のどから来る風邪をひくと、咳が止まらなくて夜中に目が覚めてしまったり、痛みで食事が食べられず困る人も多いはず。今回は、そんなのど風邪を撃退するための食材とレシピをご紹介しましょう。
のどの炎症を抑えるみかん丸ごとマーマレード
1月9日放送の『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日)では、医師が実際に行っている風邪の治し方を調査。のどの痛みや咳に効果的な食材として、みかんとはちみつの食べ方やレシピが取り上げられました。
みかんの白い筋の部分には「ヘスペリジン」というポリフェノールが豊富に含まれています。ヘスペリジンは白血球がウイルスを攻撃することで起こる炎症を緩和。1日に食べる量はみかん2個分が目安ですが、糖度が高いため食べすぎには注意しましょう。また、皮に含まれるヘスペリジンも余すことなく食べきるためには、皮ごと切って煮込んだマーマレードもおすすめです。
はちみつ1杯で咳対策
そもそも咳が出る原因は、ウイルスが侵入した際に起こる粘膜の過剰反応。はちみつには過剰反応を抑える作用があり、ウイルスに作用するポリフェノールも豊富です。寝る前に小さじ半分ほど舐めると効果を発揮するので、実践すれば夜中の咳で目が覚めることも少なくなるはず。抗炎症作用、抗酸化作用のほかに殺菌・抗菌作用もあるため、風邪を引く前の予防としても試してみてください。
番組では、はちみつの効果をさらに引き出すレシピも登場。はちみつ小さじ2~3杯、味噌小さじ2杯、お酢大さじ1杯、オリーブオイル大さじ1杯を混ぜ合わせれば、コクのあるはちみつドレッシングがつくれます。ブロッコリースプラウト、サーモン、ミニトマト、アボカドをそれぞれカットして、ドレッシングと和えればおいしいサラダに。ブロッコリースプラウトの成分・スルフォラファンには、はちみつと同じ抗炎症作用があります。スルフォラファンをより多く摂取するためにサラダはよく噛んで食べましょう。サーモンのアスタキサンチン、ミニトマトのリコピン、アボカドのビタミンEものど風邪を撃退してくれますよ。
サラダを試食した高橋真麻さんは「あと3倍の量食べられる!」と絶賛。視聴者からも「鶏のソテーとも合いそう!」「風邪ひく前にはちみつ買っておこうかな」「ブロッコリースプラウトも便利だしさっそくつくってみよう」といった声が上がっていて、大好評を博したよう。はちみつドレッシングはサラダ以外の料理にも合うので、レパートリーのひとつに加えておくといいでしょう。
また、夜中の咳がひどいときはマスクをして横向きで寝てみるといいかも。はちみつサラダと十分な睡眠で、冬の風邪にしっかり対抗してくださいね。
文/プリマ・ドンナ