雨の中でも良音再生するポータブルスピーカー! プロ厳選「感動のサウンド」を奏でる最新機器

スマホのスピーカーでは物足りないが、コンポまではちょっと……という人にオススメなのが、ポータブルスピーカー。スマホとワイヤレスでつなぐだけで、やっかいな設定もなく手軽に良音が楽しめる。多くが小型・軽量で持ち運びできるので、自宅だけでなく外出先でも使えて便利だ。

 

感動のサウンドを奏でる、ワンランク上の最新ポータブルスピーカーを、テクニカルライターの湯浅顕人さんが紹介する。

 

Beats「Beats Pill」は内部がアップグレードされ、サウンドがパワフルに進化

Beats
Beats Pill
実売価格2万4800円

 

大型化した独自のレーストラックウーファー、再設計されたツイーターなど内部がアップグレードされ、部屋中を満たすパワフルなサウンドを創出。USB-Cケーブルでつなげば、優れた音質のロスレスオーディオを楽しめる。

 

サイズアップした独自のレーストラックウーファーを搭載。動かせる空気が90%増加し、より深みのある低音を実現した。

 

ロスレスオーディオの再生に対応。USB-CケーブルでPCやスマホ、DAPなどとつなげば、ロスレスオーディオの高解像度なサウンドを楽しめる。

IP67等級の防塵・ 耐水性能を持ち、プールやビーチ、雨の中でも安心。最大24時間持続するバッテリーを備え、日帰りキャンプなら余裕で稼働する。

 

湯浅’sCheck!
PCとつないで高音質なロスレスサウンドを堪能

「固定されたツイーターによる、中高音域の美しさが魅力。PCにUSB接続すると、ロスレス音質で出力できる外部スピーカーとして使え、ゲームや動画鑑賞を遅延を気にせず楽しめます」

 

ソニー「ULT FIELD 1」はコンパクトなボディながら、パワフルでクリアなサウンド

ソニー
ULT FIELD 1

実売価格1万7860円

 

アリーナの最前列にいるような臨場感を体感できる一台。ウーファーとツイーターを搭載し、コンパクトボディながらパワフルな低域とクリアな高域を再生する。縦置き、横置きどちらでも使用可能なので、置き場所を問わず楽しめる。

 

IP67等級の防水・防塵性能を備え、バスルームでもリスニングを楽しめる。サビにも強く、ビーチなどのアウトドアでも活躍。

 

ULTボタンを装備。ULT POWER SOUNDをオンにすると、ダイナミックな低音を創出する。ウーファーとツイーター搭載により幅広い音域をカバー。

 

湯浅’sCheck!
音楽を手軽かつ良音で楽しみたい人に!

「重低音の大迫力と、高域の美しさを兼ね備え、正面から向かい合って高音質で楽しみたい人向けです。防水・防塵だけでなく防錆性能も備え、風呂や海岸で高音質を楽しみたい人にも◎」

 

ビクター「ポータブルワイヤレススピーカー」は小型ながら上質なサウンドと豊かな音楽空間を楽しめる

ビクター
ポータブルワイヤレススピーカー SP-WS02BT
実売価格1万9800円

 

デスクトップサイズの小型ボディながらウーファーとツイーター、大型のパッシブラジエーターを搭載。クリアな中高域と重厚な低音のステレオ再生を満喫できる。エンクロージャーに天然木を採用し、インテリアにもなじむ。

 

ボディに天然木を採用。天然素材ならではの温もりのある質感が楽しめる。天面にはビクターを象徴する「ニッパー(犬のマーク)」のプリントも。

 

中央にウーファー、左右にシルクドームツィーター、リアに大型パッシブラジエーターを搭載。クリアな中高域と重厚な低音のステレオ再生が実現する。

 

湯浅’sCheck!
もう1台増設すれば、より広大なステレオ再生

「美しいウッドデザインは、場所を選ばず雰囲気を盛り上げてくれます。左右にツイーターを搭載し、1台でステレオ再生でき、2台つなげてさらに広がりのあるステレオシステムも構築可能」

 

アンカー「Soundcore Motion X500」は空間オーディオを搭載し、豊かな立体音響を再現

アンカー・ジャパン
Soundcore Motion X500
実売価格1万9990円

 

空間オーディオ搭載のHi-Fiモデル。独自の空間オーディオアルゴリズムと3つのドライバーにより、部屋全体を包み込むような立体音響を実現する。LDACコーデックに対応し、ワイヤレスでも原音に近いクリアな音楽を再現。

 

ボタンひと押しで、①空間オーディオ+低音強化、②空間オーディオ強化、③標準の3つのモードの切り替えが可能。シーンに合わせて使える。

 

15Wのフルレンジドライバーを正面に2基、10Wのフルレンジドライバー1基を上部に搭載。最大40Wの迫力サウンドを実現する。

 

湯浅’sCheck!
部屋全体に広がる音を存分に楽しめる

「360度に音が放出される空間オーディオで、部屋の中央に置いて全体に音の広がりを楽しめる。大出力なので、広めの部屋でも隅々まで音が行き渡り、食事や家事をしながら聴けます」

 

「Sonos Roam 2」はWi-Fi接続にも対応し、スマートスピーカーとしても活躍

Sonos
Sonos Roam 2
実売価格2万5800円

 

430gの軽量ボディながら、大型スピーカーに迫るクリアで深みのあるきめ細やかなサウンドを実現。1回の充電で最長10時間連続再生、IP67の防水・防塵設計で、アウトドアでも活躍する。Wi-Fi/Bluetooth接続に対応。

 

ツイーターとミッドウーファーを1基ずつ搭載。スピーカーの音響構造に合わせてチューニングされた2基のデジタルアンプも内蔵する。

 

「Sonosアプリ」を用意。ダウンロードしてWi-Fiに接続すると、ストリーミングサービスへアクセスしたり、流行の曲を検索したりできる。

 

湯浅’sCheck!
置き場所や環境を選ばず、どこでも良音を堪能できる

「省スペースな縦置きでも、安定した横置きでも、自動的に最適な音響に調整。水だけでなく砂や泥、暑さにも強い設計とあいまって、不安定な地形の岩場などでも高音質を楽しめます」

 

私が選びました!
テクニカルライター:湯浅顕人さん

AV機器やPC、ガジェットなど幅広くカバーするライター。週末にはキャンプをエンジョイするアウトドア派でもある。

 

※「GetNavi」2024月12号に掲載された記事を再編集したものです

 

Appleユーザーにおすすめ、防水Bluetoothスピーカー! 動画クリエイター・たかぼんに聞く、ブラックフライデー戦利品

日用品から、普段はちょっと手を出しにくいような高級家電まで、多くのアイテムがお得になったブラックフライデー。駆け込みで買ったものが手に届き、ようやく使い始められるという人もいるのでは。

 

そうしたなか、日ごろ最新の家電やガジェットに触れ、身をもって使い勝手を検証している有識者たちはどんな買い物をしたのでしょうか。今回は、「1K8畳でひとり暮らし」するなかで、「これいいな」と思った生活雑貨やガジェットの情報を発信している、「たかぼん」さんが購入した2アイテムをご紹介します。

 

たかぼん

お気に入りのモノや部屋づくりについて発信。 ホワイト×ナチュラルウッドの組み合わせが好き。YouTube登録者3万人。

XInstagram /  YouTubeROOM

 

Appleユーザーにおすすめの「防水ワイヤレススピーカー」

↑「Beats Pill」シャンパンゴールド(写真提供:たかぼんさん)

 

まず一つ目は、ワイヤレスBluetoothスピーカーの「Beats Pill」。もともと、お風呂で使うためのスピーカーを探していたと言います。それまで使っていた2000円ほどのスピーカーでは物足りず、防水性能の良いスピーカーにアップグレードしようと思っていたそう。

 

「浴室でYouTubeを見たり音楽を聴いたりするので、音質や音量についてもっと満足できるものが欲しかったんです。低音がしっかり聞こえるようになり、音質が格段に良くなりました。前のスピーカーは(iPhoneと接続した状態の場合)、シャワーを浴びながらだと音量を7~8割にしないと聞きにくかったのですが、Beats Pillなら3割ほどの音量でも聞けます」(たかぼんさん)

 

これまで使っていたスピーカーとはそもそも価格帯が違うので、音量・音質共に順当にレベルアップできたようです。また、Bluetoothスピーカーの接続方式には「SBC」という規格がよく使われますが、「Beats Pill」は「AAC」に対応しており、音声の遅延が少なく、スムーズにコンテンツを楽しめる点も良いと話します。

 

さらに、「Beats Pill」はApple製品との相性が良く、接続がスムーズである点も、iPhoneやMacBookユーザーであるたかぼんさんにとっては、魅力だと言います。BeatsブランドがApple傘下である恩恵です。

 

「Apple IDでログインした端末同士でペアリングされ、1度接続すれば他の端末との切り替えがスムーズにできるのが便利です。以前使っていたBluetoothスピーカーでは都度、切り替えの際に接続の解除をしなければならないのが面倒でしたが、このスピーカーなら例えば、iPadからiPhoneに切り替えたい時にワンタップで済みます」(たかぼんさん)

 

たかぼんさんがセールで購入した際の金額は、1万9800円。通常価格は2万4800円ほどで、アマゾンではだいたい2万2000円程度で販売されているそう。2万円を切ってくると、お得感が増しますね。

↑シャンパンゴールドは家のインテリアに合っていて、持ち物との統一感も出せるので、デザイン面でも満足しているそう(写真提供:たかぼんさん)

 

Beats
Beats Pill ワイヤレスBluetoothスピーカー

 

普段はなかなか手が出しづらい、おしゃれブランドのポーチが2000円オフに

続いて、Native Unionというブランドの「テックオーガナイザー」。おしゃれなガジェットポーチです。たかぼんさん曰く、同ブランドは「デザインが凝っていて、スタイリッシュなiPhoneアクセサリーやケースを作っている」。ただ、ちょっと高い印象があるとのこと。

↑Native Union W.F.A テックオーガナイザー。「見た目もスタイリッシュに決まるので、持ち歩きたくなるアイテム」との談(写真提供:たかぼんさん)

 

「例えばiPhoneケースが6000円や7000円することもあるので、普段はなかなか手が出しにくい価格帯です。でも今回のセールで4312円になっていたので、約2000円もお得に買えました(通常価格は6160円)」(たかぼんさん)

 

手触りはアウトドアブランドのバックパックのような、固めの質感。自立するので形がくずれにくく、耐久性がありそうです。撥水加工が施されており、ファスナーも止水ジップで安心です。

↑横にしっかり開くので、中が見やすいのもうれしいポイント。コンパクトな見た目ながら収納力も〇(写真提供:たかぼんさん)

 

ガジェット関連のアイテムを持ち歩くことが多い、たかぼんさん。以前は無印良品の大きめポーチを使っていたそう。

 

新たにトラックボールマウスを使い始め、持ち運ぶ際に専用ケースに入れるようになったのがきっかけでポーチのスペースが空き、これまでよりもコンパクトなサイズのものに切り替えたと言います。

 

「デザインも気に入っています。ブラックやグリーンといった定番色もありますが、僕は『クラフト』を選びました。色合いがナチュラルで温かみがあり、他の持ち物のテイストともよく合っていると思います」(たかぼんさん)

 

ガジェット好きにとって、「収納」は避けて通れないテーマ。持ち運ぶためのアイテムにもこだわりたい人にとっては、ブラックフライデーはまさしく狙い目と言えますね。

 

Native Union
W.F.A テックオーガナイザー

無線でハイレゾ再生が楽しめる!? プロが解説する注目DAP・ワイヤレススピーカー3選【2023年上半期で売れたモノSELECTION デジタル編】

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「デジタル編」から、高音質で楽しめる注目のワイヤレススピーカーとDAPの3モデルを紹介。専用機ならではの良音再生や無線でもハイレゾ再生が楽しめるなど、ヒットの秘密を解説してくれるのはAVライターの野村ケンジさんとAV評論家の藤原陽祐さんだ。

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【ワイヤレススピーカー】ハイレゾ再生にも対応したストリーミング時代の飛行船

Bowers & Wilkins
Zeppelin
実売価格10万8900円
2022年3月発売

2007年(※)にiPhone / iPod用スピーカーとして登場したZeppelinの4代目モデル。専用のMusicアプリですべての設定や操作が行える。Deezer、Spotify、Amazon Musicほか音楽サブスク再生(ハイレゾ対応)なども可能だ。

※ 国内発売は2008年

 

↑3Way5スピーカーによる構成。左右にツイーターとミッドレンジ・ドライブ・ユニット、中央に150mmの大口径サブウーファーを搭載する

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>AV評論家 藤原陽祐さん
新聞記者、専門誌編集を経てフリーに。イヤホンからハイエンドオーディオまで明確に論評する。

 

伝統あるブランドの艶やかな音が堪能できる

「世界的なスピーカーメーカーB&Wが手がけたHi-Fi志向の強いワイヤレス・スマートスピーカー。96kHz / 24bitのハイレゾ・ストリーミングサービスに対応し、フレッシュで艶やかなサウンドが楽しめます」(藤原さん)

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★

 

【DAP】あらゆる音源を専用機ならではの良音で再生

ソニー
ウォークマン NW-A300シリーズ
実売価格4万6200円(NW-A306)
2023年1月発売

最大約36時間再生が可能な “ストリーミングウォークマン” 。ワイヤレス再生時や音楽サブスク利用時に音質アップスケーリング機能「DSEE Ultimate」を適用可能だ。64GB(A307)と32GB (A306)をラインナップ。

 

↑金を添加した「高音質はんだ」を採用し、音の広がりと定位感が向上。基板配置を最適化し、S / N感(※)もアップした

 

※:S / Nとは、シグナル(S)に対するノイズ(N)比率のこと。実際の聴感としてのクリアさについて、「S / N感が良い」「高S / N」などと表現する

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>AVライター 野村ケンジさん
ヘッドホン・イヤホン、DAPなどに明るい。TBSテレビ開運音楽堂「ノムケンLab」に出演中。

 

専用プラグでつなぐとより高音質で楽しめる

「上位モデルと同じ4極3.5mmコネクタを用いた “グラウンド分離” を採用。専用プラグを利用すると、さらに音質が向上します。Blue toothのLDAC接続にも対応しており、ニュアンス表現の巧みさもなかなかです」(野村さん)

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★★★

 

【DAP】有線でも無線でもハイレゾ再生が楽しめる

Shanling
M0Pro
実売価格1万9770円
2023年3月発売

2018年にヒットした超小型DAP「M0」の最新作。手のひらに収まる小型サイズながら、最大384kHz/32bitまでのPCMとDSD128の再生が可能だ。LDACに対応し、ワイヤレスでもハイレゾの高音質が楽しめる。

 

↑別売の「3.5mm to 4.4mmバランスアダプタ」(実売価格1980円)。4.4mmのバランス出力が可能になる

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>AVライター 野村ケンジさん

 

この価格でこの装備と機能。ヒットも納得の一台です

「DACにESS社製『ES9219C』をデュアル搭載し、端子も3.5mm5極端子を用いたバランス出力を採用。BluetoothはLDACやaptXに対応するうえ、USB DAC機能も備えるなど高コスパです。初回ロットは1週間で完売」(野村さん)

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★★★

水辺でも安心のスピーカーは? プロが教える屋外&屋内シーン別オススメモデル4選

インテリアに合わせたり、屋外へ持ち運んだり、スピーカー選びのポイントは人にとってさまざまだと思う。そこで本記事では、AVライターの野村ケンジさんに教えてもらった、インテリア派と野外派、それぞれにぴったりのスピーカー4モデルを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました

AVライター 野村ケンジさん
AVジャンルで幅広く活躍する。「開運音楽堂」(TBS)や「みケらじ!」(レインボータウンFM)などに出演中。

 

【シーン1】テラスやアウトドアでも音楽を聴きたい!

屋外へ気軽に持ち運び室内ではスタンドでリスニング

Polaroid
P4 Music Player(ワイヤレスプレーヤー)
実売価格3万9600円

ポラロイド初のBluetoothスピーカー「Polaroid Music」シリーズのひとつ。最大15時間の連続再生が可能。別売でホームリスニングに最適な専用スタンド(価格1万2500円)を用意する。2台をペア使用することでステレオ再生もできる。

再生チャンネル 1.0ch
スピーカー構成 3Way
周波数帯域 60Hz~ 20kHz
実用最大出力 60W

 

↑カジュアルなデザインのP4。W300 ×H220×D90mm/約2.7kgとシリーズ最大サイズで、パワフル&大音量再生が可能だ

 

プロの推しポイント!

インテリアに馴染むスタンド設置がオススメ

「2台使ってのステレオ再生も魅力的ですが、最大出力60Wと、ある程度の音量が確保されており1台でも充分楽しめます。室内では別売スタンドを活用してスマートに設置できます」(野村さん、以下同)

 

重低音とイルミネーションで屋外パーティも大盛り上がり

Tribit
StormBox Blast(ポータブルスピーカー)
実売価格2万2990円

TWSやBluetoothスピーカーを中心にハイコスパな製品を展開するTribitのポータブルスピーカー。大型スピーカーによる大音量や低域ブースト機能、最大20時間の連続再生、IPX7の防水性能など屋外で楽しめる。

再生チャンネル 2.0ch
スピーカー構成 2Way
周波数帯域 50Hz~ 20kHz
実用最大出力 90W

 

↑31mmトゥイーター×2、30Wの101mmウーファー×2、パッシブラジエーター×2の構成。パワフルなサウンドを実現する

 

プロの推しポイント!

高い防水性能と外部給電機能が便利

「大型スピーカーでIPX7の防水性能を確保している製品はレア。海岸や湖畔などの水辺でも安心して使えます。スマホへ充電できる外部給電機能も、いざというときにとても便利です」

 

【シーン2】インテリアに合わせて選びたい!

様々な場所に設置できるスリムなフォルムが魅力

BANG & OLUFSEN
Beosound Emerge(ワイヤレスプレーヤー)
実売価格9万3990円

B5判のブックシェルフ型Wi-Fiスピーカー。ウーファーを横向きに配置したことによりデスクで邪魔にならず、本棚やキッチンカウンターなど場所を選ばずスマートに設置できる。部屋に合わせて音響を最適化する自動音響補正機能も搭載。

再生チャンネル 1.0ch
スピーカー構成 3Way
周波数帯域 45Hz~ 22kHz
実用最大出力 120W

 

↑パールブラスト加工のアルミニウムやオーク材、Kvadrat社製ニットファブリックを採用。上質なデザインが魅力だ

 

プロの推しポイント!

どんなインテリアにも違和感なく溶け込みます

「一見しただけではオーディオ機器と気付かない、個性的かつスタイリッシュなデザインが特徴。コンパクトながら3基のスピーカーを搭載し、パワフルでクリアなサウンドが楽しめます」

 

音もデザインも個性的でロック&ジャズ好きは要注目

Marshall
WOBURN III(ワイヤレススピーカー)
実売価格9万9980円

ギターアンプを彷彿させるMarshall製Bluetoothスピーカー。新開発の3ウェイドライバーシステムを搭載し、高音から低音まで表現力の高いサウンドを実現した。HDMI端子を搭載し、テレビやPCの音も出力可能。

再生チャンネル 2.0ch
スピーカー構成 3Way
周波数帯域 35Hz~ 20kHz
実用最大出力 150W

 

↑操作系もギターアンプそのもの。BluetoothコーデックはSBCのみだが、将来的にはLE Audioへの対応を予定だ

 

プロの推しポイント!

ギターフリークならずとも部屋に飾りたい逸品

「熱気溢れるサウンドや存在感のあるデザインなど、音楽好きにはたまらないモデル。HDMI端子を採用するスピーカーはまだ少ないので、テレビの音を鳴らせるのも嬉しいポイントです」

アップルの新HomePodなど、プロがいま気になるオーディオ製品はどれ?

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

手軽にマイホームシアターを体感できる3Dサウンドヘッドホン

ヤマハ
YH-L700A

実売価格6万6000円

<映画や音楽コンテンツを没入感の高い音で楽しめる>

サウンドバーよりも手軽にシアター体験ができるワイヤレスヘッドホン。2ch音源を立体音響に変換する「3D サウンドフィールド」や、7つの「サラウンドモード」といった独自の3次元音場再生機能を備え、あらゆるコンテンツを最適な3D音場で再現する。

 

【プロも注目】

映像に合わせた音場拡張効果を楽しめる『3D サウンドフィールド』を搭載。同社独自のノウハウが詰まったリアルなサラウンド感が堪能できます」(AVライター・野村ケンジさん)

↑「ヘッドトラッキング」機能を搭載。顔の向きと頭の動きを感知して音の鳴る位置を調整し、周囲で音が鳴っている感覚を生む

 

【ヒットアナリティクス】
ハイレベルなサラウンドに加え先進のインテリジェント機能が光る

サラウンド機能が最大の目玉だが、聴覚保護のリスニングケア(アドバンスド)やパーソナライズ可能なリスニングオプティマイザーなどインテリジェントな機能も魅力。ヘッドホンとしては高価だが、本格的なサラウンドシステムを揃えるよりは手ごろだ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:2

 

画期的なサウンドと進化した知能を兼備する新HomePod

Apple
HomePod(第2世代)

実売価格4万4800円

<安全で安心なスマートホーム体験を提供>

音声アシスタントSiriに対応したスマートスピーカー「HomePod」の新作。独自のオーディオテクノロジーにより、豊かで深みのある低音、自然な中音、クリアで繊細な高音を再生する。Siriとの連携機能も強化され、スマートホームのハブとしても活躍。

 

【プロも注目】

HomePod miniと同等の使い勝手でありながら、さらにウーファーによる重低音の体験が可能。Apple TV 4Kを介したTV連携も魅力です」(モバイルライター・井上 晃さん)

↑サウンドをリアルタイムで最適に調整。パワフルかつクリアな音響体験を提供してくれる

 

【ヒットアナリティクス】
価格を超えた特別な音が体感できる

本機のポテンシャルを最大限に発揮するなら、本体を2台と、対応世代のApple TV 4K、ARC/eARC対応の薄型テレビを揃えて特別なホームシアターを構築したい。本機を2台購入すると約9万円の出費となるが、映画館に迫るサウンドは十分な価値アリ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:4

 

 

無線で7.1.4chシステムが実現! 完全ワイヤレスサウンドバー

JBL
BAR 1000

実売価格14万3000円

<オーディオ知識がなくてもリアルサラウンドが完成>

最新の立体音響フォーマット「Dolby Atmos」や「DTS:X」に完全対応した、本格的な7.1.4chのサラウンドシステム。サウンドバーにワイヤレス・サブウーファー、充電式ワイヤレス・サラウンドスピーカーで立体音場を創出する。

 

【プロも注目】

完全ワイヤレスのリアスピーカーを装備し、ギミックではない自然なサラウンド感が得られます。本体に接続すると自動的に充電される仕組みも便利」(AV評論家・藤原陽祐さん)

↑「MultiBeam」テクノロジーを採用。サウンドバーながら、Dolby AtmosとDTS:Xを完全な立体音響として再現できる

 

【ヒットアナリティクス】
ホームシアターシステムに完全ワイヤレスの波が押し寄せる!?

JBL初の「完全ワイヤレス」のリアスピーカー採用モデル。「常設」から「使うときだけ置く」という発想の転換で、リアルな7.1.4chサラウンドが実現する。サウンドバーとしてはやや高価だが、オールインワンのシステムであることを考えればおトクだ。

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:3

 

 

プロがじっくり検証! バズりモノ実力診断、AV6選

SNSやテレビ番組などで話題となっているAV機器を、評論家やライター、GetNavi編集部員がじっくりと試用。使ってみてわかったホントのトコロを、じっくりこってりとレビューします!!

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【No.1】8K液晶で培った技術で細部まで見通しの良い映像が存分に楽しめる!(藤原)

<4K有機ELテレビ>

シャープ

4T-C55CQ1

実売価格28万6000円

「シャープの有機ELテレビが欲しい」というAQUOSファンからの要望に応えて登場し、話題に。新開発の4K処理エンジンを搭載するとともに、8K開発で培った画像処理技術を生かすことで、高精細で色鮮やかな映像を表示する。

SPEC ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI入力×4、USB×2ほか ●サイズ/質量:W1228×H771×D290mm/約28.0kg

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経て独立。核心を突いた評論とわかりやすい解説で読者から支持されている。

 

長年液晶を牽引してきたシャープが放つ有機EL

本機は“液晶のシャープ”が初めて手がけた有機ELテレビだ。長年、液晶市場を牽引してきた同社だが、ファンからの要望に応えるとともに、8K・4K液晶に“4K有機EL”を追加してさらにユーザー層を広げたいというメーカー側の思惑もあり製品化が実現。液晶モデルと差別化を図るべく、あえてAQUOSの冠は省かれた。メリハリが効いた、明るく見通しの良い映像は、多くの高画質愛好家から好評を博している。

 

パネル自体は他の国内メーカー同様、LGディスプレイ製を採用。映像エンジンは完全オリジナルの「Medalist S1」で、これは4K液晶にも採用されているが、元々有機ELとの組み合わせを想定して開発されたものだ。映像の見え方に大きく影響する中間輝度の制御や、黒からローライトの階調性の設定など、有機ELの持ち味を積極的に引き出すための工夫が数多く投入されている。

 

有機ELパネルの輝度性能を最大限に引き出す独自制御技術「Sparkling Drive」をはじめ、様々な映像を臨場感豊かに再現する「4K Master アップコンバートプロ」、音声の聞き取りやすさと広がり感を高める「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」などにより高画質・高音質を堪能できた。シャープの新たなる挑戦を感じられるモデルといえよう。

 

★新開発の映像エンジンを搭載し、あらゆる4Kコンテンツを最適化

新開発の画像エンジン「Medalist S1」を搭載。「Sparkling Drive」技術により、暗いシーンではピークが際立ち、明るい画柄では明部・暗部の階調を飛ばすことなくディテールを丁寧に描き出す。

 

★8Kテレビ開発で培ったアップコン技術を応用

8Kアップコンバート技術を4K用にアレンジした「4K Masterアップコンバートプロ」を搭載。解像度や映像レベルを判別して最適な高精細処理を行い、様々な映像コンテンツを臨場感豊かに再現する。

 

★65Wの余裕の音声出力で臨場感あふれる高音質を実現

サウンドシステムは、7基のスピーカーユニットを総合出力65Wのアンプで駆動する「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用。引き締まったメリハリのある音で、声の明瞭度も高い。

 

【診断結果】

 

【No.2】持ち歩きやすいコンパクトサイズながら全方位的にサウンドを響かせる!(山本)

<ワイヤレススピーカー>

バルミューダ

バルミューダ ザ・スピーカー

実売価格3万5200円

上向きに設置した77mmスピーカーを搭載。独自ドライブユニットで音を拡散させて、立体的なサウンドを実現した。LEDが楽曲に合わせて輝くのも魅力。予約開始時から注文が殺到し、同社史上最多の予約数を記録した。

SPEC ●アンプ部最大出力:8W ●連続再生時間:約7時間 ●充電時間:約2.5時間 ●接続端子:3.5mmステレオミニ入力×1 ●サイズ/質量:φ105×H188mm/約1.0kg

オーディオライター

山本 敦さん

本誌をはじめ雑誌やウェブでオーディオ記事を多数執筆する。新製品や新技術に精通し、試した製品の数は数知れず。

 

落ち着いた場面からパーティまで広範囲で活躍

初見では、斬新なLEDランタンで話題を呼んだバルミューダらしいレトロなデザインに魅力を感じた。本機のLEDも輝き方に雰囲気があり、好感が持てる。光自体が思っていた以上に明るく、照明器具としても活用できる。

 

バッテリーを内蔵し、フルチャージから約7時間ワイヤレスで使えるのも美点。片手で持てるので、手軽に庭などへ持ち出せる。ただ、屋外用途を考えると防水・防滴に非対応なのはやや残念だ。

 

サウンド面においては、特定の帯域に偏らないナチュラルなバランスなのでBGMとして光と音楽を一緒に楽しむのに最適。いま流行の「家キャン」で使ってみるのもアリだろう。音の広がり感は、サラウンド対応の製品と違って自然な雰囲気に感じられる。出力がそれなりにあるので、華やかなLEDライトとともに、パーティ用としても活躍するはずだ。

 

ライトのモードを「Beat」にするとロック・ポップス系の楽曲に合った。光を長く見つめているとややうるさく感じるので、落ち着きたいなら「Ambient」や「Candle」に変えて女性ジャズボーカルを聴くとなお良い。

 

ちなみに、スマホにはBluetooth接続可能で、シンプルなワイヤレススピーカーとして使いやすい。デジタル製品に不慣れな人へのプレゼントにも◎だ。

 

★コンパクトかつバッテリー内蔵でどこにでも持ち歩きやすい

本体にバッテリーを内蔵しているので、フルチャージから約7時間ポータブルで使える。サイズもコンパクトで持ちやすく、パーティやBBQなど屋内外のイベントにも手軽に持って行きやすい。

 

★ナチュラルバランスなサウンドで落ち着いて楽しめる!

独自のドライブユニットによる音声は360度全方位に広がるので、置き場所にかかわらず同じように音楽を楽しめる。音色をゆったりと味わえるナチュラルバランスなサウンドも美点だ。

 

★LEDの輝き方は雰囲気があって心地良い!

LEDの光り方は抑揚の効いた「Ambient」(左)、落ち着いた光の「Candle」(中央)、最もダイナミックに輝く「Beat」(右)の3モードからセレクト可能。真空管を思わせる雰囲気のある輝きが美しい。

 

【診断結果】

 

【No.3】設置したら生活が一変! 楽しみが一気に増える魔法のランプ(湯浅)

<3 in 1 シーリングライト>

ポップイン

popIn Aladdin 2

実売価格9万9800円

ホームプロジェクター市場のシェア約4割を獲得したプロジェクター&スピーカー内蔵シーリングライト「popIn Aladdin」の最新型。新たにフルHD画質に対応しており、動画配信サービスの視聴やアプリの使用ができる。

SPEC ●投写方式:単板DLP ●明るさ:700lm ●上下可動域:0〜32度 ●台形補正:水平40度/垂直40度 ●スピーカー出力:8W+8W ●サイズ/質量:W476×H145×D476mm/4.9kg

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。プロジェクターは20年近く愛用しており、趣味のアウトドアでも使っている。

 

設置面積は実質ゼロで照明・映像・音楽の3役

本機の設置は、天井の引っ掛けシーリングに取り付けるだけ。20分ほどで完了した。筆者の部屋は投写位置が近距離かつ斜めだったが、歪みなく大画面に表示できた。

 

映像はかなり明るく、白壁への投写でも満足の画質。晴れの日の室内でも、内容を確認できる程度には映る。夜は、部屋を真っ暗にせず普通に行動できる程度の明るさでも、楽しく観られるレベルの明るい映像を視聴することができた。

 

Android搭載で、動画配信サービスのアプリなどが用意されているのはユニーク。ただし、Google Playには対応せず、独自のアプリ配信サービスを利用するのだが、用意されているアプリがかなり少ない。これは今後増えていくことに期待したい。

 

HDMI入力はないものの、対応するテレビやレコーダーなら映像をWi-Fi経由で再生可能だ。

 

また、大きな魅力なのは、Bluetoothスピーカーとしても使えること。つまり天井スピーカーにもなるということで、カフェなどの店内のように、部屋中にまんべんなく広がる音を楽しめた。

 

設置面積が実質ゼロで、部屋に巨大な画面が登場するのはやはりスゴい。好きな写真を眺めたり、時計や目覚ましとしても使えたりできるほか、照明の色合いも変えられる。生活の様々なシーンに色々な楽しみをもたらしてくれる、本機はまさに「魔法のランプ」だ。

 

★Bluetooth対応だから天井スピーカーでカフェ気分

スマホやAVアンプなどの音声を天井から流せる。プロジェクター部分だけをオフにすることも可能なので、YouTubeや各種VODサービスなどで音声だけ流したい場合にも便利だ。

 

★動画配信サイトのほか子ども向けコンテンツも

YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Paravi、Abema TV、U-NEXT、DAZNなど、主要なVODに対応。絵本や実物で見られる動物図鑑など、子ども向けコンテンツも豊富だ。

 

★近距離の斜めからでも大画面で投写できる

設置した場所は、壁からは1.4mしか離せず、しかも画面の中央から左に60cmもズレている。それでもこの大画面。スペック上は約1.5m離れれば80インチ以上での映写が可能になる。

 

【診断結果】

 

【No.4】最高峰のノイキャン性能とかゆい所に手の届く利便性を兼ね備えた隙のないモデル(野村)

<ワイヤレスヘッドホン>

ソニー

WH-1000XM4

実売価格4万4000円

前モデルで初採用した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」をBluetoothオーディオSoCと新たに連係。新アルゴリズムを採用し、ノイキャン性能がさらに向上した。価格比較サイトなどでジャンル内売上が上位に。

SPEC ●ドライバー型式:密閉ダイナミック型 ●再生周波数帯域:4Hz〜40kHz ●インピーダンス:40Ω ●連続再生時間:最大30時間(NCオン時)●質量:約254g

オーディオライター

野村ケンジさん

市場に流通するほとんどのヘッドホン・イヤホンを視聴済み。的確な分析と評論には定評がある。

 

どこでも音楽を楽しめるノイキャン&多機能を実現

ノイキャンワイヤレスヘッドホンのランドマーク的存在といえるシリーズが進化。実際に試してみると、その優等生っぷりに感心した。従来モデルでも世界最高クラスの高精度なアクティブノイキャン機能を持っていたが、本製品では毎秒700回もの頻度でセンシングを行うことで、リアルタイムでノイキャンを最適化。いつでも理想的なノイキャン効果を発揮してくれる。さらに、専用スマホアプリを利用することで、アプリがスマホのセンサーから得た情報を受けて、そのときの行動や場所に合わせてノイキャンの強さや外音取り込みモードのオン/オフなどを自動で切り替える機能まで備える。

 

ユーザーが声を発するだけで一時停止/外音取り込みモードに切り替える「スピーク・トゥ・チャット」は、ユーザー本人の声にしか反応しないので、街なかで他人の声で作動することを防げる。また、ヘッドホンを外すと自動で音楽が停止するセンサーを新搭載。停止を忘れて外したヘッドホンから音楽が流れ続けることもない。

 

イヤホンほどではないが、スイーベル&折り畳み構造とケーブルや本体をまとめて収納できる付属ケースによる携帯性の高さも◎。

 

肝心の音質は、LDACコーデック対応によって、Androidスマホならハイレゾクラスの高音質が楽しめるのがイイ。室内では有線で最高の音を楽しめる。

 

★頭から外すだけで自動停止! 電源自動オフの設定も可能

本体を外すと自動的に音楽を一時停止してくれるセンサーを新搭載。屋外利用時の環境エチケットにも役立つ。電源の自動オフも設定できるので、バッテリーのムダ使いを予防可能だ。

 

★外出時の普段使いではワイヤレスで室内では有線でと使い分け

LDACコーデックの採用によりワイヤレスでもハイレゾ級のサウンドを聴かせてくれるが、室内では付属のヘッドホンケーブルによる有線利用がオススメ。ワイヤレスでは実現できない高音質を楽しめる。

 

★持ち運びに便利なセミハードケース

高機能でありながらもコンパクトに折りたためるポータビリティの高さも魅力のひとつ。付属のセミハードケースに本体や付属ケーブル類をまとめられるので、バッグのなかにすっきり収まる。

 

【診断結果】

 

【No.5】ボーズシアターが3万円の衝撃! 開封して2分で使い始められる手軽な操作性も魅力(川内)

<シアターバー>

ボーズ

Bose TV Speaker

実売価格3万3000円

高さ5cm強のコンパクトサイズながら、フルレンジドライバーを2基搭載。豊かなサウンドを楽しめる。スマホやPCなどとBluetooth接続してオーディオスピーカーとしても使える。家電量販店やオーディオ専門店で爆売れ中。

SPEC ●入力端子:HDMI(ARC対応)×1、光デジタル×1、3.5mmステレオミニ×1ほか ●光デジタルケーブル長:1.5m ●サイズ/質量:W594×H56×D102mm/2.0kg

GetNavi編集長

川内一史

AV担当歴は約8年。ボーズの現行製品はほぼ試聴済みで、現在はサングラスのBose Frames Altoを愛用中。

 

シンプル仕様ながらテレビの音がグレードアップ

ボーズのテレビ用シアタースピーカーといえば、ド定番の鉄板アイテム。これが3万円ちょっとで手に入るのは衝撃的で、正直ちょっと訝しみながら試してみた。

 

ワンボディのバースピーカーで、付属の光デジタルケーブル1本でテレビと接続するシンプル仕様。「ホームシアターシステムって接続や設定がめんどくさそう……」と敬遠する人が多いなか、本機はマジで開封して2分で音が出るほど手軽だ。本体にはHDMIや3.5mmステレオミニ端子も備えており、ケーブルを用意すればこれらで接続することもできる。

 

肝心の音質をチェック。ボーズならではのイキイキとした大迫力サウンド、とまではいかないが、確実にテレビの音をグレードアップさせる。我が家のテレビは前向きスピーカー搭載の音質重視モデルだが、それでも歴然とした違いがあった。リモコンのボタンひとつで、低音を強調したり、人の声を聞き取りやすくしたりと、音質をチューニングできるのも良い。

 

テレビを視聴しないときは、スマホなどの音楽をワイヤレス再生可能。リモコンのBluetoothボタンを押すだけでペアリングの準備ができ、デバイスとの接続は快速。ポータブルタイプのスピーカーとは一線を画す、余裕のあるサウンドを手軽に楽しめた。“必要十二分”の性能を備える、コスパ最強シアターとして推したい。

 

★初期設定などは必要なくケーブルをつなげば音が出る

光デジタルのほか、HDMIや3.5mmステレオミニ端子を装備。付属のケーブル一本でテレビと接続したら、初期設定をする必要なく音が出る。バッテリーは非内蔵で、電源はACのみだ。

 

★リモコンのボタンワンタッチで各種の便利機能を使いこなせる

リモコンは小型でシンプルな設計。テレビ←→Bluetoothの切り替えや、低音を強化する「BASS」、視聴中の番組を分析して人の声を強調する「ダイアログモード」などをワンタッチで設定できる。

 

★スマホやPC内の音楽も手軽に高音質で再生できる

Bluetooth機能を搭載し、スマホなどの音楽をワイヤレス再生可能。テレビを視聴しないときでも、明瞭かつパワフルな余裕のあるサウンドを、手軽に楽しめるのはうれしい。

 

【診断結果】

 

【No.6】音声認識がとにかく優秀でテレビを使う機会が急増!(Masuo)

<セットトップボックス>

Amazon.com

Fire TV Cube

実売価格1万4980円

テレビに接続すればAmazon Prime VideoやYouTube、Netflixなど多彩な動画コンテンツを手軽に視聴可能。Alexa対応リモコンが付属し、音声でも操作が行える。Masuoさんによる紹介動画は13万回再生を超える人気っぷり。

SPEC ●接続端子:HDMI出力×1、MicroUSB×1ほか ●対応規格:Dolby Vision、HDR、HDR10+ほか ●ストレージ:16GB ●サイズ/質量:W86.1×H86.1×D76.9mm/465g

動画クリエイター

Masuoさん

どんなものでも率直かつ楽しくレビューする。MasuoTVは、チャンネル登録者数約118万人を誇る。

 

話しかけるだけでできることがたくさん!

以前から「Fire TV Stick」を使っていて十分便利だと思っていたものの、本製品を使ってみると便利過ぎて驚いた。

 

特に、Amazon Alexaによる音声操作への対応は一番の魅力。声による操作で音楽をかけたり、YouTubeやNetflixが見られたりと、予想以上にできることが多い。「アレクサ」と本体に呼びかけるだけで使用できるので、朝サクッと天気予報を確認したり、その日が何の日か聞いてみたりすることも。認識精度が優秀なので、ちょっとしたことでもついつい使ってしまう。

 

また、これまで部屋のテレビは飾り程度の使用頻度だったが、豊富なコンテンツを楽しめる本製品を使い始めてから利用する機会が格段に増えた。コロナ以前、友人が遊びに来た際などは、MVを流してパーティをして盛り上がった。一緒に遊んだ友人のなかには、音声認識の精度に感動して本製品を買った人もいるほどだ。

 

あえて言えば、使い込むうちに、もっと動画を楽しみたくなり、より大きなテレビやモニターが欲しくなるのが難点(笑)。あと、長時間使っていると、まれにフリーズすることも。その際は一旦電源を抜いて、再起動している。

 

音声操作が主で使う機会は少なかったが、付属のリモコンはシンプルで入力時の反応速度も超速だ。

 

★どこから話しかけても認識する精度の高さに脱帽!

Alexaは付属のリモコンのマイクボタンを押してから話しかけるか本体に「アレクサ」と話すだけで利用可能。本体に8個の内蔵マイクを内蔵しているので、どの方向から話しかけても音声を認識する。

 

★シンプルな設計のリモコンで反応速度も抜群!

付属のリモコンでは基本的な動画操作に加えて、テレビ本体のオンオフなどのコントロールも可能。シンプルな設計かつ、ボタンや音声操作の反応速度もスピーディなので、快適に使用できる。

 

★多彩なコンテンツが揃っていて飽きることがない!

Amazon Prime VideoやYoutube、TVerなど多彩なコンテンツに対応。最新のアプリを随時追加することも可能だ。ストレージはFire TV Stickの倍となる16GBなので、思う存分アプリを楽しめる。

 

【診断結果】

オーディオテクニカ初! 目的に応じて選べる「ネックバンド式ワイヤレススピーカー」

オーディオテクニカは、同社初となるネックバンド式のワイヤレススピーカー「AT-NSP700TV」と「AT-NSP300BT」の2機種を11月13日に発売します。実売予想価格はAT-NSP700TVが1万7000円前後、AT-NSP300BTが1万円前後(いずれも税抜)。

↑「AT-NSP700TV」の装着イメージ

 

テレビの音声をしっかり聴き取れる「はっきり音」機能搭載

「AT-NSP700TV」は、テレビの音声をワイヤレスで楽しめるように、テレビに接続するBluetooth送信機がセットになったもの。テレビの音声が聴きやすくなる独自のデジタル音声処理技術「はっきり音」機能を搭載しており、人の声(中高域)の周波数を強調することで、ニュースやドラマなどのセリフもしっかり聞き取れます。

↑「AT-NSP700TV」

 

↑Bluetooth送信機がセットになっています

 

また、音が直接耳へ届きやすいようにスピーカーの位置が調整されており、首に掛けるだけで自然なサウンドが楽しめます。ワイヤレスなので、Bluetooth電波の届く範囲であれば、家じゅうどこでもテレビの音声を聴くことも可能。家事などをしながらの“ながら聴き”も行えます。

 

本体は首や肩にストレスなくフィットするシリコン素材を採用。軽量ボディで、長時間でも快適に使うことができます。また、置くだけ充電に対応しており、送信機の上に置くだけで自動的に充電を開始します。連続再生時間は最大約13時間。接続が切れると10分後に自動的に電源を切る「スピーカー自動電源オフ」機能も備えています。

↑送信機に置くだけで充電可能

 

子どもの学習に最適な聴覚保護仕様

「AT-NSP300BT」は、オンライン授業やタブレットなどの電子機器を使ったリスニング学習などに最適なワイヤレススピーカー。フリーサイズのネックバンドを採用しており、子どもはもちろん、家族みんなで使うことができます。

↑「AT-NSP300BT」

 

↑子どもの学習に最適

 

左右に配置されたスピーカーユニットは、首からかけるだけで耳の方向に向くよう調整されており、小さな音量でもクリアな音で聴くことができます。また、2つのパッシブラジエーターを搭載したサウンドバイブレーションテクノロジーにより、小さなボディながら豊かな音場を再現。小さい子どもでも安心して使えるように、聴覚を保護するための仕様として音量が常に85dB以下になるよう設計されています。

↑首からかけるだけでクリアな音を耳元に届けます

 

素材には首や肩にフィットしやすいエラストマーを採用。重さも約75gと軽量なため、自然な着け心地でリスニングに集中することができます。

 

本体にはmicroSDカードスロットを備えており、好きな音楽や音声データを入れたmicroSDカードを準備すれば、スピーカー本体だけで音楽再生可能(MP3ファイルのみ対応)。PCやタブレット、スマートフォンと接続することなくリスニング、繰り返し聴くなどの反復学習に利用することができます。

 

連続再生時間は最大約13時間。Bluetoothコーデックは、aptX/aptX Low Latencyもサポートしています。

 

オーディオテクニカならではの音響テクノロジーにより、首から掛けるだけでクリアな音声を聴けるネックバンド式のワイヤレススピーカーは、目的や用途に合わせて選べるのがうれしいですね。子どもや高齢の方へのプレゼントにも最適なので、家族や親しい方への贈り物を探している方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

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