期待に応えて1kg以下に軽量化、レノボ「ThinkPad X13 Gen 6」など7モデルが登場

レノボ・ジャパンは、一挙に7モデルのThinkPadを発表。順次販売を開始します。登場したのは下記のモデルです。

 

「ThinkPad X13 Gen 6」

「ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition」

「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 Aura Edition」

「ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 1」

「ThinkPad T14s Gen 6」

「ThinkPad T14 Gen 6」

「ThinkPad T16 Gen 4」

記事のポイント

ThinkPad Xシリーズとしては意外なことに初の1kg以下の軽量モデル「ThinkPad X13 Gen 6」が登場しました。5G/4G LTEオプションもあってビジネスユースでは歓迎される製品となりそうです。

 

新モデルはすべてオプションで5G(Sub6)または4G LTE通信に対応可能。場所を選ばない、柔軟な働き方をサポートするとしています。

 

ThinkPad X13 Gen 6は、日本のユーザーの声に応え、重さを約933g~(最軽量構成時)と軽量に仕上げた、13.3型のモバイルノートPCです。軽量でありながら堅牢性をそなえるほか、ほかのデバイスとの接続性のよさや、すぐれたメンテナンス性など、ThinkPadならではの使い勝手の高さを実現しているとのこと。

 

インターフェイスは、HDMI、Thunderbolt 4×2、マイク/ヘッドホンジャック、nanoSIMカードスロット(5G/4G LTE内蔵モデル)、USB 3.2 Gen 1をそろえています。

 

ラインアップは、インテルCPU搭載モデルとAMD Ryzen搭載モデルを用意。インテルCPU搭載モデルの主なスペックは、メモリーが16/32GB、ストレージが256/512/1TB SSDで、CPUは下記から選択できます。

インテルCore Ultra 7 プロセッサー 255H

インテルCore Ultra 5 プロセッサー 225H

インテルCore Ultra 7 vPro Enterprise プロセッサー 265U

インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U

インテル Core Ultra 5 vPro Enterprise プロセッサー 235U

インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225U

 

また、ディスプレイの解像度は1920×1200ドットで、タッチ対応も選択できます。

 

AMD Ryzenモデルはメモリー、ストレージは共通で、プロセッサーはAMD Ryzen AI 7 PRO 350、AMD Ryzen AI 5 PRO 340から選べます。なお、ディスプレイはタッチ非対応です。

 

販売価格は現時点で公開されていません。

レノボ・ジャパン

ThinkPad X13 Gen 6

太陽光充電、18型折りたたみ画面……レノボが変態ノートPCをMWCに多数展示

中国レノボは、世界最大級のモバイルおよび通信業界の見本市「MWC 2025」にて、未来的なノートPCのコンセプトモデルをいくつか公開しました。タテ長の折りたたみ画面を実装したり、ディスプレイを後付けしたり、太陽電池パネルを搭載したモデルが展示されています。

↑Image:9to5Google。見た目のインパクト大です

 

同社が最初にお披露目したのは、大型のソーラーパネルを内蔵した「Yoga Solar PC」です。このパネルは間接的な日光でも発電でき、それによりバッテリーの充電や持続時間を延ばすのも可能とのこと。

↑Image:9to5Google

 

太陽光のエネルギー変換効率が24%であり「業界最高レベル」と述べています。直射日光のもとで20分充電すると、動画を追加で1時間も再生できるそうです。

 

第2に、「ThinkBook Flip」は通常時には13インチ画面を搭載したノートPCですが、ディスプレイを展開すると、タテ方向に長い18.1インチとなります。ノートPCを畳んで画面を前方に傾けるとタブレットとして使用でき、また背面に画像を表示できる「テント」(ユーザーと対面する相手が同時に画面を見られる)など、様々な形態をとることも可能です。

↑Image:9to5Google

 

最後に、Magic Bay(ノートPC上部にある磁気式のPogoピン接続でかんたんに取り付けられる)による後付けディスプレイの3点セットも。個別に収納しておけるため、出先で気軽にマルチディスプレー環境を構築することも不可能ではないかもしれません。

↑Image:9to5Google

 

これらコンセプトモデルはすべて、すぐに発売される予定はありませんが、いずれ正式に製品化されることを期待したいところです。

Source:9to5Google

 

レノボ、「巻き取り式ノートPC」をついに製品化!? 画面が本当に伸びるみたい

2023年、レノボはディスプレイを巻き取れるローラブル(巻き取り)式ノートPCのコンセプトモデルを披露していました。最近では、それが実際に発売されるかもしれないと著名リーカーが主張し、製品の画像をシェアしています。

↑レノボのローラブル式ラップトップとは?

 

信頼性の高いEvan Blass氏は、「第6世代Lenovo ThinkBook Plus」と称する画像を公開。2枚の画像を見る限り、上方向にディスプレイを伸ばすことができ、その下にもう1枚のディスプレイが現れる仕組みのようです。

 

2023年に公開されたコンセプトモデルとかなり似ており、そのまま製品化される模様。

 

Blass氏の画像では上と下の画面で別々のアプリが立ち上がっており、下半分ではPowerPointでプレゼンの資料を開きつつ、上半分ではビデオ会議を行うという具合に、マルチタスクに向いていることが示唆されています。

↑第6世代Lenovo ThinkBook Plus(画像提供/Evan Blass)

 

今回のリーク情報ではスペックが書かれていないため、画面の解像度やサイズ、搭載チップやRAM容量などは不明。もっともBlass氏は、本製品が2025年1月のCES(世界最大級の家電・テクノロジー見本市)でデビューすると述べています。

 

本当に発売されるなら、大きく重い外付けディスプレイを持ち歩かず、出先でも広い画面で余裕をもって作業ができるでしょう。とはいえ、価格が気になるところです。

 

Source: Leak Mail
via: The Verge

レノボ、携帯ゲーミングPC「Legion Go」の廉価版を開発中!? ASUS Rog Allyっぽいような…

レノボは携帯ゲーミングPC「Legion Go」を販売中です。最近では、それをさらにお手ごろな価格にした新モデル「Legion Go S」が開発中であると噂されており、予想CG画像やスペックに関する情報が報じられています。

↑「Legion Go」の廉価版とは?

 

11月下旬、レノボは手違いから未発表の製品「Legion Go S 8ARP1」を配信したと伝えられていました。そこから、AMDの「Rembrandt APU」チップが搭載されている可能性が浮上しています。

 

このAPUは次世代のRyzen Z2をベースとしているものの、Zen 3+コアを使っており、現行のLegion Goに搭載されたZ1 Extreme(Zen 4コア使用)ほど高性能ではないと指摘されています。

 

その後、Windows情報サイトのWindows Centralが入手したという「公式レンダリング画像」によれば、Legion Go SにはジョイスティックにRGBライティングが搭載される模様。USB-Cポートは上部に二つだけあり、下側にはありません。

↑「Legion Go S」の公式レンダリング画像(画像提供/Windows Central)

 

十字キーは円形に変更。Legion Goにあったタッチパッドは、ThinkPadのトラックポイントみたいなポッチに変わっています。背面にキックスタンドはなさそう。

 

最大の変更点は、Legion Goでは取り外しができたコントローラーが本体に固定されていることでしょう。本体カラーも白くなり、全体としてASUS Rog Allyと印象が近くなっていますが、手が届く価格になることを期待したいところです。

 

Source: Windows Central
via: The Verge

Copilot+PC対応「ThinkPad」がついに登場、ビジネスシーンで活躍するハイスペック仕様

レノボ・ジャパンは、最先端のAI機能をビジネスに活用できる「Copilot+ PC」対応のノートPC「ThinkPad T14s Gen 6」を発売しました。価格は38万600円(税込)〜となっています。

↑サイズ:約幅313.6×奥行き219.4×高さ16.9mm/本体質量:約1.24kg~

記事のポイント

Copilot+ PC対応のThinkPadが登場しました。ビジネスユーザーの中にはお待ちかねという人もいるでしょう。価格はお高めですが、最大14.0型 2.8K OLEDが搭載可能など、スペック的には申し分ありません。

12コアのQualcomm Oryon CPU、Adreno GPU、専用のQualcomm Hexagon NPUを搭載したSnapdragon X Eliteプロセッサーを採用しています。NPUの処理能力は最大45TOPSを誇り、強化されたWindowsスタジオエフェクトや映像や音声のリアルタイム翻訳などの機能をオンデバイスで利用できます。

 

メモリーは最大64GB(LPDDR5X)、ストレージは最大1TBを搭載するほか、4辺狭額縁のコンパクトな薄型筐体に14型ディスプレイを内蔵しており、ハイブリッドワークに最適だとしています。また、省電力なプロセッサーと58Whの大容量バッテリーによる長時間のバッテリー駆動を実現しており、動画再生時では約19.3時間、アイドル時では約37.4時間の連続使用が可能です。

 

インターフェイスは、USB Type-A ×2、USB Type-C ×2、HDMI、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャックを搭載しています。

 

ブランド名(メーカー名):レノボ
商品名:ThinkPad T14s Gen 6
価格:38万600円〜

レノボ、手書きにも対応する高解像度モバイルディスプレイ「ThinkVision M14t Gen 2」

レノボ・ジャパンから、薄型軽量設計で持ち運びに便利なマルチタッチ対応14型モバイルディスプレイ「ThinkVision M14t Gen 2」が発売されました。価格は5万7200円(税込)となっています。

 

本機はアスペクト比16:10、2240×1400ドットの高解像度、300cd/m2高輝度を備えたパネルを採用し、鮮やかで美しい画面表示を実現。付属の専用スタイラスを使用すれば、スケッチやメモ、サインなどの手書き用途にも対応します。

 

USB Type-Cケーブル1本で給電と画面入力ができるうえに、左右の側面に1基ずつUSB Type-Cポートを搭載しているため、PCの右側左側どちらにでも設置が可能です。

 

また重量700gとモビリティーにも優れています。

 

さらに、ThinkVision M14t Gen 2はユーザーの目にも優しい設計になっています。Eyesafe認証を取得したほか、表示モードを切り替えることなくブルーライトを自動でカットするNatural Low Blue Light技術を搭載。加えて角度調整や高さ調整機能、自動縦横切り替え機能を備え、見やすい位置に自在に調節可能という点でも、ユーザーの目に優しい仕様です。

 

同梱物には専用スタイラスのほか、専用スリーブケース、USB Type-Cケーブル、L字型コネクターが付属します。

スピーカーをなんと8基搭載! レノボが11.5型Androidタブレット「Lenovo Tab Plus」を発表

レノボ・ジャパンは7月2日、Androidタブレット「Lenovo Tab Plus」を発表。レノボオンライン価格は7万円前後(税込)。

 

Lenovo Tab Plusは、エンターテイメント性能を極限まで高めたタブレットです。JBLスピーカーを計8基(マトリックス・ツイーター×4基、フォース・バランスド・ベース・システム×4基)搭載し、最高のサウンド体験を提供するとのこと。

 

さらに、Bluetooth接続でポータブルBluetoothスピーカーとしても利用でき、スマートフォン等を接続してどこでも音楽を楽しむことができます。

目の疲れに配慮したディスプレイと大容量バッテリーで長時間コンテンツを楽しめる

Lenovo Tab Plusは、11.5型のTUV認証取得の低ブルーライト高解像度ディスプレイ(2000×1200ドット)を採用。バッテリーは8600mAhの大容量で、最大約12時間のストリーミング再生を実現。また、45Wの急速充電に対応し、約90分でフル充電が完了します。

 

MediaTek Helio G99オクタコアプロセッサー、8GBのRAM、256GBのストレージを搭載し、ゲームアプリも快適に動作。175°開くキックスタンド一体型デザインは、スタイリッシュで耐久性に優れ、さらにIP52の防滴・防塵性能を備えています。その他、機能をカスタマイズできるボタン付きのLenovo Tab Pen Plusをオプション製品として用意しています。

 

この製品のポイント

8基のスピーカー搭載はタブレットとしては多いうえに、Dolby Atmos対応なので音に期待できます。タブレットはエンタメ用途で求める人が多いと思いますが、まさにピッタリな製品といえそうです。

 

■Lenovo Tab Plus主な仕様

OS:Android 14
プロセッサー:MediaTek Helio G99 プロセッサー(最大2.2 GHz、8コア)
メモリ:8GB LPDDR4x
ストレージ:256GB(最大1TBまでのmicroSDカード対応)
ディスプレイ:11.5型(2000×1200ドット)、マルチタッチ対応
インターフェース:USB 2.0 Type-C(OTG機能付き)、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
スピーカー:JBLスピーカー×8
カメラ:フロント800万画素、リア800万画素
バッテリー駆動時間:約12時間 ※1
通信機能:Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth v5.2
本体寸法:268.3(W)×7.8~13.6(D)×174.3(H)mm
本体重量:約650g

レノボオンライン価格(予定):7万円前後(税込)
発売日:2024年7月2日

※1 バッテリー駆動時間は、使用状況によって異なります。

エンタメ性能に力を入れた3万円台のAndroidタブレット「Lenovo Tab M11」

レノボ・ジャパンは1月23日、Androidタブレット「Lenovo Tab M11」を発表しました。想定価格は3万8280円(税込)。

 

Lenovo Tab M11は、高いエンターテインメント性能を備えたとうたうタブレットです。10.95型のディスプレイを搭載し、解像度は1920×1200ドット、リフレッシュレートは90Hzに対応。また、立体音響技術のDolby Atmosに対応したクアッドスピーカーを搭載しており、臨場感のある映像体験を実現しているといいます。

 

手書きでメモや数式を入力できるアプリ「Nebo」「Myscript Calculator 2」をプリインストール。さらに、4096レベルの筆圧感知機能を備えたLenovo Tab Penを同梱しているため、メモやイラスト制作もすぐに始められます。

 

Windows PCとシームレスな連携を可能にするLenovo Freestyleにも対応。Lenovo Tab M11をセカンドディスプレイとしても使えます。

 

本体サイズは約255.3×166.3×7.2mm、重さは約465g。またスペックは、MediaTek Helio G88 プロセッサー、4GBメモリー、64GBのストレージとなっています。インターフェイスはUSB Type-C、microSDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャックを装備。バッテリー容量は7040mAhです。

常識破りのノートPC! 2つのディスプレイを備えた「Yoga Book 9i Gen 8」は使いこなせるのか?

↑Lenovo Yoga Book 9i Gen 8

 

SF映画などでは、物理キーボードではなくディスプレイを直接操作するような装置が登場することがあります。現代でいうところのタブレットやスマホに近いですが、もしノートPCのキーボード部分が全部ディスプレイになったら?

 

そんなロマンをカタチにしてしまったのが、2023年12月にレノボから登場したノートPC「Yoga Book 9i Gen 8」。公式サイトでは2-in-1のノートPCと銘打ってますが、いざ使ってみると2-in-1どころか3-in-1にも5-in-1にもなりえる、とてもマルチなデバイスでした。

 

デュアルスクリーン+αな操作性を実現

↑一見するとシンプルなノートPCですが…

 

天面には「Lenovo」と「YOGA」のロゴが落ち着いた印象で配置されています。しかし、ディスプレイ側を見てみると……。

↑13.3型のOLEDディスプレイを2枚搭載

 

物理キーボードが搭載されていない! その代わり、メインディスプレイと同じ2880×1800ドットのディスプレイがキーボードの部分にも配置されています。どちらの画面もタッチに対応し、まるでタブレットのように操作が可能。

 

下画面には「Virtualキーボード」と「Virtualタッチパッド」を表示でき、これらを使えば一般的なノートPCに似た操作性が得られます。もちろんキーボードに物理的な手応えはありませんが、タブレットなどのソフトウェアキーボードに比べて横に広いおかげか、見た目ほど操作性は悪くありません。

↑8本指で画面をタッチすると、キーボードとトラックパッドが出現

 

それでは、このYoga Book 9i Gen 8がどれだけの可能性を秘めているのか、トランスフォームの一端をお見せしましょう。

 

見よ、この変幻自在っぷり!

まずは、画面を360度折りたたんでタブレットスタイルに。この状態では上画面のみが起動し、下画面はブラックアウトします。縦or横方向へのフリップも可能で、片手や立ちながらでの操作もお手の物です。

↑Yogaシリーズ伝統の360度フリップ。重量は約1.34kgと、片手で支えられる重さです

 

ディスプレイを前後に展開し、テントモードとして使うことも。タブレットスタイルをスタンドで立てている感覚でも使えますね。さらにこのままぺたんと180度展開すれば、ディスプレイを相手側と手前側にそれぞれ向けることができます。プレゼンにも便利。

↑ヒンジの固定力は充分で、滑り落ちる感覚もなし

 

上画面と下画面を繋ぐヒンジパーツには厚みがあり、高い保持力があります。2枚のディスプレイを繋ぐ役割がある重要なパーツですね。名門オーディオブランドのBowers&Wilkinsが監修したスピーカーを搭載しており、Dolby Atmosにも対応。

↑ヒンジはサウンドバーの役割も兼ねています

 

↑左右のどちらからでも充電ができます

 

本体の左側面の様子。左から電源ボタン、Webカメラのプライバシーシャッター、それからThunderbolt 4端子が2口用意されています。右側面にもThunderbolt 4端子が1口あるので、合計3口のType-C端子が備わっていることに。

 

また、Yoga Book 9i Gen 8にはワイヤレス接続の物理キーボードとスタイラスが付属し、さらにそれらを収納できる専用ケースもセットになっています(ケースの中にキーボードが収納されています)。

↑キーボードとペンを収納可能なフォリオケース

 

↑物理キーボード派にはうれしいセッティング

 

ワイヤレスキーボードを使えば、下画面をキーボードではなくディスプレイとして使うことも。ケースにはマグネットが仕込まれていて、キーボードやPC本体がしっかりと固定されます。

 

さらに、このケースはPCのスタンドにもなるんです。写真のような形状にしてやると……。

↑まるで折り紙のように折り目に沿って畳み込めます

 

↑このスタイルで仕事をしていると、驚かれること間違いなし

 

PC本体をスタンドに立てかけて、大きな縦画面として自立させることも! ちなみに上画面と下画面をひとつの画面として、縦に長くブラウジングすることもできます。

 

縦に置けるなら、もちろん横向きに置くことも。まるで書見台のようなこの見た目、とてもテンションがあがりますね。

↑読書や資料読みにはこのスタイルがオススメ

 

↑PCが倒れてこないのはこのパーツのおかげ

 

キーボードが置かれている上部には、写真でわかるようにPCを自立させるための支えがあります。手でわざと押した程度ではPCが落ちることはありませんでした。

 

ここで紹介した以外にも、下画面に直接キーボードを置いて「物理キーボード+Virtualタッチパッド」のような一般的ノートPCスタイルにしたり、Virtualキーボードだけを表示するスタイルにしたりと、さまざまなスタイルでの操作が楽しめます。

 

筆者が数えてみた限りでは、10通りのスタイルを発見できました。つまり、10台分のデバイスが本機に詰まっているということに。直販の価格で38万2800円(税込)と、ノートPCとしてはかなり高価ですが、10台分と言われるとアリな気がする価格に見えてきます。

 

実際にYoga Book 9i Gen 8を数日ほど使ってみましが、スタイルの変更はかなり有用だと感じました。タブレットにして寝転びながら動画を見たり、仮想キーボードで簡単な検索をしてみたり、1枚の大画面として活用してみたり。いままでのノートPCの形状にとらわれない、より自由な使い方が楽しめました。

 

奇抜すぎるトランスフォームの恩恵は?

さまざまなスタイルで操作できるのはわかりましたが、肝心の操作性や仕事への生産性の部分はどうなのか。今度は実践的な部分をチェックしてみましょう。

↑簡単な文字入力なら物理キーボードなしでもOK

 

筆者がよく活用したのは、下画面に表示させるVirtualキーボードとVirtualトラックパッド。検索にしてもメッセージアプリの返信にしても、文字入力が欠かせません。かといってわざわざ物理キーボードを持ってくるのも面倒。

 

VirtualキーボードとVirtualトラックパッドは、下画面を8本指でタップすると瞬時に呼び出せます。また、3本指でタップするとトラックパッドだけを表示でき、ブラウジングやフォルダ操作をしたいときにはこちらも便利でした。

 

タッチ操作でも充分ではありますが、タッチ操作orトラックパッドorキーボードとトラックパッドと、複数の選択肢から選べるのはユニークですね。

 

ペンを使えばメモアプリやクリエイティブ系のソフトを活用することも。こうして下画面で描画できるようにしておけば、たとえば上画面で資料を見ながら気になる点をメモしたり、オンラインプレゼンを聞きながらメモを取ったりといったこともできます。今回はテストできませんでしたが、「CLIP STUDIO PAINT」のようなペイントソフトと組み合わせても活用できそうな予感です。

↑アプリ「Smart Note」を起動し、ペンで描画

 

しかし「たくさんスタイルがあっても、操作性が覚えきれないのでは……?」という意見もさもありなん。筆者もそう思っていましたが、そこは専用のアプリがサポートしてくれました。

↑タッチの操作方法や設定はいつでも確認可能

 

アプリ「User Center」からは、Virtualキーボードの呼び出し方や下画面の挙動などがいつでも確認できます。「下画面のタスクバーにあるアプリをタッチすると、選んだアプリが下画面に移動する」など、細かい挙動も変更可能です。自分にあった設定を追い込めそうです。

 

ノートPCの進化先のひとつを提示してくれるモデル

かなり尖ったコンセプトのモデルでありながら「意外と活用できちゃった」というのが正直な感想です。2画面があっても使いこなせないかもと考えていましたが、あったらあったで何かしら使えちゃうな、という感じ。

↑本格的に実用するならこのセットで持ち歩くことになりそうです

 

ただ、Virtualキーボードが便利とはいえメインで使うには物足りないのも事実。そうなるとキーボードも持ち歩きたいし、なんならマウスも欲しくなる。こうなると結局荷物が増えてしまうなとも感じました。2-in-1的なマルチデバイスは「これ一台でOK」的な身軽さも魅力だと思うのですが、キーボード+ケース+マウスなど、作業効率を求めると外部デバイスが欲しくなってしまうのは現状のノートPCと変わらない点ですね。

 

個人的には仕事PCとは別で、サブ機としての可能性を感じています。それこそ一台でタブレットにもPCにもなる利点が活かせるし、なんならメインPCを補佐する情報表示用サブディスプレイとして、13.3型×2枚の大画面表示はとても心強い。ノートPCの可能性は、まだまだ広がりそうです。

 

製品名:Yoga Book 9i Gen 8

CPU:インテル Core i7-1355U プロセッサー

メモリー:16GB

ストレージ:1TB (NVMe接続/M.2)

本体サイズ:約幅299.1×奥行き203.9×高さ15.95mm

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

2つの有機ELディスプレイで使い方の幅が広がる、レノボの2画面ノートPC「Yoga Book 9i Gen 8」登場

レノボ・ジャパンは、2画面ノートPC「Yoga Book 9i Gen 8」を発表しました。12月8日発売で、価格は38万2800円(税込)です。

 

Yoga Book 9i Gen 8は、一般的なノートPCのキーボード部も全面ディスプレイにした、2画面ノートPCです。2つのディスプレイは有機ELなうえに13.3型のマルチタッチ対応で、解像度は1画面あたり2880×1800ドット、400nitの明るさを実現しています。

↑ディスプレイのスペック

 

2つのディスプレイに加えて、360度回転するヒンジを備えているため、さまざまな使い方が可能。通常のラップトップモード、ディスプレイを回転させて立てかけるテントモード、ディスプレイを横向きにしたブックモードなど、あらゆるスタイルで使えるとしています。また、2画面をまたいで全画面表示と、別々のディスプレイとしての使用に対応しています。

↑レノボは「Multimode+」とうたった使い方をプレゼン

 

↑本体を横向きにすると、縦長ディスプレイが2枚並んだ状態に。全画面表示はもちろん、左に資料、右にWebブラウザーを並べて操作といったこともできます

 

↑設定アプリ「Yoga Book 9 User Center」で画面の表示設定を変えられます

 

ラップトップモード時には画面のタップでバーチャルキーボードやバーチャルタッチパッドを表示でき、物理キーボードなしで操作が可能です。キーボードは位置をずらすこともできます。

↑ラップトップモード

 

【製品のキーボード周りを画像でチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

さらに、Bluetoothキーボードとペン、この2つを収納するフォリオケースが付属します。フォリオケースは折りたたむことでスタンドとしても使えます。

↑付属のBluetoothキーボードとペン。画像のようにキーボードを置いて使用できるほか、ディスプレイの上に直接Bluetoothキーボードを置いて使用もできます

 

主なスペックは、インテル Core i7-1355U、16GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)で、バッテリー駆動時間は約11時間となっています。また本体サイズは約299.1×203.9×15.95mmで、重さは約1.34kgです。

↑ヒンジ部分はB&W製のスピーカーを搭載

 

↑Dolby VisionとDolby Atmosにも対応

コントローラーを取り外せる、レノボが持ち運べるゲーミングPC「Lenovo Legion Go」発表

レノボ・ジャパンは12月6日、ハンドヘルドタイプのゲーミングPC「Lenovo Legion Go」を発表しました。価格は13万4800円(税込)前後で、12月8日に発売します。

 

Lenovo Legion Goは、PCゲームはもちろん、コンソールゲームタイトルやスマホゲームもプレイできる製品。統合ソフト「Legion Space」からXbox、Steam、Androidなどのプラットフォームを問わず、各ゲームにアクセスできるほか、各種ゲームの設定も可能です。

↑Lenovo Legion Go

 

↑ハンドヘルドで、PCに接続して、コンソール機として、3つの用途で使えるのがコンセプト

 

ディスプレイは、マルチタッチ対応の8.8型「Lenovo PureSight Gamingディスプレイ」を搭載。WQXGA(2560×1600ドット)の解像度、144Hzのリフレッシュレート、500nitの明るさなどにより、きれいでなめらかな映像表現が可能としています。

↑ポータブルのゲーム機としてはディスプレイが大きめな8.8型を採用

 

また、プロセッサーはAMD Ryzen Z1 Extreme、メモリーは16GB、ストレージは512GB SSDを搭載したうえ、独自の冷却技術「Legion Coldfront」により、安定してゲームを楽しめるとのこと。

↑さまざまなゲームを遊べるのはAMD Ryzen Z1 Extremeを搭載しているためとのこと

 

コントローラーは人間工学に基づいたエルゴノミックデザインを採用し、快適な握り心地を実現しているといいます。またディスプレイからコントローラーを取り外し可能。ハンドヘルドモードのほか、取り外した状態で使うデタッチャブルモード、付属のコントローラードックを取り付けてマウスのように使えるFPSモードでの使用を提案しています。

↑本体右側のコントローラーには、「ホールエフェクトジョイスティック」やカーソルを動かすタッチパッドを装備

 

↑本体左側にはLegion Spaceにアクセスするボタン(コントローラー上部)などを装備しています

 

↑Nintendo Switchのような使い方ができるデタッチャブルモード

 

↑ドックにコントローラーを取り付けるFPSモード

 

↑組み合わせで使うことも可能

 

本体サイズは約298×131×40.7mmで、重さは約854g(本体+コントローラー)。バッテリーは最大約7.9時間駆動します。

 

【製品の外観フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

識者イチオシ! 2~5万円台の高コスパ「タブレット」4選

タブレットはプロセッサーの性能が全体的にアップし、マルチタスクも得意。特色は異なるが、高機能な5万円前後のモデルが増加中。薄型大画面にも注目した4アイテムを紹介。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

エンタメ視聴やゲームに最適!スリムなAndroidタブレット

シャオミ
Xiaomi Pad 6

実売価格:4万9800円

約11インチのタブレット。ディスプレイ解像度はWQHD+で、リフレッシュレートは144Hzまでサポートする。Dolby Atmos対応のクアッドステレオスピーカーも備える。別売で専用ペンやキーボードケースも用意。

SPEC●OS:Android 13●CPU:Qualcomm Snapdragon 870●ディスプレイ:11インチ(2880×1800)●メモリ+ストレージ:6GB+128GB、8GB+128GB●サイズ/質量:W165.18×H253.95×D6.51mm/490g

 

↑高リフレッシュレートに対応した画面は、ゲームプレイも快適。ブルーライトに配慮した目にやさしい機能も兼ね備える

 

↑バッテリー容量は8840mAh。充電はUSB Type-Cポートで行い、33Wの急速充電にも対応する。なお、充電アダプターは同梱される

 

【ここが価格以上!】

「ミドルハイのAndroidタブレットとして、いまチェックしておきたい一台。単体で5万円を切りつつ、ディスプレイ&オーディオ周りの仕様が充実しており、エンタメ・ゲーム用途なら高いパフォーマンスを発揮するはず」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

Fire史上最大の画面サイズ! 複数人での動画鑑賞にも

Amazon
Fire Max 11

実売価格:3万4980円〜

Amazon独自の「Fire OS」を採用し、専用のアプリストアで動画配信やゲームなどのアプリを追加できる。堅牢なアルミニウムボディは、落下テストでも高い耐久性を誇る。音声で操作できるアシスタントAI「Alexa」も搭載。

SPEC●OS:Fire OS●CPU:Arm Cortex-A
78(最大2.2GHz)×2、Arm Cortex A55(最大2GHz)×6●ディスプレイ:11インチ(2000×12
00)●メモリ+ストレージ:4GB+64GB●サイズ/質量:W259.1×H163.7×D7.5mm/490g

↑最新の高速Wi-Fi規格「Wi-Fi6」に対応(別途Wi-Fi6対応ルーターが必要)。8メガピクセルの自撮りカメラと合わせ、高品質なビデオ通話が可能だ

 

↑Fire初の11インチ液晶は、フルHDを超える2000×1200ピクセルの高精細。Made for Amazon認定スタイラスペンにも対応している

 

【ここが価格以上!】

「Amazonのサービスに誘導するためか、その高性能さに対してかなり安価に設定されている印象があります。Amazonのセール(ブラックフライデーなど)を利用すれば、さらにお安く買えるはずです」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

鮮やかな映像と迫力のサウンドでエンタメを存分に楽しめる

レノボ
Lenovo Tab B10 3rd Gen

実売価格:2万6840円

視野角が広い10.1型ワイドIPSディスプレイを採用し、色鮮やかな画質を楽しめる。レノボ独自のアイケアモードはブルーライトをカットし、眼精疲労を低減するアイプロテクション技術。強力なオクタコアプロセッサーも搭載する。

SPEC●OS:Android 12●CPU:Unisoc T610 プロセッサー●ディスプレイ:10.1インチ(1920×1200)●メモリ+ストレージ:3GB + 32GB●サイズ/質量:約W239.8×H158.6×D8.5mm/約460g

 

↑Dolby Atmosに対応したステレオスピーカーを搭載。コンテンツに応じた最適な音質に調節可能で、迫力のサウンドを楽しめる

 

↑ボディはデュアルトーン仕上げを施した高品質なアルミニウム合金製。スリムかつ460gの軽さで、長時間の動画視聴も快適だ

 

【ここが価格以上!】

「オクタコアのUnisoc T610 プロセッサーと3GBのメインメモリを搭載。内蔵ストレージは32GBとやや少なめですが、SDXCカードで補えます。強力なCPUやディスプレイの大きさを考えるとこの価格は出色」(「GetNavi」デジタル担当・上岡 篤)

 

お絵描きもノートも付属のペンでサクッと書ける

サムスン
Galaxy Tab S6 Lite

実売価格:5万6798円

10.4型のAndroidタブレットで、Sペンが付属する。バッテリー容量は7040mAhで、最大15時間の動画視聴が可能。本体カラーはグレーのみだが、ペン収納場所も兼ねた別売のブックカバーはグレー、ブルー、ピンクの3色を用意する。

SPEC●OS:Android 13●CPU:Snapdragon 720G●ディスプレイ:10.4インチ(2000×1200)●メモリ+ストレージ:4GB + 64 GB●サイズ/質量:W154.3×H244.5×D7.0mm/約465g

 

↑扱いやすい10.4型で、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカーを搭載。3.5㎜イヤホンジャックも備え、旅行時のコンテンツ視聴などにも好適

 

↑Galaxyスマホならば、同モデルとの連携も容易だ。端末間でのデータ共有操作や、自動テザリング機能などをスムーズに利用できる

 

【ここが価格以上!】

「5万円台で入手でき、ペンも同梱されているのが魅力。ちょっとしたお絵描きや、手帳・ノートのような運用、書類へのコメント記入など、様々な用途に対応できます。付属のSペンは本体側面に磁力で固定可能」(モバイルライター・井上 晃さん)

価格以上の価値アリ! 識者おすすめ高コスパ「ノートPC」6選

高性能スペックを有し快適な作業ができる高コスパモデルが続々登場する「ノートPC」注目の6アイテムを紹介。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

天面荷重や開閉テストをクリアし軽さと堅牢性を兼ね備える

HP
HP Pavilion Aero 13-be

実売価格:9万2651円〜

1㎏を切る軽量モバイルPC。軽量かつたわみに強いユニボディを採用する。最大12時間駆動のバッテリー容量ながら、45分で50%もの急速充電が可能。液晶ディスプレイは非光沢でチラつき防止機能も備えるため、目にやさしい。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:AMD Ryzen 5 7535Uプロセッサー●ディスプレイ:13.3インチワイド(1900×1200)●メモリ:8GB●ストレージ:256GB SSD●サイズ/質量:約W298×H16.9〜18.9×D209mm/約957g

 

↑側面のUSB端子。充電や10Gbpsの高速データ転送のほか、ディスプレイ出力も可能だ。両側面に「B&O Play」ブランドのステレオスピーカーも装備

 

↑ディスプレイを開くと本体の奥が持ち上がり、キーボードが傾斜する「リフトアップヒンジ」を採用。快適にタイピングできる

 

↑天面に荷重をかける耐圧試験では、300kgf(300㎏の荷重に耐える)を実現。満員電車や荷物でいっぱいのカバンなどでも安心できる

 

【ここが価格以上!】

「高コスパで知られるCPU『Ryzen 5 7535U』を採用し、高速でありながら10万円を切る価格を実現。直販モデルは静音ワイヤレスマウス付属、オフィス30%オフなどのキャンペーンもあるため、いっそうおトクです」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

「13.3型&縦横比16:10という余裕ある作業領域を、1㎏未満で持ち運べるという取り回しの良さがとにかく魅力。マスク装着時に使いやすい指紋センサーなども、外出時の利用を想定するならうれしいポイントです」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

タブレットとノートの2in1で専用ペン付属で手書きも快適

レノボ
Lenovo IdeaPad Flex 5 Gen 8

実売価格:7万4800円

液晶画面が回転することで、タブレットとしてもノートPCとして使える2-in-1PC。上写真のように立てれば動画鑑賞などに便利だ。筆圧感知機能や、手のひらの接触による誤動作防止機能を備えたデジタルペンも付属する。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:AMD Ryzen 5 7530Uプロセッサー●ディスプレイ:14インチワイド(1900×1200)●メモリ:16GB●ストレージ:512GB SSD●サイズ/質量:約W313.1×H17.8×D224.9mm/約1.55㎏

 

↑キーボード面の左端と右端にスピーカーを装備。側面に装備されている場合に比べて、音が直接耳に届くので聴きやすい

 

↑液晶ディスプレイはフルHD(16:9)よりやや縦に長い16:10という比率。ウェブページや文書など、縦長の資料を快適に見られる

 

【ここが価格以上!】

「タブレットとノートPCの両方が必要な場合に、コレ1台買えば済みます。ペンを別途買わなくて良いのもおトク。ノートPCとしても、この価格で大容量メモリ・大容量SSD・高速Wi-Fiを備えた高コスパ製品です」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

PC+タブレットの機能を融合! 2画面で作業をスムーズにこなせる

Gloture
RevoPad

実売価格:12万9800円

知る人ぞ知るガジェット会社「Gloture」が展開するユニークなノートPC。15.6インチのメインディスプレイに加え、キーボード面に7インチのタッチディスプレイを備え、タブレットとしての使い方もできる。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:インテル Celeron N5105プロセッサー●ディスプレイ:15.6インチワイド(1920×1080)+7インチタッチスクリーン(1200×1080)●メモリ:16GB●ストレージ:512GB SSD●サイズ/質量:約W335×H17×D218㎜/非公表

 

↑サブ画面には別アプリのウィンドウを表示できる。オンライン会議中にメモを取ったり、動画を見ながらチャットすることもOK

 

↑別途スタイラスペンを用意すれば、キーボード面のタッチディスプレイを使った手書き入力も可能に。特に右利きなら書きやすい配置だ

 

【ここが価格以上!】

「メインディスプレイにタッチ操作可能なサブディスプレイ搭載のアイデアが斬新! 2画面でソフトを自在に移動しながら作業できるマルチタスクが可能です。タブレット機能をプラスと考えればおトクです」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

高速グラフィックチップの搭載で精細な3Dゲームもスムーズにプレイ

ドスパラ
GALLERIA RL5R-G165

実売価格:9万9980円〜

3Dゲームを快適にプレイするために、高速なCPUと処理能力の高いグラフィックチップ、そして動きを滑らかに見せる高リフレッシュレートのディスプレイを採用。キーボードはバックライト内蔵で、明るさや色を変更できる。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:AMD Ryzen 5 6600Hプロセッサー●GPU:GeForce GTX 1650 4GB+AMD Radeon Graphic●ディスプレイ:15.6インチワイド(1920×1080)●メモリ:16GB●ストレージ:500GB SSD●サイズ/質量:約W360×H22×D244mm/約2.1kg

 

↑キーボードはLEDライト付きでゲームプレイを華やかに彩る。HOMEやPgUpキーも独立して配置され、テンキーがあるのも便利だ

 

↑側面にはUSB2.0(Type-A)やUSB3.2(Type-A)やヘッドホン端子などを装備。USBは背面にもあり(Type-C)、計4つと豊富なのはさすがゲーミングPCだ

 

【ここが価格以上!】

「ディスプレイ内蔵なので同価格帯のゲーミングデスクトップPCより高コスパ。ゲーム用ベンチマーク(速度計測)も高ポイントで、かなり快適に遊べそうです。もちろん仕事や動画編集用としても快適でしょう」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

底面積はA5以下! 緊急な仕事にも場所を選ばず対応

FFF SMART LIFE CONNECTED
FFF-PCM2B

実売価格:4万4800円

超コンパクトサイズの2-in-1ノートPC。電源端子はUSB(Type-C)なので、普段スマホ用などでUSB PD対応の充電器やバッテリーを持ち歩いているなら兼用できる。キーボードはバックライト内蔵で、暗い場所でも使いやすい。

SPEC●OS:Windows 11 Pro●CPU:インテル Celeron プロセッサー N4120●ディスプレイ:8インチワイド(1900×1200)●メモリ:6GB●ストレージ:128GB SSD●サイズ/質量:約W201×H20×D129mm/約657g

 

↑液晶画面を回転させればタブレットとしても使える2-in-1タイプ。写真のようにすればスタンドなしで自立し、動画鑑賞やビデオ会議などに便利

 

↑20mmの薄さで、657gと軽い。通勤電車や街頭などでやむなく立ったまま、という場合にも快適だ。フルメタルボディで耐久性にも優れる

 

【ここが価格以上!】

資料の修正、チャットしながらのビデオ会議などスマホではツラい作業を、かなり狭い場所でもこなせます。デジタル機器は小型化にもコストがかかるもの。ここまで小さくなって5万円を切るとはアッパレ!!」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

高速動作・大画面と薄型・軽量を両立

デル
DELL Inspiron 14 5430

実売価格:7万2195円〜

最新の第13世代CPUを搭載したノートPC。上向きのスピーカーとDolby Atmos対応で、リアルなサウンドを大音量で楽しめる。フルHDカメラとデュアルマイクを装備し、周辺ノイズをAIで低減することによりビデオ会議も快適。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:インテル Core i5 1335U●ディスプレイ:14.0インチ Full HD+(1920×1200)●メモリ:8GB●ストレージ:256GB SSD●サイズ/質量:約W314×H18.75×D226.3mm/約1.53kg

 

↑狭額縁で没入感の高いディスプレイ。縦横比は、フルHD(16:9)よりもやや高さのある16:10なので、縦長の資料や写真などを閲覧・編集しやすい

 

↑なんと最厚部でも20㎜を大きく切る薄さ。それでいて複数のUSB端子やHDMI端子、Thunderbolt4.0端子を装備など、拡張性も高い

 

【ここが価格以上!】

CPUには、高度なグラフィック機能を内蔵した「Core i5-1335U」を採用。専用のグラフィックチップを搭載したモデルよりも、安価に動画編集やゲームなどを楽しめます。価格を感じさせないデザインの良さも魅力」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

●ノートPCの価格は9月11日時点での最小構成価格。随時変動する場合がある

国内企業の撤退続くなかで、Xiaomi・OPPO・Lenovoと攻勢強める中国スマホメーカー

2023年、スマホ市場に異変が生じています。国内スマホメーカーの撤退が相次ぐ一方で、グーグルは自社開発のPixelシリーズを国内3キャリアで展開するなど、攻勢を強めています。

 

そんななかで、存在感を高めているのが中国メーカーです。Xiaomi Japan、OPPO、Lenovoグループの最新の動向をまとめました。

 

国内メーカー不在の空白地帯を攻めるXiaomi。auではテレビも販売

Xiaomi Japan(シャオミ)は9月27日、日本向け新製品を発表しました。スマホは準ハイエンドの「Xiaomi 13T」シリーズと、お手頃価格のミッドレンジモデル「Redmi 12 5G」の2つのシリーズです。国内の携帯キャリア(MNO)向けと、オープンマーケットモデル(MVNO向け)の2種類を投入します。

 

・Xiaomi 13T Pro 5G――ソフトバンク向け、オープンマーケット版

・Xiaomi 13T 5G――au/UQ mobile向け、オープンマーケット版

・Redmi 12 5G――au/UQ mobile向け、オープンマーケット版

 

いずれのモデルもおサイフケータイに対応する日本仕様。一方で、Xiaomi 13Tシリーズは、海外版でレンズメーカーのLeicaとコラボしていましたが、日本向けモデルではコラボ無しになっています。

↑Xiaomi 13T Pro。カメラや急速充電が特徴です

 

携帯キャリアとの協力体制をしっかりと整えているのもポイントです。ソフトバンクとは、Xiaomi 13T Proの急速充電を「神ジューデンスマホ」といううたい文句でアピールしています。

 

また、KDDI(au)では、スマホのXiaomi 13Tだけでなく、日本初投入となるスマートテレビなどの取り扱いも表明しています。Xiaomiのスマートテレビは日本で初投入となる製品で、auショップや量販店のauコーナーで販売するとのこと。

↑Xiaomiとしては日本初投入となるスマートテレビを発表。au Shopの店頭で販売されます

 

Xiaomiの日本市場参入は2020年と遅めですが、3年が経過した今は、おサイフケータイなどの日本向け仕様にもしっかり対応し、大手キャリア2社での取り扱いも実現しています。カメラや急速充電といった明確な特徴がありながらも、価格は控えめというコスパの良さを武器に、国内メーカー不在の空白地帯に攻勢をかけています。

 

OPPOは「戦略変更」した新スマホを投入

オウガ・ジャパン(OPPO)は9月28日、日本向けの新スマートフォン「OPPO Reno 10 Pro 5G」を発表しました。特徴は、手触りにこだわったデザイン性の高さと、4眼にソニー製センサーを採用した高品質なカメラ、そして、28分でフル充電できる急速充電機能です。ソフトバンクはXiaomiと並ぶ「神ジューデンスマホ」としてOPPO Reno 10 Pro 5Gを取り扱います。

↑OPPO Reno 10 Pro 5G

 

OPPOの発表会の注目点は、「製品ポートフォリオ戦略を変更」が宣言されたことです。OPPOは日本向けにここ2年ほど高性能モデルを投入せず、お手頃価格なスマホのみを販売してきました。最上位モデルは2020年の「Find X2 Pro」が最後で、投入からすでに3年が経過しています。そんななかで、ミドルハイに位置づけられるOPPO Reno 10 Pro 5Gが登場したわけです。

 

ただし、OPPO Reno 10 Proはここ2年のOPPOの日本向けスマホに比べると性能は高めですが、同じ価格帯の他社製品と比べると、性能では見劣りしがちです。ボディの質感や手触りの良さなど、スペックシートには現れない部分を強化したスマホという印象も受けます。

↑OPPO Reno 10 Proのグロッシーパープル(真ん中)はツヤ感のある光沢仕上げ。「OPPO Glow」という背面加工技術を取り入れたシルバーグレー(右)は、柔らかな手触りで指紋が付きづらい仕上げです

 

なお、最上位モデルの投入計画について、オウガ・ジャパンの河野謙三専務は「ハイエンドモデル投入の計画はあるが、どの製品からどのタイミングで出すかは決まっていない」とコメントしています。OPPOブランドは海外ではFindシリーズの最新モデルFind X5のほか、折りたたみ型のFind N3 Flipも発売しています。日本向けの折りたたみスマホの投入も期待したいところです。

 

FCNTがLenovo傘下に。「日本製スマホ」はどうなる?

5月末に民事再生法を申請したFCNTは、Lenovoグループの傘下で再出発することになりました。FCNTはもともと富士通の携帯電話事業から独立した企業で「arrows」や「らくらくスマートフォン」などの耐衝撃に強いスマホで知られています。

↑富士通グループの携帯電話事業の流れを組む「FCNT」がLenovo傘下で再出発します

 

FCNTのスマホ事業はPC大手の中国Lenovoグループが100%出資する新会社のFCNT合同会社に移管が完了。10月1日に事業運営を開始しました。

 

Lenovoは中国でLenovoブランドのスマートフォンを展開しており、また米国や南米市場に強いスマホメーカー「Motorola(モトローラ)」も傘下に収めています。日本市場で認知度の高いFCNTのブランドが加わることで、日本市場への浸透を図る狙いがありそうです。

↑モトローラは日本向けに折りたたみスマホ「Motorola razr 40 ultra」を投入しています

 

この買収で気になるのが「日本製スマホ」の今後です。FCNTは従来、「日本製スマホ」を訴求点のひとつとしていました。経営破綻後、このスマホ工場を運営するJEMS社は、京セラなどが出資するファンドが経営を引き継いでおり、新生FCNT合同会社との資本関係はなくなっています。

 

経営の合理化を考えるなら、FCNTがJEMSへの製造委託を終了し、Lenovoグループの工場での製造に切り替える可能性もあります。一方で、「日本製のarrows」を売りにしていた経緯があるため、工場の海外移転はブランド戦略の大きな変更となりそうです。

 

この点について、FCNT広報に質問したところ、「事業戦略とひもづく施策は、まさに協議を進めているところです。今後、事業が安定かつ継続的に発展させていくために、FCNT社内及び、レノボのモバイルビジネスグループ内や、アジアパシフィックでの地域での協議や検討を現在すすめています」という回答を得ました。こちらも今後の舵取りに注目したいところです。

 

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ドッキングステーション機能搭載! レノボ、31.5型IPS液晶モニター「ThinkVision P32p-30」発売

レノボ・ジャパンは、31.5型IPS液晶モニター「ThinkVision P32p-30(シンクビジョン ピーサーティツーピー サーティ)」を発売しました。税込価格は11万8800円~。

 

同製品は、ドッキングステーション機能を備えた31.5型IPS液晶モニターです。100%sRGB、95%DCI-P3の色域で、解像度はUHD(3840×2160)。ファクトリー・キャリブレーションにも対応し、Delta E<2の高い精度で色を忠実に再現します。

 

Thunderbolt 4ケーブル1本で同ポートを搭載したPCと接続でき、PC側への電源供給と同時にビデオ信号・データ信号の転送が可能。Thunderbolt 4 In/Outを利用したデイジーチェーン接続をサポートしています。

 

ポート類はThunderbolt 4対応USB Type-Cのほか、USB Type-A、USB Type-B、DisplayPort、HDMI、RJ-45などを備えています。そのほか、PiP(picture-in-picture)、PbP(picture-by-picture)機能を搭載し、1つのモニター上に2台のPC画面を表示することができます。

レノボ、最新CPU&GPU搭載ゲーミングPC4機種を発売! 新ゲーミングPCブランド「Lenovo LOQ」も今夏登場予定

レノボ・ジャパンは、ゲーミングPC「Lenovo Legion Pro 7i(レノボ レギオン プロ セブンアイ)」「Lenovo Legion Pro 5i(レノボ レギオン プロ ファイブアイ)」「Lenovo Legion Tower 7i(レノボ レギオン タワー セブンアイ)」を発売。「Lenovo Legion Pro 5(レノボ レギオン プロ ファイブ)」を近日中に発売します。

↑Lenovo Legion Pro 7i

 

Lenovo Legion Pro 7iは、リサイクル素材を活用したスマートなアルミニウムボディが特徴です。CPUにはインテル Core i9-13900HX プロセッサー、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPUを採用。左右の側面と背面に配した排気口から熱を効率的に排出し、CPUとGPUのパフォーマンスを最大限まで引き出します。16.0型ディスプレイは、リフレッシュレート240Hz、WQXGA(2560×1600)液晶を採用したナローベゼル設計です。Legion TrueStrikeキーボードを搭載。RGBライティングで、高揚感と没入感を高めます税込価格は49万円~。

↑Lenovo Legion Pro 7i

 

Lenovo Legion Pro 5シリーズは、最新のCPU、GPUを搭載した16.0型ゲーミングノートPC。WQXGA(2560×1600)液晶に、リフレッシュレート240Hzのディスプレイを搭載。GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4070が搭載可能です。サーマルデザインが進化し、Legion TrueStrikeキーボードを備えています。税込価格はLenovo Legion Pro 5iが31万円~、Lenovo Legion Pro 5が30万円~です。

↑Lenovo Legion Pro 5シリーズ

 

Lenovo Legion Tower 7iは、第13世代インテル Core i7 プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4080、水冷クーラーを搭載したゲーミングタワーPCです。約34Lの筐体に、様々なインターフェースと拡張スロットを備えています。独自の3Dパターンを施したフロントパネルと、強化ガラス製サイドパネルを採用。LEDライティングによる演出で、ゲームのモチベーションを高められます。税込価格は61万円~。

↑Lenovo Legion Tower 7i

 

また、同社はゲーミングPCの新ブランド「Lenovo LOQ」を発表。Lenovo LOQは、エントリーゲーマー向けの「IdeaPad Gaming」、「IdeaCentre Gaming」に置き換わるゲーミングPCブランド。Legionで培ってきた設計思想を盛り込み、PCゲーミングの入り口となる製品展開を予定しています。ブランド名の「LOQ」は、「Lock On」などゲーマーに親しみがある響きを持ち、「Lock」という語から、ゲーマー同士の絆やつながり、コミュニティを強固につなぎとめるといった意図を込め、LenovoやLegionを強く想起させ、ゲーミングブランドとしての一貫性を感じさせる名称、ロゴにしたとのこと。製品は夏ごろに発売予定です。

包み込まれるような曲面ディスプレイで、広い視野と深い没入感を味わえる! レノボ「ThinkVision T34w-30」

レノボ・ジャパンは、34型カービングモニター「ThinkVision T34w-30(シンクビジョン ティーサーティフォーダブル サーティ)」を発売しました。税込価格は7万7000円。

 

同製品は、曲面ディスプレイを採用した34型カービングモニター。1500Rの湾曲したディスプレイで、広い視野と深い没入感を味わえます。3440×1440の解像度でsRGB99%の広色域に対応。

 

アスペクト比は21:9で表示領域が横に広く、専用ソフトウェアを利用することで、画面を分割して表示することも可能です。USB3.2データ転送や外部電源供給対応(パワーデリバリー)、USB Type-Cにより、ノートPCとケーブル1本で画面出力とデバイスへの電源供給が行なえます。

 

そのほか、USB Type-A、DisplayPort、HDMI、RJ-45など、様々なポート類を備えています。スタンドには開口部を設け、ケーブル類を背面からモニターの各種ポートに接続可能。高さや角度を自在に調節できるので、ユーザーの目線に合わせた画面位置の調整が可能です。

ThinkPadと一緒に使いたい! アス比16対10の14型モバイルモニター「ThinkVision M14d」

レノボ・ジャパンは、14型モバイルモニター「ThinkVision M14d(シンクビジョン エムフォーティーンディー)」を発売しました。税込価格は4万8400円。

 

同製品は、約600gの軽量で狭額縁薄型コンパクト設計の、2.2K解像度(2240×1400)14型モバイルモニター。16:10のアスペクト比を採用し、従来までの16:9の画面と比較して、縦方向に11%表示領域が拡大。同画面比率のThinkPadと合わせて利用することで、快適かつ違和感のない使用が可能です。

 

USB Type-Cケーブル1本で給電と画面出力が可能。ACアダプター不要で、モニター周辺をすっきりでき、持ち運びの負担も軽減します。一方でパワーパススルー機能を備えているので、別売のACアダプターを接続すれば、ノートPCやスマートフォン側への給電も行えます。

 

セキュリティロックケーブル用のスロットを装備し、オープンな作業環境でも安心して利用できます。0~90度の角度調整、約11mmの高さ調整に対応した自立スタンドにより、ノートPC側と高さや角度を合わせることも簡単に行えます。そのほか、USB Type-Cケーブル、携帯用スリーブケースが付属しています。

Chrome OS搭載デスクトップPC! レノボ「ThinkCentre M60q Chromebox Gen 3」

レノボ・ジャパンは、Chrome OS搭載デスクトップPC「ThinkCentre M60q Chromebox Gen 3(シンクセンター エムシックスティーキュー クロームボックス ジェンスリー)」を発売しました。税込価格は7万4800円。

 

同製品は、ThinkCentre Tinyシリーズと同等の筐体サイズの、Chrome OS搭載デスクトップPCです。ThinkCentre Tiny-in-OneやVESAマウントなど、Tinyシリーズ対応のマウント系アクセサリー類を利用可能。Google Titan Cセキュリティチップを内蔵し、Lenovo ThinkShieldを備え、セキュリティ性能に優れています。

 

CPUは、インテル Core i5 プロセッサーからインテル Celeron プロセッサーまで、用途に応じて選択が可能です。堅牢性も備え、12項目のMIL-STDテストをクリア。遠隔での管理を容易に行えるChrome Enterprise Upgradeバンドルモデルは後日発売予定です。

ThinkPad30周年記念スマホ「ThinkPhone」登場! 黒いボディに赤いボタンを継承

中国Lenovo傘下のモトローラは、ThinkPad PCとシームレスに連携できるスマートフォン「ThinkPhone」を発表しました。

↑Image:Lenovo

 

ThinkPad PCの30周年(事業売却前のIBM時代を含めて)記念モデルでもあり、今後数か月のうちに米国、欧州、中南米、中東、オーストラリア、およびアジアの一部の国で発売される予定です。

 

ThinkPhoneのSoC(プロセッサー)はSnapdragon 8+Gen 1であり、最新とは行かないものの十分にパワフルなチップです。Android 13を搭載し、ディスプレイは6.6インチの有機ELパネル、解像度は2400×1080です。

 

またメインカメラは5000万画素の「Ultra Pixel」であり、ストレージは128GB、256GB、512GBの3種類(RAMは8GBまたは12GB)。通信は5GおよびWi-Fi 6Eもサポートし、1回の充電で推定36時間のバッテリー持ち、IP68防水防塵性能も備えています。

 

そうしたスペックは標準的ではありますが、ブラックを基調とした本体色や、側面にある赤いボタンはThinkPad PCゆずり。後者はさすがにトラックポイントではないものの、様々な機能が割り当てられるカスタマイズ可能な仕様です。

↑Image:Lenovo

 

またIT関連のセキュリティ機能が強調され、独立したセキュリティプロセッサー「Moto KeySafe」を搭載。これによりPINやパスワード、暗号キーなどの機密データを分離して改ざんされにくい環境に保存し、強力に保護されるそうです。

 

これらのセキュリティ機能に加えて、MIL STD 810H規格(堅牢性に関する規格)に準拠。鉄よりも強い軽量アラミド繊維、航空機グレードのアルミニウムフレーム、Gorilla Glass Victusなどを採用し、最大1.25mからの衝撃や落下にも耐えられるとのことです。

↑Image:Lenovo

 

そして「Think 2 Think」システムにより、ThinkPad PCとのシームレスな連携も実現。簡単にWi-Fiで接続したり、コピーしたテキストやスキャンした文書を転送したり、PC上でスマホアプリを直接開くこともできます。

 

昨年末からレンダリング画像がリークされていましたが、早くも正式発表されたかっこうです。熱烈なThinkPadユーザーであれば、スマホもThinkPhoneに揃えてみてもいいかもしれません。

 

Source:Lenovo
via:Engadget 

ThinkPadスマートフォン登場? モトローラ製「ThinkPhone」のスペックと画像がリーク!

中国のLenovo傘下に入った元米国企業のモトローラが、ノートPC「ThinkPad」のスマートフォン版のような「ThinkPhone」を開発中との噂話とレンダリング画像がリークされました。

↑Image:The Tech Outlook

 

Lenovoは米IBMのデスクトップおよびノートPC事情を買収し、今ではビジネス向けノートPCのThinkPadシリーズを販売していることで知られています。この「Think」ブランドを、スマートフォン市場にも持ち込もうとしているようです。

 

海外テック系メディアThe Tech Outlookによると、モトローラはまもなくフラッグシップ機を発売する可能性があるとのこと。もともと「Moto Edge Fusion 40」として噂されていた製品だったそうですが、レンダリング画像に添えられたロゴからは「ThinkPhone」という名前で発売されることになりそうです。

 

搭載チップはSpandragon 8+Gen 1、RAMは8GBまたは12GB。6.6インチのフラット有機ELディスプレイには画面内指紋センサーがあり、前面カメラはオートフォーカス対応で解像度は32MP。かたや背面カメラは、50MPのメインカメラ、13MPの超広角、2MPの深度センサー付きカメラという3眼構成となっています。

 

ThinkPhoneのサイズは158.7×74.4×8.3mm。筐体はアルミニウムメタルフレームでIP68の防水・防塵性能をそなえ、約189gになる見通しとのこと。バッテリー容量は5000mAhでUSB-C経由の有線充電は最大68W対応、ワイヤレス充電は最大15Wまで。

 

またLenovoのThinkPadノートPCとも連携ができ、画面共有やファイル転送も可能だとされています。すでに同社のPCを愛用している方は、スマホも「Think」ブランドで揃えれば仕事の効率が上がるかもしれません。

Source:The Tech Outlook
via:91mobiles

空冷ファン、ゲームボタン、背面が光る…「ゲーミングスマホ」の進化が止まらない

高度なバトルゲームも快適にプレイできるゲーミングパソコンは、派手に点滅するライトや大型のファンを搭載するなど、一般的なパソコンには見られない外観が大きな特徴です。しかしゲーミングパソコンはゲーム用途だけではなく動画編集など映像を処理する能力にも優れており、ゲーマー以外にも利用者が広がっています。実はパソコンのこの進化と同じ動きがスマートフォンの世界にもやってきています。「ゲーミングスマートフォン」と総称されるゲームプレイに特化したスマートフォンは、各メーカーのフラッグシップモデルとは異なるラインの製品でありながらも、ハイパフォーマンスな性能と相まって人気を集めつつあります。

 

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スペック重視ならゲーミングスマホを選ぼう

ゲーミングスマートフォンの特徴はゲーミングパソコン同様、基本スペックがかなり高めです。最新のチップセット・CPUを搭載するのはもちろんのこと、メモリやストレージも大容量。たとえばメモリ搭載量が18GB、ストレージが1TBなど、普及型のパソコンを大きく凌駕する性能のモデルもあるほどです。スマートフォンのチップセットは半年おきにマイナーアップグレード、1年おきにメジャーアップデートをする関係から、ゲーミングスマートフォンもほぼ半年おきにモデルチェンジが行われています。

↑ゲーミングスマホの代表的なモデル、ASUSの「ROG Phone」シリーズ

 

しかしゲーミングスマートフォンの魅力はスペックだけではありません。外観もゲーミングパソコン同様、派手なライトやファンが回転するなど目立つものが多いのです。最近のゲーミングスマートフォンは本体を冷やすための空冷ファンを外付けできるものも多く、ポータブルゲーム機には見られない合体ギミックが楽しめるものも増えています。日本でも販売中のASUS「ROG Phone 6 Pro」のクーラー「AeroActive Cooler 6」はゲームボタンも備えた本格的なもの。装着した姿はもはやスマートフォンには見えないでしょう。

↑背面にAeroActive Cooler 6を取り付けたROG Phone 6 Pro

 

ゲーミングスマートフォンにとって冷却機能はCPUやメモリ、バッテリー性能と並んで重要な性能となります。空気で強制的に冷やす機構としては、日本でもゲーミングスマートフォンを展開しているNubiaのREDMAGICシリーズが本体に空冷ファンを内蔵。しかも背面を透明にしてファンの部分はRGBカラーで光るLEDライトでライトアップ。背面の写真を見ると、何やらカラフルに光っている部分がありますね。ここにファンが入っています。

↑NubiaのREDMAGIC 7。背面の七色に光る部分に注目

 

スマートフォンの背面にくるくる回るファンが入っているなんて、普通のスマートフォンでは考えられません。なにせファンのための空気の取り入れ口と排出口が必要になりますから、防水機能が無くなってしまうわけです。しかしゲーミングスマートフォンはゲームを快適にプレイすることが求められます。防水性能を犠牲にしてでも本体を冷やす性能が重要視されるわけです。

↑超小型の回転ファンが入っている。スマホの内部に扇風機を当てて冷やしているようなものだ

 

iPhoneにも対応、外付けファンで本体を冷やせ

ASUSのROG Phone 6 Proも海外では派生モデルとして「ROG Phone 6D Ultimate」が登場。先ほどの写真にある外付けの空冷ファンを取り付けできますが、ファンを回すとスマートフォンの本体側の空気取り入れ孔が開き、そこから直接スマートフォン内部に空気を送り込みます。これも防水機能など完全に無視した「極限まで冷やせるスマホ」を目指した機能と言えるでしょう。ファンのON/OFFに応じてスマホ背面の小さな孔が閉じたり開いたりするさまを見るのも面白いものです。

↑スマホの中に直接冷気を送り込むROG Phone 6D Ultimate

 

スマートフォンを冷やすだなんてマニアックな話が続きますが、Nubiaの外付け空冷ファンはデュアルファン仕上げで2つのファンが回転します。なお、これらのファンはスマートフォンとの接触面にはペルチェ素子を採用。接地面を10度以下に冷やして冷却効果を高めています。しかしこんな製品が出てくるとは、そのうちファンが3つ、あるいは4つといった巨大な外付けファンが登場するのも時間の問題でしょう。

↑冷却効果を高めるデュアルファンクーラー

 

なおiPhoneでも高度なゲームをプレイすると本体がかなり加熱しますが、ゲーミングスマートフォンの一部の空冷クーラーはiPhoneへ装着できるものもあります。またiPhone 12以降のMagSafeに対応した製品もあり、マグネットで手軽に貼り付けできる製品もあります。ただしファンを回すために別途USBケーブルは必要です。日本でも手に入る製品としてはBlack Sharkが「Magnetic Cooler」を販売しています。

↑iPhoneが凍るまで冷えそうなイメージ。Black Sharkの「Magnetic Cooler」

 

ゲームパッドを合体させればゲーム機以上の操作性

ゲーミングスマートフォンというからにはゲームの操作性も重要になります。ほとんどのゲーミングスマートフォンは本体を横向きに持つことを考えた設計になっており、側面の両端にはタッチ式や機械式のゲームボタンを備えています。画面タッチだけではなく、本体を握って左右の人差し指で高速な動作をコントロールできるのです。

↑本体側面にゲーム専用ボタンを備えるBlack Shark 4 Pro

 

また本体左右に取り付けるゲーム用パッドを用意しているモデルも多くあります。サイズはかなり大きくなるものの、高速動作が可能なハイスペックなゲーミングスマートフォンでゲームをするなら必須のアクセサリと言えるでしょう。

↑ROG Phone 6にゲームパッドを取り付けてみた

 

この横向きスタイルで使う設計をつきつめたゲーミングスマートフォンがレノボの「Legion」シリーズです。初代と2世代目のモデルは本体の側面からポップアップ式のフロントカメラが飛び出します。つまり横向きに持ってゲームをプレイしながら、自分の顔を写してライブ配信も行うことができるというわけです。こんな位置にフロントカメラを搭載したスマートフォンは後にも先にもレノボしか出していません。

↑レノボの「Legion 2 Pro」。フロントカメラが側面から飛び出す

 

このように普通のスマートフォンとは異なる外観やデザイン、特徴を持ったゲーミングスマートフォン。各メーカーがどんなシリーズを出しているかまとめておきます。

 

・シャオミ:Redmi Kシリーズ
・Black Shark:Black Sharkシリーズ
・OPPO:Kシリーズ
・vivo:iQOOシリーズ
・realme:GT Neoシリーズ
・Nubia:REDMAGICシリーズ
・ASUS:ROG Phoneシリーズ
・レノボ:Legionシリーズ

 

このうち日本ではROG Phone、Black Shark、REDMAGICが発売されています。どのゲーミングスマートフォンも期待を裏切らないパフォーマンスを提供してくれるでしょう。この各社の中でASUSはゲーミングパソコン「ROG」とスマートフォンを両方展開しており、どちらもメジャーな存在になっています。ROG Phone 6 Proは背面に小型ディスプレイを搭載してゲーム状態やロゴを表示できるなど、あらゆるスマートフォンの中でも唯一無二の機能も搭載しています。ゲーミングスマートフォンは価格ではなくパフォーマンスで選びたい製品だけに、もしも興味がわいたら価格ではなく性能をじっくり見比べることをお勧めします。

↑ROG Phone 6 Proは背面に小型ディスプレイを搭載している

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

16インチのChromebook! Lenovo IdeaPad 5iが海外発表

中国レノボは16インチの大画面ディスプレイを搭載したChromebook「IdeaPad 5i」を発表しました。

↑レノボより

 

IdeaPad 5iはアスペクト比16:10/2.5K解像度/120Hz駆動の16インチディスプレイを搭載した、Chromebook。画面輝度は350ニトかつsRGB 100%カバーとなっており、それ以外にもFHD解像度/60Hz駆動、300ニトかつNTSC 45%カバーディスプレイを選択することもできます。

 

プロセッサは第12世代Intel Core i3またはPentium 8505で、4GB/8GB RAM、最大512GBのストレージを搭載。本体にはキーストロークが1.5mmのフルキーボードと、大型トラックパッド、プライバシーシャッター付きの1080p解像度カメラ、デュアル2Wステレオスピーカーを搭載しています。

 

外部ポートにはUSB-C × 2、USB-A × 2、MicroSDカードリーダー、ヘッドフォンジャックを搭載し、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.0に対応。バッテリー駆動時間は最大12時間となっています。

 

IdeaPad 5i Chromebookは550ドル(約7万7000円)にて、9月から海外で発売されます。気軽に大画面が利用できるChromebookとして、本製品は注目されることになりそうです。

 

Source: 9to5Google

Android 12L搭載のLenovo Tab P11(第2世代)が海外発表

中国レノボは、OSに「Android 12L」を搭載した新型タブレット「Lenovo Tab P11(第2世代)」を海外発表しました。

↑レノボより

 

Android 12Lはタブレットや折りたたみスマートフォンに最適化されたOSです。クイックな画面分割やアプリ切り替えのためのタスクバー、OSとアプリ全体の2カラムレイアウトが利用できます。

 

Lenovo Tab P11(第2世代)は11.5インチ/2,000×1,200ドット/最大120Hzの液晶ディスプレイを搭載。プロセッサはMediaTek Helio G99で、4GB/6GB RAMと64GB/128GBの内蔵ストレージを搭載。バッテリー容量は7700mAhで、オプションによりLTE接続が可能です。

 

本体にはトラックパッドとBluetoothペンに対応した「ThinkPadデザイン」の着脱式キーボードが付属。少なくとも2回のAndroid OSのメジャーアップグレード、最大でAndroid 14まで、発売時から3年間のセキュリティアップデートが提供される予定です。

 

Lenovo Tab P11(第2世代)の海外向け価格は249ドル(約3万5000円)で、来年に発売されます。スペック的にはローエンドモデルですが、気軽にAndroid 12Lに触れられるタブレットとして、魅力的な製品といえそうです。

 

Source: 9to5Google

あの画面折りたたみPCが進化! 「ThinkPad X1 Fold(2022)」レノボから海外発表

中国レノボは折りたたみディスプレイを内蔵したノートパソコンの第2世代モデル「ThinkPad X1 Fold(2022年モデル)」を海外発表しました。

↑レノボより

 

2020年に発表された「初代ThinkPad X1 Fold」では、折りたたみ可能な13.3インチ/アスペクト比4:3の有機ELディスプレイを搭載。片方の画面にキーボードを表示して通常のノートパソコンとして利用したり、あるいは本体を広げてタブレットとして利用することも可能です。

 

 

今回のThinkPad X1 Fold 2022では、より大画面な16.3インチ/2560×2024ドットの有機ELディスプレイを搭載。大画面なだけでなく、ピーク輝度600ニトでDolby Visionに対応、DCI-P3 100%準拠の高い表示品質を実現しています。また本体にはBluetoothキーボードを接続したり、あるいはスタイラスで手書きメモやお絵描きを楽しむこともできます。

 

プロセッサには第12世代Core i5/i7を搭載。最大32GB RAM/最大1TB SSDを搭載し、バッテリー容量は48Wh(オプションで16Whの拡張も可能)。キーボードには指紋認証センサー、本体には500万画素の顔認証対応カメラを搭載。本体重量はディスプレイのみで1.28kg、キーボードとスタンド込みで1.9kgとなっています。

 

ThinkPad X1 Fold 2022は11月の出荷を予定しており、海外価格は2499ドル(約35万円)となっています。円安の影響もありかなりお高いモデルとなっていますが、画面を自由に折りたためる利便性は、一度体験してみたいものです。

 

Source: Lenovo/YouTube via GSMArena

軽量薄型ながら耐久性も備えたウルトラスリム! レノボ「Yoga Slim 770i Carbon」

レノボ・ジャパンは、ウルトラスリムノートPC「Yoga Slim 770i Carbon」を、9月2日に発売します。

↑左がタッチパネルモデル(ムーンホワイト)、右がノンタッチパネルモデル(オニキスグレー)

 

同製品は、トップカバーにカーボンファイバー素材を採用した13.3型ウルトラスリムノートPCです。質量は約972.7g(マルチタッチ対応モデルは約988.3g)と軽量ながら、MIL-STD-810Hに準拠した高い堅牢性も持ち合わせています。

 

3層サーマルコートを施したボディは、指紋がつきにくく、簡単に拭き取れます。PureSightディスプレイに対応し、2.5Kの解像度でアダプティブリフレッシュレートは90Hz。110%sRGB、400nitの輝度、ブルーライト低減機能などを備えています。

 

CPUには最新の第12世代インテル Core プロセッサーを搭載し、インテル Evoプラットフォームに準拠。Fn+QキーでCPUのパワーをコントロールできるSmartPowerに対応。大型のタッチパッドを採用し、筐体の端までキーボードスペースを広げています。

 

タッチパネルモデル(ムーンホワイト)のほか、ノンタッチパネルモデル(オニキスグレー)も、オンラインストア限定で同日発売。タッチパネルモデルの市場想定価格は20万3280円(税込)~、ノンタッチパネルモデルの価格は18万円(税込)前後です。

アナタは全部ご存知ですか!? 2022年上半期売れたモノSELECTION「家電・デジタル」18選

早いもので、2022年ももう下半期!! ここでは、上半期に売れたモノ・話題になったコトを「家電・デジタル」カテゴリから総ざらいしていく。……さて、アナタは全部ご存知ですか!?

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【その1】レトルト亭

レトルト食品を湯沸かし不要でパウチごと温める斬新家電

【レトルト専用調理器】

2022年1月発売

アピックスインターナショナル

レトルト亭 ARM-110

実売価格7680円

お湯を使わずにレトルト食品を温められる調理器。レトルト食品を袋のまま投入し、本体に内蔵された低温ヒーターでパウチを挟み込んで温める。本体サイズは約W255×H200×D80mmとスリムなので、限られたスペースにも設置しやすい。

 

↑定格消費電力200Wと省電力なので電子レンジとの同時使用も安心。レンジでご飯を温めるなど並行して調理すれば時短になり、アツアツをいただける

 

↑ダイヤルを回すだけの簡単操作。目盛りの「小盛」は180g、「普通」は260g、「大盛」は300gまでがそれぞれで調理できる容量の目安だ

 

レトルト食品生産数量の推移(※1)によると、レトルト食品市場は10年間で概ね伸長傾向にある。例えばカレーは約1.1倍、シチューは約1.4倍、スープ類は約1.5倍の増加(※2)を記録しており、コロナ禍で引き続き市場の成長が見込まれる。

※1:公益社団法人日本缶詰ビン詰レトルト食品協会、2020年最新データおよび2011年以降推移データ
※2:それぞれ2020年と2011年の生産箱数に基づく

 

最近では丼ものや惣菜も登場しており重宝されているが、一方でお湯を沸かすのを手間に感じる人は多い。また、パックごはんやパスタもレンジで準備しようとすると時間がかかることも。そこで活躍するのが、レンジも湯沸かしも不要なレトルト亭だ。レンジでごはんを温めながら、パスタを茹でながら、カレーやパスタソースは本機にセットすれば、実に効率的。時短だし、先に温めていたごはんが冷めてしまうこともなく、アツアツを楽しめる。パウチごと温められるのでラップも要らず、洗い物とゴミを最小限に抑えられるのもうれしい。

 

商品化に際しては同社内でも、「レトルト食品の利便性を考えればレンジ1台で十分なのでは」といった、懐疑的な意見があったという。そこで生活者にダイレクトに訴求できるプラットフォームを試金石とするべく、クラウドファンディングを実施。結果として応援購入総額2200万円超、サポーター数3100人という実績を残し、その有用性を証明した。

 

各種メディアでの紹介やSNSでの反響も追い風となり、1月末の一般発売から4月末までの3か月間で約4万7000台を売り上げている。ライフスタイルの多様化に合わせて、さらなる利便性、安全性、省エネ性を追求する同社のプロダクトに今後も注目だ。

 

【ヒットの裏付け】クラファンで注目を集め一般販売も想定以上の好発進

試験的に行ったクラファンで購入総額2200万円以上を達成。バラエティ番組「家事ヤロウ!!!」の2022年ヒット予測で本誌編集長・川内が推薦して第1位に輝き、業界で話題を呼んだ。一般販売も好調。

 

コレも話題に!

ボタンひとつで温玉も作れる失敗知らずのゆで卵調理器

アピックスインターナショナル

ゆで卵調理器 エッグマイスター AEM-420

実売価格4490円

生卵をセットして注水、スイッチを押せば一度に4個のゆで卵が完成。固ゆでや半熟、コンロでは温度調節が難しい温泉卵も簡単に作れる。昨年4月の発売から1か月間で年間目標の3倍にあたる3万台、1年間で6万5000台を売り上げた。

 

ネクストヒット!? 同社の注目家電

ソーラー充電でき多彩なシーンで活躍!

アピックスインターナショナル

SOTOMO ソーラーパワーファン APF-560

実売価格1万1880円

背面にソーラーパネルを備え、屋内外問わず使える折りたたみ式の扇風機。太陽光発電した電気は内蔵バッテリーに蓄電されるので、アウトドアでの使用や停電時にも重宝する。USB接続で外部デバイスへの給電も可能。

 

【その2】バルミューダ×スタバ

独自のチューニングを施し店舗のおいしさを自宅で再現

【コーヒーメーカー】

2021年11月発売

バルミューダ

BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION

6万4900円

「スターバックス リザーブ」ブランドとコラボした限定モデル。カッパーとダーククロームが目を引く、洗練されたデザインが特徴だ。精緻な温度制御などの技術は踏襲しつつ、スターバックスの豆に合わせた専用の抽出モードを搭載。

 

↑モードはHot/Iced、サイズは店舗と同様にShort/Tallから選択可能。ドリッパーにはブランドロゴがあしらわれ、細部まで世界観にこだわった

 

【ヒットの裏付け】予約開始時は即完売で現在は販売店舗拡大中

店頭では予約開始から半日で、販売サイトでは2日間で完売。“おうちカフェ”需要が高まるなか、自宅でスタバ体験ができる唯一のコーヒーメーカーとしてファンの熱視線を集めた。

 

【その3】セカンド冷凍庫

省スペースで設置しやすく冷蔵庫の冷凍室の容量不足を解消

【冷凍庫】

2021年7月発売

AQUA

スリムフリーザー AQF-SF10K

販売終了

横幅36cm、高さ145cmのスリムボディながら容量102Lを実現。家具の間などデッドスペースに設置できると評判に。食材の大きさや形状に合わせてバスケットと棚を使い分けられるのも魅力。シンプルなデザインがインテリアに調和する。

 

↑現在は後継機種AQF-SF11M(実売価格5万1700円)が発売中。新色シャインブラックが加わり、サイズは変えずに容量が105Lに増加した

 

↑4段の引き出し式バスケットとガラス棚は取り外し可能。ガラス棚はフラットなので、型崩れが心配な食品も傾けることなく出し入れできる

 

【ヒットの裏付け】冷凍食品の消費が増えて冷凍庫も需要増

共働き世帯の増加やコロナ禍により冷凍食品や食材のまとめ買いをする人が増えたことで、ホームフリージングの需要が急増。当初想定した2倍以上の売れ行きで生産が追い付かず、数か月に渡って品薄状態が続いた。

 

【その4】Chiiil(チール)

リビングや寝室にも馴染む重ねて使えるデザインが斬新

【冷凍庫】

2022年4月発売

日立

Chiiil R-MR7S

実売価格8万5310円

キッチン以外のスペースにも置きやすい新コンセプトの冷蔵庫。グレー系を中心に10色のバリエーションを揃え、室内のレイアウトに合わせて選びやすい。最低約2℃から最高約16℃まで2℃刻みの温度調節と、庫内の棚の位置調整が可能。

 

↑本体サイズはW559×H750×D420mm。リビングや寝室など様々な部屋に設置しやすく、2台を組み合わせて縦置き・横置きもできる

 

【ヒットの裏付け】GREEN FUNDINGで目標の7倍を達成

昨年12月から3か月間クラファンサイトで先行予約を行い、目標の7倍以上にあたる720万円超を達成。ショールーム「蔦屋家電+」の展示でも冷蔵庫に見えないデザイン性を評価する声が多く寄せられた。

 

【その5】水硬度炊き分け炊飯器

硬度が高い水道水でもふっくらおいしく炊き上げる

【炊飯器】

2022年4月発売

東芝ライフスタイル

真空圧力IHジャー炊飯器 炎匠炊き RC-10ZWT

実売価格11万5080円

真空圧力IHジャー炊飯器のフラッグシップモデル。地域で異なる水硬度に合わせて炊き方を調節する新機能「水硬度炊き分け」を搭載する。熱対流の回転方向を切り替える加熱方式を採用し、米本来の甘みを引き出す。

 

↑内釜は大きな熱対流を起こす丸底形状を採用。加えて、より効率的に対流させるために中央部分に膨らみを設けた

 

↑業界初(※)のカラータッチ液晶を採用。ベースカラーはブラック/ホワイトに切り替えられ、非使用時は表示が消えるノイズレス仕様だ
※:国内家庭用100Vジャー炊飯器において(2022年4月20日発売)

 

【ヒットの裏付け】水硬度炊き分けが好評で出荷台数は従来機の4倍以上

従来の炊飯器にはなかった、水の硬度に合わせて炊き分ける新機能に惹かれるユーザーが多数。生産・出荷台数は、従来機種(RC-10ZWP)と比べ昨対4倍以上、シェアも昨対2〜3倍以上で推移している。

 

【その6】LOCABO

炊くだけで糖質をカット! 2台目炊飯器としての需要増

【炊飯器】

2021年7月発売

forty-four

糖質カット炊飯器 LOCABO

実売価格1万4800円

糖質が米に付着しないよう炊飯する機能を搭載。炊き上がりのおいしさにもこだわり、水分量・火力・蒸気量の調整を重ねた独自製法「LOCABO炊き」を採用する。サイズはW255×H220×D220mmで、省スペースで収納できるのも魅力。

 

↑炊飯時に水に溶け出した糖質(でんぷん)が外釜に溜まる二重構造。糖質最大45%、カロリー最大44%カットを叶える

 

↑炊き込みごはんもできる玄米炊飯機能や、炊き加減調整機能を搭載。スチームモードでは内釜を使って蒸し野菜も作れる

 

【ヒットの裏付け】クラファンで大注目!家電量販店でも上位に

昨年実施されたクラファンでは、開始から2週間ほどで応援購入総額7800万円以上を達成。手軽に糖質をカットでき、置き場所もとらないので2台目の炊飯器として購入者に喜ばれている。

 

【その7】テイエール

茶こし内蔵のケトルでティータイムのひと手間を省略

【電気ケトル】

2021年10月発売

ティファール

テイエール 1.5L

実売価格1万4000円

7段階の温度コントロール機能と保温機能を備えた電気ケトル。取り外し可能な茶こしに茶葉を入れれば、そのままティーポットとして使用できる。本体は割れにくい耐熱強化ガラス製で湯量がわかりやすく、ニオイ移りも少ない。

 

↑タッチパネル式電源プレートを採用。飲み物に合わせて7段階(60/70/80/85/90/95/100℃)の温度設定が可能だ

 

↑茶こしの底を取り外せるので、残った茶殻も取り除きやすい。日々使うモノなので、手入れのラクさも購入の決め手に

 

【ヒットの裏付け】活躍シーンが幅広く4か月で年間目標達成

1年間の売り上げ目標を4か月で達成。温度設定、保温、煮出し機能により、様々な飲み物を最小限の手間で作れるのが好評だ。お茶や紅茶のほか、漢方の煮出しに活用する人も。

 

【その8】BONECO

空気の質を追求するブランドのスタイリッシュな空気清浄機

【サーキュレーター兼空気清浄機】

2022年4月発売

BONECO

BONECO F220CC Clean & Cool Fan

3万9800円

スイスの老舗家電メーカーが“空気の質”にこだわり開発。キレイになった空気を強力なファンで室内の隅々まで循環させることで、効率的に快適な空間を実現する。最大運転音約60dBの静音設計で、夜間などシーンを問わず活躍する。

 

↑00.3μmまでの粒子を捕集するESPフィルターと、除菌効果のあるUV-Cライトを搭載。マグネット式カバーはすぐに外せてフィルターの手入れも簡単だ

 

【ヒットの裏付け】確かなブランド力が日本でも受容された

世界三大デザイン賞のひとつ「レッドドット・デザイン賞」受賞機種のデザインを踏襲。衛生意識の高まりを受け、クラファンで目標の407%を達成。国内一般販売が実現した。

 

【その9】DEEBOT X1

モップへの給水から洗浄・乾燥まで全自動化

【ロボット掃除機】

2022年3月発売

エコバックス

DEEBOT X1 TURBO

15万9800円

家庭用ロボット世界シェア2位の同社が発表したフラッグシップライン。5000Paのパワフルな吸引力に加え、モップへの給水から洗浄・乾燥までを自動で行う水拭きシステムを備える。独自のAI音声アシスタント「YIKO」による音声操作も可能。

 

↑中央のメインブラシと1対のサイドブラシを装備。写真下部の「加圧回転式デュアルモップ」は180回転/分で汚れを落とす

 

↑120万画素、148.3度の超広角レンズを有する高性能HDRカメラを搭載。AIが障害物を識別し、マッピングしてくれる

 

【ヒットの裏付け】モップの自動洗浄・乾燥機能に注目

モップの洗浄から乾燥までを自動化した革新性が話題に。「TURBO」はクラファンで先行販売を実施し、5400万円超で目標達成。同シリーズで自動ゴミ収集機能を搭載した最上位モデル「OMNI」も売れ行き好調だ。

 

【その10】セパレートコードレス

ダストボックスを分離してゴミ捨ての手間を軽減

【コードレススティッククリーナー】

2021年10月発売

パナソニック

セパレート型コードレススティック掃除機 「パワーコードレス」 MC-NS10K

実売価格6万5340円

ダストボックスを本体からセパレートした、新発想のスティッククリーナー。手元重量0.45kgの軽い操作性でスムーズに床掃除できる。クリーンセンサーが目に見えない約20μmのハウスダストまで検知し、キレイになるとライトが赤→青点灯に。

 

↑「からまないブラシ」を採用。円すい形のダブルブラシが髪の毛やペットの毛を自然に除去し、手入れの際の負担を軽減

 

↑本体をクリーンドックに戻すとモーターが起動し、本体内のゴミをドック内の紙パックに自動収集。都度のゴミ捨てが不要に。ダストボックスをなくしたことで本体のスリム化にも成功

 

【ヒットの裏付け】発売から半年間で計画の185%を記録

掃除後の手入れやゴミ捨てを負担に感じる人が多いという同社の調査結果に基づいて本機を訴求。昨年10月の発売から今年4月までの集計で販売計画の185%を売り上げている。

 

【その11】NFT

圧倒的な取引量とユーザー数で世界最大のNFTマーケット

【NFTマーケットプレイス】

2017年12月開始

OpenSea

“NFT版Amazon”ともいわれる、アメリカのスタートアップ発の一大マーケットプレイス。NFTの制作から出品までは手数料がかからないので一般の利用者も始めやすく、8歳男児が自由研究で描いた絵が最高160万円相当で二次流通した事例も。ETHほか多数のブロックチェーンに対応。

 

↑ナイキは昨年末、NFTブランドのRTFKTを買収。今年4月にはメタバースで着用できるバーチャルスニーカーを発表した

 

↑現代美術家・村上隆のNFTアートも話題に。「Murakami.Flowers Seed」は6月8日現在8098ドルの値が付いている

 

Non-Fungible Tokenの頭文字をとった「NFT」は、非代替性トークンと和訳される。デジタル空間のアートや音楽などコンテンツにブロックチェーン技術を適用。唯一性が担保されたデジタル資産として、制作者・所有者を証明できる点で画期的だ。マーケットプレイスを通じて売買され、二次流通の取引では制作者に一定の手数料が支払われるのが主流。コンテンツ・権利分野のビジネスを中心に、新たな価値の創出が期待されている。

ここで紹介するOpenSeaは、昨年3月に2300万ドル、同7月に1億ドル、今年1月に3億ドルの資金調達を実施。設立からわずか4年で評価額15億ドルを突破し、現在世界最大のマーケットプレイスとして君臨している。

昨年のNFTの市場規模は、一昨年と比べて約70倍(※)に成長。所有権において現行の法整備では不十分であるなど課題も残るが、大手企業や著名人の参入、意外な作品の高騰などセンセーショナルな話題は尽きない。まだルールや活用方法が模索されている状況なので、いま興味がないという人も今後の動向に注視してほしい。
※:フランス・BNPパリバ傘下の調査会社ラトリエのレポートよると、NFT市場の2020年取引額は約2.5億ドル、2021年取引額は約176億ドル

 

【ヒットの裏付け】今年1月の取引額が過去最高の50億ドルに

NFTは昨年から急激に注目され始めた。Googleトレンドを参照すると検索数のピークとなっている今年1月には、OpenSeaでの取引額が過去最高の50億ドル/月を計上した。

 

このマーケットプレイスも注目!

クレカも使えてNFT初心者にやさしいシステム

Rakuten NFT

トレーディングカードのように、ショップから「パック」を購入するシステム。獲得したNFTは個人間で取引ができる。2月のサービス開始以来、アニメやJリーグ、歌手などのコンテンツが展開。クレカ決済や楽天ポイントも利用可能だ。

 

アーティストのファンに向けた特典を用意

Fanpla Owner

音楽アーティストのファンサイトを手掛けるFanplusが5月に開始。アーティストに特化しエンタメ領域のNFTコンテンツを展開する。NFT保有者向けの先行チケット販売や限定コミュニティの提供など、実利的な付加価値も提供予定。

 

アスリートたちのパフォーマンスがNFTで蘇る

META ALL-STARS

トップアスリートに着目した、3月オープンのプラットフォーム。第1弾ではプロ野球・新庄剛志、第2弾ではフィギュアスケート・浅田真央のコレクションをラインナップに加えた。個人間のマーケット機能は今後拡充される予定。

 

【その12】M10 HD

必要十分な内蔵メモリでエンタメ視聴も快適

【タブレット】

2022年3月発売

レノボ・ジャパン

Tab M10 HD(2nd Gen)

3万6080円(ZA6W0116JP)

薄型・軽量設計の10.1型Androidタブレット。4GB(RAM)/64GB(ROM)メモリを搭載し、快適に操作できる。1280×800ドットのワイドIPSディスプレイは視野角が広く、ファミリーでの動画視聴がしやすい。音声検索にも対応。

 

↑背面に800万画素のアウトカメラを搭載。サウンド面では、フロントスピーカーとドルビーアトモスで臨場感のある音場を実現。動画や音楽、ゲームなどのエンタメを満喫できる

 

↑厚さ約8.25mmのメタルボディに質量約420gの薄型軽量設計。スマホ用充電器などと共用しやすいUSB 2.0 Type-Cポートを備える

 

【ヒットの裏付け】実売台数ランキングでApple製品に肉薄

BCNランキング(※)「タブレット」部門ではiPadが上位を占めるなか3月、4月ともに3位と健闘。10.1型高解像度ディスプレイで動画視聴やゲームを楽しみやすいと好評だ。
※:PC・デジタル家電のマーケティング調査を行うBCNがPOSデータを基に集計した売れ筋ランキング

 

【その13】ハイブリッドチェキ

多彩な撮影エフェクトとクラシックな風合いを兼備

【インスタントカメラ】

2021年12月発売

富士フイルム

instax mini Evo

実売価格2万5800円

レバーを引くとその場でプリントされるチェキ。各10種類のレンズ/フィルムエフェクトの組み合わせで、100通りの写真表現ができる。アプリ連携でスマホの写真データを共有し、チェキプリントすることも可能。

 

↑背面に3.0インチのTFTカラー液晶モニターを搭載。画面を見ながら撮影して、選択中のエフェクトもひと目で確認できる

 

↑エフェクト選択はダイヤル式を採用。操作音までこだわったアナログな操作感で、“作品を創る”楽しさを味わえる

 

【ヒットの裏付け】デザインが好評で計画の2倍以上を販売

世界三大デザイン賞から「iFデザイン賞」「レッドドット・デザイン賞」を受賞した、高級感あるクラシックなカメラデザインが好評。2021年度は国内で計画の2倍以上を販売した。

 

【その14】EOS R3

高速連写と高画質を両立し多様なシーンに対応する

【ミラーレス一眼】

2021年11月発売

キヤノン

EOS R3

実売価格74万8000円(ボディ)

フルサイズ裏面照射積層型CMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」を新搭載。電子シャッター撮影時には、AF/AE 追従で最高30コマ/秒の高速連写と高画質を両立した。高速性能を拡充し、プロやハイアマチュアのニーズに応える。

 

↑電子シャッターが約30コマ/秒を実現。従来のミラーレス機では難しかった、スポーツなどの素早い動きが撮影可能に

 

↑ブラックアウトフリーな電子ビューファインダーを搭載。表示パネルはシームレスな応答性を誇る約576万ドット有機ELだ

 

【ヒットの裏付け】現在は緩和されたが納品半年待ちが続いた

2300台/月を生産(※)しているが、国内をはじめ世界各国から注文が殺到。発売から約6か月間は半年待ちとなっていた。「視線入力」など直感的な操作性がプロ・アマ問わず支持される。
※:発売時から最需要期にかけての平均値

 

【その15】ゲーミングネックスピーカー

臨場感抜群の音響でゲーマーも納得

【ネックスピーカー】

2021年10月発売

パナソニック

ネックスピーカーシステム SC-GN01

実売価格1万9260円

人気ゲーム「FF XIV」のサウンドチームの協力で実現した4chネックスピーカー。RPG/FPS/ボイス強調と、3モードを切り替えられる。シリコンゴム製のパッドを採用し、質量約244gと軽量で、長時間プレイでも快適。

 

↑ボイスが届きやすい「エコーキャンセルマイク」を搭載。ゲームサウンドの干渉を抑え、快適なボイスチャットを叶える

 

↑側面に配したボタンでサウンドモードの変更やミュートの操作ができる。ゲームを中断せずに切り替えられて便利

 

【ヒットの裏付け】革新的な音響設計にゲーマーからの予約殺到

4基のスピーカー設計が革新的な「FF XIV」推奨モデルとして話題に。昨年10月の発売時には予約が殺到し、年明けの配送となる人が続出した。

 

【その16】ZE3000

独自開発の音質設計で残響や低域も鮮明

【ワイヤレスイヤホン】

2021年12月発売

final

ZE3000

実売価格1万5800円

新開発ドライバーの搭載により超低歪サウンドを実現。一音一音が埋もれず明瞭に聞き分けやすく、残響音までクリーンに拾える。IPX4の生活防水や、再生/停止と通話/終話のタッチ操作など、機能面も充実。

 

↑有線イヤホン設計のノウハウを生かした特徴的な形状。耳に接触するのは3点のみで圧迫感がなく、誰でもフィットしやすい

 

↑抜群の遮音性が好評の、ソフトな着け心地に仕上げたイヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を同梱。SS/S/M/L/LLの5サイズを揃える

 

【ヒットの裏付け】発売3か月時点で年間予想の3倍を販売

独自機構を実装し、従来の完全ワイヤレスイヤホンでは難しかった、低域の調整や自然なボーカルの聴こえを実現。発売3か月で年間販売予想の300%を達成している。

 

【その17】ミライスピーカー

音量そのままで聞こえやすく高齢者の家族に好評

【テレビ用スピーカー】

2020年5月発売

サウンドファン

ミライスピーカー・ホーム

実売価格2万9700円

テレビの音量は上げずに、音の伝え方を変換することで聞こえ方を改善するスピーカー。空間全体に音が広がる設計で、部屋のどこでもくっきりと聞こえる。サイズはW86×H143×D212mmと小型でテレビ台などに設置しやすい。

↑AC給電とテレビから本体イヤホンジャックへの端子接続のみで準備OK。機械の操作が苦手な人でも使いやすい

 

↑特許取得の「曲面サウンド」技術を採用。年配者には聞こえづらい高音域も、特殊な音波で広範囲に届けられる

 

【ヒットの裏付け】在宅時間増も影響し販売2年目で昨対4倍

在宅時間の増加もあり、発売1年目の販売台数1万台強から2年目は5万台強まで伸長。家族のテレビ音量に悩まされている人からの需要が多いほか、PCに接続して使う人も。

 

【その18】チューナーレステレビ

Android TV搭載で“動画派”には必要十分

【チューナーレステレビ】

2021年12月発売

ドン・キホーテ

AndroidTV機能搭載チューナーレススマートテレビ

2万1780円(24型)、3万2780円(42型)

チューナーを非搭載とし、低価格を実現したスマートテレビ。Chromecast機能を使えば、スマホ画面をミラーリング表示して大画面で楽しめる。ノートPCのデュアルモニターとして活用することもできる。

 

↑地上波放送は見られないが、Android OSを搭載し充実のネットコンテンツを満喫できる。HDMI端子を3基備え、接続端子も十分

 

↑NetflixやYouTube、Amazon Prime Videoなどの人気サービスにはリモコンから素早くアクセス。音声操作にも対応

 

私が解説します

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV記事などのテスターとしておなじみ。AV以外にもPCやガジェット、アウトドアなど幅広い知識を持つ。

 

チューナーレステレビの人気について湯浅さんは語る。
「ドンキのテレビは、放送を視聴するためのチューナーを外し、ネット動画視聴に特化。Android TVを搭載したスマートテレビなので、ネットに接続するだけで動画配信や動画共有サービスが楽しめます。チューナー非搭載とはいえ、42V型のフルHDテレビが3万円台前半なら、売れるのは当然。さらに、NHK受信料の支払い義務が発生しないのも大きなポイントです」(湯浅さん)

とはいえ“テレビ”である以上、放送を見たい気持ちも湧いてくる。
「リアルタイムにこだわらなければ、テレビ視聴アプリを利用して番組は見られます。しかも、TVerなどの見逃し配信なら無料です。近年、テレビ番組をリアルタイムで視聴しない人が増えていますが、そういったスタイルのほうが便利だと思う人にはぜひオススメします」(湯浅さん)

また、スマート化の波はプロジェクターにも押し寄せている。
「Android(OSやTV)搭載のプロジェクターも人気です。前出の“放送をリアルタイム視聴しない層”のなかにはテレビを常時置かなくていいと考えている人が一定数います。そういう層が、“たまには大画面で見たい”とプロジェクターを購入しているのでしょう」(湯浅さん)

 

【ヒットの裏付け】若者から支持を集め、初回生産6000台が1か月でほぼ完売

昨今では、自宅では動画配信サービスが視聴できれば十分という若年層も多い。20~40代を中心に人気で、初回生産ぶんの6000台は1か月でほぼ完売。5月までの累計で1万台以上を売り上げている。

 

コレもAndroid対応!

持ち運びやすいサイズでネット動画もゲームも投影可能

【モバイルプロジェクター】

2019年6月発売

アンカー・ジャパン

Nebula Capsule II

実売価格6万7160円

500ml缶よりコンパクトなモバイルプロジェクター。Android TV 9.0を搭載し、HD解像度で最大100インチの映像を投影できる。単体でスマホと連携が行えるほか、HDMIケーブルでレコーダーやゲーム機と接続可能。

 

↑独自のオートフォーカス機能を採用。様々な場所へ持ち運んで使用しても、面倒な調整不要ですぐに高精細な映像を楽しめる

 

正当に進化した最新型はファミリーに最適

【ホームプロジェクター】

2022年6月発売

popIn

popIn Aladdin 2 Plus

実売価格10万9800円

シーリングライトとスピーカーが一体の3in1プロジェクターの最新モデル。ワイヤレスHDMIアダプター(別売)によって、手持ちのゲーム機や映像機器、PCの画面も投影できるのが特徴。より好みに合ったコンテンツを大画面で楽しめる。

 

↑Android 9.0を搭載し、さらに同社オリジナルの動画配信サービスやアプリも提供。子どもから大人まで、豊富なコンテンツを楽しめる

薄型軽量で耐久性も◎! カーボンニュートラル認証ノートPC「Yoga Slim 970i」

レノボ・ジャパンは、ウルトラスリムノートPC「Yoga Slim 970i(ヨガスリム キュウナナゼロアイ)」を8月19日に発売します。税込価格は29万円前後。

 

同製品は、カーボンニュートラル認証を取得したノートPC。同製品の使用にともなうCO2排出量を販売価格に算入しており、購入と同時にオフセットすることが可能。企業の環境目標達成にも有効です。

 

天板に3D曲面ガラスを採用したなめらかなエッジデザインを採用し、アスペクト比16:10の14型パネルは、PureSightディスプレイに対応。4K OLEDディスプレイを搭載し、Dolby Vision、10bitカラー、125%sRGB、DisplayHDR 500 TrueBlack、400nit、ブルーライト低減機能などを備えています。Bowers & Wilkinsのスピーカーは、鮮明な高音と繊細な低音で臨場感のあるサウンドを楽しめます。

 

CPUには第12世代インテル Core プロセッサーを搭載し、インテル Evo プラットフォームに準拠。SmartPowerにも対応しています。そのほか、FHD MIPIカメラ、eプライバシーシャッターを搭載。最大約12.2時間駆動のバッテリーは急速充電も行え、15分充電で約2時間の使用が可能です。

必要十分な内蔵メモリでエンタメ視聴も快適! レノボ「M10 HD」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、タブレット「Tab M10 HD(2nd Gen)」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

M10 HD

必要十分な内蔵メモリでエンタメ視聴も快適

【タブレット】

2022年3月発売

レノボ・ジャパン

Tab M10 HD(2nd Gen)

3万6080円(ZA6W0116JP)

薄型・軽量設計の10.1型Androidタブレット。4GB(RAM)/64GB(ROM)メモリを搭載し、快適に操作できる。1280×800ドットのワイドIPSディスプレイは視野角が広く、ファミリーでの動画視聴がしやすい。音声検索にも対応。

 

↑背面に800万画素のアウトカメラを搭載。サウンド面では、フロントスピーカーとドルビーアトモスで臨場感のある音場を実現。動画や音楽、ゲームなどのエンタメを満喫できる

 

↑厚さ約8.25mmのメタルボディに質量約420gの薄型軽量設計。スマホ用充電器などと共用しやすいUSB 2.0 Type-Cポートを備える

 

【ヒットの裏付け】実売台数ランキングでApple製品に肉薄

BCNランキング(※)「タブレット」部門ではiPadが上位を占めるなか3月、4月ともに3位と健闘。10.1型高解像度ディスプレイで動画視聴やゲームを楽しみやすいと好評だ。
※:PC・デジタル家電のマーケティング調査を行うBCNがPOSデータを基に集計した売れ筋ランキング

レノボ、ゲーミングノート5機種を発表! 「Legion」シリーズ7月より順次発売

レノボ・ジャパンは、ゲーミングPC「Legion」シリーズの新モデルノートPC「Lenovo Legion 770i」「Lenovo Legion Slim 770i」「Lenovo Legion 570i Pro/570 Pro」「Lenovo Legion 570」を発表。7月1日から順次発売します。

 

フラッグシップモデルのLenovo Legion 770iは、CPUに最新第12世代インテル Core i7-12800HX プロセッサー、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUを搭載。エアフローの見直しとベイパーチャンバーテクノロジーの採用により、冷却性能が大幅に向上しています。ゼロバンプヒンジを採用したアルミニウム筐体は、前世代モデルより約37%薄型化。ディスプレイには16.0型 WQXGA IPS液晶を採用。165Hzのリフレッシュレートに加え、DisplayHDR 400、NVIDIA G-SYNCに対応し、鮮明でなめらかな映像が楽しめます。RGBライティングがサウンドや映像に同期する機能のほか、WASDキーは耐久性の高いセラミックキーキャップに変更可能。専用ソフトウェアにより、ゲームタイトルに合わせたプロファイルの登録も可能です。最大約11時間駆動可能のバッテリーや、遅延を抑えるインテル Killerワイヤレスも搭載。7月1日発売で、税込価格は37万円前後です。

 

Lenovo Legion Slim 770iは、最薄部16.9mm、質量約2.23kgの薄型軽量ボディに、最新のCPU、GPUを搭載した16.0型ゲーミングノートPC。15.6型の前世代モデルよりディスプレイサイズを拡大しながら、ベゼル幅をスリムにして有効画面領域が向上しました。CNC削り出しアルミニウムを採用したボディは、一見するとゲーミングPCと分からないデザインで、仕事や学習の合間にさりげなくゲームを楽しみたいユーザーに適しています。キーボード面にもエアインテークを配し冷却性能を強化、ディスプレイにはWQXGA IPS液晶を採用しています。7月8日発売で、税込価格は27万5000円前後。

 

Lenovo Legion 570i Pro/570 Proは、スポーツカーのようなフォルムの排気口を採用した、アグレッシブなデザインが特徴。16.0型ディスプレイはアスペクト比16:10で、縦の表示領域が広くなっています。発売日は、570i Proが7月15日、570 Proが7月8日。税込価格は570i Proが22万5000円前後で、570 Proが21万5000円前後。

↑Lenovo Legion 570i Pro

 

↑Lenovo Legion 570 Pro

 

Lenovo Legion 570は、先日発表済みのLenovo Legion 570iのAMD Ryzen搭載モデル。ゼロバンプヒジンを採用し前世代モデルより約14%薄型化し、重厚感のある天板には、アルミニウムとマグネシウムの合金を採用しています。CPUには最新のAMD Ryzen 5 6600H モバイル・プロセッサー、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 3050Ti Laptop GPUを搭載。8月5日発売で、税込価格は20万円前後。

リサイクル素材を活用! サステナブルなマルチモードPC「Lenovo Yoga 670」5月20日発売

レノボ・ジャパンは、13.3型マルチモードPC「Lenovo Yoga 670」を、5月20日に発売します。税込価格は14万円~。

 

同製品は、天板のファブリック素材やクッション材などにリサイクルプラスチックを活用し、環境への負荷を低減。天板のファブリックカバーには50%、電源アダプターには30%、バッテリーには25%、クッション材には90%のリサイクルプラスチックを用いており、梱包材にはFSC認証を受けた資材を使用しています。

 

13.3型ディスプレイはアスペクト比16:10で縦に作業領域が広く、解像度はWUXGA(1920×1200)、広色域sRGBカバー率100%。ペン入力にも対応し、Lenovoデジタルペンを同梱しています。

 

エッジ部分は丸みを帯びたデザインで、手にフィットして持ち運びやすい設計。USB Type-C×2、USB Type-A×2、HDMI、microSDカードスロットを備えています。

 

CPUには最新のAMD Ryzenモバイル・プロセッサーを搭載。Dolby Vision、Dolby Atmosに対応。「Fn+Q」キーでファンの回転数を切り替えられるSmart Power機能により、製品のパフォーマンスを制御することが可能です。

小学生から社会人まで幅広く使える、セルラーモデルのChromebook! レノボ「Lenovo 300e Chromebook Gen3」ソフトバンクから発売

レノボ・ジャパンは、タブレットのように使用でき、LTEネットワークを通していつでもインターネットに接続できる、Chrome OS搭載のACPC(Always Connected PC)「Lenovo 300e Chromebook Gen3(レノボ サンビャクイー クロームブック ジェンスリー)」を、ソフトバンク社の「ソフトバンク」から4月22日に発売。4月15日から予約を受け付けています。価格は5万7600円。

 

同製品は、スワイプやタップ、スクロールなどに対応した11.6型のディスプレーを搭載し、キーボードだけでなく、ディスプレーを指でタッチすることで操作することができます。PCとしての使用のほか、動画視聴時などには画面を360度回転させて、タブレットのように使用することも可能。ディスプレイにはコーニング社の「ゴリラガラス」を採用しています。

 

「Google アカウント」にログインすると、現在使用中の「Google ドライブ」のファイルや「Chrome」の設定など、簡単にアクセスできます。Chrome OSは自動的にセキュリティ機能の更新を行い、常に最新の状態で利用できます。ソフトウェアもバックグラウンドで自動的に更新されます。PCは数秒で起動でき、すぐに操作が可能です。

 

LTEに対応しており、Wi-Fi環境がなくてもネットワークに接続することが可能。Google Playストアから様々なアプリケーションをインストールしたり、Chromeウェブストアから拡張機能を追加したりすることができます。

レノボ、「Snapdragon XR1」搭載スマートグラス「ThinkReality A3」を発売! エンタープライズ向けに展開

レノボ・ジャパンは、エンタープライズ向けAR/VRソリューションブランド「ThinkReality」シリーズから、スマートグラス単体の「ThinkReality A3 PC Edition」、ARソリューションセット「ThinkReality A3 Industrial Edition」を発売しました。

 

ARスマートグラス「ThinkReality A3」は、CPUにQualcomm Snapdragon XR1を搭載。片眼1080pの高解像度ディスプレイに、トラッキング用のデュアルフィッシュアイ、8MPカメラを採用しています。防水規格のIP54に準拠。ステレオスピーカーと3つのマイクを備えています。6DoFに対応し、ルームサイズの空間トラッキングが可能。重さ130gで、折りたたんで持ち運ぶことが可能です。

 

ThinkReality A3 PC Editionは、「Virtual Display Manager」をインストールした、グラフィックチップ搭載のハイエンドなノートPCと接続することで、バーチャルモニターとして利用できます。最大5つの画面を表示でき、スペースが限られた場所でも広い画面領域で作業が可能。周囲の人に画面を見られることがないので、秘匿性が高いデータを扱う際にも活用できます。

 

ThinkReality A3 Industrial Editionは、主に生産現場での作業支援やリモートアシストにより、フロントラインワーカーの業務サポートを目的としたモデル。ThinkReality A3と、スマートフォンmotorola edge30 PRO、アタッチメントパーツのIndustrial Kit、Industrial Frameのハードウェアに加え、2つのソフトウェアソリューション「ThinkReality Cloud Portal」「holo one sphere」、オンラインサポートがセットとなっています。

 

税込価格は、A3 PC Editionが19万2500円、Industrial Editionが54万4500円です。

レノボ「ThinkPad」シリーズ22モデル発表! 在宅勤務やフリーアドレスなど、快適なリモートワークをサポート

レノボ・ジャパンは、ThinkPadシリーズの最新ラインナップ22モデルを発表しました。

 

「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」「ThinkPad X1 Yoga Gen 7」「ThinkPad L14 Gen 3」「ThinkPad L15 Gen 3」を4月12日に発売。最軽量時構成1kg未満の「ThinkPad X1 Nano Gen 2」や、新たにアスペクト比16:10のディスプレイを搭載した「ThinkPad Tシリーズ」と「ThinkPad L13 Gen 3」、Qualcomm Snapdragon 8cx Gen 3を搭載したモバイルノートPC「ThinkPad X13s Gen 1」などのラインアップを、2022年夏までに順次発売します。

↑「ThinkPad X1シリーズ」…左から、ThinkPad X1 Carbon Gen 10、ThinkPad X1 Yoga Gen 7、ThinkPad X1 Extreme Gen 5、ThinkPad X1 Nano Gen 2

 

今回発売された4モデル(最小構成時)の税込価格は、ThinkPad X1 Carbon Gen 10が29万1500円~、ThinkPad X1 Yoga Gen 7が30万9100円~、ThinkPad L14 Gen 3が15万9060円~、ThinkPad L15 Gen 3が17万3360円~です。

 

今回発表されたモデルはすべて移動体通信を介した高速通信に対応可能で、13型のモバイルノートPCから16型の大画面ノートPCまで、ワイヤレスWANの内蔵が可能です。ThinkPad X13s Gen 1では、5Gミリ波に対応。

↑「ThinkPad X13シリーズ」…左から、ThinkPad X13s Gen 1、ThinkPad X13 Gen 3、ThinkPad X13 Yoga Gen 3

 

オンライン会議での利用に最適化された1080pのWebカメラを搭載可能としており、従来のノートPCの720pカメラと比較して、より明るく、鮮明なオンライン会議が可能です。オンライン会議の音質も、会議スペースからの参加時に複数人の声量を均一化し、バックエンドノイズを低減するDolby Voiceを全モデルに標準搭載。また、ThinkPad L14 Gen 3、ThinkPad L15 Gen 3を除く、すべてのモデルでアスペクト比16:10のディスプレイを4辺狭額縁の筐体に凝縮し、広い画面領域ながらポータビリティも向上しました。

↑「ThinkPad Tシリーズ」…左から、ThinkPad T14 Gen 3、ThinkPad T14s Gen 3、ThinkPad T16 Gen 1

 

そのほか、FIDOキーをプリブート認証に利用可能なThinkShield Password-less Power-on、OSよりも下のレイヤーを保護する自己回復ファームウェア 3.0、Microsoft Pluton セキュリティプロセッサーへの対応などセキュリティ機能も強化しています。

↑「ThinkPad Lシリーズ」…左から、ThinkPad L13 Gen 3、ThinkPad L13 Yoga Gen 3、ThinkPad L14 Gen 3、ThinkPad L15 Gen 3

2Kの高解像度と4つのスピーカーで、ワイヤレス外部モニターとしても活躍! 12.6型プレミアムタブレット「Lenovo Tab P12 Pro」

レノボ・ジャパンは、12.6型プレミアムタブレット「Lenovo Tab P12 Pro」を、1月28日に発売します。想定価格は税込13万円前後。

 

同製品は、繊細で発色の鮮やかなOLEDディスプレイを採用した12.6型Androidタブレット。2K(2560×1600ドット)高解像度、高輝度600nit、Dolby Vision、HDR+、4つのJBLスピーカーを備え、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。ブルーライトカットにも対応。

 

大型のタッチパッドを搭載したキーボードとスタンドカバーを同梱しており、ノートPCのような利用も可能。4096段階の筆圧感知や傾き検知機能を備えた「Lenovo Precision Pen 3」も付属しており、なめらかなペン入力が可能。ペン操作の利便性を高める、専用のメモアプリも用意。Lenovo Precision Pen 3は本体にマグネット接続でき、紛失しにくい設計になっています。

 

Windows PCのサブモニターとしても使用可能で、ワイヤレスディスプレイサポートアプリにより、本体を外部モニターとして設定できます。タッチ操作も行えるので、プレゼンテーションやビデオ会議、持ち運んでの利用などにも便利です。その他、プロセッサーにはQualcomm Snapdragon 870、8GBメモリ、256GBストレージを搭載しています。バッテリー容量は10200mAhで、45Wでの急速充電が可能。Wi-Fi 6にも対応。環境問題に配慮し筐体に100%リサイクルアルミニウムを採用しています。

軽量性と耐久性を両立! OLEDディスプレイ搭載ノートPC「YOGA Slim 760 Carbon」

レノボ・ジャパンは、14.0型スリムノートPC「YOGA Slim 760 Carbon」を、12月17日に発売します。市場想定価格は18万6780円前後。

 

同製品は、アスペクト比16対10のディスプレイに発色の鮮やかなOLEDを採用。ディスプレイサイズを現行モデルの13.3型から14.0型に拡大し、高解像度2.8K(2880×1800)、リフレッシュレート90Hz、高輝度400nit、Dolby Vision HDRなどを搭載しているほか、Dolby Atmos対応スピーカーを左右に4つ内蔵しています。タッチパネル対応モデルもラインナップ。

 

筐体にはカーボンファイバー素材を使用。MIL-STD-810Hにも準拠したテストを実施しており、過酷な環境でも利用できます。3層サーマルコートを施したボディは、指紋がつきにくく、汚れがついても容易に拭き取ることが可能です。

 

パスワードを入力することなく顔認証で素早くログインできるゼロタッチログインや、PCを開くだけで自動的に電源の入るフリップ・トゥ・ブート、周囲の明るさに合わせてバックライトの光量を自動的に調整するスマートセンサーキーボードなどを搭載しています。

 

プロセッサーには、最新のAMD Ryzen 7を選択可能。デュアルヒートパイプ、デュアルファンで熱を効率的に排出します。そのほか、最大約11.6時間のバッテリー駆動、急速充電対応、電子式プライバシーシャッターを搭載。周辺機器との接続に便利なUSB Type-A、HDMI、VGAポートを備えた3 in 1ハブを同梱しています。

画面サイズの違う3モデル! レノボ、タッチパネル採用のChromebookを12月3日に発売

レノボ・ジャパンは、タッチパネルを採用し、Chrome OSの特長を最大限に発揮する設計のChromebook3製品を、12月3日に発売します。

 

今回発売となるのは、コンバーチブル型の13.3インチ「Lenovo IdeaPad Flex 560i Chromebook」、11.6インチの「Lenovo IdeaPad Flex 360i Chromebook」、クラムシェル型14.0インチ「Lenovo IdeaPad Slim 560i Chromebook」。市場想定価格はLenovo IdeaPad Flex 560i ChromebookとLenovo IdeaPad Slim 560i Chromebookが税込6万8200円、Lenovo IdeaPad Flex 360i Chromebookが税込4万9500円です。

↑Lenovo IdeaPad Flex 560i Chromebook

 

Lenovo IdeaPad Flex 560i Chromebookは、前世代モデルからパフォーマンスを強化し、CPUにインテル Core i5 プロセッサーの選択が可能で、持ち運びやすいサイズのボディに高い処理性能を兼ね備えたモデルです。

↑Lenovo IdeaPad Flex 560i Chromebook

 

13.3型FHDディスプレイはタッチ操作に加え、ペン入力にも対応しており、スタイラスペンも同梱。暗い場所での入力作業にも便利なバックライトキーボードを採用し、キーボードの両脇にはWaves MaxxAudio搭載スピーカーを備え、クリアなステレオサウンドが楽しめます。最大約10時間の長時間バッテリー駆動、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応。液晶パネルが360度回転し、様々なスタイルで利用できます。

↑Lenovo IdeaPad Flex 560i Chromebook

 

Lenovo IdeaPad Slim 560i Chromebookは、筐体にデュアルトーンデザインを採用した14.0型ノートPC。狭額縁設計のFHDディスプレイはマルチタッチに対応しており、クラムシェル型ながら、タッチ操作も快適に行えます。

↑Lenovo IdeaPad Slim 560i Chromebook

 

CPUにはインテル Core i5 プロセッサーを搭載可能で、広めの画面サイズから、写真加工などのクリエイティブな作業にも適しています。バックライト付きのキーボード両脇にはWaves MaxxAudio搭載スピーカーを配置。ライトの長さと色でバッテリー残量を表示するライトバーインジケーターを採用し、バッテリー状況が一目で把握可能です。カメラには、物理的なカバーのプライバシーシャッターを備えています。

↑Lenovo IdeaPad Slim 560i Chromebook

 

Lenovo IdeaPad Flex 360i Chromebookは、11.6型の軽量コンパクトな回転型マルチモードPCです。CPUには、インテル Celeron N4500 プロセッサーを搭載。A4以下の筐体サイズで、カバンに収納しやすく持ち運びにも便利なモデルです。

↑Lenovo IdeaPad Flex 360i Chromebook

 

バッテリー駆動時間は最大約10時間。小型設計ながらキーボード面にスピーカーを備え、プライバシーシャッター付きカメラを搭載しています。USB Type-C、microSDメディアカードリーダー、HDMIなど、豊富なポート類により、大画面モニターや各種周辺機器への接続も行えます。

↑Lenovo IdeaPad Flex 360i Chromebook

鮮やかな13.3型OLEDディスプレイ! 2in1 Chromebookをレノボが発表

レノボ・ジャパンは、「Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook」を11月26日より順次発売します。税込価格は7万5900円~。

 

同製品は、デタッチャブル型でタッチパネルを採用した、タブレットとしてもノートPCとしても使える2-in-1 PC。

 

13.3型の狭額縁ディスプレイは発色の鮮やかなOLEDを採用。400nitの高輝度で、屋外でも画面が見やすくなっています。

 

手書き入力に便利なUSI方式のペンを同梱し、キックスタンド付き背面マグネットカバーにはペンホルダーを装備しているので、ペンを紛失してしまう心配がありません。

 

CPUはQualcomm Snapdragon 7c Gen2 プロセッサーを搭載。サイズは約305.9×186.7×7.23mmとコンパクトな筐体ながら、USB Type-Cポートを2つ備えており、周辺機器との接続にも便利です。

 

バッテリーは最大約15.5時間と長時間駆動に対応し、1時間で約50%、2.5時間で100%の高速充電が可能。カラーリングはストームグレーとアビスブルーの2色。

5G対応Androidタブレット! レノボ『Lenovo TAB6』ソフトバンクから10月22日発売

レノボ・ジャパンは、ソフトバンクから、5G対応したタブレット『Lenovo TAB6』を、10月22日に発売します。同製品は、Android OS搭載タブレット端末として日本向け初となる5G対応製品です。

↑Lenovo TAB6(アビスブルー)

 

↑Lenovo TAB6(ムーンホワイト)

 

5Gの高速通信に対応したチップセット「Snapdragon(TM) 690 5G」を採用。64GBのROM、4GBのRAMを搭載し、大容量コンテンツなどもストレスフリーで楽しめます。バッテリー容量は7500mAh。

 

IPX3の生活防水とIP5Xの防じんに対応しており、水回りや屋外でも場所を選ばずに使用できます。手持ちのスマホとタブレットを連携できるアプリ「連携しよう」を搭載し、スマホへの着信やメールの受信通知をタブレット上で受けられたり、スマホから写真を転送することなどが可能です。

 

未就学児向けの「キッズスペース」は、子どもの発見・想像・成長をサポートする子ども専用のモードで、Google が提供している「ファミリー リンク」を合わせて使用すれば、コンテンツの管理や利用時間の制限などもできます。小学生以上を対象とした「学習モード」では、学習に最適なアプリや機能をあらかじめ設定しているので、効率的な学習をサポート。「PCモード」では、簡単なアプリの切り替えや画面の分割表示にも対応し、アプリを効率的に表示することができます。

ThinkPadの上位シリーズから、Windows 11搭載モデルが登場

10月5日にMicrosoftがリリースした最新OS、Windows 11。さっそく、PCメーカーがこれを搭載した新製品を発表しています。レノボ・ジャパンはThinkPad X1シリーズにWindows 11搭載モデルの追加を発表。すでに販売を開始しています。

 

↑ThinkPad史上最軽量のThinkPad X1 Nano

 

今回、新たにWindows 11搭載モデルが登場するのは、下記の6機種。いずれも、ThinkPadのなかで上位に位置するX1シリーズのモデルです。なお、価格はすべて税込みとなります。

  • ThinkPad X1 Nano(実売価格:17万7980円~)
  • ThinkPad X1 Carbon Gen 9(実売価格:17万8827円~)
  • ThinkPad X1 Yoga Gen 6(実売価格:20万5150円~)
  • ThinkPad X1 Titanium(実売価格:23万9250円~)
  • ThinkPad X1 Extreme Gen 4(実売価格:26万4880円~)
  • ThinkPad X1 Fold(実売価格:29万8760円~)

 

今後、ほかの製品についても、Windows 11への対応を進めていくとしています。

働き方改革やIT教育でニーズが変化! NECレノボの国内拠点で見えた新時代のビジネスとは

レノボ・ジャパンは、同社の国内における保守サポート拠点であるNECパーソナルコンピュータ群馬事業場のオンラインツアーをメディア向けに開催しました。

 

群馬県太田市に構える同事業所では、NEC・レノボジャパングループのパソコンやタブレット端末、グループ傘下のモトローラ製スマートフォンの一部修理・保守を行ってきましたが、政府が推進するGIGAスクール構想により教育現場向けのデジタルデバイスの需要が増加。それに合わせて修理サービスの利用も増加する見込みのため、修理作業を行うフロアを従来比1.3倍に拡大し修理能力を向上しています。

↑新設された教育現場向けデバイス専用の修理エリア

 

同工場の修理部門では、修理品の1日修理完了率95%という目標を掲げてきましたが、2021年7月に目標達成し現在は記録を継続中とのこと。これは無償修理品が工場に着荷してから24時間以内に修理を完了し出荷まで行うというもの。迅速な修理によりカスタマーファーストを実現しています。

↑修理品が到着すると丁寧に状態確認を行い、傷や汚れなどがあれば記録します

 

オンラインツアーでは、修理製品の到着時の検品から情報登録、マザーボードの交換やフラッシュロムの検査などの工程を見ることができました。従来、各工程の担当者が紙に記入していた工程管理もデジタル化によって効率化されるなど、とにかくすばやく修理するための工夫が各工程で実施されており、1日修理完了率95%というのも納得の内容となっていました。

↑マザーボードの交換にかかる時間は約10分程度

 

↑オシロスコープを使った検査の様子

 

さらに、2021年2月にオープンした「カスタムフルフィルメントサービス(CFS)センター」も公開されました。このCFSセンターは、働き方改革により在宅勤務やハイブリッドワークなどオフィスに縛られない働き方が今後増えていくことを見据えて開設されたもの。

 

従来、従業員が使用するデバイスは企業が一括して購入やレンタル契約し、企業のIT管理担当者などが必要なOSやアプリをインストールし、管理用のタグやラベルを付与して支給されるケースが主流でしたが、働き方の自由度が高まることで個々に必要なデバイスやアプリも変わるため、販売元で最低限のOSやシステム情報などをインストールした上で、企業ごとに必要なマニュアルなどを添付して直接従業員に届けるシステムが広がるとされています。

↑従来のデバイス支給の流れ

 

↑今後は販売元から直接デバイスが届けられるようになると見られています

 

つまり、企業の担当者が行っていた管理業務の一部を販売元が担うというもの。これにより従業員はオフィスに出社することなく仕事で使うデバイスを受け取ることができ、企業の管理業務の負担も減らすことができます。この管理や出荷業務を請け負うのがCFSセンターなのです。

 

CFSセンターを群馬事業所内に開設することで、同事業所内で実施している予備機対応を含めた保守管理サービスとの連携のほか、技術連携や新しいニーズへの対応などの様々なメリットがあるとしています。

 

IT教育や働き方改革などでパソコンをはじめとするデジタルデバイスに求められることが大きく変化していくなか、ただ製品を生産して販売するだけでなく、保守・修理や管理などの副次的なサービスの重要度が増していることを実感できるオンラインツアーとなっていました。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

リモートワークを効率化! レノボの新ブランド「Lenovo Go」が見据える働き方新時代

レノボ・ジャパンは、リモート環境での作業効率を高める新たなアクセサリーブランド「Lenovo Go」より、ワイヤレスマウスなど4製品を発表しました。

↑モバイルやリモートに特化した新アクセサリーブランド「Lenovo Go」

 

同社が新ブランドを立ちあげた背景には、新型コロナウイルスの感染拡大により広まったテレワークが感染収束後も部分的に継続され、オフィスに出社する従来型の働き方と混在する“ハイブリッド”型のワークスタイルが定着する、との予測があります。

↑同社の調査では、コロナ収束後にハイブリッドワークを導入すると答えた企業は42%となっている

 

また、学生においてもオンライン授業が定着し、自宅、オフィスや学校、コワーキングスペースなど、場所に縛られない働き方・学び方が一般的になると見られています。

↑オンライン学習が一般化し、子ども専用PCが必要だと考える保護者が増加

 

↑自宅やオフィス、学校、コワーキングスペースなど、場所にとらわれない働き方や学び方が一般的に

 

そこで同社では、リモートやモバイル環境下での生産性、利便性をより高めるための新たなアクセサリーブランドとして、「Lenovo Go」をローンチ。モバイルワーカーや在宅勤務者など、ビジネスユーザーの生産性を向上するコマーシャルモデル、学生やプライベートでの利用に適したコンシューマーモデルの2ラインの製品群をラインアップします。

↑新ブランドの第一弾は4製品をラインナップ

 

リモートやモバイルに特化した「Lenovo Go」

「Lenovo Go USB Type-C ノートブックパワーバンク 20000mAh」(8月3日発売/1万6500円)は、パワーパススルーに対応し、20000mAhリチウムイオンポリマーバッテリーを内蔵した大容量モバイルバッテリー。最大65Wの電力供給が可能で、外出先などでのノートPCの充電に最適です。

↑「Lenovo Go USB Type-C ノートブックパワーバンク 20000mAh」

 

本体にはUSB Type-CポートとUSB Type-Aポートを備え、最大3つのデバイスへ同時に電力供給が可能。さらに充電しながら、他のデバイスに給電ができるパワーパススルーに対応しています。このほか、過電圧保護回路、加熱保護回路、ショート防止機能を搭載。安心して使えるとともに、機内への持ち込み要件を満たしており、出張や旅行時にも便利です。USB Type-Cケーブルを内蔵しています。ブラックがコマーシャル、グレーがコンシューマー向け。

 

持ち運びがしやすいワイヤレスマウスは3製品をラインナップ。「Lenovo Go USB Type-C ワイヤレス マウス」(8月3日発売/5500円)は、付属のUSB Type-Cレシーバーにより、すぐに2.4GHzのワイヤレス接続ができるのが特徴。ブルーLEDセンサーによる精確なトラッキングを実現し、左右どちらの手にもフィットする設計となっています。

↑「Lenovo Go USB Type-C ワイヤレス マウス」

 

側面のファンクションボタンでマウスモードとコールモードを切り替えることができ、コールモードの際はマウス操作のみでMicrosoft Teams の起動やTeams Callsの受話・終話などの操作が可能。オンライン会議がスムーズに行える機能を実装しています。また専用ユーティリティソフトLenovo Go Centralを利用して、ボタンの割り振りやDPIの変更等が行えます。

 

「Lenovo Go USB Type-C ワイヤレス マルチデバイスマウス」(8月3日発売/7700円)は、USB Type-CレシーバーとBluetoothにより、最大3つのデバイスと接続できることが特徴。トップボタンをクリックすることで、ペアリングしたデバイスを簡単に切り替えられます。

↑「Lenovo Go USB Type-C ワイヤレス マルチデバイスマウス」

 

また、同梱ケーブルによる充電のほか、ワイヤレスQi充電にも対応。Lenovo Go USB Type-C ワイヤレス マウスと同様に、コールモードによるMicrosoft Teamsと連動や専用ユーティリティソフトLenovo Go Centralを利用した機能の設定・変更が可能です。

 

「Lenovo Go ワイヤレス バーティカルマウス」(8月3日発売/6600円)は、手首や腕の負担を軽減するグリップ姿勢を維持できる縦型デザインと、コルク素材による快適なフィット感が特徴。人間工学に基づいた設計で、生産的な作業をサポートします。側面には2つのプログラム可能なボタンを用意。専用ユーティリティソフトLenovo Go Centralにより、ボタンの割り振りやDPIの変更等が可能です。

↑「Lenovo Go ワイヤレス バーティカルマウス」

 

新しいワークスタイルを見据えて開発されたLenovo Goシリーズは、グローバルでは14製品をラインナップしており、日本市場でも今回の4製品以外のモデルが登場する見込み。すでにハイブリッドワークを取り入れている方、これから導入しようと考えている方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

PCのセカンドディスプレイやゲーム機のディスプレイとしても使える、画質と音質を追求したレノボ「Lenovo Yoga Tab 13」

 

レノボ・ジャパンは、Androidタブレット「Lenovo Yoga Tab 13」「Lenovo Yoga Tab 11」を発表。どちらも8月6日に発売します。

 

両モデルは、モバイル通信の大展示会「MWC2021」でレノボが発表したもので、今回の発表で日本市場で販売されるのが決まった形です。

 

レノボ・ジャパンによると、コロナ禍においての外出自粛の影響などにより、自宅でタブレットを利用して動画やゲームを楽しむ層が増えているとのこと。そこで画質やサウンドで高い評価を得た「Lenovo Yoga Smart Tab」の後継モデルとして、Lenovo Yoga Tab 13とLenovo Yoga Tab 11を発表するに至ったとしています。

 

Lenovo Yoga Tab 13は、折りたたみスタンドを内蔵した13型のAndroidタブレット。ディスプレイは2160×1350ドットと高解像度なうえに、400nitの高輝度やsRGB規格の色域を100%カバーする色再現性を備えています。また、ドルビービジョンに対応しているため、美しい画質を実現しているとのこと。

 

 

さらに、ドルビーアトモスに対応した4基のJBL製スピーカーを搭載。サウンド機能も強化しているといいます。

 

主なスペックは、Android 11、Qualcomm Snapdragon 870、8GBメモリー、128GBストレージなど。このほか、バッテリー駆動時間は最大約12時間で、本体サイズは約幅293.4×奥行き204.0×高さ6.2~24.9mm、重量は約830gです。

 

また、外部インターフェイスには、USB Type-C(DisplayPort対応)、micro HDMIを装備。PCのセカンドディスプレイや、ゲーム機のディスプレイなど、モバイルディスプレイとして活用も可能です。

 

Lenovo Yoga Tab 13の市場想定価格は8万7780円(税込)前後となっています。

 

一方のLenovo Yoga Tab 11は、折りたたみスタンド搭載の11型Androidタブレットです。ディスプレイ解像度は2000×1200ドットを実現。また、Lenovo Yoga Tab 13と同様にドルビーアトモスに対応した4基のJBL製スピーカーを搭載し、こちらも画質とサウンドの強化を追求しています。

 

 

なお、Lenovo Yoga Tab 11はスペック違いの2機種をラインアップ。上位機種のスペックは、Android 11、MediaTek Helio G90T、8GBメモリー、256GBストレージで、下位機種はOSとCPUは同じで、4GBメモリー、128GBストレージとなっています。

 

このほか共通で、バッテリー駆動時間は最大約15時間、本体サイズは約幅256.8×奥行き169.0×高さ7.9~23.0mm、重量約650gです。

 

市場想定価格は、上位機種が4万9500円(税込)前後、下位機種が4万2900円(税込)前後となっています。

 

なお、全モデルでGoogle アシスタントに対応しています。

レノボからクリエイティブ制作にピッタリのハイスペックノートPC「ThinkBook 16p Gen 2」が発売

 

レノボ・ジャパンは7月13日、ハイスペックな16型ノートPC「ThinkBook 16p Gen 2」を発表。本日から発売を開始しています。価格は26万4000円(税込)からです。

 

ThinkBook 16p Gen 2は、クリエイターやプロシューマーが求める性能を実現した、ハイパフォーマンスをうたうノートPC。特に上位モデルのスペックは、AMD Ryzen 9 5900HX、メモリー最大32GB、ストレージ最大1TB SSD、NVIDIA GeForce RTX 3060 Max-Q、Windows 10 Pro 64ビットと、ハイエンドな仕様となっています。

 

また、アスペクト比16:10の16型ディスプレイは、16:9の15.6型ディスプレイに比べて約11.5%画面領域が広いため、効率的な作業が可能。これに加えて、目への負担を抑えるブルーライト軽減パネルも搭載されています。

 

このほか、搭載されているカメラを物理カバーで隠せるプライバシーシャッターや、ビデオ会議時に自身の顔の映りを加工できるアプリ「Smart Appearance」などを採用しています。

 

インターフェイスは、USB Type-C×2、USB 3.2×2、SDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャックを装備。また、本体サイズは約幅356×奥行き252×高さ19.9mmで、重量は約1.99kgです。

 

子どもに持たせたい、ノートPCにもタブレットにもなるレノボの「Lenovo IdeaPad Duet 350i」が登場

レノボ・ジャパンは6月29日、キーボードとディスプレイを脱着できる2 in 1PC「Lenovo IdeaPad Duet 350i」を発表。7月2日から発売します。価格は6万280円(税込)です。

 

Lenovo IdeaPad Duet 350iは、ノートPCとしてもタブレットとしても使用できるモデル。「Lenovo IdeaPad D330」の後継にあたり、従来モデルに比べてディスプレイは大型化したうえ解像度も向上しています。さらに、薄型軽量化も実現。持ち運びやすくなっています。

 

ディスプレイは10.3型で解像度はWUXGA(1920×1200ドット)。液晶のマルチタッチは10点に対応しています。また、ディスプレイ背面にはキックスタンドを備えており、自立させることができます。

 

キーボードはBluetooth接続に対応。これにより、ディスプレイから少し離れた位置でキーボードの入力といったことが可能です。

 

主なスペックは、インテル Celeron N4020 プロセッサー、4GBメモリー、128GB eMMC、Windows 10 Home(Sモード)。また、本体サイズは約幅253×奥行き173.1×高さ16.1mm、重量は約874g(ノートPC時)です。

 

インターフェイスには、USB Type-C×2(Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き)、microSDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャックをそろえています。このほか、バッテリー駆動時間は最大約11時間です。

 

レノボ・ジャパンは、児童生徒向けの学習用端末としてのほか、家庭や教育現場での利用にも適した一台としています。

「ゲーミングアイテム」は仕事にも最強!? プロが選んだ「在宅ワークの相棒」11選

在宅勤務の快適度を左右するのは、ズバリ「装備」である。そこで注目したいのがゲーミングアイテムだ。長時間ゲームを快適に行うためにデザインされた製品が多く、在宅ワークでも活躍必至の相棒となり得るだろう。

 

選んだ人

デジタルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチ、格安SIMなど、最新モバイル事情に精通。国内外を取材し、雑誌やWebメディアを中心に記事を執筆する。

 

ギラギラ光るだけが「ゲーミング」じゃない

ヘビーゲーマーが1日のうち、オンラインゲームにアクセスする時間は数時間どころではない。軽く10時間以上をディスプレイに向き合う人も多く、快適なプレイ環境の追求は必須だ。

 

一方、1日10時間超えとはいかずとも、日々在宅ワークをディスプレイに向かってこなすビジネスパーソンも、いまや珍しくない存在だ。いまこそ、ゲーミング市場で培われたアイテム——すなわち、長時間の高負荷な運用に耐えられる製品が、快適な就労環境を実現するカギになり得る。ゲーミングPCだけでなく、マウスやヘッドセット、家具類に至るまで、ユーザビリティに配慮したハイスペックな「ゲーミングアイテム」が注目されているのだ。

 

「ゲーミングアイテム」と聞いた時に、暗い部屋でカラフルに光る製品を思い浮かべてしまう人も多いかもしれない。間違いではないが、昨今は落ち着いたデザインの製品も増えてきた。ゲーミングアイテムに抵抗感がある人でも、機能性や軽量化などを突き詰めて進化した製品をチェックすれば、新しい気づきがあるはずだ。

 

【ゲーミングPCはココが違う】 ハードな仕事もこなす高スペック

ゲーミングPCは3Dゲームなども満足に楽しめるように、優れたディスプレイや処理性能を備える傾向がある。パフォーマンスを長時間維持するための強力な排熱性能は、PCに負荷がかかりがちなクリエイティブ用途でも心強い。

 

ディスプレイ性能が違う!

↑色域とは、人間が認識できる色から定めた色の範囲を示す規格。より広い色域をカバーしているゲーミングPCのモニターは、鮮やかな映像表示が可能となる

 

処理性能が違う!

↑機種によって差はあるが、3Dゲームを快適に遊べるように、CPU内蔵GPUに比べて単体GPUはグラフィック面での性能が高めな傾向がある

 

排熱性能が違う!

↑各パーツの発熱は、処理能力はもちろん、製品寿命にも関わる。高負荷作業を想定したゲーミングPCは、通常のPCよりも排熱性能に優れている

 

【ノートPC】 ヘビーな作業も快適!

ゲーミングノートといえば、20〜30万円台のハイエンド機を想像しがちだが、10万円台でもディスプレイ性能や冷却システムにこだわっている製品は多い。負荷のかかる作業も快適だ。

 

その1 144Hz対応の17.3型モニター搭載で滑らかな映像を大画面で楽しめる

↑SPEC●OS:Windows 10Home●CPU:インテル® CoreTM i7-10750H●メモリ:16GB●ストレージ:512GB SSD●サイズ/質量:約W397×H23.1×D260mm/約2.3kg

エムエスアイコンピュータージャパン

GF75-10SER-612JP

実売価格15万9770円

2月に発売されたばかりの17.3型ゲーミングノートPC。ディスプレイはフルHD画質でノングレア仕上げ。CPUにはインテルCore i7-10750H、GPUにはGeForce RTX 2060を搭載する。Wi-Fi 6をサポート。カラーはブラックのみ。

 

↑7本のヒートパイプと2基の冷却ファンで排熱する冷却システム「Cooler Boost 5」を搭載。CPUとGPUから発生する熱を確実に外部へ排出する

 

↑リフレッシュレートは144Hzで一般的な液晶パネルの約2倍。動きの激しいゲームでも滑らかな映像表示を実現する

 

【ここが仕事に最強】 大きな画面でゆったり作業を

17.3インチの画面は、生産性アップに大きく貢献。インターフェースにはType-CやHDMIがあるので、外部出力も行いやすい。強力な冷却システムも備えており、動画編集など高負荷な作業においても安定して動作する。

 

その2 基本機能が充実しコストパフォーマンスに優れた1台

↑SPEC●OS:Windows 10 Home●CPU:インテル(R)CoreTM i7-10750H プロセッサー●メモリ:16GB●ストレージ:256GB SSD●バッテリー駆動時間:約10.0時間●サイズ/質量:約W359.5×H22.8×D238mm/約2.03kg

マウスコンピューター

G-Tune P5

13万1780円

昨年夏に発売された15.6型モデルで、フルHDのノングレアディスプレイを搭載。CPUには第10世代Core i7のHシリーズを採用する。インターフェース類が充実しており、SDカードや盗難防止ワイヤーのセキュリティロックも備える。Wi-Fi 6をサポート。

 

↑キーピッチ19mmを確保し、隣り合ったキーを押してしまうタイプミスを減らす。テンキーも右に備えるのはゲーミングノートならではだ

 

【ここが仕事に最強】 ビジネスノート風のシックな外観が◎

ゲーミングとしての処理性能を備えつつ13万円台から入手できる手ごろさが魅力。落ち着いたデザインもビジネスシーンに馴染む。また、MiniDisplayPortとHDMI端子を背面に備えるほか、側面からSDカードや有線LANなども接続可能。

 

その3 4Kモデルを選べてクリエイティブワークにも最適

↑SPEC●OS:Windows 10Home●CPU:インテル(R) CoreTM Core i7-10750H プロセッサー●メモリ:16GB●ストレージ:1TB SSD●バッテリー駆動時間:約8.0時間●サイズ/質量:約W356×H15.9(最薄部)×D250mm/約1.86kg

Lenovo

Legion Slim 750i

22万5280円

3月下旬に発売される15.6型ゲーミングノート。薄さと軽さを追求しながら、映像編集やCG制作にも耐える高パフォーマンスを実現する。最大5.00GHzの第10世代インテルCoreを搭載。ディスプレイはクリエイター仕様の4Kモデルも選べる。

 

↑薄さ約15.9mm(最薄部)、質量約1.86kgの薄型軽量ボディに、高いパフォーマンスを凝縮。スタイリッシュなデザインで持ち運びに便利だ

 

【ここが仕事に最強】 スタイリッシュで実用性にも優れる

スタイリッシュな外観と機能性を両立。例えば、冷却性と静音性を両立するColdfront 2.0冷却システムは高いパフォーマンスを維持しつつもファンの音が静音性に優れる。また、急速充電に対応し、30分で最大50%充電が行えるのも便利だ。

 

【マウス】 高精度な操作が可能!

ゲーミングマウスは一般的なマウスより高価だが、早い動きを高精度で読み取れるのが特徴。ショートカット機能を割り当てられるボタンを多く備えた製品もある。

 

その4 手を労れる最高品質の超軽量ワイヤレスマウス

ロジクール

PRO X SUPERLIGHT ワイヤレス ゲーミングマウス

1万7820円

63g未満という超軽量なワイヤレスマウス。従来のプログレード製品から約25%の軽量化を実現した。トラッキング精度が最大25600DPIと高いうえ、底面のソールも軽やかな操作感を実現する。

 

↑底面に備えられたゼロ添加物PTFEマウスフィートが摩擦を低減。本体にUSBドングルを内蔵する

 

【ここが仕事に最強】 連日のマウス操作を快適に

軽やかな操作感に加え、手のひらに馴染む滑らかなボディ形状が、長時間マウスを操作し続ける人にピッタリ。1時間の充電で約70時間使用できるスタミナも魅力だ。背面ロゴは発光しないので、ビジネスシーンでも安心。

 

【キーボード】

その5 タッチパネルをカスタマイズできるコンパクトなキーボード

ASUS

ROG Falchion

実売価格1万7750円

有線と無線両対応のコンパクトなゲーミングキーボード。左側面にタッチパネルを搭載するのが特徴で、音量調整やアプリ切り替えのほか、ショートカットやマクロキーを登録することもできる。省スペース性と機能性を両立。

 

【ヘッドセット】 声を精細に聞き取

会話やSEが解像感高く聴こえるようチューニングされたゲーミングヘッドセットは、Web会議の音声を聞き取るのにも有効。コミュニケーションがはかどる。

 

その6 高品位コンデンサーマイクを搭載しクリアな音声を相手に届ける

beyerdynamic

MMX300 2nd Generation プロ用ゲーミングヘッドセット

実売価格3万2780円

ドイツの老舗音響機器メーカーが手がけるゲーミングヘッドセット。FPSなどのゲームジャンルに最適化されており、解像感が高い音の再現に長ける。レコーディングスタジオ品質のコンデンサーマイクを搭載し、クリアな音声を届けることが可能だ。

 

↑手元で音量を調整できるケーブル一体型のリモコンを搭載。受電やミュート操作などのコントロールも可能

 

【ここが仕事に最強】 良いマイクで音を届ける

レコーディングスタジオ品質のコンデンサーマイクを搭載。クリアに音声を伝えられ、ウェビナーの配信にも役立つ。長時間使っても快適な装着感が追求されており、立て続けの会議でも聴き疲れしにくい。

【ワイヤレスイヤホン】

その7 Bluetooth特有の遅延を解消

EPOS Japan

GTW 270 Hybrid

2万6800円

独自形状が耳にフィットして長時間快適に装着できる完全ワイヤレスイヤホン。USB Type-C対応のドングルを使用することで、Bluetooth特有の遅延を低減する。

 

【チェア】 頭まで安定させよう

ゲーミングチェアは頭まで包み込み、背部、座部もしっかりホールドするため、長時間正しい姿勢をキープできる。ヘッドレストやランバーサポートの有無を要確認だ。

 

その8 基本機能を備えたお手ごろゲーミングチェア

BEST VALUE STYLE

フルスペック ゲーミングチェア

1万2800円

オンライン専門家具ブランドであるベストバリュースタイルが提供するゲーミングチェア。1万円台前半とリーズナブルながらも、ヘッドレストや昇降調整機能、ランバーサポート、フットレストなど、ゲーミングとしての仕様を備える。

 

↑腰から背中にかけてフィットするランバーサポートを搭載。ベストポジションで身体にフィットする。取り外すことも可能だ

 

【ここが仕事に最強】 休憩時はフットレストでくつろげる

ビジネスシーンにも馴染むシンプルなデザインが魅力。体を包み込むバケットシートや、調整可能なランバーサポートのおかげで長時間でも快適な座り心地が得られる。休憩時にはフットレストでくつろぐのもOK。

 

その9 多機能チェアで床派も身体を安定させよう

サンワサプライ

ゲーミング座椅子

2万4800円

ヘッドレストを備えるハイバックの座椅子。可動式アームレスト、180度リクライニング機能、ランバーサポート付き。360度回転可能で、立ち上がる動作や物を取る動作などをスムーズに行える。

 

【デスク】 必要な機器をゆったり置ける

大型モニターなどを設置するのに十分なスペースや、安定性、周辺機器を収納できる拡張性を備えるのがポイント。自分の身体に合わせた高さ調節に対応した製品も多い。

 

その10 デュアルモニターを置けてアクセサリの収納性にも優れる

ニトリ

ゲーミングデスク

1万4900円

組み立て式のゲーミングデスク。寸法は幅118×高さ72×奥行63cmで、32インチ程度のディスプレイやデュアルモニターも設置できる。側脚のカラーリングは後付けシールなので、落ち着いた雰囲気が好みなら黒色のままでも使える。

 

↑左右に大型フックを配備。在宅ワークで使用することも多いヘッドセットなどを収納できる。また、足元も広くゲーミングチェアとの相性も抜群

 

【ここが仕事に最強】 周辺機器の収納機能に注目

ヘッドホンを掛けられるフックや、ケーブルを収納しやすい機構を備えており、周辺機器類をスッキリと整理できる。また、天板手前のエッジが僅かに面取りされていて、腕にフィットしやすいのもニクい。

【ラック】

その11 デスクの拡張だけでなく目隠しにも使える

バウヒュッテ

デスクサイドラック BHS-600SM-BK

実売価格1万2829円

国内大手ゲーミング家具ブランドのラック。耐衝撃性や排熱性に優れPC本体の収納ができるほか、簡易的な間切りとしても◎。木製のMDF天板をデスクの高さに合わせて作業スペースの拡充も可能だ。

 

人気ノートPC「ThinkPad X1」の最新シリーズ登場! 「テレワーク目線」で使い勝手を考えてみた

レノボ・ジャパンは3月23日、新製品の発表会を行いました。今回発表されたのは「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」、「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」をはじめ「ThinkPad X13 Gen 2」、「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」など、第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載した同社の最新モデル。価格は以下の通りです。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 9」24万4000円(税込)、「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」27万8000円(税込)、「ThinkPad X13 Gen 2」18万7000円(税込)、「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」20万8000円(税込)。ThinkPad X13 Yoga Gen 2のみ発売日未定です。

↑今回発表された「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」。タッチパッドが大型化されました

 

今回のレノボの新製品は、いずれもテレワーク向けの機能を強化しました。そこで本記事ではテレワークで使用したときにこれらの新製品にどんな強みがあるのかを紹介しています。

 

【紹介製品の細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

マイクやスピーカーを改良し、オンラインミーティングが快適に

注目はフラッグシップモデル、ThinkPad X1シリーズでしょう。Carbon Gen 9は14型クラムシェル・モバイルPCで、「ThinkPad X1 Carbon」シリーズの9世代目となります。薄さ14.9mm、質量約1.13kg〜という薄さと軽さが特長。

↑ThinkPad X1 Carbon Gen 9はショルダーバッグやトートバッグにも収まる薄さです

 

テレワーク視点で見た特徴は、マイクやスピーカーなどの機能を根本的に見直し、大幅な性能アップを図ったことです。4つの360°集音マイクとキーボード両側にスピーカーを搭載し、数メートル離れた音声でも集音が可能。また、バックグラウンドノイズを排除しクリアな会話を実現する音声処理技術「ドルビーボイス」を用いて、オンラインミーティング時に相手の声を聞き取りやすくし、快適な会話が可能になっています。

↑マイクやスピーカーの性能は大きく向上。オンラインミーティングの他、動画視聴などでも真価を発揮します

 

前モデルのCarbon Gen 8で好評だったビジュアル面の見やすさや美しさは、本モデルにも受け継がれています。前モデルでは、16:9の画面比率を採用していましたが、本モデルからはアスペクト比16:10に変更されました。画面が縦方向に広がったため、Microsoft Officeの利用やWebサイトの閲覧がしやすくなっています。ディスプレイは横3840px×縦2400pxのWQUXGAと、横1920px×縦1200pxのWUXGAが選択可能。WUXGAモデルはスクリーン上における指での操作が可能なマルチタッチや、ディスプレイを他人に見られることを防ぐことができるPrivacy Guardにも対応しています。

 

内蔵グラフィックは、ハイパワーなインテルIris  Xeグラフィックスを搭載したため、Webブラウジングはもちろん、オンライン会議やメディア視聴でも驚異的な鮮明さと色の正確さを実現しています。

↑アスペクト比16:10に変更された画面は、前モデルと比較して大幅に使いやすくなっています

 

その他、PCの前に座るとスリープ状態が解除されるHPD(Human Presence Detection)対応や26時間の長時間バッテリー性能なども実現。席に戻るたびにスリープ状態を解除する煩わしさを軽減し、充電が困難な場所での仕事もしやすくなっています。

 

新型コロナウイルス感染防止を目的に、この1年で多くの企業でテレワークを取り入れるようになりました。オンラインミーティングなどでは相手の音声がなかなか聞き取れずに聞き返したり、お気に入りのカフェなどでの仕事中、バッテリー切れしたなどで困った経験をした方も多いのではないでしょうか。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 9はそんなストレスから解放される、テレワークの強い味方になってくれるでしょう。

 

内蔵型のペンで快適なコラボレーションを実現できる

ThinkPad X1シリーズからは、もう1モデル発表されました。14型回転式マルチモードPC「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」です。

↑ディスプレイを360°回転させればタブレットにもなります

 

360°ヒンジを採用しているため、1台でモバイルPC、タブレット、テント、スタンドの各モードを素早く切り替えることができるのが特徴。これ1台を持っていればWeb会議の際はノートPC、対面での打ち合わせの際はタブレットとして使用するといった多様な使い方が可能になります。

↑ヒンジは360°回転可能なため、テントモードにすることも可能です

 

また、オプションで充電式アクティブペンにも対応。ミーティングの最中に手書き文字や図を書き込んだり、契約書などへのサインをする際に便利になっています。

↑オプションのアクティブペンはボディ内部で充電できます

 

↑アクティブペンを用いて書いた手書き文字。データ上のマーキングなどでは便利です

 

バッテリーの持続時間は、従来モデルの最大約19.3時間から最大約23.9時間へと進歩しました。大容量のファイルなどを扱ったとしても、1日の労働時間は十分にカバーしてくれるでしょう。

 

さらに耐久性も秀逸。12項目の米軍調達基準に準拠したさまざまな品質チェックをクリアし、過酷な環境での使用にも耐えられるように設計されているので、万一、持ち運びの途中で落としたとしても故障のリスクを減らすことが可能です。

 

↑数々の耐久テストをクリア。ボディからヒンジ部まで頑丈な設計となっています

 

コンパクトな13.3型モデルにも注目!

コンパクトな軽量ボディに13.3型のディスプレイを搭載したThinkPad X13シリーズも最新モデルが登場しました。ThinkPad X13 Gen 2とThinkPad X13 Yoga Gen 2です。

 

今回からThinkPad X13シリーズにもアスペクト比16:10のディスプレイを採用したため、スクロール回数の軽減につながります。また、集音効果をより高めるべく、マイクの位置をキーボード面へと変更。持ち運びしやすい上、パフォーマンスは大きく向上しました。

↑ThinkPad X1よりもややコンパクトなので、持ち運びや出先での作業で便利です

 

ThinkPad X13 Yoga Gen 2もモバイルPC、タブレット、テントモードが使い分けられる上、充電式アクティブペンに対応できるようになりました。

↑テントモードにすれば、出先で急なオンライン会議が入っても対応できるでしょう

 

テレワークでは自宅に限らず、好きな場所で仕事ができます。ただ、キーボード操作音は耳障りなため、狭い場所や静かな場所で使用するのをためらうことがあるかもしれません。ThinkPad X1 Yoga Gen 6、ThinkPad X13 Yoga Gen 2は1台でモバイルPCとタブレットを兼ねているため、自宅ではモバイルPCとして使用し、移動中の電車内やカフェではタブレットとして活用するといったシチュエーションに合った使い方ができるモバイルPCです。快適なテレワークができること間違いないでしょう。

 

iPad Air 4はPC代わりの仕事用途に耐えられるか?

iPad Air 4は、iPad Pro向けの周辺機器も利用可能で、トラックパッドを用いた操作などが快適に行える。そんな新型iPadは、仕事にも生かせるのだろうか? 今回は、同クラスの様々な機器と比較してみた。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が検証します

フリーエディター

有馬真一

スマホはSIMフリーモデルを中心にチェックする。5G対応製品が想定していたよりも安かったため5Gへ移行を検討中。

 

A14 Bionicチップ搭載で処理性能がUP

Apple

iPad Air 4

6万9080円〜

iPad Proと同サイズの10.9インチディスプレイを採用した新型iPad Air。最新のA14 Bionicを搭載する。第2世代Apple PencilやMagic Keyboardといった、Proシリーズのアクセサリーを使用可能だ。

SPEC ●OS:iPadOS 14 ●CPU:A14 Bionic ●ストレージ:64/256GB ●ディスプレイ:10.9インチ(2360×1640ドット)●サイズ/質量:W178.5×H247.6×D6.1mm/約458g

 

Appleが設計した64bitの最新プロセッサーを搭載。6基のコア構成にすることで、高性能コアを4基用いたiPad Proに迫る処理能力を実現。リアルタイムの音楽ミキシングなども軽くこなす。

 

仕事に使いやすいアクセサリーも充実!

Apple Pencil(第2世代)

1万5950円

ピクセル単位の描画に対応したApple Pencilの第2世代。iPad側面に磁石で装着して充電する。

 

Magic Keyboard

3万4980円

新型のMagic Keyboardも使用可能。トラックパッドを備えており、よりPCのような操作性に。

 

vs

 

【Case 1】U-10万 2 in 1 Chromebook

Chrome OSを搭載するChromebookは多様なモデルが登場している。着脱式2 in 1タイプのIdeaPad Duetは、タッチ対応のモニターが分離し、タブレット感覚でも使用可能だ。

レノボ

IdeaPad Duet Chromebook

4万841円

Chrome OSは起動の早さも魅力。本機は、iPadより手ごろな価格だ。

 

【Case 2】Surface Go 2

iPadのライバル・Surfaceも要検討。Surface Go 2は、高解像度の10.5インチ液晶を搭載した最廉価モデル。別売のキーボードカバーやペンと合わせれば操作感はiPadと同様だ。

マイクロソフト

Surface Go 2

6万5780円

Windows OSを搭載する点が最大の魅力。PCと同様の環境で作業ができる。

 

【Case 3】U-10万円PC+板タブレット

PCに板タブレットを追加すれば、iPadと同じようにペン入力を活用できる。今回は、PCと板タブレットを合わせて、iPad Air 4と似た価格帯になるように製品を選出した。

HP

14s-dk 1000

5万5000円

Ryzenプロセッサーを搭載する14型機。USB Type-Cを備えるなど、拡張性も◎。

 

ワコム

Wacom Intuos Small

1万4080円

ペン入力の入門に最適な小型の板タブレット。Bluetooth接続にも対応している。

 

【その1】コスパ勝負

キーボードやペンまで一式購入した場合にかかるコストを調査。さらに、Performance Testを用いて各機のベンチマークスコアも計測した。これらを総合的に考慮して順位を付けた。

 

ノートPCと板タブのセットはバランスが良好

価格だけで見るなら着脱式キーボードが同梱のIdeaPad Duetは圧倒的に安いが、性能ではやや不利。一方で、iPadとSurface Go 2は、どちらもキーボードが別売だが、その価格に大きな差がある。iPadのMagic Keyboardは3万4980円で、1万6940円のSurface Goの「タイプ カバー」の倍以上。やはりApple製品はアクセサリーが高い。総合的な性能とコスパのバランスでは、HPの「14s-dk 1000」が非常に優秀だった。

CPUベンチマークスコア(※) 合計価格
iPad Air 4 1592 12万110円
U-10万円 2 in 1 Chromebook 1479 4万841円
Surface Go 2 1619 9万5700円
U-10万円PC+板タブレット 4227 6万7100円

※:PassMark SOFTWAREの「Performance Test」アプリを用いて計測したスコア

ペンやキーボードを考慮すると、iPadもSurfaceもやや高価。ノートPC+板タブの組み合わせは、ペン入力の操作性にクセがあるが、コスパは優秀だった。

 

【その2】携帯性勝負

実際の使用時に近づけるべく、本体に着脱式キーボードと専用ペンを加えた合計の質量を計測して比較した。目安としては、1500gを超えると持ち運ぶ際に重さを感じがちといえる。

 

新型iPad Airは本体の質量は軽かったが……

本体質量だとiPad Air は約458gであるのに対して、Surface Go 2は約544gとやや重い。だが、iPadのMagic Keyboardは600gとかなり重く、Surface Go 2が用いる「タイプ カバー」はわずか245gしかない。実際に持ち歩く一式では、Surfaceが最優秀。次点はIdeaPad Duetとなっている。

 

↑iPad Air 4はフラットなデザインも特徴。GetNaviよりも小さく、収納性は良好だ

 

合計の質量 備考
iPad Air 4 約1079g Magic Keyboardは600gと重め。とはいえ、合計質量で考えても、最新のMacBook Airなどよりは軽い。
U-10万円 2 in 1 Chromebook 約935g キーボードとスタンドは合計で470g。ただし、スタンドの磁石がつく本体側に重心が偏り、重く感じる。
Surface Go 2 約814g カバーと一体化したキーボードは250gと超軽量。だが、タッチパッドの左右クリックが誤反応しがち。
U-10万円PC+板タブレット 約1580g Wacom Intuos Smallは230gと軽く、接続もBluetoothならワイヤレス。とはいえ、やはり携帯はしにくい。

キーボードなしの単体での軽さは、新型iPad Airが圧勝だった。ペン入力は使うもののキーボードがなくても問題ないのであれば、iPad Airがオススメとなる。

 

【その3】作業効率勝負

仕事用マシンとして使用するなら必須のOfficeソフトの対応状況を調査。そのうえで、定型の文章を打って、キーボードの感触をチェックした。また、通信速度の平均値も調べた。

 

CPU性能と通信形式の差がDL速度の差につながった

Officeは全機種で使用可能だが、iPadとChromeのアプリは機能に制限アリ。着脱式キーボードの打鍵感はいずれも良好で、文字配置に違いはあるものの慣れの範疇だ。ダウンロード速度は3回試行した平均を比較。結果、IEEE 802.11gの通信までしか対応していなかったノートPCが最下位に。

 

↑IdeaPad Duet Chromebookのキーボード。深さが1.2mm以上あり、十分優秀

 

マイクロソフトOfficeとの互換性 キーボードの打感 1GBファイルのDL速度
iPad Air 4 △(制限あり) 2分13秒
U-10万円 2 in 1 Chromebook △(制限あり) 2分41秒
Surface Go 2 5分24秒
U-10万円PC+板タブレット 5分42秒

iPadは、Excelがマクロに非対応なので、同機能が必要な人は注意。とはいえ、通信速度が他機種よりも断トツで早く、ストレスなく作業できる点で1位とした。

 

【その4】ペン入力のしやすさ勝負

タブレットとしての使用感を決定づけるスタイラスペンの使用感の差を検証。手書きで線を引くだけでなく、ペンでアイコンをポインティングした場合などの操作感も検証した。

 

使いこなしに慣れが必要も精緻な入力は板タブが一番

IdeaPad Duetを除き、どの機種のペンも機能や色の切り替えを登録できるサイドボタンを装備していた。筆圧検知も4096段階で共通。板タブは傾き検知こそ非対応だが、タッチ操作への追従性ではトップだと感じた。ただし、操作性はクセがあり、習熟が必要。その点、iPadは初心者も使いやすい。

 

↑板タブの入力位置はモニターの同じ位置とリンクする。この感覚に慣れが必要

 

サイドボタン 感圧検知 傾き検知 使用感
iPad Air 4 4096段階 ペン先の滑る感覚が◎。ペンの平らな部分はサイドボタンだ。
U-10万円 2 in 1 Chromebook × × × 専用ペンはなく、指操作が主。タッチ操作はあくまで補助か。
Surface Go 2 4096段階 ペンの裏が自動的に消しゴムに割り当てられているのが◎。
U-10万円PC+板タブレット 4096段階 × プラスチックのペン先で、鉛筆のような書き心地だった。

安価な板タブには傾き検知機能がなく、イラストなどではやや使いにくい。しかし、写真のレタッチやPDFへの手書きコメントの付与などは十分快適に行えた。

 

<より描き心地を求めるなら、液タブであれば高精度かつ直感的に使える>

手元のディスプレイ上に直接書き込める液晶タブレットなら、板タブのように画面と手元の動きを体に染み込ませなくても作業可能。メモをとるだけなら、電子ペーパーという手段もオススメだ。

 

富士通クライアントコンピューティング

QUADERNO A5サイズ

3万9800円

膨大な資料を持ち運び、取り出して書くことに特化した電子ペーパー。一度の充電で約3週間も駆動するスタミナが魅力。鉛筆のような書き心地を実現したペンが付属し、メモには最適だ。

 

ワコム

Wacom One 液晶ペンタブレット 13

4万2900円

充電不要のスタイラスペン「Wacom One Pen」が付属する、13.3型液晶を採用したペンタブレット。60度までの傾き検知に対応し、自然な書き心地となっている。最大表示色は1677万色だ。

在宅ワーク需要で売れ行き好調! 価格帯別「ノートPC」オススメ3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、在宅ワーク需要で売れ行きが伸びたノートPC。世界最軽量を更新したモバイルノートやコスパに優れるAMD Ryzen搭載ゲーミングノートなど、魅力的な製品が続々と登場しており、いまが買い替えのチャンスだ。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

最新ノートPC、 “買い”のポイント

・描画性能が大幅に向上した第11世代Core i搭載機が狙い目

低価格でもSSD搭載は当たり前で、1TBモデルも買い得

コストパフォーマンスに優れたAMD Ryzenは依然、魅力大

 

私たちが解説します!

フリーエディター

有馬真一さん

ノートPC選びの際はモバイル性を重視。Chromebookを本格導入したことで、スマホとの連携をいろいろと試行錯誤中。

ITライター

石井英男さん

ITライター歴28年。ノートPCやSTEM教育などに関する記事が得意。最近は、AIや量子コンピューターに興味がある。

 

最新CPUが出揃ったいまが買い替えのチャンス

販売好調が報じられるノートPCだが、今年の冬はCPUに注目したい。インテルからは第11世代Core iが、AMDからは第3世代Ryzen Mobileが相次いで登場。どちらも前モデルに比べて性能が大きく向上した。SSDも大容量化が進み、15万円以上の製品なら512GBや1TBが標準になってきた。

 

「CPUの性能が格段に上がったので、お使いのノートPCの性能に不満があるのなら、買い替えのチャンスです」(石井)

 

また、ミドルクラス帯でもインターフェイスや無線LAN機能が進化しており、高速なThunderbolt 4やWi-Fi6をサポートした製品が増加中。

 

「Wi-Fi6では、通信速度や電波利用効率が向上し、セキュリティも強化されています。Wi-Fi6対応ルーターと一緒に買い替えると、動画サイトなどの利用も快適です」(有馬)

 

【《松》クラス】予算額15万円以上

ミドルハイクラスに手が届く価格帯。今季はグラフィック性能の高いインテルの第11世代Core iプロセッサーが登場しており、多少価格が上がったとしてもこれを搭載したモデルを狙いたい。

 

【No.1】世界最軽量を大幅更新した約634gのモバイルノート

富士通クライアントコンピューティング

LIFEBOOK UH-X/E3

実売価格21万9780円

13.3型液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の約634gを実現。ベゼルの狭額縁化によって、筐体の横幅や奥行きも小さくなり、世界最小クラスとなっている。CPUに第11世代Core i7-1165 G7を搭載するほか、SSD容量も1TBと大きく、PCとしての基本性能も高い。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約11時間 ●I/Oポート:USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W307×H15.5×D197mm/約634g

CPU Core i7-1165G7
メモリ 8GB
ストレージ SSD約1TB
ディスプレイ 13.3型

 

↑軽いだけでなく、堅牢性も高い。76cm落下試験や約35kgfの一点加圧試験、約200kgfの全面加圧試験をクリアしている

 

↑天板にはマグネシウム合金に代わってカーボンファイバーを採用。各部品も見直し、従来の698gから50g以上軽量化した

 

↑最軽量機はブラックのみだが、シリーズでは3色のカラバリを用意。直販モデルはメモリやストレージも選択できる

 

<クロスレビュー!>

指紋認証を採用してコロナ時代に適合

「サインインに、顔認証ではなく指紋認証を採用。いまの時代、外出先で認証する際にマスクを外さずに済むのがうれしいです。内蔵マイクがノイズキャンセリング機能付きなのも高評価」(有馬)

 

やっぱり軽さは正義! 女性にもオススメ

「軽さ634gは驚異的なうえ、ボディも頑丈なので気軽に持ち歩けます。4基のUSB端子やHDMI端子も備えるなど、拡張性の高さも魅力です。とにかく軽いので女性にもオススメできます!」(石井)

 

■Other Model

富士通クライアントコンピューティング

LIFEBOOK UH90/E3

実売価格20万9800円

第11世代Core i7-1165G7と8GBメモリ、512GB SSDを搭載。大型バッテリーを採用し、約834gの軽さで約22.5時間駆動を実現した。Office Home and Business 2019も付属しており、お買い得なモデルだ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約22.5時間 ●サイズ/質量:W307×H15.5×D197mm/約834g(カラーにより異なる)

 

【No.2】フルHDよりも縦に広いWUXGA液晶が便利

デル

New XPS 13 プラチナ

22万3278円

第11世代Core i7-1165G7を搭載し、高いグラフィック性能を誇る13.4型機。フルHDよりも縦に120ドット広い1920×1200ドットのWUXGA液晶を採用。SSDも512GBと大容量だ。最新のThunderbolt 4対応ポートを2基装備するなど、拡張性も十分。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約11時間 ●I/Oポート:USB Type-C×2ほか ●サイズ/質量:W295.7×H14.8×D198.7mm/1200g

CPU Corei7-1165G7
メモリ 16GB
ストレージ SSD約512G
ディスプレイ 13.4型

 

↑キーボードはバックライト付きで、暗所でも使いやすい。なお、写真のキーボードは英語配列だが、実際は日本語配列となる

 

↑アルミ合金をCNC機械加工によって削り出したシャーシを採用している。軽さと頑丈さを両立しており、見た目も美しい

 

<クロスレビュー!>

キーボードが打ちやすくタッチパッドも大きめ

「キーボードの打鍵感がしっかりとあるため、強く叩きがちな人にオススメです。タッチパッドが大きめで使いやすく、出先にマウスを持ち歩きたくないという人でも快適に操作できます」(有馬)

 

絶妙な画面サイズで作業の効率もアップ

「縦横比16:10のディスプレイは縦方向の情報量が多くて扱いやすいです。PCでスマホの通知などを受け取れる『Dell Mobile Connect』も便利。顔認証と指紋認証に両対応する点も魅力です」(石井)

 

【No.3】4K液晶をはじめ、プロ級のスペックで動画編集も快適!

MSI

Prestige-15-A11SCS-064JP

26万4800円

第11世代Core i7-1185G7と64GBメモリ、1TB SSDを搭載した、ハイスペックなクリエイター向けノートPC。GPUにGeForce GTX 1650 Tiを装備し、3D描画性能も高い。ディスプレイは15.6型の4K液晶で、Adobe RGBに対応しており、広い色域を誇る。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約16時間 ●I/Oポート:USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W356.8×H16.9×D233.7mm/1690g

CPU Corei7-1185G7
メモリ 64GB
ストレージ SSD約1TB
ディスプレイ 15.6型

 

↑Thunderbolt 4端子を2基装備。USB Type-Cとしても利用できる。USB Type-Aも2基備えており、拡張性は十分だ

 

↑超高精細な4K液晶を搭載する。Adobe RGB対応で色鮮やかな表示が可能。ノングレア仕様なので、目が疲れにくい

 

<クロスレビュー!>

このスペックでこの価格は非常にハイコスパ!

「本格的ゲーミングノートと比べるとリフレッシュレートが高くないので、動きの激しいゲームは不得意。それでも、これだけハイスペックでこの価格を実現しているのは驚くほどおトク!」(有馬)

 

クリエイターだけでなくゲーマーにもオススメ

「ディスプレイ性能もグラフィック性能も高く、写真や動画を編集したり、イラストを描いたりするクリエイターに最適です。本格的3Dゲームも十分楽しめるため、ゲーマーにもオススメ」(石井)

 

【《竹》クラス】予算額8万円〜15万円

売れ筋モデルが集まる価格帯。CPUは4コア以上で、メモリは8GB程度、SSD容量も128GB〜256GBが主流だ。ビジネス用途は、このクラスなら十分こなせる。

 

【No.1】タッチ操作にも対応する縦横比3:2の液晶が魅力

マイクロソフト

Surface LapTop Go

8万4480円〜

12.4型の縦長3:2液晶を装備したノートPC。最低構成では、第10世代Core i5-1035G1と4GBメモリ、64GB eMMCを搭載する。メモリを8GB、ストレージを128GBにした、より快適な上位構成では10万2800円だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約13時間 ●I/Oポート:USB Type-A×1、USB Type-C×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W278.18×H15.69×D205.67mm/1110g

CPU Core i5プロセッサー1035G1
メモリ 4GB
ストレージ eMMC64GB
ディスプレイ 12.4型

 

↑最廉価モデルはプラチナのみだが、上位モデルではサンドストーンやアイスブルーなどのカラバリを選べる

 

↑電源ボタンに指紋認証機能を搭載している。屋外に、万が一置き忘れた場合でもセキュリティを確保できる

 

<クロスレビュー!>

キーボードが使いやすく在宅ワークにピッタリ

「日本語切り替えのオンオフに独自の工夫が施された使いやすいキーボードと高品位な筐体で、在宅ワークに適しています。年間6984円の追加料金でOffice 365を利用できるのもうれしい」(有馬)

 

使いやすい液晶に価格以上の価値アリ

「高解像度で広く使える液晶をこの価格で搭載するのは非常に魅力的です。最廉価モデルは、メモリが4GBと少ないので、2万円ほど高くなりますが、ひとつ上のモデルをオススメします」(石井)

 

【No.2】 8コアのRyzen搭載で仕事にも趣味にも活躍

ASUS

Vivo Book Flip 14 TM420IA

実売価格12万9800円

Ryzen 7 4700Uを搭載した2 in 1タイプの14型ノート。液晶部が360度回転して、タブレットのようにも使え、別売のASUS Penも利用できる。メモリは8GB、SSDは512GBと余裕があり、様々な用途に対応できる一台だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約10.6時間 ●I/Oポート: USB Type-A×2、USB Type-C×1、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W324×H18.2×D220mm/1550g

CPU Ryzen 7 4700U
メモリ 8GB
ストレージ SSD 512GB
ディスプレイ 14.0型

 

<クロスレビュー!>

上のクラスに匹敵するハイスペックが魅力

「メモリもSSDも大容量で、価格以上のパフォーマンスを発揮してくれます。質量約1.55kgは持ち歩くにはやや重めですが、ホームモバイル用途なら問題ナシ」(有馬)

 

Officeが付属し指紋認証にも対応

「最新のRyzen搭載で性能は十分。Office Home and Business 2019が付属するほか、指紋認証にも対応しているので、仕事用にも向きます」(石井)

 

【No.3】コスパの高いビジネスモバイル

レノボ

ThinkPad X13 Gen 1(AMD)

10万1838円

Ryzen 3 PRO 4450Uを搭載したビジネス向け13.3型モバイルノート。メモリは8GB、SSDは128GBと基本性能が高い。質量は約1.28kgと軽く、Wi-Fi 6もサポートする。Ryzen 5 PRO搭載の上位機種は指紋認証搭載。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約13.9時間 ●I/Oポート: USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×2、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W311.9×H16.9×D217.2mm/約1280g

CPU Ryzen 3 PRO 4450U
メモリ 8GB
ストレージ SSD 128GB
ディスプレイ 13.3型

 

<クロスレビュー!>

液晶の解像度がやや低めな点に注意

「カスタム可能ですが、この構成では液晶解像度が1366×768とやや低め。フルHDを選ぶと+1万1000円となりますが、検討しましょう」(有馬)

 

仕事用に持ち歩くPCとしてオススメ

「質実剛健なつくりで、信頼性の高い一台です。セキュリティ機能が充実しており、出張などに持ち歩くノートPCとしてオススメできます」(石井)

 

【《梅》クラス】予算額8万円未満

いわゆるエントリークラスの製品が主流の価格帯。昨今は、8GBメモリ&256GB SSDを搭載する製品も増えており、十分快適だ。サブのマシンとしてもオススメ。

 

【No.1】8GBメモリと256GB SSD搭載でサクサク動く!

デル

New Inspiron 15 3000 スタンダード

6万7078円

Ryzen 3250Uと8GBメモリ、256GB SSDを搭載したスタンダードノート。15.6型液晶はフルHD仕様で、コストパフォーマンスが高い。キーボードにはテンキーを備える。Officeソフトは+2万円で追加可能だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約9時間 ●I/Oポート: USB Type-A×3、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:約W363×H19.9×D256mm/2275g

CPU Ryzen 3 3250U Mobile
メモリ 8GB
ストレージ SSD 256GB
ディスプレイ 15.6型

 

↑左右が狭額縁設計のフルHD液晶を搭載し、筐体サイズもコンパクトに。液晶はノングレア仕様で、映り込みも少ない

 

↑USB Type-A端子を左に2基、右に1基の合計3基搭載する。HDMI端子や有線LANも備えており、ビジネス用途にも向く

 

<クロスレビュー!>

拡張性の高さが地味にありがたい

「トレンドのUSB Type-C端子を採用していないのは残念ですが、それ以外は文句ナシの拡張性。SDカードリーダーも備えているので、カメラで撮影した写真などのデータ管理用にも◎」(有馬)

 

まさにスタンダードといえるノートPC

「CPU、メモリ、ストレージのバランスが取れたスペックで、ネットサーフィンや文書作成といった一般的な作業には十分な性能です。子どもが初めて使うノートPCとしても良いですね」(石井)

 

【No.2】高いセキュリティで安心して使える

HP

HP ProBook 450 G7

7万8980円

Core i5-10210Uに8GBメモリ、500GB HDDを搭載。高強度なアルミニウム製ボディを採用しており、ヒンジが180度開くため、対面の相手と画面を共有しやすい。世界初の自己修復BIOSなど、セキュリティ機能も充実。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:最大約13.5時間 ●I/Oポート: USB Type-C×1ほか ●サイズ/質量:W364.9×H19×D256.9mm/2000g

CPU Corei5-10210U
メモリ 8GB
ストレージ HDD 500GB
ディスプレイ 15.6型

 

<クロスレビュー!>

大容量のHDD採用もアクセス速度は遅め

「ストレージが500GB HDDとなっており、保管できるデータ量が多いのは◎。ただし、SSDと比べると動作が緩慢になりがちなので注意を」(有馬)

 

米軍調達基準をクリアした頑丈ボディが魅力

「2万時間に及ぶ品質テストと米軍調達基準をクリアしたタフさが魅力です。トラブルがあっては困るビジネスで使うノートとしてオススメ」(石井)

 

【No.3】こんなに安くて良いの!? と驚く充実のスペック

レノボ

IdeaPad C340

7万700円

CPUに第10世代のCore i5-10210Uを採用。メモリは8GB、ストレージは512GB SSDと充実したスペックが魅力の14型ノート。360度反転可能な液晶は、フルHD仕様でマルチタッチ操作にも対応している。

SPEC ●Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約13.3時間 ●I/Oポート: USB Type-C×1ほか ●サイズ/質量:W328×H17.9×D229mm/1650g

CPU Corei5-10210U
メモリ 8GB
ストレージ SSD512GB
ディスプレイ 15.6型

 

<クロスレビュー!>

ペン入力にも対応するのがイイ

「タッチ操作にも対応し、別売のLenovo アクティブペンを使ってタブレット的に使えます。筆圧も4096段階で感知する、本格的な仕様です」(有馬)

 

早いもの勝ちの超お買い得価格

「本来は14万円で販売されていた製品で、この価格なら即買いレベルです。指紋認証にも対応するなど、どこをとってもお買い得に感じます」(石井)

 

【Topic1】タブレットとしても使える2 in 1がイイ

2 in 1 PCは、一台でノートPCとしてもタブレットとしても使えるのが魅力。キーボードを重視するならコンバーチブルタイプがオススメだ。

 

【No.1】

レノボ

ThinkPad X1 Fold

32万7426円

折りたためる13.3型の有機ELディスプレイを備えた斬新な2 in 1。ノートPCのようなスタイルで下半分にキーボードを表示して使えるほか、縦に持って本を読むように使うこともできる。

 

【No.2】

マイクロソフト

Surface Pro 7

10万9780円

12.3型ディスプレイを備えた人気のタブレット型2 in 1。別売でカバーにもなるキーボードや専用ペンが用意されており、これらを組み合わせることで、ノートPCライクに使用可能だ。

 

【No.3】

デル

New XPS 13 2-in-1プレミアム

19万2478円

最新の第11世代Core i5-1135G7を搭載した、コンバーチブルタイプの13.4型2 in 1。フルHDを超えた高解像度な液晶を搭載し、複数ウィンドウを同時に開いても見やすい。質量は約1.3kg。

 

【Topic2】PS5にだって負けないゲーミングノートPCが手ごろに

最新ゲームを高画質で快適にプレイできる、高性能CPUとGPUを搭載したゲーミングノートも値下がりが進行中。特にGPU性能が重要だ。

 

【No.1】

ASUS

TUF Gaming A15 FA506IH

12万8800円

6コア仕様のRyzen 5 4600HとGeForce GTX 1650を搭載した高性能ゲーミングPC。この価格で144Hz駆動に対応した液晶を搭載していることがうれしい。特にFPSゲーマーにオススメだ。

 

【No.2】

マウスコンピューター

G-Tune P5

13万1780円

6コアのCore i7-10750HとGeForce GTX 1650を搭載する低価格モデル。ボディがスリムで、質量も約2020gとゲーミングノートPCとしては軽い。屋内の色々な場所で遊びたい人に向いている。

 

【No.3】

HP

Pavilion Gaming 15

10万9890円

Core i5-10300HとGeForce GTX 1650を搭載する。メモリが16GBと豊富で、ストレージに256GB SSD+1TB HDDというハイブリッド構成を採用する点も魅力。入門機としてオススメ。

2020年、GetNavi web編集部員が「本気でほしい」と思ったモノは? 家電・デジタル・AV担当が3つだけを厳選

GetNavi web編集部には、新製品情報が日々寄せられてきます。編集部員はこれらをチェックし、話題アイテムは実際に使って評価するのが仕事。そんな編集部員たちは2020年の新製品のなかで、どんなアイテムを良いと思ったのか?

 

なかでも、本気で「欲しい」と思ったアイテムは何なのか……? 知りたいとは思いませんか。今回は、当サイトで人気の家電、デジタル、オーディオ&ビジュアルの編集担当が、それぞれの分野で熱烈に「欲しい」と思ったアイテムをピックアップ。その理由とともに紹介します!

 

【家電担当・小林史於が本気で欲しいモノ】

新しい操作感を実現したバルミューダ初の掃除機

バルミューダ

BALMUDA The Cleaner

実売価格5万9400円

独自のホバーテクノロジーを搭載したバルミューダ初の掃除機。前後左右斜めと自在に動くジョイント部を新開発するとともに、ダブルブラシの高速回転でゴミを除去しながら床面との摩擦を低減し、浮いているような操作感を実現します。

 

さらに、300×165mmのワイドなヘッドと2つのブラシが確実にゴミをかき出し、高い集じん性能であらゆる種類のゴミを吸引。これにより、これまでの約半分の時間で掃除を完了させることができます。「一本のほうきのように自然であること」を目指したというシンプルで美しいデザインも魅力。

↑2つのブラシをそれぞれ内側に回転させ、床面との摩擦を低減。クリーナー自体が浮いているかのような操作感を実現します

 

担当編集が語るコレが欲しいワケ

フリーダムな動きで、掃除の時短ができるのがうれしい!

バルミューダは、社長が元ミュージシャンだけあって、常に「新しいモノを生み出そう」というロックな気概に満ちたメーカー。2020年の11月、満を持して発売した「BALMUDA The Cleaner」も、やっぱりただものではありません。まず動きが違う。掃除機なのに、ほうきのようにヨコにスライドして往復できるし、壁にぴったり当ててそのままスライドも可能。スティックを軸に回すとヘッドが連動してぐりんぐりん回るから、ヘッドをタテにしてすき間にねじこむ動きも自在です。

 

さらに、なんの抵抗もなくスルーっと動くから、とにかく気持ちいい! 重力から、床の抵抗から、障害物を避ける力まかせの動作から解放され、まるであらゆるしがらみから解放されたかのような……。久しく感じていなかったこの感覚は……フリーダム。そう、自由です! この心地よい自由な動きによって掃除の時間も短縮できるというから、まさに一石二鳥。特に掃除機がけの面積が広いマンションや一軒家にあったら重宝するのは間違いないですね。

 

これに同社らしいミニマルで美しいデザインが融合しているわけですから、そりゃあほしくなります。もし、自分の家にあったら見るたびに「ほお、いいね~」と思うでしょうし(以下写真参照)、確実にインスタにも載せるでしょう。ふと、田舎の一軒家に住む両親に贈ったら喜ぶだろうな……なんて想いも胸に浮かんできました。その点で、大切な人へのプレゼントにしても良いと思います。

↑インテリアに溶け込むデザインも魅力

 

【デジタル担当・玉造優也が本気で欲しいモノ】

折りたためる有機ELディスプレイを搭載したモバイルPC

Lenovo

ThinkPad X1 Fold

実売価格32万7426円

世界初、折りたためる有機ELディスプレイを搭載したモバイルPC。画面をフルフラットに開くランドスケープモードでは、革製カバーに内蔵されたキックスタンドにより、ディスプレイを立てて使用でき、使いやすいアスペクト比4:3の13.3型の画面に多くの情報を表示できます。

 

画面を折り曲げた状態でも使用可能で、2画面を駆使して効率的な作業が可能。片方の画面でビデオ通話をしながら、もう片方の画面でメモやドキュメント編集を行うことも簡単です。ペン入力にも対応。

 

担当編集が語るコレが欲しいワケ

「折りたたみできる2in1」が自分のニーズにドンピシャ

折りたたみ式のデバイスは、スマホが先行して数が揃っていますが、このThinkPad X1 Foldはパソコンで世界初のモデルです。折りたたみデバイスにもともと興味はあったものの、スマホの所持台数を増やすのはイヤだと思っていたので、PCで折りたたみができる本機に強い興味を持ちました。もともとペン入力できるタブレットを使っていますが(現在はiPad)、やはり出来ればデバイスの所持台数はなるべくコンパクトにしたいんですよね。

 

だから両者が統合されている2in1PCが以前から気になっていたんですが、さらにモバイルノートとしても大画面モニターとしても、使い方と使う場所ともにフレキシブルな利点がある本機は自分のニーズにドンピシャなのです!

 

さらに細かく気になる点を挙げると、電子書籍を読む際、この製品でしか味わえない読み味があるのが一番興味深い。紙の書籍よりも大きいサイズになるので、好きなマンガの見開きとか見たらどうなるんだろう……と気になっています。

↑フルフラットにすると広々とした画面に。本のように半開き状態にして読書することも可能です

 

【オーディオ&ビジュアル担当・一條 徹が本気で欲しいモノ】

サングラス型ウェアラブルBluetoothスピーカー

ボーズ

Bose Frames Soprano

実売価格3万3000円

ボーズ独自の“オープンイヤーオーディオ”テクノロジーを搭載したサングラス型ウェアラブルBluetoothスピーカー。テンプル(つる)に隠された独自の超小型音響設計により、サングラスとは思えない臨場感あふれるサウンドを実現しつつ、音漏れを大幅に低減します。ハンズフリーで通話も可能で、風切り音や周囲のノイズを抑えて、ユーザーの声をピックアップするように設計されています。タッチ式コントロールとモーションセンサー内蔵で、タップやタッチ、スワイプで快適な操作が可能。交換用のカラーレンズを用意しており、好みのレンズに交換することもできます。

 

担当編集が語るコレが欲しいワケ

周囲に迷惑をかけず、耳をふさがず音楽が聴ける

ボーズのスピーカー内蔵サングラスとしては第二世代なのですが、従来より音質がパワーアップし、さらにファッショナブルな本機とスポーツタイプ (製品名はBose Frames Tempo)が選べるようになりました。ステイホームになってから自転車によく乗るようになったのですが、サイクリングをしながらこちらを使って音楽を流せば、周囲に迷惑にならず、耳も塞がず安全に音楽を楽しむことができるので、すごく欲しいと思っています。おしゃれかつ機能的で、ボーズらしさが光るデバイスだと思います。

折りたためるPC「ThinkPad X1 Fold」、その変幻自在の実用性を試す

スマホで新しいトレンドになりつつある折りたたみディスプレイ。ついにモバイルPCの世界にもやってきました。レノボが11月に発売した「ThinkPad X1 Fold」は、Windows 10 PCでフォルダブルディスプレイを採用した世界初の製品です。

↑ThinkPad X1 Foldの価格は税込39万9300円。ただし、Lenovoの直販サイトで購入する場合はEクーポンの適用により32万7426円で購入できる(12月28日時点)

 

持ち運びは大判の本のようにコンパクト。専用キーボードを重ねればモバイルノートPCに早変わり。画面を広げて立てかければ、モニター一体型のパソコンとして使えます。さらにペン対応でタブレットとして手書きもできるという、変幻自在なスタイルが魅力です。

 

緻密に作り込まれたデザイン

ThinkPadは1985年に日本で誕生したモバイルPCブランド。レノボ傘下になった買収された後も、その主力製品は神奈川県のレノボ・大和研究所で開発されています。ThinkPad X1 Foldも大和研究所の開発で、その設計にあたっては「三軸織物」や「箱根寄木細工」といった日本の伝統工芸からのアイデアも取り入れられています。

 

まずは電源を付けずに眺めると、大きな黒い画面そのもの。13.3型でアスペクト比4:3という正方形に近い形状で、小さめのテレビか昔のパソコンのモニターのようにも見えます。

↑13.3型の折りたたみできる有機ELディスプレイを搭載

 

一方、背面は本革製のカバーで覆われています。折りたたむとまるで、高級な装丁の百科事典かのような雰囲気。このカバーは本体を保護すると同時に、キックスタンドの役割も果たします。カバーの一部を外向きにめくって、本体を垂直に近い角度で立てられます。その裏地はThinkPadのテーマカラーでもある、鮮やかな赤色。この配色には江戸っ子の羽織のような「粋」を感じます。

↑外装はレザーケースで被われている

 

↑なじみやすい大振りなモニターのような見た目

 

実は折りたたみディスプレイは、画面そのものよりもヒンジの設計が重要とされています。ThinkPad X1 Foldでは「マルチリンク・トルク・ヒンジ・メカニズム」と呼ぶ、軽量な金属フレームとカーボンファイバーを組み合わせたレノボ独自の独自構造を採用。

 

開くときは少し力で滑らかに開き、狙った角度できっちり止められます。開ききらずに雑誌を開くかのように見開きで止めたり、ノートパソコンのような角度で止めたりと自在です。

↑画面は内側に二つ折りできる

 

【外観をギャラリーでチェックする】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

付属の専用キーボード「Bluetooth Mini Foldキーボード」は、板状のキーボードで、X1 Foldの下半分の画面に重ねて使えます。キーボードを挟んだまま閉じることができ、持ち歩くときも邪魔になりません。

↑キーボードを載せるとノートパソコンスタイルに

 

さらにディスプレイはWindows Inkによるペン入力にも対応。専用のペンも付属します。キーボードに留め具があり、システム手帳のようにペンも一体で持ち歩けます。

↑背面の筐体が露出している部分は、開くとレザーケースが伸びて被われる

 

↑ペン入力は写真編集にも使える

 

↑ペンは筆圧検知も対応。折り目部分はわずかにへこんでいるため、本格的なイラストを制作する人は気になるかも知れない

 

 

実践的に使える二刀流スタイル

このThinkPad X1 Foldの肝は、専用キーボード「Bluetooth Mini Foldキーボード」との組み合わせにあります。このキーボードを画面にかぶせると、磁石の力でピタッとくっつきます。画面は表示範囲が自動で縮小し、上半分だけの表示になります。

 

つまり、開いて立てれば13.3型の一体型パソコンとして使えて、折りたたんだ状態でも横長(アスペクト比2:3)の小型ノートパソコンに。この画面の切り替わりはスムーズで実用的です。たとえばカフェでちょっとこみいった作業をしているときに、キーボードを外せばすぐ大画面で使えます。

↑特急列車の小さいテーブルでも展開できた

 

折りたたんだ状態では、膝の上にパソコンを置いて文字を打つ動作が自然とできるサイズ感。カフェのテーブルでは、本体を立てて使うことで、モバイルPCにしては大きく密度の高い画面をフル活用できました。

 

薄型のキーボードとはいっても、定評のあるThinkPadシリーズだけに、ある程度の打鍵感があり文章入力もしっかりとこなせます。ただし、キー配列に余裕がなく、日本語でよく使うカギ括弧や中黒(・)といった記号はFnキーを押す必要があるか、割当がありません。

↑キーボードは横幅狭め。記号キーが削減されている

 

タッチパッドは薄型キーボードですが当たり前のようにマルチタッチも使えます。2本指で画面のスクロールといったスマホでもお馴染みの操作も苦も無く使えます。ただし上下の幅が狭いため、ポインターを画面の端から端までに動かすときは指を何回も上下させることになります。タッチパネルの性能は高いので、マウスカーソルの動作を速めに設定すると良いでしょう。狙った場所に機敏に動かせるようになります。

 

キーボードを外したデスクトップスタイルで使う時は、より本格的なキーボードやマウスと組み合わせれば、さらに効率が上がりそうです。たとえばThinkPad製品なら「ThinkPad トラックポイント・キーボードII」を組み合わせれば、より効率的なタイピングとカーソル操作ができるでしょう。

 

モバイルワークに十分なパフォーマンス

CPUには第10世代(Lakefield)Core i5-L16G7を搭載。モバイルノート製品向けの低電圧版CPUで、処理能力は全体的に低め。ハイスペックなゲーム用途には適しませんが、オフィス作業全般はストレスなくこなせるパフォーマンスを備えています。メモリは8GB LPDDR4X、ストレージは512GB SSDを備えています。外部端子はUSB Type-Cを2基搭載。側面の長辺と短辺に1基ずつ配置されており、どのスタイルでもケーブルを挿しやすいようになっています。充電もType-Cケーブルです。

 

試しに、筆者の日常の作業の中でも負荷が高めな作業をこのパソコンだけでこなしてみました。クラウドストレージのOneDriveで大量にファイルを同期しつつ、Chromeで複数のWebサイトを開きながら、Lightroomで画像編集するといった、通信機能の負荷が高めな作業も含まれていますが、処理が遅いと感じることもなく、サクサクこなしてくれました。

↑フォームチェンジでさまざまなワークスタイルに対応できるのが強み

 

使っていて気になったのは、バッテリーのもちがやや心許ないこと。筆者の利用環境では4時間ほどで電池切れとなりました。1日持ち歩くならモバイルバッテリーも併用した方が良さそうですが、ディスプレイを広げて使う時間も長かった割には健闘したと言えるかもしれません。

 

ThinkPad X1 Foldはあるときはノートパソコンとして、あるときは一体型パソコンとして、あるときはペン対応のタブレットとして、しなやかにスタイルを選びながら効率よく作業をこなせるPCです。折りたたみを開いたり閉じたりする構造や、薄型キーボードの持ち運び、ペン対応に至るまで、使い勝手への細かな配慮が見て取れます。

 

画面の枠が細くなれば、バッテリー持ちが良くなれば、そして価格がもう少しお手頃なら……と要望はいくつかありますが、ThinkPad X1 Foldの実用性については疑いの余地はありません。世界初の折りたたみディスプレイという新しい技術を使いながらも、まるで馴染みのシステム手帳のように機能的なビジネスツールとして仕上げられています。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

天板に多機能E Inkディスプレイ搭載! 手書きだけじゃない新スタイルPC「ThinkBook Plus」

レノボから、2つのディスプレイを搭載したモバイルノートPC「ThinkBook Plus」が発表されました。

 

 

現在、スケジュールの確認やメモ書きはスマートフォンで行うというビジネスパーソンは少なくありません。当たり前のように行っている複数のデバイスの兼用、そしてマルチタスクですが、集中力がそがれるために生産性が低下するという調査結果があります。

 

天板に10.8型E Inkディスプレイを搭載したThinkBook Plusは、ノートPCを閉じたままE Inkディスプレイにカレンダーなどの表示が可能で、アクティブペンを使用してメモやスケッチができ、複数デバイスを兼用することなく一台で対応可能。各作業に集中でき、マルチタスクの効率化を実現します。

 

 

E Inkディスプレイには、カレンダーやスケジュール、メール、日付、バッテリー状況、天候などを表示でき、ノートPCを開かなくても確認できます。また付属のLenovo Precision Penを使って、手書きのメモやスケッチ、PDFへの注釈の記入が容易に行えます。Lenovo Precision Penは、4096段階筆圧によるなめらかな書き味を実現。単6電池で約400日駆動し、マグネットによりディスプレイの両側面にアタッチが可能です。

 

 

また、OneNoteと連携することで、記入したメモを自動で保存。さらにローカルフォルダのイメージを壁紙として利用でき、企業ロゴや好きな画像などを自由に表示できます。E Inkディスプレイは電子ブックリーダーとしても利用でき、表示情報は天板を開くと自動的にOFFになるためプライバシーやセキュリティ面でも安心です。

 

PCとしてのスペック面としては、CPUには第10世代インテル Core プロセッサーを搭載。電源ボタンに指紋認証機能を統合し、安全かつスピーディにサインインが行えます。Skype通話の受信、終了が行えるキーをファンクションキー列に配置し、電話会議等にも便利です。

 

だんだんとニーズが増えている2 in 1スタイル、かつE Ink対応で手書きによる効率性も高められる、生産性の向上を追求した一台となっています。

ガチ仕様の15型ノートPC「ThinkPad X1 Extream」、その重さとサイズ感は?

パソコン大手レノボは15インチの画面を採用したハイエンドノートパソコン「ThinkPad X1 Extream」を発売しました。ThinkPad X1は同社のモバイルパソコンのフラグシップシリーズで、これまでにX1 CarbonやX1 Yogaなど、高性能モデルがラインナップされていましたが、今回発表された「X1 Extream」が新たに追加。価格は27万8000円(税抜)より。

↑ThinkPad X1 Extream

 

X1 Carbonのコンセプトを継承しつつスペックを凌駕した弩弓の1台

X1 Extreamは15.6インチの液晶画面を搭載し、CPUはインテル第8世代のHプロセッサーを採用。グラフィックはNVIDIAのGeForce GTX 150 Tiを搭載するなど、ノートPCにも関わらず処理性能はガチ仕様。最大64GBのメモリや最大2TBのSSDなど、仕事マシンとしても贅沢なスペックとなっています。

↑おなじみのデザインを踏襲

 

ここまでなら「ただのハイスペックノート」に留まるところですがX1 Extreamの真骨頂は別のところにあります。本モデルは、これまでThinkPadのフラグシップモデルに位置づけられていた、ハイスペックで薄型軽量のX1 Carbonのコンセプトを受け継ぎ、重量が1.71kg、厚みが18.4mmというコンパクト設計。「ハイスペックノートでも持ち歩けるサイズ感」を実現した形になっています。

↑14インチの画面を搭載したThinkPad X1 Carbon(上段のシルバー)とのサイズ比較

 

特にオフィスで動画編集やCADなど、ヘビーな作業をする人がノマドや自宅テレワークできるように、持ち運べるサイズ感の限界値に挑んで設計されたとか。

 

15.6インチの画面を搭載している分、フットプリント(底面積)は広いので、さすがに大きさを感じざるをえませんが、手にもった感じでは重さと薄さは気にならないレベル。このパソコンを肌身離さず常時携行するかと問われたら、微妙ではありますが、オフィスと自宅の往復に持ち歩くぐらいなら問題ないサイズ感です。

↑筆者が持つと「小顔効果」ならぬ「小サイズ効果」!

 

ThinkPad伝統のキーボードはもちろん踏襲。安定の打鍵感でタイピングできます。ThinkPadキーボード信者の筆者としては、この配列をみただけで仕事のモチベーションがアップするほどです。

↑ThinkPadユーザーにはお馴染みのキーボード。配列も今までどおりなのでご安心を

 

そのほか、拡張端子もUSB Type-C 3.1を2基搭載し、HDMI端子やSDカードスロットなど定番の仕様。残念ながら、X1 Extreamへの給電はUSB Power Delivery(USB PD)ではなく、従来の角形コネクタなので専用のACアダプタが必要となります。これは、本モデルのハイスペックさゆえに、消費電力が大きくUSB PDでは不十分という判断とのこと。この辺りは、トレードオフとして妥協できる点といえます。

↑左から電源、USB Type-C×2基、HDMI、有線LAN拡張コネクタ

 

↑左からSDカードスロット、USB 3.0×2基。筆者的にSDカードスロット搭載はポイント高し。X1 Carbonにも搭載して欲しいところ

 

大和研究所で開催されるThikPad評議会で議題にあがったポイント

ThinkPadの開発・設計全般を行う横浜のレノボ大和研究所には、新型ThinkPadに採用される仕様が妥当なものかどうかを協議する「ThinkPad評議会(仮)」というものが存在すると、まことしやかに囁かれています。

 

今回、X1 Extreamの開発陣の1人であり、評議会にも出席するエンジニアに「X1 Extreamを開発するにあたり、評議会(仮)で問題に挙がった点は?」と聞いてみました。

 

すると、「排熱に関する部分ですね」との返答が。X1 Extreamは、高速なCPUとGPUを搭載しているため、フルパワーでの駆動時は発熱も相当なもの。しかも、薄型を実現するために大型のCPUファンは搭載できないため、ヒートパイプにより2つのファンを接続する方式を採用したんだとか。これは、CPUとGPUのどちらが発熱しても、ヒートパイプを通じて二つのファンから排熱できることを狙ったそうです。

↑X1 Extreamの殻割り画像。二つのファンがヒートパイプで接続されている様子がわかる。まるでツインターボといった様相!

 

それで、評議会で取り上げられた議題としては「CPUファンが回りすぎるとうるさくてユーザーのストレスになる」との指摘があり、今回のクーリングシステムの採用に至ったとか。また、ユーザーがWindowsの操作で処理性能を抑えることもできるようにしたそうです。

 

この手の開発秘話ってなかなか興味深いですよね。筆者としては、これからもThinkPad評議会(仮)をウオッチしつづけていこうと思います。

 

さて、このX1 Extreamですが、ハイスペックな仕様は非常に魅力的なのですが、筆者の仕事といえば、ブラウザとメールとテキストエディタが動作すれば事足りてしまうので、明らかにオーバースペック。自宅でも外出先でもばんばん動画編集をやる、という方にぜひ持って頂きたいノートPCです。

 

やっぱり「LTE搭載PC」は便利すぎる! 選び方の決め手は「入力方法」にあり

パソコン本体だけでインターネット通信が可能なLTE搭載パソコンの代表的なモデル「ThinkPad X280」と「Surface Pro」について2回に渡ってご紹介してきました。完結編となる本編では、どちらを選ぶべきかなどのポイントをまとめてみたいと思います。

↑レノボ「ThinkPad X280」(左)、マイクロソフト「Surface Pro」(右)

 

無難なのはクラムシェル型の「ThinkPad X280」

ThinkPad X280は、皆さんがイメージしているとおり、ノートパソコン然としたクラムシェル型。使用時にはディスプレイ部を開いて使用します。特に、パソコンとタブレットを兼用して使うなどのシチュエーションがなければ、クラムシェル型は無難な選択といえます。

↑ThinkPad X280

 

最大の特徴は、ThinkPadシリーズのウリである“キーボード”です。しっかりとした打鍵感があるのはもちろん、マウスなしでもカーソルを自在に動かせる「トラックポイント」により抜群の操作性を誇っています。

↑多くのユーザーに支持されているThinkPadのキーボード。赤いボタンのようなものが「トラックポイント」

 

また、USB Type-Cだけでなく、USB3.0やHDMIなどのコネクタ類を本体に搭載しているため、拡張性にも優れています。この辺りは、純然たるノートパソコンといえるので、特にこだわりがない人でも問題なく使えると思います。

 

主な購入先は、公式オンラインショップから。10万円強で最廉価のベースモデルが購入できるほか、各種仕様を自分流にカスタマイズして発注することが可能です。CPUはCore i3、i5、i7から、メモリは4/8/16GBから、SSDは128~512GBから選択が可能となっています。LTEの有無もカスタマイズ可能ですが、せっかくThinkPadを購入するのですから、ここはぜひLTEを選んで欲しいところ。LTEを搭載すると、価格が1万6200円ほど上乗せされますが、LTE搭載の恩恵は計り知れず、コストパフォーマンスは間違いなく高いと感じるはずです。

↑公式オンラインストアでカスタムすると+1万6200円でLTE対応に

 

手書き入力派には「Surface Pro」

Surface Proのメリットといえば、なんといっても専用ペンによる手書き入力。筆者のようにイラストを描く人はもちろんのこと、そこまで本格的に絵なんて描かないという人でも、手書き文字でメモを取ったり、アイディアを手書きでまとめるような使い方をする人には適しています。

↑マイクロソフト「Surface Pro」

 

↑別売のSurfaceダイヤル(左)とSurfaceペン(右)

 

↑紙と同等とまではいきませんが、なかなかの描き味

 

ペーパーレスはもちろんですが、手書きしたメモがそのままデジタルデータとしてクラウドに保存され、後でスマホやタブレットで読み返すなど、データの機動性はピカイチ。OneNoteなどのノートアプリが真に活躍するシチュエーションでもあるといえるでしょう。もちろん、手書き入力だけでなく2736×1825ドットの超高解像度ディスプレイや顔認証など、作業用パソコンとしても十分な威力を発揮します。

 

さらにSurface Proは、キーボードを外すことによってタブレットとしても機能する2-in-1パソコンでもあります。WEB閲覧や電子書籍など、キーボードを必要としない作業にはタブレットモードをオンにして、手に持ったまま使用するスタイルも可能。スマホの他にタブレットとPCを別々に所有するのではなく、1台で済ませたい人に適しているのが2-in-1パソコンのメリットです。

↑縦ポジションでWEBページや電子書籍の閲覧もGood

 

ただし、Surface Proはキックスタンドを採用しているため、クラムシェルに比べてデスク上の面積を多く占有します。オフィスや会議室であれば問題ありませんが、カフェや旅客機などの狭いテーブルだと少々窮屈。加えて、ヒザ上で作業するには不安定な体勢になるため、注意が必要です。

↑キーボード + キックスタンドの面積を要します

 

↑かなり手前に寄せないとキックスタンドが滑落する恐れも

 

Surface Proは、Core m3~i7のモデルがラインナップされていますが、LTE搭載モデルはCore i5、メモリ8GB、SSD256GBで仕様が固定されており、実勢価格は17万4744円となっています。

 

どちらを選ぶかは使い方次第

ThikPad X280とSurface Proのどちらを選ぶかは、先述した双方のメリット・デメリットを考慮した上で、決めるのが妥当でしょう。加えて、本企画の骨子でもある「LTE搭載はマスト」という考えも、自宅やオフィスなどのWi-Fiが届く場所以外では絶対に使わないのであれば、実はマストではありません。

 

ただ、そうはいっても軽量なモバイルPCだけあって、ちょっと気分を変えるためにカフェやレストランで作業することもあるかもしれません。そんな時、LTE機能は心強い味方となってくれます。ふと思い立ったら、パソコンの本体”だけ”を小脇に抱えて、オフィスの近くにある公園のベンチへGOなんていうことも、もちろん可能になります。

↑Surface PROLTEモデルに搭載されるSIMトレイ

 

筆者的には、この2台は甲乙つけがたい性能だと感じますが、キーボードの打鍵感とクラムシェル型を採用している点で、もし、どちらかを購入するとしたらThinkPad X280を選択すると思います。Surface Proでイラストを描くことも捨てがたいのですが、ガチで記事を書くような際は、やはり打鍵感がものをいいますので、キーボードが秀逸なThinkPad X280に個人的には軍配を上げたいですね。

【2018上半期】売れたモノ・バズったものランキング20~12位

いま、勢いよく売れてるモノだけを厳選! 家電、オーディオ、デジタル機器から、クルマ、ゲーム、文房具、食品までオールジャンルで「ヒットの背景」をおさらいしつつプロが改めて「オススメのポイント」を解説します。売れてるモノには、ちゃ~んと理由があるんです! 本記事では編集部独自の2018年のヒットランキングを作成。

 

20~12位ではOculusやレノボのスタンドアローン型VR機器やパナソニックの洗濯乾燥機とおひとりさまテレビ、森永製菓のチョコミントアイス、任天堂のミニファミコンなどがランクイン。早速見ていきましょう。

 

【20位】

スマホもPCも不要! VRがより身近な存在に「スタンドアローンVR」

ワイヤレスで手軽に本格的VRを楽しめるスタンドアローン型VR機器「Oculus Go」と「Lenovo Mirage Solo」が登場。市場でしのぎを削っている。

 

コスパの良さと快適な使用感が◎

Oculus

Oculus Go

2万3800円(32GB)、2万9800円(64GB)

視野角が広く、透明度の高いレンズでクリアな映像を楽しめる。本体は通気性に優れた素材で、長時間でも快適に使用可能。タッチセンサーを搭載するコントローラーおよびメガネスペーサーが付属する。

 

SPEC●プロセッサ:Snapdragon 821OS:Androidストレージ:32GB/64GBディスプレイ:2560×1440ドットサイズ/質量:W190×H105×D115mm/468g●OS:Android●ディスプレイ:2560×1440●駆動時間:約1.5~2時間

↑Netflixなどの配信動画やゲーム、360度映像など1000以上の専用アプリに対応する

 

6DoF対応で動きを高精度に再現

レノボ

Lenovo Mirage Solo with Daydream

実売価格:5万5296円

新技術「WorldSense」の採用により、自由度の高い動きを可能にする「6DoF」対応を実現した。Googleのプラットフォーム「Daydream」は、250以上のコンテンツを楽しめる。

 

SPECプロセッサ:Qualcomm APQ8098OS:Daydream2.0ストレージ:64GBディスプレイ:2560×1440ドット充電時間:約3時間サイズ/質量:W204.01×H269.5×D179.86mm/645g●OS:Daydream2.0●ディスプレイ:2560×1440●駆動時間:約3時間(1080pの動画を再生した場合)

↑180°撮影に対応した別売りの2眼カメラ「Lenovo Mirage Camera with Daydream」も用意。VRコンテンツを簡単に撮影できる

 

ハイエンドVRに近い高画質を手軽に楽しめる

スタンドアローン型VR機器は、Oculus Goが米Amazonのレビューで星4つを獲得するなど人気に。ジャーナリストの西田宗千佳さんは「PCやゲーム機に接続するハイエンドVRは機材の準備が大変で、体験までに時間がかかります。逆にスマホVRは手軽ですが、画質・体験とも満足しにくいものでした。スタンドアローンVRは、画質がハイエンド機に近く、すぐに体験できる気軽さも魅力です」と語る。

 

【Oculus Goヒットのツボ】

「かぶるだけ」で本格VR体験!

スマホを装着して使うタイプのVRヘッドセットより本格的な映像を楽しめることや、煩雑な準備が必要なく気軽に使える点が魅力。Oculus Goはコスパの良さも支持された。

 

【19位】

軽さとパワー、設置性を備えて3万円台!! 「ツインバードTC-E261S」

テレビ番組「カンブリア宮殿」で紹介され、かねてから注目を集めていたツインバードのコードレススティッククリーナーTC-E261Sが、5月に発売。十分な吸引力に加え、軽さ、使いやすさとデザイン性がウリだ。

 

掃除機がけを意識させない軽さが魅力の紙パック式

ツインバード

TC-E261S

実売価格:3万3970円

業界最軽量の1.5kgを実現しつつ、吸込仕事率70Wの吸引力とパワーブラシでカーペットも掃除できる。紙パック式で、手を汚さずにゴミ捨てできるのも手軽で魅力的だ。ヘッドをタテにして掃除ができ、隙間掃除もラクにこなせる。

 

SPEC●集じん容量:約0.25ℓ●集じん方式:紙パック式●ヘッド:パワーブラシ●充電時間:約3時間●連続稼働時間:約30分(標準)/約7分(強)●付属品:隙間ノズル、紙パック×12ほか●サイズ/質量:W235×H1030×D135mm/約1.5kg

↑ヘッド裏にボールキャスターを搭載し、ヘッドが自由自在に動く。パワーブラシでフローリングの微細なゴミも逃さない!

 

↑紙パック式なのでゴミ捨ての際にホコリも舞わず、メンテもラク。購入時に紙パックが12枚付属する。交換時期の目安は約1か月

 

ユーザーの声を参考に使い勝手を考え抜いて商品化

近年のコードレススティックは集じん力の高さに加え、軽さ・使いやすさがトレンド。TC-E261Sはそんなニーズにぴったり合致すると家電ライターの平島憲一郎さんは語る。「本機はコールセンターから寄せられた声をもとに開発。操作性にゴミ捨て、設置性に至るまで使い勝手が考え抜かれています」

 

実際本機は1.5kgと軽く、ヘッドの動きも滑らか。ハンドル後方にはシリコンの滑り止めが付き、壁に立てかけて置ける。「ここまでの性能で3万円台。今後この価格帯の性能競争も活性化しそうです」(平島さん)

 

【ツインバードTC-E261Sヒットのツボ】

テレビの反響を受け性能をさらに磨き上げた

テレビ番組「カンブリア宮殿」で本機の試作風景が紹介され、発売前から話題に。期待に応えるべく、発売を延期してブラッシュアップに努め、コスパ抜群の製品となった。

 

【18位】

洗剤量の自動軽量機能で洗濯の自動化を実現! 「”洗剤自動投入”洗濯乾燥機」

業界初、液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を搭載したNA-VX9800が好調なセールスを記録中。スマホ操作との組み合わせで、真の意味で「機械にすべてお任せの洗濯乾燥」が可能になった。

 

ナノイーXによるニオイ抑制もスマホで遠隔操作が可能

パナソニック

ななめドラム洗濯乾燥機NA-VX9800

実売価格:27万7765円

液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能を搭載し、スマホで出先から洗濯開始できる。「ナノイーX」で遠隔操作待機中の衣類のニオイ発生を抑制、さらに皮革製品などの除菌・消臭も可能だ。温水泡洗浄機能でしつこい皮脂汚れも強力洗浄。

 

SPEC●洗濯/乾燥容量:11kg/6kg●乾燥方式:ヒートポンプ式●使用水量:55ℓ●洗濯乾燥時消費電力量:890Wh(標準乾燥)●洗濯乾燥目安時間:98分(標準乾燥)●サイズ/質量:W639×H1058×D722mm(給・排水ホース含む)/79kg

↑液体洗剤と柔軟剤を専用タンクに入れて本体かアプリに洗剤の種類を登録。手で作業する面倒がなく毎回適量を投入できる

 

↑「遠隔」ボタンをプッシュし洗濯物を入れたら、あとは外出先からアプリで「洗濯乾燥」「洗濯のみ」「乾燥のみ」を選ぶだけ

 

洗剤の銘柄に合わせて洗剤量を計算して投入!

パナソニックのNA-VX9800について、家電ライターの平島さんは「液体洗剤や柔軟剤は、同じ水量でも銘柄ごとに入れる分量は異なります。本機なら、使う液体洗剤や柔軟剤の銘柄を登録しておけば、洗濯物の量から、銘柄に合わせた洗剤の量を計算して、自動で入れてくれるのがポイントです」と語る。アプリで帰宅時に洗濯乾燥が終わるよう設定も可能。革新的だ!!

 

【NA-VX9800ヒットのツボ】

購入者の実に9割が洗剤自動投入を利用!

誰もが面倒と感じていた液体洗剤・柔軟剤の計量・投入を自動化したのがヒットの理由。同機の売り上げは前機種の1.7倍で、購入者の洗剤自動投入機能の使用率も約92%と極めて高い。

【17位】

時代は缶からペットボトルへ! 「ペットボトルコーヒー」

サントリーの「クラフトボス」が昨年大ブレイク! このヒットに続けと、今年になって各社がペットボトル入りコーヒーを続々と発売している。

 

老舗ならではの知見と技術でドリップと水出しを絶妙に調合

ジョージア

ジャパン クラフトマン

161円(500ml)

発売40年以上の技術でドリップしたコーヒーと、日本人の味覚に合わせて進化してきた水出しコーヒーを絶妙な配合でブレンドしている。苦味をほどよく抑えてすっきりとした後味に。

 

1本で3つのおいしさを楽しめる冷凍対応コーヒー

伊藤園

タリーズコーヒー トリプル テイスト ジ アイス

162円(485ml)

アラビカ種の豆を100%使用した微糖コーヒー。冷凍可能で、溶け始めはコク深いエスプレッソ、半分溶かしてボトルを振るとフローズン、最後はすっきりした水出しコーヒーと、溶け具合によって味と舌触りの変化を楽しめる。

 

【変り種コーヒーにも注目!】

キリン

世界のKitchenから 麦のカフェ セバダ

151円(7月24日発売)

スペインで飲まれている”麦のコーヒー”がヒント。大麦麦芽をコーヒー焙煎機で極限まで深煎りし、柑橘素材を隠し味に加えている。

 

アサヒ飲料

ワンダ TEA COFFEE ブラック×煎茶

162円

ブラジルを中心に厳選したコーヒー豆を、低温でじっくりと抽出。クリアなコーヒーの味わいと、茶葉の芳醇な香りが楽しめる。

 

【先駆者の新作も!】

サントリー

クラフトボス ブラウン

184円

ブラックコーヒーに、ミルクポーションとシロップを1個ずつ加えた味を想定。満足感と、軽やかな甘さを両立。

 

移動しながら飲み続けたい若者に刺さるスタイル提案

昨年大ヒットした「クラフトボス」。飲料トレンドに詳しいフードライターの中山秀明さんは、若者という新たな層を獲得したことがカギだと説く。「彼らは少量ずつ時間をかけて飲むうえ、携帯性も重視。キャップがなく、一気に飲むイメージの缶コーヒーよりもペットボトルが歓迎されたのです。僕も移動が多いので重宝しています。味は余韻がすっきりしていて、缶コーヒーよりスマートな印象。市場が活性化しているいま、注目ですよ!」

 

【ペットボトルコーヒーのヒットのツボ】

若い世代に味とデザインがヒット

缶コーヒーにはなかった、透明ペットボトルのしゃれたデザインや携帯性、すっきりした味が若い世代を中心にヒット。「クラフトボス」は発売1年で1500万ケース以上を販売した。

 

【16位】

泡バブルが到来! 「ストロング炭酸水」

上半期は炭酸の圧力を強くしたストロングタイプが飲料シーンを盛り上げた。大手から新ブランドが誕生す一方で刷新を遂げた定番商品も多かった。

 

世界的ブランドが日本に放った最強の炭酸圧

コカ・コーラシステム

ザ・タンサン・ストロング

130円

ジンジャーエールで有名な「カナダドライ」が、今年3月日本市場向けに新発売。同社史上最高のガス圧となっているほか、独自の手法で磨いた水によるキレのある味も特徴だ。

 

スノーピークと共同開発し体感ガス圧と流量をピークに!

サントリー

南アルプススパークリング

108円

今春、従来品を刷新してアウトドアブランド「スノーピーク」と共同開発。飲用時の体感ガス圧を3.8kgに上げたほか、ボトルの形状を新開発して、口に流れ込む量を約1.25倍に増加させた。

 

【ほかにも続々登場!】

アサヒ飲料

ウィルキンソン タンサン ドライ

103円

強炭酸水市場をけん引する名作が放つ、20代男性の飲用シーンに合わせた新フレーバー。爽快感のなかにスパイシーさが光る。

キリン

キリンヌューダ スパークリング

108円

2006年誕生の名ブランドが強炭酸に。アスリートがリフレッシュに無糖炭酸水を飲むことに着目し、スポーツ後の飲用を提案している。

 

カラダとココロの健康とコスパの良さでヒットに

16年までの10年間で、炭酸水の生産量は約7倍へと拡大。なかでも昨今伸びているのが強炭酸水で、ついに今年、各社が本気を出した。背景には、健康志向の高まりで無糖を好む流れと、ストレス社会からの解放を求める流れがある。フードライターの中山さんも「リフレッシュのための嗜好品だ」と話す。「酒やコーヒーより高コスパ。僕も強目の刺激にハマっています。夏は消費量が増える予感」

 

【ストロング炭酸水ヒットのツボ】

ストレス解消と健康志向の影響が背景に

ストレス社会からの解放と健康志向の高まりがカギ。同市場の開拓者であるアサヒ飲料の「ウィルキンソン」は、11年に476万箱だったものが17年には1990万箱へ伸張している。

 

【15位】

音質強化&ネット動画対応で新たな世界を開いた「おひとりさまテレビ」

家中どこでも好きなコンテンツを楽しめる、パナソニックのプライベート・ビエラシリーズがヒット中。なかでも、19V型大画面で音質を強化した“ひとり贅沢”テレビ、19Z1が好評だ。

 

テレビ放送だけでなくBDやネット動画も堪能!

パナソニック

プライベート・ビエラUN-19Z1

実売価格:8万5950円

19型モニター、ドックスピーカー、500GB HDD内蔵のチューナーのセット。チューナー部からの映像・音声転送はワイヤレスで行われるため、バッテリーを内蔵するモニター部だけを家中持ち歩いて視聴できる。

 

SPEC●バッテリー持続時間:最長約3時間30分(モニター部)●サイズ/質量:W316×H46×D180mm/約1.5kg(チューナー部)、W446×H294×D29.5mm/約2.2kg(モニター部)、W606×H251×D119mm/約2.8kg(スピーカー部)

↑左右に計4つのフルレンジスピーカー、中央にはサブウーファーを搭載。音場感たっぷりの広がりと、迫力の重低音を楽しめる

 

↑防水モデルもヒット

 

ポータブルテレビ市場ではビエラがほぼひとり勝ち!

パナソニックのプライベート・ビエラは、2012年に登場した人気シリーズ。ポータブルテレビ市場ではほぼ“ひとり勝ち”状態となっている。同シリーズといえば防水仕様の「お風呂テレビ」が代名詞だったが、昨年10月に「ひとり贅沢」を掲げた防水非対応のUN-19Z1を発売。いまもヒット中だ。GetNaviのテレビ担当・川内一史は「パーソナルな空間で、好きなコンテンツをじっくりと楽しむというコンセプトが、時代のニーズに合致しました。テレビ放送やBDのほか、NetflixやYouTube、DAZNなどのネットコンテンツに対応するのも好評です」と言う。

 

【プライベート・ビエラUN-19Z1ヒットのツボ】

「映像の楽しみ方」の変化にマッチ!

映像の楽しみ方は、「リビングの大画面テレビで家族と一緒に」から「パーソナルな空間で」にシフト。そのなかで、スマホ視聴では味わえない19Z1の画質と音質が好評を博した。

 

【14位】

画像認識型を採用した2代目に移行!「ZOZOSUIT」

身体を瞬時に計測できるセンサーを内蔵するZOZOSUITは、1月に登場するや否や注文が殺到。生産が追いつかずに納品が遅れていた。4月に早くも画像認識型へと仕様を変更し、生産面の課題を克服!

 

全身のマーカーを撮影して高精度で採寸できる!

 

ZOZOTOWN

ZOZOSUIT

無料

「伸縮センサー方式」から「画像認識型」へと仕様が変更された、採寸用ボディスーツの第2世代。全身に施された300〜400個のドットマーカーをスマホカメラで360°撮影してアプリで解析することで、瞬時に高精度の採寸が行える。

↑スキャンした体型は、3Dモデルとしてスマホ画面に表示される。あらゆる角度に動かして、360°からチェック可能だ

 

“いまの体型”をいつでも手軽に知れるのがうれしい

衣服をネット通販で購入し、実際に着てみるとサイズが合わない……。そんな経験を持つ人も多いだろう。この課題を解決してくれるのが、国内最大級のファッションサイトZOZOTOWNが開発したZOZOSUITだ。GetNaviのファッション担当・青木宏彰は「スマホカメラで撮影するだけで手軽に“いまの体型”を知れるのはうれしいポイント。同社PBアイテムなら、一度体型を計測すればサイズの合ったものだけに絞り込めるのも便利です。無料なので、気軽に予約できるのもヒットしている要因でしょう」と言う。

 

すでに予約数は100万件を超えているが、仕様変更で大量生産が可能になり、配送の遅延を大幅に改善できる見込み。今年度中に600万〜1000万着を無料配布する予定だという。街頭配布や企業とのコラボ企画も検討中とのことで、まだ手に入れていない人は、今後の展開に注目だ。

 

【ZOZOSUITヒットのツボ】

ファッション通販最大の課題を克服!

試着ができないファッション通販ならではの「サイズが合わずに返品・交換」という課題を克服する、画期的なアイテムとして話題に。予約数はすでに100万件を突破している。

【13位】

一気に市民権を得たフレーバー! 「チョコミント」

アイスのなかで異端とされていた「チョコミント」が大人気に。世には「チョコミン党」なるファンが増加し、いまや製菓にもチョコミント味が登場。つまり、チョコミントは野党から与党になり、政権奪取に成功したのだ!

ミントにライムの香りを効かせた上品な爽快感が美味

森永製菓

ダース/ミントアイスバー(写真上)

140円(コンビニ限定発売)

定番チョコ「ダース」の期間限定商品「ダース〈ミント〉」と同様の、天然ミント由来のフレーバーを使用。辛みやエグ味のない上品な爽快感を味わえる。ミントソースにはライムの風味を効かせ、清涼感を実現。

〔チョコミント大好き大学生うしくろさんのコメント〕

「チョコはパリッと、ミントアイスはスーッとして、最高においしい! チョコとミント両方がしっかり感じられ、バランスの良さは唯一無二といえるレベルです」

 

ペパーミントエキスとほろ甘いチョコが見事に調和

赤城乳業

ガリガリ君リッチ チョコミント(棒)(写真右)

140円

ミント味のアイスキャンディーのなかに、チョコチップ入りのミントかき氷をイン。ペパーミントエキスによる清涼感と、ほろ甘いチョコチップとの風味や食感の組み合わせが楽しめる。

〔チョコミント大好き大学生うしくろさんのコメント〕

「ザクっとした氷とミントの爽やかさがマッチして、抜群の冷涼感! “あのガリガリ君から”という点でも話題です。暑い日にピッタリな一本!」

 

コーンパフにマッチするすっきりミントとチョコの甘さ

東ハト

キャラメルコーン・チョコミント味(写真左)

132円

初夏の爽やかなフレーバーとして、期間限定発売。サクッと軽やかなコーンパフが、すっきりとした民都とまろやかな甘さのチョコレート味に。清涼感のあるおいしさに仕上がっている。

〔チョコミント大好き大学生うしくろさんのコメント〕

「緑色の見た目にチョコミント党がざわつきました。ミント感は控えめですが、チョコの甘みとサクサクの食感がおいしくて、手が止まりません」

 

【ほかにもユニークな食感の商品が続々登場!】

ブルボン

もちもちショコラ チョコミント味

216円

ミント風味のガナッシュを餅で包んだスイーツ。もっちりした食感がクセになる。フォークが付属し、手を汚さずに食べられる。

マックスブレナー

ミントチョコレート チャンクアイスクリーム

280円

チョコミントアイスにマシュマロ・焼きショコラ・バタークッキーなどの具材がたっぷり。ゴロゴロとした食感が楽しめる。

 

チョコミントの第一人者が個性的な味と色彩を力説

日本では、1974年に「サーティワンアイスクリーム」での発売が初とされるチョコミントだが、今年になってついに大ブレイク! 火付け役といえる、うしくろさんにチョコミントの魅力を「スーッとひんやり爽やかなミントにマッチするチョコの甘味。そして、かわいらしくて華やかな色彩! 大きなのはこの2点です。いよいよ本格的なブームを迎えたこの夏、食べないなんてもったいないですよ!」と述べる。

 

【チョコミントのヒットのツボ】

徐々にファンが増えTVの影響で大拡大

偏愛するマニアが多く、このファン層が徐々に拡大。2017年8月に「マツコの知らない世界」で特集されたことも大きく、この5年でアイス業界のチョコミント商品数は約2倍に。

 

【12位】

“懐かしさ”で話題を呼ぶ新市場! 「復刻“ミニ”ゲーム機」

“ミニファミコン”を皮切りに、レトロハードをミニ化して復刻する動きが加速中。“ミニファミコン ジャンプ版”や「メガドライブ ミニ」など、ヒット確実のアイテムが続々登場する。

 

週刊少年ジャンプ発の名作20本を収録!

任天堂

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン

実売価格:9698円

「週刊少年ジャンプ」の創刊50周年を記念した特別仕様のミニファミコン。ジャンプのキャラが結集した「ファミコンジャンプ!」をはじめ、ジャンプゆかりのタイトルを20本収録。コントローラのサイズなどの仕様はミニファミコンと同様だが、本体色はゴールドの特別仕様だ。

 

SPEC●入出力端子:HDMI、USB(micro-B)●使用電源:USB(市販のUSB対応アダプターかテレビ等のUSB端子を利用)●サイズ/質量:W108×H50.45×D142.47mm/約229g

↑本体色は輝くゴールドでレア感を煽る! さらにジャンプの名物ロゴである海賊マークもつけられ、ファンにはたまらない

 

〔収録タイトル〕

バンダイ/キン肉マン マッスルタッグマッチ(1985年発売)

キン肉マン、テリーマンなどの超人8人から2人を選んでタッグバトルを繰り広げる。2Pプレイが白熱した対戦格闘の先駆け的タイトル。

 

テクモ/キャプテン翼(1988年発売)

アクションではなくコマンド選択で試合を進める革新的なサッカーゲーム。必殺技発動時の演出は当時のキャラゲーとしては最高峰だった。

 

バンダイ/ファミコンジャンプ 英雄列伝(1989年発売)

ジャンプの人気キャラ16人が活躍するRPG。各キャラにちなんだミニゲームを多数収録。創刊20周年記念作でミリオン越えの大ヒット。

 

(そのほかの収録タイトル)

エニックス/ドラゴンクエスト、東映動画/北斗の拳、バンダイ/聖闘士星矢 黄金伝説、バンダイ/ドラゴンボール 神龍の謎、バンダイ/キン肉マン キン肉星王位争奪戦、バンダイ/魁!! 男塾 疾風一号生、バンダイ/聖闘士星矢 黄金伝説 完結編、サンソフト/赤龍王、東映動画/北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝、トンキンハウス/暗黒神話 ヤマトタケル伝説、カプコン/天地を喰らう、バンダイ/ドラゴンボールZ 強襲! サイヤ人、バンダイ/ドラゴンボール3 孫空伝、テクモ/キャプテン翼II スーパーストライカー、バンダイ/ろくでなしBLUES、バンダイ/まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD!!、バンダイ/ファミコンジャンプII 最強の7人

 

〔こんな懐かしハードもミニ化!〕

セガゲームズ

メガドライブ ミニ

価格・発売日未定

1988年に発売され、北米でトップシェアを誇ったセガの名機が復刻。W150×H36×D114mmと当時の約4分の1サイズにミニ化。収録タイトルは未定。2018年発売予定。

SNK

NEOGEO mini

価格:1万1500円(税別)、2018年7月24日発売

「キング・オブ・ファイターズ」「餓狼伝説」など、NEOGEOの人気タイトル40本を収録したミニハード。3.5インチの液晶を搭載し、そのままテレビでもプレイできる。

 

各メーカーが参入し盛り上がるミニハード!

長らく欠品が続いたにもかかわらず、“ミニファミコン”は、251万台と大ヒット。“ミニスーパーファミコン”は、海外でも売り上げを伸ばし、528万台という驚異のセールスを記録した。7月7日に発売された“ミニファミコン ジャンプ版”も予約段階から争奪戦が過熱。任天堂が生んだ復刻ミニゲーム機市場は拡大の一途を辿っている。ゲームライターの柚木安津さんは「人口の層が厚い団塊ジュニアをメインターゲットに、ノスタルジアーをくすぐる戦略が当たっています。今回の『ミニファミコン ジャンプ版』は、ジャンプ黄金期のマンガ原作ゲームがズラリと並ぶ強力ラインナップ。これまで権利関係からか、バーチャルコンソール化すらされていないタイトルも入っていて、レア感も高いです」と分析する。

 

「『NEOGEO mini』はアーケード筐体がミニ化され、インテリアとしても見栄えがします。また、セガのメガドライブも当時人気の高かったハード。ヒットは間違いないでしょう」(柚木さん)

 

【復刻ミニゲーム機ヒットのツボ】

コレクターズアイテムとしてはもちろん、その懐かしさからアラサーやアラフォーの大人買いを誘発してヒット。ミニになったことで場所を取らず、観賞品としても魅力的だ。

 

 

 

 

 

 

 

2018年のモバイルPCは“SIMフリー”がイチオシ! 待望のLTE対応モデル「ThinkPad X280」を試した

ライターという仕事では、ノートパソコンを使用して外出先で原稿を書くことがよくあります。ノートパソコンなんて皆同じでは? とおもうかも知れませんが、ことモバイルで使用する場合はモデルによって使い勝手が大きく違います。

 

モバイルパソコンはLTE対応モデルが断然オススメ

特に筆者が重要だと思うスペックが、SIMスロットを搭載したLTE対応モデルであるということ。ノートパソコン単体でネットに接続できる恩恵は計り知れません。例えば、ほんの5分の空き時間があった際に、ノートパソコンを開いてモバイルルーターのスリープを解除して、ネットに接続するまでに1分前後も要してしまいます。これでは、「空き時間が5分しかないんじゃ作業してもね……」となってしまいますよね。

 

一方、LTE対応モデルであれば数秒でネットに接続可能。5分もあればメールの一本ぐらいは送ることができるので、空き時間を有効に活用できます。また、別途モバイルルーターを持ち歩くとなると、重量増の原因になるばかりか、持ってくるのを忘れてネットに接続できないという悲しい事態にもつながってしまいます。

↑パソコン本体にSIMスロットを備えているモデルなら、Wi-Fiに接続しなくてもネットに接続できる(写真はマイクロソフトSurface Pro)

 

やはり、12~13インチの画面を搭載し、持ち運んで使うモバイルノートパソコンはLTE対応モデルを選びたいところ。そこで、今回はタイプの違うLTE対応ノートとして、一般的なクラムシェル型のレノボ「ThinkPad X280」とタブレットPCにもなる2-in-1モデルのマイクロソフト「Surface Pro」の2機種を紹介します。両モデルとも、LTE対応モデルがラインナップされており、モバイルシーンで大活躍すること間違いなし。

↑レノボ「ThinkPad X280」(左)、マイクロソフト「Surface Pro」(右)

 

 

今回は「ThinkPad X280」を筆者が実際に使ってみた感想を交えてご紹介したいと思います。

 

2018年に発売され話題を呼んだ待望の純モバイルノート

これまでのThinkPad X2xx(200番台)シリーズは、ビジネスユースを意識して拡張性の高さを重視していたため、重量や厚みがありモバイル機にしては少々ポッチャリな体型でした。他メーカーが軽量・薄型のモバイルノートPCを続々とリリースするなか、ThinkPad勢はフラグシップの「ThinkPad X1 Carbon」のみで対抗するという情勢。

 

かねてから、もう1サイズ小さいThinkPadを、という声はあがっており、「X270」の後継モデルとして今年発表された「X280」は大幅に薄型化・軽量化し、結果にコミットされたフォルムで発売されました。

↑ThinkPad X280

 

現在、公式オンラインショップでは「WWANモジュール(LTE対応)」の搭載を選択できるようになっており、X280単体で通信が可能なモバイルパソコンとして入手可能となっています。

↑公式オンラインストアでカスタムすると+1万6200円でLTE対応に

 

ThinkPadといえば打ちやすいキーボード

X280に限らず、ThinkPadといえば打ちやすいキーボードが最大の特徴でしょう。長年、多くのファンを魅了してきたThinkPadのキーボードはX280にも踏襲されており、筆者のように日々大量の文字入力をする人にとっては、至高のキーボードといっても過言ではありません。

↑多くのユーザーに支持されているThinkPadのキーボード

 

ThinkPadのキーボードがどれだけスゴいかというと、押下圧(キーを押すときの力)は軽めで、ストローク(キーが沈む深さ)も浅め。それでいてしっかりとしたクリック感があり、キーが入力された感触が指先を伝わってユーザーに伝わってきます。筆者などは、イマイチやる気がでなかった仕事をX280で作業すると、マッハで原稿が進むぐらいです。

 

唯一無二のポインティングデバイス「トラックポイント」

また、ThinkPadには「トラックポイント」と呼ばれる、ThinkPadだけに許されたポインティングデバイスが搭載されています。一般的なノートパソコンは、タッチパッドでマウス操作を行います。ThinkPadにもタッチパッドは搭載されているのですが、キーボードの中央部に赤いポッチ、これがThinkPadを象徴するトラックポイントです。

↑ThinkPadを象徴するポインティングデバイス「トラックポイント」

 

トラックポイントは、左右どちらかの人差し指で操作することで、マウスカーソルを動かすことができるデバイス。使いこなすには慣れが必要かも知れませんが、ホームポジションから人差し指以外の指が離れないため、マウス操作に煩わされることなく高速タイピングを続けることができる珠玉のポインティングデバイスなのです。

↑マウスカーソルの移動は人差し指、クリック操作は親指で行うのが一般的

 

よく、ノートパソコンと一緒にマウスを持ち歩いている人を見かけますが、これはノートパソコンに搭載されているタッチパッドがイマイチ使いづらいのが理由のひとつ。その点、トラックポイントはマウス要らず。究極に慣れると、マウスより早く快適に操作することが可能になります。

 

キーボードとトラックポイント、この2つの快適性のより、例えば公園のベンチや電車内などのテーブルがない場所でも、ヒザ上での作業がラクにできるので、前述の5分の空き時間で、サッと開いてササッとネットに接続、サササッと入力して、ササササッと送信するなんてこともお手の物。

 

現役のThinkPadユーザーの多くは、キーボードとトラックポイントの存在があるからこそThinkPadを選んでいるといっても過言ではないでしょう。

 

女性のバッグにも余裕ではいるコンパクト設計

ここまではThinkPad Xシリーズ全般に通じる話をしましたが、そのなかでもX280が特にモバイルパソコンとして優れている部分をご紹介します。

 

ThinkPadのモバイルパソコンといえばX1 Carbonがフラグシップの座に君臨していますが、こちら14インチサイズ。一方、X280は12.5インチなので、X1 Carbonよりも一回りコンパクトなのです。ただし、重量は双方とも1.13kg。重量が同じだとしても、外寸の小ささは携帯性に大きく影響します。特に女性が持つバッグなどでは、この一回りのサイズ違いが大きく影響するので、小ささは正義といったところでしょうか。

 

12.5インチの画面は小さすぎるイメージがありますが、実際に使ってみるとフルHDの解像度でジャストサイズな印象です。WEBで資料をみながら原稿を執筆したり、撮影した画像のレタッチもストレスを感じませんでした。

 

1.13kgの重量は、モバイルパソコンとしては決して軽量とはいえませんが、モバイルルーターやマウスと相殺と考えると、軽快に持ち歩けるリミットだと筆者は感じます。むしろ、ThinkPadの快適な入力環境を考えれば、十分に妥協できる重量でしょう。

 

クラムシェル型のノートパソコンを選ぶなら最有力候補に

もし、クラムシェル型のノートパソコンを購入するのであれば、ThinkPad X280を最有力候補に挙げてもいいでしょう。キーボード、トラックポイント、LTE対応のスペックは、あらゆるモバイルシーンで大活躍してくれることは間違いありません。もし、予算に余裕があれば、フラグシップのX1 Carbonという選択肢もありますが、X280でも入力の快適性は同等ですし、十分にThihkPad感が味わえますのでオススメです。

 

次回は、タブレットにもなる2-in-1パソコンの代表格であるマイクロソフトの「Surface Pro」についてご紹介します。発売は2017年ですが、今もな多くの支持を得ている理由や、ThinkPadとは一味違った入力環境について迫ってみたいと思います。

 

【西田宗千佳連載】スタンドアローンVRがもたらす「ごろ寝シアター」の世界

「週刊GetNavi」Vol.67-1

 

相次いで登場してきた独立型VRデバイス

5月1日、Facebook傘下のOculusは、PCやスマホと接続する必要がなく、単体で使える「スタンドアローンVR」機器の「Oculus Go」を発売した。同日米国で開催されていたFacebookの開発者会議「F8」で、本機が発表されると、いきなりウェブ上で販売が開始された。そのOculus Go発売と時を同じくして、レノボもスタンドアローンVR機器の「Mirage Solo」を投入。こちらは、GoogleのVR向けプラットフォームである「Daydream」準拠の機器である。どちらも非常によくできたデバイスであり、VRの世界を大きく変えるのは間違いない。

↑Oculus Go

 

↑Mirage Solo

 

これまでVRは、PCやPS4とつないで使う「ハイエンドVR」か、スマートフォンを簡易的なヘッドセットに差し込んで使う「スマホVR」の2つに大別できた。前者は、最先端の環境で、リッチな体験ができる。しかし、ケーブルが邪魔で、PCなどとヘッドセットの接続は面倒。トータルのコストも高く、「誰でも気軽に、日常的に」という世界ではなかった。

 

一方でスマホVRは、誰もが持っているスマホをそのまま使えて、簡易的なぶん、ヘッドセットが安価なことなどが魅力だった。しかし、画質が悪く、体験も「ちょっと映像を見るだけ」で、VRとしての深みがない。このタイプのVRを体験した結果、「VRってこんなもんか」と落胆した人もいたはずだ。

 

だが、Oculus GoとMirage Soloは、それら2つのあいだに位置する存在だ。価格はハイエンドVRより安く、ケーブルなどもないので気軽に使える。一方でディスプレイやレンズなどの設計が最適化されているため、スマホVRと比べると段違いの画質で、ハイエンドVRにも見劣りしない。ハイエンドVRほどできることに幅がなく、アプリも高度ではないが、それでも、いままでのスマホVRよりもずっと本格的なVRアプリが楽しめるのだ。

 

独立型VRデバイスはAV機器としても魅力的

「ああ、ゲームの話ね」

 

そう思った人は、ちょっと認識を改めて欲しい。VRが気軽になることは、我々に新しい価値をもたらす。それは「ホームシアター」だ。VRの本質は、自分の視界を映像で置き換えることで、360度すべてをディスプレイにしてしまうことにある。映画館のような巨大なスクリーンを配置し、「自分だけの映画館」を手軽に作れるというわけだ。ハイエンドVR機器では実現されていた要素だが、これがスタンドアローンVRでは、さらに実用的になった。特に、ヘッドバンドがやわらかいゴム製のOculus Goは、「寝転がって天井方向に巨大なスクリーンを出す」という使い方に向いているため、自分だけの「ごろ寝シアター」を簡単に生み出せる。これは、過去のどのAV機器にもなかった魅力だ。

 

この時期に、単体で使える新しいVRプラットフォームが相次いで登場してきたことには、実は理由がある。

 

その理由とはいったい何なのか? レノボとOculusの違いは? 将来AV機器はどうなるのか? こうした点については次回のVol.67-2以降で解説する。

 

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e-Sportsブーム到来! これからPCゲーム始める人にオススメなゲーミングPC4選

ゲームがスポーツのように競技化され、プロゲーマーが活躍する「eスポーツ」が近年話題となっています。海外ではすでに大規模な大会も開かれており、日本国内でも団体が立ち上がるなど、今後ますます盛り上がりを見せると予想されています。

 

eスポーツでは、アーケードゲーム機や家庭用据え置き型ゲーム機、スマホゲームなど様々なゲームが使われますが、主流はPCゲーム。とくに高性能なグラフィックボードを搭載した「ゲーミングPC」が一般的に使用されます。そこで今回は、これからPCゲームを始める方にオススメなゲーミングPCを、eスポーツに詳しいライターの岡安 学さんにセレクトして頂きました。

↑岡安 学さん

 

選ぶポイントは「どのゲームタイトルをやりたいか」

岡安さんいわく、「ゲーミングPCを購入するときに重要なのが、どのゲームタイトルで遊ぶかということ」とのこと。「例えば『マインクラフト』のようなゲームであれば、それほどのスペックは必要ありません。いま人気のサバイバルゲーム『PUBG』など、高い処理性能が要求されるゲームを遊ぶには、快適に遊べるだけのスペックが必要となります」(岡安さん)

↑PUBG

 

また、どれくらいのスペックが必要なのかについては、「CPUはゲームによりますが、インテルであればCore i 3かCore i 5で十分。GPUは『PUBG』でもGTX 1060まであれば十分で、それ以下でも動かすことはできます。『ストリートファイターV』や『フォートナイト』であればGTX 670くらいでもOKです。メモリは8GBあれば問題ないかと。最初の1台として購入するなら、そこまで高スペックなものを選ばず、遊んでいるうちに不満を感じたら買い換える、くらいの気持ちで検討してもよいでしょう」(岡安さん)

 

初心者にオススメのゲーミングPCはコレ

1.AMD Ryzen搭載モデル

パソコン工房
LEVEL-M0B3-R72-RNJ

直販価格11万2980円(基本構成/税別)

CPUはAMDの「Ryzen 7 2700」を使用。8コア16スレッドとCore i7並の性能です。GPUは「GTX 1060」と基本的にはどのゲームでも快適に遊べます。税込で13万円を切るので、ミドルクラスの価格で、それより一段階上の性能を持っている印象。通常のゲームだけでなく、4KのゲームやVRも十分に楽しめますよ。

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:AMD Ryzen 7 2700/AMD B350 ●GPU:GeForce GTX 1060 (3GB) ●メモリ:8GB ●ストレージ:HDD 1TB  ●インターフェイス:USB 3.1×2(背面)、USB 3.0×6(側面2、背面4)、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、VGA、DVI-D、DVDマルチドライブ ●電源:500W ●サイズ:W190×H356×D410mm

 

2.小型モデルをお探しならコレ

ASUS
ROG GR8 II(GR8 II-T085Z)

直販価格16万1784円

大型なボディの多いゲーミングPCにおいては、比較的小型なモデル。しかしながらCPUはCore i5、GPUは「GTX 1060」を搭載しており、ゲームをするには十分なスペックです。縦置きした時の上部に向かって先細りとなっているのデザインも特徴的です。

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i5-7400 ●GPU:GeForce GTX 1060 (3GB) ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 128GB、HDD 1TB  ●インターフェイス:HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4 with G-Sync×1
、USB 3.1 type C ×1、USB 3.1 type A×1、USB 3.0×4(正面×2、背面×2)  ●サイズ:W88×H281.3×D299mm

 

3.GTX 1060搭載で10万切る高コスパ機

マウスコンピュータ G-TUNE
NEXTGEAR-MICRO im600SA1

直販価格9万9800円(基本構成/税別)

GPUにGTX 1060を搭載したモデルとしては、最安値となるゲーミングPCです。その分、いろいろ省いているので、光学ドライブやカードリーダなどはBTOオプションで設置する必要があり、その場合は価格もアップします。ただ、ゲームマシンとして特化するのであれば、そのあたりは無くても問題ありません。

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i5-8400 ●GPU:GeForce GTX 1060 (3GB) ●メモリ:8GB ●ストレージ:HDD 1TB  ●インターフェイス:DisplayPort ×3、DVI-D×1、USB 3.1 ×4、USB 3.0×1、USB 2.0×4 ●電源:500W ●サイズ:W196×H417×D430mm

 

4.最初の1台にオススメなGTX 1050 Ti搭載モデル

レノボ
Legion Y520 Tower Core i5

直販価格9万9684円

GPUはGTX 1050 Tiです。プレイするゲームによっては、GTX 1060と差を感じてしまいますが、最初の1台として考えれば十分でもあります。ストレージは1TBのHDDと128GBのSSDを搭載。基本的にゲーム専用機として使うのであれば、SSDによる高速起動の恩恵を得られるので快適です。

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i5-8400 ●GPU:GeForce GTX 1050 Ti (4GB) ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 128GB、HDD 1TB  ●インターフェイス:DisplayPort ×1、DVI-D×1、、HDMI×1、USB 3.0 ×6、USB 2.0×2 ●電源:450W ●サイズ:W182×H402×D468mm

 

次回はゲーミングPCと組み合わせたいPCディスプレイを紹介します。お楽しみに!

超絶没入感を『どこでもVR』で体験! 「Lenovo Mirage Solo with Daydream」の実機をとことんレビュー

今回レビューする「Lenovo Mirage Solo with Daydream」は、「Oculus Go」、「Vive Focus」に先んじて登場したスタンドアローン型VRデバイス。スマホ、外部センサー、PCとの接続を必要としないスタンドアローン型のGoogle Daydream VRヘッドセットとして世界初の製品です。4月24日に発表、予約が開始され、5月11日に販売が開始される本製品で、実際のVR体験まで踏み込んだレビューをお届けします。

 

なお、Mirage Soloと同時に、YouTubeの新VRフォーマット「VR180」に対応し、左右180度×上下180度の立体写真や動画を撮影可能なカメラ「Lenovo Mirage Camera with Daydream」も発売されます。こちらのレビューも合わせてお伝えしましょう。

 

↑「Lenovo Mirage Solo with Daydream」実売価格は5万5296円

 

↑「Lenovo Mirage Camera with Daydream」3万8664円

 

スタンドアローン型のVRデバイスであるMirage Soloは、スクリーンレス型VRビューワーのようにわざわざスマホを装着する必要はなく、またケーブル接続型VRデバイスのようにケーブルに縛られることも、ハイスペックなPCやゲーム機を用意する必要もありません。屋外も含めたどんな場所でも、電源を入れて頭に装着すれば、すぐVRコンテンツを体験できるのが最大のメリットです。

 

そしてMirage Soloの売りが「6DoF(6自由度)」への対応。3DoFの3次元回転に3次元移動が加わるので、仮想空間を自由に歩き回れます。

 

↑3DoF(3自由度)のVRでは頭の位置が固定されるが、6DoF(6自由度)のVRでは歩く、ジャンプする、しゃがむ、のけぞるなど、VR空間の中で自由に動き回れる。ただしMirage Soloは安全性に考慮して移動できる範囲が約1.5mに制限されている

 

↑Mirage Solo本体

 

↑右側面にはmicroSDカードスロット、USB Type-C端子が用意されている

 

↑左側面には電源ボタン、ボリュームボタン、イヤフォン端子が配置されている

 

↑本体底面。左にあるボタンでゴーグルの前後の距離を調整する

 

↑付属するコントローラー。上面にはクリック可能なタッチパッド、アプリボタン(-)、ホーム(Daydream)ボタン(○)、右側面にはボリュームボタン、手前には充電用のUSB Type-C端子が用意されている

 

↑Mirage Soloには、本体、コントローラー、充電器、USBケーブル(Type-C)、専用イヤフォン、マニュアルなどが同梱される

 

OSは「Daydream 2.0」、プロセッサーは「Snapdragon 835(APQ8098)」、メモリーは4GB、ストレージは64GBを搭載。5.5インチのQHD(2560×1440ドット)IPS液晶ディスプレイを内蔵し、通信機能としてはIEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0を備えています。LTE(4G)通信モジュールなどによるモバイルデータ通信機能は備えていませんが、ハードウェア構成的にはスマートフォンに非常に近いです。

 

Mirage Soloで「6DoF(6自由度)」を可能にしているのが、本体前面にあるふたつのセンサー(RGBカメラ)。このふたつのセンサーにより空間内の動きを把握する「WorldSense」という技術を実現しています。

 

セットアップはAndroidスマートフォンとほとんど同じです。言語設定、Wi-Fi接続、Googleアカウントの登録……とおなじみの手順で進み、最後にチュートリアルが始まります。チュートリアルはミニゲームも盛り込まれているので、遊び感覚でコントローラーの使い方をマスターできるはずです。

 

↑VR空間の中にセットアップ画面が表示される。まるで目の前に大きなスマホの画面が表示されているよう

 

↑チュートリアルでは、主にコントローラーの使い方が解説される

 

↑チュートリアルが終わると、ホーム画面が表示される

 

さて肝心の使用感です。筆者はこれまでさまざまなVRデバイスを体験してきましたが、装着感はかなりよいです。重さは645gとそれなりにあるのですが、額のクッションで支えられているので、Mirage Solo全体が前につんのめるようなアンバランスさがありません。またフェイスクッションもアジア人の鼻の高さを考慮しているのか、外界の光が侵入してくることはなかったです。

 

↑額のクッションが功を奏し、ゴーグル全体が前にずり落ちていくことはない

 

↑ダイヤル式の調整機構で素早く脱着可能

 

VR体験は、3DoFのスクリーンレス型VRビューワーとは段違いですね。頭の動き、身体の動きがそのままVR空間に反映されるので没入感が深いです。一度6DoFのVRコンテンツを味わったら、3DoFのVR体験には戻れないほどの差がありますね。

 

しかし記事執筆時点で、6DoF対応コンテンツを見つけるのは非常に困難でした。Mirage Soloの発表会では、WorldSense対応アプリは320本以上、6DoF対応アプリは50本以上、日本語対応アプリは40本以上と発表されましたが、Playストアの製品情報には6DoFと3DoFのどちらに対応しているのか表示がありません。Mirage Solo発売までにPlayストアに6DoF対応コーナーを設けるアップデートを、Googleには強く求めたいところです

 

また、Gugenka from CS-REPORTERS.INCのVR添い寝アプリ「このすば!めぐみんとおやすみVR」(960円、秋予定)、スクウェア・エニックスのVRマンガ「PROJECT HIKARI」(価格未定、2018年予定)など日本初の6DoF対応VRコンテンツの発売にも期待しましょう。

 

↑Playストアには6DoF対応、3DoF対応などの表示はない。ちなみにこの「VR Karts:Sprint」は3DoF対応ゲーム

 

↑不時着した惑星の遺跡を探検する「Eclipse:光のエッジ」(980円)というタイトルは冒頭で6DoFに対応しておりしゃがむことができたが、ゲーム本編は3DoFに変わってしまった

 

5月1日に更新された「Blade Runner: Revelations(980円)は6DoF対応だが、記事執筆時点ではMirage SoloのPlayストアには表示されなかった。音声は英語のままだが、コマンドや字幕は日本語化されている。Mirage Soloを入手したら真っ先に購入するべきタイトル

 

↑レノボがMirage Solo用に作ったチュートリアルアプリ「VRを学ぶ」は6DoF対応。ホテルのテラスから町並みを覗き込むことも可能

 

Mirage Soloと一緒に発売されるMirage Cameraは、VRデバイスで鑑賞可能な左右180度×上下180度の写真や動画を撮影可能なデジタルカメラ。全天球の写真や動画を撮影できないかわりに、デュアルカメラにより臨場感ある3D撮影が可能です。またライブストリーミング機能も搭載しています。

 

画素数は1300万画素×2、F値は2.1、フォーカス方式は固定フォーカス。動画は3840×2160ドット/30fps、2560×1440ドット/30fps、1920×1080ドット/30fps、静止画は3016×3016ドット、2320×2320ドットで撮影可能です。

 

↑本体サイズは約105×55×22mm、重量は約139g

 

↑背面には液晶パネルが付いていないので本体だけでプレビューや、撮影した写真や動画の再生はできない。上面には、ファンクションボタン、パワーボタン、シャッターボタンが配置されている。ファンクションボタンでは撮影モードを切り替える

 

↑底面には三脚固定用のネジ穴が用意されている

 

↑左側面のカバーを開けると、microSDカードスロットと充電用のUSB Type-C端子が現われる

 

↑Mirage Cameraには、本体、バッテリー×2、キャリングポーチ、ACアダプター、USBケーブルが同梱される

 

↑スマホと接続すればプレビュー、撮影写真/動画の再生が可能なほか、GoogleフォトやYouTubeにアップロードできる

 

Mirage Cameraで撮影した写真、動画をGoogleフォトやYouTubeにアップロードすれば、Mirage SoloなどのVRデバイスで立体的なVR写真、動画として鑑賞できます。実際にMirage Cameraで撮影した写真、画像をいくつか下記に掲載しているので、ぜひご覧ください。

 

サンプル写真(1)

https://photos.app.goo.gl/VsbBJ0Dzf47MZBXR2

サンプル写真(2)

https://photos.app.goo.gl/ckVPwmim5TrIsaxn1

サンプル動画(3)

https://photos.app.goo.gl/ECCSN9bxPHWdbnwb9

 

Mirage Soloの6DoFに対応したコンテンツはまだ少ないですが、今後Oculus Go(6DoF非対応)やVive Focusが発売されることにより市場が拡大し、アプリが充実していくことは間違いありません。また手軽に立体的なVR写真、動画を撮影できるMirage Cameraなどにより、Mirage Soloで鑑賞できるコンテンツも増えていくでしょう。

 

Mirage Solo本体が6DoF対応なのに、コントローラーが3DoF対応に留まっている点は残念ですが、コストを考えれば納得はできます。Mirage Soloは本格的なVR体験を身近なものにしてくれるガジェットとしてオススメできる一台です。

 

↑どこででもVR! でも周囲の安全にはご注意を!!!

PCも“SIMフリー”の時代! Wi-Fiルーターを持ち歩かなくてもOKなモバイルノートPC3選

出先や出張先でモバイルノートPCからインターネットに接続する場合、これまではモバイルWi-Fiルーターを活用するのが一般的でした。モバイルWi-Fiルーターは月額3000円程度で契約でき、高速・大容量通信ができるのが特徴。しかし、ルーターを常に持ち歩かねばならず、バッテリーの充電などにも気を配る必要があります。

 

最近ではスマートフォンを介してネットに接続する「テザリング」が人気となっていますが、こちらもスマホのバッテリーに気を配ったり、契約プランの通信制限を超えないように気を使わねばならず、手軽な反面、常用するにはやや不自由なところも。

 

そんななか、国内外のPCメーカーからは直接SIMカードを挿入してモバイル通信が行えるLTE対応のノートPCが登場しています。スマホで普及しているMVNOのように、手ごろな料金で利用できる格安SIMを使えば、月1000円程度からモバイル通信が可能。ノートPCだけで通信できるので、ルーターやスマホのバッテリーを気にする必要もありません。

 

今回はLTE対応の最新モバイルノートPC3モデルを紹介します。

 

1.キーボードに定評のあるモバイル機

レノボ
ThinkPad X280(20KFA01RJP)
実売価格27万5507円

●OS:Windows 10 Pro ●CPU:インテル Core i5-8250U(1.6GHz)/インテル UHD グラフィックス 620 ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 256GB ●ディスプレイ:ノングレア12.5型 フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB Type-C×2、USB 3.0×2、HDMI、マイクロSDカードリーダー、マイク/ヘッドホン ●バッテリー:約15.4時間 ●サイズ/重量:W307.7×D209.8×H17.8mm/約1.13kg

ビジネス用ノートPCとして定評のあるThinkPadシリーズの最新モバイルモデル。前モデル「X270」よりも薄型・軽量化を果たし、より持ち歩きやすく進化しました。また、堅牢性も高く、米国国防総省が定める調達基準「MIL-SPEC」にも準拠。LTEモジュールを内蔵し、nano SIMカードを挿すだけでモバイル通信が利用できます。第8世代インテル Core プロセッサー(Coffee Lake-S) 搭載。

 

【SIM/LTE】

nano SIM対応(対応LTEバンド:1/3/8/18/19/26/28/41)

主要キャリアのネットワークに対応しているので、ほとんどの国内SIMフリーサービスで安心して使用可能。SIMカードスロットは本体の背面にあり、手軽に抜き挿しできます(マイクロSDカードリーダー兼用)。複数の端末でSIMカードを使い回している人には便利です。

 

【こんな人にオススメ】

ThinkPadシリーズの特徴であるタイピングしやすいアイソレーションタイプキーボードを搭載。ディスプレイも目が疲れにくいノングレア(非光沢)仕様で、長時間の文字入力作業に最適です。書類作成やテキスト入力をメイン用途で考えている人にオススメ。

↑ThinkPad独自のトラックポイントを備えたキーボード

 

2.珍しいDVDマルチドライブ搭載モバイル機

パナソニック
Let’s note SV7(CF-SV7LFGQR)
実売価格23万40円

●OS:Windows 10 Pro ●CPU:インテル Core i5-8250U(1.6GHz)/インテル UHD グラフィックス 620 ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 256GB ●ディスプレイ:ノングレア 12.1型 WUXGA(1920×1200ドット) ●インターフェイス:USB Type-C×1、USB 3.0×3、HDMI、VGA、イーサーネット (RJ-45) ポート、SDカードリーダー ●バッテリー:約14時間 ●サイズ/重量:W283.5×D203.8×H24.5mm/約1.024kg

12.1型のコンパクトボディにDVDマルチドライブを搭載したビジネス向けモバイルノートPC。シリーズ伝統のシルバーボディと天板のボンネット構造を採用し、高い堅牢性を実現。最新の第8世代インテル Core プロセッサー(Coffee Lake-S) 搭載により、高い処理性能と省エネルギー性を両立しています。USB Type-CはUSB PD(Power Delivery)に対応しており、USBコネクタからの給電が可能。USB PD対応の大容量モバイルバッテリーを使って充電することもできます。

 

【SIM/LTE】

nano SIM対応(対応LTEバンド:1/3/8/18/19/21/28/41)

主要キャリアのネットワークに対応しているので、ほとんどの国内SIMフリーサービスで安心して使用可能。SIMカードスロットはバッテリーパックスペースにあり、基本的にはSIMカードを挿したまま使うことになります。本体にはワイヤレス通信を簡単にON/OFF切り替えられる「無線切り替えスイッチ」を搭載。省電力化にも役立ちます。

↑スイッチの切り替えで簡単にワイヤレス通信をON/OFFできる

 

【こんな人にオススメ】

モバイルノートPCとしては貴重なDVDマルチドライブ搭載モデル。CD-RやDVD-Rなどを使ったデータの受け渡しやディスクメディアの読み・書きが必要なビジネスマンに最適です。

 

3.海外でも使えるグローバルな1台

VAIO
VAIO S13(VJS13290111B)
実売価格19万2013円

●OS:Windows 10 Home ●CPU:インテル Core i5-7200U(2.5GHz)/インテル HD グラフィックス 620 ●メモリ:4GB ●ストレージ:SSD 128GB ●ディスプレイ:ノングレア13.3型 フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×3、HDMI、VGA、イーサーネット (RJ-45) ポート、SDカードリーダー ●バッテリー:約12時間 ●サイズ/重量:W320.4×D216.6×H15~17.9mm/約1.06kg

VAIO S13シリーズで初めてLTEに対応。第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake)を搭載し、モバイルノートPCでもパワフルな性能を実現しています。Windows 10のストアアプリからデータプランを購入して通信できる「Windows 10データプラン」対応SIMを同梱。必要な時に必要な分だけ購入できるプリペイド型なので、無駄なくデータ通信が行えます。本体のカラーはブラックとシルバーを用意。

↑カラーはシルバーとラックの2色から選べる

 

【SIM/LTE】

micro SIM対応(対応LTEバンド:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/38/39/40/41/66)

豊富なLTEバンドに対応しており、国内のキャリアのほか海外キャリアにも対応。キャリアアグリゲーションに対応しているので、下り最大450Mbpsの高速通信も行えます。ほかのモデルと異なりmicro SIMなので注意が必要。SIMカードスロットは底面に備えています。

 

【こんな人にオススメ】

LTEバンドは幅広い帯域に対応。海外で現地のSIMカードを購入して使用するなど、世界各地でモバイル通信が利用できます。また、同梱されるSIMカードで「Windows 10データプラン」を利用すれば、SIMカードを入れ替えることなく世界各地のキャリアのデータプランを購入可能。海外出張が多いビジネスマンにオススメのモデルです。

 

社外や出張時にノートPCでネット通信をよく利用する方は、LTE対応のモバイルノートPCを検討してみてはいかがでしょうか。

 

旅行&アウトドアに持って行きたいポータル家電6モデルをフラッシュセールより厳選!

GWも後半戦ですが、まだまだアクティブに楽しみたいもの。旅行やアウトドアで素敵な思い出を残すなら、カメラをはじめとしたポータル家電があると便利です。楽天市場では、掘り出し物の家電製品をお値打ち価格で大放出するフラッシュセールを開催します。期間は5月1日午前0時~5月7日午前9時59分までの6日間。今回は旅行&アウトドアで使いたいポータル家電を紹介します!

 

セール特設ページはコチラ

 

[その1]

登録した人物に自動でピントを合わせる「個人認証」機能が◎

キヤノン
PowerShot SX720 HS

セール価格2万5200円

キヤノンの「PowerShot SX720 HS」は、軽量で小型ながら光学40倍ズームを搭載したコンパクトデジカメ。新レンズの開発により、超望遠でも広角でもズーム全域での高画質化を実現しています。さらにズーム撮影中は「フレーミングアシスト(探索)」が被写体捕捉をサポート。カメラが人物の顔を検出すると顔が一定の大きさに保たれるよう自動でズームしてくれるので、遠くの被写体を見失うこともありません。

 

【ここがポイント】

イチ押しの機能は、登録した人物に自動でピントを合わせる「個人認証」です。よく撮影する人物の「顔」「名前」「誕生日」を事前登録しておくと、カメラがその人を見つけてピントと露出を優先的に設定。年齢や状況に合わせて撮影モードを自動で調整してくれます。

 

[その2]

外出時こそ真価を発揮するタブレット

レノボ
YOGA Tab 3-8 ZA0A0029JP

セール価格1万7880円

レノボの「YOGA Tab 3-8」は、外出時の使用に適したタブレットです。大容量バッテリーによりWebブラウジングや動画の視聴が約20時間利用可能。充電環境のない場所でもバッテリー残量を気にすることなく使用できます。さらにディスプレイサイズは持ち運びしやすい8インチで、約466gの軽量コンパクトボディーを採用。バッグの中でかさばる心配もありません。

 

【ここがポイント】

同商品は先進的なAnyPenテクノロジー対応モデル。一般的な鉛筆や金属製ボールペンなどを使ってタブレットを操作できます。導電性の有無やパネルへの接触面積からタッチを認識するため、外出時などにタブレット専用ペンを持ち運ぶ必要ナシ。ただし金属製のボールペンなどでタブレットを操作する場合は、画面が傷つかないように注意してくださいね。

 

[その3]

“超解像技術”でズームもキレイなデジタルハイビジョンビデオカメラ

パナソニック
デジタルハイビジョンビデオカメラ V360MS

セール価格2万4500円

パナソニックの「V360MS」は、“超解像技術”を搭載したビデオカメラです。超解像技術とは、被写体の特徴を見分けて解像度を向上する技術。遠くで遊んでいる子どもの表情はもちろん、季節に色づく風景なども大きくきめ細やかな映像で記録できます。

 

【ここがポイント】

同商品に搭載された「iAズーム」は90倍の高倍率ズームで撮影が可能。ズーム倍率が光学領域を超えても、ハイビジョン画質の美しさで記録できます。撮影中の映像を自動で水平にしてくれる「傾き補正」機能もうれしいポイント。

 

[その4]

新設計により軽量化に成功したズームレンズ

タムロン
18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (Model B008TS)

セール価格2万6280円

タムロンの「B008TS」はデジタル一眼レフ用の高倍率ズームレンズ。従来のレンズから外観デザインをリニューアルし、新たに防汚コートが搭載されています。最前面のレンズには撥水性・撥油性にすぐれたフッ素化合物による防汚コートを採用。ホコリや水滴、手の脂などレンズ表面に付着した汚れをふき取りやすく、メンテナンスが容易です。

 

【ここがポイント】
“手ブレ補正機構”が搭載されている望遠レンズを持つと、ずっしりと重量を感じる人もいますが、「B008TS」は新開発の手ブレ補正機構によって軽量化を実現し、高級感ある外観デザインに仕上げられています。対応マウントはキヤノン用とニコン用。

 

[その5]

どんなシチュエーションでも快適なサウンドを届けてくれるヘッドセット

ソニー
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000X

セール価格2万1020円

Bluetoothに対応したケーブルレスのヘッドセット「WF-1000X」は、最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現しています。ヘッドホンが常に周囲の騒音を分析し、3つのノイズキャンセリングモードの中からその場に適したモードを自動で選択。環境が変わって騒音が変化しても、常に最適な状態でクリアな音を楽しめます。

 

【ここがポイント】

音楽を聴きながら周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」も搭載。例えば駅や空港などのにぎやかな場所でも、音楽に浸りつつアナウンスに気づくことができます。どんなシチュエーションでも最適な音楽環境を作り出してくれるヘッドセットを、ぜひ体験してみて下さい。

 

[その6]

スリムなデザインのフィットネス用リストバンドで健康管理

Fitbit
Fitbit Alta HR FB408SBKL-CJK

セール価格1万6080円

毎日のアクティビティ、エクササイズ、そして睡眠を記録するFitbitのデバイス。「Fitbit Alta HR」はFitbit史上最もスリムなデザインで、さらに心拍計も搭載されているフィットネス用リストバンドです。一般的なスマートウォッチ同様、着信通知やテキストメッセージ、カレンダー通知などの機能にしっかり対応。またスマートフォンの専用アプリと連動させれば、健康管理機能を通してバランスの取れた生活をサポートしてくれます。

 

【ここがポイント】

搭載された心拍計で一日の心拍数を記録すれば、より正確な消費カロリーの把握が可能。また心拍数をもとに、浅い睡眠・深い睡眠・レム睡眠の時間まで記録してくれるので、睡眠の質を高めるのにも役立ちます。スリムなデザインなので、常に身につけていても邪魔にならないのがうれしいですね。

 

提供:楽天市場

世界初のスタンドアローン型! 仮想世界を自由に歩き回れるVRデバイス「Mirage Solo」が国内発売

「Gear VR」などスマホを装着して使用する「スクリーンレス型VRビューワー」は、ケーブル接続型VRデバイスと比べて手軽に体験できるという利点がある一方で「3DoF(3自由度)」という仕様から「頭を動かせる」VR体験に留まっていました。

 

レノボ・ジャパンから4月24日に発表および予約受付開始、5月11日より店頭で発売される「Lenovo Mirage Solo with Daydream」は、スタンドアローンVRとして世界で初めて「6DoF(6自由度)」に対応。3DoFの3次元回転に3次元移動を加えた、仮想空間を自由に歩き回れる真のVR体験を可能にします。

↑中央が「Lenovo Mirage Solo with Daydream」(5万1200円)。左が同時に発表されたVR180対応カメラ「Lenovo Mirage Camera with Daydream」(3万5800円)

 

↑ケーブルなどの物理的制約がないので自由度が高い

 

単体でVRが楽しめるスタンドアローン型の「Mirage Solo」

Mirage Soloは、グーグルの「WorldSense」技術を採用したスタンドアローンVRデバイスです。前面にふたつのカメラを搭載し、インサイドアウト方式のモーショントラッキングを実現。アウトサイドイン方式のケーブル接続型VRデバイスのように外部センサーを設置することなく、Mirage Soloだけでどこでも手軽にVRコンテンツを楽しめる手ごろさがウリ。

↑Lenovo Mirage Solo with Daydream。手前は同梱されるモーショントラッキングコントローラー

 

ゴーグル内には、SoC「Snapdragon 835」、4GBメモリー(RAM)、64GBストレージ(ROM)を内蔵。WQHD解像度(2560×1440ドット)の液晶パネルディスプレイも備えており、スマホを装着する「Gear VR」などとは異なり単体で動作します。視野角は110度です。プラットフォームとしては「Daydream」を採用し、これまでGoogleのスクリーンレス型VRビューワー「Daydream View」用にリリースされてきたVRコンテンツがそのまま動きます。

 

本体サイズは269.5×204.0×179.9mm、重量は645g。4000mAhのバッテリーが内蔵されており、約2.5時間連続で駆動します。

↑本体カラーはムーンライトホワイト一色。額部にクッション、頬部にゴム素材が使われており、片手で調整可能なストラップ機構が用意されています。装着感は良好です

 

↑本体にはUSB Type-C端子やmicroSDカードスロットを備えており、メディアに収録されたコンテンツを直接再生できる

 

VR180対応のデュアルカメラ「Mirage Camera」

同時に発表された「Lenovo Mirage Camera with Daydream」は、YouTubeの新ビデオフォーマット「VR180」に対応したVRカメラ。1300万画素のデュアル魚眼カメラが搭載されており、左右180度×上下180度の視野角で4K解像度(3840×2160ドット)の動画を撮影可能です。YouTubeの電子式6軸手ぶれ補正技術が採用されており、ブレの少ないVR映像を楽しめます。

↑Lenovo Mirage Camera with Daydream

 

記録媒体は本体内の16GBストレージ(ROM)またはmicroSDカード(最大128GB)。IEEE820.11b/g/n/ac、Bluetooth 4.2の通信機能を備えており、YouTubeやGoogleフォトに直接アップロードしたのち、すぐにMirage Soloで鑑賞可能です。

↑Mirage Cameraのサイズは105×55×22mm、重量は139g。2200mAhのバッテリーを内蔵しており、連続で2時間撮影できます

 

Mirage SoloはこれまでリリースされたDaydreamのコンテンツを動作させられますが、従来のソフトは当然3DoFで動作します。そこで6DoF対応コンテンツの充実が期待されるところですが、4月24日の発表会ではグリー、スクエア・エニックスから6DoF対応コンテンツのリリースが発表されました。

↑グリーが発表した6DoF対応VRコンテンツ「釣り★スタ VR」は最大6人まで同時対戦可能

 

↑スクウェア・エニックスが発表した6DoF対応VRコンテンツ「PROJECT HIKARI」はマンガの世界に入り込めるような体験ができる

 

3DoFのVRコンテンツではMirage Solo本来のVR体験を味わえません。従来のDaydream対応コンテンツの6DoF化、ケーブル接続型VRデバイスからのDaydreamプラットフォームへの移植を強く期待したいところです。

 

モバイルPCとして大進化を遂げた「X280」に注目! ThinkPadの2018年モデル登場

レノボ・ジャパンは、同社の主力ノートパソコンであるThinkPadシリーズの2018年モデル14機種を発表しました。2018年モデルのおもな特徴は、最新の第8世代インテルCoreプロセッサー(Coffe Lake)を搭載し、すべてのモデルでUSB Type-Cを電源コネクタとして採用していること。これによりモバイルPCとしての利便性が大幅にアップしています。

 

フラグシップ機「X1 Carbon」はデザインにプチ変更あり

ThinkPadがモデルチェンジするたびに注目を浴びるのが、筐体にカーボン素材を採用し、高剛性と軽量化を実現したモバイルPCのフラグシップ機「X1 Carbon」です。

 ↑ThinkPad X1 Carbon 2018年モデル
↑ThinkPad X1 Carbon 2018年モデル

 

↑2017年に続きシルバーモデルもラインナップ↑2017年に続きシルバーモデルもラインナップ

 

X1 Carbonは14型液晶を搭載しつつも13型クラスのサイズ感で、重量は1.13kg。2017年モデルで採用されたUSB Type-C電源を今回も踏襲し、SIMカードを挿して直接モバイル通信が行えるLTEモデルも健在です。14型の液晶は、高輝度化され画面の見やすさが向上しました。

 

2018年モデルでは、ThinkPadのロゴがクロームメッキ仕様となり、電源ボタンやヒンジもブラックで統一されました。また、天板には「X1」のロゴが追加され、フラグシップ機の名に恥じないプレミアム感が感じられます。

↑鈍く光るクロームメッキ仕様のThinkPadロゴ↑鈍く光るクロームメッキ仕様のThinkPadロゴ

 

↑今回から新たに追加されたX1ロゴ↑今回から新たに追加されたX1ロゴ

 

↑電源ボタンやヒンジもブラックで統一↑電源ボタンやヒンジもブラックで統一

 

2017年モデルに引き続き採用されているUSB Type-Cの電源コネクタ。これまで多くのノートPCでは純正のACアダプタしか利用できませんでしたが、標準規格のUSB Type-Cでは他社製のACアダプタも使用可能となります。例えば手持ちのノートPCのACアダプタを自宅などに置き忘れてしまった場合、これまでは充電をあきらめるか、運よく同じメーカーの機種を使っている人に遭遇してACアダプタを借りるかしか方法はありませんでした。しかし、USB Type-Cを採用している機種なら、ほかのメーカーの機種のACアダプタも利用できるほか、入手しやすい汎用のUSB Type-C ACアダプタも使用可能です。

 

また、スマホのモバイルバッテリーのように、高出力なUSB PD(Power Delivery)に対応したモバイルバッテリーを利用して、コンセントのない場所でも手軽に充電可能。モバイル機器としての使い勝手が格段に向上しています。

↑↑USB Type-C電源を採用(左)↑USB Type-C電源を採用(左)

 

進化を遂げた「ThinkPad X280」

今回発表された2018年モデルのなかでも、最注目なのが「X280」です。前身となるX270に搭載されていたLANコネクタやカードリーダーを廃止し、天板にカーボン素材を採用して薄型軽量化を実現したことで、X1 Carbonの姉妹機的な位置づけになりました。X270と比較して、厚さは20.3mmから17.4mmに、重量は約1.43kgから約1.13kgに薄型軽量化しているので、より気軽に持ち運べるようになっているのがうれしいですね。

↑ThinkPad X280↑ThinkPad X280

 

X1 Carbonは14型のディスプレイを搭載していますが、X280は12.5型のディスプレイを採用。画面は小さいですが、そのぶん本体のサイズもわずかにコンパクトな設計に。重量は双方とも約1.13kgで同等となっています。

↑X1 Carbon(左)とX280(右)↑X1 Carbon(左)とX280(右)

 

↑X1 Carbonシルバーモデルの上にX280を重ねてみました。幅は15.8mm、上下は7.3mmほどX280のほうが小さい↑X1 Carbonシルバーモデルの上にX280を重ねてみました。幅は15.8mm、上下は7.3mmほどX280のほうが小さい

 

↑X280(上)とX1 Carbon(下)。厚みはX280のほうが2mmほど厚い↑X280(上)とX1 Carbon(下)。厚みはX280のほうが2mmほど厚い

 

X1 CarbonとX280どちらを買うべきか?

この2モデルは重さは互角、サイズはX280のほうが若干コンパクト。しかし、液晶サイズに1.5インチの差がありX1 Carbonのほうが視認性は良好です。価格差は最小構成時で4万円ほどX280のほうが安価となっており、X280はまさしく廉価版X1 Carbonといっても過言ではありません。

↑X1 Carbonの廉価版という位置づけのX280(手前)↑X1 Carbon(奥)とX280(手前)

 

では、どちらを選ぶべきか。まずサイズ感に注目。厚みはともかく横幅の15.8mm差は持ち運び時に地味に効いてきます。A4サイズが入るバッグであれば、双方とも問題なく収納できますが、女性が持つ小型のバッグなどに入れる際は外寸は小さい方が理想的。

 

次に、画面サイズの差。1.5インチ程度の差ですが実際に見てみるとかなりのサイズ差を感じます。画面の広さは作業性に直結するため、作業内容によっては大画面が有利となります。

 

どちらを買うべきかの解答としては、ノートPCをメインマシンとして使用しつつ、モバイルでも使用するのであればX1 Carbon。メインはデスクトップPCを使用しており、モバイル時にはノートPCを持ち出すのであればX280というのが最適解でしょう。

 

ただし、X280はX1 Carbonと同等性能を有しているので、小さい画面でも作業性に影響でないのであればX280をメインとして使用するのもありでしょう。また、4万円の価格差をどう考えるかにもよりますが、コストをなるべく抑えたいのであればX280を選択することで出費を抑えられます。

 

レノボが推進する働き方改革に合わせたその他のモデルも刷新

レノボはユーザーの働き方に合わせたモデルをラインナップしており、それぞれが2018年モデルへと刷新されました。ディスプレイが回転しタブレットとしても使用可能な「X1 Yoga」、ディスプレイが切り離し可能な2-in-1モデル「X1 Tablet」、モバイルワークステーション的な位置づけの「T480s」や「T580」など、従来からラインナップされているモデルもUSB Type-C電源を搭載した最新版が発表されました。

↑ThinkPad X1 Tablet 2018年モデル↑ThinkPad X1 Tablet 2018年モデル

 

セキュリティ対策の一環として、液晶上面に搭載されている前面カメラがハッキングなどにより盗撮されてしまうことを防止する機構「ThinkShutter」も搭載。これは、文字通り前面カメラをシャッターで物理的に閉じてしまう機構です。(顔認証カメラが搭載されていないモデルのみ搭載)。

↑「ThinkShutter」を閉じた状態。シャッターを左右にスライドして開閉する↑「ThinkShutter」を閉じた状態。シャッターを左右にスライドして開閉する

 

また、各種コネクタを備えたドッキングステーションは、従来のモデルはThinkPadの底面から接続する使用でしたが、2018年モデルからは、左側面から接続するように仕様変更されました。これにより、Thinkpad本体の薄型化が実現したとのこと。

↑ThinkPadベーシックドッキングステーション 予定価格2万円(税抜)↑ThinkPadベーシックドッキングステーション 予定価格2万円(税抜)

 

ThinkPad2018年モデルはX1 Tabletのみ3月中旬発売予定、そのほかのモデルは2月中旬発売予定。最小構成時の予定価格は以下の通り(すべて税抜)。

20180207-i03 (17)