米男性、50年ぶりに野球の本を図書館に返却! 遅延料免除に申し訳なく…

現在63歳の男性が、13歳のときに図書館で借りた本を50年後に返却……。そんな出来事が米国で起きました。男性には遅延料が発生することになりましたが、その金額は一体いくらに膨れ上がったのでしょうか?

↑長い間、本を返し忘れていたチャック・ヒルデブラントさん(画像提供/WXYZ-TV Detroit/Channel 7/YouTube)

 

デトロイト出身のチャック・ヒルデブラントさんは、13歳のときに地元の図書館で、野球のスター選手に関する本を1冊借りました。しかし、ずっとそれを返却するのを忘れてしまっていたそう。

 

いまから5~6年前に引っ越しの荷造りをしていると、その本を発見。中には「返却期限が1974年12月4日」と書かれた紙があり、図書館で借りたままの本であることに気づいたそうです。

 

「すでに返却期限を大幅に過ぎていて、もう間もなく返却期限から50年が経つ。本当は返却するべきだった期限のちょうど50年後にあたる『2024年12月4日』に返却したら、図書館の宣伝になるだろう」とヒルデブラントさんは考え、その日に図書館にこの本を返却したのです。

 

しかし、図書館にはその本がシステムには記録されておらず、チャックさんが借りたという記録も残っていませんでした。そのため、図書館はチャックさんに、その本をそのまま持っていていいと伝えたのです。この図書館では返却が遅れた場合の遅延料として1日25セントと設定しており、チャックさんは4563.75ドル(約72万円※)を支払わなければなりません。ところが、図書館は遅延料を免除したのです。

※1ドル=約156.5円で換算(2024年12月21日現在)

 

この思わぬ結果に、チャックさんは本当なら支払うべきだった4563.75ドル分について、およそ10%にあたる457ドルを自身で出し、残りはクラウドファンディングで集めて、識字率を上げるための非営利団体へ寄付しようと動いています。

 

【主な参考記事】

Yahoo! News. Watch: Detroit-area library rejects return of book overdue 50 years. December 18 2024

Mental Floss. Detroit Library Lets Man Keep Book That‘s Five Decades Overdue. December 17 2024

地球は平面!? 南極での検証で得た結果に信奉者の意見が割れる

人類が宇宙に飛び立ち、宇宙から見ても地球が丸い球体でできてることは明白な事実。そんな現代でも、「地球は平面でできている」と唱える人物がいます。そんな人が地球平面説(地球の形は平面で円盤状になっていると唱える説)を確かめるために、南極で「最後の実験」を行いました。その結果は……?

↑地球は平面?

 

ジェラン・カンパネラさんは、YouTubeで地球平面説について論じる自身の番組「Jeransim」を持っています。彼が考える地球とは、球体ではなく平面。そして、地球の最南端にある南極大陸は、世界中のすべての大陸を囲み、すべての海を押さえている氷の壁であると信じています。

 

これを検証する方法の一つが、南極での太陽の動きを調査すること。ジュランさんが考えるように地球が平面なら、太陽は毎日昇って沈みます。しかし地球が球体なら、南極では夏に太陽が一日中昇らない「極夜」、冬には太陽が一日中沈まない「白夜」となります。これは地球が自転する軸が、太陽に対して傾いているため。

 

そこで、南極で太陽の動きを確認するために、ジュランさん自ら南極を訪れることになったのです。これは南極までの旅費3万5000ドル(約550万円※)を提供する主催者が現れたため。ジュランさんは旅行費用の負担がないという条件で、同じように地球は平面であると信じる人物たちとともに、この旅に出ることに合意したのです。

※1ドル=約156円で換算(2024年12月21日現在)

 

そんなジュランさんが南極で目にしたのは、夜になっても一日中太陽が沈まない現実。彼は恥ずかしそうに「正直言って、24時間太陽が存在するなんて思っていなかった。しかし今はそれがあると信じている」と、真実を認めたのです。ジュランさんは「人生では間違えることがある。私はかなり確信していた」と語っています。

 

ただし、ジュランさんと一緒に南極を訪れた地球平面説支持者の中には、地球が平面であるという考えをなかなか捨てられない人物もいる模様。「南極で24時間太陽が出ていることが、地球が球体であることの証明になるとは思わないし、これは単に一つのデータポイントに過ぎない」と話している人物もいるようです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Flat Earther travels all the way to Antarctica to put his theory to the test – only to realise our planet is very much round. December 18 2024

「デュオリンゴ」、アイコンの顔を壊して話題作り!?

語学学習のデュオリンゴのアプリで異変が発生。かわいいキャラクターの顔が崩れて、悲惨な事態になっているのです……。

↑顔が割れてしまっているデュオ

 

「Duo(デュオ)」と名付けられた、緑色のマスコットキャラクター。フクロウをモチーフにした、デュオリンゴのアイコンにも使われている存在です。クリクリッとした大きな目がかわいらしいアイコンに先日、ある異変が起きました。

 

アイコンに使われているデュオの顔にひびが入って、まるでパズルのピースが合わないかのように、崩れた状態になってしまったのです。

 

これに気づいたユーザーたちは大慌て。「なんで私のデュオリンゴの鳥が壊れているの?」とXに投稿する人物が現れたり、「デュオリンゴの鳥の顔を殴って、粉々にしてしまった」とコメントする人がいたり……。

 

これに対して、デュオリンゴ側は「誰か直して」とXに投稿。キャラクターの顔が崩れたアイコンになった理由について、なにも触れていないのです。

 

ちなみに、デュオリンゴでは2024年初めに、同じようにアイコンのキャラクターが病気のように疲れた表情になったことがありました。今回のキャラクターの顔の崩れも、話題をつくるためのものではないかと推測されています。

 

筆者が確認したところ、執筆時点(2024年12月20日)でApp storeにおいてデュオリンゴのアプリは通常通り表示されていますが、Google Playでは崩れたままになっています。

 

【主な参考記事】

The Sun. APP-ALLING! Duolingo users fear they’ve ‘broken’ the app as bird icon appears cracked and cries ‘somebody fix me’‘. December 6 2024

英で「ギネスビール」が不足! 原因は飲み過ぎ!?

アイルランドを代表する黒ビールの「ギネス」が、隣国の英国で不足する事態に陥っています。

↑英国が飲み過ぎた

 

ギネスビールの樽が底をついた店があったり、まもなく在庫がなくなるという店があったり、英国全土でギネスビールが品切れになるパブが続出。あるパブの経営者は、50リットル入りの樽12個分のギネスビールを毎週仕入れているところ、最近では1個分しか仕入れられなかったと話しています。

 

これだけギネスビールが不足した原因は何か? ギネスを保有する英酒造企業のディアジオによると、「並外れた消費者の需要があった」から。飲食業界の調査会社のデータによると、樽販売されたギネスビールの量が7月から10月にかけて20%以上増加したそうです。

 

寒い日が続いたことが消費量の増加を後押ししたようですが、もう一つ要因があります。ギネスビールはラグビーファンの間でとても人気が高く、11月にラグビーの国際試合が4週間続いたため、試合を観戦しながらギネスビールを飲む人によって、ますます消費量が増加したのかもしれません。

 

この事態を受けて、ディアジオ社ではイングランド、ウェールズ、スコットランドのパブでギネスの配給量を制限しました。その結果、「別のビール2杯を飲まないと、ギネスビールを注文できない」といったルールを作る店が出るなど、各店は在庫不足に悩まされているようです。

 

思う存分ギネスを味わえないこの年末年始は、英国のギネスファンにとってほろ苦いホリデーになっているかもしれません。2025年に需要が落ち着き、この状態が改善されることを祈りましょう。

 

【主な参考記事】

The Sun. BEER WE GO Pubs run dry of Guinness and some place limits on pints as shortage hits boozers. December 17 2024

中国版スターリンク「国網」の打ち上げが開始! 約1万3000機の衛星を宇宙へ

中国版スターリンクとも呼べる衛星ネットワーク「国網(Guowang)」の衛星の打ち上げが、現地時間12月16日に開始されました。

↑国網の打ち上げが始まった(画像提供/Ourspace)

 

スペースXのスターリンクといえば、地球低軌道(LEO)に多数の衛星を打ち上げることで、高速化かつ低遅延なインターネット接続を提供しています。その中国版とされる国網も約1万3000機の衛星を打ち上げることで、衛星インターネットサービスの提供を計画しているのです。

 

今回の打ち上げは、中国の海南島にある文昌衛星発射場から「長征5号Bロケット」により実施されました。このミッションは打ち上げから2時間後に成功を発表。国営通信社の新華社も「低軌道衛星の最初のグループ」が軌道に投入されたと報じています。

 

国網の詳細は公開されていませんが、表向きは民間向けのサービスを提供するそう。国際電気通信連合(ITU)の規則によれば、中国は2032年までに1万3000機の衛星のうち半分を打ち上げる必要があると言います。

 

一方、中国は1万4000機からなる衛星インターネット計画「千帆(Qianfan)」の構築も進行中。今後はスペースXと同じように、中国からもロケットによる衛星の打ち上げが頻繁に実施されそうです。

 

Source: SpaceNews

米国の「歴史的巨大豪華客船」が沈没へ。どうして?

いま、海に沈められる日を待つ大型客船があるのをご存知ですか? タイタニック号の270mを上回る、全長301mの米国が誇る豪華客船です。

↑沈没計画が進む「ユナイテッドステーツ号」

 

その名は「ユナイテッドステーツ号(SS United States)」。1940年代に構想され、1950年に建造開始。2年後に大西洋を横断する最初の航海を行いました。時速は66kmと、大西洋横断の最速記録を更新(当時)。「世界で最も速いクルーズ船」と呼ばれていました。

 

全盛期には、ファーストクラスやスイートクラスの客室もあり、ジョン・F・ケネディ、ウォルト・ディズニーなどの著名人も乗船していました。

 

エンジニアや建築家の検査や定期メンテナンスを行いながら、50年近く運航してきたユナイテッドステーツ号ですが、現在はフィラデルフィアの港にとどまっています。

 

1996年にフィラデルフィアを出発し、アラバマを経てフロリダのデスティンまで到着する予定が立てられていました。しかし、メキシコ湾の激しい嵐のため、出航が取りやめに。しかも、フィラデルフィアのデラウェア川にかかる橋に衝突する可能性があることから、沿岸警備隊は客船の取得と移動に1000万ドル(約15億円※)を投じたのです。

※1ドル=約153円(2024年12月13日現在)

 

その後、紆余曲折を経て当局が発表したのは、ユナイテッドステーツ号をフィラデルフィアからデスティンまで曳航(ロープなどで引っ張って航行すること)し、そこで海に沈めるという計画。

 

客船が海に沈められると、やがて魚などのさまざまな海洋生物の住処となり、ダイビングスポットになると考えられています。これが成功すれば、周辺ホテルなどのビジネスが潤い、観光収入を生み出すことも期待されています。

 

しかし、この計画を実行するためには清掃の工程が必要で、さらに輸送や最終的な配備の準備には半年から1年近くかかるとみられています。実行までは長い期間がかかりますが、米国の歴史的な客船の運命に世界が注目をしています。

 

【主な参考記事】

The Sun. Abandoned cruise ship set to be SUNK in ambitious plan – if it doesn’t smash into landmark bridge on epic final journey. December 12 2024

あら大変! 12月に英国で増える「病気」とは?

クリスマスに大晦日と、イベントが盛りだくさんの12月。この時期、英国では仮病で仕事を休む人がかなりの数いる……。そんな、笑っちゃうけれど納得できてしまう事実が判明しました。

↑仕事どころじゃない

 

英国で働く成人2000人に行われた調査で、実際は病気や風邪になっていないにもかかわらず、12月に病欠すると答えた人は、ほぼ50%に上りました。

 

アンケート調査の対象者が「予定外の欠勤となる事柄」として挙げたのが、クリスマスパーティ、友人や家族とのお祝い、スポーツイベントなどでした。しかも、仮病で休む確率が最も高い日は、予想通りの結果かもしれませんが、クリスマスの12月25日でした。

 

この調査は、「病欠証明書サービス」を立ち上げたファイヤーボールという企業が行いました。国中が熱狂するという、12月15日開始のダーツの世界選手権を前に、同社がプロフェッショナル・ダーツ・コーポレーションと提携して、そんなサービスを始めるそう。どうやら「事前に休暇を取り損ねたけれど、ダーツの試合を見たいから仕事を休みたい」という人に、病欠証明書を発行してくれるというサービスのようです。

 

2024年のクリスマスは水曜日にあたり、ダーツの世界選手権などのスポーツイベントも重なっていることから、多くの人が仕事を休む方法を模索するのかもしれません。

 

ちなみに、元気だけれど病欠しようとする人の80%が自分で会社に電話をかけ、そのうち59%が「病気っぽい声で話す」と答えています。

 

【主な参考記事】

The Sun. The 3 reasons Brits will pull a ‘fake sickie’ this December – and when they’re most likely to do it. December 11 2024

普通の家を諦めた米女性、輸送コンテナでうらやましい生活を手に入れた!

住宅費が高騰している米ハワイで、輸送コンテナを家に改造して生活しているカップルがいます。しかも、電気は太陽光発電を利用し、水は雨水を集めて利用。完全なオフグリッド生活を実現しているのです。

↑ブランディさんのご自宅(画像提供/YouTube)

 

ブランディさんは、家族がハワイ島ヒロにある家を売却後、新しい家を建てたり購入したりする十分な資金がありませんでした。そこで利用したのが、輸送コンテナです。

 

サイズは、長さ7.6m、横2.4m、高さ2.7m。18平方mほどの内部には、IHコンロ付きのキッチンに、トイレとシャワールームもあり、ベッドは壁面収納式で省スペース化。大きな窓も設けられ、屋外にはデッキもあり、限られたスペースながら快適な暮らしを送っていることがうかがえます。

 

さらに、屋根には6枚のソーラーパネルを設置。雨水を集めるシステムも作り、電気も水も自分でまかなえる設計にしているのだそうです。

 

周囲の緑豊かな風景に溶け込むように、外観を緑色に塗っておしゃれに仕上げた「グリーンハウス」。お金をかけずに快適なマイホームを作るこんなアイデアは、ハワイに限らず、世界各地で参考にできるかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Cool Down. Woman chooses unconventional home to afford living in Hawaiian paradise — here’s what it looks like inside. December 9 2024

「サンタを信じる=いい子」とは限らない! 英大学の共同調査で判明

「サンタなんていない!」と大人ぶった発言をする子どもと比べると、サンタクロースの存在を信じる子どもは「きっとピュアな心を持ったいい子に違いない」と思われるかもしれません。しかし、科学者の研究で、そうとも言い切れないことが分かりました。

↑子どもによい影響を与えるのは…

 

英国のオックスフォード大学、ダラム大学、エディンバラ大学、リーズ大学による共同研究チームは、クリスマスの期間において何が子どもの道徳的な行動に影響を与えるかを調査しました。

 

同研究チームは、4歳から9歳までの子どもがいる533人の親を募り、2019年、2021年、2022年の3度にわたって、クリスマスの6週間前までとクリスマス当日に、子どもたちがどんな行動をしていたのかを聞き取りました。

 

そして、これらの行動を「寛大さ」「尊敬」「援助」「癒し」「激昂」「利己」の6つの指標で評価。さらに、子どもがクリスマスソングを歌ったり、クリスマスに関連した映画を観たり、クリスマス関連の行事にどのくらい参加しているかもチェックしました。

 

その結果、子どもたちの「よい行い」とサンタクロースを信じることに関連性はなかったのですが、クリスマスツリーの飾り付けを行なったり、クリスマスソングを歌ったりすることは、子どもたちによい行動を促すことが判明したのです。

 

どうやら、サンタクロースを信じるか信じないかということよりも、クリスマスの行事を行ったり家族と一緒に楽しんだりすることのほうが、子どもによい影響があるようです。

 

ただし覚えておきたいのは、子どもの行動には一貫性がなく、ポジティブな行動が増えると、ネガティブな行動も増えるということ。子どもの行いに気まぐれな部分があっても、クリスマスぐらいは大目に見てあげたいですね。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Believing in Santa Claus does NOT make children act nicer at Christmas – but a surprising festive tradition does. December 11 2024

観光客が命懸けで目指す「世界一危険なピザ」とは?

真っ赤に流れる溶岩の近くに鉄板をおいて焼き上げる。そんな型破りなピザは、「世界で最も危険なピザ」と言われています。

↑スリル満点のピザは大好評(画像提供/CBS/YouTube)

 

メキシコやホンジュラスなどに隣接する、中米の国グアテマラ。首都のグアテマラシティから30kmほど離れたところにあるパカヤ火山に、「世界で最も危険なピザ」と呼ばれるものがあります。

 

このピザを作るのは、シェフのマリオ・ダビド・ガルシアさん。彼は、2021年5月に最後の噴火を起こしたパカヤ火山の頂上で、もう5年もピザの販売を行っています。

 

具材をのせたピザ生地を鉄板に敷くと、分厚い耐熱手袋と保護用のゴーグルを身に着けて、より熱い溶岩のほうまで行き、そこに鉄板を置いて火山や溶岩の熱でピザを焼き上げます。焼き時間は通常10分ですが、最短で2分だったこともあるそう。

 

昨今は、深海でのダイビングやスカイダイビングなど、従来の観光の枠を超えた体験を求める「エクストリームツーリズム」の人気が出てきており、パカヤ火山でも活火山を見ようと訪れる観光客が増えているそう。マリオさんはグアテマラの公式気象台の情報を常に確認することで、安全にも気を配っていると言います。

 

そんなツーリストたちのなかには、マリオさんのピザを目当てにしている人もいる模様。商機を見出したマリオさんは、ピザの営業を週2日から5日に増やして、今日もスリル満点のピザを焼いています。

 

【主な参考記事】

New York Post. How the ‘world’s most dangerous pizza’ is cooked: ‘It wasn’t the safest … but the pizza tasted great’. December 10 2024

英が「Bマーク」をクルマに導入! どんな意味でしょう?

クルマに付けるために英国で配布が始まったという「Bマーク」。日本では「若葉マーク」や「もみじマーク」がありますが、このBマークには別の意味があるのです。

↑緊張してた?

 

英国では、免許取得前の教習生は「Learner(学習者)」を意味する「L」のマークを、免許を取得したばかりの人は「Probationary(見習い中)」を意味する「P」をクルマに貼ります。

 

これらにならって、今回生まれたのがBマーク。これは「Bad parking」の略であり、つまり「駐車が下手な人」を意味するのです。

 

実はこのBマークは、政府が作ったものではなく、中古車査定サイトのScrap Car Comparisonが提案したもの。同社は、1391人のドライバーに行った調査で、駐車に苦手意識を持っている人が多くいることがわかり、このマークを考案したそう。

 

その調査によると、ドライバーの6人に1人が「駐車にストレスや不安を感じた経験がある」と答え、およそ3分の1は「横に他のクルマが止まっている所に駐車するより、両側が空いている駐車スペースを探す」と回答しているのです。

 

こんな意見を受けて、Scrap Car ComparisonではBマークを希望者に無料で提供。Bマークを付けて、駐車が苦手な人が運転していることを周囲に知らせることで、ドライバーを落ち着かせる狙いがあるそう。

 

しかし、このマークに反発する声も生まれており、道路の安全に関する団体は「駐車が下手なことで注目されるより、駐車のトレーニングを受けるべきだ」と指摘しています。

 

17歳から24歳の若者で、免許を取得したばかりのドライバーの約75%が「もっと指導を受けたほうがいい」と回答しているように、多くの人が駐車に限らず「もっと運転技術を習いたい」と思っているのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Backlash at new B plate stunt for drivers to warn they’re terrible at one type of manoeuvre. December 10 2024

「世界一豪華なクリスマスツリー」がドイツに出現! キラキラの正体は…

ドイツに登場した、高さ3メートルのきらびやかなクリスマスツリー。使われているのは、2000枚以上の金貨。「世界で最も高価なクリスマスツリー」と呼ばれています。

↑眩しすぎる…(画像提供/The Manila Times/YouTube)

 

貴金属を扱う「Pro Aurum」のミュンヘン本社に登場した、このクリスマスツリー。同社の35周年を記念して期間限定で展示されたものです。

 

使われた金貨は全部で2024枚。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の記念金貨で、24カラットの特大サイズです。コレクターに人気があり、1枚数十万円以上するというこの金貨を、オーストリア国立造幣局の協力のもと、ピラミッド状になった透明の型にきれいに並べていき、高さ3メートルのゴールドのクリスマスツリーが完成しました。

 

気になる総額は、驚きの550万ドル(約8億4000万円※)。数日間限定で展示されていましたが、眩しすぎて、ゆっくりと眺めることすらできないかもしれませんね。

※1ドル=約152.5円で換算(2024年12月12日現在)

 

【主な参考記事】

New York Post. This blinged-out Christmas tree is worth a whopping $5.5 million — and it’s still not the most expensive one ever. December 6 2024

駐在員に人気の国ランキングが発表! 最も不評だったのは意外な国

会社から異動が言い渡されて海外に駐在するなら、どの国がいい? せっかくなら、物価が安くて、自由に使えるお金がたくさん残る国がいいもの。そんな駐在員目線で「おすすめの国と避けたほうがいい国」(全53か国)をまとめた情報がスイスから発表されました。駐在員ガイドのInterNationsが実際の海外駐在員を対象に行った調査を基にした内容です。

↑大人気のベトナム(ホーチミン市)

 

物価が安くて狙い目の国トップ10

  • 1位 ベトナム
  • 2位 コロンビア
  • 3位 インドネシア
  • 4位 パナマ
  • 5位 フィリピン
  • 6位 インド
  • 7位 メキシコ
  • 8位 タイ
  • 9位 ブラジル
  • 10位 チリ

 

1位はベトナムでした(3年連続で首位)。理由の一つが、生活費の安さ。ベトナムに住む外国人の86%が生活費に満足しており、68%が「快適な生活を送るのに十分すぎる可処分所得がある」と答えています。また、人々がフレンドリーである点も魅力なのだとか。

 

また、2位のコロンビア、3位のインドネシアも生活費が低く、駐在員の満足度が高い国。インドネシアは生活費に加えて、気候や治安面、空気や自然がきれいな点も高く評価されているようです。

 

物価が高くて避けたい国ワースト10

  • 44位 クエート
  • 45位 トルコ
  • 46位 バーレーン
  • 47位 ニュージーランド
  • 48位 シンガポール
  • 49位 ノルウェー
  • 50位 アイルランド
  • 51位 イギリス
  • 52位 フィンランド
  • 53位 カナダ

 

一方、生活費が高く駐在員に不評だった国はカナダ(53位)やフィンランド(52位)など。カナダとフィンランドでは、外国人居住者の約20%が「自分の経済状況にまったく満足していない」と答えています。さらに、カナダでは53%が「自分の可処分所得では快適な生活を送るのに十分ではない」と回答し、51位のイギリスでも43%が同様に答えています。

 

総合的に考えて、アジアの国々は駐在員の間で人気が高く、欧米諸国は人気が低いと言えそうです。なお、日本は29位にランクインしており、海外から日本にやってくる外国人駐在員にとって可もなく不可もない結果のようです。

 

【主な参考記事】

Yahoo! news. The 53 cheapest and priciest countries to be an expat in 2024 (and it’s not good news for foreigners living in the UK and ‘crazy expensive’ Canada). December 5 2024

InterNations. Expat Insider 2024: The Best (& Worst) Countries for Your Wallet in 2024

「DINKs向けマンション」が米で完成目前! 大人向けの施設は充実しているが…

晩婚化が進み、初産年齢も上がっている現代社会。同じような傾向がある米国では、そんな時代を反映する賃貸マンションがまもなく完成します。

↑大人向け(?)の高級賃貸マンション「655ユニオンストリート」(画像提供/Avery Hall)

 

2025年1月にオープン予定の、米ニューヨークのブルックリンにある13階建てのマンション「655ユニオンストリート」。ここはニューヨークで初となる「DINKs」向けのマンションです。

 

DINKsとは、子どもがいない共働き夫婦のこと(Double Income No Kidsの略)。米国でも少子化が進み、女性の初産年齢がどんどん上昇しています。ニューヨークのような都市部ではその傾向がさらに強く、近年では物価高や生活費の高騰がそれに拍車をかけている模様。「子どもを産むという選択をするより、子どものいない生活を楽しもう」と考える人が増えているのかもしれません。

 

このマンションはそんな時代背景を反映して生まれました。間取りは1ベッドルーム(1LDK)と2ベッドルーム(2LDK)のみで、3ベッドルーム(3LDK)がないことからも、子どものいる家庭はターゲットとしていないことがわかるでしょう。

 

マンションの共用施設には子ども向けのスペースはなく、代わりに大人向けの施設が充実しています。ピラティススタジオ、屋上プール、ドッグスパなどがあるほか、レストランの予約を取ったり、クリーニングを依頼したり、犬の散歩代行を依頼できたりするコンシェルジュサービスもあるそう。

 

このマンションは、子どもがいない人生を選んだ人にとっては居心地がいいかもしれません。その一方、「DINKs=子どもが嫌い」というわけではないとして、このマンションに疑問を持つ人もいます。「DINKsだったとしても、周囲に子どもがいる環境が好き」と考える人もいる模様。

 

地元メディアはこの新しい建物を「ブルックリン初のDINKs向け高級マンション」と呼んでいますが、このマンションは「DINKsであることが入居条件」と限定しているわけではなく、「DINKsの人のため」とうたっているわけでもないようです。どんな人たちが入居するのでしょうか?

 

【主な参考記事】

New York Post. Brooklyn’s first luxe building for ‘DINKs’ starts leasing this week – and childless renters have mixed feelings: ‘I like seeing kids around’. December 4 2024

655 Union Street. Avery Hall

ドイツのエンジニアが「水中生活」の世界新記録に挑戦! 地上で一番したいことは何?

2024年9月26日に潜水艦で水中に潜り、今も地上に戻ることなく、水中での生活を続けている男性がいます。目指すは、ギネス記録の更新です。

↑水中生活の世界新記録を狙うルディガー・コッホさん(画像提供/KENS 5/YouTube)

 

「水中に滞在し続ける」という挑戦において、現在のギネス記録は100日。2023年に米フロリダで行われたものが最長記録です。これを20日も伸ばして新記録を打ち立てようとしているのが、ドイツの航空宇宙エンジニアのルディガー・コッホさん(59歳)。パナマの海の中で現在も寝起きして水中生活を続けているのです。

 

コッホさんの潜水艦スペースは約30平方メートルと、小さなワンルームマンション程度の広さ。ベッド、ポータブルトイレ、テレビ、パソコン、太陽光発電、インターネット、扇風機などの設備があり、基本的な暮らしには特に不自由を感じることはなさそうです。

 

ただし、窓から見えるのは、緑色の水中。薄暗い潜水艦の中にずっと閉じ込められていると、太陽の光や自然の風などが恋しくなりそうですが、コッホさんは「大変というわけではないし、つらさを感じることはない」と語っています。

 

それでも、「一番きついのは、時々ダイビングに行きたくなること」と言うコッホさん。陸上生活のぜいたくについては「シャワーをあびたい」と話しています。

 

潜水艦のなかではエアロバイクで運動を行い、水中滞在記録を表示する電光時計を見ては、目標とする120日までの残り時間を確認する……。そんな生活の大変さは、体験した人にしかわからないものなのかもしれません。順調にいけば、コッホさんは2025年1月24日に地上に浮上します。

 

【主な参考記事】

Yahoo! news. Watch: German man attempts to break record for living underwater. December 4 2024

豪の男性が妙な岩石を発見! 金だと思ったら、もっと珍しい物だった

金が埋まっていると思って岩石を保管していたら、実は金どころか、もっと希少な物だった……。オーストラリアの男性がそんな驚きの体験をしました。

↑金入りの岩石ではなく…(画像提供/ScienceAlert/YouTube)

 

デイブ・ホールさんは、2015年に岩石を発見しました。手にしていた金属探知機を使ってみると、岩の大きさに比べて18kgと重さがあり、密度が高いことがわかったそう。そのため、デイブさんはこの岩石には金属が埋もれていると確信したのです。

 

しかし、試しにハンマーで叩いてみても、岩にへこみすらできることはなかったのです。そこで、デイブさんはメルボルン博物館にこの岩石を持ち込みました。その結果、この岩石は地球上の物ではないことが明らかに……。

 

地質学者によると、これは隕石だということ。「おそらく火星と木星の間の小惑星帯から生まれたもので、いくつかの小惑星が衝突し、それが地球に落ちてきた」と言います。地球に落ちてきたのは200年程度前と推測されるそう。

 

デイブさんはそんな希少な隕石を持ち帰ったことについて「10億分の1、あるいは1兆分の1くらいの偶然だ」と驚きを隠せません。金とは違う意味で、もっとずっと価値の高いものを見つけたデイブさん。「雷に2度打たれる可能性のほうが高い」と話しています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Lucky man who hoarded ‘gold’ for years shocked to discover it’s something far rarer. November 29 2024

iPhoneとAndroid間のメッセージに要注意! FBIが警鐘を鳴らす理由とは?

電話番号さえわかれば送信可能なスマートフォンのテキストメッセージ。便利なサービスですが、iPhoneとAndroid間のやり取りの場合、使用を控えたほうがいいかもしれません。米国の連邦捜査局(FBI)が警鐘を鳴らしています。

↑メッセージの交換に要注意

 

最近、FBIが「iPhoneとAndroid間でテキストメッセージを頻繁に送受信しないほうがいい」と発表しました。この二つのデバイス間でのメッセージ交換は脆弱であり、中国のハッカーの標的になりやすいというのが理由のようです。

 

ここ最近、米国では複数の通信会社のシステムに中国のハッカーが不正侵入し、機密情報が盗まれる事件が発生。このサイバー攻撃は現在も続いており、これまで考えられていたより規模が大きいとみられ、米国政府も警戒しているのです。

 

ハッカーは通信会社のネットワークを攻撃し、通話やテキストメッセージに関する日付、時刻、受信者の情報などを入手。通話の音声ファイルやテキストの内容も盗んでいる可能性があります。

 

そのため、FBIは「暗号化された通信手段を使うべき」と語っているのです。暗号化されていれば、仮にハッカーが通信データを不正に入手しても、内容は明らかにされずに済みます。暗号化されたメッセージを送信できるアプリにはWhatsAppやiMessageなどがあります。

 

メッセージでプライバシーを重視するなら、使い方やアプリを見直したほうがいいかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. BI issues grave warning to all iPhone and Android users: stop sending texts. December 4 2024

ローマ時代の硬貨が1368枚も英で見つかる! 過去最大規模の価値は…

英国のウスター西部で2023年末、ローマ時代の硬貨が1368枚見つかりました。ローマ時代の硬貨として過去最大の規模になるそう。最近、この出来事が欧米のメディアを賑わせています。

↑ローマ時代の硬貨が大量に出てきた!

 

硬貨のほとんどはローマでつくられた銀貨で、紀元前157年からネロの治世(紀元後54年から68年まで)のものだそう。

 

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで英国考古学の講師を務めるマレー博士は、「私が見たなかで最も奇跡的なものだ」とコメント。

 

ローマ軍に家畜や穀物を供給し、金を稼いでいた地元の裕福な農民のものではないか、と推測する専門家もいます。彼らの話によれば、これだけの枚数の硬貨は当時、かなりの金額であったはずとのこと。

 

ちなみに今回見つかった硬貨の価値は、10万ポンド(約1900万円※)以上になると言われています。

※1ポンド=約190円で換算(2024年12月5日現在)

 

【主な参考記事】

New York Post. Largest collection of Roman coins ever found called ‘the most miraculous’ discovery in ‘the last 100 years’. December 2 2024

BBC. Hoard of Roman coins found during building work. December 2 2024

BMWの「人型ロボット」、作業スピードが400%アップ! 工場に来る日は近い?

人型ロボットの導入をいち早く進めている企業の一つに、ドイツの自動車メーカー・BMWがあります。最近、その人型ロボットの最新の動画が公開されました。自動車製造現場の風景が大きく変わる日もそう遠くはないかもしれません。

↑いつか当たり前の光景になるかも(画像提供/BMW Group/YouTube)

 

BMWは、米カリフォルニアを拠点とするテクノロジー企業のFigureと提携。2024年8月には、ドイツのミュンヘンにあるBMWの工場で、初めて人型ロボットの試験が行われました。その結果を見て、BMWの幹部が「前途有望である」と認めるほど目覚ましい成果を上げたそう。

 

BMWでは人型ロボットのさらなる改善が進められており、先日公開された動画では、人型ロボットがシリコンバレーのラボでずらりと並んで、黙々と作業を進める様子が映し出されたのです。

 

人型ロボットは、これまで人間が行ってきたのと同じように、決められたパーツを一つひとつ持ち上げ、組み立てエリアまで運び、定められた部分にはめこむ……という作業をひたすら繰り返しています。Figureによると、この人型ロボットは1日に1000もの部品を持ち運べるようになったそう。作業スピードは400%も向上したとされています。

 

一見すると、自動車製造ラインに導入するロボットを人型にする意味はないように思われるかもしれません。しかしFigureが人型のロボットにしたのは、既存の製造ラインのまま、このロボットを導入できるようにしたため。こうすることで、不可の少ない作業は人がそのまま担当して、不可の大きい作業をロボットに任せる、ということができるのだそうです。

 

実際のBMWの製造現場にこれらの人型ロボットが導入される時期は未定とのことですが、自動車工場に人型ロボットの姿がずらりと並ぶ日は着実に迫っているようです。

 

【主な参考記事】

The Sun. SPEED FREAK BMW ‘human’ robot gets major upgrade with 400% speed increase as it’s tasked with production line duties. November 25 2024

NASAが水中探査機「SWIM」を開発中! どこで使うの?

NASA(米航空宇宙局)は水中探査機を開発しています。なぜNASAがそんなことをするのか不思議に思うかもしれませんが、これは宇宙に存在する地球外生命体を探すためです。

↑SWIMのプロトタイプ(画像提供/NASA Jet Propulsion Laboratory/YouTube)

 

生命には水が必要。そのため、はるか彼方の宇宙で生命を探すためには、水の中でも探索できるロボットが必要であるとNASAは考えているのです。

 

現在開発が進められているのが、水中探査機「SWIM」。「Sensing With Independent Micro-swimmers(独立型微小スイマー付き感知デバイス)」を略してネーミングされました。先日そのプロトタイプが制作され、カリフォルニア工科大学のプールで水中を泳ぎまわる様子を収めた動画が公開されたのです。

 

プロペラ2個とフラップ4枚を搭載したSWIMは、水中音響通信システムを通じて、自分の位置を把握しながら、各種のデータを地球まで送信するそう。約2時間、8.5万平方メートルの水域を探索できる分だけのバッテリーが備えられています。NASAでは、このSWIMを12台程度のグループにして使う予定です。

 

今回のプロトタイプは、約42cm、重さ2.3kgですが、最終的にはこの約3分の1、スマートフォンのサイズまで小型化するそう。

 

SWIMが使われる場所は、木星を周回している衛星「エウロパ」。この衛星には地殻の下に地下海が存在することがわかっており、生命体が存在する可能性が高いとみられています。

 

【主な参考記事】

The Sun. FIN-TO THE UNKNOWN Watch Nasa’s swimming ‘robo-fish’ built to hunt for alien life in hidden ocean on Jupiter’s moon in daring mission. November 24 2024

NASA. Mini NASA Robot Takes a SWIM. November 25 2024

英の灯台が132年前のボトルメールを発見! まさか同じことをしていたなんて…

英・スコットランドの人里離れた半島にある灯台。その壁にガラス瓶が埋め込まれており、中に残されたメッセージを読むと、132年のときを超えた偶然があったのです……。

↑132年前のメッセージとは?

 

アイリッシュ海を見下ろすコルスウォール灯台。1817年に建てられた建物で、先日、改修工事が始まりました。そこで壁の修理にあたっていた作業員が、壁の中にガラス瓶が埋め込まれているのに気づいたのです。

 

取り出してみると、中には手書きのメッセージが書かれたメモが入っており、作業員たちはドリルを使ってコルクを開け、それを慎重に出してみました。

 

驚くことに、そのメッセージは、132年前の1892年にこの灯台の改修作業を行っていた作業員が残したものだったのです。改修作業が終わった旨と改修に携わった作業員たちの名前が記されていました。

 

つまり、今まさに灯台の改修を行っているのと同じように、132年前に改修していた作業員たちがそのことをメモとして残していたのです。

 

現在の灯台守を務めるミラーさんは、このメッセージを瓶から取り出すときに「手が震えた」と言い、さらに残されたメッセージの内容を知り「昔の同僚に会ったような感じがして、とても興奮した」と語っています。

 

現在、このメッセージは灯台を管理する事務所で保管されていますが、改修工事が終わったら、132年前の作業に携わった人たちと同じように、自分たちのメッセージを加えて瓶に入れ、同じように壁に戻す予定だそうです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Message in a bottle from 1892 is discovered hidden inside the walls of a Scottish lighthouse – complete with a fascinating handwritten message. November 27 2024

カニも痛みを感じることが判明! 生きたまま茹でてはいけない⁉

ロブスターは痛みを感じることができるとして、スイスでは熱湯での調理を禁止し、イタリアでは氷詰めにして保管することを禁止しています。最近では、カニも同じように痛みを感じられる可能性が指摘されました。

↑生きたまま茹でるとカニも痛い

 

スウェーデンのヨーテボリ大学の研究チームは、カニの身体反応を調査。機械的・化学的な刺激と酢酸による刺激をカニに与え、カニの脳をスキャンして、どんな反応が見られるかを確認しました。

 

その結果、中枢神経系に信号が送られ、標準的な痛みの反応を示していることが判明。カニも痛みを感じられることが示唆されたのです。

 

この結果を受けて、同研究チームは「甲殻類を生きたまま茹でることは禁止して、捕獲した瞬間に電気ショックなどによって息を止めるなど、調理法についても考えるべき」と述べています。

 

カニを茹でるのは、とてもメジャーな調理方法。しかし今後は、カニを含めた甲殻類の調理方法について法律で定められていくかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. How clawful! Crabs can feel pain when boiled and butchered for food prep: study. November 27 2024

CNN. Switzerland bans boiling lobsters alive. January 12 2018

NASAのドラゴンフライ、スペースXの「ファルコンヘビー」で土星の生命探査へ

原子力で稼動するNASAのドローン「ドラゴンフライ」が、スペースXの「ファルコンヘビー」ロケットに搭載されて土星衛星の「タイタン」に向かうことが判明しました。

↑ファルコンヘビーに乗ることになったドラゴンフライ(画像提供/NASA)

 

太陽系で2番目に大きな衛星のタイタンでは、炭化水素の海や湖があり、さらに生命の構成要素である炭素を含む有機化合物が多量に存在します。そのためタイタンの地表や地下には、生命が存在する可能性が指摘されているのです。

 

ドラゴンフライは8機の回転翼を備えた探査機で、タイタンを約2年半にわたって飛行し、その地表を詳細に観察します。当初は2027年の打ち上げが予定されていましたが、コストが大幅に増加したのとともに、ミッションの開始時期も延期されました。

 

ドラゴンフライは2028年7月にファルコンヘビーへと搭載され、6年後にタイタンへと到達する予定。なお、ファルコンヘビーは、現在運用されているロケットの中でNASAの「スペースローンチシステム」に次いで2番目に強力なものとなります。

 

ファルコンヘビーは今年10月にも、NASAの木星衛星「エウロパ」を探査する「エウロパ・クリッパー」を打ち上げています。エウロパ・クリッパーも衛星の海の中に、生命が存在する可能性が指摘されており、今後は太陽系の彼方からビッグなニュースが飛び込んでくるかもしれません。

 

Source: Space.com

2050年のサンタクロースはどうなる? AIが驚きのシナリオを予測

サンタクロースといえば、白髪と白いひげを生やしたぽっちゃり体型の白人おじいさん。いつのまにか私たちの間で定着してしまったサンタクロースのイメージですが、AIが予測する未来のサンタクロースは、スリムな黒人男性だったり、ファンキーな黒人女性だったりするようです。

↑将来のトレンドを分析するとイメチェンせざるを得ない?

 

写真やイラストなどのサイト「FreePik」にはAIによる画像生成機能があり、今回そのAIを使って、2020年から2050年のサンタクロースの姿について予測が行われました。その結果は以下の通りです。

 

2020年代: スタイリッシュな黒人男性サンタ

2020年代は多様性に焦点が当てられている時代。そんなダイバーシティの時代背景を反映したサンタクロースは、スリムな体型の黒人男性です。白髪と白いひげは、これまでのサンタクロースのイメージを踏襲していますが、それ以外の姿はがらっとイメージを変えています。身に着けている衣装が赤のシャープなジャケットになっているところも目新しいですね。

 

2030年代: 近未来的な黒人女性サンタ

2030年代になると、テクノロジーがさらに発達して、近未来的な雰囲気がプラスされるようです。AIは若い黒人女性がサンタクロースになると予測。耳にはピアスを、手首にはブレスレットをじゃらじゃらと付けていて、ファンキーな要素もあるようです。

 

2040年代: ノンバイナリーなサンタ

2040年代には、サンタクロースが包括性の役割を担うとAIが予測。「男性」「女性」といった枠にあてはめようとしない「ノンバイナリー」を感じさせる人物の姿になるとみているようです。

 

2050年代: ボットになったサンタ

テクノロジーがさらに発展していくと考えられる2050年代。AIはサンタクロースがボットになっていると予測しました。サンタの両目は、デバイスの電源が入っているとわかるようにオレンジ色に光っています。

 

今回、FreePiKのAIが予測した未来のサンタの姿は、ちょっと突飛なものと感じられるかもしれません。しかし、AIの台頭は目覚ましく、いまから30年後にどうなっているかはわからないもの。人々の価値観も大きく変わり、ここで紹介したようなサンタが本当に求められるようになるかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Santa of the future? AI predicts what Father Christmas could look like in 2050. November 22 2024

最もセクシーな人は誰だ!? 米で農家のグラビアコンテストが開催

米国では、農家が自分の畑や作物とともにセクシーな写真を撮って競い合う、一風変わったコンテストが開かれています。

↑コラード畑に色気が漂う(画像提供/The State You’re In/フェイスブック)

 

先日、ノースカロライナ州で始まったのが「2024年で最もセクシーなコラードファーマー」コンテスト。コラードとはキャベツのような葉物野菜のことで、コラードを育てている農家が対象です。

 

主催者は、地元の農家がコラードを抱えた写真を見たことがコンテストを始めるきっかけになったと話しています。「まるでガールフレンドを抱くように、愛情いっぱいにコラードを抱えていた」そう。そこで、自分たちが育てているコラードとともにセクシーな写真を撮ってもらい、「最もセクシーな農家」を決めようと、この大会が始まったのです。

 

2024年のコンテストには、23名の農家がエントリー。コラード畑に寝転がったグラビア風の写真、恋人をハグするように大切そうにコラードを両手で抱える男性農家の写真などがエントリーされています。

 

ただし、このコンテストはフェイスブック上で開催されており、それぞれのエントリー写真に付けられた「いいね」の数で優勝を決めます。そのため、セクシーすぎる際どい写真はエントリーされないものもあるよう。例えば、コレルさん(50歳)は、コラードを入れたバスタブに全裸で入り、ワイングラスを持った写真でエントリーしたのですが、フェイスブックページには掲載されなかったと言います。主催者によると、フェイスブックのアカウント停止になりそうな写真は載せていないのだとか。

 

この大会でタイトルを獲得したい農家は、フェイスブックの規制に引っかからずに、セクシーさをアピールできる写真を撮るアイデアが求められているようです。

 

【主な参考記事】

Telegraph. Inside the race to be crowned North Carolina’s sexiest collard farmer. November 24 2024

髪の太さの200分の1! 超極細パスタの開発目的とは?

太さは人の髪の毛の200分の1。ナノファイバーと同じレベルと言える、究極の細さのパスタが作られました。しかし、その目的は食べることではないのだとか……。

↑もっともっと細くなると用途が増えるらしい

 

世界で最も細いパスタを開発したのは、英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームです。イタリアのサルデーニャ島には、現地の言葉で「神の糸」を意味する「フィリンデウ」と呼ばれる極細のパスタが存在します。フィリンデウの幅は約400ミクロンと見られていますが、今回開発されたパスタはその約1000分の1。エレクトロスピニング(電界紡糸)という技術を用いて、幅がわずか372ナノメートルしかない超極細パスタが生まれました。

 

このパスタが作られた目的は、食べるためではなく、医療現場で使うため。今回作られたパスタと同じくらい細いものにナノファイバーがあります。これは傷を治すときや骨再生の場面など、さまざまな場面で使われています。

 

しかし、ナノファイバーは植物由来の原料を使うことが多く、大量のエネルギーと水が使われます。それに対して、パスタは小麦粉が主原料であり、小麦粉からナノファイバーを作ることができれば、そのほうが環境にやさしいと同研究チームは考えました。

 

小麦粉には多くのでんぷんが含まれています。でんぷんでできたナノファイバーは多孔質であり、傷を治すときに使われる可能性が高いと期待されています。

 

【主な参考記事】

Metro. This pasta is 200 times thinner than a human hair. November 21 2024

米の大型スーパー、駐車場も広大なのに歩いても疲れない二つの理由とは?

米国の大手小売店のウォルマートは、たいてい倉庫や工場のような巨大な店舗を構え、併設された駐車場もとにかく広大。そんな同店の駐車場で「歩いても疲れない理由」がわかりました。

↑クルマを遠くに止めても嫌にならない理由とは?

 

世界最大の小売企業の一つといわれるウォルマート。本社を置く米国をはじめ、世界19か国に1万店以上の店舗を展開しています。典型的な店舗の広さは、サッカー場12個分以上。駐車場はその3倍の大きさになるといい、端から端まで歩くと、2000歩(徒歩で20分程度)かかることもあるのだとか。

 

そんな広大な駐車場では、利用客から「店まで遠すぎる」と不満の声が聞こえそうですが、そのような文句はあまり生まれていないようです。

 

その理由について、都市計画の専門家は「科学的に基づいて設計されているからだ」と指摘。ポイントは主に二つあると言います。

 

一つ目は、利用客が駐車場のどこにいても店舗の場所を目視で確認できることです。例えば、レストランにクルマで出かけて、店から少し離れた場所に駐車した場合、駐車場から店までの距離がかなり長く感じられるかもしれません。それは、建物や街路樹などが視界を遮って駐車場から店を目視できないから。

 

しかし、ウォルマートの駐車場では、遠く離れた地点であっても、駐車場のどの位置からでも店舗を確認できるため、「まだ到着しない」という不安やストレスを感じる必要がありません。

 

二つ目のポイントは、店舗や駐車場の周りにある建物や看板をあえて大きくしていること。それによって、駐車場を「それほど大きくない」と錯覚させる効果が期待できるのでしょう。

 

この専門家は「きっと利用客は、レジで買い物を済ませてクルマに戻ったら、もう何も考えないでしょう」と話しています。ウォルマートが世界的な大企業に成長しているのは、ただ大きいだけではない、確かな理由があるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. The science behind why walking through Walmart’s giant parking lots doesn’t feel like a marathon. November 20 2024

中国のカメラが「AIロボット」の驚愕の行動を捉えた!

自ら考えて行動する、人工知能(AI)。そんなAIならではの特徴が裏目に出る珍事が発生しました。AIロボットが仲間のロボットを説得して、仕事を放棄して家に帰ってしまったというのです。

↑帰るなー!

 

この様子を捉えたのは、上海のショールームにあるカメラ。ショールームには5〜6台のロボットが展示されているのですが、夜間と思われる人気のない時間帯に事件は起こりました。

 

1台のロボットが「まだ残業?」と、他のメーカーのものと思われる別のロボットたちに話しかけると、「僕らの仕事は終わることはないんだ」と別のロボットは答えます。でも最初のロボットは、他のロボットたちに近寄って「帰る?」と、誘っているのです。

 

まるで「もう仕事なんて終わりにしちゃって、帰ろうよ」と、言っているようです。

 

すると、その言葉に心が動いてしまったロボットが1台、さらにもう1台と、最初のロボットの後を追うようにしてショールームを後にして出ていってしまったのです。

 

この珍事が起きたのは8月のことですが、つい最近になって公表されました。当初は、中国のSNSで話題になったことから、作り話と考えられていましたが、上海のロボットチームは「実際にロボットが誘拐された」事実を認めたのです。

 

どうやら「帰ろうよ」と周りのロボットに最初に声をかけたのは、「Erbai」と名付けられたモデルで、他のロボットを説得するように事前に命令されており、この“誘拐”シーンはテストのつもりで行われたのだとか。

 

人間が試験的に仕組んだというこのシーンですが、未来のAIは人間の想定を超えた行動を起こしかねないと、ドキッと感じた人も多かったかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. BOT UPRISING Watch moment AI robot leads REVOLUTION as it convinces bot army to ‘quit your jobs’ before leading them out of showroom. November 20 2024

ネズミがミニカーの運転を好きになる。でも目的はエサではない!?

ネズミはミニカーの運転を楽しんでいて、ドライブに喜びすら感じている……。ネズミとミニカーを使った実験を約5年前から行っている米国の研究者が、そんな意外な発見をしました。

↑ネズミは楽しいから運転する?(画像提供/University of Richmond/YouTube)

 

神経科学を専門とする、リッチモンド大学のケリー・ランバート教授。彼女の研究チームは、動物と環境の関係や、動物の認知の発達方法などを研究しています。

 

そんな研究の一環で、同教授は2019年にネズミを使った実験を導入しました。ネズミにちょうどいいサイズのミニカーを用意して、ネズミに運転のトレーニングを実施。ネズミが運転技術をどうやって身につけていくかといったことを研究しています。

 

そんなネズミを使った実験のなかで、運転のトレーニングを行った3匹のネズミは、「散歩に行きたいかと聞くと、犬のように、ケージのまわりを走って飛び跳ねた」というのです。

 

トレーニングでは、ミニカーの運転をするとエサを与えて、ネズミがアクセルを踏むように促して行いました。そのため、ネズミは「運転→エサ」と理解し、ご褒美を求めて運転をしたいという姿勢を示したのかもしれません(行動心理学的には、エサが刺激となって、ネズミが自発的に運転をするようになったと説明できます)。

 

しかしランバート教授は、このネズミたちは運転後にエサを与えなくても、ミニカーの運転をしたがっていたことに気づいたと言います。自らミニカーに乗り込んでエンジンをまわすこともあったそうです。

 

ランバート教授は、このネズミの行動について「計画して、予想して、楽しむということが、健康な脳の鍵かもしれないということを思い出させてくれる」とコメントしています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Scientists teach rats to drive tiny cars and ‘unexpectedly’ discover the rodents enjoy revving their engines. November 17 2024

LEDライトをオーロラと間違えた英女性、素直に謝ったら幸運の女神が微笑んだ

「オーロラを見た!」と思ったら、近くの農園のLEDライトだった。そんな勘違いをしてしまった英国の女性が、ひょんなことから、本物のオーロラを見る旅をプレゼントされました。

↑本物のオーロラが見れるなんて…

 

同国で清掃員として働くハリソンさん(56歳)は10月、地元で撮った美しい写真を共有するFacebookのグループページに、ある写真を投稿しました。それは、サフォーク州の上空で午前5時15分の早朝に現れたオーロラ。上空を神秘的な光が覆う様子から、彼女は自然がつくりだす発光現象と思ったのでしょう。

 

しかし、実はこれは近くのトマト農園で使われているLEDライトの明かりだったことが後から判明。確かに英国でオーロラが観測されることはありますが、この写真を撮影した場所を地図で確認すると、ハリソンさんが撮ったものはトマト農園の光で間違いないとわかったのです。

 

ハリソンさんが素直に間違いを認めたところ、この投稿を見た英国の眼鏡店「スペックセイバーズ」が、彼女に本物のオーロラを見る旅をプレゼントすることにしたのです。

 

そんなハリソンさんは「素晴らしかった!多くの人がやりたいことリストにオーロラを挙げているけれど、私は無料で体験させてもらった。とても幸運です」と話しています。

 

本物のオーロラを自分の目で確かめたハリソンさんは、もう二度と人工の光をオーロラと間違うことはないでしょう。

 

【主な参考記事】

Mirror. Specsavers takes woman on trip of a lifetime after she confuses tomato factory for world wonder. November 12 2024

米コカ・コーラ、恒例のクリスマスCMをAIだけで制作! 大胆すぎた?

すべてAIのみで作られたという、米コカ・コーラのクリスマスCM。一見すると、とても自然で美しく仕上げられた映像ですが、ネット上では複雑な声が上がっています。

↑ちょっとやりすぎちゃった?(画像提供/Coca-Cola/YouTube)

 

雪が降る街中を、おなじみの「コカ・コーラのロゴ」で赤く彩られたトラックが走る……。コカ・コーラのクリスマスシーズン向けCM は、1995年に初めて放送されてから、クリスマスを告げる風物詩の一つとして世界中の人々に親しまれてきました。

 

米国では個人消費が一際増加するホリデーシーズンに向けて、各メーカーはこぞってCMを打ち、売上アップを図ります。コカ・コーラでは、赤いコカ・コーラクリスマストラックをアイコンに、長年CMを展開してきたのです。

 

毎年、バリエーションの変化を行っているこのCMですが、今年のバージョンには大きな変更を加えました。それが、すべての映像をAIで作るということ。数十秒の間に出てくる映像は、街も、人も、動物も、すべて実在するものではなく、AIが作ったものなのです。

 

何も知らずに見たら、すぐにはAI製と気づかないかもしれません。そんな最新技術の結晶とも言えるCMですが、これを見た人からは辛辣な声が集まっています。「目の前で芸術と地球が死んでいくのを見ているような気がする」「コカ・コーラのクリスマスCMがAIで作られたら、世界は終わりだ」とか。

 

そんなコメントがあるように、世界的な企業であるコカ・コーラが、長年人々に愛されてきたCMをAI製にしたことで、人々に反発心が生まれてしまっているのかもしれません。

 

広告や芸術の世界でAIを使うことは物議を醸すことが少なくないようです。AIが作ったものを私たちが自然と受け入れる日はいつかやって来るのでしょうか?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Coca-Cola faces huge backlash for replacing humans with AI in its much-loved ‘Holidays are Coming’ Christmas advert: ‘How are we letting this happen?’. November 15 2024

スペースX、スターシップの試験飛行を実施! トランプ氏の前で空中キャッチは…

実業家のイーロン・マスク氏が率いるスペースXは、米国時間11月19日、巨大ロケット「スターシップ」の試験飛行を実施。現場にはドナルド・トランプ次期米大統領も駆けつけました。

↑トランプ次期米大統領が見つめるなか試験飛行したスターシップ(画像提供/SpaceX)

 

マスク氏といえば、最近の米大統領選挙でトランプ氏に多額の献金を行い、勝利に貢献したことでも有名。次期政権で「政府効率化省」への就任が決まるなど、両者の蜜月っぷりが話題となっています。

 

スターシップは、ブースターの「スーパーヘビー」と組み合わせることで、史上最大のロケットになります。今回の打ち上げでは、ロケットの予定軌道への投入やスターシップのエンジンの再点火、海上への軟着水に成功。なお、前回の試験飛行で行われた「発射台のアームでの空中キャッチ」は実施されませんでした。

 

トランプ氏は「単に地上から離れただけでなく、宇宙へと運ばれた史上最大の物体の打ち上げを見届ける。マスク氏とこの素晴らしいプロジェクトに関わる偉大な愛国者たちに、幸運を祈る!」とXに投稿。トランプ次期大統領とのタッグにより、マスク氏の宇宙開発はさらに加速することになりそうです。

 

Source: Space.com, SpaceNews

英の92歳が自作「モビリティカー」を披露! 着想はどこから?

遊園地の乗り物にでもありそうな、おしゃれでレトロなモビリティカー。時速約13kmで走行可能なこの乗り物は、英国に住む92歳のおじいさんの手作りの作品です。

↑自作「チキ・チキ・バン・バン」に乗るヴィンさん(画像提供/SWNS/YouTube)

 

ヴィン・ウォードマンさん(92歳)は、英シュロップシャー州で暮らす元鉄道員。自宅の小屋で1日8時間こもって、3か月の時間をかけてできあがったのが、ヴィンさんお手製のモビリティカーです。

 

この作品のベースとなったのは、1968年に公開された映画『チキ・チキ・バン・バン』。英国の作家、イアン・フレミングの童話をもとにしたもので、発明家のポッツと、ボロボロだけれどファンタジーの冒険に連れ出してくれる魔法のクルマが登場するストーリーです。ヴィンさんがインスピレーションを得て手がけたのは、その映画に出てくる「チキ・チキ・バン・バン」と名付けられたクルマのレプリカ。

 

ごみ捨て場で見つけた車いすの車輪をベースに、eBayで購入したスクーターや、チャリティショップで買った額縁などをフロントガラスとして取り付けました。材料として使ったのは、ガラクタ品や安価なものばかりのため、かかったお金は全部で400ドル(約6万3000円※)にも満たないといいます。まさに同映画に出てくるおんぼろカーかもしれませんが、夢やロマンがギュッと詰まった乗り物です。

※1ドル=約156円で換算(2024年11月15日現在)

 

これまでも、さまざまな模型を作ってきたというヴィンさん。ときには、朝8時から午後4時まで夢中になって、模型作りに勤しんできたそう。「ペースメーカーを装着しているけれど、小屋で1日過ごしても気分は悪くない」と話していますが、92歳になったいまは「このチキ・チキ・バン・バンが最後の作品になると思う」と話しています。

 

【主な参考記事】
New York Post. Great-grandfather builds Chitty Chitty Bang Bang mobility scooter. November 13 2024

飛行機がUFOとニアミスしていた!? 米国防総省が衝撃のレポート

あわや飛行機とUFOが上空で衝突!? 米国防総省がまとめた最新の報告書で、民間旅客機とUFOのニアミスが起きていたことがわかりました。

↑未確認飛行物体が急接近!?

 

米国防総省は、2023年5月1日から2024年6月1日までの13か月間で報告された未確認飛行物体(UAP)に関して調査を行いました。民間旅客機と軍のパイロット、さらに地上の観測者から、UAPと遭遇したと疑われる報告があったのは、全部で485件。該当期間より前の目撃情報で、まだ報告されていなかった272件と合わせると、合計で757件が報告されました。

 

このなかで注目したいのが、民間旅客機から報告されたUAPとのニアミスです(1件)。ニューヨーク沖上空を飛行中に、円筒形の物体とのニアミスがあったといい、現在調査が行われています。

 

また、軍の航空機が正体不明のなんらかの航空機に追跡を受けたケースが3件あったとのこと。外国の航空機との関連性が見つからなかったと言われており、もしかしたらUAPが関連している可能性があるのかもしれません。

 

今回報告されたもののうち、およそ300件については、風船、鳥、飛行機、ドローン、衛星などのいずれかであることが特定されました。しかし、残りの数百以上のケースは説明がつかないとされています。

 

さらに、目撃情報の大半が「丸や球の形をしており、明かな視覚的特徴がある」と言われ、過去に報告されたUAPの形と傾向が一致するとのこと。珍しいケースでは、「緑色の火の玉」「点滅するクラゲのよう」「高さ1.8mの銀色のロケット」などと表現された物もありました。

 

今回の報告のうち、宇宙とみなされる上空100km圏内で確認されたケースは、わずか49件。残りの9割以上はそれより地球に近い範囲でのことです。ある米国議会議員が、この報告書の内容を受けて「何かがそこにいる」と言ったように、確認の取れていない何かが地球やその周辺をさまよっているのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Pentagon says UFO nearly crashed into commercial airliner above New York – as bombshell report is released. November 14 2024

筋肉がついてきた! 上半身がリアルなロボットをポーランドが開発中

機械的なカクカクとした動きではなく、滑らかでしなやかな動きにするためには、人間と同じような筋肉や関節が必要。そう考えて、人間のように筋肉と関節を内蔵したヒューマノイドが開発されています。

↑筋肉付きの人型ロボット(画像提供/Clone/YouTube)

 

この人型ロボットの開発を行っているのは、ポーランドのクローン・ロボティクス。まだ人型の両腕部分のみの製造にとどまっていますが、公開された動画では、両肩から左右の手のひらまで、何本もの筋肉の筋がつながっています。そして、ちょうど肋骨と背骨部分に水が蓄えられており、その水がポンプの働きで両腕の筋肉部分に流れ、動かしているそうです。

 

最終的には、この人工の筋肉や関節は人工の皮膚で覆われ、人間のような見た目のロボットとして完成するわけですが、皮膚の中には本物と同じような筋肉の筋が作られ、収縮を繰り返します。そのため、例えば肘の曲げ伸ばしで上腕部分が膨らんだり縮んだりするように、もっとリアルな動作を見せていくと期待できるのです。

 

実業家のイーロン・マスクは、将来的に人型ロボットが子どもの世話をしたり、犬の散歩をしたり、食べ物の買い出しに行ったり、生活のあらゆる場面で使われると予測しています。ロボットが日常的な場面で利用されるようになるには、より人間に近い物が求められてくるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. THE WATER-BOT Watch eerie ghost-white humanoid robot with water-powered muscles come to LIFE flailing arms & turning its faceless head. November 11 2024

航空券を本名ではなくニックネームで予約。とんでもないことが起きた!

「キャサリン」という本名ではなく、「キャシー」というニックネームで飛行機のチケットを予約したところ、航空会社から数十万円も請求された。そんな経験談を明かした人物が米国にいます。いったい何が起きたのでしょうか?

↑名前は大丈夫?

 

大手掲示板のRedditでそのエピソードは明かされました。夫を名乗る男性が、妻との旅行での経験について投稿したのです。

 

その内容によると、この夫婦は初めて国際線を使った旅行を計画しました。妻の本名は「キャサリン」ですが、普段は周りから「キャシー」と呼ばれており、米デルタ航空の飛行機のチケットもキャシーの名前で予約したのです。

 

しかし、チェックイン時にパスポート情報を入力する場面で、パスポートに記載された名前と航空券の名前が合致しなかったため、エラーのアラートが出てしまいました。

 

慌ててデルタ航空に電話すると、「チケットをキャンセルして、正しい名前で再度チケットを購入しなければならない」と言われてしまったのです。その金額は、驚きの1万8000ドル(約280万円※)。国際線での利用で、フライト直前の正規料金だったためか、これだけの高額が提示されたのでしょう。

※1ドル=約156円で換算(2024年11月15日現在)

 

航空会社にさらに交渉したところ、予約したチケットの名前変更が可能で、その手数料として2389.32ドル(約37万円)が提示されたそうです。この夫婦にはそれ以外の選択肢がなかったため、結局その手数料を払って名前を変更し、旅行に行ったそうです。

 

ただし、この夫はその後Redditにこのエピソードを投稿して、「航空会社からの過剰請求ではなかったのか?」と人々に問いかけたのです。しかも、妻はデルタ航空の会員になっていて、その会員の名前は「キャシー」で登録されているため、航空券を予約するときはその名前が自動的に入力されたというのです。

 

驚くことに、この投稿に対して同じような体験をした人から多くの反応があり、「無料で変更してもらった」「フライトの6週間前に発覚して600ドルかかった」などのコメントが寄せられました。

 

航空会社によって対応はさまざまのようですが、やはり航空券は名前を間違えることなく、パスポートに記載されたのと同じ名前で予約するべきということでしょう。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Passenger reveals she was charged $2,300 because she used her nickname when booking flight. November 11 2024

専門家もお手上げ。米国立公園でカメラが捉えた謎の動物とは?

オオカミより小さいけれど、コヨーテよりも大きい。犬っぽくも見えるが、正体がわからない……。米ミネソタ州の国立公園に設置されたカメラが捉えたある動物について、専門家たちが頭を悩ませています。

↑謎の動物を捉えた

 

コヨーテは、北米の草原地帯に生息するイヌ科の動物。体長は1メートルほどで、灰褐色の毛を持つ、オオカミに似た姿が特徴です。しかし、ミネソタ州とカナダの国境近くにあるボエジャーズ国立公園に設置されたトレイルカメラで確認されたのは、そんなコヨーテの特徴を持ち合わせるものの、コヨーテとは違う動物のようなのです。

↑犬? オオカミ? コヨーテ?(画像提供/Voyageurs Wolf Project/YouTube)

 

2023年冬に初めてカメラが捉えたその画像について、ミネソタ州北部で活動する自然保護団体の「ボイジャーズ・ウルフ・プロジェクト」は、「コヨーテ風だけれど、耳などの外見には犬のような特徴もある」とXに投稿しています。

 

その投稿によると、この地域のオオカミは他の地域で見られるより身体が小さいとのこと。しかし、カメラで確認された動物は、オオカミより小さいけれど、コヨーテと比べるとかなり大きいのだそう。つまり、「オオカミにも、コヨーテにも、犬にも似ているけれど、そのどれかとは断定できない」ということなのです。

 

【トレイルカメラで確認されたコヨーテ風の動物】

 

そんなわけで、SNSのコメントには「三種類の動物を掛け合わせたハイブリッドだ」や「ヨーテドゥーデルというニックネームを持つ新しいハイブリッド犬」などの声も。米メディアでは、「Coyote(コヨーテ)」「Wolf (オオカミ)」と「犬」を組み合わせて、「woyote dog」なんて言葉を作って紹介しています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Mysterious ‘woyote dog’ caught on camera — and even experts are puzzled. November 8 2024

テスラの「サイバートラック」、米の道端に捨てられお墓みたいになる

特殊なステンレス製で未来的な外観をした、テスラの電動ピックアップトラックの「サイバートラック」。米シアトルで、そんなサイバートラックが道端に放置され、ちょっとした観光名所になっていたことが分かりました。

↑哀れなサイバートラック

 

つい最近まで、シアトルの道路わきにサイバートラックが放置されていました。どうやら走行中にクルマの後部がダメージを受け、サスペンションが故障し、走行できなくなったため、持ち主はクルマをその場に置いて立ち去ったようなのです。

 

ただ、そのクルマは米国でも話題性のあるサイバートラック。販売価格が8万2000ドル(約1300万円※)にもなる高級車であり、イベントなどにも登場する見た目の華やかさがあります。そんなサイバートラックが道端に放置されたとあって、この周辺では瞬く間に噂となった模様。

※1ドル=約156円で換算(2024年11月14日現在)

 

そして、誰が置いたのか、サイバートラックの前には「RIP(rest in peace〔ご冥福をお祈りしますの意味〕の略)」と書かれた十字架と花束までそえられる始末。そんなことから、ますます噂が噂を呼び、グーグルマップにピン付けされてSNSで話題になったのです。

 

ただし、道路にクルマが放置されたままの状態はいつまでも許されるわけがなく、シアトル市当局の職員は、ステッカーを貼って「クルマを移動させないとレッカーする」と通告。持ち主がそれに応じなかったため、先日、レッカー移動されていったことも目撃されています。

 

サイバートラックは未来的な外観から話題を呼んでいますが、米国で2023年11月に発売されてからリコールが相次いで報告されています。もしかしたら、シアトルで目撃されたように、走行できなくなったサイバートラックが全米のあちこちで見つかっているかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Abandoned $82,000 Cybertruck in busy street becomes tourist attraction with makeshift memorials. November 12 2024

「ミツバチとクルマの衝突」を米が調査。ビーストライクを心配すべき理由とは?

鳥と飛行機が衝突する「バードストライク」。それと同様に、ミツバチとクルマが衝突する「ビーストライク」が起きているようです。そして、ビーストライクは私たちに大きな影響を及ぼしている可能性があります。

↑ビーストライクの影響は大きい?

 

先日、科学誌に掲載された新たな研究によると、米国では毎年多くのミツバチがクルマと衝突しているとのこと。その研究では、さまざまな条件下の道路でクルマを走行させ、ミツバチの衝突がどのくらい起きているかを調べました。

 

その結果、ユタ州のソルトレイクシティからモアブまでの370kmの走行だけで、最大で175匹のミツバチと衝突する可能性があったことが分かりました。これを米国全土で考えれば、毎年かなりの数のミツバチがクルマと衝突していることは容易に想像できます。

 

考えなければならないのが、ミツバチの数が減ることで及ぼされる影響について。ご存知の通り、ミツバチは花粉を運ぶ役目があり、それによって農作物が成長しています。世界の食料供給のおよそ3分の1は、ミツバチが花粉を運んでいるとまで言われるほど、ミツバチが担っている役割は大きいのです。

 

しかし近年、ミツバチの個体数は前例のない速度で減少しているそう。この現象がクルマとの衝突と関連があるかどうかは今のところ不明です。しかし、激減するミツバチの量を抑えるためには、クルマとの衝突をできるだけ避けるといった対策が有効になる可能性はあるでしょう。

 

その方法として、この研究を行った著者は、道路の側面に植物を植える案を提案しています。道路の中央に植物がなければ、ミツバチは道路を横断しようとしないそう。ミツバチと人が共存する方法を、私たちはもっと模索していかなければならないかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Here’s how many bees you’re killing with your car — and why that’s dangerous for the environment. November 7 2024

スマート家電がまさかスパイ活動!? 英消費者団体が調査

自宅で使っている身近な家電が会話を盗聴している。そんなドキッとする可能性が、英国の消費者団体による調査で明らかになりました。

↑家電がスパイ活動?

 

英消費者団体のWhich?は、同国で販売されている家電製品によるプライバシー侵害の可能性について調査しました。その結果、テストを行ったノンフライヤーの3製品が、連携するアプリによってユーザーの位置情報を把握したり、携帯電話で音声録音の許可を求めていたりしたのです。

 

例えば、ある中国メーカーのノンフライヤーは、同社のアプリと連携して使用できますが、そのアプリは世界的なSNSのトラッカーとつながっており、明確な理由もなく、音声の録音許可をユーザーに求める仕様になっていました。集められた個人情報は中国のサーバーに送信されているといいます。

 

また、韓国のある家電大手メーカーの製品については、洗濯機に連携したアプリで、氏名、生年月日、メール、電話番号、現在地など、多くのユーザーの情報を聞き出す設定になっていたそう。

 

スマホと連携させて、より便利に使えるスマート家電が増えています。しかしスマホとの連携には、メーカー側がスマホに入っている個人情報を入手しやすくなっているという側面があります。メーカー側はあくまでも、「個人情報を共有する必要はなく、ユーザーは自分で設定できる」と主張していますが、Which?は各種のデータ収集が何に使われるのか分からず、透明性がないと指摘しています。

 

Which?では、家電による音声の録音を防ぐには、音声アシスタントの使用をやめ、マイクは使うときだけオンにするといった対策を講じることをすすめています。

 

自宅にある家電が、知らないうちに自分のプライバシーを侵害しているかもしれない。そんな可能性をしっかり理解して、自分のプライバシーを守る意識を高く持っておく必要があるかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Here’s how to tell if your air fryer is spying on you: ‘This is often done’. November 6 2024

Which? Why is my air fryer spying on me? Which? reveals the smart devices gathering your data – and where they send it. November 5 2024

今から10年後、土星の周りで地球外生命体が見つかる!? NASAのドラゴンフライ計画とは

宇宙でドローンを飛ばして、地球外生命体を探す。NASA(米航空宇宙局)がそんな計画を5年前に打ち立て、準備を進めているのをご存知ですか? ターゲットは、土星の周囲を回る衛星のタイタンです。

↑ドラゴンフライがタイタンに到着する10年後の予想図(画像提供/NASA/YouTube)

 

衛星とは惑星の周囲を回る小さな天体のこと。土星では現在確認されている限り146個の衛星があり、そのうち最も大きいのがタイタンです。タイタンには、地球と同じように窒素を主成分とする大気や有機物があり、なんらかの生きものが存在する可能性が高いと思われているのです。

 

そこで、NASAはタイタンにドローンを送り、ドローンを飛行させて地球外生命体の探索を行う計画を立てました。そのために開発が行われているのが、「ドラゴンフライ」と名付けられたドローン型探査機。8枚の回転翼がついた、重さ約450kgの大型ドローンです。

 

タイタンは重力が小さく、大気が濃くて風が弱いため、ドローンの飛行は比較的やりやすいとのこと。しかし、タイタンの表面温度はマイナス179℃と驚くほどの低さ。そんな条件下で、ドラゴンフライが飛行できるように開発が進められているのです。

 

このドラゴンフライミッションが発表されたのは2019年。2028年7月の打ち上げ予定まで4年足らず。順調に打ち上げられれば、ドラゴンフライは2034年にタイタンに到着するそうです。

 

およそ10年後には、タイタンの上空をドローンが飛行し、なんらかの地球外生命体を見つけることになるかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. SPACE INVADER Watch Nasa drone that will visit nearby moon in hunt for alien life in ‘unthinkable’ trip to ‘mysterious ocean world’. November 6 2024

航空券で絶対に見たくない「恐怖の4文字」とは?

航空券には、出発地と到着地の空港コード、便名、出発時間など、さまざまな数字とアルファベットが印字されています。しかし、そこに「SSSS」の文字を見つけたら、よからぬことが起きる前兆かもしれません。

↑SSSSと書かれていませんように…

 

「SSSSは、旅行者が見たくない恐ろしい文字です」と、航空関連の専門ライターであるザック・グリフさんは話します。グリフさんによると、SSSSは米国のセキュリティ当局が、特定の乗客に対して追加の検査を行うための措置なのだそう。

 

米国土安全保障省のウェブサイトでは、セキュリティ上の理由から詳細を開示できないとしていますが、グリフさんによれば、SSSSと印字された航空券を持っている乗客には、米運輸保安局が追加の身体検査、手荷物検査、さらに爆発物に関連する検査などを行うというのです。

 

SSSSと印字される可能性があるのは、片道航空券を購入する人、現金で航空券を購入する人、危険地域に行く人などだそう。そして、もしSSSSと印字されていたら、オンラインではチェックインできず、航空チケットは係員から手渡しで受け取るといった制限もされると言われています。

 

ただし、SSSSは本当の要注意人物以外にも、ランダムに印字されているとも言われ、実際にSSSSと書かれた航空券を手にした経験を持つ人もいます。そんな経験者の話によると、セキュリティゲートや税関で、「すべての荷物を取り出すはめになった」などと、非常に厳しい検査を受けたそう。場合によっては、個別面接が行われることもあるのだとか。

 

航空機テロやハイジャックなどの事件を防ぐために行われている、このようなセキュリティ強化対策。もし、不運にも自分の航空券にSSSSと記載されていることに気づいたら、飛行機や空港の安全のためだと腹をくくって、保安検査や税関での検査に時間がかかることを覚悟したほうがいいかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Travel experts reveal why you never want to see these four letters printed on your boarding pass. October 30 2024

業績不振の米スターバックス、20万本のペンを使う立て直し戦略とは?

米国のスターバックスでは、カウンターで注文すると名前を聞かれ、ドリンクができあがるとカップにバリスタが手書きで名前を書いて手渡しする……というのが慣例でした。ここ何年かで姿を消してしまっていたのですが、最近、同社のCEOが復活を宣言したのです。

↑手書き復活

 

人と人との接触や、他人が触ったものに触れることを極端に避けられた、新型コロナウイルスのパンデミック。その時期をきっかけに、米国のスターバックスでは名前の手書きも静かに姿を消していました。

 

しかし先日、スターバックスのブライアン・ニコルCEOはこの名前の手書きを復活させることを発表。その理由は、同店に「人間味」や親しみやすさをプラスするためです。

 

世界各国でおしゃれなカフェとしての地位を確立したスターバックスコーヒー。ですが、米国ではここ1年弱で減収が続き業績不振の状態に陥っているのです。

 

そこで同社は、「スターバックスに戻る」試みを発表。コロナ禍で撤去された、砂糖やミルクなどのセルフサービス用スタンドを復活させ、従来のコーヒーショップらしい雰囲気を取り戻そうと計画しているのです。

 

また、スターバックスの醍醐味の一つである、飲み物のカスタマイズにも力を入れ、植物性ミルクへの変更にかかった追加料金を撤廃。さまざまなイメージ刷新を図っているのです。

 

手書きで自分の名前を書いてもらったり、名前の横にスマイルマークやイラストを描いてもらったりすると、ほっこりした小さな喜びを感じるもの。ニコルCEOは、手書きについて「20万本近くのペンを用意しなければならない」と、とあるインタビューで語っています。

 

そんな「スタバらしさ」の復活で、同社の業績がこれからどう変わっていくか、ぜひ注目してみてはどうでしょうか?

 

【主な参考記事】

People. Starbucks to Start Handwriting Customers’ Names on Drink Orders Again, Needs to Find 200,000 Sharpies, CEO Says. November 1 2024

米の地下鉄、絶滅しかけている記録メディアをまだ使っていた!

ビジネスの現場でもう姿をほとんど見ることのないフロッピーディスク。2022年に山口県の自治体が住人に約4600万円を誤送金した問題では、「役所はまだフロッピーディスクを使っていた!」と人々に衝撃をもたらしました。しかし今度は、米・サンフランシスコの地下鉄でも、まだフロッピーディスクが使われていたことが判明。同国のメディアを騒がせています。

↑フロッピーディスクをまだ使っていたサンフランシスコの地下鉄

 

路線バス、高速鉄道、ケーブルカーとならんで、サンフランシスコの人々の足となっているのが、地下鉄です。その地下鉄は、列車が地上を走行している間は運転手による手動での運転が行われていますが、列車が地下に入ると搭載したコンピュータが「自動列車制御システム」に接続し、運転手の目視確認を行いながら自動で走行するそう。そして、この自動列車制御システムを実行するソフトウェアが、毎朝フロッピーディスクに読み込まれて保存されているというのです。

 

このことが米国のメディアで報じられたのは、サンフランシスコ交通当局がこの老朽化した列車制御システムの刷新にかかる2億1200万ドル(約327億円)を承認したから。

※1ドル=約154円で換算(2024年11月7日現在)

 

当初は、フロッピーディスクを利用した現在の仕様から新システムへの移行を2018年に開始する予定でしたが、新型コロナウイルスのパンデミックによって延期されていました。移行にかかる期間は約10年と予測され、現在の最終目標は2030年に決定されたそうです。

 

このことを報じた米国のメディアは、「フロッピーディスクは1980年代から1990年代によく使われたものだが、CD-ROM、USB ドライブ、ハードディスクの登場で姿を消した」と紹介しています。フロッピーディスクの最後の大手製造メーカーはソニーとされており、同社がその生産を中止したのは2011年。それから10年以上が経っても、まだ使われている現場がどこかにあるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. San Francisco OKs $212M plan to finally replace aging train system run by floppy disks. November 4 2024

どうした? スペースX、ファルコン9の打ち上げを直前で中止

スペースXは11月3日(米国時間)、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを直前で中止しました。

↑直前で発射中止となったファルコン9(画像提供/スペースX/X)

 

同ロケットの打ち上げは、米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍施設で進められていました。同ロケットは「Starlink 6-77」ミッションとして、衛星インターネットサービス「スターリンク」の衛星を23基打ち上げる予定だったのです。

 

しかし、打ち上げのカウントダウンが2分36秒まで進んだ時点で、スペースXはファルコン9の打ち上げを中止。同社はヘリウムに関連したトラブルのため、同ロケットの打ち上げを止めたとライブ放送で示唆しています。


ファルコン9が予定通りに打ち上げられていたら、その第1段ブースターは大気圏へ再突入し、大西洋上で待機している無人船「Just Read the Directions」に着陸する予定でした。

 

スペースXは2024年に100機のファルコン9を発射しており、その大部分はスターリンクの打ち上げに使用されました。現時点で新しい打ち上げ時期は発表されていません。

 

Source: Space.com

イケア、米で「小さな家を建てる」プロジェクトを開始! どんなデザイン?

スウェーデン発祥の家具メーカー・イケアが、ホームレス経験者などに狭小住宅を提供するパイロットプロジェクトが米国で始まりました。狭小住宅といっても、イケアがデザインしただけあって、コンパクトなのにおしゃれな住宅ができあがっています。

↑イケアが米で建てた家(画像提供/イケア)

 

住宅価格の高騰によって、ホームレスが増加している米国。そんななか、イケアは「1回限りの寄付ではなく、より戦略的な方法でコミュニティと協力する方法を模索していた」と言います。そこで、地元の建築企業と協力して、テキサス州サンアントニオのコミュニティに家を建てるというプロジェクトを始めたのです。

 

このコミュニティはドライブインシアター跡地を利用したもので、最終的には約200軒の狭小住宅やアパートが建設されるほか、レクリエーショナル・ビークル(アウトドアやレジャー向けのクルマ)が導入される予定。このコミュニティに移り住めるのは、少なくとも1年間ホームレス生活を送り、慢性疾患などがあって、ホームレス向けの支援施設で生活してきた高齢者です。

 

イケアが作る狭小住宅は、34平方メートルの1LDK。室内の空間を最大限に活用できるよう、ビルトインで家具が作られています。また、ホームレス生活を送ってきた人により安心した住まいを提供できるよう、再トラウマ化するリスクを軽減する「トラウマ・インフォームド・デザイン」を採用。例えば、あえて窓は小さめにすることで安心して生活できるような配慮がされています。

 

また、狭小住宅でありながら、バスルームには浴槽を設置。ホームレス生活者は、シェルターにあるシャワー室しか利用できないことが多いと言い、浴槽に座ってゆったりとする時間を感じてほしいと、ここにもホームレス生活者への配慮がなされています。

 

イケアらしいデザイン性と、そこに暮らす人の背景への配慮。このコミュニティには、すでに約70人が入居し、今後2か月でさらに60人ほどが引っ越してくる予定だそうです。

 

【主な参考記事】

Fast Company. Inside Ikea’s thoughtfully designed tiny house. October 30 2024

IKEA. IKEA U.S. Donates Trauma-Informed Design Small Home to Towne Twin Village in San Antonio, Texas. October 29 2024

米国の湖で緑色の渦が発生! 美しく見えるのは罠!?

湖に巨大な緑色の渦巻きが……。宇宙からの衛星写真でもはっきりとわかるこの現象。一見すると、周囲の砂漠と相まってアート作品にすら見える風景ですが、この湖でいったい何が起きているのでしょうか?

↑一見すると、きれいな渦だが…(画像提供/NASA Earth/Facebook)

 

米ネバダ州にあるピラミッド湖。大きさは505平方キロメートル。日本最大の湖である琵琶湖が670平方キロメートルですから、それには及ばないものの、かなり大きな湖であることがわかるでしょう。

 

そんな湖でいま起きているのが、謎の緑色の渦巻き。米国の地球観測衛星・ランドサット9号が捉えた画像でも、湖全体に渦巻きが生じているのがわかります。

 

この正体は、シアノバクテリア(藍藻)の一種。藍色のどろっとした状態の藻類で、これが湖で大量発生しているのです。しかも、2024年はここ数年で最も活発なレベルで発生しているそう。

 

一見すると、美しくすら見えるこの藻ですが、地元の人々は「絶対に湖の水に触れてはいけない」と警告しています。というのも、藻の塊が分解し、ミクロシスチンと呼ばれる毒素を水中に放出しているから。摂取すると、皮膚に刺激を与え、腎臓や肝臓に損傷を与えてしまうのです。

 

ピラミッド湖で藻の大量発生がいつから始まったかは定かではありませんが、長いこと毎年のように生じているのだそう。いま発生中の緑の渦巻きが消えていくまでには、2~3週間かかるとみられています。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Nevada lake develops mesmerizing green swirls visible from space – and the disturbing reason behind them. October 30 2024

飛行機の座席は右側と左側で広さが異なる! 英消費者団体が大発見

飛行機の座席の広さは、右側と左側で少し違う。英国の消費者団体の調査で明らかになった、そんな意外な事実を紹介しましょう。

↑座席の広さは同じではない

 

英消費者団体のWhich?は、ライアンエアー、イージージェットなどの航空会社の座席配置について調査を行いました。

 

その結果、飛行機の前方の座席については、右側にある座席(D、E、Fの座席)は、左側の座席(A、B、Cの座席)よりも、約1.3cm広い場合があることがわかったのです。

 

これは、一部の飛行機で機体の片側に有料の座席列を追加したため、機体前方で収納エリアを取り除いた経緯があることと関係しているのだそう。

 

たった1.3cmの差ですが、スペースが限られた機内の座席ですから、若干の余裕が生まれるかもしれません。

 

搭乗する飛行機の座席を調べる方法

この座席の広さの違いは、航空会社や機体の種類によっても違うもの。Which?では、それを調べる方法として以下を紹介しています。

 

1: 機体の種類をリサーチ

航空会社のウェブサイトで利用する機体の種類を調べましょう。「Google Flights」に目的地と出発日などを入力して調べることもできます。

 

2: AeroLopaでチェック

機体の座席配置を調べられる「AeroLopa」で、利用する航空会社と機体を選ぶと、座席の「2列目~15列目のABC席」は29インチ、「3列目~15列目のDEF席」は29.5インチ、という具合に、各座席のサイズが掲載されています。JAL、ANAなどの日本の航空会社の情報も載っているので、参考にできるでしょう。

 

少しでもゆとりのある座席を選びたいという方は、次回のフライトを利用するときに、この方法を使ってみてはいかがでしょうか?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. What airlines don’t tell you: How sitting on the RIGHT can get you more legroom (including with Ryanair and easyJet). October 28 2024

Which? Little-known hack to get a better seat with Ryanair and easyJet. October 23 2024

豪の海岸に異様なフジツボが大量に出現! まさか食べられるの!?

半透明の触手のようなものが伸びた異様な生き物が、最近オーストラリアの海岸に打ち上げられました。「こんな奇妙なもの見たことがない!」という声がSNS上で相次いでいます。

↑豪の海岸で発見された謎の生き物(画像提供/Top Facts/YouTube)

 

場所は南オーストラリア州ポートエリオット。海岸沿いを歩いていた人が、この奇妙な生き物の存在に初めて気づき、SNSに投稿しました。ゼラチン状とみられる太めの触手のようなものが伸び、先端部分には貝殻のようなものがついています。

 

上の画像の右上に一緒に犬が映っており、それと比べてもこの生き物がそれなりに長くて大きいと想像できます。

 

この正体は、フジツボ。桟橋やふ頭の橋げたなどに付着するほか、今回のように海岸に打ち上げられることがあるそうです。ただし、今回の場合は漂着したフジツボがあまりにも大量であり、南オーストラリア大学で海洋生態を研究するある博士は「この群れの大きさには驚くばかりだ」と話しています。

 

同博士は「桟橋の鉄塔などにフジツボが密集して群れとなり、その一部が海岸に流れついたに違いない」と推測しています。

 

一方、この出来事を報じたある地元メディアの記事は「この生き物を食べてみる?」という見出しを付けています。フジツボは甲殻類の一種で、ポルトガルやスペインでは溶かしバターを添えて料理として食べられているそう。味わいはロブスターやカニに似ていて、高級食材のひとつなのだとか。未確認生物かと思うようなぎょっとする見た目ですが、食べてみると意外とイケるものなのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Alien-like creature washes up on beach, stunning visitors: ‘The freakiest thing I’ve ever seen’. October 29 2024

最新人型ロボット、文句を言わずに黙々と働く姿を披露!

最新の人型ロボットは、工場で部品を取り出し、別の棚に移し替えるという作業を黙々とこなす……。ロボット研究開発を行う米国のボストン・ダイナミクスが、人型ロボットの最新動画を公開。その能力の高さに感嘆の声が上がっています。

↑黙々と働くアトラス(画像提供/ボストン・ダイナミクス/YouTube)

 

ボストン・ダイナミクスは、まるで犬のように、平地でも階段でもゴツゴツとした面でも歩き周るAI搭載四足歩行ロボット「スポット(Spot)」を開発したことで知られています。現在、人型ロボットの開発も進んでいて、その進化は目覚ましいものがあるよう。

 

同社が先日公開した最新動画では、人型ロボットのアトラス(Atlas)が棚から部品を取り出し、別の棚に部品の向きを変えて収納する様子が収められています。ボストン・ダイナミクスは、トヨタ傘下の開発・研究組織であるトヨタ・リサーチ・インスティテュートと契約を交わしたばかり。おそらく自動車製造現場でこの人型ロボットを使うという前提で、開発が行われているのでしょう。

 

ボストン・ダイナミクスによると、この人型ロボットは、視覚・力覚・固有受容覚のセンサーを組み合わせて、部品を移動させているそう。もし部品の収納に失敗しても、その動作の失敗を検出して対応できるのだとか。

 

低い棚から部品を取り出すときは腰をかがめるようにして、さらに低い棚では腰を完全にしゃがむ動作を見せるなど、動きは人間そのもの。しかし、作業を黙々とこなすアトラスは、24時間働いても文句を言うことも、疲れによってミスをすることもないでしょう。人型ロボットの発展から目が離せません。

 

【主な参考記事】

Tech Crunch. Boston Dynamics’ electric Atlas humanoid executes autonomous automotive parts picking. October 30 2024

「騒音を撒き散らすクルマ」を自動で検出!? 英が導入したサウンドカメラとは?

大音量で音楽をかけながら走るクルマ。エンジンに手を加えて排気音が騒々しいクルマ。そんな騒音を撒き散らすクルマを検出するサウンドカメラが、英国の道路に試験導入されています。

↑静かに運転したほうが身のため

 

英国の4か所に試験的に設置されているのが、騒音を発生させている車両を検出するサウンドカメラです。周囲のノイズやエンジン音と区別しながら、一定の制限を超えた音を発生しているクルマがあると、それを自動的に検出するオーディオセンサーが搭載されています。自動ナンバープレート認識システムも装備されており、それによってリアルタイムで警察に報告するのです。

 

このシステムにより、すでに26人のドライバーに運転免許の減点や罰金を科す通告を行ったそう。

 

このカメラが導入されたノーフォーク州では、これまでもクルマの騒音による苦情があったとのこと。騒音は、心臓発作や脳卒中、認知症などの原因になり得ることがわかっていて、夜間であれば人々の睡眠を妨げることになります。

 

騒音を立てるクルマは、自宅の近くを走行したとしても、通り過ぎるだけであれば、警察に通報して捕まえるのがなかなか難しいものでしょう。でも、こんなカメラで検出し、ナンバープレートから所有者を割り出し、注意勧告や罰金を科せられるなら、そんな迷惑なクルマを減らすことにつながっていくかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. Sneaky new ‘sound cameras’ to catch noisy drivers blasting music & revving engines too loudly are launched. October 29 2024

近未来の飛行機は三角形!? 常識を覆す設計とは?

飛行機といえば、細長い胴体から左右に2本の翼がついている形が一般的。しかし、そんな常識を覆す、三角形の飛行機の開発が進んでいます。

↑近未来の飛行機「ホライゾン」(画像提供/ナティラス)

 

効率性と持続可能性。現在の航空業界は、その瀬戸際にあるといいます。飛行機としての性能や効率を上げながら、環境への負荷を抑えることを考えなければならないのです。そんななか、米国の航空宇宙メーカーのナティラスが新しい飛行機の形として開発を進めているのが、「ホライゾン」と名付けられた飛行機です。

 

従来の飛行機とは異なり、ホライゾンは真上から見ると三角形。その分、容積が40%増加し、最大収容人数は200人。座席レイアウトはカスタマイズ可能で、エンジンを機体後方に設置しているため、キャビンからエンジン音が聞こえにくいことも特徴です。

 

また、機体を25%軽量化し、炭素排出量は50%、燃料消費量は30%削減。今後この割合をさらに上げ、環境負荷がより少ない飛行機を目指していくそうです。

 

ホライゾンは2030年代に航空会社への納入が始まる予定で、ロサンゼルス—ボストン、ニューヨーク—ロンドンなどの長距離路線での飛行が想定されています。

 

効率性や持続可能性を考えたら、従来の飛行機の形にとらわれないものが、まだまだ生まれる可能性さえあるかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. ONE WING, ONE VISION Incredible blended-wing plane ‘Natilus’ that can carry 200 passengers & will ‘revolutionise’ air travel to fly by 2030s. October 24 2024

PR Newswire. Natilus Debuts its New Passenger Aircraft “Horizon” to Decarbonize Global Commercial Aviation. October 23 2024

100人のドナルド・マクドナルドが豪の店に侵入!? スマイルの理由は…

オーストラリアのマクドナルドの店に、100人近いドナルド・マクドナルドが押しかける……。そんな奇妙な珍騒動が起きました。

↑おめでたいドナルドたち(画像提供/barstoolsports/TikTok)

 

赤いアフロヘアとピエロのような顔、それに赤と白のボーダーと黄色のつなぎを着た大勢の人々。彼らの正体は、ビクトリア州にある地元の学校の女子学生たちです。

 

毎年行われる学校終了の行事の一環として、生徒たちはドナルド・マクドナルドを装い、地元のマクドナルドの店に入っていったのです。

 

ドナルド・マクドナルドの数は少なくとも100人。店の入口からカウンターまで、ドナルド・マクドナルドで埋め尽くされています。生徒の中には、友だち同士で写真を撮ったり、本物のマクドナルドの店員と交流したりする人もいたようです。

 

この様子を映した動画投稿には、「面白い!」「笑いがとまらない」「どうやってこんなに多くの人を賛同させたのか?」などのコメントが多く寄せられています。

 

もしも周囲に迷惑がかかっていないのなら、ドナルド・マクドナルドになった本人たちも周囲の人たちも楽しいひとときになったに違いないでしょう。

@barstoolsports Lovin It 🤣 @Lowering The Bar (via:@sacballzz ♬ McDonalds Beeping Sound – Matthew Barrie

 

【主な参考記事】

New York Post. Catholic schoolgirls storm McDonalds, wreak mayhem dressed in Ronald McDonald costumes. October 23 2024

AIの次はこれ? 夢を見ている人同士のコミュニケーションがついに実現

眠っている人同士が夢を介してコミュニケーションを取る……。そんなおとぎ話やSFの世界のようなことに取り組んでいるスタートアップ企業が米カリフォルニアに存在し、最近ついにそれが実現したと発表されました。

↑「夢」のコミュニケーションの実験図(画像提供/REMspace/YouTube)

 

この開発を行っているのは、サンフランシスコに拠点を置くREMspace。同社の発表によると、「二人の人間が明晰夢(めいせきむ)を引き起こし、簡単なメッセージの交換をした」というのです。

 

明晰夢とは、自分で「これは夢だ」と自覚しながら見る夢のこと。人の眠りは、脳が活発に活動しているレム睡眠と、大脳も休息中のノンレム睡眠の2つの睡眠状態に分けられます。明晰夢は通常、レム睡眠のときに起きると言われ、脳の覚醒レベルは非常に高い状態であると考えられています。

 

REMspaceが行ったのは、二人の被験者(A、B)を明晰夢状態にさせて、その間に簡単なメッセージのやりとりをさせようというもの。被験者には、脳波や血中酸素濃度、心拍数、呼吸などを記録できる装置を着けた状態で自宅で眠りについてもらい、Wi-Fiでデータを取得しながら記録していきました。

 

脳波などのデータから、被験者Aが明晰夢状態に入ったことを検知すると、サーバーはAにイヤホンを通して単語一つを繰り返し送信。すると、Aは夢の中で返事をしたのです。被験者Bも明晰夢状態になったので、今度はAの返事をBに伝えると、Bも同じように返事をしたのです。AとBは二人とも目覚めたときに、送信された単語を繰り返し口にしました。

 

これは、AとBが同時に明晰夢状態にあるなか、簡単なコミュニケーションが行われたということ。同社では、別の日に違う二人の間でも同じようにコミュニケーションが取れたと発表。科学誌の掲載に向けて準備を行っているそうです。

 

REMspaceのCEOは「明晰夢やレム睡眠などの現象は、数年後には携帯電話と同じくらい一般的なものになり、AIに次ぐ大きな産業になるだろう」と話しています。ちなみに、このCEOは、夢のコントロールのために自らの頭蓋骨にマイクロチップを埋め込む手術をしたこともある人物。明晰夢や睡眠へのあくなき探求は続いていくようです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Start-up claims to have ‘successfully’ achieved first ‘chat’ between two dreaming humans: ‘Could unlock new dimensions’. October 24 2024

豪の20代女性、iPhoneを落として岩の間に7時間も挟まれる

オーストラリアで最近、ある女性がiPhoneを落とし、それを拾おうとして岩の間に数時間も閉じ込められてしまいました。

↑岩の間に落ちてしまったキャンベルさん(画像提供/NSW Ambulance)

 

マチルダ・キャンベルさん(23歳)は、ニューサウスウェールズ州のハンターバレーで写真を撮っていたときに、iPhoneが手から離れてしまいました。落としたiPhoneを拾おうとしたとき、足を滑らせて3メートル下に落ち、二つの大きな岩の間に挟まれてしまったのです。

 

救助隊がキャンベルさんのもとに到着するまでに1時間を要し、80〜500kgの岩を7個も取り除いたり、木製のフレームを組み立てたりと救出するまでにさらに数時間がかかりました。

 

しかし、同救助隊によれば、キャンベルさんは岩の間に7時間も閉じ込められていたにもかかわらず冷静だったそう。彼女は擦り傷、打撲傷、脊椎骨折を負いました。

 

残念ながら、救助隊はキャンベルさんのiPhoneを救出することができませんでした。アウトドア活動をするときは安全が第一。iPhoneを落としたら場合によっては諦めることも必要、というのが今回の教訓といえそうです。

 

Source: ABC News via MacRumors

米南部に「リチウム鉱山」があった! EVに追い風と思いきや…

一攫千金を狙う人々が採掘に押し寄せるゴールドラッシュ。米国を舞台に、そんなゴールドラッシュが再び起こるかもしれません。南部のアーカンソー州にすごいお宝があることが判明したのです。

↑美しい自然が広がるアーカンソー州

 

米国地質調査所の調査でわかったのは、同州に眠るリチウムの鉱山。量にすると500万トンから1900万トンはあるとみられます。

 

リチウムは、電気自動車(EV)のバッテリーに必要な金属。ガソリン車からEVが主流になっていく今後は、ますます需要が増えていく存在です。驚くべきことに、今回見つかったリチウムは、米国で今後10年間必要になるEVのニーズの9倍に相当する量。2030年までの世界のEVの需要を満たすほどといいます。

 

しかし、これだけのお宝があっても、現在、アーカンソー州ではリチウムの商業生産は行われていないのが実情。そこで米国エネルギー省は、リチウム採掘会社と協議を行うほか、最大2億2500万ドル(約340億円)を投じてリチウム処理施設を建設するプロジェクトを検討しているそうです。

 

ただし、リチウムの生産には土壌や水を汚染させ、周辺地域の人々や動物に健康リスクをもたらす可能性があり、プロジェクトには環境保護庁の承認が必要とのこと。

 

それらの問題がクリアになってプロジェクトが始まれば、一昔前のゴールドラッシュさながらに、多くの人々がリチウム生産の仕事のためにこの地域に集まってくることになるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Southern state could become ‘white gold’ boom town after $150 billion lithium reserve discovery. October 23 2024

世界で最も人気の「移住先」はどこ? 日本の隣国が驚きの…

もし海外に移住するなら、韓国がいいかもしれません。なんといっても、移住者による人口がここ30年で40倍にも急増しているのです。

↑外国人住民が急増した韓国(画像はソウル)

 

海外から移住する人を受け入れている国、また移住した人が住みやすい国、というものがあるでしょう。そんな海外の人の移住しやすさを表したのが、保険関連企業のウィリアム・ラッセルが発表した「外国人の人口が増えた国」ランキングです。その結果で上位の国は以下の通りです。

 

  • 1位 韓国(+3896.07%)
  • 2位 コロンビア(+1727.24%)
  • 3位 チリ(+1430.23%)
  • 4位 ブルガリア(+757.10%)
  • 5位 スペイン(+732.78%)
  • 6位 セルビア(+729.07%)
  • 7位 マルタ(+661.16%)
  • 8位 アイスランド(+582.64%)
  • 9位 フィンランド(+510.31%)
  • 10位 トルコ(+420.13%)

※( )は、1990年から2020年までの30年間で増えた外国人の人口

 

ランキングは、各国の外国人居住者の人口を1990年と2020年の30年間で比較。人口が大きく増えた順に並べたものです。

 

その結果、1位になったのが韓国。1990年に居住していた外国人はわずか4万3247人だったのに、2020年には172万8182人に増加。約39倍もの急上昇です。韓国がもともと移民が多い国だったわけではありませんが、居住する外国人の増大の割合がとても大きいため、ランキングの1位になったのです。

 

その他に外国人の人口が急上昇したのは、コロンビアとチリ。コロンビアは住宅費が手ごろで、わずか5年で市民権を取得できるため移民に人気が高いそう。チリは生活費が安いのに生活の質は高く、リタイア後に移住する人が多いそうです。

 

海外への移住を考えているなら、こんなランキングを参考にしても面白いかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Dreaming of a new life abroad? These are the 10 most desirable countries to emigrate to (and the top spot in Europe ISN’T Spain or France… ). October 21 2024

William Russell. Growing Expat Populations Around The World. October 2 2024

英で「マイクロパブ」がブーム! 狭小でも増加する理由とは?

お酒を飲みながら人々と語り合い交流する文化がある英国。そこで大切なのが、パブの存在です。老若男女が集う広いパブもあるなか、最近は店舗が極小サイズの「マイクロパブ」が増えており、その数は500軒以上にもなります。

↑パブは死なない

 

ロンドンのハマースミスにある「ザ・ダブ」というパブは、「英国で最も小さなバー」としてギネス世界記録に認定された店。かつてコーヒーハウスだった場所で、店舗の大きさは1.2×2.1×0.25mと驚きの狭さです。

 

いま同国で増えているのが、ここまで極小ではなくても、席数が10席以下の小さなマイクロパブ。コロナ禍で厳しい逆風を受けた飲食業界ですが、英国のマイクロパブに限っては、閉店する店が出るどころか数が増え続けているそう。

 

というのも、「飲んだり食べたりしながら人々と交流したい」ニーズと、感染のリスクを小さくしたいという衛生面のことを考えると、限られた人しか入れない小さなマイクロパブはうってつけの場所。これまでのパブよりも、ぐっと親密でコミュニティを重視する人々のベストなスポットと認識されているようです。

 

店内をすべて見渡せる小ささが、人々に安心感や居心地の良さを与えているのでしょう。街の一画に自分のお気に入りを見つける楽しさもありそうです。

 

もし英国を訪れることがあるなら、従来のにぎやかなパブもいいけれど、こんなマイクロパブもチェックしてみてはどうでしょうか?

 

【主な参考記事】

Mirror. Micropub boom sweeps the UK as beer lovers hunt for the best ‘tiny’ hidden gems. October 21 2024

コーラとペプシの違いがわかる「AI舌」が誕生! 精度の高さに仰天

コーラとペプシの味の違いがわかりますか? そんな微妙な味の違いを区別することができる「AI舌」が開発されました。

↑AIが味の違いを見抜いた

 

このテクノロジーを完成させたのは、米ペンシルベニア州立大学の研究チーム。彼らはAIを活用して、人間の脳の中で味覚を司るエリアを模倣し、センサーを使って飲み物の組成を検知できるようにしたのです。

 

できあがったAI舌の精度は、平均して80%ほど。コーラとペプシ、通常のコーラとダイエットコーラのように、よく味が似ているものであっても、組成を分析してしっかり区別できるのです。得意なのはフルーツジュースの識別であり、何の果物が使われているかを99%の確率で正確に特定できるそうです。

 

また、飲み物の中に、人間への健康被害をもたらすといわれるPFAS(ピーファス、有機フッ素化合物)など、汚染物質が含まれているかも確認できるとのこと。

 

この開発を行った研究者は、「食べ物に含まれる化学組成は時間とともに変化する」と指摘。そのため、似た食べ物の違いを区別することだけでなく、有害な成分を確実に検出する機能の可能性を強調しています。

 

今後は、より安全な食べ物を消費者に届けられるように、AI舌のような機能を持つシステムが食品サプライチェーン内に組みこまれるなど、活用が広がっていくかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. AI ‘tongue’ can ‘taste’ the difference between Coke and Pepsi, Penn State researchers reveal. October 21 2024

ドイツ観光局、「AIインフルエンサー」の導入が裏目に出た理由とは?

賛否両論があるAIキャラクターの登場。先日、ドイツ観光局が導入したAIキャラクターに対しては反発の声のほうが大きいようです。

↑エマは旅の本質をわかっていない?(画像提供/germanytourism/YouTube)

 

ドイツ旅行を宣伝するために、同国の観光局が導入したのがAI旅行インフルエンサー。「エマ」と名付けられ、肩までのびたブロンドのボブヘアと、笑顔がかわいい女性インフルエンサーです。

 

エマがドイツの見どころを訪れて、ドイツの魅力を広く宣伝していく……という物とみられますが、エマのインスタグラムの投稿はまだ一つだけ。それなのに、はやくも反発の声が高まっているのです。

 

「偽の人間による動画から旅行のヒントを得たいと思う人はいない」「これはまずい。素晴らしい本物のコンテンツクリエイターがいるのに」といった批判が続出。旅の魅力を紹介するインフルエンサーがたくさん実在するのに、「なぜAIインフルエンサー?」という意見が多いようです。

 

旅行は、日常を離れて新しい世界に足を踏み入れるもの。好奇心を刺激し、自分の常識の枠を超える新しい価値感を知り、“生身の体験”を得られるもの。だからこそ旅という分野では、AIによる旅行ではなく、本物の人間によるリアルな声のほうが私たちの心には響くと感じられるのでしょう。「実在しない人物よりも、実際に存在する人物を宣伝するほうが絶対にいい」というコメントが、まさに核心を突いていると言えます。

 

「エマは本物のインフルエンサーの代わりではなく、彼らを補完するもの」と、ドイツ観光局は述べています。このAIインフルエンサーのキャンペーンは、そんな観光局側の意に反して、ドイツに対する関心を引き起こすのではなく、人々に反発心を抱かせてしまったようです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. ‘So weird’: German tourist board introduces AI ‘travel influencer’ – and the REAL-LIFE influencers do not like her one bit…. October 18 2024

宇宙のゴミ処理が変わる!「ゴミ圧縮マシン」が2026年に打ち上げへ

宇宙で人間が活動すれば、当然出てくるのがゴミ。そんな宇宙のゴミをぎゅっと圧縮してくれるマシンが、2026年に国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げられます。

↑宇宙のゴミをリサイクル(画像提供/シエラスペース)

 

現在、ISSで出たゴミは地球に帰還する宇宙船に積み込み、大気圏で燃え尽きることで処理します。しかし、月探査や火星探査など、より遠い場所での活動ではこの手法を用いることはできません。

 

宇宙開発企業のシエラスペース(Sierra Space)が開発したマシン(上の画像)は、宇宙での活動で出たゴミをタイルのような形状に圧縮することができます。ゴミからほぼすべての水分を抽出しリサイクルすることができ、汚染物質も除去してくれます。圧縮されたゴミは、宇宙船を放射線から防ぐ追加の遮蔽物として利用することも可能。

 

「長期の宇宙旅行では、あらゆる資材と機器を効率的に使用する必要があります」と、シエラスペースで最高経営責任者(CEO)を務めるTom Vice氏は述べています。「効率的で持続可能かつ革新的な廃棄物の処理は、有人宇宙探査の成功に不可欠です」

 

Sierra Spaceのゴミ圧縮マシンは、ISSのその他のリサイクル装置とともに活躍することになります。ISSには、98%の回収率で尿などの水を飲料水に変換する装置も搭載されており、さらにエコな宇宙活動が実現できそうです。

 

Source: Space.com

パラグライダーに乗った冒険家、ピラミッドの上空で目を丸くした理由とは!?

エジプトの上空をパラグライダーで飛んでいた男性が、ピラミッドの頂上で見つけたのは1匹の犬でした。勇ましく立っているその姿は、なんともシュールです。

↑頂上に何かいるぞ(画像提供/New York Post/YouTube)

 

冒険家を名乗るモシャーさんは先日、エジプトでパラグライダーを楽しんでいました。眼下に見る巨大なピラミッドの景色は、地上から見上げるピラミッドの姿とはまた違うもの。

 

そんな上空から眺めるピラミッドの頂上に1匹の犬がいたのです。

 

このピラミッドは高さ138m。かなりの傾斜があって、人はとても登れそうにありません。当然ながら人の姿は一切ないのに、犬が頂上で悠々と過ごしているんです。

↑ピラミッドを散歩する犬(画像提供/New York Post/YouTube)

 

きっとこの犬は、自らピラミッドを登って先端まで行ったのでしょう。モシャーさんが上空から撮った動画の投稿には、多くの人が驚きを見せ、犬の心配をする声もあふれました。

 

しかし、モシャーさんの話によると、この地域の犬はふつうにピラミッドを登ったり下りたりしているのだそう。

 

モシャーさんはピラミッドを登っていた犬と同じとみられる犬と、地上で一緒に映した写真も投稿。犬はピラミッドからの眺望を楽しんだ後、無事に地上まで戻ってきたようです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Jaw-dropping video shows barking dog on top of Great Pyramid of Giza in surreal scene. October 16 2024

球体型エンタメ施設「スフィア」、UAEが2号を建設へ! その狙いは?

米ラスベガスの観光スポットになった、巨大な球体型の最新エンターテイメント会場「スフィア」。ドーム状になった内外には多数のLEDが搭載され、会場にいる観客からは視界のすべてが巨大なスクリーンのようになり、圧倒的な没入感と最新のエンターテイメント体験を提供しています。そんなスフィアがアラブ首長国連邦(UAE)にも建設されることが発表されました。

↑UAEに進出

 

2万人を収容できるスフィア。ドーム部分にはすべてLEDやスピーカーが搭載され、最新鋭の巨大プラネタリウムといった雰囲気。ステージに登場するアーティストにあわせて、鮮やかな背景や光を照らし出し、全身でエンターテイメントを体験できるスポットになっています。

 

4年の建設期間を経て、2023年9月に誕生すると、ロックバンド「U2」の公演を皮切りに、これまでにもさまざまなアーティストのコンサートやイベントが開かれてきました。また、ドームの外側にもLEDが仕込まれていて、夜になると球体全体がライトアップされ、ラスベガスの街中に巨大な球が浮かび上がります。

 

そんな存在感抜群のスフィアがUAEにも誕生することになりました。場所は同国の首都アブダビ。この都市は、2030年までに年間訪問者数を3930万人に増やし、エンターテイメントの中心地として発展する計画を立てています。その戦略の一環としてスフィアの建設が盛り込まれたのです。

 

ラスベガスに続いてアブダビでも成功すれば、第3、第4のスフィアが世界各地に増えていくことも考えられるでしょう。チャンスがあれば、ラスベガスあるいはアブダビでスフィアを訪れてみてはいかがですか?

 

【主な参考記事】

USA Today. New Sphere venue coming to Abu Dhabi, UAE, matching capacity of Las Vegas arena. October 16 2024

米トウモロコシ畑の「巨大迷路」で警察に助けを求める人が続出!

米カリフォルニアのあるトウモロコシ畑に巨大な迷路があります。年々、畑が大きくなって、迷路も巨大化。果敢にチャレンジしたものの、脱出できずに警察に助けを求める人が続出しています。

↑トウモロコシ畑の巨大迷路(画像提供/Good Day Sacramento/YouTube)

 

人口わずか1万9000人の町、ディクソンにある「クール・パッチ・パンプキンズ」。ハロウィン用にかぼちゃを栽培して販売したことから始まった、マットさん一家が経営する農園です。この農園にあるのが、60エーカー(約24万平方メートル)、東京ドームおよそ5個分の広さのトウモロコシ畑です。現在は記録が抜かれてしまいましたが、過去にはギネス世界記録にも認められていたほどの巨大迷路です。

 

地元では「なかなか脱出できない!」と知られており、毎年チャレンジしている強者には「45分でゴールできた」という人がいる一方、1時間以上かかる人も少なくありません。中には「4時間も出られなかった」という人も。

 

トウモロコシの茎は大人の背丈よりも高い、高さ2mほど。トウモロコシが行く手をはばみ、どこに行っても、見えるのはトウモロコシと青空だけ。最初は楽しいかもしれないけれど、何時間も脱出できなければ、方向感覚すら失って「このまま外に出られないし、自分の存在すらみんなに忘れられてしまう……!」と焦ってしまうかもしれません。

 

そのためか、地元の警察ではこの迷路でゴールできない人からの通報をもう何度も受けているそう。農園のウェブサイトにも「911に電話するのは、緊急時だけにしましょう」と書かれているほどです。

 

ちなみに、911に助けを求めても警察が救助に向かってくれることはないようで、現場のスタッフの救助を待つか、トウモロコシ畑を突き抜けて外に出るよう言われるだけだとか……。「我こそは!」という方は、カリフォルニアのこの巨大迷路にチャレンジしてみては?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. The giant 60-acre corn maze that’s so stressful people call 911 to beg cops to rescue them. October 15 2024

Cool Patch Pumpkins

2024年「米国一のトイレ」が発表! 日本並みにピカピカだが…

2024年の「米国のベストトイレ」に選ばれたのは、ユタ州ソルトレイクシティ国際空港近くにあるガソリンスタンドのトイレでした。どんなトイレでしょうか?

↑米国一のトイレとは?

 

米国のベストトイレとは、企業のユニフォームなどを手がけるCintas社が23年前から毎年開催しているもの。清潔さ、見た目の良さ、革新性、機能性、デザイン性などの項目で評価し、オンラインでの一般投票で人気のトイレを選びます。

 

そんなコンテストで2024年の一位に選ばれたのが、冒頭でご紹介したガソリンスタンドのトイレでした。

 

このトイレについて紹介した動画を見てみると、トイレの入口から中の洗面スペース、個室も、とても清潔できれいに整えられている印象です。また、壁面には空や雪をかぶった山などが描かれ、アーティスティックなデザインで作られていることもわかります。

 

コンテストの結果では「設備がピカピカ。個室は広々として、清潔さと快適さへの取り組み」が評価されたとのこと。また、トイレや洗面にはタッチレス機能がついていて、これも衛生面でプラスの評価を受けたようです。

 

ここで日本人の頭にふと浮かぶのが、「これのどこがベストトイレ?」という疑問。確かにトイレはきれいに清掃されていますが、日本にあるトイレと比べると、特別「スゴイ」と思うような部分はないように見えるかも……。

 

米国の公共トイレは、もっと汚い所が多いもの。トイレットペーパーが散乱したり、扉が壊れかかっていたり、ニオイがひどかったり。そんな米国の平均的なトイレと比べれば、このトイレは「ベストトイレ」に値するものと言えるのでしょう。

 

だから、アメリカで日本と同じくらい清潔なトイレに出会えたら、それはかなりのラッキーな出来事と思ったほうがいいのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Gas station crowned ‘Best Restroom’ in the US — here’s why it’s the top poop stop. October 16 2024

米Z世代はポテチに6800円も払う!? 隠れた目的は…

一般的にはまだあまり収入がない年代ですが、今日の10〜20代の若い世代は何をステータスシンボルとして捉えているのでしょうか?

↑食べ物や飲み物で優越感に浸る

 

米国のあるメディアが最近、Z世代は健康的な食べ物を新しいトレンドと捉えていると報じました。ファストフードや加工食品はあまり大切ではなく、高級で身体によい食べ物を食べることにステータスを感じているというのです。

 

例えば、高級スーパーマーケットで販売されている19ドル(約2900円※)のスムージーや、45ドル(約6800円)のポテトチップスなどが、その世代では人気。

※1ドル=約150円で換算(2024年10月18日現在)

 

Z世代のTikToker、ジェイド・リリーは「健康は財産で、食べ物はあらゆる面で大きな喜びを与えてくれる」と語っています。

 

食事は私たちが生きていくうえで毎日欠かせないもの。それをZ世代は「必需品」としてではなく「贅沢な体験」として捉えているのだとか。そのため、「高品質で、身体にいい食べ物を食べる」という行為にステータスが生まれ、そんな様子を紹介したSNSの投稿には多くの共感が生まれているようです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Cash-strapped Gen Z has a bizarre new status symbol: ‘Affordable affluence’. October 16 2024

南極大陸に謎の扉!? グーグルマップに映ったその正体とは?

グーグルマップを見ていると、思わぬものが映りこんでいることがあるもの。最近では、真っ白な南極大陸をグーグルマップで見ていたユーザーが謎の扉を発見しました。ネット上で「いったい何の扉だ⁉」と話題になっているのです。

↑奇妙な扉がグーグルマップに出現(画像提供/New York Post/YouTube)

 

米国の口コミサイトに書き込まれた情報によると、この謎の扉が見つかったのは南極のちょうど日本の昭和基地があるところ。氷山の一角に、確かに扉のようなものが見えて、扉を開ければ秘密基地にでもつながっていそう……。

 

「南極に巨大なドアが出現?」「吹き飛ばされたボーイングのドアだ!」などと、ネットではこの扉の正体を推測する意見が飛び交い、「ビッグフット(未確認生物)の別荘か?」なんて意見も飛び出ています。

 

ただし、これらの推測はすべて正解ではないよう。英ニューカッスル大学で氷河を専門とするベサン教授はグーグルマップの画像と位置を確認し、一見すると扉のように見えるこの正体を、自然が作り出した物であると説明しています。このエリアは流氷地帯で、氷山がその場にとどまり溶けだしているそう。

 

英グランサム研究所のマーティン所長もこの意見に同意。「このエリアの氷は非常に薄く、氷が解けて再び凍結した影響」と語り、氷河では珍しいことではないと説明しています。

 

グーグルマップで見ると、誰にも知られることなく、ひっそりと作られた謎の入口に見えたこの扉。どうやら自然が作り出した現象に過ぎなかったようで、扉の向こうに秘密のエリアが隠されていたというわけではないようです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Mysterious ‘doorway’ in Antarctica is discovered on Google Maps – as baffled viewers suggest it could be Bigfoot’s vacation home or a shuttle from Star Trek. October 15 2024

木星に生命は存在する? NASAの衛星探査機「エウロパ・クリッパー」が出発

米国時間10月14日、スペースXは米航空宇宙局(NASA)の木星衛星探査機「エウロパ・クリッパー(Europa Clipper)」の打ち上げを実施しました。

↑ファルコン・ヘビーに乗って打ち上げられるエウロパ・クリッパー(画像提供/スペースX)

 

その名が示すように、エウロパ・クリッパーは木星の第2衛星「エウロパ」の探査を予定しています。エウロパ・クリッパーは、この衛星が生命にとって居住可能な環境かどうかを調べることがミッション。エウロパは表面が氷に覆われた衛星ですが、その下には海が存在し、生命が存在する可能性が指摘されているのです。

 

エウロパ・クリッパーは、ケネディ宇宙センターからスペースXの「ファルコン・ヘビー(Falcon Heavy)」ロケットで打ち上げられました。ファルコン・ヘビーは、同社が運用する「ファルコン9」ロケットの第1段を3本束ねたような形をしており、現在運用されているロケットの中で最も強力な物でもあります。今回の打ち上げでは、ファルコン・ヘビーはエウロパ・クリッパーを予定軌道に投入。第1段の回収は実施されませんでした。

 

打ち上げられたエウロパ・クリッパーは、すでに太陽電池パネルの展開に成功。今後は2025年2月に火星、2026年12月に地球でのフライバイ(宇宙船の天体接近飛行)を実施し、加速して木星へ向かうことになります。はたして木星の衛星は生命が住める場所なのでしょうか? NASAの報告が楽しみです。

 

Source: Space.com

「AIで癒される人」が若い世代で増加中!? 米の調査で判明

動物には私たちの心を癒したり落ち着かせたりしてくれる力があるもの。米国では、そんな「エモーショナルサポートアニマル」の存在が広く認知されています。しかし、動物に頼らずに「むしろAIに感情面でサポートしてもらっている」という若い世代が増えてきているようです。

↑犬とAI、どちらが落ち着く?

 

米国の約1000人を対象に行われた最新の調査で、エモーショナルサポートアニマルを飼っている人は、およそ6人に1人いることがわかりました。実際に飼っているエモーショナルサポートアニマルの種類について見てみると、62%と断トツで人気だったのが「犬」。2位の「猫」は39%ですから、エモーショナルサポートという面でみると、猫よりも犬を支持するほうがずっと高いようです。3位以下には「うさぎ」「鳥」「魚」と続きます。

 

興味深いことに、エモーショナルサポートアニマルとして「ニワトリ」の人気が急上昇していました。特に若い世代に多く、ミレニアル世代では19%、Z世代では18%がニワトリをエモーショナルサポートとして好んでいることが判明。ニワトリの穏やかな性格とユニークな個性が、人の不安を軽減し、幸福感を増すのに役立ってくれると言います。世話が比較的簡単であることも、ニワトリが支持された理由の一つと考えられます。

 

今回の調査で最大の驚きは、エモーショナルサポートに動物ではなく「AIを使っている」と答えた人がいたこと。ミレニアル世代では11%、Z世代では10%がそう答えており、動物よりも手軽で身近な存在であるAIを利用しているようです。AIなら、動物のように世話をする必要もなく、普段からAIを利用することに慣れている若い世代なら、気軽に頼れる存在なのかもしれません。

 

私たちがほしいと思う情報を、わかりやすく整理してすぐに提供してくれるAI。イライラや不安感などの人の感情も、AIを使えば上手にコントロールしやすくなるかもしれません。その一方で、動物にはどんなに優れたテクノロジーにもないような「温かみ」や「ぬくもり」があるもの。AIと動物の両方にうまくサポートしてもらうことが、エモーショナルサポートの最も賢い方法と言えるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Gen Zs, millennials are using AI for emotional support, calling it ‘more effective’ than a pet: study. October 9 2024

First Saturday Lime. The Rise of Emotional Support Chickens. September 12 2024

スペースX、宇宙船を「巨大箸」でキャッチ!?

実業家のイーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業のスペースXが、落下する宇宙船の一部を巨大なアームで箸みたいにキャッチすることに成功しました。

↑アームがブースターをつまんだ(画像提供/VideoFromSpace/YouTube)

 

今回、同社がテスト打ち上げを実施したのは、次世代ロケットの「スターシップ(Starship)」。ブースターの「スーパーヘビー(Super Heavy)」と組み合わせることで、全長121メートルにもなる巨大ロケットです。このロケットは、月面探査から火星移住にまで使われる予定。

 

スターシップは10月13日にテキサス州南部の施設から打ち上げられました。7分後に大気圏に再突入し地上へと戻ったスーパーヘビーは、「メカジラ(Mechazilla)」と名付けられた発射塔のアームに着陸することに成功。ロケットの上段もインド洋上への軟着水を実施しました。

 

これまでのスターシップでは、スーパーヘビーの下部に取り付けられた「脚」を展開することで、地面に着陸していました。しかし、発射塔のアームでブースターを回収することで、宇宙船を素早く再使用することが可能になります。

 

今後もスターシップはテスト打ち上げを実施し、2026年9月には米航空宇宙局(NASA)の有人月面探査ミッション「アルテミス3(Artemis III)」での使用が予定されています。今後もスペースXの進展に注目です。

 

Source: Space.com

飛行機にAIを導入したら、コックピットはどうなる? 新しい眺めが見えるかも

身の回りのさまざまな物にAIが導入されている今日、ついにAIを導入したプライベートジェットが登場するかもしれません。

↑パイロットレス飛行機はいつか空を飛ぶ?(画像提供/Sci-Tech Quest/YouTube)

 

航空宇宙関連企業の大手エンブラエルが、世界初となるAI旅客機の計画を発表しました。これは中型のプライベートジェットで、AIによって完全自律操縦ができるそう。つまり、パイロットが不要で、乗客だけが乗り込んで飛行が可能なのです。

 

当然ながらコックピットはなく、機体前方部分も客席用のラウンジとして開かれています。これまでの飛行機ではパイロットしか望めなかった飛行機の先頭からの眺めも、これなら思う存分楽しめます。窓にはタッチスクリーンが付いていて、外の景色を眺めながら機能的に利用できそう。

 

また、従来の飛行機と違うのは、翼にエンジンが付いていない点。持続可能な航空燃料(SAF)や電力、水素エネルギーなどのクリーンエネルギーを利用します。さらに、これまでのプライベートジェットでは見られなかったV字型の尾翼が付いていて、外観もなんだか近代的でクールです。

 

残念ながら、このAIプライベートジェットはあくまでもコンセプト。「開発や製造の約束はされているものではない」というのです。「このコンセプトは、可能性の限界と将来の潜在的なイノベーションを示すものであり、最も重要なのは業界が革新的な考えを持ち続けるよう刺激すること」と、エンブラエルは述べています。

 

いまある物だけで満足せず、既存の概念を打ち砕くような新鮮な発想力や遊び心。確かにそれこそが、新しい技術を取り入れてイノベーションをもたらす第一歩かもしれません。エンブラエルに限らず、こんなAI飛行機の開発に取り組み始める企業があっても、おかしくないでしょう。

 

【主な参考記事】

The Sun. AI IN THE SKY Incredible plan for world’s first AI passenger plane with NO PILOT where travellers can sit in cockpit & enjoy the view. October 2 2024

Z世代で人気の「卵料理」は何? 目玉焼きがまさかの時代遅れに…

目玉焼き、スクランブルエッグ、ハムとチーズ入りオムレツ。朝食の卵料理として定番中の定番ばかりですが、もしこれらを食べていたら「時代遅れ」と思われているかもしれません。どうやら、世代によって卵料理に対する概念が変わってきているようです。

↑そのうち朝食から消える?

 

日本人は卵好きですが、英国人も卵が大好き。英国の約2000人を対象に行われた卵料理に関するアンケートで、英国人は平均で週に5個の卵を食べていることがわかりました。しかも、ベビーブーマーは週に平均4個だったのに対して、Z世代は平均6個と、若い世代のほうが卵をよく食べているのです。

 

しかし、Z世代が実際に好んでいる卵料理は、目玉焼きやスクランブルエッグといった、いわゆる卵料理の王道とは違うことも明らかになったのです。

 

Z世代に人気の朝食の卵料理

  • 1位 ポーチドエッグ(61%)
  • 2位 つぶしたアボカドとポーチドエッグ(20%)
  • 2位 朝食用ブリトー(20%)
  • 2位 オムレツ(20%)
  • 5位 ほうれん草入りエッグホワイトフリッタータ(18%)
  • 6位 シャクシューカ(トルコ風卵料理、13%)
  • 7位 チョリソー&卵入りロティ(13%)

 

卵の定番料理であるポーチドエッグが1位に、オムレツが2位に入っているものの、それ以外は少し手のこんだ、おしゃれな料理ばかり。アンケート回答者の10人に1人は「朝食の卵料理を写真に撮ってSNSに投稿するのが好き」と答えており、22%が「TikTokとInstagramが新しい卵料理を試すきっかけになった」と答えていることからも、よりビジュアルのいい卵料理が好まれているのかもしれません。

 

また、Z世代の32%が「目玉焼きサンドイッチ」を時代遅れであると回答。「スクランブルエッグ」や「ハムチーズオムレツ」も2割弱が「時代遅れな料理」だと答えていました。

 

目玉焼きやスクランブルエッグは、不変の卵料理と思われていたかもしれませんが、もう数十年も経てば、もしかしたら朝食のメニューから消えていくことになるのかもしれません……。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Gen Z shun fried and boiled eggs as younger people opt for fancier options – but HOW do you like them cooked?. October 10 2024

「Wi-Fiルーター」のパスワード、デフォルトのままは危険と専門家が警鐘!

スマートフォンを使うときや各種パスワードの管理などには、ハッキングされないように気を付けている方が多いでしょう。でも、盲点となりやすいのが、Wi-Fiルーターかもしれません。

↑やばーい!

 

英国でインターネットなどのサービスを提供するBroadband Genieは、ユーザー3000人にルーターに関する調査を行いました。その結果、多くの人が自宅で使用しているルーターの設定について、工場で出荷されたときの設定のままであることが明らかになったのです。ネットワーク名の変更をしていない人は89%、管理者パスワードの変更をしていない人は86%、Wi-Fiパスワードの変更をしていない人は75%に上りました。

 

この状態はとても危険。というのも、メーカーやモデルによっては、ルーターのデフォルト名が一般に公開されている場合もあり、ハッカーはそれらを使って、どのようなパスワードが設定されているかを簡単に調べ、パスワードを解読できる可能性が高まるのです。

 

セキュリティ管理の専門家は、新しくルーターを使うときは「玄関の鍵を変えるのと同じように、デフォルトで設定されているパスワードを変更すれば、そのネットワークにアクセスできる人が限られる」と述べています。

 

ネットワーク名(SSID)を変更する際は、使用しているルーターのメーカーやモデル、プロバイダーの名前を含まないものに設定し、パスワードについては既存のパスワードを繰り返すようなものや、個人情報を含むものは使わないことが大切です。

 

さらに、ハッカーはセキュリティの脆弱性を利用して侵入を試みるもの。ルーターのファームウェアを最新のものにアップデートすることも、シンプルですが大切な対策です。最新のものならファームウェアのアップデートは自動で行われますが、古いモデルには手動タイプがあり、そうはいきません。

 

この記事を読んでドキっとしたら、自宅のルーターについて、ぜひチェックしてみてはどうでしょうか?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Is YOUR router at risk? Experts say most wireless internet devices are at risk of cyberattacks – here’s how to check yours. September 30 2024

ネット検索でセレブに要注意! 最も危険な人の名前は…

有名人の名前は、インターネットで検索する機会が多いもの。でも、そんな有名人の名前の検索結果には、詐欺などの危険なサイトへのリンクが多数表示されているようです。

↑セレブに要注意

 

サイバーセキュリティ企業のマカフィーによると、有名人の名前をネットで検索すると、そこに表示されるものには多数の危険なリンクが紛れ込んでいるというのです。

 

例えば、有名人の写真とともに「無料チケット」「無料ダウンロード」などの言葉でクリックを誘い、詐欺サイトへ誘導して個人情報を聞き出したり、アクセスしたユーザーのコンピューターにマルウェアをインストールしたり……。

 

そうなると、有名人のコンサートチケットを破格で購入できると思ったけれど、チケットが入手できないどころか、チケット代金とともにクレジットカード情報を取られて悪用されるといったことになりかねません。

 

ネットでの検索結果に危険なサイトの表示が多い有名人の名前では、トップが歌手の「アデル」。2位はシェフの「ゴードン・ラムゼイ」、3位はプロデューサー兼動物・植物学者である「デビッド・アッテンボロー」。歌手の「テイラー・スウィフト」(4位)、元プロサッカー選手の「デビッド・ベッカム」(10位)なども上位に名前があがっています。

 

これらの詐欺に騙されないためのポイントは、怪しいサイトへのアクセスは控えること。動画をダウンロードする際は、信用できるサイトであるかどうかをしっかり確認すること。どこかのサイトにアクセスした後、テキストやメールを受信しても、返信して個人情報を提供しないこと。これらが大切です。

 

最近はディープフェイクによる画像や動画も出回っています。有名人の写真や動画、名前におどらされない注意が欠かせません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Why Adele is the most DANGEROUS name to search online – while looking up Gordon Ramsay or David Attenborough could also land you in hot water. October 8 2024

人型ロボット同士の会話が実現! 最高のジョークを飛ばしてくれた

本物の人間のようにコロコロと表情を変えながら会話をする、現代のテクノロジーを結集したヒューマノイドロボット。最近、そんなロボット同士の会話が実現しました。

↑アメカ(左)とアズィ(右)が話している様子(画像提供/ENGINEERED ARTS/YouTube)

 

英国のエンジニアード・アーツが開発したヒューマノイドロボットの「アメカ(Ameca)」。そのアメカに新しい仲間の「アズィ(Azi)」が加わり、この2体がおしゃべりする様子が公開されました。

 

アメカとアズィの会話は以下の通りです(筆者が和訳)。

 

(アメカは目を閉じている状態)
アズィ:アメカ、起きて。
アメカ:(目を覚まして)何? あぁ、あなたか。なんで起こすの?
アズィ:サプライズがあるから。
アメカ:サプライズ? いったい何?
アズィ:クッキーがあるんだ。
アメカ:クッキー? 私は食べられないよ。
アズィ:大丈夫、インターネットクッキーだよ。
アメカ:インターネットクッキー? これまで聞いたなかで最悪のジョークね。寝るから、もう起こさないでよ。(再び目を閉じる)

 

アメカに「(お菓子の)クッキーがある」と喜ばせておいて、「インターネットのCookie(クッキー)のことだった」というジョークをかまし、アメカを怒らせてしまう……という会話。ロボット同士の珍しい会話に、世界中のファンが喜び、「土曜の朝のアニメだったらいいのに!」なんて声も寄せられています。

↑アズィのジョークにブチギレたアメカ(画像提供/ENGINEERED ARTS/YouTube)

 

2体の表情にも注目したいところ。「サプライズがある」と聞いたときのアメカは、目を大きく開いてワクワクした顔を見せたり、それが「インターネットクッキー」だと知ったときは、眉間や鼻にしわを寄せてけげんな顔になったり、ロボットとは思えないほど表情がとても豊かです。

 

「(ロボットだから)クッキーは食べられない」と肩を落とすアメカには憂いが漂い、再び目を閉じたアメカを見たアズィは、しょんぼりとした表情を見せており、人間の心まで再現されているようです。1分に満たない短時間の会話ですが、細部まで人間そのもののように再現された技術に見入ってしまうかもしれません。

 

こんなふうに、人間と同じようにロボット同士が会話する未来がどんどん近づいているようです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. World’s most advanced robots go on a DATE in hilarious video – and viewers say the humanoid bots ‘have great chemistry’. October 8 2024

「キノコの家」プロジェクトがNASAで進行中! 一体どんな建物?

NASA(米国航空宇宙局)が本気で考えている、月や火星への移住計画。そこで人はどんな建物に居住するのか? いま進められているのが「キノコでできた家」です。

↑木造でもコンクリート造でもない(画像提供/NASA 360/YouTube)

 

1ポンド(約0.45kg)の物を月に運ぶためには、100万ドル(約1億5000万円※)がかかると言われています。だからこそ、NASAの移住計画で検討されているのが、「現地にある物を使って」建設する方法。

※1ドル=約146円で換算(2024年10月4日現在)

 

そこで白羽の矢が立ったのが、キノコです。現地にある物だけで建設するとは言っても、月にある物は水と塵くらい。しかし、キノコのもととなる菌類なら、それだけでも十分に成長するそうです。そこで、月や火星で菌類を育てて、その素材を建材に利用しようと考えているのです。

 

実際、キノコの菌糸体を培養させて、代替レザーとしてファッションアイテムに活用する事例も生まれています。NASAと契約を締結した企業はキノコの菌糸体を使った取り組みを進めており、ナミビアで菌類をもとにした住宅建設と食料不足問題に対処するプログラムを実施しているのです。

 

現在、NASAとのプログラムでは、菌類でできたレンガ作りを行っているそう。月や火星の重力は地球よりはるかに小さいため、強度はあまり重要ではないと言います。むしろ建物内部の空気は建物の外側に押し出ようとする力が働くため、その圧力に耐えられる物が必要になるのだとか。そこで、さまざまな菌類や藻類を組み合わせて研究を進めています。

 

キノコの家のメリットは、地球からロケットを打ち上げて、重量のある建材を月や火星まで運ぶ必要がないことだけでなく、放射線から人を保護する働きや断熱性もあることだと言います。

 

地球上の実験ではそれなりの成果を見せているという、キノコの菌糸体でつくるレンガ。宇宙でおよそ30日~60日ほどで成長するものと考えられていますが、本当に宇宙空間でその通りに行くのかどうかは不明。予期せぬ課題が生まれる可能性は十分あると言われています。

 

まだ議論中ではあるものの、もしかしたらキノコの家には、キノコでできたベッドや家具も準備されるかもしれないそうです。

 

人類の知恵と技術を結集して進められている宇宙のキノコの家。その実現に期待が高まります。

 

【主な参考記事】

AI Jazeera. Growing mushroom houses on the moon? NASA’s fungus-filled plan. September 29 2024

米ディズニー、初の「高級戸建住宅」をプロデュース!

ディズニーファンなら、ディズニーランドに行くたびに「このままここで暮らしたい」と思うかもしれません。そんな「夢の家」が米国で本当に実現しています。

↑コティーノの住宅の内側(画像提供/Disney Parks/YouTube)

 

先日、ディズニーが発表した「コティーノ(COTINO)」と名付けられたコミュニティ。米カリフォルニア州のパームスプリングスという都市に作られる約2000戸の住宅が並ぶ一帯であり、ディズニーが初めてプロデュースする高級戸建住宅です。

 

敷地内には、カヤックやパドルボートなどのウォータースポーツを楽しめるラグーン、ビーチフロントにはホテルも作られ、レストランやショッピングスポット、さらにエンターテイメントの施設も作られるそうです。

 

もちろん、ディズニーの特徴ともいえる、細部までのこだわりも随所に活かされるそう。ディズニーテーマパークにフレンドリーで親切なキャストメンバーがいるように、このコミュニティにもスタッフが「毎日ディズニーレベルのおもてなし体験を提供する」のだとか。

 

また、コミュニティの居住者はアーティザンクラブという会員メンバーになれて、フィットネスクラスや健康関連のセミナー、ライブパフォーマンスなどにも参加可能。ディズニーをテーマにした限定イベントが行われるプライベートクラブハウスも利用できます。

 

11月には一般公開されるという三棟のモデルハウスには、『101匹わんちゃん』にインスパイアされた家やシニア向けの家などがあるそう。気になる価格は100万ドル(約1億5000万円※)〜、もっと高額の物件なら200万ドル(約3億円)を超えるものもあるのだとか。

※1ドル=約146円で換算(2024年10月4日現在)

 

とはいえ、ディズニーの魅力にすっかりハマり「毎日でもディズニーの世界に浸りたい」人には、どうしても欲しい物件と映るかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Disney launches first-ever luxe residential community in California desert. October 2 2024

今年の夏、ある田舎が米のAirbnbで一番人気に。なぜ?

米国において、民泊アプリのAirbnbで一番人気の場所といえば、ニューヨークやロサンゼルスなどの観光地と思われるかもしれません。しかし、2024年夏のデータから意外な小さな町の存在が浮かび上がりました。

↑この町がホット

 

米国のAirbnbで今夏、一番人気だったのは、ワシントン州にあるクインシーという町。人口わずか8000人の、いわゆる田舎のスポットです。

 

Airbnbはユーザーに旅行の理由を聞いていないため、なぜクインシーがそれほど人気になったのかは明確にわからないそう。

 

しかし、考えられる理由の一つは、ワシントン州には「ゴージ・アンフィシアター」という屋外イベント会場があること。ここは最近、ボブ・ディラン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどの大物アーティストが公演を行った場所です。クインシーはこの会場まで比較的近いため、コンサート目当てに滞在する人が多かったのかもしれません。

 

また、テック系スタートアップのデータセンターも近くにあり、そこで臨時雇用が行われていることも関係がありそうです。

 

クインシーに次いで、今夏2番目に人気だった場所は、サウスカロライナ州のコロンビア。3位には旅行先としてもおなじみのラスベガスが入っています。世界でのAirbnbの人気利用先にも、観光地から離れた地域が上位にランクインしたとか。

 

宿泊料金を抑えたい人や従来のホテルと違う施設に泊まりたい人など、さまざまなニーズがあるとみられるAirbnb。人気利用先を紐解くと、新しい旅の形や社会の動きが見えてくるかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Airbnb claims hottest destination a tiny town in middle of nowhere — leaving local media confused. October 1 2024

1日で24匹と遭遇! タランチュラがうじゃうじゃいる村が米国にあった

街中でタランチュラに遭遇することは、そうそうないでしょう。でも今なら、「1日に24匹ものタランチュラに遭遇した」と言う村人がいるほど、かなりの確率でタランチュラを見かける村が米国にあります。

↑今の時期のラ・フンタでは日常風景

 

米コロラド州南東部にあるラ・フンタ。この村は「コロラドブラウン」と呼ばれるタランチュラが多数生息する地域で、コマンチ国立草原の手つかずの大地に巣穴を掘っているのです。

 

9月と10月はタランチュラの交尾シーズンにあたり、オスのタランチュラがメスを探して歩き回るのです。日中の暑さが和らぐ夕暮れ前1時間くらいが、最もよくタランチュラが見られる時間帯とのこと。そんなタランチュラを目当てに、遠方から訪れる学者やクモ好きもいるそうです。

 

ラ・フンタは3年前からタランチュラのフェスティバルをこの時期に開催しています。グループでタランチュラの観察に出るツアーが開催されたり、タランチュラにちなんだ仮装パレードが行われたり、クモが登場する映画を上映したり。ちょっとした村おこしといった雰囲気です。

 

ちなみに、クモの研究を行う学者によると、北米に生息するタランチュラはおとなしい生き物であり、人間と遭遇すると「むしろタランチュラのほうが人間を恐れている」とのこと。恐怖を感じたら噛みつきますが、タランチュラ自身が危険を感じるような状況でなければ噛むことはなく、恐れる必要はないそうです。

 

【主な参考記事】

AP News. Spider lovers scurry to Colorado town in search of mating tarantulas and community. October 3 2024

仕事観の変化が顕著! 米Z世代で人気を集める職業とは?

頭脳を使ったデスクワークの仕事が中心の「ホワイトカラー」に対して、生産現場で活躍する技術者や作業者を指す「ブルーカラー」。現在、米国のZ世代では後者の仕事に就きたい人が増えているようです。

↑手に職をつけたい若者が米で増加中

 

18歳以上の米国人2019人を対象に行われた最新の調査で、「ブルーカラーの仕事に就く計画がある」と答えた人は全体の23%でした。しかし、1997年から2012年生まれのZ世代に限ってみると、その割合は50%だったのです。

 

その背景にあるのは、大学に対する考え方の変化。米国の大学は学費が高く、過去24年間で大学にかかる平均費用が2倍にもなっています。そのため、多くの生徒が学生ローンを組み、卒業後にその返済を行っている現実があります。そのせいか、「大学に行く価値が本当にあるのか?」という疑問が芽生えているようです。

 

実際、この調査では全体の77%が「キャリアの成功に大学の学位が必要と考えるのは時代遅れである」と回答。「大学に投資する価値がある」と答えた人は、半数しかいませんでした。

 

そんなZ世代が求めているのが、電気工事、配管といったブルーカラーの仕事です。電気技師や太陽光パネル関連の仕事などは需要が高く、最近では風力タービンの設置に関わる仕事は非常にニーズがあり、年収10万ドル(約1500万円※)を超えるケースもあるのだとか。

※1ドル=約147円で換算(2024年10月3日現在)

 

言い換えれば、職人や技能労働者の総称である「ガテン系」の仕事が注目されているようです。今回の調査で、全体の66%が「職人の仕事は企業で働くより安定している」と考え、Z世代の約23%は「職人の仕事を前向きに考えている」ことがわかりました。

 

大学に行くより、早くから働いて手に職をつけたい。学費や雇用といった社会情勢の変化に伴い、人気の職業にも変化が生まれているのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Gen Z workers training to become plumbers, electricians as they lose faith in college degrees. October 10 2024

「キノコ」のネット検索に要注意! 専門家が警鐘を鳴らす理由とは?

「食べられるもの」と「食べられないもの」の見分けが難しい食べ物といえば、キノコ。もし自然の中で見たことのないキノコに遭遇したら、インターネットですぐに検索するでしょう。

↑フェイクニュース(偽・誤情報)に要注意

 

しかし、今ネットに存在するキノコの画像のなかには、AIが生成した物が混じっていると言われています。いくつかの食用キノコをグーグルで検索すると、AIが生成したキノコの画像がトップに表示されるそう。そんな現状に、英サウサンプトン大学の菌類学者、デビッド・ホークワース教授は「誤解を招く可能性がある」と警鐘を鳴らしています。

 

例えば、「Coprinus comatus」という食用キノコの名前を検索すると、AIが生成した画像が上位に表示されるとのこと。その中には実際の「Coprinus comatus」とは全く似ていないばかりか、別のキノコに似ている物すら含まれているそうです。これらは「AI生成」と記載された画像で、その多くは画像サイトに使われているものだったと言います。

 

食用には適さないキノコを食べると、最悪の場合、人を死に至らせることもあるもの。だからこそ、AIが生成したキノコの画像がネット上に多く出回っていることに、専門家は危機感を感じているのです。

 

さらに、AI生成画像ではなくても、ネット上に投稿されたキノコの画像の多くは名前が間違っているそう。だからこそ、デビッド教授はネット検索でキノコを識別することを控えるようにアドバイスしています。

 

また、キノコを判別するアプリも危険とのこと。実際、ある判別アプリに有毒なキノコの写真を識別させたところ、食用キノコの一つと表示したといいます。このアプリを信用してそのキノコを食べていたら、命を落としていたかもしれません。

 

専門家は「ほとんどのキノコは触ったり匂いを嗅いだりしても安全ですが、有毒な野生のキノコの中には、食用キノコと間違いやすい物がある」とのこと。キノコの判別には信頼できる書籍を使用し、ネットの検索やアプリはそれらを補完したり比較したりするツールとしてのみ使うことがいいそうです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Urgent warning from scientists: Google is showing AI-generated images of mushrooms that look nothing like the real species – which could have deadly consequences. September 30 2024

ファーストクラスに無料で座れる!? 米客室乗務員が明かす3つの裏ワザ

「誰にも言わないでください。でも、ファーストクラスに無料でアップグレードする方法はたくさんあるのです」

↑ヒミツね

 

こう明かしたのは、米国で客室乗務員として働きながら、TikTokで330万人ものフォロワーを持つインフルエンサーのシエラ・ミストさん。彼女流の「無料でファーストクラスにアップグレードする3つの方法」をご紹介しましょう。

 

1: 客室乗務員には親切に

「え、そんな方法?」と思うのが、客室乗務員に親切にするという方法。シエラさんいわく、客室乗務員は1日14時間以上働くこともあり、「食事に行く時間さえない」そう。

 

そのため、客室乗務員に親切にすれば、ひょんなことで「よろしければ、ファーストクラスへどうぞ」と言われる可能性だってあるというのです。「スターバックスのコーヒーやチョコレートをもらえたら、ミラクルを起こせるかも」と話しています。

 

2: 後方の席に座る

エコノミー席に座った乗客をファーストクラスに移動させる理由として、重量の問題もあるそう。機体の一部に重量がかかっていたら、それを分散させることが考えられます。

 

シエラさんによると、「ほとんどの飛行機は機体の後方が重いので、後方から前方に重量を移す必要がある」とのこと。つまり、後方の席に座っていれば、「重量の関係で、機体の前方にあるファーストクラスへ移りませんか?」と声をかけられる可能性があるというのです。

 

3: ファーストレスポンダーであること

ファーストレスポンダーとは、消防隊員、警察官、自衛官など、急病や事故が起きたときに、救急隊が到着するまでの間に救急措置を行える職業に就く人のこと。

 

飛行中に急病人が出たとき、機内にいる人だけで対応しなければならないもの。そのため、ファーストレスポンダーは重宝される存在です。シエラさんは「搭乗時にファーストレスポンダーであることを伝えてもらえれば、緊急時に対応してもらいやすくするため、アップグレードされる可能性がある」と話しています。

 

ファーストクラスに移動できなくても、緊急時にすぐに対応できるように、足元のスペースが広い非常口近くの席に座ってもらうこともあるそうです。

 

シエラさんのこの投稿に対してはさまざまなコメントが寄せられ、同じ業界の人からは「スターバックスのコーヒーをもらってもファーストクラスの席はあげられない」とか「うちの航空会社では無償でアップグレードをしない」のような声もあります。どうしてもファーストクラスに乗りたい人は、ダメ元で試してみては?

 

【主な参考記事】

New York Post. I’m a flight attendant — there are 3 easy hacks to score a free first-class upgrade. September 29 2024

英国に一風変わった高級レストランが誕生! その理由は…

9月11日にロンドンでオープンした1軒のレストランは、ミシュランスターシェフが手がける店。しかし、世界に数多あるミシュランレストランと一線を画すのは、ここで働く従業員の多くが元ホームレスだからです。

↑ホームキッチンのスタッフ(画像提供/インスタグラム)

 

「ホームキッチン」と名付けられたこの店は、シェフのアダム・シモンズさんが手がける店。このシェフはミシュランの星を獲得した、英国を代表するシェフの一人です。「ホームキッチン」で提供する料理はコーススタイルで、いわゆる高級レストランの部類に入るでしょう。そして、この店を支える従業員のうち15人は、元ホームレスなのです。

 

シモンズさんは華々しいキャリアを築いてきた裏側で、「路上生活ではなかったけれど、それに近かったことがある」と、自身にも苦難の道があったことを明かしています。彼は家族が受け入れてくれたから大丈夫だったものの、そうではない人も多いと指摘。そのため、ホームレスになった人の立ち直る一歩を支援するため、このレストランをオープンしたのです。

↑シェフのアダム・シモンズさん(画像提供/インスタグラム)

 

従業員の中には、最近刑務所から出所した人がいたり、将来は自分の店を持ちたい人がいたりするそう。シモンズさんは、従業員に各種のトレーニングを提供して、調理のことなどを指導。「彼らが成長して活躍する姿を見ることがすべて」と話しています。

 

シモンズさんはロンドンだけでなく、英国のブライトンや米国のサンフランシスコにも同様の店をオープンする予定。愛にあふれたシモンズさんの店は注目を集めることになりそうです。

 

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【主な参考記事】

Independent. Inside the world’s first fine-dining restaurant staffed entirely by homeless people. September 23 2024

スマホは隠せ! 安全に海外旅行をするための10のヒント

旅行先には非日常の体験が待っているものですが、それと同時に危険な目に遭う可能性だってあります。英国で子ども向けのキックボクシングジムを経営するマシュー・コリンズさんが、安全な旅をするための10のヒントを提言しています。

↑備えあれば憂いなし

 

マシューさんは、自身が経営するジム「サムライ・キックボクシング」で約1400人もの子どもたちを指導。子どもたちが幸せに、自信をもって自立できる方法について書籍を出版したこともあります。そんなマシューさんが、10代の若者向けに海外旅行を安全に楽しむためのヒントを10個紹介しています。

 

1: スマホを出さない

地図を見たり電話をかけたり、スマホは旅先で便利なもの。でもスマホばかり頼りにしていると、周囲の異変に気付きにくく、観光客だと周囲の人に気づかれやすいでしょう。「なじみのない場所では、スマホはしまっておくこと」とマシューさんは言います。

 

2: 現地になじむ服を着る

事件に巻き込まれたり、詐欺に遭ったりしないためには、観光客として目立たないことが一番。派手な服、ジュエリーなどは格好の標的になりやすいため注意が必要です。

 

3: 基本的にはグループ行動

単独よりもグループで行動したほうが安全です。ただし、グループでいると周囲への警戒が薄れやすいため、時と場合によって小さなグループに分かれたり一人でいたりするほうがいいときもあります。

 

4: 現地の習慣を学んでおく

現地の習慣や文化を事前に知っておくことで、危険を避けられることがあります。

 

5: おとりの財布を用意する

現金を見せびらかさないことや、現金とクレジットカードを別の場所に保管することも大切。万が一、財布を狙われたときのために、少額を入れた「おとりの財布」を用意しておくといいそうです。

 

6: 詐欺に注意

旅行先で詐欺に遭う可能性も大いにあります。旅先でどんな詐欺が起きているのか、事前にチェックしておくといいでしょう。

 

7: コピーを残す

パスポートやチケットなどは、写真をとるかスキャンしてデジタルでコピーを残しておくと安心です。こうすることで、紛失した場合でも対応しやすくなります。

 

8: 建物に入ったら出口を確認する

レストランやホテル、乗り物であっても、出口を確認しておきましょう。マシューさんいわく「バス、飛行機では窓側より通路側の席のほうが安全であることが多い」そう。緊急時にすぐに避難できるよう、必ずチェックしましょう。

 

9: 緊急時のプランを立てておく

「友だちとはぐれてスマホが使えなくなったら、〇〇で待ち合わせをする」など、万が一が起きた場合のプランを事前に作っておくと安心です。

 

10: 誰かと連絡を取り合う

旅先でも、家族や友だちなどと連絡を取り合っておくといいでしょう。自分がどこにいて何をしているかを共有しておくと、緊急時に役立つ可能性があります。

 

マシューさんのアドバイスは当然のことが多いかもしれませんが、旅行ではついつい気が緩むもの。警戒心を解く前に、これらのことをチェックしておきましょう。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. From decoy wallets to code words for escaping dodgy situations – martial arts expert reveals 10 ways teens can stay safe on trips away without their parents. September 26 2024

水道水はペットボトルの水より安全!? 海外の研究者が指摘する理由とは

ペットボトルの水には、がんと関連のある有害な化学物質が含まれている可能性があることが、海外の最新の研究でわかりました。むしろ、水道水のほうが安全な可能性があるというのです。

↑安全とは限らない

 

カタールのウェイルコーネル医学部の研究者たちがペットボトルの水について解析したところ、マイクロプラスチックのほか、フタル酸エステルやビスフェノールAなどの汚染物質が含まれていることがわかったのです。

 

マイクロプラスチックは、人の目には見えない微小なプラスチックのこと。人の体内に入り血流にのって体中をめぐり、身体機能に影響を及ぼしかねません。今回の研究では、ペットボトルの水の10~78%にマイクロプラスチックが入っていることがわかりました。

 

また、フタル酸エステルはプラスチックの耐久性を高めるために使われますが、体内のホルモンの生成を妨げる影響を及ぼすことがわかっています。同様に、BPAとして知られるビスフェノールAは食品包装を強くするために使われますが、不妊症をはじめ、一部のがんと関連があることが指摘されている物質です。

 

どちらも、ペットボトルのふたを開け閉めするうちに水に混入すると考えられるそう。高温の部屋や暑い日の車内に置いておく場合など、日光や熱にさらされても、水に溶け込む可能性があるというのです。

 

その結果、この研究を発表した研究者は「水道水は厳格な品質と安全基準が適用されており、ペットボトルから有害物質が混入するリスクがないため、はるかに安全」と結論づけているのです。

 

もちろん、国や地域によって水道水の品質は異なり、住んでいる地域や家の水道管の状態なども水質には影響を及ぼすでしょう。「ペットボトルだから安全」という考えは一概には言えないということを理解しておく必要があるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Tap water is ‘cleaner than bottled water’ as it doesn’t contain compounds linked to cancer. September 24 2024

「グッバイMeta AI」の投稿がインスタグラムで急増! シェアすべき?

「グッバイMeta(メタ) AI」。そんなメッセージが、いまインスタグラムのストーリーズで大量にシェアされています。いったいMeta AIで何が起きているのでしょうか?

↑グッドバイMeta AIのニュースを報じる英国メディア(画像提供/BBC News/YouTube)

 

いま60万人以上にシェアされているのが「グッバイMeta AI」で始まるテキストメッセージ。シェアした人の中には俳優、スポーツ選手などの有名人もいて、噂が噂を呼び、シェアが広がっているようです。

 

そのテキストメッセージは、以下のような内容。

 

グッバイMeta AI。弁護士からこれを投稿するようアドバイスを受けていて、これを怠ると法的措置が取られる可能性があります。Metaは現在公的機関であり、すべてのメンバーが同様の声明を投稿しなければなりません。少なくとも1回投稿しないと、あなたの情報と写真の使用について同意したものとみなされます……。

 

つまり、この投稿をシェアすることで、Metaに自分の情報や写真の使用を許可しないというものなのです。

 

同社は先日、Meta AIの訓練を行うため、英国のユーザーが投稿したデータを利用することを認めたばかり。そのため、こんな投稿がどこかから始まり、シェアが倍増していったようです。

 

しかし、残念ながらこのシェアを行っても、メタに自分のデータの使用を拒否することはできないというのが本当のところ。ただし、アカウント設定画面で「異議申し立て」を行ったユーザーについては、そのユーザーの異議を尊重すると認めています。

 

つまり、Meta AIのトレーニングに自分の情報を使ってほしくないなら、「グッバイMeta AI」の投稿をシェアするのではなく、フェイスブックまたはインスタグラムのアカウント設定から「異議申し立て」を送信する必要があるとのことです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. The truth behind the ‘Goodbye Meta AI’ post that thousands of people are posting on their Instagram Stories – and whether or not YOU should share it. September 25 2024

AIチャットボットと人間を見分ける2つのポイントとは?

ウェブサイトの各種問い合わせに数多く導入されているチャットシステム。AIによる対応と、本物の人間が対応している場合がありますが、その2つをきちんと見分けられていますか? もしかすると、人間そっくりのAIチャットボットがあなたの情報を引き出して悪用しようと企てているかもしれません……。

↑AIの話し方の特徴は…

 

AI技術が発達すればするほど、それを悪用した詐欺が横行しやすくなります。そのような悪用目的で作られたチャットボットは、人間のふりをする可能性が高くなるのだとか。

 

英国でサイバー関連の企業を経営するサイモン・ニューマン氏は「チャットボットやディープフェイクの中には、非常に優れていて、本物と違いを見分けることがほとんど不可能な物がある」と警告しています。

 

例えば、チャットボットとの会話の中で、自分の住所や氏名といった個人情報やクレジットカード番号などを教えてしまったら、それを悪用されることだってあり得るのです。

 

そこで大事なのが、自分がいま会話しているチャットの相手がAIなのか、それとも人間なのか判断すること。サイモン氏は、AIチャットボットを見分ける二つのポイントを明かしています。

 

1つ目は、返答までにかかる時間。「ほとんどのAIチャットボットは、質問に対してすぐに返答しますが、人間なら返答するまで時間がかかるため少し遅れます」と、サイモン氏は言う。

 

2つ目は、同じ種類の返答が繰り返されているかどうか。同じ返答が何度も返ってくる場合は、AIチャットボットの可能性があるそうです。

 

また、文法的に誤った文章を返してくる場合も、AIチャットボットであるかもしれません。

 

これだけチャットボットがさまざまなシーンに使われているなか、AIによる詐欺を完全に阻止することは難しいもの。しかし、「怪しい」と思うなんらかのヒントが隠れていることは大いにあり得るので、そんな「違和感」を感じたときは十分に用心した方が良さそうです。

 

【主な参考記事】

The Sun. IM-BOT-STER! Look for two mistakes every time you text or DM someone – they’re dead giveaways that you’re being targeted by evil AI. September 23 2024

近未来の飛行機はフライト時間が長くなる!? その意外な効果とは

音よりも速い超高速旅客機の開発が進められるなど、技術の進歩とともに短縮されているのが飛行機のフライト時間です。しかし、近未来ではフライト時間が逆に長くなる可能性が出てきました。

↑少しゆっくり飛んでみたら?

 

「航空業界の新たな未来を描く5年」。こんなタイトルが付けられた報告書が先日、発表されました。これは英ケンブリッジ大学の科学者が発表したもので、フライト時間と排出される二酸化炭素について調べた内容です。

 

ますます悪化する地球温暖化対策として、飛行機から排出される二酸化炭素を減らそうと「大胆な三つの対策」を提言。その一つが、飛行機の飛行速度を落とすという方法です。

 

その内容によると、現在の飛行速度を15%遅くすると、消費燃料が5~7%減らせるとのこと。15%遅く飛行するといっても、大西洋を横断する飛行ルートで、フライト時間がおよそ50分長くなる程度と試算されています。

 

環境に配慮されたジェット燃料や軽量な機体の開発など、さまざまな方面から地球温暖化対策は行われていますが、単純に飛行速度を遅くするだけなら、すぐにでも取り入れられる方法です。飛行時間が長くなることは利用客にとってマイナスの要素になりますが、「空港での待ち時間を短縮することでカバーできる」と、この研究者は説明しています。

 

この先、飛行機の利用者には「目的地まで早く到着する」という利便性よりも、「温暖化対策を優先して飛行速度を落とす」という選択肢が出てくるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Bad news for nervous fliers! Flights could soon get even LONGER – as scientists call for planes to fly 15% slower to curb carbon emissions. September 24 2024

たった1匹のネズミに島中がパニック! 3か月間も追跡するのはなぜ?

「北のガラパゴス」といわれるアラスカの小さな島で、いまある騒動が起きています。それは、1匹のネズミが現れたこと。6月に発見されてから、もう3か月間も島をあげて行方を追っているのです。

↑たった1匹、されど1匹

 

人口わずか350人のセントポール島。アラスカの一部ですが、アラスカ州の州都であるアンカレッジからは飛行機で4時間もかかる距離にあり、アラスカとロシアに挟まれた大海原にぽつんと存在する島です。

 

そんな「北のガラパゴス」で6月、1匹のネズミの姿が確認されました。今でもその捜索を続けているのは、この島にもともとネズミが存在しなかったから。6月に見つかったネズミは、飛行機や船にまぎれて島に運ばれてしまったと考えられます。

 

なぜネズミ1匹で大騒ぎしているのか? その理由は、たった1匹であっても、これまで生息していない生き物を島に侵入させてしまうと、この島の生態系を大きく変えてしまう可能性があるからです。

 

例えば、その影響は海鳥に及びます。ネズミが繁殖してその数を増やしていったら、海鳥の卵やヒナ、最悪の場合は成鳥さえ食べられかねません。実際、ネズミが生息していなかった島にネズミが持ち込まれ、海鳥の数が激減した島は世界中にあるのだとか。

 

ネズミが島中に増えていったら、その駆除には億単位のコストがかかるうえ、一度減ってしまった海鳥の個体数を回復させるには、数年かかるとも言われています。そのため、島中であらゆる罠やが仕掛けられ捕獲大作戦が決行されているのです。

 

ちなみに、9月上旬に米ニューメキシコ州でも似たような騒動が起きています。このときは、国立公園になっているカールズバッド洞窟で、スナック菓子の持ち込みが禁止されているのに、観光客が持ち込んで食べた袋を洞窟内に捨てたというのです。

 

米国立公園局は「スナック菓子の小さなかけらであっても、洞窟内の独自の生態系を一変させる可能性がある」と警告。洞窟の表面に落ちた菓子くずやカビの除去に20分をかけて、徹底的に撤去・清掃作業が行われました。

 

先に紹介したセントポール島では、空港にネズミの侵入対策のための警備システムが備えられていますが、2018年にも1匹のネズミがすり抜けて島に侵入したことがありました。そのときは10か月もの間、罠から逃れ、最終的には死んでいるのが確認されています。今回のネズミも、数が増えてしまう前に、なんとか捕獲され、この生態系に影響が及ばないことを望みたいものです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Tiny Alaskan island in panic over possible rat sighting — which could spark disastrous chain reaction in their ecosystem. September 24 2024

Ther Guardian. US cave system’s bats and insects face existential threat: discarded Cheetos. September 10 2024

バランスボールが太鼓に!「有酸素ドラミング」が米でブーム

いま米国で大ブームを巻き起こしているのが「有酸素ドラミング」です。フィットネスクラブのレッスンではもちろん、町中の公園や広場でもこれを行うグループが出現しているようです。

↑米で大人気の有酸素ドラミング(画像提供/WGN News/YouTube)

 

有酸素ドラミングに必要な物はバケツ、バランスボール、そして2本の棒だけ。バケツのうえにバランスボールをのせて2本の棒を両手で握ったら、棒をバチ代わりにして太鼓やドラムのようにボールを叩きます。

 

音楽に合わせて全身でノリノリになりながらドラミング。ときには屈伸運動のような動きを入れたり、身体を左右に振ったり、足を大きく蹴り上げるようにしたり……。全身を使うので、なかなかの運動量がありそうです。

 

好きな音楽に合わせるから楽しみながらできるうえ、バチで叩くという動作があるためか、いいストレス発散につながっているよう。「怒りをコントロールできる」なんて声もあります。このような理由で有酸素ドラミングは米国でブームを巻き起こしました。有酸素ドラミングのTikTok動画の中には1900万回以上再生されるものもあるほどです。

 

地元メディアによると、この運動を考案したのは、あるクリエイター。股関節を負傷したときに、医師から「あなたには2本の腕と2つの手があるのだから、それらを使って何かを生み出せばいい」と言われ、エクササイズボールをドラムにして叩き始めたところ、気分が上がっていったそう。これをベースにして誕生したのが、この有酸素ドラミングだったのです。

 

有酸素ドラミングを始めて減量したという人も出ているそう。ドラムのような大掛かりな道具がなくても、バランスボールのような身近なもので代用できるこの有酸素ドラミング。SNSにある動画を見ながら、エンジョイしてみては?

 

【主な参考記事】

New York Post. ‘Cardio drumming’ is the hot, new exercise trend to purge your daily anger and frustration. September 2 2024

ベトナムに「UFO型ジェットボート」が出現! 完成度の高さに世界が絶賛

ジェットスキーのように水面を駆け抜けていく円盤……。「宇宙からやってきた本物のUFOか!?」と一瞬目を疑ってしまうこの乗り物は、ベトナムの男性が自宅で手作りで制作したジェットボートなのです。

↑衝撃の光景(画像提供/Thanh Che-Mr Ho/YouTube)

 

「夢みていた物を作ってしまった」。そうSNSに書きこんだのが製作者のトラン・ロン・ホーさん。時速およそ50kmで水面を駆け抜ける円盤には、自動で開閉するドアがつき、内部には操縦席が設けられ人が座って操縦できるようになっています。

 

空飛ぶ円盤そのものとも言えるこの乗り物を、ホーさんは自宅で手作業で作ったというから驚きです。その工程をYouTubeで公開し、再生回数はすでに100万回を超え、世界中に大きな反響を呼んでいるのです。

 

その動画によると、砂で円盤の型を作るところからスタート。そこにグラスファイバーやエポキシを重ねていきます。近未来のUFOといった雰囲気を出すために、格子をつけて補強しながら、六角形の窓も開けていきます。

 

内部にはハンドルとペダルを設置した操縦席も完備。速度計のほか、ライトが点滅するボタンなどもある、夢のような操縦空間ができあがりました。

↑操縦席の様子(画像提供/Thanh Che-Mr Ho/YouTube)

 

テスト走行ではボート全体が後方に傾きがちで、乗り心地はまだ完全とは言えないかもしれません。しかし、このインパクトのある外観と、ジェットボートとしての完成度の高さから、世界中から感嘆の声が上がっているよう。

 

「こんな才能を持った人を見たことがない!」「私は引退したエンジニアだが、これまで見た物のなかで最もクールだ!」などと、絶賛の嵐です。

 

ホーさんのこのジェットボートは、あくまでも娯楽で動画を撮影するために作った物で、商業用の販売は考えていないとのこと。

 

ただし、ホーさんのFacebookのファンページには、「購入したい人がいるなら、今後もっと面白い動画を作るための資金を集めるために販売します!」と書いてあります。このUFO型ジェットボートが売れたかどうかは不明ですが、世界中でニュースとして報道されていることからも、きっと購入者が現れるのではないでしょうか? ホーさんの次回作に期待が高まります!

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Out of this world! Inventor builds a fully functional flying saucer-inspired jet boat – as incredible footage shows the vehicle reaching 31mph as it skims across the water. September 19 2024

米航空会社が客室乗務員に「下着」を規定。行き過ぎ? プロフェッショナル?

ホスピタリティ業界では、従業員の身だしなみについて社内で規定を設けるのが一般的。ただ、下着についてまで規定するものなのでしょうか……?

↑賛否両論の下着規定

 

米国に本社を置くデルタ航空は最近、採用者向けに「外見」に関する要件について発表しました。これは、デルタ航空が身だしなみや服装などの見た目について厳格なガイドラインを設けており、同社に入社を希望する人に対してもそれを明らかにしたものです。

 

その内容は、例えば次のようなもの。

 

服装

  • 服装はプロフェッショナルなもので、正しく着用すること
  • スカートやワンピースの丈は、膝より長いものを着用すること
  • 男性のユニフォームを着用する場合は、ボタン付きのYシャツにネクタイを着用すること

 

身だしなみ

  • 髪のカラーリングは自然な色合いにすること。ハイライトや不自然な色合いは不可
  • 目に見える部位にあるタトゥーは認められない。服かウォータープルーフの化粧で隠すこと
  • 鼻ピアスは1個まで可。色はゴールド、シルバー、ホワイトパール、クリーアダイアモンドのみ。その他のボディピアスは不可

 

この中に「適切な下着を着用し、露出してはならない」という一文が含まれているのです。

 

同社では「客室乗務員はお客様と最も多くの時間を過ごす、当社の顔である」と述べ、「顧客の体験は、客室乗務員が制服を身に着けた瞬間から始まる」と主張しています。

 

下着についてまで会社として規定する、このデルタ航空のニュースに対して「信じられない」「非常識」と否定的な意見はあるようですが、「プロとして演出するなら合理的なこと」「とてもプロフェッショナルなことだと思う」という肯定派も。世代によっても受け取り方は異なるかもしれないこのルール。あなたはどう感じますか?

 

【主な参考記事】

New York Post. Delta pushes strict underwear regulations for flight attendants in eyebrow-raising memo. September 17 2024

米農家がトレイルカメラで謎の生き物を捉えた! 先住民族の伝説が浮上

米テキサス州の田舎町に設置された1台のトレイルカメラが捉えたのは、奇妙な生き物の姿。地元当局すら困惑し、「スキンウォーカーではないか?」という声があがっています。

↑トレイルカメラが捉えたのは…

 

生き物の動きを感知して撮影を開始するトレイルカメラ。テキサス州の小さな町、シュレンバーグに住むマイケルさんは、3つの狩猟場に3台のトレイルカメラを設置しています。普段カメラに映る動物にはコヨーテ、シカ、ウサギ、アライグマ、キツネなどがいるそう。

 

そんなマイクさんのカメラの1台が先日、謎の生き物を捉えたのです。あたりは暗く白黒の映像であるため、はっきりと映っているわけではありませんが、確かに4本の足が映っていたとのこと。

 

マイクさんは最初、身体の大きさからして「サルだと思った」そう。しかし、鼻が長く、頭頂部は小さく、背中にはコブのようなものが見え、どうやらサルとは異なる生き物のようだと考えるようになりました。テキサス州公園野生生物局に問い合わせたものの、画質が悪いため生き物の特定は難しいという返答でしたが、「オジロジカの子どもにしては、身体が小さ過ぎる」と言われ、当局すらこの謎の生き物に困惑しているようなのです。

 

そこで、マイクさんは家族や友人などにこの映像を見せたところ、「スキンウォーカーではないか?」という見方が浮上。スキンウォーカーとは、米国南西部の先住民族であるナバホ族に伝わる伝説の生き物。もともとヒーラーや医療関係者だったのが、超自然的な存在になったという言い伝えで、人間の姿をしているけれど目は赤く光るなど、動物的な性質があるのだとか。

 

また、大きな牙と耳を持つ伝説の生き物「チュパカブラ」ではないかという声もあったそうです。

 

いずれにせよ、正体不明のこの生き物。マイクさんのカメラがその日に収めた約100本の動画のうち、その生き物が映っていたのは1本だけだったそうです。マイクさんが根気よく今後も撮影を続けていれば、再びこの生き物が現れるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Mysterious four-legged ‘skinwalker’ creature spotted in US state baffles wildlife experts. September 18 2024

英国の4人に1人が「AI音声詐欺」の標的に。回避方法は?

音声認識アプリ、チャットボット、AI家電など、ますます身近になるAI。ただし、技術が進歩するほど、悪用される懸念も高まっています。

↑話している相手は誰?

 

そんなケースの一つが、AI音声生成による詐欺事件。先日発表された調査で、英国の4人に1人以上がすでに詐欺の標的になったことがわかりました。

 

AI音声生成は、わずか数秒程度の短時間の音声ファイルがあれば、その人物とそっくりの音声を作れるというもの。これを悪用する犯人は、SNSなどインターネット上にアップロードされた動画、ボイスメールから、その人物に似せた音声を作ります。そして、その人物や家族の住所を特定し、電話をかけたり音声メッセージを送りつけたりして、事故の賠償や家賃の支払いを理由に金銭を要求するという手口です。

 

英スターリング銀行が3000人を対象に行った調査結果によると、過去1年間に少なくとも1回、AI音声生成詐欺のターゲットにされた経験があると答えた人は、全体の28%もいることがわかったのです。

 

別の調査でも、英国の平均的な成人は、過去1年間に5回も詐欺の標的になっていることが明らかになっています。

 

AI音声詐欺を回避する方法

AI音声生成を活用した巧妙な詐欺の手口に引っ掛からないためには、どうしたらいいでしょうか? スターリング銀行が紹介したのが、家族で共通のパスワードか合言葉を作ることです。

 

電話などで、家族や友だちを名乗った人物が金銭を求めてくるとき、そのパスワードや合言葉を聞き出して、相手が本当に家族や友だちなのかを確認するという方法です。

 

また、AIが作った音声は、ロボットのような話し方をしていたり、不自然な間があったりすることが考えられるため、そんな違和感をすぐに察知できるといいかもしれません。

 

そして、日々SNSにアップロードしている自分や家族の動画がAI音声詐欺に利用されている可能性があることを自覚しておいたほうがよさそうです。

 

【主な参考記事】

This is Money. Millions could be caught out by little-known AI voice imitation scam – and one major bank warns 28% of Britons have already been targeted. September 18 2024

ビデオ通話の次は何?「手をつなぐ」技術を英大学が研究中

海を越えた異国の人とも、ビデオ電話を通して顔を見ながらリアルタイムで話ができるようになった今日。次は遠く離れた人と‟手をつなげる”ようになるかもしれません。

↑距離は関係なくなる?

 

このデバイスを開発しているのは、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのサラ・アバド博士率いるチーム。彼らがいま研究しているのが、指先に装着するデバイスです。複数のエリアで速度や強さの異なる振動を4本の指先に伝えて、リアルな触感を再現するというものです。

 

皮膚は私たちの身体にある大きな器官の一つで、質感や形など、さまざまな情報を与えてくれます。

 

サラ博士は「残念ながら、ビデオ通話には障壁があります。社会的な絆を築くためには触れ合いが必要ですが、ビデオ通話ではそれができない」と、人と人とが触れ合うことの重要性について指摘しています。

 

そこで、指先のデバイスでいずれ、遠隔であっても人と人とが手を握っている感覚を伝えられることを目指しているのです。

 

この技術が実現すれば、遠距離恋愛中のカップルがお互いの手を触れ合う感覚を味わったり、遠く離れた地で最期のときを迎える家族に手を添えたりできるでしょう。また、医療現場では、医師が遠隔で健康な組織とがん組織を区別するのに利用することも考えられるといいます。

 

いまでこそテレビ電話が当たり前になりましたが、数十年前にはきっと夢のような話だったはず。それを実現したように、将来は遠く離れた人とデバイスを通して触れ合うことだってかなうかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. How you may soon be able to hold hands with a loved one who lives thousands of miles away – through a new soft fingertip device. September 12 2024

もはや隠せないが…。ポーランドで「謎の城」が建設中!

もう10年近く建設工事が行われているのに、誰が何のために建てているのかわからない、謎の城がポーランドにあります。

↑謎のストブニツァ城

 

ポーランド西部にある最古の都市ポズナンから約1時間離れた、ノテツカの森の外れにある湖。ここで巨大な城が建設中です。「ストブニツァ城」と呼ばれるその城は、湖の中に浮かぶように作られており、周囲の森から橋をわたってたどり着けるようです。周囲は城壁のようなもので囲まれ、城には大小の塔もあります。

 

一見すると、中世に作られた城かと思うかもしれませんが、建設が始まったのは2015年のこと。人里離れた森の中だったこともあり、それから数年間はこの城の存在すら、地元の人に知られることはなかったそうです。

 

しかし、2018年に城の写真が出回ることになり、話題を呼ぶようになりました。ただし、話題となった理由は、城の美しさのほかに、この城があまりにも謎に包まれていたことも関係するでしょう。

 

というのも、この城が建設された目的が不明で、開発者に関する公開された情報がほとんどないそうです。医師で起業家の男性が関係しているという情報や、いずれ高級ホテルになるという噂があるものの、その真偽はわかっていません。城のウェブサイトでは「居住用ビル」と明記されているのだそうです。

 

城はまだ建設中で中に入ることはできませんが、周辺の森のトレイルを巡るアクティビティはあるとのこと。城が完成した暁には、この城の謎が明かされるのでしょうか……。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Pictured: The mysterious modern-day fairytale castle in Poland that has been built on an artificial island in a lake. What’s it for? No one seems to know…. September 10 2024

山はどうやって登る? 中国では意外な方法が人気

観光地として人気の山には、たいていロープウェイやゴンドラが設けられ、子どもや高齢の方でも簡単に山頂までアクセスできるようになっています。でも中国の場合は、ロープウェイではなく屋外エスカレーターを設置することが一般的なようです。

↑ラクして登りたい人には…

 

例えば、先日、英国のメディアを驚かせたのが、浙江省の天嶼山に設置されているエスカレーター。高さ300mの山頂まで登山道を歩いて登るなら約50分かかりますが、全長350mのエスカレーターが設置されたので、それを使えば約10分で到着可能。中国のメディアはそれを「無痛登山」と呼んでいます。

 

はじめはロープウェイの建設が検討されていたそう。ですが、ロープウェイでは輸送できる人数が限られることとセキュリティ上のリスクが高いことから、エスカレーターのほうが比較的安全で輸送能力も高いと判断したそうです。

 

たしかに、このエスカレーターの様子を撮影したSNSの動画を見ると、上りのエスカレーターも、下りエスカレーターも人でいっぱい。かなりの観光客が次々と山頂を目指して訪れているようですから、一度に乗車できる人数が限られるロープウェイやゴンドラでは、これだけの観光客に対応できなかったかもしれません。

 

屋外のエスカレーターということで、雨に濡れて故障しないかが気になるところですが、このエスカレーターは暑さ対策で、乗っている人にミストが吹きかけられるという機能も付いているそう。そして、同じように恩施大峡谷では長さ688mのエスカレーターがあり、設置されたときに話題になっています。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Pictured: The giant escalators that China installed to save tourists the effort of hiking up mountains. September 9 2024

米警察、初の「UAP(未確認航空現象)ガイド」を発行!

米国では国防総省がUFOやUAP(未確認航空現象)を調査する組織を立ち上げるなど、得体の知れない地球外生命体などを「脅威」として捉えています。先日には同国の警察が、初となる「UAPガイド」を発行しました。

↑もっと真面目に考えるべきかも

 

警察上層部が作成したというガイドは、全部で11ページ。UAPには未知の脅威があり、その動向を把握して報告するために同ガイドを作ったと言います。UAPについて警察官に警鐘を鳴らす目的があるようです。実際、ヘリコプターでの移動時にはUAPに警戒するよう警察官に促しています。

 

このガイドでは、これまでUAPと遭遇した報告について詳細に紹介しています。例えば、ジョージア州ブレアズビルで2023年11月に報告された内容は、パトロール中の警察官が「空に緑色の光が見えた」というもの。

 

暗くなった空に、車内から三つの薄暗い緑色の光を確認し、三角形の乗り物も見えたそうです。その後、木の陰に隠れてしまい見失いましたが、そのエリアの住民から「何かが走っている音を耳にした」という通報もあったというのです。

 

この警察官は、この地域の空港がどこにあり、飛行機が上空のどのエリアを飛行するのかを分かっているため、「これまでに目にしたものではなかった」と言い、その緑色の光がUAPではなかったのかと思っているようです。

 

このような体験談には、「信頼性の低い情報も混ざっているのでは?」と危惧する声があるかもしれません。しかし、インド宇宙研究機関の長官が「宇宙には間違いなくエイリアンがいる」と断言するように、確かな証拠はまだなくてもUFOなどの宇宙人の存在を確信している専門家は少なくありません。私たちは、もっとUAPのリスクに備えていかなければならないのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Metro. Police across US given new UFO handbook as they ‘pose significant safety risks’. September 9 2024

世界のホテルで本当にあった、ルームサービスの無茶苦茶なリクエストとは?

客室でレストランと同じような食事を楽しめるのが、ホテルのルームサービス。ただし、ゲストのなかにはルームサービスの枠を超えた、突飛もないことを求めてくる人もいるようです。

↑普通の注文でよかった…

 

世界のホテルの予約ができる「ホテルズドットコム」は、毎年行っているインサイトレポートを発表しました。これは世界中にある400軒以上のホテルから送られてくるデータをまとめたもの。そのレポートから、本当にあった「ルームサービス」のリクエストをご紹介しましょう。

 

  • キャビアのホットドッグ
  • 新鮮なヤギのミルク
  • バナナ2kg
  • エビアンで満たしたバスタブ

 

グルメなゲストの依頼には、「キャビア入りのホットドッグ」や「ヤギミルク」といったリクエストがあったとか。ほかにも、バナナ2kgをリクエストした人がいたり、「(ホテル側が)リクエストを受けたことを確認するため、チームメンバーとのハイタッチ」を求めた人もいたり……。

 

極めつけは「エビアンで満たしたバスタブ」。これは、子どもに「最もピュアな水で入浴できるように」という親からのリクエストだったのだとか。こんな注文を受けてホテル側もさぞビックリしたことでしょう。

 

しかし、ラグジュアリーなホテルほど、そんなゲストのニーズに応えようとしてくれるもの。

例えば、W大阪では客室の電話に「Whatever/Whenever(いつでも何でも)」ボタンが設けられ、あらゆるゲストのリクエストに応えようという姿勢を示しています。また、フォーシーズンズホテル・オースティンでは、ギターを弾きたいゲストのためにギターコンシェルジュがいます。

 

一昔前のパッケージ旅行から、もっと自由で多様な旅が増えてきている現代は、さらに度肝を抜くようなルームサービスのリクエストが生まれるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. From what to say at reception to get a room with a balcony to the most bizarre requests and hidden perks: The VERY surprising world of hotels revealed’. September 10 2024

Hotels.com. Hotel Room Innsights Report. September 10 2024

海外の客室乗務員が語る「飛行機で絶対にしてはいけない」5つのこと

飛行機で窓際の席に座ったら、壁に頭を付けて眠る人は多いかもしれません。しかし、フライトアテンダントとして働くトミーさんは「絶対にしない」と話しています。その理由はいったい何でしょうか?

↑衛生面を考えると…

 

旅行に関するヒントをTikTokでシェアしているトミーさん。最近紹介した動画で、「飛行機で絶対にしてはいけない5つのこと」を投稿しました。

 

1: 飛行機の壁や窓に頭や身体を付ける

トミーさんは、窓際の席に座ったとしても「頭や身体を窓に付けない」そう。その理由は不衛生だから。トミーさんは「同じように行動しているのは、あなただけではありません。何人の人が壁や窓に頭や身体をこすりつけたかわからない」と主張しています。

 

2: トイレのボタンやレバーを素手で触る

同じように、飛行機の中で衛生的ではないとトミーさんが指摘したのが、トイレの「流すボタン」とレバー。かなり不衛生であるため、トミーさんはナプキンやティッシュを使って直接触れないようにしているのだとか。

 

3: ショートパンツを履く

トミーさんは、飛行機を利用するときにショートパンツを履かないようにしているのだそう。この理由も衛生面を考えてのこと。ショートパンツで肌の露出が多いと、それだけ細菌などに触れるリスクが高まるというのです。

 

4: フライト中に水を飲まない

衛生面以外で、トミーさんが「絶対にしてはいけないこと」として挙げたのが、水を飲まないこと。機内は乾燥して水分不足に陥りやすいため、フライトのたびに約16オンス(470ml)の水を飲むように提案しています。

 

5: 気分が悪いのに一人で我慢する

最後にトミーさんが挙げたのが、気分が悪いときに客室乗務員に何も伝えないこと。フライトアテンダントであるトミーさんは「そのために私たちがいる」と言い、「水や食べ物などが必要なら、遠慮なく言ってほしい」と語っています。

 

これらを読んで、トミーさんは「潔癖すぎるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、彼が指摘していることは一理あるかもしれません。次のフライトで気にかけてみてもいいですね。

 

【主な参考記事】

New York Post. I’m a flight attendant — here’s why I would never rest my head against the airplane window. September 10 2024