「香川県は当然うどん味だよな?」 カルビー株式会社が“地元ポテトチップス”のアイデアを呼びかけ話題

11月8日、カルビーとBlaboが共同で「#地元チップスPROJECT」を発足。ポテトチップスの“地元味”のアイデアを全国に呼び掛けている。

出典画像:#地元チップスPROJECT」特設サイトより出典画像:#地元チップスPROJECT」特設サイトより

 

消費者も巻き込んだ“地元ならではの味”の開発プロジェクト

今年3月からカルビーは“地元ならではの味”のポテトチップスを開発する「ラブ ジャパン」というプロジェクトを進めており、夏、秋、冬の3回に分けて47都道府県の味のポテトチップスを順次発売している。

 

今回発足された「#地元チップスPROJECT」では、全国の消費者も巻き込み2018年度の味を募集。特設サイトに用意された投稿フォームから、誰でもアイデアを投稿できる仕組みを整えた。

 

商品候補として選ばれるのは、各都道府県から3名のアイデアのみ。見事候補に選出された合計141名の参加者には、ポテトチップス3ケース(12袋入り)がプレゼントされる。さらに商品化が決定した暁には、そのアイデアを送った人が“地元チップス大使”に。商品化したポテトチップスや“地元チップス大使グッズ”など様々な特典がつくようだ。

 

これにネット上では「楽しそうなプロジェクトだな」「商品開発の過程をプロモーションに組み込むのは上手い手段だと思う」「せっかくだから今までにない斬新な商品を作ってほしい」といった声が。

 

また、SNSなどで希望する味を訴える人も続出しており「東京は“東京ばな奈味”がいいな」「香川県は当然うどん味だよな? どんな味になるのかわからんけど」「長崎県は“佐世保バーガー味”とかどうでしょう」「茨城の“納豆”とか大阪の“タコ焼き”とかは禁止の方向で」との意見が寄せられている。

 

カルビーの商品開発力に期待の声

斬新すぎるアイデアが多数寄せられている一方で、「カルビーさんならある程度の無茶ぶりに答えてくれそう」と期待する声も。確かにカルビーはこれまで、人々を驚かすようなフレーバーを多数開発してきた。

 

2015年にはナムコとコラボして「ポテトチップス コーラ味」をリリース。アミューズメント施設の景品用商品だが、「発想が斜め上すぎる!」「どんな味がするのか想像もつかない」と話題に。しかし一般の消費者が参加した試食会では、7割以上の人が味を支持していたそうだ。

 

さらに今年3月には「ポテトチップス パクチー味」が発売され、全国のパクチストが歓喜。公式サイト上で担当者は「パクチーの香りと味のバランスの調整が非常に難しかったです」とコメントを残しているが、食べてみた人からは「パクチーの再現度が高い!」「意外とクセになる」と好評を博している。

 

「#地元チップスPROJECT」ではどのような味が開発されるのか、今後の展開に注目していきたい。