新色4色追加で再登場! 大きめアクスタも収納できる「Keptデカアクスタケース」

レイメイ藤井は、大きめのアクスタを収納できる「Keptデカアクスタケース」を2025年5月初旬に発売します。カラーは新色4色を含む全7色。実売価格は1430円(税込)。

「Keptデカアクスタケース」

 

記事のポイント

缶バッジを見せるように収納できる“痛バッグ”が一部の推し活界隈で人気となっていることから、アクスタを見せるためのケースなども登場。こちらは大きめサイズなので、幅のあるアクスタや複数のアクスタの収納に最適です。

 

アクスタは、「アクリルスタンド」の略で、アクリル板にキャラクターや人物などの画像を印刷して、台座に立てて飾るグッズのこと。近年では“推し活”の人気アイテムとなっています。

 

Keptシリーズのデカアクスタケースは、2024年に発売され好評だったため、今回新色を加えて再登場しました。中には台座入れ+ポケット2段分を備えているので、複数のアクスタを2段で入れることも可能です。 また、透明ケースなので小物の見せる収納としても使えます。

 

カラーは、ブラック、ブルー、レッドに加え、新色のグリーン、ピンク、サンドベージュ、ムーングレーの全7色をラインナップ。推しカラーに合わせて選ぶことができます。

 

レイメイ藤井
「Keptデカアクスタケース」
2025年5月初旬発売
実売価格:1430円(税込)

なぜ「大人のやる気ペン」にクラファンで3500万円も集まった? 編集部員が5日間使い込んでわかったこととは

提供:コクヨ株式会社

「久々に手書きしたら、こんなに字が下手だったっけと驚いた」……なんてことはありませんか? 昨今の文字入力といえばデジタルが主流ですが、“手書き”には無視できないメリットがあります。そのメリットを、デジタルの利便性と合わせて実感できたら最高ですよね。まさにそんな良いトコ取りできるアイテムがあるのです。

 

かつてくじけた「漢検」の勉強……IoT文房具を携えて再挑戦!

先日、ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究で、「キーボードタイピングよりも手書きによって子どもの学習が進み、よりよく記憶できること」が明らかになりました。生涯学習やリスキリングがトレンドとなっている昨今、大人にとっても見過ごせない話題です。学びに手書きを自然に取り入れ、効率を上げたいですよね。

 

コクヨが発売したIoT文房具「大人のやる気ペン」は手書き学習にぴったりで、モチベーション維持や習慣化まで助けてくれるアイテム。Makuakeで3600人もの支持者から約3500万円を集め、3月15日にプロジェクト期間を終えたばかり。

コクヨ
大人のやる気ペン
対応OS:iOS 16以上/ Android 10以上

 

「大人のやる気ペン」は、大人の勉強をはかどらせるソリューション文房具として「文房具総選挙2025」にもノミネートされています(4月20日まで投票受付中)。文房具総選挙2024「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の部門賞に輝いた「しゅくだいやる気ペン」の大人版、と言えばピンと来る人もいるのでは。

 

本当に大人の勉強がはかどるのか? GetNavi webの編集部員 藤原が5日間にわたって使ってみました。漢字検定準一級資格を保持する私は、いよいよ漢字検定一級合格を目指して勉強に励んだものの仕事と両立させるのが難しく、勉強時間が取れずにくじけた過去があります。今回はどうなるでしょうか……。

↑漢字検定の勉強に、「大人のやる気ペン」と一緒にリベンジ!

 

開封からワクワク感! デバイスとスマホアプリ、いつものペンで即スタート

「勉強って、ちょっと励ましてもらえるだけでも楽しく続けられるよね」。そんな気付きを与えてくれる仕掛けが、専用ボックスに施されていました。

↑専用ボックスのフタを開けると、「継続は力なり」の一言が飛び出してきました。叱咤激励が身にしみます。

 

めくっていくと、長期的な努力の重要性を説くありがたいお言葉が次々と……。学習を継続できなかった頃の苦い記憶が蘇るとともに、今度は同じ轍を踏まないぞという覚悟がふつふつと湧いてきます。

↑瞳のようにはめ込まれている「大人のやる気ペン」。それまでのテイストとは打って変わって、突然のエジプト感にびっくりです。

 

・いつものペンに挟むだけでセット完了!

箱を開けると、お目見えしました。「大人のやる気ペン」は、加速度センサーを搭載した小さなデバイスです。専用の“ペン”があるわけではなく、今愛用しているシャープペンシルやボールペン、スタイラスペンなどのボディに、凹型のシリコン部分で挟んで装着します(※)。着脱もワンタッチで可能。

※対応する筆記具のサイズ目安:直径9~13mm ※通常の鉛筆(直径8mm以下)には装着できません

↑ペンに着けると大きく見えますが、本体重量は約8gと軽量。

 

↑今回使用したシャープペンシル以外にも、ボールペンやスタイラスペンなど、いつも愛用している“ペン”に取り付けて使えるのはうれしい。(写真はコクヨ提供)

 

↑デバイス裏側は、はさみ込みクリップのような形状。誰でも簡単に着けられます。ペンにはまると、カチッとした感触があります。

 

・学習に楽しみを添えてくれるスマホアプリが相棒に!

ペンの他にもう一つ必要なのが、「大人のやる気ペン」公式スマホアプリ。手書きしたボリュームに応じてアプリが努力の可視化を行うと同時に、楽しいゲームコンテンツによって習慣化をうながす仕組みになっているのだとか。

 

アプリをダウンロードして開いてみると、カメのような可愛いキャラクターが出てきました。「ポット族」というのだそう。これから、千里の道を共に歩んでくれる“相棒”です。色やアクセサリをカスタマイズし、自分好みの姿にできるようです。

↑「大人のやる気ペン」公式アプリ タイトル画面。

 

初期設定はアプリの説明通りにすればよく、数分で終わります。デバイスとの連携も簡単にできました。

↑アプリ画面に「やる気ペン」の登録画面が出たところで、本体デバイス中央の電源スイッチを押し続けるだけで登録完了。

 

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いざ勉強開始! 30分頑張った直後に「もう30分やろう」と思ったワケ

アプリと「大人のやる気ペン」の連動が完了し、プロフィール登録やポット族のカスタマイズが終わると、学習記録を日・週・月別にグラフで見られるマイページが開きます。

 

目標の設定ができるので「漢字検定1級」と、直近の試験日「6月15日」を登録しました。するとマイページ左上に、試験日までのカウントダウンの表示が! まだ70日以上あると考えるか、もう70日ちょっとしかないと考えるか……。期限を見える化されると、途端に焦りと意欲を刺激されます。

 

他にも「やる気パワーを注ぐ」、「スゴロクを進む」というボタンがあります。

↑マイページ。左上には目標が、中央には簡易的な学習記録が表示されています。

 

「やる気パワー」とは、「大人のやる気ペン」に搭載されたスマートセンサーが、学習量(ペンが動いた時間)に応じて自動記録・解析していくもの。デバイスと連動させたアプリに「やる気パワー」を転送すると、ポット族の背に植えられた芽が成長し、頑張りに応じて「リンゴ」をゲット! 手に入れた個数の分、スゴロクのマスを進むことができます。

↑スゴロクでは他のユーザーや、不思議なセキバンとの出会いが待っています。先のマスが見えると「あそこに進むまで勉強を頑張ろう!」という気持ちになれます。

 

「大人のやる気ペン」を装着したシャーペンで、いざ漢字の書き取りを開始。電源を入れると、本体上部についている小さな「やる気ランプ」が点滅します。経過時間に応じ、光の色が白からピンクまで(10段階)変化するので、どのくらい頑張っているのかがパッと見て取れるのがうれしいポイントです。

↑書き始める前に、「大人のやる気ペン」の電源を入れるのをお忘れなく!

 

30分ほど集中して勉強し、数千文字を書きました。使い慣れているペンなので書き心地は普段通り。デバイス本体の重量はわずか8gと超軽量のため、手への負担はほぼ感じません。ペンの形状や重心の兼ね合いで、持ち手の近くに着けたい・できるだけペン上部に着けたい、といった好みが分かれるかもしれませんが、装着位置は調整できるのでご安心を。

 

勉強開始時点は青い点滅だった「やる気ランプ」は、いつの間にか赤に変わっていました。

↑赤くなっている「やる気ランプ」。一足先に、頑張りを認めてもらえたようでうれしい気持ちに!

 

溜まった「やる気パワー」を、さっそくポット族に注入してみました。アプリを開き、マイページ下部中央の「やる気パワーを注ぐ」をタップ。画面が切り替わるので、案内に従ってスマホに「大人のやる気ペン」を近づけ、ペンを振ります。

 

するとポット族の頭上に雲が広がり、雨が注いで……背中の芽が、みるみるうちに木へ成長! 「やる木」がリンゴの実を二つ付けました。スゴロクを2マス進める、ということです。

↑文字通り、「やる気が実った」瞬間。わずかな努力でも報われた気がしました。

 

ただ今回溜めた「やる気パワー」だけでは、スゴロクでイベントが起きずじまい。何かが待ち受けているマスまで進みたくて、勉強をもう30分続けました。「大人のやる気ペン」がなかったら、間違いなく切り上げていたはず……。動機はともかく、早くも学習を後押ししてもらった感があります。

↑その後、念願かなって出会えた仲間のプロフィールカード。何を目標にしているかだけでなく、他ユーザーに宛てたメッセージも表示されるので、励まされます。

 

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「小さなゴールを日々クリアする」達成感がクセになる

その後も5日間「大人のやる気ペン」を使い続けました。結論から言って、毎日1時間ほどの勉強タイムを確保することが「苦ではない」どころか、「ちょっとした楽しみ」にさえなりました。愛用しているペンにすぐ装着できるので違和感がなく、使い慣れるまでに時間がかからないのも優れた点だと思います。

↑カレンダー機能もついているので、学びを習慣にできているか一目でチェックできます。

 

とにかく、ポット族に「やる気パワー」を注ぎたくて仕方ない……というわけではありませんが、小さなゴールを日々クリアするような達成感が得られるので、勉強がクセになります。

 

5分、10分というスキマ時間しか取れなくても、合算して「やる気パワー」を蓄積してくれるので、「まとまった時間、机に向かわなければならない決まりはない」のもありがたかったです。習慣化のハードルが下がり、自分のペースを守って無理なく続けられました。

↑「やる気パワー」を注ぐのが楽しすぎて、3分程度の勉強時間だけで注いだら「やる木が実らなかった」ことも(真ん中)。それはそれで和みました。

 

学習にゲーム性やサプライズをうまく組み合わせているのがミソ。例えば、「そろそろ疲れてきたから、やめようかな」と感じても、「やる木を少しでも多く実らせたい!」という思いで多少踏ん張れますし、「やる気の記録を見る」画面に登場する謎のキャラクターが、その時々に応じて褒めたり、叱咤したりしてくれるので、たるむことなく努力を重ねられます。

 

また、ポット族が実らせてくれるリンゴは通常だと赤い実ですが、たまに「金のリンゴ」を付けることがあります。金のリンゴ1つで、なんと赤いリンゴの実3つ分! テンションが上がって、疲れが吹き飛びました。

↑5日間で1度だけ実った、金のリンゴ。

 

「忙しくて、時間が取れない」なんて、もう言い訳にできない⁉

さらに驚いたのは、バッテリーの持ちの良さ。5日間のうちに、一度も充電せずに済みました。1回、約1時間のフル充電で、1週間(1日約2時間の学習を想定)使い続けられるそう。出先にも気軽に持っていけますね。

↑デバイス本体は、専用ケース( USBタイプC)にセットして充電します(USBケーブルは付属していません)。

 

私の場合、過去に勉強が続かなかったのは「忙しくて、時間が取れないから」ではないことが「大人のやる気ペン」のおかげで証明されてしまいました。これまでは体感でしかなかった勉強量が可視化されると自信にもなりますし、自分の頑張りを知り、認めてくれる存在がいるようで励まされます。大人にだって……いえ、大人だからこそ時に優しく、そして時に厳しく接してくれる応援者が必要ですよね。

 

私にとっては単なるIoT文房具の枠を超え、目標達成を共に目指してくれる伴走者のような位置づけです。「文房具だけ」、「デジタルガジェットだけ」では、ここまでの愛着感や効果を得られなかったはず。デバイスとアプリとを組み合わせることで、「手書き」のメリットを最大限に引き出しながらも、従来では数値化・見える化するのが難しかった要素を自動で計測してくれるうえ、「手を動かして勉強する」行為を苦痛に感じさせないようにする工夫も仕込まれているので、まさしく唯一無二のツールだと感じます。

 

すでにお子さんが「しゅくだいやる気ペン」を使っている人は、これを機に「大人のやる気ペン」をゲットして、親子で楽しく学びを深めても良さそうですね。

 

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撮影/鈴木謙介

今までの不便は何だったんだ…ミドリ「OPPテープカッター」を使いたくなる目からウロコの仕掛けとは?

ここ数年で「ちょっと変わったな?」と感じるのが、梱包用テープの事情である。もう少し具体的に言えば、ダンボールの梱包に透明なOPPテープ(ポリプロピレンのフィルムに粘着剤を塗布したテープ)を使う人がずいぶん増えてきたのではないか、と感じている。もちろん、昔から流通の現場では定番の存在だった。しかし近ごろでは、会社の荷送りだけでなく、我々一般ユーザーもネットフリマなどで荷物を送る際に、OPPテープを使うケースが増えているように思う。

 

クラフトテープからOPPテープへのシフト

一昔前は、家庭からの梱包といえばクラフトテープ(いわゆるガムテープ)か布粘着テープが主流だったはずだ。だが「耐水性やコスト面を考えると、OPPテープが最適解」という認識が広まりつつあるのかもしれない。

 

実際、100円ショップでもOPPテープの取り扱いが確実に増えているし、さらにいくつかの文房具メーカーがコンシューマー向けのOPPテープ専用カッターを発売し始めている。これはOPPテープの普及が広がっている証拠と言えるだろう。

 

OPPテープのコスパの良さと課題

OPPテープの最大のメリットは、なんといってもコストである。たとえば100均で梱包用テープを選ぶ場合、50mm幅のクラフトテープが50m巻、布テープが10m巻、そしてOPPテープはなんと80m巻。どれも110円で売られていることを考えると、この物量差は非常に大きい。しかも粘着力は申し分なく強く、耐水性も抜群。プロの現場で使われている時点で、その性能の高さは折り紙付きだ。

 

ただし、手で切れないうえに粘着力が強すぎて扱いづらいため、専用のテープカッターが必要になる。この点が、コンシューマー市場での普及の壁となっていた。

 

ミドリの「OPPテープカッター」に注目!

ミドリ
OPPテープカッター
1500円(税別)

 

そんな中でミドリから登場したのが、誰にでも扱いやすい工夫が詰まった「OPPテープカッター」だ。ミドリは3年前に「クラフトテープカッター」を発売しており、外観はほぼ同型。しかし、今回のモデルはOPPテープ専用に設計されており、細部のつくりはまったくの別物である。

 

誰でも楽に装着できる、目からウロコの仕組み

OPPテープは粘着力が強いため、一度切った端がロールに戻ってしまうと、再び剥がすのがとても大変。しかもテープ自体の透明度が高く、切り端を探すには爪で表面をカリカリとこすりながら探す必要がある。これがなかなか面倒だ。そのため、OPPテープ用カッターには、切ったテープの端が戻らないようにする「ローラー」や「テープガイド」といったパーツが付いていることが多い。

 

↑透明度が高いOPPテープは、端を見つけるのが一苦労!

 

↑ローラーが切ったテープを浮かせてくれるので、もうカリカリする必要なし。

 

このローラー、無ければ困るレベルで便利なのだが、装着時にはテープ端をこの隙間に通す必要があり、これが慣れないと難しい。筆者のような不器用者だと、無理に通そうとしてテープがよじれたり、粘着面に指紋をベタベタつけて台無しにしてしまうことも。

↑ただし従来のカッターは、ローラーにテープを通す作業がひと苦労。

 

そこで「OPPテープカッター」は、ローラーを開閉式にすることで装着のしやすさを大幅に改善している。

 

まず底部のクリップで紙管を固定し、ローラーのロックを解除してパカッと開く。あとはテープ端を持ち上げた状態でローラーを閉じ、再びロックすれば装着完了だ。

↑装着はバネ付きのクリップアームで紙管を挟んで固定。

 

↑側面のレバーを引けばロック解除。

 

↑ローラーを開いた状態で通せば超簡単。なんで今まで誰もこれを作らなかったのか!

 

↑これでセッティング完了。今までの苦労が嘘のようだ。

 

ベタベタの強粘着テープを細い隙間に通すストレスを思えば、これはもはや画期的。筆者も初めて装着したときは「あれ?もう終わり?」と拍子抜けしたほどだった。

 

サクッと切れ味&安全性もしっかり確保!

装着の手軽さは画期的だが、使い方は従来のOPPテープカッターと同じ。テープ端をダンボールに貼り付け、必要な長さまで引き出し、カッター刃でカットするだけだ。

↑テープカッターとしての使い方は従来通り。必要な分だけテープを引き出して……

 

↑巻き込む方向にカッターを押し当て、少しねじるようにすればサクッとカット。

 

このカッター刃にはセーフティカバーが装備されており、普段は刃が露出しない設計だ。万一触れてもケガを防げるようになっている。

↑カバーがあるので、うっかり触れても刃は露出せず安心。

 

「OPPテープカッター」がユニークなのは、そのセーフティーの解除方法だ。とはいえ使う側でなにか作業を行う必要はなく、ただテープを切ろうとするだけでなぜかサクッと切れてしまう。カバーは指で押しただけではロックがかかっていて動かない。だが、テープがカバーに当たって少し浮いた状態になると、そこから押し込むことで刃が露出し、テープが切れる仕組みなのだ。

↑テープに押されて刃が露出。離れるとカバーが自動で戻ってロックがかかる。特別な操作なしで安全性を確保できるのは嬉しいポイントだ。

 

面倒に聞こえるかもしれないが、実際には“テープを切る”という自然な動作の中でこれが完結しているため、ユーザーが意識することはない。逆に、それ以外はどうしたってカバーが動かないので、安全性はとても高いのだ。

 

↑アップで見ると、従来の刃よりかなり鋭いことがわかる。

 

さらに刃そのものも従来品とは別物。従来のカッター刃は大きなギザギザでテープを破るような切れ味だったが、「OPPテープカッター」は極細のギザ刃で、端からスーッと裂いていくスタイル。切れ味は鋭く、音も「バリッ」ではなく「サクッ」と軽快だ。もちろん、切るときの力も少なくて済む。

 

両刃仕様で交換も簡単

この刃は両面使用可能で、切れ味が落ちたらカバーを外して前後を入れ替え、再利用できる。刃が細かいため消耗は早そうだが、そのぶん2倍使えるのはありがたい仕様。もちろん替え刃も別売で用意されている。

↑刃はネジを外せば交換可能。両面使えるのも嬉しい。

 

↑ストラップ穴付き。紐を通して吊るしておくと管理しやすい。

 

テープカッターとしてはやや高価だが、装着作業の簡単さや梱包作業の快適さを考えれば、十分に導入の価値がある。ネットフリマやオークションなどで荷物を頻繁に送る人には特におすすめ。従来型のOPPテープカッターを使っていた人なら、一度試しただけで、進化した使い勝手に感動するのではないだろうか。

 

カシオ電卓誕生から60年。意外にも需要が底堅い理由と最新モデル「Comfy(コンフィ)」で実現したこと・隠したかったこと

樫尾四兄弟が築き上げた世界のCASIO。その代表的製品である電卓の誕生から2025年で60周年。記念イヤーとしてさまざまな取り組みを予定するカシオに、昨今の電卓事情や新製品についてアレコレ聞いた。

 

60周年を迎えたカシオ電卓、原点である発明記念館での発表会

カシオ計算機株式会社。その名称に堂々と冠される計算機の誕生から60年。カシオの計算機は還暦を迎えた。これを期して開催されたのが「カシオ計算機 電卓事業方針」発表会。会場は創業者である樫尾四兄弟の次男、樫尾俊雄氏の元自宅で、現在「樫尾俊雄発明記念館」として公開されているゆかりある場所である。

小田急線成城学園前駅より徒歩15分。入場無料。サイトから要予約。

 

「3月20日は電卓の日。これは日本の年間電卓生産台数が1000万台を超えた1974年に制定されました。今年2025年はカシオの電卓誕生から60年。電卓を盛り上げるべく各種イベントを実施します!」

 

そう宣言したのは、同社教育関数BU事業部長の佐藤智昭さん。

 

電卓はいまでも堅調。支えるのは教育現場と関数電卓の需要

2024年3月期で売上高2688億円としたカシオ計算機において、電卓を含む教育事業は618億円と約1/4を占める。平成~令和ジェネにとっては「CASIOといえばG-SHOCK!」だろうし、電卓=アプリという現在となってなお「意外にも!」と言っては失礼だが、電卓、奮闘しているのである。

 

電卓は「一般電卓」「関数電卓」に大別されるが、奮闘の原動力は後者、関数電卓が担っている。関数電卓とは三角関数(サイン、コサイン、タンジェントですね。)を扱える電卓で、中等教育の学用品として直近でも年間2200万台も売れている。ちなみにカシオでは世界100ヵ国以上に輸出しており、関数電卓の教材利用は、日本を除く海外でだんぜん進んでいるという。

 

↑1972年発売。カシオ計算機初の関数電卓「FX-1」。

 

60年の集大成「Comfy(コンフィ)」登場!スマホ時代に電卓を選ぶ理由

さて60年目となる2025年1月30日、注目の新製品が発売となった。その名は「Comfy(コンフィ)JT-200T」。一般電卓の中で分類される「普通電卓」「デザイン電卓」「プリンター電卓」「機能性電卓」のうち、デザイン電卓分野におけるリリースだ。

 

カシオ
Comfy JT-200T
価格オープン(公式オンラインストア価格:3850円・税込

 

「Comfyは60年のノウハウを結集した長く愛用できる電卓です」と、同社教育関数BU商品戦略部商品企画室リーダーの玉本真一さん。カシオ計算機入社以来のおよそ20年を電卓にささげてきたデンタクマンだ。

 

「スマホで計算ができ、100均でも売っているのが現在の電卓マーケットです。そんな中、カシオの電卓60周年を迎えるにあたって、あらためて電卓に求められる要素を検証・再編成し、長く愛用できる電卓として開発したのがComfyなんです」

 

↑カシオ計算機株式会社教育関数BU商品戦略部商品企画室リーダーの玉本真一さん。

 

単に計算する目的なら、確かにスマホアプリでいい、100均製品でいいとなる。しかしアプリには望めない確かなボタンの操作感、耐久性・信頼性やエコロジカルな素材使いのされたモノ選びとなると「答え一発! カシオ電卓」となるだろう。また昨今隆盛の「クリエイターズマーケット」「クラフトマーケット」などC to C交流の場では“見られる計算機”として洒脱なデザイン電卓が選ばれることもある。電卓は思ったより、作り手のセンスを示すアイテムなのだ。

 

「Comfyに続く商品開発はもちろん進んでいて、2025年中に2品くらい出したいですね。またイベントの開催やガチャガチャ玩具の発売、もしかしたらアパレル商品の発売など、さまざまな形で電卓界隈を盛り上げたいと思います!」と玉本さん。最新情報は「60周年スペシャルサイト」をチェックすべし。

 

60周年スペシャルサイト

 

歴史に名を残す名機たち。初代カシオミニから世界仕様モデルまで

そんなやる気満タンの玉本さんに、気になるレガシー機種を尋ねると、

 

「やっぱりカシオミニですよね。1965年のカシオの初代電卓『001』からたった7年でこの手のひらサイズまで小型化したのは凄いことだと思います。FL管の青白い表示、スプリング入りボタンの押し心地、全体のデザインも最高です」

 

↑「カシオミニ」。1972年発売。当時価格1万2800円。

 

未来技術遺産とされた電卓史上の名機ですね。「答え一発! カシオミニ」の言葉もヒットしました。ところで世界100か国以上に輸出しているカシオならではの、ローカライズされた電卓はあるのですか?

 

「カシオでは基本的に電卓の仕様を世界共通としていますが、固有ニーズに応えた製品も一部あります。例えばインド独自の数字のコンマ位置に合わせた対応モデル『MJ-120D』のほか、中国では計算過程を声で示せることが信頼につがなるので、これに対応した中国語発声電卓『DY-120』があります」

 

↑中国語発声電卓「DY-120」。

 

なるほどこれはおもしろい! 思えば電卓全盛とも言うべき70~80年代にかけて、カシオはかなりムチャ(笑)な電卓を発売していた。

 

↑大人の喫煙が当然だった当時のライター一体型電卓「QL-10」。

 

↑複合電卓のハシリとなるバイオリズム機能付電卓「バイオレーター」。

 

↑ストップウオッチ一体型電卓「ST-1」(1977)。

 

↑プッシュ式電話が掛けられるオートダイヤル機能付電卓「QD-100」。

 

↑もうこれが限界! 薄さ0.8mmのカード電卓「SL-880」。

 

これらは樫尾俊雄発明記念館での「カシオ電卓隠れ名作選」(3月25日~5月9日。要WEB予約 https://kashiotoshio.org/reservation/ )で実機を見学できる。ぜひ足を運んでほしい。

 

新モデル「Comfy」で隠されたものとは?

ところで新商品Comfyを見ていて気づいたことがある。それは表面にCASIOのロゴが無い、ということ。玉本さんに尋ねると「あれ、そうですか?」とはぐらかされた。どうやらこれは、触れてはいけない秘密だったようだ。

 

カシオ
Comfy JT-200T
価格オープン(公式オンラインストア価格:3850円・税込

進化した電子ペーパー端末「QUADERNO(クアデルノ)」でGetNaviスタッフの仕事とプライベートがはかどった18のポイント

「ペーパーレス」という言葉が定着した一方で、いまもデスク周りに“紙”を積んでいる人も多いのでは? PCモニターより紙で確認したほうが誤りに気付ける、図解したほうが伝わりやすい、手を動かして書くと記憶に残りやすいといった、“紙に手書き”を推す声も根強くあります。

 

↑まるで紙に書いているかのような書き心地の電子ペーパー端末「QUADERNO(クアデルノ)」

 

「FMV」で知られる富士通クライアントコンピューティングが販売する電子ペーパー端末「QUADERNO(クアデルノ)」は、そんな「手書き」ならではの強みとペーパーレスを同時に叶えるツール。2024年11月には、画面がカラーになった新モデル「QUADERNO(Gen.3C)」が登場しました。そして現在、仕事がはかどる文房具のナンバーワンを決めるアワード「文房具総選挙2025」にもノミネート中。

 

新型QUADERNOは本当に仕事をはかどらせるのか? 真偽を確かめるべく、GetNavi webのスタッフ2名が、実際に使って検証してみました。

 

外勤とデスクワーク。それぞれの日々の業務で徹底検証!

QUADERNOがあらゆる職種の人にとってのはかどりツールとなるかを試すために、フィールドワークが多い営業スタッフ・秋山と、オフィスワークが多い編集スタッフ・玉造という業務スタイルが異なる2名に試してもらうことにしました。

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO(Gen.3C)←製品詳細はこちら

本物の紙とペンのような書き心地で人気の電子ペーパーの最新モデル。前モデルは画面がモノクロ表示だったが、本モデルからカラー表示が可能になった。A4とA5の2サイズ展開。

 

一日の大半を社外で過ごす営業スタッフがお試し!

クライアント訪問など、一日の大半を社外で過ごすスタッフのリアルな声からお届け。QUADERNOを使う前は、PCと出力した書類、そして資料として雑誌「GetNavi」をカバンに入れて持ち歩いていたとのこと。どのように変わったのでしょうか?

 

【フィールドワーカー代表として私がレビューします!】

GetNavi web営業担当・秋山浩志/クライアント先を訪問するなど、1日の大半は外で過ごす。また、「家電大賞」などGetNaviが主催するイベントの現場で、裏方として走り回ることも多い。今回はA5モデルを使用。

 

【シーン1:移動中】持ち歩いていることを忘れるくらい軽い! 急な電話対応にも活躍

カラーであることの魅力をお伝えする前に、まず言いたいのがとにかく薄くて軽いということ。箱を開けて取り出したとき、モック(形だけをもした模型)かと感じてしまうほど!

 

タブレット端末よりも薄くてかさばらず、大学ノートのような存在感でカバンに入れて持ち歩いても負担がありません。また、最長約2週間(※)使える長時間バッテリーで、電源があるカフェを探さなくて済むのもうれしいですね。

 

※ Wi-Fi機能およびBluetooth機能オフの状態で、PDFドキュメントを160分間/30ページを閲覧し、閲覧中にペンによる書き込みを計1分間行った場合。(使用時以外、本体はスリープモードに入れる)

 

↑QUADERNOの薄さと軽さは写真の通りで、カラー非対応の旧モデルとほぼ同じサイズ。一般的な大学ノートと同じ薄さ、軽さで持ち運べ、大学ノート約20万冊分のデータの保存が可能です。写真は「QUADERNO(クアデルノ)」公式サイトより。

 

出先で急な電話対応が入ったとき、手帳やノートだとページを開くのにもたつきますが、QUADERNOなら電源ボタンを押せばすぐにスリープモードが解除できるのもいいですね。

 

慌ててカバンに入っている資料の裏にメモすることもありますが、書いたことを忘れてその資料を捨ててしまうことも……。でもQUADERNOなら、それがありません。

 

【シーン2:商談・打ち合わせ中】あらゆる資料を入れられるから臨機応変な提案が可能に!

クライアントの前でQUADERNOを出すと、最新ガジェットを使いこなしているように見えるらしく「さすがGetNaviの営業さんですね!」と言われます。相手にスマートな印象を与えられるというのは意外な発見でしたが、営業としてはメリットだと思います。

 

あらゆる資料を一台に集約できるので、打ち合わせをするなかでGetNavi web以外の自社メディアのほうが相性がよさそうだと判断したときには、取り込んでおいていた別メディアの資料を見せながら説明できたのもよかったです。

 

過去の事例を紹介したいときにも、当時の資料をお見せすることができ、重たいPCを持ち歩かなくても済むのはありがたいですね。

実際にモノクロ表示の旧モデルも見させていただきましたが、やっぱり新モデルは、画面がカラーなのでグラフなどのデータが圧倒的に見やすい。お客様に資料を見せながら説明をする窓口業務の方などにも役立つのではないでしょうか。データを簡単に消せるので、個人情報を書いてもらった紙をシュレッダーにかけるといった手間もなさそうです。

 

「これは便利!」と思ったのが、スマホ専用アプリを使うと、PCとつなげなくてもQUADERNO内の情報を取り出せること。打ち合わせ後、チームメンバーに急ぎ手配してほしいものがあるときなどに、すぐにシェアできます。

 

スマホアプリとの連携は、外回りをしているときもそうですが、イベントの仕事のときにも役立つと思います。というのも営業職の場合、イベント中であれ急なクライアント対応が必要になることがあり、資料の共有が必要なのにその資料が入ったPCは楽屋にある、でも持ち場から離れられない……という状況は珍しくありません。

 

そうならないためにイベント中にPCを持ち歩くこともできますが、会場で動き回るときにはやはり荷物に。その点、クアデルノとスマホがあればサクッと対応できます。

 

イベントについての打ち合わせをする際には、QUADERNOへの書き込みをリアルタイムでPC画面に投影し、オンライン会議で画面共有してみました。見取り図に書き込みながら説明できたので伝わりやすかった気がします。オンラインのワークショップやセミナー講師をしている方などにも役立ちそうな機能だと思いますね。

 

【シーン3:イベント中】屋外でも資料がバラバラにならず、画面も反射せず見やすい

これまでイベントの現場に立つときは見取り図やトークイベントの台本、タイムテーブルなどを出力してクリップボードに挟んでいましたが、今回はQUADERNOにまとめてみました。

 

屋外イベントは風が強いと書類が風でばさばさめくれたり、バインダーから外れて飛んでいきそうになったりしましたが、QUADERNOならそういったストレスがないですね。建設現場の現場監督の方なども重宝するのではないでしょうか。

 

一般的なタブレットは画面が反射して見にくくなりますが、QUADERNOの画面は太陽の下でもコントラストが効いているので見やすかったです。イベント中ってけっこうバタバタしているんですが、カラー画面なら急遽変更になったことなどを目立つ色で書き込めるので、慌ただしいなかでも見逃しが防げると思いました。

 

【総括】使ってわかった! はかどりポイント

実際に使って、最も強く感じたのは資料が1箇所にまとまっていることの安心感です。もちろんこれはほかのタブレット端末でもできることではありますが、この軽量ボディでできるということがかなりのメリット。軽くて薄いということは、外回りに持っていくことや、屋外で取り出すときの心理的なハードルが下がるということでもあり、レスポンスがより早くなったように感じます。これはまさに“はかどる”ということなのではないでしょうか。

 

そしてカラー表示により重要なメモも見逃しにくくなり、ミス削減につながると感じました。グラフなどの資料を読み込む必要がある人にも役立つと思います。

 

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デスクワークやクリエイティブな作業でお試し!

続いては、原稿のチェックや制作物の進行管理などのデスクワークや、企画を考えるなどのクリエイティブな業務をこなす玉造のリアルな声をお届け。これまでは原稿を紙に出力し、赤字を入れたらスキャンして……というアナログの手法をとっていたとのこと。作業効率はどのように変わったのでしょうか?

 

【オフィスワーカー代表として私がレビューします!】

GetNavi web副編集長・玉造優也/モノ雑誌や漫画雑誌の編集を経て、2017年よりGetNavi web編集部へ。漫画連載を中心に担当する。YouTubeチャンネルの運営やwebサイトのディレクションなどもこなす。今回はA4モデルを使用。

 

【シーン1:原稿チェック】スキャンの手間が不要! カラー表示で書き間違いも防げる

これまで漫画家さんからあがってきた原稿は紙に出力して赤字を入れていたんですが、赤字を入れたあと、いちいち複合機のところまで行ってスキャンをしなければならず、ページ数が多いと1ページだけ上下が逆になっていた……なんてこともあってプチストレスでした。

 

でもQUADERNOならそういった不満はないですし、原稿を受け取ってから著者さんに戻すまで、全工程がデスクに座ったまま完了。赤字入れのスピードがぐんと上がりました

 

旧モデルだと、ペンの色は変えられても画面ではモノクロ表示なので、いま自分が何色で書いているのかがわかりにくく、色の使い分けを間違えてしまうことがあります。その点、新モデルは使っている色が見え、スムーズに書き込めますね。

 

↑QUADERNOのペンは8色から選ぶことができます。

 

紙の束を広げる必要がないので、たとえば出張で新幹線に乗ったときなどにも、原稿チェックの作業ができるのではないでしょうか。

 

あと、マニアックだけど便利だなと思ったのが、手書きで書き込みをしたページだけを検索できること。漫画の単行本などページ数が多い書類の場合、どのページに赤字があったかわからなくなってしまうのですが、この機能を使えば書き込んだページだけを検索できます。修正原稿が戻ってきて、赤字が全部反映されているかチェックするときに活躍しました。

↑手書きで「☆」や「*」を書いたページだけを検索する機能も。もう一度見直す必要があるページなどに書くと便利。写真は「QUADERNO(クアデルノ)」」公式サイトより。

 

テキスト原稿のチェックにも使ってみましたが、デジタルとはいえ机の上に置いて書き込むからか、紙に出力してチェックするときと感じ方に差がなく、PCの画面で見るときよりも間違いに気付きやすいと思います。

 

【シーン2:進行管理】進行表をスリープ画面に設定すると〆切を見逃すことがない!

打ち合わせや取材などの予定はOutlookのスケジューラーを使っていますが、タイアップ記事など〆切のある制作物の進行管理は、常に視界に入れておきたいので、QUADERNOのスリープ画面に設定してみました。

スマホスタンドなどを使うと卓上カレンダーのように机に立てられるので、〆切の把握の抜け漏れを減らせます。スケジュールが変更になったときも手書きでパッと書き込めますし、常に視界に入っていることで「あれやらないと!」と刷り込まれるのか、早め早めに動けるようになりました。

 

人によっては推しのキャラクターのカラーイラストや、手書きした目標をスリープ画面に設定してモチベーションを上げるといった使い方をするのもアリですね!

 

【シーン3:絵コンテ・ラフ作成】色分けでコンテが伝わりやすく! 立ったままの打ち合わせにも使える

YouTubeチャンネルのディレクションも担当しているので、絵コンテを描くときにも使ってみました。1カメ、2カメなどシーンごとに使うカメラを色分けしたりすることで、情報が整理できてカメラマンにも伝わりやすいと感じました。

 

また、現場で立ったまま絵コンテを見ながら内容の擦り合わせができたのもいいなと思ったポイント。薄くて軽いので、手に持って書き込みながら話をしていても手が疲れません。

 

そして、スマホアプリを使えば修正や情報を補足したデータをその場で制作スタッフ全員に共有できるので、「今送ったのが最新版で、赤字が追記箇所です!」と伝えれば、どこが変わったのかもすぐに伝わり、効率よく進行できたと思います。

 

「QUADERNO(クアデルノ)」公式サイトでは、様々なテンプレートを無料でダウンロードできます。玉造もここで提供されている「絵コンテ」のテンプレートをダウンロードして使用しました。

 

【総括】使ってわかった! はかどりポイント

一般的なタブレット端末のようなツルツルした画面ではなく、実際に紙とペンを使って書いているような書き心地が気持ちよくて、むしろ書きたくなるツールだと感じました。カラー表示できるようになっただけでなく、ペンの色数も増えたので、背景の色にあわせてより目立たせられる色が選べるようにもなりました。総じて、より伝わりやすい資料を作れるようになったと思います。

 

そしてどの作業シーンでも共通して感じたのが、作業への没入感が高まるということです。QUADERNOは、インターネットにつながるのがファイルの送受信時など必要なときだけなので、メールなどの通知に気を取られず目の前の作業に集中できるんです。それにより作業効率が上がりました。

 

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ビジネスシーン以外でも活躍! プライベートでの活用術

ここまでビジネスシーンでどのようにはかどるかをお伝えしてきましたが、秋山と玉造からビジネスシーン以外でも使えたという声があったので、最後に少しだけご紹介します。

 

【子どもの勉強】学習教材を取り込めば、繰り返し勉強できる!

3人の子どもの父でもある秋山。3人分ともなると、自宅には計算ドリルなどの教材がたくさん。それらをスキャンしてQUADERNOに取り込むと、教材の山がすっきり!

「データを複製すれば正解できなかった問題に繰り返し挑戦できますし、上の子が使ったドリルに、翌年には下の子が取り組むといったこともできると思いました。バックライトがないので、タブレット端末を使うよりも目にやさしいところも親としては安心です」

 

↑暗記モードを使うと、グリーンのマーカーペンで色を塗った箇所をマスキングし、赤シートを使った暗記と同じことができます。子どもの勉強はもちろん、資格試験など大人の勉強にも活躍します。写真は「QUADERNO(クアデルノ)」公式サイトより。

 

【楽器演奏】演奏に集中できる機能が充実!

学生時代から、趣味でバンド活動もしている玉造。ギターの練習をするときのお供としてもQUADERNOが活躍したと言います。

「楽譜って数が増えると意外と重いので、コンパクトに持ち運べたらと思って、QUADERNOに取り込んでみました。紙の楽譜と同じように注意点などを書き込めますし、過去に演奏した曲の楽譜も一緒に取り込めば、昔弾いたあの曲を弾きたい、というときにもパッと開けるので便利だと思いますね」

 

左の写真のように見開きで表示することもできます。書き込みをするときは、そのままだと小さくて書けないので、スマホを操作するときと同じように指でピンチアウトすると拡大も可能です。

 

このとき、書き込みをしたい1ページだけが拡大表示されるので記入しやすくていいですね。書き込みを終えて等倍に戻すと自動で見開き表示に戻るので、すぐに演奏に戻れますよ。

 

↑市販のフットペダルとBluetoothでつなげば、演奏中に楽器から手を離すことなく譜めくりが可能に。写真は「QUADERNO(クアデルノ)」公式サイトより。

 

 

↑先読み機能を使うと、つねに次の1ページが見開きのどちらかに表示されるようにできます。ページをまたぐメロディを演奏するときに役立ちます。写真は「QUADERNO(クアデルノ)」公式サイトより。

 

ビジネスシーンはもちろんプライベートまで、アイデア次第で多彩に使えるQUADERNO。ふたりの結論は、「仕事も趣味も勉強もはかどる!」とのこと。

 

冒頭でもお伝えした通りQUADERNOは、はかどり文房具のナンバーワンを決める投票イベント「文房具総選挙2025」の「記録する」部門にノミネート中。家電量販店の店頭で実機に触れることもできるようなので、気になった人は試してみて、投票に参加してはいかがでしょうか。

 

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取材・文/鈴木翔子 撮影/鈴木謙介

用途で選んで仕事を効率化!エッジの効いた最新付箋は“視線誘導型”と“複写型”に決定

付箋とは、単に「貼って剥がせる糊付きの紙片」に過ぎない。しかし、その用途によって求められる性能は微妙に異なる。

 

たとえば伝言を伝えるために相手のデスクに貼っておく場合、とにかく目立たなければ意味がない。うっかり見逃されては困るため、何が書かれているかを強烈にアピールする必要がある。

一方で、書類に補足を加える目的で付箋を使うなら、あまり目立ちすぎると書類の内容を邪魔してしまう。また、複数部の書類を用意する場合には、同じ内容の付箋を繰り返し書くことになるため、その作業を効率化する工夫があるとありがたい。

 

だからこそ、例の黄色やピンクの単色付箋だけでなく、用途に応じた特化型を選ぶことが、仕事の効率アップにつながるのである。今回は、そんな“付箋”というジャンルの中でも、それぞれの役割を突き詰めたエッジの効いた製品を2製品、紹介していこう。

 

これは見ちゃう!視線誘導に特化した目立ち付箋

冒頭でも触れたように、伝言を残すための付箋は「目立つこと」が主な役割であり、場合によってはメッセージの中身よりも視認性が優先されるべきかもしれない(自席に目立つ何かがあれば、それだけで「何かあったな」と察してもらえる)。

 

もちろん、色が派手であったり、貼るとポップアップするなどの工夫でも十分だが、もう一歩踏み込んだ仕掛けがあれば、さらに便利になるだろう。たとえば、ほとんどの日本人の視線をほぼ自動的に集めてしまうようなデザインだ。

ササガワ
商店街でよく見るアレの付箋 全12種
各450円(税別)

 

ササガワの「商店街でよく見るアレの付箋」は、その名の通り、個人商店やスーパーの店頭でよく見かけるPOPカードをそのまま付箋にした製品である。

 

名前だけではピンとこないかもしれないが、実物を見れば「これか!」と膝を打つはず。それほどまでに日常の風景に溶け込んでいる色・形・ハンドサインやイラストがふんだんに使われている。

 

↑この見慣れた店頭POP、見たことがないという人はほとんどいないはず。

 

ササガワという社名はあまり知られていないかもしれないが、賞状用紙(タカのマーク入り)や熨斗紙など、局所的には非常に有名な紙製品メーカーだ。「本日のお買い得品」や「当店おすすめ!」といったPOPカードでも、間違いなく国内トップクラスの存在である。

 

↑自席のPCにこの付箋が貼られていたら、まず間違いなく目がいくはず。

 

そして何より、我々はこのPOPカード付箋に書かれた内容をつい見てしまう。というのも、そこに記されるのは「◎割引」や「お買い得品」といった、お得情報であることが多く、それが習慣として脳に刷り込まれているからだ。

 

無意識のうちに目で追ってしまうこのデザイン、伝言用付箋としては、まさに最強の視線誘導ツールといえる。

 

↑書類に貼っても圧倒的な存在感。

 

……あらためて文章にするとやや“庶民くささ”が否めないが、それこそがササガワのデザイン戦略の妙。昭和の時代から築いてきた「お得感」という感覚が、日本人のDNAレベルで刷り込まれているのだ。自社のデザイン資産を活かした好例といえるだろう。

必要なだけ「CC」が作れる!ノンカーボンコピー付箋

部署で配布する複数部の書類に補足を加える際、同じ内容の付箋を何枚も手書きするのは非効率かつ面倒な作業である。

カミオジャパン
コピペタ
各600円(税別)

 

↑紙面は方眼・ドット・花柄の3種類。ピンクは60×75mmサイズ、ブルーは30×75mmサイズ×2柄。各50シート入り。

 

この手間を一度でも経験したことがあれば、カミオジャパンの「コピペタ」の価値がよくわかるはずだ。

 

これはノンカーボン複写用紙を付箋化した製品で、使い方はシンプル。まず複写したい枚数分だけ紙をめくり、下敷きにもなるカバーを差し込む。あとは一番上の付箋に筆圧をかけて書くだけで、同じ内容が下の付箋にも転写されるという仕組みである。

 

↑記入の際は、複写したくない位置に下敷き(カバー下部)を差し込んで使う。

 

↑筆圧を強めにして書けば、ボールペンでもしっかり転写される。

 

↑めくってみるとこの通り、きちんと青のノンカーボン複写ができている。

この付箋は、オフィスで大量のお土産を配る際のメッセージ付けや、捺印位置の指示など定型文を繰り返し使う場合にも活躍する。ToDoリストの複写にも便利で、1枚はデスクに、もう1枚は手帳に貼って携帯する、といった使い方もできる。

↑同じ付箋を何枚も書くより、こちらの方が確実に効率的。

 

かつて複写式のデスクメモが販売されたこともあったが、「複製したいならコピーすればいい」という結論に落ち着き、あまり便利とは感じられなかった。

 

しかし、付箋の場合は「糊がついていて貼れる」ことがポイントであり、コピー出力では代用できない。だからこそ、複写機能付きの付箋には、明確な機能的価値があるのだ。

 

使い方次第で、さまざまな場面での作業効率を向上させてくれそうである。今後もさらに使い込んでいきたい文房具だ。

 

“好き”を詰め込む、自分だけのオリジナルノート「パピノット」誕生

マークスは、パーツを自由に組み合わせてオリジナルのノートを作れる新ブランド「PapiKnot(パピノット)」シリーズを、2025年3月27日(木)よりマークス公式オンラインストアや全国の販売店で発売しました。

「PapiKnot(パピノット)」。

 

記事のポイント

好きなパーツやリフィルを選んで、自分仕様のA5ノートを作れるカスタマイズノートが登場。手帳にしてもよし、思い出や推し活の記録を書き込むライフログにしてもよし、アイデア次第で自由に構成できます。自分好みのノートになかなか出会えない、という人はお試しあれ。

 

「パピノット」は、カバー、リング、リフィルを自由に選び、自分だけの特別な1冊を作れるカスタマイズノートブランド。ブランド名には、”紙が好き”、”書くことが好き”という気持ちと、”好きなモノ・コト”を結びたいという想いが込められています。

 

組み合わせは無限大!カスタマイズの楽しさ

「パピノット」の魅力は、なんと言ってもその自由度の高さ。A5サイズのノートを、自分の好みに合わせてカスタマイズできます。好きなカバーとリングを組み合わせれば、愛着の湧くオリジナルノートが完成します。

 

●カバー:キラキラとした光沢感のある無地、おしゃれなチェックや花柄など全10種類

●リング:見た目のアクセントになるオリジナルカラーの「バインダーリング・5穴」は全6種類

 

豊富な種類のリフィルも「パピノット」の魅力。リフィル用紙は、なめらかで上質な書き心地と文字が美しく映えるホワイト系のマークスオリジナル手帳用紙「NEO AGENDA(ネオ・アジェンダ)」とクリーム系用紙の2種類。好みで選べます。

 

●5mm方眼罫リフィル:文字もイラストも描きやすい

●日付フリーダイアリーリフィル
・月間ブロックリフィル:予定管理やひとこと日記に最適
・週間ブロックリフィル:TO DO管理や日記に
・1日1ページリフィル:たっぷり書けてデコレーションも楽しめる

 

さらに、写真を貼ったりスクラップしたりするのにぴったりの「色紙リフィル」、特別なトピックや推しのトレカなどを引き立てる「モチーフリフィル」、好みの柄のシートを貼ると写真などがキラキラになる「ホログラムシート」など、カスタマイズをさらに楽しめるアイテムも充実しています。

 

ライフログにも最適!デコレーションで個性をプラス

豊富なリフィルでカスタマイズできる「パピノット」は、ライフログにも最適。「インデックス」を使えば、趣味やテーマ別にノートを整理できます。マスキングテープやステッカーでデコレーションすれば、さらに自分らしい1冊に。楽しかった思い出や日常のひとコマを記録することで、大切な思い出を色褪せない形で残せます。

 

【ラインナップ】

・ゴム付きカバー・無地・A5:880円(税込)
・ゴム付きカバー・柄・A5:990円(税込)
・バインダーリング・5穴:275円(税込)
・インデックス・A5:770円(税込)
・5mm方眼罫リフィル・A5:550円(税込)
・日付フリー・月間ブロックリフィル・A5:660円(税込)
・日付フリー・週間ブロックリフィル・A5:660円(税込)
・日付フリー・1日1ページリフィル・A5:660円(税込)
・色紙リフィル:605円(税込)
・モチーフリフィル・A5:715円(税込)
・ホログラムシート:495円(税込)

 

マークス
「PapiKnot(パピノット)」
2025年3月27日発売
実売価格:275円~990円(税込)

【文房具総選挙2025】誰もが使いやすいユニバーサルな文房具も増加!「SDGs文房具」10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2025」がスタート。13回目の開催となる今回は、7部門全74商品がノミネートしています。ここでは、【トレンド部門】「SDGs文房具」部門にノミネートされた文房具10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

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投票参加者には抽選で文房具セット(5000円相当)をプレゼント。ふるって投票を!

 

【「SDGs文房具」部門】

マスキングテープの「mt」や消しゴムの「モノ」、テープノリの「ピットエアー」、はさみの「サクサ」など、各ジャンルを代表するブランドに、サステナブルな商品が登場。誰もが使いやすいユニバーサルな商品も増加中だ。

 

No.65

カモ井加工紙
mt upcycle tape
418円(2巻パック 15㎜×7m)

マステの老舗がコーヒーフィルターをアップサイクル

テープ資材の70%をコーヒーのペーパーフィルター製造時に出る廃材でまかなったマスキングテープ。同社が100年かけて培った粘着技術が生かされている。2巻入りで、色の組み合わせは6通り。

 

No.66

プラス
Kaiteメモ
1320円(90×90)、1980円( A4×1/3)

紙でも電子でもない手書きメモの新たな選択肢

電池や消耗品を使わずに、繰り返し書き消しできる「Kaite」のリニューアルモデル。コントラストが上がりよりくっきり書け、消字性能もアップ。濡れてもにじんだり消えたりせず、水周りなどでも活躍。

 

No.67

マックス
木のホッチキス/革のホッチキス
5500円(木のホッチキス)、1万1000円(革のホッチキス)

ものづくりの過程で出る端材を職人の手作業で本体カバーに!

カバンや家具制作の過程で出る端材を使い、職人の手作業で完成させたホッチキス。木のホッチキスは、ヤマザクラ、クリ、クルミ、ブナを使用。革のホッチキスは上質なトリヨンレザー(牛革)を使っている。

 

No.68

トンボ鉛筆
消しゴム モノナチュラル
99円(S)、165円

消字力はそのまま! ホタテの貝殻を配合したエコな消しゴム

ホタテの貝殻粉末などのバイオマス材料を配合し、バイオマスマークを取得した「モノ消しゴム」。消字率は、従来品と同等の95%以上を実現している。消しゴム本体の生成り色は、ホタテの貝殻に由来する。

 

No.69

サンスター文具
軸まで全てが芯のえんぴつ「全芯」
330円

木をいっさい使っていないすべてが芯の鉛筆

一般的な鉛筆で木が使われている部分も含め、すべてが芯。文字を書くのはもちろん、芯先を斜めに寝かせて黒く塗ることもできる。芯の濃さはHB、B、2Bの3種で、転がり防止用のキャップが付属する。

 

No.70

共栄プラスチック
しっかり線ビキ
440円

線を引くのが苦手な人もきれいに引けるようサポート!

ウラ面に強力な滑り止め加工が施された、ズレずに線を引ける定規。右利き用、左利き用、それぞれの目盛りが書かれている。目盛りの数字には、読み間違えしにくいユニバーサルデザインのフォントを採用。

 

No.71

三菱鉛筆
toirono
220円(単色)2640円(12色セット)、5280円(24色セット)

やわらかな芯が生むしっとりとした描き心地と発色の良さが魅力

子どものお絵描きから大人の趣味まで、幅広く使える発色の良い色鉛筆。やわらかい芯がしっとりとした描き心地を生み、軽い力でも思い通りの色を出せる。濃い色の紙にも色が映え、濃淡をつけやすい。

 

No.72

コクヨ
ハサミ〈サクサ〉
528円(スタンダード)、693円(グルーレス刃)、
1078円(フッ素・グルーレス刃)、1397円(チタン・グルーレス刃)

利き手や技量を問わず厚モノから薄モノまでサクサクカット!

刃先まで軽い切れ味で切れるハサミ「サクサ」のリニューアルモデル。ハンドルに対し刃を傾けて成形する「傾斜インサート」により、使う人の技量や利き手を選ばず、厚手のモノから薄いビニールまで快適に切れる。

 

No.73

トンボ鉛筆
ピットエアー 漁網リサイクル
484円

役目を終えた漁網を再生したプラスチックを使用

詰め替え式テープのり「ピットエアー」のケースに、使用済みの漁網を再利用して作られたプラスチックを使用。ケースは深海の色をイメージしている。独自機構「エアータッチシステム」により軽い引き心地を実現。

 

No.74

ラコニック
LACONIC e-Friendly・ダイアリー2025年度版(Pre.3)
1980円(A5マンスリー)、2640円(B6Cライフログ、B6Cラップトップ)

カバーも紙もインクまで! 環境にやさしい手帳

リサイクルシートに卵殻由来のバイオマスを添加した素材、「バイオシェルライト」をカバーに使った手帳。中面には、森林保全につながるFSC認証紙と、再生可能な植物由来のベジタブルオイルインクを使用。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

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【文房具総選挙2025】クラファンで3500万円集めたIoT文房具など「大人の勉強がはかどるリスキリング文房具」10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2025」がスタート。13回目の開催となる今回は、7部門全74商品がノミネートしています。ここでは、【トレンド部門】「大人の勉強がはかどるリスキリング文房具」部門にノミネートされた文房具10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

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投票参加者には抽選で文房具セット(5000円相当)をプレゼント。ふるって投票を!

 

【「大人の勉強がはかどるリスキリング文房具」部門】

クラウドファンディングで3500万円近くを集め話題になったIoT文房具から、“段差を付ける”というシンプルな方法でノートへの線引きをラクにしたアイデア商品まで。多彩な10点がノミネートしている。

 

No.55

コクヨ
大人のやる気ペン
9900円

アプリ上で努力を見える化し勉強のモチベーションアップ!

ペンやAppleペンシルなどに付けて使う、加速度センサーを搭載したIoT文房具。スマホアプリと連携させると勉強量が「やる気パワー」として記録され、努力を見える化できる。モチベーション維持に貢献。

 

No.56

ソニック
カドノオモクリップ 2個入 おもさでページキープ!
660円

ページの角を挟めばほどよい重さが開いた状態をキープ

本のカドに留めて、ページを開いたままキープするクリップ。透明のため、文字を隠さずに挟める。2個入りで、ページの上下を挟む以外に、内蔵した磁石で2個くっつけて重さをアップさせることも可能だ。

 

No.57

レイメイ藤井
Kept ペンケースに入る暗記シート
385円

ペンケースに入れて持ち運べる折りたたみ式の暗記シート

シーンによって使い分けができる、二つ折りの暗記用シート。赤シート、緑シート、専用ケースがセットになっており、折った状態ならペンケースにも入れられる。ラインマーカー付きのセット(935円)もある。

 

No.58

キングジム
ザラージ リモコン付きダブルタイマークロック
2万900円

超大型液晶で広い場所でもバッチリ見える!

教室や工場など、広い場所で見やすい大型画面のタイマー兼電波時計。時刻と日付、時刻とタイマーなど、2つの機能を同時表示できる。リモコンで操作でき、壁掛け、磁石、据え置き、3通りの設置に対応。

 

No.59

ソニック
時っ感タイマー ペースメイク ラップ機能付 スタディタイマー
3960円

試験時間のペース配分や科目ごとの勉強バランスを見直せる!

LAP機能でペース配分を、円形のメモリで時間経過を視覚化し、勉強バランスをチェックできるタイマー。終了時間を光で知らせ、静かな場所でも使用できる。タイマーはダイヤルで直感的に操作可能だ。

 

No.60

トンボ鉛筆
シャープペンシル「モノワーク」
594円

速く・濃く・はっきりマークできる太芯シャープペン

マークシートの記入に適した1.3㎜の太芯が使えるシャープペン。200問解いた場合、芯径0.5㎜に比べ2分40秒早く塗り潰せる。上部には、ピンポイントで消せる繰り出し式のモノ消しゴムを搭載。

 

No.61

ソニック
集中耳栓EX ケース付 シリコンタイプ
1320円

集中力を高める適度な遮音で暗記効率がアップ!

無音と雑音の間の適度な遮音で集中力を高められる、三層遮音タイプの耳栓。装着して音読すると自分の声だけが頭の中に響き、単語の暗記がはかどりやすい。持ち運びに便利なシリコンケース付き。

 

No.62

サンスター文具
ひかるクリップ「terasuno」
990円

文字が見やすい光で自分の手元だけをそっと照らせる

周囲の邪魔にならないよう手元だけを照らせるクリップ。昼光色と温白色の2種類のLEDライトを搭載し、文字を読むのに最適な明かりを実現している。ライト部分の角度は調整可能。約20時間使用できる。

 

No.63

クツワ
プニュスパイラル
528円

細軸から太軸までどれでも対応!巻いて付けるやわらかグリップ

直径約8㎜から14㎜まで、筆記具の太さに関係なくくるくる巻いて装着できるペンシルグリップ。やわらかなエストラマー素材で指当たりがやさしく、スパイラル形状が指にフィット。長時間使っても疲れにくい。

 

No.64

クツワ
わけありしたじき
506円

定規なしでも分割線をまっすぐきれいに引ける!

定規を使わずにノートに分割線を引ける段差ガイド付きの下敷き。段差の左右で色が異なり、紙の上からでも境界線が透けて目印に。2分割用と4分割用があり、どちらもウラはフラットで下敷きとして使える。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

【文房具総選挙2025】ハンコアイテムが豊作!「印をつける・分類する」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2025」がスタート。13回目の開催となる今回は、7部門全74商品がノミネートしています。ここでは、【機能別部門】「印をつける・分類する」部門にノミネートされた文房具10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2025の投票はこちらから

投票参加者には抽選で文房具セット(5000円相当)をプレゼント。ふるって投票を!

 

【「印をつける・分類する」部門】

今年は、従来品よりも美しく、くっきりと印をつけられるアイテムが豊作。さらに、その美しさを保つためのメンテナンスアイテムも仲間入りした。確実に目を惹くなつかしデザインの付箋もユニークだ。

 

No.45

エポックケミカル
カラカラ ペリッテ
693円

好きな柄からペリっと剥がせる!ロール型シール

好きなところから剥がして使えるロールタイプのシール。剥がしたシールの粘着面の一部には剥離紙が付いており、付けたままにすればインデックスのようにも使える。引き出しやすく、保管に便利な紙箱入り。

 

No.46

レイメイ藤井
Kept キエラ
638円

にじまずきれいにマークできて不要になったら消せる!

消しゴムで消せるテープ型のラインマーカー。テープのため、蛍光ペンのようににじんだり、裏写りしたりせず、きれいにまっすぐ引ける。各2色入りで4種展開。レッド&グリーンは暗記用としても使える。

 

 No.47

キングジム
氷印
583円(小サイズ)、638円(大サイズ)、2640円(6個セット)

印面が透けて見えるから狙い通りにきれいに捺せる!

すべてのパーツが透明なスタンプ。上から印面が見えるため、インクの付き具合が分かり、かすれに気付いたり、複数の色を使ってアレンジしたりしやすい。細かな位置調整も可能で、狙った位置に捺せる。

 

No.48

カミオジャパン
コピペタ
660円

同じメッセージを何枚も書かずに済む複写機能付き!

手書きした文字を複写できる付箋。複数人に同じメッセージを渡したいときはもちろん、自分用の控えを持っておきたいときにも活躍する。文字をたくさん書ける正方形に近いタイプと、一言用の細いタイプがある。

 

No.49

ササガワ
商店街でよく見るアレの付箋
495円

視認性の高い色合いでインパクト抜群のなつかし付箋

元祖「ゆびPOP」メーカーが作る、スーパーや商店街でよく見かけるPOPのデザインを踏襲した付箋。POPの文字が「お電話ありました!」や「お疲れ様」など、よく使う言葉に置き換えられている。

 

No.50

シヤチハタ
スタンプインキ・クレンジングシート
605円

はんこの目地を詰まらせずにインクをきれいに拭き落とせる!

クレンジング溶剤が浸透したシートタイプのインククリーナー。同社のスタンプパッドのインク汚れを落とすのに最適だ。不織布を使っているため、印面の目地に紙粉が詰まる心配がない。30枚入り。

 

No.51

シヤチハタ
nototo 10
1650円

10種類ものミニスタンプをスリムに携帯

「ビジネス」「学校」「家計簿」など、テーマに合う10種の絵柄のミニスタンプをひとつにまとめたスティック型のスタンプ。テーマは全6種。油性顔料インクのため、上から水性ペンで色を塗ってもにじみにくい。

 

No.52

クツワ
ハンココデコ
1320円

マステや付箋にピッタリ! 重ねて捺せるはんこセット

2色2柄がセットになっており、フタの凹みで位置合わせをすると、簡単に重ね捺しができる。マステや細長いふせんにもピッタリ捺せるガイド付きだ。本体にはマステを切れるテープカッターも付いている。

 

No.53

シヤチハタ
Belle Couleur
825円

濃い色の紙にも鮮やかに発色し繊細に仕上がる!

スモーキーなペールカラーのスタンプパッド。薄い色の紙はもちろん、黒や紺などの濃い色の紙にも美しく発色する。同社独自のナノテクノロジーから生まれた油性顔料インクにより、繊細な模様も美しく仕上がる。

 

No.54

こどものかお
ポチッとPick!
1760円

よく使う柄だけを持ち運べるボタン型の小型連結スタンプ

ボタンのような形をした連結スタンプ「Pochitto6」の進化版。ボタンが取り外せるようになり、使う柄だけを入れ替えて持ち運べる。「天気」「スケジュール」「趣味」「文具」など12種類のテーマがある。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

【文房具総選挙2025】中身の一覧性を高めたファイルやペンケースなど「収納する」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2025」がスタート。13回目の開催となる今回は、7部門全74商品がノミネートしています。ここでは、【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされた文房具10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2025の投票はこちらから

投票参加者には抽選で文房具セット(5000円相当)をプレゼント。ふるって投票を!

 

【「収納する」部門】

ゴムバンドを編み込んだり、EVA素材を使ったりと、従来あまり使われてこなかった素材を採用したペンケースが充実。書類ケースもペンケースも、中身の一覧性を高めたアイテムが多数ノミネート。

 

No.35

リヒトラブ
エクスコア ハードシェルペンケース
3850円

落下衝撃から中身を守るタフなペンケース

外装に、衝撃に強いEVA素材を使ったハードシェルタイプのペンケース。フタの溝はペントレーとしても活用できる。ペンホルダーには、隣り合うペンがぶつかって傷つくのを防ぐ、クッションループを採用。

 

No.36

キングジム
クリアーファイル カキコ 差し替え式
1320円

ファイリングしたまま書き込めポケットの入れ替えも可能!

上下のフラップに書類を挟む機構で、収納したまま書類に書き込めるようにしたファイルシリーズ、「カキコ」のリングバインダータイプ。リングは、書き込むときに手が当たりにくい上下セパレート式だ。

 

No.37

サクラクレパス
こまごまファイル ホワイト
847円

こまごまとしたものを見やすく分類できて持ち運びもしやすい!

こまごまとしたものを整理、収納できるファイル。ジャバラ式の幅広ポケットで中身を一覧でき、出し入れもしやすい。持ち運びに便利な持ち手付き。留め具は、子どもも開け閉めしやすい面ファスナーだ。

 

No.38

サンスター文具
ペンケース「AMUGOMU」
1650円

編み込んだゴムでデザイン性と機能性を向上!

ゴムバンドを編み込んだデザインのペンケース。すぐに使うペンや、リップクリームなどの小物をゴムに挿し込んで固定できる。内生地付きで、中に入れたアイテムがゴムの隙間から飛び出す心配はない。

 

No.39

サンスター文具
ペンケース「GEARS PACK」
1980円

多彩な収納部を備えたフィッシングベストのようなポーチ

収納スペースが豊富な大容量ペンケース。イヤホンなども入る3つのマチ付きポケットと、付箋などが入るファスナー付きポケット、いますぐ使いたい筆記具を挿し込めるウェービングベルトなどが付いている。

 

No.40

コクヨ
ペンケース〈パンケース〉
1650円

ポケットが豊富でフラットに開く! 中身を探しやすいペンケース

ノートのようにパッと開いて中身を一覧できる、薄型のブックタイプペンケース。6つのポケットとストラップホルダーを備え、きれいに仕分けしながら収納できる。表面は触り心地の良いコーデュロイ素材。

 

No.41

コクヨ
ペンケース〈モココ〉(ペディンタイプ)
1650円

取り出しやすくてこぼれにくい! かわいいだけじゃない大容量ペンケース

韓国のファッションアイテム「ペディン(ダウンジャケット)」をイメージした、ふわふわ&サラッとした質感。口が180度開き中身が取り出しやすく、それでいてフチが立つためこぼれにくい。ペンは約20本収容。

 

No.42

リヒトラブ
Mutual コングレスケース
814円(A4・ヨコ型)、858円(A4・タテ型)

クリアファイルごと書類を放り込めてしっかり保護できる!

持ち運び時や保管時に書類を保護できるケース型ファイル。フタが大きく開き中身を取り出しやすい。A4のクリアファイルが入るサイズで、タテとヨコの2種展開。大人も使いやすい落ち着いたカラバリだ。

 

No.43

クツワ
モドシュット
1430円

ファスナーを開けずにペンをサイドからシュッと戻せる!

側面からペンを瞬時にしまえるサイドイン機能を搭載。口の内側が逆止弁構造になっているため、振っても中身が飛び出さない。ファスナーを広げればペントレイになり、奥に入った小さな小物も取り出しやすい。

 

No.44

キングジム
冷蔵庫ピタッとファイル(郵便物整理タイプ)
1485円

スッキリ見せながら郵便物を整理しメモも一時保管できる

冷蔵庫に貼り付けられるマグネット付きファイルシリーズの郵便物整理に特化したタイプ。投函予定の郵便物やメモを挟めるフラップと、インデックスが付いた階段式のポケットが付いている。白と黒の2色展開。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

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【機能別部門】

■ 書く 部門
昨今のボールペン市場は、ゲルインクに油性と水性が押され気味だったが、今年は新ブランド誕生で復権の兆し。布に引っ掛かりにくい名前書きペンや、持ち方を選ばない万年筆など、いままでの常識を覆す商品もアツい!

■ 記録する 部門
フラットな綴じ具や、らせん型リングなど、斬新な綴じ具を使ったリングノートが登場。カラーになり文房具としての楽しみも増した電子ペーパーや、子ども向けのプリントカメラなどデジタルツールも要注目だ!

■ 切る・貼る・綴じる 部門
コロナ禍以降、商品点数が増えたダンボールカッター。その進化系として、今年はレターオープナーや宛名ラベルリムーバーなど、2役以上こなすものが多数登場。ハサミはキャップの紛失防止がキーワード。

■ 収納する 部門
ゴムバンドを編み込んだり、EVA素材を使ったりと、従来あまり使われてこなかった素材を採用したペンケースが充実。書類ケースもペンケースも、中身の一覧性を高めたアイテムが多数ノミネート。

■ 印をつける・分類する 部門
今年は、従来品よりも美しく、くっきりと印をつけられるアイテムが豊作。さらに、その美しさを保つためのメンテナンスアイテムも仲間入りした。確実に目を惹くなつかしデザインの付箋もユニークだ。

【トレンド部門】

■ 大人の勉強がはかどるリスキリング文房具 部門
クラウドファンディングで3500万円近くを集め話題になったIoT文房具から、“段差を付ける”というシンプルな方法でノートへの線引きをラクにしたアイデア商品まで。多彩な10点がノミネートしている。

SDGs文房具 部門
マスキングテープの「mt」や消しゴムの「モノ」、テープノリの「ピットエアー」、はさみの「サクサ」など、各ジャンルを代表するブランドに、サステナブルな商品が登場。誰もが使いやすいユニバーサルな商品も増加中だ。

【文房具総選挙2025】ラベル剥がしも可能な一台二役カッターなど「切る・貼る・綴じる」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2025」がスタート。13回目の開催となる今回は、7部門全74商品がノミネートしています。ここでは、【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされた文房具10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2025の投票はこちらから

投票参加者には抽選で文房具セット(5000円相当)をプレゼント。ふるって投票を!

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

コロナ禍以降、商品点数が増えたダンボールカッター。その進化系として、今年はレターオープナーや宛名ラベルリムーバーなど、2役以上こなすものが多数登場。ハサミはキャップの紛失防止がキーワード。

 

No.25

ソニック
オレパ withはさみプリントカッターとミニはさみ
880円

プリント整理の効率を上げる2Wayカッティングツール

授業プリントなどのカットに便利なカッターとハサミがひとつに。紙をカットしたい位置で折ったら、本体の溝に差し込んで滑らせると、スパッとまっすぐ切れる。ペンケースにも入るコンパクトサイズだ。

 

No.26

クツワ
キャップ一体こどもハサミ
704円

キャップ一体型で紛失防止! 学校指定にぴったりの安全ハサミ

キャップを持ち手側にスライドさせると刃が開く、キャップをなくす心配無用の一体型ハサミ。刃先が丸く子どもでも安全に使用できる。粘着のりが付きにくい仕様で、ガムテープやダンボールもサクサク切れる。

 

No.27

プラス
多機能ダンボールカッター開梱用 アケトル
1210円

宅配便の開梱からラベル剥がしまでまるっとおまかせ!

さびにくく切れ味が長持ちするセラミック刃を備えた、ダンボールの開梱用カッター。ペットボトルのラベル剥がしにも活躍する。刃の反対側には、宛名ラベルなどを剥がしやすくするラベルリムーバーも搭載。

 

No.28

サンスター文具
2WAYオープナー「AKELKEY」
880円

郵便物も宅配便もこれひとつできれいにオープン!

一般的なカギをひと回り大きくしたサイズのレターオープナー兼ダンボールオープナー。側面の溝に封筒を通すと開封できる。ダンボールオープナーの刃は収納式で、フッ素コート刃のため汚れにくい。

 

No.29

マックス
Vaimo11 Flarme
2200円

綴じるときの衝撃や動作音が大幅に小さくなったホッチキス

薄い書類も厚い書類も軽い力で綴じられる「Vaimo11 FLAT」が、フルモデルチェンジ。綴じるときの衝撃が約25%、動作音が約30%、綴じ荷重、本体重量、本体幅がそれぞれ約10%減少した。

 

No.30

プラス
フィットカットカーブ ツイッギー キャップレス
869円

キャップがないからワンタッチですぐに使えるハサミ

スリムな携帯はさみシリーズ「フィットカットカーブ ツイッギー」の新モデル。ワンタッチですぐに使えるキャップレス仕様で、刃が不意に開かないようセーフティロックも搭載。ストラップホール付きだ。

 

 No.31

ミドリ
ボックスカッター
1430円

箱モノの解体やサイズ調整などマルチに使えるカッター

ダンボールや牛乳パックの解体、サイズ調整用の切り込み作成、開梱が可能。刃はスライダーを押し下げると露出し、手を離すと戻るため、出しっぱなしにならない。金属ドアなどに貼り付られる磁石付き。

 

No.32

カミオジャパン
マグテープ
1100円(テープ単体)、1320円(テープカッター付き)

紙モノにもフラットに貼れる極薄タイプのマグネットテープ

好きな長さにカットして貼れるマグネットテープ。0.3㎜と薄く、紙類にもほぼフラットに貼れ、ハサミでも切りやすい。20㎜幅で3m入り。カッターケースは非対応だが、太幅30㎜(1210円)もある。

 

No.33

サンスター文具
マスキングテープカッター「kiritoRING」
440円

親指を入れるだけ! 交換がスピーディーなマステ用カッター

親指に付けて使うマステ用のカッター。テープに付けるタイプよりも取り外しがラクで、テープの交換がスムーズ。指を入れるU字の羽はシリコン素材で肌当たりがやさしく、左右どちらの親指でも使える。

 

No.34

クツワ
ヨンブンカッツ
880円

カッターやハサミなしで不要のA4用紙をメモ用紙に再利用

定規を当てて紙を手前に引きカットするときのように、A4の紙の上に置いて、本体の上辺と右辺で切ると、A6サイズに4分割できる。カットした紙を付属のクリップに挟めば、メモパッドが完成。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

文房具総選挙2025の投票はこちらから

 

【機能別部門】

■ 書く 部門
昨今のボールペン市場は、ゲルインクに油性と水性が押され気味だったが、今年は新ブランド誕生で復権の兆し。布に引っ掛かりにくい名前書きペンや、持ち方を選ばない万年筆など、いままでの常識を覆す商品もアツい!

■ 記録する 部門
フラットな綴じ具や、らせん型リングなど、斬新な綴じ具を使ったリングノートが登場。カラーになり文房具としての楽しみも増した電子ペーパーや、子ども向けのプリントカメラなどデジタルツールも要注目だ!

■ 切る・貼る・綴じる 部門
コロナ禍以降、商品点数が増えたダンボールカッター。その進化系として、今年はレターオープナーや宛名ラベルリムーバーなど、2役以上こなすものが多数登場。ハサミはキャップの紛失防止がキーワード。

■ 収納する 部門
ゴムバンドを編み込んだり、EVA素材を使ったりと、従来あまり使われてこなかった素材を採用したペンケースが充実。書類ケースもペンケースも、中身の一覧性を高めたアイテムが多数ノミネート。

■ 印をつける・分類する 部門
今年は、従来品よりも美しく、くっきりと印をつけられるアイテムが豊作。さらに、その美しさを保つためのメンテナンスアイテムも仲間入りした。確実に目を惹くなつかしデザインの付箋もユニークだ。

【トレンド部門】

■ 大人の勉強がはかどるリスキリング文房具 部門
クラウドファンディングで3500万円近くを集め話題になったIoT文房具から、“段差を付ける”というシンプルな方法でノートへの線引きをラクにしたアイデア商品まで。多彩な10点がノミネートしている。

SDGs文房具 部門
マスキングテープの「mt」や消しゴムの「モノ」、テープノリの「ピットエアー」、はさみの「サクサ」など、各ジャンルを代表するブランドに、サステナブルな商品が登場。誰もが使いやすいユニバーサルな商品も増加中だ。

【文房具総選挙2025】大人も使いたい斬新な綴じ構造をもつノートやバインダーなど「記録する」文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2025」がスタート。13回目の開催となる今回は、7部門全74商品がノミネートしています。ここでは、【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされた文房具12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2025の投票はこちらから

投票参加者には抽選で文房具セット(5000円相当)をプレゼント。ふるって投票を!

 

【「記録する」部門】

フラットな綴じ具や、らせん型リングなど、斬新な綴じ具を使ったリングノートが登場。カラーになり文房具としての楽しみも増した電子ペーパーや、子ども向けのプリントカメラなどデジタルツールも要注目だ!

 

No.13

ダイゴー
isshoni.ノートブックデイログ
1540円

1日1見開きフォーマットで予定やライフログをたっぷり記録

1見開きに1日の予定やToDo、メモなどを記録できるフォーマット「トゥデイズプラン」を92日(約3か月)ぶん収録。0〜23時のタイムラインも印刷されている。ゴムバンドが右下1か所のみでかけやすい。

2025

No.14

サンスター文具
おもいでカプセル
605円

大切なものを守りながら保管や掲示できる!

立体物を守りながら、貼ったり保管したりできるカプセル型のシール。推し活グッズなどの大切なものの保管はもちろん、工作や自由研究などの提出物にも活躍。2サイズ展開で、小は5個、大は3個入りだ。

 

No.15

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO FMVDP53CA5、FMVDP43CA4
実売価格6万円前後(A5サイズ)、8万円前後(A4サイズ)

アナログのような書き味の電子ペーパーが彩り豊かに!

本物の紙のような書き心地の電子ペーパーのカラーモデル。色付きの図表はより見やすく、スケジュールやメモは書き分けしやすくなった。極薄・軽量ながら一般的な大学ノート約20万冊分のデータを保存可能。

 

No.16

リヒトラブ
クリップファイル〈エアークッション〉
1595円

エアークッションの適度な沈みが筆記や捺印を快適に

筆記面にエアークッションを挟み込み、書き心地の良さと捺印のしやすさを高めたシンプルなクリップファイル。高級感のあるオールブラックの見た目は、宿泊施設や結婚式場などのフォーマルな場にもマッチ。

 

No.17

プラス
小型壁掛けホワイトボードやわらかフレーム
1680円

やわらかな質感と色で事務用品らしさを感じさせないホワイトボード

やわらかな質感と水にも強いエストラマー素材のフレームを採用。付属の紐で吊るすほか、ウラ面のマグネットで冷蔵庫などにも掲示できる。ボード面は消去性に優れ、環境にもやさしい水性塗装鋼板。

 

No.18

LACONIC
スタイルノート/B6
385円

いつからでも使えて持ち運びしやすい趣味活応援ノート

カフェや温泉巡り、日々のコーディネート、育てている植物の様子など、プライベートの記録に特化したノート。携帯性に優れたサイズで、休日も気軽に持ち運べる。日付フリーでいつからでも使用可能だ。

 

No.19

テージー
パスワードノート ケルベロス
660円

独自罫線でパスワードの書き間違いや読み間違いを抑制

書き間違いや読み間違いを減らす独自罫線を採用したパスワード記録用ノート。マスが3段に分かれており、英小文字は中段、数字は中段と下段のように書き分けると、I(アイ)と1(イチ)などの見分けがつく。

 

No.20

コクヨ
はろぷり
6985円

好きをパシャリ!子どもの好奇心を育てるプリントカメラ

撮ってすぐプリントできるキッズカメラ。写真日記用のフレームや好きなものをコレクションするフレームなどを内蔵している。撮影モチーフのヒントが書かれた「ミッションブック」やシールなど、付録も充実。

 

No.21

キングジム
HITOTOKI NOTEラウンドジップタイプ
4180円(パスポートサイズ)、4730円(コミックサイズ)

お気に入りの手帳グッズをノートと一緒に携帯!

自分のペースで日常を記録できるノートシリーズ「HITOTOKI NOTE」の多機能カバー付きタイプ。布製の軽量カバーの内側には、シールなどの手帳グッズがたっぷり入るフラットポケットを搭載している。

 

No.22

ナカバヤシ
フラリーフ/ロジカル・フラットバインダーノート
715円

超フラット設計でかさばらない!新感覚のバインダーノート

独自開発の超薄型綴じ具「フラットバー」で、手がリングに当たったときの書きにくさを解消したバインダーノート。収納枚数で背幅が変わるため、枚数が少ないときに従来のバインダーのようにかさばることがない。

 

No.23

ナカバヤシ
マグネットクリップボード/カドップ/スタンドタイプ
1408円

カドで留める個性派クリップボードが自立し省スペースで作業可能に!

カドで固定し書類上部にも書き込めるクリップボード、「カドップ」の自立可能タイプ。カバー付きで書類の折れや汚れを防げ、立てたいときは折り返して切り込みにはめるだけ。タテ・ヨコどちらにも対応。

 

No.24

キングジム
リングノート「ラセーノ」
583円(A5サイズ)、605円(B5サイズ)

引っ張ると外せるやわらかリングだから書き込みやすく差し替えも可能!

らせん状のリングで綴じたノート。綴じ位置が上下に分かれており、書くときに手が当たりにくく、当たってもリングがやわらかいため書きやすい。リングは引っ張ると外れ、ページを入れ替えられる。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

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【文房具総選挙2025】ボールペンに大型ブランドが相次いで登場!「書く」文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2025」がスタート。13回目の開催となる今回は、7部門全74商品がノミネートしています。ここでは、【機能別部門】「書く」部門にノミネートされた文房具12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2025の投票はこちらから

投票参加者には抽選で文房具セット(5000円相当)をプレゼント。ふるって投票を!

 

【「書く」部門】

昨今のボールペン市場は、ゲルインクに油性と水性が押され気味だったが、今年は新ブランド誕生で復権の兆し。布に引っ掛かりにくい名前書きペンや、持ち方を選ばない万年筆など、いままでの常識を覆す商品もアツい!

 

No.01

パイロット
おなまえ上手
165円

布への引っ掛かりとにじみが少なく洗濯にも強い!

新開発のペン先とインクで、「ペン先が布に引っかかる」、「筆跡がにじむ」、「洗うと薄くなる」といった名前書きペンの弱点を克服。筆記面への密着性が高く、プラスチックやガラスにもくっきり書ける。

 

No.02

サンスター文具
重ね書きマーカー「DECOT3」
275円

インクが化学反応を起こし重ね書きしても色が濁らずきれいに発色

インク色が異なるマーカーペンと細字ペンのツインタイプ。マーカーペンで書いた線の上に細ペンで文字を重ねてもにじまない。加えて、薄い色と濃い色を重ねても、化学反応により薄い色がきれいに発色。

 

No.03

パイロット
KIRE-NA
132円

新形状のペン先と速乾インクでまっすぐきれいにマーキング

チップの両端に付いたプラスチックのガイド「キチントガイド」と、よくしなるペン先により、書き終わりまで同じ幅でまっすぐ線を引ける。コピー用紙であれば1秒で乾く、速乾顔料インクを搭載。

 

No.04

三菱鉛筆
クルトガ メタル
2750円

芯がトガり続ける機能はそのままに安定した書き味を追求した大人のクルトガ

芯が回ってトガり続けるシャープペンのハイエンドモデル。上質感のあるメタル製の軸と、筆記時の衝撃を和らげるパーツ付きのペン先、手に馴染む表面加工が施されたグリップが、安定した書き心地を実現。

 

No.05

シヤチハタ
ジカケル
385円

塗って乾かすだけでマステが水性インクを弾かなくなる!

マスキングテープへの水性インクの書き込みを、弾かれないようにする下地ペン。書きたいところに塗布して、約30秒乾かすだけ。水性ペンはもちろん、万年筆を使ったマステのデコレーションも可能に。

 

No.06

セーラー万年筆
TUZU アジャスト万年筆
4950円

微調整できるペン先で誰もが握りやすい!新しい万年筆体験

“持ち方が正しくないと扱いにくい”という万年筆の常識を覆す一本。ペン先の角度とグリップの位置を10度間隔で調整できる「ペン先回転機能」で、あらゆる書き方・握り方に対応。グリップ自体も握りやすい。

 

No.07

ゼブラ
ブレンU
242円

サッと書きたいときにもブレず軽い力で濃く書ける(※1)!

筆記時の振動を抑制したストレスフリーなボールペン、「ブレン」のサッと書きに最適なモデル。7年かけて開発された摩擦係数の低い新インクが、軽い力での筆記を可能にした。インク色が濃く視認性も高い。

 

No.08

ぺんてる
FLOATUNE
330円

摩擦とノイズを排除した思考を妨げないペン

浮遊感のある書き心地とノイズレスなデザインで、思考の妨げを防止。インクをスムーズに出す「オーバーフローイング技術」と、金属同士の接触を和らげた新インク、高精細チップを搭載している。

 

No.09

寺西化学工業
マジック(※2) ラッションツインスリム
165円

極細が加わり表現力アップ! ロングセラー水性ペンの新モデル

鮮やかな色合いと裏移りのしにくさで人気の水性ペン、「ラッションペン」のツインタイプ。細字と極細、ふたつの線幅で書け、宛名書きや事務用途はもちろん、POPやイラストを書くのにも活躍する。

 

No.10

三菱鉛筆
ユニボール ゼント
275円(スタンダードモデル、ベーシックモデル)、
1100円(フローモデル)、3300円(シグニチャーモデル)

にじまず素早く乾く! 水性インクの常識を覆すすいすい書けるペン

にじみや速乾性を改良した新開発の水性インクを採用したボールペン。クッション成分を配合することで、すいすいとした新感覚の書き心地を生み出した。4モデルあり、シグニチャーモデルのみキャップ式。

 

No.11

三菱鉛筆
LAMY safari JETSTREAM INSIDE
3630円

ドイツと日本を代表する筆記具ブランドが夢の共演

ドイツの筆記具ブランド「LAMY」のロングセラーモデル「LAMY safari」のボディに、日本の低粘度油性インクの先駆け、「ジェットストリーム」のインクを搭載。人間工学に基づいたグリップで、握りやすい。

 

No.12

ゼブラ
リント
495円

筆記面ののぞきこみが不要で書き姿勢が美しく!

同社史上、最も長い先端パイプにより、書いている文字がよく見えるシャープペン。筆記面をのぞきこまずに済み、凛とした美しい書き姿勢に近づける。パイプは収納可能で、持ち運び時の折れや曲がりを防止。

 

※1:類似仕様の従来品との比較 ※2:「マジック」「マジックインキ」は株式会社内田洋行の登録商標です。

※価格は全て税込みで表示しています。

 

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「クルトガ」シリーズ初、木製グリップ軸シャーペン!より安定した書き味「KURUTOGA Wood」

三菱鉛筆は、シャープペンシル「クルトガ」シリーズから、初の木製グリップを採用した「KURUTOGA Wood(クルトガ ウッド)」を2025年3月21日より店頭で順次発売。天然木ならではの温かみと、アルミ製の後軸が調和した上質なデザインが魅力です。

 

記事のポイント

クルトガは、芯が回転することで偏減りを防ぎ、常にトガった芯で書き続けられる点が特徴。2008年の発売以来、学生を中心に人気を集めています。デザイン性もさることながら書き味も良いので、自分用にはもちろん、ギフトにしても喜ばれそうですね。

 

「KURUTOGA Wood」は木製グリップ部分に、美しい木目と重厚感のある黒褐色が特徴の“ウェンジュ”を採用。天然素材のため、一本一本異なる色みや木目を楽しめます。また、グリップはペン先に向かって太くなる形状で、握りやすく滑りにくい仕様です。

 

後軸は「KURUTOGA Metal」と同様のアルミ製で、ブラスト処理により洗練された外観に。木と金属の異素材を組み合わせることで、スタイリッシュな印象に仕上がっています。

より安定した書き味も魅力です。筆記中のブレを軽減する「クルトガエンジン」に加え、「KURUTOGA Metal」で好評の樹脂製パーツ「ニブダンパー」を搭載。これにより、筆記時の衝撃を和らげるそう。

 

三菱鉛筆
KURUTOGA Wood(クルトガ ウッド)
軸色:フォレストグリーン、スチールグレー
芯径:0.5mm
参考価格:1本 3850円(税込)

アイデア出しが捗りそう!思考整理と創造が同時に叶う、コクヨの不思議なノート「EMBRACE NOTE」

文具メーカーのコクヨは、使う人の創造性を刺激してくれそうな、ユニークなノート「EMBRACE NOTE(エンブレイスノート)」を3月19日に発売します。罫線と無地部分が曖昧につながっている、不思議なデザインです。

 

記事のポイント

コクヨ主催「コクヨデザインアワード2023」で優秀賞を受賞した、中国のデザイナーGuo Chenkai(カク・シンガイ)氏の作品を製品化したものです。情報を混ぜすぎず、分けすぎもしない絶妙なデザインで、さまざまな考えが捗りそうです。

「EMBRACE NOTE」は、罫線の色が左から右にかけて徐々に薄くなるグラデーションデザインが特徴です。これにより、罫線に縛られすぎず、自由な発想を書き留められるとしています。

 

コクヨによると、ノートの中紙は波打ち際をイメージしており、罫線と無地部分が混ざりあっています。例えば左側に文字、右側に図やイラストを描いたり、左側で思考の整理、右側でアイデアを発散させたりと、多様な使い方が可能です。使う人の論理的な思考と、直感的な感受性を緩やかに融合させることを目指しているそう。

 

A5サイズで持ち運びやすく、見開きにするとA4サイズになります。見開き性のよい製本仕様なので、綴じ部分までページを広く使えます。

 

コクヨ直営店舗などで購入可能。

 

コクヨ
EMBRACE NOTE(エンブレイスノート)
メーカー希望小売価格(消費税抜):900円

春の苦行“名前書き”を快適化する油性マーカーペン・パイロット「おなまえ上手」が布にもなめらかに書ける理由

幼稚園〜小学生の子どもがいる家庭で、春先によく発生する“やっかいなタスク”が「おなまえ書き」である。つまり、学校や幼稚園に持っていく持ち物のひとつひとつに、子どもの名前を記入する作業のこと。幼いころの記憶として、「そういえば体操服に親が名前を書いてくれたなあ」と覚えている人も多いだろう。

 

だが、である。子どもにとっては「親が書いてくれるもの」で済む話だが、親の側からすれば話は別だ。大量かつサイズもバラバラの学用品すべてに、ミスなく名前を記入していくというのは、端的に言って“苦行”でしかない。さらに悩ましいのが、いわゆる「名前ペン」(布製品に対応した油性マーカー)の書きにくさだ。

↑各社から発売されている「名前ペン」。性能に違いはあれど、布に書くとペン先が引っかかりがちで、扱いにくさは共通している。

 

一般的な名前ペンは、アクリル繊維を圧縮して成形したチップを採用しているのだが、これがクセモノ。チップ表面の微細な繊維の毛羽立ちが、布の繊維に引っかかって線がガタついたり、書き損じたりしやすいのだ。基本的に“やり直しのきかない”おなまえ書きにおいて、「また引っかかって失敗するかも…」というストレスは非常に大きい。

 

ならば求められるのは、“ペン先が引っかからず、スラスラと書ける名前ペン”ということになる。

 

書き味なめらか! 新発想の名前書きペンが登場

名前ペンのストレスはペン先の引っかかりだけにとどまらない。インクがにじむ、洗濯するとすぐ褪せる、など地味に不満は多い。名前ペンというジャンルは昔から存在しているものの、次々と新製品が登場するわけでもなく、こうした課題が長らく放置されてきた印象すらある。

 

そうした中で、「そのあたりの不満、まとめて改善しました!」と打ち出してきたのが、パイロットから登場した油性マーカー「おなまえ上手」だ。

パイロット
おなまえ上手 ツインタイプ
150円(税別)

 

↑極細字0.4mm/細字0.6mmのツインタイプで、名前ペンとしては標準的な仕様だ。

 

この製品は、油性染料マーカーの極細字(0.4mm)と細字(0.6mm)のツインチップ仕様。実際に使ってみると、驚くほど布への引っかかりが少なく、ペンがサラサラと走ってくれる。

 

たとえば、体操服などに貼る「なまえゼッケン」に書いてみたところ、コピー用紙に書いているのとまでは言わないが、それに近いくらい快適だった。従来の名前ペンと比べれば、明らかにストレスが少ない。

↑書いてみると「あれ?名前ペンってこんなにスムーズだったっけ?」と思うほど、書き味がなめらか。

 

快適さの理由は、ペン先の素材と構造にある

一般的な細字チップはアクリル繊維製だが、「おなまえ上手」はポリエステル繊維を採用している。ポリエステルは繊維が細かく、柔らかいため、布目に引っかかるリスクが格段に減る。

 

感覚的には、アクリル繊維チップが“亀の子たわし”だとすれば、ポリエステル繊維チップは“ナイロンスポンジ”のような差。実際、布の上で書いたときの「シャリッ」「ジャリッ」とした擦れる感じが大幅に軽減されている。

↑上が従来型アクリル繊維チップ、下が「おなまえ上手」のポリエステル繊維チップ。表面のなめらかさの違いは一目瞭然。

 

極細字チップの構造もポイントだ。従来の極細字チップは、POM樹脂製の丸い先端にインク穴が多数開いており、そのフチが布に引っかかりやすかった。一方「おなまえ上手」は、フラットな先端にインク穴を設けた構造。これにより、穴のフチが布目に触れにくく、引っかかりが起こりにくくなっている。

↑従来の極細字チップは、丸く飛び出した先端が布目に引っかかりやすい構造。

 

↑「おなまえ上手」の極細字チップ。先端が平らで、インク穴のフチも布に触れにくい。

 

この構造は摩擦も軽減するので、書き心地がよりスムーズになる。ひとつひとつは小さな改良だが、全体としては確かな効果を発揮している。「地味に良くできている」とはまさにこのことだ。

 

にじみにくく洗濯にも強い……小さな場所への名前書きも安心

もうひとつ注目すべきは、新開発の油性インクだ。速乾性に優れ、なおかつにじみにくい。布は紙よりも繊維の隙間が大きく、インクが広がりやすいため、にじみにくさは非常に重要な要素となる。

↑他社製品との比較。にじみによって文字が潰れているものもある。

 

「おなまえ上手」のインクは、ペンを布に置いた瞬間からインクがじわっと広がるあの感じが少ない。結果として、文字が太らず、小さなスペースにも読みやすく書ける。これも名前ペンとしてはかなり重要なポイントなのである。

 

さらにこのインクは、洗濯への耐性も高い。

↑洗剤を使い、ぬるま湯で手洗い3回後のテスト結果。インクの残り具合に注目。

 

体操服のゼッケンなどは何度も洗濯されるため、耐水性・耐洗濯性は絶対に外せない条件。「おなまえ上手」はその点でもしっかり対応している。

 

まとめ

スムーズに書けて、文字が読みやすく、洗っても落ちにくい。国内外の10種類以上の名前ペンと比較してみたが、現時点で「おなまえ上手」が間違いなくベストの一本と言えそうだ。

 

消せるボールペン「フリクション」が人気キャラとコラボした「FRIXION×Skater JOHN」数量限定発売

パイロットコーポレーションは、消せるボールペン「フリクション」シリーズと、スケートボードやストリートカルチャーをテーマにしたキャラクター「Skater JOHN(スケータージョン)」とのコラボレーション企画として「フリクションボールノックゾーン×スケータージョン」(税込1100円)と「フリクションシナジーノック×スケータージョン」(税込385円)を、2025年3月27日(木)より数量限定で発売します。

「FRIXION×Skater JOHN」シリーズ

 

記事のポイント

人気の消せるボールペン「フリクション」と、世界で人気の「スケータージョン」がコラボしたボールペンは、カジュアルなデザインで普段使いにピッタリ。ワンポイントで入ったイラストも◎!

 

今回「フリクション」シリーズがコラボレーションする「スケータージョン」は、日本のイラストレーター「シバチャン」により、2018年に生み出されたオリジナルキャラクターです。スケートボードやHIPHOPが大好きで、なぜ自分が犬なのかも考えず、自由気ままに趣味を楽しむ「スケータージョン」。そんな性別や年代を問わず親しみやすい「スケータージョン」と、「フリクション」の書いて消せる気軽さや自由さのイメージが重なり、今回のコラボレーションが実現したそう。

 

「フリクションボールノックゾーン×スケータージョン」は、より濃く、長く書けることが特徴の消せるボールペンです。ラインナップはシルバーとネイビーの2色で、光沢感のあるマット仕上げを施し、上品でシンプルなデザインに仕上げられています。ボディには「スケータージョン」のイラストをワンポイントであしらわれています。ボール径はどちらも0.5mmで、シルバーボディは黒インキ、ネイビーボディは青インキを採用しています。また、ペンケースやポーチとして利用できるビニール製のスライドペンケースに入れて販売されます。

「フリクションボールノックゾーン×スケータージョン」

 

「フリクションシナジーノック×スケータージョン」は、独自開発のペン先「シナジーチップ」により、細書きでありながら、なめらかな書き味が特徴のボールペンです。ボール径のバリエーションは0.3mm、0.4mmの2種類で、すべて黒インキを採用しています。ボール径それぞれに3タイプのデザイン、計6デザインを揃え、「スケータージョン」が趣味であるスケートボードやバスケットボール、音楽などを楽しむ様子のイラストがデザインされています。

「フリクションシナジーノック×スケータージョン」

 

さらに、「スケータージョン」のイラストが3枚入った「スケータージョン ダイカットステッカー3枚セット」(税込605円)も数量限定で同時発売されます。

「スケータージョン ダイカットステッカー3枚セット」

 

パイロットコーポレーション
「フリクションボールノックゾーン×スケータージョン」「フリクションシナジーノック×スケータージョン」
2025年3月27日発売
実売価格:1100円/385円(税込)

ムラのない黒のボールペン&万年筆!セーラー万年筆「CYLINT マットブラックステンレス」

セーラー万年筆は、金属筆記具「CYLINT(シリント) 万年筆・ボールペン マットブラックステンレス」を、全国のセーラー万年筆製品取扱販売店で3月22日に発売します。知的な印象を与える、スタイリッシュなデザインが特徴です。

記事のポイント

CYLINTは、金属ベースの万年筆とボールペンに表面加工を施し、普段使いしやすいデザインに仕上げた筆記具シリーズ。「CYLINDER(シリンダー)」と「Intelligent(インテリジェント)」の略である「INT」を組み合わせた造語です。今回発売するのは、ムラのない均一な黒を楽しめるマットブラックステンレス。シンプルながら存在感があります。

 

「CYLINT マットブラックステンレス」最大の特徴は、その名の通り、マットブラックに仕上げられたステンレス素材です。新たな表面加工技術により、ステンレスの重厚感とデザイン性を引き出しつつ、耐久性・耐候性にも優れているとのこと。

 

マットステンレスの黒色発色は、深みのある色調で、落ち着いた大人の雰囲気を演出。ビジネスシーンはもちろん、フォーマルな場にもマッチしそうですね。

 

万年筆のペン先には21金を使用し、ブラックIP仕上げ。字幅は細字、中字、太字から選べます。

 

セーラー万年筆
CYLINT 万年筆 マットブラックステンレス
希望小売価格:7万7000円(税込)
ペン先:21金、中型、ブラックIP仕上げ
字幅:細字、中字、太字
本体サイズ:φ17×133.3mm(クリップ部含む)
本体重量:37.2g

CYLINT ボールペン マットブラックステンレス
希望小売価格:4万4000円(税込)
方式:回転式
芯色:油性ブラック
ボール径:0.7mm
本体サイズ:φ15.5×138.2mm(クリップ部含む)
本体重量:49.2g

くっきり発色で黒い紙にも書ける!セーラー万年筆の「つけペン用ボトルインク Dipton クリーミーインク」

セーラー万年筆は、くっきりとした発色の「つけペン用ボトルインク Dipton クリーミーインク」を2025年3月29日より発売します。カラーは、マシュマロ/クリーミー、ピーチ/クリーミー、バブルガム/クリーミー、ベリー/クリーミー、ミント/クリーミー、レモン/クリーミーの全6色。実売価格は2200円(税込)。

「つけペン用ボトルインク Dipton クリーミーインク」

 

記事のポイント

つけペンは、ペン先をインクに浸すだけで書ける手軽さと、水でサッとペン先を洗えば簡単にインクの色を変えられるのがウリ。一度にいろいろな色を使いたいときに便利です。

 

同社では、「万年筆ペン先のつけペン hocoro」シリーズの発売以来、つけペン関連製品に力をいれており、シリーズ第4弾になる今回は、濃色紙でもくっきり発色するクリーミーカラーの顔料インクがラインナップに追加されます。隠ぺい性の高いインクにより、濃い色の紙に書いてもしっかり色が見え、重ね塗りも楽しめるのが特徴です。

 

豊富なラインアップのhocoroシリーズ各種と合わせることによって、文字だけでなく絵やイラスト、POP などのアートの世界にまで用途が広がります。なお、本製品はつけペン専用インクとなり、万年筆には使用できません。

 

セーラー万年筆
「つけペン用ボトルインク Dipton クリーミーインク」
2025年3月29日発売
実売価格:2200円(税込)

インクから作り直した「uniball ZENTO(ユニボールゼント)」が水性ボールペンの課題を全解決! その実力を徹底解剖

ボールペンのインクは、「油性・ゲル・水性」の3種類に大別される。文房具好きなら、この区分はお馴染みだろう。発色を司る着色剤(顔料または染料)を、どの溶剤で溶いてインクにするか、による分類だ。油性インクは有機溶剤を、ゲルインクと水性インクは水を溶剤として使用する。ゲルインクにはゲル化剤が添加され、粘度が高められているため、厳密には水性インクの一種に分類される。

 

これら3種のインクには、それぞれメリットとデメリットがあり、一概にどれが最良とは言えない。しかし、文房具業界にはトレンドが存在し、ここ10年はゲルインクが主流だった。

 

その流れが変わりつつある。2024年には進化した油性インクの新製品が相次ぎ登場し、話題を集めた。そして2025年は、水性インクが注目されるかもしれない。

 

新しい水性ボールペン、どのモデルを選ぶ?

水性ボールペンは、サラリとした書き味と鮮やかな発色が特徴。しかし、にじみやすさ、裏抜け、乾燥の遅さ、耐水性の低さといったデメリットから、一般的な人気は伸び悩んでいた。

↑水性ボールペンは、書き味の気持ちよさはあれど、いくつかのデメリットのせいでいまいち人気の出ないジャンルだった。

 

そんななか、2025年2月に三菱鉛筆から発売された「ユニボール ゼント」は、従来の水性インクの課題をほぼ克服し、快適な書き心地を実現。さらに、新型水性インクを搭載するため、3つの価格帯で4タイプのボディが用意されている。

特に筆者が注目しているのは、高価格帯の「シグニチャーモデル」と、普及価格帯の「ベーシックモデル」だ。

三菱鉛筆
uniball ZENTO(ユニボール ゼント) 0.5mm/0.38mm
(左から)シグニチャーモデル 3000円/フローモデル 1000円/スタンダードモデル 250円/ベーシックモデル 3色 各250円(すべて税別)

 

・「シグニチャーモデル」は、高級感と書き味を両立

シグニチャーモデルは、ラインナップ中唯一のキャップ式。一見ショート軸だが、マグネットキャップを外し、万年筆のように軸後端に装着すると、バランスよく持てる設計になっている。

↑高級感あるキャップ式のシグニチャーモデル。ずっしりと手に収まり、所有欲をそそられる。

 

そもそも水性ボールペンは筆圧をほとんど必要とせず、万年筆に近い書き味。キャップ装着によって重心位置を軸中央に置き、力を抜いてペン先をゆったり動かせるように設計しているのも、それをイメージしているのだろう。前側を握ってカリカリッと早書きをするのは向いていない。

↑マグネットキャップを抜き挿しする「カチャ」という感触が心地よい。

 

約22gの重量感があり、毛細管現象でスムーズにインクが流れる。この落ち着いた書き心地は、「水性ボールペンの象徴(signature)」というモデル名にふさわしい。

 

・「ベーシックモデル」はシンプルな使いやすさがメリット

ベーシックモデルは、新開発の「ZENTOインク」の書き味をシンプルに楽しめる仕様。外観は同社のゲルボールペン「ユニボール ワン」に似ているが、細部に違いがあり、リフィルの互換性もある。

↑インク色に合わせた軸色をもつベーシックモデル。

 

コーン(ペン先の三角錐)と前軸の段差がなくフラットなこと、ノックパーツの軸系が約1mmほど太いこと、ワイヤークリップのベースの形状、そしてノックパーツ基部が少し盛り上がっている点が異なる。そのほかはほぼ同じで、実はリフィルすら入れ替えが可能だ。

↑同社の人気のゲルボールペン「uniball one」とベーシックモデルの比較。細部にちょっとした違いはあれど、基本的にはそっくり。

 

つまり、すでに「ユニボール ワン」で評価されている軸には今さら文句の付けどころがなく、あとはシンプルに水性インクの書き味に没頭できるというわけだ。

 

↑3色のインクを使い分けたいなら、軸色が分かりやすいベーシックモデルがおすすめだ。

 

インク色に応じた黒・赤・青の3色の軸が用意されており、複数の色を使い分けたい人には便利。シンプルなデザインと手頃な価格で、水性ボールペンの魅力を気軽に味わえる。

 

水性ボールペンの新たなファンを開拓しそうなZENTOインク

「ユニボール ゼント」に採用された新開発のZENTOインクは、従来の水性インクとは異なるアプローチを取る。

 

なめらかさを成分で解決

従来の水性ボールペンは、なめらかさを確保するためにインクフローを多くし、その結果、にじみやこすれによる汚れ、裏抜けが発生しやすかった。そこでZENTOインクは、なめらかさを“インクフローの量”に頼らない、という方針をとっている。

↑インクの出る量はさほど多くないが、特殊な成分の配合でいかにも水性インクらしいなめらかさが得られているのがポイント。

 

POA界面活性剤(シャンプーや洗剤などの成分に近いもの)を配合し、紙とペン先の間でクッションの役割を果たすことで、摩擦を軽減。また、着色剤を引き寄せる「引き寄せ粒子」により、にじみや裏抜けを抑え、シャープな描線を実現している。

↑ZENTOインクには、従来にない工夫が詰まっている。

 

書いてみると、なるほどたしかに、水性ボールペンのように筆跡が濡れてツヤツヤしていない。書き味は、一般的なゲルボールペンに近いフロー量ながら、水性ボールペン特有の滑らかさを維持。この絶妙なバランスによって、誰でも快適な書き心地を得られるだろう。

 

にじみにくさの進化

さらに、従来の水性インクと比較すると、にじみにくさが格段に向上。そもそも水性インクは、紙に浸透しやすいためににじみやすい。

 

ZENTOインクには“引き寄せ粒子”なるものが配合されており、これがインクの着色剤を互いに引き寄せ合うことで、にじみや裏抜けを抑制しているという。たしかに吸水性の高い紙や紙ナプキンでも、インクが広がりにくく、線が太って見える現象が抑えられているようだ。

↑にじみやすい紙ナプキンでの筆記比較。上の従来水性と比べて、ゼントはにじんだ様子がほとんど見られない。

 

リフィル交換で長く使える

ボール径は、ローンチ時点で0.5mmと0.38mmの2種類がラインナップされており、基本的な書き味の方向性は同じだが、0.5mmの方がフローが多く、よりなめらかな書き味を楽しめる。一方、0.38mmでも十分にサラッとした筆記感を得られる。

 

線幅の好みに応じて選ぶのがベストだが、可能であれば店頭で試し書きをするか、別売のリフィルを購入して自宅でじっくり比較するのもおすすめだ。

↑替えリフィルは120円(税別)。水性ボールペンはインクが早く減るので、どちらにせよ予備を買っておくことをおすすめしたい。

 

まとめ

「ユニボール ゼント」は、従来の水性ボールペンの課題を克服し、書き心地と実用性を両立したモデルだ。シグニチャーモデルは高級感と筆記バランスを求める人向け、ベーシックモデルはシンプルに水性インクを楽しみたい人に最適。

 

ZENTOインクの新たな書き味は、水性ボールペンを敬遠していた人にも響くはず。2025年、水性ボールペントレンドの幕が開くかもしれない。

 

18金をペン先に使用した、なめらかな書き味の万年筆!ファーバーカステル「ギロシェ ローズブラッシュ」

DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパンは2月27日、ドイツの筆記具ブランド・ファーバーカステルのプレミアム筆記具ブランド「ファーバーカステル伯爵コレクション」より、ギロシェの新色「ローズブラッシュ」を販売開始しました。

記事のポイント
高級感がありつつ柔らかい雰囲気で、女性にも持ちやすい色の組み合わせをうたっています。エレガントな気分に浸りたい人にオススメ。

 

ギロシェは、胴軸にヨーロッパの伝統的な装飾模様であるギロシェ(波縞模様)加工を施し、トランペットシェイプの天冠トップとスプリング式の蝶番が付いたクリップが特徴の人気シリーズ。今回発表の新色「ローズ」は、同軸の加工部分にローズカラーを採用するほか、メタルパーツにもローズゴールドをコーティング。エレガントで高級感のあるデザインが特徴です。

 

万年筆、ローラーボールペン、ボールペンの3種類を用意します。なお、万年筆のペン先には18金を使用しており、滑らかな書き味が堪能できるとのことです。

 

DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン
ギロシェ ローズ 万年筆(EF/F/M/B)
市場想定価格:10万4500円(税込)

青で魅せるボールペンと万年筆。筆記具ブランド「ファーバーカステル」より「アンビション」20周年記念モデル

DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパンは、ドイツの老舗筆記具ブランド「ファーバーカステル」より、人気シリーズ「アンビション(Ambition)」の20周年記念モデルを展開しました。

 

記事のポイント

「アンビション」は、ファーバーカステルを代表するコレクションの一つ。細身の円筒形バレルが人気で、シンプルで洗練されたデザインと実用性を兼ね備えていることで知られています。今回発売するモデルはいずれもブルー系でありながら、素材や色味の差によって印象がまるで違います。

 

今回発表された20周年記念モデルでは、以下の2つのカラー、素材の組み合わせが用意されています。イタリックアイスブルーは2月26日より、ファーバーカステル東京ミッドタウン店、公式オンラインストア、全国の百貨店および筆記具専門店で発売。ブルーウッドは4月頃の発売予定です。

 

ブルーウッド

バレル部分に、ブルーに染め上げたシデの木を使用。温かみのある手触りが特徴です。ブルーラッカー仕上げのメタルパーツが、クールなコントラストを演出しています。

 

イタリックアイスブルー

エレガントなデザインが特徴。ライトブルーの高級レジンを採用したバレルに、イタリック書体を彷彿とさせる斜めラインが施されています。

 

20周年記念モデルには、それぞれのペンカラーに合わせた限定のギフトパッケージが付属します。

 

ファーバーカステル
アンビション ブルーウッド 万年筆(EF/F)
価格:3万800円(税込)

アンビション ブルーウッド ボールペン
価格:2万7500円(税込)

アンビション イタリックアイスブルー 万年筆(EF/F/M)
価格:1万9800円(税込)

アンビション イタリックアイスブルー ボールペン
価格:1万7600円(税込)

「水面」「夕暮れ」…記憶の片隅にある風景を表現したスティックのり「消えいろピットSいつか見た消えいろ」

トンボ鉛筆は、スティックのり「消えいろピットS」のボディを、「水面」、「夕暮れ」など消えゆく色でカラーリングした限定品「消えいろピットSいつか見た消えいろ」を、2025年2月26日に発売します。カラーは「水面」「木漏れ日」「昼下がり」「夕暮れ」「通り雨」の5色。実売価格は154円(税込)。

「消えいろピットSいつか見た消えいろ」

 

記事のポイント

本体の淡いグラデーションカラーが、記憶の片隅にある“いつかどこかで見た風景”を連想させるエモいスティックのり。のり色はブルーで、乾くと透明に変化する「消えいろ」仕様です。

 

本品は、若者の消費傾向に、お気に入りのカラーとデザインでコーディネートして心の満足感を得ようとする「エモ消費」(エモーショナル消費)の傾向が強まっていることから、ユーザーの経験や思い出を想起させる心に響くカラーやデザインをテーマに企画されたもの。「消えいろピット」の特徴である「のり色が消える」をヒントに、いつか見たような深い記憶がよみがえる「消えいろ」をボディに展開して「エモ消費」と共感する商品となっています。

 

それぞれの色には以下のようなテーマが設定されています。

「水面」(みなも)は、揺れる水の表面に光やシルエットが耀いては消えていく様子。

「木漏れ日」(こもれび)は、生い茂る葉の間から陽の光がキラキラと降り注ぐその色。

「昼下がり」(ひるさがり)は、やさしい陽光に包まれて時を忘れるひととき。

「夕暮れ」(ゆうぐれ)は、昼と夜がダイナミックに交差する極彩色の黄昏。

「通り雨」(とおりあめ)は、雨に濡れた街並みや草木がみずみずしいその風情。

「水面」

 

本体の表示は「PiT」「消えいろ」企業ロゴ、商品名(サイズ)、品群、品番、その他、重要表記事項のみで、印刷は薄いシルバーです。一般品ピットのり本体に記載している、注意表記(用途、使用方法、使用上の注意、注意)などの情報は、本体をシーリングしている外装保護フィルムに印刷。表示サイン類を抑えることでデザイン性を高めています。

 

中身ののり部分は共通で、ブルーののりは塗ったところが見えるためムラなく塗れます。のり色は乾くと消えて透明に変化します(紙の成分や空気中の炭酸ガスでのりが中和して色が消える仕組み)。接着時間が速く、強力なので一般紙から厚紙まで幅広く使用できます。

のり色はブルーで乾くと透明に

 

トンボ鉛筆
「消えいろピットSいつか見た消えいろ」
2025年2月26日発売
実売価格:154円(税込)

合格をサポートする手帳! 試験勉強やリスキリングに役立つ「uKaRu(ウカル)」

伊藤手帳は、試験勉強に特化したオリジナル手帳「uKaRu(ウカル)」を2025年2月19日に発売しました。オンラインショップで購入できます。

 

記事のポイント

近年、「勉強する」「受験する」ことは学生・学童だけのものではなく、働いている大人にとっても身近なものになっています。仕事と勉強の両立は並大抵ではないからこそ、こういったツールにも頼りたいですよね。「uKaRu」の魅力はスケジュール管理のしやすさだけにあらず、モチベーションを保つためのページにも注目です。

 

「uKaRu」は、その名の通り「受かる」を目標に、試験勉強に取り組む人をサポートするために開発された手帳です。大人の資格勉強や子どもの受験など、あらゆる「合格」をサポートするツールとして、目標に向けたスケジュール管理とタスク管理が効率的にできるように設計されています。

 

ページを上下に分割した独自のデザインにより、上段で全体の予定を把握し、下段で詳細な予定を管理できます。

↑月間予定と週間予定を同時に確認

 

月間の勉強タスクを書き出し、計画と達成率を同時に把握できるガントチャートページも搭載。

↑勉強タスクをガントチャートでサポート

 

目標への道のりを応援するため、やる気を高める言葉を書くモチベーションシート、合格したらやりたい事を書くフューチャーシートも搭載。

↑巻末には、くじけそうになった時に見返したいページが

 

カバーは、集中力を高めるシンプルなデザイン。バイカラー部分がポケットになっているため、メモなどを挟んで活用できます。

↑メモ等をはさめるポケット構造

 

伊藤手帳
uKaRu(ウカル)
直販価格: 2970円(税込)

なつかしの香り付きペン! イチゴやオレンジの香りの「サラサクリップ 香りつきフルーツ」

ゼブラは、ジェルボールペン「サラサクリップ」のインクにフルーツの香りを搭載した「サラサクリップ 香りつきフルーツ」を2025年3月6日(木)に発売します。実売価格は本体が198円、替え芯が110円(いずれも税込)。

「サラサクリップ 香りつきフルーツ」

 

色/香りは、「黒/グレープの香り」「青/マスカットの香り」「赤/ストロベリーの香り」「ライトピンク/ピーチの香り」「レッドオレンジ/オレンジの香り」の全5色。

 

記事のポイント

なつかしさを感じる香り付きボールペンが、多くのユーザーの要望を受けてサラサから登場。5つのフルーツの香りがラインナップされるので、自分の好きな香りを探したり、香りを組み合わせてみたり自由に楽しめます。替え芯も発売されるので、長く使えるのもうれしい。

 

ゼブラ「サラサ」シリーズは、さらさらとした軽い書き心地と、濃くあざやかな発色が特徴のジェルボールペンです。今回発売される「サラサクリップ 香りつきフルーツ」は、勉強に使いやすい5色を揃え、そのインク色とイメージの近いフルーツの香りを厳選して組み合わています。書いた文字から香ることで、リフレッシュした気分で勉強をしたり、香りつきの手紙を送ったりすることができます。

 

同社の香りつきのペンは、香りで癒され、書く楽しさを感じることができる文具として、昔から学生世代に人気のアイテム。同社では1980年から香りつき商品をたびたび発売していますが、直近の8年間でも、再販を願う声などが約120件ほどお客様相談室に寄せられていたそう。

「蛍光香り」(1980年)

 

本体デザインは、キャンディーのような透明感あるカラークリア軸に、ステッカー風のワンポイントデザインを施し、シンプルでかわいいデザインを採用。香りを長く楽しめるよう、替え芯も数量限定で発売されます。

 

替え芯も限定発売されます

 

ゼブラ
「サラサクリップ 香りつきフルーツ」
2025年3月6日発売
実売価格:本体198円、替え芯110円(いずれも税込)

猫好き必見「ねこハラ」文具!学研ステイフルから、じゃれつく猫たちの付箋、ノート、メモなどが登場

飼い主のパソコンに乗る、ビデオ会議に乱入する、卓上の書類を落とす……。「ねこ」が飼い主の仕事や家事の邪魔をする「ハラスメント」、通称「ねこハラ」。

 

その「ねこハラ」をテーマにした思わずクスッとしてしまう文具シリーズが、日本出版販売のグループ会社・学研ステイフルから登場しました。2月13日発売です。

 

記事のポイント

「いつでもねこハラを受けたい!」「リアルなねこハラは困るけど、気分を味わいたい!」という人のニーズを満たしてくれそうな実用性のある文具です。イラストレーターは、「猫のマチカ」というオリジナルキャラクターを中心に、絵本のような温かいイラストを描く霜田有沙さん。どの猫も憎めない表情をしており、見ているだけで癒やされます。

ラインナップは、ダイカットステッカーや付箋、シール、ファイル、ノート、メモ、ブックマーカーなど。いつでも「ねこハラ」気分を味わえます。

↑防水+UV加工を施したダイカットステッカー

 

大小セットになったダイカット付箋は、ちょっとしたメモやメッセージに最適。猫のお茶目ないたずら姿に癒されたい人におすすめです。

 

常に「ねこハラ」を受けているような状態を再現できる特大シールもあります。厚みのあるウレタンシールで、ぷっくりとした触り心地も楽しめます。

2ポケット式のA4ファイルやB6ノートなど、実用的なアイテムも充実しています。

↑1枚目がダイカットになっている、2ポケット式のA4ファイル。猫が書類の上に寝転がったり、座ったり、今にもいたずらを仕掛けてきそうな表情を浮かべていたり……。

 

学研ステイフル
ねこハラ ダイカットステッカー:全6種類、385円
ねこハラ ダイカット付箋:全4種類、528円
ねこハラ 特大シール:全2種類、1078円
ねこハラ A4ポケットファイル:全4種類、660円
ねこハラ B6ノート:全3種類、550円
ねこハラ ダイカットメモ:全4種類、583円
ねこハラ ブックマーカー:全4種類、330円
ねこハラ ブックカバー:全2種類、1540円
※価格は全て税込

社会人こそ活用すべき!新形態ルーズリーフ「フラリーフ」を使ってわかったスリムでスマートな使い心地

ルーズリーフと聞くと、「中高生のノート」というイメージが強いかもしれない。学生時代に使っていた記憶があるため、大量のリーフを挟み込んで分厚くなったものを思い浮かべるのも無理はない。しかし、スリムなバインダーに適度な枚数をセットすれば、携帯性に優れ、社会人の仕事用ノートとしても十分に活用できる。

 

さらに、ページの並びを自由に編集できるため情報整理がしやすく、必要なページを抜き出してスキャンすれば情報共有も可能。綴じノートやリングノートにはないメリットが多数ある。仕事用ノートとして、意外と使い勝手が良いのだ。今回は、社会人でも使いやすいスリムな設計に加え、リングを使用しないフルフラット仕様が特徴の最新ルーズリーフバインダーを紹介しよう。

 

4本のベルトで綴じる超薄型フラット・ルーズリーフ

ナカバヤシの「フラリーフ」は、リーフを綴じるリングが存在しないという、非常にユニークなルーズリーフバインダーだ。リングがないため、バインダー自体を極限まで薄く設計できる。さらに、紙面を見開きにしても中央にリングがないので、手が引っかかることもない。これだけで、ルーズリーフのネガティブな要素が大きく軽減されている。

ナカバヤシ
フラリーフ ロジカル・フラットバインダーノート
B5サイズ
650円(税別)

 

↑リングを用いない独特な綴じ方によって、見開きがとてもスッキリして見えるのが特徴

 

実際に見開きにすると、確かに邪魔なリングがなく、紙面はフルフラット。リングに手が乗り上げる心配がないのはもちろん、ノド(中央部分)ギリギリまで書き込むこともできる。リングがないことで、見た目もスッキリし、紙面が広々と感じられるのも大きなメリットだ。

↑一般的なルーズリーフバインダー(左)との比較

 

↑手の邪魔になるリングが無いことで、書き込みやすさは大幅にアップしている

 

リングなしでどう綴じる? その仕組み

リングがないのに、どのようにリーフを固定しているのか?

 

よく見ると、リーフのリング穴には4本のベルト状のパーツが通っている。これこそが「フラリーフ」の独自技術である。

↑リーフを綴じているのは、厚さ1mm以下のフラットバーと呼ばれる固定具

 

このパーツは「フラットバー」と呼ばれ、結束バンドに似た樹脂製のベルト。表紙側から2本、裏表紙側から2本がそれぞれ交互に配置されている。各バーの先端を表紙や裏表紙の穴に差し込むことで固定されており、リーフを抜き挿しする際は、まずこのバーの先端を引き出す必要がある。

 

リーフは26穴のうち4穴にバーが通ることで固定される仕組み。バーを抜けば、従来のバインダーでいう「リングを開いた状態」となり、リーフの抜き差しが自由にできる(最大50枚まで綴じることが可能)。

↑表紙・裏表紙の穴に挿し込まれたフラットバーを引き抜いていく

 

「フラリーフ」のスリムな魅力

↑フラットバーをすべて解放した状態。この状態でリーフの抜き挿しを行う

 

従来のルーズリーフバインダーは、リングの直径がバインダーの厚みに影響するため、極端に薄くすることが難しかった。

 

一方で「フラリーフ」は、そもそもリングが存在せず、リーフを束ねているのはフラットバーのみ。そのため、バインダーの厚さはほぼリーフの枚数次第。適度にリーフを減らせば、書類を入れたクリアホルダーと同じような感覚で持ち歩けるのも大きな利点だ。

↑リング綴じのバインダーと比べると、スリムさは圧倒的だ

 

ただし、使い始めて気になったのは「ページのめくりにくさ」

フラットバーでしっかり固定されている分、リーフの穴の隙間が少なく、無理にめくろうとすると端が折れたり破れたりする可能性がある。そのため、ページをめくる際は、バインダーを少し閉じ気味にして角度をつけると、バーとの隙間が生まれ、スムーズにめくれるようになる。

↑開いた状態ではリーフがフラットバーで押さえられているため、バインダーの開きに角度を付けてバーを浮かせないとめくりづらくなる

せっかくならリーフにもこだわりを

せっかくこだわりのバインダーを仕事用に使うなら、リーフにもこだわりたい。そこでおすすめなのが、ナカバヤシの「ロジカル・ルーズリーフ」だ。

ナカバヤシ
スイング・ロジカル・ルーズリーフ
B5サイズ A罫/B罫 各100枚
350円(税別)

 

↑横罫をドット罫で分割した、ナカバヤシ独自のロジカル罫

 

このリーフは、一見すると普通の横罫だが、よく見ると罫線の間に細かいドットが配置されている。これは、ナカバヤシの綴じノートブランド「スイング・ロジカルノート」でお馴染みの「ロジカル罫」と呼ばれるもの。

 

横方向のドット罫は1行を3分割し、行間を意識して適度なスペースを確保しやすくする。議事録やインタビューのように長い文章を書く際、後から読み返しやすくなるのがメリットだ。

↑ドットで罫線間の上1/4を空けて行間を作ることで、文章が読み返しやすくなる

 

また、縦方向のドット罫は、行頭を揃えたり、ざっくりとした表組みを作ったりするのに便利。実線と組み合わせれば方眼のように使うこともでき、手書きの図やスケッチにも向いている。

↑タテのドット分割は行頭を揃えるのにとても便利。ガタつきなく見やすい紙面が作りやすいのだ

 

このロジカル罫は発売から15年以上経つロングセラーだが、意外と知名度が低い。まだ試したことがない方は、新型バインダーと合わせてぜひ使ってみてほしい。

 

【富士山の日発売】「エアイン 富士山消しゴム」に新緑色の限定カラー“春日和”登場

文房具メーカーのプラスは、“消す”ことを楽しみながら、自分だけの富士山を作ることができる「エアイン 富士山消しゴム」から、春の情景をイメージした新緑色の限定カラー「エアイン 富士山消しゴム<限定>春日和」を、「富士山の日」に合わせて2025年2月23日に発売します。実売価格は242円(税込)。

「エアイン 富士山消しゴム<限定>春日和」

 

記事のポイント

自分だけの富士山が作れると人気の消しゴムに春を告げる新緑カラーの限定品が登場。桜や鳥の絵に金の箔押しがあしらわれたケースも◎。2月23日の「富士山の日」に発売という徹底ぶりです。

 

「エアイン 富士山消しゴム」は、1989年発売のロングセラー商品「エアイン」シリーズから生まれた新発想の消しゴム。配合された多孔質セラミックスパウダーが無数のカドを生み出し、“いつもカドで消すような軽く快適な消し心地”を実現しています。

 

今回登場するのは、“春の鮮やかで陽気な景色”をテーマに、新色の緑色の本体樹脂を使った“緑富士”バージョン。春に芽吹く新緑を思わせる緑色の樹脂は、本企画オリジナルの新色です。

 

消しゴムの四隅が削れると本体が山形になり、雪化粧した富士山の山頂が現れます。左右対称になるように工夫しながら消すことで、姿を変える様子を楽しみながら、自分だけの“緑富士”を作ることができます。

 

ケースには春の訪れを告げるツバメやウグイスなどの鳥や桜・菜の花などをあしらった計6柄をラインアップ。春の麗らかな情景にゴールドの箔押しで華やかさをプラスしています。ケース上部にはカーブ加工を施し、消すときの力を分散させ、消しゴム本体を折れにくくしています。

 

日本を代表する山である富士山を再現できる消しゴムは、インバウンド向けのプレゼントやお土産にもおすすめです。

 

プラス
「エアイン 富士山消しゴム<限定>春日和」
2025年2月23日発売
実売価格:242円(税込)

【50周年記念】「アラビックヤマト 色消え」が原点回帰のデザインにリニューアル

ヤマトは、ロングセラー商品の液状のり「アラビックヤマト」シリーズから、「アラビックヤマト 色消え」を2025年3月12日(水)よりリニューアル発売します。実売価格は286円(税込)。

「アラビックヤマト 色消え」

 

記事のポイント

塗り残し防止などに役立つ色付きのりが、アラビックヤマトの発売50周年を機に容器をリニューアル。アイコニックな形状に蛍光イエローの組み合わせが新鮮な印象です。

 

「アラビックヤマト 色消え」は、色鮮やかな蛍光イエローの液状のりで、塗ったところがよく目立ち、塗り残しやはみ出しを防ぐことができます。色はゆるやかに消え、乾くと透明になるのが特徴。アラビックヤマト同様、スポンジキャップでなめらかな塗りごこちとなっています。

 

2025年は「アラビックヤマト」が1975年の発売から50周年を迎える記念イヤーとなることから、容器形状も原点回帰しシリーズのなかでも馴染みのある「スタンダードタイプ」をベースとしながらも、新たな一歩を感じるようなデザインにリニューアルを実施。蛍光イエローで統一した印象的なデザインになっています。

従来のデザイン

 

ヤマト
液状のり「アラビックヤマト 色消え」
2025年3月12日発売
実売価格:286円(税込)

ニューレトロなテイストがかわいい! 激細ボールペン「ハイテックC」の80’sシリーズが限定発売

パイロットは、細書きタイプのゲルインキボールペン「ハイテックC」の発売30周年を記念し、「ハイテックC 80’s シリーズ(ハイテックC エイティーズシリーズ)」を2025年2月28日(金)より数量限定で発売します。

商品ラインナップは、ゲルインキボールペン「ハイテックC 04 レトロ」(実売価格275円)、多機能筆記具「ハイテックCコレト 3色 レトロ」(同605円)、およびレフィル「ハイテックCコレト専用レフィル 6色セット レトロ」(同660円)の3種類です。

 

記事のポイント

80年代をイメージしたイラストやカラーラインナップなど、懐かしくも新鮮な印象のアイテムが登場。トレンドのニューレトロテイストで文房具を揃えてたい人は必携です。

 

「ハイテックC」は、1994年の発売当時、世界で最も小さい直径0.3mmのボールを搭載したゲルインキボールペンです。細書きに適した4種類のボール径をラインナップしています(超激細0.25mm、激細0.3mm、超極細0.4mm、極細0.5mm)。

 

今回発売される「ハイテックC 80’sシリーズ」は、「80’sレトロ」をコンセプトに80年代を彷彿とさせる色鮮やかでスタイリッシュな「ニューレトロ」をイメージ。「ハイテックC」のレトロ感あるデザインやゴシック体のロゴを活かしながら、鮮やかな色味のバイカラーデザインに仕上げられています。ボディーカラーのラインナップは、「三日月ブルー」「ダンシングオレンジ」「夢見るライトブルー」「勉強家グリーン」「おてんばイエロー」の5色となっています。

 

ゲルインキボールペン「ハイテックC 04 レトロ」は、透明ボディを活かし、レフィルにも色を付けた鮮やかなデザインを採用。クリップ印刷をバイカラーにすることで、「ハイテックCコレト」と揃えています。インキ色は黒色を採用しています。

「ハイテックC 04 レトロ」

 

「ハイテックCコレト」は、2005年に発売され、“カスタマイズペン”というカテゴリーを創出した多機能筆記具。66種類のレフィル(ゲルインキボールペン0.3・0.4・0.5mm、シャープユニット、消しゴムユニット)のなかから自由に組み合わせ、本体ボディに装填できる“カスタムメイド感覚”の多色・多機能ペンです。今回発売される「ハイテックC コレト 3色 レトロ」は、通常品と異なり、初めて「ハイテックC コレト」を使う人でも手軽に使えるように、あらかじめ黒・赤・青のレフィルを装填した状態で発売されます。また、本企画限定で、「ハイテックC」に合わせたゴシック体のロゴを採用しています。

「ハイテックC コレト 3色 レトロ」

 

「ハイテックCコレト専用レフィル 6色セット レトロ」

 

パイロット
「ハイテックC 80’s シリーズ」
2025年2月28日発売
実売価格:275円~(税込)

デコ系ボールペンのぺんてる「マットホップ」にドリーミーな中間色7色が追加

ぺんてるは、絵の具のような濃く鮮やかな発色のマットカラーボールペン「MATTEHOP(マットホップ)」の新色として、絶妙な色合いの中間色を揃えたドリーミーな7色を、2025年2月20日(木)より全国の文具取扱店にて順次発売します。

「MATTEHOP(マットホップ)」

 

記事のポイント

くっきり色鮮やかな文字で写真やノート、手帳、マスキングテープなどをデコレーションできる“デコ系ペン”の「マットホップ」にドリーミーな新色7色が追加。原色系が揃う既存色とはひと味違う、ニュアンスのある色味で、表現の幅が広がります。クッキー缶のような缶ケース入りのコンプリートセットもカワイイ!

 

「MATTEHOP」は、2023年に発売されたマットカラーのゲルインキボールペン。ボールペンの手軽さと、絵の具のような発色のインキを併せ持ったマットカラーが特徴で、写真や濃い色の紙にも文字やイラストを描くことができるため、自由にデコレーションが楽しめます。「文具屋さん大賞2024」ではノミネートアイテム総数約1600点のなかから、大賞を受賞しています。

 

マットな質感のインキだからくっきり目立つ文字が書けます

 

カラーペーパーにも濃く鮮やかに発色します

 

そんなマットホップから、インキの存在感や発色の良さはそのままに、パステル系・ダーク系の中間色を揃えたドリーミーな新色7色が登場します。カラーは「ライトピンク」「ペールオレンジ」「ターコイズブルー」「ネイビーブルー」「ダークグリーン」「ライトバイオレット」「グレー」の7色。既存の14色と組み合わせて使ることで、より表現の幅を広げることができます。

新色7色

 

また、新色7色は、非日常のわくわく感をイメージした「ドリームセット」として販売されるほか、新色7色と既存色14色を網羅した全21色を缶ケースにセットした「コンプリートセット」も発売されます。「コンプリートセット」のケースの上面には、マットホップのロゴや、吹き出しデザインのエンボス加工を施し、クッキー缶のようなデザインに仕上げられ、マットホップをみんなとシェアしたり、缶ケースを自分好みにデコレーションして楽しめます。

「コンプリートセット」

 

「ドリームセット」

 

実売価格は、マットホップ 1本 220円、マットホップ ドリームセット(7色)1540円、マットホップ コンプリートセット(21色)5500円(いずれも税込)。

 

ぺんてる
マットカラーボールペン「MATTEHOP(マットホップ)」
2025年2月20日発売
実売価格:220円(税込)

「シェーファー」最新作、”高級感”のかたまり! 「シェーファー300 エングレーブド」万年筆・ボールペン

ダイヤモンドは、アメリカの筆記具ブランド「シェーファー(SHEAFFER)」の新商品「シェーファー300 エングレーブド」を2月6日に販売開始しました。

記事のポイント

人気の「シェーファー」シリーズ最新作。特徴的な幾何学模様とゴールドの配色が高級感を演出し、物欲をくすぐります。販売店では数量限定のペンケース付きギフトボックスを提供するキャンペーンも開催するとのことなので、贈り物にいかがでしょう。

 

既存モデル「シェーファー300」をベースに、ボディ部分に特徴的なキューブパターンを彫刻した「エングレーブド」モデル。光沢のあるクロームメッキのキャップや、ゴールドカラーのPVD加工が施されたステンレススチールのペン先など、華やかさや高級感を意識した仕上がりが特徴です。

↑万年筆とボールペンをラインナップします

 

万年筆とボールペンの2種類を用意。万年筆はサイズが軸径13mm×長さ157mm、重量が約47g。ボールペンはサイズが軸径 13mm×長さ141mm、重量が約47g。

 

ダイヤモンド
シェーファー300 エングレーブド 万年筆
市場想定価格:1万6500円(税込)

シェーファー300 エングレーブド ボールペン
市場想定価格:1万4300円(税込)

“デュアルモニター”みたいな使いやすさ! 上下のページを別々にめくれるセパレート型手帳

伊藤手帳は、上下に分かれたユニークな構造のオリジナル手帳3種の予約販売を、公式オンラインショップで1月30日より開始しました。本販売は2月19日(水)予定です。

「セパレートダイアリー」

 

記事のポイント

今回予約受付が開始された3種類の手帳は、いずれもページが上下に分かれてそれぞれ別々にめくることができるのが特徴。「月間」と「週間」、「月間」と「日」など2種類のスケジュールを組み合わせてチェックや書き込みができるので、予定や進捗などが確認しやすくなっています。一度このタイプを使うと他の手帳は使えなくなる、というファンも多い上下セパレートタイプの手帳を一度試してみては?

 

「セパレートダイアリー」は、ページの上下が分割し、月と週の予定を一目で見渡せるのが特徴。手帳を開くと、ページが真ん中で上下に分割され、上段と下段それぞれを別々にめくれるようになっている独自の構造です。例えば上段の月間予定を見ながら、下段に詳細予定を書くことが可能です。このため複数タスクを持つ多忙なビジネスマンを始め、仕事と家庭のタスクが多いワーキングマザー、家族の予定を管理する主婦など、幅広い層の人々に支持されています。

「セパレートダイアリー」(税込2780円~)

 

サイズはA5、B6の2展開、それぞれ月間/週間と、月間/日のバージョンが用意されます。

 

このセパレートダイアリーは2011年から続くロングセラーで、カバーも豊富に取り揃え、上製本「糸かがり綴じ製本」技術により愛知県でひとつひとつ手作りで作られています。

カバーも豊富に用意されています

 

「TETEFU(テテフ)」は、ハンカチのように折りたたんでコンパクトに携帯できる業界唯一の手帳です(特許取得済み)。ポイントは手帳リフィルがセットされているPVCカバーの構造。このカバーは伊藤手帳の持つビニール工場で何度も試作を繰り返して作り上げられました。

「TETEFU(テテフ)」(税込2950円~)

 

上下に入れるリフィルは豊富な種類が用意され、好きなものを選んでセットすることでオリジナルの手帳を作ることができます。サイズはA6横長(たたんだ状態)。

小さくたためるのが特徴

 

リフィルは全9種類から選べます

 

試験勉強に特化、合格への道のりをサポートする「URAKU(ウカル)」は、は文字通り「受かる」という目標に伴走する手帳です。大人の資格勉強、子供の受験など、あらゆる事への「合格」を目指すお供として開発されました。

「URAKU(ウカル)」(税込2970円)

 

年間予定表で勉強計画を立て、上段のマンスリーで全体の予定を把握、下段のウィークリーで詳細な予定を管理します。下段のページをめくっていけば、月間予定を見ながら先の詳細予定も確認することができ、勉強の効率アップにつなげることができます。

 

スクールや塾で開くことを想定した落ち着いたカバーデザインとなっています。サイズはA5。

 

伊藤手帳
オリジナル手帳シリーズ
2025年2月19日発売

「やる気」って見える化できるんだ…! 学びをサポートする、コクヨ「大人のやる気ペン」

コクヨは、IoT文具「大人のやる気ペン」を、2025年1月29日から3月15日まで、Makuakeにて先行販売を行っています。2025年3月末までに配送完了予定。

 

努力を見える化することで、大人の学びをサポートするアイテムです。

 

記事のポイント

もともと、コクヨは2019年にIoT文具「しゅくだいやる気ペン」を子ども向けに発売しており、5万台超を売り上げています。そこで培ったコクヨ独自の習慣化メソッドを大人向けに拡張したのが、「大人のやる気ペン」。仕事や家事に追われ、「時間はないけど、学ぶ意欲はある」という大人に優しく、時に厳しく寄り添い、勉強の習慣化を手助けしてくれますよ。

 

「大人のやる気ペン」は、本体重量が約8gと小型・軽量で、市販の筆記具やスタイラスペン(適合目安:直径9~13mm)に取り付けて使えます。

 

仕組みとしては、加速度センサーによる測定データを、ペンを手に持って勉強に取り組むことで溜まる「やる気パワー」として記録。LEDの色変化として“見える化”するほか、日々の「やる気パワー」の量を、1日や1週間、1か月単位でグラフします。さらにカレンダー機能もついているので、学習の習慣化をチェックできます。

 

データは本体内のメモリーに保存され、学習後にBluetoothでスマートフォンと通信し、専用アプリと連動(iOS 16以上、Android 10以上に対応)。

 

付属しているケース型の充電器で充電し、1週間の稼働が可能です(1日2時間の学習を想定)。

 

「わかっているのに継続できない……」。そんな大人たちの「日々の小さなモチベーション」を、「叱咤激励」のメッセージでもサポートします。一週間の学習傾向に合わせ、頑張った時には、頑張っただけの褒め言葉が、サボってしまった時には、容赦ない叱責の言葉が届くとのこと。

 

また、自身のアバターが「やる気パワー」の量に応じてスゴロク形式のステージを進み、アイテムを獲得。季節や自分の好みに合わせて、育成シミュレーション感覚でアバターをカスタマイズできる楽しみもあります。アイテムは100種類以上、順次追加予定です。

 

スゴロクを進むのは自分のアバターだけではないそう。他ユーザーのアバターにも出会えて、様々な学ぶ人たちの「勉強のコツ」や「勉強する理由」などを知ることができます。「自分一人ではないことに気づくことで、勉強仲間同士のモチベーションアップの循環を生み出す」ねらいがあります。

コクヨ
大人のやる気ペン
価格:超早割 8910円(税込、10%オフ)、早割 9405円(税込、5%オフ) など

 

ジェットストリームの書き味が「LAMY safari」で! 「LAMY safari JETSTREAM INSIDE」

三菱鉛筆は、「LAMY safari(ラミー サファリ)」シリーズに、なめらか油性ボールペン「JETSTREAM(ジェットストリーム)」のインクを搭載した「LAMY safari JETSTREAM INSIDE(ラミー サファリ ジェットストリーム インサイド)」を、1月29日に展開します。

 

また、交換用の替芯として「JETSTREAM替芯 M17」を、一部期間限定で発売します。

『LAMY safari JETSTREAM INSIDE』 左から: ビスタ、ブルー、レッド、アンブラ、イエロー(継続) ダークダスク、サンセット(期間限定)

 

記事のポイント

機能美と実用性を兼ね備え、長時間使っても疲れない「LAMY safari」に、「クセになる、なめらかな書き味」で知られる「JETSTREAM」のインクが合わさりました。文房具ファンにとってはたまらないコラボなのでは。「JETSTREAM替芯 M17」は、今使っているLAMYボールペンに搭載できるので、愛用者は替芯にも注目です。

 

今回展開するカラーは、「LAMY safari」シリーズの定番である「ビスタ」「ブルー」「レッド」「アンブラ」「イエロー」に加えて、期間限定のカラーとして「ダークダスク」「サンセット」を合わせた全7色。

 

新たに発売する「JETSTREAM替芯 M17」は、LAMYのボールペンにおいて既存で展開しているリフィル「M16」と互換性があるので、いま使っているLAMYボールペンに搭載できます。また、ボール径はEF(0.5mm)とF(0.7mm)の2種類を用意。

 

LAMY safari(ラミー サファリ)は、1980年の発売以来、特に若年層から支持を集めているロングセラーシリーズ。機能美と実用性を兼ね備え、さまざまなシーンで使えます。

 

特に、グリップ形状に工夫が凝らされています。三角形の断面を持つデザインで、長時間使っても手が疲れにくい、握りやすさ・快適さを追求した設計。さらにグリップ部分に若干の膨らみと凹凸を持たせることで、指の位置を自然に誘導し、筆記時の安定感と操作性を向上させています。

 

ボディは樹脂製。軽くなめらかな手触りでありながら、耐久性と耐衝撃性に優れます。

 

同シリーズの象徴ともいえる金属クリップは、少し丸みを帯びた形状が特徴。洋服やアクセサリーに引っ掛かりにくいよう配慮され、シンプルでありながら洗練されたデザインです。ポケットやノートなどにしっかりと挟めます。

 

三菱鉛筆
LAMY safari JETSTREAM INSIDE
インク色:黒
軸色  :ビスタ、ブルー、レッド、アンブラ、イエロー(継続)/ダークダスク、サンセット(期間限定)
参考価格: 3630円 (税込)

替芯  :M17EF(0.5mm)/M17F(0.7mm)
参考価格:1100円(税込)

人気車両が夢のコラボ! JR3社の新幹線をデザインしたキャンパスノート

JR東日本商事、ジェイアール東海商事、ジェイアール西日本商事は、JRグループ商事3社コラボの第2弾として、JR東日本、JR東海、JR西日本の3社が所有する列車デザインを施したオリジナルキャンパスリングノートを2025年1月31日(金)よりECサイト・店舗で順次発売します。実売価格は3冊セットで1782円(税込)。

新幹線コラボキャンパスリングノート3冊パック

 

記事のポイント

JRグループ商事3社コラボの第1弾は、東海道新幹線の車両で実際に使用されたアルミをリサイクルした「東海道新幹線再生アルミ」で作られたスプーンで、2024年11月に発売されました。今回のコラボアイテムは、キャンパスノートにJR各社の人気新幹線車両をデザインしたもの。JRグループならではの夢のコラボデザインとなっています。

 

本品は、コクヨのキャンパスリングノートに、各社の人気列車である「はやぶさ(JR東日本)」「N700S(JR東海)」「500系(JR西日本)」をあしらったコラボデザインのノート。表紙は、駅名標・おもちゃの新幹線・線画新幹線の3デザインとなっています。また、ノート中面の罫線最下部には、線路のイラストをあしらっています。

駅名標

 

おもちゃの新幹線

 

線画新幹線

 

中面の罫線最下部には、線路のイラスト入り

 

外出や旅行の際に鞄に入れて持ち運びやすく、旅の計画やメモ、行った場所の思い出などもたくさん書き込めるA5サイズ。各ページにはミシン目が入っており、切り取って使うこともできます。

 

【販売店舗一覧】

 

JR東日本商事、ジェイアール東海商事、ジェイアール西日本商事
「新幹線コラボキャンパスリングノート3冊パック」
2025年1月31日発売
実売価格:1782円(税込)

【5色展開】“推し色”で揃えてみる? プラス「Pasty」からルーズリーフなど5アイテム登場

文房具メーカーのプラスは、パステルカラーのかわいらしいデザインと便利な機能を兼ね備えた「Pasty(パスティ)」シリーズから「Pasty 文具シリーズ 第2弾」を2025年1月27日に発売します。ラインナップは、「ルーズリーフバインダー リングタイプ」「ノート型ルーズリーフ」「紙ケース入り修正テープ」「紙ケース入りテープのり」「ケース消しゴム」の計5アイテム。

「Pasty 文具シリーズ 第2弾」

 

記事のポイント

各アイテム5色のカラーバリエーションなので、“推し”の色で揃えてみる、あえて違う色を組み合わせるなど、工夫次第で自由に遊べます。明るいパステルカラーで勉強にも集中できそう。

 

明るく前向きな気持ちになれるパステルカラーがコンセプトの「Pasty」シリーズは2016年6月にクリアファイルを発売以来、「色がかわいくて使いやすい!」「全色揃えたい!」とカラフルな商品展開が好評で、ラインナップを拡大しています。

 

今回の第2弾では、現代の女子中高生の学習スタイルと環境意識に寄り添った5つの文具をラインナップ。カラーは、それぞれピンク、パープル、ブルー、グリーン、イエローの5色を用意し、カラーを揃えたり、異なる色を組み合わせたり自由に楽しむことができます。

 

【製品ラインナップ】

便利なポケット付きルーズリーフバインダー

Pasty ルーズリーフバインダー リングタイプ
実売価格880円(税込)

 

メモや付箋などちょっとした小物の収納に便利な外ポケットに加え、授業プリントを一緒に保管しておけるプリント用ポケット付き。プリント用ポケットにはB5サイズのプリントが約30枚入ります(A4サイズは半分に折って15枚入ります)。折り返して使えるリング式で、机上を広く使えます。書く時にリングが手にあたらないセンターレスタイプ。少し大きめの表紙で、付箋や見出しがはみ出ないので折れたり破れたりせず安心です。

折り返して使えるリング式

 

ノートとしても使えるルーズリーフ

Pasty ノート型ルーズリーフ(数量限定)
実売価格363円(税込)

 

持ち運びに便利なノート型ルーズリーフで、ノートとしてもルーズリーフとしても使うことが可能。付属の袋が破れてルーズリーフが飛び出したり、袋の糊部分にくっついて取り出しづらいといったストレスが解消され、きれいな状態で使用できます。ノートとして書き込んでおいたり、はがしてファイリングすることも可能。文字を揃えやすく図形が書きやすい6.5mm幅のドット罫で、罫線色はかわいいパープル色。

はがせばバインダーにファイリング可能

 

サステナブルな紙ケース採用の修正テープ&テープのり

Pasty 紙ケース入り修正テープ
実売価格275円(税込)

Pasty 紙ケース入りテープのり
実売価格275円(税込)

 

プラスチックの使用量を削減し、触り心地の優しい紙ケースを使用。コンパクトサイズで持ち運びに最適です。使い切りタイプで、紙とプラスチックを簡単に分別して捨てられるので、リサイクル可能。修正テープは再筆記しやすい薄さらテープと、軽く引けるミニローラーを搭載。テープのりは安定した引き心地で、しっかり貼れるテープのり原反を搭載しています。2024年日本文具大賞 サステナブル部門優秀賞受賞。

 

最後まで使える繰り出し式の消しゴムケース

Pasty ケース消しゴム
実売価格198円(税込)

 

消しゴムが小さくなっても握りやすい繰り出し式のケース入り消しゴム。ツマミをくるくる回転させると、適量の消しゴムを出すことができます。消したい場所に合わせやすい、6つの角、細い面、広い面からなる6角形状を採用。新発想の固定方法で安定感を確保。最後まで無駄なく使えます。中身を詰め替えて使えるエコ&トク設計で、替えゴムは「ケース消しゴムClutto くるっと」と共通です。

 

プラス
「Pasty 文具シリーズ 第2弾」
2025年1月27日発売

3月始まり「ロルバーンダイアリー」全242種! 直営店舗限定で販売する、ちょっと変わったデザインも

デルフォニックスは、2025年3月始まりのスケジュール帳「ロルバーン ダイアリー」を、1月下旬から全国の取扱店で販売開始します。2026年4月まで使えます。

記事のポイント
毎年変わる表紙デザインが人気のロルバーンダイアリーに、2025年春バージョンが登場です。表紙デザインは全242種と、今回も膨大な数を誇ります。かなり奇抜なものもあるので、気に入るデザインを探してみては?

 

2025年3月始まりのロルバーン ダイアリーは、バラエティ豊かな絵柄やサイズを含む全242種類をラインナップ。

 

ダイナミックな自然の風景をデザインした「モンターニュ」、タイポグラフィが映えるユニークな「Moji」など今季から新たに加わったデザインのほか、昨年人気を集めた俯瞰の風景写真デザイン「ビークル」は、新たな視界を楽しめる構成で登場するとのこと。

↑タイポグラフィをデザインに取り入れた「Moji」はなかなか強烈

 

グラフィックデザイナー・アートディレクターの脇田あすかさんとコラボレーションした「Asuka Wakida×DELFONICS」や、海外の古い広告ポスターやパッケージをイメージした表紙デザインが人気の「フレッシュ」、ヴィンテージの壁紙やラベルのデザインをイメージした「エリーヌ」など、直営店舗のみで販売する限定デザインも用意。

 

なお、DELFONICS Web Shopや「スミス アトレ恵比寿」では、1月24日から先行販売が実施されるとのことです。

 

デルフォニックス
ロルバーン ダイアリー

左利きでも不器用でもサクサク切れる!コクヨの新ハサミ「サクサ」の一点に込められた秘策とは

ハサミの使い方にも、様々ある。たとえば、紙を直線で切る単純な作業と、薄いフィルムを滑らかな曲線に沿って切る作業など。それぞれ必要な技術も難易度も、大きく異なる。特に薄くてコシのないフィルムをスムーズに切るためには、ハサミのハンドルを指の力で微妙に傾け、刃と刃の接点を強める必要があるが、これはハサミで切れる原理を十分に理解し、ある程度のテクニックをもっていないと難しい……。

 

だが、そんな原理だとかテクニックだとか、小難しい話を抜きで“よく切れるハサミ”が、正しいに決まっているのだ。

 

ただチョキチョキするだけでよく切れるハサミ登場

とはいえ、道具を使いこなすテクニックは自らの努力で身につけるべきであり、ただ便利な道具に頼ればよいというものではない! なんて価値観はもはや古い。確かにテクニックは尊いが、それをより高めていくには道具の進化も必要なのだ。

 

そこへくると文房具メーカーの開発力というのはすごいもので、そういった切るためのテクニックを機構に組み込んだ、便利なハサミを生み出してしまうのである。

コクヨ
ハサミ<サクサ>
480円(税別)

 

「ハサミ<サクサ>」(以降、サクサ)といえば、コクヨの低価格で良く切れるハサミのシリーズ。その「サクサ」がこのほど7年ぶりのリニューアルを果たし、さらに良く切れるように進化したという。

 

もともと「サクサ」は独自のハイブリッドアーチ形状をしたカーブ刃を搭載したもので、“刃の根元から先端まで同じ力で切ることができる”、というのがポイントとなっている。もちろん、この度の新「サクサ」も、ハイブリッドアーチ刃の切れ味は健在だ。

 

↑アーチ状の刃によって、切りづらい刃先でも安定した切れ味が保たれるのがポイント

 

ではどこが変わったのか? その最大の変更点が“傾斜インサート”という新構造である。

 

これは、ハンドルに対して刃が斜めに傾いた状態でセットされたもので、これによって刃と刃の交点距離が従来よりも近づくという仕組み。ハサミが切れる原理は、チョキチョキと動く中で刃と刃が交わる点に力が集中し、そこに挟まれた物体(紙など)をせん断するというものなので、刃と刃の交わる距離が近ければ近いほど、力が逃げずに集中する。

 

↑傾斜インサートのサクサは、ハンドルに対して刃が傾いているのが見て取れる

 

↑傾斜インサートによって刃と刃の距離が近付き、切る力が集中する

 

以前ダンボール工作の達人に話を伺った際に印象に残ったことがある。それが、「カシメの緩んだ古いハサミを大事にしている」という話だ。

 

カシメというのは、ハサミの刃同士をつなぎ止める真ん中の支点のことで、使い古したハサミはこのカシメが緩んで刃がガタガタ動くようになる。ただガタつくだけでは切りづらいだけだが、ハンドルを指でひねるようにして動かすと、緩みの分だけ刃が斜めに傾いた状態で擦れ合うので、交点距離が近づいて良く切れるようになるというのである。

 

これは達人級のハサミ使いテクニックだが、つまり「サクサ」の傾斜インサートには最初からこのテクニックが構造的に含まれているので、ただチョキチョキ動かすだけでも達人が使っているように切れる、というわけだ。

 

ハサミが苦手とする薄物もサクサク!

また小難しい話になってしまったが、要するに「新しいサクサ、よく切れる」ということ。

 

例えば梱包用のエアキャップ、いわゆるプチプチシートを切ってみよう。これはハサミが苦手とする薄くてコシのないフィルムを重ねて間に空気を挟みこんだものなので、とにかく切りづらい。雑な作り(刃の交点距離が遠い)のハサミだと刃と刃の間にフィルムを巻き込んでしまい、まったく切れなくなってしまうのだ。

 

↑サクサなら、切りづらいプチプチシートも自在にスパスパ。これは気持ちいい!

 

実際、ダメなハサミだとプチプチシートは刃に押されてぐにゃっと伸びるばかりで、切れる気配はゼロ。対して「サクサ」は、何も考えずにチョキチョキするだけで、気持ちよくサクッと切れる。より難易度の高いカーブ切りだって自由自在である。

 

最近の国産ハサミは全体的に性能が向上しており、「これは画期的だ! すぐに買い換えるべきだ!」と感じるほどの劇的な性能差があるわけではない。しかし実際に切り比べてみると、「確かにこちらのほうが切れる気がする」と感じられる程度の切れ味の違いは体感できた。

 

傾斜インサート構造は、左利きの人にもメリットがある

↑左手での切断比較。従来のハサミは刃先のあたりで力が逃げてしまい切れなくなったのに対して、サクサはどこまでもスムーズに切れている

 

従来型のハサミの多くは、右利きの人が使いやすいよう設計されている。右利きの人がハンドルに力を加えることで、刃の交点の隙間を自然に縮めやすい構造になっているためだ。対して左利きの人がこのハサミを使用すると、ハンドルへの力が逆方向になってしまい、切りづらく、十分な切断力も得られない。

 

しかし、あらかじめ刃をひねってくれている傾斜インサート構造のハサミなら、ハンドルに特別な力を加える必要もなく、左右どちらの手でも同じように切ることが可能。左利き専用ハサミを探したり、無理して利き手矯正をしたりする必要もないわけだ。

 

粘着テープにベタつかないタイプなど4種をラインナップ

↑特殊な3Dグルーレス刃+フッ素コートの「フッ素・グルーレス刃」(税別980円)は、ベタつかないノンスティック性能に優れる

 

新しい「サクサ」シリーズには、4種類の刃がラインナップしている。もっともベーシックで低価格の「スタンダード刃」、粘着テープののりが付着しづらい「グルーレス刃」(税別630円)、コーティングによりより高い非粘着性能をもつ「フッ素・グルーレス刃」(税別980)、切れ味が長持ちする「チタン・グルーレス刃」(税別1270円)である。

 

切れ味については、4種類とも大きな違いは感じられなかったが、筆者個人としては、コスパの良いスタンダード刃か、非粘着性能に優れたフッ素グルーレス刃をオススメしたい。

 

↑新サクサシリーズはブリスター入りから紙パッケージへと変更された

 

現代のハサミは品質が非常に高く、簡単には壊れないため、買い替える機会はそれほど多くない。まだ壊れていないものを買い替えるのにはいくばくかの抵抗があるだろう。

 

だが、もしタイミング良くハサミの買い換えを検討していたり、買い足そうと考えているなら、「サクサ」を選択肢に加えて欲しい。1000円以下のハサミとしては、その性能の高麻は群を抜いており、買って損することもないはずだ。

 

この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。 ※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。 

三菱鉛筆が6年かけて開発した次世代の水性ボールペン「uniball ZENTO」

三菱鉛筆は、すいすい書ける新感覚の水性ボールペン「uniball ZENTO(ユニボール ゼント)」 を、2025年2月3日に発売します。ラインナップは「Signature model」「Flow model」「Standard model」「Basic model」の4モデル展開。

「uniball ZENTO」シリーズ

 

記事のポイント

油性ボールペン「ジェットストリーム」やシャープペンシル「クルトガ」などの革新的な筆記具を開発してきた三菱鉛筆が、約6年の歳月をかけて本気で開発したという次世代の水性ボールペン。海外では先行発売されており、満を持して日本国内で展開されます。その特徴は、とにかくなめらかですいすいと軽い書き心地とのことなので、売り場で見つけたらぜひ試し書きしてみてください。

 

「uniball ZENTO」は、シンプルで上質なデザインと、新感覚のすいすいとした書き心地を特徴とする水性ボールペンです。従来の水性インクの書き心地をそのままに、にじみや速乾性を改良した新開発の水性インクを使用。クッション成分となるPOA界面活性剤を配合する等、筆記時のストレスを大幅に軽減し、新感覚の書き心地を実現しています。

 

製品開発には6年ほどかかっており、日本では売り場で存在感を失いつつある水性ボールペンの復活を目指して開発されたとのこと。また、ストレスや目まぐるしい変化のなかで、「書く」を通じて「気持ちがととのう」時間を大切にしてほしいという思いが込められているそう。

店頭販売ディスプレイのイメージ

 

【ラインナップ】

1.Signature model(シグニチャーモデル)(3300円/税込)

「かく」瞬間に完成するカタチ

マグネット式キャップを採用した最上位モデル。色はシルバー、メタリックブラックの2色。

 

2.Flow model(フローモデル)(1100円/税込)

手のひらに私のこだわり

アルマイト塗装を施したアルミ製のグリップと軸色に合わせた可動式カラークリップを採用。適度な重量感が流れるような書き心地を生み出します。色はフローライト、アガット、ジェード、ヘマタイトの4色。

 

3.Standard model(スタンダードモデル)(275円/税込)

“今”に合う色を選ぶ楽しみ

指や手が当たる場所を広くカバーするロングラバーグリップで、握りやすく安定した書き心地を実現。軸の素材には再生材を使用しています。色はラベンダー、クラウド、アドビ、シー、ミスト、コースタル、アイボリー、カナリアの8色。

 

4.Basic model(ベーシックモデル)(275円/税込)

基本のインク色

さまざまな場面で広く使われる3色のインク色を揃えたベーシックモデル。色の識別性を高めたミニマルな外観でどんな場面にも自然となじみます。色は黒、赤、青の3色。

 

ノック式、キャップ式のどちらにも搭載可能なリフィルは、0.38mmと0.5mmの各々に黒・赤・青インクが用意されます。交換時に品番が確認しやすいように、文字の視認性を高めた表記が施されています。価格は132円(税込)。

リフィル

 

メーカーが行った事前調査では、さらさらとなめらかな書き心地やかすれにくさが評価されており、従来の水性インクの弱点だったインクの乾きの遅さも改善されてストレスなく書けた、という声が集まったそう。

 

新しい筆記体験を多くの人に体感してもらうため、店頭を中心とした筆記体験イベントなどのプロモーションも積極的に行われる予定です。

 

三菱鉛筆
水性ボールペン「uniball ZENTO」
2025年2月3日発売
実売価格:275円~3300円(税込)

段ボールをすばやく開けてササッと片付けられる多機能カッター「アケトル」

文房具メーカーのプラスは、段ボールの開梱から片付けまで、誰でも簡単にストレスなくできる開梱カッター「多機能ダンボールカッター 開梱用 アケトル」を2025年1月23日に発売します。カラーはサンドホワイト、ミモザ、フォレストグリーン、ブラックの4種類。実売価格は本体が1210円、替え刃が605円(いずれも税込)。

「多機能ダンボールカッター 開梱用 アケトル」

 

記事のポイント

段ボールの梱包をサッと開梱できる専用カッターは、開けるときだけでなく段ボールをバラすときにも便利。さらにラベルを簡単に剥がせるラベルリムーバーも備えているので、ネット通販をよく利用する人ならひとつは持っておきたい製品です。短めのセラミック刃で安全に使える点も◎。

 

通販やフリマアプリ利用の普及に伴い、家庭で荷物を開梱する機会が増加している一方で、「段ボールを開けるときにカッターやはさみで中身を傷つけてしまいそうで不安」「テープやラベルをはがす際、爪を傷つけてしまった」などの悩みも増えています。

 

「多機能ダンボールカッター 開梱用 アケトル」は、こうした開梱時の悩みに対応。セラミック刃は、段ボールの厚さに合わせて刃の高さを短く固定することで荷物の中身を傷つけにくい設計です。

 

 

さらにラベルリムーバーを活用することで、ラベル・シールの端をめくりやすいという特徴を備えています。

 

 

本体はマグネットを内蔵し、玄関ドアや冷蔵庫などに貼り付けて保管が可能です。裏面にはくぼみがあり、玄関のドアスコープに被せて、ドアスコープカバーとしても機能。届いた荷物を玄関で開梱から片付けまでで一挙に行えます。自宅で通販を頻繁に利用される人のほか、オフィスや店舗などで開梱作業をされる人にもオススメです。

 

プラス
多機能ダンボールカッター 開梱用 アケトル」
2025年1月23日発売
実売価格:1210円(税込)

ゼブラ「マイルドライナー」に心落ち着く“チルい”色合いの新色5色が追加

ゼブラは、おだやかな色合いのラインマーカー「マイルドライナー」の新色5色を2025年1月20日(月)に発売します。実売価格は各110円(税込)。

ゼブラ「マイルドライナー」

 

記事のポイント

「マイルドライナー」は、手帳やノートで使うと手軽にトーンがまとまることが話題となり、2009年の発売以降シリーズ累計2.5億本以上(2024年3月末時点。ゼブラ出荷実績)を販売する人気シリーズ。2024年に発売15周年を迎え、同7月にはマイルドライナー公式インスタグラムのアカウントを設立。10月にはグローバルでのSNSキャンペーンが実施されるなど、世界的な人気となっています。

 

「マイルドライナー」は、おだやかな色合いが特徴のラインマーカー。これまでに35色のバリエーションが発売されていますが、今回トレンドである心落ち着く“チルい”色合いを5色追加し、全部で40色展開となります。

新色5色追加で全40色に

 

落ち着いたトーンにまとめられるのが特徴(使用しているのは従来色)

 

新色は、「マイルドアイリス」「マイルドスモークレッド」「マイルドミモザイエロー」「マイルドミント」「マイルドモスグリーン」の5色。生活の中でゆっくりとした時間を過ごす時の気持ちをインクの色として表現しており、マイルドライナーが持つおだやかな色合いはそのままに、心落ち着くグレイッシュな色味にこだわっています。

 

ノートや手帳などを落ち着いたトーンにまとめられる

 

ゼブラ
ラインマーカー「マイルドライナー」
2025年1月20日発売
実売価格:110円(税込)

クリップボードやノートにも活用すべし!サンスター文具「テラスノ」は手元だけを照らすの

勉強や読書をしている最中に「暗いところで本を読んでいたら目が悪くなるよ!」と怒られた経験は、誰にでもあるのではないだろうか。筆者も小学生の頃は、寝室の常夜灯で本を読んでいたため、視力が急激に低下し早い段階で眼鏡が必要な状態になってしまった。やはり明かりのない場所での読書はよろしくなかったわけだ。

2025

それから数十年。かつて常夜灯で本を読んでいた少年も50歳を過ぎ、着実に老眼が進行。暗い場所では目のピントが合わなくなってしまった。これがなかなか不便で、薄暗い場所でメモを取ろうとしても手元の文字が判別できず、スマホのライトで照らしてようやく読める……という状況。今になって明かりの重要性を噛みしめている次第である。

 

挟んでほどよく視界を照らす読書クリップ・ライト

手元を照らすのにスマホのライトは便利だが、片手がふさがってしまうのが難点。特に、資料を読みながらメモを取る作業では両手を使いたい。かといって、読書灯として販売されているクリップ式のライトは、サイズが大きすぎて気軽に持ち運べないという欠点があった。

サンスター文具
ひかるクリップ terasuno(テラスノ)
900円(税別)

 

↑ガバッと大きく開口。これで好きな場所に挟みつけて固定する

 

その点、スッキリとコンパクトなのが、サンスター文具「terasuno」である。一見すると大きめのクリップに見えるが、最近人気の「ブッククリップ」(本を開いたまま固定できるクリップ)としての機能に加え、ライトも内蔵されている。

↑ライト使用時は、クリップ先端をつまんで上へと持ち上げれば準備OK

 

↑後ろ側にはスライドスイッチがある

 

↑スイッチONで、5灯のLEDライトが点灯

 

使い方は簡単。まず、本のページや手帳、クリップボードなど、照らしたい場所にクリップ部分を挟む。次に、クリップの先端を持ち上げ後部のスイッチをONにすると、内蔵のLEDライトが点灯するという仕組みだ。

 

↑本に装着したところ。暗くて字はまったく読めない状態が……

 

↑点灯すると、文章を認識できる程度に照らしてくれる

 

ちなみにライト色は、青みがかった昼光色LEDと、電球色に近い暖かみのある温白色のミックス。これで文字を読むのに最適な色味に調整しているという。光量は控えめだが、光が広く拡散するため、照らしたい部分全体を程よく明るくすることができる。

 

勉強や取材に、幅広く照らせて目に優しい!

ブッククリップの開口部は最大約4センチメートルあり、200ページ程度の本を挟むことができる。分厚いテキスト類でも開いたままでしっかりと固定できるため、例えば薄暗いカフェや自習スペースでの勉強でも重宝するだろう。

↑厚めの参考書にもこの通り装着できる。ただしバネの力はそこまで強くないので注意が必要だ

 

とくに筆者が気に入ったのは、クリップボードへの装着である。手元だけを明るく照らしてくれるため、製品発表会のスライドショーのように室内の灯りを落とした環境でもしっかりとメモを取ることができた。周囲に迷惑をかけるほどの光量ではない点もありがたい。

↑クリップボードに挟めば、薄暗い場所でもメモ取り放題だ

 

なお、ボードに装着する際は、上部ではなく利き手の反対側(右利きの場合はボードの左側)に取り付けるのがおすすめ。上部に装着するとボードの下部まで光が届きにくいですが、側面に装着すれば全体を均一に照らすことができるのだ。

 

さらに、ライトは角度調整が可能なので、光の届く範囲を微調整すればより使いやすくなる。

↑勉強用の手元ライトとして。目を疲れさせないためには、明るい環境が大事

 

書き物ライトとして使うなら、勉強中のノートに装着するのも良さそうだ。明るい室内であっても、ノートに覆いかぶさるような姿勢で書いていると手元が影になりやすく、その結果、目が疲れて集中力が低下することもある。このライトは手元の低い位置から照らしてくれるため影ができにくく、目を守るライトとしても優秀だ。

 

↑電池フタを外すときは、ライトを持ち上げた状態でフタをスライドさせる

 

高速バスなど、灯りが限られる移動中の読書灯としても役立ちそうだ。また、アイデア次第ではさらに多様な使い方が考えられるだろう。何より、このライトはペンケースに入れて持ち運べるほどコンパクトなので、とりあえず携帯しておけば、いざというときに役立つ場面があるかもしれない。

 

仮に使用中に電池が切れても(アルカリ電池で約30時間点灯可能)、単4電池2本で動くので、コンビニや100円ショップなどで気軽に調達でき安心。

 

ただし、試用中に一つだけ気になったのは、ライトを畳んだ状態では電源のオンオフが分かりづらいということ。うっかり電源スイッチを入れたまま放置してしまうこともありそうで、この点についてはもう少し工夫が欲しかったように感じた。

 

地味ながら傑作と讃えたい!ゼブラの200円シャーペン「ノックペンシル M-1700」の驚くべきコスパの全容

日本筆記具工業会の統計によれば、シャープペンシルの販売本数・売上金額は2020年頃から右肩上がりとなっている。中学生・高校生の少子化傾向が続いているにもかかわらず、このような推移を示しているということは、現役の中高生がシャープペンシルを積極的に購入し、数千円台の高機能シャープも支持されているということを表している。

 

しかし、全ての中高生が高機能シャープペンシルに熱中しているわけではないだろう。「勉強道具として使用しているが、高価な製品を使う意義が見出せない」と考える層も少なからずいるはずだ。そこで今回は、高機能シャープ全盛の今だからこそ注目したい、“安くて性能もいい、これ1本でずっと使える”……いわば「コストパフォーマンスに優れた、長期使用可能なシャープペンシル」を紹介したい。

 

昭和のお買い得シャープは、
新機能搭載を搭載した令和版も超高コスパ

シャープペンシルの歴史を振り返ると、1960年代の最初期のノック式は高額で、一般への普及は限定的だった。

 

転機となったのは1980年、ゼブラが100円の「ノックペンシル」(2001年に廃番)を発売し大ヒットしたことだ。これを機に、他メーカーも低価格化を進め、シャープペンシルは一気に普及したというわけだ。

↑1980年発売の初代「ノックペンシル M-1300」。100円シャープの登場は当時かなりの衝撃だった

 

そして2024年春、そのシンプルさ、コスパの良さを受け継ぎながら現代的な機能を搭載した「ノックペンシル M-1700」が登場した。200円(税別)という価格設定は、現在の500円超が当たり前の市場では「比較的安価」な部類だが、機能面から見ると驚くべきコストパフォーマンスを誇っている。

↑令和に復活したゼブラ「ノックペンシル M-1700」200円(税別)

 

ゼブラ
ノックペンシル M-1700
200円(税別)

 

まず注目したいのが、軸を振ることで芯出しができるフリシャ機能の搭載だ。芯が減った際に軸を握ったまま上下に振ることで、内蔵するオモリがカチャカチャと大きく跳ね戻り、その衝撃がノック代わりとなって芯が出る、という構造である。

 

従来のノック操作が不要なため、筆記の効率が格段に向上するのは大きなメリットだ。

 

もちろん普通にノックして芯を出すこともできるが、一度慣れると「シャープはフレシャ(他社ではフレフレ、フレノックなど)機能付きじゃないと困る」と感じてしまうほど、便利な機能なのだ。

↑軸を大きく振ることで内部のオモリ(銀色のパーツ)が前後に移動する

 

↑フレシャ機構は、オモリが前側に落ちた際にその衝撃を先端バネが受け止めることで芯を出す仕組み

 

ただし、振動で芯が出ると言うことは、筆箱の中に入れて持ち運んでいると勝手に芯が出ている、というトラブルにもつながってしまう。1000円以上の高級モデルで芯振り出し機能付きの場合、ノック部を固定するロック機構を搭載しているものもあるが、残念ながら200円の「ノックペンシル」には使われていない。

 

その代わり、オモリの衝撃を受け止めるノックバネを硬くすることで、軽い振動では芯が出ないようなチューニングを施しているようだ。

↑実際にペンケースに入れて半日持ち歩いたところ。勝手に芯が出て中を汚すようなトラブルは発生しなかった

 

試しに筆箱に入れた状態で半日持ち歩いてみたが、芯の不用意な飛び出しはゼロ。通常の使用では問題はないことが確認できた。

 

ただし、その分、意図的に芯を出す際は少し強めの振動が必要となる。使用のコツは、ペン先を真下に向けて「カチャ!カチャ!」と音がするまでしっかりと振ること。軽い振動や斜めの状態では芯が出にくいため、多少の慣れは必要だろう。

 

たっぷり使える消しゴム付きで
これ1本携行するだけでいい

もうひとつのポイントが、軸後端に備えた消しゴムである。

 

軸後端には約15mmの長いタイプを搭載。側面の突起を使って時計回りに回転させることで繰り出すことができる。替えゴムも3個100円(税別)で販売されているため、気兼ねなく使用できる。このため、場合によってはペンケースなしで本製品1本だけを携行する使い方も可能だ。

↑ロングタイプの繰り出し消しゴム。消字力にも不満はない

 

十分な大きさの消しゴムを備えているため、このノックペンシル1本だけを持ち歩くという使い方も可能だ。手帳との相性も良い。

 

消しゴムは繰り出し式を採用しているため、ノックノブにキャップは不要。筆者のように小物の紛失が気になる人にとっては、この設計も安心感につながる。なお、芯の補充は、ノックノブを引き抜いて行う仕様となっている。

↑ロング消しゴムを収納するため、ノックノブはかなりの長さがある。初めて引き抜く際には、その長さに驚くかもしれない

 

ここまで本製品の特徴的な機能を中心に紹介してきたが、それらの機能を度外視しても、これは非常に書きやすいシャープペンシルだと言える。

 

本体はプラスチックパーツを中心とした軽量設計でありながら、フレシャ機構用の真ちゅう製オモリにより低重心を実現している。この組み合わせが絶妙なバランスを生み出しているのだ。

 

グリップ部分がツルツルしているのがやや気になるものの、軽量かつバランスの良さから、そのグリップ感を特に意識することなく長時間の筆記が可能である。この点も本製品の優れた特徴の一つと言えるだろう。

↑全体的に軽く、かつ重心位置は低め。長時間書き続けても指に疲労感を感じにくいタイプだ

 

↑プラパーツ中心で全体的には超軽量なので、握った際に中のオモリの重さがはっきり感じられる

 

率直に言えば、このシャープペンシルは、その控えめな外観から店頭での指名買いは多くないかもしれない。しかし、価格の手頃さから手に取った使用者が、日々の使用を重ねるうちに「あれ? このシャープ、実はすごくいいじゃない?」と気付くことだろう。

 

高機能シャープのような華やかさはまったくないが、控えめな佇まいの中に確かな実力を秘めた一本として、自信を持ってお勧めしたい製品である。

 

色を揃える楽しみも! レイメイ藤井「kept」から新型ペンケースや消せるラインマーカー登場

レイメイ藤井は、「ずっと変わらず好きなもの」をコンセプトにした文房具ブランド「Kept」より、ペンケースやポーチなどの新製品を2025年1月下旬に発売します。

 

「Kept レクトペンケース」は、シンプルな直方体の形状。薄型でありながら、しっかり自立します。側面にカラーを施し、正面はクリア、背面は半透明の内ポケットが付いているので中に入れたものが映えて見えます。コの字型のファスナーなので出し入れもしやすく、透明なので必要なものがすぐ取り出せます。

「Kept レクトペンケース」

 

 

カラーは全5色(グレー、ブルー、グリーン、ピンク、ホワイト)で、他の小物とカラーを揃える楽しみもあります。実売価格は1210円(税込)。

 

「Kept レクトカードポーチ」は、ミニサイズがかわいい、シンプルな直方体のクリアポーチ。カードだけでなく、様々な小物類を収納できます。側面にカラーを施し、正面はクリア、背面は半透明の内ポケットが付いているので中に入れたものが映えて見えます。

「Kept レクトカードポーチ」

 

 

カラーは全5色(グレー、ブルー、グリーン、ピンク、ホワイト)。お気に入りの小物を詰めて見せる収納や、カラーコーデも楽しめます。実売価格は990円(税込)。

 

「Kept キエラ」は、消しゴムで消せるラインマーカー。消しゴムで消せるので、マークしたい場所が変えられ、テープなのでにじまなく、裏写りしません。また、滑らかにまっすぐに引くことができます。1つに2色のテープが入っており、ツインタイプで使い分けができます。

「Kept キエラ」

 

 

テープの色はブルー&イエロー、パープル&ピンク、オレンジ&ライム、レッド&グリーン。レッド&グリーンは暗記用として使用できます。実売価格は638円(税込)。

 

「Kept ペンケースに入る暗記シート/キエラ&暗記シートセット」は、折りたたむことができるので、用途によって使い分けができる2つ折りシートとなっています。また、ケース付きなのでペンケースに入れて管理することができます。

「Kept ペンケースに入る暗記シート/キエラ&暗記シートセット」

 

 

赤いラインマーカーは緑のシートで、緑のラインマーカーは赤いシートでマーキングした部分が隠れます。暗記シートセットには、ラインマーカーと暗記シートがセットになっています。実売価格は暗記シートが385円(税込)、キエラとのセットが935円(税込)。

 

「Kept フッ素コートハサミ」は、フッ素コートを施したステンレス刃を採用。キャップ付きなので、ペンケースなどに安全に収納することができます。カラーは全4色(スミブラック、ブルーグレー、サビグリーン、ピンクベージュ)で他の小物とカラーを揃える楽しみもあります。実売価格は605円(税込)。

「Kept フッ素コートハサミ」

 

 

「Kept はし0定規」は、1cm毎の目盛りが読み取りやすくなっており、目盛りが端(はし)から付いているので、高さや深さを簡単に測ることができます。裏面には、軽く滑らせ簡単に位置合わせができる滑り止め付きとなっています。

「Kept はし0定規」

 

 

カラーは全4色(スミブラック、ブルーグレー、サビグリーン、ピンクベージュ)で他の小物とカラーを揃える楽しみもあります。実売価格は242円(税込)。

 

レイメイ藤井
keptシリーズ
2025年1月下旬発売

80年代に流行ったシャーペンがアート画材に! ぺんてるのホルダー式色鉛筆「Art Multi8」

ぺんてるは、8色の色芯を内蔵したホルダー式色鉛筆「Art Multi8(アートマルチエイト)」を12月20日から販売開始します。

 

記事のポイント

ロングセラーの人気シャープペンシルが、アート志向の画材に生まれ変わって新登場。両者には芯の互換性もあり、好きな替え芯を取り付けて自分だけの1本を生み出せるのも面白いポイントです。

 

1986年から販売されているロングセラーブランドのシャープペンシル「Multi8」を、アートシーンに特化した描画材としてアレンジした新モデルです。

 

スケッチやイラスト描きに最適なカラーとして、 赤、青、茶、橙、黄、黄緑、スカイブルー、ピンクの8色の芯を用意。内蔵芯が見やすいクリア素材をボディに採用しつつ、ノック・クリップ部パーツのカラーリングはオフホワイトとすることで、アートワークの邪魔にならないカラーリングをうたっています。

 

単品販売(市場想定価格2750円)のほか、Art Multi8本体に12色の替芯(内蔵芯8色+黒、緑、ペールオレンジ、紫の4色)各1本と削り器を付属したセット(市場想定価格4180円)も用意。なお、別売りのMulti8専用替芯はArt Multi8でも利用できます。

 

ぺんてる
Art Multi8
市場想定価格:2750円(税込)

数量限定「ジェットストリーム プライム 3色ボールペン」など! ちょうどいい上質感にリニューアル

三菱鉛筆は、「JETSTREAM PRIME(ジェットストリーム プライム)」シリーズより、「ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式3色ボールペン」、「ジェットストリーム プライム 3色ボールペン」を、一部数量限定で12月18日に発売します。

 

高級感のあるボールペンの質感はそのままにカジュアルさをプラスし、“ちょうどいい上質感”へリニューアルしています。

↑左から「ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式3色ボールペン」 、「ジェットストリーム プライム 3色ボールペン」

 

記事のポイント

2013年にジェットストリームシリーズ初、ビジネスシーンをイメージした高級感のあるボールペンラインアップとしてデビューした「JETSTREAM PRIME」。時代の変化に伴って働き方が多様化した現代、フォーマルな装いをする機会は減っています。ビジネスシーンでも、カジュアルな装いや個性を表現できるものが好まれるようになっていることを踏まえてのリニューアルです。使う場所、服装を選ばないボールペンを一本持っておくだけで、安心感が違いますね。

 

・ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式3色ボールペン

使いやすさと持ち運びやすさに配慮しています。ボディは、回転繰り出し式の採用により、ノック棒のないプレーンですっきりとしています。

↑ボディは従来品より短くなっており、小さな手帳やカバンにも合わせやすい新設計

 

筆記抵抗を減少させた、かろやかな書き心地が特徴の「JETSTREAM Lite touch ink(ジェットストリーム ライトタッチインク)」を搭載しています。

 

カラーは、数量限定の2色を含め6色展開。日常的に使うものに合わせやすく、かつ、さりげなく個性を表現できるラインナップとのこと。

 

・ジェットストリーム プライム 3色ボールペン

ワントーンカラーに統一したボディ、マットな質感のクリップが目を引きます。フォーマルなシーンで使えるデザインを踏襲しつつ、ビジネスカジュアルなどにも合わせやすいボールペンです。

 

片手でも操作しやすいように、ノック棒が落ち込まず流れるような機構になっており、スマートに使えます。

 

カラーは、ベージュ、ローズピンク、ダークネイビー、ブラック、スモーキーグリーン。従来のプライムシリーズからの特徴だという「高級感のあるラインアップ」はそのままに、さらに幅広くパーソナルなシーンも支える色展開です。

 

三菱鉛筆
ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式3色ボールペン
インク色:黒、赤、青
ボール径:0.5mm
軸色  :クラウディーホワイト、アイビーグリーン、コットンピンク、シトロンイエロー(継続)コージーブルー、ブリックオレンジ(数量限定)
参考価格:1本 2750円 (税抜 2500円)

 

ジェットストリーム プライム 3色ボールペン
インク色 :黒、赤、青
ボール径 :0.5mm/0.7mm
軸色0.5mm:ベージュ、ローズピンク、ダークネイビー/0.7mm:ブラック、スモーキーグリーン(全て継続)
参考価格  :1本 3850円 (税抜 3500円)

こんなサイズ欲しかった! 従来品の25%に小型化された「ウカンムリクリップぷち」

サンスター文具は、シリーズ累計販売数約115万個の「ウカンムリクリップ」から従来品の約25%の手のひらサイズになった「ウカンムリクリップぷち」を2024年12月下旬より発売します。カラーは全6色で、実売価格は各440円(税込)。

「ウカンムリクリップぷち」

 

記事のポイント

SNSでバズって大ヒットとなったブッククリップにぷちサイズが登場。手帳やメモ、小物類をまとめるのに便利なコンパクトサイズなので、大小を使い分けるのも◎。

 

2023年6月に発売された「ウカンムリ」の形が特徴のブッククリップは、漢字の部首「ウカンムリ」の形をそのままネーミングされたもの。軽い力でガバッと開く形状は髪留めのヘアクリップを参考に開発されており、クリップ部分が二股に分かれていることによって、本の背表紙を避けて留めることができます。厚手の教科書や参考書なども開いたまましっかり固定ができ、本の中央部分を挟まないので、ページの開き癖も軽減されます。

 

今回登場するのは、従来品の約25%に小型化されたぷちサイズのクリップ。手帳やメモを開いたままにできるので、中を見ながらの作業や、カードやレシートといった小さなものをまとめておくのに便利です。

 

挟む部分に設けられた大小ふたつの山型ストッパーでしっかりホールド。また、挟む部分の長さを従来品よりすこし伸ばしたことで、小さくても留めやすい作りになっています。

 

カラーはウォータリークリア・サイレントホワイト・ダークフォグ・ピーチベージュ・スモーキーソーダ・ナイトフォレストの6色。クリアタイプは挟んでも文字が透けて見えるので、クリップが邪魔しません。

ウォータリークリア

 

サンスター文具
「ウカンムリクリップぷち」
2024年12月下旬発売
実売価格:440円(税込)

【ロルバーン×JR東】東京駅110周年を祝うノートが12月10日発売

JR東日本商事は、ロルバーンとコラボしたノート2種を、同社が運営するTRAINIART等で2024年12月10日(火)より販売します。

 

記事のポイント

2024年12月20日で開業110周年を迎える東京駅が、人気のロルバーンとコラボしたノートを発売。Suicaのペンギンとのコラボバージョンでは、100周年の際に発売されたデザインを復刻しており、ロルバーンファン・Suicaのペンギンファンのどちらも見逃せない装丁になっています。発売はさいたま市大宮の鉄道博物館内のミュージアムショップや、東京駅内の東京ステーションギャラリー、公式ショッピングサイトの「TRAINIART JRE MALL」など一部に限られていますので、欲しい方はお見逃しなく!

 

ロルバーン東京駅丸の内駅舎デザインシリーズからは、好評となっている季節限定バージョンとして、冬仕様に夜の雪化粧をした東京駅丸の内駅前広場をデザインした「ロルバーン ポケット付メモ L 東京駅 丸の内中央広場/雪」(実売1050円/税込)が登場。

「ロルバーン ポケット付メモ L 東京駅 丸の内中央広場/雪」

 

ロルバーンロゴとリングはシルバーとなり、雪が降り積もる夜の東京駅をクラシックに仕上げたデザイン。雪夜のひんやりと澄んだ空気のなか、温かく照らされた東京駅丸の内駅舎と雪のコントラストが楽しめます。

 

Suicaのペンギンとのコラボシリーズからは、東京駅100周年の際に発売したデザインを「東京駅110周年版」として復刻リニューアルした「Suica のペンギン ロルバーン ポケット付メモ L 東京駅(110周年ver.)」(実売1050円/税込)が発売となります。

「Suica のペンギン ロルバーン ポケット付メモ L 東京駅(110周年ver.)」

 

赤レンガを連想させる表紙のカラーに描かれた駅舎とSuicaのペンギン、そして「TOKYO STATION 110 YEARS」の文字が入っています。中のメモが、両ページにSuicaのペンギンがいるデザインになっているのもポイント。

 

また、Suicaのペンギングッズとして、Suicaのペンギンと東京駅丸の内駅舎のチャームが特徴のイニシャルキーリングも発売となります。自分のイニシャルや、友人・大切な人、推しのイニシャルを選んだりと、特別なアイテムになること間違いなしのアイテムです。

Suica のペンギン イニシャルキーリング (東京)※画像は「A」

 

イニシャルは「A/H/K/M/N/R/S/Y」の8種類をラインナップで各1600円(税込)。

 

JR東日本商事
「ロルバーン ポケット付メモ L」各種
2024年12月10日発売
実売価格:1050円(税込)

芯の出し入れがクセになりそう! 高耐久かつ軽量なチタンボールペン「Bastion Slim Pen」

ライフエキスパートは、チタンボールペン「Bastion Slim Pen」を、Amazon、楽天市場にて販売しています。持ちやすいサイズで、高耐久性です。

 

記事のポイント

書き心地が良く、見た目も美しいボールペン。チタンは肌に触れても大丈夫で、サビにくく、傷もつきにくいという特徴があります。重いのでは、と心配になるかもしれませんが、32gと軽量で握りやすいサイズです。持ち運びにも難がありません。

 

全体(ボールペンのバネ・ゴム部分を除く)が非常に硬いチタン・Grade 5。ネジを緩めるまで継ぎ目が見えない、美しくなめらかな表面加工です。書き味もしなやか。

 

インク収納メカニズムに、ボルトアクション方式(ライフル銃で銃弾を装填する方式)を採用。 “ガチッ”という音がクセになるかもしれません。

 

ライフエキスパート
Bastion Slim Pen
価格:1万4800円(税込)

袋の開封をスムーズ化!プロ仕様の専用ツール「パッケル」の侮れない快適機能を解説

日常生活におけるイライラのひとつに、「自分の思った通りに食品パッケージが開かないこと」があるだろう。そもそも食品のフィルムパックやレトルトパウチ、袋菓子などを開けようと思うのは、空腹もしくはそれに近いときが多いはず。そのようなときに限って、例の「どこからでも開けられます」に騙され、切り込みからの開き口が大きくズレて、つまんで引っぱったところからフィルムがびよーんと伸びる。イライラが募って当然だ。

↑切り口からまっすぐ切ったつもりが、こんなことに……

 

もちろんハサミを使えば簡単。だがハサミよりも簡単に使えて、一瞬でパッケージの開封ができる専用ツールがあれば便利じゃないだろうか。

 

食品工場のカッターは、台所でも便利だった

そんなニッチな専用ツールがあるのか? と問われれば、もちろんある。一般的に「パックカッター」などと呼ばれており、例えば「和菓子工場であんこの5kg袋を開けて機械に投入する」といった場合に活躍するツールだ。

 

このパックカッターが、カッターナイフでお馴染みのOLFA(オルファ)からあらためて製品として発売されているので紹介しよう。

OLFA(オルファ)
パッケル
オープン価格(
実勢価格390程度・税別)

 

小型のトングのような形状の「パッケル」は、構造も使い方も非常にシンプル。パッケージの切りたい辺りを軽く挟み込み、そのまま横方向にスーッとスライドさせる。以上。これでパッケージがきれいに切り開かれて、開封完了である。

 

作業にかかる時間は、挟むのに1秒、スライドして切るのに1秒。さすが専用ツールだけあって効率の良さは圧倒的だ。

↑レトルトなどのパッケージをトング状のボディで挟んで、横に軽くスライドさせる

 

↑スパッときれいに開封完了

 

仕組みは、トングの内側に高さ2mmほどの高硬度ステンレス刃がついており、これを突き刺して切るという流れ。説明することもないほどのシンプルさである。

↑先端に備わった三角形のステンレス刃

 

使う際のコツは、まずトングで強く挟まないこと。フワッと押さえるぐらいの軽い力加減でないと、刃の先端がフィルムを大きく突き抜けてしまい、逆に切りにくくなってしまうのだ。

 

↑ハサミでは柔らかすぎて切りづらいポリ袋も簡単にカット。切れ味はとても優秀だ

 

↑指置きにある><マークは、刃の位置を示すガイドとなっている

 

もうひとつ、開封時はパッケージの端ギリギリを狙わないこと。端から数mm~1cmほど内側に入った辺りから挟んで切ることで、切り端をパッケージから切り離さずに残すのがポイントなのだ。これによって切り端が食品の中に落ちて混ざってしまう、いわゆる異物混入トラブルを防ぐことができるというわけで、食品工場などでは必ずそうするように指導されるのだとか。

 

当たり前ながら自宅でも異物混入は起きないほうがいいし、パッケージを捨てるときも、切り端がついたままの方が手間が少ないというわけ。

↑端を完全に切り落とさないことで異物混入を予防し、ゴミ捨てもしやすい

 

↑本体後端の穴は、S字フックにかけたり、ストラップで吊すなどの保管に役立つ

 

↑汚れは水洗いでオフ。あとは水気をしっかり拭いておこう

 

汁跳ねなどで汚れた場合は、そのまま水をかけて洗えばOK。ただし刃の固定に接着剤を使用しているようなので、高温となる食洗機は使わない方が安全かもしれない。また、刃の切れ味を長持ちさせたいのであれば、紙類を切るのも避けた方がいいだろう。

 

紙の繊維はフィルムよりもはるかに硬いので、高硬度ステンレス刃とはいえ、切り続けるとどうしても鈍ってしまう。替え刃交換不可の使い捨てタイプなので、できるだけ長持ちさせるように使うことをオススメしたい。

豆腐のパックがスムーズに開けられるパックカッター

ちなみに我が家では、「パッケル」より前から専用のパックカッターを使用していたので、そちらも一緒に紹介しておこう。曙産業の「パックと袋のカッター」である。 

曙産業
パックと袋のカッター
590円(税別)

 

↑いちいち手で開けるよりも圧倒的にラクなので、一度慣れるともう手放せなくなる

 

基本的に“トングで挟んで内側の刃で切る”という構造は同じで、使い勝手もほぼ変わらない。ただちょっとユニークなのが、本体下部をスライドさせる「パックカットモード」。これは、豆腐や茶碗蒸しなどのパックをスムーズに切り開くためのモード。

↑白いパーツを手元側にスライドさせて、パックカットモードに変形

 

↑開けづらい豆腐の充填パックも、フチからきれいに開封できる

 

下部の白いパーツを内側に押し込んでやると、相対的に刃が飛び出したようになる。この状態で豆腐パックのフチに刃を突き刺して、そのまま全周をぐるーっと切り開くと開封完了。「そんなの包丁で切って開けるよ」という人もいるだろうが、やってみると、さすが専用ツールのほうがかなりスムーズだ。

↑マグネットでくっつけておけると定位置が決めやすく、使いたい時にサッと手が届くのがメリット

 

また、底部裏側にはラバーマグネットが付いており、冷蔵庫などにペタンと貼り付けておけるのもありがたい。小さいとはいえ刃物だけに、なるべくあちこちに放置せず、使ったらそのつど定位置に戻すほうが良いのである。

 

ただし、「パッケル」「パックと袋のカッター」ともに、刃はトングの内側にあるとはいえ、決して手に触れない位置ではない。むしろ刃が見えづらいだけに、うっかり手指に当たって怪我をする可能性だってある。特に小さな子どものいる家庭では、手の届く場所に置かないように気をつけたほうがいいだろう。そういったところにさえ注意できれば、家事におけるささやかな手間とイライラが解消できる快適ツールとなるはずだ。

 

付箋メモを一覧できる情報集約ボード…共栄プラスチック「フセンボード」が意外と便利だった

デスクワーク中にメモを取る際、筆者は付箋を使うことが多い。どうにも物忘れが激しいため、書き留めた内容がいつでも視界に入るように周囲に貼っておき、ことあるごとに思い出せるようにしたいのだ。基本的には仕事場で使っているPCのフチに貼ることが多いが、情報を持ち出したいときはスマホの裏側や、外出時に携帯しているノートに貼る場合もある。

 

とはいえ、あちこちに貼っていると情報が分散するし、どこに何を貼ったのかが思い出せなくなりそうだ。そこで「付箋の貼り場所」を統一するべく、使えそうなツールを探していたら、携帯タイプの付箋用ボードに行き当たった。要するに、単に付箋を貼っておくだけのシンプルな板ではあるが……ちょっとした工夫も施されており便利そう。さっそくレビューしてみよう。

 

場所を選ばず付箋メモを貼れる情報集約ボード

共栄プラスチックの「フセンボード」は、正直特段のひねりもなく、ただ付箋を貼っておくことに特化した携帯用ボードだ。本体はスチールシートをPP合紙で包んで製本したように畳んだもので、見た目の印象よりはかなりガッチリとした重さと手触りがある。

共栄プラスチック
フセンボード
900円(税別)

 

畳んだ状態での大きさは120mm×160mmで、B6サイズより一回り小さい程度。使用時は、不意に開いてしまうのを防ぐゴムバンドを外し、パタパタと広げて折り返すと、ボード面が前面に立ち上がった自立型ボードに変形する。

 

このボード面に付箋を貼って持ち歩き、必要な時に立ててやれば、大事な情報が常に視界に入るようにしておけるというわけ。

↑ゴムバンドを外して開いたら、中面のボードを立てて折り返す

 

↑自立して、付箋を貼り付ける用のボードに変形完了

 

筆者は、冒頭でも述べた通り物忘れが激しいので、例えば出先でPCを開いて作業をする場合、始める前にいちいち「えーと、まずなにをすればいいんだっけ」と仕事の組み立てを考え直すことがよくある。しかし、ToDoや作業に必要なメモをまとめて貼ってあれば、目の前に「フセンボード」を立てるだけで素早く実作業に戻ることができて、効率的なのだ。

↑必要な情報がまとめて視界に入るのはかなり便利。不要になったメモは剥がして即捨ててしまえば情報の取り違えも起きにくい

 

付箋は基本的に糊面が片側にあるため、糊のない側がヒラヒラと浮いてしまう。そうすると書いた内容が見づらいし、そこから剥がれ落ちたりということもよくある。

 

そこで便利なのが、付属のマグネットチップだ。ボードの内側にはスチールシートが入っているため、マグネットがくっつく。

↑付箋の端が浮かないように、付属のマグネットチップで押さえて安定感アップ

 

付箋の糊がついていない側にマグネットチップを貼ってやれば、浮き止めになって見やすい。また、表紙を閉じて付箋を貼ったまま持ち歩くにも、マグネットで固定してあれば勝手に剥がれ落ちにくいという仕掛け。

 

↑マグネットチップは大小合わせて17枚が付属

 

↑普段は必要なだけ小チップを隅に貼って持ち運べばOK

 

ただ、マグネットチップが貼り付くのは付箋を貼るボード面だけなので、全てのチップをまとめて携帯しようとすると、付箋を貼る場所がなくなってしまう。一番小さなサイズチップを4~6個隅に貼って持ち歩くのが実用的で、ちょうどよさそうに感じた。

 

やや使いにくさはあるが、それでも使いこむ価値はある

ボード面は、75mm×25mmの付箋を横に2列・縦に4行並べて貼ることができるサイズ。基本的にはメモ貼りスペースとして使うのが良さそうなので、50mm幅ではなく75mm幅の付箋を必要に合わせて使い分けるのが良さそうだ。

 

例えば、ちょっとしたメモやToDoは75mm×25mm、もう少し複雑な内容を書き残すには75mm×50mmの付箋……といった感じだろうか。

↑75mm×25mmと75mm×50mmの組み合わせが使いやすい

 

未使用の付箋はボードの内側に貼ってストックしておくことはできるが、あまり多くは持ち歩きづらいだろう。必ず付箋と組み合わせて使うものだけに、ストック問題はなにか別口で解決したほうが良いかも知れない。

 

筆者の場合は、無印良品のピルケースを改造した付箋携帯ケースと一緒に持ち歩いている。やはり各100枚ずつぐらい携行できないと、運用上の不安はあるからだ。

↑自作の付箋ケース。積極的にボードを使うならこれくらいの量は必要になってくる

 

↑スマホを立てかけてスタンドとして使うことも可能

 

マグネットチップや付箋の携行に別途の工夫が必要など、正直なところ、万全に便利なツールとは言い難い。

 

しかし、筆者と同様に付箋をメモ代わりに使っている人にとっては、その工夫を施してでも使う価値はありそう。うまく使いこなす技術さえあれば、作業効率の伸びしろは十分に見えるので、個人的にはもうちょっとじっくり使い込んでみたいツールである。

 

勉強や読書のお供に! 手元だけ照らすLEDライト付きクリップ「テラスノ」

サンスター文具は、暗い場所でも手元だけをそっと照らしてくれるひかるクリップ「terasuno(テラスノ)」を2024年11月下旬より発売いたします。カラーはホワイト、グレー、ピンク、ブルーの4色。実売価格は990円(税込)。

ひかるクリップ「terasuno(テラスノ)」

 

記事のポイント

今年3~5月に開催された文房具アワード「文房具総選挙2024」で大賞に輝いたのは、サンスター文具のブックストッパー「ウカンムリクリップ」でした。そのサンスター文具から、同じく“クリップタイプの読書ツール”として今回登場したのがこちら。本やノートを挟んだクリップ本体にLEDが仕込まれたいわば読書灯で、読んだり筆記したりする部分をやさしく照らしてくれます。筆記具が話題になることが多い大人向けの文房具市場にあって、実は読書ツールはアイデア商品が次々と登場する、もうひとつの注目ジャンルといえるでしょう。

 

ブッククリップにライトをつけた「テラスノ」は、「暗い中で一生懸命勉強をしている人の未来を明るく照らすように」との願いを込めてと命名されたもの。暗いカフェなどでの勉強や、暗い倉庫での作業、子どもを寝かせたあとの読書タイムなど、屋内・屋外問わず様々な場所で使えます。

 

手元の狭範囲だけを照らせるようになっており、暗い場所でも周囲の邪魔にならない設計になっています。ライト部分は角度の調整もできるように可動式になっており、最大でA5サイズの本が読める角度と明るさになっています。クリップは最大約4cmと大きく開くので、厚めの本や参考書などにも挟むことも可能です。

 

明るさにこだわった昼光色と温白色の2種のLEDライトで、目にやさしい5000ケルビン相当の明るさを表現。文字を読むのに最適な明るさとなっています。LEDライトの連続使用時間は最大約30時間(単4アルカリ乾電池2本使用)。

 

サンスター文具
ひかるクリップ「terasuno(テラスノ)」
2024年11月下旬発売
実売価格:990円(税込)

コクヨ「Sooofa(スーファ)」でメモは全部賄える!机上でも携行時も絶妙にハマる新サイズとソフトリングのなせる技とは?

以前、この連載で「高機能な小型ノート」として、コクヨ「Sooofa」のB6変形サイズを紹介した。ノートとしてはコンパクトで携帯性に優れ、かつワイドサイズだから紙面がほどよく広くつかえ、さらにソフトリングだからリングに手が乗っても痛くない。それ以外にも細かな工夫があちこちに盛り込まれており、使い勝手はかなり高め。筆者もお気に入りのミニノートとして、常にカバンの中に放り込んでいるほどである。 

 

その「Sooofa」に、この秋新たに新サイズ2種がラインナップされた。 より小ぶりなA6変形とA7変形ということで、“適度に紙面が広いミニノート”という従来の使い方にはちょっとコンパクト過ぎるが、しかしあらためて関わり方を変えてみると、想像していた以上に便利に使えるように感じたのだ。

 

変形判ということでやや特殊なサイズではあるが、だからこそ「こうやって使うと実用性高いぞ!」という辺りを提案してみたい。 

 

ソフトリングとサイズ感で輝く快適メモ 

コクヨお馴染みの樹脂製ソフトリングを採用した「Sooofa」といえば、もともとは2021年に発売されたA5変形/B6変形判のミニノートのシリーズ。 定型よりもそれぞれ1mmほどワイドサイズで、ミニノートにありがちな「もうちょっと書くスペースが欲しい」という欲求をうまく昇華したのが、最大のポイントと言える。 

 

で、そのワイド判という特徴は残しつつサイズをよりコンパクトにしたのが、今回の「SooofaA6変形/A7変形判というわけだ。  

コクヨ
ソフトリングノート<Sooofa(スーファ)> A7変形判
ソフトリングノート<Sooofa(スーファ)> A6変形判
400円/640円(税別)

 

区分としては、A6はソフトリングノート、A7はソフトリングメモということになっているが、使ってみた体感としては、A6サイズもノートというには少し面積が足りない感じ。どちらかというと大きめのメモとして考えた方が、扱いやすいのではないだろうか。

 

実際、A6変形という正方形に近い判型は、“卓上メモ”としてかなり輝くと思うのだ。 

 

↑普通の卓上メモより大きめ、小型ノートより小さめ、という絶妙のサイズ感。仕事のメモをがっつり取るのにちょうどいい

 

仕事で卓上メモを使う場合、ToDo管理をしたり、電話で受けた伝言を書き留めたり、というのが一般的だろう。筆者はそれに加えて、製品の単価や紙面に入る文字数など、ちょっとした計算をすることが多い。 

 

これらの計算はあとから確認・参照する可能性が高いが、とはいえパッと見にはなんの数字か分かりづらい。そういうのがToDoや伝言メモに混じってしまうと、あとあと混乱の元になってしまうのだ。 

 

↑ワイド判だけあって、左右にも情報が分割できるのがポイント

 

だが横幅の広いワイド判であれば、紙面の端の方で計算することで、他の情報とのコンタミネーションを防ぎやすい。 また、ちょっとした空き時間にメモにいたずら書きをすることもあるだろうが、普通の卓上メモより広めの紙面のおかげで、そういった無駄書き込みにも使えるマージンは大きい。 

 

デスクの面積は食ってしまうが、しかし気軽なメモとして使うのに、このサイズ感はかなり面白かったのだ。 

 

↑見開きにしたA7サイズをでキーボード下の隙間に納めれば、空きスペースの有効活用に

 

そしてA7サイズの方も、もちろん卓上に置くべき。見開きで横長にすれば、最近すっかり定番化した“キーボード下の空き地”にジャストフィットである。 

 

この手の横長メモはどうしても真ん中に手が乗り上げてしまうので、無線綴じが一般的。リングメモでは使いにくかったのだが、ソフトリングであればそんな心配は無用というわけ。 

 

↑マイクロミシン入りで、軽い力でピリリッとページ切り取りが可能

 

また、A6A7とも用紙のリング脇にミシン目が入っているため、伝言メモを切り取って相手に渡す、といった使い方も可能。 この辺りも卓上メモとしては定番の使い方なので、ありがたい機能と言えるだろう。 

 

デスクと手元を自由に行き来する“どこでもメモ”が便利! 

とはいえ、卓上メモとして使うだけであれば、こういったリング綴じはそもそも不要。 A6/A7「Sooofa」が最も輝くのは、卓上メモとハンドメモを兼用する“どこでもメモ”としてなのだ。 

 

↑PP製の表紙はしっかり厚みがあるため、手持ちの安定感も十分

 

営業職など外に出る前提の仕事なら、情報の集約は手帳で行うのが便利。しかしオフィス内または在宅ワークがメインの場合は、卓上メモ+カレンダーアプリでスケジュール管理までまるっと賄えてしまう場合もある。 であれば、たまに外に出る必要があった場合の情報ツールは、卓上メモをそのまま外まで持ち出せた方が無駄もなく、確実に使いやすいはずだ。 

 

↑表紙の切り欠きはペンクリップを挿しておくためのもの。これのおかげでペンが表紙からズレ落ちにくいので、地味にありがたい

 

そもそもA6サイズは、「Sooofa」定番の表紙ゴムとペンホルダー切り欠きが付いており、最初から携帯する前提の仕様である。 切り欠きにペンのクリップを引っ掛けてしまえば、後付けのペンループなどは使わずともペンとセットで持ち運びが可能。ソフトリングにはペンをぶら下げておきづらいので、これはマストな装備と言える。 

 

表紙のゴムバンドは、携帯時にカバンの中で勝手に開かないようにするためのもの。ページの破れ・折れ曲がりを防ぐためには、これも無いと困るレベルの必須装備なのだ。 

 

↑ページが汚れたり折れないように保護する、表紙固定用ゴムバンド

 

もうひとつ、外で使うのときにありがたいのが、裏表紙(表3)に備えたクリアポケットである。 レシート・領収書や名刺といった細かな紙片を紛失しないよう保管できるため、これがかなり重宝する。 

 

このポケットのフチは少し折れて浮き上がっており、ポケットの端をめくり上げずとも、横から紙片を挿し込むだけでスッと簡単に収納できるという加工が施されている。地味で気付きにくいが、実際に使うと思わず「わー、助かる!」と声が出るほどの使いやすさだ。 

 

↑A7のポケットは、名刺やちょっとした紙片の携帯に重宝する

 

このように、メモとして一冊で内・外どちらでも使いやすい工夫がされていれば、便利なのは間違いなし。 何より手帳代わりのハンドメモと卓上メモが分かれないことで、情報が分散せずまとまってくれるというのも大きなメリットである。 

 

手帳ほど使いこなしの技術が必要なわけでもなし、内勤・在宅メインで卓上メモを使う習慣のある人なら、おそらく導入するだけで情報の整理がぐっとラクになるので、一度使ってみてほしい。 

 

生活に寄り添う「JETSTREAM」はいかが? 一部数量限定で「優しいカラー」のラインナップ発売

三菱鉛筆は、より“かろやか”な書き心地を特徴とした「JETSTREAM Lite touch ink(ジェットストリーム ライトタッチインク)」搭載モデル「JETSTREAM シングル(Lite touch ink搭載)」「JETSTREAM 多機能ペン 4&1(Lite touch ink搭載)」の新軸色を一部数量限定で発売します。

↑左から「JETSTREAM シングル(Lite touch ink搭載)」ライトイエロー、フォレストブルー(継続)ソフトブラウン、ウォームピンク(数量限定)
「JETSTREAM 多機能ペン 4&1(Lite touch ink搭載)」ミッドナイトネイビー、ココアブラウン、ビターオレンジ、クリアピンク(数量限定)

 

記事のポイント

新軸色は、肩の力を抜いて、自分らしく、自由で心地よい日々を過ごしたいという気持ちに寄り添う優しいカラーラインアップ。ナチュラルでやわらかい色合いが自然と日常に溶け込み、リラックスしたひとときを演出するといいます。

 

JETSTREAM Lite touch ink(ジェットストリーム ライトタッチインク) とは?

『JETSTREAM Lite touch ink』は、従来のジェットストリームのインクと比較し、さらに筆記抵抗を減らし、より“かろやか”な書き心地を実現した新インク。またインクのボテ(*1)や紙すべり(*2)をさらに改良し、よりストレスの無い安定した筆記を提供するとのこと。

*1 ボテ:ボールを保持する部品の端に生じるインク溜まりが、紙に付くこと。
*2 紙すべり:紙質などの条件により、ボールがすべり筆記しにくい現象。

 

■自分らしく自然体でリラックスしたシーンを表現したボディカラー

自分らしく自然体で心地よく生活したい気持ちに寄り添う優しいカラーを表現。ナチュラルでやわらかい色合いが生活になじみ、リラックスしたパーソナルなシーンに寄り添う製品だといいます。既存の「JETSTREAM シングル(Lite touch ink 搭載)」 より、ライトイエロー、フォレストブルーを継続品として発売することで、軽やかでプレーンなラインアップの中にさりげない華やかさを加えます。

 

■現代のニーズに合わせたプレーンでシンプルな単色ボールペン

「誰にとっても、普通に使いやすい」設計を突き詰めた3つの特徴を持つとのこと。

ノック機構:筆記時の微細な振動や異音を抑える機構を搭載し、心地よい使用感を提供。
クリップ:折れにくさと手帳やポケットに収まりのよい形状を追求し、パーソナルなシーンに最適。
ボディ:先端までラバーで覆われた先軸は、機能性とシームレスなデザインを両立。

 

■ボールペン4色とシャープ機構を併せ持ち、どこでも持ち運びやすい4&1

1本でマルチに使える「多機能ペン 4&1」も、「使いやすさ」を追求。

ボディ:従来の多機能ペンより軸の全長を短くすることで、現代のパーソナルなシーンになじみ、小さな手帳などに合わせやすくなっている。
ノック部:カラー表示はノック部分全体ではなく、ユーザーから見える位置のみに絞ることで、デザイン性と利便性を両立。
シャープ機構:後端のキャップをノックして芯を繰り出すことができる機構により、感覚的にもノックがしやすく利便性が向上。

 

JETSTREAM シングル(Lite touch ink 搭載)
インク色:黒/ボール径:0.5mm/軸色:全4色

参考価格:1本 220円(税込)

 

JETSTREAM 多機能ペン 4&1(Lite touch ink 搭載)
インク色:黒・赤・青・緑/ボール径:0.5mm/シャープ芯径:0.5mm/軸色:全4色

参考価格:1430円(税込)

 

丸善155周年記念コラボ! 丸善ジュンク堂書店×ロルバーンのノートが11月27日発売

丸善ジュンク堂書店は、デルフォニックスとのコラボレーションによる「ロルバーン ポケット付メモ L」を、2024年11月27日より全国の丸善ジュンク堂書店(一部店舗を除く)で販売します。

 

記事のポイント

丸善の歴史を感じさせる、どこかレトロなデザインと、ロルバーンらしいポップさが合わさってモダンな仕上がりに。どちらのデザインにするか迷われた方は、両方購入するのをオススメします!

 

丸善ジュンク堂書店とデルフォニックスのコラボレーションは4回目となり、今回は丸善の創業155周年および丸善 丸の内本店20周年を記念した2種類のオリジナルデザインが展開されます。

 

2024年の丸善創業155周年を記念したデザインです。原案は2020年発売の「日本橋店煉瓦 Since1910」で、日本橋社屋の「昼」の様子が描かれていますが、今回発売の「社屋」は、日本橋社屋を「夜」のイメージで丸善のアイコンであるフクロウが佇むデザインとなっています。建物の煉瓦色と夜の濃紺色、窓灯りの黄色など、「色」が楽しめます。

 

2024年の丸善 丸の内本店20周年を記念したデザインです。本棚の中に若檸檬を配置し、檸檬が成熟していくように、手にした方が成長し飛躍していけるようにという想いが込められています。明るい本棚のデザインの為、ビジネスからカジュアルまで、幅広く使えます。

 

【2020年9月発売のコラボ第3弾のデザイン(すでに完売)】

 

丸善オリジナル「ロルバーン ポケット付メモ L」商品概要

・サイズ:縦182×横143×厚み15mm
・ページ数:140
・価格:990円(税込)
・仕様:5mm方眼、切り離しミシン目付、PPポケット5枚付

 

【販売店舗(全国78店舗)】

北海道・東北

MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店、ジュンク堂書店 旭川店、函館栄好堂 丸井今井店、ジュンク堂書店 盛岡店、ジュンク堂書店 秋田店、丸善 仙台アエル店、ジュンク堂書店 郡山店

関東(東京を除く)

丸善 スマーク伊勢崎店、丸善 ジョイホンパーク吉岡店、丸善 日立店、丸善 水戸京成店、ジュンク堂書店 エミテラス所沢店、丸善 浦和伊勢丹店、丸善 川越丸広店、丸善 桶川店、プレスアミ ワカバウォーク店、丸善 津田沼店、丸善 舞浜イクスピアリ店、ジュンク堂書店 南船橋店、丸善 ユニモちはら台店、丸善 ラゾーナ川崎店、丸善 横浜みなとみらい店、丸善 日吉東急アベニュー店、HAMARU ラクシス フロント店、ジュンク堂書店 藤沢店

関東(東京)

丸善 丸の内本店、丸善 日本橋店、丸善 有明ワンザ店、丸善 有明ガーデン店、丸善 お茶の水店、丸善 メトロ・エム後楽園店、丸善 アトレ大森店、丸善 多摩センター店、丸善 立川伊勢丹店、ジュンク堂書店 池袋本店、ジュンク堂書店 立川高島屋店、ジュンク堂書店 吉祥寺店

北陸・東海・中部

ジュンク堂書店 新潟店、 丸善 松本店、丸善 岐阜店、丸善 名古屋本店、丸善 アスナル金山店、丸善 ヒルズウォーク徳重店、丸善 イオンタウン千種店、丸善 アピタ知立店、ジュンク堂書店 名古屋栄店、ジュンク堂書店 名古屋店、丸善 プライムツリー赤池店、丸善 四日市店

近畿

丸善 京都本店、ジュンク堂書店 滋賀草津店、ジュンク堂書店 大阪本店、ジュンク堂書店 難波店、ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店、ジュンク堂書店 松坂屋高槻店、丸善 髙島屋大阪店、丸善 高島屋堺店、丸善 八尾アリオ店、丸善 セブンパーク天美店、ジュンク堂書店 三宮店、ジュンク堂書店 三宮駅前店、ジュンク堂書店 西宮店、ジュンク堂書店 舞子店、ジュンク堂書店 姫路店、ジュンク堂書店 橿原店

中国・四国

丸善 岡山シンフォニービル店、丸善 さんすて岡山店、ジュンク堂書店 広島駅前店、丸善 広島店、丸善 広島三越店、ジュンク堂書店 高松店、ジュンク堂書店 松山三越店

九州・沖縄

ジュンク堂書店 福岡店、丸善 博多店、丸善 リバーウォーク北九州店、ジュンク堂書店 鹿児島店、丸善 鹿児島山形屋店、ジュンク堂書店 那覇店

 

丸善ジュンク堂書店
丸善オリジナル「ロルバーン ポケット付メモ L」
2024年11月27日発売
実売価格:990円(税込)

1位は“洗えるハサミ”! コクヨが「今年自分で買って良かった文具」ベスト3を発表

コクヨは、文具のプロであるコクヨのステーショナリー事業の社員を対象に「今年自分で買った“No.1”に良かった文具」および、コクヨ社員が選ぶ「ギフトに贈りたいコクヨ文具」に関するアンケート調査を実施。それぞれ上位3位までの商品を発表しました。

 

記事のポイント

文具のプロが「自分で買って良かった文具」や「ギフトに贈りたいコクヨ文具」として選んだアイテムはどれもクオリティが高く納得がいくものばかり。家族や友人へのプレゼントに悩んでいる方は参考にしてみてはいかが?

 

「今年自分で買った“No.1”に良かったコクヨ文具は?」との質問では、1位が今年発売された「洗えるハサミ〈サクサ〉(キッチン・食洗機対応)」(7名)、2位が同率で「ソフトリングノート」(6名)と「測量野帳/野帳」(6名)、3位が昨年の発売から根強い人気の「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>」(5名)となりました。

アンケート対象:コクヨ ステーショナリー事業に関わる社員 103名
時期:2024年10月29日(火)~11月1日(金)実施

 

自分が買ったなかでNo.1だった文具1位の「洗えるハサミ〈サクサ〉(キッチン・食洗機対応)」は、5つ星評価でオール5の評価を獲得。「子供が食材を切る時、従来のハサミより切れ味がよく驚いていた。」「お肉や野菜がしっかり切れて、料理のストレスが減った」などの声がありました。

洗えるハサミ〈サクサ〉(キッチン・食洗機対応)

 

年代別に見ると20代には「洗えるハサミ〈サクサ〉」や「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>」などの新商品が人気で、「ソフトリングノート」や「測量野帳/野帳」はシリーズ展開の豊富さや、デザインも様々なことから社員の中でも各世代で高い支持を得ています。

 

「自身の職種ならではの目線から見た商品の魅力」についての質問では、「洗えるハサミ<サクサ>(キッチン・食洗機対応)」に対して「これまでも販売していたハサミを、「洗う」というシーンに再展開している」という点に同じ企画職として、刺激を受けたというコメントや、ランク外ではありますが「ペルパネプ(ドイツ装ノート)」という高級ノートへのコメントとして「唯一無二の特漉き(とくすき)原紙のザラザラ中紙で360度折り返せるハードカバー表紙のドイツ装の組合わせが良い」など、こだわりや専門だからこその声もありました。

 

コクヨ社員が選ぶギフトに最適な文具の1位はあの“文鎮”

社員が「ギフトに贈りたいコクヨ文具」1位は、今年発売でSNSでも話題になった「本に寄り添う文鎮」(12名)です。2位は、こちらも書き心地への反響が大きかった高級筆記具「KOKUYO WP(ファインライター/ローラーボール)」(9名)、3位は自分で今年買った文具の3位にも選ばれた「ソフトリングノート」シリーズ(8名)という結果になりました。

アンケート対象:コクヨ社員 135名
時期:2024年10月29日(火)~11月1日(金)実施

 

1位の「本に寄り添う文鎮」は、両親、友人、子どもや孫、姪っ子、甥っ子などの親戚へ、と幅広い年齢層へのギフトとして選ばれました。具体的な想定としては、両親へのプレゼントとして「読書や脳トレ系の雑誌に使ってほしいと思ったから」や自分自身へ「単純に自分が欲しい。本を開いたまま別のことをしたい時に使えると思う」などのオススメの声がありました。

本に寄り添う文鎮

 

一方、2位の高級筆記具「KOKUYO WP」は、両親や友人、働く弟へなどお祝いやエールの気持ちを込めたギフトとして選ばれました。こちらの選定理由としては、両親へ「書いた瞬間から「あっ」と驚く、説明不要な価値だから」、弟へ「営業職で働いているので、格好いいペンを持ってほしいので。2児のパパとして実直に頑張ってもらいたい気持ちもこめて」とエールを送るなどの理由もありました。

 

3位の「ソフトリング」シリーズは、あまり気負わずに軽いプレゼントとしてあげることを想定して選ばれました。友人へのプレゼントとして「とにかくソフトリングは使いやすい!大人になると文具を買う機会が少なく情報に触れる機会も少ないので一度使ってもらって良さを知ってほしいから」「オフィスで機能性&デザイン性でギフトとしてぴったりなので」と純粋に使いやすさを共有したいとの想いもあるようです。

持ち歩くのが楽しくなる! ポルジョ×フリクションコラボのペンが限定発売

パイロットコーポレーションは、消せるペン「フリクション」シリーズとフランスのファッションブランド「PAUL & JOE」のステーショナリーライン「PAUL & JOE La Papeterie (ポール & ジョー ラ・パペトリー)」とのコラボレーション企画として、「フリクションシナジーノック PAUL & JOE La Papeterieコラボ」とオリジナルノート「ミニノート・B7変型 PAUL & JOE La Papeterie コラボ」を11月29日より数量限定で発売します。実売価格はペンが385円、ノートが1100円(いずれも税込)。

 

記事のポイント

人気ブランド「PAUL & JOE」のステーショナリーラインとのコラボ商品は、ブランド独自の世界観を表現した多幸感のあるデザインに仕上がっています。見て、書いて、持ち歩いて楽しいをテーマにしたペンとノートは、使うたびにちょっと幸せな気分にしてくれそう。数量限定発売なので、気になる方はお早めにチェックしてみてください。

 

今回の「PAUL & JOE La Papeterie」とのコラボレーションでは「見て楽しい、書いて楽しい、持っていることが幸せ」をコンセプトに、「PAUL & JOE」のアイコニックなモチーフである“クリザンテーム(西洋菊の一種)”やパリジェンヌスタイルの猫“ヌネット・イン・パリス”、ふわふわの雲の上で夢見心地な猫“ドリーミング・ジプシー”をボディにデザインしています。

 

「フリクションシナジーノック」は、細書きでありながらペン先の強度が高く、かつ、ペン先への安定したインキ供給が可能なパイロット独自開発のペン先「シナジーチップ」を採用した「フリクション」シリーズの最新モデルです。書き出しが良く、なめらかに書ける特徴を持ち、授業のノートやメモ・手帳など細かい箇所への筆記に適しています。今回のコラボ商品では、「フリクション」シリーズ最細となるボール径0.3mmと、0.4mmの2タイプを展開します。

 

0.3mmでは“クリザンテーム”をデザインしたアイボリー、ピンク、セラドングリーンの計3種のボディを展開します。0.4mmでは、“クリザンテーム”のアイボリー、レモンイエロー、バイオレットの3種と、フランスのトリコロールカラーをイメージしたブルーのボディに“ヌネット・イン・パリス”をデザインしたものと、雲の上をイメージしたスカイブルーに“ドリーミング・ジプシー” をデザインした計5種のボディを展開します。

「フリクションシナジーノック PAUL & JOE La Papeterieコラボ」

 

また同時発売のB7サイズのミニノートは、“クリザンテーム”のアイボリー、セラドングリーンとブルーの“ヌネット・イン・パリス”の3柄で展開します。ノート中面には、なめらかで上質な書き心地と書いた文字が見やすく、インキの色が美しく映える“白さ”を特徴としたデザインステーショナリーメーカー、マークスのオリジナル手帳用紙「NEO AGENDA(ネオ・アジェンダ)」を使用しています。

「ミニノート・B7変型 PAUL & JOE La Papeterie コラボ」

 

パイロット
「フリクションシナジーノック PAUL & JOE La Papeterieコラボ」
2024年11月29日発売
実売価格:ペン385円、ノート1100円(いずれも税込)

これが「未来的」なボールペンか……! 二重構造が目を引く、サクラクレパス「SAKURA craft_lab 009」

サクラクレパスは、回転式単色ゲルインキボールペン「SAKURA craft_lab 009」を2024年12月中旬に発売します。

 

記事のポイント

無駄のないミニマルなシルエットでありつつ、「未来的」なデザインが印象的なボールペンです。3Dフォトエッチングを施したボディは、グリップ感が高いため、書き味も良いそう。標準搭載のインキ色はブラックですが、別売りでブルーブラック、ブラウンブラックなど、さまざまなカラーリングが用意されています。

 

SAKURA craft_lab 009は、「未来的な未来を、描く。」がコンセプト。ステンレスとアルミ、真鍮の二重構造による未来的なデザインが特徴です。外軸に3Dフォトエッチング加工(穴開け)を施すことで細かい穴を開け、内軸のアルマイト色が覗けるようになっています。

 

ボール径は0.5mm。サイズは全長140mm、軸径11mmで、重量は約30g。軸色は2種類。インキ色は標準搭載がブラックで、別売でブラック、ブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラック、 グリーンブラック、漆黒を用意します。

 

 

↑頭冠にはサクラマークの印字があります

 

サクラクレパス
SAKURA craft_lab 009
価格:1万6500円(税込)
別売レフィル(替え芯)/ 「漆黒」のみ 275円(税込)、それ以外は 220円(税込)

クリスマスの華やかな雰囲気をイメージしたパイロット「アクロ クリスマスマーケット」

パイロットコーポレーションは、ヨーロッパ各地で愛され続ける伝統的なクリスマスのイベント「クリスマスマーケット」をテーマにした油性ボールペン「アクロ クリスマスマーケット」を11月より順次発売します。実売価格は550円(税込)。

 

記事のポイント

“クリスマスマーケット”と“ビンテージアイテム”をテーマにしており、クリスマスならではの華やかさがありつつもクラシックな雰囲気のデザインに仕上がっています。いずれも数量限定なので、お気に入りの柄を見つけた方はお早めに!

 

クリスマスマーケットは、ドイツやオーストリアを中心にヨーロッパの各地で11月末頃から開催される伝統的なお祭りで、2000年代に入ってからは日本でも各地で開催されるようになりました。街の中心にある広場には、クリスマスグッズや料理を扱う屋台や店舗が多数集まり、その周囲にはクリスマスツリーやイルミネーションも飾られ、華やかな雰囲気が広がります。

 

今回パイロットが発売する「アクロ クリスマスマーケット」では、クリスマスマーケットで売られているビンテージアイテムをイメージし、描き下ろしたオリジナルデザインを展開。デザインは「ドレスの端切れ」、「星のイヤリング」、「マグカップのかけら」、「チェックの靴下」、「忘れ物のハンカチ」、「燕のブローチ」の6柄をラインナップします。

「アクロ クリスマスマーケット」全6柄

 

それぞれのデザインに物語性が付与されており、「忘れ物のハンカチ」は「別れ際に誰かがふったチェック模様のハンカチ」、「ドレスの端切れ」は「遠い昔の誰かが着ていたクリスマスローズの模様のドレスのひとかけ」など、デザインに秘められた物語を想像して楽しむことができます。

 

「アクロ」シリーズは、濃くクリアな筆跡となめらかな書き味、カスレのない書き出しの特徴を持つ油性ボールペンです。一般的な油性インキに比べてインキの粘度を約1/5に抑えた低粘度油性インキを採用。また、潤滑剤の配合によりペン先でのボールの摩擦抵抗を低減することで回転がスムーズになり、なめらかな筆記とカスレのない濃い筆跡を実現するとともに、油性インキならではの優れた耐水性も兼ね備えています。

 

インキ色は黒で、ボール径は手帳やメモ書きなどに最適な極細0.5mmを採用しています。

 

パイロット
「アクロ クリスマスマーケット」
2024年11月発売
実売価格:550円(税込)

数量限定「カリモク家具」と「ジェットストリーム」コラボ第2弾! 「大人の積み木」がテーマの多機能ペン

三菱鉛筆は「ジェットストリーム」シリーズから、多機能ペン「JETSTREAM × karimoku 多機能ペン 4&1」を、11月5日に数量限定発売します。カリモク家具とのコラボレーション第2弾です。

↑「JETSTREAM × karimoku 多機能ペン 4&1」。左から、ピンク、インディゴブルー、グレイグリーン

 

記事のポイント

二社コラボのこだわりが、素材やカラーリング、デザインにまで細かに配されています。遊び心がありつつも、日常使いできる一本です。インク色は黒、赤、青、緑の4種類。「柔らかく上質な触り心地を実現している」とある通り、書き心地だけでなく、使い心地にもこだわっています。

 

テーマは「大人の積み木」。木製家具製造の過程で生まれた端材の中から、「ナラ材」を木製グリップに採用しています。

 

カリモク家具が展開するブランド「Karimoku New Standard」で実際に家具への塗装に使われているカラーチャートから色選定を行っており、木目や質感を生かした、大人向けの積み木イメージの塗装に仕上げています。

 

ボディ部分には、ソフトフィール調の塗装を採用。カラーリングをグレージュに統一することで、木製カラーグリップを引き立てるデザインとなっています。クリップには「JETSTREAM × karimoku」のロゴがさりげなく配され、カリモク家具とのコラボレーションであると示しています。

 

JETSTREAM × karimoku 多機能ペン 4&1
参考価格:3630円/本 (税込)
ボール径:0.5mm
シャープ芯径:0.5mm
ジェットストリーム 替芯 SXR-80-05 参考価格: 110円(税込)

蛍光マーカーへの全不満を解決!パイロット「KIRE-NA(キレーナ)」の革新的な構造・インクを徹底解説

あちこちで話を聞く限り、蛍光マーカーをうまく使えない、という人は本当に多い。そしてもちろん、筆者もド下手である。まっすぐに線を引けない、線を引いているうちに太さが変わってしまう、インクが乾く前にこすって紙面と手が汚れるなどなど……とにかく、蛍光マーカーには失敗する要素が多すぎるのだ。そう考えると、そもそも蛍光マーカーできちんと線が引ける方がレアなんじゃないだろうか?

↑だいたいにおいて、蛍光マーカーの線はまっすぐにならない

 

そこへ、パイロットから「太さが変わらない線をまっすぐ引きやすく、手も紙面も汚れない新しい蛍光マーカー」が登場した、という。話半分にしても興味はあるし、もし事実だとしたら、それは間違いなく蛍光マーカーの歴史を変える製品である。どこまで本当なのかを実際に試してみたい。

 

革新的な新・蛍光マーカー「KIRE-NA」

パイロットから2024年10月に発売された「KIRE-NA」(キレーナ)が、そのウワサの“もしかしたら歴史を変えるかもしれない蛍光マーカー”である。カラーラインナップは、定番の蛍光ベーシックカラー5色と、目に優しい淡いペールトーンカラー5色の全10色。 

 

外見は、最近のパイロット製品に多い、単色軸にカラーパーツをあしらったシンプルな作りで、第一印象もザ・普通という感じ。見た限り、そこまで凄いギミックが仕込まれているようには思えない。

パイロット
KIRE-NA 全10色
各120円(税別

 

↑太・細のツインマーカータイプだが、太側チップに微妙な違和感が?

 

ラインを引く“太”・文字書きもできる“細”のツインチップ仕様ということで、まずは太い側のキャップを開けると、なにやら見慣れない雰囲気だ。その原因は、チップを挟むように両脇から生えている半透明のパーツ。これが、線の太さを変えずまっすぐ引きやすくするための秘密装備「キチントガイド」とのこと。

↑チップを挟むようにして備わった半透明の「キチントガイド」が、まっすぐ線を引くためのポイント

 

↑使う際には、カラーパーツに親指を乗せるとガイドの水平が取れて、線が引きやすい

 

本当に、誰でもまっすぐ引けるのか?

では、実際に線を引いてみよう。 

 

ペン先を紙に当てると、まずソフトなチップがフニャッとしなるようにして紙に触れ、その直後にキチントガイドが突き当たる。ガイドが両側とも紙に当たっている状態でマーカーを水平に動かすと、なるほど、確かに太さが一定の線がスーッと引けている。

 

何度繰り返しても、常に一定の太さでスーッと引けて、まったく失敗しない。……えっ、これ凄いんじゃない!?

 

↑太さが変わらず安定した線が簡単に引ける!

 

蛍光マーカーの線の太さが変わってしまうのは、ほとんどのマーカーで採用されている斧型チップ(先端が斜めにカットされた、硬いペン先)で書き始める際に、斧の刃にあたる部分が紙に傾いて触れているのが原因だ。

 

だから、書き始めは線が細く、書いているうちに刃先の全域が紙に当たるようになって線が太くなってしまう。最初からチップをまっすぐ紙に当てれば問題ないのだが、とはいえ常にベストな角度で書き始めるのは、地味に難度が高い技術なのだ。

↑従来の蛍光マーカーは、チップが偏って紙に当たると線の太さが変わってしまう。“線が上手に引けない問題”最大の要因がこれ

 

従来にも、チップの傾きを解消するために弾力のあるソフトチップを採用した製品は、いくつか発売されている。この場合、紙にむぎゅっと押し当てることでチップ全域が紙に当たるため、傾きは発生しなくなる。しかし、引く際の筆圧を一定化させないと、結局のところ線は太くなったり細くなったりで安定しないのだ。

 

そこで、その筆圧を安定させるのがキチントガイドの仕事である。

↑ソフトチップがまんべんなく紙に密着し、かつ、必要以上に密着しないようにキチントガイドが支えている

 

↑ガイドを意識すればまず失敗しないので、蛍光マーカーが下手な人でも常に安定した線が引ける。これはかなりすごいことだ

 

どれだけソフトチップへ筆圧をかけても、ガイドの高さまでしか紙に押しつけることはできない。逆に、ガイドが当たるところまで押し付ければ、チップの筆圧は常に同じということになる。 その結果、どれだけ線を引いても常に同じ太さになる、という仕組みなのだ。 

 

↑曲面にフィットするソフトチップは、初回特典のやわらか定規と合わせることで、分厚いテキストにもきれいに線が引ける

 

ソフトチップは曲面に強いという性質も持っている。例えば分厚いテキストなどを開くと紙面がカモメの羽のように曲がって広がるが、柔らかく弾力のあるチップなら、その曲がりに沿って動くため、チップが紙面から外れずに安定して線が引き続けられるのだ

 

ちなみに「KIRE-NA」5色セットには初回限定で、曲面にフィットする塩ビ製のやわらか定規が付いてくる。

↑ガイドのおかげでチップが定規に触れないので、フチのインク汚れを拭き取る手間もない

 

もうひとつ。従来の蛍光マーカーは、チップを紙に押し当てるとダクダクとインクが出て紙に染みをつくってしまうため、どうしても焦って線を引きがち。ところが「KIRE-NA」は、不要な筆圧がかからないため、インクの流量もほどよくセーブされる。だから多少ゆっくりと引いても、インク染みができにくいのである。

 

つまり、チップの傾き・筆圧・インク染みという3つのトラブル要素を気にしなくて良くなったことで、線を落ち着いてまっすぐ引くだけの余裕が生まれるのだ。

 

速乾インクで紙面の汚れをセーブ

「KIRE-NA」のもうひとつのポイントが、新しいインク。

 

新開発の速乾顔料インクは、書いて数秒もしないうちにサラッと乾いてしまい、以降は指でこすってもインク汚れが広がらない。乾くまでの所要時間は紙にもよるが、普通のノートやコピー用紙なら1〜2秒、教科書のようなツルツルしたコート紙でも6〜7秒あれば大丈夫だろう。

↑従来インク(上)との比較。書いて1秒後にこすると、擦れ汚れにハッキリと差が出た 

 

パイロットの速乾インクといえば、超速乾筆ペン「瞬筆」を思い出す方もおられるかもしれないが、これは紙への吸収速度を高めて乾燥スピードを上げたタイプ。

 

対して「KIRE-NA」のインクは裏抜けを防ぐため、そこまで激しく紙に吸い込まれるようにはできていない。メーカー曰く、紙に吸わせつつ紙表面での乾燥効率もアップさせた、いわばバランス型の速乾インクなのだそう。そのため正直、乾燥スピードは「瞬筆」よりもやや遅い感じである。それでも従来の蛍光マーカーと比較するとかなり速いのだが。

↑ボールペン筆記にマーキングしてみたところ。従来蛍光マーカー(上)はゲル・水性ともにじんだのに対して、「KIRE-NA」は水性で多少にじんだ程度 

 

乾燥スピードが速いということは、ボールペンの筆跡の上からマーキングした際に、元の筆跡のインクがにじみにくいという効果も得られる。ゲルインクなどは、いったん乾いたとしても、上からさらに水分(この場合は蛍光インク)が乗ると、じわっと浮き出してしまう。ところが浮き出す前にすかさず蛍光インクが乾いてしまえば、にじんでくるヒマもないというわけ。加えて、にじんできたボールペンのインクでチップ先端が汚れる心配も少ないのも、ありがたいところだ。

 

とはいえ、そもそもにじみやすい水性インクの場合はやはりある程度のにじみはあったので、万全に信頼するのは難しいかもしれない。

↑カラーサンプル。画像上ではペールカラー系がかすれて見えるが、実際はわりときれいな発色をしている

 

細チップも速乾インク採用で利便性アップ

太チップがあまりにも革新的すぎてつい存在を忘れそうになるが、細チップも速乾インクを共有しているため、擦れ汚れの心配なく書けるのはメリットだ。実際、蛍光マーカーは「マーキング+コメント書き込み」という使い方でツインタイプを愛用している人も多いので、やはり細チップはついていると嬉しいのである。

↑マーキングと同色でコメントを記入すると、関係性が分かりやすく、あとから読み返しやすい

 

結論

筆者は資料のチェックなどで蛍光マーカーを多用するが、ひとまず3日ほど使った時点で、今まで使っていた蛍光マーカーから「KIRE-NA」へ完全に乗り換えることを決めた。

 

とにかく優秀なのはソフトチップ+キチントガイドのコンビで、筆者ほど不器用を極めた人間でもフリーハンドでまっすぐな線が引けたのは、最高としか言いようがない。特に、インク染みが広がる心配もなくゆっくりとマーキングできるのが、ここまで使いやすいとは思わなかった。

 

個人的にはすでに蛍光マーカーの歴史は変わったということで、以後のマーキングには「KIRE-NA」を使い倒していくつもりだ。みなさんにも早めの乗り換えをおすすめする。

 

ルーズリーフ1パック分入り! タイパ・コスパを求めるZ世代向けバインダー「CLEAN TONE」

マルマンは、タイパ・コスパを求めるZ世代向けのルーズリーフバインダー「CLEAN TONE(クリーントーン)」を、2024年10月25日に発売しました。

CLEAN TONE(クリーントーン)

 

記事のポイント

初めからルーズリーフ1パック分(50枚)が入っているので、購入してすぐ使い始められるコスパとタイパの良さが魅力。たくさん綴じられるワイドタイプと、コンパクトで省スペースなスリムタイプの2種類から選べるのもうれしい。

 

Z世代は、効率的に時間を使い、趣味や好きなことに時間やお金を費やしたいというコスパ・タイパのニーズが強い傾向にあることから、Z世代向けに「書きやすいルーズリーフ」がまるまる1冊分入ったバインダー「クリーントーン」を開発。

 

マルマンルーズリーフは、一般的なルーズリーフに比べ紙に厚みがあり、消しゴムでしわになりにくく筆圧で裏がボコボコしにくい仕様です。また、インクがウラ抜けしにくいので、好きなペンを使うことができます。

 

教科や項目ごとに仕分けができて、勉強のタイムパフォーマンスがアップするインデックスが付属しています。インデックスは、シャーペンで書き込みができるうえに、長持ちする丈夫なラミネート加工が施されています。

インデックスは数回程度の書き直しが可能

 

サイズはB5サイズで、たくさん綴じられる「ワイドタイプ」と、携帯に便利な「スリムタイプ」の2種類をラインナップ。カラーはモノトーン調のブラック・ホワイト・グレー・ライトブルーの4色を展開します。背表紙にはホログラム加工を施しており、シンプルさの中に悪目立ちしないワンポイントを施しています。

モノトーン調のブラック・ホワイト・グレー・ライトブルーの4色展開

 

マルマン
ルーズリーフバインダー「CLEAN TONE(クリーントーン)」
2024年10月25日発売
実売価格:ワイドタイプ990円、スリムタイプ825円(税込)

見る角度を変えると色彩も変化! セーラー万年筆「CYLINT 万年筆・ボールペン カラードステンレス」

セーラー万年筆は、「CYLINT 万年筆・ボールペン カラードステンレス」を2024年10月26日に発売します。CYLINTは、金属ベースの万年筆、ボールペンに表面加飾を施し、日常使いできる筆記具シリーズです。

↑角度を変えると色調変化する特性を持つステンレス発色技術を使用

 

記事のポイント
「あたたかさ」や「やわらかさ」を感じさせる色味の、ステンレス発色が特徴です。見る角度によって、青から青紫に変わる「LAGOON」、ピンクから赤紫に変わる「LANTANA」、山吹色から緑に変化する「SCARAB」などのカラーバリエーションがあります。書いて、見て楽しめて、手元も華やかになりますね。

 

カラードステンレスの蓋胴に使われている発色技術は、メッキや塗装とは異なります。ステンレス素材の表面に極薄の酸化被膜を成長させ、光の干渉を利用して色を認識させるため、剥がれる心配がないとのこと。

 

彩色と同時に高い耐食性や抗菌抗ウイルス、抗アレルギー効果も付加するステンレス発色処理を施しています。

 

セーラー万年筆
CYLINT 万年筆 カラードステンレス
希望小売価格:7万7000 円(本体価格7万円)

CYLINT ボールペン カラードステンレス
希望小売価格:3万8500 円(本体価格3万5000 円)

 

ハンズフリーでページを固定するブックストッパー「カドノオモクリップ」の目立たずぶらさがって抑え込む斬新な仕掛けとは?

2023年の秋頃から現在まで、中高生を中心に“ブッククリップ”が流行り続けているらしい。ブッククリップとは、本を目的のページで「開いた状態」で固定できるアイテム。教科書や問題集を手で押さえなくても開いておけて勉強がしやすい、というのが人気の要因のようだ。もちろん勉強に限らず、資料を見ながらの入力作業といった社会人によくある作業にも、十分に使い道はあるはずだ。

↑手で本を押さえておくのは、作業の邪魔でストレスになりやすい動作だ

 

実際、GetNavi主催の「文房具総選挙2024」で大賞に選ばれたのも、サンスター文具のブッククリップ「ウカンムリクリップ」であった。とにかく注目度の高さは間違いのないところだろう。

 

……という話の流れからお察しの通り、今回紹介するのはブッククリップの2024年の新製品である。従来品よりもグッとコンパクトながら、しっかりとページを固定する力もあるのがポイントだ。

 

“カドのオモリ”でコンパクトにページを固定

その新製品というのが、ソニックから2024年9月に発売されたばかりの「カドノオモクリップ」。ブッククリップとしてはやや珍しい「2個1セット」のパッケージングと、手にしたときの「えっ、こんな小さいの!?」というサイズ感が特徴だ。

SONiC(ソニック)
カドノオモクリップ 2個入 おもさでページキープ!
600円(税別)

 

本のページを閉じないように手で押さえたことのある方ならお分かりだろうが、あのグッと開いておくの、意外と力が必要なのである。

 

例えば、この製品の前モデルにあたる「オモクリップ」は、ページの端に約100gのオモリ入りクリップを挟むことで、めくったページをその重量で戻らないように押さえるというもの。

↑2023年に発売された前モデル「オモクリップ」。ページ端にずっしりとしたオモリ入りクリップを挟み付けることで、ページを固定するタイプだ

 

対して新しい「カドノオモクリップ」は、“カドノ”というネーミングからも分かる通り、オモリ入りのクリップでページの四隅=カドの部分を挟み付けるようになっている。

↑新モデル「カドノオモクリップ」も、オモリでページキープするスタイル。ただし、クリップはページのカドに挟む構造になっている

 

挟むのがページのカドなのでクリップが文字にかかりにくく、またサイズがコンパクトなので目立ちにくい。ページを押さえていても見た目がスッキリするのはメリットと言えるだろう。

↑カドに小さな透明クリップを挟むだけなので、目立たず紙面に集中しやすい+文字にかかりにくいのが使いやすい

 

ただそのコンパクトさゆえに、重量も1個あたり約37gと、オモリにしてはやや軽い。それぐらいの重量でも意外とページは押さえられるものだが、本の厚さによっては、もう少し重さがないと固定できない、ということもあるだろう。

 

そういう場合は、ページを挟んだクリップに、2個セットの残りを近付けてやればOK。「カドノオモクリップ」は内部に磁石を内蔵しているので、カチャッと勝手にくっつき合う。つまり重量2倍になって、その分だけ固定する力もアップするという仕掛けである。

↑底面に磁石を内蔵しているので、重さが足りない場合は2個をくっつけられる。これでだいたいの本は開いておけるはず

 

オフィスで使う場合はメリットがもっと明快で、一般的なスチールデスクであれば、天板にクリップの磁石が勝手にくっついてくれる。これなら、前モデル「オモクリップ」よりもはるかにガッチリと固定してくれるほど。正直なところ、スチールデスクで使う前提の製品ではないか? と思うほどに使いやすい。

 

クリップにもしっかりと工夫あり!

ページを挟むためのクリップに関しては、いわゆる目玉クリップとそっくりな「オモクリップ」が開閉にコイルバネを使っているのに対して、「カドノオモクリップ」は板バネを使用したタイプとなっている。

 

これはボールペンのバインダークリップと似たようなもので、小さなクリップでも厚みのあるものが挟める仕組みだ。

↑開口は最大で約5mm。一概に何ページ分とは言えないが、それなりのページ数を挟むことはできた

 

加えてクリップの端(開口するために指で押す場所)は小さく窪んでおり、視線はページ内に向けたままでもノールックでクリップを押し開くことができる。指が滑らないので押し込みやすいし、これもシンプルながら細かな気遣いと言えるだろう。

↑透明クリップ端の小さなくぼみは、クリップを押すときの“指がかり”として分かりやすい

 

ほかにも、紙が挟める&自重があって安定している、という性質を応用して、メモスタンドに使うこともできそうだ。メモ用紙に伝言を書いて立てて置く、なんて使い方もありだと思う。

↑「重みのあるクリップ」なので、ちょっとしたメモを立てておくにも意外と使いやすかった

 

気になる点は……?

実際に使ってみた中で少し気になったのは、クリップの口が小さいというところ。もちろんサイズ的に仕方ないことではあるが、どうしたって快適に使うためのネックになっているように感じたのだ。

↑開口が狭い&クリップのピンチ力が強いので、開口してページを挿し込んで……という繰り返しは、頻繁に発生すると面倒くさく感じるかもしれない

 

クリップの開口が小さいと、当然ながらページを挟んだり解放したりがやりにくくなっていまう。こまめにページをめくるような使い方には、あまり向いていないかもしれない。

 

例えば問題集を解いたり、調理しつつ料理のレシピを見るなら、同じページを開きっぱなしにできるのだから、問題は無さそう。導入するのであれば、まずどう使うか、用途を考えてからが良いだろう。

 

軽量・軽衝撃の実現で死角なし!ホッチキス「バイモ11フラーメ」の進化ポイントを徹底レビュー

DXだ、ペーパレス化だと言い出してもうかなり経つが、それでも紙の資料を扱う機会はまだそれなりにある。しかも数ページほどのものならPDFで読んでも特に問題はないが、10ページを超えると、プリントアウトをペラペラめくった方が読みやすく感じるというケースも多い。どちらにも有利不利な状況はあるということで、まだしばらく紙とデータの混在は続くのではないだろうか?

 

となると、まだ出番が続きそうなのがステープラ(ホッチキス)だ。紙束をまとめる際にはクリップ類よりもバラけにくく、かつ留めた部位がコンパクトというメリットは大きいし、使いやすい。 なかでもMAX「バイモ11」シリーズは、対応できる紙の枚数が圧倒的ということもあり、1台は持っておくと便利なのである。 

 

新型バイモ11はコンパクト&低衝撃だから使いやすい 

2008年に発売されたMAX「バイモ11 FLAT」は、一般的なステープラ(10号針)の綴じ枚数がコピー用紙20枚程度なのに対して、少し足の長い11号針を使って40枚を一気に綴じられるというもの。 

 

そしてその後継であり、16年ぶりのフルモデルチェンジ機として先日発売されたのが、シリーズ最新の「バイモ11 Flarme」(フラーメ)である。 

MAX
Vaimo 11 Flarme(バイモイレブン フラーメ)
2,000円(税別)

 

↑新旧バイモ11の比較。Flarmeのほうが全体的にすっきりした印象だ

 

FLATFlarmeの違いとしてまず視認できるのは、グッとサイズダウンしたというところ。 メーカーの公表値では本体幅約10%とされているが、実際に手にした感覚としては、それ以上にコンパクトになったような印象がある。

 

というのも、ボディの外周部分を削り込むことで握った際に手からはみ出す面積が減り、視覚的に「小さくなった」と思わせる工夫が為されているのだ。これはなかなかに効果的なデザイン変更と言えるだろう。 

 

↑手に握ってみたところ、フチが少ないFlarmeの方が数値以上にスリムに感じられる

 

↑左からFLAT/Flarme/POLYGO。サイズは POLYGOが最も小さいが、その代わりに針タンク容量が他の半分(50本)となっている

 

また重量も約10%ということで、実測でFLAT 163.6g→Flarme148.5g。約15gの軽量化は、FLATを使い慣れている人なら、握った瞬間に「確かに軽くなったな」と体感できるはずだ。 

 

ちなみにシリーズにはコンパクトモデルの「バイモ11 POLYGO」も発売されているが、こちらは針タンクの装填本数を半分の50本にしてボディのサイズダウンを図ったもの。 

 

ステープラ留め作業は一気に大量の針を消費することも多いため、できれば針タンクは100本あった方が使いやすいと思う。(収納面積などの点では、コンパクトモデルにも十分に価値はあるが) 

 

綴じる際の衝撃を軽減する「先曲げフラットクリンチ機構」 

サイズダウンに加えてもうひとつの進化ポイントが、新たな「先曲げフラットクリンチ機構」だ 。

 

バイモ11シリーズは、本体の針を受ける側(下側)に“クリンチャ”と呼ばれる台を置き、綴じた裏面で針が平らになるように打ち曲げる「フラットクリンチ機構」を導入している。 

↑フラットクリンチだと留めた針が盛り上がらないため、書類を重ねたときに厚くなりにくい

 

↑フラットクリンチ機構の要となるクリンチャ

 

その針を打ち曲げる動きを二段階に分割することで、クリンチャが針を受ける衝撃と音を軽減するのが、「先曲げフラットクリンチ機構」というわけ。 これによって綴じ衝撃約25%減・綴じ動作音約30%を達成したとのことだ。 

↑二段階で曲げる先曲げフラットクリンチによって、衝撃や音が減衰する仕組み

 

体感としては、スペック上最大の40枚を綴じたときに特に顕著だ。FLATが「パッツーン!」という破裂音じみた高い音だとすると、Flarmeは「バッシャン」とやや低くこもった感じ。もちろん手に感じる衝撃も確実に少ないため、書類を大量に綴じる作業だと、疲労感やダメージにも差が出てきそうだ。

 

 

↑倍力機構(てこ)を使った軽とじ機構も強化され、綴じ荷重は10%減に

 

ただ正直に言えば、もともと「バイモ11」という製品自体が非常にハイスペックなため、すでに持っている人が、コンパクト化と先曲げフラットクリンチ機構のために新モデルのFlarmeをわざわざ買い直すか……? と言うと、ちょっと微妙かも。今のところFLATでも十分以上に便利だし。 

 

しかし、まだ「バイモ11」を持ってない人なら、このモデルチェンジをきっかけに購入するのはかなりアリだと思う。 

↑バイモ11シリーズ専用の11号針。少しサイズアップしただけで綴じ枚数は倍(40枚)に。ただしコンビニなどで気軽に入手できないのが難点

 

専用の11号針はコンビニでは売られていない&従来の10号針用ホッチキスでは使用できない……というデメリットはあるが、それを超えて、2枚〜40枚が綴じられるというのは他にない唯一無二のメリットと言えるだろう。 

 

手持ちステープラとしては最強といっても過言ではないシリーズなので、この機会にぜひゲットしてみてほしい。 

 

ジェットストリーム一強に待った!次世代の“超低粘度油性ボールペン”にゼブラ「ブレン」がS油性インクで生み出すシナジーって?

ここ数年のボールペントレンドで中心にあったのは、間違いなく、高発色でサラッと軽い書き味のゲルボールペンだったはずだ。相対的に、それまでの低粘度油性ボールペン人気は、明らかな萎み傾向にあった。実際、最新のボールペン人気投票でも、ベスト10の中で油性は三菱鉛筆「ジェットストリーム」ただ1本(それでも13期連続1位だけど)なのである。

 

ところが、今年になって風向きが変わってきた感がある。

 

三菱鉛筆「ジェットストリーム ライトタッチインク」や、ぺんてる「フローチューン」といった、従来よりもさらになめらかさの強い“超低粘度油性ボールペン”とも言うべき製品が次々と市場に現れ、注目を集めているのだ。さらには「ジェットストリーム」のライバルと目されていたゼブラ「ブレン」までが、新たに超低粘度油性インクを搭載したモデルを発表したのである。

 

あのブレないボールペンが新型油性インクで登場!

2018年、ゼブラ「ブレン」が発売された当時は、油性インクと水性インクの特性を併せ持つ混合型のエマルジョンインクを採用したボールペンとして注目を集めていた。

ゼブラ
ブレンU 0.5mm/0.7mm
各220円(税別)

 

↑ボール径はクリップ基部に印字されている。0を省略して「.5」「.7」という、珍しい表記だ

 

しかし2024年8月に発売(一部店舗では7月末に先行発売)されたゼブラ「ブレンU」は、エマルジョンインクではなく、新たに開発された低粘度のS油性インク搭載ということで、いま話題となっている。

 

さらにルックスも、名前を聞かなければ「ブレン」のシリーズだとは分からないほど大幅に変更されている。

↑従来型「ブレン」(写真上)との比較。言われなければ同じシリーズだと気付かないかもしれない

 

従来型「ブレン」は、工業デザイナーの佐藤オオキ氏率いるnendoの手によるデザインで、だ円を取り入れた軸形状や、クリップ一体型のノックノブなどが特徴だった。

 

対して新しい「ブレンU」は、そういった雰囲気要素をほとんど廃して全体をシンプル化。軸径も従来から1mm以上スリムになっている。デザインからの「ブレン」ファンというユーザーも多かったはずで、これはもしかしたら賛否が分かれるかもしれない。……というか、たぶん分かれる。

↑厚さ6〜7mmぐらいまでは留められて、破損の心配も無いバインダークリップ

 

そんな中でもクリップの金属化は、誰からも支持される変更点と言えるだろう。というのも、従来型「ブレン」の樹脂クリップはかなり板圧が薄く、手帳カバーなどに挟むだけで簡単に折れてしまうトラブルが多発していた。一部では「使うと折れるクリップ」なんて言われていたぐらいだ。

 

しかし、金属クリップ+コイルバネを内蔵したバインダークリップになったことで、多少の厚物ではビクともしない頑丈さを得たわけで、これは確実な使い勝手アップとなっている。

↑相変わらず安定感抜群のブレない書き味。一度ハマると他のペンが使いにくくなるほどだ

 

「ブレン」シリーズのメイン機能ともいえる“筆記時のブレ抑制”は従来通り。口金の出口でリフィルを固定するダイレクトタッチや、押し込まれたノックノブが揺れ動かない機構などのブレンシステムはこれまで通り働いてくれているので、高い筆記時安定性は維持されている。

↑口金内部のダイレクトタッチ機構。これがペン先のガタつきを抑えて安定させる

 

特にペン先のカチャカチャという微細振動を抑制した書き心地は、剛性の高い高級車のフィーリングに近く、快適そのもの。この辺りは、見た目がどれだけ違っても、やはり「ブレン」シリーズのペンといったところだろう。

 

筆圧をかけずに軽く書ける新しいS油性インク

最も大きな差分といえるインクの変更だが、やはりエマルジョンインクからS油性インクになったことで、なめらかさはかなりアップしたように感じられる。従来のエマルジョンインクも決してタッチが重かったわけではないが、しかしやはり低粘度油性のS油性インクの方が確実に軽い。

↑書き味の軽さを最大限に体感できるのが、手持ちのメモなど不安定な紙面への書き込みだ

 

そしてこの軽さが活きるのが、ハンドメモや手帳を手持ちしての筆記だ。

 

油性ボールペンは、紙の上にペン先のボールを押し付けたまま転がすことでインクを引き出すという仕組み。つまり、手持ちのメモだと紙面がふわふわと安定せず、ボールが転がりにくい。結果としてシンプルに書きづらいということになる。

 

対してS油性インクは摩擦係数がとても低いため、紙に軽く当たっているだけでもボールが転がって、インクを出すことができる。不安定な紙面に無理に筆圧をかけようとする必要もなく、本当に軽く書くことができるというわけだ。

↑発色が良いとされてきたエマルジョンインクよりも、さらにクッキリと黒い。油性インクとしてはかなり良好な発色と言える

 

それに加えて、発色の良さも大きなポイントだ。

 

エマルジョンインクと比較してもかなり鮮やかに黒々と発色するため、筆跡の可読性もかなり高い。筆跡が薄いと、どうしても筆圧をさらにかけてゴリゴリと書いてしまいがちだが、しかし逆に、軽く書いても筆跡が濃く出るなら、自然に筆圧も抜けて、さらに軽く書くことができるようになるはず。このあたりは、高発色と低粘度/低摩擦の良いシナジーと言えそうだ。

↑ブレない低粘度油性はペン先を紙に当てたところからズレないので、手帳へ細かな文字を書き込むにもわりと使いやすい

 

また、極端に摩擦係数の低いインクは紙に当たったときにペン先のブレを増幅して手に伝えることがあって、これが何度も繰り返されるとそれなりのストレスになってしまう。

 

であれば、低粘度油性インクとブレないブレンシステムの組み合わせそのものが、元からかなり相性が良いとも言えそうだ。

↑ブレンシリーズのリフィルは共通なので、入れ替えも問題無し

 

ところで、この稿の始めの方で「従来型の「ブレン」ファンからはデザイン面で賛否が分かれそう」と書いたが、ご安心を。従来型「ブレン」用エマルジョンインクのNCリフィルと、S油性のSYリフィルはサイズ・径とも共通で、入れ替えが可能なのだ。

 

なので、「S油性は気に入ったけどデザイン的には前のブレンがいい!」という場合は、リフィルだけ換装しちゃってもなんの問題も無し。自分の気に入るように組み合わせてしまおう(メーカー公認)。

 

1本19万8000円で世界500本の限定発売! 伊藤若冲「虎図」がモチーフの「長刀研ぎエボナイト万年筆 猛虎」

セーラー万年筆は、「長刀研ぎエボナイト万年筆 猛虎」を2024年10月5日より世界500本(国内250本、海外250本)限定で発売します。希望小売価格は19万8000円(本体価格18万0000円)。

 

長刀研ぎエボナイト万年筆 猛虎

超大型の21金長刀研ぎペン先を搭載し、重ねたエボナイト材にチラシ細工を施した重厚感のあるエボナイト万年筆「猛虎」は、日本画をモチーフにしたカラーエボナイト材を本体に使用したシリーズの第6弾で、伊藤若冲による「虎図」を採用。若冲による色彩の鮮やかさ、美しい黄色と黒のコントラスト、浮かび上がる虎の雰囲気を幾層にも重ね、複雑に織りなすカラーエボナイト軸にて表現しています。

 

また、シリアルナンバーを刻んだ特別仕様として、同じものが世界中に二つとない製品となっています。

 

伊藤若冲と虎図

 

色鮮やかでリアルな花や鳥などを描いた花鳥画で知られる画家、伊藤若冲。絵画と禅に傾倒し、40歳で家業を弟に譲って画業に専念しました。最初に学んだ狩野派では飽き足らず、元・明の古画と光琳派という和漢の装飾画を研究・模写するかたわら、動植物の写生に努め、特に鶏の絵を得意としました。

 

今回の「虎図」は元・明の古画である李公麟の「猛虎図」の模写をしたもの。原作は、黄土色の絵の具で虎の毛を一本ずつ丁寧に描いていますが、「虎図」は黄土色で下塗りをした上から、墨で細かい線を描き加え、黄と黒のコントラストを原作よりはっきりとさせています。また輪郭には墨を入れることで虎を浮かび上がらせています。模倣でありながらも原作にはない特徴があります。

 

長刀研ぎについて

限られた職人だけが作ることができる究極のオリジナルペン先。ペン先の先端に通常より大きいペンポイントをつけ、長刀の刃型のように長く、角度を滑らかに研ぎ出しています。

 

ペンを寝かせると太い線、立てると細い線が書けるという特徴があり、トメ、ハネ、ハライなどが多い漢字を最も美しく筆記することが可能。また、同じ字幅のスタンダードペン先と比べると太い線を書くことができ、筆圧をかけなくても滑らかな書き心地を実感できるペン先とのこと。字幅は中細(MF)、中字(M)、太字(B) の3 種をラインアップ。

 

エボナイトについて

万年筆のボディに最適な素材といわれているエボナイト材を、一本一本丁寧に削り出し、丹念に磨き上げています。しっとりとした感触の心地良さ、深みのある光沢を楽しめるとのこと。また、三色を重ねたエボナイト材にさらに一色を散りばめ、美しさを際立てているといいます。

 

セーラー万年筆「(長刀研ぎエボナイト万年筆 猛虎」(限定500本)

希望小売価格:19万8000円(本体価格18万0000円)

普段使いから水彩画の下絵までこなすサインペン「ピグマ」。海外モデルが数量限定で発売!

サクラクレパスから、1982年に世界で初めて開発した水性顔料サインペン「ピグマ」の海外モデル 「Pigma Micron」が、数量限定で9月中旬から発売されます。価格は220円(税込)です。

 

42年前に、同社が世界で初めて開発した水性顔料サインペン「ピグマ」。ペン先の太さがミリ単位で異なる線幅が多くそろい、イラスト、製図、手帳への記入など、用途に合わせて選べるのが魅力のひとつです。

 

水性でありながらも耐水性・耐光性・耐薬品性に優れたペンとして、長年愛されてきたこのモデルは、海外でも多くのファンが存在します。国外では「Pigma Micron」と称して発売されており、日本ではラインナップにないカラーであるブルーブラック/バーガンディ/パープル/クールグレイ/ハンターグリーンなどが今回、数量限定での発売に至りました。カラーだけでなく線幅のラインナップも豊富で、6線幅・最大7色 計12銘柄が用意されます。

↑日本(上)と海外(下)の「Pigma」の違い

 

耐水性に優れていると、水彩画の下絵に使用するにも最適。そして、光にあたっても色褪せしにくい耐光性なので、展示作品の使用にも向いています。ハガキの宛名書きやノートへの書き込み、手帳などの狭いスペースへの記入だけでない、アーティスティックな用途がふんだんにあるサインペンです。

 

ブランド名(メーカー名):サクラクレパス
商品名:Pigma Micron
価格:220円

ワンタッチでサッと使える! コンパクトな携帯はさみ「フィットカットカーブ ツイッギー キャップレス」

プラスは、携帯はさみ「フィットカットカーブ ツイッギー」シリーズから、サッと取り出し、ワンタッチですぐに使えるキャップレス仕様の新機種「フィットカットカーブ ツイッギー キャップレス」を、8月30日に発売します。

 

同製品は、新設計のキャップレス仕様で、今すぐ使いたい場面でもワンタッチで操作可能。刃の外側全体を覆う樹脂カバーを付けることで、手が刃に触れる心配がなく、ポーチやペンケースに入れても中身を傷つけにくくしています。

 

簡易ロック機能を搭載し、ハンドルを軽く下に押すとロックが外れる構造で、持ち運びの最中に不意に刃が開くのを防止します。

 

軽い切れ味の「ベルヌーイカーブ刃」を採用。常に最適な刃の開き角度を保ち、刃の根元から先端までどの位置でも対象物をしっかりキャッチします。

 

独自設計の「スマートハンドル」により、ハンドルを前方へスライドするだけで刃が開き、ワンタッチですぐに使うことができ、閉じるときはハンドルを後方へスライドするとロックがかかります。刃を閉じた状態はスリムなペンタイプで、携帯に便利です。

 

本体は全長108mmで、カラーはグレージュ、レッド、アイスブルー、ベビーピンク、アイボリー、ブラックの全6色。価格は869円(税込)です。

↑左から、グレージュ、レッド、アイスブルー、ベビーピンク、アイボリー、ブラック

 

また、新発売を記念して、プラス ステーショナリー公式Xアカウント(@plus_bungu)にて、抽選で20名に同製品をプレゼントするキャンペーンを実施。キャンペーン期間は8月30日12時~9月13日23時59分までとなっており、詳細は、同アカウントにてキャンペーン開始日に配信される投稿をご覧ください。

 

■サイズ:W108×D12×H10mm
■刃渡り:38mm
■板厚:1.3mm

アイデアや情報をまとめる「コモンプレイスブック」作りに最適! 1本で3色使える連結ペン「ジョインドッツ」と「コモンプレイスブック用ノート」が新発売

デザインフィルは、同社が展開するプロダクトブランド「ミドリ」から、コモンプレイスブック作りをサポートする3色連結ペン「ジョインドッツ」「ジョインドッツ3本入」と、コモンプレイスブック作りに最適なノート「コモンプレイスブック用ノート」を、8月29日に発売します。

 

ジョインドッツは、3色が1本にまとまった連結式のペンです。コモンプレイスブック作りに不可欠なジャンルごとの色分けを、1本で手軽に行なうことができます。思いついたアイデアや新しい情報などを自由に記録したあと、色分けしてマークすることで、書き込んだ内容が後から振り返りやすくなります。

 

ペン先はオリジナルの形状を独自に開発した、押すだけでドットがきれいに描ける丸型です。筆記の角度によって細・中・太の3種類の太さのラインマーカーとしても使用できます。

 

インクのカラーは、明るい雰囲気のブライト、パステル、ミルキーと、落ち着いた雰囲気のダスティ、モカ、ダークの計6種。価格は594円(税込)です。ジョインドッツ3本入は、ブライト、パステル、ミルキーをセットにしたライトトーン、ダスティ、モカ、ダークをセットにしたグレイッシュトーンの2種類で展開します。価格は1716円(税込)。

 

コモンプレイスブック用ノートは、コモンプレイスブックを始めるのにぴったりな工夫を盛り込んだノートです。サイズはA6サイズで、各ページの端にガイド線があり、ジャンルごとに色分けがしやすくなっています。記入スペースは2.5mmの方眼罫。全ページにページ番号を入れています。

 

巻頭のインデックスページと連動させて、お気に入りのトピックについて書き出したり、日付を書いておいたりすることができます。設定したジャンル(KEY)をメモしておけるしおり付きで、ページを開きながらジャンルと色を確認できます。価格は418円(税込)。

 

ジョインドッツ
■種類:
ブライト…フレッシュグリーン/ターコイズブルー/コーラルレッド
パステル…レモンイエロー/ペールブルー/ラベンダー
ミルキー…ミルキーピンク/ミルキーグリーン/ミルキーベージュ
ダスティ…ダスティイエロー/ダスティブルー/ダスティピンク
モカ…モカブラウン/カフェラテ/グレージュ
ダーク…ダークブルー/ダークパープル/ダークオリーブ
■サイズ:直径13×H158mm

ジョインドッツ3本入
■種類:
ライトトーン…ブライト/パステル/ミルキー
グレイッシュトーン…ダスティ/モカ/ダーク

コモンプレイスブック用ノート
■カラー:グレー、ベージュ
■サイズ H148×W105×D5mm

とじ衝撃・動作音を大幅に軽減! マックスのホッチキス「Vaimo11 Flarme」新発売

マックスは、薄い書類も厚い書類も軽い力でとじるホッチキス「Vaimo11」シリーズ初のフルモデルチェンジとなる「Vaimo11 Flarme」を2024年9月26日から発売します。本体カラーはブルー、レッド、ラベンダー、ブラック、ホワイトの5色で、希望小売価格は2200円(税込)。

 

「Vaimo11 Flarme」は、とじた針を2段階で曲げる「先曲げフラットクリンチ機構」により、とじ衝撃約25%減(※1)、とじ動作音約30%減(※2)、とじ荷重約10%減(※1)を実現。また薄い枚数をとじるときに大きく感じる衝撃や動作音を改善し、より快適に使える仕様になっています。さらに、本体形状を見直し、本体重量約10%減(※1)、本体幅約10%減(※1)も実現。落ち着いたカラーリングとマットな質感も特徴です。

※1 従来機「HD-11FL」と比較
※2 従来機「HD-11FL」音圧パスカルでの比較

 

先曲げフラットクリンチ機構

■2段階で折り曲げることで、とじ衝撃約25%減・とじ動作音約30%減を実現

用紙貫通直後に針下部を折り曲げ始め、針を押し込むにつれてさらに折り曲げを進める機構。2段階にわけることで、とじ衝撃やとじ動作音を緩和。

 

■本体の高さはそのままで、軽とじ機構を強化し、とじ荷重約10%減を実現

軽とじ機構を強化するには本体の高さを上げる必要がありますが、「先曲げフラットクリンチ機構」により、従来機「HD-11FL」から下カバー部(クリンチャ部)を下げることができたため、本体の高さは従来機と同じに。

 

品格・力強さを感じるデザイン

カラーリングは落ち着いた色を採用し、本体カバーには、指紋が目立ちにくいさらさらとした表面仕上げを施しマットな質感に。

 

手にやさしいディンプルと、握りやすい隆起形状

本体カバー上部のディンプル(くぼみ)は、とじる際に力を入れやすくなっており、また、手のひらが密着しやすいようラウンド形状の盛り上がりを付け、握りやすくなっています。

 

マックス・Vaimo11 Flarme

希望小売価格: 2000円(税込 2200円)

未来のボールペン像を垣間見せてくれるサクラクレパスのラボシリーズ。その魅力とは

【第46話】文房具愛好家・古川耕の 手書きをめぐる冒険

PROFILE 

TBSラジオ「アフター6ジャンクション2」等を担当する放送作家、兼ライター。ボールペン人気投票企画「OKB 48総選挙」の総合プロデューサーも務める。

 

ベクトルの向きが正反対、邦洋のボールペン・シーン

ざっくり言えば、この国のボールペン・シーンはこの15年ほど、「日本独自の高級ボールペンを生み出す」という模索を続けていたのだと思います。意識的か無意識かを問わず、あるいは結果論だとしても、大きな流れとしてはその方向に向かっていた、ということです。

 

もともと日本のボールペンは、安価なものでも品質がいいのが特徴だと言われてきました。しかし、2006年に三菱鉛筆「ジェットストリーム」が大ヒット→100円レベルで最高品質が普通に→それらをアップグレードした1000円〜3000円クラスが登場→その中間地点である300円から500円クラスが充実─と、おおむね近年の国産ボールペン史はこのような流れで進んできたと私は理解しています。

 

こうなると次に目指すはおのずと「5000円以上〜数万円」の価格帯となってくる。そして、これが実は難しいのです。一説によると、欧米のプロダクトはまず高級品が発売され、そこから日用品レベルにダウングレードしていくという流れがあり、日本ではそのベクトルが逆向きだという見方があるそうです。また、経済格差が大きいヨーロッパでは、庶民の日用品と高級品は別物として断絶しているとも聞きます。筆記具も然りで、ゆえにヨーロッパではステイタスシンボルとして、主に万年筆を中心とした「高級筆記具」という独立したカテゴリーが存在しているわけです。

 

ところが、このカテゴリーが日本にはない。そのため、過去に日本でも散発的に出た高級ボールペンは欧米のもの、やはり特に万年筆を模したものが多く、独自性を打ち出すには至りませんでした。しかし、価格の幅を拡張し、それに見合ったボールペンを着実に作り続けてきた今、「日本らしい高級ボールペン」の実現も不可能ではない。これからは各社がより意識的にその模索を始めていくでしょうし、そんななか7年前からそれにトライしていた(ように見える)のが、今回紹介するサクラクレパスの「サクラクラフトラボ」です。

サクラクレパス

SAKURA craft_lab 005 

3520円

流線型のシルエットが美しい、回転繰り出し式のボールペン。先軸の内側に真鍮製の重りを搭載することで、適度な重みと安定感のある筆記を実現している。標準装着されているインクはセピアブラック。

 

サクラクレパス

SAKURA craft_lab 008 

7150円

ジャズからインスピレーションを受けたカラーリングのボールペン。アルマイト染色によるアルミ軸と真鍮グリップの組み合わせが上質感を生み出している。ノック部は、トランペットのピストンバルブをイメージ。

 

未来を映す鏡になりうるラボラトリーブランド

サクラクラフトラボは2017年から始まったボールペンシリーズ。現在までに8モデルがラインナップされ、価格は2420円から8800円、パーツをカスタマイズしていく「006」に至っては最大3万円超と、漆塗りや蒔絵といった日本の伝統工芸技術を使ってはいないペンとしては挑戦的な高価格です。

 

また、本シリーズのデザインには大きくふたつの流れが見てとれます。ひとつは「新しい懐かしい、をつくる。」というキャッチコピーにもあるとおり、どこかノスタルジックなモデル。真鍮の重さや経年変化の魅力を打ち出しつつ、昨年8月に発売された「008」は、シリーズ初のノック式を採用し、見栄えの良さだけで終わらない、日常使いのペンとしての実力も兼ね備えています。

 

一方、モダン路線と呼ぶべきラインの代表作は「005」。シンプルな流線形と細かなプリーツが美しく、尾尻の断面が桜の花びらになっているなど、まさにクールジャパンな一本。個人的にも本シリーズで特にお気に入りの一本です。

 

いずれにせよ、この「実験室」の成果には目が離せません。製品ごとに冠された3桁の通し番号は、すなわちこれが長期的なプロジェクトであるという宣誓でもあり、長いスパンだからこそ描ける、未来のボールペン像を垣間見せてくれるかもしれないからです。

万年筆あるあるを解消!セーラー万年筆「TUZUアジャスト万年筆」の画期的な機構とは?

きれいな字を書くためには、筆記具の握りを正しくする必要がある。正しい握り方をすることで、ペン先に無駄な力をかけることなくコントロールもしやすくなる。つまり、正しく握ることで効率の良い筆記ができるようになる、というわけだ。

 

特に万年筆は、ペン先の表側(刻印のある側)が上を向いていないとインクが出ないので、正しく握ってペン先の向きを合わせない限り、そもそも書くことができない。初心者用の万年筆には、グリップ形状によって「特に意識することなく正しい握り方ができる」ように工夫されたものもあって、それはありがたいのだが。ただし、それは万人にとって正解ではない、というのが難しいところ。

 

であれば、ユーザーの手に合わせて握り方をカスタムできるグリップがあれば、便利なのではないだろうか?

 

万年筆は、ペン先の向きをカスタムすると握りやすくなる

一般的に万年筆のグリップは円筒形なので、どこに指を置いても握れてしまう。ただそれだと、ペン先の向きが正しくならないかもしれないので、初心者用の万年筆は三角柱や六角柱形のグリップで指の置き場所を限定し、握ることで自動的にペン先の表側が上を向くようになっている。

 

とはいえ、指の長さや曲がり癖は人それぞれで違う。指示された場所に指を置いても上手くペン先が上向きにならないケースだってあるだろう。そこに対応するため、グリップとペン先の向きを最適化できるアジャスト機構を搭載したのが、筆記具メーカーのセーラー万年筆の「TUZU アジャスト 万年筆」だ。

セーラー万年筆
TUZU アジャスト 万年筆 細字・中字・太字
各4,500円(税別)

 

グリップは円筒にフラットな2面を削り込んだような、三角柱に近い「ナチュラルフィットグリップ」。この2面に親指と人さし指の腹をそれぞれ置いて握るのが基本形で、この握り方をすると、自動的にペン先の表側が上を向くようになる。

 

ただ、冒頭でも述べた通り、全員が全員そうなるわけではない。例えば筆者の握り癖の場合、握った状態で紙面にペン先を置こうとすると親指が内側に巻き込まれ、それに合わせてペン先も15〜20度程度内転していた。つまり、このグリップに合わせて握ってしまうと、ペン先は正しく真上を向かないのである。

↑自然と指の配置が決まりやすいナチュラルフィットグリップ

 

↑筆者の握り方だと、ペン先の側面が見えてしまうぐらいに傾いている

 

そこで試してみたいのが、「TUZU アジャスト 万年筆」独自のペン先回転機構だ。

 

まず胴を外してから、銀色のリングを下に降ろす。続いてグリップを下にスライドさせてから、自分に合ったようにペン先とグリップの角度を調節する。角度が決まったら、手順を逆行(グリップを上げてリング位置を戻し、胴を装着)すればセット完了となる。

↑胴と銀リングをねじって外したら、グリップをストンと下げる

 

↑この状態でペン先を10°ずつ回転させられるので、ちょうどいいところでグリップを戻す

 

とにかく自分なりの筆記姿勢でペン先の刻印が真上を向くようにしたいので、何度か実際に握ってみて角度を確認すると良いだろう。コンバーターやインクカートリッジを装着したままでも調整は可能なので、なんなら実際に書きながら角度合わせをしても良いかもしれない。

↑右がアジャスト完了した状態。これならペン先がきちんと上を向く

 

↑多角グリップの場合、今まではわずかに手首をひねって角度を合わせていたのが、自然な握り方で気持ち良く書けるようになった。快適である

 

今回は自分の書き癖に合わせて外転方向に20度でセットしてみた。こうすると、ちょうど筆記する姿勢でペン先が上を向くことになる。実のところ、ペン先は10〜20度程度なら傾いていてもインクが出ないわけではないが、ペンポイント(ペンの先端)が紙に引っかかるような感触もあって、あまり気持ち良くはない。

 

対して真上であれば、インクの流れが安定することでなめらかに書けるし、なにより筆圧のコントロールがしやすくなるため、万年筆らしいメリハリのある線が引きやすくなる。つまり最初にきちんとアジャストしておけば、万年筆初心者でも正しく「万年筆ならではの書き味」が楽しめるようになるというわけだ。

軸を汚さずインクを吸いやすい新機構も搭載

万年筆のインク補充は、一般的に使い捨てのインクカートリッジを装着するか、コンバーターと呼ばれるインク吸入ポンプ兼タンクを装着してインク瓶からインクを吸い上げる、という2種類の方法がある。どちらか片方のみ対応という場合もあるが、ほとんどはカートリッジ/コンバーター両対応だ。

 

もちろん「TUZU アジャスト 万年筆」も両対応だが、本来なら別売りのはずのコンバーターが最初から付属されているのは嬉しいポイント。これはおそらく、新しいインク吸入機構をアピールしたいからなのだろう。

↑コンバーターとインクカートリッジ2本が付属。この価格帯でコンバーターが付いているのは珍しい

 

インクを吸入するには、「ペン先をインク瓶に浸して、コンバーター内のピストンを動かして吸い上げる」というのが一般的な流れ。ほとんどの万年筆はインクの吸入口がペン先の根元にあるため、ペン先をまるまるインクに浸けることになるが、すると必然、軸の先端(首軸)までインクで汚れてしまい、それが手にべったり付着するというのが、定番の“万年筆あるある”だ

↑本来ならペン先の根元までしっかりインクに浸す必要があったが、なんとこれでもう吸入できてる!?

 

↑吸入完了。確かにハート穴(ペン先中央の小さな穴)までしか汚れていない

 

そこで真価を発揮するのが件の新しいインク吸入機構。なんと、ペン先中央のハート穴からインクを吸うことができるのだ。つまり首軸までドブンとインク瓶に挿し込む必要はなく、ひとまずハート穴(…に擬装したインク吸入口?)さえインクに浸っていれば吸入が可能、ということ。これなら首軸、ひいては手まで汚れる心配が無いのである。

 

他社ではあるが、プラチナ万年筆「プロシオン」にも同様の吸入機構が搭載されている。これもまた、万年筆の取り扱いになれていない初心者に助かるギミックと言えるだろう。

↑嵌合式(パチンとハメ込むだけ)キャップながら、気密性の高い二重キャップでドライアップを防ぐ

 

また、キャップ内部にはバネでギュッと圧をかけてペン先を密閉する内キャップ(スライド式キャップ)が備わっており、これによってインクの乾燥を抑制してくれるという。

 

これは同社の「プロムナード」にも搭載されていたもので、ひとまずキャップさえ閉めておけば、半年〜1年ぐらいはドライアップの心配はないはずだ。初心者はうっかり万年筆にインクをいれたまま放置→書けなくなるというコンボをキメがちなので、保険的にもこういう機構があるとありがたい。

↑「TUZU ボールペン」も同時にラインアップ(グリップのアジャスト機構は非搭載)。人気の高いぺんてる「エナージェル」インクが入っている

 

セーラー万年筆
TUZU ボールペン ボール径0.5mm
2500円(税別)

 

 

ひとまず使ってみた印象としては、自分の握りにカスタムできるアジャスト機構と、手を汚さず吸わせやすいインク吸入機構は、端的に“万年筆を使いやすくする仕組み”としてとても優秀だと感じた。加えて、飾り気少なくサッパリとしたルックスも、万年筆を「高級だから…」などと気負わずに使うにはちょうどいい。

 

個人的には、ハート穴がペン先のクッションとして機能していない分だけ描線がやや硬い印象を受けたが、それも日常の筆記具としてサラサラと書くには使いやすいのかもしれない。普段使いの万年筆として、もうしばらく試してみたい。

“美文字”研究第一人者・青山浩之先生が解説する、美文字に効く文房具11選

「文章を書く」となるとスマホやPCでの文字入力がメインとなり、手書きする機会が減った人は多いはず。そこへいざ手書きしてみると、思い通りに書けずに、自分の字が嫌いになって、やがて手書きしたくなくなる……という負のスパイラルに。でも心配はいりません。美しい文字は、いくつかのルールと手書きをサポートする文房具によって手に入れることができるのです。

 

書家であり、「美文字」研究の第一人者である青山浩之先生に、美文字を書く方法を教えていただくとともに、誰でも美文字に近づく文房具を紹介していただきました。この後編では、“自分らしい字”を美しく伸ばすために活用したい文房具を11点リストアップ。

 

“美文字”研究第一人者・青山浩之先生が解説!手書きするときに意識したい美文字ロジックとは?

 

1.サラサラした書き心地が支持される人気ゲルボールペン

ZEBRA 「サラサグランド0.5」
1320円(税込)

「さらさらとしたなめらかな書き心地がクセになります。濃い発色でにじむこともないので手帳にも最適。インクの色にもこだわりがあり、単色の黒ではなく『ブルーブラック』や『ブラウングレー』など、ニュアンスのある色味がシックな印象です」(横浜国立大学教育学部教授・青山浩之さん、以下同)

 

2.線の太さをコントロールしやすい水性サインペン

PILOT「スーパープチ細字」
各110円(税込)

「サインペンは筆圧をコントロールしやすい筆記具です。私がとくに気に入っているのがこの細字タイプ。ペン先がプラスチックでできているのでつぶれにくく、使い始めの書き心地をキープできます。線の強弱をつけやすいのもメリットです」

 

3.軽やかな書き心地と速乾性をもつゲルボールペン

ぺんてる「エナージェル」
253円(税込)

「速乾性があるので、汚れを気にせずに書き進めることができます。濃く、クリアで鮮明な文字もポイントで、一般的な油性ボールペンで気になる文字のかすれも少なく、線の最後までしっかりと筆跡が残ります。色や芯のサイズの選択肢も豊富です」

 

4.トメ・ハネ・ハライを表現できる「ファインライター」

コクヨ「KOKUYO WP ファインライター」
4400円(税込)

「樹脂製のペン先からは微細なスリットを通ってインクが出てくるため、軽く滑らかな書き心地を味わえます。また、チップがわずかにしなるので文字の線の幅を調節しやすく、トメ・ハネ・ハライの表現がしやすいのが魅力です」

 

5.くっきり滑らかな書き心地の水性ボールペン

三菱鉛筆「ユニボール アイ」
165円(税込)

「一定の濃さでくっきりと書けるのが特徴の水性ボールペンです。ペン先にステンレス製のチップを用いており、軽く書いてもしっかりとした筆跡を残せます。軸の部分に透明な窓があり、インクの残量が確認できる点も安心です」

 

6.万年筆で美文字を目指す人にとって手に取りやすい万年筆

PILOT「カクノ」
1100円(税込)

「初めての万年筆におすすめの一本。1000円と手に取りやすい価格でありながら書き味もほどよく、バランスの取れたアイテムです」

 

7.ずっとトガった芯で書き続けられるシャープペンシル

三菱鉛筆「クルトガ メタル 0.5mm ファントムグレー」
2750円(税込)

「書くたびに芯が少しずつ回転するので、細くくっきりとした文字を書き続けることがでできます。ペンを握る部分には細やかな引き目が多く施されており、とても握りやすいです。安定した書き心地で一定の太さの線を書くことができるのも、ポイントですね」

 

8.クッションで筆圧をコントロールする下敷き

共栄プラスチック「硬筆用ソフト透明下敷A4判」
407円(税込)

「筆圧をコントロールするには、受けとめる側の環境を整えることも大事です。厚手でありながら柔らかなオレフィン系樹脂素材でできているこちらの下敷きは、紙とペンの相性を選ぶことなく美文字を実現してくれます」

 

9.2種類の硬さでペン先を受けとめる下敷き

テリュー「至高の書き心地を、どこでも。ソフト/ハードを選んで使えるデスクマット付き下敷き」
A5:2200円、B6:1870円(ともに税込)

「“デスクマットの柔らかさ”と“下敷きの硬さ”を両面で備えた下敷きです。ペンの種類に合わせて硬さを選んで、心地よく書くことができます。デスクマットの内側にはポケットがついており、吸い取り紙リフィルを挟んだり、ハガキやシール等の収納に利用することも」

 

10.人気ブランドによる左利きユーザーのための万年筆

LAMY「公式オンライン限定 LAMY safari 左利きのための万年筆 」
5500円(税込)

「一般的な万年筆は右利きを基準に作られているので、これまで、左利きの人は万年筆を諦めがちでした。満を持して登場したのが、ラミー社の左利き用の万年筆です。左利きの方にもぜひ万年筆の書き心地を体験していただきたいですね」

 

11.青山先生監修の練習帳とセットで美文字を叶えるボールペン

ZEBRA「bimore」
1100円(税込)

「しなるペン先を搭載したビモアボールペンと、ビモア練習帳がセットになっています。ビモア練習帳には、わたしが直接指南する動画のQRコードがついており、スマホで簡単に筆圧コントロールの感覚を学べます。1日3分、7日間の練習をするだけで見違えるほどあなたらしい美しい文字になっていきますよ」

 

「ピタカクピト」や隙間均等法などのルールを意識すること、筆圧をコントロールできる文房具選びをすることが、美文字への第一歩。自分らしい美文字を叶えられれば、書くことが今一度身近に、そして楽しくなるはず。まずはお気に入りの文房具を手に入れて、紙と向き合ってみませんか。

 

Profile

美文字研究家 / 青山 浩之
横浜国立大学教育学部教授。書家。全国大学書写書道教育学会常任理事。美文字を提唱する第一人者として、手書き文字の表現方法やスキルをわかりやすく解説し、書写や書道の魅力を広げている。メディアに数多く出演するほか、『“きれいな字”の絶対ルール』(日経BP)や『万年筆で極める美文字』(実務教育出版)など著書多数。
Instagram

『“きれいな字”の絶対ルール』青山浩之 著(日経BP)

“美文字”研究第一人者・青山浩之先生が解説!手書きするときに意識したい美文字ロジックとは?

「文章を書く」となるとスマホやPCでの文字入力がメインとなり、手書きする機会が減った人は多いはず。そこへいざ手書きしてみると、思い通りに書けずに、自分の字が嫌いになって、やがて手書きしたくなくなる……という負のスパイラルに。でも心配はいりません。美しい文字は、いくつかのルールと手書きをサポートする文房具によって手に入れることができるのです。

 

書家であり、「美文字」研究の第一人者である青山浩之先生に、美文字を書く基本的なロジックを教えていただきました。また後編では、誰でも美文字に近づく文房具を紹介していただきます。

 

“美文字”研究第一人者・青山浩之先生が解説する、美文字に効く文房具11選

 

デジタル社会を生きる現代人は
今どんな手書き文字を書いている?

はじめに、デジタル機器を活用するシーンが増えている現代人の手書き文字にはどのような特徴がありますか?

 

「子どもの頃、私たちは紙と鉛筆を使った学習を通して文字を習ってきました。しかし社会人になるとパソコンなどデジタルを用いた仕事が多くなります。そうなってくると、手で書くという行為自体が習慣として減り、書く動作がぎこちなくなっていきます」(横浜国立大学教育学部教授・青山浩之さん、以下同)

 

例えば、下記のようなもの。いわゆる“雑な字”と言われているものです。

 

・書くときに線を止めるべきところで止めていない
・しっかりと止まってから折るべきところでも丸く書いてしまう
・線と線がくっついていないといけない箇所がちゃんとついていない

 

「このように、文字を書くための具体的な知識と意識がデジタル化の進んだ現代では薄らいでいっていますし、ペンの持ち方などもどこか不慣れな様子になりがちです」

 

また、デジタル文字に影響を受けてしまうこともあるそう。

 

「手書き文字というのは、止めたり、はねたり、はらったりして次の画にいく動作を繰り返し行う一連の流れで文字を表記します。一方、活字というのはさまざまな書体がありますが、書くことよりも読むことを重視した形となっています。
デジタルの文字になぞらえて手書きの文字を書こうとすれば、書きやすさベースと読みやすさベースの違いから矛盾が生じてしまい、余計に「雑な字」になりやすいのです。
文字の進化は書きやすさと読みやすさ両方の側面から進み、文字を扱う人間の経験と習慣の中で変容してきました。デジタル文字が多くなった現代では、書きやすさを大切にする意識が減ってきています」

 

美文字研究の第一人者が考える美しい字の定義とは?

では、青山先生の考える“美しい文字”とは、どのような文字なのでしょうか?

 

「美文字と言うと、みなさんはお手本のようにきれいな字を想像するのではないでしょうか? しかし、私の考える美文字とは、まず『その人らしい文字であること』。そして、その文字が読む人にとって読みやすいことも大切であると考えます。読みやすいということは読み手にとって心地よい文字であるということです。
文字というのは、その人のもともと備わっている感覚だけで書くものではなく、理屈で書くものです。美しい文字を書くためのルールに従って理屈で書く文字は、おのずと読みやすい文字になります」(美文字研究家・書家 青山浩之先生、以下同)

 

「ピタカクピト」を意識!
青山先生の美文字メソッド

自分の字を好きになり、手書きに臆さないようになるためにはどのような点に気をつけて文字を書けばいいのでしょうか?

 

「美文字になるということはつまり、自分の字をよい意味で自覚できることです。理屈を知れば、ていねいで形の整った文字を書くことは誰でもできるようになります。私はとくに次の2つを意識することをお伝えしています」

 

1.ピタカクピトを意識する

・「ピタ」
横画の終筆をピタッと止める。横画の最後を書き流すと乱雑な字に見えてしまいます。

横画の終筆をしっかりと止めて終わる。

 

・「カク」
線を折るところではカクッと折る。角が丸くなっている文字は幼く見えてしまいます。

折れ曲がる線は一度止めてから曲げる。

 

・「ピト」
他の線とくっつくところはピトッとつける。バラバラに見える文字は落ち着きが感じられません。

線と線が接する箇所は意識してつける。

 

2.隙間均等法を意識する

「線と線の間にできる隙間を均等にするように意識します。隣り合う隙間が均等であれば格段に読みやすくなります。人は文字を見るときに線を見ていると思いがちですが、実はその間の空間も見て判断しています。それらがバラバラであると読みにくさを感じてしまいます」

線と線との間のスペースは均等な間隔になるように意識する。

 

「これらを意識するだけでも、読みやすくていねいに見える文字となります。人から自分の書いた文字を褒めてもらえれば成功体験となり、さらに書いてみようという好循環が生まれます」

 

また「美文字には文房具選びもとても大切」と青山先生は語ります。

 

「筆圧をコントロールすることも美文字には欠かせません。そこで『しなるペン先』を搭載したボールペンを監修しました。筆圧をかける部分と抜く部分は従来のボールペンでは難しいのですが、こちらのしなるボールペン『ビモアボールペン』であれば、メリハリのある美しい文字を書くことができます。
自分の字に自信がつき、文字を書くことが好きになるきっかけにしてもらえたらうれしいです」

ZEBRA 「bimore」1100円(税込)

青山先生監修の練習帳とセットで美文字を叶えるボールペン。

 

「しなるペン先を搭載したビモアボールペンと、ビモア練習帳がセットになっています。ビモア練習帳には、わたしが直接指南する動画のQRコードがついており、スマホで簡単に筆圧コントロールの感覚を学ぶことができます。1日3分、7日間の練習をするだけで見違えるほどあなたらしい美しい文字になっていきます」

 

スマホとbimoreボールペンと専用練習帳があればどこでも簡単に練習ができます。(※写真提供=ゼブラ株式会社)

 

bimoreユーザーの文字を青山先生が添削。(※写真提供=ゼブラ株式会社)

 

このほか、後編では青山先生がお勧めする“美文字に効く”文房具を紹介します。

 

“美文字”研究第一人者・青山浩之先生が解説する、美文字に効く文房具11選

 

 

Profile

美文字研究家 / 青山 浩之

横浜国立大学教育学部教授。書家。全国大学書写書道教育学会常任理事。美文字を提唱する第一人者として、手書き文字の表現方法やスキルをわかりやすく解説し、書写や書道の魅力を広げている。メディアに数多く出演するほか、『“きれいな字”の絶対ルール』(日経BP)や『万年筆で極める美文字』(実務教育出版)など著書多数。
Instagram

『“きれいな字”の絶対ルール』青山浩之 著(日経BP)

 

特別な日はハンコも特別!卒業証書の賞状筒をイメージしたシヤチハタ「ネーム9 証」が記憶に残る記念品に

印章メーカーのシヤチハタは、朱肉不要で連続して捺せるいわゆる“シャチハタ印”の「ネーム9」に、卒業証書の賞状筒をイメージした「ネーム9 証(あかし)」を追加。8月5日から受注を開始しました。

 

新たな門出を祝う卒業の記念品に最適!

「ネーム9 証」は、卒業証書の賞状筒の形をしたネーム印です。実は多くの学校では、卒業の記念品として「はんこ」が選ばれているといいます。卒業証書の賞状筒がそのまま小型化されたようなこのネーム印は、新たな門出を祝う卒業の記念品に最適でしょう。本体色は黒ワニ柄と白ワニ柄の2種類がラインナップ。

 

卒業記念のノベルティとしての利用を想定しているため、最小ロット300個から注文できます。

 

↑注文時に学校名などの名入れも可能

 

↑ギフトケース見本

 

↑なつ印見本

 

斬新なアイデア! と思いきや、なるほど、新しいプロダクトのデザインを募る同社のコンペ「第16回シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」において、準グランプリを受賞した石川和也氏の「卒業記念印」を商品化したものだそう。賞状筒のようなデザインのネーム印は、時間の経過とともに年季が入り、愛着もより大きなものになっていく……そんな温かなイメージが膨らむアイデアを商品化していたのだとか。

 

シヤチハタ
「ネーム9 証(あかし)」
別注品の注文方法:3850円(税込)/メールオーダー式:4070円(税込)

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

環境に配慮したサステナブル素材を使用! レイメイ藤井、少し大人の新シリーズ「Kept Standard Label」を展開

レイメイ藤井は、“シンプルだけどなんかいい。”をコンセブトに、環境配慮の素材を使用した文房具ブランド「Kept Standard Label」を、8月中旬に発売します。

↑Kept Standard Label

 

Kept Standard Labelは、ハイブリッドワークやエシカル消費など人々の考え方や暮らし方が変化しているなかで、今の暮らしに合った新しいスタンダードアイテムを提案。ステーショナリーブランド「Kept」は1989年に誕生し、ペンケースやバインダー、ブックバンドなどを展開しており、Keptという名前には「いつの時代も、自分の正直な気持ちを持ち続けてほしい」という気持ちが込められています。

↑ミニマルペンケース

 

今回発売となるのは、「ミニマルペンケース」「フラグメントケース」「ガジェットケースM」「ガジェットケースL」「マウスパッドバインダー」「スマホショルダー」の6種類。

↑フラグメントケース

 

製品の素材として、裏地にはペットボトルを原料とする再生ポリエステルを使用。REACH SVHC 第31次241物質に対応した合成皮革や、塩素を含んでおらず、ダイオキシンなどの有害物質が発生しないEVA樹脂も採用されています。製品の梱包材(紙タグ・ロックス)には、環境に配慮した素材を使用しています。

↑ガジェットケースL

 

【ギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

ミニマルペンケース

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:1400円(税別)

 

フラグメントケース

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:2400円(税別)

 

ガジェットケースM

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:2200円(税別)

 

ガジェットケースL

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■サイズ:W310×H215×D20mmまで(13インチ対応)

■価格:4000円(税別)

 

マウスパッドバインダー

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■サイズ:A5サイズ対応

■価格:1800円(税別)

 

スマホショルダー

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■価格:3200円(税別)

1本で4種の書き心地だと!?プラチナ万年筆のハイスペすぎるシャーペン「PRO-USE241」はまさにプロユースに耐える全部のせ仕様

筆記具メーカーのプラチナ万年筆は、製図用シャープペンの書きやすさと使いやすさを追求し開発した「PRO-USE(プロユース)」シリーズに、付加価値を盛り込んだ「PRO-USE 241(プロユース241)」を新しくラインナップし、8月1日より発売をスタート。

1999年から発売されている「PRO-USE」シリーズは、製図用シャープペンの書きやすさ・使いやすさを追求し開発されており、今回の「PRO-USE 241」は機能をふんだんに盛り込んだ今までにないシャープペンとして完成させたといいます。

 

新モデルの特徴は、筆記中に芯が先端パイプから見えなくなると筆記と共に芯パイプがスライドして筆記できる「ハヤーイ機構」や、筆記中に一定の筆圧をかけると芯がパイプに戻る「シンスイッチ機構」を搭載している点。どちらの機能も、シーンに合わせてON/OFFが調整でき、組み合わせ次第で4種の筆記感を体験できます。

 

「ハヤーイ機構」では、芯パイプ可動ONの場合、筆記中に芯パイプから芯が見えなくても右写真の状態まで芯パイプが下がって、即座に筆記が可能になります。

 

 

もうひとつが「シンスイッチ機構」。芯クッションONでは筆圧をかけすぎると芯がクッションにより芯パイプ内に戻る仕組みです。

 

ほかに「PRO-USE 241」では、外部衝撃から芯を守る「オ・レーヌガード機構」も引き続き搭載されており、 筆記時に起こる芯折れのストレスから守ります。

 

まさに“プロユース”にふさわしいハイスペック仕様。製図作業だけでなく、日常使いとしても使い込めそうです。

 

プラチナ万年筆
製図用シャープペン「PRO-USE 241」
2750円(税込)

月の満ち欠け、日の入りの目安もわかる! ミドリの「日の長さを感じるカレンダー」発売

デザインフィルは、同社が展開するプロダクトブランド「ミドリ」から、毎月の日の長さをグラデーションで表現した「日の長さを感じるカレンダー」を、8月3日に新発売します。価格は1870円(税込)。

↑2025年版「日の長さを感じるカレンダー」

 

同ブランドで展開中の「日の長さを感じる手帳」が、壁掛けタイプのカレンダーとして新たに登場。毎月の日の長さをグラデーションで表現したデザインが特徴で、月を追うごとに日の入りを表現したカラーのグラデーションが少しずつ変化します。月の満ち欠けや二十四節気、雑節入りで、月日の移り変わりを丁寧に感じ取ることができます。

↑毎月変化する日の長さをグラデーションで表現

 

クリーム色の紙を使用することで柔らかな風合いに仕上げており、淡いカラーのグラデーションで、インテリアにも馴染むとしています。日付や月の満ち欠けのデザインは、見やすさを重視しながらも主張しすぎないバランスでレイアウトされています。

↑インテリアに馴染む優しい雰囲気

 

■サイズ:H285×W252×D5mm

■素材:紙

シンプルでインテリアになじむ! プラスより「小型壁掛けホワイトボード やわらかフレーム」発売

プラスは8月1日からホワイトボード「小型壁掛けホワイトボード やわらかフレーム」の販売を開始します。価格は1680円(税込)です。

同製品は、フレーム材として柔らかなエラストマー素材を採用。エラストマーフレームをホワイトボード板面に一体成型することで、つなぎ目をなくしています。角のない丸みを帯びた形状が柔らかな印象を表現し、シンプルですっきりとしたデザインに仕上げています。ゴムのような弾性とフィット感があるフレームで、テーブルに置いて使用した時にも滑りにくい設計です。

フレームカラーは「くすみカラー」をベースとしたグレー、グリーン、ピンクの3色。自然な風合いで、家庭内のあらゆるインテリアに溶け込みます。

↑左からグレー、グリーン、ピンク

 

板面は書き消し性能に特化した同社独自の「水性塗装鋼板」を使用。「平滑性」と「硬度を高める」工夫を施すことで消去性を向上しつつ、板面塗装や接着剤に有機溶剤を使用していない、環境にも優しいスチール鋼板です。

使用時は、裏面のマグネットを使って貼り付けたり、四隅の穴を使用して紐で壁に掛けたりと、様々なシーンで利用できます。

ボードサイズはA4相当。付属品はイレーザー付きホワイトボード マーカーと吊り下げ用紐がセットになっています。

 

■サイズ:W310×H229×D6mm

■板面有効寸法:W290×H190mm

■重量:220g

 

角の揃った位置にスッキリ穴開け!かど専用1穴パンチ「かどそろ」がサンスター文具からリリース

サンスター文具から、かどの穴をきれいにそろえた位置にパンチすることができる、かど専用1穴パンチ「かどそろ」が7月中旬より発売予定。全国の文具取扱店・オンラインショップなどにて販売される予定です。

 

穴を合わせる調整と時間が不要で、仕上がりがキレイ!

かどそろは穴を開けたい角から10mmの位置に、直径6mmの穴を開けられる穴開けパンチ。しっかりと奥まで本体を差し込み、親指でレバーを押すだけで穴がきれいにそろうため、位置を合わせる調整と時間が不要。穴を開けた切れ端は、底面のカバーを開けて取り除くことができます。

↑左は一般的なパンチ、右はかどそろを使用したイメージ

 

 

同じ位置に穴を開けられるので、カードリングなどでまとまっているページを途中から差し込みする際にもきれいに仕上げられます。お店の小物や単語帳などの勉強道具、ハンドメイドなど様々なシーンで大活躍できるアイテムです。

 

一度にカットできる厚みは、普通紙(64g/m2)は3枚、ラミネートフィルム(100μ)は1枚です。

 

↑ホワイト、ブラックの全2色

 

サンスター文具
一穴パンチ「かどそろ」
価格:825円(税込)
本体サイズ:約W65×H42×D48mm

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

小鳥のような見た目に胸キュン!親指に装着するマスキングテープカッター「kiritoRING(キリトリング)」

サンスター文具から、親指につけて使う取り替えが簡単なマスキングテープカッター「kiritoRING(キリトリング)」を7月中旬より発売に。まるで小鳥のような見た目が特徴です。

 

左右どちらの親指でも使えます!

従来のマスキングテープカッターはテープ本体に取り付けてカットするのに対し、キリトリングは親指にはめて使う方式で、小鳥のような見た目が特徴。

↑キリトリができるリングだからキリトリングと命名。U字型の羽が親指にフィットします

 

羽はやわらかいシリコーン素材で指の太さに関わらず優しくフィットし、左右どちらの親指でも使えます。15mm幅のマスキングテープ専用。

 

本体の羽の部分を親指にはめ、お腹部分でテープを押さえて軽く持ってテープを引き出したら、くちばし部分でテープを押さえてひねるように切り取って使います。

 

 

↑ラッピングなどの一度にたくさんのテープを使いたい時に、一個ずつテープ本体に付け替える必要がないのでとても便利

 

サンスター文具
マスキングテープカッター「kiritoRING(キリトリング)」
価格:440円(税込)
本体サイズ:約W33×H28×D24mm

↑グリーン・ピンク・ブルー・ブラウンの全4色

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

扇子もトランプも右利き用に作られていた!左利きにも優しいユニバーサルデザインの日用品

8月13日は左利きの日。1992年にイギリスで、”誰もが安全に使える道具の製造”をメーカーに唱えたのが始まりとされています。逆説的に考えれば、これまでのほとんどの文房具や調理器具などの日用品は、右利きを前提として作られていたということになります。しかし、最近では左利き用はもちろん、力の弱い人など誰でも快適に使えるよう配慮された「ユニバーサルデザイン」の道具が増え始めています。

 

そんな中、2018年の”左利きの日”から、左利き用、ユニバーサルデザイン双方の道具を専門的に取り扱っているウェブショップが「左ききの道具店」です。同店の店長である加藤礼さんに、使いやすくてデザインも素敵なおすすめアイテムを教えていただきました。

 

右利きと同じように
デザインもカラーも、使い勝手も選べたら

店長を務める加藤さんは、左利き。もっと正確にいうと、左利き寄りの“クロスドミナンス”です。クロスドミナンスとは、用途によって左右の手を使い分ける人のこと。加藤さんの場合は、お箸とハサミを扱う際だけ右手だそう。

 

そんな加藤さんには、店舗を始めるきっかけにもなった、”ずっと感じていた思い”がありました。それは、左利き用の商品が”珍しいものや面白いものとして扱われていることへの違和感”でした。

 

「品質やデザイン性が考えられたたくさんの道具がある中で、これまでは左利きというと、途端に面白グッズのように扱われてしまい、使い心地がよくなかったり、実用性があまりないようなデザインになっていたりすることがときにあったように思います。そんな道具を見つけてしまうと、ちょっぴり残念な気持ちといいますか、モヤモヤすることがありました。
左ききの道具店では、本当に使いたくなるような商品を提供したいと思っています。道具として優れた品質かつ長く愛用したくなるデザイン、という軸を持って商品をセレクトしています」(左ききの道具店店長・加藤 礼さん、以下同)。

 

左きき用を中心に、ユニバーサルデザインのアイテムも積極的に取り揃えているという加藤さん。

 

「お付き合いのあるメーカーさまとお打ち合わせしている際にも、年々、ユニバーサルデザインへの意識は高まっていると感じます。これといったエピソードはありませんが、むしろ話の端々に自然と感じられ、価値観が浸透していると言えるのではないでしょうか」

 

おしゃれで使いやすい!
左利き用のアイテム

手帳にはじまり、ペンやハサミ、パン切りナイフ、トランプまで、左利きの人にとって使いやすく、おしゃれなデザインのアイテムをセレクトしていただきました。あると毎日がちょっとうれしくなる、そんなラインナップです。

 

・左手で書く人のためにつくった手帳

HIDARI「左ききの手帳2024」
3300 円(税込)

左ききの道具店オリジナルブランドの「HIDARI」から登場。日付が右上に表示されたり、開き方が逆になっていたり、左利きの人に使いやすいよう工夫されています。この手帳は、加藤さんの「左ききの手帳を作りたい」というTwitterでの投稿をきっかけに生まれました。カラーバリエーションも豊富で、毎年人気の色が変わります。※2025年版は2024年9月発売予定

 

「手帳メーカーさんと打合せを重ねながら、左利きの人が使いやすいように工夫を凝らしました。おかげさまで好評いただき、今年で販売してから5年目となります。なかでもネイビーは、お仕事で使われるお客さまを中心に不動の人気です。左利きのアイテムはカラーバリエーションが少ない……そんな悲しい思いをしてほしくなくて、5色展開にしています」

 

・もうペン先を引っ掛けない、さらさら書ける万年筆

Schneider「万年筆〈Base〉左手用」
2640円(税込)

左利きでも気持ちよく書ける万年筆。「普段使いの文具」をモットーとする創業80年を超えるドイツの筆記具ブランド「Schneider」(シュナイダー)のもの。高級すぎず、カジュアル過ぎない見た目で毎日使えます。ペン先の太さは中字。ちょっとしたメモやノートを取る際に重宝します。シーズンカラー 全3色。

 

「左利きの人って持ち方が個性的なことが多いので、ペン先がちょっと引っかかりやすいと悩まれる人はけっこういらっしゃいます。そういった場合でも問題ないようにペン先に加工がされているのでスラスラ書けますよ。ペン先には耐久性に優れたイリジウムという金属を使用しているので、左利き特有の“押し書き”にも耐えられます」

 

・分解して洗えるから衛生的!左利き用キッチンバサミ

サンクラフト「分解して洗える左手用キッチンバサミ」
3300 円 (税込)

「紙や紐などを切る普通のハサミなら右手用ので間に合わせてしまう」という人も、分厚いお肉やビニールのパッケージとなると、上手に切れないことも多いはず。そんなときに重宝するのが、左手用キッチンバサミ。しかも分解して洗えるので衛生的です。

 

「左利き用のキッチンバサミはこれまでにもあったアイテムなのですが、分解して洗えるタイプというのがかなり少ないんです。オンラインショップを中心に運営している私たちですが、実店舗が岐阜県各務原市にあり、隣には関市という日本刀などの刃物製造で大変有名な地域があるんですが、そこでキッチン用品を手がけるメーカー・サンクラフトさんと共同開発した自信作です」

 

・3種類の刃でどんなパンもスッと切れるパン切り包丁

サンクラフト「パン切りナイフ〈せせらぎ〉/左手用」
5500円(税込)

左手用に刃つけされたパン切りナイフ。パン切り包丁の波刃は、出刃包丁と同じ片刃なので、右手用を左手で使うと斜めにそれてしまうことがあります。このナイフならまっすぐに切れます。

 

「キッチンバサミと同じメーカーさんのアイテムです。刃付けが左という特徴のほか、なんといっても、3種類の刃であることが美点。持ち手に近い方から小波(細かい刃)、大波(荒い刃)、ストレート刃(先端)と分かれているので、ふわふわ系からハード系まで用途に合わせて使い分けることできれいにカットできます」

 

・無理なく気持ちよくあおげる、左利き用の扇子

HIDARI「左ききの扇子(BUTTERFLY)/左手用」
3600円(税込)

骨の重なりが一般的な右利き用の扇子と逆になっていることで、左手で開きやすいのはもちろん、だんだん閉じてくることなく楽にあおげます。グレーと黄色のカジュアルなチェック柄はオリジナル。普段着にも合わせやすいので、扇子デビューにもぴったりです。

 

「扇子って本当によくできているなと思うのが、持ったときに開いた状態を自然にキープできるような作りになっているところです。ただほとんどの扇子が右利き用に作られているので、左利きが使うとあおいでいるうちにだんだん閉じてきてしまうんですね。これは構造上の問題であってけっして自分が不器用なわけではない、と気づくきっかけになるアイテムのひとつです」

 

左右兼用で誰とでもシェア!
ユニバーサルデザインのアイテム

左利き、右利き関係なく使える、誰にでも優しい設計なのがユニバーサルデザイン。つづいて、自分で、恋人や友達、家族とみんなでシェアして楽しい、見た目もすてきなアイテムをセレクトしてもらいました。

 

・左利きのお悩みNo.1! 一度使ったら手放せないレードル

一菱金属「すくいやすく注ぎやすいレードル/左右兼用」
2090円(税込)

一般的な横口のしずく型スープレードルは、右手で使うことだけが想定された形なので、左手で使うときわめて使いづらいのが難点。このアイテムは、注ぎ口が両側にあるのでどちらの手でも注ぎやすいのが魅力です。ステンレス製でさびにくく、食洗器OKでお手入れも簡単。

 

「左利きさんのお悩み選手権があったとしたら、おそらく1位に登場するであろうアイテムなのがレードル。このアイテムは、イチョウの葉のような左右均等の形。どちらでもっても、汁がこぼれにくく、なおかつ尖った葉先で具をしっかりキャッチしてくれる優れもの。左利きのシェフが監修されたようですよ」

 

・あるようでなかった理想の定規

HIDARI「HIDARI 15cm定規/左右兼用」
330円(税込)

左利き用と右利き用双方の目盛りが定規の表面に設置されているのが特徴の定規。さらに目盛りの0(ゼロ)は定規の端から始まるようにデザインしたことで、使い勝手をよくしています。長さは15cm。ペンケースにもちょうどいいサイズです。全4色。

 

「左右両用の定規というのは、実はめずらしくないのですが、左利き用だけ目盛りが小さかったり、裏面に配置されていたりする場合が多いのも事実。左利きとして理想の定規を作ってみたくて出来上がったのがこのアイテムです。目盛りの0が端から始まっていると、深さなどを計る時にも何気に便利なんですよ」

 

・レトロポップなカラーがかわいい左右兼用巻き取りメジャー

HIDARI「ユニバーサルメジャー/左右兼用」
1430円(税込)

表は「左利き用」、裏は「右利き用」の目盛りがプリントされている巻き取りメジャー。どちらの手で引いても目盛りが見える快適設計です。カラーは、ブラック・ターコイズブルー・ピンク・オレンジ・イエローの5色展開で、選べる楽しみがあるところも魅力です。

 

「基本的には一般的なメジャーは右手で本体を持って使うというような設計になっているので、左手で持って使おうとすると、数字が逆さになってしまうので使いづらいんです。このアイテムは、両面に目盛りを印刷しました。テープの色も、左利きは白、右利きは黄色と、一目でわかるようにしています」

 

・狙った量のバターが取れる! 左右兼用のバターナイフ

燕振興工業「ステンレス バターナイフ/左右兼用」
770 円 (税込)

ハンドル部分にほどよい角度が付いたバターナイフ。ナイフの形も左右対称なので、どちらからでも切ったり塗ったりしやすいのが利点です。先端が鋭角なので、固いバターを切り出すときもスムーズ。食洗機も使えます。

 

「そういうものだと思って使っていらっしゃる左利きの方も多いかもしれませんが、一般的なバターナイフの形は右手用にできていることが多いです。こちらは左右対称なのでどちらの手でも気持ちよくバターを塗っていただけますよ」

 

・使いやすくてかわいい! 葉っぱ型のトランプ

KIKKERLAND「どちらの手でも見やすい 葉っぱのトランプ/左右兼用」
1650 円 (税込)

実は知られていないのが、トランプが右利き用に作られているということ。一般的には、左上隅と右下隅にマークと数字が入っていることが多いので、左手で扇形に広げて持つと隠れてしまいがち。葉っぱ型のこのトランプは葉先にマークと数字が配置されているので、どちらの手で持っても見やすくなっています。

 

「使いやすいのはもちろんのこと、子どもが持っている姿がとてもかわいい! 男性にも人気です」

 

今後は、オリジナル商品の拡充や海外展開にも力を入れていきたいという加藤さん。岐阜県各務原市にある実店舗には、遠方から来店されるお客さまもいらっしゃるとのこと。日を重ねるごとに増えていく魅力的なアイテムに目が離せません。

 

Profile

「左ききの道具店」店長 / 加藤礼

ショップの発案者で自身も左利き寄りのクロスドミナンス。左利き用の道具をメインに、ユニバーサルデザインの道具も扱うほか、品質・デザインにすぐれた道具をセレクトしています。文房具好きを生かした「左ききの手帳」をはじめとしたオリジナルアイテムも開発しています。
左ききの道具店オンラインショップ

雪化粧した姿の富士山が出現!「エアイン 富士山消しゴム<限定>葛飾北斎」

“消す”ことを楽しみながら、自分だけの富士山を作ることができる「エアイン 富士山消しゴム」。同製品から、江戸の天才浮世絵師、葛飾北斎の「冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」をデザインした限定柄「エアイン 富士山消しゴム<限定>葛飾北斎」を発売。

 

“葛飾北斎”バージョンの消しゴム

エアイン 富士山消しゴムは、“いつもカドで消す感触”が好評のロングセラー消しゴム「エアイン」シリーズから生まれた新発想の消しゴム。色の違う2層構造の樹脂で作られており、左右・前後方向にバランスよく消していくと本体が山形になり、雪化粧した富士山が姿を現します。

 

今回登場するのは、世界的に有名な“冨嶽三十六景”をテーマにした“葛飾北斎”バージョン。激しく渦巻く波間の彼方に富士山が見える「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」、逆さ富士を描いた「甲州三坂水面(こうしゅうみさかすいめん)」、“赤富士”で知られる「凱風快晴(がいふうかいせい)」の3点の浮世絵をテーマにしています。

↑消しゴムのクリアケースの前面に富士山の前景、内側奥に背景が描かれています。消すたびに姿を変えていく山形の消しゴムをケースに入れることで、一枚の立体的な絵画が完成

 

3点の浮世絵をセットにしたギフトボックス入り。コレクションや友人へのプレゼント、お土産にもぴったり! メーカー希望小売価格は880円(税込)です。

職人の熟練の技術により、手作業で完成!良質な革のホッチキスと温かみのある木のホッチキス

マックスは、脱プラスチックなど環境に配慮した文具シリーズ「Re:max(リマックス)」から、「革のホッチキス」「木のホッチキス」を6月25日に発売します。マックスのホッチキス本体カバーでは初めて、「革」と「木」の素材を採用。

 

材料となる端材を提供する企業との共同企画で製作!

本製品は、材料となる端材を提供する企業との共同企画です。カバンや家具制作の過程で出る端材をアップサイクルし、職人の熟練の技術により、手作業で製品を完成させています。マックスの直販サイトを通じて販売し、希望小売価格は、革のホッチキス「HD-10X/LT」が1万1000円(税込)、木のホッチキス「HD -10X/WD」が5500円(税込)です。

 

革のホッチキスはカバン産業が盛んな地域である兵庫県豊岡市にて、カバン制作を行うMaison Defとの共同企画。カバンの制作過程で出る端材を使用し、Maison Defの職人が手作業でホッチキスのカバーを制作しています。革はKOBE LEATHERや、Maison Defが常時使用している良質なトリヨンレザー(牛革)を用い、斬新な色やトレンドカラーで展開。構造材と装飾を兼ねているリベット(締結部品)がデザインのアクセントとなっています。

↑革のホッチキスはオレンジ、ブルー、グリーン、イエロー、ベージュ/ホワイトの5色で展開

 

木のホッチキスは、木工産業が盛んな地域である岐阜県高山市にて、木材を活用したアイテムを制作するkochi、家具を制作する木と暮らしの制作所との共同企画。家具の制作過程で出る端材を使用し、kochiの職人が手作業でホッチキスの本体カバーを制作。木材は飛騨高山の森から採れた広葉樹で、職人が一つひとつ丁寧に仕上げたことにより、木の温かみが感じられる質感となっています。

↑木のホッチキスはヤマザクラ、クリ、クルミ、ブナの4種類で展開

 

クルトガ誕生から16年…フルメタル軸採用の「クルトガメタル」を“クルトガの完成形”と評価する理由

昨今、中高生の間でとにかく人気が高いのが、シャープペンシルだ。彼ら彼女らにとっては日常で最も使用頻度の高いツールだから、こだわりを持つのは当然だが、それにしたって我々大人からすると「えっ、そんなに!?」と驚くほどの注目度合いなのである。

 

実際、シャープペンシルの新製品が発売された直後にちょっと大きめの文房具店へ行くと、中高生(どらちかというと男子が多いが、女子もいる)が、「売り場にあのシャープペンシルが無いが、売り切れか?」「次の入荷日はいつか?」「予約は可能か?」「取り寄せは可能か?」……などと店員に詰め寄っているシーンをほぼ確実に見ることができる。あまりにアツすぎて、製品によっては1人1本制限は普通だし、店頭で抽選販売となっているケースだってザラなのだ。

 

このシャープペンシルブームの火付け役はといえば、それはまず間違いなく2008年に発売された三菱鉛筆「クルトガ」シリーズと言って間違いないだろう。書く度に少しずつ自動で芯先を回転させる「クルトガエンジン」を搭載し、偏減りなく鋭い筆跡が得られるこのシャープペンシルは、今でもとにかく人気が高い。

 

そんなクルトガシリーズに新たに金属軸モデルがラインアップしたということで、今回は(筆者が発売日の朝から店頭に並んでなんとかゲットしてきた)その最新版クルトガを紹介しよう。

 

クルトガにハイグレードなフルメタル軸登場

4月に発売された「クルトガメタル」は、その名の通り、フルメタル軸を採用した高級モデルだ。

 

クルトガの高級モデルといえば、2022年に発売された「クルトガダイブ」を思い出す人も多いだろうが、正直なところ「ダイブ」は本来のクルトガシリーズよりはるかに高度な機構を搭載しており、系統的にちょっと別物では? といった感もある。対してこの「クルトガメタル」は、機構やルックスも含めて“現行クルトガの正統ハイエンド”と言えるものだ。

三菱鉛筆
クルトガメタル 0.5mm
2,500円(税別)

↑雰囲気はKSモデルを踏襲しつつ、ワンポイントでダイブっぽさを取り入れた印象。

 

ルックスは、2023年発売の新しいスタンダード版「クルトガKSモデル」の雰囲気を継承しつつ、金属軸ならではのスリムさがあり、さらにクリップ部は「クルトガダイブ」と同様のシンプルな板バネクリップを採用。このあたりは、端的に「スタンダードに高級感をプラス」という方向性のデザインなのだと思われる。

 

加えて、軸表面には全体に微細な溝の切削とブラスト加工が施されており、これが程よく光を拡散させることでテカテカ感を打ち消し、ドッシリとした重厚感の演出になっているようだ。

↑軸表面は全体に細かな溝が彫り込まれており、光を穏やかに反射している。

 

↑グリップはサラサラしているが、指先に力を入れて握るとジワッと吸い付く感じ。とても不思議なグリップ感だ。

 

グリップは一見するとシンプルに溝を彫っただけのようだが、握るとその見た目以上にがっちりとすべり止めが効いている。これは、先に述べた微細溝加工がグリップにまで入っており、大きな溝と組み合わさることで、まるで指紋に食い込むかのような強いグリップ感を生んでいるのだ。

 

筆者はメタルグリップとはとにかく相性が悪い(手汗でスルスルとすべる)のだが、これは文句の付けようがない安定感で、今まで握った金属軸の中でも間違いなくトップクラスに握りよいグリップだと感じた。

↑後ろ側に搭載されているクルトガエンジンと、重量感のある真ちゅう製口金とでバランスが取れている。

 

握った際の重心位置は、「KSモデル」と比べるとわずかに前重心気味といったところ。バランス的には特に不満はなく(もうちょっと低くてもいいが)、グリップ感の良さと相まって、手の中にしっとりと収まる感じがとても心地よい。

 

「KS モデル」以降はクルトガエンジンが軸後方に配置されているため、やや重心位置が上がるのだが、対抗して口金に真ちゅうを使うなどして重さを調えているようだ。重量は17.6gと重めだが、コントロールも十分に利いて、握り心地の満足度は非常に高いように感じた。

 

「これこそクルトガの完成形では!?」と驚く筆記感

肝心の筆記感はどうかというと、これがまた想像以上に良かった。クルトガは芯を自動回転させる構造上、どうしても書く度に微妙なカチャカチャとしたブレが発生してしまう。正直、筆者はこの芯先のブレが苦手で、クルトガを長らく避けていたぐらいだ。

 

しかし、新スタンダードこと「KSモデル」はこのブレをかなり抑制できており、筆記感は大幅に向上していた。

↑芯先のブレの少なさはKSモデル以上で、これは本当に優秀。

 

↑ツヤのある樹脂パーツがニブダンパー。こんな小さなパーツだがブレ抑制効果はかなり大きい。

 

では「メタル」はというと、ブレの抑制具合は「KSモデル」以上で、体感的にはほぼ普通のシャープペンシルといった感じ。ブレによる不快感もほぼ無く、これはかなり驚かされた。機構的に「KSモデル」と同じクルトガエンジンを積んでいるのは間違いないだろうが、それに加えて、口金とペン先の間に挟まれた樹脂製の“ニブダンパー”というパーツが効果を発揮しているらしい。

 

正直なところ、このパーツがどういう理屈で効いているのかはハッキリ分からないが……おそらくはパーツ間の隙間をほどよく埋めることでカチャつきを伝わりづらくしているのではないだろうか。

↑クルトガに苦手意識を持っていた筆者ですら「これで書きたい!」と思うほどの筆記感。間違いなく“買い”の1本だ。

 

バランス良く、握りやすく、筆記感も文句なし。かつ、クルトガならではの芯先の鋭さのおかげで、整った文字が書きやすいというメリットも確実に享受できるんだから、とても優秀な筆記具であることは間違いない。

 

超人気製品ということでしばらく品薄は続きそうだが、ともあれ見つけたら即確保すべきだろう。

 

「文房具総選挙2024」大賞発表!100商品の頂点は形もネーミングも個性的なクリップ型ブックストッパー

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる「文房具総選挙2024」は、初めて“選考委員長”として、タレントで文房具愛好家でもある山崎怜奈さんを招聘。山崎さんを中心とした文房具のプロたちで結成された選考委員会によって、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」部門、5年以上売れ続けている学生向け商品に絞った「キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具 」部門など、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。

 

読者や文房具ファン、一般ユーザーたちはいったいどの文房具に票を投じたのか? 各部門の発表を経て、いよいよ「大賞」の結果発表です。

 

【大賞】
サンスター文具 「ウカンムリクリップ」

ユニークなネーミングと機能性の高さで大ヒット!

大賞は、「その形があったか……!」と、思わず膝を打つ“うかんむり”型のブックストッパー。本の背表紙を避けて留めるため、厚手の教科書なども難なく狭める。開きグセがつきにくいのも魅力だ。660円。

 

開発者コメント

サンスター文具 クリエイティブ本部 イノベーション部
人見友佳子 さん
「クリップという地味な文房具をどうしたら多くの方に知ってもらえるかと考えて付けた名前。実際に幅広い世代の方々のお役に立てているようで大変うれしいです。今後も、“地味に便利”な文房具を開発していきたいと思います!」

 

選考委員たちはこう見た!

“選考委員長”
タレント/山崎怜奈 さん
「パッと見ただけで便利なことがわかる商品で、大賞に輝いたのも納得! 教科書を開くときにペンケースを押さえにしていたので、学生時代にこれがあったら良かったな。集中力が途切れるのを防いでくれたはず!」

 

文具ソムリエール/菅 未里 さん
「『勉強する環境を調えて効率的に』という学習用文房具のトレンドにぴったりハマった商品。機能としてはレガシーですが、使いやすいよう細かな工夫が盛り込まれています。聞いただけで形を想像できる名前もイイ」

 

文房具ライター/きだてたく さん
「大ヒットした商品で納得の大賞。モノ自体が重過ぎたり、うまく本を留められなかったりするものが多いブックストッパーですが、これはすべてがバランス良くまとまった商品。まだまだ人気は続くと思いますね」

 

放送作家・ライター/古川 耕 さん
「『本を開いたまま作業したい』。そんなニーズに応えるツールは昔からありましたが、それをアップデートしたことで2品が上位に入賞しました。甲乙つけ難いものの、カジュアルさと入手のしやすさで軍配はこちらに」

 

おめでとうございました! 続いて、準大賞から第5位までを発表していきましょう。

 

【準大賞】
コクヨ 「キャンパス フラットが気持ちいいノート」(ドット入り罫線)

来年発売50周年を迎える国民的ノートシリーズの新顔。ブランド史上最もフラットに開き、ページを押さえなくても、見開きをひとつの面のように広々使える。写真を撮るときに中央に影ができない。各231円。

 

【第3位】
コクヨ 「本に寄り添う文鎮」

2022年の数量限定販売時に話題になり、再発売を求める声に応え、今春全国発売。置くだけで本が閉じるのを防げ、少ない手順でページをめくれる。真鍮タイプは経年変化が楽しめ、持つ喜びも味わえる。2200円(鉄/ブラック、グレー)、5500円(真鍮)。

 

【第4位】
キングジム「ブギーボードぺーパリーBB-18」

書いた内容をワンタッチで消せて、繰り返し使える電子メモの新モデル。紙のような薄さと柔らかさが特徴で、省スペースで保管できる。背面が磁石になっており、ホワイトボードなどへの貼り付けが可能。5170円(Sサイズ スターターセット)、5940円(Mサイズ スターターセット)。

 

【第5位】
コクヨ「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」

集中力維持効果が報告されている「青」を生かした暗記ツール。オレンジのマーカーチップと水色の細字チップを備えたペンが付属し、マーカーを引いた文字やペンで書いた文字をシートで隠して使う。308円。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

文房具総選挙2024結果発表! 文房具のプロは何を評価した? 山崎怜奈さんイチオシ文房具も判明!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。

 

文房具総選挙は大賞以下、読者や文房具ファンからの厳正なる投票のみで決定されるアワード。でもやっぱり気になる、“文房具のプロ”たちはどの文房具を評価した!?

 

まずは、「文房具総選挙2024」で初の選考委員長に就任した、タレントの山崎怜奈さん。

 

【山崎怜奈 賞】


“選考委員長” タレント/山崎怜奈 さん

 

コクヨ
リサーチラボ ペン
各396円

「アルコールが付いても文字が消えないし凍結面にも書けるので、研究所で働く方など、本品を本当に必要としている人がたくさんいる気がしました。見た目ではスゴさが伝わらないので、ぜひ各所に送って良さを広めたい!」

 

【菅未里 賞】


文具ソムリエール/菅未里 さん
メディア出演や商品監修で活躍。販売員経験もあり、幅広い知識による使い手目線での提案に定評。GetNavi webで連載中。

 

オルファ
パッケル
440円

「一般発売前から期待して待っていた商品。キッチン周りのイライラが解消されました。もう二度と、袋が開かずにイライラすることはなくなりますよ。一家にひとつ、特にキッチンに備えておいてほしいアイテムです」

 

【きだてたく賞】


文房具ライター/きだてたく さん
機能系からイロモノまで、あらゆる文房具を対象に取材、執筆。ディープなレビューにファンも多い。GetNavi webで連載中。

 

ミドリ
マグネット レターカッター
各1320円

「レターオープナー系は以前からあれこれ試しているんですが、これはその決定版になりそうな予感。壁面に貼るだけで開封がこんなにラクになるとは思いませんでした。本体がズレ動かない工夫などもよくできていて、文句なし!」

 

【古川 耕 賞】


放送作家・ライター/古川 耕 さん
本誌コラム「手書きをめぐる冒険」でお馴染み。「OKB(お気に入りボールペン)48総選挙」の総合プロデューサーも務める。

 

ナカバヤシ
マグネットクリップボード「カドップ」
各935円

「地味〜。だけど、ある程度文房具好きとしてスレてくるとこういう単機能でシンプルな、でも気が利いている道具につい『こういうのでいいんだよ』と言いたくなってしまいます。軽さも見た目も、マグネットの強さもちょうどいい〜」

 

 

【イオンバイヤー賞】

サンスター文具
metacil school
各330円

「削らずに書き続けられる『メタシル』の派生商品。とくにキッズにオススメのタイプです。竹素材使用で握り心地が良いうえ、この軽さには驚かされるはず! 素材感を楽しめるナチュラルと楽しいカラー3色の色展開も魅力的」(イオンリテール 服部 薫 さん)

 

【学研キッズネット賞】

コクヨ
Hello! Family.「はろもに」
1万6280円

「子どもだけでお留守番をするときにも家族でコミュニケーションをとりたい、という方にピッタリのアイテム。『はろもに』から保護者の居場所がリアルタイムでわかるので、子ども側も親の様子がわかって安心できるはず!」(学研キッズネット編集長 清水優香子 さん)

 

最後に、7〜8年にわたって文房具総選挙の運営を担当してきた、GetNaviとGetNavi web編集部の文房具担当は何を選んだのか?

 

【GetNavi賞】

プラス
ホワイパー 紙ケース入り修正テープ
各275円

「“修正テープって内部機構以外はプラスチックじゃなくても良かったんだ!”と新たな気付きを得た商品。しかも削減したプラスチック使用量が40%というのもスゴイ。紙なのでデザインの自由度が高く、見た目が楽しいのも◎」(GetNavi編集部 鈴木翔子)

 

【GetNavi web賞】

デルフォニックス
「旅するロルバーン」
682円(リフィル 方眼 ポケット L)〜2750円(ロルバーン フレキシブル カバー360°クリアポケットA5)

「コロナ禍に旅が不自由になったことで開発にも時間ができ、議論を深め完成度を高められたとか。“旅ノート”への心理的ハードルを下げた秀作。『ロルバーン』誕生から20年を超えてもなお挑戦をやめない姿勢も支持したい!」(GetNavi web編集部 和田史子)

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

文房具総選挙2024結果発表! 入賞は逃すも実は凄い、埋もれた“地味スゴ”文房具をピックアップ!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。

 

文房具総選挙は大賞以下、読者や文房具ファンからの厳正なる投票のみで決定されるアワード。別枠で、昨今の文房具シーンを語るうえで欠かせないエポックな商品に贈る特別賞を新設し、選考委員全員で選出しました。

 

 

【開発者の粘り勝ちで賞】

修正液市場の雄が世に放つ“塗る修正テープ“

修正テープに押され、世界的に縮小する修正液市場に、40年以上市場を牽引してきたぺんてるが挑戦。長年研究を続け、5年前に開発に着手。同社にとって17年ぶりの新商品(※修正具市場において)が完成した。開発者の粘り勝ちと言えよう。

ぺんてる
ホワイトスピード

440円

1983年にペンタッチボトル型の修正液を開発した同社が新たに世に出したのが、幅広のペン先を搭載した修正ペンだ。修正テープのようにひと塗りで広範囲の修正ができるだけでなく、修正テープでは引けない曲線も思いのまま。

 

↑中央の銀色のペン先から修正液が出て、両端の突起まで広がる仕組み。修正液自体も従来品よりもマットな質感で、紙によく馴染む。乾きが速いのも魅力だ

 

【わかりにくいけどスゴイで賞】

インク量をキープしたまま多色ゲルをスリム化

これまで多色ペンをスリムにするには、リフィルを細くしインク量を犠牲にせざるを得なかった。そのため書き心地が軽いぶんインクの排出量が多いゲルインクの場合、スリム化は諸刃の剣とも言えた。しかしついに、インク量を減らさずに細軸化を実現!

ゼブラ
サラサクリップ3C
各440円

新開発の「サイドスプリング」機構により、軸径を8%スリム化。従来の機構では、内部のスプリング同士が絡まらないよう、ボディの中央に空間を設ける必要があったが、本品では中央の空間が不要に。

 

↑同社の従来品(青)と本品(水色)を比較。ボディは細くなっても、インク芯の太さはそのままで、従来品同様たっぷり書ける。重さも7%軽くなった

 

↑従来の多色ペンでは、スプリングを各インク芯に巻きつけていた。しかし本品ではスプリングを芯のサイドに配置している

 

【投票イベントで一番評価されたで賞】

まるで魔法の紙!見たら驚く薄さと柔らかさ

4月9日に行われた、実際に商品を試したうえで投票できるイベントで、最も票を集めた商品を称えるのが本賞だ。電子メモとは思えない、あっと驚くビジュアルが会場で注目をさらった。この商品は全体で第4位、記録する部門第2位と、ウェブ投票でも順当に評価された。

キングジム
「ブギーボードぺーパリー」
BB-18
5170円(Sサイズ スターターセット)
5940円(Mサイズ スターターセット)

従来の電子メモにはない圧倒的な薄さと柔らかさが特徴で、重ねて保管が可能。背面のマグネットでスチール面に掲示でき、付属のステンレスシートを使えば、マグネットがくっつかない場所にも貼れる。

 

↑書き込みを消すときは、左上の丸いパーツに、スタイラスの後端を当てるだけ。スタイラスは電池交換式で、約10万回消去可能だ

 

【SDGs文房具の今後を予感させたで賞】

色覚多様性に配慮した配色とデザインを採用

エコな素材の使用が主流のSDGs分野において新たな潮流を感じさせるアイテムを、さらなる広がりを期待して表彰。見た目ではわかりにくい、困難を抱える人でも使いやすい、ユニバーサルな点が評価された。

プラス
みんなのふせん 強粘着
2695円(各色2パッド・計10パッド入り)

色の見え方の違いに配慮して、識別しやすい配色を採用すると同時に、上部に色の名前もプリント。強粘着タイプで、紙やホワイトボードにしっかり貼れ、ブレーンストーミングなどでも活躍。

 

【ド直球でスゴイで賞】

大容量インクで長く使える超オトクペン

本賞では、“ド直球なわかりやすさ”が光る商品をピックアップ。インクはゴツ盛りでも、特徴は超シンプル。聞いただけでメリットが分かる名前と見た目が、ひときわ異彩を放っていた。

エポックケミカル
ゴツ盛りインクの蛍光ペン
各374円

一般的な蛍光ペンの約6倍(同社商品比)の量のインクを搭載しながらも、価格を3倍程度に押さえた高コスパペン。その筆記距離は、なんと約570m。インク残量が見えるため、買い替えのタイミングがわかりやすい。

 

↑ボディ自体が商品ポップの役割を担っている点もユニーク、かつわかりやすい。直液式でインクがドバドバ出るため、かすれ知らずだ

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

文房具総選挙2024結果発表!プチロングセラー文房具部門の1位はやる気スイッチを入れるIoT文房具

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは【特別部門】「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の結果をお伝えします。

文房具総選挙が始まった2013年以降に登場し、いまも支持され続けるプチロングセラー。トップは、投票期間後半にごぼう抜きした、次世代を予感させるIoT文房具だった

 

【第1位】

勉強に遊びの要素をプラスして子どものやる気スイッチをオン!

コクヨ
しゅくだいやる気ペン
参考価格7599円

専用スマホアプリと同期させることで、子どもの勉強の習慣化を促すIoT文房具。本品をセットした鉛筆を使って勉強すると「やる気パワー」が溜まり、アプリ内のキャラが力を得てステージを進んでいく。

 

【第2位】

ページの端まで快適に書けるリングノート界の革命児

コクヨ
ソフトリングノート
297円(カラフル・A7変型)〜803円(ビジネス・セミB5)●写真は「ソフトリングノート(カラフル)」

手が乗り上げても痛くない、「やわらかリング」を備えたノート。通常文房具の開発期間は1年程度だが、本品は3年かけて開発された。左のページを使うときも、リングを気にせずページの端まで書ける。

 

【第3位】

使い続けると富士山が現れる使って楽しい消しゴム

プラス
エアイン 富士山消しゴム
各242円

「文房具総選挙2020」の大賞受賞商品。2層構造の樹脂で構成され、バランス良く消すと先端が削れて富士山が姿を現す。消すたびに表情が変わり、消す作業自体が楽しくなる。消字力の高さも魅力。

 

【第4位】

乾かないインクで水性ペンの常識を覆した名品

ゼブラ
クリッカート
各110円

空気中の水分を吸収して乾燥を防ぐ「モイストキープインク」を搭載し、ノック式が可能になった水性カラーペン。モイストキープインクは、書く・消す部門第5位の「クリックブライト」でも使われている。

 

【第5位】

「書く」と「消す」を高レベルで両立した元祖

トンボ鉛筆
モノグラフ
各440円 ●写真は「『モノグラフ』0.5/0.3mm芯」

2014年に「モノ消しゴム」を内蔵したシャープペンとして誕生し、のちにボールペンなど派生商品を多数展開。製図ペンさながらの筆記面を見通しやすくしたペン先が特徴で、精密筆記が得意だ。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

文房具総選挙2024結果発表!SDGs文房具部門はやっぱり強し「ジェットストリーム」ボールペンが制覇

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは【トレンド部門】「SDGs文房具」部門の結果をお伝えします。

素材推しの商品は、コンタクトレンズの容器から茶殻まで環境配慮素材の個性的チョイスが勝因に!

 

【第1位】

環境に配慮しながらも“ジェットストリームらしさ”の健在が高評価

三菱鉛筆
ジェットストリーム 海洋プラスチック
各242円

独自の配合技術により、軸材の再生材比率ほぼ100%を実現したボールペン。海洋プラスチックごみからできた再生樹脂と、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを用いた再生樹脂を使っている。

 

↑軸材に使われたのは、日本国内で回収された海洋プラスチックごみと、コンタクトレンズ専門店の店頭や学校、企業などで回収された使い捨てコンタクトレンズの空ケースだ

 

<ココがはかどる!>


超低摩擦を誇るジェットストリームインクの威力は健在。どんな筆記荷重や速度でも、筆記抵抗が少なく滑らかに書ける。描線は濃くはっきりと発色し、速乾性も高く使いやすい。

 

【第2位】

家具の端材を再利用! 一点一点木目が異なり特別感も満載

三菱鉛筆
JETSTREAM×karimoku 多機能ペン 4&1
各3300円

日本を代表する木製家具メーカー「カリモク家具」と「ジェットストリーム」がコラボした多機能ペン。家具の製造工程で出るナラ材とウォールナット材の端材を再利用したグリップは、一点一点木目が異なる。

 

【第3位】

左利きの人でもインクがかすれず真っ直ぐに書ける

ラミー
LAMY safari 左利きのための万年筆
5500円

1980年誕生のロングセラー万年筆の左利き用モデル。ペン先を押し出すようにして書く左利きの人でもかすれず書け、時計回りに巻き込む筆記グセがあっても、自然と真っ直ぐ書けるよう矯正される。白と黒の2色展開。

 

【第4位】

廃材から作られた削らずに書き続けられる無限鉛筆

サンスター文具
Re:metacil(リ:メタシル)
各990円

削らずに書き続けられる「特殊黒鉛」を使った鉛筆のサステナブルモデル。ボディとキャップに、噴石や牡蠣・ホタテの殻などの廃棄物を粉砕して再生した、アップサイクルプラスチック素材を使っている。

 

【第5位】

茶殻を再利用したほのかに香る書類ホルダー

キングジム
紙製ホルダー(茶殻紙タイプ・10枚入り)
1012円

伊藤園の「お〜いお茶」など、日本茶飲料の製造過程で排出される「茶殻」をアップサイクルした「茶殻紙」を使ったホルダー。通常の紙よりも紙原料を削減して作られている。お茶の香りがほのかに漂う。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

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文房具総選挙2024結果発表!勉強を効率化する環境整備部門は複数のタイマーが席巻!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」の結果をお伝えします。

順位には残り時間を直感的に把握できるタイマーが多数ランクイン。共働きが増えるなか、切実なニーズである“安全かつ効果的な学習環境の構築”に役立つ商品が人気でした!

 

【第1位】

子どもも大人も直感的にわかる、見せ方を再定義したアイデアに脱帽!

キングジム
ビジュアルバータイマー
2970円

液晶に表示された目盛りで残り時間がひと目で分かる、コンパクトなタイマー。カウントダウンとカウントアップの両方に使える。背面にはマグネットが付いており、スチール面への貼り付けが可能だ。

 

<ココがはかどる!>


時間表示エリアよりもスペースを大きくとったバーエリアが特徴的。全体の時間を20分割し、時間の経過に合わせて表示されるバーが右から順に減っていく仕組み。カウントアップ時は、表示されるバーが増えていく。

 

【第2位】

外出先からスマホで子どもと連絡が取れる見守りツール

コクヨ
Hello! Family.「はろもに」
1万6280円

専用アプリと連携させ、写真付きの音声メッセージを送り合えるカメラ・マイク付きのモニター。留守番中の子どもとの連絡ツールとして使える。家族がどこにいるのかを画面から確認でき、安心できるのもメリット。

 

【第3位】

時間経過が視覚化されやる気と集中力がアップ!

ソニック
時っ感タイマー 3・2・1! 色で時間を実感&光ってお知らせ
3960円

色で時間経過を実感できるデジタルタイマー。開始時に「3・2・1」とカウントダウンが表示され、やる気&集中力がアップ。音と光で時間切れを知らせてくれる。時間設定は操作が簡単なダイヤルを使って行う。

 

【第4位】

適度にノイズを残して集中力を上げる

ソニック
集中耳栓 シリコンタイプ ケース付
1320円

集中力が高まるといわれている無音と雑音の間の、“適度なノイズ”を残した状態を作り出せる耳栓。3サイズのイヤーピースが付属し、自分の耳のサイズに合わせて使える。持ち運びに便利なシリコンケース付き。

 

【第5位】ペンケースにも入るスティック型のミニタイマー

ソニック
スティックル タイマー ダイヤル式 持ち運びしやすい勉強用
各1540円

持ち運びしやすいスティック型のタイマー。横向き、斜め、上向きの3つの角度で置けるため、場所に応じて画面がはっきり見えるように調整しやすい。ダイヤルをくるくる回して直感的に時間を設定できる。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

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文房具総選挙2024結果発表!もっとも勉強がはかどる文房具は目からウロコの“青色”暗記シートに決定

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる文房具」の結果をお伝えします。

筆記具も多かった部門ですが、蓋を開けてみればノミネートしたすべての暗記シートが食い込む結果に!

 

【第1位】

「緑や赤だけじゃなく、青でもよかったんだ!」目からウロコの声多数

コクヨ
キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット
308円

集中力維持が期待できる“青色”を採用した暗記専用ツール。青色のシートとオレンジマーカー、水色ペンのセット。シートは切り込み付きでページに固定でき、移動時に落下したり紛失したりしにくい。

 

<ココがはかどる!>


教科書や参考書の重要な箇所をオレンジのマーカーでマーキング。そこへ青色シートを乗せると黒潰れして隠れるので、暗記に役立つ。また付属の極細水色ペンで筆記した文字も、同シートで消せる。

 

【第2位】

学びを深める問いや見出しが書かれた勉強用付箋

KYOKUTO
X-ZONE「付箋」
各550円

「どうして間違えたの?」「間違えない方法は?」などの問いかけや、「ここは覚える!!」「余談だけど……」といった見出しが書かれた付箋。書き込むことでミスの対策を考えたり、内容を深堀りしたりできる。

 

【第3位】

繰り返し書いて覚えるメモスペース付きの赤シート

クツワ
カクシート
638円(スリム)、748円(A5対応サイズ)

繰り返し書き消しできるメモスペースを備えた暗記用の赤シート。黄色いメモスペースは、ペンのキャップや指先などで書き込め、シートをめくると文字が消える。A5対応サイズとスリムサイズの2サイズ展開。

 

【第4位】

プリントをノートサイズに切れるガイド付き定規

クツワ
ノートぴったりに切れる定規
418円

学習プリントをB5ノートに収まるサイズに切るための、ガイドが付いた定規。目盛り側の側面に45度の傾斜が付いており、定規で押さえた紙を手前に引くとキレイにカットできる。折り畳み式で、伸ばすと30cm定規に。

 

【第5位】

書き込み内容を2段階で隠して暗記効率が向上

ソニック
速暗! 2色で書いて覚える暗記用ペン&4枚シートセット
660円

2色のシートとペンのセット。答えをオレンジ、ヒントをピンクのペンで書き、オレンジシート(答えのみが隠れる)を使って問題が解けるようになったら、次に赤シート(答えとヒントの両方が隠れる)を使う。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

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文房具総選挙2024結果発表!印をつける・分類する部門は何で今までなかったんだ!と膝打つハンコが戴冠

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは機能別部門「印をつける・分類する」部門の結果をお伝えします。

付箋やマスキングテープ、スタンプなど、多彩な“印をつける”“分類する”アイテムが混戦を繰り広げるなか、納得の第1位を獲得したのは?

 

【第1位】

膝を打つ快適さに「どうしていままでなかったの!?」の声続出

シヤチハタ
つまめるはんこ
各4800円

印章・スタンプメーカー大手のシヤチハタが同社のデザインコンペ入賞作を商品化した、持ち手に“くびれ”を設けたはんこ。支点が下がったことでズレにくく、安定して押せる。専用ケースが付属する。

 

<ココがはかどる!>


持ちやすさを追求した新形状は、印面を見返すことなく印影の傾きを確認でき、簡単に真っ直ぐキレイに押せる。一部でビジネスマナーと見なされる“おじぎ印”などの調整もしやすい。

 

【第2位】

クリップと付箋が一体化し付箋の定位置が決めやすい

カンミ堂
ミニクリップ ココフセン
各484円

クリップとして使いながら、必要なときにすぐ付箋を取り出せる2Wayツール。プラスチック製のクリップは、ミニサイズながらも紙や小物をしっかり挟める。つまみを下に向けて立てれば、メモスタンドにも変身。

 

【第3位】

〆切管理に役立つ日付欄が入った剥がれにくい付箋

無印良品
全面のりデッドライン付箋紙
250円(3色・各30枚)

日付欄があり、〆切の管理などにも活躍する付箋。ウラ側のほぼ全面にのりが付いており、貼り付けた際にピラピラせず剥がれにくい。メモ欄は、文字を真っ直ぐ書き込める方眼罫入り。色が鮮やかで目立つ。

 

【第4位】

クリアファイルを分類して引き出しやすさも叶える

カンミ堂
ファイルタブ
495円

クリアファイルに貼ることで書類を見つけやすくするインデックス。丈夫なプラスチック製で、つまんで引っ張って書類を引き出せるタブとしても機能する。部屋やオフィスに馴染みやすい、透け感のあるデザイン。

 

【第5位】

布にシュシュッとかけるだけで名前書きのにじみを防止

シヤチハタ
布用下地スプレー にじみガード
605円

布や衣類のタグなどに、油性ペンで書き込んだときに起きる“にじみ”を防ぐスプレー。布に吹きかけて乾かせば、スプレー液に含まれる樹脂が繊維の隙間を埋めて、後から使うインクのにじみを抑える。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

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文房具総選挙2024結果発表!収納する部門はスタンド式ペンケースが激戦の中、三角形に可変するアイテムが制す!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは機能別部門「収納する」部門の結果をお伝えします。

上位のほとんどをペンケースが独占! デスクに置いた際の見た目のインパクトも、票を投じる動機になったようです。

 

【第1位】

個性的な形状と仕組みでスタンド式ペンケースの筆頭に躍り出た!

ソニック
カクスタ ポータブルペン立て シリコンタイプ
各1980円

マグネットを活用した高機能ペンケースに定評があるソニックの新作。中身の見つけやすさと取り出しやすさを“角度”によって実現。汚れやホコリが付着しにくい表面加工が施されている。5色展開。

 

↑ファスナーを開けた際に折り返される部分にマグネットが内蔵されており、三角の形で安定して自立。小さな三角部は小物入れに

 

<ココがはかどる!>


本体形状を60度を基調とした平行四辺形にし、開口部も同角度に配することで、ファスナーを開けて折り返すと写真のように三角形に固定される。収納したペンが斜めに覗き、見つけやすく取り出しやすい。

 

【第2位】

デスク上を効率良く活用できるマルチケース

ナカバヤシ
スマウス マウスパッド付きマルチケース
2750円

マウスパッド、マルチケース、スマホスタンドの3機能がひとつに。ケースは簡単に開閉できるマグネット式で、約8cmのマチ付き。芯材がしっかりしているため、メガネや腕時計なども安心して入れられる。

 

【第3位】

書類を複数枚同時に閲覧できて挟んだまま書き込める

キングジム
クリアーファイル「カキコ」ジャバラタイプ
1265円(6ポケット)、1485円(24ポケット)

書類を入れたまま書き込めるファイル「カキコ」シリーズの新モデル。上下に付いたフラップで書類を挟む仕様はそのままに、表紙とウラ表紙にそれぞれスナップボタンを搭載。ボタンを外すとジャバラ状に広がる。

 

【第4位】

ファスナー付きとスリット式の2つのポケットを使い分け

コクヨ
ペンケース<スリッシュ>
各880円

ファスナー付きのポケットと、口がスリットになったポケットを搭載したメッシュ素材のペンケース。よく使う筆記具をスリットポケットに入れれば、すぐに取り出せる。中身が見え、目的のペンを見つけやすい。

 

【第5位】

パカッと開くだけでペントレイに早変わり!

ンスター文具
tray tray
1540円

開くとペントレイになり、使いたいアイテムがすぐに見つかるペンケース。開くときに中身がバラバラとこぼれるのを防ぐゴムバンドが付いている。収納部には15度の傾斜が付いており、出し入れもしやすい。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

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文房具総選挙2024結果発表! 切る・貼る・綴じる部門では“本を開く”ツールがワンツーフィニッシュ!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは機能別部門「切る・貼る・綴じる」部門の結果をお伝えします。

奇しくも本を目的のページで開いておくためのツールが、ワンツーフィニッシュ! 場所を取らないシンプルな構造ながら効果的で、開いた際の見た目にも気を配った、発想の転換の勝利といえます。

 

【第1位】

形を巧みに言語化し投票者のハートもがっちりグリップ!

サンスター文具
ウカンムリクリップ
各660円

ページを開いたままキープできる“うかんむり”型のクリップ。背表紙や書籍の中央を避けて留められるため、厚めの教科書や参考書も固定でき、開きグセも付きにくい。文字が隠れない透明タイプも用意する。

 

<ココがはかどる!>


開きグセを付けずにページを固定できる形状を、誰もが認識できる“うかんむり”に落とし込んだ。6色展開で文字が隠れない透明タイプもラインナップ。約49gと軽量なのも美点だ。

 

【第2位】

分厚い本も傷めずに開いた状態でしっかりキープ

コクヨ
本に寄り添う文鎮
2200円(鉄/ブラック、グレー)、5500円(真鍮)

分厚い本も安定した状態で保持できる、開いた本に沿う形状の文鎮。置くだけのため本を傷めず、ページめくりもスムーズに行える。真鍮タイプは、商品名が金で箔押しされた高級感のある箱入りで、ギフトにも◎。

 

【第3位】

暗所でも見つけやすいオレンジカラーの2Wayバサミ

コクヨ
2Way携帯ハサミ<ハコアケ>オレンジ
各1320円

刃をスライドさせることで、「カッターモード」と「はさみモード」が切り替わるコンパクトばさみ。明るく彩度の高いカラーが、倉庫などの薄暗い場所でも目立つ。刃にはチタンコートを施し、硬度を高めている。

 

【第4位】

透明度が高く目に付く場所にも使いやすい

アスクル 【ASKUL・LOHACO限定】
現場のチカラ 掲示用高透明養生テープ
362円

養生用粘着テープでは珍しい、透明度が高いテープ。貼って剥がせる、手でちぎれる、といった養生テープに求められる特性を持ちながら、タテヨコ糸の織り目がない。透明でキレイに貼れるため、掲示用途に重宝する。

 

【第5位】

ペンケースに入れて持ち運べるスリムなカッティングマット

ナカバヤシ
モバイルカッティングマット
1210円

手のひらサイズに折り畳め、カッターと一緒にペンケースに入れられるカッティングマット。広げると、A 4用紙までのカット作業にちょうど良い31cm×7cmに。表面には1cm間隔で十字罫線がプリントされている。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

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文房具総選挙2024結果発表!記録する部門は驚異の極薄電子メモを押しのけノート界の王者が1位を奪取!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは機能別部門「記録する」部門の結果をお伝えします。

“書かれるもの”が主役の同部門は、ノート界の王者がフルスイングで生み出したアイテムが首位。機能性はもとより使った際の気持ちよさも、はかどりのポイントとして評価され圧倒的な支持を集めました。

 

【第1位】

国民的ノートブランドが見せた進化と価格のバランスに喝采!

コクヨ
キャンパスフラットが気持ちいいノート(ドット方眼罫)
各231円

無線綴じノートの見開き性を追求した、「キャンパスノート」史上最もフラットに開くノート。中心を手で押さえなくてもページが開き、罫線が左右のページでつながっているため、ひとつの面のように使える。

 

<ココがはかどる!>


強度を保ちながら平らに開く構造を実現したうえで、量産するにはどうしたらいいか。中の紙と背の部分をつなぐ糊と糊付け方法に試行錯誤を重ね、開発に3年を費やしたという。

 

【第2位】

軽い・薄い・柔らかい! まるで紙のような電子メモ

キングジム
「ブギーボードぺーパリー」BB-18
5170円(Sサイズ スターターセット)、5940円(Mサイズ スターターセット)

紙のように薄くて柔らかい電子メモ。何度も繰り返し使え、線の太さは筆圧によって変えられる。消すときはスタイラスの上部を本体に当てるだけ。マグネット内蔵で、冷蔵庫などに貼り付けられる。2枚セット。

 

【第3位】

書類をコンパクトに持ち運べて書き込むときはしっかり固定

キングジム
コンパックボード
各1485円

A4書類を半分に折り畳みコンパクトに持ち運べるクリップボード。開くと筆記面が自動でフラットに固定され、安定して書き込める。下部には書類のめくれやズレを防ぐ紙押さえ付き。書類に折り目が付きにくい。

 

【第4位】

筆記具をスマートに持ち運べるリングノート

コクヨ
ソフトリングノート<Penott>
各693円(スリムB6サイズ)、各748円(スリムA5サイズ)

筆記具を挟んで持ち運べる新設計のリングノート。ゴムバンドの留め具を扇型の切り欠きにすることで、筆記具をしっかり挟めるようにした。手が当たっても痛くない、同社独自の「やわらかリング」を採用している。

 

【第5位】

インデックスのように貼ってメモやタスクの見落としを防止

ダイゴー
isshoni.やる事ふせん フィルムタイプ
各495円

インデックスのようにノートや手帳から見せながら貼ることができる付箋。「Don’t forget!」や「here」などの見出しが書かれていて、メモやタスクの見落としを防げる。厚口のPET製で折れにくいのもポイント。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

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文房具総選挙2024結果発表!筆記具部門を制したのは研究者向けのニッチなハイスペックペン

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、読者や文房具ファン、一般ユーザーによる厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる今回は、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。ここでは機能別部門「書く・消す」部門の結果をお伝えします。

最も文房具らしいアイテムでありながら、同部門が全体の上位に食い込めなかった要因は、全体的にハイレベルで票が分散したことにあります。どれが部門賞でも納得のなか奪取したのは、ニッチなはかどり機能を持つペンでした!

 

【第1位】

特殊なシーン向けだが誰もが共感できるスゴさに高い支持

コクヨ
リサーチラボペン
各396円

耐アルコール性に優れたインクを採用した油性ペン。水と混ざりにくいインクのため、結露した容器や凍結面にも筆記できる。ペン先が0.6mmと細く、硬い素材を用いているため、小さな容器にも書き込みやすい。

 

<ココがはかどる!>


理化学系の研究所で使われることを想定し、筆記面にアルコールが付着しても消えにくいインクを採用。特にポリプロピレンやABS樹脂などに効果的で、ガラスや金属面にも有効だ。

 

【第2位】

「書くこと」が特別な体験になるペンシリーズ

コクヨ
WPシリーズ
各4400円

「キャンパスノート」をはじめ、長年紙にこだわってきたコクヨが提案する、特別な書き心地のペンシリーズ。表情豊かな線が書ける「ファインライター」と、浮遊感のある書き味の「ローラーボール」の2種を展開。

 

【第3位】

ザラザラとした手触りが美文字をサポート

レイメイ藤井
大人の魔法のザラザラ下じき
1045円(B6)〜1210円(A4)

表面に施した細かいドット加工が筆記時にザラザラと指に伝わることで、頭の中でイメージした通りの文字が書けるようになる下敷き。流れ文字や雑文字、字形の不揃いなどを改善する効果が期待できる。

 

【第4位】

カチカチ音を気にせずに堂々とノックできる!

サンスター文具
mute-on
各264円

ノック音を、同社従来品比で33%カットした静音設計のペン。ノック中はクリップが収納されて使えなくなるため、ペン先を出したまま胸ポケットに挿すという失敗が起きにくい。握りやすい三角軸を採用。

 

【第5位】

小さな文字もきれいにマークできる細字蛍光ペン

ゼブラ
クリックブライト
各132円

従来の蛍光ペンの約半分にあたる線幅2mmのペン先「ハーフラインチップ」を搭載。小さな文字や注釈もきれいにマーキングできる。ノック式で、キャップなしでも乾かない独自インクを採用している。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

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