正月くらい休むべき!? ロイヤルホストが24時間営業廃止に続き元旦を一斉休業日に!

ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングスが、2018年から元旦を休みにすることを発表。ネット上では「元旦くらいゆっくり休んだ方がいい!」と好意的な声が上がっている。

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ロイホ、てんや、カウボーイ家族が元旦休業!

元旦休業の対象になるのは、ロイヤルホールディングスが経営する「ロイヤルホスト」「天丼てんや」「カウボーイ家族」。全国に展開する店舗の多くが休みとなり、従業員に一斉休日を与える。

 

ロイヤルホールディングスは、元旦の他に5月と11月にも一斉休業日を設定する予定。正月にも営業していることが当たり前となりつつある外食チェーン店において今回の取り組みは珍しく、SNSでは「素晴らしい動き」「もっとこういう店が増えてもいいと思う」など絶賛の声が相次いでいる。

 

ロイヤルホストは過去にも「働き方改革」の一環として、営業時間の短縮などを進めてきた。2017年には24時間営業を廃止したにも関わらず増益を実現している。同じくファミリーレストランの「ガスト」も24時間営業の店舗を大幅に収縮し、「ファミレスは24時間営業が当たり前」といった時代は終わりに近づきつつあるのかもしれない。

 

労働環境を改善する働きは他の企業でも見られ、「ファミリーマート」も24時間営業を見直すことが報じられた。すると賛同する人が続出し、「実際人が全然来ない時間もあるだろうし、全店舗が24時間開けとく必要はないよね」「24時間の店舗が半分くらいになってもいいと思う。本当に必要なものがあれば少し離れた店舗にでもいけば済むし」との声が見られた。

 

さらに最近では多くの企業が人手不足に悩まされていることもあり、「こういうのをしっかりやってる会社の方が人も集まるでしょ」といった意見も上がっている。

 

デパートも正月休みが増える!?

2015年には、三越伊勢丹ホールディングスが一部の店舗を1月2日まで休業することを発表。今まで1月2日が初売りの定番とされてきたが、3日にずらすことで販売員のモチベーション向上などを狙いとしている。こちらも「新年に物を買う方がおかしい」「もっと休んでもいいのでは?」など支持する声が上がっていたが、一方で「2日の初売りが新年の楽しみだったから少しさみしいかな」「忙しくてなかなか買い物にもいけないから、初売りで毎年買いだめしてたのになぁ」と悲しむ声も。

 

しかし「正月は休んだ方がいい」といった意見が大半のようで、「家族でゆっくりおせちを食べるのが本来の日本の正月」「こういう動きが進んでいくと日本ももっとまともになるかもしれない」など将来に希望を見出す人も見られた。

 

これからは正月休みを設ける企業が増えていくのか、今後の動向にも注目していきたい。

ロイホ、ガストに続いてファミマまで! 24時間営業見直しの波が押し寄せるサービス業界

24時間いつでも買い物できるのが当たり前のコンビニエンスストア。しかし、ファミリーマートが24時間営業を見直すことが報じられ、「悪くないと思う」「深夜にお客さん全然いない店舗もあるし、合理的だと思う」と好意的な声が上がっている。

出典画像:ファミリーマート公式サイトより出典画像:ファミリーマート公式サイトより

 

ファミマの24時間営業見直しに称賛の声

今回24時間営業の見直しに踏み切ったのは、人手不足が深刻化しているため。すでに一部店舗では営業時間を短縮する実験を行っているようで、売り上げや人件費を検証し、今後24時間営業を続けるかどうか判断するという。

 

この報道に残念がる声が上がるかと思いきや、「変革の時期に来てると思う」「全部は嫌だけど、24時間営業する店舗は半分くらいで良いと思う」「やってれば便利だけど、やってなくても困るわけじゃないからね」と肯定的な意見が続出。24時間営業の店舗で働いているという人からも「ウチも24時間だけど、売れてない深夜の時間帯とか人件費の無駄だよね」「店長やってたけど、一人夜勤が当たり前だったし、過酷だった」という声も上がっている。

 

さらに、「セブン-イレブンのフランチャイズ加盟店に『ウチに加盟すれば深夜営業止められますよ』って誘えばファミマに引き抜けるんじゃない?」との意見も。

 

サービス業界に広がる営業時間短縮の波

最近では24時間営業を見直す店舗が増えていて、ファミレスでは今年ロイヤルホストが24時間営業を廃止。さらにガスト、ジョナサンも深夜営業を縮小している。この時にも「働き過ぎが改善されていくのは良いこと!」「サービス業もしっかり休む方向になってきて素晴らしい」と賛同の声が上がっていたが、ファミレスに関しては「ファミレスで友達と始発を待つあの感じはもうなくなるのか…」「深夜のファミレスで仕事するの捗って好きだったんだけどなあ」と残念がる声もちらほら。

 

国立国会図書館が2017年6月に発表した「小売・飲食業の深夜営業に関する動向」によると、百貨店のルミネも今年4月から約8割の店舗で閉店時刻を30分前倒し、イオンでは2016年3月から首都圏1都2県の総合スーパーの約7割で営業時間を短縮するなど、小売店にも営業時間短縮の波がきているよう。24時間オープンのイメージが強い牛丼チェーンの吉野家でも、2016年10月末の時点で24時間営業店舗が全体のほぼ半数に減少している。

 

ファミマの24時間営業廃止はまだ実験段階だが、果たして他のコンビニでも営業時間の短縮はあるのか、今後の展開に注目したい。