アウトレットの行き帰りに寄れば最強! 木更津初の道の駅「うまくたの里」の充実っぷり!!

千葉の房総半島といえば、海水浴やマザー牧場、鴨川シーワールドなどのたくさんのお出かけスポットがあり、勝浦タンタンメンをはじめとするご当地ラーメンに海の幸などの美食も豊富。都心からのアクセスがいいのも魅力で、クルマでのアクセスに欠かせないのが「東京湾アクアライン」です。降り立つ先にはアウトレットモールなどで有名な木更津があるのはご存知のとおりですが、ここに初となる道の駅「うまくたの里」が誕生しました。千葉県の「うまいもの」が約2000点ほど集結したという同施設、とにかく内容が激アツだったので、その見どころを紹介したいと思います!

 

ダイナミックなディスプレイと体験型の設えはまるで食のテーマパーク

場所はアクアラインを超えてそのまま高速道路を十数分進み、木更津東ICを降りてすぐ。都心から首都高にのれば、1時間程度で行けてしまう好立地です。道の駅というと、野菜を中心とした山海の幸と調味料的な地場産業がイメージされると思いますが、ここはそれだけではありません。そして、商品群の見せ方も実に画期的です。

↑名産のピーナッツを使ったお菓子を量り売りスタイルで。ダイナミックな見せ方は、従来の道の駅のイメージを超えています↑名産のピーナッツを使ったお菓子を量り売りスタイルで。ダイナミックな見せ方は、従来の道の駅のイメージを超えています

↑店内にはデモキッチンがあり、試食で体験しながらおいしく買い物ができます↑店内にはデモキッチンがあり、試食で体験しながらおいしく買い物ができます

↑千葉産伊勢海老のディスプレイを絡めてソースや醤油を陳列(一例)。立体的に見て楽しめる工夫が随所に見られます↑千葉産伊勢海老のディスプレイを絡めてソースや醤油を陳列(一例)。立体的に見て楽しめる工夫が随所に見られます

 

そして、千葉の名産といえば醤油や落花生ですが、迷ってしまうほどのラインナップがズラリと並べられているのも特徴。千葉産の品ぞろえという観点でいえば、百貨店や高級スーパーも太刀打ちできないレベルです。

↑蔵仕込みの醤油がズラリ。その隣には、醤油を使った調味料が多種多彩に並べられており、一部は試食も可能です↑蔵仕込みの醤油がズラリ。その隣には、醤油を使った調味料が多種多彩に並べられており、一部は試食も可能です

↑落花生とピーナッツも大きさや味付けなどで分けられ、様々な商品がラインナップ。さすがは日本一の生産量を誇る千葉県ですね ↑落花生とピーナッツも大きさや味付けなどで分けられ、様々な商品がラインナップ。さすがは日本一の生産量を誇る千葉県ですね

 

地元の行列店によるコラボカフェと注目商品を紹介!

また、同施設を盛り上げるべく、地元の2つの行列店がコラボレーション出店しているという魅力も見逃せません。プロデュース元の店名は「のうえんカフェ」と「せんねんの木」で、うまくたの里では「&TREE(アンド ツリー)」というレストランカフェで展開しています。

↑うまくたの里内にある「&TREE」の外観↑うまくたの里内にある「&TREE」の外観

 

ランチは地元の農家さんによる「かずさ野菜」がたっぷりの「かずさ彩り野菜のプレート」がメイン。そして、15時からはカフェタイムとして、地元の新鮮こだわり卵「ぷりんセス・エッグ」を使用した「とろなまバウムクーヘン」を筆頭に、スイーツやほっこりとしたドリンクを楽しめます。

↑かずさ彩り野菜のプレートは、フリードリンク付きで1900円(税抜)。「地元野菜たっぷりの選べる3種のポットパイ」もしくは「自家製ローストビーフ」を選ぶことができます(写真はローストビーフ)↑かずさ彩り野菜のプレートは、フリードリンク付きで1900円(税抜)。「地元野菜たっぷりの選べる3種のポットパイ」もしくは「自家製ローストビーフ」を選ぶことができます(写真はローストビーフ)

↑フレンチ バウム ブルーベリー フリードリンク付き 1400円(税抜)。地元ブランドの「ぷりんセス・エッグ」を使用した温かいフレンチバウムに、冷たいバニラアイスを忍ばせた新食感のスイーツ。このほか、バウムクーヘン×フレンチトースト×クレームブリュレのハイブリッドスイーツなどもあります↑フレンチ バウム ブルーベリー フリードリンク付き 1400円(税抜)。地元ブランドの「ぷりんセス・エッグ」を使用した温かいフレンチバウムに、冷たいバニラアイスを忍ばせた新食感のスイーツ。このほか、バウムクーヘン×フレンチトースト×クレームブリュレのハイブリッドスイーツなどもあります

 

そのほか、筆者が見つけた注目の商品類も紹介していきます。やはり、ピーナッツ系のスナックや調味料に醤油系アイテムは秀逸。また、ブルーベリーを使ったスイーツもお土産にぴったりだと思いました。ご覧ください。

↑チバリバリ 550円(税抜)。クラッシュ落花生を練りこみ、塩バターで味付けしたピーナッツチップ。バリバリした食感とピーナッツの香ばしさがたまりません!↑チバリバリ 550円(税抜)。クラッシュ落花生を練りこみ、塩バターで味付けしたピーナッツチップ。バリバリした食感とピーナッツの香ばしさがたまりません!

↑クレイジーピーナッツ 各380円(税抜)。16種ものフレーバーがあり、外はサクッと中はカリッと。色々な味と落花生の香ばしさが楽しめる、見た目もかわいい一口サイズの落花生菓子です↑クレイジーピーナッツ 各380円(税抜)。16種ものフレーバーがあり、外はサクッと中はカリッと。色々な味と落花生の香ばしさが楽しめる、見た目もかわいい一口サイズの落花生菓子です

↑左から、ナッツインハニー 1200円、千葉焼ねぎ味噌 600円、ピーナッツ激辛みそ 600円、ジンジャーシロップ 600円(すべて税抜)↑左から、ナッツインハニー 1200円、千葉焼ねぎ味噌 600円、ピーナッツ激辛みそ 600円、ジンジャーシロップ 600円(すべて税抜)

↑手前が房州ひじきのり 560円。後ろは左から、房総伊勢海老醤油 750円、Ebi Sauce 600円、燻人(いぶしにん/万能燻製醤油) 1000円、ねこんぶだし 800円(すべて税抜)↑手前が房州ひじきのり 560円。後ろは左から、房総伊勢海老醤油 750円、Ebi Sauce 600円、燻人(いぶしにん/万能燻製醤油) 1000円、ねこんぶだし 800円(すべて税抜)

↑木更津ブルーベリーの濃厚チーズケーキ 1500円(税抜)。木更津のブルーベリーを使用して低温熟成焼きでじっくりと仕上げた濃厚でなめらかな味わいです↑木更津ブルーベリーの濃厚チーズケーキ 1500円(税抜)。木更津のブルーベリーを使用して低温熟成焼きでじっくりと仕上げた濃厚でなめらかな味わいです

 

その注目度は極めて高く、オープンから3日間で3万人もの集客があったそうです! 房総の玄関口である東京湾アクアラインを抜けて、最初に出会うことのできる道の駅。ここがあれば、旅行土産をまとめて買えますし、買い忘れや買い足しもカバーできること間違いなし。今度房総に行く際は、ぜひチェックすることを強くオススメします!

 

【SHOP DATA】

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道の駅 木更津 うまくたの里

住所:千葉県木更津市下郡1369-1

アクセス:圏央道・木更津東IC降りてすぐ

営業時間:9:00~17:00

定休日:不定休

都心近郊で“京の町家”に住まう 低層和モダン建築の賃貸住宅 恋する「京和風」

都心からおよそ1時間。千葉県中央部に位置する市原市に、入居希望者が肝心の部屋を内覧する以前に、エントランスに近づいただけで“恋に落ちる”(住みたくなる)魔法のような賃貸住宅があります。愛らしくも麗しい、その名は「月うさぎ」。竣工時満室であるにもかかわらず問い合わせが続くほどの人気、その秘密は何なのか、実際に現地を訪ねてみました。

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京町家を思わせる“和モダン”の空間

その物件は、最寄り駅から徒歩圏内で幹線道路からほど近いにも関わらず、とても静かな佇まい。一見して驚くのは、“賃貸住宅”のイメージを覆すような、重厚な瓦屋根に塗り壁調の外塀、ゆったりとした中庭を囲む3棟の2階建て……軒を連ねる京町家か温泉旅館を連想させます。

商品はダイワハウスの【セジュールウィット京和風】、3棟の配置。この地域のシンボル的存在です商品はダイワハウスの【セジュールウィット京和風】、3棟の配置。この地域のシンボル的存在です

 

敷地の周囲に巡らされた土塀。瓦や月形に抜いて竹格子をはめ込んだ小窓や季節を彩る植栽が、そのコンセプトを伝えています敷地の周囲に巡らされた土塀。瓦や月形に抜いて竹格子をはめ込んだ小窓や季節を彩る植栽が、そのコンセプトを伝えています

 

純和風というより、和の意匠を多く取り入れながらも、全体的に現代的な感性でアレンジされたデザイン、いわば“和モダン”という表現がぴったり。

それを象徴するのが、星空をイメージした9連続のアルミフレームです。贅沢にスペースを取ったアプローチにトンネルのように連ねて配置。夜になればセンサーで照明が灯り、居住者をあたたかく出迎えます。

トンネルか藤棚を想起させるような、エントランスのアルミフレーム。その下にはベンチが置かれ、居住者専用の憩いの場となっていますトンネルか藤棚を想起させるような、エントランスのアルミフレーム。その下にはベンチが置かれ、居住者専用の憩いの場となっています

 

日が落ちると敷地全体がライトアップされ、中庭を中心に幻想的な雰囲気を醸し出します。白い壁と黒い瓦屋根、黒いアルミフレームの内で白く光り輝くライトなど、コントラストに着目した演出が粋日が落ちると敷地全体がライトアップされ、中庭を中心に幻想的な雰囲気を醸し出します。白い壁と黒い瓦屋根、黒いアルミフレームの内で白く光り輝くライトなど、コントラストに着目した演出が粋

 

地域のシンボルになる良質なものを

敷地面積は500坪という広さにもかかわらず、2階建て3棟のみで、入居できるのはたったの20世帯です。そんな贅沢な物件が生まれた経緯を、管理会社である大和リビング 南関東支店 千葉南営業所の金田宏徹さんと今井直也さんに聞きました。

 

「このあたりは駅から近いこともあり、以前から区画整理で宅地化が進んでいました。気がつけば、畑はオーナー様の土地だけになっていたそうです。畑仕事も体力的に厳しくなり、ご子息に譲渡されるタイミングで賃貸住宅の経営を検討されていました」(金田さん)

 

「そこへ、ダイワハウスから【セジュールウィット京和風】という和モダンテイストの提案があり、ご子息は今までの賃貸住宅にはない趣あるデザインにひと目惚れ。『これから長く賃貸住宅を経営していくのだから、地域のシンボルになるくらい良質なものを』というお考えから選んでいただいたのです」(今井さん)

物件名は、ご子息の奥様によって「月うさぎ」と名付けられました。そのサイネージにも格子をあしらったり、居住棟のナンバーを“壱”“弐”“参”と示したり、随所に和テイストを盛り込んでいます物件名は、ご子息の奥様によって「月うさぎ」と名付けられました。そのサイネージにも格子をあしらったり、居住棟のナンバーを“壱”“弐”“参”と示したり、随所に和テイストを盛り込んでいます

 

オーナーファミリーの思いを形に

建物の基本プランが「セジュールウィット京和風」に決まると、設計担当者はオーナーファミリーの意見・要望をヒアリング。それを元に、間取りや世帯数などの基本事項はもちろん、植栽ひとつに至るまで、きめ細やかな提案を心掛けたそう。またそれを受けて、オーナーのご子息からも具体的なオーダーが提示されました。黒い瓦と白い敷石のコントラストや石灯籠のやわらかな明かりなど、随所までこだわることで調和のとれた上質な和モダン空間が出来上がったのです。

各棟をつなぐ前庭に置かれた灯籠が、夜には幽玄の世界を作り出します。信楽焼で、一点一点デザインも異なるもの各棟をつなぐ前庭に置かれた灯籠が、夜には幽玄の世界を作り出します。信楽焼で、一点一点デザインも異なるもの

 

中庭から歩を進め、各居住棟へ。植栽と石造りの通路による奥まった雰囲気は、京都の路地をイメージした作り中庭から歩を進め、各居住棟へ。植栽と石造りの通路による奥まった雰囲気は、京都の路地をイメージした作り

 

すみずみまで行き届いたこだわりは、内装にも見て取れます。例えば、壁紙には本物の和紙を使用。ドアや間仕切りにも和テイストが巧みに織り込まれています。

 

さらに、リビングの壁面に多目的で使用できるデスクスペースをしつらえたり間接照明を配置したりと、使い勝手も充分に配慮されています。特にここには、ご子息の奥様の、女性としての意見が反映されており、生活しやすい空間が実現しているのです。

 

「賃貸住宅も本物が求められる時代なのだと感じさせられますね」と金田さん。

現代的なデザインで彩られた、和紙が貼られた壁が印象的。また、収納を効率良く配置することで空間を確保しています。間取り構成は3LDKが6世帯、2LDKが14世帯現代的なデザインで彩られた、和紙が貼られた壁が印象的。また、収納を効率良く配置することで空間を確保しています。間取り構成は3LDKが6世帯、2LDKが14世帯

 

本物が選ばれる時代に長く愛される

細部まで作り込まれているだけに、間取りが類似した近隣物件に比べて家賃は少々高いものの、満室が続いています。それだけ、“恋に落ちる”(ここに住みたい!)方が多いというわけです。

 

「おかげ様で、ご入居者をお探しするのに苦労することはまったくありません。またお住まいになってからも、みなさん大変満足されているようです。この『月うさぎ』での暮らしを大切にされているようで、マナーも非常によく管理会社としても安心しています」(金田さん)

 

「オーナー様が設備のひとつひとつに至るまでされた配慮が、節度のあるご入居者を招いたのだと思います。ご自身も、私がここに住みたいくらいだとおっしゃっているほどですから。

 

竣工時には、『京和風のカタログを見たときから素敵だなと思っていたけれど、期待をはるかに上回る完成度に感動しました。大好きなものができました』というお言葉を頂戴しました。末長くいいお付き合いができる物件になったと、私たちも喜んでいるんですよ」(金田さん)

 

中途半端にはせずこだわり抜いたことによって、オーナーからも入居者からも高い顧客満足が得られる“成功事例”になったといえるのではないでしょうか。

20171102_suzuki8なんと駐車場も、そのコンセプトにブレがありません。建物の色調や雰囲気に合わせ、漆のような塗装が施されています

 

「月うさぎ」の名にふさわしく、昔話の世界を覗いたような懐かしさと温かさ、そこへ現代の暮らしで求められる機能性とクオリティを融合した上質な空間。それが、居住者の心を捉えて離さない理由なのでしょう。

 

Profile

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大和リビング 南関東支店 千葉南営業所 / 今井直也さん ・ 金田宏徹さん

 

同営業所で、賃貸住宅経営を検討するオーナーとの折衝やニーズに合った物件づくりの提案、管理運営のアドバイスを担当するふたり。「『月うさぎ』は、オーナー様やご入居者、そして私ども管理会社にとっても、誇らしく、賃貸住宅の新しいベンチマークとなる物件だと思います」と胸を張る。

 

【セジュールウィット京和風】

http://www.daiwahouse.co.jp/tochikatsu/d-room/products/wit_k/index.html

 

取材・文=n.プロジェクト 撮影=熊谷義久

 

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