クラフトビール醸造技術で作ったレモンサワー!甘酸っぱくまろやか「しまなみ超はちみつレモンサワー」

しまなみブルワリーは、「しまなみ超はちみつレモンサワー」を発売しました。甘酸っぱさとはちみつの香りがクセになる一杯とのこと。

記事のポイント

蒸留酒、炭酸水、レモンで作ることの多いレモンサワーですが、しまなみ超はちみつレモンサワーは「クラフトビールの製造技術を活用している」ところが特徴。はちみつも入っているので、豊かな甘みが感じられそうです。

 
しまなみ超はちみつレモンサワーは、ほどよい発酵の香りと自然な甘みが感じられるという自家製のハードセルツァー(アルコール炭酸水)を、加熱処理してまろやかさを生み出したうえ、レモン果汁とはちみつを加え、しまなみブルワリーらしい商品に仕上げたといいます。

 

味わいは、氷を入れるときりっとした飲み口ですっきりし、氷なしのグラスで飲むと温度変化によって酸味が取れてまろやかに感じられるとのこと。なお、原料の一部には瀬戸内産のレモンが使われています。

 

内容量は350mlで、アルコールは4.5%です。

 

しまなみブルワリー
しまなみ超はちみつレモンサワー
4290円(6本、税込)

シリーズ初、冬季限定フレーバー登場! 「甘くない檸檬堂 無糖レモンといよかん」

食事に合わせるために開発した「甘くない檸檬堂」シリーズ初、冬季限定フレーバーが登場します。

 

コカ・コーラシステムは、レモンサワー専門ブランド「檸檬堂(れもんどう)」から、「甘くない檸檬堂 無糖レモンといよかん」(アルコール分5%)を、11月25日に全国で発売。

 

記事のポイント

「甘くない檸檬堂」は、「檸檬堂」の本格的なレモン感がありながらも、“どんな食事とも合う”ことにこだわった「檸檬堂」の新シリーズ。果実の甘みと酸味を、バランスよく味わえます。画像にもある通り、鍋料理とあわせてグイッといきたいですね。さっぱりとしている無糖のお酒なので、どんな味付けの鍋にも合いそうです。

 

「甘くない檸檬堂 無糖レモンといよかん」は、「檸檬堂」本来のレモンの爽やかさに、いよかんの香りが加わり、適度な甘味と酸味が楽しめます。食事と合わせるとさらに味わいが引き立ち、食中酒としても最適な一杯とのこと。

 

コカ・コーラシステム
甘くない檸檬堂 無糖レモンといよかん
メーカー希望小売価格(消費税別):350ml 160円

試飲イベントにも注目!「未来のレモンサワー」8/27から2回目の発売決定

アサヒビールは、ふたを開栓するとレモンスライスが浮き上がってくるRTD(※)「未来のレモンサワー」を、首都圏・関信越エリアの1都9県にて8月27日から数量限定で発売します。

※「Ready to Drink」の略。購入後、そのまま飲用可能な缶チューハイなどを指します

 

「未来のレモンサワー」は、レモンの味わいや香りを五感で体験できる新しいレモンサワーとして6月11日から数量限定で発売。そのまま食べることもできる本物のレモンスライスが浮き上がる様子とともにレモン由来の豊かな香りが楽しめることが好評です。

 

6月3日から6月16日まで「渋谷PARCO」「渋谷横丁」で順次開催したイベントでは、計画比2割増となる約1万9000本を販売。同じく先行試飲体験イベントを開催した「b8ta Tokyo – Shibuya」「b8ta Tokyo – Yurakucho」の2店舗では期間中に想定の4倍を超える約1万7000人が来店し「b8ta」の1日あたりの過去最高来店客数を記録しました。

 

「未来のレモンサワー」有料試飲イベント開催

2回目の発売前には神奈川県、埼玉県、千葉県で、高さ3mの光る巨大缶体から「未来のレモンサワー」を購入できる有料試飲イベントを開催します。

 

「未来のレモンサワー」有料試飲イベントスケジュール

【提供内容】
未来のレモンサワー(オリジナルまたはプレーン缶345ml)+おつまみ 300円(税込)

■日時:2024年8月17日(土)11:00~19:00
会場:県立湘南海岸公園(神奈川県藤沢市鵠沼海岸1- 17-3)

 

■日時:2024年8月24日(土)、25日(日)12:00~21:00
会場:大宮門街1F 門街広場イベントスペース(埼玉県さいたま市大宮区大門町2丁目118番地)

 

■日時:2024年8月24日(土)、25日(日)12:00~21:00
会場:ワールドビジネスガーデンマリブスクエア(千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目6-1)

※スケジュールは変更の可能性があります。詳細は特設サイトでご確認ください。
https://www.asahibeer.co.jp/osakenomirai/

薬指に指輪キラリ。新婚オリラジ藤森慎吾、目指すは“未来のレモンサワー”のレモン「妻との愛の熟成」一方で悩みも……

アサヒビールが、ふたを開栓するとレモンスライスが浮き上がってくる「未来のレモンサワー」を6月11日(火)から数量限定で発売。お笑いコンビ・オリエンタルラジオで新婚の藤森慎吾さんが、発売記念イベントに登壇しました。

↑藤森さんは5月1日(水)に一般女性との結婚を発表。初の公の場となりました。

 

結婚したチャラ男、未来はどうなる?

↑薬指には指輪がキラリ。「気持ちで買いました!」と藤森さん。

 

「藤森です。今日はお集まりいただきありがとうございます」と丁寧にお辞儀をしたあとで「集まっていただいてサンキューです~~~!」と、相変わらずのチャラ男ぶりを発揮した藤森さん。一方で「このテンションで出てて大丈夫か直前まで葛藤していましたが、やはり僕これしかできないんで」と再び真面目さをのぞかせます。

 

藤森さんが手に持つ未来のレモンサワーは、レモンの味わいや香りを五感で体験できる新しいレモンサワーです。アサヒビール独自のフルオープン缶を使用することで、レモンスライスが浮き上がる様子とともにレモン由来の豊かな香りが楽しめます。さらに、そのまま食べることができる本物のレモンスライスが入っているため、レモンの個体差や飲むタイミングにより1缶ごとに異なる味わいを感じることができるのです。

 

“未来のスタンダードにしたい”という思いで名付けられた未来のレモンサワーにちなんで、「未来に向けて今していること」について聞かれた藤森さんは「めちゃくちゃ悩んでいます」と告白。「もちろん結婚して幸せいっぱいではありますけれども。41歳でチャラ男が結婚となったとき、チャラ男の未来はどうなるんだと」と、チャラ男キャラに不安があることを明かします。

↑左からアサヒビールマーケティング本部長の梶浦さんと、藤森さん。

 

藤森さんは「未来のレモンサワーと同様に、未来のチャラ男についてもしっかり考えたい。だから梶浦本部長に今日、未来のチャラ男の答えもいただきに来ております。助けてください」と、アサヒビールマーケティング本部長である梶浦さんに助けを求めました。

 

「甘みと、程よい酸味と、微かな苦み」

未来のレモンサワーは、レモン由来の果実味たっぷりな風味と適度な酸味と苦みが調和した味わいが特長の「オリジナルレモンサワー」と、サワー液に糖・香料不使用でレモンの自然なおいしさが味わえる「プレーンレモンサワー」の2品種が展開されています。

 

早速、オリジナルレモンサワーの缶をプシュッと開けた藤森さんは「うわ、すごい! スライスのレモンが上がってきました!」と、缶上部にサワサワと浮かんできた果実に驚きのご様子。「めちゃくちゃ香りがいいですよ」と、あふれるレモンの香りを感じつつ、本物のレモンを使っていることで同じレモンサワーが1つとしてないことに「素敵じゃないですか」と、しみじみとコメント。

 

「しばらくパーティーとか行ってないですからね! 久しぶりの! いただきまーす!」と、オリジナルレモンサワーを一口飲めば「めちゃくちゃ美味しい。レモンのスライスが1番上にあるから鼻でも感じる。甘みと、程よい酸味と、微かな苦みも感じて、味のバランスがめちゃくちゃ整えられてる。すごく飲みやすい、止まらなくなっちゃいますね」と、次々に感想が飛び出します。

↑藤森さん「『王様のブランチ』やってるから、こういうの大好きです!」

 

次にプレーンレモンサワーを飲んだ藤森さんは「味わいが全然違う! めちゃくちゃ美味い! こっちはレモンのインパクトがダイレクトに来る感じです。甘さスッキリで、キレがある。レモンサワーといったらこれだよねっていう、レモンの味だけでいいんだよっていう、そういう人におすすめかもしれない」と、丁寧に違いを伝えます。

 

そこでどちらのレモンサワーが好きかと聞かれた藤森さんは「僕は甘めよりスッキリタイプなのでプレーンレモンサワー。でも僕の愛する妻は、ちょっと甘めが好きなので、こっち(オリジナルレモンサワー)かもしれないですね。だから、これは夫婦で飲むには最高です!」と、妻への愛をのぞかせつつ答えました。

 

『PERFECT HUMAN』披露するも「合わないス」

↑藤森さん「フリップ、難しいですね~。藤森、やってきてないからそういうの(笑)」

 

終盤、フリップでの質疑応答コーナーでは「未来のレモンサワーを一言で表すと?」というお題が。鼻歌で会場を盛り上げながらフリップに記載していく藤森さんは、司会者から「歌ってくださるんですか」と振られると、「持ち歌が『PERFECT HUMAN』しかないんです。『彼は言った世界は必ずしもみんな平等とは限らない、彼は』……なんかちょっと合わないス」と持ち歌を披露し、会場を沸かせます。

↑奥様と晩酌を楽しむという藤森さん「未来のレモンサワーは、皆さんがそれぞれ大事な人と最高の時間を過ごせる一杯になる」

 

「未来のレモンサワーを一言で表すと?」には「レモンサワー界のラスボス」と回答。「もうこれ以上のレモンサワーはないんじゃないか」と同商品を絶賛します。続く「藤森さんにとっての未来のスタンダードは?」というお題では、未来のレモンサワーが、寝かせることでまた違う味わいが楽しめることにちなんで「妻との愛の熟成でございます」と、アツアツの回答を披露。「未来のレモンサワーに入っているレモンは、缶の中で熟成するんですよね。日々、妻とそんな風になれたらいいな」と、少し照れくさそうに笑いながら語った藤森さんでした。

 

【未来のレモンサワー発売記念イベントに登壇した新婚の藤森慎吾さん】

 

 

【商品概要】

商品名:未来のレモンサワー オリジナルレモンサワー、未来のレモンサワー プレーンレモンサワー
発売品種:缶345ml
アルコール分:5%(純アルコール量:13.8g)
発売日:6月11日 ※予定数量出荷次第終了
発売地域:東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県
希望小売価格:271円(税別)、298円(税込)
※希望小売価格は単なる参考価格であり、酒販店様の小売価格設定を拘束するものではありません

 

“引き算”ではなく“足し算”でつくる!「甘くない檸檬堂 無糖レモン」5月27日(月)新登場

コカ・コーラシステムは、レモンサワー専門ブランド「檸檬堂(れもんどう)」(以下、「檸檬堂」)から、食事に合わせるために開発し、いつものおかずをより美味しく引き立たせ、みずみずしいレモンを存分に楽しめる「甘くない檸檬堂 無糖レモン」(アルコール分7%,アルコール分5%)を5月27日(月)より全国で発売する。

新登場の「甘くない檸檬堂」は、約3年の開発期間、500以上の試作を重ねてつくられた無糖レモンサワー。さっぱりとした味わいの無糖レモンサワーが市場の主流となっている中、レモンサワー専門ブランド「檸檬堂」のノウハウを活かし、丸ごと手絞り感を出しつつ、適度な苦みや旨味をのこした味わいにし、いつものおかずがより美味しく引き立つように、飲んだ後にもうひと口飲みたくなるような、レモンの余韻が残る味わいとなっている。

 

“引き算”ではなく“足し算”でつくる新製法「前割りレモン製法+独自開発レモンエキス」

定番の檸檬堂から甘さを抜いて作るのではなく、檸檬堂ならではのおいしさを無糖でも引き立たせるため、今回の製品のためにレモンエキスを独自開発。「檸檬堂」シリーズの特徴である丸ごとすりおろしたレモン果汁をお酒につけ、まろやかな味わいにする「前割りレモン製法」と合わせて独自開発したレモンエキスを加えることで、より食事に合う無糖の美味しさを実現。

 

レモン本来のみずみずしさを維持したすっきりした味わい

「檸檬堂」の強みであるレモン本来のみずみずしさを維持しながら、雑味のないすっきりとした味わいを実現。また、あえて少しレモンのうまみのような余韻が残る味わいにすることで、いつものおかずをより美味しく引き立たせつつ、飲んだ後にもうひと口飲みたくなるような味の設計にしている。

 

リフレッシュ感を強調したパッケージデザイン

従来の「檸檬堂」シリーズよりも、より爽やかでレモンのリフレッシュ感を強調するパッケージ。また、「甘くない」と「無糖」が一目でわかるデザインにすることで、食事に合わせやすいお酒としてお客様に親しんでほしいという想いを込めている。

 

 

また、今回新登場した製品を食事と合わせてより多くの人に楽しんでもらうために、キャンペーン(「檸檬堂 常連マイレージ2024」、「檸檬堂 PayPayポイント最大60ptがもらえるキャンペーン」、「いつものおかずにめちゃウマ無糖!フォロー&いいねキャンペーン」)を実施する。

■サイトURL
https://lemondo-cp.com/top.go

泡のあとからレモンが…2024年は「未来のレモンサワー」に大注目!【フードNEXTトレンド】

コロナ禍を経て息を吹き返した外食トレンドからも目が離せない! 今回はフードライター中山秀明さん、「GetNavi」フード担当・鈴木翔子さんに「低アル日本酒」と大注目の「スライスレモン入り缶チューハイ」について聞いてみた。

※こちらは「GetNavi」 2024年2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

 

■フードライター中山秀明さん
食のトレンドに詳しいフードアナリスト。個人的には、左ページの「お手ごろうなぎチェーン」が特に激アツだと豪語する。

 

■「GetNavi」フード担当・鈴木翔子

本誌のフードを5年以上担当。酒好きが高じ、しばしばバーでも働いており、酒トレンドに詳しい。

 

度数の低下で飲用ハードルも爆下がり!「低アル日本酒」

昨今は、お酒をあえて控えるライフスタイル「ソバーキュリアス」が世界的に浸透。日本酒でも低アルタイプが増加しており、飲用のしやすさなどからファンを拡大している。

※液面に背景が映り込んでいるため、 実際のお酒とは色味が多少異なります

月桂冠
Gekkeikan Studio no.4
3300円

 

度数を約3分の1に抑えつつ日本酒らしいおいしさはキープ

一般的に15%前後ある日本酒のアルコール度数を、独自技術で5%に。日本酒本来のお米の風味や、フルーティな香り、酸味はそのままで、さっぱりとした涼しげのある味わいに仕上がっている。

 

【ヒットアナリティクス】誰もが知る蔵元からの登場で認知拡大に期待

「地酒の蔵元を中心に少しずつ増えていた低アルコール日本酒を月桂冠もリリース。本品は群を抜いた度数の低さで、飲みやすさと日本酒らしさが楽しめ、ライトユーザーが日本酒のおいしさに気付くきっかけになりそう」(鈴木)

先進技術:4 顧客ニーズ:5 市場の将来性:5 独自性:4 コスパ:3

 

即完売した限定品の“未来”はどうなる?「スライスレモン入り缶チューハイ」

ひと頃よりも人気が落ち着いてきたレモンサワーに、新たなヒットの兆しが! なんと缶チューハイの中に本物のスライスレモンが入っているのだ。2023年春に限定販売され即完した商品で、24年に再発売されるとのこと。再び入手困難になりそうだ。

アサヒビール
未来のレモンサワー
希望小売価格:298円(税込)

 

斬新な仕様とフレッシュな味で話題! 発売後14日で完売した意欲作

2023年の5月に、同社のECサイトで1700セット限定で発売。フルオープンのフタを開けると泡のあとにレモンが浮き上がる斬新な仕様と、リアルな果実感あふれる味が話題となり、14日間で完売した。

↑同社の「生ジョッキ缶」などと同じ、フルオープン缶。泡のあとにスライスレモンが出現し、目と舌で楽しませてくれる

 

【ヒットアナリティクス】新たなフルオープン缶の体験価値に期待大

「2021年に発売された『アサヒ スーパードライ 生ジョッキ缶』は、泡がふくらむ斬新な体験価値で社会現象となる大ヒット。そのDNAを継ぎ実物レモン入りのサワーで提案するとは! 2024年の再登場に期待大です」(中山さん)

先進技術:4 顧客ニーズ:4 市場の将来性:4 独自性:5 コスパ:2

“真ん中を突くうまさ”「サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー」 リニューアル発売

サッポロビールは「サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー」(注1)を2024年1月製造分より順次リニューアル。

(注1)本商品に使用しているレモン素材は国産・国内製造ではありません。

 

「新」から「真」へ

「サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー」は、レモンを日本の食卓に広めてきたレモンのプロ、ポッカサッポロフード&ビバレッジとの協働開発商品であり、今回のリニューアルでは、レモンの果実感とスッキリ感のバランスをさらに追求し、“真ん中を突くうまさ”に磨きをかけています。

 

また、パッケージは中央の文字を新発売時の「新」から「真」へ刷新し、「ど真ん中」のレモンサワーを目指すブランドの姿勢を象徴的に表現しました。

 

■メーカー:サッポロビール

■商品名:サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー

■参考小売価格:350ml缶・153円、500ml缶・208円 ※いずれも税抜き価格

 

“世界初”本物のレモンスライス入り『未来のレモンサワー』 6月11日数量限定発売開始

アサヒビールは、ふたを開栓するとレモンスライスが浮き上がってくる世界初のRTD『未来のレモンサワー』を、首都圏・関信越エリアの1都9県にて6月11日から数量限定で発売。

 

“世界初”本物のレモンスライス入り

 

『未来のレモンサワー』は、レモンの味わいや香りを五感で体験できる新しいレモンサワー。アサヒビール独自のフルオープン缶を使用することで、レモンスライスが浮き上がる様子とともにレモン由来の豊かな香りが楽しめます。

 

レモン由来の果実味たっぷりな風味と適度な酸味と苦みが調和した味わいが特長の「オリジナルレモンサワー」と、サワー液に糖・香料不使用(※)でレモンの自然なおいしさが味わえる「プレーンレモンサワー」の2品種で展開します。

※:糖でコーティングしたレモンスライスを採用しています。

 

そのまま食べることもできる本物のレモンスライスが入っているため、レモンの個体差や飲むタイミングにより1缶ごとに異なる味わいを感じることができます。

 

■メーカー:アサヒビール

■商品名:未来のレモンサワー オリジナルレモンサワー/未来のレモンサワー プレーンレモンサワー

■発売日:6月11日 ※予定数量出荷次第終了

■発売地域:東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県

■希望小売価格:298円(税込)

たかが炭酸と侮るなかれ! 知っておきたいレモンサワーの炭酸のこと【レモンサワーマスターへの道05】

老若男女に愛され、いまや大人気のレモンサワー。そんなレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝える知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本(レモンザムライ・著/Gakken・刊)。

 

今回は本書から抜粋して「レモンサワーの炭酸」について紹介していきます!

【関連記事】
これ一冊で、あなたも”レモンサワーマスター”に!『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』

 

ただの炭酸水と侮るなかれ炭酸は意外と奥が深いのだ

レモンサワーの必須条件である「酒」については簡単に解説したが、ここでは炭酸水について触れていきたい。

 

炭酸水に求められるのは見た目の爽やかさと飲んだときのシュワシュワとした爽快な喉越しだろう。最近
では「強炭酸」が定番になっており、意識せずとも強炭酸のドリンクを飲むことも多いはずだ。

 

ただし、「強炭酸=おいしいレモンサワー」かといえば、そうとも言い切れない。レモンサワーの味わい
によって微炭酸が合うこともある。

 

例えば、店で提供されていたり、市販されていたりするものには、店主や企業のこだわりがあり、炭酸の
刺激や量もきちんと計算されている。

 

微炭酸であれば、刺激が強すぎないことで、レモンやお酒といった素材の味わいをより感じやすくなる。
乙類焼酎や日本酒などをベースにしているレモンサワーは、微炭酸で味わうのもいいものだ。

 

また炭酸水の水質によっても、味や口当たりに違いを感じられるはずだ。水には硬度があり、硬度は水中
に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表したもの。WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインでは硬度120mg/L未満が「軟水」、硬度120mg/L以上が「硬水」とされている。

 

一般的に軟水は〝まろやか〟で、硬水は〝どっしり・しっかり〟という印象。日本は水道水の約95%が軟
水なので、多くの人にとっては軟水が身近な存在だ。そのため日本で生産されている炭酸水の多くは軟水で、まろやかなものが多い。

 

一方、硬水は外国産のものが多い。ミネラルが豊富に含まれているので、しっかりとした飲みごたえが特徴的。

 

使用する炭酸水によって、同じレモンとお酒でも風味が変わる。これもレモンサワーを楽しむひとつの方
法なので、ぜひ飲み比べてもらいたい。

 

炭酸水もレモンサワーの主役だ

■強炭酸

最近は「強炭酸」や「最強刺激」を謳った商品が主流だ。シュワシュワと爽快に喉を潤してくれるので、さっぱりとしたレモンサワーにもおすすめ。ちなみに「同じ炭酸水でも瓶のものとペットボトルのものでは味が違う」という噂があるが、メーカーの見解は「同じもの」とのことらしい。

 

■微炭酸

レモンやお酒の味わいをダイレクトに感じたいなら微炭酸もおすすめ。炭酸の刺激をあえて抑えることで、素材そのものの風味をしっかりと楽しむことができる。本格焼酎や日本酒などに合わせて使いたい。また、強炭酸の量を少なく調整することで、微炭酸にすることも可能だ。

 

■外国産炭酸水

外国産の炭酸水はミネラルが豊富に含まれていて硬水のものが多い。フランスの「ペリエ」やイタリアの「サンペレグリノ」などが有名だ。炭酸のすっきりとした後味に加え、軟水では味わえないどっしりとした飲みごたえも。日本でも入手は容易なので、一度は試して違いを感じてほしい。

 

【書籍紹介】

知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本

著者:レモンザムライ
発行:Gakken

レモンを使用したアルコール飲料は大人気で、現在では数多くの商品が店頭に並ぶようになっています。ビール飲料に追いつけ追い越せの勢いで増え続けています。本書では、テレビ等で話題のレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、そんな「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝えていきます! 自宅で美味しいレモンサワーをつくるためには? いま飲んでおきたいレモンサワーの名店とは? そもそもレモンって酸っぱいだけじゃないの? これ一冊で、レモンサワーマスターになれる! 大人気YouTuberりおレモンさん、ストロングおじさん、レモンザムライのレモンサワー缶座談会も特別収録!

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日本酒も!? 知っておきたいレモンサワーのお酒のこと【レモンサワーマスターへの道04】

老若男女に愛され、いまや大人気のレモンサワー。そんなレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝える知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本(レモンザムライ・著/Gakken・刊)。

 

今回は本書から抜粋して「レモンサワーのお酒」について紹介していきます!

【関連記事】
これ一冊で、あなたも”レモンサワーマスター”に!『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』

 

甲類焼酎から日本酒まですべて包み込むレモンサワー

レモンサワーには「炭酸水」と「レモン」、そして「酒」が必要だ。ここではお酒の種類について触れていきたい。

 

レモンサワーの相棒としてポピュラーなのが甲類焼酎だ。雑味が少なくすっきりとしたものが多いので、レモンの風味をしっかり感じたい人にはおすすめ。値段も手頃で大容量のものが多いので、家で頻繁にレモンサワーを飲むという方にはぴったりだ。

 

同じ焼酎でも乙類焼酎は本格焼酎とも呼ばれ、原料そのものの風味が生かされやすいという特徴がある。そのため使われる原料も、米、麦、さつまいも、そば、黒糖などさまざま。以前はレモンサワーに用いられることは少なかったが、〝原料の味を生かして、おもしろいレモンサワーを〟という自由で個性的な発想から、乙類焼酎を好んで使う人も増えてきている。

 

ウォッカもレモンサワーにはよく用いられるお酒だ。小麦などの穀類やジャガイモなどの芋類を原料にした蒸留酒で、特徴はなんといってもほぼ無味無臭なこと。甲類焼酎以上にお酒にクセがないので、アレンジがしやすく、レモンやレモン以外に加える素材の味わいを感じやすい。

 

そのほかでは、ジンもレモンサワーのベースに使うとおもしろい。もともとジンの個性を決めるボタニカル(植物)として、柑橘系が使われることも多く相性は抜群。最近は小規模でジンの生産をおこなう「クラフトジン」が世界的なブームだが、個性豊かなクラフトジンとレモンサワーの共演は、今後ますます盛り上がっていくだろう。

 

最後に日本酒だ。これまでレモンサワーにはできるだけお酒にクセがないものがいいとされてきたが、「精米歩合80%のにごり酒」でもきちんとおいしいレモンサワーが登場している。レモンサワーの可能性は、やはり無限なのだ。

精米歩合80%のにごり酒をベースにした レモンサワー(写真手前)

 

レモンサワーのベースになる主なお酒

■甲類焼酎

連続式蒸留によってつくられたアルコール度数36%未満の焼酎。乙類焼酎との大きな違いは「連続式蒸留機」で蒸留をおこなっている点。原料のもろみを蒸留機に連続的に投入して蒸留する方法で、これにより高純度のアルコールを取り出すことが可能になる。これは単式蒸留機で蒸留を繰り返すことと同じ原理で、それにより無色透明でピュアな味わいの焼酎をつくることができるのだ。

 

■乙類焼酎

単式蒸留によってつくられたアルコール度数45%以下の焼酎。単式蒸留は伝統的な製法で、単式蒸留機に入れたもろみは一度の投入で一度だけ蒸留される。蒸留を繰り返さないので、アルコール以外の香味成分も抽出されやすく、原料となる「芋」「米」「麦」「そば」「黒糖」などの風味や味わいが楽しめるのだ。本格焼酎とも呼ばれており、ロックやお湯割りで楽しむ人が多い。

 

■日本酒

日本特有の製法でつくられたお酒で、主に米、米麹、水でできている。焼酎などとは違う「醸造酒」。お酒そのものの味が強いのでレモンサワーなどではあまり使われてこなかったが、最近では個性派として注目されている。

 

■ウォッカ

穀物や芋類を、糖化、発酵、蒸留し、白樺などの活性炭で濾過、雑味成分を取り除いた無味無臭が個性の蒸留酒。果実や香草などで香りづけをしたものもあるが、お酒にクセがなく、アレンジしやすいためカクテルにも最適だ。

 

■ジン

大麦麦芽やトウモロコシなどの穀物を、糖化、発酵、蒸留し、その後「ボタニカル(植物)」を加えて再蒸留した無色透明なお酒。香りがよく、ボタニカル成分として柑橘を使用しているものも多いので、レモンサワーに使うと華やかな香りに仕上がる。

 

【書籍紹介】

知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本

著者:レモンザムライ
発行:Gakken

レモンを使用したアルコール飲料は大人気で、現在では数多くの商品が店頭に並ぶようになっています。ビール飲料に追いつけ追い越せの勢いで増え続けています。本書では、テレビ等で話題のレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、そんな「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝えていきます! 自宅で美味しいレモンサワーをつくるためには? いま飲んでおきたいレモンサワーの名店とは? そもそもレモンって酸っぱいだけじゃないの? これ一冊で、レモンサワーマスターになれる! 大人気YouTuberりおレモンさん、ストロングおじさん、レモンザムライのレモンサワー缶座談会も特別収録!

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「レモンはレモンじゃないの?」じつはいろいろあるレモンの種類について【レモンサワーマスターへの道03】

老若男女に愛され、いまや大人気のレモンサワー。そんなレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝える知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本(レモンザムライ・著/Gakken・刊)。

 

今回は本書から抜粋して「レモンの種類」について紹介していきます!

【関連記事】
これ一冊で、あなたも”レモンサワーマスター”に!『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』

 

レモンはどんな種類があるの?

「レモンは…レモンでしょ」と思われている方も多いと思いますが、レモンにもさまざまな品種があります。

 

日本で育てられているレモンの多くは「リスボン」と「ユーレカ」という2品種。「リスボン」は日本一
のレモンの産地、広島県でも多く作られていますし、愛媛県は「ユーレカ」が多いようです。

 

ほかにも広島県の『たてみち屋』さんでは「ビアフランカ」を、千葉県の『鵜殿シトラスファーム』さんでは「マイヤーレモン」を育てています。

 

最近では宮崎県などで多く栽培される「璃の香(りのか) 」という品種もあります。これは「リスボン」と宮崎県特産の「日向夏」を掛け合わせて生まれたもの。サイズも大きく、果汁が多く取れ、病気にも強いんです。なかなか店頭で見る機会はないと思いますが、もし見かけたら手にとってみてください。ちょっとレモンとは思えない大きさですよ(笑)。

 

主なレモンの種類

[リスボン]

日本では広島県などで広く栽培されており、レモンの中ではもっとも耐寒性がある品種とされています。
海外での主な産地はアメリカ合衆国・カリフォルニア州の内陸部やアルゼンチンなど。果汁が多く、酸
味が強いのが特徴で、元気に育ちやすく、ほかのレモンと比べて大きな実がつきやすい品種です。

 

[ユーレカ]

日本では愛媛県などで広く栽培されている品種。海外での主な産地はアメリカ・カリフォルニア州の太
平洋沿岸地域のほか、オーストラリア、イスラエルなどでも栽培されています。果肉は柔らかくジュー
シー、香りもあり、優れた品種として高い評価を得ています。

 

[ビアフランカ]

日本では1921 年に広島県に導入され、現在でも多く育てられている品種です。形はリスボンによく似
ており、爽やかな香りと強い酸味が特徴。「個人的には、レモンサワーにもっとも適した品種だと思い
ます」とレモンザムライさんは語ります。

 

[マイヤーレモン]

レモンとオレンジの自然交雑によって生まれた品種。オレンジに近い独特の甘みがあり、酸味が少なくま
ろやかな味わいが特徴。少し丸みのあるフォルムで日本のほか、ニュージーランドなどでも栽培されています。

 

【書籍紹介】

知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本

著者:レモンザムライ
発行:Gakken

レモンを使用したアルコール飲料は大人気で、現在では数多くの商品が店頭に並ぶようになっています。ビール飲料に追いつけ追い越せの勢いで増え続けています。本書では、テレビ等で話題のレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、そんな「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝えていきます! 自宅で美味しいレモンサワーをつくるためには? いま飲んでおきたいレモンサワーの名店とは? そもそもレモンって酸っぱいだけじゃないの? これ一冊で、レモンサワーマスターになれる! 大人気YouTuberりおレモンさん、ストロングおじさん、レモンザムライのレモンサワー缶座談会も特別収録!

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「酸っぱい」だけじゃない! レモンの奥深い味わいとは?【レモンサワーマスターへの道02】

老若男女に愛され、いまや大人気のレモンサワー。そんなレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝える知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本(レモンザムライ・著/Gakken・刊)。

 

今回は本書から抜粋して「レモンの味」について紹介していきます!

【関連記事】
これ一冊で、あなたも”レモンサワーマスター”に!『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』

 

レモンの味ってどんな味?

レモンはすっぱいだけと思っていませんか。品種による違いはありますが、実は糖度がスイカ並みのもの
もあるんです。ここでは、レモンの味についてお話しいたします。

 

露地栽培(自然のまま、屋外の畑で育てる)では、レモンは夏に花が咲き、10月下旬〜5月中旬にかけて
収穫することができます。10月〜12月頃は、皮が緑色の「グリーンレモン」。果皮が厚く、まだ果肉や果汁は少ないものの、酸味や香りが強く、グリーンレモンをより好む方もいます(この時点で糖度は7度前後)。

 

そして12月中旬〜4月頃にかけて熟していき、皮が黄色の「イエローレモン」になります。果皮が薄くな
り、果肉や果汁が増え、糖度も上がってきます(10〜11度)。酸味や香りがグリーンレモンに比べてまろやかになりますので、イエローレモンが好きという方も多いでしょう。

 

同じ木になるレモンでも、その味は収穫時期によってさまざま。味の違いを楽しんでください!

 

甘み

「レモンの甘み」といわれてもピンとこない方も多いかもしれませんが、柑橘特有の甘みがレモンにもあります。熟成していくうちに増え、酸味や香りをマイルドにしてくれるのです。

 

酸味

レモンといえば酸味ですね。レモンにはクエン酸が豊富に含まれているため、酸味を強く感じるのです。すっぱいレモンが好き、という方はグリーンレモンがおすすめです。

 

苦み

皮を食べたときに強く感じることのある苦み。その苦み成分は主に皮や白いワタの部分に含まれています。ただし、苦みといってもレモンのおいしさを構成する重要な要素。ネガティブに捉えるのはNG ですよ!

 

香り

香料としても用いられることのあるレモンの香り。誰もがイメージする爽快な香りは、リモネンとい
う成分から感じることができます。

 

【書籍紹介】

知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本

著者:レモンザムライ
発行:Gakken

レモンを使用したアルコール飲料は大人気で、現在では数多くの商品が店頭に並ぶようになっています。ビール飲料に追いつけ追い越せの勢いで増え続けています。本書では、テレビ等で話題のレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、そんな「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝えていきます! 自宅で美味しいレモンサワーをつくるためには? いま飲んでおきたいレモンサワーの名店とは? そもそもレモンって酸っぱいだけじゃないの? これ一冊で、レモンサワーマスターになれる! 大人気YouTuberりおレモンさん、ストロングおじさん、レモンザムライのレモンサワー缶座談会も特別収録!

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Z世代の乾杯は「レモンサワー」!その人気は本物か?【レモンサワーマスターへの道01】

老若男女に愛され、いまや大人気のレモンサワー。そんなレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝える知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本(レモンザムライ・著/Gakken・刊)。

 

今回は本書から抜粋して「レモンサワーの人気」について紹介していきます!

【関連記事】
これ一冊で、あなたも”レモンサワーマスター”に!『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』

 

レモンサワーって人気なんですか?

2023年現在、レモンサワーブームは「踊り場」にあるのではないでしょうか。コンビニやスーパーでは多くの商品を目にすることができますし、どこの居酒屋でもレモンサワーを置いていない店はないほどですが、印象として〝今は落ちついているな〟と感じています。

 

それは言い換えれば、レモンサワーが当たり前のように日常に溶け込み、ビールに並ぶ〝文化〟になってきたからともいえます。その証拠として、「日本蒸留酒酒造組合」が一般の方を対象にしたアンケートによると「1杯目からレモンサワーを飲む」という人の割合は46・6%とほぼ半数に達しているのです。

 

その他、Z世代への調査でも「居酒屋で乾杯時に頼むもの」は、レモンサワーが1位だという結果が出ています。

 

こうしてみると、〝とりあえずビール〟の時代は終わり、〝とりあえずレモンサワー〟が当たり前になる日も近いかもしれませんね。

 

【書籍紹介】

知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本

著者:レモンザムライ
発行:Gakken

レモンを使用したアルコール飲料は大人気で、現在では数多くの商品が店頭に並ぶようになっています。ビール飲料に追いつけ追い越せの勢いで増え続けています。本書では、テレビ等で話題のレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、そんな「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝えていきます! 自宅で美味しいレモンサワーをつくるためには? いま飲んでおきたいレモンサワーの名店とは? そもそもレモンって酸っぱいだけじゃないの? これ一冊で、レモンサワーマスターになれる! 大人気YouTuberりおレモンさん、ストロングおじさん、レモンザムライのレモンサワー缶座談会も特別収録!

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これ一冊で、あなたも”レモンサワーマスター”に!『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』

かんぱーい! と一杯目に頼むドリンクが多様になってきましたよね。以前は「とりあえず、ビール」と頼んでいた人が大半でしたが、自由にお酒を楽しむ人が増えてきたように感じます。先日、コンビニでお酒を物色していたところ、レモンサワーだけでもノンアルコールも含めて20種類ほどあってビックリしました!

 

今回は、老若男女に愛されるレモンサワーを堪能できる一冊『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』(レモンザムライ・著/Gakken・刊)をご紹介します。

レモンサワーのはじまりは、中目黒

そもそもレモンサワーとは、お酒(甲類・乙類焼酎、ウォッカやジン、日本酒)+炭酸水+「レモン」の3つが揃ったドリンクのこと。一昔前はおじさんの飲み物なんてイメージがありましたが、最近では国産レモンや自家製シロップなど“こだわり”がプラスされ、映える飲み物になっています。あとはEXILEのメンバーが飲んでいるイメージも強いですよね(笑)。そんなレモンサワー、いつどこで始まった飲み物なのでしょうか?

 

レモンサワーは日本独自の文化である。

レモンサワー発祥の地は東京・中目黒の「もつ焼き ばん」(創業昭和33年)だといわれている。

(『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』より引用)

 

EXILEはここで中目黒と繋がってくるのか! と勝手ながら思ってしまいました(EXILEさんたちの事務所LDHは、中目黒にあるんです)。ちなみにレモンサワーの「サワー」は、「爽やか」からきているとのこと! そんな理由だったの!?

 

どれも同じでしょ? と思っているあなたに見てほしい
「レモンサワー味わいチャート」

『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』には、著者であるレモンザムライさんによるレモンサワーの旨い店や、自宅で楽しむためのレモンサワーレシピなどが紹介されています。

 

レモンザムライさんは、2018年に放送された『マツコの知らない世界』で「レモンサワーの世界」に出演され、2023年にはクラフトレモンサワー専門のレモンサワーバーを自由が丘にオープンしています。まさにレモンサワーの第一人者!

 

そんなレモンザムライさんと、年間1000本以上の缶チューハイを飲んでいるストロングおじさん、レモンサワー大好きYouTuberのりおレモンさんの3人で行われた「レモンサワー缶座談会」は、たくさんの方に読んでいただきたいお話ばかりでした。

 

特に注目なのが、3人が17種類のレモンサワー缶を飲み比べて作成した「レモンサワー味わいチャート」。縦軸がレモン果汁の強さ(強めと低め)、横軸が甘さ(強めと低め)でまとめられているので、「今日はさっぱりとしたレモンサワーがいいな〜」という時には、チャートの左下から選べばOK。こんなにいろんな味わいがあるのか、と飲み比べてみたくなります。

 

読了後は、誰もが「あぁ〜レモンサワー飲みたい」ってなっちゃう!

レモンサワーの基礎知識や歴史、未来についてたっぷりと掲載されている『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』ですが、1点だけ注意があります。それは、読後に無性にレモンサワーが飲みたくなってしまうこと! 私もすぐにコンビニに行ってレモンサワーを買ってしまいました。そして、飲みながらまた読んでしまうんですよね〜。しかも、不思議なことにいつも以上においしく感じられるんです。

 

ちなみに、レモンザムライさんによると、国産レモンの旬は冬とのこと! 旬の時期に自宅で手作りレモンサワーを楽しんでみるのはいかがでしょうか?

 

実は国産の露地栽培レモンの収穫時期は10〜4月くらい。つまり冬がメインなんです。10月以降はグリーンレモン、12月下旬から5月中旬にかけてイエローレモンとして収穫されるんですね。

(『知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本』より引用)

 

糖度でいうとイエローレモンのほうが高く、酸味や香りが強いのがグリーンレモンなのだとか。レモンと聞くと黄色を思い浮かべることが多いですが、冬の時期に旬を迎える国産グリーンレモンのレモンサワーも飲んでみたいですね。年末年始の飲み会や毎日の晩酌、アウトドアを楽しみながらのレモンサワー缶など自由に楽しめるレモンサワーの世界、ぜひ楽しんでみてください。知れば知るほど、おいしく感じられるはずですよ!

 

【書籍紹介】

知れば知るほどおいしい! レモンサワーを楽しむ本

著者:レモンザムライ
発行:Gakken

レモンを使用したアルコール飲料は大人気で、現在では数多くの商品が店頭に並ぶようになっています。ビール飲料に追いつけ追い越せの勢いで増え続けています。本書では、テレビ等で話題のレモンサワーのオーソリティである「レモンザムライ」さんを監修に迎えて、そんな「レモンサワー」のおいしさ・楽しさ・魅力を伝えていきます! 自宅で美味しいレモンサワーをつくるためには? いま飲んでおきたいレモンサワーの名店とは? そもそもレモンって酸っぱいだけじゃないの? これ一冊で、レモンサワーマスターになれる! 大人気YouTuberりおレモンさん、ストロングおじさん、レモンザムライのレモンサワー缶座談会も特別収録!

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レモン丸ごと2個分の新「檸檬堂 鬼レモン」。溢れる果汁感と濃厚な味わいで秋の夜長の晩酌にもぴったり

日本コカ・コーラは10月23日、「檸檬堂 鬼レモン」をリニューアルし、全国発売を開始した。同商品は、「こだわりレモンサワー檸檬堂」の人気フレーバーのひとつで、リニューアルした新商品は、レモン丸々2個分を使用した「檸檬堂」史上最高濃度の果汁21%という溢れる果汁感と濃厚な味わいが特徴だ。また、発売を記念して、「鬼・檸檬堂通り」を浅草に10月29日まで期間限定で開催する。

 

10月20日に行われた同商品の記者説明会では、新しくなった味わいのポイントやこだわりが語られたので、早速紹介しよう。

 

レモン丸ごと2個分の果汁を使用! さらに贅沢になってリニューアル

↑10月23日から全国発売中のリニューアル「檸檬堂 鬼レモン」。従来商品のレモン1.5個分から丸ごと2個分へと果汁感がアップした

 

2018年から2019年にかけてRTD市場にはレモンサワーブランドが登場しはじめ、「檸檬堂 鬼レモン」も2019年に登場した。さまざまなレモンサワー商品が増え市場が成熟期を迎えるなか、同社では「新しいおいしさ」「新しい驚き」を提供したいと開発を進めて来た。そうして生まれたのが、今回リニューアルした「檸檬堂 鬼レモン」。

 

リニューアル最大のポイントは、檸檬堂史上最高濃度となる21%レモン果汁を使用していること。これはレモン丸々2個分に相当する果汁量だ。アルコール度数も従来商品の9%から7%に変わった。同社 マーケティング本部 アルコールカテゴリー ブランドマネージャーの岸田卓真氏は「自宅での食事やリラックスしたいシーンをはじめ、さまざまなシーンにおいて楽しんでもらえる “ほど良い度数” として7%を採用しました」と、飲みやすさへのこだわりを語った。

↑日本コカ・コーラ マーケティング本部 アルコールカテゴリー ブランドマネージャーの岸田卓真氏

 

アルコール度数を7%にした狙いには、新たなターゲットとして、まだあまりお酒を試したことのない若年層へのアピールもある。「もちろん、お酒好きの方にも楽しんでいただける、飲みやすさと飲みごたえが両立した7%です」と語った岸田氏。さらに、バランスの良いおいしさにもこだわったという。同商品はこれまで同様、焼酎を飲む方法のひとつ「前割り焼酎」をヒントに、丸ごとすりおろしたレモンとお酒をあらかじめ馴染ませた「前割りレモン製法」を採用。レモン丸ごと2個分のジューシーな甘酸っぱさと、程良い飲みごたえの絶妙なバランスよって実現した濃厚な味わいは「本当においしいです」と岸田氏は自信を覗かせた。

↑リニューアルした「檸檬堂 鬼レモン」3つのポイント

 

「気温が低くなってくるこれからの季節には、さっぱり風味の鍋に濃厚な『鬼レモン』を合わせるなど、料理との組み合わせも楽しんでいただきたいです。レモンサワーファンの方に、これからもおいしさや楽しさを提供し続けていけるよう、今後も新しいアイデアを企画していきたいと思っていますので、ぜひご期待ください」(岸田氏)

 

同日からは、新パッケージ「檸檬堂 すっきりレモン」も発売中。ラインナップはいずれも350ml(160円)と500ml(210円)。

※ 価格はすべて税別

 

10月29日まで、「鬼・檸檬堂通り」in浅草を開催中

↑鬼・檸檬堂通り」in浅草の会場イメージ

 

リニューアルした「檸檬堂 鬼レモン」の発売を記念し、同社は「鬼・檸檬堂通り」in浅草を浅草六区ブロードウェイにて10月29日まで開催中だ。「檸檬堂」カラーの提灯やゲート、櫓が置かれた会場では、ここでしか味わえない「檸檬堂」オリジナルメニューも販売されている。さらに、「檸檬堂 鬼レモン」の大試飲会も開催。開催日時は、10月28日と29日 13時~21時まで。提灯の仄明かりに照らされながら「檸檬堂 鬼レモン」を片手に過ごす、そんな秋の夜長を過ごしてみるのはいかがだろうか。

 

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【東京・大衆酒場の名店】渋谷に復活!「立呑 富士屋本店」のカウンターで伝説の立ち飲みを楽しむ噺

東京にある大衆酒場の名店を巡る企画の第10回。今回は渋谷の「立呑 富士屋本店」を訪れ、立ち飲みスタイルと、そのカウンターの魅力を探っていきます。

 

大衆酒場は、その安さとウマさ、昔ながらの温かい雰囲気で、酒飲みの心をひきつけてやみません。なかでも東京では下町を中心に、根強い人気を誇る大衆酒場の名店が数多く存在します。そんな名店を巡り、お店の魅力と東京ならではの酒文化を深掘りしていくのが本連載。立石「宇ち多゛(うちだ)」篠崎「大林」京成曳舟「三祐酒場(さんゆうさかば) 八広(やひろ)店」八広「亀屋」四つ木「ゑびす」門前仲町「だるま」船堀「伊勢周」門前仲町「大坂屋」横須賀「お太幸」に続く第10回は、渋谷の「立呑 富士屋本店」にお邪魔します。

 

※本稿は、もっとお酒が楽しくなる情報サイト「酒噺」(さかばなし)とのコラボ記事です

 

定番の焼酎ボトルと割り材で自分好みのチューハイを楽しむ!

これまで数々の名カウンター酒場を紹介してきましたが、今回は本企画で初の立ち飲み店です。訪れた「立呑 富士屋本店(旧店名は「大衆立呑酒場 富士屋本店」)」は東京を代表する立ち飲み酒場で、渋谷の再開発により閉店していましたが2022年の11月に移転復活。

 

企画の講師はカウンター酒場に詳しい長谷川和之さんが担っていますが、今回は参加できず。代わりに酒場好きのフードアナリスト・中山秀明さんが長谷川さんから命を受け、生徒役のお酒好きタレント・中村 優さんに、同店の魅力や立ち飲みカウンターの楽しみ方をレクチャーします。

↑中村 優さん(左)は、タレントおよびマラソンランナーとして活躍。中山秀明さん(右)はフードアナリストの資格をもつライターで、食ジャンルを中心に取材執筆をしています

 

中村 中山さん、お久しぶりですね。今日は、師匠の長谷川さんが来られないので、ご指導よろしくお願いします! 「立呑 富士屋本店」は有名ですけど初めて来ました。渋谷の、しかもこんなに駅から近い場所にあったなんて!

↑店内には「L字型」と長めの「コの字型」の2つのカウンターがある。ハイテーブルも置かれ、すべてスタンディング(写真奥はコの字型カウンター)

 

中山 渋谷には系列店がこの桜丘町に3店舗あって、ほかに三軒茶屋や日本橋浜町にも展開していますね。なかでもこの「立呑 富士屋本店」はスタンディングの大衆酒場です。では、まずはお酒から注文しましょう。ちなみに、「立呑 富士屋本店」はボトル焼酎を好みの割り材で割って、多彩なチューハイを楽しめるスタイルなんですよ。

 

中村 あっ、好きな濃さで飲めるやつ! 確か連載初期に伺った「大林(篠崎)」もボトルではなかったですけど自分で割るスタイルでした。いいですね~!

 

【関連記事】
【東京・大衆酒場の名店】初心者女子と楽しく学ぶ! 篠崎「大林」の魅力と「下町酒場の成り立ち」の噺

 

中山 それなら、まずは「立呑 富士屋本店」の定番「宝焼酎」360mlのボトルをお願いして、僕はホッピー割りでいきます。中村さんはどうします?

↑「宝焼酎25% 360ml」750円

 

中村 私は炭酸とレモンで「レモンサワー」にしようかな。では、注文しますね!

 

中山 「立呑 富士屋本店」は、焼酎のボトルは常温なので、冷えたグラスに氷と焼酎を入れマドラーでステアしてから炭酸を入れると、すべてが冷やされて(3冷)美味しく飲めますよ。

 

中村 なるほど!

↑マドラーでステアして焼酎を冷やす中村さん

 

↑「炭酸」150円、「カットレモン」150円

 

中村、中山 では、カンパーイ!

 

中村 おいしい! 私は酔いやすいので、自分好みの濃さ(薄め)に調節して飲めるのはうれしいです。

 

中山 そういえば、前回行った「お太幸(横須賀)」は焼酎が濃い“横須賀割り”の名店でしたね。あちらも力強くてメチャウマですけど。

 

【関連記事】
【東京・大衆酒場の名店】「お太幸」の変形カウンターで、横須賀の味わいを満喫する噺

 

中村 はい、確かに横須賀まで行く価値がありました! では続いておつまみも注文しましょう。オススメはどれですか?

 

中山 外せないのは「ハムキャ別」。ほかに移転前から定番の人気メニューには「なすみそ」や「ねぎぬた」、「スパサラ」などがありますよ。

↑お品書きは黒板のほか、紙のメニューリストも。なお、QRコードを読み取ってオーダーすることも可能

 

中村 おいしそうなメニューがたくさんありますね! では、まずは「ハムキャ別」と「スパサラ」を。あとはどうしよっかな?

 

中山 復活後に新しく加わったメニューも豊富で、なかでも「鰯海苔巻き」はイチオシです!

 

中村 イイですね~。ではその「鰯海苔巻き」と、あとは「あさりの酒蒸し」もお願いします!

 

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立ち飲みカウンターの嗜み方と作法

中山 今回のテーマは立ち飲みカウンターなんですけど、中村さんは立ち飲みのお店にも行きます?

 

中村 たまに行きますよ! サクッと飲めるところがイイですよね。

 

中山 はい! それに、なんといっても手ごろな価格で飲めて楽しめるところが最大の魅力ですね。

 

中村 お店側としては、イスが不要だから小規模のスペースで効率よく運営できるという利点もありますね。

 

<カウンター酒場マニア・長谷川和之のひとくちメモ ①>

立ち飲みの最大の魅力は、少し時間が空いたとき、ちょっとだけ飲みたいとき、おつまみも1品2品でいいというとき−−どんなタイミングでも、気軽に入れること。

長っ尻せず、1日の中の「句読点」のように立ち飲み屋に立ち寄って呑む。疲れやストレスをさっと洗い流す。ダラダラと飲んで、酔っ払うようなことはせず、サクッと飲んでサクッと退店。それがいいですよね。

「ひとり飲み」初心者の方も、まず立ち飲みからであればハードルは低いでしょう。自分に合わない店だなと思ったら1杯で会計してもOKです(笑)。

 

 

中山 そうですね。そして楽しみ方の作法としては、座席数という概念がないので、賑わってきたらたくさんの人が飲めるよう、スペースを詰めたり、お会計して退店したりという譲り合いの気持ちが大切です。あまり注文せずに長居するのはご法度ですね。

 

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中村 立ち飲みのお店は、まさに大人の社交場ってことですね。では「立呑 富士屋本店」のカウンターの特徴はどんなところにありますか?

 

中山 カウンター酒場マニアの長谷川さんによると「L字型」と長めの「コの字型」の2つのカウンターがあるのが特徴とのこと。1店でふたつの異なるカウンターが楽しめるお店は貴重で、その日の気分に合わせて、カウンターを選ぶのも楽しそうですね。

ちなみに、移転前は「ロの字型」のカウンターで、こちらはライブ感や一体感がスゴかったです。その雰囲気は復活後のここでも感じますね。広さも同じぐらいだし、どんどんお客さんが入ってきてすぐ賑やかになりますから。

 

中村 お店の外にも席が設けられているぐらいですもんね。

 

中山 それと、店内の間取りが横長なのは、もともと1店舗ぶんのスペースだったところを、隣の店が空いたので、壁を取っ払ったからなんです。

 

中村 なるほど! そういうことなんですね。

 

立ち飲みはテーブルの高さが重要

中山 これまで中村さんが訪れた大衆酒場の名店は、カウンターの形やテーブルの奥行きにフォーカスが当たっていたと思うんですけど、立ち飲みの場合は高さも重要なんです。テーブルの位置で、くつろぎやすさが変わりますから。

 

中村 確かにそうかもしれません。高すぎても低すぎても疲れちゃいますもんね。

 

中山 ちょっと、長谷川さんに習って「立呑 富士屋本店」のカウンターを測ってみましょう。

 

中村 任せてください! 今日は私がメジャーを持ってきました。

 

中山 おっ、さすがカウンター酒場5回目ともなると頼もしい! しかもかわいいメジャーですね~。

↑羊のぬいぐるみをモチーフにしたメジャーで測る中村さん

 

中村 え~と、高さは110cmです。

 

中山 立ち飲み店にしては少し高めですね。長谷川さん曰く、110cmという高さだと自然に背筋が伸びて、かっこいい立ち姿になるそうです。猫背でジョッキやグラスを口に持っていくのは、あまりおしゃれな見た目とは言えませんからね。ちなみに、カウンターの奥行はどれくらいですか?

 

中村  奥行きは55cmで、コーナーになると65cmですね。

 

中山 奥行きの長さは45~65cmが適正なので、「立呑 富士屋本店」は正統派の広さといえるでしょう。

 

中村 十分に奥行きがあるから肘を置いてゆっくりできますし、居心地も抜群です。

 

 

渋谷の伝説「富士屋本店」復活までのストーリー

中村 あ、移転前のお店の写真が飾ってありました。これが「ロの字型カウンター」! 歴史も深そうな雰囲気ですね。

 

↑移転前の「ロの字型カウンター」(写真提供:立呑 富士屋本店)

 

中山 開業は昭和46(1971)年。もともと100年以上、この地で酒販店を営んでいた「富士屋本店」が、自社ビルの地下に出店した立ち飲み酒場です。酒販店は山手線の線路側にあったそうで、地下にあった「大衆立呑酒場 富士屋本店」は、この坂を下りて線路側に少し歩いた路地裏に入口がありました。確か楽器店の手前だったかな。

 

中村 いまは大きな複合施設が建設中になっている場所ですかね。

 

中山 そうです。2018年の10月末に立ち退き閉店となり、最終日は100人〜200人の行列ができたとか。“渋谷の名物大衆酒場が伝説に”といった見出しで、ニュース番組でも報道されていた記憶があります。

 

中村 酒場好きの聖地だったと。それが復活とあれば、ファンにはたまらなくうれしいですよね。

 

中山 ええ。聖地であり、秘密基地であり。で、今日の「立呑 富士屋本店」はもともと「富士屋本店 ダイニングバー」だったんです。こちらも立ち飲みで、洋食つまみとハイボールやワインがウリでしたね。こちらを業態転換する形で、「立呑 富士屋本店」へとフルリニューアル。スペースも広くなり、2022年11月24日に新たなスタートを切ったんです。

 

<カウンター酒場マニア・長谷川和之のひとくちメモ②>

“先代”の地下にあった富士屋本店は、どちらかと言えば、昭和の雰囲気を色濃く残した古き良き大衆酒場でした。毎日通ったとしても、安く安心して飲むことができるおじさんたちのオアシス的な存在でした。

リニューアル後は、“先代”時代の人気メニューだけでなく、本格的な割烹やイタリアン、フレンチを彷彿とさせる手の込んだ料理が多数メニューに並んでいます。その割に値段は“先代”の大衆酒場のままという、お客さんにとってはとてもうれしい形での復活でした。

前のお店では、カウンターしかなかったのですが、新店舗にはいくつかテーブルが用意されています。1人でも2人でもグループでも立ち飲みを楽しめるようになったのは、最大の変化ではないでしょうか。

 

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往年の名作「ハムキャ別」ほか、お酒が進むおつまみが満載

中村 おつまみが来ましたね。あっ、これが「ハムキャ別」か~。こうして別々にしてハムが乗っかってるから“別”っていうことなんですかね。面白いし、見た目のインパクトもスゴい!

↑「ハムキャ別」400円

 

中山 「ハムキャ別」は食べごたえのあるロースハムと、ほんのりマヨネーズの効いた千切りキャベツのコンビネーションが神! 名物女将・ヨシ江ママ直伝のレシピが受け継がれている傑作です。ハムの仕入れ先も昔と変わっていないそうで、創業当時そのままの味が楽しめますよ。

 

中村 すごくおいしい! ちょっと厚めでお肉のうまみもしっかりしたハムがインパクト大で、絶妙な幅の千切りキャベツがベストマッチですね。これはお酒が進むわ~。

↑「スパサラ」300円

 

中山 「スパサラ」はキュウリ、玉ネギ、ニンジンが好アクセントになっていて、辛子マヨネーズのパンチもたまらない一品です。こちらはオリーブオイルも使うなど、あえて今風の味に進化させたそうで、よりお酒が進むおいしさになりました。

 

中村 確かに、どこか懐かしい味わいの奥にある、ピリッとした辛子マヨがクセになりますね。野菜のシャキッとした食感や、黒胡椒の風味もいいです!

 

↑「鰯海苔巻き」850円

 

中山 「鰯海苔巻き」は酢じめしたイワシと、紅生姜、キュウリ、青ネギ、薄焼き卵を閉じ込めたアテ巻きです。しっかり味付けされているので、そのままイケますよ!

 

中村 これは発明だ! ビジュアルからして最高ですね~。うん、味も抜群! イワシの脂と酢じめの酸味が絶妙で、紅生姜も大活躍。爽やかな後味で、レモンサワーにめちゃめちゃ合います。

 

中山 そして中村さんが気になっていた「あさりの酒蒸し」。こちらはニンニクとオリーブオイルで香りを立て、日本酒で蒸し上げた味付けも秀逸ですが、そもそも旬を迎えた春のアサリは、プリッとしていて間違いないウマさですよ!

↑「あさりの酒蒸し」650円

 

中村 わー、香りからして最高! ほんとはチビチビと味わうおつまみなんでしょうけど、止まんないおいしさです。

 

中山 つい、お酒も進んじゃいますよね。もうちょっと飲みたいときなど、焼酎をおかわりしたいときは、小さいカップの220mlサイズもあるので便利です。あと、ひとり飲みにもこちらがオススメですよ。

↑「宝焼酎 220mlカップ」500円

 

中村 あっ、これはコンビニでもおなじみのかわいいサイズですね!

 

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これまでの名カウンター酒場を振り返って

中山 これまで、いろんなカウンター酒場を巡ってきたと思うんですけど、振り返ってみていかがですか?

 

中村 どのお店も印象的で、すごく記憶に残っています。「だるま(門前仲町)」は「コの字型カウンター」の醍醐味を存分に楽しめるお店で、姉妹店主の笑顔も素敵でした。「伊勢周(船堀)」は「L字型」に加え、向かい合って座れる席配置もユニークで。「大坂屋(門前仲町)」は大工さんの技術も見事な「三日月型カウンター」がスゴかったです。“東京五大煮込み”に挙げられる名物料理と、女将さんのあたたかさも忘れられません。

↑門前仲町の「大坂屋」にて師匠の長谷川さんと

 

そして前回の「お太幸(横須賀)」は「コの字」と「L字」を組み合わせた、独特の「H型カウンター」でした。“横須賀割り”のパワフルなチューハイと、2階の桟敷(さじき)も圧巻でしたね!

↑横須賀「お太幸」の「H型カウンター」

 

中山 どのお店も個性的! セレクトが素晴らしいですね~。

 

中村 もちろん、今日の「立呑 富士屋本店」も素晴らしい酒場です! 気軽に飲める自由で開放的な雰囲気が最高ですし、お酒も料理も絶品! そのうえで今日あらためて思ったのは、カウンターなど店内の設計や構造の部分は、メニューと同じぐらい重要なんだなということです。

 

中山 ええ。席のレイアウトが変わるだけでも、お店の雰囲気はガラッと変わりますからね。

 

中村 お客さんにとっては、座る位置や目線の高さで見える景色も違いますし、視界に何が入ってくるかで楽しみ方が変わることもわかりました。

カウンターのことだけでなく、「三祐酒場八広店(京成曳舟)」、「亀屋(八広)」、「ゑびす(四つ木)」など、東京・下町の名店にも伺って、「焼酎ハイボール」の歴史や大衆酒場の奥深さも学ばせてもらいました。おかげで、大衆酒場がもっともっと好きになれそうです。読者のみなさんもぜひ、大衆酒場を楽しんでみてください!

 

 

 

撮影/鈴木謙介

 

<取材協力>

立呑 富士屋本店

住所:東京都渋谷区桜丘町16-10
営業時間:平日17:00〜22:00(L.O.21:30)、土曜16:00〜22:00(L.O.21:30)、日曜祝日15:00〜20:00(L.O.19:00)
定休日:なし

※価格はすべて税込みです
※営業時間等に関しましては、店舗にお問い合わせください(取材日:2023年4月26日)

 

記事に登場した商品の紹介はこちら▼

・宝焼酎
https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/takarashochu/

 

「東京・大衆酒場の名店」バックナンバーはこちら▼

・第1回 【東京・大衆酒場の名店】この緊張感は何だ? 行列しても入りたい立石「宇ち多゛」の強烈な魅力の噺

・第2回 【東京・大衆酒場の名店】初心者女子と楽しく学ぶ! 篠崎「大林」の魅力と「下町酒場の成り立ち」の噺

・第3回 【東京・大衆酒場の名店】伝説の「三祐酒場」で聞く「元祖焼酎ハイボール」発祥の噺

・第4回 【東京・大衆酒場の名店】酎ハイ街道をゆく。八広「亀屋」の“ボール” 受け継がれる秘伝レシピの噺

・第5回 【東京・大衆酒場の名店】四ツ木「ゑびす」で、自家製ロックアイスのお茶割りを味わう噺

・第6回 【東京・大衆酒場の名店】門前仲町「だるま」で、コの字カウンター劇場を堪能する噺

・第7回 【東京・大衆酒場の名店】船堀「伊勢周」で、L字カウンターの機能美を楽しむ噺

・第8回 【東京・大衆酒場の名店】門前仲町「大坂屋」の“牛にこみ”を三日月型カウンターで堪能する噺

・第9回 【東京・大衆酒場の名店】「お太幸」の変形カウンターで、横須賀の味わいを満喫する噺

・番外編 大衆酒場の酎ハイに欠かせない「下町炭酸」を飲み比べる噺

・番外編 焼酎ハイボールに合う!「東京・大衆酒場の名店」のおつまみを、約5000円の調理家電で再現する噺

最旬サワーとチューハイ7種を徹底レビュー! メーカーの威光を感じた逸品とは?

本格的なアフターコロナのムードともに、キンキンに冷えたドリンクがおいしい季節が到来! それを見越してか、今春はメーカー各社からRTD(フタを開けてすぐにそのまま飲める飲料)の新商品が百花繚乱のにぎわいだ。本記事では、フードアナリストの中山秀明さんがレビューする、注目のサワーとチューハイをご紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がレビューしました!

フードアナリスト 中山秀明さん

今年10月の酒税改正に伴う、ビールとRTDの新作発表に注目。「夏や秋にも大型の新商品がデビューする可能性は高い」と豪語する。

 

【最旬缶チューハイMAP】

 

贅沢なレモン感と リッチな泡立ちを味わえる

キリンビール
麒麟百年 極み檸檬サワー(Alc.5%)
オープン価格

キリンビールが100年以上の歴史で培った醸造技術を採用。ビール酵母で発酵させたレモン果汁をはじめ、皮ごと搾ったレモンエキスなどバランスよく組み合わせ、ギュッと詰まった贅沢なレモン感を実現している。

 

「きめ細かくボリューミーな泡は、これまでにないインパクト! 香りも鮮烈で、にごりのあるジューシーな味が絶品。甘さが控えめで食事によく合い、キリンの威光を感じます」(フードアナリスト 中山秀明さん、以下同)

 

飲み進めるほどにおいしくなるレモンのプロと開発した新サワー

サッポロビール
ニッポンの シン・レモンサワー(Alc.5%)
実売価格168円

1957年の「ポッカレモン」発売以来、長年レモンを研究してきたポッカサッポロフード&ビバレッジのレモンマイスターと協同開発。レモン本来よりも爽快な味わいで、飲み進めるたびにおいしさが増す。

 

「甘酸っぱさはあってもやりすぎず、ジューシーながら幼くない。まろやかなやさしさも感じます。個性はしっかり立っていながらカドはなく、好バランスで飲みやすい一本!」

 

昭和的な大衆酒場好きにご多幸なほんのり柑橘のプレーンサワー

サントリー
こだわり酒場のタコハイ(Alc.6%)
163円

古典的な大衆酒場で愛されるプレーンサワーの味わいを目指し、ほのかな柑橘の風味を表現。麦の甘香ばしさが豊かな独自の「焙煎麦」を蒸溜した麦焼酎によって、和洋中のどんな料理も引き立てる。

 

「昭和世代にはお馴染みの『タコハイ』が令和の時代に楽しめます!  鹿児島県にある大隅酒造の技術が生かされた焙煎麦焼酎が使用されており、たくましい焼酎感がお見事」

 

隠し味にみりんを使用したまろやかな甘酸っぱいテイスト

アサヒビール
まろハイ レモンチューハイ(Alc.5%)
実売予想価格171円
●中国・四国エリア限定で6月6日発売

料理のコクを深めて風味を豊かにする “みりん” を使うという、技アリな発想で生み出された意欲作。隠し味のみりんがレモンの酸味を和らげて、まろやかな甘酸っぱさとコク深い旨さが両立している。

 

「どこかはちみつレモン的な柔らかいニュアンスが印象的。みりんが醸し出すまろやかさが良い塩梅に効いています。カドのない酸味と、食事を邪魔しない適度な甘みもグッド!」

 

‒196℃製法をさらに進化させレモンそのもののおいしさを追求

サントリー
-196℃ 瞬間凍結〈無糖レモン〉(Alc.6%)
163円

独自の「–196℃製法」をアップデートし、果実本来のジューシーな爽快感を最大化。従来よりも低度数のウオッカに瞬間凍結で粉砕したレモンを浸漬し、皮や種に詰まった旨みまでじっくり抽出している。

 

「無糖でキレのあるドライなフレッシュさは、 “生搾り” レモンサワーを思わせる本格派。アルコール度数6%の十分なボディですが飲み口はクリアで、すっきりスイッといけます」

 

桃を丸おろししたような濃厚で上質な味わいが魅力

宝酒造
寶「丸おろし」 <ピーチ>(Alc.7%)
実売価格200円

桃を丸ごとすり潰し、滑らかなペーストやピューレを使用したフルーツサワー。果実に合わせて、約85種2万樽の熟成酒から厳選した宝焼酎によって、濃厚な果実味ながらもしっかりとお酒感を楽しめる。

 

「もぎたてのような力強い香りと、濃厚な果実感。それでいて甘ったるくなく、キレもあります。ボディも飲み応えも申し分なく、カクテル感覚で楽しめるのが良いですね」

 

皮ごと漬け込み香りを増幅させたみずみずしくエネルギッシュな味

アサヒビール
グレフルマニアオリジナル(Alc.5% )
実売価格171円
●九州エリア限定で発売

グレープフルーツの果皮ごと漬け込み減圧蒸留する製法により、みずみずしく果実感豊かな香りを実現。白ワインのような風味が特徴の「オリジナル」(写真)と「スイート」「ソルティ」の3種類を用意する。

 

「太陽の下で元気に育ったグレープフルーツを想像させる、エネルギッシュな風味が特徴。やさしい甘みのためビター感と酸味がほど良く際立って、暑い日にキュッといきたいです」

サワーもイベントもバブリーだった! 醸造トップが語る「麒麟百年」開発秘話

4月4日に新発売した「麒麟百年 極み檸檬サワー」。キリンビールにとっても気合いの入った商品で、発売前日には特別仕様の限定列車「麒麟百年新幹線」を東京駅から京都駅まで走らせるという、前代未聞のイベントが開催されたほど。イベントの内容にも興味津々ですが、醸造責任者であるマスターブリュワーにインタビューできるということもあって、勇んで乗車。モノづくりに込めた思いに迫りました。

 

↑東京駅にて。左はキリンビール執行役員 マーケティング部長の山田雄一さん。右は言わずと知れた、CMに出演している俳優・西島秀俊さん。西島さんの映画初出演作は『居酒屋ゆうれい』で、お酒とも縁の深い役者です

 

一口目の味わいの感じ方はビールを上回る

まずは「麒麟百年新幹線」について。新型新幹線N700Sの一部車内がシャンデリアなどで特別ラッピングされ、そのなかで西島さんがトークしたり、「麒麟百年 極み檸檬サワー」とともにコース料理がふるまわれたりと、贅沢な内容でした。

↑「本格派で高級。お酒好きな人がゆっくり飲みたくなるレモンサワーですね」と西島さん。「きのう何食べた?」ならぬ「きのう何飲んだ?」と聞かれれば、そりゃあ「麒麟百年 極み檸檬サワー」でしょう(筆者の妄想)

 

実は、企業だけでなく個人でも車両貸し切りはできるそうですが、JR東海によれば、東海道新幹線の貸切車両パッケージが企業のPRイベントに使われたのは初めてとのこと。

↑料理は前菜、メイン(写真)、デザートのコース仕立て。なお「麒麟百年新幹線」には事前の抽選に当たった10組の方々も、メディア関係者とは別の車両に乗車していました

 

ではあらためて、「麒麟百年 極み檸檬サワー」の特徴に迫りましょう! 味わいの特徴は大きく1つめはキリンビール初となる、選び抜いたビール酵母で発酵させたレモン果汁を一部使っていること。2つめが、複数のレモン果汁による、ギュッと詰まったレモン感と複雑味。そして、3つめがビールの泡にヒントを得た、きめ細やかな泡によるなめらかな口当たりです。

↑配布された資料より。なんと、口に付けた瞬間の味わいの感じ方はビールをも上回っているといいます

 

コアな要素であるビール酵母発酵によるレモン果汁と複数のレモン果汁は、特別にサンプルをテイスティングさせてもらいました。飲んでみると、同じレモン果汁でも酸味やコクが段違い。これらを巧みにブレンドすることで、「麒麟百年 極み檸檬サワー」の味を設計していることがよくわかります。

↑例えば発酵させてない果汁は、ストレートな酸っぱさ。一方で発酵レモン果汁には醸造っぽいコクがあり、またレモンビネガーといえるような深みのある酸っぱさです

 

そして「麒麟百年 極み檸檬サワー」をグラスに注ぐと一目瞭然なのが、ボリューミーでシルキーな泡。前述の通りビールの泡にヒントを得たそうですが、液面に形成される泡の大きさは、キリンビールの他の缶チューハイと比べて約8分の1のきめ細かさになっているとか。

↑グラスに注ぐことでよりポテンシャルを発揮する、バブリーな泡。加えて、香りのボリュームも鮮烈です

 

最適な酵母を探した結果、行き着いたのがビール酵母だった

これまでにない特徴を持った「麒麟百年 極み檸檬サワー」は、どのようにして生み出されたのでしょうか。キリンビールの醸造責任者である、マスターブリュワーの田山智広さんにインタビューしました。

↑田山智広さん。ビール類や缶チューハイなどの開発時にゴーサインの最終チェックを行うことから、“味の番人”とも呼ばれています

 

「麒麟百年 極み檸檬サワー」の誕生の経緯は、2021年3月にデビューした「麒麟 発酵レモンサワー」の開発時にきっかけがあったとか。それは、発酵によって生み出される複雑な味わいでした。

 

「この技術をもっと突き詰めて、絶対に真似できない凄い発酵素材を作ろうというところがスタート地点でした。発酵といっても、素材も酵母もたくさんありますし、発酵温度によっても味わい方が全く変わってくるんですね。そういったものをいろいろ試して、味のバランスがよく、変なフレーバーにならない組み合わせを導き出しました」(田山さん)

 

酵母に関しては、試行錯誤の末に最も適していたのが、結果的にビール酵母のひとつであるエール酵母でした。

 

「上面発酵(液面でビールの発酵が進む)のエール酵母はフルーティーさや華やかな風味づくりが得意で、後から思えばレモン果汁の発酵にエール酵母が合致したことには納得でした」(田山さん)

↑車内に特別展示された果汁とともに、ビール酵母のサンプルも

 

商品名で気になるのは、製法に大きな特徴がありながら、あえてそれを用いなかった理由です。自社のアイデンティティともいえるネーミングをタイトルに付けるプロダクトは、キリンの新ジャンルビールにおける大ヒット商品「本麒麟」にも通じるもの。そのあたりはどうなのでしょうか?

 

「ひとつは、ビール酵母だからこそ『麒麟百年』という商品名がふさわしいと思ったんです。私たちは100年以上昔からビールを造り続け、醸造技術や酵母発酵を研究してきた企業ですからね。あとはお客様に、私たちの自信作であることやこれまで以上に高品質なレモンサワーであることを、直感的にお伝えできたらという思いもありました。缶チューハイとしてはやや高価格帯のレモンサワーですし」(田山さん)

↑公式サイトより。1885年、横浜山手のスプリングバレー・ブルワリーの跡に、キリンビールの前身であるジャパン・ブルワリー・カンパニーが設立したのがルーツ(その後1907年に麒麟麦酒株式会社が創立されました)

 

なぜシルキーな泡になる?

泡がきめ細かくなる理由について尋ねると、「これは説明するのがなかなか難しいんですよね。というのも、様々な要素によって泡がきめ細かくなるからなんです」と田山さん。

 

「例えば、レモンの果汁だけでなく繊維のパルプによる泡立ちとか。ほら、『麒麟百年 極み檸檬サワー』ってけっこう濁りがありますよね。これは皮ごと搾った果汁や混濁レモン果汁などによるものなんですが、そういった素材の組み合わせも関係しています。あとは、泡をつくり出すだけではなく長く保持できるように調整するなど、そういった味覚設計の賜物ですね」(田山さん)

↑「もちろん缶からそのままでもおいしいのですが、形は何でも構いませんので、ぜひグラスに注いでいただきたいです」と、にっこり

 

キリンの缶チューハイといえば、「キリン 氷結」をはじめ数々のブランドがあるとともに、様々なフレーバーで展開されています。前述「麒麟 発酵サワー」にもレモン以外に「麒麟 発酵ジンジャーサワー」があり、「麒麟百年 極み檸檬サワー」にも今後エクステンション(既存ブランドの新商品)が登場するのでしょうか?

 

「まずは『麒麟百年 極み檸檬サワー』をお楽しみくださいというところですが、もちろんエクステンションにもチャレンジしたいです。それに実際、レモン以外の果汁も発酵させるなど、試作は続けています。開発には終わりがありませんからね。ただ、これだけ満足度の高い製品ができたので、負けないおいしさとなるとハードルがすごく高いんですよ。でも、ご期待ください!」(田山さん)

↑そして「麒麟百年新幹線」は京都に到着

 

何はともあれ、味、香り、シルキーな泡のライブ感などなど、圧倒的にハイクオリティーな「麒麟百年 極み檸檬サワー」。筆者も個人的に2023年上半期のヒット商品としても注目している商品です。ぜひお試しを。

1杯にここまでこだわったレモンサワーがあったか!? 中村アンも驚いた、新「麒麟特製」のつくり方とおいしさの秘密を開発者に直撃

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「とりあえずレモンサワー!」と1杯目から楽しむ人が増えている昨今。レモンサワーはレモンをぎゅっと搾っただけでできる“お手軽なチューハイ”というイメージのなかで、異彩を放つ存在がある。ブランド累計販売数量が5億本(※1)を突破した「麒麟特製 レモンサワー」だ。いったいどこまでやるの!? どうしてそこまでやるの!? 女優・中村アンも驚いた、そのこだわりぶりに迫っていこう。

※1:250ml換算(20204月リニューアル以降の累計販売数量) 


キリン 麒麟特製 レモンサワー

 

え、ただレモンを搾ってるだけじゃないの!? 中村アンが驚いた「麒麟特製レモンサワー」の味づくりの秘密

動画『中村アンが麒麟特製つくってみた篇』のなかで、中村アンさんが「麒麟特製 レモンサワー」のこだわりを実体験。「レモン搾るのってけっこう大変なんだなぁ」「(凍結レモンピールを削りながら)ハッ冷たいっ!」「12時間も煮込むの……」と、おいしさを生み出すための妥協を許さないこだわりに脱帽している姿が印象的だ。そしてラストの「そりゃ、美味しくなるわけだ。」の表情からは、彼女の納得感がよくわかる。

 

では、中村アンさんも驚いたこだわりの製法は、実際どのような味を生み出したのだろうか? 開発を担当した、キリンビールの松田莉央子さんに話を聞いた。

キリンビール マーケティング部 商品開発研究所/松田莉央子さん 「麒麟特製」ブランドは発売当初より担当。マーケティングから中味まで、商品の研究や開発を行っている

 

1.柑橘を12時間煮て味に厚みをもたらす「うまみエキス」

「麒麟特製 レモンサワー」をはじめ、「麒麟特製」ブランドすべてのフレーバーに使われているのが「うまみエキス」。これは複数の柑橘を12時間以上煮詰めたエキスで、その名の通りうまみを抽出して味の全方位に厚みをもたらしている。一般的なサワーには用いられない素材だが、その発想は「ビールやワインのような深いコクを、サワーでも表現できないか?」という思いから生まれたのだとか。

 

「サワーならではのクリアな味わいとともに、ふくよかなコク深さも表現したいと思いました。うまみによって味全体の輪郭を豊かにし、また嫌なアルコール感を抑えて飲みやすくするためにも『うまみエキス』が寄与しています」(松田さん)

 

12時間以上も煮詰めるという製法は、料理から着想を得たという。熱を加えることで、素材が持つ味わいのなかからコクや深みを引き出す。ジャムや、フルーツコンポートのようなイメージだろうか?

 

「そうですね。例えばアップルパイのりんごはシャキシャキな甘酸っぱさではなく、焼くことでりんごの酸味が穏やかになった、コクのある甘酸っぱさですよね。このような果実の魅力を、柑橘を煮込むことでサワーにプラスしたいと思いました」(松田さん)

↑果実に熱を加えることで、生の果実そのものにはない新しいおいしさを生み出したという(写真はイメージ)

 

2.レモンの多様なおいしさを表現する「レモン果汁」

レモンサワーにとって、きわめて大切な要素がレモン果汁だ。「麒麟特製 レモンサワー」では「磨きレモン果汁」に「まるごと搾り果汁」と、異なる2種の果汁を採用。それぞれの違いや、合わさることでどのような味になるのだろうか?

 

「『磨きレモン果汁』は爽やかで澄んだ酸味を。『まるごと搾り果汁』は、よりはっきりとしたレモンの香りに加え、レモンの果皮も含んでいるのでほろ苦さももっています。タイプの異なる果汁を調合することで、1種類の果汁では引き出せない複層性を生み、立体的なレモン感を実現しました。最初から最後まで、飲む経過とともにレモンの多様な風味を感じていただけると思います」(松田さん)

↑「磨きレモン果汁」に「まるごと搾り果汁」と、味わいの異なるレモン果汁を用いることで、レモンの香りや酸味だけでなく、心地よいほろ苦さや豊かな味わいも表現(写真はイメージ)

 

3.爽やかな風味を引き出した「凍結レモンピールエキス」

そして今回のリニューアルで新たに加わったエキスが「凍結レモンピールエキス」。厳選したレモンから果皮をはがしてすぐに凍結させ、丁寧にすりおろしてから低温で抽出したエキスである。こちらについても、素材の特長やレモンサワーの味への効果を聞いた。

 

「レモンがもつ魅力を、よりはっきり出したいと思い『凍結レモンピールエキス』に着目しました。厳選したレモンの果皮を凍結することで、香り高いレモンの風味を保ったまま引き出すことができます。また、低温でエキスを抽出することで、レモンピールの苦みや雑味をカットしています。それによって、爽やかなレモン感を高めつつ、雑味や苦みのない、よりクリアなレモンのうまみをつけることができました。こうして今回のリニューアルでは、さらに多彩なレモンのうまみを商品に込めることができ、いっそうおいしい『麒麟特製 レモンサワー』になりました」(松田さん)

↑厳選したレモンの果皮をまるごと凍結。豊かな味わいと香りが閉じ込められている(写真はイメージ)

 

複数の製法と多様なレモンの味わい表現。個性的な素材が合わさることで「麒麟特製 レモンサワー」のおいしさが生み出されているとのことだが、これだけこだわりが詰まっているとぶつかり合ってしまうことはないのだろうか?

 

「それぞれが独自の魅力をもっているので、使い方は苦労しました。例えば『まるごと搾り果汁』はレモンのしっかりした味を出せるのですが、レモン果皮由来の苦みもあるので扱いが難しい素材です。もちろんほかの素材も同様で、配合が少し変わっただけでも狙ったおいしさにはなりません。バランスに関しては常に意識しました」(松田さん)

 

各素材に関しても、酸味の種類、甘さの濃淡、レモンの質や香りのボリュームなどは異なる。それら一つひとつ、どういう素材を採用して組み合わせればよいかも考えて味覚設計したと松田さんは言う。

 

「バランスのよさは飲みやすさでもあり、おいしさに直結します。どう組み合わせたらお客様が求める味わいにつながるのかを考えながら足し引きを繰り返して調和させ、新しい『麒麟特製 レモンサワー』が完成しました」(松田さん)

 

目指したのは、心地よく幸せなひとときをつくるレモンサワー

いくつもの製法による特別な素材を調和させ、手間と時間をかけて作られた「麒麟特製 レモンサワー」。ここまでこだわったサワーは珍しい。どのような市場のニーズから生まれ、そして今回のリニューアルへ至ったのだろうか?

 

「数年前からレモンサワーブームが続く中、自宅でレモンサワーを楽しむお客様が増えています。その中でも、『より品質がいいもの、おいしいものを飲みたい』『自分のお酒を飲む大切な時間を楽しみたい』といったニーズは高まっていると考えています。その声にお応えできる、幸せな時間を過ごしてもらえる上質なお酒をつくりたいという思いが『麒麟特製 レモンサワー』の原点にあります」(松田さん)

 

ブームに伴って店の棚には多くの商品が並び、その味は“レモンサワー”といっても様々。アルコール度数が低かったり高かったり、無糖だったり濃厚タイプだったり。それは消費者の嗜好が多様化しているからといえるだろう。そのなかでも、「麒麟特製」のとことんこだわった上質なおいしさは異色な存在であるとともに、市場にもインパクトを与え大ヒットとなったのだ。

 

「飲用シーンとしては、食事にマッチすることはもちろん、食後などにそのまま飲んでも満足する味として設計しています。また、上質感のあるおいしさで、お客様自身に心地よく幸せな気持ちになっていただき、明日も頑張ろうと思えるレモンサワーを目指しました。味づくりにはこだわりつつ、商品はお客様自身が心地よい時間を過ごすための“そばに寄り添う脇役” 的な存在になれたらいいな、と思っています」(松田さん)

 

飲み手が主役になるためには、おいしさのインパクトはありつつも、酸味やボディといった個々の要素が過度に立たないように。この味覚設計はバランスのよさにも通じる。それもあって、「麒麟特製 レモンサワー」はアルコール度数が9%でありながら嫌なアルコール感がなく、深みがありじっくり飲みたくなる味わいに仕上がっているのだ。

 

レモンサワー市場をけん引する存在に

市場に様々なレモンサワーがあふれるなか、“上質でうまいレモンサワー”という無二のポジションを築き大ヒットしている「麒麟特製 レモンサワー」。商品コンセプトに「日本のレモンサワーを、新しく。」(※2)を掲げる理由にも納得だ。

 

2022年を迎えてさらにおいしく進化し、レモンサワートレンドのネクストステージをけん引する存在ともいえる。あらゆる食シーンに、そしてくつろぎのチルタイムに、ぜひゆっくり味わっていただきたい。

※2:麒麟特製が目指す姿勢

「麒麟特製レモンサワー」について詳しく知りたい方はこちらへ

 

取材・文/中山秀明 撮影/湯浅立志(Y2) 撮影協力/EASE

 

広告主:麒麟麦酒株式会社 広告主住所:〒164-0001 東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス 代表者:代表取締役社長 堀口 英樹 電話番号:03-6837-7002

「氷結無糖 レモン」にALC.9%が新登場! 甘くないから合うペアリングメシのおすすめはコレだ!

2001年のデビューから20年以上ものロングセラーとなっているキリンの缶チューハイ「氷結」。その新シリーズとして2020年の秋に登場したのが、甘くないおいしさを打ち出した「氷結無糖 レモン」です。

 

既存のアルコール度数4%、7%に加え、先日2月1日には9%が仲間入りしたこのヒット商品。それぞれ味の特徴はどうなのか、オススメのフ―ドペアリングは何か、といったところを飲み比べてレポートします。

↑「氷結無糖 レモン」(すべてオープン価格)。左のALC.9%が2月1日発売の最新商品です

 

ALC.4%、7%、9%それぞれのおいしさがある

まずはアルコール度数の低い順に飲み比べて、味の違いをチェックします。ということで4%から。一般的に日本の定番ビールが約5%なので、「氷結無糖 レモン ALC.4%」はそれより若干低いポジションにあります。

↑「氷結無糖 レモン ALC.4%」。どれもグラスに注ぐと泡がシュワッと舞い上がり、これは強炭酸の証です

 

味は、とにかくレモンのブライトな酸味がみずみずしくて超爽快。ボディが軽やかかつ甘さもないので、ゴクゴクいけるフレンドリーな飲み心地です。このスムースさは、高アルコールが苦手な人にもオススメです。

 

次は昨夏リニューアルしたALC.7%。スッキリとしたおいしさはそのままに、レモン本来の味わいがクオリティアップしています。

↑「氷結無糖 レモン ALC.7%」。しっかりとした飲みごたえと、冴えわたるレモンの果実味が特徴です

 

おっ、こちらは味を下支えするボディが豊かで、とはいえアルコール臭さは皆無ですね。レモンの酸味はさすがのみずみずしさで、コク深さとともにキリッとしたニュアンスをより強く感じます。

 

そしてニューフェイスのALC.9%。ポイントは、クリアな飲み心地でありながら、レモンの華やかな香りと酸味をしっかりと感じられること。9%ならではの力強さもチェックします。

↑「氷結無糖 レモン ALC.9%」。みずみずしく澄みきったレモン感、のどごしのよい強炭酸で、満足感のある味わいが特徴です

 

豊かなボディがありつつ、レモンの爽快な酸味で余韻はすっきり。ベースのウォッカ以外は基本的にレモンと強炭酸というシンプルな組み合わせながら、アルコール度数9%という強さのトゲを感じさせません。しっかりした飲みごたえと、クリアな飲みやすさの調和が見事です。

 

甘さがないぶん料理本来の味を引き立てる。だから合う!

「氷結無糖 レモン」を選ぶ際にALC .4%、7%、9%のどれにするかは、各自の求めるアルコールの強さや気分で決めればよいと思います。では、料理に合わせるならどれがいいのでしょうか。

 

甘くない=食事の味を邪魔しないというのはおおむね正解で、「氷結無糖 レモン」は基本的にどんな料理にも合います。それを前提のうえで、あえて「これがオススメ」という料理を、いくつか試したなかからピックアップしました。こちらもアルコールの低い4%から順に、合う理由とともに紹介していきます。

 

氷結無糖 レモン ALC.4%×パッタイ

“タイ風焼きそば”ともいわれるパッタイは、成城石井の人気定番麺料理となっているほどメジャーな一皿。多くのタイ料理は甘み、辛み、酸味に特徴があり、ナンプラーという魚醤(ぎょしょう)のくさみがおいしさでもありますが、そんなインパクト大の料理でも、「氷結無糖 レモン」なら抜群に合います。

↑パッタイはナンプラーのほか「ガピ」という海老ペーストの風味も強烈。とはいえ、タイ料理のなかでは辛さは控えめです

 

油っこさはほどほどながら、味付けにインパクトがあるパッタイには、「氷結無糖 レモン」のなかでもレモン感がみずみずしく爽快な4%がいいと思います。ライトなすっきり感は、ナンプラーやガピのクセとも調和。もしパクチーがのっていても、おいしくマッチするはずです。

 

なお、スープの有無にかかわらず、麺料理やご飯ものと一緒に味わうなら、同じくライトボディな4%がいいでしょう。

 

氷結無糖 レモン ALC.7%×春巻

揚げ点心の代表格といえば春巻。一説には、昔の中国で立春の時季に新芽を出した野菜を具材として巻いたことから春巻と名付けたそう。

↑春巻は英語圏で「スプリングロール」と直訳しますし、いまの季節にもぴったり

 

季節だけではなく、もちろん味としても「氷結無糖 レモン」にドンピシャ。カラッとパリッと揚がったほどよくオイリーな皮には、7%のキレと爽快感がよく合います。また、トロッと凝縮感のある濃厚な具材の味わいにも、シャープですっきりした「氷結無糖 レモン ALC.7%」がマッチ。

 

唐揚げ、カツレツ、フライドポテト、シーフードフライなど、世には様々な揚げ物がありますが、味が濃厚なタイプのフライには飲みごたえと爽快感が調和した7%が特に合うと思います。

 

氷結無糖 レモン ALC.9%×ガーリックシュリンプ

新作の9%にはガーリックシュリンプ。ニンニク、バター、オリーブオイルなどを使って香ばしく焼いたパンチのある味に、レモンの酸味を効かせるハワイ料理です。

↑香りも食感も味付けも力強い、ガーリックシュリンプ。濃厚な料理には9%が特にオススメですが、それには理由があります

 

オイリーで、なおかつニンニクがガツンと香るパンチの強い料理には、強めのアルコールで油っこさをすっきりさせつつ、レモンの爽快感で口内をウォッシュアウトさせる9%がオススメ。

 

口にジャンクな味が残っていると重く感じますが、「氷結無糖 レモン ALC.9%」はしっかりリセットするので、次のひと口もおいしく味わえるはず。濃厚な料理には9%を、ぜひお試しください。

 

今回の3品は味が濃いめの料理をセレクトしましたが、おばんざい、おでん、おにぎりのようなおしとやかな和食にも「氷結無糖 レモン」はマッチ。繰り返しますが、甘さがないぶん料理本来の味を引き立ててくれるのが、食事に合う大きな理由です。次の晩酌はぜひお好みの「氷結無糖 レモン」で乾杯を!

 

「チューハイの壁」を打破!「氷結(R)無糖 レモン」の甘くないおいしさを食のプロが徹底解剖してわかったこと

累計販売数160億本(※1)、2001年の誕生から20年間売れ続けているチューハイの代名詞「氷結(R)」が、また快挙を成し遂げた。2020年発売の「氷結(R)無糖 レモン」が、翌2021年には年間1,000万ケース(※2)を突破する快進撃。その背景には「缶チューハイは甘い」「缶チューハイは食事に合わない」という“チューハイの壁”ともいえる固定観念を打ち崩す、「甘くないおいしさ」があるという。フードアナリストが開発の裏側について掘り下げた上で、実際に食事と合わせておいしさを確かめてみた。

※1:2021年10月に突破(250ml缶換算)
※2202112月に突破(250ml×24本入り換算)


キリン 氷結(R)無糖 レモン

 

消費者ニーズを捉えた「無糖」が“名門”からデビューし大ヒット

2020年の10月にデビューした「氷結(R)無糖 レモン」は、翌2021年に販売数が1,000万ケースを突破する大ヒット商品となりました。躍進の背景には、缶チューハイに対する消費者のニーズが深く関係しています。

 

缶チューハイの持ち味といえば、スッキリとした爽快感。果実を使ったフレーバーが多く、フルーティなおいしさや甘酸っぱさも人気の理由です。一方で、ヘルシー志向の高まりや、特にコロナ禍により外出が減ったことによって、“甘くない味”がより求められるようになりました。

 

コロナ禍で起きた行動変容のひとつに、“家飲み”需要の増加がありますが、食事とともにお酒を飲む機会が増えるなか、料理の味を邪魔せず寄り添う“甘くない缶チューハイ”のニーズが高まり、その声に呼応したのが「氷結(R)無糖 レモン」だったのです。

 

さらに、202010月の酒税法改正に伴い、「新ジャンル」を中心とするビール類ユーザーが缶チューハイを手に取る機会が増えたことも、「氷結(R)無糖 レモン」のヒットを後押しする形となりました。

↑ビール類ユーザーは、缶チューハイに「甘くない」「食事に合う」点を期待していることがわかる

 

時代のニーズに応えただけでなく、2001年発売のロングセラーであり、市場を牽引する「氷結(R)」が生んだ新ベクトルの商品としても「氷結(R)無糖 レモン」は大ヒット。缶チューハイの新定番ポジションに躍り出たといえるでしょう。

 

「氷結(R)」ならではの飲みやすさを“無糖”でさらに究めた

「氷結(R)無糖 レモン」がヒットした要因は、ただ“甘くない”だけではありません。大きな魅力は“甘くないからこそのおいしさ”にあります。

 

そこで、味覚設計の特長などたしかめるべく、キリンビールで「氷結(R)無糖 レモン」のマーケティングなどを手掛ける森永里乃さんを直撃しました。

●マーケティング部RTDカテゴリー戦略担当/森永里乃さん メルシャン首都圏営業部を経て2015年にキリンビールへ異動、現職。「氷結(R)」の開発は2016年発売の商品から携わり、「氷結(R)無糖 レモン」はコンセプト設計の段階から担当した

 

「『氷結(R)』のおいしさに欠かせない原料が、氷点凍結させた特別な果汁です。果汁の凍結とろ過により雑味をなくし、果汁本来のみずみずしいおいしさを閉じ込めています。『氷結(R)』誕生以来、20年以上こだわり続けているコアバリューです」(森永さん)

 

そして、この氷点凍結させた果汁をいっそう生かすために考えられたのが、クリアウオッカ。「氷結(R)」発売以前の缶チューハイは、焼酎ベースでつくるのが主流でしたが、クリアウオッカの採用によって缶チューハイの新たな価値を生み出したのです。

 

「雑味を極限まで取り除いたクリアウオッカによって果汁本来の味が引き立ち、爽快でスッキリとした『氷結(R)』ならではの飲みやすさが実現されています。そして、この独自のおいしさを“無糖”によってさらに極めたのが『氷結(R)無糖 レモン』です」(森永さん)

 

氷点凍結果汁とクリアウオッカ。この絶対的な両輪があるからこそ、甘みに頼らずとも飲みごたえがあり、なおかつ飲み飽きない「氷結(R)無糖 レモン」のおいしさが生み出されたのです。そのうえで「氷結(R)無糖 レモン」が追求したのが、4%・7%・9%とアルコール度数の違いで3種に分かれるフレーバーごとの、レモンの果汁感。

 

「3種それぞれで目指す味や届けたい価値が異なるため、原料の産地から厳選した独自の果汁を使用しています。例えばALC.7%とALC.9%は、ALC.4%よりもお酒の余韻を感じていただけるよう、澄み切ったレモン果汁を採用しました」(森永さん)

 

ALC.7%とALC.9%の「氷結(R)無糖 レモン」に使うレモン果汁の方向性は一緒。とはいえ、ALC.7%は果汁3.4%、ALC.9%は果汁2.3%で配合する割合を変えています。ほかにも炭酸の強さをフレーバーごとに調整するなどして、商品価値の最大化を図っているとのこと。では、果汁2.7%で設計されているALC.4%の特長は?

 

「ALC.4%は、果汁のおいしさをいっそう届けたいと思って設計しています。そのため、よりレモンの味と香りが際立つ果汁を採用しました。みずみずしく爽快な、『氷結(R)』らしさを存分に感じていただけると思います」(森永さん)

 

↑筆者である中山秀明氏。内食・外食のトレンドに精通した食の専門家として、GetNavi webや雑誌GetNaviなどメディアに寄稿。お酒をはじめとする様々なフードのトレンド、商品、店舗、メーカーを取材して13年となる

 

革命児「氷結(R)」だからこそ創造できた“無糖”の新価値

2022年で、発売21周年を迎えるロングセラー「氷結(R)」。缶チューハイはあらゆるお酒のなかでもストロング系や高果汁系などバリエーションが豊かで、栄枯盛衰が激しいカテゴリーですが、そのなかで愛され続けてきた「氷結(R)」の魅力は、第一に氷点凍結果汁とクリアウオッカによる抜群の爽快感にあります。

 

「“無糖”とはつまり、糖類や甘味料を使わないということで、甘さがない分、味の厚みを損ないかねません。結果、アルコール由来のお酒感やレモンの酸味が立ってしまうなど、味のバランス調整が難しいのが無糖なのです。この課題を乗り越えられたのも、長年の『氷結(R)』開発で培ってきた味作りの知見と、確固たるおいしさの土台があったからだと自負しています」(森永さん)

↑過去10年間で発売したキリンのRTD(Ready To Drink、開封してすぐ飲めるドリンク)商品において最速で3億本(※3)突破という大ヒットを記録 ※3:2020年10月の発売以来16か月となる2022年1月に突破(250ml換算)/出典:キリンビール出荷実績

 

「氷結(R)無糖 レモン」は、“無糖”という価値で消費者ニーズを掘り起こし、市場を切り拓いた商品の一つといえるでしょう。この革新性も、「氷結(R)」ブランドが築いてきたレガシーだと森永さんは言います。

 

「『氷結(R)』は、それまで缶チューハイに対して抱かれていた前時代的なイメージを変えたい、という志から生み出されたブランドでもあります。例えば、若い女性も気軽に手に取れるようにとの思いから、斬新で洗練されたパッケージが考案されました」(森永さん)

 

「氷結(R)」のビジュアルとして印象的なのが「ダイヤカット⽸」です。⼤きな特長は、開栓⾳とともに表⾯にダイヤ形式の凸凹が現れるデザインで、この三角形の形状は、実はNASA(アメリカ航空宇宙局)で高速飛行体の胴体を強化する研究から生まれたもの。「氷結(R)」においては、商品名からイメージされる氷の冷たさを、このダイヤ形の凹凸と、ブルー×シルバーの直線的デザインで表現しています。

 

ダイヤカット⽸は2019年、⽴体商標に登録。容器の形状だけでブランドを認識できることが認められました。

↑「氷結(R)無糖 レモン」ではダイヤカットに沿う形で青いパネルを配し、無糖のクリアなおいしさを表現している

 

目指したのはどんな料理にも寄り添うおいしさ

甘くない、食事に合う味わいが大きな魅力として評価されている「氷結(R)無糖 レモン」。では、フードペアリングとしてはどんな料理がオススメなのかを森永さんに聞きました。

 

「開発で試飲をする際、私たちが必ず合わせていたのは、鶏の唐揚げやおにぎりです。『唐揚げは分かるけど、缶チューハイにおにぎり?』と驚かれるかもしれませんね。ご飯は、私たちの毎日の食卓に欠かせない存在だからこそ、その相性を究めることで、お客様の食シーンに自然に溶け込めると考えたのです。

実際に、唐揚げのような揚げ物は、レモンの酸味が油をサッと切ってくれるので相性抜群ですし、余計な甘さがないことで、ご飯の繊細で素朴な味わいを損なうこともありません。具材では、ほどよく脂の乗った鮭おにぎりとのペアリングがイチオシですね。

つまるところ、どんな料理にも寄り添えるのが『氷結(R)無糖 レモン』なんです」(森永さん)

↑「氷結(R)無糖 レモン」が目指したのは、日常の食卓に寄り添うおいしさ。甘さをなくしてレモンの澄みきった果実感を生かした飲み飽きない味だから、どんな料理にも合うのです

 

アルコール度数の違いで3種に分かれている「氷結(R)無糖 レモン」。各味の特長も教えてもらいました。

 

「ALC.7%とALC.9%は高アルコールの部類に入ると思うのですが、この2商品の違いは、“味わいの流れ”にはっきりと感じられると思います。

ALC.7%はレモンの程よい酸味と苦味が感じられ、クセがなく、スッキリとなだらかに流れる爽快感。ALC.9%は豊かなボディ(味の強さ)のあとにスッとシャープに切れる落差が大きく、より飲みごたえを感じられる味覚に仕上げています。そしてALC.4%は、目の前でレモンをギュッと搾ったような、みずみずしい爽快感が持ち味。特に濃厚な料理や、スパイシーな味のメニューによく合うと思います」(森永さん)

↑森永さん自慢の“甘くないおいしさ”を早速味わってみよう

 

ここからは、筆者が独自のチョイスでフードペアリングを実践。【乾きもの】【おかず】【ご飯もの】【デザート】と、4つの料理を合わせました。

 

1【乾きもの】ポテトチップス
———食べた直後に次の食指が伸びる組み合わせ

軽くつまみたいときに重宝する乾きもの。スナック、せんべい、ナッツ、いかの燻製など様々ですが、特にオススメなのがポテトチップスです。なかでも、サワークリームオニオンのような、洋風の濃厚なタイプが「氷結(R)無糖 レモン」にベストマッチ。サワークリームの酸味が「氷結(R)無糖 レモン」の酸味と調和し、揚げ油のオイルは炭酸の刺激がすっきりリセット。ひと口食べた直後に次の食指がつい伸びてしまう、ニクい組み合わせです。

 

2【おかず】麻婆豆腐
———レモンのすがすがしさが辛さにフィット

麻婆豆腐のトロッとしたテクスチャーに、スカッとした「氷結(R)無糖 レモン」のシャープな爽快感がたまりません。ピリッとした辛さやシビれは、レモンのすがすがしい酸味が寄り添いながらフィット。カレーやキムチ鍋、タコスといった辛い料理全般に合うと思います。

 

3【ご飯もの】寿司
———クリアなテイストだから繊細な料理にも好相性

「氷結(R)無糖 レモン」は、刺身や寿司のような繊細な料理にも合います。貝類や海老なら素材のうまみや食感を生かしつつ、サーモンのような濃厚な寿司だねは油分を中和させつつマッチ。この相性のよさは、クリアな「氷結(R)」ブランドならではだと思います。

 

4【デザート】チーズケーキ
———甘酸っぱいスイーツのおいしさをより鮮やかに感じられる

フードペアリングにはいくつかの法則があり、似たもの同士とも、相反する味にもよく合います。それにならえば、甘くない「氷結(R)無糖 レモン」は甘いお菓子と好相性。似たもの同士という点では、酸味があるフルーツを使ったスイーツがベストです。なかでも、レモンを多用するチーズケーキは「氷結(R)無糖 レモン」と絶好のペア。チーズケーキの甘酸っぱさやチーズのコクといったおいしさを、「氷結(R)無糖 レモン」がより鮮やかに感じさせてくれます。

 

ALC.9%が新登場してますます食中酒のよき相棒に

甘くないおいしさで、食中酒のニュースタンダードとしてのポジションを確立した「氷結(R)無糖 レモン」。2022年2月からはALC.9%も仲間入りして、人気にさらなる拍車がかかることでしょう。どんな料理にも合いますが、ぜひ今回登場したメニューを参考に、フードペアリングを試してみてください。


「氷結(R)無糖 レモン」について詳しく知りたい方はこちらへ

 

 

写真/湯浅立志(Y2)

 

そこまでやるの!? おいしさで金賞三冠「麒麟特製レモンサワー」の快挙は開発者こだわりのつくり方に理由があった!

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数ある缶チューハイやレモンサワーのなかでも、記録的な快挙を成し遂げている商品が「麒麟特製レモンサワー」だ。国内外の品評会で高く評価され、金賞三冠を獲得(リニューアル前の商品で受賞)。売り上げ実績も、2020年4月のリニューアルからわずか11か月で3億本(※1)を突破し、2020年は前年比約4倍の販売数量(※2)を記録する絶好調ぶりである。

 

さらに2021年は、その実績に甘んじることなく3月に中味とパッケージをさらに進化させている。そこで、品評会の各審査ではどのような点が評価されたのか、最新版はどのような味わいに仕上がっているのかを開発者にインタビュー。味覚のプロをも唸らせる、「麒麟特製レモンサワー」のおいしさに迫った。

キリン・ザ・ストロング
麒麟特製レモンサワー

複数の果実を12時間以上煮込んでうまみを凝縮させた「麒麟特製うまみエキス」に加え、レモンをまるごとすりつぶし、低温熟成してうまみを引き出した「レモンエキス」と、果汁だけではなくほろ苦い果皮のおいしさも詰め込んだ「まるごと搾り果汁」を使用し、風味豊かな味わいがいっそう高まった。

 

世界が認めた!「麒麟特製レモンサワー」の快進撃

↑左から、「ジャパンフードセレクション」「W.P.A国際高品質保証審査会」「モンドセレクション」の各受賞エンブレム

 

「麒麟特製レモンサワー」は2020年度、“金賞三冠”という快挙を成し遂げた。「モンドセレクション」(※3)と「ジャパンフードセレクション」(※4)では金賞、「W.P.A国際高品質保証審査会」(※5)ではGrand Quality Excellentの受賞である。

 

これらを受賞することはどれだけ難しいことなのか? キリンビールのマーケティング部で中味の設計や開発などを担当している岡田真希さんを直撃してみた。

↑「麒麟特製レモンサワー」の開発を担当した、キリンビールの岡田真希さん。マーケティング部、中味開発を担当する商品開発研究所の一員として、商品の研究や開発を行っている

 

「それぞれの賞によって基準や審査方法などは一部異なりますが、味、パッケージ、材料、つくり手のこだわりなどを細かくチェックされ、銀賞や銅賞のほかもちろん落選もある狭き門です。また、例えば国際的な品評機関である『モンドセレクション』は、厳しい研修やテストをクリアした海外の審査員が評価しますが、味に関しては、その審査員たちが一堂に会して同一商品の試飲や採点をすると聞いています」(岡田さん)

 

審査員はどこを評価した? その理由を開発者が答える!

では、審査員は「麒麟特製レモンサワー」の何をどのように評価したのか? 岡田さんは「特に多くの声をいただいたのは、『高アルコール度数であるにも関わらず、嫌なアルコール感がなく飲みやすい』という評価です」と言う。

 

「また、レモンそのもののような風味にも高評価をいただけました。『麒麟特製レモンサワー』は独自の『うまみエキス』によりレモンの味わいが奥深く、果実の凝縮感や複雑味が楽しめます。その香りや味を評価いただけたことは、私たちの狙い通りでうれしかったです」(岡田さん)

 

・複数の果実を12時間以上煮詰める「うまみエキス」

↑「麒麟特製レモンサワー」の特長的なおいしさのカギを握るのが、複数の果実を12時間以上煮詰める「うまみエキス」だ(写真はイメージ)

 

「麒麟特製レモンサワー」の要である「うまみエキス」により、上質感のある複層的なおいしさになるという。“うまみ”とはしばしば五味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)のひとつに数えられ、味の骨格として位置づけられるが「うまみエキス」も同様だろうか?

 

「骨格として下支えするというよりは、味の全方位に厚みをもたらすことで満足感をアップさせるイメージですね。『うまみエキス』は様々な果実類のおいしさを抽出し、融合させたものです。また、五味にはない香りの要素を持っていることも『うまみエキス』の特長です」(岡田さん)

 

製法のイメージを挙げるとすれば、ジャム作りに近いとのこと。この話を聞いて筆者の頭をよぎったのが、加熱によって食材に含まれるアミノ酸と糖が結び付いて起こる「メイラード反応」だ。「メイラード反応」には香ばしさやコク、うまみなどを生む効果があると言われるが、「うまみエキス」も「メイラード反応」の賜物と考えていいのだろうか?

 

「はい。果実に熱を加えることで生の果実そのものにはない、新しいおいしさを生み出しているので、『うまみエキス』も『メイラード反応』による効果を活用していると言えます」(岡田さん)

 

・果皮からすりおろした「レモンエキス」と、多層的なフレーバーを生み出す「追いレモン果汁」

今年3月にさらなる進化を遂げた「麒麟特製レモンサワー」。リニューアル前の味も高評価だったため、より高みを目指すのは難しかったはず。磨きをかけたポイントはどこなのだろうか?

 

「まずは『レモンエキス』。煮詰める『うまみエキス』とは違い、レモンの爽やかさをアップさせるための要素です。果実をまるごとすりおろして長時間低温熟成させることにより、レモン本来の爽やかな要素を凝縮させました」(岡田さん)

↑果実を果皮からまるごとすりおろすことで、レモンの味と風味が多層的に広がる(写真はイメージ)

 

そしてもうひとつの決め手は、澄んだ酸味とほろ苦さを詰め込んだ複数の「追いレモン果汁」。こちらはリニューアル前から採用されていたが、今回は味わいの異なる二つの果汁を抽出し、それぞれの特性が生きるようにブラッシュアップさせたという。

 

「果汁のひとつは、レモンの味をよりすっきりさせるための『磨きレモン果汁』。もうひとつは、レモンのほろ苦い味が楽しめるよう、果皮までしっかり搾った『まるごと搾り果汁』です」(岡田さん)

↑「磨きレモン果汁」は爽やかで澄んだ酸味を引き出す。一方の「まるごと搾り果汁」は、ほろ苦い果皮のおいしさを伝える(写真はイメージ)

 

新採用した「レモンエキス」とブラッシュアップした「追いレモン果汁」が、「麒麟特製レモンサワー」の濃く多層的なレモンの味わいに寄与している。そして、その魅力を生かすために欠かせないのがバランスの良さであり、調和をもたらすために使うのもまた「うまみエキス」なのだとか。

 

「味のふくよかさの演出だけでなく、多層的なレモンの味わいを調和させる点においても『うまみエキス』は大きく貢献しています」(岡田さん)

 

・おいしさの進化を告げる新パッケージ

よりレモンの存在感が増した新「麒麟特製レモンサワー」。リニューアルにおいてはパッケージも一部刷新し、おいしさの進化を分かりやすく訴求しているという。

 

「最もお伝えしたいことは、圧倒的に上質感があるおいしさ。そこで、キリンを代表する『聖獣麒麟』とともに『麒麟特製』の文字を大きく打ち出し、味の自信と上質さを表現しました。そして、おいしさがより直感的に伝わるように、缶中央のグラスのイラストをより大きく。背景カラーには、レモン感を伝えつつ深みのある印象の黄色を採用。そして、製法のこだわりをお伝えするために、前面には『追いレモン潤沢仕立て』を、裏面ではその詳細をイラスト付きでデザインしました」(岡田さん)

↑「麒麟特製レモンサワー」の裏面。おいしさのカギを握る3つの工程「うまみエキス」「レモンエキス」「レモン果汁」が描かれている

 

 “デイリーで楽しめるイイモノ”という無二のポジション

近年、レモンサワーの人気はうなぎ上りで、缶チューハイでも様々なレモンサワーが発売されている。そのなかで最近は特にどういった傾向があり、「麒麟特製レモンサワー」はどの位置にあるのだろうか?

 

「酒類市場全体でレモンサワーが求められている要因としては、爽快感や料理との相性の良さなどが挙げられるでしょう。特に最近は多様化が進み、アルコール度数の低いものや高いストロング系、無糖、濃い味など様々なタイプが出てきました。『麒麟特製レモンサワー』は高アルコールの飲みごたえとともに、複層性のある上質なおいしさも突き詰めた“デイリーで楽しめるイイモノ”という、他にはない特長を持った商品であると自負しています」(岡田さん)

↑審査員や消費者からの声によって、岡田さん自身でも思いがけない発見をすることがあるとか。そういったフィードバックが次の開発に生きるとともに、モチベーションにもなっているという

 

様々な果実を厳選した上、12時間以上煮詰めた素材を活用したり、レモンをまるごとすりおろしたり、複数の果汁を使い分けたり。このこだわりや手間暇が「特製」の所以といえるだろう。それでいて、価格は一般的な缶チューハイ同等のフレンドリーなプライス。絶好調の現状にも頷ける。

 

売れている理由には、コロナ禍により家で過ごす時間が増えたという背景もあるだろう。食事は材料やレシピにこだわり、手間暇かけて調理しゆっくり味わうーー。そんなライフスタイルに寄り添う缶チューハイこそ、まさに上質な「麒麟特製レモンサワー」なのだ。金賞三冠を獲得し、さらなるおいしさを追求してリニューアルしたこの一品が、幸せな時間のお供になる。夏の暑気払いやリフレッシュはもちろん、「麒麟特製レモンサワー」でより充実した食シーンや、チルタイムを過ごしてみてはいかがだろうか。

キリン「麒麟特製レモンサワー」の詳細はこちらから

 

※1:250ml換算(2月上旬出荷実績)
※2:2019年/2020年4~12月比較
※3:モンドセレクション 2020年度 スピリッツ&リキュール部門
※4:第36回(2020年)
※5:2020年度

 

取材・文/中山秀明 撮影/湯浅立志(Y2)[静物]

「麒麟特製レモンサワー」実際に飲んでわかった人気の理由とは?

注目アイテムを本音でインプレ! する連載「使ってみたら、こうだった。」。今回取り上げるのは「麒麟特製レモンサワー」。2020年4月にリニューアル新発売されて以来、ヒットを飛ばしている。驚くべきは、2020年4~9月の累計販売数量が前年比約3.5倍にも達していること。実際に飲んでわかったその人気の理由とは?

※こちらは「GetNavi」 2021年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【使った人】

GetNavi編集部 お酒担当

鈴木翔子

酒好きが高じてバーテンダーとしても働く編集部員。ウイスキーなどのハードリカーからカルーアミルクなどの甘いカクテルまで、気分に合わせて何でも飲む。

 

コクと深みのある上質なサワーだから1日の終わりのご褒美にピッタリ(鈴木)

「コレ、本当にレモンサワー? しかもアルコール度数9%?」

 

本品をひと口飲んだときの感想だ。レモンサワーと聞いて思い浮かぶキーワードは、“酸っぱい・さっぱり・爽快感”ではないだろうか。そして高アルチューハイといえば、ガツンとくる刺激。本品は、それらを良い意味で裏切ってくれる。筆者の印象では、レモンの果皮を漬け込んだイタリアの食後酒「リモンチェッロ」に近く、口当たりはまろやかでコク深い味わい。リモンチェッロが食後にゆったり味わう酒であるように、グビグビ飲むよりも、ひと口ひと口丁寧に味わいたくなる。すなわち、1日の終わりのご褒美として嗜むのに最適な味なのだ。

 

この味の秘密は、複数の果物を長時間煮詰めて作った「うまみエキス」にある。ジャムやコンポートを想像するとわかるが、煮詰めることでうまみが凝縮され、味に深みが出る。それによりこの複層的な味が生まれるというわけだ。

 

本品が面白いのは、味わいがリッチでありながら食事にも合うこと。コクはあってもクドさがなく、和洋中どんな料理にもマッチ。飲んでいて贅沢な気分になれるから、年末年始の家飲みにもってこいだろう。

 

[缶チューハイ]

キリンビール

麒麟特製レモンサワー

オープン価格

2020年4月にリニューアル新発売した「特製麒麟サワー」ブランドの人気ナンバーワンフレーバー。独自開発した「うまみエキス」で味に深みを出し、さらにレモン果汁をひと搾り加えることで、風味豊かな味わいに仕上げている。糖類・プリン体ともにゼロ。

●レモンサワーのほか、ホワイトサワー、ドライサワー、コーラサワー、グレープサワー、期間限定フレーバーをラインナップ

 

★使ってみたら、スゴかった。

【その1】果実のうまみを凝縮したエキスが飲み応えと飲みやすさを創出

●イメージです

味わいの要は、複数の果実を12時間以上煮詰めてうまみを凝縮させた「うまみエキス」(特許出願中)。煮詰めることで出てくる果実の複雑な味がコクやまろやかさを生み、飲み応えと飲みやすさの調和をもたらしている。

 

【その2】レモンのおいしさを引き立てる「追いレモン潤沢仕立て」を採用

●イメージです

同ブランドの特徴は、フレーバーに合わせて最適な仕立て方法を採用していること。レモンサワーでは、レモンをひと搾り加える「追いレモン潤沢仕立て」を採用し、フレッシュな果実味と芳醇な香り立ちを楽しめる。

 

【その3】食にまつわるアワードを受賞! 世界に認められたおいしさ

本品はその味わいが評価され、「モンドセレクション2020年度スピリッツ&リキュール部門」の金賞や、「国際味覚審査機構」の優秀味覚賞、「国際高品質保証審査会」の最高位「Grand Quality Excellent」を受賞。世界的にも評価が高い。

 

【結論!】

コク:★★★★★

まろやかさ:★★★★★

爽快感:★★★★☆

 

コクと深みのあるリッチな味で、幸せな気分になれる一本。まろやかで爽快感は控えめだが、氷を入れたグラスでキンキンに冷やせば、さっぱり感も楽しめる。

2020年を語る上で絶対外せないレモンサワー「アサヒ ザ・レモンクラフト」。年末年始最強の組み合わせ7選を公開!

2020年のお酒のトレンドを振り返ると、家飲み需要が拡大するとともに、例年以上にRTD(開封してすぐ飲めるドリンク)の話題が多い1年でした。具体的には継続人気のレモンサワー、手作り感など高付加価値のクラフト系、コロナ太りで注目された糖質カット系などが挙げられます。

 

様々な新作がデビューしたなか、クオリティの高さで真っ先に思い浮かぶのが、クラフトカテゴリーのヒット商品「アサヒ ザ・レモンクラフト(以下「レモンクラフト」)」。先行して4月にセブン-イレブンから発売され、その後10月からは満を持してすべてのコンビニで発売されています。

 

↑「レモンクラフト」の「極上レモン」(左)と「グリーンレモン」(右)。ともにアルコール度数は7%で400ml、税抜181円

 

そして、筆者と編集部の間で話題にのぼる回数が多かったRTDも、実は「レモンクラフト」。本稿ではその理由とともに、フードジャンルのトレンド商品を中心に、年末年始の宅飲みやホムパで絶対使える、7つのオススメペアリングも紹介していきます。

【ペアリングを先見せ(画像をタップすると拡大画像が表示されます)】

 

「レモンクラフト」がもっている5つの優位性

まずは改めて、レモンクラフトの実力について。これはクオリティの高さが第一ですが、総評として5つの優位性が挙げられます。

 

①圧倒的な香りの豊かさ

レモン/グリーンレモンオイル、旬果レモンスピリッツ、凍結レモンピールエキス、瀬戸内産レモンエキス、シチリア産レモン果汁の5種類のレモン素材を使い、芳醇な香りが実現されています。そして、この香り高さが全体的なおいしさをゆるぎないものにしています。

 

↑「レモンクラフト 極上レモン」。「グリーンレモン」ともに、パッケージの裏面にはレモンからどのように味わいを引き出しているかの説明書きがあります

 

②広口キャップ

レモンクラフトは広口キャップを採用し、缶のまま飲むことを推奨しています。立ちのぼるレモンの鮮烈なフレーバーが、ダイレクトに鼻孔へ届く設計がこのボトル缶なのです。

 

③リキャップできる利便性

レモンクラフトは内容量が400mlと、一般的な350mlよりはやや多いのですが、リキャップできるので休日のお昼と夜とで分けて200mlずつ飲むといった楽しみ方もできます。

 

↑「レモンクラフト グリーンレモン」。レモンの缶チューハイはRTD市場のなかでも最大級のアイテム数ですが、この400mlボトルを採用している商品はほぼ皆無です

 

④希少性

当初はセブン-イレブン限定ということで希少性があったこと。現在は全国のコンビニで購入できようになっており、購入のハードルも下がっています。

 

⑤やや高価格帯なプレミアム感

2020年は自宅で過ごす時間が増えて、家事も増えて、また在宅勤務をする人はオンとオフが付けづらいという事象が起こりました。「おうち時間を楽しむプチ贅沢」というトレンドにマッチしたということです。

 

7つの絶品つまみを提案。有意義な年末年始を

ここからは、例年より在宅時間が多い今冬の年末年始の家飲みを、一層楽しむ方法として「レモンクラフト」の様々な組み合わせを提案。1年の疲れを癒しつつ、新しい年に良いスタートを切ってもらえれば。トレンドフードのほか、「レモンクラフト」がコンビニで発売されている商品ということで、コンビニグルメを中心にピックアップしました。

 

【その1】「レモンクラフト」同様のヒットストーリーをもつ新食感スナック

湖池屋「ハッシュドポテト」シリーズ

↑「うすしお味」(左)と「コンソメ」(右)があり、ともにオープン価格。来春「ハッシュドポテト コクうま塩」と「ハッシュドポテト クリスピーベーコン」にリニューアルが予定されています

 

「レモンクラフト」のように、セブン-イレブンで人気に火が付いた有名なフードが、湖池屋の「ハッシュドポテト」シリーズ。細切りした生のじゃがいもをひと口サイズのキューブ型にしたスナックで、ザクザクほろほろとした斬新な食感が特徴です。味付けはリッチなテイストで、贅沢な「レモンクラフト」にもマッチ。

 

【こちらもオススメ!】

上記同様、2020年にポテトスナックでヒットしたのが、味付けがなく素材本来のおいしさを楽しめるポテトチップス。湖池屋からは「湖池屋プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」、カルビーからは「CHIPS NEXT (Original)」が話題に。素材のピュアな味や香りを生かした「レモンクラフト」が合うことは間違いありません。また、新感覚スナックという点では湖池屋の「罪なきからあげ」もオススメです。

 

【その2】発売2日で100万個売れたローソンの新生ホットスナック

ローソン「GU-BO(グーボ)」シリーズ

↑「グーボ ベーコンポテト味」と「グーボ 明太チーズ味」。ともに税抜120円

 

今春デビューするやいなや、2日間で累計販売数100万個を突破し、あの大ヒットスイーツ「バスチー -バスク風チーズケーキ-」の3日間で100万個突破の記録を抜いた「グーボ」。濃厚かつ具だくさんで食べ応えがあり、生地はカリカリ、中身はホクホクでおつまみにも最適です。さっぱりとした「レモンクラフト」の酸味が「グーボ」のパンチをリセットし、また食べたくなり飲みたくなる好循環ペアリングがここにあり!

↑「グーボ 明太チーズ味」のフィリング(具材)はこのような感じ。とろけるチーズと明太子の辛味が合わさって、クセになるおいしさです

 

【こちらもオススメ!】

ミニストップならコリアンスナック「ソトクソトク」や、ガーリックバターが入ったカツ「チキンキエフ」。ファミリーマートなら「ポケチキ」シリーズがコンビニの注目ホットスナックです。「レモンクラフト」と合わせ買いして、濃厚なフードと爽快なお酒とのメリハリを楽しみましょう。

 

【その3】ニューノーマル仕様で“香る”コンビニおでん

コンビニ各社のパック型おでん

↑セブン-イレブンをはじめ、どのコンビニでもおなじみのおでん。パック型はチルドコーナーなどに置いてあり、店によっては袋のままレンチンできるタイプと、湯煎などで温める2種類があります

 

秋冬のコンビニグルメとして外せないのがおでん。“ニューノーマル”が叫ばれた今年はレジ横ではないパック型のおでんが話題となりましたが、実は非接触以外の魅力もあります。それが、香り高さ。レジ横で温め続けるおでんは時間経過とともに香りが飛びますが、パック型はできたてを密封するので香りが新鮮なのです。その芳醇な香りを、ぜひ香り高い缶チューハイ「レモンクラフト」でキュッと!

 

【こちらもオススメ!】

コンビニの秋冬を彩る、もうひとつの風物詩が中華まん。こちらはレジ横の需要も多く、変わらない人気を博しています。肉、ピザ、カレーなど具材は多種多様ですが、汎用性の高い「レモンクラフト」はどの味にもよく合います。

 

【その4】クリスマスのチキンは“ロースト”が本場風

ローソン「ローストチキン(骨なし)」

↑ローソンの「ローストチキン(骨なし)」。税抜204円(1ピ―ス)

 

クリスマスにチキンを食べるのはおなじみですが、よりクリスマスに密接な文化圏である欧米では七面鳥や鶏をローストするのが一般的。それにならって、ぜひ今年はローストチキンを味わってみませんか? 代表的なコンビニでは、ローソンから「ローストチキン(骨なし)」や、「黄金チキン ローストレッグ」(税抜276円)が発売されています。ジューシーで甘やかな香ばしさがあるローストチキンには、ほのかな甘みと柑橘の果実味が好バランスな「レモンクラフト 極上レモン」がマッチ。

 

【こちらもオススメ!】

例年クリスマスの時季に登場することがよくある、ミニストップの「スモークチキンレッグ(骨付き)」は、燻製好きなら要チェック。また、ファミリーマートの「照焼チキンステーキ」も肉厚ジューシーで絶品です。

 

【その5】巣ごもり派にも外メシ派にも。缶詰つまみの金字塔

国分グループ本社「缶つま」シリーズ

↑「缶つま コンビーフ ユッケ風」。税抜450円

 

家飲み需要が高まる一方、開放的なベランダ飲みやキャンプも今年は大ヒット。その両シーンで活躍してくれるのが缶詰です。なかでも、お酒に合う味わいにこだわって作られた「缶つま」シリーズは、どの商品も間違いないおいしさ。たとえば、ごま油と豆板醤が効いた「缶つま コンビーフ ユッケ風」は、牛肉と油のガツンとしたうまみが「レモンクラフト」の爽快な酸味と絶妙にマッチします。

 

【こちらもオススメ!】

ラインナップの多彩さも「缶つま」シリーズの魅力。炭火焼きのワイルドな香ばしさが美味な「缶つま 鹿児島県産赤鶏さつま炭火焼」、魚で挙げるなら「缶つま 九州産 ぶりあら炊き」、燻製好きなら「缶つまSmoke うずら卵」などがオススメです。コンビニにもよく置いてあるので、年末年始の巣ごもり用つまみとしてもぜひ「レモンクラフト」と一緒に。

 

【その6】2021年も拡大に注目! カラダにも環境にもやさしい大豆ミート

ファミリーマート「四川風旨辛そぼろ丼」

↑ファミリーマートの「四川風旨辛そぼろ丼」。税抜462円

 

大豆ミートはその名の通り、大豆をお肉のように加工した、現在注目のフード。ファミリーマートの「四川風旨辛そぼろ丼」は、ピリ辛でコク深い豆板醤や、シビれのある花椒(ホアジャオ)で味付けした大豆ミートのそぼろをはじめ、もやし、にんじん、きくらげのナムル、味付けメンマ炒めなどがたっぷり。甘辛くインパクトのある味わいに、「レモンクラフト グリーンレモン」のみずみずしい爽快感やフレッシュなビターテイストがよく合います。

 

【アザーチョイス】

上記「四川風旨辛そぼろ丼」はつまみになるメシとして、夕飯晩酌やシメに最適。また、ローソンには地域限定でレトルトの「大豆のミートハンバーグ」、セブン-イレブンには「野菜と大豆ミートのタコスミート」があります。

 

SDGsの面でも注目されている大豆ミートは、肉に比べて比較的カロリーが低くコレステロールフリー。圧倒的な低脂質ながら、肉と変わらない高たんぱく質と良いことずくめ。コロナ太りに、正月太りがのっからない組み合わせです。

 

【その7】未体験のおいしさでヒットに! シメにはコンビニ新食感スイーツを

ファミリーマート「プリン!?なチーズケーキ」

↑ファミリーマートの「プリン!?なチーズケーキ」。税抜276円

 

ここ数年のコンビニスイーツトレンドは、ローソンの「バスチー -バスク風チーズケーキ-」を筆頭に未体験のおいしさがキーワード。2020年を振り返るとファミリーマートの「スフレ・プリン」が頭角を現し、続いて秋には“新感覚チーズケーキ”として「ショコラチーズケーキ」と「プリン!?なチーズケーキ」が登場。発売10日間で合計200万食を突破した勢いが印象的でした。どのスイーツにも、甘さ控えめですっきりした味わいの「レモンクラフト 極上レモン」がよく合います。

 

【アザーチョイス】

プリン×コンビニといえば、セブン-イレブンが人気に火をつけた硬め食感の「イタリアンプリン」が有名。そのほか、スリーエフなら「もちぽにょ」ミニストップなら「フローズンヨーグルト」ローソンなら「プレミアムロールケーキ」と、各社を代表するロングセラーも安定のおいしさです。

 

2021年も「レモンクラフト」でワンランク上の家飲みを

2021年も、家での豊かな過ごし方を提案する商品がトレンドの中心となるでしょう。ビジネス面では自宅/仕事場/カフェなどの第三の場所と働く環境が日々変わっていくため、1日の切り替えや週末のリセットが心のよりどころとなります。

 

↑一言で表現するなら「レモンクラフト 極上レモン」はブライト&エネルギッシュ。「レモンクラフト グリーンレモン」はフレッシュ&ドライ。どちらもリッチで絶品です

 

プライベート面では時短に継続的なニーズがあり、家事を楽にする家電や手間のかからない料理が注目を集めるはず。そして5G時代の到来とともにライブ配信などもより一般的となり、充実した時間を楽しむためのプチ贅沢な食品やお酒が求められるでしょう。これらのニーズに合致しているのが「レモンクラフト」です。ちょっと優雅な気分に浸りたい日の晩酌や、仕事などを頑張ったあとのご褒美に、「レモンクラフト」でワンランク上の乾杯を!

 

各商品は、一部の地域および一部の店舗では取り扱いされていない場合があります。
飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。

撮影/我妻慶一

上質に仕立てたうまさで約3か月で1億本突破!! イメージ覆すうまさの「麒麟特製サワー」の“格の違い”に迫る

PR:キリンビール株式会社

4月7日の新発売から約3か月で出荷数量1億本(※1)を突破し、製造計画を大幅上方修正。なかでもレモンサワーは「モンドセレクション」の金賞(※2)や国際味覚審査機構(International Taste Institute/※3)優秀味覚賞に輝いたうえ、前年比364%(※4)の大躍進。「麒麟特製サワー」がとにかく売れまくっている。

 

※1:250ml換算(7月上旬時点) ※2:モンドセレクション 2020年度 スピリッツ&リキュール部門 金賞受賞 ※3:ベルギーのブリュッセルに拠点を置き、世界中の食品・飲料品の味の評価および認定を行っている審査機構 ※4:2020年4月-6月累計
↑麒麟特製レモンサワー

 

ジャンル的にはアルコール9%で「ストロングチューハイ」にカテゴライズされるのだが、そのジャンルを超えた「チューハイの中でも特筆すべきうまさ」があるのだ。本記事では、同製品の「上質に仕立てたうまさ」の正体、そして魅力を開発者のインタビューをもとに紐解くとともに、筆者と編集部で考えた最高にうまいペアリングを紹介。特に、「チューハイってそんなに味に大差ないでしょ?」と思っている方にはぜひ読んで試してほしい。

 

気持ちをほぐし、心を満たせる存在に

「麒麟特製サワー」は、2018年にデビューし人気を博してきた「キリン・ザ・ストロング」がリニューアルした商品だ。複数の果実を12時間以上煮詰め、うまみを凝縮させた独自の「うまみエキス」により、アルコール9%でありながらも嫌なアルコール感がなく、飲みごたえと飲みやすさが高いレベルで両立している。

 

「麒麟特製サワー」が驚異的なのは、その売れ方だ。缶チューハイはいまや最もライバルが多いお酒のひとつで、特にブーム継続中のレモンサワーは多くのブランドが乱立する大激戦。そのなかでここまで売り上げを伸ばしている理由には、食のプロをも魅了するクオリティの高さが挙げられるだろう。事実、麒麟特製レモンサワーは世界的な食の権威である「モンドセレクション」の2020年度スピリッツ&リキュール部門において、金賞を受賞している。

↑上質なおいしさで金賞受賞を獲得

 

では、その審査員たちはどんなところを称賛したのだろうか。聞けば、2つの側面から多角的に評価したのだそう。まずは嗅覚的側面。レモン、シトラスピール、ジンジャーのような様々な香りが調和し、清廉で印象的な柑橘フレーバーを醸し出している点だ。

 

もうひとつは味覚的側面。豊かなレモン感は心地よく繊細な苦みと、余韻の長いさっぱりとした後味を保ち、口当たりのいいなめらかな味わいに始まり、非常にソフトな口当たりで爽やかだったと絶賛したとか。

 

この評価は狙い通りなのだろうか。そして商品開発にはどんなストーリーが隠されているのか。そこで、開発者にインタビュー。世の反響に対する思いや、味作りの秘話を聞いてみた。

↑「麒麟特製サワー」の開発を担当した、キリンビールの松田莉央子さん。マーケティング部、中味開発を担当する商品開発研究所の一員として、商品の研究や開発を行っている

 

「モンドセレクションの審査につきましては、果実の複雑な味わいのニュアンスなど、様々な香りの成分をかぎわけて評価してくださり、ありがたく感じました。なかでも人工的でないおいしさは狙っていた要素でしたので、非常にうれしいです」(松田さん)

 

特徴的なおいしさの骨格となっているのが、複数の果実を12時間以上煮詰めた「うまみエキス」だ。なぜうまみに着目し、果実を煮込むという発想に行き着いたのか?

 

「『麒麟特製サワー』のコンセプトに“上質”があります。これは丁寧に仕立てた味わいはもちろんのこと、気持ちをほぐしていただき、心を満たせるような、そんな存在になりたいという商品価値にも通じています。そこでイメージしたのが、サワーの爽快感がありつつ、深みのある味わいでゆったり楽しんでいただけるおいしさでした。そのためのアプローチをいくつか考えたなかで、たどり着いた答えがうまみなのです」(松田さん)

 

多くの高アルコールRTDは、ガツンとした味の濃さや刺激の強さでリフレッシュさせる商品設計が多い。しかしそうではなく、一口一口ゆっくりと時間をかけて味わうことで得られる豊かな満足感を目指したのが「麒麟特製サワー」なのだ。

 

「『うまみエキス』は料理に近い発想から生まれました。果物には生で楽しむ魅力のほか、ジャムやコンポートのように加熱することで生まれるコク深いおいしさもありますよね。そこには、うまみも関係しています。丸みのある飲みやすさをもち、じっくり堪能できるサワーを研究するなかで果物の多彩な魅力を模索し、煮込むという製法に至りました」(松田さん)

【オススメペアリング01】砂肝を低温の油で調理したコンフィ。凝縮感のある濃厚な肉のうまみに、麒麟特製レモンサワーの爽やかな酸味やほのかな甘味がプラスされ、口いっぱいに多幸感が広がる。さながら、発泡サングリアやスプリッツァーのような存在だ

 

「麒麟特製サワー」は「モンドセレクション」の評価にもあるように、実にソフトな口当たりで人工的なキツさが残らない。これもやはり「うまみエキス」よるものだろうか。

 

「「うまみエキス」ももちろんですが、ほかにも原料配合の調整など様々な面で工夫を凝らしています。フレーバーによっても異なりますが、一部でビール・日本酒・ワインなどの醸造酒の味覚設計を参考にしました。というのも、アルコールが15%近くありながらお酒臭さがない日本酒やワインは多いですよね。麒麟特製サワーは、この設計をヒントにしています」(松田さん)

 

「うまみエキス」はブランドの全商品に採用されているが、そのうえで各フレーバーに最適な仕立て方にこだわっているのもおいしさのポイントだ。たとえば麒麟特製レモンサワーでは、レモンを一搾り加える“追いレモン潤沢仕立て”で、より風味豊かな味わいに仕上げている

 

「『うまみエキス』で、これまでのレモンサワーとは異なる複層的な味わいを表現し、さらにレモンを一搾り加える“追いレモン潤沢仕立て”によってフレッシュな果汁感も加わり、味の輪郭をいっそうふくよかにすることが叶いました。さらに“追いレモン潤沢仕立て”は、開栓時にふわっと広がる豊潤な香り立ちや、やわらかなコクの厚みも加えることができるのです」(松田さん)

 

【編集部オススメペアリング02】居酒屋メニューでは枝豆やフライドポテトが王道だが、今回はマイルドで和食の要素もある、だし巻き卵でペアリング。麒麟特製レモンサワーは甘酸っぱさがやわらかく、和だしの繊細な風味を邪魔せずキュッと寄り添ってくれる。大根おろしをのせて食べ合わせると、爽やかさとみずみずしさが増す

 

おいしさを我慢しない「上質サワー」の世界観

「麒麟特製サワー」が上質であることは、凛としたデザインからも感じられる。パッケージなどで意識したのはどんなところか。

 

「缶チューハイ市場を見ると、早く安く酔いたいというニーズが強くなっていました。その価値観を『麒麟特製サワー』で変えたい、『作り方にこだわった上質でおいしいサワーを飲む』ことで、お客様自身が豊かな時間を過ごせる商品にしたいと思ったのです。そこで味作りはもちろん、上質なブランドの世界観をパッケージデザインの観点からも作り上げたいと思いました」(松田さん)

 

そうして採用されたのが、シンプルながら正統感のあるデザインだ。一般的に、缶チューハイのデザインは力強さを主張した、ダークでコントラストのはっきりとしたデザインも多い。しかし「麒麟特製サワー」の場合は品質感が際立つ印象のタッチに仕立て、缶の中央には金のエンブレムとキリンのシンボルである聖獣をあしらった。これにより、自信作であることを謳うとともに、潔く堂々とした世界観を生み出したのである。

 

「実は、缶チューハイのデザインで聖獣を用いたのはこのブランドが初めてです。なお、堂々とした感じが出すぎると今後は重い印象になってしまうので、果実とグラスでシズル感あふれるグラフィックも中央に配置し、品質のよさとストレートなおいしさを訴求しました」(松田さん)

【編集部オススメペアリング03】焼鳥×サワーという定番の組み合わせもおいしいが、今回はタンドリーチキンを用意。麒麟特製レモンサワーはスパイスの香りや辛さをリセットする効果もありながら、レモンの酸味が肉のハーバルな味付けと調和してマッチ。この法則はメキシカンやタイなど、他国のエスニック料理にも通じる

 

あらゆる料理との相乗効果が楽しめる汎用性の高さ

ここまで原稿内で筆者と編集部オススメのペアリングを紹介してきたが、インタビューでもフードペアリングについて尋ねてみた。すると、油っこい料理や濃厚な味付けでも、スパイシーさや酸味が効いた複雑な味わいでも、はたまた和食や家庭料理のように繊細なメニューでも合うように設計しているとのこと。

 

確かに、紹介してきたメニューも和食、エスニック料理、フレンチなど実に幅広い料理のジャンルにぴったり。それは、モンドセレクション審査員のコメントからも明らかだ。「喉の渇きを潤してくれるバランスの取れた味わいであり、冷蔵庫から取り出してすぐに味わいたい」と味覚のプロは述べており、多様なシーンで大活躍してくれるのだ。

 

筆者および編集部では、ニューノーマルの時代の晩酌や宅飲みは「日常的に手の届く良いもの」の人気が高まると予測している。オン・オフの境目が薄くなるなかで、1日のリセットを明確にするために少しだけ豪華な晩酌タイムを設ける。自炊機会が増えて、頑張って作った料理を楽しむ。行きつけのお店が時間をかけて仕込んだテイクアウト料理を楽しむーーそんなときに合わせるお酒も、同じように上質で味わい深いものだと相乗効果があるはずだ。

 

麒麟特製サワーのメッセージにはまさにそういった要素が詰め込まれている。

 

「一日の終わりに手間暇かけて丁寧に仕立てた“いいお酒”で幸せな時間を過ごしてほしい。」(ブランドからのメッセージより)

 

そういった時間を提供してくれる麒麟特製サワーは、これからの時代にも即したサワーといえるはずだ。ディナーのお供に、または風呂上がりや夜のチルアウトタイムに一杯。休日なら日中でもいいだろう。ボリューム感のあるうまみや香りが気分をリラックスさせ、翌日に活力を与えてくれる。ゴクッとのどを鳴らしてプハッと爽快、そんな飲み方もたまらないが、ぜひ今夏は「麒麟特製サワー」をコクリコクリとゆっくり味わい、上質なひとときを楽しんでほしい。

【編集部オススメペアリング04】焼肉は、牛や豚ではなく羊を使ったジンギスカンをチョイス。羊肉はミルキーなうまみが特徴だが、麒麟特製レモンサワーの重層的なレモンの酸味とほど良い甘さがしっかりマッチし、甘めの醤油ダレとも調和。やはり様々な料理とマッチする汎用性の高さも魅力の一つだ

 

麒麟特製サワーの詳細はコチラから

【シリーズラインナップ】

↑左から、ホワイトサワー、ドライサワー、レモンサワー、コーラサワー、グレープサワー

 

撮影/茂呂幸正(ペアリング)、我妻慶一(人物)