革財布の定番ブランド・キプリスのコードバン・ハニーセル長財布が、コードバンの歴史を変えたと言われる「アニリン染め」仕様となって生まれ変わり、別注ショップ「ホン・モノ・ケイカク」で販売されている。本作は日本の職人技術を大切にするキプリスらしい逸品。年に1度だけの完全限定生産のプレミアム財布が登場だ。
職人の高度な技術により完成したプレミアムモデル
キプリスは、最高峰の職人技術にこだわる日本屈指のレザーブランド。その代表作といえば、革新的なカード収納機構を備えた「ハニーセル長財布」だ。なかでもコードバンを使ったホン・モノ・ケイカク限定のハニーセル長財布は人気で、生産数は多くないが、毎年この時期に注文が殺到する。
そんな逸品がワンランク上の素材を身にまとい、進化を遂げた。外装に使うのは、コードバン専門の加工・染色工房として40年以上の歴史を持つレーデルオガワが手がける「アニリン染めコードバン」。コードバン独特の光沢を最大限に生かし、革の表面にだけ染料を入れることで美しい艶と透明感を宿す。コードバンの歴史を変えたとも言われる特殊な染色方法を実践できる工房は、同社だけだ。
この世界屈指の美コードバンに合わせる内装素材は、アンティーク仕上げの上質なキップスキン、姫路産のシラサギレザーだ。本作は革の染色、縫製に職人の叡智を集結させた極上品である。
日本の職人魂がみなぎる! 国産のハイクオリティ財布
キプリスは、幅広いライフスタイルで訴求する革小物を手掛けるモルフォ社が展開するブランド。1995年4月、モルフォ社の創業とともにデビューしたカンパニーブランドだ。日本製にこだわり、熟練職人のハンドメイドで仕上げられる商品は、ハイクオリティの極み。本作でも縫製やコバなどのディテールで、その緻密さが見て取れる。
↑半世紀におよぶ経験を持つ職人と、その技術を継承する若い職人たち。仕事に対する真摯な姿勢でユーザーの心に響くものを創り続ける職人魂こそ、キプリスのアイデンティティだ
門外不出の特殊技術「アニリン染め」を行う染色工房・レーデルオガワ
革の中まで染料を入れる“水染め”とも異なる、レーデルオガワの特殊技術「アニリン染め」。工程ごとにキャリア10年以上の熟練職人を配置し、職人はひとつの工程に専念する。脂と水の抜け具合、革の乾燥具合(自然乾燥)も、すべて職人の経験と感覚で判断。全作業に高い技術と経験が求められるため、同社は分業制を採用している。
↑仕上がりの善し悪しを決める重要な工程が磨き。メノウで磨くことで革に光沢を与える。その作業は、まるでバーテンダーがグラスを磨くかのように、慎重かつ滑らかな動きで行われる
蜂の巣形状のカードスロットなど使い手に寄り添った親切機構
↑ブラックの内装にはレッド、チョコの内装にはチャコールのシラサギレザーを採用。このレザーも外装のコードバン同様、アニリン仕上げを施しているので、透明感のある艶が上品な印象を与える
↑開閉のしやすい二方ファスナーを採用し、男性の手にしっくり馴染むサイズ感でまとめた。ハニーセルは財布を開いた際にも美しいのが特徴だ。内装のシラサギレザーは、肌目が強く繊維が締まった欧州産の牛キップを姫路の高度な技術でなめした革。ナチュラルなアンティーク仕上げで、深みのあるグラデーションと独特のムラが美しい
↑マチが広く、札入れ室には紙幣がたっぷり入る。「ハニーセル」による圧倒的なカード収納量はもちろんだが、マルチポケットやコインポケットなど充実した財布機能を備えている
↑中央部には、コイルファスナーによる開閉式のコインケースをデザイン。スムーズに開け閉めできるので会計時にもたつくことなく、容量も申し分ない。内装は汚れにくいPUレザーを使う
【主な仕様】
●サイズW205×H93×D24㎜ ●重さ210g ●カード収納枚数:21枚 ●価格 5万7600円(税込・送料込)
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