年賀状を作りたいけど、子どもが散らかしたり、 書き損じが多くなったりするのが心配だわ……。

毎年インクジェットプリンターで年賀状を印刷してるけど、ママ友や娘の幼稚園のお友だちには、もうちょっとかわいいものを送りたい。でも、子どもが色紙を貼ったりクレヨンで描いたり失敗しそうだし何より散らかりそう……。それなら、ポンポン押すだけで手軽にたくさん作れる消しゴムハンコが良さそう! ご近所の消しゴムハンコ作家・mizutamaさんに子どもと作るときのポイントを教えてもらおうかしら。

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子どもと楽しみながらできる消しゴムハンコに挑戦

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年賀状って毎年同じようなデザインになっちゃうのよね……。無料素材だとイマイチ気の利いたデザインがないし、かといって素材集をわざわざ買うのもちょっと……。がんばりました感をそれほど出さずに、センス良く思われるアイデアはないかしら?

 

 

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お子さんと楽しみながらできる消しゴムハンコを作って押してみてはいかがでしょう。材料は、ハンコ専用消しゴム、スタンプ台、練り消し(ハンコのお掃除、スタンプとしても使える)、カッター(デザインカッターだとなお良し)、トレーシングペーパー(図案を写す)、鉛筆(図案を消しゴムに写すため)です。

 

 

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ハンコ専用消しゴム「ほるナビ」は、スタンプになる部分が色付きで残るからわかりやすい! 子どもにはトレーシングペーパーに絵を描かせて、それを転写すればいいのね。幼稚園で描いてきた絵をスタンプにしてあげようかな〜。

 

 

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失敗せずに作るための最大のポイントは、簡単なモチーフにすること。例えば動物の顔の場合、消しゴムハンコでは輪郭だけを彫って、顔の中は面にしたまま表情はペンなどで描き入れる方法です。練り消しを小さくちぎってスタンプにして、目や口を入れていく方法もオススメです。顔の表情は顔文字をヒントにするといいですよ!

 

 

comment-mother
いきなり凝ったデザインにしたり文字を彫ったりするのは難しいのね……。でも、文字は印刷してしまえば解決するし、輪郭だけならクマ、犬、ネコ、お花、葉っぱ、お正月っぽいのだと梅なんかも作れそう!

 

 

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わざわざモチーフを作らなくても、▲や■、ランダムな形を重ねてたくさん押すことでも雰囲気を出せます。適当に切って偶然できた形を魚や鳥など何かに見立てるのはお子さんが得意そうですよね。あと使う色は3つまでに抑えること。メインのカラーを1色、それに合うカラーを2色、といった具合です。赤や金、黄、茶色はお正月の雰囲気になりますね。

 

 

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電車や車なら■と●を組み合わせればできるわね! ■と▲でお家、●をふたつ組み合わせてサクランボなんかもできそう。単純なモチーフでもアイデアがどんどん出てきたわ! あとキレイに見せるコツってあるのかしら? 写真を印刷した上に押すこともできるの?

 

 

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キレイに仕上げるポイントは、インクを変えるときに前のインクをしっかり落とすことと、表面のホコリやゴミなどを取り除いてから押すことです。練り消しやウェットティッシュでキレイにできますよ。これだけで仕上がりが断然違います! 写真へのスタンプは「ステイズオン」などの油性のインクがオススメです。ただし、乾くのに時間がかかるので、重ねたりこすったりしないように注意しましょう。

 

 

comment-mother
似たような色ならいいかなぁとついつい適当になってしまうけど、基本的なことが大事なのね。油性のインクはすぐに落とさないと色が付いたままになってしまいそうだものね。

 

 

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宛名面の差出人のところにハンコを押すのもオススメです。どうしても文字を作りたい場合は、カタカナやアルファベットから始めるといいですよ。すべてのモチーフに共通することですが、断面が台形になるように外側を削いで中心に向かって盛り上げて彫ると安定します。

 

 

comment-mother
彫ることに慣れたら、差出人スタンプはぜひ作りたい! 年賀状だけじゃなくて普段の生活にも活用できそうね。子どもの連絡帳や回覧板の「見ました」スタンプなんかを作ってみようかしら。さっそくお買い物に行ってくるわ!

 

 

【材料】

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・ハンコ専用消しゴム
・インク
・練り消し
・カッター
・トレーシングペーパー
・鉛筆

 

 

【作り方】

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①鉛筆でトレーシングペーパーに好きな絵柄を書き写す。

②トレーシングペーパーにハンコ専用消しゴムを押し付けて転写する。

③カッターの刃を寝かせながら絵柄の周りを削っていく。

④顔は練り消しで作ったパーツスタンプで押しでも、ペンで書いてもOK。

慣れてきたら絵柄の枠内を削って顔を作ってみるのもオススメ!

 

 

まとめ

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■や▲などの直線モチーフから

簡単なモチーフ彫りに慣れたら、顔の輪郭に帽子、リボン、ヒゲ、メガネなど自分の特徴やわかりやすいモチーフをプラスしてみましょう。また使い終えたハンコはしっかりインクを落とすことを忘れずに。保管は紙製の箱がベスト。プラスチックや缶は消しゴムが溶けてくっついてしまうので紙に包むなどして入れましょう。

 

 

【助けてくれたご近所さんは…】

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消しゴムハンコ作家 mizutamaさん
本屋で消しゴムハンコの存在を知り、ハマったことから作家の道へ。現在はイラストレーターとしても活躍中。自身の製作のほかワークショップも行っている。キングジムのスケジュールシールプリンター「ひより」の文字やイラストも手掛けている。http://www.mizutamahanco.com/

 

 

 

日々の「参った!」というお悩みを5分で解決!「参田家(まいたけ)のおうち手帖」

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「大人の科学」がまたやった! 付録を超えたクオリティの机で遊べる印刷機で活版印刷の妙味を味わってみた

かつて印刷は、「活版印刷」という方式で行われていた。文字を凸型に彫り込んだ木や金属製の“活字”を並べ、そこにインキを塗って紙に刷る、19世紀末から20世紀末まで主流だった技術だが、デジタル化によって、時間も手間も膨大なこの活版印刷は、みるみる姿を消していった。世界最大規模の印刷会社、大日本印刷(DNP)も、127年もの間日本の出版文化を支えてきた自社の活版組版部門を、2003年に閉鎖している。

 

ところが、音楽カルチャーにおいてレコードやカセットテープが再び人気を博しているのと同じように、アナログな温かみに新鮮さを感じるひとたちの間で、活版印刷への関心も、ひそかに高まっているらしい。実は筆者もそのうちのひとりである!

 

そこへ、『大人の科学マガジン』にこの活版印刷を卓上で楽しめてしまうキットが付録として付いてくるらしい! という情報がTwitterで拡散され、大きな話題に。12月15日に晴れて発売となったので、早速手に入れて遊んでみた。

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『大人の科学マガジン 小さな活版印刷機』3780円/学研プラス

 

『大人の科学マガジン』とは、1963年に創刊した月刊の付録付き学習雑誌『科学』『学習』(2010年休刊)の魂を受け継いだ、好奇心にあふれる大人向けの雑誌だ。今回、12月15日発売の最新号に付いてくるのが「小さな活版印刷機」。まずはセット内容を確認してみよう。

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・卓上活版印刷機(組み立て式)
・活字
・印刷用紙(片面が光沢加工された「キャピタルラップ」、やわらかな風合いの「ハーフエア・コットン」)
・黒インキ
・吸い取り紙
・スポイト
・活字外し器
・組み立て専用ドライバー

 

本書の説明通りに組み立て、完成するのは「テキン」や「フートプレス」と呼ばれる手動式の平圧印刷機。A5サイズ程度のスペースに収まるコンパクトさながら、細部まで精巧に作り込まれている。準備ができたら、いよいよ制作開始。今回は名刺サイズの紙に印刷してみよう。

 

1 活字を選ぶ

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まずは2つのシートに結束された活字を、プラモデルさながらひとつひとつカットし、準備。続いて、作りたい単語や文章を構成する活字をひろっていく。

 

↑活字は、ひらがな、アルファベット、数字など162個がそろう。追加注文も可能だ↑活字は、ひらがな、アルファベット、数字など162個がそろう。追加注文も可能だ

 

2 活字台にセットする

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小さな穴が並んだ活字台に、活字を一文字一文字、並べるようにはめていく。凸凹になるとインキののりにムラが出る上、上手く紙に接地しなくなるため、高さがそろうように、最後にしっかり押し込んで。

 

3 インキ台に吸い取り紙をセットする

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インキ台をいったん外して吸い取り紙を挟み、セットする。

 

4 吸い取り紙に水を垂らし、インキ台に貼り付ける

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吸い取り紙にスポイトで水を垂らして全体的に湿らせ、インキ台に貼り付ける。ちなみに不織布やキッチンペーパーでも代用可能。

 

5 インキをインキ台にのせる

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インキをインキ台の吸い取り紙上に出す。まずは付属のお試し用の黒インキで。ローラーにまんべんなく付くよう、はみ出さない程度で横いっぱいに均等に。

 

6 インキをインキローラーで練る

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レバーを操作しながらインキローラーをインキ台の上で転がし、インキを練り、まんべんなく付着させる。インキローラーの表面はふかふかの起毛素材が貼られているので、インクが馴染むよう念入りに。

 

7 活字台を版盤にセットする

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ハンドル位置を上にしローラーを下げた状態で、あらかじめセットしておいた、活字をはめ込んだ活字台を版盤にセットする。

 

8 活字にインキをのせる

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ハンドルを上下に動かしてインキローラーを上下させ、インキを活字の上にのせる。何度か転がして、しっかりインキをのせるようにする。

 

9 圧盤に紙をセットする

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手前に倒した圧盤に印刷したい紙を差し込む。

 

10 ハンドルを下まで倒してプレスする

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ハンドルを下まで倒し、グググっと力をかけてプレスする。土台の脚部など本体をおさえたり、脚部にネジ穴があるのでそれであらかじめデスクに固定しておいたりして、安定させるといい。

 

ここまでが一連の流れ。

 

さて、ハンドルを上げて紙を覗いてみよう! ワクワク……あれ?

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お察しの通り、われらが「Get Navi」と印刷したつもりが、「ivaN teG」になっている! しかも「G」が上下逆。ハイ、記念すべき第1回目は、失敗です。

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当たり前だが、活版印刷はハンコといっしょなので、文字の列も、文字自体も左右反転。いつもの文字を思い浮かべながらサクサク活字を選んでセットすると、こんなことになる。ウッカリのないよう、活字の上下を確認しながら、まるで昔の看板を作るように右から一字ずつ並べ、セットしていくこと!

 

さて、やり直しだ。

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右から左方向へ単語をつくるように、活字を並べる。

 

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こんな感じ。

 

再びグググっと盤を押し込んで……

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できた!

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今度は成功。「Get Navi」無事。

 

インキを活字にのせるとき、ローラーを念入りに上下すれば、その分印刷にムラがなくなるのだが、手作りのあたたかみ、のようなものを出したいなら、むしろちょっとムラがあるほうがいいだろう。活字の高さに凹凸がないよう、しっかり押し込まなければならないが、一文字一文字の傾きもまた、味になる。

 

活字の並びは慎重に、活字の向きやインキののりには鷹揚に! がコツだ。

 

ちなみに、セットに含まれるインキは試用サイズのブラックのみだが、市販の水性インキを使えば、カラーでも刷れる。

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インキ台でインキを練ってローラーで活字にのせるため、基本的に単色になるのだが、いくつかの色をマーブル状に練れば、ランダムなカラーを楽しめそう。

 

名刺を作ってみたり、しおりを作ってみたり。今のシーズンなら、クリスマスカード作りに活用してみてはどうだろう。手作りの質感がにじみ出る、思いのこもったカードを贈れそうだ。

 

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今年もギリギリだぁ~!! 年賀状の準備でバタバタしないためのオススメプリンター4選

年末の大仕事といえば、なんといっても年賀状の準備。毎年ギリギリまで手をつけずにいる人は、今年こそ早めに済ませておきましょう。最近では業者に頼まなくても、自宅で簡単に印刷できて、さらに手早く低コストで刷れます。そこで今回は、いますぐ購入したい最新プリンター4機種をご紹介。オリジナル年賀状が作れたり、タッチパネルで操作がラクなものが揃っていますい。

 

300年経っても色あせない写真を実現したプリンター

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画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

エプソン

カラリオ EP-880

楽天市場実売価格 2万4400円

インテリアのようなデザインの「カラリオ EP-880」。カラーバリエーションは、「ブラック」「ホワイト」「レッド」「ニュートラルベージュ」の計4色を揃えており、どんな部屋にも合わせやすいのが特徴です。また内蔵された6色のインクが色鮮やかなプリントを実現。エプソンが独自に開発した「つよインク200」は、色あせしにくく綺麗に写真を保存できるのも魅力的です。

 

<注目ポイント>

・スタイリッシュでコンパクトなデザイン

・300年経っても色あせない「つよインク200」

・豊富なカラーバリエーション

 

同商品は、背景や文字、細線などの細部に至るまで綺麗にプリントしてくれます。再生紙を使ったコピーでも背景が暗くならない「背景除去機能」、色つきの細線をしっかりと再現する「細線強調機能」、つぶれがちな小さな文字を見やすくする「文字くっきり機能」など、プリンターが起こしやすい不具合をもれなく解消。家族や風景が写った思い出の1枚を綺麗に印刷してみては?

 

SNSにアップした写真を大きなサイズで印刷しよう

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キヤノン

ピクサス TS6130

楽天市場実売価格 1万9800円

キヤノンの「ピクサス TS6130」は、写真やハガキを綺麗にプリントするだけでなく、豊富なプリントコンテンツが揃っています。インクは写真に強い“染料インク”と文字に強い“顔料インク”の5色を搭載。新プリントシステムにより全階調での画像安定性を最適化しているので、美しいプリントを実現しています。

 

<注目ポイント>

・美しいプリントを実現する“染料インク”と“顔料インク”搭載

・アプリ「PhotoJewel S」と連携すればフォトブックが作れる

・「ましかく写真」を大きなサイズでプリント可能

 

SNSで見かけることが多くなった「ましかく写真」を、大きなサイズでプリントできます。またフォトブックが作れるアプリ「PhotoJewel S」と連携できるので、思い出をいろんな形で残せる機能が満載。キヤノンが提案する写真の新しい楽しみ方をぜひ体感してください。

 

プリンターだけで年賀状が作れる優れもの

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ブラザー

プリビオ DCP-J973N

楽天市場実売価格 1万4119円

「横幅」「奥行き」「高さ」を大幅にサイズダウンした「プリビオ DCP-J973N」。体積は従来のモデルと比べて15%もダウンしているので、ちょっとしたスペースでも設置できます。コンパクトになっても高い性能を維持しており、原稿をスピーディーに読み取る「ADF(自動原稿送り装置)」や、コピーした際の裏写りを防ぐ「裏写り除去コピー機能」など、快適に印刷できる機能が満載。

 

<注目ポイント>

・従来モデル比15%もダウンしたコンパクトサイズ

・プリンター1台だけで年賀状が作れる

・操作がラクラクの「ストレスフリー設計」

 

使い心地に隅々までこだわった「ストレスフリー設計」なので操作はラクチン。手書きのイラストをプリンターで読み込むと自動でハガキサイズに調整してくれるので、簡単にオリジナル年賀状が作れます。宛先はプリンターから出力した「宛名シート」に書いて読み込むだけでOK。これからのシーズンに大活躍するプリンターですよ。

 

世界に1つだけの“オリジナル年賀状”

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画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

エプソン

カラリオ ハガキプリンター PF-81

楽天市場実売価格 4万3900円

年賀状を作るには最適のプリンター「カラリオ ハガキプリンター PF-81」。9.0型の大画面タッチパネル液晶で操作しやすく、実際のプリントサイズをイメージしながら年賀状やハガキが作成できます。デジカメやスマートフォンで撮った画像をプリンターに取り込めば、年賀状のデザインにすることも可能。精度の高い年賀状を作りたい人はぜひチェックしましょう。

 

<注目ポイント>

・9.0型の大画面タッチパネル搭載

・簡単にオリジナル年賀状が作れる

・年賀状のデザインテンプレートは全4389種類

 

プリンターには年賀状のデザインテンプレートが豊富に内蔵されています。さらに付属のSDカードに有名作家の作品や浮世絵などが描かれた「特選年賀状」のテンプレートも。その他に15種類のフォントが選べたり住所の保存ができるので、1台あればバタバタしがちな年賀状の準備もスマートに解決できます。

 

※商品価格は、2017年12月15日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

協力:楽天市場

美文字王子が「年賀状の書き方」を伝授!“あけましておめでとうございます”を大人っぽく書く3つのコツ

そろそろ年賀状の準備をしたい時期になってきたものの、きれいに文字を書けなくてなんだかおっくう… という人も少なくないはず。12月5日に放送された「あさイチ」では、年賀状を美しく書く方法が特集された。

出典画像:青山浩之公式サイトより出典画像:青山浩之公式サイトより

 

「あけましておめでとうございます」をきれいに書くには?

年賀状のコツを教えてくれたのは、美文字の伝道師・青山浩之。「100%書き込み式ペン字練習帳」などの著作をもち、横浜国立大学の教授としても活躍している。

 

ひらがなを書くうえでまず抑えておきたいのが、「曲線右上がりルール」「横結びへの字ルール」「縦結びくの字ルール」の3つ。

 

「曲線右上がりルール」は、「あけましておめでとう」で使う“あ・お・め”の「大きく右にぐるっと回るカーブ」の曲線を右上がりに書くというもの。これでぐっと大人っぽい印象を与えることができる。

 

多くの人が悩むのが「結び」の部分。そもそも「結び」とは“ま・す”のように“円を描くようにしてくるっと回す部分”のこと。「おめでとうございます」と書くと、結びが2連続で出てくるので目立ってしまう。そこで登場するのが「横結びへの字ルール」「縦結びくの字ルール」。

 

“ま”のように結びの部分が横長の文字は、円の上側をひらがなの“へ”のように角度をつけてカーブさせると美文字に。“す”のような縦長の結びは、左側の辺を“く”のように角度をつけることが大切。こちらも、ただ円を描くよりもぐっと大人っぽい文字に仕上げることができる。

 

“春”には美文字のコツが満載!

漢字の場合は、「迎春」という言葉を使ってレクチャー。“迎”や“近”といった「しんにょう」「えんにょう」のある文字は、しんにょうの中に上の部分が収まるように書くように。

 

また、“春”や「賀正」の“正”、“年”などは線と線の隙間を均等にすると落ち着いた文字になる。“春”のように横線が複数ある文字は、一本だけ長く書くのもメリハリをつけるためには有効だ。

 

“春”にはさらに多くのコツが詰まっていて、「横線と左払い、右払い」がある場合は横線よりも払いを長く書くことで安定感がアップ。さらに“春”のなかにある“日”のような四角く囲まれた文字は、縦線をすぼめたりせず、まっすぐ平行に書くと美文字になる。

 

ちなみに、今回年賀状を教えてくれた青山浩之は美文字研究家として様々なイベントやメディアに登場。サントリーの「金麦」公式サイトでは、「ピタ、カク、ピト」というコツを伝授している。これは、「止めるべき線をピタッと止め、角をきちっとカクっと折り、線と線が接するところはちゃんとピトっとくっつける」というシンプルなルール。しかし、これができていない人はたとえゆっくり書いたとしても丁寧な文字には見えないという。

 

「書かれた線を見て文字を読んでいると思いがちですが、実は目は、線によって仕切られたスキマも一緒に見ているのです」など、ハッとするような言葉も残す青山。爽やかなたたずまいから「美文字王子」と呼ばれることもあり、「文字が、書くお姿がたまらない!」という声も。年賀状を書く前に、青山の語る美文字のコツをさらに調べてみよう。

美文字王子が「年賀状の書き方」を伝授!“あけましておめでとうございます”を大人っぽく書く3つのコツ

そろそろ年賀状の準備をしたい時期になってきたものの、きれいに文字を書けなくてなんだかおっくう… という人も少なくないはず。12月5日に放送された「あさイチ」では、年賀状を美しく書く方法が特集された。

出典画像:青山浩之公式サイトより出典画像:青山浩之公式サイトより

 

「あけましておめでとうございます」をきれいに書くには?

年賀状のコツを教えてくれたのは、美文字の伝道師・青山浩之。「100%書き込み式ペン字練習帳」などの著作をもち、横浜国立大学の教授としても活躍している。

 

ひらがなを書くうえでまず抑えておきたいのが、「曲線右上がりルール」「横結びへの字ルール」「縦結びくの字ルール」の3つ。

 

「曲線右上がりルール」は、「あけましておめでとう」で使う“あ・お・め”の「大きく右にぐるっと回るカーブ」の曲線を右上がりに書くというもの。これでぐっと大人っぽい印象を与えることができる。

 

多くの人が悩むのが「結び」の部分。そもそも「結び」とは“ま・す”のように“円を描くようにしてくるっと回す部分”のこと。「おめでとうございます」と書くと、結びが2連続で出てくるので目立ってしまう。そこで登場するのが「横結びへの字ルール」「縦結びくの字ルール」。

 

“ま”のように結びの部分が横長の文字は、円の上側をひらがなの“へ”のように角度をつけてカーブさせると美文字に。“す”のような縦長の結びは、左側の辺を“く”のように角度をつけることが大切。こちらも、ただ円を描くよりもぐっと大人っぽい文字に仕上げることができる。

 

“春”には美文字のコツが満載!

漢字の場合は、「迎春」という言葉を使ってレクチャー。“迎”や“近”といった「しんにょう」「えんにょう」のある文字は、しんにょうの中に上の部分が収まるように書くように。

 

また、“春”や「賀正」の“正”、“年”などは線と線の隙間を均等にすると落ち着いた文字になる。“春”のように横線が複数ある文字は、一本だけ長く書くのもメリハリをつけるためには有効だ。

 

“春”にはさらに多くのコツが詰まっていて、「横線と左払い、右払い」がある場合は横線よりも払いを長く書くことで安定感がアップ。さらに“春”のなかにある“日”のような四角く囲まれた文字は、縦線をすぼめたりせず、まっすぐ平行に書くと美文字になる。

 

ちなみに、今回年賀状を教えてくれた青山浩之は美文字研究家として様々なイベントやメディアに登場。サントリーの「金麦」公式サイトでは、「ピタ、カク、ピト」というコツを伝授している。これは、「止めるべき線をピタッと止め、角をきちっとカクっと折り、線と線が接するところはちゃんとピトっとくっつける」というシンプルなルール。しかし、これができていない人はたとえゆっくり書いたとしても丁寧な文字には見えないという。

 

「書かれた線を見て文字を読んでいると思いがちですが、実は目は、線によって仕切られたスキマも一緒に見ているのです」など、ハッとするような言葉も残す青山。爽やかなたたずまいから「美文字王子」と呼ばれることもあり、「文字が、書くお姿がたまらない!」という声も。年賀状を書く前に、青山の語る美文字のコツをさらに調べてみよう。