狭い部屋でも“おこもりスペース”は作れる!動画視聴や趣味に集中できる空間の作り方をインテリアのプロが解説

「趣味に集中できる場所がほしい」「ネトフリやアマプラを思い切り楽しみたい」――そんな何かに没頭できる空間作りに欠かせないのが“おこもり感”です。実は、限られた空間や狭いお部屋にも、少しの工夫でひとり時間を心地よく満喫できるスペースを作ることはできるのです。

 

今回はインテリアコーディネーターの松本智子さんに、簡単に実践できる“おこもりスペース”の作り方を教えていただきました。

 

 

映画やドラマに没入できる!
“おこもりスペース”の魅力

 

コロナ禍をきっかけに動画配信サービスの利用者が急増しています。「Netflix」や「Amazon Prime」など、さまざまなサービスが充実している今、自宅で映画やドラマを観る時間が日々の楽しみになっているという人も多いでしょう。

 

スマホやタブレットで手軽に楽しめるのが、動画配信サービスのいいところ。しかし視聴中に、「なんだか落ち着かない」「もっと集中して楽しみたい」と感じたことはありませんか? 家族の目や物音が気になったり、リラックスできる環境が整っていなかったりと、没入感を妨げる要因はさまざまです。

 

そんなときにおすすめしたいのが、おこもり感を意識した空間、いわゆる“おこもりスペース”を作ることです。部屋の一角にちょっとしたスペースを作ることで、周囲の環境を気にすることなく、映画やドラマの世界に入り込むことができます。

 

「おこもりスペースは、自分だけのプライベート空間。動画鑑賞はもちろん、読書をしたりボディケアをしたりといった、自分だけの時間を過ごすときに使うのもよいでしょう。また、プライベートだけでなく、仕事で集中したいときにもおすすめです。
周りを気にすることなく、やりたいことに集中できるスペースを作れば、お部屋で過ごすときのリラックス感が高まりますよ」(インテリアコーディネーター・松本智子さん、以下同)

 

狭い部屋でも大丈夫!
“おこもりスペース”作りの基本

 

自分だけの“おこもりスペース”でリラックスした時間を過ごすのは、ちょっとした贅沢であり、日常を豊かにするための工夫のひとつでもあります。しかし、限られたスペースのなかで、どうすればそのような特別な空間を作れるのでしょうか?

 

実は、少しの工夫でワンルームや1Kのような狭い部屋にも、理想のおこもりスペースを実現することができます。松本さんに、スペース作りの3つのポイントを教えていただきました。

 

1.部屋の「ゾーニング」をする

おこもりスペースを作るうえで、まず大事なのが「ゾーニング」。ゾーニングとは「区分する」という意味で、インテリアの世界では部屋の用途に応じてエリアを分ける際に用いられます。

 

「まずはシーンごとにお部屋のエリアを分けてみましょう。特にワンルームや1Kのような一人暮らし向けのお部屋では、食事や仕事をするスペースと、リラックスするためのスペースが混在していることがよくあります。大まかにでもエリアを分ければ、お部屋全体にメリハリが生まれ、スペースごとに気持ちを切り替えやすくなります」

 

2.寝転がれるくらいのスペースを確保する

ゾーニングで部屋全体の配置を見直したら、次はスペースの確保です。おこもりスペースを設ける際は、ベッドに近いリラックスエリアを選ぶのがおすすめです。

 

「おこもり感は、ベッドとは別に畳1畳程度の広さを用意すれば十分に生み出せます。畳1畳ぶんのスペースなら、座ったり寝転がったりしてくつろげますから」

 

3.周りに目隠しとなるものを設置する

“おこもり感”を出すには、空間を区切る工夫も大切です。ただし、背が高い家具や個室のように完全に区切るレイアウトを取り入れると、お部屋に圧迫感を与えてしまう場合があります。そうならないためには、空間を適度に分けるようにしましょう。

 

「部屋の一角をカーテンやパーテーションで仕切ったり、本棚など1mくらいの高さの家具で囲ったりして、半個室のような空間を作るのがおすすめです。視覚的に囲まれているという感覚が得られ、安心感のある空間になりますよ。また、ソファを置く場合には、天井から天蓋のように布を垂らしてみるのも、ひとつのアイデアです」

 

カーテンやパーテーション以外にも、観葉植物を活用するという方法もあるそう。少し大きめの観葉植物を配置すれば、視線をさりげなく遮りながら、空間に自然ならではの温かみや彩りをプラスすることができます。

 


LIBGRAPHY「TRANQORD吸音パーテーション」(160cm 8枚セット)
9万2400円(税込)

吸音素材のパーテーションを使うことで、周囲の音や動画の音量を和らげながら集中しやすい空間を作ることができます。本品のパネルは、柔らかいクッション素材で作られており、軽量なので設置も簡単。カラーやサイズ、枚数を自由に組み合わせることで、自分だけの快適な空間をデザインすることができます。

 

空間をより心地よくするには
何を置くといい?

スペースを確保したら、次はリラックスできるように環境を整えましょう。ここでは、心地よく過ごせる空間を作るために押さえておきたいポイントを、具体的な方法とともにご紹介します。

 

・暖かみのある間接照明を取り入れる

 

間接照明のやさしい光があると、リラックス感がぐっと高まります。間接照明を取り入れる際は、『電球色』と呼ばれるオレンジがかった暖かみのある色の電球を選べば、空間をさらに心地よく演出できます。

 

「おこもりスペースやその近くにテレビを置いて動画鑑賞をする場合は、テレビの裏側に間接照明を設置するといいでしょう。特にシアタールームのようにお部屋を暗くすると、テレビ画面の明るさと壁の暗さとのコントラストが強くなり、目が疲れてしまうことも。
そんなときに間接照明を使えば、コントラストを和らげることができます。また目に優しいだけでなく、インテリア性も高まり、空間全体がより洗練された雰囲気に」

 

・座り心地と移動のしやすさを考えてアイテムを選ぶ

快適に過ごすためには、座り心地を高める工夫も欠かせません。ふかふかのクッションやラグマットを取り入れると、床に座ってもリラックスして過ごすことができます。特にラグは、スペース内に収まりやすい「60cm×90cm」程度の小さなサイズを選ぶと、バランスがよくなりますよ。

 

「動画鑑賞のお供に、お菓子やドリンクを置ける小ぶりのサイドテーブルやトレイがあると便利です。場所を取らないので狭いスペースでも使いやすいですし、動画を観ているときに手が届く位置に置けばリラックスしながら楽しめます」

 

また、持ち込むアイテムを選ぶときのポイントは、“移動させやすいもの”を選ぶことだそう。

 

「模様替えのときに手間がかからないよう、スペースのなかに持ち込むものは、軽くて簡単に動かせるアイテムを選ぶとよいでしょう」

 

・「香り」で癒しの空間を演出

 

おこもりスペースをさらにリラックスできる空間にするなら、香りを取り入れるのもおすすめです。

 

「アロマディフューザーやルームフレグランスなど、好きな香りをおこもりスペースに取り入れると、香りによる癒し効果が得られます。香り付きのキャンドルは、間接照明としても活躍するアイテム。柔らかな暖かみのある光が加わることで、リラックス感が一層高まり、穏やかなひとときを過ごせるはずです」

 

・季節に合わせたアイテムを取り入れる

通年同じインテリアにするのではなく、季節に合わせたアイテムを取り入れると、一年を通して快適で居心地のよい空間を楽しむことができます。

 

「冬は毛足が長い厚手のラグマットを敷いたり、電気毛布やホットカーペットを取り入れたりすると、足元の冷えを防ぎながら、温かみのある空間が作れます。
一方、夏には、涼しさを感じられるアイテムを取り入れるのがおすすめです。麻や竹などの自然素材を取り入れると、視覚的にも涼しげで爽やかな雰囲気を作り出せます」

 

Francfranc「ヒーター付き2WAY パーソナルカーペット」
1万3800円(税込)
冬の時期におすすめなのが、身体をすっぽりと包み込める、1人用のミニカーペット。床に座ってくつろぎたいときや、椅子に座ったときに足先を温めるのにもぴったりです。色はさまざまなテイストのインテリアに合わせやすい、ピンクとグレーの2色展開。

 

リラックス空間を格上げする
アイテム選びの「ひと手間」

最後に、松本さんに“おこもりスペース”を作るためのアドバイスをうかがいました。

 

「働く世代の方は、忙しい日常のなかでネットショッピングを利用する機会が多いと思います。ただ、家具やインテリアアイテムを選ぶ際は、ぜひ実店舗に足を運び、素材の雰囲気や触り心地を確かめて、自分にぴったりのものを選んでいただきたいです。

 

たとえば、ラグをPCやスマホの画面でデザインだけを見て注文したとします。この場合、実際に届いてみたら生地が薄くて肌触りがイマイチ、毛が抜けやすくて服についてしまった、といったことになる可能性があります。それでは、せっかくのリラックス空間が台なしに。
クッションカバーやラグなど、肌に直接触れるアイテムは特に質感や肌触りが重要です。それらが心地よいものであれば、スペース全体の快適さが格段に上がるでしょう。忙しいなかでも、ぜひ一度お店で実物を確認し、自分にとって本当に心地よいアイテムを選ぶ時間を持ってみてください。」

 

 

Profile


インテリアコーディネーター / 松本智子

住宅メーカーのインテリコーディネーターを務めながら、整理収納アドバイザーとしても活動中。「空間・時間・精神的な余裕を生む」ことに気づき、「家をくつろぎの場、お気に入りの場に」を信条に、多くの人のQOLを上げるサポートをしている。
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最新「モバイルプロジェクター」プロ厳選の8モデルで狭小住宅の壁や天井をスクリーンに!

さまざまな動画配信サービスが普及し、スマホでもコンテンツを手軽に楽しめるようになりました。映像を手の中で手軽に見るのもいいけれど、やはり大画面で迫力の映像を楽しみたい、でも賃貸マンションなど間取りが狭くて大きなテレビは置けない……そんなニーズに応えられそうなのが、自宅の壁や天井さえもスクリーンとして活用できる最新の「モバイルプロジェクター」です。寝室や書斎などの小スペースでも使えるだけでなく、キャンプなど屋外にも持ち出して楽しめるバッテリー内蔵型も。

 

今回は、オーディオやスマート家電に詳しいジャーナリストでライターの山本敦さんに話題のモバイルプロジェクターについて教えていただきました。

 

自宅の壁や天井がスクリーンになる手軽さが魅力

↑写真提供=Nextorage

 

これまでのプロジェクターは、ビジネスシーンで利用するものや高級家電のイメージが強く、なかなか家庭で楽しめるものではありませんでした。それが、ここ5年ほどでプロジェクターの概念は大きく進化したそう。山本さんに、モバイルプロジェクターが人気になった背景を伺いました。

 

「ひと昔前までは、会議で使うデータプロジェクターとホームシアター用のホームプロジェクターが主流でした。またプロジェクターを使うためには『スクリーン』とセットで使われていましたが、壁や天井などにも映し出せるプロジェクターが登場し、誰もが手軽に楽しめるようになりました。
また画質(解像度)の向上、光源としてのLEDの普及に伴う本体の小型・軽量化などプロジェクター自体の技術が急速に進化。さらにAndroid TVに代表されるOS・アプリの普及や配信サービスの多様化も相まって、モバイルプロジェクターの人気が広まったと言えるでしょう」(ジャーナリスト・山本敦さん、以下同)

 

小型・軽量化が進み、映像や音にこだわる人たちがホームシアターシステムで楽しむものから、一般家庭でも広く楽しめる家電に進化したプロジェクター。最近では、お部屋の中だけでなく、屋外でも利用されるようになったそうです。

 

屋内に加えアウトドアでの使用も人気に

↑写真提供=BenQ

 

動画コンテンツを手軽に楽しめるモバイルプロジェクターですが、屋内外でどのような活用をされているのでしょうか?

 

「モバイルプロジェクターは設置が簡単なので、場所を選ばず使えるのが大きなメリットです。室内の移動だけでなく、旅行先や職場、友人宅でゲームや動画を楽しむ際に持っていくのもおすすめ。また動画だけでなく静止画も投影できるので、アートや時計などのデジタルインテリアとして楽しむのもいいですよね。
モバイルプロジェクターの多くは、コンセントに接続して使用します。スピーカー内蔵モデルが主流で、接続方法やデザインも多種多様になってきました。最近は、バッテリー内蔵のモバイルプロジェクターをキャンプなど屋外で活用する人も増えているようです。自分の生活スタイルにあったモバイルプロジェクターを選ぶのがいいでしょう」

 

選ぶ際のチェックポイントと注意点は?

さまざまな活用ができるモバイルプロジェクターですが、購入する際はいったいどこに注目すればいいのでしょうか? 価格や見た目のデザインだけで選び、理想の使い方ができなかった……ということがないよう、以下の5点を押さえておきましょう。

 

1.明るさと解像度

「明るさはルーメン、解像度はピクセルで判断します。数値が高いほど明るく、高解像度な映像を楽しめます。薄暗い室内で映像を楽しむなら、100ルーメン程度でもOK。キャンプなどで使う場合、十分に暗い屋外で使う場合は100ルーメン前後で大丈夫ですが、明るい屋外ではもっと明るさが欲しいところです。
解像度は、10万円以下のモバイルプロジェクターを選ぶ場合はフルHD(1920×1080ピクセル)程度あるといいですが、VGA画質(640×480ピクセル)以下になると粗っぽさが目立ってくるので、購入前に明るさと解像度を確認してください」

 

2.接続方法

「せっかく買ったのに、YouTubeやNetflixが見られなかった……ということも。Android TVなどスマートOSが搭載されていれば、プロジェクター単体でアプリをインストールすれば手軽に映像を楽しめます。また、HDMI端子などの有線接続、Bluetooth・Wi-Fi接続などどのような接続方法が可能か、事前確認はマスト。スマホから映像を投影するだけ(ミラーリング)のモデルもあるため、自分の目的にあったモバイルプロジェクターを選ぶのが大切です」

 

3.角度調整・補正機能

「寝室や子供部屋などプロジェクターを置くスペースが少ない場所でも、角度調整や台形補正機能がついていると安心。メーカーの商品サイトでは、搭載されている機能がしっかり記載されているので、購入前に確認しておきましょう」

 

4.音響システム

「スピーカー内蔵モデルが主流ですが、Bluetoothオーディオや有線イヤホン・ヘッドホンが接続できるかも確認しておきましょう。また自宅のスピーカーと有線、または無線で接続できるかもチェックしておくのがおすすめです」

 

5.店頭で見比べる

「通販サイトですぐに購入できる時代ですが、長く使うためにも可能な限りプロジェクターの映像を視聴してから購入してほしいですね。テレビやモニターと同じように人によって好みの画質はあるので、実店舗で見比べてみるのが良いでしょう」

 

おすすめの最新「モバイルプロジェクター」8選

ここからは、山本さんに厳選いただいた8つのモバイルプロジェクターを紹介します。

 

1.デザイン性が高くインテリアに溶け込む「Aladdin Vase」

Aladdin X「Aladdin Vase」
6万9800円(税込)

「花瓶のようなデザインで、一見プロジェクターと感じさせませんよね。見た目だけでなく機能も充実しており、最大100インチと大画面での映像を楽しめます。別売りのアダプター『Aladdin Connector』を使用することで家庭用ゲーム機やPC、Fire TV Stickとも接続でき、使いやすさも魅力ですね」

 

↑プロジェクターとしてだけでなく、“デジタルインテリア”にも。壁時計、ヒーリングライト、美風景など、数十種類のアプリを標準搭載しており、部屋にアクセントを生み出します

 

・バッテリー:なし(USB-C接続)
・明るさ:200ANSIルーメン
・解像度:1280×720ピクセル
・重さ:約650g
・搭載OS:Android 9.0(Aladdin独自のアプリを搭載)
・スピーカー:内蔵
・外部出力:USB-C(電源)/別売りの「Aladdin Connector」使用で動画配信サービスの利用が可能
・ピント調整:自動
・台形補正機能:あり(垂直・水平±30°)

 

2.270度treVolo スピーカー付で、天井シアターも楽しめる「GV11」

BenQ「GV11」
4万9800円(税込)

「コロンとした丸いフォルムが特徴的なGV11は、本体をくるっと回して天井にも映像を投影できます。低音が美しい270度方向のサウンドシステムにより、大迫力な映像と音を楽しめるのがポイント。またAndroid TVが内蔵されているのと、HDMI端子からお手持ちのFire TV Stickを接続できるため、1台でさまざまな動画配信サービスを楽しめます。持ち運びに便利なキャリングケース付きなので、旅行先にも気軽に持っていくことができるでしょう」

 

↑タイヤを回すように本体を回転させられるので、上方向にもレンズを簡単に向けられ、天井に映像を投影できます

 

・バッテリー:内蔵(動画は約2.4時間)
・明るさ:200ルーメン
・解像度:854×480ピクセル
・重さ:約970g
・搭載OS:Android TV(※Netflixのアプリはインストールできません。)
・スピーカー:内蔵
・外部出力:HDMI/USB-A/イヤホンジャック/電源(充電)
・ピント調整:手動
・台形補正機能:あり

 

3.バッテリー内蔵で屋外でも利用可能な「Nebula Capsule II」

Nebula by Anker「Capsule II」
6万9900円(税込)

「今、一番人気のモバイルプロジェクターと言ってもいいほど幅広い世代に支持されているモデルです。Wi-FiにつなぐだけでYouTubeなどを視聴できるAndroid TVを搭載したモバイルプロジェクターの代名詞的モデルで、これ1台でさまざまなコンテンツを楽しめます。バッテリーが内蔵されているので、動画であれば約2.5時間(Wi-Fi利用時)、音楽であれば約10時間の連続再生が可能。キャンプなどアウトドアでの利用にもおすすめです」

 

 

・バッテリー:内蔵(動画は約2.5時間)
・明るさ:200ANSIルーメン
・解像度:1280×720ピクセル
・重さ:約740g
・搭載OS:Android TV(Netflix閲覧には専用アプリが必要)
・スピーカー:あり
・外部出力:HDMI/USB-A/イヤホンジャック/USB-C(電源)
・ピント調整:自動
・台形補正機能:あり(垂直のみ)

 

4.画質にこだわりたい人にぴったりな「MoGo 2」

XGIMI「MoGo 2」
5万9800円(税込)

「MoGo2のメーカーXGIMIは、毎年のように新製品を販売しています。最新技術が詰まったモバイルプロジェクターを使いたい方におすすめです。最新モデルのMoGo2は、画質が安定しているので、屋内でも屋外でも、場所を問わず美しい映像を楽しめます。ピント調整や自動台形補正に加え、部屋のポスターや植物などを自動で回避する機能もあり、スマートなプロジェクターライフを堪能できるでしょう」

 

 

・バッテリー:なし(有線接続もしくは65W以上のモバイルバッテリー対応)
・明るさ:400ルーメン
・解像度:1280×720ピクセル
・重さ:約1.1kg
・搭載OS:Android TV
・スピーカー:内蔵
・外部出力:HDMI/USB-A/イヤホンジャック/USB-C(電源)
・ピント調整:自動
・台形補正機能:あり(垂直・水平±40°)

 

5.初めてのモバイルプロジェクターにおすすめ「Mi Smart Projector 2」

Xiaomi(シャオミ)「Mi Smart Projector 2」
8万9800円(税込)

「Android TVが搭載されており、Netflixも閲覧可能。これ1台でほとんどの配信動画サービスを楽しめます。価格も平均的で、初めてのモバイルプロジェクターにおすすめ。基本的には壁に映して使うものですが、歪み補正もついているので、どんな場所に置いても鮮明な映像を映し出してくれます」

 

↑こちらも台形補正機能を搭載。本体を真正面に設置できなくても最適な縦横比で投影できる

 

・バッテリー:なし(有線接続)
・明るさ:500ルーメン
・解像度:1920×1080ピクセル
・重さ:約1.3kg
・搭載OS:Android TV
・スピーカー:内蔵
・外部出力:HDMI/USB-A/イヤホンジャック/電源
・ピント調整:自動
・台形補正機能:あり

 

6.カードサイズで持ち運びに優れた「NMP-NX1」

Nextorage「NMP-NX1(ブラック・シルバー)」
3万6800円(税込)

「重さが約155gと持ち運びに優れたコンパクトサイズのベッドルーム専用プロジェクター。スピーカーは内蔵されていませんが、外部スピーカーやイヤホンと接続すればOK。お手頃な価格でモバイルプロジェクターを始めたい人にもおすすめできます。PCやゲーム機など好きな端末とHDMIを繋ぐだけで壁や天井に映し出せるため、幅広い使い方が可能です」

 

↑ポータブルの外付けHDDのような見た目で、ガジェットにも違和感なく溶け込むコンパクトサイズ

 

・バッテリー:なし(USB-C接続)
・明るさ:105ANSIルーメン
・解像度:854×480ピクセル
・重さ:約155g
・搭載OS:なし
・スピーカー:なし
・外部出力:HDMI/USB-A(電源供給用)/イヤホンジャック/USB-C(電源)
・ピント調整:あり
・台形補正機能:あり(垂直・水平±40°)

 

7.映画館のような映像を自宅で楽しみたいなら「N1」

JMGO「N1」
13万8160円(税込)

「3色レーザー光源を搭載。これにより明暗のコントラストが自然に表現され、映画館のような美しい映像を楽しめます。上下127度に首振りができるので、天井投影もラクラク。オートフォーカス、シームレス自動台形補正機能によって、好きな場所にパッと投影できます。Android TVも搭載されているため、長くいいものを使いたい本格志向の方にもおすすめです」

 

↑映画館にも採用されるという最新技術 3色(RGB)レーザーを搭載するうえ、800CVIAルーメンの高輝度を発揮

 

・バッテリー:なし(有線)
・明るさ:800CVIAルーメン
・解像度:1920×1080ピクセル
・重さ:約2kg
・搭載OS:Android TV
・スピーカー:あり
・外部出力:HDMI/USB-A/イヤホンジャック/電源
・ピント調整:自動
・台形補正機能:あり(垂直・水平±45°)

 

8.ワンランク上の映像美と音響システムを堪能したいなら「EF-12」

エプソン「EF-12」
オープン価格(実勢価格13万7500円・税込)

メーカーは “モバイル” プロジェクターに位置付けていないものの、部屋のなかで好きな場所に置いて迫力の映像と音を楽しめる本格派。「画質が抜群に優れているのはエプソンでしょう。コントラスト比、映像のメリハリが美しく、壁に投影しているのにテレビをみているような鮮やかさを実感できます。ワンランク上のプロジェクターを楽しみたい方におすすめです。ヤマハ製の高性能スピーカーも搭載されているので、迫力ある映像と音響を堪能できます」

 

↑音響メーカー、ヤマハ製の2.0ch高音質スピーカーを搭載。立体的な音場をつくり出します

 

・バッテリー:なし(有線)
・明るさ:1000ルーメン
・解像度:1920×1080ピクセル
・重さ:約2.1kg
・搭載OS:Android TV
・スピーカー:あり
・外部出力:HDMI(2カ所)/USB-A/USB-B/イヤホンジャック/電源
・ピント調整:自動
・台形補正機能:あり(垂直±34°、水平±40°)

話題のモバイルプロジェクターは、自分がどのようなシチュエーションで使いたいかに合わせて選ぶのがおすすめです。またテレビのように画質が好みに合うプロジェクターを選びましょう。口コミや価格だけでなく、機能や使用感も含めて、自分にぴったりなモバイルプロジェクターを見つけてください。

 

プロフィール

ジャーナリスト・ライター / 山本 敦

オーディオ・ビジュアル誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を徹底探求。海外の展示会取材やメーカー開発者へのインタビューなども数多くこなす。

J・J・エイブラムス製作「クローバーフィールド・パラドックス」本編映像解禁

J・J・エイブラムスがプロデューサーを務めるNetflixオリジナル映画「クローバーフィールド・パラドックス」の場面写真と本編映像が解禁された。

 

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「クローバーフィールド・パラドックス」はJ・J・エイブラムスと彼の製作会社バッド・ロボット・プロダクションによる「クローバーフィールド」シリーズの最新作。監督はジュリアス・オナが務め、出演にはダニエル・ブリュール、ロジャー・デイヴィス、エリザベス・デビッキ、アクセル・ヘニー、ググ・ンバータ=ロー、クリス・オダウド、ジョン・オーティス、デヴィッド・オイェロウォ、チャン・ツィイーと豪華俳優陣が集結している。

 

舞台はそう遠くない未来。世界中から集められた宇宙飛行士たちが、地球の深刻なエネルギー危機を解決するため、宇宙ステーションで実験を行っていた。しかしある事故により、その任務は予想外の事態に陥る。宇宙に放り出された飛行士たちの運命は…。

 

公開された場面写真と本編映像には、地球のエネルギー問題を解決するために開発された粒子加速器で実験を行う科学者たちの姿が映し出される。加速器に人類の未来を託し、カウントダウンとともに慎重にスイッチを点火する科学者たち。加速器のパワーは順調に上がり、実験成功と思いきや、次の瞬間加速器が暴走。科学者たちの努力も空しく、宇宙ステーションは大混乱に陥る…。

 

J・J・エイブラムスは、本作の制作に関して「シリーズで一番気に入っているのは、毎回違う監督、違う視点で描けてるところだね。一作目の映画は、モンスター映画という位置づけだったよね。二作目は部屋の中で繰り広げられる緊迫したスリラーだった。このシリーズはさまざまなジャンルで機能するので、監督に表現の自由を与えることができるんだ」と語っている。

 

 

 

 

Netflixオリジナル映画「クローバーフィールド・パラドックス」
全世界同時ストリーミング

Netflix:https://www.netflix.com/jp/