部屋干し時間を約1/6に短縮! 空気清浄機能付きで1年中使える衣類乾燥除湿器

ツインバードは、1台2役で除湿・衣類乾燥と空気清浄ができる「空気清浄機能付き衣類乾燥除湿機」(JS-E956W)を、2025年4月7日(月)に発売します。実売価格は2万4800円(税込)。

「空気清浄機能付き衣類乾燥除湿機」(JS-E956W)。

 

記事のポイント

コンプレッサー式の除湿器に空気清浄機能が付いたことで、季節を問わず1年中使える便利家電に進化。部屋干しの機会が増える梅雨の時期から花粉の季節まで、幅広いシーンで活用できます。

 

本製品は、1時間あたり6.3Lの除湿性能でお部屋や洗濯物の湿気を取り除く衣類乾燥除湿器。自然乾燥に比べ約1/6の時間で衣類を乾かせます(※)。ヒーターレスのコンプレッサー式なので、1時間あたり約5.3円と電気代を抑えて毎日気兼ねなく使用することができます。

※試験方法:洗濯物を自然乾燥したときと、JS-E956を使用して乾燥したときの乾燥時間を比較。試験結果(同社調べ):自然乾燥したときの乾燥時間を100としたとき、JS-E956使用時の乾燥時間は約16.5に短縮した。試験条件(同社基準)/部屋の広さ6畳相当。室温20℃、初期湿度70%。洗濯物2kg相当。

 

 

さらに、空気清浄機能を搭載しており、内部の集じんフィルターが、花粉やハウスダストを約95%キャッチし、空気をきれいにします。除湿・衣類乾燥、空気清浄機能があることにより、収納不要で年中活用できます。

 

1晩中運転できる約2.0Lのタンクを搭載。タンクはふたを外して丸洗いできるため衛生的です。

 

約2/4/6時間のオフタイマーを搭載。移動に便利な横方向に動くキャスター付きです。

 

ツインバード
「空気清浄機能付き衣類乾燥除湿機」(JS-E956W)
2025年4月7日発売
実売価格:2万4800円(税込)

高い除湿力と静かさを両立!シャープのコンプレッサー式除湿機「CV-T190」

シャープは、高い除湿力と低騒音化を両立したコンプレッサー式除湿機「CV-T190」を発表しました。3月13日の発売で、家電量販店での実売価格は7万9800円(税込)。

記事のポイント

最大の特徴は除湿能力の高さ。1日あたり最大18.5L(60Hz時)の除湿と最短74分の速乾が可能で、これは同社の従来モデルと比較してもトップクラスです。部屋干しが多い家庭や、梅雨時期の湿気対策を重視するユーザーにとって、快適な室内環境を実現する強力な味方となりそうですね。

 

コンプレッサー式の除湿機は、除湿能力が高い一方で、運転音が気になるという声も聞かれます。しかし、CV-T190は、新構造の採用により低騒音化を実現。除湿であれば42dB(衣類乾燥だと43dB)という静音性は、図書館並みの静けさで、夜間や、赤ちゃんのいる家庭でも、運転音を気にせず使用できます。

 

排水タンクには、水の捨てやすさに配慮したという「感動タンク」を搭載。タンク上部にハンドルを設けることで、ラクな姿勢で引き出し、タンクを取り出せるとしています。さらに、タンクを傾けると水圧でフタが開く構造により、手軽に排水できるそう。

 

運転モードは衣類乾燥モードや除湿モード、衣類消臭、内部乾燥をそろえています。

 

外形寸法は幅359×奥行248×高さ665mm、重さは約16.9kgです。

シャープ
CV-T190
7万9800円(実売価格、税込)

ドライヤーのように手軽に使える! ドウシシャのふとん乾燥機「ふとんジェットヘキサゴン」

ドウシシャは、ふとん乾燥機兼ふとんウォーマーの「ふとんジェット」をリニューアルし、「ふとんジェットヘキサゴン」として、2025年2月上旬よりドウシシャの公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」や全国の量販店などで販売します。本体カラーはベージュとホワイトの2色。直販価格は1万4080円(税込)。

「ふとんジェットヘキサゴン」

 

記事のポイント

一般的なふとん乾燥機のようなホースがなく、本体を直接ふとんに差し入れるだけの手軽さがウリ。ふとんを乾燥させるだけでなく、約10分でふとんを温めるモードも備えているので、梅雨~冬~春先まで幅広いシーズンで使えます。本体がコンパクトで収納に困らない点も◎。

 

本製品は、従来のふとん乾燥機にあったホースを無くしたスティック型のウォーマーとしても使えるふとん乾燥機です。1分間11万回転する高速モーターから送り出すジェット温風で、ふとんに差し込むだけで湿気を飛ばし乾燥させ、ふとんをあたためます。

 

 

2024年9月下旬に発売された「ふとんジェット」をリニューアルしたもので、当初は2025年の梅雨を迎える前にリニューアルされる予定でしたが、発売後の動向が非常に好評だったため、当初の予定より早くリニューアルされることになったそう。本体全体を丸ではなく、スペーサーの6つの突起に合わせ、本体全体を六角形にすることで統一感のあるデザインになっています。また、スリムになり、六角形の形状で転がりにくいのもポイント。

 

付属する「おひさまスペーサー」は、円の周りに6つの突起がついた形状によりふとんに隙間を作り、ふとん全体に温風を届けやすくします。

 

ふとんを10分で温めてくれる「あたためモード」、湿気を飛ばし乾燥させる「乾燥モード」、「ダニ対策モード」の3モードを切り替える事ができます。ダニ対策は一般財団法人日本環境衛生センターで効果が実証されています。ボタンは電源ボタン、「あたためモード」「乾燥モード」の切り替えボタン、「ダニ対策モード」のボタンと3つだけで、簡単に操作できます。

 

長さは32cmでスペーサーを除くと直径は5cmとコンパクトです。そのため収納場所にも困らず、旅行や出張先に持ち運ぶことも可能。お手入れの際は収気カバーを外し、フィルターを掃除することができます。

 

ドウシシャ
「ふとんジェットヘキサゴン」
2025年2月上旬発売
直販価格:1万4080円(税込)

小さいのにパワフル! “最強”の乾燥力を実現した「ふとん乾燥機カラリエ mini TURBO」

アイリスオーヤマは、手のひらに収まるコンパクトな大きさでありながら、従来品と比較して最強の乾燥力を実現した「ふとん乾燥機カラリエ mini TURBO」を、2024年12月9日に発売します。直販価格は1万8480円(税込)。

「ふとん乾燥機カラリエ mini TURBO」

 

記事のポイント

ふとん乾燥機カラリエシリーズは、従来のふとん乾燥機には必須だったエアマットを外し、「毎日使える」をコンセプトに展開。2015年に最初の商品が発売されてから、2025年の2月で10周年を迎える人気シリーズとなっており、累計販売台数は650万台を突破しています。

 

同社が実施したふとん乾燥機に関するアンケート調査では、ふとん乾燥機を使用者からの不満の声として「サイズが大きい」というものが最も多く、未購入者からは「商品サイズが大きく、収納スペースが無い」という意見が寄せられているとのこと。

 

そこで、今回発売される「ふとん乾燥機カラリエ mini TURBO」は、小型高性能モーターと独自の流路設計により、本体の高さが約1/4で、B6用紙サイズほどの手のひらに乗るコンパクトなサイズを実現。重さも従来品に比べ約半分の軽さとなっています。そのサイズにも関わらず、従来品比で最強の乾燥力を実現しており、乾燥モードとダニモードでの稼働時間は従来品のなかで最短です。

 

また、自動モードは夏・冬の乾燥モード、ダニモードだけでなく、あたためモードを搭載しているため、1年を通して使用できます。さらに、手動モードでは温度を3段階(高温風・低温風・送風)、時間を7段階(5・10・30・60・90・120・180分)調整できるため、自分の好みの暖かさやベッドの大きさなど、使用シーンに合わせて調整できます。

 

靴乾燥ノズルも付属しているため、雨に濡れた革靴やスニーカーなどの乾燥も可能です。

 

アイリスオーヤマ
「ふとん乾燥機カラリエ mini TURBO」
2024年12月9日発売
直販価格:1万8480円(税込)

【家電大賞】安全・清潔に使い続けられる「プールレス加湿器」に注目! 水と空気が触れる全パーツを洗浄可能

提供:リズム株式会社

モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード「家電大賞」。今年で10回目となった「家電大賞2024-2025」が現在開催中。ノミネートのなかからGetNavi注目モデルを紹介する!

 

リズムは2018年から加湿器を販売。「MIST 300」はクラウドファンディングで公開開始4分で目標金額100%を達成し、ユーザー満足度も高い製品だった。後継機「MIST 350」はユーザーの声を反映し、さらに使い勝手を向上させている。

 

シルクのような霧とやわらかなあかりがくつろぎの時間を演出

MIST 350

エントリーNo.052
加湿器・暖房機部門

本誌注目モデル

リズム

MIST 350

実売価格3万9800円

10畳までに対応し、リビングや寝室で使用可能な省電力の超音波振動式加湿器。「デュアル圧電素子テクノロジー」により、水位が可変しても安定した加湿ができ、タンク内に圧電素子を搭載し完全なプールレス化を実現した。

SPEC●適用畳数:プレハブ洋室16㎡(10畳)/木造和室10㎡(6畳)●加湿量(ブースター有):350〜28㎖/h●タンク容量:約2.2ℓ(残水0.4ℓ)●サイズ/質量:φ256×H333㎜/約3㎏

 

超音波式の常識を覆し常に清潔かつ安全に使える

空気が乾燥する日々が続き、エアコンを多用する機会が増えるこれからの季節、どこの家庭にとっても加湿器はマストアイテム。そんな加湿器のなかでも本誌が注目するのは、USBファンサーキュレーターといった“空気を整える家電”のクオリティの高さで定評のある、リズムの超音波式加湿器だ。

 

加湿器は当然ながら水と空気を利用するが、空気と水が触れるので放置すると雑菌が繁殖してしまう。機種によってはメンテナンスに手間がかかったり、ユーザーの手が届かない箇所があったりする場合もある。その点、本機は水と空気が触れる部分はすべて簡単に洗浄可能。常に清潔な状態を保て、安全に使用できる。

 

さらに、「水」が「霧」になって放出される様子を「あかり」が照らし、雲海のような幻想的な光景がくつろぎの時間を演出してくれる。

 

【POINT 01】水と空気が触れる全パーツを簡単に洗浄可能

本機での水や湿気が通るパーツはわずか4つと極めてシンプル。雑菌が繁殖しやすい水フィルターや本体側に別途水を溜めるプールがなく、水と空気が触れ混ざり合うすべての各パーツが洗いやすい構造を採用しており、常に清潔な加湿機能を維持できる。

↑給水口がバケツのように広いため、簡単に給水ができ、毎日新鮮で清潔な水を入れて加湿が行える。タンクは約2.2ℓと、長時間の加湿が可能

 

【POINT 02】先代機ユーザーの声を反映しさらに使いやすく進化

付属のブースターパーツを装着することで加湿量がアップし、適用畳数が10畳に拡大。10畳以下の部屋ではブースターパーツを取り外して調節可能だ。また、ありそうでなかった希少な機能「タンク乾燥機能」を新たに搭載。ボタンひと押しで簡単にタンクを乾燥できる。

↑タンクを洗って水気を拭き取り本体に置いて「タイマーボタン」を長押し。タンク内に風が送り込まれ、湿気を乾燥する

 

【POINT 03】「水」が「霧」になる様子を暖色のあかりが照らし出す

シルクのような霧と、それを照らす暖色のあかりがくつろぎの時間を演出。本機は空気を加湿し、部屋を快適に保つ機能性に加え、視覚的なリラックス効果も楽しめる。吹き出しが水平方向に360°回転でき、家族が集まるリビングなどの設置がオススメだ。

↑運転モードを「Fog(フォグ)」に設定すると、繰り返し霧が溜まる様子を楽しめる。動作音は約23dBと、睡眠中も眠りを妨げない静かさ

 

【MIST 350の動画をチェック!】

リズム「加湿器」のあるくらし(ユーザーの声)

 

MIST 350タンク乾燥機能

 

今までの加湿器とリズムの「プールレス加湿器」MIST 350の差異

<家電大賞2024-2025に投票しよう>

今回紹介したリズム「MIST 350」は現在開催中の2024年を代表する家電を決定する「家電大賞 2024-2025」の加湿器・暖房機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください!

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1636031.html

 

構成・文/ブルーラグーン

24時間加湿したい人に! デスクでも枕元でも使えるバッテリー内蔵のUSB充電式加湿器

サンワサプライは、バッテリー内蔵でコンセントのない場所でも使えるUSB充電式加湿器「USB-TOY102W」を発売しました。直販価格は4180円(税込)。

USB充電式加湿器「USB-TOY102W」

 

記事のポイント

 

本製品は、設置場所を選ばず好きな場所へ自由に移動して使用できるUSB給電式タイプの加湿器。しっかり加湿したいときに最適な「連続運転モード」と、軽く加湿したいときに最適な「リズム運転モード」の2モードを切り替えられます。

 

加湿方式は超音波式のため吹き出すミストは熱くなく、触れてもヤケドの心配がありません。内部タンクの容量は450mlで、連続約18時間の使用が可能です(USB給電時)。水がなくなると自動で運転を停止するため、空焚きの心配がありません。

 

本体にバッテリーを内蔵しており、連続運転モード時で最大5時間、リズム運転モード時で最大7時間の使用が可能。電源がない場所でも使えます。

 

製品の下部にはLEDライトを搭載しており、「常時点灯モード」と、一定の間隔で点灯と消灯を繰り返す「リズム点灯モード」の2つのモードに切り替えることができます。LEDのみでの使用も可能なので、ベッドライトとしても使えます。

 

水漏れ防止構造を採用しているため、加湿器が倒れても水がこぼれにくくなっています。

 

サンワサプライ
USB充電式加湿器「USB-TOY102W」
2024年12月発売
直販価格:4180円(税込)

ピンポイントで使えば省エネに! ニトリ×エディオンのファンヒーター&加湿器

ニトリは、家電量販店エディオンとの共同開発商品であるファンヒーターと加湿器を、2024年10月上旬よりニトリネットおよび一部店舗で販売します。

 

記事のポイント

ニトリらしいシンプルで使いやすいデザインと、家電量販店のエディオンならではの機能性が融合された家電製品となっています。お手頃価格なので、複数台購入するのもアリですね。

 

両社、近年の光熱費の高騰により、エアコンや大型の暖房器具、加湿器等の使用を我慢する人が増えていることに着目。部屋全体ではなく自分の周囲を効率よくピンポイントで暖めたり、加湿したりすることで、我慢せずに冬を快適に過ごすことが出来る暖房器具、加湿器の開発に取り組んだそう。

 

コンパクトなサイズで持ち運びもしやすいファンヒーターはトイレ、脱衣所、キッチンなど普段暖房が届きにくい場所でも使いやすく、人感センサーを搭載しているので電源の切り忘れの心配もありません。250W/600Wのヒーター出力切替が可能。8時間のオートオフ機能付き。

人感ミニセラミックファンヒーター KH07
実売価格3990円(税込み)

持ち運べるので暖房が届きにくい場所でも使いやすい

 

デスク加湿器はUSB充電式のコードレスタイプなので、場所を選ばず使えます。水がこぼれにくいのも嬉しいポイントです。連続モードで約4~5時間使用可能。明暗2パターンのライト付きでナイトライト代わりにも。

水がこぼれにくいコードレスデスク加湿器 DM07
実売価格1990円(税込)

コードレスなので場所を選ばず使用可能

 

リビングや寝室など部屋全体を加湿する最大13畳に対応したハイブリッド加湿器は、超音波+ヒーター同時作動で効率よく加湿可能。お好みに合わせて湿度設定が出来るので、加湿しすぎを防いで省エネにも役立ちます。ナイトモード搭載で、表示部の明るさや水切れ警告音をオフにし就寝中も気になりません。

温度設定ハイブリッド加湿器 HB01
9990円(税込)

フタを外せば簡単に給水可能

 

ニトリ×エディオン

人感ミニセラミックファンヒーター KH07

実売価格:3990円(税込)


水がこぼれにくいコードレスデスク加湿器 DM07

実売価格:1990円(税込)


温度設定ハイブリッド加湿器 HB01

実売価格:9990円(税込)

 

純水でウイルスを減少! 通年で頼れるウルトラマイクロミスト加湿器「angstrom」

研究開発企業・プルガティオは、純水ウルトラマイクロミスト加湿器「angstrom(オングストローム)」の第二弾、小型モデルA-600Sを、10月10日に発売します。

 

オールシーズンで使える加湿器であると同時に、ウイルス対策グッズとしても活躍します。想定価格は、ブラックおよびホワイトが5万4800円(税込)、SUS SILVERは5万9800円(税込)です。

↑ブラック、ホワイト、シルバーの3色展開

 

記事のポイント

昨今は、夏でも感染症拡大の恐れがあります。夏場にはウイルス減少を目的とした間欠運転を、冬場には加湿とウイルス減少を目的とした連続運転をさせれば、通年で快適に過ごせますね。「純水」がキーワードですが、同品に水道水を注ぐだけでよく、使用もお手入れもラクちん。静音性と省エネルギー性も併せ持っています。

 

独自の純水ウルトラマイクロミストは、文字通りとても微細なミスト(0.05~0.5μm)。約4分間で60㎡に行き渡りますが、インテリアや床などが濡れる心配はありません。

↑ウルトラマイクロミストで満たされた部屋では、森林にいるような心地良さを体感できるそう

 

プルガティオによると「純水ウルトラマイクロミストはウイルスを減少させる効果を持ち合わせている」とのこと。一般的な加湿器の約1000倍のミスト量(1L中の空間に、0.05〜0.5μmのミストが1億個発生) が、ウルトラマイクロミストによって発生するブラウン運動という物理現象により、広範囲に素早く広がり、さらに純水と組み合わせることで、部屋のウイルスを減少させる効果があるそう。

 

同社が安藤ハザマ技術研究所との共同研究・試験を行った結果、「水をウルトラマイクロミストにして噴霧することにより、ウイルスを99.9%減少させることに成功」。製品の特許は24年9月に取得済みです。

純粋を用意するのは大変そう、と思うかもしれませんが、angstrom内部には大型イオン交換カートリッジが搭載されています。水道水を上から注げば自動的に純水ができ上がり、電源を入れるだけでミストが出てきます。

 

4.5Lの大容量タンクは、開口が大きいので給水も手入れも簡単です。

↑ミストを作り出すタンクは、分解して清掃可能。さらにカビや不純物を防止するフィルターも搭載しています

 

さらに、スマートフォンアプリで曜日や時間を指定すると、自動でオンオフが可能です。

↑iOSとAndroidに対応しています

 

プルガティオ
angstrom(オングストローム) A-600S
本体サイズ :長さ230mm×幅230mm×高さ448mm
想定価格(税込):5万4800円(ブラック、ホワイト)/ 5万9800円(SUS SILVER)

ヒーターを使わないから経済的! 広い部屋もしっかり加湿できるシロカ「気化式加湿器」

シロカは、リビングなどの広いお部屋もしっかりと加湿できる「気化式加湿器」(SD-E151)を2024年10月26日に発売します。実売予想価格は2万円前後(税込)。

シロカ「気化式加湿器」(SD-E151)

 

記事のポイント

自然な蒸発に近い気化式の加湿器で、過剰な加湿を抑えて経済的に使用できます。気化式の弱点でもあった加湿力の弱さと、菌の繁殖を防ぐために必要なこまめなメンテナンスの手間を克服し、1年中使える万能加湿器となっています。

 

気化式の加湿器は、水を含ませたフィルターに風をあてることで水分を気化させて加湿するもの。自然な加湿で過加湿を防ぎ、お部屋を一年中快適な湿度に調整してくれるというメリットがあります。一方で、ハイブリッド式などヒーターを使うものと比べると加湿量が劣るため、リビングなどの広いお部屋では十分に加湿できないことが弱点でした。

 

シロカの「気化式加湿器」は、本体前後の吸気口から大量の空気を吸い込み、2つのフィルターを通して加湿する独自構造で、最大加湿量は850ml/hを実現。リビングなどの広い空間もしっかりと加湿できます。

 

3段階の連続加湿モードと、湿度を60%に保つ「おまかせ」・湿度を50%に保つ「ひかえめ」の2つの自動加湿モードを搭載し、シーンに合わせて使い分けが可能です。

 

ヒーターを使わないため消費電力量が少なく、1か月の電気代は223円(1日あたり7.5円)と、お財布にも環境にもやさしい点が特徴。

(※最大出力30Wで1日8時間、計30日使用した場合。税込31円/1kWhで算出)

 

モーター音が気にならないDCモーターを使用し、静音モードでの稼働音は木の葉が触れ合う音程度の23dBで、睡眠時でも音を気にせずに使えます。

 

給水方法は「本体横の給水口から注いで給水」「本体を外して給水トレーに一気に給水」の2つのパターンから選べます。

本体横の給水口から注いで給水

 

本体を外して給水トレーに一気に給水

 

給水トレーと加湿フィルターには抗菌加工を施しており、衛生的に使用できます。また、銀イオンユニットにより菌の繁殖やぬめり、カビを抑え、抗菌加湿フィルターを清潔に保つとともに加湿能力の低下も防止。給水トレーは丸洗い可能で、いつでも清潔に使えます。

抗菌加工で菌の繁殖を抑えます

 

給水トレーは丸洗い可能

 

加湿フィルターの交換の目安は約12か月。交換用の加湿フィルターは、シロカ公式オンラインストアにて、3980円(税込)で販売予定です。

 

シロカ
「気化式加湿器」(SD-E151)
2024年10月26日発売
実売予想価格:2万円前後(税込)

 

A4サイズなのに広く空気を除菌・脱臭! パナソニックのジアイーノに新モデル登場

パナソニックから、適用床面積が18畳とパワフルかつ従来サイズ比の1/3を実現した次亜塩素酸空間除菌脱臭機「ジアイーノF-ML4000B」が10月25日から発売されます。価格は7万6230円(税込)となっています。

 

本機は、わずかA4サイズの設置面ながら、部屋の除菌、脱臭、集じんもできる1台3役の空間除菌脱臭機です。空気の除菌と洗浄脱臭の効果がある次亜塩素酸を生成するために「新・電流制御システム」を開発し、トレー内や放出する気体状次亜塩素酸の濃度を安全な範囲で高くすることで、コンパクトボディーながら適用床面積18畳を実現しています。

 

また、従来モデルでは週に一回の排水作業が必要でしたが、本製品は月一回で済むようになりました。お手入れは、月に一度の保護エレメントの掃除/トレーの排水、半年に一度のトレーとフィルターの掃除/塩タブレットの補充となっています。新モデルでは、水トレーも凹凸のないフラットな形状にすることで、お手入れがよりラクになるとのことです。

 

搭載されている「おやすみモード」では、最大騒音値が22dB以下でブザー音も消音。さらにクリーンサインや点灯LEDの明るさを低減し、睡眠の妨げにならないような工夫が施されています。タンクが空のときの重量は5.7kgなので、寝室やリビングなどさまざまな場所で使用できますね。

 

ブランド名(メーカー名):パナソニック
商品名:ジアイーノF-ML4000B
価格:7万6230円

少しでも節約したい人に朗報!「湿度設定5%刻み」を搭載するダイニチのハイブリッド式加湿器が発売

ダイニチは8月27日に、新機能「湿度設定5%刻み」を搭載した11機種を含む全25機種のハイブリッド式加湿器2024年度モデルを発売します。

 

少しでも節約したいニーズに応える新機能「湿度設定5%刻み」

多様化するニーズや節約意識に合わせ、最上位モデル「LXタイプ」を含む5タイプ11機種に、50・55・60・65・70%で湿度設定ができる新機能「湿度設定5%刻み」を搭載。

 

1シーズン(※1)の電気代を比較すると、加湿量700mL/hの機種で設定湿度60%の場合は6896円に対し、55%の場合は5516円(※2)。差額は1380円で、電気代を約20%削減できます。

※1 1日8時間で6カ月運転。
※2 HD-RXT723を標準モードで1日8時間×6か月運転することを想定した場合の数値。[環境設定]居住空間設定:プレハブ住宅14畳(天井高さ2.4m)、室内条件:室温20℃、湿度30%、外気条件:気温4.7℃、湿度53%、電気代:31円/kWh(税込)。

 

最上位モデルに直販モデルで人気色を採用

最上位モデルの「LXタイプ」に、直販サイトダイニチWebshop限定モデルの人気色「チャコールブラック」を採用。既存カラーの「スノーホワイト」「モスグレー」と併せて、3色展開となっています。

↑チャコールブラック

 

ダイニチ「ハイブリッド加湿器

フライパンのコーティング技術を使用! アイリスオーヤマ、水タンクに汚れが付きにくく手入れが簡単な「スチーム式加湿器」を発売

アイリスオーヤマは、「スチーム式加湿器」(AHM-MH60)を、8月26日より順次発売します。価格は1万6280円(税込)

 

今回発売となる同製品は、同社のフライパンで採用している、最も非粘着性の高いコーティング技術を水タンクの内側に使用。水垢などの汚れが付きにくく、スポンジで擦り洗いできるので、従来品と比較して容易な手入れが可能です。水タンクと上ぶたは本体から取り外して水洗いできるので、加湿蒸気を清潔に保てます。

 

水タンクの容量は約3.0Lで、本体に設置したまま、ピッチャーやコップで水タンクに直接給水でき、重いタンクを持ち運ぶことなく簡単に給水可能です。水タンクを取り外して蛇口から直接給水もできるので、給水回数を減らすこともできます。35dB以下(24dB)の静音で稼働します。

 

象印のお手入れラクラクなスチーム式加湿器に、コンパクトタイプとハイパワータイプが新登場

象印マホービンは9月1日から、2種のスチーム式加湿器を発売します。広い空間でも加湿できるハイパワーなタイプの「 EE-TA60」と、個室や寝室で使いやすいコンパクトタイプの「EE-MA20」で、価格はそれぞれ「EE-TA60」が2万8000円前後、「EE-MA20」が1万7000円前後となっています。

※価格はすべて税込
↑スチーム加湿器「EE-TA60」(左)、「EE-MA20」(右)

 

同社のスチーム式加湿器は、フィルター不要であることに加え、フッ素加工の広口容器で手入れがしやすい構造が特徴です。また、「チャイルドロック」「ふた開閉ロック」「転倒湯もれ防止構造」などの設計も好評を得ています。

 

ハイパワーなEE-TA60

今回ラインナップに加わったEE-TA60は、最大洋室17畳に対応したハイパワータイプ。「湿度センサー」「室温センサー」のデュアルセンサーが快適な湿度を自動コントロールし、手動でも「しっかり」「標準」「ひかえめ」の3段階から選択できるようになっています。静音性にも優れており、「弱(静音モード)」ではささやき声程度の駆動音で運転してくれます。さらに、使用中に湯沸かし音が気になる場合は水の温度をゆっくり上げて湯沸かし音を小さくする「湯沸かし音セーブモード」も備えます。

 

本体はデジタル表示で、部屋の湿度やタイマー設定が直感的にわかるようになっています。

 

コンパクトなEE-MA20

こちらは寝室などの小さい空間でも使いたいという要望に応えて登場した、コンパクトタイプ。小さなボディーながら、標準モードでは約8時間の連続加湿ができるので給水の手間が少なく便利です。

 

こちらも「静音モード」を搭載しており、静かに加湿できます。このモードでの連続加湿時間は約16時間となっており、標準モードと合わせて状況次第で2段階から選択可能です。

 

カラーは、あたたかい空間になじむオフホワイトと、アクセントになるグリーンの2色展開となっています。

↑カラバリ。オフホワイト(左)とグリーン(左)

 

梅雨時期の強い味方! LG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機が日本初上陸。“圧倒的除湿力”で靴も衣服もカラッと乾燥

LGエレクトロニクス・ジャパンは日本初展開となる「LG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機」の2モデルを2024年7月3日(水)より順次発売します。

左から「DD177QSE0 ※販路限定モデル」(シルバー)と「「DD197QEE0」(ベージュ)。

 

同社は2019年ごろから「LG PuriCare」シリーズとして、高い清浄力とデザイン性を両立した空気清浄機を発売してきました。新製品であるLG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機は、来るべき梅雨シーズンの部屋干しから、脱衣所・水回りの除湿、暖房時の結露対策まで、パワフルな除湿力によって住まいの湿気を1年中ケアし、衣類や靴も除湿してくれる優れモノです。

 

ホーム・アプライアンス&エア・ソリューションが総利益の4割弱

LG エレクトロニクス・ジャパンのマーケティング統括の宮田弘之さん。

 

LG エレクトロニクス・ジャパンは、衣類乾燥除湿機を含む「ホーム・アプライアンス&エア・ソリューション」事業のほか、「ホーム・エンターテインメント」、「ビークルコンポーネント・ソリューションズ」、「ビジネス・ソリューションズ」と計4つの事業を展開しています。

 

同社のマーケティング統括である宮田さんは、ホーム・アプライアンス&エア・ソリューション事業が総利益の4割弱を占めていると説明。ブランドコンセプトである「Life’s Good. 世界中のお客様をワクワクさせ、感動を提供する」のもと、同社がユーザーの家庭に浸透し、生活をより良いものにする商品を生み出し続けていることがわかります。

ホーム・アプライアンス&エア・ソリューションのマーケティング担当・成田佳蘭さん。

 

ホーム・アプライアンス&エア・ソリューションのマーケティング担当である成田さんは、「LG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機」を日本市場に新規参入させた背景として、東京・高知を除く地域が年間を通して湿度が65%以上超えていることを提示。湿度40%以下になると、乾燥のしすぎでウイルスが活発になることや、湿度60%以上でカビやダニの発生リスクが高いことからも、除湿機の使用が必要であることを訴えました。

 

LG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機、4つのポイント

部屋に溶け込むスッキリとしたデザイン

 

LG PuriCareシリーズとして、新たにラインナップに加わったLG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機「DD177QSE0」と「DD197QEE0」には特質すべき多くのポイントがあります。簡潔に4つにまとめてご紹介します。

 

①パワフルな除湿力

何より重要な除湿力。部屋を心地よい空間にしたいものです

 

まずは何といってもパワフルな除湿力。DD197QEE0は1日最大19L、DD177QSE0は1日最大17Lの除湿能力を備えています。またシリンダーが2つ付いたデュアルインバーターコンプレッサー搭載で、デシカント式と比べて消費電力を抑え、ヒーターを使わず少ない電力で除湿ができるため、家計に優しく使うことができます。

 

※1: 「DD197QEE0」は1日最大19L除湿。「DD177QSE0」は1日最大17L除湿。
※2: 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「新電気料金目安単価」より31円/kWh(税込)として算出。
(2022年7月改訂)

 

②除湿量が一目で分かる透明タンク

透明タンクは、片手ですっと引くだけで取り出せます。

 

2モデルとも、除湿量がわかりやすい透明タンクを搭載。満水時はタンク内側のライトが点滅し、排水タイミングをお知らせしてくれます。5Lの大容量タンクのため、こまめな排水は必要ありません。また連続排水機能付きで、ホース(ホース内径:Φ16mm)を用意すれば24時間の除湿も可能です。

 

さらに「LG ThinQ™」アプリを使用すればタンクの水量のほか、電源のオン・オフ、消費電力のチェック、タイマー機能なども簡単に確認できます。

 

③部屋干しに強く、靴・クローゼットの乾燥も

梅雨や花粉の時期は特に、衣服や靴の湿気が気になるところ。同2商品には、部屋干しの乾燥時間をスマート除湿モードと比べて大幅に短縮し、乾きムラなく乾燥させる「ターボ除湿モード」が搭載されています。

 

さらに靴の形にフィットした「シューズドライYホース」を使えば、靴の水分を素早く除去することができます。

靴のなかにぴったりと収まるシューズドライYホース。

 

また「クローゼットドライTホース」は狭いクローゼットに入り込み、カビの発生を未然に防いでくれます。

隠れた湿気も集中除湿!

 

④自動で清潔状態をキープ

UVnano™ テクノロジーのUV LEDライト付き

 

本体のお手入れの手間が気になるところですが、UVnano™ テクノロジーのUV LEDライト搭載で、内部のファンに付く細菌を99.99%除去(※)してくれます。さらに電源を切るたび製品内部を自動で5分間乾燥し、ニオイやカビの発生を抑制。またイオナイザー機能でイオンを発生させることも可能です。常に清潔な環境を保つので、安心して使うことができます。

 

※3: 試験方法:「UV-C モジュール」の光源から23mmの距離に2種類の菌の試験片を設定し3時間の除菌効果を測定。UV-C ランプ1 時間点灯→1 時間消灯→UV-C ランプ1時間点灯後、生菌数を測定。試験結果:2種類の菌にて試験し、いずれも99.99%除去。試験機関:日本微生物クリニック㈱。試験報告書:LG240306KM02。報告書発行日:2024年5月2日。UVnano™除菌効果は、衣類乾燥除湿機内部のファンで、UV-C LEDの光が届く範囲に限られます。

 

ほかにも部屋間の移動がしやすいよう、腰の高さに位置したハンドル、360°回転する4輪キャスターが搭載されていたり、除湿機の心臓とも言われるコンプレッサーに10年無料保証サポートがついていたりと、ユーザーファーストの工夫が施されています。梅雨や花粉シーズンを見越し、一家に一台備えておきたい商品ですね。

 

全館空調の住宅をさらに快適に。省エネでお手入れ手軽な天井埋め込み型加湿ユニットが登場

パナソニックは、全館空調を導入した住宅向けの天井埋め込み型加湿ユニット・AQUA Sitter(以下、アクアシッター)を2024年3月1日から発売すると発表しました。全館空調の弱点である冬場の乾燥に対し、部屋ごとに加湿器を置かずとも、一括で対応できる機器です。

 

家全体の空気を一括して加湿

全館空調とは、各部屋にエアコンを設置せず、ひとつの空調ユニットによって、建物内全体の空調を行うこと。高気密・高断熱住宅が普及する現代では、住宅に全館空調を導入するメリットが増しています。全館空調を導入する新築住宅はまだ全体の数%ですが、その市場は近年、前年比5〜10%の割合で成長してきています。

↑モデルハウスの中に設置された、全館空調ユニット。この機器が、家全体を快適な温度に整えます

 

全館空調の最大のメリットは、家中の温度を均一にし、すべての部屋に快適な温度環境を提供できる点です。加えて、エアコンの稼働率が高い家の場合、省エネ性にも秀でています。パナソニックの調査によれば、75平米・3LDKのマンションにおいて、全館空調を稼働させた場合と個室のエアコンを全て稼働させた場合とでは、前者のほうが1年を通して20%もの消費電力を抑えられるといいます。

 

そんな全館空調の難点として挙げられるのが、冬場の乾燥。全館空調は家全体に温風を送るため、すべての部屋の空気が乾燥してしまうのです。各部屋に加湿器を設置すればいい話ではありますが、水の補給やフィルターの掃除などが面倒。どうせなら加湿も全館空調でできたらいいのに…。そんなニーズに応えたのが、今回発表されたアクアシッターです。

↑アクアシッター。左下にあるのは壁に設置するリモコン

 

アクアシッターは、天井の配管内に埋め込む加湿ユニットです。その内部は、水道水を蓄えるタンクと、高速回転するブレード、空気を送るファンによって構成されています。本ユニットは、タンクの水を回転するブレードの遠心力で外側に吹き出し、壁にぶつけて破砕、水の表面積を増やして気化させやすくする「遠心破砕加湿方式」によって空気を加湿します。

↑遠心破砕方式加湿ユニットの模式図

 

↑遠心破砕加湿方式のデモ機。タンクとブレードは右側の加湿ユニットに内蔵されています。左にあるのがファン

 

一般的な気化式の加湿器では、フィルターが吸い上げた水に風を当てて気化させる仕組みが使われています。しかしアクアシッターは、水滴を細かく破砕してから風を当てるので、水をより効率的に気化させることができます。

↑遠心破砕ユニットの内部では、黒いブレード(写真中央)が回転し、壁面に水滴をぶつけています

 

また、アクアシッターの内部には湿度センサーが備えられています。このセンサーが湿度を常に監視しながら運転することで、加湿不足や過度な加湿を防ぎます。洗濯物を部屋干しした場合など、部屋の湿度が上がった場合は控えめに運転。逆に、暖房によって空気が乾燥した場合は、パワフルに加湿します。

↑アクアシッターのリモコン。高め・標準・控えめの3種類の自動運転のほか、静音・パワフルのマニュアル運転が可能

 

お手入れが簡単で、ランニングコストも安い

アクアシッターは、お手入れも簡単です。ユニットが水道と繋がっているため、給排水は自動で行われるうえ、フィルターの清掃も不要です。加湿ユニットが活躍する冬場はもちろん、使用しない夏場でも、新鮮な水で内部を洗い乾燥させる自動清掃が行われるため、清潔性が保たれています。必要なお手入れは、吸気口のフィルター掃除のみで、これも1ヶ月に1回程度ですみます。

↑アクアシッターを導入した場合の、空気の流れの例

 

省エネ性が高いのもポイントです。アクアシッターを3LDKの住宅に導入した場合、4台の気化式加湿器を運転した場合に比べて、消費電力は32%少なくなります。24時間連続運転でも、電気代は年間4423円、水道代は757円と経済的です。

 

アクアシッター導入は全館空調が前提。その他の条件も

ただし、アクアシッターを導入できる条件は限られています。まず大前提となるのが、全館空調を導入していること。既築の住宅に全館空調を導入するのは難しいので、新築であることもほぼ必須の条件になります。

 

加えて、換気で外に逃されてしまう湿度を室内に戻すための全熱交換器の設置、家の気密・断熱性能が一定以上あることも必要です。気密・断熱性能については、ZEH(ネット ゼロ エネルギー ハウス:エネルギーの消費量を実質ゼロにした住宅)レベルと同等のものが求められます。

 

導入できるケースは限られるアクアシッター。しかし、新築で全館空調の住宅を建てようとしている方にとっては、有効な選択肢になることは間違いありません。工事費別ながら、税別価格は25万8000円と、全館空調ユニットと比べれば安いのも魅力です。これからの住宅向け全館空調は、加湿ユニットがセットになるのが当たり前になるかもしれません。

うるおいとあたたかさを両立。シロカ「加湿機能付きセラミックファンヒーター ポカプラス」

シロカは、自分の周囲の湿度を保ちながらあたためる、気化式加湿器とセラミックファンヒーターが一体となった製品「加湿機能付きセラミックファンヒーター ポカプラス」を発表。12月1日に発売します。市場想定価格は2万5000円前後(税込)です。

 

ポカプラスは、気化式で加湿しながらあたためることで、乾燥を防止。40%、50%、60%の3段階で湿度を設定可能です。リモコンに湿度センサーを内蔵し、自分のそばにリモコンを置いておくことで、自分の周囲を快適な湿度に保つことができます。設定湿度に達したら、自動で温風単独運転に切り替え。設定湿度を下回ったら再度加湿+温風での運転を再開し、湿度を保ちながらあたためます。

 

エアコンとの併用もできるほか、加湿・温風単独での運転も可能。夏場にエアコンで空気の乾燥が気になるときや、冬場の帰宅後、すぐに足元をあたためたいときなど、シーンに合わせて使い分けられます。

 

また、左右の側面から空気を吸い込み、本体前面から送り出すシロカ独自の「ふわビューン UZU」構造を採用。温風単独運転時には約2.5m先まで風を届けます。さらに、日本ブランドのミネベアミツミ製モーターの採用により、高い静音性も実現。運転音は約25dBと、深夜の郊外や鉛筆でものを書く音などと同じレベルの静かさで、勉強やリモートワークなど、集中したい時間にも使用できます。

 

お手入れは給水タンクやフィルターの水洗いができます。加えて、給水タンク内には、水のぬめりとにおいの原因を抑える銀イオンカートリッジを取り付けています。

 

 

詳細な仕様は下記のとおりです。

カラー:ホワイト
電源:交流100V、50/60Hz
消費電力:1000W(温風強)、950W(加湿+温風強)、14W(加湿のみ)
本体重量(約):4.1kg
本体サイズ(約):幅21×奥行27×高さ35cm
コードの長さ(約):1.8m
水タンク容量(約):3L
加湿量(約):1時間あたり最大500ml(加湿+温風強運転時、室温20度/湿度30%の場合)
適用床面積(目安):木造和室約8.5畳(14平方メートル)、プレハブ洋室約14畳(23平方メートル)
安全装置:転倒自動停止装置、過熱防止装置
セット内容:本体、リモコン、取扱説明書(保証書)

加湿器はフィルター性能で選べ! お手入れが劇的にラクになる「新常識」を編集長が語る

提供:ダイニチ工業株式会社

空気が乾燥してのどや肌の不調が生じやすいこれからの季節、活躍してくれるのが加湿器だ。当たり前だが、加湿器を検討する際には加湿性能に目が行くだろう。もちろんそれも大切だが、気化式タイプの場合、同じくらい重視したいのが「フィルター性能」だ。

 

加湿フィルターは劣化や汚れに注意が必要

そもそも加湿器のフィルターとはどのようなものなのか? 気化式タイプだと、加湿フィルターは水蒸気を作り出すための重要なパーツ。水を含ませてファンの風を当て、水蒸気にして部屋に送り出すため、加湿空気を製造する拠点と言える。ゆえに、その性能が加湿力を左右するのは間違いのない事実だ。そして、加湿器のフィルターは、必ず劣化する。こまめにお手入れしたつもりでも、数シーズン使い続けると、水あかが固着してフィルター性能が落ちてしまうことも多い。また、フィルターの清潔性も重要。フィルターにカビや雑菌が繁殖したら、部屋に拡散されてしまうリスクがあるほか、ニオイが気になって加湿どころではなくなってしまうからだ。

↑カビや水あかが付いて劣化したフィルター

 

一方、空気を出す、あるいは吸い込む家電にも視野を広げてみると、それらはフィルターによって性能や電気代が大きく変わってくる。例えば、掃除機はごみを吸った空気をフィルターに通してキレイな状態で排気するが、もしフィルターが汚れて目詰まりしていたら、吸引力が落ち、汚れによるニオイに悩まされることになってしまう。エアコンも同様、フィルターがホコリで詰まっていると、本来の力を発揮できず、電気代も上がってしまう。同様に、加湿器のフィルターも汚れたり、目詰まりしたりしていたら、本来の力を発揮できない。つまり、「フィルターをキレイに保つこと=本来の性能を落とさずキープできること」であり、広い意味では「フィルターをキレイに保つこと」はフィルター性能を構成する重要な要素と言える

 

毎年フィルターが新品であるという安心感

そんなわけで、フィルター性能のキープには「フィルターをキレイに保つこと」が大事なのだが、そのためには、メーカー推奨のフィルターのお手入れをしっかりこなさなきゃ……となる。でも、これがやっぱり面倒くさい! フィルターは定期的に水洗いやクエン酸溶液などで浸け置き洗いをする必要がある。どうしてもお手入れをサボったり、忘れてしまったりして、強い罪悪感を覚えることも……。

 

その意味で、一種の革命かもしれないと思ったのが、ダイニチの加湿器が採用した「カンタン取替えフィルター」。こちらは製品本体に付属するフィルターではなく、別売の使い捨てタイプのフィルターだ。

↑別売の「カンタン取替えフィルター」。価格は1個あたり1210~1870円(税込・対応モデルによって異なる。実際は2個または4個セットで販売)

 

もともと、同社加湿器の購入時に同梱されているフィルター(6か月×5シーズン使用可能)は、2週間に1回程度、水洗いが必要で、月1回のクエン酸洗浄も必要。しかし、「カンタン取替えフィルター」に替えるだけで、その手間が劇的に省ける。何せ、お手入れとして説明するほどの工程もない。ただ取り替えて、捨てるだけ。お手入れ不要で使い続けられ、3か月たったら新しいものに交換すればOKなのだ。つまり、「カンタン取替えフィルター」は、手間を減らしてフィルターをキレイに保ち、劣化の蓄積を最小限に抑えてくれる。これだけでも立派な「性能」と言えるのではないだろうか。

 

しかも、うれしいことに「カンタン取替えフィルター」は、従来はワイドリビング用の「LXタイプ」のみの採用だったが、今年からダイニチの全加湿器で採用された

↑「カンタン取替えフィルター」の取替え方法。まずは、トレイからフィルターを取り出す

 

↑「カンタン取替えフィルター」を取り出したら、あとは捨てるだけ

 

加えて、ダイニチの加湿器はフィルターを収納するトレイのカバーに「カンタン取替えトレイカバー」を搭載する機種も多い。こちらは6か月を目安に取替えればOKで、お手入れが不要。「カンタン取替えフィルター」も併用すれば、1シーズンに1~2回取替えるだけで、お手入れをほとんどせずに性能と清潔さをキープできることになる。つまり、「カンタン取替えフィルター」と「カンタン取替えトレイカバー」を採用したダイニチのモデル=圧倒的にお手入れがラクと言っていいだろう。

↑交換するだけでお手入れ不要の「カンタン取替えトレイカバー」

 

ダイニチは「広いスペースの加湿ニーズ」にもマッチする

次に、加湿器そのもののトレンドについて触れていこう。おそらく今年はコロナ禍のピーク時に比べ、マスク着用を省くなど感染症対策への意識がだいぶ緩くなっているはず。一方、この年末年始は忘年会や新年会も復活して、人と接する機会が大きく増えるだろう。ゆえに、広いスペースに対応するモデルのニーズが高まるのは間違いない家族や来客が集う広い共用スペースを適切に加湿して、ウイルスの増殖リスクを下げるのが健康維持の良策といえるからだ。

 

市場では適用畳数が8畳程度とパーソナルな製品も多く見られるが、加湿に関しては自分だけよければいい、というスタンスは難しい。家族や来客のことを考えると、部屋の隅々まである程度均等に加湿されることが好ましいし、もっと言えば、一部屋ぶんだけ加湿しても効果的とは限らない。どうしても広いスペースをカバーするモデルが必要になってくるのだ。

 

その点、ダイニチは10畳を超える広い部屋に対応するモデルをしっかり揃えているのが強み。たとえば、リビング用の代表的なモデルである「LXタイプ」は、「HD-LX1023」なら洋室27畳、木造和室16畳(加湿量960mL/h)、「HD-LX1223」なら洋室33畳、木造和室20畳(加湿量1200mL/h)と、流行りのオープンリビングでも活躍する性能を備えている。

↑ダイニチのワイドリビング用の加湿器「LXタイプ」

 

ハイブリッド式のメリットと静音性も見逃せない!

加えて僕がダイニチの加湿器を推すもうひとつの理由、それがハイブリッド式であること

 

リビングなど広い空間で使用する加湿器としては、スチーム式や気化式が主な選択肢となるが、スチーム式はヒーターで水を沸騰させるのがメインのため電気代がかかるうえ、吹出口が熱く、やけどの危険性がある。子育て世帯やペット飼育世帯にとって最適解かは悩みどころだ。一方、気化式は加湿スピードに課題がある。

 

その点、ダイニチはフィルターに風をあてて加湿する気化式と、フィルターに送る風を加熱する温風気化式の2つを組み合わせたハイブリッド式を採用している。それぞれの弱点をうまくカバーし合い、パワフルかつ経済的。安全性も高い。

↑ハイブリッド式(気化式×温風気化式)のしくみ。ファンから送り出した風をヒーターで暖め、水を含んだフィルターに通すことで、より多くの量の水分を蒸発(気化)させる

 

もうひとつ、ダイニチの加湿器の大きな魅力が静音性だ。「本当についてるの?」と疑いたくなる静かさで、普通に生活をしていると、ついてるのかどうかわからない状態。外を走る車の音のほうが気になるくらいではないか。

 

さらにもうひとつ、デザインもいい。たとえばLXタイプは、奇をてらったり、造形が個性的だったりすることはないが、ボディ部分とタンクのコントラストが美しく映えていて、シンプルですっきりした姿はどんな部屋にも合うはず。ナチュラルな部屋でも、黒を基調にまとめた部屋でもなんなく馴染んでくれることだろう。

 

お手入れの省力化も含めた「フィルター性能」で選ぶ時代へ

最後に、僕が一番伝えたかったことをもう一度。「加湿器はフィルター性能で選ぶべし」ということ。家電をベストな状態で使うには、日ごろのメンテナンスが必要で、「お手入れしなきゃ」という細かい制約が日々のノイズとなる。その点、ダイニチの加湿器は、「カンタン取替えフィルター」採用によって、フィルターを取替えるだけだから、掃除の手間も失敗もなく、とにかく気楽。フィルター性能をリフレッシュできて、経年劣化による性能の低下も抑えられる。しかも、ダイニチの「カンタン取替えフィルター」は、ハイエンドモデルだけでなく、お手頃モデルも含めた全モデル対応となったのが素晴らしい。

 

家電に詳しくない人にとっては、家電量販店やネットで「ダイニチ」のメーカー名を見てもピンとこないかもしれない。しかし、実はダイニチは加湿器と石油ファンヒーターなどで確たるシェアを誇る会社。以前からユーザーの声を取り入れ、使いやすさの追求やお手入れの省力化に注力するほか、新潟の自社工場での製造にもこだわっている。そんな地に足のついたスタンスが、僕が信頼を寄せる根拠でもあるのだ。

 

というわけで、もうすぐ本格的な冬支度を始めるこの季節。加湿器のシーズン使い始めはダイニチの加湿器と新しいフィルターで、気持ちよくスタートしてはいかがだろう。

撮影/鈴木謙介

 

【カンタン取替えトレイカバーも搭載でお手入れがラクラク!】ダイニチ工業のおすすめモデル

【寝室やリビングにオススメ】

「カンタン取替えトレイカバー」を搭載したミディアムクラスモデル

RXTタイプ

2019年度にパワフルモデルのLXタイプに搭載して大好評だった「カンタン取替えトレイカバー」をミディアムクラスにも搭載。レジオネラ菌への対策が念頭に置かれ、徹底した清潔性が特徴です。空気取込口・トレイ・気化フィルターに抗菌加工を施し、タンクのキャップにも「Ag+抗菌アタッチメントEX」を搭載し、抗菌成分の銀イオンが水中に溶け出し、タンク内の雑菌の繁殖を抑えます。給水口が広くお手入れもラク。運転音13~32dBと静音性もバツグンです。デザインも洗練されていて、2021年度グッドデザイン賞を受賞。

RXTタイプのスペシャルサイトはコチラ

 

【ワイドリビングにオススメ】

「カンタン取替えトレイカバー」を搭載したハイパワーモデル

加湿器HD-LX1223

LXタイプ

スマートリモコン対応。加湿器本体から離れた場所や外出先からでも簡単に運転操作が可能に。加湿量が最大1200mL/h※1というハイパワーで、広い部屋もしっかりうるおうので、ワイドリビングにぴったり。従来機※2と比べ設定湿度に到達するまでの時間も約30%短縮されています。一度にたっぷり入るタンクは7.0Lの大容量。タンクの上下に持ち手がある「タンクWとって」構造で、両手で持って運べます。トレイには業界初の使い捨てカバー「カンタン取替えトレイカバー」を採用。1シーズンに1回※3取り替えればOKです。デザインも洗練されていて、2019年度グッドデザイン賞を受賞。

※1:HD-LX1223の場合。
※2:RXTタイプ最大の900mL/hクラスのこと
※3:1シーズンをめやすに新しいもの(別売部品)と交換してください (1シーズンを6か月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L〔全国平均値〕 にて使用した場合)。なお、1シーズンに満たなくても汚れや水アカが気になる場合は交換をおすすめします。

LXタイプのスペシャルサイトはコチラ

 

【オフィスや店舗にオススメ】

ケタ違いのパワーを誇り、抗菌への配慮も充実

加湿器HD-244

PNタイプ パワフルモデル

オフィスや店舗などの大空間にぴったりなモデルで、加湿量は最大2400mL/h、適用床面積プレハブ洋室67畳(HD-PN245の場合)と家庭用加湿器No.1のパワーが特徴。タンク容量は6Lタンクが2個で12Lとなっています。トレイには業界初の使い捨てカバー「カンタン取替えトレイカバー」を採用。空気取込口・トレイ・気化フィルターは抗菌加工、タンクのキャップ部には「Ag+抗菌アタッチメント」が付き、さらに操作プレートも抗菌加工となっている点に注目。

※:HD-PN245の場合。家庭用加湿器において1時間あたりの最大加湿量2400mL/h(室温20°C、湿度30%の場合)。2023年7月1日現在

PNタイプ パワフルモデルの詳細はコチラ

 

お部屋に馴染むアーキテクチャルカラー5色を採用! ダイニチのロングセラー加湿器にWebShop限定モデルが新たに登場

ダイニチ工業は、「ハイブリッド式加湿器ERXTタイプ」を発売しました。価格は3万3000円(税込)。

 

同製品は、同社のロングセラーハイブリッド式加湿器「RXTタイプ」に、日本の住居でよく使用される建築資材のアーキテクチャルカラーを採用した、同社直販サイト「ダイニチWebShop」限定モデルです。

 

カラーバリエーションは、床や家具の木材のグレー「ウォルナットグレー」、壁や床、家具の木材の明るいベージュ「オークベージュ」、玄関のタイルや壁紙の落ち着いたブルー「グレイッシュブルー」、手すりや階段などの鉄材のブラック「チャコールブラック」、窓のアルミフレームの明るいグレー「アッシュグレー」の全5色。

 

トレイに付ける使い捨てのカバー「カンタン取替えトレイカバー」と、使い捨てタイプの抗菌気化フィルター「カンタン取替えフィルター」(別売部品)により、手入れがしやすい仕様です。

 

標準搭載の、手入れをしながら長く使える「抗菌気化フィルター」のほか、汚れたら捨てるだけで手入れ不要の「カンタン取替えフィルター(2個)」がセットになっています。

マット&ホース不要のふとん乾燥機がコンパクトに。象印マホービン「スマートドライ(RF-UA10)」 登場

象印マホービンは、「マット&ホース不要」のふとん乾燥機にラインアップを追加し、収納しやすいコンパクトな「スマートドライ RF-UA10」を9月1日に発売します。

 

象印マホービンは、マットとホースがいらないふとん乾燥機「スマートドライ RF-AA20」を、2012年に業界に先駆けて発売。ふとんにマットを敷いてホースをセットする準備や、使用後のマット・ホースの収納といった手間のかかる作業が不要な点で、好評を博しています。

 

新製品は、セットが簡単ですぐに操作できる、マット&ホース不要という象印独自の機能を踏襲しながら、収納のしやすさを考えたコンパクトなモデル。加えて「角度調整ノズル」により、吹き出し口の角度を変えられるので、室内干しの洗濯物や靴の乾燥にも便利です。ふとん乾燥以外にもマルチに活躍してくれます。カラーは、ベーシックなホワイトと、シックなグレーの2柄展開です。

 

商品名 ふとん乾燥機『スマートドライ』
品番 RF-UA10
市場想定価格 2万円(税込)
消費電力(50/60Hz) 670/668W
電気代の目安(50/60Hz) 約17円〔乾燥:冬(50分)コース使用時〕
運転コース(運転時間) 乾燥:冬(50分)、夏(65分)

あたため:お急ぎ(15分)、しっかり(35分)
ダニ対策:(120分)
衣類・くつ:温風(120分)、送風(120分)
電源コード(m) 2.0
外形寸法 幅×奥行×高さ(cm) 約20×15×33
本体質量(kg) 約3.4
色柄 グレー(-HA)、ホワイト(-WA)

お手入れしやすい、2万円台の象印マホービン「スチーム式加湿器(EE-DD型)」

象印マホービンは、お手入れしやすい「スチーム式加湿器 EE-DD型」(2サイズ・2色)を9月1日から発売します。

 

EE-DD型は、フィルター不要であるうえ、広口の容器なので、お手入れしやすいのが特徴。また、「チャイルドロック」「ふた開閉ロック」「転倒湯もれ防止構造」などの安心設計や、就寝時に便利な「連続加湿約8時間」を搭載しています。サイズは10畳タイプと13畳タイプの2サイズ、カラーはホワイトとグレーの2色で、部屋の広さやインテリアに合わせて選べます。

 

加湿は製品名のとおりスチーム式で、沸騰させた蒸気を約65度まで冷まして加湿します。また、湿度センサーと室温センサーの2つが快適な湿度を自動でコントロール。「しっかり」「標準」「ひかえめ」の3段階で設定が可能です。たとえば、空気が乾燥する冬はしっかり運転、秋などにおだやかに加湿したいときはひかえめ運転がおすすめとのこと。

 

市場想定価格は10畳タイプの「EE-DD35」が約2万円(税込)、13畳タイプの「EE-DD50」が約2万2000円(税込)です。

商品名 スチーム式加湿器
品番 EE-DD35 EE-DD50
定格加湿能力(mL/h) 350 480
加湿適用面積 木造和室 ~6畳(10㎡) ~8畳(13㎡)
プレハブ洋室 ~10畳(16㎡) ~13畳(22㎡)
消費電力(約W) 湯沸かし立ち上げ時 985
加湿時 305 410
連続加湿時間 8
16
32
タンク容量(約L) 3.0 4.0
外形寸法 幅×奥行×高さ(約cm) 24×27.5×32.5 24×27.5×36.5
本体質量(約kg) 2.7 2.9
電源コード(m) 1.2
色柄 ホワイト(-WA)、グレー(-HA)

A4サイズで収納できる衣類乾燥機!? 仕組みも実力も謎すぎるので検証してみた

冬は日照時間が短く外気温も低いので、外干しの洗濯物がなかなか乾きません。朝から外に干していたのに、夕方取り込んでみたらなんとなくしっとりしていてイヤ~な感じ……。かといって、そのあと部屋干しすれば臭いが気になるし、邪魔になるしで、できることなら今すぐ乾かしたい!

 

そんなときオススメしたいのが、プラスマイナスゼロから2022年12月に発売された「コンパクト衣類乾燥機 XRC-G010」です。わずかA4サイズのコンパクトなボディからは想像しにくいですが、ハンガーラックや室内の物干し竿にかけて、衣類を吊るしたまま乾燥できるというとってもお手軽なアイテム!

仕様から速乾性まで謎多き本製品を、筆者が自宅でイチから使ってレポートしていきます!

 

A4サイズで場所を取らず、隙間にスッキリ収納

まず驚くのが、その名の通りのコンパクトさ。折りたたんだ状態の本体サイズは、幅82×高さ290×奥行き210mmで、表面積はジャストA4サイズ。棚の隙間にスッと収納したりラックに吊るしておいたりできるので、一人暮らしのワンルームや物が多い洗面所に置いても邪魔にならないのがうれしいところ。

↑質量は約1.7kg(乾燥ケース含む)で、コードは約3mと長め。本体カラーは、ホワイト、グレー、レッドの3色展開で、お部屋のインテリアに合わせて選べます

 

↑500mlペットボトルと比べてもこの大きさ。隙間にすっぽり収まっちゃいます

 

使うときはサッと広げるだけ

使用する前に、まずは組み立てからスタート。吊り下げフックを開いてハンガーやパイプに吊り下げたら、フラップを両サイドにパカッと開きます。中央部には風の吹き出し口があり、そこから温風が出てくる仕様です。

↑吊り下げたところを下から見た図。フラップの中央に風の吹き出し口があり、その真下にハンガー掛けが設置されています

 

使い始めは、このフラップ周囲の溝に乾燥ケース上部のフレームをはめ込む作業が発生します。ガチッとはめ込むには少し力が必要ですが、ここでしっかり装着しておかないと、乾燥中にケースごとズサッと落下してしまう可能性もあるので注意です。

↑乾燥ケースを装着した状態。ケースの丈は、衣類や下着など乾かすもののサイズに合わせて3段階に調節可能です

 

吊り下げフックをセットするとフラップが開いた状態で固定され、準備完了。運転モードは「HIGH(温風運転)」「LOW(送風運転)」「ダニ対策モード」の3種類から選べます。ダニ対策モードではダニの繁殖を防ぐことができるので、ベビー衣類や寝具などに使用するのがオススメです。

 

温風の温度は高めの約70℃で、風がぶぉ~っと吹き出してきます。期待できるパワーです。「HIGH」にすると多少音も大きくなりますが、ドライヤーのような轟音ではないので日常生活をする上で気にならない程度。

↑シンプルな操作パネル。タイマーは最大で7時間までセットできます

 

忙しいときでもサクッと乾燥。吊るしたままだから衣類が傷まない

さて本題。実際に洗濯物を乾かしてみたいと思います。今回は、脱水までしたメンズの長袖シャツ2枚とヒートテック1枚を「HIGH」モードで乾燥させていきます。ちなみに、一度に乾燥できる目安はTシャツ3~4枚程度だそうです。中央のハンガー掛けに間隔を空けつつ衣類を干し、ケースのファスナーを閉じたらタイマースタート。

30分経過したところで、一度乾き具合をチェックしてみると……なんと7~8割方乾いていました! 乾きムラもなく全体が均一に乾いている感じで、これはすごい。生乾き臭さもありません。そのまま乾燥を続けていくと、約1時間で完璧に乾燥完了。脱水後の乾燥でこのスピード感。これなら”あと少し乾かしたいとき”の仕上げ乾燥はもっと速乾を実感できるでしょう。とにかく急いで乾かしたいときには、かなり役に立ってくれそうですね。

↑ハンガー掛けには9着分の凹みがありますが、風通しが良くなるので1個飛ばしでセットするのがオススメです。耐荷重は約10kg

 

個人的に良いと思ったのは、ハンガーにかけたまま乾燥できるので、シワを防げて、衣類が傷みにくい点です。気に入っている服をどうしても着ていきたい日に限ってまだその服が乾いていなかったりするのですが、ドラム式乾燥機に放り込んだら、シワシワになってしまうし、おしゃれ着の場合はそもそも使用できないことも少なくありません。本製品なら送風モードもあるので、デリケートなおしゃれ着や下着類なども優しく乾かすことができます。乾燥後、アイロンをかけなくて済むのもラクで良い!

 

乾きにくいパーカーはどうなの?

続いて、冬場は特に乾きにくい洗濯物の問題児、厚手のパーカーで検証してみました。編集部の担当さん曰く、浴室乾燥機でさえ3時間では乾かないとのこと。フード裏とか袖口とか、しっとり感が手強いですよね。

シャツよりも時間がかかること必至なので、タイマーは3時間に設定してスタート。途中、1時間ほどしたところでチェックしてみると……吹き出し口に近い襟元の大部分は乾いているのですが、パーカーのフードが重なっている部分と裾のリブ付近はまだまだ湿っている様子。やはり手強いぞ! そこで、フードの部分を開くように洗濯ばさみで止めて乾燥再開。30分おきに確認しつつ、結果的に3時間でほぼ全体が乾燥できました。これはもしかしたら浴室乾燥機と同等、もしくは優秀と評価してもいいかも!?

 

とはいえ、やはり厚手の衣類やジーンズなどのボトムスは乾くまでに時間が必要なので、衣類の中を開いたり単独で乾かしたりとちょっとした工夫が必要だとわかりました。また、吹き出し口に近い方が乾きやすい性質もあるので、裾部分も上にたくし上げて干すと良いかもしれませんね。

 

日常的に活用できてコスパ◎用途で使い分けても良し

本製品の実売価格は、1万6500円。オーソドックスな衣類乾燥機が5万円前後だとすると、かなり手を出しやすいお値段で、一人暮らしで少量の乾燥でOKという人にはベストマッチ。さらに電気代も1時間使用で約13円と、一般的な乾燥機の半分以下に抑えられるそうです。

 

「家族の洗濯物を一気に乾かしたい」というニーズには向いていませんが、すでに乾燥機を持っている家庭でも、おしゃれ着やリクルートシャツの乾燥は本製品が向いているかもしれません。

 

冬の気温が低い時期も、梅雨の湿度が高い時期も一年中活躍してくれそうなアイテムですので、ぜひ今のうちにゲットしてみてはいかがでしょうか。

 

執筆 kitsune

加湿器を超えた「総合ヒーリングマシン」だ!「エルメスのデザイナー」が手掛けたエペイオス「Heal」感動レビュー

加湿器は、加湿さえできればいい。加湿器ってそういうものでしょ? そんな方がEPEIOS(エペイオス)の「Heal(ヒアル)」を使ったら、「こんな加湿器があるんだ」と、目からウロコが落ちるはず。

↑エペイオスのスマート加湿器「Heal」。加湿量:最大約220ml/h、加湿時間:最大約10時間 (加湿:弱 使用時) 、適用床面積:木造和室約4畳/プレハブ洋室約7畳、ガラスタンク容量:約1L 、サイズ:幅400×奥行201×高さ197mm 、質量:約1.2kg(水含まず)

いち早く「Heal」の正体を知りたい方はコチラ

 

エルメスを手掛けたデザイナーによる型破りな外観

まず、見た目からして違います。上にむかって広がっていくガラスのタンク。トップに金属のパーツを頂く円すい状のミスト噴霧口。ボディは曲線と直線を組み合わせて構成され、表面にはボタンなどの凹凸が一切ありません。初見の方は、「何これ、オブジェ……?」と思うはずおよそ「加湿器」と聞いて連想する姿ではないのです。

↑操作部はタッチ式で凹凸は一切なし。表示には文字を使わず、アイコンのみと極めてシンプル

 

それもそのはず、本機は経験豊かな二名のデザイナーによってデザインされているからです。デザイナーの一人は、エルメスのスカーフやテーブルウェアのアートディレクターを務めるブノワ・ピエール エミリー氏。もう一人は、フィリップスで工業デザインを手がけたのち、ルイ・ヴィトン、エルメスなど名だたるラグジュアリーブランドでデザインに従事したダミアン・オー シュリバン氏です。なるほど、普段、家電とは全く違う分野を手掛けるデザイナーだからこそ、こんな型破りな加湿器ができたわけですね。

↑ブノワ・ピエール エミリー氏(左)とダミアン・オー シュリバン氏(右)。当初はエペイオスからブノワ氏にコラボの打診があり、ブノワ氏が工業デザインをよく知るダミアン氏に声をかけたことで、二名でのデザイン体制になったそう

 

今回、ブノワ氏とダミアン氏は、英語のFour Elements(四元素)に由来するエペイオスの新ブランド「FoElem」(フォーエレム)のデザインを担当。「FoElem」では、「水・火・土・空気」の四元素に対応した4つの製品をラインナップし、「四元素が自然の中で織りなす変化」を感じ取れるデザインにまとめました。「Heal」はこの「FoElem」のなかで、「水」をテーマとする加湿器なのです。

↑⽔が蒸発して空に昇り、また⾬となって地上に降り注ぐ、という⾃然の中での水の循環をイメージしてデザイン。ガラス製のタンクは「砂時計」をモチーフとし、シリーズのコンセプトでもある「時の移ろい」を表現しています

「Heal」のデザイナーの実績を知りたい方はコチラ

 

どこか温もりを感じるデザインがいい

実際に使ってみると、デザインがやっぱりいいですね。シンプルでフォルムが美しいのはもちろんのこと、水がキレイに見えて、背景が透過して見えるガラスタンクの質感もいい。筆者の自宅の場合、観葉植物が背景に透けてみえるので、これもまた格別なんです。

 

ミストの噴霧部はすっきりとした円すい形で、富士山を思わせる佇まい。ここから真っすぐにミストが立ち上る様を見ると、勢いが感じられて心理的にもああ、潤ってるなぁ、と感じます。

一方で、極めてスタイリッシュな外観ながら、運転中の本機を見ると、どこか温もりが感じられます。例えるなら、ストーブの上でやかんの湯が沸いていて、その傍らでまどろんでいるかのような。あるいは、木漏れ日溢れるサンルームで、温かいお茶を楽しんでいるような……そんな情景が浮かんできます。なるほど、本機のガラスタンクと水、立ち昇るミストが、穏やかで親密な空間を作っているのかも。そんな効果もあって、面倒な給水の作業も心なしか楽しく感じるんですよね。

↑給水はフタを取って上から水を注ぐだけ

「Heal」のデザインをもっと詳しく知りたい方はコチラ

 

サウンドと香りでリラックス効果を高める

本機には、デザイン以外でもリラックス効果を高めてくれる機能を搭載しています。ひとつは「音」。プリセットされた8曲のサウンドを本体の小型スピーカーで再生できるのです。サウンドは、癒し効果がありそうな環境音や瞑想・マインドフルネスにぴったりな曲など、どれも心を落ち着かせてくれるものばかり。ミストをぼーっと眺めながらサウンド聞いていると、頭が空っぽになるので、夜のひとときや仕事の合間に聞くのがオススメです。

 

なお、サウンド機能は本体でも操作できますが、自宅のWi-Fiを介してスマートフォンと接続すると、アプリでよりカンタンに操作できるのが便利。

↑アプリの操作画面。加湿量、サウンド、ライト(後述)が操作できます

 

↑サウンドのメニュー。「春:雨の朝」「冬:焚き火」といった季節をイメージしたサウンドや、「瞑想 ヨガ」「マインドフルネス」など8種類のサウンドを用意。音量もアプリで操作できます

 

もうひとつのリラックス要素が「香り」アロマユニットの存在です。ミストの噴出口にある金属のパーツを外すと、裏側には円形のコットンが装着されており、ここにアロマオイルを垂らすとミストとともに香りが拡散できるのです。柑橘系のアロマオイルを使ってみたところ、ああ…‥そこはかとなく、ほのかに香ってくるのがいいですね。香りは瞬時に気分をリセットしてくれると言いますが、爽やかな空気を胸いっぱいに吸うと、確かに気分が一新されるのがわかります。

↑ミストの噴出口の金属パーツの裏には、着脱可能な円形のコットンが。ここにアロマオイルを垂らせば香りが楽しめます

「Heal」のリラックス機能を知りたい方はコチラ

 

カスタマイズできる光で、夜はとりわけ神秘的

さらにもう一つのにくい演出が「光」です。本機はガラスタンクの下にLEDライトを備えており、先述のアプリで細かく設定が可能なのです。その真骨頂が味わえるのが夜。タンクの下から鮮やかな光が浮かび上がり、ガラスと水を透過することで、とにかく神秘的になるんです。

さらに面白いのは、光の色を自由に変えることができること。アプリに表示されるカラーチャートのポイントを指でスライドすることで、ビビッドな色からペールトーンの淡い色まで、自在に表現できるのです。明るさも1~100%まで調整が可能。

↑アプリのカラーチャートでポイントを紫のゾーンに置くと、光の色も紫色になります

 

つまり、ユーザーの好みと気分に合わせて完璧に調整できるので、今日はビビッドな光でサイケな雰囲気に、今日は癒しを重視して淡い光に、といったカスタマイズができるわけです。ちなみに、筆者は光の色としては珍しい紫がお気に入り。部屋の明かりを落とすと幻想的な雰囲気になるので、寝る前のひとときをうっとり過ごすことができました。

↑アプリ操作で緑、青、紫など、通常のライトでは楽しめない色も再現できます

「Heal」のリラックス機能を知りたい方はコチラ

 

ハイブリッド式を採用して衛生的な加湿を行う

では、肝心の加湿器としての機能はどうでしょうか? 実は、加湿機能にもひと工夫がありました。それは、本機が「ハイブリッド式」を採用していること。ハイブリッド式とは、複数の方式を組み合わせてそれぞれの弱点を補う方式です。本機の場合は、加熱式と超音波式を組み合わせたハイブリッド式。水を加熱することで雑菌の繁殖を抑えながら、衛生面で課題のある超音波式の弱点を補っています。同時に、消費電力が低い超音波式を組み合わせることで、消費電力が高い加熱式の弱点を補っているのもポイント。

↑本体のカバーやタンクは取り外しできるので、お手入れもカンタンです。内部水槽には抗菌素材を採用しているため、水槽の掃除は月に1回程度でOK

 

注意すべきは、適用床面積が洋室約7畳なので、ワイドリビングなど広い空間全体を加湿するには適していないこと。とはいえ、自分の周囲だけ加湿したいときや一人暮らしのワンルーム、寝室や書斎などの個室にはぴったり。実際、ワンルームに住む筆者は、最近のどの調子が悪かったのですが、本機を使うようになって、「かなりのどがラクになった」と感じました。肌もなんだかしっとりしてきたような。これからの季節は、さらに実感することが多いでしょう。

「Heal」の加湿機能のこだわりを知りたい方はコチラ

 

「Heal」は“四感”でユーザーを癒す総合ヒーリングマシン

このように、加湿器「Heal」は、触覚(のど・肌)、視覚(デザイン・光)、聴覚(サウンド)、嗅覚(香り)と、人間の五感のうち四感に訴え、あらゆる角度から我々を癒してくれるのがおわかり頂けたはず。加湿器の枠を超え、「総合ヒーリングマシン」と呼ぶべきアイテムです。

それでいて、直販価格が2万4310円と手ごろなのもうれしいところ。クラウドファンディングサービス「Makuake」で先行予約を募集した際は(目標金額の600%を達成)、⽀援者の7割が⼥性だったそうなので、女性へのプレゼントとしてもよさそうですね。この冬を楽しく健康に過ごしたい方は、ぜひ「Heal」に注目してみてください!

「Heal」の直販サイトはコチラ

【「Heal」の美しさを堪能するギャラリーはコチラ】

撮影/高原マサキ(TK.c)

「対コロナ」のためにも、いまからチェック! 加湿器のトップメーカー、ダイニチが2022年モデルを発売

ダイニチ工業は、ハイブリッド式加湿器2022年度モデルを発売。加湿量300mL/hから2400mL/hの23機種をリリースします。

↑左からLXタイプ、RXTタイプ、RXタイプ

 

↑左からHDシリーズ パワフルモデル、HDシリーズ

 

デザインモデルの操作部に抗菌操作プレートを搭載

2022年度モデルでは、コンパクトな個室からワイドリビングまでさまざまな部屋で使えるデザインモデルのLX、RXT、RX タイプに抗菌操作プレートを搭載。加湿器は家庭や職場などで多くの人が操作するため、操作部に抗菌加工を施し、より安心して清潔に使えるようにしたとのこと。

↑LX、RXT、RX タイプに抗菌操作プレートを搭載

 

ダイニチといえば、加湿器のトップメーカーとして近年は急速に知名度を上げています。その製品は、「気化式」と「温風気化式」の2つの方式を切り替え、パワフルな加湿と省エネ性を両立する「ハイブリッド式」を採用。お手入れのしやすさや静音性を向上させ、国内生産にこだわっているのも特徴です。まだまだ猛威を振るいそうなコロナへの対策のためにも、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

↑インテリアに溶け込むすっきりしたデザインも魅力

 

シャープの除湿・加湿機能付き空気清浄機が31%オフ、プライムデーも終盤に

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。シャープの除湿・加湿機能付き空気清浄機「プラズマクラスター 7000(KC-HD70-W)」が、通常価格から31%オフの2万8480円(税込み)で販売されています。

 

除湿は8畳/約10分、加湿空気清浄は8畳/約9分、空気清浄は8畳/約9分というパワフルなスペックで、部屋の状況に合わせた最適な設定を自動で切り替えてくれる機能を備えています。

 

リビングに、自室に、寝室にと、さまざまな環境で活躍してくれる、スタンダードな空気清浄機をお得に手に入れてみてはいかがでしょうか。

「通年部屋干し派」の救世主となるか? シャープが「膝下サイズの除湿機」投入で「ラック下」の市場に参入!

洗濯物はおおむね5時間以内に乾かさないと、雑菌が繁殖して臭いが出てしまうと言われています。じめっとした梅雨時はもちろん、冬の雨の日など、部屋干しした洗濯物がなかなか乾かなくて洗濯物が臭ってしまい、洗い直した……なんてことはありませんか? シャープが4月28日に発売予定のプラズマクラスター衣類乾燥除湿機「CV-P60」は、部屋干しに悩む家庭に注目してほしい製品です。

↑プラズマクラスター衣類乾燥除湿機「CV-P60」。本体サイズは幅300×奥行300×高さ323mm、質量は約6.7kg。定格除湿能力は1日あたり5.4L/5.6L(50Hz/60Hz)で、除湿可能面積の目安は7~14畳。プラズマクラスターの適用床面積の目安は約8畳

部屋干しラックの下に置いて衣類を速乾!

プラズマクラスター衣類乾燥除湿機「CV-P60」は、本体の高さを約32cmと膝下までのサイズに抑え、部屋干しラックの下に余裕で設置できるようにした製品です。コンパクトながら2kgの洗濯物が約99分で乾燥可能なので、洗濯物を着た時に臭いが鼻につく経験とはオサラバ! ホワイトタイプの1モデルのみで、実売予想価格は3万7000円前後(税込・以下同)です。

↑部屋干しラックの下に設置して、洗濯物を効率良く乾かせます

 

シャープでは、CV-P60を開発するにあたってWebアンケート調査を実施しています。そこではユーザーの部屋干しの頻度が天候に関係なく通年で伸びてきていること。高温・多湿な九州・沖縄だけでなく、積雪の多い北海道や東北でも衣類乾燥除湿機の所有者が多いことなどがわかりました。また、少人数世帯の増加により、梅雨時以外でも使いやすいコンパクトな衣類乾燥除湿機のニーズが高まってきていると考えたのです。

↑梅雨と冬は、晴れている日でも部屋干ししている人が半数以上!

 

アンケート調査では、除湿機のサイズの大きさや重さ、衣類の乾きムラなどに不満を持つユーザーが多く、部屋干し時には物干しラックを使うユーザーが半数近いことも判明しています。

↑除湿機に対する不満と、部屋干しに使用するアイテムのアンケート結果。除湿機への不満はサイズが大きいことと、衣類の乾きムラがある、衣類が乾かないことなど。もっとも使用されている部屋干しアイテムは「物干しラック」と判明

 

パーツの向きを変えて高さを抑えた

CV-P60では、製品内部の乾燥剤に水分を吸着させ、空気中の水分を取り除くデシカント方式を採用。デシカント方式は軽量・コンパクトで冬場でも除湿能力が高いのが特徴です。また、物干しラックの下に設置したときに、天面から360°全周に吹き出すことで、素早く衣類を乾燥できるようにしました。さらに、ユーザーの間で清潔意識が高まっていることから、シャープ独自の空気浄化技術、プラズマクラスター7000も搭載しました。

 

開発に際しては、高さを抑えるために内部構造を見直し、従来の除湿機では縦向きに配置していた「PTCセラミックヒーター」や「除湿ローター(乾燥剤)」などのパーツを横向きに配置。これにより、従来のコンパクトモデル「CV-P71」の高さ52cmから約38%減となる約32cmへと大幅な小型化を実現しています。

↑主要なパーツを横向き(水平)にすることで、高さを抑制しています

 

↑指差している白い円盤状のものが除湿ローター(乾燥剤)です

 

製品を開発するうえでもっとも苦労したのが、「縦向きのパーツをどうやって横向きにするか?」という部分だったそう。

 

本体内でターボファンから横向きに吹き出す風を天面からムラなく広がるように排出しようとすると、風向きのコントロールが難しくなります。このため、ファンの周囲をケースで囲んで空気を上部へ向くように整流し、デザインを調整したルーバーで風の向きを真上のみでなく全周吹き出しするよう工夫したのです。

↑天面から360°に風を吹き出す構造。天面の操作パネルでは、衣類乾燥、除湿(自動)、衣類消臭の3つの運転モードをボタンで切り替えられます

 

人がいない場所で使えるよう安全性に配慮

人がいない場所で使用することが想定されるため、安全性にも配慮した設計になっています。PTCセラミックヒーターは目標温度付近で温度を保ち、赤熱状態や温度が過度に上昇するのを防ぎます。切り忘れ防止用として、12時間経つと自動で電源を落とす「12時間オートオフ機能」も搭載。転倒時や強い衝撃を受けたときのための「転倒自動停止装置」や、小さな子どものイタズラ防止のためにチャイルドロック機能も備えています。

 

このほか、使いやすさの点でも工夫しています。容量約1.5Lの排水タンクは側面に水量のわかる小窓付き。スムーズに引き出せる取っ手があり、持ちやすい姿勢で洗面台などに運んで排水できます。排水時は容器のフタの一角が開くようになっており、ちょうどカップ焼きそばの湯切りの要領で水を捨てることができます。

↑水を捨てるときは、取っ手を掴んでタンクを引き出します

 

↑フタの一部を開いて排水します

 

タンクの中はフタを開けてスポンジなどで水洗いすれば良く、洗いやすいように凹凸が少ない設計になっています。本体下部の吸込口には空気清浄機と同等のホコリブロックプレフィルターが用意されていて、性能低下やカビの原因となるホコリをシャットアウトします。

 

同様のコンセプトの製品がパナソニックからも登場

一方で、CV-P60と似たコンセプトで、部屋干しラックの下に設置できる衣類乾燥除湿機の新モデルが、パナソニックからも発表されました。「F-YZVXJ60」です。発売日は5月11日。実売予想価格は4万4000円前後。

 

ターゲットユーザーもほぼ同じで、室内干しのスペースを効率化したい20~30代の単身世帯。デシカント方式で、通年での利用を想定している点も同様です。家電量販店の売り場などでは、どちらの製品が自宅にマッチするか選ぶことになりそうですね。

 

ちなみに、高さを抑えて洗濯物の真下から衣類を乾かす提案を行ったのはパナソニックが先。2020年に発売したハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機(F-YHTX90)で提案しており、今回、シャープがCV-P60で追随した形になります。

↑パナソニックの「F-YZVXJ60」

 

パナソニックF-YZVXJ60の大きさは、幅436×奥行177×高さ335mmで重さは約6.0kgと、CV-P60に比べると高さはほぼ同じですが、やや薄くて横長のデザインになっています。

 

定格除湿能力は5.4L/日(50Hz)、5.6L/日(60Hz)、タンク容量は2.0Lです。部屋干しラックの下に設置して、洗濯物の真下から洗濯物に風を直接当てられるところはCV-P60と同様です。また、シャープのプラズマクラスターの代わりに、パナソニック独自の微粒子イオン「ナノイーX」を放出し、臭いや花粉を抑制します。

 

未使用時はコードを本体内に収納できます。本体は一般的なクローゼットの奥行き(45cm)に収まるため、使わないときは出しっぱなしにしないできちんとしまいたい場合には、こちらが良いかもしれません。

 

CV-P60(約6.7kg)のほうがF-YZVXJ60(約6㎏)より若干重いものの、一度設置してしまえばほぼ動かさなくなると考えると、重さはあまり気にしなくて良さそうです。自宅で利用している部屋干しラックの高さを考え、洗濯物を吊るしてその下に設置したときに、どちらがより風が当てやすいか、部屋のインテリアに合うかなどを考えて選ぶことになりそうです。実売予想価格はCV-P60が3万7000円前後、F-YZVXJ60は4万4000円前後と手ごろなので、部屋干しに悩んでいる方にはどちらも狙い目のモデルと言えそうです。

ツインバードから設置面積A5サイズ以下のコンパクトな「スチーム式パーソナル加湿器」が登場

ツインバードは、デスクに置けるコンパクトな「スチーム式パーソナル加湿器 SK-E961W」を2月17日に発売します。実売予想価格は5500円(税込)となっています。

 

コンパクトで清潔性の高い加湿器

本製品は、水を沸騰させ加湿するスチーム式を採用。スチーム式は、雑菌の繁殖を抑制するので清潔性が高いとされています。また、パーツごとに取り外しして丸洗いができ、水タンクに抗菌加工を施すなど、衛生面への配慮が感じられます。加湿量は約150ml/hで、サイズは、幅140×奥行き215×高さ230mm。設置面積はA5サイズ以下とコンパクトですが、水タンク容量は約1.2Lあり、最大8時間まで連続運転が可能です。

↑デスクに置いても邪魔にならないサイズ感

 

↑パーツを取り外して丸洗いが可能

 

スチームの吹き出し口に設置されているアロマトレーは、インテリアに合わせてライトグレー、ライトブルー、ライトピンクの3色から選べます。気分や、アロマオイルの種類に合わせて色を変えるという楽しみ方もいいかもしれません。

↑付属のアロマトレー。写真の色はライトグレー

高感度でおなじみ「BEAMS」社員が惚れた!「新しい働き方」にカドーのモバイルディフューザー「STEM Mini」が必要だ

かつての日常を少しずつ取り戻しつつあるとはいえ、いまだウイルスの脅威にさらされている昨今。空気が乾燥するこの季節は、いつも以上に健康管理に敏感になっている人が多いのではないでしょうか。そんななか、「空気をデザインする」という独自のコンセプトで注目を集める家電ブランド・カドーから、1台で加湿・除菌消臭のほか、香りも楽しめるモバイルディフューザー「STEM Mini」(ステムミニ)が発売されました。

↑リチウムイオンバッテリーを搭載した、手のひらサイズのマルチディフューザー「STEM Mini」。本体カラーは、写真左からモルタルブラック・サンドシルバー・カッパーゴールドの全3色展開

 

この「STEM Mini」は、手のひらサイズで約130gというバツグンの携帯性が魅力。どこにでも持ち運べて自分の周囲のみケアできるその特性から、編集部ではテレワークや在宅ワークなど、現代ビジネスパーソンの多様なワークスタイルにドンピシャでハマるアイテムではないか? ……と見ていました。そこで、どうせなら実際にバリバリ働くビジネスパーソンに使ってもらい、感想を聞いてみたい。できれば、ライフスタイルの面でも感度の高い方に……。ということで、ファッションやライフスタイルの提案を得意とする国内屈指のクリエーター集団「BEAMS」の安武俊宏さんに本機のレビューを依頼。安武さんはBEAMSのPR業務を統括する多忙なビジネスパーソンであり、ライフスタイルブック『BEAMS AT HOME』シリーズのディレクションを務めるなど、インテリアの造詣も深い方。さらに、もともとカドーのファン、かつ自宅でも同社の加湿器を愛用しているとのことで、まさに適任。実際に使ってもらい、その魅力を存分に語ってもらいました!

 

【STEM Miniを使ってもらったのはこの方】

BEAMSプレスチーフ

安武俊宏(やすたけ・としひろ)さん

福岡生まれ札幌育ち。文化服装学院卒業後、2005年にビームス入社。銀座店や新宿店でのメンズドレスの販売を経て、2012年よりプレスに。現在はメンズ/ウィメンズのPRを統括する傍ら、ライフスタイルブック『BEAMS AT HOME』シリーズのディレクションや服飾専門学校での講師などマルチに活躍中。

 

【その1】カドーファンから見た第一印象

安武さんがカドーと出合ったのは、今から4年ほど前。自宅の引っ越しを機に空気清浄機を新調しようとさまざまなメーカーの製品をリサーチしていたところ、偶然ヒットしたのが「LEAF 320i」の限定ステンレスモデルだったそうです。

 

「空気清浄機のイメージを覆すミニマルなデザインと高級感のあるステンレスのボディに一目惚れでしたね。それに『空気をデザインする』というカドーのブランドコンセプトもすごく良いな、と思ったんです。当時はすでに“デザイン家電”を謳うブランドはいくつも存在していましたが、モノ単体で見たときのデザイン性だけでなく、空間の雰囲気まで心地よいものにしてくれる製品って、実はあまり多くなくて。そこは自分がインテリア選びで重視する点でもあったので、そのものづくりの姿勢にとても共感しました」(安武さん)

↑安武さんが一目惚れした「LEAF 320i」の限定ステンレスモデル ※現在は終売

 

その後は、寝室用にポータブル加湿器「STEM Portable」とヘアドライヤー「BD-E2」も購入し、自他ともに認める大のカドーファンになったという安武さん。今回、新たにラインナップに加わった「STEM mini」についてもいち早くリリース情報をチェックし、発売を心待ちにしていたといいます。

 

「STEM Portableも加湿器としてはかなりコンパクトなほうだと思いますが、もうひとまわり小さい手のひらサイズのものが出ると知って、『これはぜひ使ってみたい!』と思っていました。あと、写真を見て気に入ったのが、アルミ素材を採用したボディの質感ですね。上質感があって、それでいて主張しすぎず、プラスチック製のものと比べて表面に汚れが付着しにくい。実際に実物を手にしてみて、さらに所有欲をくすぐられました(笑)」(安武さん)

↑本体にはアルミ素材を採用。マットな仕上げでビジネスシーンにもなじみます

 

↑水を入れるボトルは回すだけで本体から簡単に取り外せるので、ダイレクトに給水ができます。別売のオリジナルアロマリキッド「Atmos. Mini」も、使用の際はボトルをそのまま差し替えるだけでOK。なお、ミストを清潔に保つ吸水芯の取り替えは月イチが目安のため、お手入れもラクラク

 

カドー「STEM Mini」を詳しく知りたい方はコチラ

 

【その2】オンでの使い勝手〜加湿器性能

※撮影のためマスクを外しています

 

さて、ここからは「STEM mini」を実際に使ってみた上での感想を語っていただきましょう。安武さんがメインの使用シーンに選んだのは、オフィスでデスクワークをするときでした。

 

「いちばんの魅力は、やはり圧倒的な携帯性の良さですね。オフィスでフリーアドレスが導入されてからは、社内では必要最小限の仕事道具だけを持ち歩くようにしているのですが、STEM miniに関してはジャケットのポケットに入るくらいの大きさなので全く邪魔にならない。通勤や社内で部屋を移動するときも荷物が増えたと感じることはなかったです」(安武さん)

↑サイズは直径約40×高さ約121mmで、質量は約130g(本体のみ)。USBケーブルを使用した1回の充電で、最長約20時間の連続運転が可能(アロマモードの弱で運転した場合)。付属のキャリングケースに収納すれば気軽に持ち歩くことができ、オフィスやカフェなどの外出先でも心地よい空間づくりをサポートしてくれます

 

オフィスでは主にパーソナル空間の加湿に活躍。静音性に優れ、しかも噴霧量を調整できるので、周囲に人がいても気にせず使うことができたそうです。

 

「以前から冬は風邪をひかないように注意していましたが、コロナ禍を経験してからその意識はさらに強くなったように思います。ですから、乾燥しがちなオフィスでも、常にパーソナル空間の加湿や除菌をできるのはすごく助かりますね。周囲に与える印象も良いと思います。加湿して自分の健康に気を付けることで、周りの人に風邪などをうつす可能性も少なくなりますよね。その意味で、自分と周りに与える安心感も大きいと思います」(安武さん)

↑操作パネルは、噴霧量重視の加湿モードと、微量のエッセンシャルオイルを長時間噴霧可能なアロマモードを選択するだけのシンプル設計。その日の湿度や使用環境に応じて、噴霧量もボタンひとつで3段階に調整することができます。コネクタは裏表を気にせず使えるUSB Type-Cを採用

 

↑除菌・消臭などの機能を持つ液体を噴霧することも可能。写真左から高機能電解酸性イオン水「Purio」(ピュリオ)、除菌・消臭剤「ピーズガード」、オリジナルフレグランスウォーター「フォレストウォーター」(すべて別売)も噴霧できます

 

一方で、本機は高感度なBEAMSのスタッフや取引先にも好評で、興味を持つ人も少なからずいるのだとか。

 

「打ち合わせに持っていくと、『それ何? すごくいいね』と言われることが多くて。身の周りのアイテムやインテリアに気を遣う同僚が多いなか、改めて彼らの目に留まる製品なんだな、と実感しました。あとは、これをきっかけにいろいろと話題が広がるのもいいですね。コミュニケーションを円滑にするアイスブレイクの話題としても、ちょうどいいと思います」(安武さん)

 

カドー「STEM Mini」を詳しく知りたい方はコチラ

 

【その3】オフでの使い勝手〜アロマディフューザー

↑リビングでの使用シーン ※安武さん撮影

 

インテリアやルームフレグランスに人一倍こだわりを持つ安武さん。週末は「STEM mini」を自宅でアロマディフューザーとして使用することが多いそうです。本機のために開発されたオリジナルアロマリキッド「Atmos. Mini」(別売)は、100%天然精油をブレンドしたもので、こちらも高評価の様子。

 

「普段愛用している『サンタ・マリア・ノヴェッラ』(※イタリア・フィレンツェの老舗ブランド)のルームアロマにも似た心地よい香り。ルームフレグランスって、香りが強すぎたり、好みのものでないと逆に不快になりますが、このアロマリキッドは3種類ともとても好みでした。キャンドル式のものと違って、噴霧量を調整できるのも便利ですね」(安武さん)

↑小さなビンに入っているのが、「STEM mini」のために開発されたオリジナルアロマリキッド「Atmos. Mini」。左からAWAKE(リフレッシュ・集中)、CLEANSE(除菌・消臭)、CALM(リラックス・眠り)

 

また、コードレスでコンパクトな本機ならではの使い方も編み出したのだとか。

 

「急な来客があるときに、トイレや玄関、洗面所に持って行ってアロマを噴霧すれば、短時間で気になるニオイ対策に使えます。おまけに、どんな空間にもスッと馴染むデザインなので、そのまま置きっぱなしにしても生活感が出ない点がいいですね」(安武さん)

↑トイレ(左)や洗面所(右)に置けば、短時間で気になるニオイのケアができます。周囲になじむデザインもうれしいところ ※写真は安武さん撮影

 

カドー「STEM Mini」を詳しく知りたい方はコチラ

 

【その4】まとめ~新時代の必需品

手のひらサイズで、わずか130gというバツグンの携帯性で、外出先のパーソナル空間を乾燥や菌から守ってくれるSTEM mini。静音性が高く、空間になじむデザインなので、オフィスでも気にせず使える実用性がある。周囲に安心感を与えられるメリットもあり、OFFにはアロマディフューザーとしても使え、気持ちの切り替えやちょっとしたニオイのケアにも役に立つ……。安武さんのお話しを通して、本機が驚くべき汎用性を持つモデルなのがわかりました。実際のところ、安武さんにとって、本機はすでに欠かせないアイテムとなっているようです。

 

「STEM miniは“空気をデザインする”というカドーのコンセプトを、これまでのプライベートスペースからオフィス空間にまで拡張するアイテムだと感じました。僕自身、一度使ってみて、すっかり手放せなくなりましたね」(安武さん)

 

コロナ禍をきっかけに、自宅でのリモートワークや、オフィスでも固定のデスクを持たないフリーアドレスを導入する企業が増えました。そんな時代だからこそ、働く環境が変わっても、常に仕事に集中できるセルフマネジメントが重要になってきます。“空気づくり”もそのひとつ。どんな場所でも手軽に“空気づくり”ができる「STEM mini」は、高感度なビジネスパーソンの新しい必需品と言えるのではないでしょうか。

撮影/小野田忍(SANJU)

 

パーソナル化が進む加湿器にカドーが出した答えとは?一台3役「STEM Mini」レビュー

乾燥が気になるこの季節。筆者は朝起きてからリビングという名の仕事場にある加湿器をオンするのですが、その水分はどこへやら……気がつくと指先が乾燥していて、理想とされる40〜60%の湿度には程遠い環境で仕事をしています。また、外出する時はアルコール消毒・予備のマスク・喉を潤す飴など、除菌アイテムを持ち歩くのが当たり前に。正直「もう荷物は増やしたくない!」と思う人も多いでしょう。

 

そんな、どこにいても乾燥が気になる! これ以上外出時の荷物は増やしたくない! という人におすすめなのが、11月30日に発売される、おしゃれ家電で有名なカドーの最新モバイルディフューザー「STEM Mini」(本体価格 1万5400円・税込)。持ち運びできるサイズなので家の中はもちろん、外出先でも除菌・加湿・アロマディフューザーとして活躍する製品です。今回は実際にどれだけ使い倒せるのか、レポートしました!

 

自宅、オフィス、出張先、いつでもどこでも加湿空間がつくれる

「STEM Mini」は直径約40mm×高さ約121mmと、名前の通り、かなりのミニサイズで持ち運びの邪魔にならず、重さも130gで軽い! 1.5時間のフル充電で最大20時間の使用が可能なので、外出先でも水道水を入れれば、いつでも加湿できちゃいます。

↑直径約400mm×高さ約121mm、本体のみの重さ130gと小型&軽量。専用ケース付なのも嬉しいポイント! 今回はシャンパンのようなカッパーゴールドをお借りしました。おっしゃれ!

 

↑直径は500円玉よりちょっと大きいくらい。上着のポケットにも余裕で入る大きさです

 

手のひらサイズ、さらにコードレスとは思えない程のパワー! 「コードレスでこんなに吹き出すの!?」と、驚いてしまいます。

↑「ぶしゃ〜〜」とすごい音が聞こえてきそうな勢いですが、とっても静か。よくある加湿器のポコポコ音や、シャーという音もしません

 

自宅で使う時にはPCとUSBケーブルを繋いで充電しながら使っていたのですが、2時間でデスク周りの湿度が46%から55%になり、9%もアップ! 部屋全体の湿度となると少し本体が小さすぎますが、自分のデスク周りはしっかりと潤いました。指先もカサカサしていない!

 

またオフィスやコワーキングスペースなど、他の人がいるところでも「STEM Mini」は役立ちました。仕切られているような空間であれば、この噴霧の勢いでも隣へミストが流れる心配もないですし、音がとにかく静かなので、加湿していることにすら気づかれませんでした。他にも、子ども部屋、対面会議の机上、新幹線や車などの移動時、出張先のホテルなど、コードレスなので様々な場面で重宝すると感じました。

 

さらに、別売りの高機能電解酸性イオン水「Purio」や除菌・消臭剤「ピーズガード」を水の代わりに使うことで、除菌・消臭まで可能に。持ち運べる加湿器だけでも優秀なのに、中に入れる液剤を変えることで目的に合わせた使い方ができるのは嬉しすぎます。

 

お家で使うなら、アロマリキッド「Atmos. Mini」を一緒に

「STEM Mini」と同時発売されるのが、「Atmos. Mini」というオリジナルのアロマリキッド。ボトルをそのまま付属のボトルと差し替えれば、アロマディフューザーに大変身!

↑CALM:リラックス・眠り(左)、AWAKE:リフレッシュ・集中(中)、CLEANSE:除菌・消臭(右)

 

水道水を使った加湿機能、液剤を使った除菌・消臭機能、さらにアロマディフューザーとしても使えちゃうって、「STEM Mini」さんあなたって人は……。

 

今回「AWAKE」を試したのですが、オレンジスウィート、マンダリンのほかにスペアミントなどがブレンドされており、レモンのような爽やかな香りで仕事がはかどる、はかどる!午前中に大事なオンラインMTGがある時や、持ち越した仕事に手をつけたくない時なんかにこのアロマをたくと、気持ちがシャキ! っと引き締まるので、おすすめです。また「STEM Mini」の中には、吸収芯という白い棒が入っているのですが、香りごとに吸収芯を付け替えれば、1台で複数の香りを楽しめちゃいます! 「Atmos.mini」以外の100%天然エッセンシャルオイルも、新しい吸収芯にするだけで使えます。

↑吸収芯は、対応液剤、アロマごとに使い分けましょう。また性能をキープするために1ヶ月に一度の交換が推奨されています

 

加湿からアロマディフューザーに変えたいという時は、切り替えスイッチで簡単に移行できます。また、噴霧量を3段階で調整できるので、使う場面に合わせることができるのが嬉しいですね。

↑アロマモード、加湿モードへの切り替えもわかりやすくシンプルなデザイン

 

そして使われているパーツが少ないので、お手入れがラクラクなのも助かる! お手入れが簡単だと、長く使い続けたくなりますよね。「あ〜面倒!」という感情が「STEM Mini」を使っている時にはほとんどありませんでした。

↑ボトルを回して簡単に本体から取り外しが可能です

 

今の時代にベストマッチな多機能モバイルディフューザー「STEM Mini」

褒める機能が多かった「STEM Mini」。これまでこんなマルチな機能を取り備えたモバイルディフューザーってあったのでしょうか……? 確かに、加湿器だけでみると世の中には100均や通販でも安くてお手頃なものが販売されています。けれど、使ってみたら使い勝手が悪かった、お手入れが面倒だった、カビてしまった、などなど加湿の失敗をみなさんも数々経験してきましたよね? でもご安心ください。そんな失敗をたくさんしてきた人こそ「STEM Mini」は手放せない相棒になってくれるはずです。1万5400円と聞くと、正直大きくて立派な加湿器も買えちゃうし、安いお買い物ではないかもしれませんが、1台で何役もこなしてくれるのでかなりお買い得! また冬しか加湿器は活躍しませんでしたが、この「STEM Mini」なら、1年中アロマを楽しめますし、液剤を入れ替えることで、除菌・消臭にも利用することができるので、With コロナ時代にもベストマッチなアイテムになるでしょう。

手のひらサイズなのにマルチに活躍!加湿・除菌・消臭もできるモバイルアロマディフューザー「STEM Mini」発売

空気清浄機や加湿器などの開発・販売を⼿がける カドーは、モバイルディフューザー「STEM Mini(ステム ミニ)」およびオリジナルアロマリキッド「Atmos. Mini(アトモス ミニ)」を11月30日に発売します。本体価格は1万5400円(税込・以下同)、アロマリキッドは4180円/25mlとなっています。

↑STEM Mini(左)モルタルブラック、(中)サンドシルバー、(右)カッパーゴールド

 

加湿や除菌・消臭のほか、アロマディフューザーとしても活躍

STEM Miniは、独自のピエゾ方式によって生成されるマイクロミスト噴霧で効率よく拡散し、パーソナル空間の加湿に加え、アロマモードを使えばアロマディフューザーとしても活躍します。さらに、ウイルスやニオイが気になるときは、別売りの高機能電解酸性イオン水「Purio」や除菌・消臭剤「ピーズガード」を使用することで、ペットやタバコのニオイ、細菌・ウイルス・バクテリアなどの除菌・消臭に効果を発揮します。

↑STEM Miniはコードレスで置く場所を選ばないシンプルデザインが魅力

 

また、本体にはリチウムイオンバッテリーを搭載。USB Type-CコネクタでPCやモバイルバッテリーから充電でき、1回の充電で約20時間の連続運転が可能です。操作パネルは、噴霧量重視の加湿モードと、微量のエッセンシャルオイルを長時間噴霧可能なアロマモードの2種類が選択可能。3段階の噴霧量にボタンひとつで簡単に切り替えることができます。また、付属のキャリングケースに収納すればコンパクトに持ち歩きができます。

↑コンパクトな手のひらサイズでPCやモバイルバッテリーから充電できます

 

本体色は、モルタルブラック・サンドシルバー・カッパーゴールドの3色展開。高級感のあるアルミボディーも魅力です。

 

本製品に使用するオリジナルアロマリキッドAtmos. Miniは、それぞれCALM(リラックス・眠り)・AWAKE(リフレッシュ・集中)・CLEANSE(除菌・消臭)という機能性を持った3種類を用意。いずれも6種以上の100%天然精油をブレンドしたものであり、その豊かな香りをマイクロミストで効果的に噴霧・拡散することで、アロマ空間を楽しめます。

↑Atmos.Mini (左)CALM(リラックス・眠り)、(中)AWAKE(リフレッシュ・集中)、(右)CLEANSE(除菌・消臭)

ダイソン、ホルムアルデヒドも分解する1台3役の加湿空気清浄機

ダイソンは10月13日、1台で3役の機能を搭載した「Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde 加湿空気清浄機」と、「Dyson Purifier Humidify+Cool 加湿空気清浄機」の2機種を発表。同日からダイソン直営店、ダイソンお客様相談室、公式オンラインストアなどで順次発売を開始します。公式オンラインストアでの価格は、Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde 加湿空気清浄機が9万9000円(税込)、Dyson Purifier Humidify+Cool 加湿空気清浄機が8万8000円(税込)です。

 

Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde 加湿空気清浄機は、精度の高いセンサーと、酸化分解触媒フィルターを搭載。0.1μの粒子の500分の1の大きさしかない、有害なガスであると言われるホルムアルデヒドを正確に検知、分解できるとしています。

↑Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde 加湿空気清浄機

 

また、現行品の構造をくまなく分析し、製品内部にあった隙間を高い圧力で密閉したうえ、厳格な基準を設けている欧州規格「HEPA H13 グレード」の基準を満たすフィルターを搭載することで、花粉、ハウスダスト、ウイルスを捕集。さらに、PM 0.1レベルの微細な粒子を99.95%閉じ込め、有害なガス・ニオイまでも取り除くそうです。

 

このほか、シンプルで衛生的なメンテナンスを実現するために、「加湿お手入れ」機能を搭載。加湿フィルター、タンク、チューブなどの給水システム全体を洗浄可能です。

 

本体サイズは約幅312×奥行き312×高さ923mmで、重さは約8.21kg。

 

一方の、Dyson Purifier Humidify+Cool 加湿空気清浄機には、ホルムアルデヒドを検知するセンサーや酸化分解触媒フィルターが非搭載。HEPA H13 グレードのフィルターは搭載されているため、ハウスダストや花粉、ウイルス、ニオイを捕らえることは可能です。

↑Dyson Purifier Humidify+Cool 加湿空気清浄機

 

本体サイズは約幅312×奥行き312×高さ923mmで、重さは約8.05kg。

イケアが同社初の空気清浄機を発表! 壁掛けでも使えるシンプルな一台

イケアは、同社初となる空気清浄機、「FÖRNUFTIG/フォルヌフティグ」 空気清浄機を販売開始します。

 

縦・横・壁掛け、3通りの設置方法

 

FÖRNUFTIG/フォルヌフティグ 空気清浄機は、狭いスペースでも設置しやすいよう、そして、価格を抑えるため、できるだけ少ない素材で洗練したデザインに仕上げ、約10平米(約6畳)の部屋に対応するスマートな空気清浄機として開発されました。

 

設置方法を縦・横・壁掛けから選べる形式や、シックなデザインには、イケアらしいインテリア性へのこだわりも見えます。

 

本機は、ガスや粒子をろ過して除去することにより、体に良い空気をつくり出すとのこと。髪の毛やほこりなどの大きな粒子を除去するプレフィルター、ほこりや花粉などの粒子除去用フィルター、喫煙や調理などの不快な臭いを低減するガ スクリーニング用フィルターの組み合わせで、高度で効率的な空気清浄を実現しました。

 

運転モードは、3つのなかからダイヤルを回して選ぶ形式。消費電力は、ファンのスピードに応じて2.5Wから19Wです。

 

■製品概要

  • 製品名:FÖRNUFTIG/フォルヌフティグ
  • 販売場所:全国のイケア店舗、IKEAオンラインストア
  • カラー:ブラック/ホワイト
  • 価格:7999円(税込)

※価格は店舗によって異なる場合があります

タンスのゲンが加湿器4モデルを発表!Twitterキャンペーンも開催

家具・インテリアを販売するタンスのゲンが、2021年冬家電の新規ラインナップとして、インテリア性・機能性にこだわった4モデルの加湿器を新たに発表、予約販売受付を開始しました。

 

①上部給水ハイブリッド7Lデザイン加湿器

 

木目のデザインを採用した、上部給水タンクのハイブリッド式加湿器。ハイブリッド式のため衛生的に使用でき、タンクは7Lの大容量なので、長時間の連続運転が可能です。お部屋の雰囲気に合わせて選べる、ホワイト、グレー、ブラックの3色を展開しています。

 

上部給水ハイブリッド7Lデザイン加湿器

本店サイト:https://tansu-gen.jp/products/38400069

楽天:https://item.rakuten.co.jp/tansu/38400069/

 

②上部給水ハイブリッド UV-Cランプ付 6L加湿器

 

本体にタンクを取り付けたまま上部から給水できるハイブリッド加湿器。底部に設置された7色に光るLEDライトは、お部屋のインテリアに合わせて足元をおしゃれに照らします。カラーはホワイト、ピンクの2色展開です。

 

上部給水ハイブリッド UV-Cランプ付 6L加湿器

本店サイト:https://tansu-gen.jp/products/77600000

楽天:https://item.rakuten.co.jp/tansu/77600000/

 

③スチーム式4.5L加湿器

 

パワフルな加湿力をもつスチーム式の加湿器です。設定湿度に合わせて部屋の湿度を調整する自動運転が可能で、スチームによって水を加熱し、蒸気を発生させるため、衛生面に秀でています。おしゃれなデザインなので、寝室のインテリアとして重宝する商品。二重タンクでぬめりや臭いが発生しにくく、お手入れが簡単なのが大きな魅力です。

 

スチーム式4.5L加湿器

本店サイト:https://tansu-gen.jp/products/38400066

楽天:https://item.rakuten.co.jp/tansu/38400066/

 

④新送風 衛生機能付ハイブリッド 4L加湿器

 

内部送風機能を搭載することによりタンク内のぬめり、においの発生を防ぐ加湿器。ハイブリッド式のモデルのため、衛生的です。カラーはホワイトとライトグレーの2色を展開。

 

新送風 衛生機能付ハイブリッド 4L加湿器

本店サイト:https://tansu-gen.jp/products/69400012

楽天:https://item.rakuten.co.jp/tansu/69400012/

 

加湿器が当たる、Twitterキャンペーンも実施!

なお、「上部給水ハイブリッド7Lデザイン加湿器」が当たる、Twitterのフォロー&リツイートキャンペーンも開催。

 

キャンペーン概要

賞品:「上部給水ハイブリッド7Lデザイン加湿器」とワン・パブリッシングが発行する書籍・雑誌10冊のセット

当選人数:3名様

期間:9/24(金)〜9/30(木)23:59

応募方法:タンスのゲン(@tansu_no_gen)、ワン・パブリッシング(@ONEPUB_JP)のアカウントをフォロー、キャンペーンツイートをリツイート

 

これから乾燥する季節ですので、加湿器の購入を検討している人はキャンペーンに応募してみてはいかがでしょうか。

省エネ仕様で全8種! 加湿器「roomist(ルーミスト)」2021年モデル

三菱重工冷熱は、加湿器「roomist(ルーミスト)」の2021年モデル全8機種を、9月9日から発売します。

 

スチームファン蒸発式は350mlタイプ(木造和室6畳/プレハブ洋室10畳向け)、600mlタイプ(同10畳/同17畳向け)、1,200mlタイプ(同20畳/同33畳向け)の3タイプに、350mlタイプと600mlタイプはボディカラーをピュアホワイトとブラックの2色から選択可能な、計5機種。蒸発布が吸い上げた水だけをヒーターで加熱して蒸発させる、独自の加湿方式を採用しており、運転開始から約1分という素早さで立ち上がり、万一転倒しても熱湯がこぼれないので、火傷などの心配がありません。加湿能力が温度や湿度に左右されることが少なく、効果が出にくい低温の使用環境でも、しっかり加湿。手入れも簡単で、加湿能力を抑えたエコ運転の設定も可能です。

↑スチームファン蒸発式加湿器600mlタイプ

 

また、プラズマイオンを放出してウイルスや浮遊菌を抑制する「とびだし除菌」と、特殊フィルターで細菌やカビをキャッチして抑制する「つかまえ除菌」を合わせた「プラズマW除菌」機能を搭載(350mlタイプはつかまえ除菌のみ)。従来同様、水に含まれるミネラル分などの堆積物「スケール」の付着を抑えるイオンフィルターも標準装備しており、手入れも簡単なデザインです。

 

ハイブリッド加熱気化式のラインナップは、500ml(木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳向け)、700ml(同12畳/同19畳向け)、850ml(同14.5畳/同23.5畳向け)の3機種で、いずれもプラズマW除菌機能を搭載。ハイブリッド加熱気化式は、水を含んだフィルターにファンで風を送り加湿する「気化式」と、水を含んだフィルターにヒーターで暖めた温風をあてて加湿する「加熱気化式」を組み合わせており、湿度が低いときは加熱気化式で素早く加湿し、設定湿度になると気化式に切り替わり加湿量を調整します。湿度に合わせて2通りの方式を自動で切り替えることで、電気代を大幅に節約でき、ヒーターがOFFになるエコ運転に設定した場合の消費電力は、通常運転時の約90%減となります。ハイブリッド加熱気化式の全機種で、三菱重工サーマルシステムズ製ビーバーエアコンとの連動運転機能を搭載しており、同エアコンの高級モデル(2015年以降のSRK‐Sシリーズ、寒冷地向けSRK-SKシリーズ)や高機能モデル(2018年以降のSRK‐Rシリーズ)に対応できます。

↑ハイブリッド加熱気化式加湿器500mlタイプ

 

バルミューダ、タンクなしで本体に直接給水できる人気加湿器「Rain」の2021年度モデルを発売

バルミューダは9月1日、加湿器「Rain」の2021年度モデルの販売を開始しました。価格は4万9500円(税込)です。

 

Rainはタンクレスを実現した加湿器。水を本体上部から注ぎ入れるだけで給水ができます。その給水のしやすさと、4.2Lのタンク容量の大きさによる長時間加湿から、ロングセラー商品として好評だそうです。

 

本体デザインも特徴で、本体上部にある有機ELディスプレイ周りのコントロールリングを回したり、クリックしたり、長押ししたりで操作が可能。ボタンなどはありません。ディスプレイを見ながら、メニューの選択や決定などを操作できます。また、ディスプレイには、風量や給水時の水量を表示。必要な情報を確認できます。

 

 

 

加湿方式は気化式を採用。人が快適だと感じられる約50%の湿度を自然に作り出すとしています。さらに、本体には取り入れた空気に含まれる細菌を分解する酵素プレフィルターを搭載。これにより、ホコリや雑菌を取り除いた、清潔な空気を加湿して送り出すといいます。

 

 

Rainの適用畳数目安は約17畳まで(プレハブ洋室の場合)。また連続加湿時間の目安は最大で25時間となっています。このほか、運転音は6~42db、消費電力は2~23Wです。

 

本体サイズは約幅350×奥行き350×高さ374mm、重さは約5.7kg(タンクが空のとき)。

加湿機能を新搭載! 次亜塩素酸で空気を洗うパナソニック ジアイーノに待望の新モデル登場

パナソニックは、次亜塩素酸により室内の除菌・脱臭を行う家庭用「ジアイーノ」に、加湿機能を加えた新モデル2機種を9月21日に発売します。ラインナップは、18畳までの空間に対応する「F-MV4300」(実売予想価格16万5000円前後)と、12畳まで対応の「F-MV2300」(同11万円前後)。カラーはMV4300がステンレスシルバーとマテリアルホワイトの2色、MV2300はマテリアルホワイトのみ。

↑ジアイーノ「F-MV4300」

 

ジアイーノに使用される次亜塩素酸は、水道やプールの除菌などでも使われる安全性の高い成分。ジアイーノではこの次亜塩素酸を、水道水に塩(しお)タブレットを溶かした食塩水を電気分解することにより生成。これを本体内部のフィルターに含浸させ、吸引した空気を通過させることで除菌・脱臭します。

↑ジアイーノの除菌・脱臭の仕組み

 

また、一部の次亜塩素酸は揮発して空気中に放出されることで、室内の壁や床に付着した菌を除菌する効果も備えています。本体内部フィルターの次亜塩素酸水溶液は約10ppmで高い除菌効果を発揮するのに対し、揮発して放出される次亜塩素酸は0.1ppm未満で、空気中の塩素ガスの環境基準値0.5ppmを下回っており、高い安全性を確認しているとのこと。

 

新モデルでは、フィルター面積を拡大することで、ペット臭や食べ物臭、体臭、加齢臭などのニオイの脱臭速度をアップ。焼肉などニオイの気になる食事の際も、カーテンやソファなどの布製品にニオイが染み付く前にスピード脱臭してニオイ残りを防ぎます。

 

また、本体のダンパーを閉じてフィルターを通った湿った空気だけを放出することで、加湿機能を高めた「加湿多め運転」モードを新たに搭載。乾燥が気になる季節も加湿しながら除菌・脱臭することができます。

 

このほか、本体のお手入れ性を改善し、週1回の排水のときに除菌フィルターやトレーをすすぐだけで、本格的なお手入れは従来の月1回から半年に1回に減らすことが可能です。

 

コロナ禍での衛生意識の高まりで需要増

同社の調査によれば、これまで家庭用ジアイーノ購入者は40代のファミリー層と70代のシニア層がボリュームゾーンだったものの、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大に伴い衛生意識が高まり、小さい子どもを持つ30代ファミリー層の需要も高まっているとのこと。

 

また、自宅で過ごす時間が増えたことで、室内にこもったペットや料理・食事の際のニオイを気にする人も増え、脱臭効果を求めるニーズが高まっているそうです。

↑ペットのニオイが気になる世帯が増加

 

そこで、新モデルではジアイーノならではの高い除菌性能はそのままに脱臭力を強化。また、加湿機能を追加することで、シーズンを問わず1年中使える汎用性を実現しています。

 

自宅で過ごす機会が増えたいま、室内の衛生環境やニオイが気になる方は効果的に空気を除菌・脱臭できるジアイーノを導入してみてはいかがでしょうか。

 

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次の花粉シーズンはこれで対策、パナソニックから花粉の抑制時間が短くなった加湿空気清浄機「F-VXU90」

 

パナソニックは8月2日、新「ナノイーX」を搭載した加湿空気清浄機のプレミアムモデル「F-VXU90」を発表。9月21日に発売します。市場想定価格は10万7000円(税込)前後です。

 

F-VXU90は、花粉などのさまざまな有害物質に作用する「OHラジカル」量が、従来のナノイー比で100倍の、毎秒48兆個生成されるナノイーXを搭載。これにより、花粉を99%抑制する時間が、従来モデルの「F-VXT90」に比べて4分の1になり、すばやく効果を発揮するといいます。

 

↑F-VXU90

 

このほか、3方向に吹き出す立体的な気流によって部屋を効率よく循環して花粉を効果的に集じんする「3Dフロー花粉撃退気流」や、部屋の空気の状況や稼働ログの確認ができるスマホアプリ「ミルエア」に対応しています。

 

↑3Dフロー花粉撃退気流のイメージ

 

空気清浄運転は適用床面積が40畳(66平方メートル)までで、加湿はプレハブ洋室の適用床面積が24畳(40平方メートル)まで。また、本体サイズは約幅398×奥行き287×高さ640mm、重量は約11.4kgです。なお、カラバリは木目調のTMとホワイトをそろえています。

ダイニチ工業から最新ハイブリッド式加湿器登場、お手入れが楽な「RXTシリーズ」と、スマホから遠隔操作できる「LXシリーズ」

 

ダイニチ工業は、「カンタン取替えトレイカバー」対応のハイブリッド式加湿器「RXTシリーズ」と、スマートリモコンを経由してスマホで遠隔操作ができるハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」を発表。どちらも8月2日に全国の主要家電量販店で発売します。

RXTシリーズは、加湿器を使わない理由として「お手入れに手間がかかる」ことと、トレイカバーが搭載されているLXシリーズが選ばれている理由として「お手入れが楽そう」という、独自の調査結果をもとにして開発にいたったモデルとのこと。

 

 

本体に搭載されているトレイの上にセットするだけで、面倒なトレイ本体の水洗いが不要になるカンタン取替えトレイカバーに対応。お手入れはこのカバーを交換するだけとなっています。

 

 

ラインアップは、プレハブ洋室で24畳まで対応の上位モデル「HD-RXT921」、19畳まで対応の中位モデル「HD-RXT721」、14畳まで対応の下位モデル「HD-RXT521」を用意。室温20度、湿度30%で標準モード時の加湿量は、HD-RXT921が860ml/h、HD-RXT721が700ml/h、HD-RXT521が500ml/hです。

 

市場想定価格は、HD-RXT921が3万2800円(税込)前後、HD-RXT721が2万8400円(税込)前後、HD-RXT521が2万5100円前後(税込)となっています。

 

一方のLXシリーズは、市販のスマートリモコンに対応したモデル。スマホやタブレットからスマートリモコンに指示を出し、その指示を受けてスマートリモコンから赤外線で加湿機本体を操作する仕組みです。

 

 

 

ラインアップは、プレハブ洋室で33畳まで対応の上位モデル「HD-LX1221」と27畳まで対応の下位モデル「HD-LX1021」を用意。室温20度、湿度30%で標準モード時の加湿量は、HD-LX1221が1200ml/h、HD-LX1021が960ml/hです。

 

市場想定価格は、HD-LX1221が4万3800円(税込)前後、HD-LX1021が4万500円(税込)前後となっています。

シャープの加湿空気清浄機が1万7444円! Amazonプライムデー限定セール

Amazon.co.jpでは、本日6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施中。

 

これに合わせて、シャープの13畳用「加湿空気清浄機」が、1万7444円で販売されています。製品ページはこちら

 

清浄時間は公称で8畳あたり12分と優秀。また、2.5リットルの水タンクをそなえたほか、内蔵の匂いセンサー、湿度センサー、温度センサーで、室内の空気の状態を良好に保ってくれます。

 

さらに、0.3μmの粒子を99.97%以上集じんできる「HEPAフィルター」を搭載している点も大きな特徴。公称では10年間交換が不要で、ランニングコストを抑えた運用が可能です。

 

フィルターは内部のHEPAフィルターと、大きなホコリを集める「プレフィルター」の2層式。日頃のお手入れは、本体裏側のプレフィルターに付着したホコリを掃除機で吸い取るだけと、カンタンなのもうれしいポイントです。

 

現在、ビックカメラ.comでは3万3763円で販売されているため、1万7444円という価格は、かなりのお値打ち感があります。空気清浄機の買い替えや導入を検討している人はぜひチェックしてください。

梅雨の今こそ使いたい2万円台の「部屋干し除湿機」がレコルトから登場

ウィナーズは、「レコルト ホーム」ブランドから「部屋干し除湿機」を5月25日に発売します。希望小売価格は2万7500円です。

 

部屋干し除湿機は、部屋に干した洗濯物を乾かすことに特化したコンプレッサー式除湿機。湿った空気を取り込んで、水分を取り除いた乾いた空気を送り出します。

 

本体には、前後90度まで調整できるルーバーを搭載。本体を動かさなくてもルーバーの調整で風向きを変更できます。また、ルーバーを90度の直角にして、洗濯物の真下に本体を置くことで、パワフルな風を送って洗濯物を一気に乾かせるとのこと。

 

本体サイズは約幅25.5×奥行き22.0×高さ49.0cm。コンパクトなため、湿気がこもりがちなクローゼットや押入れ、玄関周りなどニオイが気になるところにも設置できます。なお、重量は約10.8kgです。

 

このほか、デザインとカラーにもこだわっており、リビングに置いてもインテリアを損なうことのない、生活家電らしくないデザインにしたとしています。

 

ウィナーズによると、洗濯物を部屋干しする際に扇風機やサーキュレーターを使用すると、空気中に水分を含んだ湿った風を当てることになり、衣類を乾かすのに時間がかかるだけでなく、雑菌やニオイの原因になるそうです。

 

つまり梅雨の今こそ、部屋干し除湿機が活躍するというわけです。洗濯物が溜まって困るという家庭にハマりそうな製品と言えるでしょう。

部屋干しが「乾かない」「クサイ」に効果アリ! 1年中パワフルに除湿するシャープの衣類乾燥除湿機

シャープは、ハイブリッド方式のプラズマクラスター衣類乾燥除湿機「CV-NH140」を4月15日に発売します。実売予想価格は7万6800円。

↑サイズは幅365×奥行235×高さ645mm、質量は約15.0kg。除湿可能面積(目安)は14~28畳/16~33畳(50/60Hz)、プラズマクラスター適用床面積(目安)は約12畳

 

1年中パワフルに除湿できるハイブリッド方式を採用

除湿機にはいくつかの方式があります。ひとつは、気温の高い梅雨の時期や夏場などに少ない消費電力でパワフルに除湿できる「コンプレッサー方式」。もうひとつは室温に左右されにくく、低温時でも安定した除湿能力を発揮する「デシカント方式」。そして、この2つの方式を環境に応じて自動制御するのが「ハイブリッド方式」で、シャープ「CV-NH140」はこちらを採用しています。「ハイブリッド方式」は、じめじめした梅雨の時期をはじめ、洗濯物が乾きにくい冬場など、年間を通じて効率的に衣類乾燥を行うのが特徴。その除湿能力は高く、本機は2kgの洗濯物であれば最短約64分で乾かす速乾性能を実現しました。

↑2つの方式を融合させたハイブリッド方式を採用

 

また、広角ワイドルーバーを搭載し、床上や天井付近などに向け、左右約165cmの広範囲に乾いた風を当てることで、上下2段干しにした洗濯物もしっかり乾燥することができます。また、下向き送風にすれば、床に置いたままバスマットなどを乾燥する「床置き干し」も可能。

↑広角ワイドルーバーにより、様々な干し方に対応

 

さらに、同社除湿機で初めて高濃度「プラズマクラスター25000」を搭載。部屋干し時に気になる付着生乾き臭の消臭スピードを従来機比約1.5倍に向上させました。「衣類消臭運転」を選択すれば、外出から帰った後のスーツやコートに付着した汗臭、タバコのニオイ対策など、洗えない衣類のケアにも活用できます。

 

1年中パワフルに除湿でき、部屋干し臭も抑える「CV-NH140」。年中部屋干しをするご家庭は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

↑高濃度「プラズマクラスター25000」を搭載し、消臭スピードがアップ

 

「部屋干しの洗濯物ギッチギチ」でも問題ナシ! 風を散らして乾かすパナソニックの衣類乾燥除湿機

パナソニックは、ハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機 F-YHUX120を4月20日より発売します。価格はオープン。

↑衣類乾燥除湿機 F-YHUX120のサイズは約H583×W370×D225mmで、重さは約13.9 kg。タンク容量は約3.2L。定格除湿能力は9.0L/日(50 Hz)、10.0L/日(60 Hz)

 

詰めて干した洗濯物も一年中スピーディに乾かせる

F-YHUX120は、ツインルーバーを搭載しているため、洗濯物を詰めて干してもしっかり乾燥するのが特徴。洗濯物は布に含まれる水分が空気中に蒸発することで乾きますが、詰めて干すと洗濯物の間に風が通りにくく、洗濯物の周囲の湿度が下がらず乾くまでに時間が多くかかります。その点、本製品は左右独立したルーバーが異なるスピードでスイング。様々な方向に風を届けることで、洗濯物を揺らして広げながら風を送り込み、詰めて干してもスピーディにしっかり乾燥させます。

 

また、F-YHUX120は同社独自のハイブリッド方式を採用。コンプレッサー方式とデシカント方式の2つの除湿方式のバランスを気温に合わせて自動的に判断して運転することができ、一年中スピーディに衣類を乾かします。さらに本製品では、「梅雨」モードと「冬」モードを新搭載。「梅雨」モードは衣類乾燥後に自動で部屋を除湿し、衣類への湿気戻りと部屋の湿度上昇を抑えます。一方、「冬」モードは部屋の湿度に配慮しながら衣類を乾燥できます。

 

このほか、微粒子イオン「ナノイー X」を搭載。部屋干し臭のもととなる菌を除菌し、部屋干し臭を抑制するのもうれしいところ。洗濯物を室内で快適に乾かしたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

乾燥から守る「加湿器」オススメモデル紹介!

乾燥対策、ウイルス対策に効果が期待できる、オススメ4モデルを紹介する。加湿器シェア1位のダイニチは全方位的に弱点なし。パナソニックも加湿力・省エネ性・静音性など総合力の高さが魅力だ。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ダイニチ工業はすべて高水準除菌対策万全のカドーも優秀

部屋の乾燥は肌や粘膜のバリア機能を低下させるため、ウイルス対策に加湿器は必須。室内湿度50〜60%の維持がポイントだ。

 

ダイニチ工業のHD-LX1220は最大加湿量1300mLで静音性が高いなど全方位的に優秀。トレイカバーは使い捨て式で汚れたら取り替えるため、手入れがラクと好評だ。カドーのSTEM 630iはスリムなデザインに加え水回りの除菌対策、ホワイトダスト対策が施され、超音波式のなかでも安全性の信頼度が高い。

 

気化式のパナソニックFE-KXT07は加湿量や省エネ性、静音性など総合力が高く、「ナノイー」で肌のうるおいがアップするのも魅力。シャープHV-L75は内部の手入れをユーザー自ら細かくできるため、クリーン加湿にこだわる人が納得できる一台と言える。

 

【No.1】圧倒的な加湿量とメンテの手軽さが魅力

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器

HD-LX1220

実売価格4万3780円(在庫僅少)

最大1300mL/hのパワフル加湿と最小13dBの静音設計で毎日ストレスなく使える加湿器。水の通り道に3つの抗菌加工を施すなど衛生面のこだわりも特筆モノだ。また、トレイに使い捨てカバーを採用し、洗う手間が省ける。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)●連続加湿時間:5.8時間(標準)、11.7時間(eco)●運転音:13〜34dB(標準)●消費電力(50/60Hz):665W/675W(標準)●質量:約6.4kg

 

↑吸引した空気をヒーターで温め、加湿フィルターを通すことでたっぷりの加湿を実現。湿度の変化に合わせて送風量を制御し、電力消費のムダも抑える

 

↑タンク容量は7.0L。ecoモードなら給水1回で11.7時間連続加湿できる。タンクの上下に取っ手を装備し、両手持ち可能。女性でもラクに給水できる

 

★性能のバランスが良く幅広い層にオススメ!

加湿能力、音の静かさ、メンテのしやすさなど弱点のないモデル。立ち上がりはヒーターで温風加湿し、湿度が上がったら気化式に切り替えるので、パワーの割りに電気代も抑えられる。幅広い世帯にオススメ。

 

【No.2】独自のスリムデザインで部屋中にマイクロミストを放出

カドー

超音波式加湿器

STEM 630i

実売価格4万9800円

スタイリッシュなトールデザインと優れた操作性が特徴の超音波式。高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出して部屋中をうるおす。スマホアプリで出先から室内湿度の確認やリモート操作も可能だ。

SPEC ●加湿方式:超音波式 ●連続加湿時間:最大11時間 ●運転音:38〜42dB(A)●消費電力:37W(急速)、4W(間欠)●質量:約4.3kg

 

↑タンク上部のふたをスライドさせるだけで上から給水が可能。タンクを取り外すことなく水差しなどから直接水を注ぎ足せて、給水の手間が大幅に減る

 

↑フィルターカートリッジでホワイトダスト(水道水のミネラル成分の結晶)を抑制。抗菌プレートが水槽内を除菌するため、清潔な水のミストで室内をうるおすことができる

 

★ユニークなデザインと清潔性の高いミストが魅力

おしゃれなデザインで加湿量も文句なし。水道水に含まれるカルシウムを99%除去し、部屋にホワイトダストを撒き散らす超音波式の弱点を克服した。部屋の美観を損なわず加湿したい人に推奨したい。

 

【No.3】低電力でしっかり加湿し「ナノイー」でフィルターも清潔に

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機

FE-KXT07

実売価格3万2700円(在庫僅少)

運転効率の高いDCモーター搭載で、加湿と省エネ性をしっかりと両立。「ナノイー」放出で肌の水分量がアップするほか、運転停止中に「ナノイー」を加湿フィルターに充満させ、清潔さを保つ。最小運転音15dBで夜も眠りを妨げない。

SPEC ●加湿方式:気化式 ●連続加湿時間:6.0時間 ●運転音:15〜44dB ●消費電力:19W(お急ぎ)、4W(静か)●質量:約5.2kg

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラットな構造。汚れをサッと拭き取れて手入れを時短できる。加湿フィルターも月に1回押し洗いするだけで、清潔な加湿を維持できる

 

↑加湿トレイ下部にイオン除菌ユニットを装備。トレイの水を除菌することで、加湿フィルターに清潔な水を供給する。イオン除菌は電力不要で、ユニットの定期交換も要らない

 

★「ナノイー」を使った肌にやさしい加湿が魅力

「ナノイー」搭載で肌にやさしい加湿ができるのが魅力。加湿トレイや加湿フィルターなど水回りのメンテがしやすく、衛生的な加湿をムリなく実現できる。電力消費の少ない気化式のなかでも総合力はトップクラス。

 

【No.4】上下両方から給水可能で毎日ラクラク加湿できる

シャープ

プラズマクラスター加湿機

HV-L75

実売価格2万7280円

気化式とヒーターのハイブリッド式で高い加湿性能を誇るモデル。「プラズマクラスター7000」を装備し、加湿しながら室内の空気を浄化する。本体天面の給水口、タンクと一体型の給水トレイのどちらからでも水を入れられる。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(気化式+ヒーター)●連続加湿時間:約5.3時間(強)/約19時間(静音)●運転音:23〜41dB ●消費電力:12W(静音)/34W(エコ強)/335W(強)●質量:約5.2kg

 

↑吸水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外して洗える。本体内の汚れもタオルなどで簡単に拭き取れてラクだ

 

↑プラズマクラスターを含む清潔な風で部屋中にうるおいを届ける。プラズマクラスターには浮遊ウイルスの作用抑制や静電気抑制の効果あり

 

★パーツを取り外して細かく洗えて安心!

加湿量と省エネ性のバランスの取れた1台。プラズマクラスター単独運転もでき、通年で活躍する。風路と水路のパーツはすべて取り外して洗えるため、より清潔な加湿を望む人にオススメだ。

 

【日用品もCheck!】エタノールとオリーブ油配合で手肌を清潔にやさしく保湿

サンスター

ピュアリア うるおいin手肌すっきり洗浄乳液 240ml

1408円

70vol%エタノールとオリーブ果実油配合の洗浄乳液。エタノール成分で手肌を清潔にしつつ天然保湿成分のオリーブ油で保湿する。乳白色ジェルはベタつかず、サラッとした仕上がりに。

ウイルスや花粉から守る! おうちの空気を快適化する「空気清浄機」4選

大手各社がウイルスや花粉などの微粒子にアプローチできるプレミアム空気清浄機を展開。四半世紀ぶりにフラッグシップを一新したブルーエアのほか、湿度管理もできる国内メーカーモデルから厳選した。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

プレミアム空気清浄機の確かな性能に期待!!

家の空気環境を見直したいというニーズが増え、“空気清浄機にとことんこだわりたい”という人も増加。各社の最上位モデルなら性能・効果も確かで、信頼に値する。

 

ブルーエアはフラッグシップモデルの機能を刷新。フィルター技術がさらに進化し、0.03μmまでのウイルスレベルの粒子を捕捉。捕らえた菌やウイルスは電源オフ時も監視して不活化する。

 

パナソニックF-VXT90は気流制御と「ナノイー X」を強化し、花粉対策機能がさらに向上した。シャープは「プラズマクラスターNEXT」を集じんサポートにも採用。フィルター自動掃除機能でメンテの手間が省けるのもうれしい。ダイキン工業は空気清浄・脱臭・加湿・除湿を1台で行える独自路線が魅力。部屋に複数台置けない家庭には有力な選択肢となる。

 

【No.1】全面的進化を遂げたブルーエアの新旗艦モデル

ブルーエア

Blueair Protect 7770i

実売価格15万7080円

空気清浄技術が飛躍的に進化した同社の最上位機。PM0.1よりも微細な0.03μmまでの超微粒子を99%以上除去し、フィルターに吸着させたウイルスや菌にイオンチャージして不活化(※)させる。8畳を約4分で浄化する送風技術も圧巻。

※:新型コロナウイルスを含む、すべてのウイルスや細菌の除去および不活化を保証するものではない

SPEC ●空気清浄技術:HEPASilent Ultraテクノロジー ●風量:3.2〜13.1m3/分 ●搭載フィルター:スマートフィルター ●機能:センサー、Wi-Fi機能、Blueairアプリ接続 ●質量:約19kg

 

↑本体天面にタッチパネルを配し、直感的に操作可能。空気の清浄具合も5色のLEDや空気質指数の数値表示で確認できる

 

↑稼働中だけでなく電源OFF時でも空気の状態を把握。フィルターや本体内部の菌・ウイルスを不活化する

 

★世界最高レベルの性能で新時代のニーズに対応!

0.03μmまでの粒子も捕らえる空気清浄機能に加え、フィルターに捕集したウイルスの不活化機能も搭載。現在のニーズに応えられる進化を遂げた。高価格でも最高の空気清浄能力を求めたい人にオススメ!

 

【No.2】気流制御と高濃度「ナノイー X」で花粉対策に大きなメリット

パナソニック

加湿空気清浄機

F-VXT90

実売価格9万9790円

新たな気流制御技術で花粉の集じん量が従来の約1.5倍に。花粉を抑制するOHラジカルの量が2倍になった高濃度の「ナノイー X」搭載で、素早く花粉を集じん。専用アプリで自分の好みに合った運転モードにカスタマイズも可能だ。

SPEC ●空気清浄技術:3Dフロー花粉撃退気流+ナノイーX ●風量:1.1〜8.7m3/分 ●搭載フィルター:清潔HEPAフィルター ●最大加湿量:870ml/h ●機能:エアコン連携、Wi-Fi機能、「ミルエア」アプリ対応ほか ●質量:約11.7kg

 

↑開口部と2枚のルーバーの形状を見直し、3方向に立体気流を創出。効率良い気流循環で、床上30cmに浮遊しやすい花粉を強力吸引する

 

↑同社のエアコン「エオリア」との連携が可能。「エオリア アプリ」で「うるおい暖房」を指定するとエアコン暖房時に合わせて加湿運転を開始する

 

★花粉に悩む人に激プッシュアプリでのカスタムも便利

「3Dフロー花粉撃退気流」や高濃度の「ナノイー X」を搭載し、とことん花粉対策をしたい人に最適。運転の気になる点をアプリに入力しながら使い続けることで自分好みの空気環境を構築できるのも心強い。

 

【No.3】「プラズマクラスターNEXT」でウイルスやニオイの元にアプローチ

※:プラズマクラスターの適用床面積は約23畳

シャープ

プラズマクラスター

加湿空気清浄機 KI-NP100

実売価格13万1110円

「プラズマクラスターNEXT」で付着ウイルスを抑制し、ニオイの元を除去。自動掃除ユニットを備え、プレフィルターを掃除する手間なく集じん力を持続できる。人の不在を検知し、自動でパワフルに空気清浄する機能も装備。

SPEC ●空気清浄技術:「プラズマクラスターNEXT」空中浄化&フィルター浄化 ●風量:2.0〜10m3/分 ●搭載フィルター:静電HEPAフィルターほか ●機能:自動掃除パワーユニットほか ●質量:約17kg

 

↑前方向に集中的に高濃度プラズマクラスターイオンを放出する機能を搭載。ソファやカーペットに当てれば付着菌やニオイの除去も行える

 

↑静電HEPAフィルターで0.3μmの微粒子を99.97%キャッチ。有毒ガスまで分解する脱臭フィルター、抗菌仕様のプレフィルターも備える

 

★プラズマクラスターで集じん効率がさらに向上

除菌脱臭に加え、花粉などを除電して集じんしやすくする高濃度プラズマクラスター技術が◎。お掃除ユニットにフィルター掃除を任せられるのもうれしい。お手入れをサボりがちな人には最適だ。

 

【No.4】ストリーマで有害物質を抑制!! 除湿/加湿もこなす万能モデル

ダイキン工業

除加湿ストリーマ

空気清浄機 MCZ70X-T

実売価格13万2000円

集じん・脱臭・除加湿機能を1台に集約。吸引した花粉などの有害物質を不活化するストリーマユニットを強化し、有害物質の分解スピードが倍増した。静電力が落ちにくいTAFUフィルター採用で10年後の集じん効率は従来機の1.4倍。

SPEC ●空気清浄技術:ツインストリーマ ●風量:1.0〜7.2m3/分 ●搭載フィルター:TAFUフィルターほか ●機能:全自動しつどコントロール、エアコン連携、スマホ接続ほか ●質量:23kg

 

↑壁紙などに染み付いたニオイ分子を加湿で浮き出し、その後の除湿で回収する「水de脱臭」機能を搭載。衣類のニオイ除去にも効果的だ

 

↑プラズマ放電を使ったストリーマで花粉や菌などを分解。ストリーマユニットを2基搭載し、ニオイや有害物質の分解スピードが2倍に

 

★パワフルな空気清浄に加え湿度管理もお任せできる

空気清浄・脱臭性能が高いうえに除加湿機能も備え、空気清浄と湿度管理を省スペースで行いたい人に◎。加湿フィルターに持続性抗菌剤を採用。ストリーマ除菌も行うためクリーンな加湿ができる。

 

【日用品もCheck!】置くことで空間除菌できる手軽さで大ヒット中

大幸薬品

クレベリン 置き型 150g

2200円

二酸化塩素を主成分としたウイルス除去・除菌製品。部屋置きタイプで、空間やモノに付着した菌やウイルスも除去する。シンプルデザインの白い容器はインテリアに馴染みやすい。

なぜ「加湿器はダイニチ」だったのか? 高齢者をケアする会社が「全事業所に234台導入」を決めた理由

いまだ新型コロナウイルス感染症の終息が見えないなか、インフルエンザや風邪も懸念される季節が近づいてきました。特に、高齢者が暮らす施設では、感染症対策が最重要課題の一つとなっています。その一環として、全国に140拠点以上の高齢者住宅や介護施設を展開する「学研ココファン」は、ひとつの興味深い取り組みを行いました。それは、2020年の2~3月、関連施設を含めた全事業所にダイニチ工業の大空間向け加湿器を設置したこと。導入した台数は、実に234台に上るといいます。

↑ココファンの施設に導入されたダイニチのハイブリッド式加湿器「HDシリーズパワフルモデル HD-242」

 

なぜ、それほど多くの加湿器を一度に導入したのか? 数ある加湿器のなかから、なぜダイニチを選んだのか? 実際、どんな効果が得られたのか? そのナゾを解くために、ココファンの担当者と現場の声を取材しました。

 

常にエアコンをかけているため、共用スペースの乾燥が課題だった

「ダイニチの加湿器はwithコロナの時代の必需品ですね。今後、新しい施設には必ず入れていく予定です」

 

そう語るのは、学研ココファンの都筑裕介さん。都筑さんは、2020年だけでも20拠点予定している新規施設の開設を担当しており、今回の加湿器導入プロジェクトを先導した人物です。

↑学研ココファン事業本部・開設支援課課長の都筑裕介さん

 

「私たちは、『ココファンに入っていれば安心』と思っていただけるよう、設備から空調、スタッフ教育まで万全の態勢を整えています。目指しているのは、『入居者様を病気にさせない、入院させない』ということ。そう考えた場合、重要になってくるのが加湿だったんですよ。高齢者のなかには、体温調整がうまくできない方がいらっしゃるので、施設では常にエアコンをかけています。しかし、冷房でも暖房でも空気が乾燥してしまうので、そこが難点でした。空気が乾燥すると、感染症にかかりやすくなるのは周知の事実。特に高齢者は、ひとたびインフルエンザや風邪にかかると肺炎を引き起こして入院に至る場合も高いため、予防のためにも加湿は絶対に必要だったんです」(都筑さん)

 

広い食堂に使えるパワフルな加湿器を求めて

都筑さんによると、施設には以前から加湿機能付きの空気清浄機を導入していたそう。しかし、加湿力の不足を感じることもあったといいます。

 

「共用部分の食堂が結構大きいんです。60人が一気に集まれる広さということもあって、空気清浄機1つだと加湿力が足りないと感じていました。だから、パワフルな加湿器を探していまして。そんなとき、ダイニチさんからアプローチがあったんです。調べていくうちに『いいじゃない』と。まず、目を引いたのは、1台でカバーできる加湿範囲がかなり広いこと(適用畳数がプレハブ洋室67畳)。その割にコスパも良いと感じました」(都筑さん)

↑ココファン海老名の食堂に設置した例。食堂はかなりの奥行があるのがわかります

 

ダイニチ工業の加湿器を詳しく知りたい方はコチラ

 

加湿方式やデザイン面でもメリットがあった

とはいえ、この決断が入居者の健康を左右するものだけに、安易に即決はせず、他社モデルも含めて様々な角度から比較検討を行ったそうです。その結果、加湿方式やデザインでも、ダイニチにはメリットがあることに気づいたそう。

 

「加湿方式によっては、床が濡れてしまうもの(超音波式)があって、これは入居者様の転倒につながるのでやめようと。また、パワフルですが熱くなるもの(ヒーター式)もあり、これもヤケドにつながるので避けようと思いました。その点、ダイニチはハイブリッド式(※)で、これらの欠点がなかったんです。もうひとつ、食堂はごはんを食べるところなので、無機質なものが置いてあるとちょっと……。ということで、デザインもひとつの判断材料になりました」(都筑さん)

※ハイブリッド式……2つの方式を組み合わせたもの。ダイニチの場合は温風気化式と気化式のハイブリッド式で、水や吹出口が熱くならず、霧が出ない一方で、早く広範囲に加湿できるというメリットがあります

 

新型コロナウイルスの感染拡大が大量導入の決め手に

パワー、加湿方式、デザイン、コスパ……様々なものを考慮したうえで、ダイニチの「HDシリーズパワフルモデル」の導入を検討していた矢先のこと。新型コロナウイルスの感染拡大が始まりました。

 

「まずは感染症が減るという実績を作るためにも、数か所の施設でダイニチさんの加湿器を導入してみようか……と、検討していたところ、新型コロナ問題で『悠長なことを言っていられない!』となりまして。一気に234台の導入を決めました。導入を決めてからは速かったですね。驚いたのは納品の速さ。ダイニチさんは100台単位で注文したにもかかわらず、『わかりました』と二つ返事でスムーズに納品してくれました。いまにして思えば、ダイニチさんでよかったな、と。当時、製品によっては、コロナの影響で海外の工場がストップし、納品されないものもありましたから。その点、ダイニチさんは国産ですからね。国産なら故障も少ないかな、という期待感もあります」(都筑さん)

 

さらに都筑さんは、「withコロナの時代、加湿器は一年中使う家電になるはず。入居者の方や見学に来る方にとって、『ここは加湿器があるから安心だ』と感じていただけるのでは」と、心理面での効果にも期待を寄せていました。

↑オフィスでも「HDシリーズパワフルモデル」を2台導入しているとのこと。音が静かで給水がしやすい点が気に入っているそう

 

ダイニチ工業の加湿器を詳しく知りたい方はコチラ

 

健康管理を徹底する「ココファン海老名」で現場の声を聞く

続いて、実際にダイニチの加湿器を設置しているサービス付き高齢者住宅「ココファン海老名」(神奈川県海老名市)の現場を取材。現場の声を聞いてみました。

↑「ココファン海老名」は、大規模再開発が進む小田急線・相鉄線「海老名」駅から徒歩8分。ショッピングモール「ららぽーと海老名」の目の前という好立地です

 

ココファン海老名では、本来5月にオープン予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受けて延期となり、8月1日から入居が始まりました。「コロナ下での開設となり、不安もありましたが、そのぶん気を引き締めて対策を行っています」と話すのは、同施設の事業所長・櫻井省吾さん。

↑「ココファン海老名」の事業所長・櫻井省吾さん。入居者の健康管理をスムーズに行えるよう、介護の記録をスマートフォンで行う新システムを導入するなど、入居者の健康に対する同施設のこだわりも語ってくれました

 

実際に、入居者・スタッフの入館時の検温、手洗い・うがいは徹底し、施設内は除菌水で拭き上げています。ダイニチの加湿器は、そんな同施設の玄関から入ってすぐ、食堂の真ん中に設置されていました。

 

「感染症対策には加湿が有効」と感じた経験があった

「私自身、加湿器の導入は、高齢者の感染症対策に役立つだろうと感じていました」と櫻井さん。

 

「高齢者施設では、冬になると共有スペースで感染症が広がりやすく、1人が感染すると次々に感染してしまうことがあります。そこで、ある年は人が集まる場所の近くに加湿器を置いたところ、その冬は発熱する人が格段に減ったという経験がありました。この経験から、感染症対策に加湿は重要だと実感していたんです」(櫻井さん)

 

一般的には、加湿をすることで、のどや粘膜のはたらきを守り、ウイルスの活動も抑制できるとされ、風邪やインフルエンザの予防にも効果的といわれています。なお、以前使用していたのは家庭用の加湿機能付き空気清浄機でしたが、今回導入したダイニチの「HDシリーズパワフルモデル」は、食堂を丸ごとカバーできるパワーを備えているため、安心感は大きいとのこと。

 

「当初、これだけ広い空間をまかなうには、何台か置かなければいけないだろうと思っていましたが、そうすると入居者さんがぶつかって転倒するリスクにもつながります。でもこれは1台で十分にパワフル。部屋の隅々まで湿気が届いているのが実感できるんです。なのに本体がコンパクトで驚きました」(櫻井さん)

 

なお、給水やお手入れがラクでスタッフの手間を抑えられる点も、櫻井さんのお気に入りだそうです。

↑フィルターの下にあるトレイは抗菌仕様で、フラットで洗いやすいのがポイント。なお最新の2020年モデルでは、トレイに使い捨てカバー「カンタン取替えトレイカバー」を搭載し、よりお手入れがラクになっています

 

ダイニチ工業の加湿器を詳しく知りたい方はコチラ

 

入居者同士のおしゃべりを妨げない静音性も、食堂にはぴったり

パワフルながら音が静かで入居者との会話を妨げない点も、食堂に置くモデルとしてはぴったりだといいます。

 

「食堂は本来、入居者同士が触れ合えるコミュニケーションの場。おしゃべりを楽しみに食堂に来る人も多くいらっしゃいます。今はこんな状況ですので制限も多いですが、加湿器のおかげで少しは感染症のリスクも抑えられるのでないでしょうか。本格的な冬を迎える前にダイニチの加湿器を導入できたことは、大きな安心感につながると思います」(櫻井さん)

 

ダイニチの加湿器が、大空間をカバーする加湿力で入居者の健康を守り、静音性でコミュニケーションの場を妨げることなく、存在自体が安心感を与えている、というわけですね。前段で都筑さんが触れた加湿方式、デザイン、コスパ、国内生産のメリットも含め、同社が「ダイニチの加湿器を選んだ理由」が浮き彫りになったはず。体調を崩しやすい季節はもうすぐそこです。みなさんもぜひ、本稿で知ったことを参考に、これからの体調管理について考えてみてください!

 

【ダイニチ工業のオススメ加湿器はコチラ】

以下では、本編で紹介したモデルを含む、ダイニチ工業の最新加湿器をご紹介。一般的な寝室やリビングに最適なモデル(RXシリーズ)、ワイドリビングに最適なモデル(LXシリーズ)、オフィスや店舗などの大空間に最適なモデル(HDシリーズパワフルモデル)と、広さに応じた3つのシリーズを紹介します。いずれも温風気化/気化式のハイブリッド式で、パワーと省エネ性を備えつつ、吹出口が熱くならない安全性の高いモデル。ぜひチェックしてみてください!

「おやすみ快適」を新搭載。一般家庭のリビングや寝室にぴったり

ダイニチ工業

RXシリーズ

寝室やリビングにぴったりな一般家庭用モデル。マットな質感とさりげない斜めラインを施したフロントパネルを採用し、インテリア性を高めています。2020年モデルでは、静かさを重視しながら加湿する機能「おやすみ快適」を新搭載。就寝中の湿度を50%、60%、70%から好みに応じて設定できるようになりました。徹底した清潔性も特徴で、エアフィルター・トレイ・気化フィルターに抗菌加工を施すほか、タンクのキャップにも「Ag+抗菌アタッチメントEX」を搭載し、タンク内の雑菌の繁殖を抑えます。タンクの給水口が広くお手入れもラク。運転音は13~32dB(ターボ運転を除く)と静音性もバツグンです。加湿量300mL/h、500mL/h、700mL/h、860mL/hの4種類を用意。

RXシリーズを詳しく知りたい方はコチラ

 

パワーとインテリア性を兼ね備え、ワイドリビングに最適!

ダイニチ工業

LXシリーズ

加湿量が最大960mL/hと1200mL/hの2機種を用意するハイパワーなモデルで、ワイドリビングにぴったり。従来機(※1)と比べ設定湿度に到達するまでの時間も約30%短縮されています。本体パネルには凹凸模様を施して石のような質感とし、光沢のあるクリアタンクを採用することで、インテリアに溶け込む美しいデザインを実現。2019年度にはグッドデザイン賞も受賞しました。一度にたっぷり入るタンクは7.0Lの大容量。タンクの上下に持ち手がある「タンクWとって」構造で、両手で持って運べます。トレイには業界初(※2)の使い捨てカバー「カンタン取替えトレイカバー」を採用。1シーズンに1回(※3)取り替えればOKです。2020年モデルではRXシリーズと同様、就寝中の湿度を50%、60%、70%から選べる「おやすみ快適」を新搭載。

※1:RXシリーズ最大の900mL/hクラスのこと ※2:加湿器(単体)において。2020年4月1日現在。同社調べ ※3:1シーズンをめやすに新しいもの(別売部品)と交換してください (1シーズンを6か月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L〔全国平均値〕 にて使用した場合)。なお、1シーズンに満たなくても汚れや水アカが気になる場合は交換をおすすめします 

LXシリーズを詳しく知りたい方はコチラ

 

お手入れがさらにラクになった、大空間向けのパワフルモデル

ダイニチ工業

HDシリーズパワフルモデル

記事本編でも紹介したオフィスや店舗などの大空間にぴったりなモデルで、家庭用加湿器No.1(※)のパワーが特徴。加湿量が最大1500mL/h、1800mL/h、2400mL/hの3種類を用意しています。6Lタンクを2個搭載し、長時間の運転が可能。エアフィルター・トレイ・気化フィルターは抗菌加工、タンクのキャップ部には「Ag+抗菌アタッチメント」が付き、さらに操作プレートも抗菌加工となっています。また、2020年モデルでは、LXシリーズと同様、水が溜まるトレイにセットする使い捨てカバー「カンタン取替えトレイカバー」を新たに搭載。お手入れがさらにラクになりました。

↑トレイの上にセットして使う「カンタン取替えトレイカバー」。汚れたらカバーを取り替えられるので、トレイを水洗いする手間が省けて清潔に保てます

 

※:HD-244の場合。家庭用加湿器において1時間あたりの最大加湿量2400mL/h(室温20°C、湿度30%の場合)。2020年7月1日現在。同社調べ

HDシリーズパワフルモデルを詳しく知りたい方はコチラ

 

「最新加湿器」をプロが採点! 主要5メーカーの「上位モデル」を徹底比較

新型コロナウイルスの影響もあり、おうち時間が長くなりそうなこの冬は、家族の健康対策が重要。風邪予防に効果があると言われている加湿器の、新作ハイエンド5モデルを5項目5点満点でチェックした

私が解説します!!

家電ライター 平島憲一郎さん

雑誌やウェブで生活家電のレビューや製品紹介記事を執筆。加湿器は「メンテがラクだから」とスチーム式を使用中。

 

加湿器選びでは機能・性能の優先順位を決めるのが重要!

加湿器には下記の5つの加湿方式があり、それぞれ一長一短だ。家電ライターの平島憲一郎さんは、「加湿量、メンテナンス性、省エネ性など自分のなかで優先順位を決めて選ぶべき」と語る。

 

「気化式は電気代が安めながら定期的なフィルター掃除が不可欠。スチーム式は沸騰時に除菌でき衛生的ですが、電気代がかかります」

 

そんななか近年は、各方式で除菌性能や手入れの負担を軽減できるモデルが増えてきた。

 

「特にダイニチは給水トレイの使い捨てカバーが秀逸。トレイの手入れが不要とは驚きです」(平島さん)

 

【主な加湿方式をチェック!】

●スチーム式

ヒーター加熱で蒸発させた水蒸気を室内に放出。5つの方式のなかで最も加湿力が強い。加湿時に水が沸騰するので衛生的。

メリット:加湿が最も強力。清潔さも保ちやすい。

デメリット:電気代がかかる。窓が結露しやすい。

 

●気化式

水を含ませたフィルターに風を通して放出し、室内の湿度を上げる。送風だけなので消費電力が少なく、加熱ナシで安全。

メリット:加熱しないため子どもがいる家も安心。

デメリット:加湿力が弱めでフィルター交換が必要。

 

●超音波式

超音波振動で水を微細な粒子にして加湿。省エネで、運転開始後すぐに蒸気を放出する。本体デザインの自由度が高い。

メリット:素早く加湿できて、電気代が安い。

デメリット:雑菌やスケール(※)を飛散させやすい。

※:水道水に含まれるミネラル成分が結晶化したもの

 

●ハイブリッド式(温風気化式)

気化式×温風気化式。最初はヒーターで加湿し設定湿度に達したら送風のみに切り替え、省エネ運転する。

メリット:加湿スピードと省エネ性を両立できる。

デメリット:フィルターの手入れや交換が必要。

 

●ハイブリッド式(加熱超音波式)

超音波式×スチーム式。ヒーターで温めた水を霧状に放出し加湿。水中の雑菌の繁殖抑制が期待できる。

メリット:素早い加湿と省エネ性、清潔性を実現。

デメリット:超音波式よりも電気代がかかる。

 

【最新モデルをチェック!】

【その1】加湿量・使い勝手・静かさ、すべての面で弱点なしのハイエンド機!

【加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)】

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器 HD-LX1220

実売価格4万3780円

最大1300mℓ/hのパワフル加湿で広い空間も素早くうるおす。フィルターなど水周り3か所を抗菌加工、タンク内を洗いやすい広口にするなど清潔性と使いやすさにこだわった。最小13dBの静音運転で快眠をサポート。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室33畳/木造和室20畳●最大加湿量:1300mℓ/h(ターボ)●タンク容量:7.0ℓ●サイズ/質量:W390×H405×D245mm/約6.4kg

 

↑タンクは容量7ℓ。一度の給水で11.7時間(ecoモード)加湿可能だ。タンクの上下にそれぞれ取っ手が付いているため両手持ちでき、女性でもラクに給水できる

 

↑取り込んだ空気をヒーターで温め、加湿フィルターに通すことで加湿量をアップ。湿度変化に合わせて送風量を細かく制御するため、ムダな電力消費を抑える

 

↑トレイにセットできるカバーが付属。1シーズン終了後や水垢が気になった際、カバーを外して新しいものに交換すれば、面倒な洗浄の手間が省ける

 

↑本体上部にハンドルを装備。加湿器を別の部屋に移動させたいときや掃除中にちょっとどけたいときに、片手でラクラク持てる。何気ない仕様だが助かる

 

平島’s CHECK】加湿力だけでなくメンテ性の高さに感動!

「加湿力はもちろんメンテ不要のトレイと運転音の静かさに感動! タンクは大型だがダブル取っ手で給水のしやすさも改善されている」(平島)

 

【その2】マイクロミストが濃密に噴射しパワフル&スピーディに加湿

【加湿方式:超音波式】

カドー

超音波式加湿器 STEM 630i

実売価格4万9800円

高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出し、室内をくまなく加湿。使用する水の除菌機能、スケール(※)の発生を抑える機能を搭載して室内の清潔さを保つ。スマホアプリで室内湿度の確認も可能。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室17畳/木造和室10畳●最大加湿量:600mℓ/h(急速モード)●タンク容量:約2.3ℓ●サイズ/質量:φ270×H855mm/4.3kg

 

↑タンク下のLED光で室内の湿度の状況を通知。湿度上昇に合わせ黄色〜緑〜青と変化する。タンクの給水が必要になると赤に変わる

 

↑タンク上部のふたをスライドするだけで、水差しなどを使って上から簡単に給水可能。注ぎ口が高い位置にあるので、立ったまま注げる

 

↑水槽内に、給水した水の中のカビや雑菌を99.9%除去する除菌プレートを搭載。フィルターカートリッジでスケールの発生を99%以上抑える

 

【平島’s CHECK】加湿能力は高いが、手入れはやや大変

「スイッチオンですぐに加湿開始するのがうれしい。週1程度の手入れが必要なのはやや大変。定期的な“カチッ”という音が気になる場合も」(平島)

 

【その3】「ナノイー」でフィルターを清潔に保ち小型でも部屋を強力に加湿

【加湿方式:気化式】

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機 FE-KXT07

実売価格2万9750円

DCモーターにより、省エネでもしっかり加湿する気化式。「のど・肌モード」では、湿度を高めの約60〜65%を目安にして自動運転する。さらに「ナノイー」運転をプラスすれば、肌の水分量・うるおいスピードがアップする。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室19畳/木造和室12畳●タンク容量:約4.2ℓ●最大加湿量:800mℓ/h(お急ぎモード)●サイズ/質量:W375×H375×D186mm(突起部除く)/約5.2kg

↑給水タンクは本体に左右どちら向きでもセットでき、逆に入れてしまってやり直す手間がない。ハンドルも左右どちらからでも握れる設計

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラット構造。汚れを拭き取りやすく、手入れが短時間で済む。給水タンクの口が広くて中まで洗いやすいのも◎

 

↑駆動部には高効率なDCモーターを採用。小型ファンで大風量を生み出すことで、大型化しがちな気化式を小型化。省エネ性もアップした

 

平島’s CHECK】加湿力とお手入れのしやすさが魅力的!

「加湿フィルターとトレイが洗いやすい。加湿量も多いが、室温が低いと加湿速度は落ちる。お急ぎモードの運転音はやや大きめな印象」(平島)

 

【その4】上下2通りの給水に対応し快適かつ強力に湿度管理!

【加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)】

シャープ

プラズマクラスター加湿機 HV-L75

実売価格2万9480円

幅約27cmのコンパクト設計ながら気化式とヒーターのハイブリッド式でたっぷり加湿。「プラズマクラスター7000」を搭載し、空気をきれいにしながら室内をうるおす。上下どちらからでも給水でき、使い勝手も抜群だ。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室21畳/木造和室12.5畳●タンク容量:約4.0ℓ●最大加湿量:750mℓ/h(強モード)●サイズ/質量:W272×H455×D220mm(突起部除く)/約5.2kg

 

↑給水トレイを取り出してたっぷりめの給水、または本体天面からのこまめな給水の両方に対応。トレイが給水タンクと一体型で、手入れの手間もひとつ省ける

 

↑本体上部の給水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外し可能。丸洗いできて衛生的だ

 

↑吹出口と給水トレイを取り外せば、タオルを通して中の汚れもしっかり拭き取れる。加湿フィルターが乾燥機能付きなのも便利

 

平島’s CHECK】使い勝手は文句ないが強運転の音が……

「コンパクトで加湿スピードが速く、給水、手入れのしやすさも申しぶんない。ただ強モードでの運転音41dBはやや気になる」(平島)

 

【その5】吸水した布を加熱する方式で加湿の素早さと安全性を両立

【加湿方式:スチーム式】

三菱重工冷熱

スチームファン蒸発式加湿器 roomist SHE60TD

実売価格2万680円

布が吸い上げた水だけを加熱・蒸発させる独自方式を採用し、スイッチオンからたった約1分で加湿開始。倒れても熱湯がこぼれずヤケドの心配も少ない。温度と湿度を検知し最適湿度に自動制御。イオンフィルターでスケール発生を抑える。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室17畳/木造和室10畳●タンク容量:約4.0ℓ●最大加湿量:600mℓ/h●サイズ/質量:W221×H308×D297mm/4.0kg

 

↑取り込んだ空気中のカビや細菌を抑制するBIOフィルターやイオンフィルターを搭載。魔法びん型のスチーム式加湿器と違い、内部構造はかなり複雑だ

 

↑ヒーターを覆う蒸発布に吸い上げられた水が、ヒーターの100℃の熱で蒸発。蒸気は空気と混ぜて放出されるので、吹出し蒸気の温度は55℃以下と安全だ

 

↑吹出口にアロマトレイを搭載。市販のアロマオイルを滴下することでアロマスチームを放出、加湿しながらリラックスタイムを過ごせる

 

平島’s CHECK】湿度上昇のスピードが速いのが好印象!

「適用床面積は小さめだが運転開始直後からどんどん湿度が上がる。トレイ内は凹凸が多くやや洗いにくい。蒸発布も定期的にもみ洗いが必要」(平島)

 

構成/えんどうまい 文/ゲットナビ編集部

加湿器なのに6色に光る!インテリア性を高めた卓上モデル

サンワサプライが運営する直販サイト「サンワダイレクト」では、USB給電の超音波式加湿器「400-TOY046W」を発売しました。実売価格は2480円。

↑サイズは約W82×D82×H151mmで、質量は約180g(USBケーブルを除く)。加湿量は約30~50ml/h

6色のLEDライトが点灯するコンパクトなUSB加湿器

本製品は、6色のLEDライトが点灯可能な超音波式のUSB加湿器です。パソコンのUSBポートやUSB充電器やモバイルバッテリーから給電します。

 

運転モードは連続加湿運転と、ONとOFFを繰り返すリズム加湿運転の2つから選択可能。内部のタンクの容量は320mlあり、連続加湿モードは約7時間、リズム加湿モードだと約20時間と長めに使用することができます。

 

上部にはLEDライトを搭載しており、ライトの色は赤→黄→緑→青→紫→ピンクと6色に変えることができます。LEDライトのみで使用することもできるので、部屋のインテリアとしても使えます。

安全機能としては、内部のタンクの水が無くなると自動的にOFFにする機能を搭載。また水漏れ防止構造により、加湿器が倒れても水がこぼれにくくなっています。超音波式なので、吹き出すミストは熱くないので火傷の心配もありません。静音設計で、就寝時も気にならないのも特徴。

 

デスク周りなど狭い範囲を手軽に加湿したい方、インテリアのLEDライトとしても使いたい方は検討してみてはいかがでしょうか。

2020年、「洗濯ものあるある」を吹き飛ばした「部屋干し最強家電」の実力を4つの観点から分析【家電大賞2020-2021】

洗濯物を室内で干すことが多い家庭の悩みは、洗濯物がいつまでも乾かず、生乾きのニオイがすること。そんな困りごとをスッキリ解決するのがパナソニックのハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHTX90です。冬場はもちろん、花粉の時期から梅雨どきまで通年で活躍する本機は“部屋干し派”の切り札といえます。今回は、「家電大賞2020-2021」のノミネート製品のなかでGetNaviが注目する本製品を紹介していきましょう。

 

家電大賞とは?

GetNaviと家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による家電アワード「家電大賞」。6回目となる今回は、「IoTスマートホーム部門」「巣ごもり充実家電部門」などを新設してスケールアップ。グランプリおよび各部門賞は、全155のノミネート製品のなかから、読者投票で決まります!!

洗濯物の真下から乾かせるコンパクトな新型ボディ【ノミネートNo.053】

【加湿器&除湿機部門】

パナソニック

ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHTX90

オープン価格

ハイブリッド方式を採用し、年中効率良く衣類乾燥できる除湿機。約2㎏の洗濯物を約97分で乾かす。小型ボディで洗濯物の真下にも設置可能。微粒子イオン「ナノイー X」を放出し、部屋干し臭の原因菌も除菌(※1)する。部屋のニオイケアや寝具ケアなどの用途にも対応。

※1:約6畳の試験空間での約7時間後の効果です。●実使用空間での実証効果ではありません。実際の効果は周囲環境( 温度・湿度)、運転時間、衣類の素材、形状などによって異なります

SPEC●除湿可能面積目安(鉄筋):15畳/16畳(50Hz/60Hz)●衣類乾燥機能:風向上下自動・左右固定・ワイド送風幅約100㎝●定格消費電力:170W/185W(50Hz/60Hz)●サイズ/質量:W470×H335×D250㎜/約10.5㎏

↑1年中スピーディに乾かせるハイブリッド方式を採用。空気中の水分を結露させて除湿するコンプレッサー方式と、デシカント素子(乾燥剤)が吸着した水分をヒーターで蒸発させるデシカント方式を融合したハイブリッド方式を採用。気候に応じて最適な方式に自動で切り替え、年中高い能力を発揮する

 

生乾きのイヤなニオイは衣類乾燥除湿機が解決

近年は集合住宅など外に洗濯物を干せない環境が増え、花粉やPM2.5対策もあって年中部屋干しをする家庭が増えてきた。そこでよく聞くのが「乾かない」「ニオイが気になる」「部屋干しに場所を取る」との不満。しかも、パナソニックが行った部屋干し対策のアンケートだと、実は「対策方法がわからない」という人が多いという。

 

そんな人に教えたいのが、衣類乾燥除湿機。室内の湿った空気を除湿し、乾いた空気を衣類に当てるから、乾く早さがまったく違う。なかでも2020年に支持を集めたモデルがパナソニックのF-YHTX90だ。最大の特徴はコンパクトかつ横長低背の独特な形状。ランドリースタンドの真下に置けるから部屋干し中も場所を取らない。ファミリー層はもちろん、「置く場所がない」と敬遠してきた少人数世帯でも使いやすいはずだ。

 

除湿方式は2つの方式を融合したハイブリッド方式を採用。夏も冬も安定して高い除湿性能を発揮し、スピーディに乾燥してくれる。また、「ナノイー X」を搭載し、部屋干し臭を抑制(※2)できるのも大きな魅力。購入後、「生乾きのニオイが全然しなくなった」と驚くユーザーが多く、その便利さに「一度使うともう手放せない」との声も。部屋干しのお悩み解決を狙う人には、激オシしたいアイテムだ。

※2:風呂上り後に使用→洗濯脱水ののち、自然乾燥と、「ナノイー」放出・衣類乾燥運転を10回繰り返した後の洗濯後の衣類の効果です

 

【POINT01】とにかく早く乾くから、洗濯物がすぐ片付いて部屋干し臭も抑えられる!

除湿して乾いた空気を衣類に当てるため、扇風機で風を当てるよりはるかに早く洗濯物が乾く。さらにハイブリッド方式の採用で、室温が上がり夏に不向きなデシカント方式と冬に除湿力の落ちるコンプレッサー方式の弱点を克服。年中安定した能力で乾かせるため、生乾き臭の原因菌の繁殖も抑えられる。

↑同社の部屋干し実験(※3)では、扇風機による乾燥や自然乾燥だと10時間後も乾かないことが判明。一方、衣類乾燥除湿機を使うと、6時間後で残水率0%と圧倒的に早く乾く

※3:【実験条件】洗濯物は約4㎏(バスタオル3枚、タオル2枚、靴下3組、トランクス2枚、Yシャツ2枚、Tシャツ2枚、トレーナー1枚、ジーンズ1枚、綿パンツ1枚、パジャマ2組)脱水時間は7分/干し方は1列、洗濯物の間は5㎝程度の間隔を空ける/干す空間の初期温度は20℃、湿度は70%に設定/干す空間は6畳空間で、換気回数は0.5回/h(24時間換気の空間を想定)/いずれの手法でも10時間乾燥させる/使用機材と使い方【扇風機】同社製F-CS339、最大風量、横首振りで送風する【衣類乾燥除湿機】同社製F-YHSX120、運転モード「衣類乾燥速乾カラッとキープ」、送風範囲ワイド、スイングは上固定

 

【POINT02】デッドスペースの「洗濯物の真下」に置いて省スペースで効率良く乾かせる

ハイブリッド方式の機構の配置を工夫して高さ33.5㎝の低背設計を実現。通常は衣類の前から送風するため別途設置スペースが必要だが、F-YHTX90は洗濯物の真下に置けるのでスペースを空ける必要もない。洗濯物の水分は重力で下に移動するので、下からの送風は乾燥効率アップに最適だ。

↑本体がコンパクトなので洗濯物が送風口にかからず、ムラなく送風。両端に長い衣類を掛けてアーチ型の空間を空け、風が通りやすくする「アーチ干し」のメリットも生かせる

 

【POINT03】「部屋ケア」「衣類ケア」「寝具ケア」モード搭載で衣類乾燥以外にも使える

衣類乾燥・除湿機能以外に3つのモードを搭載。「部屋ケアモード」は「ナノイー X」を部屋全体に送風し、ニオイや花粉、浮遊菌などを抑制(※4)。「衣類ケアモード」も衣類のニオイを「ナノイー X」で脱臭(※4)し、付着した花粉を抑制(※4)する。寝具のニオイと湿気を取り除く「寝具ケアモード」も便利だ。

※4:約6畳の試験室内にて〈菌〉4時間後の効果〈ウイルス〉6時間後の効果〈ニオイ〉12分後の効果です。〈花粉〉吹き出し口から約40㎝での約6時間後の効果です(スギ花粉での検証)〈カビ〉約6畳空間での約8時間後の効果です

↑ふとんなどの表面に付いたニオイと湿気を除去できる「寝具ケアモード」を新搭載。外に布団が干せない環境で重宝するほか、梅雨どきや花粉の時期にも便利だ

 

【POINT04】ナノイーの10倍の濃度の「ナノイー X」が部屋干し臭をスピーディに抑制

パナソニック独自の微粒子イオン「ナノイー X」を放出する機能を搭載。「ナノイー X」は菌・ウイルスやカビ、花粉、ニオイなどの働きを抑えるOHラジカルを「ナノイー」の10倍も含んでいるのが特徴。濡れた衣類で繁殖するニオイの原因菌を除菌(※1)し、部屋干し臭を素早く抑制してくれる。

↑同社調べでは、「ナノイー X」が臭気強度を1ランク下げる(ニオイの物質濃度が約90%相当低減する)までの早さは「ナノイー」の10倍。ニオイをすぐに抑えるので、部屋干し中でも快適に過ごせる

 

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投票の締め切りは、2021年1月6日(水) 23時59分です。結果発表を2020年3月に行います! 皆さまの投票をお待ちしております!

次亜塩素酸で菌・ウイルスを抑制!2020年大注目だった「ジアイーノ」、4つの要点をコンパクト解説【家電大賞2020-2021】

「次亜塩素酸で空気を洗う」独自の技術で多くの支持を集めるジアイーノ。2020年春には注文が殺到し、受付を一時停止したほどの人気商品で、なかでも新モデルのF-MV4100に注目。「菌・ウイルス・ニオイ」の抑制に特化した同モデルは、家族のための心強い一台になります。今回は、「家電大賞2020-2021」のノミネート製品のなかでGetNaviが注目する本製品を紹介していきましょう。

 

家電大賞とは?

GetNaviと家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による家電アワード「家電大賞」。6回目となる今回は、「IoTスマートホーム部門」「巣ごもり充実家電部門」などを新設してスケールアップ。グランプリおよび各部門賞は、全155のノミネート製品のなかから、読者投票で決まります!!

塩タブレット自動投入でさらに使いやすく進化した!【ノミネートNo.042】

 

【除菌機器部門】

パナソニック

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」F-MV4100

オープン価格

水道水と塩から次亜塩素酸を生成し、「空気を洗う」空間除菌脱臭機。浮遊する菌・ウイルスだけでなく、室内に付着した菌・ウイルスも抑制する(※1)。また、発生し続けるガンコなニオイにも効果を発揮(※2)。

※1:〈浮遊菌・浮遊ウイルス〉約6畳の密閉試験空間における約20分後の効果です。〈付着菌・付着ウイルス〉約18畳の居室空間における約12時間後の効果です。※2:約6畳の試験空間の発生し続ける空間臭にて〈疑似ペット臭〉約90分後〈硫化水素〉約60分後の効果です●実際の使用空間での試験結果ではありません。使用環境・お部屋の条件により効果は異なります

SPEC●適用床面積:~18畳(~30㎡)●運転モード:自動・強・中・静音●タンク容量:約2.1L●連続運転時間:最大約18時間●風量:最大約5.3㎡/分●サイズ/質量:約W398×H710×D240mm/約11.2kg

↑カラバリはステンレスシルバー(左)とホワイト(右)を用意

 

↑食塩水を電気分解し、次亜塩素酸を生成。浮遊する菌・ウイルス、ニオイを吸引し、次亜塩素酸水溶液に浸したフィルターで洗浄する。室内に付着した菌・ウイルスは気体状の次亜塩素酸を放出して抑制

 

付着菌・ウイルスの抑制や強いニオイにも効果を発揮!

菌やウイルス、ニオイの抑制を考える人に対し、近年ジアイーノが売れ続けている。空気清浄機は微粒子の捕集(集じん)がメインなのに対し、ジアイーノは水道水の浄化処理や食材の洗浄にも使われる次亜塩素酸の技術を採用。菌・ウイルス抑制や脱臭に特化し、その高い効果が評価されているのだ。

 

ジアイーノの特徴は、浮遊する菌やウイルスはもちろん、室内に付着する菌やウイルスにも抑制効果を発揮すること。ドアノブや家具などをこまめに除菌するのは大変だが、本機はそのサポートをしてくれるとあって、人気になるのも納得だ。実際の居住空間と同じ室内でその効果が実証されているのも心強い。

 

ニオイの脱臭効果も強力。一時的に発生するニオイはもちろん、ペットのトイレのニオイなど、発生し続ける強いニオイも本体内に吸引し、次亜塩素酸で分解してくれる。

 

さらに、F-MV4100では塩タブレットの自動投入機能が新搭載され、タブレット投入の手間を省ける。また、塩タブレットはジアイーノ専用に成分や形状を調整され、安定した濃度の次亜塩素酸が生成できるのも特徴だ。

 

適用畳数は従来の15畳から18畳に拡大し、広いリビングにも対応する。本機があれば、家族やペットとともにリビングで過ごす時間が、より豊かになるのは間違いない。

 

【POINT01】実際の居住空間で、付着した菌やウイルスの抑制効果を実証!

ジアイーノは気体状の次亜塩素酸を室内に放出することにより、室内に付着した菌・ウイルスに届いて抑制するのが特徴。本機の適用畳数(約18畳)と同じ広さの居室空間で行われた北里環境科学センターによる試験でも、付着菌・ウイルスに対する確かな除菌(※3)・ウイルス抑制(※4)効果が実証された。

※3:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約18畳の居室で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させた菌数を測定【除菌の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-MV4100)を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】シャーレに付着した菌【試験結果】約12時間で99%以上抑制〈試験番号〉北生発2019_0058号 ※4:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約18畳の居室で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させたウイルス数を測定【抑制の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-MV4100)を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】シャーレに付着したウイルス【試験結果】約12時間で99%以上抑制〈試験番号〉北生発2019_0058号

↑北里環境科学センターによる試験では、約18畳の居室の手前で本機を運転させ、中央と奥に菌とウイルスを付着させたシャーレを設置。菌とウイルスの数を測定した結果、約12時間後に抑制を確認

 

【POINT02】発生し続ける強いニオイもスピーディに脱臭するから快適!

料理中のニオイなど一時的に発生するニオイは比較的脱臭しやすいが、ペットや赤ちゃんのおむつ、介護環境のニオイなど、発生し続ける強いニオイはなかなか脱臭が困難なもの。その点、ジアイーノは発生し続けるニオイも本体内に吸引し、次亜塩素酸で分解。素早く強力に脱臭してくれる。

↑環境管理センターによる約6畳の試験空間での擬似ペット臭を使った脱臭実験(※5)。90分後、ジアイーノなしではほぼニオイが消えなかったが、ジアイーノを使うと臭気強度が半減した

※5:【試験機関】(株)環境管理センター【試験方法】臭気強度表示法による検証【脱臭の方法】次亜塩素酸_空間除菌脱臭機(F-MV3000〔F-MV4100と同等性能機種〕)を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】約6畳の試験空間の発生し続ける空間臭【臭気成分】疑似ペット臭、硫化水素【試験結果】〈 疑似ペット臭〉約90分後に臭気強度1.8に低減(自然減衰の場合は3.8)〈硫化水素〉約60分後に臭気強度0.3に低減(自然減衰の場合は3.9)

 

【POINT03】塩タブレットを自動で投入! 補充する手間が不要になった

従来モデルでは、次亜塩素酸を生成するために専用の塩タブレットを週に2回程度、ユーザー自身で投入する必要があった。F-MV4100では、塩タブレットの自動投入機能を新たに採用。塩自動ユニットが投入タイミングを検知し、自動でタブレットを投入してくれるので、投入の手間が不要になった。

↑ジアイーノ本体のサイド扉を開けると、側面上部に塩自動ユニットを搭載。自動でトレー内の水にタブレットを投入してくれる

 

↑塩自動ユニットには60~70粒程度の塩タブレットが入る。1回の補充で約半年間はタブレットを入れなくてもOKだ

 

【POINT04】吹き出し濃度を安全な範囲に制御し高い効果と安全性を両立

ジアイーノ内部で生成される次亜塩素酸水溶液と、室内に放出する気体化した次亜塩素酸は、菌やウイルスを抑制しつつ、人体に影響のない安全な濃度に制御されている。また、次亜塩素酸は、有機物に接触すると水に戻る点も安心だ。

↑放出する気体状の次亜塩素酸は、空気中の塩素ガスの環境基準(0.5ppm/※)より低い濃度。本体内で使う次亜塩素酸水溶液も、皮膚への影響など様々な安全検証を行っている ※:EUリスク評価書より

 

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投票の締め切りは、2021年1月6日(水) 23時59分です。結果発表を2020年3月に行います! 皆さまの投票をお待ちしております!

美肌は空気の加湿から! 50代で肌年齢20代の皮膚科医が教える、肌の正しい保湿方法と加湿の美容への効果

冬になると、気温とともに湿度も低下し、肌のカサつきやかゆみ、喉の痛みに悩まされるという人も多いでしょう。乾燥が健康や美容、さらには肌が薄い赤ちゃんに与える影響と、その対策について、全3回で紹介していきます。

【第1回】ウイルス対策に加湿は必須! 医者が教える、部屋の乾燥が及ぼす悪影響と加湿の効果
【第2回】赤ちゃんは人生で一番乾燥肌になる時期だった! 医者が教える、部屋の加湿が赤ちゃんの健康を守る理由

 

3回目となる今回は、乾燥が美容に与える影響とその対策について、内科医・皮膚科医の日比野佐和子先生にお聞きします。アンチエイジングのスペシャリストでもある日比野先生は、50代にして肌年齢はなんと26歳という美肌の持ち主!「何歳になっても肌年齢は戻せる!」と話す美肌の秘密は、乾燥対策にあるようです。

 

【プロフィール】

内科医・皮膚科医/日比野佐和子先生

内科医、皮膚科医、眼科医、日本抗加齢医学会専門医。医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長。
大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。現在はアンチエイジング医療における第一人者的な立場として、基礎研究から最新の再生医療の臨床に至るまで幅広く国際的に活躍するとともに、テレビや雑誌等メディアでも注目を集める。プラセンタ療法を含む再生医療においてのパイオニアでもある。

 

まず、部屋の乾燥が人体に及ぼす影響をおさらいしておきましょう。

1. 空気の乾燥によって“バリア機能”が弱まり、ウイルスが侵入する

「部屋が乾燥すると、風邪を引いたり肌の老化が進んだり、いいことはありません」と日比野先生。

 

鼻や喉の粘膜が乾燥して水分が少なくなると、バリア機能が弱くなり、体内にウイルスが侵入しやすくなります。ウイルスは、低温と低湿度の条件が揃うと活性化することから、冬に風邪やインフルエンザが流行しやすくなるとも、先生は指摘します。

 

乾燥によってバリア機能が低下するのは、皮膚も同様。「健康な皮膚は、角質層に20~30%の水分を保持し、外的刺激から肌を守っていますが、乾燥するとバリア機能が低下して、肌トラブルが起きやすくなるのです」(日比野先生)

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では、日比野先生が指摘する「(空気の乾燥によって)肌の老化が進む」という点を、今回は深堀りしていきます。

 

2. 乾燥小ジワで老け顔に!

部屋が乾燥すると健康面だけでなく、美容面にも大きな影響を及ぼします。空気の乾燥により肌の水分が蒸発し、突っ張り感を感じたり、ツヤが失われたりしてしまうのです。さらに、前述のように乾燥は、肌が本来持っているバリア機能を低下させる一因に。その結果、外部からの刺激に弱くなり、かゆみや赤みを引き起こしやすくなります。

 

これは一時的な現象ですが、放置しておくとさらに恐ろしいことが! 日比野先生によると、「肌表面がしぼんだようにハリを失い、目元や口元に細かい小ジワが発生したりして、老け顔が進行する」というのです。

 

もちろん肌が乾燥する要因はほかにも、生活習慣やストレス、紫外線など様々ありますが、いずれにしても早めの乾燥対策が、美肌には欠かせないことが分かりますね。

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3. 肌のバリア機能とは?

肌は「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」という3つのバリア機能に守られています。まず肌表面を覆っているのが、皮脂と汗が混ざり合ってできた皮脂膜。“天然の保護膜”と呼ばれ、角質層に含まれる水分の蒸発を防ぎ、一定に保つ働きをしています。

 

「天然保湿因子(NMF)」は角質細胞に含まれている物質で、水となじみやすい性質から角質細胞の水分を保つ役割を果たしています。「細胞間脂質」は、角質細胞同士をセメントのようにつないでいる物質。成分の半分以上を構成するセラミドが角質層の水分を蓄え、外部刺激の侵入を防いでくれています。

↑左は正常な肌の基本構造を示したイメージ。肌の角質層には角質細胞が並んでおり、その間を「細胞間脂質」と呼ばれる脂質が満たし、うるおいを保っています。そして、そのうるおいを閉じ込め、外部の刺激から守っているのが、肌表面を覆う皮脂膜です。一方右は、乾燥した状態の肌を示した図。肌は乾燥すると、表面の皮脂膜の隙間から水分が逃げ出し、バリア機能が失われた状態に。さらに角質細胞の構造も乱れ、内部の水分も失われてしまいます

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4. 乾燥肌が紫外線を浴びるとさらに老化する!

肌が乾燥するデメリットは、表面がカサカサして皮脂が減少し、皮膚の表面が剥がれたり、小ジワができやすくなったりするだけではありません。「バリア機能が弱まっている乾燥肌は、紫外線の影響も大きく受けます」(日比野先生)。そもそも肌老化の原因の8割は紫外線が占めるといわれ、波長の長いA波(UVA)はシワやたるみの、B波(UVB)はシミ・ソバカスの原因になるとされています。

 

つまり、肌が乾燥しバリア機能が落ちている状態では、ダイレクトに紫外線を浴びてしまうことになり、肌老化が進んでしまうということ。「外出時に日焼け止めクリームを塗るのはもちろんですが、ふだんからお肌のうるおいを保っておくことも、紫外線対策としては大切です」(日比野先生)

↑皮膚は紫外線を浴びると、肌内部で「活性酸素」が発生し、細胞にダメージを与えます。その細胞へのダメージを抑えるために「メラノサイト」で作られるのがメラニン色素で、これがシミの原因に!

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5. 美肌のためにキープしたい湿度は60~65%

上記のことから、部屋の湿度を適切に保つことは、美肌を保つ観点からも非常に重要です。

 

この連載の第1回でも解説したように、一般的に冬の部屋の湿度は、ウイルスの活性化を抑制する観点から50~60%を保つのが理想とされていますが、「うるおいのある美肌のためには、湿度は高いほうがベター。理想は60~65%です」(日比野先生)

 

ただし65%を超えるとカビが発生しやすくなるので、それを超えない範囲で高湿度を保つのがよさそうです。

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6. 部屋の乾燥から肌を守るには?

では乾燥から肌を守るために、どのような対策をしたらいいでしょうか? 日比野先生に3つの方法を教えていただきました。

 

(1)【身体の外からうるおす】40℃以下のぬるめの湯に約20分浸かる

ぬるめのお風呂に20分ほど浸かることで、肌表面をうるおすことができます。ポイントは“ぬるめ”ということ。「理想は38℃前後です。40℃を超えると必要な皮脂まで流れ出し、乾燥肌が悪化してしまう原因となるので気をつけましょう」(日比野先生)。保湿効果のある入浴剤を使う場合は、添加物が入っていないものを選んで。身体や顔を洗うときは、泡をしっかり泡立て、ゴシゴシこすらず、やさしく洗います。

 

またお風呂から上がったら、きめの細かいタオル(理想は綿100%のガーゼタオル)で押さえるように水分を拭き取り、早めに保湿を。「肌のハリが気になるならセラミド配合、カサカサを抑えたいなら尿素配合、みずみずしさを求めるならヒアルロン酸配合の保湿剤がおすすめです」(日比野先生)。とくに顔には、化粧水を塗った後は乳液やクリームを重ね塗りして、うるおいを閉じ込めましょう。

 

ファンデーションを塗ったほうが保湿になる?

コロナ禍で外出する機会が減り、「最近、ファンデーションを塗らなくなった」という人も多いのではないでしょうか。“ファンデーションを塗らなければ肌に優しい”と思われがちですが、日比野先生によると、なんと「ファンデーションを塗ったほうが保湿になる」のだそう。

 

「ファンデーションが皮膚呼吸を妨げないことはすでに知られていますが、塗らないより塗ったほうが、乾燥や余分な皮脂の分泌を防止できるんですよ」(日比野先生)。特に最近のファンデーションには保湿力があるものも増えているので、外出の予定がない日も、ファンデーションは塗っておいたほうがよさそうです。

 

(2)【身体の中からうるおす】適度な水分量をしっかり摂取する

人間の体は、大人で約60%、赤ちゃんで80%を水分が占めていますが、排尿や排便、呼吸や汗から、常に水分が失われています。では体内の水分が足りなくなると、どのようなことが起こるでしょうか?

 

「みなさんもご存じの脱水症状は、実は体内のわずか2%の水分が不足しただけで起こります。さらに10%が失われると筋けいれん、20%が失われると命に関わるほど、水は人にとって不可欠なもの。当然、肌の乾燥の原因にもなるため、水分をしっかり摂取して、内側からもうるおいを与えましょう」(日比野先生)

 

適度な水分摂取量とは?

では1日にどれくらいの水分を摂るといいのでしょうか。日比野先生によると「1日1.5~2L飲むのが理想とされていますが、具体的な目安量は、年齢や体重によって異なる」のだとか。その算出方法を教えていただきましたので、あなたに必要な水分量はどれくらいか、計算してみてください。

 

体重(kg)×(※)=1日に必要な水分量(mL)
※30歳未満:40mL、30~55歳:35mL、56歳以上:30mL

 

例えば年齢40歳、体重60㎏の人の場合、1日に必要な水分摂取量は60㎏×35mL=2100mLとなります。ただし、この水分量には食事から摂取する水分も含むので、必ずしも2100mLの水を飲む必要はありません。

 

飲むタイミングは、1回200mLを目安に、朝起きてからお昼までに飲み終えてしまうのがベターだそう。「人の体は午前中が水分を排出する”デトックスタイム”になっているので、水分は一日の前半にしっかり摂っておきましょう」(日比野先生)

 

ただし、水分の摂りすぎも禁物。過剰に摂りすぎると内臓に負担がかかって疲れやすくなったり、体内の塩分が薄まって頭痛やけいれんなどを引き起こす場合があるので、目安量を参考に、その日の活動量とのバランスを見ながら調整しましょう。

 

また、キーとなるのは水分だけではありません。「良質なたんぱく質はコラーゲンや皮膚のベースとなる細胞を活性化させるほか、ヨーグルトなどの乳酸菌やオリゴ糖で腸内環境を整えることも、肌の水分保持量アップにつながることが報告されています」(日比野先生)

 

(3)【空気をうるおす】パワフルな加湿器で部屋を加湿する

肌の表面を潤すには、部屋を加湿するのが一番。コップに水を入れておいたり、洗濯物を部屋干ししたりするなどの方法がありますが、美肌のための理想的な湿度を保つには、パワフルな加湿専用機を使うのがおすすめです。

 

では加湿器を使うと、いったいどのくらい肌がうるおうのか、実際に検証してみました。

↑上は湿度30〜40%の乾燥した室内に1時間とどまった場合、下はその部屋を加湿器で湿度50〜60%にし1時間とどまった場合。それぞれの条件下での肌を、“肌カメラ”でクローズアップして撮影した。上は乾燥し、ところどころ表皮がめくれているが、下は角質層がうるおい、きめも整って血色もいい
※8畳間・天井高2.4mの生活空間で測定。

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7. 編集部おすすめの専用加湿器

ダイニチの加湿器LXシリーズは、パワフルな加湿能力を備えたハイブリッド式。設定湿度も50・60・70%から選べるので、健康や美肌に適した湿度をキープしてくれます。また室温に応じて、のど・肌のうるおいを守る湿度に自動で加湿量を調整する「のど・肌加湿」モードも搭載。


ダイニチ
LXシリーズ
HD-LX1020/HD-LX1220
オープン価格

↑ダイニチの加湿器は、加湿能力のわりにコンパクトで、置き場所を確保しやすいのも魅力。スタイリッシュなデザインは、どんな空間にもなじみます

 

【Spec】
●加湿方式:ハイブリッド式(気化式×温風気化式)
●加湿量:960mL/h(型番HD-LX1020)、1200mL/h(HD-LX1220)
●搭載モード:ターボ、おやすみ快適、標準、静音、eco、のど・肌加湿
●入/切タイマー:2・4・6・8時間
●その他搭載機能:チャイルドロック、タンクWとって、広口タンク、Ag+抗菌アタッチメントEX、抗菌フラットトレイ、抗菌気化フィルター、抗菌エアフィルター、カンタン取替えトレイカバー
●運転音:13~34dB(ターボモード除く)

LXシリーズを詳しく知りたい方はコチラ

 

取材・文/田中真紀子 写真/GetNavi web編集部 [肌カメラ]

赤ちゃんは人生で一番乾燥肌になる時期だった! 医者が教える、部屋の加湿が赤ちゃんの健康を守る理由

冬になると、気温とともに湿度も低下し、肌のカサつきやかゆみ、喉の痛みに悩まされるという人も多いでしょう。乾燥が健康や美容、さらには皮膚が薄い赤ちゃんに与える影響と、その対策について、全3回で紹介していきます。2回目となる今回のテーマは、赤ちゃんへの影響が気になる乾燥とその対策について。

【第1回】ウイルス対策に加湿は必須! 医者が教える、部屋の乾燥が及ぼす悪影響と加湿の効果

 

赤ちゃんをもつ親たちは、どういったことに不安を抱えているのでしょうか? そして、その回答とは?

 

小さな赤ちゃんをもつ親の代表として登場するのは、2020年8月に生まれた生後3か月のお嬢さまの乾燥に悩む、フリーアナウンサーの安堂サオリさん。回答、解説いただくのは前回に引き続き、内科医で皮膚科医の日比野佐和子先生です。

 

【プロフィール】

内科医・皮膚科医/日比野佐和子先生

内科医、皮膚科医、眼科医、日本抗加齢医学会専門医。医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長。
大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。現在はアンチエイジング医療における第一人者的な立場として、基礎研究から最新の再生医療の臨床に至るまで幅広く国際的に活躍するとともに、テレビや雑誌等メディアでも注目を集める。プラセンタ療法を含む再生医療においてのパイオニアでもある。

 

1. コロナ禍で迎える初めての冬。子育ての心配ごとは?

リポーターやナレーターなど、様々な分野で活躍するフリーアナウンサーの安堂サオリさんは、2020年8月に、第一子となるお嬢さまを出産。コロナ禍もあり、出産後は極力外出を控え、仕事もできるだけオンラインでこなすなど、お嬢さまの健康を考えた生活に一変したといいます。そんな安堂さんが最近悩んでいるのが、お嬢さまの肌の乾燥だそう。

 

「ここ1-2週間で急に乾燥し始めたんです。唇はガサガサだし、全身粉を吹いたようになり、皮がむけてしまうこともあるんですよ」

 

病院で保湿剤をもらうなど、ママ友からの情報を頼りに試行錯誤はしているそうですが、薬に頼らずに赤ちゃんの肌を守るには、今後どうしたらいいのでしょう? 日頃感じている疑問に対して、日比野先生に回答いただきました。

↑フリーアナウンサーの安堂サオリさん。10歳で子役モデルとして活動を開始。アナウンサー・タレントの仕事をメインに、TV番組出演やイベント司会、また、女優としてCM・映像や舞台にも出演する。プライベートでは2020年8月に第一子が誕生し、ママとして奮闘中

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2. 赤ちゃんは“人生でもっとも肌が乾燥しやすい時期”

安堂「8月に娘が生まれたのですが、実は最近になって急に乾燥がひどくなって、どうしたらいいか悩んでいるんです」

 

日比野「それは心配されたでしょうね。実は、赤ちゃんは生後3か月ごろまでは皮脂の分泌が活発ですが、それ以降は分泌量が急激に減るため、今が“人生で一番乾燥しやすい時期”なんですよ」

安堂「そうなんですか! たしかに娘も、ちょうど3か月ごろから乾燥し始めたのですが、秋になって空気が乾燥し始めたせいかと思っていました。赤ちゃんのお肌はみずみずしくうるおっているイメージがありましたが、そういうわけではないんですね」

 

日比野「赤ちゃんの皮膚は、大人の半分くらいの薄さしかなく、うるおいを守るバリア機能も未発達なので、乾燥しやすく傷つきやすいんですよ。3歳前後になれば、皮膚も発達して乾燥しにくくなってくるので、それまでは特に気を付けてあげる必要があります」

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3. 乾燥が進むと「乾燥性湿疹」になるおそれ

安堂「この先、娘の乾燥肌が進むと、どんなトラブルが起こりえるでしょうか?」

 

日比野「バリア機能が低下しているので、外部刺激に弱くなり、皮がむけたり赤く炎症を起こしたりすることがあります。さらに、ブツブツと赤い湿疹が出る『乾燥性湿疹』を引き起こすことも。赤ちゃんにとっても、かゆみや痛みがあって不快なので、夜泣きしたりぐずったりすることも増えるかもしれませんね」

 

安堂「うちの娘も皮がむけてしまって、痛々しく見えます……」

 

日比野「皮がむけると、さらに外的刺激に弱い状態になってしまうので、しっかりと保湿ケアをしてあげてくださいね」

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4. 赤ちゃんの入浴は湯温38℃前後と無添加せっけんで

安堂「お風呂では、どのように洗ってあげたらいいでしょうか?」

 

日比野「タオルやスポンジは、肌に負担になる場合があるので、手でやさしくなで洗いしてください。もし使う場合は、綿100%のガーゼタオルなら問題ないでしょう。ソープは、無添加の赤ちゃん用ソープをしっかり泡立てて。大人用のソープは、香料や防腐剤など、赤ちゃんの肌には刺激になるものが多いので、幼稚園に上がるまでは使い分けしたほうがいいですね。また、湯温にも気を付けてください」

 

安堂「湯温は、何℃ぐらいがベストでしょうか?」

 

日比野「体温より少し高い38℃前後がおすすめです。40℃を超えると、肌を守る皮脂やセラミドなどの保湿成分が抜け出し、乾燥が進んでしまうのです」

 

安堂「ぬるめがいいんですね。わが家では最近、あまりに乾燥がひどいので、ソープを使う回数は数日に1回に減らしてみたりしているのですが、これも乾燥対策になりますか?」

 

日比野「赤ちゃん用であれば、ソープを使っても大丈夫ですよ。全体的に分泌量が減るとはいえ、皮脂が出ないわけではないので、まずはきれいに洗って清潔にしてあげてください。それよりも大切なのは、お風呂上がりの保湿。ベビー用の保湿剤を塗り、水分の蒸発を防いだほうが乾燥対策になります。

 

そして、冬は空気が乾燥して肌の水分が奪われやすくなりますから、部屋の湿度は一定以上に保っておきたいですね」

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5. 赤ちゃんには部屋の湿度は50~60%が最適

安堂「赤ちゃんにとって最適な温度や湿度はどれくらいでしょうか?」

 

日比野「基本的には大人と変わらず、夏場で25~28℃、冬場は18~22℃、湿度に関しては年間を通して40~60%が理想的です。ただし赤ちゃんの場合、この目安を大きく外れると、健康状態に影響を与えると言われていますので、大人よりきっちり管理してあげることが大切です」

 

安堂「最近は空気も乾燥しているので、娘が大きな口を開けて泣いているのを見ると、口から菌やウイルスが入るんじゃないかと心配になってしまいます……」

 

日比野「大きな口を開けなくても入ることはありますし、そもそも赤ちゃんが泣くのは止められません(笑)。それよりは、空気中のウイルス対策を考えるのが先決かもしれませんね。そういった観点からも、赤ちゃんがいる部屋の湿度は、50~60%をキープしたほうがいいと思います」

 

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6. 部屋の空気環境は湿度計で見守ると安心

安堂「では、湿度は、どのように管理すればいいでしょうか? 例えば、赤ちゃんの様子を見て、なにかアラートになるような反応はありますか?」

 

日比野「赤ちゃんがぐずったり、夜泣きしたりする理由は様々ですが、おむつも替えたし、ミルクもあげたし、ほかに理由が思い当たらないという場合、乾燥を不快に感じているからかもしれません。

 

ただ、お肌がカサカサしたり、唇がひび割れしたり、見た目で分かる状態になってから対策するようでは遅いのです。大人とは肌が受ける感覚が違うことを心に留めて、湿度計で正確に空気の状態を管理したほうがいいですね」

↑赤ちゃんのやわらかくデリケートな肌を守ってあげられるのは大人だけ。少しでも快適に過ごせるよう、お部屋の湿度にも気を配りたいですね

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7. 加湿のしすぎは赤ちゃんにも逆効果!

安堂「逆に、“加湿のしすぎ”が赤ちゃんに悪い影響を与えることはあるでしょうか?」

 

日比野「湿度は65%を超えると、今度はカビが発生しやすくなってきます。カビは、種類によっては、アレルギーや肺炎の一因にもなりますので、実は過加湿にも注意が必要なんです。湿度計でチェックするほか、設定湿度に達すると自動で加湿を一時停止する加湿器を使用したりするといいですね」

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8. 赤ちゃんにやさしい加湿器の選び方

安堂「湿度の管理も意外と難しいんですね。では、赤ちゃんのためには、どんな加湿器がいいでしょうか?」

 

日比野「50~60%の湿度をしっかり保てるパワフルなタイプがいいですね。さらに過加湿にならないよう、設定湿度に達したら自動でパワーを抑える湿度コントロール機能があると安心です。また、加湿器によってはカビや雑菌を放出してしまうものもあるようなので、きちんと内部で抗菌してくれるかどうかもチェックしたほうがいいでしょう」

 

安堂「仕事柄、喉を痛めないよう湿度管理には気を付けていたつもりでしたが、赤ちゃんに関わる空気環境については、知らないことがたくさんあって驚きました。どうもありがとうございました」

 

皮膚をはじめ、バリア機能が未発達の赤ちゃんに対しては、加湿器を選ぶ際も十分に配慮する必要があります。もしものことが起こらないよう、以下の点をチェックしてみてください。

【赤ちゃんのための加湿器選びのポイント】

(1) 方式によっては、カルキ類や雑菌が噴霧される場合もあるので、方式や手入れのしやすさ、抗菌加工の有無もチェックしましょう。

※以下で紹介しているダイニチの加湿器は、「ハイブリッド式(気化式×温風気化式)を採用しています

(2) ずりばいやハイハイをはじめた赤ちゃんが、誤って触れてしまわないよう、吹出口や注入された水が熱くならないタイプが安心です。

(3) 誤って操作してしまうのを防げる、チャイルドロック機能がついたモデルがおすすめ。購入したら、置き場所にも注意しましょう。

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9. 編集部おすすめの加湿器

ダイニチの加湿器は、気化式・温風気化式を組み合わせたハイブリッド式。湿度に応じて運転方式を切り換えることで、電気代を抑えます。湿度は、50・60・70%から設定でき、設定湿度に達するまではパワフルに加湿、その後は過加湿にならないよう、自動で湿度をコントロールします。のどやお肌を守るため、室温に応じてできるだけ高い湿度を保ちながら自動でコントロールする「のど・肌」モードも搭載。

 

また、どんな空間にも合わせやすいスタイリッシュなデザインも魅力です。現在の湿度は、デジタル表示されるので、現在の状態が一目で把握できます。


ダイニチ
RXシリーズ
HD-RX320/HD-RX520/HD-RX720/HD-RX920
オープン価格

 

↑加湿器の風の経路や部品形状などを徹底研究することで、業界トップクラスの静音性を実現。最大でも「ささやき声」程度とされる30㏈(500mL/hクラスの場合。ターボ運転を除く)、最小では、一般の人が聞き取れる最小音とされる13㏈という静かさで、赤ちゃんの安眠を妨げません

 

↑内部には、フラット構造で手軽にお手入れできる「抗菌フラットトレイ」をはじめ、トレイ内のカビや雑菌の繁殖を抑える「抗菌気化フィルター」、タンク内の雑菌の繁殖を抑える「Ag⁺抗菌アタッチメントEX」、室内の空気から捕らえた雑菌・カビ・アレル物質(スギ花粉・ダニの死骸)の繁殖を抑える「抗菌エアフィルター」と、4つの抗菌加工パーツを搭載しています

 

【Spec】

●加湿方式:ハイブリッド式(気化式×温風気化式)
●加湿量:300mL/h(型番HD-RX320)、500mL/h(HD-RX520)、700mL/h(HD-RX720)、860mL/h(HD-RX920)
●搭載モード:ターボ、おやすみ快適、標準、静音、eco、のど・肌加湿
●切タイマー:2・4・6・8時間
●その他搭載機能:チャイルドロック、広口タンク、Ag+抗菌アタッチメントEX、抗菌フラットトレイ、抗菌気化フィルター、抗菌エアフィルター(HD-RX320は除菌フィルター)
●運転音:13~32dB(ターボモード除く)

RXシリーズを詳しく知りたい方はコチラ

 

取材・文/田中真紀子 撮影/中田 悟

ウイルス対策に加湿は必須! 医者が教える、部屋の乾燥が及ぼす悪影響と加湿の効果

冬になると気温とともに湿度も低下し、肌のカサつきや喉の痛みに悩まされるという人も多いのではないでしょうか。冬の乾燥が人体に与える影響は、実は私たちが思っている以上に甚大です。

 

今回は、メディアでも引っ張りだこの内科医で皮膚科医の日比野佐和子先生にインタビュー。乾燥が健康や美容、さらには肌が薄い赤ちゃんに与える影響と、その対策について、3回にわたって紹介していきます。

 

【プロフィール】

内科医・皮膚科医/日比野佐和子先生

内科医、皮膚科医、眼科医、日本抗加齢医学会専門医。医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長。
大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。現在はアンチエイジング医療における第一人者的な立場として、基礎研究から最新の再生医療の臨床に至るまで幅広く国際的に活躍するとともに、テレビや雑誌等メディアでも注目を集める。プラセンタ療法を含む再生医療においてのパイオニアでもある。

 

まずは、そもそもなぜ冬になると空気が乾燥するのか、その仕組みを確認しましょう。

1. 冬に部屋が乾燥する理由とは?

冬になると湿度が下がる原因は、「空気が含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)が、温度によって変動する」という空気の性質にあります。空気は、温度が高いと多くの水蒸気を含むことができますが、温度が低くなるとその水蒸気量も少なくなるのです。

 

このような状態で室内で暖房器具を使うと、室内の水蒸気量は変わらないのに、温度が上がって空気が含むことのできる水蒸気量が増え、相対的に湿度が下がります。そのため、室内は乾燥した状態になってしまうのです。

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2. 冬に最適な室温は18~22℃、湿度は50~60%

そうなると室内の湿度の管理が非常に重要になってきますが、日比野先生によると「快適に過ごせる温度と湿度は、夏と冬では異なる」といいます。「たとえば気温が高い夏に湿度も高いと、ジメジメと不快に感じますよね。逆に気温が低い冬でも、湿度を上げてあげると実際の気温以上に体感温度は上がります」(日比野先生)。

 

ちなみに日比野先生がすすめる温湿度は、夏は気温が25~28℃で湿度が45~60%、冬は気温が18~22℃で湿度が55~60%。特に湿度に関しては、乾燥するとウイルスが活性化する観点からも、「年間で50~60%は常にキープしておくといいですね」。

↑体感温度をサーモグラフィーで計測した試験結果。同じ室温25℃でも、湿度30%(左)と60%(右)では、ここまで体感温度が違います
※【試験条件】HD-244を使用。ダイニチ工業恒温恒湿室約3.5畳。室内温度25℃、湿度30%と60%の比較。同社ホームページより

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3. 肌や粘膜のバリアで菌やウイルスの侵入をブロック!

乾燥すると喉が痛くなったり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなったりするなど、体調面で様々なトラブルが起こりやすくなりますが、実際に何が起こっているのでしょうか?

 

「乾燥すると肌や粘膜を覆っているバリア機能が弱くなるので、外部からの菌やウイルスの攻撃に弱くなります。たとえば鼻の粘膜の湿度が保たれていれば防げたはずのウイルスやアレルゲンの侵入を許してしまうことに。さらにドライアイやドライマウスを引き起こすこともありますね」(日比野先生)

 

一方で、冬はウイルスの活動にとっても好条件。「ウイルスは、低温かつ低湿度の環境下で活性化することがわかっています(※)。冬に風邪やインフルエンザが流行するのは、そのためです」(日比野先生)。つまり冬に病気を予防するためには、寒さ対策と同時に、加湿による湿度管理が重要になってくるというわけです。

※Hemmes,J.H. et.al. Nature. 1960;188:430-1.

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4. 新型コロナ対策は換気が重要! 換気と加湿を両立するには?

ところで最近は、新型コロナウイルス対策として、定期的な換気が推奨されています。目安としては「30分に1回以上、2方向の窓を数分間程度開ける」のがよいとされていますが、窓を開けるとせっかく加湿しているのに湿度が下がってしまいそうですよね。そこで日比野先生に、換気と加湿を両立するコツを聞きました。

 

「湿度が設定できる加湿器を使うといいですね。換気で多少湿度が下がっても、すぐに設定湿度まであげてくれるので、さほど心配はいりません」。特にパワフルなタイプであれば、短時間で湿度が回復するので、加湿能力も確認するといいでしょう。

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5. とはいえ、加湿しすぎは逆効果!

ここまで加湿の重要性を聞いてきましたが、「実は加湿しすぎもよくないんです」と日比野先生。湿度は65%までは健康面でメリットが多いものの、それを超えると今度はカビが発生し始めると言います。「カビが発生すると家具やカーテンが黒ずむだけでなく、カビ胞子を吸い込むことで、肺に深刻な病気を引き起こすこともあります」。

 

通常、冬に湿度が65%を超えることはあまりありませんが、加湿器を使い続けて過加湿状態になったり、水蒸気が空気の流れが悪いところに滞ったりする可能性も。加湿器を使う場合は、室内に湿度計を設置したり、設定湿度に達すると自動で加湿を一時停止する加湿器を使用したりして、過加湿にも注意したほうがよさそうです。

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6. では、部屋はどうやって加湿する?

では室内を加湿するにはどのような方法があるでしょうか? 簡単にできるものから、効果的に湿度が上げられるものまで、代表的な方法を6つ紹介します。

 

1. 部屋で湯を沸かす

やかんや鍋でお湯を沸かすことで発生する蒸気を部屋に放出する方法。短時間で湿度が上げられます。ただし蒸気量が多いため周囲が濡れたり、熱いお湯で火傷したり、さらには水分がなくなるまで放置して空焚きしてしまわないよう、注意しましょう。

 

2. 霧吹きでミストを空中散布する

霧吹きなどを使って空間にミストを噴霧する方法。一時的ですが、顔回りなどの空間を潤す効果が期待できます。精製水にアロマオイルなどを垂らし、香りを楽しめば一石二鳥。水は使用する都度入れ替え、清潔な水を散布するようにしましょう。

 

3. 部屋干しをする

洗濯物を部屋干しすると、乾く工程で水分が蒸発するので加湿効果が得られます。部屋干し臭や雑菌が空間に浮遊するのを防ぐために、洗濯時に部屋干し用洗剤を使うと安心。

 

4. バスルームを開放する

入浴後、バスルームの扉を開放しておけば、こもった蒸気が室内にも広がり加湿に。乾燥が気になる時は、バスタブのフタも開けておくと効果がさらにアップします。ただし、過加湿にならないよう、また小さな子どもがいる場合は事故につながらないよう注意しましょう。

 

5. 簡易加湿器を使う

ボトルやトレイに入れた水をフェルトなどの素材にジワジワと浸み込ませ、それが蒸発することで加湿効果が得られる加湿器。デスクなどに置いて顔回りを加湿したいときにおすすめ。最近は100円ショップでも入手できます。

 

6. 加湿器を使う

家電製品の加湿器。様々な方法で蒸気を作り出し、噴出します。他の方法に比べて加湿効果が高く、短時間で室内の湿度が上げられるのが特徴。機種によっては適切な湿度を管理することができます。

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7. 加湿器を使うならどう選ぶべきか?

ひと口に加湿器といっても、種類はさまざま。最近は加湿専用機のほか、加湿機能がついたエアコンや空気清浄機、さらには除湿機能までついた除加湿空気清浄機も登場しています。

 

これらの製品は、1台で使いたい機能を網羅してくれているため、部屋が狭かったり、何台も置く場所が確保しづらい日本の住宅事情にマッチしている半面、多機能がゆえに操作が難しかったり、本体が大きくなったり、お手入れの工程が複雑になったり。また、パワーが足りずに十分な加湿量を得られない場合もあります。一方で加湿専用機は、加湿に特化しているためパワフルで、お手入れも簡単に済ませられるタイプが多くなっています。

 

さらに加湿器には大きく分けて、「超音波式」「スチーム式」「気化式」「ハイブリッド式」と4つの加湿方式があります。

 

1. 超音波式

水に超音波振動を与え、発生したミストを送り出す。電気代は抑えられるが、水中の雑菌や水道水のカルキが室内に放出、付着する可能性も。

 

2. スチーム式

ヒーターで水を加熱し、蒸気を送り出す。やかんで湯を沸かすのと同じ方式で、加湿能力は高いが電気代が高く、熱い湯の扱いに注意が必要。

 

3. 気化式

フィルターに水を浸透させ、ファンで風を当てて蒸発させることで加湿する。雑菌が少なく電気代も抑えられるが、加湿は緩やか。

 

4. ハイブリッド式

複数の方式を組み合わせたもの。一例として「気化式×温風気化式」は、上記気化式をベースに、湿度が低いときは温風を当てて気化を早め、パワフルに加湿する。

 

それぞれの特徴を踏まえたうえで、使用シーンやライフスタイルに合ったものを選びましょう。

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8. 加湿器は、実は一年中活躍する家電だった!

さて加湿器というと、秋冬だけに活躍する季節家電だと思っている人も多いのではないでしょうか。ところが、日比野先生によると「加湿は一年中必要」なのだとか。

 

「美容と健康の視点からも加湿はとても重要で、美肌のためにも私は年間を通して50~60%は維持したほうがいいと考えています」。特に夏場は湿度が高いため、加湿の必要はないと思われがちですが、「エアコン冷房を使うと、思っている以上に空気が乾燥している場合もある」と日比野先生。エアコンの風に直接当たらないことは大前提に、夏でも湿度をチェックし、必要に応じて加湿器を使ったほうがいいそうで、加湿器はもはや一年中活躍する家電といっても過言ではないようです。

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9. 編集部おすすめの加湿器

上記を踏まえたうえで編集部がおすすめしたいのが、ダイニチのハイブリッド式。ダイニチといえば、石油ファンヒーターで知られていますが、実は加湿器でも国内販売で大きなシェアをもち、実績のあるブランドです。

 

ダイニチは国内生産にこだわり、製品の設計から組立、検査に至るまで、すべて新潟の工場で実施。加湿パワーはもちろん、静音性やお手入れのしやすさにも配慮するなど日本のユーザーに寄り添ったものづくりが評価され、2020年10月には、加湿器の累計生産台数が300万台を突破しています。


ダイニチ
LXシリーズ
HD-LX1020/HD-LX1220
オープン価格

 

↑ダイニチのLXシリーズには、トレイに使い捨ての「カンタン取替えトレイカバー」を搭載。加湿器を使ううえでネックとされるお手入れの手間が省けるようになりました

 

【Spec】
●加湿方式:ハイブリッド式(気化式×温風気化式)
●加湿量:960mL/h(型番HD-LX1020)、1200mL/h(HD-LX1220)
●搭載モード:ターボ、おやすみ快適、標準、静音、eco、のど・肌加湿
●入/切タイマー:2・4・6・8時間
●その他搭載機能:チャイルドロック、タンクWとって、広口タンク、Ag+抗菌アタッチメントEX、抗菌フラットトレイ、抗菌気化フィルター、抗菌エアフィルター、カンタン取替えトレイカバー
●運転音:13~34dB(ターボモード除く)

LXシリーズを詳しく知りたい方はコチラ

 

取材・文/田中真紀子

加湿器なのにカラー指定、調光、調色できる! いまなら3980円のハイブリッドなスマート家電

プラススタイルは、+Style家電「スマート加湿器(卓上)」を2020年10月1日より予約受け付け、10月8日に販売を開始します。なお10月1日~8日の期間、「スマート加湿器(卓上) 発売記念キャンペーン」として、本製品・セットを特別価格で提供します。

↑スマート加湿器(卓上)。サイズは約W136×D136×H149㎜m。加湿可能面積は15~20平方メートル

 

カラフルな光とアロマで部屋に彩りを与え、最長26時間加湿できる

「スマート加湿器(卓上)」は、間接照明としても利用できるシンプルデザインのスマート加湿器です。RGBのLEDを採用したことで、アプリ「+Style」で20色以上の好きなカラーを指定できるほか、無段階で調光・調色が可能なため、就寝時などに適した明るさ・色味に調整して使用できます。

 

加湿器としてはアロマオイルを使用できるほか、超音波式の加湿で水蒸気が熱くならず、タンク内の水がなくなったら自動でOFFになる機能も採用。稼働したまま外出しても問題なく使用できます。

↑アロマオイルも使用可能

 

卓上に置きやすい一辺が15cm未満のコンパクトサイズでありながら、400mlの大容量タンクを搭載。加湿能力は1時間あたり最高70mlで、最大11畳程度の部屋まで加湿できます。ミスト量を抑えた場合は最長で26時間の加湿能力を持ち、頻繁に給水する必要がありません。なおアプリでは、ミストのON/OFFや照明のON/OFF、カラーの変更が可能なほか、スケジュール設定によるミストの自動ON/OFFも可能です。なお、スマートフォンの位置情報サービスを活用したアプリ「+Style」のGPS連携機能を利用することで、帰宅したら部屋が自動加湿されるといった設定ができます。

↑アプリ「+Style」で様々な操作が可能

 

「スマート加湿器(卓上) 発売記念キャンペーン」では、10月1日~8日の期間に通常価格4980円(以下すべて税込)から1000円OFFとなる3980円で販売します。また、手ごろな価格でスマートホームを始められる「スマートホームはじめてセット」については、「リモコン連携パック」を通常価格から2000円OFFとなる7960円で提供。

このパックでは、スマートマルチリモコンに搭載されている湿度センサーを利用して「湿度が○%を下回ったから自動的に加湿器がON」といった設定が可能です。本キャンペーンを活用して、手軽にスマート加湿器のある生活を始めてみてはいかがでしょうか。

もっと夜にうるおいを! パワーとデザインで好評の加湿器が「おやすみ快適」機能を新搭載

ダイニチ工業は、ハイブリッド式加湿器のハイエンドモデル「LXシリーズ」の新製品2機種を発売しました。実売価格は、HD-LX1020(適用床面積:木造和室16畳/プレハブ洋室27畳)が4万480円、HD-LX1220(適用床面積:木造和室20畳/プレハブ洋室33畳)が4万3780円です。

↑LXシリーズ(写真はHD-LX1020)。カラバリはサンドホワイト(左)とモスグレー(右)

 

就寝中でも好みの湿度に設定できる「おやすみ快適」を新搭載

2019年に発売され、パワフルな加湿力と洗練されたデザインで好評を博したLXシリーズ。今年発売の新モデルでは、就寝時の使用を想定し、静かさを重視しながら加湿する新機能「おやすみ快適」を搭載。眠りにつくまでの1時間は静かさを優先して最小運転音で運転し、その後は好みの設定湿度に合わせた加湿運転でうるおいもキープします。

 

なお、従来の就寝時を想定したモード「おやすみ加湿」では、設定湿度を50%から変更できませんでしたが、新機能「おやすみ快適」では50%、60%、70%からお好みの湿度を設定できるとのこと。睡眠中に、より強いうるおいを求めるユーザーにとってはうれしい機能ですね。

↑「おやすみ加湿」のイメージ。表示部の明るさを抑えてくれるのもポイント

 

このほか、LXシリーズは、従来モデルから好評だった「カンタン取替えトレイカバー」を引き続き採用。「カンタン取替えトレイカバー」を抗菌フラットトレイの上にセットすることで、トレイ本体に水アカや汚れが付着するのを防ぎます。汚れたらカバーを取り替えて使うので、トレイを水洗いする手間が省けて清潔に保てます。

↑汚れたら取り替えて使える「カンタン取替えトレイカバー」

 

タンクの上だけでなく、下にもとってを取り付けた「タンクWとって」も採用。7.0L入る大容量のタンクは満水にすると約7.7kg の重さとなりますが、両手でしっかり持てるので給水作業を安定してラクに行えます。

↑両手でタンクが持てる「タンクWとって」

 

なお、先述の「カンタン取替えトレイカバー」は、同社の大容量モデル「HDシリーズパワフルモデル」(適用床面積:木造和室25畳~/プレハブ洋室42畳~)の新製品3機種(HD-154 実売価格5万6980円/HD-184 同6万2480円/HD-244 同7万1280円)にも新採用されました。こちらもぜひ注目してみてください。

↑新たに「カンタン取替えトレイカバー」を採用した「HDシリーズパワフルモデル」

 

もう使い捨てには戻れない…!? 半永久的に使える「コンパクト除湿機」の快感

梅雨や夏のジメジメした湿気は、住まいや衣類の大敵! カビが発生したり、ニオイの原因になることもあります。特にクローゼットやトイレ、下駄箱など、閉めきることが多い場所は、湿気の溜まり場になりやすいため、わが家でもふだんから使い捨てタイプの除湿剤を置いています。しかし、湿気を吸って水が満タンになったら新しいものに交換しなければならず、その手間とコストは意外とバカになりません。

 

さらに個人的には、使い捨てタイプの除湿剤は見た目が少々気になるところ。クローゼットや下駄箱なら奥に隠せば見えませんが、トイレでは目立たないよう便器の裏にこそっと置いています。そんななか、「半永久的に使える」という除湿機があると聞き、使ってみたところ、これが予想以上によかった! さっそくご紹介していきましょう。

↑今回使用したYoitas コンパクト除湿機

 

除湿剤のビーズが詰まったスリムな本体を設置して使用

↑シンプルでどこにでも置きやすいボトル型の除湿剤。振るとジャラジャラと音がするので、ボトル全体に除湿剤が入っているようです

 

今回使ったアイテムは「Yoitas コンパクト除湿機」(実売価格5980円)。空間専門ブランド「Yoitas」が手掛ける新製品です。本体の中に除湿剤となる二酸化ケイ素(シリカゲル)のビーズが入っており、電源不要でそのまま設置できます。スリムなのでクローゼットや下駄箱など、狭い場所に置きやすく、すっきりしたデザインも好印象。湿気がたまると、一般的な除湿剤なら交換が必要ですが、これは付属のドライスタンドにセットし、温風で乾燥させれば吸湿力が復活するので、半永久的に使える、というわけです。

 

湿気が溜まったかどうかは、ビーズの色を見れば分かります。乾燥状態では、キレイなオレンジ色をしていますが、これが濃い緑色に変われば水分がいっぱいになったサインだそう。

↑ビーズの色は天面から確認できます。このキレイなオレンジ色が本当に緑になるのか……?

 

クローゼットに設置したら1週間でビーズがどす黒い色に!

さっそくクローゼットに入れてみました。クローゼットや押し入れは湿気がこもりやすく、特に蒸し暑い時期などは、扉を開けた瞬間、モワっとした湿気と熱気が出てくるので、カビや臭いが発生するリスクも大! 湿気取りは欠かせません。

↑スリムなので、衣類の隙間に入れられます。実際には、湿気が特に溜まりやすいクローゼットの奥に押し込みました

 

放置すること一週間。ビーズの色はまだオレンジ色なのですが、少し黒ずんできたような……? ただ緑色にはほど遠く、まだまだ吸湿してくれそうです。しかしその後、蒸し暑い日が続いたこともあってか、設置から2週間経った頃に見てみると、ビーズがどす黒い色に!

↑こ、これは緑? 黒? 茶色? 少なくともオレンジ色から大きく変色したことは確かです。かなり湿気を吸ってくれているのを実感!

ドライスタンドで2時間、キレイなオレンジ色が戻った!

ちなみに吸湿量は1本あたり100mlだそうなので、コップ半分の水が溜まっている計算になります。そして、この水分を乾燥させてくれるのが、ドライスタンド。本体を差し込んで電源ボタンを押すと、乾燥が始まりました。

↑電源マークはありますが、タッチパネル式なので、そっと触るだけでOK

 

温風で乾燥しているので風の音がしますが、音の大きさはほとんど気にならないレベル。本体自体が30~40℃になるので、触ると温かく感じます。乾燥時間の目安は2時間で、2時間経過するとビーズは元のきれいなオレンジ色に! 運転も自動で停止しました。

↑乾燥後(左)と乾燥前(右)。比べてみると色が全然違います ※1本は別売の除湿ボトル(2980円)を使用

 

なお1回の乾燥にかかる時間は約1.5円。最初に本体一式(除湿ボトル1本+ドライスタンド)を購入する費用(5980円)はかかりますが、使い捨てのようにゴミが出ないのでエコであり、長い目で見ればコスト面でもオトクになりそうです。しかも別売の除湿ボトル(1本2980円)を買い足せば同時にいろいろな場所に使えるのも便利。

 

スリムでおしゃれなデザインなので、どの場所にも抵抗感なく置ける

今回は、別売の除湿ボトルを湿気が気になるトイレや下駄箱にも置いてみました。トイレでは2週間ほど置いておいたら、どす黒い色に。やはり湿気が溜まりやすいようです。下駄箱では、ボトルの背が高いので置き場所が限定されました。ブーツなどを入れる、高さのある棚に入れればOKです。

↑トイレに2週間ほど置いたらどす黒い色に!

 

↑下駄箱に置くときは高さを考慮して

 

いずれの場所も、除湿ボトルがスリムかつおしゃれなデザインなので、抵抗感なく置けるのが気に入りました。また使い捨てを使っていたときは買い替えが面倒で、湿気が溜まっても放置してしまっていたのですが(意味がない……)、これならスタンドに立てるだけで除湿力が復活。ビーズの色で湿気がたまった様子も、乾燥できた様子も確認でき、ちょっとした達成感も味わえます。

 

そんなわけでこれを使い始めたら、もう使い捨てには戻れません。キッチンのシンク下収納用、洗面台下収納用、洗濯機の隙間用……と買い足そうか検討中。スリムでおしゃれで半永久的に使えるコンパクト除湿機は、エコ意識が高い人にもぜひ使ってほしいアイテムです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

加湿器で「価格の次に求める意外なもの」って? シャープの「ニーズを汲んだモデル」が確かに使いやすそうだ

シャープが、2018年モデルの加湿器を発表しました。同社では、今回のモデルチェンジに際してユーザー調査を実施。ニーズを分析したところ、ユーザーが加湿器に求めているのは(購入時の1位が「価格」だったことを除けば)、加湿量や操作性、デザインなどより、「給水のしやすさ」のほうが大きいということがわかりました。特に高齢の女性ほど給水のしやすさを重視することが判明したといいます。

 

実は加湿パワーより「給水しやすさ」を重視するユーザーが多い

使用時の不満点でも、四割以上のユーザーが「給水が面倒」というを挙げました。加湿器を使わなくなったユーザーへの追跡調査では、28%が「給水が面倒だから」と回答。給水時に困っていることに焦点を絞った調査では、「タンクの持ち運び時の水漏れ」「水を入れたタンクが重い」「タンクの中を洗うのが手間」といった声が多く見られました。

↑シャープでは、加湿器は「給水のしやすさ」が購入するときも、購入したあとも評価の対象として大きなウエイトを占めると分析しました

 

そこで、ニューモデルでは、デザインを一新。加湿のための水をタンクの上から注ぐか、トレーを引き出して水場で汲んでくるか、好きなほうで給水できるようになっています。ラインナップは適用床面積21畳の「HV-H75」と適用床面積15畳の「HV-H55」の2モデルで、実売予想価格はそれぞれ2万7000円(税別)と2万3000円(税別)。発売はどちらも9月20日です。

↑新デザインの加湿器「HV-H55」

 

接地面積A4サイズのハイブリッド式コンパクトモデル

まずはHV-H75とHV-H55の概要を見ていきましょう。両者は加湿方式にハイブリッド式を採用。サイズや重量、カラーバリエーション(ホワイト系/ブルー系を用意)などの外観は2機種ともまったく同じです。接地面積を従来機種より約9%縮小して、ほぼA4サイズとし、インテリア性を高めたデザインも特徴。

 

HV-H75は1時間に750mLの加湿能力、HV-H55は同じく550mLの加湿能力を持っており、より広い部屋をより早く加湿したいという向きには、HV-H75がオススメとなります。

↑HV-H75とHV-H55のラインナップとカラーバリエーション。H75とH55の主な違いは加湿能力で、本体の寸法や重さは同じです

 

「上部から水を注ぐ」「取り出したトレーに直接注ぐ」の2通りから選べる

さて、先述した「給水しやすさを重視する」というニーズを踏まえ、今回のHV-H75とHV-H55に採用された機構が「どっちも給水」です。その特徴は、本体上部から水を注ぐ、本体からトレーを取り出して給水するという2通りから、ユーザーは好みの方法を選べるというもの。

↑タンクの上から水差しなどで注ぐことも、トレーを取り出して洗面台で水を入れることもどちらも可能

 

給水口は本体正面から見て、天面の右側に設けられています。上部がトレイになっていて水を注ぎやすい形状になっており、水差し、ヤカン、ペットボトルなど、自分の持ち運びやすい容器で給水可能。

↑ヤカンで注ぐ水には青の着色料を加えて見やすくしています

 

本体下部に格納されたトレイは、正面から見て右側から引き出します。半分まで引き出すと、トレイに付いている取っ手が使える状態に。トレイを持って水場まで行き、満水まで一度に給水したり、清掃などのお手入れをしたりすることが可能です。

↑トレイには取っ手が付いています

 

トレイは洗面台で蛇口の下に置きやすい箱型。手が入りやすく、突起も少ないので、お手入れしやすいのもうれしいところ。

↑トレイは洗面台で蛇口の下に入れやすいデザイン

 

水の残量は天面のパネルでひと目でわかる

タンクの水の残量は本体横から視認できるほか、天面の操作パネル部でもLEDでひと目で確認できます。操作パネルでは、電源のオン/オフ、運転モード変更、プラズマクラスターのオン/オフ、タイマー(6時間/2時間)設定などが可能。フィルターを乾燥してお手入れするフィルター乾燥ボタンも搭載しています。ちなみに、誤って吹出口から給水しても、すぐに故障するようなことはないそうです。ただ、シャープの担当者いわく、「水はできるだけ給水口から入れて欲しい」とのことでした。それは、そうでしょうね。

↑操作パネルがこちら。左側に吹出口があり、右側のスリットが給水口です

 

パーツが取り外して掃除でき、水の経路をタオルで拭ける

給水にばかり目が行きますが、お手入れのしやすさも新モデルがこだわったポイント。水と風の通り道となるほとんどのパーツが取り外して掃除でき、水の通り道にタオルを通して拭くこともできます。また、トレイ内に取り付けられる別売の「Ag+カートリッジ」(型番は「FZ-AG01K1」で、希望小売価格は900円)を用いることで、水のヌメリやニオイの原因を抑えます。少しでもきれいな水で加湿したい場合に利用したいところ。こちらの交換時期は年に約1回です。

↑本体はパーツをばらしたうえで、タオルなどで汚れを拭き取ることができます

 

冒頭で述べた通り、HV-H75とHV-H55の加湿方式はハイブリッド式です。ハイブリッド式は、本体内の濡れたフィルターに温風を当てることで、効率よく水分を気化させるため、室内を素早く加湿できます。

 

水をヒーターで加熱して水蒸気を作るスチーム式では、水蒸気が室内の下のほうに溜まりがちなのに対して、ハイブリッド式は水分をより細かく気化して飛ばすため、室内をまんべんなく加湿できるのもメリット。

 

部屋の隅に置いても、部屋中をきちんと加湿でき、いちいち腰を曲げて足元のトレイを取り外さなくても給水できるのは大きな魅力。トレイのお手入れタイミングだけ気を付ければ、使い勝手も良さそうです。

↑HV-H75/55の商品特長をまとめたパネル

 

キノコをリスペクトしたふとん乾燥機もブラッシュアップして登場

シャープでは、加湿器と同時にふとん乾燥機の新製品も「UD-BF1」発表しました。こちらは昨年発表された従来モデルをブラッシュアップしたもの。キノコが胞子を遠くへ飛ばす仕組みを応用し、温風がより広い範囲に届く「きのこアタッチメント」を採用しています。

↑ふとん乾燥機の新製品「UD-BF1」も同時にリリースしました

 

本機は、ヒーター性能や本体内部の構造を改良乾燥時間を従来比約17%短縮。本体の笠の部分の色が変更になったほか、従来機に比べてホースを10cm延長することで、高さのあるベッドでも使いやすくなりました。ふとんがホカホカになるので、寒くなる冬には重宝しそうですね。給水しやすくなった加湿器とともに、ぜひ注目してみてください。

↑ホースの先に付いた円盤状のものがきのこアタッチメント。ホースが長くなり、温風の吹出口がダブルベッドの中央にも届きやすくなっています

 

シャープ

加湿器 HV-H75

●実売予想価格:税抜2万7000円前後●発売日:9月20日●外形寸法/質量:W272×D220×H455mm/約5.2kg●加湿量:750mL/h(強)/200mL/(静音)●連続加湿時間:約5.3h(強)/約19h(静音)●タンク容量:約4.0L●加湿適用床面積(目安):木造和室12.5畳(21m²)/プレハブ洋室21畳(35m²)●プラズマクラスター適用床面積(目安):約12.5畳(約21m²)●電源コード長:約1.8m●本体色:プレミアムホワイト(W)/モイストブルー(A)

 

加湿器 HV-H55

●実売予想価格:税抜2万3000円前後●発売日:9月20日●外形寸法/質量:W272×D220×H455mm/約5.2kg●加湿量:550mL/h(強)/200mL/(静音)●連続加湿時間:約7.2h(強)/約19h(静音)●タンク容量:約4.0L●加湿適用床面積(目安):木造和室9畳(15m²)/プレハブ洋室15畳(25m²)●プラズマクラスター適用床面積(目安):約9畳(約15m²)●電源コード長:約1.8m●本体色:プレミアムホワイト(W)/モイストブルー(A)

 

ふとん乾燥機 UD-BF1

●実売予想価格:税抜2万2000円前後●発売日:9月20日●外形寸法/質量:W243×D243×H386mm/約4.0kg●プラズマクラスター適用床面積(目安):約6畳(約10m²)●安全装置:転倒時運転停止装置、湿度過昇防止サーモスタット●付属品:くつ乾燥アタッチメント

コストをかけずに「清潔感」を出す!! 「格安身だしなみ家電」の実力をプロがチェック

価格が安い、安すぎてちょっと心配になってしまうくらいの格安アイテムを、プロ・専門家が徹底的にチェック!今回のテーマは、ヘアードライヤーや電動歯ブラシ、衣類スチーマーなどの「身だしなみ家電」です。 独自機能やおすすめポイントなど、良いところも悪いところも含めて惜しみなくレビューをお伝えしていきます。

 

【○×判定した人】

家電ライター・平島憲一郎さん

調理家電から掃除機、美容・健康家電まで、生活家電記事全般を担当。検証企画も多数手掛けています。

 

その1

カセット式タンク採用で給水の煩わしさが激減したスチーマー

アイリスオーヤマ

衣類スチーマー KIRS-01

実売価格5518

ハンガーにかけたまま服のシワが伸ばせるスチーマー。水タンクが着脱式で給排水が簡単です。スチームは連続約5分半使えるほか、本体底面のかけ面でアイロンがけもでき、頑固なシワもしっかり伸ばせます。

SPEC●消費電力:950W ●注水量:約60mℓ ●立ち上がり時間:35秒 ●連続スチーム時間:約5分30秒 ●アイロンかけ面温度:中温(約160℃) ●コード長:約2.5m ●サイズ/質量:W70×H130×D165㎜/約790g

 

【Check!】

機能性:○

かけ面付きで簡易アイロン可

「『かけ面』があり、付属のミトンを使ってハンガーにかけたままプレスすることも可能。ただ、面積は小さくあくまで簡易的です」(平島さん)

 

給・排水:○

カセット式で給・排水が簡単

「給水タンクが取り外せ、水道からの給水が簡単。使用後もタンクだけ外して残った水を捨てられ、タンク内を清潔に保てます」(平島さん)

 

操作性:×

ボタンを押したまま長時間使うと疲れる

「親指でボタンを押し続ける方式なので、長時間のスチームはやや疲れます。本体が少し重いのも、長く使うと負担になるかも」(平島さん)

 

総評

「タンクが着脱式なのは、給水が簡単なうえ本体に水もかからず、実はポイントが高い。スチームが均一に出るなど、基本性能もしっかりしています」(平島さん)

 

 

その2

4枚刃やコーム付きトリマー刃など価格帯以上のハイスペック機

IZUMI

A-DRIVE IZF-V757

実売価格4690

広い接触面で肌にやさしくシェービングできる4枚刃モデル。トリマー刃に高さ3段調節可能なコームを搭載し、ヒゲを好みの長さに調整できます。米国国防総省の調達基準「MIL-SPEC」準拠で風呂剃り可。

SPEC●刃枚数:4枚刃 ●内刃駆動方式:往復式 ●電源:充電・交流式 ●充電時間:約2時間 ●使用可能時間:約28日(1日1回3分使用) ●耐久性:MIL-SPEC準拠 高防水設計 ●サイズ/質量:W61×H156×D45㎜/約184g

↑MIL-SPEC準拠で水深1.5mに30分浸けてもOK。耐振動・耐衝撃性もあり、過酷な使用に耐えます。タフなデザインも◎

 

【Check!】

剃り味:○

4枚刃で爽快に深剃り

「4枚刃により、広い接触面積で肌への圧力を分散。ややヒリつきは残りましたが、肌に押し付けることなく深剃りができました」(平島さん)

 

機能性:○

コーム付きトリマー刃を搭載

「トリマー刃のグルーミングコームは高さを2/4/6㎜に3段調節。操作性は専用機に劣りますが、ヒゲやモミアゲを手入れできます」(平島さん)

 

使いやすさ:×

トリマーのコームが鼻に当たる

「鼻の下を剃る際に、トリマー刃のコーム部分が鼻に当たる。本体の表裏を返せば剃れますが、いちいち持ち変えるのはやや面倒」(平島さん)

 

総評

「この価格で4枚刃の快適なシェービングを体感できるのは魅力。肌が特別に弱い人でなければ、十分オススメできる深剃り性能です」(平島さん)

 

 

その3

パワフルな風と速乾ノズルでスピーディにヘアドライ!

パナソニック

ヘアードライヤー イオニティ EH-NE59

実売価格3230

1.9㎥/分の大風量で、髪を素早く乾かす軽量ドライヤー。「速乾ノズル」が生み出す強風と弱風が濡れた毛束をほぐし、髪を効率よくドライします。マイナスイオンが髪の表面をコートし、艶やかな仕上がりに。

SPEC●消費電力:1200W(ターボ時) ●温風温度:約85℃(ターボ時)/約105℃(ドライ時) ●風量:1.9㎥/分 ●コード長:約1.7m ●サイズ/質量:W208×H215×D89㎜/約475g

↑「速乾ノズル」はノズル中央から縦型の強風、外側から弱風を放出。これにより髪の内部まで風が届き、髪を短時間で乾かせます

 

【Check!】

風量:○

パワフルな風と軽量設計で快適に乾かせる

「1.9㎥/分のパワフルな風でスピーディに髪を乾かせます。約475gと軽く、機能もシンプルなので片手で操作できて快適です」(平島さん)

 

トレンド機能:○

マイナスイオン機能を装備

「マイナスイオン機能で髪のツヤがアップ。温風とマイナスイオンの吹出口を分け、マイナスイオンが含む水分を熱から守ります」(平島さん)

 

温度切替え:△

温度がもの足りないかも

「ターボモードにし続けると、やや温度が低くなる印象。一定の高温を保って乾かしたい場合は、ドライモードがオススメです」(平島さん)

 

総評

「マイナスイオンなどのトレンドも押さえてこの価格なので、人気なのも納得です。消耗品と捉えるなら高級モデルよりコレ、という選択もあり」(平島さん)

 

 

その4

わずか2分で手磨きの約2倍歯垢除去する電動歯ブラシの入門機

ブラウン

オーラルB すみずみクリーン やわらか

実売価格2980

丸型ブラシが特徴の電動歯ブラシ「ブラウン オーラルB」の入門モデル。毎分約7600回の左右反転運動により、2分間で手磨きの約2倍の歯垢除去力を実現します。付属の「やわらか極細毛ブラシ」は、0.01㎜の毛先で歯茎にもやさしいです。

SPEC●駆動方式:回転式(左右反転式) ●回転数:約7600回/分 ●電源方式:充電式●充電時間:約16時間 ●使用可能時間:約5日(1日2回、各2分間使用した場合) ●サイズ/質量:W31×H220×D31㎜/115g

↑極細毛と通常ブラシの毛を組み合わせた「やわらか極細毛ブラシ」。「マルチアクションブラシ」など、ほかのブラシも本機に装着して使えます

 

【Check!】

操作性:○

丸型ブラシで効率よく歯垢除去

「歯科クリーニング器具に発想を得た独自の丸型ブラシを採用。毛先を歯の表面に軽く当てるだけで、効率よく歯垢が取れます」(平島さん)

 

歯垢除去力:○

歯と歯のあいだもアプローチ

「毎分約7600回の高速反転運動で、奥歯や歯茎のキワの汚れも逃さず除去。ブラシを押し付けず、やさしく歯に当てるように磨くのがコツ」(平島さん)

 

メンテナンス性:×

充電器に水が溜まりやすい

「充電器に溝があり、洗面所に置くと水が溜まりやすく、水汚れが心配。水まわりで充電するときは、こまめに水分を拭く必要あり」(平島さん)

 

総評

「オーラルBシリーズはブラシ回転数などスペックの差はあれ、基本技術はほぼ同じ。これを使って気に入ったら、より上位のモデルを使うのもオススメ」(平島さん)

 

 

監修/戸井田園子