新次元の音を体感できる! 平面磁界型ドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン「NeoBuds Planar」

Edifier Japanは、最新設計の12mm平面磁界型ドライバーを搭載した第3世代適応型ハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング技術搭載の完全ワイヤレスイヤホン「NeoBuds Planar(ネオバッズ・プラナー)」を、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて4月2日(水)10:00より先行支援受付を開始しました。

「NeoBuds Planar」。

 

記事のポイント

これまでハイエンドの有線イヤホンに搭載されることが多かった平面磁界型ドライバーを完全ワイヤレスイヤホンに採用しつつ、低価格化も実現。オーディオファンから注目を集めており、クラウドファンディングは開始から2日で目標額を大きく超える800万円超えとなっています。

 

「NeoBuds Planar」は、これまで大型スピーカーやヘッドホンに採用されてきた平面磁界型ドライバーを小型化し、完全ワイヤレスイヤホンに搭載。快適な装着感と卓越した音質を両立し、圧倒的な解像度と立体的な音場を実現しています。

 

ドライバーには、わずか2μmの基材厚と総厚10μm未満の超薄型振動板を採用。特許取得済みのEqualMass振動板技術により、均一な幅の複数のワイヤーを配置することで、振動板全体の重量を均等に分散。さらに、第2世代では左右対称のサポート配線を導入し、安定性を向上させることで、振動板の動きをより精密に制御し、一貫した駆動力を実現しています。この最適化により、歪みを大幅に抑え、パフォーマンスを飛躍的に向上しています。

 

Qualcomm Snapdragon Soundテクノロジーを採用し、最新のオーディオコーデック(aptX、aptX Adaptive、aptX Losless)に対応。そのほか、SBC、AAC、ハイレゾ対応コーデックのLDAC、LDHCをサポートしています。

 

周囲の雑音を的確に取り除く通話ノイズキャンセリング機能として、音声通話に特化したアルゴリズムと一般水準の2倍・32kHzというサンプリングレートを使用する「aptX Voice」を採用しました。同じくaptX Voiceをサポートするスマートフォンと合わせて使うことで、音声通話が格段に高音質化されます。

 

また、Qualcommの第3世代アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング技術を採用し、周囲の環境をインテリジェントに解析しながら、自動で最適なノイズキャンセリングを実行いたします。これにより、不要な雑音を効果的に遮断し、どのようなシチュエーションにおいても、より深い没入感のあるリスニング体験を提供します。

 

徹底した省エネルギー設計により、イヤホン単体で最大7.5時間、充電ケースの併用で最大30時間もの連続音楽再生を実現しました(ノイズキャンセリングOFF時)。ノイズキャンセリング有効時でも、イヤホン単体で最大5時間、充電ケース併用で最大20時間もの長時間再生が可能です。15分の有線チャージで2時間の音楽再生が可能になる急速充電のほか、充電ケースをパッドに重ねて置くだけでチャージできるワイヤレス充電にも対応しています。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応し、ペアリングされた2台のパソコンやスマートフォンをスピーディーに切り替えることができます。Google Fast Pairもサポート、Android端末をお使いの場合画面上の通知をタップするだけでペアリングが完了します。

 

iOS/Android OSアプリ「Edifier ConneX」(無料、日本語対応)を利用することで、各種コーデックの有効化や再生モードの選択、イコライザーを利用した音質調整など、NeoBuds Planarが持つさまざまな機能を活用できます。

 

Edifier(エディファイア)
「NeoBuds Planar」
2025年4月2日より先行支援受付開始
一般発売予定価格:2万9980円(税込)

LDAC対応でANC機能も搭載した1万円の完全ワイヤレスイヤホンがエレコムから

エレコムは、LDAC対応でハイレゾ音源を楽しめる完全ワイヤレスイヤホン「LBT-TWS18BK」(ブルーブラック)、「LBT-TWS18WH」(ホワイト)を4月上旬に発売します。

記事のポイント

LDACによる高音質、ANC、音声アシスタント対応など、必要な機能をそろえて1万円程度で手に入るリーズナブルさが魅力。良質なイヤホンは欲しいけど、高級すぎる製品は手が出ない人にオススメできそうです。

 

LDAC対応により、高音質な音源再生を実現。対応のスマホなどと接続すれば、高解像度でクリアなサウンドを聴けます。さらにアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載し、周囲の騒音を気にすることなく、高音質を楽しめます。

 

重さは片側約4.2g。また耳の形状に合わせたエルゴノミクスデザインにより、長時間の使用でも快適な装着感を実現しています。イヤーキャップは3サイズ用意されているため、個人の耳の形状に合わせて適切なサイズを選べます。

 

このほか、内蔵マイクによる通話や、SiriやGoogleアシスタントなどの利用が可能。加えてタッチセンサー操作で、音楽再生や音量調節もできます。

 

バッテリーは約8時間の連続音楽再生が可能。充電ケース込みで最大36時間使うことができます。また、再生周波数帯域は20-20000Hz、対応コーデックはLDACのほかSBC/AACとなっています。

エレコム

LBT-TWS18BK/LBT-TWS18WH

直販価格 1万1980円(税込)

【世界5000台限定】「ウルトラマンゼロ」15周年を記念したコラボイヤホン登場! 宮野真守のボイス収録

オーディオメーカーのfinal(ファイナル)は、「ウルトラマンゼロ」の登場15周年を記念した特別な完全ワイヤレスイヤホン「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」を全世界5000台限定で発売します。予約受付は2025年3月7日(金)10:00よりWEBのfinal公式ストア等で実施。実売価格は9800円(税込)。

「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」

 

記事のポイント

ウルトラマンゼロのファンならずとも欲しくなりそうなデザインのワイヤレスイヤホンが世界5000台限定で登場。宮野真守の音声も収録しているので、宮野ファンにもたまらない仕様となっています。

 

「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」は、agの大人気ワイヤレスイヤホン「COTSUBU for ASMR」シリーズを軸として開発され、充電ケース本体はウルトラマンゼロ、イヤホンはウルトラマンゼロの頭部に装備されている2本のスペースブーメラン「ゼロスラッガー」をイメージしたデザイン。イヤホンを手に取る際に、ウルトラマンゼロがゼロスラッガーを手にする追体験ができる製品になっています。

ウルトラマンゼロ

 

また、ガイダンス音声はウルトラマンゼロの声優・宮野真守さんが担当。本製品のためだけに撮り下ろした特別なガイダンス音声も楽しめます。

ウルトラマンゼロの声優・宮野真守さん

 

ガイダンス音声はウルトラマンゼロの名セリフを収録したA面と、本機でしか聴けない新規撮り下ろしのB面の2パターンを収録。B面はインナースペースでウルトラマンゼロが話しかけているような気分を味わえます。

 

購入特典のウルトラマン カードゲームのプロモーションカードは、「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」の発売のためだけに描き下ろされた限定イラスト。宇宙にいるウルトラマンゼロが本製品を使用する皆様に向かって囁きかける様子をイメージし、ウルトラマンゼロが切り開いた歴史、そして次世代へと受け継がれていくヒーローの絆の一端を、15周年記念のイヤホンを通じて感じられるように描かれています。

購入特典のウルトラマン カードゲームのプロモーションカード

 

製品の梱包パッケージはウルトラマンゼロが父のウルトラマンセブンから受け継いだ体のシルバーのラインを基調としています。さらに、パッケージには広大な宇宙も描かれており、ウルトラマンゼロが今日も宇宙のどこかで物語を繰り広げていることを彷彿とさせるデザインとなっています。

 

イヤホンが15名に当たるSNSキャンペーンも実施

さらに、「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」の発売を記念して、本製品が抽選で当たる「祝!ウルトラマンゼロ15周年・COTSUBU ULTRAMAN ZERO version発売記念キャンペーン」をXとInstagramで同時開催されます。

 

ウルトラマンゼロの登場15周年にちなみ、1500リポスト/シェアを達成すると「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」を抽選で15名様にプレゼントされます。応募方法は以下の通り。

 

応募方法

【X】

1.Xの「円谷プロダクション(@tsuburayaprod)」&「ag公式(@ag_audio_jp)」の2アカウントをフォロー

2.ag公式アカウントのキャンペーンポストをリポスト

 

【Instagram】

1.Instagramの「円谷プロダクション(tsuburayaprod)」&「ag公式(ag__audio)」の2アカウントをフォロー

2.ag公式アカウントのキャンペーン投稿にいいね&ご自身のストーリーズでシェア

 

キャンペーン期間:2025年3月7日(金)〜3月31日(月)23:59まで

 

final
「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」
2025年3月7日予約開始
実売価格:9800円(税込)

オープン型イヤホンなのにノイキャン機能も搭載! EDIFIER「LolliClip(ロリクリップ)」

EDIFIER Japanは、周囲の音も聞こえるイヤークリップ型完全ワイヤレスイヤホン「LolliClip(ロリクリップ)」を、2025年2月21日に発売しました。実売価格は1万6980円(税込)。

「LolliClip(ロリクリップ)」

 

記事のポイント

耳を塞がず、“ながら聴き”ができると人気のイヤークリップ型ワイヤレスイヤホン。オープンタイプながらアクティブノイズキャンセリング機能を備えており、周囲の音を低減して音楽を聴き取りやすくしています。心拍数や血中酸素を測定する機能も備えているので、スポーツのお供にしても◎。

 

「LolliClip」は、左右分離の完全ワイヤレスイヤホンに外耳を挟み込み固定するイヤークリップ型を採用。音楽とともに周囲の音が耳に入るオープンイヤー構造により、閉塞感・密閉感がなく、ランニングなど屋外でのアクティビティのときも安全に使えます。イヤーフック部の曲率を工夫するなどフィット性も追求し、長時間快適な装着感で装着できます。

 

装着イメージ

 

小型マイクで集音した周囲の雑音の逆相波を高度な演算処理により生成し、オーディオ出力に重ね合わせることで雑音を打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」に対応。オープンイヤー構造でありながらノイズキャンセリング機能を備えることで、周囲の騒音を抑えてストレスなく音楽を楽しめます。

 

音質の決め手となるドライバーに口径φ13mmダイナミック型ダイヤフラムを採用、低域に量感があるサウンドを実現しました。ドライバーに指向性を持たせる独自設計により、気になる音漏れを軽減します。

 

オーディオコーデックは、SBCとAACに加え、広帯域・高ビットレートのLDACをサポート、最大990kbpsというデータレートを活かしたダイナミックレンジが広く繊細なサウンドを実現します。

 

左右イヤホンにバイタルセンサーを搭載、心拍数と血中酸素をリアルタイムに測定します(※)。 日々の生活を共にするデバイスであることを生かし、音楽鑑賞などエンターテインメントにくわえてヘルスケアにも活用できます。測定したデータは、専用アプリ「Edifier ConneX」で確認可能。

※本製品は医療機器ではありません。提供されるデータは参考用であり、臨床診断や治療に使用しないでください。測定データは装着位置や耳の形状によって異なる場合があります。

 

本体には装着センサーを搭載し、耳からの着脱を検出し自動的に音楽を再生/一時停止します。左右対称のデザインに加え、状況に応じて左右チャンネルを再設定する「インテリジェントオーディオチャンネル検出」に対応、充電ケースに格納・取り出しする際左右を気にする必要はありません。

 

周囲の雑音を的確に取り除く通話ノイズキャンセリング機能を搭載、明瞭なハンズフリー通話を実現しています。AIアルゴリズム技術により人の声を周囲の雑音から分離し際立たせるため、風の音や自動車の走行音に通話が妨げられることはありません。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応し、ペアリングされた2台のパソコン/スマートフォンをスピーディーに切り替えることができます。

 

再生時間はイヤホン単体で約9時間、充電ケース併用で約39時間。

 

EDIFIER
「LolliClip(ロリクリップ)」
2025年2月21日発売
実売価格:1万6980円(税込)

即日完売の人気色が復刻! ambie発売8周年で着せ替えカバー「ネオンカラー」が再販

ambieは、初代モデルの発売8周年を記念し、発売時に即日完売した人気のイヤホンソックスの「ネオンカラー」(ambie socks AMS-01 NEON)を2025年2月9日(日)10時より再販売します。カラーはピンク、グリーン、イエローの3色で、実売価格は各1900円(税込)。

「ネオンカラー」(ambie socks AMS-01 NEON)

 

記事のポイント

耳に挟んで装着するイヤカフ型のイヤホンとして話題となったambieの初代モデル発売から8周年となることを記念して、人気カラーの専用着せ替えカバーが復刻販売に。鮮やかなネオンカラーは人目を惹くこと間違いないので、耳元を彩るファッションアイテムとしても楽しめます。

 

本品は、ambieの耳をふさがない“ながら聴き”が楽しめるイヤカフ型完全ワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs AM-TW02」の色を変えて楽しめる専用ソックス(着せ替えカバー)。「ネオンカラー」は、2023年8月に発売され、即日完売となったためユーザーからのリクエストも多かった商品です。

「ambie sound earcuffs AM-TW02」

 

ambie sound earcuffs AM-TW02およびAM-TW01への装着が可能。完全ワイヤレスモデルのカラーラインナップはネオンカラーの復刻も含めると全25色に。好みやその日のファッションに合わせて、自由にカラーを選べます。

 

また、ネオンカラーソックスとワイヤレスイヤカフ「AM-TW02」本体のセット(税込1万8900円)も合わせて発売されます。

 

ambie
「ambie socks AMS-01 NEON」
2025年2月9日発売
直販価格:1900円(税込)

AVライター激推しの「完全ワイヤレスイヤホン」8選! 最新の高音質技術、ノイキャン機能に注目

「多忙を極める日々が続いても、好きな音楽は良音で楽しみたい。スマホ+付属イヤホンでは物足りなくなってきた……」。そんな方にぴったりの、感動のサウンドを奏でるワンランク上の最新「TWS(完全ワイヤレスイヤホン)」を、AVライターの野村ケンジさんが厳選してご紹介!

 

「完全ワイヤレスイヤホン」とはその名の通り、一切ケーブルがなく完全に独立したイヤホン。昨今のトレンドは、音質の向上に加え、外音を遮断するNC(ノイズキャンセリング)機能の進化、アプリによるカスタマイズ、長時間バッテリー搭載など。装着感や接続性なども十分に加味して選びたい。

 

Marshall「MINOR IV」は伝統のサウンドに加え、最新の高音質技術も秀逸

Marshall
MINOR IV
実売価格1万9980円

 

高級ギターアンプでおなじみマーシャルの最新TWS。小型ながらパワフルな同社のシグネチャーサウンドを楽しめる。快適性を追求したデザインをはじめ、最大30時間の連続再生、サウンドカスタマイズなど、最新技術も投入された一台。

 

専用のMarshallアプリをダウンロードすれば、スマホから音量調整をはじめ、イコライジングやノイズコントロールが行える。

 

IPX4(イヤホン。充電ケースはIPX3)の防水性能を備え、雨が降っても大丈夫。日常使いの摩耗にも耐えるよう設計されている。

 

野村’sCheck!
マーシャルならではの、エネルギッシュなサウンド

「ロックやジャズにピッタリのエネルギッシュで重厚なサウンドが心を熱くさせてくれます。おなじみのギターアンプを彷彿とするデザインも秀逸で、持っているだけで楽しくなる一台!」

 

AVIOT「TE-W1-PNK」は人気のTE-W1をベースにピエール中野が完全監修

AVIOT
TE-W1-PNK
実売価格1万8810円

 

同ブランドの新ハイエンドマルチスペックモデルTE-W1をベースに、ピエール中野氏が完全監修。新開発ドライバー構成「コアキシャル3Dシステム」により、高音から低音まで滑らかな音のつながりと優れた音場感を実現した。

 

「コアキシャル3Dシステム」を採用。2基のダイナミックドライバー間の位相差を可能な限り低減した。

 

野村’sCheck!
ハードロックやJポップに合う軽快なサウンド

「凛として時雨のドラマー・ピエール中野氏が完全監修したモデルだけあり、ハードロックや現代Jポップにピッタリ。活き活きとしたサウンドを聴かせてくれます。装着感も上々」

 

SoundPEATS「Capsule3 Pro+」はMEMSドライバーを搭載し、さらなる高音質を追求

 

高音域にMEMSドライバー、中低音域に12mmダイナミックドライバーを使用したハイブリッド構成を採用。振幅の大きさを生かした躍動感と迫力があるサウンドを創出する。LDACに対応し、ハイレゾ相当の高音質を実現。

 

xMEMS「Cowell」MEMSドライバーが高音域を駆動。低音域は12mm径バイオセルロース製ダイナミックドライバーを使用する。

 

専用のパワーアンプチップ「XAA-2000 Aptos」を搭載。2基のドライバーを駆動することで、繊細かつ立体的な音像を表現する。

 

野村’sCheck!
最新パーツや技術を採用したハイコスパ機

「最新イヤホンのトレンドMEMSドライバーを搭載。ハイブリッド構成により聴き心地の良い音が楽しめます。LDACコーデック対応やハイブリッドANC搭載など機能性も大満足」

 

ビクター「HA-FX550T」は音作りのプロ集団が音質監修した、老舗音響ブランド渾身の秀作

ビクター
HA-FX550T
実売価格2万9700円

 

名門・ビクタースタジオのエンジニアが音質の監修を行った高音質モデル。天然素材のシルクを使った「シルクレイヤーカーボン振動板」をはじめ、高級パーツや最新技術を導入し、なめらかで瑞々しく豊かに響く音を実現した。

 

新開発の大口径11mmシルクレイヤーカーボン振動板を採用。シルクのなめらかな特性により、瑞々しい音を実現した。

スマホアプリ「Victor Head phones」に対応。カスタマイズ性が高く、自分好みの音質調整や操作などがアレンジできる。

 

野村’sCheck!
シルク採用ドライバーで、なじみの音も新鮮に響く

「ドライバーに、カーボンコーティングした天然シルク素材の振動板を採用。勢いのある、それでいて響きのよい丁寧な表現のサウンドによって、聴き慣れた楽曲も新鮮に感じられます」

 

Noble Audio「FALCON MAX」はハイブリッド構成を早期に取り入れ、高音質を追求

Noble Audio
FALCON MAX
実売価格4万4000円

 

高域用にMEMSドライバー、低域用に10mm径ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド構成をいち早く採用。環境に応じてNC効果を変化させ快適性や音質を向上させる、第3世代「Adaptive ANC」を備える。

 

演算性能を従来比2倍に強化しつつ、消費電力を20%低減したQualcomm製SoC「QCC5171」を搭載。Bluetooth5.3とLE-Audioに対応する。

高域用にxMEMS Labs製「Cowell」MEMSドライバー、低域用に10mm径の大型複合素材「Dual-Layered LCP Driver」を搭載する。

 

野村’sCheck!
聴覚学者である創設者の知見を生かした一台

「創設者モールトン博士の音質ファースト思想が反映されたモデル。MEMSドライバー搭載やLDAC/aptX Adaptive対応などにより、スピード感ある表現と聴きやすさを両立しています」

 

Bose「QuietComfort Earbuds」は優れたNC効果を誇る、Boseのハイコスパモデル

Bose
QuietComfort Earbuds
(第2世代)
実売価格2万6400円

 

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、騒音下でも快適にリスニングを楽しめる。アプリ「Bose QCE」に対応し、5バンドのイコライザーを選択したり、タッチコントロールを設定したり、カスタマイズできる。

左右のイヤホンにそれぞれ3つのマイクを搭載。合計6つのマイクシステムで最適なNCとボイスピックアップ性能を実現する。

 

野村’sCheck!
アメリカンサウンドを手頃な価格で楽しめる

「音の要となるドライバーや好評のANC、独自の空間オーディオはそのままに、手頃な価格で登場。名盤ロックから最新ポップスまで、アメリカンサウンドにピッタリな音色です」

 

AKG「N5 Hybrid」はプロ用音響機器メーカーの高解像度なサウンドを体験

AKG
N5 Hybrid
実売価格3万8500円

 

世界的オーディオブランドAKGの国内導入初となるTWS。ドライバーの振動板コーティングに「DLC+PEN」素材を採用・周波数応答の工夫で同社リファレンスサウンドを実現した。接続は、ワイヤレスドングルとBluetoothに対応。

 

振動板にDLC(Diamond-Like Carbon)のコーティングを施した10mmダイナミックドライバーを搭載。剛性を高め、細やかなディテール描写を可能にした。

スマホアプリ「AKG Headphones」に対応。会議やプレゼン、パフォーマンスに合わせて音声設定を微調整できる。自分の声の大きさも調整可能。

 

野村’sCheck!
AKGらしい煌びやかなサウンドが楽しめる

「AKGブランド久々のワイヤレスモデル。エネルギッシュな女性ヴォーカルや煌びやかな音色の金管楽器、ピアノなど、同ブランド定番品と共通する魅力的なサウンドが楽しめます」

 

Bowers&Wilkins「Pi8」は唯一無二のサウンドを奏でる、TWSの新基準となる逸品

Bowers & Wilkins
Pi8
実売価格7万2600円

 

新開発の12mmドライブユニットを搭載。同社ハイエンドヘッドホンにも採用される独自のカーボンコーン技術を投入した。ディスクリート構成のDSP、DAC、アンプを内蔵し、あらゆる音楽を極限の解像度と精度で再生可能。

カラバリは全4種類。左上から、ダブ・ホワイト、ジェイド・グリーン、ブラック、そしてミッドナイトブルー・メタリックが揃う。

 

シックでプレミアム感漂うデザインはスーツにもマッチ。ゴールドがアクセントになり、ラグジュアリーなイメージを演出する。

 

野村’sCheck!
独自ドライバーによる、クリアサウンドが魅力

「装着感に優れたイヤホン、効きのよいハイブリッドANCが特徴。カーボン振動板採用の独自ドライバーが生み出す超ハイスピードなクリアサウンドが音楽をより躍動的に聴かせます」

 

私が選びました!
AVライター: 野村ケンジさん

イヤホン・ヘッドホンからリファレンスモデルまで、AV機器全般に明るい。ポータブルオーディオのイベントにも多数出演。

 

※「GetNavi」2024月12号に掲載された記事を再編集したものです

 

5000円台なのに高スペックな完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds SE 3」

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」を2025年1月16日に発売しました。カラーはベージュとブラックの2色。実売価格は5980円(税込)。

「HUAWEI FreeBuds SE 3」

 

記事のポイント

5000円台というお手頃価格ながら高級感のあるレザー調の充電ケースを採用するなど、エントリークラスを超えた仕様が魅力。耳を塞がないインナーイヤー型なので、カナル式が苦手な人にもオススメ!

 

「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、「FreeBuds」シリーズのなかでも気軽に手に取りやすい価格帯で投入されるエントリーモデル。最大の特徴は、ファーウェイ史上最長のバッテリー持ちです。充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能。また急速充電にも対応し、10分間の充電で約3時間の音楽再生ができます。

かn

 

前モデル「HUAWEI FreeBuds SE 2」に引き続いてインナーイヤー型デザインを採用し、人間工学に基づいた耳道特徴分析を行い、高いフィット感を実現しています。口径約10mmのダイナミック型ドライバーを搭載し、クリアなボーカルと高音、中音、低音のバランスに優れた音が楽しめます。新たにBluetooth 5.4に対応し、安定した通信によりラグが少なくなり、動画視聴やゲームといったエンターテインメントにさらに没入できます。IP54の防塵防滴性能により、汗や水滴を気にせずに音楽を楽しめます。

 

イヤホンにタッチセンサーを内蔵しており、直感的なタッチ操作が可能です。音楽の再生/一時停止や通話の応答/終了などを、簡単な操作で行えます。またAndroidでもiOSでもダウンロード可能な「HUAWEI AI Life」アプリを使って、好みに合わせてタッチコントロール操作の割り当てをカスタマイズしたりEQ調整を行ったりすることができます。

 

充電ケースには高級感のあるレザーテイストの素材を採用。充電ケースにペアリング用の物理ボタンが追加され、ケースの蓋を開けてイヤホンをケースに入れたまま、ケース底面にあるボタンを2秒以上押し続けることでペアリングモードになります。

 

 

サポートするBluetoothコーデックはSBCとAAC。充電ケースの充電端子はUSB Type-Cでワイヤレス充電には非対応。

 

ファーウェイ
完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」
2025年1月16日発売
実売価格:5980円(税込)

人気のイヤホンなどが最大30%オフ! Nothingがウィンターセール開催

英テクノロジー企業Nothingは、ワイヤレスイヤホンなどを対象にしたウィンターセールを2024年12月20日(金)12:00から2025年1月2日(木)まで公式ウェブサイトで開催します。

 

今年注目を集めたオープン型ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (open)」など、Nothingの製品が最大30%オフにて販売されるほか、先着順で限定Nothingソックスもプレゼントされます。ホリデーシーズンに大切な人へのギフトや、自分へのご褒美にオススメです。

Nothing Ear (open)

 

【対象製品】

・Nothing Ear (open):2万4800円→1万9840円(20%オフ)

・Nothing Ear:2万2800円→1万5960円(30%オフ)

・Nothing Ear (a):1万4800円→1万1840円(20%オフ)

・Nothing Phone (2a):5万5800円→5万800円(5000円オフ)

・CMF Phone:好きなケースおよびアクセサリがそれぞれ1点ついてきます

 

Nothing公式ウェブサイトはこちら

世界初の“2×2”技術を搭載! 圧倒的な高音質を目指すNUARLの完全ワイヤレス「Inovator」

エム・ティ・アイは、オリジナルブランド「NUARL(ヌアール)」から、世界初の「2×2 Soundテクノロジー」を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「Inovator(イノベーター)」※を2024年12月に発売します。カラーはBlack Starlightと、限定200台のWhite Porcelainの2色。実売価格は8万2500円(税込)。

※「Inovator」の正式表記は「o」の上にウムラウト

Black Starlight

 

記事のポイント

デュアルドライバー構成に加え、それぞれのドライバーを個別に制御するバイアンプ方式を採用した世界初の「2×2 Soundテクノロジー」が特徴。完全ワイヤレスイヤホンの次元を超えたサウンドを実現しています。高音質に特化したモデルは多数ありますが、その代表格となりそうな注目の製品です。音質にこだわるオーディオファンはぜひ実機をチェックしてみてください。

 

高域用と低域用2つのドライバーを搭載するデュアルドライバー構成を取りながらも、物理的なネットワーク素子を使用せず、家庭用のハイエンドオーディオで採用されているものと同様それぞれのドライバーに対して個別のアンプ(DAC)を使用して独立制御するバイアンプ駆動方式を採用。従来のハイブリッドドライバー構成のイヤホンが抱える、クロスオーバー歪みや音質への悪影響を解消し、さらにドライバー毎により細やかな音質調整を実現した完全ワイヤレスイヤホンとして世界初のテクノロジーを搭載しています。

 

高域用には、100KHzを超える超高域再生能力と低歪み、高精度を誇るMEMSスピーカーを採用。従来のハイブリッド構成に使われていたBAドライバーに対し位相特性に優れるので、より繊細な超広域を再現します。

 

MEMSスピーカーと組み合わせるダイナミックドライバーには、振動版に8mm径のLCP(液晶ポリマー)振動板を使用した新開発の「NUARL DRIVER [N8]v4」を搭載。小口径ながらもアクティブノイズキャンセリングに必要な優れた低域再生能力を実現しています。

 

ダイナミックドライバーとMEMSスピーカーを同一音軸上に結合することでマルチドライバー構成に起こりやすい位相ズレを防止。さらにこれをアルミ合金鍛造の筐胴に収めアナログチューニングを施した有線イヤホンにして搭載することで、不要な共振を抑えてクリアなサウンドを実現しています。

 

様々なカスタムIEMを制作しているイヤホン筐体制作会社の耳型データベースを基にしたシミュレーションから導き出された複雑な形状の筐体は3Dプリントによって形成することで実現。筐体の素材には肌に優しい医療等級の樹脂を使用し、軽快な装着感と高い遮音性を両立しています。

陶器の「白磁器」からインスパイアされた模様をイヤホンのトップカバーに施した200台限定の「White Porcelain」

 

使用者の聴覚に合わせた音質の最適化を行う「Audiodo Personal Sound」を採用。スマートフォンアプリ「NUARL do」を使用して測定した聴覚特性に合わせて、Inovatorの音響特性が最大限に発揮されるように音質の最適化を行います。一般的な聴覚補正技術のような聞こえ難い周波数帯域を持ち上げるのではなく、使用する製品が本来持っている音質が正しく感じられるように独自のアルゴリズムを用いて再生音を補正。さらに、左右の聴覚差や音量による聴覚の変化にも合わせてダイナミックに補正するので、従来方式の音質補正技術に比べ効果の高い聴覚特性の補正を実現しました。また、補正したパーソナライズ特性はイヤホン内に保存されるので音楽再生用のソフトウェアやハードウェアを変えても常に再生音質が最適化されます。

スマートフォンアプリ「NUARL do」

 

ワン・ダイレクション、アリアナグランデ等、数々のミュージシャンに楽曲を提供している「Carl Falk」監修の「Audiodo Equalizer」を搭載。従来型のイコライザーよりも直感的に使えるインターフェースで、Audiodoによる聴覚補正に加えて好みに応じた音色の調整が可能です。また、Audiodoのオプション機能である「セーフリスニング」機能にも対応。過度な音量での長時間使用による聴覚障害の抑止を目的とした音量制限機能を搭載しています。

 

コンテンツのフォーマットに関わらず、音楽や動画などどのような音源でも自然な音の広がりを再現し、ライブの様な立体的な音場を再現するイマーシブオーディオ機能も搭載(後日、ファームウェア・アップデートにて搭載予定)。

 

イヤホン筐体内の物理現象によって起きる歪みを抑え、入力信号に対してより正確なサウンド再生を実現する米国T.B.I社の特許技術「HDSS」を採用し、カナル型イヤホンにありがちな頭内定位を防ぎ、奥行きと立体感のある自然な音を再現します。

 

フィードフォワード&フィードバックを組み合わせたハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを搭載。アプリによるモード切り替えや強度調整も可能です。NUARL doアプリによる切り替えで低遅延な「ゲーミングモード」の使用も可能。低遅延なワイヤレス通信が利用できます。

 

高音質ワイヤレスコーデックの「LDAC」「aptX Adaptive(96K/24Bit)」に対応。対応端末を使用することで、より高音質なサウンドが楽しめます。LC-3、aptX LosslessやAACコーデックにも対応しています。

 

装着感と遮音性を両立した低反発フォーム・イヤピース「Magic Ear+7」、抗菌シリコン素材の「Block Ear+6N」の2種類のイヤピースを付属。好みに合わせた装着感や遮音性の最適化が可能です。

 

連続再生時間は約6時間(ANC OFF/AAC/50%音量時)、充電ケース併用時は最大約18時間。

 

NUARL
「Inovator(イノベーター)」
2024年12月発売
実売価格:8万2500円(税込)

「ハローキティ」誕生50周年を祝う“キティづくし”の完全ワイヤレスイヤホン

プレシードジャパンは、「AVIOT」ブランドの完全ワイヤレスイヤホン「TE-Q3」をベースモデルとし、サンリオのキャラクター「ハローキティ」コラボした限定モデル「TE-Q3-KTY」を、2024年11月28日より予約受付開始しました。実売価格は1万8700円(税込)。製品の配送は2025年2月上旬以降順次となります。

 

記事のポイント

イヤホンから充電ケース、シリコンケース、パッケージに至るまでハローキティづくしの特別な完全ワイヤレスイヤホン。さらに、完全新録のスペシャルボイスを日本語/英語で合計40パターンも収録しているので、国内のみならず海外のハローキティファンにも刺さりそうなアイテムとなっています。予定数に達し次第、予約受付終了なので欲しい方はお早めに!

 

本製品は、今年で50周年を迎えたサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」の世界観を表現したオリジナルデザインと、40種類以上の新録スペシャルボイスを収録していることが特徴。ベースとなっている完全ワイヤレスイヤホン「TE-Q3」は、シリーズ累計出荷数約27万台を記録したAVIOT「Qシリーズ」の最新機種で、アクティブノイズキャンセリング搭載に加え、イヤホン本体最大11.5時間、ケース併用で最大42時間の長時間再生など、高い性能とコンパクトさを兼ね備えたモデルとなっています。

「TE-Q3-KTY」

 

イヤホン本体にワンポイントとしてハローキティとおそろいのリボンをあしらっているほか、充電ケースにはハローキティをイメージした配色に加え、外側と内側の両面にも音楽を楽しむハローキティの新規イラストを採用。

 

さらに充電ケースごと収納できる本モデル限定のフェイス型シリコンケースが付属するなど、ハローキティの魅力をふんだんに盛り込んだデザインになっています。

 

イヤホンの起動/終了や端末との接続状況を告知する「ボイスガイダンス」に加え、完全新規録り下ろしの「ランダムボイス」も搭載。日本語/英語はアプリで切り替え可能で、合計2モード40種類以上収録された特別仕様となっています。

 

製品パッケージには、新規イラストを用いたスペシャルパッケージを採用。ハローキティが大好きな音楽を楽しむ姿が魅力のレトロ調のイラストとなっています。

 

予約はAVIOT ONLINE MALL(https://shop.aviot.jp/c/product/te-q3-kty)で受付中。規定数に達し次第受付終了となります。

 

AVIOT
「ハローキティ」コラボモデル「TE-Q3-KTY」
2024年11月28日予約受付開始
実売価格:1万8700円(税込)

騒音を最大48dB低減! ノイキャン搭載のハイレゾ対応完全ワイヤレス「Neobuds Plus」

EDIFIER Japanは、最大48dB低減のアクティブノイズキャンセリングに対応したハイブリッドドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン「Neobuds Plus」を11月20日に発売しました。カラーはブラックとスターライトの2色。実売価格は1万9980円(税込)。

 

記事のポイント

同じくハイブリッドドライバー搭載&ノイキャン対応の同社のハイエンドモデル「Neobuds Pro 2」との大きな違いは、Pro 2が空間オーディオ対応なのに対し、Plusはワイヤレス充電対応なので、どちらを重視するのかで選ぶとよいでしょう。

 

「Neobuds Plus」のドライバーには、Knowles社製バランスド・アーマチュア(BA) 型と10mm径ダイナミック型で構成されるハイブリッドタイプを採用。BA型には中高音域の明瞭度と繊細さを、ダイナミック型には低音域の躍動感を担わせるサウンドデザインにより、クリアで迫力のあるサウンドを実現しています。

 

オーディオコーデックにはSBCとAACに加えLDACをサポート。SBCの約3倍の情報量に相当する990kbpsという帯域幅を活かし、ダイナミックレンジが広く緻密なサウンドを実現します。また、LHDC 5.0にも対応しており、最大192kHz/24bitの音源再生が可能です。一般社団法人日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオワイヤレス規格の認証も取得しています。

 

左右イヤホンに各3基/計6基配置の小型マイクを生かした、フィードフォワード+フィードバック方式のハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、ノイズ低減レベルは最大48dBを実現。騒音を消して音楽に集中できるリスニング環境を作り出します。そのほか、周囲の音を取り込む外音取り込みモードもサポートします。専用アプリ「Edifier ConneX」を使えば、3段階のノイズキャンセリングレベルと風切り低減モード、外音取り込みモードを選択できます。

 

左右それぞれに3基づつ搭載したマイクを活用し、音声通話に必要のない環境ノイズを的確に取り除く通話ノイズキャンセリング機能も備えています。AIアルゴリズム技術により人の声を周囲の雑音から分離させるため、風の音や自動車の走行音などのノイズを低減してクリアな通話が可能です。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」接続に対応し、ペアリングされた2台のパソコン/スマートフォンをすばやく切り替えできます。Android端末とすばやくペアリングできるGoogle Fast Pairもサポートしています。

 

徹底した省エネルギー設計により、イヤホン単体で最大11時間、充電ケースの併用で最大47時間の連続再生を実現(ノイズキャンセリング無効時)。ノイズキャンセリング有効時でも、イヤホン単体で最大8時間、充電ケース併用で最大34時間という長時間再生が可能です。15分の有線チャージで4時間の音楽再生が可能になる急速充電もサポート。さらに、充電ケースをパッドに重ねて置くだけでチャージできるワイヤレス充電にも対応しました。

 

iOS/Android OSアプリ「Edifier ConneX」(無料、日本語対応)を使うと、LDACおよびLHDCコーデックの有効化や再生モードの選択、イコライザーを利用した音質調整など、Neobuds Plusが持つさまざまな機能を利用できます。

 

EDIFIER
「Neobuds Plus」
2024年11月20日発売
実売価格:1万9980円(税込)

耳をふさがず音漏れカット! NTT独自技術PSZを搭載した完全ワイヤレス「nwm DOTS」

NTTソノリティは、音響ブランド「nwm(ヌーム)」より、オープンイヤー型完全ワイヤレス耳スピーカー「nwm DOTS(ヌーム ドッツ)」と、オープンイヤー型有線耳スピーカー「nwm WIRED(ヌーム ワイヤード)」を2024年11月20日より順次発売します。実売予想価格(税込)は、nwm DOTSが2万4200円、nwm WIREDが4950円。

「nwm DOTS」

 

記事のポイント

nwmのイヤホンは、今年のトレンドである“ながら聴き”にも適した耳をふさがないオープン型。気になる音漏れを抑える独自技術PSZにより、オフィスや家庭などでも周囲に気兼ねなく使えます。2025年春にはブランド初となるスポーツシーン向けのワイヤレスネックバンド式「nwm GO」も発売予定ということで、今後のラインナップ拡充にも期待できそうです。

 

nwmシリーズは、耳をふさがないのに耳元に音を閉じ込めるNTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術により、オープンイヤーなのに音漏れが気にならないのが特徴。ある音波(正相)に対し180度位相を反転させた波形(逆位相)を重ねると音が消える原理を応用し、独自のハードウェア設計により耳元の一定エリアに音がとどまるため周囲への音漏れを抑えます。

「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術

 

また、一部モデルには、周囲の騒音を除去して通話時の音声をクリアにするNTTの特許技術「Magic Focus Voice」を搭載。音が2つのマイクに到達する時間差を利用して音響空間を認識し、話者を特定する「ビームフォーミング」と、雑音を除去して音声だけを抽出する「スペクトルフィルター」の2つの技術をハイブリッド処理し、周囲の音をカットし話者の声だけ届けます。

「Magic Focus Voice」

 

仕事からプライベートまで使えるマルチユースモデル

オープンイヤー型完全ワイヤレス耳スピーカー「nwm DOTS」は、円を用いたアイコニックなデザインに、シックなツートーンカラーを組み合わせた大人の遊び心をくすぐるデザイン。特徴的な2つの円モチーフおよび製品名の「nwm DOTS」には、”点と点が繋がり共存していく”というメッセージが込められています。

「nwm DOTS」

 

NTT独自の「PSZ」技術と「Magic Focus Voice」の2つのコア技術をダブル搭載し、耳をふさがないのに音漏れが気にならず、オンライン会議では雑音をカットして話者の声だけをクリアに届けます。

 

旧モデルと同じ12mm径のスピーカーでありながら、完全新規設計の新開発ドライバーにより音圧・音質を大幅に向上。耳をふさがないオープンイヤーなのに、パワフルなオーディオ体験を提供します。

 

片耳約8gと旧モデルから12%軽量化にも成功。さらに、耳輪にやさしく掛けられるシリコーンフックと、耳の厚みや形状に合わせて装着位置を固定できる3サイズのテールチップにより、軽やかで安定感のある着け心地を追求しています。

 

連続再生時間はイヤホン単体で約8時間、充電ケース併用で最大32時間。充電ケースは手の平になじむコンパクトさで、バッグの中でもかさばりにくいサイズ感。蓋の内面はアクセントカラーと同じカラーリングに、nwmのエンボスロゴ付きです。

 

カラーはストーンホワイト、チャコールブラック、マスタードイエロー、バーガンディレッド、モスグリーンの5色展開。

 

コスパを追求したエントリーモデル

オープンイヤー型有線耳スピーカー「nwm WIRED」は、オープンイヤー型イヤホンを試してみたい人や若年層でも気軽に手に取れるよう、価格を抑えたエントリーモデル。充電を気にせず使用できる3.5mmステレオ端子の有線タイプで、オンライン学習やオンライン会議などのあらゆるシーンでの利用を想定。遅延の心配もないので、ゲームや動画視聴にも最適です。

「nwm WIRED」

 

旧モデルと同じ12mm径のスピーカーでありながら、完全新規設計の新開発ドライバーにより音圧・音質を大幅に改善。耳をふさがないオープンイヤーなのに、パワフルなオーディオ体験を提供します。

 

質量は両耳で約7.2g(コード含まず)と、旧モデルの9gから20%軽量化に成功。nwm史上最軽量でより装着感が快適に。ケーブルも改良し、絡みにくくなりました。

 

カラーはダークブラウン、ホワイトベージュ、ネイビーブルー、ミントグリーン、コーラルピンクの5色展開。

 

 

nwm(ヌーム)
オープンイヤー型完全ワイヤレス耳スピーカー「nwm DOTS」
2024年11月20日発売
実売予想価格:2万4200円(税込)

 

nwm(ヌーム)
オープンイヤー型有線耳スピーカー「nwm WIRED」
2024年11月20日発売
実売予想価格:4950円(税込)

beyerdynamicからエントリークラスの完全ワイヤレス「AMRION 100」登場

オーディオブレインズは、ドイツのオーディオメーカーbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)の完全ワイヤレスイヤホン「AMRION 100」を2024年12月に発売します。

「AMRION 100」

 

記事のポイント

音質の高さに定評のあるbeyerdynamicからエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホンが登場。エントリーモデルながら、ノイズキャンセリング機能やマルチポイント接続など機能面での隙はなく、オーディオ好きを中心に話題を呼びそうなモデルです。

 

「AMIRON 100」は、beyerdynamicの完全ワイヤレスイヤホンのなかではエントリー機に位置づけられているモデル。エントリーモデルながら、スタジオ音質で定評のあるbeyerdynamicサウンドを楽しめる製品としています。

 

アクティブ・ノイズキャンセリング機能(ANC)と外音取り込みモードを搭載しており、それらを切り替えることで、周囲の環境とつながりを保ちつつ、お気に入りの曲に没頭することも可能。高品質な6つのマイクが自動的に周囲のノイズをフィルタリングするとともに、クリアな音声で通話できます。

 

イヤホンの装着・取り外し時の自動再生・一時停止機能を備えるほか、イヤホン部のタッチセンサーにより操作も簡単です。

 

スマホやPCなど最大2台の端末に同時に接続できるマルチポイント接続に対応。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートしています。beyerdynamicアプリを使えば、サウンドの好み、タッチパッドの操作、ソフトウェアの更新など、個別の設定を簡単に調整できます。

 

連続再生時間は、イヤホンのみで最大8時間、充電ケース併用で最大27時間。15分の充電で3時間の再生が可能なクイック充電に対応しています。5種類の大きさのイヤーチップが付属し、耳にフィットして快適な装着性が得られます。

 

beyerdynamic
完全ワイヤレスイヤホン「AMRION 100」
2024年12月発売
実売価格:オープンプライス

スタジオ品質のサウンドを再生するbeyerdynamicのワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 300」

オーディオブレインズは、ドイツのオーディオメーカーブランドbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)のワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 300」と、完全ワイヤレスイヤホン「AMIRON 300」を2024年11月に発売します。実売予想価格はAVENTHO 300が6万8200円前後、AMIRON 300が4万1800円前後(いずれも税込)。

 

記事のポイント

映像の制作現場や音楽業界といったプロユースの製品も多いbeyerdynamicですが、今回の製品はいずれも音楽鑑賞用の「enjoyment」カテゴリーに含まれるもの。プロ仕様の音響技術を結集したスタジオ品質のサウンドに仕上がっています。

 

「AVENTHO 300」は beyerdynamicの快適性と音響技術の粋を結集したフラッグシップモデル。ハイグレードのアルミニウム製ヒンジとヨークなど、プレミアムな素材を使用したハイエンドデザインとなっています。人間工学に基づいた設計と軽量さによる快適な装着感で、日常使用に最適なヘッドホンです。

AVENTHO 300

 

ヘッドホンの心臓部にあたるドライバーには、同社の人気スタジオモデル「DT 700 PRO X」「DT 900 PRO X」などのほか、100周年を記念して作られた「DT 770 PRO X Limited Edition」にも採用される「STELLAR.45 ドライバー」を搭載。クリアで緻密なスタジオ品質のサウンドを再生します。

「STELLAR.45 ドライバー」を搭載

 

Dolby AtmosとDolby Head Tracking対応による3Dオーディオ機能で、音が頭の動きに合わせて追随し、まるで映画の中心にいるかのような感覚を味わえます。アダプティブANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)は、左と右の騒音をそれぞれの強度に応じて効果的に遮断し、音楽や映画に完全に集中できるようにします。空港での搭乗を逃したくない場合など、周囲の状況を把握したいときには、外音取り込みモードを選択可能。どのモードを選んでも、最大50時間のバッテリー寿命を実現しています。

 

Bluetoothコーデックは、AACのほか、aptX Lossless、aptX Adaptive、LE Audioをサポートしています。

 

「AMIRON 300」は、レベル調整可能なアクティブノイズキャンセリング(ANC)により、必要なだけの騒音を低減させます。もちろん、外音取り込みモードもレベル調整が可能です。6つのマイクを搭載し、ノイズキャンセリングや外音取り込みの品質はもちろん、通話時にもクリアな音声で会話できます。

AMIRON 300

 

片耳わずか4.4グラムの超軽量なエルゴノミックデザインに加え、5種の大きさの異なるイヤピースが同梱され、快適な付け心地を実現します。充電時には、イヤフォンを充電ケースに入れてUSB-CまたはQi充電パッドで充電できます。バッテリー寿命はケースを含め最大40時間で、15分の急速充電で3時間の使用が可能です。

 

Bluetoothコーデックは、SBC、AACのほか、LDACをサポートしています。

 

beyerdynamic
ワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 300」
2024年11月発売
実売予想価格:6万8200円前後(税込)

beyerdynamic
ワイヤレスイヤホン「AMIRON 300」
2024年11月発売
実売予想価格:4万1800円前後(税込)

ノイキャン&ハイレゾ対応で7990円! 騒音を最大45dB低減する完全ワイヤレス「EarFun Air 2 NC」

EarFun Technologyは、ハイレゾワイヤレス規格およびアクティブ・ノイズキャンセリングに対応した完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air 2 NC」を10月31日に発売しました。カラーはブラックとホワイトの2色。実売価格は7990円(税込)。

 

EarFun Air 2 NC(ブラック)

 

EarFun Air 2 NC(ホワイト)

 

記事のポイント

約8000円という低価格ながら、LDACコーデック対応やアクティブ・ノイズキャンリング機能など、ハイスペックな機能を備えている高コスパモデル。専用アプリを使えばゲームモードや360°立体音響の設定も可能で、上位機種に引けを取らない仕上がりです。手ごろなノイキャンイヤホンを求めている方にオススメ!

 

「EarFun Air 2 NC」は、11mm径の複合素材振動板を搭載したカナル式の完全ワイヤレスイヤホン。高音質オーディオコーデックのLDACをサポートしており、ワイヤレスで最大96kHz/24bitというハイレゾ品質の再生に対応しています。

 

LDAC対応スマートフォンやオーディオプレーヤーと接続すれば、ハイレゾ配信対応のストリーミングサービスも高音質で楽しめます一般社団法人日本オーディオ協会が定める「ハイレゾオーディオワイヤレス」規格の認証も取得しています。

 

また、ユニット内外に設置したマイクで周囲のノイズを集音、SoCの演算能力を生かして生成した逆位相波でノイズを打ち消す「アクティブ・ノイズキャンセリング」(ANC)機能を搭載。物理的な遮音を意味するパッシブ・ノイズキャンセリングの性能も高めることで、最大-45dBという高いノイズ低減効果を実現しています。

 

さらに、左右各3基/計6基配置したマイクを活用することで、通話時の音声の明瞭さが向上。AIアルゴリズムを活用した音声通話用ノイズキャンセリング機能により、周囲の騒音を抑えクリアで聞き取りやすい音声通話を実現します。

 

iOS/Android対応の専用アプリ「EarFun Audio」を利用すると、10種類用意したプリセットの中から好みの音質を選ぶことができます。アプリからゲームモードをオンにすると、ワイヤレスオーディオの遅延が最大55ms(0.055秒)に短縮され、音と映像の同期ズレを低減。シビアな判定を伴う音楽ゲームやFPS/TPSゲームのストレスもなく遊べます。また、360°立体音響もサポートしており、広い音場でゲームや動画を楽しめます。

 

イヤホンを2台のデバイスに同時接続し、必要に応じて切り替える「マルチポイント接続」にも対応。徹底した低消費電力設計により最大40時間(ANCオフ時、イヤホン単体9時間+充電ケース31時間)という長時間の連続再生を実現しています。充電ケースはワイヤレス充電とUSB-C充電の2つの充電方法に対応。USB-Cでは10分のチャージで2時間使用可能な 急速充電にも対応しています。

 

EarFun Technology
完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air 2 NC」
2024年10月31日発売
実売価格:7990円(税込)

機能はそのまま価格を抑えたライトモデル! NUARLの完全ワイヤレス「N6 Lite」

エム・ティ・アイは、オリジナルブランド「NUARL(ヌアール)」から、完全ワイヤレスイヤホン「N6 mini」シリーズのライトバージョン「N6 Lite Earbuds」を2024年11月1日に発売します。カラーはグレー、ネイビー、パープルの3色。実売価格は1万1000円(税込)。

N6 Lite Earbuds

 

記事のポイント

ノイキャンやマルチポイント接続、低遅延なゲーミングモードなどの機能はそのまま、専用アプリ非対応とすることで価格を抑えたライトモデル。新たに高音質コーデックLDACに対応しており、対応するスマホや音楽プレーヤーがあれば高品質なワイヤレス再生が可能です。イヤホンがコンパクトなので、耳が小さい方や女性にもオススメ!

 

「N6 mini」シリーズは耳の小さい人でも使用しやすいコンパクトなサイズに加え、ファッション性に優れたデザイン性と、NUARL独自のチューニングによる迫力のサウンドを実現した完全ワイヤレスイヤホンです。今回新たに発売される「N6 Lite Earbuds」は、周囲の騒音を低減する「アクティブノイズキャンセリング」や「外音取り込み」などの基本機能を継承し、さらにハイレゾコーデックのLDACにも対応しながらも、専用アプリを省略することで低価格を実現したライトモデル。

「N6 Lite Earbuds」(ネイビー)

 

兄弟機種である「mini3」と同じGen2グラフェン振動版のφ6mmダイナミック型フルレンジ“NUARL DRIVER”[N6]Gen2を搭載。これまでの[N6]ドライバーと比較して低域再生能力を高めたことで、小径ドライバーでもノイズキャンセリング時の再生音質への影響を抑えています。

 

音質への影響や耳への圧迫感の少ない「アクティブノイズキャンセリング」機能を搭載し、周囲の騒音を低減して音楽を楽しめます。イヤホンを装着したまま周囲の音が聞ける「外音取り込み」機能も備えます。

 

Bluetoothのコーデックは、SBC/AACに加え、高音質コーデックのLDACにも対応。対応端末を使用することで、より高音質なサウンドが楽しめます。

 

また、ワイヤレス伝送時の遅延を低減する「ゲーミングモード」も搭載し、ゲームや動画再生時の音声の遅延を防ぎます。

 

通話用のマイクを備え、ハンズフリー通話が可能。同時2台待ち受けが可能な「マルチポイント」にも対応しているので、リモート会議などテレワークでの使用にも最適です。

 

イヤホンの側面にはタッチセンサー式の操作ボタンを装備。スマートフォンの音楽再生操作や音量調整、着信操作、ゲーミングモード/アクティブノイズキャンセリング/外音取り込みのオン/オフが可能です。

 

イヤホン単体で連続再生時間は最大8時間(ANC OFF時)/6時間(ANC ON時)。充電ケースとの併用で最大32時間の音楽再生を実現します。充電ケースはイヤホンを3回フル充電することが可能。小型でも堅牢なアルミ製で、マグネット式の上蓋とイヤホンのマグネットロック機構により、落下時などのイヤホンの飛び出しや破損を防止します。

N6 Lite Earbudsの充電ケース

 

イヤホンの内部にナノコーティングによる撥水処理を施したIPX4相当の耐水性で、濡れた手での操作時にも安心です。女性や耳穴の小さい人にも使いやすい長さ4mmの短尺タイプのイヤーピース「Block Ear+4」を付属。バイオロジカル・シリコンを使用し、抗菌性も有した耳に優しい素材を採用しています。

コンパクトなイヤホン

 

NUARL
「N6 Lite Earbuds」
2024年11月1日発売
実売価格:1万1000円(税込)

5000円を切るオープンイヤー型の完全ワイヤレス「Philips TAT3708」

TP Visionは、Philips(フィリップス)ブランドのオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Philips TAT3708」を、2024年10月31日に発売します。カラーはブラックとホワイトの2色。実売予想価格は4980円(税込)。

Philips TAT3708

 

記事のポイント

完全ワイヤレスイヤホンのトレンドとなっている、耳をふさがないタイプのオープンイヤー型は、家事や仕事をしながら使用でき、屋外でも周囲の音を聞ける安全性の高さが人気。こちらのモデルは5000円を切るお手ごろ価格なので、初めてオープン型を使う人にもオススメです。

 

TAT3708は、耳をふさぐことなく音楽が楽しめるオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン。屋外や屋内における音量差に対して高音と低音を自動調整する技術「アダプティブイコールラウドネス補正 (AELC) アルゴリズム」を備え、どんな環境でもクリアでバランスの取れたサウンドを実現しています。

TAT3708

 

特殊なチェンバーとアルゴリズムを採用しており、指向性音響テクノロジーによるビーム状のサウンドによって、音漏れや振動を抑えながらも、解像度と低音を損なうことなくクリアなサウンドを耳に届けることが可能となっています。

 

また、タッチコントロール機能とAIマイクを搭載しているため、クリアな音声通話に加えて、通話や音量調整などの快適な操作も実現。IPX4規格準拠の防滴性能を備えており、通勤や通学といった日常のシーンのほか、ジョギング・ランニングやワークアウトなどのスポーツ時も使用できます。

 

連続再生時間はイヤホン単体で6時間、充電ケース使用時は最大18時間。充電時間は約2時間。

 

TP Vision
オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Philips TAT3708」
2024年10月31日発売
実売予想価格:4980円(税込)

欲しい機能“全部入り”で1万5000円台! コスパよすぎな完全ワイヤレス「NeoDots」

EDIFIER Japanは、ハイブリッドドライバー搭載でノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン「NeoDots(ネオ・ドッツ)」を10月11日に発売します。実売価格は1万5980円(税込)。

 

発売を記念し、10月11日から15日の5日間にかけて、通常価格から20%オフとなる特別セールも開催されます。Edifier公式サイトのほか、Edifier公式楽天市場店、Amazon Edifierストアにおいて、数量限定で1万2785円(税込)で販売されます。

 

記事のポイント

BA型+ダイナミック型のハイブリッドドライバー搭載に、ノイズキャンセリング機能、LDACコーデックやハイレゾ対応と全部入りのハイスペックモデルながら、1万5000円台という価格が高コスパな製品。音質にこだわる人にオススメな完全ワイヤレスイヤホンです。今なら発売記念セールで20%オフとなるので、興味ある方は急いでECサイトをチェックしましょう。

 

「NeoDots」は、音質の要となるドライバーにバランスド・アーマチュア(BA)型とφ10mmダイナミック型のハイブリッドタイプを採用。BA型は中高音域の明瞭度とディテールの細やかさを、ダイナミック型は低域の迫力を担うサウンドデザインにより、低域から高域までバランスの取れたクリアなサウンドを実現しています。

 

オーディオコーデックにはSBCとAACに加えLDACをサポート、SBCの約3倍という帯域幅を活かし、情報量の多い緻密なサウンドを再生します。一般社団法人日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオワイヤレス規格の認証も取得しています。

 

フィードフォワード+フィードバック方式のハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を備えており、左右イヤホンに各3基/計6基配置した小型マイクを活用することにより、最大48dBのノイズ低減を実現しています。周囲の音を取り込む外音取り込みモードもサポート。専用アプリ「Edifier ConneX」を利用することで、ノイズキャンセリングレベルは3段階、外音取り込みレベルは6段階に調整できます。

 

AIアルゴリズム技術により人の声を周囲の雑音から分離し、自分の声をクリアに届ける通話ノイズキャンセリング機能に対応。騒がしい環境での音声通話も、ストレスなく行えます。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応。ペアリングされた2台のパソコン/スマートフォンをすばやく切り替えること可能です。Google Fast Pairもサポートしており、Android端末の場合は画面上の通知をタップするだけでペアリングできます。

 

省エネルギー設計により、ノイズキャンセリング有効時はイヤホン単体で最大12時間、充電ケース併用で最大40時間、ノイズキャンセリングオフ時はイヤホン単体で最大17時間、充電ケースを併用すると最大56時間の連続再生を実現しています。また、充電ケースをパッドに重ねて置くだけでチャージできるワイヤレス充電に対応しているので、充電用ケーブルを持ち歩く手間から解放されます。

 

EDIFIER
「NeoDots(ネオ・ドッツ)」
2024年10月11日発売
実売価格:1万5980円(税込)

 

充電ケース無しで持ち歩ける! SOLID BASSの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW2」

オーディオテクニカは、圧倒的な低域表現が楽しめる「SOLID BASS」シリーズの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW2」を2024年10月11日に発売します。カラーはベージュ、ブラック、グリーンの3色。直販価格は2万3980円(税込)。

 

記事のポイント

左右のイヤホンをくっつける/離すの動作だけで、電源のオン/オフができる独自の「マグネティックスイッチ(PAT.P)」が斬新! 従来のワイヤレスイヤホンのように充電ケースを一緒に持ち歩く必要がないので、外ではイヤホンだけを持ち歩き、自宅に戻ったら充電ケースにセットする、なんて使い方が広まるかもしれません。

 

「ATH-CKS50TW2」は、2022年発売の「ATH-CKS50TW」の次世代モデル。9mm径の「SOLID BASS HD TWSドライバー」による迫力の重低音が楽しめます。

 

また、イヤホンを充電ケースから取り出し、左右に離すと電源オン、マグネットでくっつけると電源オフできる独自機能「マグネティックスイッチ(PAT.P)」を搭載。イヤホンだけで最大25時間連続で使える業界最高クラスのロングバッテリーと合わさって、充電ケースを自宅に置いたままでも、イヤホンのみを1日中持ち歩いて使うことができます。

独自機能「マグネティックスイッチ(PAT.P)

 

さらに、周囲の雑音を消して音楽に集中できる「ハイブリッドノイズキャンセリング技術」や、通話時に自分の声のみをクリアに届けることができる「ノイズリダクション機能」、イヤホンを着けたまま会話やアナウンスが聴ける「トークスルー機能」などのハイエンドな機能も搭載。水でサッと洗えて、ほこりにも強いIP55相当の防水・防じん性能も備えています。

 

専用アプリ「Connect」を使用すれば、集中と休息をサポートする「サウンドスケープ機能」やイヤホン紛失を防止する「置き忘れアラート」などの機能も使用可能。

 

BluetoothコーデックはAACとSBCをサポート。充電ケースを置くだけ充電できるワイヤレス充電Qi対応や、2台のBluetooth機器へ同時に接続できるマルチポイント対応など便利な機能も備えます。

 

連続再生時間は、ノイズキャンセリングオフ時はイヤホンのみ最大約25時間、充電ケース併用時最大約65時間、ノイズキャンセリングオン時はイヤホンのみ最大約15時間、充電ケース併用時最大約40時間。

 

オーディオテクニカ
SOLID BASS「ATH-CKS50TW2」
2024年10月11日発売
直販価格:2万3980円(税込)

 

装着性をアップデート! “ながら聴き”できるイヤカフ型ワイヤレスイヤホンambie「AM-TW02」

ambieは、耳をふさがない“ながら聴き”ができるイヤカフ型の完全ワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs AM-TW02」を2024年10月17日に発売します。先行予約は9月27日午前10時よりスタート。実売価格は1万7000円(税込)。

 

記事のポイント

有線接続だった初代モデルは2017年の発売と、いまトレンドの“ながら聴き”の先駆けともいえるambieのイヤカフシリーズ。耳を塞がず使えるので、音楽を聴きながら仕事や家事などをする人にピッタリです! 3回目となるBEAMSコラボモデルも見逃せません。

 

同機は、2021年に発売された「AM-TW01」の後継モデル。アクセサリーのイヤカフのように耳にひっかけるように装着することで、耳を塞がず周囲の音を感じながら音楽が聴ける独自の形状が特徴。

 

新モデル「AM-TW02」では、従来のイヤカフ型のデザインは変更せず、ブリッジ部分を軟質素材と形状記憶ワイヤーに変更し、装着性が大きく改良されています。

 

また、複数の機器と同時に接続できるマルチポイント対応や、すばやく充電できる急速充電など、最新のトレンド機能に対応するアップデートも図られています。防水性能もアップしており、本体のIPX5に加えて、ケースもIPX4に対応し、よりアクティブなシーンで使えるようになりました。本体での音楽再生は連続6時間。ケース充電と合わせると約24時間使用可能です。

 

本体カラーは「Green×Indigo」「Flamingo×Beige」「White×White」「Black×Black」の4色展開。20色の着せ替えソックス(AM-TW01共通)でカラーアレンジも可能です。

 

今回で3回目となるBEAMSとのコラボモデルは、2017年にブランド初のコラボレーションで誕生し話題となったクレイジーカラーをオマージュ。1980年代の自由でラディカルな家電を彷彿とさせるポップなカラーブロッキングを施し、BEAMSらしいハッピーなデザインに仕上がっています。

BEAMSコラボモデル/1万8000円(税込)

 

 

ambie
「ambie sound earcuffs AM-TW02」
2024年10月17日発売
実売価格:1万7000円(税込)/BEAMSコラボモデル1万8000円(税込)

 

JBLの完全ワイヤレスイヤホン「LIVE BEAM 3」「LIVE BUDS 3」はどっちを選ぶべき?似てるけど音は違う!

老舗オーディオブランドJBLから、充電ケースにディスプレイを搭載したユニークな完全ワイヤレスイヤホン「LIVE BEAM 3」「LIVE BUDS 3」の2モデルが登場しました。

 

LIVE BEAM 3が今年6月、LIVE BUDS 3は今年7月と、1か月違いで発売されたこの2モデル。実は共通した部分が多いんです。直販サイト価格もLIVE BEAM 3が2万8050円(税込)、LIVE BUDS 3が2万6950円(税込)と約1000円違いで、いざ選ぶとなったときにどちらにしようか迷っている方も多いのではないでしょうか?

↑JBLの完全ワイヤレスイヤホン「LIVE BEAM 3」(写真左)と「LIVE BUDS 3」(写真右)

 

JBL
LIVE BEAM 3
2万8050円(税込)

LIVE BUDS 3
2万6950円(税込)

 

そこでこの記事では、2モデルの共通点と相違点をまとめてみました。

 

両モデルの機能はほとんど一緒

まず機能面から、注目すべきポイントを以下に挙げていきます。

 

【共通点】

・充電ケースにディスプレイを装備

・高性能なノイズキャンセリング性能

・LDACコーデックによるハイレゾワイヤレス接続が可能

・マルチポイント対応で2台までのデバイスを同時接続できる

・IP55の防水防塵性能

・計6つの通話用マイクでクリアな通話を実現

・JBL Headphonesアプリと連携したカスタマイズ

・ユーザーの聴覚特性にあわせたパーソナライズ化

 

【相違点】

・イヤホン本体の形状

・ドライバーの素材

・バッテリー寿命

 

見た目で目立つのは、充電ケースに備えられた1.45インチタッチスクリーンディスプレイですよね。スマートフォンやイヤホン本体からではなく、このディスプレイ上で音量調節や曲送り/戻し、ノイズキャンセリングやサウンドモードの切り替えなどができます。

↑充電ケースにはディスプレイが搭載されていて、タッチで操作できます

 

「こんなディスプレイが必要なのか」「充電ケースから操作するのはかえって手間では」と思ってしまいがちですが、実際に使ってみると、これがけっこう便利。スマートフォンで別のアプリを開いている際に、わざわざ音楽再生アプリを表示して操作するのは面倒ですし、イヤホン本体のタッチ操作は確実性に欠けて連続操作がやりにくいです。音楽再生のために「見ながら操作できる」デバイスが別にあることは、想像以上に快適です。

↑スマートフォンからもイヤホン本体からも操作しにくいシーンは意外とあるもので、充電ケースから操作できるのはメリットです

 

逆にデザインで大きく異なるのが、LIVE BEAM 3はショートスティックタイプで、LIVE BUDS 3はバッズタイプであること。ともに人間工学に基づいて開発された「デュアルオーバルシェイプデザイン」を採用していて、フィット感は高められています。

↑LIVE BEAM 3はスティック部が少し伸びていて、イヤーピースを耳に入れ込むカナル型の形状になっています

 

着け比べてみると、どちらも耳に隙間なくフィットしますが、わずかにLIVE BUDS 3の方が深くまで耳に入り込む感覚がありました。少しの差ですが、長時間着けていると影響が大きくなってくるため、軽めの装着感が好きならLIVE BEAM 3、より密着した装着感が好きならLIVE BUDS 3を選ぶと良さそうです。

↑バッズタイプのLIVE BUDS 3の方が、スティック部の干渉がないためより耳にすっぽりと入り込む印象でした

 

またイヤホンにとって重要なドライバーは両方10mm径のダイナミックドライバーですが、LIVE BEAM 3がPU+PEEK、LIVE BUDS 3がPET+PU+チタニウムと、採用している素材が異なります。それぞれの音の傾向については後で紹介しますが、結構わかりやすい違いがありました。

 

もうひとつ数字でわかる違いはバッテリー寿命で、LIVE BEAM 3はイヤホン本体で最大約12時間、充電ケース併用で最大約48時間の再生が可能なのに対し、LIVE BUDS 3はイヤホン本体で最大約10時間、充電ケース併用で最大約40時間の再生が可能と短くなっています。ただLIVE BUDS 3の方も十分長いですし、どちらも約10分の充電で約4時間再生できる急速充電にも対応しているので、実使用においてはあまり差を感じないのではないでしょうか。

 

このほか共通仕様として、ノイズキャンセリングは周囲の騒音レベルにあわせて自動的に効き具合を調整してくれるアダプティブノイズキャンセリング機能を搭載。ユーザーごとにサウンドを最適化する「Personi-Fi」の最新バージョン3.0が利用可能など、新モデルらしいテクノロジーが導入されています。

↑スマートフォンアプリ「JBL Headphones」を利用することで、細かな設定のほか、今使っているイヤーピースが耳にあっているかをチェックすることもできます

 

こうして機能面を見てみると、やはり共通している点が多いですね。ここまでの段階では、ショートスティックスタイルかバッズスタイルのデザインの違いが最も大きなポイントとなりそうです。

 

サウンドはLIVE BEAM 3は「迫力」、LIVE BUDS 3は「シャープ」な印象

ここからは音の違いを探っていきます。試聴はLDACコーデックで、アンビエントサウンドやイコライザーを切った状態です。

↑それぞれのモデルはどのようなサウンドの傾向をしているのか、聴き比べて確認しました

 

まずLIVE BEAM 3ですが、バランスとしては中低域に厚みがあり、音が極めてクリアであることが特徴です。グルーブ感がありつつも音の描き分けがされているので、さまざまな情報が耳に飛び込んできて「こんな音が入っていたのか」と気付かされるような鳴り方をします。

 

傾向としては「繊細」よりも「迫力」に分類され、ロックやアップテンポなポップスなどと好相性な印象です。こっちのけんと「はいよろこんで」やPEOPLE 1「鈴々」など、リズムを生み出すベースラインとドラムスが明瞭で、ただでさえノリの良い楽曲がさらに魅力的になり、身体が自然とリズムを取ってしまって止めるのが難しくなります。

 

タイラー・ザ・クリエイター「RUNNING OUT OF TIME」やPop Smoke「What You Know Bout Love」などヒップホップ系ともマッチしており、深みのある低域がグンっと前にくることによる浮遊感を味わえました。

 

またS/Nが良くクリアであることに加え、質感が非常に滑らかなのも特徴的。ズンズンと響く低音がただうるさいだけにならないのは、この滑らかさがあるからでしょう。ただ、一歩間違えればまろやかとも捉えられるため、ジャギジャギと掻き鳴らされるギターなど、好みによっては角が取れ過ぎて鋭さがないと感じる方もいるかもしれません。

 

LIVE BUDS 3の方は、LIVE BEAM 3に比べて低域のパワフルさを残しながらも若干控えめにして、高域にも厚みを持たせたバランスです。音のクリアさ、解像感の高さはLIVE BEAM 3と似ていますが、よりオールマイティな鳴り方になっています。

 

こちらの傾向は「迫力」よりも「シャープ」といったイメージで、特にバンドサウンドや華やかなアニソンにマッチしそうです。Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」ではただでさえ聞き取りやすいR-指定のラップが、一言一句よりクッキリと伝わってくるような印象。Mrs.GREEN APPLE「インフェルノ」はギターのカッティングの切れ味が増したようで心地よく、リズム隊の音がよりダイレクトに耳に届いてくるように感じられます。

 

また、グンっとくる低域が抑えられていても、代わりにシャープさからくる疾走感が得られるため、こちらもノリの良い楽曲とはとても好相性。聴く人をグイグイと前から引っ張ってくるのがLIVE BUDS 3、背中から押していくのがLIVE BEAM 3といったイメージで、別の角度から気分を高めてくれます。

 

一方で、LIVE BUDS 3は万能選手ではありますが、フラットなバランスの他モデルより低域は出ているので、静かな楽曲でも聴き疲れするシーンがあるかもしれません。

 

なお、共通するサウンドモードとして標準で「STUDIO」「BASS」「CLUB」「EXTREME BASS」「VOCAL」「JAZZ」の6種類が用意されており、自分でチューニングした「マイEQ」を保存することもできます。オーディオメーカーのサウンドモードは効きが控えめに設定されていることが多いですが、このイコライザーはけっこう大胆に変化が楽しめます。充電ケースからサウンドモードを選ぶこともできるので、積極的に遊んでみたくなります。

 

好みの装着感とサウンド傾向に合わせて選びたい

ここまでご紹介したように、ほぼ同じ時期に登場した同ブランドの2モデルということで共通した部分も多数ありながら、音の傾向にはしっかりと違いが感じられました。

↑同じような時期に出て機能も似ている2モデルですが、しっかりとした違いがあります

 

それを踏まえると、「迫力重視でノリの良い楽曲が好き」な方にはLIVE BEAM 3が、「いろんな楽曲を楽しく聴きたい」方にはLIVE BUDS 3がオススメできそうです。

 

もし店頭に足を運べるのであればぜひ両方を聴き比べてみていただきたいですし、それが難しい場合は本記事を参考に、どちらのモデルがご自身に向いているか考えてみていただけたらうれしいです。

 

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ソニーから1万円のめちゃ小さい完全ワイヤレスヘッドホン登場!

ソニーは、Bluetooth対応密閉型完全ワイヤレスヘッドホンで、同社史上最小サイズとなる「WF-C510」 を9月13日から発売します。市場想定価格は1万円前後(税込み)。

記事のポイント

小型化を実現したエントリーながら、高音質化にもこだわったところが製品の見どころ。1万円程度で手に入るところも魅力です。手ごろな価格のイヤホンがほしいけど音をないがしろにもしたくない人にとってはいい選択肢となるでしょう。

本商品は従来機「WF-C500」から約20%小型化し、質量は左右各4.6gと軽量になりました。小さいながら、ソニー独自の高音質技術DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)搭載により、圧縮された音源をCD音質相当まで高音質化。さらに、「360 Reality Audio(サンロクマル・リ アリティオーディオ)」の再生も可能で、全方位に広がる音に包まれるような、新たな音楽体験を味わえるとのこと。また、好評だった外音取り込み機能も備えます。

 

本体の小型化に伴い、充電ケースも薄型に進化。WF-C500と比較するとケース体積は約23%ダウンし、重量も約31gなので持ち運びしやすいモデルです。気になる充電の持ちは、本体のみで約11時間、付属のケースでの充電と合計して約22時間の音楽再生が可能。「クイック充電」では、5分間の充電で最大約1時間再生できます。

 

ケースの質感はマットに仕上げ、カラーはブルー/イエロー/ブラック/ホワイトの4色展開となっています。

 

ブランド名(メーカー名):ソニー
商品名:WF-C510
市場想定価格:1万円前後

完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」登場、Geminiと会話が可能に!

Google Pixelシリーズの最新イヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」が8月14日から予約注文が可能になりました。Google ストアでの発売は9月26日から開始します。Googleストア販売価格(税込)は3万6800円。カラーは Porcelain、Hazel、Peony、Wintergreenの4色をラインアップしています。

記事のポイント

イヤホンに、グーグルのチップ「Tensor A1」が搭載されたところが注目点です。スマホ向けのチップとは違うため、性能に差があると思われますが、イヤホンを通してGoogleのAIであるGeminiとコミュニケーションを取れるのは新しい体験になるでしょう。

Google Pixel Buds Pro 2は、4500万もの耳の形のスキャン分析と、実際の装着テストに基づき、最も快適で安定感のあるイヤホンとうたう製品。新しい固定用アーチを回して調整することで、イヤホンが外れにくくなり、快適な装着感が得られるとのこと。さらに、付属する4サイズのイヤーチップにより、耳へのフィット感を向上させることができます。

 

Googleの独自チップ「Tensor A1」の搭載により、「Silent Seal 2.0」を使用したアクティブノイズキャンセリング機能を採用。従来の2倍のノイズをキャンセルできます。さらにマルチパス処理に対応しており、アクティブノイズキャンセリングと音楽再生用でそれぞれパスを分けることで、高音質と優れたノイズキャンセリング性能を両立させています。

 

また、アクティブノイズキャンセリングを有効にした状態でも、最大8時間の連続再生が可能で、ケースを併用すれば最大30時間の再生時間を実現し、1日中使用することができます。急速充電が必要な場合は、ケースに戻して15分間充電すると、バッテリー寿命が最大3時間延長されます。

 

Tensor A1によってGeminiの活用にも対応。音声技術を使用してGeminiと長時間の会話を可能にするモバイル会話エクスペリエンスやGeminiライブチャットが可能です。たとえばスマホからGeminiライブチャットを立ち上げたら、スマホをロックしてポケットにしまい、あとはGeminiと自由に会話するだけといった操作ができるようになります。

 

さらに新しい「デバイスを探す」機能を使えば、いつでもイヤホンを見つけることができます。ケースに追加されたスピーカーにより、充電中のイヤホンも探すことも可能です。

 

このほか、騒がしい場所でも通話できるクリア音声通話、イヤホンを装着したままの会話、ヘッドトラッキング付き空間オーディオなどに対応しています。

1980円で「音質に自信」は本当? シャオミ完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Active」レビュー

リーズナブルで知られるシャオミ(Xiaomi)の完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Budsシリーズ」に、新たなエントリーモデル「Redmi Buds 6 Active」が加わりました。

 

なんとその市場想定価格は1980円(税込)。かなりのお手頃価格ですが、そのうえで「音楽も楽しみたい方向け」に開発したと、サウンドにも自信をのぞかせています。とはいえ、さすがにこの価格だと本当か疑わしいという方もいるのではないでしょうか? ということで、実際にそのクオリティを確認してみました。

↑シャオミの新しいエントリー完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Active」(1980円/税込)

 

普段使いに申し分ない最低限+αの機能を搭載

いまや100円ショップにも、100円ではないですが完全ワイヤレスイヤホンが並ぶ時代。かなり価格がこなれてきたのも確かですが、それでも世界的メーカーが1980円という価格で打ち出してくるのはなかなかインパクトがあります。

 

まずデザインは、アップルの「AirPods」などと同じインナーイヤー型になっています。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクをラインナップ。安価なモデルではブラックのみ、あってもホワイトと2色展開のことも多いので、4色をそろえているのはプラスのポイントです。

↑写真左からホワイト、ブラック、ブルー、ピンクの4色を展開

 

インナーイヤー型は耳を完全に塞がないため周囲の音が聴こえる、耳に密着しないため疲れにくい、音漏れがしやすい、といった特徴があります。再生音については広がり感が得られる一方で、密閉されないため低音が弱いとされています。それを補うためか、搭載するダイナミックドライバーは14.2mm口径と従来のエントリーモデルよりサイズアップ。Xiaomi Acoustic Labのチューニングによって、パワフルな低音を実現したとアピールしています。

↑14.2mm口径のダイナミックドライバーを搭載。インナーイヤー型にあわせて前エントリーモデルよりもサイズアップしています

 

また「Xiaomi Earbuds」アプリと連携することで、好みに応じてサウンドモードを使い分けることが可能。モードは「スタンダード(標準)」のほか、「高音強化」「低音強化」「ボーカル(音声増幅)」「ブーストボリューム(音量を上げる)」の計5つが用意されています。

↑Xiaomi Earbudsアプリからはサウンドモードの選択やタッチ操作のカスタマイズなどが行なえます

 

さらにバッテリー寿命はイヤホン単体で最大6時間、充電ケース併用で最大30時間の再生が可能。10分の充電で約1時間の再生が可能な急速充電にも対応と、最低限以上の水準をしっかりクリアしています。

 

このほかにも、Bluetoothは最新の5.4をサポート、イヤホン本体はちょっとした汗や雨程度なら耐えられる防滴性能IPX4をサポートしていたり、通話時に最大4m/sの風切り音を低減するというデュアルマイクノイズリダクションを搭載、空間オーディオにも対応、本体やケースから音を鳴らしてイヤホンを探せる機能を備えていたりと、普通に使う分にはまったく問題ない性能です。

 

アクティブノイズキャンセリング機能は非搭載ですが、インナーイヤー型で搭載しているモデルの方が少ないですし、そもそも密閉性の低いインナーイヤー型では効果が得にくい機能でもあるため、不満は感じませんでした。

↑耳の穴に引っ掛けるようにして装着するインナーイヤー型は遮音性が低いため、外音が聴こえてきます

 

再生/一時停止や曲送り/戻しといった本体のタッチ操作は軽めのタッチで認識してくれて、アプリから好きにカスタマイズすることもできます。Google Fast PairでAndroidデバイスと簡単にペアリングできますし、使い勝手についてはシンプルにまとめられている印象です。

 

付属品は取扱説明書のみ。充電には別売りのUSB-Cケーブルが必要ですが、いまや家庭に1本はあるはずと見込んで、ここでコストカットを図っているのでしょう。

↑小さくて薄い充電ケースはUSB-C端子を備えています

 

このように機能面を見てみると、最低限+αが備わっており、価格を考えれば十分といえます。

 

1980円とは思えないバランスの取れた音楽再生能力

それでは気になるサウンドはどうでしょう。方向性としては素直に音楽を再生するナチュラル派といったところ。変な色付けのない再現性で、質感は軽めかつドライです。同じような傾向でインナーイヤー型のあまり良くないモデルでは音が「シャカシャカ」しているものも多いですが、Redmi Buds 6 Activeはそうなっておらず、“価格以上”の情報量を聴かせてくれます。

↑さまざまなジャンルの音楽や動画をチェックしてみました

 

低音はインナーイヤー型のためどうしても不足しがちでパワフルさはないですが、それでもちゃんと必要と思える分が聴こえてきます。ただ、ボリュームはちょっと大きめにしないといけないかもしれません。

 

相性が良さそうなジャンルとしては男女問わず歌もの、音数がそれほど多くない楽曲などが挙げられそうです。たとえばNovelbright「ツキミソウ」のように伸びやかな歌声を聴かせてくれる楽曲は自然とボーカルに集中できますし、スピッツ「美しい鰭」やあいみょん「ハレノヒ」のような楽曲はいっそう軽やかに楽しめます。

 

外音が聴こえてくるインナーイヤー型ならではの特徴を活かした遊びもできました。あえてセミの声をバックに久石譲「Summer」を流せば、日本の夏らしさが膨れ上ってノスタルジーな気分に浸れます。TM NETWORK「Get Wild」を喧騒のなかで聴くのもテンションが上がります。

 

一方で広がり感はインナーイヤー型としては若干物足りなさもあります。またヒップホップなども重みがなく“それっぽさ”を感じにくいかもしれません。

 

総じてどの帯域も無理に鳴らし切ろうとしておらず、音楽にとって美味しい要素を残してそれ以外を削ることで、できる限りの範囲で楽しく聴けるようにまとめてあるイメージです。

 

サウンドモードですが、高音強化と低音強化は高域と低域、そして音声増幅は中域と、それぞれ強化する帯域を持ち上げて、それ以外の帯域を少し引っ込めるような効かせ方をします。特に高音強化は変化量が大きく感じますね。だいぶピーキーなチューニングになっていて音楽としてのバランスが崩れてしまうため、曲を選ぶはず。メインで使うのは標準で、シーンによって「音量を上げる」を選び、これぞという曲では「強化を試す」という運用が良さそうです。

 

ちなみに動画鑑賞くらいであれば遅延も気にならないので、耳の疲れにくさと相まってYouTubeを見るのにも使いやすいです。

 

気軽に使える完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方に

初めて完全ワイヤレスイヤホンを買うという方が、いきなり1万円のモデルに手を出すのはハードルが高いかと思います。完全ワイヤレスイヤホンがどういったものか体験したい、でも安物買いの銭失いをしたくはない。そんな方に、Redmi Buds 6 Activeはオススメできます。

↑手に取りやすい価格なので、気軽に使い回せるのが魅力です

 

ほかにも、すでにメインのイヤホンをお持ちの方が、サブとしてカバンに忍ばせておくのにも良さそうです。メインのバッテリーが切れたり、忘れてしまったりしたときなど、念のために用意するのもこの価格なら無理せずできるのではないでしょうか。

 

このようにRedmi Buds 6 Activeは、「あまりお金は出さずに、そこそこ良くて気軽に使える完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」といった方に、手にとってみて欲しいモデルです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

プロ御用達ブランド、ドイツ「beyerdynamic」初の“ながら聴き”イヤホン「Verio 200」誕生

オーディオブレインズは、ながら聴きスタイルで楽しめる、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)社のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Verio 200」を8月9日に発売します。

↑Verio 200(左からブラック、クリーム、スポーツ)

 

beyerdynamic社は1924年の創業以来、プロフェッショナルオーディオ製品を提供。製品ラインの大部分は、ドイツ・ハイルブロンの自社工場で製造されています。Verio 200 は、同ブランド初となるオープンイヤー型TWSイヤホン。

↑16.2mmの大型ドライバーを搭載

 

今回発売となる同製品は、16.2mmの大型ドライバーを搭載。また、新開発のアプリによる5バンドイコライザーなどの新機能も搭載しています。

↑アプリ操作画面

 

市場想定価格は3万9500円前後で、当初は「スポーツ」カラーのみ発売となり、「ブラック」「クリーム」のカラーは8月下旬~9月上旬に発売予定としています。

↑本体とケース(スポーツ)

 

■重量:10.8g/イヤホン

■ケース重量:98g

■ケースサイズ:69.5×25×100mm

■連続稼働時間:8時間+ケース充電により追加で27時間

1980円のお安い完全ワイヤレスイヤホンをシャオミが発売! しかも「音楽を楽しみたい方向け」

シャオミ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Budsシリーズ」の最新作「Redmi Buds 6 Active」を発売しました。市場想定価格は1980円(税込)で、ブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色展開です。

 

Redmi Buds 6 Activeは、エントリーモデルながら「音楽も楽しみたい方向け」とうたった製品。14.2mmのダイナミックドライバーを搭載し、パワフルなサウンドを実現しているそうです。

 

記事のポイント

この価格帯であれば当然音質はそれなり、と判断しそうなところですが、性能に対して価格を抑えてくるシャオミ。どこまで音質を高められているのかが気になるところです。

↑ブラックとホワイトの充電ケースはマット仕上げで指紋が付きにくく、ブルーとピンクはクリアケースカバーに加えて、イヤホンの一部もスケルトンデザイン

 

イヤホン単体だと1回の充電で最大6時間、充電ケース込みなら最大30時間の音楽再生が可能とのこと。バッテリー残量が少ないときも、10分の充電で最大1時間の使用をサポートしてくれるので、急なオンラインミーティングが入っても乗り切れそうです。

 

またセミインイヤー型なので、耳に負担がかかりにくいのがうれしいですね。

 

通話時には、 「デュアルマイクノイズリダクション」が最大4m/sの風切り音や騒音を低減してくれ、屋内を問わずクリアにやりとりできるそう。

 

Xiaomi Earbudsアプリをダウンロードすれば、オーディオ設定を調整したり、イヤホンのソフトウェアをアップデートしたりできます。さらにRedmi Buds 6 Activeのタッチコントロールを好みに合わせてカスタマイズもできますよ。

 

加えて5つのイコライザー設定を内蔵しているので、ダイナミックなドラムビートを楽しみたいときは低音強化モード、歌手の声をよりクリアに聴きたいときはボーカルモードといったように、さまざまなシーンに対応できるとのこと。

 

製品スペックは以下のとおりです。

 

メーカー:シャオミ

製品名:Redmi Buds 6 Active

市場想定価格:1980円(税込)

AI技術搭載の「Galaxy Buds3」「Galaxy Buds3 Pro」登場。コミュニケーションの質も向上させるノイキャンイヤホン

サムスン電子ジャパンは、新デザインを採用したうえにGalaxy AI によって最適化されたノイズキャンセリングイヤホン「Galaxy Buds3 Pro」「Galaxy Buds3」を、7月31日から発売します。価格は「Galaxy Buds3 Pro」が3万8500円(税込)、「Galaxy Buds3」が2万7500円(税込)となっています。

 

なお、オンラインショップでは7月17日より予約を開始。さらに発売キャンペーンとして、予約もしくは7月31日~8月31日の23時59分までに、同商品を購入すると全員にGalaxy Buds Caseがプレゼントされます。

 

Galaxy AIの搭載でパワーアップしたGalaxy Buds3 ProとGalaxy Buds3は、新たなコミュニケーション体験を提供してくれるとのこと。たとえば、折りたたみスマホの「Galaxy Z Fold6」または「Galaxy Z Flip6」に接続し、「通訳」機能のリスニングモードをオンにすると、その場で翻訳された会話の内容をBudsで直接聴くことが可能になります。

 

また、Galaxy Buds3 Proでは音楽を聴いている際、「ノイズコントロールの最適化」「サイレンの検出」「音声検出」を通じて常に周囲の音を収集・特定し、自動的に最適なノイズレベルとサウンドレベルに調整してくれます。このように、雑音の壁も解消してくれる製品となっています。

 

さらに、Galaxy Buds3 ProはGalaxy Budsで初めてデュアルアンプを搭載し、歪みを最小限に抑えてひとつの音をクリアに耳に届けてくれます。

 

「Galaxy Buds3」シリーズは、さまざまな統計データを元に卓越したデザインで快適な着け心地を実現。また、新デザインの「ブレードライト」が直感的な操作体験を可能にしました。

 

それぞれのスペックは以下の表を参照してください。

【西田宗千佳連載】生成AIの進化で、ヘッドホンの「つけっぱなし」時代が来る?

Vol.136-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは最近増加中の“耳をふさがないイヤホン”。生成AIの進化によってヘッドホンの役割はどう変わっていきそうかをうらなう。

 

今月の注目アイテム

HUAWEI

FreeClip

実売価格2万7800円

↑形状記憶合金を使用したC-bridgeデザインを採用し、圧倒的な安定感と着けやすさを実現。さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかりとフィットして激しい運動でも落ちにくい。片耳単体では約5.6gと軽量だ

 

ヘッドホンの価値を高めるものといえば、いまでも本流は「音質」だ。とはいえ、ヘッドホンはすでに音楽だけを聞くものではない。スマホやPCなどと人間をつなぐ重要なインターフェースだ。20年前ならともかく、いまや通話をするのにヘッドホンやイヤホンを使う人は珍しくない。

 

AIが登場し、コンピューターが人間に近い声や文章を生成するようになってきた。人間の代わりに会話してくれる……というところまではいかないが、生成AIの進化を考えれば、今年じゅうには「いままでよりもずっと便利」な機能も現れる可能性がある。

 

そうなるとヘッドホンの扱いは変わる。現在のヘッドホンは「用事があるときにつけるもの」だったが、もしスマホやPCと連携してAIを活用するようになると、「いつでもつけている」ものに変わる可能性もある。

 

そうなると、インイヤー式のように耳に負担をかけるものや、オーバーヘッド式のように大きく邪魔なものは避けられるのかもしれない。耳たぶにつけるイヤーカフ方式や、耳にかけるオープン型、メガネのツルにスピーカーを仕込んだスマートグラスなどは、“より自然に、つけていることを忘れるような快適さ”を売りにしたデバイスになるかもしれない。

 

そのための用途開発は重要である。だが一方で、現在も“みんなが使いたくなる要素”について、明確な答えが出ているわけではない。だから、AIの技術が進化するだけで「つけっぱなしのヘッドホン」が主流になると考えるのは難しい。

 

だが、こうしたデバイスの定着は「スマホ依存」を軽いものにしていく可能性は高い。常にスマホを見てしまうのは、いつメールやメッセンジャーの返事がくるかわからないからでもある。必要なときにはすぐに音声で知らせてくれて、情報が欲しいときでも「画面を見る」のではなく「声で聞く」パターンでも使い勝手が落ちない……という形が実現できるとすると、スマホの画面を見るタイミングは少なくなる可能性がある。

 

スマホが不要になるわけではないが、画面を見なければいけないタイミングは、今後減っていくだろう。画面を見るときと見ないときのバランスを考え直すことは、人とスマホの関係をより良いものにしてくれるだろう。

 

次に課題となるのは、そういうサービスを誰が用意するかという点だ。

 

公正な競争という意味では、スマホ本体やOSのメーカーだけでなく、ヘッドホンメーカーであったり、単独でAIを開発している企業であったりも参加できるようにする整備をすべきだろう。

 

NTTなどの通信会社も生成AI技術を開発中である。彼らがAIに注力しているのは、スマホOSを作っているアメリカのビッグテックへの対抗意識であったりもする。ここで存在感を示せると、スマホが絡む企業の認知度・戦略でより幅広いオプションが用意できることになるだろう。

 

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【西田宗千佳連載】AIの進化で「ヘッドホンの価値」も変わる

Vol.136-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは最近増加中の“耳をふさがないイヤホン”。イヤホンやヘッドホンの主目的が生成AIによって拡大している。その内情を解説する。

 

今月の注目アイテム

HUAWEI

FreeClip

実売価格2万7800円

↑形状記憶合金を使用したC-bridgeデザインを採用し、圧倒的な安定感と着けやすさを実現。さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかりとフィットして激しい運動でも落ちにくい。片耳単体では約5.6gと軽量だ

 

ヘッドホンの主たる用途は、いうまでもなく「音を聞くこと」。音楽がまず思いつくが、いまはもっとニーズが増えている。

 

聞くことと同じように重要になったのが「話すこと」。音声通話やビデオ会議などで、マイクを通じた声の音質が大切、という認識は特にコロナ禍で拡大。いまやスマホ向けだけでなく、PCにつないで利用することも一般的になっている。

 

聞くことと話すこと、双方を生かすものとして今後重要になってくるのが「AIアシスタントとの連携」だ。いまもヘッドホンをスマホから使う場合、SiriやGoogle アシスタントなどの音声アシスタントに命令を与えたり、スマホの通知を読み上げさせたりすることができる。つけっぱなしで使いやすいヘッドホンは、スマホと人間の間をつなぐ機器として活躍する可能性が高いのだ。

 

そうした要素は、今後さらに重要になっていくだろう。なぜなら、生成AIの登場によって、音声アシスタントの機能・価値がさらに高まると予想されているからだ。

 

これまでの音声アシスタントは、命令に対して音声で答えるだけだった。だが、生成AIでより人間に近い回答ができるようになっているので、文字どおりアシスタントのように振る舞い、さまざまな情報を届けてくれるようになる可能性が高い。そうしたアップデートは、特に今年、アップルやGoogleのスマートフォン向けOSに組み込まれていくことになりそうだ。

 

当然、OSのプラットフォーマーもヘッドホンに力を入れる。だが同時に、OSは持っていないがAIは持っている……という企業にとってもチャレンジすべき事柄になってくる。特にMetaやHUAWEIがこのジャンルに積極的なのはこのためだ。

 

現状、AIだけを持っている企業は消費者にアプローチする手段が限られている。しかし、AIが優れているかどうかは消費者に見えづらいが、ヘッドホンの良し悪し・デザインの違いは目立つため、ヘッドホンを活用して新しいテクノロジーを提案できれば、そこを接点として顧客を拡大できる。

 

たとえばMetaは、アメリカなどの市場で「RayBan-Meta」というスマートグラスを発売している。非常に音質が良いこと、内蔵のカメラを使って“自分の見た目”の映像をライブ配信できることなどから、ちょっとしたヒット商品になっている(残念ながら、日本では未発売)。

 

この製品で、Metaは画像や音声を認識できる生成AIを活用するようになっている。カメラで撮影した映像に含まれる風景がどんなものか、AIが認識して答えを返したりできる。現状ではそこまで役に立つわけではないが、今後生成AIの技術がさらに進化し、スマホの中で処理されるようになっていくと、“自分が見ているものをAIも見ていて、必要なときに助けてくれる”という形に変わっていくはずだ。

 

ではそのとき、「音声と連携するAI」はどのように我々の生活を変えていくことになるのだろうか? そのあたりは次回解説しよう。

 

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【西田宗千佳連載】なぜ「形状の違うイヤホン」に注目が集まるのか

Vol.136-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは最近増加中の“耳をふさがないイヤホン”。これまでとは形状の違うイヤホンに注目が集まる理由を解説する。

 

今月の注目アイテム

HUAWEI

FreeClip

実売価格2万7800円

↑形状記憶合金を使用したC-bridgeデザインを採用し、圧倒的な安定感と着けやすさを実現。さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかりとフィットして激しい運動でも落ちにくい。片耳単体では約5.6gと軽量だ

 

周囲が聞こえるタイプのヘッドホンやスマートグラス型の音声再生デバイスが出てくる理由には、身も蓋もない理由もある。飽和し始めて差別化が難しくなってきたヘッドホン市場での生き残りだ。

 

ヘッドホン市場の主流が「完全ワイヤレス型」になって久しい。

 

特に近年は、日本での販売価格が3000円を切るような、非常に安価な製品も増えてきた。理由は、中国を中心とした製造請負企業(EMS)での設計手法がこなれてきて、パーツコストも大幅に下がったからだ。

 

特に大きな影響があるのは、ワイヤレスヘッドホンに必要なプロセッサーのコスト低下である。オープンなアーキテクチャである「RISC-V」を使ったヘッドホン用のプロセッサーが登場したことで半導体会社へのライセンス支払いが減り、そのぶん安価に作れるようになったわけだ。逆に言えば、「完全ワイヤレス型である」だけでは、低価格な製品との差別化ができない時代になってしまったということでもある。

 

そうすると、単価を維持したい企業の側としては、ある程度付加価値のついたヘッドホンを売るしかない。音質や接続性などの古典的な差別化要素はいまだ有効であるが、それだけで消費者は振り向いてくれない。より目立つ差別化としてフォーカスされるのが「形状の違い」であり「周囲の音が聞こえる」という要素だ。

 

耳の穴に入れず耳たぶに引っ掛けるような構造のイヤホンは、すでに普及しているインイヤー型製品との違いがわかりやすく、売りやすい製品でもある。メガネのフレームにスピーカーを仕込むタイプの製品も、形状的な違いをアピールしやすいという点では同様だ。

 

ただ、いままでにない形状のヘッドホンを使った場合、音質や使い勝手を上げるためには、いままでと異なるノウハウが必要になる。その点を差別化点としてアピールすることもできるが、逆に品質の問題が生まれる可能性もある。

 

また、消費者から見た場合、“変わり種”はやはりリスクでもある。市場規模はまだ大きくないので、作ってはみたものの売れ行きがいまひとつ……ということも多いようだ。たとえばメガネフレーム型のヘッドホンについては、一時期多くの企業が製品化して市場が盛り上がったものの、BOSEを含め多くの企業が撤退し、Metaなど少数の製品が残るだけだ。耳にかけるタイプの製品も、このまま定着するのかは未知数な部分がある。

 

ただそれでも、各社は新しい製品を作る。そこには、単純にヘッドホンなどだけを売りたい、というニーズだけではない思惑も存在する。それがどういう点なのかは、次回解説することにしよう。

 

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【西田宗千佳連載】大手2社から相次ぎ「つけっぱなし向けイヤホン」が登場する理由

Vol.136-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは最近増加中の“耳をふさがないイヤホン”。ノイキャン性能を誇る高級機が人気となっているなかで、ヒットしている理由は何か。

 

今月の注目アイテム

HUAWEI

FreeClip

実売価格2万7800円

↑形状記憶合金を使用したC-bridgeデザインを採用し、圧倒的な安定感と着けやすさを実現。さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかりとフィットして激しい運動でも落ちにくい。片耳単体では約5.6gと軽量だ

 

ノイキャンもないが着け心地の良さでヒット

最近、耳をふさがないタイプのイヤホンが増えている。今年に入り、大手から2つの製品が同時に登場した。HUAWEIの「FreeClip」と、BOSEの「Bose Ultra Open Earbuds」だ。

 

どちらも、それぞれのメーカーの特徴を反映したデザインにはなっているが、機能や特性はかなり似ている。

 

どちらもいわゆる完全ワイヤレス型イヤホンなのだが、耳の穴に入れるのではなく、耳の縁に挟むようにして使う。耳の穴に押しつける形ではなくなり、耳への負担感が大幅に小さくなる。耳への負担を最小限にし、周囲の音も聞こえるようにすることで、長い時間つけっぱなしで使うことを目指したイヤホン……と考えれば良いだろうか。

 

その性質上、音楽などの再生音は、周囲の音と自然に混ざって聞こえる。ノイズキャンセルももちろんできない。自分が聞いている音も、100%周囲に漏れないわけではない。だが、極端に大きな音にしなければ聞こえないように設計されており、日常的な利用には十分だろう。

 

こうした製品が注目されるのはいまに始まったことではない。コロナ禍でビデオ会議が注目された頃にも、骨伝導タイプのヘッドホンが売れた。ソニーが2022年に発売した「LinkBuds」も、耳への負担の小ささに加え、周囲の音がそのまま聞こえることがウリだった。長時間耳につける&耳の穴に入れるのは、やはり音楽向けの行為であり、長時間使い続けるのは辛い……ということなのだろう。

 

耳の側面に挟む、というスタイルにしてもこれが初めてではなく、国内でも「ambie」などが同じスタイルをずいぶん前から販売している。それだけ、こういうスタイルには価値があるということなのだろう。今後も同様の製品はもっと出てくるはずだ。

 

音声アシスタントや生成AIで変わる価値

ただ、いまはまた少し違う流れもある。それは音声アシスタントや生成AIとの関係だ。

 

音声での応答は今後より重要になる可能性がある。スマホとの連動により、単に音を聞くだけでなく、自分のアシスタントとしての価値が上がっていくわけだ。

 

そんなことから、イヤホンスタイルではなく「メガネ型」のデバイスを作るところも多い。BOSEは商品展開をやめてしまったが、HUAWEIは「Eyewear」シリーズを展開中だ。

 

日本では発売していないものの、メガネ型についてはこのほかにも、ビッグテックの取り組みが目立つ。

 

Metaはサングラスブランドのレイバンと組んで「Ray-Ban Meta」を2023年秋からアメリカなどで発売中。299ドルという手ごろな価格もあってか、かなりのヒット商品となっている。Amazonも「Echo Frames」という製品をアメリカで展開中だ。どちらもスマートフォンに専用アプリを入れて連動させ、かけたまま音楽を聞いたり、音声アシスタントを使ったりする。

 

こうした製品はどのくらい伸びる可能性があるのだろうか? 生成AIとの連動はどこまで進むのだろうか?

 

そうした未来の話は、次回以降解説していくことにしよう。

 

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レトロポップで可愛い! けど使いやすいの? 低価格なエレコム完全ワイヤレスイヤホンをチェック

「デザインや機能性に注目したいポータブルオーディオ機器」を、イラスト入りでレビューする本企画。今回取り上げるのは、パソコン周辺機器で有名なエレコム(ELECOM)が販売している完全ワイヤレスイヤホン「LBT-TWS16CS」です。直販サイト価格は4980円(税込)。

 

パソコン周辺機器売り場でよく見かけるあのメーカー

エレコムと聞いて、「ああ、PC用マウスとかスマホ充電機器とか出してるとこね」とピンと来るのは、普段からパソコンやスマホ関連の情報に詳しい人でしょう。

 

ちなみにそんなに詳しくない人でも、メーカーロゴを目にすれば「あ、家電量販店で見たことある!」と思い出すのでは? 最近は家電事業にも参入していて、GetNaviをはじめとするモノ業界で話題になることも多かったりします。

エレコムの調理家電に注目! お皿のように食卓に馴染むIHホットプレート「HOT DISH」

 

…と、ここで「いやエレコムって、家電より前からイヤホンにも力を入れてたよね!」というポタオデファンの声が聞こえてきそうです。

 

そう、実はエレコム、有線イヤホンの時代から単なるPC周辺機器としてだけではなく、しっかり音にこだわったイヤホンも作ってたんですよね。かなり前ですが「意外にいい音、エレコム。」なんていうやや自虐の入った? 製品コピーもキャッチーでした。

 

で、今回取り上げるLBT-TWS16CSの印象を簡単に言うと、「そんなエレコムのイヤホン開発の知見を生かしつつ、今どきのニーズに合わせながら良い具合に力が抜けたTWS」です。

 

クリームソーダがモチーフのレトロポップなデザインが可愛い

本製品は、同時に発表された「LBT-TWS16」というイヤホンのカラバリシリーズだったりします。スタンダードシリーズもブラック、ネイビー、ピンク、ホワイトと、普通にオシャレなカラバリなのですが、これがLBT-TWS16CSになると、メロン、ラムネ、イチゴ、レモンという、ネーミングからしてテンションの上がる4色になるのです。

 

そう、このカラバリは「クリームソーダ」がモチーフ! つまり型番末尾のCS=クリームソーダということでしょう。

 

実物を見てみると、いやもう、まずパッケージが可愛い! クリームソーダが描かれ、ちょっとレトロなフォントを使った味わいあるデザイン。見つけたらジャケ買いしちゃいそうです。

↑ちょっと見てくださいよ、このグッとくるパッケージデザインを

 

そして中身を箱から取り出すと、スケルトンの充電ケースに目を惹かれます。スタンダードモデルとは異なる非常に抜け感のあるケースデザインは、透明なグラスの中に注がれた涼やかなソーダ水と、そこにアイスクリームが添えられている様子を彷彿とさせます。フタの表面に赤いサクランボが描かれているのも愛らしい!

↑4色ともカラーリングが絶妙で、アクセサリー感覚でバッグに入れられそうです

 

さらにイヤホン本体は、ソーダ水の中にアイスクリームが溶けて混ざったような、クリーミーな色なのがポイント。とにかく、4色とも全部可愛い!

↑ケースを開くと出てくるイヤホンはクリーミーな色合い。耳に挿れても変に主張しません

 

単体で見てもパステルカラーでキュートなイヤホンだなと思うのですが、それが充電ケースとセットになることで、まるでクリームソーダのグラス(=ケース)と中身(イヤホン)のようなストーリー性が生まれるのがニクいところです。

↑見てくださいよ(2度目)、この可愛さ

 

質量わずか3.6g! 軽い&エルゴノミクスデザインで耳にフィット

もちろんLBT-TWS16CSの良いところはカラーだけではありません。使い勝手の面で特筆すべきは、とにかく軽い! 充電ケースもかなりコンパクトなのですが、イヤホン本体にいたっては質量わずか約3.6g(1個)しかありません。

 

フォルムはシンプルながら、耳の形状に合わせたエルゴノミクスデザインを採用しており、耳に挿れるとしっかりフィットします。

 

筆者は女性で耳穴が小さめなため、普段からイヤホンを試すときは装着性をかなり気にするのですが、LBT-TWS16CSはかなりしっくりフィットしてくれて、変に飛び出ることもありません。同じように、耳および耳穴が小さめな人には有力な選択肢になるでしょう。

↑イヤホン本体は小さめ。落とさないように注意しましょう

 

日用品としての使いやすさも好印象

筆者は以前、このコーナーでドン・キホーテの完全ワイヤレスイヤホン「D-ANC-01」をご紹介したのですが、そのときと同じように、本機も日用品として使えるモデルとして基本的な機能を備えているのが好印象でした。

「安くて普通のがほしい」ならドン・キホーテの完全ワイヤレスイヤホンがドンピシャ!

 

BluetoothコーデックはSBCとAACに対応。また本体にはMEMS型マイクを搭載しているのでオンライン会議でも活用可能です。それにスマホやパソコンとのペアリングもスムーズで、人混みでも接続性は安定していました。

 

内部には、φ8.0mmの外磁型ダイナミックドライバー「Micro ETEM Driver(ELECOM Torus External Magnet Driver)」を搭載しています。実際に音を聴いてみると、音質傾向は低域寄り。もちろん、価格帯から言ってSN比とか解像感とかで勝負しているものではありませんが、コンパクトな筐体ながら弾力のある低域が心地よいです。EDMなど打ち込み系の楽曲を聴くと特にわかりやすいほか、ゲームプレイなど今どきのイヤホン使用シーンにもぴったり。

 

なお、筐体がコンパクトゆえの注意点があり、フィットしていない位置でも耳穴に入りやすいので、自分の耳穴に合うイヤーピースを選んで耳へのフィット性を高めることが重要。この辺は、上述の低音の聴こえ方にかなり影響します。また、本機はアクティブノイズキャンセリング機能が非搭載なので、フィット性に気をつけてナチュラルに遮音性を高めることで、より良いリスニング体験ができます。

 

改めて、これまでのエレコムのイヤホン開発の知見が生かされつつ、手軽に手に取って使えるモデルとして、カジュアルなバランスが良い1台。加えて、クリームソーダデザインの可愛さがフックになっているのもまた良し。家電量販店などでも数が少なくなってきているLBT-TWS16CS、あなたは何色……もとい、何味を選びますか?

 

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音楽? Podcast? 仕事? オープンイヤー型イヤホン「Anker Soundcore AeroFit」はどんなシーンで役に立つのか

リモートワークの普及によるWeb会議や、移動中に音楽を聞く際など、もはや現代の暮らしにおいては必要不可欠な存在となったワイヤレスイヤホン。いざ購入しよう! となった際にあまりの種類の多さに何を選んだら良いのかわからなくなった……という経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

じっくり音楽を聴くのに向いている機種、重量が軽く携帯性に優れている機種、優れたマイク性能でWeb会議に向いている機種などさまざまです。

 

今回記事でご紹介したいAnker「Soundcore AeroFit」はオープンイヤー型と呼ばれる「耳を塞がない」機種です。耳に引っ掛けて装着するイヤホンなので、装着したままでも外部の音を聴くことが可能です。

 

では具体的にどういったシーンで活躍するのか、GetNavi web編集部さんからお借りした1か月の間に筆者が使う中で感じたことをレビューしていこうと思います。

 

部屋のスピーカーから鳴る音を聞く感覚に近い

まずは簡単にスペックから確認してみましょう。

 

サイズ  約50×38×16mm(イヤホン本体 片耳)

重量   約8.5g(イヤホン本体 片耳)/約64.6g(充電ケース含む)

防水規格 IPX7

通信規格 Bluetooth 5.3

対応コーデック SBC/AAC

再生可能時間 最大11時間(イヤホン本体のみ)/最大42時間(充電ケース使用時)

充電時間 約1時間(イヤホン)/約2時間(充電ケース)

充電端子 USB Type-C

カラバリ ブラック/ホワイト/グレイッシュブルー/ピンク

価格 税込1万6990円(Amazon、2024年2月22日時点)。

 

充電端子は、最近のガジェット類ではおなじみとなったUSB Type-Cです。Androidユーザーに加えて、iPhone 15シリーズユーザーのみなさんも同じ充電ケーブルを使い回しできるようになりました。

 

普段はMacBookで仕事をしているのもあり、親和性の高さからAirPods Pro(第一世代)を使っている筆者。せっかくなので今回はSoundcore AeroFitをメインイヤホンとして移動中に音楽を聞いてみたり、Web会議に参加してみたりしてみました。

↑片耳約8.5gという軽量さ

 

本体を手に取ってみると、耳に引っ掛ける機構も含めるとAirPods Proの2倍ほどの大きさですが、その大きさを感じさせない軽さが引き立ちます。

 

これまで主流だった耳をしっかりと塞ぐカナル型イヤホンや、やはり耳に差し込むインナーイヤー型のイヤホンとは異なり、耳に引っ掛けるオープンイヤー形式の本機。従来のイヤホンのように直接鼓膜に音を届けるという方式は変わりませんが、耳の外から音を鳴らしているため、部屋のスピーカーから音を聞く感覚に近いと感じられました。

↑日常生活の範囲内なら落ちる心配もなし

 

デスクワークのほかに家事をしながら、あるいは屋外の移動の際もイヤホンが落下する心配はほぼありませんでした。ただ、ランニングなど激しめの運動をともなう際には上下に揺れて少し不安定になることも。動きをともなう際の装着感は、Shokz「OpenMove」などの骨伝導イヤホンに軍配が上がりそうです。

 

一方で骨伝導イヤホンは頭蓋骨を直接振動させて中耳に音を届ける方式であることから、音量によっては本体の微弱な揺れを肌で感じることもあります。それがくすぐったかったり、場合によっては不快に感じられたりということが過去にあったため、個人的には振動がなく・外の音を遮断しない方式のイヤホンというのは重宝しました。

 

なお Soundcore AeroFitの上位機種として発売されている「Soundcore AeroFit Pro」は着脱式のバンドが付属してくるため、ジムでのワークアウトやランニングなどの激しい運動をともなう際でもしっかりとホールドしてくれます。より安定した装着感を求めたい方は、こちらも候補としてあげてみてはいかがでしょうか。

↑Soundcore AeroFit ProのWebサイトから

 

radikoやPodcastと相性がいい

じっくり音を聞いてみると、カナル型イヤホンなどと比較してSoundcore AeroFitはどうしても低音の聞こえが弱めに感じられます。そんな中でもチタンコーティング振動板を搭載した14mmドライバーに加えて、サウンドに指向性をもたせる技術を搭載しているおかげで、想像していた以上に音のふくよかさは感じられます。長時間聞いていても疲れにくいのもうれしいポイントでした。

 

個人的におすすめの使い方は、radikoやPodcastなどの音声番組を聞きながらの作業です。Soundcoreアプリで調節できるイコライザーのプリセットにPodcastモードがあるため、パーソナリティの会話が聞き取りやすくなり、とても便利でした。

↑アプリを使って好みのイコライジングが可能

 

一方で人の多いカフェや公共交通機関の中での利用は、少し厳しい一面も感じられました。特に地下鉄車内での利用時は、スマートフォン側での音量を最大にしてようやく音が聞こえてくる程度。ここまで大きな音量に設定すると周囲への音漏れも心配なため、あまり利用することはありませんでした。

↑10分の充電で約4時間の音楽再生が可能に

 

バッテリーについては、ケースにしまい忘れ、いざ使おうと思ったらイヤホンが充電されてなかった……なんて経験がある方も多いはず。Soundcore AeroFitは10分間の充電で約4時間の音楽再生ができる急速充電に対応しているため、充電を忘れやすいうっかりさんでも安心です。

 

周囲の音を拾うけど、Web会議は相手に音を届けられて快適

普段はリモートワーカー兼アドレスホッパーとして、自宅を離れて仕事をすることが多い筆者。一日に数件の打ち合わせが入ることも珍しくなく、Web会議での快適な音声環境は仕事をするうえで重視したいポイントです。

↑ケースから本体を取り出し着用すると、スムーズにペアリングされる

 

Microsoft Teams、Google Meet、Zoomと各種Web会議サービスにおいて、本機を用いて会議に参加してみましたが、どのサービスでも安定的な接続がみられ、音が途切れたり・マイクが不具合を起こしたりといったことはありませんでした。2台の端末までマルチペアリングができるので、直前までスマートフォンで音楽を聞いていながら、時間になったらPCからWeb会議に参加する、なんてことも可能にしてくれます。

 

またWeb会議では相手の声を聞く環境も大事ですが、自分の声が相手にクリアに届いているかはもっと重要だというのは、筆者が声を大にして全リモートワーカーへ伝えたい気持ちです。ガビガビな音声、途切れ途切れの音声で発言している人と打ち合わせをするとなると、いつも以上に気疲れをしてしまいますからね……。

Soundcore AeroFitのWebサイトから引用

 

本機には 小さな本体ながら4つのビームフォーミングマイクを搭載しており、それらを使って周囲のノイズを除去するAIノイズリダクション機能を備えているため、通話相手へクリアな音声を届けることができます。

 

一方でマイク機能自体には指向性はないため、周りで会話をしている人の音声を拾ってしまうこともしばしばみられます。カフェやオフィスなど人が多いところでの通話には、注意して使用する必要がありそうです。

 

MacBookとの相性の面でいえばAirPodsシリーズに勝るものはないと思っていますが、一日数時間つけ続けるというのはなかなか疲れるものです。友人の中には一日中イヤホンをつけて会議に参加する日が続いたことにより、中耳炎一歩手前になったなんて人もいるほどでした。

 

その反面オープンイヤー型の本機はそういった心配もなく、また片耳8gという軽さから数時間続けて着用しても蒸れや疲労などを感じることはほとんどありませんでした。

↑メガネの着用時でも、問題なく使用が可能

 

メガネを着用した場合においても、基本的には干渉せずに併用することができます。しかしメガネの重さや装着具合によっては耳に負担がかかり、疲れを感じることもあるので留意が必要です。

 

まだ使ってない人はもったいない、イヤホンの新常識に触れてみて

 

オープンイヤー型のイヤホンという特徴柄、特定のシチュエーションにおいて活躍することの多いSoundcore AeroFit。今回お借りしている間、筆者はリモートワーク中のWeb会議への参加や、自宅で家事をしている間の「ながら聞き」に使うことが多くありましたが、子育て世代にとっては育児をしながらの「ながら聞き」にもちょうど良さそう! という意見も出ました。

 

これらのメリットは、オープンイヤー型イヤホンで言われてきたことではありますが、そうした良さをストレートに体感できたのがSoundcore AeroFitの魅力と言えるでしょう。オープンイヤー型イヤホンをまだ使ったことがないという人に、触ってみてほしい製品です。

 

オープンイヤー型のイヤホンはインナーイヤー型やカナル型と比較してまだまだ機種数は少なく、家電量販店などでの取り扱いや実機展示は少ないこともしばしば。やはりイヤホンという製品柄、人それぞれによって装着感も異なるため、実機をためしてから購入したいという方も多いですよね。その点Ankerから発売されているため、家電量販店などで手に取りやすいのは嬉しいポイントです。

 

日常生活のイヤホン需要をこれ一台に集約するというのは、少し難しい面もあるのは否めません。しかし用途を分けたうえで、パフォーマンスを発揮してくれるイヤホンだと感じられました。

 

耳を塞がない、というイヤホンの新体験。みなさんもぜひ一度手にとって試してみてはいかがでしょうか。

 

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シャオミ、音にこだわった1万円以下の完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 5 Pro」発売

シャオミ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「Redmi Buds 5 Pro」と「Redmi Buds 5」を発売しました。市場想定価格は、Redmi Buds 5 Proが9980円(税込)、Redmi Buds 5が6980円(税込)です。

↑左がRedmi Buds 5 Pro、右がRedmi Buds 5

 

Redmi Buds 5 Proは、音にこだわったとうたうイヤホンです。独自の同軸デュアルドライバー音響システムを採用しており、11mmのチタン製ウーファーと10mmのセラミックツイーターによって鮮明でクリアなサウンドを実現したといいます。さらに、没入感を高めるイマーシブサウンドモードも搭載しています。

 

また、最大52db/4kHzのアクティブノイズキャンセリングを搭載。前モデルに比べてノイズキャンセリング性能が30%向上しているとのこと。加えて、3基のマイクとAI通話ノイズリダクションも搭載し、通話性能を高めています。

 

バッテリーは本体のみで約10時間、ケースを含めると最大約38時間となっているほか、急速充電に対応しているため、約5分の充電で最大2時間使用できるそうです。また、コーデックはSBC/AAC/LC3/LDACに対応。

 

Redmi Buds 5は、充電ケースをコンパクトなボディに仕上げたモデル。イヤホンとしては、最大46dB/2kHzのアクティブノイズキャンセリング性能を実現したほか、外音取り込みモードによって、さまざまな環境で快適に使用できるとしています。

 

バッテリーは本体のみで約10時間、充電ケースを含めると最大約40時間の使用が可能です。また、こちらも急速充電に対応で、約5分の充電で最大2時間使用できるといいます。

 

ドライバーは10mm径で、コーデックはSBCとAACに対応。

 

なお、1月21日まで早割キャンペーンを実施中。期間中にXiaomi公式ストア、Amazon、楽天市場で、Redmi Buds 5 Proは8980円、Redmi Buds 5は4880円で販売しています。

「安くて普通のがほしい」ならドン・キホーテの完全ワイヤレスイヤホンがドンピシャ!

「デザインや機能性に注目したいポータブルオーディオ機器」を、イラスト入りでレビューする本企画。今回取り上げるのは、ドン・キホーテに行けば4378円(税込)で買える完全ワイヤレスイヤホン「D-ANC-01」です。

 

完全ワイヤレスイヤホンはもはや日用品

いまや完全ワイヤレスイヤホンの用途は、音楽を聴くだけに限りません。コロナ禍を機にテレワークやオンライン会議が日常的なものになり、パソコンと接続して仕事で使うシーンも増えてきました。また、外出先でスマホからYouTube動画を見るときに使う人も多いでしょう。

 

完全ワイヤレスイヤホンは、音楽を楽しむためのオーディオ機器でありながら、人によっては仕事でもプライベートでも手軽に使う“日用品”になりつつあるのです。それこそ文房具のように、機能性の高い高級品を選びたいときもあれば、とりあえず必要最低限の用途に対応する安い製品が欲しいときもある。そんな存在でしょう。

 

後者のように、“とりあえずの日用品”を安く買いたい……そんなときに頼れるのはドン・キホーテ! 手軽な日用品として使う完全ワイヤレスイヤホンを探してドンキに行き、「これこれ! これでいいんだよ!」と手に取れる製品がD-ANC-01なのです。

 

オーソドックスな形にいまっぽいカラーリング

我らがドンキは、完全ワイヤレスイヤホンが流行り出した2017年頃からちゃんと取り扱いをしてきました。最近では、3000円ちょっとの価格ながら高音質を前面にアピールした“情熱価格”シリーズの「JN-DQTWSS」が話題になったりもしています。

3278円でも十分買い! ドンキの完全ワイヤレスイヤホンが日常使いにピッタリでした

 

上記のレビューにもありますが、価格帯として見ると、5000円以下で買える完全ワイヤレスイヤホンの市場はかなりの激戦区で、ピンからキリまでさまざまな製品がウジャウジャ。

 

そんな中で、今回取り上げるD-ANC-01の魅力は何かと言えば、まずはもちろん「ドンキで買えること」。そして、「オーソドックスな完全ワイヤレスイヤホンの形」と「身に付けたくなるいまっぽいカラーリング」を兼ね備えていることです。

↑シンプルに「ザ・完全ワイヤレスイヤホン」というこの形状。決して突飛なところはなく、「完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」と思ったときに頭の中で思い描くそれの形をしています

 

↑売り場に並んでいたら「お」と目を引くカラーリング。くすみカラーを採用したミントグリーン・ベビーピンク・ベージュの3色と、オーソドックスなマットブラックの計4色をラインナップしています

 

筐体はマットなつや消し仕上げで指紋が付きにくく、パッと見の安物感もありません。イヤホンは身に着けるものなので、特に日用品として使う場合にこういう質感はとても大事。形状はシンプルながら、ちゃんとファッション的な要素は考慮されているのです。

 

それに、こういうファッション的感覚がメインの製品は得手して女性向けになりやすいところですが、D-ANC-01はマットブラックモデルのパッケージに男性が描かれていることから、男女問わず幅広いユーザー層にアピールしているのもいまどきっぽくて良いですね。

↑パッケージには大きくイラストをあしらい、手に取りやすくしています

 

ノイキャンや通話用のマイクなど、必要な機能はちゃんとそろっている

テレワーク時代に求められる必要最低限の機能性もしっかり押さえています。外出先で仕事をすることを考えると、できればアクティブノイズキャンセリング機能が付いていてくれるとうれしいし、オンライン会議で使うから通話用のマイクも普通に声が届きやすいクオリティは欲しい。そういうニーズはしっかり汲み取っています。

 

筆者が使った限りでは、ペアリングもスムーズでしたし、人混みでも接続性は安定していました。完全ワイヤレスイヤホンに当たり前に求められる、本当に基本的なところは問題なし。装着性も十分で、長時間着けていても疲れないので、何も考えず普段から使えます。

↑パッケージに「ANC」と「クリアな通話」の文字があります。連続で再生できる時間はANCオン時で約6時間、通常モードで約8.5時間。連続通話時間は最大約6時間です

 

音質もまさにそういう日用品としての用途に合わせてきた感じがあり、オンライン会議で通話がしやすく、YouTubeを視聴するとYouTuberの声がわかりやすい。つまり、歌モノの楽曲を聴くと、ボーカル&メインメロディーが聴き取りやすい中域重視の音作りになっています。

 

せっかくなので、スマホのAmazon Musicアプリから田中マイミ「ミラクルショッピング〜ドン・キホーテのテーマ〜」を再生して聴いてみました。ドンキの店内で流れている「ドン ドン ドン ドンキー、ドン・キホーテ〜 ボリューム満点激安ジャングル〜」のアレです。ハスキーでパワフルな女性ボーカルが近すぎず遠すぎずのほど良い距離感で聴き取りやすく、イントロのベースも心地よくうねり、全体的にまとまりがあります。

 

百もご承知でしょうが、SN比とか解像感とかそういうところで勝負しているものではありません。耳に残りやすいメロディアスな楽曲を、手軽に聴く用途としては十分。スマホと接続して公式YouTubeから再生するような、今どきの音楽の聴き方にちょうど良いなと思います。

 

「普通の完全ワイヤレスイヤホンがほしい」ニーズに的確な答え

さすが我らがドンキ。「身に着けたくなる普通の完全ワイヤレスイヤホンを安く買いたい」というシンプルなニーズに的確に答えてくれています。ドンキへ日用品を買いに行くついでに、「そうだ、イヤホンも買っとこう」くらいの手軽な気持ちで手に取れる、そんな完全ワイヤレスイヤホンです。

 

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装着感にこだわったファーウェイのイヤーカフ型イヤホン「HUAWEI FreeClip」登場

ファーウェイ・ジャパンは12月19日、イヤーカフタイプのオープン型イヤホン「HUAWEI FreeClip」を、クラウドファンディングの「GREEN FUNDING」で先行公開しました。支援の受付も開始しています。

 

HUAWEI FreeClipは、快適な装着感と安定感を両立したとうたうイヤホンです。本体は音を発する「アコースティックホール」、耳の裏にくっつく「コンフォートビーンズ」、その2つをつなぐ「C-bridge(C-ブリッジ)」の3つのパーツで構成。1万人以上の人間の耳データを基に、人間工学にも基づいて最適化したそうです。

 

これにより、さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でも耳にフィット。激しい運動でも落ちにくいとしています。

 

また、イヤホンは左右の耳を自動で識別できます。加えて左右対称のデザインを採用しているため、左右を気にする必要がありません。片耳だけの使用でも識別が可能です。

 

音質においては、約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーをアコースティックホールに搭載。左右対称の通気口設計も合わさり、迫力のある低音を実現しているとのこと。再生周波数帯域は20~20000Hzです。また、音楽ジャンルに合わせて、ボーカルブースト、高音ブースト、低音ブーストといったEQモードを、専用のアプリで切り替えられます。

 

音漏れを抑えるために、逆音波システムも採用。音量を調整しつつ、ユーザーが聞く音と逆の音波で打ち消しています。

 

さらに、デュアルマイクと骨伝導VPUセンサー、独自のディープ・ニューラル・ネットワーク通話ノイズリダクションアルゴリズムによって、快適な通話が可能としています。

 

バッテリーは最大8時間の連続音声が可能なほか、充電ケース込みで最大36時間使用できるとのこと。また、急速充電に対応し、約10分の充電で最大3時間の音楽再生が可能です。

 

このほか、コーデックはSBC/AAC/L2HC、マルチポイント接続は最大2台、防水防塵はIP54対応となっています。

 

GREEN FUNDINGでは、超超早割りプランとして、18%オフの2万2796円(税込)などで支援を受付中です。公式の発売は2月予定とのことなので、早めに手にしたい人はチェックしてみましょう。

違いはなに? ソニーのゲーミングワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」「INZONE Buds」を同時にレビュー

PlayStationに関わるデバイスとサービスを手がけるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から、初めてのゲーミングオーディオ向け左右独立型ワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」が12月6日に発売されました。

 

今回はその新製品をSIEから借り受けることができました。本記事では、ソニーが10月末に発売したゲーミングオーディオ向けの左右独立型ワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」との違いについても整理しながら、ふたつのイヤホンを比較レポートします。

↑ソニーが同時期に発売したゲーミング用ワイヤレスイヤホン、PULSE Explore(左)とINZONE Buds(右)を比較レポートします

 

ソニーから登場した、2種類のゲーミングワイヤレスイヤホン

PULSE ExploreはソニーのPlayStationブランドを冠する「PlayStation 5対応周辺機器」として発売されるイヤホンです。一方のINZONE(インゾーン)はソニーのゲーミングギアのブランドで、設計・開発はソニーのオーディオ部門のエキスパートが手がけています。

↑PlayStation 5対応のアクセサリーとして発売されたPULSE Explore

 

↑ソニーのゲーミングブランドであるINZONEのワイヤレスイヤホン、INZONE Buds

 

ふたつのイヤホンはともに全国の家電量販店やAmazonなどのECサイトで購入できます。12月6日時点のソニーストアでの販売価格はPULSE Exploreが2万9981円(税込)、INZONE Budsが2万9700円(税込)です。カラーバリエーションはPULSE Exploreがホワイト1色ですが、INZONE Budsにはホワイトとブラックの2色が用意されています。

 

どちらも「ソニーのイヤホン」であることに変わりはないものの、製品が搭載する機能や“音づくり”に細かな違いがあります。

 

接続比較:トランスミッターの形状とBluetooth接続で違い

まず共通点として、ふたつのイヤホンは、どちらも専用のUSBトランスミッターを使ってPlayStation 5と遅延の少ないデジタル無線接続を実現しています。またBluetoothでスマホやタブレットにつないで音楽を聴いたり、イヤホンに内蔵するマイクでハンズフリー通話を楽しんだりする機能もあります。

 

ただ、USBトランスミッターはコネクターの形状がそれぞれに異なっています。PULSE ExploreはUSB-A、INZONE BudsはUSB-C。ゲーミングPCだけでなく、スマホやタブレットで使われることも想定して汎用性の高いUSB-Cのトランスミッターを選択したINZONE Budsに対して、PULSE Exploreはハイスピード伝送対応のUSB-Aを備えるPlayStation 5に仕様を最適化しているようです。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッター。充電不要ですが、イヤホンと別途持ち歩く必要があります

 

もうひとつ、接続まわりで異なるのは、Bluetoothオーディオの使い勝手です。PULSE ExploreはBluetoothオーディオのスタンダードな規格「Classic Audio」に対応しています。巷に広く普及するオーディオコーデックであるAAC/SBCによる接続が可能なので、iPhoneにiPadやAndroid OSを搭載するモバイルデバイスのほか、Bluetoothオーディオの機能を持つオーディオ機器やスマートテレビにも簡単に接続して楽しめます。

 

一方のINZONE BudsはBluetoothオーディオの仕様に少しクセがあるワイヤレスイヤホンです。なぜならClassic Audioには非対応で、新しい規格である「LE Audio」のみをサポートしているため。対応するオーディオコーデックもLC3限定です。

↑INZONE BudsはLE Audioに対応するスマホなどのデバイスにのみBluetooth接続ができます

 

Bluetooth接続自体は簡単です。PULSE Exploreはケースにイヤホンを装着した状態で、ケースに設けたペアリングボタンを長押しするとLEDが青色に点滅してペアリングモードになります。

 

INZONE Budsはケース背面のペアリングボタンから接続を開始します。筆者が使っているスマホの中ではGoogle Pixel 8シリーズがINZONE BudsとLE Audioで接続して使えました。

↑PULSE Exploreはケースのペアリングボタンを長押しするとBluetoothペアリングモードに切り替わります。AAC/SBCによるBluetoothオーディオに対応するさまざまなデバイスとのワイヤレスリスニングが可能

 

使い勝手比較:扱いやすいPULSE Explore、自由度の高いINZONE Buds

Bluetoothオーディオの仕様にクセがある代わりに、INZONE Budsは充電ケースに収納できる超コンパクトなUSBトランスミッターをスマホのUSB-C端子に接続するだけで、とてもシンプルに高音質・低遅延なワイヤレスオーディオが楽しめます。

 

筆者も以前に実機を試してレポートしていますが、もはやBluetoothによるワイヤレス再生が必要ないと思えるほどに、USBトランスミッターによるリスニングが快適すぎます。トランスミッターをUSB-Cコネクターに差し換えるだけで、iPhone 15 ProからMacBook Air、さらにはGoogle Pixel 8と自由自在に切り替えながら使えます。

↑INZONE BudsのUSBトランスミッター。iPhone 15シリーズやiPadのUSB-C端子に接続して使えます

 

↑INZONE BudsのUSBトランスミッターはイヤホンと一緒に充電ケースに入れてチャージができます

 

INZONE Budsはいろんなデバイスと組み合わせの自由度が高いワイヤレスイヤホンですが、豊富な機能の設定に欠かせない専用ソフトウェア「INZONE Hub」がWindows OSにしか対応してないところが課題です。

 

話を戻してPULSE Exploreには、本体の設定などに使うモバイルアプリがそもそもありません。潔い仕様です。リモコンもボタン式なので操作はすぐに覚えられるし、あまり深く考えずに使いこなせました。

 

主要機能比較:大きな違いは今や定番となった機能の有無

さらに2つのイヤホンの主な機能について、差分をチェックしてみましょう。以下、重要な機能の比較をピックアップして表を作ってみました。

 

【PULSE Explore|INZONE Buds:主な機能の比較表】

  PULSE Explore INZONE Buds
ドライバー方式 平面型 ダイナミック型
アクティブノイズキャンセリング
外音取り込み
リモコン ボタン タッチセンサー
無線低遅延伝送 PlayStation Link/トランスミッター使用時 2.4GHzワイヤレス接続/トランスミッター使用時
Bluetoothオーディオ(コーデック) ○(AAC/SBC) ○(LC3)
バッテリー 約5時間(イヤホン単体)/約15時間(ケースによる充電を含む) 約12時間(イヤホン単体)/約24時間(ケースによる充電を含む)
立体サウンド ○(360 Spatial Sound for Gaming)
専用ソフトウェア INZONE Hub
ハンズフリー通話 ○(AIノイズリジェクション)
防滴 IPX4相当
複数送信デバイスへの同時接続 ○(PlayStation Link+Bluetooth)
USBトランスミッター USB-A/充電不要/外付 USB-C/イヤホンケースで充電・収納可
PlayStation 5のUSB端子 USB-A:背面側に挿せる USB-C:正面側に挿せる

 

PULSE ExploreとINZONE Budsを使ってみて、一番大きな違いを感じたポイントは「アクティブノイズキャンセリング機能の有無」でした。

 

INZONE Budsにはソニーが1000Xシリーズのワイヤレスイヤホンの開発により培った高機能で強力なアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されています。一方、PULSE Exploreにはノイズキャンセリングの機能そのものがありません。電車や飛行機の中など、大きめの騒音に囲まれる場所であればINZONE Budsの方がゲームサウンドにしっかりと集中できると思います。

 

外音取り込み機能についても同様です。ゲーム中に周りから話しかけられることも想定できるので、ノイズキャンセリングはともかく、PULSE Exploreには外音取り込みの機能を付けてほしかったところです。

 

サウンドの遅延比較:PlayStation 5と接続してみたところ……

ここからはサウンドの遅延速度を確かめていきましょう。PlayStation 5を用意して、プリインストールされているゲーム「ASTRO’s PLAYROOM」や「Marvel’s Spider-Man 2」「グランツーリスモ7」などのタイトルをプレイしてみました。

↑PlayStation 5でPULSE ExploreとINZONE Budsを試してみました

 

イヤホンに付属するUSBトランスミッターを、PULSE ExploreはPlayStation 5のUSB-A端子(背面側)、INZONE BudsはUSB-C端子(正面側)に装着します。PlayStation 5をラックなどに置いてしまうと背面側のUSB-A端子に手が届きにくくなるものの、見た目にはUSBトランスミッターが飛び出て見えないメリットもあります。

 

どちらのイヤホンもあらかじめ付属のUSBトランスミッターとペアリングされているので、あとは耳に装着するだけでサウンドが聴こえてきます。音声信号の遅延は、ひと言でいえば「感じない」ほど。少なくとも今回試したゲームタイトルは快適に遊べました。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッターはPlayStation 5の背面にあるUSB-A端子に装着します

 

↑INZONE BudsのUSBトランスミッターはPlayStation 5正面側のUSB-C端子に装着が可能

 

音質比較:異なるドライバー方式による音への効果は?

肝心ともいえる、PULSE ExploreとINZONE Budsの「音質」も比べてみました。どちらもiPhone 15 ProにUSBトランスミッターを接続して、デジタル無線接続によるサウンドを聴き比べています。楽曲はApple Musicで配信されている原田知世のアルバム「恋愛小説4〜音楽飛行」から「My Cherie Amour」を選びました。ボーカルとピアノ、ギターにベースとドラムスを中心としたアコースティック楽器によるセッションです。

↑iPhone 15 Proをリファレンスにして音質をチェックしました

 

PULSE Exploreはカスタム設計のプレーナーマグネティックドライバー、つまり平面型ドライバーを搭載するイヤホンです。ドライバーの仕様について詳細は明かされていませんが、長く平面型ドライバーを搭載するヘッドホン・イヤホンを商品化してきた米AUDEZE(オーデジー)をSIEが買収してパートナーシップを結んだことから、AUDEZEの技術が本機に搭載されている可能性もあります。

 

これを踏まえてPULSE Exploreのサウンドをチェックしてみました。平面型ドライバーは生音に近い透明感と、滑らかな“音の質感”が楽しめるところに特徴を持つ技術ですが、PULSE Exploreのサウンドは特に前者の「透明感」を強く感じました。

 

ボーカルの輪郭が明瞭に描かれ、ピアノやパーカッションの高音がキラリと光るような煌びやかな中高音域を特徴としています。低音は量感よりもスピード感重視で筋肉質。「グランツーリスモ7」をプレイすると、特にタイトに絞り込んだ低音が炸裂して楽しめました。

 

INZONE BudsはノイズキャンセリングをONにして聴きました。とても解像度が高く、音楽のディティールに肉薄できるリアリティに大満足。ダイナミックドライバーらしい活き活きとしたサウンドの躍動感を楽しめます。ボーカルとバンドの楽器の距離感を生々しくイメージできる立体的な音場の広がり感じられました。

 

ゲームサウンドは声が張り出してくるように力強く聴きやすい印象。「グランツーリスモ7」では低音だけ暴れる感じがなく、自然とゲームの世界に没入できるような、心地よく包みこむ中低音域の一体感が味わえます。

 

PULSE Exploreは課題もあるが、日常でも快適に使える

さて、PULSE Exploreはスマホやタブレットなど、モバイル端末でも快適に使えるワイヤレスイヤホンなのでしょうか? いくつかの注意点はありますが、答えは「イエス」です。

 

改めてBluetooth接続については、一般的なワイヤレスイヤホンと同じように簡単にできるので申しぶんありません。

 

また、PULSE Exploreは低遅延のロスレスオーディオを提供する新技術「PlayStation Link」を採用しています。USBトランスミッターを接続したPlayStation 5やPlayStation Portalで機能する技術です。

 

ただ、変換アダプターなどを介してUSBトランスミッターを接続したスマホでも機能するようです。iPad miniに接続してGarageBandアプリのキーボードをたたいてみましたが、操作に対して音が遅れることなく聴けます。GarageBandによる音楽創作にもPULSE Exploreは心地よく使えそうです。

↑iPad miniにPULSE Exploreを組み合わせてみました。GarageBandによるキーボード演奏もレスポンスは上々。心地よくプレイできます

 

しかし、注意点の1つとしては、USBトランスミッターのサイズがINZONE Budsのものに比べると大きめなので、変換アダプターなどを使ってスマホに接続するとゲームの操作は少しやりづらくなることです。プレイ環境はうまく整える必要があるでしょう。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッターをアップル純正のUSB-CーUSBアダプターを使ってiPhone 15 Proに接続

 

もう1つの注意点は、先述したとおり、PULSE Exploreにはアクティブノイズキャンセリングと外音取り込みの機能がありません。イヤーピースによるパッシブな遮音性能は十分に確保されていますが、飛行機の機内など大きな騒音に囲まれる場所では音声が聞こえづらくなるかもしれません。いろいろな環境で試しながら、PULSE Exploreからベストパフォーマンスが引き出せる場面を見つけたいところです。

 

以上を踏まえれば、日常の音楽再生やハンズフリー通話もPULSE Exploreで快適に楽しむことができました。

 

INZONE Budsと近いカテゴリの製品であり、価格もほぼ同じのため、選ぶ際に悩みそうですが、よくよく見ると違いもあり、その違いから用途も決まってくるのではないでしょうか。とはいえ、どちらの製品も完成度は高いため、年末年始に購入を検討すべきワイヤレスイヤホンとしておすすめしたいと思います。

 

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可愛いは正義、イヤホンも例外じゃない。でも音はイイの? 完全ワイヤレス「TE-D01i2」をチェック

「デザインや機能性に注目したいポータブルオーディオ機器」を、イラスト入りでレビューする本企画。今回取り上げるのは、AVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01i2」です。

 

直販では、1万3310円(税込)で買えるモデルですが、その最大の特徴は“女性ユーザー”をターゲットにしたデザイン! これぞ、女性の筆者から見てもリアルに「可愛い!」と思うイヤホンを実現している逸品です。

 

何がすごいって、「芸術的」とか「個性派」とかの範囲の可愛いではなく、フェイスプレートにフラワーモチーフをあしらうという、超ストレートなデザインで可愛いを実現していること。これには拍手。

↑見た目が華やかなイヤホン本体です

 

かつてパナソニックから販売されていたヘッドホン「RP-HTX7」(レトロ感が可愛かった)のように、「女性がヘッドホン/イヤホンを選ぶならまずこれ!」という地位をガッツリ狙ってきた感がありますし、実際そのルートを外していません。

 

元々、初代モデルの「TE-D01i」から可愛いデザインは生きており「映えるイヤホン」として人気が出ていたのですが、新しいTE-D01i2では通話中のノイズキャンセリング機能に対応するなどグレードアップ! 使い勝手がより良くなっているんです。

 

あまりにも可愛いので、ここでは女性ファッション誌によくある「1週間着回しコーデ」風に、TE-D01i2の使用シーンと機能性を紹介しちゃいましょう。以下、11月中旬のとある一週間を過ごす、音楽好きの女性ライターを想定しています。

 

耳元から変えたい! TE-D01i2と過ごす週間Diary

【DAY1】月曜日

TE-D01i2を手に入れた初日、早速カフェでの原稿執筆中に、スマホと接続して音楽を聴いてみる。イヤーピースが6種類も入っているから、自分に合うサイズを見つけやすくてうれしい。

↑S/Mサイズのウレタンフォームイヤーピース(画像左)と、SS/S/M/Lサイズのシリコンイヤーピース(画像右)が付属。耳の小さい人向けにSSサイズも用意されているのがうれしいですね

 

仕事に勢いを出すためまず再生するのは、Official髭男dismのアルバム「レポート」の1曲目「始まりの朝」。いつも聴いてるビューティフルロックが、イヤホンを変えると新鮮な曲に。低音と高音にしっかりメリハリがあって、より開放感がありエモさが増してくる。

 

左側のフェイスプレートを1.5秒タップすると再生音楽の音量が下がり、外音取り込み機能をオンにできるのも便利。ノイズキャンセリング機能はあまり強くなくナチュラルな効き方かなあ。

 

【DAY2】火曜日

今日は自宅でTE-D01i2をパソコンとBluetooth接続して、担当編集さんとオンライン会議。「実は新しいイヤホンなんです」って自慢したら、女性の編集さんから「可愛いですね」って画面越しに褒められちゃった。こういう会話が生まれる感覚、新しいアクセサリーを着けたときに近いかも?

 

マイク性能も好調で、声も先方にしっかり届いたよう。しかもTE-D01i2は最大9時間連続で音楽再生できるとアナウンスされていて、確かにこの2日間ケースを充電せずとも、バッテリーはしっかり持っていることに気が付いた。

↑イヤホンを収納するチャージングケースも併用すると最大36時間音楽再生できます

 

【DAY3】水曜日

今日は朝から雨降りの中を取材先へ。ブラックのゴアサイド防水ブーツを履いているので、足元がやや重めのコーデだけど、TE-D01i2のおかげで耳元は鮮やか。こういう日こそ、顔まわりには華やかなものを着けたい。

 

午後はオンライン打ち合わせなので、ここでもTE-D01i2を活用。改めて、在宅ワークやオンライン会議といった今どきの仕事スタイルと完全ワイヤレスイヤホンの相性、最高です。

 

【DAY4】木曜日

TE-D01i2には2種類のフェイスプレートが同梱されているので、今日はなんとなく付け替えてみた。そういえば、ポタオデ界でフェイスプレートと呼ばれているこのパーツ、本製品では「メイクアップチップ」ってネーミング。

↑メイクアップチップは柄違いで2種類あります。気分やスタイルに合わせて付け替えると可愛いを演出してみてください

 

これ、女性としてはネイルチップ(つけ爪)を想起しやすくて、「付け替える」という行為に直結するネーミングなんだよね。うまいなあ。

 

【DAY5】金曜日

午後の隙間時間を狙って、2か月ぶりに美容院へ。これまでは前下がりのミディアムヘアにしていたけど、今回はサイドの髪を耳にかけやすい形のボブでオーダー。今後もTE-D01i2で音楽を聴くことが多くなりそうので、耳を出しやすい髪型に。

 

【DAY6】土曜日

自宅でゆっくり過ごしている夫から、「それいいね」って、新しい髪型とイヤホンをまとめて褒められた休日。TE-D01i2は、男性から見ても目を引くデザインみたい。しかも試しに音楽を聴かせてみたら、「結構いいね。低音に量感がありながらもボワついてないし、ボーカルが聴きやすい」とのこと。

 

夫は気になったようで公式サイトまで見に行き、「Bluetoothコーデック、AACとaptXにも対応してるんだ」と感心してた。

 

【DAY7】日曜日

今日は午後から一人で近所のカフェに行って、企画の資料チェックも兼ねてゆっくり読書。もちろんTE-D01i2で大好きな大滝詠一「A LONG VACATION」を聴きながら。可愛い完全ワイヤレスイヤホンを手に入れたら、仕事中もちょっとテンションの上がった1週間だった。

↑持ち運びしやすい専用ポーチ付き。充電用のUSBケーブルも付属します

 

見た目で選んでも失敗しない

いかがでしたか? そう、このTE-D01i2、デザイン推し一辺倒かと思いきや、意外とそうでもないんです。搭載するドライバーは10mm口径のダイナミック型で、従来モデルより大口径化。つまり低域の力感が増しています。

 

上述の通り、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能も付いているし、BluetoothコーデックはSBCだけでなくAACとaptXにも対応。スペックだけ見たら、1万円台前半で買える完全ワイヤレスイヤホンとして、求められる基本性能をちゃんと網羅しているんです。

 

つまり、単に見た目で選ばれやすいだけではなく、「見た目で選んでも失敗しない完全ワイヤレスイヤホン」になっているということ。今どきの「女性向け」はこうでなくっちゃ。

 

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11月30日まで! イヤホンやスピーカーが「Amazonブラックフライデー」で最大50%オフ

サウザンドショアスは11月30日まで、Amazon.co.jpで開催中の「Amazonブラックフライデー」にてTribitのイヤホンやスピーカーなど12製品を、最大50%オフで販売します。

 

セールでは、Bluetoothイヤホン「FlyBuds3Sホワイト」が50%オフに。

 

Bluetoothイヤホン「FlyBudsC1」が、40%オフとなっています。

 

Bluetoothスピーカー「XSound Go」は、15%オフです。

最新ポータブル電源が早くもブラックフライデーに登場! Anker「Amazon ブラックフライデー」で220製品以上が最大50%オフ

アンカー・ジャパンは、11月24日0時~12月1日23時59分までAmazonで開催される「Amazon ブラックフライデー」にて、Ankerグループ製品220アイテム以上を最大50%オフで販売。11月23日23時59分まで開催中の先行セールでも、対象製品をいち早く購入できます。

 

注目の製品は、今年11月に販売を開始したばかりの最新ポータブル電源「Anker Solix C1000 Portable Power Station」。同製品は、コンパクト設計ながらも容量1056Whで、本体充電速度に優れています。製品寿命の長さも特徴で、リン酸鉄リチウムイオン電池の採用や電子部品の発熱抑制、製品本体の堅牢性の向上、バッテリーマネジメントシステムの搭載などによる、Anker独自の「InfiniPower設計」により、約10年間使用できます。

 

そのほか、Anker独自技術のウルトラノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2 Pro」、吸引と水拭きの両方に対応&リアルタイムマッピング機能搭載のロボット掃除機「Eufy RoboVac L70 Hybrid」、家でも外でも100インチの大画面が楽しめるAndroid TV 9.0搭載のモバイルプロジェクター「Nebula Capsule II」、デスク周りの整理整頓に最適な「Anker Magnetic Cable Holder」もセール対象となっています。

↑左から、Anker Solix C1000 Portable Power Station(税込9万9900円、29%オフ)、Anker Prime Charging Station(6-in-1, 140W)(税込9990円、33%オフ)、Anker Prime Wall Charger(67W, 3 ports, GaN)(税込5990円、29%オフ)、Anker PowerCore Essential 20000(税込3690円、26%オフ)、Anker 733 Power Bank(GaNPrime PowerCore 65W)(税込1万990円、27%オフ)、Anker 675 USB-Cドッキングステーション(12-in-1, Monitor Stand, Wireless)(税込2万1990円、33%オフ)、Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m(税込1400円、26%オフ)

 

「Soundcore Liberty 4」と「Nebula Capsule 3 Laser」も発売以来の最安値で登場します。Soundcore Liberty 4は、Soundcore完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルで、LDACに対応し、ハイレゾ音源が再生できます。Nebula Capsule 3 LaserはAndroid TV 11.0を搭載し、HDR10への対応やフルHDによる高コントラストで高解像度の映像が楽しめるモバイルプロジェクターです。

↑左上からSoundcore Liberty 4(税込1万1290円、25%オフ)、Soundcore Life Q30(税込6990円、22%オフ)、Nebula Capsule 3 Laser(税込7万9900円、33%オフ)、AnkerMake M5(税込6万4990円、35%オフ)、Eufy Smart Scale P2 Pro(税込4790円、31%オフ)、Eufy Clean X9 Pro with Auto-Clean Station(税込7万4990円、32%オフ)、Eufy Security SmartTrack Card(税込2790円、30%オフ)、MACH (マッハ) V1 Ultra(税込7万9900円、33%オフ)、MACH (マッハ) V1(税込3万9990円、50%オフ)

ソニーがディズニー100周年記念の完全ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを発売

ソニーは11月21日、Disney100周年を記念した「Disney 創立100周年記念モデル」を発売しました。ラインアップは完全ワイヤレスイヤホン「WF-C700N/D100」、ワイヤレスヘッドホン「WH-CH720N/D100」、ウォークマン「NW-A306/D100」です。

 

発売した製品は、Disney創立100周年限定デザインを刻印。WF-C700Nは、充電ケースに描き起こしされたオリジナルデザインのミッキーマウスとミニーマウスを、ハウジングにはDisney創立100周年のアニバーサリーロゴを刻印しています。

↑ソニーの完全ワイヤレスイヤホンとしてはエントリーにあたる「WF-C700N」

 

↑ハウジング。カラーはホワイト1色です

 

WH-CH720Nはハウジング部分に、オリジナルデザインを刻印。指揮をとるミッキーマウスのほかに、チップとデール、「リロ・アンド・スティッチ」のスティッチなど、さまざまな作品のキャラクターとアニバーサリーロゴがデザインされています。

↑エントリー向けのWH-CH720N。カラーはブラック1色です

 

NW-A306は、本体背面にDisney創立100周年記念のオリジナルデザインを刻印しています。ロゴの前で、クラシックな絵柄のミッキーマウスとミニーマウスが踊っているデザインです。

↑エントリークラスのウォークマンであるNW-A306。カラーはブルーです

 

製品はすべて受注販売で、店頭在庫はありません。受注は11月21日10時から開始しており、2024年1月31日まで受け付けています。製品のお届けは受注後約3週間前後で、受注状況によっては時間が延びる可能性があるとのこと。

 

価格はWF-C700Nが1万9000円(税込、以下同)前後、WH-CH720Nが2万4000円前後、NW-A306が4万8000円前後です。

 

なお、一部全国の家電量販店や、ソニーストア銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神では、サンプル展示もあるそうです。デザインが気になる人は実機を見てから検討するとよいかもしれません。

対応環境が限定的だけどすごくイイ、ソニーの完全ワイヤレス「INZONE Buds」をiPhoneで試した

ソニーがゲーミングブランドのINZONE(インゾーン)から左右独立型のゲーミングワイヤレスイヤホン「INZONE Buds(WF-G700N)」を発売しました。このイヤホン、付属のUSB-Cトランシーバーを使うと2.4GHzワイヤレスによる「超低遅延」でゲームを快適に楽しめます。

 

ルックスも「PlayStation 5」っぽくてカッコイイのですが……、対応するOSが「Windows 11/10」に限られるのが懸念点。では、USB-Cを搭載する新しいiPhone 15で使えないのでしょうか? 実機をソニーから借りて試してみました。

↑USB-Cを搭載するiPhone 15シリーズで、ソニーのゲーミングイヤホン「INZONE Buds」(税込2万9700円)を試してみました

 

ソニーから最強ゲーミングイヤホン登場の予感。ただし対応環境が限定的……

INZONE Budsは「ゲーミングイヤホン」です。一般的なワイヤレスイヤホン以上に低遅延が求められます。

 

PCやゲーミング機器と、イヤホンとの間の伝送遅延を徹底的になくすため、接続方式をBluetoothではなく2.4GHzデジタル無線を採用。左右イヤホンのほか、USB-C接続のトランスミッター(送信機)がペアになっている製品で、専用の充電器ケースに入れて一緒にチャージができます。

↑イヤホンとUSBトランシーバーを同時に充電できるケースを採用

 

また、本機はノイズキャンセリングと外音取り込みの機能を搭載します。フル充電の状態から最長11時間(ノイキャンON時)の連続使用に対応するタフネスも魅力のひとつです。

 

基本のワイヤレス接続はデジタル無線方式なのですが、実はAndroidスマホについては新しいBluetoothオーディオの技術であるLE Audio(エルイーオーディオ)に対応します。というか、INZONE Buds はLE Audioにしか対応しません。

 

LE Audioはいま私たちが当たり前のように使っているBluetoothオーディオの仕組みと少し違う技術です。そのため残念ながら「LE Audioに対応していないBluetoothオーディオ機器ではINZONE Budsが使えない」のです。

 

LE Audioじゃない方の、より広く普及する「Bluetooth Classic Audio(EDR)」の側にも低遅延伝送ができるオーディオコーデックは存在するのですが、ソニーはあえてLE Audio対応の一択に絞り込んだ格好です。

 

Pixel 8 ProでBluetooth LE Audio接続を試す

では、LE Audioで接続できるスマホはどれぐらいあるのでしょうか? 国内で発売されているスマホでは、今のところソニーのXperiaシリーズの上位モデルなど、一部のスマホに限られるのですが、先頃グーグルのPixel 8シリーズがLE Audioに対応しました。

 

筆者がPixel 8 Proで試したところ、LE Audio(LC3コーデック)でペアリングして、オーディオの入出力(リスニングと通話)がどちらも可能でした。

↑Google Pixel 8 ProにINZONE Budsのトランシーバーを接続

 

↑Pixel 8 ProはINZONE BudsとのBluetooth LE Audio接続にも対応しています

 

さらに実験してみたところ、Android 12、Android 13を入れたPixel 6 ProではINZONE BudsがBluetooth機器のリストに出てこないため、ペアリングの段階から不可でした。

 

OSをAndroid 14にアップデートしたPixel 7で試すと、INZONE Budsのペアリングはできるものの音が鳴らず、サウンドの再生ができません。INZONE BudsをBluetooth LE Audio接続で楽しめるグーグルのスマホは、今のところGoogle Pixel 8シリーズに限られそうです。

 

iPhone 15 Proと使えるのか? できたこと・できなかったこと

さて、今回のテーマは「INZONE BudsをiPhone 15で楽しむ方法」です。iPhone 15によるBluetooth接続の実験結果は「アウト」でした。iPhoneやアップルのデバイスがLE Audioに対応していないからです。Bluetooth機器のリストにイヤホンが表示されないため、ペアリングができません。

 

やはりiPhone 15の場合、INZONE Budsは2.4GHzデジタル無線接続が基本ということになります。その使い方を詳しく紹介しましょう。

 

INZONE Budsのワイヤレスイヤホンとトランシーバーは、あらかじめペアリングされています。そのため、USBトランシーバーを筆者のiPhone 15 Proに挿すだけで音楽を聴いたり、内蔵するマイクによるハンズフリー通話を楽しんだりできました。ノイキャンや外音取り込みの機能もバッチリ動きます。

↑INZONE Budsを飛行機の中などで試しました

 

本体左右のタッチセンサーリモコンも正しく動作するのですが、ひとつ不便なところがあります。INZONE Budsの豊富な機能の設定に必要な専用アプリ「INZONE Hub」がWindows OSにしか対応していないため、リモコン操作の設定をiPhoneから変更できません。何が不便かと言えば、初期設定時にはリモコンに割り当てられていない「音楽の再生と一時停止」がイヤホンから操作できないことです。

 

さらに、INZONE Hubアプリがないと、イヤホンの本体設定だけでなく、ステレオ収録されたゲーム音声を7.1chサウンドに再現できるバーチャライザーの「360 Spatial Sound for Gaming」やイコライザー機能なども使えません。いくつかの機能が使えないことは譲るとして、イヤホンのリモコン設定を変えられる機能だけでもiPhoneユーザーに解放してもらいたいです。

 

ワイヤレス伝送は確かに超低遅延で気に入るポイント多し

ただ、リモコンの件を除けば、筆者はINZONE Budsがとても気に入りました。iPhoneユーザーにも利便性を実感できるワイヤレスイヤホンだと思います。

 

2.4GHzデジタル無線接続の低遅延性能は期待以上です。Apple Arcadeで配信されているゲームの音声が遅延なく快適なうえに、GarageBandでピアノの鍵盤をたたいてみても音が遅れずに聞こえてきます。これは感動的でした。iPad版の音楽制作アプリ「Logic Pro」を使って音楽を制作しているクリエイターの方にも、モニタリングに使える左右独立型のワイヤレスイヤホンとしてINZONE Budsがおすすめです。

↑ワイヤレスイヤホンの場合、大抵遅延が気になってしまう「デジタル楽器の演奏」も、デジタル無線接続のINZONE Budsは見事に克服しています

 

また、INZONE BudsはUSBトランシーバーを差し替えるだけで、接続先のデバイスを素早くスイッチできます。iPhoneにiPad、Mac、Pixelスマホで試しましたが、トランシーバーを差し替えて10秒前後でリスニングとハンズフリー通話がすぐに使えます。Bluetoothペアリングのように切り換え操作で時間を取られないので、すごく快適です。

↑USBトランシーバーを挿し換えるだけで、iPhoneからMac、Pixelスマホへの接続切り替えが素早く完了します

 

トランシーバーには「PS5/Mobile」と「PC」を切り換えるスライドスイッチがあります。どちら側に設定してもiPhoneで問題なく使えました。

 

イヤホンにもBluetoothモードとUSBトランシーバーモードの切り替えが存在します。左右のイヤホンを同時に約1秒長押しすると、ボイスガイドが流れてモードが切り替わります。LE Audioに対応するスマホにBluetoothで接続したいときに、機器リストにINZONE Budsが表示されない場合はモードを切り替えてみましょう。

 

ゲーミング向きのサウンドチューニング

INZONE Budsのサウンドは解像度が高く、中高音域の抜けの良さとクールな音色が印象的でした。音楽再生はボーカルの輪郭が鮮明。ゲームや映画を再生してみてもやはりダイアローグが聞きやすいと感じます。加えて効果音の粒立ちが鮮やかで、雄大な音場描写も魅力的です。

 

INZONE Budsには、ソニーの左右独立型ワイヤレスイヤホンのフラッグシップ「WF-1000XM5」と同じ、ソニーの独自開発による8.4mm「ダイナミックドライバーX」が搭載されています。それでいて、INZONE Budsの方が低音域のバランスをやや抑えめにしているように感じられます。WF-1000XM5の方が音楽の密度が高くウォームな音色。反対にINZONE Budsの方は音場の見晴らしの良さが特徴的です。

 

Amazon Music UnlimitedのUltra HD音質のコンテンツで試してみたところ、INZONE Budsはデジタル無線接続と、Androidの場合はBluetooth接続でも最大48kHz/24bitの高音質再生ができました。音楽再生を楽しむためのワイヤレスイヤホンとしても贅沢な仕様です。

↑INZONE Budsは最大48kHz/24bitの高音質ワイヤレス再生に対応しています

 

ノイズキャンセリングや外音取り込みにも1000Xシリーズの開発から得たノウハウが活きています。特に室内では周囲にいる人の話し声がよく消えるので、ゲームはもちろん映画・アニメの細かな音も明瞭に聞こえます。

 

一方、飛行機にも乗って試しましたが、低いエンジン音が持続的に聞こえるようなノイズは1000Xシリーズのイヤホンの方が強く抑え込む印象です。

 

IZNONE HubアプリがiOSに対応すれば、iPhoneでもブレイクする予感

INZONE Buds は1000Xシリーズの左右独立型ワイヤレスイヤホンに比べると本体は少し大きめですが、フィット感は安定します。筆者は最新のWF-1000XM5よりも「PS5っぽい」未来的なデザインが好みに合いました。

 

使い始めのころはiPhone 15に挿したUSBトランシーバーが、ゲームを楽しむ際などに邪魔な感じもしましたが、慣れれば気にならないサイズ感だと思います。もちろん欲を言えばもっと小型化してほしいですが。

 

それでも、USBトランシーバーをiPhoneやMac、Pixelスマホの間で挿し替えるだけですぐに使えるので、筆者はINZONE Budsを仕事用のワイヤレスイヤホンとしても1台手に入れたくなりました。iPhoneでINZONE Hubが使えないという大きな課題も残っていますが、ここはソニーにぜひIZONEシリーズの普及拡大のために避けては通れない「頑張りどころ」としてチャレンジしてもらいたいと思います。

 

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耳を塞がず、ながら聴きできる。アンカーの新イヤホンが1万円台から登場

アンカー・ジャパンは11月1日、オーディオブランド「Soundcore」から、アンカーとしては初の耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Soundcore AeroFit」、「Soundcore AeroFit Pro」を発表。同日から公式サイトで予約販売を開始しました。価格はSoundcore AeroFitが1万6990円(税込)で、Soundcore AeroFit Proが2万2990円(税込)です。

 

各メーカーやブランドから登場し、注目を集めている耳を塞がないワイヤレスイヤホンがアンカーからも出ました。耳の中にイヤホン本体を入れないため、イヤーチップの圧迫による物理的な耳への負担を軽減できるほか、装着したまま外の音にも注意を向けられます。これにより、ながら聴きを楽しめます。また、音に指向性を持たせることで周囲への音漏れを抑えています。

 

プレミアムモデルに位置づけられるSoundcore AeroFit Proは、スポーツやアウトドア時の使用に合わせた機能性の高さが特徴。長時間装着を念頭に開発されており、イヤホン単体で最大14時間、充電ケースと合わせて最大46時間の音楽再生が可能です。また、耳にかけるフック部分がしなやかかつ弾力性のある素材と、柔軟ながら強度の高いチタン合金ワイヤーを採用。耳が痛くなりにくいとしています。

 

スポーツ向きのポイントとしては、サイズ調整可能な着脱式バンドの付属で運動時も耳から落ちにくいほか、本体のボタンで音楽再生などのコントロールができるため誤操作などが起きにくい点。加えて、IPX5の防水性能とAnker独自の「SweatGuardテクノロジー」によって、雨や運動による汗を気にすることなく使用できます。

 

音質面では、チタンコーティング振動板を搭載した16.2mmの大口径ドライバーを搭載。迫力のある重低音を再現します。また、ジャイロセンサーを内蔵し、3Dオーディオに対応しているため、音楽に囲まれるような体験が可能です。

 

このほか、2台同時のマルチポイント接続や、ビームフォーミング技術を使用した4つのマイクとAIの組み合わせによってクリアな音声を通話相手に届けるノイズリダクション機能などを搭載します。

 

イヤホンは片耳約12.2gの重さ。また、通信はBluetooth 5.3、対応コーデックはSBC/AACに対応します。

 

Soundcore AeroFitは日常使いにピッタリとうたうモデルです。充電ケース込みで最大42時間の音楽再生が可能なほか、チタンコーティング振動板のドライバー、2台のマルチポイント接続やノイズリダクション機能などを備えています。

 

イヤホンは片耳約8.5gの重さ。Bluetoothのバージョンと対応コーデックはプレミアムモデルと同じです。

識者イチオシ! コスパ最高の完全ワイヤレスイヤホン5選

ケーブルのない快適さや利便性がウケて、いまやイヤホン市場を牽引。低価格ながら機能性・デザイン性に優れた5アイテムを厳選!

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

見た目の愛らしさに反して音は本格オーディオ級

ag
COTSUBU

実売価格:6980円

シリーズ最小・最軽量+キュートなルックスながら、finalが監修し音質を強化。フタを開けるとペアリングが始まる「オートペアリング機能」や、片側をケースに戻すと自動で切り替わる「片耳モード」などを搭載する。

SPEC●タイプ:カナル型●対応コーデック:SBC、AAC、aptX●使用可能時間:最大約5時間(イヤホン)、最大約20時間(ケース併用時)●質量:約3.5g(イヤホン片耳)、約32.4g(充電ケース)

 

↑ポップなパステルカラーを中心に、全7色をラインナップ。表面は皮脂や指紋などの汚れが付きにくく細かな凹凸を感じられる「粉雪塗装」が施されている

 

【ここが価格以上!】

「NC機能非搭載ですが、小さくて、軽くて、安くて、カワイイ! そんなTWSを探している人に絶対オススメ。3.5gとかなり軽いので、長時間着けていても疲れません。柔らかい色味の全7色展開。色で悩むのも楽しいです」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

3基のドライバーを贅沢に使いワンランク上のサウンドを実現

SOUNDPEATS
Opera 05

直販価格:1万3999円

バランスド・アーマチュア(BA型)2基、ダイナミック型1基を搭載したハイブリッド構成を採用。豊かな音の表情を感じ取れるきめ細かいサウンドを実現した。LDACコーデックに対応し、ハイレゾ音源の臨場感を存分に体感可能。

SPEC●ドライバー:BA型×2、φ12mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC●使用可能時間:最大約9時間(イヤホン)、最大約33時間(ケース併用時)●質量:約7.2g(イヤホン片耳)、約58.6g(充電ケース)

 

↑S/M/L、3サイズのイヤピースと、USB Type-C/USB Type-Aケーブルが付属。充電ケースは、汎用性の高いUSB Type-Cポートを装備する

 

【ここが価格以上!】

「楕円形ノズルを採用し、耳側の形状に工夫を凝らすことで高いフィット感を実現。ハイブリッドドライバー構成やLDACコーデックへの対応などにより、精細なディテール表現と迫力を併せ持つサウンドも魅力です」(AVライター・野村ケンジさん)

 

TRUE SOUNDの世界を手軽に体験できる

ヤマハ
TW-E3C

実売価格:7090円

独自の音響設計「TRUE SOUND」により、アーティストの思いや表現を余すことなく再生。ドライバーユニットとノズルを音導管の同軸上に配置することで音をダイレクトに鼓膜に届け、正確な音色と抜けの良い中高域再生を実現する。

SPEC●ドライバー:φ6mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、aptX●使用可能時間:最大約9時間(イヤホン)、最大約24時間(ケース併用時)●質量:約5.0g(イヤホン片耳)、約30g(充電ケース)

 

↑スマホアプリ「Headphone Control」を用意。5種類のプリセットEQを搭載し、最適な音質を選んだり、自由に音質を調整したりできる

 

【ここが価格以上!】

「マルチポイント対応で2台のデバイスをペアリング切り替えなしで使えます。ヤマハらしい原音重視の高音質オーディオが約7000円で手に入るのはおトク。イコライザー調整も可能で自分の好きな音に変更もできます」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

“ながら聴き”に最適なオープン型超小型イヤホン

GLIDiC
mameBuds

実売価格:9250円

“ながら聴き”にぴったりな豆粒大のTWS。耳を完全に塞がないオープン型なので、耳への負担が少なく、着けたまま外音といっしょに音楽が聴ける。耳から外れにくい形状なので、寝転びながらのリスニングもOKだ。

SPEC●ドライバー:φ10mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC●使用可能時間:最大約6.5時間(イヤホン)、最大約13時間(ケース併用時)●質量:約3.5g(イヤホン片耳)、約24.5g(イヤホン含む充電ケース)

 

↑イヤホンの着せ替えが楽しめる3色の「カラージャケット」が付属。好みや気分によってイヤホンのカラーを替えることができる

 

【ここが価格以上!】

「イヤホン全体がシリコンジャケットで覆われ肌触りが柔らか。装着性で好みの分かれるインナーイヤー型ながら、シリコンジャケットによってなかなかのフィット感が得られます。新コンセプトながら、お手ごろ価格に拍手」(AVライター・野村ケンジさん)

 

シリーズ最小・最軽量で小さな耳でも装着感良好

JBL
WAVE BUDS

実売価格:6230円

性能はそのままに、内部構造の見直しなどによりイヤホン本体のサイズを前モデルより約20%ダウンサイジング。小さな耳でも圧迫感無く装着できる。楕円形のサウンドチューブを採用することで、高い遮音性と装着感を実現した。

SPEC●ドライバー:φ8mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC●使用可能時間:最大約8時間(イヤホン)、最大約24時間(ケース併用時)●質量:約4.5g(イヤホン片耳)、約34g(充電ケース単体)

 

↑充電ケースは、使用する際にフタを開ける手間がなく、イヤホンを取り出しやすいフタ無しタイプだ。ケースの防水性能はIPX2

【ここが価格以上!】

「フタのないケースのデザインが斬新。シリーズ最小・最軽量かつ最大24時間再生可能なので、長時間使用する人や耳の小さい人にオススメです。低音に厚みがあるJBLの迫力サウンドをこの価格で楽しめるのはうれしい!」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

※使用可能時間はすべてANCオフ時のもの

識者イチオシ! 低価格でも機能性・デザインに優れた完全ワイヤレスイヤホン5選

ケーブルのない快適さや利便性がウケて、いまやイヤホン市場を牽引。低価格ながら機能性・デザイン性に優れた5アイテムを厳選!

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

アクセサリー感覚で使えるファッショナブルなモデル

オーディオテクニカ
ATH-SQ1TW2

実売価格:1万460円

個性的なスクエアデザイン、6色の豊富なカラバリ、コンパクトなボディ、充実した機能や入手しやすい価格など、一般ユーザーの要望を満たした人気モデル。先代機より体積を約10%ダウンするとともに、片耳4.0gという軽量化も実現した。

SPEC●ドライバー:φ5.8mmダイナミック型●出力音圧レベル:98dB/mW●対応コーデック:SBC●使用可能時間:最大約6.5時間(イヤホン)、最大約20時間(ケース併用時)●質量:約4.0g(イヤホン片耳)、約43g(充電ケース単体)

 

↑イヤホン・充電器と同色の、充電用USBケーブル(USB Type-A/USB Type-C)、イヤピース(XS/S/M/L)が付属する

 

↑どんな耳の形でも疲れにくい着け心地を実現。L/R部分が光るため、明かりの少ない場所でも左右を間違えず着けられる

 

↑カフェラテをはじめ、ポップな6色をラインナップ。充電ケースからイヤホンを取り出しやすい形状になっている

 

【ここが価格以上!】

「絶妙なカラーと豊富な色展開で、性別関係なく選びやすいデザイン。低遅延モードを搭載しているので、音楽を聴く以外にもゲームや動画を楽しみたい人にもオススメです。これが1万円ちょいはおトクでしかない!」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

「個性派デザインの人気モデルが第2世代へと進化。カジュアルさや可愛らしさを受け継ぎつつ、質感の良いデザインに! 装着感も音質も向上したことで、価格を超える価値を持つ製品へとグレードアップしています」(AVライター・野村ケンジさん)

 

医療技術を応用してサウンドをカスタマイズ

デノン
PerL AH-C10PL

実売価格:3万3000円

医療技術を応用した独自のパーソナライズ機能「Masimo AAT」を搭載したTWS。ユーザーごとの聴こえ方に最適化された専用のリスニングプロファイルを作成し、それに合わせて最良のサウンドにカスタマイズしてくれる。

SPEC●ドライバー:φ10㎜ダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、aptX●使用可能時間:最大約6時間(イヤホン)、最大約16時間(ケース併用時)●質量:約7.4g(イヤホン片耳)、約47g(充電ケース単体)

 

↑Denon Headphonesアプリを用意。リスニングプロファイルの作成や低音調整、NC/ソーシャルモードの切り替えなど様々な設定・操作が行える

 

【ここが価格以上!】

「個々に最適なサウンドへと自動調整してくれるインテリジェントな製品。驚きの精度の高さを誇り、聞こえの良さだけでなく、音楽を聴き続けるのがラクに感じられます。上位機の半額程度の価格でANC搭載もうれしい!」(AVライター・野村ケンジさん)

 

仕事にもプライベートにも使えるコンパクトなモデル

Jabra
Elite 4

実売価格:1万4300円

アクティブノイズキャンセリング機能に加え、2台のデバイスと同時接続可能なマルチポイント機能を備え、クリアな通話品質と快適な着け心地を両立。人間工学に基づいたコンパクトなデザインにより、1日中快適に使用できる。

SPEC●ドライバー:φ6mm●対応コーデック:SBC、aptX●使用可能時間:最大約7時間(イヤホン)、最大約28時間(ケース併用時)●質量:約4.6g(イヤホン片耳)、約33.4g(充電ケース単体)

 

↑コンパクトで外れにくい形状を採用し、快適なフィット感を実現。4-マイクテクノロジーにより、いつでも明瞭でクリアな通話が可能だ

 

【ここが価格以上!】

「小型軽量を誇るANC搭載モデル。コンパクトなイヤホンは装着感が軽快で、ケースも小柄で持ち運びの邪魔になりません。同社のマイク性能の高さは健在で、オンライン会議にも活用可能。機能性・質感ともに良好です」(AVライター・野村ケンジさん)

 

同社史上最強のNC効果で最高の没入感を堪能

アンカー・ジャパン
Soundcore Liberty 4 NC

実売価格:1万2990円

ユーザーごとにパーソナライズされたNCを提供する新技術「ウルトラノイズキャンセリング 3.0」を初搭載。構造上のNC性能の強化と併せて同社史上最強のNC効果を発揮する。LDACに対応し、高音質なハイレゾ再生が可能。

SPEC●ドライバー:φ11mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC●使用可能時間:最大約10時間(イヤホン)、最大約50時間(ケース併用時)●質量:約5g(イヤホン片耳)、約60.4g(イヤホン含む充電ケース)

 

↑高感度センサー、大口径ドライバー、遮音性を高めたチャンバーを搭載し、基本性能が向上。日常の雑音を効果的に打ち消す

 

【ここが価格以上!】

「NC性能が高く、屋外で静かに作業したいときや、移動中などに重宝します。ケース込みで最大50時間使えるところもうれしい。AirPods Pro(第2世代)のANCが本当は欲しいけど、価格で躊躇している人にオススメです」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

ハイレゾ相当の高音質で好きな楽曲を満喫できる

EarFun
Air Pro 3

実売価格:8440円

ハイレゾ相当(24bit/96kHz)の高音質コーデックaptX Adaptiveに対応し、ワイヤレスながら高精細かつ低遅延で音楽リスニングが楽しめる。近日のアップデートで、次世代Bluetoothオーディオ規格「LE Audio」に対応予定だ。

SPEC●ドライバー:φ11mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、aptX Adaptive、LC3(※)●使用可能時間:最大約9時間(イヤホン)、最大約45時間(ケース併用時)●質量:約5.2g(イヤホン片耳)、約52g(イヤホン含む充電ケース)

 

↑ウール複合素材のドライバーを搭載し、メリハリのある音を創出。最新のBluetooth5.3に対応する最先端チップを採用する

 

【ここが価格以上!】

「フィードフォワード+フィードバックによるハイブリッド構成のANCシステムに自社開発の独自ANC技術を組み合わせることで、最大43dBもの強力なノイズ低減を実現。この内容で9000円以下という価格は驚きです」(AVライター・野村ケンジさん)

 

※使用可能時間はすべてANCオフ時のもの

ファーウェイ、ノイキャンも通話品質も向上した最上位イヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」発売

ファーウェイ・ジャパンは10月17日、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を発表。同日から販売を開始します。市場想定価格は2万8800円(税込)です。

 

HUAWEI FreeBuds Pro 3は、ファーウェイのイヤホン「FreeBuds」シリーズの最上位モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 2」の後継にあたる製品です。

 

ドライバーは、中低音域に対応するダイナミック型と、高音域に対応するマイクロ平面振動板ドライバーの、2つのユニットを搭載します。また、お互い干渉することなく、それぞれの周波帯域の音が最適化する「デジタルクロスオーバーテクノロジー」を採用。これらにより、低音は14Hzから、高音は48kHzまで再現できるとのこと。

 

ノイズキャンセリング性能も強化しており、処理チップの性能アップによって「アダプティブ・ノイズキャンセリングアルゴリズム」のパフォーマンスが向上。また、シグナルノイズ比の高いデジタルマイクを3個搭載し、アダプティブ・ノイズキャンセリングアルゴリズムと連動して、耳の内側と外側のノイズをより正確に識別・計算します。これにより、ノイズキャンセリング効果を状況に合わせてリアルタイムに自動調整でき、前モデルからノイズキャンセリング性能が約50%向上したそうです。

 

通話の品質も高くなっています。骨伝導センサーの搭載位置を見直すことで、音声通話やビデオ通話時のユーザーの声の集音能力が前モデルに比べて約2.5倍に向上しました。また、イヤホン内蔵のマイクと「マルチチャネル・ディープニューラルネットワークノイズキャンセリングアルゴリズム」が連動。周波数帯域ごとに異なるタイプの環境ノイズを識別・低減します。風ノイズキャンセリング性能も前モデルから80%向上。これらによりクリアな通話を実現したといいます。

 

バッテリーはアダプティブ・ノイズキャンセリングをオンにした状態で約4.5時間の音楽再生が可能。充電ケースと組み合わせると最長22時間バッテリーが持続します。アダプティブ・ノイズキャンセリングをオフにした状態であれば、充電ケースと合わせて最長31時間使用できます。

 

コーデックはLDAC、SBC、AACに対応。また外音取り込みモードやIP54の防水防塵に対応しています。

5000円以下で長時間バッテリー搭載の完全ワイヤレスイヤホン発売

ファーウェイ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 2」を発売しました。通常価格は4980円(税込)ですが、現在Amazonで開催中のプライム感謝祭では28%オフの3580円です。

 

HUAWEI FreeBuds SE 2はエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホンです。バッテリー駆動時間の長さが特徴で、フル充電から最大9時間使用できます。加えて、充電ケースと合わせると最大40時間の音楽再生が可能。さらに急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大3時間音楽を再生できるとしています。

 

イヤホン本体は軽量で、片耳約3.8g。また形状は、人間工学に基づいた分析と30万以上の耳道特徴を分析したことにより、高いフィット感を実現したといいます。

 

ドライバーは10mmのダイナミック型。また再生周波数帯域は20~20000Hzです。コーデックはSBCとAACに対応しています。このほか、IP54の防水防塵仕様となっています。

【プロが推す高コスパ家電】メーカーの心意気に拍手! 2万円以下で美麗かつ音質良しの完全ワイヤレスイヤホン

「コスパ」=「激安」とは限らない——。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。今回紹介するのはファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5」。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が推します!】

AVライター・野村ケンジさん

イヤホン・ヘッドホン・スピーカーなどAV機器全般に明るい。TBSテレビ 開運音楽堂「ノムケンLab!」に出演中。

 

美しいデザインと快適な装着感でまるで装飾品のようなイヤホン

ファーウェイ
HUAWEI FreeBuds 5

実売価格:1万9620円

本体はすべて曲線で構成されたユニークなデザインと快適な着け心地を兼備。トリプルマイクを搭載し、優れたアクティブノイズキャンセリング(ANC)効果を実現した。超急速充電にも新たに対応しており、わずか5分間の充電で約2時間の連続音楽再生が可能。

SPEC●ドライバー径:φ11mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、HWA●使用可能時間:最大約5時間(イヤホン)、最大約30時間(ケース併用時)●質量:約5.4g(イヤホン片耳)、約45g(充電ケース単体)

 

↑人間工学に基づいて設計された形状で快適な着け心地を実現。開放的なインナーイヤー型を採用しているため着用時の圧迫感も少なく、長時間の使用でもストレスフリーだ

 

↑トリプルマイクの搭載に加え、独自技術の「AEM」と「DNN」を採用。外部の騒音と自身の声を認識して、通話中の声だけを強調する。騒がしい環境下でもクリアな音声通話が可能

 

↑新設計のドライバーユニットには、リング状の2つのマグネットを採用。中心部に気流の通り道を設けることで、大迫力の低音を鳴らす。低周波数帯域での感度は前モデルから30%向上

 

↑「HUAWEI AI Life」アプリでは、デフォルト・低音強調・高音強調・音声の4モードや、10段階からEQの設定が可能。ゲームに最適な低遅延モードなどの各種機能も用意する

 

デザインと機能性、そして音質3拍子そろって2万円以下の心意気

昨年登場のフラッグシップモデル「HUWEI FreeBuds Pro2」以降、機能性だけでなく音質にも徹底したこだわりを見せているのが、ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン。その最新モデルである「FreeBuds5」も、様々な面で注目に値する仕上がりです。

 

特筆ポイントは3つ。デザインと機能性、そして音質です。まずデザインは、装飾品と見紛うばかりの洗練された美しさが特徴。Aplle「AirPods」などと同じくバー付きのインナーイヤー型ですが、曲面構成の有機的なフォルムによって、スマートで上品な印象となっています。

 

このデザインは機能性にも関わっていて、インナーイヤー型ながらANC効果の効き具合も上々。さらに、装着状態や音量レベルを検知して音質を調整してくれるので、細かい設定を面倒に感じるユーザーにもオススメできます。

 

音質に関しても秀逸。デュアルマグネットリング採用のドライバーやLDACコーデック対応などにより、インナーイヤー型完全ワイヤレスとしては望外の迫力あるサウンドを実現しています。これだけ優秀でありながら2万円前後のプライスタグを付けてしまう同社の心意気に拍手!

ソニーのINZONEから完全ワイヤレスヘッドセット「INZONE Buds」登場、「勝利に導く音質設計」を実現

ソニーは、ゲーミングデバイスブランドの「INZONE」から、完全ワイヤレスのゲーミングヘッドセット「INZONE Buds」を発表。10月27日に発売します。ソニーストアでの価格は2万9700円(税込)です。

 

INZONE Budsはこれまでソニーのオーディオ製品に搭載された独自技術をゲーム向けに最適化したほか、ノイズキャンセリング機能や高い通話性能、長時間駆動のバッテリーなどを備えた製品です。

 

ドライバーは、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「WF-1000XM5」に搭載された8.4mm径のユニット「ダイナミックドライバーX」を採用。音の定位感が優れているうえに、ゲームにおいては微細な音もとらえられるとしています。また、プロeスポーツチーム「Fnatic」と協力し、プロ選手が実際のゲームプレイ環境で製品テストをするなどによって、プレイヤーを勝利に導く音質設計を実現したそうです。

 

ソニーではおなじみの「360(サンロクマル)立体音響」の技術も採用しています。ゲーム向けに最適化された「360 Spatial Sound for Gaming」を搭載し、ゲーム本来の7.1chサウンドをいかした高い臨場感を再現できるとのこと。さらに、ノイズキャンセリング機能も搭載しており、たとえばシューティングゲームなどでわずかな音も聞き取りやすくなるといいます。

 

ゲーム機との接続は、USBトランシーバーを使用して30ms未満の遅延に抑えた2.4GHzワイヤレス接続に加え、Bluetooth オーディオ「LE Audio」での接続が可能。また、電力消費を効率化するチップセット「低消費電力プロセッサーL1」を新たに開発し、USBトランシーバーを搭載した完全ワイヤレスヘッドセットとしては業界最長クラスをうたう、約12時間のバッテリーを実現しています。なお、付属のケースで充電すると合計で24時間の使用が可能。クイック充電にも対応しており、5分の充電で約60分使用できるとしています。

 

また、ソニーは同時にワイヤレスゲーミングヘッドセット「INZONE H5」も発表しています。ハウジング上に設けたダクトで低域をコントロールして迫力のある音を実現したり、約260gの軽量などで装着性を高めたりしています。

 

INZONE H5は10月27日発売で、市場想定価格は2万5000円前後(税込)です。

1万円台でアクティブノイキャン対応のイヤホン「Galaxy Buds FE」が日本でも発売

サムスン電子ジャパンは10月12日、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds FE」の国内発売を発表しました。10月4日に韓国のサムスン電子が発表した製品が日本にも来た形です。

 

販売はGalaxy Harajukuのほか、Amazonや主要ECサイト、家電量販店などで、10月12日から予約受付を開始し、10月19日に発売します。価格は1万2925円(税込)。

 

Galaxy Buds FEは、エントリーにあたるモデル。手を出しやすい価格に抑えながら、アクティブノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能を搭載するなど、欲しい機能をそろえた製品です。

 

バッテリーはアクティブノイズキャンセリング未使用時で最大8.5時間、充電ケースを含めると最大30時間の音楽再生が可能となっています。アクティブノイズキャンセリング使用時でも最大6時間、充電ケース込みで最大21時間使用できます。

 

オンライン会議や通話にも向いた仕様になっており、AIを搭載したディープ・ニュートラル・ネットワークに加えて、3つのマイクによるビームフォーミング機能により、ユーザーの声と周囲の環境音を分離。相手とクリアな通話ができるとしています。

 

イヤホンのサイズは約19.2×17.1××22.2mm、重さは約5.6g。またコーデックはサムスン独自のScalableのほか、AACとSBCに対応しています。

Pixel Buds Pro、まもなく3つの新機能「会話検出」「聴覚ウェルネス」「クリアな通話」をアップデートで追加かも

Googleのワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」は、発売から1年以上が経ちました。まだ後継モデルは出そうにありませんが、まもなくソフトウェアアップデートにより新機能が追加されると噂されています。

↑もうすぐ新機能追加?

 

著名リーカーのKamila Wojciechowska氏によると、まもなくGoogleはPixel Buds Proに「会話検出」「聴覚ウェルネス」「クリアな通話」という、3つのアップデートを提供する予定とのことです。

 

まず「会話検出」は、人との会話を検知すると自動的に外部音取り込みモードに切り替え、音楽などの再生を一時停止するというもの。第2世代AirPods Proに備わっている「会話感知」(背景のノイズを抑えて、音量を下げる)とは少し違います。

 

続いて、「聴覚ウェルネス」機能とは、今の騒音レベルがどれぐらいかを視覚的に表示し、聴力を守るために平均どのぐらいの音量まで大丈夫かのガイドラインが確認できるとのこと。これはApple Watchの「ノイズ」アプリと似て非なるものですが、より控えめのようです。

 

最後に、Pixel Buds ProはBluetoothスーパーワイドバンドによる「クリアな通話」機能が搭載されるかもしれないとのこと。Mishaal Rahman氏は、これを通話相手の周囲のノイズを減らし、イヤホンを装着している人の耳に聞こえる相手の声を強調する機能だと説明しています。

 

本日夜の「Made by Google」イベントでは、次期スマートフォンPixel 8/Pixel 8 Proや、新型スマートウォッチPixel Watch 2が正式発表される見通しです。Pixel Buds Proのファームウェアも、それに合わせてアップデートされるのかもしれません。

 

Source:Mishaal Rahman(X)
via:The Verge

「Jabra Elite 10」レビュー。空間オーディオに洗練されたノイキャンと、完成度の高さが際立つ!

デンマークのオーディオブランド、Jabra(ジャブラ)から左右独立型ワイヤレスイヤホンの新しいフラグシップモデル「Jabra Elite 10」(以下:Elite 10)が10月12日に発売されます。今回は、発売に先駆けて製品を体験。ドルビーのオーディオ技術による空間オーディオ再生やヘッドトラッキングといった機能を載せた、いま最先端のワイヤレスイヤホンでした。

↑Jabraの新しいフラグシップとなるワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 10」

 

Dolby Atmosの立体音楽体験が可能に! ヘッドトラッキング対応も

Jabraは、2017年頃から左右独立型ワイヤレスイヤホンをいち早く商品化してきたブランドです。音質や接続の安定性に加え、ノイズキャンセリング機能を搭載するモデルは消音性能など、あらゆる面から製品に磨きをかけてきました。

 

Elite 10は7世代目になる、Eliteシリーズの左右独立型ワイヤレスイヤホンです。本体には10mm口径の大型ドライバーを搭載。また、リスニングシーンによってアクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を使い分けることができ、さらにIP57相当の防水・防塵仕様です。屋外やスポーツシーンでの利用にも最適でしょう。

↑充電ケースもサイズがコンパクト。気になるバッテリーはイヤホン単体で約6時間、ケースによる充電を繰り返せば最大27時間の連続音楽再生を楽しめます

 

本機では映画館やホームシアターのサラウンドでおなじみの米ドルビーラボラトリーズの監修を受けて、立体音響技術のDolby Atmosに対応しました。左右独立型のワイヤレスイヤホンとしては先端を走る試みです。

 

これにより、できることが2つあります。ひとつはDolby Atmosで制作された音楽や映画の立体サウンドを楽しめることです。元が通常のステレオ方式で制作されたサウンドも、独自のアルゴリズムによって立体的なサウンドに再現する機能もあります。

 

もうひとつはヘッドトラッキングの機能です。オンにするとイヤホンに内蔵するセンサーがユーザーの頭の動きを検知して、上下左右問わず音が空間の中で鳴るべき位置に定位します。

 

Elite 10は、とてもナチュラルな解像度と力強さをあわせ持つサウンドが特徴です。サウンドの持ち味はそのままに、空間オーディオをオンにすると自然な包囲感を楽しめます。さらに、ヘッドトラッキングをオンにすると、スマホやタブレットなどのコンテンツを再生しているプレーヤーの方向から聞こえている映画やドラマのセリフが、顔の向きを変えると左右どちらかの耳にバランスが傾いて聞こえます。ヘッドトラッキングという身体を動かす行為がサウンドの聞こえ方とつながることによって、主体的なコンテンツへの没入感がぐんと高まるので、特にスマホやタブレットで映画・ゲームを楽しむ際に有効です。

 

それぞれの機能はiOS/Androidに対応する「Jabra Sound+」アプリから、好みに応じてオン・オフを選択できます。

↑Jabra Sound+アプリから、空間オーディオとヘッドトラッキングのオン・オフを切り換えられます

 

音質は力強い低音が特徴。ノイキャンは飛行機の中でもリラックスして過ごせる

Apple Musicで配信されている、Dolby Atmosによる空間オーディオコンテンツのリスニングにもElite 10がよくマッチします。Official髭男dismの楽曲『I LOVE…』はその好例。ボーカルが中央に力強く立ち、鮮やかな楽器のサウンドがまるでまわりをぐるりと囲むようにして楽しめる立体音楽体験は格別です。

↑Apple Musicで配信されている、Dolby Atmosによる空間オーディオに対応するコンテンツを再生

 

アップルのAirPods Proも同様に、Apple Musicの空間オーディオコンテンツによる立体音楽体験に対応するワイヤレスイヤホンです。同じ曲をふたつのイヤホンで聴き比べてみると、Elite 10の方が一段と温かみのある濃厚な低音再生が特徴的に感じられました。重心が低く、瞬発力にも富んだ筋肉質な低音が音楽の足もとをしっかりと固めます。

↑空間オーディオ再生に対応するElite 10とアップルのAirPods Pro

 

Elite 10はハウジング(外殻)を完全に密閉構造にしないセミオープン型のイヤホンです。セミオープン構造を採用すると一般的に、中低音域の切れ味が増して、見晴らしの良い音場感が得られます。反面、低音が少し痩せて感じられたり、賑やかな場所では周囲の環境音が漏れ聞こえたりする場合も考えられます。

 

その点、Elite 10は10mm口径の大型ドライバーで低音を力強く鳴らすため、全体の音のバランスも重心が低く安定感があります。さらに、強力なアクティブノイズキャンセリング機能によって高い遮音効果を実現しているので、賑やかな屋外でも極上のリスニング環境をつくり出して、静かに音楽や映画、ゲームのサウンドに集中ができました。

 

ちなみに、筆者は先日海外出張に出かけた際に、飛行機の中でElite 10の遮音性能を試しました。低いエンジン音から、機内に渦巻く高音域のノイズ、隣の乗客の話し声までElite 10はまんべんなく消してくれるので、とてもリラックスしながら過ごせました。

↑飛行機の中でElite 10のノイキャン機能を試しました。セミオープン構造なのに高い遮音性能を実現しています

 

なお、Elite 10にはユーザーの耳の形や、使用環境に合わせて消音効果の強弱を自動調整する機能があります。飛行機やバスの中など騒音が多い場所では消音効果を強く効かせて、反対に静かなオフィスやカフェでは少しマイルドな効き方になります。その強弱の度合いが大きく変わって気になることはなく、「いつもベストな消音効果」。こうした、賢く調整してくれるところに、筆者はとても好印象を感じました。

 

装着感が抜群に安定する新開発のイヤージェル

Elite 10が高い消音効果を実現できた背景には、新開発のイヤージェルのデザインも大きく貢献しています。通常はイヤーチップ、またはイヤーピースなどと呼ばれる、耳栓の役割を担うこの楕円形のシリコン製パーツは、S/M/L/XLの4種類のサイズを同梱。サイズに合うイヤージェルを選ぶと、耳穴の肌にぴたりと張り付くように装着感が安定し、高い耳栓効果を実感できます。

↑4サイズのイヤージェルが付属します

 

音楽再生をストップしてみると、賑やかな場所でもElite 10のイヤージェルだけである程度の消音効果が得られていることがわかります。なので、屋外を歩きながら音楽を聴く際には、Jabra Sound+から5段階の強さが選べる「ヒアスルー」(外音取り込み)の機能を上手に併用しながら、安全にリスニングを楽しむ環境をつくりましょう。

 

リモートワークにも欠かせない実力。23年秋冬にプッシュしたい製品

ちなみにJabra Sound+アプリには、サウンドを好みのバランスにカスタマイズできるイコライザーや、音楽の代わりに「鳥のさえずり」「海の波」「せせらぎ」など周囲の騒音を消して集中するための音を再生する「音楽プリセット」機能があります。特にリモートワークの機会が多い方は、音楽プリセットを使うと、歌詞のある音楽再生に集中を削がれることがなくなるので、とても便利だと思います。

↑耳栓効果を高めてくれるJabra Sound+アプリの「サウンドスケープ」機能

 

リモートワーク視点で言うと、Jabraはさまざまなタイプの無線通信機器を手がけるメーカーでもあります。Elite 10もイヤホン本体に計6つのマイクを内蔵して、ハンズフリー通話時にはユーザーの声だけを狙ってピックアップする技術を搭載しています。しかも通話の最中は、ユーザーの背景にある環境ノイズを抑制する機能が自動でオンになります。

 

筆者も家族にElite 10とほかのイヤホンを交互に着けてもらい、通話の音声を聴き比べてみました。Elite 10は声の輪郭が明瞭に定まったまま、前方にぐんと浮かび上がってくるような力強さ。これに加えてイヤージェルによる快適な装着感も持続するので、オンライン会議などがあるリモートワークにも欠かせないアイテムです。

 

Dolby Atmosによる空間オーディオ再生に対応する斬新さや、いつも身に着けていたくなる装着感の心地よさ、土台の完成度の高さなど、Jabra Elite 10は2023年秋冬に筆者が圧倒的にプッシュしたいワイヤレスイヤホンのひとつです。

 

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「Galaxy S23 FE」と「Galaxy Buds FE」および「Galaxy Tab S9 FE」、3つのファン・エディションが同時に発表かも

サムスンの次期ミドルレンジ(中価格帯)スマートフォン「Galaxy S23 FE」や、新型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds FE」は、最近リーク情報が相次いでいました。ちなみにFEとは「ファン・エディション」の略で、ハイエンド製品の一部機能を省略し、お手ごろ価格にした製品です。

Image:Max Jambor(X)

 

それら2つが、次期タブレット「Galaxy Tab S9 FE」と一緒に写り、同時に「ファン・エディション」ファミリーとして発表される可能性を示す画像がネット上で公開されています。

 

サムスン公式のアルゼンチン向けサイトに掲載された画像や(現在は削除済み)やリーカーのMax Jambor氏がX(Twitter)にシェアした情報によると、Galaxy Buds FEには2つの外側マイク、1つの内側マイク、そして新設計の1Wayスピーカーが搭載されるそうです。

 

また他のサムスン製イヤホンと同じく、AKGがチューニングした12mmドライバーを採用するとのこと。こちらは、別の著名リーカーが発信した情報と一致しています。

 

今回の本当のサプライズは、次期イヤホンとGalaxy S23 FEやGalaxy Tab S9 FEが並んだ写真があることでしょう。Galaxy S23 FEのデザインは予想通りで、Galaxy S23標準モデルと全体的に似ているものの、画面周りのベゼルが太くなっています。

 

そしてGalaxy Tab S9 FEに関しては、今回の画像にほとんど新情報は載っていません。元となるGalaxy Tab S9はSnapdragon 8 Gen 2とAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイを搭載した、Androidタブレット最高峰の1つです。Galaxy Tab S9 FEがこれと同等のスペックになるとは思えませんが、より手頃な価格が期待できそうです。

 

すでにGalaxy S23 FEも公式らしき画像がリークされており、サムスンがこれらの製品を正式発表するまでに、さほど時間はかからないはず。同社は今年の第4半期(10月~12月)に発表イベントを開催すると噂されており、まもなく何らかの動きがありそうです。

 

Source:Max Jambor(X)
via:9to5Google

シャオミから2000円以下の完全ワイヤレスイヤホン登場、日常で安心して使えそう

シャオミはエントリーモデルの完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Active」をAmazon限定で発売しました。価格は1990円(税込)です。

 

Redmi Buds 4 Activeは充電ケースと併用で約28時間使用できるバッテリー、Androidスマホに表示されるポップアップのタップでペアリングできる「Google Fast Pair」、Bluetooth 5.3による低遅延モードなどに対応しながら2000円以下の製品。

 

音質では12mmの大型なダイナミックドライバーを搭載し、パワフルな低音を楽しめるとのこと。

 

このくらいの価格感であれば、日常使いでも安心して使える、という人も多そうです。IPX4生活防水性能で、多少の雨なら心配ないほか、ジムで使用なども可能でしょう。

ノイキャンの「静寂」がすごい、ソニー最新イヤホン「WF-1000XM5」発売前レビュー

ソニーが、ノイズキャンセリング機能を搭載する左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンの新製品「WF-1000XM5」を9月1日に発売。人気の「1000X」シリーズ最新モデルの実力を、発売前に先行レポートします。

 

ニーズに応え、順当に進化してきたソニーの1000Xシリーズ

1000Xはソニーのワイヤレスヘッドホン・イヤホンの中でも、最高品質のサウンドとノイズキャンセリング機能を持つ製品だけに与えられるシリーズネームです。左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンは2021年にソニーが発売した「WF-1000XM4」以来、約2年ぶりの新製品。完全ワイヤレスイヤホンは間にM2を飛ばしていますが、2017年に登場した初代のWF-1000Xから順当な進化を続けてきました。

↑WF-1000XM5。製品名末尾のM5は「マーク5」を意味しています

 

完全ワイヤレスイヤホン全体を見渡しても、進化を遂げたり新たなニーズが誕生したりしています。たとえば、耳を物理的に覆う・塞ぐだけでなく、音声信号の電気的な処理によって、音楽リスニングに不要な環境ノイズだけを消去する「アクティブノイズキャンセリング」は、今から10年前だとヘッドホンの特別な機能として注目されていました。

 

現在は完全ワイヤレスイヤホンも、上位クラスのモデルを中心にノイズキャンセリング機能を搭載する製品が普及しています。ソニーの1000Xシリーズやアップルの「AirPods Pro」、ボーズの「QuietComfort Earbuds II」などに代表される人気のモデルを、街中や電車・飛行機で活用しているユーザーを見かける機会も増えました。筆者も手荷物をコンパクトにできるので、最近はもっぱら完全ワイヤレスイヤホンを外出時に持参しています。

↑2017年に発売された初代のWF-1000X

 

↑2019年に発売された“2代目”のWF-1000XM3

 

さらにコロナ禍を経て、ハンズフリー通話にも使えるワイヤレスイヤホンがリモートワークの音声コミュニケーションに欠かせないツールになりました。特に完全ワイヤレスイヤホンはビデオ通話の際に装着したまま動き回ることができますし、見た目も目立ちにくいことから有線イヤホンよりも使いやすく、人気を博しています。

 

こうした背景のもと、2021年の発売以来、ユーザーの音楽リスニングから音声コミュニケーションまで広くサポートしてきたのがWF-1000XM4であり、後継機として最新機種のWF-1000XM5が登場したわけです。

 

では、どのようなアップグレードを果たしたのか、新旧モデルを比べながら紹介します。

 

鳴りっぷりのよい新開発ドライバー。ハイレゾワイヤレス再生の音がひと味違う

最初は音質を比較しました。新旧1000Xシリーズのワイヤレスイヤホンはともに、ソニーが開発した「LDAC(エルダック)」というBluetoothオーディオの伝送技術により、ワイヤレス接続でハイレゾ再生を楽しめます。スマホやオーディオプレーヤーの側もLDACに対応している必要があるので、今回はソニーの「Xperia 1 V」をリファレンスにして聴き比べました。

↑WF-1000XM5とLDACで接続可能なソニーのスマホ、Xperia 1 Vでハイレゾの楽曲を聴きました

 

ソニーはWF-1000XM5のために音の心臓部となるドライバーユニットを新しく設計・開発しました。「ダイナミックドライバーX」と名付けたユニットは、WF-1000XM4のユニットよりも口径サイズが大きくなっています。また振動板の素材や構造も変更。結果、WF-1000XM5はよりパワフルで余裕のある鳴りっぷりが魅力的です。

 

ボーカルの質感はきめ細かく、ピアノやギターの音色は自然な鮮やかさで再現します。リズムは立ち上がりが鋭く、肉付きも充実。ベースやドラムスの低音はWF-1000XM4に比べてスムーズで伸びやかです。Amazon Music Unlimitedなどで配信されているYOASOBIの『祝福』『群青』、上原ひろみのアルバム「Silver Lining Suite」から『ジャンプスタート』などの楽曲を聴くと、WF-1000XM5によるハイレゾワイヤレス再生の懐の広さ、立体感の向上ぶりがよくわかると思います。

 

なお、WF-1000XM5にはLDAC接続に対応していないiPhoneと組み合わせた場合でも、ハイレゾ級の高品位なワイヤレスオーディオ再生を楽しめるアップスケーリング機能「DSEE Extreme」が搭載されています。専用アプリの「Sony | Headphones Connect」から機能をオンにすると、AIによる機械学習をベースにしたリアルタイム解析アルゴリズムにより、ボーカルや楽器などそれぞれの音源に最適なアップスケーリングを行ないます。

 

DSEE Extremeは「音がピカピカに磨かれる」というよりも、「極めてナチュラルな音に包まれる臨場感」といった印象。YouTubeやゲームの音声にも有効なので、いろんなコンテンツでその効果を確かめてみてください。

↑iPhoneとの接続時にはDSEE Extremeをオンにするとハイレゾ級の高音質再生を楽しめます

 

ノイズキャンセリング機能は静寂のクオリティが高い

続いてノイズキャンセリング機能を体験してみます。ソニーは「世界最高のノイズキャンセリング品質」を実現したことが、新しいWF-1000XM5の特徴であるとしています。

 

ノイズキャンセリング機能の出来映えを測る基準は、イヤホン自体の消音性能の「強さ」だけではありません。どんなユーザーの耳にも快適にフィットする装着性能の高さも大事です。

 

その点、新しいWF-1000XM5は、WF-1000XM4から小型・軽量化しています。重さは約20%、体積は約25%もサイズダウンしました。また、イヤホン本体は曲線を活かしたデザインにしたことで、耳にとても心地よくフィットします。ソニー独自設計の「ノイズアイソレーションイヤーピース」も、WF-1000XM4に付属するものから形状をブラッシュアップしたことで装着安定性を向上させました。

↑左がWF-1000XM5、右がWF-1000XM4。イヤホン本体のサイズがかなりコンパクトになりました

 

↑左がWF-1000XM5、右がWF-1000XM4に付属するソニー独自開発のイヤーピース。耳に装着して固定しやすい形状になっています

 

ほかにも内蔵するICチップの改良、環境音を集音するためのマイクの追加、先述したドライバーユニットのパワーアップなど、数々の変更が加えられています。WF-1000XM4と聴き比べるとWF-1000XM5は特に人の話し声のほか、エアコンのファンが回る音や自動車のモーター音など、持続的に響く低い音のノイズがよく抑えられています。

 

さらにWF-1000XM5は、音楽再生時にも自然な消音効果がかかります。ソニーが掲げるノイズキャンセリング性能の「世界最高品質」の意味とは、ほかのノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスイヤホンに比べて、消音モード時の「静寂のクオリティ」が高いことだと筆者は考えます。クラシックやジャズの静かな楽曲を聴いてみると、WF-1000XM5は全体にノイズが少なく、立体的な音像をシャープに描いてくれるのです。

 

消音効果が単純に強くかかるのではなく、音楽と無音の合間に漂う空気感のようなものも丁寧に存在感を引き立てます。WF-1000XM5でヒラリー・ハーンの『パガニーニ:24の奇想曲 第24番』を聴いてみたところ、生命力あふれるバイオリンの音と、めくるめく表情の変化に圧倒されました。録音された音楽や映画の音声を聴いているのに、まるでコンテンツの中に入り込んで音に包まれているような、生々しい体験に触れられるところに「ソニーのノイキャン」の凄みがあります。

 

疲れない装着感。AIにより通話性能も強化

イヤホンが軽いと、長時間身に着けていても疲れを感じにくくなるため、オンライン会議などハンズフリー通話での使用にも適しています。ただし、イヤホンの装着感は人それぞれに耳の形が異なることを前提として「相性の良し悪し」によって評価する必要もあります。

 

筆者の場合、WF-1000XM4ぐらいの、少し大きめなイヤホンの方が耳穴の中だけでなく、外耳にも触れて安定するので、屋外で移動しながら音楽を聴きたいときに安心感があります。そしてあくまで筆者の印象ですが、曲線を活かしたWF-1000XM5のデザインは柔らかな印象があり、WF-1000XM4まで続いたガジェット的なイメージが一変しています。両者を並べてみるとデザインの好みが割れそうです。

 

WF-1000XM5の購入を真剣検討する段階では、ぜひショップなどに展示されている実機の外観をよく見て、できれば試着してみることをおすすめします。

↑左がWF-1000XM5、右がWF-1000XM4。新機種はケースも含めてよりコンパクトに、柔らかなデザインになっています

 

最後にハンズフリー通話について補足しておきます。WF-1000XM5は内蔵するマイクの改良を図り、さらに集音した音声からAI解析により通話に不要なノイズ成分だけを消す「ボイスピックアップテクノロジー」を搭載しています。試しに、家族にWF-1000XM5とWF-1000XM4を交互に装着してもらい、通話音声を聴き比べてみました。WF-1000XM5の方がノイズに強く、またユーザーの声を拾って力強く伝えるマイク性能を実感できました。

 

通話性能の高さに加えて、たとえばパソコンとスマホのように、同時に2台までのデバイスに接続して待機状態にできるマルチポイントにも対応しているので、WF-1000XM5はビジネスシーンでも使いやすいコミュニケーションツールになると思います。

 

4万円のワイヤレスイヤホンの価値を体験してほしい

WF-1000XM5はソニーが最高品質にこだわった完全ワイヤレスイヤホンです。その分、ソニーストアでの発売時価格は4万1800円(税込)と高価ですが、フラグシップの実力を見れば価格も相応しいと筆者は感じました。いまの完全ワイヤレスイヤホンに求められる最高のクオリティと、思いつく限りの多彩な機能をWF-1000XM5が備えていることを考えると、むしろコスパの高いワイヤレスイヤホンであるとさえ言えます。

 

ソニーにはいま、ノイズキャンセリング機能を搭載する左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンとして、1万円台で買えるエントリークラスの「WF-C700N」や、軽量設計を追求した2万円台のハイエンドモデル「LinkBuds S」もあります。それぞれ用途に最適化したイヤホンたちなので、比較検討をした際に、無理に4万円もかけて1000Xシリーズを選ぶ必要はもちろんありません。

 

ただ、いまお気に入りのワイヤレスイヤホン、ワイヤレスヘッドホンを持っている方も、一度WF-1000XM5の実力を体験する価値はあると思います。

 

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ソニー「世界最高」クラスのノイキャン性能実現したイヤホン「WF-1000XM5」発表

ソニーは7月25日、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「WF-1000XM5」を発表しました。市場想定価格は4万2000円(税込)前後で、9月1日から発売します。

 

市場でも高い人気をほこる「WF-1000XM4」の後継にあたるモデル。人気の一方で、賛否両論あるというノイズキャンセリング性能や本体サイズの大きさからくる装着感、発売当初マルチポイントに対応できていなかったなど、ユーザーから出ていた要望に応えたといいます。

↑WF-1000XM5のブラック

 

ノイズキャンセリング性能については、JEITA基準で完全ワイヤレス型のノイズキャンセリングヘッドホンとして、世界最高とうたっています。前モデルに搭載されていた、特に高音域のノイズ処理に強い「統合プロセッサーV1」が、WF-1000XM5では「統合プロセッサーV2」にアップデート。リアルタイムのノイズキャンセリング処理を可能にし、環境に合わせてノイズキャンセリング性能を最適化するといいます。

 

加えて、新たに「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2e」を搭載。複数のマイクを正確に制御することで、ノイズキャンセリングの実力を向上させています。このプロセッサーにより、イヤホン本体内に搭載するマイク数も6個に増加。片耳にデュアルフィードバックマイクとフィードフォワードマイクがあることで、低域のノイズキャンセリング性能が高まっています。

↑2つのプロセッサーを搭載

 

↑片耳に搭載されているマイク。すぐ下で触れますが、マイクやプロセッサーが増えているにも関わらず、本体は軽量化しています

 

装着感はまず、前モデルから重さが約20%減っており、片耳約5.9gを実現。また、さまざまな人種の耳データと耳の形状を感性評価しながら設計しており、耳の内面にフィットする形状を採用したほか、本体を小さくして耳の干渉を減らしたり、耳から本体が飛び出す部分を少なくしたりしています。

↑プラチナシルバーのモデル。イヤホン片耳のサイズは前モデルの約7.3gから約5.9gに軽量化し、ケースも約41gから約39gになっています

 

なお、今回からイヤーピースにS/M/Lに加えてSSサイズも付属しています。

↑付属品

 

↑イヤーピースは単体でも9月1日に発売されます。一部モデルを除く、ソニーのインイヤーイヤホンで使用可能です。市場想定価格は各サイズ2000円(税込)前後

 

完全ワイヤレスイヤホンの中でもはや当たり前となりつつあるマルチポイント接続は、もちろん対応。OSを選ばず2台同時接続が可能です。

 

音質面では、ドライバーユニットに独自開発の8.4mm径を採用しています。振動板にはドーム部とエッジ部で異なる素材を組み合わせており、柔らかいエッジ部分が低音域を、軽量で高剛性のドーム部が伸びのある高音域を再生します。

↑新開発の「ダイナミックドライバーX」

 

ソニーならではの高音質技術「DSEE Extreme」や、立体音響技術「360 Reality Audio」にも対応しています。

↑WF-1000XM5の発売時から、対象のイヤホンで利用できるスマホアプリ「Headphones Connect」の新機能「ファインド・ユア・イコライザー」。好みの音のバランスを選択していって、直感的に音質の調整が可能です

 

1年ごとに更新の安心サポートも提供

WF-1000XM5の登場に合わせて、完全ワイヤレスイヤホン向けのサービスも新しくなり、「ヘッドホン ケアプランワイド」の提供が始まります。片方のイヤホンをなくす、あるいは落下による水濡れや落下時の破損に対して、提供や修理などで対応するサービスです。利用料金は1年で3300円(税込)。利用期間は1年ですが、申し出がない限り自動で1年間更新され続けます。

 

メーカー保証内容相当の修理は、何回でも無償で修理するほか、水濡れや破損などの事故についても1回目は無償で、2回目以降は修理費用の50%オフで対応します。1年間の更新後に破損した場合は、再び1回目という扱いになるので無償で修理に対応するとのこと。

 

また、片方のイヤホンの紛失についてはWF-1000XM5の場合5500円(税込)で対応と、一定の免責額で提供を受けられます。こちらは1年間の利用期間の間、1回利用可能です。

 

保証範囲は機器ごとなので、複数台持っていてサービスを受けるのであれば、1台ごとに契約が必要になります。提供開始は7月25日の10時からで、サービス開始時の対象機器はWF-1000XM5のみ。ただし、9月1日になると下記の機種もサービスに対応します。

 

LinkBuds S(WF-LS900N)

LinkBuds(WF-L900)

LinkBuds UC for Microsoft Teams(WF-L900UC)

WF-XB700

WF-C500

WF-C700N

 

なお、ソニーストアで購入履歴のある人、My Sony IDを新規取得した人は初年度50%オフクーポンを利用できるため、初年度は1650円(税込)となります。また、既存の「紛失あんしんサービス」は、ヘッドホン ケアプランワイドに切り替わっていくとのこと。

3278円でも十分買い! ドンキの完全ワイヤレスイヤホンが日常使いにピッタリでした

ドン・キホーテの「情熱価格」ブランドから登場した「完全ワイヤレスイヤホン」(JN-DQTWSS)は、実売価格3278円というお手ごろモデル。にも関わらず、「元オーディオメーカーイヤホン担当者が20種類以上を聴き比べ、メーカーと何度もやり取りして」開発したと、高音質を前面にアピールしています。3000円ちょっとのイヤホンがそんなに音いいの? と疑問に思う方もいるでしょう。そこで今回はこのドンキのワイヤレスイヤホンをがっつりレビューしたいと思います。

↑パッケージをびっしり文字で埋め尽くし高音質をアピール

 

ドンキ謹製「完全ワイヤレスイヤホン」の特徴は“音質”

現在、完全ワイヤレスイヤホン(TWS)市場は大きく3つの価格帯に分かれていて、5000円以下のお手軽モデル、ノイズキャンセリング機能などを備えた1万円台のミドルモデル、ソニーやアップルのフラッグシップ機が並ぶ3万円以上のハイエンドモデルです。

 

このドンキの「完全ワイヤレスイヤホン」(JN-DQTWSS)は5000円以下のお手軽モデルに位置しますが、この価格帯はかなりの激戦区。ECサイトを覗けば無名ブランドの商品が大量に並び、そのスペックもデザインも似通っているのでどれを選べばいいか迷ってしまいます。

↑「完全ワイヤレスイヤホン」(JN-DQTWSS)。カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色

 

そのなかでドンキ謹製TWSの特徴となるのが、「元オーディオメーカーのイヤホン担当者が20種類以上を聴き比べ、メーカーと何度もやり取りして」生まれたという音質へのこだわりでしょう。近年のTWSはほぼ中国でのOEM製造なので、メーカーごとのオリジナリティや音質の違い出しにくいのですが、ドンキはここをしっかりこだわって開発しているとのこと。この点は無名ブランド品にはない魅力だと思います。

 

また、遅延の発生しやすいワイヤレスの弱点をある程度カバーしてくれる「低遅延モード」も備えているので、音楽を聴くだけでなく動画やスマホゲームなどにもオススメです。

 

このほか、iPhoneやiPadなどのiOS機器で標準対応しているBluetoothのAACコーデックにも対応しているので、iOS機器であればより高品質なワイヤレスサウンドが楽しめます。Android機種でもAACコーデックをサポートしている場合があるので、ご自身の端末をチェックしてみてください。

↑パッケージにもAAC対応や低遅延モードの記載あり

 

【ここがポイント】

・安価ながら音質にもこだわったモデル

・動画やゲームに最適な「低遅延モード」搭載

・高音質なAACコーデックをサポート

・IPX5(さまざまな方向から水を直接噴きつけても影響を受けないレベル)の生活防水対応

・マイク内蔵でハンズフリー通話が可能

・連続再生時間はイヤホンのみで約6時間、充電ケース併用で最大約21時間

 

ノリのいい元気なサウンドで日常使いに最適

さっそくウリである音質を聴いてみましょう。手持ちのiPhoneで音楽を再生してみたところ、第一印象は「元気がいいサウンド」というものでした。低音がモリモリでベースやドラムの音に迫力が感じられます。低音が強めながら歌声が埋もれてしまうこともなく、J-POPやロック、EDMなどをノリよく聴ける音になっていると思います。

↑充電ケース・イヤホンともにシリコンのような素材でコーティングされており、しっとりとした手触り

 

一方で、音の解像度や空間表現といったオーディオ的な能力はあまり高くなく、じっくり聴き込むような用途には不向きです。低音寄りのバランスになっているので、低音がかき消されがちな屋外や電車・バスの車内での使用を想定しているのでしょう。日常生活のなかでカジュアルに使えるイヤホンだと思います。通勤や通学の際に気軽に使える完全ワイヤレスイヤホンを探している方にオススメですね。

 

続いて、もうひとつのウリである低遅延モードも試してみました。こちらはイヤホンの右側を3秒間長押しすることで通常モードと切り替えることができます。切り替わるときには英語音声で「ゲームモード」(低遅延モード)、「ミュージックモード」(通常モード)とアナウンスされるので、どちらのモードになったのか判別できます。

↑イヤホンの背面にタッチセンサーを備えており、触れるだけで操作が可能

 

iPhoneでネット動画を再生しながらモードを切り替えてみましたが、正直それほど違いはないように感じました。iPhoneではBluetooth通信に高音質・低遅延のAACコーデックを採用しており、低遅延モードにせずとも遅延を気にせず視聴できます。iPhoneユーザーなら通常モードでも十分でしょう。一部のAndroid端末など、AACコーデックをサポートしていない機種では、低遅延モードを積極的に使ってもいいかもしれません。

 

なお、低遅延モードでは処理能力を高めるためにパワーを使うため、消費電力が増加し、イヤホンの連続再生時間が短くなりますのでご注意ください。

↑充電ケースには3つのLEDライトが備わっており、バッテリー残量を確認できる。充電端子はUSB Type-C

 

結論:5000円以下の手ごろなモデルを探しているなら“買い”

同価格帯の製品と比べてズバ抜けて高音質というわけではありませんが、低音の効いたノリのいいサウンドは日常使いにちょうどよく、低遅延モードや生活防水対応などスペックも十分といえます。ECサイトなどでよく見かける低価格の無名ブランドのものを買うよりは、こちらのほうが安心できるのではないでしょうか。

↑非常にコンパクトで軽いので、シャツの胸ポケットに入れても気にならない

 

ノイズキャンセリングなどの機能が欲しければワンランク上の価格帯になってしまいますので、5000円以下でカジュアルに使える完全ワイヤレスイヤホンを探している方にオススメできるモデルとなっています。ドンキ店頭で見かけたら、ぜひ手にとってチェックしてみてください。

 

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シャオミ、2000円台で機能がそろった完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売

シャオミは6月29日、エントリーモデルの完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売しました。直販サイトでの価格は2480円(税込)。

 

Redmi Buds 4 Liteは、イヤホン本体に独自のセミインイヤーデザインを採用したうえ、片耳約3.92gの軽量化を実現。長時間の使用でも疲れにくい設計にしたといいます。

 

音質においては12mmのダイナミックドライバーを搭載し、深みのある低音からクリアな高音までを表現するそうです。また、独自の調査によって、音や歪みを表す指標であるTHD率が0.1%と判明し、レコーディング時の音源を忠実に再現できるとうたっています。

 

バッテリーは充電ケース利用で最大18.5時間持続。本体のみだと最大4.5時間使えるとしています。また、充電時間はイヤホン本体が1.5時間、ケースが2時間となっています。充電はUSB Type-C経由からです。

 

このほか、通話時にAIによるノイズキャンセリングや、充電ケースのフタを開けてAndroidスマホに近づけるだけでペアリングできるGoogle Fast Pairに対応しています。

 

カラバリはブラックとホワイトの2色展開です。

シャオミ、2000円台で機能がそろった完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売

シャオミは6月29日、エントリーモデルの完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売しました。直販サイトでの価格は2480円(税込)。

 

Redmi Buds 4 Liteは、イヤホン本体に独自のセミインイヤーデザインを採用したうえ、片耳約3.92gの軽量化を実現。長時間の使用でも疲れにくい設計にしたといいます。

 

音質においては12mmのダイナミックドライバーを搭載し、深みのある低音からクリアな高音までを表現するそうです。また、独自の調査によって、音や歪みを表す指標であるTHD率が0.1%と判明し、レコーディング時の音源を忠実に再現できるとうたっています。

 

バッテリーは充電ケース利用で最大18.5時間持続。本体のみだと最大4.5時間使えるとしています。また、充電時間はイヤホン本体が1.5時間、ケースが2時間となっています。充電はUSB Type-C経由からです。

 

このほか、通話時にAIによるノイズキャンセリングや、充電ケースのフタを開けてAndroidスマホに近づけるだけでペアリングできるGoogle Fast Pairに対応しています。

 

カラバリはブラックとホワイトの2色展開です。

「有線のような高音質」テクニクスが完全ワイヤレスイヤホン最上位「EAH-AZ80」発表

パナソニックは5月29日、テクニクスから完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「EAH-AZ80」と「EAH-AZ60M2」を発表しました。発売は6月15日を予定しており、市場想定価格はEAH-AZ80が3万6000円(税込)前後、EAH-AZ60M2が2万7700円(税込)前後です。

 

いま完全ワイヤレスに求められるのは5つの要素

パナソニックは製品開発にあたり、独自で市場を調査。それによると、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に、ユーザーは音質を重視する傾向が高いことがわかったそうです。一方で、完全ワイヤレスイヤホンよりも有線イヤホンの方が音質が良いという認識が強いとのこと。

↑完全ワイヤレスイヤホンを取り巻く環境を調査した結果

 

また、完全ワイヤレスイヤホンの利用シーンを見るとエンタメを楽しむほかに、テレワークの普及による通話が増えているといいます。

 

そうした市場を見た結果、パナソニックでは、いまの完全ワイヤレスイヤホンに求められるのは、「音質」「通話音質」、それらを支える「ノイズキャンセリング」「装着感」「使いやすさ」の5つであると断定。新製品はこうしたニーズに応えるべく開発されたものだとしています。

 

「有線イヤホンのような高音質を、ワイヤレスで」がコンセプト

EAH-AZ80は、テクニクスの完全ワイヤレスイヤホンとして新たなフラッグシップにあたるモデル。一方のEAH-AZ60M2は「EAH-AZ60」の後継に位置づけられるモデルです。

↑EAH-AZ80

 

音作りの方向性としては両モデルともに、低域を強調したり、イヤホン側で音に「味付け」したりすることなく、アーティストが表現する音をそのまま再現することを考えたとしています。

 

EAH-AZ80は「有線イヤホンのような高音質を、ワイヤレスで」をコンセプトに開発されています。10mm径ドライバーの振動板には、テクニクスの有線イヤホン最上位モデル「EAH-TZ700」に搭載されたアルミニウム振動板を採用。きめ細やかな音と広い音場を実現しています。

 

また、EAH-AZ60で取り入れられた独自の音響構造「アコースティックコントロールチャンバー」と「ハーモナイザー」を引き続き採用。アコースティックコントロールチャンバーはドライバーの空気の流れをコントロールして正確な低音を再現し、ハーモナイザーはドライバー前方の空気の流れを最適化することで良好な高音を実現しているそうです。

↑EAH-AZ80の内部構造

 

↑従来モデルだと、サウンドモードがオフのときにEQによって若干音質が劣化していたそうです。新モデルはその劣化を抑える「ダイレクトモード」を搭載

 

ノイズキャンセリングもEAH-AZ60で採用された「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」機能を搭載しています。イヤホン本体外側のマイクでノイズを拾い、デジタル処理を実行。また耳の中のノイズを消すためにイヤホン本体内側にもマイクを設けています。さらに、内側のマイクはノイズキャンセリング処理に遅延が出ないよう、専用のチップで制御しているとのこと。仕組みは同じながら、EAH-AZ60に比べると会話の帯域である中高音のノイズキャンセル性能が向上しているといいます。

 

通話においては、独自の通話音声処理技術「JustMyVoice」をアップデート。風によるノイズ環境でも発話の明瞭度が上がるよう発話用マイクを進化させたほか、発話の音声解析アルゴリズムを改善させることで音声のこもり感を抑えているといいます。

↑JustMyVoiceのアップデートポイント

 

このほか、EAH-AZ80は装着性を高めるために、耳の「コンチャ」と呼ばれるくぼみに収まるよう設計。さらに、完全ワイヤレスイヤホンとしては珍しい、最大3台のデバイスにマルチポイント接続を可能にするなど、使い勝手を向上させています。

↑装着性の改善のため、試作や試験を重ねた結果、耳のコンチャに収まる形状に行きついたそうです

 

対応コーデックはSBC/AAC/LDAC。またバッテリーはノイズキャンセリングオンの状態で約7時間の音楽再生が可能、充電ケースを含めると約24時間です。本体重量片耳で約7g。防水はIPX4相当となっています。

 

EAH-AZ60M2は、紙に近い素材のバイオセルロース振動板を採用した、8mm径のドライバーを搭載したモデル。本体内部の機構やJustMyVoiceの進化、3台のマルチポイント接続対応、対応コーデックやバッテリーなどは上位モデルと同様です。

↑EAH-AZ60M2

 

デュアルハイブリッドノイズキャンセリングについては仕組みは同じですが、性能は前モデルと同等となっています。また、本体形状は耳のコンチャに収まる形ではなく、しずく型を採用しています。

ファーウェイが6点の新商品を発表。目玉は究極のスマートウォッチとイヤホンの新モデル

ファーウェイは、スマートウォッチの最上位モデル「HUAWEI WATCH Ultimate」、イヤホンの新フラグシップモデル「HUAWEI FreeBuds 5」をはじめとした6つの新製品を発表しました。本記事では、それらの概要を速報でお届けします。

 

100mのダイビングに対応するまさにプロ向けスマートウォッチ

HUAWEI WATCH Ultimateは、「卓越したアウトドア機能を求める、すべてのビジネスエリートへ」をコンセプトにした、その名の通り究極のスマートウォッチ。ファーウェイはこれまでにも、ビジネス、カジュアル、健康管理など、さまざまなシーンにマッチするスマートウォッチのラインナップを展開してきましたが、本機はプロフェッショナル向けの製品に該当します。アウトドアとビジネス、両面のプロフェッショナルを満足させるためのデザイン、機能が満載です。

 

マリンスポーツやダイビングをするユーザーを想定している本機は、ベゼルのカラーに海を連想させるボヤージュブルーを採用。また、100mの深海ダイビングに対応しており、HUAWEI WATCH GT 3 Proの30mを大きく上回る耐水性を誇ります。

 

ケースの素材はチタンやステンレスに比べて2〜4倍の強度を持つという非晶質ジルコニウムを採用。1.5インチの文字盤は耐摩耗性に優れた、全面サファイアガラスに覆われています。

 

フェイスには、高い輝度を誇るAMOLEDスクリーンを搭載しています。また、このスクリーンは薄型のため、搭載部品を増やし、機能性を高めることにも貢献しているそうです。

 

ベルトは、ステンレススチールより高い硬度を誇り、肌にも優しいチタン合金製です。この素材は熱伝導率が低いため、気温が高い、あるいは低い環境でも、ベルトの温度が変化しにくく、装着時の快適性を向上させています。なお、長短2本のスポーツ向けベルトも同梱されており、シーンによっての使い分けが可能です。

 

機能面では、100種類以上のワークアウトに対応するうえ、4種類のダイビングモードを搭載しているのが特徴です。フリーダイビング(素潜り)、深さ40m以内のレクリエーショナルダイビング、40m以上のテクニカルダイビングのほか、深度や時間などの基本情報のみを画面に表示させるスキューバダイビングの各モードがあります。モードによって、計測項目や画面に表示される情報、アラートのバリエーションが異なります。

↑レクリエーショナルダイビングモードでの挙動

 

またアウトドア向け機能では、5つの測位システムに対応し、正確な位置表示が可能になっています。GPSをメインにしつつ、GLONASS、QZSS、Galileo、Beidouを含めた4つの測位システムを補助的に用い、ランニングやハイキング、登山など、あらゆるルートを正確に記録。登山で道に迷ったときに来た道を戻って下山するのをサポートするなど、アウトドアの安全を担保してくれます。

↑天気はもちろん、潮汐、月相などを確認可能。悪天候が予想されるときはアラートを出してくれる

 

ヘルスケアの面でも、もちろん優れています。睡眠モニタリングでは、睡眠時の状況や心拍数などをAIビッグデータと照合し、200種類以上のアドバイスを提供。ストレスの状況や血中酸素濃度のモニタリングも24時間計測に対応します。

 

バッテリーの持続時間は、通常使用時で14日間です。なお通常使用とは、毎週30分のBluetooth通話、30分のオーディオ再生、心拍数モニタリングオン、睡眠計測をオン、GPSを有効にして90分のワークアウトを実施したうえで、1日あたりSMSメッセージ50件・通話6件・アラーム3件の通知があった場合を想定しています。

 

血圧測定機能でより健康に気を使えるHUAWEI WATCH D

血圧測定機能を搭載した「HUAWEI WATCH D」も発表されました。HUAWEI WATCH Dは、スマートウォッチでありながら圧電式マイクロポンプを内蔵し、正確に血圧を測定します。一般的に測定する部分の幅が狭いと正確な測定が難しいとされていますが、本機ではファーウェイ独自の技術によって、その問題を克服しているそうです。

 

↑血圧測定に対応するため、バンドの構造は2層式になっています

 

血圧測定時には、手首を心臓に合わせるように置くことで、測定結果の正確性が向上するとのこと。また、測定時に手の揺れがあった場合は、モーションセンサーがそれを検知してアラートを出します。

 

血圧の計測に加えて、心拍数や血中酸素濃度、睡眠、ストレスのモニタリングも可能。70以上のワークアウトにも対応しており、ヘルスケアやフィットネス関連の機能が充実しています。バッテリーは、1日に6回血圧を測定した場合でも1週間使えるので、スマートウォッチとしてみても、十分な性能といえそうです。

 

クラウドファンディングで大人気だったHUAWEI WATCH Budsは一般発売へ

また、先日クラウドファンディングで先行発売されていた、HUAWEI WATCH Budsの一般販売も発表されています。本機は、スマートウォッチが完全ワイヤレスイヤホンのケースを兼ねています。

 

イヤホンの形状は八角形で、ウォッチのケース内に収まるよう、小型化されています。イヤホンひとつの重さはわずか4gで、装着時の重量感はまったくといっていいほどありません。

 

アクティブノイズキャンセリング機能もしっかり搭載。周囲の音を取り込む外音取り込みモードもあるので、シーンによる使い分けが可能です。

 

スマートウォッチとしてもファーウェイの他機種に劣らない性能で、80以上のワークアウトに対応するほか、心拍数や睡眠、ストレスのモニタリングが可能です。ただしバッテリーの持続時間はイヤホンがあるぶん短くなっており、ウォッチとイヤホンを通常使用した場合で、ウォッチのバッテリー持続時間は3日間。ウォッチ単独での使用でも7日間であり、好みが分かれるポイントになりそうです。

↑文字盤のデザインが一新され、イヤホンのバッテリー残量も見えるようになりました

 

なおイヤホンのバッテリーは、ノイズキャンセリングオンで音楽再生をした場合3時間、通話2時間となっています。ウォッチとイヤホンをともに満充電にするための充電時間の長さは100分ですが、イヤホンを15分充電するだけでも90分の通話や音楽再生が可能です。

 

イヤホンの新フラグシップモデルは、水滴デザインが目を引く

オーディオジャンルでは、イヤホンに新たなフラグシップモデルが登場しました。HUAWEI FreeBuds 5です。

 

最大の特徴は、従来機から一新されたデザインです。水滴に着想を得たという形状は、全体が曲線で構成されており、表面の質感は水銀をイメージした滑らかなものになっています。

 

本機は従来機より小型化されているほか、1万人以上の耳をサンプルにしてシミュレーションした末に行き着いたというその形状により、耳への負担を軽減しています。

↑本機のデザイン完成に至るまで、何百回もの試作があったそうです

 

音の面では、デュアルマグネットリング機構と音圧強化技術を採用したマグネットダイナミックドライバーにより、低音が強化されています。メーカーによると、他社競合製品と比べて、低音の感度は50%も高いそうです。なお、LDAC認証を取得しており、ハイレゾに対応しています。

↑新型のマグネットダイナミックドライバー

 

ノイズキャンセリング機能も、スペックを見る限り隙がありません。3つのマイクを搭載したことによる基礎性能の向上に加え、耳の形状や装着状態に合わせて音声を調整するアクティブイヤーマッチングテクノロジー、周囲の環境に合わせてモードを自動で切り替えるスマートアクティブノイズキャンセリングの技術を兼ね備えています。

 

バッテリー性能は従来機と比べて飛躍的に向上。アクティブノイズキャンセリングをオンにした場合の連続再生時間は3.5時間で、従来機の2.5時間を大きく引き離します。充電ケースを併用した場合、その差はもっと顕著に。ケースで5分間充電しただけで2時間の音楽再生が可能になる、スーパーチャージ機能も搭載します。

↑従来機とのバッテリー性能比較

 

ランニングを詳細分析するタグや、Wi-Fiルーターも

そのほかのジャンルでは、シューズや腰に取り付けることでランニングの詳細計測&分析ができる「HUAWEI S-TAG」が発表されています。

 

スマートウォッチでもランニングなどのワークアウトを計測できますが、S-TAGを併用すればより詳細なデータを取得できます。HUAWEI WATCH GT Runnerなどをはじめとした同社製スマートウォッチと連携させることで、手・足・胴体などの多角的なモニタリングが可能になります。

↑S-TAGによって測定可能になる項目

 

またS-TAGはサイクリングにも使用可能です。この場合は、足に取り付けてのケイデンス計測ができます。バッテリーは、1回1時間のランニングを週5回行なった場合で最大30日、サイクリングの連続使用では最大36時間持続します。

 

さらに、高速通信に対応したルーター「HUAWEI WiFi AX2」も発表されています。本機は5GHz帯と2.4GHz帯を端末の使用状況にあわせて切り替える機能を搭載。5GHz帯での通信速度は最大1201Mbpsで、オンラインゲームの快適なプレイなどに貢献します。

 

また、Wi-Fiのカバレッジ状態を、アプリ上から診断できる機能を備えています。家の隅々まで電波が行き届いているか、マップ上で可視化してくれるので、デバイスごとの接続状況を把握できます。

↑ネットワークの状態をアプリで可視化

 

【発売・価格情報】

※価格はすべて税込

・HUAWEI WATCH Ultimate

価格:13万5080円
予約販売:5月24日
発売:5月26日

 

・HUAWEI WATCH D

価格:6万280円
予約販売:5月24日
発売:6月14日

 

・HUAWEI WATCH Buds

価格:7万1280円
発売:5月24日

 

・HUAWEI FreeBuds 5

価格:2万1800円
発売:5月24日

 

・HUAWEI S-TAG

価格:9680円
予約販売:5月24日
発売:6月14日

 

・HUAWEI WiFi AX2

価格:6600円
発売: 6月中旬

完全ワイヤレスイヤホンの記念碑的モデル!「JBL TOUR PRO 2」に注目!!

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。今回は充電ケース進化型TWS「JBL TOUR PRO 2」!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

画面をタッチするだけで様々な設定や操作が行える

 

 

JBL
TOUR PRO 2

実売価格3万3000円

充電ケースにスマートディスプレイを搭載したTWS。スマホやアプリを使うことなく、本機の操作でリスニングや通話が可能だ。イヤホンやオーディオ、アラームの設定をはじめ、通話と再生の管理などもタッチ操作で素早く行えて便利。

 

【プロも注目】

ケースにタッチパネルを搭載し、様々な操作や設定ができるという画期的なコンセプトが◎。今後多くの高級機が採用しそうなスタイルです」(AVライター・野村ケンジさん)

ノイズキャンセルは通勤時などに、外音取込みはジョギングやジムでと、幅広いシーンで活用できます。何と言っても充電ケースでの操作が便利」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

充電ケースのタッチディスプレイが秀逸。ゲーム機などとの接続時にも、イコライザーの設定などを調整できる点にメリットを感じます」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

音質+ケースの利便性で選ぶ時代に!充電ケース進化型TWS

TWSがイヤホン業界を牽引している現在、音質やNC効果の追求はもとより、様々な機能や装備を搭載したモデルが登場している。なかでも注目なのが、JBLのTOUR PRO2。充電ケースに1・45インチの大型タッチディスプレイを備え、独自アプリで豊富な機能の操作などが行える。

「操作のたびにいちいちスマホのアプリを開く必要がないのは画期的。DAPなどと接続しても不満なく使えます」(野村さん)

もちろん、NCなどTWSとしての基本機能にも抜かりはない。「周囲のノイズを監視し、最適なANC効果を調整するリアルタイム補正が秀逸です」(湯浅さん)

どこにいても、ケーブルを気にすることなく、タッチ操作で高音質を楽しめる。今後TWSは“音質+快適性”をカギに進化しそうだ。

↑世界初となる、1.45インチのスマートタッチディスプレイ搭載の充電ケースを採用。タッチ操作で、アプリ上の豊富な機能を操作できる

↑カーボン素材コーティングの振動板を採用した10㎜径ダイナミックドライバーを搭載。音の微細なディテールまで鮮やかに再現する

 

↑サウンドチューブとイヤホン本体に、楕円型の様相を施したデザインを採用。より小型化され、様々な形状の耳にしっかりフィットする

 

【ヒットアナリティクス】
TWS業界に新風を吹き込むエポックメイキングな機能に注目

PCで音楽を聴いていてスマホが手元にない状態など、本機で操作ができて便利。同社の最上位モデルであり、音質・ANC・バッテリーなどの基本機能も別格だ。ディスプレイ付きTWSという、新たなる発想を世に知らしめた記念すべきモデル。

■先進技術:5/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:5/コスパ:4

 

【これもチェック】

充電ケースで蓄電白く イヤホンの充電を行う

urbanista
PHOENIX(アーバニスタ フェニックス)

実売価格2万7500円

ソーラー充電パネルを搭載した自動充電型完全ワイヤレスイヤホン。太陽光・室内光で発電し、屋内外を問わず充電ケースが常に蓄電されてイヤホンの充電を行う。ハイブリッドANC搭載で、没入感のある環境を提供する。

AirPods と比べてどう? Jabra Elite 4をレビューしながら1万円台完全ワイヤレスイヤホンの狙い目を探る

2023年もポータブルオーディオは左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンが人気です。2023年のトレンドを予想しながら、筆者が注目するブランドのひとつであるJabra(ジャブラ)が発表した新製品「Jabra Elite 4」(以下:Elite 4)のファーストインプレッションを報告します。

↑デンマークのJabraが発売する完全ワイヤレスイヤホンの最新モデル・Jabra Elite 4

 

注目は1~2万円台の完全ワイヤレスイヤホン

はじめに、2023年の完全ワイヤレスイヤホンのトレンドを予想してみたいと思います。

 

長く続いたコロナ禍の間に、ワイヤレスイヤホンは音楽や動画の音声コンテンツを楽しむためのオーディオとしてだけでなく、リモート会議や友人・家族との音声通話にも役立つコミュニケーションデバイスとしてブレイクしました。特に左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンは5000円台から1万円未満のエントリーモデルがよく売れたようです。

 

今年も、完全ワイヤレスイヤホンは同価格帯のエントリーモデルが引き続き人気の足もとを支えています。そのうえで、ワンランク上の音質や便利機能を備える、1万円から2万円までのミドルレンジモデルにより注目が集まりそうです。理由は、この価格帯には高音質なイヤホン、音楽を聴きながら外の音も同時に聞ける開放型のイヤホン、スポーツシーンにも最適な防水モデルなど、レベルの高い個性派がそろっているからです。

 

ちなみに価格が3万円を超えるハイエンドモデルの完全ワイヤレスイヤホンも急速に進化。高音質であることは言うまでもなく、機能面でも際立っています。たとえば、360度に音が立体的に広がるコンテンツを再生しながら「ダイナミックヘッドトラッキング」と呼ばれる機能を使えるイヤホンがあります。ダイナミックヘッドトラッキングは、イヤホンを装着するユーザーの頭と体が向く方向を、イヤホンに内蔵するセンサーで追尾しながら、コンテンツの音があるべき位置から聞こえてくるようにする技術です。

 

ほかにも、充電ケースにリモコンを搭載し、複雑なイヤホンのタップ操作を覚えなくても快適に楽しめるユニークなイヤホン「JBL Tour Pro 2」などもあります。

↑充電ケースにリモコン機能を内蔵する完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tour Pro 2」

 

音質・機能のバランスに優れ、音声通話の品質も高いElite 4

今回注目したいJabraのElite 4は、販売価格が1万4300円(税込)。アンダー1万円の完全ワイヤレスイヤホンを使っていた方には、次のステップアップに最適なイヤホンで、アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)や防滴機能を搭載するオールラウンダーモデルです。

 

JabraのEliteシリーズには本機の上下に複数のラインナップがあります。そこで、価格が近接するモデルと比べた場合の、Elite 4の特徴についても触れたいと思います。

 

Elite 4はシリーズの中でもミドルレンジに位置付けられる完全ワイヤレスイヤホンです。本体と充電ケースがコンパクトで軽く、ポータビリティに優れています。内蔵バッテリーによる連続音楽再生時間はANC機能のオンとオフを切り換えた場合で変わりますが、オンで約5.5時間。AirPods Proの約6時間にほぼ近いレベルです。

↑左が上位のElite 5。右がElite 4。ケースのサイズはElite 4の方が少し小さく・軽くなりました

 

Jabraとしては本機の特徴を、小さなイヤホンの本体に計4つのマイクを載せて、ハンズフリー通話時の音声を明瞭にピックアップできるところとしています。Jabraはもともと業務用の通信機器も手がけるエキスパートなので、実際にオーディオリスニング用の完全ワイヤレスイヤホンも音声通話能力の安定度が高いと筆者は思います。Elite 4も音の“こもり”が少なく、声の輪郭が明瞭に伝えられる通話品質を実現しています。

 

ふだん使いに役立つ「マルチポイント」に対応

音声通話については、本機を同時に2台のBluetooth対応デバイスに接続できる「マルチポイント」に対応します。たとえばパソコンで動画を見ている最中、同時に接続しているスマホに着信があれば、通話に応答するとイヤホンから聞こえてくる音声が自動的にスマホ側に切り替わります。マルチポイントはビジネスシーンに便利な機能とされることが多いですが、実際にはふだん使いのさまざまな場面で役に立つと思います。

↑同時に2台までのBluetooth機器にペアリングできるマルチポイント機能に対応

 

なお、Elite 4が発売される前、Jabraは高い防水性能を備え、イヤホン本体に滑りにくい加工を施してワークアウトシーンに最適化した完全ワイヤレスイヤホンとして「Jabra Elite 4 Active」を発売しています。ただし、本機はマルチポイントに非対応で、販売価格は1万4850円(税込)。音声通話の利便性を重視するならばElite 4の方がおすすめです。

 

フラットで色づけのないサウンド。イコライザーで自由にカスタマイズもできる

Jabra Eliteシリーズのイヤホンはどのモデルもバランスの良いサウンドが魅力です。Elite 4も高音域や低音域への偏りが少なく、音色にむやみな色づけがありません。クラシックからロック、ボーカル曲までさまざまなジャンルの楽曲を聴いても相性の良さが実感できるでしょう。通話音声もクリアで聞きやすいと思います。

 

ただ、その魅力を反対側から見ると、Elite 4の音のバランスがフラットすぎるように感じるかもしれません。ボーカルを引き立たせたり、低音をどっしりと響かせたりする楽曲を聴く際には、iOS/Androidに対応するモバイルアプリ「Jabra Sound+」の「音楽用イコライザー」を活用しましょう。6種類のプリセットのほか、5つの帯域の音を細かく調整して好みのバランスに整えたカスタムイコライザーを使えます。

↑AndroidとiOSの両方に対応する専用モバイルアプリのJabra Sound+

 

↑5つの帯域を調整しながら好みの音のバランスに調整できるイコライザー機能。カスタムしたイコライザーは保存して繰り返し利用できます

 

コーデックには、音質に定評のあるBluetoothオーディオのaptXに対応。今は多くのAndroidスマホ、ポータブルオーディオプレーヤーがaptXコーデックによる接続に対応しているので、Elite 4の実力が存分に引き出せます。

 

一方、iPhoneやiPadなどAppleのデバイスが採用するBluetoothオーディオのAACコーデックをElite 4はサポートしていません。iPhoneに接続すると汎用コーデックのSBCでつながります。一般的な音楽リスニング、あるいは音声通話に支障を来すことはありませんが、リスニングの音質を比較してみると、やはりaptX接続ができるAndroidスマホとElite 4の組み合わせの方がサウンドは繊細で滑らかです。

↑Google Pixel 7など、新しいAndroidスマホはaptXコーデックを標準サポートしているので、Jabra Elite 4の音質面での実力を引き出せるアドバンテージがあります

 

消音効果に違い。高い性能のElite 5と自然で疲れにくいElite 4

iPhoneユーザーの方についてさらに言及すると、音楽再生の体験を重視するなら、Appleの製品に長らく採用されてきたAACコーデックにも対応する「Jabra Elite 5」を選ぶべきかもしれません。iPhoneによるオーディオ再生は音質や接続の安定性の面でも、やはりSBCよりAACの方が優れているからです。

 

Elite 5の価格はElite 4よりも約4000円高い1万8480円(税込)となりますが、ノイズキャンセリング機能の消音性能についてもElite 5の方がElite 4よりも高いと筆者は感じました。Elite 5がイヤホンの外側・内側の両方に載せたマイクで環境音を集めて、リスニングに不要なノイズを独自のアルゴリズムにより打ち消す「ハイブリッド方式」であるのに対して、Elite 4はマイクをイヤホンの外側だけに載せた「フィードフォワード方式」。方式の違いからも、ノイズを消す効果はElite 5の方が高いといえます。

 

とはいえ、フィードフォワード方式のノイズキャンセリングは消音効果が「自然で疲れにくい」という声もあります。Jabraの製品を販売するショップなどで、音質とノイズキャンセリング機能を確認してから自分に合うモデルを選ぶとよいでしょう。

 

なお、Jabra Eliteシリーズにはアンダー1万円でゲットできる「Jabra Elite 3」もあります。Jabraらしい、音楽再生や音声通話の安定した品質を誇る良質なエントリーモデルですが、ノイズキャンセリング機能を備えていません。こうした製品ごとの機能差を見て、ノイズキャンセリング機能の必要性を吟味しながら、自分のライフスタイルにフィットするJabra Eliteシリーズを見つけてほしいと思います。

 

AirPodsシリーズとどちらを選ぶ?

最後に、AppleのAirPodsシリーズと比較した場合のElite 4の特徴をあげてみたいと思います。

 

JabraのElite 4はなんと言っても価格がお手頃です。同じノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の半値以下で購入できます。本体のカラーバリエーションが3つの色から選べる魅力もあります。

↑圧倒的な人気を誇るAppleの完全ワイヤレスイヤホン・AirPods Pro

 

AirPodsシリーズはiPhoneやiPadなどAppleのデバイスとの接続がとてもシンプルにできますが、Elite 4はさらにAndroidスマホやBluetoothに対応するポータブルオーディオプレーヤーとも好相性です。接続するデバイスの切り換えもスムーズにできます。

 

AirPods Proの人気は高いですが、価格や機能を見ていくと、Elite 4も引けは取りません。この春以降にワイヤレスイヤホンの買い換え・買い増しを検討されている方は、AirPodsのほかにも、Jabra Eliteシリーズのような選択肢があることもぜひ意識してみてください。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

Beats Studio Buds+が登場間近!? FCCに登録アリ

Apple(アップル)傘下ブランド「Beats」の次期イヤホン「Beats Studio Buds+(仮称)」がFCC(連邦通信委員会)のデータベースに登録されていることが、海外テックメディアのMacRumorsによって報告されています。

↑Appleより

 

ノイズキャンセリングと空間オーディオに対応した現行モデルの「Beats Studio Buds」が発表されたのが、2021年の6月。一方でケースにUSB-C端子を搭載した「Beats Studio Buds+」の開発が進められていることも、以前から報告されていました。

 

通常、未発表製品がFCCに登録されると、その正式リリースが近いことが予測されます。そういった意味でも、Beats Studio Buds+の発売時期はそう遠くないのかもしれません。

 

以前に海外テックサイトの9to5Macは、Beats Studio Buds+はカスタムイヤチップを搭載し、「Hey Siri」などの機能をサポート。また現行モデルの「Beats Studio Buds」と同じく、アクティブノイズキャンセリングやトランスペアレンシーモード(環境音モード)が利用できると伝えていました。

 

Appleに買収された後も、独自の存在感を示すBeatsブランド。その次期モデルのワイヤレスイヤホンの登場を、楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

「ゲーマーにとって最強のイヤホン」登場、高級な完全ワイヤレスモデル「ロジクール G FITS」

ロジクールは4月6日、完全ワイヤレスイヤホン「ロジクール G FITS」を発表しました。4月27日に発売します。

 

ロジクールとしては新しいラインの製品。また、オンラインストア価格で3万5750円(税込)なので、完全ワイヤレスイヤホンとしてハイエンドに位置づけられるモデルです。

 

ロジクールによると、初心者から本格的にゲームにのめり込む人、さらにはストリーマーと、イヤホンを使いたいゲーマーは多いものの、あらゆるレンジで悩みがあるとしています。一方で、独自の調査によって、ゲームプレイにおける完全ワイヤレスイヤホンのニーズが高いこともわかっているそうです。

 

ロジクール G FITSは、そうした「イヤホンを探しているゲーマーのすべてのニーズを満たせる最強の製品」とのこと。主な特徴は3つで、独自技術によるカスタムフィット、高音質、豊富な接続方式です。

↑ロジクール G FITSのブラック

 

ロジクール G FITSには、特許取得の「LIGHTFORM」を採用。開封後、耳に装着してから、独自のスマホアプリの指示に従うことで、イヤホンをユーザーの耳にフィットさせる技術です。開封時のイヤーチップはシリコンのように柔らかいですが、耳に装着してアプリ操作を進めるとイヤーチップが発熱。しばらくして耳の型にイヤーチップが固まり、カスタムイヤホンのようなフィット感を実現しています。

 

これにより、イヤホンがずれたり落ちたりしないのはもちろん、長時間の装着でも痛くなりづらいうえに、高い遮音性によるパッシブノイズキャンセルや、没入感のある音楽体験も可能になるとのこと。

 

なお、イヤーチップは一度耳の型に固まると、再度変形などは不可。万が一フィットに失敗した場合はカスタマーサポートで相談を受け付けるとしています。また、フィットしているかどうかはスマホアプリで確認できるほか、こちらもカスタマーサポートで相談可能です。

↑フィッティングは基本的にアプリの指示に従うのがベター。また、フィッティング時に耳の奥に入れすぎず、ほどよい位置で固定すると、より耳に合いやすいそうです。ちなみに、フィット時の発熱はまったく熱くなく、ほんのり温かいと感じる程度です

 

音質ではインイヤーモニターでおなじみのUltimate Earsが培った技術を搭載。また、10mmのドライバーを搭載するほか、周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは16Ωとなっており、ゲームはもちろん、普段使いのイヤホンとしても楽しめるとしています。

 

加えて、専用アプリでイコライザー設定が可能。自分で細かに音質を調整できるのはもちろん、「FPS」「MOBA/RPG」などのゲームのジャンルごとに分かれたプリセットがあるので、簡単に音質を変更できます。さらに、プリセットをもとに自分で音質を調整、その設定を新たなプリセットとして保存もできます。

 

接続は主にBluetoothと2.4GHzのUSBワイヤレスの2つ。ただ、Bluetoothは音楽を聴くなどの普段使いと、スマホでゲームをするときなどに低遅延を実現する「ゲームモード Bluetooth」を用意しています。

 

本体サイズは35×22.8×24.5mm、重さは片耳で7.2g。バッテリーはBluetooth接続時の充電ケース込みで最大22時間駆動します。

↑こちらはホワイトカラーのモデル
↑本体と付属品

待ってたよ! ソニーから1万円台のノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「WF-C700N」キタ

ソニーは4月6日、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「WF-C700N」を発表しました。市場想定価格は1万8000円(税込)前後です。

 

新モデルはエントリーに位置付けられる製品。ソニーとしては初めて、ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンで価格を1万円台に抑えています。

 

完全ワイヤレスの製品だと、リーズナブルな価格の大ヒットモデル「WF-C500」があります。しかし、低価格帯でノイズキャンセリング機能を望む声も出ていました。WF-C700Nは、その声に応えた製品といえます。待ってた! という人も多かったことでしょう。

↑エントリーということもあり、カラバリが豊富。トレンドを取り入れたくすみカラーに仕上げています

 

エントリーモデルなので、「LinkBuds S」などに使われている「デュアルノイズセンサーテクノロジー」や「統合プロセッサーV1」は搭載されていないものの、高いノイズキャンセリング性能を実現。また、外音取り込み機能も搭載するほか、ノイズキャンセリングや外音取り込みの設定などが自動で切り替わる「アダプティブサウンドコントロール」に対応しています。

↑外側のマイクの前にメッシュを配置。これによって風切り音を低減しています

 

音質は高音から低音までバランスよく聴こえるようにし、特にボーカルがクリアな音作りをコンセプトにしています。同時に、幅広いユーザーに楽しんでもらうために、極力原音に近い音に仕上がっているとのこと。

 

ドライバーはLinkBuds Sと同じ、5mmのユニットを採用。小型ながら豊かな低音を表現してくれます。また、高音域を補完する「DSEE」も搭載し、ストリーミングサービスなどで圧縮された音源を、自然で広がりのある音にします。なお、対応コーデックはSBC/AACとなっています。

↑イヤホンは片耳約4.6gの軽量設計

 

このほか、IPX4の防滴設計や充電ケース含めて最大約15時間再生できるバッテリー、立体音響の360 Reality Audio対応など、基本性能もしっかり備わっています。

↑充電ケースも小型軽量で、ケースのみだと約31g

 

なお、PC・スマホと2台に接続できるマルチポイントは2023年の夏ごろにアップデートで対応予定です。

高性能なノイキャンとLDAC対応で1万円台前半、ファーウェイが完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」発売

ファーウェイ・ジャパンは3月16日、高いノイズキャンセリング性能と高音質を備えた完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」を発表。同日から販売を開始します。実売価格は1万1800円(税込)です。

↑HUAWEI FreeBuds 5i。カラバリは写真のアイルブルーのほかに、ネビュラブラック、セラミックホワイトの3色展開です

 

HUAWEI FreeBuds 5iは、手を出しやすい価格と高音質で人気だった「HUAWEI FreeBuds 4i」の後継モデル。前モデルからノイズキャンセリング性能が大きく向上し、最大42dBまで効果を発揮します。

 

イヤホン本体に2つのマイクを搭載し、周囲のノイズと外耳道内のノイズを認識。加えて、密閉構造も改善したことでノイズキャンセリング性能を上げており、飛行機や地下鉄などの騒がしい環境でも音楽を楽しめるとしています。また、ノイズキャンセリングはウルトラ、標準、くつろぎの3モードから選ぶことができるほか、外音取り込みモードも備えています。

↑ノイズキャンセリング性能が高くなっているので、騒がしい環境でも音楽に没頭できます

 

音質においては、新たにLDACに対応。さらに、剛性の高い素材を採用した10mmのシングルダイナミックドライバーを搭載することで、20Hz~40kHzの広い周波数帯域をカバーしています。

 

このほか、最大2台のデバイスと接続可能なマルチポイント機能や、「HUAWEI AI Lifeアプリ」を利用しての低オーディオ遅延モードなどを搭載しています。

↑低オーディオ遅延モードが搭載されたので、スマホゲームなども楽しめます

 

↑HUAWEI AI LifeアプリではEQ設定なども可能

 

バッテリーはイヤホン単体で最大約7.5時間連続再生が可能、充電ケース込みで約28時間持続します。充電時間はイヤホン本体が約60分、充電ケースのみが約110分。

 

充電ケースのサイズは約幅61.8×奥行き26.9×高さ約48.2mm、重さは充電ケースのみが約33.9g、イヤホン単体が約4.9gです。

Nothing Ear (2)は3月22日に発表へ! Phone (2)の搭載プロセッサも判明

ロンドンを拠点とするデジタルブランドのNothing(ナッシング)は、次期ワイヤレスイヤホン「Ear (2)」の発表イベントを3月22日に開催すると発表しました。また、次期スマートフォン「Phone (2)」のプロセッサ情報も伝えられています。

↑Mr.Mikla / Shutterstock.comより

 

Nothingが投稿したEar (2)のティーザー画像には、スケルトンデザインの充電ケースと甲虫が描かれています。現時点ではその詳細はわかっていませんが、リーク情報によれば、Ear (2)は現行モデルのワイヤレスイヤホン「Ear (1)」と同一デザインで、フィット感を洗練するためにいくつかの微調整がくわえられているようです。

 

 

なおNothingは、新型のスピーカー製品を準備しているとも噂されています。しかし今回のティーザー画像からは、スピーカー製品への言及はありません。

 

一方で次期スマートフォンのPhone (2)に関しては、Qualcomm(クアルコム)の幹部が「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」の搭載を誤って投稿しています。同スマートフォンではパワフルな「Snapdragon 8シリーズ」の搭載が明言されていたため、それが確認されたかたちとなります。

 

おしゃれかつコスパに優れたEar (1)の投入で、一躍人気メーカーとなったNothing。次期プロダクトのEar (2)も、その完成度を楽しみにしたいものです。

 

Source: 9to5Google 1, 2

Google、Pixel Buds A-Seriesに新色「スカイブルー」追加? 「Pixel 7a」と同時発表かも

グーグルの次期廉価版スマートフォン「Pixel 7a」の発表が、間近に迫っているとの予想が相次いでいます。そんななか、グーグルがPixel 7aに合わせて、ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」と「Pixel Buds Pro」に新色モデルを準備中との噂が伝えられています。

↑Image:Wojciechowski

 

2021年に発売されたPixel Buds A-Seriesのカラーバリエーションは、今のところ3つです。まずグーグル製品の定番「Cleary White」と、同時発表のPixel 5aを引き立たせる「Dark Olive」。3色目の「Charcoal」はPixel 7シリーズ発売に合わせて、2022年末に追加されていました。

 

Android関連の有名リーカーKuba Wojciechowski氏は、Pixel Buds A-Seriesの新色「sky blue」が登場すると画像付きでツイートしています。

 

これまでのカラバリと同じく、バッテリーケースは白いまま、フタの内側とイヤホンが新色になるようです。またPixel Buds Proにも、「同様の」新色が提供される予定とのことです。

 

これら新色は、Pixel 7aにも(近い色の)「Arctic Blue」のカラバリがあると予想されるため、そちらに合わせている可能性が高いそうです。この噂が正しければ、Pixel 4a(2020年発売)の追加色「Barely Blue」以来のことになります。

 

Wojciechowski氏は、これらが年次開発者会議「Google I/O」にて「新しいPixel」とともに発表される可能性が高いと述べています。Google I/Oは毎年5月頃に開催されていますが、あと2か月の内にリーク情報が次々と出てくるかもしれません。

 

Source:Kuba Wojciechowski(Twitter)
via:9to5Google

多機能&高音質のフラッグシップモデル! シャオミ「Xiaomi Buds 4 Pro」発売

Xiaomi(シャオミ)は、フラッグシップモデルのワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 4 Pro」を、3月2日に発売しました。

 

同製品は、最大48dBのノイズキャンセリング深度で、周囲の騒音を最大99.6%低減。ノイズキャンセル帯域は最大4000Hzで、より幅広い種類のノイズに対応できます。6段階のマニュアルノイズキャンセリング機能を搭載しているほか、異なるノイズ環境を識別し、3つのモードによるノイズキャンセリングの自動切り替えが可能です。

 

同社カスタマイズの第2世代ウルトラダイナミックデュアルマグネットリングによる、高音質な低周波が特徴。センタリングディスクの最適化された設計により、ライブ感のあるアコースティックなサウンドを体験できます。96kHzのオーディオ解像度を提供するLDACオーディオコーデックを採用しており、Hi-Res Audio Wireless認証による高音質を楽しめます。

 

また、同社の独自技術により、スマートフォンだけでなく、PCやゲーム機などあらゆるデバイスで、没入感のある空間オーディオ機能を体験することができます。

 

税込価格は2万6800円。カラーバリエーションは、スターゴールドとスペースブラックの2種類です。

近未来的! スケルトンデザインの完全ワイヤレスイヤホン「GeePods-T」登場

Gloture(グローチャー)がBluetoothワイヤレスイヤホンの「GeePods-T(ジーポッド ティー)」を、自社ECサイト「MODERN g」で2月14日に発売しました。

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↑内側の精密部品など細かい部分が見えるデザインが斬新

 

GeePods-Tは、スケルトンデザインが印象的なイヤホンです。それでいて、内部のダイナミックな音響構造により高音はクリアで低音は響くため、シンプルかつスタイリッシュに高音質を楽しめます。Bluetooth 5.3機能や、スマートチップとHDオーディオデコードによるノイズリダクション機能も搭載しています。

GeePods-T-4

 

左右のイヤホンでマスター・スレーブ制限がなく、シングルとバイノーラルモードを簡単に切り替えることが可能です。左右両方の耳をメインにすることができます。

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イヤホンの両耳には、それぞれ35mAhのバッテリーを搭載。フル充電で最大5時間使い続けることができます。さらに収納ケースには250mAhバッテリーを備えています。またイヤホンの形状は人間工学に基づいているため、装着も快適です。

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カラーはシンプルで美しいホワイトとブラックに加えて、ビビッドなオレンジとパープルの4色がそろっています。価格は各4250円(税込)。好みやファッションに合わせて選んでみてはいかがでしょう。

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イヤホン付きスマートウォッチ登場! ファーウェイ「HUAWEI WATCH Buds」クラウドファンディング中

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、ワイヤレスイヤホンを「収納」できるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH Buds」を、CCC(TSUTAYA)グループのワンモアが運営するクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で、先行して公開・支援を募集しています。

 

同製品は、イヤホンとスマートウォッチが一体化しており、一緒に持ち歩けます。ウォッチのディスプレイ部分は外側に物理的についているケースボタンを軽く押すと開きます。イヤホンの収納はマグネット吸着により自動的に正しい位置に調整され、イヤホンを文字盤の裏側に近づけるだけで、正しい位置にセットすることが可能です。

 

 

1300℃で焼成した頑丈なウォッチケースに埋め込まれた、なめらかな3Dラウンドガラスのディスプレイは、クラシックなデザインで、耐久性があります。ケースボタンとリューズには、高級時計によく用いられる、ピラミッドのような鋲が710個ほど細かく格子模様に並ぶ加工(クルードパリ加工)が施されています。

 

スマートウォッチ内部に収納されるイヤホンはコンパクトなデザインで、片方約4gと軽量です。イヤホンにはアダプティブ・イヤーマッチング・テクノロジー(AEM EQ)が採用されており、左右のイヤホンは同じ形なので、左右を気にせず使うことが可能です。イヤホン内部には4つのマグネットと平面振動板ドライバーを搭載し、幅広い音域で、音源により近く、クリアで歪みの少ない音を届けます。ユーザーの耳の形や装着状態、音量を自動的に検出して、耳に入る音をリアルタイムに最適化します。

 

イヤホン本体だけでなく、耳介や耳の前の部分に触れるだけでタッチ操作が可能です。ダブルタップで電話に出る・切る、音楽を再生する・一時停止、トリプルタップでノイズキャンセリング機能のオン・オフなど、HUAWEI Healthアプリから設定やカスタマイズが可能です。

 

アクティブノイズキャンセリング機能をオンにすると、周囲のノイズを低減。外部音取り込みモードでは音楽を聴きながらも周囲の音が聞こえるため、周囲の音を把握したり、会話をすることができます。

 

 

AIによる通話時のノイズリダクション機能によって、よりクリアな通話体験が可能。骨伝導センサーとデュアルマイクおよびディープニューラルネットワークによる通話時のノイズリダクションアルゴリズムが搭載されており、周囲のノイズを抑え、ユーザーの声色を識別・強化するので、通話がよりクリアになります。着信時はスマートフォンやスマートウォッチで応答する必要はなく、イヤホンを片方装着するだけですぐに通話が始められます。イヤホンが見つからないときは「イヤホンを探す」機能で、ウォッチからイヤホンを鳴らして探すことが可能です。イヤホンのバッテリー残量もウォッチ画面ですぐに確認できます。

 

 

スマートウォッチで現在の身体の状態をモニタリングし、専門的なデータを可視化。ワークアウトで身体を鍛えるときも、モニタリングデータを記録できます。新しくアップデートされたHUAWEI TruSleep 3.0技術を用いた睡眠モニタリングによるアドバイスで、睡眠の質改善も期待できます。心拍数モニタリングは、予め設定した数値を超えるなど急激な変化を検出した場合、リアルタイムで通知。血中酸素レベルの可視化によって、24時間365日、血中酸素レベルの状態を確認できます。ストレスレベルが高くなると深呼吸、ストレス解消などをレコメンドしてくれるなど、ストレス状態も随時モニタリングしてくれます。

 

HUAWEI Healthアプリと連携すれば、自分に合ったランニングプランなどをカスタマイズできます。ウォーキング、サイクリング、縄跳びなど、ウォータースポーツ以外の様々なプロスポーツモードに対応しており、詳細なデータが取得できます。「HUAWEI EasyFit」の付け替え用ベルト(別売)22mmに対応しており、ソフトラバーのベルトに付け替えも可能です。

 

2月1日21時現在の税込価格は5万1322円~(超超超早割りプラン・28%オフ)。200台以上の支援を達成することでプロジェクト成立(販売)となります。3月15日まで、二子玉川 蔦屋家電1階の次世代型ショールーム「蔦屋家電+(プラス)」で、展示を行なっています。

あなたのAirPods Pro、性能出てる? イヤーピース「SpinFit SuperFine」が実力を出し切ってくれますよ

これまで数多くの完全ワイヤレスイヤホンを試してきた筆者ですが、そのなかでも万人にオススメできる高いクオリティとデザイン性を兼ね備えているのは、ご存知Appleの「AirPods Pro」でしょう。トップレベルのノイズキャンセリングや空間オーディオ対応など多くの機能を備え、iPhoneやiPad、MacBookなどApple製品との相性の良さもバツグンです。

 

そんな高性能なAirPods Proですが、使っている人に話を聞くと意外に多いのが「自分の耳になかなかフィットしない」「装着してるうちに外れてしまう」というもの。AirPods Proはカナル型(耳栓型)という方式を採用しており、開放型のノーマルAirPodsよりも耳への密着感と遮音性が高くなっています。その密着感と遮音性を支えているのがイヤーピースというパーツ。イヤホンの先端部分についているゴム栓のようなものですね。

 

実はこのイヤーピース、音質までも左右するとっても重要な部分なのです。そして上記のようなAirPod Proの装着感に不満がある人や、音質をよりブラッシュアップしたい人にオススメなのが、交換用イヤーピース「SpinFit SuperFine」。SpinFitは数多くのイヤーピースを発売していますが、このSpinFit SuperFineはAirPods Pro専用に開発されたもので、AirPods Proの性能を高める工夫がされています。

AirPods Pro専用交換イヤーピース
SpinFit SuperFine

実売価格1980円(税込)

※AirPods Pro 第1/第2世代のどちらにも対応

 

↑サイズは全5サイズ。左からSS、S、M、ML、L。カラーもそれぞれ異なります

 

 

使用時の安心感、装着感、イヤホンの保護を実現する3つの特徴

このSpinFit SuperFineの特徴は大きくわけて3つあります。まずは、イヤーピースに医療用シリコン素材を採用していること。イヤーピースは素材によっては長時間つけているとかゆくなったりかぶれてしまったりすることもありますが、SpinFit SuperFineは安全性の高いシリコンを使っているので、安心して装着できますね。

↑イヤーピースには医療用シリコン素材を採用

 

次に、特許取得の3Dクッション構造により、どんな耳にもフィットして安定した装着感と密閉性を保つことができること。完全ワイヤレスイヤホンはイヤーピースが耳穴にフィットして本体を支える設計になっているので、イヤーピースのフィット感はとても重要になってきます。SpinFit SuperFineはこの3Dクッション構造により耳の奥まで挿入しやすく、耳穴の形にぴったりフィットしてしっかり固定してくれます。

↑イヤーピースが柔軟に動く3Dクッション構造

 

3つめは、アダプター部分に高性能なメッシュフィルターを採用し、耳垢やゴミ、汗などの水分の侵入からイヤホンをしっかりガードしてくれること。これによりIP54相当の防塵・防水性能を発揮してくれるとともに、音の抜けの良さもキープしてくれます。

↑アダプター部には高性能なメッシュフィルターを使用しています

 

SpinFit SuperFineは最初からアダプター部とイヤーピース部が一緒になってセットされていますが、アダプター部は共通なのでイヤーピース部だけ取り変えることも可能です。サイズによっては前モデルのSpinFit CP1025 for TWSのイヤーピースを利用することもできるので、CP1025を持っている方にはうれしいですね。

 

ちなみに、SpinFit SuperFineのアダプター部は新設計となっており、以前のものと比べて透明感のあるデザインになっています。また、底部分の内輪はポリカーボネイトと熱可塑性エラストマーを使い、AirPods Proにしっかり装着できるツメ構造を採用しています。

 

AirPods Proの装着感、しっくりこないかも→装着感上がってノイキャン効果もUP!

手持ちのAirPods ProにSpinFit SuperFineを装着する前に、まずはサイズ選びから。SpinFit SuperFineはSSからLまで5サイズをラインナップしています。耳に合ったサイズを選ぶことは装着感を高めるためにとても重要なので、できれば店頭などでいくつかサイズを試してみたいところ。また、耳の左右で異なるサイズが合うということもあるので、ちゃんと右耳と左耳の両方でフィッティングしましょう。手頃な価格の製品なので、いくつかサイズごとに購入して使い分けるのも手です。

↑左右それぞれの耳でフィッティングしましょう

 

筆者は通常、イヤーピースはMかLサイズを使うのですが、今回はM、ML、Lの3つのサイズを試してみました。3サイズのなかではMかMLが耳に合っているようなので、とりあえず左右ともMをチョイス。Apple純正のイヤーピースはサラっとした感触のシリコンですが、SpinFit SuperFineはモチモチした感触で、より耳穴にピッタリ密着してくれます。AirPods Proが耳からよく外れてしまう、という人もこれなら安心できそうです。長時間イヤホンをつけていてもストレスもなく、快適に使えました。

↑SSサイズ(左)とLサイズ(右)だとここまで大きさが変わってきます

 

イヤーピースを変えて気付いたのは、耳穴をしっかり塞いでくれるので、遮音性が上がりAirPods Proのノイキャン効果をより高めてくれていること。元々AirPods Proは高いノイキャン性能を誇っていますが、それがさらに良くなった印象です。いまは電車の車内などは換気のために窓が少し開いていることがあり、そのため走行音が結構うるさく感じることもありますが、ボリュームをさほど上げずに音楽や動画が楽しめました。通勤通学のお供として、仕事や勉強に集中したいときにも、SpinFit SuperFineを組み合わせることでより強力な遮音性を発揮してくれるのでオススメです。

 

AirPods Proの音いいね! →イヤーピースでもっと低音が出ますよ!

もうひとつ、見逃せないのが音質の変化です。イヤーピースをSpinFit SuperFineに変えたことで、今までよりも低音がしっかり出ているように感じられました。低音の量が増えたというよりも、より深いところまで聴こえるようになったような印象です。SpinFit SuperFineは耳穴にしっかりフィットするので、耳の密閉性が高まり低音を逃さず耳に届けてくれるのでしょう。AirPods Proが耳にフィットしないと思っている人がつけてみると、これまでとは違った音を実感できるはず。

 

また、遮音性を高めてくれるので、動画やゲームのセリフなどもくっきりクリアになり聴き取りやすくなったと感じました。人の声は雑音や騒音にかき消されてしまいやすいのですが、これなら外出先でもドラマや映画などを楽しめますね。電車やバスでの移動中はスマホで動画を見るのが習慣、という方はぜひSpinFit SuperFineを使ってみてください。

 

イヤーピースを変えてケースに入らないのはちょっと……→装着したまま充電できる神仕様です!

大事なことがもうひとつ。完全ワイヤレスイヤホンは専用ケースに入れて充電する必要があるため、イヤーピースによっては交換してしまうとケースに入らなくなってしまうことがあります。そうなると、毎回ケースにしまう前にイヤーピースを取り外して収納せねばならず、非常に面倒くさいことに。特に、AirPods Proはケースが小型で、内側に余計なスペースがない設計のためイヤーピースのサイズ感が非常にシビアなのですが、SpinFit SuperFineは薄型でステムが短めになっており、AirPods Proに装着したままケースに収納できます!

↑SpinFit SuperFineならイヤホンにつけたまま充電ケースに収納できちゃいます

 

これ、AirPods Proを使っている人ならわかってもらえると思いますが、めちゃくちゃありがたいです! 交換イヤーピースをつけたままケースに収納できるなんて、神仕様としか言いようがありません!

 

また、前述したメッシュフィルターがホコリや水、汗などの侵入を防いでくれるので、イヤホンをしっかり守るという意味でもSpinFit SuperFineは有力な選択肢といえるでしょう。スポーツをするときもAirPods Proを使っているという方なら、SpinFit SuperFineが断然オススメです。

 

SpinFit SuperFineはAirPods Proのベストパートナー

ポータブルオーディオ業界では、数年前から交換イヤーピースで装着感や音質を自分好みにカスタマイズするのが流行りとなっています。なかでも、実売価格1980円(税込)と手ごろな価格ながら、装着感や遮音性向上に役立ち、さらに音質変化も楽しめるSpinFit SuperFineは、初めてイヤーピース交換を試してみたいと考えている方に最適な製品と言えるでしょう。また、SpinFitシリーズには、AirPods Pro用以外にも数多くの製品をラインナップしているので、複数のイヤホンを所有している方は、そちらも試してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

撮影:中田悟

アップル、ボーズ、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンをまとめてチェック! それぞれの特徴は?

市場シェアの高いTWS人気モデルの「第2世代」が今年に入って続々登場。“AirPods”をはじめ、“QC”“LinkBuds”など、TWSブームを牽引してきたモデルのDNAを受け継いだ3アイテムが集結し、熱い火花を散らす!

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

KEY TREND ≪定番TWS2.0≫

AirPodsの登場以来、完全ワイヤレス(TWS)がイヤホンの新定番に。音質の向上に加え、機能性や使い勝手が大幅に進化した、定番モデルの第2世代に要注目だ。

 

私がチェックしました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオからホームオーディオまで、音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

高音質の追求に留まらず機能性や利便性も重要に

今季も各社から最新のTWSが続々と登場しているが、なかでも注目度が高いのは、Apple、ボーズ、ソニーの3社。AppleはAirPods Pro、ボーズはQuietComfort Earbudsと、それぞれのフラッグシップモデルに待望の第2世代が登場した。ソニーは新機軸のリスニング体験ができるLinkBudsが今年話題を呼んだが、シリーズ第2弾のLinkBuds Sが早くもラインナップされた。

 

3モデルに共通しているのは、オーディオ機器としての基本性能がブラッシュアップされたことに加え、ウェアラブルデバイスとして高い利便性を備えること。なかでも、サウンドのパーソナライズ機能や、周囲の音を検知して自動調整するインテリジェントなANC機能の進化は目覚ましい。

 

3モデルの価格帯は2〜3万円台と安くないが、各社の知見とアイデアが詰まっており、いずれも買って損はない。数多ある製品群を前にして迷ったら、このなかから好みのものを選ぶのがベターだ。

 

【その1】音質の向上に加えANCもアップグレード

 

Apple

AirPods Pro(第2世代)

実売価格3万9800円

 

新開発のH2チップやドライバーを搭載し、オーディオパフォーマンスが向上。さらに前モデルの2倍に強化したANC機能に加えて「適応型環境音除去」機能を備え、周囲の雑音をこれまで以上に低減する。Dolby Atmos楽曲を中心とした「空間オーディオ」に対応。

 

SPEC●充電時間:5分で約1時間再生(急速充電)●最大再生時間(イヤホン/ケース込み):6時間/30時間●耐水:IPX4●イヤホン質量(片耳):5.3g

 

↑耳にしっかりフィットし、装着感は上々。スティック部分にセンサーを備え、タッチ操作ができるようになった

 

↑充電ケースにストラップループを配備。ストラップを付けてバックなどに下げれば、落下による紛失や破損を防止できる

 

↑L/M/S/XS、4サイズのシリコン製イヤーチップが付属。新たにXSが追加され、より多くの耳にフィットする

 

[野村’s Check] 耳の形に合わせて音を最適化できるように

「ANCの効かせ方が実に巧妙。音質面では、ボーカルやピアノの音色などがリアルになった印象です。パーソナライズの細かな測定により、空間オーディオの定位感や広がりも格段に向上」

NC性能★★★★★

音のクリア感★★★★

装着感★★★★

 

【その2】耳の特性に合わせて音とANC効果を自動調整

 

ボーズ

Bose QuietComfort Earbuds II

実売価格3万6300円

 

ユーザーの耳に合わせて音の周波数プロファイルを最適化する「CustomTuneテクノロジー」を搭載。ニュアンス、明瞭さ、奥行きを備え、アーティストの意図したサウンドをバランス良く再現する。ANC機能も大幅に改良され、自然な打ち消しに加え、周囲のノイズの変化にも継続的に反応。

 

SPEC●充電時間(イヤホン/ケース込み):1時間/3時間、20分で最大2時間再生(急速充電)●最大再生時間:6時間●防水:IPX4●Bluetooth Ver:5.3●対応コーデック:SBC、AAC●付属イヤホンチップ:S/M/L●イヤホン質量(片耳):6g

 

↑付属の柔らかいイヤーチップとスタビリティバンドにより、快適な装着感を実現。長時間の使用も実に快適だ

 

↑前モデルと比べて約1/3サイズダウン。片耳が6gと軽量で、充電ケースも手のひらに収まるほどコンパクトに

 

↑セットアップや様々な設定が行えるアプリ「Bose Music」。フィットテストに対応し、密閉状態を確認できる

 

[野村’s Check] ボーズならではの優れたANC機能に脱帽

「定評のあるANCがさらに進化し、とても静かで、かつ自然な効果が楽しめます。音は迫力重視に感じられた先代に対して、よりバランスの良いボーズらしいサウンドへと原点回帰しました」

NC性能★★★★★

音のクリア感★★★★★

装着感★★★★

 

【その3】外音取り込みを自在に調整でき使い勝手が格段にアップ

 

ソニー

LinkBuds S

実売価格2万6400円

 

NC機能とハイレゾ再生に対応しながら、世界最小・最軽量(※)を実現。外音取り込みによる“ながら聴き”と、高性能NCによる“没入”を切り替えて楽しめる。独自のセンシング技術の活用により、連携する音楽サービスのコンテンツを自動再生するなど、新しい音体験が可能。

 

SPEC●ドライバー径:φ5mm●充電時間:5分で60分再生(急速充電)●最大再生時間(ケース込み):NCオン時6時間(20時間)/NCオフ時9時間(30時間)●防水:IPX4●Bluetooth Ver:5.2●対応コーデック:AAC、SBC、LDAC●イヤホン質量(片耳):約4.8g

※:2022年5月9日時点、ソニー調べ。LDAC対応完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホンにおいて

 

↑軽量・小型化に加え、耳から飛び出す高さを抑制。イヤホンの重心が頭の近くになり、より安定した装着性を実現した

 

↑イヤホンとケース内のレイアウトを見直し、コンパクト化に成功。上位機「WF-1000XM4」と比べて40%小型化された

 

↑スマホの加速度センサーにより、4パターンの行動を検出。あらかじめセットしておいた設定に自動で切り替えてくれる

 

[野村’s Check] クリアではつらつとしたソニーらしいサウンド

「本機のウリは“外音取り込み”で、周りの音が実に自然に聴こえるのには感心しました。音のクリア感は3製品の中で最も優秀。小型軽量で装着感は良好、長時間使用も聴き疲れなしです」

NC性能★★★★

音のクリア感★★★★★

装着感★★★★★

 

 

<Topic>オーディオグラスも進化中

【その1】高音質再生が楽しめるエレガントなデバイス

 

ボーズ

Bose Frames Soprano

実売価格2万9800円

 

テンプル部に2基のスピーカーを内蔵したサングラス。耳をふさがない“オープンオーディオ”テクノロジーにより、周りの音を聴きながら、自分だけに聴こえる音楽を楽しめる。

 

【その2】音漏れを抑えた構造でクリアな音声を実現

 

ファーウェイ

HUAWEI Eyewear

実売価格3万2780円

 

128平方ミリメートルの大型振動板を搭載した指向性セミオープンスピーカーを採用。音漏れを防ぎつつ、臨場感溢れるパワフルなサウンドを楽しめる。革新的なフレーム設計で、レンズ交換も簡単。

 

【その3】アクのないデザインでオンタイムにも活躍

 

アンカー・ジャパン

Soundcore Frames Cafe

実売価格1万9990円

 

独自のOpenSurroundオーディオシステムを採用。耳の周りに設置した4基のスピーカーとカスタムオーディオプロセッサーにより、耳をふさがず高音質サウンドが聴ける。

2022年は「耳を塞がないイヤホン」が大ヒット! 2023年につながるポータブルオーディオ最前線をチェック

2022年もポータブルオーディオの新たな可能性に道が拓き、音楽リスニングや音声によるコミュニケーションのトレンドがいくつも生まれました。そこで、本記事では来る2023年にもつながる「ポータブルオーディオ最前線」を振り返ってみたいと思います。

 

2022年に最もヒットしたオーディオは「ながら聴きイヤホン」

まずはワイヤレスイヤホンの話題から。今年も左右独立型のいわゆる“完全ワイヤレスイヤホン”の新製品が数多く発売されました。2020年頃から、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載するモデルがずっと好調な売れ行きをキープしていますが、2022年に割って入ったのは「耳を塞がないイヤホン」でした。

 

外殻である「ハウジング」に小さな孔を設けたり、頭蓋骨を振動させて音を聴く骨伝導方式のイヤホンが登場したりと、耳を塞がないイヤホンにもさまざまな種類の製品があります。

↑ソニーのLinkBudsは2022年に発売された耳を塞がないイヤホンの代表格

 

耳を塞がないイヤホンは音楽や通話音声を聴きながら、外の環境音にも同時に注意を向けやすいことから人気を博しています。主な用途は屋外でのジョギングなどのワークアウト、オンライン会議、そしてオーディオブックを聞きながら家事をこなすといった、「ながら聴き」です。

↑外耳に挟み込むように装着するワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs/AM-TW01」

 

耳を塞がないイヤホンと相性のいい新エンタメ「Sound AR」

個人的に、耳を塞がないイヤホンは、屋外を歩きながら安全に使える点で優れていると感じます。そのメリットを活かせる、新しいスタイルのエンターテインメントが2022年に大きく成長しました。ソニーが提案する「Sound AR」です。

 

街の中、屋内施設など現実世界のロケーションに「音によるイベントスポット」を重ねて、現実世界の風景の上に音のエンターテインメントや音声情報によるデジタル仮想空間を再現します。ソニーのアプリ「Locatone(ロケトーン)」と、スマホとペアリングしたイヤホン・ヘッドホンを使って、各スポットに配置された音を聞きながら、仮想世界のイベントにのめり込めるところが、Sound ARの醍醐味です。

↑街の中に張り巡らされたSound ARイベントを楽しむソニーのアプリ「Locatone」

 

LocatoneによるSound ARはさまざまなイヤホン・ヘッドホンで楽しめますが、屋外を歩きながら聞くコンテンツが多めなので、耳を塞がないイヤホンと相性が良いと感じています。ソニーが2022年春に発売した「LinkBuds」シリーズも、斬新なドーナツ型のデザインが話題を呼び、「ながら聴き」にベストなワイヤレスイヤホン。そういったイヤホンを耳に着けて、足を使い、体を動かしながら音を聞いて楽しむSound ARの新たな展開に、2023年も要注目です。

 

新AirPods ProにGoogle Pixel Buds Proのアプデで、空間オーディオに広がりが

2022年は約3年ぶりにノイズキャンセリング機能を搭載するアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の新世代機が発売を迎えました。ノイキャン効果が高くなり、サウンドもより力強い低音を出せるイヤホンに進化しています。細かなところでは、充電ケースに入れたまま「探す」アプリからリモートでイヤホン本体を探せる機能が秀逸だと思います。

↑3年ぶりにリニューアルされたアップルのノイキャン機能付きワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」

 

AirPods Proといえば、ドルビーアトモスによる「空間オーディオ」の立体音楽体験と相性の良いワイヤレスイヤホンとしても注目されています。特に最新のiPhone、iPadなどアップルのデバイスと組み合わせると、顔や体の動きに対して空間オーディオの音が連動して、よりリアルな没入体験が味わえる「ダイナミックヘッドトラッキング」を利用できます。

 

空間オーディオという立体音楽体験そのものはアップルだけのものではなく、ソニーの「360 Reality Audio」もまた同じカテゴリーのエンターテインメントに分類されます。また、グーグルも2023年1月のソフトウェアアップデートにより、Pixelシリーズのスマホとワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」の組み合わせで、空間オーディオ体験をサポートすることを予告しています。

 

グーグルのデバイスではどんなコンテンツが、どのプラットフォームと連携して楽しめるようになるのか気になりますが、2023年は空間オーディオが大いに盛り上がりそうです。

↑グーグルのワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」も空間オーディオ再生対応を予告しています

 

Bluetoothオーディオの新技術「LE Audio」で注目は「Auracast」

少し立ち上がりが遅れていますが、Bluetoothオーディオの新世代技術である「LE Audio」に対応するスマホ、オーディオ製品が2023年から少しずつ出揃うことも期待されています。LE Audioはハイレゾワイヤレス再生、Bluetoothオーディオを使ったVoLTEなみの高品位な音声通話などの体験が可能。個人的には、スマホなどの1台のBluetooth機器から、同時に複数のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンへ同じコンテンツを同期させて送り出す「Auracast(オーラキャスト)」という技術が筆者は最も気になっています。

 

LE Audioに対応するデバイス、Auracast対応のサービスが出揃うと、たとえばテーマパークに出かけて、Sound ARや空間オーディオのような音響系エンターテインメントを大勢の参加者と一緒に楽しめるようになります。音楽ライブや、映像と音を組み合わせたアート作品などにも新しい可能性が見えてきそうです。2023年は「Auracast」というキーワードにぜひ注目してください。

↑Bluetooth LE Audioに対応するイヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器を身に着けた複数のユーザーが、同じオーディオコンテンツを一斉に楽しめるようになる「Auracast」に注目です

 

2023年はポータブルオーディオプレーヤーが来る!?

最後に、筆者が2022年に買って「大満足のオーディオ」をひとつ紹介しようと思います。オーディオテクニカのポータブル・アナログレコードプレーヤー「サウンドバーガー」です。

 

本体にアナログレコードをハンバーガーのように挟み込んで聴くデザインがとてもユニークな製品ですが、音はBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーで聴ける、とても実用的な製品でもあります。アナログレコードをジャケ買いしてしまったけれど聴く機械を持っていない方には、大がかりなコンポを揃えなくていいサウンドバーガーがおすすめです。……が、残念ながら本機は世界で台数を限定して販売した製品だったので、現在は好評につき完売。2023年の再販、またはレギュラー商品化を願うばかりです。

↑レコード再生が手軽に楽しめる画期的なポータブルプレーヤー「サウンドバーガー」。Bluetoothヘッドホン・イヤホンで“アナログの音”が聴けます

 

今は音楽配信サービスが広く普及していますが、アナログレコードを持ち歩きながら聴けるサウンドバーガーが注目を浴びたことで、ポータブルオーディオプレーヤーがまた勢いを盛り返すのかもしれません。2023年も年初から、私たち音楽ファンをあっと言わせるような製品が登場することを期待しましょう。

 

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太陽光や室内光で充電できる! ケースにソーラー充電パネルを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「urbanista PHOENIX」

エム・エス・シーは、スウェーデンのurbanista(アーバニスタ)社の完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「urbanista PHOENIX(フェニックス)」を、12月22日に発売しました。税込価格は2万7500円。

 

同製品は、urbanista社と提携している、スウェーデンのEXEGER(エクセジャー)社のソーラー充電パネル「Powerfoyle」を搭載した、自動充電型の完全ワイヤレスイヤフォンです。太陽光(自然光)だけでなく室内光でも発電して、屋外・屋内を問わず充電ケースが常に蓄電され、収納されたイヤホンの充電を行います。ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを搭載し、イヤホンに内蔵されている2つのマイクの働きで、耳の内側と外側で発生する雑音を低減させます。外音取り込み機能に切り替えることで、周囲の音を聞きながら通話などができます。

 

マルチアクセス機能を搭載し、スマートフォンや音楽プレイヤーなど別々のBluetooth搭載機器2台と同時にペアリングして、シームレスに接続を切り替えられます。iOS/Androidで利用できる専用アプリ「Urbanista Audio」と連係することで、充電ケースの発電状況のリアルタイム確認やノイズキャンセリング切り替え設定、イコライザー機能で音質調整などが行えます。

 

カラーバリエーションは、地球上で最も日当たりの良い砂漠の風景をイメージした、Midnight Black(ミッドナイトブラック)とDesert Rose(デザートローズ)の2色をラインナップ。3サイズ(S/M/L)のカナル型イヤチップや、充電ケース専用ネックストラップも付属しています。

1万円台でも満足度高し! 今買いの「完全ワイヤレスイヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で10位から6位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオやホームオーディオなど音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

 

事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を

完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。

※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと

 

騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。

 

また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。

 

いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!

 

【第10位】ANCとイヤホン形状による総合的な騒音除去が高水準

実売価格1万780円

【ハイブリッドANC/2021年11月発売】

GLIDiC

TW-6100

ハイブリッドANCに加え、カスタムIEMメーカー「カナルワークス」監修のイヤホン形状は遮音性が高く、騒音を除去。通話時の騒音を抑えて音声にフォーカスする「ノイズリダクション」機能も備える。IPX5の防水仕様で水洗い可能。

SPEC●ドライバー径:φ9.2mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約10時間、ケース込み:約35時間●防水:IPX5●イヤホン質量(合計):約13.0g

 

↑安定した接続により音声遅延を低減する低遅延モードを搭載。音声遅延によるデメリットが大きいゲームプレイや動画視聴などをストレスなく楽しめる

 

[ココが価格以上!] イヤホン形状が特筆! 音響はアッパーに鳴らす

「独自の『IEM形状』イヤホンを採用。格別のフィット感で使用中の脱落がほぼなく、遮音性も抜群です。音質面では、丁寧なディテール表現とメリハリの良さが両立したアッパーな印象」(野村さん)

 

【第9位】ANCと外音取り込みを排し音質で勝負する意欲作

実売価格1万4800円

【ANC非搭載/2022年7月発売】

final

ZE2000

ANCや外音取り込み機能は搭載せずに音質を追求。姉妹品の「ZE3000」を基に異なるチューニングを施し、価格を抑えた。新設計の超低歪ドライバーとイヤホン内部の機構が、細かな強弱も感じられる明瞭な音響を実現。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):非公表

 

↑特徴的な形状のイヤホンは、3点のみで耳に接触する設計。どんな耳穴にもフィットしやすく、圧迫感が少ない優れた装着感だ

 

[ココが価格以上!] ワイヤレスの常識を覆す上質でメリハリある音響

「自社開発のドライバーとイヤホン内部構造、サウンドメーカーとしての理念に基づく調音で、TWSとは思えない上質感を獲得。メリハリのあるサウンドはポップスやロックなどの現代音楽向きです」(野村さん)

 

【第8位】老舗メーカーのリッチな音がTWSで手軽に楽しめる

実売価格1万6500円

【ハイブリッドANC/2021年10月発売】

デノン

AH-C830NCW

老舗オーディオブランドの同社で全製品の音質チェックを行う「サウンドマスター」がチューニングを担当。楕円形の大口径ドライバーを搭載し、広範な音域で解像感の高いサウンドを再現する。音声アシスタントにも対応。

SPEC●ドライバー径:11×10mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約6時間、ケース込み約24時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約10.6g

 

↑片側3基のマイクを搭載し、ビームフォーミング技術とエコーキャンセル技術の併用で快適な通話を実現。ANC機能面ではハイブリッド方式を採用した

 

[ココが価格以上!] 周囲音ミックス機能が自然で外出時に重宝

「周囲の音をミックスする外音取り込みは、装着していることを忘れるほど自然な印象。3Dシミュレーションやサンプルの試作を繰り返したというイヤホン形状はフィット感が格別です」(野村さん)

 

【第7位】耐久性とフィット感に優れるワークアウトのパートナー

実売価格1万4850円

【シングルANC/2022年1月発売】

Jabra

Elite 4 Active

IP57準拠の防塵防水仕様で、耐汗能力を高めたタフな一台。片側2基のマイクは独自構造のメッシュカバーで保護され、風切り音を抑えて明瞭な通話をサポートする。触覚的なボタンをタッチして外音取り込みONなどの操作が可能。

SPEC●ドライバー径:φφ6mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約28時間●防水:IP57相当●イヤホン質量(合計):約10.0g

 

↑ハイレベルな防塵防水性能を備えワークアウトに最適。人間工学に基づいたデザインで、ウィングはないが安定したフィット感だ

 

[ココが価格以上!] 通話性能が高くワークアウト以外でも活躍

「JabraのTWSとしては入門機とも言える価格帯ですが、機能性は十分。『Spotify Tap再生』機能ではクイックに音楽を楽しめます。マイク性能にもこだわり、クリアな通話品質はビジネスで有効」(野村さん)

 

【第6位】小型化とANCの強化を実現し圧倒的な長時間再生は健在

実売価格1万1990円

【ハイブリッドANC/2022年6月発売】

AVIOT

TE-D01v

人気シリーズの最新機種。片側2基のマイクが集音するハイブリッドANCを採用し、中・高音域における低減率は従来比170%まで伸長した。独自の省電力技術により、イヤホン単体で最大約18時間という驚異的な再生時間を誇る。

 SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約18時間、ケース込み約60時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約12.6g

 

↑高品質通話用マイクを搭載し、通話やオンライン会議が快適に。マルチポイント対応なので、作業中の着信にもすぐにレスポンス可能

 

[ココが価格以上!] ANC機能や装着感が従来機から大幅に強化

「強化されたANCをはじめ、最新モデルならではの高機能が魅力。イヤホンが小型化し装着感は格段に向上しています。10バンドのイコライザー設定など、アプリ連携機能も便利」(野村さん)

Ankerの新製品が一挙登場! 同社史上最高のTWSイヤホン「Soundcore Liberty 4」も初お披露目

Ankerは、2022年秋から冬に発売する新製品を一挙に展示したイベント「Anker Power Conference 2022 Fall」を開催しました。同社を代表する充電・バッテリー関連の製品から、ポータブルオーディオの「Soundcore」、スマートホーム関連の「Eufy」、プロジェクター「NEBULA」などサブブランドの製品まで数多くの製品が登場。

 

また、同社の製品の修理・サポートを行う新会社「アンカー・テック」を設立したこと、同社が展開するモバイルバッテリーの下取り&買い替えサポートの第4弾の開催が決定し、新たに他社製品も対象に加わったことなども発表されました。

 

Anker史上最高傑作の完全ワイヤレスイヤホン

ポータブルオーディオブランドの「Soundcore」からは、3つの新製品が登場。会場で最も注目を集めた「Soundcore Liberty 4」は、同社史上最高傑作という音質と機能性を両立した完全ワイヤレスイヤホン(TWSイヤホン)です。独自のノイズキャンセリング技術「ウルトラノイズキャンセリング 2.0」を搭載し、外部の騒音環境に合わせて自動でノイキャン強度を調節します。

↑「Soundcore Liberty 4」は10月27日発売で価格は税込1万4990円

 

また、音を発生させるダイナミックドライバーを2つ同軸上に配置した独自の音響構造「A.C.A.A 3.0」により、低域から高域までバランスの取れたサウンドを再生。ハイレゾ相当の高音質な音を伝送するLDACコーデックにも対応しており、ワイヤレスながらハイレゾサウンドにも対応します。

↑独自の音響構造「A.C.A.A 3.0」を採用

 

さらに、臨場感のある音を再生する3Dオーディオにも対応しており、360度のサラウンド感のあるサウンドを奏でるほか、頭の動きに追従するヘッドトラッキングにも対応しています。

↑3Dオーディオ対応でサラウンド感のあるサウンドを再生します

 

このほか、新たに搭載されたヘルスケア機能により、心拍モニタリングやストレス状態のチェック、ワークアウト機能を利用することも可能。耳にしっかりフィットする2層構造の「CloudComfortイヤーチップ」により、快適な装着感を実現しています。

↑新たにヘルスケア機能を搭載。心拍モニターなど様々な機能を利用できます

 

充電はUSB Type-Cポートのほか、ワイヤレス充電にも対応。連続再生時間は標準モード時のイヤホン単体で最大9時間、充電ケース併用時で最大28時間。カラーはミッドナイトブラック・クラウドホワイトのほか、23年春にワインレッドとスカイブルーが追加予定。

↑左がクラウドホワイト、右が23年春発売予定のスカイブルー

 

世界初のMade for Meta認定ワイヤレスゲーミングイヤホン

世界初となるMade for Meta認定の完全ワイヤレスゲーミングイヤホン「Soundcore VR P10」にも注目。こちらはVRゴーグル「Meta Quest 2」をプレイするのに最適化されており、「LightningSync」技術に対応した付属のUSB-Cドングルを使用することで、約30msecという超低遅延を実現しています。

↑「Soundcore VR P10」は2022年冬販売予定で価格は税込1万4990円

 

↑世界初のMade for Meta認定となる完全ワイヤレスゲーミングイヤホン

 

また、イヤホンにマイクを内蔵しているので、ゲーム中にボイスチャットが楽しめるほか、スマホ接続時にはハンズフリー通話も可能です。連続再生時間はイヤホン単体で最大6時間、充電ケース併用で最大24時間。

↑充電ケースの手前にあるのが専用のUSB-Cドングル。イヤホンと一緒にケースに収納可能

 

入眠を助ける機能を備えた「Soundcore Sleep A10」は、睡眠中にも邪魔にならない軽さとコンパクトさが特徴。ノイズマスキング効果のあるスリープミュージックを再生することで、リラックスしながら眠りにつくことができます。もちろん、スマホなどと接続して音楽用イヤホンとして使うことも可能。

↑「Soundcore Sleep A10」は10月27日発売で価格は税込1万2990円

 

↑30種以上のスリープミュージックを搭載しています

 

連続再生時間は音楽モードで最大6時間、睡眠モードで最大10時間(イヤホン単体)。充電ケース併用時は音楽モード時最大47時間、睡眠モード時最大80時間。

 

初のアレルギーケア構造で空気を徹底的にキレイに

スマートホームブランド「Eufy」シリーズからは、自動ゴミ収集ステーション付きロボット掃除機「Eufy Clean G40 Hybrid+」および「Eufy Clean G40+」が登場。G40 Hybrid+は吸引と水拭き、G40+は吸引のみとなっています。

↑「Eufy Clean G40 Hybrid+」は11月9日発売で価格は税込5万9990円。「Eufy Clean G40+」は税込4万9990円

 

G40シリーズは、ゴミ捨てや掃除にかかる手間を減らす機能が搭載されたロボット掃除機。最上位モデルの「Eufy Clean G40 Hybrid+」のゴミ収集ステーションには、Eufyシリーズ初となるアレルギーケア構造を採用しており、3層のフィルターでほこりやアレルゲンなどの微細な粒子を99.9%ブロックします。室内の空気を汚さず使用でき、小さな子どもやペットのいる部屋の掃除に最適です。

↑掃除機は高さ約7.3cmの薄型設計で家具の下なども掃除できます

 

掃除機本体は前モデル比25%アップとなる最大2500Paの吸引力で、カーペットの奥の汚れまでしっかり吸い取ります。また、独自の「BoostIQ」によりフローリングやカーペットなど床タイプによって自動で吸引力を調整するほか、水拭きするモッピングモードでは3段階から水量を調節可能です。

 

冬以降にはゴミ収集ステーションが付属しない掃除機単体の「Eufy Clean G40」「Eufy Clean G40 Hybrid」も発売予定。

↑自動ゴミ収集ステーションの有無や水拭き機能対応かどうかで選べる4モデルをラインナップします

 

このほか、Appleの「探す」アプリにも対応した紛失防止トラッカー「Eufy Security SmartTrack Link」も11月1日より販売開始。交換可能なボタン電池式で電池寿命は約1年。

↑「Eufy Security SmartTrack Link」は税込2990円

 

従来比2倍明るくなったレーザー式プロジェクター

プロジェクタのNEBULAブランドからは、初となるレーザー光源を採用したポータブルプロジェクター「Nebula Capsule 3 Laser」が登場。従来モデル比で約2倍という明るさを実現し、より鮮明な映像を大画面で楽しめます。

↑「Nebula Capsule 3 Laser」は12月2日発売で価格は税込11万9900円

 

↑前モデル比で約2倍の明るさを実現しています

 

解像度はフルHD(1920×1080ドット)でHDR 10に対応しており、最大120インチの大画面で投写できます。また、新たに垂直方向だけでなく水平方向の自動台形補正にも対応。複雑な設定をしなくても簡単に壁やスクリーンに投写できます。

 

Android TV 11を搭載しており、YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなど7000以上のアプリを利用可能。本体スピーカーはDolby Digital Plus対応で、迫力のあるサウンドを再生します。内蔵バッテリーの駆動時間は約2.5時間で、映画も丸々1本再生できるタフネス仕様です。

↑Android TV 11対応で7000以上のアプリを利用可能

 

ここで紹介したほかにも、世界初となるGaN(窒化ガリウム)を搭載したポータブル電源「Anker 767 Portable Power Station」や、ポケモンデザインの急速充電器など数多くの製品が展示され、同社の商品開発力の高さや勢いを感じさせる内容となっていました。

↑「Anker 767 Portable Power Station」

 

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Nothing Ear (stick)詳細が10月26日発表へ。ハーフインイヤー型とは…?

英Nothingは新型ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」の価格や製品仕様などの詳細を、日本時間10月26日23時に発表すると明かしました。

↑Nothingより

 

Ear (stick)は円筒形の本体ケースが特徴のワイヤレスイヤホンで、Nothingの初のワイヤレスイヤホン「ear (1)」の後継モデルに相当します。

 

Nothingによれば、Ear (stick)ではハーフインイヤー型のワイヤレスイヤホンになる、とのこと。その詳細は不明ですが、開放型イヤホンと密閉型イヤホンの中間のような形状になるのかもしれません。これにより、「羽のように軽く、人間工学に基づいたデザインで、耳の形にフィットします」とうたっています。

 

充電ケースのデザインは、「クラシックなコスメにインスパイアされた」とのこと。これにより、ポケットへと収納しやすいことをアピールしています。

 

ear (1)やスマートフォン「phone (1)」など、魅力的な製品をつぎつぎと投入するNothing。Ear (stick)では本体デザインだけでなく、音質や本体機能の刷新にも期待したいものです。

 

Source: Nothing

全6色のパステルカラーで、どれにしようか迷っちゃう! 撫で回したくなるほどかわいい完全ワイヤレスイヤホン

「ガジェットは“かわいらしさ”重視!」という、かわいいものに囲まれて暮らしたいあなたに選んでもらいたい! そんなイヤホンがあるんです。

 

それがこの、オウルテックから発売された、パステルカラーの完全ワイヤレスイヤホン「OWL-BTTW02」シリーズ!

 

税込価格は5180円。カラーバリエーションは、ラテグレージュ、シェルピンク、ピスタチオ、ペールアイリス、パウダーブルー、ホワイトの6色。イヤホン本体も充電クレードルもコンパクトで軽く、丸みを帯びたフォルムは、思わず撫で回したくなりますよね。

 

…しかし、このカラバリ、どこかで見たことあると思いませんか?

 

「MOTTERUのカラーシリーズのオーディオカテゴリーをオウルテックから発売しました。オーディオカテゴリーはリスクが高い為、実績のあるオウルテックで担当することになりました。人気のMOTTERUカラーですので、既に発売しているMOTTERU製品とも相性抜群ですよ」(オウルテック担当者)

 

なんと! MOTTERUで展開中のパステルカラーシリーズが、オウルテックにも登場したのです。これまでモバイルバッテリーUSBケーブルデスクマットスマホスタンドなど、様々なアイテムを明るくかわいいカラバリで展開していましたが、今回イヤホンが追加されたことで、さらに“かわいいガジェット”が身の回りに増えます。

 

すべて同じ色で揃えて統一感を出すのもシンプルに美しいですが、逆に、それぞれ別の色のパステルカラーで揃えて、より華やか&カラフルにするのもアリでしょう!

タイパ至上派のためのTWSイヤホン。ケンウッド「KH-BIZ70T」のこだわりがすごすぎる

KENWOODブランドから発売された「KH-BIZ70T」は、ノイズキャンセリング機能などの最新機能を豊富に備えたTWS(完全ワイヤレス)イヤホン。2022年5月に発売されており、実売価格は税込1万6500円前後となっています。

↑「KH-BIZ70T-B」(ブラック)と「KH-BIZ70T-W」(ホワイト)の2色をラインナップ

 

これだけ聞くとよくあるワイヤレスイヤホンなのですが、本製品は「ビジネス」用途で使える機能がとにかくスゴい。ケンウッドブランドだから音ももちろん、スゴい。今回はこのKH-BIZ70Tの「お仕事能力」と「音質」について、GetNavi web編集部のオーディオ担当である一條が実際に使用してレビューします!

 

 

【本体概要】豊富な機能とこだわりの設計

ケンウッドのKH-BIZ70Tは、ビジネスシーンを意識した製品となっており、コロナ禍以降に増えたオンライン会議やリモートワークで便利に使える機能が充実しているのが特徴。下記に代表的な機能を並べてみましたが、すべて書ききれないほどたくさんの機能を備えています。

【KH-BIZ70Tに搭載されている機能】(一部を抜粋)

・音楽や仕事に集中できるアクティブ・ノイズキャンセリング機能

・Bluetoothのマルチポイント接続に対応。2台の機器に同時接続が可能

・2つの高性能MEMSマイク+ノイズリダクション処理でクリアな通話

・動画視聴に最適な低遅延モードを搭載

・IPX4相当の生活防水対応

・左右どちらでも片耳使用が可能

 

KH-BIZ70Tは左右のイヤホンと充電ケースがセットになっており、充電ケーブルや3サイズのイヤーピースが同梱されています(Mサイズは最初からイヤホンに装着)。

 

イヤホン本体は片耳4.6gと小型軽量で、遮音性を高めるため、ノズルが長めのカナル型デザインを採用しているのが特徴です。イヤホン部分にはプッシュ式ボタンとタッチセンサーが備わっており、すべての操作を耳元で行うことができます。

↑左右のイヤホンにプッシュ式ボタン(赤印)とタッチセンサー(黄印)を備えています

 

このプッシュ式ボタンとタッチセンサーはそれぞれ別の操作が割り振られており、慣れると非常に快適に操作できるようになります。特に、プッシュ式ボタンには「クイックアンビエント機能」(外音取り込み)や「マイクミュート機能」がワンプッシュで使えるように割り振られているので、電車のなかでアナウンスを聴きたいときや会議でマイクをオフにしたいときなど、とっさに使えて便利。

【音楽再生時】

【通話時】

 

イヤホンの背面部分や充電ケースの上蓋には、ある世代以上の人ならグッとくること間違いなしのケンウッドのブランドロゴがプリントされています。おそらくビジネスシーンで使うことも考慮して控えめにあしらっているのでしょうが、個人的にはこのかっこいいロゴがもっと目立つようにデザインにしてもいいかなと感じました。

↑充電ケースにもブランドロゴをプリント

 

また、充電ケースの底面にはすべり止めが付いているので、デスクなどに置いたとき、不意に落下するのを防いでくれます。新幹線の座席に備わっている可動式テーブルなど、せまい場所に置くときも安心ですね。

↑イヤホン充電ケースでは珍しいすべり止め付き。細かいところまで配慮されている

 

なお、連続使用時間はイヤホン単体で7/9時間(ノイキャンON/OFF時)で、充電ケース併用で最大16/21時間(同)となっています。イヤホンは左右どちらも片耳だけ使うこともできるので、右を使ってバッテリーが切れそうになったら左に変える、というように使えばほぼ1日中利用することもできちゃいます。

 

 

【音質】オーディオブランドならではの豊かなサウンドに感動

続いてチェックしたいのは音質。ビジネス向けに特化したワイヤレスイヤホンは、通話時の音声品質を優先するあまり、音楽再生時の音質がおざなりになっているモデルも多いのですが、老舗オーディオブランドのケンウッドが作るイヤホンが、音質を大事にしないはずがありません。

 

筆者はオーディオ担当という仕事柄、これまでたくさんの完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、初めてKH-BIZ70Tで音楽を聴いたとき、思わず「お!」と声が出てしまいました。中高域が伸びやかで音に透明感があり、キリッとした辛口のお酒のような清涼感のあるサウンドです。低域もしっかり感じられますが、いわゆる“ドンシャリ”のような刺激的なサウンドではなく、あくまで調和の取れた品のよい仕上がり。全体的にメリハリがあって、「久しぶりに音楽を楽しく聴けるイヤホンに出会った!」というのが第一印象でした。

 

特筆すべきはボーカルの存在感で、特に女性ボーカルが絶品! クリアなのに高音が刺さらず、繊細な声のニュアンスをキチンと表現してくれます。この清涼感のある爽やかサウンドは、なかなか他社のモデルにはない個性だと思います。

 

なぜこんな楽しい音のイヤホンを作ることができたのか、KH-BIZ70Tの開発秘話をお聞きすべく、JVCケンウッドで商品企画を担当した大西崇文さんにいくつか質問をしてみました。

↑JVCケンウッドで商品企画を担当されている大西崇文さん

 

【開発背景】ケンウッドの「原音再生」思想を音作りに反映

――今回「KH-BIZ70T」を使ってみて、まず驚いたのは“音がイイ!”というところでした。やはりケンウッドブランドということで、音作りにはこだわったのでしょうか?

大西さん:ケンウッドは元々、高級オーディオに引けをとらない音を鳴らす単品コンポを作ってきたブランドで、音の味付けをせず音源に記録された音をそのまま再生する「原音再生」をモットーとしています。その思想も踏まえて、KH-BIZ70Tの企画当初から「どの帯域も強調しすぎないバランスの取れたサウンド」を目指して開発を進めました。

 

バランスの取れたサウンドとひと口で言っても、どの帯域も均一に鳴らすのではなく、低音はアタック感が感じられ、中高域は明瞭で音の輪郭がわかるようにチューニングしています。目の前のステージからボーカルや演奏の音が一列に並んで聴こえるような、存在感のある音をイメージしています。

 

――個人的には、人の声が一歩前に出てくるような鳴り方で、J-POPやアニソン、アイドルソングなどのボーカル曲がとても楽しく聴ける印象を受けました。

大西さん:音のチューニングはボーカル曲を中心に行ったので、そういう印象を持っていただけたのかもしれません。声が演奏に埋もれず、かといって前に出すぎないように、何度もチューニングを重ねているんですよ。

 

――もうひとつ、おっ!と思ったのはKH-BIZ70Tのイヤホンが、最近の完全ワイヤレスイヤホンのなかではかなりノズルが長い形状であるということ。近年のトレンドとして、イヤホンのノズルが短く、パッと耳穴に乗せるスタイルのものが増えていますが、あえてノズルを長くしたのは何か理由があるのでしょうか?

大西さん:理由は2つありまして、ノズルが長い形状の方が耳穴にしっかり挿入でき、密閉感を高めて物理的な遮音性を得やすいということ。また、イヤホン内に空間を作ることで音質的にもメリットがあるということです。

↑ノズルが長めなカナル型デザイン

 

大西さん:KH-BIZ70Tは、周囲の騒音と逆位相の音を鳴らして消音するアクティブ・ノイズキャンセリング機能を備えていますが、それに加え物理的な遮音性(パッシブ・ノイズキャンセリング)を高めることで、より強力なノイズキャンセリング性能を実現しています。開発時にも、防音室で複数パターンのノイズを鳴らして試験を行っていますので、ノイキャン性能には満足して頂けると思います。

 

パッシブの遮音性を高めるためにはイヤホンをしっかり装着してもらうことが重要です。より良い音質で楽しんでいただきたいので、ぜひ付属のイヤーピースを付け替えながらご自分の耳に合ったサイズを試していただきたいですね。

↑L、M、Sの3サイズのイヤーピースが同梱されています(Mは最初から装着)

 

――もうひとつ気になったのは、「ノーマル」「クリア」「ベース」の3つのサウンドモードを備えていることですが、こちらの違いを教えてください。

大西さん:ベースは低音がモリモリ出るというわけではなく、より楽器のベースラインを感じたいときに使っていただきたいモードです。一方、クリアは自然で明瞭な声になるよう、特に女性ボーカルの曲を聴くときのイメージでチューニングしました。聴く音楽のジャンルや好みに応じて使い分けていただければと思いますが、私自身は常にベースモードで使っています。なお、サウンドモードは音楽再生時に適用されるもので、通話時には自動で通話に適した設定に変更されます。

 

大西さんのお話から感じたことは「オーディオブランドならではのこだわりが製品開発にしっかり反映されている」ということでした。ここまで音質にこだわっているイヤホンはそうそう無いはず。ワイヤレスイヤホンに音質なんて求めていない、という人にもぜひ使ってみてほしいと思います。

 

 

【使用シーン】コスパならぬタイパのよい“お仕事イヤホン”

KH-BIZ70Tは、製品名からも分かるようにビジネスシーンでの使用も考えられたモデルです。イヤホンに内蔵された2つの高性能MEMSマイクが話者の声を的確に拾い、ノイズリダクション機能で周囲の雑音を抑えてクリアな音声で通話やオンライン会議が行えます。

↑屋外でもノイズを抑えたクリアな音で通話できます

 

もちろん、アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載しているので、オフィスや外出先でも周囲の音を気にすることなく会話に集中できます。

 

しかし、仕事で使っているうちに一番便利に感じたのは、「とにかく何をやるにも工数が少なくすばやく行える」ということ。最近は、コストパフォーマンスならぬタイムパフォーマンス(かけた時間に対する効果)、通称「タイパ」がビジネスパーソンのあいだで認識されてきていますが、KH-BIZ70Tはこのタイパが非常に優れたツールなのです。

 

オンライン会議中は、自分の発言時以外にはマイクをオフにしている人が多いでしょう。通常ならばPCの画面上に表示されるマイクボタンをオン/オフする必要がありますが、頻繁に切り替えているとだんだん操作が面倒になってきます。

 

そんなとき、KH-BIZ70Tを使っていれば、耳元のプッシュ式ボタンを1回押すだけでマイクをオフにする「マイクミュート機能」が便利。オン/オフは音声でアナウンスしてくれるので、ボタンを押してオンになったのかオフになったのか確認することもできます。わざわざマウスやタッチパッドを操作して画面上でマイクオフにせずとも、イヤホンのボタンをワンプッシュするだけでOKというのはタイパがいいと思いませんか?

 

さらに便利なのが、2台の機器と同時にBluetooth接続できる「マルチポイント機能」です。これは、PCやスマホなど同時に2台までの機器とワイヤレス接続でき、シームレスに接続先を切り替えられるというもの。例えば、PCでオンライン会議中にスマホに電話がかかってきたとき、イヤホンをワンタッチすれば自動でイヤホンがスマホにつながり、そのまま通話することができます。通話が終わって電話を切れば、また自動でPCの音声につないでくれます。

↑マルチポイント機能を利用すればシームレスに2台の機器を切り替えられます

 

これと同じことをマルチポイント非対応のイヤホンでやろうとすると、とんでもなく手間がかかってしまいます。試しに、マルチポイントを利用した場合と、マルチポイントを利用せず個別にペアリングした場合で、PC→スマホと音声の接続先を切り替えてみると、マルチポイント有りの場合はわずか1秒。ほとんどシームレスにPCからスマホに接続を切り替えられます。一方、マルチポイント無しの場合は、いったんPC側でBluetooth接続を切ってスマホとペアリングしてるあいだに25秒もかかってしまいました。マルチポイント機能を備えたKH-BIZ70Tが、いかに時間を節約してすばやく仕事をこなせるかお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

ほかにも、KH-BIZ70Tは専用アプリを使う必要がなく、ノイキャンのON/OFFやサウンドモードの変更、動画再生にピッタリな低遅延モードの切り替えなど、多彩な機能もすべて耳元の操作だけで行えてしまいます。いちいちスマホを取り出す必要がないのもタイパ的に優れていますね。

 

オーディオブランドならではの音質へのこだわり、ビジネスツールとして効率的に使える“タイパ”のよさ、そして最新機能全部入りとも言える多彩な機能の数々は、仕事もプライベートも充実させたい人に最適な完全ワイヤレスイヤホンといえます。音質や機能性が気になった方は、ぜひ店頭で試してみてください。

 

 

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Nothing Ear (stick)、本体/ケースはこんなクールなデザインです

英Nothingの次期ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」の実機を利用する様子が、デザイナーのErrolson Hughの公式Instagramで公開されています。

↑Instagramより

 

Ear (stick)はNothingにとって2モデル目となるワイヤレスイヤホンで、スケルトンデザインの細長いケースが特徴です。また、イヤホン本体も「装着しているのを忘れてしまうような軽さ」だとアピールしています。

 

 

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Errolson Hugh(@erlsn.acr)がシェアした投稿

 

今回の動画では、Ear (stick)をのイヤホン本体をどのようにしてケースから取り出すのかがわかります。ケースを回転せて蓋を開けるシステムは、なかなかクールです。

 

一方でイヤホン本体のデザインは、「Ear (1)」からあまり変わらないようにも見えます。もしかすると、イヤチップなどに変更が施され、装着感が向上しているのかもしれません。

 

Ear (stick)のデザインや仕様、価格は年内に発表される予定です。前モデルは高品質さとコストパフォーマンスの高さを両立させたことで人気となりましたが、新モデルでもお求めやすい価格での登場を期待したいものです。

 

Source: Errolson Hugh/Instagram

進化したノイキャンで圧倒的な静寂感! オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX9」

オーディオテクニカは、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「ATH-TWX9」を9月3日に発売しました。実売価格は3万3000円(税込)。

↑オーディオテクニカ「ATH-TWX9」

 

シーンに応じて最適化する進化したノイズキャンセリング機能

ATH-TWX9は、左右のイヤホンに2基ずつ搭載された小型マイクが周囲の環境音を測定し、不要な雑音を打ち消す「ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング」技術を採用。環境に応じて選べる5種のプリセットモードを備えるほか、環境に適した消音レベルを自動設定する「オプティマイズ・ノイズキャンセリングシステム」も搭載します。

↑左右のイヤホンに各2基のマイクを備えた「ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング」を採用

 

また、一人ひとり異なるイヤホン装着時の密閉感を測定し、個人に最適なノイズキャンセリングフィルターを適応する「パーソナライズ・ノイズキャンセリングシステム」も利用可能。装着者の耳穴の形や使用シーンに合わせてより最適なノイズキャンセリング処理を行うことで、消音性能を高めています。

 

音にこだわった自社設計の新開発ドライバー搭載

イヤホンには、自社設計した新開発の5.8mm高解像ドライバーを採用。硬質素材と軟質素材を重ねあわせた「3層マルチレイヤー振動板」をエッジマウント方式で固定することで、振動板の駆動面積を極限まで広げることで、サイズを超えたエネルギッシュな音を再生します。

↑導管の長さが異なる3種のイヤーピースを各4サイズ同梱

また、付属のイヤホンピースは、異なる硬度のシリコンによるハイブリッド構造の新開発「コンフォートフィットイヤピース」を採用。導管の長さが異なる「Short」「Standard」「Long」の3種×各4サイズの計12種を同梱しており、装着感や音質の好みに合わせて自由にカスタマイズすることができます。

 

 

ビジネスシーンでも活用できる高品質な通話音声

テレワークやリモート会議など、ビジネスの場でもワイヤレスイヤホンが活用される昨今の状況を踏まえ、ATH-TWX9はハンズフリー通話時の音声も高品質化。2つのマイクを使って話者の口元へ指向性を持たせたビームフォーミングマイク技術により、雑音の多い環境でも話者の声だけを的確に拾うことができます。また、音楽再生中と同様に、通話中でもノイズキャンセリング機能/ヒアスルー機能/OFFを自動で切り替えるアンビエンスコントロール機能も搭載。

↑2つのマイクで声を集中的に拾うビームフォーミング技術

 

このほか、自分の声をイヤホンを通して聴くことで話しやすくなるサイドトーン機能や、自分の発する声がこもらずに話せるオクルージョンキャンセリング搭載も備えています。

 

ハイレゾ音質にも対応。深紫外線除菌でいつでも清潔

イヤホンはBluetooth ver.5.2に準拠しており、コーデックはSBC/AAC/aptXに対応するほか、最大96kHz/24bitのハイレゾ音源も伝送可能なaptX Adaptive audioもサポートしており、Snapdragon Soundに対応したスマートフォンなどと組み合わせることで高品質なワイヤレスサウンドが楽しめます。

 

また、ソニーの360立体音響技術「360 Reality Audio」認定イヤホンとなっており、同規格に対応した音楽ストリーミングサービスで、立体感のあるサウンドを再現します。さらに、音と映像のズレを抑えゲームや動画視聴に最適な低遅延モードも搭載。Amazon Alexaアプリにも対応しており、音声操作や読み上げ機能を利用できます。

 

連続再生時間はイヤホンのみで最大6時間、充電ケース併用で最大18.5時間。充電時間はイヤホンが約2.5時間、充電ケースが約3.5時間(USB充電時)、約5時間(ワイヤレス充電時)。イヤホンを充電ケースに収納すると、細菌やウイルスを除菌する深紫外線LEDが照射されイヤピースの表面除菌を行い、いつでも清潔に使用できます(充電ケースのふたを閉めたあと照射開始される安全設計)。

↑深紫外線による除菌システムを備えた充電ケース

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

新開発ドライバーで残響や低域も鮮明! final「ZE3000」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、ワイヤレスイヤホン「ZE3000」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ZE3000

独自開発の音質設計で残響や低域も鮮明

【ワイヤレスイヤホン】

2021年12月発売

final

ZE3000

実売価格1万5800円

新開発ドライバーの搭載により超低歪サウンドを実現。一音一音が埋もれず明瞭に聞き分けやすく、残響音までクリーンに拾える。IPX4の生活防水や、再生/停止と通話/終話のタッチ操作など、機能面も充実。

 

↑有線イヤホン設計のノウハウを生かした特徴的な形状。耳に接触するのは3点のみで圧迫感がなく、誰でもフィットしやすい

 

↑抜群の遮音性が好評の、ソフトな着け心地に仕上げたイヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を同梱。SS/S/M/L/LLの5サイズを揃える

 

【ヒットの裏付け】発売3か月時点で年間予想の3倍を販売

独自機構を実装し、従来の完全ワイヤレスイヤホンでは難しかった、低域の調整や自然なボーカルの聴こえを実現。発売3か月で年間販売予想の300%を達成している。

Nothingから新イヤホンが次々と!? ear (1) Stick/ear (2)の噂が浮上

英Nothingが次期ワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1) Stick/Nothing ear (2):どちらも仮称」に関する情報を、リークアカウントのMukul Sharma氏が報告しています。

↑Mukul Sharma/Twitter

 

先日には新型スマートフォン「Nothing Phone(1)」を日本でも発売するなど、破竹の勢いでビジネスを拡大するNothing。同社は2021年にスケルトンデザインを採用した高コスパワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1)」を発売しましたが、すでにケースデザインを縦長に変更した「Nothing ear (1) Stick」のリーク画像も出回っています。

 

Sharma氏によれば、Nothingはすでにヨーロッパとアジア地域にてNothing ear (1) Stick/ear (2)の内部テストを開始している、とのこと。さらに、デジタル製品の認証サイトにも「Nothing B155」「Nothing B157」という2モデルが登録されており、どちらも5Wでの充電が可能だとしています。

 

 

またNothingは公式YouTubeで公開した動画にて、わずか1フレームではありますが、ワイヤレスイヤホンらしきプロダクトをチラ見せしています。このことからも、Nothing ear (1) StickやNothing ear (2)の登場がそう遠くないことを示唆しています。

 

Nothing ear (1)は廉価かつアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載したことで、ヒット製品となりました。次期モデルのNothing ear (2)ではどのようなイノベーションが待っているのか、実に楽しみです。

 

Source: Mukul Sharma/Twitter via 91Mobiles

3COINSのイヤホンや電動ミルは実際どう? 話題の「スリコ家電」実力診断

巷で話題を集めている3COINSのデジタル機器や調理家電、美容家電をピックアップ。バズっているけど機能性や操作性は実際どうなのかをプロに試してもらい、実力診断してもらった!

※こちらは「GetNavi」 2022年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが試しました!

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

白物家電や美容家電の使用感などを雑誌やウェブにて紹介。ユーザー目線を大切にした主婦ならではのレビュー記事に定評がある。

 

テクニカルライター

湯浅顕人さん

デジタル・オーディオ機器のライター。音楽好きなのでイヤホンにはこだわりがある。趣味のアウトドア用品を求めて日々スリコ巡りする。

 

【その1】人気モデルがアップデートしAACコーデック対応で音質アップ!

ワイヤレスステレオイヤホンカナルタイプ

1650円

人気のワイヤレスイヤホンが進化。AACコーデック対応になり、iPhoneやiPadユーザーはより高音質で楽しめる。電池残量を数字で表示するケースにより、イヤホンのバッテリー管理がラクに。イヤホン満充電で4.5時間の再生ができる。

SPEC●Bluetooth:ver.5.0●接続距離:約10m●連続再生時間:約4.5時間(ケース満充電でイヤホンを約2回ぶん充電可能)

 

【プロの実力診断】音楽も通話もできて片耳での使用も可能

「数字でわかるバッテリー容量表示やイヤホン操作、ハンズフリー通話など機能が満載。通話時に片耳だけでも使えるのが魅力です。ボーカルの音がしっかりと聴こえて良い感じでした!」(湯浅さん)

機能性:4.0/5.0

操作性:4.0/5.0

コスパ:3.5/5.0

 

【その2】120灯のLED電球が顔の印象を明るくする

LEDリングライトスマホスタンド

1650円

120個のLED電球で明るさ抜群なリングライト。明るさを10段階に調整でき、光は温かみのある「電球色」、青みをおびた「昼光色」、自然光に近い「温白色」の3種類を用意する。オンラインや自撮り配信など、顔の印象を明るくしたいときに活躍する。

SPEC●消費電力:8〜10W●光束:25lm●LED寿命:約5万時間●連続使用制限時間:約8〜24時間●ライト最高到達温度:約50℃●対応スマホサイズ:幅…約6〜8cm

 

【プロの実力診断】自撮りだけでなく幅広い用途で活用

「明るくムラのない光と、角度調節できる三脚が良い。自撮りのほか、メイクライトや細かい作業時の手元照明など幅広く使えそうです。三脚の高さを調節できないのはちょっと残念」(湯浅さん)

機能性:5.0/5.0

操作性:4.5/5.0

コスパ:5.0/5.0

 

【その3】運動時も安心して使えるネックバンドタイプを採用

ネックタイプワイヤレスイヤホン

1650円

ネックバンド部分を首に掛けて使用。激しく動いてもイヤホンが落ちにくく、安定した装着感を得られる。マイク内蔵でハンズフリー通話も可能。約2〜3時間の充電で約8時間の再生ができる。S/M/Lのカナル型イヤーピースが付属。

SPEC●Bluetooth:Ver.5.0●対応コーデック:SBC●対応プロファイル:A2DP/AVRCP/HSP/HFP●ドライバーユニット:約φ10mm●リモコン操作:ボリューム、再生、曲送り、曲戻し、一時停止、電源オンオフなど

 

【プロの実力診断】超軽量で首が疲れない! 低音もしっかり出る

「約19gと超軽量で首が疲れにくい。イヤピースを磁石で本体に固定でき、一時的に耳から外すときもブラブラしません。低音はしっかり出ますが、ややこもり気味と高音の弱さが惜しいですね」(湯浅さん)

機能性:4.0/5.0

操作性:3.5/5.0

コスパ:3.5/5.0

 

【その4】料理や好みに合わせて粗挽きと細挽きを選べる

電動ミル

880円

調理しながら片手で挽ける電動ミル。底部のつまみを回すだけで粗挽きと細挽きを調節でき、料理や好みに合わせて選びやすい。暗い手元を明るく照らしてくれるライト付きなので、キャンプ時など屋外での調理でも活躍する。結晶塩や胡椒などのスパイス専用だ。

SPEC●電源:アルカリ単3形乾電池4本●電球寿命:約500時間●スパイスの目安:2〜5mm程度●サイズ/質量:約φ52×H223mm/約222g

 

【プロの実力診断】ライトで視認できてかけすぎを防止

「約222gと軽量で、挽き目が選べて880円とは驚きの安さ。一度に出てくる量は少なめですが、ライトで見やすくかけすぎが防げます。サラッとした質感でたまに滑り落ちそうになることも」(田中さん)

機能性:4.0/5.0

操作性:4.0/5.0

コスパ:5.0/5.0

 

【その5】細いブラシが毛穴汚れを掻き出して美しい肌へ導く

フェイスクレンジングブラシ

1100円

洗顔時に肌を撫でるよう動かすだけで、細いブラシが毛穴の奥に入り込んだ汚れや黒ずみを掻き出してキメ細やかな肌を実現。電源ボタンを押すと低速/高速回転を選べる。濡れたブラシを清潔に保てるスタンド付き。

SPEC●防水性能:IPX5●電源:単3型アルカリ乾電池2本●使用時間の目安:各部位20〜30秒、全体で1分〜1分30秒程度●サイズ/質量:約W57×H165×D71mm/約148g

 

【プロの実力診断】数回使用すれば透明感アップも期待

「数回使えば毛穴汚れや角質がスッキリして透明感アップを期待できそう。ただ使いすぎると肌の刺激になるので、泡立てた洗顔料の上から使うか、数日に1回ペースで使うのがオススメです」(田中さん)

機能性:3.0/5.0

操作性:4.0/5.0

コスパ:5.0/5.0

 

※商品は店舗によって販売状況が異なります

駅で電話も不快にさせない、通話性能抜群のテクニクス「EAH-AZ60」

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はテクニクスの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

卓越した音声通話技術によりオンライン会議にも最適

【完全ワイヤレスイヤホン】

テクニクス

EAH-AZ60

実売価格2万8000円

独自の音響構造により臨場感溢れるリアルな高音質を実現。ハイレゾ相当の音声伝送が可能なLDACに対応し、ワイヤレスながらハイレゾ音質を楽しめる。また、自分の声だけをクリアに相手に伝える通話音声処理により快適に通話できる。

 

SPEC●ドライバー:φ8mm密閉ダイナミック型●対応コーデック:LDAC、SBC、AAC●連続再生時間:約7.5時間(NCオフ時)●充電時間:約2時間(本体)/約2.5時間(充電ケース)●防水性能:IPX4●質量:約7g(片耳)

 

私が激推しします!

本誌編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、数多くの新製品を日々チェックしている。

 

AV機器の記事を担当する本誌編集長の川内は、完全ワイヤレスイヤホンをパワープッシュ。

 

「私の激推しはテクニクスのEAH-AZ60。このモデル最大のウリは、卓越した通話性能です。左右合計8つのマイクと独自の『JustMyVoice』プロセッサーにより、周囲のノイズと発話者の声を拾い上げて自動で解析。最適な処理をすることで、クリアな声をしっかり届けられます。駅のホームにいる際に電話がかかってきたり、カフェからビデオ会議に参加したりしたときなども、相手に不快な思いをさせずに済みます。また、マルチポイントに対応しており、例えばスマホとノートPCに同時接続が可能。移動中などはスマホで音楽を聴いていても、すぐにデバイスを切り替えてオンライン会議に参加することができ、文字通りマルチに使えます。イマドキのワイヤレスイヤホンは、オーディオ用だけでなくビジネス用としてもシームレスに使えることが重要なポイントになりますが、その点もバッチリです」

 

肝心の音質面も抜かりはない。

 

「オーディオ性能も価格以上に高いですね。特に低音の表現が豊かで、解像感もバツグン。ノイズキャンセリングの精度も高いので、どこでも音楽の世界に浸れます」

 

↑ビームフォーミングや音声解析などの技術を組み合わせた「JustMyVoice」テクノロジーを搭載。通話音声をはっきりと伝達できる

 

↑片耳4つ(合計8つ)のマイクを搭載。音声解析を1秒間に1万5000回以上行い、発話者の声だけを高精度に検出する

 

↑アプリ「Technics Audio Connect」のUIを一新。ノイズキャンセリングなど機能別に分類され、目的の機能を選びやすくなった

 

身近になった開放型ヘッドホンスピーカーライクな音を味わえる!

オーディオテクニカ

ATH-HL7BT

実売価格1万9800円

オーディオビギナーにはハードルが高かった開放型ヘッドホンが、ワイヤレス化&リーズナブルな価格設定によって身近な存在に。開放型ならではの自然な音の鳴りや余韻が手軽に楽しめる。

↑オーバーヘッドながら220gと軽量。2層構造のイヤーパッドにより、最適な音響空間と高い装着性を実現した

ソニー、穴があいてないほうのイヤホン「LinkBuds S」を発表! ノイキャン搭載の狙いとは?

ソニーが新しい完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」を発表しました。春に発売されて話題となった“穴の空いたイヤホン”、LinkBuds(リンクバッズ)も販売を継続。2機種によるシリーズに発展しました。今度は穴のないデザインになったLinkBuds Sの特徴と、本機が開発された背景を新製品発表会から取材レポートします。

 

↑穴のあいていない密閉型ハウジングを採用する「LinkBuds S」

 

ソニーのセンシング技術を満載したワイヤレスイヤホン

今春に登場したLinkBudsは、耳に挿入する本体の中心に穴があいているデザインとして、耳を塞がず自然に外音が取り込める使用感を特徴としています。ソニーストアの販売価格は2万3100円(税込)です。

↑LinkBuds

 

シリーズに新しく追加されるLinkBuds Sは、本体色がブラック/ホワイト/エクリュ(ベージュ系)の3種類。価格はオープンですが、2万6000円前後での販売が予想されます。

↑LinkBuds Sに追加された新色「エクリュ」

 

型名の「S」にはSilence/Superior Sound/Seamlessなどの意味合いが込められています。LinkBudsとの主な違いは、本体ハウジングを穴の空いていない密閉構造として、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したことです。外音取り込み機能も付いています。

 

イヤホンに内蔵するセンサーにより、ソニーのアプリ「Locatone(ロケトーン)」などのコンテンツを再生した時に、ユーザーの頭の動きに対して音の定位をコントロールするヘッドトラッキングに対応します。

 

また、座った状態から立ち上がって歩き出すといったユーザーの「行動の変わり目」をセンシングして、スマホを触らずに各機能を切り替えられるスマート機能もLinkBuds Sから搭載します。本機能を活用するための「Auto Play」アプリはAndroid版から配信を開始。続いてiOS版にも展開予定です。

 

ほかにも上位の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」などが対応する、ユーザーの行動パターンをペアリング中のスマホで判別、イヤホンの外音取り込みやノイズキャンセリングのパターンを自動で切り換える「アダプティブサウンドコントロール」にLinkBuds Sも対応します。

↑Sony Headphones ConnectアプリからLinkBuds Sの各機能を設定します

 

筆者もLinkBuds Sの実機を試しました。イヤホンは片耳の質量が約4.8g。ソニーのANC機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンの中で最小・最軽量サイズで、とても軽いです。装着した時に本体が耳から飛び出て見えないようにデザインも良いと思います。

 

ケースもコンパクトで軽いので、ふだんから持ち歩く荷物を最小限にしたい人に最適なワイヤレスイヤホンです。充電ケースを合わせると最大20時間のリスニングができますが、イヤホン単体での連続再生はANCオン時約6時間、オフ時は約9時間。LinkBudsの「1日中身に着けて使えるイヤホン」というコンセプトを実行すると、若干スタミナが心配な感じもします。

 

音質・ノイキャン性能の実力は?

筆者がLinkBuds Sについて気になった「音質」「ANCと外音取り込み」「デザイン」についてファーストインプレッションを報告します。

 

LDACに対応するソニーのXperiaにペアリングして聴くと、解像度の高い濃厚なサウンドが楽しめます。上位モデルのWF-1000XM4に比べると低音の量感が落ち着いて、音色はややフラットであっさりとしています。全体にナチュラルバランスなので、BGM的に音楽を長くゆったりと聴いていたい時にはLinkBuds Sは最適な選択肢といえそうです。

↑密閉型ハウジングにANC機能を載せて、イヤーピースによる耳栓効果も得られるため、かなり静かな環境で音楽リスニングが楽しめます

 

ノイズキャンセリング性能は、環境ノイズがしっかりと消音される印象です。消音性能はWF-1000XM4の方が高いそうですが、「LinkBuds Sは飛行機の中など大きな騒音に囲まれる場所でも十分に高い消音効果が得られた」と、発表会に登壇したナイアンテックの代表取締役社長 村井説人氏がコメントしていました。

 

本体が密閉型構造であり、付属するシリコンイヤーピースによるパッシブな耳栓効果も十分にあります。イヤホン本体がコンパクトなので、耳の小さい方も安定したフィット感が得られると思います。アプリに搭載されている「イヤーピース測定機能」で、耳に合うイヤーピースのサイズを選んで正しく身に着けるとよいでしょう。

 

LinkBuds SにはWF-1000XM4と同じソニー独自の「V1」プロセッサーが乗っているので、ノイズキャンセリングと外音取り込みのバランスを環境に合わせて最適化したり、風切りノイズの低減機能などがスマートに動作します。

 

外音取り込み機能については、穴が空いている元祖LinkBudsのリスニング感に近づけられるよう「外音の取り込み量を増やしている」とソニーは説明しています。確かにLinkBuds Sを身に着けて音楽を再生してみると、従来のソニーのイヤホンに比べてやや多めに外音がきこえる感じはします。でもやはり「外音の中で音楽がしっかりときこえる」ようなLinkBudsのリスニング感とは正反対です。LinkBud Sにとっての主はやはり「コンテンツの音」です。

 

本機を試した時点で「Sony Headphones Connect」アプリが連動していなかったため、すべての機能を正確に試せていません。音質やノイキャン性能については、またあらためてしっかりとレポートします。

 

外観のデザインはやはり元祖LinkBudsに大きなインパクトがあったので、比べるとLinkBuds Sはやや大人しい印象を受けてしまいます。本体、ケースともに飾り気を極力排しているので、ややもするとソニーのイヤホンであることも遠目にはわかりづらいかもしれません。LinkBuds Sにはイヤホンを装着しているこめかみのあたりを指でタップして操作する「ワイドエリアタップ」の機能もありません。

 

元祖LinkBudsに革新性を感じた方々は、新しいLinkBuds Sを見て、「案外ふつうのワイヤレスイヤホンじゃんか」と感じるかもしれません。本機の企画・開発に携わったソニーのスタッフは、LinkBuds Sにどんな思いを込めたのでしょうか?

 

未来を見据えて密閉型・ノイキャン搭載としたLinkBuds S

LinkBudsシリーズの商品企画を統括するソニーの伊藤博史氏は「LinkBudsをより多くの方々に、様々な場面で色々なコンテンツを楽んでもらいたいと考えてノイズキャンセリング機能を搭載した」として、“穴の空いていないLinkBuds”のコンセプトを説明しています。

↑ソニーがLinkBuds Sの記者発表会を開催しました

 

LinkBuds Sのように密閉型構造を採用し、アクティブノイズキャンセリング機能を載せた完全ワイヤレスイヤホンは既に多くのメーカーが発売しています。ソニーの伊藤氏は、WF-1000XM4を含むほかの製品と比べた際のLinkBuds Sの魅力は「常時身に着けて“ながら聴き”を楽しみやすいコンパクトなサイズと軽さ」であるとも語っています。

 

完全開放型の元祖LinkBudsは、騒々しい環境で使うと確かに音が聴きづらく感じられることがあります。音楽をBGM的に楽しむのであれば良いのですが、映画やゲームのセリフ、ハンズフリー通話など「人の声」の輪郭がつかみにくくなるため、コンテンツによっては遮音性の高いイヤホンを選びたくなります。

 

筆者はLinkBuds Sにも搭載された「センシング機能」が、近い将来に本機の個性を輝かせるカギを握っていると考えます。ソニーはナイアンテックのARゲームプラットフォームである「LIGHTSHIP」に参加して、独自のARエンターテインメントコンテンツを提供することを発表しています。

↑ナイアンテックのゲーム「INGRESS」は今年の夏にLinkBudsのヘッドトラッキング機能を使って楽しめるようになります

 

↑ソニーもいま、LIGHTSHIPのARゲームプラットフォームに向けて独自のコンテンツを開発しています

 

LinkBuds Sの発表会ではLinkBuds Sのヘッドトラッキング技術や、ソニー独自の立体音楽体験360 Reality Audioを合わせて活かしたARゲームコンテンツを体験しました。ゲームなどのコンテンツに没入して楽しむ際にノイズキャンセリングをオンにして、屋外で歩きながら音楽を聴きたい時には外音取り込み機能に素速くスイッチすることを選べるLinkBudsはきっと重宝すると思います。

 

ソニーは前述のARアプリ「Locatone」により、音で楽しむAR体験を積極的に発信しています。今年の夏に向けて、アプリ上に一般のクリエイターが制作したコンテンツをアップできるように「Locatone Creator」ツールを公開し、さらに公募による「Locatone Creator Contest 2022」を実施するそうです。LinkBudsシリーズを使って様々な没入型コンテンツが楽しめるようになると、開放型とノイキャン付き、ふたつのLinkBudsが両方ともほしくなりそうです。

↑Locatoneのコンテンツを簡単に制作できるPC用ツール「Locatone Creator」。リリース当初はエントリー制でユーザーを募ります

 

↑Locatoneに対応する音のARエンターテインメントを募集するコンテストも実施。6月15日に詳細が発表されます

 

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小さくてもノイキャン&ハイレゾ。ソニー「LinkBuds S」は全部入りな無線イヤホン

ソニーはノイズキャンセリング機能とハイレゾ再生に対応したワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」を発表しました。

↑ソニーのLinkBuds S

 

ワイヤレスヘッドホンとしては、ハイエンド製品の「WF-1000XM4」などで知られるソニー。また今年発表された「LinkBuds」は、ドーナッツ型の本体形状を採用した開放型ワイヤレスイヤホンとして、話題を集めました。

 

 

LinkBuds SはLinkBudsとは異なり、耳を塞ぐカナル型の密閉型ワイヤレスイヤホン。「ノイズキャンセリングとハイレゾ対応で世界最小・最軽量」をうたうように、コンパクトな本体形状が特徴となっています。またイヤホン本体と耳の接触面を増やした「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」により、装着感も向上しています。

 

本体には「統合プロセッサーV1」を搭載し、高いノイズキャンセリング性能を実現。一方で積極的に周囲の音を取り込み安全性を確保する「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」も採用しています。さらにユーザーの使用環境に応じて、ノイズキャンセリングと外音取り込みを自動で切り替える「アダプティブサウンドコントロール」も利用可能です。

 

再生方式としてはLDACに対応することで、ハイレゾ再生を実現。「DSEE Extreme」によりiPhoneでもAndroidでも、圧縮音源をハイレゾ相当の高音質で楽しむことが可能です。

 

LinkBuds Sのソニーストアでの価格は2万6400円で、6月3日の発売を予定しています。ノイズキャンセリング機能に対応したワイヤレスイヤホンといえば米アップルの「AirPods Pro」が代表的ですが、より廉価に購入できるコンパクトなLinkBuds Sはその強力なライバルとなりそうです。

 

Source: ソニー

これはかわいい! アクセサリー感覚で身につけたくなる、ハート型ワイヤレスイヤホン「HeartBuds」

ソフトバンクは、SB C&Sとの共同企画として「SoftBank SELECTION(ソフトバンクセレクション)」ブランドから、アクセサリーのようなハート型の完全ワイヤレスイヤホン「HeartBuds(ハートバッズ)」を発売します。

 

同製品は、「可愛いワタシでいたい」をキーメッセージに、アクセサリー感覚で身につけられるハート型のワイヤレスイヤホン。誰が見ても可愛いと思うようなフォルムやカラーリングにこだわり、耳元につけるだけ、持っているだけで心が弾むようなハート型のデザインに仕上げています。

 

イヤーピースはL、M、S、XS、XXSの、5サイズのオリジナルイヤーピースを同梱し、フィット感も追求。

 

周囲の音を取り込む外音取り込み機能を搭載。ON/OFFの切り替えが可能で、イヤホンを着けたままでも自然な会話ができます。

 

イヤホンはIPX4の防水性能。わずか10分間の充電で、約1.5時間再生可能な「Fast Charge(急速充電)」を搭載しています。

 

税込価格は1万3536円。カラーバリエーションは、RedとPinkの2種類。生活雑貨専門店ロフト、ロフトネットストア、フェリシモ「OSYAIRO(おしゃいろ)」のオンラインショップでは、6月初旬以降の発売。ソフトバンクショップでは、6月中旬以降の発売となります。

もう“うどん”とは呼ばせない。「AirPodsPro 2」はステムレス化やロスレス対応で過去最大の革新との噂

アップルの次期ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 2(仮)」は以前から噂されており、今年後半に発売されるのは確実と見られています。その仕様につき様々な憶測が飛びかうなか、ここ数年で「最大の技術革新」となり、高品質な音楽を再生できるロスレス再生に対応するとの予想が報じられています。

 

このウワサの発信源は、有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)LeaksApplePro氏です。それによればAirPods Pro 2は初代モデルの登場以来「ワイヤレスイヤホンにおける最大の革新」になるとのことです。デザインはステムレス、つまり持ち手部分の軸がなくなり、最先端のノイズキャンセリング機能を搭載。さらに「新しいコーデックのおかげでロスレスオーディオ対応」と述べられています。

 

まずAirPodsPro 2がステムレスになるのは、1年以上も前から米Bloombergが伝えていたことです。また有名アナリストMing-Chi Kuo氏も、ロスレス音源の再生をサポートすると述べていました

 

現在のAirPodsシリーズ(最高級モデルAirPods Maxを含め)ロスレス再生に対応していないのは、アップル独自規格Apple AAC Bluetoothコーデックの制限によりますが、限界を突破するためのハードウェア技術が持ち込まれるのかもしれません。

 

また(充電ケースの)LightningポートがUSB-Cに替えられるかもしれないとのことです。アップルがゆくゆくはiPhoneやAirPodsなどをUSB-Cに移行することは、Bloombergも予想しつつも「2023年以降」とされており、こちらの可能性は高くないとも思われます。

 

ほかLeaksApplePro氏の気になる予想は、AirPods Pro 2が現行のAirPods Proよりも値上げになるかもしれないということです。AirPodsProが249ドル(アップル公式ストアでの設定)に対して、299ドルになる可能性があるとのこと。

 

この価格が本当であれば、5月現在の日本円に換算すれば約4万円にものぼります。競合他社のワイヤレスイヤホンよりも割高な感もあり、厳しい競争を強いられるのかもしれません。

Source:iDropNews
via:Tom’s Guide

AirPods Proより充電が早い? 「Pixel Buds Pro」のワイヤレス充電スペックが掲載される

 

米グーグルの新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」について、ワイヤレス充電速度の詳細に関する情報が認証サイトに掲載されています。

 

Pixel Buds Proは先日に開催された開発者向け会議「Google I/O」にて発表された、完全ワイヤレスイヤホンです。前モデルよりもオーディオ/通話機能を進化させただけでなく、アクティブノイズキャンセリング(ANC)にも対応。音声アシスタント「Google アシスタント」への対応も特徴です。

 

そしてワイヤレス充電関連の認証機関となるWireless Power Consortiumに掲載された情報によれば、Pixel Buds Proでは2.5Wの「Qi(チー)」によるワイヤレス充電が可能だと掲載されています。これは、グーグルがこれまで販売していたワイヤレスイヤホン「Pixel Buds(第2世代)」とも同じスペックです。

 

一方で他社のワイヤレスイヤホンと比較してみると、例えば米アップルの「AirPods Pro」は最大1.7Wでの充電速度となっており、Pixel Buds Proのほうが高速であることがわかります。しかしソニーの「WF-1000XM4」などでは5Wのワイヤレス充電を実現しており、業界最速というわけではないようです。

 

Pixel Buds Proではノイズキャンセリングをオンにした場合、イヤホンのみで最大7時間、ケース込みで最大20時間の音楽再生時間を実現しています。またそのケース自体のワイヤレス充電速度も、十分なレベルを達成しているようです。

 

Source: Wireless Power Consortium via 9to5Google

無線イヤホン購入はちょい待て!? グーグルから「Pixel Buds Pro」がすぐ登場するかも

米グーグルから次期ワイヤレススマートフォン「Pixel Buds Pro(仮称)」が近日中にも発表されるとの情報を、著名リークアカウントのJon Prosser氏が伝えています。

↑Yasin Hasan / Shutterstock.com

 

グーグルはワイヤレスイヤホン製品として2017年に「Pixel Buds(初代)」、2020年に「Pixel Buds(第2世代)」、そして2021年に廉価版となる「Pixel Buds A-Series」を発表しています。どのモデルでも音声アシスタント「Google アシスタント」との連携を特徴としている一方、ノイズキャンセリングなどの高度なオーディオ機能は搭載されていません。

 

 

今回Jon Prosser氏はツイートにて、Pixel Buds Proが近日中に登場すると指摘。さらに、リアル・レッド、カーボン、リモンチェッロ、フォグの4色が登場すると、詳細な情報にも言及しているのです。

 

現時点ではPixel Buds Proのスペックなどは判明していませんが、「Pro」という名称がつくことから、ハイエンド向けの製品となることが予測されます。例えば米アップルの「AirPods Pro」はノイズキャンセリング機能が特徴となっており、Pixel Buds Proでも同様の機能が採用される可能性があります。また、Google アシスタントとの連携もさらに強化されることでしょう。

 

グーグルは5月11日から開発者向け会議「Google I/O」の開催を予定しており、今回のPixel Buds Proは同イベントでの発表が期待されます。AirPodsシリーズが大きなシェアを占めるワイヤレスイヤホン市場ですが、グーグルの新製品がどのような対抗軸を打ち出すのかに注目です。

 

Source: Jon Prosser / Twitter via

体からのノイズを軽減できるワイヤレスイヤホン「Sport True Wireless」がゼンハイザーから登場

独ゼンハイザーは、体内や運動から発生するノイズを軽減できるワイヤレスイヤホン「Sport True Wireless」を国内外にて発表しました。

↑ゼンハイザーより

 

高音質なオーディオブランドとして知られるゼンハイザーですが、ワイヤレスイヤホンとしては現在、高音質な上位モデルの「MOMENTUM」シリーズと、普及価格帯の「CX」シリーズをラインナップしています。

 

Sport True Wirelessはスポーツでの利用を想定したワイヤレスイヤホンで、その特徴は「Aware」モードを搭載したこと。これにより心臓の音や足音などを軽減し、ランニングなどにさらに集中することが可能となります。

 

本体には7mmのダイナミックドライバーを搭載。「歪みのない完全な低音と、優れた透明感」を提供するとしています。またイヤホンはIP54の防塵・防水に対応しており、水しぶきなどに耐えることが可能。SBC、AAC、aptXなどのオーディオコーデックに対応し、Bluetooth 5.2にてさまざまなデバイスに接続できます。イヤホンは満充電状態では最大9時間の利用が可能で、ケース込みだと最大18時間の駆動が可能です。

 

本体にはオープンタイプとクローズタイプの2種類のイヤーアダプタが付属。これとアプリを組み合わせることで、スポーツシーンにあわせて周囲の音の取り込み方を調整できる「アダプタブルアコースティック」にも対応しています。

 

スマートフォンアプリからは、カスタムイコライザーのプリセットを作成可能。イヤーアダプタは3サイズ、フィンは4種類用意されているので、最適なフィッティングを見つけることができます。

 

Sport True Wirelessの価格は1万9250円で、発売日は5月12日。朝や夕暮れでも外出が苦にならなくなってきた昨今、ランからエクササイズまで活躍してくれそうなワイヤレスイヤホンといえるでしょう。

 

Source: ゼンハイザー

ROGからついに完全ワイヤレス登場! 対戦型ゲーム用の機能も搭載したゲーミングイヤホン「ROG CETRA TRUE WIRELESS」

ASUS JAPANは、ゲーミングブランドROGから、完全ワイヤレスの対戦型ゲーム向けインイヤーイヤホン「ROG CETRA TRUE WIRELESS」を、4月22日に発売予定です。市場想定価格は1万4480円。

 

同製品は、音声と映像の同期性を高める、対戦型ゲームのためのゲームモードを搭載。シンプルなクイックタッチコントロールにより、ゲーム中の迅速な調整が可能です。

 

ハイブリッドANCテクノロジーで、ヘッドフォンの内側と外側からのノイズを検知して、フィルタリングします。

 

ANCをオフにすると、1回の充電で最大5.5時間の使用が可能で、充電ケースを使えばさらに最大21.5時間まで延長でき、最大27時間使用できます。急速充電技術も搭載しており、10分の充電で最大1.5時間の使用が可能です。ケースはワイヤレス充電にも対応しています。

耳掛け式だから激しい動きでも大丈夫! IPX8防水認定スポーツイヤホン「MoveBuds H1」

サウザンドショアスは、「Tribit(トリビット)」ブランドから、耳掛け構造・IPX8防水の、スポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン「MoveBuds H1(ムーブバッズ・エイチワン)」を、Amazonで発売しました。税込価格は8790円。

 

同製品は、耳に掛けるフック部とイヤホン部を一体化し、ランニングなどの激しい運動でも外れにくい耳掛け構造を採用。イヤホン本体は水深1m/30分の水没に耐えられるIPX8レベルの防水保護構造で、雨や汗に耐えられるだけでなく、プールなどの水辺でも使用できます。

 

ドライバーは、低音域の迫力を重視し、大口径13mmダイナミックドライバーを採用しています。Bluetooth SoCにはQualcomm QCC3040を採用し、左右同時伝送技術「TrueWireless Mirroring」により音途切れを抑え、高音質コーデックaptXをサポートします。

 

再生中の音楽にあわせ電流・電圧を最適化する独自技術「RunStretch」を搭載し、イヤホン単体で15時間連続再生が可能。充電ケースを含めれば最大65時間の連続再生ができます。

 

超小型内蔵マイクで周囲を集音、再生中の音楽とミックスして耳に届ける「外音取り込み機能」に対応。装着中に突然話しかけられたときなども、イヤホンを耳から外すことなく対応でき、自分の声がこもって聞こえることもありません。

 

イヤホンに片側2基、計4基の高性能MEMSマイクを搭載。通話中のノイズを抑制しフィードバックエコーを減らすQualcommの「cVc 8.0」に対応し、環境ノイズを最大90%低減できるので、自分の声をクリアに相手へ届けます。

 

イヤーピースはS・M・Lの3サイズを用意。素材には銀イオン配合の抗菌シリコンを採用しています。

ハイブリッドANCに対応! トータル60時間再生のバッテリー搭載……「Creative Outlier Pro」

Creative Technology Ltdの日本法人のクリエイティブメディアは、完全ワイヤレスイヤホン「Outlier」シリーズの新モデル「Creative Outlier Pro」を、同社直販オンラインストア「クリエイティブストア」にて発売しました。税込価格は9799円。

 

同製品は、新たにフィードフォワード&フィードバック方式を組み合わせたハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応、ノイズを抑える精度がアップしています。前モデルの「Outlier Air V3」同様、アンビエント モードも備えており、外音取り込み機能とあわせて、より良いリスニング環境をつくります。イヤホンドライバーも10mmのグラフェンコートドライバーにサイズアップ。

最大約15時間の連続再生ができ、ワイヤレス充電にも対応する充電ケースは最大45時間分のバッテリーを搭載し、トータルで最大約60時間の再生が可能です。

 

スマートフォン用の「Creative アプリ」にも対応し、ANCや外音取り込みの切り替え/レベル調節のほか、イコライザーでの音質調整や低遅延モードへの切り替えも可能で、オーディオレイテンシーを半減させる事が可能です。

 

Bluetooth 5.2に対応。HFPプロファイルによる音声通話にも対応しています。アプリでのカスタマイズも可能なタッチ コントロールによって再生や通話応答の操作、SiriやGoogle アシスタントの呼び出しなどが行えます。本体はIPX5相当の防滴性能を備えており、トレーニングやフィットネスなどの運動時や、屋外など水しぶきがかかるようなシーンでも使用できます。

 

4月6日23時59分まで、「登場記念 お試しプライス」として、同製品が3000円オフの6799円となっています。同期間中は前モデルのOutlier Air V3も、「登場記念 5% OFF クーポン特価」の4731円と、クーポンの利用でお得に購入できます。クーポンコードは「JPTWSV33」。

ノイキャン&低遅延機能でマルチメディアに楽しめる! GLIDiC「TW-6100」をだいせんせいがレビュー

2021年末に発表された「ポタ-1グランプリ2021」で審査員特別賞を受賞したTW-6100は、お手頃な価格ながら作り込まれた高品質な完全ワイヤレスイヤホンに定評のあるGLIDiCの最新モデル。様々な機能を搭載しつつ、実売価格1万円を切るという価格設定が魅力的な製品です。どのような仕上がりになっているのか、さっそくチェックしていきましょう!

↑GLIDiC TW-6100(ブルー)

 

↑カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色展開

 

まず注目したいのは、低価格ながらハイブリッド方式のANC(アクティブノイズキャンセリング)外音取り込み機能を搭載していること。近年の完全ワイヤレスイヤホンでは少しずつ主流になりつつある機能ですが、この価格帯で搭載されているのはなかなか珍しいのではないでしょうか。

↑左右のイヤホンにそれぞれ2つずつANC用のマイクを備えています

 

正直、試す前は「とりあえず搭載したって感じかな……」なんて思っていましたが、いざ試してみるとどちらも非常に優秀! ANC機能は電車の走行音や街中の騒音なども全体的にグッと抑えてくれるほど強力なので、騒がしい場所でも快適に音楽や通話を楽しむことができます。

 

外音取り込み機能も自然かつ聞き取りやすく、装着したままでも問題なく会話ができました。L側のボタンを1回押すごとに「ANC→外音取り込み→OFF」と切り替わるので、切り替えたいときにパッと切り替えられるのも使い勝手が良いですね。

 

ちなみに、ボタンは物理ボタンでイヤホン側面の上部に配置されています。ボタンの場所を指で探ることなくすぐにアクセスできますし、手袋などをしていても操作しやすいサイズ感で便利です。

↑ボタンは上部に配置。大型で装着したままでも押しやすい

 

続いて、やはり昨今で気になるのは通話性能。TW-6100には左右にそれぞれ2個ずつマイクを搭載していることに加え、喋る時に自分の声以外の騒音を抑えて聞き取りやすくしてくれる「ノイズリダクション」機能も搭載されています! 急なオンライン会議が入ってしまった時でも、カフェや共有スペースでの使用や、屋外を歩きながらの使用など、幅広いロケーションで活躍してくれます。私はDiscordなどのツールで友人と通話を楽しんだりすることが多いのですが、そうして自宅でのんびり通話しながら過ごす時にもピッタリ。おうち時間が多い方は、ヘッドセット代わりに使うのも良いでしょう。

 

また、個人的にイチオシなのが優れたフィット感! TW-6100では、イヤホン本体の形状をカスタムイヤホンメーカー「カナルワークス」が監修しています。一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは異なり、イヤモニのような形状で耳へ心地よく収まります。単に装着しやすいというだけでなく、着脱時にも指でつまみやすく、不意に落としてしまうような心配も少ないのが嬉しいポイント。本体そのものもコンパクトで軽いため、女性や耳の小さな方でもしっかりフィットしてくれそう。着けていて疲れにくいのも良いところです。

↑カナルワークス監修の耳にフィットする形状

 

イヤホン本体はIPX5の防水性能も備えており、運動時の汗や急な雨も平気。汚れが気になった時には、そのまま水洗いすることもできちゃいます。イヤホンとケースは除菌シートなどで拭き取ることもできるので、外出時に使用したあとでも清潔に保つことができます。肌に身につけて使うアイテムだからこそ、こうした仕様はありがたいですよね。

 

充電ケースはつるりと丸みを帯びた細長い形状で、衣服のポケットや小さなカバンにも収納できます。こちらも手のひらに収まるようなコンパクトなサイズ感。10分の充電で約2.5時間再生できる「Fast Charge」機能も搭載しているため、ウッカリ充電を忘れてしまった時でもすぐに使うことができます。ちなみに、イヤホン単体では約10時間、充電ケース込で約35時間の音楽再生ができるため、使用シーンが多い方にもオススメです。

↑急速充電の「Fast Charge」機能にも対応した充電ケース

 

そして、ちょっとユニークなのはスマートトラッカー「Tile」が内蔵されていること。万が一イヤホンを失くしてしまっても、スマホアプリを使うことで簡単に探すことができます。左右のイヤホンそれぞれに内蔵されているので、片側だけ落としてしまうようなことがあっても安心です。

↑Tile内蔵でイヤホンを探すことが可能

 

ストレスフリーな装着感とバランスの取れたサウンド

それでは最後に、実際に使ってみたレビューをお届け。使い始めて最初に驚くのは、先述の通りの装着感の良さ。完全ワイヤレスイヤホンは屋内外の様々な場所で使うからこそ、耳に着けている時に不安定だと思っている以上にストレスにつながります。社外製のイヤーピースなどは試していませんが、デフォルトでも耳にスッと馴染むフィット感は、「どのイヤホンも合わないんだよなあ」とお悩みの方にもお試しいただきたい完成度! カナルワークス監修ならではの納得の完成度です。

 

音質としては中低域を中心に厚みとリバーブを感じるやや迫力のあるものながら、アタックが強すぎずなめらかな響き方で、しっかりした聴き応えと疲れにくさを両立したような音作りに。ANCをONにすれば楽曲に没入できますし、外音取り込みをONにしても埋もれにくいバランスで外音と一緒に楽しめます。

 

動画再生やゲームプレイに最適な低遅延モードも備えているので、音楽再生だけでなく幅広い用途で活躍してくれます。マルチメディアに楽しめるスマートフォンとの組み合わせにピッタリなイヤホンといえるでしょう。 諸々の多機能性も含め、これだけの仕上がりで1万円切りというのは見事。自分用にも他人へのオススメ用にも、まず候補に挙げたいモデルです。

 

多機能なのに高コスパ! Amazonが手がける完全ワイヤレス「Echo Buds」の実力をチェック

AmazonからAIアシスタントAlexaを搭載する左右独立型完全ワイヤレスイヤホン「Amazon Echo Buds」が発売されました。1万円台前半で購入できるアクティブノイズキャンセリング(ANC)付き完全ワイヤレスイヤホンの“お得度”を1週間に渡って体験してみましたので、その性能をレポートします。

 

日本初登場の第2世代「Echo Buds」

AmazonのEcho Budsは第2世代目の製品ですが、初代機が日本で発売されなかったため日本にはパワーアップした新製品が初めて上陸する運びになりました。

↑第2世代のAmazon Echo Budsが発売されました

 

環境ノイズを低減するANC機能が初代機よりも強化されたこと、本体が約20%小型化したこと、価格がさらに手頃になったことが第2世代機の魅力として挙げられます。

 

初代機はワイヤレスチャージ機能を持たない充電ケースでありながら、米国では129.99ドル(約1.5万円)で発売されました。第2世代のEcho Budsはワイヤレス充電ケース付きのモデルが税込1万4980円、USB(有線)充電ケース付きのモデルは税込1万2980円となります。

↑本体に付属するUSB-C充電ケーブルとシリコン製のイヤーチップ、ウィングチップ

 

筆者は年間に多くのワイヤレスイヤホンを取材・試聴していますが、ANC付きでAIアシスタントも搭載するEcho Budsは、同価格帯のライバルと並べてみてもかなりコスパがよいイヤホンだと思います。

 

シンプルなデザイン。多機能なAlexaアプリ

続いて各箇所のインプレッションを報告していきます。デザインは心地よくシンプルにまとめた印象で、イヤホン、充電ケースは他社製品に比べて突出したレベルではないものの、軽くコンパクトでポータビリティは合格点。

 

タッチセンサーリモコンを搭載する本体側面にアマゾンのスマイルロゴが配置されています。ひと目でEcho Budsとわかる外観は個性的だと思いますが、筆者はちょっと生活家電っぽい感じがしてしまいました。

 

イヤホンの形状はとてもオーソドックスです。筆者は問題なく装着できましたが、耳穴の小さい方はハウジングの内側が耳に少し当たる感覚があるかもしれません。イヤーチップのサイズを合わせたり、ウィングチップで装着感を調整するとよいでしょう。Alexaアプリには、ユーザーの耳に合ったイヤーチップ等を付けて最適なフィットが得られているかを確認できるフィットテストツールも用意されています。装着に不安のある方はそちらを活用しましょう。

↑ウィングチップを装着すると耳に本体があたる感覚が和らぎます

 

↑Alexaアプリのフィットテストツール

 

Echo BudsはAlexaアプリを起動しなくても音楽を聴いたり、ハンズフリー通話を行ったりすることができるイヤホンですが、アプリがあれば本体設定などがより細かく行えます。例えば音声操作に対応するAIアシスタントAlexaのセットアップや、イコライザーによる音質のカスタマイズなど、手頃な価格の割に多彩な機能が充実していると思います。Echo Budsを選ぶのであれば、購入前にAmazonアカウントを作ってアプリを使う準備を整えておくべきです。

 

イコライザーで好みのバランスに追い込める

音質を確かめるため、Google Pixel 6 Proに接続してサウンドをチェックしました。Echo Budsが対応するBluetoothオーディオのコーデックはベーシックなAACとSBCです。

↑Amazon Echo Budsのサウンドをチェックしました

 

Echo Budsの音質はやや中低音域が厚めな印象。特に低音は温かみがあり、スムーズな押し出し感が心地よく感じられました。アップテンポなジャズやEDMの楽曲を聴くと、ゆったりと安定したベースラインの魅力を実感できます。ピアノの温かいメロディ、ボーカルの甘い香りが漂うような余韻も楽しく聴けました。

 

Netflixで映画やアニメも視聴してみましたが、声が伸びやかで聴きやすく、効果音もパンチが効いています。音楽だけでなく動画鑑賞でも迫力あるリスニングが楽しめるイヤホンといえるでしょう。

 

一方で、全般に高音域の抜け感にもう少し余裕があれば、声の繊細なニュアンスの変化や空間の広がりがつかみやすく感じられるようにも思います。イコライザーを使って調整すると、多少中高音域に広がりが感じられるようになるので、コンテンツに合わせてイコライザーを積極的に使うのもオススメです。

 

強力なANC機能は上手に使い分けたい

ANCとアンビエントサウンド(外音取り込み)は、どちらも効果が分かりやすく、はっきりと感じられます。

 

機能の切り替えはイヤホンのタッチセンサーリモコン、またはアプリから操作できます。本体リモコンの場合、デフォルトはセンサーの「長押し」で切り替える仕様です。少し長めにタッチしないとモードが切り替わらない操作感に最初は戸惑いました。またモードが切り替わる最中にボイスプロンプトが鳴り、代わりにコンテンツの音声が消えます。その間にコンテンツは停止せずに先に進むので、リスニングに空白が生まれる感じも慣れません。アプリから操作すると音楽再生を止めることなく、またボイスプロンプトも鳴らさず静かに切り替えられます。

 

ANCはすべての帯域にまんべんなくよく効き、環境ノイズを強力に消してくれます。筆者はその耳栓効果が少し強めに感じたので、ANCレベルの強弱をコントロールしたいと感じることもありましたが、残念ながらEcho Budsにはその機能がありません。イヤーピースによるパッシブな遮音効果も高いイヤホンなので、静かな場所ではアプリから「外音コントロールをオフにする」を選んで、ANC機能を切って使うのもアリだと思います。

 

アンビエントサウンドは全5段階で外音取り込みの強弱を調整できます。機能をオンにするとややマイクに由来するノイズ感が気になりますが、代わりに外音はよく取り込まれます。屋外を移動しながら本機を使う場面では積極的に使うべき機能だと思います。

 

Echo BudsでAlexaを活用しよう

Echo BudsはAlexa連携がとてもスムーズにできるイヤホンです。モバイルのAlexaアプリからAIアシスタントの初期セットアップが簡単に行えるので、本機を買ったらAlexaを使わない手はありません。

 

Alexaアプリから設定すると、イヤホンのリモコンを操作しなくてもハンズフリーの状態から「アレクサ」と発話してスムーズにコマンドを受け付けます。Alexaが起動したことを知らせるチャイムの音量がやや小さめなのが気になりましたが、いずれ改善されることを期待したいと思います。

↑豊富なアプリの機能。ワークアウト記録やイヤホンの紛失検索などが揃います

 

Echo BudsからもAlexa内蔵のスマートスピーカーやFire TV Stickと同じように、今日の天気やニュースを聞いたり、Alexaに対応するスマート家電の操作、4000件を超えるスキル連携などができます。音声操作の反応も上々。Alexaにイヤホンのバッテリー残量が聞けたり、通話のハンズフリー操作ができるところなどがイヤホンならではといえます。

 

ハンズフリー通話については、イヤホンに内蔵するマイクで拾った自分の声を、通話音声にミックスして聞ける「サイドトーン」も便利でした。

↑本体のリモコンの操作方法も自由にアレンジができます。Apple Musicを音声で操作するスキルも

 

コスパのよさに文句なし。アップデートにも期待

第2世代のAmazon Echo Budsは、ANC機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンとしてとてもバランスよくまとまっていると思います。オーディオ機器としてはANC機能のレベル調整や、タッチセンサーリモコンの操作感覚など少しブラッシュアップを期待したい部分もありますが、ソフトウェアアップデートにより変更できる余地が残されているところに期待が持てます。

 

あとはAmazon Echoブランドの知名度の高さと強力なオンライン販売プラットフォームを活かすことによって、同価格帯のなかでイニシアチブを握れる“人気のイヤホン”になると思います。

 

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装着していることを忘れるレベル! ソニー「LinkBuds」で得られる新体験をレポート

ソニーが発表した「LinkBuds(リンクバッズ)」はドーナツ型の本体を耳に装着して、音楽などを再生しながら周囲の音も同時に聴ける“ながら聴き”に最適化した、新しいリスニングスタイルを提案するワイヤレスイヤホンです。

↑「LinkBuds」(実売価格2万3000円前後)

 

今回は、発売前に筆者が体験したLinkBudsの便利な使い方、注目の機能をレポートします。

 

ドーナツ型の形状が斬新な完全ワイヤレス

LinkBuds(型番:WF-L900)は見た目にも一風変わったガジェットですが、同じソニーが発売している人気のイヤホン「WF-1000XM4」や「WF-XB700」のような左右独立型のBluetooth対応ワイヤレスイヤホンです。音楽再生や動画の音声を楽しめるほか、マイクも内蔵しているのでハンズフリー通話にも使えます。

 

WF-1000XM4と機能面で大きく違うところは、LinkBudsにはリスニング環境周辺の雑音を消すためのノイズキャンセリング機能がありません。またシリコンや低反発フォーム素材のイヤーピースを使わずに、耳に直接本体を挿入するLinkBudsの装着スタイルがとても個性的です。

↑中心に穴が開いたドーナツ型の部分に12ミリ口径のダイナミック型ドライバーを搭載しています

 

↑リング形状のネオジウムマグネットを搭載。振動板を力強く駆動します

 

ソニーストアの販売価格は税込2万3100円。同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンには、税込2万3800円で販売されているアップルの第3世代のAirPodsなどがあります。

 

スマホアプリ連携で様々な機能が使える

LinkBudsはiPhoneやAndroidスマホ、タブレット、ソニーのウォークマンのようなBluetooth対応のオーディオプレーヤーにワイヤレスで接続して使用します。ソニーの「Headphones Connect」アプリがあればLinkBudsの特徴を引き出す様々な機能も一緒に楽しめます。

↑LinkBudsのステータスチェックや機能設定に活用するHeadphones Connectアプリ

 

Bluetoothのオーディオコーデックは標準的なSBCとAACをサポートします。ソニー独自の高音質化技術であるDSEEにより、SpotifyやAmazon Musicなどストリーミングサービスが高音質で楽しめます。DSEEはアプリからオン/オフを切り換えられますが、基本的には常時オンで問題ないでしょう。

 

筆者は最初にLinkBudsの実物を見た時に、とても小さくて軽いその姿に驚きました。常時耳に装着したまま“ながら聴き”が楽しめるように、サイズをコンパクトにして装着感を高めることにソニーの開発者は注力してきたそうです。イヤホンが耳から飛び出て見えない装着スタイルも好感触です。

↑LinkBudsの装着イメージ。イヤホンが耳から飛び出て見えないデザインもグッドです

 

イヤーピースを使わないのに、耳から落ちないのか心配になるかもしれません。LinkBudsには、本体を外耳のカベに密着させるためのシリコン製の「フィッティングサポーター」が備わっています。着脱可能なサポーターはXS/S/M/L/XLの5種類のサイズを選んでフィットを調整可能。ただ、フィッティングサポーターにより調整できる幅があるとはいえ、やはり購入を決める前には試着した方が安心だと思います。

↑5つのサイズが揃うシリコン製のフィッティングサポーター

 

↑充電ケースもコンパクト

 

ヘッドトラッキング機能を活かしたARとの親和性にも注目

LinkBudsの本体にはボタンがありません。丸いドーム型の本体側にタッチセンサー式のリモコンを内蔵しています。Headphones Connectアプリから音量コントロールや音声アシスタントの呼び出しなど、左右のイヤホンにそれぞれの操作を割り当てることができます。

 

Headphones Connectアプリから、イヤホンと充電ケースのバッテリー残量を確認したり、イコライザーを選んで好みのサウンドにカスタマイズもできます。360 Reality Audioの音源をより気持ちよく聴くために、立体音響の最適化設定にもLinkBudsは対応しています。

 

立体音響に関わる機能として、LinkBudsにはイヤホンに内蔵するセンサーでユーザーの頭の向きを検知する「ヘッドトラッキング機能」もあります。

 

ヘッドトラッキング機能はソニーが開発した、現実世界と音をリンクさせて楽しむ「音のAR」エンターテインメントアプリ「Locatone(ロケトーン)」と連動します。例えばあるオブジェクトから聞こえてくる音が、顔の向きを変えてもその方向から聞こえてくるようなリスニング体験が没入感をいっそう深めます。筆者はまだ試せていませんが、現在好評につき期間を延長して開催されている「YOASOBI SOUND WALK」が、LinkBudsとLocatoneによる音のARを体験できる良い機会になりそうです。

 

ソニーは今後、ナイアンテックのゲーム「イングレス」や、マイクロソフトの3Dオーディオマップアプリ「Soundscape」などパートナーのサービスとも連携しながら、LinkBudsのヘッドトラッキング機能を楽しむ環境を増やしていくそうです。

↑Locatoneアプリから楽しめる「YOASOBI SOUND WALK」。リアルな街の風景に音のエンターテインメントがリンクします

 

自然な外音取り込みは一聴の価値アリ!

LinkBudsの音の聞こえ方は、ドーナツ型の穴が空いた外観から想像も付かないほど力強く鮮明です。高域から中低域までバランスのよいサウンドが楽しめます。いわゆる開放型構造のイヤホンなのに、環境音に力負けしないふくよかでインパクトのある低音再生がとても印象に残ります。ドーナツ型の本体部分に12ミリ口径の大きな振動板を載せて、高磁力ネオジウムマグネットでこれをパワフルに駆動します。

 

Google Pixel 6 Proにペアリングして試しましたが、車通りの多い街道沿いなど賑やかな場所でも、スマホのボリュームを10段階の6から7あたりの位置にした状態で、十分に音楽やYouTubeなど動画の会話音声が聞こえます。

↑Google Pixel 6 Proに接続してサウンドをチェックしました

 

環境音の聞こえ方は、WF-1000XM4のようにイヤホンに内蔵するマイクで周囲の音をピックアップする「外音取り込み」と違って、リングの穴を通り抜ける「自然な外音取り込み」を特徴としています。

 

ただ、再生音がかなり明瞭に聞こえるイヤホンなので、再生ボリュームの大きさによっては環境音がやや聞こえにくく感じることがありました。LinkBudsを耳に着けたまま、対面で会話をする機会が増えそうな頃合いには、アプリから「スピーク・トゥー・チャット」機能をオンにするとよいでしょう。LinkBudsを装着したユーザーが声を出して話しを始めたことをイヤホンが検知して、イヤホンの再生ボリュームを自動的に下げてくれるという機能です。

 

また、開放構造のイヤホンなので、どうしても「音漏れ」は発生します。伸びやかなサウンドが心地よいため、ボリュームを上げ気味にしてしまうと周囲に聞こえている場合もあります。周囲に人がいる場所で使う時には注意しましょう。

 

ソニーならではの多機能ぶりも見逃せない

LinkBudsにはハンズフリー通話の際に、声と環境騒音をAI技術で選り分けながら、「声だけ」を通話相手に対してクリアに届ける機能があります。LinkBudsを家族に着けてもらい通話音声を確認してみたところ、近くで再生されているはずのテレビ番組の音声やファンヒーターのノイズがきれいに消えて、話し声だけが明瞭に聞こえてきました。LinkBudsはリモート会議用のオーディオデバイスとしても使いやすそうです。

 

もうひとつLinkBudsが搭載する機能に「アダプティブボリュームコントロール」があります。Headphones Connectアプリからオン・オフが選べます。この機能は、イヤホンを装着している時に周囲が騒がしくなると、自動的に聞きやすい音量に持ち上げて、反対に静かになるとボリュームを絞るというものです。

↑リモコン操作からSpotifyのお気に入りプレイリストに素速くアクセスできる「Quick Access」にも対応しています

 

便利な機能である反面、特に屋外を移動しながら使うと、アダプティブボリュームコントロール機能の反応が鋭く正確であるがゆえに、近くを大型車が通った時などにボリュームがふわっと持ち上がることがありました。反対に静かな場所に移ると、音が少し聞こえにくくなる感覚もあります。この感覚に慣れてくれば気にならない範囲ではあるのですが。消費電力も少し上がる機能なので、状況に応じて上手く使い分けるとよいでしょう。

 

LinkBudsが対応する連続音楽再生時間は、DSEEやイコライザーなどアプリから設定できる機能をオフにして最大で5.5時間前後です。1日中ながら聴きを楽しむのであれば短いようにも感じますが、何も再生していない状態であればフル充電から約11時間以上使えるし、10分間で1時間半ぶんのバッテリーをチャージできるので、現実的な使い方をする範疇においてはスタミナ性能の心配はないでしょう。

 

LinkBudsがハマるおすすめの使用シーン

ながら聴きスタイルを提案する新しいワイヤレスイヤホンのLinkBudsは、音楽配信サービスの楽曲再生中に歌詞を表示しながら、カラオケを楽しんだり、楽器を練習する時にも自分の声や楽器の音が聞こえるので、とても使いやすかったです。

 

本体はIPX4相当の防滴対応です。汗濡れにも強いイヤホンですが、筆者はスポーツジムで試してみたところ、店内に大きめのボリュームで流れているBGMやトレッドミルの回転音がLinkBudsで再生するサウンドと混ざってしまうことが気になりました。キッチンで作業をする時にも、やはりシンクに水がたたきつけられる音や、フライパンによる調理の音が混ざる感じに慣れません。

 

当然ですが、LinkBudsだけでなく、あらゆるワイヤレスヘッドホンにはそれぞれに独自の特徴や強みがあります。例えば飛行機や地下鉄など、騒音の多い乗り物で移動する際にはWF-1000XM4のようなノイズキャンセリング機能を搭載するイヤホンの方が「あるといいな」を実感できると思います。理想をいえば、それぞれの場面にあったイヤホンを複数揃えて、音楽のながら聴きや、ビデオ会議中に周囲から声をかけられた時にも反応したい時にLinkBudsを使えればとてもスマートだと思います。

↑アプリからイヤホンを探すことも可能

 

最後に、筆者の場合はLinkBudsがあまりに心地よく耳にフィットしてくれたためか、音楽などを再生していないあいだ、耳にイヤホンを着けていることをふと忘れてしまうことがありました。コンテンツを再生していない時に、万一紛失してしまった場合には、Android 8.0以降から標準の「デバイスを探す」機能を使う手があります。またはソニーストアで購入すると申し込める「紛失あんしんサービス」では、紛失した部分を通常の修理価格よりも安く買い直すこともできます。

 

LinkBudsには「ながら聴きができるイヤホン」だからこそ発見できる、音楽やイヤホンの新しい楽しみ方がもっと沢山あると思います。ぜひ多くの方にLinkBudsを試してもらいたいと思います。

 

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