日本各地の電車内などに張り出されている東京海上日動火災保険(以下、「東京海上日動」)のグラフィック広告が「名言だらけ」と話題になっている。
出典画像:「東京海上日動火災保険株式会社」公式サイトより
意識の高いコピーが話題に
東京海上日動は1879年に創業された日本初の保険会社。そんな同社が今年3月より実施しているグラフィック広告「ふみだす人の、力になりたい。」篇が、ネット上の注目を集めた。
この広告は札幌エリアや東京エリアなど全国のエリア毎に異なる44種類のコピーとともに、“同社の思いを届ける”というもの。例えば東京エリアの大手町駅周辺では「就活生のみなさん。どんな社長も昔は就活生だったんだ。」「この街で、いま、世界は動いている。」といったコピーが掲載されている。
また“全国共通”の広告には「目指すなら、100点より、100%。」「今日のミスは未来の武勇伝に変えてやろう。」「たくさん失敗した若者ほど、愛される大人になれるらしい。」「新しいことを始める人は、何歳だって新人だ。」「失敗は、できるうちにしておこう」といったコピーが。
これにネット上では「どれもめっちゃ意識高いな(笑)」「ちょいちょい刺さるのがある」「キャッチコピーの字がうまい」「なんとなく失敗に寛容な感じは伝わってくる。日本は失敗に厳しすぎるよな」「“新しいことを始める人は、何歳だって新人だ”は同意できる」といった声が上がった。
たびたび話題になる東京海上日動の広告
東京海上日動はこれまでも様々な広告を掲載している。例えば2015年には「東京2020 みんなの挑戦」篇という広告を電車内などで実施。「5年後、オリンピックが来るんじゃない。私たちがつくるんだ。」「パラリンピックが盛り上がる国は、挑戦心にあふれる国だ。」「選手と同じくらい真剣に、私たちは2020年をみつめているだろうか。」といったコピーを掲載していた。
また同年には「予告」篇という毎エリアごとのグラフィック広告を打ち出し、渋谷駅周辺には「若者よ、ちゃんと失敗しているか。」といったコピーが登場。この時も「すごい意識高い広告が渋谷駅に張り出されている…」「これは否が応にでも見ちゃうな」「広告のクセがすごい!」といった声が続出。
一方で「駅構内ですごい主張してくるから自分は苦手…」との意見もあり、賛否分かれる東京海上日動の広告。とはいえ「内容は置いといて、間違いなく印象には残るな」といった声もあるように、広告としては中々効果的なようだ。