まもなく実施されるJR各社の「ダイヤ改正」、今年は何がどう変わる?

3月17日(土曜日)にJR各社のダイヤ改正が行われる。この春は新路線の開通といった華々しい話題はないものの、各社の変更点を見ていくと、時代の変化を感じざるをえない。旅客各社のダイヤ改正で目立った変更ポイントをチェックした。

 

【JR北海道】国鉄型キハ183系が走る路線がわずかに

まずはJR北海道のダイヤ改正で目立つポイントから。

 

長年、函館駅と札幌駅を結んできた特急「北斗」が消え、すべての列車が特急「スーパー北斗」となる。車両がキハ183系から、すべてキハ281系とキハ261系に変更されるのだ。この車両変更によって、若干の所要時間の短縮(既存列車から0〜9分の短縮)と乗り心地の改善が図られる。

 

この改正以降、キハ183系は道南から撤退、定期運用される列車は、石北本線を走る特急「オホーツク」と特急「大雪」のみとなる。特急「北斗」にはキハ183系のなかでも唯一のハイデッカー仕様のグリーン車が連結されていたが、この車両も消えることになりそうだ。長年、北海道の特急運用を支えてきたキハ183系の撤退だけに、一抹の寂しさを覚える。

↑増備が続くキハ261系が内浦湾沿いを走る。キハ261系は「スーパー北斗」だけでなく、「スーパーとかち」や「宗谷」「サロベツ」にも使われている

 

↑キハ183系「北斗」。中間にハイデッカータイプのグリーン車を連結する。同車両の製造技術はその後の特急トワイライトエクスプレス用の客車改造にも生かされた

 

さらにこの3月には、スラントノーズの名で親しまれてきたキハ183系の初期型車両が消えていく。車体に動物のイラスト、車内に動物をテーマにした遊び場が設けられていたキハ183系「旭山動物園号」。3月25日にラストランを迎える。

↑キハ183系「旭川動物園号」。写真は特急「フラノラベンダーエクスプレス」として運転されたときのもの。貴重なスラントノーズを持つキハ183系の初期形車両だった

 

【JR東日本】中央本線の特急と臨時列車に大きな変化が

JR東日本の管内で、より変化が大きいのが中央本線だ。

 

特急「スーパーあずさ」に使われるすべての車両が新型のE353系に変更される。これまで使われてきたE351系は、廃車となる予定。JR東日本の車両形式として「E」を初めて付けたE351系だが、登場して25年という期間での消滅となる。E351系はJR東日本で唯一の制御付き自然振子装置を備えた車両だった。整備の手間がかかるということで嫌われたのかもしれない。

↑すでに2017年12月から走り始めているE353系「スーパーあずさ」。今後は、増備され257系の特急「あずさ」や「かいじ」もE353系に置き換わるとされる

 

↑E351系は制御付き自然振り子装置を活かし、カーブを高速で走り抜けた。3月17日以降は、この姿を見ることができなくなる

 

昨年の暮れ、JR東日本がダイヤ改正を発表した際には明らかにされなかったが、長年、中央本線の臨時列車として使われてきた国鉄形特急電車189系の2編成(M51・M52編成)も4月末までに引退することになった。

 

残る189系は長野支社に配属されるN102編成のみで、こちらもあと数年で引退となりそうだ。国鉄形特急電車の姿を色濃く残した車両だけに、鉄道ファンから引退を惜しむ声があがっている。

↑「グレードアップあずさ色」と呼ばれる塗装で親しまれた189系M52編成。主に中央本線の臨時列車として活躍した。今後、中央本線の臨時列車の多くはE257系となる予定だ

【JR東海】「あさぎり」という特急名が「ふじさん」に

小田急電鉄の車両が当時の国鉄御殿場線に乗り入れることで始まった列車名の「あさぎり」。愛称は富士山麓の朝霧高原にちなんで名付けられた。

 

60年近くにわたり走り続けてきた小田急本線から御殿場線への乗り入れ列車だったが、この春から「ふじさん」という特急名に変更される。世界文化遺産に登録された富士山は、海外の人たちへもその名が知れ渡る。この名称変更も、やはり時代の波なのかもしれない。

↑JR東海と小田急電鉄が共同運行してきた特急「あさぎり」。車両には小田急のMSE(60000形)が使われる。3月17日からは特急「ふじさん」に改められる

 

JR東海では、ほかに注目されるのが特急「(ワイドビュー)ひだ」の名古屋駅の発車時間。午後の名古屋駅発の下り列車は、ほぼ2時間間隔となり、最終は20時18分と遅い発車となる。東京駅発18時30分の「のぞみ」に乗車すれば、乗り継げる時間に設定。このあたり、飛騨高山の人気と、海外からの利用者が多いことへの調整と思われる。

 

【JR西日本】国鉄形通勤電車の運用を最新タイプに変更

JR西日本では上り特急「こうのとり」を1時間間隔で運行、また18時台に新大阪駅発の和歌山駅行き、下り特急「くろしお」を増発させるといったビジネス利用を考慮したダイヤ変更を行っている。

 

一方で、鉄道好きには気になる車両の動きも。阪和線では、ごく一部に通勤形電車205系が使われてきたが、こちらが消える予定。さらに阪和線の支線、羽衣線の103系も車両変更される予定だ。

 

国鉄形車両の宝庫であったJR西日本も、徐々にJRになってから生まれた車両が多くなりつつある。阪和線を走っていた205系は奈良線などに移る見込みで、103系は残念ながら廃車ということになりそうだ。

↑JR西日本の225系。阪和線では今後、この新製車両の割合が増えていく

 

↑JR西日本では貴重な存在だった阪和線の205系。ダイヤ改正後は吹田総合車両所奈良支所などに転属する見込み

 

↑阪和線の支線・羽衣線を走る103系。国鉄当時の面影を色濃く残す車両として鉄道ファンに人気がある

 

JR西日本の路線のうち話題を呼んだのが三江線(さんこうせん)。ダイヤ改正後の3月31日に廃線となり、43年にわたる歴史を閉じる。利用者の減少という地方のローカル線が抱える問題が如実に現れた三江線の廃止。第2、第3の三江線が出ないことを祈りたい。

 

ちなみに現在、発売中の「時刻表」誌3月号には、三江線の時刻が掲載されている。三江線のダイヤが掲載された最後の「時刻表」誌となるのかもしれない。

↑天空の駅として人気の三江線・宇都井駅(うづいえき)。廃線が決まったあとは、その姿を一目見ようと多くの人たちが沿線へ訪れている

【JR四国】新型車両を利用した特急が増える一方で――

新型車両の導入が順調に進められているJR四国。ダイヤ改正で、特急用の電車8600系で運転される特急「しおかぜ」「いしづち」と、特急用の気道車2600系で運転される特急「うずしお」が増えることとなった。2車両ともJR四国の社内デザイナーがデザインした新造車両で、評判もなかなか。人気デザイナーに頼らず、独自の新型車を生み出す姿勢が目を引く。

↑新型8600系で運転の特急「しおかぜ」と「いしづち」。従来の8000系に換わり8600系で運転の列車が、「しおかぜ」「いしづち」とも1往復ずつ増える予定だ

 

↑2017年12月から運転が始まった2600系の特急「うずしお」。増車され、3月のダイヤ改正からは2600系で運転される列車が1日に3往復から4往復になる予定だ

 

新造車が増える一方で消えていく車両も。JR四国の2000系は、気道車としては世界初の制御付き振り子式車両として開発された。1989(平成元)年に製造されたTSE2000形が、鉄道史に名を残す2000系最初の車両となった。この試作車両の編成3両がダイヤ改正とともに姿を消すことになった。

↑TSEという愛称を持つ2000系の試作編成。その後の2000系量産型と異なり正面に特急名の表示が無い。最後は3月17日の特急「宇和海」2号として走る予定だ

 

【JR九州】減便が多く見られる厳しい現状

JR九州は、JR東日本やJR西日本に次ぐJRグループの“優等生”となりつつあった。鉄道事業以外に、多角経営に乗り出し、新規事業それぞれが順調に推移していた。

 

しかし、ベースとなる鉄道事業が、度重なる大規模災害や、利用者減少の荒波を受け、厳しさを増しているように見える。熊本地震による豊肥本線の寸断、さらに昨年の大水害による久大本線や日田彦山線の長期不通など、鉄道事業を揺るがす大きな負担となっている。そのため、一部の優等列車の減便や、閑散路線の運行本数を減らすなど、今回のダイヤ改正でもマイナス要素が目立ってしまっている。

↑上り特急「有明」。これまでは早朝発の上りが2本、夜に下り3本という列車が運行されていた。3月17日以降は、朝の上り1本のみの特急になってしまう

 

在来線の特急列車の本数や、運転区間の見直しが多くなっている。なかでも減便の割合が大きいのが特急「有明」。ダイヤ改正時までは博多駅〜長洲駅(ながすえき)間に上り2本、下り3本の運行で、長洲駅着が深夜1時20分と帰宅する利用者に重宝がられる列車も運行されていた。

 

それがダイヤ改正以降は、大牟田駅発の博多駅行きとなり、上り大牟田駅発6時43分のみになってしまう。区間短縮、さらに上り片道1本のみとは、なんとも思い切ったものだ。

 

ほかにもこうした例が見られる。

↑1903(明治36)年築の駅舎が残る嘉例川駅(かれいがわ)に停まる特急「はやとの風」。これまでは毎日運転の特急だが、ダイヤ改正後は週末などの限定日の運行に変わる

 

鹿児島中央駅と肥薩線の吉松駅を結ぶ特急「はやとの風」。錦江湾越しの桜島を眺めや、嘉例川駅や、大隅横川駅(おおすみよこがわえき)といった、明治生まれの駅舎が残る駅に停車するなど鉄道好きに親しまれてきた観光特急だ。

 

この「はやとの風」の運行日が毎日から、週末や長期休みの期間のみに限定されることになった。

 

同列車の終着駅・吉松駅からの北側区間は、さらに状況が厳しい。肥薩線では「山線」と呼ばれる吉松駅〜人吉駅間。スイッチバック駅の大畑駅(おこばえき)や真幸駅(まさきえき)がある険しい線区だが、この区間は走る列車がこれまでの5往復から、1日わずか3往復に減る。珍しいスイッチバックがあり、また日本三大車窓が楽しめた風光明媚な路線の旅が、かなり不便になりそうだ。

 

厳しい現実を見せつけられたJR九州のダイヤ改正の内容。一筋の光明を見いだすとしたら特急「あそぼーい!」の復活だろうか。

↑阿蘇カルデラを走ったころの特急「あそぼーい!」。熊本地震の影響で、写真の豊肥本線・立野駅付近の被害が大きく、長い間、運転休止となっていた

 

「あそぼーい!」は熊本地震が起こる前までは、豊肥本線の熊本駅〜宮地駅(みやじえき)を結ぶ人気のD&S(デザイン&ストーリー)列車だった。熊本地震以降には、臨時列車として、各地で運行されていたが、3月17日以降は、大分県の別府駅と肥薩線の阿蘇駅間を走ることになる。

 

週末や長期休み期間のみの運行となるが、パノラマシートから見る前面展望の楽しみが復活するわけだ。期待したい。

次期型スズキ・ジムニーに設定される「シエラ」を完全公開!

20年振りのフルモデルチェンジを経て発表が間近とウワサされるスズキの軽自動車「ジムニー」次期型モデルに、トレッドをワイド化した「シエラ」も設定されるという。今回、これまでの情報を盛り込んだ予想CGが制作された。

 

 

ワイドフェンダーやスキッドプレートを装着し、ボンネットにはパワーバルジが与えられたもので、ほぼこのデザインで発売されると思われる。ベースモデルの「ジムニー」同様、強度や耐久性に特化した最新版ラダーフレームの採用で、これまで以上にオフロードの色合いが濃くなったボクシーなスタイルが印象的だ。

 

次期型「シエラ」には「スイフト」をはじめ、「ソリオ」や「イグニス」にも搭載されている1.3リッター直4 NAデュアルジェットエンジンの採用が予想されている。

ワールドプレミアは「ジムニー」が2018年夏、「シエラ」は2019年春が有力視されている。

 

 

 

トヨタ「アルファード」に近づいた!? メルセデス・ベンツ新型「Vクラス」に「MBUX」を初搭載

未だ欧州では商用車的な扱いのミニバンだが、近頃はその意識も変わりつつあるようだ。

今回捉えられたメルセデス・ベンツの新型「Vクラス」では、ヘッドライトのグラフィック、バンパーのエアインテーク形状、そしてこの初期プロトタイプではまだ着手されていないが、テールライトやリアバンパーもリフレッシュされるなど、大きな修正が施されるようだ。さらにフロントの偽装ネット越しには、存在感を増したスリーポインテッド・スターが透けて見える。

しかし今回のハイライトはインテリアだ。先だって初公開された「Aクラス」も採用するインターフェイス、「MBUX」スマートマルチメディアシステムの搭載が濃厚だという。ダッシュボードにマウントされた2つのタッチスクリーン式ディスプレイは、iPhoneのように滑らかな反応を見せ、主画面からはドライバーの好みを記憶した多数のコマンドを呼び出すことが可能だ。この「MBUX」を初採用する新型「Vクラス」では、トリム類も見直されたようで、一気に日本の高級ミニバンと同レベルの豪華装備とはならないまでも、今後徐々に近づいてくるはずだ。

パワートレインは、160psを発揮する「220d」、187psを発揮する「250d」がキャリオーバーされる見込みで、燃費向上がなされる可能性もあるという。

 

ワールドプレミアは、2018年秋が有力だ。

 

Courtesy of Apollo News Service

トヨタ新型「スープラ」の最終デザインはこれだ!

トヨタの新型「スープラ」のプロトタイプが、これまでで最もカモフラージュがそぎ落とされた状態で豪雪のスカンジナビアで目撃された。その姿から量産型デザインがほぼ見えたといっていいだろう。

新型「スープラ」の車名にはこれまで様々な憶測が流れていたが、最終的にはこれまでの「スープラ」のままとなるようだ。また、キャッチされたテスト車両からはブーメラン状の細いエアインテークに囲まれた3連LEDヘッドライトや、ボンネット中心に伸びるデイタイムランニングライトが初めて確認されるなど、コンセプトモデル「FT-1」のデザインが大きく反映されている。

新たに大口エアダクトの形状や、リアフェンダーのブレーキ冷却用エアスクープも確認できたほか、高い空力性能を発揮する「ダブルバブルルーフ」や、筋肉質なフェンダーも加えられ、グラマラスなボディとなることが予想される。

しかしながら、ここに来て「スープラベースのレーシングカーバージョン」についての噂が飛び込んできた。しかし、3月のジュネーブモーターショーではベースモデルは見当たらず、レーシングカーのみの公開となる可能性が高い。そうなるとベース車両の披露は9月のフランクフルト・モーターショーへ持ち越しとなりそうだ。

 

Courtesy of Apollo News Service

【中年名車図鑑】バンではなく“ワゴン”。RVブームを追い風に大ヒットしたスバルの救世主

2017年4月より社名を富士重工業株式会社から変更する株式会社SUBARU。今でこそ利益率が上がり、プレミアムブランドとしての道を歩んでいる同社だが、バブル景気真っ盛りの1980年代終盤は好調なライバルメーカーを傍目に深刻な業績不振に陥っていた。その状況を打開したのが、4WDワゴン・ブームを創出した新型車のレガシィだった。今回はスバル・ブランドの中興の祖、初代レガシィ(1989~1993年)で一席。

バブル期の業績不振を払拭すべく誕生したレガシィ。ワールドワイドの展開を前提に開発された

 

【Vol.7 初代スバル・レガシィ】

バブル景気が最高潮に達していた1980年代終盤の日本の自動車業界。ほとんどの自動車メーカーが大幅増益を記録するなか、富士重工業だけは業績が振るわなかった。高コストの生産体質やヒット作の欠如、そして北米市場への出遅れ……要因は色々とあげられた。打開策として首脳陣は、世界的に量販が見込める2リットルクラスの新型車を開発する方針を打ち出す。そして開発陣には、「造るのは世界に通用する国際戦略車。白紙状態から、すべて自由に設計せよ」という命題が与えられた。この“すべて”とはエンジンや駆動方式といったハード面も含まれており、すなわち伝統の水平対向エンジンや4WDを採用しなくてもいいという意味を持っていた。

 

■起死回生の新型車に“あえて”の水平対向4WD

すべてを自由に――。開発コード“44B”と名づけられたこのプランに対し、開発陣はあえて伝統の水平対向エンジンと4WDを使う決断を下す。完成度が高く、しかも他社とは違う世界戦略車に仕上げるためには、未知の機能やハードを追うのは得策ではない。開発でも生産技術でも多くのノウハウを持ち、しかも他社とは異なる個性を有する水平対向エンジンと4WDを受け継ぐのが最良の方法、と判断したわけだ。もちろん、既存の機構をちょっと手直ししただけで採用するわけではない。新型車には世界をリードする完全新設計の水平対向エンジンと4WD機構を搭載する旨を決定した。

サッシュレスの4ドアセダン。6ライトウィンドウが特徴的だった

 

1989年1月、富士重工業の新しい中核車が満を持してデビューする。車名は“伝承、遺産”の意味を込めて「レガシィ」と名づけられた。ボディタイプはサッシュレスの4ドアセダンと5ドアワゴン=ツーリングワゴンをラインアップ。2ボディともに基本フォルムをくさび形で仕立て、同時にセダンには6ライトウィンドウを、ワゴンには2段式ルーフを採用して個性を主張する。また、ブリスタータイプのフェンダーやブラックアウト化したピラー処理などで見た目のスポーティ感を盛り上げた。内包するインテリアに関しては、“安全・快適にクルマを操る歓び”の創出をテーマに造形を手がける。具体的には、ドライバーを囲むようにアレンジしたメーターおよびセンター部や空気流路の通気抵抗を低減させたベンチレーションシステム、触感がよくサポート性にも優れたシートなどを採用した。

 

注目の水平対向4気筒エンジンはEJ18型1820cc・OHC(110ps)、EJ20型1994cc・DOHC(150ps)、EJ20-T型1994cc・DOHCターボ(220ps)の3機種で、いずれも16バルブヘッドや各気筒独立点火コイル、センタープラグ配置などを導入する。駆動方式はツーリングワゴンが4WDのみで、セダンは4WDと2WD(FF)を用意。また4WD機構は5速MTがビスカスLSD付きのセンターデフ式、4速ATが電子制御多板クラッチを備えたトルクスプリット式をセットした。シャシーに関しては、フロントサスペンションにL型ロワアームのストラット、リアにパラレルリンクのストラットを採用する。また、加減速時の姿勢変化を抑える目的でアンチダイブおよびアンチリフトジオメトリーを取り入れた。最強グレードに据えられたのはEJ20-T型エンジンを搭載するセダンの「RS」で、キャッチフレーズは“ハンドリングセダン”を呼称。専用チューニングの足回りに4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ、シックなデザインながら確実に効果を発揮するエアロパーツ群、MOMO製本革巻きステアリング、フロントスポーツシートなどを身にまとったRSは、大人の走り好きを中心に熱い支持を集めた。

 

■ブルース・ウィリスのCMで大ヒットした“ツーリング・ブルース”

富士重工業の新しい中核車は、RVブームの後押しもあって、とくにツーリングワゴンの人気が徐々に高まり始める。そして、1989年10月にターボチャージャーの変更などを実施して扱いやすさを増したEJ20-T型エンジン(200ps)を積むGTグレードが設定されると、その人気は爆発的なものとなった。

“MOMOステ”、スポーツシートをおごるRSはレガシィのイメージリーダーとして人気を博す

 

この勢いを維持しようと、富士重工業はレガシィのバリエーションを積極的に拡大していく。1991年6月のマイナーチェンジでは内外装の意匠変更を図るとともに、上級グレードの「ブライトン」を設定。1992年6月のマイナーチェンジでは、レガシィ初の3ナンバー車であるツーリングワゴン「ブライトン220」を追加する。また、モータースポーツ向けのモデルとして、1989年10月に「RS typeR」を、同年12月にSTIがエンジンチューニングを手がけた「RS typeRA」を発売した。

 

一方、初代レガシィの販売台数を伸ばすうえで大きな役割を果たしたのが、米国の俳優で、当時『ダイ・ハード』シリーズの主演などで高い人気を獲得していたブルース・ウィリスをイメージキャラクターに起用した広告戦略だった。ウィリスがレガシィの広告に登場したのは1991年6月のマイナーチェンジモデルから。テレビCMではケニー・ランキンの『ア・ハウス・オブ・ゴールド』(1992年6月以降はリッチー・サンボラの『ジ・アンサー』)のBGMとともにレガシィを楽しむ姿が、新聞・雑誌広告では“ツーリング・ブルース”というキャッチコピーを背景に渋くきめるカットが、クルマ好きのみならず映画ファンなどからも大注目を浴びた。ブルース・ウィリスを使った広告戦略は1993年まで続き、そのうちの1992年には毎日広告デザイン賞を授賞している。

 

レガシィのデビューを契機に、富士重工業の業績は急速に回復していく。1990年3月期決算では営業損益で200億円以上の赤字だったものが、1991年以降は大幅な黒字を計上した。この数字は、バブル景気の崩壊で苦しむ日本メーカーたちの羨望を集めた。もちろんレガシィ、とくにツーリングワゴンの大ヒットをライバルメーカーが黙って見過ごすはずがない。競合する新しいワゴンが、相次いで市場に投入される。しかし、レガシィの牙城は崩せなかった。レオーネから続くステーションワゴン造りのノウハウが商用車のバンの域を超えられないライバル車を凌駕し、さらに低重心で独特のフィーリングが味わえる水平対向エンジンや卓越した路面追従性を示す先進の4WD機構がクルマ好きのハートをがっちりと掴んでいたからだ。

レオーネから培ったステーションワゴン造りのノウハウを余すことなく注ぎ込んだ

 

首脳陣の英断と開発陣のこだわり、さらにRVブームの追い風にも乗った初代レガシィは、結果的に富士重工業の業績回復を担う牽引車となった。その意味で初代レガシィは、車名の通りに6連星の大いなる遺産=レガシィとなったのである。

 

【中年名車図鑑】

Vol.1 6代目 日産ブルーバード

Vol.2 初代ダイハツ・シャレード・デ・トマソ

Vol.3 4代目トヨタ・セリカ

Vol.4 初代トヨタ・ソアラ

Vol.5 2代目ホンダ・プレリュード

Vol.6 5代目マツダ・ファミリア

 

【著者プロフィール】

大貫直次郎

1966年型。自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、クルマ関連を中心としたフリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)のほか、レストア待ちの不動バイク数台。趣味はジャンク屋巡り。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』など。クルマの歴史に関しては、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』『日産名車コレクション』『NISSANスカイライン2000GT-R KPGC10』などで執筆。

ワールドプレミアが待ち遠しい! これがBMW「Z4」の新型だ!

BMWがトヨタと共同開発するライトウェイトスポーツの新型「Z4」に関して、このほど最終デザイン・レンダリングCGを入手。コンセプトモデルと異なるハニカムメッシュのエアインテークが見られるなど、エアロダイナミクスを高めるスポーティなバンパーデザインとなっていることがわかった。

ヘッドライトはコンセプトモデルから継承した精悍なイメージだが、ノーズのキドニーグリルは直立したシルエットとなりそうだ。リアビューのCGはないが、L字型テールライトやスポイラー一体型トランクリッドを装備するはずだ。

パワートレインは、最高出力190ps及び250psを発揮する2リッター直4ターボエンジンと、最高出力385psとも噂される3.0リッター直6ツインターボエンジン搭載の「M40i」、パワーモードで最大204psを発揮するハイブリッドが予想される。

CGは直列4気筒モデルで、直6モデルのグリルはメッシュデザインが予想されており、今回初公開となる2台連なった画像は、先頭が「M40i」で、後ろが4気筒と思われる。

Courtesy of Apollo News Service

プジョーが電動マウンテンバイクを発表!

プジョーはこのほど、新型電動マウンテンバイク「プジョーeM02 FS パワーチューブ」を発表した。

この電動マウンテンバイクは、フレームに500Whのコンパクトなバッテリーを搭載し、合理化された電動バイクのスタイルを提案するもの。バッテリーは最大で125kmの航続距離を実現しているという。ちなみに車名はe=電気、M=マウンテン、02=ミッドレンジ、FS=フルサスペンションの意味が込められている。

バッテリーをフレームに内蔵して低重心化が図られたことにより、バランスのいい走りを実現。また、オフロードなどでの走行中には、バッテリーをフレームが保護する効果もある。

この新型電動バイクは、プジョー・ラフター4×4コンセプト(SUVのテイストをもつスライドドア付きMPVのコンセプトモデル)とともに、3月6日に開幕するジュネーブショーに出品される。

【中年名車図鑑】失敗作と評される「セブンス」だが、R32よりも売れたことはあまり知られていない…

日産自動車は1985年8月にスカイラインの全面改良を実施して7代目に切り替える。デビュー当初のボディタイプは4ドアセダンと4ドアハードトップの2種類で、いずれも“高級感”を全身で主張。9カ月ほどが経過した1986年5月にはスポーツモデルとなる2ドアスポーツクーペGTSシリーズを市場に放った――。今回は“都市工学”というキャッチを冠してスポーティとラグジュアリーを共存させた7thスカイラインで一席。

【Vol.58 7代目 日産スカイライン】

イメージキャラクターにポール・ニューマンを起用し、またS20型以来の4バルブDOHCエンジン(FJ20)を復活させてスポーツイメージを全面に押し出した6代目のR30スカイライン。しかし、販売成績の面で見ると5代目のC210 “ジャパン”ほどの台数は獲得できなかった。市場調査によると、最大の敗因は高級感とファッショナブル性の欠如。ライバルであるトヨタのマークⅡシリーズに比べて、ミドルクラスらしい車格と優雅さが希薄だったという結論が導き出されたのである。この結果に対して開発陣は、次期型スカイラインが目指すキャラクターを「ソフィスティケートされた高級スポーティサルーン=ソフトマシーン」に定義。同時に、先進技術の導入も精力的に推し進めた。

 

■高級スポーティサルーンに変身した7代目

当時はハイソカー・ブーム真っ只中。4ドアハードトップが人気を集めた

 

車両デザインに関しては、従来のR30型系のシャープなボディラインを踏襲しつつ、各部の質感を大幅に高める。ボディ形状は従来の4ドアセダンのほかに、スカイライン初の4ドアハードトップを新設定。また、全長や全幅も伸ばし、室内空間の拡大とともに見た目の高級感の創出を図った。フロントがマクファーソンストラット式、リアがセミトレーリングアーム式という足回りは基本的に従来モデルと同形式だが、ボディの大型化や高級サルーンへの路線変更により、セッティングを大幅に見直す。さらに、新機構としてHICAS(High Capacity Actively Controlled Suspension)と呼ぶ電子制御4輪操舵システムを設定した。リアのセミトレーリングアームが取り付けられたクロスメンバーの左右支点(ラバーマウント部)に小型の油圧アクチュエータを設け、電子制御により後輪を同位相に微小角度変位させるこの新システムは、30km/h以上で車速および車両横Gに応じて後輪を最大0.5度までアクティブにステアさせることによりスタビリティを向上させる仕組みで、とくに高速コーナリングでのセーフティマージン向上に大きく貢献する機構だった。

 

搭載エンジンは、従来のL型系に代わる新世代6気筒ユニットのRB型系をメインに採用する。新設計の4バルブDOHCヘッドを備えたRB20DE型1998cc直列6気筒DOHC24V(165ps)とそのターボ版のRB20DET型(210ps)を筆頭に、RB20ET型1998cc直列6気筒OHCターボ(170ps)、RB20E型1998cc直列6気筒OHC(130ps)、CA18S型1809cc直列4気筒OHC(100ps)、そしてディーゼルユニットのRD28型2825cc直列6気筒OHC(100ps)という計6機種を設定した。また、RB20DE型系には世界初採用となる電子制御可変吸気コントロールシステム(NICS)やハイテンションコードを省いて常に安定した2次電圧を供給するダイレクトイグニッションシステム(NDIS)などの新機構を組み込んだ。

 

■4ドアハードトップと4ドアセダンの2本立てで販売をスタート

4ドアハードトップの室内空間。高級サルーンのコンセプトに則り、インテリアの高級化とともに、居住スペースの拡充がはかられた

 

高級路線へとシフトした7代目スカイラインは、R31の型式を付けて1985年8月に市場デビューを果たす。キャッチフレーズは“都市工学です。7th Skyline”。ボディタイプはイメージリーダーとなる4ドアハードトップと4ドアセダンのみの設定で、歴代スカイラインのスポーツモデルの象徴である2ドアモデルはラインアップから外れた。

 

高級スポーティサルーン、当時の表現でいうと“ハイソカー”にキャラクターを一新した7代目スカイラインは、市場での評価が大きく分かれた。販売成績の面では、とくにハイソカー・ブームに乗った4ドアハードトップ車が好成績を獲得。一方、昔からのスカイライン・ファンには不評で、往年のキャッチフレーズをもじって“牙を抜かれた狼”などと揶揄された。しかし、このような評判になることは日産スタッフもある程度は予想していた。そして、スカイライン伝統の“走り”を極めたスポーツモデルの2ドアハードトップの開発を、鋭意進めたのである。

 

■待望の2ドアスポーツクーペの追加

1986年5月「2ドアスポーツクーペGTS」シリーズが追加された。特徴的な3次曲面エアロカーブドガラスやラップラウンドリアウィンドウなどを組み込んだ“スーパーエアロフォルム”を採用

 

市場デビューから5カ月ほどか経過した1986年1月には5ドアワゴンが登場。そして、4カ月後の1986年5月、7thスカイラインに待望のスポーツモデルとなる「2ドアスポーツクーペGTS」シリーズが追加された。商品テーマは「時代にジャストフィットするテイストを備えたうえで、快適にスポーツ走行を体感できる高性能GTスポーツ」。キャッチフレーズには“そのとき、精悍”と謳った。搭載エンジンは3機種。タービンローターにファインセラミックを、ローター軸のオイルシールに滑りのよいシーリングタイプを採用したRB20DET型1998cc直列6気筒DOHC24Vインタークーラーターボユニット(ネット値180ps)を筆頭に、自然吸気のRB20DE型1998cc直列6気筒DOHC24Vユニット(グロス値165ps)とRB20E型1998cc直列6気筒OHCユニット(グロス値130ps)を設定する。シャシーには専用チューニングを施し、ツインカム系にはHICASを標準で装備。また、確実な制動性能を発揮する4WASをオプションで用意した。

 

エクステリアについては、しなやかなラインと滑らかな面で構成するウエッジシェイプを基調に、特徴的な3次曲面エアロカーブドガラスやラップラウンドリアウィンドウなどを組み込んだ“スーパーエアロフォルム”を採用する。また、車速70km/h以上で突出、50km/h以下になると格納するフロントの“GTオートスポイラー”をセットして走行時の空力特性を引き上げた。

 

1987年8月には内外装の一部変更やエンジンの改良(RB20DETは190psに出力アップ)などをメニューとするマイナーチェンジを実施。それと同時期、2ドアスポーツクーペ「GTS-R」と称するグループA参戦用のホモロゲーションモデルを限定800台でリリースした。肝心のパワーユニットには、RB20DET型をベースに大型のギャレットエアリサーチ社製T04E型ハイフローターボチャージャーや表面積をベース比で約5.5倍に拡大した空冷式インタークーラー、専用セッティングの電子制御燃料噴射装置(ECCS)、排気効率を高めたステンレス材等長エグゾーストマニホールド、ベース比で約10%軽量化したフライホイールなどを組み込んだ専用のRB20DETR型エンジンを搭載する。最高出力はネット値で210psを絞り出した。内外装に関しては、専用ボディカラーのブルーブラック、固定式のフロントスポイラー、プロジェクターヘッドランプ、FRP製大型リアスポイラー、ストラットタワーバー、イタルボランテ製3本スポーク本革巻きステアリング、モノフォルムバケットシ-トなどを採用した。ちなみにレースの舞台でのGTS-Rは、熟成が進んだ1989年シーズンの全日本ツーリングカー選手権(JTC)で長谷見昌弘選手がドライバーズタイトルを獲得している。

1987年、800台限定の「GTS-R」をリリース。専用ボディカラーのブルーブラック、固定式のフロントスポイラー、プロジェクターヘッドランプ、FRP製大型リアスポイラーなどを装備

 

1988年8月になると、関連会社のオーテックジャパンが手がけた2ドアスポーツクーペ「GTSオーテックバージョン」が発売される。限定200台の販売となる特別仕様車は、RB20DET型ユニットのターボチャージャーをギャレットエアリサーチ社製T25/T3のハイブリッドタービンに変更するなどして、ネット値210psの最高出力と俊敏なレスポンスを実現。足回りをグレードアップするとともに、内外装にも専用パーツを豊富に盛り込み、“走りを楽しむ大人のスポーツクーペ”に仕立てていた。

 

市場の志向に合わせて高級路線へと舵を切ったことにより、賛否両論を巻き起こした7代目スカイラインは、1989年5月になると全面改良が行われ、スポーツ路線に回帰した8代目のR32に移行する。スカイライン史で見ると、概して失敗作と評されるR31。しかし、トータルでの販売台数は30万9716台に達し、先代のR30の40万6432台にはかなわなかったものの、後継のR32の29万6087台を上回る数字を残した。また、ウエッジがきいた直線基調の精悍なスタイリングは後に再評価され、とくに2ドアスポーツクーペGTSが中古車市場で高い人気を獲得する。櫻井眞一郎氏が開発の基本を手がけ、同氏が大病を患ってリタイアした後は伊藤修令氏が仕上げを担当するという、旧プリンス自動車工業の名エンジニア2人が開発主担に就いた7thスカイラインは、現役を退いてから改めてファンの称賛を受けたのである。

 

【著者プロフィール】

大貫直次郎

1966年型。自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、クルマ関連を中心としたフリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)のほか、レストア待ちの不動バイク数台。趣味はジャンク屋巡り。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』など。クルマの歴史に関しては、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』『日産名車コレクション』『NISSANスカイライン2000GT-R KPGC10』などで執筆。

ブランパンGTアジア参戦のBMW M4 GT4が国内でシェイクダウン!

昨シーズンまでBMWの包括的なバックアップを受け、国内SUPER GT300クラスにM6 GT3で参戦してきた、BMW Team Studie(ビー・エム・ダブリュー・チーム・スタディ/監督:鈴木康昭)が、この2018年シーズンから欧州で人気の高いブランパンGTシリーズのアジア戦にエントリーを表明。昨年より世界各国に投入され始めたFIA GT4規定のマシンにスイッチして2台体制で新たなチャンピオンシップに挑戦する。

 

 

 

その参戦マシンとなるBMW M4 GT4は、BMWモータースポーツがカスタマーチーム/プライベーターに向けて開発したレース専用マシン。ご覧の通り、BMW M4クーペをベースにレース専用装備と軽量化技術が投入されているものの、ボディは全長4671×全幅1877×全高1369(可変)mmでホイールベースは2812mm、フロントに搭載する2979㏄の直列6気筒ターボエンジンは、レース規定によって制限されるが最高出力は431psと、ほぼ市販モデル相当のスペックが踏襲されているようだ。

 

 

去る2月28日に静岡県の富士スピードウェイに現れた2台のM4 GT4は上陸したばかりの模様。カラーリングも含めてほぼベーシックな状態のまま、SUPER GT300クラスのマシンらとともにシェイクダウン走行に臨んでいた。今回のテスト走行にはブランパンGTシリーズ・アジアの経験者であり、昨季まで同チームでM6 GT3を駆っていた荒 聖治選手をはじめ、ニュル24時間レースやツーリングカー等で経験豊富な木下隆之選手、全日本GT選手権で活躍した「塾長」こと砂子智彦選手ほか計6名のドライバーがステアリングを握り、タイヤセットやブレーキなどを慎重にチェックしつつ、時に大胆にマシンを操っていたようだ。

 

 

いま注目を集めるブランパンGTシリーズのGT4カテゴリー。すでにエントリーが発表されているヨーロピアン・シリーズでは、このBMW M4をはじめ、メルセデスAMG GTやアウディR8、ポルシェ・ケイマン、マクラーレン570S、マセラティ・グラントゥーリズモMC、アストン・マーティン・ヴァンテージといった魅力溢れるマシンたちが繰り広げる激しいバトルに期待が高まる。

 

 

 

そして、今シーズン全12戦となるブランパンGTシリーズ・アジアは、マレーシアのセパン(4/14-15)で開幕。タイのチャン国際サーキット(5/12-13)から鈴鹿サーキット(6/30-7/1)、富士スピードウェイ(7/21-22)、上海国際サーキット(9/22-23)をラウンドして中国の寧波国際サーキット(10/13-14)で最終戦となる。

 

 

 

この新たなチャンピオンシップに挑戦するBMW Team Studieの参戦体制は、来る3月12日(月)に発表予定とのこと。2台のBMW M4 GT4を駆るドライバーラインナップにも注目したい。BMW Team Studie公式サイト:http://teamstudie.jp/

 

 

“オチ”もお見事? シトロエンC4カクタスのCM

シトロエンはこのほど、新型「C4カクタス」の広告キャンペーンをスタートさせ、欧州を中心に30カ国で放映されるTVCMを公開した。

 

 

 

公開されたCMでは、新型C4カクタスに採用されたプログレッシブ・ハイドローリック・クッションというサスペンションの特徴がコミカルに表現されている。

 

 

ある朝、父親はC4カクタスで子供達を学校まで送り、その後、仕事場へと向かうのだが、彼はクルマに乗り込む前に、何かを忘れてしまい……。ストーリーは是非、動画でお確かめを。