0.98kgの超軽量。それでいてパワフルなシロカ最新クリーナー「かるピカ パワー」登場!

シロカは7月29日に、パワーブラシによるパワフルな吸引力に加え、0.98kgの超軽量設計を実現した「2wayコードレススティッククリーナー かるピカ パワー(SV-SP351)」を発売します。

 

シロカは2020年から「2wayコードレススティッククリーナー」を販売しており、本体の軽さやパワフルな吸引力で好評を得ているといいます。新製品のSV-SP351は、本体の軽さを維持しつつ、より快適に掃除できるパワーブラシを搭載しています。

 

重量は、女性やご年配の方でも軽々使える0.98kgの超軽量ボディを実現。高いところの掃除も負担なく行なえます。コンパクトで収納にも困らないので、2台目の掃除機としてもニーズがあるでしょう。

 

新搭載のパワーブラシはモーター駆動で、カーペットや畳などのゴミもしっかりと吸い取れます。また、スティック掃除機としても、ハンディ掃除機としても使える2way仕様も特徴。テーブルの上や階段、車の中など、掃除したい場所によって使い分けられます。

 

 

 

スティッククリーナー時は、手首をひねるとヘッドが縦横に回転。壁際などの掃除もラクとしています。また、床とほぼ水平になるまで本体を倒してもヘッドが浮かないため、ベッドやソファーの下などの狭い場所も手軽に掃除可能です。

 

本体サイズは約幅7×奥行き8×高さ42cm。そのほか仕様は、充電時間約4時間、運転時間が強モードで10分、標準で25分、集じん容量は約0.2Lです。

「吸引だけじゃ物足りない!」キレイ好き層にダイソン初の水拭きコードレス「サブマリン」が刺さりそう

ダイソンは水拭きもできる「Dyson V12s Detect Slim Submarine(ダイソン V12s ディテクト スリム サブマリン)」(直販価格12万1000円)と、同社のコードレス史上最もパワフルな「Dyson Gen5detect Absolute(ダイソン ジェンファイブ ディテクト アブソリュート)」(同12万1000円)の2モデルを発売しました。

↑水拭きもできる「Dyson V12s Detect Slim Submarine」(左)と、同社のコードレス史上最もパワフルな「Dyson Gen5detect Absolute」(右)

 

Dyson V12s Detect Slim Submarineはダイソン初の水拭き機能を搭載したモデルで、付属する「Submarineウェットローラーヘッド」を装着することで、「自動給水」から「汚れを吸着」、「汚れを汚水トレイにかき取る」まで自動で行う機能によって床を水拭きできます。吸引掃除と同時に水拭き掃除は行えませんが、これ1台で吸引掃除から水拭き掃除まで一通り行えるのが大きな魅力です。

 

一方、Dyson Gen5detect Absoluteは、毎分最大13万5000回転を実現した最新の「第5世代Hyperdymiumモーター」を搭載。ダイソンのコードレス史上で、最もパワフルであることを売りにしています。0.1μmもの微細な粒子を145回折りたたんだ全長1.9mのフィルターによって99.99%捕えるのが大きな特徴です。

 

ローラーに自動で給水し、汚水はトレイにためる仕組み

パワフルなDyson Gen5detect Absoluteも魅力ですが、標準質量が3.2kgとかなり重いことが惜しいところ。やはり注目は、ダイソン初の水拭き機能を搭載するDyson V12s Detect Slim Submarineです。

 

付属するSubmarineウェットローラーヘッドは、容量300mlの給水タンクと容量360mlの汚水トレイを搭載。8つの自動給水ポイントから毎分18mlの水をウェットローラーに供給し、均等に水を行きわたらせて水拭きを行います。吸着した食べこぼしや液体、皮脂、小さなゴミなどは、内部のステンレススクレイパーがかき取って汚水トレイに排出される仕組みです。1回の給水で最大110m2(約66畳)の床面を水拭き掃除できるとのこと。

↑Dyson V12s Detect Slim Submarineに付属するSubmarineウェットローラーヘッド

 

Submarineウェットローラーヘッドはモーター駆動するものの、吸引機能は搭載していないため、水分などを吸い込んでモーターが壊れる心配は全くありません。なお、吸引掃除をする場合は、付属のFluffy Opticクリーナーヘッドなどを使う必要があります。

↑Submarineウェットローラーヘッドの仕組み。ウェットローラーに接するステンレススクレイパーが汚れをかき取ります

 

↑発表会場では巨大なSubmarineウェットローラーヘッドの模型も展示されていました

 

Submarineウェットローラーヘッドは薄型設計になっており、家具の下など掃除がしにくい場所でもゴミや食べこぼしを水拭きできます。使用後のウェットローラーと本体ケースは希釈した家庭用洗剤によって水洗いが可能なほか、食器洗い乾燥機にも対応しているのでメンテナンスもラクだといいます。

↑Submarineウェットローラーヘッドはワンタッチで分解でき、汚水トレイと給水タンク部、ウェットローラーを取り外せます

 

光でホコリを可視化できるヘッド搭載で吸引掃除も抜かりなし

Dyson V12s Detect Slim Submarineには、光でホコリを可視化できる「Fluffy Opticクリーナーヘッド」も付属しています。2021年に登場した「Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド」に比べて床面をより広く照らし出し、約2倍のホコリを可視化できるようになりました。

 

また、吸気口に設置したピエゾセンサーによってゴミの量とサイズを常に計測。床面の種類やゴミの量によって吸引力を自動調整する機能も備えています。

 

発表会では重曹などをFluffy Opticクリーナーヘッドで掃除するデモと、こぼしたコーヒー、クレヨンによる落書きなどをSubmarineウェットローラーヘッドで掃除するデモが行われました。Fluffy Opticクリーナーヘッドは光でホコリを可視化してキレイに吸い取り、こぼしたコーヒーやクレヨンによる落書きは、Submarineウェットローラーヘッドがしっかりと落とす過程を見ることができました。

↑Fluffy Opticクリーナーヘッドは光でホコリを可視化しながら掃除を行えるのが魅力です

 

↑重曹はしっかりと吸い取ったものの、クレヨンによる落書きは残りました

 

↑ヘッドをSubmarineウェットローラーヘッドに変更。通った後はクレヨンが消えています

 

↑こぼしたコーヒーもこの通りキレイになりました

 

Dyson Gen5detect Absoluteのパワフルさも魅力

発表会ではDyson Gen5detect Absoluteの吸引力の強さについてのデモも行われました。深い溝からゴミを吸い取るデモ、ベッドにベビーパウダーをまき、ベッドパッドとシーツ越しに吸い取るデモが行われました。

↑すき間の奥に詰まったプラスチックのボールのようなものを吸い取るデモ

 

↑左端の浅い溝だけでなく、右端の深い溝からもすべて吸い取りました

 

↑ベッドにベビーパウダーをまき、ベッドパッドとシーツをかぶせた上からDyson Gen5detect Absoluteで吸い取るデモ。ゆっくりと前から後ろに2回に分けて掃除をします

 

↑ベッドパッドとシーツを取り外したところ、掃除機をかけたところ(上部分)だけキレイになりました

 

↑吸い取ったベビーパウダーはこの通りクリアビン(ダストケース)に捕集

 

欲を言えば、このパワフルさでSubmarineウェットローラーヘッドにも対応していれば、“最強”のコードレススティック掃除機になれたのに……その点が少し残念なところです。

 

吸引掃除では物足りなくなったユーザーに刺さる製品

コロナ禍がようやく収まりつつある中で、リモートワークから通勤に戻る会社も多いと思いますが、コロナ禍約3年間の中で我々の生活スタイルが大きく変化しました。室内の清潔感にこだわる方が増えたためか、吸引掃除だけでは足りずに水拭き掃除もしたい、してほしいと思う人は多いのでしょう。その証拠に、ロボット掃除機でも吸引掃除に加えて水拭き掃除を行えるモデルが人気になっています。

 

しかし、水拭き掃除ができるロボット掃除機でも、クレヨンによる落書きのような頑固な汚れはなかなか落とせないのが実情。Dyson V12s Detect Slim Submarineはそんな汚れでもしっかりと落とせるため、「部屋の隅々まで自分の手でしっかりと掃除機がけや水拭き掃除をしたい」という人にはぴったりの製品なのかもしれません。

↑発表会には家事代行サービスを提供するベアーズ取締役副社長で全国家事代行サービス協会 会長を務める高橋ゆきさんが登壇しました。掃除のコツについて「ホコリは乾いているうちに取り除くのがポイントで、汚れは水分を与えて濡らすとふやけて取り除きやすくなります」と語りました。さらに「から拭き、仕上げみがきが拭き掃除のプロにとって重要なポイントです」とのことでした

 

12人のダイソン・ラバーに聞いた、「ダイソンのここが好き!」「忘れられない思い出!」

ダイソンラバーは各界に多数存在。ここでは、日ごろ本誌制作に携わる識者や執筆陣のなかでも特にダイソン愛の強い12名が集結し、思い出やアツい想いを語ってもらった。

※こちらは「GetNavi」2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【#1】

家電女優 奈津子さん

SDN48メンバー在籍時、劇場が秋葉原の電気街に近かったことで家電の魅力に目覚め「家電アドバイザー」を取得。Instagram @natsuko_kaden

「多くの製品のレビューや、エンジニアさんへのインタビューをしてきました。常識だけにとらわれず、研究・分析を重ねて常に新しい概念を打ち出す姿勢は学ぶ点が多く、クールで毎度シビレます。ダイソン、ラブ♡」

 

【#2】

家電ライフスタイルプロデューサー 神原サリーさん

新聞社勤務、ライターを経て現職。情報発信のベースとして「家電アトリエ」を構え、様々なメディアで活躍する。

「愛用中の『エアラップスタイラー』に、G-Forceをイメージした心躍るカラーの記念モデルが出たのを知ってすぐに購入! 素焼きの陶器のようで、使うたびにその滑らかな手触りに感動しています。」

 

【#3】

家電ジャーナリスト 安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとして、テレビやラジオなどにも出演する。

「2013年2月に、シンガポールに新設したばかりのモーター製造工場『ダイソン ウエスト パーク』を訪問し、最新のデジタルモーター V4を見学しました。これを搭載するハンドドライヤー『エアブレード』シリーズは未発売だったこともあり、日本発売を待ち遠しく感じたのを思い出します。」

 

【#4】

家電王 中村 剛さん

2002年「TVチャンピオン」のスーパー家電通選手権で優勝。現在は家電王として動画「くらしのラボ」を毎週配信中。

「TVチャンピオンで優勝した当時、サイクロン式の先駆けとして日本に登場したのが、ダイソンデュアルサイクロン技術を採用した『DC05』。これの『永久使用フィルター』がクイズの問題でした。」

 

【#5】

動画クリエイター Masuoさん

YouTubeチャンネル「MasuoTV」「MasuoGames」などを運営。ゲーム実況やスポーツほか、マルチに活躍する。

「昔からダイソンに憧れていたのですが、ひとり暮らしの部屋にはやや大きいのでためらっていました。3年くらい前、小さくて軽い『デジタル スリム フラフィ』が登場し、即購入。うれしくて動画でも紹介しましたし、イメージ通りの使いやすさで掃除をする頻度が爆上がり!

 

【#6】

本誌副編集長/現家電担当 青木宏彰

「家電コーディネーター」の資格を持ち、市場動向にも詳しい。製品評価では機能性に加えて、デザインも重視する。

「『スーパーソニック』のかつてない空洞デザインと圧倒的な大風量には驚かされました。ドライヤー業界、いや美容業界全体に“風穴を開けた”ゲームチェンジャーと言えるでしょう。」

 

【#7】

家電ライター コヤマタカヒロさん

キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、料理家電の検証記事も多数手がける。

「最初に触れたのは兄が購入した『DC12』でした。そのときに憧れ、いまでも愛用しています!」

 

【#8】

家電芸人 松橋周太呂さん

「家事えもん」の愛称で知られる家事・家電芸人。「掃除能力検定士5級」の資格を持ち、掃除は趣味でもある。

一番感動したのは、初めてフラフィクリーナーヘッドを体感したとき。微細な塵まで吸い切り、サラサラなあの床の感触をいまでも足の裏が覚えています。その後もさらに進化を続けているこのヘッドは、ダイソンの掃除機で最も特筆すべきポイントだと思っています。」

 

【#9】

家電ライター平島憲一郎さん

白物家電全般を手がける。特に掃除機・調理家電に明るく、本誌レビュー記事の多くを執筆。本特集のメインライター。

「2011年3月末、ダイソンの日本オフィスで本国のデザインエンジニアを取材。東日本大震災直後で日本駐留ビジネスマンの多くが一時帰国するなか、日本に残って対応してくれたことに感激しました。」

 

【#10】

白物・美容家電ライター 田中真紀子さん

白物・美容家電を得意とする。ユーザー目線を大切にした主婦ならではの感性で検証やレビューを行う。

「『スーパーソニック』が初めて登場したとき、とんでもないドライヤーが出てきたと度肝を抜かれました。基幹技術はそのまま、いまもツールで進化し続けているのがスゴいです。」

 

【#11】

本誌元家電担当(2014〜16年) 小林史於

本誌家電担当を経て現在はGetNavi webに移籍。本誌在籍中、ジェームズ・ダイソン氏にインタビューした経験あり。

「『V6 マットレスプレス』で自宅の布団を掃除したら、吸い取ったゴミの成分を教えてくれるというモニターに参加。ダニ類の数合計832頭という結果に衝撃を受けたのを覚えています。」

 

【#12】

本誌元家電担当(2009〜10年) 大槻剛史

子煩悩な元編集部員、現営業マン。自宅ではドライヤー等を愛用。軽いヘッドは幼い息子にも扱えて、重宝している。

「ダイソン製品は発表会の撮れ高が常に高く、連載の『おひろめ』でマンガにしたほか、本誌サイズに小型化した『DC26』を原寸大で掲載。校了間際に会場で取材しながらネバッて記事化した思い出があります!」

数字で驚くダイソン! 4372億円、2400万台、6000人…果たして何を示す?

ダイソンは、革新的なプロダクトと、それを支える技術にこだわる「テクノロジーカンパニー」を標榜している。ここでは様々な数字を通してそのこだわりに迫ろう。

※こちらは「GetNavi」2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

【5127個】

世界初のサイクロン掃除機の完成に要したプロトタイプの数

ジェームズ・ダイソン氏は1983年に初のサイクロン掃除機を発明するまでに、約4年で5127個のプロトタイプを試作。毎回、変更部分は1か所だけにして、その変更で何が変わるか見極めた。成功までの5126回の“失敗”はまさに正解に至るまでの重要なプロセスだった。

↑ジェームズ氏は段ボールからABS樹脂まで様々な素材を使ってプロトタイプを試作した

 

【6000人】

全社員数の3分の1以上がエンジニアと科学者

ダイソンは家族経営企業でありながら世界全体で1万4000人を超える従業員を雇用。そのうち約6000人がエンジニアや科学者である。エンジニア・科学者が社員の3分の1以上を占める企業は異例で、「テクノロジーカンパニー」を標榜するダイソンの姿勢が顕著に現れている。

↑グローバル本社内のロボット研究所の様子。日々、様々なテストを行い知見を蓄積している

 

【4372億円】

テクノロジーの研究開発に投資した額

ダイソンは昨年、テクノロジーの研究開発に27億5000万ポンド(約4372億円/※)を投資する5か年計画を発表。エンジニア、科学者、ソフトウェア開発者からなるグローバルチームを持ち、個体電池セル、デジタルモーター、ロボット工学、AIなどの開発に取り組んでいる。

↑シンガポール初の市営発電所をグローバル本社として改築。様々な研究機能を備え、24時間稼働している

 

【200回】

超過酷な耐久性テスト1セットの回数

ダイソンには「拷問コース」と呼ばれる試験コースがあり、機械的テスト装置を大量に導入するだけでなく、粗暴な家庭よりさらに過酷な条件で試験を実施。数百人が製品を壊すべく最大限に乱暴に扱う。そして200回使用するごとに写真撮影して記録を残している。

↑ダイソンの本社工場にあるテスト施設では、掃除機など各種製品の挙動も試験している

 

【3万6000エーカー】

ダイソン家が運営する農地の総面積

ダイソン家は2012年に「ダイソンファーミング」を設立。19年からカーボンニュートラルを実現し、いまや3万6000エーカーの農地を所有する英国最大の単一生産者に。隣接する嫌気性消化装置で暖めた15エーカーの最新鋭ガラスハウスでは甘み満点の英国産イチゴを栽培している。

↑巨大な温室で70万株のイチゴを栽培。毎年収穫される750トンを英国で販売している

 

【390件】

「ジェームズ ダイソンアワード」の若者支援件数

ジェームズ ダイソン財団が主催する国際エンジニアリングアワード「ジェームズ ダイソン アワード」は、2005年の初開催以来、世界中の若者の発明を計390件支援。受賞をきっかけに作品の製品化や起業を果たした若者も多い。2023年の同アワードは初めてポルトガルで開催される。

↑アワードでは受賞者への賞金授与のほか、アイデアを多くの人に届ける機会を提供

 

【2400万台】

自社工場で1年に作る小型高速モーターの台数

ダイソンは世界最小の高速モーターを自社開発。組み立て工程をロボット化した工場で年間2400万台のモーターが製造される。シンガポールとフィリピンでは完全自動化された工場が24時間稼働。なお、モーターの他社への供給は行わない。

ロボロックのロボット掃除機がAmazonプライムデーで最大29%オフ! 機種ごとの違いを解説

世界40か国以上でロボット掃除機を販売し、累計販売台数1312万台(2022年12月末時点)を誇るロボロック。活況のロボット掃除機市場をけん引するメーカーのひとつです。そんなロボロックのロボット掃除機が、Amazonのビッグセール「Amazonプライムデー」で最大29%オフに。この機会を逃す手はありません!

 

ロボロックの多くの製品に共通するのが、ゴミの吸引に加えて、水拭き掃除も同時に行なうところ。現在のロボット掃除機市場では、吸引掃除と水拭き掃除の2in1機能がトレンドとなっていますが、そのトレンドを作ったメーカーとも言えるのです。もちろん、ロボット掃除機に求められる清掃力、賢さ、使い勝手は折り紙付き。

 

プライムデーでは、7月11日(火)0時~12日(水)23時59分の間、ロボロック製品がセール価格で販売されます。今回は、その目玉製品たちを一挙に紹介! ロボット掃除機を狙っている人はぜひチェックしてみてください。

 

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【目玉製品その1】

給水・モップ洗浄・ゴミ収集対応の「全部入り」プレミアムモデル「Roborock S7 MaxV Ultra」

セール価格:19万2824円→13万7800円(29%OFF)

↑Roborock S7 MaxV Ultra

 

トップバッターは、ロボロックのプレミアムモデル「Roborock S7 MaxV Ultra」。最大の特徴は、水拭きに必要な給水を自動化するとともに、水拭きモップを自動洗浄し、吸引したゴミを自動収集する「3way全自動ドック」を採用していること。水拭き掃除やモップ洗浄に必要な水を、ドックの清水タンクから本体に自動給水してくれるため、水拭き掃除をするたびに人の手でモップを濡らしたり水洗いしたりする必要はありません。さらには、ゴミ捨ての頻度も大幅に低減してくれるので、掃除前の「準備」や掃除後の「お手入れ」の手間をグンと減らせるんです。

 

水拭き掃除中にロボット掃除機本体の水量が不足した場合には、自動でドックに戻り、給水します。

↑ドック上部中央の清水タンクに水を入れておけば、ロボット掃除機本体に自動で給水してくれます

 

水拭きモップの自動洗浄は、水拭き終了時や掃除中に自動でモップを洗浄する機能で、洗浄で汚れた水は汚水タンクに吸い上げる仕組み。水拭き掃除中にドックに戻ってモップを洗浄するタイミングはスマホ用アプリで設定できます。間隔は10分から50分まで、5分刻みの9段階から決められます。水拭き掃除の途中でもこまめに洗浄すれば、常にキレイなモップで清掃できます。

↑毎分600回転する高速の洗浄ローラーでモップの汚れを落とす仕組み。洗浄に使用した水は向かって左上の汚水タンクに回収されます

 

掃除が終わりドックに戻ると、ロボット掃除機本体が吸引したゴミを自動収集。ドックに内蔵する紙パックは2.5Lの大容量で、約60日分※1のゴミを溜めておくことができます。2~3回掃除するたびに、ロボット掃除機本体のダストボックスを取り出し、ゴミ捨てをする必要はなし。頻繁なゴミ捨てのわずらわしさから解放されるのはうれしい限りです。

↑本体のダストボックスからゴミを自動収集。約60日分※1のゴミを溜めておくことができます

 

※1 部屋の環境などにより、収集できる日数は変わります。

 

気になる清掃力については、5100Paの強力な吸引力を備え、カーペットの奥に入り込んだ微細なハウスダストも一網打尽。ペットのトイレ砂などもきっちり吸い上げてくれます。

 

また、水拭き性能についても、毎分最大3000回の高速振動と600gのモップ加重により、床にこびりついたベタベタ汚れをしっかりと除去。念入りに拭き上げる「水拭き強力モード」も搭載しており、皮脂汚れや花粉、飲み物が乾燥した汚れなどを取り除きます。

↑モップの振動数は、弱(1650回/分)、中(2300回/分)、強(3000回/分)の3段階で設定可能

 

「これはいい!」と感心するのが、「自動モップリフトモード」。カーペットを検知すると、モップを自動で5mm持ち上げるので、4mm未満の毛足の短いカーペットであれば濡らすことなく、吸引掃除のみを行ないます。もちろん、カーペットを自動回避するモードも用意されているので、4mm以上の長い毛足のカーペットを敷いていても、安心して使用できますよ。

↑カーペットを検知し、モップを自動で持ち上げる「自動モップリフトモード」。毛足が4mm以上のカーペットの場合は、「カーペット回避モード」を選択しておけばOK

 

ロボット掃除機としての賢さもチェックしておきましょう。Roborock S7 MaxV Ultraは、毎分300回転し、周囲を360度スキャンする高性能なLDSレーザーセンサーを備えており、素早く正確に※2部屋のマップを作成します。加えて、顔認証技術を応用して物体との距離や形状を判断する「ストラクチャードライト&カメラ」と、物体を画像でとらえる「RGB カメラ」の2種類のカメラを搭載。8種類(履物、コード、電源タップ、布類、ペットの排泄物、扇風機などの台座、体重計、ちりとり)の障害物と、5種類の家具(ベッド類、複数人がけのソファ類、テレビスタンド、ダイニングセット、洋式トイレ)を認識・回避※3します。

 

※2 把握した間取りと実際の間取りの一致率は99%です。Roborock調べ

 

回避した障害物を、アプリのマップ上に表示してくれるのもうれしいポイント。ちなみに、ペットの排泄物を認識すると、10cm以上の距離を取って回避※3。履物やベッドは近い距離で回避※3するなど、障害物の種類によって「どこまで接近するか」を変えてくれるのが賢いですよね!

↑8種類の障害物以外も、幅5cm、高さ3cm以上の物体であれば「その他」として認識・回避※3してくれます

 

※3 障害物の認識精度は環境要因によって異なる場合があります。100%の回避を保証するものではありません。幅5cm高さ3cm以上の物体を回避します。

 

スマホアプリ上では、部屋の間取りはもちろん、ベッドやソファ、ダイニングセットなども認識して表示。アイコンをタップするだけで、その周囲をピンポイントで掃除できるのが便利です。部屋の家具や床材などから各部屋の種類を認識するほか、掃除する部屋の順番や、各部屋に適切な吸引力と水拭き強度を推奨してくれるなど、アプリの機能はまさに「至れり尽くせり」といったところ。

 

また、スマートスピーカーによる音声操作にも対応しているほか、本体に搭載されたカメラを活用し、スマホアプリ上で部屋の様子をリアルタイムで確認できる機能を搭載。本体にはマイクとスピーカーが搭載されているので、外出先からカメラの映像を確認しつつ、Roborock S7 MaxV Ultraの周辺にいる家族と、通話できるというわけです。

↑本体に搭載されたカメラを活用し、アプリ上で部屋の様子をリアルタイムで確認できる見守り機能にも対応

 

「ない機能がない」。そんな印象さえ抱くだけあって、Roborock S7 MaxV Ultraの価格は19万2824円(税込)と高め。簡単に手が出せる価格ではありませんが、今回のセールでは、5万円以上値下げされ、13万7800円に。床の掃除はできる限りロボット掃除機に「おまかせ」したいという人は、ぜひチェックしてみてください!

 

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【目玉製品その2】

強力な水拭き性能とゴミの自動収集機能を備えた「Roborock S7+」

セール価格:7万6890円→6万4800円(16%OFF)

↑Roborock S7+

 

「全部入り」のフラッグシップモデルとまではいかなくとも、高性能な水拭き機能とゴミの自動収集機能は譲れない。そんな人にオススメしたいのが、「Roborock S7+」です。本機は、ゴミの自動収集機能に特化した、「スマート自動ゴミ収集ドック」を搭載。ゴミ捨ての手間を大幅に減らすことができます。

 

特徴的なのは、紙パック式とサイクロン式の2種類が用意され、好みの方式を選べる点です。紙パック式は約60日分※4のゴミを収集でき、ゴミ捨て時にゴミが舞い上がらないのがメリット。一方のサイクロン式は、ゴミ収集の吸引力が衰えにくく、ゴミ収集ボックス、サイクロンセパレータの水洗いが可能で、経済的に使えるのが魅力です。

 

※4 部屋の環境などにより、収集できる日数は変わります。

↑サイクロン式と紙パック式の2種類の方式から、好みの方式を選べるのがユニーク

 

水拭き性能はRoborock S7 MaxV Ultraと肩を並べ、毎分最大3000回の高速振動と、600gのモップ加重により、床にこびりついたガンコな汚れもキレイに拭き上げてくれます。吸引力については、Roborock S7 MaxV Ultraの約半分となる2500Pa。「しっかり吸引してくれるの?」と不安を感じる人もいるかもしれませんが、おうとつのある床面もきっちりとらえ、絡まった毛も取り除きやすいラバー製メインブラシが、上下左右に動く3D機構を採用しているので、集じん力に不足はありません。Roborock S7 MaxV Ultraと同様、「自動モップリフトモード」を搭載するため、カーペットを濡らしてしまう心配もなし!

↑水拭き性能はRoborock S7 MaxV Ultraに比肩し、床にこびりついたベタベタ汚れもしっかり落としてくれます

 

障害物の認識機能は非搭載であるものの、高性能LDSレーザーセンサーと独自のアルゴリズムにより、各部屋を正確に※5マッピング。効率的な走行ルートで手際よく掃除を進めていきます。スマホアプリを使えば、部屋ごとに吸引力や水拭き強度を設定できたり、カーペットを認識してカーペットエリアを自動でマップ化したりと、使い勝手は申し分ありません。スマートスピーカーによる音声操作にも対応しています。

 

※5 把握した間取りと実際の間取りの一致率は99%です。Roborock調べ

 

高性能な水拭き機能とゴミの自動収集機能だけは手に入れたい人にとって、Roborock S7+はベストな選択肢のひとつになるはず。今回のセールでは、なんと16%オフで、驚異の6万4800円。今すぐ以下のリンクをタップしましょう!

 

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【目玉製品その3】

パワフルな吸引力のシンプルモデル「Roborock Q7 Max」

セール価格:6万5890円→4万9800円(24%OFF)

↑Roborock Q7 Max

 

ラストを飾るのは、「Roborock Q7 Max」です。ゴミの自動収集ドックは非搭載ですが、吸引力はRoborock S7+を上回る4200Pa。床面のおうとつにピタリと密着し、3次元に動くラバー製メインブラシで微細なゴミも取り逃しません。水拭き性能については、高速振動機能は備えていませんが、30段階の水量調節が可能で、水拭きの仕上がりを自在にコントロールできます。

↑スマホアプリで水量調整が可能。床の状況に応じて水拭き時の水量を細かく決められます

 

高性能LDSレーザーセンサーと独自のアルゴリズムにより、各部屋を正確※6にマッピングして効率的なルートを導き出すのは、Roborock S7+と同様。5200mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大300平方メートル、180分稼働する※7ので、バッテリー残量を気にすることなく掃除をまかせられます。

 

※6 把握した間取りと実際の間取りの一致率は99%です。Roborock調べ
※7 サイレントモードでモップモジュールを取り外した吸引掃除の場合。Roborock調べ

 

もちろん、スマホアプリとの連携にも対応し、掃除の開始/終了はもちろん、吸引力やスケジュール機能の設定、掃除履歴の確認などを外出先から操作できます。吸引掃除と水拭き掃除が可能で、シンプルに扱えるRoborock Q7 Maxは、ロボット掃除機初心者にもぴったり。セール価格は4万9800円と、手の届きやすい価格なので、「初めてのロボット掃除機」として選んでみてはいかがでしょうか?

 

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「我が家のロボロック」を選ぶなら今がベストなタイミング

3way全自動ドックを採用したRoborock S7 MaxV Ultra、高性能な水拭き機能とゴミの自動収集機能が手に入るRoborock S7+、そして、必要十分な性能・機能とリーズナブルな価格が魅力のRoborock Q7 Max。三者三様の特徴を持っていますが、いずれのモデルも、ここまでお得な価格で購入できるチャンスはそうそうありません。求める機能や予算に合わせて、「我が家のロボロック」を選んでみてくださいね!

 

3製品の主な違い

Roborock S7 MaxV Ultra Roborock S7+ Roborock Q7 Max
自動モップ洗浄
自動給水
自動ゴミ収集ドック/収集方法 紙パック 紙パック/サイクロン
AI物体識別・回避
2種類カメラ搭載
見守り機能
双方向通話
吸引力 5100Pa 2500Pa 4200Pa
マッピング方式 LDSレーザー LDSレーザー LDSレーザー
リアルタイムマッピング&ルート表示
3D稼働メインブラシ
メインブラシの素材 ラバー ラバー ラバー
ゴミ捨て頻度の目安 60日 60日 2日
最長稼働時間(面積)※8 180分(300平方メートル) 180分(300平方メートル) 180分(300平方メートル)
水拭き対応
高速振動モップ・高加重モップ
水拭き強力モード
自動モップリフトアップ
カーペット認識超音波センサー
水拭き最大可動面積※9 300平方メートル 250平方メートル 240平方メートル
スマートスピーカー対応
本体サイズ 本体:直径35.3×高さ9.65cm/3way全自動ドック:幅42.2×奥行き50.4×高さ42.0cm 本体:直径35.3×高さ9.65cm/ゴミ収集ドック:幅31.4×奥行き45.7×高さ38.3cm 直径35.3×高さ9.65cm
本体重量 本体:約4.7kg/ゴミ収集ドック:8.5kg 本体:約4.7kg/ゴミ収集ドック:約5.6kg 約3.7kg

※8 サイレントモードでモップモジュールを取り外した吸引掃除の場合。Roborock調べ

※9 水拭きを「ソフト」または「最少」で実行し、部屋の20%が家具など水拭きできないエリアとして想定。部屋の環境などにより、異なる可能性があります。Roborock調べ

 

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年表で振り返るダイソンの軌跡! 日本初上陸の1986年から今までをプレイバック

1998年にダイソンが日本法人を設立して今年で25年を迎える。ここでは、時代を彩った数々の名品・ヒット商品を紹介しつつ、その輝かしい軌跡を改めて振り返る!

※こちらは「GetNavi」2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ジェームズ氏開発の画期的な掃除機は日本で製造販売した

ダイソン社の日本法人設立は1998年だが、創業者ジェームズ・ダイソン氏と日本の関係はさらに10年以上遡る。彼は1983年にはすでに紙パックが不要なサイクロン掃除機を発明していたが、そのライセンス契約を結ぶ相手が見つからずにいた。そんななか興味を示したのが日本の商社エイペックス。彼らはこの革新的なサイクロン掃除機を称賛し、シルバー精工が製造を担当、1986年「G-Force」と名付けられ日本で発売されたのだ。ここで得たライセンス料が、のちのダイソン設立の元手になった。

 

その後もダイソンと日本は格別な関係を持ち続ける。2004年発売のキャニスター型「DC12」は日本の住宅環境に配慮しコンパクト収納を実現した日本専用モデル。2009年発売の「DC26」も同社史上最小・最軽量モデルとしてヒットし、日本マーケットでの人気を決定づける契機となった。

また、ダイソンは同社の戦略上重要な製品をまず日本で発表することも多い。例えばダイソン初のロボット掃除機「Dyson 360 Eye」や、同社初の美容カテゴリ製品「Dyson Supersonic」を初披露したのは日本だった。さらに直営店「Dyson Demo」も、その世界1号店を2015年に東京・表参道にオープンしている。

 

ジェームズ氏をはじめダイソンの多くのキーマンは「日本の消費者はテクノロジーに敏感だ」と語る。ときに手厳しい日本のユーザーの要望はダイソンにとっても刺激的なようだ。今後もダイソンが画期的な製品やテクノロジーを発表し、日本のユーザーがそれを熱狂を持って迎え入れる、両者の”蜜月関係”は長く続くはずだ。

 

年表で振り返る、僕らのダイソンの“今まで”

【1986年】G-Force

↑ジェームズ氏による世界初のサイクロン掃除機。当時25万円で発売されたが、たちまち人気製品に。1991年には国際デザインフェアで賞を受賞した

 

【1998年】ダイソン株式会社設立

日本オフィスを東京・半蔵門に構え、販売業務をスタート。これを機に、日本の住環境に適した製品開発も始まった。

 

【2004年】Dyson DC12

↑ホースを巻きつけてコンパクト収納を実現した日本専用モデル。初搭載の「ダイソンデジタルモーター」は同社掃除機の基幹技術に

 

【2007年】Dysonリミテッドエディション DC16

↑同社初のハンディ掃除機「DC16」とイッセイ ミヤケのコラボモデル。三宅一生氏と親交が深いジェームズ氏は2007年のコレクションの舞台デザインを担当した

 

【2009年】Dyson DC26

↑ 日本の住環境を考慮して開発。高い吸引性能・サイクロン性能を維持しつつ同社キャニスター史上最小・最軽量(当時)を実現した

 

【2011年】Dyson Digital Slim DC35マルチフロア

↑ハンディながらアルミパイプやモーターヘッドを付属し床掃除に対応。コードレス掃除機カテゴリ誕生の端緒となった

 

【2014年】Dyson Airblade Tapハンドドライヤー

↑独自のAirbladeテクノロジーにより、手洗いと乾燥をシンク内で完結。シート状の高速風が吹き出し手を乾かす。空港など多くの施設で採用

 

【2014年】Dyson 360 Eye ロボット掃除機

↑サイクロン機構と独自の360°ビジョンシステム搭載の市販第1号モデル。当時360度カメラで部屋全体を視認する技術は画期的だった

 

【2015年】Dyson Pure Cool 空気清浄ファン

↑独自の“羽根のない扇風機”に、PM0.1レベルの微粒子も99.95%捕集する空気清浄機能を搭載。夏にきれいな空気で涼めると人気に

 

【2016年】Dyson Supersonicヘアドライヤー

↑約4年の毛髪科学研究と約600個の試作を経て完成。モーターの技術と緻密な温度制御で大風量かつ髪ダメージのないヘアドライを実現した

 

【2023年】Dyson Micro Plusコードレスクリーナー

↑床上の微粒子レベルの ゴミを照らし出すLED ライトを搭載。0.1μmの 微粒子も99.99%除去 するHEPAフィルター 搭載モデルも直販限定 で発売中だ

 

なぜ、ダイソンは革新的テクノロジーを次々に生み出せるのか

ダイソンはイギリス、シンガポールなど世界10か所にエンジニア・リサーチ拠点を有し、従業員の3分の1以上がエンジニアや科学者。テクノロジー研究開発への投資額27億5000万ポンドも破格だ。後進育成にも積極的で、2017年に大学を開校。授業料無料で、会社で働きながら学べ、給与も全額支給される。各種教育機関への寄付も行っている。

↑2019年にシンガポールに本社機能を移転。英国統治時代の1920年代に建てられたセントジェームズ発電所を、本社兼研究開発施設に改装した

 

↑ジェームズ ダイソン財団は英国ケンブリッジ大学に約800万ポンドを寄付。エンジニアリング施設での研究・プロトタイプ製作などに役立てられた

 

↑次世代のデザインエンジニアリングを支援するジェームズ ダイソン アワードを2005年から毎年開催。これまで100万ポンド以上の賞金が授与された

バズった理由は斬新な見た目だけじゃない! ダイソンの空気清浄ヘッドホンはココがすごい!

ダイソンは、サイクロン掃除機からヘアケア製品まで卓越した技術で我々を常に魅了し続けている。今回は日本法人設立25周年を記念し、常に斬新なモノづくりで世界を魅了し続ける唯一無二のテクノロジーカンパニーを深掘り!

 

まずは、満を持して日本市場に登場した斬新すぎる空気清浄ヘッドホンをフィーチャー。有識者にいち早くレビューしてもらった様子をお届けする。

※こちらは「GetNavi」2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

クリアなサウンドに加えノイキャンの効きも問題なし

ダイソン

Dyson Zone 空気清浄ヘッドホン

空気清浄機能を搭載した画期的ヘッドホン。不要なノイズや歪みを極限まで抑え、幅広い周波数帯でクリアな音質を実現する。8つのマイクを使ったノイズキャセリング機能も秀逸。浄化された空気を専用シールドを通して鼻と口に供給し、快適な呼吸を実現できる。

SPEC●再生周波数帯:6Hz〜21kHz●最長運転時間:50時間(音楽再生のみ)/4時間(空気清浄モード)●充電時間:約3時間●サイズ/質量:W240×H200×D210mm/本体595g(非接触型シールド着用時670g)

 

高品質なノイキャンヘッドホンに空気清浄機能を融合

独創的なアイデアと高い技術力で、画期的な製品をいくつも生み出してきたダイソンだけに、同ブランド初のヘッドホンも超が付くほどの個性派。パーソナル空気清浄機であり、オーティオ機器でもある、これまでに類のない製品だ。

↑付属の非接触型シールドを装着すれば常に浄化した空気での呼吸が可能。マスク装着の暑苦しさがなく、屋外でも快適に過ごせる

 

↑付属の非接触型シールドを装着すれば常に浄化した空気での呼吸が可能。マスク装着の暑苦しさがなく、屋外でも快適に過ごせる

得意の空気清浄機能はさておき、気になるのはダイソン初のヘッドホン機能。正直あまり期待はしていなかったが、想像以上にしっかりしたサウンドに仕上げられていた。端的に言えば清々しい印象のクリアネスなサウンド。低域はそれなりのボリュームを持っているが、破綻のないバランスの整った音を聴かせてくれた。宇多田ヒカルもサラ・オレインもYOASOBIも、ちょっとだけハスキーな、伸びやかで美しい歌声だ。また、アコースティックギターや金管楽器も、印象的な音色を奏でてくれた。Bluetooth+AACコーデックの接続でこの音質はなかなかのものだ。

↑MyDysonアプリを使って様々な設定や操作、イコライジングなどができる。周囲の空気質や騒音レベル、充電残量の確認も可能

一方、ノイズキャンセリング効果は、まずまずの精度と強さを感じた。耳障りなファンノイズなどもしっかり抑えてくれるので、屋外でより実力を発揮するだろう。

 

騒音と空気汚染からユーザーを守ります!

チーフエンジニア

ジェイク・ダイソン

「我々は掃除機の開発において音響の研究を行っており、音のデータの蓄積がありました。いまや各都市の大気汚染は深刻。ヘッドホンと空気清浄機を一体化させ、試行錯誤して開発しました」

 

<Close Up>二重フィルターで有害物質を除去

左右のイヤーカップにコンプレ ッサーと二重構造のフィルター を搭載。静電フィルターが0.1 μmの微粒子も99%捕集し、カー ボンフィルターが都市汚染の代 表的な酸性ガスを吸収する。

 

私がCheckしました!

AVライター 野村ケンジさん

ヘッドホン・イヤホン、DAPなどウェアラブルオーディオに明るい。TBSテレビ開運音楽堂「ノムケンLab」に出演中。

ダイソンのロボット掃除機ならやっぱり凄いんでしょ? こだわりの細部を深掘り!

ダイソンは、サイクロン掃除機からヘアケア製品まで卓越した技術で我々を常に魅了し続けている。今回は日本法人設立25周年を記念し、常に斬新なモノづくりで世界を魅了し続ける唯一無二のテクノロジーカンパニーを深掘り!

 

まずは、満を持して日本市場に登場したロボット掃除機の新モデルをフィーチャーし、有識者にいち早くレビューしてもらった様子をお届けする。

※こちらは「GetNavi」2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

先進のモーターとナビ技術で部屋中を強力かつ効率的に清掃

ダイソン

Dyson 360 Vis Nav ロボット掃除機

ロボット掃除機屈指のパワーを誇り、床を賢く効率的に掃除する360シリーズの新モデル。360度カメラで周囲を視認、26個のセンサーと独自のSLAM技術で障害物を避けつつ部屋中を効率良く掃除する。D字型形状採用と新搭載のエッジノズルで壁際のゴミも逃さず捕集。

SPEC●サイクロン技術:Radial Root Cycloneテクノロジー●ナビゲーション技術:360°ビジョンシステム●段差乗り越え:最大2.1cm●最長運転時間:約50分●充電時間:2.5時間●サイズ/質量:W330×H97×D345mm/4.5kg

 

常識にとらわれないダイソン、アッと驚く機構で隅まできれい

一般的なロボット掃除機には、部屋の隅や壁際にあるゴミをかき集めるために回転するサイドブラシがある。それが当たり前と思われていたが、「Dyson 360 Vis Nav」がそんな常識を一蹴。本機は驚きの機構を備える。

↑独自開発のDyson Hyperdymiumモーターを搭載。毎分最大11万回転し、フローリングの溝の微粒子ゴミもパワフル吸引する

 

サイドブラシはなく、前方にブラシと吸引口を備えたD型のデザイン。ブラシは3種類のブラシを組み合わせたもので、幅が広く、一度に広範囲を掃除できる。実際に稼働させると、微細なホコリからペットのトイレ砂のような大きなゴミまで逃さず一気に吸い込んだ。フローリングの溝に溜まった細かいゴミまでかき取っている。

↑カーボンファイバーなど3種のブラシを融合したブラシバーでゴミを除去。カーペット奥のゴミは硬いナイロンブラシでかき取る

ロボット掃除機が苦手としてきた壁際のゴミは、サイドブラシではなくエッジノズルで解決している。壁を検知すると自動で赤いノズルがサイドから飛び出し、そのまま隅のホコリを取り除いて壁際を離れると引っ込む。まわりの状況も検知しており、家具などもきちんと見分けて避けている。

↑通常時は本体横に格納されている「エッジノズル」。壁を検知すると自動的に作動し、隅々までゴミやホコリを吸引する

360ビズナビは、スティック掃除機がそのまま自走しているような、掃除力を極めたモデル。美しい佇まいもダイソンならではだ。

 

検知能力の向上で高度なビジョンシステムを確立

チーフエンジニア

ジェームズ・ダイソン

「我々は1999年にロボット掃除機のプロトタイプを作るも発売には至らず、そこでビジョンシステムの必要性を痛感しました。新製品は検知能力が洗練され、その課題を克服しています」

 

<Close Up>魚眼レンズ&カメラで経路を判断

魚眼レンズとカメラを用いた「360°ビジョンシステム」を採用。天井や家具など多くの参照地点を基に自己位置や掃除が必要な場所などを判断し、最も効率的な掃除経路を自動設定する。

 

私がCheckしました!

家電プロレビューアー 石井和美さん

ダイソンのロボット掃除機はデザインも色も好き。戸建てのテストスペース「家電ラボ」で4年前のモデルを愛用中。

布製品から車内までスイスイ掃除できる「コードレスファブリッククリーナー」登場

スマイルは、生活家電ブランド「LALALUCTUS(ラララクタス)」から、ブランド初の掃除家電「コードレスファブリッククリーナー」を発売しました。

 

本製品は、ソファやカーペットなど、普段は掃除しづらい布製品の汚れを簡単に水洗いできるクリーナー。また、充電式コードレスタイプのため、電源コードの煩わしさから解放され、車内など、電源のない場所でも使用できます。

 

使い方は簡単で、汚れた部分に水を吹き付け、浮いた汚れを水と一緒に吸引するだけ。温水を使った掃除も可能で、ソファやカーペット、ぬいぐるみ、ペットの粗相などにも使用できます。水の力だけで汚れを除去するため、洗剤などの臭いが残らず、赤ちゃんやペットがいる場所でも安心して使えます。

 

本体重量は約3.5kgありますが、タンクを本体に集約させることで、ノズル部分を軽量化。操作時の手首の負担を軽減しています。また、本体サイズは幅32.0×奥行き23.5×高さ33.3cmです。

 

給水タンクの容量は約1.8Lで、使用時間は約15分。また充電時間は約4時間です。Amazonでの価格は2万4800円(税込)となっています。

 

【シャープvs日立】どっちがスゴイ? 2大軽量クリーナーを家電のプロが徹底比較!

家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさんは、テレビやラジオ、雑誌などで活躍する家電のプロフェッショナル。東京・広尾の「家電アトリエ」を中心に撮影を行うYouTubeチャンネル「神原サリーの家電アトリエchannel」では、最新家電の情報を発信中です。そんな活動を応援するGetNavi webでは、サリーさんのYouTube動画をダイジェストでご紹介。今回は、「【掃除機対決第2弾】SHARPと日立のスティッククリーナー最新モデルはどっちがすごい? 機能から使いやすさまで徹底比較!」をお届けします!

 

「ラクティブ エア」最新モデルの静かさに驚き!

昨年春に公開され、シャープ「RACTIVE Air(ラクティブ エア) EC-AR7」と日立「ラクかるスティック PV-BL3J」を比較・検証して大好評だった動画の第2弾。今回は2022年9月に発売されたシャープのコードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER(ラクティブ エア パワー) EC-SR8」と、2022年11月に発売された日立のコードレススティッククリーナー「かるパックスティック PKV-BK3K」を比較します。

 

シャープの「RACTIVE Air POWER(ラクティブ エア パワー) EC-SR8」は、シリーズ史上最小運転音を実現した「ノイズリダクション設計」と、ヘッドの右端が壁際まで届きホコリをかき取る「端までブラシ」、床掃除とハンディ掃除の切り替えがスムーズにできる「新スグトル構造」がウリ。

 

一方、日立の「かるパックスティック PKV-BK3K」は、約2か月分相当のごみをためられる紙パック式集じん方式を新採用。パワーが落ちない「パワー長もち流路」が特徴で、たまったゴミを捨てる際は「紙パックするりん構造」でお手入れがラクです。

まず、いつもは動画撮影者である翔子さんがシャープの「ラクティブ エア パワー」を試します。スイッチを入れると、「フワ~」という小さな動作音に拍子抜けする翔子さん。「……なんか、こんな音でいいんでしたっけ? 掃除機って」との疑問に対し、「これね、音が小さいのが特徴なんです」と返すサリーさん。

「スイスイ行くのは前回(前モデル)でも感じたんですけど。あ、これ自動ですか?」床面のホコリを検知しながら吸引力を自動で変えてくれる「ラクティブ エア パワー」の「自動」モードに気づく翔子さん。軽いステップでスッスッと掃除機をかけていきます。「おー、キレイになりました! ほんと静かですね。これだったらちょっと遅い時間にかけてもいいかも」。

 

本機の音の静かさにはサリーさんも賛同。

 

「掃除機の音が嫌いなペットがこれだと逃げないって話です。赤ちゃんが寝ていても掃除できる。あと、今見て思うんだけどデザインがキレイ。静かな音を表しているデザインと言っていたけれど、いいなぁ、と」

 

続いて、パイプ先端が掃除ブラシに切り換わる「スグトルブラシ」の進化に触れるサリーさん。

 

「シャープの掃除機といえば『スグトルブラシ』。一般的な『スグトルブラシ』は、ここ(ヘッド)を足で押さえて引っぱるとそのままブラシになって、狭いところに使える。それがさらに進化して、足で押さえてボタンを押しながら(ヘッドとパイプを)外すとすぐハンディになる。足を離しても(パイプは)倒れない。ハンディを使い終わったら(直立しているパイプに)パカっとはめれば、そのままシューっと床で使える。これ考えた人、スゴイと思う!」

ハンディ状態になった「ラクティブ エア パワー」を翔子さんに手渡すサリーさん。これを実際に使った翔子さんは「(先端がシリコン製だから)カツカツぶつからないし、掃除機自体の音も静か。なんだか掃除機をしながら穏やかな気持ちになれるっていいですね」としみじみ感動した様子。

このほか「はたきノズル」(下写真)や「コンパクトふとん掃除ヘッド」など、各種アタッチメントを使い、実際にエアコンを掃除しながら説明していくサリーさん。動画で見ると、その便利さがよくわかります。

再びヘッドを通常に戻し、翔子さんに床を掃除してもらいます。壁際を掃除したところで、ヘッドの右端に矢印があることに気づいた翔子さん。サリーさんの解説が始まります。「(このヘッドの)右側は特別なんですよ。『端までブラシ』っていう通り、(ヘッド内のブラシが)端まできてるから。左利きの人には申し訳ないけど右側は強いんですよ」。翔子さんも「本当に今すごく(壁の端のごみが)取れました!」と納得の様子でした。

 

使いやすくなったハンディの「かるパックスティック」

続いては日立の「かるパックスティック」をチェック。本機は人間がもっとも明るく感じる波長に近い「緑色」を採用したLEDライト「ごみくっきりライト」をヘッドに搭載。暗い場所はもちろん明るい場所でも、合計5灯の光で見えにくいごみを浮かび上がらせます。

 

「お、電気がついてます。こっちも軽いです。光りますね! 一回やっただけで全部キレイになった!」と翔子さん。サリーさんも「相変わらずよくごみが見えますね。そしてよく吸う」と語り、その実力を信頼している様子。

そんな「かるパックスティック」はアルミを採用した小型・軽量のファンモーターを搭載するなどして、軽量コンパクト(全体で1.1kg)を実現。延長パイプを外した際はなんと0.8kgの軽さになります。ハンディ状態になった「かるパックスティック」を手にして「軽いです、すごく」と語る翔子さん。実際の使い勝手を確かめるために、キッチンラックを掃除していきます。

 

「前回(前モデル)は、本体下のダストボックスがコツコツ前に当たってたんですよね。でも、もう全く当たりません。あと、スムーズに動いてる気がするんですけど、ブラシが軽いからなんですかね?」

 

「ものすごい軽いですよね。もしかして今回のハンディ対決はこっち(『かるパックスティック』)の勝ちでは?」とサリーさん。

 

掃除機で重要なゴミ捨ての方式を比べたら?

次の検証はたまったゴミの捨て方。「掃除機で大事なゴミ捨て、シャープからいきます」とサリーさん。ワンタッチで底からゴミが捨てられるダストカップ「そこポイ」採用のシャープ「ラクティブ エア パワー」。これに対し、日立「かるパックスティック」は紙パックを採用しているのが特徴です。

「2か月分のごみをここ(紙パック)に溜めておくことができるのね。それでもちゃんと風路を考えていて、体験会では2か月ぶんのごみを吸い込んでも吸引力に問題がないのを見てきたんです」とサリーさん。その後もデザインや充電方法などを解説。最終的にはこの2台をどうジャッジしたのか……気になる続きはこちらの動画をチェックしてみてください!

 

このほか、もっと最新家電の情報を知りたい方は、「神原サリーの家電アトリエchannel」へどうぞ!

日本初上陸、ケルヒャーのハンディクリーナーの実力は? シャークを愛用する家電のプロが使って検証!

家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさんは、テレビやラジオ、雑誌などで活躍する家電のプロフェッショナル。東京・広尾の「家電アトリエ」を中心に撮影を行うYouTubeチャンネル「神原サリーの家電アトリエchannel」では、最新家電の情報を発信中です。そんな活動を応援するGetNavi webでは、サリーさんのYouTube動画をダイジェストでご紹介。今回は、「【最新ハンディクリーナー】もしかしたら、あのシャークのエヴォパワーを超えたかも? ケルヒャー初のハンディクリーナーの実力は?」をお届けします!

 

扱いやすいのにパワフルなケルヒャーのハンディクリーナー

2022年11月、高圧洗浄機で有名なドイツのケルヒャーが、日本初上陸の家庭用ハンディクリーナー「CVH 3 Plus」を発売しました。ペットボトル1本分ほどのサイズと重量(長さ380×幅76×高さ76mm、重さ0.52kg)で、小型ながらパワフルな吸引力を実現。メーカーによると「約2kgのペットボトルや本も持ち上げられる吸引力」とのことです。ダストコンテナが大きめに設計され(0.15L)、頻繁にゴミを捨てる必要がないのも便利。

普段はシャークの「EVOPOWER(エヴォパワー)」を愛用しているというサリーさんも、ケルヒャーの「CVH 3 Plus」の軽さにはビックリ!

 

「確かに軽いんですよ! 520gで業界最軽量クラスと言ってますね。『え、おもちゃ?』みたいなくらいに軽いの! シャークよりも軽く感じられるかも。『私シャークあるからいいもんねー』って思ってたのに、(ケルヒャー『CVH 3 Plus』の)いいところいっぱい発見しすぎて」

 

ここで、「ハンディクリーナーってそんなにいいんですかね?」と疑問の声を上げる撮影者の翔子さんに対して、ケルヒャー「CVH 3 Plus」とシャーク「エヴォパワー」の2つを取り出し、ハンディクリーナーの便利さを熱く語るサリーさん。

「テーブルの上にコーヒーや砂糖をこぼしたときもサッと掃除できて、わざわざ大きな掃除機を持ってこなくてもいいし、もう便利なんです! しかもちゃんと吸うから。エヴォパワーにはオプションでこういうの(『フローリング用延長ノズル』※別売)があって、スティック掃除機にもなるんですよ。こういうところが抜群に使いやすくて私は推してるんだけど。ケルヒャーのほうもハンディクリーナーだけと考えたら思いのほか良かった」

 

初心者がハンディクリーナーを使ってみたら?

今回、ハンディクリーナー自体を使うのが初めてという撮影者の翔子さんに、ケルヒャー「CVH 3 Plus」とシャーク「エヴォパワー」で掃除してもらうことに。テーブルの上にはコーヒーの粉がまかれています。

「では翔子さん、人生初のハンディクリーナー体験やってみてください、お願いします」

 

スイッチを入れるとエコモードにもかかわらず、スイスイと吸っていくケルヒャー「CVH 3 Plus」。翔子さんも「吸いました!」と喜びの声を上げます。

 

「じゃあ試しにもう3年ぐらい使っちゃってるやつだけど、シャークのエヴォパワーでやってみる?」

こちらは掃除開始とともにキーンと大きな動作音が響き、翔子さんも「わあ!」とビックリ。コーヒーの粉をスムーズに吸っていきます。ここでサリーさんがある発見をしました。

 

「今気がついたんだけど、(エヴォパワーで)吸ってる時に祥子さんの上着の裾がひらひらひらひらなってたから『結構排気が強いのね』って思った。祥子さんも掃除を始めた瞬間、(音に)驚いてたもんね。だからといって排気が顔に当たるほどではないし、割と普通だと思うんだけど。となると、もしかしてケルヒャーが相当静かなのかな……?」

 

ケルヒャー「CVH 3 Plus」の本体裏側、左右に分かれて配置されている排気口に着目するサリーさん。ほこりを吹き飛ばさないよう、排気方向が工夫されています。

「ここ(排気口)が排気を撒き散らさないし、これが不快じゃない理由かな。ブラシレスモーターを使ってるので『キーン』っていう運転音がないというのもあると思うんだけど、多分それだけじゃなくて排気口の工夫でかなり音が小さいんだなと。シャークがダメというより、『ケルヒャー、すごくない?』っていうのが正直な感想。付属品は『ブラシ付きすきまノズル』ぐらいしかないけど便利です。あと面白いのが充電。もっとも一般的なUSB Type-Aだから、モバイルバッテリーや私の大好きなポータブル電源に挿して使えるので、コンセントを使わなくていいのも面白いところ」

 

溝に入ったコーヒーの粉は取れる?

今度はサリーさん本人が、さらなるチェックをしていきます。よりやっかいなテーブルの溝にもコーヒーの粉をまいていくサリーさん。

 

「溝にこういうふうに(コーヒーの粉を)入れたわけですよ。さあこれ、ケルヒャーのエコモードで取れるかな。取れなかったらパワフルな強モードでやってみるけど……」

果たして、 ケルヒャー「CVH 3 Plus」で溝に入り込んだ粉は取れるのか? 気になるテストの結果と「思った以上に素晴らしかった」というサリーさんの感想の詳細は、こちらの動画をチェックしてみてください!

 

このほか、もっと最新家電の情報を知りたい方は、「神原サリーの家電アトリエchannel」へどうぞ!

ロボット掃除機は価格帯でどんな差があるの? 初心者の素朴な疑問をメーカーが解説!

ロボット掃除機は、床掃除の肩代わりツールとして着実に家庭に浸透しつつある。これから初めてのロボット掃除機を導入しよう、という人も多いと思う。しかし、初めて選ぶ時こそ失敗は避けたいもの。そこで本記事では、メーカー3社の担当者に聞いた、具体的なメンテナンス方法や落ちにくい汚れについてなど、購入時に知っておきたい6つのポイントを紹介していく。

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが解説します

アイロボットジャパン シニアコミュニケーション マネージャー 村田佳代さん

エコバックスジャパン マーケティング本部 本部長 下森龍二さん

SBC&S マーケティングコミュニケーション室 Roborock担当 成田 栞さん

 

初心者の疑問にメーカー3社が答えます!

 

【Q1】価格帯によってどんな差があるのですか?

A. ルンバの場合、価格帯によって推奨する家族構成・間取りを変えています。4万円未満は1Rなどシンプルな間取りに住む単身世帯向け。通常の掃除機と併用したい方、2階などで2台目として使用したい方にもオススメです。4~9万円は、1LDKや2LDKなど複数の部屋がある家向け。5万9800円からゴミを自動収集するクリーンベース搭載のモデルも選べます。9万円以上の価格帯は4モデルあり、どれも2LDK以上の広い間取りに最適。ペットや髪の長い家族が多いご家庭にも向いています。この価格帯には拭き掃除兼用モデルもあります。(アイロボットジャパン 村田佳代さん)

 

【Q2】「障害物回避機能」があると、本当に片付けしなくても良いのですか?

A. 障害物や購入するモデルによります。ルンバの場合、障害物と認識するアイテムはリスト化され、ソフトの定期的アップデートにより、そのアイテム数は増えています。また、物体認識・回避するためには、アプリを使用し、部屋のマッピングが行われていることが前提。以上の条件にマッチすれば、基本的に片付けは不要です。(アイロボットジャパン 村田佳代さん)

 

【Q3】水拭きでどこまで汚れが落ちますか? 落ちにくい汚れはありますか?

A. 皮脂汚れや床にこぼしたコーヒーなど日常生活由来の多くの汚れを拭き取れる一方、こぼれてから時間が経ったこびりつき汚れは一度の水拭きでは取りにくい場合も。その際は、水拭きの連続稼働などが必要です。例えば当社製品では、部屋毎に清掃回数の設定やエリア清掃の指示も可能。特定の箇所を念入りに水拭き掃除させることで落ちにくい汚れもきれいに拭き上げることができます。(エコバックスジャパン 下森龍二さん)

↑特定の部屋を複数回水拭き設定すれば、頑固な汚れにも対応可能だ

 

【Q4】カーペットの部屋が多い家ではどんなモデルが向いているでしょうか?

A. カーペットとフローリングで掃除を変えられるモデルが最適。当社新製品「DEEBOT T20 OMNI」の場合、フローリングでは吸引と水拭き、カーペット上では自動モップリフト機能でモップが持ち上がり吸引のみ行います。また、吸引後に水拭きを行うなど多彩な清掃モードもあり、ニーズに合った清掃が選べます。(エコバックスジャパン 下森龍二さん)

 

【Q5】「○○Pa」という表示ですが、数値によって取れるゴミの目安はありますか?

A. メーカーごとに違いがあると思いますが、当社では1000Paで米粒、2500Paでコーヒー豆、5000Paでパチンコ玉が吸い込めるゴミの目安です。また、吸引力による差はカーペットの掃除でより明確に現れます。カーペットやラグがあるお部屋であれば、吸引力にこだわって製品選びをしていただくのが良いでしょう。(SBC&S 成田 栞さん)

↑ロボロックの最上位機「Robor ock S7 MaxV Ultra」の吸引力は5100Pa。S7の約2倍の吸引力で、比重の重いゴミも余裕で吸い込む

 

【Q6】メンテナンスは具体的にどんなことをするのでしょうか?

A. 本体ダストボックス内のゴミ捨てや、水拭き機能のある機種なら水タンクへの給水やモップ洗浄が必要です。ゴミ捨てが面倒なら自動で本体のゴミを収集するドック付きモデルがオススメ。さらに、ブラシに絡んだ毛の除去やセンサー表面のホコリの定期的な拭き取りも、性能維持のために不可欠です。(SBC&S 成田 栞さん)

10万円超のロボット掃除機は何が違う? 家電のプロが厳選した3台を解説

上級モデルとなるこの価格帯は、掃除機能も走行技術もハイレベル。そのなかで各モデル自慢のスペシャルな機能に注目だ。家電ライターの平島憲一郎さんが厳選したロボット掃除をご紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました

家電ライター 平島憲一郎さん
調達・購買コンサルタント。コスト削減や仕入れの専門家として、テレビ・ラジオなど様々なメディアで活躍している。

 

障害物を正確に識別・回避し掃除前の片付けが不要!

エコバックス
DEEBOT T10 PLUS
実売価格13万9000円

掃除タイプ 吸引+水拭き+自動ゴミ収集
スマートスピーカー対応 〇(YIKO)
段差乗り越え 約2cm
自動充電/自動再開 〇

障害物回避システム「AIVI3.0」を搭載。障害物を素早く正確に識別・回避し、掃除前に床を片付ける必要がない。3000Paの強力吸引と毎分600回の振動式水拭き機能で床面の汚れを徹底除去。独自の音声アシスタント「YIKO」を採用し、スマスピなしで音声操作できる。

↑会話が可能な見守りカメラを搭載。アプリを使って、外出先から家にいるペットや子どもの様子をスマホで確認したり会話したりできる

 

↑カメラとAIチップを組み合わせ、障害物識別を高速化。家具や壁への衝突がほぼなく、モノの多い部屋も上手に掃除する

 

ココが買い!

振動式モップでサラッと快適な床を実現

「振動する水拭きモップで床面がよりサラサラに。床の清潔さにこだわる人に最適です。モッププレート装着時は自動でカーペットへの進入を回避。自動ゴミ収集機能や見守りカメラなど、高機能が盛りだくさんな点も魅力です」(平島憲一郎さん、以下同)

 

障害物を上手に回避しながらゴミ除去率92%を実現!

エレクトロラックス
Pure i9.2
実売価格14万800円

掃除タイプ 吸引
スマートスピーカー対応 〇(Googleアシスタントのみ)
段差乗り越え 約2.2cm
自動充電/ 自動再開 〇

部屋の隅の掃除がしやすい三角形構造に独自の「3Dビジョンテクノロジー」を搭載。障害物を認識・回避しつつ92%の高いゴミ除去率を実現する。床の材質に合わせて走行スピードやブラシの回転数を自動調整する機能を装備。

↑レーザーとカメラで障害物との距離を測りながら掃除。ぶつかって家具が傷ついたり花瓶が落ちて割れたりする心配がない

 

ココが買い!

散らかった部屋でも完走する技術が◎

「モノが多い部屋でも走行エラーを起こさない点が秀逸。ロボット掃除機が苦手なコード類も、束になっていると回避しますが、1本だけだとそのまま通り際まで掃除します。60分で80%まで充電され、掃除を再開するのも便利です」

 

先進の水拭き&モップ洗浄で床面はいつもサラサラ清潔!

Narwal
Narwal Freo
実売価格18万9800円

掃除タイプ 吸引+水拭き+モップ自動洗浄
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 約2cm
自動充電/ 自動再開 〇

水拭き機能に注力したモデル。3000Paのゴミ除去機能に回転式モップを追加し、壁際ではモップのある本体後部をねじりながら丁寧に拭き掃除をする。全自動クリーニングステーションでモップの汚れ具合を検知し自動洗浄&温風乾燥。

↑掃除終了後、モップの汚れに合わせて専用洗剤を適量投入。洗浄後は40℃の温風で自動乾燥し、生乾きのニオイを解消する

 

ココが買い!

床面の二度拭きなど水拭き機能が秀逸

「自動で汚れの多い場所を二度拭きしたり、掃除後のモップを洗浄・温風乾燥するなど、拭き掃除にこだわる人に推奨。障害物検知センサーなど多彩なセンサーで賢く掃除します。480mlの大容量ダスト容器はゴミ捨ても簡単!」

水拭き、自動ゴミ収集など魅力的な機能が揃う! 5~10万円のロボット掃除機7モデルをチェック

吸引特化型から吸引+水拭き+自動ゴミ収集型まで幅広い製品が揃う予算5万円~10万円のロボット掃除機。選んでくれたのは、家電ライターの平島憲一郎さん。自分の掃除スタイルに合った機能を吟味して製品を選ぼう。

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が選びました

家電ライター 平島憲一郎さん
調達・購買コンサルタント。コスト削減や仕入れの専門家として、テレビ・ラジオなど様々なメディアで活躍している。

 

クリーンベース搭載で面倒なゴミ捨てから解放!

アイロボット
ルンバ i5+
実売価格 8万9800円

掃除タイプ 吸引+自動ゴミ収集
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 約2cm
自動充電/自動再開 〇(指定した部屋の清掃時のみスマート充電に対応)

クリーンベース(自動ゴミ収集機)を備え、最大1年間ゴミ捨て不要。家具下などに挟まる事態を回避するセンサーや3段階クリーニングシステムなど独自技術を搭載、スマホで掃除する部屋の指定もできる。ブラーバ m6と連携し、吸引と水拭きのリレー清掃も可能。

↑フロアトラッキングセンサーでフロア内の間取りを学習。キッチンやリビングのみ指定した掃除スケジュールも組める

 

↑掃除終了後に内部のゴミをクリーンベース内の紙パックに自動排出。紙パックは密封式で花粉やカビなどを99%捕捉する

 

ココが買い!

自動ゴミ捨ての快適性と掃除性能を体感!

「ルンバに自動ゴミ捨て機能を搭載。クリーンベースは横長コンパクトで圧迫感なく部屋に置けます。汚れやすいリビングやキッチンは毎日、寝室は1日おきなど部屋ごとに掃除スケジュールを自由に設定できるのも魅力です」(平島憲一郎さん、以下同)

 

圧倒的な清掃力と高速なマッピング技術を誇る2 in 1機

エコバックス
DEEBOT N10
実売価格5万9800円

掃除タイプ 吸引+水拭き
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 最大約2cm
自動充電/自動再開 〇(スマート充電)

4300Paのパワフル吸引と水の流量を緻密に制御する水拭きで、サラッと心地良い床面をキープ。先進のレーザーセンサーで室内を高速マッピングし、最も効率的なルートで掃除を行う。スマホアプリで掃除エリアの指定も簡単だ。

↑緻密な電動ウォーターポンプにより水拭き中の床の過剰な濡れを防止。用途に合わせて水の流量を4段階で調節可能だ

 

ココが買い!

吸引力と水拭きの賢さとスタミナが◎

「最大4300Paの吸引力は中級モデルでは圧倒的。床の材質を検知し、フローリングの水拭き時には自動でカーペットを避けるなど賢く掃除します。吸引で最大300分、吸引+水拭きでも最大200分稼働するなどスタミナも十分!」

 

部屋角に強い三角形状に加え3種のセンサーで賢く掃除

パナソニック
ルーロ MC-RSF700
実売価格8万4700円

掃除タイプ 吸引
スマートスピーカー対応 ✕
段差乗り越え 約2cm
自動充電/自動再開 〇

独自の三角形状で部屋の隅まで掃除が可能。360°レーザーセンサーで室内の状況を正確に把握し、障害物検知センサーで家具や落下物を避けつつ際々までゴミ除去する。人のあとについて汚れた場所を掃除するotomo機能もユニーク。

↑三角ボディの角が部屋の隅の近くまで到達。本体を左右に振ることでサイドブラシが奥まで届きゴミを残さずかき出す

 

ココが買い!

三角形状ほかゴミ除去の工夫が満載

「三角の形状で部屋の隅のゴミも逃さず掃除。3種類のセンサーを搭載し、床を片付けなくても上手に掃除してくれます。サイドブラシやV字ブラシなど、集じん効率に配慮した設計により、集めたゴミをしっかり吸い込みます」

 

コンパクト&音も静かで日本の住宅環境にマッチ!

SwitchBot
K10+
実売価格5万1800円 ※ Makuake特別価格(6月9日までの支払条件。以降6万8880円)

掃除タイプ 吸引+拭き掃除+自動ゴミ収集
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 最大約2cm
自動充電/自動再開 〇

吸引と拭き掃除、自動ゴミ収集機能を搭載。吸引力2500Paながら直径約25cmと小型で室内を細かく掃除できる。拭き掃除は市販の使い捨て掃除シートが使え、モップ洗浄の手間なし。アプリ上で進入禁止エリアの設定も可能だ。

↑日本の住宅を意識し、本体サイズを約50%カット。椅子や家具の隙間などにも入り込んでしっかり掃除できる

 

↑掃除終了後はゴミ収集機に自動でゴミを回収。収集機は4Lの大容量で、ゴミ捨ては70日に一度(目安)で済む

 

ココが買い!

モップ洗浄不要で静音性も秀逸!

「拭き掃除には市販の床拭きシートを使用するため、掃除後のモップ洗浄が不要なのが便利。運転音は静音モードで45dBと静かで、自動ゴミ収集機の収集時間も設定でき、夜の騒音発生を防げます」

 

高精度レーザーセンサーなどで吸引&水拭きを時短

ロボロック
Q7
実売価格6万6800円

掃除タイプ 吸引+水拭き
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 最大約2cm
自動充電/自動再開 〇(スマート充電)

高精度LDSレーザーセンサーで間取りを素早くマッピングし、室内を短時間に吸引&水拭き。3次元に動くメインブラシが凹凸ある床面にも密着し、微細なゴミも逃さない。スマホアプリで進入禁止エリアや掃除する部屋の順番も設定可能。

↑ダストボックスは750mlと大容量で、ゴミ捨て頻度を減らせる。取り出しもワンタッチでゴミ捨て簡単。丸洗い対応で清潔を保てる

 

↑メインブラシはラバー製で、髪の毛や糸くずが絡みにくいのが利点。後方のモップクロスは、スライドして簡単に着脱できる

 

ココが買い!

掃除する部屋や順番を自由に設定できる

「レーザーセンサーで部屋を瞬時にマップ化し、各種センサーで障害物を避けつつ上手にムダなく掃除。掃除する部屋やどの部屋から掃除するかを簡単に指定できるのも便利です。これだけの機能が付いてこの価格は実におトク!」

 

吸引力と水量をカスタムできる使い勝手上々の一台

アンカー・ジャパン
Eufy RoboVac L35 Hybrid+
実売価格6万9990円

掃除タイプ 吸引+水拭き+自動ゴミ収集
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 約2cm
自動充電/自動再開 〇

吸引・水拭き・自動ゴミ収集の3役を1台に凝縮。最大3200Paの吸引力でカーペット奥のホコリも捕集する。吸引力は4段階で調整でき、静音運転も可能。水拭きタンクは汚れの状況に合わせて3段階の水量調整ができる。

↑ホームボタンの3秒長押しでチャイルドセーフティロックのON / OFFが可能。子どもやペットの誤操作による起動を防げる

 

↑汚れに合わせて水拭き時の水量をスマホアプリから3段階で設定可能。床を早く乾かしたい人は水量少なめがオススメだ

 

ココが買い!

1台3役に加えユーザー目線の機能が◎

「吸引と水拭きを一度にでき、自動ゴミ収集も可能でこの価格は驚き。吸引力や水拭き水量の調整や掃除エリア・進入禁止エリアの指定、ゴミ収集時の動作音の調整など、ユーザーの使いやすさが十分に考えられている製品です」

 

コンパクトボディとAIで部屋の隅までしっかり掃除!

日立
minimaru RV-X10J
実売価格6万170円

掃除タイプ 吸引
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 最大約2cm
自動充電/自動再開 〇

小型ボディで家具の下や椅子の脚の間もラクラク走行してゴミを除去。複数のセンサーで検知した状況に合わせて100以上のパターンから最適な動作を選び、自動で運転制御を行う。ペット運転モードなど多彩な走行モードを装備。

↑本体幅25cmで椅子の脚の間もスムーズに掃除可能。スピーディに掃除を終える「おいそぎ運転」モードも備える

 

↑専用スマホアプリを使って外出先からも掃除スタートやスケジュール予約が可能。スマスピによる音声操作にも対応する

 

ココが買い!

ペットのいる家に有用なメンテ機能

「多彩な動きを使い分けて1部屋ならしっかりきれいに。ペット運転では10分ごとにブラシ掃除を行い、充電台に戻るとダスト容器内の毛を圧縮して貯めるなど、ペットのいる家庭にはピッタリです」

5万以下で買うならコレ! 上位機譲りの高機能を備えるロボット掃除機3選

上位機譲りの高機能を備えたルンバの入門機をはじめ、基本性能が充実したアンダー2万円モデル、お買い得価格の吸引+水拭き2Wayモデルの機能をチェック。家電ライターの平島憲一郎さんが選んだ、予算5万円以下のロボット掃除機を早速見てみよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました

家電ライター 平島憲一郎さん
調達・購買コンサルタント。コスト削減や仕入れの専門家として、テレビ・ラジオなど様々なメディアで活躍している。

 

圧倒的なゴミ除去・走行性能を備えたルンバの新ベーシック機

アイロボット
ルンバ i2
実売価格 3万9800円

掃除タイプ 吸引
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 約2cm
自動充電/自動再開 〇

ルンバならではの高いゴミ除去力・走行性能はそのままに、手ごろな価格を実現。フロアトラッキングセンサーで自己位置と走行した箇所を正確に把握、ムダのない動きで短時間で掃除を完了する。スマホへのマップ表示で清掃範囲を確認できるほか、音声アシスタントにも対応。

↑規則正しい「コの字型」走行で効率的に清掃。充電残量が減ると自動で充電しに戻り、その後、中断した場所から掃除を再開する

 

↑ダートディテクトテクノロジーでゴミやホコリの多い場所を感知。きれいになったと判断するまで集中的に掃除を行う

 

ココが買い!

上位機とほぼ同等機能を誇る超コスパ機

「障害物の認識・回避などができない以外は約10万円のルンバj7と同等。独自のゴム製ブラシで床に張り付くチリも捕集、毛がらみもほとんどありません。コードを吸い込みかけるとブラシが逆回転して吐き出す機能も優秀です」(平島憲一郎さん、以下同)

 

ランダム走行ながらスマホやスマスピにも対応

アンカー・ジャパン
Eufy RoboVac 15C
実売価格1万9990円

掃除タイプ 吸引
スマートスピーカー対応 〇(Amazon、Alexaほか)
段差乗り越え 約1.6cm
自動充電/自動再開 〇

室内をランダム走行し掃除を行うエントリー機。カーペット上で自動的に吸引力を高めるBoostIQテクノロジーを備える。Wi-Fi経由でスケジュール設定やモード変更をスマホで行え、Amazon Alexaなどを使った音声操作にも対応。

↑10.6Lの大容量ダスト容器を搭載。最大約100分連続運転可能で、部屋中のホコリやゴミをたっぷり吸引・除去できる

 

ココが買い!

2万円切りはロボット掃除機入門に最適

「2万円以下ながら基本性能は十分。同じ場所を複数回掃除するランダム走行で1部屋ごとの掃除なら問題なしです。高さは約7.2cmなので、ラック下にもラクラク進入。ダスト容器は水洗い可能で、汚れを簡単に洗い流せます」

 

吸引と水拭き掃除を同時に行える2Way入門モデル

ロボロック
E5
実売価格3万2890円

掃除タイプ 吸引+水拭き
スマートスピーカー対応 〇
段差乗り越え 約2cm
自動充電/自動再開 〇(スマート充電)

2500Paの吸引掃除と水拭きを同時にこなす2Wayモデル。Wジャイロ、モーショントラッキングセンサーなどで規則正しく走行、内部マップ作成により効率的に掃除を行う。カーペットを検知し吸引力を最大化するモードも搭載。

↑ゴミ吸引と水拭き掃除を一度に行い、時短できれいに。水拭き水量を2段階調整でき、最大約150平方メートルまで拭き掃除可能だ

 

ココが買い!

吸引・水拭き・マップ作成で掃除を時短

「2500Paの吸引力と水拭き機能で床掃除を時短。マップ作成により掃除した場所を正確に把握し、効率良く清掃します。自動充電時に残りの掃除に必要な容量のみを充電して掃除を再開する『スマート充電』対応も利便性良好です」

4種類のセンサー搭載で“気が利く”コードレス掃除機! シャークから「Shark CleanSense iQ/iQ+」が新たに登場

シャークニンジャは、コードレススティッククリーナーの新モデル「Shark CleanSense iQ(シャーク クリーンセンス アイキュー)」「Shark CleanSense iQ+(シャーク クリーンセンス アイキュープラス)-自動ゴミ収集ドック搭載モデル」を6月16日に発売します。

↑左から、「Shark CleanSense iQ+」ライトチタニウム、同メタルブラック、「Shark CleanSense iQ」ホワイトアルミニウム、同ミッドナイトグレー

 

今回発売の製品は、これまでSharkで展開してきたメインラインとなる「EVOPOWER SYSTEM」シリーズとは別ラインでの展開で、「Shark最高の掃除力」を徹底的に追求した最上位モデル。

↑エッジセンサー

 

「Smart iQ PRO」という4つのセンサーからなる、新しいセンシング技術を搭載しています。「iQセンサー」「フロアセンサー」「エッジセンサー」「ライトセンサー」の4種類のセンサーを組み合わせて、必要な場面で効率的に掃除力を高め、ゴミの取り残しを防ぎます。センサーは掃除する場所に合わせて自動で調整されます。

↑Smart iQ Pro

 

また、同製品に合わせて新たに開発された、Shark独自の「自動ゴミ収集ドック」も採用しています。

↑ゴミ収集ドック

 

Shark CleanSense iQのカラーバリエーションはホワイトアルミニウムとミッドナイトグレーの2種類で、市場想定価格は7万4800円(税込)。Shark CleanSense iQ+のカラーバリエーションはライトチタニウムとメタルブラックの2種類で、市場想定価格は8万9650円です。

↑ライトセンサー

どれを買うべき? ロボット掃除機の初級~上級モデルの選び方をプロが詳しくガイド

ロボット掃除機は “忙しいけど部屋をきれいにしたい人” の必需品。初級機は掃除の正確性が向上し、上級機は吸引・水拭きに自動ゴミ収集・モップ自動洗浄機能も装備するなど進化がスゴい。そこで本記事では、家電ライターの平島憲一郎さんに、ロボット掃除機の初級~上級モデルの性能を比較してもらった。購入時のチェックポイントにも注目だ。

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が解説します

家電ライター 平島憲一郎さん
調達・購買コンサルタント。コスト削減や仕入れの専門家として、テレビ・ラジオなど様々なメディアで活躍している。

 

“価格”に加え、自分が求める“タイパの質”を吟味して選ぶ

昨今、ロボット掃除機は床掃除の肩代わりツールとして着実に家庭に浸透しつつある。ロボット掃除機を選ぶ際は、製品のグレード(価格帯)を意識しつつ、自分が掃除のどんな “時短・時産” を求めているか見極める必要がある。

 

初級モデルはまず吸引性能に注目。なかには水拭き機能付きモデルもあり、吸引+水拭きモデルを格安で購入したい人は狙い目だ。中級モデルは「吸引+水拭き」タイプや「吸引+自動ゴミ収集」タイプの主戦場。また、ナビゲーション技術やアプリ連携機能もワンランク上の製品が多い。上級モデルでは「吸引+水拭き+自動ゴミ収集」タイプと、さらに「モップ自動洗浄」機能を備えた “全部乗せ”  モデルが競合。吸引・拭き掃除に加え、掃除前後のメンテまで、最高の技術で家事を代行してくれる製品が揃っている。

 

さらなるタイパ向上が求められ、市場はゆるやかに拡大

「国内のロボット掃除機市場は拡大基調。特に吸引+水拭き2Wayモデルの普及が進んでいる」と語るのは、GfK Japanシニアアナリスト藤巻 憲さん。上級〜中級モデルにも自動ゴミ収集機付きが続々登場しており、各社こぞってさらなるタイパ向上を推進中。選択肢は幅広い。

↑ロボット掃除機 数量市場規模(2018年度=100) ●出典:全国の家電・IT製品取扱店約1万店(量販店、専門店等)の販売実績に基づく国内市場規模データ / GfK Japan調べ

 

ロボット掃除機 グレード比較

【初級モデル】予算〜5万円
掃除タイプ 吸引特化/吸引+水拭き2Way

ロボット掃除機の利便性を 十分体感できる基本性能を確保 このクラスでは「吸引のみ」の単機能タイプが中心だが、吸引性能や走行のレベルは以前より格段に向上。2〜3部屋の掃除も十分任せられるようになった。ロボット掃除機のある生活の快適さを体感してみたい人は、まずここから入るのはアリ。さらにワンランク上の掃除を求める人は「吸引+水拭き」対応の低価格モデルも狙い目だ。

 

こんな人に オススメ

●手軽にロボット掃除機を試してみたい人
●毎日の面倒な掃除機がけから解放されたい人
●「吸引+水拭き」を格安で体験してみたい人。

 

【中級モデル】予算5〜10万円
掃除タイプ 吸引+水拭き / 吸引+自動ゴミ収集など

多彩なタイプが揃うため 優先する性能の見極めが肝要 様々な掃除タイプが揃うボリュームゾーン。「吸引+水拭き」や「吸引+自動ゴミ収集」タイプに加え、上級モデル並みの「吸引+水拭き+自動ゴミ収集」を備えた製品もラインナップ。ただし、吸引力や水拭き・走行性・メンテ性能は機種ごとに一長一短がある。「吸引清掃重視」「メンテ性重視」など優先する性能を見極めてモデル選びしたい。

 

こんな人に オススメ

●予算をある程度抑えつつ多機能を求める人
●吸引清掃を中心に+αのタイパを求める人
●部屋の隅まできっちり吸引掃除してほしい人

 

【上級モデル】予算10万円〜
掃除タイプ 吸引+水拭き+自動ゴミ収集(+モップ自動洗浄)が中心

掃除にまつわるあらゆる 煩わしさを解消できる!  各メーカーのフラッグシップ級が揃う同カテゴリでは「吸引+水拭き+自動ゴミ収集」の1台3役が基本。モップ自動洗浄を行い、掃除機自体のお手入れがほぼ不要な機種も登場している。室内マッピングや障害物回避についても最先端技術を備え、賢く掃除を完遂。掃除にまつわるあらゆる煩わしさから解放されたい人にはマストな選択だ。

 

こんな人に オススメ

●吸引清掃・水拭き+掃除機のメンテも任せたい人
●障害物が原因の走行エラーが許せない人
●掃除のことを考えず部屋をきれいにしたい人

 

購入時のチェックポイント5

【Check1 掃除性能】吸引力やブラシ形状に加え水拭きモップ振動機能も注目

吸引掃除の性能は、モーターの吸引力とブラシの性能で決まる。吸引力表示のあるものはその数値と、メインブラシ/サイドブラシの性能をチェックしよう。ロボット掃除機に水拭きもしっかり行わせたい場合は、モップが振動するなど、汚れの拭き取り力をアップさせる機能の有無も確認すべし。

↑床上の様々なサイズのゴミ除去には、モーター吸引とブラシのかき込む力がカギ。床をよりきれいに保ちたいなら、この2つのスペックを注視しよう

 

↑吸引+水拭きタイプでは、サイドブラシで中央に集めたゴミをメインブラシで捕集。後方のモップで残った汚れを拭き取り、床をよりきれいに仕上げる

 

【Check2 走行性能】室内状況に合った走行技術とマッピング機能にも注目!

家具の種類やゴミの有無に合わせて賢く動きを変える走行性能のチェックはマスト。最近は、初級モデルでも室内をマッピングするモデルが増えた。自己位置を把握し、コの字型に規則正しく走行する機種はより時短。広いフロアの掃除中に充電が切れそうになると自動充電/自動再開する機能も重要だ。

↑マッピング対応モデルはカメラやレーザーセンサーなどを使って部屋の間取りを把握し、効率良いルートで掃除。複数の部屋も順番に掃除させられる

 

↑作成したマップをスマホと連携することで、掃除結果の確認が可能。掃除機が入れなかった場所の家具を動かして掃除完遂率を高めることもできる

 

【Check3 障害物回避性能】床の上を片付けることなく掃除をやり遂げてくれる!

障害物回避機能があると、吸込口に絡まり走行エラーの原因となるコード類などの障害物を避けて走行し、掃除を最後までやり遂げるのに役立つ。ロボット掃除機を動かす前に床を片付けるのが面倒だという人には特にオススメの機能だ。

↑上級モデルにはペットの排泄物を認識してその場所を避けながら掃除する機種も。ペットのいる家庭がロボット掃除機使用をためらう原因を解消する

 

【Check4 アプリ性能】掃除モードやスケジュールの設定もスマホでラクラク!

アプリ連携可能な機種は、掃除モードやスケジュールの設定がスマホ上でできて便利。中〜上級モデルでは掃除したいエリアや進入禁止エリアをスマホで設定、掃除をより自分好みにできる。音声で掃除が行えるスマスピ連携機能も見逃せない。

↑アプリ連携で掃除の状況を出先からもリアルタイムで確認可能。本体の操作パネルで行っていたスケジュール設定もいまはスマホで行える

 

【Check5 手入れのしやすさ】ダスト容器やメインブラシのメンテ性は特に吟味すべし!

ロボット掃除機の性能維持にはこまめな手入れが不可欠。ゴミの捨てやすさに加え、ダスト容器の掃除のしやすさ、メインブラシの毛がらみ除去のしやすさも確認を。自動ゴミ収集機能やモップ自動洗浄機能があれば、手入れの手間を大幅に軽減できる。

↑ダスト容器内に吸着したハウスダストなどは取り除くのが面倒。水洗い対応の容器なら、静電気でくっ付いた汚れも一瞬で洗い流せる

 

ロボット掃除機を使いこなせるか不安ならまずは借りてお試しを!

ロボット掃除機を買っても使いこなせるか不安に思う人は多い。そこでオススメなのがロボット掃除機のレンタルやサブスク。ルンバ発売元のアイロボットは自社製品のサブスクを展開しており、購入前のお試しができる。また、家電レンタルサービスを利用すれば、複数の機種を試してから最適な1台が選べる。

 

【レンタルのここが〇】
●購入前に実際の使用感を確認するのに最適
●複数の製品を試して最適なモデルを選べる
●通常の使用での故障なら修理・交換が無料

 

【レンタルのここが△】
●長期間借りると購入するより割高になる
●前払い制で途中解約しても返金がない場合も
●中古品が届く場合があり新品希望者は要注意

↑ドコモのデバイスお試しサービス「kikito

 

【サブスクのここが〇】
●高額な製品を少額料金 で使え長期利用に最適
●契約期間中に壊れても 無償で修理してくれる
●一定期間使い続けると 以後料金無料の場合も

【サブスクのここが△】
●利用期間が短いと中途 解約金が必要な場合も
●製品リストに希望する 機種がない場合も
●サービス会社によって は中古品が届く場合も

ロボットスマートプラン+(アイロボット)

パワーブラシ付きで約980gの軽さ、山善から1万円台の「軽量コードレススティッククリーナー ZSP-L160」

山善は、パワーブラシを搭載し、本体が業界最軽量クラスの軽さでありながら、吸引力もパワフルな「軽量コードレススティッククリーナー ZSP-L160」を発売しました。直販サイト「山善ビズコム」での価格は1万7800円(税込)です。

 

コードレスの掃除機は、汚れに気付いたときにサッと掃除できる手軽なアイテムである一方、パワーブラシ付きのものは本体が重く、長時間使い続けると腕が疲れたり、扱いづらかったりすることも。

 

そこで山善は、カーペットなどのゴミをしっかり掻き出せるパワーブラシを搭載し、本体が1kgを切る業界最軽量クラスの軽さでありながら、吸引力もパワフルなZSP-L160を新発売。スティッククリーナーとしてはもちろん、ハンディクリーナーとしても使え、隅々まできれいに掃除できるとしています。

 

本体重量は約980gと、片手で持ち上げられる軽さを実現。加えて、軽く押すだけで前に進む「自走式」のため、軽々ストロークでき、女性や高齢の方でも楽に使用できます。それでいて、パワフルな吸引力を生み出すブラシレスDCモーターを採用しているため、しっかりとゴミを吸い込みます。

 

ヘッドには、細かな隙間や溝のゴミをしっかりと掻き出すパワーブラシを搭載。ラグやカーペット、畳、フローリングの溝などのゴミも取り残さないといいます。また、ヘッドの前方部を薄くして壁との距離が短くなるようにしたほか、パワーブラシを前方に搭載したことで、ブラシが壁際まで届き、壁際のゴミもきれいに掃除できるとのこと。さらに、ヘッドは前後に90度、左右に180度まで動くので、家具と家具の間や、ソファの下なども掃除できます。

 

ハンディクリーナー時は、アタッチメントを装着することで、サッシの溝やソファの隙間、ブラインドやエアコンなど、あらゆる場所を掃除できます。

 

連続使用時間は強モードで約11分、標準で約30分。また充電時間は約3.5時間です。集じん容量は0.3リットル。本体サイズはスティッククリーナー時で、幅212×奥行175×高さ1045mmとなっています。

ルンバに挑むロボット掃除機「DEEBOT T20 OMNI」発売前解説。水拭きは完全おまかせ、モップも常にキレイ。

エコバックスジャパンは吸引・水拭き清掃を同時に行えるロボット掃除機「DEEBOT T20 OMNI」を発表しました。6月16日発売で、直販価格は17万9800円です。

↑エコバックスジャパンが2023年6月16日に発売するロボット掃除機「DEEBOT T20 OMNI」(直販価格17万9800円)

 

「DEEBOT Tシリーズ」は、2022年4月に発売した「DEEBOT X1 OMNI」をはじめとするフラッグシップモデルの「DEEBOT Xシリーズ」に次ぐセカンドラインという位置付けです。しかしXシリーズにはない水拭きモップの温水洗浄機能水拭きモップを自動的に持ち上げる「モップ自動リフトアップ」機能吸引と水拭き掃除を組み合わせた4つの清掃モード壁際を入念に水拭きする「エッジディープクリーニング」機能など、フラッグシップ機にもないさまざまな新機能を搭載しています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

吸引と水拭きを同時に行い、効率的に部屋を清掃

DEEBOT T20 OMNIは本体上部のレーザーセンサーを用いて部屋のマッピングと自己位置認識を同時に行う「TrueMapping2.0」や、カメラを用いて障害物を回避する「3D物体回避(TrueDetect)3.0」機能を搭載。DEEBOT X1 OMNIの吸引力(約5000Pa)よりも高い約6000Paの吸引力を実現したほか、髪の毛などがからまりにくい「ゴム製メインブラシ」を新たに採用しました。

↑本体上部に部屋のマッピングを行うレーザーセンサーを搭載し、前面には障害物を認識するカメラを搭載しています

 

水拭き掃除には、圧力をかけながら毎分180回高速回転する「加圧回転式デュアルモップ(OZMO Turbo 2.0)」を搭載。カーペットを認識すると自動でモップパットを持ち上げる「モップ自動リフトアップ」機能も新たに搭載しました。なお、「モップ自動リフトアップ」におけるカーペットやラグの毛足の長さは約3mmまでが推奨とのことです。

 

清掃モードは「吸引&水拭き」と「吸引してから水拭き」、「吸引のみ」、「水拭きのみ」の4つを搭載しており、掃除ごと、もしくは部屋やエリアごとに設定できます。ちなみに、カーペットは認識するものの、畳はフローリングと同じように清掃するとのこと。そのため、畳の部屋はマッピング後に「吸引のみ」のモードを選ぶなどの工夫が必要になります。

↑本体底面には圧力をかけながら毎分180回高速回転する「加圧回転式デュアルモップ(OZMO Turbo 2.0)」を搭載

 

↑モップパッドはこのようにはがせますが、後述の全自動クリーニングステーションで自動洗浄するため、基本的に取り外す必要はありません

 

↑髪の毛などがからまりにくい「ゴム製メインブラシ」をDEEBOTシリーズで初めて採用しました

 

全自動クリーニングステーションにモップパッドの温水洗浄機能を搭載

本体内のダストケースにたまったゴミの収集に加えて、モップへの給水、汚れたモップの洗浄、熱風乾燥まで全ての工程を自動で行う全自動クリーニングステーションも付属しています。従来モデルのDEEBOT X1 OMNIは常温水による洗浄でしたが、DEEBOT T20 OMNIでは約55℃の温水によるモップ洗浄機能を搭載しました。

↑全自動クリーニングステーションの上部のフタを開けたところ。左側が汚水タンク、右側が給水タンクです

 

清掃が完了すると、ダストケースのゴミを本体内の紙パックに約10秒間かけて吸引し、モップを温水で1~2分かけて洗浄します。その後、熱風で2時間から4時間(2、3、4時間の設定が可能)かけて乾燥させる流れになっています。

↑汚水タンク(写真)の汚水を捨て、清水タンクに水を入れるだけと、メンテナンスはかなり楽です

 

↑全自動クリーニングステーションの下部にあるボタンを押すと……

 

↑引き出しを開いてゴミパックを取り出せるようになっています。ゴミパックには最大60日間分のゴミをためておけます

 

なお、ロボット掃除機の本体内には水タンクを搭載せず、洗浄してキレイになったモップパッドを使って一定時間かけて清掃すると、全自動クリーニングステーションに戻って再度モップパッドを洗浄する仕組みとのこと。一回で水拭き掃除する時間は6分、10分、15分の中から設定できます。時間が短いほどキレイなモップパッドで掃除できますが、その分だけ全自動クリーニングステーションに戻る回数が増え、洗浄する回数も多くなるため、トータルの掃除時間が伸びることになります。

↑スマホアプリのクリーニング設定画面。好みに合わせて細かい設定が可能です

 

↑清掃後には、どこをどのように動いて掃除したのかをマップで確認できます

 

↑部屋を清掃しているところ。椅子の脚の周りも回転しながらしっかり掃除します

 

↑エッジディープクリーニングモードで清掃しているところ。本体が回転し、後方のモップパッドを壁際まで寄せて床を拭き上げます

 

↑発表会には、エコバックスのブランドアンバサダーに就任した女優の内田有紀さんも登場。DEEBOT T20 OMNIに「富士山」と名付けて愛用していると語っていました

 

エコバックスのDEEBOTシリーズは、2022年4月に発売した「DEEBOT X1 OMNI」がモップパッドの自動洗浄・乾燥機能まで付いた“全部入り”的なロボット掃除機としてヒットしました。しかし、Roborock(ロボロック)の「Roborock S7 MaxV」シリーズやアイロボット「ルンバコンボ j7+」のようなモップパッドのリフトアップ機能はありませんでした。今回発表したDEEBOT T20 OMNIはその弱点をカバーし、カーペットやラグのある部屋も安心して使えるようになりました。

 

ただ、毛足の長さは3mm程度までが推奨とのことなので、毛足の長いカーペットやラグを使っている家庭では、モップパッドを本体上部まで持ち上げるルンバコンボj7+が最も安心ではあります。とはいえ、それを差し引いても、DEEBOT T20 OMNIはモップへの給水から温水での洗浄、熱風乾燥までおまかせできる点でかなり魅力的。

 

市場では相変わらずアイロボットのルンバシリーズが大きなシェアを取っていますが、最上位モデルではDEEBOTやロボロックなども善戦しています。安心感があるルンバシリーズと、高性能・多機能を売りにするDEEBOTやロボロックなどの中国メーカー勢がしのぎを削るこの状況、ユーザーとしては選択肢が増えてうれしいところ。これからも注目したいところです。

約7年の開発期間を経て生み出されたダイソン “最強の”ロボット掃除機「Dyson 360 Vis Nav」がついにお目見え

注目プロダクトをナビゲート。今月はダイソンが約7年の開発期間を経て発売したロボット掃除機「Dyson 360 Vis Nav」を紹介!

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モーターとサイクロンの匠・ダイソンが突き進む独自路線

ロボット掃除機
発売中

ダイソン
Dyson 360 Vis Nav
(ダイソン スリーシックスティー ビズナビ)
ダイソンストア価格18万9200円

独自開発のDyson Hyperdymium™モーターを搭載。毎分最大11万回転し、同社ロボット史上最強の吸引力を実現した。360°ビジョンシステムとSLAM、26個のセンサーを組み合わせ、部屋の隅々まで正確かつ効率的に清掃。

SPEC●最大稼働時間:約50分●充電時間:約2時間30分●音声コントロール:Googleアシスタント、Amazon Alexa●サイズ/質量:W330×H97×D345㎜/4.5kg

 

第3弾も唯我ダイ尊なスタイリングにアッパレ

まず、筆者の第一印象は「薄くてワイド」。歴代モデルでは高さがありつつ幅がコンパクトなのが特徴的だったが、本機では高さ97㎜、幅は330㎜に刷新。しかも本体先頭に幅いっぱいのブラシバーが搭載され、D型形状となったのが新鮮だ。同社初、3種類のブラシを組み合わせフローリングやカーペットなどのゴミをしっかりとかき集め、新搭載のエッジノズルで壁際のホコリも収集しやすく進化している。

 

そして長年磨き上げたモーターでパワフルに吸い尽くし、サイクロンの遠心力でゴミと空気を分離。HEPAフィルターを通してきれいな空気だけを排気するわけだ。頭脳の進化ぶりも特筆。使い勝手は次号(GetNavi8月号)で詳しく紹介したい。

↑Dyson Hyperdymium™モーターを搭載。毎分最大11万回転し、パワフルな吸引力を実現する。10個のサイクロンが10万Gもの遠心力を創出。微細なホコリを空気から分離してクリアビンの中に捕らえ、変わらない吸引力を実現する
↑魚眼レンズを用いた360°ビジョンシステムを搭載。室内を360度視認し、周囲を正確に把握する。またSLAMが情報処理し、常に効率的な清掃経路を設定

 

↑MyDysonアプリでスケジュールの設定や運転モードの切り替え、制限エリアの設定などが可能。また吸ったゴミの量をマップ表示できるのも安心感あり

 

↑ソフトなナイロン製、硬いナイロン製、カーボンファイバー製の3種を組み合わせたブラシバーで、床やカーペットのゴミを捕集。エッジノズルで壁際もカバーする

 

↑密閉性の高い5段階の捕集性能とHEPAフィルターを搭載。0.1ミクロンもの微細な粒子を99.99%捕らえて逃がさない。排気もきれいなのがありがたい!!

 

【HISTORY】

<日本発売 第1弾>

Dyson 360 Eye
(ダイソン スリーシックスティー アイ)

2015年10月、独自のデジタルモーター、サイクロン技術、ビジョンシステムを備え堂々登場し、業界騒然。本体幅230㎜、高さ120㎜。

 

<日本発売 第2弾>

Dyson 360 Heurist
(ダイソン スリーシックスティー ヒューリスト)

2019年3月発売。学習能力、レンズ、センサー、アプリ連携機能が大きく改良され、より効率性が向上した。本体サイズは360 Eyeと同様。

 

【NEW RELEASE】

ほかにもキャラ立ちな新製品が続々!!

Dyson Purifier Big+Quiet 空気清浄機
●日本での展開有無は未定

同社で最もパワフルな空清として発表されたばかり。新技術により10m先まで空気を循環させ、広い部屋の空気を浄化する。運転音の低減にも配慮。

 

Dyson Zone
空気清浄ヘッドホン
ダイソンストア価格12万1000円〜

高品質なノイズキャンセリングヘッドホンに空気清浄機能を融合。約1年前に発表された“怪作”がついに発売へ!!

 

 

文/青木宏彰(本誌)

「この掃除機、率直に欲しい」パナソニック「パワーコードレス MC-SB53K」を使ったら機能・デザインに大満足!

汚れに気が付いた時に、サッと掃除ができるコードレススティック掃除機。電源コードから解放され、スイスイ掃除できる取り回しのしやすさは魅力だが、掃除を終え、ヘッドを裏返してみるとびっくり。髪の毛やペットの毛がブラシにびっしりと絡みついており、ハサミやカッターを使ってお手入れするのが想像以上に骨が折れるのだ。こうした課題を解決するべく、2020年に開発されたのがパナソニックの「からまないブラシ」。実際に使ったユーザーからは、「本当に毛がからまない」と驚きの声が上がっており、以降は多くの同社製品に採用されている。今回使用したパナソニックのコードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-SB53K」(実売価格4万1580円・以下、MC-SB53K)も、この「からまないブラシ」を搭載。さらにヘッドやハンドルの改善で操作性がアップし、デザインも進化したことで、より使いたくなる、部屋に置きたくなるモデルに仕上げてきた。結論から言えば「欲しい!」となったわけだが、その理由を以下でレポートしていこう。

↑パナソニックのコードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-SB53K」。カラーは「HC グレージュ」の1色

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

やっぱり「からまないブラシ」でお手入れがラク

↑本体重量は1.5kg(スティック時:本体・延長管・床用ノズル・バッテリーの合計質量)と軽量だ

 

掃除をするたびに、髪の毛やペットの毛がブラシにびっしりと絡みつき、「また?」と肩を落とすのはよくある話。以前なら「しかたないこと」と諦めていたところだが、パナソニックの最新コードレススティック掃除機「MC-SB53K」なら心配はいらない。

 

円すい形のブラシを2本並べた「からまないブラシ」を搭載しており、ブラシの外側から、径の細い内側へと毛や糸くずが移送され、吸引口へと吸い込まれていくのだ。

↑円すい形のブラシを2本並べた「からまないブラシ」。ダブルブラシで絡んだ髪の毛やペットの毛を中央へ移送。毛が絡みにくいので、お手入れの負担が大幅に軽減される

 

↑密集ブラシで髪の毛をしっかりキャッチ。円すい形のダブルブラシで径の細い内側へと移送し、中央の空間に集めて吸引する仕組みだ

 

掃除後にブラシを取り外し、絡みついた毛をハサミで切るという面倒なお手入れが不要なうえ、ブラシには抗菌加工が施されており、清潔さをキープ。ヘッド底面のローラーにも特殊加工が施され、表面が滑らかで毛が絡みにくくなっている。毛が絡みにくいブラシは昨今のトレンドだが、底面のローラー部分にまで絡みにくい特殊加工を施しているのは珍しい。

↑ローラーにも特殊加工を採用。これによって表面が滑らかになり、毛が絡みにくい

 

↑論より証拠ということで、約30cmの糸くずを吸引してみることに。結果はご覧の通りで、糸くずはまったく絡まっていなかった。「からまないブラシ」の効果を実感した瞬間だ

 

横スライドでもゴミをきっちり吸引

清掃力はどうだろう? 本体重量1.5kgのスリムボディから、「清掃力はそれなりなのでは?」と想像していたが、「MC-SB53K」はいい意味で予想を裏切ってくれた。床面に吸い付くようなパワフルな吸引力を発揮しながら、前後左右にスイスイとストロークさせられ、微細なゴミもしっかりと吸引してくれたのだ。とりわけ印象的だったのは、ヘッドを横方向に動かしながらゴミを吸引できること。壁ぎわにヘッドを密着させ、そのまま横にスライドさせるとおもしろいようにゴミが取れた。

↑ヘッド底面のローラーを斜めに配置することにより、前後左右の動きがスムーズに。操作性が向上し、家具の脚まわりもスイスイ掃除できる

 

↑壁ぎわのゴミまできっちり吸い込む「壁ぎわ集じん」機構を採用。ノズルの前方部が薄いため、壁ぎわまでしっかりブラシが届く仕組みだ。この「壁ぎわ集じん」機構と、斜めに配置されたローラーの合わせ技により、ヘッドを横方向にスライドするだけでゴミが吸い取れる

 

↑目に見えない約20 μmの微細なハウスダストまで検知して、ランプが赤く光りお知らせしてくれる「クリーンセンサー」を搭載。目には見えないゴミまでしっかり掃除できているという、満足感が得られるうれしい機能だ

 

そのほか、本体を水平に寝かせてベッド下を掃除した際も、ヘッドが浮き上がらず、スムーズにゴミを吸引。人間工学に基づき設計されたハンドル角度や形状、重心バランスなどにより、まるでヘッドが浮遊しているかのように、軽やかに取り回すことができた。

↑グリップは握りやすいオープンハンドル。手元に重心があるので操作しやすく、感覚としては、ほうきを使ってスイスイ掃除しているかのよう。手にグッと力を込めることなく、軽快にストロークできた

 

↑手首を返すと、ヘッドもクルッと向きを変える。テーブルや椅子の足まわりの掃除も軽快そのものだ

 

↑本体を少し横にひねれば床と平行にしてもヘッドが浮き上がらないので、ソファやベッドの下など、低い場所もストレスなく掃除できた

 

「見せる収納」が可能な美しいボディデザイン

美しいボディデザインも「MC-SB53K」の魅力だ。インテリアに馴染みやすいグレー基調のボディは、直線と曲線がうまくミックスされ、凛としたたたずまい。リビングに置きっぱなしにしておいても違和感がないので、「見せる収納」が可能だ。デザインにひと目惚れして購入を決断する、そんなユーザーも多いのではないだろうか。

↑曲線と直線が組み合わされたグレー基調のボディ

 

↑デザインの美しさも筆者が気に入ったポイント。スタンドはないものの、「壁ピタゴム」が付いているので、壁にちょこんと立てかけておける。リビングルームに出しっぱなしにしておいても圧迫感がなく、インテリアに違和感なく馴染んでくれた

 

ユーザー目線で作り込まれた名機

髪の毛やペットの毛が絡みにくい「からまないブラシ」を採用することで、お手入れの負担を大幅に軽減してくれる「MC-SB53K」。掃除するたびに、絡みついた毛をハサミで切り取る手間がないのはうれしい限りである。清掃力や操作性にもすぐれ、前後左右にスイスイとヘッドを動かし、壁ぎわのゴミもきっちり吸引。ヘッドを横方向に動かしてもゴミが取れるのには素直に驚かされた。また、これだけの性能・機能を1.5kgのスリムボディに落とし込み、凛とした美しいボディデザインを完成させた点には、拍手を送りたい。これだけよくできているコードレススティック掃除機なら、率直に欲しい。そんな感想を抱いた、実りの多いレビューとなった。

↑狭いすき間や高所、棚上などの掃除に重宝する「ブラシ付きすき間ブラシ」に加え、毛ブラシとローラーで、ふとんの繊維にからんだダニをたたいてかき出す「ふとん清潔ノズル」が付属する

 

↑ブラシとすき間ノズルを切り替えれば、高いところや棚上掃除もお手の物

 

↑ダストボックスは簡単に取り外すことができ、ゴミ捨てがラク。水洗いもできるので、常に清潔な状態をキープできる

掃除機の理想じゃない? 驚くほど静かなシャープ「RACTIVE Air POWER EC-SR8」の完成度にシビれた!

早朝、在宅勤務時、夜間。大きな音を立てたくないシーンでも、ためらうことなく掃除ができるようにと開発されたのが、シャープのコードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER EC-SR8」(実売価格5万6232円・税込)だ。さまざまなノイズリダクション設計を採用することで、運転音を大幅に低減。コードレススティック掃除機のひとつの理想とも言える、「静かなのに吸引力はパワフル」を実現したという。その完成度はいかほどか、実際に使って確かめてみた。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

静音性にとことんこだわったシャープの意欲作

運転音が気になり、サッと掃除が始められない――。そんな消費者の声に応えるべく、シャープが世に送り出したのが最新コードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER EC-SR8」(以下、EC-SR8)だ。

↑2022年9月に発売された「EC-SR8」。カラーはブラック系、ホワイト系の2色展開。パワフルな吸引力はそのままに、騒音レベル(dB)を約68dBから約60dBに低減。実感音は約19.8SONEから約12.7SONEとなり、従来比で約36%の低減を実現した

 

↑スリムかつスマートなフォルムは従来モデルから踏襲。リビングルームに出しっぱなしにしておいても圧迫感がなく、インテリアに違和感なく馴染んでくれる

 

本機は掃除機の騒音の原因となるモーター音、排気音、駆動音のそれぞれに対策を施しているのが特徴。モーター自体は従来モデル「RACTIVE Air POWER EC-SR7」(以下、EC-SR7)と共通だが、それをファンネル(円錐)形状のカバー「ファンネルサイレンサー」で覆うことにより、高い遮音性を実現。排気については、排気部に格子状の出口を設け、そこで整流した後に吸音材を通す設計とした。また、駆動音の対策として、モーターの振動を抑制するための吸収材を配置。ヘッドの回転ブラシや吸込口にも振動吸収材を使用している。

↑モーター自体は従来モデル「EC-SR7」と共通だが、モーターを円錐形のカバー「ファンネルサイレンサー」で覆うことにより、遮音性を高めた

 

これらの低騒音化技術により、騒音レベル(dB)に加え、実際に聞こえる音の大きさ(実感音)を表す「SONE値」において、従来モデル「EC-SR7」の約19.8SONEから約12.7SONEにまで実感音を低減。また、音の大きさだけでなく、人が不快に感じるとされるピーク音を抑えることで、不快音も低減している。

 

実際に試してみたところ、運転音は想像以上に静か。パワーを「標準」から「強」に切り替えてみてもその印象は変わらず、運転音が気にならない。特に、コードレススティック掃除機にありがちな高音の「キーン」という音がまったくなく、高い周波数を意図的に抑えているのがよくわかる。これだけ静音性が高ければ、家族がテレビを見ている横で掃除機をかけても不満をこぼされる心配はなさそうだ。

↑デシベル計を用いて「強」モード時の運転音を計測してみたところ、62.2dBという結果に。計測時の環境音は約58dBであり、想像以上に静かで率直に驚いた

 

「端までブラシ」で壁ぎわもしっかりきれいに

ホコリが溜まりやすい廊下や壁ぎわ、部屋の隅などもしっかり掃除できる新開発のヘッド「端までブラシ」も見逃せない。ブラシの片側にフチがなく、壁ぎわまでしっかりブラシが届く設計で、ヘッドの右側を壁に沿わせると、ホコリを取り逃すことなくラクに掃除できる。実際に試してみたが、一般的なコードレススティック掃除機では何度もヘッドを往復させる壁ぎわのゴミも、ワンストロークで吸引に成功。吸引力も十分で、おもしろいようにゴミを取り除けた。

↑ブラシの配置が左右非対称の「端までブラシ」。従来モデル比でブラシ幅が約17%長くなり、一度のストロークでより広範囲を掃除できるのはもちろん、ホコリを取りこぼしやすい壁ぎわ、部屋の隅などもしっかり掃除できる

 

↑微細なゴミに見立てた重曹を壁ぎわにまき、「EC-SR8」の清掃力を試してみることに。結果はご覧の通り、一度のストロークで造作なく重曹を吸いきってくれた。運転音の小ささからは想像もできないほどの、パワフルな吸引力を実感した瞬間だ

 

ヘッドの付いたパイプが自立する「新スグトル構造」が便利

「これは便利」と感心したのが、腰をかがめずに立ったままヘッドを着脱できる「スグトルブラシ」。足裏でヘッドを押さえながら本体を引き上げるだけで、サッとすき間掃除ができる状態に切り替えられるのだ。また、ハンディ状態にした時も、床に置いたパイプが自立する「新スグトル構造」を採用。これまたとても便利で、ハンディスタイルで棚の上や窓のサッシ、階段などを掃除したあとに、立ったままで再び本体とパイプを装着できる。実際に試した様子を動画に収めたので、ぜひその手軽さを確認してもらいたい。

床掃除の途中で、階段にゴミを発見。「新スグトル構造」を採用する「EC-SR8」なら、立ったままで本体を取り外せるだけでなく、そのままパイプが自立するので、階段掃除後、立ったままで再び本体とパイプを装着できた。使ってみると想像以上に便利で、「さすがはシャープ、とことん作り込んでいるな」と感心した

↑常時装着可能な「ハンディノズル」や「スグトルブラシ」に加え、ふとんやソファの掃除ができる「コンパクトふとん掃除ヘッド」(右)、高い所の掃除ができる「はたきノズル」(左)など、豊富なアタッチメントが用意されている

 

↑グリップは手をかけやすいループ形状。重心バランスも良好で、手にグッと力を込めることなく、軽快にストロークできた

 

↑手首を返すと、ヘッドもクルッと向きを変える。テーブルや椅子の足周りなどの掃除もお手の物だ

 

↑パイプを床と平行にしてもヘッドが浮き上がらないので、ソファの下など、低い場所もストレスなく掃除できた

 

使い勝手のよい着脱式バッテリー

着脱式のバッテリーを採用し、バッテリー1個で最長約90分の長時間運転を実現している。専用の充電器で充電するため、本体の置き場所を選ばないのはもちろん、別売のバッテリーを購入しておけば交換できるので、広い家でも安心して掃除できる。なお、運転時間は、強モードが約15分、自動が約35分、標準が約45分(標準の吸込口使用時)/約90分(すき間ノズルなど付属の吸込口使用時)。充電時間は約100分となる。

↑使い勝手のよい着脱式のバッテリーは昨今のコードレススティック掃除機のトレンドだが、「EC-SR8」はそうしたトレンドもきっちり押さえている

 

完成度の高い、シャープ渾身の意欲作

「静かなのに吸引力はパワフル」という、コードレススティック掃除機のひとつの理想を実現していた「EC-SR8」。早朝や在宅勤務時、夜間など、運転音が気になるシーンでも気兼ねなく掃除できるのはうれしい限りだ。汚れに気付いた時にサッと掃除できるのがコードレススティック掃除機の最大のアピールポイントならば、「EC-SR8」はその利点を最大限に享受できる1台と言えるだろう。また、レビューをしていて特に印象的だったのが、左右非対称の「端までブラシ」である。一般的なコードレススティック掃除機の場合、壁ぎわや部屋の隅のゴミは何度もヘッドを当てて取り除かなければならないが、「EC-SR8」なら、スッとワンストロークで吸引が可能。細部にまでこだわる、シャープの妥協なきモノ作りの神髄が感じられた。こうだったらいいのにな――そんな消費者ニーズにとことん応えたシャープの意欲作として、ぜひ「EC-SR8」をチェックしてみてほしい。

 

家電を愛するプロが厳選、NEXT HITする掃除機はコレだ!

近年、ユーザーのニーズに細かく対応した掃除機が増加。高性能な紙パック式や自動ゴミ収集ドックなど+αの機能を備えた一歩進んだ提案が続々だ。今回は掃除機に焦点を当て、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちがセレクトしました

 

家電プロレビュアー
石井和美さん

白物家電や日用品を中心に鋭いレビューを行う。戸建のテストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

 

家電ライター
コヤマタカヒロさん

キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。

 

軽量性と吸引力を極めた紙パック式クリーナー

コードレススティック掃除機

日立

かるパックスティック PKV-BK3K

実売価格6万7980円

集じん部やモーターに、同社の紙パック式シリンダー型掃除機などの技術を応用。紙パック式で、強い吸引力と1.1kgの軽量化を両立した。「ごみくっきりライト」や髪の毛が絡まりにくい「からまんブラシ」も採用し、より快適な使い心地に。

 

紙パック式を採用した高性能モデルが増加の兆し

サイクロン式が主流となっているスティッククリーナーだが、最近はゴミ捨てが簡単な紙パック式が改めて見直されている。

 

「紙パック式は、ゴミが溜まると吸引力が低下するのが難点。しかし、様々な技術の応用でその問題が改善されつつあり、使い勝手が向上しています」(コヤマ)

 

紙パック式はこれまで比較的ローエンドモデルに採用されてきたが、日立の「かるパックスティック」は高価格帯のクリーナーだ。

 

「軽量で吸引力が強く、絡まりにくいブラシなども採用し、細かな配慮が行き届いた製品。下位仕様というイメージが覆され、ハイエンドモデルにも紙パック式という選択肢が増えると予想します」(石井)

↑「パワー長もち流路」を採用し、空気がスムーズに流れやすい構造に。ゴミが溜まってきても吸引力が低下しにくい

 

↑ゴミが溜まったらそのまま捨てるだけ。集じん容積は0.4Lで、集めたゴミは強力に圧縮される。紙パックの交換は約2か月に1回が目安だ

 

↑ヘッド部分には「ごみくっきりライト」を搭載。最も明るく感じる波長である緑色のLEDライトを照らし、見えにくいゴミを浮かび上がらせる

 

吸引力の低下を気にせず紙パック満杯まで使える

これまでは吸引力の持続性で選ぶならサイクロン式一択であったが、紙パック式にも吸引力の持続性に優れた機種が登場。もともと紙パック式のメリットであったゴミ捨ての簡単さや軽量性が秀でており、今後はサイクロン式に対抗できる位置付けに変わっていきそうだ。

プロも注目

「ゴミ捨て時の飛散が少ないので、アレルギー体質の人でも使いやすい! 紙パック式とサイクロン式の良いとこ取りのような製品です。」(石井)

 

「集じん部の構造を工夫し、ゴミが溜まるほど吸引力が落ちる紙パック式の弱点を解消! 紙パックの交換頻度が少なく、使い勝手抜群です。」(コヤマ)

 

【コレもCHECK!】

充電するたびに ドック内へゴミを自動収集

パナソニック

セパレート型コードレス スティック掃除機 MC-NS10K

実売価格6万5340円

充電スタンドにクリーンドックを搭載。ダストボックスを分けたことでスティック本体が軽量かつスリムになり、掃除の負担が軽減される。吸引したゴミは充電スタンドに戻すたびに自動収集され、ドック内の紙パックに蓄積していく。

 

小回りが利く独自のヘッドで 細かな場所の掃除もラクラク!

ツインバード

コードレススティック型 クリーナー TC-E264B

実売価格2万8800円

軽い力で前に進む自走式ヘッドを搭載した、約1.4kgの紙パック式クリーナー。独自の関節ジョイント構造とボールキャスターにより、左右90度の首振りやフルフラットが可能だ。ソファの脚周りやベッドの下なども掃除しやすい。

NEXT HIT間違い無しの掃除機3選をプロが厳選!

近年、ユーザーのニーズに細かく対応した掃除機が増加。高性能な紙パック式や自動ゴミ収集ドックなど+αの機能を備えた一歩進んだ提案が続々だ。今回は掃除機に焦点を当て、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちがセレクトしました

 

家電プロレビュアー
石井和美さん

白物家電や日用品を中心に鋭いレビューを行う。戸建のテストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

 

家電ライター
コヤマタカヒロさん

キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。

 

本誌家電担当
青木宏彰

「家電コーディネーター」の資格を持ち、市場動向にも詳しい。製品評価では機能性に加えて、デザイン性も重視している。

 

【その①】こなれた価格で高い清掃力を誇るタイパモデル

ロボット掃除機

アイロボット ルンバ i5+

実売価格8万9800円

コンパクトでスタイリッシュな横長タイプのクリーンベースを採用。大小様々なゴミを吸引できるAeroForce®3段階クリーニングシステムなどの先進テクノロジーを従来機から踏襲し、高いタイムパフォーマンスを実現する。

 

クリーンベース付きで8万円台はお買い得

幅広いラインナップを誇るルンバのなかでも、本機はミドルゾーンに位置するモデル。8万円台というリーズナブルな価格ながらクリーンベースが付いていて、機能性と価格のバランスが良い。かつてのエントリーモデルであるe5からの買い替え先としても選ばれそうだ。

↑クリーンベースは最大約1年ぶんのゴミを収集可能。縦長タイプよりも高さが約15cm低くなり、家具の下にも収まりやすい

プロも注目

「ハイスペックすぎず、価格もこなれていて共働きのパワーカップルなどにちょうど良さそう。クリーンドックの背が低く、設置性が高いのも魅力です。」(青木)

 

【その②】自動ゴミ収集ドックを搭載し、ゴミ捨て回数を削減

コードレススティック掃除機

シャーク

Shark EVOPOWER SYSTEM STD+ コードレススティッククリーナー CS150JAE

実売価格4万4550円

シンプルな機能で直感的に操作できるスタンダードモデルに、自動ゴミ収集ドックを搭載。マルチフロア対応の独自ヘッドはそのままに、ゴミ捨ての回数が大幅に減った。ワンタッチ操作でハンディクリーナーとしても使える。

 

軽量モデルの定番化で必須の機能になりそう

自動ゴミ収集機能が付いたロボット掃除機はすでに一般化しているが、スティッククリーナーにおいてもその波が到来している。軽量モデルが人気な一方で、集じん容量が少ないとゴミ捨ての手間が増えるため、自動ゴミ収集ドックは今後必須の機能になっていくはず。

↑掃除機をスタンドに戻すと、充電しながらダストカップのゴミを自動収集。ドックには約30日ぶんのゴミを溜めておける

 

プロも注目

「スタンダードモデルの使い勝手の良さはそのままに、自動ゴミ収集ドック付きが登場。導入しやすいリーズナブルな価格でヒット間違いなし! 」(コヤマ)

 

【その③】水だけで汚れをキレイに除去するクリーナー

リンサークリーナー

アイリスオーヤマ

コードレスリンサークリーナー RNS-B400D

実売価格2万1780円

布製品に付着した液体汚れや食べこぼしなどを、水だけで強力洗浄。奥まで染み込んだ汚れには「直射」、一度で広範囲に噴射する「霧吹き」と、2つの噴射タイプを使い分けられる。丸洗いできる回収タンクを採用。

ペット需要の増加に伴い さらなる売上を期待

コロナ禍をきっかけに、癒しを求めてペットを飼い始める人が増加。それに伴い、絨毯やソファに粗相してもリンサークリーナーがキレイに除去すると人気を集めている。コードレスになったことで、いままで掃除できなかった場所にも対応でき、さらなる伸長が予想される。

↑コードレスタイプなので、車内の清掃などにも重宝。ハンドツールの向きが自在で、背もたれや天井の洗浄にも使える

 

プロも注目

「発売のたびに改良されていて、今回のモデルでは充電式のコードレスになり、運転音も静かになりました。場所を問わず使える手軽さがイイ! 」(石井)

サステナブルな掃除機からオールインワンまで! NEXT HIT間違い無しの掃除機3選を紹介

近年、ユーザーのニーズに細かく対応した掃除機が増加。高性能な紙パック式や自動ゴミ収集ドックなど+αの機能を備えた一歩進んだ提案が続々だ。今回は掃除機に焦点を当て、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちがセレクトしました

 

GetNavi web編集長
山田佑樹

最新モノ・トレンドを追うデジタルメディア「GetNavi web」編集長。デジタル&家電を中心にお金がかかる趣味を網羅する。

 

GetNavi web
小林史於

 

【その①】汚れ検知まで可能なオールインワンロボット掃除機

ロボット掃除機

ナーワル

Narwal Freo

実売価格18万9800円

汚れ検知機能を搭載し、床やモップの汚れ具合に応じて自ら考えて行動するロボット掃除機。吸引や水拭き、モップの洗浄から洗剤投入、乾燥まで全自動で、操作はアプリまたはベースステーションのタッチパネルで行う。

日本の家庭ならではの床掃除ニーズに対応

吸引と水拭きを両立したオールインワンロボット掃除機がトレンドだが、汚れを検知する本機はなかでも一歩進んだ存在。日本の床掃除ニーズに応えるために開発されたので、床材の判別機能、床やモップの徹底洗浄など安心して家中の掃除を任せられる機能が充実している。

↑2度拭きが必要な箇所を判断して、キレイになるまで繰り返し拭く。床材の種類を自動で判別し、力加減を調整する機能も搭載する

 

プロも注目

「モップの洗浄や乾燥が全自動なので、面倒な手入れが不要。モップが汚れたら掃除の途中でも洗いに戻り、いつでも清潔な状態で拭いてくれます。」(山田)

 

【その②】シリーズ史上最強パワーで最小運転音を実現!

コードレススティック掃除機

シャープ

RACTIVE Air Power EC-SR8

実売価格6万7590円

モーター音や排気音、駆動音を抑える低騒音化技術により、従来機と比べて実感音を約36%カット。軽量高出力モーターを搭載し、シリーズ史上最強の吸引パワーを実現しながら、時間帯を気にせず使える静かさだ。

低騒音にこだわる掃除機は少ないが静かなのはメリット大!

騒音を抑えることで、使う時間帯を選ばず、子どもやペットを驚かさずに掃除が可能。低騒音にこだわるメーカーはまだ少ないが、潜在的なニーズは高そうだ。スティッククリーナーの軽量化の流れを作ったシャープが、新たに低騒音の流れを作るかもしれない。

↑遮音カバーと防振材でモーターを覆い、モーター音を低減。円錐状の遮音カバーは効率良く排気を集約・整流して、排気音も抑える

 

プロも注目

「吸引力は強いのに、運転音は本当に静か。時間帯や家族の状況を気にせず使えます。簡単にハンディへ切り替えられるのも便利! 」(小林)

 

【その③】再生プラスチック使用のサステナブルなクリーナー

コードレススティック掃除機

エレクトロラックス

UltimateHome 700 軽量コードレス スティッククリーナー

実売価格7万8100円

同社クリーナー史上最軽量の1.9kgながらゴミ除去率99%のパワフルな吸引力を実現。本体の70%(※1)が再生プラスチックで、環境にも配慮している。別売りのパワープロモップノズルを取り付けて水拭きも可能。

(※1)ウォルナットブラウンの場合。別カラーのシェルホワイトは60%

 

トレンドを押さえた軽くてエコなクリーナー

軽量化とサステナブルという2つのトレンドを押さえた製品。環境への配慮のため従来品のデザインを見直し、プラスチックを使用する部分を削減した。UVベッドノズルやすき間ノズルなど7種類のノズルが付属(※2)し、これ1台で多彩な使い方ができる点も支持されそうだ。

(※2)シェルホワイトの付属ノズル数は5種類。UVベッドノズルとパワープロマルチサーフェスフロアノズルが付属しているのは、ウォルナットブラウンのみ

 

↑パワープロフロアノズルは、従来品よりも面積が35%コンパクトに。LEDライト付きで、家具の下など狭くて暗い場所も掃除しやすい

 

プロも注目

「再生プラスチックを使ったサステナブルなモデルながら、シックなカラーで高級感があります。軽くて小回りが利き、使い勝手も抜群ですよ。」(小林)

+αの機能を備えたNEXT HIT間違い無しの掃除機をプロが厳選!

近年、ユーザーのニーズに細かく対応した掃除機が増加。高性能な紙パック式や自動ゴミ収集ドックなど+αの機能を備えた一歩進んだ提案が続々だ。今回は掃除機に焦点を当て、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちがセレクトしました

 

家電ライター
コヤマタカヒロさん

キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。

 

家電ジャーナリスト
安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとしてテレビなど多数のメディアに出演している。

 

本誌家電担当
青木宏彰

「家電コーディネーター」の資格を持ち、市場動向にも詳しい。製品評価では機能性に加えて、デザイン性も重視している。

 

【その①】世界初、スチームとオゾン水によるダブル除菌!

コードレス水拭き掃除機

アンカー・ジャパン

マッハ V1 Ultra

実売予想価格11万9900円(※1)

1万6800Paの超強力吸引をはじめ、水拭き、除菌の3つの清掃機能を搭載。110℃のスチームの連続噴射と、浄水タンクで生成されるオゾン水のダブル除菌により、汚れを落としながら細菌を99.9%取り除く。

(※1)Makuakeにて割引価格 9万5990円

 

クラファンでは支援額7000万円超え

ロボット掃除機ではゴミの吸引と水拭きを同時に行うモデルがすでに登場しているが、コードレススティック掃除機にはまだ普及しておらず、本機が先駆けと言える。Makuakeでは7000万円を超える支援を集めており、すでに注目度が高く、市場へのインパクトは抜群だ。

↑Jetblade TMテクノロジーにより、水拭きしながら床を急速乾燥。拭き跡が残らず、滑りにくい。乾拭き不要なので時短にもなる

 

プロも注目

「ゴミを吸いながら水拭きもできるのは理想的で、この機能は今後トレンドになりそう。除菌も行えるので、子どもやペットがいる家庭で活躍しそうです。」(小山)

 

【その②】洗剤不要で子どもやペットがいても安心して使える

モップクリーナー

東京ラクオカ

QD Steam Mop

実売価格1万3200円

約90℃以上の高温スチームを約15g/分排出し、床に付着した皮脂汚れや食べこぼしを浮かせて除去。スチームは瞬時に乾くので、乾拭きの必要がない。洗剤を使わず水だけで掃除でき、子どもやペットのいる家庭でも安心だ。

在宅時間が減ったあとも手軽に清潔をキープ

アフターコロナで通勤生活に戻ったあとも、手軽に清潔をキープしたいというニーズは続くだろう。本機は立ったまま床が拭けて、高温スチームで汚れを浮かせてしっかり落とせる。シンプルな機能で価格も手ごろなので、単身者からファミリーまで幅広い層に選ばれそうだ。

↑立ったままラクに床拭きでき、350mlの水で約18畳ぶんを掃除可能。マイクロファイバーモップは洗って繰り返し使える

 

プロも注目

「ただの水拭きではなく、高温スチームで汚れを浮かせるので、軽い力でキレイに拭けます。水を入れてすぐに使えるシンプルな操作性も魅力です。」(安蔵)

 

【その③】小型でもケルヒャーが誇るパワフルな吸引力を実現!

ハンディクリーナー

ケルヒャー

CVH 3 Plus

実売価格1万4080円

ケルヒャーで最軽量クラスの520gながら約2kgのペットボトルも持ち上げられるブラシレスモーターを搭載し、パワフルな吸引力を実現。水洗いできる二重構造のフィルターを採用し、よりキレイな排気で安心だ。

洗練された性能で市場の新興勢力に!

コロナ禍以降に伸長したハンディクリーナー市場は、2021〜22年にかけても安定した売り上げを維持している。本機はハンディクリーナーとしては後発だが、吸引力など性能は十分に洗練されている。現在、シャーク一強となっている市場おいて確かな評価を得そうだ。

↑ブラシ付きすきまノズルが付属し、狭いスペースに溜まったホコリにも届く。先端のブラシは用途に合わせて着脱可能

 

プロも注目

「小型・軽量でもパワフルな吸引力はケルヒャーならでは。リビングに置いてもジャマにならず、ソファや棚の上などをサッとキレイにしやすい。 」(青木)

堂々の1位に輝いたのは…。2023年春「コスパ」で選ぶ「ベスト掃除家電」

春の陽気に誘われて、掃除機の買い替えを検討されている方もいるでしょう。選ぶ際のポイントの一つになるのがコスパ。この能力が高い掃除機はどれでしょうか? 家電のプロレビュアーが、ロボット掃除機やコードレススティック掃除機、ハンディクリーナーなど、さまざまな種類の掃除機を調べてランキングにまとめました。堂々の第1位は?

※本記事はゲットナビ2023年4月号の転載です

 

レビュアー:石井和美さん

白物家電の製品レビューを得意とするプロレビュアー。テストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

第1位:レコルト「コードレス ウェット&ドライ クリーナー」

↑実売価格:8800円【SPEC】●集じん容積:200㎖(液体MAXライン75㎖)●連続使用時間:Hiモード約15分、Loモード約20分●充電時間:約4時間●サイズ/質量:約W85×H370×D85㎜/約660g

 

2022年5月発売された、液体も吸引可能な乾湿両用のコードレス掃除機。4種のアタッチメントノズルが付属し、さまざまな汚れに対応する。スタンドに立ててスリムに収納でき、使いたいときにサッと手に取れる。

↑ダストボックスやフィルターなど、本体の駆動部以外はすべて水洗い可能。シンプルな構造でお手入れしやすい

 

シリコン製のノズルが水気を含んだ汚れも除去

レコルトの“乾湿両用”ハンディクリーナーがとてもユニークだ。9000円以下という手ごろな価格帯ながら、ほかのハンディクリーナーと大きく異なる4種のアタッチメントノズルが付属している。

↑シリコン製で乾湿両用の「ウェットノズル」。こぼした液体や水滴、洗剤泡、玄関の泥汚れなど幅広いシーンで活躍する

 

なかでも、ウェットノズルは画期的。柔らかいシリコン素材で、掃除したい面にピタッと吸い付く。ホコリなどの乾いたゴミはもちろん、飲みこぼしなどの液体もサッと吸い取れるのだ。吸引口が小さく、一度に吸引できる量は少ないものの、コンパクトなボディなのにパワフルでよくゴミを吸い取る。デスク周りや洗面所などのちょっとした掃除にも便利だ。

↑先端が細く、ブラシでこすりながら吸引できる「先細ブラシノズル」。窓のサッシやタイルの目地などすき間掃除に便利

 

そのほかの先細ブラシノズル、ファブリックノズル、格子ノズルも、掃除がしづらい場所の汚れをスムーズに取り除くことができ、暮らしの様々なシーンで重宝する。しかも、ノズルやダストボックス、フィルターは水洗い可能。液体などを吸い込んだあと、キレイにお手入れできるのもうれしいポイントだ。

↑吸い込み面が広く、布を吸い込みにくい「ファブリックノズル」。テーブルクロスの食べこぼしや、ラグの掃除に最適だ

 

↑格子状になっていて、小物を吸い込みにくい「格子ノズル」。小物を入れた状態のまま、引き出しの中などを掃除できる

 

充電時はスタンドに直立して場所を取らず、吸引口がスタンドの中に隠れるので見た目もスマート。リビングなど、いつでも手が届く場所に置いておきたい一台だ。

2023年春 「コスパ」で選ぶ「傑作 掃除家電」ランキング(2位〜4位)

春の陽気に誘われて、掃除機の買い替えを検討されている方もいるでしょう。選ぶ際のポイントの一つになるのがコスパ。この能力が高い掃除機はどれでしょうか? 家電のプロレビュアーが、ロボット掃除機やコードレススティック掃除機、ハンディクリーナーなど、さまざまな種類の掃除機を調べてランキングにまとめました。2位〜4位を発表します。

※本記事はゲットナビ2023年4月号の転載です

 

レビュアー:石井和美さん

白物家電の製品レビューを得意とするプロレビュアー。テストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

第4位:ツインバード「コードレススティック型クリーナー TC-E264B」

↑実売価格:2万8800円【SPEC】●集じん方式:ダストパック式●集じん容量:約0.25ℓ●連続使用時間:強モード約7分、自動モード約30分●充電時間:約2.5時間●サイズ/質量:約W235×H1050×D135㎜/約1.4㎏(本体+延長管+パワーブラシ)

 

小回りの利く独自ヘッドと軽量ボディで使い勝手抜群!

1.4㎏の軽量ボディと自走式ヘッドにより、掃除の負担を軽減するコードレススティック掃除機。独自の関節ジョイント構造とボールキャスターを備えたヘッドは、小回りが利いて思い通りの動きを実現する。2022年10月発売。

↑ヘッドは左右90度に首振り可能で、すき間やソファの脚周りなど隅々まで届く。フルフラットになるため、ベッド下などの掃除もラクだ

 

「小回りの利くヘッドにより、狭い部屋もスイスイ掃除できる! 重心バランスが良く、実際は1.4㎏よりもさらに軽く感じます。紙パック式でゴミ捨て時にゴミが飛び散らないのも快適」(石井)

↑使い捨てダストパックは、微細な粉末を99.6%キャッチする不織布を採用。手を汚さずにゴミを捨てられる

 

第3位:シャーク「Shark EVOPOWER SYSTEM STD+コードレス スティッククリーナー CS150JAE」

↑実売価格:4万9500円【SPEC】●運転時間:スティック時 最大13分、ハンディ時 最大17分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:約W267×H1030×D124㎜/約1.9㎏

 

約30日分のゴミを溜められる自動ゴミ収集ドック付き!

2023年2月発売されたコードレススティック掃除機。機能を厳選して簡単操作を実現したスタンダードモデルに、自動ゴミ収集ドック付きが登場した。独自のマルチフロア対応ヘッドを継承しつつ、面倒なゴミ捨ての回数を大幅に削減。

↑リリースボタンを押すと、そのままハンディクリーナーとして使用可能。ゴミ捨ての際もボタンひとつで捨てられる

 

「トレンドの自動ゴミ収集ドックが付属してこの価格ならコスパ抜群! 持ちやすく、吸引力も問題なし。ゴミは月1回捨てれば良く、ホコリや花粉のアレルギーの方にオススメです」(石井)

↑掃除機をスタンドに戻すと、ダストカップに溜まったゴミをドックが自動的に収集する。ゴミ捨ては月1回程度でOK

 

第2位:アイロボット「ルンバ i2」

↑実売価格:2万9800円【SPEC】●最大稼働時間:約75分●充電時間:約3時間●音声アシスト:Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siriショートカット●サイズ/質量:約φ342×H92㎜/約3.2㎏

 

賢くパワフルな掃除性能で上位モデルと遜色なし!

2022年7月に発売された、2種のブラシとパワフルな吸引力の、3段階のクリーニングシステムを搭載したロボット掃除機。細かなホコリやゴミも除去する。自動充電・自動再開するので、充電切れの心配なく広範囲を清掃。音声アシスタントにも対応する。

↑ナビゲーションシステムにより、短時間で効率的に清掃。掃除のたびに間取りを学習し、ムダをなくしていく

 

「ルンバのなかでは手に入れやすい価格ですが、掃除力に上位モデルと大きな差はなし。フローリングもカーペットもきちんと掃除でき、ゴミの取りこぼしが非常に少ないです」(石井)

↑ゴミや汚れが多い場所を感知する、ダートディテクトテクノロジーを搭載。キレイになるまで集中的に清掃する

2023年春 「コスパ」で選ぶ「傑作 掃除家電」ランキング(5位〜7位)

春の陽気に誘われて、掃除機の買い替えを検討されている方もいるでしょう。選ぶ際のポイントの一つになるのがコスパ。この能力が高い掃除機はどれでしょうか? 家電のプロレビュアーが、ロボット掃除機やコードレススティック掃除機、ハンディクリーナーなど、さまざまな種類の掃除機を調べてランキングにまとめました。5位〜7位を発表します。

※本記事はゲットナビ2023年4月号の転載です

 

レビュアー:石井和美さん

白物家電の製品レビューを得意とするプロレビュアー。テストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

第7位:東芝ライフスタイル「コードレスクリーナー VC-CLW31」

↑実売価格:4万5100円【SPEC】●集じん容積:約0.13ℓ●連続運転時間:標準 約30分、おすすめ 約15分、強 約8分●充電時間:約2.5時間●サイズ/質量:約W230×H993×D150㎜/約1㎏

 

超軽量なのに吸引力抜群で様々な場所のゴミを取り除ける

2022年9月に発売された、質量1㎏の超軽量コードレススティック掃除機。髪の毛などが絡みにくい「からみレス軽量ヘッド」や、吸引力が99%以上持続する「デュアルトルネードシステム」により、床などのゴミをしっかり取り除く。

↑暗い場所を照らす「ピカッとライト」を取り付け可能。すき間ノズルなども付属し、様々な場所を快適に掃除できる

 

「1㎏と軽量なので、サッと手に取りやすい! サイクロン式はゴミ捨て時にゴミが飛び散りやすいのですが、本機はゴミを約3分の1に圧縮でき、性能面のバランスがとても良いです」(石井)

↑強力な気流でゴミを約3分の1に圧縮。ダストカップは帯電防止加工でゴミが付着しにくく、ゴミ捨ても簡単だ

 

第6位:アイリスオーヤマ「リンサークリーナー RNS-B400D」

↑実売価格:2万2000円【SPEC】●充電温度:5〜35℃●連続使用時間:約10分●充電時間:約4時間●回収タンク容量:0.4ℓ●清水タンク容量:0.4ℓ●お湯使用温度:40℃まで●サイズ/質量:約W233×H277×D213㎜/約2.4㎏

 

布に付いたしつこい汚れを水で浮かせてスッキリ落とす!

布製品に付いた液体汚れや食べこぼしなどを、水だけで強力洗浄するリンサークリーナー。ガンコな汚れには約40℃までのお湯も使える。バッテリー駆動のコードレスタイプなので、電源のない場所でも使える。2022年11月発売。

↑2つの噴射タイプを選べる。奥まで染み込んだ汚れには直射がオススメだ

 

↑一度で広範囲に噴射するなら霧吹きが向いている

 

「こぼした液体やペットの粗相など、布に染み込んだ汚れを水で浮かせて除去。汚水がグングン吸い込まれ、目に見えて洗浄力を実感できます。コードレスなのでクルマのシートなどにも使えて便利です!」(石井)

↑電源不要で、車内の掃除にも最適。給水チューブによりハンドツールの向きが自在で、背もたれや天井の洗浄も可能だ

 

第5位:ケルヒャー「スチームクリーナーSC MINI」

↑実売価格:1万3200円【SPEC】●スチーム吐出圧力:最大0.3MPa●タンク容量:0.2ℓ●ヒートアップタイム:約3分●連続使用時間:約6分●サイズ/質量:約W127×H186×D321㎜/約1.6㎏

 

水だけで99.99%除菌でき、子どもやペットのいる家も安心

約100℃の安定したパワフルスチームにより、汚れを落としながらバクテリアやカビ・ウイルスを99.99%除去。洗剤やアルコール不要で、子どもやペットがいる空間でも安心して使える。2021年4月発売。

↑パワフルなスチームの圧力により、汚れが簡単に落ちる。ゆっくり念入りにスチームすることで除菌効果もアップ

 

「とても軽く、コンパクトで取り回しがイイ! 水だけで使えて、簡単かつ安心して除菌できます。噴射時間は最大約6分なので、大掃除用というよりは、毎日のこまめな掃除向きです」(石井)

↑ダイニングテーブルやドアノブ、まな板など、手で触れる機会の多い場所の除菌に活躍。布製品や衣類にも使える

日本の住宅に合わせ小型化したロボット掃除機、SwitchBotから発売。従来機より50%も小さくなった!

スマートホームの構築に役立つIoT機器を開発するSwitchBotは、世界最小級となるロボット掃除機「SwitchBotロボット掃除機K10+」(以下、K10+)を発表、Makuakeでの先行販売を開始しました。従来機のS1/S1 Plusと比べ、本体サイズが約50%縮小されているのが最大の特徴である本機は、日本市場に適したロボット掃除機を追求してたどり着いたものだといいます。この記事では、発表会の模様と、製品の詳細についてお届けします。

 

日本市場のために作られた、世界最小級のロボット掃除機

SwichBotといえば、遠隔での家電のスイッチ操作を可能にするボットや、スマートロックなど、スマートホームを実現するIoT機器のメーカーです。そんな同社がなぜ家電であるロボット掃除機を開発するのか。それは、ロボット掃除機の持つ特殊性にあります。なぜなら、ロボット掃除機は数少ない“移動する家電”だからです。

↑SwitchBotがこれまで開発してきた、スマートホーム機器

 

同社の日本事業部に所属する北島 祥さんによると、SwitchBotが目指す理想の未来は「人間の代わりにすべての家事や日常作業を行う家庭用メイドロボットを、低価格で一般に普及させること」だそうです。メイドロボットは、当然家の中を動き回る必要があります。

 

そこで同社が目をつけたのが“移動する家電”であるロボット掃除機でした。現在のロボット掃除機の機能は清掃に限られていますが、その開発をつきつめていけば、いつかメイドロボットを生み出せるかもしれない。ロボット掃除機の開発は、同社の理想達成に向けたマイルストーンなのです。

↑プレゼンテーションをする北島さん

 

多くの家電メーカーとは異なった背景でロボット掃除機の開発を行うSwitchBot。しかし、ロボット掃除機としてユーザーが満足する製品を作れなければ意味がない、とも考えています。そこで、日本市場のニーズに合致した高性能なロボット掃除機として、K10+を開発しました。

↑SwitchBot K10+

 

↑K10+の大きさを、自社や他社のロボット掃除機と比較。その小ささは抜きん出ています

 

K10+の特徴は直径24.8cmという画期的な小ささですが、これは日本市場の独特なニーズにあわせて開発した結果です。というのも、現在日本で販売されている多くのロボット掃除機は、もともと欧米向けに開発された機種。日本の家庭は欧米と比べて狭いことから、設置スペースを抑え、清掃の面では小回りを効かせる必要があるという日本のニーズを満たせていません。大型の機種では、椅子などの脚部にはまってしまうこともあるため、そういった点の改善も求められていました。

 

K10+は、従来の掃除機に日本人が抱きがちだった不満を、解消してくれる製品なのです。

↑K10+は、これまでのロボット掃除機では対応できなかった細かな空間の清掃も可能

 

吸引力などの基礎性能は、従来機と変わらず

小型だと吸引力に劣るのでは、と不安が残ります。SwitchBotではその懸念を払拭するため、吸引力を維持することを追求しました。そこで生み出したのが、SilentTechという特許技術。これは、吸引時に巻き起こってしまう掃除機内の乱気流を抑制する技術です。この乱気流は吸引力を下げてしまうだけでなく、動作音も大きくするので、同社ではその解消に取り組みました。結果として、K10+の吸引力は、従来機とほとんど変わらない2500Paを実現させています。

↑内部で乱気流が起きやすい箇所を可視化し、その発生を抑制

 

先にも触れたように、SilentTechの導入により、本機の動作音は非常に小さくなっています。特に静音モードで運転した場合、動作音は50dBを切り、45dB程度。発表会ではそのデモも行われたので、筆者もそれを体感しましたが、掃除機とは思えないほどに静かでした。これなら在宅中に掃除をさせても全く気にならなそうです。ちなみに、一般的な図書館の内部音が50dB程度なので、K10+の静音モードは図書館より静かということになります。

↑45dBという動作音が、いかに小さいものかわかる比較

 

ただし、ゴミ収集ステーションで吸ったゴミを回収するときの動作音は小さくありません。ゴミ回収にかかる時間はそれほど長くありませんが、基本的には不在時に掃除を完了してもらうように使ったほうがよさそうです。

 

なお、K10+はゴミ収集ステーションがセットになったモデルのみの販売で、ロボット掃除機単体では販売されません。その理由について北島さんは「K10+は、小型化によって小回りがきくようになったおかげで、同じ広さの部屋でも従来機より掃除できる面積が広くなりました。そのためにゴミも溜まりやすくなったので、ゴミ収集ステーションが必須になっています」と語っています。

↑清掃できる床面積が、従来機に比べて拡大

 

↑ステーションには、4Lのゴミを収集できます

 

またK10+は、水拭きにも対応しています。個性的なのは、水拭き用のモップが使い捨てである点です。北島さんによれば、従来機に向けられたユーザーの声のなかに「モップを外して洗って干し、またセッティングするのが面倒」というものがあったため、本機では使い捨てを採用したといいます。この使い捨てモップはオプションとしてSwitchBotから販売されますが、他社製の市販品も利用可能です。

 

ただし、吸引と水拭きを同時にできるわけではない点は留意してください。一度にできるのは、吸引か水拭きのどちらか一方です。水拭きを行う場合はブラシを取り外し、水拭き用のアタッチメントとモップを取り付ける必要があります。

↑水拭き用のモップを取り付ける際には、ブラシを外します

 

↑モップを取り付けた状態

 

K10+の販売は、Makuakeでの先行販売という形で始まっています。この先行販売は25日にスタートし、開始30分で3000万円を突破しました。製品のコンセプトに共感するユーザーが多かったことがこの結果に現れています。なお、クラウドファンディングでは単品に加え、2台・3台のセットも用意されています。本機は1台でも複数のフロアをマッピングして記憶できるうえ、小型軽量なので別階への持ち運びも楽々ですが、フロアごとに設置したいというニーズも想定して、セット販売も行うことにしたそうです。

 

ロボット掃除機としては世界最小級となるK10+。小型ロボット掃除機という新たなトレンドがここから生まれるかもしれません。

 

【先行販売価格情報(全て税込)】

1台:5万1800円(通常価格より25%オフ)

2台セット:9万9420円(通常価格より28%オフ)

3台セット:12万8116円(通常価格より30%オフ)

2023年春 「コスパ」で選ぶ「傑作 掃除家電」ランキング(10位〜8位)

春の陽気に誘われて、掃除機の買い替えを検討されている方もいるでしょう。選ぶ際のポイントの一つになるのがコスパ。この能力が高い掃除機はどれでしょうか? 家電のプロレビュアーが、ロボット掃除機やコードレススティック掃除機、ハンディクリーナーなど、さまざまな種類の掃除機を調べてランキングにまとめました。8位〜10位を発表します。

※本記事はゲットナビ2023年4月号の転載です

 

レビュアー:石井和美さん

白物家電の製品レビューを得意とするプロレビュアー。テストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

第10位:ホボット 全自動窓掃除ロボット「HOBOT-388」

↑実売価格:3万9800円【SPEC】●清掃スピード:4分/㎡●サイズ/質量:約W295×H95×D148㎜/約915g

 

強力な吸引力で吸着し、窓の汚れを効率良く拭き取る!

2020年2月発売された、水拭き・乾拭きが可能な窓拭きロボット掃除機。AIが窓枠や障害物を感知し、清掃範囲を自動で認識して清掃を行う。本体重量の5倍以上の吸引力で吸着するので、曇りガラスやタイル、大理石などの清掃にも対応。

↑2つのクリーニングパッドが交互に回転し、汚れを絡め取る。洗濯して繰り返し使用可能だ

 

「大変な窓掃除のハードルが下がるアイテム! 手が届きにくい高い場所も自動で掃除してくれて助かります。拭き残しが気になるときは、リモコンや専用アプリで手動操作も可能です」(石井)

↑スタートボタンを押すと自動で清掃を開始。付属のリモコン、専用アプリからも操作できる

 

第9位:サンコー 何回でもハイパワー「充電式電動エアダスターLight」

↑実売価格:5980円【SPEC】●連続使用時間:約20分●モータースピード:3万5000〜3万9000rpm●風速:約15m/秒●動作音:約80dB●充電時間:約3時間●サイズ/質量:約W60×H210×D110㎜/約248g

 

繰り返し使える充電式で環境にもお財布にもやさしい!

狭いすき間のホコリを吹き飛ばす、充電式の電動エアダスター。使い捨ての缶タイプと異なり、同じパワーで繰り返し使い続けられる。先端にはホコリをかき出せるブラシ付き。2021年10月発売。

↑キーボードやサッシ、エアコンフィルターなどの掃除に最適。スマートグリップ形状で、手が小さい人でも握りやすい

 

「掃除機では吸いきれない溝に入ったホコリを、パワフルな風でスッキリ吹き飛ばしてくれます。約6000円で何度も使えるのはコスパ抜群! 缶のゴミが出ないのもエコで良いです」(石井)

↑USB Type-Cケーブルで充電可能。約3時間の充電で約20分使える。ガスを使用せず、ニオイや引火性がないのも安心だ

 

第8位:サンワサプライ「コードレス電動回転モップ 200-CD050」

↑実売価格:7980円【SPEC】●回転速度:95回転/分●連続使用時間:約60分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:約W315×H940〜1200×D150㎜/約1㎏

 

回転する電動ヘッドを搭載し、軽い力で床の汚れを落とせる!

毎分約95回転し、床の汚れを効率良く落とす電動ヘッドを搭載した電動モップクリーナー。ヘッドの回転により、軽い力でモップがスイスイ進む。乾拭き、水拭き、中性洗剤に対応し、浴室掃除にも使える。2019年5月発売。

↑14段階で伸縮し、スティックとハンディの2Wayで掃除できる。エアコンの上や浴室の天井など、高い場所の掃除もラクだ

 

「重労働な床の拭き掃除を立ったままでき、回転するヘッドがガンコな汚れまでしっかり落とします。軽い力で広範囲を掃除できるので、フローリングメインのご家庭にオススメ」(石井)

↑モップパッドは面ファスナーになっていて簡単に着脱可能。水洗いをして日陰干しするだけで、繰り返し使い続けられる

最新ダイソンは見えるホコリが2倍! 掃除が断然楽しくなる「Dyson V12 Detect Slim Absolute」を詳しくレポート

ダイソンは2023年4月5日、コードレススティック掃除機の最新モデル「Dyson V12 Detect Slim Absolute」(実売価格11万円/税込・以下同)を発表しました。こちらは2021年に発売された「Dyson V12 Detect Slim」の進化版。ウイルスを含む0.1μmの微細な粒子を99.9%捕集するHEPAフィルターを搭載するほか、床上のホコリを高出力グリーンLEDによって可視化する「Fluffy Opticクリーナーヘッド」も搭載しています。

↑ダイソンのコードレススティック掃除機の最新モデル「Dyson V12 Detect Slim Absolute」

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

ライトを照射できる幅が約2倍に広がった

光で可視化する仕組みは2021年発売の「Dyson V12 Detect Slim」に初搭載した「Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド」が最初ですが、新モデルのFluffy Opticクリーナーヘッドは従来製品に比べてライトを照射できる幅が約2倍に広がったことから、より多くのゴミやホコリを可視化できるようになりました。

↑新搭載の「Fluffy Opticクリーナーヘッド」

 

↑写真下がレーザー光を使った従来モデルの「Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド」で、写真上が高出力グリーンLEDを使った最新モデルの「Fluffy Opticクリーナーヘッド」です。光の範囲が広がっているのが分かります

 

↑Fluffy Opticクリーナーヘッドで床上のホコリを可視化したところ。肉眼ではなかなか確認できない肉球型のホコリの塊が可視化できました

 

吸引したホコリは吸気口付近にある「ピエゾセンサー」によって毎秒最大約1万5000回もの頻度で検知し、その結果を液晶ディスプレイに表示する機能も引き続き備えています。床上のゴミを可視化するだけでなく、どのようなサイズのゴミやホコリをどれだけ吸い込んだのかを可視化できるようになっています。

↑本体上部に搭載する液晶ディスプレイには、吸引したホコリの量がサイズごとに表示されるほか、残り運転時間も表示されます

 

ピエゾセンサーでゴミの量が多いと検知すると吸引力を高め、ゴミが少なくなると吸引力を下げる「オートモード」も搭載。そのほか、液晶ディスプレイにはフィルター掃除の時期やメンテナンスに関するお知らせも表示されるようになっています。

↑オートモード(左)とエコモード(右)

 

HEPAフィルターが吸い込んだ細菌やウイルスを逃がさない

発表会には、ダイソン リード セパレーション システムエンジニアのケント・ビーン・リー氏がオンラインで登壇し、Dyson V12 Detect Slim Absoluteが搭載するHEPAフィルターは「細菌やウイルスなど、0.1μmもの小さな物質まで捕集でき、吸い込んだゴミやホコリが空気中に再放出されないような機密性も確保しています」とアピールしました。

↑0.1μmの微小物質を捕集できるHEPAフィルターを搭載

 

↑発表会にオンラインで登壇したダイソンのケント・ビーン・リー氏

 

発表会では、微小物質を再放出しないことを確認できるデモが行われました。掃除機でホコリを吸い込んでいる最中、センサーをフィルターに近づけてもPM2.5の数値が上がることはありませんでした。

↑ベビーパウダーを吸い込ませたクッションを叩くと(左)、センサーがPM2.5を検出しました(右)

 

 

↑その後、Dyson V12 Detect Slim Absoluteで床上のホコリを吸い込みます

 

↑ホコリを吸い込んでいる最中にも、PM2.5の数値が上がることはありませんでした

 

ダイソン掃除機で最軽量の「Dyson Micro Plus」も2機種発売

Dyson V12 Detect Slim Absoluteに加えて、ダイソン史上最軽量かつコンパクトなコードレススティック掃除機「Dyson Micro Plus」シリーズも発表。こちらは2020年発売の「Dyson Micro 1.5kg」の進化版で、「Dyson Micro Plus」(実売価格7万6560円)と「Dyson Micro HEPA Plus」(実売価格7万6560円)の2機種がリリースされました。

 

どちらも本体重量が約1.5kgで、Dyson V12 Detect Slim Absoluteと同じFluffy Opticクリーナーヘッドを搭載。Dyson Micro HEPA Plusは0.1μmの微細な粒子を捕集するHEPAフィルターを搭載しています。

↑写真左からDyson Micro Plus、Dyson Micro HEPA Plus、Dyson V12 Detect Slim Absolute

 

↑Dyson Micro Plusで掃除をしているシーン

 

発表会では亀田総合病院の清掃マネージャーを務めているプラナ代表取締役社長の松本忠男氏が登壇。掃除の重要性について語りました。

 

松本氏は、掃除機を選ぶ上で重要なポイントとして、「排気が室内のホコリを舞い上げないこと」と「吸い込んだホコリを室内に噴出しないようにする気密性」の2つを挙げました。

 

「掃除機に吸い込んでも、フィルターを通さずにすき間から逃げていってしまうこともあります。せっかく小さなウイルスレベルまで吸い込んでいるのに、気密性が悪くて外に放出してしまったら意味がありません。排気の問題とウイルスレベルの気密性はすごく重要なので、掃除機を選ぶときには、この2つを特に重視して頂けたらと思います」(松本氏)

↑プラナ代表取締役社長の松本忠男氏は「排気」と「ウイルスレベルの気密性」が重要だと語りました

 

前出のケント・ビーン・リー氏も、ダイソンが排気性能を一つの大きな柱として研究開発している理由を次のように語りました。

 

「ホコリの中にウイルスが潜んでいることを皆さんの多くは気付いていません。しかし、それらを取り除くことで人々の健康に寄与していきたいという考えから、新技術の開発を進めているのです」(ケント・ビーン・リー氏)

 

今回発表されたDyson V12 Detect Slim Absoluteが、HEPAフィルターと本体の気密性によって微小物質を再放出しないという点は、正直なところ可視化が難しいためなかなか実感ができません。ただし、レーザーで床上のホコリを可視化できることと、吸い込んだホコリの量をディスプレイで可視化できることは確か。それが、Dyson V12 Detect Slim Absoluteの大きな魅力になっています。また、従来モデルより可視化できるホコリの量が約2倍になったとのことなので、さらに掃除が楽しくなるかもしれませんね。

ゴミ収集・モップ洗浄・給水の3way全自動に圧倒的支持! 2年連続ランクインのロボロック「Roborock S7 MaxV Ultra」【家電大賞2022-2023 ロボット掃除機部門】

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード。今年で8回目となった「家電大賞2022-2023」では、2022年発売のノミネート家電140製品のなかから、読者の投票(投票期間は2022年11月24日~2023年1月8日)により、グランプリと部門賞(全18部門)が決定しました。「ロボット掃除機部門」では2年連続ランクインとなったロボロック「Roborock S7 MaxV Ultra」が銀賞を受賞。

 

ゴミ収集・モップ洗浄・給水を全自動で!!
パワフル&インテリジェンスな清掃性能にも信頼の声が多数
ロボロック「Roborock S7 MaxV Ultra

【家電大賞2022-2023 ロボット掃除機部門】銀賞

ロボロック
Roborock S7 MaxV Ultra

実売価格21万7800円

パワフルな吸引&水拭き機能に加え、ゴミ収集・モップ洗浄・給水を自動化。掃除終了後だけでなく水拭き中でもモップを自動洗浄し、より清潔に拭き掃除を行う。障害物をスピーディに認識・回避し、よりスムーズに完遂。

SPEC●吸引力:5100Pa●モップ振動数:最大3000回/分●モップ加重:600g●連続運転時間:最大180分●充電時間:約4時間●付属品:3way全自動ドックほか●サイズ/質量:W422×H420×D504mm/約13.2kg(ドック含む)

 

Roborock S7 MaxV Ultraは、世界40か国以上で累計1000万台超を売り上げるロボロックのフラッグシップモデル。今回は惜しくも金賞こそ逃したが、投票者からはアツいコメントが多数寄せられた。

特に評価が高かったのがモップの自動洗浄・自動給水機能だ。「家事を家電に任せても、家電自体の掃除やメンテが面倒になりがち。それを全自動でやってくれて助かる!」など感動の声も。

掃除性能と障害物回避性能も高評価。「モップ振動による汚れ落ちは他社とは一線を画す」「小さいモノも避けつつギリギリまで掃除できるのが素晴らしい」など称賛の声が相次いだ。

さらに掃除エリアをスマホで簡単に設定できるなどアプリ機能も秀逸。“死角なしの究極モデル”として、確かな存在感を見せつけた。

 

【投票者の声】

「メンテナンスの手間がほとんどかからない、本当に“全自動”と言っていいレベルのロボット掃除機」(40代女性)

「センサーとカメラによる障害物回避が優秀。ゴミ捨てや水交換の頻度も少なくてラクです」(30代男性)

「吸引清掃や拭き掃除だけでなく家の中の見守りまでしてくれる多機能性が素晴らしい!」(40代男性)

【POINT 01】 3way全自動ドックでメンテがラク

掃除後の自動ゴミ収集・モップ洗浄と本体への給水を自動で行う高性能な充電ドックを搭載。いちいち面倒なモップの手洗いと給水が不要なことが特に高評価を集めている。ゴミ捨ては2か月に一度、紙パックごと捨てればOKだ。

【POINT 02】吸引も水拭きもパワフル清掃

同社製品史上最強、5100Paの吸引力でペットのトイレ砂やカーペット奥の微粒子も強力に捕集。モップは600gの加重と最大3000回/分の高速振動で乾いたコーヒー跡や皮脂汚れなど落ちにくい汚れもしっかり拭き上げる。

【POINT 03】障害物回避など頭脳も優秀

顔認証技術を応用したストラクチャードライト&カメラと、画像から物体の特徴を捉えるRGBカメラを装備。障害物の認識速度と回避精度が大きく向上した。カーペット感知と同時にモップが5mmリフトアップする機能も搭載。

2022年家電業界No.1は「ルンバ i2」に決定! 史上初の快挙には歴史に裏打ちされた確かな清掃力と信頼性あり【家電大賞2022-2023】

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード。今年で8回目となった「家電大賞2022-2023」では、2022年発売のノミネート家電140製品のなかから、読者の投票(投票期間は2022年11月24日~2023年1月8日)により、グランプリと部門賞(全18部門)が決定しました。アイロボット「ルンバ i2」が3年連続、計4回目の「総合グランプリ」と「ロボット掃除機部門」8連覇という、史上初の快挙を達成しました。

 

歴史に裏打ちされた確かな清掃力と信頼性が
ロボット掃除機エントリー層にササり
2022年の家電業界ナンバーワンに!!
アイロボット「ルンバ i2」

3年連続4回目の総合グランブリ&「ロボット掃除機部門」8連覇

アイロボット
ルンバ i2

アイロボット公式ストア 価格3万9800円

ルンバならではの高いゴミ除去・走行技術を結集しつつお手ごろ価格を実現。600シリーズの10倍の吸引力と独自の「3段階クリーニングシステム」で床面に張り付いたゴミも除去する。清掃範囲をスマホにマップ表示。音声アシスタントにも対応する。

SPEC●充電時間:約3時間(自動充電&自動再開)●クリーンベース(自動ゴミ収集機):別売●音声アシスタント:Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siriショートカットに対応●サイズ/質量:φ342×H92㎜/約3.2㎏

 

今回の家電大賞総合グランプリはアイロボットのルンバ i2が獲得。総合グランプリ3連覇、ロボット掃除機部門で8連覇を成し遂げ、ルンバブランドの強固な人気を見せつけた。

本機が支持を集めた理由は、エントリー機とは思えぬ機能の高さだ。上位機i3とほぼ同等のセンサーやナビゲーションで効率良く走行し、短時間で掃除を完了。最上位機譲りの「3段階クリーニングシステム」も装備する。様々な状況に対応するルンバ伝統の走行技術への信頼も厚く、「場所によって掃除の仕方を変えるのが秀逸。掃除を安心して任せられる」との声も聞かれた。

さらに、スマホアプリを使った操作性も高評価。「家にいなくても掃除が完了。i2導入で掃除に対する概念がガラリと変わった」とのコメントも見られた。

そんな機能充実のi2が4万円を切るインパクトは絶大。ロボット掃除機初心者はもちろん、既存ユーザーも「この機能でこの価格なら2階用に追加したい」など大好評だった。ちなみに、i2はルンバシリーズの2022年国内販売台数トップを記録。しかもいまなら1万円オフのキャンペーンも実施中とあって、ロボット掃除機の普及にますます貢献しそうだ。

 

【投票者の声】

「低価格ながらロボット掃除機の絶対王者の根幹機能をギュッと詰め込んだ素晴らしい商品」(40代男性)

「これのおかげでハウスダストの症状が軽くなった!! 家の清潔さだけでなく家族の健康も支えてくれています」(20代女性)

「会社の若いママさんたちが 『なくてはならない!』と絶賛。わが家も導入して掃除がとてもラクに」(50代女性)

 

【POINT 01】規則正しいパターンで効率的に清掃

本機はルンバシリーズの新エントリーモデル。フロアトラッキングセンサーやジャイロセンサーなどを使って移動距離や自己位置を正確に把握し、ムダのないパターンで徹底的に清掃する。そのパフォーマンスはプライス以上だ!!

↑同社独自のナビゲーションシステムで室内を短時間で効率良く掃除。自動充電&自動再開機能を備え、掃除を最後までやり遂げる

 

↑バンパーに搭載したセンサーで、高さのない場所を検知し立ち往生するリスクを回避。ほかにも様々な状況に応じた走行パターンを備える

 

【POINT 02】3段階クリーニングシステムで徹底吸引

壁際のゴミもエッジクリーニングブラシがかき出し、2本のゴム製ブラシでゴミを浮かせてファンモーターで吸引する3段階の掃除システムを搭載。上位機種のルンバ i3やj7と同じ吸引力で、ペットの毛も逃さず除去する。

↑同社独自の2本のゴム製ブラシが床に密着しつつ高速回転。帯電し床に張り付いた微細なゴミや重い砂粒もパワフルにかき取ってくれる

 

↑「3段階クリーニングシステム」はカーペットやラグにも有効。2本のゴム製ブラシのヒダが毛足の奥まで入り込みゴミをかき上げる

 

【POINT 03】アプリ連携とメンテナンス性も上々

ルンバ i2はエントリー機ながらスマホアプリと連携。清掃履歴をマップで確認できるほか、季節やライフスタイルに合った清掃スケジュールの提案もしてくれる。ブラシに髪の毛が絡みにくいなどメンテナンス性も優秀だ。

↑ユーザーの清掃習慣を学習し、毎日の掃除時間が同じ場合にスケジュール設定を提案。花粉の季節に掃除回数を増やすなどの提案も行う

 

↑ダスト容器は丸洗い可能。容器の内側に貼りついて取れにくいホコリやハウスダストも、サッと水で流すだけで簡単に取り除ける

 

【COMMENT 】


本誌家電担当
青木宏彰

家電大賞を長年にわたり主管している。「家電コーディネーター」の資格を保持。 市場をリードするルンバが、初心者のハードルのひとつであるプライス面をしっかりクリアしてくれた。高級化が進む市場で、あえて削ぎ落とした(それでも十分に多機能だが)製品で勝負する自信、そして結果を出す姿勢もアッパレ!!

 

≪INFORMATION≫

クリーンベース付きの最新モデルが登場!!

ルンバ i5+

アイロボット公式ストア 価格8万9800円

3月2日に新発売されたルンバ i5+は、i3と同性能の本体にj7+のクリーンベースを搭載したモデル。i3+のクリーンベースより高さが約15㎝低くなり、より設置しやすくなった。

 

春の新生活応援キャンペーン実施中!!

アイロボット公式サイトでは4月3日まで、ルンバ i2とルンバ コンボ j7+を1万円オフで購入できるキャンペーンを実施中。当該モデルを狙っていた人には見逃せないチャンスだ。

 

掃除をアトラクションに変える。アンカーの最新コードレス水拭き掃除機「MACH V1 Ultra」

Ankerは、新ブランド「MACH(マッハ)」の第一弾製品となるコードレス水拭き掃除機「MACH V1 Ultra」の先行体験会を開催しました。

 

Makuakeでのクラウドファンディングで7000万円以上の支援を集めている本機は、吸引と水拭きを同時に行えるうえ、高温スチームやオゾン水による除菌機能を備えた、画期性のある一台です。「掃除の常識を覆す」をコンセプトに開発された本機の実力はいかほどか。体験会で感じたインプレッションをお届けします。

↑MACH V1 Ultra(右)。左はスチーム・床面乾燥機能のないMACH V1。右端に置かれているのは、充電ステーション

 

吸引・水拭き・スチームを1台にまとめた画期的製品

体験会に先立ってのプレゼンテーションに登壇したのが、MACH V1 Ultraの製品開発に携わったAnker 新事業本部 本部長の檜山達矢さん。檜山さんによると、本機開発の背景には「ユーザーが掃除機に求める水準が、性能、デザイン性の両面で高まっている」という市場環境があったといいます。手間をかけずに床面をキレイにしたい、コロナ禍によって高まった清潔感を求めるユーザーニーズを汲み取った同社は、吸引・水拭き・スチームの機能を一体化した、かつてない掃除機の開発を始めました。

↑プレゼンテーションを行う檜山さん

 

それらの機能をただ積み込んだだけでなく、ひとつひとつの水準を高めているのも本機の特徴です。たとえば水拭きやスチームに使用する水には、除菌効果のあるオゾン水を使用。オゾン水と110℃のスチームを組み合わせた除菌効果は99.9%にも及ぶといいます。また水拭きと同時に後方へ風を送り、拭き掃除後の床を乾燥させる機能を搭載。掃除をしたあとの清潔感にも配慮しました。充電ドックに置くとブラシが自動でクリーニングされるので、メンテナンスの手間がほとんどないのも嬉しいポイントです。

↑水タンクを外したところ。このタンクに水道水を入れるとオゾン水が自動で生成され、水拭きやスチームに使用されます

 

これだけ多くの機能を詰め込もうとしたがために、本機の開発は難航しました。その過程では、100台以上の試作を重ねたといいます。正式なサンプル品が届くまでは、檜山さんら開発陣も、満足のいく製品が出来るのか不安が強かったそうです。しかし実際に届いたものを使ってみると、目には見えなかった床の汚れまでしっかり取れていることがわかり、「掃除の常識を覆す」というコンセプトを体現した製品が生まれました。

↑開発途中に作られた、試作機とその部品たち

 

この製品コンセプトは消費者から高い支持を集め、Makuakeでは初日だけで4000万円の支援を獲得。そしてまもなく支援者たちに製品が届けられるのに先立って、今回の体験会が開催されました。

↑Makuakeでのクラウドファンディングは執筆時点(2023年3月12日)でも進行中

 

掃除に“アトラクション感”をもたらす

体験会の短い時間ではありますが、MACH V1 Ultraに触れた筆者も本機の秘める画期性を感じることができました。まず「汚れを取る」という面に関しては、文句がありません。吸引力は16800Paと強力。体験会では、粉、コーヒー、床につけたクレヨンが汚れの例として挙げられましたが、すべてをしっかり落としています。

↑左から、粉、コーヒーの汚れ。写りが悪いですが、右方にはクレヨンの汚れもついています

 

↑吸引・水拭き・スチームによって、床面の汚れがみるみるうちに落ちていきました。110℃と高温なスチームはすぐに蒸発してしまうため、写真にはなかなか写りませんでした

 

↑本機には専用の液体クリーナーも用意されており、これが掃除の効率をより高めます

 

また、タンクにセットした水道水からオゾン水を生成している間や、スチームの加熱を待っている際には、一種のアトラクション感すらありました。従来の掃除機では味わえなかった感覚です。

↑持ち手の部分にある液晶を見ながら行う操作も、掃除機らしさがなく新鮮です。こちらのボタンから、吸引モード・スマートモード(吸引+水拭き)・スチームモードの切り替えができます

 

↑タンク内でオゾン水が生成される様子。奥の方で泡が立っているのがわかります

 

↑スチームモードに移行するため加熱中。ブラシ下部に出ている赤いバーがだんだん右側へ伸びていき、横一線になったら加熱が完了したことを表します。加熱に要する時間は約20秒

 

↑掃除後、充電スタンドに本機を戻すと、ブラシのクリーニングが始まります。クリーナーやオゾン水は、このブラシ洗浄にも使われているそうです(写真はカバーを外した状態。通常は、カバーをかけたままクリーニングを行います)

 

ただし本機を使う場合、使い手も意識を変える必要があります。たとえば水拭き後の床の乾燥機能に目を向けると、使いこなしには少々コツがいると感じました。

 

本機が床面を乾燥させる仕組みは、掃除機のブラシ後方に風を送るというもの。つまり、乾かせるのは後方だけです。掃除機をかけるとき、ついつい前後に動かしてしまいがちですが、本機でそれをするとせっかくの乾燥機能が活かせなくなってしまいます。本機を使う際には、前進のみで後退をしない。ユーザー側も、意識を改めねばなりません。

↑スティック下部から、斜め下方向に風が出て、床面を乾かします。小型のジェットタオルを思わせる風量が出ていました

 

明確な欠点を挙げるとすれば、その大きさや重さでしょう。本機のサイズは高さ117.8×幅27.8×奥行25.4cm。一般的な掃除機と比較して、一回り二回りも大きくなっています。重さも5.7kgあり、ズッシリ感は拭えません。モップの回転力を利用して、前方向に動かす動作をアシストする機能がついているので、前進させるには軽快に動かせますが、垂直方向への重みはそれなりのもの。購入前には、少なくとも「軽くない」という認識は持っておいたほうがよさそうです。その重さゆえ、複数のフロアをまたいで使うのにも、向かないと思われます。

 

なお、スチーム・床面乾燥の機能がないV1は、V1 Ultraに比べて1kg軽く、サイズもやや小ぶりです。ただしそれでも、小型軽量とは決していえないでしょう。

 

“使うべき人”を確実に満足させる一台

MACH V1 Ultraは、確かな画期性を秘めた掃除機といえます。本機が適しているのは、1フロアの面積が広い家。スチーム機能があるので、ペットがいる場合など衛生面に気をつかいたい家庭では、特に力を発揮してくれるでしょう。

 

一方で、その新規性ゆえに、ユーザーを選ぶ部分もありそうです。サイズや価格(V1 Ultraの一般販売価格11万9900円(税込)、Makuakeでは20%オフ)の両面で手軽な掃除機とはいえませんし、床面・タイル・石材以外の掃除には適しません。

 

本機を体験した筆者の感想は、「使うべき人が使えば、確実に満足するであろう一台」。そう書きたくなるほど、本機の個性は尖っています。

そのコスパ、まさに圧巻! 6万円台の2in1ロボット掃除機アンカー・ジャパンの「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」が想像を超えるデキだった

国内外のメーカーが次々と新モデルを発売するロボット掃除機市場は、まさに百花繚乱の戦国時代。吸引掃除と床拭き掃除を同時に行う2in1モデルや、充電ステーションが本体のダスト容器のゴミを吸引する、自動ゴミ収集ステーション付きモデルなど、さまざまな特徴を持った製品が発売されている。そのなかで、高コスパなモデルとして人気を集めているのが、Anker Japan(アンカー・ジャパン)の「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」だ。価格は Anker Japanの公式サイトで6万9990円(税込)とリーズナブルだが、性能・機能が「それなり」では魅力半減。「価格以上のパフォーマンス」は本当か、実際に使ってチェックしてみた。

 

自動ゴミ収集機能を備えた、水拭きも可能な2in1モデル

「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」は、Ankerグループのスマートホームブランド「Eufy(ユーフィ)」で初となる自動ゴミ収集ステーション付きロボット掃除機。吸引掃除と水拭き掃除を同時に行う2in1モデルで、レーザーマッピング機能を備え、部屋の形を認識しながら掃除を行う。吸引力は前モデル「RoboVac L70 Hybrid」比で約45%向上しており、最大3200Pa。吸引モードは静音モード(約52dB)を含む4段階から選択できる。

 

付属する自動ゴミ収集ステーションは、ロボット掃除機本体のダスト容器に集めたゴミを自動吸引してくれる。掃除するたびにダスト容器のゴミを捨てるのは手間だが、容量3Lのダストバッグにゴミを溜める「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」なら、約2か月間ゴミ捨てが不要。ゴミ捨ての負担がグンと低減されるのはもちろん、紙パック式なので、ゴミに直接手に触れずに捨てられるのも美点だ。

 

今や、吸引掃除と床拭き掃除を同時に行う2in1機能と、自動ゴミ収集機能はロボット掃除機の必須機能になりつつあるが、「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」はこれらのポイントをしっかりと網羅。ロボット掃除機のトレンドをきっちり押さえている。

↑Ankerグループのスマートホームブランド「Eufy」から登場した「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」

 

↑黒を基調としたシンプルなデザインで、インテリアに違和感なく溶け込んでくれる。自動ゴミ収集ステーションは高さと幅を抑えた、コンパクトサイズ。圧迫感がないので、リビングルームにすっきりと馴染んでくれた

 

↑ダストボックスと水タンクがひとつになっており、本体からサッと取り外して、簡単に給水できる。水タンクに水を入れ、付属のモッピングクロスを本体に取り付ければ、水拭き掃除の準備完了。吸引掃除と同時に水拭き掃除も行うことで、床をピカピカに仕上げてくれる

 

↑自動収集ステーションが付属し、充電ステーションに帰還したロボット掃除機本体のダスト容器のゴミを自動吸引してくれる。ダストバッグの容量は3Lで、約2か月間ゴミ捨てが不要

 

↑ダストバッグは充電ステーション上部から簡単に取り出せて、そのままゴミ箱にポイッ。拍子抜けするほど簡単だ

 

↑ダストバッグを引き出すと、自動で吸引口が閉じる仕組み。なるほど、これならゴミが舞い上がる心配はないし、ゴミが目に触れることもない

 

「高コスパ」は本当か? 実際に掃除してみた

ロボット掃除機の性能差は、「使い勝手」と「賢さ」に顕著に表れる。価格を抑えたモデルは往々にして、機能が最小限で使い勝手はそこそこ、マッピング機能を備えていたとしても、壁にガツンとぶつかったり、同じところばかり何度も掃除したりと、走行パターンはそれほど賢くない場合が多い。では、「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」の場合はどうか? 先述の通り、水拭き掃除も行う2in1機能に加え、自動ゴミ収集機能を備え、「使い勝手」は良好。残すところは「賢さ」だが、こればかりは実際に掃除を行い、走行パターンを観察してみないことにはわからない。というわけで、早速、実際に清掃してみよう。

 

【動画】「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」の“賢さ”を動画でチェック

 

「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」の価格は6万9990円。2in1機能に加え、自動ゴミ収集機能も備えたモデルとしてはかなりリーズナブルだが、それだけに、「動きの『賢さ』は“それなり”なのでは?」と懐疑的だった。しかし、実際に掃除してみると、一筆書きを描くように直線的かつ効率的に走行し、とにかく動きにムダがない。テーブルやイスの足周りなど、ゴミが溜まりやすい場所は入念に清掃し、壁際や部屋の隅では、本体両サイドに備えた回転するサイドブラシでゴミをかき集めていく。カーペットの段差も涼しい顔で乗り越え、部屋中を隅々まで清掃。いい意味で予想を裏切る、賢く効率的な仕事ぶりに驚いた。

↑部屋の隅の茶葉もしっかり掃除

 

 

↑約2cmまでの段差は乗り越え可能。吸引掃除のみで清掃する場合には、カーペットの上もキレイに掃除してくれる

 

↑清掃完了後に、作成されたマップを専用スマートフォンアプリで確認してみたが、部屋の間取りを正確に認識していることがわかる。表示される走行軌跡から、部屋の隅々までムラなく清掃できていることも確認できた。なお、フロアを自由に分割、統合して、部屋やエリアを指定して掃除できるのも便利。スマートフォンアプリの使いやすさも文句なしだ

 

↑モッピングクロスは取り外してキレイに洗える

 

拍手を送りたくなる、圧巻のコストパフォーマンス

何度も言わせてもらうが、吸引掃除と床拭き掃除が可能で自動ゴミ収集機能も付いて、6万9990円。このプロフィールだけでも「おっ?」と目が留まるが、実際に使ってみると、清掃力、機能性、使い勝手は想像以上で、各社のハイエンドモデルと比肩する実力を備えていた。「価格のわりには」という前置きが必要なく、素直に「これはよくできている」と感じる完成度。およそ弱点らしい弱点は見当たらない。「まさに圧巻のコストパフォーマンス」そう賛辞を送りたくなるモデルだった。賢くお得な選択肢として、ぜひ「Eufy RoboVac L35 Hybrid+」をチェックしてみてほしい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

「Narwal Freo」は水拭きを極めたロボット掃除機だ! モップ洗濯、二度拭きもおまかせの満足感をレビュー

近年、ロボット掃除機が大きく進化している。中でもトレンドとして注目されているのが、掃除機がけしながら水拭きもしてくれる2Wayタイプの掃除機だ。筆者自身、数々の機種を使用してきて、「床掃除を丸ごとお任せできる時代になった」とありがたく思っていたところ、さらにスゴイ機能を持ったロボット掃除機があるという。それが今回ご紹介するNarwal社の「Narwal Freo(ナーワル フレオ)」だ。

 

実際に使ってみたところ、とにかく水拭き性能がスゴイ!「求めていたのはコレかもしれない」と思うほどの使いやすさと達成感を感じたので、今回は、そんな感動とともに数々の独自技術を詳しくレポートしていこう。

↑丸みを帯びたベースステーションにすっきり収まったNarwal Freo

 

数々の受賞歴を誇るNarwalが日本上陸

製品を紹介する前に、まずは本機を開発したNarwal社について紹介しよう。Narwalは2016年、若き創業者・張峻彬(チョウ・シュンビン)氏が中国で設立したロボット掃除機メーカー。まだ設立して間もないが、開発メンバーにはHUAWEI、マイクロソフト、DJI(ドローンメーカー)といった世界的な企業の出身者が名を連ねている。さらに、2020年には米TIME誌が選ぶ「2020年のベスト発明」にランキング入り。米「エジソン賞」では金メダルを獲得するなど、世界が注目する企業となっている。

 

同社は、ロボット掃除機におけるモップ自動洗浄機能を世界で初めて開発し、これをブラッシュアップし続けているのが特徴。初代モデルとなる「J1」は海外のクラウドファンディングでも高く評価され、発売から3〜4年で数十億元を売り上げた。現在では、ロボット掃除機の市場規模が年間100億元ある中国でトップ3に入ったほか、アメリカとカナダにも支社を立ち上げて販路を拡大し、世界で100万台の出荷実績を誇っている。

 

そんなNarwal社が、日本ならではのニーズに応えるというロボット掃除機を引っさげて、2022年11月に日本に上陸。その製品こそ、今回紹介する「Narwal Freo」というわけだ。

↑見た目はふつうのロボット掃除機だが、何が違うのか、さっそくレポート!

 

 

水拭きがとにかくパワフル!

先述のように、水拭き機能を搭載したロボット掃除機は今のトレンドでもあり、いまや珍しいものではない。しかし、このNarwal Freoは、水拭き機能が群を抜いて優秀なのだ。さっそく基本的な使い方とともに紹介しよう。

 

まず、初めに行うのが本体の充電、そしてベースステーション内にある「清水タンク」への水の補充だ。ここにたっぷり水を入れておけば、あとは自動でモップを濡らしてくれるので、何度も水を補充する手間がない。また操作は、Wi-Fiと連携したアプリのほか、ベースステーションのタッチパネルで操作できるので、掃除したいときにすぐに始められる(詳細は後述)。

↑ベースステーションを開くと、中に2つのタンクがある。右がキレイな水を入れる「清水タンク」、左がモップ洗浄時に出た汚水をためる「汚水タンク」

 

本体裏を見てみると、中央付近に掃除機の吸い込み口があり、本体のおよそ半分を占める面積に水拭き用の2つのモップが搭載されていた。掃除機がけと同時に、この2つのモップが力強く回転することで、床の汚れをしっかりこすり取ってくれるのだ。

↑三角形のモップが効率的に部屋の隅々まで届いてくれそう

 

新しい場所で初めて掃除をするときは、まず本体がサーっと家の中を動き回って探検し、マップを作ってくれる。わが家の場合、1階のリビングダイニングと廊下、洗面室までくまなくまわり、5分程度で帰ってきた。そこでアプリを見てみると、なんとも正確なマップが作成されていた。しかも適切な場所で部屋割りもされている!これは賢い……!

 

掃除モードはいくつかあるなかで、本製品が本領を発揮する「Freoモード」で掃除を開始。Freoモードは、ユーザーが設定した部屋の床材に応じて、最適な水拭きの湿度と床への圧力を調整しつつ、汚れ感知システムによって部屋の汚れの程度を判断し、汚れたエリアに対しては追加で水拭きをしてくれるモードだ。

 

ベースステーション内でモップを濡らし、さっそく出動。そしてマッピングの際に本人が決めたのか、廊下にまっすぐ進んでいき、モップブラシを回転し始めたのだが、この拭きっぷりがとにかくスゴイ! まるで人が両手にモップを持って、力を入れて回すかように拭き上げていってくれるのだ。その拭き跡を見れば、拭き残しがないことも一目瞭然!

↑モップが回転して水拭きした跡がしっかり残っている。ただし、びしょびしょになるわけでなく、すぐに乾く

 

 

汚れに応じて自動で二度拭きを行う姿に感動!

そして、Narwal Freoの唯一無二の能力を目の当たりにする瞬間が訪れる。掃除の途中で何度もベースステーションに戻ってはモップを洗い、再び汚れているところに戻って二度拭きしてくれたのだ。こちらは先述の汚れ感知システムによって、自己判断で追加の水拭きを行ってくれたわけだが、実際に見るとなんだか感動する。「一度掃除したから、もういいでしょ」というわけでもなく、汚れっぱなしのモップで拭き続けることもない。キレイになるまでもくもくと拭き掃除してくれるとは……。なんて誠実! なんて几帳面なの!

↑床にヨーグルトをこぼしてみたところ……

 

↑ここは一発でキレイに! しかも直後に、モップを洗いにベースステーションに戻ってくれた

 

初めてNarwal Freoで掃除した日は特に汚れがひどかったらしく、何度もモップを洗いに戻ったため、1回の掃除で清水タンクの水がなくなってしまった(笑)。ただし、2回目以降の掃除では、モップを洗いに戻る頻度は1回あるかどうかという程度。毎日使えばキレイな状態をキープできるのは間違いないと感じた。

↑床が汚れているときは文句も言わず、けなげに何度もモップ洗浄に戻ってくれる

 

おしりをねじって壁際の汚れも残さない徹底ぶり

Narwal Freoが廊下を掃除しているとき、他社モデルには見られない、おもしろい動きをしているのに気がついた。壁沿いを掃除する際、体を左右に揺らすような、おしりを振るような動きをしていたのだ。なるほど、これが独自技術「テールスイング」か! 壁際を掃除する際、おしりをねじりながら走行することで、壁際の拭き残しを極限まで抑えてくれるというわけだ。壁際なんて、人が掃除したって拭き残しが出やすい場所。これなら、Narwal Freoにお任せしたほうがキレイになるというものだ。

↑前のブラシでゴミをかいたら、おしりをねじってモップを壁際にくっつける独特の動き

 

ちなみに、わが家のリビングにはカーペットを敷いているが、7mm以下のカーペットだと、Narwal Freoは自動でモップをリフトアップして水拭きはせず、掃除機がけだけを行ってくれる。カーペットの有無は自動で認識してくれるので、わざわざ進入禁止エリアに設定したり、モップを取り外したりする必要もない。

↑水拭き終了後、最後にカーペットの掃除機がけだけを行うNarwal Freo。モップを自動でリフトアップしてくれるので、カーペットを濡らすこともない

 

 

洗剤投入・洗浄・乾燥がすべて自動でモップの清潔感が違う

ところで、掃除したあと、モップはどれだけ汚れているのだろう……? 気になってリビングをひと通り掃除したNarwal Freoをベースステーションに戻る前に捕獲。裏返してモップを見てみたところ、ギャー! 汚い! 逆に言えば、本当にしっかり拭き上げてくれたことがわかる。特に自分では手が届かない棚の下にも入り込んで掃除してくれていたので、かなりの汚れをキャッチしていたようだ。

↑目を背けたくなるほど……いや逆にまじまじと見て達成感を味わいたくなるほど黒く汚れている

 

実を言うと、Narwal Freoを使い始めてから今まで、モップがここまで汚れているのを知らなかった。というのも、Narwal Freoは掃除が終わってベースステーションに戻ると、自動でモップを洗浄し、乾燥までしてくれるので、モップを手洗いしたことも干したこともなく、モップが汚れている状態すら見る機会がなかったからだ。

 

しかも、モップ洗浄時には専用の洗剤(洗浄液)を使ってくれている点もありがたい。清水タンクの近くに専用洗剤をセットするだけで洗剤を自動で投入し、モップをキレイに洗濯してくれるのだ。おまけに洗浄後は自動でモップを乾燥させてくれるので、イヤなニオイを感じることは一切なし。手間を掛けずともモップがいつでも清潔であることが実感できるので、安心感が違う。

↑Nawal専用洗浄液。植物性のクレンジングファクターを採用し、多彩な床材に対応している

 

↑洗剤はあらかじめセットしておけば、モップ洗浄時に自動で投入してくれる

 

↑洗浄・乾燥が終わると、ここまでキレイになっていた

 

なお、モップ洗浄に使っているのは清水タンクの水なので、常にキレイな水で洗浄する。洗浄後の汚水は汚水タンクに溜まっていくのだが、溜まった黒い水を見ると、いかに床が汚れていたか、いかにキレイに掃除してくれたかを実感し、さらに達成感と爽快感を感じてしまう。

↑2回ほどの掃除で、ここまで汚れが溜まった。汚いが気持ちいい(笑)

 

 

運転音が静かで、その存在を忘れてしまうことも

こうして何日も繰り返し使っているうちに、気づいたことがある。音がうるさいと思ったことが一度もないのだ。ロボット掃除機によっては、音が大きく、テレビを見ているときやテレワークをしているときには、思わず運転を止めたくなる時もあるが、Narwal Freoの運転中はうるさいと感じたことがなく、むしろその存在を忘れてしまうほど。モップ洗浄中も乾燥中もほとんど音がしないため、ダイニングテーブルの近くに置いてくつろいでいるときも、洗浄と乾燥に気づかなかった。

↑テレワーク中やリモート会議中にもうるさいと思ったことは一度もない

 

タッチパネル搭載とアプリの充実で使い勝手も上々

また、Narwal Freoはベースステーション天面にタッチパネルを備えている点も希少。最近のロボット掃除機は逆にアプリ以外ではほとんど操作できないものも増えていて、本体の近くにいながら操作のためにスマホを取りにいかなければいけないこともある。その点、Narwal Freoなら、清水タンクに水を補充したあと、タッチパネルでそのまま運転を開始できるのがうれしい。

↑ベースステーションの天面についたタッチパネルで基本的な操作が可能

 

もちろん、アプリ自体も優秀だ。掃除中でも、今マップ上のどこを掃除しているか、どこまで掃除が終わったかが見えるので、外出先でも掃除の状況がわかる安心感は大きい。また、過去の掃除履歴も蓄積されるので、どこが掃除できなかったのかが一目瞭然。例えば先日、玄関を掃除していなかったので、なんでだろう……? と思って帰宅したら、玄関に置かれていた段ボールが原因だというのがわかって納得。掃除はお任せしつつも、状況が手に取るようにわかるのはありがたい。

↑アプリを使えば外出先からの操作やルーティン設定など、ライフスタイルにあわせた設定が可能。掃除する部屋の順番や掃除する部屋・しない部屋の設定もアプリから行えるのが便利だ

 

個人的に気に入っているのは、「Freoモード」で掃除した際、その履歴を結果だけでなく動画で報告してくれることだ。どのようなルートで掃除したか、どこで汚れを見つけたか、何度モップ洗浄に戻ったか、かわいいキャラクターが報告してくれる。これを見終わると、思わず「ありがとう」と言いたくなる。ほったらかしにできるのに、放っておけない存在なのだ(笑)。

↑主張の少ないデザインなので、インテリアにもなじみやすい

 

 

キレイ好きな水拭き派が大満足できるロボット掃除機

これまでさまざまなロボット掃除機を使ってきたが、これはまさにキレイ好きの水拭き派のためのロボット掃除機だと言っていいだろう。水拭きロボットの困りごと……例えば、掃除のたびに本体タンクに水を補充する手間、掃除が終わったらモップを洗って乾かす手間、水拭きしたはずなのに汚れが残っているガッカリ感……。Narwal Freoはこれらすべての困りごとを解消し、徹底した水拭きをしたうえで追加の水拭きまでを自己判断で行い、いつでもツルツル、ピカピカの床を実現してくれる。

 

特に、わが家は犬を飼っているので床の汚れが気になるのだが、これだけ水拭き機能が充実したNarwal Freoがあれば安心だ。また、小さいお子さんがいるご家庭でも、この徹底した拭きっぷりには満足できるに違いない。水拭きすれば床に落ちた花粉やホコリもキレイに取り除けるし、いいことづくめ。Narwal Freoは、水拭き派には間違いなくベストな選択と言えるだろう。

撮影/高原マサキ(TK.c)

 

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エレクトロラックス、軽量クリーナー市場に参戦!日本チーム発案の「UltimateHome700」にヒットの予感

スウェーデンの家電メーカー・エレクトロラックスから、コードレススティック掃除機「UltimateHome 700」が発表されました。

 

エレクトロラックスのスティック掃除機というと、自立タイプ(下重心タイプ)の「エルゴラピード」シリーズなどが有名。ですが、今回発表されたのは同社のスティック掃除機としては2022年7月に同社オンラインストア限定で販売開始した「UltimateHome 900」に続く上重心タイプ(ハンディ掃除機に延長パイプやヘッドが付いたタイプ)です。

 

モデルはウォルナットブラウンカラーの「EFP71525」(実売予想価格7万8100円・税込)とシェルホワイトカラーの「EFP71524」(同6万2700円)の2機種で、上位モデルの「EFP71525」にはカーペットの中のゴミなどをかき取る「パワープロマルチサーフェスフロアノズル」と、UV(紫外線)ランプを照射しながら掃除できる「UVベッドノズル」が付属します。

↑エレクトロラックスが2023年2月17日に発売するコードレススティック掃除機「UltimateHome 700」。左がシェルホワイトカラーの「EFP71524」で、右がウォルナットブラウンカラーの「EFP71525」

 

エレクトロラックス史上最軽量の1.9kgを実現

2モデルの違いはアクセサリーとカラーリングだけなので、上位モデルの「EFP71525」を中心に紹介していきましょう。

 

標準質量(標準ヘッドの「パワープロフロアノズル」と延長パイプを含めた重さ)は、同社史上最軽量の約1.9kgです。先行発売されたUltimateHome 900(標準質量約2.8kg)に付属するパワープロフロアノズルに比べて面積が約35%コンパクトになり、軽量化しただけでなく、狭い場所でも掃除しやすくなりました。

↑UltimateHome 700シリーズの特徴

 

エレクトロラックス・ジャパン ヘッド・オブ・プロダクトラインの洞口裕哉氏によると、「コードレスクリーナーが軽量化しているのは世界でも日本だけで、世界では吸引力を高めるために大きくなる傾向にありました」と語ります。

 

「しかし日本で軽量コードレスクリーナーがどんどんシェアを上げていく中で、『これはちょっと看過できないな』となり、日本チームからこのクリーナーを提案しました。コロナ前に本社の人間が来日して視察したときには、『(日本市場の軽量スティック掃除機は)まるでおもちゃのようだ』と笑われました。しかしその後、何度も議論を重ねていき、無事、開発に着手することとなりました」(洞口氏)

 

日本に比べて広い住宅の多い海外では軽量スティック掃除機のニーズは元々なかったとのことですが、「その後だんだんと日本だけではなく、アジアやヨーロッパのほかの国からこの商品が非常に好評価を得るようになり、結果的には、社内で“最重要新商品”という位置付けで発売することになりました」と洞口氏は語ります。

 

ちなみに上位モデルに付属するパワープロマルチサーフェスフロアノズルを装着すると2kgを超えてしまうとのこと。現在の日本市場では1.5kgを切る超軽量モデルが人気になっており、1.1kgといったモデルも登場しているものの、2kgを切るというのは市場で受け入れられる上で重要なポイントでしょう。

 

アクセサリーが充実。ハンディ掃除機として取り外せる充電台も便利

軽量スティック掃除機の多くは充電台が付属しないため、本体にACアダプターを接続したり、バッテリーを取り外して充電台に置いたりと、充電のしにくさがマイナスポイントになりがちです。その点UltimateHome 700は充電台が付属。すべてのアクセサリーを充電台に収納できるようになっているため、さっと付け替えて家中を掃除できるのが魅力です。

 

また、今回のような上重心タイプのスティック掃除機の場合、ハンディ掃除機として使いたいと思うと延長パイプを外してどこかに置かなければならないケースがほとんどでした。しかし、UltimateHome 700の場合は、充電台の後ろにあるボタンを押しながら本体を上に持ち上げると、スッとハンディ掃除機を取り外せるようになっています。三菱電機の「iNSTICK ZUBAQ」シリーズ(手前に倒すとスティック、上に持ち上げるとハンディになるタイプ)に近いコンセプトで、これもなかなか使い勝手が良さそうです。

↑本体背面にあるボタンを押しながら本体を上に引き上げます

 

↑ハンディ掃除機に早変わり

 

↑ハンディ掃除機を取り外したところ。パイプが斜めにカットされているので、このままノズルを付けずにハンディ掃除機として使えます

 

上位モデルのEFP71525には、スポンジタイプのローラーによって細かいホコリから大きめのゴミまで巻き込んで吸い取れる「パワープロフロアノズル」に加えて、じゅうたんの中にあるゴミやホコリもかき取れる「パワープロマルチサーフェスフロアノズル」、紫外線を照射しながらベッドやふとん、ソファなどを掃除できる「UVベッドノズル」が付属します。(EFP71524にはパワープロマルチサーフェスフロアノズルとUVベッドノズルが付属しません)

↑標準で付属するパワープロフロアノズル

 

↑パワープロフロアノズルは、ドライバーを使わずに簡単にブラシを取り外して掃除できます

 

↑上位モデルのEFP71525に付属するパワープロマルチサーフェスフロアノズル。こちらもレバーを回転させるだけでブラシを取り外せます

 

↑上位モデルのEFP71525に付属するUVベッドノズル。側面のボタンを押すだけでブラシを引き出せます

 

さらに、2つの回転モップによって床を水拭きできる「パワープロモップノズル」も別売(実売予想価格9900円・税込)で用意されています。

↑2つの回転モップが付いたパワープロモップノズル。パッドをあらかじめ水で濡らして使います。面ファスナーで装着されているので、取り外して洗うのもカンタン

 

フローリングからカーペットもラクラク掃除

発表会ではUVベッドノズルを除く3つのノズルのデモも行われました。

↑パワープロフロアノズルで、フローリング上とすき間にある重曹とプラスチックビーズを吸い取ったところ

 

↑カーペット上にあるペットの毛を模したフェルトと、お菓子の食べ残しを模したコルク材を、パワープロマルチサーフェスフロアノズルで吸い取るデモ

 

↑パワープロモップノズルでクレヨンで描いたタイルの汚れを掃除するデモ

 

ちなみにUltimateHome 700シリーズ発売を記念し、購入後に製品登録すると先着1000人までパワープロモップノズルがもらえるそうです。専用の回転モップクリーナーも人気ですが、これさえあればUltimateHome 700が1台あるだけで事足りるので、場所を取らずに済むのはうれしいポイントです。

↑新発売記念で先着1000人までパワープロモップノズルをプレゼントするキャンペーンも実施されます

 

今や、コードレススティック掃除機は3万円を切る安価なモデルから10万円前後の高級モデルまで幅広くラインアップされています。しかし超軽量モデルは日々の使い勝手はいいもののパワーに物足りなさを感じる場合がある一方、パワフルなモデルは重くて取り回しがしにくいという難点があります。その点、UltimateHome 700はパワーと取り回し、使い勝手のバランスがいいモデルに仕上がっているように感じました。

 

先述の通り、エレクトロラックスというと下重心タイプの代名詞である「エルゴラピード」シリーズが有名ですが、下重心タイプは日本市場で約2割程度とのこと。約2割のカテゴリーでトップを取っているだけでなく、人気の8割を占める上重心タイプに切り込むことで、さらなるシェア獲得に乗り込んだ形になりました。当初の販売価格は決して安くはないですが、1000台までは水拭き掃除用のパワープロモップノズルがもらえるお得感もあり、ヒットの予感がします。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

トレンドを押さえたシャークのスティック掃除機をプロが太鼓判! その理由は?

掃除機市場で人気を二分するロボット型とスティック型。リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回はスティック掃除機の中から、プロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すアイテムを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事やお試しレビューを執筆。掃除機ジャンルのトレンドにも精通する。

 

独自のヘッドパーツは毛が絡まずゴミ捕集力も優秀

シャーク

EVOPOWER SYSTEM STD CS100J

実売価格2万9700円

独自開発のマルチフロア対応ヘッド「ブラシレスパワーフィン」を搭載。あらゆる床面に密着して多くのゴミを取り除くうえ、長い髪の毛やペットの毛が絡まない形状だ。掃除終了後、ドックに戻せば自動的に充電が開始する。

SPEC●最大駆動時間:最大13分(スティック)、最大17分(ハンディ)●充電時間:3.5時間●サイズ/質量:W267×H1005×H124mm(スティック)、W67×H500×H86.5mm(ハンディ)/約1.9kg(スティック)、約0.9kg(ハンディ)

 

快適な掃除がしやすくなる細かい配慮がうれしい

EVOPOWER SYSTEM STDは申し分ない性能を備えながらも機能数を絞ることで低価格化を実現。人気機種の特徴を踏襲しつつも、シンプルな使いやすさを追求している。一度使えばヘッドの滑らかな操作性や、ワンタッチでゴミ捨てできる機能など、目立たないが掃除の快適性にしっかりと寄与している機能や工夫が随所に散りばめられていることに気づくはずだ。「毛が絡まないブラシ」も最近のトレンドで、メンテナンスの手間を大幅に軽減する。

 

上位機iQ+は自動ゴミ収集ドックが付属し、ゴミの量を検知して掃除モードを自動調整。掃除にまつわる面倒ごとをまとめて解消した。LEDライトをヘッドとハンディの両方に装備し、暗所でもスムーズに使えるのは便利だ。

 

コードレススティック掃除機はエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>清掃場所や床材を選ばず多彩なシーンで活躍できる

住環境にもよるが、フローリングやカーペットをはじめ、畳や布など様々な素材に掃除機がけができると便利。テーブルや棚の上に使えるハンディタイプへ切り替えられれば完璧だ。

 

<Point 2>掃除したいときにサッと軽やかに取り出せる

部屋に置いてあっても邪魔にならず、必要なときにすぐ取り出せるのがイイ。さらに本体が軽量で、ヘッドが自在に動かせるものなら掃除機がけのストレスは大幅に軽減!

↑持ち手部分のリリースボタンを片手でつまむだけでハンディクリーナーに早変わり。充電ドックに設置した状態からそのまま取り外せる

 

↑掃除のストレスのひとつであるゴミ捨ては、ボタンをワンタッチするだけで完了。ゴミが飛び散りづらく、触らなくていいので衛生的だ

 

<ココが上位モデル級>必要十分な機能は搭載! 合理的な取捨選択に脱帽

「優秀なブラシレスパワーフィンは装備しつつ、FLEX機能を削るなど、機能を厳選し低価格を実現。自動で充電するドックに設置した状態から、ワンタッチでハンディクリーナーとして使えるので、利便性を実感する場面は多いはずです」(平島さん)

 

上位モデルはコレ!

シャーク

EVOPOWER SYSTEM iQ+ CS851JMVAE

実売価格7万2600円

新開発「iQテクノロジー」センサーがゴミの量を検知し、吸引力とブラシロールの回転スピードを最適化。ハンディとヘッドに搭載されたモニターの色が変化しゴミの量を知らせる。パイプ部分が曲がる「FLEX機能」で家具下の掃除もラクラク。

 

機能の差早わかり!

初めての1台に最適なロボット掃除機は「ルンバ」に決まり! プロが太鼓判を押す理由

掃除機市場で人気を二分するロボット型とスティック型。リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回はロボット掃除機の中から、プロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すアイテムを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事やお試しレビューを執筆。掃除機ジャンルのトレンドにも精通する。

 

4万円切りを疑うほど大満足の清掃能力

アイロボット

ルンバ i2

アイロボットストア価格3万9800円

ゴミをかき出して浮き上がらせ、吸引する独自の清掃システムを搭載。各種センサーの進化が実現した効率的な走行パターンで、ゴミを取り逃しにくい。専用アプリと連携して、外出中の遠隔操作や掃除済みエリアの確認も可能。

SPEC●清掃技術:3段階クリーニングシステム●オススメの床材:カーペット、フローリング●稼働時間:1回の充電につき最大75分(清掃完了まで自動充電&自動再開)●音声アシスタント:対応●サイズ/質量:直径342×H92mm/約3.2kg

 

価格は据え置きで強化された清掃能力

2022年夏、i2はルンバファミリーの新しいエントリーモデルとして驚きをもって迎えられた。従来機の価格は踏襲しながら、清掃範囲、吸引力、清掃パターン、稼働時間などが向上。総合的なゴミの除去性能は同価格帯で出色だ。

 

ロボット掃除機の老舗だけあって、基本の走行性能、つまり家具の隙間に挟まる、階段から転落するなど、現実に起こり得る問題からの回避能力も優秀。バッテリーが少なくなると自動でホームベースに戻り充電、続きから再開して、部屋じゅう隅々まで掃除を完了する。

 

上位機のj7+は障害物の認識・学習機能が秀逸。物が多い家庭や、ロボット掃除機がペットの排泄物に接触して大惨事……という心配がある人にもうってつけだ。

 

ロボット掃除機はエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>任せっぱなしでも安心できるインテリジェントな自走性能

ロボット掃除機初導入への懸念点のひとつが自走性能。狭い隙間に引っ掛かっているのを“救助”したり、走行しないままに掃除を終えてしまった場所を人が掃くのでは二度手間だ。

 

<Point 2>かき出すようにゴミを収集するブラシパーツ搭載機がベター

ゴミをかき出す回転ブラシの有無によって、部屋の隅や家具の下のゴミ除去能力は大きく変わる。ルンバの「エッジクリーニングブラシ」なら四角い座敷を丸く掃く心配も無用。

↑段差センサーを備え、落下を自動的に回避できる。階段の手前など特に注意が必要な場所では、別売のデュアルバーチャルウォールを設置すると安心だ

 

↑上位機も搭載している、髪の毛が絡まりにくいゴム製の「デュアルアクションブラシ」を搭載。2本目のブラシが逆回転することでゴミの取り逃しを防ぐ

 

<ココが上位モデル級>基本的なゴミ除去能力は上位機にも劣らない

「ゴム製デュアルアクションブラシなどによる『3段階クリーニングシステム』や、コの字を描く効率的なパターン走行は上位機譲り。約10倍(※)の吸引力で、“これぞルンバ!!” という高いゴミ除去能力を見せてくれます」(平島さん)

 

上位モデルはコレ!

アイロボット

ルンバ j7+

アイロボットストア価格9万9800円

最大1年ぶんのゴミを収集するクリーンベース(自動ゴミ収集機)を付属。本体前面に広角カメラセンサーを装備し、障害物の識別・回避精度が大幅にアップした。コード類やペットの排泄物、靴下などを機械学習済み。

 

機能の差早わかり!

※:AeroVac搭載のルンバ600シリーズとのカーペット上での比較

初めての1台に最適なロボット掃除機は「ルンバ」に決まり! プロが太鼓判を押す理由

掃除機市場で人気を二分するロボット型とスティック型。リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回はロボット掃除機の中から、プロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すアイテムを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事やお試しレビューを執筆。掃除機ジャンルのトレンドにも精通する。

 

4万円切りを疑うほど大満足の清掃能力

アイロボット

ルンバ i2

アイロボットストア価格3万9800円

ゴミをかき出して浮き上がらせ、吸引する独自の清掃システムを搭載。各種センサーの進化が実現した効率的な走行パターンで、ゴミを取り逃しにくい。専用アプリと連携して、外出中の遠隔操作や掃除済みエリアの確認も可能。

SPEC●清掃技術:3段階クリーニングシステム●オススメの床材:カーペット、フローリング●稼働時間:1回の充電につき最大75分(清掃完了まで自動充電&自動再開)●音声アシスタント:対応●サイズ/質量:直径342×H92mm/約3.2kg

 

価格は据え置きで強化された清掃能力

2022年夏、i2はルンバファミリーの新しいエントリーモデルとして驚きをもって迎えられた。従来機の価格は踏襲しながら、清掃範囲、吸引力、清掃パターン、稼働時間などが向上。総合的なゴミの除去性能は同価格帯で出色だ。

 

ロボット掃除機の老舗だけあって、基本の走行性能、つまり家具の隙間に挟まる、階段から転落するなど、現実に起こり得る問題からの回避能力も優秀。バッテリーが少なくなると自動でホームベースに戻り充電、続きから再開して、部屋じゅう隅々まで掃除を完了する。

 

上位機のj7+は障害物の認識・学習機能が秀逸。物が多い家庭や、ロボット掃除機がペットの排泄物に接触して大惨事……という心配がある人にもうってつけだ。

 

ロボット掃除機はエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>任せっぱなしでも安心できるインテリジェントな自走性能

ロボット掃除機初導入への懸念点のひとつが自走性能。狭い隙間に引っ掛かっているのを“救助”したり、走行しないままに掃除を終えてしまった場所を人が掃くのでは二度手間だ。

 

<Point 2>かき出すようにゴミを収集するブラシパーツ搭載機がベター

ゴミをかき出す回転ブラシの有無によって、部屋の隅や家具の下のゴミ除去能力は大きく変わる。ルンバの「エッジクリーニングブラシ」なら四角い座敷を丸く掃く心配も無用。

↑段差センサーを備え、落下を自動的に回避できる。階段の手前など特に注意が必要な場所では、別売のデュアルバーチャルウォールを設置すると安心だ

 

↑上位機も搭載している、髪の毛が絡まりにくいゴム製の「デュアルアクションブラシ」を搭載。2本目のブラシが逆回転することでゴミの取り逃しを防ぐ

 

<ココが上位モデル級>基本的なゴミ除去能力は上位機にも劣らない

「ゴム製デュアルアクションブラシなどによる『3段階クリーニングシステム』や、コの字を描く効率的なパターン走行は上位機譲り。約10倍(※)の吸引力で、“これぞルンバ!!” という高いゴミ除去能力を見せてくれます」(平島さん)

 

上位モデルはコレ!

アイロボット

ルンバ j7+

アイロボットストア価格9万9800円

最大1年ぶんのゴミを収集するクリーンベース(自動ゴミ収集機)を付属。本体前面に広角カメラセンサーを装備し、障害物の識別・回避精度が大幅にアップした。コード類やペットの排泄物、靴下などを機械学習済み。

 

機能の差早わかり!

※:AeroVac搭載のルンバ600シリーズとのカーペット上での比較

掃除機は “自動ゴミ収集ドック付き” が新定番! ロボット&コードレススティックの最新モデルをプロがチェック

掃除機はますます軽量化とスリム化が進んでいます。その軽さや操作性のよさは大きな魅力ですが、一方で、掃除機本体のコンパクト化を目指したことによりダストボックスも小さくなる傾向に。すぐにゴミがいっぱいになってしまうことを不便に感じるという声も聞かれます。

 

そんな悩みを解決するために誕生したのが、充電台に自動ゴミ収集ドックが搭載された掃除機。この「自動ゴミ収集ドック付き掃除機」を中心に、最新の掃除機事情やおすすめのモデルについて、家電ライターの田中真紀子さんに教えていただきました。

 

自動ゴミ収集ドック付き掃除機が人気なのはなぜ?

↑写真提供/ロボロック「S7 MaxV Ultra」

 

「掃除機の進化として、とにかく吸引力を上げる時代や、コードレスススティック型掃除機であれば軽量化を進める時代がありました。しかし、どこか性能を上げることで他の性能が犠牲になることも多くあったのです。例えば、軽量化を進めた結果、吸引力が下がったり、掃除をする床面への掃除機の安定性が減ってしまったりするといった現象。そのような紆余曲折を経て、より使いやすい掃除機とは何かを各社、追求し始めました」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)

 

そうして、自動ゴミ収集ドック付き掃除機が日本の市場に初めて登場したのは、8年前だそう。

 

「8年前に登場しましたが、広く出回るようになったのは3年ほど前からです。ロボット掃除機の最大のメリットは、ほったらかしておいても掃除をしてくれること。にもかかわらず、ダストボックスが小さくてすぐにゴミが溜まってしまうのがデメリットでした。掃除をしている途中でゴミ箱が満タンになり、エラー停止することも。この問題を解消するため、自動ゴミ収集ドック付きのロボット掃除機が開発されたのです。

 

この自動ゴミ収集ドック付き機能は、コードレススティック型掃除機にも応用されました。もともと軽量化したコンパクトデザインを売りにしてきたスティック型掃除機はどうしてもダストボックスも全体的に小さい傾向にあったからです。本体とは別に自動ゴミ収集ドックを設けることで、手元の掃除機本体のゴミが溜まったままになることがなくなりました。パナソニックが自動ゴミ収集ドック付きスティック型掃除機の先駆けとなり、各社から徐々に発売されるようになっています」

↑写真提供/パナソニック「セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K」

 

ドックのゴミ捨ての頻度は?

ゴミを自動で集めてくれることはとても便利な機能ですが、ドックのゴミはどのくらいのペースで捨てる必要があるでしょうか?

 

「今までゴミ捨てを面倒に感じていた人のニーズにマッチしました。掃除機本体を充電ドックに収納すると、ゴミはドック内の紙パックのなかに自動で集まっていきます。紙パックはだいたい1〜3ヵ月に一度交換するだけ、なかには1年間交換不要のものもあります。紙パック式はホコリの舞い散りがほとんどないので、ゴミ捨てのときに出るホコリに困っていた人も紙パック式のドック付き掃除機に買い替える傾向にあります。

 

いつでも手軽に掃除できるように、今は『いかに使いやすいか』を追求した掃除機が増えています。その1つの選択肢が、自動ゴミ収集ドック付き掃除機なのです」

 

掃除機選びのチェックポイント

↑写真提供/Shark「EVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナー CS851JMVAE」

 

スティック型掃除機やロボット掃除機、そしてキャニスター式掃除機などさまざまな種類の掃除機があります。では、自分にはどの掃除機がよいのか、種類が多いだけに迷うことも。「各社が価格帯に幅のあるモデルの掃除機をさまざま出しており、比較するのも難しいですが、相対的な傾向として」という前提で、選び方のコツを解説いただきました。

 

・吸引力

「吸引力を優先させるのであればだんぜんキャニスター式です。スティック型が主流になりつつあるなか、一定数のニーズがあるのはやはり吸引力が優れている点です。ペットのいる家や、徹底的にホコリを取り除きたい方におすすめです」

 

・軽さ

「軽さを重視するなら、スティック型です。スティック型は重心が手元にあると持ち上げるときに負担が少なく、ヘッドにあると床面をしっかりと捉えて安定性があります。使ったときの操作性が変わるため、実際に手にとって試してみるといいでしょう。スティック型は部屋数の少ない家や、階段のある戸建てに適しています。一方でキャニスター式は本体部を床に置いているため、手元が軽く取り回しやすいメリットがあります。懸念される本体の重さも最近では軽量化されており、本体を持ち上げて運びながら掃除できるものも多く出てます。ただ、コードを引っ張るのを面倒に感じる人も多いですね」

 

・バッテリーの持ち具合

「ロボット掃除機は自動でドックに戻るタイプが多く、充電を気にする必要がないのが便利な点です。スティック型は充電台に乗せるだけで自動で充電できるタイプと自分で充電ケーブルに差し込むタイプがあります。両掃除機どちらもコードなしで掃除できる点では優れていますが、バッテリーの持ち具合は、比較的値段に反映されやすいため、値段が安い分、バッテリーの持ちが悪いこともあります。コスパを考えて選ぶことがポイントです。なおバッテリーは着脱できるタイプもあり、2個用意しておけば連続して使えるほかバッテリーが消耗した際には交換していつでも使えるのは安心です」

 

・収納性

「スティック型は基本的に出しっぱなしにしておくことが前提にあるため、デザインを重視しておりインテリアにもなじみやすいものが多いです。最近ではロボット掃除機もドック付きになり始めてからその存在感が増してきているため、デザイン性が上がってきています。キャニスター式のデメリットはしまいづらさではないでしょうか。本体も大きいので収納の奥にしまってしまい、結果的に使わなくなる場合も。取り出しやすい場所をあらかじめ整えておくようにしましょう」

 

・お手入れ方法

「ロボット掃除機は吸い口からゴミの溜まる場所までの距離が最も短いため、手入れは比較的簡単です。キャニスター式はそれほど手入れに難はありません。スティック型はコンパクト設計のものが多く、ダストボックスが小さいためゴミが絡みやすい傾向にあります。
今はどのタイプの掃除機も、水洗いできるものが主流となっており、ダストボックス内の細かなホコリまで洗い流せるものが多く出ています」

 

家電のプロがすすめる最新ドック付き掃除機 6選

続いて、具体的に最新の自動ゴミ収集機能付きドックを搭載した掃除機を紹介していただきました。

 

1.コードレススティック型掃除機で初めて自動ゴミ収集機能付き充電台を搭載

パナソニック「セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K
オープン価格(実売価格6万5340円前後・税込)

 

コードレススティック掃除機では業界初となる本機種。従来は掃除機本体に付いていたダストボックスを分離したことにより、軽さとスリムなフォルムを実現。重心がヘッドにあるため手元が軽くラクに操作することが可能に。さっと取り出して手軽に掃除ができます。

 

「デザイン性に優れていて白くスリムなフォルムはリビングに置いたときにインテリアとしても美しいのがいいですね。また、Panasonicの独自の微粒子イオン『ナノイーX』機能でドックの紙パックを除菌、脱臭します。清潔に安心して使いたい方におすすめです」

 

↑ドックからサッと手前にひいただけでスイッチがON。ゴミが多いときには赤早点滅し、キレイになると青点灯になるクリーンセンサー付きで目に見えない微細なハウスダストまで検知して知らせる。

 

↑紙パック内の溜まったゴミは、「ナノイーX」により除菌・脱臭※されるため、ドック内部をいつでも清潔に保つ。紙パックの交換は約50日間。
※紙パック内において、除菌は約4時間後の効果、脱臭は3日後の効果。

 

↑円すい形のブラシが、高速回転することで径の太い方から細い方の中央にゴミが移動し、まとめてゴミを吸引することができる。このはたらきにより髪の毛やペットの毛を自然に除去し、99%以上からまないブラシを実現。今まで面倒だったブラシを取り外しての手入れを軽減することができるように。

 

【Item Data】
・カラー=ホワイト
・製品重量=スティック:1.5kg クリーンドック:3.0kg(スティック時とは、本体・ハンドル・床用ノズル・バッテリーの合計質量)
・最長稼働時間=標準モード約10~15分/強モード約6分
・集塵方法=スティック:紙パックレス式、クリーンドック:紙パック式

 

2.軽さと吸引力の両輪で掃除をラクに「Shark EVOPOWER SYSTEM iQ+」

Shark(シャーク)「EVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナーCS851JMVAE」
オープン価格(実売価格7万9750円前後・税込)

 

ハンディ部分が1kg未満の製品の中でもっとも強力な吸引力が魅力のSharkのスティック型掃除機。新開発の「iQテクノロジー」で検知したゴミの量に応じて、吸引力とブラシの回転スピードを自動調整します。

 

「一連の流れがスムーズにできるような操作性を実現した掃除機。コードレス掃除機でありながら、思い立ったときにワンタッチでハンディクリーナーに変身します。いつでもパッと掃除できる快適な使い心地で、楽しい仕掛けがたくさんある掃除機です」

 

↑ダストボックスのなかのゴミは月に1回※捨てるだけでOK!サイクロン式で紙パックを使用していないためランニングコストを抑えられる。水洗いが可能なのですみずみまできれいに洗える。空気中のゴミや、アレルゲンなどを取り除き清浄空気にするHEPAフィルター採用でドックからの排気も衛生的。
※1日1回使用した場合。部屋の環境により異なる。

 

↑Sharkでは初めてヘッドとハンディ両方にLEDライトを搭載した本モデル。ホコリがより見えやすく、床や家具の隙間など家中をくまなくきれいに掃除できるように。

 

↑ソファなどの家具の下もパイプが曲がるので、腰をかがめずに掃除でき、負担を軽減してくれる。

 

【Item Data】
・カラー=モーヴグレイ
・製品重量=スティック本体:2.0kg ハンディ本体:0.9kg
・最長稼働時間(バッテリー2個連続使用時)=
コードレススティックでの使用時:エコモード約50分/iQモード約14~50分/ブーストモード約14分
ハンディでの使用時:エコモード約62分/iQモード約14~62分/ブーストモード約14分
・集塵方法=スティック:紙パックレス式、ドック:紙パックレス式

 

3.掃除の仕方を自ら学習し効率のよい掃除方法を提案するスタンダードモデル「アイロボット ルンバ i3+」

アイロボット「ルンバ i3+」
オープン価格(実売価格7万9800円前後・税込)

 

吸引力はルンバ600シリーズに比べて10倍にアップしました。最大1年間分※のゴミをダストボックスに収納できるため、ドック無しのロボット掃除機のようなこまめなゴミ捨ての必要がありません。また、紙パックは花粉やカビなどを99%封じ込めます。

※日本のクリーンベースユーザーの清掃結果より算出。

 

「ルンバはシンプル機能の商品から、高機能の商品まで価格帯を広く設けていて選択肢を幅広く用意してくれているところがいいですね。ルンバの高い掃除力と賢さをカジュアルに享受したい人に。部屋数が少ない家なら十分なスペックを備えています」

 

↑独自開発のゴム製デュアルアクションブラシと、強い吸引力で大きなゴミからハウスダストまで除去。さらにエッジングクリーニングブラシで壁際や部屋の隅まで逃すことなく掃除する。

 

↑バッテリーの残量が減ってくると自動でドックに戻って充電し、充電が終わると再び掃除をし終わった場所まで自動で戻り掃除を再開。最後まで掃除を終わらせる。

 

↑清掃習慣を学習して、ベストなタイミングで掃除を提案する。音声アシストにも対応しているので、手が離せないときも声だけで掃除をスタート。無駄のない動きで部屋をキレイに。

 

【Item Data】
・カラー=ブラック
・製品重量=3.2kg (バッテリー含む)
・最長稼働時間(1回の充電につき) =最大75分
・集塵方法=掃除機本体:紙パックレス式、ドック:紙パック式

 

4.散らかった部屋も安心して掃除できるハイスペックモデル「アイロボット ルンバ コンボ j7+」

アイロボット「ルンバ コンボ j7+」
オープン価格(実売価格15万9800円前後・税込)

 

物体を認識して回避しながら清掃します。コードやペットの排泄物などの障害物が見つかると清掃後にアプリに画像が送信され、今後どのように対処したらよいかをフィードバックし学習させることができます。

 

「ルンバで初となる水拭きもしてくれるロボット掃除機です。掃除機掛けと水拭き掃除を同時に任せられるので、短時間で効率的に清掃が終えてくれるのが嬉しいところです。カーペットを濡らさないためにモップを上げるなど、配慮のきめ細やかさが光ります。水拭き機能がシンプルゆえ、充電ドックもシンプルでインテリアになじみやすいと思います」

 

↑フロアセンサーにより、フローリングやラグ、じゅうたんを自動認識する。毛足のある床材の上ではモップを持ち上げて掃除のみをおこなうため床材を濡らさない。また部分清掃エリアや進入禁止エリアを設定できる。

 

↑モップ部分は取り外して洗うことが可能。モップがリフトアップするので本体を裏返すことなくモップを取り外しできる。

 

↑本体のダストボックスは水洗い可能。いつでも清潔に保つ。

 

【Item Data】
・カラー=ブラック
・製品重量=3.4kg (バッテリー含む)
・最長稼働時間(1回の充電につき) =最大75分
・集塵方法=掃除機本体:紙パックレス式、ドック:紙パック式

 

5.モップ洗浄・給水・ゴミ収集の3way全自動ドック「ロボロック S7 MaxV Ultra」

ロボロック「S7 MaxV Ultra」
オープン価格(実売価格21万7800円前後・税込)

 

水拭きやモップ洗いの水を自動で給水し、汚れたモップも自動で洗浄、さらには掃除後のゴミをドックのゴミ収集ボックスに自動で集める。3つの自動機能を搭載したハイエンドクラスのロボット掃除機。

 

「水拭きをはじめるとモップを洗うタイミングがつかめない。その悩みを解消してくれるのがこちらの掃除機です。毎回キレイにモップを洗ってくれるので、人がやると手間のかかるモップ掃除の時間を大幅に短縮してくれます」

 

↑モップに力を加え、最大毎分3,000回で高速振動するモップが、皮脂や、花粉、コーヒーなどのしつこい汚れも強力に拭き取る。また、吸引掃除を止めて、水拭きだけを入念におこなうモードも搭載しており、床のベタつきもきれいに水拭きする。

 

↑ドックの清水タンクに水を入れておけば必要に応じてモップを自動で濡らす。水拭き掃除中に本体の水分が減った場合は、自動でドックに戻り給水を開始する。ドックの清水タンクより掃除機本体の水タンクに給水するイメージ図。

 

↑高精度のレーザーセンサーが、部屋を掃除しながら360°スキャンすることで、室内の間取りを正確※に把握する。レーザーセンサーなので、暗い室内でも問題なく認識することが可能。
※把握した間取りと実際の間取りの一致率は99%です。Roborock調べ

 

【Item Data】
・カラー=ブラック
・製品重量=本体4.7kg /ドック8.5kg
・最長稼働時間=最大180分
・集塵方法=掃除機本体:紙パックレス式、ドック:紙パック式

 

6.技術の総力を駆使して誕生したフラッグシップモデル「エコバックス DEEBOT X1 OMNI」

エコバックス「DEEBOT X1 OMNI」
オープン価格(実売価格19万8000円前後・税込)

 

自動ゴミ収集機能、モップへの給水機能、水拭き後のモップの自動洗浄機能に加えさらにモップを温風で乾かす機能までが付いた、まさに全自動ロボット掃除機の最高峰といえる機種です。

 

「すべてをおこなってくれる頼もしいロボット掃除機です。掃除機本体のお手入れに自信がないという方にぜひおすすめしたいと思います。ドックは大きいですが、有名デザイナーによるスタイリッシュなデザインなので、モダンな家具のように置けるのもポイントです」

 

↑ドック内には最大60日分のゴミを自動で集める。掃除後はたった10秒で本体にあるゴミをダストボックスに吸引する。

 

↑高画質の見守りカメラを搭載しており外出先でも部屋のようすを確認できるためペットのいる家庭で安心して出かけられる。新しいスターライトカメラによって、暗い状態でもリアルタイムに部屋内を映し出せる。

 

↑独自開発のAI音声アシスト「YIKO(イコ)」。スマートスピーカーなどの特別な機器がなくとも音声での操作が可能。

 

【Item Data】
・カラー=ブラック
・製品重量=本体約4.4kg /ドック約14.3kg
・最長稼働時間=最大約260分
・集塵方法=掃除機本体:紙パックレス式、ドック:紙パック式

 

ボックスのゴミを頻繁に捨てる手間やそれにともなって発生するホコリの舞い散りの抑制、さらには手入れの大幅な時間短縮など、暮らしに取り入れてみると実感するベネフィットも多く、生活の質を格段に上げてくれることは間違いありません。購入を検討するタイミングで自動ゴミ収集ドック付き掃除機も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

 

プロフィール

家電ライター / 田中真紀子

白物家電、美容家電を中心に、雑誌、ウェブなどで執筆。家電製品の検証やレビュー記事では、主婦目線を大切にした感性に定評がある。家事やインテリア、生活雑貨など、暮らしにまつわる記事も手がける。近年は専門家としてコラム執筆やメディア出演も多数。
ブログ=https://makiko-beautifullife.com/

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

ついにロボット掃除機が「モップ自動洗浄」まで実現! プロが教える家電の最新トレンド【掃除機編】

今回は、掃除機のトレンドを紹介! 掃除機は「使いやすさ」重視の傾向が進み、個々のニーズに細かく対応する製品が増加している。ブロワーや液体吸引など業務用の機能を取り入れたハンディ機、メンテの手間を軽減するスティック機、モップの自動洗浄機能を搭載したロボット掃除機などが話題だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します!

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事やお試しレビューを執筆。掃除機ジャンルのトレンドにも精通する。

 

トレンドキーワード

モップ自動洗浄機能搭載ロボット型クリーナー

吸引&水拭きの2in1ロボット掃除機は自動ゴミ収集に加え、ついにモップの自動洗浄まで実現。掃除をよりトータルでお任せ可能に。

 

【その1】掃除中もモップを洗浄し常にきれいな状態を保てる!

ロボロック

Roborock S7 MaxV Ultra

実売価格21万7800円

吸引・水拭き掃除に加え、自動ゴミ収集とモップ洗浄・給水機能まで搭載。掃除中もモップを洗浄するため、常に清潔なモップで水拭きを行う。先進センサーとカメラで障害物を回避し、効率的な動きで室内を掃除。

SPEC●吸引力:5100Pa●モップ振動数:最大3000回/分●連続運転時間:最大180分●充電時間:約4.5時間●サイズ/質量:φ353×H96.5mm/約4.7kg(本体)

 

[平島’s Check]

掃除しながら定期的にドックに戻りモップ洗浄するなど、清潔な状態をキープ。障害物認識も高精度で、モノが多い床面でも掃除を完遂します。

 

【その2】モップの洗浄のみならず乾燥まで自動で行うプレミアムモデル

エコバックス

DEEBOT X1 OMNI

実売価格19万8000円

吸引・水拭きに自動ゴミ収集、モップ洗浄〜熱風乾燥機能を搭載。AI学習により18種類の障害物を識別し、最適な方法で回避しながら掃除する。デュアルモップが毎分180回転し皮脂汚れも逃さず除去。

SPEC●吸引力:5000Pa●モップ回転数:180回転/分●連続運転時間:最大260分(静音モード)●充電時間:6.5時間●運転音:最大68dB●サイズ/質量:φ362×H103.5mm/4.4kg(本体)

 

[平島’s Check]

洗浄後のモップを自動で熱風乾燥し、ニオイの元となる雑菌の繁殖を抑制。ペットなど動く物体も認識して避ける障害物回避も優秀です。

2022年、家電のプロが「本気でほしい!」と思った6つの掃除機

家電のプロが2022年に使った掃除機のなかで、「本気でほしい」と思ったモデルは何でしょうか? クリーナーのレビューを多数手がける家電ライター・平島憲一郎さんに語ってもらいました!

 

【その1】ペットの抜け毛問題をスッキリ解決してくれる!

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Complete

実売価格7万7300円

抜群の吸引力、暗い場所だけでなく明るい場所でもゴミを浮き上がるように可視化するレーザー光技術、人やペットの毛が絡まないFluffyヘッド(ナイロンフェルト製ローラーを搭載したヘッド)など、ほぼ文句なしの機能と性能を誇るDyson V12 Detect Slim。唯一の弱点はFluffyヘッドがカーペットやラグの奥に潜む微粒子ゴミを除去しにくいことでした(カーペットに使えるツールはあるが効率が悪い)。そこでDyson V12 Detect Slim Completeには、従来のFluffyヘッドに加えて新たにMotorbarクリーナーヘッドを搭載。このヘッドはブラシでカーペット上もパワフルにゴミ除去できるうえに毛がらみ対策も万全で、ついにあらゆる床面をストレスなく掃除可能になりました。

↑Motorbarクリーナーヘッド

 

さらに、別売のペットグルーミングキットを使えばペットの毛をブラッシングしながら同時に抜け毛を吸引可能。ペットの抜け毛はヘッドブラシにも絡みやすく、猫を2匹飼っている我が家でも悩みの種ですが、同モデルはその悩みをスッキリ解決してくれます。まさに、救世主的なアイテムといえますね。

↑別売のグルーミングツールを使用すれば、ブラッシングしながら抜け毛を吸い込めます

 

【その2】軽さは何と1.1㎏! 自走式ヘッドも搭載

日立

ラクかるスティック PV-BL3J

実売価格4万3340円

わが家では現在重さ1.4kgの軽量コードレススティックを使っていますが、そのモデルを使い始めたときの掃除の快適さは驚きでした。 PV-BL3Jは、それよりさらに300g軽い1.1kg。しかも吸引力は十分強いうえに自走式パワーヘッド採用でゴミをしっかり捕集します。微小なゴミも目視しやすい緑色LEDライトの搭載、毛がらみしにくいヘッドブラシなど、掃除の面倒ごとを大幅に軽減してくれる工夫が満載なのもうれしいポイント。軽量で使いやすく集じん力も高い、かつお手入れのストレスが少ない掃除機を求める人には最適な1台です。

 

ちなみに、ゴミ捨てやお手入れストレスをより軽減したい人には、紙パック式採用で手を汚さずゴミ捨てでき、ダストカップの掃除の手間も不要の「かるパックスティック PKV-BK3K」(実売価格6万860円)という選択肢もあります。

【その3】掃除が楽しい! 新しい掃除体験を求める人には激推しのモデル

バルミューダ

BALMUDA The Cleaner Lite

実売価格6万4900円

まさに「床上を滑る」異次元の操作感が話題を集めた従来モデル・BALMUDA The Cleanerの弱点だった重さ(約3.1kg)を改善。約0.9kg軽量化することで、その快適な操作感を実際の掃除で体感できるようになりました。独自のホバーテクノロジーと下重心構造、手のひらにすっぽり収まる棒状のハンドルにより、フロアワイパーのようにストレスなくヘッドを操作でき、長時間掃除しても手首や腕が疲れません。まさに「掃除するのが楽しくなる掃除機」で、新しい掃除体験を求める人には激推しのモデルです。

 

【その4】モップを天面まで持ち上げるから毛足の長いカーペットも安心

アイロボット

ルンバ コンボ j7+

実売価格15万9800円

フローリングとカーペットが混在するフロアを手間なしで吸引&水拭きしたいならこれがオススメ。他の2in1モデルは吸引&水拭きモードで掃除する場合にカーペットへの進入を回避するので、掃除終了後にモップパッドを外してカーペット上のみ再度吸引掃除を行う必要があります。なかにはカーペットを検知するとモップをリフトアップする機種もありますが、リフトする高さが短いので毛足の長いカーペットだとカーペットが濡れてしまうことも。その点、本機はモップパッドを天面まで持ち上げるため、毛足の長いカーペットがある部屋でもフローリングの吸引&水拭きとカーペットの吸引をシームレスに行えます。障害物の回避性能も優秀です。

↑センサーがカーペットを認識すると、モップパッドを支えるアームが起動。パッドを天面まで持ち上げるため、カーペットが濡れることもありません

 

【その5】吸引&水拭き&自動ゴミ収集機能アリでこの価格はおトク

エコバックス

DEEBOT N8 Pro+

実売価格5万5000円

吸引&水拭き&自動ゴミ収集機能を搭載して、走行性能もそこそこ優秀な高コスパのロボット掃除機を求めるならこのモデルはかなりオススメ。吸引力は最上位モデルには劣りますが、実際は水拭きも同時に行うため、通常の生活には十分なレベルで床の清潔さを保てます。

 

カーペット自動回避機能を備えているので、水拭きの際にカーペットを濡らす心配もなく、スマホアプリのマップ上での進入禁止エリアの指定も簡単。スマートスピーカーを使って音声で掃除を始められるのも便利です。同社の最上位モデルの半額以下の価格でここまでの機能・性能が手に入れられるのは超おトクと言えます。

 

【その6】空気を吹き出すブロワー機能とデザインが魅力

AQUA

HANDY DUO!AQC-HH700

実売価格1万5190円

近年はスリム&軽量、かつ吸引力の強いハンディ掃除機が人気。本機はそうした特徴に加え、豊富なアタッチメントを付属し、多彩な掃除に対応できるのが魅力です。特にキレイな空気を吹き出すブロワー機能は、通常の掃除機では掃除しにくい窓のサッシなどを手早く掃除できるうえ、簡易空気入れとしても使えてアウトドアでも重宝します。

↑空気を吹き出すブロワー機能を搭載

 

また、シンプルなモノトーンのデザインで、充電台に設置した姿もオシャレ。リビングボードなど目立つ場所に置いても悪目立ちすることもありません。ハンディ掃除機はサッと取り出して使えるのが重要なので、部屋置きしやすいデザインなのはうれしいですね。

コードレス掃除機にも「自動ゴミ収集」の波が来た! 家電のプロが教える最新トレンド【掃除機編】

今回は、掃除機のトレンドを紹介! 掃除機は「使いやすさ」重視の傾向が進み、個々のニーズに細かく対応する製品が増加している。ブロワーや液体吸引など業務用の機能を取り入れたハンディ機、メンテの手間を軽減するスティック機などが話題だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します!

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事やお試しレビューを執筆。掃除機ジャンルのトレンドにも精通する。

 

トレンドキーワードその1 

自動ゴミ収集ドック搭載スティッククリーナー

ロボット掃除機でおなじみの「自動ゴミ収集」機能は、ゴミ捨ての手間を解消して厚い支持を獲得。その波は高級スティックモデルにも及び、新トレンドに。

 

【その1】掃除モードやゴミ収集の自動化で掃除がより快適に

シャーク

EVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナー

実売価格7万9750円

ゴミの量に応じて掃除モードを自動調節し、短時間で効率良く掃除。自動ゴミ収集ドック採用でゴミ捨ては月1回で済む。ボタンひとつでパイプが曲がる機能により、ベッド下も屈まず掃除可能。

SPEC●連続運転時間:約14〜50分(iQモード・スティック時・バッテリー2個使用時)●充電時間:約3.5時間●付属品:ブラシ付き隙間用ノズルほか●サイズ/質量:W258×H1040×D114mm/約2.0kg

 

[平島’s Check]

自動ゴミ収集ドックや掃除モードの自動切替に加え、LEDライト付きヘッドなど便利機能が満載。吸引力も19%向上し、よりパワフルになりました。

 

【その2】ストレスフリーな掃除を徹底追求した大人気モデル

パナソニック

セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K

実売価格7万2600円

自動ゴミ収集ドック採用で本体のスリム化と軽快な操作性を実現。ドック内のゴミをナノイーXで除菌し、ゴミのニオイ発生を抑える。毛がからみにくいブラシの採用でお手入れの負担も大幅減。

SPEC●集じん容積:スティック0.05L/クリーンドック0.8L●連続運転時間:AUTO約10〜15分●充電時間:約3時間●付属品:すき間用ノズルほか●サイズ/質量:W213×H1030×D130mm/1.5kg

 

[平島’s Check]

ドックからの本体取り出し・収納がスムーズ。ゴミ捨ても月1回で、掃除への心理的ハードルがぐっと下がります。空間に馴染む上品なデザインも◎。

 

トレンドキーワードその2

毛がらみ防止ヘッド搭載スティッククリーナー

掃除機のブラシの毛がらみ除去は手間がかかる。コロナ禍でペットを飼う家庭が増えた昨今、毛がらみ防止ヘッドを採用したモデルが支持を集め始めている。

 

【その1】吸引力も毛がらみ対策も万全でペットがいる家庭に激推し!

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Complete

実売価格8万3600円

ペットの毛の除去力が高いMotorbarクリーナーヘッドを付属。ヘッド内のくし型ブレードがブラシに巻き付いた毛を取り、毛がらみを防ぐ。目に見えない微細なホコリも可視化するレーザー機能付きヘッドも搭載。

SPEC●サイクロン技術:Root Cyclone テクノロジー●連続運転時間:最長60分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:W250×H1130×D234mm/約2.4kg(Motorbarクリーナーヘッド装着時)

 

[平島’s Check]

同梱の3種のヘッドはほぼ毛がらみなし。ペットをブラッシングしつつ、抜け毛を吸引するツール(別売)もペットオーナーには超魅力的です。

 

【その2】パワフル吸引に加えメンテのしやすさも出色

パナソニック

パワーコードレス MC-SB85K

実売価格6万3360円

前出のMC-NS10Kでも採用する「からまないブラシ」を搭載。フィルターレスの完全サイクロンを実現し、面倒なフィルター掃除が不要になった。吸込仕事率150Wのハイパワーで抜群の吸引力を実現。

SPEC●集じん容積:0.17L●連続運転時間:HIGH約6分/AUTO約16〜約28分/LONG:約35分/約85分(付属ノズル使用時)●充電時間:約3時間●サイズ/質量:W253×H1130×D193mm/2.0kg

 

[平島’s Check]

円すい型ダブルブラシの回転でからんだ毛を解き、吸い取る機構が優秀。見えないゴミの取り残しが防げるクリーンセンサーも魅力です。

 

ブロワーや液体吸引など「一芸ハンディクリーナー」に注目! 家電のプロが教える最新トレンド【掃除機編】

今回は、家電のプロが掃除機のトレンドを紹介! 掃除機は「使いやすさ」重視の傾向が進み、個々のニーズに細かく対応する製品が増加している。ブロワーや液体吸引など業務用の機能を取り入れたハンディ機、メンテの手間を軽減するスティック機などが話題だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します!

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事やお試しレビューを執筆。掃除機ジャンルのトレンドにも精通する。

 

トレンドキーワード

個性派ハンディクリーナー

在宅時間の増加に伴い、掃除機は百花繚乱。細かなニーズに応えている。特にハンディ市場は昨年比で伸長傾向となり、ユニークな新機種が続々と登場している。

 

ほかにない利便性がウリの“一芸”モデルが続々登場!

ゴミやホコリなどをサッと掃除できるハンディクリーナーはここ数年、“スリム&コンパクト”がトレンド。最近はその流れを受け継ぎつつ、+αの機能を追加して他製品にない利便性をアピールする個性派モデルが登場している。

 

例えばブロワー機能。これまでも、一部のスティック掃除機にブロワー付きはあったが、近年モーターやバッテリーの進化でハンディタイプにも搭載機が増えた。注目はAQUAのHANDY DUO。窓サッシのすき間などにたまったゴミを吹き飛ばして除去できる。簡易空気入れになるなど利用シーンが広いのもうれしい。

 

レコルトのRSC-2は、水分を含む汚れを除去できる乾湿両用タイプ。テーブルにこぼした水にもすぐ対応できる利便性の高さ、卓上に置いても違和感のないデザインが魅力だ。レイコップ GOはふとんクリーナーで磨いたUV除菌技術をハンディ機に応用。身のまわりのウイルス対策に配慮する昨今の注目アイテムといえる。

 

【その1】強力吸引とブロワー機能でサッシまわりの掃除が超快適に!

AQUA

HANDY DUO!AQC-HH700

実売価格1万8700円

軽量コンパクトボディながら500円玉も吸い込むパワフル吸引を実現。ブロワーノズルを装着し、窓サッシやキーボードのホコリを吹き飛ばして掃除することも。付属のエアポンプを使えば浮き輪などの簡易空気入れに。部屋置きしやすいスタイリッシュなデザインも魅力。

SPEC●集じん容積:約0.15L●連続運転時間:強約8分/標準約13分●充電時間:約3時間●付属品:ミニ回転ノズル、3wayノズル、ブロワーノズル、エアーパイプ、ポンプアタッチメント(大・小)、充電台、お手入れブラシほか●サイズ/質量:W66×H418×D69mm/650g

 

↑クリーンな空気を循環して吹き出すブロワー機能を搭載。掃除機で吸い込みにくいゴミは風で吹き飛ばして掃除できる

 

↑ブラシとラバー羽根を備えたミニ回転ノズルで毛ゴミも除去。ブラシ先端をストレートにカットし、毛がらみしづらい

 

↑3wayノズルが付属。「スキマ用」「電化製品・家具周り用」「エアコン・小物用」など、用途ごとに先端を変えられる

 

【その2】液体や水分を含んだゴミも気軽にガンガン吸引できる

レコルト

コードレス ウェット&ドライクリーナー RSC-2

実売価格8800円

通常のゴミに加え、液体も吸引できる乾湿両用タイプ。シリコン性のウェットノズルなど4種のアタッチメントノズルを付属し、様々な掃除シーンで使える。ダストボックスやノズルはすべて水洗いでき、いつでも清潔さをキープ。

SPEC●集じん容積:200mL●連続運転時間:Hi約15分/Lo約20分●充電時間:約4時間●付属品:ウェットノズルほか●サイズ/質量:約W85×H370×D85mm/約660g

 

【その3】家中の気になるモノ・場所を掃除しながらUV除菌できる

レイコップ

UV除菌ポータブルクリーナー レイコップ GO RGO-300JPWH

実売価格1万9800円

付属のポーチで手軽に持ち運べてUV除菌しながら掃除が可能。寝具やクッションなどの除菌・掃除に加え、衣類やPC、スマホのUV除菌も行える。ブラシレスDCモーター採用で吸引力も文句なし。

SPEC●連続運転時間:UVオンリーモード約180分/標準モード約28分/パワーモード約9分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:約W523.5×H141.5×D169mm/890g(最大)

 

「掃除機の音に悩む人、必見!」いま話題のシャープ「ラクティブ エア パワー EC-SR8」を2人のプロが語り尽くす!

Sponsored by シャープ株式会社

 

ステイホーム中に掃除に目覚め、掃除機の「ちょいがけ」が習慣になったという人も多いはず。マイペースで掃除したくても、騒音で家族やご近所の迷惑にならないか、気になってしまうことも多いのでは? そんな悩みを減らしてくれるのが、シャープのコードレススティック掃除機の最新モデル「ラクティブ エア パワー EC-SR8」(以下EC-SR8)です。

↑シャープのコードレススティック掃除機「ラクティブ エア パワー EC-SR8」

 

「ラクティブ エア」シリーズ史上最強の吸引力(同社自主基準)を維持しつつ、「ノイズリダクション設計」で従来モデルから実感音(SONE値)を約36%カット※(強モード時)。パワフルなのに標準質量1.7kgと軽量設計なのもうれしいポイントです。今回は、この「ラクティブ エア パワー EC-SR8」を実際に使ってみてどんな驚きがあり、生活がどう変わったのか、GetNavi web編集長の山田佑樹と家電のプロである家電ライター・伊森ちづるさんが、3つのポイントに焦点を当てて語り尽くします! 記事の最後には、素敵なプレゼントが当たるアンケートキャンペーンの情報もあるので、ぜひお見逃しなく!

※従来モデルEC-SR7:68dB(SONE値19.8)、EC-SR8:60dB(SONE値12.7)

↑GetNavi webの編集長・山田佑樹(左)は妻と子どもの3人家族で、家電ライターの伊森ちづるさん(右)は夫と2人の子どもと暮らす4人家族。両者ともマンションに住んでいます

 

 

「本当に掃除してるの?」シリーズ史上最小の運転音に衝撃!

山田 使ってみてまず、「これ本当に掃除してるの?」って思いました(笑)。運転音がホント気にならないので、最初は掃除してる実感が湧かない。でもめちゃくちゃ吸うんですよね!

 

伊森 そうなんですよ。最近は子どもたちの習い事がオンラインなので、掃除のタイミングと重なると、「ちょっとママ、うるさいんだけど!」と言われることがあったりして。でも、これだと何も文句を言われなくて、家族の評判もすごく良かったです。

山田 ウチは多分、掃除機をかけていること自体に気づいてなさそうです(笑)。

 

伊森 私の家はマンションなので、騒音の面ではご近所に気を遣うんですよ。夜に子どもたちが床を汚しても、「明日の朝まで掃除機をかけるのを我慢しよう」ということが何度かありました。でも、EC-SR8は周囲に音が響かないので、自分のタイミングで家事がこなせて本当にありがたいです!

 

山田 そう! そこがストレスにならなくていいですよね。僕の場合、2022年は外出や出社が増えたんですが、おうち時間が長かったときと同じくらい家をキレイにしておきたい。家にいる時間は減っても、清潔意識は高いままなんです。だから帰宅後の夜、どうしても掃除機をかけたくなることも……EC-SR8は、そんな新しい生活様式にも対応してくれるモデルだと思いました。

伊森 あと、スゴイと思ったのは、音は控えめになったけどパワーがダウンしてないこと。EC-SR8は内部構造の工夫でモーター音や排気音そのものを抑えているので、しっかりとパワーはキープしている。そこが技術の力だなと思いました。

 

山田 技術のすごさ、わかります! 僕は昔、クルマの編集担当だったんですが、設計の考え方がクルマのアプローチに近いと思いました。クルマもパワーを維持しながらエンジン周りに防音材を入れたり、ノイズを小さくしたりして、いかに快適な車内空間を作るかを追求している。単にパワーを下げて騒音を減らすのとはアプローチが違うんですよね。

 

伊森 これだけ音が小さければ、うるさいのがイヤで掃除機を嫌っていた子どもでも手に取りやすいでしょう。お手伝いしてくれる機会も増えそうです。ペットがビックリすることも減りますね。

 

山田 あと、いざ音が気にならなくなってみると、いままで掃除機のヘッドをどれだけ壁にガンガン当てていたかがわかります。ぶつかる音が気になるんですよね。これからは家具や壁をいたわりながら、丁寧な掃除ができそうです。

【じゅうたんの上での吸引テスト】

↑運転音は抑えても、吸引力の強さはしっかりキープ。じゅうたんの毛の間に入り込んだ細かいゴミもご覧の通りスッキリ吸い取ってくれました

 

【ポイント1】音を抑える独自の構造「ノイズリダクション設計」

2人が真っ先に驚きのポイントとして挙げたのが低騒音設計。その秘密が「ノイズリダクション設計」です。この「ノイズリダクション設計」が掃除機の主な騒音源である、モーター音と排気音、ヘッドの駆動音を低減します。

 

構造上の工夫のひとつは、モーター部分をファンネル(円すい)形状のカバーで覆う「ファンネルサイレンサー」を採用し、モーター音を遮音したこと。さらに防振材でモーターの振動音も抑制。乱れた排気は格子形状の出口で流れを整えることで排気音を抑えます

↑ファンネルサイレンサーのしくみ。遮音カバーと防振材、吸音材を組み合わせ、排気の流れを整えて音を抑えます

 

また、ヘッド(吸込口)には振動を抑える「ダンピングコントロール」を採用。吸込口の主な振動源に防振材を配置することにより、モーターと回転ブラシの振動を抑えて、駆動音を低減しています。

↑防振材をヘッドに効果的に配置する「ダンピングコントロール」

 

こうした独自の技術によって、EC-SR8は実感音が従来機比約36%減となり(強モード時)、「ラクティブ エア」シリーズ史上最小運転音を実現。これなら家族がテレビを見たり、在宅ワークをしたりしているとき、朝や夜の騒音が気になる時間帯でも手に取りやすくなりますね。

↑従来モデルとの実感音の差を表したグラフ ※1:SONE値とは、騒音レベルを表すdB(デシベル)に対して実際に聞こえる音の大きさ(実感音)を表した単位  ※2:シャープ調べ。本体中心部の、床面から上方向1.5m、横方向1.5mから測定。2021年度機種EC-SR7の強モード時と、EC-SR8の強モード時との比較

 

 

壁際のゴミの取り残しが減って、掃除が面白くなった!

山田 僕は平日の昼、仕事の合間に考え事をしながら掃除機をかけるんですけど、そうすると細かいところまで意識が向かず、どうしても隅っこの掃除がおろそかになるんですね。でも、EC-SR8を使い始めてから、壁際や隅っこのゴミの取り残しが格段に減りました! 片側だけ端までブラシがついている「端までブラシ」のおかげですね。

【「端までブラシ」の吸引テスト】

↑壁際のゴミも1回の掃除でスッキリ取れました

 

伊森 うちの場合はリフォーム物件なので、部屋と部屋の間に段差があるんですよ。ダイニングと和室の境目が小上がりになっていたり、ドアの下の部分に高さがあったり……。これまでの掃除機だと、そのホコリが取りきれないことがよくありました。「端までブラシ」は、ヘッドの右側ギリギリまでブラシが配置されているので、段差のキワや壁際を丁寧になぞる感覚で動かすと、キレイにゴミが取れます。これはすごくいいですね!

↑「端までブラシ」だと、微妙な段差のキワもキレイに掃除できる!

 

山田 片側だけ端までブラシがついているヘッドを採用するなんて、シャープらしいですよね。

 

伊森 基本的に、ヘッドは床に密着しているからゴミをよく吸うわけで、ブラシの片側をギリギリ端まで配置するというのはユニークですよね。これを最初に見たとき、「密着率が落ちるのでは?」とシャープさんに聞いたんですよ。そうしたら、ブラシ自体が太いことと、ブラシの後方に灰色の小さなブラシを配置することで、ゴミをかき出しつつ、しっかり吸い込むことができるそうです。

 

山田 あまり神経質にならなくても、自然に壁の端が掃除できるのがうれしいですね。僕はテレワークの合間の掃除でも、明確な成果が見えるようになったのは大きいです。部屋の隅々までキレイになって、「これでまた仕事に集中できる!」と思いますから。

 

伊森 そうですよね! 椅子の脚や本棚の角など、ホコリがたまっている箇所をわざわざ探して掃除している自分がいます(笑)。

 

山田 掃除が面白くなってくるんですよね! 部屋の中って、隅っこ形状になっている場所が多いから、そこを狙ってどんどん掃除したくなるヘッドだと思います。

↑部屋の隅の掃除も楽しくなります!

 

【ポイント2】壁際のゴミが取れる「端までブラシ」

吸込口の端まで回転ブラシがない場合、ヘッドの前面を繰り返し壁に押しつけて掃除するものの、手間がかかり、またブラシが届かずゴミが残ってしまうのが難点でした。 そんな難点を解消したのが、EC-SR8のヘッドに新たに搭載された「端までブラシ」です

 

「端までブラシ」は、ヘッドの片方の端ギリギリまでブラシが配置された構造。そのため、ヘッドの側面を壁に沿わせてスーッと動かすことで、壁際のホコリがスムーズに吸引できるのです。これなら壁際はもとより、階段のキワやドア枠のキワ、家具のキワなど、気になっていたあらゆるキワをすっきりとキレイにすることができますね。

↑「端までブラシ」は、写真向かって右側がヘッドのギリギリ右端までブラシが伸びています。ブラシは高密度で縮れた素材を採用しており、髪の毛が絡みにくくなっています

 

 

ハンディへの切り替えもカンタン!

伊森 「新スグトル構造」も便利ですよね。ヘッドとパイプを外してハンディクリーナーに切り替えるときに、ヘッドがスタンド代わりになってパイプが自立するので、外したパイプがガタンと倒れることもない。床を掃除しているとき、テーブルの上や棚の汚れに気がついたらすぐハンディに切り替えて掃除して、またすぐスティックに戻せるという点はとても効率的だと思いました。

↑ヘッドに足をのせ、ボタンを押しながら引き上げるとそのままハンディに。パイプは自立するので、スティックに戻すのもカンタン

 

↑棚の掃除も思いついたときにサッとできます

 

山田 僕は定期的に腰を痛める体になっていまして(笑)。かがんでパイプを外すときはヒヤヒヤするんですが、「新スグトル構造」は楽な姿勢で使えるのがいいですね。僕に限らず、高齢者にも喜ばれる工夫だと思いました。

 

あらかじめ装着されているスグトルブラシが、思いのほか便利!

山田 普通だと別途アタッチメントで用意されている小型ブラシ(スグトルブラシ)が、あらかじめ本体に装着されているのも便利ですよね。

 

伊森 たしかに! ヘッドを外すだけで、ちょっとしたスキマや窓のサッシ、高いところをアタッチメントの付け替えなしで掃除できるのは便利。最初はヘッドを足で踏んで外すことに少し抵抗があったんですけど(笑)、慣れてくるとラク。一気にいろいろな場所を掃除できます。

↑レバーを引き上げながらパイプを引くと、スグトルブラシが使えます。吸込口のパイプ部が自立するのも便利

 

↑スグトルブラシだとサッシの掃除もカンタン

 

山田 わざわざアタッチメントを付け替えるとなると、「まとまった時間があるときにしようかな……」となりますが、これなら気持ちの面で抵抗なく全部掃除できますよね。しかも、アタッチメントがついたままなのに、デザイン面で違和感がないのもスゴイです。

 

伊森 ええ、一体感がありますよね!

 

山田 あとはアタッチメントって、使おうと思ったときに「どこにあるんだっけ?」となりがち(笑)。探さなくてもすぐに使えるというのは、本当に価値があると思います!

 

【ポイント3】かがまずにハンディが使える「新スグトル構造」

EC-SR8では新たに「新スグトル構造」を採用。ヘッドとパイプを一気に外すことができ、ヘッドを支えにパイプが自立するので、スティック⇔ハンディの切り替えもスムーズになりました。パイプを外すとハンディのノズルがすでに装着されているので、アタッチメントを付け替える必要もなし。体への負担が減って、すき間掃除や高い場所の掃除もササッと気楽に進められますね。

また、従来モデルと同様、パイプの先端にスキマ掃除用の「スグトルブラシ」を装備しています。本体のレバーを引きつつ足でヘッドを軽く踏むとヘッドが外れ、「スグトルブラシ」でスキマ掃除が簡単にできるしくみ。吸込口のパイプ部が自立するため、使用後はかがまず簡単にヘッドを戻せるのもポイントです。

 

【そのほかのポイント】本体から外して充電できるバッテリーが便利!

伊森 ほかに良かった点は、まず、バッテリーが本体から外せる着脱式になっていること。たとえば空気清浄機など、常に使っている家電は電源コンセントのいい場所を陣取っているじゃないですか。そうすると掃除機を充電するコンセントを探すのが大変。その点、着脱式だと、靴箱の上やクローゼットの横など、普段使わないコンセントに充電器が挿せるんです。オプションにはなりますが、もう1個バッテリーを買うとさらに便利。バッテリーが切れたら充電しつつ予備が使えるので、広い家でも安心です。

↑本体から取り外せるバッテリー

 

↑バッテリーは充電器で急速充電が可能。わずか100分(目安)で充電できます

 

山田 確かに掃除機をまるごと充電するよりも、着脱式のほうがコンセントを効率的に使えますね。

 

伊森 もう1つ良かったのがダストカップ。EC-SR8はダストカップが本体裏側にあるうえ、透明ではなく少し暗い色合いになっているので中身が見えにくいんです。分解して洗えるのもいいですね。

↑ダストカップは本体の裏側にあり、半透明なので中身のゴミが気になりません

 

山田 僕の場合は、やっぱり軽さ。自分の体が覚えている掃除機の重さよりもものすごく軽くて、持った時に「うわ、軽っ!」と驚きました(笑)。女性や子どもの力でも軽く動かせて機動性も高いし、メリットは大きいですね。シャープさんにはもっと軽いモデルはありますが、性能の高さと軽さのバランスは最高だと思います

 

【まとめ】EC-SR8は掃除機のイメージを根本から変えてくれるモデル!

山田 一言でいうと、「我慢しなくていい掃除機」です。音が抑えられているから掃除機をかけるタイミングも自由。ゴミを見つけたとき、「端までブラシ」や「新スグトル構造」のおかげで即座にゴミにアプローチできるから、汚れを放置するストレスもありません。歴代モデルでコツコツと培ってきた工夫も蓄積されていて、総合力に優れた掃除機だと思います。現実的にはステイホームは終わりつつありますが、EC-SR8なら、「いつでも部屋をキレイに保ちたい」というステイホームのときと同様のマインドを維持できます。生活を変える掃除機というよりも、いままでの生活を変えなくて済むモデルだと思いました。

伊森 確かにそうですね。EC-SR8は自分の掃除スタイルに付き合ってくれる掃除機だと思います。私は、掃除機は自分の生活に照らし合わせて選ぶべきと考えていますが、EC-SR8なら幅広いご家庭にハマるはず。いろいろな時間帯で自分のペースで掃除をしたい人、1階と2階を行き来して階段や廊下の隅もしっかり掃除をしたい人にオススメですし、低騒音設計なので、赤ちゃんのお昼寝を邪魔することもありません。軽くて体への負担も少ないので女性や高齢者にもぴったり。デザインもシンプルなので、いろいろなインテリアにも合うと思うんですよね。

山田 別の視点で話すと、音が抑えられたのにパワーを落としていないということは、総合力が全体的に上がったと言えます。

 

伊森 確かに、そこが重要ですよね。EC-SR8は「音が大きいほうがたくさん吸うんじゃないか」という掃除機のイメージを根本から変えてくれました。それに、音が気にならなくなると、いままでのようなガシガシ当てる掃除ではなく、丁寧な掃除がしたくなります。その意味で、掃除のやり方そのものまで自然と変えてしまう、掃除の転換点となるモデルですね。

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撮影/中田 悟

ついに水拭きアリのルンバ出た!「ラグ濡れ」防ぐ世界初のシステム搭載「ルンバ コンボ j7+」を詳しくチェック

ロボット掃除機世界シェアNo.1のアイロボットから、水拭き機能を備えたルンバがついに登場!  同社が提案する2in1ロボットは、他社のそれとはひと味違う。家電の有識者と同社のキーマンの声とともに解説する。

 

【今回紹介するモデル】

アイロボット

ルンバ コンボ j7+

アイロボット公式オンラインストア 税込価格15万9800円

卓越したゴミ除去能力と走行機能に水拭き機能を加えた新モデル。カーペットを検知するとモップパッドを天面に持ち上げ、「ラグ濡れ」を完ぺきに防ぐ。また独自の障害物識別技術で床のケーブルやペットの排泄物(※1)などを避けながら掃除を完遂。

SPEC●推奨間取り:5部屋以上●吸引力:約10倍(※2)●最大稼働時間:75分(自動充電&自動再開)●充電時間:約3時間●拭き掃除:水拭きのみ●クリーンベース:紙パック式(最大1年ぶんのゴミを収集可)●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siriショートカットに対応●サイズ/質量:直径339×H87㎜/約3.4kg

※1:犬または猫の固形の糞のみ ※2:AeroBac搭載のルンバ600シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット調べ)

 

独自のパッドリフト機能で〝究極の2in1〟がついに完成

ルンバ コンボ j7+は高度な吸引清掃機能に水拭き機能を加えた先進モデルだ。最大の特徴は世界初の「パッドリフティングシステム」。センサーがラグやじゅうたんを認識するとアームが起動し、モップパッドを天面に持ち上げる。

 

従来の2in1型は、ラグを認識して避けてもラグの上を掃除できなかったり、パッド持ち上げの高さが足りず毛足の長いラグを濡らしてしまったりといったケースも……。その点で、本機は〝究極の2in1〟と言っていい。

 

障害物認識・回避も高精度で、掃除後に床上の障害物を片付け、その場所だけ追加清掃させることも可能。また自動ゴミ収集機を付属し、ゴミ捨ては最大1年間不要。日々の掃除を全面おまかせできて、効率重視の家庭には最適な一台だ。

 

【ルンバ コンボ j7+はシーンに応じて掃除を変える!】

◎吸引&水拭き

フローリング上ではゴミを吸引しながら、アームでパッドに圧をかけて水拭き。一度の走行でゴミ除去と拭き掃除が同時に行え、ドックの設置スペースも1台ぶんで済むのがうれしい。

 

◎ラグ認識

前面カメラと3つのフロアセンサーでラグやじゅうたんを認識すると、本体底部後方のモップパッドを天面までリフトアップ。そのままラグの上に乗り上げて吸引清掃を続ける。

 

◎吸引

モップパッドを天面に格納しているので、カ ーペット上では自動的に吸引清掃のみ行う。どんなに毛足の長いラグやじゅうたんの上を走行しても濡らすことがないので安心だ。

ルンバ コンボ j7+の掃除機能の詳細はこちら

 

【ルンバ コンボ j7+オススメの声】

ガジェット通目線でオススメ!
家電ライター コヤマタカヒロさん

デジタル、PC、キッチン家電をはじめ幅広いジャンルに精通する。ロボット掃除機も数多くのモデルを実際に検証。

内蔵のアームが天面のパッドを底面に移動させて床に押し付ける独自機構は、変形ロボットアニメ世代のツボをくすぐります!!  フローリングはしっかり水拭きし、カーペットではモップを収納。濡らさない仕組みはさすがです。

子育て世帯目線でオススメ!
本誌副編集長 青木宏彰

「家電コーディネーター」の資格を持ち、本誌のロボット掃除機の検証企画も多数手掛ける。現在子育てに奮闘中。

家に赤ん坊がおり、床面の清潔には気を配っている。本機はカーペットを敷いた部屋も床にモノが落ちていても吸引と水拭きをしっかり行え、忙しい子育て世帯もラフに使える。モップパッドを簡単に取り外して洗えるのも良き♪

ペットオーナー目線でオススメ!
白物・美容家電ライター 田中真紀子さん

白物・美容家電に精通し、主婦目線のリアルなレビューが持ち味。夫と高校生の息子、ワンちゃんと暮らす。

犬はトイレ後のおしっこが足裏に付くため、床の拭き掃除がマスト。その点、本機は吸引と同時に床拭きもできて大助かりです。うんちも障害物として避けてくれるので、我が家のようにペットと暮らす家にピッタリ!!

 

【ココもスゴイ! ルンバ コンボ j7+4つのポイント】

◎4段階クリーニングシステム

ルンバの強力なゴミ除去力に新たに水拭き機能が連動!

エッジクリーニングブラシでゴミを吸込口に誘引。2本のゴム製ブラシが床に密着し微細なチリも浮き上がらせ、吸引力10倍のパワーリフト吸引でゴミを徹底除去する。さらにここに水拭き機能が連動し、床を短時間で効率的に清掃。

 

◎PrecisionVisionナビゲーション

ケーブルやペットの排泄物など10種以上の障害物を認識・回避

目の前のケーブルやペットの排泄物など10種類以上の障害物を認識して回避。モノが多い床も上手に掃除を行う。障害物データは日々アップデートされ、どんどん賢くなり回避精度が上がる。ペットの食器なども回避可能に。

 

◎iRobot OS

同社独自のOSでルンバをユーザー好みにカスタマイズ

同社が30年以上培うロボット技術と、世界中のユーザー体験を蓄積した独自のOSで、ユーザー各人に寄り添うルンバにカスタム。掃除する部屋と部屋ごとの清掃モードを選んだり、家を離れると自動で清掃開始させたりできる。

 

◎クリーンベース

最大1年間ゴミ捨て不要でズボラさん大助かり!

クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属。掃除が完了すると、本体のダスト容器に集めたゴミをクリーンベース内の紙パックに自動で排出する。紙パックには最大1年ぶんのゴミを収納でき、ゴミ捨ての手間が大幅に減る。

ルンバ コンボ j7+の便利な機能はこちらをチェック

 

【アイロボットの上級副社長にインタビュー!】

アイロボット・コーポレーション バリー・シュリスマンさん

本国アイロボットの上級副社長。フロアケア製品&サービスを担当する。本誌のために特別にインタビュー取材を受けてくれた。

自律的に掃除を行う唯一の2in1型ロボットです

我々は「吸引&水拭きの究極はルンバとブラーバの2台使い」だと考えていますが、一方で「吸引と水拭きを一度にやりたい」というニーズもキャッチしていました。また、従来の2in1型がカーペット掃除の課題を解決していないことも知っていたのです。ここに焦点を当てたのがルンバ コンボ j7+。パッドリフティングシステムにより様々なフロアタイプにシームレスに対応可能となり、「自律的に掃除を行う唯一の2in1型になった」と自負しています。

 

もうひとつ我々が注力したのが、アイロボット OSが可能にした「物体検知・物体回避」技術。ロボットが直面した障害物に次回どう対応するかについてのユーザーからのフィードバックで頭脳が進化するというものです。世界中のユーザーが提供してくれたデータを基に、「ダイニングテーブルの下を掃除して」といったボイスコントロールができるなど、600以上のコマンドを認識可能となりました。

 

ちなみに 「吸引と拭き掃除の同時スタイル」は世界的なニーズですが、今回に限らず日本の意見をかなり重視しています。特にブラーバの販売数は日本が突出しているため、床拭きに関する日本の意見も多く反映しているんですよ。

ルンバ コンボ j7+の便利な機能はこちらをチェック

 

【“選べるルンバ”早見表】

現在、ルンバファミリーは「コンボ」を含む多彩なラインナップを展開。自分にピッタリの1台が見つかるはずだ。 なお、2023年1月4日までルンバ誕生20周年記念の大還元祭を開催中。おトク情報は公式サイトでチェック!

早見表の製品の詳細は以下をチェック!

ルンバ s9+

13万9800円 *キャンペーン価格

プレミアムな清掃体験と デザインを追求する人へ

独自のD字型ボディと約40倍の吸引力を誇るプレミアムモデル。高性能センサーが壁の位置を感知し、部屋角までしっかり入り込んでゴミ除去する。クリーンベースも装備。

 

ルンバ コンボ j7+

15万9800円

水拭きも同時に!! 効率を重視する人へ

一度の掃除で吸引と水拭き、ゴミ捨てまで完了。パッドリフティングシステムで、カーペットを濡らさず掃除を完遂する。高性能な障害物回避機能で事前の片付けなしでも掃除可能。

 

ルンバ j7+/j7

9万9800円/ 6万9800円 *キャンペーン価格

出産・子育て等で時間がない人へ

※写真はルンバ j7+

モノが散らかった部屋も障害物を回避しつつ掃除。片付けの時間が取れない多忙な家庭にも最適だ。j7+は背の低いクリーンベースを付属し、s9+やi3+より設置の自由度が高い。

 

ルンバ i3+/i3

7万9800円/ 4万2801円 *キャンペーン価格

引越しで部屋数が増えた人へ

※写真はルンバ i3+

カメラセンサー非搭載ながら室内を正確にマッピングでき、3〜4部屋の掃除に最適。部屋を指定しての掃除にも対応する。吸引力はj7と同等で、i3+はクリーンベースも装備。

 

ルンバ i2

3万9800円

ロボット掃除機を初めて導入する人へ

吸引力はj7と同等で、自動充電&自動再開に対応する高機能なエントリー機。上位機と同じコの字型走行で効率良く掃除を行う。クリーンベース別途購入でゴミ捨ての手間も大幅に軽減。

 

【拭き掃除“専用機”もオススメ!!】

ブラーバ ジェット m6

5万9800円

ルンバ s9+と同じマッピング機能を備えた床拭き専用ロボット。床面に水を噴射し、汚れを浮かせて拭き取る。s9+やj7+/j7、iシリーズと連携し、吸引と水拭きのリレー清掃が可能だ。

 

構成/青木宏彰(本誌) 文/平島憲一郎 撮影/高原マサキ(TK.c)

「吸引」と「ブロワー」の二刀流スタイル!! ハンディクリーナー「HANDY DOU!」はデザインも秀逸でセカンド掃除機で大活躍

活況のハンディ掃除機マーケットのなかでも特に話題を集めているのが、AQUAHANDY DUO!である。ユニークなブロワー機能をはじめ“使える機能”が凝縮されており、注目株のひとつだ。

 

【今回紹介する製品】

ブロワー機能がユニークで吸引力も汎用性も文句なし!
AQUAハンディ掃除機「HANDY DUO! AQC-HH700


掃除機部門
GetNavi注目モデル

 

エントリーNo.064
AQUA
HANDY DUO! AQC-HH700

実売価格1万8060円

軽量かつスリムなデザインながら圧倒的な吸引力で快適にゴミを除去可能。ブロワー機能で窓サッシなどのゴミも吹き飛ばして掃除できるほか、簡易エアポンプとしても使える。スッキリとシンプルなデザインは部屋に馴染みやすい。

SPEC●集じん容積:約0.15ℓ●連続運転時間:強約8分/標準約13分●充電時間:約3時間●付属品:ミニ回転ノズル、3wayノズル、ブロワーノズル、エアーパイプほか●サイズ/質量:W66×H418×D69㎜/650g

 

ハンディクリーナーへの細かなニーズに応えた一台

ハンディクリーナーは、机の上や棚の中など床用掃除機では対応できない場所をケアするサブ的存在。当然、幅広い場所に対応できるほうが便利だし、本体は軽くコンパクトで、吸引力は強いほうが望ましい。

 

HANDY DUO!は、そうしたハンディ掃除機へのニーズをオールカバー。質量650gとは思えぬ吸引力で大小のゴミをグングン吸い取る。ミニ回転ノズルや3wayノズルなどアタッチメントも豊富で、床以外のあらゆる掃除が快適だ。ちょっとした床掃除ならミニ回転ノズルでも十分対応できる。

 

さらに見逃せないのがブロワー機能だ。ブロワーノズルを装着することで強力吸引が強力吹き出しへと転換可能。同梱のポンプアタッチメントを使えば浮き輪やビーチボールも短時間で膨らませられる。クルマやアウトドアなどのシーンでも大活躍する。圧倒的汎用性を誇る本機は、まさに“最強のセカンド掃除機”と言える。

↑ダストカップを外し、そこにブロワーノズルを装着。モーター吸引した空気をそのままノズルから放出し、ゴミを吹き飛ばす

 

【POINT 01】

500円硬貨も吸い込む吸引力が圧巻!!

ブラシレスDCモーター採用で、コンパクトなハンディタイプとは思えない吸引力を実現。500円硬貨も吸い込むパワーで、床面についた微粒子ゴミや比重の大きい砂粒ゴミ、食べこぼしなどもみるみる取り除いていく。吸引力調節は2段階で、電源ボタンを押すごとに「強 標準 停止」と切り替わる。

↑片手で扱える軽量スリム設計と、パワフルな吸引力を両立。フローリングの目地に入った微細なチリも逃さず除去でき、床の“都度掃除”にも最適だ

 

【POINT 02】

2つのノズルで掃除効率が格段にアップ

掃除の効率を高める2つのノズルを同梱。ミニ回転ノズルは毛が絡みにくいと評価の高いハイブリッド回転部(回転ブラシ)を備え、カーペットについたペットの毛の除去やふとん・ソファの掃除、床のゴミ除去などに使える。3wayノズルはノズル先端の形状を変えることで3通りの使い方ができる。

↑ミニ回転ノズルはブラシ毛の先端をストレートカットにして毛絡みを抑制。ペットの毛やホコリをしっかり除去する

 

↑3wayノズルの先端は先端が細めのスキマ、肌触りが柔らかなソフト、ホコリをかき取りやすいブラシへと変形できる

 

【POINT 03】

ブロワー機能が様々なシーンで役立つ!!

強力なブロワー機能を搭載する点がオリジナリティあり。窓サッシやクルマのシートの溝などに溜まったゴミを一発で吹き飛ばせる。さらに、ブロワーノズルにエアーパイプとポンプアタッチメントを装着すれば、簡易エアーポンプとしても利用可能。浮き輪に空気を入れるなど外遊びシーンで重宝する。

↑すき間ノズルが入り込めない窓サッシの溝は掃除が大変。ブロワー機能を使えば溝の微粒子ゴミを吹き飛ばして一掃できる

 

↑息で膨らますと時間と手間がかかる浮き輪やビーチボールも、本機を使えばサクッと膨らませ完了。家族を待たせる心配なし!!

 

【POINT 04】

室内のみならずクルマの中でも大活躍

家具周り、ファブリック、車内など家じゅうのあらゆる掃除に使える本機は、強運転で約8分、標準運転で約13分の連続使用が可能。気になる場所をこまめに掃除するのにはコレで十分だ。バッテリーは自分で簡単に交換できるので、予備のバッテリーを用意すれば運転時間を倍にすることも!!

↑ペットを飼っている家庭には、ミニ回転ノズルが不可欠。カーペットに絡み付いた毛も残さずしっかりキャッチできる

 

↑凹凸が多いクルマの座席周りでは、3wayノズルやブロワーノズルが大活躍。コンパクトなので車載用としてもオススメだ

 

【POINT 05】

住空間に馴染むシンプルデザイン

スリムな白のボディに黒の差し色の入ったデザインはシンプルかつスタイリッシュ。充電台に設置した佇まいも主張しすぎず、どんなスタイルの部屋とも馴染みやすい。使いたいときにサッと取り外せ、使用後も充電台へスムーズに戻せるので、“都度掃除”の習慣が家族で身につきそうだ。

↑テーブルや棚の上に置いても場所をとらず、住空間にマッチする。高機能で使いやすく、デザインにも愛着が湧けば日々の掃除も楽しくなるはず!!

 

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したAQUAのハンディクリーナー「HANDY DUO! AQC-HH700SwitchBotは現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

吸引&自動ゴミ収集&水拭きを7万円切りで実現!! コスパ抜群のロボット掃除機「S1 Plus」

スマートホームデバイスのブランドとして知られるSwitchBotのロボット掃除機 S1 Plusが、圧倒的コスパで注目度抜群。その価格からは考えられない高機能ぶりに迫る!

 

【今回紹介する製品】

走行性能・ゴミ除去・拭き掃除能力
いずれも十分なクオリティを提供する
ロボット掃除機「S1 Plus


ロボット掃除機部門
GetNavi注目モデル

エントリーNo.069
SwitchBot
SwitchBot ロボット掃除機
S1 Plus

実売価格6万9800円

吸引清掃と水拭き清掃に自動ゴミ収集機能まで搭載した高コスパモデル。LDSレーザーセンサーで間取りを高精度マッピングし、部屋の隅々まで効率良く掃除する。またスマートスピーカーに対応し、声をかけるだけでスムーズに清掃開始。

SPEC●吸引力:最大2700Pa●最大稼働時間:250分(静音モード)●最大充電時間:5時間●ダストボックス容量:350㎖●水タンク容量:300㎖●サイズ/質量:φ340×H95㎜/約3.06㎏

 

キビキビとムダのない動きで室内の床面を吸引&水拭き

近年のロボット掃除機業界では吸引&水拭きに自動ゴミ収集機を加えた3in1モデルが台頭。ただし、そういった製品は一般家庭ではまだまだ“高嶺の花”かもしれない。そこで見逃せないのがSwitch Bot S1 PLUS。導入しやすい価格と、それ以上のバリューを備えているのだ。

 

7万円を切る価格ながら、各機能・性能は申し分なし。レーザーセンサーで室内を素早くマッピングして走行する、その動きは非常にキビキビしてムダがない。掃除完了後の床面はサラッと心地良く、ゴミの取り残しもない。家具やテーブルの脚にほとんどぶつかることがないのもうれしいポイントだ。

 

また、掃除させる部屋や侵入禁止エリアをスマホアプリで指定可能。同社の様々なデバイスと本機を連携させ、自宅を手軽にスマートホーム化できるのも楽しい!!

 

【POINT 01】

多彩なセンサーで賢く吸引&水拭き!

レーザーセンサーなど21種のセンサーで家具や障害物を避けつつ吸引と水拭きを行う。床の汚れに応じて水拭きの水量を3段階で調整したり、掃除回数を2回にしたりできる。

↑本体幅の半分の長さだけズレながら吸引と水拭きを行う。家具や調度品などの検知精度も高い

 

【POINT 02】

自動ゴミ収集ベースに70日ぶんのゴミを収集

掃除終了後にベースに戻ると、強力ファンで本体内のゴミを自動ゴミ収集ベース内の紙パックに収集。紙パックには最大70日ぶんのゴミを溜められ、ゴミ捨ての頻度を減らせる。

↑掃除を終えるたびにゴミを回収するため、本体内は常に清潔。自動ゴミ収集ベースの容量は4ℓだ

 

【POINT 03】

多彩なデバイス連携で暮らしをより快適化!

同社「ハブミニ」などを介し、本機とSwitch Bot各製品を連携可能。ドアに設置した開閉センサーに反応してロボット掃除機が清掃開始するなど、自分好みに環境構築できる。

 

開閉センサー「出るモード」
ロボット掃除機「清掃開始」

 

開閉センサー「出るモード」
見守りカメラ「録画オン」
ロボット掃除機「清掃開始」

 

ロボット掃除機「充電開始」
プラグミニにつないだ扇風機
「電源オン」

↑開閉センサーをトリガーにしたロボット掃除機と見守りカメラの同時起動なども組める

 

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したSwitchBotロボット掃除機「S1 Plusは現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」のロボット掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

評価急上昇「ロボロック」のロボット掃除機が最大50%オフ!? ブラックフライデーセール「見逃すとソンする目玉商品」を解説

ロボロックは、ロボット掃除機をメインに開発する世界的なメーカー。世界40か国以上で1000万台以上の製品を販売した実績(2021年12月時点)を持っています。

多くの製品がゴミの吸引に加えて水拭き機能を搭載するのが特徴で、高性能なセンサー、使いやすさも相まって、国内でも急速に評価を高めています。そんなロボロックのロボット掃除機が、年に一度のビッグセール「ブラックフライデー」で、最大50%オフという驚きの価格で販売されることになりました!

セール期間は、ヤマダデンキで11月25日(金)~12月2日(金)、Amazonで11月25日(金)~12月1日(木)です(販売サイトは以下リンクから)。 今回は、セール対象の14種類の製品のなかから、狙うべき3つの目玉商品を紹介していきましょう!

【ロボロックのブラックフライデーセールをさっそくチェック!】

ヤマダウェブコム

ヤマダデンキ Yahoo店

ヤマダ電機 楽天市場店

Amazon Roborock Japanダイレクト

Roborock Japan ダイレクト

 

【目玉商品その1】モップ洗浄・給水・ゴミ収集が全自動のハイエンドモデル「Roborock S7 MaxV Ultra

セール価格:21万7800円 → 14万7400円(32%OFF)

「Roborock S7 MaxV Ultra」は、今年8月に発売された最新の最上位モデルで、今回のセールでは7万円以上の破格の割引に。その特徴は、同社のロボット掃除機で唯一、「3way全自動ドック」を搭載すること。こちらはその名が示す通り、3つの役割を全自動で行う画期的なドックで、①水拭きモップの自動洗浄 ②給水の自動化 ③本体ゴミの自動収集の全自動化を実現しています。

 

①水拭きモップの自動洗浄は、水拭き終了時や掃除中に自動でモップを洗浄してくれる機能。洗浄で汚れた水はタンクに吸い上げ、洗浄の機構もキレイにしてくれます。水拭き中にモップ洗浄を行いたい時間の間隔は、9段階で設定可能。モップ洗浄のための時間と水を節約したいユーザーは間隔を長く設定し、キレイ好きは間隔を短く設定するなど、カスタムできるのがうれしいです。

↑毎分600回転するブラシが自動でモップを洗浄。洗浄によって汚れた水は、向かって左上の汚水タンクに回収されます

 

②給水の自動化は、水拭きやモップ洗浄に必要な水を、自動で給水してくれる機能。水拭きをするたびにモップを濡らす必要はないうえ、水拭き中に本体の水量が不足したら、ドックに戻って給水することも可能です。

↑真ん中の清水タンクから自動で給水

 

③本体ゴミの自動収集は、本体で吸引したゴミをドックで自動収集する機能。ドックに内蔵する2.5Lの紙パックに60日分(※)のゴミを収集してくれるため、ゴミ捨ての手間が大幅に軽減できます。ゴミを収集する時間の設定が可能で、掃除した時間に合わせて収集時間を自動で調節してくれるので、ゴミ吸引時の騒音への配慮もバッチリ。

※部屋の環境などにより、収集できる日数は変わります

↑本体のゴミはドック右側の紙パックに収集

 

つまり、「3way全自動ドック」の①②③の機能により、水拭きのモップを濡らしてセットする手間、汚れたモップを洗う手間がなくなり、ゴミ捨ての手間も大幅に軽くなる=ほったらかしで水拭きとゴミ掃除ができるわけですね。

 

さらに驚くのは、4mm未満の毛足の短いカーペットがあると、モップを自動でリフトアップすること(自動モップリフトモード時)。カーペットを検知すると水拭きモップが自動で5mm持ち上がり、カーペットを濡らさず吸引掃除のみを行います敷物が多い部屋でも、気にせずガンガン使えるというわけですね。

↑カーペットを検知すると、モップを自動でリフトアップ。なお、4mm以上のカーペットの場合は、カーペット回避モードで回避できます

 

基本的な掃除性能は、ハイエンドモデルにふさわしく超パワフル。吸引力は従来比2倍(※)となる5100Paまでアップしており、カーペットの奥に入り込んだ微細なハウスダストからペットのトイレ砂まで一気に吸い込みます。

※:S7+/S7との比較

 

毎分最大3000回動く高速振動モップと600gのモップ加重により、水拭き性能も抜群水拭き強力モードも搭載しており、皮脂、コーヒー、花粉などのこびりついた汚れにも最適です。

↑高速振動するモップで、ガンコな汚れも落とします。モップの振動数は弱(1650回/分)・中(2300回/分)・強(3000回/分)の3段階から設定できます

 

ハイレベルなセンサー・カメラ・AI分析により、障害物の回避性能もアップしました。顔認証技術の原理である「ストラクチャードライト&カメラ」で物体の距離や形状を判断し、さらに画像から物体の特徴を捉える「RGBカメラ」の2種類のカメラを搭載。床にある小物などをAIで分析し、回避(※1)します。また、障害物の認識スピードが従来比70%速くなり(※2)、障害物の回避性能が22%向上(※2)。LEDフィルライトも搭載し、暗闇でも認識・回避が可能です。

※1:幅5㎝、高さ3㎝以上の物体を回避します ※2:S6 MaxVとの比較。環境などの要因により、実際の結果は変わる可能性があります

 

障害物を具体的に認識(※)して回避しつつ、アプリ上に表示してくれるのも便利。認識して回避する障害物は、スリッパやコードなど計8種類とベッド、ソファなど計5種類の家具。また、ペットの排泄物を認識すると10cm以上の距離を取って回避し、履物やベッドは近い距離で回避するなど、それぞれの障害物によって適切な距離で回避してくれるのも安心です。

※:100%の認識を保証するものではありません。環境によって認識精度が異なる場合があります

↑認識して回避する障害物は、2022年11月25日現在で計8種(スリッパなどの履き物・コード・電源タップ・布類・ペットの排泄物・台座・体重計・ちりとり)および計5種の家具(ベッド類、ソファ類[複数人掛け]、TVスタンド、ダイニングセット、トイレ[洋式] )。8種の障害物以外の物も、幅5cm、高さ3cm以上の物体であれば「その他」として認識し、安全に回避します

 

アプリでは、家具までも認識した高精度なマップ表示が可能。ベッドやソファ、ダイニングセットなどを認識でき、アプリで表示されたアイコンをタップすると、その周囲をピンポイントで掃除できます。さらに、部屋の家具や床材などの情報をもとに自動で各部屋の種類を認識するうえ、掃除する部屋の順番や、各部屋に適切な吸引力と水拭きの強度を推奨してくれます。

↑アプリでは、家具まで認識した高精度なマップを表示。部屋名設定&部屋別の掃除予約、部屋別の掃除モード設定なども可能

 

このほか、スマートスピーカー対応や、本体搭載カメラを活用して見守りと双方向の通話が可能なのもうれしいところです。こうして見ると、「Roborock S7 MaxV Ultra」は、まさに「全部入り」の多機能モデルなのがわかるはず。多少価格が高くても、床の掃除はロボット掃除機に全部まかせてしまいたい! という方にはピッタリ。しかも、そんな全部入りハイエンドモデルが、今回のセールで、通常より7万円以上安く買えるんです。少しでも気になる方は、ぜひ以下リンクをチェックしてみてください!

【ロボロックのブラックフライデーセールは以下をチェック!】

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【目玉商品その2】自動ゴミ収集ドック&強力な水拭き機能を持つ「Roborock S7+」

セール価格:16万9400円 → 8万4480円 (50%OFF)

「S7 MaxV Ultra」ほどの機能は必要ないけれど、水拭き機能と自動ゴミ収集ドックは欲しい……という方にオススメなのが「Roborock S7+」。「3way全自動ドック」は搭載しないものの、「スマート自動ゴミ収集ドック」を搭載しており、ゴミ捨ての手間が大幅に軽減されています。ユニークなのは、自動ゴミ収集ドックで紙パック式とサイクロン式の2wayを採用し、 両者から好みの方式を選べること。紙パック式は60日分(※)のゴミを収集でき、処分時にゴミが舞い散るのを抑えます。サイクロン式はゴミ収集の吸引力が変わらず、ゴミ収集ボックス、サイクロンセパレータ、外筒及び内筒フィルターの水洗いが可能で経済的。

※部屋の環境などにより、収集できる日数は変わります

↑スマート自動ゴミ収集ドックでは、サイクロン式と紙パック式の2Way方式を採用。好みの方式を選べます

 

水拭きの性能は最上位モデル「S7 MaxV Ultra」と同等毎分最大3000回のモップ高速振動機能を搭載し、モップ加重も600gとなっていて、こびり付いたガンコな汚れにも対応します。吸引力は「S7 MaxV Ultra」の約半分の2500Paですが、凹凸な床でもしっかりととらえ、絡まった毛も取りやすいラバー製メインブラシと上下左右に動く3D機構を採用し、集じん力は十分。また、「S7 MaxV Ultra」と同様、4mm未満のカーペットを検知すると自動でモップが上昇し、カーペット上で吸引掃除のみを行う自動モップリフトアップ機能を搭載しています。

↑水拭き性能は最上位モデルと同等。ガンコな汚れにも対応します

 

「S7 MaxV Ultra」のような障害物の認識機能はありませんが、高精度レーザーセンサーと独自開発のアルゴリズムにより、各部屋の状態を正確にマッピングし、適切なルートで効率よく掃除することができます。アプリは快適で、部屋別に掃除の設定を指定できるほか、吸引掃除時にカーペットを認識してカーペットエリアを自動でマップ化。水拭きなどで進入禁止エリアにしたい時に簡単に設定できるのも便利です。スマートスピーカーにも対応しています。

↑アプリでは、リビング・キッチンなどエリア別の掃除設定や吸引/水拭きのモード設定、水拭きの強度調整などが可能です

 

モップの自動洗浄・自動給水こそできませんが、自動ゴミ収集ドックが付属して水拭き性能は優秀なうえ、自動モップリフトアップ機能も搭載スマホでの操作も快適です。そんな、十分すぎる機能を持つ上位モデルが、本セールでは50%オフで9万円を切る価格になっているのが驚異的。自動ゴミ収集機能&水拭き機能付きモデルを探している方は、この機会を逃したら損をするレベル。見逃す手はありません。

【ロボロックのブラックフライデーセールは以下サイトにて実施中!】

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【目玉商品その3】吸引・水拭き対応&リモコン付属のエントリーモデル「Roborock E5」

セール価格:5万7200円 → 3万2780円(43%OFF)

 

最後に紹介するのは、エントリーモデルの「Roborock E5」。吸引と水拭きの掃除が同時にできるうえ、2500Paの吸引力を持ち、Wジャイロスコープや内部マップ作成によって規則正しい効率的なルート掃除を行います水拭き掃除は、2段階の水量設定ができ、一度に最大で約150㎡までの掃除が可能。赤外線リモコンが付属し、スマートフォンが無くても掃除の開始や吸引力の変更などの基本的な操作が行えるため、スマホに慣れていない方でも便利に使えます。

↑スマホがなくてもリモコンで操作できます

 

もちろんアプリ操作も可能で、外出先からでも掃除の開始、吸引力の設定、掃除予約、掃除履歴の確認など豊富な機能が使用可能。スマートスピーカーにも対応しています。吸引&水拭きが可能で、シンプルに操作できる「Roborock E5」は、ロボット掃除機の初心者や少人数世帯にぴったり。今回のセールでは、5万7200円 → 3万2780円となり、グッと手が届きやすい価格になっているのもうれしい限りです。

 

モップ洗浄・自動給水・自動ゴミ収集機能などの先端技術を堪能できる「Roborock S7 MaxV Ultra」、自動ゴミ収集ドック搭載と強力な水拭き機能を持つ「Roborock S7+」、必要十分な基本性能と低価格が特徴の「Roborock E5」。いずれもブラックフライデーの目玉にふさわしい、魅力ある製品であることがおわかり頂けたと思います。そもそも、ここまで安くなる機会が今後あるとは限りません。ロボット掃除機が少しでも気になっている方は、ぜひ以下サイトをチェックしてみてください!

【ロボロックのブラックフライデーセールは以下サイトをチェック!】

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北欧発!コードレスクリーナー「UltimateHome 900」はニーズに合わせた多機能で“究極に”クリーンな暮らしを実現する

機能性とデザイン性の高さが好評を博すエレクトロラックスの、新作のコードレススティッククリーナー「UltimateHome 900」をチェック。 日本のニーズを意識した多機能ぶりを深掘りしていく。

 

【今回紹介する製品】

パワフル吸引に加え水拭きにも対応し
様々なシーンで快適に掃除できる!!
コードレススティッククリーナー「UltimateHome 900

 


掃除機部門
GetNavi注目モデル

エントリーNo.062
エレクトロラックス
コードレススティッククリーナー
UltimateHome 900

実売価格9万5000円(公式オンラインストア限定発売)

同社史上最高の吸引力に加え、抜群の操作性・拡張性を実現。上重心設計を採用し、狭い場所を細かい動きで掃除しやすい。また回転式モップノズルを同梱し、拭き掃除にも対応。バッテリー2個を付属し、長時間運転も可能だ。

SPEC●集じん容積:400㎖●フロアユニット連続使用時間:約70分(バッテリー2個連続使用時、パワープロフロアノズル使用時に低電力モードの場合)●充電時間:約2.5時間●サイズ/質量:W260×H1120×D260㎜/2.88㎏

 

操作性や毛絡み対策など 掃除のストレスを徹底解消!

本機は、クラウドファンディングMakuakeでの先行販売で目標金額544%を達成し、家電好きの注目を集めた一台。同社スティックとして初の上重心を採用し、ソファの下などをスムーズに掃除できるなど操作性が向上した。

 

吸引力は従来製品の約5 倍(※1)で同社史上最強! フローリング用とカーペット用のノズルを搭載し、あらゆる床面に対応できる。両ノズルとも毛絡み対策は万全だ。

 

モップ機能も秀逸で、回転するモップが頑固な汚れもこすり取る。ユーザーも使い勝手の良さを高評価。特にモップ機能は「力を入れなくてもこびりつき汚れが取れる!!」と評判だ。

 

また、本体をスタンドにセットしたままワンタッチでハンディ機を取り出せるなど、掃除へのストレスを徹底的に解消。家中しっかり掃除はもちろん、気になる汚れの“ちょこちょこ掃除”にも最適だ。

※1:国際規格IEC62885-2 edition1に基づき自社ラボラトリーにて実施されたハンドユニット(最大モード時)での試験結果。Well Q6シリーズ製品との比較。(試験実施:2021年7月)

 

↑本機には、ほかにもUVベッドノズルやアングルノズル、ブラシノズルなど多彩なツールが付属。これ1台で家中のあらゆる掃除に対応できる

 

【POINT 01】

同社初の“上重心”と クイックリリース構造

“上重心”構造採用でノズル部が軽くなり、家具周りなどで細かな動きでの掃除がしやすくなった。なお、収納時にはマグネットの磁力で充電ステーションと本体を固定。掃除を始める際は本体をサッと外してそのまま使える。

↑掃除開始時に本体を持ち上げずに取り外せて快適。ハンディ部取り出しもボタンを押して引き抜けばOKだ

 

【POINT 02】

回転モップパッドで 床をパワフル水拭き

水に濡らしたモップパッドを専用ノズルに装着すれば、モップが回転し、皮脂汚れなども力を入れずにすっきり拭き取れる。また付属のスプレーボトルを装着し、掃除中にボタンを押せば、汚れた箇所に水を吹きかけることが可能。

↑モップノズルに装着した2枚のモップパッドで汚れをどんどん水拭き。パッドは洗って繰り返し使える

 

【POINT 03】

どんな床面でも最高の ゴミ除去性能を実現 従来比5倍の吸引力(※1)は同社史上最強。さらに、フローリング用にソフトローラーのノズル、カーペット用にブラシでかき取るノズルと2種類のノズルを用意し、どんな床面でも最高のゴミ除去能力を実現する。

↑両ノズルとも毛絡みしにくい利点あり。カーペット用はブラシに絡んだ毛をカットして吸引できる

 

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したエレクトロラックスのコードレススティッククリーナー「UltimateHome 900」は現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

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お手入れはほぼ不要! ロボロック「S7 MaxV Ultra」はモップ自動洗浄対応ドックで使いやすさ◎

ロボット掃除機部門にノミネートされたRoborock S7 MaxV Ultraは、清掃能力の高さに加え、 “お手入れほぼ不要”の快適さが魅力。前回の総合銀賞/部門銀賞からのさらなる躍進を狙う!

 

【今回紹介する製品】

ゴミ収集・モップ洗浄・給水まで自動化して
2in1ロボットの魅力がより実感しやすい!!
Roborock S7 MaxV Ultra


ロボット掃除機部門
GetNavi注目モデル

エントリーNo.067
Roborock
S7 MaxV Ultra

実売価格21万7800円

高度な吸引・水拭き性能に加え、自動ゴミ収集・モップ洗浄・給水機能を装備。掃除終了後のみならず掃除中にもモップを洗浄し、より清潔な拭き掃除が叶う。ペットの排泄物を含む8種の障害物と5種の家具をAIが認識して回避。

SPEC●吸引力:5100Pa●モップ振動数:最大3000回/分●モップ加重:600g●連続運転時間:最大180分●充電時間:約4時間●付属品:3way全自動ドックほか●サイズ/質量:W422×H420×D504㎜/約13.2㎏(ドック含む)

 

高機能を使いこなすカギはメンテの自動化にあり

 

ロボロックは世界累計販売台数1000万台以上、日本でも2021年の販売金額が第2位(※)と躍進中。22年も超ハイスペックなロボット掃除機で市場に衝撃を与えた。

 

S7 MaxV Ultraは、同社史上最高の吸引力と強力な水拭き機能に、自動ゴミ収集・モップ自動洗浄・給水機能まで搭載し、掃除を全自動化。実は高級ロボット掃除機ユーザーのなかには、モップ洗浄や給水が面倒だからと、せっかくの高機能を使いこなせていない人も多い。本機ではそんな心理的ハードルを打破。実際、「汚水タンクの水捨てと清水タンクの入れ替えだけで、本当に何もしなくて済む」と喜びの声が聞かれる。

 

また、高度な障害物認識機能でスリッパやコードなどを回避し、部屋中の掃除を完遂。ロボットを動かす前に床の上を片付ける面倒まで解消してくれる。今回も上位入賞への実力・話題性ともに十分だ。

※:2021年1〜12月、販売金額ベースのロボット掃除機国内シェア18%(Roborock調べ)

↑前回は2021年発売Roborock S7+/S7が健闘し、総合銀賞&ロボット掃除機部門銀賞をダブル受賞。アワード全体を盛り上げた!!

 

【POINT 01】

メンテを任せられる新型ドック

充電ドックには自動ゴミ収集機能のほか、モップ洗浄・給水機能も搭載。掃除後のモップ洗いが不要となるうえ、掃除中もモップ洗浄するので常に清潔な状態で水拭きできる。また、掃除前にいちいち本体に給水しなくて済むのもラクだ。

↑掃除終了後に本体内のゴミをドックの紙パックに自動収集。ゴミ捨ては約2か月に一度、紙パックごと捨てればOKだ

 

↑毎分600回転するブラシでモップ洗浄。清水タンクの水で洗い、洗浄後の水は汚水タンクに自動回収される

 

【POINT 02】

床のあらゆる障害物を回避

顔認証技術を応用したカメラと、画像から物体の特徴を捉えるRGBカメラを搭載。AIが障害物の種類や位置を瞬時に特定する。履き物やペットの排泄物、コードなど8種の障害物と、ベッドやソファ類など5種の家具を認識して回避(※1)。

※1 障害物の認識精度は環境要因によって異なる場合があります。100%の回避を保証するものではありません。幅5cm、高さ3cm以上の物体を回避します。

↑ストラクチャードライトの反射光をカメラで捉え、物体の距離・形状を認識。RGBカメラの画像も加え、対象物を判別する

 

↑2種類のカメラ情報を基にAIが家具や小物の位置・種類を分析。障害物認識速度が70%(※2)早くなり、障害物回避が従来より22%(※2)も向上した

※2 従来品(S6 MaxV)との比較

 

【POINT 03】

吸引&水拭きが超パワフル

同社製品最強の5100Paの吸引力で、カーペット奥のハウスダストやペットのトイレ砂など大きめのゴミも逃さず除去。水拭きモップは最大3000回/分の高速振動で皮脂などのこびりつき汚れもきれいに拭き上げる。

↑吸引力5100Paは従来機種(S7+/S7)の約2倍。微細なゴミが取り除きにくいカーペットの掃除もお任せできる

 

↑600gのモップの加重と高速振動で頑固な汚れも除去。振動強度は強力(3000回/分)、標準(2300回/分)、ソフト(1650回/分)の3段階だ

 

【POINT 04】

水拭きの精度が高い

水拭きの際は水量と振動強度を3段階で変更でき、きめ細かな拭き掃除が可能。従来モデル通り、吸引を停止して水拭きだけを念入りに行うモードや、カーペットを検知すると自動でモップがリフトアップする機能も搭載している。

↑「水拭き強力モード」では吸引を停止して水拭きに専念。モップを最高速度で振動させ、よりきめ細かく拭き掃除する

 

↑カーペット検知と同時にモップが5㎜リフトアップ。毛足が4㎜未満なら濡らす心配なく吸引清掃できる。毛足が4mm以上のカーペットでは、アプリでカーペット回避モードを選択できる

 

【POINT 05】

スマホアプリの機能も充実

フロア全体の掃除完了後にアプリ上にマップが完成。掃除したいエリアや進入禁止エリアなどの設定も簡単にできる。また、本機のカメラで留守中の部屋の様子がモニタリング可能。内蔵マイクを通じてスマホとの双方向通話も行える。

↑ドック位置からの部屋の状況確認に加え、遠隔操作で本体を動かして留守中のペットなどの様子も確認できて安心だ

 

↑間取りに加え、テーブルなどの家具も認識。アプリに表示された家具をタップするとその周辺だけ掃除できる機能もある

 

▼GetNavi編集長川内による
Roborock S7 MaxV Ultraの魅力を解説した動画はコチラ!

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したRoborock S7 MaxV Ultraは現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」のロボット掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

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iQセンサー搭載のシャークのコードレススティック掃除機。3つの“ない”がより掃除をラクにする

シャーク「EVOPOWER SYSTEM」シリーズの最高峰である「EVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナー」は、同社のコードレススティックとしての成熟ぶりを示す一台。ゴミ除去力から操作性・メンテ性まですべてが進化している注目株のひとつだ。

 

【今回紹介する製品】

パワー調整は優秀センサーにおまかせ!
家具下の掃除やゴミ捨ての負担もラクに
EVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナー

 


掃除機部門
GetNavi注目モデル

 

エントリーNo.060
シャーク
EVOPOWER SYSTEM iQ+
コードレススティッククリーナー

実売価格7万2600円

日本のユーザーの声を基にさらなる進化を遂げた、シャーク掃除機の最高峰。iQセンサーがゴミの量に応じてパワー制御し、自動ゴミ収集ドック搭載でゴミ捨ての手間を軽減する。パイプが曲がる独自構造で、ソファ下などの掃除もラクだ。

SPEC●最大稼働時間:約50分(バッテリー2個使用時)●充電時間:約3.5時間●同梱品:ミニモーターヘッド、自動ゴミ収集ドックほか●サイズ/質量:W258×H1040×D114mm/約2kg(スティック時)

 

3つの「ない」を実現し快適な掃除体験を叶える

アメリカのNo.1掃除機メーカー・シャークは、日本向けに開発したEVOPOWER SYSTEM iQ+で、掃除に関する面倒を解消すべく3つの「ない」を実現。

第一の「ない」は「考えない」。独自のiQセンサーがゴミの量を検知して掃除モードを自動調整し、時短で効率良く掃除できる。

第二の「ない」は「汚れない」。同社初の自動ゴミ収集ドック搭載でゴミ捨ての手間を大幅減。ゴミ捨て時に手が汚れる面倒がない。

そして第三は「しゃがまない」。同社独自の「曲がるパイプ」で、ソファやベッドの下の低いスペースも立ったままラクに掃除できる。

これら3つの「ない」について、ユーザーも「ゴミ捨てが月イチで済み大助かり」など高評価。ハンディ部にもLEDライトが付くなど使い勝手に磨きがかかり、掃除機としてかなり成熟した注目モデルだ。

【POINT 01】

ゴミの量に応じて自動でモード切り替え

掃除機内に搭載したiQセンサーがゴミの量を検知し、吸引力とヘッドブラシの回転スピードを自動調整。手動でモード切り替えする手間がなく、掃除がラクになる。ゴミの量はヘッドとハンディ部のモニター色の変化で表示。

↑本体ハンディ部が「緑・黄色・赤」に変化してゴミの量を通知。ハンディ機として使う際もiQセンサーが働く

 

↑ゴミの量に応じて吸引力と回転速度がそれぞれ段階的に変化。微細なゴミも検知して取り残しを防ぐ

 

【POINT 02】

自動ゴミ収集ドックでゴミ捨ての手間を軽減

充電ドックに自動ゴミ収集機能を搭載。約30日ぶんのゴミをドックに貯められ、ゴミ捨ては月に1回でOKだ。ダストカップを取り出してゴミを捨てるたびにホコリが飛び散ったり手が汚れたりするストレスがない!

↑掃除機をドックに戻すと自動でゴミを回収。HEPAフィルターが微粒子ゴミを99.99%ドックに捕集する

 

↑自動ゴミ収集ドックは紙パック不要なのでランニングコストがかからない。ダストボックスは水洗い可能だ

 

【POINT 03】

ボタンひとつで パイプが曲がる!

ボタンひとつでパイプが曲がる「FLEX機能」を搭載。ソファやベッドなどの下を屈まずに掃除できて、足腰への負担が少ない。また、ゴミがしっかり除去できたかどうかは、パネル部のモニターの色で確認できる。

↑パイプが曲がり、テーブルなどの家具の下もヘッドが奥までスムーズに入り込んでゴミ除去できる。ヘッドはLED付きなのも◎

 

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したEVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナーは現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

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“いま、日本で一番売れているルンバ”がコレ!「ルンバ i2」人気の理由を5つのポイントで解説

提供:アイロボットジャパン合同会社

 

世界シェアNo.1のロボットメーカー、アイロボットが投入したルンバ i2は、すなわち“いま日本で一番売れているルンバ”だ。 従来のエントリーモデル、ルンバ e5(2018年発売)から飛躍的に進化し、3万円台とは思えぬ圧倒的クオリティを誇っている。

 

【今回紹介する製品】

エントリー機とは思えぬ性能で「そろそろ欲しかった」にコミット
アイロボット「ルンバ i2

 


ロボット掃除機部門
GetNavi注目モデル

エントリーNo.062

アイロボット
ルンバ i2

アイロボット公式オンラインストア価格 3万9800円

3~4部屋に対応する走行技術と、従来比10倍(※)の吸引力を備えて4万円切りを実現。各センサーが自己位置と距離を把握し、効率良く直線的に掃除する。掃除した場所をスマホにマップ表示でき、ブラーバ ジェット m6との連携も可能だ。

SPEC●対応部屋数:3~4部屋●最大稼働時間:75分(自動充電&自動再開に対応)●充電時間:約3時間●吸引力:約10倍(※)●音声アシスタント:Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siriショートカットに対応●サイズ/質量:φ342×H92mm/約3.2kg

※AeroVac搭載のルンバ600シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット調べ)

 

基本の清掃能力は十分で スマホ連携や拡張性も秀逸!

ロボット掃除機世界累計販売4000万台以上を誇るアイロボットが、7月にルンバi2を発売。圧巻のコスパで大ヒット中だ。

 

本機は、ロボット掃除機に対してまだ根強い「本当にゴミが取れるの?」「高価そう」などの不安を払拭するために開発された戦略モデル。ルンバ史上最安、かつ性能は従来の普及モデル・e5をはるかに凌ぐ。最大の違いは清掃パターン。床面をコの字型に規則正しく、一度の走行で効率的に掃除するので所要時間が短い。しかも吸引力はe5の約2倍で、走行1回でもゴミをしっかり除去できる。

 

床拭きロボット・ブラーバとのリレー運転も可能。また、別途クリーンベースを購入すれば自動ゴミ収集にも対応。最大1年間ゴミ捨ての手間から解放される。i2は「そろそろロボット掃除機を試してみたかった」というビギナーには最適な選択肢と言える。

↑ルンバはロボット掃除機部門を7連覇、総合グランプリを3回も獲得した常連。ルンバ i2(写真)でこの記録を更新するか!?

【POINT 01】

効率的&省エネなコの字走行

室内状況を検知しつつ一度の走行で効率的に清掃。充電残量が少なくなると自動充電、掃除の中断場所から再開し、部屋全体をもれなく清掃する。狭い場所での立ち往生を防ぐセンサーや、ゴミが多い場所を集中的に掃除する機能も搭載。

↑ルンバ i2は規則正しい走行パターンで清掃。自己位置や走行場所を正確に把握し、ムダのない動きで効率良く掃除する

 

↑ルンバ e5は壁を感知し縦・横・斜めに走行。同じ場所を複数回掃除するためゴミ除去率は高いが、清掃時間など効率面で課題もあった

 

【POINT 02】

特許取得の清掃システム

ルンバ独自の「3段階クリーニングシステム」で、大きなゴミから微小なハウスダストまで逃さず除去。特に、2本のゴム製ブラシが床に密着しつつ互いに逆回転することでゴミを浮かせて吸引する技術は、アイロボットがいち早く開発したものだ。

↑エッジクリーニングブラシで吸込口に誘引したゴミを、2本のゴム製ブラシで浮かせてモーター吸引。同社の独自技術だ

 

↑本体右側に搭載したエッジクリーニングブラシで、壁際などのゴミも逃さず捕集。家具のキワも長い毛先できれいにする

 

【POINT 03】

アプリ連携でより便利に

「iRobot Home」アプリと連携し、スケジュール設定など掃除を細かくカスタマイズ可能。また、清掃結果をマップ表示し、どこが掃除できていないかをあとから確認することもできる。さらにスマートスピーカーによる音声操作にも対応。

↑専用アプリを使えば清掃モードやスケジュールなどの設定も簡単。例えば花粉の時期にオススメの掃除を提案してくれる!!

 

↑GoogleアシスタントやAmazon Alexaなどを使って音声操作が可能。スマホなしでより手軽に清掃開始できる

 

【POINT 04】

簡単なメンテナンスでOK

本体の手入れがラクなのも魅力。ダスト容器が水洗いに対応しているほか、2本のゴム製ブラシは髪の毛やペットの毛などの毛絡みがほとんどない。特に回転ブラシの毛絡み除去は最も面倒な作業のひとつなので、これを軽減できるのはうれしい。

↑ダスト容器内側についた微小なホコリは取り除くのが大変。本機のダスト容器は水洗い対応なので手軽でありがたい

 

↑ルンバ独自のゴム製ブラシには毛が絡まる隙間がなく、毛絡みがほとんどなし。わずかに絡まった毛もすぐに解ける

 

【POINT 05】

クリーンベースやブラーバに対応

ルンバ i2は拡張性も申し分なし。別売の自動ゴミ収集機「クリーンベース」を加えれば掃除後のゴミ捨てが不要に。また、ブラーバ ジェット m6と連携し、掃除機がけ後に自動で水拭き掃除を行うなど、自分好みの掃除スタイルにカスタマイズできる。

↑クリーンベースがあれば本体が除去したゴミを掃除後に自動回収。最大1年間、ゴミ捨ての手間がほとんどなくなる ※画像はルンバ i3+

 

↑ブラーバ ジェット m6は床面に水を噴射し、汚れを浮かせて拭き取る。ルンバs/j/iシリーズとのリンク機能も搭載

 

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したアイロボット「ルンバ i2は現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」のロボット掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ(11月24日にサイトオープン!)

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1455297.html

 

1万円台で「自走式」を実現したクリーナーが1位に! 最強コスパ掃除家電ランキング1~5位

価格は安いのに機能がスゴイ超お買い得な家電を大特集! 今回は、掃除に役立つ家電をランキング形式で紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました!

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の記事を執筆。コードレススティック掃除機やロボット掃除機のレビューも多数手がける。

【第5位】 吸引&水拭きの2Wayで使えて先進ナビ付きで5万円切りは驚き

【ロボット掃除機】

2022年7月発売

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac L35 Hybrid

価格 4万9990円

パワフルな吸引掃除と水拭き掃除機能を備えた2 in 1タイプ。最大3200Paの吸引力でカーペット奥のホコリも逃さず捕らえる。独自のナビゲーション技術で部屋の形状を認識し、複雑な間取りでも隅々まできれいに。

SPEC●ダスト容器容量:330mℓ●水タンク容量:200mℓ●連続掃除時間:最大145分●充電時間:約3〜4時間(自動充電・自動再開)●静音モード:約52dB●サイズ/質量:約φ350×H100mm/約3.3kg

 

↑同社で初めて自動ゴミ収集ステーションを搭載したEufy RoboVac L35 Hybrid+も発売。より快適な仕様になり、6万9990円とコチラもお買い得だ

 

↑水拭き時には汚れの状況に合わせて放出水量を3段階に調節。吸引と水拭きを同時に行うことで床面のベタつきがなくなり、裸足でも快適に過ごせる

 

【ココが価格以上!】 ブ吸引・水拭きに両対応し保証期間2年なのも安心

「吸引と水拭き掃除を1台で行えるうえ、スマホアプリで進入禁止エリアなど掃除場所のカスタマイズもできて5万円切りは衝撃的。最大24か月保証が付き、サポートもあるので安心です」

 

【第4位】 強力吸引にブロワー機能も備え2万円ちょいはレア!

【ハンディクリーナー】

2022年7月発売

AQUA

HANDY DUO! AQC-HH700

実売価格 2万1780円

高効率なブラシレスDCモーター採用で高い吸引性能を実現。ノズルを付け替えるとブロワーになり、窓のサッシに溜まったゴミなども吹き飛ばしてきれいに。シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力。

SPEC●集じん容積:約0.15ℓ●連続使用時間:強モード約8分/標準モード約13分●充電時間:約3時間●付属品: 3wayノズルほか●サイズ/質量:W66×H418×D69mm/650g

 

↑ミニ回転ノズルは毛がらみしにくいブラシを採用。ファブリックに付着したペットの毛も逃さず捕集する。水洗い可能で清潔さもキープ

 

↑3wayノズルは先端の形状が可変。家電製品をやさしく掃除できる「ソフト」、小物まわりに適した「ブラシ」、狭い場所は「スキマ」と3通りで使える

 

【ココが価格以上!】 ブロワー機能搭載などで使用シーンが格段に拡大

「小型ボディに強力なブロワー機能を搭載し、サッシの溝や車内のシートの隙間に落ちたゴミもスムーズに除去。汎用性が高いうえ吸引力も十分で、価格以上の性能が凝縮されています」

 

【第3位】 電源も水道も不要で使えるパワー抜群のハンディタイプ

【高圧洗浄機】

2020年1月発売

アイリスオーヤマ

充電式ハンディウォッシャーJHW-201

実売価格 1万9580円

クルマやベランダの洗浄のほか、アウトドアなど外出先での使用にも最適な充電式洗浄機。1.8kgと軽量ながら、2.2MPaの吐出圧力を実現し、泥汚れなどの洗浄に問題なく使える。バケツに水を用意すれば水道なしでも使用可能。

SPEC●吐出圧力:2.2MPa●吐出水量:1.8ℓ/分●連続使用時間:強運転約15分/弱運転約40分●充電時間:約70分●使用温度範囲:0〜40゜C●サイズ/質量:約W884×H243×D82mm/1.8kg

 

↑吐出圧力2.2MPaは洗車など日常的な用途には十分。ヘッド部をひねって直噴モードにすれば、しつこい泥汚れも落とせる

 

↑充電器やバッテリー、拡散可変ランス、取水用ホースなどを同梱。ガンコネクターとランスを分解するとコンパクトにまとめられ、収納場所もとらない

 

【ココが価格以上!】 コンセント・蛇口不要で収納性も高いのがイイ!

「コードレス&非水道管給水タイプなので、ベランダの窓やアウトドアグッズの洗浄、駐車場やガレージでのクルマ洗浄もしやすい。使用後は簡単に分解でき、コンパクトに収納できます」

 

【第2位】 汚れ落ち十分なスチーム力と高い汎用性を7000円台で実現

【スチームクリーナー】

2017年7月発売

アイリスオーヤマ

スチームクリーナー コンパクトタイプ STM-304N

実売価格 7678円

高温スチームでレンジ周りの頑固な汚れも浮かせて落とすハンディ型。子どもが触れる場所の除菌も洗剤なしで行えて安心だ。豊富なアタッチメントで様々な場所を掃除できる。

SPEC●最大噴射圧力:約3気圧●タンク容量:0.3ℓ●連続使用時間:約12分●スチーム温度:約100゜C●サイズ/質量:W130×H240×D310mm/2.0kg

 

↑高温・高圧スチームで浴室の排水口など素手で触れたくないヌメリ汚れもパワフルに除去。排水口の除菌もでき、清潔な状態を保てる

 

↑10種のツールを付属し、様々な場所に対応。本体とハンドルをつなぐホースは約1.2mあり、細々した場所もスムーズに掃除できる

 

【ココが価格以上!】 頑固な油汚れにもスチーム掃除機が活躍

「家庭用としては十分なスチーム力に豊富なパーツまで付いてこの価格はコスパ抜群! ガスレンジや電子レンジなどの油汚れ除去、浴室・トイレ周りなど狭い場所の掃除に最適です」

 

【第1位】 スタイリッシュなボディに使いやすさを高める機能が満載

【コードレススティック掃除機】

2020年11月発売

ツインバード

コードレススティック型クリーナー TC-E263GY

実売価格 1万4300円

自走式ヘッドを搭載し、快適操作と高いゴミ除去力を両立。ゴミセンサーがゴミを感知すると自動で吸引力がアップする。紙パック式なのでホコリに触れずにゴミを捨てられて、排気もきれいだ。

SPEC●集じん方式:ダストパック式●集じん容積:約0.25ℓ●連続使用時間:強モード約7分/自動モード約30分●充電時間:約2.5時間●運転音:約63〜70dB●サイズ/質量:約W235×H1050×D135mm/約1.4kg

 

 

↑付属の壁掛けフックを取り付ければ、掛けるだけで充電スタート。壁に穴を開けられない場合は手元の滑り止めのゴムがストッパーになり、立てかけて置いておける

 

↑吸引ゴミを回収するダストパックは抗菌仕様。不織布素材で微細なゴミも捕捉し、排気もきれいだ。パックごとワンタッチでゴミ捨てでき、ホコリの飛散もない

 

↑軽く押すだけで床上をスイスイ前進。接続部に搭載した独自の関節ジョイントとヘッド底面に搭載したボールキャスターにより、左右の首振りもスムーズに行える

 

↑同梱のすき間ノズルを使って、ソファの隙間やテーブルの下、家具周りなど床以外の掃除にも対応。軽いので思い通りに動かしやすく、様々な場所で使用できる

 

↑本体はほぼフラットに倒せるため、ソファやベッド下の掃除もしやすい。ゴミが多いとハンドル部分のLEDが赤色に点灯し、隙々までしっかり掃除できる

 

自走式ヘッド搭載以外にも掃除への配慮が細やか

いまコードレススティック掃除機に求められる条件は、掃除のストレスをなくす快適な操作性と、掃除を時短できるゴミ除去力。それらを高レベルで両立し、かつ1万5000円以下の低価格を実現したのがTC-E263GYだ。

 

本機は驚くことに、この価格で自走式ヘッドを搭載。1万円台で「自走式」は希少で、ヘッドを軽く押すだけで前進するので掃除が超ラクになる。ヘッドの左右の首振りも高級機に劣らぬ滑らかさ。吸込仕事率70Wの吸引力はフローリングでの使用には十分で、ゴミの有無をセンサーで確認できるのも安心感があり、実用性が高い。

 

集じん方式は紙パック式で、ゴミ捨ての際にホコリに触るのが嫌な人には最適。ランニングコストが気になるが、使い捨てダストパックを25枚同梱。週に4日掃除する場合、これで目安として約2年ぶん目安の掃除に対応できる。

 

質量は1.4kgと軽く、スタイリッシュなデザインはどんなインテリアにも馴染みやすい。壁に立てかけても倒れにくいよう、ハンドル後方に滑り止めゴムを配置するなど、配慮も細やか。まさに価格以上の魅力を持つ掃除機と言える。

 

最強コスパ掃除家電ランキング6~10位 「除菌できる1万円台のふとんクリーナー」に注目

価格は安いのに機能がスゴイ超お買い得な家電を大特集! 今回は、掃除に役立つ家電をランキング形式で紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました!

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の記事を執筆。コードレススティック掃除機やロボット掃除機のレビューも多数手がける。

【第10位】 卓上置きも吊り下げもできるかわいいミニ掃除機

【卓上掃除機】

2020年8月発売

アンジェ

Vaccumi

実売価格 3300円

テーブルに落ちた食べカスや消しゴムのカスの掃除にピッタリ。かわいらしいハンドベル型デザインで卓上に置いてもインテリアに馴染むうえ、吊り下げにも対応する。アタッチメント交換で毛玉取り器にもなる。

SPEC●吸引力:400Pa●電源:USB充電式●最大使用時間:約40分●充電時間:約2.5時間●付属品:吸引ノズル、毛玉取りアタッチメントほか●サイズ/質量:φ68×H176mm/160g

 

↑付属のノズルを付けるとキーボードの溝や本棚のすき間など細々した場所もサッと掃除できて便利

 

↑電源を入れると内部ファンが高速回転し、底部の穴からゴミを吸引。本体をクルクル回しながら移動させると底ブラシにゴミが集まり、上手く捕集できる

 

【ココが価格以上!】 ササッと気軽に使えて毛玉取り機能も気が利く

「卓上に置いてもインテリアに馴染み、すぐ手に取って掃除できる使い勝手の良さが魅力。さらに毛玉取り器としても優秀で、忙しい朝、着ていく服に見つけた毛玉をサッと取り除けます」

 

【第9位】 大風量で送風・吸じんに活躍する格安ブロワー!

【ブロワー】

2021年6月発売

三共コーポレーション

CUSTOM KOBO パワーアップブロアー MBC-500C

実売価格 3840円

送風・吸じんの2役で使えるコード式ブロワー。風量を無段階調節でき、洗車後の水滴の吹き飛ばしや隙間のゴミの吹き出し、ホコリの吸じんに重宝する。軽量1.8kgで持ち運びもラク。

SPEC●消費電力:550W●モーター回転数:1500〜1万3500回/分●最大風量:2.3m2/分●サイズ/質量:W260×H170×D180mm/約1.8kg

 

↑ノズルを本体中央の吸い込み受け口に付け替え、ダストバッグをセットすれば集じんも可能に。木屑やホコリなど細かなゴミを素早く回収できる

 

↑長さ235mmのロングノズルで、窓のサッシに溜まったゴミもピンポイントで吹き飛ばせる。空気清浄機などの家電内部に溜まったホコリを掃くのにも便利

 

【ココが価格以上!】 コード式の制限はあるが吸じんもできコスパ最高

「家庭での使用にはまったく問題ない風量かつ、吸じん用途にも使えて3000円台は格安! コード式なので取り回しに制限はありますが、コードリール(電工ドラム)があれば庭先などでも使えます」

 

【第8位】 ふだん使いから結露対策まで幅広く対応して5000円切り

【乾湿両用クリーナー】

2020年7月発売

ツインバード

コードレス ウェット&ドライクリーナー HC-EB23W

実売価格 4690円

こぼしてしまった飲み物や、窓ガラスの結露など、濡れたものも吸い込める乾湿両用モデル。水抜き栓を使い、吸引した水分とゴミを分けて捨てられる。冬の窓ガラスの結露除去にも役立つ。

SPEC●集じん容積:約0.5ℓ(液体0.2ℓ)●連続使用時間:約10分●充電時間:約5時間●運転音:約65dB以下●サイズ/質量:約W410×H135×D115mm/約1kg(本体)

 

↑ノズルのない状態でもホコリや土、砂などをしっかり吸引。すき間ノズルを使えば、車内の狭い場所もストレスなく掃除できる

 

↑吸水ノズルを使うと、窓ガラスの結露やこぼした飲み物の除去に便利。ノズルがガラス面に密着し、液体を集めながら吸引する

 

【ココが価格以上!】 液体も躊躇なく掃除でき小型なので使いやすい!

「濡れたゴミや飲みこぼしを気にせず掃除でき、かつコンパクトで使いやすいのが魅力。カーデニングの後片付けから冬の結露対策まで幅広く使えて5000円を切るとはおトクすぎです!」

 

【第7位】 モップの回転で汚れを除去し洗剤投入でワックスがけも可能

【電動モップクリーナー】

2022年4月発売

エペイオス

電動回転モップ HM389

実売価格 8299円

先端が高速回転するモップパッドで床面の汚れをオフ。スプレー噴射機能付きで、洗剤を入れて噴射すれば頑固な黒ずみやベタ付き汚れもラクに拭き取れる。ハンドルは床面15度まで倒せて家具の下も掃除しやすい。

SPEC●回転速度:約120回転/分(±10%)●タンク容量:300mℓ●連続掃除時間:40〜50分●充電時間:3.5〜4時間●スティック長:102〜118cm(伸縮可)●サイズ/質量:W320×H80×D165mm(ヘッド部)/1.9kg

 

↑頑固な汚れを落とすハードパッド(右)を2枚、吸水性・耐摩耗性に優れ床を傷めずに掃除できるソフトパッド(左)2枚を同梱。面ファスナーで本体に装着する

 

↑モップが平均120回転/分と高速で動くので、手を添えるだけで力を入れずに拭き掃除が可能。重労働である雑巾掛けの負担を大幅に減らしてくれる

 

【ココが価格以上!】 床面15度まで可動する快適な使用感が魅力

「乾拭きからワックスがけまで1台4役をこなす本機。スティック部分は使う人の身長に合わせて長さを自由に調節できるるほか、75度の可動域で手が届きにくい場所も簡単に掃除できます」

 

【第6位】 自立式・超軽量・コードレスと使いやすさをとことん追求

【ふとんクリーナー】

2021年10月発売

レイコップ

NewStyle RAYCOP RS4-100JPWH

実売価格 1万6350円

1.42kgの軽量ボディとコードレス仕様で使いやすさを追求。ブラシとUVランプを一体化し、アレル物質をかき取りながらふとんの隅々までUV除菌できる。ブラシレスDCモーター採用で吸引力も強化。

SPEC●運転時間:パワーモード約16分/標準モード約28分/UVオンリーモード約120分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:W250×H141.7×D612.6mm/1.42kg

 

↑紫外線(UV-C)の照射で除菌とウイルス除去率は99.9%を誇る。毎分3600回のパワフル叩きと強力吸引でダニも99.9%除去

 

↑ダストボックスのほか、3つのフィルターも水洗い可能。フィルター奥のハウスダストもサッと洗い流して清潔に使える

 

【ココが価格以上!】 UV除菌&吸引力に加え操作しやすさも進化

「コードレスかつ軽いのに加え、ヘッドの可動が柔軟で操作しやすい。吸引性能を高めるブラシレスDCモーター採用など、ユーザーの持つ不満を解消しつつ価格が抑えられています」

 

天面にモップを収納! 水拭きもできる2in1モデル「ルンバ コンボ j7+」の敷物対策が新しい

アイロボットジャパンは、水拭きもできるロボット掃除機「ルンバ コンボ j7+」を11月11日(金)に発売します。公式オンラインストア価格は15万9800円(税込)。

 

変形するパッドリフティングシステムを搭載した2in1 モデル

「ルンバ コンボ j7+」は、同社が初めてアジア市場に投入する床拭きもできる2in1 モデル(欧米にて先行発売済)。ルンバ独自の①エッジクリーニングブラシ ②2 本のゴム製デュアルアクションブラシ ③パワーリフト吸引の「3段階クリーニングシステム」に④水拭き機能が加わり、「4段階クリーニングシステム」へと進化しました。

 

水拭き機能での大きな特徴は、変形するパッドリフティングシステムを搭載していること。ラグやじゅうたんなどの敷物を吸引する際は、モップパッドを完全に天面にリフトアップするので、ラグやじゅうたんを濡らすことはありません。カメラと3 つのフロアセンサーを使って床を認識することにより、敷物を見逃さず、確実に切り替えることができるとのこと。

【動画】モップパッドをリフトアップするシーン

 

【動画】じゅうたんを検知してモップパッドをリフトアップ

洗濯が可能なモップパッドは、取り付け部が持ち上がるため、ロボット本体を裏返さずに片手でカンタンに交換可能。ダスト容器と水拭き用のタンクは一体型となっており、お手入れがしやすくなっています。

↑モップパッドの取り付けの様子。モップ中央のプレートを引っ掛け、そのまま左右にモップを広げればマジックテープで固定されます

 

↑ダスト容器と水拭き用の一体型タンクは、本体の後ろから取り外せます

 

このほか、従来機種の「ルンバ j7+」と同様、クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属。掃除が終わるごとに、本体のダスト容器のゴミをクリーンベース内の紙パックに排出してくれるので、ゴミ捨ての手間を大幅に減らすことができます。

↑クリーンベース付属で、最大で1年間ゴミ捨てが不要

 

また、ロボット前面に搭載されたカメラにより、目の前にあるコードやペットの排泄物などの障害物をリアルタイムに識別して回避し、散らかった床でも掃除することができるPrecisionVison ナビゲーションを搭載。清掃中に障害物が見つかると、清掃終了後にiRobot Home アプリ にその画像が表示され、これらの障害物に今後どのように対処すべきかをアイロボットが管理するクラウド上にユーザーが任意でフィードバックできます 。アプリに繋がっているコネクテッドロボットは世界で1300 万台にのぼり、世界中のユーザーからのフィードバックをもとに学習と進化を続ける、世界シェアナンバーワンのアイロボットならではの技術とのこと。

↑世界中のユーザーからのフィードバックにより、進化し続けるのが特徴

 

認識・回避できる障害物は、コードやケーブル、ヘッドフォン、ペットの排泄物、靴やスリッパ、靴下、ファブリック、衣服など。さらに今回、新たにリュックサック、ペットの食器、猫用トイレ、ペットのおもちゃ(ボールやロープなど)、クリスマスツリーが追加されました(2022 年11 月1 日現在)。

↑新たに認識できる障害物が追加されました

 

「iRobot Genius」がさらに便利に進化し、アイロボット独自のオペレーションシステム「iRobot OS」に生まれ変わりました。iRobot OS は、CEO のコリン・アングルが提唱する、“使う人に寄り添い、ライフスタイルや好みに合わせた清掃体験を提案するAI”を形にしたもので、iRobot Home アプリを通してロボットを使用するすべてのユーザーに便利な機能を提供します。今回の「ルンバ コンボ j7+」の発売にともない、部屋やエリアごとに掃除機がけと水拭きの設定も細かくできるようになり、さらなる進化を遂げたといいます。

↑エリアごとに清掃モードや水分量、走行回数などを細かく設定できます

 

↑水拭き禁止エリアも設定できます

ルンバの人気モデルが最大4万6980円OFFで手に入る!「ルンバ誕生20周年記念 大還元祭」がスタート

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「ルンバ」の誕生から20年を迎えることを記念して、対象ルンバが最大4万6980円OFFとなる「ルンバ誕生20周年記念 大還元祭」を実施します。

 

4機種の対象ルンバがおトクに買える!

1990年、MIT(マサチューセッツ工科大学)の自立型人工知能ロボット研究所の一室からはじまったアイロボットは、産業用ロボットの開発を経て、2002年に初の家庭用ロボット掃除機「ルンバ」を発表しました。2022年9月17日に20歳の誕生日を迎えたルンバは、ナビゲーションや清掃能力が大きく進化し、使いやすさや賢さなどが向上。世界での累計販売台数が 4000万台と、世界中の家庭で愛用されています。

 

そして今回、ルンバ誕生20周年を記念して、対象のルンバ(4機種)が最大30%OFFとなる「ルンバ誕生20周年記念 大還元祭」を各対象店舗にて開催。コードやペットの排せつ物などの障害物を識別して回避するPrecisionVisionナビゲーションを搭載した人気機種「ルンバ j7+」が10万円を切る価格となるなど、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。ぜひこの機会を活用して、おトクにルンバを手に入れてはいかがでしょうか。

 

キャンペーン対象商品】

ルンバ s9+ 

通常価格18万6780→キャンペーン価格13万9800円(4万6980円おトク)

※すべて税込

 

ルンバ j7+

通常価格12万9800→キャンペーン価格9万9800円(3万円おトク)

ルンバ j7

通常価格9万9800→キャンペーン価格6万9800円(3万円おトク)

 

ルンバ i3

通常価格4万9800→キャンペーン価格4万2801円(6999円おトク)

【キャンペーン情報】

期間:2022年11月1日(火)~2023年1月4日(水) 23時59分

対象店舗:アイロボット公式 各オンラインストアおよびアイロボット認定販売店

キャンペーンサイトURL:https://store.irobot-jp.com/

 

今期の筆頭と言える完成度! 日立の掃除機「パワーブーストサイクロン」最新モデルを隅々までチェック

清掃力の高さと使いやすさで人気を集める日立のコードレススティック掃除機「パワーブーストサイクロン」シリーズから、2022年モデル「PV-BH900K」が発売された。2021年モデルでは本体を1.7kgまで軽量化していたが、「PV-BH900K」では、1.7kgの軽量ボディはそのままに、吸引力が約20%アップ。新たに「ターボモード」が搭載され、カーペット上のゴミもしっかりと吸引できるようになったという。早速、実力チェックといこう。

 

本体重量は変わらず吸引力が約20%アップ

「PV-BH900K」の最大の特徴、それは何と言ってもパワフルな吸引力だ。新開発の「パワフル3Dファンモーター」を備えるとともに、「極異方4極マグネット」を採用して高効率化し、新設計の三次元形状の斜流ファンと固定翼で空気の流れを効率よく制御。従来モデルの本体重量1.7kgを維持したまま、吸引力を約20%向上させた。また、これに合わせて新搭載されたのが、「ターボ」モード。カーペットの毛足の奥のゴミまでしっかり吸引できるという。

↑2022年8月に発売された「PV-BH900K」。カラーはライトゴールドの1色。本体重量1.7kgの軽量ボディはそのままに、吸引力や使い勝手が向上している

 

↑新開発の「パワフル3Dファンモーター」を搭載することで、従来モデルと同じ1.7kgの本体重量を維持しながら、吸引力を約20%向上させた

 

↑「ターボ」モードが新搭載されたほか、床質と操作力に合わせて吸引力を自動的に切り替える「自動」モードも用意されている。各モードの運転時間は、「標準」モードが約40分、「強」モードが約15分、「ターボ」モードが約6分

 

【動画】「PV-BH900K」吸引テスト

論より証拠ということで、早速吸引力をチェックしてみよう。擬似ゴミとしてまいたのは、微細なハウスダストに見立てた重曹と、大きなゴミに見立てたシリアル。運転モードは「ターボ」モード。軽い力でスーッとヘッドを前進させてみたが、重曹もシリアルも難なく吸引に成功。「標準」モードでも試してみたが、結果は同様で、ゴミを取り残すことはなかった。

 

↑カーペット上でもパワフルな吸引力を発揮。それでいてヘッドがカーペットに張り付かず、軽い力で動かせるのは、後述する「シンクロフラップ」によるところが大きい

 

「ごみくっきりライト」「からまんブラシ」は引き続き装備

従来モデルで好評だった「ごみくっきりライト」と「からまんブラシ」は引き続き装備している。「ごみくっきりライト」は、ヘッド前面に配置された白色LEDと緑色LEDでゴミの視認性を高め、ゴミの取り逃しを防ぐもの。「からまんブラシ」は、ヘッドに搭載された回転ブラシのことで、ブラシの先端をループ形状にすることで、髪の毛やペットの毛などを絡まりにくくしたものだ。

↑「ごみくっきりライト」を点灯すると、ご覧の通り、ヘッドの前方が明るく照らし出され、視認しにくいゴミもしっかり確認、掃除できるようになる

 

↑ブラシの先端をループ形状にすることで、髪の毛やペットの毛などを絡まりにくくした「からまんブラシ」も引き続き装備されている

 

【動画】「PV-BH900K」糸くず吸引テスト

約30cmにカットした糸を実際に吸引し、ブラシにからまないかを確認してみた。一般的なブラシでは糸がぐるぐるとからまり、はさみなどで処理しなければならない状況だが、「からまんブラシ」はまったく糸がからまらなかった。「からまんブラシ」の効果を実感した瞬間だ。

↑強力な吸引力を備えながら、スイスイと前後にストロークできるのは、ヘッド裏に搭載された「シンクロフラップ」によるところが大きい。ヘッドの前後運動に合わせてフラップが開閉し、ヘッド内の圧力を調整するので、床に張り付くことなく、軽い力でヘッドを動かせるのだ。「シンクロフラップ」により、押すときはもちろん、引くときもごみを吸い込むのも特徴

 

充電時間が約3.5時間から約2時間に短縮

使い勝手における進化点も確認しておこう。注目したいのが、充電方式の改良により、充電時間が約3.5時間から約2時間に短縮されたこと。バッテリーは従来モデルと同様、着脱式を採用しているが、バッテリー単体での充電はできず、本体に装着した状態での充電となる。別売のバッテリーを購入すれば、時間のかかる広い家の掃除にも対応できるが、バッテリー単体での充電ができないのは惜しいところ。

↑充電スタンドの柱部分がスリムになり、従来モデルよりもすっきりとした印象に。細かい部分ではあるが、リビングの一角に置いておくことを考えると、うれしい改良点だ

 

↑各種アタッチメントを充電スタンドにセットしておけるのは従来モデルと同様。「スマートホース」の位置がスタンド下部に変更されており、スタンド自体の安定感が増したように感じた

 

↑ヘッドの操作は自由自在。手首の動きに合わせてヘッドの向きが変わるので、壁際や家具の足まわりの掃除もしやすかった

 

↑延長パイプ部分を床とほぼ水平にしても、ヘッドが浮き上がらないのは好印象。ソファやベッドの下などもスムーズに掃除できた

 

↑「ミニパワーヘッド」「ハンディブラシ」「ほうきブラシ」「スマートホース」「伸縮すき間用吸口」などの各種アタッチメントが用意されており、延長パイプやヘッドを取り外してハンディスタイルに切り替えれば、高い場所や狭いすき間なども手軽に掃除できる

 

↑人差し指でトリガーを引くとダスト容器のフタが開き、ワンアクションでゴミを捨てられる「ごみダッシュ」機能を搭載。とりわけ、ゴミ捨て頻度の高いペットのいる家庭ではありがたい機能だろう。延長パイプを外し、ダストケース部分をゴミ箱に突っ込んでトリガーを引けば、ゴミの舞い上がりも抑えられる。ダストカップは簡単に取り外して水洗いも可能

 

正当進化を遂げた日立の意欲作

1.7kgの軽量ボディはそのままに、吸引力が約20%向上した「PV-BH900K」。パワフルな吸引力でカーペット上のゴミも取り逃さないうえ、自走式ヘッドと「シンクロフラップ」の効果により、ヘッドが床に張り付き、重さを感じる場面もなかった。バッテリー単体での充電ができるとなおよかったが、総じて軽く、パワフルで、使いやすいコードレススティック掃除機に仕上がっていた。完成度の高いコードレススティック掃除機を探しているのなら、選択肢の筆頭にあがってくるのは間違いない。

 

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パワフルで軽い使い心地! ごみ捨てもラクなコードレスクリーナー「R12 DB」

工機ホールディングスジャパンは、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」から、コードレスクリーナー「R12 DB」を発売しました。税別価格は4万3200円。

 

同製品は、コンパクトボディで軽い使い心地が特徴の、10.8Vのコードレスクリーナー。ターボモード時の吸込仕事率は45Wと、パワフルな吸い込みが可能です。

 

ノズルと延長管を除いた本体は800gと軽量で、ハンディとしても使用可能。

 

標準モードで約15 分間、エコモードでは約28分間作業可能です。

 

ダストケースを外し、ダストスクレーパを引っ張るだけで、、ケース奥のごみを簡単に排出できます。

完成度高いな! ゴミ収集・モップ洗浄も全自動のロボット掃除機「Roborock S7 MaxV Ultra」を使った本音をレポート

世界累計販売台数1000万台以上(2021年12月末時点)を誇る中国のロボット掃除機メーカー、Roborock(ロボロック)から、最新モデル「Roborock S7 MaxV Ultra」(実売価格21万7800円・税込)が発売された。水拭きモップの洗浄と、水拭きに必要な給水を自動化し、さらに、吸引したゴミも自動収集する「3way全自動ドック」を採用したロボロック渾身のフラッグシップモデルだ。実際に掃除を行いながら、その完成度の高さを確かめていこう。

↑Roborock S7 MaxV Ultraは全国のヤマダデンキ各店舗とヤマダウェブコム、ロボロック・ジャパンのダイレクトショップで販売

 

モップ洗浄・給水・ゴミ収集まで行う「3way全自動ドック」

ロボット掃除機を導入する理由は、ひと言で言えば「ラクだから」だろう。重い掃除機を片手に家中を歩き回る必要はなく、人間がやることと言えば、スタートボタンを押すことだけ。スケジュール機能を使えばそれさえ不要で、時間になると、「さあ、やりましょうかね」という具合に掃除をスタートしてくれる。

 

最近では、ゴミの吸引掃除に加え、水拭き掃除も行ってくれるロボット掃除機が増えているが、汚れた水拭きモップのお手入れが必要なうえ、掃除開始前に給水タンクに水を補充したり、ダストカップに溜まったゴミを捨てたりと、すべてを“おまかせ”するわけにはいかなかった。いくら「ラクだから」と言っても、まだまだ人間によるサポートが必要だったわけだ。

 

が、しかし、である。ロボロックの最新モデル「Roborock S7 MaxV Ultra」は、ゴミ吸引と水拭きを同時に行う1台2役の機能を備えるのはもちろん、水拭きモップの洗浄と、水拭きに必要な給水を自動化し、さらに吸引したゴミも自動収集する「3way全自動ドック」を採用。掃除が終了するたびに人の手でモップを水洗いする必要がないうえ、水拭きに必要な水をドックの清水タンクから本体に自動給水し、さらに、本体のダストボックスからゴミを自動収集してくれる。掃除前の「準備」や掃除後の「お手入れ」の手間を大幅に削減できるのだ。

↑「Roborock S7 MaxV Ultra」最大のアピールポイントである「3way全自動ドック」。タンクは左から、水拭きモップの自動洗浄で汚れた水を溜めておく汚水タンク、水拭きモップの自動洗浄や、水拭きに必要な給水に使用するキレイな水を溜めておく清水タンク、本体のダストボックスから自動収集したゴミを溜めておく紙パック式のゴミ収集ボックスとなる。本体の充電速度が従来モデル比で30%速くなり、約4時間半でフル充電できるのも見逃せないポイントだ

 

水拭きモップの自動洗浄性能をチェック

本機の水拭きモップ洗浄の基本的なメカニズムは、毎分600回転する洗浄ローラーで汚れを落とすというが、汚れが付いた水拭きモップは本当にキレイになるのだろうか? 擬似汚れとして墨汁を床にたらし、実際に確かめてみたところ、キレイに汚れを水拭きしてドックに戻り、自動で洗浄。水拭きモップを見てみると、真っ黒な墨汁がしっかり落ちていた。

↑自動洗浄された水拭きモップを見てみると、なるほど、真っ黒な墨汁汚れがしっかり落ちていた。これなら人の手で水拭きモップを洗い直す必要はないし、「3way全自動ドック」には約60日分のゴミを溜めておけるので、ゴミ捨ての頻度が大幅に減るのは間違いない。まさに至れり尽くせりだ

 

水拭き掃除については、最大3000回/分の高速振動モップと600gのモップ加重で、床に付着するベトベトした汚れまでしっかり取り除いてくれる。本機は一般的なロボット掃除機よりも少し本体が重い印象を受けたが、この“重さ”が600gのモップ加重を生み出しているのだ。検証では、墨汁を床の上にたらし、ドライヤーを使って乾燥させ、ベタついた汚れを再現。水拭き掃除の結果は期待以上で、1度の走行で、ベタついた汚れをキレイに拭き取ってくれた。

【動画】水拭き性能の検証

 

↑水拭きモップの洗浄タイミングは、10分から5分間隔で50分まで、9段階で設定できる。いつでもキレイな水拭きモップで清掃したい場合は、洗浄タイミングを短く設定するといいだろう

 

吸引性能はどうだろう? 小さなゴミに見立てた小麦粉と、大きなゴミに見立てシリアルを、1度の走行でしっかりと吸引。同じ場所を何度も走行することなく、効率的に清掃を行う「Roborock S7 MaxV Ultra」だが、この吸引力ならゴミを取り逃す心配はなさそうだ。

 

【動画】吸引力を検証

↑約60日分のゴミを溜めておける容量2.5Lの紙パック。0.3μm以上の微粒子(花粉)を99.7%捕らえる高性能な紙パックを採用しており、排気がキレイなのもうれしいポイント。1点気になったのは、ダストボックスからゴミを吸引する際の運転音。「ブオーン」とそれなりに大きな音がするので、テレビ鑑賞時や就寝中などには少し気になるかもしれない

 

↑「おやすみモード」で時間を設定しておけば、掃除後のゴミの自動収集が行われないようにすることも可能。夜間に掃除を行う際など、音を立てたくない時に利用するといいだろう

 

障害物を認識・回避しながら効率的に清掃

ロボット掃除機としての“賢さ”も確認していこう。「Roborock S7 MaxV Ultra」は、毎分300回転し、周囲を360°スキャンする高性能なLDSレーザーセンサーを備えており、素早く正確に部屋のマップを作成するとともに、顔認証技術を応用して物体との距離や形状を判断する「ストラクチャードライト&カメラ」と、物体を画像でとらえる「RGB カメラ」の2種類のカメラを搭載。

 

8種類(履物、コード、電源タップ、布類、ペットの排泄物、扇風機などの台座、体重計、ちりとり)の障害物に加え、5種類(ベッド類、複数人がけのソファ類、テレビスタンド、ダイニングセット、洋式トイレ)の家具を認識・回避する。また、そのほかの障害物や家具も「その他」として認識し、回避しながら効率的に掃除を行ってくれる。

↑LDSレーザーセンサーは、本体天面の突起部に搭載されている。レーザーを活用するため、遮光カーテンを閉めたような暗い部屋でもきちんとマッピングしてくれる。また、本体前面や底面には、カーペット認識センサーや落下防止センサーなどを装備。全24種/32個のセンサーを活用し、障害物や段差など、部屋の環境をしっかりと見極める仕組みだ

 

↑本体前面に、「ストラクチャードライト&カメラ」と「RGB カメラ」を搭載。これらのカメラがとらえた情報をAIで解析し、スリッパやコードなど8種類の障害物に加え、ベッドやソファなど5種類の家具を認識・回避する

 

↑カメラの下には「LEDフィルライト」を装備。掃除中、周囲が暗くなると自動で点灯する。カーテンを閉め切った部屋や、ベッド、ソファの下などの暗い場所でも、しっかりと障害物を認識・回避してくれた

 

エリアごとに規則正しく効率的に清掃

まずはリビング、次にダイニング、最後はキッチンといった具合に、エリアごとに掃除を進めることも可能だ。エリアごとに最初は外周を掃除し、その後内側を掃除していく。障害物として置いたスリッパと体重計を涼しい顔で回避しながら、同じ場所を何度も走行することなく、直線的に規則正しく、効率的に掃除を行うのが印象的だった。

 

1LDKのフロアを掃除させてみて印象的だったのは、ムダな動きがほとんどないこと。エリアごとに外周を掃除後、内側を直線的に走行して掃除を進めていく。部屋の隅々まで効率よく、スピーディに掃除していく納得の仕事ぶりだ。

【動画】動きを早送りでチェック

 

なお、回避した障害物は、専用のスマートフォンアプリ「Roborockアプリ」(Android/iOS対応)のマップ上にアイコン表示され、タップすると、「Roborock S7 MaxV Ultra」のカメラが撮影した障害物の画像を確認できる。床の上に多少物が落ちていても、これなら安心して掃除をまかせられそうだ。

 

このほか、カーペットを感知すると水拭きモップが自動的に5mmリフトアップする機能、カーペットを避けて掃除する機能もある。カーペットを濡らす心配がないのもうれしい。

↑毛足4mm未満のカーペットを掃除する際には、水拭きモップを自動で5mm持ち上げ、ゴミの吸引のみを行う「自動モップリフトアップ」モードを選択できる。また、毛足4mm以上のカーペットを掃除する際には、「カーペット自動回避」モードが選択可能だ

 

驚くほど“手のかからない”ロボット掃除機

床掃除を自動化できるロボット掃除機だが、頻繁にゴミ捨てが必要だったり、水拭きモップを毎回手洗いしなければならなかったりと、すべてを“おまかせ”するわけにはいかなかった。その点、「Roborock S7 MaxV Ultra」は、水拭きモップの洗浄を自動化し、水拭きに必要な給水も自動化。さらに、吸引したゴミも自動収集してくれるとあって、床掃除のほぼすべてをおまかせすることができた。

 

また、障害物を回避しながら効率的に掃除を行う“賢さ”や、スマートフォンアプリとの連携による使い勝手のよさなど、ロボット掃除機に求められるものすべてがしっかり網羅されていた。気になるところと言えば、本体のダストボックスからゴミを吸引する際の、「ブオーン」という運転音くらいだろうか。掃除や掃除機のお手入れなどに費やしていた時間を、家族との時間や趣味の時間に使える喜びは大きい。せっかくロボット掃除機を導入するのなら、心と時間にゆとりをもたらしてくれる、「Roborock S7 MaxV Ultra」のような“手のかからない”1台を選びたいものだ。

掃除機は軽く、シンプルなのがいい。1.4kg、2万円台のダストパック式モデルがツインバードより登場

ツインバードは「コードレススティック型クリーナー TC-E264B」を10月6日に発売します。実売予想価格は2万8800円(税込)。

↑サイズは約W235×D135×H1050mm、質量は約1.4kg(本体+延長管+パワーブラシ)。充電時間は約2.5時間で連続使用時間は強モード約7分、自動モード約30分。集じん方式はダストパック式で、集じん容量は約0.25L

 

1.4kgの軽量ボディで小回りがきくシンプルモデル

ツインバードは2021年に創業70周年を迎え、リブランディングを発表。「匠プレミアム」「感動シンプル」の2つのブランドラインを立ち上げました。「コードレススティック型クリーナー TC-E264B」は、「本当に必要なものだけがくれる感動と快適を長く提供する」というコンセプトの「感動シンプル」ラインからの発売です。

 

本機は1.4kgの軽量ボディに加え、自走式で軽い力で前に進むのが特徴。独自の関節ジョイント構造とボールキャスターを搭載したヘッドにより、小回りの利く動きが可能。フルフラットにもなるため、ベッドの下などのお掃除も便利とのこと。

使い捨ての抗菌ダストパックは、微細な粉末を99.6%キャッチする不織布素材を使用。ワンタッチでゴミ捨てが可能なラクステ機能を搭載し、ホコリの舞い散りを抑えて、不快感を軽減するといいます。

ゴミを検知すると自動でパワーアップするゴミセンサーを搭載。自動モード運転時、ゴミを検知するとパワーアップし、ハンドル部分のLEDライトが赤く光るので、ソファの奥など見えない場所のゴミも掃除できるとのこと。3万円を切る手ごろな価格で軽量かつ取り回しが良く、ゴミの舞い散りも少ないダストパック式ということで、世代を問わず便利に使えるはず。シンプルな掃除機を求めている方は、ぜひ注目してみてください。

効果は99%!? 東芝クリーナーが「毛絡み問題」を解決したシンプルな方法とは

いまはコードレススティッククリーナーの戦国時代。多くのメーカーが、毎年新機能を搭載した製品を発売しています。そんななか、東芝ライフスタイルもコードレスクリーナーの新製品4モデルを発表。9月より順次発売しています。正直、ダイソンなどと比べるとあまり話題にならない東芝のクリーナーですが、体験会にてフラッグシップモデルVC-CLX51を中心に実機をチェックしてみたところ、パワー、軽さ、使いやすさのバランスが非常に良い! 以下で詳しく見ていきましょう。

↑22年度のコードレスクリーナー新製品。左から最上位機種となる「VC-CLX51」(実売価格8万2280円・税込 以下同)が2台、軽さを追求した「VC-CLW31」(実売価格6万5780円)、軽さと使い勝手の良さを両立した「VC-CLW21」(実売価格5万3110円)、コストパフォーマンスに優れた「VC-CLS11」(実売価格4万3780円)。VC-CLS11のみ10月発売予定です

 

ブラシに横糸を編み込んで毛絡みを防ぐ!

最上位機種であるVC-CLX51は、パワフルな吸引力が特徴のコードレススティッククリーナー。今回発表された4製品のなかで一番重量があるモデルですが、延長管やヘッドを装着した標準質量は1.5kg。これは、他社メーカーなら「軽量タイプ」といわれる軽さです。

↑最上位機種となるVC-CLX51。カラーはボルドーブラウン(写真)とシャイニーシルバーの2色。本体サイズは幅228×奥行き180×高さ1070mm、質量1.5kg。バッテリー持続時間は標準モードで約35分、強モードで約10分

 

↑VC-CLX51でカーペットにべったりと張り付いた綿毛の細かな繊維を掃除。綿毛は掃除が難しい素材ですが、一往復でほぼキレイになりました。自走式なので軽い力で操作できるのも魅力です

 

最上位機種ならば、掃除性能が高いのは当たり前。新製品はパワフルなだけではなく、さまざまな部分で使いやすさが向上しています。そのひとつが「からみレスブラシ」を内蔵した「からみレス自走ヘッド」の採用。高機能コードレスクリーナーのほとんどは掃除性能を向上させるためにヘッド内部に回転ブラシを内蔵していますが、回転ブラシがあると長い髪の毛がブラシに絡まるという問題が発生します。掃除のたびに髪の毛を除去するのは意外と面倒な作業。そこで近年は、円すい形のブラシを採用するなど、複数のメーカーが「ブラシに毛が絡まらない機能」に力を入れています。今回の新製品で東芝は、「からみレスブラシ」の搭載により、この「毛絡み問題」に対応しました。

 

東芝の「からみレスブラシ」の仕組みは非常にシンプル。なんと、コシのある植毛ブラシの中央部分を横断するように、横糸を編み込んでいるだけです。この横糸があるおかげで、ブラシに絡んだ髪がブラシ根元まで入り込まず、ブラシの回転とともにブラシから外れやすくなるといいます。

↑黒いブラシ毛に見える白い糸が横糸の一部。絡んだ毛は横糸より下に入り込みません

 

実際に疑似髪ゴミで試したところ、昨年モデルのブラシにはビッシリと巻き付いていた髪が、「新からみレス自走ヘッド」のブラシにはまったく絡まっていませんでした。東芝によると、「からみレスブラシ」非搭載のヘッドと比較するとなんと99%も(!)絡みつきにくくなっているといいます。

 

この「からみレスブラシ」は、最上位機種のVC-CLX51だけではなく、今回発売されたすべてのモデルに搭載されます(ただし自走ヘッドはVC-CLX51のみ)。

↑昨年モデルで疑似髪ゴミと綿毛を混ぜた床を掃除したところ、ブラシ中央付近に赤い髪ゴミがビッシリと巻き付いているうえ、所々に綿もくっついています

 

↑「新からみレス自走ヘッド」で同じゴミを掃除。髪も綿毛もブラシに絡まっていないのがわかります

 

フィルターレスになってメンテナンスが簡単に

最上位機種だけの新機能として、フィルターレスダストカップが搭載されました。サイクロン式の掃除機のほとんどは、ゴミを空気と分離するサイクロンユニットのほかにプリーツ式フィルターを内蔵しています。このプリーツフィルターには超微細なゴミが付着し、掃除をさぼると目詰まりして吸引力が落ちる原因になるため、定期的な掃除が必要。しかも、水洗いした場合は日陰で24時間乾燥させる必要があるなど、お手入れが面倒なパーツでした。

↑従来モデルまでダストカップ上部に搭載されていたプリーツフィルター。左が未使用、右が使用後で、使用後のほうには微細ゴミがビッシリと付着しています

 

そこで、VC-CLX51のフィルターレスダストカップは超微細ゴミまで分離する「ミクロトルネード分離」機能をサイクロンユニットに搭載し、プリーツフィルターを省略。これにより、フィルターの目詰まり問題も解消されました。

↑プリーツフィルターがなくなったVC-CLX51のダストカップ(写真左)と、昨年モデルVC-CLS2のダストカップ(写真右)

 

東芝のコードレススティッククリーナーといえば、ダストカップのなかでゴミをギュッと圧縮するのも特徴。最上位機種のVC-CLX51はゴミを約1/4、それ以外のモデルは約1/3まで圧縮します。ゴミが小さくなることでゴミ捨て回数が減らせるうえ、ゴミがバラバラになりにくく捨てやすいというメリットもあります。

↑サイクロンの力でゴミを分離するだけではなく、小さく圧縮します

 

本体から分離できるLED照明が付属

このほかの新機能として、VC-CLX51は本体から分離できるLED照明「ピカッとライト」も付属します。ヘッドや本体にLEDを搭載し、掃除する先を照らしてくれる掃除機は従来もありましたが、照明部分が取り外せるのは珍しい仕様です。状況に応じて、ヘッド根元や本体に直接装着することができます。

↑下のパーツが「ピカッとライト」。LED部分のみ分離でき、本体に直接装着したり、延長パイプの先に装着したりすることができるようになりました

 

↑写真のように本体に直接装着できるほか、床用ヘッドの根元に装着することも可能。使い分けできるのは便利です

 

突出した機能はないけれど全体の完成度は高い

VC-CLX51は最新の驚くような機能はありませんが、実際に使ってみるとパワー、軽さ、使いやすさのバランスが非常に優れた製品だと感じました。新製品は毛絡みがなくなり、フィルター掃除も不要になったことで、メンテナンスの面倒がなくなったのも魅力です。ゴミの捨てやすさなど、細かな部分にも使いやすさを考えたこだわりを感じられました。

↑東芝のコードレスクリーナーはバッテリーに直接プラグを挿して充電します。バッテリーは本体に装着した状態でも、外した状態でも充電可能。バッテリーだけコンセント近くで充電できるのは便利です

 

また、発表された4モデルのうち、最上位モデルVC-CLX51以外で注目したいのは、「VC-CLW31」。こちらは延長パイプにカーボンを使い、標準重量を1.0kgまで落とした驚異の超軽量モデル。吸引力はVC-CLX51には及びませんが、サブクリーナーとして活躍してくれそうな製品です。

↑超軽量モデルのVC-CLW31。本体サイズは幅230×奥行き150×高さ993mm、標準質量1.0kg。連続運転時間は標準約30分、強約8分

 

↑VC-CLW31でカーペットに貼り付けた綿毛を掃除。一往復ではゴミが残っているところもありますが、超軽量モデルとしてはなかなか優秀な結果。フローリングがメインの家庭ならメイン掃除機としても使えそうです

 

 

3万円台の「ルンバ i2」で編集部員のQOLが爆アガり! NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、ロボット掃除機のルンバ i2をご紹介!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【ルンバ i2】 同社史上最高のコスパを誇るエントリーモデル

私が紹介します!

本誌家電担当

金子麻衣子

家電担当新任。ロボット掃除機は以前から興味はあったが購入に踏み切れず。今回「ルンバi2」で初めて体験して感動!!

最近、本誌で家電担当に加わった金子は、実はルンバを使うのが初めて。同様に興味はあるが品質に不安ありという人にこそ、リーズナブルながら効率的な清掃を叶える本機は最適と語る。

 

「e5と比べるとスペックが格段に向上していますが、価格は据え置きでお買い得。ロボット掃除機は吸引力が不安という人や、価格のハードルで購入を悩んでいる人は、ぜひ一度お試しあれ。出先からアプリで遠隔設定し、帰ってきたら掃除が終わっているのは感動モノ。壁際や部屋の隅までしっかり掃除してくれて、アプリ内のClean Mapで掃除済みエリアを確認するのがいまや毎日の楽しみです。常に部屋がキレイで気分スッキリ、時間を有効活用できるのでQOLも爆アガり!!」(金子)

 

同価格帯で比類なき清掃能力を誇りロボット掃除機デビューに最適(金子)

【ロボット掃除機】

2022年7月発売

アイロボット

ルンバ i2

アイロボットストア価格3万9800円

清掃パターンやアプリの使い勝手などが進化した、新世代エントリーモデル。独自の清掃システムを搭載し、ブラシで部屋の隅のゴミまでかき出してパワフルに吸引する。別売で、ダスト容器のゴミを自動排出して紙パックに取り込むクリーンベースにも対応。

↑髪の毛が絡まりにくいゴム製のデュアルアクションブラシを搭載。2本が逆回転することで、床に密着しながらゴミを取り除く

 

↑従来機のe5ではランダム走行だったが、本機ではコの字を描く効率的な走行方法に進化。ゴミの取りこぼしを防ぎ、バッテリー消費も少ない

 

ヒットアナリティクス

“一家に1台”を実現する清掃力と価格設定

ルンバを購入する際にハードルとなっていた性能や価格面の不安を解消すべく、誕生したのが「ルンバ i2」。「ルンバ e5」と比べて吸引力は2倍に、アプリとの連携機能も充実しつつルンバ史上最安価(※)とあって話題性抜群。“一家に1台ルンバ”が常識となる日も近そうだ。

※:カタログ掲載モデルでの市場投入時価格として

 

新旧スペック比較表

↑部屋のマッピングやナビゲーションシステムが進化し、複数の部屋を効率的に掃除。吸引力も倍増され、ゴミをより取り逃しにくくなった

 

ルンバ初心者の家電担当・金子が使ってみました!

設定から掃除までがとにかく簡単で驚き! 散らかりがちな子ども部屋やLDKをタイミングを見計らって掃除しないと……というストレスから解放されました。名付けもできるので愛着が湧き、いまやすっかり金子家の一員です。

 

↑従来は都度、持ち上げて掃除していた遊具の下、寝転ぶような態勢で掃除機がけをしていたソファの下もお任せ。階段の段差も認識し、頼りになる!

 

ご近所が気になる日本仕様! ケルヒャー高圧洗浄機に体感音50%カットの「水冷式サイレントシリーズ」新モデル登場

高圧洗浄機の国内シェアNo.1を占めるケルヒャーから、駆動音を大幅に抑えた新モデルが発表されました。オンライン発表会で明かされた、静音化の秘密をレポートします。

 

「高圧洗浄機はうるさい」というイメージを払拭したい

ケルヒャー ジャパンのオンライン発表会では、9年ぶりにフルモデルチェンジした高圧洗浄機の静音モデル「水冷式サイレントシリーズ」3モデルがリリースされました。

グレードアップされたポイントは、ズバリ静音性。オンライン発表会で同社のマーケティング&プロダクト本部の本部長・朝喜譲二さんは、日本の消費者が高圧洗浄機に対して抱くイメージで、最も多いのが「高圧洗浄機はうるさい」ということだったと言います。

 

「2019年に行った調査によると、高圧洗浄機の購入時に気になることとして、日本独自の特徴が見られます。最も多くの声が上がったのが、音=騒音に対する懸念です。特に近隣住民への配慮という点が挙げられています」

 

日本の住環境を考えると、一般的には一軒一軒の距離が近く、高圧洗浄機の騒音がご近所迷惑にならないか、心配になるのも納得です。同様に購入時の気になる点として挙げられたのが、「重くて取り回しが悪そう」や「近隣へ水ハネで迷惑をかけてしまう」のほか、「使用後の収納スペース問題」だったといいます。

 

「こうした日本独特の問題を理解したうえで、当社は2008年から、日本の環境に合わせ、音の静音化に注力したモデルを開発してきました。そして今回の新製品は、その集大成なのです」(朝喜氏)

 

ダンパーや吸音材を配置して体感音を50%カット

3モデルの新製品は、いずれもパワーアップした「サイレントテクノロジー」が搭載されています。

 

最も特徴的なのが、従来から採用されている水冷式のインダクションモーターを採用している点です。モーターの駆動に伴う発熱を、吸水口から取り込んだ水を使って高効率で冷やします。モーター周囲をぐるりと巡った水は、高圧で吐出されます。

↑水冷式のインダクションモーターを採用

 

インダクションモーターは、回転体であるローターがブラシ等に接触しないうえ、水冷式によって安定したトルクを生み出して静音化に寄与しますが、この点は従来モデルと同様。今回の新モデルでは、従来機よりもさらに音圧レベルを10%(10dB)低減させ、体感音を50%カットしています。それを実現したのが、モーターの振動を抑えるゴム製ダンパーや本体内の吸音材、そして音を外に漏らさない本体カバーです。

 

強力に駆動させるほど、モーターは前後左右や上下に振動するもの。その際にモーター自体からノイズが発生したり、その振動が本体のボディに伝わったりすることで振動音が発生します。そのため、ゴム製のダンパーをモーター固定部にかませることで、振動と音を抑えます。

 

さらに本体の内側に張り巡らせた吸音材と、音を漏らさない本体カバーによって、従来機よりも体感音を50%カットすることに成功しました。

↑モーターの下に配置したゴム製のダンパーにより、モーターの振動ノイズを軽減。本体背面側の全体には吸音材を配置して、さらに音を抑える

 

コンパクトな収納と使い勝手の良さを両立

高圧洗浄機の騒音以外の懸念点として挙げられた、「収納」と「使い勝手」の面はどうでしょうか?

 

3モデルともトリガーガン、ノズルなどのアクセサリーを本体背面に収納できます。また、高圧ホースや電源コードは、同じく本体背面に配置されたリールにくるくると巻き付けられます。スッキリと収納できるうえに、アクセサリー交換がスムーズに行えます。また3モデルともタイヤを備えているので、キャリーケースのようにコロコロと転がして、ラクに移動できます。

↑アクセサリーや高圧ホースを本体背面に格納し、スッキリと収納できる

 

戸建てからマンションまで、それぞれ適した3モデルをラインナップ

「水冷式サイレントシリーズ」は、もっともパワフルな「K 5 プレミアム サイレント」から、「K 4 プレミアム サイレント」、「K 3 サイレント プラス」の3モデルをラインナップしています。

↑3モデルをラインナップする「水冷式サイレントシリーズ」

 

最大吐出水量が毎時430Lと、もっともパワフルなのが「K 5 プレミアム サイレント」。実売予想価格は7万9800円(税抜)。

 

「K 5 プレミアム サイレント」は、3モデル共通で付属する「トリガーガン」のほか、5つの洗浄モードを切り替えられる「5in1 マルチパワージェット ノズル」を付属。広いテラスもラクに掃除できる「テラスクリーナー T 7 Plus」も同梱します。

↑水冷式サイレントシリーズの最上位機「K 5 プレミアム サイレント」

 

↑水流のモードを5つから選択できる「5in1 マルチパワージェット」

 

↑ パワフルな洗浄力と、「テラスクリーナー T 7 Plus」を備えた「K 5 プレミアム サイレント」は、広いバルコニーや駐車場のある一戸建て住宅での使用に適している

 

最大吐出水量が毎時400Lの中位モデル、「K 4 プレミアム サイレント」の実売予想価格は6万2800円(税抜)。

 

アクセサリーは、「トリガーガン」と「サイクロンジェットノズル」、「デッキクリーナーPS 30 Plus」を付属します。特に、ブラシとスクレーパーを備えた「デッキクリーナーPS 30 Plus」は、高圧洗浄とブラシで汚れを念入りに落とせるうえ、スクレーパーで仕上げに水切りできるのが便利です。

↑「K 4 プレミアム サイレント」

 

↑デッキブラシ形状で水切りもできる「デッキクリーナーPS 30 Plus」

 

最大吐出水量が毎時400Lの「K 3 サイレント プラス」は、最もコンパクトかつリーズナブル。実売予想価格は3万3800円(税抜)。「トリガーガン」「バリオスプレーランス」「サイクロンジェットノズル」を付属します。

 

本機でユニークなのが「洗浄剤タンク」を同梱している点。これは、マンションなどの集合住宅のベランダ掃除を想定したもの。ベランダに水栓がなくても、このバケツに水を入れることで、本体に水を供給できるのです。

↑「K 3 サイレント プラス」

 

ケルヒャーが、日本人のニーズに合わせて開発した新たな「水冷式サイレントシリーズ」。より静かに、より気軽に使えるようになった高圧洗浄機なら、近隣に迷惑をかけることなく、自宅やクルマを気軽にキレイにできますね。

 

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「カーペットしっとり」の不安ナシ! 全部入りロボット「S7 MaxV Ultra」が「最先端の水拭き」を披露

自動ゴミ吸引ドックが付属したり、ペットの排泄物を回避したりと、ロボット掃除機がどんどん高機能でゴージャスになっています。面倒な家事を機械に任せて人間は余った時間を自由に楽しむ、そんな「時産家電」の代表格であるロボット掃除機の進化が止まりません。

 

中国のロボット掃除機メーカー・Roborock(ロボロック)もその一つ。早くから水拭き機能や障害物回避機能を搭載してきた同社ですが、このほど新発売したフラッグシップモデル「Roborock S7 MaxV Ultra(ロボロック エスナナ マックスブイ ウルトラ)」(実売価格21万7800円、税込・以下「S7 MaxV Ultra」)は全部入り・何でもありの、究極のほったらかし掃除機へと進化を遂げています。

↑「Roborock S7 MaxV Ultra S7  MaxV Ultra」。本体サイズは直径35.3×高さ9.65cm、重量約4.7kg、3way全自動ドックのサイズは幅42.2×奥行50.4×高さ42.0cm、重量8.5kg。価格は価格21万7800円(税込)

 

モップへの自動給水と自動洗浄機能を搭載

新製品の最大のポイントは充電ドックが3wayになったこと。従来のフラッグシップモデル「S7 MaxV Plus」はロボット掃除機本体がドックに戻ってきた時にゴミを自動吸引する機能しかありませんでしたが、「S7 MaxV Ultra」では本体裏に搭載した水拭きモップへの自動給水と、水拭きモップの自動洗浄機能も搭載しているのです。

 

自動吸水は、ドックのタンクに水を入れておけば、スタート前に本体のタンクに給水し、モップを自動で濡らす機能。水拭き中に本体の水量が少なくなったら自動でドックに戻り、再給水して水拭き掃除を継続します。

↑ドック中央の水タンクからロボット掃除機本体の水タンクに自動的に給水する

 

↑充電するときにはカメラがある前向きにドックに入っていくが、水タンクは本体後方にあるため、給水時には自動的にバックして入っていく

 

モップの自動洗浄では、水拭き掃除終了後、または掃除中に自動的にドックに戻り、毎分600回転するブラシでモップの汚れを洗浄します。モップ洗浄のタイミングは、10~50分の間を5分刻みで9段階に設定できます。汚れの酷い場所は頻繁にドックに戻ってモップをキレイにして再度掃除する、それほど汚れていない場所は1~2回程度にモップ洗浄を抑えて掃除の時間を短縮化する、ということができるのです。なお、モップ洗浄で汚れた水は汚水タンクに吸い上げるので、洗浄機構はキレイに保てます。

↑ドックの奥に搭載したブラシが横に動いて水拭きモップを自動洗浄。設定により、ユーザーの好きなタイミングで水拭きモップを自動洗浄できる

 

↑右側が紙パック式ゴミ吸引機構。中央が水拭き掃除用の給水タンク、左側がモップ洗浄後の汚水を入れるタンク

 

ゴミの自動収集機能に関しては、既存モデルはサイクロン式と紙パック式の2種類から選べましたが、新製品は紙パックのみ。2.5Lの紙パックで約60日分のゴミを収集できます。高性能な紙パックを採用しており、0.3μmまでの微粒子を99.7%吸引して排気もきれいとしています。なお、3way全自動ドックは既存機種より本体への充電時間が30%短縮されており、広いエリアを掃除する場合に時短が図れます。

 

マイクの新搭載で双方向通話が可能に

新製品では新たに双方向通話機能が搭載されました。もともと、本体には音声案内用にスピーカーが搭載されており、外からスマホを使って家の中の家族に話しかけることはできたのですが、マイクがなかったため、一方通行の通話でした。その点、新製品では、ロボットにマイクを搭載することで双方向の通話が可能となったのです。スマホ側からは本体前方に搭載されたカメラを使って室内の様子をリアルタイムで見ることも可能。動画や画像は本体にもクラウドにも保存されないため、セキュリティ面で安心できます。なお、掃除機本体にLEDライトが搭載されているので、暗闇の室内でも確認可能です。

↑カメラとマイクを搭載したことで、見守り機能と双方向通話が可能に

 

↑ロボット掃除機本体のカメラで写した動画をスマホでリアルタイムで見ることができる

 

合計13種類の障害物を認識して回避する

ロボット掃除機本体の基本性能は「S7 MaxV/ S7 MaxV Plus」を継承しています。吸引力は5100Paで下位モデル「S7+/S7」の約2倍。2眼カメラによる第2世代の障害物認識・回避性能は床にある物体を素早く正確に認識し、スリッパや電源タップ、ペットの排泄物など8種類の障害物、ベッドやソファ、ダイニングセットなど5種類の家具を判別してアプリ上に表示します。認識した家具はマップ上にアイコン表示で残るので、スマホの画面で家具をタップすると、その家具の周囲だけをピンポイントで掃除するという設定も可能になります。

↑「S7 MaxV Ultra」の裏面。掃除性能は「S7 MaxV/ S7 MaxV Plus」と同じ

 

↑ストラクチャードライトとレシーバカメラで物体の形状と物体までの距離を判断し、RGBカメラで物体の特徴をとらえる

 

↑2つのカメラで捉えた床上の物体をAIで分析して合計13種類の障害物を特定。回避するとともにスマホアプリ上に障害物を表示する

 

↑カメラで認識した物体はスマホ上に表示され、同時に写真を撮影するので、スマホで障害物の画像を確認できる。写真は体重計を認識して表示したところ

 

カーペットの上では水拭きモップを自動でリフトアップ

水拭きは、単に水を含んだモップを引き摺るのではなく、毎分最大3000回(強モード)の高速振動と600gの荷重をモップにかけて強力に拭き掃除をします。雑巾を細かく叩きつけ、上から押し付けてゴシゴシ拭くイメージです。強力モードにより、人間の皮脂やコーヒー、花粉などのこびりついた汚れも落とすとしています。

↑水拭きモップを高速で叩きつけると同時に600gの荷重をかけてゴシゴシと床磨き

 

ロボロックの水拭き掃除機能で特徴的なのが、モップの自動リフトアップ。ロボット掃除機がカーペットに差し掛かると自動的に検知し、モップを5mmほど持ち上げて水拭きを中止して、ゴミ吸引掃除のみに自動的に移行するものです。これにより、カーペットが水を含んでしっとりするということが避けられます。

↑センサーがカーペットを検知して自動的にモップをリフトアップ、水拭きをやめてゴミ吸引掃除だけを行う

 

さらに、本体天面に搭載したレーザーセンサーが部屋の間取りを正確に把握し、さらに24種32個のセンサーが家具の配置や床材を把握してキッチンやリビングなど部屋の種類までも判別するので、それぞれの部屋に適した吸引力と水拭き強度を推奨してくれます。このほか、進入禁止/水拭き禁止エリアの設定、部屋別の掃除予約・掃除モード設定、フロア別のマップ保存など、アプリにより自宅に合った掃除方法・時間等が設定可能。

↑レーザーセンサーは天面の円盤の下に搭載。これにより、部屋が暗くても間取りを正確に把握し、規則正しくジグザグに動いて効率的かつゴミの取りこぼしがないよう掃除する

 

↑床材や家具の配置から部屋の種類を自動で認識し、部屋にあった掃除を推奨する

 

↑リアルタイムの掃除ルート表示、進入禁止エリアの設定など、アプリでさまざまな設定が可能になる

 

ロボロックではフラッグシップの「S7 MaxV Ultra」と同時にミドルクラスのQ7シリーズも発売。こちらはモップが高速振動や自動リフトアップはしませんが、水拭き時の水量を30段階に調整できるのが大きな特徴です。価格はロボット掃除機単体の「Q7 Max」が9万8780円、自動ゴミ収集機能搭載充電ドック付き「Q7 Max+」が13万1780円。

 

なお、「S7 MaxV Ultra」と「Q7シリーズ」はともに、全国のヤマダデンキ各店舗とヤマダウエブコム、ロボロック・ジャパンのダイレクトショップのみの販売となります。

↑ロボロックの新プロダクトライン

 

床面が複雑化する最新の住宅事情にも対応

都内で開催された「S7 MaxV Ultra」の発表会では、インテリアコーディネーターの荒井詩万(しま)さんが登壇し、最新の住宅事情について説明しました。

 

「最近、複数の間取りをワンルームにするリノベーションや、平屋の中古・新築住宅の購入が流行っています。ロボット掃除機を導入しやすい間取りの住宅が増えているのですが、一方で、テレビ前のくつろぎスペースにはラグがあり、フロア続きのキッチンやダイニングスペースは食事関係で床が汚れているなどして、掃除が複雑になっています。ロボット掃除機のアプリで設定できるのだろうけど、複雑で使いこなせるかどうか不安という声があります」

 

その点、ロボロックの新製品なら、1台でゴミ吸引から水拭きまでができ、自動的に部屋に合った掃除をしてれくるので、最新の住宅事情に対応してくれると評価しました。

↑インテリアコーディネーターの荒井さんは、ロボロックの新製品が最新の住宅事情にマッチしていると評価

 

カーペットを敷いている、畳の部屋があるからと、水拭き機能搭載ロボット掃除機の購入を諦める人は多いけど、床の種類を判別して水拭きあり/なしを自動で設定する「S7 MaxV Ultra」であれば、ロボット掃除機購入のハードルを大きく下げてくれそうです。掃除したゴミの処理はおろか、給水やモップ掃除の手間も省かれるわけで、人間がやるべきなのはロボット掃除機の動く通路の片付けだけ。まあ、その片付けと価格のハードルがもっとも高いかもしれませんが(笑)いつも片付いていてゴミもなく、床の汚れもない家で毎日くつろげることを考えれば、超えられないハードルではないのかもしれません。

ダイソンが「ペットの毛」対策に本気出した! 新ヘッド搭載クリーナーと直接かきとるツールを発売

ダイソンは新しいMotorbarクリーナーヘッドを搭載したコードレスクリーナー「Dyson V12 Detect Slim Complete」(直販価格10万2300円・税込)8月24日から発売します。

↑Motorbarクリーナーヘッド(後述)を装着した状態のDyson V12 Detect Slim Complete

 

毛絡みを自動で解消するMotorbarクリーナーヘッドが付属

↑スタッフさんが用意した粉ゴミで書いた文字を、容赦なく吸い取る様子。このあと跡形もなく吸引できました

 

「Dyson V12 Detect Slim Complete」には、通常のLaser Slim Fluffyクリーナーヘッドに加えて、新しいMotorbarクリーナーヘッドが付属します。このMotorbarクリーナーヘッドには、絡まる毛をほどく櫛(くし)から着想を得たコーム型のブレードを搭載。らせん状に配置されたブラシに絡まる毛をほどき、自動で犬、猫、人間など様々なタイプの毛絡みを解消するとのこと。強力な吸引力を組み合わせることで、毛絡みを解消しながら、カーペットやフローリング、畳など、さまざまな床タイプを掃除し、大きなゴミや微細なホコリまで同時に除去するといいます。

↑Motorbarクリーナーヘッド

 

↑ブラシを外した状態Motorbarクリーナーヘッド。黄色で囲んだ部分が絡まる毛をほどくためのコーム型ブレード

 

ペットのベッドやソファ、車内の掃除に適した毛絡み防止スクリューツールも付属。円錐型のブラシバーが搭載されており、直径が長い方から短い方へ回転しながら移動させることで、毛が絡むことなくクリアビンに吸い上げられるとのこと。

↑円錐型のブラシバーを搭載した毛絡み防止スクリューツール

 

別売でペット向けのグルーミングツールも同時発売

このほか、直販限定の別売でペット向けのグルーミングツール(販売名称は「ペットグルーミングキット」で、直販価格8800円・税込)を同時発売。同ツールはペットをブラッシングしながら抜け毛をすばやく吸い込み、ペットの毛に付着するフケなども手軽に除去できるツールです。こちらはダイソンコードレスクリーナーの製品本体に直接取り付けるか、延長ホースを介して装着可能です。

↑Dyson V12 Detect Slimにグルーミングツールを延長ホースでセットした状態

 

グルーミングツールには364本のブラシが35°の角度で配置されており、抜け毛を捕らえながらペットの毛並みに合わせて快適なグルーミングを実現するとのこと。また、抜け毛だけではなく、ペットの毛に付着するフケやダニの死骸などをすばやく吸い込んで除去。抜け毛やフケなどはそのままクリアビンの中に捕らえられるといいます。

↑ツールの背面を押すと細かいブラシが溝の間から露出し、ペットの毛をかきとります

 

↑モデルのワンちゃんに使用

 

↑ブラシにはワンちゃんの毛がたくさん(左)。ブラシを引っ込めてクリーナーの電源を押すと、あっという間に毛が吸い込まれていきました(右)

 

ペット同伴で新製品を体験できるイベントも開催

↑二子玉川ライズ ガレリアのイベント会場

 

また、ダイソンは2022 年8 月26 日(金)~28 日(日)まで、先述の新製品を体験できるイベントを東京・二子玉川ライズ ガレリアで開催します。開催時間は平日10:00~20:00で、土・日は9:30~20:00。入場は無料。ペット同伴でも参加可能で、ペット同伴でお越しの方には無料のドッグラン、トリマーによるグルーミングサービスやポラロイド撮影サービス、SNSフォトスポットなどを展開するといいます。その他、参加者には抽選会も実施予定とのこと。興味のある方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

↑ワンちゃんのダミーでグルーミングツールを試せるスペース

 

↑ペット同伴の方が製品を試せるスペース

 

ゴミ捨ての手間を軽減! ダストボックスを分離した「セパレートコードレス」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、コードレススティッククリーナー「セパレート型コードレススティック掃除機 パワーコードレス MC-NS10K」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

セパレートコードレス

ダストボックスを分離してゴミ捨ての手間を軽減

【コードレススティッククリーナー】

2021年10月発売

パナソニック

セパレート型コードレススティック掃除機 「パワーコードレス」 MC-NS10K

実売価格6万5340円

ダストボックスを本体からセパレートした、新発想のスティッククリーナー。手元重量0.45kgの軽い操作性でスムーズに床掃除できる。クリーンセンサーが目に見えない約20μmのハウスダストまで検知し、キレイになるとライトが赤→青点灯に。

 

↑「からまないブラシ」を採用。円すい形のダブルブラシが髪の毛やペットの毛を自然に除去し、手入れの際の負担を軽減

 

↑本体をクリーンドックに戻すとモーターが起動し、本体内のゴミをドック内の紙パックに自動収集。都度のゴミ捨てが不要に。ダストボックスをなくしたことで本体のスリム化にも成功

 

【ヒットの裏付け】発売から半年間で計画の185%を記録

掃除後の手入れやゴミ捨てを負担に感じる人が多いという同社の調査結果に基づいて本機を訴求。昨年10月の発売から今年4月までの集計で販売計画の185%を売り上げている。

モップへの給水から洗浄・乾燥まで全自動化! ロボット掃除機「DEEBOT X1」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、クラファン発ロボット掃除機「DEEBOT X1 TURBO」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

DEEBOT X1

モップへの給水から洗浄・乾燥まで全自動化

【ロボット掃除機】

2022年3月発売

エコバックス

DEEBOT X1 TURBO

15万9800円

家庭用ロボット世界シェア2位の同社が発表したフラッグシップライン。5000Paのパワフルな吸引力に加え、モップへの給水から洗浄・乾燥までを自動で行う水拭きシステムを備える。独自のAI音声アシスタント「YIKO」による音声操作も可能。

 

↑中央のメインブラシと1対のサイドブラシを装備。写真下部の「加圧回転式デュアルモップ」は180回転/分で汚れを落とす

 

↑120万画素、148.3度の超広角レンズを有する高性能HDRカメラを搭載。AIが障害物を識別し、マッピングしてくれる

 

【ヒットの裏付け】モップの自動洗浄・乾燥機能に注目

モップの洗浄から乾燥までを自動化した革新性が話題に。「TURBO」はクラファンで先行販売を実施し、5400万円超で目標達成。同シリーズで自動ゴミ収集機能を搭載した最上位モデル「OMNI」も売れ行き好調だ。

モップ洗浄・給水・ゴミ収集が全自動! 21万円超のロボロック最上位モデル「S7 MaxV Ultra」

Beijing Roborock TechnologyとSB C&S株式会社は、Roborock(ロボロック)の最上位モデルのロボット掃除機「Roborock S7 MaxV Ultra(ロボロック エスナナ マックスブイ ウルトラ)」(以下「S7 MaxV Ultra」)の日本国内での取り扱いを開始。8月11日から全国のヤマダデンキ各店舗(一部店舗を除く)やヤマダウェブコムで発売のほか、Roborock Japanダイレクトでも近日発売予定です。実売予想価格は21万7800円。

「3way全自動ドック」を新たに搭載

「S7 MaxV Ultra」は、先進の「3way全自動ドック」を新たに搭載し、モップ洗浄・給水・ゴミ収集の全自動化を実現しました。水拭きモップの自動洗浄機能は、掃除中および終了時に自動でドックに戻り、毎分600回転するブラシでモップの汚れを洗浄します。モップ洗浄の間隔は、9段階(10~50分の5分間隔)で設定でき、常に清潔なモップで掃除をすることができます。また、水拭きやモップの洗浄に必要な水は、自動で給水。水拭きの度にモップを濡らす必要が無く、水拭き掃除中にロボット掃除機の水タンク水量が不足すると自動でドックに戻り給水を開始します。

 

ロボット掃除機本体のゴミも自動で収集。2.5リットルの紙パックに60日分のゴミを吸い上げ、ゴミを捨てる手間を大幅に削減します。紙パック式なので、ゴミを捨てる際にホコリが舞うのが気になる方にも安心です。また、0.3μmまでの微粒子を99.7%吸引し排気を清浄化します。さらに、3way全自動ドックは充電時間を30%短縮し、約4時間半で満充電にすることが可能です。これにより、速やかな掃除の再開を実現し、広い範囲の掃除も快適に行えるとのこと。

 

先進センサーと2種類の高性能カメラ搭載で障害物を回避するのも特徴。物体の距離や形状を判断する顔認証技術の原理を活用したストラクチャードライトとカメラおよび、画像から物体の特徴を捉えるRGBカメラの2種類のカメラを搭載。家具や小物などをAIが瞬時に分析し、位置や種類を特定します。計8種の障害物(スリッパなどの履物・ペットの排泄物・布類・電源タップ・コード・台座・体重計・ちりとり)や、計5種の家具(ベッド類、複数人掛けのソファ類、テレビスタンド、ダイニングセット、洋式トイレ)まで認識して回避するだけでなく、それらをアプリ上に表示します。

Roborock製品で最強の5100Paのパワフルな吸引力を誇り、カーペットの奥まで入り込む微細なハウスダストからペットのトイレ砂まで吸い込みます。また、水拭きでは最大毎分3000回動く高速振動モップと600gの高加重モップにより、皮脂、コーヒー、花粉など、こびり付いた汚れもキレイに拭き上げるとのこと。さらに、水拭き掃除中に超音波センサーがカーペットを検知すると、水拭きモップが自動で5mm持ち上がり、吸引掃除のみを行います。

 

アプリを使用すれば、掃除ルートがリアルタイムで確認ができるほか、部屋全体の掃除が終わるとアプリ上にマップが完成し、進入禁止エリアや掃除したい部屋・エリアの設定ができます。また、部屋ごとに掃除モードや掃除する部屋の順番を好みで設定できることに加え、ロボット掃除機が床や家具から部屋を予測して最適な吸引力や水拭き強度を提案します。さらに、障害物の認識機能を生かして、マップ上に認識された家具の周辺だけをピンポイントで掃除することも可能です。

本体に搭載しているカメラで撮影する映像は、スマートフォンのアプリで見ることができ、留守中の自宅の見守りとして、部屋の様子をリアルタイムで確認することが可能です。また、アプリを使い、遠隔で本体を操作できるので、外出先からペットなどの様子を確認できます。新たに、本体にマイクを搭載しており、双方向の通話も可能。

 

障害物を認識して回避するほか、自動吸水の水拭きやモップの自動洗浄、自動ゴミ収集機能と、先進的な技術を満載した「S7 MaxV Ultra」。掃除をすべておまかせしたい人は、ぜひ注目してみてください。

ルンバがAmazon軍団に加わる。アイロボットを約2300億円で買収へ

米Amazonは現地時間8月5日、ロボット掃除機「ルンバ(Roomba)」などを開発するアイロボット(iRobot)を17億ドル(約2300億円)で買収すると発表しました。

↑アイロボットのルンバ

 

アイロボットは1990年に設立された会社で、2002年に発表したルンバが世界的にヒット。それだけでなく、モップロボット「ブラーバジェット」や空気清浄機、ハンディクリーナー、教育用ロボットなども開発しています。さらに今年には、ロボット掃除機/モップ向けのAIプラットフォーム「iRobot OS」も発表。

 

一方でAmazonは、AIアシスタント「アレクサ(Alexa)」を搭載したロボット「アストロ(Astro)」を発表し、家庭向けロボット分野への進出を果たしていました。

 

アストロでは、部屋の間取り図を作成し、コマンドを聞いて部屋を移動できるほか、顔を認識することもできます。このような機能はルンバのiRobot OSによるスマート機能とも類似しており、Amazonによる買収のシナジー(相乗効果)は大きなものとなりそうです。

 

Amazonはアストロだけでなく、クラウドホームセキュリティ製品の「Ring」シリーズもラインナップしています。家庭向けロボット分野への注力を高めるAmazonですが、私達は毎日の買い物だけでなく、自宅のスマート機能までをおまかせすることになるのでしょうか。

 

Source: Amazon via The Verge

吸い跡くっきり、なのに軽っ! 日立の最上位クリーナー「パワーブーストサイクロン」は11万円だけにやっぱり違う

日立グローバルライフソリューションズは、コードレススティッククリーナーの最上位モデル「パワーブーストサイクロン PV-BH900K」を8月中旬から発売します。実売予想価格は税込で11万円前後。今回、その体験会が行われたので、本機の特徴をレポートします。

↑パワーブーストサイクロン PV-BH900K。サイズはスティック時D225×W230×H1024mm、ハンディ時はD378×W90×H206mm、標準質量は1.7kg。連続運転時間はターボが約6分、強が約15分、標準が約40分(パワフル スマートヘッド、ミニパワーヘッド非使用時は60分)、自動が約15~40分。充電時間は約2時間。カラーはライトゴールド

 

新開発のモーターで吸い込む力が約20%アップ

本機は新開発の「パワフル3Dファンモーター」を搭載。空気の流れを効率よく制御することで、標準質量1.7kgの軽量を保ったまま従来機種と比べて空気を吸い込む力を約20%向上。強烈なパワーを実現し、じゅうたんの奥のごみまでしっかり吸引するとのこと。

 

実際に本機を手にしてみると、思わず「軽っ!」という声が出たほど軽い印象。パワーがありそうには思えないのですが、重曹をまいたじゅうたんの上で使ってみると、吸った跡がくっきりわかるほどキレイに吸引。ヘッドが床に吸い付くことがなく快適に動かすことができ、運転音も気になりません。

↑重曹をまいたじゅうたんで使うと、吸った跡がくっきり! ヘッドには軽い力で前に進む自走機能や、押すときも引くときもごみをしっかり吸う「シンクロフラップ」も搭載しています

 

↑ダストボックスを見ると、しっかり重曹が取れています

 

↑より強力な吸引力を求めるニーズに応え、運転モードは従来の「標準」「強」に「ターボ」が新たに追加されました

 

「パワフル スマートヘッド」に搭載した、「ごみくっきりライト」は従来モデルから引き続き踏襲。合計7灯の光を効率的に集めるレンズで前方を照らし、ごみの視認性を高めます。白色に加え、もっとも明るく感じる波長に近い緑色の LEDライトを採用することで、暗いところはもちろん、明るいところでも見えにくいごみを浮かび上がらせます。

↑見えにくかった粒状のごみが「ごみくっきりライト」で浮かび上がっているのがおわかりでしょうか

 

↑ごみ捨てはカンタン。手元のレバーを引くだけで、ダストカップの底がパカッと空きます。

 

このほか、電池の充電方式の改良、具体的にはACアダプタの改良によって電流を増やしたことで、充電時間を従来の約3.5時間から約2時間に短縮しました。

 

アクセサリーが「これでもか」と付属

また、同社のハイエンドモデルらしく、アクセサリーが「これでもか」と付属しています。なかでも、伸縮できる新採用の「伸縮すき間用吸口」を伸ばしてセットしたところ、おそろしくリーチが伸びたのが印象的。延長ホース「スマートホース」は通電する仕様になっており、セットしたツールのLEDライトや回転ブラシが機能するのも密かな特徴とのこと。ふとんやソファなどに使える「ミニパワーヘッド」、小物のすき間やサッシの掃除に便利な「ほうきブラシ」なども付属しています。

↑「伸縮すき間用吸口」を伸ばしてパイプにセットするとかなりのリーチに。ベッドのすき間の奥のほうまで吸えそうです

 

↑スマートホースと延長パイプ、パワフル スマートヘッドを組み合わせた状態。通電しているのでLEDが点灯し、自走機能も稼働します

 

↑付属ツールは充電台に収納できます

 

このほか細かいことですが、従来モデルで「充電台、デカいねぇ」と言われた反省を踏まえ、充電台の支柱部分を細くして見た目をすっきりスリムに見せています。

↑奥から二番目が従来モデルで手前が新モデル。新モデルの支柱の背面が削られてスリムになっているのがわかります

 

再生プラスチックを使用したエコなモデルも同時発売

体験会では、同時発売されるPV-BH900SKも展示されていました。これは、PV-BH900Kと同じスペックで、再生プラスチックを40%以上使用したエコなモデル。販路はEC限定で、価格はPV-BH900Kと同様の税込11万円前後。カラーはサテンブラックとなっています。充電台や掃除ツールなどの付属品や外観部品などに再生プラスチックを使用したほか、塗装や印刷などの二次的な加工を極力排除することで、リサイクル性にも配慮したとのこと。デザイナーさんによると、色や質感が微妙に違うパーツを違和感なく組み合わせることに苦労したとか。

↑再生ポリプロピレン、再生ポリカーボネート、再生ABSなど再生プラスチックを40%以上使用した「パワーブーストサイクロン PV-BH900SK」

 

↑ヘッド部分の「HITACHI」のロゴには、塗料を入れずプレスだけで刻印しています

 

自社の強みであるモーターをさらに強化し、「これでもか」という付属品を付け、ユーザーの声を採り入れて細かい点を改善してきた「パワーブーストサイクロン」。改良を重視して手堅いモノづくりを行う、実に日立らしいモデルだと感じました。良い製品であることは確かなので、あとは11万円という価格がもう少し何とかなれば、というのが正直なところです。

4万円切ったら「そろそろルンバ」でしょ?「使わない理由」を打ち砕く最新モデル「ルンバ i2」を見てきた

そろそろロボット掃除機が欲しいなあ、いやでも値段が高いし、高いわりにちゃんと掃除してくれるのかわからないし、部屋も狭いし。そんな悩みや疑問を解消してくれるロボット掃除機がアイロボットから発売されました。それが「ルンバ i2」です。

↑新製品のルンバ i2。写真右は同製品の裏側で、左上にエッジクリーニングブラシ、中央にデュアルアクションブラシを搭載している

 

「使わない理由」と「使っている理由」が真逆の結果に

「『ルンバパラドックス(※)』という言葉が存在します」と、アイロボットジャパンの挽野 元(ひきの・はじめ)社長は都内で行われた新製品発表会の冒頭でナゾの言葉を発しました。「ロボット掃除機が必要ないと考えている“非検討者”にアンケート調査したところ、機能面・環境面・価格面それぞれで多くの『使わない理由』が浮き彫りになりました」とのこと。

※パラドックス……もともとは定説とは反対の主張や概念のこと。最終的に、一般的な結論とは反対の結論に至ったり自己矛盾したりする説、命題のことを指す

↑ルンバに対する誤解「ルンバパラドックス」とは?

 

その「使わない理由」を見ると、機能面では、ゴミの吸い残しがありそう、操作が難しそう、掃除が雑そう。環境面では、床にモノが多い、家が狭い、(自分が掃除する)時間に余裕がある。価格面では、高価そう、価格と機能が合っていない、安いと性能が不十分……などなど。

 

「その一方で、ルンバをすでに使っているユーザーへのアンケートでは、この機能面、環境面、価格面で全く違う結果が出ています」と挽野氏。

 

機能面では、アプリからの簡単操作、段差を回避、手の届かないところまで掃除してくれる。環境面では、週5時間以上の余裕ができた、きれい好きとの自覚がある、平均清掃面積20平方メートルと広くはない。価格面では、価格以上の価値があると答えた人が92.1%となり、総合満足度は95.9%にも上る結果となったのです。

↑ルンバユーザーの満足度はかなり高い

 

「特に、『部屋が狭いから必要ない』という(非ユーザーの)回答に対して、実際のユーザーの平均清掃面積が20平方メートル、つまりワンルーム程度というのは驚きの結果です」(挽野氏)

 

つまり、ユーザーは部屋が狭くてもルンバを使っているということ。狭い家屋の日本ならではの事象であり、95.9%もの人が高い満足感を得られ、週5時間以上の時間的余裕ができたと答えていることは面白い結果です。

 

「ルンバを使っていない人がネガティブに捉えていることが、実際にルンバを使っている人にとってはポジティブな結果になっている。ルンバに対する大きな誤解が存在しているのです。それが『ルンバパラドックス』。これを解消する製品が、『ルンバ i2』です」(挽野氏)

↑ルンバを買ったことで時間的余裕ができたり、きれい好きになったという自覚が生まれたり、実際の清掃面積はワンルーム程度と、ルンバユーザーの面白い実態が浮き彫りになった

 

↑ルンバ i2を紹介する挽野 元社長

 

税込4万円以下で吸引力は従来モデルの2倍

それでは、「ルンバ i2」の製品を見ていきましょう。実売価格は税込3万9800円。「ルンバ i2」は普及モデル「ルンバ e5」の後継機種となりますが、「ルンバ e5」の2018年発売時の価格(税抜4万9800円)より1万円以上も安くなり、かつ性能も上がっています。

↑日本で最も売れている従来モデル「ルンバ e5」(右)と新製品「ルンバ i2」(左)は外見も中身も大きく変わった

 

まずは吸引力。「ルンバ i2」の吸引力は600シリーズ(販路限定で流通している実売3万円前後の低価格モデル)の10倍、「ルンバ e5」の2倍の吸引力となり、上位モデルの「ルンバ i3」と同等の清掃能力を持ちます。さらに、走行性能も向上。e5は部屋を縦横無尽に走り回り、同じところを何度も行き来して掃除するスタイルで一見ランダムな動きに見えるため、部屋全体をくまなく掃除しているか不安になります。それに対し、「ルンバ i2」はコの字型にジグザグに規則正しく動き、効率的にくまなく掃除します。ゴミの多い場所はセンサーで検知し、集中的に何度も掃除する機能「ダートディテクトテクノロジー」を搭載しています。

↑吸引力は600シリーズの10倍、前モデル「e5」の2倍。ゴム製のディアルアクションブラシ、パワーリフト吸引と、上位モデルと同等の清掃能力を持つ

 

↑ジグザグに規則正しく動いて掃除。ゴミの多い場所を集中して掃除する機能も搭載

 

清掃した範囲をマップで表示

また、大きな進化ポイントとして、清掃した範囲をマップで表示する機能が搭載されたことが挙げられます。新たに本体底面にフロアトラッキングセンサーを搭載し、車輪の回転数やジャイロセンサーで補正しながらマップを作成する「Clean Map」により、スマートフォンの専用アプリ「iRobot Home」で掃除した範囲が確認できるようになったのです。ただし、マップは掃除するごとに作成されますが、保存はできないため間取りは覚えず、上位モデルの「ルンバ i3」のように掃除する部屋の指定などはできません。

 

このほか、専用アプリでは掃除スケジュール設定や外出先からの本体操作、床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」との連動もできます。

↑赤丸の部分が新搭載されたフロアトラッキングセンサー

 

↑フロアトラッキングセンサーの搭載などにより、清掃履歴がひと目でわかる「Clean Map」機能が追加された

 

また、「ルンバ i2」はサブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」の対象機種となっており、「おためし1ヶ月コース」(1980円、税込※2022年9月30日まではキャンペーンにて990円)で試したあと、そのまま使いたい場合は月額1280円(税込)で継続使用できます。

 

「ルンバ i2」は今のところ、ゴミ自動収集機能を搭載したクリーンベースとのセットモデルを発売する予定はありません。別売のクリーンベースをオプション購入(4万4000円・税込)できますが、「ルンバ i2」本体と合わせると8万3800円となり、上位モデルのクリーンベース付き「ルンバ i3+」(7万9800円・税込)より高くなるため、現実的ではないとのこと。クリーンベースがほしければ素直に「ルンバ i3+」を買うのが吉、ということです。

 

「ルンバ i2」の登場で「そろそろ、ルンバ?」が加速する

「ルンバ i2」の発表会の後半では、元AKB48の前田敦子さんと、お笑い芸人の見取り図の二人が登壇。前田さんは、「子どもがあちこちでお菓子を食べこぼすので、掃除に困っています。もっと家事が効率よくできればなと思い、ロボット掃除機も気になっていますが、高価だし、本当にキレイにしてくれるのかと半信半疑なところもあって、購入に踏み切れません」とコメント。その後、7月10日が前田さんの誕生日ということもあって、アイロボットの挽野社長から「ルンバ i2」が前田さんにプレゼントされました。前田さんは「子どもの友達になりそう。すごくうれしい。普段使っているハンディクリーナーではソファやベッドの下が掃除できないので、これからはルンバに任せたいです」と大喜び。一方、見取り図の二人は既にルンバユーザー。

 

「実際に家で使っていると、ルンバに掃除しやすいようにしてあげたいなという気持ちが生まれる。常に家をキレイに保っておこうという美意識が高くなりました」(盛山晋太郎さん)

 

「ルンバは賢く、アプリを見れば掃除した場所がすべてわかります。かまいたちの濱家さんから引っ越し祝いにもらったものだが、初めて濱家さんに感謝した(笑)。ルンバは贈り物としてもベストです」(リリーさん)

↑アイロボットの挽野社長から「ルンバ i2」をプレゼントされて喜ぶ前田敦子さんと、ルンバおよびルンバの販売員に扮してルンバの良さを紹介した見取り図の二人

 

見取り図のお二人の話にあるように、ルンバを使い始めると生活や心境に大きな変化があるようです。加えて、先述の「ルンバパラドックス」で見てきた通り、使いさえすればロボット掃除機への認識が180度変わるのは周知の通り。今回、リーズナブルな価格で高性能な「ルンバ i2」の登場によって、さらにロボット掃除機のハードルも下がりました。今回の発表会で「そろそろ、ルンバ?」という新キャッチコピーも発表されましたが、まだ使ったことがない方、「そろそろ、ルンバ?」を真剣に検討する時期が来たようです。

 

GN編集部の「推し」はコレ! サッと使えるシンプルなコードレス掃除機

普段、様々な製品をチェックしているGetNavi編集部員が、実際に使ってみて新生活に役立つであろうモノや、いま狙っているアイテムを紹介。春から環境が変わる人も、そうでない人も必見だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

インテリアを邪魔しないサッと使える軽量&スリムなコードレス掃除機

パナソニック

セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K

実売価格7万2600円

本体からクリーンドックにゴミが移動し、本体を清潔に保てるコードレス掃除機。ダストボックスが本体と別になったため、手元重量0.45kgと軽量でスムーズな掃除が可能に。クリーンドック内に溜まったゴミはナノイーXで除菌・脱臭される。

 

↑クリーンドックからスティックを手前に引き、スイッチをONにするだけで手軽に掃除を始められる

 

フード・文房具担当

鈴木翔子

雑誌や本、文房具に趣味の道具など、モノを溜め込みがちで、自宅には足の踏み場のない開かずの間がひとつある

テーブルに椅子5脚、ソファにピアノ、チェスト、電気ストーブ(夏は扇風機)と、我が家のリビングはモノが多い。本品はそんなごちゃついた部屋の掃除機がけをラクにしてくれる逸品です。

 

軽量&スリムで密集する家具の間を練り歩きやすく、ソファ下などの掃除も、ダストボックスが床に当たらず快適。クリーンドックに立てておけば、パンくずをこぼしたときなどにサッと取れます。これ以上部屋をごちゃつかせたくないので、見た目がシンプルなのもイイ。

 

<これもオススメ!>

エレコム

COOKMUG HAC-EP01

実売価格4080円

「沸かす・煮る・保温する」ことができるマグカップ型の電気なべ。最大350mlのお湯を沸かしたり、材料を入れてスープなどを作ったりできる。

 

テレワーク中の小腹満たしに大活躍!

「食材を入れスイッチを押すだけでスープを作れ、小腹が空いたときに重宝。1杯ぶんの水しか入らないので、沸かしすぎも防げます」(鈴木)

この軽さに「捲土重来」を見た! バルミューダ最新クリーナー「BALMUDA The Cleaner Lite」躍進の予感を詳細レポート

3.1kgという「重さ」を理由に、バルミューダのコードレススティック掃除機「BALMUDA The Cleaner」の購入を躊躇していた人に朗報がある。約900gの軽量化を果たした「BALMUDA The Cleaner Lite」が発売されたのだ。あたかもヘッドが浮遊しているかのような操作感や、スタイリッシュなデザインはそのままに、「軽さ」も手に入れたバルミューダの意欲作だが、さて、その実力はいかに? 実際に使って確かめていこう。

 

ヘッドの「浮遊感」はそのままに、約900gの軽量化を実現

2010年に発表した扇風機「GreenFan」で「DCモーター扇風機」というジャンルを、2015年に発表したキッチン家電スチームトースター「BALMUDA The Toaster」で「高級トースター」というジャンルを確立したバルミューダ。2020年10月には同社初のクリーナー「BALMUDA The Cleaner」を発売して新ジャンルの開拓を目指したが、思いのほか苦戦を強いられたという。原因は、本体の重さ。最新コードレススティック掃除機の多くが2kgを切り、1kgに満たない超軽量モデルも続々と発売されるなか、やはり約3.1kgという重さは消費者の目にウィークポイントに映ってしまったのだろう。たとえそれが、「ひとたび掃除を始めると、まるで浮遊しているかのように軽々と掃除できる」としてもだ。

 

今回レビューするのは、そんな消費者の声に応えた「BALMUDA The Cleaner」の進化モデル、「BALMUDA The Cleaner Lite」である。ヘッドが前後左右360°可動する独自の「ホバーテクノロジー」や、リビングに置きっぱなしにしておけるスマートなデザインはそのままに、約900gの軽量化と、42%の集じん性能の向上を実現。ヘッドの厚みも5cmから4cmへと薄くなったほか、ヘッドの倒れ角も拡大され、狭い家具下の掃除がしやすくなった。

↑2022年5月に発売された「BALMUDA The Cleaner Lite」。カラーは「ブラック」と「ホワイト」の2色展開で、実売価格は6万4900円(税込)

 

【ヘッドの動きを動画でチェック!】

↑エアーホッケーのような浮遊感と、360°自在に回転する独自のヘッド。軽やかな操作性は「BALMUDA The Cleaner Lite」でも健在だ

 

【ヘッドのディテールをギャラリーでチェック】

 

掃除中以外も「重さ」を感じさせない軽量ボディ

「ホバーテクノロジー」によって重さを感じさせない「BALMUDA The Cleaner Lite」。従来モデルでは掃除機を充電スタンドに乗せる時や、電源を切って移動する時など、掃除中以外のシーンで重さを感じる場面があったが、約2.2kgに軽量化された「BALMUDA The Cleaner Lite」ではそれがない。ヒョイッと片手で持ち上げられるので、ちょっとした移動はもちろん、階段掃除なども苦にならなかった。

 

また、ヘッドがコンパクトになったことで、家具下の狭いスペースにもヘッドを差し込みやすくなったほか、従来モデルでは難しかった椅子の足まわりにもくるりとヘッドが回り込む。狙ったところにしっかりヘッドを当てられるストレスのない操作性は、痛快ささえ感じるほど。ヘッドをスイスイ滑らせながら、フロア全体をしっかりキレイにできた。

【使い勝手のディテールをギャラリーでチェック】

 

機能美を体現する洗練されたデザイン

余計な装飾を排したミニマルなデザインは「BALMUDA The Cleaner」を踏襲しており、バルミューダ製品らしい洗練された雰囲気が漂う。本体を充電スタンドにセットすると、本体がわずかに後傾する点も従来モデルと同様。使わない時間の方が長いクリーナーだからこそ、立てかけている姿も美しくなるよう設計されている。

【デザインとディテールをギャラリーでチェック】

 

使い勝手の向上の面では、バッテリーが着脱式になったのもうれしいポイントだ。別売のバッテリーを追加購入すれば、連続運転時間が2倍になるので、広い家でも最後までバッテリーが持つだろう。なお、サイクロンによる遠心分離方式を採用しているため、ゴミ捨てはダストカップを外し、ゴミ箱にゴミを捨てるだけ。ダストカップの容量は約0.13Lから約0.1Lに減ったが、ボディのコンパクト化を考えれば許容範囲と言えるのではないだろうか。

↑新たに着脱式のバッテリーを採用したため、別売のバッテリーを追加購入すれば連続運転時間が2倍になる。目立たない部分だが、使い勝手を向上させるうれしい進化点だ

 

↑ダストカップの容量は0.1L。3~4回掃除したらゴミ捨てを行うイメージだ。なお、ダストカップ、サイクロン部分、フィルターは分解して水洗いできる。お手入れのしやすさも、本機の魅力のひとつと言える

 

「軽さ」を手に入れたバルミューダの意欲作

まるで氷の上を滑らせているような浮遊感、手首を返せばクルッとヘッドが回転する抜群の追従性、そして、優雅ささえ感じる洗練されたデザイン。こうした従来モデルの強みはしっかりと踏襲しつつ、ボディを軽量化することで、掃除中以外のちょっとしたシーンでも「重さ」を感じさせなくなった「BALMUDA The Cleaner Lite」。なるほどこれなら、「重さ」を理由に購入をためらっていたユーザーも振り向かせることができそうだ。コードレススティック掃除機市場において、予想外の苦戦を強いられていたバルミューダだが、捲土重来(※)、「BALMUDA The Cleaner Lite」の登場で潮目が変わるのではないだろうか。今後の躍進に、大いに期待したい。

※捲土重来(けんどちょうらい)……再び勢いを盛り返して巻き返すことのたとえ

日立のコードレス掃除機が37%オフで驚きの1万円以下、プライムデー限定セール

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。日立のコードレススティック&ハンディ掃除機 「CV-GB10V」が、37%オフの9980円(税込み)で販売されています。

 

CV-GB10Vは、集じん容量0.56L、連続使用時間約15分、充電時間約30分というバランスの取れたスペックと、1.4kgという軽量が魅力。

 

また、ダストケースを回転させることで、プレフィルターに付着したゴミをかき落とす機構を持っているため、手を汚さずにプレフィルターをお掃除できます。

 

国産メーカーの掃除機がこの価格で手に入るのはうれしいところ。掃除機の買い替えを検討していた人は、この機会にいかがでしょう?

買い替えにいいかも、プライムデーで8000円台のツインバード製コードレススティッククリーナー

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。ツインバードの3WAYコードレススティッククリーナー「TC-5109W」は、通常販売価格1万5000円(税込み)のところ、41%オフの8780円(税込み)で販売中。

 

通常のスティックスタイル、吸引ユニットのみで使うコンパクトなハンディスタイル、そして窓のレールの掃除などに便利なハンディ+パワーヘッドというスタイルで使える便利な製品。約2.1kgなので、持ち運びもラクラクです。

 

掃除機の買い替えを検討していた人は注目ですよ!

水拭きロボット「ブラーバジェット 240」が2万円以下で販売、プライムデーで値下げ

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。アイロボットの水拭きロボット「ブラーバジェット 240」が、通常販売価格3万2270円(税込み)のところ、なんと39%オフの1万9800円(税込み)で販売されています。

 

アイロボットといえば「ルンバ」のイメージも強いですが、ブラーバは拭き掃除に特化したロボット掃除機。水を吹き付けて汚れを浮かせ、パッドを細かく振動させて拭き取ることで、床をきれいにしてくれます。また、乾拭きをする「ドライモード」にも対応。フローリングの床を持つお家とは、特に相性のいい製品ですね。

 

導入して、普段の家事をラクにしてみてはいかがでしょう。

自動ゴミ収集機能付き「ルンバ i7+」が5万円以上値下げ! プライムデー限定

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。ロボット掃除機の「ルンバ」シリーズも、各モデルが大幅に値引きされています。なかでも注目は自動ゴミ収集機能付きの「ルンバ i7+」。

 

部屋の環境を学習、記憶し、効率良く掃除する機能や、どの部屋をいつ掃除するかを指定するスケジュール設定に対応。さらに、クリーンベース(自動ゴミ収集機)がセットになっているので、本体のダスト容器から、自動でゴミを排出してくれます。

 

Amazon.co.jpでの通常販売価格は12万221円(税込み)ですが、現在、43%の5万2010円オフとなる、6万8211円(税込み)で販売されています。この価格でクリーンベース付きのモデルが手に入るのは、かなりお買い得ですね。ロボット掃除機は価格と、性能や使い勝手が比例しやすいジャンルなので、ふだん高価なモデルが安くなったときは本当に買い時です! 導入を考えていた人は、この機会にいかがでしょう。

エコバックスの「お掃除ロボット」が最大37%オフ! 「プライムデー」セール+特別クーポン配布

エコバックスジャパンは、7月12日0時~13日23時59分までAmazonで開催される「プライムデー」にて、主力・最新製品が最大37%OFFとなる特別セールを実施します。

 

今回のセールラインナップは、ゴミ収集から水拭きタンクへの給水、そしてモップの洗浄・熱風乾燥まですべて自動で行う全自動クリーニングステーション搭載のフラッグシップモデル「DEEBOT X1 OMNI」が25%オフの税込14万8500円、同じくX1 ファミリーの「DEEBOT X1 TURBO」が37%オフの税込9万9800円、自動ゴミ収集機能搭載でごみ捨ての手間を減らせる「DEEBOT N8+」が37%オフの税込4万6715円、そのほか「DEEBOT N7」が30%オフの税込3万2760円、「DEEBOT OZMO T8」が30%オフの税込4万1860円など。

↑DEEBOT X1 OMNI

 

また、セール価格と併用可能な特別クーポンも用意しており、DEEBOT X1 OMNI、DEEBOT X1 TURBOはクーポンコード「ECOVACS2000」を入力するとさらに2000円オフに、DEEBOT N8+、DEEBOT N7、DEEBOT OZMO T8は7月12日0時~13日23時59分までAmazonで開催される「プライムデー」、クーポンコード「ECOVACS1000」を入力すると、さらに1000円オフになります。

↑DEEBOT N8+

ロボット掃除機やハンディクリーナーなど最大50%オフ! アイライフ「プライムデー」セール

アイライフジャパンは、7月12日0時~13日23時59分までAmazonで開催される「プライムデー」にて、ロボット掃除機などを最大50%オフで販売します。

 

今回のプライムデーは、主力製品のロボット掃除機や人気のハンディクリーナーが最大50%オフに。レーザーナビゲーションの「A10」が25%オフの税込2万6175円、本体内の集塵方式に紙パックを採用した「V3s Max」が25%オフの税込1万4175円、「V3s Pro」が33%オフの1万1243円のセール特価です。

↑左からA10、V3s Pro、V3s Max

 

そのほか、コードレススティック掃除機「H7」、床洗浄ロボット掃除機「W400」、ロボット掃除機「A4e」がセールの対象となっています。

掃除が楽しすぎて怖い…「バルミューダ最新クリーナー」を使った女性編集部員が大興奮!

提供:バルミューダ株式会社

突然ですがみなさん、掃除機がけはお好きですか? 部屋を清潔に保つために、こまめに掃除するべきとは思うけれど、やっぱり疲れるし面倒……といったジレンマを抱えている人も多いはず。そんなお悩みを解決してくれるクリーナーが今年の5月、バルミューダから登場しました。「BALMUDA The Cleaner Lite( バルミューダ ザ・クリーナー ライト )」です。

↑バルミューダの最新クリーナー「BALMUDA The Cleaner Lite」。サイズは幅275×奥行150×高さ1170mm、重量は約2.2kg(フィルター含む)。充電時間は約4時間で、運転時間は標準モード約30分、強モード約10分

 

この「BALMUDA The Cleaner Lite」を、掃除に不満を感じているGetNavi編集部の女性編集部員3人に使ってもらったところ、「いままでの掃除機とは全然違う」「これなら毎日使いたくなる」と大絶賛! では、ほかの掃除機とどこがどう違うのか、家電ライターの筆者によるガイドを交えて見ていきましょう!

↑左からガイド役の家電ライター・田中真紀子(筆者)、GetNavi編集部の金矢麻佳、松山葉南、金子麻衣子

 

 

「浮いているみたい!」「こんな掃除機は初めて」と驚きの声

田中 まずはみなさんの日頃の掃除スタイルと不満について教えてください!

 

金矢 掃除はあまり好きじゃないんですよ。私はコード付きのキャニスター掃除機を使っているんですが、私の部屋は家具やモノが多いので本当に面倒ですね。すき間や家具の下には掃除機も入らないし、隅まで届かないから、『もういいや』ってなっちゃいます(笑)。

 

松山 私はハウスダストアレルギーなので、掃除は毎日しています。でも、掃除機はほとんど使わないですよ。もっぱらクイックルワイパー派。だって掃除機を出してくるのも面倒だし、力がないので掃除機を前後に動かすのも疲れちゃうんですよね。

 

金子 うちは小さい子どもがいるので、トランポリンが置いてあったり、床におもちゃが散らかっていたりして、掃除しづらいんですよね……。汚れが気になる場所を、その都度掃除できればいいんですが、うちもコード付きを使っているので掃除機を出すのが面倒なんです。

 

田中 「今だ!」と思った瞬間に掃除するなら、やっぱりコードレスがいいですよね。なかでもこの「BALMUDA The Cleaner Lite」なら、みなさんのお悩みをスッキリ解決できるはず。では、使ってみてください!

松山 めちゃめちゃスタイリッシュですね~。しかも、なんでこんなに軽やかなの? まるでヘッドが浮いているみたい! あれ? 持ち手がクイックルワイパーと同じですし、 動きもまるでクイックルワイパーじゃないですか!

 

金矢 ホントだ! 手首を回すだけで、こんなにヘッドがくるくる回る掃除機は初めてです。掃除機とは思えない!

金子 掃除機って、前後に動かすのが当たり前だと思っていたけど、こんなに自由自在に動くなら、部屋をただ歩き回る感覚で掃除できますね。これなら散らかっているおもちゃを避けながら、スイスイーっと掃除できそう(笑)

 

【BALMUDA The Cleaner Liteの動きがわかる動画はこちら】

 

 

独特の浮遊感を生む「ホバーテクノロジー」とは?

編集部員が体験した「浮いているような感覚」「自在な動き」を実現しているのが、バルミューダ独自の「ホバーテクノロジー」です。その名の通り、ホバークラフト(※)からヒントを得た技術で、ヘッドに搭載した2本のブラシが床面との摩擦を減らし、まるで浮いているかのような操作感を実現しました。さらに、ヘッドの接続部のユニバーサルジョイントと、ヘッド裏面の左右のキャスターが、前後左右斜めと自由自在な動きを可能にしています。

※ホバークラフト……水面や地面に向かって空気を噴出し、浮いて進む乗り物

↑ヘッドには2本のブラシを搭載したデュアルブラシヘッドを採用。左右のキャスターがヘッドの動きに追従し、全方向への掃除を可能にしています

 

↑独自設計されたユニバーサルジョイント。あらゆる角度の移動や横方向へのスライドなど、いままでにない動きを実現します

 

ちなみに、先ほどGetNavi編集部の松山さんが「クイックルワイパーみたい」と言ったのは、実はメーカーにとってうれしい反応かも。何しろ、同社の寺尾 玄社長自身が「既存の掃除機は使いづらい」という理由で、長年クイックルワイパー派であり、2020年発売の初代モデル「BALMUDA The Cleaner」も「クイックルワイパーのように軽やかに掃除できる掃除機」を目指して開発されたのですから。

 

 

約900gも軽くなったのに、集じん力が42%アップしたワケ

このほか、「BALMUDA The Cleaner Lite」は先述の初代モデル「BALMUDA The Cleaner」から大きく進化しています。まず重さが約900gも軽量化し、本体の重さは約2.2kgになっています。「軽量化」と聞くと、集じん性能は下がっちゃったのかな? と思う人もいるかもしれませんね。しかし、「BALMUDA The Cleaner Lite」は、軽量化しつつ集じん性能も42%アップしているんです。

どのようにして軽量化と集じん性能のアップを両立したのか、開発担当のプロダクトマーケティング部・原賀健史さんに聞いてみました。

 

「まずは軽量化に関して。性能への影響を最小限にしながら、部品を見直したり、パーツを小型化したり、金属パーツを樹脂に変えたりすることで、少しずつ重量を削り落としていきました。もちろん安全性は担保されないといけませんので、耐久テストは気が遠くなるほど行っています」(原賀さん)

 

あらゆる方面から見直してそれぞれ少しずつ軽量化を実現し、それを地道に積み重ねて全体で約900gの軽量化に成功した、というわけです。では、どのようにして集じん性能を42%アップしたのでしょうか。

 

集じん性能のアップも小さな努力の積み重ねですね。例えば空気の流れ。空気の通り道を狭くすることで、ビル風のように吸い込む力が高くなるんです。そのためにヘッドの長辺のカバーの長さや細かいヘッドの構造などをイチから設計しました。そしてかきだし力。新採用のブレードフィンをはじめとして、ブラシが物理的にゴミをしっかりかき取れるよう、ブラシの長さや材質にもこだわっています」(原賀さん)

 

なお、集じん性能は上がりつつ、初代モデルと同じ運転時間(標準モードで約30分、強モードで約10分)をキープしているのもありがたいですね。

↑ブラシには新たにブレードフィンを採用し、ゴミのかきだし性能がアップ

 

 

使い勝手やデザイン面も改良

さらに、使い勝手の面でもかゆいところに手が届く改良が。ヘッドの厚みが5cmから4cmと薄くなったほか、初代モデルより床に近い位置までヘッドが倒せるようになり、家具下が掃除しやすくなったのです。

↑ヘッドの倒れ角が拡大したので、家具下の掃除もラクラク

 

初代モデルから評価されていたデザインもさらに進化。バレリーナをイメージし、パーツの中に多くの曲線を採り入れたとのこと。なるほど、滑るような動きと相まって、バレリーナを思わせる優雅なイメージを感じさせます。

↑ヘッド接続部のパーツにも、優美な曲線が採用されています

 

また、アタッチメントをまとめて入れられる収納ボックスを新たに採用。充電台に設置できるほか、取っ手付きなのでそのまま別の場所に保管しておいてもよし、掃除する場所にボックスごと持ち運んでもよし。バッテリーも着脱可能になったので、予備(別売り)を用意しておくと充電が切れたときに交換できて便利です。

↑充電スタンドの横には付属のツールボックスが設置可能。付属のアタッチメントが 全て収納できます

 

 

「まさか」と驚く動きを実際に体験してみて!

田中 実際に「BALMUDA The Cleaner Lite」を使ってみて、どうでしたか?

 

金矢 まさか、こんな動きをするとは思いませんでしたね。動きがすっごく軽やかなので、掃除が楽しすぎて怖いくらい……。ヘッドがサッと横から縦になるし、家具の下などの低いところも掃除できるし。これなら掃除頻度も上がりそう!

 

松山 握り部分がスティック状なので、くるくる回して使いやすい! 女性でも軽い力で掃除機がかけられるのがいいですね。まさに『私が求めていたのはコレだ!』という感じです。

 

金子 出しっぱなしにできるデザインだから、常に使いやすい場所に出しておいて、床におもちゃが散らばっていないタイミングを狙ってサッと掃除したい。この軽さなら階段の上り下りもラクそうだし、次の掃除機はコレかな。さっそく夫に相談してみます!

 

【編集部員の感動ポイントを画像ギャラリーでチェック!】

 

コメントにある通り、実際に編集部の3人が掃除機がけをする姿を見ると、とにかく自由で軽やか。掃除機といえば、前後に動かすのがふつうですが、「BALMUDA The Cleaner Lite」は好きな持ち方ができ、前後左右斜めに自在に動かせるので、「人が掃除機に合わせて動く」のではなく、「人に合わせて掃除機を動かす」といったイメージです。「掃除をしている」という感覚も半減するので、もはや掃除はイヤイヤ行う家事ではなく、むしろ楽しさを感じるひとときに変わっていくのかもしれません。

 

とはいえこの不思議な感覚は、実際に使ってみないとわからないのも事実。気になった方は、ぜひ家電量販店やバルミューダのブランドショップなどで試してみてくださいね。ちなみに、バルミューダでは7月末まで「BALMUDA The Cleaner Lite」の「30日間返金保証」を実施中。店頭またはオンラインで購入し、30日間使ってみて合わないと感じた場合でも全額返金してもらえるので安心です。「まさか、こんな動きをするとは」と編集部員が驚いた「BALMUDA The Cleaner Lite」。みなさんもぜひ体験してみてください!

 

撮影/島本一男(BAARL)

ダイソンのクリーナー、空気清浄ファンが期間限定でおトクになる!「ダイソンウィーク」初開催

ダイソンは、7月8日(金) から7月20日(水) の期間にて、ダイソン公式ストア限定で「ダイソンウィーク」を開催します。

 

クリーナー上位モデルや軽量モデルもセール対象

「ダイソンウィーク」は今年初めて開催するイベントで、期間限定で特定の製品のセールを行うほか、下取りキャンペーンや購入時特典などを展開。ダイソンのクリーナーの上位モデル「Dyson V12」シリーズや本体質量1.9kgの軽量クリーナー「Dyson Digital Slim」、空気清浄機と扇風機の機能を併せ持つ「Dyson Purifier Cool 空気清浄ファン」なども対象となっています。

↑レーザーで微細なホコリの視認性を高める上位モデル「Dyson V12」シリーズ

 

なお、同イベントは各店舗の在庫がなくなり次第終了の予定。事前登録サイトへ登録すると、タイムリーに最新情報が届くとのことで、この機会を見逃したくない人はぜひチェックしてみてください。

 

<ダイソンウィーク開催概要>

● 実施期間: 7月8日(金)午前10時30分から7月20日(水)午後4時30分まで

●実施店舗: ダイソン公式ストア……全国のDyson Demo各店舗(東京都・表参道、埼玉県・越谷、千葉県・木更津、静岡県・御殿場、兵庫県・神戸三田)、ダイソン公式オンラインストア、ダイソン公式楽天市場店およびダイソン公式PayPayモール店 ※取り扱い製品は店舗によって異なります

●主な対象製品: ※下取りキャンペーンや購入時特典も展開予定、製品によって内容は異なります

【コードレス掃除機】
Dyson V12シリーズ: レーザーが微細なホコリを可視化し、見逃し掃除を防ぎます。

Dyson Digital Slim: 本体質量1.9kgを実現、軽量性と高い集じん性能のバランスに優れた一台です。

【空調家電製品】
Dyson Purifier Cool 空気清浄ファン: 1 台で空気清浄機、扇風機の2役として使用でき、不快なニオイを脱臭し、清浄な空気を室内にパワフルに循環します。

【ヘアケア製品】

Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー: 低温のやさしい風でありながら、髪をすばやく乾かします。

Dyson Airwrapスタイラー: 過度な熱ダメージを防ぎ、濡れた髪から風でスタイリング。ドライからスタイリングまで一台で叶えます。

Dyson Corrale ヘアアイロン: 独自のフレックスコッパープレートで髪の毛を優しく包み込み、熱ダメージを半分にするコードレスヘアアイロンです。

ロボット掃除機が動くペットも回避する! エコバックスから機能モリモリのオンライン限定モデル

エコバックスジャパンは、エコバックス公式オンラインストア限定モデル「DEEBOT T10 Family(ディーボット・ティーテン・ファミリー)」を6月29日(水)より発売を開始しました。自動ゴミ収集機が付属する「DEEBOT T10 PLUS DBX33-22」の実売価格が13万9800円(税込 以下同)、「DEEBOT T10 DBX33」は10万9800円。

 

障害物の種類を正しく識別して回避する

120万画素数の高性能HDRカメラと業界最先端AIチップを搭載した障害物回避システム「AIVI 3.0(アイビー・サンテンゼロ)」を搭載。障害物の種類を正しく識別し、家具や壁への衝突を軽減するとのこと。ペットなど動くモノに対しても賢く回避しながら安全に走行が可能。AIチップが学習し回避精度を継続的に高め、D-ToF技術を応用した最先端マッピングシステム「TrueMapping2.0」との組み合わせにより、最短ルートで効率的に清掃します。

このほか、エコバックス独自の音声アシスタント機能「YIKO(イコ)」を搭載し、スマートスピーカーと連携しなくても話しかけるだけで清掃開始。アプリを立ち上げる必要無く、手がふさがった状態でも「OK YIKO(オーケーイコ)、掃除開始」の一言で、いつでも掃除を開始することができるといいます。ソファやベッドの位置をビジュアルで把握する3Dマップをアプリで設定することで、清掃場所を細かく指定して声で清掃指示も可能。

3000Paの強力な吸引力と振動式水拭きモップ「OZMO PRO 3.0」で、チリやホコリやべたつきまでもキレイにするとのこと。暑い季節も床のざらつきなどを気にすることなく、素足で快適に過ごせるといいます。

このほか、アプリで留守番中のペットや別室からリビングに居る子どもの様子を確認したり、会話したりすることも可能。120万画素RBGカメラと高感度HDR148°広角レンズカメラにより高画質な映像で確認できます。掃除をしながら部屋中に贅沢な香りを広げるエアフレッシュナー機能もあり。「DEEBOT T10 PLUS DBX33-22」は、最大60日分のゴミを収納可能な自動ゴミ収集機を搭載。障害物をしっかり避けてくれる多機能モデルを探している方、ぜひ注目してみてください。

ダイソンの課題は「2本ブラシの掃除機」がクリアした! 少人数世帯が高く評価する「オムニグライド」の魅力と開発の経緯

2021年4月、ダイソンから今までとは異なるアプローチのコードレス掃除機が発売されました。ヘッドに2本のブラシを搭載し、軽いかけ心地で掃除ができる「Dyson Omni-glide(ダイソン オムニグライド)コードレスクリーナー」(以下、オムニグライド・直販価格 税込6万9300円)です。奇しくも同時期、バルミューダからも2本のブラシを搭載した「BALMUDA The Cleaner(バルミューダ ザ・クリーナー)」が発売。さらに今年5月には、さらにコンパクト化&吸引力がアップした新モデル「BALMUDA The Cleaner Lite」(バルミューダ ザ・クリーナー ライト)」が発売されたのは既報の通りです。

 

国内でも屈指の知名度と注目度を誇る2メーカーから、立て続けに2本ブラシのコードレス掃除機が発売されると、「2本ブラシってそんなにいいの?」と思う人も多いのではないでしょうか。そこで今回改めて、ダイソンのオムニグライドの魅力を探るべく、開発の経緯やいままでのダイソンと違う点について、シンガポールのデザインエンジニアに話を聞きました。

 

全方向に駆動するまったく新しいクリーナー

↑「Dyson Omni-glideコードレスクリーナー」を自宅でも使ってみました

 

まずは、オムニグライドがどのような製品かご紹介しましょう。その特徴は、今までのダイソンクリーナーとはまったく異なります。従来モデルは手元部分に大きなハンドル、その近くに大きなモーター部とクリアビン(ダストカップ)がついており、パイプの先にヘッドがあります。ヘッドに搭載されたブラシはもちろん1本。モーターのパワーや重量、機能に差こそあれ、基本的にはこの構成です。

↑最上位モデル「Dyson V12 Detect Slim Total Clean」(実売価格10万2300円)。毎分最大12万5000回転のモーターや11基のサイクロンを備え、パワフルな吸引力を発揮する

 

一方のオムニグライドの見た目は従来モデルと大きく異なり、ハンドルやモーター部が直線上にあります。さらにヘッドには「Omnidirectional Fluffy(オムニダイレクショナル フラフィ)クリーナーヘッド」と呼ばれる2本のブラシと4つのキャスターを搭載。2本のブラシは内側に回転するため押しても引いてもゴミが吸引できるほか、浮いているようなかけ心地が味わえます。さらに4つのキャスターにより、前後だけでなく左右斜めと全方向にヘッドが動かせます。

↑オムニグライドはハンドルやモーター部が直線上にある

 

筆者も使ってみましたが、今までのダイソンを使ったことがある人なら、おそらく「こんなにも違うのか」と驚くはず。フワッと軽い力で動かせるのはもちろん、横にも斜めにも動くので、掃除したい場所にピタッとアプローチでき、ストレスを感じさせません。軽やかに掃除する、とはまさにこのこと。

↑いすやテーブルの足回りにもスムーズに回り込みます

 

↑180度寝かせた状態で掃除ができるのも、ダイソンでは初の機能。ソファやベッドの下も掃除しやすくなりました

 

やはり横に動くというのは本当に便利。「動かせるのは前後のみ」という制約から解放され、掃除したい場所に自由に動かせるようになりました。

 

実際、この軽快なかけ心地は今までのダイソンユーザーとは異なる層に高く評価され、ダイソンによると「すき間時間にササっと掃除したい」と考える少人数世帯の購入が増えたそう。特にこのコロナ禍、95%の人が昨年と同等もしくはそれ以上の頻度で掃除をしている(「グローバルダスト調査2021」より)ことから、忙しくても確かな吸引力で手軽に掃除が行えるオムニグライドが選ばれたようです。

 

困りごとを解決していったらオムニグライドに行き着いた

では、このオムニグライドはどのようにして生まれたのか、開発秘話をシンガポールのデザインエンジニア、ヴィヴィアン・ティウさんにインタビューしました。

↑ダイソンのデザインエンジニアRDDフロアケアのヴィヴィアン・ティウさん。マンチェスター大学で機械工学の修士号を取得して卒業後、2019年にダイソンに入社。Dyson V12 detect SlimおよびDyson V15 Detectの光学設計に携わり、ヘッドのレーザー技術を開発

――オムニグライドはいままでとは全く異なるコンセプトですが、どのような経緯で誕生したのでしょうか。

 

ティウさん 私たちは常にエンジニアマインドをもってグローバルに市場調査を行い、ユーザーの困りごとを解決するために研究開発に行い、より吸引力が高いモデル、吸引力と軽さを両立したものなどを世に送り出してきました。こうして1つずつ着実に困りごとを解決していくなかで、まだ解決できていなかったのが、「都市部のコンパクトな家に住んでいて、忙しいけれど手軽にきれいに掃除したい」というニーズです。私たちはそれを解決するために、このオムニグライドを開発しました。

 

――なぜブラシを2本搭載しようと思われたのでしょうか。

 

ティウさん 「短時間で効率的に掃除したい」というニーズに応えるため、前に押しても後ろに引いてもホコリがしっかり吸えるよう、2本のローラーをそれぞれ内側に回転するようにしました。それによって2倍とはいきませんが、掃除効率が大幅にアップします。また内側に回転させることによって中央に集められた空気の圧力が高くなり、軽く浮き上がることで、軽快な浮遊感が得られます。これも「手軽に掃除したい」という問題の解決につながると考えたわけです。

 

――開発で難しかった点や時間がかかったところがあれば教えてください。

 

ティウさん ダイソンとしての吸引力は確実に担保しつつ、軽いかけ心地、浮遊感を実現するのが難しかったですね。ヘッドが床にくっつきすぎても浮遊感は出せませんし、浮きすぎると今度はゴミがしっかり取れません。この適切な距離感を導き出すのに時間がかかりました。またキャスターの位置も難しく、場所が悪いとヘッドに引っかかったり、ゴミを弾いたりしてしまうので、適切な場所を見つけるまで苦労しました。オムニグライドは2020年7月に韓国で初めて販売されましたが、そこに至るまでに1年半近くを要しています。

↑2本のブラシ、4つのキャスターの適切な位置が吸引力と浮遊感を実現しているそう

 

↑吸引力も十分です

 

――これは今までのダイソンとは異なる方向性の掃除機と考えていいでしょうか。

 

ティウさん いいえ、ダイソンの理念は創業以来変わっていません。それは冒頭にもお伝えしたように、エンジニアマインドをもってユーザーの困りごとを解決したい、というもの。オムニグライドも、その一環で生まれました。異なる方向性ではなく、より幅広い選択肢を用意することで、ユーザーが生活様式に合わせて選べるようになったと考えています。特に特定の市場に向けて開発したものではありませんが、靴を脱ぎ、床の近くで生活するライフスタイルの日本には非常にマッチしているのではないでしょうか。

 

部屋の空気よりきれいな空気を排出する

――では最後に、ダイソンならではの強みを教えてください。

 

ティウさん ダイソンといえば吸引力が注目されることが多く、私たちも常に高性能なモーターを開発し続けています。このオムニグライドには、毎分最大10万5000回転するDyson Hyperdymium(ダイソン ハイパーディミアム)モーターを搭載しています。そしてもう1つ、ダイソンが創業以来取り組んでいるのが、もう1つの大きな困りごとであるハウスダストの除去。ダイソン微生物研究ラボでは25年以上ハウスダストの研究を行っており、世界各国のホコリのサンプルには何が含まれているか、それを取り除くためには何が必要か、常に研究し続けているのです。

 

そのため、ダイソンクリーナーには、高性能なフィルターが搭載されており、オムニグライドに関しては5段階にわたりゴミを捕集する設計により、0.3μmもの微細な粒子を99.99%捕らえ、部屋の空気よりきれいな空気を排出します。清潔性に敏感になっている今だからこそ、掃除機は吸引力だけでなく、排気にも安心してお使いいただけるものを提供したいと思っています。

↑ダイソンのコードレス掃除機には高性能フィルターが搭載されているため、顔の近くから排気が出ても安心です

 

2本のブラシによって軽快な浮遊感が得られ、横にも斜めにも動くためストレスを感じさせない点、前に押しても後ろに引いてもホコリがしっかり吸える点など、メリットの多いオムニグライド。ダイソンならではのパワーやきれいな排気も魅力です。特にコンパクトな住宅にお住まいで、掃除機の取り回しにストレスをためている方は、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

掃除中よりも、その“前後”に「隠れストレス」を感じる!? 原因を「掃除機の不満」から探った結果

パナソニックは、「生活環境の変化に伴う掃除に対する意識」について調査を行いました。

 

調査期間は2022年3月1日~3月2日、掃除機を所有している全国の20歳~69歳の男女1100名を対象に、インターネットで実施。

 

生活環境を著しく変化させるきっかけにもなった「コロナ禍」を起点に、コロナ禍以前(~2020年2月)と、現在(2022年2月~)で在宅時間に変化があったかを質問したところ、全体のなかで半数以上(54.5%)が、変化があったと感じており、在宅時間も「20時間以上在宅している」という回答が最も多く、32%アップしていることがわかりました。

 

在宅時間が増加したことにより、在宅中の満足度にはどのような変化があったのでしょうか。在宅中の満足度と「掃除」のストレスとの関係性から探ってみたところ、掃除にストレスを感じない人(掃除ストレス指数が低い人)ほど、在宅中の満足度が高い(満足している)傾向にあることがわかりました。

 

「在宅中の満足度」を高めるためには、「掃除のストレス」の軽減が重要であることがわかりましたが、「掃除」の“どこに”ストレスは存在するのでしょうか。「掃除」の「前」「中」「後」の掃除全体の中でどこにストレスを感じるのかを質問したところ、掃除をしていない「掃除“前後”」にストレスを感じる人が約8割(83.1%)いることがわかりました。(掃除前:78.6%+掃除後:4.5%=83.1%)

 

掃除をしていない「掃除“前後”」に隠れている「隠れストレス」の原因は何なのか。掃除道具のなかでも「キャニスター型」や「スティック型」「ロボット型」と、部屋の大きさや使用用途などによって、求められる機能が異なる「掃除機」から、メインに使用している掃除機の不満を調査しました。

 

その結果、「キャニスター型(紙パック)」では、「本体が重い(56.9%)」「取り出しやかたづけが面倒(32.5%)」といった“掃除機の出し入れ”に関する項目が上位となりました。「キャニスター型(サイクロン)」では、「本体が重い(39.2%)」「ゴミ捨ての時にゴミが舞う(36.0%)」といった“掃除機の出し入れ”のほか、“ゴミ捨て”に関する項目が上位となっています。

 

「スティック型」も、「本体が重い(34.7%)」「ゴミ捨ての時にゴミが舞う(31.2%)」といった項目が上位に上がり、「ロボット型」では、「ゴミ捨ての時にゴミが舞う(31.1%)」「ゴミ捨ての頻度が多い(27.4%)」といった、“ゴミ捨て”に対する不満があがる結果となりました。

 

「掃除“前後”」にストレスを感じ、「掃除機」について「本体が重い」や「ゴミ捨て」「取り出しやかたづけが面倒」「ゴミ捨ての時にゴミが舞う」といった不満を抱えていることが明らかになりましたが、そのようなストレスや不満の解放および、今の生活環境をよりよくするために、「掃除機」には、どのような価値が求められているのでしょうか。
「現在、重要に感じる掃除機に求めるものはなんですか?」と質問したところ、「吸引力がある(64.5%)」「細かいゴミまで取り切れる(48.0%)」といった「掃除中」の機能を求める声があがるなか、「本体が軽い(49.3%)」や、「メンテナンスがラク(38.5%)」 「取り出しや収納がラク(36.6%)」といった、掃除前の、掃除機をかけることへのハードルを低下させてくれる要素や、 掃除後のお手入れの手間を省きたいという要素が求められていることがわかりました。

 

今回の調査では、「掃除中」“だけ”ではなく、今まで意識していなかった、掃除をしていない「掃除“前後”」にも「隠れたストレス」が存在していることが明らかになりました。また、コロナ禍をきっかけに大きく在宅時間が増えた環境で、掃除にストレスを感じている人ほど在宅環境の満足度が低く、今の在宅環境をより良いものにするためには、掃除に関するストレスを解消することが大事になってくるようです。

 

掃除をする上で必要な道具である「掃除機」に関しても、様々な不満が見えてきました。「キャニスター型」や「スティック型」「ロボット型」と、部屋の大きさや、使用用途などによって、掃除機に求められる要素に大きな違いが出てくるかと思われましたが、「本体が重い」や「取り出しやかたづけが面倒」「ゴミ捨ての時にゴミが舞う」といった、「隠れストレス」の原因となりうる、掃除をしていない「掃除“前後”」に関連する要素に多くの不満が上がる結果となりました。

 

掃除機の使用に対するハードルを低下させる要素や、掃除後のお手入れの手間を簡略化できる要素が求められている、「掃除のはじまりから終わりまでを見つめ直すことができる掃除機」を選択することが、現代の生活スタイルに求められる掃除機ではないか、と同社は締めくくっています。

↑セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K

ロボット掃除機のトップが教育ツールを無料公開!大人も「目からウロコ」の「ルンバ エンジニアリングコース」をレポート

6月8日、アイロボットジャパンは、STEM教育(後述)に基づくプログラミングを基本から学べる小・中学生対象のカリキュラム「ルンバ エンジニアリングコース」を発表。同日に無料公開しました。アイロボットと言えばロボット掃除機の「ルンバ」という印象が強いですよね。今や家庭でもおなじみの「ルンバ」の動きをプログラミングで再現しながら楽しく学ぼうというのが、この「ルンバ エンジニアリングコース」です。

↑プログラミングの教育カリキュラム「ルンバ エンジニアリングコース」を発表する新規事業開発室の竹迫大佑さん

 

STEM教育に注力してきたアイロボット

STEM教育とは、Science(科学)/Technology(技術)/Engineering(工学)/Mathematics(数学)の頭文字から取った言葉で、これら4つの学問を学ぶ教育プランのこと。ロボット掃除機「ルンバ」シリーズで知られるアイロボットは、2009年からSTEMプログラムを社内に導入。日本でも、2018年からボランティア社員によりプログラミングを楽しく学べる小学生対象のワークショップを展開しています。

↑発表会では、アイロボットジャパンの山田 毅執行役員が登壇。同社のSTEM教育への取り組みについて説明した

 

そして2021年2月には、ルンバをモチーフとしたSTEM教育用のプログラミングロボット「Root(ルート) rt1」(実売価格2万9800円・税込 以下同)を、同年6月にはその廉価版の「Root rt0」(2万4800円)をリリースしています。

↑30種以上の機能とセンサーを搭載したプログラミングロボット「Root rt1」

 

↑Rootシリーズは、既に38都道府県の学校で導入され、多機能性や柔軟にレベル変更できる点などを評価する声が上がっている

 

今回無料公開された「ルンバ エンジニアリングコース」は、このRootを使って、基本からプログラミングを学ぶための学習カリキュラムです。同コースは、「Rootを動かそう」や「バンパーセンサーを学ぼう」「Rootでお絵描き」「侵入禁止エリア」「クリーンマップを設計しよう」など、ルンバの動きをRootで学ぶ45個のアクティビティが用意されています。

↑「ルンバ エンジニアリングコース」公式サイト。ジュニアコースのテキストがダウンロードできたり、今後追加予定のレッスン動画を試聴できたりします

 

プログラミングを学ぶ、または教える上で課題となるのが、プログラミングが実生活にどのような形で結びついているのかをイメージしにくいところ。その点、「ルンバ エンジニアリングコース」は、身近で役立っているルンバの動きをイメージしながら、それをRootで再現することで、プログラミングの仕組みを学べます。そのため、子どもたちが「なんでプログラミングを学ぶのか?」をイメージしやすいのです。

 

「もう1回やりたい」小学4年生が楽しく学ぶ様子を公開

オンライン発表会では、Rootで子どもが実際に学ぶ様子が公開されました。大阪府摂津市の別府小学校では、小学4年生が「ルンバ エンジニアリングコース」をベースに授業を行っています。授業では、いきなりプログラミングを教えるのではなく、まずはロボット掃除機「ルンバ」が、どんな動きをしているのかを観察します。

↑Rootを使った授業風景。大阪府摂津市別府小学校での授業風景

 

↑まずはロボット掃除機「ルンバ」が、どんな動きをしているかを観察

 

ルンバの動きを観察した後に、プログラミングロボットのRootで、ルンバの動きを再現していきます。Rootへの指令は、タブレットのアプリを介して行います。Rootの本体前面には、ルンバと同様に、バンパーセンサーが搭載されています。そのため、壁などにぶつかると「後退」して「向きを変えて」また「動き出す」といった、ルンバのような動きをプログラミングができるのです。

↑授業では、4人1組のグループに分かれて、色々と試行錯誤しながらプログラミングを行う

 

↑障害物として積み木を置いて、実際に積み木にぶつかった時に、どのような動きをするのか観察

 

授業後、「ルンバ エンジニアリングコース」をもとにした授業を受けた子どもたちからは、「ロボットの仕組みがちょっとわかったみたいで、楽しかったです」や「ルンバみたいに跳ね返したりするのを、次は成功させるっていう思いで、もう1回やりたい」などの声が挙がっていました。

↑授業後の子どもたちからは、楽しそうな声が聞こえてきた

 

子どもたちに教える側の先生は、「アプリで作ったプログラムをもとに、実物(Root)が動いてくれる。そのなかで思っていたのと違う動きをすることもありますが、それも含めて、子どもたちの学びになっていると感じます」と、語っています。

 

「ルンバ エンジニアリングコース」の3つのポイント

「ルンバ エンジニアリングコース」のポイントは、大きく3つ。1つは「ルンバの動きをRootで再現する」ということ。例えばルンバは「壁にぶつかるとちょっと後ろに下がって向きを変える」という動きをします。これをRootで再現するために、複数の(プログラミングの)ブロックを、組み合わせる必要があります。これにより、ルンバの動きをイメージしながら、プログラミング的思考が学べるのです。

↑Rootを動かすプログラミング画面。動きなどを指示する様々なブロックを組み合わせることで、プログラムを作っていく

 

「ルンバ エンジニアリングコース」の2つ目のポイントは、「アクティビティ(授業)の多さ」。最初は基本的な(プログラミングの)ブロックを学ぶところから始まり、ルンバ搭載のバンパーセンサーの仕組みを理解する、侵入禁止エリアを設定するなど、ルンバの動きを再現しながら、最後はルンバと同じように清掃するミッションまであります。

 

今回公開されたのは、「ルンバ エンジニアリングコース」の初級カリキュラムですが、今後は、より上位のカリキュラムも開設していくそうです。

↑公開された初級カリキュラムだけでも45個のアクティビティが用意されている。今後、上位カリキュラムも公開予定

 

「ルンバ エンジニアリングコース」の3つ目のポイントは、「視覚的にカリキュラムの内容を理解できる動画コンテンツ」だといいます。動画は今後、サイトにアップデートされ、アイロボットの社員が登場して、アクティビティを説明していく内容になる予定です。

 

デモを見ながらプログラミングを体験

「ルンバ エンジニアリングコース」の3つ目のポイントに挙げられた動画コンテンツは、発表された6月8日の段階ではまだ準備段階でした。そこで発表会では、どんな動画コンテンツがアップデートされていくのか、その雰囲気を味わうためのデモを実施。アイロボットジャパンの渡邊 峻さんのデモを見つつ、オンライン発表会に参加した報道関係者がRootのアプリを使いながら、プログラミングを体験しました。

↑オンライン発表会でデモを行った、アイロボットジャパン トレーニングチームの渡邊 峻さん

 

本コースでは、プログラミングアプリ「アイロボットコーディング」を使用。ブラウザ上のアプリを使う方法と、スマートフォン用のアプリを使う方法があり、実際にRootの実機を持っている人は、同アプリで作成したプログラムをBluetoothで送るとプログラム通りにRootが動きます。

↑Rootの本体。障害物に当たった時に反応する本体前面のバンパーセンサーのほか、天面のタッチセンサー、裏面の色を認識するセンサーなど、様々なセンサーが搭載されている

 

↑Rootを動かすためのアプリ「アイロボットコーディング」は、スマートフォン用アプリ版とPC用のブラウザ版が用意されている

 

Rootの実機を持っていなくても、アプリ上にシミュレーターがあるので、プログラミングに応じてRootがどう動くのかがわかります。デモでは、このシミュレーターを使って、Rootがルンバのように「前進→障害物にぶつかる→後退→90度回転→前進」というプログラムを作っていきました。

 

実際に試してみたい人は、こちらのサイトを開いてください。Webアプリが起動して、Rootを動かすことができます。

↑アイロボットの「Education」サイトが開いたら、1番上にある「今すぐプログラミングする」をクリックする

 

↑「アイロボットコーディング」サイトが開くので、右上の横3本線のメニューボタンをクリックし、「Language」を「にほんご」に設定。「New Project」をクリックする

 

プログラミングで障害物を避ける動きを再現

いよいよプログラミング(コーディング)画面へ。サイトの下部に並ぶ青や黄、緑のブロックのひとつひとつがRootへの指示です。これらをドラッグして画面上部に並べていくことでプログラミングを行います。「再生」ボタンをクリックすると、右側のシミュレーターでRootがプログラム通りの動きを始めます。

↑プログラミング画面。下部のブロックをドラッグして画面左に配置していきます

 

少しブロックを並べたら(プログラミングしたら)、「再生」ボタンを押し、画面右側に表示されているRootがどのように動くかをチェック。また少しブロックを並べたらまた再生……というトライ&エラーを繰り返しながらプログラミングしていくと、10分程度でRootが「前進」→「障害物にぶつかる」→「後退」→「回転」→「前進」という一連の動きを再現できました! なるほど、ルンバはこんな風にプログラミングされているのか……と目からウロコが落ちる思い。より多くのブロックを把握して使いこなせば、さらにできることが増えるはず。自分のRootが成長していくさまが想像できて、大人の目から見てもワクワクしますね。

↑「前進」→「障害物にぶつかる」→「後退」→「回転」→「前進」のプログラムが完成。画面右のシミュレーターでは、障害物を配置して動きを確かめた

 

なお、「アイロボットコーディング」アプリは、プログラミングのレベルを3段階で切り替えられます。デモで使ったプログラミングは「レベル1」。「レベル2」では、言葉が書かれたより細かく動きを設定できるブロックを並べていきます。そして「レベル3」では、プログラミングのコードの入力ができるようになっています。

 

より複雑な動きをプログラミングするようになると、解説書を読むよりも、今回のデモのような解説動画を見ながら進めたほうがわかりやすいはず。今後、動画が充実していけば、プログラミングでつまづく子どもも減っていくだろう、とデモを体験しながら感じました。

↑画面左下のタブを「レベル2」に切り替えると、さらに細かい動きをプログラミングできる画面へと即座に切り替わる

 

↑「レベル3」に設定すると、プログラミングのコードを入力する画面に切り替わる

 

アイロボット=STEM教育と呼ばれる日も近い

アイロボットのプログラミングロボットには、「Root」シリーズのほかに、よりルンバに近い「Create 3」(クリエイトスリー)がラインナップされています。Rootが対応しているプログラミング言語「パイソン」だけでなく、「ROS2」にも対応します。また、Rootに内蔵されるバンパーセンサーなどのほか、車輪部分のエンコーダー、加速度センサーやジャイロスコープも内蔵し、充電用のホームベースも付属しています。

↑アメリカで発売されているプログラミングロボット「Create 3」。Rootよりサイズが大きく、多彩なセンサーを内蔵。プログラミング言語の「パイソン」だけでなく、「ROS2」にも対応する

 

↑Create 3も、ブロックを組み合わせることでプログラミングして動かせるため、特に専門的な知識を持たなくても誰でも動かせる

 

同社によれば、「ルンバ エンジニアリングコース」を通じてプログラミングへの理解を深めてもらい、最終的にCreate 3を使った本格的なプログラミングができるような仕組み作りを、開発し続けていきたいとのこと。そこで今回は、「ルンバ エンジニアリングコース」の発表とともに、「Create 3」1台と「Root」6台のセットを無償で貸し出す教育機関向けのパッケージが発表されました。

↑「Create 3」1台と「Root」6台の無償貸し出しパッケージ

 

今回、「ルンバ エンジニアリングコース」をリリースし、プログラミングロボットを充実させたことで、アイロボットはSTEM教育のシステムを提供できる環境を十分に整えてきたと言えるでしょう。これまでは「ロボット掃除機といえばルンバ」だったのが、「STEM教育といえばアイロボット」と呼ばれる日も近いかもしれませんね。一方、教育を通して子どもにアプローチすることで、ルンバに親しみを覚える子どもたちが成長し、購入に至ることも多いはず。「本業」の持続的な成長も狙った面白い取り組みなのは間違いありません。

「初の掃除機」で味わった無念を晴らす! バルミューダ、軽くなった2代目モデル「BALMUDA The Cleaner Lite」に自信アリ

バルミューダが同社初となるコードレス掃除機「BALMUDA The Cleaner」(バルミューダ ザ・クリーナー)を発売したのは、2020年11月のこと。空間になじむスマートなデザインに加え、まるでヘッドが浮いているような軽いかけ心地、さらに前後左右斜めの自在な動きは今までになく、衝撃を受けたものでした。あまりに軽やかに動くので、一度かけ始めたら、あっちもこっちもスイスイ掃除したくなる、そんな今までにない体験が味わえる掃除機でした。

↑従来の掃除機の常識を覆し、ヘッドがくるくる回り、自由自在に動かせる「BALMUDA The Cleaner」

 

期待通り、軽量化を果たした新モデルが登場!

一方で、2㎏を切るモデルが多数登場し、コードレス掃除機の軽量化が進む昨今において、やはり約3.1kgという重さはズシッときます。正確にいうと、電源を入れて掃除機をかけているときは非常に軽やか。ところが、横に動かしたり、電源を切って移動したりするときに、どうしても重さを感じてしまうのです。例えば、ヘッドをちょっと持ち上げようにも持ち上がらない……。とはいえこのデザイン性、滑るようなかけ心地は捨て難いし……。そんなジレンマを感じていたこともあり、筆者はかねてから軽量化を期待していたのです。

 

そして今回、掃除機の新製品発表会があるとのことで、期待を胸に、会場である東京・南青山のBALMUDA The Storeに足を運んだところ……やっぱり軽量化していました! スマートなデザインはそのままに、明らかにコンパクトになっている。バルミューダいわく「ただの軽量化ではなく進化」だそう。新モデルの名前は「BALMUDA The Cleaner Lite」(バルミューダ ザ・クリーナー ライト) 。価格は6万4900円(税込)です。

↑従来モデルから大幅に進化した「BALMUDA The Cleaner Lite」。本体寸法は幅275×奥行150×高さ1170mm、質量は約2.2㎏。運転時間は標準モード約30分、強モード約10分、充電時間は約4時間。ダストボックス容量は約0.10L。カラーはホワイトとブラックの2色

 

クイックルワイパーを目指して開発された従来機

新製品の紹介をする前に、まずは従来モデルBALMUDA The Cleanerがどのような掃除機なのか、おさらいしてみましょう。BALMUDA The Cleanerは、同社の寺尾 玄社長が「掃除機は前後にしか動かないし使いづらい。自由自在に動かせるクイックルワイパーのほうが便利」と感じたことから、クイックルワイパーのように軽やかに掃除できるコードレス掃除機を目指して開発されました。

 

軽やかな動きを実現するために採用したのは、浮揚して進む水陸両用のホバークラフトからヒントを得た独自の「ホバーテクノロジー」。ヘッドに2本のブラシを搭載(デュアルブラシヘッド)し、それぞれ内側に回転させることで摩擦を減らし、氷の上を滑っているような浮遊感を実現しました。さらにヘッドとパイプの接合部に採用した「ユニバーサルジョイント」が、あらゆる角度の移動や横方向へのスライドといった自在な動きを可能にしています(360°スワイプ構造)。

↑BALMUDA The Cleanerはデュアルブラシ(2つのブラシ)をそれぞれ内側に回転させることで、床面との摩擦を減らします

 

↑ヘッドの付け根に専用設計された「ユニバーサルジョイント」を搭載。これにより、前後左右斜めに動かせる「360°スワイプ構造」が実現しました

 

わかりやすく一般受けする要素=軽さを重視

こうして、いままでにない掃除体験ができる掃除機として世に送り出された従来モデルですが、「正直、この素晴らしいコンセプトをすべての皆さんに届けることはできなかった」と同社プロダクトマーケティング部の原賀健史氏は振り返ります。

↑「部屋を清潔にする掃除は本来、良いものであるはず。その掃除体験をより良い時間にしたい」と話す原賀健史氏

 

「この新しいコンセプトの掃除機が完成したとき、私たちはこれが掃除機の新たなジャンルを切り開くことを期待していました。BALMUDA The Toasterが高級トースターという新たなジャンルを確立し、The Green FanがDCモーター扇風機という新たなジャンルを確立したように。ところが掃除機はそこに至らず、とても悔しい思いをしました」(原賀氏)

 

ではどこに壁があったのか。トースター、扇風機との違いを考えたとき、トースターと扇風機は、バルミューダが重視する体験価値が非常にシンプルであることに気づいたといいます。

 

「たとえばトースターは、おいしいトーストが焼ければ100点、扇風機は心地よい風が届けば100点かもしれない。でも掃除機の100点は人によって異なり、1人にとって素晴らしいが、みんなにとって素晴らしいというわけでない。そこで、掃除機のこの素晴らしいコンセプトにポピュラリティ(※大衆性・一般受けのこと)を持たせることが大切だと考えました」(原賀氏)

 

こうして生まれたのが「BALMUDA The Cleaner Lite」というわけです。

 

コンパクト化したうえ、集じん性能もアップ!

新モデルは、従来モデルのメリットを継承しつつ、以下の点が進化しています。

・本体重量が3.1kgから2.2kgと900g軽量化

・ヘッドの厚みが5cmから4cmと薄くなり、本体サイズもコンパクト化。

・空気の流れの効率化、ブラシの最適化により集じん性能が従来比42%アップ

・ヘッドの倒れ角が拡大し、家具下の掃除性が向上

・バッテリーが着脱可能に

・付属アタッチメントが収納できるツールボックスを追加

 

なるほど、ただコンパクト化しただけでなく、集じん性能もアップしているとは。ほかにも細部にわたって改良されていますし、確かに「軽量化ではなく進化」です。一方、ダストカップの容量は0.13Lから0.1Lとわずかに減ったようですが、コンパクト化の代償としては許容範囲と言えるのではないでしょうか。

 

実際どれほどコンパクトになったのか、従来モデルと比較してみると、確かにコンパクトになっています。また、持ち上げたときに感じる重量感も驚くほど違います。さすが、約1kgの違いは大きい!

↑長さは、1240mmから1170mmとなり、背が低い人でもバランス良く持ちやすくなりました

 

↑ヘッドだけでもこの違い。右が新モデルのBALMUDA The Cleaner Lite

 

これだけ軽量かつコンパクトになると、掃除機のかけ心地もだいぶ変わります。引き続きホバーテクノロジーは採用しているため、軽やかなかけ心地はそのままに、細かい部分へのアプローチもストレスなくできるようになりました。

↑細いいすの足回りにもきめ細かくアプローチ

 

従来モデルでは難しかったいすの足回りにも、くるりと回り込んで吸引でき、ヘッド前面で取りきれなかったゴミも、サイドを当てるとキレイに取れました。

↑構造を工夫したことで、サイドからもしっかり吸引。ブラシに新たに採用したブレードフィン(ゴム部分)も、集じん性能のアップに貢献しているそう

 

デザインにバレリーナのような優雅さをプラス

一方変わらなかったのは、そのスマートなデザイン。「掃除機を出してくるのが面倒という問題を解決するには、リビングに出しておけるデザインが必要だった」と原賀さん。また、デザイン担当の比嘉一真さんは、従来モデルに「バレリーナのような優雅さ」をプラスしようと、パーツの随所になめらかな曲線を採り入れたといいます。

↑プロダクトデザイン部の比嘉一真氏

 

↑充電台を少し後傾させたのも、「ほうきを立てかけているのをイメージしました」と比嘉さん。逆にまっすぐ立っていると、人は少し不安を感じる

 

一方、新提案として、付属品を充電台にまとめて置けるツールボックスも付属しました。使いたいときに迷子にならず、使わないときもごちゃごちゃ見せない。また別の部屋を掃除したいときは、ボックスごと持ち運べます。

↑ツールボックスは充電台の後ろに置いておけます

 

↑取っ手がついているので、そのまま持ち運びも可能

 

バッテリーが着脱式になったのもいいですね。別売りのバッテリーを追加購入すれば、連続運転時間が2倍になるので、広い家でも最後まで掃除できます。「ほぼデザインが完成していた段階で、バッテリーを着脱式にしてほしいと言われ、なんとかデザインに取り込めないか試行錯誤しました(笑)」と比嘉さん。

↑充電時間は約4時間で、運転時間は標準モード約30分、強モード約10分。バッテリーがもう1つあれば、掃除の途中で切れても交換できるので安心です(ただし、バッテリーのみでの充電は不可。充電は本体装着時のみ可能です)

 

↑別売りの専用ノズルセット(5点セット)を使えば、布団やソファ、高い場所など様々な場所の掃除が可能に

 

以上、期待して参加した新製品発表会でしたが、BALMUDA The Cleaner Liteはその期待通り、いや、期待以上の進化を遂げた製品でした。もともとデザインの良さと掃除が楽しく感じる浮遊感は唯一無二だと思っていたので、そこに軽さと吸引力が加わり、大幅に魅力がアップした印象です。

 

自宅での使用感はどうなんだろう……そこは気になるところですが、7月31日まで本製品の「30日間全額返金保証キャンペーン」を実施しているとのこと。文字通り、30日間でお気に召さなければ全額返すという、自信満々のキャンペーンです。欲しいけど迷っている、という人は一度試してみてはいかがでしょうか。

家電のプロが「掃除が楽しくなる機能」に夢中! いま買うべき「最新家電の傑作」コードレス掃除機編

昨今のライフスタイルに適した生活家電の注目のアイテムを、家電に精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

ホコリがまる見えの緑色レーザーが掃除を超楽しくする

【コードレススティッククリーナー】

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Total Clean

実売価格10万2300円

ホコリを可視化するレーザー機能搭載のスティック掃除機。豊富なアタッチメントを活用すれば、狭い隙間や布団も1台で掃除できる。毎分最大12万5000回転のモーターや11基のサイクロンを備え、パワフルな吸引力を発揮。

SPEC●集じん容積:0.35ℓ●最大稼働時間:約60分●充電時間:約3.5時間●アタッチメント:ダイレクトドライブクリーナーヘッド、毛絡み防止スクリューツールなど6点●サイズ/質量:W250×H1095×D234mm/2.2kg

 

いままで面倒だった掃除が、コレですっかり楽しくなったと言う近藤さん。ホコリを可視化するレーザー機能に夢中だ。

 

「一見ゴミがないと思われるフローリングも、レーザーを当てると意外にホコリだらけ。見つけづらい白毛や茶毛のペットの抜け毛も一目瞭然です。ここにホコリがあった、あそこにも抜け毛があると探し回るうちに、家中の掃除機がけが完了。掃除を楽しみながら習慣化できます。そしてやはりダイソンは、吸引力がスゴい。1回の掃除で、ホコリがたんまり取れます。カーペット用の『ダイレクトドライブクリーナーヘッド』は、ブラシが密着して腕の力を使うぶん、繊維奥のホコリまで取れて満足感が格別。『毛絡み防止スクリューツール』も洗面所や、ペットの定位置であるソファとこたつの掃除にもってこいです。スイッチがトリガー式からボタン式になったのもポイント。グリップを握り続けるストレスがなくなりました」

↑「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」が付属。カーペットの掃除に特化したブラシが、繊維の奥からかき出すようにホコリを取り除く

 

↑微細なホコリの視認性を高めるレーザーを装備。照明下のフローリングでもくっきりと浮き上がって見え、ゴミの取り逃しを防ぐ

 

↑吸引口のセンサーがゴミを計測し、手元のディスプレイにリアルタイムで表示。サイズと量に応じて吸引力が自動で調整されるので効率的だ

家電ライター

近藤克己さん

家電&デジタル系を中心に執筆活動するライター。レビューや検証記事では、“オジさん目線”に定評アリ。

 

家電のプロが最新ルンバに感動! いま買うべき「最新家電の傑作」ロボット掃除機編

昨今のライフスタイルに適した生活家電の注目のアイテムを、家電に精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

障害物を賢く回避するから外出中も安心して任せられる

【ロボット掃除機】

アイロボット

ルンバ j7+

アイロボットストア価格12万9800円

広角カメラセンサーを本体フロントに搭載。従来モデルの天面カメラでは難しかったルンバのすぐ目の前の状況も把握可能となり、障害物の種類を識別して接触を回避する。ケーブル類、ペットの排泄物(固形物)、靴・靴下・スリッパなどを機械学習済みだ。

SPEC●ナビゲーションテクノロジー:PrecisionVisionナビゲーション●清掃範囲:フロア全体●稼働時間:清掃完了まで自動充電&自動再開●スマートスピーカー:対応●サイズ/質量:φ339×H87mm/約3.4kg

 

愛犬と暮らす田中さんがロボット掃除機に切望していたのが、障害物回避機能の強化。今回のアップデートで、従来のルンバを稼働させる際に悩みの種だった、ペットのうんち問題が解決した。

 

「ルンバが犬のうんちが落ちているのに気づかず接触してしまう……という苦い経験があり、外出中にルンバを動かすのは注意が必要と考えていました。しかし本機の回避能力を検証したところ、難易度が高そうな、柄物のカーペット上のうんちも賢く回避してくれて感動! 床に落ちている靴下やケーブル類などもスイスイ避けてくれます。ルンバが動けるスペースを確保するためにあらかじめ片付けておく手間も減り、導入へのハードルがかなり下がりました」

 

従来に比べ背の低くなったクリーンベースも特徴。歴代のルンバを使用してきた家電のプロも、理想形に近いデザインだと賞賛する。

 

「従来は黒々と突き出て存在感大きめだったクリーンベースは、ルンバ本体とのバランスが良く部屋に馴染みやすいデザインに刷新されました。スタイリッシュなグラファイトカラーにも惚れ惚れ。これからの季節は花粉症対策のためにも、同色で展開されるブラーバ ジェットm6と連携させて、床掃除に一層力を入れたいです!」

↑クリーンベース(自動ゴミ収集機)内の紙パックに最大60日ぶんのゴミを収集。通常の掃除機がけからゴミ捨てまでの手間を肩代わりしてくれる

 

↑ケーブル類や脱ぎ捨てた靴下などもスイスイ回避。万が一ペットのうんちが付着した場合に無償交換するサービスまで付帯する。精度への自信の表れだ!!

 

【コレにも注目!】

床拭きロボット・ブラーバとの連携で床掃除に死角ナシ!

アイロボット

ブラーバ ジェット m6

アイロボットストア価格7万6860円

マッピング機能を備えた床拭きロボット。床面に残りやすいベタつき汚れも、ジェットスプレーで浮かせて拭き取る。季節や生活習慣を考慮して、最適な掃除方法を提案してくれる。3月にグラファイトカラーが登場。

↑ルンバ j7+と連携して、ゴミ吸引と拭き掃除をリレー運転。外出中に隅々まで掃除してくれるのがうれしい

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

主婦目線のリアルなレビューが持ち味。5歳の愛犬と暮らし、日々の掃除が欠かせない。歴代のルンバを愛用。

 

プロが注目するクリーナーベスト3を発表!「いま、欲しいモノランキング」スティック掃除機編

本誌でおなじみの評論家やインフルエンサーたちに、“いま欲しいモノ”をリサーチする企画。今回は、クリーナーの注目商品を独自の視点で番付してもらった。コードレススティック掃除機のトレンドは、「吸引力」と「軽さ」の追求から、ネクストレベルへ。各社が掃除へのハードルを下げる仕掛けづくりに注力している。ゴミ捨てやメンテの省手間化にも要注目だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです

 

2022年 スティック掃除機選びの3か条

1.吸引力と軽さの両立は掃除機選びの基本の“き”

本体の軽さは掃除機がけのしやすさに直結する重要ポイント。しかし、軽さのみ重視してゴミ取り能力が不十分だと逆にストレスが増えてしまう。両要素のバランスがうまく取れた機種を選ぶべし。

 

2.ゴミの視認性を高める機能の有無に注目!

目視が難しい微細なゴミも可視化する機種はゴミが除去できている安心感を高め、掃除へのモチベーションを上げてくれる。センサーやライトなどゴミの視認性を高める機能の有無をチェックしよう。

 

3 ゴミ捨てやメンテの省手間性もチェック!

掃除機の吸引力維持に不可欠なゴミ捨てやノズルブラシの手入れは、できれば避けたい作業のひとつ。ゴミ捨ての負担軽減機能やブラシの毛がらみ防止機能を備えた機種は、掃除の心理的負担を軽くする。

 

私が選出しました

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般のレビュー記事を執筆。コードレススティック掃除機や自動調理鍋、炊飯器の検証記事も多数手がける。

 

「吸引力」と「軽さ」だけで選ぶ時代はもう終わった‼

コードレススティック掃除機の分野では「軽量化」のトレンドが一段落。「軽さ」というベーシックな価値にプラスαの機能を加えたモデルが続々登場している。

 

注目株は、ゴミの視認性をレーザーで高めるダイソンと、LEDで高める日立。明るい部屋でも床の微細なゴミを照射してくっきり浮かび上がらせることで「床がいかに汚れているか」「掃除後に床がいかにきれいになったか」が一目瞭然となり、掃除へのモチベーションを一気に高めてくれる。

 

一方、メンテ面での最旬トレンドは、パナソニック MC-NS10Kの自動ゴミ収集機能。掃除後に本体内のゴミをクリーンドックに移送することでゴミ捨ての頻度を軽減した。さらに、手元重量の軽さを追求することで、パワフルな吸引力と小回りが利いた快適な操作性を両立させている。

 

なお、今回取り上げた3機種は共通して、ノズルブラシに毛がらみ抑制機能を搭載している。これは在宅時間が増えた昨今においてマスト機能となるはずだ。

※以下の「アタッチメント数」は収納用ブラケットや専用充電ドックなどを除く

 

第3位 軽さに加えて最旬トレンドを押さえた実力派

日立

パワかるスティック PV-BL50J

実売価格8万3360円

【最大稼働時間:60分】(標準モードでパワフルスマートヘッド・ミニパワーヘッド非使用時)

【ノズル:パワフルスマートヘッド】

【質量:1.4kg】

【アタッチメント数:5】

1.4kgの軽さに加え「ゴミくっきりライト」「からまんブラシ」など旬の機能をカバー。ヘッドの押し引きに合わせて後方フラップが開閉し、押しても引いてもパワフルにゴミを除去する。ダストケース内のゴミを圧縮しフィルターへのゴミのからまりを抑制。お手入れがラクだ。

SPEC●集じん方式:サイクロン式●集じん容積:0.15ℓ●充電時間:約3.5時間●ゴミ可視化機能:ゴミくっきりライト●付属品:ミニパワーヘッド、ハンディブラシ、ほうきブラシほか●サイズ:W230×H1010×D230mm

↑三次元形状のファンで風の流れを効率化し、高効率モーターとの組み合わせで風量を従来比で約10%向上。これにより本体の軽さとパワフルな吸引力を両立した

 

↑「からまんブラシ」はブラシの先端をループ毛状にすることですき間に髪の毛などを入り込みにくくし、ブラシの毛がらみを軽減。ブラシのメンテナンス性が高い

 

↑ヘッドには白色のLEDに加え、緑色のLEDを搭載。緑色は目視で最も明るく感じる波長に近く、照らしたゴミとその影の差が大きくなり、はっきりと視認できる

 

【IMPRESSION】 いま求められている機能をバランス良く取り入れた1台

「ゴミの視認性はダイソンにわずかに及ばないものの、実用性は文句なし。吸引力と軽さをうまく両立し、ヘッドの毛がらみも少ない、機能のバランスが取れたモデルです」(平島さん)

 

第2位 “ゴミの可視化”をレーザーで実現し吸引力も抜群

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Total Clean

実売価格9万7900円

【最大稼働時間:約60分】(エコモードでモーター駆動のないツールを使用時)

【ノズル:Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド】

【質量:2.2kg】(Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド装着時)

【アタッチメント数:6】

目視しづらい微細なホコリもレーザーでくっきり照らし出し、取り逃しを防止。毎分最大12万5000回転の新型モーターを採用し、吸引力は従来比の1.5倍(※)を実現した。ナイロンフェルト製のローラーヘッドは大小のゴミを逃さず除去し、毛がらみもしにくい。

SPEC●集じん方式:サイクロン式(Root Cycloneテクロジー)●集じん容積:0.35ℓ●充電時間:約3.5時間●ゴミ可視化機能:グリーンレーザー、ピエゾセンサー●付属品:ダイレクトドライブクリーナーヘッドほか●サイズ:W250×H1095×D234mm

※:Dyson Digital Slimとの比較

↑レーザー光を絶妙な角度で照射し、見えにくいホコリや微粒子ゴミも浮き上がるように可視化。明るい場所でもゴミの有無がはっきり分かる

 

↑手元に液晶ディスプレイを搭載。吸気口のセンサーで計測したゴミのサイズと量がリアルタイムでわかりやすく表示される

 

↑クリアビンをゴミ箱の奥に差し込んで手元のレバーを引くと、ホコリが散らずにゴミ捨て可能。ゴミに触れずに捨てられるのがうれしい

 

【IMPRESSION】 レーザーで視認性上々! やや重いがパワーは特筆モノ

「レーザー照射で、衝撃的な量のゴミが浮かび上がります!! 質量は3モデルのなかでは重めですが、吸引力抜群でバッテリー持ちも優秀。ヘッドの毛がらみがほぼないのも魅力です」(平島さん)

 

第1位 ダストボックスを分離することでゴミ捨て頻度を減らし操作性も向上

パナソニック

セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10K

実売価格6万5340円

【最大稼働時間:約15分(AUTO)】(満充電・電池初期/20 ℃時。部屋の形状・床の状態・バッテリーの状態により異なる)

【ノズル:からまないブラシ】

【質量:1.5kg】

【アタッチメント数:1】

充電台に自動ゴミ収集機能を備え、本体からダストボックスを分離した画期的モデル。手元重量0.45kgの軽い操作性で、ほうきやフロアワイパーのようにスムーズに床掃除できる。毛がらみを除去する手間が減ると好評の「からまないブラシ」も搭載。

SPEC●集じん方式:紙パック式(クリーンドック)●集じん容積:スティック本体0.05ℓ/クリーンドック0.8ℓ●充電時間:約3時間(※)●ゴミ可視化機能:クリーンセンサー●付属品:すき間用ノズル●サイズ:W213×H1030×D130mm、クリーンドック:W134×H417×D282mm

※:周囲温度20 ℃時。周囲温度、使用時間など使用条件により異なる(電池が空状態から充電を開始した場合)

↑目に見えない約20μmのハウスダストもクリーンセンサーで検知。ゴミを見つけるとランプが赤く点灯、なくなると青色点灯し、きれいになったことを確認できる

 

↑「からまないブラシ」を搭載。2本の円すい形ブラシで毛が径の細い中央部に移動し、ブラシから解けて吸引する。髪の毛やペットの毛がからみにくい

 

↑掃除機をクリーンドックに戻すとドック内のモーターが起動し、本体内のゴミをドック内の紙パックに回収。約1か月ぶんのゴミを貯められる。紙パック内のゴミは「ナノイーX」で除菌・脱臭

 

↑クリーンドック(充電台)と正対する向きに本体を立てかけて充電。掃除開始時も持ち手を手前に引けばすぐ取り出せる

 

【IMPRESSION】 ゴミ捨て頻度が少なくパワーと軽さのバランスも◎

「微細なゴミもセンサーで検知し、ランプの色で把握可能。クリーンドック採用で本体質量1.5kgを実現しつつ、『パワーコードレス』ならではの吸引力も十分に確保されています」(平島さん)

 

ルンバがさらに優秀になるぞ! アイロボットがロボット掃除機の大規模OSアップデートをスタート

アイロボットは、ロボット掃除機「ルンバ」と床拭きロボット「ブラーバ」のWi-Fi対応製品を対象とした、「iRobot Genius(アイロボット ジーニアス)ホームインテリジェンス」の大規模なソフトウェアアップデート(iRobot Genius 4.0)を開始します。アップデートは6月末を目処に順次行われる予定です。

 

ライフスタイルに合わせた掃除体験を提供

iRobot Genius 4.0へのアップデートにより追加される主な機能は、次の通りです。

①衣類やタオルなどの障害物を認識し、回避

対象モデル:ルンバj7+/j7

ルンバj7+とj7はPrecisionVisionナビゲーションにより、コード類からペットの排泄物など様々な障害物を回避しますが、今回のアップデートで新たに衣類やタオルの認識と回避が可能になります。

 

②i3シリーズがスマートマップに対応

対象モデル:ルンバi3+/i3

これまでは特定の部屋の掃除は指示できませんでしたが、アップデート後はスマートマップの作成と併せて、指定した部屋の掃除ができるようになります。

 

③チャイルド&ペットロック機能を搭載

対象モデル:ルンバ s9+、j7+/j7、i7+/i7、ブラーバ ジェットm6

チャイルド&ペットロック機能が搭載されます。ロボット本体のCLEANボタンの無効化が可能になり、誤って本体のボタンが押されても、待機中のロボットは充電ステーションを離れず、動作中の場合は掃除を続けます。

 

④ Siriによる音声操作が可能に

対象モデル:全Wi-Fi対応機種

iRobot HomeアプリからSiriショートカットを追加すれば、Siriに話しかけるだけで掃除ができるようになります。清掃開始、一時停止、再開、充電ステーションへの帰還を指示するフレーズを設定可能。

 

⑤部屋やエリアごとに清掃モードの設定が可能に

対象モデル:ルンバ s9+、j7+/j7、i7+/i7、ブラーバ ジェットm6

自宅のエリアごとに、走行回数などの清掃モードを設定できるようになります。例えばブラーバ ジェット m6では、台所はジェットスプレーの水量を増やして念入りに、寝室は水分量や時間を節約してすばやく拭き掃除するなど、細かな設定が可能です。

 

↑「NEW」と記載されている項目が、今回のiRobot Genius 4.0へのアップデートで実装される機能

家電のプロが絶賛! パナソニックの「ゴミ捨て頻度を減らすクリーナー」をチェック

本誌でおなじみの評論家やインフルエンサーたちに、“いま欲しいモノ”をリサーチする企画。今回は、クリーナーの注目商品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年×月号に掲載された記事を再編集したものです

 

ダストボックスを分離することでゴミ捨て頻度を減らし操作性も向上

パナソニック

セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10K

実売価格6万5340円

【最大稼働時間:約15分(AUTO)】(満充電・電池初期/20 ℃時。部屋の形状・床の状態・バッテリーの状態により異なる)

【ノズル:からまないブラシ】

【質量:1.5kg】

【アタッチメント数:1】

充電台に自動ゴミ収集機能を備え、本体からダストボックスを分離した画期的モデル。手元重量0.45kgの軽い操作性で、ほうきやフロアワイパーのようにスムーズに床掃除できる。毛がらみを除去する手間が減ると好評の「からまないブラシ」も搭載。

SPEC●集じん方式:紙パック式(クリーンドック)●集じん容積:スティック本体0.05ℓ/クリーンドック0.8ℓ●充電時間:約3時間(※)●ゴミ可視化機能:クリーンセンサー●付属品:すき間用ノズル●サイズ:W213×H1030×D130mm、クリーンドック:W134×H417×D282mm

※:周囲温度20 ℃時。周囲温度、使用時間など使用条件により異なる(電池が空状態から充電を開始した場合)

↑目に見えない約20μmのハウスダストもクリーンセンサーで検知。ゴミを見つけるとランプが赤く点灯、なくなると青色点灯し、きれいになったことを確認できる

 

↑「からまないブラシ」を搭載。2本の円すい形ブラシで毛が径の細い中央部に移動し、ブラシから解けて吸引する。髪の毛やペットの毛がからみにくい

 

↑掃除機をクリーンドックに戻すとドック内のモーターが起動し、本体内のゴミをドック内の紙パックに回収。約1か月ぶんのゴミを貯められる。紙パック内のゴミは「ナノイーX」で除菌・脱臭

 

↑クリーンドック(充電台)と正対する向きに本体を立てかけて充電。掃除開始時も持ち手を手前に引けばすぐ取り出せる

 

【IMPRESSION】 ゴミ捨て頻度が少なくパワーと軽さのバランスも◎

「微細なゴミもセンサーで検知し、ランプの色で把握可能。クリーンドック採用で本体質量1.5kgを実現しつつ、『パワーコードレス』ならではの吸引力も十分に確保されています」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般のレビュー記事を執筆。コードレススティック掃除機や自動調理鍋、炊飯器の検証記事も多数手がける。

レーザーで「衝撃的な量のゴミ」が浮かび上がる! 家電のプロが注目するダイソンのクリーナーをチェック

本誌でおなじみの評論家やインフルエンサーたちに、“いま欲しいモノ”をリサーチする企画。今回は、クリーナーの注目商品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年×月号に掲載された記事を再編集したものです

 

“ゴミの可視化”をレーザーで実現し吸引力も抜群

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Total Clean

実売価格9万7900円

【最大稼働時間:約60分】(エコモードでモーター駆動のないツールを使用時)

【ノズル:Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド】

【質量:2.2kg】(Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド装着時)

【アタッチメント数:6】

目視しづらい微細なホコリもレーザーでくっきり照らし出し、取り逃しを防止。毎分最大12万5000回転の新型モーターを採用し、吸引力は従来比の1.5倍(※)を実現した。ナイロンフェルト製のローラーヘッドは大小のゴミを逃さず除去し、毛がらみもしにくい。

SPEC●集じん方式:サイクロン式(Root Cycloneテクロジー)●集じん容積:0.35ℓ●充電時間:約3.5時間●ゴミ可視化機能:グリーンレーザー、ピエゾセンサー●付属品:ダイレクトドライブクリーナーヘッドほか●サイズ:W250×H1095×D234mm

※:Dyson Digital Slimとの比較

↑レーザー光を絶妙な角度で照射し、見えにくいホコリや微粒子ゴミも浮き上がるように可視化。明るい場所でもゴミの有無がはっきり分かる

 

↑手元に液晶ディスプレイを搭載。吸気口のセンサーで計測したゴミのサイズと量がリアルタイムでわかりやすく表示される

 

↑クリアビンをゴミ箱の奥に差し込んで手元のレバーを引くと、ホコリが散らずにゴミ捨て可能。ゴミに触れずに捨てられるのがうれしい

 

【IMPRESSION】 レーザーで視認性上々! やや重いがパワーは特筆モノ

「レーザー照射で、衝撃的な量のゴミが浮かび上がります!! 質量は重めですが、吸引力抜群でバッテリー持ちも優秀。ヘッドの毛がらみがほぼないのも魅力です」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般のレビュー記事を執筆。コードレススティック掃除機や自動調理鍋、炊飯器の検証記事も多数手がける。

最旬トレンドをしっかり採用!家電のプロが注目する日立のクリーナーとは?

本誌でおなじみの評論家やインフルエンサーたちに、“いま欲しいモノ”をリサーチする企画。今回は、クリーナーの注目商品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年×月号に掲載された記事を再編集したものです

 

軽さに加えて最旬トレンドを押さえた実力派

日立

パワかるスティック PV-BL50J

実売価格8万3360円

【最大稼働時間:60分】(標準モードでパワフルスマートヘッド・ミニパワーヘッド非使用時)

【ノズル:パワフルスマートヘッド】

【質量:1.4kg】

【アタッチメント数:5】

1.4kgの軽さに加え「ゴミくっきりライト」「からまんブラシ」など旬の機能をカバー。ヘッドの押し引きに合わせて後方フラップが開閉し、押しても引いてもパワフルにゴミを除去する。ダストケース内のゴミを圧縮しフィルターへのゴミのからまりを抑制。お手入れがラクだ。

SPEC●集じん方式:サイクロン式●集じん容積:0.15ℓ●充電時間:約3.5時間●ゴミ可視化機能:ゴミくっきりライト●付属品:ミニパワーヘッド、ハンディブラシ、ほうきブラシほか●サイズ:W230×H1010×D230mm

↑三次元形状のファンで風の流れを効率化し、高効率モーターとの組み合わせで風量を従来比で約10%向上。これにより本体の軽さとパワフルな吸引力を両立した

 

↑「からまんブラシ」はブラシの先端をループ毛状にすることですき間に髪の毛などを入り込みにくくし、ブラシの毛がらみを軽減。ブラシのメンテナンス性が高い

 

↑ヘッドには白色のLEDに加え、緑色のLEDを搭載。緑色は目視で最も明るく感じる波長に近く、照らしたゴミとその影の差が大きくなり、はっきりと視認できる

 

【IMPRESSION】 いま求められている機能をバランス良く取り入れた1台

「ゴミの視認性は、実用性で文句なし。吸引力と軽さをうまく両立し、ヘッドの毛がらみも少ない、機能のバランスが取れたモデルです」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般のレビュー記事を執筆。コードレススティック掃除機や自動調理鍋、炊飯器の検証記事も多数手がける。

先進技術を磨き上げたエコバックス「DEEBOT T9/DEEBOT T9+」が初ランクイン【家電大賞2021‐2022 ロボット掃除機部門】

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今年で7回目となった「家電大賞2021-2022」では、2021年発売のノミネート家電157製品のなかから、読者の投票(投票期間は2021年11月24日~2022年1月6日)により、グランプリと部門賞(特別賞含む17部門)が決定! エコバックス「DEEBOT T9/DEEBOT T9+」がロボット掃除機部門で銅賞を受賞した。

 

清掃力、マッピング・物体回避性能etc.
先進技術を磨き上げたエコバックスが着実に評価を獲得しついに3位に!!
エコバックス「DEEBOT T9/DEEBOT T9+

↑自動ゴミ収集機非搭載モデルT9もラインナップ。T9+と同等の吸引・水拭き性能を備える。芳香剤(エアフレッシュナー)にも対応

【家電大賞2021-2022 ロボット掃除機部門】銅賞

エコバックス
DEEBOT(ディーボット) T9/T9+

実売価格9万9800円/12万9800円

3000Paの吸引力と振動式モップによる水拭きでパワフルに床掃除できる2in1モデル。高精度なマッピング技術と3D物体回避技術で障害物を避けながら部屋の隅々まで清掃する。T9+は自動ゴミ収集機を備え、ゴミ捨ての手間も軽減。

SPEC●マッピング方式:TrueMapping2.0●物体回避技術:3D物体回避TrueDetect2.0●連続運転時間:最大約175分●充電時間:最大約6.5時間●水タンク容量:180㎖●サイズ/質量:φ353×H93.6㎜/3.57㎏(本体)

 

エコバックスのDEEBOT T9/T9+がロボット掃除機部門で銅賞を堂々受賞!! 同社は50以上の国と地域で展開する世界シェア2位を誇る家庭用ロボット掃除機の専門メーカー。日本でもいよいよその実力が認知されてきているようだ。

本機で特に高評価だったのが掃除性能。3000Paの吸引力に加え振動式の水拭き機能も好評で、「かなりゴシゴシと拭き掃除してくれるので床がいつもきれい」との声も多い。また、マッピングと障害物回避性能も上々で、「アプリのマップ機能がとても使いやすい」「床上のケーブルも巻き込まず、掃除が中断しないのがうれしい」などの喜びの声が寄せられている。さらに、独自の芳香機能や静音性を評価する声も多かった。

なお、4月には圧倒的機能を搭載した新モデルDEEBOT X1 OMNIが登場。今後もエコバックスのロボット掃除機の快進撃から目が離せない!!

 

【投票者の声】

「吸引と床拭きの一体型でケーブルの回避も優秀。 デザインで選んだけれど、コレを買って本当に良かった!」(50代・女性)

「マッピングの細かさと障害物への反応が素晴らしい。 夜間に動かしても気にならないくらい運転音も静か!」(20代・男性)

 

【Point_01】

3D物体回避技術

3D物体回避技術が進化。障害物の識別制度が10倍向上し、家具を傷つけたり吸込口にコード類が絡まったりする事態を防ぐ。マッピング精度も4倍アップし、複数の部屋の間取りを正確に把握して隅々まで抜かりなく掃除する。

 

【Point_02】

パワフル吸引&静かな水拭き

従来比6倍の吸引力とモップの強力振動で床上のチリからベタつき汚れまで除去。振動時の音を静音化し在宅ワーク中に使用しても気にならない。モッププレート装着時はカーペットを回避し、外した際は乗り上げて掃除する切替機能も便利。

 

【Point_03】

エアフレッシュナー

専用ユニットに芳香カプセル(エアフレッシュナー)を装着すれば、掃除しながら室内が爽やかな香りで満たされる。カプセルはワイルドブルーベルなど3種類の香りを用意(1個同梱)。香り放出のオン/オフはアプリで簡単に変更可能だ。

 

ロボット掃除機史上最強クラスの新作が登場!!

DEEBOT X1 OMNI

実売予想価格 19万8000円
4月7日発売

業界最強レベルの吸引力5000Pa、ダストピックアップ率95%を実現。さらに2基の加圧回転式モップで圧力をかけながら水拭きする。モップの自動洗浄&熱風乾燥機能を備えたステーションも画期的。

エコバックスから“史上最強のオールインワンモデル”DEEBOT X1 OMNIが実現する未知なる掃除習慣

4月7日、エコバックスからディーボットの新作「DEEBOT X1  OMNI(ディーボット・エックスワン・オムニ)」が登場。障害物の回避、ゴミの自動収集、モップの自動洗浄・乾燥まで叶えるオールインワンモデルだ。ついに人類は、床掃除にかかる準備から片付けまでのすべての手間から解放される……!!

 

【今回紹介する製品】

ロボット掃除機業界の潮目を変える・歴史を変える、
“史上最強のオールインワンモデル”が誕生!!
DEEBOT X1 OMNI

エコバックス
DEEBOT X1 OMNI

実売予想価格19万8000円

「吸引+水吹き+ゴミ自動収集」は、もはや当たり前。何と本機は、業界初の「水拭きモップの洗浄・熱風乾燥」まで自動化に成功した画期的な一台だ。業界最強レベル5000Paの吸引力と加圧回転式デュアルモップ(OZMO TURBO 2.0)による水拭き性能も秀逸。超高性能カメラとAIにより障害物も賢く回避する。

SPEC●マッピング技術:D-ToF(TrueMapping2.0)●障害物回避技術:RGBDカメラ(AIVI 3D)●水拭きシステム:OZMO Turbo 2.0●連続稼働時間:260分●充電時間:6.5時間●紙パック容量:3.0ℓ●内蔵式音声アシスタント:YIKO●スマートスピーカー連携:Google、Alexa、Siri●サイズ/質量:φ362×H103.5mm/4.4kg(本体)

 

あらゆる先進技術を駆使しかつてない掃除体験を提供

本来は手間いらずのはずのロボット掃除機だが、実際はいくつかの手間が発生していた。まずはお手入れ面。自動ゴミ収集機能によってゴミ捨ての面倒はだいぶ軽減されたが、水拭き対応モデルの場合はモップの洗濯や取り替えなどが不可欠だった。そこでX1は、ステーションにモップの自動洗浄機構を内蔵。洗浄後は熱風乾燥し、生乾きのニオイもない。

また、ロボット掃除機を動かす前に床のモノを片付ける作業も意外と面倒だ。その点も、超高速処理AIと高性能カメラによる優れた障害物回避技術(AIVI 3D)で解消。電源ケーブルやスリッパはもちろん、ペットや子どもなど動いている物体まで認識して避けてくれる。

業界最強レベル5000Paのパワフル吸引と、毎分180回転する2つのモップによる水拭きも頼もしい。独自の音声アシスタント「YIKO(イコ)」の採用も要注目。ロボット掃除機の新たなステージを示す一台だ。

 

JACOB JENSENによる“デザイン家電”としても一級品のビジュアル!!

DEEBOT X1 ONNIのデザインは、デンマークの世界的デザイン事務所「ヤコブイェンセン・デザイン」が監修。ネジひとつない本体デザインに、北欧モダンのエッセンスが感じられる。

 

私が解説します!

家電ライター
平島憲一郎さん

生活家電全般の記事を執筆。ロボット掃除機のレビュー記事も数多く手掛けている。

【プロが驚いたX1ポイント 全自動クリーニングステーション】

本体が吸引したゴミは紙パック内に自動収集

清水タンクと汚水タンクの下に自動ゴミ収集機を搭載。本体が吸引したゴミを紙パックに貯める。紙パック容量は3.0ℓで、交換目安は約60日に1回。収集機は引き出し式で紙パック着脱も容易だ。

 

電動モップへ自動給水し、常に均一な水量で水拭き

掃除機がクリーニングステーションに戻ると、電動モップ用タンクに自動給水。本体タンクにいちいち水を注ぐ面倒がない。本体は掃除中も定期的にステーションに戻り給水し、均一な水量で水拭きできる。

 

10/15/25分ごとに戻って電動モップを自動洗浄&再開

モップはステーション内で自動洗浄。ドック底部に凹凸があり、きれいな水を送りモップの回転で汚れを落とす。アプリ設定で10分/15分/25分ごとにドックに戻り洗浄。常にきれいなモップで水拭きする。

 

清掃完了後の電動モップは自動洗浄のうえ熱風乾燥

洗浄・すすぎのあと、モップを高速回転させながら熱風を送風して乾かす。熱風乾燥時間は約2時間。しっかり乾かしきるので雑巾のようなイヤな生乾き臭も出ない。乾燥中の運転音も静かだ。

 

【プロが驚いたX2ポイント 業界トップレベルの吸引力】

パワフルな吸引力5000Paとダストピックアップ率95%を実現

毎分2万5000回転の強力モーターで業界最強レベルの吸引力5000Paを実現。従来の最上位機T9の約1.7倍吸引力がアップした。上下に可動するメインブラシが常に床面に密着してゴミを捕集。ダストピックアップ率も最大95%まで向上した。

 

【プロが驚いたX3ポイント 加圧回転式デュアルモップ(OZMO TURBO 2.0)】

180回転/分のデュアルモップで圧力をかけながら水拭き

水拭き用モップが従来の振動式から回転式のデュアルタイプ(OZMO TURBO 2.0)に進化。2つのモップが約600g相当の圧力を床にかけながら毎分180回転し、まるで人がゴシゴシと雑巾がけするように皮脂汚れや頑固なこびりつき汚れを擦り取る。

 

【プロが驚いたX4ポイント 障害物検出・回避システムAIVI 3D】

業界最先端AIチップと高性能HDRカメラで
障害物の回避も暗い部屋での掃除も余裕

5億回/秒の超高速処理AIチップと高性能HDRカメラによる3D物体回避技術(AIVI 3D)で、動く障害物もリアルタイムに認識して回避。高度なHDR合成で暗い場所でもはっきりと障害物を捉える。18種類の障害物と床材を識別可能だ。

 

【プロが驚いたX5ポイント ビデオマネージャー】

アプリから写真撮影・録画のほか本体マイクを介した通話も可能

本体カメラを使って室内の状況を屋外からスマホでモニター可能。留守番をしているペットの様子を外からも見守りでき、その様子を撮影・録画できる。さらに、本体マイクを介した通話機能も新搭載し、ペットへの声がけも可能だ。

≪DEEBOT X1 OMNI 担当者からひとこと≫

エコバックスジャパン
マーケティング本部長
下森龍二さん

快適な暮らしを提供すべく利益は度外視で開発しました

「すべての人に豊かな時間を過ごしてほしい」という理念から生まれた、史上最高スペックのロボット掃除機です!! 利益の半分を研究開発費に投資し、モップの洗浄・乾燥・給水など、従来は人の手が必要だった作業も完全自動化に成功しました。

生卵を吸い、次亜塩素酸水も作る…だと? Makuakeの「概要が魅力的すぎるクリーナー」は本物か。

ここ数年で掃除のスタイルも大きく変わりました。スティック型コードレス掃除機の販売台数が、キャニスター型コード付き掃除機を逆転したのが2018年。さらにロボット掃除機の普及率も伸び続けています。その一方で、床拭き用掃除機はまだまだ少ない印象で、今も自分で雑巾がけをしたり、シート式のフロアワイパーを使っている人が大半ではないでしょうか。

 

そんななか、クラウドファンディングサービス「Makuake」に、水拭きできるコードレス掃除機なるものが登場しています。しかもこれ、以下の概要を読めば読むほど、とても魅力的なのです。

うっかり床に落とした卵、子供の食べこぼしもサっとひと拭き!また、掃除をしながら床面を効率的に除菌可能!さらに掃除後のお手入れも不要! ゴミ吸引+モップがけ+除菌+セルフクリーニングまで一台になったmacco(マッコ)吸引&水拭き電動クリーナー。日々の床掃除はもう楽チン!

とはいえ、いままでにない製品だし、実際に使ってみないと本当のところはわからない……ということで、製品を借りて使ってみました!

 

自動で次亜塩素酸水を生成し、ブラシの洗浄もできるってホント?

↑充電式コードレスタイプの「Macco吸引&水拭き電動クリーナー」。本体サイズは、長さ28.5×奥行き19.5×高さ116cm、重量は約3.9kg。一般的なコードレス掃除機に近い大きさです

 

改めて、今回試用するのは、3月30日までMakuakeにて応援購入募集中(3万6990円~・税込)の香港発・Madspace Japanの「macco吸引&水拭き電動クリーナー」です。数あるMakuake出品製品の中で、筆者がこれを使ってみたいと思ったのは、ただただ床の雑巾がけが面倒で嫌いだから(笑)。ふだんは床拭きロボットも愛用していますが、maccoには床拭きロボットにはない、いくつかのユニークな機能がありました。

 

それが次の4つです。

・ゴミを吸引しながら水拭きできる。

・次亜塩素酸水を生成し、床掃除しながら除菌ができる。

・モップを自動で洗浄してくれる。

・カーペットも水拭きできる。

特に惹かれたのが次亜塩素酸水で除菌できる点。フローリングはもちろん、簡単に水洗いできないカーペットも除菌できるのは、とても魅力的です。

 

水分を含んだブラシが回転し、ゴミを吸い上げながら汚れを拭き取る

まずは構造と仕組みをチェック。電源を入れると、キレイな水が入った浄水タンクからローラーブラシに水が給水されます。水分を含んだブラシは回転しながらパワフルにゴミを吸い上げ、こびりついた汚れも一気に拭き取ります。またブラシに染み込んだ汚水は搾り取られ、ゴミと一緒に汚水タンクに回収されるため、汚れを広げる心配もありません。

↑上部に設置された浄水タンクには、キレイな水を入れておきます。最大容量は830ml

 

↑やさしくフローリングを掃除するやわらかめの「ソフトベルベッド」と、隙間のゴミをかき取る硬めの「ソフトファイバー」の2種類を採用したブラシローラー

 

↑ブラシに付着した汚水と吸引したゴミは、汚水タンクに溜まっていきます

 

掃除するときは、手元の電源ボタンを押すだけ。吸引力は、エコモード(5000Pa)とMaxモード(5500Pa)から選べます。連続稼働時間は、満充電(約6時間)でエコモード約50分、Maxモード約40分使えるので、一般的な広さの家なら家中掃除できそう。

 

電源を入れると浄水タンク付近が青色に光り、ブラシが回転し始めました。本体重量は約3.9kgとコードレスとしては重めですが、ブラシが回転する力のおかげで軽い力で掃除できます。

↑手元にかかる力が軽いので、スイスイ掃除ができます

 

ブラシには水が少しずつ供給されるため、掃除機がけしたところは、雑巾がけしたように少し濡れていきます。いつまでもブラシが乾かないのが、自動給水のいいところ。水分量はびしょびしょになるほどではなく、少し経てば乾く程度で、床のベタベタ汚れもスッキリ落としてくれました。ゴミも一緒に吸い取ってくれるので、あらかじめ掃除機がけする必要もありません。

↑掃除機がけした左側の床が少し濡れているのがわかります

 

ヘッドの動きはスムーズですが、足元部分が大きいため、スリムなコードレス掃除機のようにきめ細かくは動かせません。ただ壁際はしっかり掃除でき、水拭きメインで使うなら、ほとんどストレスなく使えます。

↑いすの足回りをクルクル……とはいきませんが、広い面や部屋の隅を掃除するぶんには問題なし

 

カーペットやラグの掃除もカンタン

しかも本製品はカーペットやラグの掃除も可能。カーペットは一般的には掃除機で掃除するしかありません。汚れが気になったときは固く絞った雑巾で拭き取るといいと言われており、maccoなら掃除機がけするついでに、雑巾で拭き取るような掃除ができちゃいます。

 

ちなみにカーペット掃除後は、多少しっとりしますので、気になる人は天気のよい日に換気しながら使うといいかもしれません。わが家の場合は、maccoを使用してから1時間程度でカーペットがすっかり乾きました。

↑ラグの上でも引っかかることなく、スムーズに掃除できました!

 

こうしてフローリングのリビングや廊下、カーペット敷きの寝室や子ども部屋まで掃除機がけを終えたところで、汚水タンクを見てみると……き、汚いッ! これだけ汚れているのを見ると、ちゃんと掃除してくれたんだな、という満足感と達成感が味わえます。

↑汚水タンクには、灰色の汚い水が……

 

↑タンクには埃や髪の毛も溜まっていました。使用後は汚水とゴミを捨て、汚水タンクは洗います

 

生卵も黄身ごとボコッと吸引!

通常の掃除では、電源ボタンを入れるだけで掃除ができますが、こびりついた汚れを落としたり、固形物もろとも取り除きたいときは、手元にあるスプレーボタンを押し続けることで、ブラシとは別に水が噴射されます。そして、これを使うとなんと、ケチャップやマヨネーズ、パスタ、さらには生卵まで吸えるというのです。

 

生卵を床に落としたことがある人が、世の中にどれぐらいいるかわかりませんが、実は筆者は数回あります……。調理中、生卵を割り入れたボウルをひっくり返してしまったのです。この掃除が本当に大変。拭き取ろうにも、ツルツル滑って拭き取れないし、何度拭いてもぬるぬるベタベタが残ります。さらに飼い犬が飛んできて舐めようとするので、てんやわんやでした。

 

なので筆者にとっては、非常に魅力的な機能ですが、本当に吸い取れるのでしょうか……? 勇気を出して床に卵を落とし、スプレーボタンを押しながら恐る恐る掃除してみると……おお、吸った! 吸い寄せられ、ボコッと吸い込まれていきました。これは爽快!

そのほかケチャップやマヨネーズなども試してみましたが、いずれもうまくいきました。ただしマヨネーズは、床に油分が残ってしまいましたので、できればこぼしたくないですね(笑)。もしくは、浄水タンク内に中性洗剤を入れてもいいそうなので、それを試すのもアリです。

↑こぼしたケチャップもワンストロークでスッキリ!

 

ブラシの汚れは自動洗浄機能で落とすことも

床はキレイになりましたが、ブラシについた汚れをどうするのかが気になるところ。もちろん洗わないと大変なことになります。その点maccoは、ブラシローラー自動洗浄機能を搭載。掃除後、充電台に置いて前面にある「セルフクリーニングボタン」を押すと1分間、ブラシにキレイな水を給水しながらブラシが高速回転し、ブラシをキレイにしてくれます。クリーニング後は、充電台に立てて乾燥させればOK。高速回転のおかげか水分が吹き飛んでいるので乾燥も早く、雑菌の繁殖によるニオイも抑えてくれます。

 

とはいえ、さすがに生卵やケチャップを吸い込んだ後は、ブラシを取り外して洗剤で丁寧に洗ったほうが安心かも。ブラシローラーの自動洗浄機能は、通常の汚れを落とす際に使うのが無難です。

↑ブラシローラーの自動洗浄機能を使ったところ。ブラシが回転しているのがわかりますでしょうか?

 

次亜塩素酸水で家中の床をすっきり除菌

さて、本機の目玉ともいえるのが、次亜塩素酸水で掃除できる機能です。次亜塩素酸水といえば、このコロナ禍で「除菌作用がある」として一気に認知度が広まりました。一時は次亜塩素酸水で床も除菌したほうがいい、と言われたことがありますが、とてもそこまで手が回りません。

 

その点、maccoを使えば次亜塩素酸水による拭き掃除もラクラク。電解モジュールを搭載しており、浄水タンクに水と塩を入れてスプレーボタンを押すと、次亜塩素酸水が自動生成されるのです。実際に使ってみたところ、ほんのりですがプール臭が漂い、ちゃんと除菌されているのを実感。次亜塩素酸水は消臭効果も期待できるため、どうせ拭き掃除するなら、次亜塩素酸水を使うに越したことはない、と思いました。なお、次亜塩素酸水は人体やペットには無害で安全性が高いとされています。

↑水500mlに対して5gの塩を入れ、よく混ぜ合わせて完全に溶かしてから使用します

 

ペットの粗相に次亜塩素酸水は効くのか……?

カーペットが水洗いできる。次亜塩素酸水……とくれば、筆者がどうしても試したいことがありました。ペットの粗相の始末です。わが家の愛犬、四角いものをトイレと思い込む悪いクセがあり、マットやカーペットの端で、おしっこしてしまうことがあるんです。といっている間にさっそく……。

↑ヘッドの前にある黒っぽいシミは、近くで見ると黄色く、嫌なニオイも。本当に困ります

 

そこで、このmaccoの次亜塩素酸水で掃除してみました。さすがに染み込んでいるので、サッと取り除くことはできず。20往復ほどしたところ、黄色っぽさはすっかりなくなり、次亜塩素酸水のおかげもあってニオイもほとんど感じられません。20往復か……と思われるかもしれませんが、実際は、いままでに比べて考えられないほどに手軽でした。

↑20往復もしたので、少し濡れてしまいましたが、乾いてしまえば、どこに粗相をしたのかわかりません!

 

小さいお子さんやペットがいるご家庭にオススメ

最初は、ちょっと尖った一芸家電かな? と思いつつ使い始めましたが、使ってみればみるほど、これは日常的な家事の中にある困りごとが解消される掃除機だ! と感じました。なにしろ面倒に感じていた床の雑巾がけやブラシを洗う手間が軽減され、次亜塩素酸水による除菌ができ、ペットの粗相の始末までできちゃう。特に生卵が吸い込めたのは衝撃でした(笑)。

 

一方で、気になったのが音です。吸引する音自体は、一般的な掃除機と変わりませんが、ブラシが回転するときに床を叩く音が振動音のように響きます。この音、分譲マンションの自宅では、まったく気がつかなかったのですが、賃貸マンションではかなり響いたので、隣や上下階の部屋の音がよく聞こえる建物で使うときは、時間帯に気をつけたほうがいいかもしれません。また、充電したり、稼働させたりするたびに英語でアナウンスがあり、この音声を消せないのも惜しい。

 

その点を除けば、おそらく「こんなの欲しかった」と感じる人も多いのでは、と思える製品でした。特に小さいお子さんやペットのいるご家庭、さらには常に清潔に保ちたい保育施設や介護施設などで活躍するのではないでしょうか。本製品は3月30日までMakuakeにて応援購入できますので、ぜひ注目してみてください。

 

高コスパで注目の「ロボロック」、「吸引・水拭き・自動ゴミ収集」の1台で3機能が高評価【家電大賞2021-2022 総合&ロボット掃除機部門】

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今年で7回目となった「家電大賞2021-2022」では、2021年発売のノミネート家電157製品のなかから、読者の投票(投票期間は2021年11月24日~2022年1月6日)により、グランプリと部門賞(特別賞含む17部門)が決定! ロボロック「Roborock S7+/Roborock S7」が総合銀賞&ロボット掃除機部門銀賞をW受賞した。

 

パワフルな吸引と進化した水拭きの2Way機能、同社初の自動ゴミ収集機能の搭載で確かな存在感!

↑自動ゴミ収集ドック非搭載のS7も展開。ドック以外はS7+と同等のスペックを備え、強力な吸引と水拭きでサラサラな床を実現する

【家電大賞2021-2022 総合】銀賞
【ロボット掃除機部門】銀賞

ロボロック
Roborock S7+/S7

16万9400円/12万9800円
●ヤマダデンキ独占販売(S7+)、下取りセール実施中

2500Paのパワフルな吸引力と高速振動する水拭きモップを備えた高機能2in1モデル。高精度LDSレーザーセンサーで室内を素早くマッピングし、ムダなく正確な掃除を行う。自動ゴミ収集ドックを搭載し、ゴミ捨ての手間も大幅に軽減。

SPEC●マッピング方式:LDSセンサー●吸引力:2500Pa●モップ振動数:最大3000回/分●連続運転時間:最大180分●充電時間:約6時間●水タンク容量:300㎖●サイズ/質量:φ353×H96.5㎜/約4.7㎏(本体)

 

今回の家電大賞で順位を一気に上げたのがロボロックだ。S7シリーズはロボット掃除機部門銀賞のみならず、総合でも銀賞に輝いた。吸引と水拭きの2in1型は以前から存在していたが、本機はそれぞれを格段に高機能化。自動ゴミ収集ドックも搭載し、床掃除のすべてを1台で完結できる製品となっている。

投票者のコメントで特に目立ったのが水拭き機能のメリット。「モップの振動でこびり付き汚れもしっかり落ちる」「カーペット上でモップを持ち上げ、生地を濡らさず吸引だけ行う機能が便利」などの声が多かった。また、自動ゴミ収集ドックが紙パック式とサイクロン式に両対応する点についても、「サイクロンならランニングコストが安く済む。どちらか選べるのがうれしい」と好評。レーザーセンサーを使ったムダのない動き、アプリによって可能となる自由度の高い操作、シンプルなデザインを評価する声も多く寄せられた。

また、「吸引・水拭き・自動ゴミ収集」の3機能を1台に集約し、各機能が最上級の性能を持ちつつ価格がリーズナブルな点も多くの人が絶賛。“ルンバ一強”だったロボット掃除機市場の新たな選択肢として存在感を強めている。

 

【投票者の声】

「吸引と水拭きが1台で済むから場所を取らない!! 共働きの我が家には欠かせない存在です」(20代・男性)

「ゴミ捨てが1か月以上不要で、パワフルな床拭きも魅力的!! 毎日、床掃除に苦労する猫オーナーとしては夢のような家電です」(40代・女性)

 

【Point_01】

パワフルな吸引&水拭き

2500Paの吸引力と上下左右に動くメインブラシでゴミを逃さず捕集。さらに高速振動するモップで取り残したホコリやこびりつき汚れを水拭き除去する。2in1なので時短で済み、設置も省スペースでOKだ。

↑吸引力は従来比25%向上(※1)。微細なハウスダストからペットのトイレ砂まで一気に取り除く。ラバー製のメインブラシは、髪の毛が絡みづらい仕様だ ※1:S5 Maxとの比較
↑S7は水拭き性能が抜群! 従来比2倍(※2)の加重600gのモップが毎分最大3000回振動し、床にこびりついた皮脂汚れなども強力に拭き取る ※2:S5 Max、E5との比較

 

【Point_02】

スマート自動ゴミ収集ドック

S7+はスマート自動ゴミ収集ドック搭載でゴミ捨ての手間を大幅軽減。掃除後、本体ダストボックス内のゴミは自動でドックに収集され、ゴミ捨ては約60日に1回で済む(※3)。紙パック式とサイクロン式から選べるのも魅力だ。

※3:部屋の環境などにより、収集できる日数は異なる

↑紙パック式はゴミ捨て時にホコリが舞わないのが利点。サイクロン式は誤ってピアスなど小さなものを吸い込んだ際に中身を確認しやすい
↑高性能なH13 HEPAフィルターなどで排気内の0.3㎛までの微粒子を99.9%除去するため、室内への排気は清潔だ。フィルターは水洗いに対応

 

【Point_03】

カーペット感知・回避機能 etc.

毛足の短いカーペット上で自動的にモップを持ち上げるモードを搭載。毛足が4㎜以上の場合は、進入を回避するモードも使える。さらに、スマホアプリで進入禁止エリアや掃除させる部屋の順番などの指定も可能。

↑カーペットを感知してモップが5㎜リフトアップ。カーペットを濡らさず吸引掃除を行う。毛足が4㎜未満のカーペットがある部屋に最適だ
↑S7が掃除したルートはアプリでリアルタイムに確認可能。掃除したいエリアや水拭き禁止エリアの設定もアプリのマップ上で簡単に行える

 

≪NEW MODEL≫

障害物回避性能と吸引力がアップした知性あふれる新フラッグシップが登場!!

Roborock
S7 MaxV Plus

18万6780円
3月26日発売
●ヤマダデンキ独占販売、下取りセール実施中

障害物回避性能が飛躍的に向上した2Way&自動ゴミ収集ドック搭載モデル。2種類のカメラとAIで床上の障害物を賢く避けつつ掃除を行う。吸引力は従来比2倍(※4)にアップ。本体カメラを使ったペットの見守りや双方向の通話も可能だ。 ※4:S7+/S7との比較

SPEC●マッピング方式:LDSセンサー●吸引力:5100Pa●モップ振動数:最大3000回/分●連続運転時間:最大180分●充電時間:約6時間●水タンク容量:200㎖●サイズ/質量:φ353×H96.5㎜/約4.7㎏(本体)

 

↑物体認識用カメラと物体の形状や距離を判断するカメラ、AIにより障害物の認識スピードが70%(※5)高速化。回避性能も22 %(※5)向上している ※5:S6 MaxVとの比較
↑吸引力は5100PaとS7の2倍以上。ペットのトイレ砂やお菓子の食べカス、床面に張り付いた微細なゴミまでよりパワフルに除去する
↑高精度レーザーセンサーと独自のアルゴリズムで部屋を高速マッピングし効率良く掃除。24種32個のセンサーで室内をスムーズに移動する

 

S7 MaxV Plusを動画でチェック!

 

問い合わせ:カスタマーサポートセンター フリーダイヤル:0120-992-878(営業時間 平日10:00~17:00)https://www.roborock.jp/