驚くほどウマい出来立てビールを飲みつつ学ぶ!オトナの社会科見学スポットは“食”が魅力

子どものころに行った社会科見学のワクワク感と、大人になって改めて刺激される知的好奇心……両方を満たしてくれる“大人の社会科見学”が人気を集めている。ただ観光地に行くだけでなく、楽しみながら学べるのがポイントだ。

 

今回は首都圏で話題の、「食」が魅力の体験スポットを厳選。リゾートとアウトドアを愛する旅行ライター、高井章太郎さんに詳しい話を聞いた。

 

ヱビスビール誕生の地に復活したブルワリーで、ヱビスの神髄にふれる

YEBISU BREWERY TOKYO(東京都・恵比寿)

ヱビスビール発祥の地である恵比寿に誕生した施設。ヱビスのルーツを紹介するミュージアム、ビール醸造を行うブルワリー、タップルームを併設し、ヱビスの魅力に存分に浸れる。自由見学もできるが、ガイドの案内でミュージアムをまわり、ヱビスの歴史などの話を聞いたあと、ビールを試飲できるツアーに参加するのがオススメ。

2024年4月オープン「YEBISU BREWERY TOKYO」

 

試飲したのはコレ! ヱビス ∞(インフィニティ)

かつて恵比寿工場で使用されていたヱビス酵母と、当時使われていたと思われるホップを一部使用し、施設内にあるブルワリーで醸造。香り高く滑らかながら深いコクがある。

 

ツアーは45分程度。前半はミュージアムで解説、後半が試飲タイム

 

大麦やホップなどの原材料は実際に香りを嗅いでみることができる

 

定番ビールのほか、季節限定のビールも登場する

 

タップルームはツアー参加者以外も利用できる。極上のビールを楽しんで

 

学びのポイント:「YEBISU the JOURNEY」ツアーのトリビアが楽しい!

「ミュージアムに展示された資料は貴重なものばかり。創業当時の恵比寿駅近辺の様子を写した写真などもあり、街を造り、文化を築いたヱビスビールの歴史に引き込まれます。最後に試飲するできたてのビールは驚くほどのおいしさです!」(高井さん)

「YEBISU the JOURNEY」ツアーのトリビアが楽しい!

 

YEBISU BREWERY TOKYO
●住所/東京都渋谷区恵比寿4-20-1 恵比寿ガーデンプレイス内
●時間/タップルーム12:00~20:00(L.O.19:30)※ 土・日曜日、祝日は11:00~19:00(L.O.18:30)
●定休日/火曜日(祝日の場合は翌日)●料金/入館無料
●見学ツアー「YEBISUthe JORNEY」は1800円 ●予約/タップルームは現地で予約。見学ツアーはHPから予約

 

整然と並ぶ約1000本のマグロが、次々に競り落とされ運ばれていく

豊洲市場(東京都・豊洲)

首都圏の旗艦市場で、マグロのセリなどを行う水産卸売場棟、鮮魚店や飲食店が魚介を仕入れる水産仲卸売場棟、野菜や果物を取引する青果棟などが立つ。見学者は見学者通路や見学ギャラリーから活気に満ちた市場を体感。人気のマグロのセリは5:30~6:30で、事前抽選に当選すれば目の前のデッキから見学できる。見学後は各棟に並ぶ飲食店で寿司や海鮮丼を楽しんで。

豊洲市場

 

青果棟では6:30から旬の食材のセリが行われる

 

大きな窓からマグロのセリを見学

 

クロマグロのオブジェは、過去取引された最大級サイズ

 

荷物の運搬には電動のターレーが大活躍

 

学びのポイント:セリ人と仲卸業者さんの手と指の形に注目

「抽選に当たれば見学デッキからマグロのセリの様子が見られますが、見学者通路なら誰でも自由にセリを見学可能。セリのライブ音声も流れますよ。案内板には値段や数量を指で示す手やりの説明があるので、セリの様子を見ながら指の形もチェックしてみてください」(高井さん)

セリ人と仲卸業者さんの手と指の形に注目(c)東京都中央卸売市場

 

豊洲市場
●住所/東京都江東区豊洲6-6-1(7街区管理施設棟)
●時間/5:00~17:00 ●定休日/おもに水・日曜日(例外があるのでHPで確認
●料金/無料 ●予約/見学は不要。「マグロせり見学デッキ」のみHPから予約

 

生乳に恵まれた北関東の地で、カルピスを五感で感じる

「カルピス」みらいのミュージアム(群馬県・館林)

新鮮な生乳が手に入りやすいことに加え、きれいな水と首都圏への物流に恵まれていたことからこの地に誕生したアサヒ飲料の工場。常設では唯一の見学施設で、「カルピス」の歴史や製造工程などをツアー形式で見学できる。見学後の試飲も楽しみ。

生乳に恵まれた北関東の地で、カルピスを五感で感じる

 

学びのポイント:没入型展示施設で発酵のチカラを再認識

「『発酵の部屋』では、『カルピス』の発酵の過程を紹介。発酵音とともに発酵途中のかぐわしい香りも漂い、まるで発酵タンクの中にいるかのような気分に」(高井さん)

映像だけでなく体感もできる「発酵の部屋」

 

「カルピス」みらいのミュージアム
●住所/群馬県館林市大新田町166
●時間/10:00~、14:00~など ●定休日/整備などによる休日あり ●料金/無料 ●予約/HPから予約

※「カルピス」はアサヒ飲料株式会社の登録商標です

 

昔ながらの伝統を受け継ぐ醸造所を見学

ヤマキ醸造 醤油搾り体験(埼玉県・神川)

明治35年創業、昔ながらの醸造法を守り続けるヤマキ醸造の直売店と見学体験施設。直売店2階にある見学コーナーでは、醤油や味噌について解説が聞ける(無料)ほか、醤油搾り体験(1650円)や豆腐作り体験(1320円)を実施する。

ヤマキ醸造 醤油搾り体験

 

学びのポイント:醤油の世界を垣間見る醤油搾り体験がおすすめ

「厳選された国産原料で仕込み、木桶でじっくり熟成させたもろみから搾る醤油は、通常流通することのない搾りたて。奥行きある醤油の味わいに驚くはず」(高井さん)

木桶で熟成させたもろみから醤油を搾る醤油搾り体験

 

ヤマキ醸造 醤油搾り体験
●住所/埼⽟県児⽟郡神川町下阿久原955
●時間/10:00~17:00(直売所。体験時間はHPで確認
●定休日/なし ●料金/無料(体験は有料) ●予約/HPから予約

 

多彩な見学コースを用意し、リピーター続出の人気施設

味の素 川崎工場(神奈川県・川崎)

味の素製品を製造する川崎工場。「味の素」コース、「Cook Do」や「ほんだし」コースなど多彩な見学コースを開催。展示や試食タイムがあり、楽しく学べる。「味の素グループうま味体験館」は予約不要で見学ができる。

味の素 川崎工場

 

学びのポイント:「Cook Do 」を使って大人の調理実習体験

「大人におすすめなのは「Cook Do」コース(参加は高校生以上)。2023年にリニューアルした見学通路で製法などを学んだあとは回鍋肉の調理と試食タイム♪」(高井さん)

「Cook Do」コースは実際に調理体験ができる

 

味の素 川崎工場
●住所/神奈川県川崎市川崎区鈴木町3-4
●時間/9:00~16:00(体験時間はHPで確認)
●定休日/日・月曜日、工場指定休日 ●料金/無料 ●予約/HPから予約

 

1702年創業の東京の酒蔵で日本酒の魅力を再認識

澤乃井 酒蔵見学(東京都・青梅)

澤乃井で知られる小澤酒造の酒蔵では、社員やときには社長が案内する酒蔵見学(無料)を開催。お酒ができるまでの工程や蔵に関する話が満載。見学の後は常時10種類ほどが揃う併設のきき酒処で飲み比べもできる(有料)。

澤乃井 酒蔵見学

 

学びのポイント:歴史ある土蔵造りの酒蔵で酒造りの秘密を学ぶ

「見学では普段入ることのできない蔵に入ることができます。江戸時代に造られた酒蔵はいまも現役。酒米や杉玉についてなど興味深い話がいっぱいです」(高井さん)

常時10種類ほど日本酒が用意された、きき酒処

 

澤乃井 酒蔵見学
●住所/東京都青梅市沢井2-770
●時間/13:00~、14:00~(土・日曜日、祝日は12:00~も開催)
●定休日/月曜日(祝日の場合翌日) ●料金/無料 ●予約/ HPから予約

 

学びも体験も充実した、一大かまぼこランド

鈴廣かまぼこの里 かまぼこ博物館(神奈川県小田原)

1865年小田原で創業した蒲鉾店鈴廣の本店とレストラン、見学・体験施設が集うかまぼこの里。かまぼこ博物館(無料)では歴史や原料などの展示施設やかまぼこ板絵美術館のほか、体験教室も(有料)

鈴廣かまぼこの里 かまぼこ博物館

 

学びのポイント:熟練の職人になりきって、かまぼこの手作り体験

「職人の熟練の技を間近で見たあと、魚のすり身を板や棒につけて、かまぼこやちくわを作る手作り体験がおすすめ。できたてのちくわは格別ですよ」(高井さん)

かまぼこ職人が使う道具なども紹介する、かまぼこ博物館

 

鈴廣かまぼこの里 かまぼこ博物館
●住所/神奈川県小田原市風祭245
●時間/9:00~17:00(体験時間はHPで確認)●定休日/なし
●料金/無料(体験は有料)●予約/かまぼこ博物館は不要。体験はHPから予約

 

この人に聞きました!
旅行ライター:高井章太郎さん
リゾートとアウトドアを愛するライター。最近のマイブームは巨大構造物の撮影

※「GetNavi」2024月11号に掲載された記事を再編集したものです

“ヱビス”なのに副原料使用!?ヱビスブルワリー醸造責任者が明かす新作ビールと新規開業「ヱビスブルワリートウキョウ」での挑戦とは

2024年は「ヱビスビール」に再び注目。4月3日に開業した「YEBISU BREWERY TOKYO(ヱビス ブルワリー トウキョウ)」の来場者数は、開業1か月を待たずに3万5000人を突破し、工場限定ビールのほか、ヱビスブランドの新ライン「CREATIVE BREW(クリエイティブブリュー)」にも新作が続々登場しています。

 

そこで、ブルワリーの醸造責任者兼、CREATIVE BREWの開発リーダーでもある有友亮太さんにインタビュー。各施策の特徴を解説するとともに、ヱビスブランドの戦略についてうかがいました。

↑有友亮太さん。YEBISU BREWERY TOKYO内の、“会える” MASTER BREWER’S ROOM(マスターブリュワーズルーム)にて。

 

まずは「ヱビスビール」の成り立ちをおさらい

「ヱビスビール」が誕生したのは1890(明治23)年。1887年に日本麦酒醸造会社(現、サッポロビール)が設立し、1889年に現在の恵比寿(住所は目黒区三田)に醸造場が完成。翌年2月に、ドイツ人醸造技師による本格的なドイツビールとして発売された「恵比寿ビール」がルーツです。

↑「恵比寿ビール」。1900(明治33)年のパリ万国博覧会では、30か国以上から出品されたビールのなかで金賞を獲得した。

 

やがて1901(明治34)年になると、大量のビールを出荷する専用の貨物駅「恵比寿停車場」が開設され、1906(明治39)年には恵比寿駅へと発展。その後1988(昭和63)年、工場は千葉へ移転することになり、跡地は1994年に現「恵比寿ガーデンプレイス」となりました。

 

そして移転から約35年の時を経て、恵比寿で再び醸造を開始することになったのが、新設された施設を備えたYEBISU BREWERY TOKYOです。

 

ここでしか飲めないビールが味わえる“ブルワリウム”

↑YEBISU BREWERY TOKYOがオープンしたのは、かつて「恵比寿ガーデンプレイス」内にあり、2022年に閉館した「ヱビスビール記念館」の跡地。

 

同館は入場無料。ゆとりのある天井高の空間に設計された開放的な施設となっており、ヱビスビールの歴史を展示したスペースや醸造設備を見学できるコーナーなど、見て回るだけでも楽しいコンテンツが充実しています。

↑歴史や過去の商品などが展示された「ミュージアムエリア」。隣には、ブランドのルーツを伝える写真や広告を展示した「ジャーニーラウンジ」も。

 

ビール好きなら、ブルワリー限定ビールを飲める「タップルーム」はぜひ立ち寄りたいところ。なかには期間や数量限定のヱビスビールもあり、訪れるたびに新鮮な出合いがあります。また、2024年5月15日からはガイド付きの有料ツアー「YEBISU the JOURNEY(ヱビス ザ ジャーニー)」もスタートし、いっそうにぎわうこと必至です。

↑写真左奥に見えるのが、リアルな醸造設備が配されたブルワリーエリア。右側はタップルームとなり、写ってはいないものの手前側にはギフトショップも。

 

ビールは、ここでしか飲めないヱビスビールが常時6種程度提供され、1杯1100円から。飲み比べるなら、4種セットの「ビアフライト」(1800円/各220ml)がオススメです。また、フィンガーフードを中心に数量限定のソーセージやスイーツといった一皿まで、軽食も400円からラインナップ。

↑「ビアフライト」。4種類のビールを少しずつ味わえるのが嬉しい。

 

ヱビスブランドから新ラインを立ち上げた狙いは?

一方、CREATIVE BREWは、2023年にヱビスの新ラインとして立ち上がったブランド。「つくろう、驚きを、何度でも。」を合言葉に、これまでのビールの概念にとらわれない新たなビールのおいしさや楽しさに挑戦していくヱビスです。

↑CREATIVE BREWは基本的に期間限定発売。左端がブランド第1弾の「ヱビス ニューオリジン」で、1890年のヱビスビール発売当時に使用されていたとされる、ドイツ産ホップ「テトナンガー」に着目していることが特徴のひとつ。

 

より具体的に、通常の「ヱビスビール」との違いを挙げるなら、自由な発想で醸造すること。例えば、「ヱビスビール」はドイツのビール純粋令にならって麦芽とホップと水(と酵母)を原材料に造りますが、CREATIVE BREWシリーズではときに副原料も使用。

↑CREATIVE BREWの第4弾は、2024年夏季新作の「ヱビス ジューシーエール」。フルーツを用いた高級菓子から着想を得て、ブランドで初めて果汁が使用されている。(参考小売価格258円/税抜)

 

こうして、個性が光る味わいを生み出しているわけですが、歴史も長いヱビスブランドから新ラインを立ち上げた狙いはどこにあるのでしょうか? 有友さんは「ヱビスだからこそお届けできる価値があると考えています」と話します。

↑有友さんは、2012年サッポロビール入社。北海道工場でビール醸造を担当後、酒類技術研究所で酵母の研究に取り組む。2017年にドイツへ留学し、Brewmaster(ブリューマスター)の資格を取得。帰国後は新商品開発や研究を行い、今春からはYEBISU BREWERY TOKYOの醸造責任者も兼任。

 

「ヱビスには130年以上の歴史がありますが、『日本でビールを作るんだ』という立ち上げ当初のベンチャーマインドあふれていたからこそ、成長し続けてこれたのかなと思います。例えば、日本初のビアホールだったり、当時日本では珍しかった黒ビールの発売だったり、挑戦の連続だったと思うんです」(有友さん)

 

そういえば、今年のリニューアルで掲げられたヱビスビールの合言葉は「ヱビスは何度でも完成する。」このメッセージにも挑戦心を感じます。

↑ヱビスの広告に登場している、ブランドアンバサダーの山田裕貴さん。YEBISU BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベントにて。

 

「近年でも、プレミアムビールという市場提案など、ビールにおける新たな価値を発信してきた自負があります。そんな、ヱビスがもつ革新性を、伝統を踏まえたうえで知っていただけたら。ヱビスの歴史を現代に紡ぐ、創造的なブランドをつくれたら。そんな願いからCREATIVE BREWは生まれました」(有友さん)

↑「ヱビスビール」は1980年代のリブランディングで「Premium」の文字を缶にデザイン。また、「ヱビス、ちょっと贅沢なビール♪」のキャッチコピーで提案するなど、日本におけるプレミアムビールの先駆けでもある。

 

「クリエイティブブリュー」が目指すもの

CREATIVE BREWでは醸造における自由度が高くなりますが、そのなかにおいても「やらないこと」はあるのでしょうか。判断基準は「お客様にとって価値につながるか否か」。この考え方はYEBISU BREWERY TOKYOのビール造りにも共通しているとか。

 

「どれだけユニークでも、期待から外れたようなビールだったら裏切りになってしまいますよね。結果として、革新的な味だけど軽すぎるとか、個性が強すぎて飲み切れないとか、そういった味の印象につながる造り方はないかなと思っています」

↑YEBISU BREWERY TOKYOの期間限定ビールのひとつ「Foggy ale(フォギーエール)2024」。クラフトビールで昨今大人気のヘイジーIPAを彷彿とさせるトロピカルな香りながら、ほどよくクリアで苦味もマイルド。

 

「一方で、『テトナンガー』だったり、第2弾の『ヱビス オランジェ』で採用したホップの分割添加だったりと、古典的な製法を振り返るようなアイデアは、ビールの面白さの再発見につながると考えており、今後も積極的にトライしていきたいですね」(有友さん)

 

ときにアートや音楽、料理といったクリエイティブを新しいビールレシピのヒントにすると話す有友さん。また、四季で変わるビールの感じ方も意識しており、季節に合ったスタイルを提案したいとも。ということは、夏のビアスタイルとして有名な「セゾン」や、濃厚で高アルコールの冬向けスタイル「ボック」などが今後登場する可能性も?

↑マスターブリュワーズルームには、有友さんのブリューマスターディプロマ(資格証明書)のほか、お気に入りのアートなども飾ってある。

 

「十分ありうると思いますね。ただし名称を含め、ビアスタイルとは違った方向性で提案したいと考えています。あえて枠組みから離れることで、これからのビアスタイルになるような、多彩で独創的なビールをお届けできたらと思います」(有友さん)

 

有友さんが言うビアスタイルとはある種、枠組みとしてのクラフトビールとも近しい観点。つまり、CREATIVE BREWをクラフトビールとは表現はしないということ。

 

「130年以上の知見があるヱビスならではの、上質で豊かなおいしさで、ビール自体の価値を高めていきたいと考えています」(有友さん)

 

有友さん自身はクラフトビールのカルチャーやブルワーにリスペクトを抱きつつ、ヱビスとしてのクラフトマンシップを持ち、独自の個性あふれるビールを造りたいと話します。

↑ここには銅製の仕込み設備が鎮座。ドイツ製で、年間130キロリットルのビールを製造できるとか

 

「YEBISU BREWERY TOKYOは小規模な醸造設備ですし、やっていること、目指す先は同じかもしれません。いずれにせよ、日本のビールをもっと面白くしたい、シーンを盛り上げたいと思う志は変わりませんし、クラフトビールをはじめとする多様性あふれるお酒の浸透によって、お客様の嗜好性も広がっています。そのなかで、私たちはヱビスの可能性をさらに追求し、より魅力的なビールを提案できるよう、これからも挑戦していきます。ご期待ください!」(有友さん)

↑手にしているビールは、第3弾の「ヱビス シトラスブラン」。ホップとレモングラスによる、清涼感あふれる上質な味わいに仕上げられている。(参考小売価格258円/税抜)

 

YEBISU BREWERY TOKYOが開業したことで、より多くの声を商品開発に生かせるようになったと微笑む有友さん。限定ビールは今後も続々発売されるので、ブルワリーにもCREATIVE BREWにも、いっそう注目です。

 

「YEBISU BREWERY TOKYO」
住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-1 恵比寿ガーデンプレイス内
営業時間:平日12:00~20:00、土日祝11:00~19:00
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
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