合格をサポートする手帳! 試験勉強やリスキリングに役立つ「uKaRu(ウカル)」

伊藤手帳は、試験勉強に特化したオリジナル手帳「uKaRu(ウカル)」を2025年2月19日に発売しました。オンラインショップで購入できます。

 

記事のポイント

近年、「勉強する」「受験する」ことは学生・学童だけのものではなく、働いている大人にとっても身近なものになっています。仕事と勉強の両立は並大抵ではないからこそ、こういったツールにも頼りたいですよね。「uKaRu」の魅力はスケジュール管理のしやすさだけにあらず、モチベーションを保つためのページにも注目です。

 

「uKaRu」は、その名の通り「受かる」を目標に、試験勉強に取り組む人をサポートするために開発された手帳です。大人の資格勉強や子どもの受験など、あらゆる「合格」をサポートするツールとして、目標に向けたスケジュール管理とタスク管理が効率的にできるように設計されています。

 

ページを上下に分割した独自のデザインにより、上段で全体の予定を把握し、下段で詳細な予定を管理できます。

↑月間予定と週間予定を同時に確認

 

月間の勉強タスクを書き出し、計画と達成率を同時に把握できるガントチャートページも搭載。

↑勉強タスクをガントチャートでサポート

 

目標への道のりを応援するため、やる気を高める言葉を書くモチベーションシート、合格したらやりたい事を書くフューチャーシートも搭載。

↑巻末には、くじけそうになった時に見返したいページが

 

カバーは、集中力を高めるシンプルなデザイン。バイカラー部分がポケットになっているため、メモなどを挟んで活用できます。

↑メモ等をはさめるポケット構造

 

伊藤手帳
uKaRu(ウカル)
直販価格: 2970円(税込)

“デュアルモニター”みたいな使いやすさ! 上下のページを別々にめくれるセパレート型手帳

伊藤手帳は、上下に分かれたユニークな構造のオリジナル手帳3種の予約販売を、公式オンラインショップで1月30日より開始しました。本販売は2月19日(水)予定です。

「セパレートダイアリー」

 

記事のポイント

今回予約受付が開始された3種類の手帳は、いずれもページが上下に分かれてそれぞれ別々にめくることができるのが特徴。「月間」と「週間」、「月間」と「日」など2種類のスケジュールを組み合わせてチェックや書き込みができるので、予定や進捗などが確認しやすくなっています。一度このタイプを使うと他の手帳は使えなくなる、というファンも多い上下セパレートタイプの手帳を一度試してみては?

 

「セパレートダイアリー」は、ページの上下が分割し、月と週の予定を一目で見渡せるのが特徴。手帳を開くと、ページが真ん中で上下に分割され、上段と下段それぞれを別々にめくれるようになっている独自の構造です。例えば上段の月間予定を見ながら、下段に詳細予定を書くことが可能です。このため複数タスクを持つ多忙なビジネスマンを始め、仕事と家庭のタスクが多いワーキングマザー、家族の予定を管理する主婦など、幅広い層の人々に支持されています。

「セパレートダイアリー」(税込2780円~)

 

サイズはA5、B6の2展開、それぞれ月間/週間と、月間/日のバージョンが用意されます。

 

このセパレートダイアリーは2011年から続くロングセラーで、カバーも豊富に取り揃え、上製本「糸かがり綴じ製本」技術により愛知県でひとつひとつ手作りで作られています。

カバーも豊富に用意されています

 

「TETEFU(テテフ)」は、ハンカチのように折りたたんでコンパクトに携帯できる業界唯一の手帳です(特許取得済み)。ポイントは手帳リフィルがセットされているPVCカバーの構造。このカバーは伊藤手帳の持つビニール工場で何度も試作を繰り返して作り上げられました。

「TETEFU(テテフ)」(税込2950円~)

 

上下に入れるリフィルは豊富な種類が用意され、好きなものを選んでセットすることでオリジナルの手帳を作ることができます。サイズはA6横長(たたんだ状態)。

小さくたためるのが特徴

 

リフィルは全9種類から選べます

 

試験勉強に特化、合格への道のりをサポートする「URAKU(ウカル)」は、は文字通り「受かる」という目標に伴走する手帳です。大人の資格勉強、子供の受験など、あらゆる事への「合格」を目指すお供として開発されました。

「URAKU(ウカル)」(税込2970円)

 

年間予定表で勉強計画を立て、上段のマンスリーで全体の予定を把握、下段のウィークリーで詳細な予定を管理します。下段のページをめくっていけば、月間予定を見ながら先の詳細予定も確認することができ、勉強の効率アップにつなげることができます。

 

スクールや塾で開くことを想定した落ち着いたカバーデザインとなっています。サイズはA5。

 

伊藤手帳
オリジナル手帳シリーズ
2025年2月19日発売

iOS17.2で登場の「ジャーナル」はどう使う?iPhoneで記録する日記アプリの活用法

2023年12月のiOS 17.2リリース後、突如ホーム画面に現れた新アプリ「ジャーナル」。iPhoneに標準搭載の日記アプリとして公開されましたが、最新バージョンへのOSアップデート後に初めて存在を知った、というケースも多いのではないでしょうか。

 

一見、よくある日記アプリのようですが、ジャーナルにはiPhoneの機械学習を用いた提案やリマインドなど、ユーザーが無理なく記録を継続していくためのさまざまな機能が盛り込まれています。そんなジャーナルを上手に使いこなすには? ガジェットライターとして活躍する井上晃さんに、基本の使い方や活用法を教えていただきました。

 

 

Apple純正アプリだからこその機能も!
「ジャーナル」で気軽に日記を楽しむ

 

ジャーナルは、iPhone標準搭載のシンプルな日記アプリ。日々の瞬間や人生の特別な出来事をテキストで記録するだけでなく、写真やビデオ、オーディオ、位置情報などを追加することで、より具体的に思い出を彩ることができます。

 

・日記を書くためのヒントが提案される

ジャーナルのもっとも特徴的と言える機能が、iPhoneの機械学習を活用した提案。写真や音楽、ワークアウトなど、iPhoneに記録されたデータをもとに、パーソナライズされた提案が作成され、日記を書くためのヒントとしてユーザーに提供されます。

 

外出先で撮影した写真と撮影場所の位置情報がセットになっていたり、ウォーキング中に聴いていた曲が歩数の記録に紐づいていたりと、アプリから提案されるヒントはユーザーの行動によってさまざま。

 

「日記を書くときは、その日のイベントや自分の心情について綴ることが多いと思います。ですが、日記に書けそうな特別な出来事が毎日あるとは限りません。いざ日記をつけ始めても内容に悩んでしまい、結局継続できずに諦めてしまったという人も多いはず。

 

ジャーナルは、iPhoneに記録されたユーザーの行動履歴に基づいて日記のネタをレコメンドして、日記を継続していくためのサポートをしてくれます。普段の自分だったら思いつかないようなテーマが提案されることもあるので、新鮮な気持ちで日記を書くことができます」(ガジェットライター・井上晃さん、以下同)

 

・パーソナルな情報を非公開で書き留められる

ジャーナルでは、SNSに投稿するような感覚でカジュアルに日記を書くことができますが、SNSとは違い、日記の内容がネット上に公開されることはありません。他人の目を気にすることなく、鍵付きの日記帳のように思ったことを書き留めておけるのも、ジャーナルの魅力です。

 

写真家が教える「iPhone15/iPhone15Pro」の撮影術…13枚の作例で解説するポートレートモードの使いこなし

 

「ジャーナル」を使いこなすための基本設定

ジャーナルを最大限に活用するために、まずは設定のカスタマイズから始めましょう。

 

・リマインド設定で記入を習慣づける

日記を習慣化するためのリマインドを設定します。あらかじめ曜日と時刻を設定すると、指定したタイミングでプッシュ通知が届くので、忘れずに記入することができます。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナル記入のスケジュール」→「スケジュールする」をオン

 

アプリの操作中に出てくるポップアップ(写真左)から設定に飛ぶこともできます。

 

・「記入の提案」をオンにする

iPhoneに記録されている情報をジャーナルに連携すると、そのデータに基づいた提案がアプリ内に表示されます。デフォルトですべてのデータ共有がオンになっていますが、有効・無効は設定からカスタマイズが可能です。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナル記録の提案」→「提案のプライバシー設定」

各種データとの連携をオンにすることで、ジャーナルからの提案の幅が広がります。

 

・「ロック」機能でプライバシーを保護

iPhone本体のロックとは別に、アプリ自体にロックをかけることも可能です。アプリを開く際に、デバイスのパスコードや生体認証が必要になるので、他者からの閲覧を防ぎます。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナルをロック」→「ロック」をオン

 

iPhone15Pro・ProMaxで夜景撮影に成功するには?望遠レンズの活用や構図の決め方など夜景写真家が解説

 

アプリからの提案が日記のヒントに!
「ジャーナル」の4つの記録方法

設定ができたところで、早速日記をつけてみましょう。ジャーナルの記録方法には、いくつか種類があります。

 

1.新規エントリーを作成する

ジャーナル上の記録のことを、「エントリー」と呼びます。新しくエントリーを作成するには、画面下部にある「+」アイコンをタップします。

 

「新規エントリー」を選択すると、テキストのほか、写真やボイスメッセージ、位置情報などをリアルタイムで記録することができます。エントリーの編集や削除、ブックマークは、該当のエントリーを左右にスワイプすることで簡単に行えます。

 

「基本的には作成した当日の日付がエントリー日として記録されますが、日付の右にある『…』アイコンをタップして『カスタムの日付』を選択すると、エントリー日を自由に設定できます。過去の写真や位置情報などのデータを用いてエントリーを作成する場合は、そのデータが記録された日付を選択することも可能です」

 

2.ジャーナルからの提案にもとづいて書いてみる

記入の提案をオンにすると、iPhoneに記録されたデータからパーソナライズされた、ジャーナル記録のヒントが作成されます。アプリからの提案をもとに日記を作成したい場合は、「モーメントを選択して書く」から選択して書くことができます。

 

「ミュージック」アプリで数日の間に再生した曲が、モーメントに表示されます。

 

「おすすめ」タブでは、日記のネタになりそうな写真や外出の記録などが、機械学習によってピックアップされて提案されます。「最近」タブには、ウォーキングの歩数や最近聞いた音楽などのデータが、直近の日付・時間順に並んで表示されます。

 

「撮影した写真や聴いた音楽が、日時や位置情報と紐づけられ、グループ化された状態で表示されるので、その日の思い出をより正確に思い返しながら記録することができます」

 

ワークアウトのデータと、そのときに撮影した画像を紐づけて投稿することも可能です。

 

3.日記の内容に困ったら「振り返り」を使ってみる

おすすめタブに表示される日記のアイデアの中には、「振り返り」という機能もあります。振り返りでは、アプリから質問形式で投げかけられるテーマに対して回答するようなかたちで、自分の考えを書き留めることができます。

 

円形の矢印アイコンをタップすると、質問の切り替えが可能です。

 

「振り返りには、内省を促す問いかけのようなテーマがいくつか表示されます。書く内容が思いつかない日は、振り返り機能を活用して、自分を見つめ直してみるのも良いかもしれません」

 

4.外部アプリからシェアして記録

外部アプリやWebサイトのデータを引用する際は、共有機能を使います。タブに提案が表示されないコンテンツでも、エントリー内に挿入することが可能です。

 

各アプリやサイトの共有機能をタップすると、iPhoneの共有メニューが開き、ジャーナルアプリのアイコンが表示されます。アイコンを選択すると、ジャーナルの新規エントリーが開き、リンクが引用されます。

 

「ネットニュースを読んだ感想を書きたいときや、購入したチケットについて記録したいときなど、そのページのURLを引用することでリンクに飛ぶことができます」

 

なお、ジャーナルで記録したエントリーは、SNSのタイムラインのように、スクロールで遡って閲覧することができます。

 

 

画像右上の「≡」(ハンバーガーボタン)をタップすると、写真やアクティビティ、振り返りなど、過去に投稿した投稿のカテゴリーや、ブックマークなどが表示されます。いずれかをタップすることでフィルタがかかるので、見たいエントリーに絞って振り返ることができます。

 

使い方は自分次第。
何気ない日々の記録を残してみる

ジャーナルはその名の通り、日記として使うことを前提としていますが、その使い方は日記以外にも。井上さんは、ジャーナルの活用法として、「思ったことや気になったことをざっくばらんに書き留める、メモ的なアプリとして利用するのも良いと思います」と話します。

 

「ふと思いついたことって、その場で記録しておかないと後々忘れてしまいがちですよね。ジャーナルならサクッと記録ができますし、その日の行動がデータとして残るので、後で思い出す手間を省いてくれます。
例えば、Apple Musicで曲を流していて偶然好みの曲やアーティストを見つけたときにも、ジャーナル上で記録しておけば名前を忘れてしまうことがありません。ウォーキング中に気になった花を撮影しておいて、後で種類を調べるために記録しておくのも良いと思います。自分の行動や思考を後で思い返すための、備忘録のような使い方もオススメです」

 

 

他の人に見られる心配がないからこそ、どんな些細なことでも書き留めておける「ジャーナル」。日常の一瞬に焦点を当てた、ちょっとした記録の積み重ねが、自分だけの新たな発見につながるかもしれません。これまで日記をつけてこなかった人も、継続して日記をつけるためのはじめの一歩として、活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

Profile

ガジェットライター / 井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。

【文房具総選挙2024】折り畳み式クリップボードやPC前にフィットするノートなど「記録する」文房具11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされた文房具11点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「記録する」部門】

今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11点がノミネートしました。

 

No.16

ダイゴー
isshoni.やる事ふせん フィルムタイプ
各495円

インデックスのように貼ってメモやタスクの見落とし防止

インデックスのようにノートや手帳から見せながら貼ることができる付箋。「Don’t forget!」や「here」などの見出しが書かれていて、メモやタスクの見落としを防げる。厚口のPET製で折れに強い。

 

No.17

マルマン
書きやすいルーズリーフ くすみカラーアソート
352円(ミニ)〜440円(B5)

ペンの色が引き立つ白色罫を採用した色付きルーズリーフ

好きな色で文房具をコーディネートしたいときに役立つ、くすみカラーのルーズリーフ。文字の色を引き立たせる白色の5mm方眼罫を採用している。厚みがあり滑らかな書き心地で、万年筆もウラ抜けしない。

 

No.18

コクヨ
キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット入り罫線)
231円

見開きページがフラットに開いてひとつの面に

無線綴じノートの見開き性を追求した、同ブランド史上最もフラットに開くノート。中心を手で押さえなくてもページが開き、罫線が左右のページでつながっているため、ひとつの面のように使える。

 

No.19

キングジム
コンパックボード
各1485円

書類をコンパクトに持ち運べて書き込むときはしっかり固定

A4書類を半分に折りたたんで持ち運べるクリップボード。開くと筆記面が自動でフラットに固定され、安定して書き込める。下部には、書類のめくれやズレを防ぐ紙押さえ付き。書類に折り目がつきにくい。

 

No.20

タピロ
スリットルーラーP15cm
各2200円

固定も移動もスムーズなずれない定規

スリット面を押さえると、ウラ面の滑り止めが機能し固定され、移動させるときには押さえた手を緩める。ウラ側の端が45度の角度で面取りされており、押さえるとテコの原理で片側が浮き、持ち上げやすい。

 

No.21

コクヨ
ソフトリングノート〈Penott〉
693円(スリムB6サイズ)、各748円(スリムA5サイズ)

筆記具をスマートに持ち運べるリングノート

筆記具を挟んで持ち運べる新設計のリングノート。ゴムバンドの留め具を扇型の切り欠きにすることで、筆記具をしっかり挟めるようにした。手が当たっても痛くない、同社独自のやわらかリングを採用。

 

No.22

デルフォニックス
旅するロルバーン
682円(リフィル 方眼 ポケット L)〜 2750円(ロルバーン フレキシブル カバー 360°クリアポケット)

旅先での出会いをこれ一冊にストック

ページを入れ替えられるメモ「ロルバーン フレキシブル」の新作。航空券やショップカードなどが入るポケットリフィルや、大きめのパンフレットを貼りやすいジャバラ折りのリフィルなどが付いている。

 

No.23

マルマン
ニーモシネ ジャーナル
各3300円

きれいに分割できる目盛り入りの高品質ノートスタイリッシュなデザインと高品質な筆記用紙で愛される「ニーモシネ」初のジャーナルノート。万年筆と相性の良い厚手の紙を使用している。ドット方眼罫で、誌面を3・4等分にできる目盛り入り。

 

No.24

キングジム
「ブギーボードぺーパリ−」BB-18
5170円(Sサイズ スターターセット)、5940円(Mサイズ スターターセット)

軽い・薄い・柔らかい! 紙のような電子メモ

紙のように薄くて柔らかい電子メモ。何度も繰り返し使え、線の太さは筆圧によって変わる。消すときはスタイラスの上部を本体に当てるだけ。マグネット内蔵で、冷蔵庫などに貼り付けられる。2枚セット。

 

No.25

オキナ
プロジェクトペーパー B5ハーフ
各363円

向きも利き手も選ばず使えるコンパクトなメモパッド

PC周りなどの狭いスペースでも使いやすいメモパッド。綴じ位置を上下左右どちらに向けても違和感がないよう、ロゴを配置しており、利き手を選ばず使える。4色展開で、方眼罫は表紙の色と同じ。

 

No.26

ナカバヤシ
マグネットクリップボード「カドップ」
各935円

2つの “カド” で固定するタテ・ヨコ兼用クリップボード

カドにあるマグネットクリップで書類を固定するクリップボード。書類のカドをステープル留めしたときのようにめくりやすい。タテ・ヨコどちらの向きでも使え、ロッカーなどのスチール面にも貼れる。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

文具ソムリエール 菅未里が2024年度に注目する文房具トレンドベスト3と注目アイテム7選

2024年もすでに大量の良品がリリースされている文房具ジャンル。「自腹買い文房具」連載でおなじみの文具ソムリエール・菅未里(かん・みさと)さんに、2024年度に注目すべき、もしくは現在進行形でトレンドとなっているキーワードをピックアップしてもらった。

 

文房具トレンドとトレンドを代表する注目商品は?

もうすぐ2024年度が始まります。身の周りの文房具は揃ってきたでしょうか? 身近な存在である文房具のトレンドは気になるところ。引き続き文房具業界を席巻しそうなトレンドをチェックしていきましょう。

 

1.ニュアンスカラーブームが継続

ここ数年来、継続しているのがニュアンスカラーブーム。やわらかな色合いでプライベートシーンでも堅くなりすぎず、一方ビジネスシーンではカジュアルになりすぎない好バランスで、使い勝手の良さを発揮します。

 

・ミニクリップココフセン

フィルム付箋のさまざまなスタイルを提案し続ける、カンミ堂の「ココフセン」シリーズ。2023年11月に発売された最新作ミニクリップココフセンは、小さなクリップとココフセンが一体となったアイテムです。

↑くすみのやわらかなカラーでビジネスでも浮かない

 

カンミ堂
ミニクリップココフセン
各440円(税別)

 

これまでもパステルカラーなど優しい色合いのアイテムが多かった、同社のフィルム付箋。ニュアンスカラーはかわいくなりすぎず、とはいえやっぱりかわいらしい、という絶妙なバランス。

↑短めで小ぶりのフィルム付箋2色がセットされている

 

クリップ付きなので簡単に移動させられ、付箋を紛失しにくいので探し物が減るメリットもありますね。

 

・Waai

世界累計41億本を売り上げる消せるボールペン「フリクション」シリーズ。2023年11月に、最新シリーズの「Waai(ワーイ)」が発売されました。フリクションといえばビジネスパーソンがメインユーザーとなっているシリーズですが、Waaiは大学生をターゲットにした事務用品感のないおしゃれなビジュアルに注目。

↑従来品よりも細身のボディでやわらかな色合い

 

パイロットコーポレーション
Waai
各230円(税別)

 

また、インク色は赤、青といった一般的なカラーではなく、「ベルベットレッド」「ターコイズ」「チークピンク」などおしゃれなニュアンスカラーのラインナップ。発売当初は売り切れの店舗も出るほどの人気で、2024年も注目が続きそうです。

 

・awaii marker

2024年2月に発売されたばかりの新作。名前の通り「淡い」カラーのパッケージとニュアンスカラー8色展開のマーカー。

↑乳白色のボディ。インクごとに色が違うロゴもアクセントになっている

 

サンスター文具
awaii marker
各円(税別)

 

韓国コスメのような見た目がかわいらしく、ペン先がしなるタイプのマーカーで、分厚い参考書など曲面にもぴたっとフィットするペン先が特長です。

 

2.ノートや手帳は手のひらサイズが今らしさ

デジタルか? アナログか? と選択する時代は終わり、「デジタルもアナログも」どちらも上手く取り入れるのが、今の使い方。スマホの機能も使いながらアナログも上手に使うため、文房具のサイズにも変化が現れています。

 

・EDiT 手帳用紙を使った小さな方眼ノート

人気の手帳、EDiTシリーズは手帳だけでなくノートタイプも人気。特に今年の注目はB7サイズでしょう。

マークス
EDiT 手帳用紙を使った小さな方眼ノート B7変型
各1200円(税別)

 

タブレットやスマートフォンのスケジュール管理・メモ機能を使う人が増えるなか、必要最小限だけ紙の手帳やノートに記録したい人に人気です。

↑コンパクトで持ち運びやすい

 

・ポケットログ・ダイアリー(ラコニック)

今シーズンから発売が開始された日付フリーのダイアリー。日付がないので、年始だけでなくいつからでも日記や手帳として使用できます。小ぶりなポケットサイズのみの展開でメモ帳のようにさっと取り出してメモできる気軽さがいいですね。

↑左バンド付、右バンドなし

 

ラコニック
ポケットログ・ダイアリー
各1400円〜2500円(税別)

 

チェキの写真が入るポケットがついたものなど全14種類で、趣味別で記録を分けることもできます。チェキタイプは推し活にもぴったりなのだとか。

 

3.文房具メーカーがつくる防災グッズ

文房具という身近にあるアイテムを手がけてきた文房具メーカーは、コンパクトで使いやすい製品、縫製品が得意。オフィス用品とも相性がよく、文房具メーカーが作る防災グッズに注目が集まっています。

 

・災害常備ポーチ

「スーパードッチファイル」や「テプラ」などオフィスで使う文房具を手がけるキングジムからは、オフィスに備える防災用品の他、日常的に持ち運べるポーチタイプも販売。

↑バッグに入れられるサイズのポーチに非常時に使えるグッズがおさまる

 

キングジム
災害常備ポーチ
1900円(税別)

 

東日本大震災の後、防災意識が高まりオフィス用、車載用、個人用などシーンにあった防災グッズが揃っています。

 

・防災サコッシュ

オフィスのラベル用品で有名なヒサゴからは、サコッシュタイプの防災アイテムが販売されています。

↑サコッシュタイプは肩からかけられるので便利

 

ヒサゴ
防災サコッシュ
2850円(税別)

 

サコッシュの肩紐は光を反射し暗い場所でも目立ち、取り外してロープとしても活用できる優れもの。防寒アルシートや携帯トイレ、ホイッスル、マスク(大人用)など非常時に必要なものがコンパクトに入っていて安心です。

 

2024年度も文房具豊作の予感!

新型コロナウイルスの感染拡大防止のためオンライン授業やオンライン会議などデジタルツールが広い世代で活用されるようになりました。アナログの文房具は使わなくなるのでは? という声も聞かれるなか、トレンドは「デジタルとアナログ、どちらも使う!」です。

 

膨大な情報をコンパクトに持ち運べるデジタルの強みと、自由度が高く電源がない場所でも使えるアナログの強み。どちらもかしこく使い分け、2024年度も快適な文房具ライフを送りましょう。

 

「旅するロルバーン」をどう使いこなす?開発に関わった堤信子さんと担当者が語る、もっと気楽に旅や日常を記録し楽しむ極意

旅先の写真、立ち寄った美術館のチケットやショップカード……大切な旅を、リアリティをもって思い返せるさまざまな記録や紙ものを、もっと気負わず面倒なくまとめておけたらいいのに___。人気のノートブランド「ロルバーン」から、そんな希望をかなえるシリーズ「旅するロルバーン」が誕生しました。

 

開発に関わったのは、“紙ものコレクター”としても知られ、18年以上にわたってロルバーンを愛用する縁で「旅するロルバーン」のアドバイザーを務めるフリーアナウンサーの堤信子さんと、デルフォニックスで商品企画やマーケティングに携わる花澤翔子さん、大谷春菜さん。「旅するロルバーン」が生まれた経緯から使いこなしのポイントまでをインタビューしました。

 

思いの一致で一気に商品化へ!
欲しかった“簡単で疲れない”旅ノート

旅をしながら保存やメモすることで、その瞬間を記録することができるのが「旅するロルバーン」。2020年2月に発売された、ページを自由に入れ替えられる「ロルバーン フレキシブル」の新シリーズとして、2023年7月に発売されました。

 

この開発には、旅好きで文具に造詣が深い堤信子さんが携わっています。

 

堤信子さん。

 

「普段から、旅行には必ずノートを持ち歩いて、航空チケットや訪れた場所のパンフレット、お店の紙ナプキンや箸袋まで、さまざまなものを貼りつけて記録してきました。でも、一日中外出してホテルに戻るとクタクタで、ペンを握ったまま寝落ちすることも。この作業は楽しい反面、ちょっと大変だなとも思っていたんですね。そうした経験から、旅をしながら簡単に、疲れずに情報や思い出をストックできるノートが欲しいと願っていました」(堤信子さん)

 

堤さんがこれまで手にした旅ノートは、スケッチブックから、大学ノート、ポケットだけのものまで多岐に渡ります。その一部を特別に見せていただきました。

 

ポケットを自作した堤さんの旅ノート。

 

時には、飛行機の機内紙や御朱印帳を使うことも。

 

機内紙の世界地図には、航路を書き込んで。

 

表紙にも荷物のタグを貼るなどアレンジを加えています。

 

お菓子のパッケージもそのまま貼り付けて。

 

あらゆるメーカーのノートを試してきた堤さんですが、どれも少し不便さがあり、100%満足できずにいたといいます。そんなとき、仕事を通じて出会い、互いにリスペクトする関係だったデルフォニックス代表の佐藤達郎さんに、旅ノートの悩みを打ち明けたそう。2019年、ご一緒したお仕事後の雑談中のことでした。

 

「当時のロルバーンは取り外しができなかったので、ノートが余ったり足りないことに不便さを感じていました。『旅によって必要な枚数が違うので、自分でページやポケットが調整できる旅ノートがあったら最高ですね』とお伝えしました」(堤さん)

 

実はこのとき、発売を間近に控えていたのが、ページを入れ替えられる「ロルバーン フレキシブル」でした。堤さんが同じ構想を抱いていたことに、佐藤社長も驚いたのだとか。その後、「フレキシブルの進化版として、旅に特化した商品を一緒に作りましょう」と佐藤社長から声がかかり、共同プロジェクトが始動しました。

 

進化する定番ノート「Rollbahn(ロルバーン)」が20年経ってもファンを増やし続ける理由

 

紆余曲折の連続!
旅するロルバーンができるまで

 

旅するロルバーンの開発は、2020年から2023年にかけて、私たちの日常から旅が消えた外出自粛期間と重なります。「結果的にこの期間がちょうど良かった」と話すのは、商品開発に携わった花澤翔子さんです。

 

デルフォニックス、商品企画部の花澤翔子さん。

 

「この商品の一番のポイントは、紙ものを気軽にストックできる、紙製ポケットがあることです。そのポケットの制作がとくに大変でした。リングを取り外しポケットを入れ替えるのではなく、ポケットそのものに切り込みをいれ、リングから直接取り外せる仕様にしたんですが、ここに苦慮しました」(デルフォニックス・花澤翔子さん)

 

ポケットの強度を出すのが難しく、完成には2年もの年月が。ポケットの折り方も何通りも試したそう。

 

一方で、カバーづくりも一筋縄ではいきませんでした。

 

「『フレキシブル』のカバーはすべて合皮だったので、旅するロルバーンも合皮でデザインするところから始まりました。でも、包み紙や箱など、“紙ものコレクター”でもある堤さんとご一緒するのに、本当に合皮でいいのか、堤さんらしさを表現できる方法が他にあるのではと、メンバー間で議論になることもありました」(花澤さん)

 

ある日堤さんは開発チームを、「文具部屋」と名付ける自身のオフィスに招きました。

 

「“紙フェチ”の私が、長年かけて大切に集めた膨大なコレクションを見ていただきました。どれも思い入れのあるものばかりでしたが、旅先で出会った、とっておきの3種類を持ち帰っていただいて、デザインに活かしていただけることになったのです」(堤さん)

 

デルフォニックスに持ち帰られたコレクションは、後に「マップ」「ウォールペーパー」「レター」柄として商品に反映されます。フレキシブルシリーズでは初めて、紙製のカバーが導入されました。

 

こちらがカバーデザインのモチーフになった、堤さんの貴重なコレクションです。

 

「マップ」のモチーフは、100年以上前のパリの地図です。パリの百貨店が、貴族階級の上顧客向けに配っていた年間手帳の付録でした。

 

こちらがその年間手帳。堤さんが古書店で手に入れ、大切に保管してきました。

 

「ウォールペーパー」のモチーフは、18世紀パリの貴族の館に使われていた壁紙です。アンティークショップで一目惚れし、ビリビリの状態で売られていたものを筒に入れ大切に持ち帰ったそうです。

 

「レター」は、ビンテージ市場において高値で取引きされる、「エンタイア」(切手が貼られ消印された、使用済みの手紙やハガキのこと。)から筆跡を抜いてデザインされました。紙には、レースやエンボスといった細かな加工がほどこされています。堤さん曰く、筆跡の美しさを見ているだけで楽しいそう。

 

堤さんは、カバーのサンプルを初めて手にした日のことを、鮮明に記憶しているそう。

 

「デルフォニックスの、ものづくりのセンスには絶対の信頼があったので心配していませんでしたが、ビンテージ特有の質感やデザインがどこまで再現されるのかドキドキでした。でも、目にした瞬間、『わっ、素敵!』と興奮しました。洗練されていながら、アンティーク感もしっかり感じられましたし、地図の切り取り方やロゴの色、配置など、すべてが絶妙で、さすがデルフォニックスさんだとあらためて感じました。あまりのうれしさに、その晩はサンプルを抱いて眠ったほど!」(堤さん)

 

「堤さんとの打ち合わせはいつも楽しかった」と話す花澤さん。取材も和やかなムードで行われました。

 

旅するロルバーン
基本の使い方は?

 

旅するロルバーンは、きれいに仕上げることを意識せずとも完成する、だれでも簡単にトライできる旅ノート。ここからは、中身を詳しく見ていきます。

 

「スターターキットは、堤さんとコラボレーションした特別な表紙の『ウォールペーパー』『マップ』『レター』の3種に加え、『クリア』と『クリアグレー』の全5種。B6サイズに近いLサイズと、A5サイズの2サイズ展開です。

表紙を開くと、方眼メモの片面がポケット仕様になっている方眼ポケットリフィルが10枚、やや厚紙を使用した無地のクラフト台紙が5枚、ホワイト台紙が5枚、ジャバラ折りで広がる表裏6面のアイボリー色のリフィル1枚がセットされています」(デルフォニックス・大谷春菜さん)

 

デルフォニックス、マーケティングプランナーの大谷春菜さん。

 

さらに、それぞれのリフィルの使い方を紹介します。

 

・方眼ポケットリフィル

(写真提供=デルフォニックス)

 

「旅で出会った紙物などを、ストックできるポケット付きのリフィルです。ポケット部分は、日付や行き先、旅の予定、その瞬間に感じたことを書きこむのに便利です。裏面はポケットがないのでメモとして使ったり、シールや写真を貼ったりするのもおすすめです」(大谷さん)

 

・無地のクラフト台紙とホワイト台紙

(写真提供=デルフォニックス)

 

「白と茶色の無地ペーパーです。ノートのように書きこむのはもちろん、イラストを描く、ご当地スタンプを押すなど、スクラップ帳として使えます。クラフト紙は何を貼っても見栄えが良く、ホワイト紙はサイン帳にぴったりです。仕切りに使うのもおすすめです」(大谷さん)

 

・ジャバラ折りの無地リフィル

(写真提供=デルフォニックス)

 

「ジャバラ折で広く使うことができるので、フライヤーやパンフレットなど、サイズの大きな紙ものを貼るのに適しています。地図を書いて、行った先に印をつけ、記録する使い方もおすすめです」(大谷さん)

リフィルは、ジャバラ折りの無地リフィル以外、買い足すことが可能です。

「フレキシブルシリーズの専用リフィルやアクセサリと互換性があり、組み合わせ次第で何通りもの楽しみ方があります。身軽に旅がしたい方は、リフィルだけ持って、帰宅後に編集する使い方もおすすめです」(大谷さん)

 

フレキシブルのリフィルとアクセサリ。TO DOフォーマットやポケットなど、豊富なラインナップが揃う。

 

「Rollbahn(ロルバーン)」愛が高じてコラボモデルも!? “堤信子式”使いこなしとコレクションする理由

 

堤信子式
旅するロルバーンの使いこなし

普段から旅するロルバーンを愛用する堤さんに、独自の楽しみ方を教えていただきました。

 

1.京都旅行専用ノート

 

堤さんは京都が好きで、これまで何度も足を運んでいます。その度に同じノートを持って行くそうです。

 

「これは表紙がポケットになっているので、テーマにちなんだ写真やポストカードを挟むのがおすすめです。ノートには、ショップカードやパンフレット、レシートなど、あらゆるものをストックしています。きれいにまとめようと思わず、ポケットにポンポンと気軽に入れるのがポイントです。何泊かする場合は、インデックスに日付を書き込み仕分けに使うと便利です。
このノートには京都旅行の全部が詰まっているので、旅行時はこの一冊を持っていけばいいという安心感がありますね」

 

2.コーヒーのドリップバッグコレクションノート

 

「コーヒーのドリップバッグをコレクションするノートもあります。ドリップバッグをストックし、お店の名刺を貼って、一言コメントを書きます。リピート購入する際に役立ちます。ジャバラのリフィルに日本地図を貼り、訪れたお店に印をつけてオリジナルのショップマップを作るのも楽しそうです」

 

3.レター ストックノート

 

「手紙のストックにも利用します。グループ別に仕分けし、サンキューカードや切手、住所シールもストックしておけば、すぐにお返事が出せて便利です。そのまま旅先に持って行き、そこで出会った素敵なポストカードで返信を出すこともあります。いただいたお手紙を見比べながら、このハガキはどの方に送ろうかなと思いを巡らす時間もワクワクします。また、表紙にシールを貼ってリメイクをするのも楽しいです」

 

ほかにも、さまざまな使い方をしているそうです。

 

「京都のお菓子屋だけをまとめたノートもあります。包み紙はもちろん、貼られていたシール、包装紐も貼っています。SNSに旅の写真を載せると友人からおすすめのメニューを聞かれることがありますが、店ごとにまとめているのでスマホで情報を遡るよりも手軽に調べられます。友人とのコミュニケーションツールとしても役立っています。また、最近は御朱印を紙でいただくケースもあるので、1冊にまとめるのもいいですね」

 

旅に必ず持参する道具と
お気に入りの併用アイテム

手のひらサイズのiNSPiC。スマホアプリから簡単に印刷ができる。

 

堤さんには旅行の際、旅するロルバーンと一緒に必ず持っていく道具があるそう。

 

「糊は、後で剥がれる心配のない昔ながらの大和糊(やまとのり)を愛用しています。また、最近のお気に入りは、Canonのミニフォトプリンター『iNSPiC』です。今まで写真だけは帰ってきてからプリントアウトしていましたが、これなら帰りの移動中にでき、道中に旅ノートが完結します。写真の台紙がシールになっているので貼るのも便利です」(堤さん)

 

堤さんが旅に必ず持参する七つ道具。(写真提供=堤信子さん)

 

最後に堤さんは、旅するロルバーンの魅力についてこのように語ってくださいました。

 

「移動制限のあった日々は、身体を動かす喜びを再発見する良い機会でした。その喜びをデジタル時代にアナログに記録することで、旅の実感を深めることができると感じています。人は忘れやすい生き物ですが、旅のカケラが思い出を呼び覚ますこともあります。お店でもらったコースターを見ると、『ここのプリンおいしかった!』と当時の思い出がよみがえる瞬間があります。
思い出を視覚や触覚で感じられるように残すことで、旅をしたという実感をより深く味わえるのではないでしょうか。ノートづくりを通じたクリエイティブな体験も楽しみながら、自由に使っていただけたらうれしいです」(堤さん)

 

現地の空気感まで一冊にスクラップ。「旅ノート」で思い出を記録する方法

 

非日常の旅だけじゃなく
日常のあらゆるシーンで使ってほしい

 

「旅するロルバーン」は、ネーミングからも、旅に特化したアイテムのように思いますが、堤さんのように、日常の至るシーンで使ってほしいと大谷さんは話します。

 

「商品化にあたり、開発、企画、販売のメンバーで、『旅とは何か』という問いを立て、ディスカッションを繰り返しました。とくにコロナ禍で物理的な移動が制限されていた時期だからこそ、『乗り物に乗って遠くに出かける旅』だけでなく、近所のカフェや博物館に足を運んだり、“推し活”といった日常のさまざまなシーンも旅なのではという意見が交わされました。

 

『旅するロルバーン』には、非日常の旅で思い出をたくさん詰めこんで欲しいという思いと、暮らしの中で自由に楽しんでほしいという両方の思いがこめられています」(大谷さん)

 

実際、デルフォニックスの社員も、以下を一例とした思い思いの使い方をしているそうです。

・領収書や保証書の整理に使う
・料理の写真や献立、お買い物メモを記録する
・ライブや観戦、観劇の記録を残す

 

「私も推し活に利用していますし、出張ノートや、学校、仕事の資料を挟んでいるユーザーもいます。Lサイズは持ち運びしやすく、趣味用に最適です。A5サイズはパンフレットをなるべく折らずにストックできるので、旅行用にとくにおすすめです」(大谷さん)

 

リフィルやシール、付箋等を5つのファイルに仕分けできるクリアケースとのセット使いもおすすめ。(5パーツフォルダー 全10色 275円〜)

 

旅するロルバーンのスターターキットは、5種×2サイズ展開。上部左から、クリア、クリアグレー、下部左から、レター、ウォールペーパー、マップ。

 

Lサイズ(横155×縦184×厚み20mm) 2,530円〜(税込)
A5サイズ(横175×縦220×厚み20mm) 2,750円〜(税込)

 

記録の仕方ひとつで、旅をいろいろな角度から、何度でも味わうことができるようになります。年末年始の旅の相棒に、または日常のかけがえのない瞬間をストックするために、旅するロルバーンを手にしてみてはいかがでしょうか?

 

 

Profile

フリーアナウンサー / 堤 信子

青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。NTV「ズームインスーパー」TBS「はなまるマーケット」など朝の情報番組でレギュラーを長年務め、TV、ラジオ、講演、司会などで幅広く活躍中。また、エッセイストとして、長年の趣味でもある文具雑貨の旅をテーマにした著書を出版するなど趣味本にも力を入れ、WEBや紙面での連載も手がける。つつみ紙とお菓子箱のコレクターとして、「マツコの知らない世界」などの番組出演多数。著書も『堤信子のつつみ紙コレクション』(玄光社)など多数がある。
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Brand Profile

Delfonics(デルフォニックス)

デルフォニックスは、1988年に設立した、日本のステーショナリーメーカー。「Stationery that frees your creativity.」をモットーに、文具をカルチャーの一つとしてとらえ、商品を生み出し続けるとともに、直営店舗「DELFONICS」「Smith」ではカルチャーやデザイン心をくすぐる商品をセレクトし届けている。

旅するロルバーン

手帳に“着せる”という新発想! 収納ポーチ「手帳のはらまき」の包容力に気持ちまで温まる!

例えば社内の会議室でミーティングがあったとして、そこにあれこれ荷物を抱えて移動するのは面倒くさいもの。できるだけ身軽な状態でサッと行けた方が良いのは当然だろう。

 

叶うならば  “手帳ひとつ持っただけ” ぐらいが理想なのだが、ペンケースやスマホはどうしても必要だし、それならアレも、コレも……などと考えてるうちに、バッグをまるごと抱えて移動していたりする。

 

結局のところ「持ち歩く容量はここまで!」ときちんと決めない限り、どうしても荷物は増えてしまう。だから、例えば社内移動用に小さめなミーティングバッグを導入して、ここから溢れるものはもう持ち歩かない、と自分でルール決めしてしまうのが有効だったりする。よりミニマム化を検討するなら、手帳にプラスオンできる収納ポーチが面白そうだ。これならまさに “手帳ひとつ持っただけ” の軽快スタイルが実現できるのではないだろうか。

 

手帳に着せる “腹巻き” みたいな収納ポーチ

デザインフィルから発売された「手帳のはらまき」は、その名の通り、手帳にかぶせるニットの腹巻きみたいな収納ポーチだ。素材としては、ニットの産地として知られる新潟県五泉市の五泉ニットを使用。厚みは春秋用ニット靴下ぐらい、と言えば伝わるだろうか。ぼってりと厚いわけではないが、伸縮性がありつつもしっかり丈夫そうな手触りだ。

デザインフィル
手帳のはらまき
2600円(税別)
4色展開

 

ラインナップは、単色でソフトな雰囲気のケーブル編みと、ツートーンでシンプルなリブ編みの各2色で全4色展開。編みのタイプで機能は変わらなそうなので、ここは単純に好みで選んで良さそう。愛用の手帳(対応サイズはA6〜B6)に着せてあげると、お腹の冷えない暖かそうなルックスになって、めちゃくちゃかわいい。正直、この見た目だけでも欲しくなってる人は多いのではないだろうか。

↑ラインナップは全4色。上段:ケーブル編み(紺/黄色)、下段:リブ編み(ツートーン薄紫/ツートーン水色)

 

使い方はいたってシンプル。手帳のはらまきをスポッとかぶせることによって、手帳が勝手に開かないよう、ブックバンドとして機能する。もちろん、スナップやゴムベルトだけのブックバンドと違って、いちいち脱ぎ着させてやらねばならず、作業としては少々面倒くさい。しかし、バンドより腹巻きのほうが絶対にかわいいので、そこは許してほしい。とはいえ、PVCの透明カバーで角が尖っている手帳だと、脱ぎ着させる際にどうしても引っかかりを感じてしまう。これを何度も繰り返すと、ニットだけに擦り切れる可能性はどうしてもありそうなので、そこは注意したい。

↑B6スリムサイズの手帳に装着中……といっても、単にスポッとかぶせるだけ

 

↑腹巻きを着たMy手帳。ホカホカした見た目がかわいい

 

↑こちらは、A6サイズの手帳に着せてみた図。上から詰めるように丈を調整できる

 

ポーチとしての収納力は意外とたっぷり

さて、この手帳のはらまきは、フタのようになっている折り返し部分をめくり上げると、ポケットが現れる。ここを収納に使うことで、ポーチとして機能するというわけだ。ポケットは、表側が細/広の2分割、裏側が分割無しの全面収納になっている。ペン類なら細いポケットが安定するし、サブ手帳やスマホは広い全面ポケットがちょうどいいサイズだ。

↑広いポケットはiPhoneのPro Maxがジャスト幅

 

↑裏側のポケットは全幅なので、スプレーボトルなど多少厚みがあるものでも飲み込んでくれる

 

ニットなのでかなり伸縮性があり、思った以上に収納力もある印象。完全ワイヤレスイヤホンのケースなど、ころんと厚みのあるものでも余裕で収納できた。フタを被せれば手帳を逆さにしても簡単には中身が落ちないので、そのまま持ち歩く場合もなかなかの安心感があった。

↑どれぐらい入るか試してみた状態。これだけパンパンに膨らんでいても、フタのおかげでこぼれ出るような心配はない(見た目はさすがに目一杯という感じで苦しそうだが)

 

↑ちなみに上写真はこれだけのものが入っていた。ほぼサブバッグ感覚の収納力と言えそう

 

ただし、できれば入れない方が良さそうなのが、ノック式のボールペンとシャープペンシルである。

 

ノック式ボールペンはフタをかぶせた上から圧が掛かることでノックが押されてしまい、気付かぬ間にペン先が出てポケット底がインクまみれ……というトラブルが発生する可能性が高い。シャープペンシルはガイドパイプがニットをあっさり突き破るので、ポケット底にダメージを与えるし、なによりこのケースだとうっかり手に刺さる危険性もある。

 

なので、ノック式のペンを入れる場合は、上から押されにくいサイドノックの多色/多機能ペンの方が相性が良さそうだ。

↑ノック式ボールペンを収納すると、フタをかぶせたときにうっかりノックが押し込まれてしまう危険あり

 

話を聞いていると「使うのちょっと面倒そう……」と、感じてしまう人もいるかもしれない。正直なところ、もろ手を挙げて万全に便利! というタイプの製品でないのは確かなのだが……しかし、手帳に着せたときのかわいさを一度目にしてしまうと、ただ使いにくいというだけでは否定できない魅力もあるのだ。愛用の手帳がニットの腹巻きをしているところを想像してみたら、ほら、やっぱり最高にかわいくない!?

↑持った時のニットの手触りも大きなポイントのひとつ

 

さらに、温もりのある手触りなのも嬉しいところ。手にした時にひんやりしないというのは、寒い季節には特にありがたみが増すというもの。冬本番を迎えて、思わず肩をすくめてしまう寒さが続くなか、見た目も手触りも暖かな手帳のはらまきは、今シーズンイチ推しの手帳オプションと言えそうだ。

 

ほぼ日2024年版手帳はワンピコラボ第2弾から岡本太郎「太陽の塔」まで、200以上がズラリ!

ほぼ日は、同社が企画・販売を行う「ほぼ日手帳」2024年度版の全ラインナップが発売をスタートした。2024年版は手帳本体の種類も拡充し、200以上の新作アイテムが用意されている。先月の内覧会では、コラボ2年目の「ONE PIECE」版や岡本太郎「太陽の塔」をデザインしたほぼ日手帳などが展示された。その中から、注目したい商品をピックアップして紹介しよう。

 

「ONE PIECE」版ほぼ日手帳、2024年版は麦わら海賊団の旅を時系列で掲載

↑2024年版「ONE PIECE magazine×ほぼ日」のラインナップ。ワンピース愛が詰まった同シリーズを使えば、麦わら一味と一緒に旅をしているような気分になれそうだ。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

漫画「ONE PIECE」の世界を楽しめるムック本「ONE PIECE magazine」とほぼ日手帳とのコラボでは、ほぼ日手帳をはじめ、手帳カバーや1週間分の予定とメモを見開きで管理できるweeks、文房具に新作が用意されている。まず注目したいのが、内覧会でもひと際目を引いた、1日1ページ特別版のほぼ日手帳「手帳本体オリジナル ONE PIECE」(A6 2970円 税込み、以下同)。ほぼ日手帳の定番である「1日1ページ、文庫本サイズ(A6)」の手帳をカスタマイズした同商品が、2023年の好評を受けて2024年版では中身をアップデートして登場する。

↑「手帳本体オリジナル ONE PIECE」表紙イメージ。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

同商品は、104巻時点までの壮大な物語の中から、重要な役割を果たす言葉を1日1つずつ366日分掲載。さらに、「東の海編」から「ワノ国編」までのストーリーを1月から順を追って編纂(へんさん)されている。2023年版に引き続き、全キャラクターの誕生日もアップデートして掲載される。

↑366日分セリフやキャラクターの誕生日を掲載。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

コミックスから厳選した印象的なシーンも各月トビラに掲載されるほか、巻末のおまけでは「麦わら一味」の冒険をまとめた年表や、日常で使いたくなる印象的なセリフ集、個性的なキャラクターの笑い方を集めたページなども収録されており、まさにワンピースを楽しみ尽くせる一冊だ。

↑各月のトビラでは麦わら一味の旅から名シーンを掲載。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

↑一年の目標を書き込んだり、日常で使いたいセリフを探してみたり、とワンピースを楽しみ尽くせる一冊になっている。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

手帳本体と組み合わせられる、ルフィーが描かれた手帳カバーも、「麦わらのルフィ YELLOW」がA6(4400円)、「麦わらのルフィ PURPLE」がA5(5610円)で用意されている。

↑「麦わらのルフィ YELLOW」(左)と「麦わらのルフィ PURPLE」(右)。作者の尾田栄一郎先生が「ONE PIECE magazine」のために描き下ろしたイラストがプリントされている。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

同社の担当者が「さりげなく『ワンピース』グッズを日常で使いたい人におすすめ」と言う、革タイプの手帳カバー「ONE PIECE magazine / Thousand Sunny LOGBOOK」(A6 1万5400円/A5 2万900円)も。カバーの開閉部分にはサウザンド・サニー号の顔をかたどった金色のボタン、内側の布部分には海図をプリント。購入特典でサニー号の帆をイメージした巾着が付いて来る。

↑購入特典の巾着(左)と「ONE PIECE magazine / Thousand Sunny LOGBOOK」(右)。手帳カバーに使用されているヌメ革は、時間とともに色が濃く変化するので、自分だけのカバーとして育てる楽しみも味わえる。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

ハードカバータイプ「ほぼ日手帳HON」でも、ワンピース手帳が数量限定で登場する。「ONE PIECE magazine / like the sun」(A6 3520円)は、ネクタイの織り生地で海賊船サウザンド・サニー号などを表現。ネイビーの生地を夜の海と深海に見立てたデザインとなっている。週間手帳「weeks」でも同商品(2970円)が用意されているので、より手軽に持ち運びたいという人はこちらを選んでみても良いかもしれない。

↑中身は「手帳本体オリジナル ONE PIECE」と同じ「ONE PIECE」仕様。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

↑より持ち運びしやすいweeks「ONE PIECE magazine / like the sun」。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

さらに、オリジナル文房具でも新作が登場する。2023年版からリニューアルして登場するのは、ほぼ日手帳にぴったりサイズの下敷き「ほぼ日の下敷き Memories」(A6 462円/A5 682円/weeks 550円)。2024年版のプリント柄には、麦わら一味が旅の中で出会った人達との別れのシーンがピックアップされている。作中の名シーンが載った「気持ちが伝わる スクエア一筆箋Vol.2」(660円)や、今や誰もが知る「ドン!」の文字をはじめとしたおなじみのモチーフを手軽に描ける「ほぼ日のテンプレート ONE PIECE」(720円)もチェックしたい。

↑名シーンのセリフに合わせてコメントを書き込めば、ひと味変わったお誘いメモとして楽しめる。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

万物エネルギーの象徴、岡本太郎「太陽の塔」デザインの手帳も

↑左から、手帳カバー「岡本太郎 / 黄金の顔」A5、A6とweeks「岡本太郎 / 3つの顔」

 

「太陽の塔」といえば、世界的アーティスト 岡本太郎氏の代表作として知らない人はいないだろう。1970年に大阪で開催された日本万国博覧会のために造られたこのモニュメントが、2024年版ほぼ日手帳のデザインに採用された。商品ラインナップは手帳カバー2サイズと「weeks」の3つ。

 

手帳カバー「岡本太郎 / 黄金の顔」(A6 4950円/A5 6050円)は、モニュメントに3つある顔のうち、未来を表す「黄金の顔」があしらわれている。顔の黒い部分はエンボス加工が施されており、立体的な装丁。

↑太陽の塔のてっぺんで輝く「黄金の顔」を見事に再現したデザインは圧巻

 

しおりの先についたゴールドチャームが太陽の塔だったり、内側のポケットには過去を象徴する塔背面の「黒い太陽」がプリントされていたりと、細部にまで遊び心が宿ったデザインだ。

↑「太陽の塔」の全景も描かれた内側のデザイン

 

weeks「岡本太郎 / 3つの顔」(2970円)は、太陽の塔の3つの顔を並べて配置したデザイン。黒、金、銀3種類の箔を使用した、こちらも立体的な装丁になっている。裏面には、金の箔で「TARO」のサインが光る。生命力あふれるモニュメントの手帳を使いながら、毎日をエネルギッシュに過ごしてほしい、という思いで開発された同シリーズ。シンプルながらもスタイリッシュなデザインが魅力なので、ぜひ毎日一緒に持ち歩いてみたい。

↑「岡本太郎 / 3つの顔」は2024年1月始まり。日本語版/英語版から選べる

 

コラボ10年目、過去最多のラインナップが登場の「MOTHER」

↑左から、weeks「MOTHER/ サマーズ」、手帳カバー「MOTHER / ぽえーん。」と「MOTHER / Attention!」、HON「MOTHER / BEGINNINGS」。©Nintendo / SHIGESATO ITOI / APE inc. ©1994 Nintendo / APE inc.

 

「MOTHER」シリーズはコラボ10年目を迎え、2024年版では過去最多となる全5種類のラインナップが登場する。糸井重里氏がゲームデザインを手がけた1989年のファミコン用ソフト「MOTHER」からは、ほぼ日手帳HON「MOTHER / BEGINNINGS」(A6 2970円/A5 5280円)が登場。赤い地に金色のタイトルロゴを大きく配置したデザインは、発売当時のカセット用パッケージとおそろいだという。「ビギニングス」という商品名がぴったりの、まさにコラボ10年目の節目にもふさわしいアイテムといえよう。

↑当時ゲームソフトのパッケージとして画期的だったデザインは、時代を超えて今なお力強い魅力を感じる。©Nintendo / SHIGESATO ITOI / APE inc. ©1994 Nintendo / APE inc.

 

1994年発売のスーパーファミコン用ソフト「MOTHER2」とのコラボは、手帳カバー「MOTHER / Attention!」(A6/3410円)。同商品は、ゲーム内で訪れる街で見かける看板やロゴのタイポグラフィやキャラクターのドット絵があざやかなプリントで散りばめられたデザインとなっている。同じく手帳カバー「MOTHER / ぽえーん。」(A5/4180円)は、オレンジ色のコットン生地上に、ゲームに登場するキャラクター「どせいさん」たちと彼らの台詞がプリントされた、見た目にも可愛いデザインだ。

↑手帳カバー「MOTHER / Attention!」(左)、「MOTHER / ぽえーん。」(右)。「MOTHER / ぽえーん。」では、不思議で、時々詩的なことばが魅力のどせいさんのことばもプリントされている。©Nintendo / SHIGESATO ITOI / APE inc. ©1994 Nintendo / APE inc.

 

weeks「MOTHER/ サマーズ」(2970円)も「MOTHER2」とのコラボ商品。同ゲーム内で訪れる避暑地「サマーズ」のマップがデザインされた同商品は、手帳を開けば海やビーチ、街並みの景色を楽しむことができる。

「ゆめのパラダイス」と名高いサマーズの手帳を持ち歩けば、リラックスした一年を過ごせそう。©Nintendo / SHIGESATO ITOI / APE inc. ©1994 Nintendo / APE inc.

 

ポップなパジャマの柄がそのまま手帳に。パジャマブランド「PAMM」と初のコラボ

↑左から、今回コラボの柄に採用されたPAMMのパジャマ、「PAMM / 寛大なインテリアの手帳」、「PAMM / 寛大なインテリアのPCケース」

 

「PAMM」は、パジャマを「本当のひとり」のときに着る服ととらえ、魅力的で上質なパジャマを生み出すブランド。その柄は、アトリエで一つ一つ手作業によって描かれている。このPAMMとほぼ日手帳が、2024年版で初のコラボを果たした。ラインナップは手帳カバーとPCケースの2種類。手帳カバー「PAMM / 寛大なインテリアの手帳」(A6 5940円/A5 6710円)は、クリーム色のコットン地に、グリーン、ブラック、シルバーの有機的な図柄がプリントされたポップなデザイン。内側は合皮で、外側とは変わった風合いを楽しめる。

↑「PAMM / 寛大なインテリアの手帳」。しおりのひもは、まっすぐなものと波打っているものの2本が備わっている

 

PCケース「PAMM / 寛大なインテリアのPCケース」も同じ図柄がプリントされている。マグネット留めタイプで、裏側の外ポケットには、PCケーブルやちょっとした文房具などを入れて一緒に持ち運ぶことも可能。もちろん、PCケースなので衝撃対策として、生地の間にはクッションが入っており、持ち運び時の衝撃からPCを守ってくれる。

↑PCと一緒に外ポケットにPCケーブルや文房具を入れても十分なサイズで、かわいさと実用性を兼ね備えたアイテムとなっている

 

例年人気の「PORTER」とのコラボに財布が新登場!

↑画像上3つは「PORTER / ミニウォレット Stroll Jr.」、下左から「PORTER / Stroll」(A6)、「PORTER / Stroll」A5

 

小さなバッグを持って出掛けるような使い勝手の良さで人気の、カバンブランド「POTER」とのコラボは2024年も健在。手帳カバー 「PORTER / Stroll」(A6 1万7600円/A5 1万9800円)の生地には、「PORTER」らしいボンディング加工が施されたナイロン素材を使用。カバー正面と背面に広めのポケットがあり、スマートフォンなどを入れてさっと取り出すことができる。カラーは、A6がネイビー、A5がモスグレー。

↑ショルダーストラップも付属しているので、外出時には肩から掛けて持ち歩けるのが嬉しい

 

そして注目の新作「PORTER / ミニウォレット Stroll Jr.」は、「Stroll」をそのままコンパクトサイズにしたような形の財布。内側の左側には、折りたたんだ紙幣やカード類が入るポケットと小銭が入るファスナーポケット。右側には、ミニ方眼ノートがセットされた仕様で、カラーはイエロー/レッド/ブルー(各1万3200円)の3色。手に収まるコンパクトサイズと機能性、そして持っているだけで気分があがりそうな明るいカラーリングが、毎日をさらに楽しく彩ってくれそうだ。

↑「PORTER / ミニウォレット Stroll Jr.」の内側。コンパクトサイズだが、しっかりと機能性にも優れている

 

新しいほぼ日手帳の紙は「トモエリバーS」

↑2024年版から使用される「トモエリバーS」

 

ところで、ほぼ日手帳の用紙にはこれまで「トモエリバー」が使用されていたが、製紙メーカーによる製造中止にともない、2024年版からは新しく「トモエリバーS」へと変更になる。この「トモエリバーS」は、石川県金沢市にある三善製紙が、いちからトモエリバーの特徴である薄さと丈夫さ、書き心地に近くなるよう開発したものだ。それらの良さを引き継ぎながら改良を加え、より裏抜けがしにくく、より軽く、紙の繊維を整えて表面をスッキリさせたという。

 

すべての手帳で変更されるが、weeks(週刊手帳)のみ4月始まりから変更となる。ほぼ日の広報担当者は「たくさんの紙で試し書きを行いましたが、なかなか納得出来るものがなくて半ば諦めていました。三善製紙さんが手を挙げてくださって出来上がった紙に、実際ペンを走らせてみると、とても素晴らしい書き心地だったので感動しました。今は、早く皆さんにも実感していただけることが楽しみです」と当時の苦労とトモエリバーSへの期待を語ってくれた。

 

2024年版からは、手帳本体とカバーが一体になった本のような見た目が特徴の「ほぼ日手帳HON」にA5サイズが追加されるほか、海外人気を受けて英語版のラインナップがほぼ日手帳 (A6/A5)、HON(A6/A5)、Planner(A6)、weeks、weeks Megaの計7種に拡充される。毎年恒例のアーティストとのコラボレーションデザインも豊富な「ほぼ日手帳」、目移り必至のラインナップから自分だけの一冊を選ぶのもまた楽しみだ。

↑ほぼ日手帳英語版のラインナップ一覧

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

レイメイ藤井の2024年手帳は? 注目のサステナブル素材「竹紙」ダイアリーなど一挙紹介

文房具メーカーとして毎年多数の手帳を展開するレイメイ藤井は、2024年ダイアリーのラインナップを発表した。ロングセラー商品「カラーインデックスダイアリー」や「グロワールダイアリー」のほか、新作ではサステナブル素材「竹紙」を使用した「竹紙ダイアリー」が登場。6月に行われた内覧会で広報担当者に聞いた、新製品のポイントと合わせて、今から注目したい手帳を一挙に紹介しよう。

 

注目のサステナブル素材! 放置竹林問題を解消する「竹紙」とは?

SDGsの取り組みが進むなか、文房具においても環境に配慮したアイテムが数多く発売されている。手帳では、樹脂を含まない100%紙製で分別なしにリサイクル可能にしたり、適切に管理された森林の木材を使用した森林認証紙を使用したり、さまざまな取り組みで商品が開発されている。レイメイ藤井も回収ペットボトルを再利用した製品や、認証森林紙を使用した製品など、SGDsへの取り組みを積極的に行ってきた。そしてこのたび、「2024年版ダイアリー」ラインナップに、注目のサステナブル素材「竹紙」を使用した「竹紙ダイアリー」が新たに加わった。

 

「竹紙」とは、その名の通り竹を原料とした紙のこと。これがなぜ、サステナブルの取り組みへ繋がるのかというと、放置竹林の問題が背景にある。実はいま、生活様式の変化とともに竹の需要が減り、全国で放置竹林が広がり問題となっているという。繁殖力が非常に強く成長の早い竹が隣接森林へ広がり、他の植物の生育を阻害するなど、その被害は甚大だ。この問題解消の取り組みとして、竹を100%使用した「竹紙」を製造することで、持続的かつ大量に竹を資源として活用していくことが可能となり、竹林の整備にも繋がるのだ。

 

書き心地も追求した、竹らしい優しい風合いの「竹紙ダイアリー」

↑竹紙100ナチュラルを使用した「竹紙ダイアリー」

 

「竹紙」の特長は、一般的な上質紙と比べて厚みがあり、簡単に折れたり破れたりしない強度があること。そのため、繰り返しの使用でもダメージを受けにくく、例えば消せるボールペンでの使用にもうってつけなのだという。さらに、クラフト紙のようなナチュラルな紙色には、多彩なインク色がなじみやすい。黒はもちろん、白のインクで筆記しても映える。つまり、手帳のように色分けをしてスケジュールを記入するアイテムへの活用に、竹紙は適しているといえるのだ。

 

↑竹といえばパンダ。ということで、「竹紙ダイアリー」の表紙や本文には、可愛いパンダのイラストがプリントされている

 

レイメイ藤井「竹紙ダイアリー」には、まさに前述した竹紙のメリットを活かしたアイデアが盛り込まれている。基本仕様は、見開き1か月のブロックタイプ。さまざまなインク色が映えることから、「書き込む」要素を増やしたという同商品は、日付の数字を好きな色で塗りつぶすことができる。これにより、一般的な休祝日以外にも、自分のライフスタイルに合わせて大事な予定がある日などを目立たせることが可能だ。

 

また、月ごとのページ下部には、目標などを書き込めるスペースも備わっている。タイトル欄に目標や予定など、思い思いに書き込んで活用すれば、より便利になりそうだ。

↑白インクもはっきりと見やすい。日付だけではなく、そのほかのイラストや文字が白抜きなのは、塗り絵感覚で塗って楽しんでもらいたい、という狙いなのだとか

 

同社 広報課の吉岡学さんによると、竹紙を使用したダイアリーを新たに発売する背景には、同社のサステナブルへの取り組み促進があったという。そのうえで「文房具メーカーとして、日常使いをする手帳には書き心地や使い心地の良いものを提供したいという思いがありました。竹紙は100g / m2で上質紙よりやや厚みがありますので、書き消しを繰り返してもダメージを受けにくい素材です。なので、予定の変更などで書き換えることが多い手帳に最適です。また、人によっては休日が暦通りではないので、日付を自由にカラーリングして、ユーザーそれぞれが使いやすいデザインに仕上げました」と、新商品へのこだわりと特徴を語ってくれた。

 

サイズはB6(1700円)とA5(1900円)の2タイプで、グレー、ブルー、ベージュの3色展開。(すべて税込み、以下同)

 

愛好者の声を反映したロングセラー手帳

ロングセラー商品の新作も見逃せない。2004年の発売開始から、女性を中心に人気を集めている「カラーインデックスダイアリー」は、マンスリーブロックで、月曜始まりと日曜始まりの2タイプが用意されている。

↑「カラーインデックスダイアリー」の月曜始まりはビジネスパーソン、日曜始まりは主婦など、カレンダー通りの仕様を好む人に人気だそう

 

同商品の特徴は、月ごとにカラーが変わるインデックス。これのおかげで、開きたい月をパッと迷いなく開くことができる。スケジュール欄以外には、テレフォンガイド、緊急連絡先、非常時の持ち出し品チェックリストなど、情報ページも充実しており、非常時などに備えて記入しておけばいざというときに携帯して安心できる一冊になっている。

↑月ごとにカラーが変わるインデックス。さらに、月曜始まりタイプは土日の書き込み欄を広くとったフォーマットになっている

 

↑災害用伝言ダイヤルの操作方法など、緊急時にも役立つ情報が掲載されたページ

 

価格は、月曜始まりのポケットB7が750円、B6が1100円。日曜始まりのポケットB7が800円、B6が1200円。シンプルなデザインの月曜始まりに対して、日曜始まりは月ごとに異なる花柄がページにプリントされているので、華やかなデザインが好きな人はぜひチェックしてほしい。

↑月ごとに花柄が変わる華やかなマンスリーブロックの「カラーインデックスダイアリー(日曜始まり)」

 

「グロワールダイアリー」も、ロングセラーの人気商品。シンプルなデザインと、薄すぎない上質紙の書き心地が、特にビジネスパーソンに人気だ。実は、同商品は3年前に一度、フォーマットと紙質をリニューアルしたそう。しかし、その際に愛好者から「従来の仕様に戻して欲しい」という声が多くあがったことで、2年前よりフォーマットと紙を従来仕様に戻したのだという。2024年版も従来仕様なので、「愛好者の方々には、ぜひ安心して引き続き使っていただきたい」(吉岡さん)とのこと。

↑表紙には上品なクロスペーパーを使用。スタンダートサイズはジャケットの内ポケット、コンパクトサイズはワイシャツの胸ポケットにぴったりのサイズ

 

サイズはスタンダート(B6スリム)・コンパクト(B7スリム)の2サイズ。マンスリーは、見開き1か月ブロック式(B6 500円/B7 450円)・同日曜始まり(B6 500円/B7 450円)・同インデックス付き(B6 620円/B7 580円)・同リスト式(B6 500円/B7 450円)。ウィークリーは、片面1週間レフト式(B6 650円/B7 600円)で、各5タイプが用意されている。

 

なお、前述の商品には、すべて2023年12月から2025年3月までの日付入りとなっている。

 

そのほか、スケジュールとノートが1冊で管理できる「フォルダイアリー」、ウィークリーと2ウィークスの予定が一覧できて、表紙とカラフルなエッジのコントラストも鮮やかな「カラーエッジダイアリー」、名刺ケースやカードホルダーに入れて持ち運び可能で商談時などにサッと取り出せると人気の「ネームカードダイアリー」など、数々の2024年版手帳がラインナップされる。

↑「ネームカードダイアリー」マンスリーブロック 650円(左)、「カラーエッジダイアリー」A6 ウィークリー ・2ウィークス 1600円/B6 ウィークリー ・2ウィークス 1800円(右)

 

スケジュールをはじめ、さまざまな情報のデジタル管理が当然になってきた現代。吉岡さんは「スマートフォンでスケジュール管理をすることはもちろん便利ですが、充電切れや非常時など、万が一のときに備える意味でも、『第二のスマホ』としてぜひ手帳を使い続けて欲しいです」と、語ってくれた。

 

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タスク管理に役立つExcel(エクセル)の便利機能を業務効率化のプロが解説

仕事をするうえで欠かすことのできないタスク管理。メモなどで簡単に羅列しておくだけでも十分ですが、より自分にあった管理ができれば、業務効率の向上にもつながります。

 

そこで今回は、誰もが一度は使ったことがある「Excel」でのタスク管理術を紹介。「業務効率化のちゃんりょう」としてYouTubeなどで活躍する原田亮さんに、タスク管理表に使える便利機能について教えていただきました。Excelならではのさまざまな機能を使って、自分だけのタスク管理表をつくってみましょう。

 

Excelでタスク管理をするメリットとは?

 

メモや手帳、アプリなどタスク管理にはさまざまな方法があります。その中でExcelを活用するメリットとは何なのでしょうか?

 

・自分好みのフォーマットがつくれる
「既存のタスク管理ツールを使うと『必要以上に機能がついていて、慣れるまでが大変』と感じる方も多いと思います。Excelであれば自分に必要な項目や機能だけがついた管理表をつくることができます」(原田亮さん、以下同)

 

・フォーマット作成を安価で依頼できる
「たとえ自分で思い通りのフォーマットがつくれなかったとしても、今はさまざまな代行サービスを使うことができます。Excelはユーザー数が多いため、比較的安価に依頼できる点が魅力的です。また、無料のテンプレートもたくさんあるため、表を1から自分でつくったり外部に依頼したりせずとも、Excelでタスク管理を始めることができます」

 

タスク管理表をつくる前にやっておきたい4つのこと

↑Excelを立ち上げると表示される画面。上部にある検索ボックスで「タスク」などと検索すると、タスク管理に使える無料のテンプレートが出てきます。これらをベースとして活用することで、自分好みのフォーマットを簡単につくることができます。

 

Excelでタスク管理表をつくる際に気をつけるべきポイントとして、原田さんは「いきなり表づくりをしないこと」と話します。では一体何から始めるべきなのでしょうか?

 

1.Excelで何ができるのかを知る

「Excelにはたくさんの機能があるものの、ただのメモ帳になっている人が多くいます。例えば、計算式の機能があるのにExcelに書いたデータを電卓で計算していたり、Aという機能があることを知らず、Bという機能をアレンジして無理やりAに寄せていたり……。
たとえ自分では機能を活かした表がつくれなかったとしても、機能の存在さえ知っていれば誰かに頼むことも可能です。そのため、まずはExcelで何ができるのかを知るようにしましょう」

 

2. タスク管理表で何を確認したいのかを考える

「確認したいことを明確にしないと、タスク管理表にどんなデータが必要なのかが判断できません。『期限が短いものを知りたい』『各タスクのステータスを知りたい』など、まずは目的を明確にしましょう。そして設定した目的に合わせて『期日』や『ステータス』などの表の項目を洗い出しましょう」

 

3. 選択肢を考える

「ステータスやカテゴリーなどの項目を設ける場合に『同じ意味を表す別の言葉』(例:着手中と進行中)があると、正しく集計したり並べ変えたりすることができません。場合によってはタスクの確認漏れなどにもつながるので、入力するデータの内容が限られている項目はあらかじめ選択肢を決めてしまいましょう」

 

4. ベースとなる表をつくる

「1~3が済んだらベースとなる表をつくりましょう。あらかじめ洗い出しておいた項目を、表の見出しとして並べていきます。右にいけばいくほど見づらくなるので、重要度の高いものはできるだけ左に配置することをおすすめします。また、項目名が書かれたセルは薄い色で塗りつぶして分かりやすくしておきましょう」

↑このタイミングで罫線を入れたりテキスト位置を統一したりしても、機能を追加する段階で徐々に崩れてしまいます。そのためベース段階ではデザイン的な調整はしなくてOKです。

 

タスク管理表に使える便利機能7選

タスク管理表を使いやすくする便利な機能について、原田さんに教えていただきました。必要な機能を追加して、自分らしくアレンジしていきましょう。

 

便利機能1. 「ウィンドウ枠の固定」で項目名を見やすくする

【操作方法】
固定したい行(2行目)の1つ下の行(3行目)を選択→[表示]→[ウィンドウ枠の固定]

 

「ウィンドウ枠を固定することで、画面をスクロールしても固定された行が表示されたままになります。行数が増えてもタスク管理表を見やすい状態に保つことができます」

 

便利機能2. 「データの入力規則(リスト)」で選択肢を登録

【操作方法】
選択肢を表示したいセルを選択→[データ]→[データの入力規則]→[入力値の種類]から[リスト]を選択→[元の値]に「○○,○○,○○」と選択肢を入力

 

「セルの右下にある[▼]をクリックすると、リストが表示されます。登録した単語以外の言葉が入るとエラーメッセージが表示されるので、同じ意味を表す複数の言葉が混在するのを防げます」

 

便利機能3. 「フィルター」で並べ替え・絞り込みをする

【操作方法】
見出しを含めた表全体を選択→[データ]→[フィルター]

 

「項目名の右下に表示される[▼]をクリックすると、並び替えや絞り込みができます。並び替え機能は辞書順(数字の場合は数字順、文字列の場合は文字列順)のため、選択肢の頭に数字を入れておくと狙い通りの順番(1.未着手→2.着手中→3.完了)にすることが可能です。入力順にタスクが並んだ状態に戻したい場合は、『タスクNo.』を昇順に並び替えてください」

※数字が二桁になる場合には、01、02、03、10、11…とする必要があります。

 

「絞り込み機能によって、チェックボックスのチェックをつけたり外したりすることで一部の選択肢だけを表示させることができます。全表示に戻したい場合は[クリア]を押してください」

 

便利機能4. 「シリアル値」の考え方を応用して、残り日数を表示する

■そもそも「シリアル値」とは?

「実はExcelの日付は数字で管理されています。設定によって異なりますが、大体1900年1月1日から順に1、2、3…と番号が設定されており、これをシリアル値と呼びます。通常、日付を入力すると[ホーム]の[数値]内にある数値の書式が『日付』と表示されますが、それを『標準』に変えることで、その日のシリアル値を知ることができます」

 

「シリアル値の考え方を応用すると、残り日数を計算することができます。期日のシリアル値から今日のシリアル値を引けばいいのです

 

【操作方法】
残り日数のセルに「=IF(期限のセル=””,””,期限のセル-TODAY())」と入力→数値の書式を[標準]に変更

 

「頭についているのは『期限のセルが空白の場合は空白に、空白ではない場合は残り日数を表示する』というIF関数です。
これをつけず『=期限のセル-TODAY()』でも残り日数は表示できますが、期限のセルが空白だと『0-今日のシリアル値』という計算式になり、残り日数が「-○○○○○」と表示されてしまいます。
なお、他のタスクにも残り日数を表示したいときは、残り日数が表示されているセルの右下にある黒い[+]を押し、表の2行目以降をドラッグで選択してください」

 

便利機能5. 「条件付き書式」で、選択肢を色分けする

【操作方法】
色分けしたいセルを選択→[新しいルール]→[指定の値を含むセルだけを書式設定]→[セルの値]と[次の値に等しい]を選択し「○○」と選択肢の1つを入力→[書式]をクリックしてフォントや塗りつぶしの色を設定する

 

「複数の選択肢がある場合は、この設定を何度か繰り返してください。なお、選択肢以外に『残り日数が○日以下の場合』なども色をつけることができます。基本的な操作は同じですが、[次の値に等しい]ではなく[次の値以下]を選択し「3」など何日以下の場合に書式を変えたいのかを入力してください」

 

便利機能6. 「条件付き書式」で、完了したタスクをグレーアウトにする

【操作方法】
タスクNo.1のセルを起点に表全体を選択→[数式を使用して書式設定するセルを決定]→「$[ステータスのセルの列名][表の先頭の行番号]=“○○(完了を表す選択肢)”」と入力→[書式]をクリックしてグレーで塗りつぶす設定をする

 

■ほかのルールが適応されて、完全にグレーアウトにならない場合は?

「便利機能4でご紹介した選択肢の色付けなど、すでにほかの項目に条件付き書式を設定している場合、完全にグレーアウトにならないケースがあります。これはグレーアウトの優先順位が下になっているため起こります。
設定したルールは[ルールの管理]から確認・修正ができるので、表全体を選択し、[ルールの管理]内にある[▲][▼]のボタンで優先順位の高いものが上にくるように調整してください」

 

■優先順位を変えたのに、フォントの色が変わらない場合は?

「優先順位を変えたのに、フォントの色だけが変わらない場合があります。これはグレーアウトの条件付き書式でフォント色が[自動]になっているのが原因です。[自動]は他のルールの文字色に合わせる設定なので、フォントの色を黒に変更してください」

 

便利機能7.「COUNT関数」で、残り件数を確認する

「COUNT系関数は、対象のデータ数を自動で数えてくれる機能です。ただタスクの数を数えるだけではなく、着手中のタスクのみを数える、残り日数が3日以内の完了していないタスクを数えるなど、細かな条件を設定することもできます」

 

=COUNTA(範囲)
対象の範囲内でテキストが入力されているセルの数を数える

 

COUNTIF(ステータスのセル全体, “○○”)
「ステータス」内で「○○」と入力されているセルの数を数える

 

COUNTIFS(残り日数のセル全体, “<=3”,ステータスのセル全体, “<>○○”)
「残り日数」内で「3」以下の数字が書かれたセルのうち、「ステータス」内で「○○」と書かれていないセルの数を数える

※「○○」に完了を示す選択肢を入れることで、完了以外のタスクのみを数えることが可能

 

便利機能8. 「テーブル」で行数を追加しやすくする

【操作方法】
見出しを含めた表全体を選択→[挿入]→[テーブル]→「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れて[OK]をクリック

 

「単に行を挿入するだけでも問題なく行数を増やせる場合もあります。ただ、ときに条件付き書式や数式が崩れてしまうことがあるので、テーブル設定をおすすめします。テーブルの場合、『タスクNo.』の列に数字を追加するだけで新たに行が追加されるうえ、条件付き書式や数式など、設定済みのルールも自動で適用されます

 

タスク管理表に使える機能はまだまだたくさんあります。少しでも業務効率を上げられるように、原田さんのYouTubeなども参考にしながら自分に合ったタスク管理表へとアレンジしてみてください。

 

プロフィール

 

エンジニア・コンサルタント / 原田亮

中学生のときに友人の勧めでプログラミングに出会い、作りたいものを自由に作れて遊べるうえ、無料で利用できる点に感動を覚える。その後、プログラミングの考え方「アルゴリズム」に興味を持ち、情報系の大学を卒業してシステムエンジニアへ。現在はフリーのエンジニア・コンサルタントとしてSNSを中心に「アルゴリズムを広げる活動」を行っている。
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【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】「縁起のいい日手帳」を毎年目標を達成できない人にすすめたい

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

毎年目標を達成できない人におすすめしたい「何度も背中を押してくれる手帳」

お正月に毎年「今年こそ〇〇をしよう!」と目標を立てては、いつの間にやら昨年と同じ日々を送っていて目標達成に失敗……という人は少なくないはず。何を隠そう、私もその一人。毎年誕生日とお正月には目標を立てるものの、いつの間にか目標すら忘れて、そのまま一年が終わっています。(誕生日が12月下旬なので目標を立てるのはほぼ一年に一回といっていいでしょう。)

 

そんな時には、手書きの手帳の出番です。目標を目に見えるように書き出すことで思い出して行動できます……というほど簡単であれば、私のような目標をすぐに忘れて一年を過ごすような人だって、とっくに手帳を活用して成功していますよね。

 

金運、財運、仕事運、とにかく運という運すべてを上げたいなら

私が2023年に導入する手帳のもう1冊が、「縁起のいい日手帳 2023」。

新日本カレンダー
暦のプロがつくる 縁起のいい日手帳 2023 マンスリー
1000円(税込)

 

最近SNSで「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」や「天赦日(てんしゃにち)」など“新しいことを始めるといい日”をたびたび目にしますが、それらの“暦の上で縁起がいいとされる日”が記載されている手帳です。

↑カバーを外すと……ゴールドの表紙が運気を上げてくれそうだ

 

↑大安、天赦日、一粒万倍日の説明も掲載

 

私はインドア派かつ怠け者ですが、SNSで「今日は縁起がいい日ですよ」という投稿を見ると休日でも一日ただ家にいるのももったいないように感じて、「どこかに行こうかな、何かしようかな」と少し活動的になります。

 

しかし、思い返してみればSNSさえ開かずに一日過ごし、次の日に「昨日は縁起がいい日だったんだ!」と後悔する日もありました。

 

普段使いの手帳に吉日が書いてあるから見落とさない!

↑見開きの月間ブロックで縁起がいい日もスケジュールも書き込める

 

毎月やりたいことを書き込むスペースがあるので、目標を忘れることはありません。マンスリーページで縁起のいい日がいつ来るのかがわかるので、その日が来る度に目標ややりたいことをやってみようと何度も取りかかるきっかけを与えてもらえます。

↑月初めのスペースには、「縁起のいい日に始めよう! 今月のやりたいこと」と、今月の目標を書き込める欄がある

 

目標を立ててはその度に忘れてしまい、毎年自分に嫌気がさしてしまう人も前向きになれる手帳ですね。

↑2022年の12月24日と25日は一粒万倍日が二日つづくクリスマスだった

 

さらに縁起のいい日だけでなく季節のコラムつき。慌ただしく過ぎていく日常に季節の移ろいを感じられます。

↑QRコードを読み込んで日替わりのコラムをスマホで読むこともできる

 

買い物のタイミングも縁起のいい日を狙って

ちなみに、私は毎年春頃にある「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」が重なる開運日にお財布を新調するのですが、2023年のその日は3月21日の火曜日。前倒しで気になるお財布をチェックしなければいけません。(この日にお財布を購入する方が多いので人気の物は品薄になってしまうのです。)買い物計画も、「縁起のいい手帳2023」でばっちりできそうです。

↑2024年の1月1日は天赦日と一粒万倍日、さらに甲子まで重なる開運日! 再来年の元旦が楽しみになる

 

なんだか手帳を開くのも楽しみになってきました。「縁起のいい手帳」で2023年も運気を上げていきたいですね!

 

手帳とセットで携行したい! 見出しパンチ「ツメカケ」のメリットと使う際の注意点

2022年もあと少し。すでに手帳を準備した人も多いだろうが、まだ迷っている、という人もいるかもしれない。とはいえ手帳選びに関しては、基本的に個人の好みや用途、そして慣れに関わる部分が大きい。だから一概に、「あなたにはこの手帳がオススメですよ!」という話はしづらいのである。

 

そこで手帳そのものに関しては、それぞれが選んだものを使っていただくとして。今回は「手帳にプラスしてこれ使うと面白いよ」というアイテムを紹介したい。これがあれば、いつも使っている手帳が便利にバージョンアップする可能性もあるのだ。

 

「今日」はココ! 手帳をめくりやすくする見出しパンチ

というわけで手帳にプラスすることを提案したいのが、サンスター文具の見出しパンチ「ツメカケ」。いわゆるクラフトパンチに近い、紙を型抜きするためのパンチングツールだ。

サンスター文具
見出しパンチ ツメカケ
700円(税別)

 

構造は単純。上面から見て左右それぞれに紙を差し込むことができ、中央のボタンをグイッと押し込むと紙が型抜きできる、というだけ。

↑本体の左右それぞれで、パンチによって抜ける形が分かれている

 

1.パンチングで手帳に“ページジャンプ”機能を追加

まず上画像の右側に紙の縁をくわえるように差し込んで、グイッとボタンをプッシュしてみよう。

↑用紙の縁を挟み込んで、中央のボタンを押し込むと……

 

↑半円に近い形(幅14.4mm、深さ5.5mm)が抜ける

 

このように、半円に近い形を抜くことができる。とはいっても今の時点ではまだピンとこないかもしれないので、次はノートや手帳の縁をどんどん抜いていってみよう。

↑ノートの縁を区切り単位で抜いていくと、切り欠き見出しの完成だ

 

手帳なら、月ごとや週ごとのように区切りで合わせて抜いてやると、こういった切り欠き式の見出し(インデックス)が作れてしまうのである。

 

例えば「そういえば今年5月になにか予定があったかな?」と確かめたい場合は、5月と書かれた部分に指をあててパラパラッとめくる。すると一発で5月のページに辿り着くという仕組み。このページジャンプ機能さえあれば、欲しい情報に即アクセスできて助かるのだ。

↑例えば「C」の項目にジャンプしたいときは、「C」の見出しを押さえてペラペラとめくる

 

↑これで自動的に目的のページへジャンプできる。奥のページまでパンチで抜くのはけっこう面倒な作業だが、一度がんばって作業してしまえば、あとは快適だ

 

実のところ、これに近い切り欠き式インデックスを最初から備えている手帳はあるのだが、その手帳が自分好みのページ構成になっているとは限らない。であれば、自分好みの手帳に後から切り欠きインデックスを作ってしまうほうが、確実ではないだろうか。

 

2.パンチングで手帳に“オートセーブ”機能を追加

パンチ本体の逆側は? というと。

↑反対側に差し込んでパンチすると……

 

↑扇形(7.5mm×7.5mm)のカド抜きができあがり

 

こちらはページの角(だいたいは下の角)に差し込んでグイッと押し込み、扇状の切り欠きが作れるようになっている。これは、すでに書き終わったページの角を抜き取っていくことで、瞬時に最新ページへ飛べるようになる機能。つまりオートセーブ機能的なやつだ。

↑手帳の右ページを書ききったら、最後にカドをパンチ!

 

こちらも、最初から角に切り取り線が入った手帳は販売されているが、もちろん先ほどと同様、その手帳が自分好みのヤツとは限らないわけで。

 

例えば、見開き1週間タイプの手帳であれば、週末に手帳を見て振り返りをしつつ、最後にグイッと角を抜く。すると次からは、最新の週ページへ即アクセスできるようになる、というわけ。いちいち書き込みページを探してめくっていく手間がゼロになるので、これだけでもかなり効率アップだ。

↑すると次回からは、右下に指を当ててめくるだけで……

 

↑現在使用中の最新ページが一発で開く

 

使う際に気をつけたいこと

「ツメカケ」を実際に運用する際に気をつけておくべきなのが、インデックスを作るときの“ズレ対策”だ。

 

なにしろページ後半にいくに従って結構なページ数を抜く必要が出てくる。そのとき抜く位置がちょっとでもズレてしまうと、かなり目立ってしまうのである。見た目は悪いし機能面にも支障が出るし、それでいてやり直しはきかないし。

↑罫線がある用紙を抜くなら、本体の上端と罫線を合わせるのがラク。無地の用紙は……正確に合わせるのは正直、諦めた方がいいかもしれない

 

本体の下辺を罫線に合わせるなどの位置合わせは必須。加えて、位置を合わせたい罫線を鉛筆などで1ページずつマーキングしておくと、失敗の確率はグッと減らせるだろう。面倒かもしれないが、一度やり終えてしまえばあとは便利でしかないので、個人的には頑張ってマーキングしてしまうことをオススメしたい。

 

ちなみに、角に関しては位置合わせが全く不要なので、失敗したくない人は、角抜きだけに用途を限定してもいいかもしれない。

↑ボタンは押し込みながら1/4回転させればロックできる

 

↑誤動作/故障防止のためにも、携帯時はボタンロックをかけておくほうが安心だ

 

本体サイズは指でつまめる程度のコンパクトさである上、なにより手帳用のツールということもあって、持ち歩きたいという人も多いのでは。

 

その場合は、ボタンを押し込みつつ、中央のスリットにツメをかけて反時計回りに90度回転させると、ロックがかかる。これなら厚みも減らせてペンケースに収納しやすくなるし、持ち運び中に誤作動をおこす心配もない。(ロックリリースは逆回りに回転させればOK)

 

携帯にまで気を遣ってくれているあたり、なかなか良くできているツールだと思う。

 

↑抜いたクズは裏面のカバーを開いてそのまま廃棄するだけ

 

あともうひとつ、このパンチはあまり抜く力が強くない(最大でコピー用紙2枚ほど)。そのため、樹脂シートやクリアホルダーなどには絶対に使わないこと。でないと中で詰まって困ることにもなりそうだ。なんなら厚紙でさえ避けた方がいいかもしれない。

 

とにかくノートや手帳の用紙だけ。それもできれば1枚ずつ丁寧に抜くのがポイントだ。

 

実際に使ってみると、上手くパンチを抜くのにちょっとコツというか、物理的な器用さが求められてしまうのは難しいところ。万が一にも手帳に穴を開けて失敗すると、精神的にもダメージは大きそうだ。

 

とはいえきちんと使いこなせれば作業効率がアップするのも間違いないので、まずは適当な紙でパンチの練習をしてから本番手帳にチャレンジすることをおすすめしたい。

 

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】不動人気の「ジブン手帳」1日1ページ版がライフワークバランスを整える

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

夜勤ありのビジネスパーソンにおすすめしたい、
「ライフワークバランスを整える手帳」

私は毎年、手帳を複数冊購入します。「手帳は一冊で十分」と考えている方には驚かれると思いますが、スケジュール管理だけでなく目標管理や行動記録として役立ち、複数の手帳それぞれに役割があるのです。

 

2022年に、仕事とプライベートのバランスや睡眠時間の把握に役立った「ジブン手帳 DAYs mini」。これを2023年もリピートすることにしました。

 

「ジブン手帳 DAYs mini」とは、大人気シリーズ「ジブン手帳」の1日1ページタイプです。

↑2023年版は金運が上がりそうな黄色を購入

 

コクヨ
ジブン手帳 DAYs mini 2023(B6スリム)
3200円(税別)

 

特徴は、日付と曜日が横軸に、時間軸がページ中央の縦軸に配置されている点。横軸は前後の日付と曜日がわかりやすく、縦軸のほうは24時間表示になっています。

↑「ジブン手帳 DAYs・DAYs mini」は1日1ページの横軸と縦軸がポイント。左は月頭のページで右は1月1日のページ。休日なので赤字で印刷されている

 

時間軸は24時間均等にスペースが取られているので、夜間勤務や早出があるなど勤務時間が一定ではない仕事の方におすすめです。24時間軸を設けたタイプでも、早朝と深夜のスペースは小さく圧縮されている手帳もあるので、24時間が均等にスペースを取られていると夜勤でもしっかり書き込みができて便利ですよね。

↑横軸と縦軸をクローズアップ。平日は黒とグレーの配色。土曜は青、日曜は赤で平日と休日が視覚的にわかりやすい

 

1ページに仕事とプライベートの予定を対比させて記入

24時間軸を境に左右にスペースが分かれている「ジブン手帳 DAYs mini」。私は左側に仕事の内容、右側にプライベートの内容を書いています。

 

仕事の予定ばかりになっている時に家事が疎かになっていることに気付きやすく、仕事が進まずに落ち込んだ時には書き込んだ家事を見て「でも家事はこれだけやった!」と自分を励ましています。

↑左は仕事、右はプライベートの内容を書き込んで、ライフ・ワーク・バランスを見る

 

約3mmの方眼罫になっており、30分刻みで細かく予定や行動を記入できます。仕事中に集中力がないなと感じた時には30分ごとに行動を変えて手帳に書き込み、気分転換のきっかけにしています。

 

月単位で目標や習慣の進捗を確認

また、毎月の頭にはその月の目標ややりたいことを書き込むページがあるため、月単位の目標を立てることができます。「今年はあれをしよう」という大きい目標ではなかなか進まない事も、毎月に分解すれば意外に達成できるものです。

↑目標を書いたページは月末に見直して次の月の参考にできる

 

マンスリーページも機能的です。月間のスケジュールを一目で見ることができるだけでなく、左端にはチェックボックス、下部にも書き込みスペースがあります。

↑マンスリーページ全体

 

よく見るとマンスリーページも約3mmの方眼罫になっていて、細かく綺麗に予定を記入できます。私はこのページをスケジュール管理ではなく買い物記録一覧にして無駄遣いを防いでいます。

↑お金を使わなかった日は「ノーマネーデー」としてかわいいシールを貼っている

 

マンスリーページの下部にはハビットトラッカーとして使えるスペースがあるため、毎日行う小さな目標を決めて、その目標を達成できた日にシールを貼っています。(いずれ書かなくてもそれが習慣になっていることが目標!)

↑キムチが苦手な筆者だが、美肌を目指して毎日キムチを食べる目標を立てている

 

他にも目標ややりたいことを書くリスト、振り返りページなど毎日を充実させるコンテンツがたくさんあります。

↑「今年やりたい100のリスト」「今年の振り返り」のページもある

 

6か月ごとの2分冊で持ち歩きも楽

こんなにコンテンツが充実していると、重さを心配する方もいるでしょう。実はこの手帳、前半(1月~6月)と後半(7月~12月)の2冊に手帳がわかれているので、持ち運びも負担になりません。サイズは写真のminiタイプB6スリムとA5スリムタイプ(税別3800円)の2つから選べます。

↑6月が終わったら後半の手帳にビニールのカバーをかけ替えて使う

 

手帳で運命が変わるかも!?

気が付くと一年が過ぎているという忙しい人にこそ、この手帳を使って毎日、毎月の目標を立てて振り返り、2023年の終わりには「今年は充実していたな」と前向きな気持ちで手帳を眺めて欲しいと思います。

 

マザー・テレサが言ったとされる有名な言葉をご存知でしょうか?

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 

手帳は行動や習慣を見直す大切なツール。いつか運命を変えるかもしれません。

 

銀座伊東屋で選ぶ「2023年手帳」は自分を記録するジャーナリングやライフログに注目!

これまで“スケジュールを管理する道具”として使われてきた手帳。ところが最近は、コロナ禍をきっかけに外に出る予定が減り、家で自身を見つめ直す時間が増えてこともあって、スケジュール管理以外の使い方をする人が増えています。なかでも、自身の頭の中で考えていることや一日のとった行動を書き出す「ジャーナリング」や「ライフログ」といった使い方は、自分の生活を見直すきっかけになると徐々に広がっており、2023年のトレンド的な使い方といえるでしょう。

 

ノートではなく手帳でジャーナリングをしたりライフログを残したりするメリットや、おすすめの手帳について、銀座 伊東屋 本店で手帳売場マネージャーをつとめる芝﨑いづみさんに話を伺いました。

 

2023年版の手帳のトレンドは?

近年、手帳の使い方には変化が起きています。外出する予定がぐっと減ってしまったため予定だけでは手帳が埋まらず、自分の予定以外のことを書く人が増えているのです。

 

「最近は自分の予定だけではなく『タスクやToDoの管理』『上司や部下、家族のスケジュール管理』『ジャーナリングやライフログ』『日記』なども手帳に書く人が多くいます。そのため、好まれるレイアウトにも変化が起きていて、いまはガントチャート、ブロックウィークリー、1日1ページの手帳がトレンドです」(銀座 伊東屋 本店 手帳売場マネージャー・芝﨑いづみさん、以下同)

 

・ガントチャート

長期の予定管理がしやすく、ビジネスマンに人気。作業計画を工程ごとに分解してスケジュールを管理できるため、全体の流れや進捗状況などを視覚的に判断しやすい。

 

・ブロックウィークリー

見開き1ページを7日分のブロック+メモスペースに区切った手帳。ブロック型のため、箇条書きでタスクやToDoを書く、縦3つに区切って食事記録をつける、日記や備忘録といった文章を書くなど、さまざまな用途で使えるのが特徴。

↑「これまでブロックウィークリーはごく一部のブランドが出している印象でしたが、今年は主要メーカーもこぞって発売するなど徐々に一般化してきています」と芝﨑さん。

 

・1日1ページ

自由に書けるスペースが広く、ジャーナリングやライフログなどの書きものが好きな人に人気。文字だけではなく絵を描いたり、コラージュをしたりして楽しむこともできる。

 

いま注目の「ジャーナリング」「ライフログ」とは?

さまざまなトレンド的な使い方がある中、コロナ禍で特に注目を浴びているのがジャーナリングやライフログです。

 

そもそもジャーナリングとは、時間を決めて頭に思い浮かぶものをひたすら紙に書き出すことをいいます。書くことで自分の考えを客観的に見直し、冷静に物事を考えられるというメリットがあります。

 

一方のライフログは、したことや会った人、食べたものなどを記録することをいいます。書き残しておくことで、自分の行動を客観視できたり、「自分も結構頑張っているな」「昔よりも色々できるようになっているな」と自分自身を肯定できたりします

 

「コロナ禍に入り、日記帳の売れ行きが良くなりました。まん延し始めたころは自粛生活が余儀なくされていたので、皆さん自分の生活を見直す時間に使っていたのだと思います。いまはその延長でジャーナリングやライフログに注目が集まっているのかもしれないですね」

↑写真やマスキングテープなどでデコレーションすることで、より見返したくなるライフログへ(伊東屋HPより)

 

ノートではなく手帳を使うメリットとは

ジャーナリングやライフログは紙とペンさえあればできてしまいます。それなら「ノート」でもいいのでは? 芝崎さんに、あえて手帳を使うメリットについて教えていただきました。

 

メリット1.自分好みのレイアウトを選べる

「手帳の場合、罫線や方眼、無地などさまざまなフォーマットがあります。また、ブロックタイプやレフトタイプ(左ページに7日分の横長のメモ欄、右ページにフリースペースがあるウィークリー手帳)、1日1ページなどレイアウトも多種多様です。書く量や内容に合わせて選ぶことができるので、『そんなにたくさん書くことがない』と不安な方も始めやすいと思います。

文章を書くことが苦手であれば、バーチカルタイプ(見開きで7日分の予定が見渡せる手帳。縦に区切られており、1日のタイムスケジュールが記入できる)の手帳でライフログをつけるのもおすすめです。時間軸が書いてあるので、その日の出来事を時間単位で書くだけで大丈夫です」

 

メリット2.持ち運びやすい

「かばんに入れても邪魔にならない重さ・厚みでつくられていることが多いので、持ち運びやすいのが特徴です。徐々に外出自粛が緩和されてきているので、カフェなどに書くものを持っていき、自宅以外の場所でジャーナリングやライフログをする方も多いのではないでしょうか」

 

メリット3.あとから見返しやすい

「日付が入っていたり、インデックスがついていたりするため、あとから見返しやすいのも手帳の大きな特徴です。『先月は何をやっていたっけ』などと過去を振り返る際、見たいページをすぐに開くことができます」

↑銀座 伊東屋 本店の芝﨑さん。

 

次のページでは、銀座 伊東屋 本店で買える手帳のなかから、ジャーナリングやライフログにぴったりのフォーマットや機能をもった手帳を紹介していただきます。

ジャーナリングやライフログにおすすめの手帳 5選

「手帳でジャーナリングやライフログをやってみたい」という人のために、芝﨑さんのイチオシ手帳を教えていただきました。

 

MARK’S(マークス)
「EDiT 1日1ページ B6変型」
3740円(税込)

「1日1ページといえばEDiT」というほど定番かつ人気の手帳。マンスリー+1日ページの構成です。どのページもフラットに開くので、最初から最後まで書きやすくなっています。B6、A6、A5のほか、名刺サイズのB7(画像右)もあります。

 

ページのサイドに時間軸が入っているので、バーチカルタイプのようにスケジュール管理やライフログに使うこともできます。

 

ミドリ
「MDノート ダイアリー 文庫 1日1ページ」
2530円 (税込)

ミドリオリジナルのダイアリー用紙「MD用紙」が使われた手帳。厚みのある紙なので、万年筆などを使っても裏抜けの心配がありません。マンスリー+1日1ページの構成で1日1ページには日付が入っていないため、思い立った日からスタートできます。「毎日ジャーナリングやライフログをするのは大変」という人にもおすすめです。

 

↑無地部分の多いシンプルなレイアウトのため、より自由度が高いのが特徴。

 

Letts(レッツ)
「11X A5」
4620円(税込)

レッツは世界ではじめて手帳を製造・販売したとされるイギリスの老舗メーカー。高級感のある装丁やフォントが魅力的です。1日1ページのみの構成で、とにかく文字をたくさん書きたいという人におすすめの一冊。

 

↑クラシカルな雰囲気にファンが多く、何年も続けて購入する人が多いのだとか。

 

NOLTY(ノルティ)
「エクリPlus B6」
1925 円(税込)

ビジネス手帳の王道・ノルティの新作。マンスリー+ウィークリーの構成です。広いフリースペースが特徴的なウィークリーページは、ここ2.3年で各社が出し始めた最新のレイアウトなのだとか。

 

↑フリースペースは縦に割っても横に割ってもOK。左ページは週の前半、右ページは週の後半といった形でジャーナリングやライフログを数日分まとめて書くこともできます。

 

A.P.J
「finie B6 見開き4日ウィークリー」
2200円(税込)

マンスリー+見開き4日の構成。見開き4日のレイアウトはビジネス手帳に多く、これまではビジネスマンが業務日誌として使うことが多かったそう。よりカジュアルに使えるfinieはジャーナリングやライフログに最適。

 

↑「1日1ページでは多いけれど、ウィークリーでは少ない」という方におすすめです。

 

■番外編 ジャーナリング・ライフログにおすすめのノート

LEUCHTTURM1917(ロイヒトトゥルム1917)
A5 ノート ドット方眼
3190円(税込)

バレットジャーナル用として愛好者の多いロイヒトトゥルム1917は、ジャーナリングやライフログにもぴったりです。無地や罫線などフォーマットを選べるほか、カラーバリエーションも豊富なので、自分好みの一冊が見つかるはずです。中には同ブランドの手帳と合わせて購入していく人もいるのだとか。

 

↑ノートの冒頭に目次、各ページの下部にはページ数が入っています。各ページに書いたことを目次にも書き留めておくことで、あとから見返しやすくなります。

 

スマートフォンのアプリでも、ジャーナリングやライフログは可能です。とはいえ、芝﨑さんによれば“手で書く”ことが、よりストレス解消にもつながるそう。スケジュール管理はデジタル派という方も、ジャーナリングやライフログにはぜひ紙の手帳を使ってみてはいかがでしょうか。

 

※記事中で紹介した商品は、いずれも季節商品のため、販売終了となる可能性があります。

 

【プロフィール】

銀座 伊東屋 本店 手帳売場マネージャー / 芝﨑いづみ

入社以来手帳を担当。国産から輸入メーカー、オリジナルまでさまざまな手帳を扱い、お客様のご希望に合った手帳を提案している。

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

「NOLTY 能率手帳ゴールド」シリーズ60周年記念! 限定モデル第一弾「デイリーブック」「メモティ」発売

日本能率協会マネジメントセンターは、同社が販売する「NOLTY」フラッグシップモデル「NOLTY 能率手帳ゴールド」が、2023年版で誕生60周年を迎えることを記念した、限定製品を発売します。

 

第一弾として、日付なしタイプのデイリー手帳「NOLTY 能率手帳ゴールドデイリーブック(日付なし)」と、ポケットノート「NOLTY 能率手帳ゴールドメモティ」を、9月20日より順次発売(同社公式通販サイトでは9月20日より予約販売を開始、文具店では10月より順次発売)。60周年限定製品の第二弾は12月に発売を予定しており、詳細は11月に公開予定とのことです。

↑NOLTY 能率手帳ゴールドメモティ(ネイビー)

 

今回発売されたNOLTY 能率手帳ゴールドデイリーブックとNOLTY 能率手帳ゴールドメモティは、2019年にNOLTY(能率手帳)誕生70周年を記念して販売した限定製品の中で、再販のリクエストが多く寄せられたNOLTY 能率手帳シリーズの「デイリーブック」と「メモティ」の、能率手帳ゴールド版。

↑NOLTY 能率手帳ゴールドメモティ(ボルドー)

 

NOLTY 能率手帳ゴールドデイリーブックは、能率手帳のアイデンティティである時間目盛り付きのスケジュール欄の下に、方眼(3.5mm)の記入スペースを確保したデイリータイプ。日々の日記を長めに書き込んだり、チケットやシールを貼ったりしてコラージュを楽しむことができます。日付が印刷されていないので、気が向いた日からいつでも始められます。表紙は能率手帳ゴールドと同じ革(ヤンピー)を使用し、小口(手帳の断面)には本金が施されています。カラーバリエーションはブラックのみで、税込価格は8800円。

↑NOLTY 能率手帳ゴールドデイリーブック(日付なし)(ブラック)

 

NOLTY 能率手帳ゴールドメモティは、表紙は能率手帳ゴールドと同じ革(ヤンピー)を使用し、小口(手帳の断面)には本金加工を施したポケットノート。中面はすべて3.5mmの方眼ノートページで、ゴールド用紙の書き味がメモ帳で味わえます。読書ノートや料理のレシピ、アイデア帳など、テーマごとに分けるといった使い方もできます。カラーバリエーションはブラック、ネイビー、ボルドーの3種類を用意。税込価格は6930円です。

↑NOLTY 能率手帳ゴールドメモティ(ブラック)

「ほぼ日手帳」2023年度版は「ONE PIECE magazine」とコラボ! 手帳本体だけでなく手帳カバーやオリジナル文房具も発売……10月1日

ほぼ日は、同社が企画・販売を行う「ほぼ日手帳」2023年度版で、マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の世界を楽しめるムック本「ONE PIECE magazine」とコラボレーションを行い、手帳本体のほか、4種類の手帳カバーと2種類の週間手帳(weeks)、手帳と一緒に使えるオリジナルの文房具などを、10月1日11時に発売します。

 

「ほぼ日手帳2023本体 ONE PIECE オリジナル」は、A6サイズ・1日1ページの手帳本体「ほぼ日手帳オリジナル」の、コラボ特別版。カバーだけでなく手帳の中までコラボを行うのは「ほぼ日手帳」初となります。原作から抜き出した言葉やイラスト、そしてキャラクターの誕生日も365日分掲載し、巻末のおまけページまでもONE PIECE仕様です。表紙は、主人公の「モンキー・D・ルフィ」のイメージカラーである赤に、ONE PIECEのロゴを加えました。税込価格は2970円。

 

手帳カバー「ONE PIECE magazine/麦わらのルフィ RED」(オリジナル・A6)は、ONE PIECE作者の尾田栄一郎さんが、同ムックのために描き下ろしたルフィを真っ赤な背景にレイアウトした、オリジナルサイズの手帳カバー。発色の良いシルク印刷でプリントしており、裏側にはルフィの大切な麦わら帽子が描かれています。裏側のポケットの中にも、作中に出てくる力強い名ゼリフが印刷されています。カバーの内側には、尾田さんによるネームのプリントも。税込価格は4070円です。

 

手帳カバー「ONE PIECE magazine/麦わらのルフィ BLUE」(カズン・A5)は、鮮やかなブルーの地をバックに颯爽と立つルフィを、発色のいいシルク印刷でプリントした、カズンサイズの手帳カバー。麦わらのルフィ RED同様、尾田さんが同ムックのために描き下ろしたもので、ルフィが左手に持った海賊旗が裏面に回り込むかたちでデザインされています。こちらも裏側のポケットにはこっそり、作中に出てくる名ゼリフが印刷されているほか、カバーの内側には尾田先生によるネームもプリントされています。税込価格は5170円。

 

手帳カバー「ONE PIECE magazine/Going Merry LOGBOOK」(オリジナル・A6/カズン・A5)は、ゴーイング・メリー号をモチーフに作ったカバーです。手触りのなめらかなブラックの本革を使い、手帳本体を包むデザインの3つ折りカバーで、メリー号の顔をかたどった金色のボタンがついています。内側の布部分には海図をプリント。メリー号の帆をイメージして作った、コットンの巾着に入っています。税込価格は、オリジナルサイズが1万4300円、カズンサイズが1万9800円です。

 

weeks(週間手帳)からは、2つのデザインを用意。「ONE PIECE magazine/GRAND LINE」は、麦わらの一味がたどった航路をモチーフにしたデザインで、鮮やかな水色の地を空と海に見立て、航路で出会うキャラクターたちを散りばめています。「ONE PIECE magazine/新世界へ!」は、サウザンド・サニー号に乗った麦わらの一味が新世界へいざ出航するという躍動感にあふれた名シーンをデザインし、ルフィのセリフ「『新世界』へ~~!!!!」の文字が裏面に大きく入っています。税込価格はどちらも2970円。

 

そのほか、コラボ限定オリジナル文房具として、3サイズ展開で手帳とあわせて使える下敷き「ほぼ日の下敷き Memories」、ビッグサイズの持ち手つきスタンプ「どんどん押せる どん!!スタンプ」、作品内でおなじみの効果音が107枚のシールになった「どんどん貼れる どん!!シールブック」、アクリル製のクリアスタンプ「あれこれ使えるクリアスタンプ」、麦わらの一味10人の目元を一筆箋の片面にレイアウトした「麦わらの一味になれる 横書き一筆箋」、原作から抜き出したひとコマがメモ帳になった「気持ちが伝わる スクエア一筆箋」、トニートニー・チョッパーの顔がフィルムふせんになった「貼ってはがせる チョッパー百面相ふせん」を発売。税込価格や詳細は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

100種類以上のラインナップ! 英語版の拡充や「本」タイプも新たに登場……「ほぼ日手帳 2023」

ほぼ日は、「ほぼ日手帳 2023」を発売しました。

 

「ほぼ日手帳」は、2023年版で22年目を迎えるロングセラーで、2022年版は世界の156の国や地域で、72万部を売り上げています。2023年版は「生まれる。」をテーマに、初の手帳本体コラボを実現した「ONE PIECE magazine」のほか、多様なブランドやアーティスト、作家とコラボレーションした100種類以上のラインナップが登場しました。

 

2023年版の主なラインナップは、ディズニーキャラクター「おしゃれキャット」「101匹わんちゃん」、小説家・原田マハさんとつくった週間手帳「Maha Art Techo」、伊丹十三さんのイラストが表紙になった週間手帳「mon oncle」、手書きのカレンダーが表紙の週間手帳「365にち(こよみ)」、絵本「ぐるんぱのようちえん」の手帳カバーやグッズ、過去最多のラインナップとなった「MOTHER」シリーズ、「PYT」の手帳カバーやPCケース・バッグ、「土屋鞄製造所」の革の手帳カバー、14種類の「ミナ ペルホネン」手帳カバー、「PORTER」と作ったバッグ型の手帳カバー、そのほか、アーティストの作品をデザインした手帳カバーなど。「ほぼ日手帳 day-free」2023年版のイラストは、100%ORANGEさんのパラパラマンガが採用されています。税込価格や詳細は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

 

海外での人気の高まりを受けて、英語版のラインナップも増加。これまで英語版本体はA6サイズの「Planner」のみでしたが、A5サイズの「カズン」と、週間手帳の「weeks」の英語版も新たに登場します。「日々の言葉」(「ほぼ日刊イトイ新聞」の記事から厳選した言葉を抜き出してページ下部に掲載)や、おまけページも、すべて英語で表記しています。「weeks」には、久保田寛子さんがデザインした英語版限定の表紙「オーロラ当番」も用意。

 

2018年の誕生から6年目をむかえた、5年分の記録を1冊にまとめることができる「ほぼ日5年手帳」(用紙A6と用紙A5の2種類)2023年版は、366日分の「日々の言葉」やパッケージの色をリニューアルしています。

 

12月には、毎日持って歩く「本」のようなほぼ日手帳「ほぼ日手帳 HON」も新発売。オリジナルと同じ文庫本(A6)サイズで、1日1ページの中身も、180度開く構造もそのままながら、表紙とカバーが一体化しており、カバーをかけずに使えるほぼ日手帳です。表紙デザインは全4種類。ひとつは、ダークネイビーにゴールドの箔が斜めに入ったデザインで日付を書き表すときに使う記号、スラッシュ(/)をモチーフにしています。詳細は10月に発表予定とのことです。

2023年の手帳のキーワードは「自由&デコ」! 手帳は日々の人生を記録するログツールに進化

毎年この時期になるとソワソワしてくるのが「手帳選び」。どんな手帳で2023年を迎えようか悩んでいる方もいるはず。また、スマホでの予定管理が当たり前になってきたため、手帳はご無沙汰……なんて人もいるのではないでしょうか?

 

2022年8月27日(土)に開催された「ロフト 2023ダイアリー展示会」に潜入してみると、手帳の新たな使い方をたくさん発見できました! 今回は2023年おすすめの手帳とその周辺アイテムを一緒にご紹介していきたいと思います。

 

2023年のキーワードは「自由」&「デコ」

「ロフト 2023ダイアリー展示会」では、23企業が集まり2023年の手帳が展示されていました。各社定番商品から新商品まで様々。この展示会を企画した株式会社ロフトの広報室滝田有貴さんにお話を伺うと、2023年は「自由度の高い手帳に注目!」とのこと。

 

手帳といえば、ウィークリーやマンスリーなど定番のテンプレートが主流でしたが、近年は自分で自由にテンプレートを作れるような手帳も増えているのだとか。フリーエリアが多く自分なりの手帳を作り、SNSなどでシェアする人も増えているそうです。

 

長年愛用するファンに加えて、SNSなどでライフログを公開する人にも使われているのが
比較的フリーエリアも多い「ほぼ日手帳」。2023年は大人気ワンピースとのコラボを初展開しています! 手帳本体のコラボでは、 これまでのほぼ日手帳にあった日々の言葉もすべてワンピースの名言になっているので、毎日楽しみながら使い続けられそう。

↑ほぼ日手帳の「ONE PIECE magazine」コラボシリーズ。手帳本体(ONE PIECE オリジナル)2970円
(10月1日より通常販売開始)

 

またこれまでの手帳は未来の予定を管理するものが一般的でしたが、ここ数年「ログ」をつけるアイテムとしても手帳が活用されているのだとか。例えば、文房具の会から発売されている「インクのあいぼう(ビバリー)」は、ペンやガラス瓶を持った動物たちなどがかわいく描かれたスタンプ(全13種類)。インク沼の方がインクログ・インク見本をつくるのにぴったりなアイテムです。過去にマスキングテープを収集する「マステ沼」の人たちに向けた「ますてのあいぼう」が発売されていたのが好評だったことから、今回の発売に至ったそうです。

↑「いんくのあいぼう」(画面左下)。「手帳のあいぼう」や「ますてのあいぼう」と合わせて使うのがおすすめ

 

それでは、GetNavi編集部が厳選したおすすめの2023年手帳をご紹介していきましょう! 今回は「自由」にテーマを絞り、4つの手帳をご紹介させていただきます。

 

組み合わせは自分次第!『STYLE NOTEBOOK(LACONIC)』

最初にご紹介するのは、LACONICの「STYLE NOTEBOOK」。こちらは、日付すら書かれていません! 思い立ったその日から気軽に始めることができる、超自由なスケジュール帳です。仕事とプライベートのスケジュールをわけたり、趣味ごとにログを残したり、使い方は自分次第。気軽にスケジュール管理をしたい、ログをまとめたい人にもおすすめです。
ノートの種類は全部で10種類。

↑STYLE NOTEBOOKシリーズ(396円)

6週分のスケジュールが書き込める月間ダイアリーの「MONTHLY」、6ヶ月分の週間予定が書き込める「WEEKLY」、1日1ページ60日分のスケジュールが書ける「DAILY」、見開き4日間で合計100日分のスケジュールが書き込める「100DAYS」、プロジェクト管理やシフト表などにも使いやすい「GANTT CHART」、30回分の会議議事録を残せる「MEETING」、ToDoリストとして使える「TO DO」、家計簿にもおすすめの「SPREADSHEET」、4つのテンプレードでアイデアをまとめられる「THINK」、さまざまなログやメモを残せる「MY LIFE」から好きなものを選び使うことができます。別売りのカバーをセットすれば2冊一緒に持ちあることも可能ですよ。

 

手軽に漫画日記が作れる『コミックダイアリーシリーズ(アートプリントジャパン)』

アートプリントジャパンの「コミックダイアリー」は、これまでスヌーピーやムーミンといったキャラクターデザインのものが販売されてきました。2023年は、キャラクターがいないフリー版が登場! イラストを描いたり、文章を書いたり、全てのページに吹き出しと背景が描かれているため、記録するだけで「自分だけの漫画風ダイアリー」を作ることができます。

↑コミックデザインダイアリーフリー(1760円)

ウィークリーになっているので、1週間の振り返りも楽しくでき、そのままSNSにアップしても映えるようなデザインです。シールや写真を貼り付けて、吹き出し内に気持ちを書き込むだけでもサマになるので、飽きっぽい人でもこれなら続けられそう……(笑)。また、LINEスタンプなどでも人気の「ちいかわ コミックダイアリー」も発売中! 毎日をユーモアたっぷりに振り返りたい人にもおすすめの手帳です。

 

予定もログもどちらも満足度が高い『NOLTY/PAGEM minette(ロフト限定版)』

メモし放題で自由に使えるのが能率手帳ことNOLTYの「PAGEM minette」です。手帳としての使い勝手の良さはもちろんのこと、ウィークリーページのメモ欄がとにかく大きくて使いやすい! マステやシール、スタンプでデコれるので「日付にとらわれず自由にログを残したい」という人におすすめの手帳です。

↑ロフト限定 PAGEM by NOLTYシリーズ(1980円)

家族の予定を全て書き込みたいママさんや、いくつかの仕事やプロジェクトを掛け持ちしている社会人、学業にバイトと全ての予定を一冊にまとめたい学生さんなど幅広い方に活用いただけるシリーズです。一度使うとその使い心地の虜になる人も多いので、なかなか続かない、2023年こそ目標達成したい! そんな思いを抱えている人にもおすすめです。

 

新しいことを始めたくなる?『縁起のいい日手帳(暦生活)』

最後にご紹介するのは、ログよりも未来の予定を立てたい人におすすめの手帳です。SNSでもたびたび話題になる「一粒万倍日」や「天赦日」といった縁起のいい日をまとめてくれたのが「縁起のいい日手帳」。カラーは4種類ありますが、一番人気はゴールド! 持っているだけでも運気があるような気がしますね。

↑縁起のいい日手帳 マンスリー(1100円)/ウィークリー(1320円)

マンスリー部分には、目標ややりたいことを書けるスペースも。「宝くじいつ買おうかな」「引越しはいつがいいかな?」「婚姻届を出すなら……」など、未来の予定を縁起のいい日で決めることもできます。比較的フリースペースも充実しているので、シールなどでデコレーションして使うと気分もアガりそうです。

 

シールやスタンプで個性的に! おすすめのデコアイテム

今回の展示会で注目が集まっていたのは「デコアイテム」。特にたくさんの人が訪れていたのは、リアルなお花を使った株式会社シエルの「デコマルシェモチーフ」でした。

↑デコマルシェモチーフ(297円〜)

手帳や手紙にちょっと添えるだけで、ページがぐっと華やかに! 自然素材を使っていますが、ドライフラワーよりもすこししっとりとしているので、ポロポロと崩れることもほとんどありません。他の人とは違うデコレーションを楽しみたい、自分の手帳をSNSに投稿したい、という方にもおすすめですよ。

 

また今年のトレンド「くすみカラー」ですが、2023年以降も続きそうな予感です。

↑手帳スケジュールシール(286円〜)

文字が苦手でも、イラストが描けなくても、シールがあればかわいい手帳が作れますよ。デザイン文具の総合メーカーMIDORIが手がける手帳スケジュールシールは、みているだけでもかわいい……! シンプルなデザインから、今年話題の「くすみカラー」も展開されています。手書き風で、半透明になっているので、手帳に貼ると自分で描いたような印象に! シンプルな手帳を買って、お気に入りのシールで自分だけの手帳をつくるのも楽しいかもしれませんね。

 

「自由&デコ」がテーマの2023年の手帳をウォッチしてきました! ロフトの店頭では、すでに手帳コーナーも展開されています。あなたは来年、どんな手帳を使いたいですか? 目的や用途に合わせて楽しい手帳ライフを過ごしましょう!

 

【インフォメーション】

ロフトでは、2022年9月3日より全国のロフトとロフトネットストアにて「文房具の会 デコレーションパーティー2022」を開催中。昨年に続き2回目の開催となる今回は、日常の出来事などを何でも自由に記録する「ライフログ」や、インクやシールの収集を趣味にするいわゆる「文具沼」の方におすすめのアイテムを中心に展開。インクのカラー見本を作るときに使いたいスタンプや、ノートや手帳などのちょっとした余白に貼りたいシール、レトロな雰囲気のアイテムなどが揃います。

【文房具の会 デコレーションパーティー2022】概要

■期間:2022年9月3日(土)~11月4日(金)

■開催店舗:渋谷ロフト、銀座ロフトなど全国のロフト134店舗およびロフトネットストア

 

また、9月3日より「ロフト コスメフェスティバル 2022AW-1st-」も開催。18回目を迎えるロフトの恒例企画「コスメフェスティバル」。1stでは、「Focus on the Happy」をテーマに、フルメイクをより楽しめるカラーコスメやアクセントとなるラメ系アイテム、いつものお手入れにプラスできるスペシャルケアアイテムほか、より良い生活習慣を手助けするアイテムなど、4つのキーワードをもとにセレクト。ロフト先行販売品や販路限定商品、おすすめアイテムをあわせて146ブランド、全581種類を取りそろえます。

【ロフト コスメフェスティバル 2022AW-1st-】概要

■開催期間:2022年9月3日(土)~2022年10月14日(金)

■開催店舗:全国のロフトおよびロフトネットストア(※店舗により取扱商品、規模は異なります)

2023年は「脱・ポジティブ」を目指したいあなたへ……阿佐ヶ谷姉妹プロデュース「阿佐ヶ谷姉妹のおおむね良好手帳 2023」

永岡書店は、阿佐ヶ谷姉妹プロデュースによるスケジュール手帳「阿佐ヶ谷姉妹のおおむね良好手帳 2023」を、9月7日に発売します。税込価格は1980円。

 

同製品は、“脱・ポジティブ”でありのままの自分を楽しむヒントや、おばさんゆえの気配りなど、阿佐ヶ谷姉妹の二人らしいアイデアを詰め込んだ手帳。

 

カバーはピンクとライトブルーの2色から選んで使える仕様で、手帳術やコラム、あったら便利な様々な暮らしのメモページを収録。二人によるアイデアと気配りが随所にちりばめられています。

 

デザインは白畠かおり氏、イラストは楠木雪野氏がそれぞれ担当し、二人が好きな豆苗、黒豆煎餅、猫などのモチーフも、紙面や特典シールに詰め込まれています。

分冊仕様だから軽くて持ち運びやすい! 手帳を作り続けて68年の老舗、日頃の記録をきちんと残す「HIGOLOG」を発売

伊藤手帳は「ユメキロック」新製品として、手帳「HIGOLOG」(ヒゴログ)を、10月5日から同社のECサイト(ユメキロック直営店・楽天市場店・Amazon店・Yahoo店)にて販売を開始します。税込価格は3740円。

 

同製品は、半年分冊(上半期:2023年1月~6月/下半期:2023年7月~12月)タイプのデイリー手帳(B6)2冊と、小型ミニマンスリー手帳(A6)1冊のセット。

 

デイリー手帳は分冊仕様で、持ち運び時の重さの問題を考慮しています。リフィルの重さは198gで、インスタントカレー1箱分相当の重さだそうです。

 

デイリー手帳部分は1日1ページにその日の記録(ログ)を記入でき、1ページは3分割仕様です。左半分は縦方向に1時間ごとの時間軸(5~23時)を設定し、時間と時間の間の「・」へ記録を見出しのように記入できます。右半分の無地メモは記録(ログ)の詳細を記入でき、ページ下部の方眼メモは、その日の振り返りや気づきなど、「まとめ」を記入できます。

 

ミニマンスリーを見ながら日々の記録を記入できるので、ページ送りの手間を省けます。

 

手帳カバーはネイビーとアイボリーの2色を展開し、手帳用紙は、適切に管理された森林の木材を使用した森林認証紙を使用し、サステナビリティへの貢献を考慮しています。

海外版ならではのスタイリッシュなカラー展開も! サステナブルな手帳「マークス・ダイアリー2023海外版」

マークスは、マークス・ダイアリー2023海外版を、海外の取扱店では5月から、日本国内ではマークス公式オンラインストア「オンライン・マークス」にて、6月16日より販売を開始しています。

 

マークス・ダイアリー海外版は、2008年版からヨーロッパを中心に販売を開始し、2023年版で16シーズン目。現在は、ヨーロッパを中心に世界20か国以上で販売しています。

 

今回発売される同製品は、スライドジッパー付きポケット仕様のダイアリー2サイズ(ウィークリー・バーチカル/A5・A6/9月始まり)52種と、「ノートブックカレンダー」(Sサイズ・Mサイズ/1月始まり)2サイズ12種を展開し、全64種をラインナップ。税込価格は、ウィークリー・バーチカルのA5サイズが2420~2530円、A6サイズが1540~1650円(ノートブックカレンダー海外版は国内販売なし)。

 

スライドジッパー付きポケット仕様のダイアリーは、表紙カバーにリサイクルPVCを60%使用し、FSC認証紙(責任ある森林管理のマーク FSC N003458)の、マークスオリジナル手帳本文用紙「NEO AGENDA(ネオ・アジェンダ)」を採用。NEO AGENDAは、ゲルインクや油性ボールペンなどの筆記具との相性も良く、なめらかな書き心地が特徴。

 

27の国と地域の祝日がアイコン表記されており、表紙は、スライドジッパー付きポケット仕様で全カバーをラインナップ。「storage.it」や、海外版オリジナルデザインとして、ポップなポルカドット柄のタイポグラフィー、スタイリッシュなジオメトリックパターン、ジャングルモチーフやフラワー柄のナチュラルなパターンなど、様々なデザインが揃っています。

 

ノートブックカレンダーは、表紙カバーにリサイクルPPを使用しており、海外版オリジナルカラーを含む6色を展開。日本版と同じ中面フォーマットを使用し、10の国と地域の祝日がアイコン表記されています。

“1日2ページ”で日々の記録を存分に楽しめる! 手帳「hibino」2023年版、7月27日発売

デザインフィルは、同社が展開するプロダクトブランド「ミドリ」から、2023年版「hibino」を、7月27日に発売します。税込価格は4950円。

 

同製品は、見開き2ページで1日分の内容がたっぷりと書き込める新フォーマット“1日2ページ”の手帳です。

 

左ページには24時間の時間軸や書き分けに便利な仕切り線、右ページには書き込むスペースを均等に分割しやすいドットの目印がそれぞれ付いているほか、月の満ち欠けやその日の天気を記録できるアイコンも付いています。スケジュールとノート、ToDoリストと日記など、左右のページで書き込む内容を分け、自分らしい使い方で1年間を綴ることができます。

 

本文には、筆記特性に優れた薄手で軽量な手帳用紙(トモエリバー)を使用。サイズはA6サイズで、コンパクトに使えます。製本には、開きやすい糸かがり綴じを採用し、ページの端まで書き込むことができます。

 

記入スペースは、文字を書く際のガイドになる2.5mmの方眼罫。イラストや図の書き込みがしやすく、思いのままにページをレイアウトできる自由度の高さも特徴。1か月の予定や記録を俯瞰して振り返ることができるマンスリーページと、毎月の目標や予定を書き出せるフューチャーログも収録しています。

 

カラーバリエーションは、爽やかなブルーグリーンと落ち着きのあるキャメルの2色を用意。表紙に押した金箔のロゴがアクセントになっています。

現役大学生YouTuber監修! 真っ白なデザインできれいに管理しやすい「ホワイトクリアプランナー」

YouTubeチャンネル登録者数30万人以上の「Pikeチャンネル」を運営する、現役大学生pike氏のブランド「WhiteStudio」から、「ホワイトクリアプランナー」が発売となりました。価格は2980円(税込)。

 

同製品は、昨今のトレンドであるバインダー型を取り入れたデザインと手に持ちやすいサイズ感で、家や学校、外出時など、様々なシーンで利用できます。

 

クリアなデザインの表紙で管理がしやすく、ステッカーを貼ったり、自由なアレンジも楽しめます。中のリフィルには、1日の予定を作るためのスタディプランページと、1週間の予定管理にぴったりなウィークリーページを用意しています。

 

リフィルも同時発売中で、価格は950円(税込)です。

【文房具総選挙2022】PCの傍らで広げやすいノートなど技アリの「記録する」アイテム11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされた11商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「記録する」部門】

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に、11アイテムがノミネート。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。

 

No.17

ダイゴー
isshoni.ノートナンバー
1045円(B6サイズ)、1100円(A5サイズ)

検索性に優れるページ番号入りのノート。ページごとのタイトルを巻頭のインデックスに記入して使う。ページ番号が斜めに印字されているため、ノートはタテヨコどちらでも使用可能だ。

 

No.18

大栗紙工
A4→A1note
990円

裏写りしにくいA1サイズの肉厚紙を、A4に折り畳みハードカバーで挟んだノート。書き込むときは紙を広げて使う。無地と「目標達成シート」「思考・アイデアシート」の3種類がある。

 

No.19

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
軽量クリップボード<抗菌>
462円

重さが従来品の約半分(同社比)で、持ち運びしやすいクリップボード。中芯に中空ボードを使い、丈夫さと軽さを両立している。フック穴が付いており、吊り下げて掲示することも可能だ。

 

No.20

コクヨ
書類がすっきり分けられるクリップホルダー
880円

表紙の内側に、A4書類を挟めるインデックス付きポケットを3つ搭載。ポケットの端が浮いており、片手でも書類の出し入れがしやすい。持ち歩き時に表紙が開くのを防ぐゴムバンド付きだ。

 

No.21

マルマン
ジウリス ミニ
2750円

キーボードの手前にも置きやすい、片手サイズの横長バインダー。新開発のバインダー用金具を搭載し、本体が約1.5㎝コンパクトになった(同社比)。スリムながらも筆記用紙を約100枚収納できる。

 

No.22

NOLTY
NOLTYノート 横型スリム
横罫クロス/方眼マトリクス
各770円

筆記具を選ばずに、抜群の書き味を楽しめる「オリジナル手帳専用用紙」を採用。PCの手前に広げやすいサイズで、狭い机の上でも活躍する。ベーシックな6.0㎜の横罫と3.5㎜の方眼がある。

 

No.23

カウネット
パッとメモできるマウスパッド パメモ
657円

メモ帳としても使えるマウスパッド。ToDoの記入に便利な日付とチェックマーク、横罫が印刷されている。台紙に防滑加工が施されているため、片手でも書きやすく電話中のメモにも活躍。

 

No.24

セパル
ポケットクリップボード
715円

クリップボードに、書類が入るポケットをプラス。ポケットはA4サイズのクリアーホルダーが入る大きさで、中身の落下を防ぐフラップが付いている。フラップはマグネットの留め具付きだ。

 

No.25

学研ステイフル
Write White + ホワイトボードノート
1320円(A5タイプ)、1430円(B5タイプ)

ホワイトボードを綴じたノートの最新モデル。従来モデルは無地のみだったが、TO DOが1ページ、方眼が3ページ加わった(無地は2ページ)。書き込みがこすれて消えるのを防ぐ透明シート入り。

 

No.26

キングジム
ルーズリーフイン ホルダータイプ
550円

ルーズリーフの収納に特化したホルダー。ルーズリーフをポケットに挟むだけで分類・閲覧できる。綴じ具がないためスリムで持ち運びもラク。ポケットは4つあり、それぞれ最大10枚入れられる。

 

No.27

ホールマーク
Logppo 旅編
1540円

「したいことリスト」や「スケジュール」などを書き込むページを備えた、旅の記録を残せるノート。チケットやショップカードが入るポケット付きだ。およそ2泊3日の旅をまとめられる。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

100冊超から選抜!「手帳総選挙」で選んだ2022年のおすすめ手帳15選

デジタル化が進む一方で、“紙の手帳”の人気は衰え知らず。機能やデザイン、サイズ、紙質など、むしろ選択肢の幅は増えています。そろそろ翌年の手帳を準備する頃ですが、「どれを選べばいいのかわからない」と、“手帳迷子”になっている人も多いのでは?

 

今年で10回目を迎える「手帳100冊! 書き比べ総選挙!!」(以下、手帳総選挙)は、会場に並ぶ100冊以上の手帳を、持ち込んだ愛用のペンで書き比べして楽しんだり、自分に合った1冊を選び抜いたりしながら投票できるイベント。そこで編集部はこの「手帳総選挙」に参加し、定番から新作まで2022年に使いたいおすすめの手帳をピックアップしました。

 

今年で10回目を迎える「手帳総選挙」とは?

この手帳総選挙を主催するのは、手帳愛好家による日本手帖の会。2010年に発足し、会の活動として恒例となった手帳総選挙は、2021年で10回目を迎えました。東京、横浜、大宮、名古屋、神戸、仙台、博多と全国を巡回。ジャンル問わず魅力的な手帳が100冊以上展示され、実際にページをめくりながら使い心地を確かめられるのはもちろん、日頃使っているペンで書き込みも可能。お店ではなかなか書き込みができないので、実際に買ってみたら「インクが裏抜けしてしまう」「思ったよりも書き込みスペースが小さかった」など失敗することもありません。楽しみながらお気に入りの一冊を見つけられます。

 

↑定番の手帳から、初めて見るような個性的な機能をもつ手帳まで、100冊以上を展示

 

日本手帖の会で代表をつとめる折比嘉育郎(おりひかいくお)さんによると、ここ10年で手帳のトレンドが変化してきているそう。男性ユーザーを中心としたビジネス向けの手帳から、女性でも使いやすい手帳が増え、スケジュールを管理するツールから、日記や手書きを楽しむツールへと進化しているのだとか。2022年版はとくに、女性向けの手帳ラインナップも充実しているとのこと。

 

「最初は公民館を借りて始めました。自費で手帳を買ってきてみんなで書き比べしてみよう! というオフ会のようなイベントでしたが、回を重ねていくごとに東急ハンズさんやロフトさんなど一緒に取り組んでいただける店舗さんも増え、今年で10回目を迎えることができました。趣味で始めたものでしたが、全国規模に広がりたくさんの方と一緒に楽しめるイベントになったのはうれしい限りです。

 

徐々に女性の来場者数も増えています。スケジュール管理がデジタル化されていますが、近年は自分の暮らしを豊かにする振り返りや日記、これからの未来を考えるツールとして手帳を愛用される方が増えてきたように感じます。その変化も感じながら楽しんでいただきたいですね」(日本手帖の会 代表・折比嘉育郎さん)

 

↑エントリーナンバー1は世界初の手帳「レッツダイアリー」。会長である折比嘉さんのこだわりでもあるのだとか

 

ではここからは、第10回手帳総選挙で編集部が見つけた、2022年に使いたいおすすめの手帳を紹介していきましょう。

 

機能性もデザインも万人に支持される定番

まず紹介するのは、無駄のないデザインと機能で、1年を通じて使い続けやすいことから定番として安定した人気を誇る手帳の2022年版。

※手帳に貼られた番号は、「手帳総選挙」でのエントリーナンバーです。

 

・ほぼ日「ほぼ日手帳 Planner(A6)」

ほぼ日
「ほぼ日手帳 Planner(A6)」
2750円(税込)

1月始まり。「ほぼ日手帳」の使い勝手はそのままに、すべてのページが英語表記になったインターナショナル版。表紙に箔押しされた「手帳」の文字のみクラシックな日本語表記でありながら、「ほぼ日手帳」の定番でもある各ページ下に記載された“その日の言葉”も英語で表記されており、英語を勉強中の人にもうれしいですね。別売りのカバーを、お馴染みの多彩なラインナップから選べます。

 

↑1日1ページの書き込みができる“「ほぼ日手帳」らしさ”をそのままキープ。方眼サイズは4mmと少し大きめに。、巻末には「動物が出てくることわざ」「日本の丼」と日本文化が紹介されたおまけページがあり、海外の友人などへのプレゼントとしても喜ばれそう

 

・MARK’S「EDiT(エディット)週間ノート(セミA5)ポケット」

MARK’S(マークス)
「EDiT(エディット)週間ノート(セミA5)ポケット」
2640円(税込)

12月始まり。TO DO管理のしやすさに定評ある「EDiT」の週間ノートタイプ。2022年版ではこのポケット付きカバーが新登場し、持ち運びがさらにしやすくなりました。メモページも102ページと充実しているので、スケジュール管理とノート機能を1冊で完結できそうです。プリントされた文字の存在感が抑え目で、プライベートや仕事など幅広い用途で使えます。

 

↑月曜始まりのウィークリーページは、ざっくりと3分割されたバーチカルタイプで、自由にアレンジできるのが魅力。タイムスケジュールを書き込んだりタスク管理したり、メモとして利用したりライフスタイルに合わせて自在に使えます

 

・東急ハンズ「hands+ダイアリー タイムスケールブロック ウィークリー(B6)」

東急ハンズ
「hands+ダイアリー タイムスケールブロック ウィークリー(B6)」
2530円(税込)

12月始まり。東急ハンズオリジナルのスケジュール帳「hands+ダイアリー」から、チャート式に記入し管理できる、3か月ごとのチャート付きB6マンスリーと、ウィークリーが複合したタイプ。スケジュール帳に必要な要素を凝縮しており、日付など印刷された文字が大きく見やすいのも特徴。スケジュール・タスク管理としての機能はもちろん、日記帳としても愛用できるカジュアルさも持ち合わせています。オリジナルのコシのある紙を使用。

 

↑ウィークリーページはブロックフォーマットになっているので、時間管理をするよりメモや日記を記入するのに適しています。付属のカバーにはジップ付きのクリアポケットが付いており、ペンや名刺、チケットなど小物の持ち運びにも便利と、機能面がとにかく充実

 

続いて、紙の質感や色にもこだわった2022年手帳をピックアップ。

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

紙の質感や色にもこだわった手帳

1年間使い続ける手帳なので、中の紙にもこだわっていきたいところ。毎日使いたいと思えるような質感や毎日使うペンとの相性のいい手帳を選びたいですよね。

 

・Luddite「ファンクションノートPRO」

Luddite(ラダイト)
「ファンクションノートPRO フリーフィールドV(バーチカル)(B6)」
「ファンクションノートPRO パラレルプランナー(B6)」
各 1980円(税込)

中の紙に、巴川製紙所が製造する手帳専用紙「トモエリバー」を使用。薄く嵩が抑えられる一方インク抜けが少なく、書き心地もなめらか。。この「ファンクションノートPRO」は、日付が空欄になっているため好きな日から使い始められます。他にも1日1ページごと書き込める「デイリープランナー」や、見開きで1週間の予定が書き込める「セパレート」、0〜24時まで予定が書き込める「バーチカル」などフォーマットが10タイプが展開。

 

↑月曜始まりのウィークリー。方眼罫のサイズも写真左の「フリーフィールドV」が5mm、「パラレルプランナー」が2.5mmと異なります

 

・パイロット「クルールフォンセB(B6)」

パイロット
「クルールフォンセB(B6)」
各1045円(税込)

1月始まり12か月分。筆記具メーカーのパイロットが考案した、手書きが映えるノート「couleurfonce(クルールフォンセ)」のダイアリータイプ。なんといっても紙色に特徴があり、ブラック・グリーン・ネイビーの3色がラインナップ。黒ペンでは見にくいため、パステルやメタリックカラーのペンを使って彩りを楽しめます。

 

↑使うカラーペンを1色に統一すればクールな印象、多色を使えば賑やかに、と印象も自在に彩れます。フォーマットはブロックタイプのマンスリー

 

・ニトムズ「STALOGY(スタロジー) エディターズシリーズ 365デイズノート(A6)」

ニトムズ
「STALOGY(スタロジー) エディターズシリーズ 365デイズノート(A6)」
1650円(税込)

ニトムズのデザインステーショナリーブランド「STALOGY」の、ダイアリーとして使えるノート。日付を自由に記入し始められるブランクタイプの1日1ページで、計368ページを綴じていながらコンパクトなのは、薄く軽い紙を使っているから。ノートのように丸めて手で持てる厚みです。鮮やかな色の表紙が目印で、ほかに赤や水色も。

 

↑ページには、時刻を表す数字、日付・曜日が上部につつましくレイアウトされるほかは、すべて方眼罫という、究極的に削ぎ落とされたデザインが特徴。思考を邪魔しない点も秀逸

 

お馴染みのノートと同じデザイン、同じ素材でスケジュール管理

多くの人にとって馴染みのある定番ノートと、同じデザイン、同じ紙、同じ罫線を採用した手帳も注目。

 

・ロディア「マンスリーダイアリー」/コクヨ「キャンパス ダイアリー」/マルマン「クロッキーダイアリー」

左=ロディア「マンスリーダイアリー(A5)」1月始まり
中=コクヨ「キャンパス ダイアリー ベーシックスタンダードタイプ(A5)」12月始まり
右=マルマン「クロッキーダイアリー(ポケットサイズ)」日付自由記入式
660円/495円/660円(すべて税込)

フランス生まれのブロックメモの代名詞「ロディア」、学童用ノートとして誰もが一度は使ったであろうコクヨの「キャンパスノート」、スケッチに多用されるマルマンの「クロッキーブック」に、それぞれダイアリータイプが発売されています。ロングセラーならではの品質で、スケジュール管理も快適に行えるはず。

 

↑撥水性と耐水性をもつ、ロディアらしいオレンジの表紙をめくると、ブロックタイプのマンスリーが登場。ブロックメモより厚手でコシのある紙を採用しています。キャンパスダイアリーは、キャンパスノートと同じオリジナルの「キャンパス用紙」で、白い紙は視認性も抜群。クロッキーダイアリーも、オリジナルの「クリームクロッキー」を採用しており、筆圧によって強弱もかすれも自在に表現できます

 

・デルフォニックス「Rollbahn(ロルバーン) ダイアリー横型(L)」

デルフォニックス
「Rollbahn(ロルバーン) ダイアリー横型(L)」
1650円(税込)

10月始まり。今年20周年を迎えたロルバーンのダイアリーは、2か月分見開きで使えるリングノートタイプ。横長で、ノートPCの手前に広げておくにも邪魔になりません。。ノートページが140ページ分もついており、スケジュール管理もメモもこれ1冊でまかなえそうです。

 

↑スケジュールはマンスリーページのみで、シンプルなスケジュール管理をしたい人におすすめ。ロルバーンでは定番のクリアポケットが12枚付き

 

・コクヨ「野帳手帳2022 ヨコ型 ハードカバー」

コクヨ
「野帳手帳2022 ヨコ型 ハードカバー」
1100円(税込)

1月始まり。コアファンも多い「測量野帳」のダイアリー。コクヨオリジナル帳簿用紙を中紙に採用、作業着やスーツ、コートのポケットにすっぽり入るサイズで、耐久性に優れたハードカバーで立ちながらでも記入しやすい点など、“野帳”らしさは健在です。

 

↑日曜始まりのブロックタイプのマンスリー。横型なので、1週間をページをまたがず確認できます。また六曜と月の満ち欠け(新月・満月・上弦・下弦)も記載されています

 

最後に、個性豊かなフォーマットをもつ2022年手帳を紹介します。


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

個性豊かなフォーマットをもつ手帳

最後に紹介するのは個性豊かな手帳たち。懐かしいデザインをそのまま受け継いだクラシカルな手帳から、365日分を横展開で確認できる手帳まで。

 

・博文館「懐中日記(B7)」

博文館
「懐中日記(B7)」
1210円(税込)

1月始まり。明治時代から使われており、日本最古の手帳とされる「懐中日記」。カバー表紙の絵柄は毎年の干支に合わせて作られ、これを楽しみに愛用しているファンも多いそう。文庫本ほどの大きさなので、本棚やカバンに常備しておき毎日忘れずに書き込めるはず。

 

↑1ページに2日分の記入欄が設けられており、予定のメモや日記を綴るほか、写真や切り抜きを貼ってもOKと、アレンジは自分次第。巻頭には「年始の所感」という“渋い”ページも

 

・新潮社「マイブック 2022年の記録(文庫サイズ)」

新潮社
「マイブック 2022年の記録(文庫サイズ)」
440円(税込)

1月始まり。新潮文庫をモチーフに、手帳へとアレンジしたもの。毎日1ページずつ書き込んでいくことで完成させる、自分だけの文庫本。文庫本と同じく右開き(縦書き)なので、たまには縦書きを楽しみたい、という人にもおすすめです。

 

↑目次、各ページに振られたノンブル(ページ番号)、あとがき、しおりなど、文庫本そのものの設計が新鮮。あとがきでは1年の振り返りを。奥付(同書のスタッフなどを記載する最終ページ)の著者欄が空欄になっており、自分の名前を記入できます

 

・Scikaku「ポケットプロジェクト」

Scikaku(サイカク)
「ポケットプロジェクト」
2485円(税込)

12月始まり。一見すると短冊のようですが、経本専門の製本職人の技術が集約された蛇腹形状になっており、広げると表裏で365日分超のスケジュールを網羅。ひたすら横方向へ展開するので、入り組んだプロジェクトの進行管理などにも重宝しそうです。付属のスリーブケースに収納して、角折れなどもなく持ち運べます。

 

↑蛇腹になった手帳を広げると、月間スケジュールのすぐ隣からガント&バーチカルのタイムスケジュールが出現。必要なところだけを開いて使いながら、伸ばせば過去も未来も一目で把握できる、プロジェクト管理にも使いやすい手帳です

 

・佐々木印刷「四角い手帳 3年ウィークリー(B5変形)」

佐々木印刷
「四角い手帳 3年ウィークリー(B5変形)」
2860円(税込)

1月始まり。ウィークリーを上下に3年分併記したフォーマットで、正方形のため、横一列に1週間をレイアウトしつつカレンダーも横に配置。記入スペースも十分なので、子育ての記録や3か年プロジェクトの進行管理などにも便利です。

 

↑見開きのウィークリーページに3年分の予定が書き込めるので、3年前の同じ日に何があったのかが一目瞭然。過去/未来を意識して毎日を送れるはず

 

選ぶのも楽しみのひとつ。試して投票して、1年の相棒を見つけよう

まだ紹介したい手帳はたくさんありますが、続きはぜひ手帳総選挙で確かめてみてください。東京では11月下旬に東急ハンズ銀座店で開催予定です。またクライマックスとして、12月には「手帳収穫祭2021」が開催予定。手帳総選挙の結果発表に加えて、ミニショップやミニギャラリーも多数出店するとのこと。毎年個性豊かな手帳がランクインしているとのことなので、今年の1位を予想しながら楽しめそうです。

 

【イベントデータ】

手帳100冊! 書き比べ総選挙!! @東京

日時=2021年11月27日(土)11:00~20:00/11月28日(日)11:00〜18:00
場所=東急ハンズ銀座店(東京都中央区銀座2-2-14 マロニエゲート銀座1)
参加費・予約=なし
イベント情報 https://tsj.connpass.com/event/200431/
問い合わせ https://twitter.com/NipponTecho/

 

手帳収穫祭2021

日時=2021年12月19日(日)10:00〜18:00
場所=すみだ産業会館ホールD(東京都墨田区江東橋3-9-10 墨田区・丸井共同開発ビル8階)
チケット購入=要
イベント情報 https://tsj.connpass.com/event/200440/
問い合わせ https://twitter.com/NipponTecho/

 

【プロフィール】

日本手帖の会代表 / 折比嘉育郎(おりひか・いくお)

本職はITエンジニアで知的生産システムの開発・運用に従事。日本手帖の会では、交流の場「手帳サロン」、書き比べ「手帳総選挙」等のイベント開催や、書籍監修、企業・学校向け講座、海外交流等の活動を行っている。

 

3年後の未来を描き、今を記録する……「3年連用日記」発売

マークスは、“未来を描く”ためのコンテンツが充実した「3年連用日記」を発売しました。価格は3520円。

 

同社の「連用日記」は2015年に誕生した、毎年書き続けることで、過ぎ去った日々を振り返るだけでなく、「未来のために、今を記録する」日記です。同年発売の「5年連用日記」に加え、今回は3年間の日々を綴る「3年連用日記」が新たに登場しました。

 

3年連用日記は、まずは「3年後までにしたい10のこと」「未来年表」などのコンテンツページに「3年後までに実現したいこと」を描き、記していきます。

 

メインの日記ページは、「3年後までにしたい10のこと」や「未来年表」の目標に沿った行動の記録や、日々の日記、よかったことだけを箇条書きしたり、育児日記、ペットや趣味、食事、体調管理の記録などテーマを決めて、自分らしいスタイルで続けられるシンプルなレイアウトです。1ページに3年分、毎年同じページに書き込むことで、1年前、2年前の様子が自然と目に入るので、振り返りを楽しんだり、自分の変化や成長に気づくことができます。

 

日々の日記だけでなく、「日本&世界の白地図」「記念のフォトページ」「心に響いたフレーズ集」などのページに、旅の足跡や記念写真、誰かの言葉や本で見つけたフレーズも一緒に記録できます。

 

表紙は、箔押しをさりげなく施したシンプルで上品なカバーで、くすみカラーのベージュ、甘すぎないコーラルピンク、深みのあるレッドと、飽きのこない色味を採用しています。

 

また、現在販売中の5年連用日記も、スタンダードなカラーのレッドとネイビーに加え、「キャメル」が新色に追加されています。

透明PVC×国産本革で、素材にもこだわった! “透明感のあるシステム手帳”Makuakeプロジェクト開催中

文匠は、デザイン性と使い心地を大切にした文房具ブランド「LETS STATIONERY GOODS(レッツステーショナリーグッズ)」を、新たに立ち上げました。

 

 

同ブランドの名前の由来は、「Let’s enjoy the stationery!=さぁ文房具を楽しもう!」の頭字語を取ったアクロニムで、ブランドロゴは、各所に文房具を散りばめたデザインとなっています。

 

ブランド初となる新製品は、透明PVC×国産本革を使った透明なシステム手帳。高級素材にこだわり、中身を入れ替えてカスタマイズも楽しめます。現在、Makuakeにてプロジェクトを開催中です。一般販売価格は1万5500円ですが、10月12日11時現在、Makuake特別価格では、20%オフの1万2400円~となっています。

 

「中身が見える、誰かに見てもらう、自分らしく飾れる」ことをコンセプトに、“透明感のあるシステム手帳”を開発。カラーはナチュラル(茶)とブラック(黒)の2色展開で、サイズはバイブルサイズです。

 

中身はロゴを表す表紙と下敷きが付属。「透明=中身が見える」という利点から、表紙を自分の好きなデザインに変えることで、オリジナルのシステム手帳に見せることができ、SNSなどで共有して楽しといった使い方もできます。また、ビジュアルだけではなく、ユーザーに永く手帳を楽しんでもらうため、“高品質素材だけを使う”ことにもこだわっています。

 

透明のPVCビニール素材は片面非転写1.5mm厚で、一般的にプロダクトとして使われるPVCビニールは1mm程度かそれ以下の厚さがほとんどですが、1.5mmを採用したことで素材のゆがみが起こりにくく、安定した形状を維持でき、厚みもあるので簡単に破れにくくなっています。片面非転写で、ビニールに色移りや転写を防止し、コピー用紙や写真を挟んでも問題なく使用できます。

 

レザーは染料オイルで仕上げた、ソフトで触り心地の良い国産革を採用。使い続けることで、革に染み込んでいるオイルが艶と光沢を生み出し、経年変化による革のビジュアルと質感が楽しめます。

 

バインダーにはドイツのKRAUSE(クラウゼ)社製のものを採用し、バイブルサイズに対応した、6穴×リング径20mm仕様です。

月間予定を見ながら4つの予定やリストを管理、レイメイ藤井「2022年版フォープランダイアリー」が発売

レイメイ藤井は、左ページで月間の日程を見ながら、右ページで4項目の予定やリストを管理できる「2022年版フォープランダイアリー」を8月下旬から発売すると発表しました。

 

ラインアップは、従来からあるA5サイズに加えて、B6サイズ、日々の記録をしっかり書き込めるウィークリータイプ(A5サイズ、B6サイズ)の4モデルで、それぞれ価格はA5サイズが1430円(税込)、B6サイズが1320円(税込)、ウィークリータイプのA5サイズが1980円(税込)、B6サイズが1870円(税込)です。

 

フォープランダイアリーは、左ページに予定を把握しやすい月間ブロックを、右ページに4項目のリストを表示するレイアウトが特徴の手帳。集計欄が付いているため、家計簿として使うこともできます。なお、前年までは「カラーインデックス4プランダイアリー」が商品名でしたが、今年変更したそうです。

 

↑家族4人の予定管理などが可能

 

また、ユーザーから「もう少し小さめのサイズが欲しい」「日々の事柄をたくさん書き込めるタイプがほしい」という声があり、新たにコンパクトなB6サイズと、見開き2週間のページを加えたウィークリータイプを追加したとのこと。

 

↑こちらはウィークリータイプ。メモのように日々の事柄を記入できます

 

レイメイ藤井では、家族の予定や仕事のプロジェクト管理に向いているとしているほか、教科ごとに分けて学習計画を立てたり、勉強時間をグラフのように記入して見える化したりするなど、学習の利用でも便利だとうたっています。

 

↑こちらは学習で活用している例

 

月間ブロックで予定が見えるマンスリータイプの収録内容は、2022年/2023年の2年カレンダー、イヤープラン、目標設定ページ、マンスリーページ、方眼罫ノート、地下鉄路線図など。

 

↑マンスリータイプ

 

一方のウィークリータイプは、2022年/2023年の2年カレンダー、イヤープラン、目標設定ページ、マンスリーページ、ウィークリーページ、方眼罫ノート、地下鉄路線図などを収録しています。

 

↑ウィークリータイプ

「ほぼ日手帳2022」が登場、『犬夜叉』コラボなど充実の商品を一挙紹介

ほぼ日は9月1日から、「ほぼ日手帳2022」を順次発売します。発売されるアイテムは、手帳本体や手帳カバー、ほぼ日手帳関連の文具など、合計100以上にのぼります。

 

ほぼ日手帳2022は、「handwrite/この日、わたしは。」をテーマに、高橋留美子さんの漫画『犬夜叉』、Nintendo Switch用ゲームソフト『あつまれどうぶつの森』、MALHIA KENT、Candy Stripperのカバーなどが登場。また、ほぼ日の本社が神田に移転したことから、「神田」をテーマにした、近江屋洋菓子店と一緒に製作した商品などをラインアップしています。

 

繊細なタッチながら迫力あるデザインの『犬夜叉』コラボアイテム

『犬夜叉』とコラボしたアイテムは1日1ページタイプの「継承者」A5手帳カバー+本体セット(税込9680円)、1日1ページタイプの「継承者」A6手帳カバー+本体セット(税込6380円)、週間タイプの「INUYASHA」weeks本体(税込2860円)をラインアップ。デザインは繊細なタッチのカラーイラストを使用した迫力のある仕上がりになっています。

 

↑上からA5手帳カバー+本体セット、A6手帳カバー+本体セット、「INUYASHA」weeks

 

また、付属のクリアカバーを装着すると、たなびく雲の中に、父の形見である「鉄砕牙」の継承をめぐって対立した主人公の犬夜叉と異母兄・殺生丸の姿が浮かび上がります。

 

「INUYASHA」weeksは、犬夜叉とヒロインの日暮かごめ、旅をともにする弥勒、珊瑚、七宝が表紙に集合したデザインを採用。

 

さらに、全体にホログラム加工を施しているほか、手帳とおそろいで使える下敷きや、原作の魅力的な一コマを使用した一筆箋、スタンプなど、オリジナル文具も用意しています。

 

島暮らしの楽しさを1枚の絵に凝縮した『あつまれ どうぶつの森』手帳カバー

『あつまれ どうぶつの森』のアイテムは1日1ページタイプの「今日は なにする?」A6手帳カバー+本体セット(税込5500円)、1日1ページタイプの「今日は なにする?」A5手帳カバー+本体セット(税込8800円)をラインアップ。仲間たちと過ごす島での暮らしの楽しさを1枚の絵に凝縮したデザインとしています。また、おまけとして2枚1組のスケジュールシールが付いてきます。

 

↑左がA6手帳カバー+本体セット、右がA5手帳カバー+本体セット

 

老舗「近江屋洋菓子店」の包装紙をデザインした手帳カバー

神田をテーマにした商品では、神田で愛され続けている老舗の「近江屋洋菓子店」のカバーを用意。モチーフにしたのは、お菓子とともに人気の包装紙で、かわいらしさの中に上品さを兼ね備えたというデザインに仕上がっています。

 

ラインアップは1日1ページタイプの「おやつにしませんか?」A5手帳カバー+本体セット(税込7700円)、1日1ページタイプの「おやつにしませんか?」A6手帳カバー+本体セット(税込5280円)、週間タイプの「おやつにしませんか?」weeks本体(税込2640円)をそろえています。また、手帳とあわせて使うと楽しい文具も用意しているとのこと。

 

↑左からA5手帳カバー+本体セット、A6手帳カバー+本体セット、「おやつにしませんか?」weeks

 

漫画家・松本大洋さん描きおろしの「ねこと神田」の手帳カバー

神田をテーマに、漫画家である松本大洋さん描きおろしの作品を全面にプリントした手帳カバーも販売。御茶ノ水にある「聖橋」の上から見た景色が描かれたうえに、しなやかで躍動感あふれる白いねこや赤い電車の車体がコントラストとして映える、印象的な作品になっています。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「ねこと神田」A5手帳カバー+本体セット(税込7700円)、1日1ページタイプの「ねこと神田」A6手帳カバー+本体セット(税込5280円)をそろえています。

 

↑左がA5手帳カバー+本体セット、右がA6手帳カバー+本体セット

 

ネクタイの生地にお祭りのお面をデザインした週間タイプの手帳カバー

もう一つ、神田をテーマにした商品として、週間タイプの「わっしょい!」weeks本体(税込2200円)が発売。サーモンピンクの表紙にお祭りのお面がたくさん並ぶデザインの商品です。おかめ、ひょっとこ、きつねのコミカルな顔つきを、ネクタイの織りで細部まで表現。実際にネクタイに使われている生地を採用しているため、織目の手触りが心地よいうえに、シルキーな光沢を実現しているそうです。

 

 

子どもの日常をヨシタケシンスケさんがイラストで表現したほぼ日手帳day-free

ほぼ日手帳の特徴はそのままに、使い勝手のいい月間カレンダーと方眼ノートを組み合わせた月間ノート手帳「ほぼ日手帳day-free」も登場。今年はイラストレーターのヨシタケシンスケさんがイラストを手がけた商品になっています。「きょうのぼうけん」をテーマに85の子どもの日常のイラストが挿し込まれており、めくるたびにうれしい気持ちになれるとしています。

 

ほぼ日手帳day-freeは、A6サイズが1650円(税込)、Aサイズが2530円(税込)です。

 

 

また、1日1ページタイプの「きょうのぼうけん」A5手帳カバー+本体セット(税込8800円)、1日1ページタイプの「きょうのぼうけん」A6手帳カバー+本体セット(税込6050円)もラインアップしています。

 

↑左がA5手帳カバー+本体セット、右がA6手帳カバー+本体セット

 

人気の「MOTHER」シリーズからはカセットのパッケージとおそろいのデザインなど

人気の「MOTHER」シリーズからは、ファミコンカセットのパッケージとおそろいの「BEGINNINGS」(税込6050円)が登場しました。さらに、『MOTHER3』のキャラクターがずらりと並んだ、ひまわり色の「CAST(MOTHER3)」(税込5280円)や、キャラクターを革の凹凸で表現したweeksカバーの「CAST(MOTHER2/Leather ver.)」(税込1万6500円)も発売されます。

 

さらに、weeksからは『MOTHER2』の2つの顔を持つ街「フォーサイド」のマップを両面にプリントした「フォーサイド/ムーンサイド」(税込2860円)が発売。表裏でガラッと変わる雰囲気を楽しめるといいます。

 

↑左からBEGINNINGS、フォーサイド/ムーンサイド、CAST(MOTHER2/Leather ver.)、CAST(MOTHER3)

 

アメリカの写真家・ソール・ライターの作品を持ち歩ける手帳カバー

アメリカの写真家であるソール・ライターの作品をデザインした手帳カバーも発売。雪の上を斜めに走る、点線のような足跡のほか、赤い傘など、日常の中にあるドラマチックな「美」の一瞬が見事に収められた作品をカバーにしています。

 

手帳カバーの内側はシックに黒く、しおりの先は赤く仕上げています。

 

ラインアップは1日1ページタイプの「Footprints, c.1950」A5手帳カバー+本体セット(税込7700円)、1日1ページタイプの「Footprints, c.1950」A6手帳カバー+本体セット(税込5280円)、週間タイプの「Footprints, c.1950」weeks本体(税込2640円)をそろえています。

 

↑左がA5手帳カバー+本体セット、上が「Footprints, c.1950」weeks、下がA6手帳カバー+本体セット

 

2022年のカレンダーが手書きで書かれている表紙の「365にち」

週間タイプの「365にち」weeks(税込2640円)は、表紙に2022年のカレンダーが手書きで書かれている商品。数字と曜日、カレンダーを囲む線は、作家の岸田奈美さんの弟である、岸田良太さんによるものです。岸田奈美さんの『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』のページ番号が岸田良太さんの手書き文字で書かれていたことがきっかけで、作ったそうです。

 

また、手帳には、岸田良太さんの手書き文字をあしらった12色のカラフルなシールが付きます。

 

 

イラストレーターの久保田寛子さん描きおろし、夕暮れを描いた手帳カバー

1日1ページタイプの「光を数える」A6手帳カバー+本体セット(税込5280円)は、太陽が沈む前の夕焼けに染まる空と、灯りをともす家々の景色を、高台の電話ボックスの上から眺めるきつねを表紙に描いた商品。イラストレーターの久保田寛子さん描きおろしの表紙となっています。

 

 

チェコ児童文学の古典『こいぬとこねこのおかしな話』が手帳カバーに

「こいぬとこねこ」シリーズは、画家・作家として活躍したヨゼフ・チャペックによるチェコ児童文学の古典『こいぬとこねこのおかしな話』が手帳カバーになった商品。表紙の印刷はシルクスクリーンで、背表紙としおりの先は朱色を採用しています。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「こいぬとこねこ」A6手帳カバー+本体セット(税込6050円)、週間タイプの「こいぬとこねこ」weeks本体(税込2640円)をそろえています。なお、このシリーズの売り上げの一部はNPO法人ランコントレ・ミグノンに寄付され、動物保護活動に使われるそうです。

 

↑左がA6手帳カバー+本体セット、右が「こいぬとこねこ」weeks

 

テキスタイルの魅力がつまった「YUKI FUJISAWA」デザインの手帳カバー

箔や染めなどを通じてファッションの新しい価値を提案するブランド「YUKI FUJISAWA」デザインの手帳カバーも登場。カバーには、オーロラ色の地に繊細なレースをあしらい、上から白金箔を重ねています。地のグラデーションや、レースの立体感、箔の輝きなど、テキスタイルの魅力がつまっているとのこと。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「with time」A6手帳カバー+本体セット(税込1万1800円)、週間タイプの「Dreamscape」weeks本体(税込2640円)です。

 

↑左がA6手帳カバー+本体セット、右が「Dreamscape」weeks

 

「Candy Stripper」と今年もコラボ、全面にうさぎの刺繍を施した手帳カバー

若い女性に愛され続けているファッションブランド「Candy Stripper」とは今年もコラボ。2年目となる今年の手帳カバーには、全面にうさぎの刺繍が施してあるほか、襟元には本物のコットンレースを縫い付けています。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「Sweet Bunny (yellow)」A5手帳カバー+本体セット(税込1万2650円)、1日1ページタイプの「Sweet Bunny (pink)」A6手帳カバー+本体セット(税込9350円)です。

 

↑左がA5手帳カバー+本体セット、右がA6手帳カバー+本体セット

 

世界的ファンシーツイードメーカーのファブリックをぜいたくに使った手帳カバー

こちらのジッパーズタイプの手帳カバーは、世界的なファンシーツイードメーカー・MALHIA KENTのファブリックをぜいたくに使った商品。パッと目をひく華やかなツイードや、きらきらと光る糸、グラデーションのある糸など、さまざまな素材と色合いの糸が縦横に組み合わさって、複雑な美しさを醸し出しているといいます。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「Rose Tweed」A6手帳カバー+本体セット(税込1万6500円)、weeksカバー「Tricolore Tweed」(税込1万4300円)、1日1ページタイプの「Ciel Tweed」A5手帳カバー+本体セット(税込2万350円)です。

 

↑左からRose Tweed、Tricolore Tweed、Ciel Tweed

 

イギリス生まれ「LIBERTYFABRICS」のプリント生地を使った手帳カバー

こちらは、イギリスで生まれた「LIBERTYFABRICS」のプリント生地を使ったカバー。ポピーとデイジーの花をモチーフにしたカラフルな色の「PoppyForest」(1日1ページ/A6手帳カバー+本体セット/税込7480円)、野生の小さな花が絡み合うように生地全体に描かれた「Erica」(1日1ページ/A5手帳カバー+本体セット/税込1万1550円)、アール・ヌーヴォー期を代表するポピーの群生をデザインした上品な印象の「Clementina」(weeksカバー/税込1万3200円)をそろえています。

 

また、今年は初めて週間タイプのweeksを展開。アザミやナデシコ、バラ、アフリカホウセンカが咲く牧草地のような素朴なデザインのボタニカルプリント「JoannaLouise」(税込2640円)を用意しています。

 

↑左からPoppyForest、Clementina、JoannaLouise、Erica

 

毎年人気の「ミナ ペルホネン」シリーズに5年手帳カバーが登場

毎年人気の「ミナ ペルホネン」シリーズには、ほぼ日5年手帳カバーが初登場。通常版は「path」、大きい手帳は「woodbird」をラインアップし、テキスタイルも異なる仕様になっています。

 

「wood bird」はカバーのみで1万500円(税込)、「path」はカバーのみで8500円(税込)です。

 

↑左がwood bird、右がpath

 

土屋鞄製造所による、しっとりやわらかなオイルヌメ革使用の手帳カバー

土屋鞄製造所による手帳カバーは、手に吸い付くような感触のしっとりやわらかな「オイルヌメ革」を使用した、革ひもをくるりと巻き付けて留める手帳カバー「ROLL」や、鍵付きのジッパータイプとなっている5年手帳カバー「KEY」などがラインアップ。また、今年新登場のweeksのカバーにはジッパー付きのポケットが設けられています。

 

1日1ページタイプの「はじまりの手帳(ROLL)」A6手帳カバー+本体セットは3万7400円(税込)、1日1ページタイプの「はじまりの手帳(ROLL)」A5手帳カバー+本体セットは4万9500円(税込)、5年手帳通常版でカバーのみの「はじまりの手帳(KEY)」は3万8720円(税込)、weeksのカバーのみ「はじまりの手帳(ROLL)」は3万7620円(税込)です。

 

↑左が「はじまりの手帳(ROLL)」A6手帳カバー+本体セット、上が「はじまりの手帳(ROLL)」A5手帳カバー+本体セット、下が「はじまりの手帳(ROLL)」weeks、右が「はじまりの手帳(KEY)」

 

内側のポケットが充実した「PORTER」デザインの手帳カバー

「PORTER」デザインの手帳カバーは、小さなカバンで散歩に出かけるような使い勝手のよさが魅力。ボンディング加工を施した生地は、ナイロン素材を採用しています。また、カバーの正面と背面には広めのポケットを設けているほか、カバーを開いてもポケットが充実しているため、その日に使うものを手帳にひとまとめにできるとのこと。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「Stroll(サックスブルー)」A6手帳カバー+本体セット(税込1万5400円)、1日1ページタイプの「Stroll(ブラック)」A5手帳カバー+本体セット(税込1万9250円)をそろえています。

 

↑左が「Stroll(サックスブルー)」A6手帳カバー+本体セット、右が「Stroll(ブラック)」A5手帳カバー+本体セット

好評の文房具シリーズ「camino」から2022年版スケジュール帳発売、PCに並べて使えるメモサイズのマンスリー A7メモなどを用意

日本ノートは、風合い豊かな表紙素材と書き心地の良さで好評とうたうステーショナリーシリーズ「camino」から、2022年版スケジュール帳「『camino』ダイアリー 2022」を、8月10日に発売しました。ラインアップはマンスリー A7メモ/マンスリー A5/マンスリー B6/マンスリー&ウィークリー B6で、全14商品をそろえます。

 

マンスリー A7メモは、携帯性を重視したメモサイズのスケジュール帳。PCのキーボードに並べて使いやすいよう、フラットな一面で書きやすい糸綴じ製本で仕上げています。また、見開きで1カ月分の日付が載っており、最小限のメモで予定やタスクを記録できるとしています。

 

↑マンスリー A7メモ

 

↑見開き

 

 

マンスリー A5とマンスリー B6は、薄いうえに軽く、持ち運びやすいノートタイプの商品。A5サイズは、ゆったりと書けるストレスフリーなレイアウトを採用しており、B6サイズはたっぷり書けるとしています。

 

↑マンスリー A5

 

↑マンスリー A5の見開き

 

マンスリー&ウィークリー B6は、土日のスペースが充実した、週間ベースのレイアウトを採用。予定はもちろん、ライフログにも使いやすいとしています。また、1日ごとに8~22時の目盛りが付いています。

 

↑マンスリー&ウィークリー B6(バンドタイプ)

 

↑マンスリー&ウィークリー B6の見開き

 

なお、全ラインアップ共通でカレンダーは2年分となっており、期間は2021年10月~2023年1月までです。

 

希望小売価格は、マンスリー A7メモが693円、マンスリー B6が748円、マンスリー A5が858円、マンスリー&ウィークリー B6が1705円(すべて税込み)です。

初心者でも書き込みやすいコクヨの人気シリーズ「ジブン手帳」に2022年版登場、たくさん書き込めるA5スリムサイズなどが追加

 

コクヨは、ライフログ手帳「ジブン手帳」シリーズの2022年版を発表。新ラインアップも加えて、9月上旬から順次発売します。

 

ジブン手帳シリーズは、毎年好評とうたうライフログ手帳。「一生つかえる」手帳をコンセプトに、自分や家族の長期記録を残す「LIFE」、24時間軸で日々の予定や記録を書き綴る「DIARY」、アイデアを書き記す「IDEA」の3分冊からなっています。

 

好評の理由は、情報の置き場所を緻密に設計したデザインになっているため、初心者でも書き込みやすいうえに、見返しやすい手帳になっているからとのこと。

 

2022年版では、縦軸に24時間軸、横軸に前後の日付と曜日を施すことで今が週のどのあたりか一目でわかる「T型タイムライン」を採用した「ジブン手帳 DAYs」シリーズに、よりたっぷり書けるA5スリムサイズをラインアップ。たくさん書きたい要望に応えたとしています。

 

↑A5スリムサイズのジブン手帳 DAYs

 

↑T型タイムラインを採用したスケジュールページ

 

また、ジブン手帳 DAYsの中紙には薄くて軽いのに裏写りしにくいうえ、消せるボールペンで擦っても紙が波打ちしにくいコクヨオリジナルの「THIN PAPER」を使用しています。このほか、1年の前半(1~6月)と後半(7~12月)の半年分ずつに冊子が分かれているので、重さを気にすることなく携帯できるとのこと。

 

なお、「ジブン手帳Biz」には、性別を問わずビジネスシーンで使いやすい、明るくナチュラルな印象のライトベージュが加わります。

 

↑ブラック、ネイビー、ライトベージュのカラバリをそろえたジブン手帳Biz。一番右は「ジブン手帳Biz 2022 リフィル」です

 

さらに、定番のLIFE・DIARY・IDEAが3冊セットになった「ファーストキット」や、単冊のDIARY、ミニマルな「ジブン手帳Lite mini」など、全33品番がラインアップ。メーカー希望小売価格は2420~4180円(税込)です。

 

また、手帳と一緒に使う小物をひとまとめにできる専用カバーや、よく使うページにアクセスしやすくなるインデックスシールなど、ジブン手帳が使いやすくなる周辺文具「ジブン手帳Goods」も用意。ジブン手帳を購入するのであれば、こちらもチェックしてみましょう。

【文房具総選挙2021】小物も入るクリップボードから折り畳める手帳まで「記録する」文房具は11点ノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【機能部門】「記録する」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【機能部門】記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。

 

No.54

キングジム
オールイン クリップボード
660円、1078円(カバー付き)

背面に20㎜厚のアイテムまで入るメッシュポケットを搭載した、収納力の高いクリップボード。カバー付きタイプには、中身を保護する表紙や名刺ポケット、クリアーポケットなどが付いている。

 

No.55

PageBase
SlideNote
2222円

紙を挟んでノートを作れるバインダー。独自開発したスライド式の綴じ具を採用しており、紙に穴を開ける必要がない。ページの入れ替えも簡単だ。ノートとともに資料などを挟むのもオススメ。

 

No.56

いろは出版
SUNNY SCHEDULE BOOK
FREE DAILY NOTE
3850円

マンスリーとデイリーを備えた手帳。デイリーページには24時間のタイムラインが入っている。日付は書き込み式のため、日によって使うページ数を変えられる。ページ番号入りで検索性が高い。

 

No.57

コクヨ
ジブン手帳 DAYs mini 2021

3520円

ライフログを書き記すことに特化した手帳のデイリータイプ。24時間軸をページの中央に縦に配置しているため、仕事と家族の予定、ToDoリストとライフログなど、左右で書く内容を変えられる。

 

No.58

コクヨ
白と黒で書くノート
990円

白でも黒でも書ける灰色の紙で作ったノート。“紙の色に対して暗い色の文字と、明るい色の文字は同時には読みにくい”という目の性質を利用し、大切な部分を際立たせることができる。

 

No.59

伊藤手帳「ユメキロック」
TETEFU
2950円〜

ハンカチのように折りたためる手帳。広げた状態はA4、折りたたむと最小A6サイズになる。一枚の手帳カバーに、二冊の横長の手帳を上下に収納可能。フォーマットは月間、週間など8種類ある。

 

No.60

バタフライボード
notesX
7920円

各ページに磁石を内蔵したノート。磁力で綴じているため簡単にページを取り外せ、外したページは磁石が付く場所に貼れる。摩擦で消せるペンのインクなら、ウェットティッシュで落とせる。

 

No.61

ミドリ
プラススタンド
605円(A6)、715円(A5)

裏返した表紙に、裏表紙に付いたゴムを引っ掛けると、卓上カレンダーのように自立するノート。中面には裏写りが起きにくいMD用紙を採用。フォーマットは、無罫とクロス罫の2種類だ。

 

No.62

PLOTTER
ミニ5穴リングレザーバインダー
8250円

同ブランドの薄くて軽いレザーバインダーに、持ち歩きに最適な「ミニ 5」サイズが登場。姫路の老舗タンナーが手掛けたブライドルレザーを使い、小型ながらも高級感のある仕上がりだ。

 

No.63

スリーエム ジャパン
ポスト・イット
油性ペンも使えるホワイトボードフィルム
9460円〜

油性ペンで書いても、水をかければ消せるフィルム状のホワイトボード。はさみやカッターで好きなサイズに切って、壁などに貼り付けて使う。裏面には接着面を傷めにくい特殊な粘着剤を使用。

 

No.64

ラボクリップ
ミーツプランナー/キーノート スリム
660円(B6スリム)、880円(A5スリム)

PCの脇でも開きやすいスリムなノート。全ページに見出し欄とインデックスがあり、検索性が高い。A5スリムのインデックスは切り取り線入りで、不要なタブを切り離すとより探しやすくなる。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

【菅未里の自腹買い文房具】システム手帳が2020年代を再び賑わせる理由と、まとめ買いした手帳とは?

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

今回、菅さんがクローズアップするのは、近年、文房具ファンたちを中心に徐々に見直されている「システム手帳」。1980年代後半、“バブル時代”と時を同じくするように出現すると、利便性にファッション性も相まって空前の大ヒットとなりました。巷のビジネスパーソンはこぞって紙ものの情報を詰め込み、小脇に持ち歩いていたものです。現在のスマホの役割を果たしていた、と言っても過言ではありません。

 

それが令和時代のいま、再びのブームの兆し。その理由は、時代がめぐって再び受け入れられるようになった、というより、システム手帳自体が時代やユーザーに合わせて大きく変化したことにあったようです。

 

変化するシステム手帳

システム手帳が今、大きく変化しています。

 

かつては男性ビジネスパーソン向けだったシステム手帳ですが、近年は“趣味性”が高まっています。とくに、「体調管理」や「読書」など、特定のテーマに関する記録をつける“ライフログ”としての使い方が増えているようです。

 

使い方の変化に伴い、デザインも変わっています。バインダーの色は黒や茶、素材は革が多かったのですが、最近はファブリック(布)やビニール製なども加わり、色もカラフルに。同じ「システム手帳」といっても、以前のものとは見た目からまったく異なります。

さらに、担い手も男性ビジネスパーソンだけではなく、女性が多くなっています。あらゆる点で、昔とは大きく変わっているのです。

 

新型コロナウイルスの影響で大判が増えた!?

さらに今年は、新型コロナウイルスの影響もありました。コロナ禍により在宅勤務が増えたことで、家でシステム手帳を使う人が増えました。

 

その結果、今までほど携帯性が重要視されなくなっているようなのです。したがって、システム手帳の弱みだった重さが、あまり気にされなくなっています。

 

文房具の小売店大手、伊東屋のシステム手帳の担当者によると、A5サイズなどやや大きなサイズも見直されているようです。パンデミックの影響は、こんなところにも表れているのですね。

 

システム手帳サロンに集まる人々

そんな状況下で、2020年11月に開催されたのが「銀座 伊東屋 システム手帳サロン」です。銀座 伊東屋に、システム手帳だけの催事場が設けられ、システム手帳や凝ったリフィルなどが一堂に会するこのイベントは、手帳ファンなら見逃せないシステム手帳の祭典です。

 

11月6日(金)~24日(火)の19日間にわたって行われたこのイベントですが、私は3日間も参加してしまいました。うち2日はプライベートで、残りの1日はYouTubeの撮影のためです。

 

「ものすごい盛況!」とうわさを聞いた私は、できるだけ人が少ない平日日中を選んで参加したわけですが、システム手帳への需要の高さが伺えました。

 

さらに面白いのは、客層は30〜40代女性が中心だったこと。まだまだおさまらないコロナ禍のもと、高価な手帳も多いこのイベントにわざわざやってくる彼女たちのパワーは、システム手帳界の変化を物語っているのではないでしょうか。

 

文具ソムリエールが買ったのは? 異なる革を組み合わせたRIOWAのシステム手帳

そんな私も、会場で限定品を買ってしまいました。お財布メーカーであるRIOWAがこのイベントのために作ったシステム手帳です。

↑菅さんが手に入れたのは、RIOWAのリミテッド。「stripes システム手帳 ミニ6」

 

↑“ミニ6サイズ”と括られるポケットサイズも人気。その名のとおり、リング穴は6つだ

 

異なる革を複数種類組み合わせているのがわかりますか? 珍しい意匠に魅せられた私は、ひとつ2万1000円(税別)にも関わらず、ミニ6サイズを2つ(!)も買ってしまいました。今買わなければ、もう手に入らないのではと思ったからです。

 

これもシステム手帳サロンの魔力でしょうか。

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

今年こそ手帳難民とおさらば!−−『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』

よ〜し! と気合を入れて年末に買った手帳。最初のうちは、目標やリストを作ってテンション上がっていたのに気がつくと白紙……。来年こそは! とまた年末に新しい手帳を買う、なんて人も多いのではないでしょうか?

 

そんな毎年、手帳難民になってしまっている人におすすめなのが『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』(Marie・著/ディスカヴァー・トゥエンティワン・刊)という一冊。

 

なんだか先行きが見えない2021年なので、予定を立てたり、目標を立てたりするのもなんだかなぁ〜と思っていましたが、箇条書きすることで、タスク管理しながら自分の楽しみを見つけられるような気持ちになり、こんな時代でも「何」をしたらいいかがちょっとずつ見えてくるような気がしてきました。今回は「バレットジャーナル」って何? というところからご紹介していきます。

「バレットジャーナル」とは?

近年、SNSやYouTubeでも話題になっている「バレットジャーナル」。私は2021年に初めてこの言葉を聞いたのですが(恥)、アメリカで発祥し、2014年ごろから日本でも徐々に広まってきたものなのだとか。

 

バレットジャーナルは、ニューヨーク在住のデジタルプロダクトデザイナーであるライダー・キャロルさんによって開発された、ノートによるスケジュール・タスク管理システムです。

ライダーさんには学習障害があり、集中力を欠きがちなために、学校生活に困難を感じることが多かったといいます。大事なことを即座にとらえ、ひと目ですぐに理解できる記録のしかたを試行錯誤し、続けた結果、できあがったのがこのバレットジャーナルというシンプルなシステムなのです。

(『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』より引用)

 

ちなみに「バレット」とは、箇条書きの先頭につける点「・」(Bullet Point)のこと。インスタグラムで「#バレットジャーナル」と検索すると9万件以上ヒットするので、どんなものか気になる方はチェックしてみると良いかも!

 

1冊のノートから始められる! お手軽さ

私もこの本を読むまで「結局続かないでしょ〜」「手作りするなんて面倒〜」なんて思っていましたが、とにかく作るのが簡単で続けやすいのがバレットジャーナルのすごさ。

 

ノートとペンがあれば好きなタイミングからスタートできちゃいますし、一度に全て作り上げるのではなく、改良しながら自分にあったノートに作り上げていくことも可能。続けていくなかでタスク管理ができるようになってきたり、やるべきことが明確になってきたり、よいおまけもいっぱいついてきます。実際にどうやって作っていくのか、そして使っていくのかをご紹介しましょう。

 

バレットジャーナルは必要最低限、

1 インデックス(目次)
2 フューチャーログ(半年分の予定を書く)
3 マンスリーログ(月間予定を管理)
4 デイリーログ(一日の予定・タスクを管理)
の4つの構成単位(モジュール)から成り立っています。

(『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』より引用)

 

詳しい書き方については、『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』をご覧いただきたいのですが、イメージとしてはこんな感じ(個人情報ダダ漏れになってしまうので(笑)、サンプルとして書いたものをご紹介していきます!)。

↑左上から時計回りで、 インデックス(目次)、フューチャーログ(半年分の予定を書く)、マンスリーログ(月間予定を管理)、デイリーログ(一日の予定・タスクを管理)

 

バレットジャーナルの中でもメインとなってくる「デイリーログ」は、書き込むスペースが制限されていないため、多い日もあれば少ない日もあるとかなり自由度が高く使えます。付箋やマスキングテープ、シールなどこだわって楽しめる部分があるのもうれしいですよね。

 

とはいえ、バレットジャーナルなので書く内容は「箇条書き」でまとめるのが一応のルール。全てが「・」だと見分ける際にわかりにくくなってしまうので、バレットジャーナルでは、後から見返してもパッと理解できるよう、記号で区別していくそうです。

 

箇条書きにしたタスクには、「キー」と呼ばれる記号を打ちます。

ルールは次のように明確なので、そのタスクのジャンル、重要度がひと目でわかるようになります。

はじめに、タスクリスト(やることリスト)の頭に「・」を打つ。
完了したら、「・」に「×」を重ねる。
未完了のため次の日以降に移したら、「・」に「>」を重ねる。
特定の期日に実行するよう、スケジューリングが完了したら「・」に「<」を重ねる。

<キー(記号)の例>
【タスク】
・=タスクの作成
×=タスクの完了
>=タスクの先送り
<=タスクのスケジューリング完了
【予定】
○=イベント
【メモ】
ー=メモ
*=注目
!=ひらめき

(『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』より引用)

 

これ以外にも自分で「キー」を作るのもOK。『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』には、実際に使っている人の例がたくさん掲載されているので、私ならこうしよう! とか家事育児でやるタスクが多い人、仕事がメインの人、趣味や習い事が多い人などなど自分にあった「キー」を作っていくのも楽しいですよね。

 

タスクが溜まってストレスに感じない?

タスク管理というと、タスクが溜まっていくことがストレスになり続かないという人もいるのではないでしょうか? 私もそのひとりです(笑)。

 

リストに書いても書いても実行できないタスクは、荷が重すぎるか、自分に必要がないか、のどちらかです。

9割がたは、「その日じゅうに終わる気がしないので、手をつけなくない」「面倒くさい」と感じて後回しにしてしまいます。

(『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』より引用)

 

グッ……、耳が痛い。そういう時は、タスクを思い切って削除するか、細分化するのがおすすめなのだとか。例えば、「部屋の掃除」とザックリなタスクにしてしまってなかなかできない! という場合も、「トイレの拭き掃除」「リビングの掃除機がけ」「PC机の整理」「クイックルワイパー5分やる」など細分化することで達成できるタスクが増えます。

 

ストレスなく続けられる工夫も『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』にはたくさん掲載されています。

 

手帳を買っても続かない、2021年なんだかやる気が出てこない、毎日のタスク管理がうまくできない、うっかり忘れが多いなんて人は、自分でつくる自分のためのバレットジャーナルを作ってみるのはいかがでしょうか? タスク管理がうまくいかない人にも参考になるコツがいっぱい掲載されているので、作る予定がなくても読むことでヒントを得られるはずですよ♪

 

【書籍紹介】

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル 

著者:Marie
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン

1冊のノートになんでも書き出すだけ! いつもごちゃごちゃの頭が、すっきり整理される。タスク、スケジュール、夢…「私のすべて」を管理できる。とにかく、書くことが楽しい! 日本初の「書き方」ガイド。

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【2021年版手帳14選】渋谷ロフトで選ぶ、まだ買える注目手帳&小物カタログ

今年も残すところ、あと1か月あまり。「そろそろ来年の手帳を買わなきゃ」と思っている人も多いはず。翌年の手帳は、9月始まりも含め、8月頃からいっせいに店頭に並び始めるため、すでにお気に入りを確保している人もいるでしょう。でも多くの人は、年の瀬が迫ってから検討を開始するもの。いまは、人気モデルが売り切れる直前の、ラストチャンスともいえる時期です。

 

2020年は、働き方や時間の使い方が変わり、リモートワークのスケジュールを細かく立てる必要が出てきたり、在宅ワークで区別が難しくなった仕事とプライベートを手帳でしっかり時間管理する必要に迫られたり。2021年版の手帳には、そういった新しい生活様式にも対応するものが、さまざまラインナップしています。そこで、まだ買える注目の手帳を、渋谷ロフトでピックアップしました。

 

2021年版の手帳の傾向は?
「細かく予定管理したい」と「家時間を充実させたい」の二極化

「勤務はリモートに、会議はオンラインがメインになったことで、15~30分単位で細かくスケジュール管理ができる手帳を選ぶ、という方も多いようです。移動がいらないオンライン会議はこまめに予定を切り替えられるので、今まで以上に細かく時間を区切って管理する必要が出てきたためでしょう。

 

また、手帳を持って移動する機会が少なくなった方も多いのか、ペンや書類まで挟めるような大型のタイプや、中身を自分仕様にカスタマイズでき厚みが増しがちなシステム手帳も、人気になってきています。

 

一方、家で過ごす時間やプライベートを充実させたいという方には、フリースペースが多く自由度の高い手帳が売れています。暗くなりがちな日常をハッピーにしたいと、モチベーションが上がるような仕掛けのある手帳も登場しました」(ロフト渋谷 広報 / 高橋祐衣さん、以下同)

 

仕事の予定を詳細に管理できる「1日1ページ」手帳

まず、仕事でのスケジュール管理を重視した手帳をチェックしていきましょう。2021年版は、“1日1ページ”で詳細に書き込めるタイプが人気。さらに予定を管理するだけでなく、この潤沢なスペースを活用して、1日が終わってから日記のように書き綴ったりして、“自分の本”を作っていくのも楽しいですよね。

 

1. ブランドとデザインコラボした新作も毎年人気


マークス「EDiT(エディット)」
2000円+税~
 ※カバーやサイズにより価格が異なる

1日1ページのタイプだけでなく、週間バーチカル(時間軸が縦になっているもの)タイプ、週間ノートタイプなど、好みの書き方に応じて選べるだけでなく、スマートフォンより小さなB7変型からA5正寸までのサイズをラインナップ。2021年版には「PAUL & JOE La Papeterie」の新デザインが加わりました。

 

↑「こちらは、1日に1ページを割り当てたデイリーページ。左端に時間軸はありますが、空いたスペースが大きいので、日記やメモ、イラストなどを自由に書けるようになっています。もっとも小さなタイプは、バックポケットに入れられるので、販売員として売り場にいた頃は重宝していました。表紙は柔らかくて開きやすいのにへたらないんです」

 

↑こちらは、月ごとに目標やデータをまとめられるページ。月々でお金や買い物などをリスト化できるので、あとで見返すのに便利です

 

2. 日付ブランクで書きたい日だけ書けばいい!


ミドリ「MDノートダイアリー 1日1ページ」
2300円+税(文庫)

帯に“余白を愉しむ”とある通り、スペースをたっぷり設けたフリーダイアリーの手帳です。写真の文庫本サイズのほかに、A5サイズ(3500円+税)もあるので、さらにたっぷり書き込みたい人にはそちらがおすすめ。

 

↑「月間カレンダーのほかに、1日(8時から24時まで)のタイムスケジュールを1ページずつ書き込めるようになっています。日付が入っていないので、好きな日から始められ、必要な日にだけ書けるのです。すべてのページがモノクロで、カラーペンを使って彩る楽しみもありますよ」

 

↑さらに罫線にとらわれず自由に書きたいなら、同シリーズのスケジュール罫がないノート「MDノート ジャーナル(フレーム)」を使って、ライフログを書いてみてはどうでしょう? 別売りの月間カレンダーシール「MDダイアリーシール」や付属のインデックスシールを使ってレイアウトも可能。公式サイトからダウンロードできる、スケジュールや買い物リストなど、さまざまなしおりなどを組み合わせて、自分好みの手帳をつくるのも楽しそうです

 

3. 1日1ページタイプのパイオニア! 今年も人気キャラものが充実


ほぼ日刊イトイ新聞「ほぼ日手帳」
1900円+税~
 ※カバーやサイズにより価格が異なります

2021年版で20年目を迎える「ほぼ日」の手帳は、“1日1ページ”という手帳スタイルのはじまりと言えます。毎年たくさん発表される、アーティストやキャラクターなどとコラボレーションしたカバーも人気の秘訣。毎年違うカバーを選んでも、前年と同じカバーでリフィルだけ交換しても楽しめます。

 

↑「渋谷ロフトでは、ほぼ日手帳のみのコーナーを設けています。毎年欠かさずチェックされるファンの方もたくさんいらっしゃるので、人気のカバーはあっという間に売り切れてしまうんです」©️Tezuka Productions ©️Fujiko-Pro ©S.P ©️高橋留美子/小学館

 

↑2021年版は、「ドラえもん」に「鉄腕アトム」「ちびまる子ちゃん」「らんま1/2」と、コミックから飛び出したカバーも

 

↑ほぼ日手帳のガイドブックも毎年発売されるほど、書き方の手本もたくさん公開されています。日々の記録や好きなことなどを書いて残したい人には、参考になりますね

 

↑月間カレンダーでは、日々のファッションを書き留めておく、なんて使い方も。今日はなにをどのように書こうと考えることも、日々を豊かにしてくれる気がしますよね

 

【番外編】PCの傍らで仕事をサポートするプチ手帳

こちらは1日1ページタイプではありませんが、仕事でPC作業が多い人にぴったりの手帳を紹介しましょう。

 

・PCと並べて使える形状が便利!


ラコニック「仕事計画  A5変型 STICKダイアリー」
1400~1600円+税
 ※カバーによって価格が異なる

STICK=スティックタイプの珍しい手帳で、服のポケットやミニバッグにも入れられ、とっさに確認できて便利。見開きで1週間を見渡せます。

 

↑「週ごとにスケジュールを見られるページと充実したページ数のメモがついていて、小さいながらも使い勝手のいい手帳です。詳しいスケジュールをデジタルで管理している方が併用するのにも向いていると思います」

 

↑このようにパソコン脇のスペースに置けるので、オンライン会議をしたりスケジュールをチェックながらPC作業をする際などにはとても便利

 

↑書き方見本がこちら。1日が上下で二分割されているので、仕事とプライベートを分けたり、TODOとスケジュールを分けたりが可能です

 

続いて、日々の感情まで記録できたりペイントを楽しめたり、習慣づけにも役立てられる、プライベートで活躍する手帳を紹介します。

プライベート充実! 気分や習慣づけも管理できる手帳

続いて紹介するのは、おうち時間での過ごし方など、プライベートもしっかり予定管理したい人におすすめしたい手帳です。

 

1. ニコちゃんマークで“ハッピー”を貯められる


アートプリントジャパン「ハッピーストックダイアリー」
1200円+税

気持ちまで明るくなりそうな、今年らしいやわらかな色合いのカバー。名前の通り、“ハッピー”がストックできる仕掛けがされているのが特徴です。

 

↑「月間スケジュールのページには、各日に“ニコちゃんマーク”がついていて、その日自分がどんな気分だったかを塗って記録できるようになっています。マークは、“ニコニコ”と“普通の顔”と“ちょっと悲しそうな顔”の3種類で、ニコニコしているものを月ごとに数えて書き込めるページもあり、年間でどれだけハッピーだったかをあとで集計することができるんですよ」

 

↑習いごとやスキルアップなど、タスクごとに管理できるページもあり、プライベートの予定も書き込みやすくなっています

 

2. 塗り絵のようにペイントを楽しむ


ミドリ「ペイントダイアリー」
1800円+税

こちらは、前出の「MDノート」ブランドを展開するデザインフィルが展開する「ペイントダイアリー」。カバーは、オフィスなどビジネスシーンでも浮かない、大人っぽい色合いも魅力です。

 

↑「開くと、すべてのページで予定やライフスタイルに合わせて、自分らしくページを彩れるデザインになっています。カレンダーの数字にも色がついていないので、土日休みでない方やシフト制で働いている方は、休日を赤く塗ってもいいかもしれません。余白も多めに取られているので、自由に書き込める楽しみもありますよ」

 

↑こちらのページには面白い仕掛けが! 例えば“500円玉を1つ貯金したら花をひとつ塗っていく”と決め、すべての花を塗り終え花束が完成する頃には10万円が溜まっているという仕掛け。貯金管理を楽しんでできるのです

 

↑ほかにも、読んだ本や見た映画、友人の誕生日を書き込んでおけるなど、付録として収録された“ハビットトラッカー”のページが充実。絵を描いたり塗り絵をしたりしながら、簡単に楽しく習慣作りができます

 

3. オタ活にも気合いが入る!?


アートプリントジャパン「オタ活手帳」
1300円+税

こちらはその名の通り、まさにオタ活に役立つよう作られた手帳。カバーにはビニールカバーがかけられており、“推し”の写真を挟めるになっているのも心憎い演出です。

 

↑「月間スケジュールのページでは、平日より土日に大きなスペースを割いているのが特徴です。また、3か月ごとに管理できる写真のページは、数か月先のチケットをいつ取ればいいのか、いつまでに入金すればいいのかなどの見通しが立てられ、オタ活をしている方には必須です。プレゼントリストや、会場の地図やアクセスを書いてまとめられるメモ、レビューリストなどのページも用意されています」

 

4. 1冊で仕事とプライベートを完全に分けて管理できる


ミドリ「ダブルスケジュールダイアリー」
1300円+税(B6)
※ロフトで扱うカラーはブラックのみ

仕事中に手帳を開くと、プライベートな予定まで相手に見えてしまう……と心配したことはありませんか? また、プライベートで楽しいことを計画しているときに、仕事の予定が目に入ってきてしまってとたんに気分が滅入ったり……という人におすすめしたいのが、このダブルスケジュールダイアリーです。

 

↑「一見、普通のスケジュール帳なのですが、月間スケジュールのページが2セットずつ用意されています。この写真は仕事用の3月のページ。次の写真はプライベート用の3月のページで、2種類のスケジュールを分けて書き込めるようになっています」

 

↑さらにこのスケジュール帳には、便利な仕掛けが施されています。手帳の上部(グレーの部分)を手で押さえてパラパラとめくると、仕事用のページだけが開かれ、下部のピンク色の部分を手で押さえると、プライベート用のページのみが開かれるという仕組みなんです。会議中にうっかりプライベートのページを開いて公開してしまう心配がありません

 

5. 3年間かけてじっくり完成させていく


佐々木印刷「四角い手帳 3年ウィークリー」
2400円+税

こちらは3年分をまとめておける、ダイアリーつきの手帳です。去年の自分を振り返りながら予定を立てたり、目標に向かってどれだけ進んでいるか確認したい人にもおすすめです。

 

↑「3年分書けるのに重さがなく、ひらきやすい綴じ方で作られているので書き込みが楽です。家に帰ってからの時間が長くなった方も多いので、じっくり日記をつけていくのもいいかもしれませんね」

 

次のページで紹介するのは、近年人気が再燃しているシステム手帳。リフィルを買い足すことでアレンジでき、自分好みの手帳を作ることができます。

自分仕様に作り上げられる「システム手帳」

次に紹介するのは、近年人気が再燃しているシステム手帳。リフィルを買い足すことでアレンジでき、自分好みの手帳を作ることができます。

 

1. これ1冊持って行けばOK!? ポーチ代わりの手帳


レイメイ藤井「A5システム手帳 decona」
4500円+税

スケジュール帳としての役割以外にも、さまざまなものをしまえる“ポーチ”のような存在のシステム手帳。挟むリフィルによっては厚みにボリュームが出ますが、在宅ワークが増え手帳の重量感は気にしないという人や、会社と家との往復で忘れ物が心配という人には便利なはず。

 

↑「ペンケースは別売りですが、名刺やクリップ、付箋などの文房具や、届いたDMや葉書なども全部これ一冊にまとめられます。リフィルもたくさん出ているので、アレンジを楽しめます」

 

↑こちらはデフォルトで付いている月間スケジュールのページ。手帳に使うシールやマスキングテープなども一緒にしまっておいて、思いっきりデコって楽しみたいですね

 

2. シンプルで軽量小型タイプのシステム手帳


アシュフォード「デザインリフィルパッド ミニ6穴」
2300円+税

スマートフォンよりも小さく、ポケットにもするっと入るサイズの手帳です。あらかじめ付属しているのはメモ帳のみで、必要なリフィルを買い足して使います。

 

↑「表紙とリングは、スケルトンのプラスチック製。軽く、持ち運びに便利です。デジタルでしっかりした予定を管理して、こちらは簡易的に、という使い方もいいと思いますよ」

 

続いて、次のページで取り上げるのは、ロフトオリジナルと、残念ながらロフトで今年は完売してしまった超人気手帳。いったいどんな手帳でしょうか?

ロフトオリジナルは見逃せない!

ロフトの店頭やオンラインストアでしか買えない、ロフトならではのこだわりが盛り込まれた手帳です。

 

1. システム手帳のように見える柔らかなカバー


いろは出版「view スケジュールブック週間バーチカル ポケットタイプ」
3400円+税

雑貨や文房具のメーカーであり「サニー手帳」でも知られるいろは出版と、ロフトがコラボして作った新作。高級感のあるやわらかな手触りのカバーは、茶や黒などのカラーもラインナップするものの、くすみ系のパステルカラーが人気だそう。カバーの内側には、ペンを刺したり、別売りのノートを挟んだりできます。

 

↑「週間スケジュールのページは、コアタイムとされる8時から19時の予定を、15分単位で詳細に書き込めるようになっています。ただし、土日分のスペースは小さめになっているので、平日の仕事の予定を中心に書く方におすすめです」

 

2. 「能率手帳」からリブランディング! ロフト限定カバーのNOLTY


日本能率協会マネジメントセンター
右・中=「NOLTY キャレル B6」1700円+税
左=「NOLTY リスティ」2100円+税

およそ70年の歴史をもち、時間の目盛りを初めて盛り込んでビジネス手帳の代名詞となった「能率手帳」。2013年に「NOLTY(ノルティ)」と名前を刷新しリブランディングを果たしました。定番モデルに、限定カラーのカバーや別冊の拡充など、ロフト限定モデルだけの趣向を盛り込んでいます。

 

↑「仕事向けのスケジュール帳ですが、硬くならない優しい色合いのカバーもご提案しています。週間タイプや月間タイプなど、中面はさまざまあるのですが、いずれもタスク管理やスケジュール管理が一冊でしっかりできるよう作られています」

 

最後の手帳は、人気殺到のため、ロフトでは残念ながら完売・再入荷なしとなってしまった手帳。ロフト以外のお店ではまだ、出会えるかもしれません。

 

【番外編】

・特許出願中の新機能も搭載! 分冊で持ち歩きやすくなった「ジブン手帳」


コクヨ「ジブン手帳DAYs mini」(イエロー)
3200円+税

1日に1ページが割り当てられ、24時間のバーチカルと、方眼罫によって予定を詳細に書き込める手帳。1年を半年ずつに分けた分冊タイプなので厚みが抑えられ、B6スリムと持ちやすいサイズで、カラーバリエーションも豊富です。

 

↑「24時間で書き込めるタイプの中には、アフター6以降の時間幅が狭くなっているものも。こちらは夜の予定も昼間と同じボリュームで書き込めるので、夕方以降のプライベートの予定や朝活などをしている方にも使いやすい仕様です」。また、2021年版から新登場した「ジブン手帳DAYs mini」には、特許出願中の最新機能が追加。「1日1ページの手帳は、1週間の中での位置がわかりにくいということから、日付と曜日を横軸に配置。“今日”は固定され、その周辺の日程が日が進むごとに左へ移動していく仕組みで、コクヨが特許出願中の機能です」

 

↑マンスリーページには、ブロックタイプのカレンダーの下に、横軸のカレンダーがついています。「横軸のカレンダーには、何人かいる家族の予定や、プロジェクトごとの月間スケジュールを書き込めます。1か月の中で達成したい目標を掲げて、少しずつスキルアップの予定を立ててみると、いつ何をすればいいのか、ひと目でわかるんです」

 

最後に、次のページでは手帳といっしょに使いたい文房具を紹介します。

合わせて揃えたい、手帳を彩る文房具

手帳を確認したときに、よりわかりやすく、さらに楽しい気分にさせてくれるようなアイテムを取り入れてみましょう。引き続き、渋谷ロフトでピックアップしました。

 

1. 精細でくっきり! 1個にバリエーションいろいろなスタンプ


ミドリ「ペインタブルスタンプ 回転印」
1500円+税

油性顔料で滲みにくいスタンプは、1つで10~12種類の絵柄を押すことができます。「文字や柄が細かいので、手帳のわずかな隙間にもポンと押せて、それだけで手帳が賑やかになりますよ。インクは黒1種類なので、上から色を足して塗るのも楽しいですよね」

 

2. 使いたい形・分量をカットして使える大きなマステ


キングジム「マスキングテープブック」
520円+税(はがきサイズ)/720円+税(A5サイズ)

通常マスキングテープというと、テープ状の細長いタイプですが、これは葉書サイズとA5サイズの大きなマスキングシール。ハサミで自分の好きな形やサイズに切り取って使います。「1日1ページの手帳をデコレーションしたり、インデックスに活用したりして使えるマステです。切り取りのガイドも付属しています」

 

3. カット不要! 付箋のように気軽に使えるマステ


キングジム「KITTA」
350円+税~
 ※柄によって価格が異なる

一見付箋のように見えて、実は全面シールになっているマスキングテープ。膨大な色柄が揃い、季節ごとに新柄が登場するので、コレクションする楽しみもあります。「ロールタイプのマスキングテープは、持ち運ぶ際にかさばるのですが、これなら手帳に挟んでおけるので、とても便利ですね。ページの端に折り込んで貼ってインデックスにも活用できます」

 

4. “目かくし色”でタスクをひとめで確認できる2Wayマーカー


コクヨ「2トーンカラーマーカー mark +(マークタス)」
150円+税〜

2色が1本の軸にチップを分けて搭載されたカラーマーカー。薄いグレーと目に優しいマイルドなカラーを組み合わせたタイプと、同系色の濃淡を組み合わせたタイプがあります。「“めかくしグレー”と呼ばれた薄いグレーは、TODOリストの中で終わった項目や意識しなくていい項目をグレーで塗って目立たなくできる、画期的なマーカーです。カラーの濃淡で、リストの優先順位を区別するのにも効果的ですね」

 

↑ペン先が割れているように見えますが、実際は2本の芯が入っており、ペンをくるっと回転させるだけで2色を使い分けられるます。持ち替えたりペンケースの中に何本もペンを入れなくていい手軽さがあります

 

毎日使うものだから、機能もデザインも妥協なしで選びたいですね。不安な日々がまだしばらく続きそうですが、毎日を大事に記録しながら過ごしませんか?

 

【店舗情報】

渋谷ロフト(B1階 文具売り場)

所在地=東京都東京都渋谷区宇田川町21-1
電話番号=03-3462-3807
営業時間=11:00~21:00
定休日=無休

LOFT https://www.loft.co.jp/

 

手帳の中身を一気見せ! コクヨ×スターバックスの2021年版「キャンパススケジュールブック」が登場

コクヨとスターバックス コーヒー ジャパンが共同開発した「2021 スターバックス キャンパススケジュールブック」が登場。10月7日(水)から、全国のスターバックス店舗(一部を除く)と、スターバックスオンラインストアで発売されます。

 

コクヨ×スタバのエコな手帳が誕生!

国内文房具メーカーの最大手、コクヨは、「限りある地球の資源を大切に使いたい」というスターバックス コーヒー ジャパンのポリシーに賛同し、全国のスターバックス店舗で出るミルクパックを、表紙としてリサイクルしたノート「スターバックス キャンパスリングノート」を発売していますが、今回新たに、2021年版の手帳をラインナップに追加し発売します。

コクヨ
2021 スターバックス キャンパススケジュールブック
各2100円(税別)

サイズはB6。カラーバリエーションは、ホワイトとピンクの2種類をラインナップ。

 

表紙はスタバのミルクパックをリサイクル、中紙はジブン手帳と同じ「MIO PAPER」

素材は、表紙には「スターバックス キャンパスリングノート」と同様、全国のスターバックス店舗で出る、年間約1000tに上る使用済みミルクパックを原料とした紙を使用。中紙には、なめらかな書き心地で、インクの乾きが早くにじみにくいコクヨのオリジナル原紙「MIO PAPER」(森林認証紙)を採用しています。

 

ミルクパックが表紙の紙に生まれ変わる工程を見てみましょう。

↑①全国のスターバックス店舗からミルクパックを回収

 

↑②水と攪拌し分離する工程

 

↑③古紙パルプが抽出され、新たな“紙”として生まれ変わります

 

手帳の表紙として生まれ変わった姿がこちら。

↑表面に微細なシボ加工が施され、光を反射して絶妙なニュアンスを生み出しています

 

↑リサイクルをイラストで示した表紙のデザイン

 

↑このリサイクル商品のコンセプトとメッセージが綴られた裏表紙

 

中紙に採用された「MIO PAPER」は、さらさらとしたなめらかな書き心地。コクヨの人気手帳ブランド「ジブン手帳」の「Bizシリーズ」とノーマル版の「LIFE」リフィルにも使用されています。

↑表面はさらさらとした触感で、書き味はなめらかなオリジナルペーパーを採用

 

フォーマットは、マンスリーと週間レフト式

スケジュールブックのフォーマットは、マンスリーページと、右ページに方眼のメモを備えた週間レフト式を収録。いずれも月曜始まりで、日本の曜日・祝日の表記にも対応しています。

↑ブロックタイプのマンスリーには、各月のモチーフから抽出したイラストがデザインされています

 

↑月曜から日曜まで、均等に配分されたスケジュール欄。右ページは方眼のメモページになっています

 

13か月分をチェック! スタバ自慢のコーヒー商品をイメージしたイラストとストーリー

各月の扉には、スターバックスが製造・販売しているコーヒー豆のパッケージデザインをモチーフとしたイラストが描かれ、その脇にはコーヒーストーリー、キーワードと味わいの特徴が記されています。2020年12月から2021年12月まで、一つずつ見ていきましょう。

 

2020年12月

↑スケジュールページは2020年12月からスタート。スターバックスの定番ブレンド「ハウスブレンド」のイメージとストーリーが施されています

 

2021年1月

↑2021年1月は、スターバックス発祥の地で、現在も第1号店が存在するPike Placeをイメージした「パイクプレイスロースト」のイラストとストーリー

 

2021年2月

↑2月は深煎り豆「カフェベロナ」のイメージとストーリー

 

2021年3月

↑3月はコーヒー発祥の地で収穫される豆「エチオピア」のイラストとストーリー

 

2021年4月

↑4月は、アンデスの高地で栽培された豆「コロンビア」のイラストとストーリー

 

2021年5月

↑5月は酸味が際立つ浅煎り「ブロンドロースト」に位置づけられる「ウィローブレンド」のイラストとストーリー

 

2021年6月

↑6月はミディアムブレンド「セイレーン」がモチーフ。セイレーンとはギリシア神話に登場する人魚の姿をした海の怪物で、ロゴにも使われるなどスターバックスのアイコンとなっています

 

2021年7月

↑7月は南米産の豆を使用した「ベランダブレンド」をイメージしたイラストとストーリー

 

2021年8月

↑8月はさわやかな後味が特徴の「ブレックファーストブレンド」のイラストとストーリー

 

2021年9月

↑9月はアフリカ・ケニアのシングルオリジン「ケニア」をイメージしたイラストとストーリー

 

2021年10月

↑10月は、南米のグアテマラ・アンティグア地方の農園で収穫された「グアテマラ アンティグア」をイメージしたイラストとストーリー

 

2021年11月

↑11月は、アジアの主要産地であるインドネシアのコーヒー豆「スマトラ」をイメージしたイラストとストーリー

 

2021年12月

↑締めとなる12月は、スターバックスを代表するダークローストコーヒー「イタリアンロースト」のイラストとストーリー

 

毎月ひとつずつ明かされるスターバックス・コーヒーのストーリーを楽しみながら、自身の記録をしたためられる、1冊で2度美味しい手帳です。

 

 

来年の手帳は紙とデジタルのいいトコ取り! アプリが進化した「スマレコダイアリー2019」

スマートフォンアプリと連携する手帳「スマレコダイアリー2019」が、ナカバヤシより8月中旬に発売されます。価格は324円~1620円で、7サイズ9製品が用意されています。

↑紙の手帳に書き込んだ予定をスマホで管理できる「スマレコダイアリー2019」

 

スマレコダイアリーは、紙の手帳に書いた内容をアプリで管理できる製品。手帳に書き込んだ予定をスマホの専用アプリで撮影すると、書き込んだ日付ごとに整理されて保存。アプリのカレンダーから表示できるようになります。

 

手帳サイズからA5サイズまで、全7パターン9品目をラインナップ。予定を一覧できる月間・週間カレンダーと、詳細に記録できるノートを組み合わせて利用できます。

↑月間カレンダー、週間カレンダー、ノートなど7パターンのラインナップ

 

2019年版ではアプリがリニューアルされ、よりシンプルなデザインになりました。これまでは横型だったスケジュール画面は、片手操作がしやすい縦画面に変更されました。

 

さらに、AIを活用した新機能が追加。月間カレンダー画面などを撮ったとき、書き込みがある日付だけがアプリに登録されるようになりました。空白にした日付は自動で省かれ、より機能的に使えるようになっています。

↑月間カレンダーをアプリで撮ると、書き込んだ部分だけが記録される

 

↑別の手帳に書き込んだ内容を日付ごとに一覧表示できる

 

図などを記録しやすい紙の利点と、日付で串刺し検索できるデジタルの利点を併せ持った「スマレコダイアリー2019」。紙の手帳をよりスマートに使いこなす、ひとつの最適解と言えそうです。

手帳使うならふせんやシールも合わせてーー手帳の使い勝手が抜群に上がるグッズ4選

もう間もなく新年度を迎えますが、手帳の準備は済んでいますか? 新しい環境での生活が始まるとバタバタしがちですが、そんな時は手帳を活用してスケジュール管理をしっかりと行うのがおススメ。そこで今回は、どんどん予定を入れたくなる手帳グッズ4選を紹介します。予定がひと目でわかる付せんやシールが登場するので、ぜひ試してみて。

 

出典画像:「ミドリ」公式サイトより

 

予定を書き込むのが楽しくなる「付せん」

出典画像:「ミドリ」公式サイトより

デザインフィル
月間ブロック付せん
デザインフィルの「月間ブロック付せん」はミニサイズの“手帳用付せん紙”です。手帳の人気フォーマットである月間ブロックタイプに特化し、マス目にピタッと収まるちょうどいいサイズが特徴。付せんは「家柄」や「ハート柄」「ふきだし柄」など、可愛らしいデザインが揃っています。手帳に予定を書き込む際は、たくさん付せんを使って華やかに彩りましょう!

 

<注目ポイント>
・手帳のマス目にピタッと収まる「付せん」
・可愛らしいデザインの「家柄」「ハート柄」「ふきだし柄」
・ブックマークに使える「台紙」
付せん裏面の2/3に糊が付いているため、はがれ落ちにくいのがポイント。しおりをイメージした2つ折りの「台紙」は、手帳の開きたいページに挟めばブックマークとしても活躍します。手帳のカスタマイズが楽しくなる便利なアイテムなので利用してみては?

 

見られたくない予定は付せんでカモフラージュ

出典画像:「MDS」公式サイトより

MDS×ダイゴー
めかくしふせん
手帳に書かれた予定を「他の人に見られたくない」と感じている人におススメなのが「めかくしふせん」。手帳の見られたくない部分に柄がついた同商品を貼るとカモフラージュしてくれて、周りから文字が見えにくくなります。形・柄ともにビジネスシーンでも使えるデザインになっているので、会議や商談中に手帳を開いても安心。

 

<注目ポイント>
・手帳の「見られたくない予定」をカモフラージュ
・大きさ・形が異なる4種類の付せん
・ビジネスシーンでも使える
付せんのデザインは、「サークル」「スクエア」「スリム」「ライン」の4種類を用意。大きさと形がそれぞれ違うため、手帳のスペースに合わせて使い分けることができます。また、「マンスリーダイアリー」や「ウィークリーダイアリー」にも対応。カモフラージュ以外に「ページマーカー」や「インデックス」としても活用してみて。

 

手帳にぴったりのオリジナルゴムバンド

出典画像:「ライオン事務器」公式サイトより

ライオン事務器
ゴムdeパッチ
自分好みにカスタマイズできるゴムバンド「ゴムdeパッチ」。好きな長さにゴムをカットして付属の留め具をつけるだけで、オリジナルのゴムバンドが作れます。全12種類のオシャレなストライプ柄からセレクトできるので、好みの色合いがきっと見つかるはず。

 

<注目ポイント>
・オリジナルのゴムバンドが簡単に作れる
・全12種類のオシャレなストライプ柄
・ゴムを連結すれば長さを伸ばすことが可能
長さ60cmのゴムと2個の留め具が付いてくるので、1つの商品から2つのバンドが作れるのも魅力的。連結すればさらに長さを伸ばすことが可能で、大きなサイズの物をまとめるのにも便利です。お気に入りのデザインを見つけて、あなた仕様の「ゴムバンド」を作ってくださいね。

 

オリジナルのスケジュールシールが作れる

出典画像:「キングジム」公式サイトより

キングジム
スケジュールシールプリンター ひより
「ひより」は、オリジナルのスケジュールシールが作れる「シールプリンター」。5種類のフォームに従って入力するだけで、手帳にぴったりのキュートなシールが完成します。シールは、絵文字と予定を組み合わせた「プチシール」や感情を表す「キモチシール」など全5種類を用意。可愛いだけでなく、スケジュール管理にも便利な手帳を作れますよ。

 

<注目ポイント>
・手帳にぴったりのキュートなシール
・シールのデザインは全5種類
・簡単な操作方法
同商品の使い方は簡単で、本体に備わっているキーボードで絵文字や予定を入力してから「プリント」ボタンを押すだけ。別売の「専用フィルムテープ」や「“ひより”パンチ」を使えば、デザインや絵文字のバリエーションがさらに増えます。公式サイトには同商品の活用法が紹介されているので、気になる人は今すぐチェックしましょう!

「異常」なほど手帳好き? 日本人はなぜ手帳を使い続けているのか?

日本の大型書店、文房具店、ロフトやハンズなどに行くと、必ずといっていいほど手帳コーナーがあり、様々なタイプの手帳が売られています。毎年市販用と法人用を合わせて1億冊程度の手帳が出荷され、推定ですが440億円前後の市場規模となっています。

例えば、銀座伊東屋には約3,500種類の手帳が揃いますし、糸井重里氏が立ち上げた「ほぼ日」は、全体の7割の売上を占める「ほぼ日手帳」人気が牽引し、2017年に上場を果たしました。「逆算手帳」「マンガ手帳」「鉄道手帳」「電気手帳」「自衛隊手帳」「阪神タイガース手帳」「子ども手帳」などなど、オリジナリティ溢れる手帳の数々はもはや数え切れないほど……。ちなみに私自身が最初に買った手帳は、サンスター文具の「スパイ手帳」。当時の小学生の必須アイテムでした。

 

書籍、雑誌、ウェブメディアでも「どのように手帳を使うべきか」「どの手帳を選ぶべきか」などが様々な観点から論じられています。特にビジネスパーソンにとっては手帳術は仕事術の一つであり、手帳が使いこなせる人はできる人というイメージが出来上がっています。

 

■諸外国における手帳の位置づけ

海外にも手帳はあります。というか、日本の手帳の起源は、福沢諭吉が1862年にフランスから持ち帰った「西航手帳」とされています。私も昔使っていましたが、英国で1921年に設立されたシステム手帳の元祖「ファイロファックス」は代表的なブランドです。また、最近ではブルックリンのデジタルデザイナー、ライダー・キャロル氏が発案した「バレットジャーナル」という手作り手帳法にも人気があります。

 

しかし、私自身長い間外資系企業で働いてきましたが、海外の人は日本人ほど手帳を使っていません。デジタルでのスケジュール管理が普及する前から、もともと日本人が使っているようなスケジュール管理のための既成の手帳というよりもノートに自由に書いている人の方が多かった印象です。

 

お隣の中国でも最近日本から逆輸入された(真偽のほどはわかりませんが、中国メディアによると「手薄」と呼ばれる手帳がもともと中国にあって、それが日本に輸出されて根付いたらしい)手帳文化が注目をされているとのこと。どちらにしても、手帳は海外から輸入されて、日本で独自に進化した文化とも言えるでしょう。

 

■スマホがあれば手帳なしでもやっていける

手帳の機能を分解してみると、基本的に以下に分かれます。これらは特に入力時での使いやすさや使用率の違いはあるものの、ほぼスマホで置き換えることができます。一例として、私が使用しているiPhoneアプリで示してみました。

 

・スケジュール管理→カレンダー、Googleカレンダー
・TO DO→リマインダー
・アドレス帳→連絡先、LINE、Messenger、Eightなど
・メモ→メモ、CamScanner(カメラで撮影した文書をOCRで認識させるアプリ)
・便覧(例:路線図、度量衡表など)→Googleマップ、便利帳、手帳の付録、Google検索

 

クラウド化ができるようになった現在、データ消失のリスクも手帳より低いと言えます。手帳使用者でもアドレス帳はスマホに依存している人がほとんどでしょう。便覧も手帳的な情報を掲載したアプリが存在し、欲しい情報はググった方が早いでしょう。好みはあるでしょうが、デジタル手帳とも言えるスマホがあれば、アナログ手帳がなくてもやっていけます。

 

■それでも手帳を使い続ける理由

こんな状況の中、手帳はやや頭打ちとは言えるものの、市販用を中心に高いレベルで安定した市場を維持しています。また、もともと手帳が日本ほど普及していない海外に進出すれば伸び代もあるでしょう。手帳にとってスケジュール管理は毎年買ってもらうための最重要コンテンツです。2016年のDIMSDRIVEの調査によると、スケジュール管理には以下の方法が使われています(スケジュール管理をしない24.3%は除く)。

 

 

・手帳・カレンダーなどのアナログのみを利用 46.3%
・併用するが、アナログを主に利用 18.0%
・併用するが、デジタルを主に利用 17.2%
・スマホ・パソコンなどのデジタルのみを利用 18.5%

 

全体としては手帳などのアナログがまだまだ優勢です。女性のアナログ比率は男性よりもかなり高く、30代以降はアナログ比率は高くなる傾向です。複数の調査結果や記事から、アナログでスケジュール管理をする理由として代表的なものとしては以下となります。

 

・《惰性》使い続けている・慣れている(旧来のものを使い続けようとする“ラガード”の典型的な理由)
・《便利性》手書きの方が楽・早い(場合によるが、スマホは改善の余地あり)
・《記憶性》書くことによって覚えられる(脳科学的にはそうだけど、書かないと覚えられないわけではない)
・《不安》スマホは故障したりデータがなくなるかもしれない(手帳も落としますけどね)
・《体裁》取引先などの前でスマホを使うのは気がひける(えー、そうなの?)

 

最後の「取引先などの前でスマホを使うのは気がひける」と考える人が若い人ほど多いというのは結構驚きです。実際に「営業先などでスケジュール確認や記録でもスマホを使うのは失礼」という意見の人もいるようです。お客様には気を使うべきみたいな思考回路なんだと推測しますが、「そんなもっともらしいマナーよりも、主体性を持って物事の本質を考えようよ!」というのが私の本音です。

 

■手帳市場“安定”の裏には…

スマホが普及し始めたのが2011年あたりですから、まだ10年も経っていません。もともと手帳文化が根付いていた日本ではゆっくりとスマホに移行しているのでしょう。でも、手帳市場は安定しているというのは不思議ですね。仮説ですが、手帳メーカーの努力や書店などとの連携(7割程度の手帳はISBNコードがある定価販売の書籍)によって、例えば小学生への普及など、スマホへの移行を補う形で新しい手帳ユーザーを獲得している可能性が高いです。

 

手帳メーカーは「スマホが普及したからといって、紙の手帳が危機にさらされているわけではありません」などと強気の発言もしていますが、今後も、スマホが改良され続け、会社とプライベートのスケジュールが一括管理できるようになると、スケジュール管理のツールとしては若年層を中心にジワジワとデジタルの比率が高くなっていくと予測します(スマホとの親和性がいいアドレス帳はすでにデジタルが主流)。

 

■という私も手帳を使っている

「そんなことを言っているお前は手帳を使わないのか?」と言われてしまいそうですが、実は私も手帳を使っています。しかも2冊使い!

ただ、手帳の機能としてあげたものは、基本的にスマホ・PCを使っています。昔は毎年ダイアリー用リフィルも買っていましたが、デジタルとアナログで併用すると効率も悪く、ミスも起こり得るのでやめました。しかし、もともと文房具が好きというのもありますが、カスタマイズが楽しいトラベラーズノートの「パスポート」と「レギュラー」の手帳2サイズをカバンに入れています。

 

パスポートサイズにはジッパーケースを挟んで、名刺、付箋、切手、替芯など入れています。名刺入れの方が小さいですが、見つけやすい大きさというのも気に入っていて、たまに走り書き程度のメモにも使います。長細いレギュラー・サイズはA4を三つ折りにして入れるのにちょうどいいサイズなので展示会の招待券やe-チケットなどのプリントを入れておきます。こちらにもジッパーケースを挟んで、財布に入りきらないカード類を分類して12個のポケットに入れています。以前よりもカードが見つけやすくなりました。まだまだ電子化対応には限界があるお薬手帳も挟んでいます。トラベラーズノートはパーツも多く、挟んだり入れたりしやすいので、“収納できる手帳”としてオススメです。

 

スケジュール管理はスマホ派が増えていくとの予想はしているものの、手帳が絶滅するわけではないでしょう。手帳の新しい使い方、便利な使い方などを考えていくと、愛着が持てるパーソナルなアイテムになると思います。例えば、何度でも使える未来のノート「Everlast」というのがあります。フリクションペンを使えば、濡れタオルで消せて、データ化して保存できるノートです。トラベラーズノート・サイズの同様の機能を持ったノートがあれば、ぜひ試したみたいです。

 

【著者プロフィール】

四方宏明

1959年京都生まれ。神戸大学卒業後、1981年にP&Gに入社。以降、SK-II、パンパースなど、様々な消費財の商品開発に33年間携わる。2014年より、conconcomコンサルタント、WATER DESIGN顧問として、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事する。パラレルキャリアとして、2001年よりAll Aboutにてテクノポップ・ガイドとしてライター活動を始め、2016年には、音楽発掘家として世界に類書がない旧共産圏の電子音楽・テクノポップ・ニューウェイヴを網羅する『共産テクノ ソ連編』を出版。モットーは「“なんとなく当たり前”を疑ってみる」。

2018年の間違いない手帳12

2018年が、はじまりました。新たな気持ちで毎日を過ごしていることでしょう。

 

気持ちを切り替えるのにもっとも手近で確実な方法が、新しい日々を書き留める「手帳」を買い換えること。使い込んだ革製のカバーを大事にキープしてリフィルだけ入れ替える、そんな使い方も素敵ですが、まったく新しい手帳を選び持ち替えるのも楽しいですよね。

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誰もがスマートフォンをもつようになった今、スケジュール管理に徹するなら「Googleカレンダー」などのアプリを使ったほうが、予定の書き換えや検索が楽なので便利ですが、観た映画やライヴのチケットを貼り付けたりイラストを描き込んでみたり、ビジュアルを織り交ぜながらそのときの気分や思いもいっしょに記録するなら、やはり手帳がいちばん。もちろん手帳に書き込むのが好き、手帳そのものが好きなら言わずもがなです。

 

しかも、日常的にデジタルギアに慣れ親しんでいるのは若い世代。仕事でお世話になる年配の方と話すときにスケジュールのチェックとはいえ目の前でスマートフォンを取り出し操作する、というのは不快感を与えかねません。マナーの面でも、手帳の果たす役割は多いのです。

 

さて。「忙しくて買いそびれてしまった!」「どれがいいのか悩んで結局見つかっていない」という迷える人、さらに「いざ使い始めてみたらどうも使いにくい……」「会社の先輩とカブってしまった!」。そんな手帳選びに失敗してしまった人へ。

 

2018年の間違いない手帳を12点+α、ご紹介しましょう。

 

 

書き込む姿も上品に見せるスムースタッチのカバー

マークス「EDiT(エディット)」 カバー:ペディール/リフィル:B6週間バーチカル 2376円/1512円マークス「EDiT(エディット)」
カバー:ペディール/リフィル:B6週間バーチカル
2376円/1512円

 

 

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さまざまな素材、デザインのカバーをラインナップしており、B6週間バーチカルのリフィル向けには5種類。この「ペディール」はラウンドジップのついたカバーで、クラッチバッグのように持てるのが魅力。イタリア製のPU素材で、つやとホースシューのチャームが上品な印象です。

 

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縦の時間軸(バーチカル)のウィークリー。6時〜22時のスケジュール欄は30分単位で破線が入っており、細かく管理できます。年間・月間のプランニングページなども。リフィルはほかに、1日1ページ、ノートページがたっぷりついたマンスリー、メモ欄やノートページが充実したウィークリーもあり、全4種類。

 

 

フランスから上陸したステーショナリーブランドとコラボ

クオバディス・パピエティグル 「2018年版 ランデブー 16×16cm」 4104円クオバディス・パピエティグル
「2018年版 ランデブー 16×16cm」
4104円

 

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フランスの手帳ブランド、クオバディスが、同国パリで人気のステーショナリーブランド「パピエティグル」とコラボし生まれたダイアリー。パピエティグルらしいハイセンスな色使いと幾何学パターンを「ストライプ」「トライアングル」、砂時計がモチーフの「アワーグラス」に落とし込みました。今では手帳の定番フォーマットであるバーチカルを生み出したのは、クオバディス。この「ランデブー」も7時〜23時までのバーチカルを採用しています。

 

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巻末には横罫とドット罫のノートページが付属。罫線が波打ったページがさりげなくレイアウトされているなど、パピエティグルらしい遊び心が潜んでいます。ちなみに、パピエティグルは東京・東日本橋浜町に世界で2店舗目のショップをオープンしたばかり。ぜひ足を運んでみて。

 

 

手帳に予定を書いたら、スマートフォンで管理する!?

モレスキン 「スマートダイアリー 2018 スマートライティングセット」 2万8188円モレスキン
「スマートダイアリー 2018 スマートライティングセット」
2万8188円

 

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ゴッホやピカソなど世界の名だたるアーティストが愛用したノートを現代に復活させた「モレスキン」。手帳シリーズのニューカマーは、黒のハードカバーとゴムバンドというアイコニックなパーツは踏襲しながらも、ペンで書いたスケジュールをデータ化する“デジタルダイアリー”です。丸みを帯びた小口の断裁が個性的な手帳と、センサーを搭載した専用のボールペンがセット。左ページがウィークリー、右ページはメモページです。

 

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手帳に書き込むと、ペンが各ページに組み込まれた座標を読み取り、書いた文字をデータ化してBluetooth接続したスマートフォンのアプリにリアルタイムで送信、デジタルで再現する仕組み。書いた文字はそのままアプリに表示されるほか、テキスト化や編集・共有などデジタルデータならではの活用ができます。

 

 

スリムサイズにたっぷり書き込みたいなら

ほぼ日手帳「weeks MEGA」 2376円ほぼ日手帳「weeks MEGA」
2376円

 

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“文庫本サイズの1日1ページダイアリー”として2002年版から登場し席巻した「ほぼ日手帳」のニューモデル。ビジネスユースにぴったりの長財布サイズのウィークリー「weeks」をベースに、巻末にある方眼罫のメモページを212ページと3倍増にしたものです。それでも厚みは約13mmとかさばらず持ち歩きが苦になりません。販売は「ほぼ日ストア」のみで、限定イエローのみロフトにて。

 

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これがたっぷり212ページのノートページ。スケジュールはコンパクトに、そのほかの記録やメモをしっかり書き込みたいというニーズに応えています。下部の“日々の言葉”も健在。「ほぼ日手帳」のその他モデルや、制作者代表である糸井重里さんの思いは「デジタル時代にそれでも手帳を使う意味」でどうぞ。

 

 

アクセントとなるポップなデザインを持ち歩く

ペイジェム「カンタカルタ」 2916円ペイジェム「カンタカルタ」
2916円

 

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イタリア語で“歌う紙”を意味する手帳シリーズ「カンタカルタ」が3年ぶりに復活。4つのコンセプトからなる12種類が揃う表紙のデザインは、フェンディなど有名ブランドを手がけるイタリアのデザインオフィスと共同開発したもので、躍動感あふれるポップで鮮やかなデザインを大人っぽくまとめたところはさすがです。シンプルに徹したマンスリーカレンダーと、121ページのノートページで構成されています。

 

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用紙や製本は日本製。特に用紙は、薄手で書き心地なめらかなオリジナルの上質紙を採用しています。デザイン面では、表紙はバラエティに富んでいますが裏表紙は鮮烈な真紅で統一し、シックな印象。ペンホルダーやポケットも備えています。

 

 

デコりたくなるL.A.発のポップなダイアリー

ban.do(バンドゥ)「2018ダイアリー L ローズ」 5184円/ロフト一部店舗で取り扱いban.do(バンドゥ)「2018ダイアリー L ローズ」
5184円/ロフト一部店舗で取り扱い

 

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スタイリストのジェン・ゴッチがアメリカ・ロサンゼルスで立ち上げたライフスタイルブランド「ban.do」。特大サイズのダイアリーは、ローズ柄のハードカバーにゴールドの大きなリングとゴム、とデスクの上で存在感抜群です。中を開くと、まるでおもちゃ箱をひっくり返したように、そこかしこにアートワークが施されており、ファッション誌をめくるような気分でスケジュールを見返せます。アートワークの中には、ポジティブな言葉の数々が。

 

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スケジュールページは、ブロック式のマンスリーと見開きのウィークリーが、2017年8月から2018年12月までの17ヶ月分。スケジュールを書き込んだら、付属するシールなどで隙間なく彩りたくなります。ページの端には月ごとのタブがついており、目的の月をめくりやすくなっています。

 

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ピザやフライドポテト、ケーキなどポップなモチーフのシールが付いています。

 

 

ルネサンス時代の本のような美しい装丁

paperblanks 「2018年1月始まり 週間レフト A6 紺碧 ミニ」 2160円/ロフトpaperblanks
「2018年1月始まり 週間レフト A6 紺碧 ミニ」
2160円/ロフト

 

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カナダのメーカー「Hartley&Marks Asiana」によるブランド「ペーパーブランクス」の手帳は、金箔押し細工によって表現された歴史を感じさせるデザインが特徴。これは、ルネサンス期に豪華な装飾を施した製本に使われた様式のうち、ファンファール様式と呼ばれる図柄。ペーパーブランクスには、「たまゆら」や「小花詰め」など和風柄もラインナップしています。ロフト全店で取り扱い。

 

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深みのあるブルーの表紙をめくると、中のスケジュールページはシックな黒一色刷り。ブロック式のマンスリーのほか、ウィークリーは左ページにスケジュール欄、右ページはメモになっています。

 

 

純喫茶のようなレトロ感が一転、新鮮味に

ハイタイド 「B6スリム マンスリー ザ・ダイアリー」/「B6 マンスリー スワン」 1944円/972円ハイタイド
「B6スリム マンスリー ザ・ダイアリー」/「B6 マンスリー スワン」
1944円/972円

 

 

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カバーにプリントされた「ダイアリー」のフォント、「平成30年」の表記などにノスタルジックな雰囲気が漂う手帳。企業の贈答手帳や喫茶店のメニューを想起させます。写真のフォーマットは「ザ・ダイアリー」のもの。余白が多めのマンスリーは各ブロックに破線が1本入っており、午前・午後、仕事・プライベートと分けて使えます。そのあとのページは見開きでTODOリストになっているのも特徴。

 

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こちらは「スワン」のフォーマット。見開きにブロックタイプと縦型のマンスリーがレイアウトされており、日曜・祝日はブロックの背景をイエローにすることで、ひと目で休日を把握できます。同様に、年間を見通せるページも用意されています。

 

 

左右並んだ2種類のフォーマットで使い分けが簡単

トライストラムス 「イレイド 手帳2018 A5 ハードカバー 週間レフト」 1944円トライストラムス
「イレイド 手帳2018 A5 ハードカバー 週間レフト」
1944円

 

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コクヨのブランド「トライストラムス」の手帳。本体はコクヨのロングセラーノート「測量野帳」とほぼ同じ構造で、台紙を仕込んだハードカバーながら厚み9mmという薄さが特徴のひとつとなっています。レイアウトも個性的。左ページにウィークリー、右ページには同じ1週間をブロック形式で区切ってあり、左右で仕事・プライベート、あるいは予定・メモと使い分けられます。

 

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風合いのあるクロス貼りの表紙はハードカバーで、カバンの中で折れ曲がる心配がなく、立っての筆記やメモする際のボードとしても活躍しそうです。

 

開いてすぐに数字が目に止まる視認性の高さ

20180116_hayashi_atL_30ミドリ「イノベーター ダイアリーインハンド」 1620円

 

1971年にスウェーデンで誕生したライフスタイルブランド「イノベーター」。その代表作であるカレンダーのデザインを踏襲しポケットサイズに。スリムなハードカバーで、手軽に持ち運べます。表紙にはロゴ「innovator」を箔押し。ゴムバンド付きで、そのバンドを適切な位置にキープできるよう表紙に溝がわずかに作られているのも気が利いています。

 

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風合いのあるクロス貼りの表紙はハードカバーで、カバンの中で折れ曲がる心配がなく、立っての筆記やメモする際のボードとしても活躍しそうです。

 

 

卓上カレンダーのようにデスクに立てて置ける

コクヨ「キャンパスダイアリー」 マンスリー・卓上タイプA5 1026円コクヨ「キャンパスダイアリー」
マンスリー・卓上タイプA5
1026円

 

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表紙を見ればお馴染みの「キャンパスノート」。そのダイアリーシリーズのラインナップに、スタンドパーツ付きで卓上カレンダーのように立てて使える「卓上タイプ」が仲間入り。デスクにいるときは立てておき、打ち合わせなどには手帳として畳んで持ち歩けます。レイアウトはシンプルそのもの。

 

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マンスリーの対向ページはノート。方眼罫で、ノートを縦置きにしても横置きにしても使えます。このノートページは見開きのページも合わせ計32ページ用意されています。

 

以上、選んで間違いない手帳12点をお届けしました。上は手帳と卓上カレンダーの両用式でしたが、最後はおまけで、技ありの卓上カレンダーを紹介します。

 

 

狭間を有効利用した目からウロコの収納術

ミドリ「2018年 カレンダー 卓上 引き出し収納付き」 1058円ミドリ「2018年 カレンダー 卓上 引き出し収納付き」
1058円

 

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デスクが書類や物であふれ、苦肉の策で卓上カレンダーのスキマに突っ込んだこと、ないでしょうか。そういった急場しのぎを機能として追加したのが、この卓上カレンダーです。マンスリーカレンダーのページは一般的なタイプですが、赤銅色のワイヤーや月ごとに彩られた枠のカラーが少し気分を豊かにしてくれそうです。

 

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同梱の台紙を組み立てるとボックスが完成。立てたカレンダーの間の空洞に差し込み、引き出しとして文房具などをしまっておけるのです。カレンダーの角度に合わせて、ケースの側面も斜めに組み立つのが見事。スムーズに引き出せます。

 

 

※手帳・カレンダーの価格はすべて税込です。

 

文=@Living編集部 撮影=真名子

 

 

 

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糸井重里が思う、 デジタル時代にそれでも手帳を使う意味

今年も新しい手帳を選ぶ時期がやってきました。来年、2018年の1年間をともに過ごすパートナーは、もう決まりましたか?

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手帳といえば、自由に自分流のスタイルで書き込める「ほぼ日手帳」が大定番。2001年に2002年版「オリジナル」を発売して以来、「カズン」「weeks(ウィークス)」「weeks MEGA(ウィークスメガ)」と種類を増やし、15年以上にわたってヒットを続けています。こうも愛され続ける理由を、生みの親である「ほぼ日」代表の糸井重里さんに直撃しました。

 

 

いつも使ってくれている彼や彼女にとって
“手帳のある暮らし”が良かったんですよね、きっと。

―「ほぼ日手帳」、相変わらず大ヒットですね。どうしてこんなに愛されているのでしょう?

 

糸井重里さん(以下、糸井):うーん。わからない(笑)

 

——(笑)

 

糸井:むずかしい質問だなあ。でもたぶん、使っている人が、使っている間に“うれしく”なるからじゃないでしょうか。最近の世の中の流行商品って“短時間の喜び”を提供していて、『使ったけど、もういいや』っていう人が多いから早く姿を消してしまうんだけど、「ほぼ日手帳」は、少なくとも1年間は付き合わなきゃいけないんですよ。人もそうですけど、最初は不満とかがあっても1年も一緒に暮らせば、たいがいのことは慣れてきますよね。例えば旦那さんがイケメンじゃなくても別のいいところを見つけられたり、隣の子の方が我が子よりかわいかったとしても“うちの子には、うちの子なりのかわいさがある!”とかね。

 

―手帳が身内感覚になるんですね。

 

糸井:そう。「ほぼ日手帳」を毎朝開くのは、家族に“おはよう”と挨拶しているようなものでね。手帳だからこそ湧いてくる親近感があると思うんです。手帳が本来もっている親しみやすさや、しょっちゅう会っている身内感覚。それに、僕たちがずっとやってきたことが積み重なって、愛されるものに育ったんじゃないかと思いますね。

 

―「ほぼ日手帳」は、長く続いている人がとても多いようですね。

 

糸井:「続かないんです、どうしましょう」っていう人に対して、どうすれば長く続くか、僕たちも一生懸命に考えるんですけど、案外理由なく続いている人が多いんです。それはきっと、いつも使ってくれている彼や彼女にとって、“手帳のある暮らし”が良かったんですよね、きっと。付き合いが長い分だけ「よかったなぁ」と思う機会が多いんだと思うんです。だから1年でやめないで「来年も『ほぼ日手帳』を使おう」ということになるんじゃないかな。独自の健康法をやっている人が、いつまでもやめられないみたいにね(笑)

 

ほぼ日手帳 オリジナル(カバー&本体セット)3780円〜 weeks 本体1944円〜 weeks MEGA 本体2376円(ほぼ日ストア限定) 2002年版から続く、文庫本サイズの「オリジナル」はほぼ日手帳の定番。2018年版では、「日本全国ローカルごはんリスト」「ほぼ日のTKストレッチ」「世界の人と、ちょっとおしゃべりを。」という新しいおまけページも追加された。選べるカバーも全38種類に。「weeks」は、長財布サイズの週間タイプ。全240ページというページ数ながら、厚みは約10ミリ、重さは約130gと薄くて軽いことも特徴だ。専用カバーも全部で11種類ある。「weeks MEGA」は巻末のメモページを通常版の3倍に増やした「weeks」の増量タイプ。全384ページ、厚みは約13mm、重さは約190グラムと、携帯しやすいサイズはキープされているほぼ日手帳
オリジナル(カバー&本体セット)3780円〜
weeks 本体1944円〜
weeks MEGA 本体2376円(ほぼ日ストア限定)
2002年版から続く、文庫本サイズの「オリジナル」はほぼ日手帳の定番。2018年版では、「日本全国ローカルごはんリスト」「ほぼ日のTKストレッチ」「世界の人と、ちょっとおしゃべりを。」という新しいおまけページも追加された。選べるカバーも全38種類に。「weeks」は、長財布サイズの週間タイプ。全240ページというページ数ながら、厚みは約10ミリ、重さは約130gと薄くて軽いことも特徴だ。専用カバーも全部で11種類ある。「weeks MEGA」は巻末のメモページを通常版の3倍に増やした「weeks」の増量タイプ。全384ページ、厚みは約13mm、重さは約190グラムと、携帯しやすいサイズはキープされている

 

 

僕たちは「今年も絶対いいことがあるよなぁ」っていう言葉を
確信をもって365個探し出すことができるんです

―他社の手帳を研究することはあるんですか?

 

糸井:ありません(笑)。というのも、今世の中にある手帳って、「ほぼ日手帳」が世に出る以前からあったものと、出た後に登場したものの2種類しかないんです。僕は、以前からあるものとは違う手帳が欲しくて「ほぼ日手帳」を作ったわけですし、後から出てきたものはおそらく「ほぼ日手帳」を研究していると思うんですよ。であれば、それを見てもしょうがないかなと。

 

―「ほぼ日手帳」は、たとえ研究されても、なかなか真似できないんじゃないでしょうか。

 

糸井:作ってできないことはないと思うんです。ただ、よそが絶対に真似られないのは、ページの下に書かれた“日々の言葉”ですね。あれはうちでも、「ほぼ日刊イトイ新聞」をやっていなければ、抜き出す元がないですからね。あれがないとそこに“武田信玄の言葉”とかを書くことになっちゃう。それじゃあ、決まりきったサービスに見えちゃうと思うんですよね。でも、僕たちには元があるので、「今年も絶対いいことがあるよなぁ」っていう言葉を、確信をもって365個探し出すことができるんです。

 

―たしかに、あれは真似できないですね……。

 

糸井:もうひとつが、“待っていてくれている人がいる”ということ。そういう人がいてくれるから、手を抜いたらバレるぞって気合いが入るし、頑張れるんだと思います。手帳って1年ごとに変える商品だから、飽きられちゃうこともありますけど、僕らは飽きられちゃうのが当たり前ととらえていて、その上で何ができるんだろうということをいつも考えています。よそではやらないような面倒くさいことも、だからいっぱいやってるんじゃないでしょうかね。

 

―作っている喜びとは、どういったものですか?

 

糸井:僕たちは1種類だけを作っているわけではありません。だから、いろいろな人の顔を思い浮かべながら、待っている人を探したり、待っている人に提案したりできるのが楽しいんです。2018年版でいうと、ビートルズのカバーがそれ。「ビートルズだからなんなんだ」っていう人もいると思いますけど、「ビートルズなのか、ちょっと使ってみようかな」っていう人にとっては、まさに“待っていたもの”だと思うんですよ。1種類だけを押し売りをしなくていい分、使っている人と信頼関係を結びやすいのかもしれないですね。

 

―使っている人の出入りもありますよね。

 

糸井:それも面白くてね。今まで使ってた人がこぼれていくこともあるんだけど、ある程度時間が経って、また戻ってくる人もけっこう多いんです。「ごめんなさい、浮気してました」と告白されることもあります(笑)

 

―とにかくカバーの種類が豊富ですが、今年、これはびっくり! という手帳カバーはありましたか?

 

糸井:「シュタイフ」ですね。あれは驚きました。最初見た時、正直「これありなの?」と思いましたが、発売したらすぐに売り切れちゃいました。いやぁ、本当にわからないものです。

ほぼ日手帳シュタイフ/1万2960円(カバー)、2700円(Planner[シュタイフ]本体) ※売り切れ・再販売検討中 ドイツのぬいぐるみメーカー「シュタイフ」とのコラボレーションによる、テディベアをモチーフにしたほぼ日手帳カバー。シュタイフ社のテディベアに使われる、美しい光沢と、柔らかな肌触りをもつ、アンゴラ山羊のモヘア生地を使用している。シュタイフ製品のトレードマークである「ボタン・イン・イヤー」(耳ボタン)も取りつけられている。中央のテディベアは、オホトのオリジナルキャラクター「誤解されやすいくま」のシュタイフバージョン(4万6440円)。牙のある歯と鋭い爪がついているほぼ日手帳シュタイフ/1万2960円(カバー)、2700円(Planner[シュタイフ]本体)
※売り切れ・再販売検討中
ドイツのぬいぐるみメーカー「シュタイフ」とのコラボレーションによる、テディベアをモチーフにしたほぼ日手帳カバー。シュタイフ社のテディベアに使われる、美しい光沢と、柔らかな肌触りをもつ、アンゴラ山羊のモヘア生地を使用している。シュタイフ製品のトレードマークである「ボタン・イン・イヤー」(耳ボタン)も取りつけられている。中央のテディベアは、オホトのオリジナルキャラクター「誤解されやすいくま」のシュタイフバージョン(4万6440円)。牙のある歯と鋭い爪がついている

 

スペックですら表せない、まるで「ホンダスーパーカブ」のように
言ってくれたことが、ものすごくうれしかったんです

―そういえば、最近はスペックについてあまり説明されていませんね。

 

糸井:東日本大震災で被災された方々が、後で一番探したのがアルバムと手帳っていうのを聞いて、あらためて、手帳ってすごいなって思ったんです。そういうことがヒントになって『LIFEのBOOK』とか、『This is my LIFE.』という言葉とともに伝えるようになりました。その頃から、スペックについてあまり言わなくなったんですよね。「ほぼ日手帳」を“LIFEのBOOK”って表現できるようになった理由は、お客さんがすでにそう思ってくれているから。すでに信頼してもらって、自分の分身みたいに思ってくれているからなんです。その信用ができたというのは喜びですよね。

 

―でもその根底には、糸かがり製本を採用しているから手で押さえなくても180度フラットに開く、とか、採用している紙「トモエリバー」がインクが乗りやすくて書き心地もいい、とか仕様にも信頼があるからなんでしょうね。

 

糸井:「ほぼ日手帳はなぜ続くんですか?」と、ミーティングイベントでもいつも問いかけるんですが、さっき話した“LIFEのBOOK”ってずっと言っていてそれが慣れっこになった時に、なんと「丈夫だからじゃないですか?」って答えたツワモノがいたんです。これがショックでね! でも「いや、その通りかもしれない」と。いくら大事にしようとしても擦り切れたら使わなくなるわけだし、ただでさえ「ほぼ日手帳」は、とんでもない使い方をしている人が山ほどいるわけですよ。だからそう言われた時に、スペックですら表せない、まるで「ホンダ スーパーカブ」のように言ってくれたことが、ものすごくうれしかったんです。「そういうことを、僕ら忘れててごめんね」と。そんな部分も全部混ぜこぜにしているのも、続いてきた理由なんだと思います。

 

―ブランディングをしてきたわけではないですよね。

 

糸井:そういうことをしなくてもできちゃうのが、“ブランディング”なんじゃないでしょうか。でもブランドの定義はいっぱいあって、例えば「お値段以上のものを提供する」というのもブランドとしての考え方だと思うし、僕たちもそういうことはしようとしてきました。とはいえ、50円値上げしたから怒るとか、50円値下げしたから喜ぶとか、そういうことを真剣にミーティングしなくてよかったのは助かりました。似ているものがある商品は大変ですよね。値段で勝負をしなくてはいけないから。「ほぼ日手帳」も安く売れるならそうしますけど。似ているものがないので、より“健康的”に提供できるんだと思います。

 

―ものづくりで、これはしちゃいけないというルールみたいなものはありますか?

 

糸井:友だちにできないことはしちゃダメですね。車に例えるとわかりやすいんですが、手抜きをしたり、安全よりコストカットを重視した車を、友だちに売れるかどうかですよね。基準はすごく簡単だと思うんです。それは大企業も小さな会社も同じ。街のお弁当屋さんも、友だちに「それ食わないほうがいいよ」っていうものを売っちゃいけない。なぜ友だちかっていうと、人って自分には甘いから。つまり自分が自分のために作るものは、心の中で「ちょっとぐらい手を抜いてもいいよ」って、なっちゃうんですよね。うん、やっぱり基準は友だちがいいかな。

 

重いという声が一番ピークに達した時に
一番重いのを出したんですよ(笑)

―手帳本体であるリフィルに関しては、「オリジナル」を軸として、「weeks」「カズン」「weeks MEGA」など、徐々にラインナップを増やしています。愛用者の声なども、参考にされるんですか?

 

糸井:使っている方の声は、「ほぼ日手帳」を始めた時からずっと聞いています。ただ、それを作るかは、僕らが責任を持って判断しなくてはいけないんですね。例えば、最初の「ほぼ日手帳」が出た時から「ふつうサイズの手帳が欲しい」と言われましたし、「重い」という声も、ずっとありました。ただ、すぐには出さずに、「重い」という声が一番ピークに達した時に、一番重いのを出したんですよ(笑)

 

―(笑)それはあえて期待を裏切ろうと……?

 

糸井:いや、どんなに軽くしても「重い」とは言われるだろうし、軽くした分だけ「不便になりました」とも絶対に言われるから、何も考えずに軽くしたものを出すのなく、“重い”というのはどんな意味なのか、問いかけてもみたかったんです。その発売後に、それまでのものを「重い」と言っていた人たちを一堂に集めて座談会を開いたら、みんな「そんなでもないですね」って言うんですよ(笑)。だからわかんないんですよ。もう一度問いかけ合いをしないとね。

 

―問いかけというのはいいですね。消費者は気まぐれですから。

 

糸井:「weeks」を出した時もそうです。週間手帳である「weeks」の欠点は、「オリジナル」や「カズン」の1日1ページのタイプに比べて、書けるスペースが圧倒的に少ないことなんですが、ふつうの週間スケジュール帳を使っている人にとっては、逆に書ける文量が多すぎるぐらい多い。これを問いかけたらどうなるだろうと思ったわけです。ところが、最初はそっちの人は振り向いてくれなくて、手帳もこれなら使ってもいいかなという新しい人や、すでに「ほぼ日手帳」を使っている人がスケジュール用に買い足すというケースが多かったんです。でも、徐々にふつうの手帳を使っている人もこっちを向いてくれて、「これの方がのびのび書けていいな」と買ってくれるようになりました。だから問いかけても1、2年じゃダメで、5年ぐらいしないとハッキリした川の流れみたいなのが見えてこないんだとは思いましたね。

 

―ひとつの商品が生まれるまでに、どのぐらいかかるものなんですか?

 

糸井:発売前にテストをする期間がけっこうあるので、大抵は2年ぐらいですね。だから、次に出すものはいつも用意しています。ただ、急いで作ったものもありますよ。今後発売する「ほぼ日5年手帳」は、今年の6月ぐらいに考えて12月には売り出されるので、今までの最速記録です。自分が欲しいからがんばっちゃった(笑)

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ほぼ日5年手帳/4104円 左が5年分の日付入りページ、右がフリースペースという、5年分の「今日」を一度に見渡せるデザイン。「1年ごとに見比べたいことってあるんですよね。椿の花を最初に見たのはいつだったとか、セミの声がいつまでしていたとか、翌年見ると面白いじゃないですか。積み重ねることの楽しさを伝えたくて。ただ10年は長いので、5年版の持ち歩けるサイズにしました」(糸井さん)。「ほぼ日ストア」から購入すると、「ほぼ日5年手帳」をしまっておける「すこし秘密ぶくろ」が付いてくるほぼ日5年手帳/4104円
左が5年分の日付入りページ、右がフリースペースという、5年分の「今日」を一度に見渡せるデザイン。「1年ごとに見比べたいことってあるんですよね。椿の花を最初に見たのはいつだったとか、セミの声がいつまでしていたとか、翌年見ると面白いじゃないですか。積み重ねることの楽しさを伝えたくて。ただ10年は長いので、5年版の持ち歩けるサイズにしました」(糸井さん)。「ほぼ日ストア」から購入すると、「ほぼ日5年手帳」をしまっておける「すこし秘密ぶくろ」が付いてくる

 

 

―10年ではなくて5年ですか。

 

糸井:手に取った時に「これならできるかな」って思うものを作りたかったんです。たとえば高級な鹿革の表紙を使って、閉じると“パタン”って音を立てるような、重々しいものじゃなくてね。

 

―重厚すぎると、書く時に尻込みしちゃいますよね。

 

糸井:そう。それと同じような発想で作ったのが「ほぼ日のアースボール」(地球儀)です。世界一精密で、情報量も豊富なんだけど“風船”なんです。子供がビーチボールとして遊んでもいいんですよ。

 

ほぼ日のアースボール/5940円 いま販売されているどの地球儀よりも、精密で情報量が多いビーチボールタイプの地球儀。専用アプリをダウンロードしてスマホを地球儀にかざすと、各国の情報はもちろん、スペシャル動画も楽しめるという隠れた仕掛け付き。地球に親しみながら子どもと有意義な時間を過ごせる。ほぼ日のアースボール/5940円
いま販売されているどの地球儀よりも、精密で情報量が多いビーチボールタイプの地球儀。専用アプリをダウンロードしてスマホを地球儀にかざすと、各国の情報はもちろん、スペシャル動画も楽しめるという隠れた仕掛け付き。地球に親しみながら子どもと有意義な時間を過ごせる。

 

 

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身体から出たものが文字になるわけで
タイピングしたものより親密になるんだと思います。

 

―これだけアイデアがあると、飽きることはなさそうですね。

 

糸井:新たに気づくこともありますから、飽きないですね。最近だと「『ほぼ日手帳』って、かばんとか洋服を作る感覚に似ているのかもしれない」って考えたりとかね。手帳とファッションって国境がないってことも共通点で、海外の人もけっこう買ってくれているんですよ。でも“日々の言葉”なんてPlanner以外は全部日本語なのに、大丈夫かなぁ(笑)

 

―デジタル時代になっても“書く文化”ってまだまだ強いんですね。

 

糸井:デジタルのよさをよくわかっていないぐらい、まだデジタルの歴史は浅いんじゃないかなと思うんです。書くことは太古の昔からずっと人間がやってきたことだから、そこに肉体感みたいなものを感じられますよね。身体から出たものが文字になるわけで。タイピングしたものより親密になるんだと思います。伝達と保存ではタイピングが便利だけど、やはり“自分感”は手書きじゃないとのっかってこないですね。

 

―糸井さんご自身は毎日「ほぼ日手帳」を使っていますか?

 

糸井:使ったり休んだりです(笑)。でもね、使ったほうが楽しいのは明らかなんです。“スケジュール表”って楽しくないでしょ。相手の都合で書くものだから。僕は「ほぼ日手帳」をつけるのは“権利”だと思ってます。「この箸袋をここに貼り付けてやれ」とか、なんでも自分の自由にできる。来年こそは必ず、何でも手帳につけるようにしようと決心したところ(笑)

 

糸井さんが愛用しているのは、「ほぼ日手帳」の定番サイズである、文庫本サイズの「オリジナル」。カバーは、手描きの図案をもとに、織りや染め、刺繍などを施した「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」の生地を用いたもの。ペンを挿すことで留められるバタフライストッパーに、気に入ったペン2本を挿しておくことで、手帳に書くことが増えるとか糸井さんが愛用しているのは、「ほぼ日手帳」の定番サイズである、文庫本サイズの「オリジナル」。カバーは、手描きの図案をもとに、織りや染め、刺繍などを施した「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」の生地を用いたもの。ペンを挿すことで留められるバタフライストッパーに、気に入ったペン2本を挿しておくことで、手帳に書くことが増えるとか

 

 

Profile

 

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ほぼ日代表 糸井重里

1948年生まれ。群馬県出身。法政大学中退後、1970年代からコピーライターとして活動をはじめ、西武百貨店の「不思議、大好き。」「おいしい生活」など多くの名キャッチコピーを生んだ。作詞やゲーム製作など、活動は多岐にわたり、1998年にはWebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設。2002年版から「ほぼ日手帳」を毎年発売している。2016年12月に「東京糸井重里事務所」から、「株式会社 ほぼ日」と社名を変更。今年の3月には東証ジャスダックに上場も果たした。

 

 

取材・文=安藤政弘 撮影=真名子

 

 

■何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

http://at-living.press

整形疑惑の“ジョン・レノン”だと!? ほぼ日手帳とビートルズが繰り広げた熱い一夜に潜入

2002年版の誕生以来、手帳のスタンダード・セレクションとして愛用され続けている「ほぼ日手帳」。LOFTの手帳部門の売上では13年連続ナンバーワンに選ばれ、2017年版は約67万部が販売された。手帳としての機能性はもちろん、手帳カバーでのさまざまなブランドやアーティストとのコラボレートも魅力のひとつ。2018年版は79種類ものラインナップとなり、その中でも話題となっているのが、ザ・ビートルズとのコラボレートモデルだ。

 

20171129_wadafumiko_001_IMG_8416↑会場に並べられた、ほぼ日手帳のザ・ビートルズとのコラボモデル

 

アートディレクターの秋山具義、吉田ユニ、イラストレーターの塩川いづみ3氏によるデザインで4種類販売され、それぞれ曲名にちなみ、素材やフォルムも異なっている。秋山は「ラヴ・ミー・ドゥ」と「ヘルプ!」、吉田は「イン・マイ・ライフ」、塩川は「ブラックバード」をイメージしてデザイン。手帳カバー全体はもちろん、内側のポケット、しおりなどにもザ・ビートルズにちなんだ意匠が盛り込まれ、持っているだけでうれしくなる。

 

その発売を記念して10月5日に六本木のライヴハウス「ABBEY ROAD」でトーク&ライヴイベント“ほぼ日のビートルズ・ナイト!”が開催され、糸井重里とムーンライダーズの鈴木慶一によるトークと、ザ・ビートルズのトリビュート・バンドのザ・パロッツのライヴが行われた。

↑手に手にほぼ日手帳を持つ本日の出演者、ザ・パロッツとマブジョン↑手に手にほぼ日手帳を持つ本日の出演者、ザ・パロッツとマブジョン

 

ビートルマニアからも一目置かれる“本物”のバンド

まず、登場したのはザ・パロッツ。1990年に結成された彼らは、毎年イギリスはリヴァプールで開催されている世界最大のビートルズ・フェスティバル「ビートルズ・コンベンション」にアジアのバンドとして初めて出演を果たしたほか、2007年には英国を代表するロック・バンドのひとつ、アークティック・モンキーズのサポート・アクトも務めた。さらに2013年、日本ツアー中のポール・マッカートニーのプライベートパーティに招待されて、本人の前で演奏、さらに共演も果たすなど、世界各国のビートルマニアからも一目置かれている“本物”のバンドだ。

しかし、残念ながらジョン・レノン役のチャッピー吉井が9月12日に急逝。ポールのパーティでも“Hi, John!”と呼ばれたほどのジョンそっくりの演奏や立ち居振る舞いを観ることは叶わなくなったが、この夜は急遽、ザ・ファブラッズのジョン役である“マブジョン”こと馬渕英将が代役を務めた。

↑ザ・パロッツによるザ・ビートルズの楽曲が、会場を引き込む↑ザ・パロッツによるザ・ビートルズの楽曲が、会場を引き込む

 

イベントに参加した人たちが食事やドリンクを楽しみながらスタートを待ちかねていたところに、ザ・パロッツが登場。1曲目の「ア・ハード・デイズ・ナイト」でいきなり会場内の温度をぐんぐんと上げていく。続いて「オール・マイ・ラヴィング」「ロール・オーバー・ベートーヴェン」「レット・イット・ビー」が演奏されていったが、目をつむるとまるでCDを聴いているかのような再現性で、日本のバンドながら海外でも通用し、高く評価されている理由がよくわかるものだった。

その後は「イエロー・サブマリン」「ひとりぼっちのあいつ」「抱きしめたい」を熱演。“マブジョン”との息もピッタリのパフォーマンスで、大きな拍手と歓声が湧き起こった。

 

はちみつぱいはビートルズがいなかったら存在していなかった

ザ・パロッツのファースト・ステージが終わると、糸井と鈴木が、「涙の乗車券」のB面曲「イエス・イット・イズ」をバックにステージ上に登場。司会から、どうしてこの曲を選んだのか? と問われて、鈴木が「“イエス・イトイ・イズ”と、“イット”と“イトイ”の発音が近いから」と説明して笑いを呼んだ。リアルタイムでザ・ビートルズを体験しているふたりだけあって、並々ならぬ思い入れがあり、トークはいきなりマニアックな内容に。

↑ほぼ日の代表、糸井重里氏と、ムーンライダーズの鈴木慶一氏↑ムーンライダーズの鈴木慶一氏と、ほぼ日の代表、糸井重里氏

 

ザ・パロッツの演奏中に話していたという「ア・ハード・デイズ・ナイト」のイントロについて、あの“ジャーン!”という鳴りはどのようにして形成されているのかを喧々諤々と話し始める。また糸井が、鈴木がムーンライダーズの前に組んでいた、はちみつぱいはザ・ビートルズがいなかったら存在していなかったのか? と鈴木に問いかけると、音楽家としての鈴木慶一は存在しなかったと思うと答えて、かけがえのない存在であり、自らのルーツであることを明言した。さらにザ・ビートルズから過剰なまでの好奇心と集団でものを作ることのおもしろさを学んだと続け、夢中になっていた当時を糸井と思い出しながらも話は思わぬ方向に行ったり来たり。プロデューサーであるジョージ・マーティンがザ・ビートルズと出会った頃の説や、デビュー前の心情や環境、カバーの選曲の妙、バンドの編成論、マーケティングなき時代の活動形態、あまりにジョンに似ている“マブジョン”の整形疑惑、解散直前のポールの心情などをおもしろおかしく語り合った。

ザ・ビートルズの約10年間の活動に対して、ムーンライダーズの長さについて聞かれると鈴木は「集団でうまくやっていこうという気持ちがみんなにあるのと、みんなで何かを作っていくことに対しての愛情があるから。ひとりじゃだめだから、助けてよと言えるメンバーがいるから続くんです」と長寿の秘密を明らかにした。さらに糸井が「メンバーみんなが俺が一番という気持ちはないの?」と突っ込むと、鈴木は「全然ない。ムーンライダーズは全員ジョージ・ハリスンだと思う。でも、ジョージも時々カッとなるからね」と答えて、会場は爆笑に包まれた。

 

ザ・ビートルズの魅力と奥深さをあらためて知らされた2時間

20分の予定があっという間に過ぎ去り、30分に近づいたところで司会から声がかかって、ザ・パロッツのセカンド・ステージへ。糸井からのリクエストである「ノー・リプライ」からスタートし、「サムシング」を演奏したところで、メンバーが手帳のデザインの良さや感想を話してから「ラヴ・ミー・ドゥ」「ヘルプ!」「ブラックバード」「イン・マイ・ライフ」をパフォーマンス。生のサウンドを耳にして、手帳のデザインから生まれるイマジネーションがより深くなっていくような体験をさせてくれた。そして鈴木がリクエストした「ゴールデン・スランバー」へ。『アビイ・ロード』B面のハイライトである組曲で、続く「キャリー・ザット・ウェイト」〜「ジ・エンド」〜「ハー・マジェスティー」までを完全再現してくれた。その完璧なパフォーマンスを目の当たりにして、アンコールの拍手が鳴り止まず、再度ザ・パロッツが登場。“マブジョン”の存在感が光る「ツイスト・アンド・シャウト」で大団円を迎えた。演奏中も糸井と鈴木からの話しかけに答えて、ポールの前で演奏した時の裏話や演奏法などを、笑いを交えて披露。あっという間の2時間が終わった。

↑ザ・ビートルズ愛にあふれた面々↑ザ・ビートルズ愛にあふれた面々

 

糸井と鈴木の愛情たっぷりのトークのおもしろさはもちろんだったが、何よりも驚かされたのはザ・パロッツのリアリティ。トリビュート・バンドに関して、正直なところカバー・バンドくらいの認識しか持ち合わせていなかったが、その重箱の隅をつつくほどのこだわりに感服させられっぱなしだった。楽器や奏法、歌い方はもちろんのこと、ちょっとした仕草やファッションまでとことん研究していることがわかり、認識を改めた次第。ポールも思わずステージに飛び入りしたのもよくわかるほどの魅力で、この日集まったザ・ビートルズとほぼ日手帳のファンもきっと同じ思いを抱いたことだろう。

 

【セットリスト】

1部

「A Hard Day’s Night」

「All My Loving」

「Roll Over Beethoven」

「Let it Be」

「Yellow Submarine」

「Nowhere Man」

「抱きしめたい」

 

2部

「No Replay」(糸井重里リクエスト)

「Something」

「Love Me Do」

「Help!」

「Blackbird」

「In My Life」

「Golden Slumbers」(鈴木慶一リクエスト)

 

アンコール

「Twist And Shout」

 

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写真提供:ほぼ日刊イトイ新聞

マンガ「宇宙兄弟」のやりすぎな特典を一挙振り返りーー最新刊ではついに超有名手帳とコラボ

『宇宙兄弟』とは言わずと知れた、小山宙哉さんが描く大ベストセラーコミック。講談社のマンガ雑誌『モーニング』で2007年から連載されている。

 

主人公であるムッタとヒビトの兄弟が、小さい頃に交わした「兄弟で宇宙飛行士になる!」という夢を実現するため、周囲に支えられながら、数々の困難を必死に乗り越えていく姿が共感を呼んでいる。累計発行部数1900万部を超えるコミックだけではなく、映画やTVアニメでも人気を広げ、幅広い層から支持されている作品だ。

 

11月22日には、ファン待望の最新刊、第32巻が発売されるが、それに合わせて、いまや“手帳の大定番”となった「ほぼ日手帳」のウィークリーフォーマット版「ウィークス」がセットになった限定版が登場。期間限定で予約を受け付けている。

↑特製「ほぼ日手帳 ウィークス」。ハードカバータイプで、立ちながらの筆記もしやすい↑特製「ほぼ日手帳 ウィークス」。ハードカバータイプで、立ちながらの筆記もしやすい

 

「ほぼ日手帳」は薄くて軽く、持ち運びにも便利な長財布サイズ。表紙には『宇宙兄弟』のアイコンを使ったオリジナルデザインが施され、中には「宇宙の出来事カレンダー」や「天体観測カレンダー」、 さらに『宇宙兄弟』の舞台となる世界各地の美味しい料理を一覧できるページ、さらに「カール君のQ&A」など、『宇宙兄弟』ファンにはたまらない、おまけページがたっぷり収録されている。

↑手帳の表紙は、ビジネスでも使えそうなシルバーをベースに、ホワイトで『宇宙兄弟』『宇宙兄弟』の印象的なエピソードとリンクするイラストが散りばめられている↑手帳の表紙は、ビジネスでも使えそうなシルバーをベースに、ホワイトで『宇宙兄弟』『宇宙兄弟』の印象的なエピソードとリンクするイラストが散りばめられている

 

↑手帳の中には「2018年天体観測カレンダー」や「宇宙開発年表」など宇宙に関する鉄板情報を網羅。『宇宙兄弟』のキャラクターにあしらった「世界の美味しい料理」、「カール君のQ&A集」も収録している↑手帳の中には「2018年天体観測カレンダー」や「宇宙開発年表」など宇宙に関する鉄板情報を網羅。『宇宙兄弟』のキャラクターにあしらった「世界の美味しい料理」、「カール君のQ&A集」も収録している

 

でも実は、「32巻限定版」の特典はこれだけではない。『宇宙兄弟』の公式ストアで、この「限定版」を購入すると、公式ストア特典として、ムッタとヒビトが月面に立つデザインの「A5サイズクリアファイル」や、ヒビトの愛犬である「アポが可愛いコースター」、さらに小山宙哉さんのメッセージが入った、第32巻の表紙イラストを使ったポストカードも付いてくる。

 

この超スペースシャトルな、いやスペシャルな「限定版」は、一般の書店やAmazonでは手に入らない、公式サイトだけの企画。特典の単品販売の予定もないので、このチャンスは見逃せない。しかも、値段(3112円)は「限定版」と同じだから超オトクだ。

 

歴代の新作に付いてきた豪華でレアなスペシャルグッズの数々

ところでこの特典は、今回に限ったことではない。というより、『宇宙兄弟』の新刊が発売されるたびに、ファンが唸る、凝りに凝った特典がセットになっている。今ではすでに購入できないが、歴代のユニークな特典の一部を紹介しよう。

 

第11巻=ホワイトパズル

↑実際に宇宙飛行士選抜試験でも使われた絵柄のない真っ白なジグソーパズルの48ピース版だ。第4巻では。宇宙飛行士選抜試験でムッタたちも挑んでいた↑実際に宇宙飛行士選抜試験でも使われた絵柄のない真っ白なジグソーパズルの48ピース版だ。第4巻では。宇宙飛行士選抜試験でムッタたちも挑んでいた

 

第14巻=「HⅡB」フィギュアと本物のフェアリング

↑2009年に種子島宇宙センターから打ち上げられ地球に帰還した「H-ⅡBロケット」のパーツ“フェアリング”のなんと実物を封入! H-ⅡBロケットフィギュアのディスプレイの土台部分に収納できる↑2009年に種子島宇宙センターから打ち上げられ地球に帰還した「H-ⅡBロケット」のパーツ“フェアリング”のなんと実物を封入! H-ⅡBロケットフィギュアの土台部分に収納できる

 

第23巻=写真集『宇宙紀信』

↑写真家の篠山紀信がロケットの製造現場から打ち上げシーンまでを撮影。稀代のカメラマンがとらえた迫力ある写真約70点を収録している↑写真家の篠山紀信がロケットの製造現場から打ち上げシーンまでを撮影。稀代のカメラマンがとらえた迫力ある写真約70点を収録している

 

第24巻=ペットボトルロケット

↑少年時代のムッタとヒビトが打ち上げた「ペットボトルロケット」のキットだ。実際に使用が可能で、最長で60cmぐらい飛ぶらしい↑少年時代のムッタとヒビトが打ち上げた「ペットボトルロケット」のキットだ。実際に使用が可能で、最長で60cmぐらい飛ぶらしい

 

第27巻=「絵名の惑星」ヘアピン

↑宇宙飛行士・北村絵名が作品内でつけているヘアピンを再現した。シトリン、タイガーアイ、アマゾンナイトなどの天然石が使用。色にもこだわっている↑宇宙飛行士・北村絵名が作品内でつけているヘアピンを再現した。シトリン、タイガーアイ、アマゾンナイトなどの天然石が使用。色にもこだわっている

 

第31巻=「ムッタの月面レジャーマット」

↑ムッタが初めて月面に降り立ったシーンを再現した月面のクレーターや手形のイラストがプリントされている。畳むとコンパクトになり、持ち運びに便利な持ち手付き↑ムッタが初めて月面に降り立ったシーンを再現した月面のクレーターや手形のイラストがプリントされている。畳むとコンパクトになり、持ち運びに便利な持ち手付き

 

と、どれも復刻して欲しくなるものばかり。さて、第33巻ではどんなスペシャルセットが登場するのか……。楽しみに待ちたい!