「どんどんやってほしい」レストランの“完全キャッシュレス化”に賛同の声

ロイヤルホールディングスは11月6日、完全キャッシュレスのレストラン「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」をオープンした。現金での精算ができないお店という斬新な試みに賛同の声が上がっている。

出典画像:「GATHERING TABLE PANTRY」公式サイトより出典画像:「GATHERING TABLE PANTRY」公式サイトより

 

タブレットで注文する次世代レストラン

同店の支払いには楽天の決済サービス「楽天ペイ」を活用。クレジットカードや「楽天Edy」などの主要電子マネーで支払うことができる。レストランのテーブルにはタブレットPCが置いてあり、利用者はこれを使って注文するという仕組みだ。

 

完全キャッシュレスにすることで業務を効率化し、店長業務の負担軽減など飲食店の課題を解消することが今回の狙い。現金に比べ支払いが高速化するだけでなく、決済情報が楽天ペイ上で連携されるので、清算業務などの作業を軽減することにも繋がるという。

 

飲食店に限らず様々なサービスでキャッシュレス化が進む昨今。ロイヤルホールディングスの試みにも、ネット上では「いいと思う、どんどんやってほしい」「現金勢の支払いの遅さは異常。混雑してるランチのピーク時とかは本当にイライラする」「もうそろそろ“財布”とかいう前時代的なものは淘汰されそう」「全店舗でやってくれれば良いのに」といった声が相次いだ。

 

現金での支払いは時代遅れ?

最近定期的に話題になる、現金派VS電子マネー・クレカ派の論争。今年10月に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、社会学者の古市憲寿が現金での支払いを批判して話題に。古市は「現金って気持ち悪いじゃないですか。だって誰が使ってるか分からない」と言い、現金自体への嫌悪感を吐露。さらに「コンビニで今時現金使うのってちょっと頭悪い人」と発言した。

 

挑発的な意見だったが、視聴者からは「頭悪いとまではいかないけど非効率だよね」「バスで現金使う人も意味がわからない」「現金払いオンリーの人って惰性で使ってるだけなのでは?」「小銭を探してもたもたした挙句1万円出す人とか見てると怒りで震える」といった賛同の声が。

 

一方で「まだまだ現金でしか払えない店とか多いから財布を手放せない」といった理由で、現金派が多いのも事実。「ソフトバンク・ペイメント・サービス」が10月に発表したアンケートでは、半数以上の人が普段から支払いに“現金”を使っているという結果になった。

 

ロイヤルホールディングスのキャッシュレスレストランは、現金派も多い日本でどのように受け入れられていくのか。電子マネーの普及状況とともに見守っていきたい。