これぞ英国流ラグジュアリーSUVの最新モード!「レンジローバー・スポーツ」レビュー

今回はラグジュアリーSUVの草分け的存在でもあるレンジローバーのスピンオフ、レンジローバー・スポーツを紹介!

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです

 

走りは2トン超えの車重を意識させない軽やかさ!

ランドローバー
レンジローバー・スポーツ

SPEC【ダイナミックHSE D300】●全長×全幅×全高:4946×2209×1820㎜●車両重量:2315kg●パワーユニット:2998cc直列6気筒DOHCディーゼル+ターボ●最高出力:300PS/4000rpm●最大トルク:66.3kg-m/1500〜2500rpm●WLTCモード燃費:11.3km/l

 

名前の通り、“本家”のレンジローバーに対してはスポーティな走りを持ち味としてきたレンジローバー・スポーツ。だが、今回の3代目で際立つのは高級なSUVに相応しい見た目の質の高さだ。シンプルな造形にしてパネル間の隙間をギリギリまで詰めたボディの「塊感」は、もはや本家に匹敵する仕立てで強い存在感を放つ。

 

そんな印象は室内でも変わらず、インパネ回りはむしろあっさりしたデザインながら、吟味した素材や作りの良さで上質感をアピール。先代より室内空間が拡大されたこともあって、実際の居心地も前後席ともに申し分ない。

 

エンジンは3Lターボのディーゼルとガソリン、ガソリン+モーターのプラグインHV、そして4.4L V8ツインターボと多彩。今回はディーゼルに試乗したが、動力性能は2トン超の車重に対しても十分。その大柄なボディを意識させないほど身のこなしも軽やかなだけに、日々の贅沢な伴侶としても自信を持ってオススメできる。

 

ボディサイズ相応の十分な広さを確保

荷室容量は後席を使用する通常時でも647L〜。後席をたためば1491L〜というSUVとして申し分ない広さを実現。

 

アニマルフリーな素材も採用

英国ブランドというと「木と革」のイメージも根強いが、新型ではアニマルフリーのサステナブルな素材も積極的に採用。室内空間が先代比で広くなるなど、実用性も向上した。

 

ボディサイズは先代よりさらに成長

3列シートまで選択できるようになった本家と比較すればコンパクトだが、新型レンジローバー・スポーツも全長は5m近くで先代より大型化した。その外観は、シンプルな造形ながら「塊感」にあふれた強い存在感が印象的。

 

パワーユニットの選択肢は多彩!

エンジンはマイルドハイブリッドを搭載する3ℓターボのディーゼルとガソリンに加えプラグインHV、4.4ℓV8ターボまで用意される。

 

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レンジローバーのクーペ仕様がジュネーブで発表!

ジャガー・ランドローバーは3月に開催されるジュネーブ・ショーにおいて、限定モデルとなる「レンジローバーSVクーペ」をワールドプレミアすることを発表。インテリアの写真1点を先行で公開した。

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公開された写真は4名乗車のキャビンを俯瞰で捉えたもので、前後のシートカラーが異なることや、キャビン中央を走るセンターコンソールの凝ったデザインが確認できる。

 

同社によれば、このモデルは世界初となるフルサイズの高級SUVクーペとのこと。車名にSVが入るように、このモデルの開発を担当したのは同社で高性能モデルなどを手がける部門、SVO(スペシャル・ヴィークル・オペレーションズ)。

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写真は現行型のレンジローバーSVオートバイオグラフィー

 

SVクーペは、レンジローバーの血統を祝うもので、1970年に2ドアモデルとして発売されたレンジローバーのユニークなヘリテージを象徴するモデル。伝統的な技術と最先端テクノロジーを組み合わせ、豪華で洗練されたデザインによって仕上げられたという。

 

世界限定999台を生産する予定のレンジローバーSVクーペ。その姿は3月6日に明らかとなる。

レンジローバーの次期型「イヴォーク」を初スクープ!

レンジローバーのコンパクト・クロスオーバーSUV「イヴォーク(コードネームL6551)」の次期型がこのたび、初めてスクープされた。

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スクープされた画像を見ると、第二世代のプロトタイプからは初代の特徴的なクーペルーフは継続されている模様。新たなサイドミラーが装着されて、ヘッドライトやテールライトはより薄くスポーティなイメージとなっている。

 

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しかし次期型の目玉はパワートレーンだろう。新開発の1.5リッター直列3気筒インジニウムに電気モーターのハイブリッドで、パワフルさと燃費の良さを両立する。そのほかにも2.0リッターのディーゼルエンジンでは148psから237psへと大幅なパワーアップが図られたり、2.0リッターガソリンエンジンでも237psから296psへと進化したパワートレーンがラインナップするという。

 

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JLRの「D8」アーキテクチャ進化型プラットフォームによってトレッドがワイドになり、よりスポーティなSUVボディとなるといい、また3ドアは廃止され5ドアのみになるという情報もある。

 

気になるワールドプレミアは2018年のパリモーターショーともされ、発売は2019年になるという。