ゴーゴーカレー初の家電! レトルトカレーもおいしくする電気圧力鍋をMakuakeで先行販売

ゴーゴーカレーグループは、家電製品などを手がける山善とコラボした「毎日カレーが食べたくなる電気圧力鍋」を、2025年2月4日より応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にて先行販売します。

「毎日カレーが食べたくなる電気圧力鍋」

 

記事のポイント

ゴーゴーカレーが山善の調理家電を使用してメニュー開発をしていたこと、そして山善担当者がゴーゴーカレーファンだったことから実現した夢のコラボ製品。ゴーゴーカレーとして初めての家電製品ということで、ゴーゴーカレーファンだけでなく、カレー好きな人にもオススメです。

 

この電気圧力鍋は、ゴーゴーカレーと山善のコラボで生まれたアイテム。調理スタートの「ゴーゴーボタン」と、ゴーゴーカレーが考案した店舗では味わえない「推しアレンジレシピ」を搭載。食材を入れるだけで完成する“ほったらかし調理”が可能で、調理が苦手な人でも簡単に使えます。

 

レトルトカレーを使用した「シーフードカレー」や「骨付きチキンカレー」、イタリアン風「もちもちカレーパスタ」など、オリジナルレシピ5品を同梱。角煮やおでんの付け合わせなど、簡単に調理できるレシピも紹介し、献立の幅を広げます。

 

初コラボを記念して、ゴーゴーカレーTシャツや銀皿といったオリジナルグッズとレトルトカレーがセットになった特別版も数量限定で用意されます。

 

ゴーゴーカレー
「毎日カレーが食べたくなる電気圧力鍋」
2025年2月4日発売
先行販売価格:1万978円(税込)

簡易トイレ、50回分あっても足りないかも……? 山善に学ぶ、本当に必要な「防災グッズ」の揃え方

2024年は、元旦の能登半島地震にはじまり、8月8日には宮崎県日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生、翌9日に気象庁が南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表するなど、否が応でも防災意識を高めなければならない出来事ばかりでした。また2025年1月は、阪神・淡路大震災から30年の節目でもあります。

 

そうしたなか、数多くの防災グッズを手掛ける山善が、メディア向け「タッチアンドトライ会」を12月10日に開催しました。同社は防災士の資格を持つ社員が商品開発に携わっており、新商品からロングセラーまで、さまざまな防災グッズが会場に集結。

 

特に「需要が拡大している」という簡易トイレを中心に、備えとして持っておきたい注目アイテムを紹介します。

↑命を守るために必要な「一次避難用アイテム」30個を収納する「防災バッグ30 YBG-30」(以下防災バッグ30)

 

「防災バッグ」は一家に一個じゃなく、一人一個揃えて

会の冒頭、同社の家庭機器事業部 第3商品統括部 商品企画4部長・小浜成章さんが説明に立ちました。16年から防災グッズ関連の商品開発を担当しており、18年には防災士の資格を取得。ロングセラーの「防災バッグ30」を生み出した人物です。

 

販売数170万個を突破した同社の「防災バッグ30」は、命を守るために必要な「一次避難用アイテム」30個を収納。懐中電灯、ホイッスル、ラバー手袋、EVAサンダルなどが入っています。価格は4800円(税込)。一家に一個ではなく、一人に一個揃えてほしいという思いから、できるだけ安価に設定しているとのこと。

 

バッグにあえて「余白部分」を作っているのが特徴です。季節や、使う人の年齢、性別に応じて、カイロやアイスノン、生理用品といったアイテムを追加してほしいという思いが背景にあります。

 

さらに高品質で、本格的なアイテムを備えたい人には「リュック&キャリー型防災バッグ30点セット YKB-30R」があります。価格は7980円(税込)に上がりますが、リュックとして背負えるだけでなく、キャリーとして引いて運べるうえ、簡易エアーマット・空気入れや簡易トイレといった、避難所生活に欠かせないアイテムも入っています。

↑重い給水タンクも、キャリーなら持ち運びやすい

 

↑専用の空気入れで手軽に膨らませることができる簡易エアーマット

 

同社が発売する防災アイテムのなかでも、トイレは備えにおけるキーアイテムです。実際に、同社における簡易トイレの販売実績の推移をみると、能登半島地震や南海トラフ地震臨時情報をきっかけに伸びており、需要の拡大が見て取れるとのこと。

 

特に、能登半島地震で断水が長期化したことで、多くの簡易トイレを備えておく必要性が浮き彫りになりました。そこで同社は12月に「もしもの時に備える!緊急簡易トイレ」を発売。こちらは消臭・抗菌効果のある凝固剤や、10回分を1袋にまとめる処理袋などがセットになっていて、50回分と100回分の2種類を展開しています。

 

そんなにたくさん要るの? と思うかもしれませんが、小浜さんによると「1人あたり、1日に使う量は大体5個くらいの計算」とのことなので、1人で1箱(50回分)確保したとしても10日分。4人家族で1箱(50回分)使うとなると、2日ちょっとで使い切ってしまう量なのです。

 

もしもの時に備える!緊急簡易トイレ100回分YAK-100
実勢価格:4980円(税込)

<内容>
凝固剤×100袋
汚物袋×100枚
便座カバー×4枚
処理袋×10枚

 

もしもの時に備える!緊急簡易トイレ50回分YAK-50
実勢価格:2980円(税込)

<内容>
凝固剤×50
汚物袋×50枚
便座カバー×2枚
処理袋×5枚

↑「もしもの時に備える!緊急簡易トイレ」

 

使い方は簡単。小浜さんが、青く着色された水を尿に見立てて実演しました。水が入ったカップに凝固剤を入れ、しばし待ちます。

↑小浜さんによる「緊急簡易トイレ」の使い方実演

 

体感として、1分くらい経ったかどうかという短い時間で、すっかり固まりました。カップを逆さにしてもこぼれてくる様子はありません。

↑凝固剤を入れて固まった水

 

あとは、固まった水(尿)を汚物袋に入れてしばればOK。断水時に家のトイレで使う場合は、便器の底に汚物袋が直接触れないよう同梱の「便座カバー」を敷いておくのがよいそう。

↑固まった水(尿)を入れ、口を縛った汚物袋を見せる小浜さん

 

トイレそのものの備えも重要ですが、あわせて考えたいのがトイレットペーパー。水に溶けてしまうため、湿気の多い場所での保管や水害時の使用が難しい課題がありました。

 

そこで同社は、アルミ真空パックで長期保存が可能な備蓄用トイレットペーパー「長期保存用トイレットペーパー」を考案(山善取り扱い商品、製造元は丸英製紙)。包装されているので水没しても使えて、カビも防ぎます。保存期間は、製造日から10年です。

 

70mタイプ巻(スリムタイプ)と、200m巻(ロングタイプ)があり、70mは1人で使用した場合で1週間相当。「スリムタイプ」とある通り、防災バッグなどに追加しやすい手のひらサイズです。ロングタイプは、1人で使った場合20日分になります。

 

そのほか、頑丈な樹脂製で組み立てが簡単な折りたたみ式トイレや、手回し・乾電池・AC電源・モバイルバッテリーの4電源に対応する「手回し充電テレビ+ラジオ JYTM-RTV430」(税込1万7800円)など、災害時に持っておくと安心感が段違いのグッズが揃っていました。

↑折りたたみ式で簡単に設置・収納が可能な災害時用トイレ「サッと簡単トイレ」(24年8月発売、税込3490円)

 

小浜さんは、「防災グッズは日常的に準備しておくべきものであり、いつでも使える準備を整えておくことが大事であり、さらに自分で考えることが欠かせない」と話しました。住んでいる地域特性や、一緒に避難する家族の人数など、考慮すべき点は多岐にわたるうえ、さまざまな被害から得られた教訓をもとに情報をアップデートしていく必要があります。

 

必要なアイテムや個数は人それぞれ。命を守ることは大前提として、避難生活が長期間にわたっても大丈夫なように想定しておきたいですね。

さらば冬の“ヒーター前争奪戦”! 広範囲を常時暖めるカーボンヒーター「Shareheats」

山善は、広範囲を“常時”暖めるワイドレンジカーボンヒーター「Shareheats」2機種を、2024年9月中旬に順次発売します。直販サイト「山善ビズコム」やECサイト、全国の家電量販店やホームセンターで購入できます。

 

記事のポイント

SNSやレビューサイトのユーザーの声をきっかけに開発された、最大90度までの広範囲を常時暖めるワイドレンジ構造が特徴。「首振りだと、こちらを向いていないときが寒い」、といった冬のあるある問題もこれで解決されそう!

 

同社が電気暖房に関する市場商品のSNS投稿やインターネットレビューの分析を行ったところ、首振り機能に関する投稿が多く、「争奪戦」や「陣取る」、「広範囲」といったキーワードが多く抽出されたそう。着替える際に子どもがヒーター前を取り合ったり、首振りが自分の方を向いていない時に寒いといったシーンが想定されたりすることから、首振りではなく“常時”広範囲を暖めたいというニーズがあるとして、商品開発を行ったとのこと。

 

本機は、複数のヒーターを横に連ねたことで、最大約90度の広範囲を“常時”暖められるワイドレンジ構造が特徴。これにより、従来品と同程度の消費電力で広範囲を常時暖められ、首振り機能がなくても1台のヒーターで複数人が暖かく過ごせます。

 

また速暖性に優れた遠赤外線のカーボン管を使用しており、電源を入れるとすぐに暖まる点も特徴です。

 

ラインナップはヒーターが3連の「DC-ZT12」と2連の「DC-ZW08」の2機種で、どちらも左右の筐体は4段階の角度設定(0/10/20/30度)が可能。出力切替機能は3連タイプが強・中・弱の3段階、2連タイプは強・弱の2段階で、使用シーンにあわせて調整できるので電気代節約にも役立ちます。

3連タイプ「DC-ZT12」(ガンメタリック)

 

2連タイプ「DC-ZW08」(ホワイト)

 

本体デザインは、同社では初めて世界のトップ100デザインスタジオに選定されているカロッツェリア・カワイと協業して開発されたもの。ヒーター管ごとに筐体を分け、独立して回転させる構造により、“暖かさを分かち合うこと”をコンセプトに、シンプル&スリムなスタイリングと「ワイドレンジ」の画期的な機能性の両立を実現しています。

カロッツェリア・カワイの川合 辰弥氏

 

山善
ワイドレンジカーボンヒーター「Shareheats」
2024年9月中旬発売
実売予想価格:3連タイプ1万9800円前後、2連タイプ1万4300円前後(税込)

 

炊飯器なのにキューブ型!? 低温調理もできる山善「キューブ型マイコンジャー炊飯器」新発売

山善は、キューブ型の炊飯器「キューブ型マイコンジャー炊飯器」を2024年8月初旬から販売します。参考価格は9980円前後(税込)。

おしゃれな「キューブ型」を採用

トースターや電子レンジなどのキッチン家電と並べてもおしゃれな、キューブ型の形が特徴で、カップボードに並べてインテリアとしても楽しめます。操作部はタッチパネルなので、汚れてもサッとふき取りできてお手入れもカンタン。カラーはブラック、ホワイト、グレージュの3 種類。

 

お米をふっくら炊き上げる3.0 ミリメートルの厚釜

蓄熱性の高い3.0 ミリメートルの厚釜を採用しており、ふっくらとした美味しいごはんを炊き上げます。

 

おかずを調理できる「低温調理」モードを搭載

低温調理モードでは、ごちそうメニューのローストビーフやダイエットメニューのサラダチキンなどを、材料を入れて温度と時間を設定するだけで簡単に調理できます。摂氏40 ℃から85 ℃の間を5℃単位で設定でき、幅広い料理が楽しめます。

※写真はイメージ

 

山善
商品名:キューブ型マイコンジャー炊飯器 YJS-CM072
販売価格:オープン価格 ※参考価格:9980 円前後(税込)
商品寸法(約):幅210×奥行245×高さ213mm
商品質量(約):3.4kg
最大炊飯容量(白米):0.72L(4 合)

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

山善の減煙・吸煙焼肉グリル「XGRILLシリーズ」にコンパクトモデル登場! 7月下旬が待ち遠しいぞ!

山善は、煙の少ない焼肉グリル「XGRILLシリーズ」の第6弾として、本体サイズを40%削減した「XGRILL STORM」を発表しました。7月下旬から発売開始となり、参考価格は1万2800円前後(税込)となっています。

 

本機は、小型の吸煙ファンを搭載した1~2名用の焼き肉グリルで、同シリーズの吸煙ファンを内蔵した「XGRILL PREMIUM」よりも本体サイズが約40%小さくなりました。キッチンの置き場所だけでなく、卓上でも邪魔にならない、まさに“スペパ(スペースパフォーマンス)”に優れたグリルとなっています。

 

調理中の煙を約85%、油ハネは約70%もカット。部屋にニオイが移る心配をすることなくグリル料理を楽しめます。吸煙の仕組みは、プレート内部に搭載されているファンが回ることで生み出される、気流の壁。このエアーカーテンがプレートの上を流れることで、煙が充満するのを防いでいるのです。

 

累計45万台もの売り上げを記録した同シリーズですが、サイズ感やお手入れ面については課題が残っていたそうです。そこで本製品は、サイズをコンパクトにするほか、細かいパーツに分解して水洗いができるように構造が見直されました。

↑分解したパーツ

 

お家で焼肉パーティーをしたい! けれどニオイ移りや煙モクモクが嫌でお店にするしか……と諦めていた人には、待ち遠しい商品ですね!

高い暖房性能と省エネを両立。広範囲に暖かさを届けるファン搭載の「ハイブリッドヒーター twinheat PLUS fan」

山善は、“twinheat(ツインヒート)シリーズ”から、製品本体の背面にファンを搭載し、より広範囲に暖かさを届ける「ハイブリッドヒーター twinheat PLUS fan(ツインヒート プラス ファン)DBC-SVM12/EDBC-SVM12」を発売しました。直販価格は2万1800円(税込)。

 

2014年9月から販売している“twinheatシリーズ”は、速暖性のあるカーボンヒーターと、遠赤外線効果のあるシーズヒーターを兼ね備え、秋や春先の少し肌寒いシーズンにはカーボンヒーターを、冬場はシーズヒーターをそれぞれ単体で運転可能。さらに、真冬は両ヒーターを同時にフルパワー運転させることができます。こうした季節に合わせた使い方が可能なアイテムとして人気を博し、累計販売台数は39万台を突破しています。

 

ハイブリッドヒーター twinheat PLUS fanは、同シリーズの新モデル。製品本体の背面にファンを搭載し、カーボンヒーターとシーズヒーターの輻射熱に加えて、製品本体に溜まった熱をファンで無駄なく前方へ送り出す仕組みを採用しています。遠赤外線が当たった部分を温める輻射熱と、ファンによる暖気の対流により、従来モデルよりも広範囲に暖かさが行き渡り、複数人での使用に適しています。

 

また、首振り機能を使用すると、さらに効率的に部屋を暖めることが可能です。さらに、同シリーズ初となる「ECOモード」により、消費電力を抑えることで、最大約18%の節電を実現。加えて10段階の「出力切替」と、5段階の「温度センサー」により、暖めすぎを防ぐことができます。

商品名 ハイブリッドヒーター twinheat PLUS fan
型番 DBC-SVM12 EDBC-SVM12
定格 交流100V 1200W
本体寸法 幅320×奥行320×高さ680mm
質量 約6.2kg
電源コード長 1.8m
安全装置 転倒オフスイッチ、サーモスタット
販売ルート 当社が運営するインターネット

通販サイト、全国のホームセンター
など
全国の家電量販店
商品情報 https://book.yamazen.co.jp/product/detail/I00008290

オーブン予熱時間が50%短縮! タイパにすぐれた山善の「高効率オーブンレンオーブンジ」

山善は、200度のオーブン予熱にかかる時間を従来品から約50%短縮し、「タイパ(タイムパフォーマンス)」にすぐれた高効率オーブンレンジ「YRZ-WF150TV/NERZ-WF150TV」を、8月中旬から順次発売します。

 

オーブンレンジに対する不満として多く聞こえてくるのが、「オーブンの予熱に時間がかかる」、「トーストを調理中に裏返すことが手間」といった声。そこで山善は、庫内上部のデッドスペースに着目し、庫内の高さを従来品よりも40mm低い、135mmの低層設計に。食品とヒーターの距離を近づけ、より効率的に熱が伝わる「高効率オーブンレンジ」を開発しました。

 

200度のオーブン予熱にかかる時間は、従来品の約11分30秒から約50%短縮し、約5分50秒に。スポンジケーキやクッキーなどのスイーツを効率的に調理可能です。さらに、付属の角皿に熱伝導率の高いアルミ素材を採用することで、トーストを裏返すことなく両面を約6分できれいに焼き上げます。加えて低層設計と角皿により、「省エネ性」108%を達成しています。

 

また、業界初の「角皿スタンド」が付属され、本体のサイドにスッキリと収納可能。加えて、左右・背面と壁の間を空けずに設置できる仕様なので、キッチンスペースを有効活用できます。

 

直販サイトの価格は、YRZ-WF150TVが3万8280円(税込)です。そのほかのスペックは下記のとおり。

商品名 高効率オーブンレンジ
型番 YRZ-WF150TV NERZ-WF150TV
電源 AC100V、50-60Hz
外形寸法 幅464×奥行356×高さ302mm
庫内有効寸法 幅353×奥行293×高さ135mm
コードの長さ 約1.4m
質量 約11.4㎏
電子レンジ 消費電力 1300W
高周波出力 1000W、600W、500W、200W相当、100W相当
発振周波数 2450MHz
オーブン 消費電力 1370W
温度調節範囲 40度、100~200度
グリル 消費電力 730W
電子レンジ機能の年間消費電力量 59.2kWh/年
オーブン機能の年間消費電力量 8.7kWh/年
年間待機時消費電力量 0.0kWh/年
年間消費電力量 67.9kWh/年

夏場の湿度で洗濯物が乾かない! 山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」は救世主となるか

梅雨が明けても油断は禁物。夏場は突然のスコールが降ることもありますし、台風が来る季節でもあるので洗濯物がいつまでもジメジメして困る日が多かったりします。

 

ドラム式洗濯乾燥機や浴室乾燥のない家庭では、いまや衣類乾燥除湿機が欠かせないと言っても過言ではありません。そこで今回使ってみたのが、山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」です。これまで様々な衣類乾燥除湿機を使ってきましたが、このモデルは筆者も大満足の一台でした!

↑山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」。実売価格は3万9800円(税込)、サイズは幅39.3×奥行29.8×高さ61.9cm、重さは20.1kgと大きめ。消費電力は535/610W(50/60Hz)

 

夏場に強いコンプレッサー式

本製品は、コンプレッサー方式を採用。衣類乾燥除湿機には「コンプレッサー方式」「デシカント方式」「ハイブリッド方式」の3種類があり、コンプレッサー式は湿った空気を冷却器で冷やし、湿気を水滴にしてタンクに回収する方式です。これはエアコンの除湿と同じ仕組みで、気温の高い夏場に適しているのだとか。

↑背面の本体下部に水が溜まる仕様。水タンクの容量は7.7Lの大容量

 

逆に、冬場は気温が低いので湿気が水滴になりにくく、除湿能力が低くなってしまいます。また、運転音が大きめなのもコンプレッサー方式の特徴。リビングなどで使用する場合は、就寝時など部屋に人がいないときに使うほうがいいでしょう。

↑仕事部屋で乾燥させながら仕事をしていたが、駆動音が大きいので集中しづらかった

 

4時間で2人分の衣類が完全に乾いた

以前、デシカント方式の衣類乾燥除湿機を使った際は2人分の洗濯物を完全に乾かすのに6時間かかりました。「衣類乾燥除湿機って案外時間がかかるんだな」というのが正直な感想だったのですが、今回、コンプレッサー方式の本製品を使ってみると、わずか4時間で完全に乾燥できました。

↑2時間で7割ほど乾き、4時間でバスタオルもしっかり乾いていた

 

風量は弱/強の2段階、モードは除湿/送風/乾燥の3つを搭載しています。風向は自動でルーバーが上下30〜80度に動き、ルーバーを手動で固定することも可能です。上下だけでは乾きにくいのではと不安でしたが、端に干したバスタオルまできれいに乾いていることに驚きました。

↑風は本体上部から出る。操作ボタンも上部にあり、操作がわかりやすい。湿度は40〜70%での設定が可能

 

使用後は水タンクの水を捨てるのを忘れずに。ちなみに付属の排水溝アダプターと排水ホースを取り付ければ、連続排水も可能です。浴室など排水できる場所で使うのであれば、水タンクの容量を気にする必要もないでしょう。その際、オン/オフタイマーを1〜8時間で設定できるので、必要な時間だけ使用すると省エネに繋がります。

↑1回洗濯物を乾かしただけで、結構な量の水が溜まっていた。水タンクはハンドル付きなので水が捨てやすい

 

細々とした部分の使い勝手の良さがいい

本製品は、キャスター付きなので動かしやすいのもポイントです。また、チャイルドロック機能を使えば、小さな子どもが誤操作するといった心配もありません。

 

個人的にありがたかったのが、フィルターの手入れのしやすさです。背面のフィルターのホコリを掃除機で吸い取るだけでOK。フィルターが目詰まりすると除湿性能が低下するので、2週間に1回程度の手入れが必要なのですが、この手軽さなら苦になりません。汚れが取れないときは洗い流すといいそうです。

↑フィルター枠を取り外すのにネジを取る必要があるが、扱い方がわかりやすい

 

【まとめ】夏場の除湿や部屋干しなど利用シーンが幅広い

本製品の除湿面積の目安(50/60Hz)は、集合住宅で68/76畳、プレハブで52/58畳、木造で34/38畳となっており、かなり広い部屋でも使えます。衣類乾燥に使うのはもちろん、部屋の除湿や押し入れの湿気対策にも活用できるでしょう。

 

また、最大で500mlペットボトル60本分の水分を除湿できる大容量な水タンクだからこそ、安心して長時間使用できます。衣類除湿乾燥機ってちょっと面倒くさそう……なんて思っている人にぜひ使ってほしい一台です。

メリット・デメリットは? 最新「セカンド冷凍庫」の選び方とおすすめ7選

ここ数年、冷凍室の容量不足を補う “セカンド冷凍庫” の新モデルが次々と発売されています。コロナ禍によってライフスタイルが急激に変化したなかで存在感を増したことがうかがえますが、行動規制が緩和された今もなお、需要が衰えないのはなぜでしょうか?

 

家電プロレビュアーの石井和美さんに背景を聞くとともに、手に入れるならどのように選べばいいか、またおすすめモデルとは? くわしくお話を伺いました。

 

セカンド冷凍庫がなぜ注目された?

↑山善「YF-SU70(S)」

 

セカンド冷凍庫が注目されるようになりましたが、そのきっかけはやはり、2020年に始まったコロナ禍。

 

「2020年1月以降、たちまちさまざまなタイプのセカンド冷凍庫が発売され始めました。それ以前は、横長で上扉が開くタイプ、いわゆる業務用の冷凍庫が主流であり、家庭で使うにしては大きすぎる上に、取り出しにくいため、ニーズはほとんどありませんでした。
その後すぐにステイホームとなってスーパーに買いものに行く回数が減り、まとめ買いが増えました。大きな冷蔵庫を持っていても、冷凍スペースは限られています。まとめ買いした食品を長期保管するために、冷蔵庫機能より冷凍庫機能の需要が増えたのです。このような背景のなか、セカンド冷凍庫の人気に火がつきました」(家電プロレビュアー・石井和美さん、以下同)

 

アフターコロナでも、セカンド冷凍庫が人気の理由

↑ハイアール「208L 冷凍冷蔵庫JR-SX21A(W)」

 

新型コロナウィルスの収束の兆しが見えるなか、セカンド冷凍庫の需要が続いているのはなぜなのでしょうか?

 

理由1.家計節約のためにまとめ買いをするようになった

「新型コロナウィルスの収束とともにセカンド冷凍庫の需要もだいぶ落ち着いてきたところはありますが、日常的に大型倉庫店舗や業務用のスーパーを利用する人は多く、まとめ買いが習慣化している人たちにとってセカンド冷凍庫が重宝します。また、食品や生活用品などの値段が高騰していくなかで、まとめ買いをして少しでも家計の負担を小さくしようとする傾向が強まっています。まとめ買いは、今後の食品の買い方として、ますます定着していくでしょう」

 

理由2.食品の冷凍技術の向上

「冷凍技術の進化により、短時間で食品を冷凍することができるようになりました。その結果、冷凍食品のクオリティが上がったことで冷凍食品を買う人が増えました。無添加でヘルシーかつバランスのとれた冷凍食品が豊富に販売されています。共働き世帯や小さなお子さんのいる世帯を中心に冷凍食品を賢く取り入れて、生活をラクにしたいというニーズが増えています」

 

理由3.デザイン性の向上

「家庭用として、居住空間で使いやすい前開きで縦長のデザインが主流となってきました。縦長の冷凍庫であれば場所をとりません。またデザイン性にも優れており、インテリアに馴染みどこにでも違和感なく設置することができます。キッチンのみならず、個室や廊下など場所を選ばずに置くことができるようになりました」

 

理由4.収納性の向上

「小分けの引き出し式のデザインになったことで冷凍食品を整理しやすく、目的の食品がすぐに見つけやすくなりました。
現在の大型冷蔵庫の冷凍室もそうですが、一昔前の冷凍庫は、冷凍スペースはただ大きなカゴになっているものが多く、どこに何が入っているかわかりにくかったり分類しづらかったり、整理しても中で崩れてしまったりすることも。コロナ禍以降に発売した冷凍庫は、コンパクトで、中の収納が4段から5段の引き出し式のカゴになっているものが多いです。引き出しが細分化されたことで、扉を開ければどこに何があるのかが分かりやすく、むやみにいろいろなカゴを引き出さなくても良くなりました。また、可動棚になったのもポイント。大きな食品を購入した場合、食品の大きさに合わせて、棚を外して入れることも可能です。
ご家庭によって買う食品の種類は多種多様なため、それぞれに合わせられるように融通をきかせている点が人気の一つです。家庭で使う冷凍庫ならではの工夫ですね」

 

買う前に知っておきたい! セカンド冷凍庫の選び方と注意したいポイント

↑山善「YF-SU70(S)」

 

実際にセカンド冷凍庫の購入を考えた場合、どのような基準で選べばいいのでしょうか? チェックポイントを教えていただきました。

 

・使用目的はなにか

「セカンド冷凍庫に何を入れたいかを把握しましょう。例えばチャーハン、ピザ、お肉なのか、それによりパッケージのサイズも違います。普段、何を多く買うかにより、収納するカゴの理想サイズが見えてきます。カゴ内側の寸法を検討することが大切です」

 

・サイズをしっかりと検討する

「最近では冷凍庫をネットで購入してしまう人が多いですが、いざ家に置いてみるとサイズがいまいち合わないということをよく聞きます。意外と多いのが、幅が狭いわりに奥行きがある場合です。家具と並べたとき、冷凍庫だけ突出してしまい不格好です。設置場所の幅や高さはもちろん、奥行きもしっかり測っておきましょう。
また、冷凍庫はしっかりとものを詰めておいたほうが電気代が安くなります。大きいサイズを買ってスカスカになっている位であれば、購入する食品がちょうど収まるサイズ感を選びましょう。実物を見て購入するほうが間違いがありません」

 

・右開き/左開きか

「置く場所によっては開き方により、とても不便になるので注意が必要です。購入前に、開く側を選べたり、設置後に自分で左右に扉を付け替えられるタイプも出ています」

 

・温度調整設定の機能があるか

「冷蔵、チルド、冷凍と庫内の温度調整設定を変えられるものも多くなってきています。季節によって温度調整をしたいなど希望があるのであれば、温度調整設定の有無を確認することをおすすめします」

 

・セカンド冷凍庫の上に物を置くか

「冷凍庫の上にコーヒーメーカーやトースターを置く人も多くいます。置く場合は、耐熱性能があるかカタログでチェックしてください」

 

・霜が付着しにくいか

「冷凍庫には直冷式とファン式があります。価格の安いもののほとんどが直冷式で、価格が高くなるにつれてファン式になります。
直冷式は価格が安いぶん、霜がつきやすいのが難点。定期的に中に入っている食品をすべて取り出し、付いている霜を取り除く作業が発生します。これがとても大変です。カタログを見れば必ず直冷式かファン式が書いてあるので、そこは必ず購入前に見てほしいです」

 

・運転音が静かか

「運転音は何デシベルとカタログに記載されているのですが、実際にはあまりあてにならないのです。普段は静かですが、急にパチッなどと音がなることがあります。音の原因は、冷凍庫の背面にある気体冷媒を取り込み圧縮する役割を果たす、コンプレッサーです。値段の高い機種はコンプレッサーにカバーが付いていますが、廉価品には付いていないことも。リビングや寝室に置くのであれば、音の静かなものを選ぶのが良いでしょう。静音性を前面に押し出している商品のほうが、静かというのは実感としてあります。あまり音のことには触れていないような商品はそこまで静音性を重視していない可能性があります」

 

・アース線の有無はどうか

「アース線とは、電化製品から漏れ出た電気を地面に逃すための線のことです。プラグの脇に細い線が出ているのを見たことはあるのではないでしょうか。アース線のある冷凍庫にも関わらず、アース付きコンセントがない場合、電気工事専門の人にアース付きコンセントを取り付けてもらう電気工事が発生します。しかし最近ではアースのない漏電対策の処理がされている機種がほとんどです。このような機種を選べば、コンセントに差し込むだけになるので心配いりません」

 

各モデルの機能や特徴だけでなく、あらかじめチェックしておくべきこともあります。

 

・設置場所を事前に確認しておく

「冷凍庫の熱を逃す放熱スペースを設ける必要があるか否かは冷凍庫によって異なります。狭い場所に置く場合、放熱スペースのいらない機種を選ぶようにしましょう。放熱スペースをしっかりと取る必要がある機種にもかかわらずスペースを設けることができない場合、電気代が上がってしまうリスクも。注意が必要です。
また、コンセントの位置もあらかじめチェックしましょう。冷凍庫はずっとつけているものなので、延長コードを使ってつなぐことは大変危険です。壁にあるコンセントに直接つなぐようにしてください」

 

・電気代を念頭におく

「セカンド冷凍庫の電気代は、現在、各メーカーが出しているフラッグシップモデルの省エネ性能の良い冷蔵庫と同等にかかることを念頭に置いておきましょう。フラッグシップモデルは、技術を集結させているため大容量でありながら電気代はとても安い。現在、家庭の冷蔵庫のにかかる電気代はおおよそ、1ヶ月あたり600円〜1000円位です。セカンド冷凍庫を入れた場合は、その2倍となる1ヶ月あたり1200円〜2000円くらいに電気代が上がります。電気料金自体がこれから上がってくるので、ランニングコストを考慮し購入を検討する必要があります。まとめ買いでうまく節約ができたり、冷凍おかずを買って時短したいなど、電気代がかかってでも導入するメリットを感じるかどうかがポイントです」

 

家電プロレビュアーがすすめる、最新セカンド冷凍庫と冷凍付冷蔵庫 7選

まとめ買いをした冷凍食品を収納しやすく、サイズもコンパクトな、最新の冷凍庫と温度調整機能のついた冷蔵庫を性能別におすすめしていただきました。

 

■ サイズで選ぶ

浅い奥行きで家具との相性も抜群。もう少しだけ保存スペースを増やしたい! がかなう冷凍庫

アイリスオーヤマ「奥行スリム冷凍庫66L IUSN-7A-W ホワイト」
実勢価格=6万5780円(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W552×D390×H800
・年間消費電力量:約256kWh / 年

 

「奥行を390mmと浅くデザインされているので、家具と並べたときに前面が揃いやすく圧迫感なく置けるのがポイントです。庫内の壁を薄くすることで、しっかりと保存スペースを確保しており、買いものカゴ1.5個分は入ります。家庭用冷蔵庫にある冷凍スペースでは少し物足りないという方におすすめです。色は白と黒の2色、インテリアのテイストに合わせて選べます」

 

業界最小幅を実現! 狭いスペースにも置け移動もできるキャスター付き

山善「スリム冷凍庫70L YF-SU70(S) シルバー」
実勢価格=4万9800円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W335×D580×H1170
・年間消費電力量:約158kWh / 年

 

「セカンド冷凍庫で、3パターンのサイズ展開があるのがめずらしく、ライフスタイルに合わせて収納力を選ぶことができます。今回紹介するのは中サイズの70L。またキャスターが付いているので移動するのもラクラクです。幅は業界最小※の335mmととてもスリム。スーパーでよく見かける小さめの冷凍食品を収納するにはちょうどよいサイズ感です」
※2022年7月26日時点でのメーカーの独自調査によるものです。

 

■ デザインで選ぶ

マグネットカバー着せ替え扉が新しい! 希望の温度設定を分けられる2ドアデザイン

ハイアール「208L 冷凍冷蔵庫JR-SX21A(W)」
実勢価格=7万円前後(税込)

・種類:冷凍冷蔵庫
・外形寸法(mm):W453×D632×H1775
・年間消費電力量:約247kWh / 年

 

「2ドアなので片方を冷蔵庫、もう片方を冷凍庫として分けて使うことができるのはとても便利です。扉にはドリンクの入れられるスペースがあるのもセカンド冷蔵庫としてはめずらしい。すぐに取り出したい食品をリビングに保存するのにはもってこいの商品です。独自の特徴としては、マグネットカバーで扉のデザインを気分により変えられること。海外では売られていたりするのですが、日本でははじめての発売となります。こんな冷凍庫の楽しみ方があってもいいですね」

 

扉の開きが左右自由につけ替えられる。置く場所を選ばない使い勝手のよさが魅力

シャープ「冷凍庫(ファン式)FJ-HM7K」
実勢価格=7万7000円前後(税込)

・種類:冷凍冷蔵庫
・外形寸法(mm):W495×D598×H770
・年間消費電力量:約277kWh / 年

 

「扉を自分で左右どちらにも付け替えられるので部屋のレイアウト変更も自由にできます。引っ越しがあっても場所を選びません。冷凍から冷蔵まで9段階での温度調整ができるので保存温度にこだわりのある方には人気があります。例えばビールの保存温度の適温は6℃、日本酒には−5℃などお好みの温度に設定ができます」

 

■ 機能で選ぶ

寝室や個室におすすめ、静音性能の高い冷凍庫

三菱電機「Uシリーズ MF-U12H 121L」
実勢価格=5万5000円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W480×D586×H1126
・年間消費電力量: 約400kWh / 年

 

「静音設計を特徴としているだけに、運転音はとても静かです。寝室など、音が特に気になる場所に置くにはおすすめです。4段に分かれた大容量引き出し式収納ケースは、整理しやすく、食品を見つけやすいので、まとめ買い後の保管にも最適。トップテーブルも約100℃までの耐熱性があるので、冷凍庫の上に、コーヒーメーカーやオーブンレンジ※を置くこともできます。さらに、まとめ買い志向の方には、218Lの大容量冷凍庫(6月30日発売)MF-U22Jもラインアップされていますので、検討してみてください」
※オーブンレンジのタイプ・サイズによっては、置けない場合があります。耐荷重は30kgまでです。

 

共働き家庭にうれしい! ソフト冷凍で食品を取り出したらすぐ切れる

ハイセンスジャパン「168L 冷凍庫 HF-A16S」
実勢価格=5万円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W521×D626×H1346
・年間消費電力量:約511kWh / 年

 

「ー7℃のソフト冷凍機能が特徴です。凍っていても解凍することなく、切ったりすくったりと、わずらわしい解凍の手間がなく、料理を作れるのがポイント。忙しい人や共働き世帯にはありがたい時短冷凍庫です。また、表扉の前面に温度調整のパネルがついているので、扉を開けずに中の温度を変えることができます。最大ー30℃まで設定でき、食品を急速に冷凍します」

 

作り置き派におすすめしたい! 食品を急速冷凍して保存できる

パナソニック「ホームフリーザー NR-FZ120D」
実勢価格=5万円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W 480×D 586×H1126
・年間消費電力量:約365kWh / 年

 

「省エネ性が高いところがポイント。アルミトレイが付いていることで、作り置きをした料理を即座に凍らせることができます。食品は凍らす時間が短いほど、味を保つことができます。最初に最上部のトレーで凍らせ、凍ったならば下の引き出しに次々に収納していけばとても効率的です。作り置き派にはおすすめの商品です」

まとめ買いや作り置き、冷凍食品の活用など、忙しく働く世代の救世主となってくれるセカンド冷凍庫。デザインもおしゃれで収納もしやすくなっているのであれば、生活の中に取り込むメリットは充分にあると言えそうです。

 

プロフィール

家電プロレビュアー / 石井和美

家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、ウェブ媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
HP


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

パワーブラシ付きで約980gの軽さ、山善から1万円台の「軽量コードレススティッククリーナー ZSP-L160」

山善は、パワーブラシを搭載し、本体が業界最軽量クラスの軽さでありながら、吸引力もパワフルな「軽量コードレススティッククリーナー ZSP-L160」を発売しました。直販サイト「山善ビズコム」での価格は1万7800円(税込)です。

 

コードレスの掃除機は、汚れに気付いたときにサッと掃除できる手軽なアイテムである一方、パワーブラシ付きのものは本体が重く、長時間使い続けると腕が疲れたり、扱いづらかったりすることも。

 

そこで山善は、カーペットなどのゴミをしっかり掻き出せるパワーブラシを搭載し、本体が1kgを切る業界最軽量クラスの軽さでありながら、吸引力もパワフルなZSP-L160を新発売。スティッククリーナーとしてはもちろん、ハンディクリーナーとしても使え、隅々まできれいに掃除できるとしています。

 

本体重量は約980gと、片手で持ち上げられる軽さを実現。加えて、軽く押すだけで前に進む「自走式」のため、軽々ストロークでき、女性や高齢の方でも楽に使用できます。それでいて、パワフルな吸引力を生み出すブラシレスDCモーターを採用しているため、しっかりとゴミを吸い込みます。

 

ヘッドには、細かな隙間や溝のゴミをしっかりと掻き出すパワーブラシを搭載。ラグやカーペット、畳、フローリングの溝などのゴミも取り残さないといいます。また、ヘッドの前方部を薄くして壁との距離が短くなるようにしたほか、パワーブラシを前方に搭載したことで、ブラシが壁際まで届き、壁際のゴミもきれいに掃除できるとのこと。さらに、ヘッドは前後に90度、左右に180度まで動くので、家具と家具の間や、ソファの下なども掃除できます。

 

ハンディクリーナー時は、アタッチメントを装着することで、サッシの溝やソファの隙間、ブラインドやエアコンなど、あらゆる場所を掃除できます。

 

連続使用時間は強モードで約11分、標準で約30分。また充電時間は約3.5時間です。集じん容量は0.3リットル。本体サイズはスティッククリーナー時で、幅212×奥行175×高さ1045mmとなっています。

睡眠時の無呼吸状態を可視化、山善の1万円台スマートウォッチ「CHRONOWEAR 2 QSW-02H(SG)」が発売

山善は8月23日、AV機器・デジタル家電のオリジナルブランド「Qriom」から、スマートウォッチ「CHRONOWEAR 2 QSW-02H(SG)」を発表。8月下旬から、インターネット通販「くらしのeショップ」で発売するほか、全国のホームセンターや家電量販店で順次発売します。くらしのeショップでの価格は、1万6280円(税込)です。

 

CHRONOWEAR 2 QSW-02H(SG)は、今年6月に発売したばかりの「CHRONOWEAR Lite QSW-01L(B)」に新機能を搭載したモデル。新たに血中酸素測定機能を追加し、0時から7時までの時間帯の睡眠時に、無呼吸状態が続くことによる低酸素状態を検出します。血中酸素濃度が90%を下回る値を検出した場合は、本体画面にアラートを表示するほか、スマホアプリ「WearLog+」にも記録。睡眠の質を可視化できるとしています。

 

↑スマホアプリの画面

 

また、睡眠時の心拍数の推移を記録できるほか、手首上面の体表温度の変化を定期的に測定。体調の変化に気づきやすくなり、健康を細かくケアできるといいます。

 

本体のベルトは、ナチュラルカラーの風合いを持たせた合成皮革のポリウレタンベルトと、汗が気になりにくいシリコンベルトが付属。簡単に付け替え可能としています。また、本体デザインはスーツにもなじむよう、本体ケースや文字盤外枠のベゼルにメタルを採用しています。

 

画面サイズは1.32インチで、解像度は360×360ドット。ケースのサイズは縦53×横47×奥行き16.3mmで、重量はベルト含めて約50gです。このほかスペックは、連続動作時間が約10日、充電が約3時間、防塵防水がIP68等級に準拠となっています。

 

なお、WearLog+のアップデートも発表。「Appleヘルスケア」に加え、「Google Fit」や「Fitbit」とも連携が可能になります。このアップデートは8月下旬予定とのこと。

狭い隙間に収納できる、連結して使える山善の小型平台車「スキマ忍車 SNJ-30」

 

山善は7月16日、家庭用狭小空間連結平台車「スキマ忍車 SNJ-30」を発表。7月下旬に一部ホームセンターで先行発売し、8月中旬からは直販サイト「くらしのeショップ」や全国のホームセンター・家電量販店などで発売します。実勢価格は1700円前後(税込)です。

 

山善によると、隙間収納の多くは引き出し式やラック式で、収納スペースが決まっているため「引き出しの高さが足りず、モノを立てて収納できない」「あと1個が入らない」などの不満点や悩みの声を聞いていたそうです。そこで、スリムなサイズで隙間収納にぴったりなスキマ忍車 SNJ-30を発売するとのこと。

 

スキマ忍車 SNJ-30は、14cm以上の隙間があれば使用できる連結台車。ワンタッチで複数台を縦・横自由に連結可能で、収納したい物の幅や奥行きに合わせてサイズ調整できます。また、山善の平台車「スマートフロア」とも連結可能。これにより、サイズ調整の幅が広がります。

 

 

本体に付いているキャスターはエラストマー製で、床を傷付けにくいうえに、色移りもしづらいため、安心して使用できるとしています。また、滑らかに動くので、出し入れも静かとのこと。このほか、キャスターが見えにくいデザインに仕上がっており、インテリアの邪魔にならないといいます。

 

なお、スキマ忍車 SNJ-30を2台使用して、大きな荷物の両端に配置すれば、台車としても使用可能。天板には滑り止めシートが付いており、移動中の荷物のズレを防げます。最大積載荷重は30kgです。

 

 

本体サイズは幅408×奥行139×高さ64mmで、重量は0.5kg。

 

狭いスペースを有効活用したい人に注目の商品です。スキマ忍車 SNJ-30でお部屋をすっきりさせましょう。

キッチンや脱衣所が涼しい、工事不要で置けるコンパクトクーラー

山善は冷風・送風・ドライの3機能を搭載した「コンパクトクーラー YEC-L03」を6月上旬から発売すると発表。実勢価格は4万前後で、全国の家電量販店やホームセンター、および山善が運営する「くらしのeショップ」などで販売します。

 

コンパクトクーラー YEC-L03は、料理中のキッチンやお風呂上がりの脱衣所など、狭い空間にも設置しやすいコンパクト設計モデル。本体サイズは幅250×奥行200×高さ475mmで、重量は約11kgとなっています。

 

また、工事不要で設置可能なため、エアコンのない部屋やスペースでも、コンセントがあれば使用できます。

 

運転モードは-7度の風を送り出す冷風、部屋干しする洗濯物の乾きを早める際などに使える送風、除湿しながら弱い冷風を送り出すドライの3モード。冷風の風量は強と弱の2段階、送風の風量は強・中・弱の3段階で、ドライには風量設定がありません。また、切りタイマーも搭載しており、1時間/2時間/4時間/8時間の中から設定できます。

 

このほか、本体に搭載されたスイングボタンを押すことで、上下60度に動くルーバーを搭載しています。

 

なお、コンパクトクーラー用排熱ダクトも合わせて発売します。コンパクトクーラー YEC-L03本体の排熱ダクト用継手に取り付け、排熱ダクトを部屋の外に延ばして排熱できます。こちらの実勢価格は3000円前後です。