秘密は洗剤の選び方にあり! 食器洗いで手が荒れないようにするには?

気がついたら手の指や甲がガッサガサで、食器洗いがつらい……。手荒れがひどくなってきたから、「手にやさしい」ってキャッチコピーの洗剤に変えたのに、ちっとも治らないの。調理中の洗いものもあって、その都度ゴム手袋をつけるのも手間だし……。そういえば最近知り合った鎌倉さん、生活用洗剤を扱う会社に勤めていたはず。手荒れしない方法を教えてもらえないかしら。

参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家(まいたけ)」の面々。きょうはお母さんがなにやら困っているようです。

参田家の人々
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ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、宅配便で届いた便利グッズや、ご近所の専門家からの回覧板に書かれたハウツー、知り合いの著名なお客さんに頼って解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。
https://maita-ke.com/about/

 

食器洗いで手が荒れるのをなんとかしたい!

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「見てください、この指! 指と爪の間が割れちゃって、洗剤がしみるんです。手荒れしない洗剤を探してみたんだけどダメで……。旦那に食器洗いを担当してもらおうかしら」
「ヒドイ手荒れですね……。そもそもなぜ荒れてしまうかというと、食器用洗剤は、食器についた油を落とすのと同時に、体から出ている皮脂もとってしまうんですよ。皮脂が取れると肌を守ってくれるバリアがなくなり、「タンパク質変性」という手荒れの原因を引き起こすんです。あと冬は食器洗いにお湯を使いますよね? お湯を使うと洗浄力があがるので、さらに荒れやすくなるんです。さらには極端な酸性やアルカリ性の洗剤に触れるだけでも、手荒れの原因になりますね」
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「油が落ちれば皮脂も落ちる……。確かにそうですね。「手にやさしい」って評判の洗剤もあるけど、しっかり汚れを落としてくれるのか不安だし、泡立たなくてドバドバ使うから、お財布にもやさしくない気がするんですよね」
「手にやさしいといわれる洗剤は、界面活性剤が皮脂を取り過ぎない配合になっているのが特徴です。油分を溶かして取るのではなく包み込んで取るイメージですね。界面活性剤が多ければ、洗浄力も高いんですよ」
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「そもそも界面活性剤って、体にはあまりよくなさそうなイメージで、どんなものなのかはきちんと知らなかった。界面活性剤は絶対に必要なもの?」
「界面活性剤は、水と油など本来は結びつかない物質同士を結合しやすくする働きを持っているんです。水で油分を落とす食器用洗剤には欠かせないものですね。種類は4000以上あるのですが、どのように配合されているかまでは表示されておらず、使っている洗剤がどういう配合なのか見極めるのは難しいですね。でも、肌荒れの原因となるタンパク質変性をどれくらい引き起こすのかは、ご自宅でも簡単に確認できるんですよ」
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「え? 肌荒れの原因をそんなに簡単に確認できるなんて意外ですね。ぜひ知りたい!」
「卵の白身だけを透明のコップに入れて、そこに洗剤を数滴入れるだけです。白い濁りが多くなるほどタンパク質変性を起こす=肌荒れしやすい、ということになります」
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「うちの洗剤で試したら、白く濁っている! やっぱり手荒れしやすい洗剤だったのね……。洗浄力を界面活性剤の配合率で見極めて、肌荒れの具合は卵の白身で検証すれば自分好みのメーカーを見つけられそうですね。天然由来成分使用などとうたわれている洗剤はどうでしょう? 肌にはやさしそうなイメージなんですけど」
「正直に言うと、天然由来や植物由来という言葉だけでは、判断は難しいですね。天然由来の原料を使っていたとしても、その量やほかの原料次第では、肌にやさしくない場合もあるんですよ」
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「やっぱり、実際使ってみないとわからないですよね……。そういえば鎌倉さん、最近洗剤を開発したっていうことでしたね。その洗剤は、従来のものと何か違うんですか?」
「私たちが開発した『Chloris Wash for Dish(クロリスウォッシュ フォー ディッシュ)』は、ドラッグストアなどで買えないものを作りたいという思いから始まりました。主婦の方にヒアリングをしながら、とにかく“皮脂を取らない”でタンパク質変性を起こさない洗剤を目指しました。それから泡立ちをよくする気泡剤や、洗剤の粘度を一定に保つ安定化剤など、洗浄に関係ない成分を極力抑えているのが特徴ですね」
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「なるほど。まさに“主婦のための洗剤”ってことですね。早速お試しサイズから、始めてみます。ありがとうございました!」

 

毎日使うモノにこそこだわりを!

今まで選んでいたエコ系洗剤が、しっかりタンパク質変性を起こしていたのはショックだったわ……。早速教えてもらった「クロリスウォッシュ フォー ディッシュ」を試してみたら、泡立ちも弱いわけではないし、油汚れもしっかり落ちて泡切れ、水切れは抜群。何よりナチュラルな香りがいいわね! 使い始めて1週間弱だけど手荒れも少し良くなってきた気がする。毎日使うものだから、気分良く使えるものを選ぼうっと!

 

教えてくれたのは……

クリヤケミカル 研究室室長・鎌倉 民次さん
大手洗剤メーカーにて、一般消費者向け洗剤開発、業務用洗剤開発を経て、開発部門の最高責任者となるキャリアを持つ洗剤のエキスパート。退職後、クリヤケミカル株式会社にて研究室室長に。高付加価値や特徴のある洗剤の開発を行っている。

 

紹介したグッズは……

写真左:ママの洗剤工房「Chloris Wash for Dish 250ml」626円
写真右:ママの洗剤工房「Chloris Wash for Dish お買い得詰め替え用 1000ml」1566円

クリヤケミカル https://item.rakuten.co.jp/mamano/c/0000000120/

 

日々の「参った!」というお悩みを5分で解決!「参田家(まいたけ)のおうち手帖」

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「上から下へ」「奥から手前へ」知っておきたいそうじの3原則

私は40年近く主婦をやっています。これだけ長く従事してきたのですから、そろそろ「主婦業、きわめたり」と、宣言したいところですが、なかなか満足の境地には達しません。

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それどころか、家事の技術は退化しているように感じます。主婦業とは奥が深く、やってもやっても、限りがないのです。

 

 

それぞれの家庭にそれぞれの家事のしかた

そもそも主婦業とは、何を指すのでしょうか? 私はこれまで「主婦業とは家事をして、子供が出来たら、その子を慈しんで育てること」と、思ってきました。ところが、息子が独立した今もなお、なんだかんだと主婦として、嫁としてするべき仕事が多いのですから驚いてしまいます。

もちろん、主婦は家庭によってそれぞれ役割が異なります。絶対に家事をしなくてはいけないということもありません。

 

家事をしたくても、仕事が忙しかったり、体の具合が悪いなどの理由で、できない人もいます。「家事はしたくないからしない」という人もいるかもしれません。

 

 

新米主婦だった頃

結婚したばかりの頃、今では考えられないほど、私は家事に時間をかけていました。夕食の支度も料理の本を見ながら作るので、おそろしく時間がかかりました。

 

何もかも不慣れなため、手抜きをしたくてもどうしていいかわからず、計量スプーンを駆使して料理を作り、そうじにも力を入れていました。料理は好きだったので、それほど苦には思いませんでしたが、問題はそうじでした。頑張っても頑張っても、部屋はあっという間に散らかります。

 

新婚生活を始めたのは狭いマンションの一室でしたが、拭いたり、掃いたり、磨いたりを繰り返していると、あっという間に一日が過ぎました。おまけに、そうじしてきれいになるスピードより、汚れるスピードの方がはるかに早いのです。やがて私は、「ご飯はちゃんと作る。しかし、そうじは適当にする」と、決めました。食事の手を抜くと、健康にかかわるけれど、部屋が汚くても死にはしないと考えたからです。

 

 

手抜きするならそうじにかぎる?

結婚して10年ほどした頃、私は仕事としてエッセイを書くようになりました。たいして忙しくなどなかったのですが、それでも、締め切り前になると、家事は手抜きにつぐ手抜きとなります。元々、好きではなかったそうじは、手抜きを通り越していきました。料理して洗濯して、息子と遊んでいると、そうじなんかする気にはなりません。

 

やがて、私は思い知ることになります。そうじをためると、どういうことになるかを…。

 

いったんサボってしまうと、締め切りが終わっても、部屋を元に戻すためにかなりのエネルギーが必要となります。油でべたべたになったガスコンロ、曇りガラスと化した窓ガラス、なんだかヌメヌメするそこら中の排水口。1年に数回、頑張って大そうじをすることはするのですが、くたびれてダウンとなります。寝込んでいるうち、部屋はあっという間に汚れ果て、大そうじ前より汚くなる有様でした。誰か、助けて! 何とかして! と言いたい気分になります。では、いったいどうしたらいいのでしょう?

 

 

家事代行のプロに聞け!

何とかしなくてはと焦った私は、プロに教えを仰ぐことにしました。道をきわめている存在は頼りになります。

 

家事代行のプロが教えるかしこいそうじ術』(家事代行サービスCaSy・著/学研プラス・刊)には、プロならではのアイデアが満載です。汚れたガスコンロを前に呆然と立ち尽くす私にとって、まさに救いの手です。ああ、ありがたや、ありがたや。思わず、拝みたくなるほどです。

 

著者は家事代行サービス業を行うCasyというサービス会社ですから、さすが、具体的にすべきことが書いてあります。

 

 

知っておきたいそうじの3原則

1:上から下へそうじする。
ほこりやごみはそうじをしている間にも重力に従い、上から下へ落ちていきます。ですから、天井から始め、棚の一番上へと、順番にそうじしていけば、効率がいいというわけです。

2:奥から手前へそうじする
水平方向にそうじする場合は、奥の方のごみを集めて、手元に集めるようにすれば、取りこぼしがありません。

3:軽い汚れからひどい汚れへそうじする
軽い汚れを落としてからひどい汚れに取りかかれば、ぞうきんなどの道具をその都度洗わなくてもすみ、手間が省けて時短になります。

 

 

実行していなかった3原則

この3原則、私は何一つできていませんでした。毎日のそうじは、床にそうじ機をかけるところから始めます。そして、あとからふと天井のほこりに気づいてはらったりするのですから、順序が逆でした。

 

トイレなどはたいした理由もなく、なんとなく手前から雑巾がけをしていました。トイレの奥には綿埃がたっぷり残したままになっているというのに。

 

さらに、汚れは一番、ひどいところから拭き取っては、雑巾をゆすぐを繰り返していました。とりあえず汚いところをなんとかしなくてはと焦るのです。

 

 

プロに任せるのもひとつの手かも

『家事代行のプロが教えるかしこいそうじ術』に触発されて、私も久しぶりに気合いをいれてそうじをしてみました。

 

昨年の暮れ、忙しくて大そうじをしていなかったので、我が家は空前のちらかりようです。ところが、3原則を守っただけで、不思議なことが起こりました。よどんでいた川の水が流れ始めるように、家の中の空気が一変し、澄んできたのです。

 

やはり、プロにはプロの工夫があると、うならないではいられません。もし、時間に余裕がなく、金銭的に余裕があるなら、たまにはプロに家事をまかせてみるのもひとつの手かもしれません。

 

プロがそうじをした後をなぞれば、簡単に綺麗な部屋を取り戻すことができるような気がするのですが、いかがでしょう?

 

 

【著書紹介】
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家事代行のプロが教えるかしこいそうじ術

著者:家事代行サービスCaSy
出版社:学研プラス

きめ細かいサービスで人気の家事代行サービス、CaSy(カジー)のベテランスタッフが、家中を効率よく掃除するためのテクニックや準備の仕方について詳しく解説。忙しい人でも常にキレイな部屋を維持するための、目からウロコのワザと心構えを伝授する!
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夫「家事やったじゃん」妻「できてない!」家事分担で共働き夫婦が感じる「1割の差」…埋める方法をプロが伝授

共働き世帯が急増しています。厚生労働省の調査によると、共働き世帯は1000万世帯を超え、専業主婦世帯は600万台まで減少。ライフスタイルも昔とは変わっているものの、依然として妻の家事負担は多く、不公平になっているようです。「他人には相談しづらい、解決方法がわからない」となりがちなこの課題に向き合うため、パナソニックは30代・40代夫婦2700名以上を対象にライフスタイル調査を実施。 そこから見えてくる共働き家庭の現状と本音を把握したうえで、家庭づくりのノウハウを紹介するNPO法人「tadaima!」の三木智有代表を招き、解決策を提案するセミナーを行いました。果たして、夫婦円満につながる家事負担のあり方とは? 共働き家庭の家事をサポートする、現代の「新・三種の神器」とは? 気になる内容をレポートします。

↑新・三種の神器と呼ばれている↑「新・三種の神器」と呼ばれている洗濯乾燥機、ロボット掃除機、食器洗い乾燥機

 

「理想は3割、現実は2割」夫婦の6割以上が「1割の差」でケンカする現実

パナソニックの調査によると、生活の中で減らしたい時間は1位が「片付けをする時間」、2位が「掃除をする時間」、3位が「洗濯をする時間」という結果に。「散らかったら元に戻す」といったマイナスをゼロにする家事は、常にできていて当然のもの。時間がかかり、重労働にもかかわらず、共働きでも妻がメインで行っている家庭がほとんどです。

 

家事シェア研究科であり、内閣府「男性の暮らし方・意識改革のための専門調査会」委員でもある三木智有氏は、「家事分担のいざこざはどこの家庭にもあります。イライラの原因は2つ。1つは”負担”です。掃除や料理といった労働ですが、それは代行業者を利用したり、便利な家電を利用したりして、仕組みづくりを変えることで解消できます。もう1つは”不満”。これは『自分ばかりがやっている』という不公平感です。この不満を解消するのは夫婦でのコミュニケーションが大事です」と語りました。

↑NPO法人「tadaima」の三木智有氏↑NPO法人「tadaima」の三木智有氏

 

調査によると、64.1%の家庭が家事分担でケンカをしているとのこと。妻が夫に求める家事分担の理想は3割ですが、現実は2割に留まっています。そのたった1割の差が、家事に慣れない夫にとっては大きな負担となるため達成することができず、その1割のために妻が不満を持つ結果となっているようです。

↑厚生労働省の調査によると共働き世帯は増加し続けています↑厚生労働省の調査によると共働き世帯は増加し続け、専業主婦世帯は減少の一途

 

↑理想の家事分担と現実の間に1割の差があります↑理想の家事分担と現実の間に1割の差があります

 

そこでパナソニックが提案しているのは、現代の「新・三種の神器」の導入です。1950年代当時の三種の神器といえば「冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ」でしたが、現在は、これに代わる「新・三種の神器」として、食器洗い乾燥機、ロボット掃除機、ドラム式洗濯乾燥機が挙げられています。しかし、新・三種の神器は普及率がまだ低く、食器洗い乾燥機は約25%、ロボット掃除機は約5%、ななめドラム洗濯乾燥機は約14%に留まっています。ただし、これらを実際に使った多くのユーザーからは「時間に余裕が生まれた」と回答しており、満足度が高い家電ということがわかっています。

↑共働き家庭にぴったりな現代の新・三種の神器↑共働き家庭にぴったりな現代の「新・三種の神器」

 

1日分をまとめて洗える! 手洗いよりキレイになる食器洗い乾燥機「NP-TH1」

例えば夫の夕食の時間がずれて、夫に食器を自分で洗うようにお願いしても、そのままシンクに残っていたら妻はガッカリしますよね。その点、食器洗い乾燥機があれば、こうしたストレスを防ぐことができるとしています。特にパナソニックのNP-TH1は、卓上型でも1日ぶんの食器(食器40点、小物20点)をまとめて洗えるのが特徴。本機を寝る前にセットしておけば、朝には家族すべての食器洗いが一度で終わっているというわけです。

 

しかも、60℃~80℃の高温のお湯で、手洗いでは使えない強力な洗剤を使って洗えます。油汚れも落ちて、手洗いよりキレイになるため、洗い直しなどの手間もありません。使う水量も手洗いの1/6程度と、いいことづくめ。パナソニック担当者からは「特に食器洗い乾燥機は、実際に使った家庭からの満足度が高い製品となっています」と説明がありました。

↑フルモデルチェンジした新モデルは、食器がより入れやすくなりました↑フルモデルチェンジした新モデルNP-TH1は、庫内容量が16%アップ。凹凸を抑えた新仕様のかごで食器がより入れやすくなりました

 

↑一度にこれだけの食器が入れられます↑一度にこれだけの食器が入れられます。実際にご夫婦が皿洗いの実演をしたところ、お皿を入れるだけなので、あっという間に作業が終わってしまいました

 

留守中に掃除が終了! 掃除した内容も確認できるロボット掃除機「RULO」

人工知能搭載のロボット掃除機「RULO」(MC-RS800)は、3種類の障害物検知センサーを搭載しており、約2㎝幅の障害物まで見分けて家具のキワまでしっかりお掃除。留守中に稼動させておけば、帰宅時には掃除が終わっているのが便利です。スマホで外出からの操作も可能で、スマホの「ゴミマップ」で掃除結果のレポートも確認可能。掃除したい場所、したくない場所をスマホでエリア指定できるオリジナル機能も装備しています。掃除の負担を減らしてくれるのは間違いありません。

↑独自の三角形状で、壁際までしっかり掃除します↑独自の三角形状で、壁際までしっかり掃除します。ハウスダスト発見センサーも搭載しており、ゴミがなくなると緑色のランプが点灯します

 

液体洗剤と柔軟剤を自動で入れてくれる、ななめドラム式洗濯乾燥機

同社のななめドラム式洗濯乾燥機「泡洗浄」搭載タイプ(NA-VX9800/NA-VG2200)は、液体洗剤と柔軟剤を洗濯物の量やコースに合わせて自動で投入してくれます。洗剤は適量を入れないと黒ずみの原因にもなるので、洗剤のブランドに合わせてきちんと計量しなければなりませんが、これならその必要がありません。

 

また、洗剤が少なくなるとスマホに通知が来るので、洗濯したいときに洗剤切れで洗えない…という事態を避けられます。帰宅時間にあわせて洗濯終了時刻を設定し、洗濯から乾燥まで終わらせられるのも便利。帰宅後にたたむだけなので、共働き家庭で重宝しそうです。

↑液体洗剤と柔軟剤を入れられるななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800↑液体洗剤と柔軟剤を入れられるななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800。スマホに接続して洗剤のブランドを指定するだけで、ぴったりの洗剤の量を計量・投入してくれます

 

↑液体洗剤や柔軟剤を入れるタンクは取り外して洗えます↑左上が液体合成洗剤を入れておくケース、右上が柔軟剤を入れておくケース。ケースは取り外して洗えます。下が手動の投入口

 

家事を夫に協力してもらうには、やって欲しいことを具体的に伝えること

三木氏は「自分は食事と掃除を担当しており、妻は洗濯担当。我が家でもドラム式洗濯乾燥機を活用しており、とても助かっています。洗濯はスイッチひとつで乾燥まで終わっているので、妻に時間のゆとりができ、子どもと一緒に洗濯ものをたたむ練習をするなど、他のことができるようになりました」と、家電を活用した効果を教えてくれました。

 

また、三木氏は「夫には手伝ってもらうのではなく、一緒にやってほしい。どのように伝えたらいいのか」というメディアからの質問に対し、「『明確に』『何を』『どれくらい』やってほしいのか、きちんと伝えることが大事」と答えてくれました。「家事(の要求レベル)は自分のなかにしか答えがないので、それをしっかり伝えないと。男性側は、やったのに『違う』と言われると、やる気がどんどん削がれてしまいます。妻側は自分のニーズを伝え、夫にはその通りにしっかりやってもらうことでお互いに満足でき、オーナーシップ(責任感を持って取り組む姿勢)や自立性が高まります。そこまでできるようになったら権限を夫に渡し、やりたいようにやってもらうことで、お手伝い感覚はなくなっていくと思います」と具体的にアドバイスしてくれました。つまり、「お風呂掃除して」と伝えるのではなく、「湯船のヌメリをこの洗剤とスポンジを使って完全に落とし、排水口の中にこの洗剤をまいて、タイル目地のカビをこの洗剤で黒ずみが消えるまで取って」…といった具合に、要求を具体的に伝えることが大切なのですね。

 

今回のセミナーで、家事分担で夫婦ともに満足するには、上手に家電を活用して家事を減らしつつ、夫婦間で具体的な要求を交わすのが重要だと理解できました。ぜひ実践して夫婦の「共疲れ」を防ぎ、共働き生活を豊かで楽しいものにしたいですね。

↑温水暖房便座「ビューティ・トワレ」も展示してありました。台所用洗剤を入れておけば、泡の膜で便器内を覆い、汚れがつきにくくなるそうです。これがあれば、トイレ掃除もラクになりそう↑ちなみに、温水洗浄便座「ビューティ・トワレ」も展示してありました。台所用洗剤を入れておけば、泡の膜で便器内を覆い、汚れがつきにくくなるそうです。これがあれば、トイレ掃除もラクになりそう