前ガードが外しやすいからお手入れ楽々! エディオン「e angle」の扇風機

エディオンは、プライベートブランド「e angle」のリビング扇風機3機種を2025年4月15日(火)に発売します。エディオングループ全店と、インターネット通販サイト「エディオンネットショップ」で販売されます。

 

記事のポイント

扇風機は使っているうちにほこりが付着するので、こまめに掃除したいもの。前カバーが外しやすいエディオン「e angle」の扇風機は、羽根に静電防止加工を施しているので、ほこりが付きにくくお手入れも簡単です。

 

本モデルは、従来モデルの特徴である静電気防止加工やマット加工を施した高級感のあるボディはそのままに、ユーザーからの意見をもとに、お手入れしやすいように前ガードを取り外しやすく改良しています。前ガードを固定しているクリップの形状を見直し、従来品より簡単に取り外しができるようになりました。

 

ラインナップは、シンプルな押しボタン式の「ANGV-FAM30-B-W」、リモコン付きの「ANGV-FAR30-B-W」、DCモーターを搭載した「ANGV-FAD30-B-W/GY/PB」の3機種。すべての機種で羽根に静電気防止加工を施しており、ほこりがつきにくく、お手入れが簡単に行えます。

 

【ラインナップ】

●「押しボタン式扇風機」(ANGV-FAM30-B-W)

風量調節は弱・中・強の3段階、切タイマーは3時間のシンプルなモデルで、操作も簡単です。実売価格は4480円(税込)。

 

●「リモコン付き扇風機」(ANGV-FAR30-B-W)

リモコンで離れた場所からの操作が可能です。風量は弱・中・強の3段階に加え、設定中の風量をもとに風の強弱をコントロールして運転するリズムモードとおやすみモードを搭載しています。実売価格は6980円(税込)。

 

●「DCモーター扇風機」(ANGV-FAD30-B-W/GY/PB)

DCモーター搭載により、静音性と省エネ性能に優れています。風量は8段階で細かく調整でき、リズムモードとおやすみモードも搭載。カラーはホワイト、グレー、ピンクベージュの3色をラインナップしています。実売価格は8980円(税込)。

 

e angle
リビング扇風機 3機種
2025年4月15日発売
実売価格:4480~8980円(税込)

工事不要でどこでも使える! 冷たい風が出る「USBスポットアイスファン」

サンコーは、冷たい風が出る「USBスポットアイスファン」を2025年4月7日に発売しました。実売価格は6900円(税込)。

冷たい風が出る「USBスポットアイスファン」。

 

記事のポイント

凍らせた保冷剤を使うことで、水の気化熱を利用した冷風機よりも冷たい空気が出るのがポイント。保冷剤は2つ付属するので、溶けたら交換すればより長い時間冷たい空気を吹き出すことができます。USB電源なので、モバイルバッテリーで動かすことも可能。コンセントの無い部屋でも使えます。

 

本製品は、本体内の保冷ボトルが冷やした空気を送り出すスポット扇風機です。環境温度から-3℃に冷えた風が送風口から吹き出します。

 

使い方は、凍らせた付属の保冷ボトルを本体内にセットし、電源を入れるだけ。風量は弱・中・強の3段階で調節ができます。コンプレッサーで冷やすエアコンなどとは違い、排熱の心配がなく、設置工事も不要です(※)。

※必ず水受けスタンドを設置して使用してください。

 

電源はUSB Type-C給電で、別売のACアダプタのほか、モバイルバッテリー(別売)での使用も可能。消費電力が約6Wで、24時間つけっぱなしでも1日あたりの電気代はたったの6円(※)。

※電気代は東京電力(36.4円/1kWh)での想定で計算。

 

本体サイズは幅175×奥行175×高さ694(mm)とスリムで、吹き出し口は伸縮させることができます。場所を取らないのでキッチンやトイレ、脱衣所などに置くことができます。

 

サンコー
冷たい風が出る「USBスポットアイスファン」
2025年4月7日発売
実売価格:6900円(税込)

人を認識して風を送るシロカのコードレス扇風機「ビューンタワー めくばり」

シロカは、同社が販売するタワーファン「大風量タワーファン ビューンタワー」の新モデルとして、「大風量タワーファン ビューンタワー めくばり」を発表しました。“アタラシイものや体験の応援購入サービス”「Makuake(マクアケ)」にて、2025年3月27日より予約販売が開始されています。

「大風量タワーファン ビューンタワー めくばり」。

 

一般販売予定価格は2万7800円(税込)ですが、makuakeでは30%オフの1万9460円で購入できる超々早割などの割引プランを用意しています。

 

記事のポイント

スマートな形状で人気のタワーファン「ビューンタワー」に、人感センサー搭載&コードレス化でより便利になったモデルが登場。心地よい風を届ける独自技術で、大風量もそよ風のような微風も自在にコントロールします。

 

シロカの「大風量タワーファン ビューンタワー」は、その名の通り、遠くまで届く大風量と、そよ風のような心地よい静音性を両立したタワーファンです。7段階の風量調節が可能で、利用シーンに合わせた風を送ることができます。「風量が物足りない」「音が気になる」「お手入れが面倒」といった従来のタワーファンの課題を解決し、風の質と風量にこだわって開発されました。

 

今回発表された「ビューンタワー めくばり」は、従来の「ビューンタワー」の特徴を継承しつつ、新たな機能を追加したモデルです。

 

「ひとセンサー」とコードレスで、風を必要な場所へ

「ビューンタワー めくばり」の最大の特徴は、人を認識する「ひとセンサー」の搭載と、バッテリー内蔵によるコードレス化です。これにより、風をより効率的に、そして自由に届けることが可能になりました。

 

1. 「ひとセンサー」で風を最適にコントロール

「ひとセンサー」は、人の肩から上の形状(顔)を識別し、送風方向を自動で調整します。これにより、一人で涼みたいときも、複数人で風を分け合いたいときも、最適な風を送ることが可能です。

●涼しさがついてくる「ひとりじめ」モード

「ひとセンサー」が認識した人を追従して送風します。家事をしながら移動する際など、常に涼しい風を浴びたいときに便利です。

 

●欲しい範囲だけに風を送る「やまわけ」機能

複数人がいる空間で、「ひとセンサー」が認識した両端の人に向けて首振り運転をします。これにより、人がいない場所への無駄な送風をなくし、効率的に涼むことができます。

さらに、「まる・ちょき・ぱー」の3つのハンドサインで、電源 入/切や首振り あり/なし、首振り角度変更、風量変更の基本的な操作が可能。リモコンが手元になくてもその場で操作できます。

 

2. コードレスでどこでも使える

バッテリーを搭載したことで、コンセントの位置を気にせず、家中どこへでも持ち運んで使用できます。

コードレスでの使用可能時間

・風量7(最大):約1時間半

・風量4:約6時間半

・風量1:約28時間

※連続稼働15時間で自動電源OFF

 

従来の「ビューンタワー」の特徴も継承

「ビューンタワー めくばり」は、従来の「ビューンタワー」が持つ以下の特徴もそのまま受け継いでいます。

●部屋中に届く大風量も、そよ風のようなやさしい風も。心地よい風を届ける独自技術「ふわビューンUZU」

●広い部屋でも活躍する最大330度の首振り角度

●サッと外して丸洗いできるファンでお手入れ簡単

●欲しいところに風を届ける「ここピタ」機能

 

シロカ
「大風量タワーファン ビューンタワー めくばり」
2025年3月27日予約受付開始
一般販売予定価格:2万7800円

リュックや日傘に取り付けられるクリップ付き扇風機「コンパクトファン ミニクリ」

ドウシシャは、日傘やリュックに取り付けができるクリップ付き小型扇風機「コンパクトファン ミニクリ」を、2025年4月よりドウシシャの公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」や全国の量販店などを通じて発売します。カラーは、ベージュとクリームに加え、新色として虹色に見えるオーロラカラー2色を追加した計4色。実売価格は、ベージュとクリームが2398円、オーロラカラーが3828円(いずれも税込)。

 

「コンパクトファン ミニクリ」(ベージュ、クリーム)

 

(オーロラピンク、オーロラホワイト)

 

記事のポイント

猛暑で使用する人が増えた日傘の中棒にも取り付けられるので、日差しを避けながら風をあびることができます。リュックにも装着できるのでアウトドアやレジャーにも◎。

 

本製品は、日傘の中棒やリュックのショルダーストラップ、ランドセルにクリップで取り付け、移動中にハンズフリーで使える小型扇風機。

 

水平方向に360度回転するクリップがついており、ファン部分は最大で180度開閉可能です。クリップ部分は平らになっているため、卓上での使用も可能。

 

風量はお好みに合わせて弱、中、強の3段階に調整可能です。強での使用時間は約2.5時間で、弱では約7時間使用が可能です。USB-TypeCで充電可能で、充電時間は約3時間です。

 

また、前ガードを取り外すことができるようになっており、ガード部分や羽根などほこりや汚れがたまりやすい箇所を簡単にお手入れすることができます。

 

ドウシシャ
「コンパクトファン ミニクリ」
2025年4月発売
実売価格:2398円/3828円(いずれも税込)

風量が従来比140%にアップ! 涼しげなクリアボディの「二枚羽根大風量クリアハンディファン」

ドウシシャは、小型ながら大風量の「二枚羽根大風量クリアハンディファン」を、2025年4月よりドウシシャの公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」や全国の量販店などを通じて発売します。カラーはブラック、ブルー、パープル、レッド、ホワイトの5色。実売価格は2398円(税込)。

「二枚羽根大風量クリアハンディファン」

 

記事のポイント

猛暑の夏に大活躍したハンディファンは、もはや日本の夏の必需品に。ドウシシャの「二枚羽根大風量クリアハンディファン」は、風量が従来比140%にアップしているので、より涼しい風を生み出せます。涼しげなクリアボディも◎!

 

本製品は、涼しげなクリアボディを採用した充電式のハンディファン。電池部分やファン部分の内部構造が見える部分には不透明なパーツを使用することで、メカらしさを排除して誰でも持ちやすいデザインとなっています。

 

羽根を2枚にし、後側の羽根で吸い込んだ風を前側の羽根で送り出すことで、小さいデザインながら同社従来比約140%の強い風を生み出します。

 

風量はお好みに合わせて弱、中、強、ターボの4段階に調整可能。使用時間はターボで約2時間、弱では最大約7.5時間となります。USB-TypeCで充電可能で、充電時間は約3.5時間。

 

カバンなどに入れて持ち運ぶ際に、荷物の中で誤って電源がつかないよう長押しオン方式を採用。いざ使いたい時に電池がなくなっていた、といったトラブルを減らします。持ち手の下にはストラップホールがついているので、好みのストラップを取り付ける事ができます。

 

ドウシシャ
「二枚羽根大風量クリアハンディファン」
2025年4月発売
実売価格:2398円(税込)

鍋でほてった身体にどう?「リズム風」が心地よいハンディファン「Silky Wind Mobile 3.2」

リズムは、今年の夏に好評だった、2重反転ハンディファンの改良モデル「Silky Wind Mobile 3.2(シルキーウインドモバイル3.2)」を12月上旬より順次発売します。

 

記事のポイント

Silky Wind Mobile 3.1は、大手ECサイト、販売店にて1位を獲得しています。そのモデルに新機能を追加した「Silky Wind Mobile 3.2」が登場。コンパクトなのに大風量なのが魅力です。冬場、メインの扇風機は収納してしまったけど、ちょっとだけ使いたいときに便利。暖かい部屋で鍋を食べて大汗……なんてときにぜひどうぞ。

 

Silky Wind Mobile 3.2は、ユーザーの声を基に旧モデルからさらに使いやすくなるよう見直し、「リズム風」モードと「充電残量表示」を追加。使いやすいUSB Type-C to Cコードの充電(※急速充電には対応していません)に対応しました。カラーは旧モデルのミズイロ、ライトグレー、ダークグレーに新色「グリーン」を加え、4色展開です。

 

新機能として、Silky Wind Mobile 2で人気の高かった「リズム風」モードを採用。リズム風は、一定の周期で風を止めることで、そよ風のような心地のよい風を届けることができます。リズム風で最大15時間(※満充電)時使い続けることができるため、前モデルのSilky Wind Mobile 3.1に比べ長時間使用できます。

 

さらに使いやすさを向上させ、電源をONにすると3つの窓で現在の充電残量をわかりやすく表示する新機能を追加。充電残量があとどのくらいで無くなるかわかりづらい、という声を反映し改良しています。

 

リズム
「Silky Wind Mobile 3.2」
実売価格:3278円(税込)
ライトグレー/ダークグレー…2024年12月上旬予定
グリーン…2024年12月下旬予定
ミズイロ…2025年1月下旬予定

【家電大賞】2重反転ファンによる大風量が魅力! お掃除しやすく首振り機能も搭載して一年中活躍するサーキュレーター

提供:リズム株式会社

モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード「家電大賞」。今年で10回目となった「家電大賞2024-2025」が現在開催中。ノミネートのなかからGetNavi注目モデルを紹介する!

 

Silky Wind Circulator は、長年USBファンで好評を得てきた独自の「2重反転ファン」を採用し、コンパクトながら圧倒的な大風量を誇る。機能美とデザイン性を両立しつつ、サーキュレーターの課題である掃除の煩わしさも解消した。

 

USBファンで培った独自のファンが35m先まで届く直進的な風を実現!

Silky Wind Circulator

エントリーNo.030
扇風機・サーキュレーター部門

本誌注目モデル

リズム

Silky Wind Circulator

実売価格2万9800円

空気を効率良く取り込み整流する2重反転ファンにより、最大35m先まで届く直進性のある大風量を実現。前後のグリルは、お手入れが簡単な一方向スリットを採用している。衣類乾燥時などに役立つ首振り、タイマー機能付き。

SPEC●適用床面積:約40畳(目安)●ファン回転方式:DCブラシレスモーター/2重反転式●風量切替:6段階●首振り角度:左右約60/90/120度自動、上下約-30〜210度手動●サイズ/質量:W276×H356×D250㎜/約3.5㎏

 

サーキュレーターの本質と使い勝手を考え抜いた逸品

同社では、2012年に発売したUSBファン「Silky Wind」より、2重反転ファンを採用している。「Silky Wind Circulator」では、サーキュレーター仕様にファンを最適化。軽量・コンパクトながら、最大35m先まで大風量を届けられる。

↑リズム独自の2重反転ファンを採用。後ろのファンで空気を集め、前のファンで筒状の風を届ける設計により、静かで直進性の強い風を作る

 

メンテナンス性の高さも魅力だ。サーキュレーターは風を取り入れて届ける性質上、ホコリを吸着しやすく、こまめなお手入れが必要。一般的なシングルファンは放射状のグリルで風の動きをコントロールしており、隙間が狭い中央部ほど掃除しにくい。一方で、2重反転ファンはグリル形状を問わないことから、直線的なスリットを採用。ブラシなどを通しやすく、キレイにホコリを除去できる。

 

空気循環や衣類乾燥の効率を高めながら、一年を通して使い続けられる快適性も追求した一台だ。

 

【動画】2重反転ファンのイメージ

 

【POINT 01】6段階の風量調節ができ、一年を通して快適な空間を作る

微風から大風量まで、6段階の風量調節が可能。最も風が強いターボモードでは、最大風速6.4m/sを実現し、部屋の空気を素早く循環・換気できる。一方、最も風が弱い風量1では、扇風機のように使える心地良い微風を届け、27dBと音も静かだ。

↑直進性の強い風が、約40畳の広い空間でも高い送風力で届く。冷暖房の効率化や換気、衣類乾燥など使い道は様々だ

 

↑静音性の高いDCブラシレスモーターを採用。リビングや寝室などくつろぐ空間でも、動作音を気にせず快適に使える

 

【動画】遠くまで届く風

【POINT 02】日々のお手入れがラクな一方向スリットグリルを採用

2重反転ファンは、放射状のグリルで風の動きをコントロールする必要がない。本機は一方向スリットのグリルにすることで、ホコリ掃除の手間を軽減。通電部分以外は工具を使わずに分解でき、内部の拭き掃除やパーツの水洗いもしやすい。

↑メンテナンス性に配慮した一方向スリットを採用。幅が均等なので、別売りの「こそうじブラシ」などをサッと通すだけでホコリを落とせる

 

【POINT 03】簡単なワンタッチ操作で衣類乾燥に最適な運転が可能

室内干しの洗濯物を効率的に乾かす「衣類乾燥モード」を搭載。乾燥のたびに風量、首振り、タイマーを設定しなくても、ワンタッチ操作で最適な運転ができる。時短で乾かすことで雑菌の繁殖を抑制し、洗濯物や室内の生乾き臭も抑えられる。

↑左右60〜120度の首振り機能により、衣類の量に関わらず乾燥効率がアップ。上下も無段階角度調節ができ、狙った場所に風を当てられる

 

<家電大賞2024-2025に投票しよう>

今回紹介したリズム「Silky Wind Circulator」は現在開催中の2024年を代表する家電を決定する「家電大賞 2024-2025」の扇風機・サーキュレーター部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください!

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1636031.html

使わない時さえも快適。持ち運びラクラク、レコルト「コードレス サーキュレーション扇風機」

ウィナーズは「récolte(レコルト)」ブランドより、「コードレス サーキュレーション扇風機」を2024年10月30日に発売しました。

↑階段もラクラク。使いたいシーン・部屋を選びません

 

記事のポイント

扇風機が活躍するのは、夏だけではありません。暖房器具から出た暖かい空気を滞留させないよう、風で流れを作ることで、部屋中に暖かさを広げてくれます。コードレスなので、使う場所を選ばないのがうれしいですね。

 

リチウムイオン電池(2600mAh)内蔵ながら、本体は約3.5kgと軽く、持ち運びやすいです。コードレスであり、持ち手が駆動部中央にあるため重心が安定し、スムーズに移動させられます。

 

風量は、10段階から調節できます。心地よい風を生み出せるように計算された7枚の羽を、回転数を細かく設定できるブラシレスDCモーターでコントロール。風をうず巻きに噴射するため、フロントガードは螺旋状のデザインになっています。直進的な強い風を作り出し、最大送風距離は約12m、「1台で約20畳の広さに風を届ける」とのこと。

↑7枚の羽が風を生み出します。パワフルでありつつも、風切り音を抑える防振素材を採用した静音設計

 

高さは4段階に変更可能。コードレスなので、低くすれば棚の上などに置いて使えます。また、上下それぞれ首振り専用の「ツイン首振りモーター」を搭載しており、真上から足元まで幅広く風を送れます。

 

シーンに合わせて使える、4種類のモード (1)ゆらぎモード、(2)おやすみモード、(3)オートモード、(4)3Dモード を搭載。3Dモードは、上下左右の最大角度で滑らかに首振り運転し、空気を広範囲に循環させます。

↑360°風を送る「3Dモード」

 

使わない時の収納もラクラクです。パイプとリモコンは、ベーススタンドの裏にしまえるので、なくす心配がありません。

↑使わない時もコンパクトにしまっておけます

 

récolte
コードレス サーキュレーション扇風機
希望小売価格: 2万2000円(税込)
充電時間  : 本体:約2.5時間、リモコン:約2時間
使用可能時間: 本体:約30時間(風量1設定時)、約2.5時間(風量10設定時)

「快眠扇風機」は真実だった! バルミューダ「The GreenFan」の科学的メリットを睡眠インストラクターに聞く

提供:バルミューダ株式会社

2024年も猛暑になるそうですね。ここ最近、毎年言っている気がするんですが、気のせいでしょうか? エアコン動かすか~と思っても、最近は電気代が高騰していて、以前ほどリモコンのスイッチが気軽に押せない……そんなとき、扇風機で急場をしのぐ、あるいは扇風機で冷房効率を上げてみてはいかがでしょう。なかでもオススメはBALMUDA(バルミューダ)の「The GreenFan」(ザ・グリーンファン※)。発売から14年、シリーズ累計80万台以上売れ続けている人気のモデルです。

※以下GreenFanと表記します

↑本体サイズはW330×H871×D320mm(通常サイズ)/ H497mm(ショートサイズ)、質量は約4.1kg、消費電力は1.5W~20W。カラーはホワイト×ブラック(写真)、 ホワイト×グレー、ダークグレー×ブラック、ホワイト × シャンパンゴールド(限定カラー)の4種類を用意

 

幸せすら感じる静かでやわらかな風

GreenFanは、何といっても風が気持ちいいんです。この風は独自の二重構造の羽根が速度の違う風を送り出すことで実現しているのだとか。

↑独自の二重構造の羽根を採用。同時に速度の違う風を送り出すことで、通常の約4倍に拡がる風を生み出します。また、風は約15m先まで拡がり部屋中の空気を循環させるため、エアコンとの併用で部屋の温度のムラを均一化してくれます

 

また、GreenFanは高効率のDCブラシレスモーターを採用していて、消費電力を抑えながら圧倒的な静音性を実現しています。風量1の音量は10dBで、なんと蝶2羽の羽ばたきと同じくらいとのこと。確かに、運転音はごく近くに寄らないとわからないレベルです。

 

「どこでもターン」が衝撃的に使いやすい

あとは、手動で首振り範囲がカスタマイズできる「どこでもターン」が衝撃的に使いやすいです。首振り角度は最小30°、最大150°までの範囲で自由に設定可能。ずっと同じ場所に風が当たるのはうっとおしい、でもほしいタイミングで来てくれないか……そんなときにぴったりでした。

↑「どこでもターン」の設定は超カンタン。ヘッドをつかんで首振りを開始したい位置まで回転させて止め、「ピピッ」という音が聞こえたら、今度は首振りを止めたい位置までヘッドを回転し、「ピピッ」と音が鳴るのを待てばOK。音が鳴った範囲のみを首振りして送風します

 

首振りすることで、偏りがちなエアコンの冷気をうまく循環させてくれるのもうれしいですし、部屋干しの洗濯物を乾かすのにもちょうどいい

 

さらに、衝撃的だったのが電気代の安さ。風量1だと消費電力は1.5Wで、1シーズンの電気代はわずか33円、風量3でも112円です(※)。

※1日8時間、90日使用した場合。電気料金は1kWhあたり31円で計算

 

GreenFanで夜もよく眠れた気がするのはなぜ? 眠りの専門家に聞いてみた

それともうひとつ、ここまで気持ちよくて静かだと、風を浴びているうちに気持ちよくて眠ってしまいそうになるんです。最近は夜もだんだん暑くなってきたけれど、なんだかGreenFanをつけて就寝すると夜もよく眠れた気がする……いったいなぜなんだ? 何か秘密がありそうですが、私ひとりで考えると、「気持ちよかったので、よく眠れました」という小学生みたいな結論になる……。そうだ、ここは眠りの専門家を訪ねて、科学的な見地から意見をうかがってみよう!

↑ついつい眠ってしまいそうになる心地よさ

 

というわけで、以下では睡眠改善インストラクターの益田桃花(ますだ ももか)さんにお話しをうかがいました。なお、益田さんにはGreenFanの特徴を把握してもらい、正確に事実を語ってもらうため、事前にGreenFanを送って機能を確認してもらっています。

【教えてくれた人】

益田桃花さん

株式会社nemuli

睡眠改善インストラクター / 睡眠環境・寝具指導士(R)

大学時代から睡眠についての研究に従事し、一般社団法人日本睡眠改善協議会(JOBS)主催の睡眠資格である「睡眠改善インストラクター」の資格を取得。株式会社nemuliでは「身長別に製造するパーソナルマットレス」などの自社商品の監修や、様々な企業とのコラボレーションにおける企画、監修を行っている。

 

手足の血管を収縮させることなく自然な放熱をサポート

――益田さん、よろしくお願いします! さっそくなんですが、GreenFanを使ってると、本当によく眠れる気がするんですけど、どうしてでしょうか?

 

益田 それは、人間の睡眠のメカニズムをサポートするからだと考えられます。まずは、睡眠のメカニズムから説明しますね。実は、人が眠るときは、深部体温が自然に下がっていくことで眠くなるんです。深部体温とは、身体の本当に深いところの温度で、脳や内臓などの温度ですね。この深部体温がうまく下がらないと、なかなか寝付けなかったり、途中で目が覚めてしまったりするんです。

↑人間の深部体温の分布イメージ。身体の中心部にいくほど体温が高くなっています

 

――なるほど、眠くなるから体温が下がるんじゃなく、深部体温が下がるから眠くなる、と。

 

益田 たとえば、映画などで雪山で眠くなって「寝るな!」と言うシーンがあるじゃないですか。あれは深部体温が下がって眠くなっているからですね。ちなみに、深部体温は主に脳の視床下部にあるマスタークロック(体内時計)によってコントロールされていて、自分の意思で意図的に下げるのが難しい。じゃあどうやって深部体温を下げるのかといえば、手足の末端部分の血管が拡張して、そこから放熱を行う。その放熱がうまくいくと深部体温が緩やかに下がっていって、よく眠れるというメカニズムがあるんですね。

↑睡眠時の放熱イメージ。手足の血管が拡張し、そこから放熱するしくみ

 

――単に手足を冷やすだけじゃダメなんですかね? たとえば、氷水に手足を突っ込むとか。

 

益田 もちろんダメです。どうしてダメかというと、急に冷やしてしまうと血管が収縮してしまうから。一時的には手足が冷えるのですが、熱の出口がなくなって、その後の深部体温の放熱が妨げられます。結果的に深部体温は下がらない=睡眠の質が下がる、ということになりますね。エアコンの冷房も同じで、エアコンの風が直接身体に当たると、血管が収縮して放熱の妨げになることも。その点、GreenFanの面で広がる風は手足の冷やしすぎず、血管を収縮させることなく自然な放熱をサポートすると考えられます。

 

風がやさしく静音性が高いので、睡眠を妨げる刺激になりにくい

――なるほど、ただ冷やせばいいだけではなく、「自然な放熱」というのがポイントなんですね。

 

益田 それともうひとつ。質の良い睡眠にとって重要なのが「できるだけ刺激がない」ということ。五感の刺激を全て取り除いた状態がベストで、光や音がなく、イヤなニオイや感触もないという状態ですね。たとえば、睡眠中に大きな音を鳴らした途端、脳波がボン! と上がって覚醒状態になってしまう。脳が危険だと判断して「起きた方がいいんじゃないか?」 と警戒するわけですね。刺激があることで睡眠段階が浅くなることもわかっています。

 

同様に、寝ているときのエアコン直撃も常に刺激が身体に入力され続けてる状態。音がうるさい扇風機などもそれ自体が刺激になり、目覚ましになってしまいます。一方、GreenFanは風がやさしく静音性が高いので、触覚と聴覚に対して刺激になりづらい。その点でも睡眠の妨げになりづらいと考えられます

 

首振り機能「どこでもターン」が睡眠の質に貢献していた!

――あと、GreenFanには「どこでもターン」という機能があって、首振りの範囲がカスタマイズできます。私が寝るときはいつも首振りで使っていたんですが、これが睡眠の質に関係することはありますか?

 

益田 部屋の形やベッドの幅は人それぞれですので、自分の当てたいところに風を届けられるのがいいですね。また、風が一部だけに当たってほかの部分からの放熱は進んでいない……という状況は避けたいところ。その点、GreenFanはベッドサイドに置いて足先から頭までを首振り範囲に設定すれば、ムダなく身体の放熱を促すことできます。手足ほどではないですが、顔からもわずかに放熱していますので、首振り機能で風が顔まで当たるよう設定するのも有効ですね。

――身体全体からまんべんなく放熱させたほうがいい、ということですね。あとは、GreenFanが空気を循環させるという点ではいかがでしょうか?

 

益田 エアコンの冷房と併用した場合、室温の偏りを抑えて均一にしてくれるのがいいですね。また、空気が循環していないと、自分の周りの空気の二酸化炭素濃度が上がるんですが、これによって血中酸素濃度が低下して睡眠の質が下がります。睡眠中は起きている状態よりも脳に酸素が行き渡っていない状態なので、血中酸素濃度が低下すると、脳の疲労回復がうまくいかず逆に疲労がたまってしまう。その点、二酸化炭素を拡散して新鮮な酸素を循環させるために、風が拡がるGreenFanを使うのは効果的だと思います。

――それは重要な部分なので、今回知ることができて良かったです。ちなみに、扇風機とは関係のない部分で、睡眠の質を上げる方法はありますか?

 

益田 眠りたい時間の2時間前に39℃くらいのぬるめのお湯に10~15分浸かるのがオススメですね。いったん深部体温は上がりかけるんですが、体内時計としては下げたい時間帯なので、頑張って身体が深部体温を下げようとする。すると、体温が急降下してスッと入眠できますよ。あとは、朝起きたら日光を浴びるのがいいですね。体内時計がリセットされて睡眠・覚醒リズムが整うので、質のよい睡眠がとりやすくなります。

 

――わかりました。本日はありがとうございました!

 

GreenFanがあるとよく眠れる理由まとめ

いやあ、今回はためになりました。やっぱりGreenFanがあるとよく眠れる気がしたのは、間違いじゃなかったんですね! ポイントをまとめると以下の通りです。

【深部体温が下がるのをサポート】

●人が眠るとき、深部体温(体の内側の温度)が下がることで眠くなる。

●眠る時間になると手足の血管が拡張し、放熱されることで深部体温が下がる。ただし、冷やしすぎると血管が収縮して放熱の妨げに。

●GreenFanの風は面で広がるやさしい風で、手足からのほどよい放熱をサポート。

 

【睡眠の質を下げる刺激が少ない】

●睡眠にはできるだけ刺激の少ない環境が良い。光、音、ニオイ、感触の刺激を減らすことが重要。

●直接身体に当たるエアコンの風やうるさい扇風機の音は刺激になる可能性も。

●GreenFanはやさしい風と抜群の静音性で、睡眠を妨げる刺激になりづらい。

 

【部屋の空気を循環させる】

●空気を循環させると、部屋の室温が均一になる。

●眠っている間、空気が循環していないと自分の周りの空気の二酸化炭素の濃度が増え、血中酸素濃度が下がると、睡眠の質が下がる。すると脳の疲労回復が進まない。

●風が拡がるGreenFanは部屋の空気を効率よく循環させ、睡眠の質の向上に貢献。

 

うーん、素晴らしい! 睡眠のプロに睡眠のメカニズムを踏まえて解説してもらったことにより、GreenFanを使うことで睡眠の質の向上が期待できる、というのがロジカルに理解できました。睡眠の質が変わるということは、まちがいなく人生の質まで変わるということ。特にこの夏は熱帯夜が増えそうですから、万全の対策をして充実した夏を過ごしたいですね。というわけで、ぜひみなさんも「快眠扇風機」ことバルミューダの「The GreenFan」に注目してみてください!

写真/高原マサキ(TK.c) イラスト/小柳英隆

それはもう無段階では…? 100段階調節機能がついたターボハンディファン登場!

ライフオンプロダクツのプロダクトブランド「Life on Products(ライフオンプロダクツ)」から「ターボハンディファン 100段階調節機能付」が2024年3月25日(月)に発売されます。実売価格は3278円(税込)。

ターボ型送風口を採用し、風を中心に集めることで直進性が向上し、遠くまで強力な風を送り出す仕組み。風量調節機能は100段階で、シーンに合わせて細かく設定できます。バッテリーの残量が液晶部分に数値で表示されるので、充電のタイミングも確認しやすく、持ち運びに便利なコンパクトサイズも魅力です。

スライドスイッチを押して電源オンになる仕様で、持ち運び時の誤作動を防止。バッグの中で勝手に電源が入っていたという心配もありません。手軽な夏の相棒として、ぜひチェックしてみてください。

商品名 ターボハンディファン 100段階調節機能付
品番 LCAF006
カラー リリーホワイト(LW)
セット内容 本体、USBコード(Type-C)、ストラップ(本体装着済)、

取扱説明書(保証書付)

材質 本体:ABS、PC
サイズ/重量(約) 幅60×奥行60×高さ155mm/210g
電源 DC5V 1.2A
消費電力 6W
充電電池 リチウムイオン電池3.7V 4000mAh
充電時間(約) 4時間
満充電時の合計使用可能時間(約) 3時間(100段階)~18時間(1段階)
風量調節 100段階
電源コード(約) USBコード:750mm(Type-C)

ヒーターに衣類乾燥まで、1台4役で活躍するシロカ「HOT&COOL サーキュレーター ポカクール」

シロカは、ヒーターとしても扇風機としても使え、部屋の空気を循環させるサーキュレーション機能や衣類乾燥機能も兼ね備えた、大風量かつ静音の「HOT&COOL サーキュレーター ポカクール」を10月5日に発売しました。価格は直販で2万4860円(税込)。

 

HOT&COOL サーキュレーター ポカクールは、冬はヒーター、夏は扇風機として、温風・送風のどちらでも使用できます。また、エアコンと併用することで、エアコンの気流を効率的に循環させる「サーキュレーションモード」や、脱臭・除菌をしながら衣類を効率よく乾かす「衣類乾燥モード」も搭載。

 

さらに、シロカの独自技術「ふわビューン UZU」による、約20m先まで届くパワフルな風(送風時)と、最小騒音値は約16dBという、“木の葉のふれあう音”と同じレベルの静音性も特徴です。

 

電源:交流100V、50/60Hz
消費電力: 温風1200W、送風38W
本体重量:約4.3kg
電源コードの長さ:約1.8m
外形寸法:約幅28.5×奥行26.5×高さ31.5cm
安全装置: 転倒自動停止装置、過熱防止装置
その他機能:切タイマー、チャイルドロック
セット内容:リモコン(テスト電池付き)、取扱説明書(保証書)

猛暑…よりも「植物好き目線」で扇風機の魅力は伝わるか? バルミューダ「The GreenFan」実験的レビュー

少々生意気ですが、以下のバルミューダ広報さんのお話をうかがって、「お目が高い」と思いました。筆者は自他ともに認める植物好きです。コロナ期に観葉植物にどハマりして以来、現在ではハンギングやラックを駆使して約20種類を育成。リモート会議では、あえて背景に植物を映り込ませていい気になっています

 

そんな筆者に、先述の広報さんがおっしゃいました。「これからは植物が来る! そこで、The GreenFanは植物と相性が良いことを伝えたいんです」。なんでも、これからNHKのテレビ小説で植物学者を主人公とした朝ドラが始まるらしく(※話を聞いた時点)、今後はこれまで以上に植物に脚光が当たると予想→この風に乗って同社の扇風機「The GreenFan(ザ・グリーンファン)」をPRしたい、とのこと。広報さんいわく、「植物といえば小林(筆者)さんだよ、とうかがいまして。今回、ぜひお使い頂きたい、と……」。

↑The GreenFanの設置イメージ

 

シンプルなデザインが植物のグリーンによくなじむ!

筆者の植物好きは同社の別の広報さんにも伝えており、それを耳にしてレビューをご依頼になった、というわけですね。たしかに、植物がテーマなら筆者がやるべき必然性があります。「ええ、植物の健康のためにも、風は欠かせませんよね。製品名にもGreenが入っていますし。ぜひ使わせてください」と返答した次第です。

 

お借りする実機のカラーは、オーソドックスなホワイト × ブラックを選びました。部屋に置いて改めて、やっぱりオシャレだな、と思います。シンプルですっきりしているのに、ネック部分にブラックやシルバーを配するなど、要所にアクセントがきいていてカッコいい。ボディ表面には微妙なシボ(凹凸)があって、安っぽさや不自然さがなく、植物のグリーンにもよくなじみます。3万9600円の高級機にふさわしいたたずまいですね。

台座も見てください(下写真)。超シンプルです。4つのランプが2列、合計8つのランプがあるだけ。筆者が以前に使っていたものは、台座に漢字の表示入りで「切」「弱」「中」「強」のボタンが付いていて、実用的ですが生活感がにじみ出ていました。その点、本機は見た目が涼やかですし、掃除もしやすいです。

↑上の列がタイマーを示し、下の列が風量を示しています

 

台座部分に操作ボタンがなくて不便はないの? と思われるかもしれませんが、まったく不便はありません。操作部はファンの後ろの天面にあり、しゃがんで操作する必要がないので圧倒的にラク。

↑ファン後方の操作部。操作ボタンは写真下から電源、風量、首振り、タイマーとなっています。アイコンでひと目でわかるのも便利

 

↑筆者はほぼ使いませんでしたが、コンパクトなリモコンも付属しています

 

風を例えるなら、実家のすだれ越しに感じる自然の風

気になるのは、扇風機としての性能ですね。使い始めて思ったのが、とても風がやわらかく感じること。その風を例えるなら、夏の日の夜、実家(長野なので割と涼しい)のすだれ越しに感じる自然の風。予期せぬ瞬間、冷涼な風がふわっと肌を撫でていく、あの感じ……。特に本機を首振りで使うと、たまに来る感じがよりリアルで気持ちいいんです。

 

このやわらかい風は、独自の二重構造の羽根によるもの。同時に速度の違う風を送り出すことで通常の約4倍に拡がる風を生み出し、風は15m先まで拡がって部屋中の空気を循環させるそうです。部屋の冷房ムラを防いで効率よく冷やすのにも便利ですね。

 

そして、冒頭で述べた通り、植物にとっても風は重要。風は植物が蒸れるのを抑え、土の水はけを良くして根腐れや病気、害虫のリスクも減らしてくれます。とはいえ、強すぎる風はストレスになる可能性もあるとのことで、その点でも自然に近いやさしい風が送れる本機はもってこいですね

↑こちらが独自の二重構造の羽根。なお、前面カバー部分のグリルと、中にある羽根は工具なしでカンタンに取りせるので、お手入れもカンタンです

 

もうひとつ、いいと思ったのが、その静かさ風量1の音量は13dBで、蝶2羽の羽ばたきと同じくらいとのこと。蝶の羽ばたきなんて聞いたことないですが(Gはあります)、実際に風量1で運転していると、耳を近づけないと音が聞こえないほど静か。本機のほうが近くにあるはずなのに、遠くのエアコンや冷蔵庫の音が聞こえてくる始末。その意味で、就寝中に使いたい人にもぴったりです。

 

これ以上ないほど直感的。衝撃を受けた「どこでもターン」

そして、何より驚いたのが、「どこでもターン」という特許登録済の機能。用途に合わせて30°〜150°まで首振り角度を自由に設定できるんです。そのやり方は、ヘッドをつかんで首振りを開始したい始点までひねって止め、「ピッ」という音が聞こえたら、今度は首振りを止めたい終点までヘッドをひねり、「ピッ」と音が鳴るのを待つ。設定はこれだけ。本当にこれだけで、指定した2か所の範囲で首振りをするんです。これ以上ないほど直感的で、あっけないほどカンタン。「こんな発想があったのか!」と衝撃を受けました。

 

この機能があることで、植物がある範囲だけに絞って首振りできるのがうれしいところ。また、寝ているときに風がずっと身体の一部に当たるとイヤですが、これなら首振りで頭から足まで身体にまんべんなく風を当てることも可能です。部屋干しで風を送る際も便利ですね。

↑首振りを開始したい場所(左)までひねったあと、首振りを止めたい場所(右)までひねるだけで範囲の設定が完了

 

また、今回は別売のアクセサリ「Battery&Dock」(実売価格1万780円・税込)も併せて手配してもらったので、こちらをセットしてコードレス扇風機として使うことができました。拙宅にはキッチンの近くにエアコンがないので、キッチンへサッと持っていって使えるのがありがたかったです。最近、植物の根詰まりを解消するために、キッチンのシンクで大規模な植え替え作業をしたのですが、その際の作業も快適でした。もちろん、熱がこもりやすい調理のシーンで使ってもいいでしょうし、ベランダやデッキでの作業にも使えそうですね。

↑バッテリーパックを本体の台座底に装着し、バッテリードックに重ね合わせることで充電できます。充電しながら運転も可能。バッテリー駆動時間は最大20時間(風量1の場合)

 

↑ちなみに、ポールを短くして使うことも可能。高さの制限があるときや、圧迫感を減らしたいときに便利です

 

風量1で1日中つけっぱなしで使うのがオススメ

いやあ、使ってみると「The GreenFan」、いいですね。グリーンになじむ上質なデザインと自然なやさしい風、画期的な首振り機能のおかげで、たしかに「植物と相性が良い」と言えるでしょう。静かで就寝中も使えて、コードレスとしても使える利便性、お手入れしやすい点を見ても、非の打ちどころがありません。植物との相性を抜きにしても、完成度が高いと思いました。強いて言えば、もうちょっと首が上に向いてくれたら良かったな、といった点くらいです。価格の折り合いさえつけば、手に入れたときの満足感は大きいでしょう。

 

なお、筆者のオススメの使い方は、自分と植物に風が当たる範囲で首振りを設定し、風量1で朝から夜まで1日中つけっぱなしにすること(※1)。自分も気持ちがいいし、植物にとっても良いというわけで一石二鳥です。つけっぱなしだと電気代が……という方もいらっしゃると存じますが、風量1だと消費電力は1.5Wで、電気代は1日24時間×90日使用した場合でもわずか87円です(※2)。3か月つけっぱなしで電気代が100円を切る……ならば、つけっぱなしでいいじゃないですか。電気代を抑えて効率よく冷やす意味でも、The GreenFanを賢く活用してみてはいかがでしょう。まあ、その、植物をテーマにしてやってきましたが、やっぱり今夏は猛暑ですし……。

※1:安全機能として、18時間無操作のときはオートパワーオフになります ※2:1kWhあたり27円で計算した場合

撮影/鈴木謙介

空気の質を追求するスイスの老舗家電メーカー発! スタイリッシュな空気清浄機「BONECO」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、クラファン発サーキュレーター兼空気清浄機「BONECO F220CC Clean & Cool Fan」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

BONECO

空気の質を追求するブランドのスタイリッシュな空気清浄機

【サーキュレーター兼空気清浄機】

2022年4月発売

BONECO

BONECO F220CC Clean & Cool Fan

3万9800円

スイスの老舗家電メーカーが“空気の質”にこだわり開発。キレイになった空気を強力なファンで室内の隅々まで循環させることで、効率的に快適な空間を実現する。最大運転音約60dBの静音設計で、夜間などシーンを問わず活躍する。

 

↑00.3μmまでの粒子を捕集するESPフィルターと、除菌効果のあるUV-Cライトを搭載。マグネット式カバーはすぐに外せてフィルターの手入れも簡単だ

 

【ヒットの裏付け】確かなブランド力が日本でも受容された

世界三大デザイン賞のひとつ「レッドドット・デザイン賞」受賞機種のデザインを踏襲。衛生意識の高まりを受け、クラファンで目標の407%を達成。国内一般販売が実現した。

新鮮な空気を循環できる、Makuakeでエアサーキュレーター付きの空気清浄機「acerpure cool」などが販売中

↑acerpure cool

 

日本エイサーは、エアサーキュレーター付きの空気清浄機「acerpure cool AC551-50W」(以下、acerpure cool)と空気清浄機「acerpure pro AP551-50W」(以下、acerpure pro)をクラウドファンディングサイト「Makuake」で販売中です。9月29日まで販売しています。

 

acerpure coolは、360度全方位から風を取り込む円柱型の空気清浄機の上に、エアサーキュレーターがくっ付いた製品。置き場所を選ばないよう、シンプルなデザインに仕上げたとしています。

 

空気清浄機とエアサーキュレーターを一体型にすることで、空気清浄機でろ過された新鮮な空気をエアサーキュレーターで室内に循環できるとのこと。また、エアサーキュレーターは最大12m先までの送風性能を実現しており、部屋の隅々まで空気を送れるそうです。なお、シーンに合わせて空気清浄機とエアサーキュレーターの両方を利用、あるいは空気清浄機のみの利用を選ぶことができます。

 

空気清浄機は、4層構造のHEPAフィルターを搭載。ホコリや目に見えない粒子をキャッチします。また、空気清浄機の機能をオンにすると、マイナスイオン機能が自動的に作動します。さらに、本体には液晶ディスプレイが搭載されているうえに、PM2.5や揮発性有機化合物を計測するセンサーを内蔵。計測した結果を液晶ディスプレイに数値で表示するほか、おすすめの空気清浄の強度を3色のレベルで示します。

 

 

 

空気清浄機の適用床面積は約27畳で、エアサーキュレーターの適用床面積は約43畳。広いリビングや大広間はもちろん、オフィスに設置するのもおすすめとしています。

 

本体サイズは約幅253×奥行き253×高さ850mm、重さは6.34kgです。

 

一方のacerpure proは、直径約250mm、高さ約580mmの円柱形デザインを採用。こちらの空気清浄機の機能はacerpure coolと同じとなっています。なお、重さは約4.22Kgです。

 

↑acerpure pro

 

このほか共通で、製品本体をWi-Fiに接続し、スマホアプリ「acerpure Life」を使えば電源のオンオフや運転スケジュールの設定などが可能です。

 

 

Makuakeでは現在、「【超早割】30%オフ! acerpure cool×1」が4万1860円(税込)、「【超早割】30%オフ! acerpure pro×1」が2万7860円(税込)から販売中です。

オフィスでもアウトドアでも超便利!「クリップ式ミニ扇風機」おすすめ5選

暑さをしのぐには、どんな場所にも取り付けやすいクリップ式のミニ扇風機が便利です。オフィスのデスクに取り付けてピンポイントで風を送るのもいいですし、クルマの中やベビーカー、キャンプのテーブルなど、様々な場所に取り付けていつでも涼を取れるのが魅力です。今回は、リーズナブルな価格の5モデルをご紹介!

 

目次

 


オフィスでも安心な静音性に優れた1台


KEYNICE 卓上クリップ型USB扇風機

底部に滑り止めがついており、卓上設置型としても使用できる1台です。4枚羽根で強力な風量を確保しながら、回転音が気にならない静音設計。首は上下左右に手動で360度調整でき、風力は強弱2段階で切り替え可能です。ユーザーからは「風量を弱にするとほとんど音がなくて60cmくらい離れていても顔や首筋に十分当たります。風量を強にすると小さな虫が飛ぶ羽音くらいの音はしますが、あまり気にはなりませんでした。本当に買って良かった! 大満足でした!」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:20.5×10×19.5cm
重量:309g
カラー:ブラック・ホワイト・ピンク・ブルー

 


節電できる自動OFFタイマー機能付き!


サンワダイレクト USB扇風機 400-TOY039

据え置き、マグネット、クリップの3通りで取り付けられるUSB扇風機です。6時間の充電で最大約10時間の連続使用が可能。ファンの部分は360度回転できるほか、強・中・弱の3段階の風量調整ができます。就寝時や節電に便利な自動OFFタイマー機能付き(1時間/2時間/4時間から選択)。前面カバーを取り外すことで、掃除が簡単にできるのもポイント。

【詳細情報】
サイズ(約):160×115×140~183mm
重量:299g
カラー:ホワイト・ブラック

 


デスクライトとしても使える便利な扇風機


Dillitop USB充電式卓上扇風機

クリップから伸びるアームを自在に曲げて角度が決められる扇風機。コードレスでも使えるので、置く場所も選ばず、屋外でも使用できます。電源ボタンを押すだけで、風量が「弱」→「中」→「強」→「電源オフ」と切り替わるシンプルな操作方法。気持ちのいい自然の風を再現してくれる「リズム風」を搭載しているため、就寝時や昼寝で使っても快適です。また、LEDライト機能を搭載しているので、夜間のデスクライトとして使えます。

【詳細情報】

サイズ(約):130×371mm

重量(約):445g

カラー:ピンク

 


大容量バッテリーで最大15時間連続使用可能!


Cahietlo 3-in-1USB充電式扇風機

手持ち、クリップ、スタンドといった3通りの使い方ができる扇風機。4段階で風力調節ができるほか、首部分は横360度、前後180度で調節可能です。7枚羽根の設計と純銅モーターによって運転の安定性を向上させ、静音性を高めているのも特徴。高品質4000mAh大容量バッテリーを内蔵し、フル充電で最大15時間の連続使用が可能です。前カバーは反時計回りに回して取り外せば、簡単に羽根を掃除することができます。折り畳み式で、バッグに収納しやすいのも便利。

【詳細情報】

サイズ(約):105×150×66mm

重量:280g(梱包)

カラー:ホワイト、ブルー

 


服に取り付けられる扇風機


Avatool usb充電式ミニ扇風機

服に取り付けられるクリップ式の扇風機。腰掛け&首掛け&卓上の3way仕樣で、付属のネックストラップを装着すれば首掛けとして使えます。両側面と底面の3か所に吸気口があり、コンパクトながら強力な風量を実現しています。風量は強、中、弱の3段階で調節可能で、吹き出し口を手動で動かせば風向きを上下15度の範囲で調節できます。3600mAhの大容量リチウム充電池を内蔵しており、フル充電で最大約12時間の連続使用が可能。

【詳細情報】

サイズ:100×84×35mm

重量:220g

 

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楽天市場で人気を集めたサーキュレーターファンにアロマディフューザー機能を追加した「HM702A」が発売

MPOW JAPANは、ライフスタイルソリューションブランド「Epeios」から、アロマディフューザー機能を追加したサーキュレーターファン「HM702A」を8月10日に発売。Amazon.co.jpでの価格は1万3999円(税込)です。

 

HM702Aは、スタンド型の構造を採用したうえに、3D首振り機能や独自の除菌機能を搭載したサーキュレーターファン。従来モデルは、楽天市場のサーキュレーター部門でリアルタイムランキング1位を14日間獲得するなど、人気を集めています。

 

今回発売されたHM702Aは、好みのアロマオイルを数適垂らして部屋に香りを拡散させるアロマディフューザー機能を搭載。付属のアロマケースにオイルを垂らして、本体のフロント部分にマグネット吸着で固定させ、風量を調整することで一般的なアロマディフューザーよりも広い範囲に素早く匂いを拡散できます。

 

 

また、従来モデルのスタンド型構造や3D首振り機能も引き続き搭載。スタンドはファンの高さを70~90cmの間で6段階調節が可能です。一方の首振り機能は上下左右に90度可動します。

 

 

このほか、ウイルスを除菌するとうたう除菌機能も採用しています。

 

適用床面積は最大19畳まで。運転モードは、通常風モード/自然風モード/おやすみモード/エコモードの4モード搭載しています。本体サイズは約幅255×奥行き300 ×高さ712~900mmで、重量は約2.92kgです。

「目を開ける必要すらない」コードレスで約1万5000円の「スマート扇風機」の操作感がスゴかった!【2分で読めるレビュー動画ダイジェスト】

GetNaviでは、YouTubeチャンネルの「家電トーク」にて、新人編集部員・小山雅斗(以下、小山くん)が便利な家電や最新のガジェットを紹介する動画を公開中。今回は、+Style(プラススタイル)の「スマート扇風機」(実売価格1万4980円・税込)のレビュー動画をダイジェストでお届け。声の指示だけで動く進化した扇風機の便利さを、興奮とともにレポートします!

↑小山くんが体験するのは+Style「スマート扇風機」

 

進化したスマート扇風機の実力をチェック!

今回、小山くんがレビューするのは、これからの季節に大活躍してくれる扇風機。といってもただの扇風機ではなく、アプリと連携できるスマート扇風機です。

 

「なんでもこの製品、扇風機をスマート家電にしたもので、アプリに対応してるんですよ。僕のイメージだと扇風機ってあまりスマート化が進んでいない印象があったので、今回はスマート化された扇風機がどんな形で僕たちの生活を変えてくれるのか、さっそく見ていきましょう!」

さっそく開封を始める小山くん。箱に書かれた「バッテリー搭載」という言葉にテンションがアップ!

 

「これ見て下さい。バッテリー搭載でコードレス! これもしかしたら、コンセントにつないでなくても使えるってことですよね?」

↑バッテリーは充電時間約5時間で、最小機能運転時なら約30時間の運転が可能です

 

箱から出てきたのは、土台、支柱、モーター部、ファンというシンプルな4つのパーツ。これを組み立てていきます。

 

「はい、めちゃくちゃ簡単に組み立てができました! 持ってみると、ものすごく軽いです。片手で余裕で持てちゃうので、いろんなところに持っていけそうですね」

↑組み立て完了! コードレスで本体も軽いので移動もラクラク

 

基本性能は必要十分。スマホ連携もスムーズ

それでは、モーター部分の上にあるボタンを押して、まずは手動でスイッチオン。

 

「首振りモードもあって、風量もけっこう強く出ます。あと、タイマーもあるので、普通の扇風機としての機能はもちろん備わっています。バッテリーで動いているので、電源がない場所でも設置することもできるし、ベランダなどでも使えそう」

↑紙をファンの前に下げて風量確認。かなりの風量が出ていることがわかります

 

続いてはスマホとの連携をチェック。スマホに+Styleのアプリを入れれば準備OKです。

 

「それでは、スマホから電源をオンにしてみようと思います(ピーッと音が鳴って扇風機が回り始める)。おお、ホントについた! 風速も速くできたり、左右の首振りの角度やタイマーも1時間から8時間までスマホで設定できます。これいいですね! たとえば寝ているときにちょっと暑くなったら、ベッドから出ずにスマホで操作できるなんて、すごいと思います!」

↑+Styleの専用アプリをスマホにダウンロードすれば、スマホから操作できます

 

スマートスピーカーとの連携はカンタン

そして最後はお待ちかね、スマートスピーカーを使って、声で操作ができるかを検証。小山くんの期待も高まります。

 

「声だけで操作ができれば、もう目を開ける必要すらないわけですよ。寝ているときに、目を開けずに『扇風機つけて』っていったら、つくわけですよね。その体験は本当に一回やってみたいです」

 

スマートスピーカーはAlexa対応のアイテムを使用。セッティングもわかりやすかったとのこと。

 

「Alexaとの接続もかなり簡単で、+Styleさんのアプリに『Alexaを追加する』みたいなボタンがあるので、そこを押して何回かタップかしたらすぐに追加されました。その点、+Styleさんのアプリは使いやすいと思います」

↑指示に従っていくだけでAlexaとの連携は完了

 

声だけで操作できる便利さに大興奮!

では実際に声で扇風機を操作できるのか? 小山くんの初めての体験です。

 

小山「Alexa、扇風機をオンにして」

Alexa「はい」(ピピッという音がして扇風機が起動)

 

小山「Alexa、扇風機の風量を最大にして」

Alexa「はい」(ピッという音がして風速が上がる)

 

「すごくないですか、これ本当に! こういう感じで、Alexaからスイッチを入れたり、風量を調節できたりするんですよ。いやぁ、これは本当に便利ですね。寝ながらAlexaに扇風機をつけてもらったり、消してもらったりするのがすごく簡単にできます。これは、扇風機の進化の方向性としてはすごく便利だなと思いました」

↑声だけで扇風機を操作することに成功! 小山くんも大喜び

 

シンプルにスマート化していて有用性は高い!

ラストは、スマート扇風機を実際に使ってみた感想で締めてもらいましょう。

 

「扇風機をすごくシンプルにスマート家電化していて、その有用性も高くなっていると思いました。スマホやAlexaで動かせるという機能と、すごい軽くてバッテリーで駆動するという点。これだけでも、相当ほかの扇風機と差がついているんじゃないかな、と思います。これからさらに暑くなってきて、扇風機を買い替えようと悩んでいる方、ぜひチェックしてみてください!」

YouTubeチャンネル「家電トーク」では、小山くんが話題の電気圧力鍋や掃除機を試した動画も公開中。こちらもぜひご覧ください!

 

【今回紹介した動画】

静かさが感動レベル! 3万円台の高級扇風機「三菱SEASONS」で「ランクが違う」と感じた部分をしっかりレポート

この数年、2〜5万円前後の高価格帯の扇風機が、当たり前のように売り場に並んでいます。このプレミアム扇風機は、デザイン性や機能、そして風の質など、さまざまな点が従来までの「ただ羽根を回して風を送るだけ」である数千円の扇風機とは一線を画しています。

 

そんななか、「3D立体首振り」という首振りの自由度で人気なのが、三菱電機のサーキュレーション扇風機 SEASONS(シーズンズ)シリーズです。左右180°と上下100°という、圧倒的に可動範囲が広い首振りで、扇風機やサーキュレーターとして使えるのはもちろん、部屋干しのサポートまでしてくれる製品。今回は最新モデル「R30J-DDA」(実売価格3万7400円・税込)を使用し、実際に使ってわかったメリット・デメリットについて、詳細をレビューしていきます!

↑プレミアム扇風機はデザイン性の高さも特徴。R30J-DDAもシンプルながら高級感のあるデザイン。安っぽさがないのでリビングへの設置にピッタリ

 

2段階の高さ調整で扇風機にもサーキュレーターにもなる

まずはR30J-DDAの基本性能からチェックしていきましょう。通常時の本体サイズは幅370×奥行370×高さ1020mmと一般的なサイズ。ただし、本体重量は5.1kgと少々重め。移動には向きませんが、しっかりとした安定感があり、子どもやペットのいる家庭でも安心して使えそうです。また、本体の高さはポールを外すことで580mmまで低くすることもできます。

↑標準時(左)は高さ1020mm、ポールを外すと(右)580mmにすることも。580mmサイズにすると扇風機というよりサーキュレーターのような見た目。冬は短くして暖房のサポートとして利用すれば、一年中便利に使用できます

 

3D立体首振りは部屋干しのサポートに便利

本製品の大きな特徴のひとつが、3D立体首振り機能。左右180°、上下100°の首振り機能を搭載しており、自動首振り機能をONにすれば広い範囲に風を行きわたらせることができます。一般的な扇風機は左右の自動首振り機能はあるものの、上下は手動で角度が変えられるだけ、という製品がほとんど。そんななか、R30J-DDAは左右上下どちらも自動首振りに対応しています。また、一般的な扇風機は左右100°、上下40°程度の可動域が標準的なので、比較するとR30J-DDAの可動域の広さが際立ちます。

 

我が家でこの立体首振りと可動域の広さが特に役立ったのは部屋干しのサポート。左右首振り範囲が広いので、並べた洗濯物の端から端までしっかり送風。さらに、上下左右に首振りをするので、洗濯物の乾燥サポートと部屋の空気の攪拌が同時にできるのもうれしいポイントでした。

↑左右はなんと180°の首振りが可能。一般的な扇風機は左右100°くらいしか可動域がないため、この自由度の高さはうれしいポイントです

 

↑上下は100°の首振り。ちなみに上方向90°(左)、下方向10°(右)の首振りとなります

 

↑我が家では真上に向けて部屋干しのサポートに使用。 乾燥時は衣類の下部分に湿気が溜まるので、本体の高さを縮めて扇風機を衣類の真下にセットできるのは便利でした。しかも真下に置けば邪魔になりません

 

ただし、メリットばかりではなく、気になる点もありました。それが、縦方向の首の角度を調整する方法。左右の角度は10°ずつ調整できる専用の操作ボタンがあるのですが、縦方向の変更にはこういった専用ボタンがありません。とはいえ、普通の扇風機のように手で無理やり角度を変更するのは厳禁。というわけで、首振り機能を作動させて「この角度!」というタイミングで首振りをストップする手間が必要。洗濯乾燥のために真上に向いている首をもとの位置に戻すのに毎回、最適な角度になるまで待つのが少々面倒に感じることもありました。

 

シンプルなデザインに昔ながらの操作性が使いやすい

扇風機をリビングに設置するなら、インテリアを壊さないデザインも重要です。その点、R30J-DDAは羽根前面のアミ部分がらせん状になっており、高級感のある印象。羽根が透明な樹脂で軽やかなイメージがある点も気に入っています。

↑シンプルなようでいて複雑な造形。今回試用した実機のカラーは爽やかなピュアホワイトですが、重厚感のあるチャコールブラックも用意されています

 

R30J-DDAのデザインでもうひとつ気に入っているのが、ベースに操作ボタンを配置していること。最近のデザイン扇風機は、ベース部をスッキリ見せるためにヘッド裏にボタンを配置している製品が増えています。そうなると、足で操作できないのがズボラな筆者には少々悩ましいところ。ベースにボタンが集中したR30J-DDAなら、両手がふさがっていても電源を入れたり、風の強さや首の位置を変更したりすることが可能です。

↑ベース部分に配置された操作ボタン。選択中の操作がLEDで光るのもわかりやすいです

 

反対に、デザイン面で気になったのがコードとリモコン。R30J-DDAのコードは使用していない間は本体裏面に収納できるのですが、そのためかコードを引っ張り出すとクセがついてヨレてしまっていました。また、リモコンは使用していない間は本体ベース部分に収納可能。このリモコン、薄型コンパクトなのは良いのですが、本体のデザイン性の高さと比較すると、もう少し高級感がほしかった……と感じるところです。

↑ベースを裏返すとコードの収納スペースがあります。コードは細い上にグネグネと曲がってしまうので、床を這わせると正直、見た目がいまひとつ。ただ、プラグの端子の根元に絶縁処理を施しているなど、細かな部分での安全設計は「さすがは三菱製!」と感じます

 

↑付属のリモコンはベース側面に収納可能。台から出すのにかがむのは面倒ですが、収納場所が決まっているのでリモコンをなくさないメリットはあります

 

テレビの音を邪魔しない! 優しい風も魅力的

ここまでは本製品の基本性能について言及しましたが、R30J-DDAは使ってみるとその価値を実感できます。R30J-DDAを使用して、まず驚くのは静音性の高さ。風量は1から5までの5段階で変更できるのですが、2までの風量ならば比較的静かな部屋でも、耳をそばだてなければ駆動音にほとんど気がつきません。3以上だと、さすがに扇風機特有の「フワァーン」という音がかすかに聞こえますが、最大風量にしても安い扇風機の「弱」レベルの音しかしません。

 

これは、ちょっと感動するレベルの静音性の高さです。DCモーター搭載のプレミアム扇風機には静音性が高い製品が多いのですが、そのなかでもトップクラスの静音性だと感じます。あまりにも静かなので、風呂上がりに扇風機前で涼みながらテレビを視聴していたところ、風量2で扇風機の前50cmに座っても、扇風機の駆動音がまったくテレビ視聴の邪魔をしませんでした。これはかなりスゴイ静音性です。

↑室内は扇風機を動かしていない状態で38.8dB。我が家で一番よく利用した風量2だと41dBでした。ちなみに、最大風量では58.1dB。写真では羽根から10cmの距離で計測していますが、最大風量でも50cm離れると40dB台後半(静かな事務所レベル)とかなり静か! 狭い部屋でも安心して使えそうです

 

↑静音性の秘密は、航空機の低騒音化対策にも使われるという「エクストラウィングレットファン」の羽根形状。横からみると羽根が一枚一枚複雑な曲線を描いているのがわかります

 

整った優しい風が遠くまで届く

また、驚くのが「風の優しさ」。風量3以上にするとそれなりの風圧があるのですが、肌にあたる風が「整っている」ように感じます。安い扇風機にありがちな乱れた気流を感じないのです。

 

実際に風量をチェックしたところ、羽根から10cmあたりで最大風量だと3.4m3/s。これは、標準的な扇風機と同じくらいの風量です。しかし、風を整えて送り出しているためか、最大風量時なら10m近く離れてもフンワリと優しい風を感じられます。微風モードでも触れると涼しく感じる優しい風のため、長時間風にあたっても疲れない点も気に入りました。

↑10cmほどの位置で風量を計測すると3.2m3/sでした。この数値だけみると普通の扇風機なのですが、面白いのが3m離れても2.0m3/sほどの風量をキープしていたこと。風が整っているためか、普通の扇風機より風の減衰が少ないように感じます

 

リビングや寝室に置くのにオススメ

最近は扇風機とサーキュレーターが一体化した製品が増えているため、扇風機は一年中リビングに出しっぱなし、という家庭も増えてきました。そんななか、デザイン性が高く、さらに3D立体首振りと広い可動域により、広いエリアに風を送れるR30J-DDAはまさにリビング向けの製品だと感じました。

 

そして、R30J-DDAを実際に使って実感したのが、扇風機が静かであることの快適さ。リビングは映画を観たり、家族や来客と話をしたりと音に集中することが多い場所なので、この静音性の高さは本当に魅力的。今回、我が家では部屋干しなどの関係で主にリビングで利用しましたが、駆動音が小さいので、寝室で使用するのにも向いているでしょう。

 

また、騒がしい家電量販店でこの静かさを体感するのは難しいかもしれませんが、もし店舗でR30J-DDAをチェックできるなら、ぜひ「風の優しさ」を確認してもらいたいですね。本製品は可動域の広さ、デザイン性、静音性、風の優しさと、いずれも兼ね揃えたワンランク上の扇風機だと感じました。

↑使用しないときは分解してコンパクトに収納もできます。細かなところまでよく考えられている製品です

 

スマホで操作できる空気清浄機と扇風機が発売、今だけ3000円オフ

プラススタイルは5月24日、Smartmiのスマート家電「小型スマート空気清浄機P1」と「スマート扇風機3」を発売。販売は+Style本店とAmazon店、PayPayモール店、楽天市場店で、価格は1万5800円ですが、5月31日までは3000円オフの1万2800円となっています。

 

小型スマート空気清浄機P1は、ホコリや花粉、PM2.5を捕らえる「H13 HEPAフィルター」を搭載。空気を浮遊する直径0.3μmの粒子を99.98%以上キャッチできるとしています。

 

また、10畳の部屋の空気を10分で清浄できるうえ、最大約16畳の部屋まで対応。さらに、動作音は19~49dBと、人が不快に感じやすいとされる騒音レベルの50dBを下回る静音性を実現しています。

 

操作は本体天面にある操作パネルと専用のスマートフォンのほかに、+Styleのアプリでも可能。さらに、Amazon AlexaやGoogle Homeと連携させることができ、音声で空気清浄の状況を知ることができます。

 

カラバリはシルバーとブラックをそろえ、本体デザインは円筒型のアルミボディ仕上げ。部屋のインテリアを邪魔しないすっきりとした見た目になっています。本体サイズは直径229×高さ362.5mmで、重量は約3kgです。

 

スマート扇風機3は、最新のアルゴリズムと7枚羽根の採用により心地良い自然風を再現。「自然風モード」では柔らかく、そよ風のような空気の流れを作り出すとしています。

 

本体には2800mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載。内蔵のDCモーターによる省電力化とあわせ、最長20時間のバッテリー駆動を実現しています。なお、充電時間は約4時間です。

 

操作は専用リモコンのほかに、専用のスマートフォンアプリに対応。アプリであれば100段階の風量調整や、モード切り替え、タイマー設定、温湿度の確認、首振りの角度調整、向きの調整、チャイルドロックなどの細かな設定が可能です。

 

本体サイズは幅340×奥行き330×高さ960mmで、重量は約3.5kgです。

ここまで「高低差」が出せるとは! アイリスオーヤマから「パイプが抜ける」サーキュレーター扇風機

アイリスオーヤマは、「コンパクトサーキュレーター扇風機 KSF-DC151TC」を5月12日より発売します。参考価格は2万1780円(税込)。

↑「コンパクトサーキュレーター扇風機」ポールを取り外した状態(左)と通常の状態(右)。サイズは約W247×D277×H369~612㎜、質量は2.6㎏(電源コード含む)。定格消費電力は25Wで、適用床面積(目安)は24畳。風量調節は10段階でタイマーは2/4/8時間(入切タイマー)

 

ポールを取り外し、本体背面のスタンドに収納できる

「コンパクトサーキュレーター扇風機」は、扇風機と空気を撹拌するサーキュレーターの機能を併せ持つ1台2役のアイテム。ユニークなのは、本体のポールを取り外し、本体背面のスタンドに収納できる点。これにより、本体の高さを約612mmから約369mmまで変えることができます。扇風機として使用するときはポールを取り付けて本体を高くし、サーキュレーターとして使用するときや収納するときは、ポールを取り外してコンパクトにすることが可能です。

↑ポールを外して高さを変えられます

 

↑ポールを外した状態だと、収納がラク

 

サーキュレーターとしての送風機能では、前面カバーにドーム型形状のスパイラルグリル(※)を採用するのが特徴。風が中心に集まることで、風の直進性が高まり、より遠くまで風を送ることができます。24畳の部屋まで対応するため、リビングなどの広い部屋でも強力に空気を循環・撹拌するとのこと。強力な風を部屋干しの洗濯物に当てて乾燥を促す使い方も可能です。

※グリル……吹出口のこと

↑スパイラルグリルによって強力なスパイラル気流を生み出すとのこと

 

また、高性能なDCモーターを搭載することで、10段階に細かく風量調整することも可能。部屋の空気を撹拌するためのパワフルな送風のほか、長時間あたっても疲れにくいやさしい微風まで調整できます。前面カバーは容易に取り外しできるので、日々のお手入れもカンタンです。

 

5月に入って、そろそろ暑さを感じ始めた今日このごろ。夏に向けてサーキュレーターも扇風機もどっちも欲しい、という方はぜひチェックしてみてください。

↑部屋干しに活用するのもアリ

 

寝室にぴったり! 静音運転を実現し「強制攪拌」もできるアイリスオーヤマ「サーキュレーターアイ DC silent」

アイリスオーヤマは、「サーキュレーターアイ DC silent」を4月1日に発売します。参考価格は1万4800円(税抜)。

↑サイズ/質量は約W210×D210×H290mm/約1.3kg。適用床面積は20畳。切タイマーは2/4/8時間

 

パワフル送風を実現しながら静音性が向上

本製品は、8段階の風量調整ができるため、用途に合わせた細かな調節ができるのが特徴。また、1~5段階までの風量で35dB以下の静音運転(ささやき声や郊外の深夜の目安が30dB、図書館や市街地の深夜で40dBが目安)を実現し、寝室でも快適に使用できるとのこと。

 

また、ボール形状のスパイラルグリル(※)を採用。従来品の平面状の前パネルと比較して風が中心に集まることで、風の直進性が高まりより遠くまで風を送ることができます。高さ×幅がA4のコピー用紙と同等のコンパクトなサイズながら、20畳の部屋まで対応できるため、広い部屋でも強力に空気を循環・撹拌できます。

※グリル……吹出口のこと

↑スパイラルグリル採用で、より遠くまで風を送ることができます

 

さらに、最大風量で左右・上下の首振りをする「強制撹拌モード」を搭載。ボタン一つで20畳までの広い部屋の空気を一気に撹拌することができるほか、同モードを活用して換気も効果的に行えます。強力な風によりエアコンによる温度ムラを抑え、換気や室内干しのサポートにも使える「サーキュレーターアイ DC silent」。室内で過ごすことが多くなったいま、ぜひ注目してみてください。

↑梅雨どきは部屋干しのサポートにも利用可能

 

持ち運べて室内どこでも置ける! 移動力に優れる「折りたたみ式卓上扇風機」3選

40度に迫る酷暑が日本列島を覆い、熱中症のリスクも格段に上がっています。熱中症は屋外でなるだけでなく、室内でもなる可能性があります。室内でデスクワークなどをする際に導入したいのが、折りたたみ式卓上扇風機。マスクが原因の熱中症予防だけでなく、夏には特に熱がこもりやすい脱衣所やキッチンなどに置くのもおすすめですよ。今回は、コンパクトなのに頼もしい送風力を備えた、折りたたみ式卓上扇風機をご紹介します!

 

目次

 


最大10時間のバッテリー持ちで頼もしい!


LongLongAgo 卓上扇風機

無段階風量調節で、風向きも0度から90度まで無段階で自由に調節が可能です。フル充電の場合、弱運転なら最大10時間もバッテリーが持ち、充電ができない場所でも長時間置くことができます。充電が切れても、USBコードでパソコンやモバイルバッテリーにつなぐだけで充電が可能。逆起電力、過充電、過温、過電力、過電流、ショート、過放電を防ぐ安全保護回路設計で安心して使用できます。 また、ボタン部分は誤作動防止設計がされており、カバンやポケットに入れて持ち運ぶときに、うっかり電源が入ることを防ぎます。

【詳細情報】
サイズ:170×140×32mm
発送重量:358g

 


省エネ設計ながら7枚羽根でしっかり送風!


トップランド どこでもファン M7205

DCモーターを搭載し就寝時にも使える静音設計ながら、18cmの7枚羽根でしっかり送風してくれます。収納に便利な薄型設計で、本棚やデスクの中にもすっきり収納可能です。風量調整は4段階。リズム風機能、便利な切タイマー(1・2・4・8時間※未設定時は8時間で自動オフ)付き。手持ちのUSBケーブルを接続してスマホが充電できる充電専用USBポートを搭載しています。

【詳細情報】
サイズ:210×210×72mm
重量:499g

 


USB・乾電池・家庭用電源の3電源対応!


ドウシシャ ピエリア スリムコンパクトファン

薄型ながら13枚羽根でたっぷり風を届ける卓上扇風機。USB・乾電池・家庭用電源の3電源対応で使う場所を選びません。風量は3段階の調節が可能。スリムに折りたためて棚や引き出しにも収納できます。レビューでも「会社で使っていて別室で会議をする時は、本体を外して伸ばせばA5のバインダーとほぼ同じ大きさ(厚さも2.2cm)なので、他の書類やノートと一緒に持ち運び楽々」「わりと音には敏感な方なのですが、車中泊で一晩中使っても気になる程ではありませんでした」と高評価を得ています。

【詳細情報】
サイズ:135×140×85mm(使用時)
重量:300g
カラー:ダークウッド・ナチュラルウッド・ブルー・ネイビー・ホワイト

 

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2020夏本番! 暑さ対策で活躍する「卓上・ポータブル扇風機」まとめ【現在17製品/随時更新】

GetNavi編集部には、この時期、毎日のようにハンディ扇風機、ポータブル扇風機、卓上扇風機の新製品リリースが届きます。今年はマスクを装着しながら夏を越えなければならないので、こうした小型の送風マシーンの需要が例年以上に高まるはず。本記事ではリリースベースの説明にはなりますが、本年発売の多彩なアイテムをまとめて紹介していきます。

製品は定期的追加・更新(10日1回程度の予定)

 

 

1.とりあえずシンプルに! 卓上・小型扇風機編

●とにかくベーシックで使いやすい

小泉成器

ハンディファン

1400円

持ち運びでも卓上でも使える、2WAYタイプのミニサイズ携帯ファン。コードレスでも使えるUSB充電式で、卓上でも使えるスタンドが付属し、風量は3段階に調節できます。充電時間は約3時間、1回のフル充電で風量「強」の場合は約1間使えます。ストラップを用いて首掛けで使えるタイプも同時に発売。

 

●卓上スタンドが充電ドックになっているからシームレスに使える

Spigen

2WAYUSB扇風機 H900

2790円

卓上とポータブルで使える2WAY扇風機。卓上スタンドは充電ドックにもなっており、シームレスに使えます。風量は5段階で調整でき、最大連続運転時間は12時間。落下防止ストラップも付属します。

 

●3通りで使えて6時間連続稼働

スリー・アールシステム

Qurra 首掛け式 ハンディファン Anemo Portable

1490円

首かけ・卓上・手持ちの3通りで使えるストラップ付きハンディファン。ヘッド部分は約90度まで無段階の角度調整が可能で、風量弱なら最大6時間の連続稼働します。コンパクトで持ち運びにも便利です。

 

●小型でシンプル、そしてパワフル

ウィナーズ

レコルト コードレステーブルファン

4180円

小型でシンプルなデザインながら十分なパワーを備えた卓上扇風機。70°の首振り機能もついて広範囲に風を送ります。風量は10段階に調整でき、4時間の充電で最大8時間の連続運転が可能です。

 

●ベルトに装着して使える独特な形状

スリー・アールシステム

Qurra ハンディファン Anemo ユニバーサル

2990円

首かけ・ベルト装着・卓上・手持ちの4通りで使えるマルチ扇風機。手をふさがずに涼しさを得られます。本体上部に送風口を配置しているため、集中的に送風できます。最大11時間の連続稼働可能なロングスタミナを誇ります。

 

●傘に取り付けて雨の日も活躍

セシール

3WAYワンタッチファン

2290円

ハンディ使用に加え、卓上、さらには傘に取り付けることもできる小型扇風機。室内はもちろん、雨の日の屋外でも活躍します。

 

●異なる特徴の3タイプをラインナップ

KEYUCA

ハンディファンシリーズ

2728円(シルキーウインドタイプ) 2178円(マルチタイプ) 1320円(スリムタイプ)

2019年の人気商品、ハンディファンシリーズをバージョンアップ。二重反転ファンによる風の心地よさが特徴のシルキーウィンドタイプ、傘にも取り付けできアロマも楽しめるマルチタイプ、超薄型・超軽量のスリムタイプの、3モデルを新たにラインナップしました。

 

●LED内蔵で、ナイトライトにもなる

ヤザワコーポレーション

充電式ハンディファン

1848円

卓上設置のスタンドとストラップが付属し、2段階調光のLEDライトを内蔵した、ナイトライトとしても使えるハンディファン。風量は3段階で調節できます。

 

●36時間の連続運転ができ、場所を問わず活躍

ロア・インターナショナル

BLUEFEEL 4D FAN 多機能コードレス卓上扇風機&サーキュレーター

7920円

省エネで低騒音設計のブラシレスDCモーターを採用した、コンパクト扇風機。内蔵バッテリーで最大36時間の連続運転ができるうえ、高さは約30cm~52cmの間で調節可能、リモコンも装備しているので場所を問わず活躍します。

 

●壁掛けにもできるクリップが付属

CIO

CIO-CLIPFAN01

2728円

ベビーカーなどに取り付けが可能なクリップを付属した卓上扇風機。クリップに壁掛け用のホールもついているのがユニークです。3段階の風量調節が可能で、70°の首振り機能もついています。また、フタと羽は取り外して水洗い可能なので、清潔感を保てます。

 

●定番商品が人気ゲームとコラボ

山善

白猫プロジェクトコラボ モバイルバッテリー搭載ハンディファン

4290円

山善のポータブル卓上扇風機FUWARIと、人気ゲーム「白猫プロジェクト」がコラボ。「Lost Weather Cord」の「サテラ」及び「ジーク」の描き下ろしイラストをプリントしたモデルを発売しました。 コラボ記念のノベルティとして、オリジナルネックストラップと、オリジナル大判ポストカードも付属します。

 

●老舗サッカーチームのファングッズ

東京ヴェルディ & 日テレ・ベレーザ

ハンディファン

2420円

サッカーチーム、東京ヴェルディと、日テレ・ベレーザのファングッズ。チームカラーに染まった本体に加え、台座・ストラップ・充電用USBケーブルも付属します。

 

2.もっと涼しく! ミスト噴射機能付き編

●連続30分間のミスト噴射機能

ギャレリアインターナショナル

コールドミストハンディーファン

3080円

ミスト機能を搭載した小型扇風機。ミストは30分間の連続噴射が可能です。最大8時間の連続運転ができる本品は、卓上のほか、クリップでの固定、ハンディの3WAY仕様になっています。

 

●リーズナブルな価格でミスト噴射対応

TPO

ミストハンディファン スタンド付き

1848円

ミスト機能を搭載しながら、リーズナブルな価格のハンディファン。ミストは連続25分の継続噴射ができます。卓上でも使えるスタンドも付属します。カラーは、ピンクとブルーの2色です。

 

●ユニークな形状の大型タンクを備える

Gloture

HBLINK ヨット型ミスト扇風機

5390円

ヨットを模したデザインのミスト噴射機能付き扇風機。ヨット部分はタンクになっており、最大8時間のミスト連続噴射ができます。。ミスト噴射機能付き扇風機としては大型なので、卓上用途のミスト扇風機が欲しい方にはぴったりです。

 

●氷水も張れる大容量タンクを内蔵

Gloture

HBLINK レモン型加湿扇風機 

7250円

上部に水タンクを備えた加湿扇風機。200mlの大容量タンクは氷水を張れば、従来のミスト噴射扇風機以上の冷感をもたらします。空気を濾過する防塵フィルターを内蔵しているので衛生面も安心です。

 

3.こんなのもあります! 変わり種編

●水洗いできる扇風機付きベスト

セシール

ファン付きベスト カゼフィット

1万4900円

見た目にもユニークな、 扇風機のついたベスト。小型ファンが左右の裾に2台ついており、 4段階で風量調節ができます。ベストが汚れてきたらファンを取り外して手洗いすることもできるため、 汗をかく夏でも清潔さを保てます。

コードレス対応の「全部入り」でこの価格!? 「スマート扇風機2S」のコスパに驚くばかり

家電ライターという職業上、筆者は基本的に空調管理はエアコンで行っています。とはいえ、それでも手放せないのが扇風機。エアコンと扇風機を併用すれば、夏は設定温度を少し高めにしても涼しさを感じられますし「足元だけ冷える」という不快な状況もありません。そんなわけで、毎年夏になると扇風機をチェックしているのですが、今年とくに目を引いたのがプラススタイルのSmartmi「スマート扇風機2S」(以下、2S)です。

 

この扇風機、コードレスでも使用できるほか、なんとIoT対応で外出先からでもスマートフォンで操作可能。そして、最大の注目ポイントが価格。なんとこれだけの機能を搭載しながら1万1980円というお手頃価格なのです(2020年7月現在)。とはいえ、こういった製品は使ってみないと本当に良いかはわかりません。そこで1か月使用した感想を詳しく紹介します。

↑シンプルで爽やかなデザインのSmartmi「スマート扇風機2S」

 

高級扇風機のようなソリッドデザインで置き場所を選ばない

扇風機といえば2000円レベルの安い製品もありますが、最近は2万円を超えるような高級扇風機も人気です。高級扇風機と安価な扇風機の違いはいろいろありますが、個人的に大きな違いはデザイン性の高さ、モーターの種類と遠くまで届く優しい風、そして付加機能にあると考えています。そこで、ここからはこれらのポイントから2Sをチェックしたいと思います。

 

最初の「デザイン」ですが、2Sは部屋を選ばないシンプルでモダンなデザインです。ポイントは2点あり、ひとつは操作ボタンが羽根裏側の見えにくい場所にあること。一般的な扇風機は台座部分に操作ボタンを配置しているのですが、これがないだけで生活感が薄れてデザイン性がぐっとアップします。もうひとつは羽根の形。安い扇風機の羽根は3~5枚でスカスカした配置のものが多いのですが、2Sは7枚羽で羽根自体も比較的曲線を使わないソリッドなデザインです。

↑本体サイズは幅340×奥行330×高さ960mm。一見すると操作ボタンなどが見えない生活感のなさが魅力。どんなインテリアにも合いそうなシンプルデザインです

 

↑物理操作ボタンは羽根裏上面に配置。余計な説明はなく、長押しで電源ON/OFF、普通に押すと風量を4段階で切り替えてくれます

 

↑首は写真の幅で上下に角度をつけることができます。扇風機としては十分な角度ですが、個人的にはもう少し上に向いてくれると部屋干しの補助やサーキュレーターとして使いやすいと感じます。横方向には左右120°まで首振り可能です

 

3.5m離れても風をしっかりと感じる

次にチェックするのが「遠くまで届く優しい風」と「モーター」についてです。じつは、家電ライターとして扇風機を購入する際に最初にチェックするのはモーターの種類。扇風機にはACモーターとDCモータータイプがあるのですが、DCモーターのほうが同じ風力でも消費電力が少なく、さらに細かなパワーの切り替えが可能です。また、ACモーターよりも風のコントロールがしやすく、より自然に近い風や微弱な風が作りやすい特徴もあります。2SはこのDCモーターを搭載し、さらに7枚羽根を採用することにより滑らかで疲れにくい「優しい」風を生み出すといいます。

 

ちなみに、2Sは手動で4レベルのパワーを切り替えられますが、スマートフォンと連動させればアプリからなんと100段階の風量切り替えが可能です。実際に風を感じてみると最大パワーの風量100では廊下の端から端までの3.5mほど離れても風をしっかりと感じるレベルのパワーがありました。風速計で計測したところ、最大パワー時の平均風速は約4m/s前後で扇風機としては平均程度かやや強い程度でしたが、直進性能が高いために風が遠くまで届くようです。

↑最大パワーであるレベル4(風量100)で送風。風速は平均約4m/s前後。瞬間的に4.3m/sほどになることもありました

 

↑廊下の端に2Sを置いて3.5m地点で最大風量の風を計測。1m/sというなかなかの数値になりました

長時間風にあたっていても疲れにくい最小風量が気に入った

個人的に気に入っているのがレベル1の最小風量。風速計で計ったところ、最小レベル時の風速は約0.9m/s前後。扇風機の前に立つと、風を感じるというより肌にふんわりと柔らかいものが接触しているような感覚です。じつはこういった超微風が作れるのはDCモーターならでは。このパワーだと直接自分にむかって風をあてても肌に「風が当たっている」と感じませんが、ふんわりとした涼しさが実感できます。このため長時間直接風にあたっていても疲れにくいのがメリットです。

 

また、騒音計で計測したところ、最小風量時の騒音レベルは平均約53dBと静かな事務所レベル。超微風だからという理由はありますが、扇風機としてはかなり静音性が高いのがわかります。このため、近くに2Sを置いてテレビを観たり、寝るときにベッド横に置いても音が邪魔になることはありませんでした。個人的に気に入ったのは、微風なので仕事中に紙資料などの軽いものが風で飛んだりめくれたりすることがないところ。自宅で仕事をしている人にとって、これは結構うれしいポイントではないでしょうか。

↑机のまわりは紙の資料だらけ……という我が家では、紙をまき上げずに静かな微風が非常に便利でした。在宅勤務で同じような状況の人も多いのでは? 微風でも直接風を当てれば意外なほど涼しく、クーラーの設定温度はいつもより2℃ほどあげていました

 

一定の強さで常に送風する通常の「強風モード」以外に、数秒ごとに風に強弱をつける「自然風モード」の切り替えが可能なのも特徴のひとつです。筆者はレベル1の微風モードが気に入ったので、あまり自然風モードは選ばなかったのですが、「扇風機の風に直接あたると疲れやすい」「でも扇風機のパワーはほしい」という人は自然風モードを試してみるのも良いかもしれませんね。

 

起きてもまだ動いている! コードレスがとにかく便利

最後のポイント「付加機能」は、コードレス運転ができることと、IoTに対応していることが挙げられます。とくに便利なのがコードレス機能で、なんと風量1なら、コンセントにつなぐことなく20時間連続運転可能です(スペック値)。我が家では基本的に2Sを筆者の仕事部屋に設置していたのですが、夜はコードを抜いて寝室に移動させてエアコンと2Sを併用していました。ちなみに、就寝時はレベル2(風量35)でずっと運転していましたが、8~9時間たった朝でもしっかり運転をしていました。

↑本体重量は約3.5kgで家のなかの移動くらいなら女性でも軽々できます

 

↑コードは一般的な差し込みタイプで抜くのに少々力がいりました

 

↑電源がいらないので庭での作業やアウトドア時にも便利。停電時などのいざという時にも使えるのも安心感があります

 

専用アプリ「Mi Home」で細かな設定が可能

もうひとつのポイントがIoT機能。2Sは専用アプリ「Mi Home」を使うことで本体だけではできない細かなコントロールはもちろん、外出先からも操作ができます。アプリでは風量を100段階から細かく変更できるほか、自然風の切り替え、チャイルドロック、首振りの有無に首振り範囲、タイマーなど細かな点まで設定可能です。とはいえ、このあたりまでは普通の扇風機でも設定できるものもあります。2Sはさらに別画面にある「デバイス設定」で予約設定時間にオン/オフさせることも可能なので「起床時間にあわせてON」「普段会社にいる時間は自動的にOFF」といった使い方もできます。こういった細かな設定ができるのはIoT家電ならではですね。

↑2Sのアプリ画面はこちら。風量を100段階から変更できるほか、自然風の切り替え、チャイルドロック、首振りのい有無に首振り範囲など、本体では操作できない細かな点まで設定できます

 

ただし、デメリットもあります。ひとつはスマートフォンアプリで操作できるためか、リモコンは付属していません。細かな操作をするのに毎回アプリを立ち上げるのは面倒と感じる人もいるでしょう。もうひとつが、デザイン性を優先させたためか、本体のボタンで操作できるのは電源のON/OFF(長押し)と4段階の風量レベル切り替え(ボタンプッシュ)のみ。さらに、操作ボタンまわりに操作説明がないので、マニュアルを読まないと操作方法がわからないという人もいるでしょう。このあたりは「シンプルで美しいデザイン」を優先させるためと割り切る必要があるかもしれません。

操作性などで少々気になるところがある本製品ですが、充分なパワーと洗練されたデザイン、DCモーターの搭載、自然風モードの搭載、コードレス駆動、IoT機能の搭載と、とにかく最近の扇風機の機能を「全部入り」にしたような製品。これだけの機能で2万円を大幅に下まわる価格というのはただただ驚くしかありません。

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

最新扇風機はここまでミニになりました!コスメ風なポータブル扇風機「OCLESS」が汎用性高げ

リスティックは、超小型ポータブル扇風機「OCLESS(オクレス)」の国内発売をします。昨年、一気に流行したポータブル扇風機ですが、ここまで小さくてファッショナブルなものを見たのはなかなかお目にかかれません。「コスメのように持ち歩く」というキャッチコピーの通り、化粧道具のように質感の高いガジェットです。

 

↑OCLESSの価格は3850円(税込)※一部パーツ、パッケージは予告なくデザイン変更する場合あり

 

​​OCLESSは、どこにでも収まる超小型サイズとステイリッシュなデザインで、2万RPMの高速モーターと独自の技術力を融合させた超小型ポータブル扇風機です。

↑中央がOCLESS

 

約150~200g前後が平均重量の​スマホと比べても、OCLESSの89gはかなりの軽さです。サイズはΦ34×H135㎜。

 

 

高出力モーターに、空気の量を最大化するプロペラ形状を採用し小型でも十分に強力な風を生み出します。

 

プロペラ可変にキャップの取り回しなど、細かな使い勝手に配慮されているのもうれしいですね。

 

 

充電はUSB Type-Cで行えるので、PCで作業しながら動かすこともできます。女性の朝のメイク中に使っても違和感なく使えそうですし、カラーはホワイトとブラックの2カラーあるので男女問わずデスクに置いても馴染むでしょう。昨年の夏はポータブル扇風機を首から下げるスタイルが主流でしたが、OCLESSはそれ以上の自由度で使えそうなアイテムです。これからの季節に備えてゲットしましょう。

【2018年版】1万円以下の「狙い目」も教えちゃう! プロに聞く「オススメ扇風機」価格帯別12選

いよいよ夏本番! 自然な風が楽しめる扇風機はまだまだニーズが多く、新製品が続々と発売されています。エアコンと扇風機を併用して温度ムラを抑え、賢く電気代を節約するご家庭も増えているとのこと。とはいえ、ひとくちに扇風機といってもたくさんの種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまう人も多いはず。そこで今回は、家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、価格帯別にオススメの扇風機を教えてもらいました!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

ACモーターとDCモーターの違いって?

DCモーター機はやや高価だが省エネ性や静音性が高い

扇風機選びで重要になるのがモーターの種類です。ACモーターは交流モーターを採用した従来型のモーター。DCモーターは直流モーターを採用し、ACモーターよりも電気代が安く、静音性が高いのがメリットです。また、モーターの制御がカンタンで、細かな風量調整ができるため、超微風の風も作り出すことも可能。通常、DCモーター搭載機はやや高価ですが、近年はDCモーターモデルでもリーズナブルなものも増えてきています。

 

<1万円以下>

その1(ACモーター) 

8枚羽根で機能も十分なベーシックモデル

日立

HEF-130R

実売価格8470円

風を送り出す間隔を短くし、切れ目の少ないやさしい風を実現した8枚羽根のベーシックモデル。「微(うちわ風)」から「強」まで風量を4段階から選べます。風量が時間経過に合わせてリズミカルに変化する「リズム運転」、開始約20分後に「弱」運転が「微」運転に変わる「おやすみ運転」モードを搭載。

SPEC●サイズ/質量:W371×D370×H735~950mm/約3.9kg●羽根枚数:8枚●風量切替:4段階●左右首振り角度:40°・70°・90°●上下角度調節:上20°/下10°●切・入同時タイマー:1/2/4/6時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

切入タイマー同時設定など、十分すぎる機能を搭載

「スタンダードなACモーターモデルで価格も手ごろ。この価格帯にしてはやや多い8枚羽根の採用で、柔らかく広範囲に風が届きます。風量は4段階で、もっとも弱い『微(うちわ風)』はそよ風のようで心地良いですね。スタンド部分に表示があるので、運転内容が遠くからでもわかるのは便利。切入タイマーを同時に設定できたり、『おやすみ運転』『リズム運転』などのモードもあったりと、この価格では十分すぎる機能を搭載しています」(戸井田さん)

 

その2(ACモーター)

ロング気流で部屋の空気を効率よく循環

三菱電機

ハイポジション扇 R30J-HRV

実売価格9970円

風速アップ効果のある「ロング気流ファンガード」採用で、到達距離の長い風を実現したモデル。上位モデル「シーズンズ」と同様、滑らかに先端部が湾曲したウィングレット形状の5枚羽根を採用。強運転時でも36dBと低騒音です。微風「ベビー風」は風あたり感をおさえ、赤ちゃんにも安心な風を届けます。

SPEC●サイズ/質量:W390×D390×H848~1048mm/約4.8kg●羽根枚数:5枚●風量切替:3段階●左右首振り角度:85°●上下角度調節:上35°/下10°●入タイマー:2/4/6時間●切タイマー:1/2/4/6時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

とにかく静かな扇風機が欲しいという人にオススメ

「とにかく静かな扇風機が欲しいという人にオススメ。新形状の5枚羽とファンガードの設計により、高い静音性を実現しています。また、まっすぐ遠くまで届く風が特徴で、『強』にしても当たりが強すぎない風が快適。入・切タイマーを同時に設定可能で、大きなボタンで操作もしやすく、使い勝手にも配慮されています」(戸井田さん)

 

その3(DCモーター)

7枚羽根とDCモーター採用で優しい風を送る!

 

アイリスオーヤマ

LFD-305H

実売価格6480円

空気を細かく分ける7枚羽根とDCモーター採用で、静かで優しい風を送るハイポジション扇風機。送風モードは5種類(微風・連続・リズム風・快眠・そよ風)で、「微風」モードは長時間使用しても疲れにくい風当たりです。また、「リズム風」モードは強弱をつけてゆったりと流れる自然の風を再現。DCモーターなので省エネ性も優秀です。

SPEC●サイズ/質量:W365×D365×H910~1100mm/約4.2kg●羽根枚数:7枚●風量切替:12段階(連続モード)、3段階(リズム)、3段階(快眠)●左右首振り角度:75°●上下角度調節:上20°/下16°●切タイマー:0.5/1/2/4時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

DCモーター搭載でこの価格は底値レベル!

「DCモーター搭載でこの価格は衝撃! ほぼ底値レベルでしょう。首の上下は手動で動かす仕様で、タイマーも『切』のみなど機能を絞っていますが、『風量12段階』『リズム3段階』『快眠3段階』と風量調整は充実。風量はダイヤル方式で直感的に操作できます。やや質感がチープなのが玉にキズ……なのですが、この価格なら十分許せるレベルです」(戸井田さん)

 

<1~2万円台>

その4(DCモーター) 

3種類のセンサーを搭載するハイコスパなモデル

トヨトミ

FS-DST30IHR

実売価格1万5580円

温度センサー、人感センサー、タッチストップセンサーの3種のセンサーを搭載したDCモーターのハイポジション扇風機。センサーが温度を感知し、風の強さを自動で調節。エアコンと併用すると電気代が節約できます。空気抵抗が少ない「サイレントファン」搭載で、前モデルより運転音が約30%ダウン。首を90°上向きにできるため、サーキュレーターとしても役立ちます。

SPEC●サイズ/質量:W360×D360×H900~1110mm/約4.6kg●羽根枚数:7枚●風量切替:24段階●左右首振り角度:3段階自動首振り機能(約30°、70°、110°)●上下角度調節:90°上向き可能●入タイマー:2/4/6時間●切タイマー:1/2/4/6時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

これだけの機能が搭載されているのはおトクすぎる!

「この価格でこれだけの機能が搭載されているのは、とってもおトク! 風量は24段階からお好みに応じて細かく設定できますし、温度センサーが搭載され、自動で風量をコントロールしてくれる機能もあり。さらに人感センサー搭載により、人がいないと自動停止するので省エネですし、2時間以内に人を感知すれば再運転もしてくれます。ガードに触れると運転が停止する『タッチストップセンサー』は、小さなお子さんがいる家庭にはうれしい機能ですね」(戸井田さん)

 

その5(DCモーター)

音声認識操作を筆頭に機能テンコ盛り!

ユアサプライムス

極扇 YT-DVJH3427YFR

実売価格2万6784円

2017年に業界で初めて音声認識操作を導入して話題を呼んだ「コトバdeファン」の高位機種。新搭載のイオン発生器「イオニシモ」は、部屋干し臭や生活臭を軽減し、アレル物質の低減にも貢献します。らせん状の「ツイストウィング7枚羽根」で巻き込むように風を集め、よりやさしい微風を作れるのも特徴。風量は超微風から強風まで32段階。

SPEC●サイズ/質量:W360×D360×H820~1130mm/約4.8kg●羽根枚数:7枚●風量切替:32段階●左右首振り角度:72°●上下角度調節:40°●入切Wタイマー:1/2/4/6/8時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

高級感のあるデザインと「次世代感」が楽しめる!

「とにかく機能テンコ盛りなので、どんな使い方にも対応できるのが魅力です。風量を32段階で細かく調整できるほか、サーキュレーション効果が高い『8の字立体首振り』のほか、『消臭イオン発生』『熱中症自動運転機能』『切入同時タイマー』と機能は盛りだくさん! デザインは濃い本体カラーにべっ甲色の羽根で、高級感があります。『音声認識操作』は他にないユニークな機能で、楽しく『次世代感』が味わえますよ!」(戸井田さん)

 

その6(DCモーター) 

面倒な組み立て要らずで、すぐに使える!

日立

HEF-DC6000

実売価格2万1080円

DCモーターの低速回転(約220回転/分)により、従来機種よりさらに穏やかでやさしい「微風(うちわ風)」を実現した8枚羽根扇風機。離れた場所で涼んでいるときでも、リモコン操作で好みの位置に風向きを調節できる「こっち向いてボタン」が便利。温度センサーが搭載され、室温を感知して「つよめ」「よわめ」に自動で風量を切り替えます。

SPEC●サイズ/質量:W371×D360×H810~1100mm/約5.2kg●羽根枚数:8枚●風量切替:8段階●左右首振り角度:約45°・70°・90°●上下角度調節:上90°/下10°●入・切同時タイマー:1~9時間(1時間ごと)

 

【戸井田さんのレコメンド】

「こっち向いてボタン」が便利なバランスの良いモデル

「高性能で使いやすい、とてもバランスの取れているモデル。箱から出してすぐ使える『組み立ていらず』で、メカに弱い高齢者や女性にウケています! 手動ですが真上に向けることもでき、サーキュレーターとしても活用可能。また、リモコンで自分の方向に風を向けることができる『こっち向いてボタン』は、ほかには見られないオンリーワン機能です」(戸井田さん)

 

その7(DCモーター)

高原を吹き抜ける自然の風を再現!

パナソニック

DCリビング扇 F-CR339

実売価格2万9370円

信州の蓼科高原に吹く風を計測して再現したパナソニック独自の「DC 1/fゆらぎ」が特徴のハイポジション扇。羽根全体を流線型デザインにして空気抵抗を減らした「なめらか気流7枚羽根」がふんわりとした風を生み出します。DCモーターにより、消費電力は最小でわずか2W、音も最小11dBで睡眠時の使用にも最適です。

SPEC●サイズ/質量:W370×D370×H905~1100mm/約6.0kg●羽根枚数:7枚●風量切替:8段階●左右自動首振り角度:60°・75°・90°●上下角度調節:上21°/下14°●入タイマー:4/6/8時間●切タイマー:1/2/4時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

快眠にも役立つ納得の性能を持つモデル

「上下左右を組み合わせた『立体首振り』は、広範囲に風を届けてくれるのがメリットで、室温のムラを解消するサーキュレーターとしても利用可能。温度センサー搭載で風量を自動で切り替えてくれたり、『切・入タイマー』や『おやすみモード』があったりと、快眠にも役立ちます。また、脱臭効果がある『ナノイー』の搭載もうれしいですね。価格は約3万円とやや高価ですが、価格に見合う納得の性能と高級感があるタイプです」(戸井田さん)

 

その8(DCモーター)  

プラズマクラスター搭載で部屋干しにも使える!

 

シャープ

PJ-H2DBG

実売価格2万5480円

コンパクトタイプのプラズマクラスター扇風機。アホウドリとアマツバメの羽の形状を参考にした「ハイブリッド・ネイチャーウイング」を搭載しています。左右約90°、上下約100°に立体的に動く「3Dターン」首振りを採用し、部屋の空気をしっかり循環させます。サイズはコンパクトで、コードレスモードによってコンセントがない部屋でも使えます。

SPEC●サイズ/質量:W270×D270×H550~670mm/約3.2kg●羽根枚数:3枚●風量切替:8段階●左右首振り角度:約90°●上下角度調節:上約40°・90°/下10°●入タイマー:1/2/4/6時間●切タイマー:1/2/4/6時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

ニオイを抑えるプラズマクラスターと「コードレスモード」が便利

「シャープは2017年の扇風機シェアNo.1メーカー。このモデルは空気清浄技術のプラズマクラスター搭載で、室内干しのイヤなニオイを軽減できるのが人気。部屋干しに使える扇風機が欲しいという人に特にオススメです。また、温度と湿度を感知して、熱中症の危険領域になると音と光で知らせる『高温・高湿みはり』機能も好評。コンパクトサイズなので移動しやすく、最大14時間使える『コードレスモード』もあるので、キッチンや洗面所などでコンセントがふさがっていても大丈夫。その意味で、ベランダやキャンプでも使えるのが便利です」(戸井田さん)

 

その9(DCモーター)

船舶プロペラメーカーと共同開発した柔らかい羽根が特徴

ドウシシャ

カモメファン Fシリーズ

FKLT-232D / TLKF-1232D

実売価格2万4710円

カモメの羽をヒントにした柔らかい羽根が特徴の「Kamomefan」(カモメファン)の新モデル。5つの関節を持ったフレキシブルアームの採用で、支柱を好みの角度に折り曲げて、頭上や足元など風の欲しいところにピンポイントに送風できます。組み立て不要で箱から出してすぐに使え、折りたたんでコンパクトにしまえます。

SPEC●サイズ/質量:W305×D260×H800~900mm/約4.4kg●羽根枚数:7枚●風量切替:無段階●左右自動首振り角度:30°・60°・90°●上下角度調節:上90°/下90°●入/切タイマー:1/2/4/8時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

アームが自在に動き、あらゆる角度から風が送れる!

「船舶のスクリューを手がけるナカシマプロペラと開発した羽根が自慢の扇風機です。プロペラは柔らかい素材で、径が小さくてもしっかり風量が出せ、風切り音も低減。風量は無段階調節で、好みの風量に調整できるのもうれしいところ。新モデルはアームが自在に動き、上から風を当てるなど、あらゆる角度から風が送れるという新提案がなされています。リモコンも背面に取り付けられ、風量調節はプロペラの下にあるなど、ユニークな設計に先進性が感じられますね」(戸井田さん)

 

<3万円以上>

その10(DCモーター)

風の質を追求した高級扇風機のパイオニア

バルミューダ

The GreenFan EGF-1600

実売価格3万6600円

二重構造の羽根を採用し、自然界の柔らかな風を再現した高級扇風機ブランド「GreenFan」の2017年モデル。通常の扇風機に比べ、約4倍に広がる風が体を包み込みます。専用の低電力回路とDCブラシレスモーターの効果で最小消費電力は1.5W。電気代はひと夏でわずか29円と驚くほどの省エネ性を実現しました。

SPEC●サイズ/質量:W330×D320×H497(卓上)・871mm(フロア)/約4.1kg●羽根枚数:14枚●風量切替:4段階●左右首振り角度:150°●上下角度調節:上19°/下11°●切タイマー:1/2/3/4時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

デザインに優れ、「風の質は別格」と大評判!

「14枚羽根とDCモーターにより、心地よい風の質を追求したことで大ブレイクした高級扇風機。風量4段階は決して多くはありませんが、『風の質は別格』と評判です! 首振り角度を任意に設定できるのも独自のウリ。ただ、真上には向けることはできないので、本格的なかくはん(サーキュレーター)機能はやや弱いか。インジケーターが最小限で、デザインがキレイなのもメリット。別売のBattery&Dock(バッテリー&ドック)  EGF-P100(実売価格1万580円)を使えば充電式になり、コードレスで使えるのもなかなか魅力です」(戸井田さん)

 

その11(DCモーター)

液晶モニター搭載で空気の汚れが見える!

ダイソン

Dyson Pure Cool 空気清浄タワーファン

TP04WS

実売価格6万5900円

空気清浄機とファンの機能を兼ね備えたダイソンの空調家電の新モデル。PM0.1レベルの微粒子を99.95%とらえるだけでなく、今回はLCDディスプレイを搭載し、空気中に浮遊する粒子状物質やVOC(揮発性有機化合物)、NO2(二酸化窒素)を検知。画面で空気の汚れが分かります。毎秒290Lの空気を送り出し、清浄された空気を部屋中に循環させます。

SPEC●サイズ/質量:W223×D223×H1054mm/約5.06kg●風量切替:10段階●首振り角度:45°、90°、180°、350°●スリープタイマーあり

 

【戸井田さんのレコメンド】

空気がどんな物質で汚れているかが一目瞭然!

「羽根のない扇風機の“空気清浄機+エアモニター搭載”タイプです。液晶パネルのエアモニターには、『PM2.5』『PM10』『揮発性有機化合物(VOC)』『二酸化窒素(NO2)』など、細かな分析結果が表示され、空気がどんな物質で汚れているのかが一目瞭然。原因が見えることで空気質の改善にも役立つという、一歩進んだ提案です。スマホでも空気の状況が確認でき、外からでも室内の様子が把握できて安心。インテリジェンスが加わった“次世代感”が魅力ですね」(戸井田さん)

 

その12(DCモーター)

空気清浄機と涼風・温風モードで1年中活躍!

デロンギ

空気清浄機能付きファン HFX85W14C

実売価格6万4580円

オイルヒーターやエスプレッソマシンなどで知られるイタリアの家電メーカー・デロンギが日本で先行発売した空気清浄機能付きファン。なめらかな物体に空気の流れが引き寄せられるという物理学の「コアンダ効果」を応用し、3Dのやさしい風を生み出します。本体上部のフィルターが、一般的な同機能製品よりも約11%もスピーディにPM2.5の有害物質を除去。温風モードつきで1年中使えます。

SPEC●サイズ/質量:W270×D270×H850mm/約7.2kg●風量切替:涼風10段階、温風6段階●首振り機能あり●オン・オフタイマー:30分/1/2/4/6/8/12時間

 

【戸井田さんのレコメンド】

印象的なデザインと包み込むような風で満足感アリ!

「空気清浄機と涼風&温風の3in1タイプで通年使える、いままでにない新タイプです。独自の『3Dコンフォート・エアテクノロジー』で、空気は背面のスリットから本体に沿って前方に吹き出し、柔らかな風に変化するのが最大の特徴。全身を包み込むような『3Dの風』は本当に心地いいですよ! 美しい曲線で印象的なデザインと風の質で、価格は高いが満足感アリ」(戸井田さん)

「これは使い続けたくなる!」アームが曲がる扇風機「カモメファン」に家電ライターがどハマりした理由

関東甲信では観測史上もっとも早く梅雨が明け、早くも猛暑日が続いています。つい先日まで、なんとか扇風機だけで暑さをしのいでいましたが、いまでは一晩中エアコンをつけないと耐えられないレベルになってきました。そして、わが家ではエアコン使用時も、たいてい扇風機を回しています。部屋の空気を循環させることで温度ムラを解消できるうえ、風が身体に当たると体感温度が下がるため、設定温度を高めにして扇風機を併用し、電気代の節約にも精を出しています(笑)。

 

とはいえ、扇風機の風を身体に当てるなら、やはり風の質にはこだわりたいもの。最近では、自然界に近い風を生み出す、高級扇風機の人気が定着しつつあります。これらは従来のACモーターと違い、DCモーターを搭載しているため電気代もオトク。微風から強風まで、きめ細かく調整できるのも特徴で、昔ながらの扇風機と比べると違いは歴然です。

↑フレキシブルに曲げられる細いアームを採用したスッキリしたデザイン。レバー部分を関節として、曲げたり伸ばしたりできます

 

なかでも今回は、風の心地よさに加え、支柱に5つの関節を持つフレキシブルアームを採用したドウシシャの「Kamomefan(カモメファン)」Fシリーズの新製品「FKLT-232D」(実売価格2万6870円)をご紹介します。下の写真を見て頂けばわかる通り、この扇風機、独特のフォルムがなんだか人の心を掴みます(笑)。

↑なんか通じ合ってる? まるで生きているように見えてくるドウシシャの扇風機「FKLT-232D」

 

いままではありえなかった方向にやさしい風が送れる

そもそも「カモメファン」とは、岡山県の世界的な船舶用プロペラメーカー「ナカシマプロペラ」が開発した羽根を採用した扇風機ブランド。カモメの羽をヒントに設計されており、ふわりとやさしい風が遠くまで届くという特徴をもっています。今回紹介する「FKLT-232D」は、上下の角度調節や左右の自動首振りはもちろん、フレキシブルアームに採用によって支柱の角度まで変えられるという、目からウロコの構造を備えているのです。

↑捨てずに取っておきたくなるような、かわいい段ボール箱に入っていました。組み立てた状態で梱包されているため、出したらすぐに使い始められます。もちろん、収納するときもラク

 

↑たとえばこんな姿勢で床を利用して風を拡散させることも可能。家電というより、おじぎをしている人のよう。なんともいえない愛嬌を感じます

 

操作部はプロペラ回りにあって屈む必要なし

ほかにもユニークところがいっぱい。まず台座が非常に薄く、電源コードを挿す場所が見つかりません。どこだろう? と探してみたら、なんと上のポールの端にDCジャックが(笑)。これは意外でした。

↑電源コードを挿す場所が見当たらないと思ったら、こんなところに!

 

また操作部は台座ではなく、プロペラの後ろにあるため、操作のたびに屈む必要がありません。操作部には電源ボタン、首ふりボタン、タイマーボタン、リズム/おやすみ風のボタンがあって……あれ? 風量調節ボタンがない? 再び探しまわったら、今度は本体の下、プロペラを顔とすると、アゴにあたる部分からダイヤル式の風量調節部が突き出していました。これも意外! ちなみに、リモコンも付属しています。

↑基本的な操作ボタンは本体上部に。これなら、「屈むのが面倒だから足で操作」なんてことも起こりませんね

 

↑風量調節はこちら。右に回すと強く、左に回すと弱くなり、そのレベルはインジケーターの光でわかります。無段階調節できますが、最弱から最強までは大きく回し続けなくてはいけません。風量を大きく変えるときはリモコンがオススメ

 

8m先までフワッと優しい風が届いた!

さて楽しみなのは風の質。さっそく風量を真ん中あたりにし、首振りで運転してみたところ、おお~、確かに当たりがフワリとやわらかい! スーっと自然の風が吹き抜けていくような心地よさを感じました。ちなみに、わが家にはまだ昔ながらの扇風機もあり、カモメファンと比べてみると、こちらは弱風でも風の当たりが硬く、ムラがあるのを感じます。

↑優しい風を届けるカモメファンのプロペラ

 

ちなみに「風を遠くまで届ける」というけれど、どれくらいまで届くのか。風速を測ってみると、最大でも約10km/h。昔ながらの扇風機の最大値が約20km/hだったのに対し、かなり弱めです。それでも部屋の隅に置いたら、なんと約8m先まで風が届きました。それもフワッと優しい風です。

 

上から風を浴びると、包み込まれるような心地よさ

そして最大の醍醐味といえば、フレキシブルアームのおかげで、寝ているときに上から風が浴びられるというもの。そもそも開発の経緯が「シャワーを上からかけると気持ちいいから、風も上から浴びると気持ちいいにちがいない」という発想だといいますから、これはぜひ試してみなくては。さっそく床に寝転んで風を浴びてみたところ、なるほど、優しい~。風を浴びるというより、包み込まれるような心地よさとリラックス感を感じます。まさに自然のそよ風を感じているようで、いい夢が見られそうです。

↑休日の朝、リビングで二度寝する息子と愛犬に向けて、扇風機をかけてみました。二人(?)とも気持ち良さそうです

 

息子も同様の使い方をしたところ、これがかなり気持ちよかったようです。以降もゴロ寝するときは、上から風が当たるよう、角度を調節して使っていました。

 

ちなみに前ガードについているセンターバッジ(アロマケース)を外し、フエルト部分にアロマオイルを垂らして、香りを楽しむこともできます。組み合わせて使えば、よりリラックスできそうですね。

↑就寝時に使うなら、ラベンダーなどの香りを漂わせてもよさそう

 

愛着を持って使い続けたくなる唯一無二の扇風機

家電ライターという仕事上、いままで数々の扇風機を使ってきましたが、これはいい意味で驚きが多い扇風機でした。デザインもスッキリしているし、ポールを曲げるだけで、人間のような親しみを感じるから不思議です。少々気になるのは、角度調整のときにやや力が必要ということ、また見た目以上に本体が重いということです(本体は約4.4kg)。ただし、それでも家族が自分の居場所に持ち運んでまで使っていることを見れば、その心地よさをいかに気に入っているかがよくわかります。

 

寝ている人をいつくしむような姿勢や、首をかしげたようなコミカルなポーズも本機ならでは。カッコいい扇風機はたくさんありますが、やさしい風質や愛嬌のある姿、かわいい段ボール箱を含め、「愛着を持って使い続けたくなる」という意味では、唯一無二のモデルといえるのではないでしょうか。

↑まるで「呼んだ?」とでも言っているような、この角度がお気に入り

 

●サイズ/質量:W305×H800~900×D260㎜/約4.4kg●動作音:12.0dB●風量調節:無段階●自動首ふり角度:左右30・60・90度●手動角度調節:上下 上向き90度、下向き90度※真正面起点●タイマー:入 / 切 1・2・4・8時間●消費電力:1.2W(最小時)~10.5W(最大時)