テレビ番組の視聴・再生を有効にするにはアプリ内課金が必要に(Androidの場合は500円)

 

・とりあえずテレビをつけてみる

スマホにtorne mobileをインストールしたら、まずは現在放送されているテレビ番組を観てみます。最初の立ち上げには5秒~10秒ぐらい待ちますが、映像のストリーミングが始まれば以降はストレスなく楽しめる印象。

↑テレビ視聴中は、画面をタップすることで画面下部に小さい番組表を表示。視聴したまま番組を選んで選局ができます

 

torne mobileでは外出先からのリモート視聴もできるので、例えば「移動中だけどリアルタイムで観たい番組に間に合わない!」とか、臨時ニュースが観たいといった状況に重宝します。録画予約している番組を、放送中に始めから観る「追っかけ視聴」もOK! この機能は便利すぎるゆえに、外出中のデータ通信量に注意しながら使いたいところです。

 

・予約もスマホで

番組の録画予約もスマホから行うことができます。情報量が多いテレビ番組表はtonre mobileならではのキビキビした動作の強みが光るところで、時間帯・日付の移動や拡大・縮小などもかなりスムーズ。

↑番組表は、スマホの向きに合わせて縦表示・横表示が可能。ピンチイン・アウトで表示範囲や文字サイズも自在に変更可

 

この、なじみのある番組表も使いやすいですが……もう1つ便利なのが番組のランキング機能。ユーザーの間で録画予約が多い番組をサッとリストアップしてくれます。特に新番組シーズンは第1話の録り逃しが多くなりがちなので、ときどきここをチェックして予約を入れる習慣をつけると◎。もちろん、予約は外出先のスマホからでも入れられます。

 

↑録画予約のランキング。上位がアニメ番組の独占状態になっていることが多いですが、画面を横にフリックすると「アニメ以外」の一覧にワンタッチで切り替えられるあたり、気がきいてます

 

・録画番組の再生

今度は録画した番組を再生してみましょう。CMなどを検出する自動チャプターが有効なので、チャプタースキップも使いながら楽しめます。また、スマホ上でも「早見再生」ができるというのは意外と知られていないかもしれないポイント。1.5倍速に変更&音も聴きながら時短再生できます。

 

さらにイチオシはシーンサーチの機能。一定間隔(30秒、1分などで即切り替え可能)ごとのサムネイルをずらっと表示し、そこからシーンを選んでワンタップで再生できます。これは特番やワイドショーなど、長時間の番組から観たいシーンを探したいときに超便利。サムネイル表示のレスポンスも、「ネットワーク経由で観てるのにこんな速いの!?」と思わず感動するところです。

↑再生中に画面右下をタップすると、下部に場面ごとのサムネイルを一覧表示。長時間の番組でも目当てのシーンをすばやく探せます

 

↑録画番組のリスト表示。同じ番組名のタイトルが自動的にグループ化されていきます

 

・ダウンロード持ち出しもできる

外出時や移動中もしょっちゅう録画番組を観たいという場合は、事前にスマホにダウンロードしておくことで通信料の節約になります。torne mobileでは、これを可能にする「Wi-Fi書き出し」を別途オプション機能として用意。アプリ内課金(Anrdoidの場合は840円)で有効にできるので、自分の使い方に応じて検討してみてください。

↑録画リストから番組名の長押し(ロングタップ)メニューから「ビデオの書き出し」を選ぶとWi-Fi経由でスマホにダウンロードできます。持ち出し用のデータはあらかじめ作成されており、30分番組も1~2分程度で快適にダウンロード可能

 

容量を増やしたり、将来的に別のデバイスからも見たくなったりしたときには

nasne購入を詳しく検討すると気になってくる「本体の拡張性」などについても補足していきます。まず、2021年の新モデルでは2TBとなったnasneのHDD容量について。実はレコーダーとしてはシンプルにこれだけでも十分ぐらいですが、容量に余裕がほしい場合はUSB端子で増設ができます。今回の新モデルでは、増設できるHDD容量が最大6TBまでとなり、計8TBで録画できるようになりました。

 

↑nasneと同じバッファロー製の6TB HDDを増設。今回のためにUSB HDDの価格を久々に調べましたが、6TBの製品も1万円台前半から買えるという安さに衝撃を受けました

 

ということで今回は実際に6TB HDDを増設、8TB体制を試してみたところ、もうここまでやると「容量の心配は一切いらない」感が心強い。地デジはもちろん、はりきってBSやCSの番組も普段以上に録りまくってみたのですが、今回のテスト期間で残量が90%を切ることはとうとうありませんでした。レコーダーの録画番組を何時間もかけて削除して、一生懸命「空き容量を作っている」人をたまに見かけますが……8TBの半端ない安心感、そういう人たちにぜひ味わってほしい。

 

↑torne mobileに表示されるHDD残量表示。8TB体制にしたnasne(写真では「nasne2」)の容量は圧倒的で、数週間試した程度では絶対にいっぱいにならない頼もしさがあります

 

次に、これは本製品の弱点でもあるので隠さず書いておきたいところですが……、nasne単体で2番組以上の同時録画はできません。一般的なレコーダーは2番組、3番組の同時録画が当たり前になっているので、ここは心もとないと感じる人もいるでしょう。

 

その代わり(とまではいかないものの)、nasneはアプリ上で複数台を同時に使うことができ、2台目を設置するとダブル録画のレコーダー感覚で使えるようになります。このため、将来的には外付けHDDの増設ではなくnasneをもう一台買ってしまうという手もあり。torne mobileでは最大4台の同時使用が可能です。

 

↑複数台のnasneを使えば、同じ時間帯でも2つ以上の録画予約がOKに。どのnasneを録画に使うかは基本自動で、任意に選ぶこともできます

 

もうひとつは、「大画面でも観たくなったとき」の話。ここまで「スマホだけでテレビが観られる」点を軸にnasneを紹介してきましたが、大画面テレビでもnasneが使いたくなったらどうすればいいのか。この場合は、プレイステーション4+torneアプリを使って観るのがおすすめ。なお次世代機のプレイステーション5では現状未対応も、今冬(2021年末商戦期を予定)にPS5用torneアプリが提供される予定です。

 

↑無償提供されているPS4用torneアプリ。ゲームのコントローラーを使ってtorne mobileとほぼ同じ操作性で楽しめます

 

大きな画面に関する話題でいえば、Windows PC用のアプリ「PC TV Plus」も。こちらはtorneとは異なる便利さでnasneを活用することができ、BDドライブの付いたPCとPC TV Plusがあれば、LAN経由でブルーレイディスクへの書き出しも可能。「どうしてもディスクに残したい」という録画番組が出てきた場合の選択肢としても知っておくといいでしょう。実は筆者もこれに何度も助けられています。

↑Windows PC向けテレビ録画・視聴アプリ「PC TV Plus」(税込3300円)

 

nasneが、そしてレコーダーがない生活は考えられない

スマホ+nasneだけのテレビ生活というのも案外捨てたものではないですが、さすがに毎日長時間となると、「テレビを観ながらスマホを触れない」というのがストレスになるかも。このため、普段使いのスマホ以外にiPadなど大きめなタブレット、あるいはPCが併用できると、今回紹介した使い方もかなり快適になるでしょう。

 

Amazonプライム・ビデオやNetflixをはじめとするサブスク動画サービスが日常になった中、今さらnasneのようなレコーダーの価値って?と疑問に感じている人もいるかもしれません。確かにテレビドラマやアニメはそれで済むことがほとんどになりましたが、「サブスクではあまり観られない」または「TVerなどの見逃し配信だと1週間でだいたい消えてしまう」というバラエティやドキュメンタリー、歌番組の多くは「やっぱり録画しておいてよかった」と感じるところです。

 

nasneで使える外出先からのリモート視聴のように、たくさんの視聴者と同じ時間にリアルタイムで楽しめる機能もまだまだ楽しいので、個人的にはやっぱりこういうレコーダーは今後も進化を続けてほしいと思います。

↑「リアタイ視聴」の楽しさという点では、テレビ放送時に流れたネットの実況コメントを録画番組にも反映・表示できた「ニコニコ実況」連携機能が忘れられません。torneならではの最高の機能の一つだったのですが、残念ながら昨年に終了してしまい……nasne復活後の次のステップとして今後の再開を心待ちにしています

 

 

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伝説のレコーダー「nasne」新生バッファロー版が到着! いい意味で「ほぼ変わってない」魅力とは?

一般のHDDレコーダーでは味わえないサクサク録画がふたたび……。あの「nasne(ナスネ)」がなんと再発売。発売元がこれまでのソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から、PC・スマホ周辺機器メーカーのバッファローに継承されたことで話題を呼ぶ製品です。

↑バッファローから発売される新型「nasne」

 

2021年3月末発売の新型「nasne」(型番:NS-N100)は、従来モデルの機能を大部分踏襲しつつ、内蔵HDD容量が2TBに倍増。さらに別売りHDDの増設は最大6TBまで対応できるようになりました。価格は2万9800円(税込)。

 

そのうえで、テレビ視聴アプリ「torne(トルネ)」の提供はSIEが継続。今回の新モデル発表にあわせ、PlayStation 5(PS5)用torneが開発されていることも明らかになりました。PS5版torneは2021年末商戦期に向け配信予定とのことで、これは従来からのnasneユーザーにとっても朗報です。

 

とにかく根強いファンの多いガジェットです

nasneは、ゲーム機などでテレビ録画が楽しめる「ネットワークレコーダー&メディアストレージ」として2012年にデビューしました。テレビ画面+リモコンを使う一般的なレコーダーとは違い、アプリを通じて操作・視聴する仕組みが特徴。特にゲーム感覚でテレビ録画を楽しめるtorneの操作感は多くのファンを生み出しました。

 

発売後も長きにわたり機能アップデートが行われ、テレビ視聴アプリはPS4、iOS、Android、Windows PCにまで対応。しかし2019年、SIEによるnasneの販売が惜しまれつつも終了しました。

 

長く愛用してきたファンからは、販売終了を嘆く声が多く聞かれましたが……これを受ける形で、翌年にバッファローによる継承プランが電撃発表。この“バッファロー版nasne”の詳細がようやく明らかになったというのが現在の状況です。

↑新モデルは、メーカーロゴが「BUFFALO」に変わっています

 

バッファロー版nasneはどこが変わったのか

新型「nasne」(NS-N100)は、本体に刻印されるメーカーロゴが「SONY」から「BUFFALO」になったのが最大の変化ですが、中身も少し変わっています。

BUFFALO製 nasne

NS-N100

SIE製 nasne

CECH-ZNR1J,CECH-ZNR2,CUHJ-15004

内蔵ストレージ容量 2TB 1TB
ストレージ拡張 外付けストレージ対応  最大容量 6TB 2TB
ポータブルHDD/SSD対応 対応 非対応
外付けストレージの
対応ファイルシステム
XFS
※本製品の搭載機能で
フォーマット可能
FAT32
筐体設計 ファン設計 静音ファン ファンレス
ファイルサーバー機能 ファイル共有方式 SMB2.0

Windows 10搭載PCのデフォルト設定で利用可能※

SMB 1.0

※Windows10 バージョン1709以降

 

まず、内蔵HDDの容量は従来モデルから倍増し2TBになりました。外付けHDDは6TBまで増設できるようになっており、これまで非対応とされていたポータブルHDD/SSDにも対応。このほか、筐体設計が静音ファン搭載タイプになったことで外観に若干の変更もみられます。

 

テレビチューナーはこれまでと変わらず、地上デジタル放送のほか、BS・110度CSデジタル放送にも対応(録画は1系統)。細かい部分では、B-CASカードが従来のクレジットカード大のものからmini B-CASタイプに変わっています。

↑B-CASカードはスマホのSIMカードに近いミニタイプに変更されました

 

録画したテレビ番組を観るアプリについては、「torne mobile」iOS版アプリの視聴画質が改善し、HD画質(720p)で再生できるように。いっぽう、今回の新型機ではPS3、PS Vita用アプリへの対応は見送られています。ここは残念ですが、世代交代のタイミングとしては致し方ないところですね。

対応アプリケーション

BUFFALO製 nasne
NS-N100
SIE製 nasne
CECH-ZNR1J, CECH-ZNR2J, CUHJ-15004
iPhone/iPad torne mobile 対応 対応
Video & TV SideView 非対応 対応
Android torne mobile 対応 対応
Video & TV SideView 非対応 対応
Windows PC PC TV Plus 対応※ 対応
PlayStation 4 torne PlayStation 4 対応 対応
PlayStation 3 torne 非対応 対応
PlayStation Vita torne PlayStation Vita 非対応 対応
PlayStation Vita TV torne PlayStation Vita TV 非対応 対応
テレビ BRAVIAから録画予約や録画した番組再生 非対応 対応

※ VAIO TV with nasneでも利用可能(VAIO TV with nasneでは、アプリを初期設定するためにSIE社製 nasneが別途必要になります)

 

いい意味で「ほとんど変わってない」安心感

今回はそんなバッファロー版「nasne」の実機を試させてもらう機会を得たので、筆者宅にさっそく設置。ひとまずは従来の「nasne」とまったく同じ手順で使い始めることができ、従来機と併用できることも確認しました。

↑torne mobileのAndroid版アプリで動作を確認。これまで使ってきたSIE版nasneと、バッファローの新型nasneの2台を併用できています

 

視聴に使うtorneアプリがとにかく優秀で、その動作は一般的なBDレコーダーとは別次元のサクサク感。ユーザーの録画人気ランキングなど機能も気がきいています。このアプリのサポートが継続し、これまでのnasneが今後も活躍できると確認できたのは一ファンとしてうれしいところ。

↑torne mobileの番組表。ここから外出先でも録画予約が入れられるほか、放送中の番組もリモート視聴が可能です

 

↑「torne」ユーザーの録画人気ランキング。ここから番組を選んでそのまま録画予約ができます

 

スマホからお手軽に、あるいはPS4+テレビの大画面でじっくりとなど、その使い分けも相変わらず便利な「nasne」。新型機の使用感を含めた詳細は、あらためてご紹介したいと思います。

 

 

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バッファローの「nasne」3月末発売! PS5用「torne」も2021年末商戦期リリースか

バッファローは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)協力のもと継承した、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)」(NS-N100)を、Amazon内バッファロー公式ストア(バッファローダイレクト)にて、3月末より発売します。税込価格は2万9800円。

 

同製品は地上デジタル/衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)チューナーを搭載し、番組の視聴や録画視聴が宅内、宅外から楽しめるネットワークレコーダー&メディアストレージ。

 

内蔵HDDを2TBに容量拡大し、外付HDD接続による容量追加は6TBまで対応。2TBの内蔵HDDと合わせて最大総容量8TBまでの構成が可能です。

 

SIEのTVアプリケーション「torne(トルネ) PlayStation 4」と「PlayStation 4(PS4)」との組み合わせで快適なレコーダーとして利用できるだけでなく、これまで通り「torne(トルネ) mobile」を利用してiPhone、iPad、Android端末でも宅内・宅外から録画番組を楽しめます。また、Windows対応機種では「PC TV Plus」を利用することで、録画番組が楽しめます。

 

iPhone/iPad向けtorne mobileの視聴画質が向上し、HD画質(720p)を実現。Android向けtorne mobileもこれまで通り対応しています。torneはSIE製のnasneとの組み合わせも可能で、最大4台が接続できます。

 

また、SIEからは2021年末商戦期に向けて「PlayStation 5(PS5)」⽤TVアプリケーション「torne」の配信が予定されており、nasneとPS5との組み合わせで、テレビ番組の録画・視聴が可能です。PS5向けtorneの配信時期や詳細は、SIEより後日発表される予定です。

クラウドAI連携で録った番組まで高画質化! 東芝のタイムシフトマシンレコーダー「DBR-M4010/M3010」

東芝映像ソリューションは、地デジ番組など最大7チャンネルをまるごと録画できるタイムシフトマシン機能搭載のBDレコーダー「DBR-M4010/M3010」を3月5日に発売します。実売予想価格はHDD 4TB搭載のM4010が約10万円前後、HDD 3TBのM3010が約9万円前後(いずれも税抜)。

 

タイムシフトマシン内蔵のレグザと接続すれば、最大13チャンネルの録画が可能。また、タイムシフトマシンを搭載しないレグザでも、付属リモコンを使えばタイムシフトリンクボから、「始めにジャンプ」「過去番組表」「ざんまいスマートアクセス」にアクセスし、簡単に録画した番組を再生することができます。なお、リモコンは東芝以外の主要9社(ハイセンス、ソニー、パナソニック、シャープ、LG、日立、三菱、パイオニア、フナイ)の製品にも対応しています。

 

DBR-M4010/M3010は、地上波デジタル放送7チャンネル、BS/CS放送6チャンネルのチューナーを搭載し、内蔵HDDに最大7チャンネル分の放送をまるごと録画できるBDレコーダーで、タイムシフト録画の目安は、M4010で最大15日/6チャンネル、M3010で最大11日/6チャンネルとなっています(いずれも「スマホ長時間画質」で1日最大23時間録画とした場合)。

↑録画番組を番組表のように表示する「過去番組表」

 

この製品最大の特徴は、レグザの「クラウドAI高画質テクノロジー」を活用できる連携機能を備えていること。これにより、録画番組の画質の特徴をデーターベースよりダウロードし、レコーダー内の録画番組まで高画質再生することができます。

↑レグザの「クラウドAI高画質テクノロジー」と連携して、録画番組も高画質化します

 

このほか、時間に合わせて再生コースを選べる時短機能や、スマホに録画番組を持ち出して視聴できる「スマホdeレグザ」機能も搭載。録るだけでなく、見るための機能も充実しています。

↑録画番組をスマホに持ち出せる「スマホdeレグザ」

 

このほかBD/DVD/CDの再生に対応しており、BD-RやDVD-Rなどへの録画も可能。なお、BS/CS 4K放送用チューナーは備えておらず、UHD BDの再生にも対応していません。

 

回転ディスプレイのポータブルDVDプレーヤーも

また、回転ディスプレイを備えたポータブルDVDプレーヤー「SD-P910S」も2月19日より発売されます。実売予想価格は1万6000円前後(税抜)。

↑ポータブルDVDプレーヤー「SD-P910S」

 

同機は、180度回転できるフリースタイルディスプレイを備えたポータブルDVDプレーヤーで、視聴環境に応じて好きなスタイルで視聴できます。

↑180度回転するフリースタイルディスプレイを搭載

 

ディスプレイは9型ワイドサイズで、解像度は800×480ドット。本体にステレオスピーカーを内蔵しているほか、ヘッドホン端子も備えています。

 

内蔵バッテリーで最大約6時間の使用が可能(節電モード時)。ACアダプタやカーアダプタ(12V用)も付属し、外出先でもバッテリーを気にせず視聴できます。

↑スリムリモコンも同梱

 

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価格帯別にオススメをピックアップ!「4Kテレビ」今冬の優良モデル3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集める7大ジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、4Kテレビ。今冬の4Kテレビは、東京五輪に向けて発売された各社の自信作がズラリと揃う。なかでも55V型クラスは価格帯が10万円以下から25万円以上まで幅広く、選択肢が多い。そのなかで特に優れたモデルを識者がセレクトした。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新4Kテレビ、“買い”のポイント

4Kチューナーを2基内蔵し、4K放送番組の裏録に対応する

多くのネット動画配信サービスで4Kコンテンツを視聴できる

最新HDR方式をサポートし、より高画質な映像を楽しめる

 

私たちが解説します!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集者を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた評論で本誌をはじめ多媒体で人気を博す。

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ・ビジュアル記事を担当。テレビ放送だけでなくネット動画の視聴も多く、アプリへの対応も重視する。

 

長期に渡り愛用するなら各社の旗艦モデルが狙い目

例年、テレビの冬モデルはボーナス期に合わせて各社が自信作を投入してくる。コロナ禍とはいえ、今季も4Kテレビ市場は十分に活気づいているようだ。

 

「2020年は、コロナ禍の影響で予定されていた東京五輪が延期に。しかし、各社は大会に照準を合わせて、入門機から上位モデルまで渾身の逸品を準備してきました。そのため、今季は例年以上の豊作と言えます」(藤原)

 

多士済々の4Kテレビだが、ベストの一台を選ぶにはどこに着目すれば良いのだろうか。

 

「かつて“高嶺の花”だった高画質な有機ELテレビの価格がこなれてきました。『松』クラスは各社の旗艦モデルとなるため音質や機能性も最高峰で、長く使えます。ミドルクラス以下の液晶を狙うなら、ネット機能の充実度は重視したい。対応するVODの数はもちろん、音声検索の精度も、ストレスなく使うためには大事です」(川内)

 

【《松》クラス】予算額25万円以上

各社4K有機ELのハイエンドモデルが並ぶ価格帯。いずれも、独自構造のディスプレイや高画質エンジンをだけでなく、高音質なスピーカーシステムなどを搭載し、高品位な“画”と“音”を存分に楽しめる。

 

【No.1】独自の有機ELディスプレイを採用し圧倒的な映像美を実現

パナソニック

ビエラ TH-55HZ2000

実売価格36万4820円

自社設計・組立の「Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイ」を搭載したハイエンドモデル。高級オーディオを手掛ける同社のテクニクスチームがチューニングしたテレビ一体型のイネーブルドスピーカーを備え、映画館のような立体音響を再現する。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1225×H789×D350mm/約34kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式(※)
音声最大出力 140W

※:静止画フォーマットを除く

 

↑特別素材の放熱プレートと貼付けシートを独自の構造で組み合わせたディスプレイを搭載。発光性能が高められている

 

↑上向きのイネーブルドスピーカーを採用。立体音響技術「ドルビーアトモス」との組み合わせで、臨場感あふれる音場を体感できる

 

↑底面に吸盤を備えるスタンドを採用。吸着をオンにすると、テレビ台との間が真空状態になり固定され、転倒を防止する

 

↑スイーベル(首振り)機能を搭載。左右それぞれ15度まで回転可能なので、テレビ背面の掃除もスムーズに行える

 

<クロスレビュー!>

映像の総合的な表現力はライバル機を圧倒

「ダイナミックレンジの広さが圧巻で、各部分の情報が浮き上がり、全体の階調描写が豊か。黒のなかのディテール描写が意欲的でハイライトの色付きも絶妙です。総合的な表現力は随一」(藤原)

 

映画館クオリティの迫力サウンドを堪能

「テクニクスが手掛けたオーディオシステムの品質がスゴい。厚みのあるサウンドに加えて、音の出ている位置がはっきりとわかるので臨場感が段違い。まさにシアタークオリティです!」(川内)

 

【No.2】ネイティブ4Kはもちろん地デジ放送も高画質で楽しめる

東芝

レグザ 55X9400

実売価格30万8000円

全録機能「タイムシフトマシン」を搭載した有機EL旗艦モデル。独自開発の高画質エンジンにより、4K映像だけでなく、地デジ放送やネット動画などを美しく描く。最大出力142Wのパワーアンプを採用したオーディオシステムによる迫力の音声も魅力。

SPEC ●画面サイズラインナップ:77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×7ほか ●サイズ/質量:W1234×H738×D279mm/32.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 142W

 

↑高放熱インナープレートを挿入した、自社設計のレグザ専用有機ELパネルを搭載。明るく抜けの良い映像を実現した

 

↑番組レコメンドサービス「みるコレ」を採用。AI学習により、ユーザー好みの録画番組や放送予定の番組を勧めてくれる

 

<クロスレビュー!>

4Kアップコンが秀逸でスポーツ中継は大迫力

「地デジやBSの4Kアップコンバートでも、ネイティブ4Kに迫る精細感あふれる映像を描きます。スポーツ中継は全体にフォーカスが合い、輪郭が細く鮮度が高い。実際に観客席にいるようです」(藤原)

 

未知の番組と出会える「みるコレ」機能が魅力

「『みるコレ』はまだ見ぬコンテンツとの出会いがあり、テレビフリークにオススメの機能。『タイムシフトマシン』による全録機能は唯一無二の魅力ですが、地デジ番組のみ対応なのは少々残念」(川内)

 

【No.3】映像とサウンドが一体となった新しい視聴体験を与えてくれる

●写真は65V型

ソニー

ブラビア KJ-55A8H

実売価格26万4000円

パネル自体を振動させて音を出す独自の技術「アコースティック サーフェス オーディオ」を採用。倍速駆動対応の有機ELパネルと高画質プロセッサーにより、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像で描写する。画と音の一体感を楽しめる一台だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1227×H733×D326mm/18.6kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑超解像エンジン「4K X-Reality Pro」を搭載。地デジ放送やネット動画などあらゆるコンテンツを高精細に描き直す

 

↑背面の左右にアクチュエーターとサブウーファーを配置した独自の音響技術を採用。映像と音の一体感を存分に楽しめる

 

<クロスレビュー!>

“化粧”の上手さはソニーならでは

「黒を引き締めて白を伸ばすという、ハイコントラストな画作り。色も細部までしっかりと乗せています。色調の歪みは少なく、ノイズも少なめ。やや“厚化粧”ですが、映える映像です」(藤原)

 

Android TV採用でネット利用が快適

「OSにはAndroid TVを採用し、ネット動画の視聴が快適。Googleアシスタントによるリモコンの音声検索は精度が高く、豊富なコンテンツをストレスなく楽しめるのがうれしいですね」(川内)

 

【《竹》クラス】予算額15万円〜25万円

有機ELのエントリークラスと液晶のハイエンドクラスが入り交じる価格帯。画質なら有機ELに分があるが、充実した機能や装備を求めるなら液晶がオススメだ。

 

【No.1】斜めから見ても高画質で楽しめる

ソニー

ブラビアKJ-55X9500H

実売価格22万円

部分駆動のバックライトを採用した液晶パネルや高画質プロセッサーなどを搭載し、画質をブラッシュアップ。広視野角技術「X-Wide Angle」により、斜めからの視聴でも正面と同レベルの高画質を楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H779×D310mm/18.1kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑処理能力の高い高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。高精細、滑らかな色表現、HDR相当の高コントラストを実現した

 

↑背面上部にツィーター、下部にフルレンジスピーカーを搭載。映像と音の一体感を高め、豊かな臨場感を楽しめる

 

<クロスレビュー!>

視野角が広いことでストレスを感じない

「斜めからの視聴でも、コントラスト感、色調ともに変化は少なく、ストレスを感じません。コントラスト感は多少犠牲になる印象ですが、視野角が広がるメリットのほうが勝ります」(藤原)

 

速い動きのスポーツもストレスなく視聴できる

「倍速駆動と独自のバックライト制御で、動きの速い映像の描写に強い。サッカーやバスケットボールなどの球技も、チラつきの少ない滑らかな画質で楽しめて、ゲームに集中できます」(川内)

 

【No.2】臨場感あふれる画質と音質を実現

パナソニック

ビエラTH-55HX950

実売価格20万6910円

独自の高輝度ディスプレイを搭載し、明るく色鮮やかな映像を描写する液晶最上位モデル。イネーブルドスピーカーの採用とドルビーアトモス対応により、天井に反射した音に包み込まれるような立体音響が楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1231×H766×D350mm/約28.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 60W

 

<クロスレビュー!>

高コントラスト・高輝度の映像が魅力

「高効率LEDバックライトなどで放熱構造を強化。同時に光学シートの最適化により、高コントラスト化、高輝度化を実現しています」(藤原)

 

使い勝手に配慮された細やかな設計がうれしい

「イネーブルドスピーカーがもたらすサウンドの臨場感はクラス随一。転倒防止スタンドの採用など、ビエラらしい使い勝手の良さも光ります」(川内)

 

【No.3】コンテンツに合わせてAIが画質を最適化

LGエレクトロニクス

OLED 55CXPJA

実売価格20万4240円

どんな映像も4Kレベルに変換するAIプロセッサー搭載の有機ELテレビ。コンテンツに合わせて最適な映像処理がなされ、地デジ放送もネット動画も美しい映像が楽しめる。音質もジャンルに合わせて最適化。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1228×H738×D251mm/23kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 4サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 40W

 

<クロスレビュー!>

グラデ−ションも滑らかに描き切る

「有機ELディスプレイでは滑らかなグラデーションの表現が難しいもの。しかし、本機はきめ細かなタッチで階調の推移を緻密に描写します」(藤原)

 

見たいコンテンツに音声ですぐアクセスできる

「高品位な画質の有機ELテレビが約20万円で買えるというだけで魅力的! 音声操作も快適で、見たいコンテンツにすぐアクセスできます」(川内)

 

【《梅》クラス】予算額10万円〜15万円

液晶のスタンダード〜ミドルクラスが連なる価格帯。上位機の高画質・高音質性能は省かれることもあるが、必要十分の機能を備え、大画面4Kデビューにピッタリだ。

 

【No.1】 8K開発で培った高画質技術を応用

シャープ

AQUOS 4T-C55CL1

実売価格14万3000円

新開発の4K高画質エンジンを搭載。高精細で色鮮やか、メリハリのある美しい映像が楽しめる。独自の高効率LEDバックライトシステムを採用。消費電力を抑えながら画面輝度を高め、明るくクリアな映像を実現した。

SPEC ●画面サイズラインナップ:55V/50V/43V/40V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1240×H806×D290mm/27.0kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

↑同社8Kテレビの高画質技術を応用した4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載。高精細で色鮮やかな映像を表現する

 

↑音声を前方に導く構造と、スピーカーネットをなくした前面開口の機構を採用。抜けの良い高レベルのサウンドが楽しめる

 

<クロスレビュー!>

地デジ放送もネット動画も鮮やかな4K画質で楽しめる

「エントリークラスのモデルにも、同社8K映像技術で培った画質処理エンジンを搭載。地デジ放送もネット動画も高精細な4K解像度で楽しめます。鮮やかな映像が好みの人にオススメの一台」(藤原)

 

ドラマやニュースの声が聞き取りやすい音質

「聞き取りやすいサウンドは、このクラスではトップレベル。特にドラマやニュース番組などのセリフが明瞭です。OSにAndroid TVを採用するため、音声で気軽に操作できるのもうれしい」(川内)

 

【No.2】あらゆるネット動画を最適な画質で表現する

東芝

レグザ55M540X

実売価格13万1390円

「レグザエンジンCloud」を搭載した液晶レグザのミドルクラス。様々なフォーマットが混在するネット動画を自動調整し、高画質に表現する。AIが視聴傾向から番組を勧めてくれる「みるコレ」も便利。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/50V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H750×D207mm/15.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 2方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

クセのないプレーンな画作りが好印象

「輪郭が細くすっきりとして、抜けの良い描写が特徴。コントラスト感よりも映像の精細感やキレ味を重視したプレーンなタッチの画作りです」(藤原)

 

映像マニアも納得の高画質技術がユニーク

「クラウドとの連携でAIが高画質処理を行う技術はユニーク。アニメなら監督や制作会社などの情報を基に処理されるなどマニアックな仕様です」(川内)

 

【No.3】ネット動画から4K放送まで色鮮やかな映像で楽しめる

ソニー

ブラビア KJ-55X8000H

実売価格14万3000円

高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。地デジ放送やネット動画など、あらゆる映像を高精細で色鮮やかな4K画質で楽しめる。Android TVに対応し、豊富なネット動画をサクサク快適に視聴可能だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1243×H782×D340mm/16.8kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

視野角が広くて明るく家族で楽しめる画質

「視野角が広く明るく抜けの良い映像が特徴。LEDバックライトは部分駆動ではありません。明るいリビングで家族と一緒に楽しめます」(藤原)

 

ドルビーアトモス対応で臨場感のあるサウンド

「立体音響技術『ドルビーアトモス』に対応。2基の内蔵スピーカーは下向き配置ながら、臨場感のあるクリアなサウンドを満喫できます」(川内)

 

【Topic1】有機ELテレビは「48V型」がアツい!

有機ELの高画質を手ごろなサイズで楽しみたい! そんな要望に応えて、各社から“ちょうど良い”48V型モデルがリリースされている。

 

【No.1】

東芝

レグザ 48X8400

実売価格23万1000円

 

【No.2】

シャープ

4T-C48CQ1

実売価格25万3000円

 

【No.3】

ソニー

ブラビア KJ-48A9S

実売価格25万3000円

 

パーソナルなスペースでも高画質で楽しめる

リビングだけでなくパーソナルなスペースでも高画質で楽しみたいという要望が増え、ソニー、シャープ、東芝などが48V型の有機ELテレビをリリースしている。液晶に比べるとまだ高価だが、市場での評判も上々で、今後さらにニーズが高まり、選択肢が増えそうだ。

 

【Topic2】イマドキのレコーダーは用途で選ぶ

外付けHDDへの番組録画が一般化しているが、機能は専用レコーダーに及ばない。ここで最新レコーダー2台の注目ポイントをチェックした!

 

【No.1】

パナソニック

おうちクラウドディーガ4Kチューナー内蔵モデルDMR-4CT401

実売価格14万4810円

 

【No.2】

東芝

タイムシフトマシンハードディスク D-M210

実売価格5万9400円

 

全録派はタイムシフトマシン、4K派はディーガがオススメ

東芝は、BDドライブ非搭載のHDDレコーダーを発売。最大6チャンネルの地デジ/BS/CS放送番組を約1週間ぶん全録できる。パナソニックはBDドライブ搭載で、新4K衛星放送(またはHD放送)3番組を同時録画可能。全録派は前者、4K派は後者がオススメだ。

 

●スペックにある「サイズ/質量」はいずれもスタンド含む数値

テレビ番組6ch分を1週間まるごと録れる! タイムシフトマシンHDD「D-M210」登場

東芝映像ソリューションは、最大6チャンネルを約1週間分まるごと録画できるタイムシフトマシン機能搭載のHDDレコーダー「D-M210」を11月20日に発売します。実売予想価格は5万4000円前後(税抜)。

↑「D-M210」

 

本機は、2TBのHDDを内蔵し、地上デジタル放送、BS・110度CSデジタル放送のなかから最大6チャンネル分の番組を録画できるHDDレコーダー。ディスクドライブは搭載しておらず、テレビ番組の録画と再生だけに特化した設計となっています。なお、新4K放送には非対応。

 

別途、USB HDDを増設して録画時間を増やすことも可能。最大6TBまでのUSB HDDに対応し、同時接続は最大4台まで、登録は最大8台まで可能です。

 

搭載しているタイムシフトマシン機能により、番組録画予約などの手間を省き、録画した番組を番組表形式で表示する「過去番組表」で直感的に見たい番組を探すことができます。

↑「過去番組表」から録画した番組を探して再生できます

 

タイムシフトマシン機能非搭載のレグザに本機を接続すれば、テレビリモコンの「タイムシフトリンク」ボタンを押すだけでタイムシフトマシン機能を使用可能。

 

また、タイムシフトマシン機能を搭載したレグザと接続すれば、地上デジタル放送、BS・110度CSデジタル放送が、合計最大12チャンネルまでまるごと録画できるように。その際、テレビ側とハードディスク側の過去番組表はひとつに統合され表示されるので、見たい番組を簡単に探すことができます。

↑タイムシフトマシン機能を備えたレグザに接続すれば最大12チャンネルまで録画可能

 

もちろん、レグザ以外のテレビでもタイムシフトマシン機能を利用可能です。

 

このほか、隙間時間で効率よく録画番組を視聴できる「らく見/らく早見/飛ばし見」機能や、スマートフォンで録画番組を視聴できる「スマホdeレグザ」などにも対応。さまざまなテレビ視聴スタイルを提供します。

↑時短再生機能も利用可能

 

↑スマートフォンで録画番組を視聴できる「スマホdeレグザ」にも対応

 

レグザ独自のタイムシフトマシン機能が手軽に利用できるHDDレコーダーは、録画予約の手間を減らして、見たかった番組を見逃すこともなくしてくれます。録画を忘れて悔しい思いをしたことがある方は、自宅のテレビに導入してみてはいかがでしょうか。

 

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「nasne」2021年春に復活! バッファローが継承、SIE協力

バッファローは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)協力のもと、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)」を、2021年春に発売します。

 

同製品はSIEが2012年に発売。本体を家庭内ネットワークに接続することで、専用アプリケーション「torne(トルネ)」を使って、地上デジタル放送や衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)放送のテレビ番組視聴や録画が可能。同製品を通じて、プレイステーション4や、スマートフォン・タブレットなどで放送中の番組や録画した番組を楽しめます。また、外出先でもタブレットやスマートフォンなどのモバイル機器から、家庭内にあるnasneにアクセスし、テレビ番組の録画予約が可能。(現在はTVアプリケーション「torne」のサービスが継続中)

 

2019年に販売終了となりましたが、今も同製品の販売継続を求めるユーザーの声が多かったことから、デジタル家電の周辺機器メーカーであるバッファローが、無線LANなどのネットワーク製品やNASの開発を手掛けてきた知見を活かして、SIE協力のもと、nasneの継承にいたったとのこと。

 

nasne“復活”は嬉しいニュースですね。PS5にも対応するのでしょうか!? 今後の続報にも期待しましょう。

業界初! 4K放送の3番組同時録画ができるBDレコーダー「ディーガ DMR-4T」

パナソニックは、ブルーレイディスク(BD)レコーダー「DIGA(ディーガ)」より、4Kチューナー搭載モデル3機種7モデルを10月16日に発売します。

 

ラインナップは4Kチューナー搭載数によって分かれており、3チューナー搭載の「DMR-4T」シリーズが3モデル、2チューナー搭載の「DMR-4W」シリーズが2モデル、1チューナー搭載の「DMR-4S」シリーズが2モデル。このうち、DMR-4Sシリーズのみ、インテリアになじむホワイトカラーの筐体を採用しています。

↑3チューナー搭載の「DMR-4T401」(4TB)

 

↑DMR-4Sシリーズはコンパクトなホワイトボディを採用

 

業界初の4K放送3番組同時録画を実現

4Kチューナー3基搭載の「DMR-4T」シリーズは、業界初の4K放送3番組同時録画に対応したモデル。来年3月より始まるWOWOWの4K放送を見据え、4K放送においても同時間帯に複数の番組を録画したいという需要に応えます。

↑4Kチューナー3基搭載の「DMR-4T」シリーズ

 

4Kチューナー2基搭載の「DMR-4W」シリーズは、4K放送の2番組同時録画に対応。

 

いずれもUHD BD/BD/DVDの再生に対応。4K長時間録画モードにも対応し、高精細な新4K衛星放送の番組を4K解像度のままBDに残せます。

 

また、録画番組の視聴だけでなく、ディーガにためた写真・動画や音楽をスマートフォンで楽しめる「おうちクラウド機能」も搭載。AIによる機械学習を活用した画像解析アルゴリズムを使って、取り込んだ写真・動画を自動で分類し、家族の思い出を自動でおまかせアルバムとして作成します。分類された写真や動画を1分間のダイジェスト再生で手軽に振り返ることも可能です。

 

独自の4K対応エンジン「4Kリアルクロマプロセッサ」を搭載しており、UHD BDやネット動画サービスの4Kコンテンツなどを高画質化処理することで、自然な質感と立体感のある高品質な映像に再現します。

 

ラインナップは、「DMR-4T」シリーズが、内蔵HDD 4TBの「DMR-4T401」(実売予想価格14万円前後)、3TBの「DMR-4T301」(同12万5000円前後)、2TBの「DMR-4T201」(同11万円前後)の3モデル。

 

「DMR-4W」シリーズは、内蔵HDD 2TBの「DMR-4W201」(同9万5000円前後)、1TBの「DMR-4W101」(同8万5000円前後)の2モデル(ずべて税抜)。

 

スマホ連携強化でテレビレスな使い方にも対応

4Kシングルチューナーの「DMR-4S」シリーズは、スマートフォンとの連携を強化していることが特徴。Bluetooth機能を備え、手持ちのスマホから初期設定が行える「スマホで設置設定」に対応しています。これにより、テレビに接続しなくても使い始めることができるので、テレビを所有していない若い世代などでも、手軽にテレビ番組を録画し、スマホやタブレットなどで視聴することができます。

↑4Kシングルチューナーの「DMR-4S」シリーズ

 

また、帰宅するとスマホが自動でレコーダーを検出し、持ち出し予約した録画番組の転送や、スマホで撮った写真の一括保存などが自動的に行える「ただいま転送」機能も利用できます。

 

このほか、従来のペットカメラ連携機能に加え、新たに日本動物高度医療センターが開発したペットの活動量計「プラスサイクル」との連携も可能に。プラスサイクルのデータをディーガが自動で取得するので、手間なく活動量データを保存できます。

↑ペットの活動データを、ペットカメラの映像と合わせて確認できます

 

チューナー数は、4K放送および地デジ/BS/CS兼用が1基、地デジ/BS/CS専用が2基。4K放送をたっぷり録画できる4K長時間録画モードにも対応しています。

 

ラインナップは、内蔵HDD 2TBの「DMR-4S201」(実売予想価格9万円前後)と、1TBの「DMR-4S101」(同8万円前後)の2モデル(いずれも税抜)。

 

WOWOW 4Kの放送開始や東京オリンピックなどの大型イベントも控える2021年に向けて、4K対応モデルの拡充を果たしたディーガの最新ラインナップは、4K放送をたっぷり録画したい方はもちろん、4K放送の受信環境をまだ導入していない人にも最適。レコーダーの買い替えを検討されている方は、ぜひ4Kディーガをチェックしてみて下さい。

 

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今年12月1日から放送が始まるBS/CS 4K放送に向けて、メーカー各社から4Kチューナーや4Kチューナー内蔵テレビなどの対応製品が続々と発売されています。そして今回、パナソニックからも4Kチューナーを内蔵したBDレコーダー 4Kディーガ「DMR-SUZ2060」が11月16日に発売されます。実売予想価格は13万円前後(税別)。

↑DMR-SUZ2060

 

本機の最大の特徴は、4Kチューナーを内蔵しており、テレビにつなぐだけでBS/CS 4K放送が視聴できるようになること(※)。これまでに発売された4Kチューナーを内蔵していない4Kテレビでも、本機を接続すればBS/CS 4K放送が楽しめるようになります。さらに、4K放送の内蔵HDDへの録画およびBDディスクへの保存にも対応しています。

※:受信にはBSデジタル放送受信設備が必要。既存の右旋アンテナで最大6チャンネル、新しい左旋アンテナおよび設備を導入すると最大18チャンネルの視聴が可能

 

また、4Kチューナー内蔵のメリットとして、4Kチューナー単体をテレビにつなぐよりも配線をすっきりとさせることができ、録画のために4Kチューナーとテレビそれぞれに外付けHDDを接続するといったムダも省くことができます。

 

このほか、UHD BD(Ultra HDブルーレイ)や4Kネット動画の再生にも対応しており、これ1台で4Kコンテンツをとことん楽しめる仕様となっています

 

チューナーは、4K/地デジ・BS・CS両対応が1基、地デジ・BS・CS対応を2基の計3基備えており、4K放送+地デジ・BS・CS放送×2もしくは地デジ・BS・CS放送×3の同時録画が可能。録画モードは4K放送のみDR固定となっています。

 

内蔵HDD容量は2TBで、4K放送で最大約130時間の録画が可能。4K放送のBDディスクへの保存は、25GBディスクで約1時間30分、50GBディスクで約3時間となっており、映画などの長時間コンテンツもBDに保存できます。

 

BS/CS 4K放送だけでなく、様々な4Kコンテンツも楽しめるBDレコーダーの登場で、これまで十分に発揮されてこなかった既存の4Kテレビのポテンシャルを100%引き出すことができそうですね。

「時短再生」と「スマホ持ち出し」で録画番組がガンガン消化できる!「レグザタイムシフトマシン」試してわかった完成度

番組の録画貯めはガッツリできるようになった。でも、録画したものを消化する時間が思うように取れない……そんな忙しい現代人に一番ぴったりなレコーダーなのかも。

 

東芝のレグザタイムシフトマシン「DBR-M4008/M2008」は、大量の番組録画を可能にしたタイムシフトマシンに加え、本製品では番組の視聴時間を賢く節約する「時短」機能、さらにスマートフォンとの連携機能も強化。録画忘れや見逃しをなくすことに徹底的にこだわったレコーダーになっています。

 

今回はこの「DBR-Mシリーズ」のうち、2TB ハードディスク搭載モデルである「DBR-M2008」を筆者が約2週間にわたり自宅でテスト。実際に触ってみてわかった使い勝手や利便性を詳しくレポートしていきます。

東芝
レグザタイムシフトマシン DBR-M2008
ハードディスク容量:2TB(2000GB)

 

「タイムシフトマシン」で7チャンネルまとめて録画!

「DBR-M4008/M2008」が録画に使えるチューナーは全部で7系統。「タイムシフトマシン」はこの7系統ともに利用でき、最大7チャンネルを常に自動録画することができます。

↑タイムシフトマシンの録画設定

 

これは当たり前のようですが、「7つチューナーがあっても、1つは予備(視聴だけ)で録画に使えない」というレコーダーもあるので、案外重要なことだったりします。タイムシフトマシンには「あと1チャンネル録画できればよかったのに!」と思うような場面が多いので、7チャンネル全部で録画できるという選択肢があるのはうれしい。

 

ちなみに、7系統のうち3系統は「通常録画/タイムシフトマシン兼用」チューナーになっています。つまり、タイムシフトマシンで常時録画にするチャンネルを減らし、残ったチューナーは普通のレコーダーのように録画予約するような使いかたもできるわけです。

 

さらに本製品では、「タイムシフトマシンの録画を止めているあいだは、最大3番組同時までの通常録画ができる」という仕様となっている。この仕様は前モデルであるDBR-M3007/M1007から採用されているが、全番組録画はゴールデンタイム~深夜だけ、昼間など他の時間帯は必要なときだけ予約を入れるといった使いかたもOKに。

↑タイムシフトマシンを休止する時間帯は、1週間のスケジュールから1時間刻みで自在に変更できる

 

録画しても見る時間がない人にこそ使って欲しい「時短」の実力

「DBR-M4008/M2008」最大の特徴といっても過言ではない「時短」機能。タイムシフトマシンでたくさん録画しても、見る時間が足りない……という人のために、番組の視聴時間を短縮する工夫がいろいろと施されています(※1)。

 

録画番組をテレビで見るときに、飛ばしたいシーンをスキップしたり、早送り(早見再生)を活用しながら見るという人は多いと思いますが、本製品ではそれらの操作を自動化。「通常再生」をベースに、あらかじめ3種類のコースから選んで見始められる「時短再生」機能を備えています。

・番組と番組のあいだに該当するチャプターを自動的に早送りして再生する「らく見」
・その「らく見」をさらに1.3倍速で早見再生する「らく早見」
・さらに、どんな番組でも約5分の言わばダイジェスト版にしてしまう究極の早見再生=「飛ばし見」

↑各コースで再生した際に、「番組がそれぞれ何分で見終わるのか」もあらかじめ表示してくれる

 

この時短再生を実際に試してみると、まず「らく見」は“自動早送り機能”といった趣きで、ほとんどすべての番組に有効と感じられます。「らく早見」は、再生速度を上げることによってニュースや情報番組などの流し見に効果的。

 

と、ここまでは何となく見当がついていましたが、意外に便利だったのが「飛ばし見」。長時間の歌番組などを見るとき、「どんな順番で、どの出演者が出てくるのかな……」というのをざっくり知れる。同じように、スポーツの試合の流れを大ざっぱにチェックするといった使いかたもできます。

 

使ってみるまで、「2~3時間もある番組をたったの5分に圧縮したら、ツギハギすぎて何も分からないのでは?」と思っていました。しかし5分って“ダイジェスト版の尺”としては案外たっぷりあるもので、この5分だけで全体像がけっこう把握できます。具体的にはこれを使うことで、とある音楽フェス特番(約2時間半の番組)を見る際、気になっていたアーティストが出てくるタイミングを数分のうちに発見できました。

 

「時短」ボタンで目当ての番組に最短でたどり着ける!

ところで、従来「タイムシフトマシン」搭載のレコーダーでは録画番組を「過去番組表」という画面から探す仕組みがありました。もちろん「DBR-M4008/M2008」でもこれは踏襲しており、番組を選ぶのが楽しくなるサムネイル画面付きの「ビジュアル過去番組表」にも対応しています。

↑「ビジュアル過去番組表」の画面

 

しかし、大量にたまった録画番組の中から「毎週見ている番組」などをこの番組表画面から毎回探し出すのはけっこう時間がかかるもの。そのため、最近のレコーダーでは、よく見るような番組をひとまとめにした画面を用意しています。

 

「DBR-M4008/M2008」の場合は、リモコンの「時短」ボタンから表示される「時短で見る」画面がそれにあたります。

↑リモコンの「時短」ボタンは目立つ位置に配置されている

 

↑「時短で見る」の画面

 

この画面では、録画番組を時短再生できるというだけではなく、好みの番組ジャンルや、「いつもの」、「新番組」などのカテゴリーが登録可能。

↑好きな番組のジャンルやカテゴリーを割り当ててメニュー画面を作れる

 

つまり、“再生コースによる時短”ができるだけでなく、“番組探しの時短”もこの画面に集約されているわけです。とにかく「時短」ボタンを押せば目当ての番組に最短でたどり着ける。なるほど、あちこち探さなくてもいいという意味で、これも効率的なひとつの時短になっているんですね。

 

スマートフォン上でも時短再生ができる。ちょっと感動ものの連携機能

さらに「DBR-M4008/M2008」が誇る時短機能は、テレビで見るときだけのものではありませんでした。

 

「せっかく録画しても、テレビの前で見ている時間がとれなくて……」というユーザーの声は少なくなく、最近はレコーダーの録画番組をスマートフォンから見られる機能が当たり前に。「DBR-M4008/M2008」はその機能へさらに時短のアイデアを採り入れることで、“忙しい人のためのレコーダー”としての完成度を高めています。

 

「DBR-M4008/M2008」をスマートフォンから利用できるアプリ「スマホdeレグザ」(※2)は、「DBR-M4008/M2008」の購入者が無償(※3)で利用でき、初期設定などを除くレコーダーのほとんどの機能はこのアプリから呼び出せるというものです。

 

録画番組の再生、放送中番組の再生、また録画予約ができるのは当たり前として、「過去番組表から見る」、「時短で見る」といった「DBR-M4008/M2008」固有の機能もサポート。“テレビを見る時間がないなら、スマートフォンで見ればいいじゃない”と言わんばかりの充実ぶりです。特に、時短再生がスマートフォンでできるというのはなかなかの感動もの。スマートフォン上でも再生速度を上げた早見ができるの、シンプルに便利だと思います。

 

さらに、スマートフォンを使った時短に関する本製品のこだわりは強く、その最たる要素が「番組持ち出し機能」にあります。

 

レコーダー本体に録画された番組は、外出先のスマートフォンからでもストリーミング再生ができるものの……電車の移動中などでは十分な画質で楽しめなかったり、通信容量が気になってしまうことも多い。そこで注目されるのが、録画番組をあらかじめスマートフォンに持ち出し(ダウンロード)するという使いかた。「DBR-M4008/M2008」では、この番組持ち出しに関して“保存・変換なしで即持ち出し可能”という仕組みを実現しています(※4)。

 

↑タイムシフトマシン録画時の設定で、新たに用意された「スマホ高画質」・「スマホ長時間画質」モードを選ぶと、あらかじめ持ち出しダウンロード可能な画質で録画を実行。画質を低めにするかわりに、これまで手間がかかっていた番組持ち出しが最少のステップで行える

 

タイムリーな話題としては、「せっかくなのでサッカーW杯を片っぱしから録画だ!」と意気込んだものの、1日にチェックできる試合数には限りがあったりして……。そこで、毎日1試合ぶんの番組を持ち出し、電車移動の時間に早見再生で追ってみたところ、空き時間をかなり有効に活用できた気がします。これ、移動時間が長い人ほど効果は絶大なはず!

 

「時短」が東芝レコーダーの新たな魅力に!

東芝がこれまで培ってきたハードディスクレコーダーのノウハウの集大成である「DBR-M4008/M2008」。タイムシフトマシン=録画機能の進化はもちろんのこと、同社ならではの最新「時短」機能がかなり強力なモデルになりました。

 

集大成という意味では、かつて東芝レコーダーが「RD-style」(※5)と呼ばれていた時代から受け継ぐプレイリスト編集、ダビング機能なども充実。“編集に強いレコーダー”としての付加価値も備えています。

 

時短・スマートフォン連携のアイデアを加えた総合力、そしてコスパも含め、いまもっともチェックしておくべきレコーダーのひとつが「DBR-M4008/M2008」となったことに間違いはないでしょう。

 

※1:「時短」機能について、番組によっては意図通りにならないことがあります。
※2:「スマホdeレグザ」を使用するには株式会社デジオンが提供する「DiXiM Play」をスマートフォンにインストールする必要があります。詳しくはhttps://www.digion.com/sites/diximplay/をご覧ください。
※3:2019年6月までに購入製品に付属されたアプリライセンスキーを登録して利用開始する必要があります。
※4:スマホ優先モードで録画やスマホ高画質・スマホ長時間画質でタイムシフト録画しておけば番組終了と同時に番組をスマートフォンに持ち出せますが、録画の条件等によっては録画と同時に持ち出し用の変換ができない場合があります。その場合は、録画後の変換(変換待ち)になります。また、宅外での視聴のための持ち出しダウンロードは宅内でのみ可能です。
※5:RD-Style商品とはRD-から始まる形名の東芝 のレコーダー商品のほか、DBR-Z150/Z160/Z250/Z260が該当します。

 

※ハードディスクの容量は、1TB=1000GB、1GB=10億バイトによる算出値です。
※ Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)、Blu-ray(ブルーレイ)は、Blu-ray Disc Association の商標です。
※ DiXiMは株式会社デジオンの商標です。
※ その他の本稿に記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

レコーダーなのに録画の話がない? 「テレビ録画機」卒業を目指す「ディーガ」の風変わりな発表会

ビデオレコーダーはテレビ番組を録画する機械。それはVHSの時代から変わっていません。これまで、テレビの放送をいかにキレイに録画して便利に観るか、ということにメーカー各社は心血を注ぎ、機能・性能を進化させてきました。ところが、4月3日に都内で開催されたパナソニックのブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」の新製品発表会のプレゼンでは、録画機能の説明を一切しない、という一風変わったものでした。その背景には、ユーザーの変化を見越したパナソニックの明確な狙いがありました。以下で、その発表会をレポートしていきましょう。

 

DEWKs層をターゲットとした新たなテーマが「家族をつなぐ」

パナソニックは今年創業100周年を迎えるにあたり、昨年秋から「Creative! 毎日を、ちょっとクリエイティブに。」をスローガンとした新しいプロモーションを展開中。その中心となる「Creativeセレクション」商品群に、今回発表したブルーレイディスクレコーダー「おうちクラウドディーガ」6機種が加わることとなりました。

↑創業100周年の新スローガン「Creative!」と同社執行役員 コンシューマーマーケティング ジャパン本部 河野 明本部長

 

「Creative!」の旗印のもと同社は、「提供価値の革新」と「顧客とのつながり強化」という2つの面でのチェンジを進めています。「提供価値の革新」については、4つのくらしの役立ち、すなわち「家事シェア」「おいしい7days」「健康なわが家」「どこでも楽しむAVライフ」について、それぞれに具体的に製品を当てはめ、ユーザーに新しい家電ライフを提案します。

 

ユーザーターゲットとして考えているのは、近年の消費文化の中心となっているDEWKs層(※)。いわゆる、共働き子どもあり世帯です。執行役員コンシューマーマーケティングジャパン本部長の河野 明氏は、同ターゲット世帯に向けた新製品のコンセプトを次のように語ります。「DEWKs層の人々は、忙しくても夫婦や家族との時間を大切にしたいと思っている。しかし、実際にはなかなか時間が取れません。あと少しだけ、家族とのコミュニケーションを充実させたい、そんな願いから生まれた『Creative!』の新たなテーマが『家族をつなぐ』です」。

※DEWKs(デュークス)……Double Employed with Kidsの略で、子どものいる共働き家庭のこと

↑DEWKs層の9割が家族との時間が大切だと思っているものの、実際に時間が取れているのは半数以下。そのため、あと1時間だけでも家族と一緒にいたいと願っています

 

離れて暮らす家族、同じ空間で別のことをする家族をディーガでつなげたい

同社AVC商品部の梶恵理華さんも、現代の家族の状況が今回の新製品につながったと説明します。

↑同社のAVC商品部の梶恵理華さん

 

「離れて暮らしている親と会うのは月に1回以下が62.7%と多く、加えて、週に1回以上電話などで連絡する人もそう多くはありません。同居家族においても、全員がリビングにいながら別々の行動をとっている割合が高い。それでも、家族とのつながりを今よりもっと大切にしたいと考えている人が多いんです。そこで、同居家族、同居していない家族とほんの少しでも会話やコミュニケーションができたら素敵だな、と考え、『おうちクラウドディーガ』を提案しました」

↑離れて暮らす親と会うのは月1回以下が62.7%と多いものの、電話などで週1回以上、親と連絡とる子世帯は24.2%と少ないです

 

↑同居世帯でも家族全員がリビングで過ごす時間は長いものの、過ごし方はてんでバラバラ

 

ディーガと専用アプリを介して祖父母と写真や動画が共有できる

おうちクラウドディーガは、放送番組だけでなく、自分で撮影した写真や動画、CD音楽も楽しめるのが特徴。例えば、公園で子どもと遊んでいる最中にスマートフォンで撮った写真、動画をその場からインターネットを通じて自宅のディーガに送ることができます。自宅だけでなく、専用アプリに登録した祖父母の家のディーガにもスマホから直接送信可能。祖父母宅では、視聴中のテレビ画面に写真・動画を受信したことがポップアップ表示されるので、そのままリモコンで実行すれば、送られてきた写真・動画を簡単に見ることができるのです。「これまでは写真をプリントしたり、動画をDVDに焼いたりして郵送していましたが、ディーガならばその手間は不要。そのときの感動をすぐに共有できる良さがあります」と梶さんは説明します。

↑おうちクラウドディーガ機能により、スマホで撮影した写真・動画をそのままディーガに送信・保存ができ、リビングの大画面で楽しめます

 

↑離れて暮らす祖父母宅のディーガにも写真を送信できます

 

録画に言及しないのは、「録画需要が減っても使ってもらえる価値」を強調するため

さて、今回発表されたのは、11チューナー・HDD7TB搭載機など全自動録画モデル3機種と、 6チューナーモデル1機種、2チューナーモデル2機種の合計6機種。なかでも、全自動モデルの11チューナー搭載機「DMR-UBX7050」(実売予想価格23万円前後・税抜)は、ユーザーが自分で録画予約をすることなく最大10チャンネルを28日分丸々録画できるので、見たかった番組の取り逃しが防げます。

↑ブルーレイディスクレコーダー DMR-UBX7050

 

…と、録画機能も充実しているのですが、実は、今回の発表会では録画に関する言及が一切ありませんでした。その理由を河野本部長は次のように説明します。

 

「早晩、録画機市場は頭打ちになる。観たいときにビデオ・オン・デマンド・サービスで観ればいいと、テレビ番組は録画しないユーザーが増えていくでしょう。『ユーザーの行動が変化しても、ディーガを使ってもらう価値とはなにか』という点を考えた結果、それが、おうちクラウドによる『家族をつなぐ』という提案になりました」

 

なるほど、確かに「レコーダーの録画以外の価値」に焦点を当てたのは納得です。筆者の家庭でも家族4人全員がスマホを持ち、デジカメ・デジタルビデオを数台保有しているなかで、撮影した写真・動画が家の中でバラバラに存在していることに頭を悩ませていました。その点、今回登場したディーガのように、レコーダーを「テレビ録画機」ととらえるのではなく、「ホームサーバー」として位置づければ、こうした悩みが一気に解決します。スマホの「ひとり1台」が当たり前となったいま、家電がネットワークでつながることで、その役割は大きな転換期を迎えているわけですね。

 

音を家族で共有できるシーリングライト搭載スピーカーも紹介

発表会では、ディーガ以外の「家族をつなぐ」群として2月に発売したスピーカー搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」と、参考出品として今年度内発売予定の短焦点プロジェクターも紹介されました。

↑「家族をつなぐ」ではディーガ、スピーカー搭載LEDシーリングライト、短焦点プロジェクターを商品群として提案

 

「AIR PANEL LED THE SOUND」は、テレビのヘッドホン端子に付属のワイヤレス送信機をつなぐことで、音声をテレビと天井のシーリングライト搭載スピーカー両方から流すことができるもの。映画やスポーツ観戦で使えば、部屋が音で包まれ、臨場感溢れる映像が楽しめるのです。つられて自然と家族がリビングに集まり、同じ空間で同じ楽しみを共有できる、という寸法ですね。

 

スマホの音楽を飛ばすこともできるので、環境音楽をかければ、カフェのような落ち着いた空間になりそう。子どもは勉強、お母さんは読書、お父さんは昼寝がはかどるでしょうね。ディーガも含め、家族で楽しめる未来のビジョンが見えた発表会でした。

↑スピーカー搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」。センターのLED本体と左右のパネルにより様々なパターンの調光調色ができます

 

↑映画を観るときはテレビ側を明るくして、画面と壁の明るさの違いを和らげ、目の負担を軽くすることも可能です

 

↑短焦点プロジェクターは、発売時期、価格、仕様はすべて非公表。すべてが謎のベール包まれていますが、「それほど高くはない。誰でも手が届く価格」(河野本部長)とのこと