フラッグシップでスぺパも重視! 東芝の冷凍冷蔵庫「VEGETA」最新モデル

東芝ライフスタイルは、冷凍冷蔵庫VEGETA(ベジータ)のフラッグシップモデル「XFSシリーズ」を4月中旬に発売します。本シリーズは、業界トップクラスの容積効率を実現し、限られたスペースにも設置可能な大容量モデルです。

記事のポイント

VEGETAといえば野菜の鮮度を保つ機能の充実が有名ですが、今回のフラッグシップモデルは省スペース/大容量で「スぺパ」を意識しているのが特徴です。また容量の大きい冷凍室やつくりおき料理の保存に適した機能の搭載と、昨今のライフスタイルに沿った側面も持ち合わせています。

 

XFSシリーズは、独自技術により冷蔵庫の薄型化と冷却ユニットの小型化を実現。これによって、従来機種と同等の設置面積で、より大きな容量を確保しました。たとえば、「GR-Y640XFS」「GR-Y600XFS」は、従来機種から40L以上の容量アップを実現しています。

 

冷蔵室には、棚の高さを7段階に調整できる「フリー棚」を新採用。40通りのレイアウトが可能で、収納するものや使い方に合わせて、庫内スペースを有効活用できます。さらに、好評とする「フリードアポケット」も引き続き搭載。ドアポケットの高さをワンタッチで変えられるため、より自由な収納が可能です。

 

GR-Y640XFSは、160Lの大容量冷凍室を搭載。買い物カゴ約3個分の食品を収納できるサイズです。また、冷凍室には3段ケースを採用し、食品の大きさに合わせて整理しやすくしました。なお、GR-Y600XFSの冷凍室は147L、GR-Y540XFSは132Lと、いずれも大容量で、まとめ買いなどにも対応できます。

 

新機能として、つくりおきのおかずや余ったご飯を、冷凍せずに長期保存できる「Deliチルドモード」を搭載。食材を凍る寸前の低温で保存することで、鮮度を保ちます。加えて、チルドルームは左右に分割されており、片方の扉を開けるだけで食品を取り出せる設計です。

 

東芝ライフスタイル
XFSシリーズ
GR-Y640XFS:643L(フロストグレージュ、フロストホワイト、オブシディアンブラック)/45万9800円(税込)
GR-Y600XFS:595L(フロストグレージュ、フロストホワイト)/43万7800円(税込)
GR-Y540XFS:543L(フロストグレージュ、フロストホワイト)/41万5800円(税込)
※価格はいずれも量販店での販売価格

フラッグシップでスぺパも重視! 東芝の冷凍冷蔵庫「VEGETA」最新モデル

東芝ライフスタイルは、冷凍冷蔵庫VEGETA(ベジータ)のフラッグシップモデル「XFSシリーズ」を4月中旬に発売します。本シリーズは、業界トップクラスの容積効率を実現し、限られたスペースにも設置可能な大容量モデルです。

記事のポイント

VEGETAといえば野菜の鮮度を保つ機能の充実が有名ですが、今回のフラッグシップモデルは省スペース/大容量で「スぺパ」を意識しているのが特徴です。また容量の大きい冷凍室やつくりおき料理の保存に適した機能の搭載と、昨今のライフスタイルに沿った側面も持ち合わせています。

 

XFSシリーズは、独自技術により冷蔵庫の薄型化と冷却ユニットの小型化を実現。これによって、従来機種と同等の設置面積で、より大きな容量を確保しました。たとえば、「GR-Y640XFS」「GR-Y600XFS」は、従来機種から40L以上の容量アップを実現しています。

 

冷蔵室には、棚の高さを7段階に調整できる「フリー棚」を新採用。40通りのレイアウトが可能で、収納するものや使い方に合わせて、庫内スペースを有効活用できます。さらに、好評とする「フリードアポケット」も引き続き搭載。ドアポケットの高さをワンタッチで変えられるため、より自由な収納が可能です。

 

GR-Y640XFSは、160Lの大容量冷凍室を搭載。買い物カゴ約3個分の食品を収納できるサイズです。また、冷凍室には3段ケースを採用し、食品の大きさに合わせて整理しやすくしました。なお、GR-Y600XFSの冷凍室は147L、GR-Y540XFSは132Lと、いずれも大容量で、まとめ買いなどにも対応できます。

 

新機能として、つくりおきのおかずや余ったご飯を、冷凍せずに長期保存できる「Deliチルドモード」を搭載。食材を凍る寸前の低温で保存することで、鮮度を保ちます。加えて、チルドルームは左右に分割されており、片方の扉を開けるだけで食品を取り出せる設計です。

 

東芝ライフスタイル
XFSシリーズ
GR-Y640XFS:643L(フロストグレージュ、フロストホワイト、オブシディアンブラック)/45万9800円(税込)
GR-Y600XFS:595L(フロストグレージュ、フロストホワイト)/43万7800円(税込)
GR-Y540XFS:543L(フロストグレージュ、フロストホワイト)/41万5800円(税込)
※価格はいずれも量販店での販売価格

フラッグシップでスぺパも重視! 東芝の冷凍冷蔵庫「VEGETA」最新モデル

東芝ライフスタイルは、冷凍冷蔵庫VEGETA(ベジータ)のフラッグシップモデル「XFSシリーズ」を4月中旬に発売します。本シリーズは、業界トップクラスの容積効率を実現し、限られたスペースにも設置可能な大容量モデルです。

記事のポイント

VEGETAといえば野菜の鮮度を保つ機能の充実が有名ですが、今回のフラッグシップモデルは省スペース/大容量で「スぺパ」を意識しているのが特徴です。また容量の大きい冷凍室やつくりおき料理の保存に適した機能の搭載と、昨今のライフスタイルに沿った側面も持ち合わせています。

 

XFSシリーズは、独自技術により冷蔵庫の薄型化と冷却ユニットの小型化を実現。これによって、従来機種と同等の設置面積で、より大きな容量を確保しました。たとえば、「GR-Y640XFS」「GR-Y600XFS」は、従来機種から40L以上の容量アップを実現しています。

 

冷蔵室には、棚の高さを7段階に調整できる「フリー棚」を新採用。40通りのレイアウトが可能で、収納するものや使い方に合わせて、庫内スペースを有効活用できます。さらに、好評とする「フリードアポケット」も引き続き搭載。ドアポケットの高さをワンタッチで変えられるため、より自由な収納が可能です。

 

GR-Y640XFSは、160Lの大容量冷凍室を搭載。買い物カゴ約3個分の食品を収納できるサイズです。また、冷凍室には3段ケースを採用し、食品の大きさに合わせて整理しやすくしました。なお、GR-Y600XFSの冷凍室は147L、GR-Y540XFSは132Lと、いずれも大容量で、まとめ買いなどにも対応できます。

 

新機能として、つくりおきのおかずや余ったご飯を、冷凍せずに長期保存できる「Deliチルドモード」を搭載。食材を凍る寸前の低温で保存することで、鮮度を保ちます。加えて、チルドルームは左右に分割されており、片方の扉を開けるだけで食品を取り出せる設計です。

 

東芝ライフスタイル
XFSシリーズ
GR-Y640XFS:643L(フロストグレージュ、フロストホワイト、オブシディアンブラック)/45万9800円(税込)
GR-Y600XFS:595L(フロストグレージュ、フロストホワイト)/43万7800円(税込)
GR-Y540XFS:543L(フロストグレージュ、フロストホワイト)/41万5800円(税込)
※価格はいずれも量販店での販売価格

冷凍食品のおいしさを約1か月キープする工夫も! パナソニックから省スペースで大容量の冷凍冷蔵庫

パナソニックは、省スペースながら大容量を実現した冷蔵庫「HYタイプ」を2025年4月に発売します。

記事のポイント

住居の省スペース化が進むなか、冷蔵庫に求められるのは、設置場所を選ばないコンパクトさと、まとめ買いに対応できる大容量。HYタイプは、そんなニーズに応えるべく開発された製品です。さらに増加し続ける冷凍食品の消費量に合わせて、冷凍室の使いやすさにこだわっています。

 

HYタイプは、独自の技術によりコンパクトなボディながら、庫内スペースを最大限に確保。たとえば、551Lモデル(NR-F55HY2)は、幅65cmと従来モデルと同じながら容量を約26L大きくしています。

 

冷凍室は551Lモデルで約112L。さらに「奥まで見えるフルオープン」機能により、冷凍室内の食材がより見やすくなっているそうです。また、上段ケースカバーが付いており、温度変化から食品を守っておいしさを約1か月キープしてくれるとのこと。

 

パナソニック
NR-F55HY2(551L):31万6800円(税込)
NR-F50HY2(501L):29万7000円(税込)
NR-F45HY2(450L):27万7200円(税込)

冷凍食品のおいしさを約1か月キープする工夫も! パナソニックから省スペースで大容量の冷凍冷蔵庫

パナソニックは、省スペースながら大容量を実現した冷蔵庫「HYタイプ」を2025年4月に発売します。

記事のポイント

住居の省スペース化が進むなか、冷蔵庫に求められるのは、設置場所を選ばないコンパクトさと、まとめ買いに対応できる大容量。HYタイプは、そんなニーズに応えるべく開発された製品です。さらに増加し続ける冷凍食品の消費量に合わせて、冷凍室の使いやすさにこだわっています。

 

HYタイプは、独自の技術によりコンパクトなボディながら、庫内スペースを最大限に確保。たとえば、551Lモデル(NR-F55HY2)は、幅65cmと従来モデルと同じながら容量を約26L大きくしています。

 

冷凍室は551Lモデルで約112L。さらに「奥まで見えるフルオープン」機能により、冷凍室内の食材がより見やすくなっているそうです。また、上段ケースカバーが付いており、温度変化から食品を守っておいしさを約1か月キープしてくれるとのこと。

 

パナソニック
NR-F55HY2(551L):31万6800円(税込)
NR-F50HY2(501L):29万7000円(税込)
NR-F45HY2(450L):27万7200円(税込)

新たに自動製氷機能を搭載! 大容量冷凍室を備えたアクアの冷蔵庫「FREEZIA+(フリージア・プラス)」

アクアは、新たに自動製氷機能を搭載した冷凍冷蔵庫「FREEZIA+(フリージア・プラス)」シリーズの2025年モデル(品番:AQR‐S36R、AQR‐S26R)を、2025年4月9日(水)より順次発売します。

 

記事のポイント

2人~3人世帯向けのサイズながら、新たに自動製氷機能を搭載。製氷ユニットや給水タンクを簡単に取り外せて水洗いできるので、いつも清潔に使えるのがうれしい。

 

2024年に誕生した「FREEZIA+」シリーズは、スタンダードタイプの小世帯ファミリー向け冷凍冷蔵庫です。価格を抑えた中型モデルでありながら、フラット&スクエアなシルエットと外装のハイグレード鋼板が、クラスレスな上質さを表現。表面はインテリアにフィットしやすいブライトカラー、内装はスモークグレーカラーを採用し、温かみのある空間を演出します。ローボディだから奥まで手が届きやすく、耐熱テーブル仕様のAQR-S26Rは庫上にオーブンレンジやトースターを置くことも可能です。

 

FREEZIA+シリーズとしては初めて自動製氷機能を搭載。製氷ユニットは簡単に付け外し可能で、水洗いもできるので、いつも清潔に使えます。また、製氷中に製氷ユニットを引き出せないロック機能や、製氷皿をセットし忘れた際に給水しない誤製氷防止機能も搭載しています。

 

まんなかに位置する大容量冷凍室は、多段構造で整理がしやすく、作り置きや買いだめした食材の保存にもぴったり。定格内容積301~400Lクラスの冷凍冷蔵庫で、100L・2段冷凍室はAQUAだけ(※)の仕様です。

※定格内容積301~400Lの国内家庭用ノンフロン冷蔵庫において。2025年4月現在。同社調べ。

 

シリーズ全機種、インバーターコンプレッサーを搭載した省エネモデルとなっており、AQR-S36Rは年間消費電力量を約9%ダウン、AQR-S26Rは約15%ダウンした、家計にやさしい仕様です(※)。また、AQR-S36Rは約20dB、AQR-S26Rは約19dBの静音設計となっています。

※同社2024年モデルAQR-V37P2/AQR-SV27P2の比較として。年間消費電力量はJIS C 9801-3 :2015測定基準による数値。実際に各家庭で使用された場合には、設置条件・扉開閉回数・外気温度等により、消費電力量は異なります。

 

そのほか、食品に風が直接当たりにくい間接冷却構造で鮮度を保つ「独立野菜室」と2Lペットボトルも入る「野菜ボックス」(AQR-S36Rのみ)を搭載。チルドルームは350ml缶が立てて入るワイドな広さとなっています。

 

アクア
冷凍冷蔵庫「FREEZIA+(フリージア・プラス)」
2025年4月9日より順次発売
実売価格:オープンプライス

作り置きや買いだめも安心! 大容量で高機能な冷凍室を搭載したアクアの冷蔵庫「TZシリーズ」

アクアは、薄型設計の冷凍冷蔵庫「TZシリーズ」の2025年モデルを発表。3月26日から順次販売を開始します。容量は512Lモデルと420Lモデルをそろえ、家電量販店での価格は512Lモデルが36万800円、420Lモデルが33万8800円(それぞれ税込み)。

記事のポイント

作り置きや食材の買い置きをする人の増加にともない、冷凍室の容量が大きい冷蔵庫が増える中で、冷凍室の容量を大きくしたうえに、おいしく冷凍保存する機能や微冷凍で料理の時短につながる機能を搭載。冷凍室を活用したい人にぴったりといえるモデルです。

TZシリーズは、プロダクトデザイナーの深澤直人さんが手がけた機能的なデザインと、業界トップクラスをうたう薄型設計、大容量の冷凍室が特徴の冷凍冷蔵庫です。

 

冷凍室はマイナス18度で保存が可能。2つの扉内は合計6個のボックスに分かれているため、作り置きや買いだめした食材を整理しやすい構造となっています。512Lモデルは180L、420Lは146Lの収納量をそなえています。

 

また、食材の表面のみを微凍結して料理の下準備の手間を省く機能「クッキングアシスト」を搭載。食材を切りやすくしたり、温かい料理のあら熱を取ったりできます。15分と30分で時間を設定でき、時間がきたらタイマーで知らせてくれます。

 

さらに、しばらく冷凍する肉や魚介の新鮮さを保つ「旬鮮冷凍」や、食材の霜つきや乾燥を防ぐ「おいシールド冷凍」機能を採用しています。

 

冷蔵では界初とうたう、鮮度保持用LEDライトを野菜ルームに搭載。糖分増加や軟化・腐敗の抑制、色鮮やかさが長続きするといいます。

アクア

TZシリーズ

33万8800円(税込み)~

冷凍野菜を手で砕いてそのまま調理!家電のプロがヒットを確信、冷やすだけじゃなく時短もする「個性派冷蔵庫」

2025年に流行するモノは何か、専門家が大断言する「GetNavi NEXTトレンド」。

 

今回は各家庭の使い方に合わせて作業効率を高めてくれる「個性派冷蔵庫」、需要が高まっている「防犯カメラ」など様々な家電のヒットの秘密を探る。

 

単に冷やす家電とは一線を画す【個性派冷蔵庫】

時短や節約を目的とした、まとめ買い需要が増加。作り置きして冷凍保存したり、便利な冷食をストックしたりするなど、昨今冷凍機能が見直されている。さらに、家具調デザインでインテリア性を高めるなど、単に冷やす家電とは一線を画した個性派モデルが増えている。

 

冷凍した野菜を手で砕いて調理できる!

三菱電機
MR-MZ54M
実売価格45万1000円

 

抜群の収納力と使い勝手を両立した「中だけひろびろ大容量」対応機。冷凍した野菜を手で砕いて調理ができ、野菜の使い切りや時短調理をサポートする「できちゃうV冷凍」を採用する。AIが部屋ごとに最適な運転を行うアシスト機能も搭載。

 

SPEC ●ドア:6(フレンチドア) ●定格内容積:540L ●省エネ達成率104%(2021年) ●年間消費電力量:276kWh/年 ●年間電気代(目安):7450円 ●サイズ/質量(本体):W650×H1833×D699mm/118kg

↑すべての部屋が仕切られ独立した「全室独立構造」を採用。部屋ごとの温度や扉開閉などを見張って冷気を循環し、ムダなくしっかり冷やす。

 

↑通常より低い温度で野菜を冷凍。調理の際、手でパリパリと砕いて鍋やフライパンに投入できるため、仕込みの手間が省ける。

 

【ヒット確定の根拠】凍ったまま調理できる独自機能で人気が上昇

「本機は生野菜を冷凍し、解凍することなく調理に使える機能を搭載。凍ったまま手で砕くことができるので、野菜炒めや餃子など、包丁いらずで調理可能。まとめ買いした野菜も腐らすことなく最後まで美味しく食べられます」(家電ライター・近藤克己さん)

 

冷凍容量比率52%を実現した「冷凍」特化型冷蔵庫

アイリスオーヤマ
冷凍冷蔵庫 IRSN-HF24A
直販価格6万9800円

 

235Lクラスの製品中、業界最大の冷凍容量比率52%の冷凍室を備えたモデル。中段と下段で全容量の約半分となる123Lの冷凍室を備える。中段は、冷蔵・ソフト冷凍・冷凍の3つのモードをボタン操作で切り替えが可能。

 

SPEC ●ドア:3 ●定格内容積:235L(冷蔵室112L/冷凍室123L) ●省エネ達成率100%(2021年) ●年間消費電力量:337kWh/年 ●サイズ/質量:W562×H1725×D563mm/約49kg

↑取り出しやすい上段トレイと、冷気が逃げにくい2つのクリアケースを採用。買い物かご約2.4個分の食品を収納できる。

 

【ヒット確定の根拠】ファミリー層の多くが大容量冷凍庫を待っていた

「一般家庭では、冷蔵庫の冷凍室がパンパンになりがち。冷凍食品のストックから余った料理の保存まで用途が広く、コロナ禍以降サブの冷凍庫を使う家庭も増えました。本機は全容量の半分が冷凍室で、しかも2段使えて便利」(家電ライター・小口 覺さん)

 

<コレも注目!>インテリアを彩るファニチャー冷蔵庫

アクア
家具冷蔵庫「LOOC」 AQR-FD7P
実売価格6万5930円

 

家具調の脚が付いたキャビネットのようなデザインの冷凍冷蔵庫。開閉スペースが気にならないフレンチドアで、右側に冷蔵室、左側に冷凍室を備える。グレージュウッドとブラウンウッドの2色をラインナップし、インテリアや置き場所に合わせたチョイスが可能。

↑本体および庫内はブラックで統一。内部のレイアウトは冷蔵室・冷凍室を縦に2分割するスタイルで、それぞれの容量を確保している。

 

強盗事件多発で、需要が急増【防犯カメラ】

自宅周りをしっかり見守り、防犯をさらに強化

パナソニック
モニター付き屋外カメラ VL-CV100K
実売価格5万4780円

 

屋外カメラとモニター親機がセットになったモニター付き屋外カメラ。スマホやインターネット環境がなくてもすぐに使用できる。2つの検知機能を搭載し、検知機能が働くと自動録画を開始するとともにモニター親機に音で通知する。

 

SPEC(カメラ)●撮像素子:400万画素CMOS ●サイズ/質量:W108×H108×D195mm/約620g
(モニター)●画面表示:約8型 カラー液晶ディスプレイ ●サイズ/質量:約W198×H131×D25.5mm(突起部除く)/約450g

↑新開発のスマホアプリ「いえモニ」と手持ちのスマホを連携可能(※モニター親機のネットワーク接続(有線LANにて)および、専用アプリ「いえモニ」のインストールが必要)。外出先から映像の確認ができる。

 

↑カメラとモニターの電源を入れるだけで、すぐに映像が確認可能。モニター親機はタッチパネルで直感的に操作できる。

 

【ヒット確定の根拠】Wi-Fi環境がなくても導入できる手軽さが◎

「強盗事件が多発していることから、防犯カメラの需要が急増。しかし、取り付けの際に、Wi-Fiが届かない、設定自体が難しいなど、ハードルがあります。本製品は、ネット環境がなくても導入できるのが最大のメリットです」(家電ライター・小口 覺さん)

 

たっぷりの水でパンの内部までおいしく焼き上げる【リベイクトースター】

独自の過熱水蒸気技術を用いて、好みの食感でパンを焼き上げる

シャープ
ヘルシオトースター AX-WT1-B
実売価格3万3000円

 

独自の過熱水蒸気技術を用いて常温・冷凍を問わず、様々な種類のパンを好みの食感に焼けるオーブントースター。約50mlの大容量水タンクの搭載により、たっぷりの水でパンの内部までしっかりと水分を与えながら焼き上げる。

 

SPEC ●定格消費電力:1410W ●水タンク容量:約50ml ●温度調節/時間調節(手動):約120〜260℃(20℃単位)/10秒〜30分 ●コード長:約1.4m ●サイズ/質量:W340×H270×D363mm/約5.0kg

↑液晶表示と大きなつまみを搭載し、直感的に操作できる。メニューや枚数を選んで決定を押せば、カンタンにふわふわ度や焼き加減を選択可能。

 

【ヒット確定の根拠】唯一無二の独自技術でトーストも冷食もおいしく調理

「おいしくリベイクできるオーブントースターのプチブームが到来していますが、ヘルシオは元祖のひとつ。過熱水蒸気を使う点で一線を画した焼き上がりで、ふわふわ・もっちり感が秀逸。オシャレなデザインも見逃せません」(家電ライター・田中真紀子さん)

 

モノトーン家電は終焉。いまや家電は新色の時代【くすみカラー家電】

大手家電量販店PB生まれのネオカラー家電シリーズ

エディオン
e angle カラーデザインシリーズ
実売価格4480円〜

 

家電量販店エディオンのPB商品「e angle」のアイテム。オーブントースター、グリル鍋、タンブラーミキサーからスタートし、いずれもティール・ピンクベージュ・モカホワイトのくすみカラーをラインナップする。

↑上からモカホワイト、ピンクベージュ、ティール。10月より、カーボンヒーターとセラミックヒーターが追加された。

 

【ヒット確定の根拠】ファッションに牽引され家電にもブームが到来

「若い女性を中心にくすみカラー(グレーがかったくすんだ色)が流行っており、家電にもその波が押し寄せています。昨今のレトロブーム、ファッション界での流行を受け、特に小型家電で今後さらに採用モデルが増えそうです」(家電ライター・近藤克己さん)

 

家電ライター:近藤克己さん
家電をはじめ、デジタル、防災、アウトドアまで幅広いジャンルを編集・執筆。特に家電は流通分野に詳しい。

家電ライター:田中真紀子さん
家電のトレンドや活用法を研究し、年間300以上の執筆監修に携わる。生活総合情報サイト「All About」白物家電ガイド。

家電ライター:小口 覺さん
ITから家電まで、業界のトレンドに幅広く精通。自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の命名者としても知られる。

 

※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

冷凍庫の容量不足を解消! ハイアールから省スペースな前開き式冷凍庫が登場

ハイアール ジャパン セールスは、冷凍スペースを手軽に増やせる前開き式冷凍庫の新モデルを発売します。152L、135L、102Lの3サイズ展開で、2025年3月18日から順次、全国の家電量販店などで販売されます。実売予想価格は、152Lモデルが5万5000円前後、135Lモデルが5万円前後、102Lモデルが3万7000円前後(いずれも税込)。

ハイアール前開き式冷凍庫(左から152L、135L、102L)

 

記事のポイント

年々需要が高まっている「セカンド冷凍庫」は、家族の人数や使用状況に合わせてサイズを選ぶことが重要。ハイアールの冷凍庫は豊富なサイズ展開で、様々なニーズに応じて最適なサイズを選べます。

 

冷凍ニーズの高まりに応える「セカンド冷凍庫」

近年、冷凍食品の需要増加やまとめ買いの習慣から、家庭での冷凍スペースのニーズが高まっています。ハイアールは、既存の冷凍冷蔵庫に加えて、専用の「セカンド冷凍庫」の導入を提案。多様なライフスタイルに合わせた豊富なラインナップを展開しています。

 

今回発売されるのは、ファン式の152Lモデル(JF-UF15B)と135Lモデル(JF-UF14B)、直冷式の102Lモデル(JF-U10A)。いずれも省スペース設計で、冷蔵庫の冷凍スペース不足に悩む方におすすめのエントリーモデルです。

 

使いやすさを追求した機能

●引き出し式クリアバスケット

食品を整理・収納しやすい引き出し式クリアバスケットを採用。中身が見やすく、取り出しもスムーズなため、食品ロス対策にも貢献します。

 

●スリムボディ&耐熱性能天板

幅約50cmのスリムボディで、設置場所を選びません。天板は耐熱100℃、耐荷重30kgなので、電子レンジなどを置いてスペースを有効活用できます。

 

●急冷凍モード

食品の鮮度を保つ「急冷凍」モードを搭載。素早く冷凍することで、食材のうまみを閉じ込めます。

 

その他の特徴

●冷凍冷蔵切替機能(JF-UF15B、JF-UF14B)

冷凍・冷蔵モードを切り替え可能。普段は冷凍ストック、夏場は飲み物の冷蔵など、用途に合わせて使い分けできます。

 

●強化ガラスの仕切り棚(JF-U10A)

庫内のスペースを自由にアレンジできる強化ガラス棚を採用。大きな食材も収納できます。

 

●ファン式自動霜取り(JF-UF15B、JF-UF14B)

霜取りの手間がかからないファン式。

 

●LED庫内灯(JF-UF15B、JF-UF14B)

庫内を明るく照らすLED照明。

 

発売日

152L前開き式冷凍庫(JF-UF15B):4月1日発売
135L前開き式冷凍庫(JF-UF14B):3月18日発売
102L前開き式冷凍庫(JF-U10A):4月1日発売

 

ハイアール ジャパン セールス
前開き式冷凍庫(JF-UF15B/JF-UF14B/JF-U10A)
2025年3月18日より順次発売
実売価格:3万7000円~5万5000円前後(税込)

【2025年モデル】ラグジュアリーな質感で高級感漂うアクアのフラッグシップ冷蔵庫「TXシリーズ」

アクアは、冷凍冷蔵庫のフラッグシップモデル「TXシリーズ」の最新機種「AQR-TXA50R」「AQR-TX51R」を2025年3月7日(金)に発売します。

 

記事のポイント

アクアが誇る冷蔵・冷凍技術を詰め込んだフラッグシップの「TXシリーズ」の2025年モデルは、表面素材の質感が異なる2機種をラインナップ。さらに「TX51R」はカラーによっても質感が異なるので、好みや室内の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

 

「AQR-TXA50R」の表面素材は、上質感の感じられる「フロストガラス」を採用。特殊な加工を施した指紋が付きにくい優しい手触りの素材で、空間になじみやすい「マットクリアブラック」「マットクリアホワイト」カラーの2種類をラインナップします。

 

「AQR-TX51R」は、鏡のようなミラーガラスを採用した「ダークミラー」と、石目調の質感を表現した「ラスティックホワイト」の2種類を新たにラインナップ。インテリア性の高いデザインと上質さを追及しています。

 

内装は、「AQR-TXA50R」はグレーの庫内に、背面と天面全体を明るく照らす「ツインパネル照明」を搭載。間接照明効果によって明るく柔らかな光が庫内に広がり、食材を見やすく美しく照らします。「AQR-TX51R」はホワイトの庫内に、新たに背面パネル照明を採用し、庫内をスッキリ明るく照らして食材の見落としを防ぎます。

 

いずれも奥行667mmのスリム設計。庫内のすみずみに手が届くので、奥にしまった食材の出し入れがラクラクで、省スペースで設置できます。

 

食材の鮮度を保つアクアならではの冷蔵・冷凍技術

TXシリーズは、冷風で冷やされた上面のアルミパネルからの輻射冷却効果によって食材を冷やす「間接冷却チルド」を搭載。チルドルームを恒温化することで温度変化を抑え、食材に冷風を直接当てることなく、傷みやすい肉や魚などの生鮮食品のおいしさを長期間保ちます。

「間接冷却チルド」

 

さらにAQR-TXA50Rは、下面のアルミトレイで上下から包み込むような輻射冷却で鮮度を保持します。

 

野菜室には半密閉構造を用いることで、野菜のうるおいを保持しながら、冷風で冷やされたプレートの輻射冷却効果によって低温化します。鮮度保持に必要な条件である「高湿度」と「低温」を同時に実現することで、野菜を長期間シャッキリ保存し、ビタミンCなどの栄養も保ちます。

 

北海道電力の農業向けLED利用技術を応用した「鮮度保持用ツインLED」を搭載。LEDの力で光合成を促進し、エチレンガスの発生を抑制することで野菜のおいしさを長持ちさせる、業界初の鮮度保持技術です。軟化や腐敗を抑制したり、じゃがいもなどの発芽が抑制され、食品ロスを軽減します。

 

冷蔵室の底面が透明なので、野菜室を開けることなく、効率よく野菜の保管状況をチェックすることができます。野菜の使い忘れを防ぐとともに、料理のモチベーションアップにも繋がります。

 

また、冷凍食材への霜付きを防ぐアクアの特許技術「おいシールド冷凍」により、日々繰り返す冷蔵庫の霜取り運転時に発生する熱の侵入を防いで冷凍室の温度変化を抑え、食材から水分が抜けて霜となるのを防ぐとともに、解凍時のドリップも抑えます。

 

アクア
TXシリーズ「AQR-TXA50R」「AQR-TX51R」
2025年3月7日発売
実売価格:オープンプライス

AIが生活パターンを学習し最大約35%節電! シャープがプラズマクラスター冷蔵庫5機種を発売

シャープは、節電機能が向上した奥行63cmの薄型設計『Fit63シリーズ』のプラズマクラスター冷蔵庫5機種を、2月に発売します。

記事のポイント

AIのはたらきによる省エネ性アップもさることながら、食品の使い忘れを防ぐ仕組みもありがたい一台。見やすい収納(目視)と、デジタルによる通知の両輪で食品ロス低減をサポートしてくれます。

同シリーズでは、シャープ独自の「つないでもっと節電」が進化し、省エネ性能が向上しました。この機能は、無線LANに接続することで、クラウド上のAIが冷蔵庫の使用状況を学習し、生活パターンに合わせて冷蔵庫を効率的に運転します。

 

今回、冷凍室温度に新たな制御が加わりました。25項目の省エネ技術で細やかな省エネ制御をおこなう「節電25」モードと「つないでもっと節電」を組み合わせて運転することで、従来機では、通常運転と比べて最大約30%(※1)得られた節電効果が、約35%にアップしたとのこと。

 

また、太陽光発電システムと連携する「Life Eeeコネクト」(ソーラー家電連携)サービス(※2)にも対応します。シャープのクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」により、AIで発電量と消費電力量を予測し、消費電力の多い除霜運転を発電が余るタイミングに実行することで、発電した電力を効率的に活用します。

 

さらに、他社製の太陽光発電システムを設置していても余剰電力を有効活用できる「おひさま除霜」を新たに採用。太陽光発電の電力を冷蔵庫で、効率よく活用します。

 

食品ロス削減をサポートする機能も

環境保全意識の高まりや、食品の価格高騰が続く昨今。食材をしっかり使い切る・新鮮に保存するといった食品ロス削減をサポートする「使いきりメモ」、「メガフリーザー」といった機能も搭載されています。

 

・使いきりメモ

使い忘れをお知らせしてほしい食材や日付を、スマートフォンから、「COCORO KITCHEN」レシピサービスに登録しておけば、登録した日に冷蔵庫が音声で通知します。

 

登録した食材を活用した「献立提案」してくれるのも、うれしいポイント。例えば、ウォーターオーブン「ヘルシオ」や、水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」などの調理家電と冷蔵庫を「COCORO HOME」アプリに機器登録すると自動で連携し、それらを活用して調理できるメニューを冷蔵庫の音声やスマートフォンから提案します。

 

・メガフリーザー

たっぷりの収納スペースを備えた、大容量冷凍室です。冷凍モードや収納サポートも充実し、長くおいしく食品を保存するとのこと。

 

冷却スピードをアップ(※3)し、栄養素をキープ(※4)したまま冷凍できる「快速冷凍」と、通常より低温で冷凍する「新鮮冷凍」のダブル効果で、霜付きを抑えます。

 

501L以上の大容量モデル<SJ-MF55P/MF51P>では、サイズの異なる冷凍食品や、使いかけの冷凍食品も効率よく“縦置き”ですっきりと収納できる「タテ置き名人」、400L台のモデル<SJ-MF46P/MF43P/MW46P>では、可動式の仕切りで、ケースをフレキシブルに4つに仕切れる「4切り名人」を搭載しています。

奥行63cmの薄型設計。スリムでスタイリッシュなデザインとカラー

システムキッチンと並べて設置してもきれいに収まり、動線の邪魔になりません。

 

庫内の奥まで見渡しやすく、手も届きやすいのが魅力。庫内のスペースを有効活用できるうえ、使い忘れによる食品ロスの防止にも役立ちます。

 

本体の色調には、新色のダスクダークメタルを採用。日光や照明など、周囲の光の映り込みや、見る角度によってドアの色がわずかに変化して見える効果で、キッチン空間に調和するとのこと。

 

シャープ
「SJ-MF55P」
発売日   :2025年2月20日
ドアタイプ :ピラーレスフレンチドア
定格内容積 :545L
参考小売価格:40万4800円(税込)

「SJ-MF51P」
発売日   :2025年2月20日
ドアタイプ :ピラーレスフレンチドア
定格内容積 :505L
参考小売価格:38万2800円(税込)

「SJ-MF46P」
発売日   :2025年2月13日
ドアタイプ :ピラーレスフレンチドア
定格内容積 :457L
参考小売価格:34万9800円(税込)

「SJ-MF43P」
発売日   :2025年2月13日
ドアタイプ :ピラーレスフレンチドア
定格内容積 :429L
参考小売価格:33万8800円(税込)

「SJ-MW46P」
発売日   :2025年2月13日
ドアタイプ :どっちもドア
定格内容積 :457L
参考小売価格:34万9800円(税込)

 

※1 「つないでもっと節電」ON(自動製氷一時停止モード時)と通常運転(自動製氷運転時)との比較。電力の消費を抑えた運転をするために、食品保存に影響を及ぼさない範囲で、庫内温度を約2~3℃高めに設定します。設定温度「中」、新鮮冷凍「切」、周囲温度35℃、ドア開閉なしでの1日当たりの消費電力量から算出。2024年度機種<SJ-MF55M>:通常運転(自動製氷運転時)1.663kWh→「つないでもっと節電」ON(自動製氷一時停止モード時)1.164kWh。JIS C 9801-3:2015測定基準とは異なります。使用環境(温度調節・周囲温度・ドア開閉頻度・食品の量など)により節電効果は異なります。
※2 利用には、シャープの太陽光発電システムおよびHEMS(クラウド連携エネルギーコントローラ<JH-RV11/JH-RVB1>)が必要です。また、無線LAN接続と専用アプリ(COCORO HOME)のインストールおよび連携が必要です。
※3 2024年度機種<SJ-MF55M>(新製品<SJ-MF55P>と同等)における「快速冷凍」と「通常冷凍」の最大氷結晶生成帯(-1~-5℃)通過時間の比較(シャープ試験)。外気温32℃、ドア開閉なし、10mm厚の冷凍負荷150gの場合。「快速冷凍」:28分、「通常冷凍」:104分。
※4 2023年度機種<SJ-GK50K>(新製品<SJ-MF55P>と同等)における「快速冷凍」と「通常冷凍」のビタミンC溶出量の比較。【試験依頼先】株式会社総合水研究所【試験成績書】FB230113【試験結果】ビタミンCの流出を約51%抑制。「快速冷凍」:0.59mg/100g、「通常冷凍」:1.21mg/100g。
※5 【試験依頼先】(一財)カケンテストセンター【試験方法】JIS Z 2801 抗菌性試験【抗菌方法】2,6-ジメトキシ-1,4-べンゾキノンやタンニンによる【対象場所】たまご仕切り【試験結果】99%以上の抗菌効果。
※6 再生プラスチック材使用量:2024年度機種<SJ-MF55M>:約1140g、新製品<SJ-MF55P>:約3,180g。原料調達状況によって使用量が変わることがあります。

セカンド冷凍庫にもってこい! コンパクトで置き場所不問、ハイセンスの61L冷凍庫

ハイセンスジャパンは、セカンド冷凍庫にぴったりのコンパクトな61L冷凍庫「HR-A60JW」を、2025年1月末に発売します。

 

記事のポイント

共働き世代の増加に伴い、冷凍食品をまとめ買いする家庭も増えています。収納が足りないけど、キッチンに冷凍庫を置くスペースはないかも……という時に頼れる一台です。整理整頓しやすく、中が見やすいので、無駄買い防止や食材ロス低減にもつながりそうです。

 

キッチン以外にも置ける、スリムでコンパクトなサイズ(横幅480mm、高さ850mm、奥行450mm)で設置場所を選びません。収納が足りない時にもってこいです。

 

収納した食材が見やすく取り出しやすい、前開きドア。中も引出し式の3段式クリア収納ケースで、食材を分類して整理整頓できます。

 

上面は耐熱トップテーブル耐熱(約100℃)仕様で電子レンジなどをに置けるので、スペースを有効活用できます。
※電子レンジのタイプによって置けない場合があります

 

温度調整つまみがついており、7段階から選べます。

目盛り1~3(庫内温度約-15℃):冬など周囲が5℃~15℃のとき
目盛り4~5(庫内温度約-18℃):春秋など周囲の温度が15℃~25℃のとき
目盛り5~6(庫内温度約-22℃):夏など周囲の温度が25℃~35℃のとき
目盛り7  (庫内温度約-28℃):一番低い温度設定にしたいとき

 

ハイセンス
冷凍庫HR-A60JW

作り置き派に嬉しい冷蔵庫! カメラや冷凍室を強化した、日立 「まんなか冷凍 HXCC タイプ」

日立グローバルライフソリューションズは、クリスタルミラーデザインを採用する冷蔵庫「まんなか冷凍 HXCC タイプ」2機種を、2月下旬に販売開始します。

 

記事のポイント

↑中央が発表会でメインとして紹介されたHXCCタイプ。右は海外展開され、これから国内でも展開されるプレミアムモデルGZCタイプ

 

発表会に参加しました。さすがはハイエンドモデル、まずは完全なミラー仕様のデザインにびっくり。高さは1875mmありますので、余裕で姿見として使えます。機能面では、まるごとチルド、新鮮スリープ野菜室、冷蔵庫カメラをはじめ、同社が誇る独自機能を「これでもか」と詰め込んでいます。

 

冷凍室には1段目と2段目に食品の霜つきを抑える「霜ブロック」機能も新たに追加。「霜ブロック」機能のあり/なしの食材比較を見せてもらいましたが、その違いは歴然でした。冷凍室が182Lと大容量なのもあり、作り置きや冷凍食品を多用する方は、さらに選びやすくなったのではないでしょうか。

↑冷凍うどんの霜つき比較

 

定格内容積617Lの「R-HXCC62X」、540Lの「R-HXCC54X」の計2モデルをラインナップ。いずれも大容量冷凍室に独自構造「らくうま!ひろ in 冷凍プラス」を採用しているのが特徴のモデルです。

 

冷凍室下段は高さの異なる3段ケース構造で、食品の大きさに合わせた整理・収納が可能。加えて、1 段目の薄物ケースには大型アルミトレイを採用しており、トレイに置くだけで自動でホームフリージングしてくれる「デリシャス冷凍」を実現。食品をすばやく凍らせることで細胞の破壊を抑制し、肉のうまみや野菜のビタミンCを守っておいしく保存できるとしています。

↑3段構成の下段ケース

 

冷凍室下段1・2段目には「霜ブロック」を採用し、上下から食品を包み込むように冷やすことで、上からのみ冷やすよりも食品の温度を低下させているとのこと。食品よりも低い周囲の空気温度と食品温度の差を抑えることで水分が逃げにくくなり、食材のパサつきや霜の発生を抑えます。

 

また、従来モデルにも搭載されていた冷蔵室の鮮度を維持する「まるごとチルド」、野菜室下段スペースの「新鮮スリープ野菜室」なども引き続き搭載。さらに冷蔵室(棚、左右ドアポケット)に加え、冷凍室下段、野菜室が撮影できる「冷蔵庫カメラ」を採用しました。撮影した画像は専用スマホアプリから確認可能です。

 

実売予想価格は617Lの「R-HXCC62X」が税込42万円、540Lの「R-HXCC54X」が同39万円となっています。

 

日立グローバルライフソリューションズ
まんなか冷凍 HXCC タイプ
価格:オープン

ワンルーム、一人暮らしにぴったりの135L冷凍冷蔵庫! コンパクトでも充実収納、ハイセンス「HR-D140」

ハイセンスジャパンは、コンパクトながら収納力もある、135L冷凍冷蔵庫を2025年1月末に発売します。

 

記事のポイント

新年度から始まる生活に備え、家具を見繕い始める時期なのでは。この商品はワンルームにぴったりのサイズ感でありつつ、収納力にも優れます。間取り的に「置き場所がなく、ベッドと冷蔵庫の場所が結構近い……」なんてことになっても、静音設計(約23dB)なので、音が気になりにくいのもうれしいポイントです。

 

ボディは横幅481mm、高さ1129mm。キッチン以外の場所にもスッキリ置けるサイズで、ワンルームにもぴったりです。すばやく冷やせるファン式で自動霜取り搭載。霜取りの心配をせず、長期間使用できます。

 

冷凍室は、冷凍食品を買い置きしても安心の49L収納スペース。引出し式2段トレーで食材の整理もしやすいとのこと。冷蔵室には肉、魚、乳製品などの生鮮食品の保存に便利で、中身が見やすいクリアなフレッシュケースを採用しています。

 

大容量のドアポケットも魅力です。下段収納は2Lペットボトルを3本置いても余裕で、上段収納にも350ml缶を10本置けます。たくさん詰め込んでもゆがまない強化ガラス棚で、キズに強く掃除しやすいのもうれしいポイント。

 

上面は耐熱(約100℃)、耐荷重(30kg)で電子レンジなどを置けるので、スペースを有効活用できます。
※電子レンジのタイプによって置けない場合があります。

 

カラバリは白と黒の2色展開。

 

ハイセンスジャパン
冷凍冷蔵庫HR-D140

「野菜は切らずに砕くもの」手間を減らして気持ちイイ三菱冷蔵庫の「新たな冷凍スタイル」

食品の冷凍と一口に言っても、実は様々な方法があります。たとえば、「チルド」は食品が凍り始める直前の約0℃の温度帯を保ち、冷蔵で保存する場合よりも熟成や発酵を遅らせることで鮮度を長持ちさせます。凍りきらないので乳製品やカット野菜、お惣菜などの加工食品の保存に適しています。

 

このチルド搭載冷蔵庫を今から40年も前の1984年に業界で始めて発売したのが三菱電機。その三菱電機が冷蔵庫の新製品で「新たな冷凍のスタイルを提案する」というので、取材してきました。

↑新しい冷凍スタイルに対応するJWシリーズ

 

野菜がスナック菓子のようにパリパリ砕ける!

約-7℃で冷凍することで食品がサクッと切りやすくなる「切れちゃう冷凍」や「切れちゃう瞬冷凍A.I.」、-3℃~0℃で保存する「氷点下ストッカー」など、様々な冷凍スタイルを世に送り出してきた三菱冷蔵庫。

 

新たに加わった冷凍技術はその名も「できちゃうV冷凍」です。うん、名前だけでは内容がさっぱり想像できませんね。実は「V」とはVegetable(野菜)の頭文字で、できちゃうV冷凍は「野菜を美味しく無駄なく使う冷凍」とのこと。それは一体どのような冷凍方法なのでしょうか。

↑Vegetable(野菜)の頭文字を名前にした新機能とは?

 

「できちゃうV冷凍は野菜をチャック付きのポリ袋に入れて冷凍室に保管し、そこに-25℃の冷気を吹きかけて冷やす機能です。この温度で凍った野菜は手でパキパキと砕くことができます。ザク切りも、粗くも、細かくも、砕きたいサイズに砕けます」と語るのは、三菱電機 冷蔵庫営業課の川島宏朗氏。

 

冷凍室に入れるときは通常の-18℃の冷凍になります。その状態で8時間以上経過してから、手動でできちゃうV冷凍の設定をオンにします。操作は扉の操作パネルかスマホアプリから行います。

↑操作は扉の「できちゃうV冷凍」のマークをタッチして行います。-25℃の冷凍が完了すると、このマークが点滅します

 

-25℃の冷気で冷やし始め、約20~30分で野菜を砕ける状態になります。この状態は約1.5時間持続し、その後は元の-18℃に戻ります。なお、冷凍室が常時-25℃の部屋になるのではない点には注意が必要。1回のV冷凍でだいたい1円の電気代になるとのことでした。

↑製氷室の下にある冷凍室の上段のケースに入れた野菜がパッキパキに凍ります

 

↑野菜室を取り出して庫内奥を見ると幾つもの送風口が見えます。このうちの最上段にあるのが、-25℃の冷気を出す送風口です

 

デモンストレーションでは、担当の女性が冷凍室の上段ケースからキャベツの入ったポリ袋を取り出し、包丁もまな板も使わずに素手で袋ごとパキパキッと音を立てて揉んでいきます。

 

力を込めている様子はなく、キャベツはポリ袋の中で簡単に砕けました。これは後で筆者も試しましたが、まるでスナック菓子を割っているような感覚です。

 

どのくらいのサイズで砕くかは、その日に調理したい料理に合わせて自由に調整できます。そのため、冷凍前に使い道を想定して使うサイズにカットするといった下準備が不要になるのです。

↑冷凍室の上段ケースからチャック付きポリ袋に入ったキャベツを取り出します

 

↑キャベツは数枚の葉がそのまま袋に入っています。これを両手で揉むようにして砕きます

 

↑砕いたキャベツは、このように細かいサイズまで砕くことができます

 

日本の家庭の食品ロスを減らしたい

川島氏は、できちゃうV冷凍は食品ロスの低減に貢献できると説明します。

 

「日本の食品ロスは2022年度のデータだと472万トンあり、そのうち約半分の236万トンは家庭内から出ています。1世帯あたり年間7万円分もの食品を捨てているのです。水道代は4人家族だと1年で5万円くらいと言われているのでそれより多いことになります。

 

その食品ロスの食材ごとの割合を見ると、28%で最も多いのが野菜です。さらに野菜の中で最も多いものを調べると38%が葉物野菜でした。V冷凍で今まで捨てられてきた家庭内の野菜を減らせれば、食品ロスの低減につながるものと考えています」(川島氏)

↑食品ロスの多い食材は野菜で、そのうちの約4割が葉物類

 

できちゃうV冷凍の搭載機種は、2024年12月から2025年1月にかけて発売される、「中だけひろびろ大容量」シリーズの一部。MZシリーズ3モデル、MDシリーズ1モデル、WZシリーズ6モデル、JWシリーズ2モデル。いずれも450L以上の大型冷蔵庫。MZシリーズとMDシリーズは野菜室が中央にあり、他は冷凍室が中央にあります。

↑できちゃうV冷凍の搭載機種

 

実演調理を見て実感、これは間違いなく手間が減る!

できちゃうV冷凍(以下V冷凍)の実演は、料理家でNadia アーティストの西岡麻央さんが担当しました。西岡さんが三菱電機と共同開発したオリジナルレシピは「くらトクサイト」で紹介しています。

 

実際にどのように調理でV冷凍を活かしていくか、今回はオムレツとスープ作りで実演しました。まずはオムレツです。V冷凍で凍らせたキャベツを手でパリパリと砕き、塩こしょうで味付けした溶き卵に入れてざっくり混ぜます。お肉を入れてフライパンに流し込み、形を整えてIHクッキングヒーターの庫内に入れれば、あとは完成を待つだけ。

↑こちらでもチャック付きポリ袋に入れてV冷凍したキャベツを取り出して素手でクシャクシャに砕きます。力を入れなくても簡単に砕けていく様子が見て取れます

 

↑袋からボウルへザザーッと直接流し込むので手が汚れず、洗い物も増えません

 

一方、スープはV冷凍したカリフラワーを砕き、薄切りにしたマッシュルームを加えてバターでサッと軽く炒め、お水を入れて味付け。温めている間にV冷凍のキャベツをオムレツの時よりも細かく砕きます。西岡さんはみじん切りくらいのサイズまで手で砕いていました。これを加えて牛乳を入れて煮詰めればスープの完成です。

 

「砕いたときに薄いガラスのようで気持ちいいです。手が汚れず、洗い物が出ないのもメリットだと感じています」と西岡さん。

 

西岡さんは自宅でレシピ開発のためにV冷凍した野菜を砕いていると、それを見て楽しそうに感じた4歳の息子がやりたがり、手伝ってくれるようになったといいます。

↑盛り付けた完成品。試食は美味でした!

 

12種類の野菜のV冷凍で食材のロスが減る

V冷凍の対象となる野菜はいまのところ12種類。キャベツ、玉ねぎ、ほうれん草、豆苗、しいたけ、えのき、パプリカ、ニンジン、カリフラワー、白菜、小松菜、大根です。

↑スライドでは小松菜と大根の写真がありませんが、この2つを加えて12種類となっています

 

上記にない野菜でも、葉物などの薄い野菜ならば対応できるのではないかと感じました。また、そのままだと砕きづらいニンジンや大根、パプリカなどの野菜も、切ってチャック付きポリ袋に入れれば、V冷凍で砕きやすくなります。なお、じゃがいもはV冷凍に不向きとのこと。

 

葉物を中心とした野菜の長期冷凍保存ができちゃう、野菜を切らずに調理できちゃう、洗い物も最小限にできちゃう、そんな「できちゃうV冷凍」。野菜を使い切れずに捨ててしまいがちな家庭には注目の機能ではないでしょうか。

無限に収納できそうなゲーミング冷蔵庫⁉ サンコー「インフィニティミラー卓上冷蔵庫4L」

サンコーは「インフィニティミラー卓上冷蔵庫4L」を「PYZONE(パイズワン)」ブランドとして12月18日に発売しました。

 

記事のポイント

「PYZONE」は「自分の領域を、自分の世界を、創る・もっと楽しむ」(PLAY YOUR ZONE)をコンセプトに、サンコーが展開するブランド。「インフィニティミラー卓上冷蔵庫4L」は、冷蔵庫のデザインにこだわりたい人や、ゲーミング環境に合う冷蔵庫が欲しい人にうってつけでは。無限にしまえそうですが、庫内容量は4Lなのでご注意を!

 

「インフィニティミラー卓上冷蔵庫4L」の特徴は、本体サイズが幅18×奥行24.5×高さ27cmとは思えないほどの「奥行き感」。特殊なLEDドアパネルを搭載しており、どこまで無限に続いているように見えるミニ冷蔵庫です。

 

庫内サイズは、幅13×奥行13×高さ20cmで、重さは約1.6kg。庫内容量4Lなので、250ml缶なら8本、350ml缶なら6本、355ml缶なら4本を収納できます。仕切り板で2段にすることも可能。

↑ミニサイズながら、収納力〇

 

奥行き感を演出するインフィニティライティングは、背面のスイッチでライトのオン・オフ切り替えができます。シガーケーブル付属で、車でも使えます。

 

サンコー
インフィニティミラー卓上冷蔵庫4L
販売価格:7980円(税込)

 

車中泊にもオススメ! セカンド冷蔵庫/冷凍庫としても使えるアクアのポータブル冷蔵庫

アクアは、車でも自宅でも使用でき、自由に温度設定ができる初のポータブル冷蔵庫「AQP-M3R」を2024年12月5日に発売します。

ポータブル冷蔵庫「AQP-M3R」

 

記事のポイント

アウトドアだけではなく、自宅での使用にも適した静音設計のポータブル冷蔵庫。大小2つの収納スペースを自由に温度設定できるので、保管したいものに合わせて自由に冷蔵~冷凍を使い分けることが可能。買い物からレジャー、アウトドアなど幅広いシーンで活用できます。

 

本製品は、アウトドア用途の商品を日常的に使用したいという、アクティブファミリーや共働き世帯からのニーズを受けて開発されたもの。-20度~20度内でそれぞれ自由に温度設定できる2つの収納スペースを備え、冷蔵+冷凍や冷凍+冷凍など4パターンの設定が可能です。

 

DC電源に対応しており、週末のお買い物やドライブの際には冷凍・冷蔵食材を保管できる車載型のポータブル冷蔵庫として活躍。AC電源にも対応しているので、自宅のメイン冷蔵庫に入りきらない冷凍・冷蔵食材を入れておくセカンド冷蔵庫としても使えます。通常の電源コードのほかにシガーソケット用のコード(長さ2.5m)も付属しており、車のシガーソケットの位置からトランクまで届きやすくなっています。

 

リビングや寝室にも置けるよう静音設計になっており、深夜の郊外レベルの動作音(静音値約32db)で、静かな場所で使用しても音が気になりません。

 

自動車の車内や自宅などの室内でも使用しやすいよう、様々なシーンに馴染みやすい、くすみカラーのグレージュを採用しています。

 

アクア
ポータブル冷蔵庫「AQP-M3R」
2024年12月5日発売
実売価格:オープンプライス

色・素材・仕上げが異なる6パターン展開! デザインで選べるアクアの4ドア冷蔵庫「DELIE+」

アクアは、従来の冷凍冷蔵庫「Delie」シリーズをフルモデルチェンジした「DELIE+(デリエ・プラス)」シリーズを、2024年12月12日より順次発売します。

「DELIE+(デリエ・プラス)」シリーズ

 

記事のポイント

アクアならではの鮮度保持機能や清潔機能と、どんなインテリアにもなじむスタイリッシュなデザインが特徴。2段ある冷凍室は買い物かご2.2個分の食材が入る大容量なので、冷凍食品の買いだめにも対応します。容量はいずれも400L台で、3~4人のファミリー世帯に最適なモデルとなっています。

 

デリエ・プラスシリーズは、ハンドルレス、角のラウンド加工を採用することで、毎日の使いやすさに加え、周囲と調和するシームレスなデザインを採用。

 

素材にはガラスや鋼板を採用し、フロストガラスやクリスタルカット加工、木目調などの仕上げにもこだわり、色・素材・仕上げの異なる6パターンをラインナップ。家具を選ぶように、好みのデザインを選べます。

 

シリーズの最上位モデルである「AQR‐VZA45R」の冷蔵室の奥には、背面パネルLED照明を搭載し、食品を包み込むように照らします。また、LEDステータスバーは人感センサーで人の動きを感知し、冷蔵庫に近づくと冷蔵室と野菜室の間の光が運転状況を知らせます。7種のステータスカラーにより、冷蔵庫が閉じた状態でも冷蔵庫の状況がひと目で分かり便利です。

 

2段の冷凍室は、上下ともに、最高レベルの-18度以下で保存できる冷凍性能をもつ「全室フォースター」で、アイスクリームや冷凍食品も安心して保存可能。さらに、独自の特許技術で霜付きを抑えておいしく長く保存できる「おいシールド冷凍」、2段式で買い物かご約2.2個分が入る「大容量冷凍室」、クラス最大の貯氷スペースがあり氷の作り置きや買ってきた氷もラクラク入る「大貯氷室」を搭載しています。

 

また、上段冷凍室内のアイストレイを外せば、フルワイド冷凍室としても活用可能。買い置きしておきたい冷凍食品などをたっぷり収納できます。

 

構造を見直し、真空断熱材と高性能インバーターを搭載することにより、シリーズ全機種で2021年省エネ基準達成率105%を実現。同社従来品と比較し、年間消費電力量を約5.8%以上削減しています。

 

このほか、冷蔵室内を清潔に保つ「マイクロオゾン除菌機能」や、チルド室を除菌・脱臭効果で清潔に保つ「DEO FRESHフィルター」、野菜の鮮度を保つ業界初の「鮮度保持ツインLED」などの機能も搭載(機種により搭載機能は異なる)。冷蔵室から野菜室を視認できる「見える野菜室」も搭載しています。

 

「DELIE+(デリエ・プラス)」は、すでに発表されている「FREEZIA+(フリージア・プラス)」、「SIMPLE+(シンプル・プラス)」シリーズとともに、「AQUA PLUSシリーズ」として展開されます。

 

アクア
冷凍冷蔵庫「DELIE+(デリエ・プラス)」
2024年12月12日より順次発売
実売価格:オープンプライス

スリムボディなのに大容量! ハイアールの3ドア冷凍冷蔵庫「SLIMORE」

ハイアールジャパンセールスは、335L冷凍冷蔵庫(JR-CVM34C)、335L冷凍冷蔵庫(JR-CV34C)、286L冷凍冷蔵庫(JR-CV29C)を2024年11月1日に発売しました。幅54cmとスリムボディかつ大容量で、真ん中に野菜室を備えた3ドア冷凍冷蔵庫です。

 

記事のポイント

昨今、買い物の回数を極力減らすために長く保存できる冷凍食品はもちろん、すぐに消費する食品や調味料などを保存する冷蔵室や野菜室についても、使いやすさや大容量化へのニーズが高まっていると言います。たくさん買い込むから、容量はたくさん欲しいけど、冷蔵庫の置き場所に悩みたくない……という人にはうれしい一台ではないでしょうか。

 

今回発売する「SLIMORE」は、「スリムボディに美味しさたっぷり。自分らしい毎日を楽しむ」がコンセプト。野菜室の使い勝手と広さ、食品の鮮度を長持ちさせる機能性にこだわっているとのこと。全7機種のラインナップからキッチンに馴染む一台を選べます。

 

74L「真ん中大容量野菜室」は、大きな食品はもちろん、上段トレイに小物野菜を整理することも可能。手前側のスペースには2Lペットボトルを、立てたまま4本収納できます。野菜室を真ん中に配置したことで、キャベツなどの重いものでも、立ったままラクに出し入れができることに加え、引き出しの開口部が大きく、奥までよく見えるためフードロスも防ぐ工夫がなされています。

 

野菜室底にある「野菜室おそうじ栓」から直接ゴミ箱へ野菜クズを掃き出せるので、お手入れも簡単です。

 

冷蔵室は、保存する食材に合わせて温度をチルド(0℃近辺)と、冷蔵/野菜(2℃~5℃)に切り替え可能な「フレッシュルーム」を採用。チルドに設定することで、生鮮食品や発酵食品を凍らせずに鮮度を長持ちさせられます。また、「フレッシュルーム」の上部は透明の「強化ガラストレイ」のため、中身が見やすいのがうれしいポイント。

 

各家庭のキッチンのイメージに合わせて選べるようにと、カラーバリエーションが豊富に用意されています。「自動製氷」機能付きの335L冷凍冷蔵庫(JR-CVM34C)はリネンホワイトとギャラクシーグレーの2色展開、335L冷凍冷蔵庫(JR-CV34C)はリネンホワイトとチャコールブラックの2色展開、そして286L冷凍冷蔵庫(JR-CV29C)は、リネンホワイトとチャコールブラック、マットグレーの3色展開となっています。

 

 

製品仕様は下記のとおりです。

幅54cmのスリムボディなのに大容量! ハイアールの3ドア冷蔵庫「SLIMORE」

ハイアール ジャパン セールスは、スリムボディにトップクラスの大容量で使いやすく、真ん中に野菜室を備えた3ドア冷凍冷蔵庫SLIMORE(スリモア)シリーズ3機種を2024年11月1日より発売します。

 

カラーバリエーションは、「自動製氷」機能付きの335L冷凍冷蔵庫「JR-CVM34C」はリネンホワイトとギャラクシーグレー、335L冷凍冷蔵庫「JR-CV34C」はリネンホワイトとチャコールブラック、286L冷凍冷蔵庫「JR-CV29C」はリネンホワイトとチャコールブラック、マットグレーの3色展開となっています。

 

記事のポイント

幅54cmというスリムなサイズながら、トップクラスの大容量を実現した3ドア冷凍冷蔵庫。大容量の野菜室に、チルドと冷蔵を切り替え可能なフレッシュルームも備え、食品を新鮮に保ちます。セカンド冷凍庫と組み合わせるのもオススメです。

 

SLIMOREは、“スリムボディに美味しさたっぷり。自分らしい毎日を楽しむ”をコンセプトに開発された冷蔵庫。

 

「真ん中大容量野菜室」は、大きな食品はもちろん、上段のトレイに小物野菜を整理することも可能。手前側のスペースには2Lペットボトルを立てたまま4本収納することができます。野菜室を真ん中に配置したことで、キャベツなど重いものでも立ったままラクに出し入れが可能なことに加え、引き出しの開口部が大きく、奥までよく見えるためフードロスも防ぎます。また、野菜室底にある「野菜室おそうじ栓」から直接ゴミ箱へ野菜クズを掃き出せ、お手入れも簡単です。

 

冷蔵室は、保存する食材に合わせて温度をチルド(0℃近辺)と冷蔵/野菜(2℃~5℃)に切り替え可能な「フレッシュルーム」を採用しています。チルド(0℃近辺)に設定することで、生鮮食品や発酵食品を凍らせずに鮮度を長持ちさせることが可能です。また、「フレッシュルーム」の上部は透明の「強化ガラストレイ」のため、中身が見やすくフードロスも防ぎます。

2Lペットボトルも入るWドアポケット

 

ハイアール
3ドア冷凍冷蔵庫SLIMORE
2024年11月1日発売
実売価格:オープンプライス

 

スリムな本体幅でインテリアになじむ! 日立、シングルドア冷蔵庫「まんなか冷凍 HWSタイプ」など発売

日立グローバルライフソリューションズは、シングルドアタイプの冷蔵庫「まんなか冷凍 HWSタイプ」R-HWS47V(定格内容積470L)を10月下旬から、「まんなか野菜 Vタイプ」R-V38V(定格内容積375L)・R-V32V(定格内容積315L)を10月中旬から発売します。スリムな本体幅(※)で、インテリアになじみやすいシンプルでフラットなデザインを採用。ヘアライン調の鋼板ドアで、高い質感を表現しています。色は、「まんなか冷凍 HWSタイプ」がライトゴールドとピュアホワイトの2色を用意。「まんなか野菜 Vタイプ」は今回新たにグラファイトシルバーを採用し、ライトゴールドとあわせて2色を展開します。

※本体幅は、R-HWS47V:60cm、R-V38V:60cm、R-V32V:54cm

 

「まんなか冷凍 HWSタイプ」R-HWS47V

 

■ひろびろ使えて、整理もしやすい。使いやすい冷凍室。「ひろin(イン)冷凍」

冷凍室は、合計容量140L(*1)の大容量でひろびろと使え、冷凍室下段に採用した3段ケースにより、食品の大きさにあわせて整理しながら収納できる「ひろin冷凍」を採用。3段ケースの1段目は、深さ約5cmの薄物ケース「急冷凍スペース」で、小分けにした肉や魚、ごはんなどをアルミトレイでおいしくホームフリージングできるとのこと。2段目は、深さ約9cmの小物ケースで、よく使う冷凍食品や作り置きおかずなどを整理してストックできます。さらに、3段目は、深さ約14.5cmの大物ケースで、まとめ買いした冷凍食品や大きな食材もたっぷり収納できます。

(*1) 冷凍室上下段、製氷室の定格内容積の合計140L。食品収納スペースの目安は81L。

■たっぷり入る冷蔵室の全段どこでもチルド保存できて、らく・うま。「まるごとチルド」

「まるごとチルド」(*2)は、冷蔵室の全段が低温約2℃(*3)なので、どこでも肉・魚を保存でき、約5日後でも加熱調理しておいしく食べられます。また、作り置きや下ごしらえした食品も菌の繁殖を抑えて鮮度が長持ち(*4)するといいます。

 

さらに、うるおい冷気で、ラップなしでも乾燥や変色を抑えておいしく保存可能(*4)。ラップをする手間が省け、使用量を減らせるとともに、クリームたっぷりのケーキや、きれいに盛り付けたサラダやオードブルも乾燥や型崩れを気にせずそのまま収納できるといいます。

 

低温保存に向いている葉物野菜を保存できるため、野菜室がいっぱいのときは「まるごとチルド」に保存してもOK。低温だから、野菜の呼吸活動を抑えて、ビタミンCを守ります(*4)。

 

さらに、よく出し入れする卵や小さな食品をまとめて、冷蔵室の棚の好きな位置に入れられる「小物ケース(卵スタンド付き)」を新たに採用。

(*2)ドアポケットはまるごとチルドに含まれません。出荷時は「まるごとチルド」設定になっています。「まるごとチルド」設定時は、消費電力量が約5%増加します。ニオイの強い食品やニオイ移りしやすい食品などは、ラップすることをおすすめします。
(*3)周囲温度約32℃、「まるごとチルド」設定で庫内が安定したときの目安です。
(*4)同社調べ。食品の種類・状態・量によって効果が異なります。

 

■眠らせるように保存するから、みずみずしさが長持ち。「新鮮スリープ野菜室」 ※下段スペース

野菜は収穫後も生きていて、冷蔵庫内でも呼吸をし、エネルギーを消耗し続けます。これが鮮度を落とす主な原因の一つとなります。「新鮮スリープ野菜室」は、「プラチナ触媒(ルテニウム配合)」が野菜から出るエチレンガスやニオイ成分を分解して炭酸ガスを生成。炭酸ガスの効果で野菜の呼吸活動を抑え、野菜を眠らせるように保存して、鮮度を守ります。また、野菜から出る水分を閉じ込めて乾燥を抑えます。これらの効果により、野菜のみずみずしさが 約10 日間長持ち(*5)するので、まとめ買いにも便利。

(*5)日立グローバルライフソルーション調べ。食品の種類・状態・量によって効果が異なります。

 

「まんなか野菜 Vタイプ」R-V38V・R-V32V

 

■乾燥を抑えて、鮮度を守る。「うるおいチルド」

冷蔵室のチルドルームには、「うるおいチルド」を採用し、約+1℃で食品の乾燥を抑えて鮮度を守るといいます(*6)。

写真はR-V38V。R-38VとR-V32Vの容量・幅は異なります。
(*6)日立グローバルライフソルーション調べ。食品の種類・状態・量によって効果が異なります。賞味・消費期限を延ばす効果はなく、表記の保存期間を保証するものではありません。

 

■急いで冷やしたいときに便利。「サッと急冷却」※冷蔵室2・3段目

「サッと急冷却」(*7)は冷蔵室2・3段目の冷気の風量を一定時間増やすことで、食品を早く冷却するため、急いで冷やしたいときに便利です。

写真はR-V38
(*7) 出荷時、サッと急冷却はオフに設定されています。オンにしたときは通常運転時に比べて消費電力量が約5%増加します。

 

■冷気を直接あてない間接冷却で、乾燥を抑える。「うるおい野菜室」

冷気を直接あてない間接冷却で、野菜の乾燥を抑えながら保存。「間接冷却カバー」で、野菜から出る水分を野菜室内に閉じ込めます(*8)。

写真はR-V38V。※R-V32Vの野菜室には、2Lペットボトルは立てて収納できません。
(*8)日立グローバルライフソルーション調べ。7日間保存後の野菜の水分残存率で見ています。

消費電力約23%ダウン! アクアのセカンド冷凍庫に省エネ・静音モデル「AQF-SFA11P」登場

アクアは、冷蔵庫や家具のすき間に置きやすい横幅36cmのスリムな冷凍庫「AQF-SFA11P」を、2024年10月11日に発売します。

 

記事のポイント

これまでの冷蔵庫では、冷凍室の容量が不足していると感じる家庭にオススメなセカンド冷凍庫。アクアの新モデルは、スリムなサイズや大容量はそのままに、省エネ・静音性を高めてより使いやすく進化しています。棚を外せば大きめな食材をそのまま入れられるのも便利!

 

「AQF-SFA11P」は、従来モデルと同じ横幅36㎝のスリムボディと、買い物かご約2つ分が入る大容量の105Lはそのままに、インバーターを搭載したコンプレッサーを採用することで、消費電力量を抑えて静音性を高めたコンパクトモデル。年間消費電力量は、従来モデル比で約23%ダウンを実現しています。

 

4段の引き出し式バスケットとガラス棚は、それぞれ取りはずしが可能。高さのある食材や大きな食材も保存しやすく、自宅で冷凍保存できる食材の幅が広がります。

 

強化ガラス棚は簡単に汚れが落とすことができ、庫内のお手入れもサッと拭くだけでOK。自動霜取り機能が搭載されているため、霜取りを行う手間を省けます。

 

「壁ピタ設置」に対応し、背面を壁につけて設置が可能。寝室や書斎などに置いても音が気にならない静音性を実現しています。

 

フロントドアは鋼板製で指紋がつきにくく、インテリアに調和するヘアライン仕様のシルバーカラーを採用しています。

 

アクア
スリムフリーザー「AQF-SFA11P」
2024年10月11日発売

 

うるさくないパーソナル冷温庫! 寝室に置きたいサンコーの「自分専用おとしずか冷温庫10L」

サンコーは、駆動音が静かなペルチェ冷却方式を採用したパーソナル冷温庫「自分専用おとしずか冷温庫 10L」を発売しました。価格は1万4800円(税込)。

 

本機は製品名ですべてを察せるとおり、コンパクトサイズの保温と保冷が可能な冷温庫です。幅24×高さ35×奥行30cm、重量は約4.2kg、容量は10Lとなっています。容量の目安は、350ml缶11本、500mlペットボトル4本、1L紙パック4本が収納できる程度で、寝室やデスク脇に設置するには十分といえます。保冷(約7度)と保温(約60度)の切り替えは背面のスイッチひとつで完了。温かい飲み物やお弁当などを保温しておくのにもちょうど良さそうです。

 

小型冷蔵庫となると、コンプレッサー式を採用しているものが多く、霜がついたり音がうるさかったりといったデメリットもあります。その点、本機はペルチェ方式を採用しているので駆動音が約41dBと静音性に優れているのがうれしいポイント。

 

また、シガーソケットケーブルを付属しているので車でも使え、アウトドアにも持っていきたい一台となっています。

 

ブランド名(メーカー名):サンコー
商品名:自分専用おとしずか冷温庫10L

価格:1万4800円

消費電力を抑えて冷凍室の容量アップ! アクアの冷凍冷蔵庫「FREEZIA+」発売

アクアは、冷凍冷蔵庫の新モデル「FREEZIA+(フリージア・プラス)」シリーズ(品番:AQR‐36R、AQR‐26R) を8月22日に順次発売します。

FREEZIA+は、年間消費電力量を前モデルと比較し、更にダウンした冷凍冷蔵庫です。省エネ設計に加えて、大容量冷凍室(「AQR-36R」は買い物かご1.6個分、「AQR-26R」は1.3個分)を備えています。冷凍室がまんなかに位置しており、整理がしやすい多段構造で、毎日の食材の出し入れに便利とのこと。

 

●AQR-36R

前モデルと比較し、年間消費電力量を約13%ダウンさせた、省エネ設計が特徴。

 

同社によると「定格内容積301~400Lクラスの冷凍冷蔵庫で、冷凍室100L・2ドアを採用しているのはAQUAだけ」とのこと。2Lペットボトルも収納できる独立野菜室があるほか、冷凍庫2ドアを含む4ドア設計で、整理と出し入れのしやすさに配慮された設計です。

 

●AQR-26R

AQR-36Rと同様、構造や設計を見直し、インバーターコンプレッサーを採用することで、前モデルと比較し、年間消費電力量を約27%ダウン。

 

レンジやトースターを置いて利用できる1375mmのローボディなので、キッチンスペースを有効活用できます。独立野菜室には、見やすく取り出しやすいバスケットもついています。

なお、シリーズ名の「FREEZIA(フリージア)」は、「FREE(=自由)」と「FREEZE(=氷結)」を組み合わせた造語。花のフリージア(花言葉は親愛の情、友情、感謝)の意味も含ませており、「+(プラス)」には、商品を通して「生活に豊かさをPlusプラス」してほしいというメッセージを込めているとのこと。

 

商品概要は下記のとおりです。

この見た目で冷蔵庫!? 使い方は自由自在の家具冷蔵庫「LOOC(ルーク)」アクアから登場

アクアは、家具調の脚が付いたキャビネットのようなデザインの2ドア冷凍冷蔵庫、家具冷蔵庫「LOOC(ルーク)」の予約を開始。2024年9月上旬から販売開始の予定です。

家具冷蔵庫「LOOC」は、日常の空間に溶け込む、家具のようなデザインの小型冷蔵庫をコンセプトとして企画、開発されました。

 

冷蔵室と冷凍室を備えながらも、他のインテリアと合わせやすい奥行450mmのコンパクトなシルエット。フラットな天板には、オーブンレンジや単機能レンジはもちろん、照明や時計、ミラー、本、雑貨などの小物類もディスプレイできるよう設計されています。

 

特徴的な家具調の脚は、足元に空間をもたらしてすっきり見せる効果と、ロボット掃除機なども入りやすい高さにし、清掃性も向上。ドアは省スペースで開閉できるフレンチドアを採用。落ち着きの感じられる優しい木目調のグレージュウッドとブラウンウッドの2色で展開し、無垢材をイメージした自然な手触りを再現しています。

 

本体は反射を抑えるマット加工を施したブラック色で、庫内もブラックで統一。レイアウトは、日本では珍しい縦に2分割されたスタイルにすることで冷蔵室・冷凍室のそれぞれの容量を確保し、キッチン・ダイニングはもちろん、リビングや寝室、書斎など、さまざまなシーンで使いやすいよう静音性能にもこだわっています。

 

インテリアとして馴染む家具デザイン

リビング、寝室、書斎、オフィス…など、様々な場所で自由に使えるよう家具デザインを採用。そのたたずまいは、まるで本物のキャビネットのよう。フラットな形状の天板の上には、スタンドライト、時計、フォトスタンド、本など、いろいろなものがディスプレイできます。

 

空間を広く見せる脚

サイズやすっきりとした脚の形状は、家具を参考に作られています。脚は付け替え可能で、ハイタイプ、ロータイプの2種類。どちらもモノを置くのにちょうど良い高さで、ハイタイプはロボット掃除機の使用も可能です。

 

冷蔵室&冷凍室

右側に冷蔵室、左側に冷凍室を備えています。高さ調節が可能なガラスの棚板付き。小さなデザートやワインボトル、一升瓶、大容量の氷など、様々なものが収納できます。

 

ライフスタイルを快適にする機能

ドアは開閉スペースが気にならないフレンチドア。インテリアに馴染む木目調デザインで、カラーはグレージュウッドとブラウンウッドの2色から選べます。奥行寸法は450mmで、周囲のインテリアと調和しやすく、狭い場所でも圧迫感を感じにくいサイズです。

 

インバーターコンプレッサー搭載で静音&省エネを実現。約21dBの静音性で、寝室やオフィスなどの静かな環境でも使いやすいとのこと。省エネ基準達成率(※1)118%の家計にもうれしい設計です。5段階の温度調節機能(※2)付き。

※1:2021年省エネ基準達成率において。
※2:冷蔵室と冷凍室の温度を同時に調節します。

 

インテリアのプロはどう使う?スタイリスト 窪川勝哉氏が提案する家具冷蔵庫「LOOC」の活用方法

家具冷蔵庫「LOOC」の魅力を十分に活かすためのコーディネートは?インテリアスタイリストとして活躍する窪川勝哉氏に、キッチン以外での「LOOC」の活用方法をご提案してもらいました。

<窪川勝哉氏 プロフィール>
インテリアをはじめ、家電、ステーショナリー、車など、プロダクト全般に造詣が深い。雑誌やカタログ、CM、商業施設のウインドウディスプレイ、モデルルームなどのスタイリングを手がける。2011年から1年半渡英。現在は東京を拠点に活動中。

 

シーン1:アートを置いてサイドボードのように

リビングでは、「LOOC」をサイドボードの代わりとして使ってみるとよいでしょう。天板をステージに見立てて、お気に入りの写真などを飾るのもありですね。「LOOC」の上の空間が空いて気になる場合は、モビールなどを天井から吊るすことで全体のバランスもよくなりますよ。

 

シーン2:寝室では、脚を変えてベッドサイドテーブルに

「LOOC」は奥行きが450mmなので、ベッドの近くに置いてもすっきりと馴染みます。特徴のひとつである脚はロータイプに付け替えて、ベッドから手を伸ばしやすい高さ(820mm)に。これによって、使い勝手がさらにアップします。

 

シーン3:高さを活かしてドレッサーとして使う

「LOOC」はハイタイプの脚を付けた状態だと高さが913mm。ですので、スツールに座ればドレッサーとしても使えるのでは…と思ったら大正解。

 

天板にアクセサリーやコスメ、鏡を置けば、「LOOC」が女性のための特等席になります。「LOOC」は縦長のデザインなので、垂直方向に伸びるものを置いてあげると、空間のバランスがよくなります。壁に大きな鏡を吊るすのもいいかもしれません。

 

シーン4:コーヒーやお酒が揃うドリンクカウンターとして

ダイニングテーブルの近くも「LOOC」を置きたくなる場所のひとつ。僕の場合は、コーヒーからお酒まで、飲料関係のグッズをすべてまとめてみました。冷蔵庫にはキンキンに冷えたドリンクが入っていて、サーブする道具は天板に揃っています。まさに大人のためのドリンクカウンター。オープナーやワイングラスなど、天板にはライフスタイルや好みにあわせた物を置いてみてください。

 

アクア

品名:2ドア冷凍冷蔵庫 家具冷蔵庫「LOOC」
価格:オープン価格

WEB 特設ページ:https://aqua-has.com/lp/fridge/looc/

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

同ラインでも作る冷蔵庫の種類が違う!? パナソニック草津工場へ「品質へのこだわり」を見にいった

5月28日にパナソニックの草津工場(滋賀県)にて同社冷蔵庫の生産現場の見学とセミナーが開催されました。ここでは最新モデル「CVシリーズ」の特徴と、同社の品質確保に向けた取り組みについてレポートしていきます。

 

国内トップシェアを誇るパナソニックの冷蔵庫の強みとは?

パナソニック くらしアプライアンス社が2023年3月に発売した「クラウド制御で実現 GX対応冷蔵庫 9Xシリーズ」は一般財団法人 省エネルギーセンターが主催する「2023年度省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門で最高賞の「経済産業大臣賞」を受賞。

 

同社の常務の太田晃雄氏は、現在国内トップシェアの冷蔵庫事業をさらに伸ばしていくことで、「社会・地球全体の食文化を支えていきたい」と語りました。

↑パナソニック くらしアプライアンス社 常務 キッチン空間事業部事業部長の太田晃雄氏。「2030年には今の1.5倍の販売を目指して世の中に貢献していきたい」と語りました。

 

また、太田常務はパナソニックの冷蔵庫の強みとして「ものづくりのこだわり」と「社会・環境への貢献」の2つを掲げました。

 

一方、商品面では、スペースを有効活用できる「トップユニット方式」と引き出し収納を全開できる「ワンダフルオープン」などを挙げました。

 

「『トップユニット方式』は冷蔵庫の心臓部であるコンプレッサーを上に持ってくることで、お客様が手の届く範囲で最大限に収納しやすくしています。『ワンダフルオープン』は高級家具などで使用される高耐荷重のベアリング式レールによって、重い物がたくさん詰まっていてもたゆまず滑らかに引き出せるだけでなく、奥まで見えるのが我々の商品の特徴です。空間美と実用美ではデザインのこだわり、スキマレスでビスもないものづくりをご確認いただければと思います」(太田常務)

↑手の届きにくい最上段奥を有効活用する「トップユニット方式」や、引き出しが全開する「ワンダフルオープン」などを採用

 

設計品質と製造品質、製品審査によって高品質を実現

工場での製造においては、設計品質と製造品質、製品審査によって高品質・高品位を実現していると太田常務は語りました。

 

「日本を含め非常にさまざまな環境、気温、湿度があるため、そこへ向けた冷却試験をしっかり実施しています。製造品質としては、この工場の特徴であるお客様の多種多様なニーズにタイムリーに対応する『ミックス生産』。それから生産の全台に対して性能検査や品質検査をすることで、品質を確保しています。製品審査は創業者である松下幸之助のお客様第一の精神を受け継ぐ部門で、設計部門や製造部門に対して、お客様視点で担当していく部門になっています」(太田常務)

↑パナソニックの工場における品質確保に向けた取り組み

 

ミックス生産方式で効率的な多品種生産を実現

では、実際にどのようなものづくりをしているのか、工場内の様子を見ていきましょう。

 

冷蔵庫は「ドアブロック」「庫内ブロック」「冷却風路」「キャビネットブロック」「機械室」の大きく5つに分かれており、まずはキャビネットと内箱の間にウレタン発泡によって断熱材を充てんする工程が行われます。

↑冷蔵庫の基本構成

 

↑断熱材は「イソシアネート」と「ポリオール」という素材を混ぜ合わせることで発泡した素材をキャビネットと内箱の間に充てんします

 

↑断熱材の進化の歴史。ウレタンの充てん技術が進化しただけでなく、VIP(真空断熱材)を導入したことで省スペースと大容量の両立が図れるようになりました

 

↑ウレタンが均一に発泡しながら充てんされるように製造条件を管理するだけでなく、特殊な治具によって寸法精度も保証しています

 

生産ラインでは、さまざまな型番の製品を一つのラインで製造する「ミックス生産」方式を採用しています。多品種を同時に製造できることで、多様化する顧客のニーズに素早く応えられるほか、在庫リスクの軽減が期待できます。

 

「高さの高いものや低いもの、横幅の広いものや狭いもの、奥行きが大きいものや小さいものと、いろいろなものがいっぺんに流れています。1ラインの中で同時に多品種を流しているのが一つの特徴です」(担当者)

↑パナソニックの冷蔵庫工場の製造ラインの様子

 

トップユニット方式のため、コンプレッサーの取り付け作業は階段を上がった場所で行われます。こちらではコンプレッサーと配管をロウ付けと呼ばれる作業で接合します。「非常に高い技能が必要になるため、社内で認定された人のみがロウ付け作業を行っています」(担当者)とのこと。

↑コンプレッサーの取り付け作業

 

続いてドアの取り付けとビス締め作業を行います。どの製品にどのドアを取り付けるのかが指示されるので、それに従って取り付けていきます。

 

「取り付けに不備があると、ドアが落下してお客様に大きな怪我を与えてしまうことがありますので、安全工程としてビスの締め付け強度、ビスの本数に間違いがないかを専用のドライバーを使って管理しています」(担当者)

↑ドアの取り付け作業

 

↑ビス締め作業の安全管理の手法

 

20年相当のドア開閉試験やガラスドアの強度試験などを実施

続いて、検査工程も見せてもらいました。ドア開閉試験では、家庭内での20年分に相当するドアの開閉を行う試験が行われます。

↑ドアの開閉試験を行う部屋

 

パッキンが冷えて硬くなり劣化しやすい冬場の寒い日の環境を想定し、約5℃の室内で1日24時間、約2か月かけてドアを開閉するとのことです。

↑冷蔵庫のドアの開閉試験

 

設計時に品質保証部門でもドア開閉試験を行うのですが、こちらでは最終量産直前に「基本的に全モデルを試験します」(担当者)とのこと。

 

「(引き出しの)レールは金属部品ですので、ちょっとでも金属がこすれるような音が鳴った場合に設計を見直すことがあります。1か所1ミリ削るなど、そのレベルで改善しています」(担当者)

↑野菜室の引き出しの開閉試験の様子

 

ガラスドアの強度試験も見学しました。ビール瓶が振り子の下に取り付けられており、ある程度の角度から振り下ろされたビール瓶がガラスドアに当たっても欠けや割れがないかを確認するというものです。

 

「人間が小走りした時の速さのイメージで、毎秒220cmほどの速さで衝突させて割れないかを確認しています。ガラスは強化処理で割れを防ぐとともに、万一割れた場合でもクモの巣状に細かく割れるように工夫されています。大きくて尖った破片によってお客様がケガをすることがないように設計されています」(担当者)

↑ガラスドアの強度試験の様子

 

それにしても、ガラスドアの強度試験でビール瓶というのは少し意外ですが……。

 

「最初にガラスドアを開発した当時、ビール瓶以外にもいろいろなものをぶつけてみました。硬そうな鉄鍋でも、鉄は曲がって衝撃を吸収してしまいます。それに対してビール瓶は硬い上に変形しないので、衝撃をダイレクトにドア側に伝えることから、ビール瓶で試験をしています」(担当者)

 

一定の温度・湿度環境を保つ恒温室での動作試験も見学しました。全27部屋の恒温室で約300台の冷蔵庫を評価しており、その一つは室温約35℃、湿度約80%の高温多湿環境を再現する部屋でした。

↑室温約35℃、湿度約80%を保つ恒温室内で冷蔵庫を評価

 

冷蔵庫の庫内には多数の温度センサーを配置しており、ドアを開閉した後の温度の変化を庫内の箇所ごとに確認しているとのこと。

 

「1日数十回ドアを開け閉めした後に少しずつ温度が上がっていくのですが、それが一定温度を超えずに冷やし始めてくれるかどうかを確認しています」(担当者)

 

どの部分が冷えにくいか、ということも分かるので、「冷気の流れの大きさを調整するなどの対策をしています」(担当者)とのことです。

↑今回は撮影用にセンサーが取り外されていましたが、通常は庫内に多数のセンサーを配置して温度を細かく計測しているとのこと

 

フードロスを削減するために「AIカメラ」を搭載

工場の製造工程におけるものづくりのこだわりについて紹介してきましたが、続いてはパナソニックの冷蔵庫の強みとして挙げられていた「社会・環境への貢献」について紹介しましょう。

 

省エネの面では、2024年発売の新モデル「CVシリーズ」と「HVシリーズ」で環境負荷低減にも寄与する新ウレタン発泡剤を採用。

 

「温暖化係数が従来商品の約10分の1で、部材でもCO2排出量の削減を取り組んでいます」(太田常務)

↑新モデルでは、環境負荷が低い「新ウレタン発泡剤」を採用しました(右)

 

フードロスの削減に向けては、2024年発売の「CVシリーズ」で「冷蔵庫AIカメラ」を搭載しました。野菜室を撮影したカメラ画像からAIが野菜を自動認識してリスト化し、アプリに登録して早く使うべき野菜やレシピを提案してくれるというものです。

↑パナソニックのCVシリーズ(写真は冷凍冷蔵庫 NR-F53CV1)

 

↑2つのカメラで野菜室を撮影し、AIで野菜を認識する「冷蔵庫AIカメラ」

 

↑2段の野菜室にあるコードで引き出しの場所を検出し、カメラで読み取ります

 

↑カメラで読み取った野菜はこのように認識されます

 

↑「Live Pantry」アプリの画面。上から古い順に野菜が並びます

 

↑野菜のアイコンをタップすると詳細が表示され、レシピの提案も出てきます

 

カメラで認識した野菜の登録や野菜の残りの量などは手動で変更する必要があるとのことですが、肉や魚よりもロスしやすい野菜をうまく活用できるという意味では頼りになりそうです。

 

海外メーカーでもカメラとAIで冷蔵庫内の食品を認識するという取り組みが進んでいますが、AIで徹底的に差別化を図るつもりはないと太田常務は語りました。

 

「AIはあくまでもお客様の使い勝手を良くする、フードロスを削減するという視点です。他社も含めて2つのカメラで引き出しまで見られるのは我々だけで、レシピ提案まで持っていったのは世界でも初だと思います。他社がCESでイノベーション賞を授賞したものより優れたものだと思っていますので、将来的には海外にも展開していきたいと考えています」(太田常務)

 

今回の工場見学とセミナーを通じて、同社がいかにユーザーの使い勝手の向上に努め、安全かつ環境に優しい製品の設計・製造を追求しているかがよくわかりました。今後の取り組みにも、ぜひ注目していきたいですね。

2台目にどう? 東芝から壁にピタッとつけられる冷凍庫が登場!

東芝ライフスタイルは、約20年ぶりに開発された冷凍庫「GF-W14HS」を4月下旬に発売します。本製品は、背面の放熱スペースを必要とせず、壁にピタッとつけられるのが特徴。設置場所を選ばず、コンパクトに置けます。また、作り置きのおかずや、肉・魚などの生鮮食品をおいしく保存できる自動急冷機能「おいしさ急冷凍」を搭載。さらに、さまざまな居住空間に調和するデザインを採用しました。

冷凍食品の購入頻度やまとめ買いが増えたことで、メインで使用している冷蔵庫の冷凍室容量が足りず、2台目の冷凍庫の設置場所がないと感じるユーザーが多く、設置スペースの確保が課題となっています。

 

こうしたニーズに対応するため、本体の背面を壁につけられる設計を採用。コンパクトに設置でき、冷凍室容量の不足を補える、買い物カゴ(33L)約2.6個分の食品が収納できる冷凍庫を実現しました。

 

また、まとめ買いをした肉や魚、作り置きのおかずやごはんなどをホームフリージングする際、最上段にあるアルミトレイに置くだけで、食品の投入を検知し、自動で急冷凍を行う「おいしさ急冷凍」を搭載。冷気を強力に送り込むことで、食品の鮮度を逃さず、一気にフリージングできます。さらに、天井に「W-UV除菌」を搭載し、庫内や食品の菌を抑制、除菌しながら急冷凍できます。

↑自動急冷コーナーイメージ

 

このほか、シンプルな形状でインテリアに調和するノイズレスデザインを採用。あたたかみを感じられるデザインで、キッチンだけでなく、リビングやダイニング、廊下やパントリーなど、生活環境に合わせて設置できます。

ひとり用にちょうどいい! スタイリッシュなCOMFEE’の45L冷蔵庫に新色ブラック登場

世界最大級の家電メーカーの1つである「Midea」の旗艦ブランド、Comfee’(コンフィー)から、超軽量・小容量冷蔵庫45Lの新色ブラック RCD45BL(E)が3月15日に発売されました。価格は1万1980円(税込)。

どこにでも置けるちょうどいいサイズ感

本体サイズは幅472×奥行450×高さ492mm、重量は17kg。容量は45Lです。どこにでも置けるちょうどいいサイズ感で、ひとり暮らしの部屋で活躍します。また、仕切り棚とポケット付きで、コンパクトでも容量は十分。豊富な機能で食品をきれいに収納できます。

6段階の温度調節機能を備え、季節や保存量に応じて庫内温度を調節できます。年間消費電力量は約120Wh/年、省エネ基準達成率は129%。お財布にも環境にもやさしい設計となっています。

 

また、無毒・無臭のHIPS素材を採用しており、食品と接触しても安心。運転音もわずか25dBで、個室でも音を気にせずに生活できます。

「理想のケース」が付属! 三菱電機の冷蔵庫「MZシリーズ」製造現場で進化を見た

三菱電機は新型6ドア冷蔵庫「MZシリーズ」を1月26日に発売しました。その発表にあたり、冷蔵庫を製造している静岡製作所で新製品のお披露目、新製品と同社調理家電を使ったリレー調理の実演、さらに製造現場の見学もしてきましたので、その内容をレポートします。

↑写真左からグランドリネンホワイト、グランドアンバーグレー、グランドクレイベージュ

 

MZシリーズは、定格容量602LのMR-MZ60K(実売価格48万4000円・税込)、540LのMR-MZ54K(同45万1000円)、485LのMR-MZ49K(同42万9000円)の3機種。それぞれ、グランドリネンホワイト、グランドクレイベージュ、グランドアンバーグレーの3色展開となります。三菱電機では2022年に高級冷蔵庫のフルモデルチェンジしているため、今回はマイナーチェンジという位置付けとなり、本体カラーの変更ほか、使い勝手の面で改善を施しています。

自由度の高い整理ケースを新たに付属

まず、使い勝手で改善したのは、「思うまま整理セット」を付属したことです。「思うままフリーケース」の大と小、フリーケースに使う「思うままストッパー」の3点セットで、冷蔵室の棚はもちろん、野菜室の段違いケース、冷蔵室ドアポケットにも収納できる整理ケースです。

↑新たに標準付属となった「思うまま整理セット」の3点は冷蔵庫内の整理整頓に役立つ。なお追加購入はできない

 

↑思うまま整理セットの使用例

 

「思うまま整理セット」がハード面で整理整頓をアシストする一方で、ソフト面でもアシストをし、省エネの手助けを行うのも改善ポイントのひとつ。三菱電機は昨年、ハイエンドモデルに「A.I.予報」という機能を搭載しました。センサーでドアの開閉状況を分析し、開けている時間が長くなってきたら庫内が整理整頓できておらず、無駄な電力を消費していると、冷蔵庫ドアの操作パネルに通知を出すものです。三菱電機の公式アプリにて冷蔵庫内の整理整頓術を紹介しているので、通知を受けたユーザーは動画を見ながら庫内の整理ができるという仕組みです。

 

前年モデルでは、通知を受けた後に整理整頓をするかしないかはユーザー任せでしたが、新製品ではA.I.予報で通知を受けた後、扉を開けている平均時間が減ったら整理整頓ができたと判断し、扉パネルおよびアプリに成果を評価する仕組みを導入しました。扉オープンの長さに合わせて優・良・可の3段階で評価されるのですが、これによりユーザーは整理整頓のモチベーションを維持できるという仕組みです。なお、新製品の発売に合わせて、「思うまま整理セット」を使った整理整頓術の動画も公開しています。

↑A.I.予報で冷蔵庫の中が散らかっていると通知を受けたあとに整理整頓すれば、その成果をフィードバックしてユーザーのモチベーションを上げる

 

トレンドに合わせて自然の要素を取り入れた新カラー

新しいカラーバリエーションはインテリアのトレンドに合わせた色を採用したと三菱電機は説明しています。近年、「バイオフィリックデザイン」という自然の要素を住環境に取り入れることで快適性や生産効率が向上するという考えが住居やオフィスインテリアデザインに採用されていますが、コロナ禍において在宅時間が増えたことでより一層、この傾向が強まりました。そのような中、冷蔵庫はLDKの中で最も存在感の強い家電であり、インテリアと融合したデザインが求められているため、新製品では自然の要素を取り入れたカラーを採用したとのこと。

 

MZシリーズはインテリアのトレンドである低彩度・中明度を基本とした3色。グランドアンバーグレーは琥珀(アンバー)をイメージしたダーク調の落ち着いたデザイン。コンクリート打ちっぱなしや鋳物など、モノトーンインテリアを好むユーザーをターゲットにしています。グランドクレイベージュは粘土(クレイ)をイメージしており、色のトーンを抑えたナチュラルな空間に合います。こちらはステンレスのキッチン、木目の家具、レザー張りのソファを好むユーザー向けに。グランドリネンホワイトは麻布(リネン)をイメージしており、明るく生活感のある空間にマッチします。観葉植物や木目調家具、布・フェルトの家具といったナチュラル志向のユーザーをターゲットにしています。

↑新色の3色は近年のインテリアのトレンドである自然の要素を取り入れたバイオフィリックデザイン

 

「思うまま整理セット」で得られる3つの効果

新製品説明に続いて、生活情報発信系インフルエンサーでNadia Lifestyle Artist/整理収納アドバイザーのみなさんが登壇し、冷蔵庫の整理整頓がいかに大切かを解説しました。

 

「冷蔵庫を整理整頓することで、時間的効果、経済的効果、精神的効果の3つの効果が得られます。時間的効果というのは、探している食材がすぐに見つかること。経済的効果は、ドアの開閉時間が短くなることで省エネになること。食材が見つけやすくなることで同じものを2回買うことを防いだり、賞味期限切れで食材を廃棄することも防げるという経済的効果もあります。

 

最後の精神的効果は、自分時間ができてゆとりが生まれ、探しものが見つからないストレスから解放されることです。冷蔵庫の整理整頓方法でよくあるのが市販のケースを活用することなのですが、自宅の冷蔵庫に合った理想のケースを探すのがまず大変。今回、純正品の『思うまま整理セット』を付属するのはとてもありがたいことです。まさに主婦の味方だと思います」

↑冷蔵庫の整理整頓が多くの恩恵をもたらすことを説明するみなさん

 

その後、みなさんは「思うまま整理セット」の活用方法を紹介。バターやジャム、ヨーグルトを収納した朝食セットにまとめたり、半端野菜を収納したりするほか、納豆やカニカマ、チーズなどバラバラになりやすい食材を収納するなどの例を紹介してくれました。

↑みなさんが考える「思うまま整理セット」の活用術。料理で余った野菜の切れ端をまとめたり、朝食で使う食材をまとめたりと、用途ごとにまとめるのがコツといいう

 

冷蔵庫とIHクッキングヒーターのコンビで時短・おまかせ調理が進化

続いて、Nadia Artist/三菱家電アンバサダーの西岡麻央さんが、三菱電機の冷蔵庫とIHクッキングヒーターを使ったリレー調理を実演しました。三菱電機の冷蔵庫と言えば「切れちゃう瞬冷凍A.I.」。冷凍肉に包丁がさくっと入り、カット野菜も解凍せずにほぐせるのが特徴。一方、IHクッキングヒーターは業界で初めてグリル部にレンジ機能を搭載し、時短調理・おまかせ調理がより進化しています。

 

「生の鶏肉は包丁で切りにくいのですが、『切れちゃう瞬冷凍』で冷凍したままの鶏肉はサクサク簡単に切れます。あらかじめカットして冷凍していた野菜も、使うぶんだけ凍ったままパラパラとフライパンに投入することができて本当に便利。食べきれなかった野菜を瞬冷凍しておけば、時間がある時にミックスベジタブルを作るという工夫もできます。私はもう7年くらい三菱電機の冷蔵庫を使っていますが、まとめ買いしてきた肉と野菜を冷凍保存して全て使い切るという循環が出来上がっており、幸せ度がとても高いのです」(西岡さん)

↑自宅でも実際に三菱電機の冷蔵庫を使っている西岡さん。切れちゃう瞬冷凍によって幸福度が爆上げとのこと

調理は瞬冷凍した肉と野菜をフライパンに入れ、IHで炒めた後に牛乳と小麦粉、ショートパスタを入れて少し煮込み、チーズを乗せてフライパンごとレンジグリルに投入。あとはレンジとグリルのリレーにより、煮込みから焼き上げまでを自動で行います。

 

「IH、レンジ、グリルをリレーすることで、ショートパスタは下茹せずに乾麺のままフライパンに投入できるので時短になります。レンジ調理は短い時間で食材の中まで火を通し、最後はグリルで表面をパリッと焼くので1台で本格的な調理が簡単にできてしまう。また、1台の中で3役こなせるので、IHから振り向いて後ろのオーブンに入れるという動作もなくなり、動線が短くなるのでとてもラクです」(西岡さん)

↑切れちゃう瞬冷凍ならカット野菜がくっつくことなくパラパラのまま冷凍できるので、冷凍庫から出してそのままフライパンに投入できる

 

↑三菱電機のIHクッキングヒーター「レンジグリルIH」シリーズはグリル部にレンジ機能を搭載。横幅が広いので上部のIHで炒めたフライパン(取っ手が外れるタイプ)をそのままグリル部に入れてレンジ調理→グリル調理と連携して時短調理が可能

 

間違いの出ない生産工程に安心感がある

ここ清水製作所では1日約1600台、年間約35万台の冷蔵庫を生産し、日本全国およびアジアを中心に世界各国に輸出しています。単一機種を生産する小ロット方式と、複数の機種を1つのコンベアで生産するミックス方式を併用することにより、必要な機種を必要な台数・必要なタイミングで効率的に製造する体制を整えているとのこと。

 

冷蔵庫の外箱・内箱などの成形は機械で行っていますが、部品の組み立ての多くの場面で人の手が介在しています。ミックス生産ラインでは最大8機種を同時に組み立てることがあるため、部品の取り付けを間違えないように1つのハンガーに1台ぶんの部品すべてを搭載。部品ハンガーと冷蔵庫本体が同じ速度で流れていくなか、作業員は各自決められた部品のみをピックアップして取り付け、最後にゴンドラが空になればミス無く完了という、アナログながら間違いの出ない仕組みを導入しています。最後は人の目で外観検査をした後、全数通電チェックし、メイド・イン・ジャパンの品質を保っているというわけです。

 

冷蔵庫は今や生活に欠かせない必需品。それゆえに、使い勝手と安心感が重要となってきますが、今回の清水製作所の見学ではその両方を確かめることができたのが収穫でした。

↑1つのハンガーに冷蔵庫1台を構成する内部パーツ全てが用意され、作業員は決められた部位のみを取り付けて左の作業員にリレーする

最上段の奥まで手が届く。ハイセンスの背の低い冷凍冷蔵庫「HR-G260HW」登場

ハイセンスジャパンは、食材のまとめ買いや自炊をする人が安心できる257Lの大容量で、小柄な人でも背伸びをせずに最上段の奥まで手が届く、背の低い冷凍冷蔵庫「HR-G260HW」を20241月上旬から発売します。

 

背の低さと容量の大きさを両立させた冷凍冷蔵庫。高さは1419mmで、最上段の奥まで見渡せて、庫内の奥まで手が届きやすいボディ設計になっています。また、まとめ買いしたときや大きな食材を購入しても安心の、84Lの大容量冷凍庫を装備。冷凍庫は出し入れしやすい2段式収納で、アイスクリームや冷凍食品を見やすく整理して収納できます。なお、冷蔵室の定格内容積は173Lです。

 

このほか、インテリアに映えて汚れも落としやすいガラスドアや、電子レンジなどを置きやすい耐熱約100度のトップテーブル、急速冷凍などの特徴を備えています。

スタイリッシュな冷蔵庫「TXシリーズ」AQR-TXA50NはAQUA最新の鮮度保持技術を搭載し、全室でおいしさ長持ち!

提供:アクア株式会社

モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード「家電大賞」。今年で9回目となった「家電大賞2023-2024」が現在開催中。ノミネートのなかからGetNavi注目モデルを紹介。

レシピや味付けにこだわるのも大事だが、やっぱり重要なのは食材の鮮度。AQUA「TXシリーズ」は鮮度保持にとことんこだわり、庫内全室で食材の“おいしさ長持ち”を実現した!

 

奥行き667㎜の薄型デザインで取り出しやすさと見やすさを徹底追求
「TXシリーズ」AQR-TXA50N


冷蔵庫部門
GetNavi注目モデル

↑カラーは「マットクリアブラック」

 

ノミネートNo.006
AQUA
冷凍冷蔵庫
「TXシリーズ」AQR-TXA50N

実売価格26万4000円

最新の鮮度保持技術を搭載した「ALL FRESH」な冷凍冷蔵庫。食材保存で重要な、適切な温度と湿度、そして温度を一定に保つ“恒温化”により高い鮮度保持力を実現した。空間と調和するシンプルかつ上質なデザインも魅力だ。

SPEC●定格内容積:全内容積501ℓ、冷蔵室内容積259ℓ、内チルドルーム17ℓ、野菜室102ℓ、冷凍室 上段52ℓ/下段88ℓ●サイズ/質量:W700×H1850×D667㎜/139㎏

 

【カラバリも Check!】

↑カラーは「マットクリアホワイト」

 

高い機能性とデザイン性を 両立したハイエンドモデル

AQUAのAQR-TXA50Nは空間との調和を重視し、インテリアと馴染む落ち着いた色調&シンプルなフォルムで上質さを追求。キッチンをよりラグジュアリーに演出してくれる一台だ。

 

冷蔵室を開けるとひときわ目立つのが、LEDによる「ツインパネル照明」。華やかに庫内を照らし、食材の見落としを防ぐとともに、見栄えを高めてくれる。

 

そして特筆すべきは、鮮度保持技術。食材保存において重要な要素である適切な温度・湿度に加え、温度を一定に保つ“恒温化”に注目し、高い鮮度保持力を実現した。

 

その他、取り出しやすさと見やすさを両立した奥行き667㎜の薄型設計、高級感漂うマットクリア素材の採用(ブラック/ホワイト)など使い勝手や質感も格別だ。

 

食材価格の上昇やフードロス削減に関心が集まっている昨今、食材をムダなくおいしく味わうという意識も高まっている。「TXシリーズ」はそんな現代の食生活をより豊かなものにする機能が満載だ。

 

<POINT 01>

食材を挟み込むように冷やす
チルド技術で生鮮食品が長持ち

食材に直接冷風を当てない輻射冷却「W間接冷却チルド」を採用。輻射冷却により、チルドルームの温度を一定に保つことができ、食材の傷みの原因となる菌の繁殖を抑制するとともに、乾燥を防いで食材の鮮度を長く保つ。食材に合わせて「通常」と「微凍」2段階の温度を選択可能。

↑アルミパネルとアルミトレイに冷風を当てて冷やし、輻射冷却で食材を包み込むように冷やす

 

↑TXシリーズ(左)と同社従来品の牛豚あいびき肉10日間の保存比較(※1)

 

※1:試験条件/AQR-TX51NとAQR-SV38K(2021年モデル)を各1台用意し、AQR-TX51Nのチルドルーム(微凍モード)を試験区、AQR-SV38Kのチルドルームを対照区としました。保存期間を10日間とし、保存前および保存後にそれぞれの項目を評価しました。牛豚合いびき肉を購入し、パックのまま保存。一般生菌数:初期菌数4.3×106(CFU/g)、保存後AQR-SV38K2.2×108(CFU/g)、AQR-TX51N7.3×106(CFU/g)。(一財)日本食品分析センター調べ(成績書番号:第23021241001-0101号、第23021241002-0101号、第23021241003-0101号)

 

<POINT 02>

冷蔵室から「見える野菜室」が確認でき
「うるおいエリア」で低温&高湿をキープ

冷蔵室の窓から野菜室を見渡せる「見える野菜室」を採用。野菜室の保存スペースは、上段のバスケット、下段手前の野菜ケース、下段奥の「うるおいエリア」に仕切られる。鮮度保持用のツインLEDライトを搭載し、実物野菜の軟化やじゃがいもの発芽などを抑制。

↑半密閉構造化された「うるおいエリア」を、冷やしたアルミプレートで輻射冷却。高湿度と低温を維持することで、野菜の乾燥や栄養の減少を防いでおいしさを長く保つ

 

↑冷蔵室の手前底が透明なので、開けたときに野菜室を覗ける。野菜室を開けずに野菜の保管状況がチェック可能

 

<POINT 03>

特許技術「おいシールド冷凍」により
食材のおいしさを長時間維持

ドリップ抑制機能を搭載した、AQUAの特許技術「おいシールド冷凍」を採用。霜取り時に発生する熱の侵入を防ぎ、冷凍室内の温度変化を抑えることで食材を霜つきから守り、うまみ・食感が長持ちする。長期保存時のうまみ残存率が約20%、歯ごたえ残存率が約17%アップ(※2)。

↑「おいシールド冷凍」搭載の冷凍保存(左)と非搭載の冷凍保存(右)の肉の比較(※3)。非搭載の肉は、食材から出てしまった水分やうまみで霜だらけになっている

 

↑冷気の出入り口に開閉式のフタを装備。霜取り運転時にフタを閉じることで暖気の流入を止める

 

※2:試験条件/おいシールド冷凍が搭載されたAQR-TZ51Nと非搭載のAQR-SV27G(2017年モデル)を各1台用意し、AQR-TZ51Nの冷凍室を試験区、AQR-SV27Gの冷凍室を対照区としました。保存期間を4週間とし、保存前および保存後にそれぞれの項目を評価しました。牛ステーキ肉は解凍後、真空パックして70℃で60分間湯煎し、常温に戻してロース芯を測定。メバチマグロは冷蔵室で解凍後、そのまま測定しました。試験結果/①牛ステーキ肉のグルタミン酸残存率=AQR-SV27G(ドリップ抑制機能無し)57.8%、AQR-TZ51N(ドリップ抑制機能あり)77.3%。②メバチマグロの食感変化率=購入直後57N、AQR-SV27G(ドリップ抑制機能なし)209N、AQR-TZ51N(ドリップ抑制機能あり)100N。味香り戦略研究所調べ。●特許5832937:凹形状のカバーでファンを覆うことにより、除霜時の温度上昇を防ぐ。2023年4月現在(当社調べ) ※3:試験条件:おいシールド冷凍が搭載されたAQR-TX51Nと非搭載のAQR-SV38K(2021年モデル)を各1台用意し、それぞれの冷凍室に食品ポリ袋に入れた牛肉を保存しました。保存期間を31日とし、保存前及び保存後の外観を観察しました。同社調べ

 

<POINT 04>

どんな空間とも調和し
上質さを演出するデザインを採用

「空間との調和」をテーマに、インテリアに馴染む落ち着いた色調やシンプルなフォルム、穏やかな質感やデザインを採用。扉には、特別な加工を施したフロストガラスを用いることで、指紋もつきにくい。家族が多く頻繁に開け閉めを行う家庭でも美観を損なうことなく使える。

↑表面は特別な加工を施したフロストガラスを採用

 

↑外観だけでなく、光あふれる庫内も魅力。グレーの内装とツインパネル照明の光で、食材を美しく照らす

 

<POINT 05>

人が冷蔵庫に近づくと
運転状況を7色の光で知らせる

冷蔵室の扉下部に「LEDステータスバー」を装備。人感センサーで人の動きを感知し、冷蔵庫に近づくと7色の光で運転状況を知らせる。不要な点灯を抑え、空間の雰囲気を邪魔することがない(※4)。特に製氷機の水が空になると点灯するイエローの「製氷給水タンクアラーム」が便利。

※4:半ドア状態や故障の可能性がある場合は常時点灯します

 

 

<家電大賞2023-2024に投票しよう>

今回紹介したAQUA 冷凍冷蔵庫「TXシリーズ」AQR-TXA50Nは現在開催中の2023年を代表する家電を決定する「家電大賞 2023-2024」の冷蔵庫部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1545558.html

注目のセカンド冷蔵・冷凍庫を紹介! 一升瓶を立てたまま収納できる冷蔵庫も

まとめ買いする人が増えている冷凍食品や、ふるさと納税返礼品などにより、冷蔵庫は いつもパンパンになりがち。不足した容量をおぎない、無理なく設置しやすい2台目向きのモデルが隆盛だ。

※こちらは「GetNavi」2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

サイズやデザイン、機能性で暮らしに合うモデルを選ぶ

昨今は物価上昇により、業務用スーパーなどでのまとめ買い重要が増加。容量を増設できるセカンド冷凍庫・冷蔵庫がトレンドだ。個室でお酒などの飲み物を冷やせる小型のモデルも人気。色や質感にこだわったものが多く、インテリアに馴染ませて選びやすい。 “セカンド”を迎え入れるなら、まずは普段の買い物の状況に合う最適なサイズを検討したい。

 

機能面では、ドアを手前に引く「横開き」と天面を上に開ける「上開き」から選べる。今回は、設置面積が小さい横開き型を紹介。  冷凍機能は安価なモデルに多い「直冷式」と「間冷式(ファン式)」の2種類がある。ファン式は霜取り不要なのがメリットだが、ファンの音が大きい場合があるので寝室に置くなら静音性も要確認だ。

 

【その①】ドアは左右で付け替えられて置く場所を選ばないデザインがうれしい

シャープ

ファン式冷凍庫 「グルメクール」 <FJ-HM7K-H> 

庫内容積 72l/温度帯 冷凍・微凍 ・冷蔵/サイズ W495× H770× D598mm/カラバリ 1種

冷凍から冷蔵まで9段階の温度設定が可能なファン式冷凍庫。インテリアに馴染む高品位なメタルドアを採用、開閉方向は左右を自由に変更できる。冷蔵モード時には独自のプラズマクラスターイオンで庫内を包み、浮遊菌・付着菌を除菌。

↑部屋に馴染む洗練されたデザイン。キッチン周りだけでなく、リビングやダイニング、寝室などライフスタイルに合わせて設置場所を選べる

 

↑庫内のガラス棚と引き出しボックスを取り外して棚の位置を変更可能。冷凍食品やスイーツ、一升瓶など保管したいものに合わせて調整できる

 

↑冷凍・微凍・冷蔵の3モードに対応。ビールなら6℃、刺身なら-3℃など、9つの温度帯から食材に最適な温度に切り替えられる

 

<この人に聞きました>

シャープ Smart Appliances & Solutions事業本部

国内キッチン事業部 冷蔵商品企画部 主任 蓮沼奈緒加さん

「当社の冷凍庫は、コロナ以前は直冷式を中心に展開していましたが、現在は食品のまとめ買いが一般化したこともあり霜取り不要のファン式のモデルが好評です。また、冷凍食品の需要拡大を見越して、2014年から家庭用冷蔵庫に大容量冷凍室(メガフリーザー)を採用。冷凍食品の需要やお客様の反応・使用実態に合わせて、鮮度保持に優れて収納がしやすい製品の開発に取り組んでおります。 『おいしさをいつも身近に』をコンセプトに、デザイン・使い勝手などにこだわって開発したのが『グルメクール』。キッチンだけでなくリビングなど様々な空間に設置してもらい、食を味わうことを楽しんでいただきたい、ということを新たに提案しています。

 

ライフスタイルに合わせて設置場所を選んでいただくため、特に製品の高さについては慎重に検討を重ねました。一升瓶や冷凍食品など収納したいものの高さと、リビングのソファやデスク横などに置いても圧迫感のない高さを両立するサイズを目指し、あらゆる家具の高さ寸法を計測し、収まりの良い770mmに決定しました。  冷凍食品などをまとめ買いすることが多い方はもちろん、豊かな食生活や住空間のインテリアにこだわりのある方にもオススメ。9段階の細かな温度制御が可能なので、日本酒をシャーベット状にして楽しむみぞれ酒など、お酒好きの方もぜひお試しください!」

 

【その②】重ねても使える斬新なデザインで空間に合わせて選ぶ楽しさを追求

日立

Chiiil

庫内容積 73l/温度帯 セラー・ 冷蔵/サイズ W559× H750× D420mm/カラバリ 10種

保存したい食品に合わせて、冷蔵とセラーから温度帯、さらに庫内のレイアウトも選べるファン式冷蔵庫。空間に合わせやすいグレー系を中心とする10色展開で、マットな質感に仕上げた。2台を組み合わせて縦置き・横置きも可能。

 

【その③】家具の隙間などデッドスペースに無駄なく設置できるスリムボディ

AQUA

スリムフリーザー AQF-SF11N

庫内容積 105l/温度帯 冷凍/サイズ W360× H1455× D635mm/カラバリ 2種

横幅36cmという業界トップクラスのスリムボディで、従来設置をあきらめていたスペースにも置きやすいファン式冷凍庫。コンパクトながら引き出し4段の大容量を備える。深さのあるバスケットなので食材を整理しやすい。

 

【その④】家具と並べても違和感がなく運転音も静かで部屋置きしやすい

アイリスオーヤマ

奥行スリム冷凍庫 66L IUSN-7A

庫内容積 66l/温度帯 冷凍/サイズ W552× H800× D390mm/カラバリ 2種

奥行約39cmのサイズ感とワントーンのシンプルなデザインにより、家具のような佇まいのファン式冷凍庫。約24dBの静音設計でリビングやワークスペースにも最適だ。素早く冷凍し、食材の鮮度を保てる急冷モードを搭載。

 

【コレもチェック①】サンコー 俺の酒蔵 朝霧

庫内容積 92l/温度帯 セラー/サイズ W430× H950× D450mm/カラバリ 1種

一升瓶を立てたまま12本(下段3本、上段9本)収納できる直冷式の日本酒冷蔵庫。タッチパネルで3〜18℃まで1℃単位の温度設定ができる。紫外線カットガラスパネルを採用。

 

【コレもチェック②】アイリスオーヤマ ペルチェ式ワインセラー 25L IWC-P081A-B

庫内容積 25l/温度帯 セラー/サイズ W176× H344× D321mm/カラバリ 1種

ボトルを8本収納できるセラー。冷却には振動の少ないペルチェ式を採用し、ワインの状態をキープしやすい。スパークリングからフルボディの赤まで種類に合わせて、8〜18℃の温度管理が可能。

晩酌のお供に頼れる1台。一升瓶を縦置きできる日本酒冷蔵庫「俺の酒蔵」登場

サンコーは、一升瓶を縦置きできる日本酒冷蔵庫「俺の酒蔵」を発売しました。サンコー公式通販サイト、直営店、取扱店、ECサイトなどで販売します。価格は3万6800円(税込)。

 

本製品は、日本酒をおいしく飲むための日本酒専用冷蔵庫。サイズは幅430×奥行き450×高さ560mmで、一升瓶を立てたまま5本収納可能です。付属のラックをセットすれば、ビールやワインを入れて冷やすことも可能。

 

家庭用冷蔵庫と同じコンプレッサー方式を採用し、しっかりと冷やせます。また、庫内に搭載されたファンにより、冷気を循環。フロントパネル上部のタッチパネルを用いて、温度は3~18度まで、1度単位で設定可能です。

 

紫外線カットガラスパネルを採用し、中に入れた銘柄を外から見ることができるうえ、LED灯を備え、パネルをタッチして、LED灯のオン・オフが可能。お酒をほんのり明るく照らせます。また、静音設計なので、寝室に置いても運転音が気になりません。

 

 

<仕様>
・サイズ/幅430×奥行き450×高さ560mm
・重量/約17.8kg
・電源/AC100V 50/60Hz
・消費電力/50W
・年間消費電力/50Hz:51kWh/60Hz:49kWh
・設定温度/3~18度
・設置場所の推奨温度/16~32度
・庫内灯/LED:ON/OFF
・冷却方式/直冷式
・定格内容積/40L
・ケーブル長/約1.7m
・セット内容/本体、ラックA×2、ラックB、転倒防止ガード、日本語取扱説明書

ライフスタイルの変化に合わせて冷凍機能にこだわったハイアールの冷凍冷蔵庫2モデル登場

ハイアールジャパンセールスは、「これからは、冷凍基準。」をコンセプトに、大容量で使いやすい「ジャイアントフリーザー」を搭載するなど、冷凍を主役にした4枚ドア フルフレンチデザインの470L冷凍冷蔵庫(JR-GX47A)「CŌRU」、406L冷凍冷蔵庫(JR-GX41A)「CŌRU Lite」を発表。9月1日から全国の家電量販店、ホームセンター、GMS、Web通販などで順次発売します。

 

ハイアールジャパンセールスによると、生活様式の変化から、食材のまとめ買いや長期保存を目的とした冷凍保存の需要が高まり、家庭で求められる冷凍スペースの容量も拡大傾向にあるとのこと。そのなかで登場したCŌRUおよびCŌRU Liteは、冷凍保存容量拡大のニーズに応えつつ、新たな冷凍機能を搭載するなど、冷凍を主役にした製品です。

 

CŌRUは166L、CŌRU Liteは142Lの「ジャイアントフリーザー」を搭載。まとめ買いやお取り寄せ、作り置きなどの食品を大量に収納できます。また、「引き出し式クリアバスケット」4個、「引き出し式トレイ」2個の、2列×3段の引き出し式を採用し、大量の冷凍食品を見やすく、取り出しやすくしています。

 

さらに、CŌRUでは保存する食材に合わせて-18度から5度まで温度調節できる「セレクトゾーン」も搭載。冷凍が求められる時代にふさわしい機能にこだわりました。

 

また、空間にフィットしやすい「薄型デザイン」、高い位置でも庫内の奥まで手が届きやすい「薄型ワイド庫内」を実現。実用性とデザイン性を兼備した、ライフスタイルに寄り添う1台となっています。

 

◆ 仕様
商品種類:470L冷凍冷蔵庫/406L冷凍冷蔵庫
品番:JR-GX47A/JR-GX41A
定格内容積(L):470(冷蔵室 304・冷凍室 77・セレクトゾーン 89)/406(冷蔵室 264・冷凍室 142)
ドア数:4/4
価格:店頭予想価格 18万円前後(税別)/店頭予想価格 15万円前後(税別)
電源電圧(V):単相 100/単相 100
定格消費電力量(W):電動機 120、電熱装置 170/電動機 120、電熱装置 130
年間消費電力量(5 kWh/年):285/267
冷却方式:ファン式/ファン式
フリーザー性能:フォースター/フォースター
霜取方式:自動/自動
運転音(dB):約23/約20
外形寸法(mm):幅830×奥行635×高さ1775/幅700×奥行680×高さ1775
質量(kg):121/110

セカンド冷蔵庫にもいい。 書斎などに置きやすいアイリスオーヤマ 「奥行スリム冷蔵庫 66L」

アイリスオーヤマは、リビングや書斎、寝室などの収納家具とも奥行きを合わせやすい薄型設計の「奥行スリム冷蔵庫 66L」を8月中旬から順次発売します。直販サイトの価格は6万5780円(税込)。

 

コロナ禍を契機に、テレワークとオフィスワークを選ぶ働き方、ハイブリッドワークが定着。小型冷蔵庫を働く場所に設置し、仕事中にその場で冷たい飲み物を取り出したり、キッチンの冷蔵庫に収まらない食品を一時的に保管したりする用途で「セカンド冷蔵庫」の需要が高まっています。奥行スリム冷蔵庫 66Lは、そのなかで登場した製品です。

 

 

奥行きが39cmで、背面を壁につけて設置でき、テレビ台や本棚などのインテリアと奥行きを合わせやすいことに加えて、ミニマルなデザインとマットな質感により、リビングや書斎にも調和。ただし、壁の変色や汚れ、湿度が高いときの背面や壁の結露が気になる場合は、壁から3cm以上離すことを推奨しています。

 

また、庫内のガラス棚は取り外し可能なため、保存する食品のサイズに合わせて調節でき、高さのあるワインボトルや2Lペットボトルも収納できます。なお、省エネ基準達成率は約312%を実現しており、電気代を抑えられます。

メリット・デメリットは? 最新「セカンド冷凍庫」の選び方とおすすめ7選

ここ数年、冷凍室の容量不足を補う “セカンド冷凍庫” の新モデルが次々と発売されています。コロナ禍によってライフスタイルが急激に変化したなかで存在感を増したことがうかがえますが、行動規制が緩和された今もなお、需要が衰えないのはなぜでしょうか?

 

家電プロレビュアーの石井和美さんに背景を聞くとともに、手に入れるならどのように選べばいいか、またおすすめモデルとは? くわしくお話を伺いました。

 

セカンド冷凍庫がなぜ注目された?

↑山善「YF-SU70(S)」

 

セカンド冷凍庫が注目されるようになりましたが、そのきっかけはやはり、2020年に始まったコロナ禍。

 

「2020年1月以降、たちまちさまざまなタイプのセカンド冷凍庫が発売され始めました。それ以前は、横長で上扉が開くタイプ、いわゆる業務用の冷凍庫が主流であり、家庭で使うにしては大きすぎる上に、取り出しにくいため、ニーズはほとんどありませんでした。
その後すぐにステイホームとなってスーパーに買いものに行く回数が減り、まとめ買いが増えました。大きな冷蔵庫を持っていても、冷凍スペースは限られています。まとめ買いした食品を長期保管するために、冷蔵庫機能より冷凍庫機能の需要が増えたのです。このような背景のなか、セカンド冷凍庫の人気に火がつきました」(家電プロレビュアー・石井和美さん、以下同)

 

アフターコロナでも、セカンド冷凍庫が人気の理由

↑ハイアール「208L 冷凍冷蔵庫JR-SX21A(W)」

 

新型コロナウィルスの収束の兆しが見えるなか、セカンド冷凍庫の需要が続いているのはなぜなのでしょうか?

 

理由1.家計節約のためにまとめ買いをするようになった

「新型コロナウィルスの収束とともにセカンド冷凍庫の需要もだいぶ落ち着いてきたところはありますが、日常的に大型倉庫店舗や業務用のスーパーを利用する人は多く、まとめ買いが習慣化している人たちにとってセカンド冷凍庫が重宝します。また、食品や生活用品などの値段が高騰していくなかで、まとめ買いをして少しでも家計の負担を小さくしようとする傾向が強まっています。まとめ買いは、今後の食品の買い方として、ますます定着していくでしょう」

 

理由2.食品の冷凍技術の向上

「冷凍技術の進化により、短時間で食品を冷凍することができるようになりました。その結果、冷凍食品のクオリティが上がったことで冷凍食品を買う人が増えました。無添加でヘルシーかつバランスのとれた冷凍食品が豊富に販売されています。共働き世帯や小さなお子さんのいる世帯を中心に冷凍食品を賢く取り入れて、生活をラクにしたいというニーズが増えています」

 

理由3.デザイン性の向上

「家庭用として、居住空間で使いやすい前開きで縦長のデザインが主流となってきました。縦長の冷凍庫であれば場所をとりません。またデザイン性にも優れており、インテリアに馴染みどこにでも違和感なく設置することができます。キッチンのみならず、個室や廊下など場所を選ばずに置くことができるようになりました」

 

理由4.収納性の向上

「小分けの引き出し式のデザインになったことで冷凍食品を整理しやすく、目的の食品がすぐに見つけやすくなりました。
現在の大型冷蔵庫の冷凍室もそうですが、一昔前の冷凍庫は、冷凍スペースはただ大きなカゴになっているものが多く、どこに何が入っているかわかりにくかったり分類しづらかったり、整理しても中で崩れてしまったりすることも。コロナ禍以降に発売した冷凍庫は、コンパクトで、中の収納が4段から5段の引き出し式のカゴになっているものが多いです。引き出しが細分化されたことで、扉を開ければどこに何があるのかが分かりやすく、むやみにいろいろなカゴを引き出さなくても良くなりました。また、可動棚になったのもポイント。大きな食品を購入した場合、食品の大きさに合わせて、棚を外して入れることも可能です。
ご家庭によって買う食品の種類は多種多様なため、それぞれに合わせられるように融通をきかせている点が人気の一つです。家庭で使う冷凍庫ならではの工夫ですね」

 

買う前に知っておきたい! セカンド冷凍庫の選び方と注意したいポイント

↑山善「YF-SU70(S)」

 

実際にセカンド冷凍庫の購入を考えた場合、どのような基準で選べばいいのでしょうか? チェックポイントを教えていただきました。

 

・使用目的はなにか

「セカンド冷凍庫に何を入れたいかを把握しましょう。例えばチャーハン、ピザ、お肉なのか、それによりパッケージのサイズも違います。普段、何を多く買うかにより、収納するカゴの理想サイズが見えてきます。カゴ内側の寸法を検討することが大切です」

 

・サイズをしっかりと検討する

「最近では冷凍庫をネットで購入してしまう人が多いですが、いざ家に置いてみるとサイズがいまいち合わないということをよく聞きます。意外と多いのが、幅が狭いわりに奥行きがある場合です。家具と並べたとき、冷凍庫だけ突出してしまい不格好です。設置場所の幅や高さはもちろん、奥行きもしっかり測っておきましょう。
また、冷凍庫はしっかりとものを詰めておいたほうが電気代が安くなります。大きいサイズを買ってスカスカになっている位であれば、購入する食品がちょうど収まるサイズ感を選びましょう。実物を見て購入するほうが間違いがありません」

 

・右開き/左開きか

「置く場所によっては開き方により、とても不便になるので注意が必要です。購入前に、開く側を選べたり、設置後に自分で左右に扉を付け替えられるタイプも出ています」

 

・温度調整設定の機能があるか

「冷蔵、チルド、冷凍と庫内の温度調整設定を変えられるものも多くなってきています。季節によって温度調整をしたいなど希望があるのであれば、温度調整設定の有無を確認することをおすすめします」

 

・セカンド冷凍庫の上に物を置くか

「冷凍庫の上にコーヒーメーカーやトースターを置く人も多くいます。置く場合は、耐熱性能があるかカタログでチェックしてください」

 

・霜が付着しにくいか

「冷凍庫には直冷式とファン式があります。価格の安いもののほとんどが直冷式で、価格が高くなるにつれてファン式になります。
直冷式は価格が安いぶん、霜がつきやすいのが難点。定期的に中に入っている食品をすべて取り出し、付いている霜を取り除く作業が発生します。これがとても大変です。カタログを見れば必ず直冷式かファン式が書いてあるので、そこは必ず購入前に見てほしいです」

 

・運転音が静かか

「運転音は何デシベルとカタログに記載されているのですが、実際にはあまりあてにならないのです。普段は静かですが、急にパチッなどと音がなることがあります。音の原因は、冷凍庫の背面にある気体冷媒を取り込み圧縮する役割を果たす、コンプレッサーです。値段の高い機種はコンプレッサーにカバーが付いていますが、廉価品には付いていないことも。リビングや寝室に置くのであれば、音の静かなものを選ぶのが良いでしょう。静音性を前面に押し出している商品のほうが、静かというのは実感としてあります。あまり音のことには触れていないような商品はそこまで静音性を重視していない可能性があります」

 

・アース線の有無はどうか

「アース線とは、電化製品から漏れ出た電気を地面に逃すための線のことです。プラグの脇に細い線が出ているのを見たことはあるのではないでしょうか。アース線のある冷凍庫にも関わらず、アース付きコンセントがない場合、電気工事専門の人にアース付きコンセントを取り付けてもらう電気工事が発生します。しかし最近ではアースのない漏電対策の処理がされている機種がほとんどです。このような機種を選べば、コンセントに差し込むだけになるので心配いりません」

 

各モデルの機能や特徴だけでなく、あらかじめチェックしておくべきこともあります。

 

・設置場所を事前に確認しておく

「冷凍庫の熱を逃す放熱スペースを設ける必要があるか否かは冷凍庫によって異なります。狭い場所に置く場合、放熱スペースのいらない機種を選ぶようにしましょう。放熱スペースをしっかりと取る必要がある機種にもかかわらずスペースを設けることができない場合、電気代が上がってしまうリスクも。注意が必要です。
また、コンセントの位置もあらかじめチェックしましょう。冷凍庫はずっとつけているものなので、延長コードを使ってつなぐことは大変危険です。壁にあるコンセントに直接つなぐようにしてください」

 

・電気代を念頭におく

「セカンド冷凍庫の電気代は、現在、各メーカーが出しているフラッグシップモデルの省エネ性能の良い冷蔵庫と同等にかかることを念頭に置いておきましょう。フラッグシップモデルは、技術を集結させているため大容量でありながら電気代はとても安い。現在、家庭の冷蔵庫のにかかる電気代はおおよそ、1ヶ月あたり600円〜1000円位です。セカンド冷凍庫を入れた場合は、その2倍となる1ヶ月あたり1200円〜2000円くらいに電気代が上がります。電気料金自体がこれから上がってくるので、ランニングコストを考慮し購入を検討する必要があります。まとめ買いでうまく節約ができたり、冷凍おかずを買って時短したいなど、電気代がかかってでも導入するメリットを感じるかどうかがポイントです」

 

家電プロレビュアーがすすめる、最新セカンド冷凍庫と冷凍付冷蔵庫 7選

まとめ買いをした冷凍食品を収納しやすく、サイズもコンパクトな、最新の冷凍庫と温度調整機能のついた冷蔵庫を性能別におすすめしていただきました。

 

■ サイズで選ぶ

浅い奥行きで家具との相性も抜群。もう少しだけ保存スペースを増やしたい! がかなう冷凍庫

アイリスオーヤマ「奥行スリム冷凍庫66L IUSN-7A-W ホワイト」
実勢価格=6万5780円(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W552×D390×H800
・年間消費電力量:約256kWh / 年

 

「奥行を390mmと浅くデザインされているので、家具と並べたときに前面が揃いやすく圧迫感なく置けるのがポイントです。庫内の壁を薄くすることで、しっかりと保存スペースを確保しており、買いものカゴ1.5個分は入ります。家庭用冷蔵庫にある冷凍スペースでは少し物足りないという方におすすめです。色は白と黒の2色、インテリアのテイストに合わせて選べます」

 

業界最小幅を実現! 狭いスペースにも置け移動もできるキャスター付き

山善「スリム冷凍庫70L YF-SU70(S) シルバー」
実勢価格=4万9800円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W335×D580×H1170
・年間消費電力量:約158kWh / 年

 

「セカンド冷凍庫で、3パターンのサイズ展開があるのがめずらしく、ライフスタイルに合わせて収納力を選ぶことができます。今回紹介するのは中サイズの70L。またキャスターが付いているので移動するのもラクラクです。幅は業界最小※の335mmととてもスリム。スーパーでよく見かける小さめの冷凍食品を収納するにはちょうどよいサイズ感です」
※2022年7月26日時点でのメーカーの独自調査によるものです。

 

■ デザインで選ぶ

マグネットカバー着せ替え扉が新しい! 希望の温度設定を分けられる2ドアデザイン

ハイアール「208L 冷凍冷蔵庫JR-SX21A(W)」
実勢価格=7万円前後(税込)

・種類:冷凍冷蔵庫
・外形寸法(mm):W453×D632×H1775
・年間消費電力量:約247kWh / 年

 

「2ドアなので片方を冷蔵庫、もう片方を冷凍庫として分けて使うことができるのはとても便利です。扉にはドリンクの入れられるスペースがあるのもセカンド冷蔵庫としてはめずらしい。すぐに取り出したい食品をリビングに保存するのにはもってこいの商品です。独自の特徴としては、マグネットカバーで扉のデザインを気分により変えられること。海外では売られていたりするのですが、日本でははじめての発売となります。こんな冷凍庫の楽しみ方があってもいいですね」

 

扉の開きが左右自由につけ替えられる。置く場所を選ばない使い勝手のよさが魅力

シャープ「冷凍庫(ファン式)FJ-HM7K」
実勢価格=7万7000円前後(税込)

・種類:冷凍冷蔵庫
・外形寸法(mm):W495×D598×H770
・年間消費電力量:約277kWh / 年

 

「扉を自分で左右どちらにも付け替えられるので部屋のレイアウト変更も自由にできます。引っ越しがあっても場所を選びません。冷凍から冷蔵まで9段階での温度調整ができるので保存温度にこだわりのある方には人気があります。例えばビールの保存温度の適温は6℃、日本酒には−5℃などお好みの温度に設定ができます」

 

■ 機能で選ぶ

寝室や個室におすすめ、静音性能の高い冷凍庫

三菱電機「Uシリーズ MF-U12H 121L」
実勢価格=5万5000円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W480×D586×H1126
・年間消費電力量: 約400kWh / 年

 

「静音設計を特徴としているだけに、運転音はとても静かです。寝室など、音が特に気になる場所に置くにはおすすめです。4段に分かれた大容量引き出し式収納ケースは、整理しやすく、食品を見つけやすいので、まとめ買い後の保管にも最適。トップテーブルも約100℃までの耐熱性があるので、冷凍庫の上に、コーヒーメーカーやオーブンレンジ※を置くこともできます。さらに、まとめ買い志向の方には、218Lの大容量冷凍庫(6月30日発売)MF-U22Jもラインアップされていますので、検討してみてください」
※オーブンレンジのタイプ・サイズによっては、置けない場合があります。耐荷重は30kgまでです。

 

共働き家庭にうれしい! ソフト冷凍で食品を取り出したらすぐ切れる

ハイセンスジャパン「168L 冷凍庫 HF-A16S」
実勢価格=5万円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W521×D626×H1346
・年間消費電力量:約511kWh / 年

 

「ー7℃のソフト冷凍機能が特徴です。凍っていても解凍することなく、切ったりすくったりと、わずらわしい解凍の手間がなく、料理を作れるのがポイント。忙しい人や共働き世帯にはありがたい時短冷凍庫です。また、表扉の前面に温度調整のパネルがついているので、扉を開けずに中の温度を変えることができます。最大ー30℃まで設定でき、食品を急速に冷凍します」

 

作り置き派におすすめしたい! 食品を急速冷凍して保存できる

パナソニック「ホームフリーザー NR-FZ120D」
実勢価格=5万円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W 480×D 586×H1126
・年間消費電力量:約365kWh / 年

 

「省エネ性が高いところがポイント。アルミトレイが付いていることで、作り置きをした料理を即座に凍らせることができます。食品は凍らす時間が短いほど、味を保つことができます。最初に最上部のトレーで凍らせ、凍ったならば下の引き出しに次々に収納していけばとても効率的です。作り置き派にはおすすめの商品です」

まとめ買いや作り置き、冷凍食品の活用など、忙しく働く世代の救世主となってくれるセカンド冷凍庫。デザインもおしゃれで収納もしやすくなっているのであれば、生活の中に取り込むメリットは充分にあると言えそうです。

 

プロフィール

家電プロレビュアー / 石井和美

家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、ウェブ媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
HP


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

冷凍食品のストック需要に対応。大容量でおしゃれな三菱の最新2ドア冷凍庫「MF-U22J」登場!

三菱電機は6月30日に、コンパクトながら大容量の2ドア冷凍庫として、ホームフリーザー「Uシリーズ」から新モデル「MF-U22J」を発売します。

 

リモートワークの普及により、食事作りの負担軽減のために冷凍食品のストック需要が高まっている昨今。三菱電機の最新ホームフリーザーであるMF-U22Jは、これらのニーズに応えるべく、コンパクトながら218Lと大容量で、たっぷり収納できる2ドアレイアウト仕様にしました。食品のまとめ買いにも便利そうです。

 

また、運転音が20dBと静かなので、設置場所を選ばないほか、よく使うものは取り出しやすい上段エリア、⾧期保存したいものは下段エリア、といった使い分けも可能。上段エリアの一番上の棚では、ピザなどの幅が広い食品も収納できます。

 

さらに、家具や空間と違和感なく溶け込むよう、凹凸の少ないスマートなボディデザインを実現。リビングや廊下など、キッチン以外の場所に置いても空間に調和します。シンプルなハンドルや、本体上部に集約された操作スイッチなど、細部にもこだわっています。

 

ドアは1扉ずつ開閉できるので、冷気漏れを抑制し、節電につながります。また、内部は4段に分かれたクリアケースで、整理がしやすく、庫内の食品が見つけやすいとのこと。加えて、上段扉の下にLED照明が付いているので、下段だけを開けたときでも手元が明るく、庫内を見渡しやすいといいます。

 

このほか、ファン式自動霜取によって面倒な霜取りが不要だったり、急冷スイッチとアルミトレイで急速に冷やし、おいしさをしっかり閉じ込めたりと、細かな点も特徴です。本体サイズは約幅542×奥行き650×高さ1496mmとなっています。

”冷蔵庫に見えない冷蔵庫”。住まいを格上げする機能美家電のススメ

近年は、一見すると家具風の「ステルス家電」や雑貨風の「雑貨電」など、インテリアに馴染むオシャレな家電が人気。インテリアのプロと家電のプロ、両者の審美眼にかなう、まさに眼福な“機能美家電”を厳選した。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちも心酔しています

スタイリスト 窪川勝哉さん

雑誌やテレビのスタイリングで活躍。インテリアのほか、家電やクルマ、文房具にも造詣が深い。

 

本誌家電担当 青木宏彰

「家電コーディネーター」の資格を持つ。製品評価では、機能性に加えてデザインも重視している。

 

ラグジュアリーな外観と大容量や優れた鮮度保持性能を兼備

冷蔵庫

AQUA TZシリーズ

プロダクトデザイナー・深澤直人による“冷蔵庫に見えないデザイン”が魅力。スペシャルエディション(AQ R-TZA51N/42N)は、ダークシルバーが高級感を演出する。「おいシールド冷凍」や「ツインLED野菜ルーム」などの鮮度保持機能も秀逸。

SPEC(AQR-TZA51N)●定格内容積:512L(冷蔵室332L、うちツインLED野菜ルーム26L/冷凍室180L)●年間消費電力量:293kWh●サイズ/質量:W830×H1850×D635mm/135kg

 

↑鮮度保持用LEDライトと半密閉構造を採用。野菜の熟成を抑え、乾燥や水ぐされから守る

 

↑庫内の隅々まで手が届きやすい薄型設計。冷凍室は大容量、かつ6ボックス分割で食材を整理しやすい

 

↑冷凍室内の温度変化を抑制。食材の冷凍焼けを防ぎ、食感やうまみを保ちながら保存できる

 

酔心ポイント

「22年モデルは実際に自宅で使っていて、美しいルックスがお気に入り。光沢感のある加工でキッチンがラグジュアリーな印象になります。」(窪川)

 

「デザインに加えて、庫内の隅々まで手が届きやすい薄型設計や、おいしさを逃さない冷凍技術など使い勝手も上々。才色兼備な一台です。」(青木)

 

【Other Choice】様々な空間に合わせてコーディネートできる冷蔵庫

冷蔵庫

日立 Chiiil

リビングや寝室など、キッチン以外にも設置しやすい新コンセプトの冷蔵庫。グレー系を中心に10色を用意し、空間に合わせて選べる。2台を組み合わせて縦置き・横置きも可能。

SPEC●定格内容積:73L(うち食品収納スペースの目安56L)●年間消費電力量:198kWh/年●サイズ/質量:W559×H750×D420mm/29kg

スリムボディの優れたデザインと使い勝手が◎ AQUA「スリムフリーザー AQF-SF11M」が金賞受賞!【家電大賞2022-2023 セカンド冷蔵庫・冷凍庫部門】

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード。今年で8回目となった「家電大賞2022-2023」では、2022年発売のノミネート家電140製品のなかから、読者の投票(投票期間は2022年11月24日~2023年1月8日)により、グランプリと部門賞(全18部門)が決定しました。今回新設された「セカンド冷蔵庫・冷凍庫部門」を受賞したのは、AQUA「スリムフリーザーAQF-SF11M」

 

冷凍食品のまとめ買いニーズをキャッチ!!
トレンドの「セカンド冷凍庫」カテゴリを優れたデザインと使い勝手で牽引
AQUA「スリムフリーザー AQF-SF11M」

【家電大賞2022-2023 セカンド冷蔵庫・冷凍庫部門】金賞

AQUA
スリムフリーザー
AQF-SF11M

実売価格4万3890円

横幅36cmという業界トップクラスのスリムボディが魅力。容量は105Lで、メインの冷蔵庫を助ける“セカンド冷凍庫”として冷凍食品のまとめ買いにも余裕で対応できる。自動霜取り機能付きで、庫内のお手入れもラクラク。

SPEC●冷却方式:ファン式●定格内容積:105L●ドア数:1●年間消費電力量:340kWh/年●2021年省エネ基準達成率:107%●温度調節:3段階●運転音:約25dB●霜取り:自動●サイズ/質量:W360×H1455×D635mm/37kg

↑カラーバリエーションはシャインブラックとホワイト

 

近年、まとめ買い需要が高まるなかで売り上げを伸ばしているのがセカンド冷凍庫。その牽引役となったのが、クチコミで人気に火がつき、各メディアで話題を集めたAQF-SF11Mである。今回の家電大賞「セカンド冷蔵庫・冷凍庫部門」で堂々の金賞を受賞した。

本機が投票者の大きな支持を集めた理由は第一に、幅36cmのスリムデザイン。「いままでセカンド冷凍庫が欲しくても部屋に置けなかったが、これは設置場所に困らない」という声が多く寄せられた。

また、スリムながら十分な庫内容量を推薦理由に挙げる人も多数。「中はたくさんの小分け収納になっていて、食品を管理しやすい」という意見も多かった。

さらに棚や引き出しがレイアウト自由なのも好評。ライフスタイルに合わせて自在に収納できる本機は、シンプルながら時代性をよく反映したキッチン家電と言える。

 

【投票者の声】

「いままで置けなかった冷凍庫がこのサイズなら置けた!! ふるさと納税で冷凍食品がたくさん届くため、助かっています」(30代男性)

「フードロスになりやすい野菜や魚の保存に役立つ。冷凍庫が隙間36cmに置けるのはありがたい!」(50代女性)

「スリムで場所を取らず、デザイン性も高い。リビングに置いても違和感なくオシャレです」(50代男性)

 

【POINT 01】 横幅36cmのスリムデザイン

横幅36cmはカラーボックスよりスリム。食器棚やメインの冷蔵庫の隣など、ちょっとした隙間に設置できる。また、シンプルなデザインがインテリアに馴染むのも魅力。リビングや寝室などで使うのも便利だ。

 

【POINT 02】容量105Lでたっぷり収納可能

庫内容量105Lで、買い物カゴ約2個ぶんの食材を収納可能。スーパーのまとめ買いやお取り寄せにも対応できる。庫内には4段の引き出しがあり、各段に透明な深型バスケットを付属。食材が外から見やすく整理もしやすい。

【POINT 03】レイアウト自在で使い勝手が上々

庫内のガラス棚やバスケットは取り外しでき、レイアウトも自在。バスケットを外し5号サイズのアイスケーキが箱ごと入るほか、棚を外せば長さのある食材もそのまま保存できる。棚は汚れが拭き取りやすく、水洗いも可。

 

4人家族にちょうどいい450Lクラスの三菱冷蔵庫に、サイズ変わらず容量アップしたモデル追加

ちょうど1年前、三菱電機は8年ぶりに冷蔵庫のフルモデルチェンジを行いました。外形寸法はそのままに庫内の容量をアップしたモデルを発売、コロナ禍のまとめ買い・お取り寄せブームによる「冷蔵庫容量が足りない問題」解決の糸口として注目されましたが、当時発売されたのは600Lクラスと540Lクラス。いやそんなに大きなものは入らないよ、という設置に困ったユーザー層のニーズには応えられていませんでした。

 

そこで今回、4人家族の標準サイズである490Lクラスもフルモデルチェンジし、新たに「中だけひろびろ大容量」シリーズとして450Lクラスをラインアップに加えることとしました。

 

発表したのは、1月27日発売のMZ49J(485L)と3月10日発売のWZ50J(495L)の2機種。MZ49Jは野菜室が真ん中、WZ50Jは冷凍室が真ん中と、レイアウトが異なるだけで機能はほぼ同じです。

↑MZ49Jの税抜実売想定価格は39万円前後、WZ50Jは37万円前後

 

システムキッチンの横に並べても飛び出ないサイズで容量アップ

↑今回、MZ49J/WZ50Jのほかに、600Lクラスと500Lクラスもマイナーチェンジ。後ほど述べる「A.I.予報」と「遠隔保守機能」「MeAMOR」機能が搭載された

 

新製品はどのくらい内容量アップしているかというと、MZ49Jは前モデルに比べて30L、WZ50Jは25Lもアップしています。スーパーマーケットのレジカゴがだいたい33Lなので、結構増えていることがイメージできるでしょう。

 

外形寸法はほとんど変わっていません。2機種ともに幅650mm、奥行き650mmで前モデルと全く同じ、高さだけMZ49Jが前モデルより7mmアップ、WX50Jは12mmアップしただけ。

↑前年モデルとの比較。サイズそのままに内容量が25-30Lも増えた

 

コロナ禍で人気となった500L超モデルは奥行きが700mm前後となりますが、システムキッチンの奥行きは約650mmが一般的なので、冷蔵庫がシステムキッチンから飛び出てしまいます。キッチンの中にスッキリ収めたいニーズに応えるべく、今回三菱冷蔵庫は奥行き650mmの450Lクラスで容量アップを図ったのです。

 

サイズそのままなのに容量アップ、その秘密とは

なぜサイズそのままに容量アップが実現できたのかというと、1つは新開発した断熱材を導入したこと。新ウレタン原液の採用により、断熱性能はそのままに、側面や背面、庫内の間仕切りの断熱材の厚さを16mm薄くしました。さらに、従来は冷蔵室内の「氷点下ストッカールーム」の横にあった製氷用の給水タンクを冷蔵室と製氷室の間仕切りに埋め込むことで「氷点下ストッカールーム」を冷蔵室の横幅いっぱいに拡張することに成功。加えて、冷蔵室内天井の傾斜部分をなくしてデッドスペースを排除するといった、細やかな工夫によって容量アップが実現しています。

↑断熱材、給水タンクなどの改良により内容積アップが実現できた

 

↑前モデルまでは「氷点下ストッカールーム」の左横にあった製氷タンクを冷凍室と冷蔵室の間の壁に埋め込んだ

 

↑「洗える埋めっちゃタンク」の採用により、「氷点下ストッカールーム」が広がり内容量アップ。これは嬉しい改良点だ

 

左右段違い棚の導入も改良点の1つ。冷蔵室の中段が2分割され、それぞれ2段階の高さに調整できます。大きな鍋など食品のサイズに合わせて高さを変えられるとともに、棚のデッドスペースを減らしてたっぷり収納できます。

↑左右段違い棚は鍋やホールケーキなど大きなものを入れるのに便利。デッドスペースを減らしてたっぷり収納できる

 

↑左右段違い棚のほか、棚とドア両方に収納できるタマゴケース、扉ポケットの仕切りが外すことでさまざまな形状の食材を入れられる「思うままボトルストッパー」と、利便性の向上を図っている

 

なお、冷凍なのにひき肉が切れたり切り身の鮭が簡単に1枚1枚剥がせる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」、氷点下で凍らずに保存することで肉・野菜の鮮度を保ちながら長く保存できる「氷点下ストッカーD A.I.」、3色LEDで野菜のビタミンCと糖量がアップし緑化も促進する「朝どれ野菜室」、AIが生活パターンを学習して部屋ごとにエコ運転する「全室独立おまかせA.I.」といった三菱冷蔵庫の特徴的な機能は引き続き搭載しています。

 

冷蔵庫の中身を整理整頓する時期をお知らせ

また、これまでネット機能は500Lを超える大容量モデルにのみ搭載してきましたが、今回、450Lクラスにも初めてアプリ機能が搭載されました。スマートフォンで冷蔵庫の設定の確認・変更ができたり、給水タンクの水切れの通知、エコレベル・扉開閉回数の確認ほか、切れちゃう瞬冷凍で保存した食材を使ったレシピも提供します。

 

さらに、新機能として、時短・節電・食品ロス削減を実現するために「A.I.予報」を搭載しました。これは、冷蔵庫の扉を開けている時間から庫内の状況を予測し、ユーザーに対して「そろそろ冷蔵庫の中を整理整頓したほうがよいですよ」と通知する機能です。

↑冷蔵庫の中が散らかりだすタイミングをAIが予測し、ユーザーに通知して整理整頓を促す「A.I.予報」

 

↑扉の操作パネルにハートマークが出たら整理整頓の合図

 

具体的には、冷蔵室・野菜室・冷凍室に搭載されたセンサーが各扉の開閉時間と回数を計測、一定期間データを蓄積し、どのようなタイミングで扉の開閉時間が長くなるかを分析。その分析結果を元にAIが扉の開閉時間が長くなるタイミングを予測し、長くなる前に冷蔵庫扉の操作パネルにハートマーク、またはスマホのアプリでお知らせするものです。

 

なお、三菱冷蔵庫ではスマホアプリで整理整頓のコツやお手入れ方法を解説した動画を用意しています。冷蔵庫の効率的な収納の仕方が分からないというユーザーには便利なサービスです。

 

このほか、冷蔵庫が故障した際に、自動的にエラーコードがクラウドに送信され、訪問修理が必要な場合には修理を依頼するウェブページをアプリ上に案内する「遠隔保守機能」を新搭載。また、月額1080円(税込)の有料となるが、冷蔵庫の扉の開閉によって離れた家族の生活状況を確認する「MeAMORアプリ」も利用できるようなりました。前週との使用状況を比較したレポートも作成するので、離れた家族の生活変化にも気づきやすくなります。

 

食材をすぐに見つけて省エネ

週末にまとめ買いをした場合、最初はどこに何をしまったか覚えているけど、数日すると食材をあちらこちらと移動して庫内が乱雑になります。目当ての食材がすぐに探し出せなくてついつい長めに扉を開けがち。三菱冷電機によると、庫内の整理により扉の開放時間が1回あたり最大約50%も減少、消費電力も最大約7%削減されるとしています。また、庫内を整理整頓することで食材が見つけやすくなり、食品ロスも減ります。

 

ひろびろとした庫内で見渡しやすくなり、省エネ・食品ロス減が期待できることに加え、AIが庫内の散らかる時期を予想してさらに省エネを促す。冷蔵庫の省エネ性能の進化は行き着くところまで来ており、基本性能で消費電力を大きく減らすことはなかなか難しい局面にありますが、ユーザーの使い方を改善することで省エネ、電気代の削減がまだ可能であることを三菱冷蔵庫は提案します。

ひと癖あり。2画面合体PCやおしっこ分析デバイスなど、CES 2023で出たユニークガジェット7選

1月上旬に米ラスベガスで開催されたテクノロジーの見本市「CES 2023」。今年は世界の国や地域から3200社が参加する大規模な展示会で、PCや家電、モビリティなどさまざまな分野で、新しい製品や技術が次々と発表されました。

 

多数の製品や新技術が発表されたCES 2023の中から、とりわけユニークな7個の製品をピックアップして紹介します。

 

2画面ディスプレイをフル活用できるLenovo「Yoga Book 9i」

CESでまず注目したいのがPC分野。Lenovo、ASUS、Acer、HPなど複数のPCメーカーが多くの新機種を発表しました。IntelやAMD、NVIDIAなどのチップメーカーも新製品を投入しています。

 

見切れないほどの新製品群の中でも、ひときわ目を引いたのがLenovoの「Yoga Book 9i」。使うシーンに合わせて自在に形状を変化できる2画面搭載のPCです。

↑Lenovo Yoga Book 9i

 

2つの13.3型ディスプレイがヒンジでつながれた形状で、持ち歩くときはたためば普通のノートPCと変わらない地味な見た目になります。画面を開いて、脱着できる物理キーボードを下画面に重ねて設置すると、正統的なノートPCのスタイルに。

 

ヒンジは360度まで回転可能。テントのような形でディスプレイを外側に向けて表示すれば、相手にサブ画面を見せながらプレゼンテーションをする使い方も簡単です。

 

机のスペースを取れる場所なら、2つのディスプレイを縦向きにして置くだけで、デュアルディスプレイ環境が展開できます。さらに、横向きに2画面並べて配置することも可能です。倒れないかハラハラしそうですが、付属の折りたたみスタンド付きケースがしっかり本体を支えてくれるようになっています。

↑2画面、外付けキーボード、ペン対応で形状自在です

 

LenovoのYogaシリーズではこれまでも折りたたみディスプレイを備えた「ThinkPad X1 Fold」など、形状自在な製品が発表されています。Yoga Book 9iは折りたたみディスプレイではなく2画面によって、同じような機能性をより実用的な価格で実現する製品となりそうです。

 

Yoga Book 9iは2023年6月から世界各国で発売予定。価格は2099.99ドル(約27万円)からとなっています。日本向けに投入されるかどうかは、現時点では明らかにされていません。

 

人力でPCを充電するエアロバイクデスク「Acer eKinekt BD 3」

テレワークの普及により、ここ数年は在宅勤務が増えたという人も多いことでしょう。一日中自宅のPCに向かっていると気になってくるのが、運動不足です。Acerが多数のPCとともに発表した「eKinekt BD 3」は、この悩みに正面から答えてくれます。

↑Acer eKinekt BD 3

 

eKinekt BD 3は、エアロバイクを合体させたPC用デスクです。ペダルを回す足こぎ運動ができるうえに、エアロバイクで発電してPCを動かすこともできます。

 

たとえば、1秒間に1回転の電力で回し続けると、1時間で75Wの電力を生成可能としています。背面にUSB Type-Cポート1つとUSB Aポート2つを備えており、スマホやノートPCを充電できます。運動不足を解消しつつ、環境にも優しいというわけです。

↑こいだエネルギーでPCを充電できます

 

直立姿勢を取れる仕事モードと、自転車のような前傾姿勢でこげるスポーツモードの2つの形状に変えることができ、専用アプリでは走行距離や速度などを確認できます。ドリンクホルダーとバッグ掛けも備えているなど、細部まで考え抜かれた作りになっています。

 

北米では999ドルで発売予定。台湾では4月発売で、ヨーロッパ・アフリカ諸国では6月発売としています。日本での展開予定は明らかにされていません。

 

VRコントローラーを置かずに飲み物を持てる「FlipVR」

CES 2023ではVR分野の新製品が相次いで発表されました。たとえば大手メーカーの一角であるHTCは、フラグシップモデルの「HTC Vive XR Elite」を発表しています。

 

日本企業の動きも活発です。ソニーも「PlayStation VR2」の発売日を正式に発表。また、シャープは独自のディスプレイを搭載した軽量型VRデバイスの技術展示を実施しました。

 

日本のVR関連スタートアップの中でも勢いがあるのが、パナソニック系のシフトールです。同社はVR Chatなどのメタバース空間に“入り浸る”人向けの製品を多く投入しています。

 

シフトールがCES 2023で新発表したのが、VRコントローラーの「FlipVR」。一般的には手のひら側にボタンが固定配置されているコントローラーを、手の甲側にずらせるという機構を追加した製品です。ちょっと飲み物を取ったりキーボードを使ったりするときに、コントローラーを手に置かずに済み、VR空間上で“手がだらんと下がって見える”という悲劇も防げます。FlipVRは2023年内の発売予定としています。

↑シフトールのFlipVR。VRコントローラーを手放さずに飲み物を持てる製品です

 

シフトールはまた、CES 2022で初公開したメガネ型VRデバイス「MeganeX」を正式に発表しました。パナソニック独自開発のパンケーキレンズを搭載した軽量設計が特徴で、価格は24万9900円(税込)。2023年3月~4月頃に日本市場で発売されます。同社の口ふさぎ型Bluetoothマイク「mutalk」やフルトラッキングツール「HaritoraX」と組み合わせると、メタバース空間をどっぷり楽しめる重武装ができそうです。

↑シフトールはメガネ型VRディスプレイ「MeganeX」も発表しています

 

クッションが息している!? ユカイ工学の「フフリー」

毎年、CESでユニークなロボットを発表しているユカイ工学。CES 2023では呼吸するクッション「fufully(フフリー)」のプロトタイプモデルを公開しました。

 

フフリーは、抱きかかえられる大きさの雲のような形のクッションです。電源を入れると膨らんだり、縮んだりと、まるで寝息を立てている動物のような動きをします。

↑ユカイ工学の「fufully」

 

動物には、仲間の呼吸につられて呼吸をする「呼吸の引き込み現象」があると知られています。フフリーを抱きかかえることでもこの現象が発生し、ゆったりとした深い呼吸になるそうです。

 

フフリーは東京大学の研究をベースに、JT、博報堂、ユカイ工学の4者で開発を進めています。商品化の時期や価格は発表時点では未定とのこと。

↑ほかの生き物の呼吸のペースに合わせようとする「呼吸の引き込み現象」でリラックス状態へ導きます

 

電子ペーパーで変幻自在なクルマ「BMW i Vision Dee」

CESでは毎年、電気自動車も新製品やコンセプトモデルが多数発表されています。CES 2023では、ソニーとホンダが共同開発しているEVの新コンセプト「AFEELA」が話題を集めました。両社はAFEELAをベースとした市販EVを2025年に開発し、受注を開始する予定です。量産モデルに近いコンセプトカーということもあり、装飾的な要素が少ない洗練された見た目に仕上がっています。

 

AFEELAとは対照的に、ひときわ目を引く外観を持っているのが、BMWのコンセプトカー「BMW i Vision Dee」です。 BMWはCES 2022のコンセプトモデルで白黒の電子ペーパー(E Ink)に覆われたクルマを展示していましたが、今年はカラーE Inkにステップアップしました。

↑BMW i Vision Dee

 

Deeのスポーツ・セダン型のボディは全体がE Inkで覆われていて、数秒でボディ全体の色が変わります。まるでレースゲームで塗装変更を試すかのように、現実世界のクルマをカスタマイズ可能です。

 

さらに、Deeにはクルマが感情を持ち合わせているかのような表現も盛り込まれています。フロントマスクのグリルが、まるで瞬きするかのように表示が変化します。また、音声アシスタントを搭載し、流ちょうに会話しながらクルマを操作できるというコンセプトも持ち合わせています。

↑電子ペーパーで自在にカラーチェンジ。色を保持しており、電気を消費しないため、環境にも優しいとしています

 

置くとディスコになるカラフル冷蔵庫、LG「MoodUP」

LGが冷蔵庫に搭載した「MoodUP」は、冷蔵庫の前面ドアが高輝度LEDパネルとなっており、発光する色をアプリで指定できます。また、冷蔵庫にBluetoothスピーカーを内蔵しており、スマホで再生した曲に合わせてリズミカルに色を変えることも可能。まるでディスコライトのように空間を演出します。

↑LGの「MoodUP」冷蔵庫

 

光るドアは単によく目立つだけではありません。夜間に人を検知すると、ドアが光って足元を照らすほか、冷蔵庫が開けっ放しになっているときに点滅して知らせる機能を備えています。また、上部ドアの1か所は透過型のディスプレイになっており、中に入れたドリンクなどの様子を、ドアを開けずに確認できます。

 

CES 2023ではPANTONEとコラボしたMoodUP冷蔵庫の限定色モデルもお披露目。また、スマート家電の共通規格「HCA 1.0」への対応も発表されました。

↑音楽に合わせて光る機能を使えばキッチンがダンスフロアに早変わり

 

世界初の家庭用尿センサー「Withings U-Scan」

スマートヘルスケア製品を手がけるフランスの Withingsは、世界初という個人向けのハンズフリー型尿検査キット「U-Scan」を発表しました。

 

U-Scanはトイレに設置する尿検査キットで、110gの小石のような機器にカートリッジを内蔵しています。デバイスを通して尿を分析した情報はWi-FiやBluetooth経由で、スマホのアプリに送信することができます。

↑Withings U-Scan

 

カートリッジは栄養状態を分析する「U-Scan Nutri Balance」と、女性の月経周期を分析する「U-Scan Cycle Sync」の2種類。2023年前半にまずは欧州で発売し、米国でも保健当局の承認後に販売される見込みです。カートリッジ1個付きのスターターキットの価格は499.95ユーロ(約7万円)となっています。

↑毎日のトイレタイムで健康を確認できます

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

日立から”出っぱらないのに大容量”な冷蔵庫、3月上旬に発売

日立グローバルライフソリューションズは、定格内容積670Lと大容量でありながら、一般的なキッチンと横並びにしてもフラットに置ける奥行65.4cmのスリムな冷蔵庫「まんなか冷凍 GXCCタイプ R-GXCC67T」を3月上旬に発売します。実売想定価格は54万前後(税込)となっています。

 

国内初! 大容量なのに奥行スリムな冷蔵庫

本製品は、定格内容積670Lと大容量でありながら奥行スリム65.4cmを実現しました。これにより、一般的なキッチン(奥行約65cm)と横並びにしても、冷蔵庫の出っ張りが少なく、すっきりフラットに置けるようになりました。また、本体幅は88cmとワイドなので、食品のまとめ買いやストックの増加にも対応しています。日本国内の601L以上の大容量冷蔵庫で、奥行65.4cmを実現したのは日立だけだそうです。

さらに、ドアの分割を左右対称にするとともに、操作部やハンドルによる凹凸をできるだけ少なくすることによって、フラットかつシンプルな形状にし、キッチンに調和する上質なデザインを目指したとのこと。

 

スマホに繋げて使い勝手があがる、コネクテッド家電

スマホアプリ「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」と連携させることで、さらに使い勝手が良くなるコネクテッド家電の本製品。冷蔵庫の本体上部に設けたカメラが、冷蔵室のドアを開けた際に自動で冷蔵室の棚と左右ドアポケットを撮影し、外出先からでもスマホアプリで確認できるようになっています。これにより、買い忘れやすでに買ってある食材の二重購入を減らせます。

日立の冷蔵庫の特徴である、棚スペース全体をチルド温度約2℃、湿度約80%に保つ「まるごとチルド」も引き続き採用されています。

 

その他、ラインアップとして「まんなか冷凍 HXCCタイプ」2機種(「冷蔵庫カメラ」搭載、定格内容積617L・540L)と「まんなか冷凍 HXCタイプ」2機種(定格内容積617L・540L)を2月中旬から、「まんなか冷凍 HWCタイプ」3機種(定格内容積617L・540L・485L)を2月上旬から、それぞれ発売されます。

人気の東芝冷蔵庫が、初ブラックフライデーで年始来最安値!【Amazonブラックフライデー2022情報】家電編その2

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、冷蔵庫や洗濯機など注目の大型家電4点を紹介します。

 

東芝の冷蔵庫がブラックフライデーセール初参加! 「東芝 観音開き6ドア省エネ冷蔵庫 551L ラピスアイボリー GR-U550FH」が、年始来最安値で登場します。

 

コスパの高さが人気なハイセンスの冷蔵庫。「ハイセンス 2ドア 自動霜取り 省エネ冷蔵庫 162L ホワイト HR-D15F」も年始来最安値でセールに登場。

 

年末はふるさと納税の駆け込み需要で、注目が集まる冷凍庫。「アイリスオーヤマ 小型静音冷凍庫 60L ホワイト IUSD-6B-W」も、年始来最安値となっています。

 

プライムデーでも人気だったという、コスパに優れた「アイリスオーヤマ ドラム式洗濯乾燥機 FLK832」も、年始来最安値の価格です。

家電識者が日立の最新冷蔵庫の「本当にいる?」機能を調査!→「やっぱり必要でした」

提供:日立グローバルライフソリューションズ株式会社

 

日立から発売中の冷蔵庫「HXCCタイプ」は、スマホと連携したコネクテッド対応の最新モデル。その魅力は「スマホ連携」にとどまらず、「鮮度保持機能」「設置場所を変えず大容量」と幅広く、まさに「『食のQOL』を上げる冷蔵庫」として期待されます。

 

でもそうした「高機能」って本当に必要なの? という疑問も……。ということで今回は、家電ライターの平島憲一郎さんが同タイプの600Lクラス、R-HXCC62Tを実地検分。各機能の実用性について調査してもらいました。

 

【今回紹介する製品】

日立グローバルライフソリューションズ株式会社

まんなか冷凍 HXCCタイプ

(写真はR-HXCC62T)

食材のまとめ買いをサポートするさまざまな機能を搭載した大容量冷蔵庫。冷凍室の機能と使い勝手を高めた「らくうま!ひろinイン冷凍」を搭載する。本体幅はそのままに定格内容積を従来比で15L拡大(※1)。

冷蔵室の棚スペース全体を温度約2℃にして、うるおい冷気で湿度低下を抑えた「まるごとチルド」や、約-1℃で肉や魚の鮮度をより長く保つ「特鮮氷温ルーム」、野菜を眠らせるように保存する「新鮮スリープ野菜室」なども備える。「冷蔵庫カメラ」により冷蔵室内の食材をスマホで確認、食材の買い忘れや二重購入を減らすことができる。

※1: 日立調べ。天井の薄壁化採用前の商品2021年度商品R-HX60R、HW60Rとの比較。SPEC●定格内容積:617L(冷蔵室317L、製氷室24L、冷凍室上段33L、冷凍室下段125L、野菜室118L)●年間消費電力量:270kWh/年●サイズ/質量:W685×H1875×D738mm/123kg

 

 【調査1】冷凍室が3段構造と聞いたけど「本当にいる」?

↑赤枠内はデリシャス冷凍スペース。3段ケースで食品の大きさに合わせて整理しながら収納できる

 

HXCCタイプの冷凍室は「らくうま!ひろin冷凍」をうたい、らくに、おいしく、広々と使え、整理しやすさをウリにする、同機の最大の魅力のひとつです。

 

近年、冷凍食品は味の品質が目覚ましく上がっていて「日々の食生活に欠かせない!」という人や、共働きで1週間分まとめ買いしてストックするから「冷凍室がパンパン!」という家庭、夏場のシーズンを迎えて「アイスや凍らせた飲み物でキツキツ!」という方も多いのではないでしょうか。

 

HXCCタイプの冷凍室は3段ケースになっていますが、「3段にするくらいならなるべく、スペースを広くして欲しい」と考える方もいるはず。3段ケースは本当に必要なのか、それぞれのスペースの役割について解説していきましょう。

 

まずはわかりやすいところから3段目の「大物ケース」。ここはその名の通り、大型の食材を入れるスペースになっており、パッケージングされた冷凍食品や箱型のアイスを入れるのに適した場所です。深さが約14.5cmあるので、500mLの冷凍ペットボトルを立てて入れることも可能。まとめ買いした食材を入れるのにも便利で、大物を整理して収納できて取り出しやすい場所になっています。

 

続いて2段目。ここは深さ9cmの「小物ケース」で、よく使う冷凍食品や作り置きのおかずを整理して収納可能。一般的なプラスチック製の密閉容器は高さが8cm前後のものも多いので、余裕を持って入れることができます。小物を入れるのに程よい高さで、上から見渡せるので食材が探しやすく見つけやすい場所になっています。

 

最後が1段目の薄物ケース。深さ5cmと薄いので食品を重ねて保存することを防ぎ、整理しやすく効率よく冷却。さらに「デリシャス冷凍」搭載なので、置くだけでおいしくホームフリージング(※2)してくれます。この「デリシャス冷凍」はアルミトレイで食品の熱を奪い、さらに専用のセンサーが温度を検知し、自動で運転を切り替えて、食品をすばやく凍らせるという仕組み。

 

↑ひろびろ使える大型アルミトレイが敷かれている。ケースが薄いから食品が重ならず効率よく冷却。置くだけでおいしくホームフリージングできる

 

食品の水分が凍る最大氷結晶生成帯をすばやく通過させ、氷結晶の成長を抑えることで、食品の細胞の破壊を抑制します。だから温かい食品を入れて、置くだけでおいしくホームフリージングできてしまうのが特長(※3)。

 

さらに冷凍室上段と製氷室もあわせた冷凍室全体では182Lの大容量で、思いきりまとめ買いができます。らくにおいしく冷凍できて、ひろびろすっきり入れられる。「らくうま!ひろin冷凍」という名前も納得です。

※2:日立調べ。食品の種類・状態・量によって効果は異なります
※3:温かい食品を保存する時は、手で持てるくらいの温度(約50℃)まで冷ましてから入れてください

 

さて、最初の「3段ケースって本当にいる?」という点に立ち返ってみます。大きい冷凍室はたくさん入るけど、それだけに積み重ねて収納してしまい、下のほうに入れた食品を眠らせてしまいそう。結果、賞味期限が切れてしまった食材が大掃除のときに出てきたり、毎回取り出すのに冷凍庫をひっくり返したりと非効率。

 

HXCCタイプの冷凍室は「らくうま!ひろin冷凍」で大容量かつ、収まるべきところに収められる機能性があるから実用的。かつ、「デリシャス冷凍」は手軽においしく冷凍してくれ、冷凍食品を多く使うようになった今の時代の相棒として優秀。やはり、3段構造(3段ケース)は必要でした。

 

↑サイトの中段に技術的な紹介が掲載されています

 

【調査2】最上段に500mLペットボトルが立てて入るのって「本当にいる?」

HXCCタイプのウリのひとつが大容量化。例えばR-HXCC62Tは本体幅が68.5cmで定格内容積617L。本体幅が同じ2021年モデルの「HX」「HW」タイプと比べて15Lも容量アップしています(※4)。

※4:2021年度商品R-HX60R・HW60Rとの比較。HXCCタイプはカメラユニット搭載のため、非搭載機種2021年度商品HXタイプと比較して外形寸法の高さが4.2cm、据付必要寸法の高さが5cm大きくなります。カメラ機能使用時は、カメラユニットがドア面から5.7cm出っ張ります。HXC/HWCタイプはコネクテッド機能搭載のため、非搭載機種2021年度商品HX/HWタイプと比較して外形寸法の高さが0.6cm大きくなります

 

大容量化に大きく寄与したのが冷蔵室最上段天井の形状変更です。真空断熱材の断熱性向上により断熱用の発泡ウレタンの一部をなくし、天井を薄壁化。最上段が広がったことで、500mLのペットボトルを立てて収納できます(※5)。

 

↑天井の薄壁化採用前のモデルとの最上段部の比較。真空断熱材を強化し、壁の一部の発泡ウレタンをなくすことで薄壁化を実現(赤枠内)(※5)
※5:最上段の高さかわるん棚を2段階設定できるうち、下の段に設定した場合

 

でも、冷蔵室最上段の拡大でそんなに冷蔵庫の使い勝手が変わるでしょうか? そもそも最上段の奥は食材を取り出しにくい場所。むしろ取り出しにくい食材が増えるだけでは? ということで、実際に最上段に500mLペットボトルを立てて、収納や取り出しを試してみました。

 

↑最上段の棚から天井までの高さは約15.7cm。500mLペットボトルが縦に5本並べて収納できます

 

実際に出し入れしてみると、ペットボトルを立てた状態で置けるのは非常に有意義。かつて500mLの炭酸水を最上段に倒して重ね置きしたことがあるのですが、ふとした拍子にペットボトルの段が崩れて横の皿が中身ごとひっくり返りました。そんな事態を避けられるだけでも大助かり。500mLペットボトルの収納位置が決まることで、冷蔵庫の整理整頓が促される点もメリットです。

 

また、便利だと思ったのは、500mLの缶ビール6本パックが箱ごとそのまま入ること。日立の担当者さんは、「誰々はビール、誰々は美容ドリンクなど家族でエリア分けして、それぞれ好きな飲み物をストックしても便利ですよ」とアドバイスしてくれました。

 

良いことづくめの同機能ですが、最上段奥のモノの出し入れはやりにくいかもしれません(筆者の身長は167cm)。ただ、最上段に関しては、先ほども述べたように飲み物を入れたり、ビン詰め食品のストック場所にしたりすれば、モノの出し入れも頻繁にならず、大容量を有効活用できそうです。

 

さらに、本商品はほかの場所でも収納効率を高める工夫が多いのが特長。ドアポケットには左右あわせて2Lペットボトルが5本収納可能。2Lペットボトルは野菜室前面にも入るのでたっぷり収納できます。また、冷蔵室の下端右側の棚が高さを3段階で変えられる(「高さかわるん棚」)のも秀逸。保存する食品の高さにあわせて棚を調節することで、鍋や牛乳パックもそのまま置くことができます。

 

↑左ポケット2段目を上に上げると、下段に一升瓶が入るようになります(写真右)

 

↑サイト中段に動かせる棚の一覧がわかりやすく載っています

 

【調査3】冷蔵室がすべて「チルド室」って「本当にいる?」

HXCCタイプは従来モデルに引き続き、冷蔵室の棚スペース全体を温度約2℃にして、うるおい冷気で湿度低下を抑える「まるごとチルド」を採用。

 

この「まるごとチルド」、驚くことにラップをかけずに保存できちゃいます!サラダなどはラップをかけなくても、野菜の乾燥を抑制。作り置き食材もチルド温度なら鮮度が長持ちするため、週末にお惣菜を何品もまとめて作る家庭では大活躍間違いなしです。

↑日立調べ。食品の種類・状態・量によって効果が異なります

 

サラダはラップをかけなくても野菜の乾燥が抑えられ、おいしく保存できます。

 

↑日立調べ。食品の種類・状態・量によって効果が異なります

 

ポテトサラダをまるごとチルド未搭載の冷蔵室でラップなしで保存すると表面が黄色く変色。一方、「まるごとチルド」で保存すると変色が抑えられます。

 

これを可能にしているのが「冷蔵室独立冷却システム」です。

「冷蔵室独立冷却システム」では冷却器とファンを冷蔵室専用と冷凍室・野菜室専用にそれぞれ配置。冷蔵室専用冷却器では除湿量を抑え、水分たっぷり含んだうるおい冷気で食品の乾燥を抑えます。さらに冷蔵室専用の大風量ファンの回転数などを制御して、冷蔵室全段をまるごと約2℃にします。

 

読者のなかには「冷蔵室全体をチルド化(※6)するなんて本当に必要?」と疑問に思う人もいるでしょうが、筆者は自宅の冷蔵庫で「チルド機能」を使っていて、その便利さを日々実感しています。 劣化しやすそうな食品は、チルド室に入れておく方が鮮度劣化を抑えられると感じているので、チルド室の大型化には大賛成でした。

 

ただし、冷蔵室全体をチルド室にするのには懐疑派でした。冷蔵室はドアの開閉が一番多い場所で、庫内温度は頻繁に上がるし湿度は下がる。チルド状態維持は難しいと感じていたのです。

 

この点を担当者さんに直撃したところ、「問題ありません!」と即答。カギは冷蔵室専用の大型ファンで、大風量でうるおいのある冷気を高速循環させるから、ドアの開閉で庫内温度が急に上がっても、全段一気に約2℃まで戻すことができるそう。これなら安心ですね。

 

ここでは、サラダとポテトサラダの例だけを紹介しましたが、クリームたっぷりのケーキやカットした果物の保存も「まるごとチルド」 がおすすめ。ラップをかけなくて済むのは手間が省けるだけでなく、ごみも減らせます。

 

HXCCタイプの冷蔵性能は「まるごとチルド」だけにとどまりません。例えば、「特鮮氷温ルーム」では凍らせないぎりぎりの温度の約-1℃にすることで、肉や魚をおいしく保存します(※7)。

※6:ドアポケットはまるごとチルドに含まれません
※7:日立調べ。新鮮な食材を保存した場合
↑「特鮮氷温ルーム」で保存した刺身。凍らせるとドリップが出て風味が落ちたり、食感が落ちてしまいますが、それらを抑制できます。開口部が広く、取り出しやすいのもメリット

 

また、「新鮮スリープ野菜室」では、「プラチナ触媒(ルテニウム配合)」が野菜の鮮度劣化の原因となるエチレンガスを分解。さらに、炭酸ガス濃度が高まると野菜の呼吸が低下、眠らせるように保存することで野菜のみずみずしさや栄養素を守ります(※8)

※8:日立調べ
↑赤枠内が「新鮮スリープ野菜室」。葉物野菜など、高湿な環境を好む野菜の保存におすすめ

 

↑ページ中段にサラダ以外のオススメ食品が載っています!

 

【調査4】冷蔵庫にカメラって「本当にいる?」

HXCCタイプには「冷蔵庫カメラ」が搭載されており、カメラユニットを本体上部外側に設置。冷蔵庫のドアを開くと、自動で冷蔵室内および左右ドアポケットを撮影してくれます。最新画像は「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」から確認できます(※9)。

※9:食品の収納場所やドアを開ける角度によって、カメラでの撮影に写らない場所があります。特鮮氷温ルーム内、冷蔵室の奥側、ドアポケットの一部は写りません

 

↑冷蔵室だけなく左右ドアポケットも1台で同時撮影が可能

 

確かに冷蔵室内をカメラで確認できれば、買い物時に「あれ、あったっけ?」という悩みも解決できそう。でも、この機能、どこまで積極的に使えるのか。ということで、実際に撮影した画像を確認してみましょう。

 

↑日立冷蔵庫コンシェルジュアプリに表示される写真の様子。左から、左ドアポケット、冷蔵室、右ドアポケット

 

何が写っているかは問題なく確認できました。特にドアポケット上段は前面から奥まで、何が入っているかはっきりわかります。さらに、画像は拡大することも可能でした。

 

↑サイト中段に「家族の暮らしぶりがわかる!」の使い方の紹介があります

 

【まとめ】「らくうま!ひろin冷凍」「大容量」「まるごとチルド」「冷蔵庫カメラ」のどれも必要でした!

一度に買う食材の量が多い大人数世帯だけでなく、忙しくて毎日買い物ができない共働き世帯にも大容量の冷蔵庫は必需品。その際、買い置きした食材のムダを少なくするための鮮度保持機能と食材管理機能を搭載していると、大容量のメリットをよりいかせるようになります。

 

その意味で、日立のHXCCタイプの冷蔵庫は前述のような家庭には最適。週末のまとめ買いに対応する大容量の冷凍室や冷蔵室があり、しかも庫内容量が大きいだけでなく有効活用できる工夫が施されており、限られたスペースを使いきることができます。

 

また、ラップをかけずに保存できたり、置くだけでホームフリージングしてくれたりするから省手間。チリも積もれば山となる小さな作業をカットできるのはHXCCタイプならではでしょう。さらに、「冷蔵庫カメラ」で撮影すれば買い直しのためにもう一度買い物に出かけることも少なくなり、二重買いも減らせます。本商品は、使うだけで日常の困りごとが減らせる一品と言えるでしょう。

日立の「冷蔵庫カメラ」付き冷蔵庫に、シングルドアタイプが仲間入り

日立グローバルライフソリューションズは、自動で冷蔵庫室内の撮影をしスマホアプリから確認できる「冷蔵庫カメラ」を搭載した冷蔵庫のラインアップに、定格内容積470Lの「まんなか冷凍 HWSCCタイプ」R-HWSCC47Sを新たに追加したことを発表しました。発売は10月中旬で、実売想定価格は40万円前後(税込・以下同)となっています。

 

シングルドアタイプに「冷蔵庫カメラ」を搭載

「冷蔵庫カメラ」とは、冷蔵庫本体上部に設置されたカメラが冷蔵室のドアを開けた際に自動で冷蔵室の棚とドアポケットを撮影。その画像を「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」から確認できる機能で、買い忘れや二重購入を防げます。本機は本体幅600mm、定格内容積470Lのシングルドアタイプで、使い勝手のいいタイプに「冷蔵庫カメラ」を搭載することで、より多くのユーザーに同機能を使用してもらいたいとのことです。

↑スマホアプリで冷蔵庫室内の状態を確認

 

また、冷蔵室には棚スペース全体がチルド温度約2℃、湿度約80%となる「まるごとチルド」を引き続き採用。約2℃の低温保存により、どこに置いても食材の鮮度が長持ちするそうです。加えて、乾燥を抑えながら凍らせない約−1℃で肉や魚を保存する冷蔵室下部の「特鮮氷温ルーム」と、野菜を眠らせるように保存することで、みずみずしさを長持ちさせる「新鮮スリープ野菜室(下段スペース)」を引き続き採用しています。

 

デザインは、インテリアになじみやすいシンプルでフラットなデザインを採用し、ヘアライン調の鋼板ドアで、高い質感を表現しています。

 

また、「冷蔵庫カメラ」非搭載の「まんなか冷凍 HWSタイプ」R-HWS47S (定格内容積470L)も同時発売されます。実売想定価格は33万前後となっています。

 

重ねて使える冷凍庫! オシャレなデザインでインテリアに馴染む「Chiiil」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、クラファン発冷凍庫「Chiiil(チール)」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

Chiiil(チール)

リビングや寝室にも馴染む重ねて使えるデザインが斬新

【冷凍庫】

2022年4月発売

日立

Chiiil R-MR7S

実売価格8万5310円

キッチン以外のスペースにも置きやすい新コンセプトの冷蔵庫。グレー系を中心に10色のバリエーションを揃え、室内のレイアウトに合わせて選びやすい。最低約2℃から最高約16℃まで2℃刻みの温度調節と、庫内の棚の位置調整が可能。

 

↑本体サイズはW559×H750×D420mm。リビングや寝室など様々な部屋に設置しやすく、2台を組み合わせて縦置き・横置きもできる

 

【ヒットの裏付け】GREEN FUNDINGで目標の7倍を達成

昨年12月から3か月間クラファンサイトで先行予約を行い、目標の7倍以上にあたる720万円超を達成。ショールーム「蔦屋家電+」の展示でも冷蔵庫に見えないデザイン性を評価する声が多く寄せられた。

冷蔵庫の冷凍室の容量不足を解消! 省スペースで設置しやすい「セカンド冷凍庫」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、冷蔵庫「スリムフリーザー AQF-SF10K」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

セカンド冷凍庫

省スペースで設置しやすく冷蔵庫の冷凍室の容量不足を解消

【冷凍庫】

2021年7月発売

AQUA

スリムフリーザー AQF-SF10K

販売終了

横幅36cm、高さ145cmのスリムボディながら容量102Lを実現。家具の間などデッドスペースに設置できると評判に。食材の大きさや形状に合わせてバスケットと棚を使い分けられるのも魅力。シンプルなデザインがインテリアに調和する。

 

↑現在は後継機種AQF-SF11M(実売価格5万1700円)が発売中。新色シャインブラックが加わり、サイズは変えずに容量が105Lに増加した

 

↑4段の引き出し式バスケットとガラス棚は取り外し可能。ガラス棚はフラットなので、型崩れが心配な食品も傾けることなく出し入れできる

 

【ヒットの裏付け】冷凍食品の消費が増えて冷凍庫も需要増

共働き世帯の増加やコロナ禍により冷凍食品や食材のまとめ買いをする人が増えたことで、ホームフリージングの需要が急増。当初想定した2倍以上の売れ行きで生産が追い付かず、数か月に渡って品薄状態が続いた。

家具と並べて置きたい冷蔵庫とは⁉️ 日立の新コンセプト冷蔵庫「Chiiil」の一般発売が開始

日立グローバルライフソリューションズは、2021年12月から3か月に渡りクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」において、新コンセプトの冷蔵庫「Chiiil(チール)」の先行予約を実施。結果、目標額の728%となる7283万円もの支援を集め、4月下旬より順次一般発売が始まっています。本稿では、「Chiiil」発売開始に合わせて開催された報道関係者向け説明会の様子をお届けします。

 

変化した生活様式に着目して生まれた、どこにでも置ける冷蔵庫

これまで、冷蔵庫といえばキッチンにあるのが当然でした。しかし、コロナ禍で加速した生活スタイルの変化や食生活の多様化に合わせて、リビングや寝室など、どこにでも置ける新しい冷蔵庫として開発されたのが「Chiiil」です。本製品の定格内容積は72Lで、小型冷蔵庫の部類に入ります。

 

日立グローバルソリューションズの商品企画部 小林真申さんは「Chiiil」開発の背景について、「自宅で過ごす時間が増えるなかで、より充実した時間にしたい、快適な空間にしたいと考えたときに、食材を保管する場としての冷蔵庫のあり方が、新しくなっていくと考えたのが商品構想の原点です」と話します。

↑日立グローバルソリューションズ ホームソリューション事業部 商品戦略本部 商品企画部の小林真申さん

 

↑「Chiiil」の商品開発コンセプト

 

↑キッチン以外の場所にも自由に置ける新しい冷蔵庫のスタイル

 

新しいライフスタイルに合わせてリビングや寝室に冷蔵庫を設置

「Chiiil」の一番の特徴は、キッチン以外のどこに設置しても使いやすい設計とデザインです。本体サイズは幅559×奥行き420×高さ750mmとコンパクト。420mmの薄型ボディは、家具と並べたときにその一列に馴染むようにと考えられた奥行きとなっています。また、冷蔵庫下部に放熱機構があるため底面からの排熱が可能になり、背面を壁にぴったりとつけることができます。これならリビングや寝室など、場所を選ばずに置けそうです。

↑リビングなどに置きやすい薄型ボディを採用

 

さらに「Chiiil」は、複数台並べて設置できるのも特徴です。左右に並べて置く場合、2台の間は放熱のため15mm開ける必要がありますが、それを想定したデザインとなっているので違和感はありませんでした。 右開きと左開きが用意されているため、大型冷蔵庫のような観音開きで使えます。

↑「Chiiil」 を左右に並べたところ。本体とドアの境に黒のラインが入っているため、15mm開けておいてもデザインの違和感がない

 

↑左右開きの「Chiiil」を並べると観音開きになる

 

↑上下に重ねて置くことも可能

 

ただし、縦置き時は別売りの専用パーツ(1万6500円・税込)と設置作業が必須。また2台使う場合、それぞれ異なる壁コンセントに電源プラグを挿す必要があるので注意が必要です。

 

さまざまな生活空間との調和性を重視したデザインの本体は、水平垂直を基調とし、視覚的にシンプルなフォルムにしたのだとか。そして、家具のような佇まいを目指した「Chiiil」は、そのカラバリも豊富。ホワイト、ノルディック、ダークグレーのベーシックカラーに加え、グレージュ、トープ、グラファイト、オーク、モス、ブリック、ウェンジのカスタムカラーがラインナップしています。

↑計10色のカラーバリエーション。カスタムカラーは5月下旬の発売を予定

 

背の高い家電と違い床に近い製品なので、床の色や木製家具とのバランスを取りやすい「中間色」といわれるグレーカラーを中心に構成しているとのこと。

 

また、「Chiiil」のデザインに関して日立製作所プロダクトデザイン部の佐藤知彦さんは体験 、空間、選択の3つの視点でデザインしたと語ります。

 

「例えば”体験”では、ベッドの横に置けば 夜中に喉が渇いたときに、キッチンに行かなくてもさっとお水が飲めます。ダイニングテーブルの近くに置けば、飲み物を取ったりドレッシングを取ったりできます。また、”空間”においては、様々な空間に合わせやすいよう調和を考慮しました。物を置くのにちょうどいい高さ、750mmも実現しています。そして3視点目がモジュール型の冷蔵庫として2台組み合わせた置き方を”選択”できること。そして製品カラーはインテリア提案のプロフェッショナルであるアクタスさんと共同開発しています」 (日立製作所プロダクトデザイン部の佐藤知彦さん)

↑株式会社日立製作所 研究開発グループ社会イノベーション協創センタ プロダクトデザイン部 ユニットリーダー主任デザイナー 佐藤知彦さん

 

保存したい食材に合わせて冷蔵とセラーの2モードを用意

設定できる温度帯は2モード6段階。基本となる冷蔵モードは「強め(約2℃)」、「標準(約4℃)」「弱め(約6℃)」。そしてセラーモードでは「強め(約8℃)」、「標準(約12℃)」「弱め(約16℃)」に設定できます。 冷たい飲み物や食材はもちろんのこと、化粧水などの保管にも利用できそうです。

 

庫内スペースは3段に分かれており、上段は奥行き280mmで広め。2段目は230mm、3段目は110mmとなっています。2段目の棚は前後に分離する構造となっており、奥側に重ねることで3段目に2Lのペットボトルやワインのボトル、背の高いビンなどを入れられるようになっています。

↑庫内レイアウトと動作モード。収納する食材に合わせて設定できる

 

↑3段目は背の高いものを入れると想定されて設計されている

 

発売日は、ベーシックカラーである3色(ホワイトノ/ルディック/ダークグレー)が 4月28日より発売。そしてカスタムカラーの7色(グレージュ/オーク/モス/グラファイト/トープ/ブリック/ウェンジ)は5月下旬より受注生産の予定です。価格はオープンで、店頭予想価格は7万7000円前後(税込)となっています。

高まる作り置き・冷凍食品需要に刺さる!ハイセンスから大容量冷凍庫が出る

ハイセンスジャパンは冷凍食品のまとめ買い需要の高まりにあわせ、コンパクトながらたっぷり収納可能な冷凍庫「HF-A16S」を、5月中旬より発売。実売想定価格は7万円前後(税込)となっています。

 

買い物カゴ約5個分を収納できる大容量168L冷凍庫

本製品は、幅521×奥行き626×高さ1346mmとスリムながら内容積は168Lと大容量なのが特徴です。庫内は引き出し式のクリア冷凍ケースが4段、最上段には食材を素早く冷やすことができるステンレスプレート付きのスライド棚が備わっています。

↑買い物カゴ約5個が分入る庫内

 

↑肉や魚などは最上段にあるステンレスプレート付スライド棚に

 

冷凍モードは「低温冷凍」「冷凍(強・中・弱)」「ソフト冷凍」「冷蔵」の6種類あり、シーンにあわせた切り替えが可能。ドア前面のタッチ式パネルから簡単に切り替え操作ができます。低温冷凍は約−30℃の低温冷気で冷凍するモード。解凍時の旨みの流出を防ぐ効果があるとされています。

 

ソフト冷凍は、解凍なしで切ったり掬ったりできるくらいの程度で凍らせるモードで、必要な分だけ取り分けられるので小分けして保存する手間が省けます。また、本製品はファン式なため、直冷式では手間となる霜取りが不要です。天面は約100℃の耐熱トップテーブル仕様で、電子レンジを設置することができます。

↑運転音24dBの静音設計となっている

 

家電のプロが推す「お酒好きにもうれしい冷蔵庫」って? いま買うべき「最新家電の傑作」冷蔵庫編

昨今のライフスタイルに適した生活家電の注目のアイテムを、家電に精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

スリムなボディに大容量を備え低温・高湿の冷蔵室が秀逸

【冷蔵庫】

日立

HXタイプ R-HX54R(※)

実売価格23万8000円

本体幅650mmを保ったまま容量は従来比20L増を実現したモデル。冷蔵室の一部のポケットや棚は高さを変更でき、保存する食材に適した調節が可能だ。急いで食材を冷やしたいときには「クイック冷却」が重宝。

SPEC●定格内容積:540L●年間消費電力量:254kWh/年●省エネ技術:冷蔵室独立冷却システム●冷蔵機能:まるごとチルド、クイック冷却、特鮮氷温ルーム●冷凍機能:デリシャス冷凍●サイズ/質量:W650×H1833×D699mm/114kg
※:後継機種が発売予定のため、在庫品限りの取り扱い

 

石井さんが推すのは、省スペース化に最適な冷蔵庫。お酒好きにもうれしい仕様のようだ。

 

「本体幅65cmとスリムながら容量は540Lと大量保存できるので、まとめ買いをする人にオススメです。保存技術面では、冷蔵室全体を少し低めのチルド温度(約2℃)に設定できるので、菌の繁殖を抑えて食品の鮮度も長持ち。ビールやハイボールもキンキンに冷えます。また一番上の棚は、500mlの缶を立ててたくさん入れられるので、お酒好きにはたまりません。湿度は高めに維持されているので、サラダなどもラップなしでフレッシュに保存できます。冷凍室のアルミトレイが、ほかの機種では見たことがないくらい広々としているのも魅力。アルミが放熱を助けて素早く凍らせることで、食品の細胞の破壊を抑え、美味しく冷凍できます。ごはんなどのホームフリージングもたっぷりストックできて便利です」

↑冷蔵室は低めの温度と高めの湿度が特徴の「まるごとチルド」を採用。フレッシュなサラダなども乾燥・変色を抑えて保存できる

 

↑「特鮮氷温ルーム」は、食品が凍らないギリギリの温度を保つ。肉や魚などの生鮮食品も、うまみを守れるのがうれしい

 

家電プロレビュアー

石井和美さん

白物家電や日用品の鋭いレビューが持ち味。レビューのためだけの一戸建て「家電ラボ」を開設する本格派だ。

 

新時代の冷蔵庫をプロがチェック! TZシリーズで叶うワンランク上のキッチン体験

AQUAのTZシリーズSpecial Editionは、優れた【冷蔵・冷凍性能】【除菌性能】【収納性】を、ラグジュアリーな【デザイン】に落とし込んだ新時代の冷蔵庫。デザイン性と機能の両面から “新たな体験”を提供してくれる逸品だ。プロがその魅力を詳しく解説!!

 

【今回紹介する製品】

スタイリッシュなデザインと多彩な機能が 料理へのモチベーションをアップさせる!! AQUA「TZシリーズ Special Edition

AQUA
4ドア冷凍冷蔵庫
TZシリーズ Special Edition

実売予想価格32万7800円
【写真/AQR-TZA51M(DS)】5月中旬発売

ダークシルバーのクールな佇まいがキッチンに高級感を与える。新開発のLED技術で野菜の鮮度を維持。独自のオゾン技術で庫内を除菌・脱臭する。大容量180ℓの冷凍室はまとめ買いに最適だ。

SPEC【AQR-TZA51M(DS)】●定格内容積:512ℓ(冷蔵室332ℓ、内チルドルーム18ℓ、内ツインLED野菜ルーム26ℓ、冷凍室180ℓ)●年間消費電力量:293kWh●サイズ/質量:W830×H1850×D635㎜/135㎏

↑「旬鮮野菜ルーム」と同じ調湿フィルター付きの「フレッシュ野菜ケース」も用意。使いかけの野菜の鮮度を、ラップなしで約2週間保つ。(写真左から)4ℓケース×1個、2ℓケース×2個

 

私がチェックしました!

家電ライター
平島憲一郎さん

調理家電など生活家電全般の製品紹介やレビュー記事など多数執筆。私生活では食材のまとめ買いが多い。

美麗なデザインに 多彩な鮮度維持機能を搭載

本機でまず特筆すべきは、その外観。世界的プロダクトデザイナー深澤直人氏が手掛けたスタイリッシュなデザインが、料理のモチベーションをグッと高める。薄型設計により庫内をひと目で見渡せ、キッチンを広く使えるのも魅力だ。

機能面では、庫内全体をマイクロオゾン除菌し清潔性を維持。「ツインLED野菜ルーム」の鮮度保持用LEDライトが野菜のみずみずしさを保つ。また「おいシールド冷凍」で冷凍した肉のうまみも維持可能だ。

TZは空間演出・鮮度維持の両面からキッチンライフを盛り上げる、まさに“新時代の冷蔵庫”である!!

 

【プロが語るオススメポイント1】

鮮度保持用LEDライトを新採用した 「ツインLED野菜ルーム」を搭載

北海道電力と共同開発した鮮度保持用LEDライトが野菜の光合成を促進し、糖分が増加。エチレンガスの発生抑制で野菜の軟化・腐敗も抑える。ドアポケットに野菜を縦置きできるのも便利だ。

↑野菜ルームでは新開発LEDライトと独自の温度・湿度調整で野菜の鮮度を保つ

 

【プロが語るオススメポイント2】

 「おいシールド冷凍」機能で 冷凍した食材のおいしさも長持ち

「おいシールド冷凍」は、霜取運転時の庫内の温度変化を抑え、食材を霜付から守る。ドリップも抑制でき、冷凍した肉のうまみや刺身の食感もアップ。

↑180ℓの冷凍室には「おいシールド冷凍」のほかボタン操作不要の「自動クイック冷凍」機能も搭載。ホームフリージングに重宝する。6ボックスでドア下にLED照明が2灯あり、食材管理しやすい

 

【プロが語るオススメポイント3】

オゾンの力で浮遊菌や 付着菌もパワフル除去!

「マイクロオゾン除菌」は、空気中の酸素から生成したオゾンで庫内の浮遊菌・付着菌・ニオイのもととなる成分を分解・除去。食材や料理を安全かつ清潔に保存できる。

 

↑マイクロオゾンによる除菌試験では浮遊菌を60分、付着菌も360分でほぼ除去。ニオイも240分で分解除去できる(※) ※:浮遊菌除去と付着菌除去は200ℓ保存容器内、脱臭は500ℓ保存容器内での実験結果。実使用空間での実証結果ではない

 

≪TZシリーズ担当者からひとこと≫

商品本部
冷蔵庫企画グループ
山本陽護さん

冷蔵庫のニューノーマルなカタチを目指しました

従来のTZシリーズに、鮮度保持が自慢の野菜ルームとオゾン除菌機能を加えたのがコチラの製品です。「野菜がすぐに傷んで捨ててしまいがち」「コロナ禍なので庫内の除菌もしたいけど面倒」といった生活者の皆様の声を取り入れ、新時代に寄り沿う冷蔵庫を目指しました!!

問い合わせ:アクア https://aqua-has.com

「実用に全振り」したのが潔い! 日立が「冷蔵庫の中身が見える機能」をシンプルな方法で体現

牛乳はこの前余計に買っちゃったからいいとして、今日は卵を忘れずに買って帰らないと……! 帰宅したら、冷蔵庫の前で入り切らない卵を手に、牛乳が切れていることに気が付いて呆然自失。「逆に覚えていたッ……!」。そんな経験ありませんか? え、ない? いやいや、結構あるんですよ! あとは、スーパーで買わなきゃいけないものが思い出せなかったり、気を利かせて買ったものが家族でかち合ったり。そんな人に知ってほしい「冷蔵庫カメラ」を搭載した冷蔵庫が、日立グローバルライフソリューションズから登場しました!

↑スーパーでの「あれってまだあったっけ?」を解決する冷蔵庫が登場!

 

冷蔵庫の中をカメラで撮影し、スマホで確認できる

カメラを搭載した新製品は、中央の引き出しが冷凍室になっている「HXCCタイプ」と、中央が野菜室になっている「KXCCタイプ」です。

 

HXCCタイプは、定格内容積が617Lの「R-HXCC62S」と540Lの「R-HXCC54S」の2モデルで、KXCCタイプは498Lの「R-KXCC50S」の1モデルです。発売日は2月24日。実売予想価格はR-HXCC62Sが45万円前後、R-HXCC54Sが40万円前後、R-KXCC50Sが43万円前後(いずれも税込)となっています。

↑HXCCタイプの「R-HXCC62S」。左がクリスタルミラー(X)、右がクリスタルシャンパン(XN)

 

日立ではカメラ付きの冷蔵庫を開発するにあたり、大型冷蔵庫の購入者を対象にした意識調査を実施しています。冷蔵庫とスマホを連携させることで、「できたら良いのに」と思うことについての調査では、「外出先から、冷蔵庫の中身を画像で確認できる」がダントツ1位でした。これは、先述のようなケースも多い筆者としては大いに納得!

↑日立の調査では、外出先からスマホを使って冷蔵庫の中身を確認したいというニーズが圧倒的

 

そこで、今回の新製品では、「冷蔵庫カメラ」を冷蔵庫の手前に飛び出た位置に配置。上から覗き込むような形で、冷蔵室のドアを開けたときに中を俯瞰できるように工夫されています。

↑冷蔵庫上部から手前に突き出した棒状の「冷蔵庫カメラ」を搭載

 

↑カメラに寄った画像。冷蔵庫のてっぺんに突起があるわけで、このデザインは大胆としか言いようがありません

 

撮影はドアを開けた時に自動で行われ、一度に冷蔵室の棚と左右のドアポケットの3か所をまとめて撮影します。ドアの片方だけを開けたときも撮影。この場合、開けていない方のドアを最後に開けた時の撮影データと合成して、庫内全体を写した画像として見られるようになっています。

 

ドア下部に手動撮影用のシャッターボタンもあり、任意のタイミングでシャッターを切ることも可能です。ドアをしばらく開けていた場合は、ある程度の時間ごとに自動で撮影が続き、なるべくドアを閉める前の最新の状態を記録するように動作します。この自動撮影の間隔は、後述のアプリ上で変更できます。

↑ドアを開けると、冷蔵庫カメラが自動で3か所を撮影

 

↑スマホからは冷蔵室棚と左右ドアポケットを確認できます

 

撮影画像はアプリ上で拡大が可能

撮影した画像データはドアを閉めた後で、コネクテッド機能によって数分のうちにスマホに送られます。ユーザーは無料の専用アプリ「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」上でこの画像を表示できます。「冷蔵庫の中身チェック」をタップして、表示したい室内を3か所の中から選択すれば、1枚ずつ画像が表示される仕組み。これでもう、スーパーの食品売り場で「冷蔵庫にあれってまだ残ってたっけ?」と悩まなくて済むわけですね! なお、利用にはインターネット接続環境と無線LANルーターが必要になります。

↑スマホアプリを使うときは「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」をアップデートして「冷蔵庫の中身チェック」から利用します

 

それぞれの画像は、画面上でピンチして拡大でき、過去の履歴も確認できます。過去履歴表示は撮影5回分。直近を含めると6回分ということになります。より過去の画像は自動的に消去され、上書きされていくので、もし写真を残したい場合は画面をキャプチャしておくと良いでしょう。

 

なお、カメラの位置が本体上部なので、陰になって見えない場所はどうしてもできてしまいます。冷蔵室最下部の「特鮮氷温ルーム」は映りませんし、野菜室や冷凍室も撮影できません。しかし、「買い足しで判断に悩みがちな食材をカメラに映る場所に置く」といった、使う人が工夫する余地があるとも言え、実際に運用し始めれば全部が映らなくても困らない気がします。

 

冷蔵庫カメラのレンズなどの性能は非公開。オンライン発表会で見た限りでは、商品の銘柄などはカメラの方を向けて置くようにすれば判別できそうですが、賞味期限まで判別するのは難しそうですね。ちなみに、もしカメラが故障した場合は訪問修理での対応になるとのこと。取り外してカメラのみのやり取りはNGになるそうです。

↑このほか、R-HXCC62Sでは、人気の保冷機能を継承したうえで、本体幅は従来と同じまま、内容量を15Lアップしています。これは真空断熱材を強化して発泡ウレタンをなくすことで、天井を薄壁化して実現。最上段に500mLペットボトルを立てたまま収納できるようになっています

 

いまだからこその魅力! 割り切った態度が潔い

冷蔵庫の容量が500Lともなれば、高さは180cmを越え、冷蔵庫の上に何か載せる人はほとんどいないことでしょう。頭をぶつけたり、何かを引っ掛けてしまったりする人も少ないと思います。このため、「冷蔵庫カメラ」を邪魔に感じるケースはなさそう。とはいえ、扉の上からぴょこりとちょんまげのように伸びたカメラは、デザイン上、あまり格好良いとは言えません。ゲームで言う能力値を「実用」に全振りしたような、「割り切った印象」を受けます。それだけに実用性に魅力を覚える人には、かなり深いところにズブリと突き刺さるかも。

 

実は、冷蔵庫の中身をスマホから確認するアイデアは、各社ともコンセプトを温めています。庫内のあちこちにカメラと照明を付けたうえで結露対策すれば良いのですから、方法としては単純です。しかし、この方法ではコストがかさみますし、いずれ登場するとしてもまだ当分先になります。

 

そう考えると、本製品は実用性だけに割り切って冷蔵庫カメラを搭載したことにより、「未来を先取りした」と言えるでしょう。「いま」というタイミングが大きな魅力の1つになっていると考えると、案外、冷蔵庫の歴史に残るエポックメイキングな製品なのでは……と感じました。

↑今回の新モデルのラインナップ。同時に発表された「冷蔵庫カメラ」非搭載のHWタイプも掲載されています。「冷蔵庫カメラ」をはじめ、従来機種から新しくなった項目には「New」マークが付いています

「冷蔵庫カメラ」搭載で買い忘れを防ぐ! 日立の大容量冷蔵庫「まんなか冷凍 HXCC タイプ」発売

日立グローバルライフソリューションズは、スマホアプリと連動し冷蔵庫内の食材をチェックできる「冷蔵庫カメラ」を搭載した、大容量冷蔵庫「まんなか冷凍 HXCCタイプ」2機種を、2月24日より発売します。実売予想価格は容量617Lのタイプで50万円前後、540Lのタイプで44万円前後(いずれも税込)となっています。

↑「まんなか冷凍 HXCCタイプ R-HXCC62S」クリスタルミラー(左)、クリスタルシャンパン(右)

 

横幅はそのままで大容量! さらに「冷蔵庫カメラ」を新たに搭載

本製品は、冷蔵庫本体上部に「冷蔵庫カメラ」が設置されており、冷蔵室のドアを開けた際に自動で冷蔵室の棚と左右ドアポケットを撮影。撮影した画像は「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」から確認できるので、買い忘れや食材の二重購入を防ぐことができます。また「R-HXCC62S」では、本体幅685mmのままで定格内容積を従来比の15L拡大し、 617Lの大容量を実現。冷蔵室の最上段に500mlのペットボトルを立てたまま収納できるそうです。「R-HXCC54S」は本体幅650mm、定格内容積は540Lとなっています。

↑「冷蔵庫カメラ」で撮影した画像はスマホアプリ「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」で確認できます

 

↑冷蔵庫の最上段に500mlのペットボトルを立てたまま収納できます

 

棚スペース全体がチルド温度約2℃、湿度約80%に保たれ、鮮度が長持ちする「まるごとチルド」も引き続き採用。湿度が高いので、一時保存のサラダなどはラップなしでも乾燥を抑えるのだそう。

 

このほか、へアライン調の鋼板ドアを採用し、インテリアになじみやすいデザインの大容量冷蔵庫「まんなか冷凍 HWタイプ」3機種も2月17日に発売します。定格内容積はそれぞれ617L、540L、485Lとなっており、置き場所に合わせた選択が可能になっています。

”組み合わせ”できる冷蔵庫⁉︎ 2台以上で使いたい「Chiiil」、クラファンで先行予約開始

日立グローバルライフソリューションズは、生活スタイルや好みにより自由に使える新コンセプト冷蔵庫「Chiiil(チール)」の開発を進めており、12月27日よりクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて、先行予約の受付を開始しました。支援金額は1台7万6780円となっています。

 

部屋に合わせて組み合わせる新発想の冷蔵庫

本製品は、背面を壁に接着させて設置でき、2台を組み合わせて縦置き・横置きが可能です。「お客様が好きなものと一緒にくつろぐ時間を過ごす一助になれば」というコンセプト通り、置きたい場所や使い方に合わせてスタイルを変えられる冷蔵庫となっています。また、奥行きを420mmにすることで、他の家具に合わせやすいとのことです。

↑横置きのイメージ(左)、縦置きのイメージ(右)。サイズ:幅559×奥行き420×高さ750mm/容量:72L

 

庫内の温度は食品に合わせて調整が可能です。スイーツなどの冷やして保存したい食品は「冷蔵」(強め:約2℃/標準:約4℃/弱め:約6℃)で保存。常温や冷暗所に保存したい場合は「セラー」(強め:約8℃/標準:約12℃/弱め:約16℃)を選択します。

 

カラーは、ホワイトやダークグレーを含むベーシックカラー3色に加え、ブリックやモスといったインテリアに合わせて選べるカスタムカラー7色の、計10色展開。ドアの表面はマットな質感の樹脂を採用し、繊細な色合いを表現するとともに、どの空間にも合わせやすいデザインになっています。

↑さまざまな場所への設置イメージ

食品の鮮度を保つ「うまはや冷凍」をボタン一つで! IoT対応でもっと便利になった「はやうま冷凍」搭載冷蔵庫

パナソニックは、業務用レベルの急速冷凍機能「はやうま冷凍」を搭載し、IoTに対応した「『はやうま冷凍』搭載冷蔵庫 WPXタイプ」を2022年2月4日より発売します。650Lと600Lの2モデル展開で、実売想定価格は650Lの「NR-F658WPX」で46万円前後、600Lの「NR-F608WPX」で43万円前後(税込)となっています。

 

↑はやうま冷凍」搭載冷蔵庫「NR-F658WPX(650L)」

 

肉や魚、食品をおいしく冷凍保存できる「はやうま冷凍」

新生活様式が定着する昨今、食品のまとめ買いが主流となり、ホームフリージングを活用する人が増えました。一方で、ホームフリージングは「味が落ちる」「食感が変わる」という不満が消費者から挙がっていることが、同社の調べでわかっています。

 

本製品が搭載する「はやうま冷凍」は、大風量の「集中シャワー冷却」とアルミプレートにより、水分が凍る温度帯を30分以内に通過し、すばやく冷凍できる業務用レベルの急速冷凍機能です。肉や魚の解凍後のドリップを抑え、食品の食感、水分、香り、色味、さらには栄養素を保持した冷凍保存を実現します。また、この機能の設定を効率よく便利に操作できるように、冷蔵室ドアの下側に「クイック操作ボタン」を新搭載。食材をクーリングアシストルームへ入れた後、従来のように冷蔵室内のパネル操作をするためにドアを開け閉めする必要がなくなりました。

 

また、IoTを活用し、1台1台の使用状況に応じて提供するメンテナンスサービス「Panasonic Care(パナソニック ケア)」に対応しています。

美しい鋼板の質感を見て! 日立から37万円超のハイデザイン大容量冷蔵庫「まんなか野菜KWCタイプ」が発売

日立グローバルライフソリューションズは、大容量冷蔵庫「まんなか野菜 KWCタイプ」2機種を11月18日から発売します。

想定価格は、「R-KWC57R」(内容積567L)が41万円前後(税込・以下同)、「R-KWC50R」(内容積498L)が37万円前後となっています。

R-KWC57Rのカラバリはブラストシルバー(左)、ブラストモーブグレー(右)を用意

野菜の取り出しやすさに配慮した「まんなか野菜レイアウト」

KWCタイプは、野菜の取り出しやすさに配慮し、冷蔵庫下部にある2つの引き出しの上段を「野菜」に適した温度帯に設定した「まんなか野菜」レイアウトとし、冷気を直接当てない間接冷却で、野菜の乾燥を抑えながら保存します。また、2つの引き出しは、それぞれ「野菜」「冷凍」「冷蔵」に適した温度帯を選べるので、暮らしの変化に合わせて、「どっちも冷凍」や「まんなか冷凍」などにレイアウトを変えられます。

 

冷蔵室の棚のどこに置いても鮮度が長持ちする「まるごとチルド」や、肉・魚の保存に適した冷蔵室下部の「特鮮氷温ルーム」、冷凍室のホームフリージングできる「デリシャス冷凍」も、引き続き採用しています。

↑まんなか野菜レイアウト

 

銅板を採用した上質なデザイン

また、新デザインとなった外観には、ブラスト加工を施したようなマットな質感でありながら、柔らかな光を帯びた美しい鋼板を採用しています。周囲がほのかに映り込む上品な陰影は、インテリアに溶け込み、落ち着いたイメージを演出します。

↑ブラストモーブグレー

 

アプリ連動で離れた場所でも冷蔵庫内を管理

このほか、冷蔵庫の食材チェック機能を充実させた「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」に対応。庫内の部屋ごとにスマートフォンで撮影した画像を記録し、保存した食材をチェックする機能に、冷蔵室のドアポケットの画像記録などを追加しました。

↑「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」では冷蔵庫内の食材を管理できるので買い忘れ防止に役立ちます

約2万円で冷凍スペースを増設! 狭くても「1.8カゴ」収納できる「ミニマム冷凍庫」

ハイアールジャパンセールスは、省スペース設計でありながら、収納力と使いやすさにこだわった、60L前開き式冷凍庫「JF-NU60A」を、2021年11月1日より発売します。店頭予想価格は2万2800円(税込)となっています。

↑ ハイアール60L前開き式冷凍庫「 JF-NU60A」

 

ミニマムサイズながら、買い物カゴ約1.8個分の冷凍スペースを確保

昨今、新しい生活様式への変化に伴い、作り置きや下味冷凍の保存、冷凍食品や食材の買いだめなどをするケースが急増。家庭で新たな冷凍スペース確保のニーズが一層高まっています。そこで、ハイアールが提案するのは「セカンド冷凍庫」です。

 

60L前開き式冷凍庫「JF-NU60A」のサイズは横幅480mm、奥行500mm、高さ840mm。スリムボディで奥行きが浅く、ロータイプの設置しやすいミニマムサイズでありながら、買い物カゴ約1.8個分の冷凍スペースを確保しており、都心部などの限られた居住空間でも冷凍庫を完備できるモデルとなっています。また、耐熱性能天板(耐熱100度、耐荷重30kg)を採用しているので、レンジラックの代用としても使用でき、スペースを無駄にしません。

 

引き出し式クリアバスケットで中身がよく見える

庫内は、食材の大きさや種類、用途別に食材を分けて出し入れ可能な3段の「引き出し式クリアバスケット」を採用。上段・中段は作り置きや下味冷凍などの保存容器や冷凍食品を保存しやすい高さ、下段はかさばる山型食パンや500mlのペットボトルが立てて入る高さで、使い分けできて整理がしやすい庫内設計です。

↑下段は500mlペットボトルを立てて入れられる高さに設計

 

また、ドア内側前面の操作パネルは、食品を急いで冷やしたいときの「急冷凍モード」や5段階の温度調節などの各種設定が簡単に操作できます。

 

冷凍のスペースが足りずに悩んでいる方は、「セカンド冷凍庫」として、検討してみてはいかがでしょうか。

「食材買い忘れデバイス」の意外な効能を発見!パナソニック「ストックマネージャー」&カゴメ「野菜生活100」3週間レポート

パナソニックの「ストックマネージャー」をご存知だろうか? これは専用スマホアプリと連動して使うIoTサービスで、登録した食材を重量検知プレートというデバイスの上に載せると、アプリ上から個数や重さが見られるというもの。一言でいえば、食材の買い忘れ防止や冷蔵庫内の在庫管理ができるアイテムだ。

↑左の白い板状のデバイスが重量検知プレート。右の画面はパナソニックの専用スマホアプリ「キッチンポケット」

 

このデバイス、私、ヤマダ家でもすでに半年以上使っていて、正直、使い勝手がいい。例えば我が家では、私が卵かけご飯好き、妻が納豆の卵黄乗せが好き、娘がパンケーキ作り好きと、卵の消費が激しいのだが不規則。「卵あったっけ?論争」が起こり、買い忘れと重複買いが多発する。かぶって買ってしまった日には、卵コーナーから卵があふれ、行き場のない卵たちが庫内を占拠し冷蔵庫がカオスに。というのはやや大袈裟だが、ストックマネージャーを導入してからはそういったことが激減。

 

しかも使っていくと、本機は単なる「食材買い忘れデバイス」としてだけでない魅力があることがわかってきた。家族のヘルスケアを考える面でも効果的だったのだ。

 

本記事では、「なぜヘルスケアとの相性が良いのか?」「カゴメ野菜生活100を使ったストックマネージャー活用術」をお届けしながら、生活や数値の変化をレポートしていこう。

ストックマネージャーと野菜生活100で、家族との会話が増えた、栄養の話をするようになった。「なぜ?」を紹介

 

【改めて今回活用する商品】

パナソニック

ストックマネージャー

重量検知プレート NY-PZE1

「重量検知プレート」(下写真)とスマホアプリ「キッチンポケット」との連携で、食材管理をサポートするデバイス。牛乳、ヨーグルト、納豆といった日々使う食材をアプリ上で登録して使用すれば、個数や容量をアプリ上で確認できる。また、利用期限が近づいたら通知する機能や、ストックが減ったら教えてくれる機能などアラートも充実。重量検知プレートの使用可能環境は1~39℃なので、冷蔵庫だけでなく、キッチンまわりに置いてお米の残量管理などにも使える。

ストックマネージャーのディテールをギャラリー形式で紹介(画像をタップすると説明が表示されます)

ストックマネージャーで使える食材の例】

 

今回、パナソニックとカゴメが共同で「野菜をとろう4週間チャレンジ」を9月29日から実施しており、このチャレンジに乗っかる形で、我が家でも新たなヘルスケア生活をスタート。どのような変化が起こったか、3つに分けて紹介していく。

 

ストックマネージャーの意外な使い方で変わった3つの生活習慣

●やったこと:カゴメの野菜生活100を置いて毎日一本家族みんなで飲むようにした。

 

【その1】本数が減っているかいないかで、家族の活動状況がわかるようになった

↑「あ!今日まだ野菜生活100飲んでないな?はいよ!」という些細なコミュニケーションで家族の健康を気遣うことができる

 

我が家は共働き夫婦で、日中は別の空間で仕事をしており、ほぼ会話がない。今年に入ってから業務量が増えて夜遅くまでかかることが多く、会話の総量が昨年よりも減ってしまった。かつ、娘は今年受験生で自室に篭りがち。同じ屋根の下にいるのに、コミュニケーションが少ない状態に。

 

つまり、日常の共通項が少ないのだ。けれど、ストックマネージャーに野菜生活100を置いて毎日飲むというルール化をしたところ、会話のきっかけがとても多くなったのだ(些細なことだけど)。

 

娘が学校から帰ってくるタイミングで、「キッチンポケット」で野菜生活100の残量を確認しておいて、減っていなければテーブルの上に置いたり、冷蔵庫から取り出したりしてあげる。そのままダイニングテーブルに座って、今日あったことの会話がはじまる。夕方以降は塾で部屋から出てこないので、この夕方の時間帯の何気ないおしゃべりは貴重だ。

 

妻も同様。廊下に折り畳みデスクを展開してオフィス代わりにしている妻に持って行く。アプリ上で見て、すでに飲んでいる場合は、「今日はもう飲んだね」といった形で話しかける。それぞれ自分の時間軸で生活している人たちを結びつけてくれる役割を果たしてくれるのだ。

 

正直、ストックマネージャーの機能を最大限活かしているかというと微妙なところだが、同機の使い方の亜種としてこんなものもあるのではと思っている。

↑キッチンポケットでは重力検知プレートに乗っている食材や商品をアプリ上で確認できる。利用期限目安も表示されるため、フードロスを防ぐ効果もある

 

【その2】健康を気遣うアクションが生まれた

後述するが、カゴメでは手のひらで野菜摂取量を推定できる「ベジチェック」という法人向け機器を用意している。「野菜生活100」を飲んでどれだけ数字が変わるかをチェックする(※1)のが週末午後のルーティンである。

※1:今回、パナソニックとカゴメの共同企画「野菜をとろう4週間チャレンジ」の特別対応としてベジチェックを体験しています

 

私の数値が良いと娘がプンプンして、「パパ、深夜に一人で隠れて野菜めっちゃ食べてるでしょ。ヤバい奴だよ!」という謎の言いがかりが始まる。たわいもないコミュニケーションも楽しいのだが、本質的な会話も生まれてきて、「もっと野菜食べないとダメかぁ」(娘)と食生活を見直すというのも出てくるから面白い。さらには、「いくら野菜を食べても不規則な生活をしてたら、それはそれで悪影響じゃない?」(妻)など、食生活以外に目を向ける発言も。

 

「ちょっときれいすぎる会話しすぎ!」と思うかもしれないが、実際我が家であった話だ。ストックマネージャー+野菜生活100をきっかけに、健康へのアクションを起こそうという行動変容が生まれたのは良いことだと思っている。

 

【その3】冷やし忘れによるガッカリがなくなった

我が家のあるあるとして、飲み物はECで多めに注文してストックは十分あるけど、冷やし忘れが度々あり、いざ飲むときに冷えていないというのがある。水や炭酸ならまだ氷を入れれば解決するが、お酒でこれをやってしまった場合はしょぼん。

 

その点、ストックマネージャーは量が少なくなるとスマホに通知してくれるので、そういうことがなくなった。野菜生活100生活でも美味しい飲み物を美味しい状態で飲むという当たり前のことをサポートしてくれる。

 

で、実際どれぐらい数値は変わったの?

我が家では、「野菜をとろう4週間チャレンジ」の特別対応として、9月中旬からベジチェックを使った野菜摂取レベル・推定野菜摂取量をチェック。3週間経過した時点での家族の数値を紹介していこう。ベジチェックでは野菜摂取レベルをレベル0から12.0までの120段階で表示。

 

厚生労働省では1日あたりの野菜摂取量の目標値を350g(※2)と設定している。ベジチェックでは野菜摂取レベル7〜8をおおよそ野菜摂取量350gに相当するとしている(※3)。

※2:「厚生労働省 健康日本21」が推奨する1日の野菜摂取目標量を350gと設定
※3:ベジチェックの表示値はあくまでも目安とお考えください。ベジチェックは医療機器ではありません
9月12日
(スタート時)
9月19日 9月26日 10月3日
ヤマダ 6.5 6.1 6.2 6.6
5.9 6.2 6.1 6.5
5.2 5.2 5.6 6.2

結論から言うと、散々良さそうなエピソード言ってきたけど低い! 結構野菜を摂っているつもりだったけど、低い! カゴメの基準からするともう一歩!お恥ずかしい! ただし、野菜摂取量を増やしてからベジチェックの測定値に反映するまで2~4週間ほどかかるとのことで、今後のアップに期待している。

 

ちなみに9月26日ごろに、【その2】健康を気遣うアクションが生まれた話をしているので、改善の兆しが出てきている。今後のさらなる数値アップに期待だ。

 

さて、カゴメでは「野菜をとろう あと60g」というキャンペーンも実施中。これは、日本人の1人当たりの平均野菜摂取量は約290g(※4)で、60gの野菜が不足していることから、この不足分を補おうという取り組みで、レシピも豊富。残りの期間は、ストックマネージャー+野菜生活100から派生した生活も取り入れてみたいと思う。

※4:平成22年~令和元年国民健康・栄養調査(厚生労働省)での日本の1人当たりの平均野菜摂取量は約290g

 

まとめると、個人的には数値以上に生活習慣や家族との向き合い方が変わった点に価値を感じている。ストックマネージャーは様々な食材や商品を計測できるので、モニタリングすることで生活に変化をつけることが可能。ぜひ楽しんでほしい。

 

さて、今回はヤマダ家の「ストックマネージャー+野菜生活100」をお届けしたが、もう1本記事をお届けしたいと考えている。次回は、

 

・残りの期間でヤマダ家の野菜摂取レベルはどれだけアップしたか?

・「野菜をとろう4週間チャレンジ」の参加者のアンケートデータから読み取れる変化

ストックマネージャーは結局、どんな人に向いているか?

 

をお届けして、ヤマダ家目線以外の客観データから導かれるストックマネージャーの有用性についてレポートしていく予定だ。

 

【文末コラム】ニューノーマルでヘルスケアの考え方が変わった

本稿とは直接関係なかったが、コロナ禍以降のヘルスケアの変化について触れておきたい。GetNavi webとFYTTEでは現在、「カラダ、ココロ、整うプロジェクト」を開催中だ。本プロジェクトは「新しい時代のヘルスケアを新定義しよう」という意欲的なチャレンジ。両媒体が考えたニューノーマルのヘルスケアのポイントは5つある。

 

①オンラインがベースになりどこにいても上質なエクササイズやトレーニングメソッドが受講可能に

②パーソナライズ化された効率のよいエクササイズやトレーニングメソッドが中心になる

③自宅がヘルスケア活動をするうえでのベースの場所のひとつになる

④自宅がベースになるから生活に密着した食べる/働く/眠るもより大事になる

⑤自宅がベースになるからより一緒に住む人との協力が大事になる

 

重要なのは、後半3つ。単に運動するだけでなく、食事管理や働き方/眠りの質も大事なる。そして、一緒に住む家族との協力が必須になる。要は、お互いに声を掛け合って、励まし合って、相手を気遣ってというのが良質なヘルスケアを得るには重要だということだ。

ハイアールの4ドアガラストップ冷蔵庫「バタフライ フラップ」シリーズに、省スペースモデルが登場

ハイアールは、4ドアガラストップフルフレンチ(観音開き)デザインの冷蔵庫「バタフライ フラップシリーズ」に、406L 冷凍冷蔵庫(JR-NF406A)を追加し、2021年10月1日から発売します。

 

4ドアフルフレンチデザインが特徴の「バタフライ フラップシリーズ」は、4つの扉が開いた佇まいと、それぞれのドアを自由に使い分けられる実用性から、優雅に飛ぶ蝶の羽をイメージして名付けられた、ファミリー向けの冷凍冷蔵庫の新シリーズです。今回発表された406Lモデルは、2021年6月に登場した468L 冷凍冷蔵庫(JRNF468B)の使いやすさはそのままに、限られたスペースでも設置しやすいよう小型化したものです。

 

スタイリッシュで使いやすいガラストップ フルフレンチデザイン

 

「バタフライ フラップシリーズ」は4つのドアを個別に開閉できるので、冷気を逃がしにくいのが特徴です。また、開閉軌跡が小さい両開きタイプなので、置き場所も選びません。

 

外観は上品で光沢感のあるガラストップを採用しました。スタイリッシュなイメージを崩さずドア面にフラットに配された「前面タッチ式操作パネル」は、ドアを開けることなく庫内温度や急冷凍モードなどの設定が可能で、お手入れも簡単です。さらに、庫内全体を見渡せる「前面クリア設計」や、目線も手も奥まで届きやすい「ジャストフィット設計」など、使う人にやさしいデザインを取り入れています。

 

収納しやすい2列×3段引き出し式大容量冷凍室

 

いま人気の前開き式冷凍庫の使いやすさを冷凍室に採用しました。

 

冷凍室は大容量 142Lで、買い物カゴ4.3個分の食品を収納可能。冷凍室内は2列×3 段の引き出し式クリアバスケットを採用し、まとめ買いした食材の収納や作り置きなど用途に合わせて使い分けられる設計になっています。また、6つのクリアバスケットにより食材を見やすく整理できるので、目当ての食材を探す手間を省けて家事がはかどります。

 

そのほか、自動製氷機能も搭載していて、冷蔵室には左右合わせて6つの使いやすいドアポケットがついているのもポイント。

 

JR-NF406Aの店頭予想価格は、17万8000円前後となっています。

 

アクアが欧米スタイルの冷蔵庫を新発売! ダイナミックな外観と大容量の冷凍室が特徴

アクアは、欧米では定番のレイアウトで右に冷蔵室、左に冷凍室を配置したサイド・バイ・サイドスタイルの冷凍冷蔵庫「AQR-SBS48K」を10月6日に発売します。

 

 

アクアのSide by Side冷蔵庫は、性能や機能を日本のユーザーの暮らしに合わせて開発されています。例えば日本のユーザーが重要視する野菜の鮮度保持機能として、フレッシュルームに調湿フィルターを搭載し、鮮度保持性能を向上させています。

 

また、デザインはSide by Sideらしいダイナミックさは残しつつ、日本のユーザーに合わせて仕様を変更。扉のフレームはアルミの素材が持つ独特の質感や光沢を残し、扉前面は光の加減でニュアンスの変わるヘアラインをガラスに施し、高級感を加えました。

 

AQR-SBS48K(以下、本商品)は、従来機種で好評のデザインや機能性はそのままに、省エネ性能を向上させるため設計を大幅に見直し、2021年省エネ基準で100%を達成。合わせて従来機種よりも26Lの収納容量アップを実現しました。

 

大胆に縦に2分割したレイアウト「サイド・バイ・サイド」

 

サイド・バイ・サイドは、特に欧米の冷蔵庫で定番のレイアウト。庫内を縦に2分割し右側に冷蔵室、左側に冷凍室を配置しています。扉は全面フレンチドアで、中央から左右に開くので、ワンアクションで庫内を上から下まで一気に見渡せます。

 

日本の冷蔵庫は庫内を横に細かく区切ったレイアウトが主流のなかで、アクアは2017年から、このサイド・バイ・サイド冷蔵庫を販売しており、「海外のキッチンにあるようなデザイン」「ダイナミックな外観がプロが使う冷蔵庫のよう」とユーザーから根強い人気がある商品です。

 

大きな食材もたっぷり収納できる、大容量192Lの冷凍室

冷凍室の容量は、600Lクラスの冷凍冷蔵庫の冷凍室に匹敵する192Lで、ホームフリージングや冷凍食品のまとめ買いも安心です。4段のフラットなガラス棚と、細かいものを収納しやすいフリーズボックス2段を備えています。ガラス棚は高さを調整できるため、ブロック肉や業務用冷凍食品のように大きさのあるものも収納できます。食品の大きさや形状を気にすることなく自由に収納できる、使いやすいレイアウトです。

 

 野菜を収納するフレッシュボックスの鮮度保持機能、冷蔵室内の脱臭機能を搭載

 

冷蔵室下部に野菜を収納するフレッシュボックスを設置し、アクア独自の調湿フィルターを搭載しました。ボックス内の湿度が高すぎるときはフィルターが水分を吸収し調整。水腐れを防止することにより、野菜のおいしさをキープします。冷蔵室内上部には脱臭フィルターを搭載し、気になる冷蔵室内のニオイを低減します。

 

シンプルで高級感のあるデザイン

扉のフレームはアルミの素材感を残し、独特の質感や光沢でラインを引き立てました。ガラス扉には光の加減でニュアンスの変わるヘアラインを施し、高級感を加えています。扉に設置されているコントロールパネルは扉のデザインになじむ色味のLEDを採用しました。

北海道電力と共同開発! 発芽抑制と鮮度保持を同時に実現した野菜室搭載、アクア「TZ Special Edition」

アクアは、プロダクトデザイナー深澤直人さんのデザインによる、うす型設計の冷凍冷蔵庫「TZシリーズ」より、野菜の発芽抑制と鮮度保持機能を同時に実現する「ツインLED野菜ルーム」と、旧三洋電機時代から培ってきたオゾン応用技術を活用した、冷蔵庫内の除菌・脱臭機能「マイクロオゾン除菌」を新たに搭載した「TZ Special Edition」2機種(AQR-TZA51K・AQR-TZA42K)を、9月15日より順次発売します。価格はオープン価格。

 

ツインLED野菜ルームは、北海道電力が農業向けに開発したLED利用技術を応用。鮮度保持用LEDライトを、AQUA独自の温度と湿度コントロール技術を搭載した野菜ルームに搭載。LEDライトから照射される異なる2つの波長の光が、野菜の光合成促進やエチレンガスの発生を抑制することなどによって、糖分が増加、軟化や腐敗が防止され、葉物野菜の色鮮やかさも長続きします。ジャガイモなどの発芽も抑制するので、調理の際に芽を除去する手間を省けます。

 

また、コロナ禍の影響によりスーパーで購入する食材や包装パッケージの衛生状態に不安を感じ、冷蔵庫に保存する前に食材を洗ったり、除菌スプレーをかけるなど手間をかけて対応している人が少なくないことが、アクアの調査で判明。その不安や手間を解消するべく、同社が家庭用・業務用洗濯機や業務用オゾン水スプレーに活用してきたオゾン応用技術を冷蔵室内に搭載。ダクト内に設置されたオゾンガス発生器から冷気と共にオゾンガスが庫内に流入し、浮遊菌や付着菌の除去や庫内の脱臭に効果を発揮します。

 

カラーリングは、黒色キッチン家電と統一感を出しやすい、高級感のあるダークシルバーをSpecial Edition専用色として追加。同社の調査によると、近年キッチンインテリアにこだわりを持つ人が増えており、黒色(ダークカラー)キッチン家電へのニーズも高まっていることから、同色が採用されたとのことです。

Amazonプライムデーで東芝の大容量冷蔵庫が20%オフの大特価

Amazon.co.jpでは、本日6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施しています。

 

これにともなって、容量509リットルの東芝製冷蔵庫「GR-S510FK-EC」が17万6000円(税込)から20%オフの、14万800円(税込)で販売されています。製品ページはこちら

 

大容量と省エネを両立している点が大きな特徴のモデルで、本体外壁を薄型化することで、庫内容量を拡大しつつ、高い断熱性能も確保しています。

 

低温の冷気を2つのファンで庫内に送り、食品の中まで素早く冷却する「速鮮チルドモード」や、およそ1時間で約-3度まで急速解凍する「解凍モード」のほか、野菜を生のまま冷凍できる「野菜そのまま冷凍」など、日常的に料理をたくさんする人にとって、うれしい機能が盛りだくさん。台所を一気に快適にしてくれます。

 

大型の冷蔵庫は、白物家電の中でも特に高価な製品ジャンルです。20%オフで購入できるチャンスはなかなかないので、これを機に思い切って買い替えるのもアリかもしれません。

ひとり暮らしのニーズに応えた、たくさん冷凍保存できる3万円台の冷凍冷蔵庫

ハイアールジャパンセールスは6月1日、コンパクト設計で容量121Lの冷凍冷蔵庫「JR-NF121A」を6月16日に発売すると発表。販売は全国の家電量販店、ホームセンター、Web通販などで、店頭予想価格は3万2000円前後です。

 

ハイアールジャパンセールスは、おうち時間や自炊頻度の増加などから冷凍冷蔵庫に求められる容量が増加傾向にあるとしています。特に、ひとり暮らしのユーザーからは「自炊機会が増えたため広めの冷凍室がほしい」「設置場所が狭いけれど冷凍容量が大きい冷凍冷蔵庫がほしい」などの意見をもらったとのこと。

 

JR-NF121Aはそうしたニーズに応えるモデルと位置付け、大容量の冷凍室、大容量のドアポケットなど、使いやすい機能をプラスオンした1台といいます。

 

冷凍室は本体下部に設けられており、容量は48L。製品全体の定格容積の約40%を占めているそうです。また、冷凍室内は上下2段の引き出し式クリアバスケットを搭載。たくさんの冷凍食品を整理しやすいうえ、フードロスを防ぎやすいとしています。これなら作り置きしたおかずを冷凍室に入れたことを忘れる、なんてことも減らせそうです。

 

冷蔵室は500mlペットボトルや350ml缶を立てた状態で収納可能。さらにドアポケットには2Lペットボトルを3本収納できます。

 

本体サイズは幅495×奥行き553×高さ1140mmとコンパクトな設計。これに加えて、耐熱性の天板を搭載しており、天板の上に電子レンジを置くことができます。狭いキッチンであればスペースを有効活用できるので、ありがたいところです。このほか冷却方式はファン式で、フリーザー性能はフォースターとなっています。

家族で使い分ける点に注力した4ドア冷凍冷蔵庫がハイアールから

ハイアールジャパンセールスは5月18日、4ドアのフルフレンチデザインシリーズ「バタフライ フラップシリーズ」から、468Lの冷凍冷蔵庫「JR-NF468B」を6月1日に発売すると発表しました。店頭予想価格は16万円前後です。

 

「バタフライ フラップシリーズ」は、4つのドアが観音開きで開くフルフレンチデザインが特徴の、ファミリー向け冷凍冷蔵庫の新シリーズです。「JR-NF468B」は、その第一弾として発売されます。468Lという大容量を実現しつつ、家族それぞれがどのように使い分けるかという点に向き合って開発された、ライフスタイルに寄り添う1台としています。

 

上段の庫内は奥行504mmと、目線も手も置くまで届きやすい奥浅な設計を採用。また、野菜室やドアポケットなどには視界を遮らないクリア素材を採用しており、庫内全体が見渡せるようになっています。

 

野菜ケースには湿度調整フィルターを搭載。湿度が高いときは湿気を放出し、結露や葉野菜の水腐れを抑制してくれます。いっぽう乾燥時は、ケース内の湿気を逃さず野菜の潤いをキープ。保存に適した湿度に調整するので、より長く野菜を新鮮に保てるとしています。

下段の冷凍庫は154Lと大容量で、冷凍食品や食材のまとめ買い、おかずの作り置きをまとめて保存できます。また、左右にある各3弾の引き出し式クリアバスケットは、中身がわかりやすいほか、スムーズな出し入れを実現しています。

ドアの前面には温度設定が可能なタッチ式操作パネルを装備。庫内温度の変更や急冷凍モードの設定が可能です。

 

本体サイズは、幅833×奥行678×高さ1804mm。冷蔵室の内容量は314Lとなっています。冷却方式はファン式で、フリーザー性能はフォースター。

「まだあった」「冷やし忘れた」が激減!パナの「ストックマネージャー」は食材の“うっかり”をなくす安心装置だ

「冷蔵庫に卵がまだあるのに買っちゃった」「牛乳を余計に買って無駄になった」といった経験をしたことがある人は少なくないでしょう。また、家族がいる人の場合、「買ってきたらかぶっちゃった」ということはきっとあるはず。それを防いでくれるのが、パナソニックが今春新発売した「重量検知プレート」です。

↑「重量検知プレート(卵ケース付き) NY-PZE1B1」。卵ケースなしの「重量検知プレート NY-PZE1」もあります(ともにオープン価格)

 

本稿では筆者が実際にいくつかの食材で本機を試し、使い勝手などをレポートしていきます。

 

「買ったらかぶった」を防げる

本体のサイズは幅120×奥行230×高さ21mmで、230g。見た目はシンプルで、裏側の電池ケースに単3形アルカリ乾電池を4本入れて使います。

↑変形A4サイズのGetNaviとの比較。卵ケースは幅115×奥行326×高さ83mmです

 

次は、同梱された説明書に従って専用アプリ「キッチンポケット」をインストール。「CLUB Panasonic」の会員登録をしてセットアップへ。説明書や本体にQRコードがあるので、そこから飛べばすぐにダウンロードできます。

↑iPhoneのほか、Androidスマホでもインストールできます

 

アプリからログインしたら、あとは画面の指示に従えばスムーズ。Wi-Fiを設定して「重量検知プレート」をアプリに登録します。そうしたらいよいよ食材の登録へ。まずは卵を管理することにしました。

↑付属の卵ケースは最大12個置けるようになっていて、今回は10個からスタート

 

食材は自由に登録でき、卵や牛乳などあらかじめ項目が用意されている品目もあります。この設定時に利用期限目安の日付を入力することで、賞味期限切れの防止に役立つのもメリット。

↑残量表示は2パターンあり、卵は「個数」で。飲料などは「%」表記で管理でき、これらは設定から変更できます

 

「使い忘れ通知」の設定でアラートを出すこともできるほか、設定した残量まで減った時や毎日決まった時間(買い物前)など、生活スタイルに合わせて好きなタイミングで残量情報を通知できるのもポイントです。

↑残量を通知するタイミングも、好みに応じて変更できます

 

↑1個使うと、アプリの表示も1個減って9に減少。このように両者を同期することで、食材の管理を実現してくれます

 

複数の端末にアプリをダウンロードすれば、情報を家族などと共有することも可能。これを活用すれば、「卵が残り少ないみたいだけど買ってこようか?」「うん、ありがとう!」といったやりとりで、「買って来たらかぶっちゃった」というミスを防げるのです。

↑例えばこちらは奥さんの端末から。個数がわかるので、「あと2個あるよね。買ってくる卵は10個入り? それとも6個入り?」のようなやりとりも可能となるのです

 

使い忘れや「ビールの冷やし忘れ」も防ぐ

ちなみに、2020年にパナソニックが行った「残量を管理したい食材は?」という調査によると、1位は卵、2位は牛乳、3位はヨーグルトだったそうです。ということで、次は牛乳でトライ。

↑未開封の状態からスタート。パーセンテージは飲みかけの状態からでも「80%」などマニュアル入力できます

 

利用期限目安は7日を切ると赤くなって表示。目立たせることで、廃棄に対する意識も高まります。また、使用量のログを自動でグラフ化してくれることで、どのように使っていったかを可視化。ビールの休肝日を設けたい人などは「前回飲まなかったのはいつだっけ?」を知ることができるのです。

↑筆者は4日で80%の牛乳を消費。土日は消費量が多く、おそらくカフェラテを飲む量が平日より多いということがわかりました

 

そのほか、ヨーグルトやビールでも試しました。ヨーグルトは、冷蔵庫の奥に入れてしまった場合、残量を見るためにいちいち取り出すのは大変です。その点でも重宝すると思います。

↑本体手前の側面にはWi-Fiランプがあり、設定変更などをするときに底面のWi-Fiボタンを押すと「リアルタイム通信モード」になり緑色に点滅/点灯。この通信モードは更新頻度を変更でき、1時間に1回の「通常モード」と1日1回の「省エネモード」があります

 

ビールで使えると思ったのは、ストックがあるかどうかだけでなく、冷蔵庫に何本入っているかをチェックできるところ。というのも、ビールは冷えていないとおいしさが微妙なお酒。かといって氷で冷やすのはご法度です(台湾などでは氷を入れて飲む文化もありますが)。「重量検知プレート」を活用することで、家族がいる人なら、「ごめん。ビールを冷やすの忘れてたから、パントリーから冷蔵庫に2本入れといて」「わかったー」といったやりとりが可能に。

↑通販などでお気に入りのビールをまとめ買いしている人には特に、「重量検知プレート」が大活躍

 

また家族がいなくても、冷蔵庫に冷えたビールがストックされていないことが分かれば、帰路にコンビニやスーパーで冷蔵されたビールを買えばいいのです。「余計に買っちゃった」「賞味期限が切れちゃった」「冷やし忘れた」など、食品に関する“うっかり”をなくしてくる安心装置、それが「重量検知プレート」なのです。

ニューノーマルで変わる価値観ーー“マンションに置ける”大型冷蔵庫で市場を拡大するアクアの戦略

新型コロナウイルスの感染拡大により、社会の在り方やわたしたちの生活スタイルが変化しつつありますが、その影響は家電製品にまで及んでいます。

 

家電メーカーのアクアが4月15日に発売した冷蔵庫「TZ42K」は、2019年に発売された「TZ51」シリーズの使い勝手はそのままに、サイズをコンパクトにしたモデル。同社のラインナップのなかでもハイエンドに属する、ラグジュアリーモデルに位置づけられています。

↑AQUA「TZ42K」(実売価格28万3800円)

 

↑メタリックなサテンシルバー(左)と木目調のダークウッドブラウンの2色展開

 

このTZ42Kが開発された背景には、コロナ禍での消費者の意識の変化があるとのこと。初代の「TZ51H」は、世界的プロダクトデザイナーの深澤直人氏による高級インテリアのような洗練されたデザインと、500Lクラスのサイズとしてはかなり大きな180Lの冷凍室を備えているのが特徴。従来より奥行きを6cm薄くした薄型ではあるものの幅が83cmと広めなため、これまで購入者の85%は一戸建て世帯だったそう。

↑開発背景などを説明したアクアジャパン 商品本部 冷蔵庫企画グループの山本陽護ディレクター

 

その後、2020年に新型コロナウイルスの感染が広まったことで、スーパーなどに買い物に行く頻度を減らす家庭が増え、買いだめや冷凍食品の活用、食材・料理の冷凍保存などで冷凍室を活用する機会が多くなったことから、冷蔵庫を購入する際に「冷凍室の容量」を選ぶポイントにする消費者が増加。

 

また、自宅で過ごす時間が増えたことで家電製品のデザインにもこだわりを持つ人が増え、ラグジュアリーモデルを中心に人気が上昇し、冷蔵庫の購入単価も上がったそう。その結果、TZ51Hは2020年の売り上げが前年比で1.8倍も伸びたということです。

 

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しかし、「TZ51H欲しいけどうちには置けない」「もう少しスリムだったら買いたかった」などの声もあったようで、同社はラグジュアリー&大容量のコンセプトはそのままに、マンションなどの集合住宅にも置けるサイズのモデルを開発を決め、わずか1年ほどでコンパクトモデルTZ42Kを上市することができました。

 

スリムなのに大容量を実現できた技術力

TZ42は、TZ51Hの薄型デザインはそのままに、幅を83cmから70cmにスリム化。国内の住居の7割に設置可能なサイズとし、これまで設置場所の問題で購入をあきらめていた世帯まで裾野を広げます。

 

今回、クラス最薄の奥行きを維持したままスリム化を実現できたのは、ファンモーターの小型化や給水タンク位置の変更など設計上での工夫の賜物。野菜ルームの容量はTZ51Hとほぼ同じ大きさをキープしています。

↑技術面の説明を行ったハイアールアジア R&D 冷蔵庫商品開発本部 商品企画グループの阿部 巧ディレクター

 

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ウリのひとつである大きな冷凍室は、146Lの大容量に加え、6つのボックスに分かれたレイアウトにより、食材の種類や大きさによって整理しやすい設計になっています。

↑上段は冷蔵室と野菜室。奥行きを短くした薄型設計なので置くまで手が届きやすい

 

↑下段は冷凍室。6BOXで整理しやすく、取り出しやすい

 

また、冷凍室の温度変化を抑制して霜付きや乾燥を防ぐ「おいシールド冷凍」や、野菜の鮮度を保つ「旬鮮野菜ルーム」などの独自技術により、食品の劣化を防いでフードロスを減らします。

 

これらを実現できたのは、アクアの前身である旧三洋電機の開発研究所が、そのまま同社が属するハイアールグループのR&D研究所として機能しているからこそ。コロナ禍による消費者のニーズの変化を敏感に察知し、いち早くコンパクトモデルを開発、上市できたのも、国内に開発拠点を持つ同社ならではと言えるのではないでしょうか。

 

コロナ禍がわたしたちの働き方や生活スタイルに与えた影響は大きく、今後も家電や住空間のトレンドを左右していくと見られています。そのニーズをいち早く読み取り、すばやく製品に反映できる柔軟な開発力が求められています。

↑TZシリーズのデザインを担当した世界的プロダクトデザイナーの深澤直人氏(左)と、アクアジャパンCOOの吉田庸樹氏

 

↑発表会では同社の新ブランドアンバサダーに起用された俳優の長谷川博己さんも登場。長谷川さんが出演する新CMも披露されました

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

アクアが「フリーザー製品」を刷新!「冷凍食品の収納問題」がコレ一台で解決!

アクアは、旧機種より省エネ効率を向上させた、温度設定が簡単で庫内温度も確認できる直冷式フリーザー「AQF-21CK」「AQF-10CK」の2機種を、2月10日にリニューアル発売します。

 

同製品は-26度から-12度の間で温度設定が可能。操作盤にはデジタル操作パネルを採用し、簡単に適切な温度管理が可能になりました。従来機種から搭載している「クイック冷凍」はボタンを押すだけで使用でき、冷気で一気に食材を冷凍することで、解凍時のドリップ流出を抑え、食材のおいしさを保ちます。

 

また、省エネ効率を大幅にアップさせ、旧機種(AQF-21CE)の年間消費電力量347kWh/年と比較して新機種(AQF-21CK)は年間消費電力量275kWh/年と、約20%の効率化に成功しています。

 

同社が行なった新型コロナウイルス感染症による冷凍食品・冷凍庫に関する独自調査によると、買い物・料理をする成人のうち、コロナ禍の影響で約44%の人がホームフリージングをする機会が増え、約92%の人が今後も調理済み冷凍食品を使いたいと回答しており、冷凍室の容量不足が日常化し、今後もそれが続いていくものと考えられます。同社は全7機種のフリーザーで、ユーザーの生活課題である冷凍容量の不足を補い、豊かな食生活をサポートしていくとのことです。

 

今回発売となった同製品については、直冷式フリーザーは庫内温度変化が少なく食材に霜がつきにくいことから、冷凍食材の長期保存時の品質を重視するユーザーをターゲットとし、新たな収納スペースと冷凍品質の両面を提供します。

目からウロコ! 「天面がテーブルの冷蔵庫」発表会で教えてもらった「キッチン収納術」がためになる

ワンルームの住人なら、「もっとキッチンを広く使いたい」と感じた経験のある人も多いのではないでしょうか。単身住居サイズのミニキッチンを少しでも広く使いたい……そんな願いを叶えてくれる容量300L以下の小型冷蔵庫が、三菱電機から登場します。発表会では「自炊をラクにするキッチン活用術」のミニセミナーも実施。製品の紹介と併せて発表会の様子をレポートします。

↑マットなデザインがお部屋のインテリアにもなる、容量146Lの「MR-P15F」(写真左奥)

 

スペースの狭いミニキッチンの根本的な問題を解決する冷蔵庫

三菱電機が発売する新しい小型冷蔵庫は、スペースの狭いミニキッチンの“根本的な問題の解決”をコンセプトにした商品です。根本的な問題とは具体的にどのようなもので、どう解決したのでしょうか。

↑新製品の小型冷蔵庫について「現在のラインナップとの違いを整理するのに苦労しました」と語る三菱電機 冷蔵庫営業課の遊佐正治氏

 

ミニキッチンが狭いことは今に始まったことではありませんが、近年外出が減った、家で食べる機会が増えた人が全国的に増加し、単身世帯でもミニキッチンで調理する機会が増えています。

 

全国の20歳以上の男女600人を対象にした、タキイ種苗の調査によれば、外出期間中の食生活に変化があったという人は、実に85.5%にものぼるそう。その変化の多くは、外食の減少、調理頻度の増加、生鮮食料品の購入量増加という形で現れ、小型冷蔵庫の需要にも影響を及ぼしています。

 

冷蔵庫市場全体を見ると、今年は4月まで前年の消費増税の反動と新型コロナの影響を受けましたが、5、6月あたりで平年並みの水準に戻り、そこから9月までは前年を上回る水準で推移しています。

↑1世帯当たりの人数が少人数化していることもあり、小型冷蔵庫(141L~220L)の販売台数も前年比127%と大きく伸びています

 

日本の単身世帯率は増加傾向にあり、小型冷蔵庫のニーズもますます伸びていくと見られています。それと同時に、「ミニキッチンが狭くて調理しづらい」という悩みを抱える人も増えると考えて良いでしょう。

 

調理スペースの効率化には、よく使うものだけを表に配置するのがポイント

発表会では、ゲストとして整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんが登場。ミニキッチンで快適に自炊するコツを語ってくれました。三菱の冷蔵庫のユーザーならずとも役立つ情報が豊富だったので、ここでご紹介します。

↑「ミニキッチンでの自炊をラクにするキッチン活用術」と題してミニセミナーを実施した、整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さん

 

七尾さんは、ミニキッチンで自炊をラクにするには、調理前の調理スペースの効率化と、調理中の準備や片付けの効率化、そして冷蔵庫内の整理が重要だと言います。

 

調理スペースの効率化のためには、包丁、菜箸、お玉などよく使うものだけを表に配置し、大根おろしやトング、灰汁取りなど、たまにしか使わないものは表に出てこない場所にしまうこと。あまり使わない道具や調味料を片付けるだけで、キッチンにメリハリが付き、調理に使えるスペースが広くなります。

↑使用頻度の高い道具や調味料を出しやすい場所に置き、使用頻度の低いものは別の場所に収納することで調理スペースを効率化します

 

道具を選ぶときは、場所を取らないモノにするのも大事。一台二役の道具や使わない時に折りたたんで収納できる道具は省スペースに貢献します。折りたためる三角コーナー、使わないときはしまえる乾燥ラック、ゴミのある時だけ広げられるゴミ袋スタンドなどがオススメとのこと。

↑使用しないときはたたんでしまっておけるものなど、省スペースになるものを選びます

 

調理の準備や片付けを効率化するには、収納スペースを区切って使う

調理の準備や片付けを効率化するには、まず収納スペースを区切って使う工夫が有効です。特に賃貸住宅に多い、シンク下の観音型の収納は上の方のスペースが空いてしまいがち。ラックやスタンドなどで空間を区切ることで、無意味な空間を減らせます。上下だけでなく、使用頻度の低い調理道具は奥へしまうなど、三次元的に配置していくと、より多く使いやすく収納できますね。

↑準備片付けの効率化には、空間を区切れるラックやスタンドで収納スペースを区切って、無駄なスペースがなくなるようにします

 

続いて食材や調味料、日用品など、定位置が決まっていないモノがあればいつも置いておく場所を決めるのも有効。定位置が決まっていないとキッチンは散らかりがちです。買い物から帰ったら、買ってきたものは機械的に全部しまえて、定位置のないモノがなくなるのが理想。定位置が決まっていると重複購入も避けやすくなります。

↑食材、道具、調味料、日用品などのモノは、カテゴリごとにあらかじめまとめて置く場所を決めておきます

 

冷蔵庫の整理では、早く消費したい食材を同じ場所にまとめておく

そして、冷蔵庫の整理では、早く消費したい食材をできるだけ同じ場所にまとめておくと良いとのこと。単身世帯では一度にたくさんの食材を消費できず、消費期限切れで食材を無駄にしてしまうケースもありがち。足の早い食材や消費期限の近づいている食材を目立つ場所にまとめておくことで、それらの食材をこまめに消費して無駄を減らす習慣が身に付きます。

↑足の早い食材や、購入からしばらく経った食材など、早めに消費する食材の置き場所を決めておき、ここだけチェックしておけばOKという状態を作ります

 

冷蔵庫の整理にオススメの2つめのテクニックは、中身を見渡せるように収納すること。野菜室や冷凍室などの引き出し型の収納は、食材を立てることを意識して収納します。これで1つひとつの食材がどこにあるかが分かりやすくなります。重ねてしまうと見落としがちなので気を付けましょう。

↑引き出し型の収納は立てていれるなど、中が見通しやすくなるように入れていきます

 

三菱電機が、2500万人のユーザーを持つ国内最大級のレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」のフードスタイリストやスタッフらと共同で行った調査によると、単身住居サイズのミニキッチンが料理に十分な広さではないと感じる人は実に95%に上ったそうです。

 

また、普段の調理でどのくらいの調理スペースを必要としているか調べると、お茶碗7個分(約90cm)とお茶碗5個分(約65cm)を必要と回答する人が多くいました。

 

ミニキッチンはこれらのスペースを確保できないケースが多く、「同時に複数の作業が進行できない」「調理器具や食材の置き場が足りない」「一品料理を仕上げるのでいっぱいになってしまい、二品目を諦めてしまいがち」といった声が聞かれたそうです。

 

天面にモノが置ける、フルフラットの天板を搭載した2ドアタイプ

三菱電機の新しい小型冷蔵庫では、こうしたミニキッチンならではのスペース問題を解決するため、さまざまな工夫を盛り込んだものとなりました。ラインナップは2ドア冷蔵庫の定格内容量146Lの「MR-P15F」(冷蔵室が100L、冷凍室46L)と、同168Lの「MR-P17F」(冷蔵室が122L、冷凍室46L)。いずれもマットチャコールとマットホワイトの2色を用意しています。

↑2ドア冷蔵庫は、容量168Lの「MR-P17F」と容量146Lの「MR-P15F」を11月20日に発売します。市場想定価格はそれぞれ税別6万5000円と税別5万5000円

 

冷蔵庫の天面は、MR-P15Fが121.3cm、MR-P17Fが133.8cmと、上にモノを載せて利用できる高さとなっています。さらに、上にモノを載せることを前提として、天面には鉄板を用いて耐荷重は手前が10kg、奥は30kgを実現しました。継ぎ目や段差のないフルフラットトップテーブルとなっており、耐熱は100℃で、電子レンジの設置スペースや食品・食器の一時置き場として利用しやすくなっています。

 

両機種とも、天面は幅48×奥行き59.5cmの広さ。電子レンジを置き、レンジから取り出した料理をちょい置きしたり、盛り付け作業に使ったり、冷蔵庫から出した飲み物などをグラスに注ぐテンポラリースペースとして利用したりできるゆとりがあります

↑天面がフルフラットなトップテーブルになっています

 

また、扉の上まで天板で覆われているため、手前のほうにモノを置いていたら、扉を開けた途端に落ちてしまった……といったこともありません。フルフラットなので掃除もラクラク。

↑天板で扉の上部が覆われるため、冷蔵庫内部へのほこりの侵入も抑制します

 

このほか、46Lの冷凍室は大容量フリーザーとなっており、冷凍パスタが18食分収納できます。容量の大きいMR-P17Fでは、3段で使えるドアポケットが、保存したいモノにあわせて高さを調節できる可変式になっています。

 

氷点下ストッカーを搭載する3ドアタイプもラインナップ

2ドア冷蔵庫のほか、3ドア冷蔵庫もラインナップ。容量272Lの「MR-CX27F」(冷蔵室が142L、冷凍室70L)と同300Lの「MR-CX30F」(冷蔵室が170L、冷凍室70L)の2機種です。高さはMR-CX27FFが163cm、MR-CX30Fが175cmあるため、天面はユーティリティスペースになっていません。扉は横も下も、掴んで開けやすいフリーアクセスデザインを採用。

↑3ドア冷蔵庫は、容量272Lの「MR-CX27F」(実売価格12万3790円)と容量300Lの「MR-CX30F」(同13万2780円)を10月16日から発売中

 

両機種とも三菱電機の大型冷蔵庫で好評な「氷点下ストッカー」を搭載。肉や魚を凍らせずに美味しく長持ちさせることで、解凍の手間なしですぐ調理できます。氷点下ストッカーの下には給水タンクに水を入れるだけの自動製氷も装備。60Lの大容量フリーザーは、冷凍パスタが27食分入るたっぷり容量です。

↑3ドア冷蔵庫では「氷点下ストッカー」を搭載しています

 

容量は小さいけれど天板をユーティリティスペースに使える2ドア冷蔵庫と、容量が大きく氷点下ストッカーが使える3ドア冷蔵庫。どちらも少人数世帯の自炊事情を大いに助けてくれはず。自炊が増えて冷蔵庫の価値が見直されつつあるこの時期に、改めて導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

野菜室が内部の空気を勝手に調整!? 2種類の新フィルターを搭載した大容量冷蔵庫

パナソニックは、10月30日より大容量冷蔵庫 MEXタイプの2機種を発売します。実売予想価格は、定格内容積513LのNR-F516MEXが38万2800円、定格内容積483LのNR-F486MEXが37万1800円です。

↑NR-F516MEXは、外形寸法がW685×D699×H1828㎜。カラバリは-S(ステンレスシルバー)-W/(セラミックホワイト)を用意

 

2種類の保鮮フィルターを新搭載した「Wシャキシャキ野菜室」を真ん中にレイアウト

本製品は断熱壁を増やし、各室を独立させた新構造で「Wシャキシャキ野菜室」を真ん中にレイアウト。キャベツなど大きい野菜も、腰をかがめずラクな姿勢で出し入れできます。ケースは冷蔵庫本体から100%引き出せて奥まで見渡せるので使い忘れを防ぐことができます。

↑「Wシャキシャキ野菜室」を真ん中にレイアウト

 

また、野菜室には「うるおいシャッター」など密閉度を高める構造に加え、2種類の新フィルターを搭載。下段ケースには「モイスチャープラスフィルター」を搭載。野菜から蒸散する湿気により生じる結露水をフィルターに蓄え、湿度が低いときに湿気を放出し加湿することで、適切な湿度を保ち少量の野菜でも鮮度をキープします。上段ケース付近に搭載された「パラジウム保鮮フィルター」は、野菜から発するエチレンガスを分解し野菜の老化を抑制。きゅうりやナスなどの実野菜の鮮度を保ちます。

↑野菜室の構造のイメージ

 

さらに、温度帯の切替が可能な「パーシャル/はやうま冷凍 切替室」を新搭載。こちらはパーシャル温度帯と冷凍温度帯に切り替えることができ、生活スタイルに応じて食材の保存方法が選べます。パーシャルの場合、約-3~-1℃で微凍結させ、肉や魚やつくり置きの鮮度が約1週間長持ち。冷凍で使う場合は、約-19~-17℃で、業務用レベルの急速冷凍を実現する「はやうま冷凍」により、おいしく冷凍できます。「はやうま冷凍」は霜を抑えて冷凍するため、カット野菜もひとかたまりにならず、使いたい量だけ手間なく使えるのも便利です。

↑断熱壁を新たに設け、全室が独立した新構造で野菜室が真ん中のレイアウトと「パーシャル/はやうま冷凍 切替室」を実現

 

好みに合わせてアレンジできる収納ケース「アレンジストッカー」も新搭載。小物類を収納でき、チルドルームの横にすっきり収まるので、冷蔵室下部のエリアをより使いやすく整理できます。

↑アレンジストッカーの収納例

 

このほか、冷蔵室内には同社独自の微粒子イオン「ナノイーX」がいきわたり、菌の繁殖やニオイを抑制し、庫内を清潔に保ちます。落ち着いたマットなデザインに仕上げた「フラットスチールドア」により、キッチンに溶け込むデザインも魅力。おうち時間の増加で、増える食材のストックに困っている方、ぜひチェックしてみてください。

1台3役で冷蔵庫の「容量ちょい足し」にぴったり! ロータイプで目立たず置けるアクアの小型モデル

アクアは、冷凍・チルド・冷蔵の3温度帯を自由に設定できてスタイリッシュなファン式フリーザー「COOL CABINET」シリーズから、置き場所を選ばないコンパクトなデザインの「COOL CABINET EX AQF-GD10J」を発売します。発売日は9月3日で、実売予想価格は7万1280円。

↑アクアの「COOL CABINET EX AQF-GD10J」。サイズ/質量はW557×D651×H882mm/45㎏。定格内容積は100L(上段48L/下段52L)

 

1台3役の「COOL CABINET」からロータイプが登場

ファン式フリーザー「COOL CABINET」は、冷凍・チルド・冷蔵の3モードセレクト機能を搭載しており、ユーザーは用途にあわせて、自由に冷凍・チルド・冷蔵とを使い分けることができます。例えば、おかずの作り置きや冷凍食品の活用による容量不足を解消する2台目のフリーザーとして、たっぷりと野菜を収納するための冷蔵庫として、生鮮食品や料理の保存用のチルドストッカーとしてなど、用途や季節に応じて便利に使えます。

↑冷凍・チルド・冷蔵の3モードから選べます

 

今回発売した「COOL CABINET EX」は、ユーザーの使い勝手をさらに高めるべく、高さを抑えコンパクトなデザインを採用。カウンターやテーブル下など、より場所を選ばず設置できるようになりました。また、引き出しタイプを採用し、庫内を整理しやすい設計にしました。引き出しの前板や天面は美しいガラス仕上げで、お手入れも簡単です。

 

上下の引き出しにはそれぞれのクリアトレイとボックスがあり、合計4段の収納スペースに分かれるため取り出しやすく、整理しやすい設計です。食材のおいしさを一気に冷凍して逃さない、クイック冷凍機能も搭載。解凍時のドリップの流出を大幅に抑え、食品のおいしさを保ちます。

↑上段と下段にはそれぞれクリアボックスを用意

 

おうち時間が増えて家で料理をする機会が増え、「冷蔵庫の容量が足りない!」と感じる方も多いはず。冷凍・チルド・冷蔵に切り替えられて、設置しやすい「COOL CABINET EX」を検討してみてはいかがでしょうか。

 

「冷蔵庫パンパン時代」に融通がきくのは助かる! 「下2段」のやりくりに磨きをかけた日立の新モデルをレポート

外出する機会がめっきり減り、朝昼晩と家で食事することが増えた今日このごろ。世情が今後どう変わるかまったく不透明ですが、アフターコロナ時代になってもウチ食・家飲みは減らないんだろうなあ、とは予想がつくわけですよ。

 

ただ、1つ問題なのが、冷蔵庫がパンパンになること。というのも、ウチ食・家飲みの機会が増えてまとめ買いがさらに進行し、お取り寄せも増えましたから。筆者は2年ほど前に460Lのモデルに買い替えましたが、500Lオーバーのものが良かったかな……といまさらながら思っています。そんななか、日立が567Lの大容量冷蔵庫「KXタイプ(品番R-KX57N)」(実売価格46万5850円)を発売しました。

↑R-KX57Nの定格内容積は567L、外形寸法はW685×D738×H1833mm、消費電力量343kWh/年、2021年省エネ基準達成率100%。カラバリはクリスタルミラー(左)とファインシャンパン(右)

 

冷凍室/冷蔵室/野菜室を自由に切り替えできる独自機能は今の時代にぴったり

日立といえば、昨年、下2段の引き出しを「冷凍室/冷蔵室/野菜室」に自由にモード切り替えできる「ぴったりセレクト」を開発し、話題になったのは記憶に新しいところ。この機能、まさに今のような状況(冷蔵庫パンパン)に最適なんじゃない? と筆者は考えるわけです。

 

というのも、冷凍室は氷と一部の食材だけで冷凍食品は使わない、新鮮さ命! という人には、冷凍は製氷室と真ん中の小さな冷凍室のみを残して、下2段を野菜室か冷蔵室にしてしまえばいい。逆に共働きで忙しいから冷凍食品で効率的に! という人は下2段を冷凍室にしてしまえばよいのです。ちなみに、上段の冷蔵室すべてがチルドルームになる「まるごとチルド」機能があるので、下2段に野菜室がなくても、野菜はそちらに保存すればOK(もちろん、まんなか野菜、まんなか冷凍という通常の使い方も可能)。

 

というわけで、「ぴったりセレクト」機能があれば、各家庭の食のスタイルに合わせて、まとめ買いした食品を最適に保存できるわけ。これこそウィズコロナおよびアフターコロナ時代にぴったりだと思うのです。

↑10~15年冷蔵庫を使い続けると、家族構成や食生活も変化するもの。「ぴったりセレクト」機能があれば、食生活の変化に応じて、まんなか冷凍/まんなか野菜/どっちも冷凍/どっちも野菜など切り替えて使うことができます

 

ワンプッシュでモード切り替えができる「野菜」ボタンを追加

今回発売された「KXタイプ」は、この「ぴったりセレクト」を搭載した新製品で、大きな変更点は「野菜モード」の追加です。前モデルのぴったりセレクト機能では、モード切り替えとしては冷蔵/冷凍の2パターンしかなく、野菜室にする場合は「冷蔵・弱め」を選ぶ必要がありました。冷蔵室の標準設定が約4℃のところ、「弱め」にすることで約6℃となり、野菜保存に適した温度帯にしていたのです。

↑オンライン発表会の様子。KXタイプの上段/下段をどっちも冷凍に設定すると204L(上段104L、下段100L)の大容量となり、買い物かご約6個分の冷凍食品が詰め込めます

 

一方、新製品では独立した「野菜」ボタンを搭載し、ワンプッシュで野菜室に切り替えることができるようになりました。さらに、野菜室が独立モードとなったことで、冷蔵室、野菜室ともにそれぞれ強め・標準・弱めの3つの温度設定ができるようになったのです。

↑前モデルは「野菜」モードボタンがなく、冷蔵・弱めを選ぶことで野菜に対応

 

↑新製品は「野菜」ボタン(右上)を新設し、ワンタッチで野菜に適した温度に設定

 

風路構造を見直し、野菜/冷蔵の保鮮性能をアップ

さらに、ぴったりセレクトルームの風路構造を見直し、野菜/冷蔵を選んだ際の保鮮性能を大きく改善しました。前モデルの冷蔵モードは、主に冷却器の伝熱により間接冷却していたものの、風路途中のフラップの開閉による直接冷却が部分的に必要となり、一部の冷気がどうしても直接食品にかかってしまう構造でした。このため、食品が乾燥してしまい、長期保存には向かないものだったのです。

 

そのため、新製品では風路構造を見直し、容器外から冷却するための冷却風路を新たに設けることで、直接食品に冷気を当てずに保存することが可能となりました。これにより、例えば小松菜を7日間保存した場合、前モデルでは7日後の水分残存率が86.1%だったのに対し、新製品では91.2%を保持することが可能になったのです。

↑風路構造を見直し、冷蔵/野菜モード時には食材に直接冷気を当てないようにしました

 

↑2019年モデルと新製品の葉物野菜の保鮮性能比較。7日後の状態を見ると、新製品(右)のほうが新鮮さを保っているのがわかります

 

冷蔵室で食品を素早く冷却する「クイック冷却」が便利

もう1つの新機能が、冷蔵庫専用の大風量ファンを高速回転させることで、食品を素早く冷却する「クイック冷却」。通常、食品をすぐに冷やしたい場合は、冷凍室に入れて頃合いを見計らって取り出す人が多いでしょう。

 

しかしこれだと、冷やしていることをうっかり忘れて放置してしまうという失敗も起こります。その点、新搭載の「クイック冷却」は上段の冷蔵室を使うので、食品が凍ってしまう失敗もありません。さらに、冷蔵室のどこに置いてもOKという使い勝手の良さ。料理中の食材の粗熱を取りたい、朝出かける前に急いでお弁当を冷ましたい、あ! 風呂上がりのビールが冷えていなかった!(クイック冷却で冷やそう)などなど、便利に使えるシーンはたくさんありそうです。

↑ファンの回転数を上げて庫内に冷風を大量に回すことで、温度を下げずに急速冷却

 

なお、「クイック冷却」の使い方は簡単です。上段の冷蔵室に冷やしたい食材を入れ、操作パネルの「冷却モード」ボタンを押すだけ。すると、冷蔵室のファンが一定時間、回転数を上げて冷蔵室を急激に冷やすという仕組み。

 

オンライン発表会で室温の缶ドリンクを使ったデモンストレーションを実施したところ、クイック冷却非搭載の冷蔵庫に入れたドリンクは約20分後に約13℃だったのに対し、クイック冷却搭載冷蔵庫では約5℃まで下がっていました。お風呂に入る前にビールを入れておけば、お風呂から上がるころには適温に冷えていることになります。うん、これはいい!

↑「クイック冷却」のデモの結果。20分弱で常温の飲料が4.9℃(右)まで下がりました

 

なお、KXタイプは前モデル同様、上段の冷蔵室すべてが約2℃のチルドルームとなる「まるごとチルド」機能を搭載し、さらに80%の湿度を保つ「うるおい冷気」機能も踏襲しています。広い庫内のどこに置いてもラップなしで鮮度を保てるとのことで、こちらも極めて便利。「ぴったりセレクト」「クイック冷却」「まるごとチルド」と、至れり尽くせりの機能を満載した「KXタイプ」は、ウチ食が増えた家庭にピッタリな1台といえるでしょう。

↑冷蔵庫にラップ無しで24時間入れたカステラ。まるごとチルドなしの冷蔵庫に入れた場合(左)に比べて、まるごとチルドあり(右)のほうがおもりが沈み、乾燥が少なく柔らかいことがわかります

 

冷蔵庫が行きつけのスーパーの特売情報を教える!? AIoT機能が進化したシャープのフラッグシップモデル

シャープは、スマートライフサービス「COCORO HOME」に対応するプラズマクラスター冷蔵庫2機種を発売します。同社のフラッグシップモデルとなる6ドアの「SJ-AF50G」は8月6日発売予定で、実売予想価格は37万1800円。5ドアでどっちもドア(両開きドア)の「SJ-AW50G」は8月27日発売予定で、実売予想価格は34万9800円です。

↑左から、SJ-AF50G-T(グラデーションファブリックブラウン)/-W(ピュアホワイト)/-R(グラデーションレッド)、SJ-AW50G-W(ピュアホワイト)/-R(グラデーションレッド)、庫内イメージ(SJ-AF50G-T)。定格内容積はすべて502L

 

指定した最大5店舗の特売情報を冷蔵庫が教えてくれる

本機は、AIoT(※)機能の進化により、お気に入りの店舗や指定した食品の特売情報が受け取れます。特売情報を受け取りたい店舗は、自宅周辺だけでなく、仕事帰りに立ち寄るスーパーなど最大5店舗まで登録でき、その店舗の特売情報を優先的に受け取れるようになりました。また、冷蔵庫が旬の食材やその日のお買い得食品を使った献立を提案したり、他の家電と連携したりすることで、「AIoTでラク家事」を実現するといいます。

※AIoT……シャープの登録商標。AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせ、あらゆるものをクラウドの人工知能とつなぎ、人に寄り添う存在に変えていくビジョンのこと

↑登録したスーパーの特売情報を教えてくれるうえ、特売の食材を使ったメニューも提案してくれます

 

このほか、冷蔵室、チルドルーム、野菜室には、庫内を清潔に保つ各室専用のプラズマクラスターユニットを搭載。プラズマクラスターイオンが冷蔵室内に浮遊する菌の細胞表面のタンパク質を分解、除菌します。庫内に付着している菌も除菌するので、きれいな冷気が冷蔵庫全室を循環します。また、「プラズマクラスター見守り運転」を搭載し、ドア開閉の多い時間帯やキッチンの温度上昇を温度・湿度センサーで検知・分析。冷蔵室のドアを閉めた直後に、集中的にプラズマクラスターイオンを放出し、庫内を清潔に保ちます。

↑プラズマクラスター見守り運転のイメージ

 

このほか、まとめ買いや作り置きの保存に便利な170Lの大容量冷凍室「メガフリーザー」も引き続き搭載。下段冷凍室はそれぞれ深さの異なる3段構造で、食品を取り出しやすく、たっぷり収納できます。

 

家で料理を作ることも増えてきた昨今、安い食材をまとめ買いしたいと思う方も多いはず。そんな方にとっては、特売情報を教えてくれて、大容量のフリーザーを持つ本機が強い味方となりそうですね。

冷凍食品の“まとめ買い”にはどっちが安心? 最新冷蔵庫と小型冷凍庫の選び方

“withコロナ“の時代といわれる今、人混みを避ける生活やリモートワークが定着しつつあり、自宅で食事をする機会が増えました。冷凍食品に関する日刊紙『冷食日報』の2020年5月8日付け記事によると、今年4月の家庭用冷凍食品の販売金額は、前年同月と比べて19.5%増という結果に。新型コロナウイルスの感染拡大による自粛生活で、長期保存が可能な冷凍食品へのニーズが高まったことがうかがえます。

 

そうした中、従来の冷蔵庫では、冷凍室のスペースが足りなくなっている家庭も少なくないでしょう。そこで、冷凍室の容量が多い大型冷蔵庫への買い替えがいいのか、小型冷凍庫を買い足す方がいいのか。さらに、最新モデルとその選び方について、家電プロレビュアーの石井和美さんに伺いました。

 

冷蔵庫の販売数は昨年の4割増!
大容量冷蔵庫への買い替え需要が拡大

実際に、冷蔵庫の需要は高まっているのでしょうか? ビックカメラの冷蔵庫販売実績によると、2020年6月の冷蔵庫の販売実績は、前年同月比と比べて4割増という結果に。

 

「今年は400L以上の大容量タイプの冷蔵庫がよく売れています。最新モデルは、冷凍室の容量が大きい上に、冷凍技術の進化により、素材の味が損なわれないような機能が搭載されています。素材の鮮度やおいしさを長時間キープできる、野菜室の進化も好評です。また、省エネ性にも優れているので、ランニングコストを視野に入れて、新しい冷蔵庫への買い替えをされる方も多いようです。小型冷凍庫に関しては、比較的設置スペースに余裕があることが多い郊外でのニーズが高く、こちらも販売数は上昇しています」(ビックカメラ広報・IR部・齋藤俊明さん)

 

それでは、冷凍室が充実した最新冷蔵庫と、冷凍食材のストックに適した小型冷凍庫について見ていきましょう。

 

収納しやすく、おいしく簡単に冷凍できる!
最新「大型冷蔵庫」の冷凍室の魅力

たくさんの食材を収納できて取り出しやすく、おいしく簡単に冷凍ができるというのが、ここ最近の大型冷蔵庫の冷凍室の魅力だと、石井さんは話します。

 

「冷凍したい食材が増えている今、冷凍室はパンパンの状態になりがちですが、使いたいものが見つけやすく収納できるような、冷凍室内の仕切り収納が充実しているタイプが増えています。ほかにも、食材を小分けせずに冷凍しても、使いたい分だけ取り出せる冷凍技術や、冷却スピードを上げることで、食品の鮮度や旨味をキープする機能も搭載されています。この急速冷凍機能を使えば、お弁当のあら熱が数分でとれるので、忙しい朝にはとても助かります」(家電プロレビュアー・石井和美さん、以下同)

↑解凍なしで使いたい分だけ取り出せる三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍」なら、事前の小分けが不要で時短に(写真提供=三菱電機)

 

設置スペースや冷凍したい食品の数で決める!
最新の「小型冷凍庫」はココがスゴイ

食材を週末にまとめ買いする生活スタイルが定着し、小型冷凍庫へのニーズが高まっています。小型冷凍庫を買い足したいときは、どのようなタイプを選べばいいのでしょうか?

 

「小型冷凍庫は大きく分けて、前開きと上開きの2タイプがあります。前開きはスリムな縦長タイプが多く、場所を取りません。扉を開いて食材の位置も把握しやすく、引き出しタイプならば、底に食材が埋もれてしまう心配もありません。冷凍食品の種類が多い方にオススメです。

 

一方、上開きは縦長タイプが多く、たっぷりと入れることができます。下向きに流れる冷気が逃げにくいので、開け閉めの度に温度が上がりにくく、庫内温度の上昇が防げます。ただし、詰め込んでしまうと、下の方にある食品が取りにくいというデメリットがあります。冷凍する食材、設置場所を考慮して、用途にあったものを選びましょう」

↑今年に入り、小型冷凍庫の売り上げは各メーカー軒並み上昇中。アイリスオーヤマでは当初計画比2倍の売り上げで推移している。(写真提供=アイリスオーヤマ)

 

冷蔵庫の買い替えか、小型冷凍庫の買い足しか……どっちを選ぶべき?

最新の冷凍技術を搭載した大型冷蔵庫を購入するのは、大きな買い物になります。今使っている冷蔵庫が壊れていないのであれば、数万円で購入できる小型冷凍庫を買い足す方が、予算を考えると手取り早いように感じますが……。

 

「冷蔵庫は約10年で寿命を迎えます。最近の冷蔵庫は冷凍室に高度な機能が付いていたり、野菜をおいしく長く保存できたりする上に省エネタイプで、10年前と比べて電気代が半額近くになるものもあります。今お使いの冷蔵庫が、購入から5年以上経過しているのであれば、電気代や冷凍庫の性能を考えると、2台持ちよりも新しい冷蔵庫への買い替えを検討した方がいいかもしれません

 

一方で、今お使いの冷蔵庫が購入から5年未満で、自宅に小型冷凍庫を設置するスペースが確保できる場合は、2台持ちをすることで、冷凍食材のストックがかなり増やせます。小型冷凍庫の電気代は年間でも約5000円前後なので、電気代をかけてもメリットの方が多いと感じる場合は、“セカンド冷凍庫”を購入するのがよさそうです

 

では具体的に、どの冷凍冷蔵庫/小型冷凍庫がおすすめなのか、現在販売中のモデルから石井さんに選んでいただきました。

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

家電プロレビュアー選! 冷凍室の容量が多い最新大型冷蔵庫3選

冷凍食材がたっぷり収納できて取り出しやすく、まとめ買い食材を無駄なくおいしく使い切れるような、最新の冷蔵庫の魅力を見ていきましょう。

 

・冷凍室の収納力がバツグン! たくさんの冷凍食材を使いやすくストックできる


シャープ「SJ-AF50F」
実売価格:26万8000円(税込)

・外形寸法 W685×D699×H1833mm
・年間消費電力量:約250Wh

「容量502Lの庫内の中で、製氷室を含む冷凍スペースが170Lという大容量の『メガフリーザー』があり、冷凍食品の収納力が抜群です(記事トップのイメージ写真参照)。中央左上の引き出しがアイスルーム、その下が上段冷凍室。アイスキャンディーなどの小物を収納するのに向いています。メインの冷凍室は3つの引き出しに分かれており、一番上の引き出しは自由に動かせる「4切り名人(しきりめいじん)」付き。冷凍食材のサイズに合わせて仕切りの位置が調整できます」

 

・面倒な小分け冷凍の手間が激減! 食材の用途に合わせて冷凍パターンが選べる


三菱電機「MR-WX60F」
実売価格:36万800円(税込)

・外形寸法 W685×D738×H1821mm
・年間消費電力量:約270Wh

「101Lある通常の約-18℃の通常の冷凍室のほかに、解凍しなくても使いたい分だけ取り出せる約-7℃で凍らせる『切れちゃう瞬冷凍 A.I.』が27L、それ以外にも冷蔵室の下段にチルドよりも低温の約―3〜0℃で食材が保存できる『氷点下ストッカーA.I.』があります。数日以内に使うもの、1週間後に使い切るもの、長期保存したいものなど、用途に合わせて3つの部屋を使い分ければ、解凍時の面倒な小分けの手間が大幅に省けます」

 

・3段トレイで冷凍食材を段階別に管理。おいしく凍らせて取り出しやすい!


日立「R-HX60N」
実売価格:42万円(税込)

・外形寸法 W685×D738×H1833mm
・年間消費電力量:約254Wh

「冷凍室は製氷室を含み180Lという大容量で、お弁当用の常備菜やカット野菜のストックをすばやくホームクリージングできる深さ5cmの薄物ケースと、深さ9cmの小物ケース、500mlのペットボトルを立てて収納できる深さ14.5cmの大物ケースという3段ケースに分かれおり、500mlのペットボトルを立てて収納できるスペースもあります。7月30日に新発売する『R-KX57N』は、『ぴったりセレクト』機能として、冷凍室と野菜室のスペースを選択できる機能付き。冷凍食品を大量にストックしたい場合は、野菜室をなくし、2段とも冷凍室にすることもできるので、こちらも魅力的ですね」

 

家電プロレビュアー選! あると安心の小型冷凍庫3選

冷蔵庫の冷凍室との使い分け方や、ストックが多い冷凍食材のサイズ感、小型冷凍庫の設置場所をイメージしながら、使いやすいものを選んでいきましょう。

 

・冷凍食品のストック量や内容で臨機応変に温度調整ができる!


アイリスオーヤマ「ノンフロン前開き式冷凍庫 60L IUSD-6A 全2色」
実売価格:2万7280円(税込)

・外形寸法 W480×D500×H850mm
・年間消費電力量:約212Wh

「庫内容量は60L。前開きのクリアトレータイプなので、中身が一目で確認できます。3段に分かれているので、使いたい食材の引き出しのみ取り出せば、冷気が逃げにくく食材の温度変化を最小限に抑えられます。冷凍する食材の量や室温により、冷凍庫内の温度を5段階から調節ができるので、必要以上の冷却をすることなく、無駄な電力消費を防げます。高さ85cmで、上部は100℃まで耐えられるので、冷凍庫の上には電子レンジが置けます。こちらのサイズ以外にも、庫内容量が42Lの小型タイプや75Lの大型タイプがあります」

 

・冷凍状態をしっかりキープ! かさばる食材の長期保存にぴったり


ハイアール「145L上開き式冷凍庫 JF-NC145F」
実売価格:2万4435円(税込)

・外形寸法 W720×D565×H885mm
・年間消費電力量:約202Wh

「たっぷり入る145Lの上開きタイプです。約33Lの買い物カゴ4.3個分もの食材をストックすることができます。遠方にある実家から送られてきた家庭菜園のとうもろこしやトマトなどの夏野菜や、趣味の釣りで獲得した魚、大容量パックのアイスクリームなど、長く保存したい食材やかさばる食材のストックに適しています。急冷スイッチ付きなので、旨味を閉じ込める短時間冷却ができます。水抜き栓があるのでお手入れも簡単です。ドアを閉めたままタッチパネルで庫内温度設定のできる前開きタイプも人気があります」

 

・小分けにした冷凍食材が一目瞭然でサッと取り出せる!


パナソニック「冷凍庫(ホームフリーザー) NR-FZ120B」
実売価格:4万6530円(税込)

・外形寸法 W480×D586×H1126mm
・年間消費電力量:約430kWh

「冷蔵庫の冷凍室スペースでは容量が足りない、冷凍食材を多く活用されているご家庭にオススメです。高さ約112cm、幅48cmというスリムな形で、容量は121L。500ml凍結用ボトルが立てて入る『深型バスケット』と3段のバスケット、その上にはアルミトレイのスペースがあります。アルミトレイ部分に余ったごはんや常温食材を置いて、「急冷」設定をすれば、効率よく冷凍が進みます。ドア前面の操作パネルで外から温度調節や急凍設定が可能。上部は100℃まで耐えられるので、冷凍庫の上には電子レンジが置けます」

 

最後に番外編として、2020年人気の冷凍食品と、冷凍の新常識となりそうな“下味冷凍”についてみていきましょう。

 


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【番外編】冷凍庫にストックしておきたい! 人気の冷凍食品

最新冷凍庫をチェックしたところで、人気の冷凍食品をチェックしていきましょう! 新型コロナウイルスによる自粛期間を経た今、どんな冷凍食品が売り上げを伸ばしたのでしょうか。ニチレイフーズの広報担当・中澤佐穂さんに、今年の人気の5アイテムを教えてもらいました。

 


ニチレイ「本格炒め炒飯」
実売価格386円(税込 ※編集部調べ

「中華料理店のプロの技を再現した『三段炒め製法』によるパラッとした香ばしさと、丁寧に仕込んだ自家製焼豚のおいしさが特長です。好きな量を解凍して食べられるので、リモートワークの昼食用に、ストックしておくと重宝します」(ニチレイフーズ・中澤佐穂さん、以下同)

 


ニチレイ「特から」
実売価格610円(税込 ※編集部調べ

「ジューシーな肉汁とカラッとした衣が『特別なおいしさ』、1個約32gの『特大サイズ』、1袋415gの『おとくトクなボリュームパック』という、3 “特”が魅力の鶏のから揚げです。そのまま味わう以外にも、暑い時期は、たっぷりの夏野菜と合わせた南蛮漬けアレンジはいかがでしょうか?」

 


ニチレイ「極上ヒレかつ」
実売価格354円(税込 ※編集部調べ

「2020年春に発売した新商品です。箸でも切れるやわらかな肉質と、サクッと食感の良い衣が特長で、大変ご好評いただいております。そのまま食べる以外にも、パンに挟んでかつサンドにしたり、卵でとじたヒレかつ丼にしたりして楽しむのもオススメです」

 


ニチレイ「蔵王えびグラタン」
実売価格397円(税込 ※編集部調べ

「宮城県の蔵王山麓にある蔵王酪農センター直送の新鮮なミルクを使用したホワイトソースに、モッツァレラチーズなど4種のチーズをブレンドしたミルク感のあるグラタンです。電子レンジでチンしている間に、野菜サラダと白ワインを用意すればちょっとリッチな夕食メニューの完成です」

 


ニチレイ「そのまま使える高原育ちのブロッコリー 250g」
実売価格248円(税込 ※編集部調べ

「標高約3000mのエクアドルの高原で、陽光をたっぷり受けて育った緑鮮やかなブロッコリーです。下茹でしてあり、自然解凍でそのまま食べられるので、お弁当はもちろん、サラダやシチュー、パスタなどに加えれば、彩りアップや野菜不足の解消になります。常備しておくと便利です」

 

チャック式ビニール袋を活用した「下味冷凍」も人気!

冷凍食品をストックする以外にも、多めに購入した野菜や肉、魚を使いやすく小分けにしたりカットしたりして冷凍する、ホームフリージングをすれば、食事作りがグンとラクに。最近は、肉や魚に下味をつけてから凍らせる「下味冷凍」が人気です。

 

例えば、鶏もも肉や薄切りの豚肉を一口大にカットし、焼肉のたれとともに、チャック式ビニール袋に入れ、空気を抜いて冷凍保存しておけば下味冷凍の完成。冷凍時と解凍時に焼肉のたれの旨味が肉に浸透するので、解凍後はお好みの野菜とともに炒めるだけで、しっかりとした味わいのボリュームあるおかずが完成します。

 

冷凍庫は食品のおいしさをキープし、時短調理にも一役買ってくれます。その上、大規模災害の発生頻度が増している近年、自宅の冷凍庫に防災のための備蓄庫としての役割を持たせるという考え方も広まりつつあります。この機会に自宅の冷凍庫を見直してみてはいかがでしょうか?

 

【プロフィール】

家電プロレビュアー / 石井和美

家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、WEB媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
HP=http://kaden-blog.net

 


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アクアの冷蔵庫、値段が違うと何が違う? 価格帯別3モデル、家電のプロが徹底比較!

冷蔵庫は移動できず、隠すことが難しいだけに、デザイン面でもこだわりたいですよね。そこで今回は、スタイリッシュでお手ごろ価格のAQUA(アクア)の冷蔵庫を特集します。家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、3つの価格帯別でオススメを選んでもらいました。各モデルは電気代から機能の有無まで、表組みでわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【AQUAの冷蔵庫の特徴とは?】

基本的な機能を搭載し、価格が手ごろで若い世代に人気

「元サンヨーが立ち上げた『AQUA』ブランドを、中国のメーカーHaier(ハイアール)が引き継いで販売しています。最大450Lクラスで、中型・小型冷蔵庫が中心。全体的に年間消費電力量がやや高めなのは惜しいですが、デザインがスラッとした製品が多く、若い世代に人気があります。最近発売した製品は、機能も充実しつつ使い勝手にも注力していますが、大手メーカーほど凝った技術ではなく、あくまで基本的な性能のみ。ただし、そのぶん本体価格は手ごろです。身の丈に合ったほどよい機能・価格が魅力ですね」(戸井田さん)

 

【AQUAのオススメその1 個性派モデル】

欧米感覚のショーケース・スタイルがオシャレ!

AQR-SBS45F

実売価格11万3500円

扉を開けると庫内が一目で見渡せる、欧米で主流のショーケース・スタイル「パノラマ・オープン」を採用した冷蔵庫。右側が冷蔵室、左側が冷凍室という独自の配置となっています。まとめ買いしたものを素早く冷やす「急速冷蔵」、食材の新鮮さを閉じ込める「急速冷凍」を搭載。全段丸ごとの急速機能で鮮度を保ちます。タッチパネルを採用したガラスドアは、フラットで手入れがしやすく、インテリアに調和するのも魅力。

 

↑左側に冷凍室、右側に冷蔵室を配置したスタイルを採用(画像出典:アクア公式サイト)

 

戸井田さんのレコメンド

奥行きが浅く、奥まで手が届きやすい

「449LとAQUAの中でもっとも大きい容量のモデル。年間消費電力量は400kWhとやや高く、省エネ基準達成率は73%となっているのが惜しいです。ただ、ドア数が多い日本の冷蔵庫の中で、2枚扉はとても珍しく貴重。『急速冷蔵』『急速冷凍』があり、鮮度維持機能も搭載しています。

 

冷凍室と野菜室は扉を開けると中にケースがあるタイプで、冷気や湿気が漏れにくく、整理がしやすいのがメリット。自動製氷はありませんが、製氷皿と貯氷ケースは備えています。庫内の奥行きが約56cmと浅く、奥まで見渡せて上段でも手が届きやすいのはいいですね」(戸井田さん)

【AQUAのオススメその2 上位モデル】

「旬鮮チルド」と「旬鮮フリーザー」で食材のおいしさを守る

SVシリーズ

AQR-SV42G

実売価格9万9300円

自動製氷室付きの5ドアモデル。冷蔵室下段の「旬鮮チルド」ルームは、スピード冷却と「HCS-Cフィルター」による湿度コントロールで、冷気にうるおいをプラスしておいしさを長持ちさせます。冷凍室は冷凍焼け(食材の表面から水分が蒸発し、変色したり味が落ちたりする現象)を抑える「旬鮮フリーザー」。食材の風味を損なわず冷凍できるほか、温度変化も少ないためアイスクリームの舌触りも滑らかなままです。直線を基調としたスッキリしたデザイン。扉には「グリップハンドル」付きで開けやすいのも特徴です。

 

↑旬鮮フリーザーは取り出しやすい2段フリーザー(画像出典:アクア公式サイト)

 

戸井田さんのレコメンド

全段強化処理ガラス棚やチューブスタンドが便利!

「冷蔵庫の機能面を見ると、ごく一般的なモデルですね。年間消費電力量は290kWhと悪い数字ではないですが、400L台の基準が厳しいため、省エネ基準達成率は86%という数字が出ています。冷蔵室には、スピード冷却と湿度コントロールで鮮度を長持ちさせる『旬鮮チルド』を搭載しています。冷凍室『旬鮮フリーザー』は、霜取り運転時の暖かい空気が入るのを防ぐ『アンチフロスト機能』で、庫内温度の変化を抑え、食材の霜つきを防いでおいしく冷凍できます。

 

また、ドアポケットにある卵ケースに、チューブタイプの調味料が置ける『卵皿&チューブスタンド』を設けているがミソ。冷蔵室の棚は全段強化処理ガラス棚で視認性が良いため、清潔さがキープしやすいです」(戸井田さん)

【AQUAのオススメその3 スタンダードモデル】

中央2段の冷凍室で冷凍食品の整理もカンタン!

Standardシリーズ

AQR-36G

実売価格6万7320円

中央2段に冷凍室(自動製氷室はなし)を配置した4ドアモデル。冷蔵室には「旬鮮チルド」の代わりに、生鮮食品を保存するための「フレッシュルーム」を備えています。冷凍室は2段に分かれているため、上段をホームフリージング用、下段を冷凍食品用と使い分けるのに便利。内部の冷凍ケースはすべて外せてお手入れも簡単です。冷凍室の庫内温度を調整し、最大10%節電する「節約ecoモード」を搭載。冷蔵室にはLED庫内灯と全段強化処理ガラス棚を採用し、明るく見やすい庫内になっています。

 

戸井田さんのレコメンド

機能を最小限に絞ったベーシックモデル

「上位モデルにも使用されている握りやすいグリップハンドルを踏襲しつつ、扉デザインがベーシックになったシリーズ。冷蔵室の全段強化処理ガラス棚や、LED庫内灯、卵皿&チューブスタンドなど、使い勝手のいい機能は残りますが、鮮度維持機能の『旬鮮フリーザー』や『旬鮮チルド』はなくなります。また、独立自動製氷も省かれているものの、冷凍室に製氷皿はあるので氷を作ることは可能。機能を最小限に絞っている分、価格は魅力的になっていますね」(戸井田さん)

 

<総括>

お手ごろ価格でスタイリッシュなモデルが揃う

「AQR-SBS45Fは、欧米で主流のショーケース・スタイルで、個性あふれる特別枠のような存在です。スッキリした扉デザインはスタイリッシュでオシャレ! 海外で使われているような冷蔵庫を、お手ごろ価格で手に入れたい人にオススメです。ただし省エネ重視の人は慎重に。デザインのためと割り切って、レアな冷蔵庫を楽しむ気持ちで購入しましょう。容量は449Lのワンサイズのみ。色も『ヘアラインシルバー』1色です。幅833mmと大きいので、設置スペースだけでなく搬入経路もしっかり確認して下さい。

 

SVシリーズは、AQUAの中ではもっとも使いやすい容量を網羅している上位グレードです。415L・355L・272Lに加え、238Lが追加されて全4展開となりました。415L・355L・272Lは、『グロスブラウン』と『チタニウムシルバー』の2色展開。幅は全て600mmですが、容量により高さと奥行きはさまざまです。また、238Lは高さ130cmのロータイプ3ドアとなり、色も『ヴィンテージブラック』と『アンティークホワイト』と展開が異なります。ハンドルのデザインが印象的で、扉の仕上がりもキレイと、デザインは高評価。価格を抑えつつ、デザイン性の良いモデルが欲しい人にオススメですね。

 

Standardシリーズは、小規模ファミリーやカップルに適したサイズの中位モデル。他メーカーに比べて、価格はかなりお手ごろです。『買い物はマメにするので長期間の鮮度維持機能は不要』『自炊はあまりしないので、冷やしてさえくれればOK』という人に向いています。355Lと272Lの2展開で、色は『ミスティシルバー』と『ナチュラルホワイト』が用意されています。355Lは、フリーザー2室の4ドアタイプ。272Lは、3ドアタイプで天板にオーブンレンジが置ける耐熱100℃テーブル付きと、それぞれ仕様が異なります。幅はいずれも600mmとなっています」(戸井田さん)

東芝の冷蔵庫「VEGETA」値段が違うと何が違う? 価格帯別3モデル、家電のプロが徹底比較!

冷蔵庫は常に稼動しているだけに、省エネ性能の高いモデルに買い替えたいもの。今回は、「まんなか野菜室」や「マジック大容量」などを特徴とする東芝の冷蔵庫を特集します。家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、4~5人の家庭で一般的な450~500Lクラスの3つの価格帯別でオススメを選んでもらいました。各モデルは電気代から機能の有無まで、表組みでわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【東芝の冷蔵庫の特徴とは?】

野菜室に力を入れているのが特徴で、「ツイン冷却」など技術力は確か

「東芝の冷蔵庫は『VEGETA』(ベジータ)という名の通り、野菜室に力を入れています。最大の特徴は『まんなか野菜室』で、大容量サイズの冷蔵庫で唯一、野菜室を真ん中にレイアウトしたモデルを展開し続けてきました。また、冷蔵ゾーンと冷凍ゾーン、それぞれの温度帯に適したに冷却機を搭載する『新鮮ツイン冷却システム』も独自の技術。幅685mmで600L台をいち早く実現するなど、技術力は確かです。冷蔵室のタッチオープン式の自動ドアも古くから搭載されていて、使い勝手の面でも好評。最大601Lまでと超大容量タイプの展開はありませんが、現実的に一番よく売れる400L台のモデルが6機種と多く、地に足のついた展開をしています」(戸井田さん)

 

【東芝のオススメその1 ハイエンドモデル】

野菜の老化を抑制する「プラチナ触媒」を新搭載

FWシリーズ

GR-P510FW

実売価格33万260円

野菜室の性能を向上させた2018年の新モデル。野菜に適した低温・高湿度を保つ「もっと潤う 摘みたて野菜室」には、野菜を老化させるエチレンガスを分解する「プラチナ触媒」が新たに加わっています。従来の光触媒を用いた除菌・脱臭機能「ルネキャット」との組み合わせにより、エチレンガス分解性能が約10%アップ。野菜の水分保持率も約1.2倍に向上しました。また「自動節電機能」を新採用し、24時間扉の開閉がない場合は、自動で「おでかけモード」に切り替えて約20%の節電を行います。

 

↑野菜室にプラチナ触媒を追加したことで、野菜の劣化を促すエチレンガスを分解します(画像出典:東芝公式サイト)

 

戸井田さんのレコメンド

機能は最上位と肩を並べるフルスペックモデル

「扉がミラーガラスでないだけで、最上位と同様のフルスペックモデルです。『新鮮ツイン冷却システム』で、1日20回以上も『うるおい冷気』が庫内を循環。冷蔵室も高湿度がキープできます。扉は触れるだけで開く『タッチオープン』。両手が塞がっていてもひじや手首で開けられて便利です。

 

大風量のうるおい冷気で一気に冷却するチルド室(速鮮チルド)は、他社にはあまりない2段式で整理がしやすいのが特徴。また30分でサクッと切れる-7℃まで解凍する『解凍』モードは、独自の提案ですね。

 

『もっと潤う 摘みたて野菜室』で野菜の鮮度を維持するのはもちろん、生のままで野菜を冷凍できる『野菜そのまま冷凍』もあって野菜の保存は得意。『野菜そのまま冷凍』より水分を減らす冷凍『ドライモード』は揚げ物や煮物に使う予定の野菜をおいしく冷凍できます。

 

さらに、『マジック大容量』の名の通り、業界初のウレタンレス断熱構造で外壁の厚みを減らし、スリムなのに大容量(幅685mmで601L)を達成。『新鮮ツイン冷却システム』と真空断熱材の性能向上、センサーを活用した効率運転などにより高い省エネも実現しています」(戸井田さん)

 

【東芝のオススメその2 中位モデル】

スリムなのに機能・性能ともに上位モデル並み!

GWシリーズ

GR-M470GW

実売価格18万580円

スリムサイズながら、前述のGR-P510FWと同様、「もっと潤う 摘みたて野菜室」「速鮮チルド」といった人気機能を網羅したモデル。野菜室にエチレンガスを分解する「プラチナ触媒」がないのと、片開き5ドアになっているのが違いです。また、ウレタンレスにした外壁の薄型化で庫内容積をアップし、465Lの大容量を実現。2つの独立した冷却器で効率よく運転する「新鮮ツイン冷却システム」も搭載され、1年間の電気代も上位モデルと変わりません。

 

戸井田さんのレコメンド

すべての面において充実のスリムモデル

「幅600mmで上位機種と同等の機能を搭載したモデルです。冷蔵室と野菜室の背面を『ウレタンレス断熱構造』にすることによって外壁が薄くなり、465Lの容量を実現しました。

 

高湿度を保つ『新鮮ツイン冷却システム』のほか、『もっと潤う 摘みたて野菜室』『速鮮チルド』といった機能で、野菜・肉・魚などを新鮮なまま保存するのも得意です。その他の機能も、上位グレード『FWX』『FW』シリーズとほぼ変わらず。省エネ性能も高く、使い勝手も良好な充実のスリムモデルといえます」(戸井田さん)

↑従来は冷蔵・野菜・冷凍室をひとつの冷却器でまかなっていましたが、新たに冷蔵・野菜室用に独立した冷却器を設けることで、外気温との気温差が少なくなり(右)、断熱材のウレタンレス化が可能に。外壁の厚みが減って、スリムなままで庫内の大容量化を実現しました(左)(画像出典:東芝公式サイト)

 

【東芝のオススメその3 普及モデル】

光触媒「ルネキャット」や「タッチオープン」を搭載

GXVシリーズ

GR-M41GXV

実売価格12万2160円

光触媒で除菌・脱臭する「ルネキャット」やドアがタッチで開く「タッチオープン」などが搭載されたコスパのいいモデル。野菜室は「もっと潤う 摘みたて野菜室」ではなく「うるおいラップ野菜室」で、野菜室と冷凍室をしっかり仕切って野菜室の密閉性を高めることで湿度をキープし、野菜を新鮮に保ちます。新鮮ツイン冷却システムやウレタンレス断熱構造も採用されていないため、容量や省エネ性能は上位・中位モデルと比べてやや低くなっています。

 

戸井田さんのレコメンド

使い勝手を高める機能はそのままに、ガラスドアでデザイン性も高い

「チルド室・野菜室・冷凍室ともに基本性能がやや落ち、省エネ性も落ちます。ただ、扉が自動で開く『タッチオープン』や、LEDの庫内灯が前側に配置され庫内が明るい『フロントブライト照明』、全棚ガラス仕様など、使いやすさを高める機能は網羅。手をかざすと操作ボタンが浮かび上がるガラスドアでデザイン性も高くなっています。

 

さらに光触媒『ルネキャット』も搭載され、清潔対策も万全。野菜室の密閉性を高めて水分を閉じ込める『うるおいラップ野菜室』は、野菜に直接冷気を当てず野菜の乾燥を抑えてくれます」(戸井田さん)

 

<総括>

価格がこなれたGW、GXVは長期の鮮度維持機能の有無で選択すべき

「FWシリーズは、東芝ラインナップの第2グレードで、601L~462Lの4展開。『幅685mm・601L』『幅650mm・509L』など比較的スリムでも大容量なので、限られた寸法でも大きな冷蔵庫が欲しい方にオススメです。扉は大理石調のクリアガラス扉で、色は新色『クリアグレインホワイト』と従来の『ラピスアイボリー』の2色展開。新色は最近のインテリアトレンドを取り入れ木目の表現を生かし、ラグジュアリーなインテリアにもマッチします。高級感がありつつインテリアにも馴染む色で、コーディネートがしやすいですね。2018年9月末発売なので、価格は今が最高値。2017年モデルが残っていたら、おトクなそちらを検討するのもアリ。

 

GWシリーズは第3グレードに当たり、片開きタイプで容量は465Lの1サイズのみ。FWシリーズ同様に大理石調のクリアガラス扉で、色は『クリアシェルホワイト』と『ラピスアイボリー』の2色展開。幅600㎜とスリムなので、マンションや賃貸などで冷蔵庫の幅寸法に制約がある場合に向いています。ただし、片開きは扉を開けるスペースが観音開きより必要なため、設置寸法だけでなく周囲の寸法もしっかり確認を! 2018年3月発売で、価格はこなれている時期です。

 

GXVシリーズは、上から5番目グレードで、普及価格帯モデル。片開き5ドアタイプです。『幅600mm・411L』と寸法はスタンダード。色は『グランホワイト』と『サテンゴールド』の2色展開です。ガラス扉で高級感もありますね。ちなみにひとつ上のFDシリーズは、鮮度維持機能が上位モデルとほぼ変わらない分、使い勝手を向上させるいくつかの機能が省かれています。それに対し、本シリーズは使い勝手に関わる人気機能は網羅し、そのぶん鮮度維持機能を絞ってお手ごろ価格にしています。『買い物はこまめにするので、長期の鮮度維持にはそこまでこだわらない』『日々の使い勝手を重視したい』というにオススメです。2017年11月発売のため、価格も手ごろです」(戸井田さん)

シャープの冷蔵庫、値段が違うと何が違う? 価格帯別3モデル、家電のプロが徹底比較!

冷蔵庫は常に稼動しているだけに、省エネ性能の高いモデルに買い替えたいもの。今回は、クラウド連携などの先進機能や、プラズマクラスターなどの人気機能を搭載したシャープの冷蔵庫を特集します。家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、4~5人の家庭で一般的な450~500Lクラスの3つの価格帯別でオススメを選んでもらいました。各モデルは電気代から機能の有無まで、表組みでわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【シャープの冷蔵庫の特徴とは?】

「どっちもドア」や「AIoT」などユニークな提案が強み

「シャープは扉が左右どちらからも開閉できる『どっちもドア』のようなユニークな提案が得意なメーカーです。冷蔵庫に無線LANを搭載し、インターネットとつながるIoTや人工知能AIを利用した『AIoT(※)』を提案しているのも大きなウリです。

※AIoT……シャープの造語。IoT(モノがインターネットに接続して、相互に情報をやりとりすること)とAI(人工知能)を組み合わせたもの

また、おなじみのプラズマクラスターで庫内の除菌ができるのも人気の秘密。冷蔵室全体にプラズマクラスターを放出し、庫内に侵入した付着菌や浮遊菌を除菌します。牛乳パックやペットボトル、豆腐のパックなどは洗わずに冷蔵庫にしまうことがほとんどですので、『店頭でどんな菌が付着しているか不安……』というキレイ好きな方に好評です。

 

600L台の冷蔵庫は展開していませんが、一般的な配置のタイプやフリーザーだけを大きくした『メガフリーザー』タイプ、フレンチドアや『どっちもドア』タイプなど、選択肢も多くラインナップは実用的です」(戸井田さん)

 

【シャープのオススメその1 ハイエンドモデル】

ほかの調理家電と連携するAI時代の冷蔵庫

GXシリーズ

SJ-GX50E

実売価格33万5170円

AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN(ココロキッチン)」対応。「ウォーターオーブン ヘルシオ」「ヘルシオ ホットクック」といったCOCORO KITCHEN対応の調理家電と連携します。冷蔵庫の「献立ナビ」が提案する約2000種類のレシピからひとつ選ぶと調理家電に送信され、調理家電に食材を入れてボタンを押すだけで調理が可能です。「ステンレス・ミスト冷蔵室」は、ドアの開閉時に入る湿気を「ステンレスパネル」に吸着し、うるおいとして庫内に補給。食品の乾燥を抑えて鮮度を守ります。下段は大容量冷凍室「メガフリーザー」(170L)となっていて、冷凍食品のまとめ買いにもぴったり。人工知能で約25%節電する「節電25」モードと省エネ技術「e-COOLシステム」搭載により、省エネ性能も優秀です。

 

戸井田さんのレコメンド

未来の冷蔵庫体験を味わうならこれ!

「無線LAN搭載で、インターネット上のクラウドサービス『COCORO KITCHEN』につなぐと、各家庭に合ったメニューを提案してくれたり、そろそろ切れそうな食材や食材の保存方法を教えてくれたりと、さまざまな先進機能が使えます。さらにスマホアプリを併用すれば、アプリの買い物メモから庫内の食材を認識して在庫管理してくれるなど、より便利に。まだまだ手入力が必要な部分もありますが、未来の冷蔵庫体験をしたいならこのモデルです。

↑消費サイクルや購入履歴を学習し、いつも買う食材や食材の買い忘れがないかを教えてくれます(画像出典:シャープ公式サイト)

 

そのほか、特徴的なのは『メガフリーザー』。全体容量500L台でも、600Lクラスの冷凍室容量を実現。下段の大きな冷凍室は、3段トレイで整理もしやすくなっています。自宅の製氷機で、4種類の氷ができるのもうれしいですね。

 

また、プラズマクラスターを存分に活用しているのもポイント。特に『プラズマクラスターうるおいチルド』は、気密性の高いチルド室内にプラズマクラスターを放出し、雑菌を抑制。チルド室は生鮮食品やハム・チーズなど、そのまま食べる食品を保存するのでこれは安心ですね。

 

野菜室は、冷凍ゾーンを大きくしているぶん、コンパクト。『雪下シャキット野菜室』は、輻射冷却により、低温でケース全体を包み込みながら、上ブタの『うるおいガード』でうるおいをキープし、野菜の乾燥を抑えます。

↑包み込むように密閉して冷却する「雪下シャキット野菜室」(画像出典:シャープ公式サイト)

 

また、フレンチドア部分の合わせ目に、ホタテ貝の形状を応用した凹凸を採用。一般的な冷蔵庫についているドアの隙間を埋める『センターピラー』は、冷気もれ・露つきを抑えるためにヒーターを内蔵し、電力を消費しています。その部材をなくした『センターピラーレス』仕様で省エネにも貢献。また、地震の揺れを感知すると扉がロックされる『対震ロック』があるのはこのシリーズのみ。いざというときの備えになりますよ」(戸井田さん)

 

【シャープのオススメその2 中位モデル】

クラウド非対応も機能はハイエンドモデルと同等!

GTシリーズ

SJ-GT50D

実売価格13万7280円

プラズマクラスター冷蔵庫の2017年モデル。AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」は非対応ですが、「プラズマクラスターうるおいチルド」「雪下シャキット野菜室」「新鮮冷凍」「省エネe-COOLシステム」といった機能は前述の「SJ-GX50E」と共通です。ただし、期間消費電力量は275kWh/年で、「SJ-GX50E」の235kWh/年と比べてやや高くなっています。

 

戸井田さんのレコメンド

ネットとの連携を求めないならこのグレードで申し分なし!

「こちらも大容量冷凍室『メガフリーザー』搭載で、フレンチドアモデル、ガラスドア仕様になっています。無線LAN機能がなく、ネットに繋がらないのが前述のハイエンドモデルとの決定的な違い。といっても、冷蔵室のプラズマクラスターや『プラズマクラスターうるおいチルド』、冷凍室の『新鮮冷凍』『おいそぎ冷凍』『熱いもの冷凍』『タイマー冷凍』、野菜室の『雪下シャキット野菜室』など、性能は先述のGXシリーズとすべて一緒。機能面で変わるのは、自動製氷で作れる氷の大きさが2種類に減るくらい。ネットとの連携を求めないのであれば、このグレードで申し分なし!」(戸井田さん)

↑チルドルームにプラズマクラスターイオン発生ユニットを搭載する「プラズマクラスターうるおいチルド」

 

【シャープのオススメその3 スリムモデル】

プラズマクラスターを中心に必要な基本機能が揃う!

 

Wシリーズ

SJ-W412D

実売価格11万5270円

幅60cmとスリムで基本性能が充実したモデル。特別なチルド技術や野菜室技術は非搭載ですが、プラズマクラスターは搭載されていて、庫内を清潔に保つことができます。また「ナノ低温脱臭触媒」の脱臭+抗菌のダブル効果によって、庫内の気になるニオイや雑菌を抑制。上位モデルと同様、25項目の省エネ技術「節電25」も採用し、人工知能が使用状況を判断して賢く省エネを行い、最大で約25%節電してくれます。

 

戸井田さんのレコメンド

スタンダードな機能を網羅! 「どっちもドア」も便利

「シャープ独自の『どっちもドア』タイプで鋼板ドア仕様。左右どちらからでもドアが開閉できるのは便利ですね。機能面では先のGXシリーズ・GTシリーズと比べるとかなり減りますが、扉を閉めた直後にプラズマクラスターを集中的に放出する機能はあります。

 

冷蔵室は女性の身長に合わせたローウエスト設計で、大きなペットボトルの出し入れもラク。高さ15cmのチルド室で、背の高い食品も収まりやすくなっています。野菜室は『雪下シャキット野菜室』ではありませんが、冷凍室の『新鮮冷凍』『おいそぎ冷凍』『熱いもの冷凍』などの機能は残っています。基本性能はしっかり網羅されていますね」(戸井田さん)

↑近いほうから開けられるのが魅力の「どっちもドア」イメージ(画像出典:シャープ公式サイト)

 

<総括>

無線LANを除く機能面ではGTシリーズにおトク感あり

「GXシリーズは、『メガフリーザー』のフレンチドアタイプで最上位グレード。冷凍室最下段の『4切り名人(しきりめいじん)』は秀逸! 前後左右自由に動かせる仕切りで、冷凍食品の整理整頓がとてもしやすくなっています。まとめ買いでホームフリージングをする人や、お弁当などで冷凍食品を多く使う世帯にオススメ。また、『おうちでロック製氷』は、大きなサイズの透明氷ができてロックアイスのよう。自宅でウイスキーを楽しみたい人に喜ばれています。ただ、逆に野菜室はコンパクトなので、野菜のまとめ買い派には向かないかも。容量は551Lと502Lの2展開。色は『グラデーションレッド』『エレガントシルバー』の2色と選択肢が多くはなく、幅寸法も500L台で685mmなので特にスリムというわけではありません。2018年8月発売なので、今が最高値。価格条件はあまり良くないですが、AIoTの未来感をいち早く楽しみたい人にはピッタリです!

 

GTシリーズは、前述のGXシリーズから無線LANを省略したタイプで、第2グレードに位置します。無線LAN以外の性能はほぼ一緒なので、AIoTの機能は特に要らないならこちらがおトク。容量はフレンチドアの502L・474L、『どっちもドア』の415Lの3種を展開。どっちもドアタイプは幅が600mmとスリムになっています(ただし、『どっちもドア』タイプは『ユーティリティールーム』と『雪下シャキット野菜室』のうるおいガードがなくなります)。色は『メタリックブラウン』『ピュアホワイト』の2色展開(415LのSJ-GT42Dは「グラデーションレッド」も用意)。ピュアホワイトは若々しいインテリアにもマッチします。2017年11月発売なので、価格がこなれた現在は極めて魅力的といえるでしょう。

 

SJ-W412Dは、プラズマクラスター冷蔵庫のお手ごろ価格帯グレード。今回取り上げた3機種の中では、唯一の『どっちもドア』タイプです。冷蔵庫にキッチンの両側からアプローチできるご家庭や、転勤や賃貸で引越しが想定される場合など、フレキシブルに対応できるので便利! 鋼板ドア仕様でメモや給食の献立などをマグネットで貼るのも簡単です。色はシルバー系1色のみとはいえ、どんな空間にも馴染む色合い。後継機種の『SJ-W411E』が9月に発売されましたが、今回紹介したモデルは2018年3月発売なのでしばらくは併売されるはず。後継機種よりも価格面ではおトク感があります」(戸井田さん)

パナソニックの冷蔵庫、値段が違うと何が違う? 価格帯別3モデル、家電のプロが徹底比較!

冷蔵庫は常に稼動しているだけに、省エネ性能の高いモデルに買い替えたいもの。今回は、「微凍結パーシャル」「ワンダフルオープン」などの人気機能を搭載したパナソニックの冷蔵庫を特集します。家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、4~5人の家庭で一般的な450~500Lクラスの3つの価格帯別でオススメを選んでもらいました。各モデルは電気代から機能の有無まで、表組みでわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【パナソニックの冷蔵庫の特徴とは?】

「トップユニット方式」と「ワンダフルオープン」が人気!

「コンプレッサーを小型化し、冷蔵庫上部に配した『トップユニット方式』で、冷蔵庫下部のスペースを有効に使えるようにした設計は、パナソニックのオンリーワンです。また引き出し式収納部分は、レールによって奥までしっかり引き出せる『ワンダフルオープン』が大好評。ケース全体が見渡せ食材の出し入れがしやすくなっています。

 

ドアの開閉状況や周囲の明るさを感知し、使わない時間帯は無駄な冷却をコントロールする『エコナビ』を搭載し、省エネにも配慮。空気の浄化や脱臭、除菌に効果を発揮する独自の微粒子イオン『ナノイー』を搭載したモデルも多数あります。400L以上の大容量タイプのラインナップが豊富で選びやすいのも特徴ですね」(戸井田さん)

 

【パナソニックのオススメその1 ハイエンドモデル】

「ナノイーX」搭載の大容量プレミアムモデル

HPXタイプ

NR-F504HPX

実売価格34万3440円

除菌に効果のあるOHラジカルを、「ナノイー」の10倍含有した「ナノイーX」を搭載する2018年プレミアムモデル。「Wシャキシャキ野菜室」は、密閉性を高めた「新・モイスチャーコントロールフィルター」と野菜から放出される湿気を感知する「野菜室専用湿度センサー」により、野菜にちょうどいい湿度を保ちます。また、冷蔵室下段のパーシャル室では、約-3℃の低温で食品を微凍結保存し、肉や魚の鮮度を約1週間維持(「微凍結パーシャル」)。省エネに関しては冷気循環用ファンの大型化、ダンパー(冷気の風路にある装置)開閉のきめ細かい制御などを含む「フラット冷却システム」が新採用されています。

 

戸井田さんのレコメンド

食材の鮮度維持と省エネ機能に注目!

「省スペース&大容量のプレミアムモデルです。昨年、いよいよ『幅685mm・600L』を達成し、この2018年モデルが第二世代となります。ウリの機能は『微凍結パーシャル』。チルド以下、冷凍未満の-3℃は、低温かつ完全には凍らないギリギリの温度帯で、肉や魚など冷蔵では約3日、チルドでは約4日のところ、微凍結パーシャルでは約7日と食材の鮮度を長持ちさせることができます。完全冷凍ではないので、解凍いらずで使えるのも便利。忙しいときに短時間で調理が可能になります。冷凍室には『新鮮凍結ルーム』があり、ラップした熱いごはんをそのまま入れてもOK。こちらも時短になりますね。

 

『Wシャキシャキ野菜室』は『保鮮プレート』と『うるおいシャッター』で保湿効果が高いのが特徴。葉野菜も1週間鮮度を維持できるので、まとめ買いをしても大丈夫! 奥までしっかり引き出せる『ワンダフルオープン』、扉の位置が低めの『ローウエストライン設計』、3方向から照らす庫内灯など使い勝手も良好です。

 

また新冷却システム『フラット冷却システム』や新開発高断熱キャビネットなどハード面でも高い省エネ技術を搭載。収納量を光で判断する世界初の技術や、ドア開閉数、部屋の明るさなどの情報から無駄な運転を減らし節電する『エコナビ』も優秀です。おまかせで省エネできるのはうれしいですね!」(戸井田さん)

↑野菜室の内部。①が適切な湿度コントロールを行う新・モイスチャーコントロールフィルター、②が小物野菜ケース、③が野菜室本体ケースの葉野菜コーナー、④がボトル&調味料コーナーとなっています。奥まで引き出せるワンダフルオープンも特徴です

 

【パナソニックのオススメその2 中位モデル】

最上位にひけを取らないコスパ良の2017年モデル

 

XPVタイプ

NR-F503XPV

実売価格14万8720円

2017年発売モデル。先述のNR-F504HPXと同様に「微凍結パーシャル」「Wシャキシャキ野菜室」といった機能はひと通り揃っています。コンプレッサーをデッドスペースになりがちな最上段奥へ移動させた、パナソニック独自のトップユニット方式で収納力を確保。設定要らずで節電してくれる「エコナビ」も搭載し、省エネ性を高めています。清潔機能の面では、イオンの量が多い「ナノイーX」ではなく、一世代前の「ナノイー」を搭載。また新冷却システム「フラット冷却システム」は非搭載という部分で、最上位モデルとの差があります。

 

戸井田さんのレコメンド

予算を抑えつつ、人気機能を享受できるのが大きなメリット

「上位モデルとの差は、冷凍室が2段ケースになること(550L以上の上位モデルは3段ケース)、冷凍室・新鮮凍結のアルミプレートが1枚になることなどで、大きく性能が劣ることはありません。『微凍結パーシャル』『トップユニット方式』『ワンダフルオープン』といった人気機能は網羅。使い勝手の面では最上位と変わりなく、満足できる充実ぶりです。

↑微凍結パーシャルもしっかり搭載。変色しやすいひき肉も1週間鮮度を保ちます

 

ハード面では『フラット冷却システム』が非搭載で、消費電力量はやや高めになりますが、『エコナビ』が搭載されているのでそれほど気にしなくてもOK。スリムタイプではないですが、予算を抑えつつ同社の人気機能を享受できるのが大きなメリットです」(戸井田さん)

 

【パナソニックのオススメその3 スタンダードモデル】

「微凍結パーシャル」を搭載した鋼板モデル

 

Vタイプ

NR-F503V

実売価格13万7990円

基本機能を備えた鋼板ドアモデルに「微凍結パーシャル」を搭載した2017年発売のスタンダードモデル。「微凍結パーシャル」「ワンダフルオープン」は搭載されていますが、「ナノイー」による清潔機能が省かれ、野菜室は下段のみ「シャキシャキ野菜室」となっている点が上位モデルと違うポイント。省エネ基準達成率は88%とやや低めですが、「エコナビ」が搭載されており、きめ細かく節電してくれます。

 

戸井田さんのレコメンド

人気の機能がひと通り網羅されている!

「鋼板ドアのスタンダードモデルです。『エコナビ』『トップユニット方式』『ワンダフルオープン』『微凍結パーシャル』など、人気の機能は網羅されています。中位モデルとの差は、野菜室が『シャキシャキ野菜室』となり、下段のみ湿度コントロールタイプになること。長持ちさせたい野菜は下段に収納するなど、ちょっとした工夫をすればOKです。また、ナノイーが非搭載になりますが、『光Ag除菌+Agバイオ抗菌脱臭』の清潔機能は備わっています。

 

鋼板ドアなので、従来のようにマグネットが使え、給食の献立やスケジュールがドアに貼れて便利。鋼板ドアはガラス扉より生活感が出るデザインですが、冷蔵庫が見えにくいキッチン独立の間取りなら気にならないでしょう」(戸井田さん)

↑省エネ機能「エコナビ」を搭載。収納量が少ないと判断するとエコナビ運転を行い、冷やしすぎのムダを省きます

 

<総括>

サイズにこだわらないならXPVタイプがオススメ

 「HPXタイプは全体としてはセカンドグレードに当たり、最上位のWPXタイプとの差は野菜室にステンレスプレートがないことと、ガラス扉の加工が異なることで、ほぼ性能は一緒です。価格を若干抑えつつ、デザインも機能も充実した高性能モデルが欲しい人にオススメ。『幅685mm・600L』『幅685mm・550L』『幅650mm・500L』『幅650mm・450L』の4種とラインナップも豊富です。容量により展開している色が変わるため、欲しい容量と色が合致しないことがあります。色と容量、どちらを優先するかは検討を!

 

ちなみに同じタイプ内でも、冷凍室が3段ケースなのは600Lと550Lのみ。500Lと450Lは2段になります。2018年8月に発売されたばかりのモデルのため、価格は今が最高値となっています。お得な2017年モデルとも比較検討してみて下さい。

 

XPVタイプは、ガラスドアの4グレード目に当たります。寸法は『幅685mm・500L』と標準的。同じスペースにできるだけ大容量を置きたいなら上位モデルがいいですが、サイズに問題がないなら、基本性能を網羅しつつ価格面でもお手ごろなので、コスパがいいモデルです。シャンパンゴールド、スノーホワイトと色展開は2色。淡い色味なので、どんなインテリアに馴染みやすくいのもポイント。2017年9月発売で、価格面ではもっとも安い時期ですが、在庫が少なくなっている可能性があるので注意しましょう。

 

Vタイプは500L台の冷蔵庫のなかではベーシックな機能に絞り込んだスタンダードタイプ。『幅685mm・501L』『幅685mm・470L』『幅600mm・406L』の3展開。406Lのものは片開きになります。カラーは1色で、どんな空間にも馴染みやすい『シャンパン』のみ。2017年10月発売で、価格はいまがもっとも安い時期。こちらも在庫には注意すべきですが、機能と予算を両立させたい人にオススメです」(戸井田さん)

 

【2018年版】日立の冷蔵庫「真空チルド」値段が違うと何が違う? 価格帯別3モデル、家電のプロが徹底比較!

冷蔵庫は常に稼動しているだけに、省エネ性能の高いモデルに買い替えたいもの。今回は、シリーズ名にもなっている「真空チルド」と高いデザイン性で人気が高い日立の冷蔵庫を特集します。家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、4~5人の家庭で一般的な450~500Lクラスの3つの価格帯別でオススメを選んでもらいました。各モデルは電気代から機能の有無まで、表組みでわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【日立の冷蔵庫の特徴とは?】

「真空チルド」が人気の理由で、デザイン面でも業界を牽引

「日立の冷蔵庫は、チルド室を真空にして食品の鮮度を維持する『真空チルド』が人気。700L超えの業界最大容量を展開するなど大容量化にも積極的に取り組んでいます。冷却器につく霜を利用して冷やす独自技術『フロストリサイクル冷却』や真空断熱材で消費電力量を削減し、省エネ性が高いのも特徴。いち早くミラー扉を採用したり、ガラス仕上げの扉や両開きスタイルを提案したりするなど、機能面だけでなく、冷蔵庫のデザイン面も牽引しているメーカーです」(戸井田さん)

 

【日立のオススメその1 ハイエンドモデル】

専用の冷却器とファンで「うるおい低温冷蔵」が実現!

HWシリーズ

R-HW52J

実売価格21万9140円

冷蔵室専用の冷却器とファンを設けた「冷蔵庫独立冷却システム」を新採用した今春発売のモデル。これにより、うるおいを保ったまま冷蔵室全段を約2℃にする「低温冷蔵」モード(うるおい低温冷蔵)が新設されました。冷蔵室全体を低温にできるため、作り置き料理の菌の繁殖を抑えたり、温かい鍋がそのまま入れられたりと、冷蔵室の使い方の幅が広がっています。新開発の流動性の高い発泡ウレタンによる薄壁化で、幅650mmで520Lの大容量も実現。

↑うるおい低温冷蔵のイメージ。約2℃の低温で保存し、うるおい冷気でラップなしでも食材の乾燥や変色を抑えます(画像出典:日立公式サイト)

 

HWシリーズ 戸井田さんのレコメンド

「プラチナ触媒」など最新機能を満載し、使い勝手もいい!

「『うるおい低温冷蔵』が目玉機能の2018年3月に発売された新シリーズです。冷蔵室がまるごとチルド室のように使えるので、食材を入れる場所を考える必要がなくなり、ストレスフリーなのが素晴らしい!

 

もちろん日立の代表的な人気機能『真空チルド』も搭載。チルド室を0.8気圧の状態にし、酸化と乾燥を防ぎます。真空パックだと食材が長持ちするのと同じ原理で、わかりやすいですよね。ハムやチーズを開封後、保存していても劣化が少ないのは助かります。

 

さらに、庫内に設置した独自機能『プラチナ触媒』が、肉や魚から出るニオイ成分を炭酸ガスと水分子に分解。炭酸ガスが酵素の働きを抑えて鮮度を保ちます。野菜室にも『プラチナ触媒』が利用されていて(新鮮スリープ野菜室)、野菜から発生するエチレンガスやニオイ成分が『プラチナ触媒』と触れることで炭酸ガスを生成し、野菜の成長を止めて鮮度を維持します。野菜室の上段・下段ともに炭酸ガスが行き届く仕様で、どこに置いても大丈夫なのはうれしいですね。

 

冷凍室が3段トレイなのも日立の特徴。浅くて広い最上段には、食材の熱を奪いやすい大型のアルミトレイを設置し、温かい食材が入ると専用のセンサーが感知し自動で運転を切り替えるなど、素早く冷凍できる機能を搭載。食材の細胞壁が壊れにくく、ホームフリージングもうまくいきます。棚割りやドアポケットなど、細かな使い勝手にも定評あり!」(戸井田さん)

↑「プラチナ触媒」で野菜を眠らせるように保存します(画像出典:日立公式サイト)

【日立のオススメその2 中位モデル】

「スポット冷蔵」を搭載した2017年発売モデル

XGシリーズ

R-XG5100H

実売価格15万6800円

「真空チルド」冷蔵庫の2017年発売モデル。大型アルミトレイで素早く冷凍する「デリシャス冷凍」、炭酸ガスの濃度を高めて野菜を眠らせるように保存する「新鮮スリープ野菜室」、メインの「真空チルド」といった機能は、先述の上位機種R-HW52Jと同等です。一方、「冷蔵庫独立冷却システム」は未搭載で、省エネ性に関してはわずかに低くなっています。冷蔵室を約2℃にする低温冷蔵は3段目と4段目限定の「スポット冷蔵」。作り置きした料理や総菜などの鮮度を低温でしっかり保ちます。

↑冷凍室3段ケースの最上段にあるデリシャス冷凍のイメージ。大型アルミトレイで食材の熱を素早く奪って冷凍し、肉や魚の旨み成分の流出を防ぎます(画像出典:日立公式サイト)

 

XGシリーズ 戸井田さんのレコメンド

冷却システムは従来型でも、機能性は十分

「HWシリーズと比べて、このXGシリーズは冷却システムがひとつ前の従来型になっています。それ以外は、機能面で大きな違いはありません。冷却器につく霜を利用して冷やす独自の技術『フロストリサイクル冷却』で霜取りの時間を短縮し、消費電力を低減しています。

 

冷蔵室の3・4段目が『低温冷蔵スペース』になっていて、通常の冷蔵室よりも温度が低い約2℃に設定することができます。また、専用のセンサーにより、右棚部分は温度により自動で風量を調整する『オート急冷却スペース』に。カレーやシチューなど温かいままの鍋を入れても、まわりの食品への影響を最小限にしてくれるので、冷めるまで待たなくていいのが便利です。製氷皿が取り外して洗える仕様で、清潔性が維持しやすいのもポイントですね」(戸井田さん)

↑「スポット冷蔵」を採用し、冷蔵庫の3、4段目は「冷却モード」ボタンで、通常より低い温度に設定できます(画像出典:日立公式サイト)

【日立のオススメその3 スリムモデル】

幅620mmとスリムなのに容量500L台でたっぷり収納!

Sシリーズ

R-S5000H

実売価格15万910円

幅620mm、片開き5ドアのスリムモデル。真空環境によって酸化と乾燥を防ぐ「真空チルド」を搭載するほか、野菜の呼吸活動を抑えて長持ちさせる「新鮮スリープ野菜室」は下段のみに搭載。冷凍技術は「デリシャス冷凍」は非搭載ながら、「急冷凍」モードが用意され、急冷凍スペースで食材を一気に冷やし、中心まで素早く凍らせます。幅620mmと標準的な冷蔵庫よりも一回り小さいものの、容積は501Lと500L台を達成し、見た目よりもたっぷりと入ります。

↑「真空チルド」はしっかり搭載(画像出典:日立公式サイト)

 

Sシリーズ 戸井田さんのレコメンド

人気の機能を維持して価格を抑えるなら、このグレードまでが狙い目

「片開き・ガラスドアのスリムシリーズ。日立の人気機能は搭載しつつ、少しずつ性能を絞り込んだスタンダードモデルです。チルドルームには『新鮮スリープ保存』がなくなりますが、人気の『真空チルド』は搭載。真空チルドルームを『チルド』と『氷温』に切り替えられる機能もあり、チルド機能は十分です。『新鮮スリープ野菜室』は下段のみ。長く保存したい野菜は下段へ、すぐに消費するなら上段へと収納場所を工夫するのがオススメです。

 

冷凍室は3段ケースで、大容量なのは健在。『デリシャス冷凍』はないものの、『急冷凍』はあるので、ホームフリージングの際は上手に活用を。ちなみに、このグレード以下はぐっと機能が落ちるので、価格を抑えつつ機能性も維持したいなら、このグレードが狙い目です」(戸井田さん)

 

<総括>

底値に近い2017年モデルでは、XGシリーズが特にオススメ

「HWシリーズは、上から2つめのグレードにあたるモデルです。同社で初めて『幅685mm・602L』『幅650mm・520L』を達成しました。このモデルのみ『冷蔵室独立冷却システム』搭載の新仕様で、チルド保存したい食品が多いご家庭にオススメですね。ちなみに最上位のWXシリーズは、引き出し部分が電動になっているのも違いのひとつです。色は3色展開。インテリアに合わせて選びやすいですが、容量が2種類なのでより大きな容量が欲しい場合は上位のWXシリーズを選択して下さい。

 

XGシリーズは上から3つめのグレードになりますが、実質はセカンドグレードとも言えるポジション。容量別に6タイプが用意され、もっとも売れ筋のシリーズとなっています。色も3色展開で、各家庭に適したタイプが選択可能。幅の寸法は400L後半からは685mmとなり、設置スペースに余裕がある住まいに向いています。なお、475L~555Lは幅寸法が同一ですが、奥行きが違うので設置スペースにはご注意を。2018年9月には後継機種が発売されるので、2017年モデルのこのXGシリーズは今が底値に近い価格でお買い得と言えますね。

 

Sシリーズは、『真空チルド』搭載のスタンダードグレード。『幅620mm・501L』『幅600mm・401L』の2展開。スリムかつガラスドアでカラーも2色展開です。すっきりシンプルな冷蔵庫が欲しい人にオススメです。また、設置スペースがあまりないけれど『真空チルド』機能か欲しい人にもぴったり。XGシリーズ同様、2018年9月に後継機種が発売予定なので、今が底値に近い価格です。しかし、現在はXGシリーズとの価格差があまりないので、設置スペースが許すなら、上のグレードのXGシリーズがオススメです」(戸井田さん)

【2018年版】三菱電機の冷蔵庫、価格が違うと何が違う? 価格帯別3モデル、家電のプロが徹底比較!

まだまだ残暑が続く2018年。省エネ性能の高い冷蔵庫に買い替えたいところですが、高い買い物だけに、選択の失敗は許されません。そこで今回は、業界のトレンドリーダーとして知られる三菱電機の「置けるスマート大容量」から、4~5人の家庭で一般的な450~500Lクラスをピックアップ。家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、3つの価格帯別でオススメ3モデルを選んでもらいました。紹介する3モデルは電気代から機能の有無まで、表組みでわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【三菱の冷蔵庫の特徴とは?】

「切れちゃう冷凍」など多くの独自技術を生み出し、「コンパクトで大容量」を定着させた

「三菱電機は、機能・ハード面ともに数々のトレンドを生み出してきた冷蔵庫のトレンドリーダー的存在です。三菱の冷蔵庫は、『切れちゃう冷凍』や光合成で鮮度を維持する野菜室、部屋別に冷却をコントロールする省エネ設計など、他社にない独自性のある技術が特徴。ミネラルウォーターを使える『自動製氷』を初めて展開したのも同社です。

 

ハード面でも『コンパクト大容量』にいち早く着手し、685mmで600L台を達成し、高い支持を得ました。以後、他メーカーもこれに続き、『685mm・600L』『650mm・500L』は、現在のスタンダードになりつつあります」(戸井田さん)

 

【三菱電機のオススメその1 ハイエンドモデル】

野菜室が真ん中で出し入れしやすい新シリーズ

MXシリーズ

MR-MX50D

実売価格28万1650円

野菜室を中段に配置することで、腰をかがめずに野菜を出し入れできる2018年発売の新モデル。約-7℃で凍らせる「瞬冷凍室」と製氷室も腰の高さに配置されているため、調理の際に便利です。独自のウレタン発泡技術と薄型断熱構造「SMART CUBE」採用により、野菜室が中段でも高い省エネ性と大容量を実現しました。カラバリは新色のグラデーションブラウンと清潔感のあるクリスタルホワイトの2色でインテリアに調和します。

※()内は「瞬冷凍室」を冷凍庫としてカウントした場合(以下同) 1年間の電気代目安は1kWhとして計算

 

↑野菜室を真ん中に配置したのがMXシリーズの特徴

 

MXシリーズ 戸井田さんのレコメンド

多彩な温度帯があり、食品を計画的に管理したい人最適

「三菱はいままで冷凍室が真ん中にあるタイプのみでしたが、2018年3月に野菜室が真ん中の『MXシリーズ』が追加されました。選択肢が増えたのは消費者にとっては朗報です。

 

野菜室のなかにLEDを設置した『クリーン朝どれ野菜室』は、1日の太陽のサイクルを再現し、成長を促すことで鮮度を維持する独自機能。切り花もつぼみの状態で花瓶に入れて光を当てれば、花を咲かせるのと同じ原理です。葉野菜を多く使う人には最適ですね。野菜室の底には、ハイブリッドナノコーティングをしたトレイがあり、野菜クズや土などの汚れがくっつきにくく、お手入れがしやすいのも◎。

 

また、凍らせずに生のまま鮮度を維持する『氷点下ストッカーD』、過冷却の原理を利用して食材を瞬間的に凍らせる『切れちゃう瞬冷凍』が可能な『瞬冷凍室』など、保存の温度帯がいろいろ選べるのも特徴です。保存期間に合わせて、すぐに使う食材は冷蔵、1週間以内なら氷点下ストッカー、2~3週間なら瞬冷凍、4週間以上なら冷凍室……と食品を計画的に管理したい人にはうれしいですね。『切れちゃう瞬冷凍』は半凍結で、肉や魚が包丁でそのまま切れたり、作り置きの食材やスープなどがスプーンですくえるので、お弁当に少量使いたいときなどに便利。解凍する時間がいらず、料理の時短にもなります。

↑「切れちゃう瞬冷凍」のイメージ。サクッと切れて、そのまますぐに使えるのが便利です(画像出典:三菱電機公式サイト)

 

扉は高級感のあるガラスドア。触れると光って操作アイコンが浮かび上がるパネル『タッチdeアシスト』仕様なので、操作ボタンが扉デザインの邪魔にならずキレイ。製氷皿から給水経路まで、全て洗える仕様や静音設計で静かなのも好評です」(戸井田さん)

【三菱電機のオススメその2 中位モデル】

517Lの大容量でしっかり入り、機能も充実!

JXシリーズ

MR-JX52C

実売価格19万1430円

幅650mmとスリムながら517Lの大容量を実現したミドルクラスモデル。「クリーン朝どれ野菜室」「切れちゃう瞬冷凍」「氷点下ストッカーD」などの目玉機能は、ハイエンドモデルのMXシリーズと同等です。MXシリーズと違い、冷凍室が中段に配置されているので冷凍食品を多く使う家庭向き。ドア素材は鋼板になっています。庫内を部屋別に最適な状態で運転する「部屋別おまかせエコ」もハイエンドモデルと同じく搭載され、省エネ性も高くなっています。

 

↑「氷点下ストッカーD」のイメージ。低温の約-3℃~0℃で保存し、肉は約7日、魚は約5日間鮮度をキープ(画像出典:三菱電機公式サイト)

 

JXシリーズ 戸井田さんのレコメンド

便利な「動くん棚」や鋼板のドア扉が特徴

「最上位のWX・MXシリーズと基本性能は一緒です。『タッチdeアシスト』も搭載されていて操作性も良好。他シリーズとの違いは、指1本で棚が上下できる『動くん棚』が搭載されている点です。手前にあるつまみを左右にスライドさせるだけで、食品をのせたまま棚が上下に動かせます。こちらは長いこと人気のあった機能ですが、現在『動くん棚』を搭載しているのはこのモデルのみ。ケーキの箱やスイカ、大きい鍋などをそのまま入れる機会が多い家庭にオススメです。

↑つまみを左右にスライドさせると棚が上下する「動くん棚」(画像出典:三菱電機公式サイト)

 

なお、上位機種はガラス扉が主流になっていますが、本機は扉に鋼板を採用しているため、マグネットが使用可能。ゴミの日カレンダーなどを冷蔵庫に貼っておきたい人には便利ですね。価格面で手ごろになっているのも魅力のひとつです」(戸井田さん)

【三菱電機のオススメその3 コンパクトモデル】

600mmのスリム幅でコンパクトなキッチンに最適!

Bシリーズ

MR-B46C

実売価格14万5800円

「置けるスマート大容量」シリーズの幅600mmのスリムモデル。冷蔵室が観音開き(フレンチドア)ではなく、片開きになっている5ドアタイプです。455Lと他のモデルと比べて容量はやや減りますが、「クリーン朝どれ野菜室」「切れちゃう瞬冷凍」「氷点下ストッカーD」など基本性能は上位モデルと同等。スリムモデルながらドアにはガラス素材を採用し、インテリア性の面でも見劣りはしません。

 

Bシリーズ 戸井田さんのレコメンド

ほどよいサイズ感でリビングダイニングにもなじむ

「幅600mmと狭いスペースに置けて、しかも400L後半の容量なのがウリ。スペースの都合で設置寸法に制約があるけど、フルスペックのモデルが欲しいという人にピッタリです。また、高級感があるガラスドアに静音設計となっていて、キッチンがオープンでリビングダイニングに冷蔵庫を置くような間取りでも、生活感が出ずインテリアの一部として馴染みやすくなっています。

 

こちらも『氷点下ストッカーD』など、基本性能は最上位と一緒。『タッチdeアシスト』も搭載されていて、操作性も良好です。ただし、片開きタイプなので、冷蔵室の扉が半開きの時に自動で閉まる『オートクローザー』機能はありません」(戸井田さん)

↑アイコンにタッチして操作するタッチdeアシストを採用(画像出典:三菱電機公式サイト)

 

<総括>

機能はほぼ同等なので、サイズ、野菜室の位置、ドア素材で検討を!

「MXシリーズは、『置けるスマート大容量』シリーズの最上位モデル。冷凍室真ん中のWXシリーズとグレードは同等で、2018年3月発売で半年が経ち価格面では安定してきています。10年ほど前は“野菜室真ん中”が主流でしたので、買い替えても同じレイアウトが良いという人にオススメ。本シリーズは、今のところ容量展開が572Lと503Lの2展開のみですが、幅685mmと650mmの最も使いやすいサイズが用意され、一般家庭のニーズはほぼカバーできそう。もし、600L~700Lなど、より大きい容量が必要ならWXシリーズ内での選択となります。カラーはクリスタルホワイトとグラデーションブラウンの2種類。

 

JXシリーズは、グレードではセカンドラインになりますが、基本機能は上位のWX・MXシリーズと同等。違いは扉が鋼板タイプになることと、WX・MXと比べ手ごろやや年間消費電力量が多くなる点のみ。三菱ならではの性能をもれなく手に入れつつ、本体価格を下げたい人にオススメです。冷蔵庫が見えにくい位置にあり、オシャレなガラス扉にこだわる必要がないという場合にも向いています。容量は売れ筋の『幅685mm・600L』と『650mm・517L』の2展開。カラーはローズゴールドとロイヤルウッドの2色展開で、ホワイトはありません。

 

Bシリーズは、幅600mmで455Lと、スリムながら大容量を実現。搬入経路が狭く大きな冷蔵庫が入れにくい状況でも、置ける可能性があります。色はクリスタルピュアホワイトとクリスタルフローラルの2色展開。狭い空間に向くタイプなので、主張しない薄めの色味が合っています。これより下のグレードになると『クリーン朝どれ野菜室』がなくなり、また容量300L台に入るとぐっと機能が落ちるので、価格が許すならこのグレード以上を検討して下さい!」(戸井田さん)

なぜ? 「AI冷蔵庫」が「調理家電」とつながると、食材のムダが減るふしぎ

シャープといえば、モバイル型ロボット電話「ロボホン」をはじめとするAIoT(※)クラウドサービスに力を注ぎ、家電による近未来的な生活を提案し続けているメーカーです。例えば、ウォーターオーブン「ヘルシオ」では、ユーザーが選んだレシピを学習して食の嗜好を分析し、ユーザーに最適なレシピを提案する機能を搭載。高額なモデルではありますが、日々のメニュー決めに悩んでいたユーザーに支持され、人気機種に。

※AIoT……シャープの造語。IoT(モノがインターネットに接続して、相互に情報をやりとりすること)とAI(人工知能)を組み合わせたもの

 

同社の調理家電と連携する新製品GXシリーズの説明会へ!

一方、冷蔵庫も2年前から同様の機能を搭載しており、このほど、ウォーターオーブン「ヘルシオ」と電気無水鍋「ヘルシオ ホットクック(以下ホットクック)」との連携ができるプラズマクラスター冷蔵庫「GXシリーズ」を発表しました。冷蔵庫と調理家電が連携すると、どんな良いことが起こるのか? 説明会で探ってきた結果を、以下でレポート致します!

↑中央2台が「GXシリーズ」。両脇2台は「どっちもドア」タイプの「WXシリーズ」で、こちらはAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に非対応

 

提案メニュー数が1500増加し合計2000種類に

シャープは、2014年から試験的に冷蔵庫でスマートフォン連携や音声発話などIoT対応モデルを発売。2016年モデルからは音声で献立相談ができたり、選んだ献立に必要な食材を買い物メモとしてスマートホンに記録できたりと、業界に先駆けてAIoTの本格導入を始めました。ただし、献立相談が音声のみだったため、ユーザーからは「聞き取りにくい」「聞き逃した」という不満が出ることも。そこで、2017年モデルでは扉にスマホ大の液晶画面を搭載し、音声だけでなくタッチ操作で献立相談と献立の確認ができるようなりました。

 

そして、今回の2018年モデルでは、新たにヘルシオおよびホットクックとの連携が加わったことで、提案メニュー数が大幅にアップしたのが大きな特徴。2017年モデルでは約500種類の鍋/フライパンメニューを提案していましたが、2018年新モデルではヘルシオとホットクック用メニュー約1500種類が加わり、合計約2000種類のメニューから提案できるようになりました。

↑ヘルシオ、ホットクックとの連携により提案メニューが2000種類と大幅に増えました。日々の献立に悩む主婦にとってはうれしいことです

 

ヘルシオ/ホットクック調理を選ぶと、レシピを自動でダウンロード

具体的な使い方は次の通り。新製品のGXシリーズ(電動フレンチドアタイプ)は、無線LANによりAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に接続した状態で、液晶画面で「献立ナビ」を選択すると、旬の食材を使ったメニューなどおすすめが3つ表示されます。1つのレシピには鍋/フライパンで作る場合と、ヘルシオ/ホットクックで作る場合の2通りの作り方が出てくるものもあるので、手間や調理時間を見て好きな方が選べます。

 

ヘルシオ/ホットクック調理を選んだ場合、同時にレシピがヘルシオ/ホットクックの本体にダウンロードされるので、あとは食材を下ごしらえしてヘルシオ/ホットクックのスタートボタンを押すだけで調理ができるのです。

↑冷蔵庫とヘルシオ/ホットクック連携の流れ。表示された3つのレコメンドから選択します

 

↑ホットクックの場合。冷蔵庫の「献立ナビ」液晶画面で「ホットクックで調理」を選ぶと(上写真)、ホットクックのダウンロードメニューに冷蔵庫で選んだレシピが表示されます(下写真)

 

食材の使用頻度に応じて冷蔵庫の中身を予測し、メニューを提案

でも、これだけでは冷蔵庫にAIoT機能は必要なく、AIoT対応のヘルシオまたはホットクックを購入すればよいことになります。「COCORO KITCHEN」の面白いところは、AIoTの名前の通り、冷蔵庫を使えば使うほどユーザーの好みや行動を学習し、ユーザーに合ったレシピを提案するところ。

 

どういうことかというと、献立ナビで提案されたメニューを選び続けることで、冷蔵庫の中にはその食材がストックされているということを「COCORO KITCHEN」が判断します。例えば、鶏肉料理を多く選ぶ家庭の場合、冷蔵庫には常に鶏肉がストックされており、料理に使った調味料や野菜も同時に購入しているだろうと予測。それらを使った別メニューを提案する、というものです。

 

メニューを数多く選ぶほどに情報が蓄積され、冷蔵庫の中身も含めた予測精度が上がり、好きなメニュー、嫌いなメニュー、最近提案していないメニューなど、提案されるメニューがユーザーの嗜好にマッチしたものになっていきます。

↑「COCORO KITCHEN」で選んだ調理メニューはスマートフォンに転送され、蓄積されていきます。メニューごとに使う食材・調味料の情報も蓄積され、それをもとにAIが冷蔵庫の中身を推測して、ストックしてある食材に応じて最適なメニューを提案します

 

献立ナビのメニューを選んだ場合、必要な食材は買い物メモとしてスマートフォンに送ることが可能。その購入履歴から、消費サイクルを学習して食材の買い忘れがないよう告知する「買わなきゃナビ」が便利なほか、買ったはいいが、うっかり使い忘れる食材や調味料を知らせたり、その食材を有効活用できるメニューを提案する「食材すっきりナビ」も搭載しています。

 

パッケージの都合で食材をレシピより多めに買ってしまい、その残りをすっかり忘れ、消費期限切れで泣く泣く捨てるご家庭も多いはず。その点、「COCORO KITCHEN」があれば、廃棄食材が減って、家計にも地球にもエコな生活ができそうです。

 

なお、今回の新製品からAlexaおよびGoogle アシスタント搭載のスマートスピーカーに対応したので、音声による献立相談も可能になりました。

 

家庭の生活リズムを把握し、最適なタイミングで役立つ情報を表示

新機能ではありませんが、「Good Timing Message(グッドタイミングメッセージ)」という、ちょっと面白い機能も搭載しています。曜日・時刻と冷蔵庫の扉の開閉頻度を学習し、その家庭の生活リズムを把握。最適なタイミングで買い忘れそうな食材から天気予報まで、生活に役立つ情報を表示します。

 

なかでも便利なのが、冷蔵庫の賢い使い方を伝授してくれること。夜などキッチンが落ち着いた時間を見計らって、季節ごとの庫内温度設定から食材の効率的な保管配置、食材ごとの正しい保存方法まで、冷蔵庫の使い方にまつわるさまざまなヒントを教えてくれるのです。省エネにもなりますし、食材をダメにしてしまうことも減るとあって、これまたエコですね。

↑「保存・解凍ナビ」と「冷蔵庫クイズ」で賢く便利でエコな冷蔵庫の使い方を伝授します

 

スマホで送ったメッセージを冷蔵庫に表示できる

ちょっと便利な伝言機能も新たに搭載しました。外出先からスマホで冷蔵庫にメッセージを送れるもので、メッセージがある場合はランプで知らせ、気づいてメッセージを読めば、送信者のスマホに開封通知が送られます。メッセージがあることに気づかない場合でも、冷蔵庫の扉を開けた瞬間に音声でメッセージ内容が読み上げられます。

 

例えば、夫婦共働きで子どもが一人で帰宅した時に、「冷蔵庫におやつがあるよ」「宿題やってから遊びなさいね」といったメッセージを送ったり、帰宅の遅いお父さんあてに、「冷蔵庫のおかずをレンジでチンして食べてね」とメッセージを送ったりすることができます。わが家の場合、「プリンは私のだから食べちゃダメ」という娘からのメッセージが頻繁に再生されそうです。

↑子どもがドキっとするこんなメッセージも。家庭の中心にあり、1日1回は必ず開ける冷蔵庫なので、メッセージが確実に読まれる安心感があります

 

「電動アシストドア」「対震ロック」など好評の機能は引き続き搭載

このほか、前モデルでも好評だった、両手がふさがっているときに便利な「電動アシストドア」、地震のときに扉をロックして食材の飛び出しを防ぐ「対震ロック」、鮮度が長持ちする「プラズマクラスターうるおいチルド」「雪下シャキット野菜室」などは継続して搭載されています。

↑対震ロックの仕組み。揺れを感知して自動的にレバーが降りて扉をロックし、揺れが収まるとレバーが上がってロック解除

 

↑赤丸の部分が対震ロックレバー

 

【電動アシストドア動画】

電動アシストドアは、ちょっとタッチしただけで扉が開きます。両手がふさがっているときに肘で開けることも可能。

GXシリーズの実売予想価格は、SJ-GX55E(551L)が35万円前後(税別、以下同)、SJ-GX50E(502L)が33万円前後。それぞれ、グラデーションレッドとエレガントシルバーの2色展開。いずれも8月23日の発売です。

 

AIに対応し、自動調理機器と連携することにより、食材をムダなく手間なく活用できるのが今回の製品の大きな特徴。献立に悩むことなく、調理の手間もかからないということで、共働き家庭には、極めて有用な機能といえるのではないでしょうか。AIと聞くと、何やら難しいことのように見えてしまいますが、食材の管理や献立の選択など、われわれの面倒事を代行し、新たな時間を生み出してくれるとしたら便利なのは間違いありません。このまま進化を続けていけば、生活に不可欠な存在になりそうです。

猛暑の個室でも、キンキンに冷えてやがる! 家電のプロおすすめ「ミニ冷蔵庫&ワインクーラー」5選

これだけの猛暑、もっともうれしいのはキンキンに冷えた飲み物ですよね。すぐに冷えた飲み物を楽しむには、個室に置ける省スペースな冷蔵庫&ワインクーラーが便利です。そこで今回は、家電のプロ・戸井田園子さんがオススメするコンパクトなアイテム5選をご紹介。便利に活用して、猛暑を快適に過ごしてみてはいかがでしょう。

 

その1 ワインクーラー

場所をとらずに、ワインと食材を同時に冷やす!

エスキュービズム

冷蔵庫一体型ワインクーラー SCW-208S

実売価格2万6800円

コンパクトな家電を得意とする「エスキュービズム」の冷蔵庫一体型ワインクーラー。ワインクーラー部分は1℃単位で8~18℃に温度設定ができ、4本×2段の計8本のワインを適温に冷やせます。冷却方式は静音性に優れたペルチェ式で、運転音は35~40dBとささやき声並みの静かさ。LED庫内灯付きで手元やワインボトルラベルが見やすいのも特徴です。冷蔵庫部分の容量は45Lで、見た目以上にたっぷり収納できます。

SPEC●サイズ/質量:W450×H730×D525mm/約18kg●消費電力:130W●年間消費電力量:547.5kWh/年●ドア開閉:右開き●定格内容積:68L(ワインクーラー:23L/冷蔵庫:45L)●収納本数:8本●冷却方式:ペルチェ式、ファン式併用

 

【戸井田さんのレコメンド】

セカンド用や一人暮らし向けにオススメ!

「冷蔵庫一体型のワインクーラーで、食材とワインを一緒に保存できるユニークなタイプです。ワインクーラーの冷却はペルチェ式で振動も少なく、振動に弱いワインの保存に最適。冷蔵庫は6~12℃の7段階で切り替えでき、2Lのペットボトルも収納可能です。年間消費電力量が500kWh超えとやや電気代はかかりますが(1年で約1万4782円)、ワインと一緒におつまみやソフトドリンクなどを冷やしておけるのは便利。デザインもすっきりスタイリッシュです。書斎や趣味の部屋などに置くセカンド冷蔵庫として、また、あまり料理をしないという一人暮らしの人にオススメ」(戸井田さん)

↑上部には8本のワインを収納でき、下部はおつまみなどを収納できる45Lの冷蔵庫となっています(画像出典:エスキュービズム公式サイト)

 

その2 ワインセラー

家庭でワインを美味しく保存するならコレ!

シロカ

12本収納ワインセラー SW-P121(左) 6本収納ワインセラーSW-P111(右)

実売価格3万2220円(SW-P121)、2万180円(SW-P111)

全自動コーヒーメーカーやノンフライオーブンなどで知られる家電メーカー・シロカのワインセラー。冷却方式はフロンガスを使わないペルチェ式。6本タイプは8~18℃、12本タイプは10~18℃までの温度設定ができ、ワインを冷やしすぎず適温で保存・管理できます。ワイン棚はボトルが取り出しやすい引き出し式。前面のガラスはUVカット仕様で、紫外線からワインを守ります。

SPEC●サイズ/質量:W340×H475×D500mm/約12kg(SW-P121)、W265×H405×D500mm/約8.8kg(SW-P111)●内容量:35L(SW-P121)、16L(SW-P111)●収納本数:12本(SW-P121)、6本(SW-P111)●消費電力:90W●冷却方式:ペルチェ式

 

【戸井田さんのレコメンド】

高級感があり、初めてのワインセラーに最適!

「コスパが良いワインセラーとして、長く人気を集めている製品です。冷却方式は、振動が少ないペルチェ式でワインに最適。コルクを乾燥から守るための加湿トレーも付いています。ただ水を張るだけのトレーではありますが、湿度の多い季節は結露受けにもなります。内部が見えるUVカットガラスのドアや凹凸のないフラットなタッチパネルなど、価格の割に高級感アリ。初めてのワインセラーにオススメですね」(戸井田さん)

↑ワインとコルクを乾燥から守る加湿トレーつき(画像出典:シロカ公式サイト)

 

その3 保冷庫

2つの電源が選べるキュートな保冷庫

ドメティック

ミニフリッジ F16

実売価格8130円

20世紀初頭から冷却キャビネットを手がけ、ミニバーでも定評があるスウェーデンのドメティック社の保冷庫。丸みを帯びたフォルムとビビッドなカラーが目を引きます。コンパクトながら容量は15Lあり、ペットボトルや缶ビールもしっかり収納できます。2つの電源が選べるのが特徴で、通常のAC電源のほか、シガーソケットを使って車内での使用も可能。約5kgと比較的軽く、別の部屋に移動させるのもカンタンです。

SPEC●サイズ/質量:W270×H510×D265mm/約5.0kg●消費電力:37W●内容量:15L●冷却方式:ペルチェ式

 

【戸井田さんのレコメンド】

ドライブやキャンプのお供にも!

「本格的な冷蔵庫ではなく、あくまで保冷庫ですが、コンパクトさとその可愛らしいデザインが人気です。容量は15Lで、庫内の仕切り棚を外せば、1.5Lのペットボトルも4本収納可能に。電源はAC100Vの通常のコンセントのほか、クルマのシガーソケットに繋げるDC12Vの電源コード付きなので、ドライブやキャンプのお供に使えるのも魅力的。また、洗面所に置いて化粧品の保存などにも使えます。色はポップな4色展開なので、インテリアのアクセントとしてもいいですね」(戸井田さん)

 

その4 クールキャビネット

冷蔵・チルド・冷凍の“1台3役”のストッカー

AQUA

クールキャビネット AQF-GS13G(左) AQF-GS15G(右)

実売価格5万8710円(AQF-GS13G)、実売価格6万2360円(AQF-GS15G)

白物家電でおなじみの家電メーカー・アクアのファン式冷凍庫(冷蔵庫)。洗練された家具のようなデザインが高級感を醸し出します。庫内を冷凍・チルド・冷蔵の3つの温度帯に切り替え可能。熱伝導のいいアルミのフリージングトレイと冷気によって、通常モードの3倍の速さで食材を冷凍する急速冷凍機能も搭載されています。クリアトレイ&引き出し式バスケットで、食材を整理しやすく、奥のものも取り出しやすい設計になっています。

SPEC(AQF-GS13G)●サイズ/質量:W503×H1185×D598mm/約43kg●年間消費電力量:370kWh/年●全内容積:134L●冷却方式:ファン式

(AQF-GS15G)●サイズ/質量:W503×H1310×D598mm/約46kg●年間消費電力量:440kWh/年●全内容積:153L●冷却方式:ファン式

 

【戸井田さんのレコメンド】

冷蔵庫業界に新風を巻き起こしそう!

「家具のような見た目で、しかも3つの温度帯に変更できるいままでにない冷蔵庫。製品名には、『家具のように使って欲しい』という意味が込められていて、『冷蔵庫はキッチンに置くもの』という既成概念にとらわれず、『必要な場所で使おう』という新提案がなされています。扉を開けるハンドルは設けず、扉上部に手を掛けて開けるフラットデザインも魅力。ドアを閉めたまま操作ができるタッチパネルは天板の小口にすっきり納めてあります。

 

加えて、庫内全体を冷蔵(約3~5℃)・チルド(約0℃)・冷凍(約-18℃)の3つの温度帯に切り替えられるのが、極めて便利! この切り替えは前開きフリーザーとしては業界初です。ダイニングやリビングに置いてセカンド冷蔵庫にしたり、寝室や書斎のパーソナルユースにしたりとさまざまな使い方が可能で、今後の冷蔵庫業界に新しい風を起こしてくれそうなモデルです!」(戸井田さん)

↑冷凍(左)、チルド(中央)、冷蔵(右)と3つの温度帯に切り替えることができます(画像出典:AQUA公式サイト)

 

その5 小型冷蔵庫

ヒートパイプ採用でペルチェ式でもパワフル冷却!

Sun Ruck

冷庫さん SR-4802

実売価格1万4080円~

コスパの高いキッチン家電やインテリアを提供するブランド「サンルック」の小型冷蔵庫。冷却方式に庫内スペースを多くとれるペルチェ式を採用し、さらに放熱部分にヒートパイプを配置することで冷却能力を高めています。用途に合わせて「LO」「MED」「HI」の3段階の温度調節つまみを搭載。小型ながら500mlペットボトルなら庫内に8本、ドアポケットに4本、1.5Lペットボトルなら庫内に6本、ドアポケットに1本の収納力を誇ります。

SPEC●サイズ/質量:W430×H510×D480mm/約12.5kg●定格消費電力:83W●全内容積:48L●冷却方式:ペルチェ式●温度調節範囲:0~3℃(周囲温度28度時)

 

【戸井田さんのレコメンド】

幅広いニーズを満たしてくれるコンパクトサイズ

「楽天レビュー4.0以上と高評価の製品です。ペルチェ式で静音性に優れ、駆動部分が小さいので庫内スペースも広さを確保。個室に置きやすいコンパクトサイズで、寝室や書斎のドリンク専用冷蔵庫のほか、自分の部屋に置きたい実家暮らしの若者、こまめに水分補給が必要な高齢者、自炊をほとんどしない単身者など、幅広いニーズを満たしてくれそう。カラバリはウッド柄2色(ナチュラル・ダークブラウン)・赤・白・黒の5タイプあり、インテリアに合わせて選べるのもうれしいところ」(戸井田さん)

↑コンパクトながら庫内スペースは48Lを確保(画像出典:サンルック公式サイト)

 

500ℓ以上の冷蔵庫はどれが買い? 最新3モデルを家電のプロが4項目で徹底チェック

夫婦共働き世帯など、食材は週末のまとめ買いが多いという場合は500ℓ以上の大容量タイプがオススメ。今回は鮮度維持機能が進化した3モデルをピックアップし、使いやすさを4項目でチェックしました。

 

【チェックした人】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

テレビや雑誌、Webなど幅広い媒体で活躍しています。

 

冷蔵庫のトレンドはチルド機能と野菜室の鮮度維持

近年の冷蔵庫は大容量化が顕著。家電コーディネーターの戸井田園子さんは理由を次のように語ります。

 

「食材をまとめ買いする世帯が増加。さらに、水や無添加食材など冷蔵庫で保存したいものが以前より増え、容量500ℓ以上も当たり前に。また、野菜室の鮮度維持は葉モノが1週間もつのが標準。チルド室の機能向上もトレンドです」

 

今回の3製品はまさにトレンドど真ん中。鮮度維持機能では日立の「うるおい低温冷蔵」が注目です。

 

「この機能は冷蔵室全体を約2℃に保ち、“庫内丸ごとチルド室”を実現しています」(戸井田さん)

 

使い勝手では庫内奥までしっかり引き出せるパナソニックの「ワンダフルオープン」が優秀。独自機能ではシャープのAIoTクラウドを使った献立提案が先進的です。

 

【その1】「うるおい低温冷蔵」機能で乾燥を抑えて鮮度を守る

日立

真空チルド HWシリーズ

R-HW60J

実売価格35万1720

冷蔵室専用冷却器の採用により、冷気で食品の乾燥を抑制。約2℃の「うるおい低温冷蔵」時は、温かい鍋も冷め切る前に入れられます。新開発の断熱材で、幅685㎜で容積602ℓを実現しました。【定格内容積:602ℓ】【冷凍室容量:180ℓ(瞬冷凍室含む)】【年間消費電力量:259kWh/年】【サイズ/質量:W685×H1833×D738mm/113kg】

↑冷蔵室独立冷却による「うるおい低温冷蔵」機能を搭載。同機能選択時は約2℃で保存し、作り置きの鮮度が長持ちします
↑チルド室は約0.8気圧の環境で食材の酸化を抑制。ラップなしでも食材が乾きません

 

【戸井田さんのJUDGE!】

鮮度維持機能:☆×4.5

野菜保存機能:☆×4.5

使い勝手:☆×4.5

独自機能:☆×4.5

冷蔵室も野菜室も独自の維持機能が光る

「冷蔵室全体でチルド室のような鮮度維持を実現したのが斬新。野菜室も湿度維持に加え、プラチナ触媒で炭酸ガス濃度を高めて野菜を冬眠状態にし、鮮度を保ちます」(戸井田)

 

 

【その2】「パーシャル」など独自の機能で食材の鮮度長持ち!

パナソニック

パーシャル搭載冷蔵庫

NR-F554WPX

実売価格39万7440

マットな質感の「フロストガラスドア」を採用。「ナノイーX」を庫内に循環させ、生魚などのニオイを脱臭し、庫内壁面の付着菌も除菌します。パーシャル室は食材を約-3℃で微凍結。【定格内容積:550ℓ】【冷凍室容量:152ℓ(瞬冷凍室・製氷室・新鮮凍結室含む)】【年間消費電力量:274kWh/年】【サイズ/質量:W685×H1828×D699mm/110kg】

↑「パーシャル室」は、約-3℃でチルドより低温。変色しやすいひき肉も、鮮度を1週間保てるためまとめ買いに最適です(左は「微凍結パーシャル」、右は「チルド」)

 

↑野菜室は野菜に最適な湿度を保ちながら保存します。引き出しの手前にはボトルや調味料コーナーもあり、使い勝手がいいです

 

【戸井田さんのJUDGE!】

鮮度維持機能:☆×4.5

野菜保存機能:☆×4

使い勝手:☆×5

独自機能:☆×4.5

微凍結で食材の鮮度を保つ機能が◎

「微凍結により食材の鮮度を1週間維持できるチルド室(パーシャル室)が魅力的です。野菜室と冷凍室の『ワンダフルオープン』も使いやすさ抜群で、大容量を実感」(戸井田)

 

 

【その3】AIが家族の生活を学習し最適な献立提案などを行う

シャープ

プラズマクラスター冷蔵庫

SJ-GX55D

実売価格28万5600

「プラズマクラスターうるおいチルド」「雪下シャキット野菜室」を搭載し、食品の鮮度を長く保ちます。AIoTクラウドと連携して、献立の提案や買い忘れの注意などを音声で教えてくれます。【定格内容積:551ℓ】【冷凍室容量:189ℓ(瞬冷凍室含む)】【年間消費電力量:255kWh/年】【サイズ/質量:W685×H1833×D745mm(※:ハンドル、調節脚部含む)/113kg】

↑冷凍室は計189ℓの大容量。下段冷凍室は3段構造になっているうえに冷凍ケースを自由に仕切れ、効率的に収納できます

 

↑気密性の高いチルド室を採用。プラズマクラスターで内部を除菌し、うるおいも保ちます

 

【戸井田さんのJUDGE!】

鮮度維持機能:☆×4

野菜保存機能:☆×4

使い勝手:☆×4.5

独自機能:☆×5

冷蔵庫のネット接続は国内では先駆的

「AIoTクラウドで様々な提案をしてくれるのが先進的。短時間で冷凍・冷却する『タイマー冷凍』など冷凍機能も魅力的です。冷凍室が大きい『メガフリーザー』も便利」(戸井田)

超オシャレで1台3役! アクアの小型冷凍庫を「家パリピ」が使うべき理由

「寝る前にのどが乾いたけれど冷蔵庫に行くのが面倒」「来客時、サーブしやすいように飲み物を出しっぱなしにしたら、ぬるくなってしまった」「冷凍庫が足りない!」…そんな経験をしたことがありませんか。そんな不満を解消する、ガラス扉のオシャレな冷蔵庫が誕生しました。

↑アクアのCOOL CABINET。左の3台が容量134Lで、右端の1台が容量153L

 

それが、アクアが5月16日に発売した「COOL CABINET(クールキャビネット)」。庫内の温度を冷凍(約-18℃)/チルド(約0℃)/冷蔵(約3から5℃)の3つの温度帯で切り替えられる製品です。定格内容積は134LのAQF-GS13G(実売予想価格6万円前後 ※税抜)と153LのAQF-GS15G(実売予想価格7万円前後 ※税抜)の2モデルがラインアップ。カラーはいずれもクリスタルブラックです。

 

置き場所を選ばない家具のような美しいデザイン

↑一見して冷蔵庫とわからないデザインが魅力

 

「『冷蔵庫の置き場所はキッチン』というイメージを変えたい」という思いから、フラットでスクエアな形を採用。扉にガラス材質を採用するほか、天面にもガラス素材を採用しました。ツヤ感のある黒は、高級感があります。

 

本機のドアはたった1枚。一般的な冷蔵庫のように複数の部屋に分かれておらず、庫内はクリアな引き出し式のケースで分かれています。

↑天面には耐熱100℃のガラステーブルを採用しています。オーブンレンジを置くことも可能

 

3時間前後でモードの切り替えが完了

↑LEDが光るのでモードの切り替えが分かりやすいです

 

モードや温度の切り替えは本体上部のタッチパネルで操作。青いLEDで表示してくれるので、わかりやすいです。モードの切り替えに要する時間の目安は「室温などによりますが、3時間前後」(アクア担当者)とのこと。このほか、「急速冷凍」機能を使うと、肉や魚を一気に冷凍し、解凍時のドリップの流出を抑えます。また、熱伝導率がよいアルミトレイを使えば、冷凍のスピードがアップするので、組み合わせて使うといいですね。

↑厚みのある付属のアルミフリージングトレイ

 

↑上段にドアポケットもあるので小物も整理できます

 

↑ワインなどのビン類は横に寝かせて収納することが可能

 

キッチンでは冷凍、リビングではチルドや冷蔵で

説明会では、冷凍/チルド/冷蔵のそれぞれの温度帯で、以下のような使い方が提案されました。キッチンに置く場合は、冷凍モードで。内部にはクリアな引き出しがついており、食材が整理しやすいのがうれしい点。冷凍モードは、共働きで忙しく、冷凍食品を多用する家庭には重宝しそうです。大容量の冷凍食品が多いコストコのユーザーにも便利ですね。チルドモードは、刺し身や肉、チーズなどの生鮮食品の保存に利用。ホームパーティなど、たくさん食材を使うときにリビングに置いておけば、キッチンに何度も出入りしなくて済みそうです。

↑大きな冷凍食品も整理して入れられます

 

↑肉や魚の生鮮食品はチルドでの保存

 

寝室やリビングに置くのにオススメなのが冷蔵モード。飲み物などをいれておけば、寝室で寝る前にのどが乾いたときや薬を飲むとき、リビングで来客があったときなどでスムーズに取り出せますね。

↑最下段には500mlのペットボトルを立てて収納できます

 

ライザップの料理教室とキャンペーンを実施

新製品の発売に際し、アクアではマンツーマン指導の料理教室「RIZAP COOK」とのコラボキャンペーンを行います。「RIZAP COOK」の銀座店では、クールキャビネットが導入されるほか、キャンペーン期間中に本機を購入すると、オリジナルの「おもてなしレシピブック」、「低糖質おもてなしスイーツセット」がプレゼントされます。

↑説明会では、クールキャビネットを使ったおもてなし料理を紹介されました

 

消費電力量はやや高いが、買い増し用に便利な1台

佇まいが美しいクールキャビネットですが、1つだけ注意があります。それは、最新の省エネ技術を採用している大型冷蔵庫と比べると省エネ性能は低くなること。そのため消費電力量は定格内容積153LのAQF-GS15Gで440kWh/年(電気代目安は1万1880円※)、134LのAQF-GS130Gで370kWh/年(電気代目安は9990円※)となっています。例えば、同社の449Lの冷蔵庫AQR-SBS45Fでも年間消費電力量は400kWh/年と、ほぼ同等の電力を消費することになりますね。

※1kWh=27円で計算した場合

 

大きさとしては100L台の一人暮らしのサイズですが、一人暮らし用というよりは、温度帯が切り替えられ、置き場所を選ばないデザインから、2台目以降の買い増し用として使いたい1台です。アクアによれば、ホームパーティをする人は年々増えているそう。確かにホームパーティをする際、リビングに置いてお刺身やオードブル、焼肉用の肉などを入れておければ便利ですね。普段はキッチンのフリーザーとして使い、臨時にチルドや冷蔵庫として使えるのもうれしい点。自宅に友人を招くことが多い方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

↑日本ホームパーティ協会の調査によると、2015年ごろからホームパーティ市場は活性化。半年に1回以上ホームパーティを実施している人は全体の63%だそうです(n=650、2018年5月7日「ホームパーティーに関する実態調査」)

 

アクア

COOL CABINET  AQF-GS15G

●発売:5月16日●価格:7万円前後(税抜)●サイズ/質量:W503×H1310×D598㎜/46kg●定格内容積153L(食品収納スペース101L>●冷却方式:ファン式●年間消費電力量:冷凍使用時440kWh/年(2021年省エネ基準達成率112%)

 

アクア

COOL CABINET  AQF-GS13G

●発売:5月16日●6万円前後(税抜)●サイズ/質量:W503×H1185×D598㎜/43kg●定格内容積134L(食品収納スペース88L>●冷却方式:ファン式●年間消費電力量:冷凍使用時370kWh/年(2021年省エネ基準達成率120%)

冷凍庫なのに、冷蔵庫にもチルドにもなる!? 「2台目」に最適なガラストップ採用の1ドアフリーザー

アクアは、冷凍・チルド・冷蔵の温度帯モードの切り替えができる、ファン式冷凍庫「COOL CABINET(クール キャビネット)」を5月16日に発売します。定格内容積153LのAQF-GS15G(実売予想価格7万円前後 ※税別)と134LのAQF-GS13G(実売予想価格6万円前後 ※税別)の2モデルを展開。カラーはいずれもクリスタルブラックです。

↑134LのAQF-GS13G(左)と153LのAQF-GS15G(右)

 

冷凍/チルド/冷蔵の3モードをセレクトできるフリーザー

COOL CABINETは前開きフリーザーとしては業界初となる、冷凍(約-18℃)・チルド(約-1℃)・冷蔵(約3℃)の3モードセレクト機能を搭載。冷凍庫・冷蔵庫という枠組みにとらわれることなく、用途や季節、ライフスタライルの変化にあわせ、その時々で温度を切り替えることで、フリーザーとしてだけではなく、冷蔵庫やチルド室としても使用できます。

※温度切替は庫内全体での切り替えで、バスケットごとに設定はできません

 

また、約-18℃の冷気で食材を一気に冷凍する急速冷凍機能を搭載しており、肉や魚を一気に冷凍することができ、解凍時のドリップの流出を抑えます。厚めのアルミフリージングトレイを使えば熱伝導も良く、さらにスピードアップがはかれます。

 

デザインは、リビングや寝室、オフィスや店舗フロアなど、キッチン以外の場所に置いても空間の雰囲気を損ねないフラットフェイス。扉と天面にはアップライトフリーザーとしては業界初となる、ガラストップを採用。ガラストップは汚れが付きにくく、手入れも簡単です。また、庫内には、食材の整理がしやすく取り出しやすいクリアトレイ&引き出し式バスケットのほか、収納に便利な扉ポケットも装備しています。

 

正面部分には運転状況がわかるLED搭載タッチパネルを採用。ドアを閉じたまま操作でき、フラットで手入れもしやすいです。また、ドアの閉め忘れを知らせる「ドアアラーム」も搭載。

 

本機は冷凍室の容量不足を解消する追加の冷凍庫として、人が集うホームパーティーなどの食事会では、新鮮な食材や料理を保存する大容量のチルドルームとして、あるいは寝室やオフィスに置くドリンク用の冷蔵庫として、ニーズに応じて使い分けられるのが便利です。容量・価格とも手ごろなので、2台目のモデルとしても最適。冷蔵庫・冷凍庫らしからぬスタイリッシュなデザインも相まって、新スタイルの家電として注目されそうですね。

 

アクア

COOL CABINET  AQF-GS15G

●発売:5月16日●価格:7万円前後(税抜)●サイズ/質量:W503×H1310×D598㎜/46kg●定格内容積153L(食品収納スペース101L>●冷却方式:ファン式●年間消費電力量:冷凍使用時440kWh/年(2021年省エネ基準達成率112%)

 

アクア

COOL CABINET  AQF-GS13G

●発売:5月16日●6万円前後(税抜)●サイズ/質量:W503×H1185×D598㎜/43kg●定格内容積134L(食品収納スペース88L>●冷却方式:ファン式●年間消費電力量:冷凍使用時370kWh/年(2021年省エネ基準達成率120%)

 

【2018年 冷蔵庫ガイドまとめ】家電のプロが本気ですすめる13モデル、世帯別に教えます!

だんだんと暑くなってきて、冷蔵庫に負担がかかる季節になってきました。効率の悪い古いモデルを使っていると、電気代がかさむおそれも……ということで、そろそろ買い替えを考えてはいかがでしょうか? GetNavi webでは、家電のプロ・戸井田園子さんをガイドに招き、「性能重視モデル」「コスパ重視モデル」「デザイン重視モデル」というテーマで、それぞれの選び方とオススメモデルを3回にわたって紹介。今回は、その総集編をお届けします。一気にチェックして、ご自身のくらしに合った最高の一台を見つけてみては? なお、オススメモデルは、容量別で「一人暮らしにオススメ」「夫婦世帯にオススメ」「ファミリーにオススメ」と示していますので、ぜひご参考に!

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

その1「性能重視モデル」の選び方&オススメモデル5選

●「性能重視モデル」の選び方

周囲のインテリアとの相性を考えましょう!

「このカテゴリでは、機能だけでなく、扉表面の仕様も含めて全体的にグレードが高いです。ですから『これだけは外さないで欲しいポイント』は、基本的にあまりないのが現状。強いて言えば、性能を重視するあまり、インテリアとの調和を後回しにしてしまうことも。冷蔵庫は空間に締める面積が大きく、リビングから見える位置に置くことも増えています。カラー・素材感・グレード感など、周りのインテリアとの相性も十分に考慮して選んでください!」(戸井田さん)

 

●「性能重視モデル」オススメ5選

「性能重視モデル」その1【一人暮らしにオススメ】

フリーザーが54Lと大きく省エネ性も優秀!

AQUA

AQR-16G

実売価格4万4110円

ワイド幅が特徴の2ドア冷蔵庫。幅52.5cmでトップは耐熱100℃のテーブル仕様なので、本格派のオーブンレンジも置くことも可能。引き出しタイプで「54L大容量ワイドフリーザー」には、冷凍食品がたっぷりストックできます。製氷・貯氷スペース付きのバスケットがあり、一食分ずつパックしたご飯やアイスクリームを見やすく整理できるのもポイント。奥行57.6cmの薄型設計で、すっきりと設置できます。

●サイズ/質量:W525×H1160×D576mm/約38kg●容量:157L(冷蔵室 103L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:308kWh

↑カラバリは「ミルク」に加え、「ルージュ」(写真)も用意

 

戸井田さんのレコメンド

「100L台はみな似たりよったりですが、フリーザーが54Lと大きいのは便利! 冷蔵室には『低温フリーケース』があり、整理がとてもしやすいです。全段強化処理ガラス棚で高級感があり、清潔さもキープしやすくなっています。冷蔵室には、Agイオン除菌酵素脱臭フィルターを搭載。省エネ基準達成率も100%クリアしていて優秀です!」(戸井田さん)

 

「性能重視モデル」その2【一人暮らしにオススメ】

料理にこだわるひとり暮らしに最適!

シャープ

SJ-D23C

実売価格5万8870円

225Lとたっぷり収納できる2ドアトップフリーザー冷蔵庫。触媒にナノサイズの粒子を採用した「ナノ低温脱臭触媒」で、脱臭+抗菌のダブル効果により、気になるニオイ・雑菌・カビを抑えます。冷蔵室内の「フレッシュケース」は、生ものの保存に最適。製氷皿のレバーをひねるだけで氷が出せる冷凍室の「クルリポンアイスメーカー」も便利です。庫内が明るく見やすいLED照明を採用しているのもポイント。

●サイズ/質量:W545×H1509×D595mm/約43kg●容量:225L(冷蔵室 162L/冷凍室 63L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:23dB●年間消費電力量:385kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「性能にこだわるなら100L台では物足りない場合が多いので、ひとり暮らしでも少し大きい容量をセレクトしてはいかがでしょうか。もともと200L前半の冷蔵庫は少ないですが、その中でもこの機種は多機能かつ高性能なモデル。200L以下では省かれがちな野菜ケースもついています。ドアポケットも全面しっかり使え、2Lペットボトルが2本入る大容量。ひとり暮らしでも、しっかり自炊をする人にオススメです!」(戸井田さん)

 

「性能重視モデル」その3【夫婦世帯にオススメ】

働く女性の使いやすさを追求したモデル

三菱電機
CXシリーズ MR-CX27C
実売価格11万1560円

女性チームが中心となり開発した、3ドア冷蔵庫。働く女性が使いやすい収納と毎日の調理をサポートする機能を搭載しています。冷蔵室の棚は全段ガラス棚で、作り置きした料理も鍋ごと保存できる高さを確保。「真ん中野菜室」は、立ったまま取り出せて重たい野菜の出し入れもラクラクです。側面から扉に手が掛けられ開け閉めも簡単な「フリーアクセスデザイン」を採用。下段のフリーザーは70Lの大容量で作り置きの保存に重宝します。

●サイズ/質量:W540×H1630×D656mm/約58kg●容量:272L(冷蔵室 142L/野菜室 60L/冷凍室 70L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:3ドア●年間消費電力量:325kWh

↑働く単身女性が使いやすい収納レイアウト

↑働く単身女性が使いやすい収納レイアウト

 

戸井田さんのレコメンド

「200Lクラスだと、三菱がもっとも機能をしっかり搭載。本機は使いやすさとデザインを両立させたモデルで、女性社員が中心となり、働く単身女性が忙しい日々でも健康な食生活が送れるように工夫されています。上位モデルで好評の『氷点下ストッカー』(※)も搭載。食材の鮮度を維持しやすく、取り出してすぐに調理ができます。高効率インバーターできめ細かい温度コントロールが可能で、省エネ性も優秀。“共働きでもできるだけ手作りを!”というご夫婦にオススメです」(戸井田さん)

※氷点下ストッカー……氷点下(約-3℃~0℃)でも食品を凍らせず、生鮮食品の鮮度を長く保てるストッカーのこと

 

「性能重視モデル」その4【ファミリーにオススメ】

クラウドサービスとの連携で献立を教えてくれる!

シャープ

SJ-GX50D

実売価格23万8750円

冷蔵室扉の前面に液晶ディスプレイを搭載し、サポート機能を充実させた6ドア冷蔵庫。クラウドサービス「COCORO KITCHEN」との接続により、家庭ごとの生活リズムを学習し、献立や保存方法、食材などを冷蔵庫が提案してくれます。新搭載の「プラズマクラスターうるおいチルド」は、送風ファンをなくして食品の乾燥を避け、鮮度を保持。「雪下シャキット野菜室」は、5面輻射冷却で野菜室全体を低温の冷気で包み込み、安定した低温制御で野菜を長持ちさせます。

●サイズ/質量:W685×H1833×D699mm/約109kg●容量:502L(冷蔵室 259L/野菜室 73L/製氷室 21L/冷凍室上段 20L/冷凍室下段 129L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●運転音:20dB●年間消費電力量:240kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「最先端のAIoT(※)搭載! 次世代の利便性を楽しみたい人にオススメです。無線LANにつなげると、クラウドサービス『COCORO KITCHEN』に接続可能で、献立提案や保存の豆知識などを音声で教えてくれます。使っていくほどに、使い手の嗜好や利用状況を学習し、ぴったりの提案や情報を提供してくれるようになるなど、成長していく点がポイント。これからは、冷蔵庫も家族の一員です!」(戸井田さん)

※AIoT……AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせたシャープの造語。モノがインターネットを通じてデータをやりとりし、人工知能で学習・成長していく技術です

液晶では「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンス

↑パネルでは「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンスしてくれます

 

「性能重視モデル」その5【ファミリーにオススメ】

新開発の「うるおい低温冷蔵」で食品長持ち!

日立
真空チルド HWシリーズ R-HW60J
実売価格39万7440円

「真空チルド」や「新鮮スリープ野菜室」に加え、新開発の「うるおい低温冷蔵」を搭載した大容量冷蔵庫。冷蔵室のための専用冷却器を搭載し、「うるおい冷気」で食品の乾燥を抑えるほか、「うるおい低温冷蔵」がオンの時は約2℃で保存でき、まとめて作った料理や総菜の鮮度が長持ちします。また、温かいままの鍋を入れても、周囲の食品の温度上昇を抑制してくれます。

●サイズ/質量:W685×H1833×D738mm/約126kg●容量:602L(冷蔵室 308L/野菜室 114L/製氷室 24L/冷凍室上段 33L/冷凍室下段 123L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●年間消費電力量:259kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「2018年2月下旬から発売された新製品です。『うるおい低温冷蔵』は、冷蔵室全体が2℃を維持するため、どこに食材を入れてもチルド室で保存をしているのと同じような状態になります。“冷蔵室丸ごとチルド室”と言っても過言ではないですね。人気の『真空チルド』はもちろん、発生させた炭酸ガスで野菜を眠らせる『新鮮スリープ野菜室』は、7日間経っても野菜をシャキシャキにキープできるのは驚き。大型アルミトレイで素早く凍らせて肉や魚のうまみ成分の流出を防ぐ『デリシャス冷凍』や、大型ドアポケット、小物ケース2個搭載など、ますます使いやすく進化しています!」(戸井田さん)

↑新開発の「うるおい低温冷蔵」は冷蔵室を独立冷却することで、うるおいと鮮度を保ちます

 

その2「コスパ重視モデル」の選び方&オススメモデル3選

●「コスパ重視」モデルの選び方

省エネ性と冷却方式(ファン式)は最低限死守を!

「本体価格の安さだけでなく、消費電力量も要チェック。消費電力量が高い機種を選んでしまうと、電気代がかさむので、長い目でみてかかる費用が多くなることも。年間の電気代と使用する予定年数で、必要なトータル費用を把握しましょう。年間電気代の算出方法は、消費電力量(kWh)×27円が目安。仮に1年の消費電力量が300kWhだと300×27年=8100円、400kWhだと400×27=1万800円が目安となります。そのほか、小型で低価格なモデルの場合、冷却器で直接庫内を冷やす『直冷式』の製品もありますが、霜取りが自動ではないため、手間がかかります。その点を考えて、霜取り不要の『ファン式』を選ぶのがオススメ。ちなみに、今回選んだ以下3モデルはすべてファン式です」(戸井田さん)

 

「コスパ重視モデル」その1【一人暮らしにオススメ】

底値に近い価格ながらデザイン性と省エネ性能も良好!

ハイアール

JR-GNF148E

実売価格4万4110円

透明感あるガラストップドアで、デザイン性が高いユーロスタイルの2ドア小型冷蔵庫。54L大容量ボトムフリーザーには、目的の品がすぐ取り出せる引き出し式3段ケース「区っ切り棚冷凍室」を採用し、冷凍食品の買いだめに便利です。独立したバスケットで冷気が出にくく食品が外気にさらされにくいのもポイント。コンパクトに収納できる「すっきりポケット」には、2Lペットボトル3本が収納可能です。

●サイズ/質量:W502×H1275×D594mm/約45kg●容量:148L(冷蔵室 94L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:232kWh

↑庫内の様子。冷凍室が3段引き出し式なのがポイント

 

戸井田さんのレコメンド

「小型冷蔵庫では底値に近い価格ですが、ガラストップドアでグレード感があります。冷凍室は54Lと収納量があり、3段引き出し式で冷気が逃げにくく省エネです。耐熱の天板で電子レンジが置けるので、ひとり暮らしには便利! 省エネ基準達成率131%、年間消費電力量232kWhと省エネ性も高く優秀で、運転音25dBというのも魅力です。ワンルームにあってもうるさくないレベルです」(戸井田さん)

 

「コスパ重視モデル」その2【夫婦世帯にオススメ】

「どっちもドア」など必要な機能を網羅しているお得なモデル

シャープ

SJ-W351D-S

実売価格7万4430円

ひとつのドアが右にも左にも開き、キッチンの動線がスムーズになる「どっちもドア」を採用した冷蔵庫。女性の身長に合わせたローウエスト設計で、高さは169cmサイズと少し低めになっており、最上段まで楽に手が届きます。気になるニオイ・雑菌・カビを抑える「ナノ低温脱臭触媒」、冷蔵庫の使用状況を判断して各家庭の生活パターンに合わせて通常運転よりさらに約5~7%節電できる「節電モード」も搭載しています。

●サイズ/質量:W600×H1690×D660mm/約62kg●容量:350L(冷蔵室 183L/野菜室 68L/冷凍室 99L)●ドア開閉タイプ:左右フリー●ドア数:3ドア●運転音:23dB●年間消費電力量:430kWh

↑ローウエスト設計で女性でも使いやすいです

 

戸井田さんのレコメンド

「中型サイズでは底値で、コスパが高いモデルです。『どっちもドア』なので、引越しで冷蔵庫への動線が変わっても使いにくくなることがありません。チルドルームは高さ15cmと十分な収納力あり。野菜室には深さの違うケースがあり、整理しやすく使いやすいですね。年間消費電力量430kWhとやや高いものの、『節電モード』で、5~7%の節電が可能になっています。基本的な性能を網羅しつつ本体価格も安い、おトクなモデルと言えるでしょう」(戸井田さん)

 

「コスパ重視モデル」その3【ファミリーにオススメ】

「ワンダフルオープン」搭載かつ省エネ性能が高く、この価格はお見事!

パナソニック

NR-FVF453

実売価格12万1300円

キッチンにすっきり納まる、奥行き約63cmの薄型6ドア冷蔵庫。冷蔵庫も野菜室も100%全開する「ワンダフルオープン」を搭載。野菜室は買い物カゴ約4個分、冷凍室は買い物カゴ約3.5個分とたっぷり収納できます。コンプレッサーを最上段奥に設置するパナソニック独自の「トップユニット方式」で、収納力はさらにアップ。各家庭の生活に合わせて自動で節電する「エコナビ」によって、省エネ性も高いモデルです。

●サイズ/質量:W685×H1828×D633mm/約82kg●容量:451L(冷蔵室 232L/野菜室 95L/製氷室 14L/新鮮凍結ルーム 26L/冷凍室 84L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●年間消費電力量:390kWh

 

↑野菜室は100%全開する「ワンダフルオープン」採用で、奥まで取り出しやすいです。ベアリング式なので、片手でラクに取り出せます

 

戸井田さんのレコメンド

「450L超えの低価格帯は、消費電力量が高くなりがちです。しかしこのモデルは、年間消費電力量400kWh以下で、しかも価格がリーズナブル。パナソニックの特徴である、引き出しが最後までしっかり引き出せる『ワンダフルオープン』で、出し入れしやすいのもいい点ですね。生活リズムや収納量、曜日ごとのパターンに合わせて節電運転する『エコナビ』も搭載し、さらなる省エネが見込めます。基本の機能を搭載しつつ、この価格を実現したのはお見事!」(戸井田さん)

 

その3「デザイン重視モデル」の選び方&オススメモデル5選

●「デザイン重視」モデル選び方

25dB以下の静音性が高いモデルを選ぶべし

「デザイン性の高い冷蔵庫は、ひとり暮らしでなくても、見える場所に設置する可能性が高いので、静音性は気にしたいところ。特に最近はオープンキッチンが多いので、リビングでくつろいでいるときにモーター音が気になるなんてことも……。これでは、せっかくのくつろぎタイムが台無しですよね。静音性の目安としては、25dB以下なら合格ライン。この点をしっかり確認しておきましょう」(戸井田さん)

 

●「デザイン重視モデル」オススメ5選

「デザイン重視モデル」その1【一人暮らしにオススメ】

一人暮らし向けに開発されたガラストップ扉が際立つモデル

シャープ

SJ-GD14D 

実売価格5万3600円

洗練されたスクエアな形でインテリアにも溶け込む、ガラスドアの冷蔵庫。ハンドルは一枚の板をモチーフにしており、徹底的にノイズを少なくした形状でガラス面を際立たせます。「つけかえどっちもドア」はドアの開閉方向を自由につけかえられ、インテリアの配置に合わせる際に便利です。シャープ独自の「プラズマクラスター」搭載で食品を清潔に保存できます。

●サイズ/質量:W480×H1125×D600mm/約36kg●容量:137L(冷蔵室 91L/冷凍室 46L)●ドア開閉タイプ:片開き(付け替え可能)●ドア数:2ドア●運転音:約23dB●年間消費電力量:300kWh

↑カラバリは左からピュアブラック、メタリックベージュ、クリアホワイトの3種類

 

戸井田さんのレコメンド

「『ひとり暮らしサイズにもデザイン性の高い冷蔵庫を!』というコンセプトでシャープが開発したモデルです。このサイズでは珍しいガラストップ扉で高級感あり。ディティールもシャープなスクエアタイプですっきりとした印象。カラーは3色展開で、部屋のインテリアイメージに合わせてコーディネートできます。プラズマクラスター搭載、フリーケースや46Lのフリーザーなど性能も充分。新生活のスタートをワンランクアップしてくれる一台です!」(戸井田さん)

 

「デザイン重視モデル」その2【一人暮らしにオススメ】

丸みを帯びたかわいいレトロスタイル!

 

DAEWOO

DR-C15

実売価格4万8390円

お洒落なチェック柄の天板、シルバーの横ハンドルなどがかわいい、レトロスタイルの冷蔵庫。カラーはクリームホワイト、アクアミント、レッド、ブラック、スペースシルバーの5色。350mℓ缶がすっぽり入る深めのフレッシュケースは、乳製品やハム等の保存に最適です。ワイドな引き出し型の52L大容量冷凍室は、面倒な霜取りが不要なファン冷却式。ガラストレイを採用し、掃除がしやすいのも魅力です。

●サイズ/質量:W485×H1227×D653mm/約38kg●容量:150L(冷蔵室 98L/冷凍室 52L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB(50Hz)・26dB(60Hz)●年間消費電力量:320kWh

↑冷凍食品がたっぷり入るワイドな引き出し型の52L大容量冷凍室

 

戸井田さんのレコメンド

「丸みのある扉や素材感、取っ手のデザインなど、レトロな雰囲気が楽しめるモデル。インテリアのアクセントにもなる冷蔵庫です。耐熱トップテーブル、350ml缶が入る高さのフレッシュルーム、52Lの大きなフリーザー、ガラス棚など性能も申し分なし。消費電力量は320kWhとやや多めですが、年間9000円以下の電気代なので許容範囲でしょう」(戸井田さん)

 

「デザイン重視モデル」その3【夫婦世帯にオススメ】

シンプルながら存在感を感じるデザイン

ハイアール

URBAN CAFE SHRIES 

JR-XP2NF173E

実売価格4万6224円

「くつろぎをデザインしよう」をキーコンセプトに、シンプルなステンレスデザインを採用した家電ブランド「URBAN CAFE SHRIES」(アーバンカフェシリーズ)の2ドア冷蔵庫。家電の定番色であるホワイトではなく、シルバーとブラックで配色を統一し、すっきりとした印象を与えます。整理しやすい3段引き出し式の冷凍室は、ケース内の食材が見やすく、取り出しやすいのが特徴。冷気も逃がしにくいタイプで、冷凍食品のまとめ買いにも向いています。

●サイズ/質量:W502×H1410×D598mm/約45kg●容量:173L(冷蔵室 119L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:248kWh

↑ドアポケットには2Lペットボトルが3本収納可能

 

戸井田さんのレコメンド

「2ドアのステンレス扉のみの、至ってシンプルなデザイン。ちょっと厚みを感じる扉は、まさにアーバンな印象です。存在感があるので、重厚なヴィンテージスタイルにも、プロライクな厨房にもマッチしそう。3段ケースに分かれている54Lの大容量フリーザー、耐熱天板、2Lペットボトルが3本収納可能なドアポケットなど、使い勝手も優秀。年間消費電力量は248Kwhで省エネ性能の高さもポイントです。170L台なので、やや外食の多いご夫婦、または大きめサイズを望む一人暮らしに向いています」(戸井田さん)

 

「デザイン重視モデル」その4【夫婦世帯にオススメ】

グッドデザイン賞受賞の洗練されたフォルム

AQUA

AQR-SV27G

実売価格11万6550円

ソリッド&フラットなデザインで、2017年度グッドデザイン賞を受賞した「SVシリーズ」の3ドア冷蔵庫。アクセントとなる光沢を帯びたグリップハンドルは、心地よい握りやすさとデザイン性を併せ持っています。「旬鮮チルド」は、ドアの開閉時に入る外気の水分をフィルターに吸収し、運転中に庫内に放出するシステムで、スピード冷却と湿度コントロールのダブル効果を実現し、食品の鮮度が損なわれにくくなっています。

●サイズ/質量:W600×H1419×D657mm/約62kg●容量:272L(冷蔵室 178L/野菜室 44L/冷凍室 50L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:3ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:326kWh

↑カラバリはチタニウムシルバーとグロスブラウン(写真)を用意

 

戸井田さんのレコメンド

「スッキリした扉と、個性的なハンドルが印象的! デザイン性が高いだけでなく、しっかり握れるハンドルは使い勝手も上々です。モダンな中にも、少しレトロなスパイスが感じられるデザインが魅力。旬鮮チルド室、全段ガラス棚、Agイオン除菌酵素脱臭フィルター、自動製氷、クイック冷凍など、機能も充実しているので、毎日しっかり料理をしたい人も満足できます。省エネ基準達成率も100%で、省エネ性も優秀。300L台で、子どもが生まれて家族が増えても安心の一台です」(戸井田さん)

 

「デザイン重視モデル」その5【ファミリーにオススメ】

サイド・バイ・サイドで欧米のセレブ気分を味わう!

AQUA

AQR-SBS45F

実売価格11万8480円

庫内が一目で見渡せる欧米で主流のショーケース・スタイル「パノラマ オープン」を採用した大型冷蔵庫。奥行き約67cmの薄型設計で、最上段の奥にも手が届きやすくなっています。高級感のあるガラスドアは、フラットで手入れがしやすく、インテリアにも調和します。まとめ買いしたものを素早く冷やす「急速冷蔵」、食材の新鮮さを閉じ込める「急速冷凍」を搭載。全段丸ごとの急速機能で鮮度を保ちます。

●サイズ/質量:W833×H1800×D667mm/約98kg●容量:449L(冷蔵室 266L(内野菜ケース 45L)/冷凍室 183L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:400kWh

↑左に183Lの冷凍室、右に266Lの冷蔵室が隣り合わせに並ぶ構造です

 

戸井田さんのレコメンド

「大きな二枚扉の観音開きで、左右に冷凍室、冷蔵室が並ぶ『サイド・バイ・サイド』タイプは、日本では珍しいデザインです。扉を開けると中が引き出し式なのも欧米の冷蔵庫に多い仕様。ちょっとセレブな欧米スタイルが満喫できます。左右で冷蔵、冷凍に分かれているため、よく使う食材を取り出しやすい位置に収納できるのも特徴。フリーザーは183Lと大容量で、お取り寄せした食材もたっぷり長期保存ができます。やや惜しいのが省エネ性。年間消費電力量400kWhはそれほど高いわけではないですが、大容量モデルには200kWh台の優秀なモデルも多くなります(※)。このあたりを納得した上でご購入を!」(戸井田さん)

※1kWhあたりの目安が27円なので、年間消費電力量が100kWh高くなると電気代は年間で2700円、200kWh高くなると電気代は年間で5400円高くなる計算になります

 

 

このデザインでこの価格はおトク! 家電のプロが教える「おしゃれ冷蔵庫」5選

冷蔵庫は大きなものだけに、意外に目に入ってくることが多いもの。そのぶん、もし、インテリアに調和するデザインのいいモデルを選んだならば、目にするたびに気分が盛り上がりますよね。そこで今回は、「冷蔵庫はデザインが命」という人のためのモデルをピックアップ。家電のプロ、戸井田園子さんに選び方のポイントを伝授してもらうとともに、「一人暮らし向け」「夫婦世帯向け」「ファミリー向け」の3つのカテゴリで特にオススメのモデルを教えてもらいました!

 

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【戸井田さんが教える「デザイン重視」モデル選び方のポイント】

25dB以下の静音性が高いモデルを選ぶべし

「デザイン性の高い冷蔵庫は、ひとり暮らしでなくても、見える場所に設置する可能性が高いので、静音性は気にしたいところ。特に最近はオープンキッチンが多いので、リビングでくつろいでいるときにモーター音が気になるなんてことも……。これでは、せっかくのくつろぎタイムが台無しですよね。静音性の目安としては、25dB以下なら合格ライン。この点をしっかり確認しておきましょう」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

一人暮らし向けに開発されたガラストップ扉が際立つモデル

シャープ

SJ-GD14D 

実売価格5万3600円

洗練されたスクエアな形でインテリアにも溶け込む、ガラスドアの冷蔵庫。ハンドルは一枚の板をモチーフにしており、徹底的にノイズを少なくした形状でガラス面を際立たせます。「つけかえどっちもドア」はドアの開閉方向を自由につけかえられ、インテリアの配置に合わせる際に便利です。シャープ独自の「プラズマクラスター」搭載で食品を清潔に保存できます。

●サイズ/質量:W480×H1125×D600mm/約36kg●容量:137L(冷蔵室 91L/冷凍室 46L)●ドア開閉タイプ:片開き(付け替え可能)●ドア数:2ドア●運転音:約23dB●年間消費電力量:300kWh

↑カラバリは左からピュアブラック、メタリックベージュ、クリアホワイトの3種類

 

戸井田さんのレコメンド

「『ひとり暮らしサイズにもデザイン性の高い冷蔵庫を!』というコンセプトでシャープが開発したモデルです。このサイズでは珍しいガラストップ扉で高級感あり。ディティールもシャープなスクエアタイプですっきりとした印象。カラーは3色展開で、部屋のインテリアイメージに合わせてコーディネートできます。プラズマクラスター搭載、フリーケースや46Lのフリーザーなど性能も充分。新生活のスタートをワンランクアップしてくれる一台です!」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

丸みを帯びたかわいいレトロスタイル!

 

DAEWOO

DR-C15

実売価格4万8390円

お洒落なチェック柄の天板、シルバーの横ハンドルなどがかわいい、レトロスタイルの冷蔵庫。カラーはクリームホワイト、アクアミント、レッド、ブラック、スペースシルバーの5色。350mℓ缶がすっぽり入る深めのフレッシュケースは、乳製品やハム等の保存に最適です。ワイドな引き出し型の52L大容量冷凍室は、面倒な霜取りが不要なファン冷却式。ガラストレイを採用し、掃除がしやすいのも魅力です。

●サイズ/質量:W485×H1227×D653mm/約38kg●容量:150L(冷蔵室 98L/冷凍室 52L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB(50Hz)・26dB(60Hz)●年間消費電力量:320kWh

↑冷凍食品がたっぷり入るワイドな引き出し型の52L大容量冷凍室

 

戸井田さんのレコメンド

「丸みのある扉や素材感、取っ手のデザインなど、レトロな雰囲気が楽しめるモデル。インテリアのアクセントにもなる冷蔵庫です。耐熱トップテーブル、350ml缶が入る高さのフレッシュルーム、52Lの大きなフリーザー、ガラス棚など性能も申し分なし。消費電力量は320kWhとやや多めですが、年間9000円以下の電気代なので許容範囲でしょう」(戸井田さん)

 

【夫婦世帯にオススメ】

シンプルながら存在感を感じるデザイン

ハイアール

URBAN CAFE SHRIES 

JR-XP2NF173E

実売価格4万6224円

「くつろぎをデザインしよう」をキーコンセプトに、シンプルなステンレスデザインを採用した家電ブランド「URBAN CAFE SHRIES」(アーバンカフェシリーズ)の2ドア冷蔵庫。家電の定番色であるホワイトではなく、シルバーとブラックで配色を統一し、すっきりとした印象を与えます。整理しやすい3段引き出し式の冷凍室は、ケース内の食材が見やすく、取り出しやすいのが特徴。冷気も逃がしにくいタイプで、冷凍食品のまとめ買いにも向いています。

●サイズ/質量:W502×H1410×D598mm/約45kg●容量:173L(冷蔵室 119L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:248kWh

↑ドアポケットには2Lペットボトルが3本収納可能

 

戸井田さんのレコメンド

「2ドアのステンレス扉のみの、至ってシンプルなデザイン。ちょっと厚みを感じる扉は、まさにアーバンな印象です。存在感があるので、重厚なヴィンテージスタイルにも、プロライクな厨房にもマッチしそう。3段ケースに分かれている54Lの大容量フリーザー、耐熱天板、2Lペットボトルが3本収納可能なドアポケットなど、使い勝手も優秀。年間消費電力量は248Kwhで省エネ性能の高さもポイントです。170L台なので、やや外食の多いご夫婦、または大きめサイズを望む一人暮らしに向いています」(戸井田さん)

 

【夫婦世帯にオススメ】

グッドデザイン賞受賞の洗練されたフォルム

AQUA

AQR-SV27G

実売価格11万6550円

ソリッド&フラットなデザインで、2017年度グッドデザイン賞を受賞した「SVシリーズ」の3ドア冷蔵庫。アクセントとなる光沢を帯びたグリップハンドルは、心地よい握りやすさとデザイン性を併せ持っています。「旬鮮チルド」は、ドアの開閉時に入る外気の水分をフィルターに吸収し、運転中に庫内に放出するシステムで、スピード冷却と湿度コントロールのダブル効果を実現し、食品の鮮度が損なわれにくくなっています。

●サイズ/質量:W600×H1419×D657mm/約62kg●容量:272L(冷蔵室 178L/野菜室 44L/冷凍室 50L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:3ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:326kWh

↑カラバリはチタニウムシルバーとグロスブラウン(写真)を用意

 

戸井田さんのレコメンド

「スッキリした扉と、個性的なハンドルが印象的! デザイン性が高いだけでなく、しっかり握れるハンドルは使い勝手も上々です。モダンな中にも、少しレトロなスパイスが感じられるデザインが魅力。旬鮮チルド室、全段ガラス棚、Agイオン除菌酵素脱臭フィルター、自動製氷、クイック冷凍など、機能も充実しているので、毎日しっかり料理をしたい人も満足できます。省エネ基準達成率も100%で、省エネ性も優秀。300L台で、子どもが生まれて家族が増えても安心の一台です」(戸井田さん)

 

【ファミリーにオススメ】

サイド・バイ・サイドで欧米のセレブ気分を味わう!

AQUA

AQR-SBS45F

実売価格11万8480円

庫内が一目で見渡せる欧米で主流のショーケース・スタイル「パノラマ オープン」を採用した大型冷蔵庫。奥行き約67cmの薄型設計で、最上段の奥にも手が届きやすくなっています。高級感のあるガラスドアは、フラットで手入れがしやすく、インテリアにも調和します。まとめ買いしたものを素早く冷やす「急速冷蔵」、食材の新鮮さを閉じ込める「急速冷凍」を搭載。全段丸ごとの急速機能で鮮度を保ちます。

●サイズ/質量:W833×H1800×D667mm/約98kg●容量:449L(冷蔵室 266L(内野菜ケース 45L)/冷凍室 183L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:400kWh

↑左に183Lの冷凍室、右に266Lの冷蔵室が隣り合わせに並ぶ構造です

 

戸井田さんのレコメンド

「大きな二枚扉の観音開きで、左右に冷凍室、冷蔵室が並ぶ『サイド・バイ・サイド』タイプは、日本では珍しいデザインです。扉を開けると中が引き出し式なのも欧米の冷蔵庫に多い仕様。ちょっとセレブな欧米スタイルが満喫できます。左右で冷蔵、冷凍に分かれているため、よく使う食材を取り出しやすい位置に収納できるのも特徴。フリーザーは183Lと大容量で、お取り寄せした食材もたっぷり長期保存ができます。やや惜しいのが省エネ性。年間消費電力量400kWhはそれほど高いわけではないですが、大容量モデルには200kWh台の優秀なモデルも多くなります(※)。このあたりを納得した上でご購入を!」(戸井田さん)

※1kWhあたりの目安が27円なので、年間消費電力量が100kWh高くなると電気代は年間で2700円、200kWh高くなると電気代は年間で5400円高くなる計算になります

 

今回紹介したモデルは、一人暮らし向けモデルが約5万円、夫婦向け、ファミリー向けのモデルは11万円台と、デザインがいい割にお手ごろなのもうれしい点。特に新生活のスタートする方、ぜひ検討してみてください!

高くなくても、いい冷蔵庫あります! 家電のプロが教える「本当に高コスパな冷蔵庫」3選

新生活がスタートする春。新たに冷蔵庫を購入する必要があっても、メーカーが推す高いモデルには手が出ない……そんな人にぜひ見てほしいのがこちら。家電のプロ、戸井田園子さんにお願いし、「本当に高コスパなモデル」を教えてもらいました。「一人暮らし向け」「夫婦世帯向け」「ファミリー向け」の3つのカテゴリでオススメをうかがいながら、コスパ重視のモデルを選ぶ際に、注意すべきポイントを聞いていきます!

 

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【戸井田さんが教える! 「コスパ重視」モデル選び方のポイント】

省エネ性と冷却方式(ファン式)は最低限死守を!

本体価格の安さだけでなく、消費電力量も要チェック。消費電力量が高い機種を選んでしまうと、電気代がかさむので、長い目でみてかかる費用が多くなることも。年間の電気代と使用する予定年数で、必要なトータル費用を把握しましょう。年間電気代の算出方法は、消費電力量(kWh)×27円が目安。仮に1年の消費電力量が300kWhだと300×27年=8100円、400kWhだと400×27=1万800円が目安となります。そのほか、小型で低価格なモデルの場合、冷却器で直接庫内を冷やす『直冷式』の製品もありますが、霜取りが自動ではないため、手間がかかります。その点を考えて、霜取り不要の『ファン式』を選ぶのがオススメ。ちなみに、今回選んだ以下3モデルはすべてファン式です」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

底値に近い価格ながらデザイン性と省エネ性能も良好!

ハイアール

JR-GNF148E

実売価格4万4110円

透明感あるガラストップドアで、デザイン性が高いユーロスタイルの2ドア小型冷蔵庫。54L大容量ボトムフリーザーには、目的の品がすぐ取り出せる引き出し式3段ケース「区っ切り棚冷凍室」を採用し、冷凍食品の買いだめに便利です。独立したバスケットで冷気が出にくく食品が外気にさらされにくいのもポイント。コンパクトに収納できる「すっきりポケット」には、2Lペットボトル3本が収納可能です。

●サイズ/質量:W502×H1275×D594mm/約45kg●容量:148L(冷蔵室 94L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:232kWh

↑庫内の様子。冷凍室が3段引き出し式なのがポイント

 

戸井田さんのレコメンド

「小型冷蔵庫では底値に近い価格ですが、ガラストップドアでグレード感があります。冷凍室は54Lと収納量があり、3段引き出し式で冷気が逃げにくく省エネです。耐熱の天板で電子レンジが置けるので、ひとり暮らしには便利! 省エネ基準達成率131%、年間消費電力量232kWhと省エネ性も高く優秀で、運転音25dBというのも魅力です。ワンルームにあってもうるさくないレベルです」(戸井田さん)

 

【夫婦世帯にオススメ】

「どっちもドア」など必要な機能を網羅しているお得なモデル

シャープ

SJ-W351D-S

実売価格7万4430円

ひとつのドアが右にも左にも開き、キッチンの動線がスムーズになる「どっちもドア」を採用した冷蔵庫。女性の身長に合わせたローウエスト設計で、高さは169cmサイズと少し低めになっており、最上段まで楽に手が届きます。気になるニオイ・雑菌・カビを抑える「ナノ低温脱臭触媒」、冷蔵庫の使用状況を判断して各家庭の生活パターンに合わせて通常運転よりさらに約5~7%節電できる「節電モード」も搭載しています。

●サイズ/質量:W600×H1690×D660mm/約62kg●容量:350L(冷蔵室 183L/野菜室 68L/冷凍室 99L)●ドア開閉タイプ:左右フリー●ドア数:3ドア●運転音:23dB●年間消費電力量:430kWh

↑ローウエスト設計で女性でも使いやすいです

 

戸井田さんのレコメンド

「中型サイズでは底値で、コスパが高いモデルです。『どっちもドア』なので、引越しで冷蔵庫への動線が変わっても使いにくくなることがありません。チルドルームは高さ15cmと十分な収納力あり。野菜室には深さの違うケースがあり、整理しやすく使いやすいですね。年間消費電力量430kWhとやや高いものの、『節電モード』で、5~7%の節電が可能になっています。基本的な性能を網羅しつつ本体価格も安い、おトクなモデルと言えるでしょう」(戸井田さん)

 

【ファミリーにオススメ】

「ワンダフルオープン」搭載かつ省エネ性能が高く、この価格はお見事!

パナソニック

NR-FVF453

実売価格12万1300円

キッチンにすっきり納まる、奥行き約63cmの薄型6ドア冷蔵庫。冷蔵庫も野菜室も100%全開する「ワンダフルオープン」を搭載。野菜室は買い物カゴ約4個分、冷凍室は買い物カゴ約3.5個分とたっぷり収納できます。コンプレッサーを最上段奥に設置するパナソニック独自の「トップユニット方式」で、収納力はさらにアップ。各家庭の生活に合わせて自動で節電する「エコナビ」によって、省エネ性も高いモデルです。

●サイズ/質量:W685×H1828×D633mm/約82kg●容量:451L(冷蔵室 232L/野菜室 95L/製氷室 14L/新鮮凍結ルーム 26L/冷凍室 84L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●年間消費電力量:390kWh

 

↑野菜室は100%全開する「ワンダフルオープン」採用で、奥まで取り出しやすいです。ベアリング式なので、片手でラクに取り出せます

 

戸井田さんのレコメンド

「450L超えの低価格帯は、消費電力量が高くなりがちです。しかしこのモデルは、年間消費電力量400kWh以下で、しかも価格がリーズナブル。パナソニックの特徴である、引き出しが最後までしっかり引き出せる『ワンダフルオープン』で、出し入れしやすいのもいい点ですね。生活リズムや収納量、曜日ごとのパターンに合わせて節電運転する『エコナビ』も搭載し、さらなる省エネが見込めます。基本の機能を搭載しつつ、この価格を実現したのはお見事!」(戸井田さん)

 

必要十分な機能を備えながら、リーズナブルな価格がうれしい今回の3モデル。何かとお金のかかる新生活の強い味方になりそうです。

この冷蔵庫なら間違いなし! プロが教える世帯&価格帯別「機能充実モデル」おすすめ5選

新生活がスタートする春。このタイミングで冷蔵庫を買うという人も多いはず。今回は、「冷蔵庫は何よりも性能を重視する」という人のために、機能が充実したモデルをピックアップ。家電のプロ、戸井田園子さんに選び方のポイントを伝授してもらうとともに、「一人暮らし向け」「夫婦世帯向け」「ファミリー向け」の3つのカテゴリで特にオススメのモデルを教えてもらいました!

 

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【戸井田さんが教える「性能重視」モデル選び方のポイント】

周囲のインテリアとの相性を考えましょう!

「このカテゴリでは、機能だけでなく、扉表面の仕様も含めて全体的にグレードが高いです。ですから『これだけは外さないで欲しいポイント』は、基本的にあまりないのが現状。強いて言えば、性能を重視するあまり、インテリアとの調和を後回しにしてしまうことも。冷蔵庫は空間に締める面積が大きく、リビングから見える位置に置くことも増えています。カラー・素材感・グレード感など、周りのインテリアとの相性も十分に考慮して選んでください!」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

フリーザーが54Lと大きく省エネ性も優秀!

 

AQUA

AQR-16G

実売価格4万4110円

ワイド幅が特徴の2ドア冷蔵庫。幅52.5cmでトップは耐熱100℃のテーブル仕様なので、本格派のオーブンレンジも置くことも可能。引き出しタイプで「54L大容量ワイドフリーザー」には、冷凍食品がたっぷりストックできます。製氷・貯氷スペース付きのバスケットがあり、一食分ずつパックしたご飯やアイスクリームを見やすく整理できるのもポイント。奥行57.6cmの薄型設計で、すっきりと設置できます。

●サイズ/質量:W525×H1160×D576mm/約38kg●容量:157L(冷蔵室 103L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:308kWh

↑カラバリは「ミルク」に加え、「ルージュ」(写真)も用意

 

戸井田さんのレコメンド

「100L台はみな似たりよったりですが、フリーザーが54Lと大きいのは便利! 冷蔵室には『低温フリーケース』があり、整理がとてもしやすいです。全段強化処理ガラス棚で高級感があり、清潔さもキープしやすくなっています。冷蔵室には、Agイオン除菌酵素脱臭フィルターを搭載。省エネ基準達成率も100%クリアしていて優秀です!」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

料理にこだわるひとり暮らしに最適!

シャープ

SJ-D23C

実売価格5万8870円

225Lとたっぷり収納できる2ドアトップフリーザー冷蔵庫。触媒にナノサイズの粒子を採用した「ナノ低温脱臭触媒」で、脱臭+抗菌のダブル効果により、気になるニオイ・雑菌・カビを抑えます。冷蔵室内の「フレッシュケース」は、生ものの保存に最適。製氷皿のレバーをひねるだけで氷が出せる冷凍室の「クルリポンアイスメーカー」も便利です。庫内が明るく見やすいLED照明を採用しているのもポイント。

●サイズ/質量:W545×H1509×D595mm/約43kg●容量:225L(冷蔵室 162L/冷凍室 63L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:23dB●年間消費電力量:385kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「性能にこだわるなら100L台では物足りない場合が多いので、ひとり暮らしでも少し大きい容量をセレクトしてはいかがでしょうか。もともと200L前半の冷蔵庫は少ないですが、その中でもこの機種は多機能かつ高性能なモデル。200L以下では省かれがちな野菜ケースもついています。ドアポケットも全面しっかり使え、2Lペットボトルが2本入る大容量。ひとり暮らしでも、しっかり自炊をする人にオススメです!」(戸井田さん)

 

【夫婦世帯にオススメ】

働く女性の使いやすさを追求したモデル

三菱電機
CXシリーズ MR-CX27C
実売価格11万1560円

女性チームが中心となり開発した、3ドア冷蔵庫。働く女性が使いやすい収納と毎日の調理をサポートする機能を搭載しています。冷蔵室の棚は全段ガラス棚で、作り置きした料理も鍋ごと保存できる高さを確保。「真ん中野菜室」は、立ったまま取り出せて重たい野菜の出し入れもラクラクです。側面から扉に手が掛けられ開け閉めも簡単な「フリーアクセスデザイン」を採用。下段のフリーザーは70Lの大容量で作り置きの保存に重宝します。

●サイズ/質量:W540×H1630×D656mm/約58kg●容量:272L(冷蔵室 142L/野菜室 60L/冷凍室 70L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:3ドア●年間消費電力量:325kWh

↑働く単身女性が使いやすい収納レイアウト

↑働く単身女性が使いやすい収納レイアウト

 

戸井田さんのレコメンド

「200Lクラスだと、三菱がもっとも機能をしっかり搭載。本機は使いやすさとデザインを両立させたモデルで、女性社員が中心となり、働く単身女性が忙しい日々でも健康な食生活が送れるように工夫されています。上位モデルで好評の『氷点下ストッカー』(※)も搭載。食材の鮮度を維持しやすく、取り出してすぐに調理ができます。高効率インバーターできめ細かい温度コントロールが可能で、省エネ性も優秀。“共働きでもできるだけ手作りを!”というご夫婦にオススメです」(戸井田さん)

※氷点下ストッカー……氷点下(約-3℃~0℃)でも食品を凍らせず、生鮮食品の鮮度を長く保てるストッカーのこと

 

【ファミリーにオススメ】

クラウドサービスとの連携で献立を教えてくれる!

シャープ

SJ-GX50D

実売価格23万8750円

冷蔵室扉の前面に液晶ディスプレイを搭載し、サポート機能を充実させた6ドア冷蔵庫。クラウドサービス「COCORO KITCHEN」との接続により、家庭ごとの生活リズムを学習し、献立や保存方法、食材などを冷蔵庫が提案してくれます。新搭載の「プラズマクラスターうるおいチルド」は、送風ファンをなくして食品の乾燥を避け、鮮度を保持。「雪下シャキット野菜室」は、5面輻射冷却で野菜室全体を低温の冷気で包み込み、安定した低温制御で野菜を長持ちさせます。

●サイズ/質量:W685×H1833×D699mm/約109kg●容量:502L(冷蔵室 259L/野菜室 73L/製氷室 21L/冷凍室上段 20L/冷凍室下段 129L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●運転音:20dB●年間消費電力量:240kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「最先端のAIoT(※)搭載! 次世代の利便性を楽しみたい人にオススメです。無線LANにつなげると、クラウドサービス『COCORO KITCHEN』に接続可能で、献立提案や保存の豆知識などを音声で教えてくれます。使っていくほどに、使い手の嗜好や利用状況を学習し、ぴったりの提案や情報を提供してくれるようになるなど、成長していく点がポイント。これからは、冷蔵庫も家族の一員です!」(戸井田さん)

※AIoT……AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせたシャープの造語。モノがインターネットを通じてデータをやりとりし、人工知能で学習・成長していく技術です

液晶では「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンス

↑パネルでは「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンスしてくれます

 

【ファミリーにオススメ】

新開発の「うるおい低温冷蔵」で食品長持ち!

 

 

日立
真空チルド HWシリーズ R-HW60J
実売価格39万7440円

「真空チルド」や「新鮮スリープ野菜室」に加え、新開発の「うるおい低温冷蔵」を搭載した大容量冷蔵庫。冷蔵室のための専用冷却器を搭載し、「うるおい冷気」で食品の乾燥を抑えるほか、「うるおい低温冷蔵」がオンの時は約2℃で保存でき、まとめて作った料理や総菜の鮮度が長持ちします。また、温かいままの鍋を入れても、周囲の食品の温度上昇を抑制してくれます。

●サイズ/質量:W685×H1833×D738mm/約126kg●容量:602L(冷蔵室 308L/野菜室 114L/製氷室 24L/冷凍室上段 33L/冷凍室下段 123L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●年間消費電力量:259kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「2018年2月下旬から発売された新製品です。『うるおい低温冷蔵』は、冷蔵室全体が2℃を維持するため、どこに食材を入れてもチルド室で保存をしているのと同じような状態になります。“冷蔵室丸ごとチルド室”と言っても過言ではないですね。人気の『真空チルド』はもちろん、発生させた炭酸ガスで野菜を眠らせる『新鮮スリープ野菜室』は、7日間経っても野菜をシャキシャキにキープできるのは驚き。大型アルミトレイで素早く凍らせて肉や魚のうまみ成分の流出を防ぐ『デリシャス冷凍』や、大型ドアポケット、小物ケース2個搭載など、ますます使いやすく進化しています!」(戸井田さん)

↑新開発の「うるおい低温冷蔵」は冷蔵室を独立冷却することで、うるおいと鮮度を保ちます

野菜室の場所、選べないから「両方」で! 三菱電機が「真ん中の野菜室」の冷蔵庫を復活

調理をよくする家庭ほど、冷蔵庫における野菜の出し入れは多くなります。大根やキャベツなど重さのある野菜は、持ち上げる動作が足腰に負担を掛けるため、野菜室が最下段にあるといちいちかがむのがおっくうに感じがち。そんな悩みを解決するのが野菜室の真ん中配置です。

 

野菜室が真ん中で、瞬冷凍室・製氷室も腰の高さに

三菱電機が3月3日から発売する「MXシリーズ」の2機種は、野菜室を中央に配置。さらに瞬冷凍室と製氷室も野菜室のすぐ上の腰の高さに配置しました。これにより、取り出した食材を、調理台までほぼ水平に動かせるようになり、足腰への負担軽減を実現しました。

↑野菜室が真ん中になったことで、野菜を取り出すときの腰や膝の負担が激減!

 

そもそも、10年ほど前まで各社の冷蔵庫は、野菜室を中央に配置するのが一般的でした。この状況が変わったのは2009年。各社が省エネ目標値の達成のため、冷凍室や製氷室など同じ温度帯の部屋を一カ所に集め、冷却効率の向上を図ったのがきっかけ。多くのメーカーで野菜室は冷蔵庫の最下段になり、中央には冷凍室が配置されるようになりました。三菱電機の従来モデルであるWXシリーズも、まさに冷凍室を中央に配置しています。

 

以降、冷凍食品の品質向上とニーズの高まりもあって、冷凍室が中央にあるほうが使いやすいという声も伸びてきました。しかし、依然として野菜室の中央配置を求める声も根強く、同社の消費者調査ではニーズがほぼ拮抗。この声に応えるには、ラインアップを分けるしかないとの判断に至りました。

↑2008年までは、野菜室が中央のモデルのほうが市場に多く出回っていました

 

↑野菜室を中央に配置する「MX」と、冷凍室を中央に配置する「WX」の2つのシリーズを展開

 

野菜室を中央にレイアウトする冷蔵庫は、他社からも販売していますが、三菱電機のMXシリーズは、前述のとおり製氷室と瞬冷凍室を野菜室の上に配置して、これらの使い勝手を維持しているのが特徴です。

 

独自の薄型断熱構造で熱効率と容積の問題をクリア

なお、野菜室の上下に氷点下となる部屋が配置されるのは、決して熱効率が良いとは言えません。断熱材が厚くなれば各部屋の容積も減ってしまいます。

 

三菱電機ではこの問題をクリアするために、独自技術である薄型断熱構造「SMART CUBE(スマートキューブ)」を採用。断熱性能の高い真空断熱材と薄型化したウレタンを効率よく配置することで高い省エネ性を確保。これにより、冷凍室が真ん中のWXシリーズと同じ省エネ性能、同じ保存容積を実現しています。

 

具体的には、定格庫内容積503LのMR-MX50Dと従来機のMR-WX52Cを比較すると、消費電力量は250kWh/年、野菜室容積は98L、冷凍室容積は89Lでまったく同じスペックになっています。この熱効率の確保が開発で一番苦労した点であり、この問題が解決できたからこそ、このタイミングでの製品投入になったといいます。

↑MXシリーズの断面。中央の野菜室の周囲を真空断熱材と発泡ウレタンでしっかり覆っているのが分かります

 

野菜室には奥に行くほど底が浅くなるデザインを採用

野菜室の中のレイアウトも変化しています。奥に行くほど底が浅くなるデザインを採用。野菜の大きさや形に応じて使い分けられる、「小物」「中物」「大物」「たて野菜」の4つのエリアを設けており、たて野菜エリアにはきゅうりやニンジンといった野菜のほか、2Lサイズのペットボトルが入れやすくなり、中物エリアには半玉キャベツなども収納しやすくなっています。

↑従来のWXシリーズ(右)の野菜室に比べると、少しだけ深さが増し、その分、奥行きが狭くなって同容積となっています

 

WXシリーズで採用する、3色のLEDの光で緑化を促進し、ビタミンCをアップする「朝どれ野菜室」や、トレイに抗菌処理を施して掃除しやすくした「ハイブリッドナノコーティング」は、MXシリーズでも継承。なお、メインの冷蔵室はWXシリーズとまったく同じレイアウトになっています。

↑「朝どれ野菜室」は、青、緑、オレンジの3色のLEDの光を切り替えながら野菜室に照射することで、野菜や果物の鮮度を長持ちさせてくれる機能です

 

↑製氷室と瞬冷凍室の上のメインの冷蔵室は、WXシリーズと同じ

 

このほか、野菜室や冷凍室はなだらかな曲面を描く美しいハンドルを採用。下から手を掛けることで、指一本でも開け閉めできます。製氷室と瞬冷凍室は、表面のガラス面材を際立たせる細いアクセントラインとなっていて、どちらも開閉しやすく、掃除もしやすいデザインになっています。

↑野菜室や冷凍室は下にローラーが付いていて、指一本で軽く開け閉めできます

 

↑使い勝手の良い三菱独自の「切れちゃう瞬冷凍」の瞬冷凍室には、細いアクセントラインを採用

 

ちなみに、MXシリーズの名称は、従来のWXシリーズに対して野菜室が「真ん中」であることから、Mをもってきたとのこと。まずは、572Lと502Lの大型サイズの投入となりましたが、今後は5ドアタイプや中型タイプなどへの展開も計画中。足腰の弱くなった高齢者などには、中小型タイプの登場がいまから楽しみですね。

 

三菱電機

6ドアセンター開き MXシリーズ MR-MX57D

●実売価格:43万1870円●サイズ/質量:W685×D738×H1826mm/131kg●カラー:クリスタルホワイト、グラデーションブラウン●定格庫内容積:572L(冷蔵室306L、野菜室114L、製氷室19L、瞬冷凍室32L、冷凍室101L)●年間消費電力量(50/60Hz):275kWh/年●2021年省エネ基準達成率:108%

 

6ドアセンター開き MXシリーズ MR-MX50D

●実売価格:38万8670円●サイズ/質量:W650×D699×H1826mm/123kg●カラー:クリスタルホワイト、グラデーションブラウン●定格庫内容積:503L(冷蔵室271L、野菜室98L、製氷室18L、瞬冷凍室27L、冷凍室89L)●年間消費電力量(50/60Hz):250kWh/年●2021年省エネ基準達成率:110%

日立、IoT家電での「周回遅れ」挽回なるか? コンセプトを一新し「コネクテッド家電」で逆襲を誓う!

家電は一度買ったら、長いつきあいになります。その間に、家族のライフスタイルが購入当時とは大きく変わってしまい、不便を感じることも少なくないのではないでしょうか。

 

家電のキャンペーンワードを「ハロー!ハピネス」に変更

日立アプライアンスは、家電製品のキャンペーンワードを変更すると発表。8年ほど掲げていた「エコに足し算」から「ハロー!ハピネス」に変更し、「ひとりひとりに寄り添い、暮らしをデザインする」を家電の新たなコンセプトとして掲げました。ユーザーの声を徹底的に調査し、ワーキングマザーやシニア世帯が増加したことをふまえ、ライフスタイルの変化にも対応できる家電を増やしていくとのこと。

 

たとえば、洗濯機であれば通常は節水に振り切っていましたが、家庭によっては「多少水を使っても泥んこ汚れを落としたい」という要望もあります。そういった個々の声を反映できる家電をめざし、ユーザー視点での商品開発をさらに強化するとのことです。

↑新しいキャンペーンワード「ハロー!ハピネス」が発表されました↑新しいキャンペーンワード「ハロー!ハピネス」が発表されました

 

Wi-Fi接続でスマホ操作できるモデルを「コネクテッド家電」として発表

新コンセプト製品の第一弾として、今回発表されたのは冷蔵庫の「真空チルド」R-HW60J、およびロボットクリーナー「minimaru」RV-EX20と、IHクッキングヒーター「火加減マイスター」HT-L350KTWF。2月から順次発売していきます。そのうちロボットクリーナーとIHクッキングヒーターはWi-Fiで接続し、スマートフォンなどで操作できる「コネクテッド家電」として発表されました。

 

日立のいう「コネクテッド家電」とは、要するにIoTに対応した家電のこと。IoTとはIoTとはInternet of Thingsの略で、さまざまなモノがインターネットに接続され、新たな情報の取得や遠隔操作などができるほか、センサーなどでモノから情報を取得することが可能に。また、集積されたデータをクラウドに蓄積して、データを分析することも可能になります。

↑コネクテッド家電は順次増やしていくとのことです↑コネクテッド家電は順次増やしていくとのことです

 

スマートフォンで好みの設定ができるロボットクリーナー「minimaru」

↑ロボットクリーナー「minimaru(ミニマル)」RV-EX20はコネクテッド家電に↑ロボットクリーナー「minimaru(ミニマル)」RV-EX20はコネクテッド家電に

 

コンパクトで小回りの利くロボットクリーナー「minimaru(ミニマル)」RV-EX20は、スマートフォンの専用アプリで外出先でもインターネットから家庭の無線LANを経由して、掃除スタート、ストップ、掃除モードやスケジュール予約の設定、掃除履歴などの閲覧ができるようになりました。

↑スマートフォンから簡単に設定ができるようになりました↑スマートフォンから簡単に設定ができるようになりました

 

また、家具の配置など状況に合わせて選べる「おこのみモード」では、壁際や反射、脚回り走行重視の設定がスマートフォンから簡単にできます。

 

さらに専用アプリでは、1台のミニマルを最大5台のスマートフォンから操作でき、1台のスマートフォンから最大5台のミニマルを操作できるようになりました。本体直径は250mm×高さ92mmで、充電時間は約3時間で掃除時間は60分、移動面積は最大約32畳。実売予想価格は約12万円(税抜・以下製品もすべて税抜)。

 

専用アプリで、レシピ検索や調理の設定ができるIHクッキングヒーター「火加減マイスター」

↑Wi-Fiに接続できるIHクッキングヒーター↑Wi-Fiに接続できるIHクッキングヒーター「HT-L350KTWF」

 

最近は料理本を見るよりも、スマートフォンでレシピを検索している人が増えているという。そういった背景をふまえて、新製品のIHクッキングヒーター「火加減マイスター」HT-L350Tシリーズは、Wi-Fiに接続できるようになりました。

 

スマートフォンでスマートフォンの専用アプリにて300種類のレシピ(IH調理80種類、オーブン料理220種類)が簡単に検索でき、Bluetoothで接続された本体に選択したレシピの火加減や加熱時間などの設定を送信することで、調理するまでの操作が手もとで簡単に行えます。

 

難しい火加減も自動で調整してくれるので、失敗が少なく、料理初心者でも美味しくできるといいます。また、調理の進行状況をリアルタイムにスマートフォンへ表示することもできます。あと何分で加熱が終了するか、スマートフォンで確認できるようになりました。

 

電圧は単相200V、総消費電力は5.8kW。カラーはプレミアムブラックのみ。実売予想価格は、トッププレート幅75cmのHT-L350KTWF(K)が46万2000円、幅60cmのHT-L350KTF(K)が44万2000円。

 

うるおい冷気と冷温2℃保存で鮮度が長持ちする冷蔵庫「真空チルド」HWシリーズ

真空(約0.8気圧)と密閉構造で食品の参加や乾燥を抑制する「真空チルド」を搭載した冷蔵庫は、日立の白物家電の中で特に人気製品です。新しい大容量冷蔵庫「真空チルド」HWシリーズは、冷却システムの構造を大きく見直した「冷蔵室独立冷却システム」が採用されました。

↑新モデルは冷却ファンと冷却器が2個ずつ搭載されています↑新モデル(右)は冷却ファンと冷却器が2個ずつ搭載されています

 

日立の調査によると、ユーザーは買ってきた総菜や準備した料理にラップして、次の食事までチョイ置きしたり、作り置きしている総菜を使いながら一週間程度保存したりする方が多かったとのこと。

 

そこで、冷蔵庫全体を1つの冷却器とファンで冷却する従来の構造を取りやめ、冷却器とファンを冷蔵庫専用と冷凍庫・野菜室専用に分けて2つに。従来構造では冷却器の温度が低くなるため、除湿され乾燥した冷気となっていましたが、新冷却システムでは冷蔵室用冷却器の温度を高くできるので、除湿量を抑えられるとのことです。

さらに、冷蔵庫にたっぷり入れても乾燥を抑えてしっかり冷やす「うるおい低温冷蔵」モードが搭載されました。こちらは、湿度の低下を抑え、庫内を約2~4℃に保つため、まとめて作った料理や惣菜が、鮮度を損なわずに保存できます。カレーなどの鍋を温かいまま入れても、鍋周囲の温度上昇を抑えながら冷却できるメリットもあります。

↑冷蔵室で保存してサラダは、前モデルと比較するとみずみずしく、干からびていませんでした↑「うるおい低温冷蔵」モードで保存したサラダ(右)は、前モデルと比較するとみずみずしく、干からびていませんでした

 

引き続き、人気の「真空チルド」やプラチナ触媒効果で炭酸ガスの濃度を高め、野菜の気孔を閉じて眠らせるように保存できる「新鮮スリープ野菜室」なども搭載。まとめ買いをする共働き世代の要望を取り入れ、より使い勝手に配慮したモデルとなっていました。

 

幅68.5×高さ183.3×奥行73.8cmで定格内容積602LのR-HW60Jは市場想定価格が約37万円(2月下旬発売)、幅65cm×高さ183.3×奥行69.9cmで定格内容積520LのR-HW52Jが約32万円(3月下旬発売)。

↑冷蔵庫上段の棚は床から高さを約157cmに設定できます。取っ手付きの小物ケースも新たに2個付属して、最上段の食品も取り出しやすくなりました↑使いやすさにも配慮。冷蔵庫上段の棚は床から高さを約157cmに設定できるうえ、取っ手付きの小物ケースも新たに2個付属して、最上段の食品が取り出しやすくなり、棚の奥の食品も出し入れしやすくなりました

 

今後は「周回遅れ」を解消するような独自サービスに期待

家電のコネクテッド化について、今後推進していくこと名言した日立。現状はスマートフォンからも簡単に操作できる点がメリットですが、今後はソフトウェアをダウンロードすることで機能の追加や使い勝手の向上が期待でき、社外のパートナーと連携しつつ、新たなサービスを提供していくとのことです。

 

ただ、正直に言わせてもらえば、すでにIoT家電は日本を含む世界中で広まりつつあり、今回の日立の宣言は「周回遅れ」の感が否めません。とはいえ、「日立の技術力を結集する」との意気込みには期待が持てますし、ビックデータの活用や外部連携による新たなサービスも開始するということで、そこから独自のIoTプラットフォームが生まれるかも。今後の動向に注目したいですね。

金庫…じゃなくて冷蔵庫! 「取っ手つきレトロモデル」は新生活の最強パートナーとなるか?

エスキュービズムは、現在販売している冷蔵庫/冷凍庫の技術をベースに、昔なつかしいデザインの「1ドア レトロ冷蔵庫」「2ドア レトロ冷凍/冷蔵庫」を1月中旬より順次発売します。カラーは、ライトグリーンの色をはじめ、レトロホワイトとブラックの3色を用意。価格は1ドアタイプが2万1800円(税抜)、2ドアタイプが2万3800円(税抜)です。

 

 

やさしい色使いと取っ手が目を引くレトロなデザイン

20180122-s3 (3)↑1ドア レトロ冷蔵庫

 

20180122-s3 (2)↑2ドア レトロ冷凍/冷蔵庫

 

1ドア レトロ冷蔵庫 WRD-1085、2ドア レトロ冷凍/冷蔵庫 WRD-2090は、どちらも取っ手がついた開きやすいデザイン。2ℓペットボトル2本が余裕で入るドアポケットを備えています。運転音は、1ドアタイプで24dB、2ドアタイプで25dBと優れた静音設計を実現。30dBといえば、郊外の深夜、ささやき声くらいの大きさなので、ワンルームでも気になることはなさそうです。省エネ達成率は2021年度基準で1ドアタイプが122%、2ドアタイプが111%と優秀なのもポイント。1ドアタイプは冷凍庫はありませんが、2台目として個室に設置したり、リビングに置いたりと、買い増し用途に使えます。2ドアタイプには25Lの冷凍室がついているので、一人暮らしにもぴったり。

 

やさしい色使いの温もりのあるデザインは、インテリアにも溶け込みそうです。どちらも2万円台前半とリーズナブルなので、なにかと出費の多い新生活のパートナーとしてもうれしいですね。

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1ドア レトロ冷蔵庫 WRD-1085

●価格:2万1800円(税抜)●カラー:ライトグリーン/レトロホワイト/ブラック●サイズ/質量:W453mm×D495mm×H840mm/22kg●定格内容積:85L (製氷室10L/冷蔵室75L)●年間消費電量:212kWh/195kWh/年●付属品:取扱説明書、製氷皿、霜取りヘラ、卵ケース、取っ手

 

2ドア レトロ冷凍/冷蔵庫 WRD-2090 
価格:2万3800円(税抜)●カラー:ライトグリーン/レトロホワイト/ ブラック、サイズ/質量:W453×D563×H876mm/25kg●定格内容積:85L (冷凍室25L/冷蔵室60L)●年間消費電量:237kWh/219kWh●付属品:取扱説明書、製氷皿、霜取りヘラ、卵ケース、取っ手×2

このデザインで意外に安い!? ひとり暮らし必見の「オシャレ家電群」がハイアールより発売開始

ハイアールジャパンセールスは、ステンレス調で統一した家電シリーズ「URBAN CAFE SERIES」(アーバンカフェシリーズ)6機種の発売を開始しました。本シリーズは「くつろぎをデザインしよう」がキーコンセプト。家電にもデザイン性やインテリア性を求める20~40代前半のひとり暮らしをメインターゲットに企画・開発された商品です。

 

シルバーとブラックで統一し、インテリアに溶け込むデザインを実現!

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同社では、インテリアにこだわるユーザーが増加する一方で、そのこだわりの空間に溶け込むデザインで、かつ手軽に購入できる家電が少ない点に着目。独自に20~40代前半のひとり暮らしをしている男女1000人を対象にアンケート調査を実施したところ、白物家電のカラーに関しては、定番色のホワイトに次いで、ステンレス調が好まれる傾向にあることを突き止めました。

 

また、同アンケートでの「ステンレス調の家電を使ってみたいか?」という設問に対しては、「使ってみたい」との答えが6割を超えたとのこと。このニーズに応える形で発売したのが「URBAN CAFE SERIES」です。家電の定番色であるホワイトを配色せず、ステンレス調のシルバーとブラックで統一された外観で、高級感と高い質感を実現しています。

 

今回発売したのは、148L冷凍冷蔵庫(JR-XP2NF148E・3万8000円前後※)、173L冷凍冷蔵庫(JR-XP2NF173E・4万3000円前後)、しわケアタイプの5.5kg全自動洗濯機(JW-XP2C55E・2万7000円前後)、低騒音タイプの5.5kg全自動洗濯機(JW-XP2KD55E・3万8000円前後)、3合炊きマイコンジャー炊飯器(JJ-XP2M31E・8000円前後)、18Lヘルツフリーフラットレンジ(JM-XP2FH18F・1万2000円前後)の4カテゴリ6機種となっています。

※価格はすべて実売予想価格で税抜です

 

冷凍冷蔵庫は148Lと173Lの2機種を用意し、生活スタイルによってサイズのセレクトが可能です。5.5kg全自動洗濯機には、最短約10分で洗濯できる「お急ぎコース」などの便利な機能を搭載しています。調理家電はマイコンジャー炊飯器、電子レンジの2カテゴリを用意。炊飯器には「冷凍用」コースを搭載し、レンジは約30cmの大型弁当もらくらく入るワイドな庫内が特徴です。本シリーズは、必要十分な機能を備え、スタイリッシュなのにリーズナブルなのは大きな魅力。この春、新生活を始める人にとっては、狙い目のモデルといえるでしょう。

【家電大賞2017】今年一番の家電は何だ? 冷蔵庫部門では「献立を提案」「ビタミンCアップ」など先進機能が目白押し!

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GetNaviと白物家電専門ニュースサイト「家電Watch」による年に1度の家電アワード「家電大賞」が今年も開催!

 

このアワードは、掃除機や炊飯器、家事家電身だしなみ家電など全14部門、119アイテムのなかから「2017年のベスト家電大賞とそれぞれの部門賞を選出します。選出方法はみなさまの投票のみ! 専門家や編集部の票は一切なく、読者が考えるベストなものを決めましょう、という趣旨になっています。

 

家電大賞にノミネートされた119アイテムは、以下のページにまとめてありますが、今後は部門ごとに注目製品などを詳しく紹介していきます。

家電大賞2017の投票開始! 2017年のBest of 白物家電の栄誉は果たして……?」
http://getnavi.jp/homeappliances/201102/

 

生鮮食品の鮮度維持技術が著しく向上し、デザインで独自性を主張するモデルも

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今回は、冷蔵庫部門をご紹介。冷蔵庫の分野では、独自機能を備えたモデルに注目です。なかでもシャープのSJ-GX55DはAI(人工知能)とIoT(モノのインターネット化)を組み合わせたAIoT機能を搭載している点が貴重。中に入れている食材を登録して冷蔵庫に話しかけると、おすすめのメニューを提案するほか、食材の購入サイク ルを冷蔵庫が学習して買う時期を知らせてくれたり、天気予報や生活パターンに応じた情報を知らせてくれたりと、ユーザーの生活を賢くサポートしてくれます。

 

生鮮食品の鮮度維持技術は進化の一途をたどっており、日立は「真空チルド」、パナソニックは「微凍結パーシャル」、三菱電機は「氷点下ストッカーD」など、肉や魚をおいしく長持ちさせる独自の保存室を完備。野菜室の進歩も目を見張るものがあり、東芝は95%の高湿度と3~5℃の低温を保って野菜の鮮度をキープ。三菱電機は内部に3色LEDを配置し、野菜の光合成を促すことで、ビタミンCをアップさせるなど、驚きの技術を搭載しています。このほか、シャープはプラズマクラスター、パナソニックはナノイーと、微粒子イオンを放出して菌やニオイを抑える働きを持つのも見逃せません。

 

デザイン面の進化も顕著。アクアのAQR-SBS45Fはガラス扉で、ハンドル部分にはアルミ素材を採用するとともに、冷凍庫と冷蔵庫を隣り合わせに配置するサイド・バイ・サイドを採用。デザインで独自性を見せています。ひと昔前のモデルとは比べ物にならないほど進化した冷蔵庫の数々に、ぜひ注目してみてください。

 

冷蔵庫部門にノミネートされた6つの製品は以下のとおり。アワードに投票してもらうと、豪華賞品が当たることもあるのでぜひ参加ください!

「豪華賞品が当たる家電大賞2017への応募はこちら」
https://cgi2.impress.co.jp/watch/kaden/kadentaisho2017/form.html

【冷蔵庫部門ノミネートはコチラ!】 

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シャープ プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-GX55D(左) AIoT対応で、各家庭の生活リズムを学習。献立や食品保存方法などをサポートしてくれます。

 東芝 べジータ GR-M600FWX(中) 野菜室とチルドルームの鮮度保持性能が向上。お掃除口を追加し、野菜室の手入れが簡単に。

日立 真空チルド R-XG6700H(右) 食品の鮮度を守る「真空チルド」搭載。低温冷蔵スペースは作りおき料理の保存に便利です。

 

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パナソニック パーシャル搭載冷蔵庫 NR-F603HPX(左) 本体幅は変わらず大容量化。庫内温度を調節するエコナビの進化で、省エネ性能が向上。

アクア パノラマ・オープンAQR-SBS45F(中) 右に冷蔵室、左に冷凍室を設けたサイド・バイ・サイドタイプ。ひと目で庫内を見渡せます。

三菱電機 置けるスマート大容量MR-WX52C(右) 高性能真空断熱材などの採用で省エネNo.1。ビタミンCを増やす野菜室なども搭載します。

 

「豪華賞品が当たる家電大賞2017への応募はこちら」
https://cgi2.impress.co.jp/watch/kaden/kadentaisho2017/form.html

 

「冷蔵庫にある物でサッと料理できる人」になりたい。

今も昔も、「冷蔵庫にある物で、ササッと何か作れる」というのは、料理上手の条件のひとつであろう。女性はもちろん、男性でこれができたら、もう間違いなくモテる。

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「この料理を作るために必要な材料を揃えて作る」ならば、極端な話、小学生にだってできる。もちろん、レシピ本を片手にだ。

 

一方で、「冷蔵庫を開けたら、◯◯と◯◯、あと白米しかないから……だったら、◯◯を作ろう!」と頭の中でパパッと献立を考えて、サッと料理を完成させるためには、ある程度の料理経験がなくてはできない。料理のセンスも必要だ。

 

そしてもうひとつ、普段買い物をどうやってしているか、ここがキモだと思うのだ。

 

ぶっちゃけ、いま冷蔵庫に何がある?

あなたは、冷蔵庫の中身を常にいっぱいにしておくタイプか、それとも必要最低限のものしか置かず、食材を使い切ったら買い物に行くタイプ、どちらだろうか。

 

私の実家も夫の実家も、冷蔵庫の中は常に満タン状態。

 

一方わが家の冷蔵庫の中は、いつもスカスカだ。買い物に行ったばかりでも、7割入っていれば多い方。冷蔵庫自体が大容量タイプだからということもあるが、基本的にはある程度使い切ってから、買い物に行く。「今日の夕飯と明日のお弁当までは作れるな」と判断したら、その日は買い物に行かない。なんとなく、まだ食材(特に肉系)があるのに買い物に行くのは、負けな気がするのだ。きれいサッパリ使い切れたら、勝ち。誰と勝負しているのか、自分でもわからないが。買い物に行くと、つい余分な物まで買ってしまうので、私なりの節約方法でもある。

 

ただそうなると、もう少しで食材が底をつきそうなときに「お腹空いた! 何か作って!」と言われても、なかなか厳しい話である。だって、調味料くらいしかないのだから。あって納豆やチーズ、ちくわあたり。それに、野菜が少し。あとは米を炊くくらいしかできない。小麦粉もあるし、パンケーキは焼けるか。まあ、なんとか炒飯と味噌汁くらいはできそうだが、それでは「料理上手」の称号は得られないだろう。

 

何を常備しておけばいいのか

では、あるものでサッと料理するためには、冷蔵庫に何を入れておけばいいのだろう。そんなことを考えていたら、『家にあるものだけでスグ作れる! 買い物いらずのラクうまレシピ480品』(フーズ編集部・編/学研プラス・刊)という、なんとも惹かれるタイトルの料理本を見つけた。これを読めば、正解がわかりそうだ。

 

この本で扱われているのは、どこのスーパーでも手に入るメイン食材「豚肉・鶏肉・ひき肉・卵・大豆製品・キャベツ・もやし・トマト・じゃがいも・大根・にんじん・青菜」12種類。それに加えて、食べごたえを出したり、料理にコクやうまみを与えてくれるサブ食材「玉ねぎ・なす・ブロッコリー・きのこ類・ハム・納豆・ちくわ・梅干し・しらす・米」などなど。これらをうまく組み合わせると、なんと480品が作れるという。

 

つまり、「家にあるものだけですぐ作る」には、「メイン食材をできるだけ切らさないように、常にストックしておきましょう」ということだったのだ。私は根本ができていなかった。

 

レパートリーを増やすのと同じくらい、在庫管理能力が必要

子どもたちが大きくなってきて、最近は用意したおかずだけでは足りないことも少なくない。「もう少し食べたい!」にサッと応えて追加でメインをもう一品作れたら、母親としての株は急上昇するに違いない。家族で出かけて、疲れて帰ってきた後の夕食の準備はなんともしんどいものだが、みな腹ペコ状態。そんなときでも、満足してもらえる夕飯を作りたい。

 

たとえば、豚肉ひとつあれば、いろいろなサブ食材と組み合わせて「一口ジンジャーカツ」「豚肉のケチャップソテー」「ブロッコリーと豚こまのかき揚げ」「まいたけとしょうがの豚肉巻き揚げ」など、『家にあるものだけでスグ作れる! 買い物いらずのラクうまレシピ480品』には数えきれないほどのアレンジレシピが紹介されている。「ごめん! 冷蔵庫に何もないから作れない」ではなく、いつ何時食事が必要になっても大丈夫なように、ある程度の食材ストックは必要ということなのだな。

 

料理のレシピは頼りになる料理本に任せるとして、まずは冷蔵庫の在庫管理能力を高めなければ。使い切ってから買い物するのもいいが、せめて1日3食分くらいは作れる食材をストックしておこう。冷凍するのはあまり好きじゃないが(事実、冷凍庫こそガラ空き)、冷凍術をうまくマスターすれば、「ある物でサッと作れる人」にさらに近づけるはず。

 

ちょうど、これから買い物に行く。12種類のメイン食材を意識して、冷蔵庫の中身改革に励むとしよう。

 

(文・水谷 花楓)

 

【著書紹介】

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家にあるものだけでスグ作れる! 買い物いらずのラクうまレシピ480品

編集:フーズ編集部

出版社:学研プラス

キャベツ、じゃがいも、ひき肉など、いつも家にあるお馴染みの素材で作れる、買い物いらずの絶品おかずを大紹介。主菜、副菜はもちろん、ご飯、麺からおつまみまで、バリエーション豊かな全480品が勢ぞろいです。

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楽天Koboで詳しく見る
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紀伊國屋書店ウェブストアで詳しく見る

「ウチの冷蔵庫…クサっ」とならないために! 最新5モデルの冷蔵・冷凍「以外」の機能を家電のプロが徹底チェック

冷蔵庫は10年前の製品と比べて驚くほどの進化を遂げています。でも、いざ買い替えるとなると、どれも同じように見えて迷ってしまう人も多いはず。そこで今回は、主要5社の2017年新モデルのうち、4~5人の家庭で一般的な500Lクラスをピックアップ。家電選びのプロ、戸井田園子さんが5項目にわたって徹底検証していきます。「冷蔵・冷凍」「野菜室」などを検証した前回に引き続き、今回は、「清潔性・脱臭機能」「設置性・デザイン」 「省エネ性能」をチェック。併せて各モデルがどのような家庭に向いているか、結論を導き出していきます!

 

【今回のガイド】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

検証モデルその1

省エネ性能もアップした、スリムな幅65cmの大容量冷蔵庫

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三菱電機
WXシリーズ
MR-WX52C(517L)
実売価格36万7070円

高性能真空断熱材の採用でさらなる省エネ性が図られた、「置けるスマート大容量」シリーズの新モデル。「クリーン朝どれ野菜室」は、世界初の「ハイブリッドナノコーティング」を使用した抗菌トレイを導入し、清潔さもアップしました。

【SPEC】●サイズ/質量:W650×H1821×D699mm/約118kg●容量:517L(冷蔵室 277L/野菜室 98L/製氷室 23L/瞬冷凍室 30L/冷凍室 89L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア

 

【三菱 WXシリーズ 検証03 清潔性・脱臭機能】

汚れ防止の「クリーントレイ」はお手入れ簡単!

「野菜室の底に汚れ防止の『ハイブリッドナノコーティング』を施したトレイ『クリーントレイ』が追加され、お掃除のしやすさがアップ。エアコンにも使われている技術で、その力は立証されています。トレイは薄型なので簡単に取り出せて、キッチンのシンクで洗えます。ただ、トレイがあるのは後方の大きいスペースのみ。できれば、前面スペースにもセットして欲しかったですね」(戸井田さん)

↑大きなボックスを取り外して洗わなくてすむので、手入れが簡単です↑大きなボックスを取り外して洗わなくてすむので、手入れが簡単です

 

【三菱 WXシリーズ 検証04 設置性・デザイン】

大容量コンパクトで狭いキッチンでも効率的

「三菱は断熱材の薄型化で、いち早く大容量・コンパクトに着手したメーカーです。この機種は、65cm幅で容量517Lを達成していて、諦めていたスペースにも大きな冷蔵庫が置けると人気に。デザイン面では、ガラスドアがすっきりとした印象を演出。ガラスから透けてみえる地の模様は、ステンレスのヘアラインを思わせ、落ち着いた印象を醸し出しています。シックで重厚感があるブラウン系、ベーシックで空間に馴染みやすいベージュ系、シンプルで爽やかなホワイト系の3色展開で、どんなインテリアにも合わせやすいですね」(戸井田さん)

↑カラーは3色展開。キッチンの雰囲気に合った色が選べます↑カラーは3色展開。キッチンの雰囲気に合った色が選べます

 

【三菱 WXシリーズ 検証05 省エネ性能】

三菱のみの全室独立設計で部屋別に省エネ

「冷凍室(大)・冷凍室(小)・製氷室が、完全に仕切られた全室独立設計なのは三菱のみです。『瞬冷凍室』と『冷凍室』で違う温度帯にできるのは独立設計だからこそ。また、独立設計は、部屋ごとの使用状況に応じて適切な運転ができるのもメリット。扉の開閉による温度上昇が他の部屋に影響しない、使わない部屋だけ冷却を止めることができる、など省エネにもつながっています」(戸井田さん)

 

【結論 三菱 WXシリーズはどんな家庭にオススメ?】

買いだめをして少量ずつ使いたい家庭向き

「共働きなど、頻繁には買い物に行かない、買いだめスタイルのご家庭に向いています。食材の鮮度が維持しやすいので、食材管理を担当する主婦(主夫)にとっては、先々の献立を考えて材料を買わなくてすむのは大きな魅力。『食材を早く使わなくちゃ!』と焦ることが減り、ストレスも軽減されます。

 

また『瞬冷凍』は、食材を少量だけ使う家庭にもおすすめ。たとえばお弁当作りのときや、少人数世帯なら、冷凍保存してある肉や魚を必要な量だけカットして使えるのでとても便利です」(戸井田さん)

 

検証モデルその2

プラス50Lの大容量化を実現した「微凍結パーシャル」搭載モデル

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パナソニック

HPXタイプ

NR-F503HPX(500L)

実売予想価格35万4240円

新たに開発された新形状の薄壁筐体を採用し、本体幅はそのままに冷却部品をコンパクト化した「微凍結パーシャル」搭載冷蔵庫の新モデル。初搭載の「フラット冷却システム」と新「エコナビ」で省エネ性能も向上しています。

【SPEC】●サイズ/質量:W650×H1828×D699mm/約118kg●容量:500L(冷蔵室 258L/野菜室 105L/製氷室 17L/新鮮凍結ルーム 28L/冷凍室 92L)●ドア開閉タイプ:フレンチドア●ドア数:6ドア

 

【パナソニック HPXタイプ 検証03 清潔性・脱臭機能】

「ナノイー」が全室に行きわたって庫内を除菌!

「微粒子イオン『ナノイー』が全室に行きわたり、壁面に着いている菌や庫内に浮遊している菌を除菌し、清潔な状態をキープ。また収納量センサーで、庫内に食材がたっぷり入っているときは、スピーディーに除菌してくれる『パワフルモード』に切り替わります。ナノイーは脱臭効果もあって、庫内のニオイも取り除いてくれるのがうれしいですね」(戸井田さん)

↑ナノイーのイメージ。↑ナノイーのイメージ。全室に行きわたって除菌するため、食品を新鮮に、かつ庫内を清潔に保ちます

 

【パナソニック HPXタイプ 検証04 設置性・デザイン】

新モデルは幅のコンパクト化を実現!

「今年の新モデルは、機械室のコンパクト化、ボディの薄壁化、奥の収納スペースの拡大によって大容量ながら幅のコンパクト化に成功。幅650mmで500Lを達成しました。カラーはシックで上品なゴールド系、落ち着いた重厚感のあるダークブラウン系、シンプルなホワイト系のほかミラータイプも展開。取っ手の部分が目立たないデザインでスッキリとした印象です」(戸井田さん)

↑カラバリは3色のほかに、写真のミラータイプ「オニキスミラー」もあります↑カラバリは3色のほかに、写真のミラータイプ「オニキスミラー」もあります

 

【パナソニック HPXタイプ 検証05 省エネ性能】

省エネ技術「エコナビ」がきめ細かくムダを省く!

「さまざまなセンサーを採用した、パナソニックの省エネ技術『エコナビ』が優秀。光で収納量の変化を検知する独自の『収納量センサー』は、片側のみから検知する仕様から、左右で検知する仕様に進化して精度がアップしました。また、扉の開閉回数と時間まで検知し、使い方に合わせて霜取り運転の間隔を最適化する機能も搭載されています。生活リズムに合わせてきめ細かくエコナビで運転してくれるので、ほったらかしで省エネはバッチリです」(戸井田さん)

↑食品が減ってくると、「エコナビ」ランプが点灯して冷やしすぎのムダを省きます↑食品が減ってくると、「エコナビ」ランプが点灯して冷やしすぎのムダを省きます

 

【結論 パナソニック HPXタイプはどんな家庭にオススメ?】

小分けせず、一気にしまいたい清潔重視の家庭向き

「野菜室や冷凍室など引き出し収納のスペースが大きく収納がラクなので、一度にたくさんの買い物をして、がばーっと入れておきたいおおらかなご家庭向きです。食材を微凍結で少しずつ使えるので、作り置きしてお弁当作りをしている家庭にもおすすめ。『ナノイー』があるので、庫内の除菌・消臭をしたい清潔派の人も満足できそう」(戸井田さん)

 

検証モデルその3

約0.8気圧の「真空チルド」と炭酸ガスで食材の鮮度が長持ち!

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日立
「真空チルド」XGシリーズ

R-XG5100H(505L)

実売価格34万3440円

真空の効果で鮮度を保つ日立だけの「真空チルド」を搭載した冷蔵庫の新モデル。炭酸ガス生成能力を向上させた新「プラチナ触媒(ルテニウム配合)」により、食品表面の酵素の働きを抑えておいしく保存します。

【SPEC】●サイズ/質量:W685×H1818×D699mm●容量:505L(冷蔵室 269L/野菜室 94L/冷凍室 142L)●ドア開閉タイプ:フレンチドア●ドア数:6ドア

 

【日立「真空チルド」XGシリーズ 検証03 清潔性・脱臭機能】

製氷皿は外して洗えていつでも清潔

「特に目立った特殊な機能はないのですが、外して洗える製氷皿は清潔感があっていいですね。また、冷蔵室最下段が左右に2分割されているので、一枚の棚の幅が小さくなり、取り外しやすく、お手入れがしやすいのは他社より有利です」(戸井田さん)

 

【日立「真空チルド」XGシリーズ 検証04 設置性・デザイン】

デザインに関してはトレンドリーダー的存在!

「コンパクト化の面ではやや出遅れていますが、デザインに関してはトレンドリーダー的存在。ガラス扉、ミラー扉ともに、いち早く展開したのが日立です。また、扉の蝶つがい側をラウンド形状にすることで、扉の開閉時に角が出っ張らず、ギリギリまで壁に寄せて設置できる『スッキリ設置』も機能的。色は、クリスタルブラウン、クリスタルシャンパン、クリスタルホワイトの3色展開。地模様のない仕上げでスッキリ見えます」(戸井田さん)

↑クリスタルブラウンの設置例(写真はR-XG6700H)↑クリスタルブラウンの設置例(写真はR-XG6700H)

 

【日立「真空チルド」XGシリーズ 検証05 省エネ性能】

霜を利用した独自技術の「フロストリサイクル冷却」

「冷却器につく霜を利用して冷蔵室・野菜室を冷やす独自技術『フロストリサイクル冷却』を搭載。これにより、霜取り時間も短縮でき省エネにも貢献しています。ドアの開閉状況から冷蔵庫の使用パターンを学習し、深夜や留守中にヒーターを使う霜取りをするなど、庫内の温度上昇をできる限り抑えて省エネにつなげています」(戸井田さん)

↑運転時に冷却器に付着する霜を利用して、冷蔵室や野菜室を冷やすという逆転の発想がスゴイ!↑冷却器に付着する霜を利用して冷蔵室や野菜室を冷やし、コンプレッサーを止めるという逆転の発想がスゴイ!

 

【結論 日立「真空チルド」XGシリーズはどんな家庭にオススメ?】

鮮度のいい食材で毎日料理を作りたい家庭向き

「冷凍しなくて済む『真空チルド』は、生鮮食材を長持ちさせるだけでなく、食材を調味料に浸けておくと下味が染み込みやすく、下ごしらえの時短にもつながって本当に便利! 休日にまとめて下ごしらえや作り置きをするスタイルではなく、その日の食事はその日に作るというご家庭におすすめしたいです。デザイン面では、扉に地模様がない単一色なので、硬質な素材感やシンプルな印象が好きな方に向いています」(戸井田さん)

 

検証モデルその4

野菜の鮮度にこだわった、野菜室が真ん中の「ベジータ」シリーズ

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東芝
「べジータ」FWXシリーズ

GR-M510FWX(509L)

実売価格33万2640円

冷蔵庫の中段に使用頻度の高い野菜室をレイアウトした「ベジータ」の新モデル。野菜の乾燥を防いでうるおいを閉じ込める「ミストチャージユニット」を採用した「もっと潤う 摘みたて野菜室」で、野菜の保存性が高まりました。

【SPEC】●サイズ/質量:W650×H1833×D699mm/117kg●容量:509L(冷蔵室 260L/野菜室 112L/製氷室 20L/冷凍室 117L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア

 

【東芝「べジータ」FWXシリーズ 検証03 清潔性・脱臭機能】

汚れがちな野菜室は「Ag抗菌ボックス」で清潔

「野菜室の内側のボックスはAg抗菌仕様で、腐敗の原因となる微生物の増加を抑制してくれます。また、野菜室のボックスの底には『お掃除口』が設置され、ケースを外すことなく野菜クズや泥を捨てることができるようになりました。野菜室が真ん中にあるので、下にゴミ箱を持ってくればお手入れもラクラク。さらに光触媒『ルネキャット』で、庫内の冷気を除菌・消臭してくれるのも便利です」(戸井田さん)

↑野菜室の底に穴が空いていて、そこから野菜くずなどを捨てられます↑野菜室の底に穴が空いていて、そこから野菜くずなどを捨てられます

 

【東芝「べジータ」FWXシリーズ 検証04 設置性・デザイン】

新モデルも大容量・コンパクト化を追求

「東芝は、三菱に次いで大容量コンパクトを実現したメーカーです。今年もさらに冷蔵庫の壁面を薄くすることで、大容量を進化させています。幅650mmで509L達成は、三菱に続く大容量です。扉カラーは高級感のあるダイヤモンドミラーです」(戸井田さん)

↑高級感のあるダイヤモンドミラー↑高級感のあるダイヤモンドミラー

 

【東芝「べジータ」FWXシリーズ 検証05 省エネ性能】

真ん中にある野菜室は省エネの面でも貢献

「2つの冷却器がある東芝独自の『ツイン冷却』で、プラスの温度帯とマイナス(氷点下)の温度帯それぞれに適したぶんだけ冷やすことで、省エネを実現しています。冷蔵庫はその構造上、プラスとマイナスの温度帯には仕切りにヒーターを入れているのが基本。そのため、冷凍室が中央だと、その上下がプラスの温度帯になるため、2本のヒーターが必要になります。その点、野菜室が中央だと、プラスの温度帯とマイナスの温度帯が上下に分かれるため、ヒーターがひとつで済むのです。ということで、野菜室が真ん中なのも、実は省エネには有利。新モデルは、断熱性能の向上もあって昨年モデルより10%の省エネになりました」(戸井田さん)

↑ツイン冷却」イメージ↑「ツイン冷却」イメージ

 

【結論 東芝「べジータ」FWXシリーズはどんな家庭にオススメ?】

野菜料理にこだわるヘルシーな家庭向き

「『野菜室は絶対に真ん中希望』というご家庭なら一択! また、大きなチルド室、野菜そのまま冷凍、高湿度の野菜室など、手間をかけずに食材維持管理がしやすい機能が多いので、『休みの日まで作り置きするためにキッチンに立つなんてイヤ!』という人にもぴったり。特に野菜の保存は、冷蔵・冷凍いずれにしても独自機能があるので、野菜料理を重視するご家族には大いにオススメできます」(戸井田さん)

 

検証モデルその5

献立を提案してくれるIoT時代を象徴するIoT冷蔵庫

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シャープ

SJ-GX50D

実売価格37万5840円

チルドルーム内を清潔に保つ高密閉構造の「プラズマクラスターうるおいチルド」を新たに採用。人工知能とIoTを組み合わせたクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応し、献立や食品保存方法などを教えてくれます。

【SPEC】●サイズ/質量:W685×H1833×D699mm/109kg●容量:502L(冷蔵室 259L/野菜室 73L/冷凍室 170L)●ドア開閉タイプ:フレンチドア●ドア数:5ドア

 

【シャープ SJ-GX50D 検証03 清潔性・脱臭機能】

扉を閉めたあと「プラズマクラスター」を一気に放出

「シャープならではの『プラズマクラスターイオン』を庫内に充満させるため、浮遊菌や付着菌の除菌ができます。冷蔵室のドアを閉めた直後は、集中的にプラズマクラスターを放出してくれるのもキレイ好きには好評ですね。他社もそうですが、冷蔵室の棚はオールガラス棚でお手入れがラク。野菜室は、底に敷いてあるプレートだけ取り外して洗えるので、こちらも手入れが簡単です」(戸井田さん)

↑チルドルーム内を清潔に保ち、乾燥を抑える「プラズマクラスターうるおいチルド」↑チルドルーム内を清潔に保ち、乾燥を抑える「プラズマクラスターうるおいチルド」も搭載しています

 

【シャープ SJ-GX50D 検証04 設置性・デザイン】

「本体幅のコンパクト化はまだ対応していませんが、取っ手やフレームが一切ないデザインでスッキリ感はバッチリ。扉カラーには、下方に行くほど色が濃くなる『グラデーションレッド』と『グラデーションブラウン』があり、こちらは高級感と安定感あり。『ピュアホワイト』はシンプルなインテリアにおすすめです。扉に軽く触れると開く電動アシストドアで、両手がふさがっていてもドアの開閉ができるのが便利!」(戸井田さん)

20170914-s3-1-1↑上に行くほど淡い色になっていくグラデーションレッド(写真はSJ-GX55D)

 

【シャープ SJ-GX50D 検証05 省エネ性能】

人工知能が25項目にわたって節電をアシスト

「人工知能を利用した25項目の省エネ技術『節電25』を搭載。生活パターンに応じた省エネ運転をしてくれるモードで、通常運転より最大25%も節電できます。また、半ドアだと自動でドアが閉まる『オートクローズドア』機能も搭載。扉は得意のネイチャーテクノロジーを生かし、合わせ目にホタテ貝ようなの凹凸形状を施すことで、空気の流出入を減らし、断熱効果を向上。さらに省エネ性をアップしました 」(戸井田さん)

↑「節電25」の25項目の省エネ技術↑「節電25」の25項目の省エネ技術

 

【シャープ SJ-GX50D その他・IoT機能 】

IoT対応で冷蔵庫が献立を決めてくれる!

「他モデルの検証項目にはありませんが、本機でぜひ触れなければいけないのがIoT機能。IoT機能搭載は業界初の機能で、その目玉は献立相談ができること!  中に入れている食材を登録して冷蔵庫に話しかけると、おすすめのメニューを提案してくれます。また、食材の購入サイク ルを冷蔵庫が学習して買う時期を知らせてくれたり、天気予報や生活パターンに応じた情報を知らせてくれたりと、本当に賢い モデルです。新モデルでは、扉にスマホのような操作パネルが搭載されたので、スマホのアプリを使わなくても、冷蔵庫だけでも使えるIoT機能が拡大しました。今後の進化が楽しみです!」(戶井田さん)

液晶では「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンスパネルでは「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンスしてくれます

 

【結論 シャープ SJ-TF49Cはどんな家庭にオススメ?】

食材管理を徹底したい新しモノ好きな家庭向き

「なんといっても最先端のIoT技術をいち早く試したいというご家庭向きです。また、スマホとの連携で食材管理ができるので、ついつい二重買いをしてしまいがちな人や、夫婦それぞれ食材の買い物をするご家庭にも合っています。シャープ製だけに、独自のプラズマクラスターで庫内の除菌ができて、清潔好きな人にも向いています。メガフリーザーで冷凍食品の買いだめもできるので、共働きなど忙しいご家庭にもオススメです」(戸井田さん)

3分の1以上が冷凍庫…だと? 夫婦世帯の心がおどる約10万円のビッグフリーザー冷蔵庫

アクアは、大容量の冷凍室と、3温度切替が可能なセレクトルームを冷蔵室に内蔵した新シリーズ「FREEzing+(フリージングプラス)」冷凍冷蔵庫(3ドアタイプ AQR-VT32F:定格内容積320L)、(2ドアタイプ AQR-VD32F:定格内容積 324L)を11月17日に発売します。実売予想価格は10万4800円、2ドアタイプ AQR-VD32Fは9万9800円(いずれも税別)。

3ドアタイプ AQR-VT32F↑3ドアタイプ AQR-VT32F

 

↑2ドアタイプ AQR-VD32F↑2ドアタイプ AQR-VD32F

 

冷凍庫の収納力に優れ、冷凍スピードも速めて食品の劣化を防ぐ

「FREEzing+(フリージングプラス)シリーズ」は、「もっと大きな冷凍室が欲しい」というニーズに応えて発売された、大容量フリーザーを搭載したシリーズです。2ドアタイプ(AQR-VD32F)は、小分け収納がしやすいだけでなく、食品が見やすい透明の3 段ケースを冷凍室に内蔵しています。

 

3ドアタイプ(AQR-VT32F)は、冷凍室に買い物カゴ約3 個分(※容量 22L のカゴを使用)の食品を収納できる上下2室と内蔵2段の4段収納を採用。深さの異なる2つの引き出しを持ち、食材の出し入れや整理のしやすさにも配慮されています。また、冷凍室に「急速冷凍」機能を備えており、肉や魚をスピーディーに冷凍することが可能。熱伝導性に優れたアルミ素材を採用した、極厚「フリージングボード」でさらに冷凍スピードを速め、食材の氷結晶生成による細胞破壊を抑え、うま味をそのまま閉じ込めます。 極厚「フリージングボード」には、60℃の食品まで置けるので、あつあつのご飯もそのまま冷凍できます。

↑3ドアタイプは上下2室×2段の4段収納↑3ドアタイプの冷凍室は上下2室×2段の4段収納

 

3ドア・2ドアタイプともに冷蔵室には、温度帯の切替えが可能なセレクトルームを内蔵。 野菜(約4~6℃)、冷蔵(約4℃)、チルド(約0℃)の3つの温度帯に、本体前面タッチパネルで簡単に切り替えができます。使い方に合わせて野菜や肉、魚などの食材に適した温度帯を自由に選べます。

 

また、フレッシュルームには同社独自の「HCS-Vフィルター」を搭載し、主要成分であるセルロースの効果により野菜などの保存に適した湿度にコントロール。また、脱臭、除菌効果のある「DEO FRESH」フィルターを採用し清潔さも保ちます。

 

アクアといえば、ステンレスの質感が際立つ冷蔵庫を発売するなど、スタイリッシュなモデルを発売することでも知られ、今回もライトシャンパン、スパークリングロゼといった、従来の冷蔵庫にはあまり見られないカラーリングも魅力。また、10万円前後と価格も手ごろなうえ、冷凍庫も大きいのは大きなメリットです。冷凍食品のまとめ買いやおかずの作り置きもたっぷり収納できそうなので、忙しい共働きの夫婦世帯などには重宝しそうですね。

 

アクア

3ドア冷凍冷蔵庫 AQR-VT32F

●サイズ/質量:W595×H1770×D675㎜/79kg●カラー:ライトシャンパン、スパークリングロゼ●定格内容積:320L(冷蔵室202L、冷凍室118L)●年間消費電力量(50/60Hz):348kWh/年●2021年省エネ基準達成率:101%

 

2ドア冷凍冷蔵庫 AQR-VD32F

●サイズ/質量:W595×H1770×D675㎜/71kg●カラー:ライトシャンパン、スパークリングロゼ●定格内容積:324L(冷蔵室202L、冷凍室122L)●年間消費電力量(50/60Hz):344kWh/年●2021年省エネ基準達成率:103%