頭にフレーズを思い浮かべるだけで、姿勢がよくなるなんて信じられないけど……効果ありかもしれない

僕は姿勢がよくない。どうしても猫背になってしまう。子どものころは姿勢がよかったらしいのだが、思春期のときに猫背になってしまい、それからずっと猫背だ。

 

なんとなく自分で意識して姿勢をよくしようと思うものの、疲れてしまってすぐ元に戻ってしまう。

 

そんなときに見つけたのが、『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』(大橋しん・著/飛鳥新社・刊)。著者は医療機関をたらい回しにされてきた、難治性の疾患に悩む患者を数多く回復させてきた「特命理学療法士」だ。

 

この本が、これまで見てきた猫背矯正の本とはまったく違うものだった。

フレーズを唱えるだけで姿勢がよくなる?

本書では、姿勢をよくするための努力が不要。頭の中で特定のフレーズを思い浮かべるだけで姿勢がよくなる。これはアレクサンダー・テクニークというものらしい。

 

本書には10のフレーズが登場する。たとえば、どうしても下向きになりがちな頭をまっすぐにするためのフレーズは、

 

頭の中で小舟が静かにゆれています。

(『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』より引用)

 

というもの。これを思い浮かべるだけで、姿勢がよくなるというのだ。

 

ほんとかな? と思って実際にこのフレーズを頭に思い浮かべてみると、なんとなく視線がまっすぐになって、頭が軽くなったような気がする。脳がプカプカ浮いているので、それをまっすぐにしようとしてみると、自然と頭がまっすぐになるようだ。

 

これは効果ありかもしれない。

 

歯の食いしばりを緩和するフレーズ

「口の中」というフレーズもある。僕は自然と歯を食いしばっていることがあるのだが、これを緩和できるらしい。

 

歯茎に血液が通い、舌はおもちのようにふっくらしています。

(『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』より引用)

 

これを頭に思い浮かべると、歯を食いしばることはなくなる。これにより、口内が健康になっていくとのこと。僕はかなり効果を感じた。

 

ほんとに頭にフレーズを思い浮かべるだけで、効果があるようだ。

 

努力しないことが一番

本書では、姿勢をよくするために努力する必要はないと説いている。意識をすると逆に身体に力が入り、筋肉が硬くなってしまうのだ。なので、身体から力を抜いて自然体にすることで、姿勢をよくしようというもの。力が抜けて姿勢がよくなると、肩こりや腰痛、膝痛、胃腸の不調なども改善されていくという。

 

また、面接前など緊張するシーンで、10のフレーズのうちいくつか組み合わせて思い浮かべることで緊張が緩和するという効果も得られるという。

 

タイトルの通り、本当に「魔法のフレーズ」のようだ。

 

僕はここに紹介した2つのフレーズをたまに思い浮かべている。実際、視線がまっすぐになって、姿勢もよくなってきたように感じるし、歯を食いしばることも減ってきたと感じている。

 

もし、姿勢が悪くて悩んでいる人、肩こりや腰痛がひどいという人は、本書を読んでフレーズを頭に思い浮かべてみるといいかもしれない。矯正器具を使ったり、ストレッチをしたりという面倒なことが必要ないので、長く続くだろう。

 

【書籍紹介】

魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本

著者:大橋しん
発行:飛鳥新社

運動・トレーニングなし!医者も勧めるねこ背解消法。かためないで、ふんわりさせる。頑張らないほど姿勢はよくなる!

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【体験レポ】『すべての不調は足裏を見ればわかる!』のサロンに行ったら、本のタイトル通り体の不調を全部見抜かれてしまった!

7月に出版された『すべての不調は足裏を見ればわかる!』(鈴木きよみ・著/ワン・パブリッシング・刊)が、発売以降「わかりやすい!」「面白い!」との声が続々と寄せられており、巷では足裏ブームが起こりそうな予感。私自身も本を読んでからというもの、暇さえあれば足の裏をチェックして、モミモミする生活を続けています。

 

【関連記事】
足裏を見れば健康状態や心の状態までわかる!「足相」チェックで元気な毎日を手に入れよう!

 

そんな中、担当編集から「サロンの体験レポートしてみませんか?」とお声がけをいただき、毎日足の裏をモミモミしている私に断る理由がない!!(笑)「ぜひお願いします!」と即答し、いざ自由が丘のサロンアンピールさんへ〜!

 

今回は、『すべての不調は足裏を見ればわかる!』の著者で、これまで30万人以上の足を診てきた鈴木きよみさんが代表を勤める自由が丘のサロンに伺い、実際に足裏ゾーンセラピーを体験しながら「足相」についてもあれこれ教えていただきました。

 

実は男性客も多い!  足裏ゾーンセラピー

おしゃれタウン自由が丘にあるサロンアンピールさんは、街中から少し外れた住宅地に佇むサロン。店内に一歩足を踏み入れると落ち着くお香の香りが出迎えてくれて、入り口からほっとできる空間です。

 

このサロンには、老若男女さまざまなお客様がやってくるのだとか。女子大生から働き盛りのOLさん、体の不調が気になる40〜50代の女性はもちろん、男性のお客さんも多く、健康診断のように定期的に通って、足の裏で健康チェックをしているそう。中には、80歳を超えた常連さんも! 「いつまでも元気に歩きたいから」と数年前からサロンに通っているとのことで、本当に幅広い層の人から支持されている、30年近くの歴史を誇るサロンです。

 

今回私が体験したのは、「【足裏ゾーンセラピー】(所要時間60分、施術時間45分)6600円(税込)」。初めての方に人気&常連さんにも定番のメニューです。ネットからも簡単に予約できるので、自分の好きな時間に、広々としたプライベートな空間でゆっくりとした時間を過ごすことができましたよ!

 

【オンライン予約はこちら

 

お店に着くと、まず問診票に体調や気になる部分を記入します。その後、別室へと案内されて、お着替え&5分間のフットバスタイム。足をお湯に入れているだけなのに「え〜こんなに気持ちいいのぉ〜?」ととろけそうでした。

 

足を触っただけなのに「耳の不調ありませんか?」と言い当てられる!

そしてベッドへと移動し、いよいよ「足裏ゾーンセラピー」が始まります。ドキドキ……。今回ご担当いただいたのは、このサロンで8年以上の経験を持つセラピスト鈴木由萌さん。

 

オイルを使いながら、左のひざ周りからふくらはぎ、足裏までじっくりとマッサージしてもらいます。「イタきもちい〜」とくつろいでいると……。

 

「つるたさん、耳の不調とかないですか?」

 

と、長年悩んでいる耳の不調をバッチリ言い当てられてしまいました。こちらからは何も伝えていないのに!?  もちろん問診票にも書いてないよぉ!?  ええ〜〜〜!! 足を触っただけでここまでわかるって……鈴木さん、あなたは何者ですかっ!?

 

他にも施術をしていただきながら、「生理不順ありますよね?」「腰痛の悩みとかありませんか?」「お腹が冷えやすいから、気をつけて生活してくださいね」と、私の生活をのぞいてました? ってくらい次々と体の悩みや不調を言い当てられてしまいました(笑)。

 

セラピストの鈴木さん曰く、これまでサロンに通われてきた方々の統計データとご自身の経験から、足を見て触れることで、その方の不調やその原因が見えてくるのだそう。「足相」は、占いの手相と似て非なるものですが、足の裏からこれでもか! というくらいさまざまな情報がわかるのだなぁと体感しました。まさに『すべての不調は足裏を見ればわかる!』という本のタイトル通り!

 

ただただ痛いだけの足裏マッサージとは違い、施術をしながら丁寧に体の様子を教えていただけて、大満足でした。

 

ちなみに施術が終わった足は、こんな感じ。

いつも家の中で見ている足と違い、ぴーんとハリがあって元気な気がする!(笑)

 

『すべての不調は足裏を見ればわかる!』には、自分でも足相のセルフチェックができるポイントがたくさん掲載されています。例えば、足の指の方向でも心の状態を見ることができるんですよ。

 

自分のピュアさアピールしているみたいで恐縮ですが、私の足の指を見ると、わりと真面目な性格とわかっていただけるかと……(笑)。

 

また、足裏の色、感触、形などからも心と体の健康状態をチェックできるので、自分で写真を撮影してみたり、家族に撮影してもらったり、自分で足の裏を日ごろからチェックする癖をつけるなど、まだ足の裏をじっくり見たことがない人は、一度見てみてくださいね!

 

自宅でのセルフケアでのポイントは「体重のかけ方」

施術が終わり、すっかり元気になったところで、デトックスティーを飲みながら鈴木由萌さんにおうちでできるセルフケアのポイントを伺いました。

 

——とっても気持ちよくて最高でした! でも、セルフケアするとなるとなかなか力が入らなくて。どうしたら鈴木さんみたいな力加減でケアできるようになりますか?

 

「ご自身でやるとどうしても強く押せないですよね。指だけで押そうとすると、指先が疲れてしまうので、指も痛くなっていませんか? ご自宅でセルフケアする際には、体全体を使って押してみてください。押す強さは、痛すぎるとよくないので、少しずつ力を強めていきながらイタきもちい〜くらいの強さを意識してもらえると良いですよ」

 

——全身を使う押し方とは?

 

「指先だけ、手首だけを動かして刺激するのではなく、オールを持ってボートを漕ぐ時のように上半身から指先まで繋がっているように意識して、刺激してみてください。刺激するときの指の形は、『すべての不調は足裏を見ればわかる!』の45ページを参考にしながら変えていただければ、指が疲れるとか強く押せないということはなくなると思います」

 

——なるほど! 体重のかけ方がポイントだったんですね。ということは……鈴木さんは指が痛くなったりしないのでしょうか?

 

「まさにそうなんです。うちの技術は体全体を使って行っているので、腱鞘炎や手が疲れるってことがないんです! 一日中やっていても指が痛いなんてことはないんですよ」

 

——え〜! 結構強い力だと思っていたんですが、すごいですね! ちなみにサロンにいらっしゃるお客さんの足で、多い症状はありますか?

 

「季節関係なく多いのは、むくみでしょうか。生理痛や更年期症状といった婦人科の症状でお悩みの方も多くいらっしゃいますが、施術が終わって、全身のめぐりがよくなり、お客様の声のトーンも明るく変化して、元気に帰られる姿を見ると私たちもうれしくなります」

 

——私も今、全身に血が巡ってポカポカです〜! では最後になりますが、「足相」や「足裏ゾーンセラピー」に興味があるみなさんへメッセージをお願いします。

 

「私の中で大事にしている言葉に『癒されるよりも癒すほうが癒される』があるんですけど、日々お客様の体に触れることで、私自身も癒されながらお仕事をさせてもらっています。この気持ちを忘れることなく、もっと多くの方に足相を知ってもらえたらうれしいです。『すべての不調は足裏を見ればわかる!』は、スクールに通っている未来のセラピストたちも、教科書よりわかりやすい! と大評判なので、たくさんの方に読んで、実践してもらえればと思います」

 

——ありがとうございました!

 

足裏と聞くと「痛い!」「怖い」というイメージがあったり、サロンには「男性が行きにくい……」と感じるかもしれませんが、個人的には全人類におすすめしたい! それくらい大満足な60分でした。

 

毎日踏ん張ってくれている足の裏を大事にすることが、自分の体を大事にすることにもつながるのだな〜としみじみしながら、自由が丘の坂を下って帰路につきました。

 

『すべての不調は足裏を見ればわかる!』には、自分のケアはもちろんのこと、肩こりの人の足、気分が落ち込んでいる人の足、偏頭痛の人の足……など色々なケースの足が掲載されています。自分だけじゃなく、旦那さんやお子さんの足の裏をみることで家族の心と体のケアもできるようになるはずです。ぜひ『すべての不調は足裏を見ればわかる!』で、自分自身、そして家族を癒すことで自分も癒される、そんな体験してみてくださいね。

 

【INFORMATION】

【自由が丘】サロンアンピール

https://www.anpiel.com/anpiel-jiyugaoka
※ネット予約がおすすめです

営業時間:10:00~21:00
(平日)10:00~19:00(土曜日・日曜日・祝日)
住所:東京都目黒区自由が丘2-8-2 ラ・ヴィータC棟
電話番号:03-3725-1929

 

【書籍紹介】

すべての不調は足裏を見ればわかる!

著者:鈴木きよみ
制作:ワン・パブリッシング

これまでの30万人以上の足を診て、ケアしてきた足裏研究家の鈴木きよみ先生による、足相学に基づいた健康メソッド。毎日の足裏チェックで、その日の体調を把握し、足刺激で体調管理できるだけでなく、足裏でわかる性格分析も。足や足指の形、足裏の色、しわのでき方などで見る足相の実例写真を数多く掲載し、自分の足裏と見比べながら健康チェックができます。不調が表れている箇所のマッサージ法もていねいに解説します。

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足裏を見れば健康状態や心の状態までわかる!「足相」チェックで元気な毎日を手に入れよう!

なかなかマッサージにも行きにくい昨今。自宅でセルフケアする人が増えています。私も以前はほぼ月1〜2ペースで足裏マッサージに行っていたのですが、時短営業などでなかなか予約が取れなくなり、セルフ足ツボ押しや近所の整体店でもここぞという日には「足ツボセットで!」とお願いするようになりました。

 

う〜んもっと足裏ケアについて知りたい……そんな方におすすめなのが『すべての不調は足裏を見ればわかる!』(鈴木きよみ・著/ワン・パブリッシング・刊)です。正直「足で何か変わるの?」と思う方も多いかもしれませんが、変わります!(笑)今回はそんな足裏の世界をご紹介します。

 

自分の足の裏をじっくり見たことありますか?

 

足のマッサージというと、痛くて辛い「足ツボマッサージ」を思い浮かべるかもしれませんが、今回ご紹介するゾーンセラピーは、30万人以上の足裏を見てきた著者の鈴木きよみさんが開発した独自の方法なので、これまで足のマッサージが苦手……と感じていた人にも是非試してもらいたい内容です。

 

ただ単にツボを押すだけでなく、心身の状態を読み解くことから始めるので、「今日はどんな状態かしら?」と足裏を見るのが楽しい! 見るタイミングはいつでもいいので、テレビを見ながらなどちょっとした時間でできます。

 

本の内容も「ここを刺激してください〜」というツボ押し本とは違い、まず足の色・感触・指の形・シワを手相のようにチェックし、本に掲載されている足の裏と見比べながら自分にあったマッサージを選択することができます。

 

体が硬くて足の裏がチェックできない! という方は、スマホのタイマー機能を利用して撮影したり、家族の方に撮影してもらうのがおすすめ。毎日変化する足の裏を観察し、今の自分の健康状態にあったマッサージをしていきましょう。

 

足相の基本! 毎日変化する足の色を観察しよう

自分の足の裏を見てみると、「こんなにシワってあったんだ」「今日は湿っぽいな」「めっちゃ臭い!」など色んな発見ができます。その中でもわかりやすいのが「足の色」で、その種類は、理想的な「ピンク」、少し気力が落ちた「白」、ストレス気味な「黄色」、エネルギー過剰な「赤」、血液の循環が悪い「紫(赤っぽいアザの色)」の5つに区分できるのだとか。

観察し始めると、私はよく「赤」になることが多いことに気がつきました。これは交感神経が優位に働いていて、心身のエネルギーが過剰になっている状態なのだとか。言われてみれば、いろんな感情を溜め込んでしまっていたかも……(笑)。

 

著者の鈴木さん曰く、色んな色が混ざっている場合は、以下のような状態なのだとか。

 

足がさまざまな色でまだらになっている場合は、内臓の不調や心身ともにストレスが強くかかっている可能性があります。そんなときは、体を温め、足裏を刺激して汗を出しましょう。

(『すべての不調は足裏を見ればわかる!』より引用)

 

私は、朝起きてから「足相」を見るようにしているのですが、前の日の疲れを引きずっているようなときは白っぽい足になっています。こんなに変わる? と驚いたのですが、理想的なピンク色を目指して、日々観察していこうと思います。

 

肩こり・首こりにおすすめのゾーンセラピー

『すべての不調は足裏を見ればわかる!』には、「ストレス過多の人の足」「片頭痛の人の足」「認知機能の衰えがある人の足」などさまざまな足相診断症例集が掲載されています。

 

また「最近便秘だな」「少し風邪っぽいな」など症状に合わせたゾーンセラピーも紹介されているので、そのときの体調と相談しながら、進められるのもうれしいですよね。今回は「肩こり・首こり」の改善に役立つゾーンセラピーをご紹介しましょう。

 

(左足からSTART)

1.頚部と首をさする

指角をつくり、人差し指の第二関節を親指の付け根にある「頚部・首」ゾーンにあてます。第二関節を押しあてて、上下に3回さすりましょう。

2.僧帽筋をさする

人差し指の第二関節を人差し指から小指の根元にある「僧帽筋」のゾーンをまんべんなく上から下へさすります。それを3回くり返しましょう。

(右足も同様に行う)

(『すべての不調は足裏を見ればわかる!』より引用)

 

年中肩こりに悩んでいる私は、足の親指の付け根をちょっと触っただけでも「いててぇ〜」となったので、いた気持ちいいラインを狙ってさすってみてくださいね。「僧帽筋」はゴリゴリと老廃物が出ていくような感覚を味わえるので、結構クセになりますよ!

 

自分の体調管理はもちろん、家族の健康チェックも足裏で、なんてこともできそうですよね。『すべての不調は足裏を見ればわかる!』には他にも健康の気になる疑問や3週間体験した人たちのレポートまで充実した内容が掲載されています。マッサージに行くよりも安く、ものすごくためになる情報が手に入るので、個人的には超コスパのいい一冊だと感じました(笑)。なかなかマッサージに行けない方、どんよりとした毎日で気分が落ち込み気味の方、新しい健康法を探している方、たくさんの方に知っていただきたい一冊です。

 

 

【書籍紹介】

 

すべての不調は足裏を見ればわかる!

著者:鈴木きよみ
制作:ワン・パブリッシング

これまでの30万人以上の足を診て、ケアしてきた足裏研究家の鈴木きよみ先生による、足相学に基づいた健康メソッド。毎日の足裏チェックで、その日の体調を把握し、足刺激で体調管理できるだけでなく、足裏でわかる性格分析も。足や足指の形、足裏の色、しわのでき方などで見る足相の実例写真を数多く掲載し、自分の足裏と見比べながら健康チェックができます。不調が表れている箇所のマッサージ法もていねいに解説します。

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超高齢化社会にむけて、「自分の身体は自分で管理する」−−『高城式健康術55』

高城 剛は、多くの人にとって驚きの存在でしょう。『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』という著書があるように、世界中の津々浦々に住み、多彩な活動を続けています。

 

移動しながら、健康でいられるのか?

ドラえもんの「どこでもドア」を持っているのではと思うほど、彼は素早くあちらこちらに移動します。
担当編集者によると、アマゾンの奥地で生活したり、電気や水道もないアフリカで暮らしているかと思うと、いったんヨーロッパに戻り、それでいながら、いつのまにか日本に帰国しているというのです。

 

そんな暮らしのなか、高城 剛はいったいどうやって健康を保っているのでしょう? そこが一番の謎でした。
私は移動するのが、大の苦手なのです。

 

旅行自体は好きなのですが、遠出すると決まると、一か月くらい前から緊張してよく眠れません。行き先が海外となると、心身共にもうめちゃくちゃです。

 

忘れ物がないか、いざというときの薬は持ったか、靴は何足必要か? などなど心配事が重なりドギマギします。とくにここ数年は、飛行機に乗ると激しい耳鳴りと腰痛に悩まされます。

 

 

自分で自分を管理する

そんな私にとって『高城式健康術55』(高城 剛・著/光文社・刊)は驚きの本でした。彼がここまで医療に詳しいとは! まさに、びっくり仰天です。

 

けれども、よく考えてみるとそれも当然のことでしょう。彼は世界中を動き回る毎日を送っています。移動に次ぐ移動を続けていれば、どんな超人でも体調を崩すに違いありません。時差と戦い、天候の変化や慣れない食事に、耐えなくてはなりません。

 

分刻みのスケジュールが組まれる状態にありながら、仕事の質を落としてはならぬと、自分に命じてきたといいます。当然、忙しさに負けない体を保たなければなりません。

 

そのために彼がしたこと……。それは自分を知ることでした。どんなに医療が発達しても、素晴らしい医師に巡り会うことができても、結局、自分の体を管理するのは自分です。自分の主治医は自分しかつとめられないのかもしれません。

 

まずは、どんな医師、病院・クリニックも教えてくれない、「本当の自分」を知る検査からはじめたい。

(『高城式健康術55』より抜粋)

 

この信念のもと、研究を重ねてきたのです。

 

 

高齢化社会は目の前です

日本は、これまでにない超高齢化社会を迎えようとしています。『高城式健康術55』が書かれた理由も、そこにあります。どんなに抗おうとも、2025年には国民の3人にひとりが65歳以上となり、5人にひとりが75歳以上になります。

 

では、自分がその日に備えて生きているかというと、私はまったく自信がありません。

 

私の母は、若年性のアルツハイマー病で亡くなりました。自分もいつかは母の道をたどるのだろうと思いながらも、何の手立てもせぬままに、母が亡くなった年齢に達しようとしています。たまらない不安を感じながらも、「ま、何とかなるわ。いざとなったら、息子夫婦がなんとかしてくれるっしょ」と、勝手に決めています。

 

しかし、何とかなるのでしょうか?
本当にどうにかなるのでしょうか?

 

このままでは、きっと息子に迷惑をかけるに違いありません。高城 剛も息子としての悩みを抱えていることを、今回初めて知り胸を打たれました。

 

実は、元気だった僕の母(80代後半)も、ボケがはじまり、医師によれば「アルツハイマー型認知症」と診断が下され、数種の薬を処方された。

(『高城式健康術55』より抜粋)

 

けれども、彼はうろたえたりはせず、お母さまに数種のサプリメントと点滴、そして食事を変えるようにアドバイスしたといいます。その結果、ボケが始まる以前より、お母さまはお元気になり、白髪が黒髪になるほどの効果を得たというのです。

 

すごい。高城 剛は、やっぱり、すごすぎる。それもこれも、彼の研究の賜でしょう。もちろん、お母さまへの愛が一番の力になったのは言うまでもありません。

 

55の療法のうち、どれを選ぶかは、あなた次第

『高城式健康術55』には、55の健康に関するトピックが詳しく書かれています。私が既に知っていた療法もあれば、名前すら聞いたこともない療法もありました。

 

腸内リセット、アーユルヴェーダ、環境毒検査、玄米食、Bスポットクリーニング、ファスティング(断食)については、知っていました。けれども、マイコトキシン検査やアシュワガンダ・レーヒムは、聞いたこともありませんでした。そもそも名前さえ覚えられず、本を見ながら写す有様です。

 

55の方法から、私はどの療法を選ぶべきなのでしょうか。その答えも、自分を知ることにつきます。どんなに素晴らしく、効き目があるとされる点滴や薬も、全員に効果があるわけではありません。

 

『高城式健康術55』で一番最初に挙げられているのは、SNPs(スニップス)検査についてでした。SNPsという遺伝子検査を受けると、自分の祖先や、自分が罹る可能性の高い病気までわかるといいます。

 

まずは、正しい自分を知ること。どこへ出かけるのにも、自分の場所がわからなければ、目的地どころか、はじめの数歩で、道に迷ってしまうのは間違いない

(『高城式健康術55』より抜粋)

 

 

自分の主治医になりましょう

自分の体はどうなっているのか。これから起こる不調はどういうものか。今までの私は知るのがこわいと思ってきました。気づかないでいれば、のんきなままでいられるのだから、それにこしたことはないと、信じていたのです。

 

けれども、心の中は不安でいっぱいでした。そして、その不安こそが私の心身を蝕んでいたような気がします。自分の体をしっかり把握すれば、自分に適合する療法を選ぶことができるはず……。

 

これまでは、体の調子が悪いとインターネットでサプリメントを探していました。そして、呆然とします。これほど膨大な情報を整理するのは不可能だと思い知るからです。そもそも、いったい何と戦えばいいのかさえわかっていません。せめて自分の体の傾向がわかれば、次の手を打つことができるでしょう。

 

とりあえず、今日からは自分の主治医は自分と言い聞かせながら、生きていこうと思います。もちろん、お医者さんのアドバイスや助けは必要です。けれども、医師に頼り切ったまま「なんとなく不調」な状態を続けるのも、医師に対して失礼だと思うようになりました。

 

今もなお世界中を震撼させている新型コロナウイルスの感染拡大から自分を守り、生き抜くためにも、自分をよく知ることが必要です。そのことを『高城式健康術55』に教わったような気がしています。

 

【書籍紹介】

高城式健康術55

著者:高城 剛
発行:光文社

絶えず世界各地を行き来しながらクリエイターとして活躍を続ける高城剛、55歳。時差・気候や標高の変化、撮影のための長距離移動、不衛生な土地、分刻みのスケジュールの中でも常にパフォーマンスの質を保つために、あらゆる最先端の医療の知識を取り入れ、また自らも身体にいいアイテムを開発・使用しながら活動を行なっている。そんな高城氏が注目・実践する、現在、そして次世代の最新医療とは。医師ではない、健康マニアを“こじらせた”クリエイターが、変わってしまった「食事と環境」を是正することによって健康を取り戻した経験、さらに家族や友人たちの経験をもとにしてマニアックに書いた一冊。

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プロランニングコーチが教える「正しい歩き方」とは――『体幹ウォーキング』

最近、右のくるぶしに違和感がある。原因はわかっている。通っているジムのグループレッスンでスケータージャンプ(スピードスケートのような動きで左右に大きく飛ぶ動き)をしていて、着地に失敗した。

 

その場はバレないようにうまく取り繕った。ところが翌日から、特に階段を降りる時に痛みを感じるようになった。耐えられないレベルではないが、無視できるほどでもない。

 

ひとつ気づいたことがある。体を動かしていると、違和感も痛みもなくなる。だからいつも通り、いや、いつもより追い込み気味に動くほうがいいような気がしている。こんな状態がしばらく続いている。

 

 

コンディショニングとトレーニング

身体を動かす目的は、コンディショニングとトレーニングに分けられるのではないだろうか。筆者なりに定義するなら、けがをしない身体を作ることを主な目的とするのがコンディショニングで、動きたいように動ける身体を作ることを目的とするのがトレーニングだ。

 

筆者の場合、ジムに通う目的はトレーニングだ。ただし、最近はコンディショニング的な要素の割合も高まってきた。10年前よりもクラスの後に入念にクールダウンを行うようになったし、テーピングとかサポーターの知識も増え、使い方もうまくなった。

 

 

きちんと動かせば、身体は答えを出してくれる

筆者がジム通いを始めたのは22年以上前だ。当時横浜市に住んでいて、水道橋の会社まで通っていたのだが、朝の電車で40分立っているのが辛い時期があった。つり革につかまったり、ドア脇によりかかったりしても腰が痛くなってしまうのだ。

 

これが今も続いているジム通いのきっかけになった。インストラクターによれば、腰が痛くなるのは腹筋と背筋が弱いからだという。まず、体を前面と背面から筋肉で挟み込むように、しっかりと支えられるようにしなければならないと言われた。

 

マシンでガンガン鍛えるのかと思ったら、指示されたのはプールで歩くことだけ。しかも週3回、黙々と40分。ごくごくつまらない。でも2か月くらい経った頃、腰痛が消えているのに気づいた。これをインストラクターに知らせると、「体幹が整ってきましたね」と言われた。本格的なジムワークとグループレッスンへの参加を始めたのは、ここからだ。

 

 

ステージⅢのがんからの生還者の言葉

その頃から体幹という言葉に対して敏感に反応するようになった筆者が『体幹ウォーキング』(金哲彦・著/学研プラス・刊)に興味を持ったのは当然だ。著者の金哲彦さんはメジャーなマラソン大会の中継で解説者を務めることも多いプロのランニングコーチである。この本は、その金さんによる“正しい歩き方”の方法論について書かれたものだ。

 

“はじめに”を読んでまず驚かされた。金さんはステージⅢの大腸がんにかかり、開腹手術を経験しているのだ。かなり悪い状態のがんからの生還者ということになる。こうした体験から、金さんは医療機関をしっかり活用すること、そして健康を自らの努力と生活習慣で守ることの大切さを強調する。健康を守る基本は一般的に「食事」、「睡眠」、「運動」の3つであると言われている。“はじめに”に記されている文章を紹介しておく。

 

本書では、特に3つ目の「運動」について、より手軽で効果的な「ウォーキング」の方法を提案します。歩くことは毎日誰でもやっています。しかし、歩くときの体の使い方が間違っていると、本来使われるべき筋肉が活性化せず、運動効果が低くなってしまいます。

『体幹ウォーキング』より引用

 

視点とやり方を変え、誰もがごく当たり前に毎日行っている「歩く」という行為をより効果的な運動に変化させる。それが本書のコンセプトである“体幹ウォーキング”の定義となる。

 

 

歩くことはコンディショニングにもトレーニングにもなる

目次を見ておこう。

 

第1章 歩くことは人間にとっての基本運動

第2章 歩くという運動の本質

第3章 実践! 体幹ウォーキング

第4章 日常生活に体幹ウォーキングを取り入れる

第5章 体幹ウォーキングQ&A

第6章 健康寿命を伸ばすには歩くことが大切

 

歩くという行為は、誰もが毎日、ともすれば漫然と行ってしまうことだ。しかし、意識の持ち方によってコンディショニングにもトレーニングにもなる。本書では、歩くことの理由と意味から始まり、運動生理学的な側面からの考察、歩く時に使う体の各部位の具体的な動かし方、日常生活での体幹トレーニングの取り込み方、そして効果を確かめる詳細なチェックポイントまでが示される。

 

 

奇跡のようなことだって起きるかもしれない

ウォーキングというのは厳密に言えば運動ではなく、散歩の延長線上に位置し、かなり年齢が高い人たちのためのもの。筆者は、そんなステレオタイプ的な考え方にとらわれていた。しかし、それは違う。プールで歩くという簡単な運動で大きな効果があったことをすっかり忘れてしまっていたようだ。“おわりに”に記された次のような言葉が、それを思い出させてくれた。

 

「あなたの体は食べたものでできている」とはよく言われますが、「あなたの体は(よくも悪くも)習慣によってできている」のもまた真実なのです。あなたの体によい習慣として、ぜひ「体幹ウォーキング」を続けてください。

『体幹ウォーキング』より引用

 

金さんはアスリートであり、ステージⅢの大腸がんからのサバイバーだ。奇跡のような出来事の背景で体幹ウォーキングが果たした役割は、決して小さくなかったと思う。

 

【書籍紹介】

 

正しく歩いて体をリセット 体幹ウォーキング

著者:金 哲彦
発行:学研プラス

あなたの歩き方、間違っているかも! いつもの歩きを見直すだけで、筋力がつき、痩せやすくなり、姿勢も良くなる。 肩甲骨、骨盤、丹田を正しく使って歩きを効果的な運動にする、「体幹ウォーキング」の第一人者が教える、一生役立つ歩きのメソッド!

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他人に聞けない男の悩み。まず、ツボを押してみるのはどうだろう?

1980年頃から1990年にかけて、多くの男性から熱い視線を浴びた品物があります。
「101」という名の毛生え薬です。

 

ちょうどその頃、我が家は家族総出で中国や香港に出かけていました。人類学を教えている夫が、資料収集と博物館巡りをかねて、夏休み中、あっちへうろうろ、こっちへうろうろを繰り返していたのです。

 

45276033 - pain in a man's body on a gray background. collage of several photos with red dots

 

私のモテ期?

もうすぐ、中国へ旅行という時期になると、私は周囲の男性から急にもて始めました。自分で言うのもなんですが、「気をつけて行ってきてね」という優しい言葉と共に、「旅の前に餞別を渡したいから、ご飯、食べようよ」というお誘いまであったのです。

 

何事かと思ったら、何のことはない私に「101」を買ってきて欲しいのです。中国でできたこの薬は抜群に効き目があり、薄くなりかけた髪の毛がフサフサになるという触れ込みで、注目されていました。

 

「そんな馬鹿な」と、答えつつ、彼らの頭をチラ見すると、フサフサではないかもしれませんが、はげてもいないのです。強いて言えば、ちょっと薄いくらいの感じ…。

 

「毛生え薬なんて必要ないですよ」と言っても、彼らは「いや、このくらいからつけないと効かない」とか「日本では今品薄でね、待ってもなかなか手に入らないから買ってきてよ、お願いだよ」と、せまるのでした。

 

頼む相手が違う

彼らは頼む相手を間違えていると思います。私は男性の髪の毛が多かろうと少なかろうと、気にならないのです。大事なのは、心です。いや、むしろ、「この人、大好き」と思う人は頭髪が少ない人が多いのですから、養毛剤を見つけようとする情熱を持てません。

 

そこで、つい、「気にしないでいいですよ~~。私、むしろハゲた人が好き」と、言うのですが、彼らは私の言うことなど聞いてはいません。彼らが気にしているのは、私の反応ではなく、自分の恋人や妻や職場の同僚の視線なのですから。私は育毛剤101を買ってくることができる女として、一目置かれているだけなのでしょうか。

 

今なお続く髪への情熱

私としては、薬は副作用もあるでしょうし、海藻を食べるとか、ツボを押すといった方法を試した方がいいのではないかと思うのですが、彼らの賛同を得ることはできず、101をねだられることになるのです。

 

その時、思いました。男性は髪の毛の量にこだわるのだな、と。養毛剤101は、いつしか話題にのぼらなくなりましたが、髪の毛の悩みは続いているようです。今こそ、中国が誇るツボ押しや経絡の考えを試してみるべきではないでしょうか?

 

男性に効くツボとは?

男によく効くツボを正しく押せる本』(邱 淑惠・監修/学研プラス・刊)は、そのタイトルが示すとおり、男性の悩みを解決するツボが書かれている本です。ツボの本というと、女性向けに「冷え性対策」とか「綺麗になるツボ」といったジャンルが多いと思います。

 

けれども、男性特有の悩みも多いのです。それはたとえば、前立腺であったり、加齢臭のこと、出腹をなんとかしようと思う人もいるでしょうし、もちろん薄毛も悩みです。さらには、ストレスによって起きる数々の不調が女性と同じく、いえ、女性以上にあるものかもしれません。

 

著者の邱 淑惠(キュー・スエ)は、中国台湾省栄民総医院鍼灸センターで中国針を学び、1974年に来日した後は、東京教育大学(現・筑波大学)でツボ・ハリ・漢方を習得して、ツボの治療を普及させるために努力してきました。

 

男の悩み、それは何? まずは髪の毛問題?

健康で美しく、はつらつと生きていきたいというのが、男女を通じての願いではないでしょうか。ただし、男性がとりわけ気を遣うとしたら、まずは髪の悩みかもしれません。

 

「抜け毛・白髪」の問題を解決するためには、まずはメインのツボとして「腎穴(じんけつ)」を押してみるのが大事だといいます。これは副腎の働きを良くするツボで、ストレスに強くなるためにも効果があります。

 

「腎穴」の位置は、手のひらの小指の第1関節の中央。その名のとおり、腎臓の働きを調整するためのツボです。
押すときは爪を立てて押しもむようにするといいそうです。

 

抜け毛や白髪の原因については、皆さんの注目が集まるところでしょう。理由は様々でひとつにまとめることはできませんが、やはり遺伝的な要素が大きいようです。家族に白髪や薄毛の人が多い場合は、遺伝する可能性が高いのです。

 

けれども、外的要因も見逃せません。とくに、ストレスは髪のトラブルを招きます。そんなときは、「腎穴」を押し、副腎の働きを正常にして、髪の健康を保つようにしたいものです。さらに、頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」も、抜け毛、白髪対策に効果があります。「百会」を押すことによって、頭皮が刺激され、血行がよくなり、髪のトラブルが改善されるというわけです。

 

次の願いは、精力増進

男性の悩みを解決するためのツボの本だけあって、男性としてパートナーを満足させるために必要な能力についても、言及します。

 

たとえば、「夜の持久力アップ」のツボ。他人にはおそらく相談しにくいでしょうが、ツボ押しなら、パートナーにすら気づかれないまま、持久力を飛躍させ、憧れの強さを手に入れることができるといいます。

 

そのために必要なのは「横骨(おうこつ)」をメインのツボとして抑えることです。ここは局部の近く(恥骨のすぐ上)にありますが、それだけに効果はかなりのものだそうです。中国ではよく知られた有名なツボだそうです。

 

さらに足の裏にある「湧泉(湧泉)」も効果的。足の裏の中央よりやや上にあるこのツボを押せば、エネルギーが泉のようにわき出てくるといいます。

 

他にもたくさんのツボが悩み別に示されています。そのなかには、誰にも内緒にしておきたい悩みもあるかもしれません。それでも暗くならないで。自分で十分の体を慈しみ、ツボを押せば、きっとあなたは笑顔になるはずです。

 

 

【著書紹介】

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男によく効くツボを正しく押せる本

著者:邱淑惠(監修)
出版社:学研プラス

腰痛・眠気といったカラダの痛みや疲れに効くツボ、二日酔いやイライラに代表されるカラダやココロの不調に効くツボ、体臭・花粉症・高血圧などの体質を改善させるツボはもちろんのこと、メタボ・薄毛・精力といった男性ならではの悩みに効くツボも多数紹介。

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人間にとって一番いい体温は37℃!? “上向きスキップ”で簡単に体温アップ

普段はあまり気にすることのない体温ですが、最近では健康法としても注目を集めています。「熱が出てなければ問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、実はそれが健康に悪影響を及ぼすことも。今回は体温に関する新常識や、体温を上げる方法について見ていきましょう。
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37℃は熱じゃない!

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11月4日放送の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)では、“体温”について取り上げました。体温を測った時に37℃あると、「微熱だ…」と思う人も多いはず。しかしそれは大きな間違いで、実は37℃は人間にとって一番よい体温だそうです。

 

食べ物の消化や呼吸、免疫機能などに重要な役割を担っているのが酵素。酵素が最も効率よく働く温度が37℃で、それを下回ると酵素の働きがにぶくなってしまいます。そのため、体温が下がると新陳代謝が落ち、ダイエットや肌に悪影響を及ぼすことも。健康に過ごすためにも、37℃程度の体温を保つことが重要です。

 

番組には東京有明医療大学教授・川嶋朗先生が登場し、体温を1℃上げる4つの方法を教えてくれることに。まず紹介されたのが“朝の習慣”。目覚めに向かい自律神経が切り替わることによって体温が上がるので、二度寝はせずにスッと起きましょう。朝の光を浴びると自律神経のサイクルが整うので、起きたらすぐにカーテンを開けるのがおすすめ。さらに朝にシャワーを浴びるのも効果的です。

 

2つ目は“食生活”。体温を上げるには“たんぱく質”が重要です。朝ご飯には血流改善などに効果が期待できる納豆ご飯を食べるようにしましょう。また、これからの季節に鍋を食べるなら、片栗粉でとろみをつけるとより体を温められるそう。ネット上では「あんかけ鍋おいしいから知らずによく食べてた」「寒い日はあんかけ鍋に決まりだな」といった声があがっています。

 

3つ目は“服装”。寒いと何枚も重ね着をしてしまいがちですが、ダウンジャケットを着る場合は中を薄着にした方が温まります。羽毛は体温で温まり膨張することによって温かさを感じますが、厚着だと体温が伝わりにいので要注意。羽毛布団も同じで、毛布をかける時は布団の下ではなく上にかけた方が保温性が高まりますよ。

 

体温を上げるには上向きスキップが効果的!?

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4つ目は“運動”。体温アップの簡単運動として、“上向きスキップ”が紹介されました。やり方は上を向いてスキップするだけととっても簡単。ふくらはぎの筋肉はポンプの役割を果たしており、血流がよくなって体温が上がります。さらに上を向くことで気道が確保され、リラックスできて血管が開くとのこと。1日10回を朝食の前に行うのがおすすめです。

 

スタジオで実際に体験した佐藤栞里さんと有田哲平さんは、「今のところまだ効果を感じない」「効果があるとは思えない」とコメントし、会場の笑いを誘いました。しかし川嶋先生によると、「継続は力なり」とのこと。毎日続けると、体温をアップできるはずですよ。

 

実際に挑戦した視聴者からは「結構しんどい」「息が上がる」との声が。まだ体温が上がりきっていない朝に行うとより効果が実感できそうなので、気になる人はぜひ実践してみましょう。

 

ご紹介した体温を上げる方法は、どれも簡単に日常に取り入れられるものばかり。高めの体温を保ち、体調を崩してしまいがちな冬も健康に過ごせるとよいですね。

 

 

文/プリマ・ドンナ

 

 

 

人間にとって一番いい体温は37℃!? “上向きスキップ”で簡単に体温アップ

普段はあまり気にすることのない体温ですが、最近では健康法としても注目を集めています。「熱が出てなければ問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、実はそれが健康に悪影響を及ぼすことも。今回は体温に関する新常識や、体温を上げる方法について見ていきましょう。
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37℃は熱じゃない!

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11月4日放送の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)では、“体温”について取り上げました。体温を測った時に37℃あると、「微熱だ…」と思う人も多いはず。しかしそれは大きな間違いで、実は37℃は人間にとって一番よい体温だそうです。

 

食べ物の消化や呼吸、免疫機能などに重要な役割を担っているのが酵素。酵素が最も効率よく働く温度が37℃で、それを下回ると酵素の働きがにぶくなってしまいます。そのため、体温が下がると新陳代謝が落ち、ダイエットや肌に悪影響を及ぼすことも。健康に過ごすためにも、37℃程度の体温を保つことが重要です。

 

番組には東京有明医療大学教授・川嶋朗先生が登場し、体温を1℃上げる4つの方法を教えてくれることに。まず紹介されたのが“朝の習慣”。目覚めに向かい自律神経が切り替わることによって体温が上がるので、二度寝はせずにスッと起きましょう。朝の光を浴びると自律神経のサイクルが整うので、起きたらすぐにカーテンを開けるのがおすすめ。さらに朝にシャワーを浴びるのも効果的です。

 

2つ目は“食生活”。体温を上げるには“たんぱく質”が重要です。朝ご飯には血流改善などに効果が期待できる納豆ご飯を食べるようにしましょう。また、これからの季節に鍋を食べるなら、片栗粉でとろみをつけるとより体を温められるそう。ネット上では「あんかけ鍋おいしいから知らずによく食べてた」「寒い日はあんかけ鍋に決まりだな」といった声があがっています。

 

3つ目は“服装”。寒いと何枚も重ね着をしてしまいがちですが、ダウンジャケットを着る場合は中を薄着にした方が温まります。羽毛は体温で温まり膨張することによって温かさを感じますが、厚着だと体温が伝わりにいので要注意。羽毛布団も同じで、毛布をかける時は布団の下ではなく上にかけた方が保温性が高まりますよ。

 

体温を上げるには上向きスキップが効果的!?

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4つ目は“運動”。体温アップの簡単運動として、“上向きスキップ”が紹介されました。やり方は上を向いてスキップするだけととっても簡単。ふくらはぎの筋肉はポンプの役割を果たしており、血流がよくなって体温が上がります。さらに上を向くことで気道が確保され、リラックスできて血管が開くとのこと。1日10回を朝食の前に行うのがおすすめです。

 

スタジオで実際に体験した佐藤栞里さんと有田哲平さんは、「今のところまだ効果を感じない」「効果があるとは思えない」とコメントし、会場の笑いを誘いました。しかし川嶋先生によると、「継続は力なり」とのこと。毎日続けると、体温をアップできるはずですよ。

 

実際に挑戦した視聴者からは「結構しんどい」「息が上がる」との声が。まだ体温が上がりきっていない朝に行うとより効果が実感できそうなので、気になる人はぜひ実践してみましょう。

 

ご紹介した体温を上げる方法は、どれも簡単に日常に取り入れられるものばかり。高めの体温を保ち、体調を崩してしまいがちな冬も健康に過ごせるとよいですね。

 

 

文/プリマ・ドンナ