ファスナー付きクリアポケットの表紙でおなじみ「ストレージイット」からもついに横型登場!

スライドジッパー付きのデザインでおなじみの「ストレージイット」から、省スペースでスリムな横型ノートが新発売。近年PC前のスペースに置ける横長のノートが存在感を増しているが、ストレージイットからも満を持しての登場となった。

 

「ストレージイット」とは?

2005年に手帳としてデビューした、スライドジッパー付きポケット仕様を特徴とするステーショナリーブランド。文房具メーカー、マークスのオリジナルステーショナリーとして手帳やノートを展開し、日本をはじめ、ヨーロッパを中心とした海外でもリピーターの多いロングセラー商品です。

 

その「ストレージイット」から従来のスライドジッパー付きポケット仕様の利便性はそのままに、パソコンの前の狭いデスクスペースに置いてメモが書ける、出社とテレワークのハイブリットワークにも最適な「横型ノート」が登場しました。使いやすいスタイリッシュなカラーから、差し色として目を惹くポップなカラーまで10色の豊富なカラーリングで展開。

 

デジタルデバイスといっしょに持ち歩くペンや付箋をミニマムにまとめられます。

 

スリムな横型設計で軽くポータブル!

近年の働き方や小型ノートのニーズに合わせた、コンパクトなA6サイズの横型タイプ。狭いデスク上やノートパソコンの前など、奥行きのない場所でも活用できます。ペンや付箋など、手帳といっしょに持ち歩きたい小物を入れておける利便性の高さもポイント。

 

ビジネスシーンでも使いやすい「ブラック」や「ネイビー」などのベーシックなカラーリングに加え、ポップで鮮やかな「ネオ・シトロン」と「サーモンピンク」、見る角度や光の当たり方で表情が変わる「ホログラム」など豊富な10色のカラーがラインナップします。

 

薄くて軽い、なめらかな書き心地のオリジナル手帳用紙

ノート用紙には、手帳ユーザーから定評のあるFSC認証紙のマークスオリジナル手帳本文用紙「NEO AGENDA(ネオ・アジェンダ)」を採用。「NEO AGENDA」は、ゲルインクや油性ボールペンなどとの相性もよく、重いデジタルデバイスといっしょに持つノートとして、通常のノート用紙に比べて、“薄くて軽い”、そして“なめらかな書き心地”の手帳用紙です。

 

中面は、イラストや図形はもちろん、頭の中にあるアイデアや情報を自由に書き出しやすいガイド機能のある5mmドット方眼。また、180度フラットに開く製本のため、パソコン作業をしながらメモがとりやすく、よりスマートに、ストレスなく記入できます。

 

マークス
ストレージイット ノート・横型 A6
1250円(税込)
全10色展開

トンボ鉛筆「ZOOM」が果たした“知的なリブランディング”。「コインの裏表」と表現される魅力は?

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される “手書きツール” を、1点ずつピックアップしている。第33回となる今回は?

2024

第33話

トンボ鉛筆
ZOOM
7700円(左/C1)、4400円(中央/L1)、3520円(右/L2)

 

今春、「1本の、美学。」をコンセプトにリブランディングされた、1986年誕生の筆記具ブランド。日本の技術と感性が融合した自由で新しいスタイルの筆記具を3種類揃える。C1、L2は油性ボールペンとシャープペン、L1は水性ボールペンをラインナップする。

 

あのデザインペンの名作が知的にリニューアル。

今年2月、トンボ鉛筆の筆記具「ZOOM」シリーズのリブランディグモデルが発売されました。  オリジナルは1986年発売。国産デザイン筆記具の先駆け的存在であり、歴代ラインナップのなかでも、特にキャップ式・太軸の「505」や極細軸の「707」は、今でも現役の人気製品。現在売られているどのボールペンと比べても遜色ないほど、鮮烈でキャッチーなルックスを誇っています。

 

そして2023年。爛熟とも言える現在のボールペン界のなかで、満を持してのこのリブート。その出発にあたり、現状のボールペン界を「ユーザーのリテラシーが高まり、質の高いものを受け入れやすい土壌が整っている」と捉えるか、あるいは「いや、いまは安いボールペンでもそれなりにデザイン化されている。そのなかで差別化を打ち出すのは難しい」と捉えるかで、立てる問いと答えが変わってきます。実際このふたつはコインの裏表。さて、今回のZOOMはどちらに軸足を置くのでしょう?

 

発表された3つの製品のうち、メインは油性ボールペンの「C1」。ボディは表面にアルマイト加工を施したジュラルミン製。サラサラと手触りが良く、高級感は申し分なし。さらにデザインの最大の特徴は、ノック部と胴軸が切り離され、まるでノックパーツが浮いているかのように見えること。手に持って書いているとき、ふと目を落とすと隙間から机がチラ見えする「抜け感」(文字どおり!)は前代未聞。クリップは金属性で剛性が高く、それでいて重さもさほどないため重心バランスも悪くありません。大胆なギミックではあるものの、決して使いやすさは犠牲にしていないのです。

 

続いてゲルインクボールペンの「L1」。こちらはシルバーの本体にDURABIO TMという透明なプラスチック素材をレイヤードしており、太軸・キャップ式という外見はまさに「505」の正統後継者。それだけに安心感と安定感があり、今回のなかでは最も扱いやすく感じました。また、特筆すべきは、C1、L1ともに新しいリフィルが開発されており、これが従来のトンボ鉛筆のボールペンと比べて桁違いの書きやすさであること。実はこのリフィルの誕生こそ、今回のリブランディング最大の功績と言っていいぐらいです。

 

そして個人的に最も気に入ったのがシャープペン/0.5mmボールペンの「L2」。スリムな外見は「707」の遺伝子を感じさせつつ、よりソリッドなフォルム。ネオラバサンという塗料はまるでヌバック革のようなソフトな手触りで、トグルスイッチ風のノックパーツや細身のクリップと合わせ、使い手に繊細な扱いを要求します。この造りは、シャープペンのボディとしてとても理にかなっています。

 

こうして今回のZOOMリブートを見渡してみると、全体的に外見のインパクトは控えめ。初代707のようなエキセントリックさはありません。そのかわり、こだわりの新素材とディテールのアイデア、トータルのまとまりで勝負。また、ハイレベルなリフィルや優れた重心バランスといった実用性、そして油性/ゲル/シャープでそれぞれ適切なデザインを配する合理性など、すべての要素が噛み合った、極めて完成度の高いプロダクトとなっています。何より、 “奇をてらわずともこの良さは伝わるはずだ” 、というユーザーへの信頼感さえ透けて見えます。前述したように、ユーザーのリテラシーと製品レベルはコインの裏表のようなもの。新生ZOOMは、その幸せな相関関係のカーブの頂点にそっと腰を下ろした、知的なリブート製品と言えます。

サラサラした消し感。ホタテの貝殻を練り込んだ「消しゴム モノナチュラル」登場

株式会社トンボ鉛筆は、ホタテの貝殻などのバイオマス(生物由来の資源)原料を練り込んだ「消しゴム モノナチュラル」を4月25日に発売します。

 

大小2サイズの展開で、価格は「消しゴム モノナチュラル」が165円(税込) 、「消しゴム モノナチュラルS」が99円(税込) 。

↑左から「消しゴム モノナチュラル」、「消しゴム モノナチュラルS」

 

消しカスが出やすくなり、表面をいつもフレッシュに保つ充填剤に、ホタテの貝殻のパウダーを練り込んでいます。消しゴムの生地の色は、ホタテ貝殻などをイメージした生成り色。スッキリとした消えのよさと、サラサラとした消し感が特徴。モノPEシリーズよりやや硬めで、消しカスは控えめ。消字力はモノPEシリーズと同じ「消字率95%以上」(測定値)です。

 

■製品名:消しゴム モノナチュラル
■発売日:2024年4月25日
■価格:165円(税込)
■サイズ:23×11×55mm

 

■製品名:消しゴム モノナチュラルS
■発売日:2024年4月25日
■価格:99円(税込)
■サイズ:17×11×43mm

現時点で最強タイマーかも? 残時間のビジュアル化と作業&休憩をリピート計測できる「ビジュアルバータイマー」が最強たるゆえん

コロナ禍を経て、文房具関係で特に活性化したジャンルは何か? というと、「デジタル学習タイマー」だと筆者は考えている。“学習” と言っても、とりたてて勉強用に特化しているわけではなくて、要するに、仕事や勉強をする上でオンとオフの区切りをつけ、効率ややる気を向上させるための装置、と考えてもらうといいだろう。

 

ここ数年で、新機能付きデジタルタイマーが次々と発売されているのだが、進化中のジャンルなので、自分にとってどういう機能があると便利なのかを、ユーザー自身がまだ把握し切れず、どれを買うべきか迷ってしまうケースが多発しているようだ。その場合、いっそのこと「機能全部盛り」の製品を買うのが手っ取り早いのではないだろうか。

 

残り時間のグラフ化でタイムマネジメントの効率アップ!

個人的に、いま最も「機能全部盛り」に近いと思っているのが、キングジム「ビジュアルバータイマー」である。なぜなら、昨今のタイマー界隈で特に注目度の高い「残り時間の可視化」機能と「リピート計測」機能を併せ持っているのが、この機種だからだ。

キングジム
ビジュアルバータイマー
2700円(税別)
4月19日発売予定

まず、「残り時間の可視化」だが、これはタイマーの時間経過をデジタルの数字だけでなく、パッと見ただけで直感的に把握できる要素で知らせるというもの。アナログ時計型のタイマーなら、針の位置で残り時間を感覚として捉えられるが、デジタルタイマーは数字のカウントダウンだけなので、そこが少々難しい。残り時間「45:00」と表示されていたとして、それが1時間での残り45分なのか、5時間での残り45分なのかで、その重要度は大きく変わってくるはず。

↑上部のボタンで操作。入力や操作のリセットは「1分」「10秒」ボタンの同時押しで行う

 

ビジュアルバータイマーは、残り時間を棒グラフのように表示できるのが最大の特徴だ。

 

(1) 本体上部のボタンで計りたい時間を設定すると、液晶画面向かって右側にはデジタル数字、左側には黒い目盛りが表示される。

(2) スタートボタンを押すと、数字のカウントダウンが始まり、それに連動して目盛りが少しずつ減っていく

 

目盛りは20段階に分割されており、設定された時間を100%として時間経過を比率的に表示する仕組みだ。例えば、10分を測るなら1目盛りは30秒ずつ減るし、60分なら3分で1目盛りが減る。

↑目盛り機能のおかげで、パッと見ただけで「残り時間あと半分」と、イメージできる

 

これはとても直感的だし、残時間のマネジメントが圧倒的にやりやすい。画面をチラッと見ただけで「もう残り1/3しか時間がないからピッチを上げよう」や「まだ半分あるから焦らなくてもいいか」といった判断がすぐにできるのだ。作業に集中しているほど、「40分タイマーで残り8分を切ったから、全体の4/5か」など、計算することに脳のリソースを使うのはもったいない。見ただけでなんとなく経過が分かる棒グラフ式だと、効率が良いのである。

 

ちなみに、このタイマーは残り時間がゼロになると、以降はカウントアップを開始する。その場合、固定で5分につき1目盛りが増えていくよう設定されている。

 

作業と休憩を繰り返し設定できる、リピート計測が便利

もうひとつのポイントである「リピート計測」機能は、2種類のタイマーを交互に複数回繰り返すよう設定できるというもの。一般的に「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる集中法に便利な機能である。

 

例えば、30分経ったら休憩を10分入れる、を1セットにして何度も繰り返す。定期的に休憩を挟むことによって脳の疲労を防ぎ、結果として集中力が長続きする、というわけだ。

↑リピート計測モードは、2つのタイマーを1セットとして、それを何回繰り返すかを設定できる

 

設定方法もシンプル。

 

(1) 操作パネルから「モード」ボタンでリピート計測モードに切り替え、作業時間(時計アイコン)を設定。

(2) 続いて休憩時間(マグカップアイコン)の時間を設定。

(3) 最後に、繰り返し回数を入力したら設定完了で、スタートボタンを押すと作業時間のカウントダウンが始まる。

↑時間内はとにかく作業に集中。ちなみに、時間表示の下にある「06」というのは、作業と休憩のタイマーを6回繰り返す、という回数を示している

 

作業時間が終了すると、3秒の短いアラームが鳴って休憩時間のカウントダウンがスタートする。これを繰り返し回数分だけリピートしたら、10秒のアラームが鳴って全セット終了、という流れだ。

 

実際に試してみると「あれ、もう鳴った!? もうちょっと作業を続けたいんだけど」と、思えるぐらいの絶妙なタイミングで休憩に入るので、休憩後の復帰に対してモチベーションが高くなる。しかも、休憩によって気力が回復しているので、疲労感も少ない。結果、ダラダラと作業をするよりは確実に効率が上がるというわけだ。

↑休憩中は仕事から完全に意識を外して、しっかり休むことが効率アップのカギだろう

 

さらに、残り時間が可視化されているので、「そろそろ時間がないから、このメールは次の作業時間に入ってから返信しよう」など、仕事の組み立てもしやすい。時間を効率的に使うという意味合いでは、「残り時間の可視化」と「リピート計測」はかなり相性が良く、学習タイマーとしては圧倒的にオススメできる製品である。

↑本体裏面には磁石も備わっているので、視界に入りやすい位置にくっつけておけると尚良し。これも地味に助かる機能だ

 

いま最も「機能全部盛り」に近いが、欠点はないのか?

ただ1点だけ、ささやかなことではあるが……アラームオフ(本体側面で操作する)状態ではカウントダウン終了が分かりづらい、というのが残念な部分だ。

↑個人的に惜しいと感じた点が、アラームオフ設定。音がオフになるだけなので、気付いたときにはタイマーが終了してた、ということがあった

 

他機種だと、アラームオフの場合はLEDが光るなど、音以外でのお知らせ要素があったりする。「ビジュアルバータイマー」は、単に画面内で液晶が明滅するだけなので、集中していると終了に気づけないのだ。集中しているときほど、アラームが煩わしく感じてしまうこともあるので、できれば光って知らせる機能が付いていて欲しかったなぁ……と思う。

 

服の上からメモを“重ね着”?「wemo PRO」に天才的発想がもたらす進化した使い勝手とは?

仕事が重なってしまい、机でメモを取る暇もないぐらいに走り回らなければいけないこともあるだろう。そんなとき、思った以上に役に立つのがウェアラブルメモの「wemoだ。これは、腕に巻き付けて使うシリコン製のバンドで、板面に油性ボールペンで書き込めて、消しゴムで消字ができるというもの。メモ帳を取り出す手間なく、素早く情報が書き取れるので、特に忙しいビジネスワーカーにはマストと言っても過言ではない便利アイテムなのだ。

↑ウェアラブルメモの決定版とも言えるコスモテック「wemo」

 

何より、最大のメリットは常に視界に入る場所(手首)に情報を残しておける、という点だろう。例えば、書き留めておいたToDoも手首にメモがあるおかげで、うっかり忘れの防止効果がとても高い。実際、筆者もイベント運営などでバタバタと仕事を進める際には何度も助けられた。

 

一方で、wemoは「長袖に弱い」という弱点があると感じていた。当然だが、手首に直接巻き付けて使う仕様なので、長袖のシャツやコートを着ているとwemoに袖が被って見えなくなってしまうのだ。また、書く時にも袖をまくるという余分なワンステップが生じてしまう。優秀なツールだけに、この弱点はもったいないなぁ、と常々感じてきた。

↑長袖だとメモが下に隠れてしまうので、視認性は大きくダウン

 

救急の現場を想定したプロ仕様ウェアラブル・メモが誕生

この “長袖被っちゃう問題” に対応してくれたのが、2024年2月に新発売された「wemo PRO」である。

コスモテック
wemo PRO バンドタイプ
2300円(税別)

 

対応と言っても、実は従来のwemoより、長さが約1.7倍、厚みが約1.5倍にサイズアップされたというだけ。ところがこれが、意外と侮れない。このサイズアップによって、wemo PROは思った以上に使いやすくなっていたのだ。

 

まず、長さが400mmにまで伸びた(幅は同じ)ことで、着衣の上からでも問題なく手首にwemo PROを巻き付けられるようになった。「袖の下にメモが隠れるなら、袖の上に巻いちゃえばいいじゃん!」という、プリミティブな解法である。

↑従来型wemoとの比較。並べてみると確かに2倍近く長くなっていることが確認できる

 

従来のwemo(長さ238mm)も着衣の上から巻けないことはないが、フリースのような厚手の服の袖には寸が足りず、ぐいぐいと無理に巻き付けるせいで、やや浮いたようになってしまい安定しなかった。

 

対して400mmのwemo PROは、救急隊員などが現場で使うことを想定している(!)とのことで、頑丈な作業服や、消防用の防火衣の上からでもしっかりと巻き付けられる長さになっている。これなら、だいたいの服は問題なく使えるだろう。

↑真っ直ぐ伸ばした状態で袖部分にパシッと軽く叩きつけると……

 

↑板バネの弾力でクルッと巻き付く仕組み。厚手のフリースでも余裕で巻き付いて固定されている

 

↑厳寒仕様のふかふかダウンコートの上からでもこの通り

 

服の袖に巻き付けてしまえば、当然ながら板面が袖で隠れてしまう心配はない。つまり、情報が視界に収まりやすいというwemoシリーズのメリットが、袖の長短に関わらずきちんと確保できるというわけ。これはかなり意味のあるサイズアップと言えそうだ。

 

がっちりした厚みで筆記時の安定感もアップ

さて、装着性については前述の通り解消されたが、筆者にはもうひとつ、「衣服の上から巻くと、フカフカふわふわして書きづらいのでは?」という懸念があった。しかし、実際に書いてみると、そんなことは全くない。むしろ、wemoより書きやすいぐらいである。

↑板厚が増えたことで、筆記時の安定感も確保されている

 

↑油性ボールペンの筆跡が消しゴムできれいに消字できる。ただし、ジェットストリームなど低粘度油性インクは消しきれず跡が残るので非推奨だ

 

これにはどうやら、厚み約1.5倍というサイズアップが効いているようだ。がっちりと厚みが増しているのに加えて、約1.7倍になった長さを活かし袖周りを一周以上巻けるので、シリコンで包まれた板バネがベコベコと沈んだりしない。安定感はかなり良好だ。基本的に、wemoでメモを取りたいシーン=慌ただしい状況なので、咄嗟に書こうとペン先を置いた板面がベコッと沈むと、その書きづらさにイライラするのは間違いないだろう。忙しい上に苛立ちまで覚えるのは非常にツラい。ゆえに、この厚みはかなり重要な要素である、と言いたい。

 

ちなみに、wemo本体に装着可能な純正の「wemoペンというアイテムがあるのだが、wemo PROはこの厚みのせいで取り付けづらくなってしまった。仕方ないこととは言え、都度ポケットからペンを取り出すというモーションが増えてしまい、メモの効率は少し落ちてしまうのが残念だ。何より筆者はwemoペンのギミック感が好きだったので、使えないのは勿体ないように感じるのだ。というわけで、今後はぜひ、この厚みに対応した「wemoペンPRO」の登場を期待したい。

↑wemoペンは取り付けられないこともないが、クリップの開きがかなりギリギリ。破損の可能性すらありそうなので、無理に使わない方が良さそうだ

 

物欲をくすぐるオーバースペックともいえるタフネス性能

そして、救命の現場でも使える仕様ということで、wemo PROはタフネス仕様となっている。マイナス3℃~180℃の耐寒・耐熱をはじめ、酸やアルカリ、ガソリンなどが付着しても書き消し機能に影響が出ない耐薬品・耐油性、5000回以上の書き消しが可能な耐擦過性が保証されている。

↑端にはストラップやカラビナで吊しておくための穴が開いている。これも現場仕様ということらしい

 

一般的な生活ではまず使うことがないだろうオーバースペックだが、「オーバースペックは無駄だから嫌い!」という人もあまりいないだろう。衣服の上からでも巻ける、という要素だけでも十分にありがたいが、こういったスペック厨マインドをくすぐるタフネスさも加われば、より「欲しくなる理由」につながるはずだ。

 

大人の汚文字に表面のドット加工が効く!レイメイ藤井「大人の魔法のザラザラ下じき」を書類の下に挟むと起きる変化と仕組みを解説

「子どもの頃は、大人になったら自然に字がきれいになると思ってた」とは、いわゆる “汚文字”(おもじ)に悩む大人たちがよく言うこと。当たり前の話だが、 字の練習を重ねないままでは、大人になっても個性的な字のままなのだ。筆者がまさにこのタイプである。文字が雑だと、幼い印象で読みづらい汚文字になりがちで、周囲からの印象があまりよろしくない。これは、社会人として生きていく上でそこそこのハンデと言えるだろう。

 

解決策はもちろん、字を練習すること。だが、そもそも「大人になったら字が上手くなる」と思い込んできた人達は悪筆を矯正しようという気概が薄い。何もしなければ、当然だが字が上達することはないのである。そういうことなら、手はひとつしかない。字が少しでもきれいに書けるツールに頼るのだ。

 

下敷き使用で筆記速度を落とすと字がきれいになる!?

もちろん、抜本的にきれいな字が書けるようになりたいのなら、ペン習字などによる練習が正解。しかし、手っ取り早く少しでも丁寧な字が書けるようになりたいのなら、文房具を変えてみる、という手段もある。例えば、自分の手に合った筆記具に変えたり、ノートの紙質を変えるだけでも、ずいぶんと字の印象は変わったりする。そんな中でもオススメなのが、「下敷き」の導入である。

 

レイメイ藤井から2024年2月に発売された「大人の魔法のザラザラ下じき」は、まさに「紙の下に敷くだけで字がいつもより少しきれいになる」という、魔法のような機能をコンセプトとした製品だ。

レイメイ藤井
大人の魔法のザラザラ下じき
A4 1100円(上写真左)/B5 1050円/A5 1000円(上写真右)/B6 950円(税別、以下同)

 

そもそも字が汚くなる最大の理由は「書き方が雑」という、身もフタもないもの。特に、元から字が下手な人は、そのコンプレックスから日常的に雑な走り書きをしがち。「走り書きしているから字が汚いんだ」と、自分に言い訳をしているというわけ。

↑撮影用にわざと雑に書いたわけでなく、筆者の筆記はわりと日常からこんな感じだ

 

それなら、雑な走り書きができないようにすれば、筆記速度が落ちてゆっくり丁寧な筆記になる=丁寧な字が書けるようになるはず。この場合、自分で「ゆっくり丁寧に書こう」と心に決めるだけでも十分に効果は出るのだが、長年ずっと雑に書いてきた手癖はそう簡単には矯正できない可能性もある。そこで効果を発揮するのが、今回紹介する大人の魔法のザラザラ下じき、と言うわけだ。

 

まず、下敷きの表側には、よく見ると0.3mmの細かな粒状の加工が施されているのが分かる。この “ドット” のある面をノートなど紙面の下に敷いてからペンで書くと、ペン先にもハッキリとドットのデコボコが感じられるはずだ。走り書きをする場合、とにかくペン先を滑らせるように動かすことになるのだが、これだけ紙面がデコボコすると、その摩擦で書く速度が抑えられる。つまり、物理的にペン先を走りづらくすることで筆記スピードを落とす、という仕組みである。

↑表面の拡大図。細かな凸ドット(高さ0.3mm)加工が前面に施されている

 

実際に試してみると、やはりゆっくり丁寧に書くことで、字の読みやすさは大きく向上したように感じられた。少なくとも「後から自分で読み返しても字の判別が付かない」なんてことはないはずだ。

↑下敷きを敷くと、ドットにペン先が取られて筆記速度が落ち、結果的に丁寧な書き方になるという仕組み

 

また、下敷き自体にくっきりと縦の罫線が入っているので、横罫の用紙に合わせることで、字間をきれいに揃える目安にもなる。これによって行頭がガタガタせずに整うので、さらに読みやすさをアップさせられる。縦書き用として使うと行の傾きを防ぐこともできるので、これもまた読みやすい文章が書きやすくなるだろう。

↑写真では分かりづらいが、下敷きの縦ラインがうっすらと紙面から透けて見えるので、行頭が揃いやすく見映えがアップする

 

ちなみに、ボールペンで書き比べてみたところ、もともと滑りすぎることで悪筆との相性が悪い低粘度油性系(「ジェットストリーム」や「アクロボール」など)が、グッと書きやすくなったのは印象的だった。ペン先のコントロール性が増したため、殴り書き・走り書きにならず、程よく落ち着いた書き味が楽しめるのである。

 

逆にあまりオススメできないのが、ゲル0.3mmの激細タイプ。こちらはどうしても、ドットにペン先をとられてしまってコントロールが乱れがちだった。一方、軸内にサスペンションを備えたゼブラ「サラサナノ」は、激細でも思ったより書きやすい。サスペンションが効いているんだ! ということが体感できて面白かった。

 

また、ペン先のブレが少ないゼブラ「ブレン」は、その剛性の高さによって逆に細かな凹凸を拾ってしまい、描線にはっきりとビビリが出ていた。バイクのリジッドサス(衝撃吸収機構を持たない棒状のサスペンション)に近い感覚である。

↑各ボールペンでの比較。ゲルの激細0.3mmが書きづらかったり、剛性の高いブレンだと凹凸を拾いすぎて線にわずかな振動が出てしまうなど、ボールペンの特徴によって書き心地も異なるという結果が出た

 

小学生用の人気下敷きを大人向けにリファイン

実はこの下敷きは、文房具総選挙2022で学研キッズネット賞を受賞、また同年7月の日本文具大賞では機能部門グランプリを獲得した「先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき」という、学童用下敷きが大人向けにリメイクされたもの。字がうまく書けない小学生向けに作られており、実際に効果を体感している子どもたちも多いというヒット商品なのである。ちなみに悪筆の筆者も効果ありと感じており、発売以降ずっと愛用してきた。

↑こちらは先行モデルの学童向け商品「先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき」(0.6mm 650円/0.3mm 800円、上写真は0.3mm)。基本的な仕組みは大人用とまったく同じ

 

今回の大人用と学童用は、いずれもメイン機能となる0.3mmのドットは同じ。ただし、学童用には、幼児~小学生低学年用に0.6mmドットも用意されている。そのほか、表面の印字が方眼(学童用)と縦罫線(大人用)、裏面の加工がツルツル(学童用)とマット加工(大人用)といった辺りが変更点となっている。

↑学童用(右)の裏面はツルツルで走り書きしやすい仕様なのに対して、大人用(左)の裏面は細かいシボのマット加工でゆったり書き用になっている

 

また、学童用のラインナップがA4とB5だったのに対して、大人用はA4・B5・A5・B6と幅広くなっている。特に、A5とB6は手帳で使いたいという人も多いはずで、大人向けとしては納得の変更点だ。筆者もノートはA5で統一しているので、実はこれまでは学童用のザラザラ下じきA4サイズを半分にカットして携帯していた。これからはそんな手間無しで大人用を購入すればいいので、個人的にもこれはありがたいのである。

↑学童用下じきにはA5サイズが無かったので、A4を半分に切って使用していた

 

大人になって下敷きを使う人はおそらくかなり少数派で、改めて導入することに抵抗感を感じる人がいるかもしれない。とはいえ、ただ敷くだけでそれ以外の労力は無しに、読みやすい字が書けるようになるというのは、わりと大きなメリットなのではないだろうか。

 

普段使いのノート・手帳に挟んでおけば持ち運びの手間はないし、ついでにインクの裏抜けを防げたりもするので、便利なことは間違いなし。もし今、「自分の字が嫌い」「人前で字を書きたくない」など、大人の汚字に悩んでいるのなら、落ち着いて丁寧に字を書くクセを付けるべく、ぜひ常用することをオススメしたい。

 

ペン先がブレないだけじゃない!ゼブラ「ブレン4+S」の“隠れ”機能で強化された価格以上の使い心地

2019年に発売されたゼブラ「ブレン」は、ノック式ボールペンでは避けられないとされていた “筆記時の微細なペン先ブレ” を解消した、非常に高機能なボールペンだ。実際に書いてみると、確かにブレない……むしろ、他のボールペンってこんなにブレてたのか!? と、気付かされたほどだ。高い剛性感で長時間の筆記が快適になるということで、発売後すぐに多くのファンを獲得したのも納得である。

 

3色の「ブレン3C」、2色+シャープの「ブレン2+S」と、多機能化によって展開を広げてきた同シリーズだが、ついに多機能のMAXモードとも言える4色+シャープ(S)を搭載した「ブレン4+S」が発売された。シャープユニットと合わせて合計5本ものリフィルを詰め込んでもなお、低重心でブレのない筆記感を生み出す「ブレンシステム」は従来通り機能するのか?

 

今回は、4+Sでブレン独自の “どっしりしつつなめらか” という希有な書き味が感じられるのかどうかを中心に試用してみた。

 

ついに登場、ブレンの4色+シャープ

2024年2月末に発売されたゼブラ「ブレン4+S」は、冒頭でも述べたとおり、お馴染みブレンシリーズの最新ラインナップとなる多機能ペンだ。機能の配置は、まず長楕円になっている軸後端の円周に黒・赤・青・緑のエマルジョンインクのサイドノックが並び、楕円頂点にあるクリップがシャープのノックを兼用している。4+Sの構造として珍しいものではないが、もともと楕円をイメージしているブレンのフォルムからは大きく変えずに、各ノックを配置したデザインはなかなかに上手い。

ゼブラ
ブレン4+S(0.5mm/0.7mm)

1000円(税別)

 

グリップは実測で直径約13.3mmと、かなり太軸。とはいえ、ブレン3Cと比べると、2機能も追加されたほどの太さは感じない(後端のサイズはかなり違うが)。これは、軸の板厚を強度が落ちないギリギリにまで薄くする、というスリム化の工夫の賜物のようだ。また、デザイン的に凹凸が少ないので、すっきりスリムに対する視覚的要素もあるだろう。

↑軸後端から見たノック配置。周囲に4色ノック+シャープ用クリップノック計5機能を備えている

 

↑ブレン3Cとの比較。軸径自体は「確かに4+Sの方が太いかな?」程度の印象。ただし、ノック機構が集中する軸後端にはかなりサイズ差があった

 

↑比べて見ると、4+Sは軸の肉厚がかなり薄くなっている。これで内径を稼いで5本のリフィルを詰め込んでいるのだ

 

握ってみると、筆記時の安定感はかなり高い。これは、前軸全体に金属パーツを取り付けたことで、思い切った低重心化を果たしているからだ。多機能ペンはどうしても機構が後ろに集まってしまうため、重心位置が高くなってフラフラしがち。そこをしっかり抑え込めていることには “ブレンらしさ” を感じられた。

↑多機能ペンとしては画期的なぐらいに重心バランスが取れており、安定していて握りやすい

 

何より、ブレンらしさといえば、ペン先のカチャカチャとしたブレをどこまで抑えられているか、が重要なところ。多色/多機能ペンは、軸の内縁からペン先に向けてリフィルを突き出すという構造上、どうしても飛び出したペン先が傾くし、その分だけ口金の先端でブレが生じやすい……というか、ブレをゼロにするのはかなりの無理筋と言えるだろう。

 

もちろん、ブレン4+Sも、ブレを完全に抑え込めているとは言い難いが、口金先端でリフィルをホールドするダイレクトタッチがきちんと効いているので、他の多機能ペンと比べたら、圧倒的にガッチリと剛性感のある書き味となっている。この差は、誰でもはっきり体感できるはずだ。

↑前軸は口金まで通して金属化されており、重心位置を下げるオモリとして機能している

 

特に、ペン先を紙に当てたときの “逃げ” がないので、手帳などの小さい紙面でも狙った位置からピタッとズレなく書き始められるのはとても快適。この辺りは、3Cや2+Sから変わらず、「さすが多機能でもちゃんとブレン!」といったところだ。

↑先端の白いパーツでリフィルを包んで口金との隙間を無くし、カチャカチャとしたブレを抑制している

 

↑剛性感のあるブレの少ない書き味は、細かい文字をびっしり書いたり、長時間筆記したりする際のストレスを軽減してくれる

 

シャープペンシルの芯出しノックはクリップ部で併用

シャープペンシルを使う際は、クリップ部をグッと押し込んでペン先を出し、さらにそこからもう一段階の押し込みで芯出しノックとなる。ただし、多機能の構造上、どうしてもペン先を出した時点でクリップが少し軸側に引き込まれてしまうため、手がかりが減って、芯出しノックが少々やりにくいようには感じた。正直、これは慣れるか、自分なりに押しやすい方法を模索するしかないだろう。

↑シャープノックは、この状態からノブをもう一段階カチッと押し込んで芯出しを行う。正直、指のサイズが大きい人には押しにくい

 

芯の補充については、一般的な多機能と同じく、前軸を外してからシャープユニット自体を抜き取って行う。ユニット自体が細いので、芯は最大でも2本ぐらい。無理をすると簡単に詰まってしまうので、ほどほどでおさめておいたほうが安心だろう。

 

ブレないだけじゃない、細かな機能も山盛り!

シャープ機能で意外と気付かれていないのが、軸後端のキャップをポコッと引っ張り外すと出てくる消しゴムだ。消しゴム自体はサイズが小さくて超便利! と言うほどではないが、あって嬉しいおまけ要素と言えそう。

↑実は気付いている人が少ない、軸後端の消しゴム。2+Sには無かった嬉しいサービスだ

 

さらにもうひとつ、おまけ要素として嬉しかったのが、クリップが可動式のバインダークリップ仕様なところ。多色/多機能は手帳とセットにするケースが多いので、厚めの表紙でも挟んでおけるバインダークリップがあると地味に助かるのである。

↑実は気付いている人が少ない、軸後端の消しゴム。2+Sには無かった嬉しいサービスだ

 

思い返せば、ゼブラの多機能4+S「クリップ-オン マルチ」「サラサマルチ」「スラリマルチ」には、可動式バインダークリップが搭載されている。どうやらゼブラには「4+Sにはバインダークリップが必須でしょ!」と、いう感覚が共有されているようだ。もちろん、ユーザー的にもありがたいので、ぜひ今後もその線で続けていただきたい。

 

4色+シャープが、低重心かつペン先がブレないブレンシステムで書きやすく、さらに消しゴムとバインダークリップというおまけまで付いている……まさに機能盛り盛りである。これだけ機能が盛り込まれていて、税込1100円はコスパがかなり高い。

 

特に、ペンケース無しで1本だけ筆記具を胸ポケットなどに差して持ち歩きたい派(これは意外と世間的にマジョリティなのだ)には、ドンピシャで刺さること間違いなしだ。本記事を読んでなんとなくピンと来た人は、迷わず購入を決めて損はないだろう。

 

45分間たっぷり山崎怜奈が推しの文房具についてトーク! HMV&BOOKS SHIBUYAで投票&トークイベント開催を詳報

既報の通り、2023年度に登場した新作文房具から、仕事や作業、勉強がはかどる機能をもつ文房具の頂点を決する「文房具総選挙2024」が開催中です。

 

大賞や部門賞など、結果を決めるのは読者や文房具ファン、一般消費者からの「投票」のみの、忖度なし! 投票は基本的にウェブ投票ですが、投票期間中に一度だけ、全ノミネート商品100商品を一堂に集め、すべて試した上で投票できる機会が。それが、49日(火)にHMV&BOOKS SHIBUYAで開催される投票イベントです。

 

今年は“選考委員長”に元乃木坂46のタレント、山崎怜奈さんが就任しており、投票イベントでは山崎さんが参加のトークセッションも同時開催されます。

 

「投票イベント」の見どころは?

1.最新文房具を実際に見て・触って・使える!

イベント会場には、文房具総選挙2024にノミネートされた9部門・総数100点の文房具が一堂に揃います。来場者は最新の “はかどり文房具” を実際に見て・触って・使ってみた上で投票が可能です。

 

2.山崎怜奈“選考委員長”のトークが聴ける!

↑リアルイベントでは、初の選考委員長に就任した山崎怜奈さんによるトレンドや注目文房具の魅力を語るトークセッションも開催されます

 

イベントは2部に分かれており、第1部が「文房具総選挙2024 」ノミネート文房具を実際に見て、試せるタッチアンドトライ、第2部が山崎怜奈選考委員長&選考委員の文具ソムリエール・菅 未里さん、文房具ライター・きだてたくさん、放送作家・古川 耕さん4名によるトークセッション。「文房具総選挙2024」の注目文房具や最新文房具のトレンド、さらに新設された部門「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー」文房具になどについて語っていただきます。

選考委員の中核をなす、文具ソムリエール・菅 未里さん、文房具ライター・きだてたくさん、放送作家・古川 耕さん(左から)

 

「文房具総選挙2024」投票&山崎怜奈選考委員長トークセッション

【日程】2024年4月9日(火)
【会場】HMV&BOOKS SHIBUYA 6F イベントスペース
【時間】17:00開場・20:30終了予定 ※途中参加・退出可能
【内容】
第1部:文房具総選挙2024 ノミネート文房具タッチアンドトライ
第2部:山崎怜奈選考委員長&選考委員によるトークセッション、山崎怜奈選考委員長のトーク
【対象商品】
ローソンチケット(電子チケット)サイトより、雑誌『GetNavi』2024年5月号を2冊ご予約購入が必要です。
【販売期間】2024年3月23日(土)12:00 ~ 4月3日(水)22:00(入金終了23:00)まで ※先着順。上記受付期間内でも規定枚数に達し次第、受付は終了となります。
【詳細】
HMV&BOOKS online
https://www.hmv.co.jp/store/event/50018/
【購入】
https://l-tike.com/st1/hmvbooks-24032301

 

あらためて「文房具総選挙」とは?

↑雑誌『GetNavi』5月号の誌面より。

 

2013年にスタートした「文房具総選挙」は、仕事や勉強など作業がはかどる機能をもつ文房具の頂点を、投票によって決めるイベントです。カテゴリーを限定せず、筆記具などのザ・文房具といえるものからデスクの上を整える雑貨、勉強・仕事のやる気をあと押しする文房具や雑貨まで、オールジャンルの文房具を対象としていること、一般の方によって大賞・部門賞が決まることが特徴で、今年で12回目となります。

 

ウェブでの投票は4月21日(日)まで受付!

実物のタッチアンドトライができる投票イベントのあとも、ウェブ上で引き続き投票を受付中。締め切りは4月21日(日) 23:59。ふるって投票を!

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

「文房具総選挙2024」概要

  • 対象カテゴリー:「書く・消す」部門、「記録する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「収納する」部門、「印をつける・分類する」部門、「キッズの勉強がはかどる文房具」部門、「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門、「SDGs文房具」部門、「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の9部門
  • 投票期間:2024年3月23日(土)〜4月21日(日)23:59まで
  • 投票方法:ウェブの投票フォーム、及び投票イベントの会場
  • 投票イベント:2024年4/9(火) HMV&BOOKS SHIBUYA 6F イベントスペース
  • 大賞発表:2024年5月24日(金) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
  • ノミネート商品展示・販売会場:本州と四国のイオンとイオンスタイルの文具売り場
    ※一部商品を除く。 ※一部取り扱いのない店舗・お取り寄せとなる店舗があります。 ※イオンスーパーセンター各店では実施していません。

 

【文房具総選挙2024】やる気を引き出すIoT文房具やリングが痛くないノートなどキッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具7点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【特別部門】「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門にノミネートされた文房具7点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門】

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の7点がノミネートしました。20

 

No.94

2019年発売
プラス
エアイン 富士山消しゴム
242円

使い続けると富士山が現れる使って楽しい消しゴム

「文房具総選挙 2020」の大賞受賞商品。2層構造の樹脂で構成され、バランス良く消すと先端が削れて富士山が姿を現す。消すたびに表情が変わり、消す作業自体が楽しくなる。消字力の高さも魅力。

 

No.95

2019年発売
ゼブラ
クリッカート
各110円

乾かないインクで水性ペンの常識を覆した名品

空気中の水分を吸収して乾燥を防ぐ「モイストキープインク」を搭載し、ノック式が可能になった水性カラーペン。モイストキープインクは、No.02の「クリックブライト」でも使われている。

 

No.96

2019年発売
コクヨ
しゅくだいやる気ペン
実売価格6980円(3月13日時点)

勉強に遊びの要素をプラスして子どものやる気スイッチを刺激

専用スマホアプリと同期させることで、子どもの勉強の習慣化を促すIoT文房具。本品をセットした鉛筆を使って勉強すると「やる気パワー」が溜まり、アプリ内のキャラが力を得てステージを進んでいく。

 

No.97

2015年発売
コクヨ
ソフトリングノート
297円(カラフル・A7変形)〜803円(ビジネス・6号)

↑写真は「ソフトリングノート(カラフル)」

 

ページの端まで快適に書けるリングノート界の革命児

手が乗り上げても痛くない、「やわらかリング」を備えたノート。通常文房具の開発期間は1年程度だが、本品は3年かけて開発された。左のページを使うときも、リングを気にせずページの端まで書ける。

 

No.98

2014年発売
ゼブラ
デルガード
各495円

2つの機構が芯を徹底ガードし折れを防止

どんな角度からでも芯を守り、折れを防ぐシャープペン。紙面に対し垂直に圧力がかかると、内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃がし、斜めに筆圧がかかると、先端の金属部品が自動で出て芯を包んで守る。

 

No.99

2017年発売
ソニック
トガリターン 手動鉛筆削り
2200円

何本も削りたくなる動きが面白い新構造の鉛筆削り

削り終わると自動で鉛筆が排出される鉛筆削り。鉛筆が「トガッたらリターン」するから、ムダ削りを高い精度で防止できる。2020年には、中身の機構が見え子どもの好奇心を刺激する透明モデルも登場。

 

No.100

2014年発売
トンボ鉛筆
「モノグラフ」
440円

↑写真は「モノグラフ」0.5/0.3mm芯

 

「書く」と「消す」を高レベルで両立した元祖

「モノ消しゴム」を内蔵したシャープペンとして誕生し、ボールペンなども展開。筆記面が見やすいペン先が特徴で、精密筆記が得意だ。No.14の「モノグラフファイン」も本シリーズのひとつ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】お茶の香りが漂う紙製ホルダーに左利きでも書きやすい万年筆などSDGsに配慮した文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「SDGs文房具」部門にノミネートされた文房具12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「SDGs文房具」部門】

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムの存在感が際立ちます。全12点がノミネート。

 

No.82

マックス
HD-10Dサステナブルモデル
各825円

プラスチックの端材を本体カバーに再生利用

耐久性に優れたロングセラーホッチキス「HD-10D」をベースに作った、環境配慮モデル。本体カバーに、プラスチック端材を再生利用しバイオマスプラスチックと混ぜた素材を使い、CO2削減に貢献している。

 

No.83

カウネット
カウネット×ライクイット A4ファイルボックス  by Loopla
920円

回収した使用済みプラ資源がファイルボックスに!

同社が新たに始めた、オフィスから出るプラ資源を回収・リサイクルするサービス「Loopla」から誕生。回収した使用済みのクリアホルダーを一部原料に使い、吉川国工業所と共同開発した。2個セット。

 

No.84

キングジム
紙製ホルダー(茶殻紙タイプ・10枚入り)
1012円

茶殻を再利用したほのかに香る書類ホルダー

伊藤園の「お〜いお茶」など、日本茶飲料の製造過程で排出される「茶殻」をアップサイクルした「茶殻紙」を使ったホルダー。通常の紙よりも紙原料を削減して作っている。お茶の香りをほのかに楽しめる。

 

No.85

三菱鉛筆
ジェットストリーム 海洋プラスチック
各242円

軸材に海洋プラスチックごみとコンタクトレンズの空ケースを使用

独自の配合技術により、軸材の再生材比率ほぼ100%を実現したボールペン。海洋プラスチックごみからできた再生樹脂と、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを用いた再生樹脂を使っている。

 

No.86

三菱鉛筆
JETSTREAM × karimoku 多機能ペン 4&1
各3300円

家具の端材を再利用! 一点一点木目が異なり特別感満載

日本を代表する木製家具メーカー「カリモク家具」と「ジェットストリーム」のコラボ多機能ペン。家具の製造工程で出るナラ材とウォールナット材の端材を再利用したグリップは、一点一点木目が異なる。

 

No.87

ニチバン
セロテープ 小巻カッターつき 〈まっすぐ切れるタイプ〉 グリーンナノ配合
各242円

素材を見直しCO2排出量を66%も削減!

カッター本体に、燃焼時に発生するCO2を削減できる添加剤「グリーンナノ」を配合し、焼却時のCO2排出量を同社従来品比で66%も削減。天然素材が主原料の「セロテープ」と使えば、手軽にエコ活動ができる。

 

No.88

ゼブラ
BIOTUBE搭載 ジムノック
各132円

ついにリフィルまでサステナブルな素材に!

品質上、材質の選定が難しいリフィルに、業界で初めてバイオマスプラスチックを使用。リフィルを交換して使うと、CO2排出量を73%も削減できる。ペン本体、替芯のパッケージにもエコな素材を使用。

 

No.89

プラス
ホワイパー 紙ケース入り修正テープ
各275円

紙製ケースを使用した環境配慮型の修正テープ

ケースに紙を使い、プラスチック使用量を同社同等品より40%削減した修正テープ。引き心地はブランドの名に恥じぬ快適さ。紙製になったことでデザインの自由度が上がり、ラインナップが豊富に。

 

No.90

プラス
みんなのふせん 強粘着
2695円(各色2パッド・計10パッド入り)

色覚多様性に配慮したカラーユニバーサルデザイン

色の見え方の違いに配慮して、識別しやすい配色を採用。アイデア出しやブレーンストーミングの際に、書いた内容を色で分類しやすい。強粘着タイプで、紙やホワイトボードにしっかり貼れる。

 

No.91

共栄プラスチック
LIMEX ライティングシート
330円(B5 size)、385円(A4 size)

注目の新素材から生まれた業界初の下敷き

プラスチックや紙の代替品として注目を集めている石灰石生まれの素材「LIMEX」を、業界で初めて下敷きに使用。既存のプラスチック下敷きに比べ、プラスチック使用量を約72%削減できる。薄くても丈夫。

 

No.92

ラミー
LAMY safari 左利きのための万年筆
5500円

左利きの人もインクがかすれずまっすぐに書ける

1980年誕生のロングセラー万年筆の左利き用モデル。ペン先を押し出すようにして書く左利きの人でもかすれず書け、時計回りに巻き込む筆記グセがあっても、自然と真っ直ぐ書けるよう矯正される。白と黒の2色。

 

No.93

サンスター文具
Re:metacil
各990円(4月1日発売)

廃材から作られた削らずに書き続けられる鉛筆

削らずに書き続けられる「特殊黒鉛」を使った鉛筆のサステナブルモデル。ボディとキャップに、噴石や牡蠣やほたての殻などの廃棄物を粉砕して再生したアップサイクルプラスチック素材を使っている。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。

 

【文房具総選挙2024】穴の開いた耳栓に接近注意のブザー? 勉強のタイパを上げる「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」8点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門にノミネートされた文房具8点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門】

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気です。全8商品がノミネートしました。

 

No.74

こどものかお
N#手帳はんこ部(スタンプカード)
1078円(3月24日発売)

子どものやる気を引き出す スタンプカードが押すだけで完成

押すだけでスタンプカードを作れるハンコ。スタンプカードのマスに、小さなスタンプを押したりシールを貼ったりして使う。勉強したらスタンプ1個などのルールを設ければ子どものやる気がアップ!

 

No.75

キングジム
学習タイマー「ルラップ」
各3080円

問題ごとのラップタイムと試験・学習時間の同時計測が可能

ラップタイムを残せるタイマー。設定時間から超過した時間を測れる「折り返しカウントアップ機能」を搭載し、ペース配分の見直しにも活躍。試験までの残日数を数える「デイカウントモード」もある。

 

No.76

キングジム
近視対策ライト「めまもりん」
5500円

画面に顔が近づくと知らせてくれる子どもの近視対策ツール

タブレットやスマホなどの画面に顔が近づくと、ライトとブザーでお知らせ。背面クリップで様々なデバイスに取り付けできる。スタンド付きで自立するため、平置きしたタブレットや本を読むときにも◎。

 

No.77

ソニック
時っ感タイマー 3・2・1! 色で時間を実感&光ってお知らせ
3960円

時間経過が視覚化されやる気と集中力がアップ

色で時間経過を実感できるデジタルタイマー。開始時に「3・2・1」とカウントダウンが表示され、やる気&集中力がアップ。音と光で時間切れを知らせてくれる。時間設定は操作が簡単なダイヤル式。

 

No.78

ソニック
集中耳栓 シリコンタイプ ケース付
1320円

適度にノイズを残して集中力を上げる

集中力が高まるといわれている無音と雑音の間の、「適度なノイズ」を残した状態を作れる耳栓。3サイズのイヤーピースが付属し、自分の耳に合わせて使える。持ち運びに便利なシリコンケース付き。

 

No.79

ソニック
スティックル タイマー ダイヤル式 持ち運びしやすい勉強用
各1540円

ペンケースにも入るスティック型のミニタイマー

持ち運びしやすいスティック型のタイマー。横向き、斜め、上向きの3つの角度で置けるため、場所に応じて画面がはっきり見えるように調整できる。ダイヤルをくるくる回して直感的な時間設定が可能。

 

No.80

コクヨ
Hello! Family.「はろもに」
1万6280円

外出先からでも子どもと連絡が取れる見守りツール

専用アプリと連携させ、写真付きの音声メッセージを送り合えるカメラ・マイク付きのモニター。留守番中の子どもとの連絡ツールとして使える。家族がどこにいるのかを画面から確認することも可能。

 

No.81

キングジム
ビジュアルバータイマー
2970円 (3月24日発売)

目盛りで表示されるから残り時間がひと目でわかる

液晶に表示された20個の目盛りで、残り時間がひと目で分かるコンパクトなタイマー。カウンドダウンと、カウントアップの両方に使える。背面にマグネットが付いており、スチール面への貼り付けが可能。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】集中力がアップする暗記シートや文字が読みやすい下敷きなど大人でも見逃せない「キッズの勉強がはかどる」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる文房具」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどる文房具」部門】

赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる全15点がノミネートしました。

 

No.59

クツワ
エアピタファスナー
1980円

置くだけで机にピタッとくっつく倒れないペンケースの軽量タイプ

底面に備えた吸盤が机にくっつき、揺らしても倒れない立つペンケースの新型。布製で90gと従来品の約半分に軽量化している。内側上部にポケットがあり、消しゴムや付箋などの小物が取り出しやすい。

 

No.60

クツワ
カクシート
638円(スリム)、748円(A5)

繰り返し書いて覚えるメモスペース付きの赤シート

繰り返し書き消しできるメモスペースを備えた暗記用の赤シート。黄色いメモスペースは、ペンのキャップや指先などで書き込め、シートをめくると文字が消える。A5サイズとスリムサイズの2種。

 

No.61

コクヨ
キャンパス 青色シートで覚える 暗記用ペンセット
308円

集中に効く(※) “青色” を採用した暗記専用ツール

集中力維持が期待できる青色を採用したシートと、オレンジマーカー、水色ペンのセット。マーカーは、重要な箇所を目立たせながらも可読性を下げない明るいオレンジ。シートを重ねるとマークした文字が隠れる。

 

※:青色の効果は心理評価によるものであり、個人差や環境により効果は異なります

 

No.62

KYOKUTO
X-ZONE『付箋』
各550円

学びを深める問いや見出しが書かれた勉強用付箋

「どうして間違えたの?」「間違えない方法は?」などの問いや、「ここは覚える!!」「余談だけど……」といった見出しが書かれた付箋。書き込むことでミスの対策を考えたり、学びを深堀りしたりできる。

 

No.63

パイロット
ザ・ドクターグリップ(0.3mm)
各990円

芯出し機構にロックがかかる静音設計の細書きシャープペン

ボディを振ると芯が出る人気シャープの0.3mmタイプ。芯を繰り出すときの操作音を従来品の約半分に抑える静音設計で、移動中の衝撃などで芯が出るのを防ぐ「フレフレロック」機構も搭載している。

 

No.64

ソニック
速暗! 2色で書いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
660円

書き込み内容を2段階で隠して暗記効率アップ!

2色のシートとペンのセット。答えをオレンジ、ヒントをピンクのペンで書き、オレンジシート(答えのみが隠れる)を使って問題が解けるようになったら、次に赤シート(答えとヒントが隠れる)を使う。

 

No.65

レイメイ藤井
超観察スコープ
2310円 (3月下旬発売)

シーンに合わせて変形する水陸両用の拡大鏡

レンズフードを拡張できるシリコン製の拡大鏡。観察物に近づけて観察できる「ルーペスコープ」、観察物の上からかぶせて使う「虫かごスコープ」、水中を観察できる「アクアスコープ」の3つに変形する。

 

No.66

クツワ
ノートぴったりに切れる定規
418円

プリントをノートサイズに切れるガイド付き定規

学習プリントをノートサイズに切るためのガイドが付いた定規。目盛り側の側面に45度の傾斜が付いており、定規で押さえた紙を手前に引くときれいにカットできる。折り畳み式で、伸ばすと30cm定規に。

 

No.67

ソニック
ポジットペンシル
各935円

指を入れて書くだけで正しい握り方が身につく

握り方トレーニング用のシャープ。リングに指を入れると、自然と正しいポジションで握れる。シャープペンのため、削るたびに外すという手間がない。芯は0.7mmと1.3mmの2種で、右手用と左手用がある。

 

No.68

サンスター文具
metacil school
各330円

削らずに書き続けられる新感覚の鉛筆が学生仕様に!

芯の摩耗が少ない「特殊黒鉛」を使った鉛筆の学生向けモデル。芯の濃さはF鉛筆相当で、削らずに約5km、漢字練習帳約18冊ぶん書き続けられる。軸には成長が早いサステナブルな竹を使用し、約3gと軽い。

 

No.69

クツワ
モジサシ下じき
286円

文章がスラスラ読めるリーディングマーカーにもなる!

教科書などに書かれた文章の1行分だけ色が異なり、読んでいる行を強調してスラスラ読めるようにするリーディングマーカー付きの下敷き。上と左の側面には目盛りがあり定規としても使える。

 

No.70

ヤマト
ヤマト糊 タピコ
319円

ロングセラー糊が手を汚さずに塗れるチューブタイプに

手を汚さずに容器から直接塗れるチューブタイプのでんぷん糊。小さな穴が開いたキャップと、子どもでも握りやすい柔らかな容器を採用。原料は、ロングセラーの「ヤマト糊」と同じタピオカでんぷん。

 

No.71

三菱鉛筆
uni タブレット授業えんぴつ
924円(1ダース)

新開発の特殊な芯で濃く書けて反射もしにくい

従来品より濃くはっきりとした文字を書ける2B鉛筆。黒鉛筆芯特有の反射を抑え、明るい照明の下でも視認性が高い。書き込んだノートを写真に撮ったときに反射せず、撮影者の影が写っても見やすい。

 

No.72

サンスター文具
ヨコピタ ギガテクト
各2200円

ランドセルの隙間にも入れられる耐衝撃型の筆箱

柔軟性のあるエラストマーフレームとリブ構造で、従来品よりも耐衝撃性や歪み強度を高めた筆箱。コンパクトサイズで、教科書を入れたランドセルの上部に横向きでピッタリ収まる。鉛筆削りも付属。

 

No.73

サクラクレパス
ライトルシャープ
各550円

視認性の高い細いペン先を完全収納できる新機構を搭載

ペン先を完全に収納できる「ダブルノック機構」を搭載。細いパイプ型のペン先は、視認性が高い一方でペン先を収納できないタイプが多く、携行時に折れや曲がりが生じやすい。その点本品なら安心だ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】素早く検印できるホルダーや手にフィットするハンコなど「印をつける・分類する」文房具9点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「印をつける・分類する」部門にノミネートされた文房具9点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「印をつける・分類する」部門】

「その手があったか!」と膝を打ちたくなる捺印アイテムを中心に画期的なアイテムがラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9点がノミネートしました。

 

No.50

リヒトラブ
かんたん検印ホルダー
528円(5枚入り)

ホルダーから取り出さないから押印スピードアップ!

検印欄がどの位置にあってもカバーをめくるだけで簡単に押印できる書類ホルダー。2か所に付けられた三角形のストッパーが、書類の脱落を防ぐとともに、書類をめくりながらの閲覧を可能にしている。

 

No.51

マークス
マステ 水性ペンで書けるマスキングテープ・ミシン目入り シート
各880円

好みや用途に合わせてちぎって使えるマステ

メモパッドのように綴じられた剥離紙付きのシート型マステ。横にミシン目が4本入っており、好みの太さにカットできる。剥離紙の一部だけを剥がして、付箋のようにも使用可能。水性ペンでも書き込める。

 

No.52

無印良品
全面のりデッドライン付箋紙
250円(3色・各30枚)

〆切管理に役立つ日付欄が入った剥がれにくい付箋

日付欄があり〆切の管理などにも使える付箋。ウラ側のほぼ全面にのりが付いており、貼り付けた際にピラピラせず剥がれにくい。メモ欄は文字を真っ直ぐ書き込める方眼罫入り。色が鮮やかでよく目立つ。

 

No.53

シヤチハタ
つまめるはんこ
4800円

持ちやすさを追求した新形状でまっすぐきれいに押せる

持ち手に“くびれ”を設けたはんこ。印影の傾き調整がしやすく、支点が下がったことでズレにくく、安定してきれいに押せる。傾斜が指にフィットし、下方向に力を込めやすい。専用ケース付き。

 

No.54

シヤチハタ
布用下地スプレー にじみガード
605円

布にシュシュッとかけるだけで名前書きのにじみを防止

布や衣類のタグなどに、油性ペンで書き込んだときに起きる“にじみ”を防ぐスプレー。布に吹きかけて乾かせば、スプレー液に含まれる樹脂が繊維の隙間を埋めて、後から使うインクのにじみを抑える。

 

No.55

シヤチハタ
nototo roller
各836円

コロコロ転がすだけで手帳やカードがかわいく変身

手帳やメッセージカードなどを簡単にデコレーションできるローラー型のスタンプ。油性顔料が染み込んでいるため、上から水性ペンで彩色してもにじみにくい。コンパクトサイズで持ち運びがラク。

 

No.56

カンミ堂
ファイルタブ
495円

クリアファイルを分類して引き出しやすさも叶える

クリアファイルに貼ることで書類を見つけやすくするインデックス。丈夫なプラスチック製で、つまんで引っ張って書類を引き出せるタブとしても機能する。部屋やオフィスに馴染む透け感のあるデザイン。

 

No.57

リヒトラブ
ふせんボード
1320円

付箋に書いたカンペをカメラ目線のままチェックできる

ノートPCの上部に付箋を貼るスペースを確保できるボード。オンライン会議や面接などの要点を書いた付箋を貼れば、カメラ目線のまま内容をチェックできる。設置はストッパーをPCに引っ掛けるだけ。

 

No.58

カンミ堂
ミニクリップ ココフセン
各484円

クリップと付箋が一体化し付箋の定位置が決めやすい

クリップとして使いながら必要なときにすぐ付箋を取り出せる2Wayツール。プラスチック製のクリップは、ミニサイズながらも紙や小物をしっかり挟める。つまみを下に向けて立てれば、メモスタンドにも。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】立つ・広がる・変形する! 筆記具やPC小物の収納ツールが豊作な「収納する」部門は12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされた文房具12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「収納する」部門】

昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12点がノミネートしました。

 

No.38

ソニック
カクスタ ポータブルペン立て シリコンタイプ
各1980円

出し入れしやすい 仕切りを備えた 持ち運べるペン立て

中身の見つけやすさと取り出しやすさに優れた、60度の仕切りが付いたペン立て。開けたときに折り返される部分に磁石を内蔵しており、三角の形で安定して自立する。さらさら加工を施したシリコン製。

 

No.39

キングジム
クリアーファイル「カキコ」ジャバラタイプ
1265円(16ポケット)、1485円(24ポケット)

書類を複数枚同時に閲覧できて挟んだまま書き込める

書類を入れたまま書き込めるファイルシリーズの新モデル。上下に付いたフラップで書類を挟む仕様はそのままに、表紙とウラ表紙にそれぞれスナップボタンを搭載。ボタンを外すとジャバラに広がる。

 

No.40

ナカバヤシ
スマウス マウスパッド付きマルチケース
2750円

デスク上を効率良く活用できるマルチケース

マウスパッド、マルチケース、スマホスタンドの3機能がひとつに。ケースは簡単に開閉できるマグネット式で、約8cmのマチ付き。芯材がしっかりしているため、メガネや腕時計なども入れられる。

 

No.41

DEWALT
TSTAKバインダー
4620円

ライト付きで暗所でも活躍! 収納力の高いタフなバインダー

厚さ3cmのインナー収納機能を備えたバインダー。7個のポケットが付いた着脱式ポーチも付属する。クリップ部分に可動式のLEDライト、四隅には落下時の衝撃を緩和する保護ラバーが付いている。

 

No.42

サンスター文具
tray tray
1540円

パカッと開くだけでペントレイに早変わり!

開くとペントレイになり、使いたいアイテムがすぐに見つかるペンケース。開くときに中身がバラバラとこぼれるのを防ぐゴムバンド付き。収納部には15度の傾斜が付いており、出し入れもしやすい。

 

No.43

ナカバヤシ
neoformマルチペンケース
2420円

磁石の力で3通りに変形しあらゆるシーンに対応

前面下部に1個、背面上部に2個内蔵した磁石で、スマホスタンド機能付きペンスタンドやペントレーに変形。壁掛けとしても使え、埋もれやすい小物を取り出しやすい位置に固定できる収納スペース付き。

 

No.44

ナカバヤシ
filemo リュックサックファイル
473円

リュックに入れたまま書類を出し入れできる!

短辺のひとつが開く書類ファイル。留め具がゴム紐のため、リュックなどのタテ型バッグに入れたままでも、ゴムを外して中身を出し入れできる。5仕切り、6ポケットで最大120枚の書類を収納可能。

 

No.45

コクヨ
ペンケース〈スリッシュ〉
各880円

中身が見えるメッシュ素材とスムーズに取り出せるスリットポケットを採用

ファスナー付きのポケットと、口がスリットになったポケットを搭載したスリムなペンケース。よく使う筆記具をスリットポケットに入れれば、すぐに取り出せる。中身が見え、目的のペンがすぐ見つかる。

 

No.46

キングジム
ポータブルワークベース「ノッテオン」
7975円

PC作業に必要なアイテムと書類がひとつにまとまる

ワークツールをひとまとめにでき、ノートPCスタンドにもなる収納ボックス。下段には、マウスやキーボードなどが入る引き出しが付いている。ケーブル穴付きで、ノートPCを収納したまま充電が可能だ。

 

No.47

ライオン事務器
マウスパッドポケット
1045円

持ち運びに便利なマウスパッドにもなるマウス専用ケース

オモテ面にマウスをスムーズに操作できる再生塩ビを採用した、マウスパッドにもなるマウス収納ケース。ウラ面には机上で滑りにくい素材を採用している。USBなどの小物が入る内ポケット付き。

 

No.48

アソラボ
Live Pod Bouquet
各3980円

挟んだり貼ったり立てたり多彩に使えるマルチケース

2つの収納部がつながったマルチケース。収納部の間に磁石と滑り止めシートが付いており、リュックのショルダーやポールなどを挟んで装着できる。広げてスチール面に貼ったり立たせたりも可能。

 

No.49

クツワ
リララペンケース
1980円

手首の負担を和らげながら筆記具や小物も収納

広げるとリストレストになる動物デザインのペンケース。中綿入りで手首の負担を和らげながら、中身をしっかり保護。収納部がふたつに分かれており、筆記具とUSBなどのPC小物を分けて入れられる。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】1台4役のカッターや開いた本を固定する進化形文鎮など「切る・貼る・綴じる」文房具11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされた文房具11点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだ全11点が集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られます。

 

No.27

アスクル
【ASKUL・LOHACO限定】 現場のチカラ 掲示用高透明養生テープ
362円

透明度が高く目に付く場所にも使いやすい

養生用粘着テープ市場では珍しい、透明度が高いテープ。「貼って剥がせる」「手でちぎれる」という養生テープの特性を持ちながら、タテヨコ糸の織り目がない。透明できれいに貼れるため、掲示用途に重宝する。

 

No.28

サンスター文具
ウカンムリクリップ
各660円

開きグセを付けずにしっかり固定する “うかんむり” 型のクリップ

ページを開いたままキープできる “うかんむり” 型のクリップ。背表紙や書籍の中央を避けて留められるため、厚めの教科書や参考書も固定でき、開きグセもつきにくい。文字が隠れない透明タイプもある。

 

No.29

スリーエム ジャパン
スコッチ 梱包開封シザーズ
1320円(7インチ)〜2354円(ベタつき防止加工 8インチ)

ワンタッチで刃を切り替えられる2Wayはさみ

ハンドルをスライドさせるだけで、開梱用カッター(開封モード)にもなるはさみ。開封モードのときはロックがかかり、刃が5mmしか露出しないため箱の中身を傷つけにくい。はさみの切れ味はシャープ。

 

No.30

マグエックス
超強力マグネットシート ゼロスリップ
2530円

最大16kgfまで固定できる超強力マグネットシート

強力な異方性マグネットシートに滑り止め加工を施し、同社従来品の約4倍の耐荷重を実現。最大耐荷重は約16kgf。片面に粘着材が付いており、ボックスなどに貼り付ければ浮かせる収納が可能に。

 

No.31

コクヨ
2Way携帯ハサミ<ハコアケ>オレンジ
1320円

暗所でも見つけやすいオレンジカラーの2Wayバサミ

刃をスライドさせることでカッターモードとはさみモードが切り替わるコンパクトばさみ。明るく彩度の高いボディカラーが、倉庫などの薄暗い場所でも目立つ。刃にはチタンコートを施し、硬度を高めている。

 

No.32

オルファ
パッケル
440円

袋をパッときれいに開けられる専用カッター

飲食店での開封作業の増加を受けて開発された、袋を開けることに特化した開封用カッター。内側に水洗い可能なステンレス刃があり、袋を挟んでスライドさせて開ける。フックに引っ掛けられる穴付きだ。

 

No.33

コクヨ
本に寄り添う文鎮
2200円(鉄/ブラック、グレー)、5500円(真鍮)

分厚い本も傷めずに開いた状態でしっかりキープ

分厚い本も安定した状態で保持できる、開いた本に沿う形状の文鎮。置くだけのため本を傷めず、ページめくりもスムーズだ。真鍮タイプは、商品名が金で箔押しされた高級感のあるパッケージ入り。

 

No.34

ミドリ
マグネットレターカッター
各1320円

マグネットで固定してゴミを出さずに片手で開封

玄関のドアなどのマグネットがくっつくスチール面に設置でき、片手で使えるレターカッター。スリット部分に封筒を通し下にスライドさせると、ゴミを出さずに開封できる。替刃式で長く使える。

 

No.35

クツワ
マステンプレート
各495円

マステの飾り切りもデコレーションもおまかせ!

マスキングテープ用のテープカッターとしても使えるイラスト用テンプレート。側面にギザギザやモコモコなど6種類の突起があり、テープを当ててカットすれば、簡単にかわいい飾り切りができる。

 

No.36

ナカバヤシ
メジャーが付いたギザノコ刃カッター
1925円

梱包と開梱に必要な4機能が1本に

ダンボールカッター、1mメジャー、10cm定規、マグネットシートを搭載した、梱包・開梱に役立つマルチツール。定規には爪があり、幅や厚みの測定が可能。マグネットシートにはクリップを貼り付けておける。

 

No.37

ナカバヤシ
モバイルカッティングマット
1210円

ペンケースに入れて持ち運べるスリムなカッティングマット

手のひらサイズに折り畳め、カッターと一緒にペンケースに入れられるカッティングマット。広げると、A4用紙までのカット作業にちょうど良い31cm×7cmになる。表面には1cm間隔で十字罫線をプリント。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】折り畳み式クリップボードやPC前にフィットするノートなど「記録する」文房具11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされた文房具11点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「記録する」部門】

今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11点がノミネートしました。

 

No.16

ダイゴー
isshoni.やる事ふせん フィルムタイプ
各495円

インデックスのように貼ってメモやタスクの見落とし防止

インデックスのようにノートや手帳から見せながら貼ることができる付箋。「Don’t forget!」や「here」などの見出しが書かれていて、メモやタスクの見落としを防げる。厚口のPET製で折れに強い。

 

No.17

マルマン
書きやすいルーズリーフ くすみカラーアソート
352円(ミニ)〜440円(B5)

ペンの色が引き立つ白色罫を採用した色付きルーズリーフ

好きな色で文房具をコーディネートしたいときに役立つ、くすみカラーのルーズリーフ。文字の色を引き立たせる白色の5mm方眼罫を採用している。厚みがあり滑らかな書き心地で、万年筆もウラ抜けしない。

 

No.18

コクヨ
キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット入り罫線)
231円

見開きページがフラットに開いてひとつの面に

無線綴じノートの見開き性を追求した、同ブランド史上最もフラットに開くノート。中心を手で押さえなくてもページが開き、罫線が左右のページでつながっているため、ひとつの面のように使える。

 

No.19

キングジム
コンパックボード
各1485円

書類をコンパクトに持ち運べて書き込むときはしっかり固定

A4書類を半分に折りたたんで持ち運べるクリップボード。開くと筆記面が自動でフラットに固定され、安定して書き込める。下部には、書類のめくれやズレを防ぐ紙押さえ付き。書類に折り目がつきにくい。

 

No.20

タピロ
スリットルーラーP15cm
各2200円

固定も移動もスムーズなずれない定規

スリット面を押さえると、ウラ面の滑り止めが機能し固定され、移動させるときには押さえた手を緩める。ウラ側の端が45度の角度で面取りされており、押さえるとテコの原理で片側が浮き、持ち上げやすい。

 

No.21

コクヨ
ソフトリングノート〈Penott〉
693円(スリムB6サイズ)、各748円(スリムA5サイズ)

筆記具をスマートに持ち運べるリングノート

筆記具を挟んで持ち運べる新設計のリングノート。ゴムバンドの留め具を扇型の切り欠きにすることで、筆記具をしっかり挟めるようにした。手が当たっても痛くない、同社独自のやわらかリングを採用。

 

No.22

デルフォニックス
旅するロルバーン
682円(リフィル 方眼 ポケット L)〜 2750円(ロルバーン フレキシブル カバー 360°クリアポケット)

旅先での出会いをこれ一冊にストック

ページを入れ替えられるメモ「ロルバーン フレキシブル」の新作。航空券やショップカードなどが入るポケットリフィルや、大きめのパンフレットを貼りやすいジャバラ折りのリフィルなどが付いている。

 

No.23

マルマン
ニーモシネ ジャーナル
各3300円

きれいに分割できる目盛り入りの高品質ノートスタイリッシュなデザインと高品質な筆記用紙で愛される「ニーモシネ」初のジャーナルノート。万年筆と相性の良い厚手の紙を使用している。ドット方眼罫で、誌面を3・4等分にできる目盛り入り。

 

No.24

キングジム
「ブギーボードぺーパリ−」BB-18
5170円(Sサイズ スターターセット)、5940円(Mサイズ スターターセット)

軽い・薄い・柔らかい! 紙のような電子メモ

紙のように薄くて柔らかい電子メモ。何度も繰り返し使え、線の太さは筆圧によって変わる。消すときはスタイラスの上部を本体に当てるだけ。マグネット内蔵で、冷蔵庫などに貼り付けられる。2枚セット。

 

No.25

オキナ
プロジェクトペーパー B5ハーフ
各363円

向きも利き手も選ばず使えるコンパクトなメモパッド

PC周りなどの狭いスペースでも使いやすいメモパッド。綴じ位置を上下左右どちらに向けても違和感がないよう、ロゴを配置しており、利き手を選ばず使える。4色展開で、方眼罫は表紙の色と同じ。

 

No.26

ナカバヤシ
マグネットクリップボード「カドップ」
各935円

2つの “カド” で固定するタテ・ヨコ兼用クリップボード

カドにあるマグネットクリップで書類を固定するクリップボード。書類のカドをステープル留めしたときのようにめくりやすい。タテ・ヨコどちらの向きでも使え、ロッカーなどのスチール面にも貼れる。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】常識を覆す構造のボールペンから修正ペンの進化形など「書く&消す」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「書く・消す」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「書く&消す」部門】

人気ブランドの多色・多機能ペンを中心に、15商品がラインナップ。 ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目。 “くすみカラー”のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い結果となりました。

 

No.01

レイメイ藤井
大人の魔法のザラザラ下じき
1045円(B6)〜1210円(A4)

ザラザラとした手触りが美文字をサポート

表面に施した細かいドット加工が、筆記時にザラザラと指に伝わることで、頭の中でイメージした通りの文字が書けるようになる下敷き。流れ文字や雑文字、字形の不揃いなどの改善効果を期待できる。

 

No.02

ゼブラ
クリックブライト
各132円

小さな文字もきれいにマークできる細字蛍光ペン

従来の蛍光ペンの約半分にあたる2mmの線幅のペン先、「ハーフラインチップ」を搭載。小さな文字や注釈もきれいにマーキングできる。ノック式で、キャップなしでも乾かない独自インクを採用している。

 

No.03

エポックケミカル
ゴツ盛りインクの蛍光ペン
各374円

超大容量インクで長く使える高コスパペン

一般的な蛍光ペンの約6倍(同社商品比)ものインクを搭載しながら、価格を3倍程度に押さえた高コスパペン。筆記距離は約570m。インク残量が見えるため、買い替えのタイミングがわかりやすい。

 

No.04

ゼブラ
サラサクリップ3C
各440円

インク量はそのままに軸をスリムにした多色ゲルボールペン

軸径が従来品より8%細い多色ゲルボールペン。従来のスプリングを各インク芯に巻きつける構造ではなく、芯の隣に配置する「サイドスプリング機構」を採用し、インク量はそのままでスリム化を実現。

 

No.05

コクヨ
WPシリーズ
各4400円

「書くこと」が 特別な体験になるペンシリーズ

「キャンパスノート」をはじめ紙にこだわってきた同社が提案する、特別な書き心地のペンシリーズ。表情豊かな線が書ける「ファインライター」と、浮遊感のある書き味の「ローラーボール」の2種展開。

 

No.06

サンスター文具
topull B(トプルB)
各396円

押すのではなく引く! 常識を覆すボールペン

握ったまま2本の指で引いてペン先を出す「トッププル機構」を備えたボールペン。ノック時に持ち替える手間が省ける。ノック機構が先端にあることで、頭部をフラットにしたシンプルなデザインが可能に。

 

No.07

ゼブラ
ピタン
各1320円

ノートにピタッとくっつきサッと書き出せる

ノートに装着できる専用ホルダーと、そこに磁力で固定できるペンのセット。まるでノートの一部のように持ち歩け、書きたいときにサッと外せる。ミニマルなデザインはどんなノートにもマッチ。

 

No.08

パイロット
フリクションシナジーノック03
各275円

滑らかな書き味の激細フリクション

消せるボールペン「フリクション」シリーズで最も細いボール径0.3mmのペン先を搭載。同社独自のペン先「シナジーチップ」が、細書きとは思えない書き出しの良さと滑らかな書き味を実現している。

 

No.09

ゼブラ
ブレン4+S
各1100円

ストレスフリーなペンの5機能搭載モデル

筆記時のペン先のブレをなくしたボールペン、「ブレン」の多機能モデル。4色ボールペンとシャープを搭載しながらもコンパクトで握りやすい。厚手の紙も挟みやすいバインダークリップと消しゴム付き。

 

No.10

サクラクレパス
ボールサインiD 3C
各935円

さりげなく個性を表現できる黒にこだわった3色ペン

6色の黒を揃えたボールペン「ボールサインiD」シリーズの3色ボールペン。基本の黒・赤・青の組み合わせだけでなく、「青味のある黒・黒・赤」や「緑がかった黒・黒・赤」の組み合わせがある。

 

No.11

ぺんてる
ホワイトスピード
440円

幅広ペン先と速乾インクで修正時間を短縮!

ひと塗りで広範囲を修正できる線幅4.5mmのペン先を搭載した修正ペン。同社の従来品に比べ半分の時間で乾く超速乾インクを採用している。修正面が凸凹のないマットな仕上がりで、再筆記しやすい。

 

No.12

ぺんてる
マットホップ
各220円

高発色インクが写真の上でも存在感を発揮!

一般的な顔料ペンよりも大きな顔料をたくさん使った新開発インクが、マットな筆跡を実現。塗りつぶすだけで、シールを貼ったかのような存在感を生み出せる。濃い色の紙や写真の上でも鮮やかに発色。

 

No.13

サンスター文具
mute-on
各264円

カチカチ音を気にせずに堂々とノックできる

ノック音を同社従来品比で33%カットした静音設計のペン。ノック中はクリップが収納されて使えなくなるため、ペン先を出したまま胸ポケットに挿すという失敗が起きにくい。握りやすい三角軸を採用。

 

No.14

トンボ鉛筆
モノグラフ ファイン 0.5/0.3mm
各1210円

快適に書き消しできるハイクラスなシャープペン

ノック部に繰り出し式の消しゴムを備えたモノグラフのハイクラスモデル。ペン先がシェイプアップされており、書くときにペン先が見やすい。消しゴムを使うときは、自動でノックが固定される。

 

No.15

コクヨ
リサーチラボペン
各396円

研究の現場に適したアルコールに強いペン

理化学系の研究所でも使えるよう、アルコールが付着しても消えにくいインクを採用。水と混ざりにくいインクのため、結露した容器や凍結面にも筆記できる。ペン先が細く小さい容器にも書きやすい。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

文房具総選挙2024がスタート! 最新文房具100点の中で最も作業がはかどるのはどれだ!?

毎春の恒例イベントとなった「文房具総選挙2024」がいよいよスタート! 12回目の開催にして初の“選考委員長”には、元乃木坂46で文房具愛好家でもある山崎怜奈さんを招聘。さらに今回は1年ぶりに復活した「SDGs文房具」部門、5年以上売れ続けている学生向け商品に絞った「キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具 」部門など、全9部門・100点もの文房具がノミネートされた。

 

いま、仕事や勉強をもっともサポートしてくれる文房具はいったいどれだ?

 

 

文房具総選挙って何?

選考委員として参加する文房具のプロたちが、2022年度に発売された文房具のなかから選考しノミネート。大賞・準大賞や各部門賞は、読者や文房具ファン、一般ユーザーからの投票により決定します。ノミネートの条件は、この2点。

・仕事や勉強を効率化する機能を持っていること
・2023年4月以降に発売、もしくは2024年3月22日までに発売情報が発表されていること

投票は3月23日から受付を開始し、4月21日23:59まで。結果は5月24日にGetNavi webと雑誌GetNavi誌上で発表します。

 

前年の大賞受賞商品は?
少ない冊数の本でも倒れず立ち続ける発明レベルの斬新構造!

文房具総選挙2023」をおさらいしましょう。昨年は、トレンド部門「収納する」部門にノミネートされた、少ない冊数でも本が倒れず、本の出し入れがしやすいブックスタンドが大賞に輝きました。

リヒトラブ
1冊でも倒れないブックスタンド
1430円

本1冊だけでも立てられる新構造。本などを差し込むと、当たった部分のストッパーのみが跳ね上がり、残った両サイドのストッパーが本を左右から支えて、倒れるのを防ぐ。

 

「文房具総選挙2024」の注目ポイントは?

1.今年は100点もの文房具が一挙ノミネート!

2023年度発売の新作文房具から、仕事や勉強、作業をはかどらせる機能にすぐれた100点をノミネート。部門は、最新トレンドを反映したトレンド部門4部門と、機能によって分類した5部門の、計9部門。投票受付は、2024年3月23日(土)〜4月21日(日)23:59まで。

↑雑誌『GetNavi』5月号の誌面より。

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

2.子どもの勉強を効率化する文房具と、学習環境を整えるアイテムが豊作!

昨今、文房具業界では子ども向けアイテムが活況。勉強に集中し効率的に取り組めるよう、機能をあの手この手で盛り込んだ、大人の目にも面白いアイテムが、3部門・30点そろいました。教育系ウェブメディア「学研キッズネット」とコラボし、同サイトからも投票が可能です。

↑雑誌『GetNavi』5月号の誌面より。

 

3.ガチで欲しくなる…国産文房具に異変発生!

自分の持ち物やインテリアになじむかどうかが、文房具を選ぶ際の重要なポイントに。ニーズに応えるように、くすみカラーやミニマルデザインのアイテムが席巻しています。

↑写真の「ミニクリップココフセン」(カンミ堂)、「フリクションシナジーノック03」(パイロット)、「ジェットストリーム 海洋プラスチック」(三菱鉛筆)、「スティックル タイマーダイヤル式 持ち運びしやすい勉強用」(ソニック)など。

 

4.“枯れた文房具” に突如現れた進化形がアツい!

修正ペンやでんぷん糊、文鎮など、かつてそのジャンルでは定番だったものの、より便利なアイテムの登場によって存在感が希薄になっていた文房具が、ここへきて突如進化。文房具メーカーの執念を感じさせる「進化系」文房具がそろいました。

↑写真は左から、修正ペンの「ホワイトスピード」(ぺんてる)、でんぷん糊の「ヤマト糊 タピコ」(ヤマト)、「本に寄り添う文鎮」(コクヨ)。

 

5.ファイルからお茶の香りが! エコでユニバーサルな文房具も続々!

排出された茶殻を再利用した紙製ホルダーに、石灰石から生まれた下敷き、オフィスから出たプラ資源を再利用したファイルボックスなど、環境に配慮した文房具が再び勢いを増しています。また、色覚多様性に対応したカラーリングの付箋や、左利きでも書きやすい万年筆など、すべての人の作業をはかどらせる文房具も注目です。

↑写真は左から「紙製ホルダー 茶殻紙タイプ」(キングジム)、「みんなのふせん 強粘着」(プラス)。

 

6.山崎怜奈選考委員長は見た目も “硬派” なプロ用文房具にも注目!

「万人向けではないけれど、必要としている人が必ずいるだろうなという専門的な商品も面白い!」と話す、山崎怜奈選考委員長。アルコールを多用する理化学系研究所に対応したインク搭載の  ペンや、薄暗い倉庫でも視認性を確保するハサミ、工事現場での衝撃に耐えるクリップボードなどもノミネート。

↑写真は、左から「TSTAKバインダー」(DEWALT)や「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>オレンジ」「リサーチラボペン」(ともにコクヨ)。

 

7.新作だけじゃない、ロングセラー文房具もノミネート!

今年は文房具総選挙12回目にして初めて、“ロングセラー”文房具をノミネートする部門も設置。これは文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門です。エポックメイキングかつ、いまなお現役の7点がノミネートされています。

↑写真の、芯を徹底ガードし折れを防止するシャープペンシル「デルガード」(ゼブラ・2014年)や、子どもの勉強の習慣化を促すIoT文房具「しゅくだいやる気ペン」(コクヨ・2019年発売)など。

 

8.総数100点の文房具を試した上で選考委員長のトークを聴けるイベントが開催!

今回ノミネートされた 9部門・100アイテムの最新&ロングセラー文房具を、実際に手に取って試し投票できるタッチ&トライと、山崎怜奈さんを筆頭に選考委員が会し語り合うトークセッションに参加できる機会を用意しました。

 

東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAにて、4月9日(火)17時開場で開催。電子チケットで対象商品を予約購入いただいた方が、イベントにご参加いただけます。下記のオンラインサイトにて、3月23日(土)12時から販売を開始します。

↑山崎怜奈さんが選考委員長就任に寄せた意気込みは、こちらからチェックできます。

 

「文房具総選挙2024」投票&山崎怜奈選考委員長トークセッション

【日程】2024年4月9日(火)
【会場】HMV&BOOKS SHIBUYA 6F イベントスペース
【時間】17:00開場・20:30終了予定 ※途中参加・退出可能
【内容】
第1部:文房具総選挙2024 ノミネート文房具タッチアンドトライ
第2部:山崎怜奈選考委員長&選考委員によるトークセッション、山崎怜奈選考委員長のトーク
【対象商品】
ローソンチケット(電子チケット)サイトより、雑誌『GetNavi』2024年5月号を2冊ご予約購入が必要です。
【販売期間】2024年3月23日(土)12:00 ~ 4月3日(水)22:00(入金終了23:00)まで ※先着順。上記受付期間内でも規定枚数に達し次第、受付は終了となります。
【詳細】
HMV&BOOKS online
https://www.hmv.co.jp/store/event/50018/
【購入】
https://l-tike.com/st1/hmvbooks-24032301

 

「文房具総選挙2024」選考委員の面々を紹介!

最後に、以上の9部門・全100アイテムを審査、選考した「文房具総選挙2024」選考委員会を構成する面々を紹介しておきましょう! 初の “選考委員長” に就任したタレントの山崎怜奈さんを筆頭に、GetNaviやGetNavi webの連載記事でお馴染みの顔ぶれや、文房具ファンから支持されるショップのバイヤーを中心に計8名で構成しています。

 

選考委員長 山崎怜奈 さん

2022年に乃木坂46を卒業。ラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(TOKYO FM)に出演中。「れなち」の愛称で親しまれる。

 

文具ソムリエール 菅 未里 さん

メディア出演や商品監修で活躍。文房具売場勤務の経験に裏打ちされた幅広い知識による、ユーザー目線での提案が得意。GetNavi webにて連載中。

 

文房具ライター きだてたく さん

機能系からイロモノまで、あらゆる文房具を対象に取材、執筆。愛ゆえの苦言も含んだディープなレビューには、ファンも多い。GetNavi webで連載中。

 

ライター / 放送作家 古川 耕 さん

雑誌『GetNavi』にて文房具コラム「手書きをめぐる冒険」でお馴染み。「OKB(お気に入りボールペン)48総選挙」の総合プロデューサーも務める。

 

イオンリテール 服部 薫 さん
売り場担当を経て、現在は文房具の買い付けを担当。売り場担当時代を含めると、文房具に関わって10年以上。ペンを用途別に使い分ける達人。

 

GetNavi編集 鈴木翔子
本イベントを2017年から2022年まで担当し、1年のブランクを経て復帰。ノートなどの紙モノを収集中で、旅先では必ず文房具店を訪問。

 

GetNavi web編集部 和田史子
2018年より本イベント担当。GetNavi webの副編集長も務める。新人編集者時代からラフが上手く書ける秘蔵のペンを愛用する。積ん紙が悩み。

 

学研キッズネット編集長 清水優香子
今年から現職。硬質ケースデコにハマリ中で、推し色&推しモチーフのシールを見つけるとつい購入。シールボックスが溢れそうで心配。

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから(4/21(日)23:59まで)

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

ペンを収納しながら“飾る”新発想!「フレームペンケース」の潔さを支える細部の仕掛けとは?

ペンケースは、筆記具などの文房具を収納して持ち運ぶためだけのもの……と、思っている人がほとんどだろう。もちろん、基本的にはそれで間違ってないのだが、近年では、ペンケースが高機能化するにしたがって、その目的も多様化している。

 

例えば、「文房具を持ち運ぶ」という部分ひとつを取っても、「2~3本の筆記具をコンパクトに」と「筆記具+ハサミや定規、カッターナイフなどをまとめて」では達成すべき目標が大きく違う。そうした場合、フォルムや機能から完全に別物になるのも当然だろう。

 

さて、そんなペンケース多様化のなかで、いまやトレンドと言っても過言でないのが、いわゆる “見せペンケース” というもの。透明素材で中身が外から見えるようになっているものが主体で、自分が使っている文房具を周囲に見せられることが特徴だ。Instagramなど画像主体のSNSで、中高生が自分の学習ツール環境をアピールする用途で人気となっているそう。

 

今回紹介するのは、その最前線アイテム。「見せペンケースの最新版はこうなっている」という話である。

 

自慢の一本を飾って楽しむ専用ペンケース

レイメイ藤井から発売された「フレームペンケース」は、一見すると学童用の汎用性高めの箱形ペンケースのようなフォルムだが、そのコンセプトは特異だ。 “お気に入りの筆記具をきれいに飾る” という部分に機能を全振りした、かなりピーキーな製品なのである。

レイメイ藤井
フレームペンケース

3300円(税別)
全5色

 

上面はフレームで囲まれたPVC製の大きな透明窓になっており、中が完全に見えている状態だ。ただし、透けているのはこの上面のみ。底と側面はフレームと同じく合皮素材なので、見え方はかなり限定的である。

↑上面窓はPVC(塩ビ)製で、透明度はかなり高め

 

上面は磁石によってフタ状に閉じられているので、端から持ち上げるとパカッと開いて、中にアクセスできる。そして、ゴムバンドに自慢の筆記具を挟んで固定し、再びフタを閉じると、まるでショーケースにいれたような形で筆記具を飾ることが可能になる、というわけ。例えば、大事な万年筆や宝物のシャープペンシル、プレゼントにもらったボールペンなど、特別な筆記用具を収納すると、まるで展示、もしくは額装したような印象になる。

↑磁石で貼り付いている上面フタをパカッと持ち上げてオープン。本体とはベルトで連結されたヒンジレス構造となっている

 

↑筆者愛用、一点物の木軸ボールペンを飾ってみた。見た目にも「いいものを飾ってる」感が高まって嬉しい

 

一般的な透明素材の “見せペンケース” は、全周が透けていることが多い。つまり、持っている文房具をまとめて見せることができるのだが、「こう見せたい」という意図での見え方を決めることが難しい。

 

対して、フレームペンケースは、最初から見せたい筆記具を1~2本飾るだけ、という使い方に限定することで、より確実に「見せたい・魅せたい」方へとフォーカスして中身を見せることができる、という仕組みだ。

↑ごく普通の150円ボールペンも、フレームペンケースで飾ればこの通り、高級感があるように見える

 

“見せ”要素に特化した、ペンを運ぶこともできる展示ケース

ちなみに、フタは本体にベルトで接合しているので、そのまま裏側に折り込むことも可能。フルオープンで固定できるので、筆記具の出し入れがしやすいペントレーとしても使うことができる。とはいえ、そもそもが収納量が少ないので、トレーになったから実用的というわけでもないが、机の上に置いておくだけで、高級感や特別感を与えてくれるアイテムになるのは嬉しいところ。

↑フタを360度折り返すようにすると、ペントレーに変身

 

↑フチが高いのでトレーとして使いやすいとは言い難いが、置いておくだけでちょっとデスク周りが高級っぽくはなるかも

 

使用するにあたり個人的に気になるのは、PVC窓の耐久性である。PVCは擦り傷に弱いため、使用しているうちに細かな擦り傷が付いてしまうのは避けられないだろう。その結果、傷によって窓がくもってしまうと高級感はガクンと下がってしまうし、飾っていても楽しくなくなってしまう。基本的に塩ビのくもりを元に戻すのは不可能なので、できる限り気をつけて使う、というシンプルな使用方法が正解らしい。

↑底面はベロア調の柔らかな起毛素材で、大事なペンを傷つけにくい仕様だ

 

文房具の運搬コンテナとして考えると、当然ながら機能的にはかなり劣っている。何故なら、筆記具1〜2本しか収納できないのだから、それは仕方がない。ただし、筆記具を高級感のある雰囲気で飾る機能に関しては、これまでにないほど優秀……というか、ここまで “見せ” 要素に特化したペンケースは他になく、非常にユニークな製品と言える。

↑ペンケースとして携帯するとこんな感じ。少し仰々しいぐらいに高級感ある雰囲気になるところが面白い

 

大事な筆記具の展示収納ケースとして使うとウットリするぐらい格好良いので、ぜひデスク上でのマイコレクション展示に使ってみて欲しい。

 

文具ソムリエール 菅未里が2024年度に注目する文房具トレンドベスト3と注目アイテム7選

2024年もすでに大量の良品がリリースされている文房具ジャンル。「自腹買い文房具」連載でおなじみの文具ソムリエール・菅未里(かん・みさと)さんに、2024年度に注目すべき、もしくは現在進行形でトレンドとなっているキーワードをピックアップしてもらった。

 

文房具トレンドとトレンドを代表する注目商品は?

もうすぐ2024年度が始まります。身の周りの文房具は揃ってきたでしょうか? 身近な存在である文房具のトレンドは気になるところ。引き続き文房具業界を席巻しそうなトレンドをチェックしていきましょう。

 

1.ニュアンスカラーブームが継続

ここ数年来、継続しているのがニュアンスカラーブーム。やわらかな色合いでプライベートシーンでも堅くなりすぎず、一方ビジネスシーンではカジュアルになりすぎない好バランスで、使い勝手の良さを発揮します。

 

・ミニクリップココフセン

フィルム付箋のさまざまなスタイルを提案し続ける、カンミ堂の「ココフセン」シリーズ。2023年11月に発売された最新作ミニクリップココフセンは、小さなクリップとココフセンが一体となったアイテムです。

↑くすみのやわらかなカラーでビジネスでも浮かない

 

カンミ堂
ミニクリップココフセン
各440円(税別)

 

これまでもパステルカラーなど優しい色合いのアイテムが多かった、同社のフィルム付箋。ニュアンスカラーはかわいくなりすぎず、とはいえやっぱりかわいらしい、という絶妙なバランス。

↑短めで小ぶりのフィルム付箋2色がセットされている

 

クリップ付きなので簡単に移動させられ、付箋を紛失しにくいので探し物が減るメリットもありますね。

 

・Waai

世界累計41億本を売り上げる消せるボールペン「フリクション」シリーズ。2023年11月に、最新シリーズの「Waai(ワーイ)」が発売されました。フリクションといえばビジネスパーソンがメインユーザーとなっているシリーズですが、Waaiは大学生をターゲットにした事務用品感のないおしゃれなビジュアルに注目。

↑従来品よりも細身のボディでやわらかな色合い

 

パイロットコーポレーション
Waai
各230円(税別)

 

また、インク色は赤、青といった一般的なカラーではなく、「ベルベットレッド」「ターコイズ」「チークピンク」などおしゃれなニュアンスカラーのラインナップ。発売当初は売り切れの店舗も出るほどの人気で、2024年も注目が続きそうです。

 

・awaii marker

2024年2月に発売されたばかりの新作。名前の通り「淡い」カラーのパッケージとニュアンスカラー8色展開のマーカー。

↑乳白色のボディ。インクごとに色が違うロゴもアクセントになっている

 

サンスター文具
awaii marker
各円(税別)

 

韓国コスメのような見た目がかわいらしく、ペン先がしなるタイプのマーカーで、分厚い参考書など曲面にもぴたっとフィットするペン先が特長です。

 

2.ノートや手帳は手のひらサイズが今らしさ

デジタルか? アナログか? と選択する時代は終わり、「デジタルもアナログも」どちらも上手く取り入れるのが、今の使い方。スマホの機能も使いながらアナログも上手に使うため、文房具のサイズにも変化が現れています。

 

・EDiT 手帳用紙を使った小さな方眼ノート

人気の手帳、EDiTシリーズは手帳だけでなくノートタイプも人気。特に今年の注目はB7サイズでしょう。

マークス
EDiT 手帳用紙を使った小さな方眼ノート B7変型
各1200円(税別)

 

タブレットやスマートフォンのスケジュール管理・メモ機能を使う人が増えるなか、必要最小限だけ紙の手帳やノートに記録したい人に人気です。

↑コンパクトで持ち運びやすい

 

・ポケットログ・ダイアリー(ラコニック)

今シーズンから発売が開始された日付フリーのダイアリー。日付がないので、年始だけでなくいつからでも日記や手帳として使用できます。小ぶりなポケットサイズのみの展開でメモ帳のようにさっと取り出してメモできる気軽さがいいですね。

↑左バンド付、右バンドなし

 

ラコニック
ポケットログ・ダイアリー
各1400円〜2500円(税別)

 

チェキの写真が入るポケットがついたものなど全14種類で、趣味別で記録を分けることもできます。チェキタイプは推し活にもぴったりなのだとか。

 

3.文房具メーカーがつくる防災グッズ

文房具という身近にあるアイテムを手がけてきた文房具メーカーは、コンパクトで使いやすい製品、縫製品が得意。オフィス用品とも相性がよく、文房具メーカーが作る防災グッズに注目が集まっています。

 

・災害常備ポーチ

「スーパードッチファイル」や「テプラ」などオフィスで使う文房具を手がけるキングジムからは、オフィスに備える防災用品の他、日常的に持ち運べるポーチタイプも販売。

↑バッグに入れられるサイズのポーチに非常時に使えるグッズがおさまる

 

キングジム
災害常備ポーチ
1900円(税別)

 

東日本大震災の後、防災意識が高まりオフィス用、車載用、個人用などシーンにあった防災グッズが揃っています。

 

・防災サコッシュ

オフィスのラベル用品で有名なヒサゴからは、サコッシュタイプの防災アイテムが販売されています。

↑サコッシュタイプは肩からかけられるので便利

 

ヒサゴ
防災サコッシュ
2850円(税別)

 

サコッシュの肩紐は光を反射し暗い場所でも目立ち、取り外してロープとしても活用できる優れもの。防寒アルシートや携帯トイレ、ホイッスル、マスク(大人用)など非常時に必要なものがコンパクトに入っていて安心です。

 

2024年度も文房具豊作の予感!

新型コロナウイルスの感染拡大防止のためオンライン授業やオンライン会議などデジタルツールが広い世代で活用されるようになりました。アナログの文房具は使わなくなるのでは? という声も聞かれるなか、トレンドは「デジタルとアナログ、どちらも使う!」です。

 

膨大な情報をコンパクトに持ち運べるデジタルの強みと、自由度が高く電源がない場所でも使えるアナログの強み。どちらもかしこく使い分け、2024年度も快適な文房具ライフを送りましょう。

 

フリクション史上最細の0.3mmが登場!「シナジーノック」に新搭載した“シナジーチップ”の正体とは?

“消せるボールペン” の代名詞、パイロット「フリクションボール」シリーズ。2007年の発売以降、世界中でシリーズ累計30億本以上が売れている大人気シリーズなので、もはや知らない人はいない、と言っても過言ではないだろう。

 

フリクションシリーズのスタンダードと言えば、初代がキャップ式「フリクションボール」(2007年〜)、2代目が現在でもお馴染みのノック式「フリクションボールノック」(2010年〜)である。そして、新たに3代目のザ・フリクションボールとなるのが、2024年3月に発売したばかりの「フリクションシナジーノック」だ。

↑2010年の発売以来、長きにわたってシリーズの中心だった「フリクションボールノック」

 

今回は、そんな超メジャーなボールペンのスタンダードモデルがついに代替わりする! ということをお伝えしつつ、その新スタンダードモデルの使い勝手を紹介していこう。

 

新スタンダードはフリクション×シナジーチップ

フリクションシナジーノック(以下、シナジーノック)は、シンプルなグレーの軸が外見的に目立つポイントとなっている。従来のフリクションは基本的に軸色=インク色だったが、今回からはインク色は半透明のクリップノック部で表示されることになるようだ。端的に言えば、共通部品を増やすことで生産コストを下げようという試みだろう。

パイロット
フリクションシナジーノック
各250円(税別)
全8色

 

カラーラインナップは、既存の全8色(ブラック・ブルーブラック・ブルー・ライトブルー・グリーン・オレンジ・ピンク・レッド)。個人的には、2023年発売の「フリクションWaai」から登場したベルベットレッドなどの新色もスタンダード化して欲しかったのだが、それはまた今後に期待したい。

 

何より注目なのが、その名の通り、ペン先に「シナジーチップ」を搭載していること。シナジーチップとは、同社のゲルボールペン「ジュースアップ」にも搭載されている、コーンチップとパイプチップを融合させたような、言わば “いいとこ取り” の高機能チップだ。インクフローが良好で、とにかくサラサラとなめらかな筆記感が特徴。これまでのフリクションシリーズでは、シリーズの傑作として名高い「フリクションポイントノック04」(以下、ポイントノック04)にも搭載されていた。

↑先端視界の良さと、たっぷりしたインクフロー性能を併せ持つ「シナジーチップ」

 

↑シリーズで初めてシナジーチップを搭載した、「フリクションポイントノック04」(写真左)と基本的な性能は近い

 

実際に書き比べて見ても、ポイントノック04とシナジーノックの書き味に違いは感じられない。いずれもたっぷりインクが出て、妙なクセもなく素直に書きやすい、といった印象である。インクがたっぷり吐出されるため、従来のフリクションボールノックより描線がやや濃い色に見える点も、一般的に発色が薄いフリクションインクだからこそありがたい。

↑近年のトレンドでもある “たっぷりめのインクフローでサラサラ書ける” タイプの書き味で、快適性は高い

 

なお、シナジーノックの登場によって、ポイントノック04は終売となるようだが、少なくとも書き味に限って言えばシナジーノックに不安を感じる必要はないだろう。ちなみに、ポイントノック04のデザインが好きという人は、軸だけ残しておけばリフィル交換で対応可能だ。

 

フリクション初の極細0.3mmが登場!

もう一つ大きなポイントとなるのが、ローンチ時点で0.5mm、0.4mm、0.3mmのボール径が揃うということ。なかでも、フリクションシリーズとして初となる激細0.3mmは、大注目株と言えるだろう。

↑画像左から、ボール径0.5mm、0.4mm、0.3mmの3種類がラインナップされる

 

そもそも、フリクションボールペンは、書き消しが可能ということで、手帳と組み合わせているユーザーが多い。加えて、昨今はM5などの小型手帳が人気ということもあり、より細書きできる性能が求められているのは間違いない。つまり「0.3mmは間違いなく売れるよね」という話である。

↑0.3mmは驚きの細さ。これなら手帳の3mm方眼にも書きやすそうだ

 

実のところ、フリクションのインクは粒子が大きいため、これまでは高フローのシナジーチップであってもここまで細いボールには対応できなかったという。そこで、パイロットは快適な書き心地を実現するために、0.3mm専用のシナジーチップを新たに開発した。

 

試しに0.3mmで書いてみると、こんなに細い線がフリクションで書けるのか! と驚愕したほど。シナジーチップらしいインクリッチな書き味……とまでは言いづらいが、それでも一般的な0.3mmゲルインクと書き比べると、明らかになめらかだと感じられるはず。ただし、筆記角度はわりとシビアで、意識して紙に対してほぼ垂直に立てないと、すぐにガリガリとした引っかかりを感じてしまうので、そこは要注意だ。

↑激細0.3mmだが、思ったよりもサラサラと気持ち良く書くことができる

 

ボール径の数値は軸に記載されているが、グレー地に白印刷なので、慣れないうちはパッと視認しづらいかもしれない。それであれば、軸後端のイレイザーが、0.3mm(白)、0.4mm(グレー)、0.5mm(濃いめのグレー)と色分けされているので、これに慣れるほうが良さそうだ。ちなみに、従来のフリクションボールノックでは、0.5mmが白イレイザー、0.7mmがインク色イレイザー、1.0mmはグレーのイレイザー+クリップノックがインク色、と表示パターンがバラバラだったので、シナジーノックのように、最初からパターンを統一してくれるのはありがたい。

↑ボール径は軸の印字か、イレイザーの色で判断する。ひとまず「色が薄いほうが細い」と、覚えておくといいだろう

 

↑リフィルは従来と共通。ボール径の数字の後に記載された「S」(synergy)が、シナジーリフィルの目印となる

 

個人的にも、ボールポイント04やジュースアップなどでシナジーチップの良さを体感していたので、今回のフリクション×シナジーチップのスタンダード化には、「パイロット、よくやった!」という思いが大きい。それに加えて、0.3mmという超極細フリクションは、筆者以外にも待ち望んでいたユーザーが多いはず。

 

とにかく、フリクションでカリカリと小さな字が書けて消せるというだけでもかなりのインパクトがあるので、店頭で見かけたらまずは手にとって試してみて欲しい。

 

文房具総選挙2024で山崎怜奈“選考委員長”が誕生! さらに4/9にトーク&投票イベントを開催決定

雑誌『GetNavi(ゲットナビ)』の誌上と「GetNavi web」で、毎春恒例となった文房具のアワードイベント「文房具総選挙」が、今年も開催が決定! 12回目の開催にして初の“選考委員長”には、元乃木坂46で文房具愛好家でもある山崎怜奈さんを招聘。8名の文房具のプロたちで結成された「文房具総選挙選考委員会」によって選考されたノミネート商品、9部門・100商品を、来たる3月23日に一挙紹介するとともに、投票の受付をスタートします。

↑文房具総選挙2024の選考委員長に就任した、タレントの山崎怜奈さん。

 

文房具総選挙をおさらい!

2013年にスタートした「文房具総選挙」は、今回で12回目を数えます。当年度に発売された最新の文房具から、ビジネスや勉強、暮らしが “はかどる” 機能をもつ文房具をオールジャンルでノミネート。一般からの厳正な投票によってナンバーワン=大賞を決定する、唯一の文房具アワードです。

 

「せっかくのいいモノ。ちゃんと伝えます!」

「文房具総選挙2024」は、文具ソムリエールや文房具ライター、文房具バイヤーなど“文房具のプロ”たちによって選考委員会を構成。今回、新たにタレントの山崎怜奈さんを「選考委員長」に迎えます。その意気込みを聞いてみました。

 

—-山崎さん、文房具総選挙2024の選考委員長ご就任、おめでとうございます!

 

「ありがとうございます! そしてよろしくお願いします!」

 

—-このお役目に対して、率直にどう感じますか?

 

「発売されたばかりの新商品や、ノミネート商品にいち早く触れられる機会をいただき、光栄です! 書店の文房具コーナーが大好きでよく立ち寄るんですが、いつもはあまり長時間はいられないので、じっくりと試せる贅沢なポジションで、うれしいですね。古川耕さん※に怒られないようにしっかりつとめます(笑)」

 

—-文房具を選考してみて、どうでしたか?

 

「今回、数百もの文房具から『これいい!』と感じたもの、前から使っていて良さを実感しているものを選考させていただいたんですが、ノーマークだったジャンルも予想以上に進化していて、驚きました」

 

—-選考委員長としての今回の“野望”は?

 

「すでによく知られているブランドもある一方で、例えばこの種のお仕事に就いている人には刺さりそうなんだけど、もしかするとその人たちにまだ気づかれていないんじゃないか、って文房具も。もし知られていないなら、せっかくいい文房具なのにもったいないですよね! だから、責任重大だなと。みなさんにこれらの文房具のすごさや“はかどり力”がちゃんと伝わるように、がんばりたいと思います!」

 

(※古川耕氏は、ラジオ『アフター6ジャンクション2』『ジェーン・スー 生活は踊る』の放送作家で、文房具総選挙2024の選考委員のひとり。GetNaviの連載でおなじみ。)

 

↑選考対象の文房具を真剣にチェックする選考委員長。

 

山崎怜奈(やまざき・れな)

1997年、東京生まれ。2013年から現在まで、毎週月~木曜にTOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』のパーソナリティをつとめるほか、情報番組などに多数出演。2023年からタクシー配車アプリ「S.RIDE」の公式アンバサダーに就任。
慶應義塾大学卒業。学生時代から文房具にこだわりをもち、受験勉強をはかどらせる文房具選びの選択眼は折り紙付き。現在も、筆記具の新作を店頭で頻繁にチェックしている。文房具総選挙には2021年と2023年に、結果発表後の雑誌インタビューに出演する形で参加 。選考への参加は今回が初となる。

 

山崎怜奈さん登場のトーク&投票イベントが開催決定!

この山崎怜奈さんを迎えた “トーク&投票イベント” を、4月9日(火)にHMV&BOOKS SHIBUYAで開催することも決定しました。選考委員を交えたおよそ40分間に及ぶ トークショーと、全ノミネート商品をじっくり試して投票できるタッチ&トライの 二部構成。イベント特設ページからGetNavi 5月号を2冊購入した方先着で150名を、イベントにご招待! 詳細は決まり次第、GetNavi webでお知らせします!

↑そのほか選考委員会には、文具ソムリエール・菅未里さん、文房具ライターのきだてたくさん、放送作家でライターの古川耕さんなど7名が参加。トークセッションにも登壇予定だ。

 

文房具総選挙2024はどうなる 

文房具の今がわかる、文房具総選挙は今年も話題豊富。ノミネートラインナップの発表と投票受付開始まであと少しと迫るなか、ここで今年の傾向をいち早くお知らせ!

1.今年は3ケタに達する文房具が一挙ノミネート!

2.子どもの勉強を効率化する文房具と、学習環境を整えるアイテムが豊作!

3.ガチで大人も欲しくなる…国産文房具に異変発生!

4.“枯れた文房具” に突如現れた進化形がアツい!

5.新作だけじゃない、ロングセラー文房具もノミネート!

6.選考委員長はガテンな見た目にそそられるプロ用文房具に注目!

 

スタートは、3月23日(土)。その前日には詳報を予定しています! ご期待ください。

 

文房具総選挙2024
・公式ページ https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/
・公式Twitter https://twitter.com/GetNaviBunvogue

ビジネスパーソンにすすめたい! ダイヤル式タイマー「スティックル」のスマホでは代用できない秀逸な使い勝手とは?

筆者は日常的に、タイマーをかけて仕事をすることが多い……などと言うと「タイムマネジメント意識が高いのか」と、誤解されることが多いが、さにあらず。タイマーをかけると、どんなに仕事をしたくなくても「ひとまずやらなきゃ」という気になるし、さらにタイマーが終了したら一旦手を止めていいというコンセンサスが(自分に対して)形成できて、ご褒美感もある。つまり、めちゃくちゃ意識の低いタイマー活用ワークと言えるだろう。

 

自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースで仕事をする機会もけっこうあるので、そのためにはタイマーを携帯しておきたいところ。そこで、持ち運びしやすいコンパクトなタイマーを探して辿り着いたのが、スティックタイプの学習タイマー「スティックル」なのだが……これ、使ってみると、思っていた以上にさまざまな点が適度に使いやすい優れモノだったのだ。

 

ペンケースに入るスティックタイプのコンパクトタイマー

ソニック「スティックル」は、細長い形状が特徴的なデジタルタイマーである。93×30×22mmというボディを手に握ると、任天堂Switchのジョイコンよりちょっと小さいかな? ぐらいのサイズ感だ。

ソニック
スティックル タイマー ダイヤル式 持ち運びしやすい勉強用
(ホワイト/ベージュ/ライドブルー/バイオレット)
1400円(税別)

 

筆者は、仕事柄それなりの数の学習タイマーを見てきているが、このスティック型というのは意外と他に見ることがない。だが、この形状はペンケースに入れても邪魔になりにくく、持ち歩きやすいというメリットがあるのだ。一般的な板タイプのデジタルタイマーのほうが液晶画面は大きく取れるが、テスト対策などでしっかり時間管理をしたいという場合を除けば、画面の見やすさはさほど求めないと思う。

↑手のひらにコロンと乗るサイズで、タイマーとしては携帯性バツグン

 

操作系は、まず液晶のある面にボタン(START/STOP)がひとつ。左側面には電源/アラームON/OFFを司るスライダー、右側面にはダイヤルが備わっている。使用する際には、まず電源を入れて、ダイヤルを時計回りに回転させる。すると1分単位で表示が増える(逆転させると減る)ので、セットしたい時間に合わせてSTART/STOPボタンを押すとカウントダウンがスタートする、という仕組み。最大99分まで設定可能だ。

↑電源+アラームをひとまとめにしたシンプルなスイッチと、ライトを兼ねたスタートボタン

 

製品によっては、時間・分・秒にそれぞれ時間を前後させる設定ボタン(合計6個)があったりして、タイマーセットのたびにこれらを操作するのは正直面倒だ。それよりは、ダイヤルをコリコリコリ……と回して好きな時間で止めるほうが、圧倒的に正しくて直感的なインターフェースだと思う。何より、スティックルのコンパクトなボディには、多くのスイッチを配置できないだろうから、これが正解だろう。

↑ダイヤル1クリックが1分で、慣れてくれば直感的に時間設定が可能

 

カウントゼロになると、サウンドONの場合はピピピッという大きめのアラーム音とSTART/STOPボタンの点滅、OFFの場合はボタン点滅だけで知らせてくれる。ボタンの光量はそこまで激しくなく、視界に入っているときにだけ気付くレベルだ。ビカビカと強く点滅されると、カフェなど他の人がいる場所で気を遣ってしまうから、これはありがたい配慮だ。そもそも、タイマーのアラームをOFFにするのは周囲に気遣っての話なのだから、これぐらい控えめなほうがちょうどいいに決まってるのだ。

↑ボタン点滅は眩しすぎず、適度な光量で終了を知らせてくれる。対してアラーム音量は大きめ

 

いろんな点が “ちょうどいい” ! ほどよい使いやすさが魅力

もうひとつ、使ってみて “ちょうどいい” と感じたのが、デスクへの置きやすさだ。デジタルタイマーの中には、画面に角度をつけるなどの工夫をしたものもあるが、ほとんどは板状のボディを机に垂直に立てるか、水平に寝かせるかの二択となる。しかし、バックライトのない反射型液晶は、角度やユーザーの目線位置によって、画面の見やすさがかなり変わってきてしまう。

 

その点、スティックルは断面が台形に近い六角形なので、それを活かして水平・45度・垂直の3パターンに角度調整が可能。これで置き場所によって見やすい角度を選べるというわけだ。

↑断面の形状を活かして3段階の角度に置ける。スタンドなどが無くてもこれで十分だ

 

↑デスクトップに置くなら、45度が照明の影響も受けにくく見やすい

 

↑少し高い場所に設置する場合は垂直に立てると画面が視界に入りやすい

 

もちろん、もっと自由に角度を変えられた方が便利には決まっているが、そのために可動スタンドを付けるなどすると、どうしてもボディサイズが大きくなってしまう。それなら、ギミックを使うことなくボディ形状だけで角度が3パターン取れれば、それで十分じゃない? という話なのである。

↑電源は単4形乾電池1本。このスライダー蓋がやたら固くて開けづらいのが、この製品の数少ない難点のひとつかもしれない

 

何より、こまめにタイマーを使う場合、ダイヤルで素早く時間設定ができる使い勝手の良さは他に替えがたい。こういう物理タイマーの話をすると、必ず「スマホのタイマーアプリでいいじゃん」という意見が見られるが、スマホでタイマーアプリをタップして時間設定するよりも、実際にはタイマーの方が圧倒的に早い

 

加えて、スティックルなら、見やすい角度を選べて、サウンドOFFにすれば周りにも気を遣わずに済んで、さらに携帯性もいい感じ。ものすごく便利! というほどではないが、あると嬉しい機能が揃った “ちょうどいい” 感じの使い勝手なのである。

 

1.1ミリが雲泥の差を生んだ!「サラサクリップ」の新3色ボールペンがインク量たっぷりなのに軸細を実現できた“構造改革”って?

筆者は、ボールペンに関してはゲルインク派を自認しているが、多色ボールペンが必要なシーンに限っては油性インクを選ぶことが多い。なぜかと言うと、ゲルの多色ボールペンは軸がぼってり太くなったり、油性よりもインク吐出量が多くなる分、すぐにインク切れになったりするからだ。かと言って、インク持ちを良くしようとリフィルを太くすれば軸が肥大化してしまうし、逆に軸を細くすればリフィルも貧相になってますますインク持ちが悪くなる。つまり、根本的に多色ゲルは難しい、ということなのである。

 

「それじゃ、打つ手なしってこと?」と、思うかもしれないが、そこはご安心を。日本の文房具メーカーの開発力はすばらしいので、このようなネガティブ要素をいつまでも放置しておくことはない。ちゃんと「それなりにインク入ってて、でも軸はそこそこスリム」というゲル多色ボールペンを、ちょっと驚くような機構を組み込むことで完成させたのだ。

 

画期的な機構でゲルインク多色をスリム化

ゼブラ「サラサクリップ3C」は、その名の通り、お馴染み「サラサクリップ」の多色タイプとして新たに発売された製品だ。ポイントは、前述の通り「それなりにインクが入ってて、でも軸はそこそこスリム」というところ。従来のゲル多色は「リフィル激細/軸細」か「リフィル細/軸太」の二択だった。サラサクリップ3Cは、そこに「リフィル細/軸細」という「そんなの、誰だってそれがいいに決まってるじゃん!」という第三の選択肢が提示された形である。

ゼブラ
サラサクリップ3C (0.4mm/0.5mm)
400円(税別)

 

実は、これまでにもサラサの多色タイプとして「サラサ3」が存在したのだが、これは「リフィル細/軸太タイプ」。単色サラサに近い気持ちよい書き味で、インク持ちもそれなりに良いが、軸径は13.5mmとボッテリしたものだった。対して、新型多色のサラサクリップ3Cは、サラサ3と同じリフィル(JK芯)を搭載しておきながら軸径は12.4mmで、8%のスリム化を果たしている。数値上では1.1mm細くなっただけだが、握ってみると全く別物に感じられるはずだ。

↑従来からの多色タイプ「サラサ3」との比較。数値だけでは分かりづらいが、実際に握り比べるとシャープになったことが分かる

 

従来品と同じくリフィルを3本ずつ積んでいるのに、どうやって軸が細くできたのか? その答えは軸内部の構造にある。従来品のサラサ3は、リフィルにノック用のバネを被せたものを3本束ねた構造になっている。これは、基本的にどの多色ボールペンでも似たような構造になっているはずだ。

 

しかし、サラサクリップ3Cの場合は、まずリフィルを3本束ねて、そこに生まれた隙間部分に細いバネを配置したサイドスプリング機構となっている。軸内部の容積を無駄なく使い切ることで軸のスリム化を達成した、というわけだ。

↑軸内でリフィルを固定するパーツの比較。サラサクリップ3Cには内壁がなく、その分だけスリムにできる仕組みだ

 

↑リフィルを束ねた隙間に細いスプリングを配置(上画像左)することで、スペースが効率よく使えている(図/ゼブラ提供)

 

サイド用の細いスプリングではノックフィールが物足りなかったり、ジャムなどの誤動作もあったりするかも? という心配があったが、実際にしばらく使った結果、違和感はまったくなし。少なくともノック部分については、ここに難ありと感じる人はまずいないのではないだろうか。

↑バネの違いは一目見れば分かるが、指で感じるノックフィールには意外と違和感がない

 

↑黒インクはノックノブがバインダークリップと兼用になっている

 

スリムなわりにインクは多めなのが重要なポイント

あらためて、ゲル多色ノックボールペンの定番どころを揃えてみたが、正直なところ、サラサクリップ3Cがビジュアル的に際立って細いという印象はない。軸の細さという点では、パイロット「ジュースアップ3」が最も細く、軸径10.7mm。これは、単色とほぼ同等か、むしろさらに細いぐらいである。書き味もシナジーチップの優秀さが際立っており、とてもスムーズ。筆者も、使いやすいゲルの多色ボールペンを挙げてくれと依頼された場合には、まずジュースアップ3をオススメしてきた。

↑一般的なゲル多色の比較。軸径はジュースアップ3(写真右端)がダントツで細い。次いでサラサクリップ 3C(左端)か

 

しかし、当然ながらジュースアップ3のリフィルは極端に細くなっており、シナジーチップの高いインクフローと合わせると、あっという間にインクを使い切ってしまうのである。

↑ただし、インク量はご覧の通り「サラサクリップ3C」の圧勝だ

 

もちろん書きやすさ・軸の細さとトレードオフの部分なので、そこは諦めて替えリフィルの携行で対応する、という手はある。とは言え、多色ボールペンは手帳と組み合わせて持ち歩く機会も多く、外出のたびに替えリフィルまでセットで携行することが煩わしいと感じる人もいるだろう。

 

それであれば、単色ほどではないがインク量がしっかりあるゼブラJKリフィルと、単色よりちょっと太いけど許容範囲内(…かどうかは個人の感覚だけど)の軸を有するサラサクリップ3Cは、かなり汎用性の高い組み合わせと考えられるのではないか。

↑ワンポイントが飛び抜けて優秀! というより、全体的にじんわりと良くできた多色ボールペンという感じ

 

手に持ったときに「おっ、すごいな!」と、感嘆の声が出るタイプの製品ではないが、地味ながら長く使い続けられる性能の高さと、それを支える画期的な新機構は文房具好きのマニア心にかなりグッとくる。というわけで、筆者もこれはしばらく使い込んでみようと考えているところだ。

 

ペンからスマホ・イヤホンまでまとめて斜めがけ! クツワ「文具エプロンバッグ ミニ」は高機能サコッシュの決定版では?

日常的に携帯しておく必要のあるもの、というのは人それぞれだと思う。例えば筆者の場合、まず何はなくともスマホは絶対に必要だし、それに加えてペンとメモ帳、ペン型ハサミ、ワイヤレスイヤホンあたりは常に身近にないと困る。これらのツールは基本的にすぐ使いたいものなので、「使いたい」と感じて2〜3秒以内には手元に取り出せているのが望ましい。

 

単に携帯したいだけなら、ポーチやペンケースにまとめてカバンに突っ込んでおけばいいのだが、問題はこの「すぐ使いたい」というところ。必要なものはサクッと取り出して、シュッと元に戻したい。そこでオススメなのが、いわゆる “腰袋” と呼ばれるタイプの収納ポーチだ。

 

スマホ+文房具が常時携帯できる「腰提げペンケース」

腰袋は、一般的に建築現場などで、作業をしている人の腰にぶら下がっている「工具類がいろいろ入ったポーチ」のことを指す。もしくは、美容師がハサミやクシなどを何本も腰袋に提げているのも、わりとお馴染みの光景だと思う。要するに、腰からぶら下げることのできるポーチであり、増設タイプのポケットみたいなものだと考えてもらえばいい。

 

ということで、今回オススメしたいのが、クツワ「文具エプロンバッグ ミニ」。工事現場用や美容師用の腰袋はどうしてもサイズが大きくなってしまうが、こちらは文房具メーカーが作ったものだけに、スマホ+文房具がいくつか収納できるぐらいの、ちょうど欲しかったサイズ感(H175×W145×D20mm)なのである。

クツワ
文具エプロンバッグ ミニ
1600円(税別)

 

感覚的には、腰から提げるペンケース、といった感じだろうか。ちなみにこの製品は2023年秋にリニューアルされたが、ネットショップなどではまだ以前の旧タイプも併売されているので、そこは要注意。今回は新モデル準拠で話を進めさせてもらおう。

 

収納部の構成だが、まず最後面にマチ付きの大ポケット(内部に仕切り付き)があり、その次が一段低い中ポケット幅の狭い小ポケット、そして最前面がメッシュポケットになっている。サイズが合えばどこに何を入れても自由だが、とりあえず大ポケットはスマホを収納しておくのに良さそう。筆者は6.7インチのiPhone 12 Pro Maxを入れているが、特にキツいとかはみ出すようなこともなく、スポスポと出し入れできている。

↑新モデルは最前面のポケットがメッシュタイプになっているのが識別ポイント

 

↑大ポケットは、6.7インチのiPhone Pro 12 Maxが入ってもこれぐらいの余裕がある。取り出す際に指もズボッと入れやすい

 

中ポケットはマチがないため、基本的には薄物用と考えた方が良さそう。リングメモや小型の手帳のほか、IDケースを一時的に収納するなんて使い方もいいだろう。高さは、標準的なボールペンを挿して、クリップがちょうどポケットのフチにかかるぐらいとなっている。

 

小ポケットは幅狭なので、収納物をちょっと選ぶ感じ。事務職の人ならシヤチハタ印を入れておくと便利かもしれない。ちなみに、筆者は冬場には手放せないリップクリームをここに入れている。

↑リップクリームやボールペンなど、いざというときにサッと使いたいツール類がまとめて携帯できる

 

リニューアルで新たに設けられたメッシュポケットは、フチゴムの弾力のおかげで、厚物を入れてもポロ落ちしにくいのがポイント。例えば、ワイヤレスイヤホンの充電ケースはコロンとした形状で意外と携帯しづらかったりするが、このメッシュポケットならピタッと収まってくれるのだ。

↑厚物を落とす心配なく収納できるメッシュポケット。正直、これがあるからリニューアル版を推しているところはある

 

腰への装着方法は3種類から選択可能

腰袋というからにはもちろん腰から提げて使うわけだが、この提げ方に関しては、(1)カラビナ (2)ベルトループ (3)専用ベルト(別売 550円)の3種類から選ぶことができる。この辺りは個人的な運用方法や好みもあるので、どれがベストかは一口に言うことはできないが、それぞれ使用感がかなり変わってくるので、できれば一通りは試してみるのが良さそうだ。

↑大きめのカラビナとベルトループは背面に備わっている

 

カラビナはベルトやベルト通しにひっかけるだけなので、装着は最も簡単。気軽に使うならばこれがベストだ。ただし1点で吊すのに加えて、腰からちょっと離れた位置にくるため、ブラブラと揺れやすくなってしまう。歩いているだけでもかなり揺れるので、それが気になる人には向かないだろう。

↑カラビナをパンツのベルト通しに引っ掛けて装着。手っ取り早いが、ブラブラと揺れるのが少し気になる

 

対してベルトループは2本のループにベルトを通すので、安定感はとても高い。揺れもほぼ発生しないし、身体の重心に近いところに固定できるので、腰袋自体の重さを感じにくいのもありがたいところだ。唯一の難点は、装着時にベルトが必須なこと。女性だとパンツやスカートにベルトを通さないことも多いので、その時点でこの方法は使えないわけだ。

↑本体ループにベルトを通して装着。これは文句のない安定性だが、咄嗟にベルトから外すことができないのが惜しい

 

筆者が普段から使っているのは、専用ベルトである。この専用ベルトの両端を本体左右のD環に付けることで、簡易的なヒップバッグのように運用することが可能になる。これなら装着は比較的簡単だし、ブラブラと揺れることもない。もちろんベルトを使わない衣服でも装着できるし、ベルトの長さを調節すれば、サコッシュのように肩掛けで使うことも可能だ。ベルトが別売りなのでコストはかかるが、個人的にはこれが一番使いやすいと思っている。

↑専用ベルトを腰に巻いて装着。安定性と装着の手軽さを両立するならこれがオススメ

 

↑肩掛けで使うと、スマホはさらに出し入れしやすくなる

 

普段からジャケットを着用しない人は、とにかくスマホの携帯場所に困りがち。パンツポケットに入れると型崩れするし、カバンに入れておくと、とっさに電話がかかってきても対応しづらい。そうなると、やはり腰袋の使用がベストアンサーではないかと思うのだ。スマホ+文房具に素早くアクセスできる携帯タイプのペンケースとして、「何かスマートな持ち運び方法はないかな~」と思っていた人や腰袋未体験の人にはぜひ試してもらいたい。

 

でんぷん素材で子どもでも安心して使える! 手で持って直接塗れる「ヤマト糊 タピコ」新発売

ヤマトは、創業からのロングセラー製品である、でんぷん糊「ヤマト糊」シリーズの新製品として、「ヤマト糊 タピコ」を発売します。3月21日から、全国有名文具店、量販店、通販などで随時販売します。

↑ヤマト糊 タピコ

 

同製品は、手を汚さずに容器から直接塗れるチューブタイプのでんぷん糊。でんぷん糊は、主に幼保・学校などで工作用途で利用されており、知育の観点から、手を使うことが推奨されています。そのため、糊を指先に取りやすいボトルタイプや、一定量を出しやすいチューブタイプが主流。いっぽう、「手で直接塗りたくないものの、安心素材の糊を使いたい、使わせたい」というユーザーニーズも一定数あることから、対象物に直接塗れる同製品が開発されました。

 

塗り口は、小さな穴が開いた特殊キャップ。子どもでも塗りやすい柔らかな容器設計で、スムーズに糊を塗り広げられます。原料にタピオカでんぷんを使用していることから、原料を想起させつつ、製品の新しさを感じてもらえる製品名として、「タピコ」の名が付けられています。

↑使用時のイメージ

 

■製品名:ヤマト糊 タピコ
■特徴:
・手で持って塗れる、チューブタイプのでんぷん糊
・原料は天然由来のタピオカでんぷんで、子どもが使っても安心
・塗り口は、小さな穴が開いた特殊キャップで、子どもでも塗りやすい柔らかな容器設計
■用途:紙工作などの接着
■主成分:でんぷん(タピオカ)
■内容量:60g
■品番:TPK-60H
■サイズ:W30×D30×H140mm
■価格:290円(税別)

17年ぶりに進化した修正液が何を今さらと侮れない快適さ! 速乾と幅広ペン先に進化したぺんてる「ホワイトスピード」の実用性を検証

思い返せば、最後に修正液で誤字を直したのはいつだっただろうか……下手すると10年以上は昔かもしれない。自分用ノートの誤字はだいたい二重線で消すし、どうしても書き直したい場合には修正テープを使う。正直な話、訂正する際に「修正液」という選択肢があるのを忘れていたぐらいである。

 

それなのになぜ急に思い出したかと言うと、ぺんてるから17年ぶりに修正液の新製品が出た、という話を耳にしたからだ。果たして、今出る新製品の修正液にどれほど価値があるのか? なんて疑ってしまったのだが……いや、しかし使ってみるとこの新しい修正液、かなり面白いぞ!?

 

最新型修正液は修正テープと液のいいとこどり!?

そもそも修正液には、大きなネガティブ要素がいくつかあるように思う。「塗って乾くまでに時間が掛かる」「塗りむらができやすい」「厚塗りになるとひび割れる」「ペンタイプだと広い面積を修正しづらい」といった部分がそれだ。修正テープを使えば、それらの問題が一発で解決できるのだから、取って代わられるのも当たり前と言えるだろう。何より、仕上がりもきれいだし。

 

それに対して「修正テープと液のいいとこどり」を謳うのが、話題の新製品こと、ぺんてるの新型修正液「ホワイトスピード」である。つまり、乾燥が早くて、塗りむらができず、厚塗りにならずひび割れもせず、ペンタイプなのにテープのような幅を一気に塗ることができて、さらに修正テープには難しいこともこなしてしまう、というわけ。もしこれが本当だとしたら、修正液の復権も充分にあり得るのではないだろうか。

ぺんてる
ホワイトスピード
400円(税別)

 

早速試してみた。まず最初に驚いたのは、これまでにないユニークな幅広ペン先だ。軸をカチャカチャ振って液を攪拌したら、三つ叉になっているペン先の中央を修正したい文字の頭にグッと押し当てる。すると中から修正液がドバッと出てきて、三つ叉の両サイドいっぱいまで一気に広がるのだ。あとは、ペン先を押し当てたままでペン先をスライドさせてやると、まるでテープのように修正液が塗り広げられる、という仕組みだ。

↑「中央の吐出口からドバッと出た修正液を、左右のヘラ状パーツでちょうど良い幅に調える」という面白い方法で塗り広げるペン先

 

このペン先の性能はかなり優秀で、塗り広げられた液は厚塗りになりにくく、ムラがない。薄く均一に伸びるので、一見してテープを引いたように見えるほどである。液体なので、曲線を塗ったり、1文字だけ修正したりすることも簡単にこなせる。この点は、明らかに修正テープよりも優れた要素と言えるだろう。

↑ひと塗りで液幅は約4.5mm。一気に広く塗れるのでムラにもなりにくい

 

↑カーブも自由に描けるので、修正だけでなく画材としても役立つかも

 

液が薄く広がるのに加えて、乾燥に要する時間も従来の半分と大幅に短縮されている。さすがに「塗ってすぐ」というレベルではないが、塗って、キャップを戻して、書き直しのためにボールペンに持ち替えて……ぐらいのタイミングでなら充分に乾いているはず。

 

また、乾いてもある程度の柔軟さが維持されるようで、修正した部分を紙ごと折り曲げても割れたり砕けたりしにくい。これは既存の修正液と比べてかなり驚かされる部分だ。

↑紙を折っても修正箇所がひび割れないのは安心感が高い

 

テープよりこちらを選ぶ価値は充分あり!

修正後の隠ぺい力に関しては、事前にきちんと攪拌さえできていれば、なんの不満もないレベルだ。この辺りは、ずっと修正液を出し続けていたぺんてるならでは、というところだろう。

 

さらに、薄くムラなく塗れるため、修正した上から書き込みを行っても、デコボコした感じがないのもポイント。インクのノリも充分で、油性・水性・ゲルインクどれでも問題なく追記することができたし、そこだけ可読性が落ちるようなことも無かった。

↑表面がデコボコしないため、修正後の上書きもサラッと書ける

 

↑キャップは二重キャップになっており、それなりに密閉性が確保されている

 

使用してみた正直な感想は、この性能であれば「修正テープよりこっちがいい」というケースも充分に考えられるかも、ということ。テープよりも塗り方に応用が利く分、むしろこっちのほうが使いやすく感じるぐらいだ。さすが17年ぶりの新製品だけあって、進化の度合いはかなりのものである。

 

ただし、乾燥が速い=ペン先の詰まりは起きやすい。できれば毎使用後にきちんとペン先を拭うか、細い綿棒で掃除することをおすすめしたい。

↑使用後にペン先を拭き取っておかないと、あっという間に目詰まりを起こしてしまう。こればかりは少し手間かも……?

 

繰り返し使用するうちにペン先の手入れを手間に感じてくるか、それとも「この性能だから仕方ないか」と受け入れられるようになるか、しばらく使って試してみたい。

 

ハサミも入る大容量なのに倒れないなんて!自立するペンケース「エアピタファスナー」がデスクワークに勧めたい4つの理由

2006年発売のコクヨ「ネオクリッツ」を元祖とした自立型ペンケースは、15年以上経った現在でも人気が高い。むしろ、今やペンケースのひとつのジャンルとして定着した感がある。何と言っても、狭い机の上でも場所を取らないうえに、使いたいペンにすぐ手が届くアクセスの良さは、一度慣れるともう普通のポーチ型ペンケースには戻れないほどである。なかでも、“倒れない” 機能を備えたペンケースは特に人気である。

 

その代表的な商品のひとつに、2020年に発売し、第9回文房具総選挙「収納する」部門で堂々の1位にも輝いたクツワ「エアピタがある。同商品は底面に吸盤を備えており、これで机の天板にピタッと吸着して自らを固定することで倒れなくなるという仕組みである。それだけで使いやすさが大幅にアップするのだが、このシリコン製のファニーな外見が、大人としてはちょっと使いづらいなーと感じる人も多かったのではないだろうか。

↑吸盤でピタッとくっつく、2020年に発売されたクツワの自立型ペンケース「エアピタ」

 

社会人でも気兼ねなく使える、
吸盤で立つ自立型ペンケース

個人的にはシリコンがま口のエアピタはかわいくて好みではあるのだが、一般的な社会人がオフィスで使っていると、人によっては意外性からチラッと二度見ぐらいはされるかもしれない。もちろん、どんなデザインを使おうと自由ではある。だが、シャイな社会人にとっては、なかなかに使いづらいデザインでもある、ということ。便利なだけにもったいないなーと思っていたら、案の定そういうニーズがあったようで、このほど新たに布タイプの「エアピタファスナー」が登場した。

クツワ
エアピタファスナー
1800円(税別)

 

エアピタがシリコン素材に金属フレーム入りのがま口開口だったのに対して、エアピタファスナーはポリエステル生地にファスナー開口に。素材の軽さに加えて内部フレームを廃したことで、重量が約半分(176g→90g)にまで軽量化されたのは、地味に嬉しいポイントだ。

 

自立させるときは、ただトンと机の上に置くだけ。実はこの時点ですでに吸盤が機能しており、あとは本体を揺らそうが、大きく傾けようが、ピタッとくっついたままという優れものだ。

 

狭い机の上だと、立たせていたペンケースにノートPCのモニターが当たって倒れる、というケースもよくあるが、当然その程度の衝撃ではビクともしない。なんなら、そのまま逆さまにする勢いで本体を曲げても、くっついたままになるほどの吸着力である。

 

吸盤の役割を果たしているペンケース底の薄いシリコンの円盤は、一見すると「こんなペラペラでくっつくの!?」と疑念が湧いてしまうが、実際に立ててみると、その強力さを実感できる。エアピタシリーズを初めて触った人は、だいたいこの時点で「くっつけるつもりが無かったのに、持ち上げられない!」と慌てるはずだ。そう、そのぐらいにしっかり、ピッタリと吸着してくれるというわけ。

↑平面に置くだけで吸着する、底部のシリコン吸盤

 

「そんなに強力じゃ、剥がすときに面倒なんじゃない?」と思う人もいるだろうが、ご安心を。吸盤を剥がすときは、底部正面の「air pita!」と刻印されたタブを軽く押しながら持ち上げればOK。これだけで吸盤内に空気が入って、簡単に持ち上げることができる。

 

逆に言うと、このタブを押さない限り、ただ垂直に引っぱるだけでは簡単には剝がれない。実際に計測してみたわけではないが、筆者の経験から考察するに、まず耐荷重2kg以下ということはないだろう。

↑吸盤の耐荷重は公表されていないが、約500gのタブレットを吊り上げるぐらいは造作もない

 

使いたいペンにサッと手が届く

ファスナー(両開きできるWファスナー)を開けると、内部は大きな荷室+上部に消しゴムなどの小物を収納するポケット1つという構成。荷室の容量は、ボールペン15〜20本ぐらいが余裕で飲み込めるサイズとなっている。吸盤のおかげで、ハサミやカッターなどの重量物を多めに入れても倒れにくいので、工作用のツールポーチとしても使いやすそうだ。

↑ペン15本を収納した状態

 

↑エアピタファスナーから新たに追加された小物ポケット

 

さらに、フタをガバッと開けて本体に押し付けると、内蔵のマグネットで開いたままで固定することも可能だ。これによって中身の出し入れはとてもスムーズ。閲覧性も高く、使いたいペンにサッと手が届くはずだ。ただし、ファスナーの開き具合によってはマグネットが上手く効かず、フタが戻ってしまうこともあった。磁力そのものはさほど強くはないので、開けっ放しにしたい場合はフタを本体にグッと押し付けるようにするのがコツだ。

↑フタは内蔵磁石でくっつけて固定できる。ただし磁力は弱めなので、フタを意識してしっかり折り曲げるのがコツ

 

スマホの縦置き・横置きに対応

フタの端にあるベロにスマホを引っ掛けるようにして置くと、縦置き・横置きどちらでも安定して立たせられるスマホスタンドとしても機能する。狭い机の上が書類やノートPC、文房具などでゴチャゴチャしていると、スマホの置き場所に困ることもよくある。ゆえに、ペンケースにスマホスタンド機能があると、意外とありがたいのだ。もちろん、動画視聴やビデオ会議にも間違いなく重宝するだろう。

↑スマホの置き場として重宝するスタンド機能。仕事の気分転換に動画を眺めるときにも便利だ

 

ちなみに、これは筆者の主観に過ぎないのだが、これまでに発売されていた「倒れない自立型ペンケース」は、透明プラだったり、エアピタのようにシリコンでパステルカラーだったりと、なぜかファニー要素強めのものが多かった。その点、エアピタファスナーは、初の「オフィスでも使いやすい、倒れない自立型」と言えそうだ。

 

機能的にはとにかく便利なのは間違いないので、これまで遠巻きに眺めているだけだった人も、ぜひエアピタファスナーを導入して吸盤でピタッとくっつく快適さを体験してほしい。

 

2色のシート&ペンでさらなる効率アップ! ソニック「速暗」が試験の追い込みに最適な理由

中高生の勉強のうち、暗記が占める割合はそれなりに大きい。応用問題を解くにしても、まずそのスタートラインに立つ前に “覚えておかないと始まらない” 基礎的なことは、丸暗記しておく必要があるからだ。例えば英単語や数学の公式、歴史上の出来事なども、そのまま暗記しておくしかない。

 

そういった暗記科目の勉強方法として定番なのが「暗記ペン+暗記シート」を使った、いわゆる目隠し暗記である。覚えておくべき部分を赤ペンでマーキングして、上から緑の半透明シートをかけるとマーキング部分が見えなくなるという、アレだ。数十年前からある勉強法だが、実は最近、それがちょっと進化したアップデート版が発売されたのはご存知だろうか? 今回はそんな進化した「暗記ペン+暗記シート」学習ツールを紹介しよう。

 

2色ペン+2色シートで効率的な暗記学習

SONiCから発売された「速暗」シリーズは、「暗記ペン+暗記シート」学習の効率を高めて暗記スピードをアップさせるためのツールだ。ラインナップは2種類で、反復暗記に効く「赤/緑シート+ピンク/ブルーの2色マーカー」セットと、ヒントが出せる「オレンジ/ピンクシート+オレンジ/ピンク2色ペン」セットとなっている。どちらも2色ペンで書いて2色シートで隠す、という構成になっているが、その使い方と勉強の方向性がまったく別物なのが面白い。

SONiC
速暗!
2色で引いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
2色で書いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
600円(税別)

 

赤/緑シートセットを使う場合は、参考書やノートの文中にある覚えたいワードを、約4mm径のピンクマーカーとブルーマーカーで交互にマーキングする(交互に、というのがミソ)。そこを赤のシートで覆うとブルーのマーキングが消え、緑のシートだとピンクのマーキングが消える。

↑セットには、縦分割/横分割の2色シートがそれぞれ2枚ずつと、専用マーカーが含まれる(画像は、2色で引いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット)

 

↑暗記したいワードにピンク・青・ピンク……と交互にマーキングを施す。年号はピンク、人物名は青、といった塗り分けも良さそう

 

従来の暗記学習は、1ページ内のマーキング箇所(目隠し)が多すぎると文章が意味をなさなくなるし、難易度が高くなりすぎて学習効率が落ちる、というデメリットがあった。しかし、2色で交互にマーキングしておけば、1色のシートで隠れるワード数が従来の半分になるので、難易度は適度に調整される。さらに、緑シートで覚え終わったら次は赤シート、というようにすぐ問題を切り替えることもできるので、何度も反復しての暗記効率を上げることもできるという仕組みである。これは大量の暗記項目がある英語や古文、または理系科目に効きそうだ。

↑赤シート、緑シートでそれぞれ目隠しされるワードが違うので、暗記する内容が多くても「目隠しだらけ」にならず覚えやすい

 

↑赤/緑シートセットに付属のWチゼルチップ・マーカー。変わった軸形状だが、握った際に安定して直線を引きやすい

 

正味の話をすると、お馴染みの「マーカー+カラーシート暗記学習セット」から機能的になにかが変わっているわけではない。製品としてユニークなのは、 “2色のマーカーによる2通りの目隠しを使った、効率的な暗記学習法の提案” という部分なのである。

 

新しい暗記メソッドによる効率的学習

もう一方のオレンジ/ピンクシートセットは、文字を書く用に約0.6mm径のオレンジ/ピンクの中字ペンが同梱されている。こちらは、例えば英文の長文問題の中で、記憶が危うい・または難しい単語の訳をピンクで書き、さらに全体的な訳文をオレンジで書くのに使ってみよう。

↑Wマーカーはピンクをヒント、オレンジを解答の記入に使う。軸にそれぞれ「answer」「HINT」と書いてあるので、間違えないように

 

↑長文問題に使う場合、単語訳(ヒント)と訳文(解答)で書き分ける

 

これをピンクのシートで覆うと、書き込みが全て消えるので、まずはノーヒントで文章訳にトライする。分からなかった場合は、シートをスライドさせてオレンジに切り替える。すると、ピンクで書いた単語訳だけが浮かび上がるので、それをヒントにして再考ができるという仕組みだ。 “考えても思い出せない部分” にずっと滞在しなくて済むのは、地味にメリットが大きいのではないだろうか。分からないところはどうしたって分からないのだから、素早く諦めて次に行くか、ヒントをもらって再考するほうが効率的なのである。

↑ピンクのシートで覆うとヒント・解答ともに隠れるので、まずは独力でチャレンジ

 

↑画像では分かりづらくて申し訳ないが、オレンジのシートに切り替えると、ピンクで書いたヒントがうっすらと浮かび上がる仕組みだ

 

というのも、暗記内容を単体で覚えるよりも、ヒントや別のキーワードと紐づけて覚えたほうが記憶が定着しやすく、また思い出すときもスルッとスムーズに出やすい。加えて正答できなかったという失敗体験は、勉強を継続するうえでそこそこ大きな足かせともなり得る。独力で考えて不正解になるより、ヒントを見ながらでも正解を出せたほうがテンションは上がるし、集中力も長続きしやすいはずだ。暗記=厳しいものと思われがちだが、こういう甘やかされる暗記学習だって、あっていいはずだろう。

 

また、製品の工夫としては、シートの色分割が縦と横それぞれが付属(各2枚入り)しているところが、なかなか面白い。図面や単語暗記の場合は縦分割の方が使いやすいし、文章問題だと横分割でないとはみ出してしまうこともある。どちらの使い方にも両対応しているのは、メーカーとしての丁寧な配慮だなと思った。

↑縦分割シートを使った単語の大量暗記。英単語のスペルと単語訳をそれぞれブルーとピンクに分けて塗っておく

 

↑シート色を切り替えると、暗記する内容(この場合はスペル/単語訳)が切り替えられる

 

暗記というのは結局のところ、反復して脳にすり込むのが重要だ。だからこそ、効率的に反復できるように、一度の情報量を適度に制限すること(赤/緑シート)や、ヒントによって正しい記憶に導くことで失敗体験をさせないこと(オレンジ/ピンクシート)といった工夫がありがたいのだ。

 

なにより、単に漫然と暗記シートで目隠しするよりは、きちんと記憶定着のための理屈がある勉強方法をやったほうが正しいはず。暗記項目が多ければ赤/緑シート、長文問題なら オレンジ/ピンクシートといった使い分けは必要になるが、うまく導入できれば暗記効率はしっかりと上がりそうだ。

 

シリーズ史上最細のボール径0.3mm。パイロットの消せるボールペン「フリクションシナジーノック」新登場!

パイロットは、世界累計販売本数44億本以上の「フリクション」シリーズの新製品として、消せるボールペン「フリクションシナジーノック」を3月4日(月)から発売します。

 

「フリクションシナジーノック」は、「フリクション」シリーズの中で最も細いボール径となる、0.3mmのペン先を新たにラインアップに加えた新モデル。ペン先の強度が高いうえ、ペン先へのインキの供給がスムーズな、従来の「コーンチップ」「パイプチップ」双方のペン先の美点を併せ持った独自開発のペン先「シナジーチップ」を採用。細書きながら書き出しのよい、滑らかな書き心地を実現しており、手帳やメモ、ノートなどへの細かな文字やデザインの描画に適しています。

 

ボディカラーはグレーで統一され、クリップの色でインキ色を表現。落ち着いたデザインと、先進的かつ都会的なスタイリッシュさを両立しています。後部にある消去用ラバーの色がボール径によって異なるため、複数のボール径のペンを持ち歩いても簡単に見分けられるのもうれしいポイント。インキ色は、ブラック、レッド、ブルー、グリーン、ブルーブラック、オレンジ、ピンク、ライトブルーの全8色を用意。なお、「フリクションシナジーノック」の発売に合わせて、0.3mm、0.4mm、0.5mmそれぞれのボール径の8色セットも発売されます。

 

■日本初の試し書き専用ブース「試書室(ししょしつ)」

日本初(パイロット調べ)の試し書き専用の個室ボックス「試書室」を、3月18日(月)から東京・代官山と大阪・梅田の蔦屋書店に設置。「フリクションシナジーノック」全種類と、さまざまな種類の紙を備え付けた試し書き専用ブースで、内装は、文具好きとしても知られる放送作家の小山薫堂氏と、ラッパーのKREVA氏それぞれの書斎をイメージ。小山氏とKREVA氏のこだわりを詰め込みつつ、「フリクションシナジーノック」の書き味を体感できるブースが展開されます。

 

■製品名:消せるボールペン「フリクションシナジーノック」
■価格:250円(税別)
■主な仕様:
方式……クリップスライドノック式
ボール径……0.3mm(激細)、0.4mm(超極細)、0.5mm(極細)
消去用ラバー……エラストマー
インキ……フリクションインキ(水性ゲルインキ) ※完全消色温度/65℃前後
インキ色……ブラック、レッド、ブルー、グリーン、ブルーブラック、オレンジ、ピンク、ライトブルー
サイズ……全長142mm、最大径10.5mm

養生テープの革命だ!アスクルが生んだ繊維さえ見えない高透明養生テープの筆者が見つけた意外な使い道

引っ越しの際に、運送会社のスタッフが壁面やドアの周りに “緑色のテープ” でクッションシートを貼っているのを見たことがあるだろうか? あの緑色のテープは「養生(ようじょう)テープ」と呼ばれるもので、建築現場や物流、引っ越しなどの現場では欠かせない道具のひとつ。最近は100均でも複数色の養生テープから選んで買えるようになり、すっかり一般化したなぁという感はあるが、ひょっとしたら明確には知らなかったという人もいるかもしれない。

↑壁面の保護に加えて、引き出しが開かないように固定するなど、引っ越し現場などで養生テープは大活躍する

 

養生テープは、ガムテープなどの粘着テープと違い、最初から剥がす前提で作られている。粘着力が強すぎないので、壁紙などに貼ってもダメージを残さずきれいに剥がすことができるのが特徴だ。だからこそ引っ越しなどで多用されているわけだが、この再剥離能力は、ポスターや貼り紙といった掲示物を貼り出す際にも活用されているそう。便利アイテムであることは間違いないのだが、正直なところ貼り紙などの掲示用としては、従来の養生テープには決定的な弱点があるのだ……。

↑ダンボールの中身リストを貼っておいたのに、テープで文字が隠れてしまっている状態

 

完全に透明なのに再剥離&手で切れる不思議な養生テープ

養生テープは、基材(粘着材を塗布するベース)にポリエチレンの繊維を縦横に編んだもので作られている。表面に細かい網目があるので手で簡単に切ることができるのだが、素材の特質上テープ自体が半透明なので、貼りものに使うと、どうしてもフチをテープが覆い隠してしまい、見えない部分ができてしまう。

 

とはいっても、養生テープはその名の通り、建築・引っ越しの現場での養生(壁などに傷・汚れが付かないよう保護する)がメインの役目。掲示物を貼るのは有り体に言えば「じゃないほうの仕事」と言えるだろう。

 

ところが、2023年12月に、「じゃないほう」のために養生テープが新開発された、というリリース情報が発表され、と文房具界隈の一部が軽くザワついた。その養生テープこそ、オフィス通販ASKULの「現場のチカラ 掲示用 高透明養生テープ」(以下、掲示用養生テープ)である。

ASKUL
現場のチカラ 掲示用 高透明養生テープ
330円(税別)

 

ロールの状態では少々分かりにくいかも知れないが、引き出してみればなるほど、確かに透明性が非常に高い。これまでにも半透明の養生テープは存在したが、従来品と比べてみるとその差は歴然。完全に別物のテープと言っても良いレベルだ。従来品であれば肉眼でもはっきり見えるはずのテープ基材繊維がまったく確認できないので、そもそも本当に養生テープなのか? という疑念すら湧いてしまうほど。

↑一般的な養生テープはポリエチレン繊維の編み目が分かるが、高透明は単なるフィルムテープにしか見えない

 

・粘着力と再剥離性は?

掲示用養生テープは、粘着力に関しては、明らかに剥がす前提のテープだと分かる弱さで、壁紙やダンボールに貼って剥がしても、ダメージはほぼ残らなかった。試しに従来の養生テープと比較してみたが、粘着力はほぼ同等程度。これなら安心して、養生目的で使用できそうだ。

↑壁紙に貼って剥がして……を繰り返してもダメージは無し。これなら安心していろんな場所に貼れそうだ

 

・手で楽にカットできるか?

養生テープのもうひとつの特徴である、「テープが手でスパッと切れるか」という点においても問題なし! ……と言いたいところだが、正直に言うと少々コツが必要。適当にテープを持って切ると、ウニョッと伸びてしまうことがあったので、切る際にはテープ端を片手で押さえつつ、もう片方の手で勢いよく引く、という動作が重要になる。この感覚さえつかめば、気持ち良くスパスパと切ることができるだろう。

↑手で切るときは、まず左手でテープを固定し、そのすぐ近くから右手で下方向に引き切る

 

↑すると、スパッとまっすぐカットできた

 

貼って剥がせる高透明テープだから、掲示物に最適

手で切ろうとして力を加えるとテープが伸びる、というのは、梱包用のPPテープでたまに発生するもの。実はこの掲示用養生テープは、基材にポリプロピレンのフィルムを使用しているので、素性としてはPPテープに近い。機能面は養生テープなので、まさにハイブリッドであり、両方のいいとこ取りをしたような製品なのだ。

↑繊維質の養生テープではまず発生しない、切り損なったテープの伸び。フィルム基材なのがよく分かる

 

PPテープと同じポリプロピレンフィルムなら、なるほど、透明性が高いのは当然だ。掲示物のフチにぐるりと貼っても下の印刷部分がくっきりと見える。これは従来の養生テープでは不可能なことだったので、正直、かなり衝撃的な性能と言えそうだ。

 

従来の養生テープと比較してみると「高透明」というのは伊達ではないことが分かる。1巻あたりの値段は普通の養生テープより少し高いが、それだけの仕事はしてくれると思えば価値ありのアイテムだ。

↑半透明養生テープと高透明養生テープの比較。掲示物を貼るなら高透明を選んでおけば間違いない

 

ちなみにASKULによると、コロナ禍の折、ソーシャルディスタンスの注意喚起などで掲示物を貼り出す機会が全体的に増えたという背景があったそう。それにともない、掲示用に養生テープを購入するユーザーも増えたのだとか。このままいけば、もしかしたら掲示物の貼り出しが養生テープの「もうひとつの方の仕事」ということになる日も来るのかもしれない。

 

さらに透明度の高い養生テープは、貼り出し以外にも役立つシーンがありそう。例えば、筆者はDIYで棚などを作る際に、パーツの仮止めとして養生テープを使うことがあるが、今後は掲示用養生テープを使いたいと思っている。木材に貼って固定ができて、後からキレイに剥がせるならなんだって文句はないのだけれど……テープがより透明だと完成形のイメージが掴みやすいのは間違いないだろう。

↑工作の仮止めも高透明養生テープが圧倒的に使いやすい

 

高透明性&再剥離という性能は、掲示物の貼り出し以外にもインテリアとしてのポスターを部屋に飾るときや裁縫の仮止めなど、他にも使い道がいろいろとありそう。「どう使うと便利だろう?」と考えるのが楽しいアイテムである。

 

2mmとは斬新!ゼブラ「クリックブライト」のワンノックで出るペン先がラインマーカーなのに極細なワケ

筆者はラインを引きながら読書することが多く、ラインマーカーの使用頻度はけっこう高い。電車やバスで移動する際にも本を読むので、本来なら移動中にもラインマーカーを使いたいのだが、これがなかなか手間がかかる。

 

片手で本を開いたまま、もう片方の手でマーカーのキャップを開け、次にマーカーを握ったままキャップを(ペン先が服につかないよう注意しつつ)いったんポケットに入れる。それでいよいよラインを引いたと思ったら、またポケットからキャップを取り出して閉めて……という作業は、揺れ動く車内ではあまりにも難易度が高すぎる。実際、恥ずかしながら今はいているジーンズのポケット周りには、蛍光ピンクのインク染みが何か所も残っていたりするのだ。

 

つまり、普通のラインマーカーを机の上以外の場所で使うのは、それぐらい難しいというわけ。それであれば試してみたいのが、キャップ不要のノック式ラインマーカーである。

 

ラインマーカーはノック式が圧倒的に便利

ゼブラ「クリックブライト」は、片手ノックで簡単にペン先チップを出し入れできるラインマーカー。カラーラインナップは、ピンク・オレンジ・黄・緑・ライトブルー・紫と、普段使いしやすいベーシックな6色展開となっている。

ゼブラ
クリックブライト
各120円(税別)
6色展開

 

一般的にラインマーカーはチップの表面積が大きいため、油断していると簡単にドライアップ(インクが乾いてしまう)しがち。そのため、どうしても気密性の高いキャップが必要となっていた。これまでにも他社製品のノック式ラインマーカーは存在したものの、チップ収納時にペン先を密閉するためには、ノックに連動する複雑なシャッター機構が必要となる。そのため軸が太くなったり、価格が少々お高くなったりするなどのデメリットがあったのだ。

↑ボールペン感覚でノックすればペン先チップが出てくる。キャップ着け外しの手間がないのがクリックブライト最大のメリットだ

 

↑軸のゲージからノックのオン/オフを確認できるので、うっかりペン先を出しっぱなしで携帯してしまうトラブルの予防に役立ちそう

 

それを解決したのが、ゼブラ独自開発の「モイストキープインク」。このインクは、空気中の湿度を吸収することで自ら乾燥を防ぐという、どこか魔法のような特性を持つ。ペン先収納状態なら、なんと52週間はドライアップしない(気温20℃・湿度60%の条件下)ので、これなら、シャッター機構による密閉などがなくてもドライアップ知らずで書き続けることが可能だ。

↑インク自体が空気中の湿度を吸収してチップが乾くのを防ぐ

 

↑従来のノック式マーカーがシャッター(写真右、黒い部分)で気密しているのに対して、クリックブライトは中まで素通し。これも特殊なインクあればこそだ

 

モイストキープインクは、2019年発売のノック式サインペン「クリッカート」から採用されたインクだが、ようやくラインマーカーにも搭載される運びとなった。ラインマーカーを多用する身としては、まさに「待ってました!」という、待望の製品なのである。

 

細かい文字にマーキングしやすいハーフラインチップ

このクリックブライトには、もうひとつ語るべきポイントがある。それが、一般的なラインマーカーチップの約半分幅という、小さなハーフラインチップだ。ペン先の幅は約2mm。実際にノックでペン先を出して見ると、他にあまり見かけないその小ささに「おっ」と軽い驚きがある。

 

例えば、文庫本やカタログなどの小さい文字列をマーキングすると、その左右両隣の行にまで塗りがはみ出してしまうのは、よくあることだろう。一般的に文庫本の文字サイズが2.8mm~3mm角ぐらい。従来のマーカーチップが4mm幅なので、少しズレただけで隣の行にまでかかってしまうこともありうる。後から読み返した際にどこをマーキングしたのかが分かりづらくなってしまっては本末転倒だが、クリックブライトの普通より幅が狭いペン先ならその問題も解消される、というわけ。

↑一般的な4mm幅チップ(写真上)と、クリックブライトの2mm幅ハーフラインチップ(写真下)の比較。細さは一目瞭然だ

 

↑文庫本にマーキングした様子。シャープに強調できて紙面がうるさくならない印象

 

さらに、雑誌の写真キャプション(画像の下に入る説明書き)のような極少文字にもマーキングできるというのは、従来のマーカーではまずできなかったこと。もちろん、手帳への細かい書き込みをマーキングするときにも使いやすそうだ。ラインマーカ―の幅に関しては「大は小を兼ねる」とはいかないだけに、他では代え難い性能と言えるだろう。一方で、文字の下にアンダーラインを引く場合は、目立ちやすい太め(2mm幅)の線が引けるマーカーだと考えれば、使い道が増えそうだ。

↑脚注やキャプションといった極小文字(6pt前後)にマーキングするなら、ハーフラインチップがジャストフィットだ

 

個人的には、暖色系(ピンク/オレンジ)はちょっとインク色が濃すぎて下の文字の視認性が落ちるかな? と、気になる部分もなくはない。とはいえ、ノック式の優れた携行性とハーフラインチップの独自性を考えれば、筆者以外にも「こういうラインマーカー待ってた!」と感じる人はわりと多いのではないだろうか。

 

大人の悪筆も矯正!「ポジットペンシル」を字にコンプレックスを抱える筆者が試してみたらどうなった?

「字が汚い」とか「落ち着きのない子どもっぽい字になってしまう」ことにコンプレックスを抱えている人は、意外に多く存在するのではないだろうか。実は、筆者もその一人。この連載の筆記具レビューでは、いつも落ち着きのない汚文字を読者諸氏にさらすことになるのが、本当に恥ずかしいのである。……などとボヤいていると、知人から「今さらだけど、筆記具の握り方が間違っているんじゃない?」という指摘を受けた。

 

そこで改めてネットで調べた “正しいペンの握り方” と自分の握りを比較してみると……確かにちょっと違っていた。そして正しい握り方だと、ペン先が自由に動かしやすく、ほんのちょっとだけれどマシな字が書けているように思えたのだ。それならば、正しくペンを握るための矯正グリップなどで握り方を矯正すれば、もっときれいな字が身につくのではないか?

↑左が以前までの筆者の握り方。中指以下を強く握り込んでしまっているため、窮屈でペン先が動かしにくかった

 

自然に正しい握り方ができる矯正シャープペンシル

しかし、矯正グリップ導入にはひとつ問題がある。握り方矯正グリップのほとんどは幼児〜小学校低学年向けに作られていて、鉛筆に装着して使う前提のものばかりなのだ。鉛筆を削る度にいちいち矯正グリップを外して、また着け直して、というのはボールペン・シャープペンシルに慣れた身ではどうしても面倒くささが先立ってしまう。では他に何か良いものはないか、と探していたところ、2023年9月に発売されたソニック「ポジットペンシル」に行き当たった。

SONiC
ポジットペンシル(芯径1.3mm/0.7mm)
850円(税別)

 

ポジットペンシルは、太芯(0.7mm/1.3mm)の三角軸シャープペンシルと矯正グリップが一体化した筆記用具だ。当然ながら芯を削る必要がないので、グリップの着け外しもしなくて済む。シリコン製のグリップからは、左右に各1本のリングが飛び出しており、握る際にはそれぞれのリングに親指と人差し指を下から上へ通す形となる。

↑ポジットペンシルを装着した状態。リングのねじれに合わせて指を沿わせると自動的に最適な握りになる仕組み

 

グリップ下部には凹凸があり、軸を握ったときに中指の側面から腹側までがフィットする。左右リングで親指と人差し指を固定しつつ、下部の凹凸に中指をハメ込むように持つことで、自動的に最適な握り方が決まるという仕組みだ。しかも、リング固定のおかげで軸を握るのに指の力はまったく必要なく、ただ軽く指を添えるだけでOK。

↑下部のくぼみに中指をはめることで、さらにペン先が動かしやすくなる

 

この力加減が身につけば、字が汚い人にありがちな「つい無駄に力を込めてグリップを握る」→「力が入りすぎて指が上手く動かせない」→「字が汚くなる」という負のコンボを元から絶つ効果も期待できるのではないだろうか。また、無駄な力を抜くことができるので、長時間筆記がラクになる可能性も高いだろう。

↑指にはほとんど力を入れず、グリップに沿わせるだけ。おかげでペン先がかなりスムーズに動かせるようになった

 

加えて、線を引くための指の動かし方も、このグリップなら理解しやすい。右利きの場合、ペンで縦線を引くには人差し指で軸を下に押すように、横線は親指で右側に押すように、上側に跳ねるには中指で持ち上げるようにコントロールするのが基本。これもリングと下部の凹凸を意識することで、力を使わず効率的にペン先の移動を制御することができるのだ。筆者は特に、横線が極端な右上がりになるクセがあるのだが、しばらく使っているうちに意識ひとつでかなりコントロールできるようになった。

↑指先で操作しやすくなったため、線の上がり癖も少し緩和された気が……

 

シャープペンシルは1ノックで長く書けるセミオートマ機構を搭載

シャープペンシル自体は、“セミオートマチック”とでも言うべき機構を搭載している。これは、筆記によって芯が減ると先端の金属パイプが紙に当たってわずかに後退し、その後退分だけ芯が新たに露出するという仕組みだ。そう聞くと最近人気のオートマチック機構のように思えるが、後退したパイプは自動で元の位置に復帰せず、再びノックし直すまではただ後退し続けるだけ。なので、オートマではなくセミオートマと呼ぶのがしっくり来る感じだ。

↑セミオートマ機構は、金属パイプが後退しきるまでノックせずに書き続けることが可能

 

リングに指を通している都合上、握り変えてのノックにやや手間があるため、この機構を搭載しているのだろう。せっかくならオートマ機構にしてくれたら良かったのに……と思わないこともないが、これでも普通のシャープと比べて1ノックで書ける距離は2.5倍ぐらい長くなるので、そこはまぁ我慢かな、というところ。太芯だけに偏芯も気になるのだが、偏芯対策として軸を回転させることが一切できないのは個人的に残念である。

 

ところで、ボールペンを日常筆記具として使っている我々のような字が汚い大人は、この便利なグリップを普段のボールペンと合わせて使ってみたい、と思うんじゃないだろうか? それなら、偏芯も気にしなくて済むわけだし。

↑個人的には、シャープペンシルよりもボールペンに装着して使いたい。グリップがツルツルしたペンに着けるとより効果的だ

 

結論から言うと、このグリップを軸径の合う別のペンに付け替えることも、可能といえば可能だ。グリップは大パーツと小パーツに分割されているため、外す場合は大パーツを先に動かすのがコツ。装着する場合は、逆に小パーツを先に動かす、と覚えておくと作業がしやすい。

 

ただし、メーカーが認める使い方ではないため、万が一破損などしても自己責任。もし試す場合には、そこは承知のうえでお願いしたい。

↑着け外しをする場合は、分割によってリングが伸びきらないように気をつけるとやりやすい

 

ポジットペンシルは学童用グリップであるため、ややファンシーな外見なのは仕方がない。個人的には、そこを押してでも字がきれいになるなら使うべきだと考えている。ただし、すでに自分の握り方が完成していて自筆に不満がない人が使うと、単に指が固定されて窮屈なだけの拘束具になってしまうので、そこは注意して欲しい。

 

キングジムの電子メモパッド「ブギーボード」シリーズの最新モデル。ふせんのようにやわらかくて軽い「ブギーボード ペーパリー BB-18」

キングジムは、紙に書くような滑らかな書き心地の電子メモパッド「Boogie Board(以下、ブギーボード)」の新モデルとして、ふせんのようにやわらかくて軽い「Boogie Board papery(ブギーボード ペーパリー)BB-18」を2024年2月28日に発売します。

 

「ブギーボード ペーパリー」は、何度も繰り返し使える「電子ふせん」です。紙のようにやわらかくて軽く、保管時は重ねてすっきり収納できます。専用スタイラスの上部を本体に当てるだけで瞬時に画面を消去でき、1回の電池交換で約10万回使用できます。

 

本体にマグネットが内蔵されているため、ホワイトボードや冷蔵庫などに貼り付けることも可能。付属のステンレスシールを使用すれば、スチール面以外に貼り付けることもできます。SサイズとMサイズの2サイズ展開で、いずれのサイズもアオとオレンジの2枚セット。案件や仕事の優先順位などで色分けして管理できます。そのほか、本体3枚セットや専用スタイラスのオプション品も合わせて販売されます。

 

また、「ブギーボード」専用スマートフォンアプリ「Boogie Board SCAN」に対応。アプリを使えば、「ブギーボード」に書いた内容を画像データとして保存でき、テキストを加えるなどの編集も可能。データ化した画像はフォルダで管理・共有できます。

 

■製品名・品番:「Boogie Board papery(ブギーボード ペーパリー)」 BB-18

■価格:Sサイズ スターターセット……4700円(税別)/Mサイズ スターターセット……5400円 (税別)

■発売日:2024年2月28日(水)

現時点で最強ビジネスリュック!?降ろして即仕事を開始できる「移動文房」がまさに“移動する書斎”だった

筆者もそうだが、日常の移動にビジネスリュックを使う人は多いだろう。昔と比べてノートPCやガジェット類など、持ち運ぶモノの重量が大幅に増え、“手提げのビジネスバッグ”では対応できなくなった、というのが大きな理由のひとつ。スマホを使うのに両手を空けておきたいからリュックを選ぶというケースもあるらしい。

 

とはいえリュックにはデメリットもある。とっさに中身を取り出しづらかったり、荷室が深すぎて整理しづらかったり……というのは、リュックユーザーなら誰しも感じたことがあるはずだ。入っていたはずの物が見つからず、リュックの口を大きく開けてゴソゴソとかき回すというのは、あまりカッコいい姿とは言いがたい。バッグインバッグや増設ポケットなどでアクセス性を改善するのも手段のひとつだが、それならいっそ根本的に、欲しいものがすぐ取り出せるリュックに切り替えてみる、というのも手ではないだろうか?

 

背負って持ち運べる“書斎リュック”

ビジネスリュックを肩から降ろして一番に取り出すものといえば、ノートPCが挙げられる。次いで、ケーブル類やマウス、モバイルバッテリーといった小物類だろう。つまり仕事に使うツールを取り出す機会が圧倒的に多いのだから、それらの取り出しに特化したリュックこそが便利である、と考えられる。

 

そこで、これまでに数多くの文房具を生み出してきた“文具王”こと高畑正幸氏が考案したのが、「肩から降ろしてすぐ仕事が始められるリュック」こと「移動文房」である。“文房” というのは中国語で仕事部屋や書斎を指す。つまり、書斎の作業環境を丸ごと背負って移動できるから、移動文房というわけだ。

SUPER CLASSIC
移動文房
2万7000円(税別)

 

フォルムはリュックとしてはかなり薄型で、ビジネスリュックとしてもコンパクトな部類と言える。当然ながら容量も少なめだが、その分、整理収納に関してはかなり思い切った方法を取っている。その最大のポイントとなるのが、面ファスナーで留まった上面フラップをめくると現れるコンテナ型のガジェットケースだ。

↑サイズは約40×32×12cm。電車移動もあまり気にならないスリムさだ

 

ダブルファスナーを引いてフタを開けると、ACアダプタやケーブル、マウス、モバイルバテリー、名刺ケース、アイウェアなどが入るケースになっている。さらに面ファスナーによる可動式の仕切り板で内側の整頓も可能だ。ひとまず日常的に使うツールは、だいたいここにまとめておけばOK。必要なときにケースごとドンと机の上に取り出せば、ツール類をゴソゴソ探す手間はもう必要なさそうだ。

↑上面フラップをめくれば最速でアクセスできるガジェットケース

 

↑ガジェットケースは深さ10cm。これだけあればだいたいのガジェットは収納できるだろう

 

↑作業に必要なツールがあっという間に取り出せる仕組みは、快適そのもの

 

ちなみにノートPCの収納スペースは、上面フラップを開けた背中側のスリットにある。リュックを降ろした状態から、ノートPCとガジェットケースを取り出すのには30秒もあれば充分。つまり、それだけの時間で仕事環境がだいたい整ってしまうというというわけ。この効率の良さは、外出先での作業も多い筆者にとってとてもありがたい。

↑背中側に配置されたノートPC用のスペース。16インチサイズまで収納できる

 

ノートPCとガジェット類以外は、前面のファスナーフラップからアクセスできるメイン荷室に収納することになる。この荷室はガジェットケースの直下に位置しており、A4ファイルを横に倒したぐらいのサイズ感。容量はかなりコンパクトなので、個人的にはやや物足りなく感じたが、フラップがガバッと大きく開くため内部の見通しは非常に良い

↑前面フラップの裏側にはメッシュポケット付き。消毒用アルコールスプレーやポケットティッシュなど、取り出す頻度の高い物をいれておくと便利だ

 

また、メイン荷室自体が硬い芯材で囲われた構造のため、自重でクタッと型崩れを起こさず、中身の出し入れがしやすいのもポイント。この構造のおかげで、リュックが自立するので、狭いスペースに立てて置くことができるのも使いやすかった。

 

ビジネスリュックとしての基本性能も充実

容量少なめということで、長距離移動や一泊程度の出張の場合は、キャリーケースと組み合わせて使うことになるだろう。そういうときは、背面のベルトにキャリーのハンドルを通せば、簡単に固定ができて移動がラクになる。持ち運び時のちょっとしたコツとしては、ショルダーストラップを表側にめくり返して固定すると見た目にもスマートだ。

↑最近のビジネスリュックにはマストな装備といえるハンドル通しベルト

 

↑肩ストラップを裏返して固定しておけば、カートを引く手元でブラブラしない

 

もうひとつ、ユニークな装備として、両側面にある深めのサイドポケットにも触れておきたい。普段はスナップボタンと面ファスナーで口を絞られているが、スナップを外すと一気にマチが広がる特殊な構造になっている。どれぐらいの広マチかというと、1Lサイズのペットボトルがすっぽりと収まり、3段の折り畳み傘も余裕で収納可能。加えて、ポケット上部には面ファスナーのベルトがあり、傘の柄や小型三脚のようにポケットから突き出すほど長いものは、このベルトで縛って固定できる。これなら、移動時にポケットから抜け落ちるような心配も無しだ。

↑普段はマチのないサイドポケットが、開放することでペットボトルや折りたたみ傘を収納できる超広マチに変形

 

このリュックを2か月ほど試用しているが、ノートPCを広げて仕事に戻るまでのスピード感には、未だに驚かされるほどだ。特に、リュックにガジェットケース専用の設置場所があることで、出し入れの効率が大きく違うことを実感している。気の効いたサイドポケットの装備があることで、仕事以外での使い勝手もとても快適。いろいろなビジネスリュックを使ってきたが、この移動文房は今のところ考えられる最強リュックのひとつかもしれない。

 

3色ボールペンは黒赤青だと誰が決めた!“黒黒赤”に矜持を感じるサクラクレパス「ボールサインiD3C」の実用性はどうだ?

手帳と一緒にペンを持ち歩く場合、“3色ボールペン”を選ぶ人は多いのではないだろうか。メインの筆記色である黒、プライベートなど書き分けるサブ筆記色の青、訂正や注意喚起色の赤……など、色ごとに用途を定めることで、手帳の狭い紙面においても情報を整理しやすいメリットがあるからだ。

 

日本初の3色ボールペンは、1964年にゼブラが発売した「スリーカラー」。黒・青・赤の3色がスライドノックで1本の軸に収まった、現在の製品とさほど変わらないようなスタイルである。これはつまり、約60年も前から3色ボールペンに採用されるインク色は変わっていないということ。でも、果たしてこの“黒・青・赤”が絶対的な正解なんだろうか?

 

“黒”がメインではない3色ボールペン

考えてみるまでもなく、情報を整理するためにボールペンに必要なのは、書き分けを行うためのインク色の違いだけ。常に黒・青・赤である必要はないはずだが、機能としてはメインとサブの筆記色が2色+訂正用の赤という組み合わせが使いやすいだろう。その点で言えば、サクラクレバスから2023年に発売された「ボールサインiD 3C」はなかなかに興味深い。

サクラクレパス
ボールサインiD 3C
各850円(税別)
全3タイプ

 

「ボールサインiD」といえば、2020年に発売されたゲルインクボールペンのシリーズで、6色すべてがカラーブラックという思い切ったラインナップで人気となったもの。今回取り上げるボールサイン iD 3Cは名前の通り、同シリーズによる多色ボールペンの3色タイプとなる。当然、こちらにもカラーブラックを搭載している。軸色はホワイトとブラックの2タイプだが、0.4mmのボール径や3色の組み合わせに差異はないので、好みの軸色を選べばOKだ。

 

ラインナップは「黒(ピュアブラック)・青・赤」(下図A)、「ナイトブラック・黒・赤」(下図B)、「フォレストブラック・黒・赤」(下図C)の3種類。ナイトブラックはいわゆるブルーブラックのひとつで、知的さを感じさせる大人のブルーといった雰囲気。一方のフォレストブラックはグリーン系の落ち着いたブラックで、ゆったりと書き物をするときに向いていそう。

↑ボールサインiDシリーズだけに、カラーブラック搭載が大きなポイントだ

 

↑サラッとしつつコントロールも効きやすい、バランスの取れた書き味も楽しい

 

ペン先を出すには、スライドノックにくっついた粒のようなノブ(兼カラー表示)に指をかけて押し込んで操作する。このノブがあまりに小さいので少し不安になるかもしれないが、エラストマー製で摩擦力は充分にあり、実用性は問題無し。また、ノブが小さい=インク色が目立ちにくいことで、全体的に単色ボールペンのようなスッキリとしたデザインになっているのもポイントだ。

↑カラー表示も兼ねた粒状のノブは、見た目で思うよりも指掛かりが良く、ノックしやすい

 

ノックの配置から見ても、やはり黒はメインじゃなかった!?

ところで、スライドノックの配置に注目したら面白いことに気づいた。(A)のスライドは、黒がクリップに向かって右側、クリップ裏が青、クリップ左が赤という配置。つまり、クリップ右がメイン筆記色の場所ということだろう。そこであらためて(B)と(C)のスライドを見ると、クリップ右側にはナイトブラック/フォレストブラックがあり、裏が黒、左が赤という配置である。(B)と(C)においてメイン筆記色はあくまでもカラーブラック系で、黒はサブという立ち位置であると言えよう。

↑一般的に金属クリップに向かって右側がメイン筆記色の位置と考えると、ボールサインiD 3Cではカラーブラックがメインかも

 

考えてみれば確かに、わざわざカラーブラックのペンを選んで買うのは、それをメインに使いたいからに他ならない。それにしても、絶対的なメイン筆記色である黒をサブに据えてしまうという割り切りには、「サクラクレパス、思い切ったな……」と驚かされた。

 

ただし、少し残念だったのがグリップの仕上がりだ。実は、初代でツルツルした素材ゆえに握りづらかったグリップが、上位モデルの「ボールサインiDプラス」では摩擦力の高いマットなものに改良されている。ところが、今回のボールサインiD 3C では、なぜか初代と同じようなグリップに戻されていた。筆圧が強かったり手汗をかいたりする人間にとって、現状の素材だとかなり滑りやすいので、戻ってしまったのは正直もったいないなーと感じた。

↑円筒形の一部を削いだような通称 “iD設計” グリップ。指は置きやすいが、ツルツルすべるの点で握りづらく感じた

 

それでも、カラーブラックを選べる3色ボールペンというのは他に無く、それだけでも価値は高い。少なくとも初代ボールサインiDでカラーブラックの楽しみを知った人なら、買って損はないだろう。個人的にはボールサインiDのパープル系ミステリアスブラックが推し色なので、いずれはそれもボールサインiD 3C のラインアップされないかなぁ、と期待している。

 

インクの粒子に秘密あり!ボールペン「マットホップ」に注入されたマットにくっきり発色させる技術

筆者は50代のオジサンなのだが、心の奥には野生の乙女が棲んでいるので、正直なところ「かわいい」とか「夢夢しい」ものに目がないことは、この連載でも何度か語ってきた。かわいい雑貨や文房具を見つけると、テンションと共に血圧も上がり、動悸・息切れを起こすこともあるほど。初老のかわいいもの好きは、地味に命がけである。

 

残念ながら生来の超不器用ゆえにうかうかと手出しはできないが、いわゆる“デコ”にも憧れの気持ちが強い。手帳やペンケース、スマホが派手にかわいくデコられているのを見ると「いいなー、やってみたいなー」と思うし、最近のJK文化である “お菓子パッケージ落書き” (市販のコンビニ菓子パッケージにペンで書き込みして飾る遊び)なんかも、すごく楽しそうだ。そこで今回は、誰でもそういったデコに挑戦できそうな、デコに最適なボールペンを紹介したい。これを使えば、筆者にもできるかしら。

 

マットな質感でくっきり発色するデコ用ボールペン

ぺんてるから発売された「MATTEHOP(マットホップ)」は、とにかくパキッと鮮やかでマットな発色に特化した、顔料ゲルインキボールペンである。ボール径は1.0mmでカラーラインナップは全14色。もちろん単色売りもあるが、原色系の「オリジナル」と、ちょい甘めな「スイート」の各7色セットがおすすめだ。なぜならパッケージがお菓子みたいでかわいいから。

ぺんてる
MATTEHOP(マットホップ)
各200円(税別)
14色展開

 

↑お菓子みたいな紙箱パッケージが楽しい「オリジナル」と「スイート」の7色セットは各1400円(税別)

 

筆記性能としては、マットな発色に加えて高い隠ぺい性を持ち、黒い紙面やポラロイド写真にもクッキリ書けるというところが最大のポイントとなる。それだけを聞くと、1990年代のギャル文化で猛威をふるった、かの「ハイブリッドミルキー」直系の子孫! という印象を受けてしまうが、実はマットホップとハイブリッドミルキーの発色の仕組みはかなり違う。

↑全14色のラインナップ。白地と黒地で雰囲気は変わるが、いずれもマットな発色が楽しめる

 

ハイブリッドミルキーのインクは、中に修正液の成分である酸化チタン(非常に隠ぺい力の強い、白の顔料)を含んだもの。これによって黒い紙でも美しく発色できるが、ラインナップは白っぽいパステル色に限られる。対して、マットホップはインク顔料の粒を巨大化させ、かつ高濃度に配合。大粒の顔料は光を強く乱反射させるので、光沢の少ないマットな発色ができる、という仕組みだ。顔料粒が隙間なく紙に乗るので、隠ぺい性も高い。

↑「マットホップ」の発表会で展示されていたインクの模式図。顔料粒の大きさが高発色の秘密だ

 

実は書いた瞬間は「お、濃いな」ぐらいの印象なのだが、たっぷり出たインクが乾くにつれどんどんマットさが増してくる。インクが乾くことで顔料が紙の上に定着するので、乾いてからが本領発揮ということになるのだ。ちなみに、黒い紙などに書いた場合も、まだ濡れている状態では隠ぺい力がフルに発揮されない。そのため、印象としては乾くにつれじわじわと色が出てくるように見えるのだ。

↑書いた瞬間(左)と筆記後1分経過(右)の様子。時間と共にじわーっと発色していく

 

↑ボールペンと言うよりは不透明インクマーカーに近い発色が面白い

 

乾いた後の発色と塗り跡の雰囲気は、ガッシュ(不透明水彩絵具)のベタ塗りのような感じ。もしくは他社製品ではあるが、三菱鉛筆の「ポスカ」の筆跡が近いかもしれない。ポスカのあの発色がボールペンで書ける……と言うと、興味を惹かれる方はかなり多いのではないだろうか。

 

Z世代に占有されるのはもったいない!  書いて楽しい新世代ペン

ラインナップの中で特に興味深かったのが、白系カラーのアイボリーだ。パッキリと鮮やかな白ではなく、軽く黄みがかったようなオフホワイト系で、マットな発色との相性がとてもいい。コピー用紙などの白でもギリギリ見えるぐらいの色合いなので、黒やカラー紙に使うだけじゃない、面白い使い方も考えられそうだ。

↑「ハイブリッドミルキー」白と「マットホップ」アイボリーホワイトの比較。柔らかなアイボリーの落ち着きがいい

 

それ以外の色も本当にパッキリと力強い発色なので、面を塗るように使うととにかく目立つ。とにかく他に類を見ないタイプの色が出るボールペンなので、ただグリグリと色を塗っているだけでも、非常に楽しいのだ。さらには、紙だけでなくポラロイド写真やフィルムなどのようなツルツルした面にもインクが乗るのは嬉しいところ。何にでも書けるという用途の幅広さも、重要なポイントと言えるだろう。

↑マットカラーならではのインパクトの強さは、こういったカード作りなどにも大活躍しそう

 

例えばJK文化のひとつであるお菓子パッケージへの落書きに使うと、光沢のある面にマットな筆跡がとても目立つため、いっぱい落書きしたぞ! という満足感が強く得られるはずだ。この辺りはさすが、落書き・デコ用ボールペンとして作られただけはある。ただし耐水性がほとんどなく、乾いたあとでも水に濡れると即にじむので、ドリンク類やアイスクリーム系のパッケージには使わない方が良さそう。

とにかくどこに書いても「目立つ!」のひとこと。他のゲルボールではありえない楽しさだ

 

メインターゲットは「JKを中心としたZ世代」とのことだが、この楽しさは全年齢共通で間違いない。塗ってるだけでも充分に遊べるが、やはりせっかくなので、お菓子箱への落書きなんかもやってみたい。だってZ世代ばかりが楽しそうなの、ズルいだろう。

 

その他にも、例えば手帳で記念日や大事な予定の日を目立たせたり、塗り絵などに使ってみるのもオススメ。色鉛筆やマーカーとは全く違った表現になるので、マンネリ解消にも役立ちそうだ。

 

「旅するロルバーン」をどう使いこなす?開発に関わった堤信子さんと担当者が語る、もっと気楽に旅や日常を記録し楽しむ極意

旅先の写真、立ち寄った美術館のチケットやショップカード……大切な旅を、リアリティをもって思い返せるさまざまな記録や紙ものを、もっと気負わず面倒なくまとめておけたらいいのに___。人気のノートブランド「ロルバーン」から、そんな希望をかなえるシリーズ「旅するロルバーン」が誕生しました。

 

開発に関わったのは、“紙ものコレクター”としても知られ、18年以上にわたってロルバーンを愛用する縁で「旅するロルバーン」のアドバイザーを務めるフリーアナウンサーの堤信子さんと、デルフォニックスで商品企画やマーケティングに携わる花澤翔子さん、大谷春菜さん。「旅するロルバーン」が生まれた経緯から使いこなしのポイントまでをインタビューしました。

 

思いの一致で一気に商品化へ!
欲しかった“簡単で疲れない”旅ノート

旅をしながら保存やメモすることで、その瞬間を記録することができるのが「旅するロルバーン」。2020年2月に発売された、ページを自由に入れ替えられる「ロルバーン フレキシブル」の新シリーズとして、2023年7月に発売されました。

 

この開発には、旅好きで文具に造詣が深い堤信子さんが携わっています。

 

堤信子さん。

 

「普段から、旅行には必ずノートを持ち歩いて、航空チケットや訪れた場所のパンフレット、お店の紙ナプキンや箸袋まで、さまざまなものを貼りつけて記録してきました。でも、一日中外出してホテルに戻るとクタクタで、ペンを握ったまま寝落ちすることも。この作業は楽しい反面、ちょっと大変だなとも思っていたんですね。そうした経験から、旅をしながら簡単に、疲れずに情報や思い出をストックできるノートが欲しいと願っていました」(堤信子さん)

 

堤さんがこれまで手にした旅ノートは、スケッチブックから、大学ノート、ポケットだけのものまで多岐に渡ります。その一部を特別に見せていただきました。

 

ポケットを自作した堤さんの旅ノート。

 

時には、飛行機の機内紙や御朱印帳を使うことも。

 

機内紙の世界地図には、航路を書き込んで。

 

表紙にも荷物のタグを貼るなどアレンジを加えています。

 

お菓子のパッケージもそのまま貼り付けて。

 

あらゆるメーカーのノートを試してきた堤さんですが、どれも少し不便さがあり、100%満足できずにいたといいます。そんなとき、仕事を通じて出会い、互いにリスペクトする関係だったデルフォニックス代表の佐藤達郎さんに、旅ノートの悩みを打ち明けたそう。2019年、ご一緒したお仕事後の雑談中のことでした。

 

「当時のロルバーンは取り外しができなかったので、ノートが余ったり足りないことに不便さを感じていました。『旅によって必要な枚数が違うので、自分でページやポケットが調整できる旅ノートがあったら最高ですね』とお伝えしました」(堤さん)

 

実はこのとき、発売を間近に控えていたのが、ページを入れ替えられる「ロルバーン フレキシブル」でした。堤さんが同じ構想を抱いていたことに、佐藤社長も驚いたのだとか。その後、「フレキシブルの進化版として、旅に特化した商品を一緒に作りましょう」と佐藤社長から声がかかり、共同プロジェクトが始動しました。

 

進化する定番ノート「Rollbahn(ロルバーン)」が20年経ってもファンを増やし続ける理由

 

紆余曲折の連続!
旅するロルバーンができるまで

 

旅するロルバーンの開発は、2020年から2023年にかけて、私たちの日常から旅が消えた外出自粛期間と重なります。「結果的にこの期間がちょうど良かった」と話すのは、商品開発に携わった花澤翔子さんです。

 

デルフォニックス、商品企画部の花澤翔子さん。

 

「この商品の一番のポイントは、紙ものを気軽にストックできる、紙製ポケットがあることです。そのポケットの制作がとくに大変でした。リングを取り外しポケットを入れ替えるのではなく、ポケットそのものに切り込みをいれ、リングから直接取り外せる仕様にしたんですが、ここに苦慮しました」(デルフォニックス・花澤翔子さん)

 

ポケットの強度を出すのが難しく、完成には2年もの年月が。ポケットの折り方も何通りも試したそう。

 

一方で、カバーづくりも一筋縄ではいきませんでした。

 

「『フレキシブル』のカバーはすべて合皮だったので、旅するロルバーンも合皮でデザインするところから始まりました。でも、包み紙や箱など、“紙ものコレクター”でもある堤さんとご一緒するのに、本当に合皮でいいのか、堤さんらしさを表現できる方法が他にあるのではと、メンバー間で議論になることもありました」(花澤さん)

 

ある日堤さんは開発チームを、「文具部屋」と名付ける自身のオフィスに招きました。

 

「“紙フェチ”の私が、長年かけて大切に集めた膨大なコレクションを見ていただきました。どれも思い入れのあるものばかりでしたが、旅先で出会った、とっておきの3種類を持ち帰っていただいて、デザインに活かしていただけることになったのです」(堤さん)

 

デルフォニックスに持ち帰られたコレクションは、後に「マップ」「ウォールペーパー」「レター」柄として商品に反映されます。フレキシブルシリーズでは初めて、紙製のカバーが導入されました。

 

こちらがカバーデザインのモチーフになった、堤さんの貴重なコレクションです。

 

「マップ」のモチーフは、100年以上前のパリの地図です。パリの百貨店が、貴族階級の上顧客向けに配っていた年間手帳の付録でした。

 

こちらがその年間手帳。堤さんが古書店で手に入れ、大切に保管してきました。

 

「ウォールペーパー」のモチーフは、18世紀パリの貴族の館に使われていた壁紙です。アンティークショップで一目惚れし、ビリビリの状態で売られていたものを筒に入れ大切に持ち帰ったそうです。

 

「レター」は、ビンテージ市場において高値で取引きされる、「エンタイア」(切手が貼られ消印された、使用済みの手紙やハガキのこと。)から筆跡を抜いてデザインされました。紙には、レースやエンボスといった細かな加工がほどこされています。堤さん曰く、筆跡の美しさを見ているだけで楽しいそう。

 

堤さんは、カバーのサンプルを初めて手にした日のことを、鮮明に記憶しているそう。

 

「デルフォニックスの、ものづくりのセンスには絶対の信頼があったので心配していませんでしたが、ビンテージ特有の質感やデザインがどこまで再現されるのかドキドキでした。でも、目にした瞬間、『わっ、素敵!』と興奮しました。洗練されていながら、アンティーク感もしっかり感じられましたし、地図の切り取り方やロゴの色、配置など、すべてが絶妙で、さすがデルフォニックスさんだとあらためて感じました。あまりのうれしさに、その晩はサンプルを抱いて眠ったほど!」(堤さん)

 

「堤さんとの打ち合わせはいつも楽しかった」と話す花澤さん。取材も和やかなムードで行われました。

 

旅するロルバーン
基本の使い方は?

 

旅するロルバーンは、きれいに仕上げることを意識せずとも完成する、だれでも簡単にトライできる旅ノート。ここからは、中身を詳しく見ていきます。

 

「スターターキットは、堤さんとコラボレーションした特別な表紙の『ウォールペーパー』『マップ』『レター』の3種に加え、『クリア』と『クリアグレー』の全5種。B6サイズに近いLサイズと、A5サイズの2サイズ展開です。

表紙を開くと、方眼メモの片面がポケット仕様になっている方眼ポケットリフィルが10枚、やや厚紙を使用した無地のクラフト台紙が5枚、ホワイト台紙が5枚、ジャバラ折りで広がる表裏6面のアイボリー色のリフィル1枚がセットされています」(デルフォニックス・大谷春菜さん)

 

デルフォニックス、マーケティングプランナーの大谷春菜さん。

 

さらに、それぞれのリフィルの使い方を紹介します。

 

・方眼ポケットリフィル

(写真提供=デルフォニックス)

 

「旅で出会った紙物などを、ストックできるポケット付きのリフィルです。ポケット部分は、日付や行き先、旅の予定、その瞬間に感じたことを書きこむのに便利です。裏面はポケットがないのでメモとして使ったり、シールや写真を貼ったりするのもおすすめです」(大谷さん)

 

・無地のクラフト台紙とホワイト台紙

(写真提供=デルフォニックス)

 

「白と茶色の無地ペーパーです。ノートのように書きこむのはもちろん、イラストを描く、ご当地スタンプを押すなど、スクラップ帳として使えます。クラフト紙は何を貼っても見栄えが良く、ホワイト紙はサイン帳にぴったりです。仕切りに使うのもおすすめです」(大谷さん)

 

・ジャバラ折りの無地リフィル

(写真提供=デルフォニックス)

 

「ジャバラ折で広く使うことができるので、フライヤーやパンフレットなど、サイズの大きな紙ものを貼るのに適しています。地図を書いて、行った先に印をつけ、記録する使い方もおすすめです」(大谷さん)

リフィルは、ジャバラ折りの無地リフィル以外、買い足すことが可能です。

「フレキシブルシリーズの専用リフィルやアクセサリと互換性があり、組み合わせ次第で何通りもの楽しみ方があります。身軽に旅がしたい方は、リフィルだけ持って、帰宅後に編集する使い方もおすすめです」(大谷さん)

 

フレキシブルのリフィルとアクセサリ。TO DOフォーマットやポケットなど、豊富なラインナップが揃う。

 

「Rollbahn(ロルバーン)」愛が高じてコラボモデルも!? “堤信子式”使いこなしとコレクションする理由

 

堤信子式
旅するロルバーンの使いこなし

普段から旅するロルバーンを愛用する堤さんに、独自の楽しみ方を教えていただきました。

 

1.京都旅行専用ノート

 

堤さんは京都が好きで、これまで何度も足を運んでいます。その度に同じノートを持って行くそうです。

 

「これは表紙がポケットになっているので、テーマにちなんだ写真やポストカードを挟むのがおすすめです。ノートには、ショップカードやパンフレット、レシートなど、あらゆるものをストックしています。きれいにまとめようと思わず、ポケットにポンポンと気軽に入れるのがポイントです。何泊かする場合は、インデックスに日付を書き込み仕分けに使うと便利です。
このノートには京都旅行の全部が詰まっているので、旅行時はこの一冊を持っていけばいいという安心感がありますね」

 

2.コーヒーのドリップバッグコレクションノート

 

「コーヒーのドリップバッグをコレクションするノートもあります。ドリップバッグをストックし、お店の名刺を貼って、一言コメントを書きます。リピート購入する際に役立ちます。ジャバラのリフィルに日本地図を貼り、訪れたお店に印をつけてオリジナルのショップマップを作るのも楽しそうです」

 

3.レター ストックノート

 

「手紙のストックにも利用します。グループ別に仕分けし、サンキューカードや切手、住所シールもストックしておけば、すぐにお返事が出せて便利です。そのまま旅先に持って行き、そこで出会った素敵なポストカードで返信を出すこともあります。いただいたお手紙を見比べながら、このハガキはどの方に送ろうかなと思いを巡らす時間もワクワクします。また、表紙にシールを貼ってリメイクをするのも楽しいです」

 

ほかにも、さまざまな使い方をしているそうです。

 

「京都のお菓子屋だけをまとめたノートもあります。包み紙はもちろん、貼られていたシール、包装紐も貼っています。SNSに旅の写真を載せると友人からおすすめのメニューを聞かれることがありますが、店ごとにまとめているのでスマホで情報を遡るよりも手軽に調べられます。友人とのコミュニケーションツールとしても役立っています。また、最近は御朱印を紙でいただくケースもあるので、1冊にまとめるのもいいですね」

 

旅に必ず持参する道具と
お気に入りの併用アイテム

手のひらサイズのiNSPiC。スマホアプリから簡単に印刷ができる。

 

堤さんには旅行の際、旅するロルバーンと一緒に必ず持っていく道具があるそう。

 

「糊は、後で剥がれる心配のない昔ながらの大和糊(やまとのり)を愛用しています。また、最近のお気に入りは、Canonのミニフォトプリンター『iNSPiC』です。今まで写真だけは帰ってきてからプリントアウトしていましたが、これなら帰りの移動中にでき、道中に旅ノートが完結します。写真の台紙がシールになっているので貼るのも便利です」(堤さん)

 

堤さんが旅に必ず持参する七つ道具。(写真提供=堤信子さん)

 

最後に堤さんは、旅するロルバーンの魅力についてこのように語ってくださいました。

 

「移動制限のあった日々は、身体を動かす喜びを再発見する良い機会でした。その喜びをデジタル時代にアナログに記録することで、旅の実感を深めることができると感じています。人は忘れやすい生き物ですが、旅のカケラが思い出を呼び覚ますこともあります。お店でもらったコースターを見ると、『ここのプリンおいしかった!』と当時の思い出がよみがえる瞬間があります。
思い出を視覚や触覚で感じられるように残すことで、旅をしたという実感をより深く味わえるのではないでしょうか。ノートづくりを通じたクリエイティブな体験も楽しみながら、自由に使っていただけたらうれしいです」(堤さん)

 

現地の空気感まで一冊にスクラップ。「旅ノート」で思い出を記録する方法

 

非日常の旅だけじゃなく
日常のあらゆるシーンで使ってほしい

 

「旅するロルバーン」は、ネーミングからも、旅に特化したアイテムのように思いますが、堤さんのように、日常の至るシーンで使ってほしいと大谷さんは話します。

 

「商品化にあたり、開発、企画、販売のメンバーで、『旅とは何か』という問いを立て、ディスカッションを繰り返しました。とくにコロナ禍で物理的な移動が制限されていた時期だからこそ、『乗り物に乗って遠くに出かける旅』だけでなく、近所のカフェや博物館に足を運んだり、“推し活”といった日常のさまざまなシーンも旅なのではという意見が交わされました。

 

『旅するロルバーン』には、非日常の旅で思い出をたくさん詰めこんで欲しいという思いと、暮らしの中で自由に楽しんでほしいという両方の思いがこめられています」(大谷さん)

 

実際、デルフォニックスの社員も、以下を一例とした思い思いの使い方をしているそうです。

・領収書や保証書の整理に使う
・料理の写真や献立、お買い物メモを記録する
・ライブや観戦、観劇の記録を残す

 

「私も推し活に利用していますし、出張ノートや、学校、仕事の資料を挟んでいるユーザーもいます。Lサイズは持ち運びしやすく、趣味用に最適です。A5サイズはパンフレットをなるべく折らずにストックできるので、旅行用にとくにおすすめです」(大谷さん)

 

リフィルやシール、付箋等を5つのファイルに仕分けできるクリアケースとのセット使いもおすすめ。(5パーツフォルダー 全10色 275円〜)

 

旅するロルバーンのスターターキットは、5種×2サイズ展開。上部左から、クリア、クリアグレー、下部左から、レター、ウォールペーパー、マップ。

 

Lサイズ(横155×縦184×厚み20mm) 2,530円〜(税込)
A5サイズ(横175×縦220×厚み20mm) 2,750円〜(税込)

 

記録の仕方ひとつで、旅をいろいろな角度から、何度でも味わうことができるようになります。年末年始の旅の相棒に、または日常のかけがえのない瞬間をストックするために、旅するロルバーンを手にしてみてはいかがでしょうか?

 

 

Profile

フリーアナウンサー / 堤 信子

青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。NTV「ズームインスーパー」TBS「はなまるマーケット」など朝の情報番組でレギュラーを長年務め、TV、ラジオ、講演、司会などで幅広く活躍中。また、エッセイストとして、長年の趣味でもある文具雑貨の旅をテーマにした著書を出版するなど趣味本にも力を入れ、WEBや紙面での連載も手がける。つつみ紙とお菓子箱のコレクターとして、「マツコの知らない世界」などの番組出演多数。著書も『堤信子のつつみ紙コレクション』(玄光社)など多数がある。
X(Twitter)
Instagram

 

Brand Profile

Delfonics(デルフォニックス)

デルフォニックスは、1988年に設立した、日本のステーショナリーメーカー。「Stationery that frees your creativity.」をモットーに、文具をカルチャーの一つとしてとらえ、商品を生み出し続けるとともに、直営店舗「DELFONICS」「Smith」ではカルチャーやデザイン心をくすぐる商品をセレクトし届けている。

旅するロルバーン

残り時間を色で実感!効率化したいビジネスパーソンこそ使うべき学習タイマー「時っ感3・2・1!」の実力

一般的に “学習タイマー” と呼ばれるツールが、昨今注目されている。主に勉強世代である小学生~高校生のあいだで使われている、文字通り勉強する際に時間を計るタイマーである。30分なり1時間なり時間を計ることで「その時間内は集中して勉強する」という制約になるので、ダラダラ勉強を防ぎ、“タイパ”(時間対効果)を上げるためのツールとしても有効と言えるだろう。

 

しかし、タイパを上げたいのは何も学生に限ったことではない。社会人もまた、時間を決めずダラダラと仕事をするよりは、短い時間内で効率よく作業を片付けた方がいいに決まっている。むしろ、日々時間に追われている大人こそ、学習タイマーを駆使してタイパ上げていこうぜ! という話なのである。そこで今回は、作業時間の管理にめちゃくちゃ便利な最新タイマーを紹介したい。

 

残り時間が可視化されて “見やすい” デジタルタイマー

その最新の学習タイマーというのが、SONiCの「時っ感タイマー 3・2・1!」(以下、時っ感タイマー)である。もともとはアナログ式タイマー「時っ感タイマー」があり、それをデジタル化したのが本商品だ。最近の学習タイマーとしてはやや大きめのボディで、前面がほぼ液晶パネルになっており、あとは上部にボタン2つとダイヤルを備えているのみ。かなりシンプルな操作系だ。

ソニック
時っ感タイマー 3・2・1!
3600円(税別)

 

使う際は、ダイヤルを時計回りにグリッと回すと、連動して回した分だけ液晶内の時間ゲージが扇形に赤くなる。それと同時に中央にはデジタル表示で「●●分」と表示されるので、設定したい時間までダイヤルを回して合わせればセット完了。

↑ダイヤルを回すことで残り時間を示す扇形の赤いゲージが増減する、シンプルで分かりやすいタイマー設定

 

 

そして、この「時っ感タイマー」シリーズ最大の特徴が、設定時に赤く表示された扇形の時間ゲージである。これは時間の経過とともにどんどん減っていく……つまりは残り時間が赤い扇の面積で可視化されるというもの。パッと見ただけで、スタート時からどれぐらい時間が経過して、残りはどれぐらいなのか、ということが直感的に掴める仕組みなのだ。

↑時計の読み方さえ知っていれば、数字を見なくても直感的に残り時間が把握できる

 

この「パッと見ただけで」というのがとても重要で、残り時間が直感的に把握できる=集中力が削がれにくい、ということ。もちろん、デジタル数字のみの表示でもいいのだが、それを見て、「設定時間の1/3ぐらい経過したな」など全体からの配分を計算するのは、わずかなりに脳のリソースを消費するはず。それなら、時間ゲージとデジタル数字、作業中や勉強中に嬉しいのはどっち? というのは、考えるまでもないだろう。

 

細部まで気が利いた使いやすさが高評価

先ほどの説明ではあえてスルーしたが、実は時っ感タイマー には、タイマー開始時にちょっとユニークな演出が発生する。スタートボタンを押すと、ゲージがグルグル回りながら「3……2……1」と画面内でカウントダウンしてから、タイマーがスタートするのだ。これが製品名の “3・2・1” の由来ということだろう。

↑「3, 2, 1,」のカウント、実際に使ってみるとかなりテンションが上がる

 

 

これによって「よし、やるぞ!」と気分が盛り上がるわけだが、とはいえそれだけではない。例えば、時間を計って模試に臨む場合、机上にあるタイマーのスタートボタンを押して、ペンを握って、いざ書き始めた時点で、すでに2~3秒は経ってるはず。つまり、それだけタイムロスがあるのだ。しかし、ボタンを押してから3カウントの猶予があれば、ペンを握って心を落ち着けた状態でスタートダッシュできる。これはなかなかに重要なポイントなのである。

 

もうひとつ重要なのが、時間設定の簡単さだ。一般的な学習タイマーは、時間・分・秒をそれぞれ別のボタンを押して設定しなくてはならないが、それと比べてダイヤルを回すだけで時間設定できるのは、簡単で思わず笑ってしまうほど。設定最大時間は60分で秒は設定できないが、ダイヤルをゼロ時から反時計回りに回すと、60分から減らす方向にゲージが動いてくれる。この操作も直感的で、とても使いやすい。試用してみた感覚では、「現行の学習タイマーで一番ラクに操作できるタイマー」と呼んでも過言ではないと思う。

↑ダイヤルは1クリック=1分なので、慣れれば画面を見ずに時間設定もできそう

 

カウントダウンタイマーは、ゼロになると「ピピピッ」とアラーム&フラッシュ(スタートボタンが光る)でお知らせしつつ、逆進してカウントアップタイマーに切り替わる。面白いなと感じたのは、ここでスタートボタンを押してもアラームとフラッシュが止まるだけで、カウントアップは続くという仕様である。設定時間をオーバーしても作業や勉強を続ける場合、どれぐらい過ぎてしまったかは計測したいけれど、アラームは邪魔になる。その点、時っ感タイマーならアラームに邪魔されることなく計測し続けられるというわけ。これは、ユーザーの実際のタイマー運用を心得てる設計だと思う。ちなみに、タイマーを止める場合の操作もいたってシンプルで、もう一度スタートボタンを押すか、ダイヤルでゼロ時に戻すかで良い。

↑アラームのオン/オフは小さなボタンで切り替える

 

↑電源は単四電池2本。充電式の電池は使用NGなので要注意

 

時っ感タイマーを紹介していると、どうしても「直感的に残時間が分かるゲージ」と「ダイヤルひとつで時間設定できる簡単さ」がメインになってしまうのだが……それに加えて、仕様のあちこちから垣間見えるユーザーフレンドリーさも素晴らしい、と言っておきたい。誰が使っても操作に迷うことはないだろうし、不満を感じる部分も少ないのではないだろうか。個人的には、汎用的な学習タイマーとしては、今一番オススメできるアイテムだ。

 

2024年こそ、効率アップを目指すぞ! という人に、ぜひ導入して欲しい一品である。

 

耐荷重16kgの浮かせる収納が実現!マグネットシート「ゼロスリップ」がズリ落ちない2つの理由

机の上で、モノが散乱していてゴチャゴチャ。小物の収納スペースがもうちょっと欲しい。そう感じることはないだろうか? 足りないと思っているわけだから、収納スペースが体良く空いているはずもなく、実際新たに棚や収納ケースの類を設置する場所もない。これでは永遠に片付けなんて終わるはずもないだろう。

 

こういう場合の解決策としてまず挙げられるのが、いわゆる“浮かせる収納”。つまり、壁面から掛けたり吊り下げたりできる棚を使う収納方法だ。机などの二次元平面上に収納を設けられないなら、まだ余裕のある上方または下方の三次元空間上を使えばいいじゃない? という話である。例えば、磁石で収納ケースを貼り付けたりするのも、浮かせる収納方法のひとつだ。

 

耐荷重4倍の超強力マグネットシート

マグネットシートを貼った収納ケースを壁面(金属面)に貼り付けるのも、三次元収納の定番のひとつ。壁に吊り下げ用の釘を打つ必要がなくダメージを与えずに済むので、手軽、かつ気軽に試せる方法なのはありがたい。ただし、ケースなどに粘着で貼れるマグネットシート類は磁力が弱く、重量物を収納するには少々心許ないと感じることもあるだろう。

 

そんな不安をまったく感じることなく使えそうなのが、マグエックスの「超強力マグネットシート ゼロスリップ」シリーズである。さすが “超強力” と名乗るだけあって、なんと一般的なマグネットシートの約4倍というすさまじい耐荷重。これなら、なんでもバンバンと貼り付けたくなること請け合いなのだ。

マグエックス
超強力マグネット ゼロスリップ

シートタイプ カット:1250円/小 1200円/大 2300円(いずれも税別、以下同)
テープタイプ:幅30mm 600円/幅15mm 400円
プレートタイプ:2mm厚 800円/1mm厚 650円

 

ラインナップは、面積が大きめのシートタイプ、貼りやすいテープタイプ、ピンポイントに貼れる小さなプレートタイプの3種類。いずれも表面がマグネットシート、裏面が粘着テープ付きという仕様で、プレートタイプのみ裏面が強粘着テープとなっている。

↑全てのタイプがハサミなどで簡単にカットできるので、貼る場所に合わせてサイズ調整が可能

 

↑耐荷重1.2kgのプレートタイプを収納ケースにペタリ。強粘着スポンジテープ仕様なので、表面が多少ザラザラしたものでも貼れるのがポイント

 

早速、粘着テープ側を収納ケースに、マグネットシート側を壁面にペタリと貼り付けてみたが、その強力さは間違いなしと言える。ケースに手をかけて下側に荷重をかけてみても、ズレ落ちそうな気配がまったくしないのだ。なにしろ、最大サイズのシート(W200×H300mm)なら、耐荷重はなんと16kg! 最小のカットシート(W25×H25mm)でも240gを支えてしまうのだから驚異的だ。

↑金属面にペタリ。強力磁力とはいえ、手前方向に引けば剥がすことはできる

 

↑1Lのペットボトルを乗せても、ズリ落ちる気配すらなし。かなりの安定感だ

 

↑ちっちゃいカットシートひとつで、これだけの筆記具が吊り下げられる計算だ

 

それにしても、見た目は普通のマグネットシートと変わらないのに、なぜ耐荷重4倍という性能差が出るのだろうか。その答えのひとつが、「異方性磁石」を使用していること。そもそも、磁石には等方性と異方性がある。内部でN極とS極がバラバラになっており、どの方向にも等しく磁力を発揮するのが、等方性だ。

 

対して、異方性磁石は全ての極が一方向を向いているので、その向きにのみ強力に働くという性質を持つ。薄いマグネットシートなら等方性である必要はなく、面に対して極が揃った異方性の方がフルに磁力を発揮できる(約1.5倍)という理屈である。

↑等方性と異方性の違い。異方性は磁力がひとつの方向に向かうので、非常にパワーが強いという理屈

 

強い磁力+すべり止め加工が効く!

もうひとつポイントとなるのが、マグネットシートの表面に施された、すべり止めのコーティングだ。磁石は、貼り付いた面に対して引っ張り合う力が最も強く、側面にズラされるのに弱い。つまり、重いものを貼り付けると、重力でどんどんずり下がってしまうのである。すべり止め加工があれば、ずり落ちるのを摩擦で防ぐことで、磁力が安定して発揮できるようになる

↑使用時に表面フィルムを剥がすと、すべり止め加工されたマグネット面が露出する。手触りは少しペトペトした感じ

 

↑ファイルケースに大シートを貼り付ける。これでなんと16kgが支えられる!

 

このすべり止め加工+異方性磁石のパワーが、トータルで従来比4倍という耐荷重を実現した、というわけ。ちなみに、すべり止めは貼り付けてから時間をかけて少しずつ壁面に馴染むので、時間が経つほどにしっかりと吸着する。逆に言えば、貼ってすぐにはフルパワーが発揮できないとのことなので、そこは要注意だ。

 

とはいえ、実際に試してみると、貼り付けてすぐでも「え、マジで!?」と思わず声を上げてしまうレベルの強力さで吸着していた。筆者は趣味の工作で、100均のマグネットテープを使うことが多いので、一般的にはどのぐらいのパワーで吸着するのかをだいたい掴んでいるつもりだが、同じサイズでも、ゼロスリップの磁力の強さは明らかにステージが違う。

↑この姿勢でグッと下方向に押してみてもまったくズレ落ちなかった。ちょっと衝撃的な吸着力だ

 

↑実際、A3コピー用紙500枚(約4kg)とファイル(約1.3kg)程度ではビクともしない

 

もちろん、お値段はその分お高めということにはなる。しかし、このパワーを一度体感してしまうと、安心感の分を考えてもむしろ安いのではないか、と思える。安さだけを重視した結果、収納ケースが荷重に耐えかねて落ちたとしたら、中のものが破損してしまうかも……と考えれば、このぐらいは課金しても損はしないと思うのだ。たまには、安心をお金で買うことがあったっていいじゃないの、とそういうことである。

 

話題沸騰中のオートマチックシャープペンの人気が継続!【NEXTトレンド2024】

“いま”の生活様式にマッチする身近なアイテムのトレンドを予想。今回は文房具ライター・きだてたくさんに2024年の文房具のトレンドについて聞いてみた。

※こちらは「GetNavi」 2024年2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

 


文房具ライター・きだてたく

最新の機能系からオモシロ雑貨系まで、ひとまずじっくり遊び倒してから語りたい派の文房具ライター。文房具に関する著書も多数。

 

シャープペンシル史上に残る超精密・完全自動機構

三菱鉛筆
クルトガ ダイブ
5500円

先端パイプが紙に当たることで芯を出す従来のオートマに対して、筆記量に連動して芯を出す完全自動化を実現。芯を自動回転させてシャープさを保つ「クルトガ機構」も併せ持ち、集中して「書く」にのめり込める筆記感だ。

↑通常の4倍以上となる45点もの部品で精密な芯の回転・自動繰り出しを制御。芯量も5段階から好みで調整できる

 

迫力のデュアルグリップで筆記の安定感も抜群

ぺんてる
オレンズAT
デュアルグリップタイプ
2200円

フラッグシップである「オレンズネロ」の書き味を踏襲しつつ、自動芯出し機構の心臓部を再設計することで低価格化を実現したモデル。廉価版の枠に収まらない高精度なパイプスライドは、オレンズファンからの評価も高い。

↑ラバー+金属の「デュアルグリップ」は、剛性感の高い握り心地。金属の重みによって低重心化にもひと役買っている

 

オートマをワンコインで!! 高コスパすぎる機能派シャープ

サンスター文具
ノクフリー
495円

しっとり握りやすいラバーグリップと自動芯出し機構の組み合わせで、集中力を切らさず長時間筆記が可能。本体質量は12gと軽量だ。数千円が一般的なオートマチックシャープでは異例の500円切りで高コスパだ。

↑筆記時にペン先が紙に触れて上下動することで芯を繰り出す機構。使い始めにノックすれば、あとは芯1本ぶんをノックレスで書ききれる

 

【ヒットアナリティクス】「オートマ+α」のメガヒットが続くかも

「メインユーザーである中高生からの人気は圧倒的で、『クルトガ ダイブ』などは店頭で抽選販売になるほど。今後はオートマ+αの高機能シャープペンが予想され、怪物級のヒット商品が生まれる可能性もあります」(きだてさん)

先進技術:3 顧客ニーズ:5 市場の将来性:5 独自性:4 コスパ:3

 

話題沸騰中のオートマチックシャープペンはまだまだ新商品ラッシュが継続する

2023年の文具トレンドとしてまず挙げられるのが、高機能シャープペンシル。なかでも特に注目なのが、ノック不要で芯が自動的に繰り出される「オートマチックシャープペン」です。

 

オートマ機構自体は何十年も前からあるものですが、23年になって、精密な完全自動タイプや、高コスパな製品が立て続けに発売されたことから、中高生を中心に爆発的な人気となりました。

 

24年以降は一層の低価格化&高機能化という両軸の進化がほぼ確実視されており、新商品ラッシュが続くのは間違いないところ。

 

さらには「あの人気シャープシリーズもオートマ化するのでは!?」といった噂もチラホラ……。話題のタネはまだ尽きないようです。

 

【このトレンドも見逃せない!】
いつでも推しの姿が拝める“祭壇”型収納ファイル

リヒトラブ
myfa コレクションスタンド L
3960円

アクリルキーホルダーや缶バッジ、カード類がすっきり収納できて、立てた状態で飾れるコレクションスタンド。閉じれば書類ファイルと区別がつかないため、周囲に知られずこっそりと推し活を楽しみたい派から注目が集まりそうだ。

買い忘れてない? プロが選んだ2023年マストバイの文房具5点を発表

実質的にウイルスも感染例もなくなったというわけではないが、人の流れはだいぶ元に戻ってきた感のある2023年だった。文房具業界も、昨年の凪ぎ傾向から比べると勢いもやや上向きな印象で、興味深い製品がいくつも登場している。

 

そこで、あらためて一年のシメとして、「そろそろ年末だけど、あの文房具買い忘れてない!?」という注意喚起の意味も含め、2023年発売のマストバイ文房具5選を紹介しようと思う。今年はいろいろとユニークな製品が発売されていただけに、買い逃しているともったいない物が多かった。本記事を見てまだ持ってないものがあったなら、忘れないうちに早めの購入をオススメしたい。

 

2023年はシャープペンシルの当たり年!

あくまでも個人の感想ではあるけれど、2023年はシャープペンシルの年だったと言っても過言ではないと思う。特に、自動で芯を繰り出すオートマチックシャープが人気の主軸だったが、非自動でもユニークな機能を備えた製品が目白押しだった。全体的にバラエティ豊富でハズレなし! という印象で、なんならシャープペンシルだけで今年の5選枠が全て埋まってしまいそうな勢いなのである。

 

そんな中でも、絶対に外せないものを選ぶとしたら、何と言っても、2023年初頭から話題となった、ぺんてる「オレンズAT デュアルグリップタイプ」だろう。商品名の「AT」とはAutomatic Technologyの略で、ノック不要のオートマ機構搭載を表している。

ぺんてる
オレンズAT(オレンズエーティー) デュアルグリップタイプ
0.5mm径
2000円(税別)

 

書き始めにまず軽くノックして芯を出したら、あとは芯1本を書ききるまで自動的に芯を出し続けてくれる。これによって、書けなくなる度にノックを強いられて集中力を削がれることがなくなり、長時間の筆記が続けやすくなったというわけ。「オレンズAT」の特徴は、このオートマ機構の心臓部を従来のものから再設計し、ローコストでも芯出しの精度を維持しているところだ。

↑軸内で芯を固定するボールチャックを金属の削り出しからプラに替え、オートマ機構を低コスト化した。性能はこれでまったく問題なし

 

合わせて特徴的なのが、金属の外装にゴムの突起を組み合わせたデュアルグリップ。重みを活かした低重心化とゴムによるグリップ性能を併せ持ち、さらに見た目のインパクトも増し増しになった、というなんとも印象に残る製品となっている。

↑12角形の金属グリップからゴム突起が突き出したデュアルグリップ。無骨なルックスがとにかく印象的だ

 

新開発のシャープ芯は滑らか高性能

もうひとつ、「オレンズAT」と同時期に発売された新型のシャープ芯「Pentel Ain(ぺんてるアイン)」も、注目の製品として語っておきたい。ぺんてるのシャープ芯としては13年ぶりのブランド刷新ということになるが、ただ単にパッケージを変えただけ……といったものではなく、芯の製法を新たにし、原材料に特殊なオイルを混ぜ込む新製法を用いるなど、性能も大幅に向上した

ぺんてる
Pentel Ain(ぺんてるアイン)
各220円(税別)
芯径0.2/0.3/0.4/0.5/0.7/0.9/1.3

 

シャープ芯は「黒の濃さ」と「芯の減りにくさ」、「書き味の滑らかさ」と「折れにくさ」などがそれぞれトレードオフの関係にある。例えば、濃い芯はすぐに減りやすいし、滑らかな芯は筆記中に折れやすい。これはもう根本的な部分なので仕方のない話なのだが、「Pentel Ain」は新製法によって、それらの性能をかなり高いところでバランスさせた優れものなのだ。

↑なめらかで粉が出にくく、発色クッキリ。書き比べると「違うな…!」と体感できる

 

特に、書き味の滑らかさは素晴らしく、ただスルスルと芯先を動かしているだけで、もうっとりする気持ち良さ。従来の替え芯と書き比べても、おそらくほとんどの人が違いを体感できるはずだ。この滑らかさは、ノンストップで長時間書き続けることになりがちなオートマ機構ととても相性が良い。ぶっちゃけると、オートマチックシャープを使うならこの芯がマスト、というレベルでオススメしたい高機能芯だ。

 

1100円で買える超高性能シャープペンシル

もう一点シャープペンシルを選ぶとしたら、トンボ鉛筆「モノグラフファイン」を紹介したい。こちらはオートマ機構を搭載していないが、その代わりに “ちょっと驚くレベルの高コスパ” であることがポイントだ。

トンボ鉛筆
モノグラフファイン
各1100円(税別)
2色展開

 

まず、口金を含む前軸全体が真ちゅうを削り出した一体成形なので、口金が緩んでガタつくなどのブレ感がゼロ。加えて、この前軸パーツの重量がかなりすごい。机に落とすと「ゴトン」と重い音がするほどで、かなりの低重心化が図られている。また、グリップ部には特殊なソフトフィール塗装が施されており、金属ながらツルツルと滑ることなく、しっとりとした手触りが得られる工夫も。つまり、徹底的な高剛性・低重心・高グリップ性能によって、筆記時の安定感は抜群。もちろん好き好みはあるだろうが、この筆記性能に不安を感じる人はいないのではないだろうか。

↑剛性の高い前軸には、薄くゴム引きをしたような手触りのソフトフィール塗装が施されている

 

さらに、軸後端のMONOカラーリングからも分かる通り、ノックノブ内にはφ3.6mmの繰り出し式MONO消しゴムを搭載。しかも、この消しゴムは軸を逆さすると、内蔵のスイッチによって自動的にノックノブがロックされる。ゴシゴシと圧をかけて消しゴムをかけてもノブが押し込まれず、スムーズに字を消せるのは地味に嬉しい機構である(ちなみに、ペン先を下に向ければ、ロックは自動解除)。

↑軸を逆さにするとノック周りがロックされる「ファインイレース機構」を搭載

 

これだけ機能が盛り込まれていて、価格が1100円なのだ。前述した通り「コスパ高すぎ!」としか言いようがないアイテムであることが、お分かりいただけたであろう。

 

たっぷりインクで書きやすい静音ボールペン

ボールペンにもいくつか注目したい製品があるが、個人的にハマッたのが、サンスター文具のゲルボールペン「ミュートンである。こちらは、一昨年からのペントレンドである静音機構を搭載し、ノックしてもカチカチと大きな音がしない、というのが最大の特徴となっている。

サンスター文具
mute-on(ミュートン)
240円(税別)
8色展開

 

一般的なノック式ボールペンと比較すると、ノック音が20db以上小さく、普通の環境下ならノックした本人に聞こえるかどうかギリギリ、という静音ぶり。これなら、図書館のような静かな場所でも、なんの気兼ねもなくペン先の出し入れができるだろう。各社から発売されている静音ボールペンの中でも、ミュートンはトップクラスの静音性能と言って間違いはなさそうだ。

↑カチッ! という耳障りな高音域がカットされており、ノック音はほぼ意識できないレベル

 

と、静音性の話をしてきたが、実は筆者がミュートンを気に入ったのは、静音性能ではなく書き味の良さの部分だったりする。とにかくたっぷりとインクが出るつゆだく系のフローで、とても軽く、サラサラと気持ちよく書けるのだ。つまり、筆者のように書き味の良さで選んだとしても、ついでに周囲にノック音で迷惑をかける心配も無くなるわけで。これは、まさに選ぶ価値のあるボールペンだと自信を持っておすすめできる。

↑静音性もありがたいが、個人的には書き味のサラサラ感も素晴らしいと感じた

 

今年も進化が止まらない開梱カッター

さて、筆記具ばかりが続いたが、5つ目に紹介したいのはハサミ兼開梱カッターのコクヨ「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>」(以下、携帯ハコアケ)だ。こちらは、開梱用ハサミ「ハコアケ」シリーズから、ペンケースに入れて携帯できるモデルとして発売されたものである。

コクヨ
2Way携帯ハサミ<ハコアケ>
左:チタン刃 1200円(税別)
右:スタンダード刃 850円(税別)

 

フォールディングナイフの柄のような形状で、本体側面にあるスライダーを動かすことで、連動して本体内から刃がニュッとせり出す。このスライダーを中央で止めると開梱カッターモード、最奥まで押し込み刃が飛び出すとハサミになるという仕組みだ。

↑スライダーの押し込みによってモードチェンジ!

 

開梱カッターモードでは、露出した刃を梱包テープに突き刺して引き切ることで開梱作業を行う。このとき、段ボールの上面および側面にカッター刃が最適な角度で入るよう、本体にガイド機構が付いているのがポイント。これがなかなか効果的で、開梱カッターを使い慣れてない人でも手間取ることなく、サクッと素早く作業を行うことができるのだ。ハサミの方も、硬いPPバンドが切れるぐらいの性能があり、これひとつ手元にあれば、家庭レベルの荷開けなら間違いなくかなり効率的になるだろう。というわけで、商品名には “携帯” とあるが、個人的には自宅の玄関脇に備えておくことをぜひオススメしたい。

↑ナナメになった本体底部を梱包テープに当てると、ジャストな角度で刃が入るガイド機構が便利

 

最後に、来年の文房具動向予想も添えておこう。確度が高そうなのは、「来年もシャープペンシルが面白そう」という辺りだ。ぺんてるが「オレンズAT」用に開発したオートマ機構の心臓部(ボールチャック)は、おそらく次に出てくる新製品にも搭載されるはず。より廉価な量産機になるか、オートマ+αの高機能機になるかは定かではないが、どちらにしても興味深いシャープになることは間違いない。

 

また、これだけオートマチックシャープの注目度が高まっているにも関わらず、まだ現時点で参戦していない筆記具メーカーがあるのも気になるところだ。

 

他にどのジャンルが盛り上がるかはまだ分からないが、2024年も引き続き新製品をチェックし続けていきたい。

手帳に“着せる”という新発想! 収納ポーチ「手帳のはらまき」の包容力に気持ちまで温まる!

例えば社内の会議室でミーティングがあったとして、そこにあれこれ荷物を抱えて移動するのは面倒くさいもの。できるだけ身軽な状態でサッと行けた方が良いのは当然だろう。

 

叶うならば  “手帳ひとつ持っただけ” ぐらいが理想なのだが、ペンケースやスマホはどうしても必要だし、それならアレも、コレも……などと考えてるうちに、バッグをまるごと抱えて移動していたりする。

 

結局のところ「持ち歩く容量はここまで!」ときちんと決めない限り、どうしても荷物は増えてしまう。だから、例えば社内移動用に小さめなミーティングバッグを導入して、ここから溢れるものはもう持ち歩かない、と自分でルール決めしてしまうのが有効だったりする。よりミニマム化を検討するなら、手帳にプラスオンできる収納ポーチが面白そうだ。これならまさに “手帳ひとつ持っただけ” の軽快スタイルが実現できるのではないだろうか。

 

手帳に着せる “腹巻き” みたいな収納ポーチ

デザインフィルから発売された「手帳のはらまき」は、その名の通り、手帳にかぶせるニットの腹巻きみたいな収納ポーチだ。素材としては、ニットの産地として知られる新潟県五泉市の五泉ニットを使用。厚みは春秋用ニット靴下ぐらい、と言えば伝わるだろうか。ぼってりと厚いわけではないが、伸縮性がありつつもしっかり丈夫そうな手触りだ。

デザインフィル
手帳のはらまき
2600円(税別)
4色展開

 

ラインナップは、単色でソフトな雰囲気のケーブル編みと、ツートーンでシンプルなリブ編みの各2色で全4色展開。編みのタイプで機能は変わらなそうなので、ここは単純に好みで選んで良さそう。愛用の手帳(対応サイズはA6〜B6)に着せてあげると、お腹の冷えない暖かそうなルックスになって、めちゃくちゃかわいい。正直、この見た目だけでも欲しくなってる人は多いのではないだろうか。

↑ラインナップは全4色。上段:ケーブル編み(紺/黄色)、下段:リブ編み(ツートーン薄紫/ツートーン水色)

 

使い方はいたってシンプル。手帳のはらまきをスポッとかぶせることによって、手帳が勝手に開かないよう、ブックバンドとして機能する。もちろん、スナップやゴムベルトだけのブックバンドと違って、いちいち脱ぎ着させてやらねばならず、作業としては少々面倒くさい。しかし、バンドより腹巻きのほうが絶対にかわいいので、そこは許してほしい。とはいえ、PVCの透明カバーで角が尖っている手帳だと、脱ぎ着させる際にどうしても引っかかりを感じてしまう。これを何度も繰り返すと、ニットだけに擦り切れる可能性はどうしてもありそうなので、そこは注意したい。

↑B6スリムサイズの手帳に装着中……といっても、単にスポッとかぶせるだけ

 

↑腹巻きを着たMy手帳。ホカホカした見た目がかわいい

 

↑こちらは、A6サイズの手帳に着せてみた図。上から詰めるように丈を調整できる

 

ポーチとしての収納力は意外とたっぷり

さて、この手帳のはらまきは、フタのようになっている折り返し部分をめくり上げると、ポケットが現れる。ここを収納に使うことで、ポーチとして機能するというわけだ。ポケットは、表側が細/広の2分割、裏側が分割無しの全面収納になっている。ペン類なら細いポケットが安定するし、サブ手帳やスマホは広い全面ポケットがちょうどいいサイズだ。

↑広いポケットはiPhoneのPro Maxがジャスト幅

 

↑裏側のポケットは全幅なので、スプレーボトルなど多少厚みがあるものでも飲み込んでくれる

 

ニットなのでかなり伸縮性があり、思った以上に収納力もある印象。完全ワイヤレスイヤホンのケースなど、ころんと厚みのあるものでも余裕で収納できた。フタを被せれば手帳を逆さにしても簡単には中身が落ちないので、そのまま持ち歩く場合もなかなかの安心感があった。

↑どれぐらい入るか試してみた状態。これだけパンパンに膨らんでいても、フタのおかげでこぼれ出るような心配はない(見た目はさすがに目一杯という感じで苦しそうだが)

 

↑ちなみに上写真はこれだけのものが入っていた。ほぼサブバッグ感覚の収納力と言えそう

 

ただし、できれば入れない方が良さそうなのが、ノック式のボールペンとシャープペンシルである。

 

ノック式ボールペンはフタをかぶせた上から圧が掛かることでノックが押されてしまい、気付かぬ間にペン先が出てポケット底がインクまみれ……というトラブルが発生する可能性が高い。シャープペンシルはガイドパイプがニットをあっさり突き破るので、ポケット底にダメージを与えるし、なによりこのケースだとうっかり手に刺さる危険性もある。

 

なので、ノック式のペンを入れる場合は、上から押されにくいサイドノックの多色/多機能ペンの方が相性が良さそうだ。

↑ノック式ボールペンを収納すると、フタをかぶせたときにうっかりノックが押し込まれてしまう危険あり

 

話を聞いていると「使うのちょっと面倒そう……」と、感じてしまう人もいるかもしれない。正直なところ、もろ手を挙げて万全に便利! というタイプの製品でないのは確かなのだが……しかし、手帳に着せたときのかわいさを一度目にしてしまうと、ただ使いにくいというだけでは否定できない魅力もあるのだ。愛用の手帳がニットの腹巻きをしているところを想像してみたら、ほら、やっぱり最高にかわいくない!?

↑持った時のニットの手触りも大きなポイントのひとつ

 

さらに、温もりのある手触りなのも嬉しいところ。手にした時にひんやりしないというのは、寒い季節には特にありがたみが増すというもの。冬本番を迎えて、思わず肩をすくめてしまう寒さが続くなか、見た目も手触りも暖かな手帳のはらまきは、今シーズンイチ推しの手帳オプションと言えそうだ。

 

つゆだくインクで滑らかさ極まる!発売後に即完売、再入荷待ちだったゲルインクボールペン「GS02」の絶品の書き心地って?

この数年、ボールペンの中でも特に「ゲルインク」への注目度が高まっている。その要因となるのは、「濃い黒」と「つゆだく」の2つのキーワードだろう。油性の黒インクはどうしても赤っぽい黒や青っぽい黒になりがちだが、最近のゲルインクはその発色の良さを活かして、くっきりと濃い黒インクを実現している。これは油性に対してかなりの優位性だといえよう。

 

また、油性インクが低粘度化することで滑らかさを演出していたのに対して、ゲルインクはペン先へたっぷりとインクを供給することで書き味を高めている。もちろん低粘度油性インクが性能的に劣るというわけでは全くないが、ここしばらくはゲルインクの進化が著しい状況だ。今回は、まさにそんな「ゲルインクのターン!」に生まれた、個性がトガったボールペンを紹介したい。

 

ずっしりフルメタル軸のボールペン

そのボールペンというのが、OHTOから2023年3月に発売されたゲルボールペン「GS02」。発売直後からすぐに供給が追いつかなくなる人気ぶりで、一時期出荷を停止。ようやく7~8月ごろに供給再開の目処がついたという代物だ。

 

これはおそらく、単にめちゃくちゃ売れた、というよりは、そもそも作るのに非常に手がかかる軸を採用した結果、生産が追いつかなくなったという状況なのだと思われる(というのも、GS02用に開発されたリフィルは継続販売していたので)。

OHTO(オート)
ローラーゲル GS02
1500円(税別)
4色展開

 

塗装されたフルメタル(アルミ軸+真ちゅうパーツ)の軸は、握った瞬間に「おっ」と思わせるほどの重量感がある。加えて塗装の質感も良いので、高級感も充分。ちょっとしたプレゼント用にも使えそうなデザインだ。

↑六角柱から円筒に変わっていくフォルムがおしゃれ

 

先端側の六角軸から後ろに行くに従って丸軸へと変化していく形状は、握りやすさとルックスの美しさが両立しており、かなりユニーク。特に握りやすさに関しては、エッジのある六角軸と軸自体の重量(約23g)によって、手の中での安定感が非常に高い。ただし、重心位置が軸の半ばにあるため、先端側を握るクセがある人だと、より重さを感じてしまうこともあるかもしれない。

 

先端の口金が途中から細くなる形状も、なかなかに面白い。ペン先の視界が良いニードルチップだが、その手前の口金が太いと、ちょっと効果が薄れてしまう。そこで口金の三角錐を一段絞り込むように削ることで、先端視界(筆記時におけるペン先周りの見晴らし)を少しでもスッキリさせようという試みなのかもしれない。実際、書きやすさの点ではしっかり効果が出ているように感じた。

↑口金が途中から一段細くなるデザイン。これが先端視界の確保に一役買っている

 

 

サラサラすぎ!? インク“超だく”の個性的な筆記性能

GS02でなによりすごいのが、筆記時の “つゆだく” っぷりである。OHTO独自のセラミックボールを搭載したペン先を紙に乗せて少し動かすと、もうそれだけで、ジュワーッと大量のインクが広がっていくのが分かるほど。場合によっては裏抜けしかねないほどのインク量だが、デメリットというわけではない。このように、インクが紙に素早く染み込むことで速乾性を担保しているようだ。

↑なめらかすぎて、人によってはコントロールしにくいとすら感じてしまうつゆだくフロー。なめらか好きならハマる可能性は大きい

 

おかげで書き味は非常になめらかで、最近のつゆだく系ゲルの中でもちょっと類を見ないレベルと言えそう。しかもニードルチップの先端をなめらかに削り込んであるから、かなり寝かせ気味に書いても紙への引っかかりが発生しない。どこまでいっても徹底的になめらか、というピーキーさなのである。

↑チップ先端を削りこんであるおかげで、30度(一般的な筆記角度の半分)ぐらいまで寝かせても、カリカリと引っかかることなく書けてしまう

 

もうひとつのキーワードである「濃い黒」に関しては、正直なところ、ゲルインク最黒と言われる「ユニボールワン」「エナージェル」の二大製品と比較すると、わずかにアッサリして感じられるかも。とはいえそれは、あくまでも並べて見てのことであって、普通に単体で書いている限りこの黒さに不満を感じる人はまずいないと思う。

↑「最も黒い」とされるユニボールワンとの比較すると、少々淡いかな? ぐらいの印象。それでも間違いなく、トップレベルの黒さと言えそう

 

何より、繰り返しになるが、この凄まじいほどのなめらかさは、昨今のゲルインクつゆだくムーブメントの延長線上でないと生まれなかっただろうなぁ、という印象だ。正直なことを言えば、軸のバランスや重さなどの要素も含めて、決して万人向けのペンとは言い難い。しかし、これにハマる一部の人には、もう他に替えがたい究極の1本になり得るポテンシャルだってあるように思うのだ。

 

そのトガりっぷりを体感するなら、店頭で見かけた際にまず試筆をおすすめしたい。とはいえOHTOのペンは、なかなか店頭に並ばないので……現状でも入手しやすい専用リフィルの「PG-M05NP」が汎用性の高いパーカータイプ(国際G2規格)なので、これを別のペンに入れて試してみるというのもありかも。

↑リフィルは国際規格であるパーカータイプ。これを別の軸に入れて遊んでみたい…! という誘惑を感じている人も多いのでは

 

[文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具]キャップ式なのに片手で開くだと? イージーな蛍光マーカーが10年間も愛される理由

情報番組などメディアやイベントへの出演、新作文房具のプロモーションなど、文房具業界で依頼が引きも切らない“文具ソムリエール”の菅未里(かん・みさと)さん。新商品からロングセラーまで文房具を知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れたお気に入りの文房具とは?

 

発売から早10年、知る人ぞ知る蛍光マーカー

「片手で使えるペン?きっとノック式でしょ?ノック式は信用していないんだよね」という声が聞こえそうです。

 

ペンをノックしてペン先を出した状態のままにしたり、ペンケースや鞄の中で何かにぶつかった拍子にノックされてしまったり。ノック式で苦い思いをした経験があるなら、「どうもノック式は心配。その点、キャップ式なら安心!」となりますよね。

 

そんなキャップ式を愛する人へおすすめしたいのが「蛍光オプテックス2EZ」です。

ゼブラ
蛍光オプテックス2 EZ
各100円(税別)
10色展開

 

2013年に発売されてから早10年。すっかり定着したかと思いきや、まだまだ知らない人も多い、キャップを“押して”開ける蛍光ペンです。

 

どのようにキャップを押すのか、よく見てください。キャップに切り込みがありますね。

↑一般的なキャップにはない切れ込みがあることがわかる

 

キャップを指でつまんで両側から切り込みの内側を軽く押すと、ペン本体からキャップが外れます。

↑親指と人差し指でつまんで軽く押す

 

ぎゅっと強い力でつまむ必要はなく軽くキャップを押すだけです。

 

一般的なキャップ式の蛍光ペンの場合、キャップを外す際に力が必要だったり、キャップを外す際に手首が捻じれたり、手首に衝撃を受けるのがつらい方もいますよね。しかし、「オプテックス2 EZ」は“つまんで押すだけ”なので衝撃はありません。

 

オプテックスシリーズには太字だけの「蛍光オプテックス1 EZ」と太字と細字を使える「蛍光オプテックス2 EZ」の2種類があります。私はほぼ太字の方しか使わないのですが、なんとなく細字もあったほうがお得な気がして「2」のタイプを使っています。

↑両端にペン先がある「蛍光オプテックス2 EZ」

 

お値段なんと、税込110円のハイコスパ!

さりげなく便利な蛍光ペン、いったいいくらなのかお値段が気になりますよね。なんと1本110円(税込)です。カートリッジ式のため本体を捨てずに繰り返し使うことができ、カートリッジは3本入りで132円(税込)と文句のつけようがありません。試さない理由があるでしょうか?

 

さらに全10色展開でマイルドカラーではないパキッとした色の蛍光ペンとしては色数も豊富です。

↑「蛍光オプテックス2 EZ 10色セット」(税別1000円)。バラ売りも用意されている

 

↑手帳やイラストにも使えそうなカラー展開

 

資料整理や調べ物のお供である蛍光ペン。あまり意識せずに買っている人も少なくないでしょう。しかし、快適に使える隠れた名品があるのです。この機会にぜひ蛍光ペンも良い物を選んでみてください。

 

スペースを有効活用!細長いメモパッド「プロジェクトペーパーB5ハーフ」を縦置きしてみたら目からウロコの便利さだった!

ノートやメモ帳などにも、トレンドというものがある。単に紙を綴じただけのものにトレンドとかあるの!? と思われるかもしれないが、明確に “流行っているもの” は存在するのだ。例えば最近だと、いわゆる “細長タイプ” がそれに当たるだろう。

 

大まかに言うと、普通のノートをバッサリ両断したような感じで、文字通り細長いサイズになっているもの。一般的には元の用紙のハーフサイズ(A4ハーフなど)と呼ばれることも多い。言うまでもなく設置面積もハーフなので、狭い机でも作業しやすいのがメリット。在宅ワーク下で注目されたのをきっかけに現在も人気となっているのだ。今回はそんな細長サイズなレポートパッドを紹介しよう。

 

スリム&サイズがちょうどいい! B5ハーフのレポートパッド

それが、オキナの「プロジェクトペーパーB5ハーフ」である。実のところ、細長いノートや手帳はすでに各社から発売されているのだが、レポートパッド(天のりで用紙を一枚ずつ剥がすことができるもの)の細長タイプはわりとレア。レポートパッド好きはもちろん、細長ノートは気になるけど、もうちょいラフに書けるのが欲しいという人にも刺さりそうなのだ。

オキナ
プロジェクトペーパーB5ハーフ
330円(税別)
4色展開

 

↑紙自体は40年以上のロングセラーレポート用紙「プロジェクトペーパー」なので、とても安定した書き味が味わえる

 

こういった細長サイズの定番の使い方といえば、狭い机などで作業する際に、ノートPCの手前側や机端の隙間に横置きするという方法。これらのスペースは、他に置けるものがなくデッドスペースになりがちなので、そこを有効活用しようという寸法である。

 

とはいえ、これだけ横長アスペクト比の紙面に横書きすると、どうしても長さを持て余しがち。なので、適度なところを線で区切って分割すれば、グンと使いやすくなるはず。細長ノートで一般的なA4ハーフだとまだ広すぎると感じることもあるので、それより一回りコンパクトなB5ハーフのレポートパッドは、かなり程よい印象だ。

↑横長紙面は分割が使いこなしのコツ。写真は1日のToDoを3分割(全日/午前/午後)にしている

 

さらに「おっ、これいいじゃん!」と感じたのが、パッドの縦使いだ。ノートPCの隣に縦にして置くと、奥行きはやや出てしまうものの、ぜんぜん許容範囲。なにより利き手側に配置することで、手前に置くよりもかなり自然に書くことができるのである。それでいてスリムだから場所も取らないうえ、普通のデスクメモよりも書く面積がたっぷり取れる。つまり、縦使いで使ってみると、これがとても快適だったのだ。

↑縦使いなら区切らずに延々と書き連ねることも可能。省スペースでたっぷり書けるのが嬉しい

 

筆者の場合、1時間ほどのオンライン会議ではA6サイズのデスクメモを2~3枚は確実に使う。対して、「プロジェクトペーパーB5ハーフ」ならまず1枚で充分。いちいちめくる手間もないし、文言同士を矢印でつなぐなど広々と使えるのも便利だ。要件が終わればピリッと天のりから剥がして捨てられる、という気軽な使い方ができるのも、運用上のありがたいポイントである。

↑不要なページはどんどん切り取って捨てられるので、雑なメモ取りに最適なのだ

 

地味に重要な全方向デザイン

先ほどからこの製品を縦にも横にも自由に置いているが、そもそも用紙は5mm方眼なので、どう置いても問題なし。なにより面白いのが、表紙も縦・横どころか上下左右もほぼ関係ないデザインになっているところだ。

↑天のりが上下左右どこに向いても違和感がない。横置き・縦置きどちらでも便利なパッドには必要なデザインだ

 

例えば、表紙が横方向のデザインになっていた場合、それを縦にして使うのをストレスに感じる人もいるだろう。ストレスというのは大げさにしても、「なんだかしっくりこないなー」ぐらいの軽い気持ち悪さは感じるかもしれない。本当にちょっとしたことではあるが、普段使いをする上でデザイン的にどうとでも置けるのは、意外と大事な要素なのだ。

 

ちなみに表紙カラーはグレー系の「ムーンストーン」、グリーン系の「エメラルド」、ブルー系の「タンザナイト」、レッド系の「インカローズ」という4色がラインアップ。さらに用紙の罫線も、それぞれ表紙カラーを淡くしたカラー罫になっている。

↑表紙カラーは宝石カラー4色展開

 

↑表紙が「タンザナイト」だと、方眼罫の色は「淡タンザナイト」となる

 

罫線の色や濃さというのも好みが出やすい要素なので、こういう選択肢を提供してもらえるのは、なかなかありがたいところだ。製品としてはかなり地味なジャンルと言えるが、実際に使ってみるとハマる要素が多いレポートパッドなので、ぜひ試してみてほしい。

 

カメラ目線でカンペをチラ見! 「ふせんボード」がオンライン会議で印象アップにも活躍する構造上の理由

オンライン会議をする際、事前準備として、聞きたいこと・話したいこと・伝えたいことなどをメモにまとめているのだが……話をしながらその紙面を盗み見るという動作は、思ったよりも相手にバレているようだ。対面で話をしているなら、ふと相手の意識が逸れた瞬間にサッと見ることもできる。しかし画面越しだと、相手の呼吸を読むのがとても難しいのだ。

 

加えて、フレーム内に顔がアップで写り込んでいるから、視線の移動は思ったよりも目立つ。話の途中でチラッと視線が斜め下辺りに逸れると、「おっ、今カンペか何かを見たな?」というのがモロバレだ。もちろん、カンペを見るのが悪いという話ではないし、相手がしていたとしても責めるつもりだってまったくない。ただなんとなく、スマートさには欠けるなー、とは常々感じてはいたのである。

 

常時カメラ目線でビデオ会議ができるボードが便利

「カンペを見るぐらい問題ないだろ!」というのはごもっともだが、とはいえ実際に相手の視線がしょっちゅうチラチラと画面の外に逸れると、「この人あんまり集中していないな」という気分にもなるというもの。それであれば、カメラから視線を外すことなくカンペが見られれば問題解決だろう。つまり、そういうことができるツールを導入すればいい、ということだ。

 

リヒトラブの「ふせんボード」は、ノートPCの画面上部に設置することで、内蔵カメラから視線をほとんど動かさずに、ボード面に貼った付箋(ふせん)を見ることができるというもの。まさに欲しかったヤツ、である。

リヒトラブ
ふせんボード
1200円(税別)

 

使う際には、折り畳まれたボードを展開し、90度回転させて立てたスタンドで画面裏側から支えて設置するだけ。設置までの所要時間は数秒という手軽さだ。ちなみに、横幅は13インチのノートPCにフィットするサイズとなっている。

↑折りたたまれたボードを展開し、アームを回して固定したら………

 

↑ノートPC上部に乗せて設置完了

 

あとは、平らなボード面に「会議進行に必要な情報」をメモした75×75mmの付箋を貼っておけば、カメラ目線を維持したままでカンペが見放題。付箋は4枚まで並べて貼れるので、60分程度の会議用ならメモの分量的にも余裕で間に合うはず。そんなのPCの画面外周に貼ればいいじゃん、と思われるかも知れないが、ふせんボードはボード面が平滑なので、しっかり貼れて剥がれにくいというメリットもあるのだ。

↑ボード面には、貼り位置を示す「+」の刻印があるので、これに合わせて付箋を貼ると並べたときの見た目もスマートだ

 

会議がテキパキと仕切れて、“デキる感”がスゴイ

実際に会議で試用した様子を後から動画で確認したが、我ながら思った以上に「仕事がデキる感」がスゴい。というのも、常にカメラ目線でテキパキと話を進められているので、全体の進行が完全にコントロールできているような雰囲気が作れるのだ。

↑視線上に会議で必要な情報が集約できるため、話がスムーズに進められる!

 

いちおう、事後に「実は今回こういうツールを使っていたんですが……」とネタバレをしてみたが、気付いていた人はゼロ。知人から「いつもより頭良さそうに見えて、ちょっと違和感はありました」と、失礼なコメントもあったほどで、印象アップしていたのは間違いない。話し方ひとつで大きな差が付くオンライン面接などに使うと、かなり効果が出るのではないだろうか。

↑ボード下部は中央の内蔵カメラを塞がない形状になっている

 

このようにデキる印象が与えられることに加えて、会議をテキパキ進行させることで時間が節約できるのも嬉しいポイント。そもそもダラダラと長い会議を喜ぶ人なんかいないので、サッと話を終わらせることで、さらに周囲からの「あの人、デキるな」という評価につながりそう。デメリットは無さそうだし、千数百円で周りからの評価が上がる可能性があるなら、だいぶお得ではないだろうか。

 

ペンケースなのにそんな機能が!? フッカフカの動物たちが果たす「リララペンケース」の意外な役割と使い心地とは?

「便利なペンケース」とひとくちに言っても、その “便利” がどこにかかっているかで、印象は違ってくる。例えば、整理収納しやすくて便利ということもあれば、筆記具が取り出しやすくて便利ということもあるだろう。場合によっては、扇風機が付いているから夏場は涼しくて便利ということだって考えられる(実際にそういうペンケースも存在する)。

 

つまり、ユーザーが何を求めるか次第で、便利なペンケースにもいろいろあるね、という話なのだが。数ある便利なペンケースのなかで今年、筆者が「おっ、便利だな」と思ったのが、クツワの「リララペンケース」である。

 

ぶっちゃけて言えば、ペンケースとしての容量は少ないし、中身の出し入れもしづらい。しかし、ある一点においては従来のペンケース全てに勝る便利さがあると感じたのだ。

 

手首を乗せると快適な、おそらく唯一無二のペンケース

あらためて紹介すると、2023年3月に発売されたリララペンケースは、これまでになかった特殊な機能を備えたペンケースだ。機能だけと侮るなかれ。このペンケース、ルックスがすごくかわいいのだ。

クツワ
リララペンケース
1800円(税別)
全6種(ナマケモノ/カワウソ/シロクマ/柴犬/サバトラ/ハチワレ)

 

リララは、6種類の動物モチーフがラインアップされたぬいぐるみ系ペンケースであり、どれを選んでもかわいい(二度目)。定番の柴犬やハチワレのほかに、ナマケモノやカワウソなどの変わり種で、でも間違いなくかわいいコ(三度目)たちがラインアップされているのは、なかなかにいい感じである。彼らのボディには綿がみちっと詰まっているので、フッカフカなのも大変にかわいい(四度目)。

↑犬・猫といったベーシックラインに加えて、ちょっと変わり種がいるのも楽しい

 

とはいえ、ただかわいいだけのペンケースなら他にいくらでもあるだろう。リララペンケースが唯一無二なのは、あくまでもその機能によるものだ。ということで、早速機能の説明をしていこう。

 

まず、使う際には、内蔵マグネットで二つ折りに固定されていた本体を伸ばして、PCのキーボード前に置く。その上に手首を乗せると、いわゆるリストレストになるという仕組みだ。

↑マグネットでくっついているところをはずして、伸ばして……

 

↑リストレストに早変わり!

 

↑フカッと柔らかく手首を支えてくれるので、長時間のタイピングもラクなのだ

 

これまでに数多のペンケースを見てきたが、リストレスト機能を持つ製品は初見だ。中綿にかなり弾力があるので、手首を乗せたときのフカフカ感と安定感は抜群。さらに、表面が柔らかなストレッチ生地なので、サラサラとした滑らかな肌触りも気持ちよい。シンプルに、携帯リストレストとしてけっこう優秀な印象である。

↑綿の弾力とストレッチ素材のサラサラ感がとても気持ちいい

 

カフェなどでPC作業をするとき、机の高さが低すぎるために手首が反って痛くなる、というケースは地味に多いと思う。リストレストはその対策としては間違いないが、だからといって都度持ち歩くか? と問われると、そこまでではない、というのが正直なところ。だが、ペンケースとして持ち歩いているものがリストレストとして兼用できるというなら、それは意外とありがたいのではないだろうか。

 

容量は少ないけど、それなりに使えそう

ペンケースの機能としては、冒頭でも述べたとおり、便利とは言い難い。ファスナーで側面までガバッと大きく開口はするが、中身が綿の圧力でムギュッと押し潰されているため、スムーズに中身を出しにくいのだ。

↑側面いっぱいに続くファスナーを開けるとこんな感じ。開口は大きいが、綿のボリュームで中までの見通しがききづらい

 

パンパンに詰まった綿のせいで、見た目のサイズに比して容量も少なめ。収納スペースはふたつに振り分けられているが、それぞれペン3本入ればいいところだろう。

 

とはいえ、社会人の平均的な筆記具運用を考えると、それぐらいで充分じゃない? という考え方もできる。例えば片側にはペンを数本入れ、もう片側にはUSBケーブルやビデオ会議用のイヤホンマイクを入れておく、というのもアリかも。

↑ペンを3〜4本ほど入れると、もうギュウギュウになってしまう

 

↑厚みのあるものを収納するには向いていないので、USBケーブルぐらいがちょうど良さそう

 

ちなみに、「リストレストとして使うときに、中のモノの感触が手首に伝わるんじゃないの?」という疑問もあるかもしれない。確かに、ペンの硬さが手首に響いてしまうと、せっかくのフカフカ感が台無しになりそうだが、実際に試してみた実感としては、中身の感触はほとんど気にならなかった。もちろん厚みは増えるが、綿のボリュームがしっかりしているからか、ペンの硬さなどが完全に吸収されるようだ。今後ずっと使い続けて綿がヘタッてくればタッチも変わってくるだろうが、ひとまず当分は問題無さそうに感じた。

↑ペンなどをしっかりと収納した状態で試用中。少し高さが出るぐらいで、中身の感触はほぼ感じられなかった

 

もうひとつ、これは使用感には直接関係ない部分なので、余談として。開口用のジッパーに尻尾のようなチャームが付いているのだが、これの手触りがフワッフワで、めっっっっちゃくちゃ気持ちいいのである。筆者は重度の手触りフェチなので、このフワフワを撫で始めると止まらなくなってしまう。それはもう、かなり意識して止めようとしないと、止まらないレベルで。

↑手触りフェチにはたまらない、フワッフワのチャーム。本当に気持ち良すぎて撫でるのが止められないのだ

 

リララはかわいらしいデザインが特徴なので、年齢・性別・社会的な立場などで「こんなかわいいの、恥ずかしくて使いづらいよ」と感じる人も多いかもしれない。が、逆に「見た目がかわいい! 好き!」と思ったり、「尻尾チャームのフワッフワが気になる!」と感じたりしたのであれば、これはもう買って、かわいさも手触りも堪能してみてほしい。もし、人目が気になるのなら、一人でコソッと使ったって構わない。なぜなら、かわいくて手触りの良いものを諦める方がずっとストレスフルなはずだから。

 

お気に入りの筆記具を額装できる!? “見せる収納”を楽しむ、レイメイ藤井「フレームペンケース」

レイメイ藤井は、「フレームペンケース」を、2024年1月中旬に発売します。

 

同製品は、高級筆記具のパッケージのように、お気に入りの筆記具を見せて収納できる、ディスプレイ感覚のペンケース。

 

取り囲むフレームと透明窓は、筆記具を額装しているかのような印象を与えることができます。しっかりとした芯材が入っているので、自立させて机上に飾ることもできます。

 

大切な筆記具を固定できるゴムバンド付きで、2~3本の筆記具を収納できる容量です。フタはマグネット固定で片手でも開閉可能。360度開いて底に敷けば省スペースになります。

 

価格は3300円(税別)。カラーバリエーションはブラック、グレー、ネイビー、レッド、オレンジの5色です。

新年の幕開けにふさわしい新色! ロルバーン「Cap-Martin」イエローが2024年1月に発売

「DELFONICS」「Smith」「DELFONICS WEB SHOP」を展開するデルフォニックスは、ロルバーン ポケット付メモ「Cap-Martin(カップ・マルタン)」の新色「イエロー」を、2024年1月に発売します。

 

カップ・マルタンは、布生地のような手になじむ質感の表紙で、ポイントに黒の箔押しロゴを施し、シックな印象に仕上げたポケット付メモ。

 

2022年7月に、グレージュ、ダークブルー、ブルー、グリーンの、4つのカラーで発売を開始。地中海を臨む小さな村の名前で、隠れ家のような南仏のリゾート地に思いを寄せ、同社デザインディレクターの佐藤達郎氏が監修を務めています。

 

今回新たに登場するイエローは、地中海に輝く太陽にインスピレーションを得ており、落ち着いた雰囲気を持ちながらも、明るく華やかな印象を与える一冊です。

 

価格は1150円(税別)。DELFONICS WEB SHOPでは2024年1月1日11時30分から、デルフォニックス大阪、スミス各店では2024年1月初売りから発売を開始します。

 

DELFONICS WEB SHOPでは、同製品を購入すると、先着でノベルティプレゼントを実施。ノベルティは、Cap-Martinのロゴが入ったコットン素材の巾着で、同製品がちょうど入る大きさです。プレゼントは数量限定です。

ファイルに入れたまま書き込めるキングジム「カキコ」のジャバラタイプってどうなの? その構造と一覧性をレビュー

2018年にキングジムから発売されたクリアファイル「カキコ」は、書類をファイリングしたままで紙面に書き込みができるという特殊な形状をしたファイルブックである。ページをペラペラとめくって閲覧しつつ書き込みもできるとあって、一度慣れたら「もうこれ以外使えない」というレベルで、利便性の高い製品と言えるだろう。

 

そのカキコシリーズに今年新たに登場したのが、特殊な機能を搭載した「カキコ ジャバラタイプ」である。ファイル本体はA4サイズだが、A3書類を横に2枚並べて閲覧できる。そしてもちろん、カキコ最大のポイントである、ファイリングしたままの書き込みも可能だ。

 

と、ざっと説明はしたが、これだけではどういう構造になっているのかピンとこないと思うので、本記事では、その特徴をしっかり紹介していこう。

キングジム
クリアーファイル カキコ ジャバラタイプ

16ポケット 1150円/24ポケット 1350円(いずれも税別)
5色展開

 

書類をバババッと並べて閲覧できる “新カキコ” 登場

2023年6月に発売されたカキコ ジャバラタイプは、先にも述べた通り、A4サイズの本体にA3書類などを2枚並べて見開きにできる、というファイルである。文字だけで説明すると少々ややこしいが……ひとまず先におさらいとして、カキコシリーズ独自のファイリング方式について説明しておこう。

 

一般的なクリアファイル(クリアポケットファイル)は、透明のポケットをページのように綴じたもので、上または側面に開いた口から書類を差し込むことでファイリングができる。対して、カキコシリーズは、ページの上下に小さなフラップが付いており、ここに書類を挟んで固定。すると、その挟まれた部分以外はオープンなので、書類に直接、自由に書き込みができるという仕組みだ。

↑こちらが従来モデルのカキコ。上下のフラップに書類を挟むことでファイリングするユニークな構造だ

 

↑ポケット方式のファイルと違い、綴じたままで紙面に書き込みできるのが最大のポイント

 

もちろん、一般的なクリアファイルと同様に、ページをめくって閲覧することも可能なので検索性も高い。今までの製品のメリットはそのままに、書類を取り出すことなく書き込みできるという利便性がプラスされているのである。

 

そんなカキコシリーズに新たに加わったカキコ ジャバラタイプは、スナップボタンをパチパチとはずして表紙を開くと、前モデルと同じ上下フラップのポケットページが続いている仕様。そのままページをめくっていくことも可能だが、これだとA4書類を見開き2枚、もしくはA3書類1枚を閲覧することしかできない。

↑開く際にはまず、表紙を固定しているスナップボタンをはずす

 

↑ページをめくって綴じた書類が閲覧できる機構は、前モデルと同じ

 

↑上下のフラップに書類を挟んで綴じる方式ももちろん受け継いでいる

 

2枚続きの見開きにするためには、まず表紙に戻って裏側にあるスナップボタンをはずす。表紙と裏表紙が分離したら、そのまま表紙と裏表紙を左右に引き離すように開いていく。すると、先ほどまでジャバラ状に折りたたまれていたポケットページの片面8ページ(16ポケットモデル)、または片面12ページ(24ポケットモデル)が横並びに展開する、という仕組みだ。

↑裏表紙のスナップボタンもはずす。すると……

 

↑「ジャバラタイプ」の名前の通り、折りたたまれていたページがバラバラバラと大きく展開していく

 

中央から畳むと、A4書類が4枚横並び(A3なら2枚)にできる。さらに、ページをめくると新たにまた4枚が見開きで出てくる、という構造だ。A3の大きな図面やチャートを連続して閲覧することもできて、もちろん綴じたままの書き込みも可能。建築や不動産、イベント運営など、「こういうのが欲しかった!」という業種の人もいるのではないだろうか。

↑ジャバラを伸ばしてから中央で折ると、A4書類4ページが一気に横並びで閲覧できる

 

↑さらにページをめくるようにして、新しい4ページを開くこともできる

 

↑A3なら2枚並べての閲覧が可能

 

ちょっと不安要素もあるけど、この機能は唯一無二

ジャバラポケットは裏面にもフラップがついているので、単純に表裏を逆にすれば倍のページが使用できる。裏ページ面に綴じた書類を閲覧するときは、裏表紙側のスナップボタンだけをはずして開くことで、表紙側と同じようにめくっていける。

↑ページ裏面にも書類が綴じられる。こちらは裏表紙側からボタンをはずしてめくっていくことになる

 

↑ちなみに、表紙端にはペンを差し込みやすい切り欠きが。いかにもキングジムらしい細かな気配りだ

 

ただし、ジャバラ展開中は表紙が分離しているため、机や譜面台などの平面に置かないと安定せず、ページが伸びきって大変なことになってしまう。これは構造上、仕方ないところだが運用する上では注意しておくべきだろう。

 

とはいえ、ファイリングした書類にそのまま書き込みができる点には、相変わらず唯一無二の価値がある。そこに加えて、新搭載されたジャバラポケット機能による複数ページ同時の閲覧・ページめくりに、「この機能を待ってた!」と感じるユーザーも多そうだ。ジャバラ無しで気楽に運用したいなら、スナップボタンを片方だけ外して運用すればOK。もしくは、前モデルのカキコと2冊持ちで、上手く使い分ければうんと満足感も高まりそうだ。

 

マグネットでここまで便利になるとは!厚さ15mmのナカバヤシ「neoformマルチペンケース」が社会人向けと断言する理由

ここ数年の内に発売された機能性ペンケース(ペン立てやトレーに変形するなどの機能を持つもの)は、学生を想定して作られているのか、容量が筆記具10本以上という大ぶりなものが多かった。ラインマーカーやカラーペンを大量に携行する学生にはそれが正解なのだろうが、筆記具が数本で事足りる社会人にとっては明らかなオーバースペックと言えるだろう。

 

また、学校と自室が主な作業空間である学生と違って、社会人は外出先などさまざまな場所でペンケースを広げることが想定される。つまり、学生と社会人では、ペンケースに必要とされる容量と機能が全く別物なのである。では、社会人に便利なペンケースはなにか? というと、まずは低容量コンパクト。さらには、さまざまな局面で広げやすい機能も欲しいところだ。

 

ジャストサイズの「こういうのが欲しかった」ペンケース

冒頭で述べたとおり、便利な機能性ペンケースはどうしても大容量になりがち。そんななかで2023年5月に発売されたナカバヤシ「neoformマルチペンケース」は、ペン数本+αぐらいの必要充分容量ながら便利な機能が盛り込まれた、「そうそう、こういうのが欲しかったんだ」的な製品なのである。

ナカバヤシ
neoform マルチペンケース
2200円(税別)
4色展開

 

まずありがたいのが、本体の薄さ。ケース自体のマチ厚が約15mmと、ペンを入れても手帳とさほど変わらない程度の厚みだ。これなら、パンパンに膨らんだ仕事カバンにでも、なんとか隙間に詰め込めるのではないだろうか。

↑横から見た厚み。約15mmなので、カバンの中でも場所をそれほど取らない

 

薄いだけあって、収納力はペンが横一列+定規のような薄物が入っていっぱい、ぐらい。使用感は、ペン5本と定規を入れて少し余裕があるぐらいがジャストの印象だ。縦型ポーチ形状なので、消しゴムやシャー芯といった小物類は、底に沈まないように専用スペースに通しておくと使いやすい。

↑無理に詰め込んで膨らませると使いづらいので、収納はこれぐらいにしておくのがコツだ

 

↑底に沈みそうな小物は、ここに差し込んでおくべし

 

使う場所に合わせてマルチに展開

このペンケースがユニークなのは、あちこちにマグネットが仕込まれている、というところ。まず平置きして使いたい場合は、ジッパーを開けて前面フタ(小物スペースのある側)を折り返す。すると、内蔵されたマグネットでピタリと開けっ放しに固定され、フタが生地の弾力で戻ってくることがないので、常に安定すると言う仕組みだ。

↑赤で示した部分にマグネットが入っており、折った前面フタを押し当てるとピタリと固定可能

 

また、背面フタも折り返しながら真ん中で山折りにすると、これもマグネットでくっつくことで自立する支えとなってペンスタンドに変形完了。平置き時に比べて、底面シルエットが半分ぐらいに減るので、狭い机でもコンパクトに展開できるわけだ。

↑背面フタを真ん中からつまむように折ると……

 

↑ペンの出し入れがしやすいペンスタンド形状にも早変わり

 

自立中に小物スペースを引き出してスマホを乗せると、スマホスタンドにも早変わり。作業しながらビデオ会議に参加したり、休憩中に動画を観たりするときなど、これもわりと「あると嬉しい」系の機能だと思う。

↑小物スペースにスマホを乗せて動画を見たり、Web会議に参加したり。スマホスタンド機能はわりと重宝する

 

コワーキングスペースなどで周囲にパーテーションがある環境なら、このペンケース自体をマグネットで壁面にぺたりと貼ってしまう、という使い方もできる(もちろん金属パーテーション限定だが)。宙に浮かしておけばもちろん最強の省スペース化なので、これもまた便利である。

↑スチール面に貼り付けての吊り下げ使用もOK。耐荷重は約150gとなっている

 

トレー/スタンド/吊り下げ、と3タイプに展開できることで、作業スペースをかなり有効活用できるのは間違いない。そもそもコンパクトだから小回りも効くし。なにより、「ペン数本でいいんだよ」というライトユーザー層向けに作られた機能性ペンケースは、これまでほとんど無かったので、「機能性ペンケース、デカすぎるよ~ッ」とはまってなかった層にとって、今後注目されるジャンルになるかもしれない。

 

持ち替え不要! 押さずに引いて芯を出すシャープペンシル「トプルS」の小粋な工夫とは?

これはあくまでも個人的な感覚なのだが、シャープペンシルにオートマチックはいらないかな、と思っている。筆者は極端に集中力が続かないタチなので、書き物をしているとすぐに「一息入れたいなー」と弱音を吐きがち。そういうとき、シャープの芯を出すノックがいい感じに “一瞬の休憩” になるというわけ。対してオートマチックだと、芯が1本なくなるまで休憩タイミングが来ない。これだと集中力を欠いたままダラダラと書き続けることになるので、メリハリが付かなくて、あまりよろしくないのだ。

 

なので、ひとまず「シャープにノックは欲しい派」なのだが……軸後端のノックノブを押すとき、イチイチ軸を握り直す手間が発生するのがどうも釈然としない。もうちょっと効率の良いノック方法があってもいいんじゃない? とも思うのだ。

 

先端引っ張りノックのユニークなシャープペンシル

過去には、軸側面にノックボタンを付けたサイドノック式や、軸を中程から少し折り曲げるボディノック式など、いろいろなノック方式のシャープが存在した。ただ、機構的にトラブルが起きやすかったり、コストが高い割にあまり売れなかったり……などの問題から、現在ではそのほとんどが廃番となっているのである。そんななかで、久々に登場した“変態ノック機構”のシャープとして注目されているのが、サンスター文具の「トプルS」だ。

サンスター文具
トッププルシャープ topull S(トプルS)
各360円(税別)
8色展開

 

トプルSは、見た目からしてなかなかにユニークだ。先端の金属製の口金(?)・プラの細い軸・軸、と三段で構成されたペン先が目に付くが、他にも前軸の不思議な分割や、それ以外にはほとんど凹凸のないデザインなども気になるところ。もちろん、後端にノックノブなんか存在しない。そして、肝心のノック機構に直接関係してくるのが、三段のペン先と前軸分割である。

↑この筆記状態からほとんど握り直さずにノック(芯出し)ができるのがポイントだ

 

↑3段のペン先と、パーツがS字に噛み合ったような分割線がとにかく目立つ

 

ノックする際には、まず先端の細軸・軸の段差に人差し指と中指をかける。指をかけるときは、第一関節に近いあたりをひっかけるようにすると、やりやすいだろう。あとはそのまま手を握り込むようにして引き込むと、前軸の分割線のところから押し込まれて、カチッとノックされるという仕組みだ。これがサンスター文具独自の、先端を引き込んでノックする「トッププル機構」である。

↑ペン先の段差に人差し指と中指をかけてグッと引くと、カチッとノックされて芯が出る

 

 

ノックする際に軸を持ち替える手間はほとんどないため、効率の点ではかなり良さそう。筆記体勢のまま1ノックして、また筆記に戻るまでの所要時間は確実に1秒以下。かなりスピーディーにノックできるし、すぐさま筆記に戻りやすい。

 

ただし、ノック感がかなり重めなので、それを指先で操作するのはちょっとしんどいかな? と感じられた。さらに、段差が小さすぎて指の引っかかりが悪く、それをフォローするために、より指の力が必要になる。結果として、何度かノックしていると指がダルくなってしまうのだ。これに関しては、ある程度は慣れによって気にならなくなる……ような気はするが、できれば購入前にいちどノック感を試したほうが良いと思う。

 

意外な構造でコストダウンを図っている?

実際に試してみて感じたのは、まず先端視界の良さだ。トッププル機構のため、軸先に段差がついて細くなっている分、通常のコーンタイプの口金よりもペン先周辺が見やすい。重心は高めだが、トッププル用の分割線に指が掛からないようにすると、自動的に軸のやや上めを握る姿勢になるので、さほど気にならなかった。

↑先端が細く絞られているので、ペン先周囲の視界は良好だ

 

ちなみに芯の補充は、細軸をつまんでひねって軸から分離し、シャープリフィルを抜き出して行う。リフィル自体がかなり細いので、芯は2〜3本でいっぱい。誤動作防止のためには、入れておく芯は無理せず2本で止めておくのが良さそうだ。

↑芯は軸からリフィルを抜き出して補充する

 

ところでこのリフィル、なにか既視感がある。もしかして、多機能ペンで使われている汎用品のシャープユニットをそのまま転用しているのではないか、と思われる。おそらくは生産コストを下げるための試みなのだろうが、わりと思い切った作りである。

 

他にないユニークなノック機構でありつつ300円台という低価格を実現するには、こういう工夫が必要なのだろう。さまざまな面で非常にチャレンジブルなシャープペンシルといった印象なので、文房具好きならひとまず試しておく価値はあると思う。

 

カドまで塗れる“液体のり”と癒される“スティックのり”!? テープのりとは別次元で快適さ極まるのり2選

筆者は以前から「のりと言えばテープのり」と主張してはばからない、強固な“テープのり推進派”である。とはいえ、液体のりやスティックのりをないがしろにしているつもりはない。それぞれ便利なのは否定できないし、なにより、数は少ないとは言えキチンと新製品が出続けているジャンルなのだ。

 

ということで、2023年になって発売された最新の液体のりとスティックのりを紹介しようと思う。それぞれ、自らの特性をより活かすためのバージョンアップだったり、「そこを突いてきたか……」という意外性があったりと、見逃せない進化をしていたのだ。

 

カドにピタッと合う爽快な「液体のり」

まず紹介するのは、液体のり。一般的に液体のりのメリットといえば、接着力の強さが挙げられる。乾燥して実用強度が出るまでに時間がかかるが、逆に一度乾いてしまえば、紙同士であればほぼ剥がれることはない。その接着強度をより引き出すためには、貼り合わせ面積をより広く取る必要がある。ところが、従来の丸いスポンジ塗り口だと、紙のカドまできれいに塗ることが難しかったりするのだ。

 

その塗り口を、丸から四角にすることでカド塗りをしやすくしたのが、コクヨの「GLOO 液体のり」である。そもそも「GLOO」は2019年から発売された新しい接着用品ブランドであり、同様に断面が四角くて塗りやすいスティックのりなどがラインアップされていた。基本的に四角い紙につかうものなのだから、のりも四角いほうが正解に決まってる。そこへ新たに液体のりにも四角い塗り口が追加された、という流れなのだ。

コクヨ
GLOO(グルー) 液体のり
シワなくキレイ
しっかり貼る
各200円(税別)

 

キャップを開けると出てくる四角いスポンジ塗り口は、キャップ面積の1/4ぐらいのコンパクトなもの。一見すると、思ったより小さいな? という印象だ。これで広い面積を塗っていくのは手間がかかりそうだが、帳簿に貼るレシートなどにチョチョッと塗るぐらいの作業にはジャストフィットしそう。なにより、やはりカド合わせてビシッと塗れるのは、シンプルに気持ちよい。

↑GLOO最大の特徴が、この四角い塗り口

 

こういった貼りモノはだいたいカドから剥がれてくるから、どこよりもカドをきっちり貼っておく必要がある。つまりその点で、四角い塗り口の液体のりは、必然性が高いというわけ。

↑外にはみ出すことなく、紙のカドぎりぎりまで攻められるのが使いやすい

 

キャップも“四角”にこだわる!

ちなみに、コクヨは2021年に子ども用の「カクノリ」で四角い塗り口の液体のりを初製品化していたのだが、キャップは円筒形であった。なぜなら、四角いと隙間ができやすく、密閉しづらいのだという。内部のドライアップを防ぐためには、円筒形にせざるを得なかったというわけだ。対して、GLOO 液体のりは、キャップも四角柱型となっている。これは、厚みのある四角柱キャップの内側を円筒形にして、さらに円形の内キャップをつけるという工夫により実現したものだ。

↑2年前に子ども用として発売された「カクノリ」(左)と並べると、キャップ周りが大幅にスッキリしているのが分かる

 

↑キャップ外側は四角いが、中は丸く抜かれている。黄色い部分が二重の内キャップにもなっており、これなら隙間もできにくく乾燥しにくい

 

ラインナップは「しっかり貼る」と「シワなくキレイ」の2タイプ。のり自体の性能は何かスペシャルな要素があるわけではなく、液体のりとして普通にちゃんとしてるなー、という感じ。つまり、この製品に関しては、四角い塗り口の使いやすさがとにかく便利! というのがポイントというわけだ。

↑「シワなくキレイ」タイプは、レシートなどシワになりやすい紙もピシッと貼れて気持ち良い

 

最新の香り付き「スティックのり」は超ナチュラル・フレーバー

続いて紹介するのはスティックのり。とはいえ、正直なところ、スティックのりは「接着力が弱い」「乾燥が早いとは言え速乾ではない」など、性能面で、液体のり・テープのりに対してやや弱めの立ち位置にある。この物理的な能力差を覆すのは、相当に難しい。というか、たぶん現時点では無理だと思う。

 

そこで改めて「スティックのりを使いたくなる要素ってなんだろう?」と考えた上で、のりそのものの能力ではなく、気分的なサムシングで勝負をかけてきたのが、プラス「香りプリット」である。キャップを開けた時点で、香りがふわりと漂い出す。そして、紙に塗っているとまたふわり。香りを楽しみながら、いい気分で作業ができるというアイテムだ。

プラス
Pritt 香りプリット
各140円(税別)
3種展開(左から、ユリ、バラ、オレンジピール)

 

特に「バラ」は強すぎない心地よいチューニングになっており、あの甘ったるい香りが苦手という人(男性に多いかも?)でもついウットリするクオリティだ。ちなみに、筆者は柑橘系の香りが好きなので、「オレンジピール」がお気に入り。スッキリとした香りによって、作業で疲れた脳や気分をリフレッシュしてくれる。

↑キャップを取るとふんわりと漂うナチュラルな香り。これなら作業中にもリラックスできそうだ

 

香りスティックのり自体は古くからある製品だが、やはり最新の製品は香料の品質が進化しているのか、 “いかにもな香料くささ” が薄く、その香りもかなりナチュラルな印象だった。「香りのり、ってこんなに進化してるのか」と改めて驚かされたほどである。

↑塗ったあとは紙にもしばらくほのかに香りが残る感じ。もちろん乾く頃には消えるので、TPOを気にせず使いやすい

 

もちろん、のりとしての性能は従来と変わらないのだけど……手元からいい香りが立ち上ってくることで、いつもよりもちょっと気分良く作業ができるのは間違いない。特に、昼過ぎでぼんやりするような時間帯などは、香りによるリフレッシュが効率アップにつながるかもしれないし。「香りが付いただけじゃん」なんて思わずに、ぜひ一度試してみてほしい。

 

まるで洗濯バサミに付箋が付いた? カンミ堂「ミニクリップココフセン」が作業効率化に地味に役立つ!

ずいぶんと昔の話だが、新社会人の頃に先輩から「紙資料をチェックするときは必ず付箋を使うように」と、教えられた記憶がある。注意点の書き込みや訂正を入れたページにペタペタと貼っていくだけで、後から見返す際の効率がずいぶんと違ってくるし、全体的なチェック量のボリュームを可視化できるので、作業の進行度を掴みやすいからだ。

 

ここで意外と重要なのが「付箋をどこに置いて作業するのか」と、いうこと。紙面に目を走らせては付箋を貼る、という単純作業の繰り返しになりがちなので、できるだけ紙面から近い場所に付箋が配置しておくと作業しやすいのである。さらに言えば、紙資料に付箋を合体させてしまえたら最高というわけ。

 

ガバッと挟んで付箋を一体化

まさにその用途で使いやすいと感じたのが、カンミ堂から11月に発売された「ミニクリップ ココフセン」だ。プラスチック製ピンチクリップのボディにスリムサイズの付箋2色がセットされたもので、このクリップで書類束や書籍に挟んでセットすれば、簡単に紙面と付箋が一体化できる、という仕組みだ。

カンミ堂
ミニクリップ ココフセン
440円(税別)
4色展開

 

そもそもカンミ堂には、マネークリップっぽい薄型の金属クリップに付箋をセットした「クリップ ココフセン」という製品があり、筆者も書類チェックや資料の読み込み時には欠かせないアイテムとして重宝してきた。今回の紹介するミニクリップ ココフセンは、その派生系というか、より運用の幅を広くしたような製品という印象である。

 

使うときは、本体を書類や書籍のページへ洗濯ばさみのようには挟みつければ準備OK。あとは、ケースから出ている付箋の端をつまんで引き出すだけ。1枚取り出すと自動で次の1枚が顔を出すポップアップ方式なので、モタつかずに次々と引き出せて使いやすい。

↑洗濯ばさみのようにクワッと開いて挟み込むと……

 

↑付箋を貼りたい書類や書籍と合体完了

 

コンパクトなミニS付箋なので、大量に貼り付けても場所が埋まりにくいのもありがたい。また、薄いフィルム素材で、貼った書籍や書類全体が分厚くなりにくいのもポイントだ。一般的な紙製の25×75mm付箋だと、すぐに貼る場所がなくなるほどミチミチに詰まってしまうし、ぼってりと厚みも出てしまう。マーキングをするなら今のところ、このココフセンシリーズが最適だろう。

↑付箋自体はカンミ堂のお馴染み「ココフセン ミニ(Sサイズ)」。フィルム付箋がケースからポップアップして、1枚ずつ引き出せるのが使いやすい

 

↑付箋を使い切ったら、古いケースをピンチクリップから剥がして、新たな「ココフセン ミニ(Sサイズ)」ケースを貼り付けるだけ

 

洗濯ばさみ方式ならではの “付け外し” しやすさが高評価

先に述べた通り、「ココフセン」+「クリップ」という組み合わせには、金属クリップのクリップココフセンという先行製品(しかもかなりの人気アイテムだ)が存在する。そこになぜ似たような「ココフセン」+「クリップ」であるミニクリップ ココフセンが加わったのか? 端的に言うと、両者は「挟む」という機能は似ていても、運用思想が全然違うのである。

 

クリップココフセンの金属クリップはコピー用紙数枚ほどの厚みに挟み付けるためのもので、逆に言うと、それ以外の場所に装着するのは難しい。なので、例えば手帳や参考書の表紙など “ちょうどいい場所” にいったん取り付けてしまったら、それ以降はあまり付け外しする気になりにくい。

↑薄い金属クリップの「クリップココフセン」。挟める厚さの対応幅が狭いので、基本的には特定の場所に付けっぱなしになりやすい

 

対して、ミニクリップ ココフセンのピンチクリップは、バネで簡単に付け外しができて、挟める厚みの対応幅も広い。最大開口が約20mmあるので、紙束でも書籍でも、カバンのポケットでもお菓子の袋でも、だいたいなんでもパチッと挟むことが可能。つまりクリップココフセンのように、同じ場所に装着しっぱなしでなく「必要な時に必要な場所に装着して付箋を使う」運用に向いているというわけ。

↑洗濯ばさみ方式だから、書籍にガバッと挟むことも可能。とにかく付け外しがラクなのだ

 

もし、書類に挟むと重みで邪魔になると感じるなら、手近なペンケースの端に挟んでおくという方法でもよいのだ。さらに、机の上に付箋を置く場所がないときは、シャツの袖口に挟んで使用するのも便利だ。

↑こんなところにだってセット可能。この自由度の高さが面白い

 

どこにでも、何にでも挟めるというのは、使ってみると思った以上に気楽だし、さらには「どこに挟むとより快適になるか?」を考えてみたくなったりもする。とはいえ、手帳などには「クリップココフセン」の常時装着が便利なのも間違いないので、そのあたりはうまく使い分けて、ぜひ自分なりのベストな作業環境を作り上げていってほしい。

 

クラファンで達成率5400%! コクヨのボールペン「WP」が“いい文房具”と断言できる理由

ふと「いい筆記具が欲しいな」と考えることがあるけれど、具体的に「いい筆記具」とは? と問われると、なかなか難しい。要素として、まず挙げられるのが、高級さだろう。金属軸のボールペンや漆塗の万年筆などを見ると、そのルックスだけでも端的に「いい筆記具」としての印象が強い。値段が高ければ所有欲を満たしてくれ、イイモノを持っている(こだわりがある)という周囲へのアピールもできる。

 

もちろん、性能的に優れていることも「いい筆記具」と呼べる。ここで言う「性能の良さ」とは、書き味の機能性であることが多い。書きやすくて、使うだけで少し字が上手くなった気がするようなものも、「いい筆記具」ならではだ。

 

一方で、筆記具においては価格と性能が必ずしも正比例しない、という問題もある。150円程度で買える、ごく普通のボールペンが、書き味では世界的に高評価を受けるトップクラスのボールペンだったりするから一見して判断しづらいのだ。では、「いい筆記具」を欲したときには何を買うのが正解なのだろうか?

 

そこで今回は、見た目の高級さと性能の良さを兼ね備えた、分かりやすく「すっごくいい筆記具」を紹介しようと思う。

 

コクヨから高級筆記具が登場

コクヨの「WP」(Writing Products)シリーズは、クラウドファンディング発の筆記用具だ。この夏、ペンジャンルとしては異例の達成率5400%超えを達成し、その好評を受けて10月から一般販売がスタート。実店舗販売は、東京・神戸各1店舗のみ(2023年10月時点)で、今後は徐々に取扱店舗を拡大していく。

コクヨ
WPシリーズ
WP-F200 ローラーボール(上)
WP-F100 ファインライター(下)

各4000円(税別)
各2色展開

 

同シリーズには「WP-F100 ファインライター」と「WP-F200 ローラーボール」の2種類がラインナップされており、それぞれ軸色が銀/黒の2色展開(インク色はどちらもブルーブラックのみ)となっている。キャップと軸はアルミ削り出しで、さらにブラスト加工を施したアルマイト仕上げ。シンプルながらしっとりとした品の良さがあって、4000円+税という価格以上の高級感と見栄えの良さがあると思う。

 

↑三角錐の角を削り込んだ、矢じりのような口金が特徴的

 

↑筆記時はキャップを後軸に装着したくなるが、重量バランス的にはキャップ無しが正解かも

 

キャップをはずすと、三角錐の口金と、そこから連続する丸みを帯びた三角柱の透明グリップが現れる。グリップ自体はツルツルとすべりやすいが、指の置き場がはっきりしている分だけ安定感があり、ゆったりと落ち着いて筆記をするには悪くない。グリップ下はリフィルが透けており、ファインライター(三角のパターン)、ローラーボール(四角のパターン)が識別できるようになっている。

↑ファインライターとローラーボールは透明グリップから見えるパターンで識別可能

 

細かいところだが、中央の黒いリングは実はグリップと一体の透明パーツ。キャップと後軸に挟まれて光が通らなくなることで、ツヤのある黒に見えるのだ。わざわざ別体のパーツを使わずにデザイン上のアクセントを生む面白い作りは、特に知らなくても問題はないが、気付いているとちょっと嬉しいポイントと言えるだろう。

↑軸に表情を加えていた中央の黒いリングが実は透明パーツだった、と気付いたときは地味に驚いた

 

書き味も上質で、文句なく “いい筆記具”

ファインライターは、細かな溝が刻まれた砲弾型の樹脂チップを使用。毛細管効果により染み通ったインクで筆記するという仕組みだ。筆線の雰囲気はサインペンに近いが、チップがなめらか、かつインクの流量がたっぷりしているため、書き味がとにかく軽い。筆圧をかけることなくサラーッと線が引ける気持ちよさは、他ではなかなか味わえないものだ。それでいて、ゆったり書けば筆先のコントロールも良く利くので、悪筆の人でも落ち着いて書けば、いつもより読みやすい字が書けそう。

↑細かな溝を通ってインクがたっぷり染み出してくるので、書き味はとてもサラサラ

 

また、筆圧の強さによって線幅の細太が自在にコントロールできるので、脳内でイメージしていた通りの線が引きやすい、というのも大きなポイント。書き味の軽さとコントロール性、描線の自由度の高さなど、ハマり要素が多いので、一度手に馴染むと手放せなくなる可能性は高そうだ。

↑個人的にも「今年ナンバーワンかも!?」思うほどに気に入った、気持ちの良い書き味

 

↑軸内部のバネでリフィルを支える構造もあり、筆圧のコントロールがしやすく、文字にしっかりメリハリがつけられる

 

ローラーボールも、粘性の低いシャバシャバとした水性インク+高フローの組み合わせによって、書き味が非常に軽くなっている。加えて、ペン先が紙に触れているだけでインクが出る(インクスキップが発生しない)というローラーボールの特性もあって、こちらは聞き書きメモのようにダーッと書き続けるような使い方にマッチしやすいように感じた。

↑ローラーボールは、長時間書き続けたいと感じさせる、颯爽とした書き味が特徴的

 

試した感じは、とにかくどちらもサラサラ感を重視しており、さらにそれを楽しめるように味付けされているな、という印象を強く受けた。単に書き味がサラッとしているだけでは今さらだが、チップの工夫でコントロールしやすく作るなどの技巧をこらした結果、ずっと書き続けていても飽きにくいペンが生まれたと言えよう。

 

見た目の高級感も見ての通りなので、これは万人にとって間違いなく「いい筆記具」と言って良さそうだ。筆記具に関心の薄い人でも、使えばすぐに「あっ、なんか違うな?」と感じ取れるはずなので、この年末にかけてプレゼントにすれば「イイモノ分かってんじゃん」と、家族や友人からの見る目が変わるかも。

 

3タイプ36種類を発売! 簡単にオシャレな手帳デコやメモが楽しめる「マステ 水性ペンで書けるマスキングテープ」

マークスは、「マステ 水性ペンで書けるマスキングテープ」2巻セット、フレーク、シートの3タイプを発売しました。

 

マステ 水性ペンで書けるマスキングテープシリーズは、独自の開発技術により、テープ表面に筆記性を高める加工を施し、水性ペンをはじめ、フリクションや蛍光ペン、ゲルインクボールペンなどで文字を書き込むことができます。

 

今回発売する製品は、手帳デコやライフログ用のほか、ラベルや付せん、メモの代わりとしても活躍する新形状のシリーズです。持ち運びしやすい「ミシン目入り2巻セット」、多くの文字を書き込める「フレークタイプ」、使う用途や好みの太さで自由にアレンジができる「ミシン目入りシートタイプ」の全3タイプ、36種類です。

 

「水性ペンで書けるマスキングテープ・ミシン目入り・スリム・2巻」は、ノートや手帳のデコレーションなどに最適で「水性ペンで書けるマスキングテープ 3巻セット」でも定番の太さだった21mm幅と、文字を多く書き込んだり、ページの背景デコにも使用できる45mm幅の2巻セット。直径は15mmのスリムな形状で持ち運びにも便利です。

 

4種のパターン柄は、それぞれの柄ごとに色のテーマが異なっています。「方眼」は蛍光カラー、「ドット」はパステルカラー、「チェック」はくすみカラー、「ライン」は青みがかったカラーで展開、セットの2巻が同じカラーリングの組み合わせとなっているので、一緒に使うことで統一感のあるページ作りもできます。価格は660円です(税込)。

 

「水性ペンで書けるマスキングテープ・フレーク」は、大きめサイズで文字が書き込みやすいフレークタイプのマスキングテープ。広々としたスペースで、貼るだけでページのアクセントになるデザインの「方眼」、「フレーム」、「パターン」と、罫線やToDoなど日々のログにちょっとしたヒントとなるフォーマットデザインの「コンテンツ」の全4種を展開しています。

 

それぞれ3~5柄入りで、異なるデザインが入っているので、その日の気分によっていろいろなデコを楽しめます。ほかにもちょっとしたメッセージを添えたり、色紙作りにも活用できます。価格は715円(税込)。

 

「水性ペンで書けるマスキングテープ・ミシン目入り・シート」は、シート1枚に15mm幅ごとのマイクロミシン目が入ったシートタイプのマスキングテープ。それぞれ使いやすい3柄のシートがメモ帳のように束になっており、様々な柄をコンパクトに持つことも、必要な分だけをちぎって持ち運ぶこともできます。

 

はさみやカッターがなくても、ミシン目に沿ってちぎるだけで、簡単に切り離せます。細めに切ってファイルのインデックスやコンセントなどのラベリングに使ったり、太めに切ってメモや手帳デコに使ったり、スペースや用途にあわせて、自由な使い方ができます。価格は880円(税込)です。

話題の静音ボールペン「mute-on(ミュートン)」の音だけじゃない独自ギミックを検証

近年、筆記具業界で注目されている機能のひとつが「静音化」である。大まかに言えば「ノック音をいかに静かにするか」という技術で、ぺんてる「Calm」シリーズやパイロット「フリクションボールノックゾーン」に搭載され、話題となっている。

 

例えば試験で集中しているときなど、周囲で延々と「カチカチ」されたらイライラとしてしまうだろう。自分はそういった “音ハラスメント” をしないよう、ちゃんと気をつけて静音仕様のペンを使いましょう、というのが、昨今の静音ペンの流れのようだ。

 

トップクラスの静音性能をもつボールペン

そんななか、2023年4月、音ハラ対策の静音仕様ペンとして発売されたのがサンスター文具の「mute-on」(ミュートン)である。全8色(インクは黒のみ)の軸色名が、「夜更かしの猫」「浜辺の小瓶」のように、ちょっとした物語を感じさせるネーミングになっているところがポイントだ。個人的には、この手の色名にかなり気恥ずかしさを感じてしまうのだが……これは多分、筆者がメーカーの想定するターゲットユーザー層ではないからだろう。

サンスター文具
mute-on(ミュートン)
240円(税別)
8色展開

 

↑全8色の軸色にはそれぞれポエミーな名前が付けられている

 

さて、肝心の静音性に関してだが、昨今の静音仕様ペンの中ではまずトップクラスの静かさと言って間違いなさそう。ノック音そのものは、生活音の中に紛れてしまうとほぼ聞こえなくなるレベルで、これをうるさいと感じる人はまずいないはず。それぐらいに静かだ。

 

↑一般的なノックと比べて20db以上小さい音なので、静かな場所で耳を澄まさない限り音が気になることはなさそうだ

 

ノックに関してはもうひとつ、静音性に加えて「ノック解除忘れ防止」の機能も搭載されている。三角軸から浮きあがるように配置されていたクリップが、ノックノブを押し込むのに連動して、軸へ沈み込むように動くのである。つまり、この動作によってクリップが効かなくなるので、うっかりペン先を出したままシャツの胸ポケットや手帳に挿そうとしても気付くでしょ? というギミックなのだ。

 

このクリップの動きが妙にかわいいので、ついつい用もないのに繰り返しノックしてしまう人は出てきそうだ。(音ハラの心配が少ないので、その点も安心だ)

↑ノックに連動して動く「ノック解除忘れ防止」クリップ

 

リフィルは専用の0.5mmゲルインクを搭載。最近のサンスター文具ではお馴染みとなりつつある “たっぷりインクフロー” で、サラサラと気持ちの良い書き味が楽しめる。この手のつゆだく系がお好きな方であれば、かなりハマるのではないだろうか。

↑ペン先近くまであるエラストマーグリップ+三角軸のおかげで、どこを握ってもかなり安定感がある

 

↑良好なインクフローでかなり爽快感のある書き味となっている

 

LAMYと似ているようで違う。独自のノック機構に注目

実は筆者がこの「mute-on」を最初に見たときに感じたのが「あれ、これLAMY(ラミー)のnoto(ノト)では?」ということ。LAMYの「noto」といえば、世界的な工業デザイナーである深澤直人氏が手がけたボールペンで、ハートカムと呼ばれる特殊な機構で静音ノックを実現した逸品である。なめらかな三角形の軸と、長楕円のノックノブ、軸に切り込むようなクリップも特徴的だ。これらの要素だけで見ると、やはりこの2つ、近いような気もする。

↑LAMY「noto」(左)との比較。ノックノブや三角軸などの要素を抜き出せば似ているんだけど、並べてみると印象はわりと違う

 

さらに、ノックに連動したクリップの上下動も、同じくLAMYの「swift」に搭載されているギミック。これはさすがに、LAMYを意識していない、ということはないはずだ。ただし、当然ながら「mute-on」のノックはサンスター文具の独自機構(ハートカムではない)だし、デザインも突き詰めていけば別物。なので、捉え方としては「LAMYをリスペクトして進化させた」ということでいいんじゃないだろうか。

↑サンスター文具独自の静音ノック機構。写真中央のオレンジ色パーツが透明カバーに掘られた溝を動くことでノックを行うようだ

 

なにより、静音ノックにノック解除忘れ防止、爽快感のあるリフィル、握りやすいグリップなどなど、これだけあれこれ詰め込んで税別240円という価格はかなり衝撃的。これは買い逃すともったいない級のペンなので、見つけたらまずは即ゲットして、あれこれ試してみるのが正解だと思う。

 

筆者はまず、色名の気恥ずかしさだけは乗り越える必要があるけども。

 

ハンズフリーの快適さよ…挟むだけで効率化する「クリップ型ブックストッパー」2種を使い比べ

以前よりはだいぶ減ったとはいえ、本など紙の資料を見ながら仕事を進めるという機会は、いまだにゼロではないだろう。そういうときに、なによりも面倒くさいのがページの固定である。本やカタログを開いた状態でギュッと圧をかけて押さえ付けたり、重しを乗せてみたりしても、いつの間にかページが戻っていたりする。しかも、借り物や大事な本だったりすると手荒な真似もしづらい。

 

そこで今回試してみようと思ったのが、一般的に “ブックストッパー” と呼ばれる、ページを挟んで固定するクリップ型のページ保持具だ。偶然にも同時期に新製品が2つ登場していたので、両方を試してみた。

 

1.本の上に “ウかんむり” でページを固定

まず1つ目が、サンスター文具から発売されている「ウカンムリクリップ」だ。ちょっと不思議な製品名だけど、実物を見れば「ああ、なるほど」と思える。クリップの形状が、まさに漢字の部首の “ウかんむり” の形をしているのだ。

サンスター文具
ウカンムリクリップ
各600円(税別)
6色展開

 

使い方は、つまみ部分を持ってグッと開いてから、開いておきたいページの上部中央に挟みつけるだけ。これでページを固定するというわけだ。単にそれだけなら、大きめな目玉クリップか洗濯ばさみでも似たようなことができるのだろうが……実はこのユニークなウかんむり形状が、他にはない便利さに効いてくるのである。

↑先端が二叉になった大きめの洗濯ばさみのような形状。つまみ部分が反った形状で、少しの力でも大きく開口する

 

「ウカンムリクリップ」は、中央を空けて左右の端に挟み口があるので、本の背表紙を避けて挟むことができる。これならハードカバーでも背が邪魔にならず、スムーズにセット可能だ。加えて本のノド(中央にあるページの綴じ部)を押さえ付けない構造なので、開きグセが付きにくいというメリットもある。個人的には、この開きグセの付きにくさが特にありがたかった。

↑二叉の先端が左右のページを押さえるように挟み着ければ、固定完了

 

実際に試してみた感覚としては、上部から左右の両ページを固定しているため、開いているページがしっかりフラットになって読みやすいように感じられた。ただし、上から固定している=下側がフリーなので、厚い本だとページ下部が少し浮いたようになるケースもある。形状的に仕方がないことなのだが、その点は少し気になるところだ。

↑背の厚みをすり抜けて挟むことで、本に不必要なダメージを与えにくい

 

2.ずっしり重量で挟んだページを固定

ふたつ目に紹介するのが、ソニックの「OMO CLIP(オモクリップ)」。こちらは左右のページを挟む力で固定するのではなく、片側のページに荷重をかけることで開きっぱなし状態をキープする、というもの。

SONic(ソニック)
OMO CLIP
各700円(税別)
2色展開

 

「OMO CLIP」は挟み口がフラットで、普通の目玉クリップなどに近い見た目だ。しかし、クリップ用のバネが巻き付けられた金属軸の部分が、「うおっ!」と驚くほどに太いのである。この軸が錘(おもり)になっており、開いたページの片側端に挟むことで、ずっしりと荷重がかかってページが開きっぱなしになるという仕組みだ。

 

ただし、左右でページの残量が少ない方に着けないと意味がない。そうしないと、逆に本が勢いよく閉じてしまうので、要注意だ。

↑極太の金属軸を含む全体の重さは約105g。見た目よりもかなり重量感がある

 

↑本の端を挟むと、「OMO CLIP」の重みでページが固定される

 

もうひとつ、ページ端だけに重みをかけるという方式だけに、固定中はどうしてもページが山なりになってしまう。そのため、ノド側の文字が読みづらく感じることもあった。

 

一方で、本をめくって読み進めるときには、固定するページを変更しやすいというメリットもあった。例えば、数ページに渡るレシピを見ながら調理するときには、「開いて固定&めくり進めしやすい」このクリップが便利だと思う。

↑挟み口を軽く開いてページを差し替えれば、めくりも簡単

 

↑素材が透明なので、挟み口の下に文字が入り込んでも本文を読むことができる

 

仕事で使うだけでなく、参考書を見ながらノートを作ったり、譜面を開いておいたりという用途にもブックストッパーは欠かせない。見た目にもわりと地味な道具ではあるが、使ってみるとなかなかに便利なので、ここまでの紹介を読んでピンと来た人は、ぜひ導入してみてほしい。

 

コクヨの社員投票で選ばれた、社員おすすめの文房具8点セット! 「福箱2024~コクヨ社員が本気でおすすめする文具~」

コクヨは、同社社員の人気投票で選定したアイテムをセットした「福箱2024~コクヨ社員が本気でおすすめする文具~」の抽選販売の受付を、12月17日までコクヨ公式ステーショナリーオンラインショップで行なっています。

 

福箱2024は、同社社員の人気投票で選定したアイテム8点のセットで、うち1点は「測量野帳」を来年の干支「辰」のモチーフで仕立て直した限定デザインの「干支野帳」です。

 

価格は4000円(税込)で、数量は100セット限定です。当選発表は12月21日。

握って刺して切る! 手間いらずのクツワ「二刀派ハサミ」で段ボール開梱ツールの使い勝手はここまで進化した

「通販などで届いたダンボール箱を開けるなら、専用の開梱ツールを使うべき!」ということは、この連載で繰り返しお伝えしてきた。というのも、手で開けるとダンボールのフチで指を切ってしまうおそれがあるからだ。カッターナイフやハサミをそのまま突き刺す方法も、中の荷物を傷付けたり、本来の使い方ではないために危険だったり、とトラブルの元になる。とはいえ、開梱のためだけに使い慣れない道具を導入するのも面倒……という人もいるだろう。

 

しかし逆に言えば、その抵抗をあまり感じずに導入できる開梱ツールがあれば良いのではないか、とも思うのである。

↑わりとよくやりがちな、ハサミを突き刺しての開梱。実はかなり危ないので、絶対にやらないで欲しい

 

【関連記事】ハサミ・カッターナイフ・開梱ツール レビュー

 

そのままザクッと突き刺せる開梱ハサミ

新しい道具の “不慣れさ” はどこに由来するのか? ということを考えると、「見た目の違和感」「やったことのない動作」の2点が大きそうだ。つまり、見た目と動作に馴染みがあれば、違和感少なく使えるはず。そこで試してみてほしいのが、クツワ「二刀派ハサミ」である。

クツワ
二刀派ハサミ
シルバー 1800円/ブラック(フッ素コート) 1980円(税別)

 

こちらはダンボールの開梱機能を搭載したハサミということだが、いかがだろうか? まず、見た目からは大きな違和感を覚えることもないだろう。実際のところ、一部を除いてはごく普通のハサミなので当然といえば当然なのだが。その “ごく一部” にして、肝心な開梱機能を司っているのが、刃先の部分である。

 

普通のハサミは、交差した刃が先端で揃っている。対して「二刀派ハサミ」は刃先が揃わず、互い違いになっているのが特徴だ。刃先は、下側の刃が上側よりも4mmほど長く伸びている(下画像参照)。これがまさに重要なポイントで、ダンボールを開梱するときには、この長い方の刃先(開梱カッター刃)を梱包テープに突き刺して切り開く、という仕組みなのだ。

↑片方の刃が長く突き出しており、これを開梱カッター刃として使う仕組みだ

 

ハサミを閉じたままの状態で刃を使うことができるので、一般的なハサミでの開梱とは比べものにならないほど安全だ。開梱機能付きのハサミは他にも発売されているが、「開梱用の刃を出すために、まずスイッチを入れてグリップを握る」といった特殊なセーフティ解除動作が必要となっている。その点、「二刀派ハサミ」なら事前操作が必要ないので、ザクッと刺してズバッと切って開けるだけ、と動作そのものにも違和感を感じにくいはずだ。

↑開梱カッター刃の長さはダンボール自体の厚みと変わらないので、突き刺して中身を傷つける心配も少ない

 

ハサミとしても細かな機能がさまざま

「二刀派ハサミ」は、開梱ツールとしてはもちろん、普段使い用のハサミとしての機能も充分なレベルにある。切れ味はかなりのもので、柔らかなフィルムからコピー用紙、硬いPPバンドまで、幅広く対応できる性能を持っているようだ。実際に切ってみた感覚としては、薄手のビニールやフィルムなどの柔らかいものをスパッと切る力はかなり強い。対して、ダンボールやPPバンドなどの硬めな素材だと少々力が必要かな、という印象だった。

↑切るときのコツは、長い方の刃を動刃(下側)にして握ること。刃の長さの食い違いを意識せず、切りミスも出にくいのだ

 

ちなみに刃自体も、直線刃(長い方)とカーブ刃(短い方)の組み合わせとなっている。これは、切る対象を包丁のように引き切る効果があり、せん断力を高めるためだそう。正直なところ、この引き切り効果がどれだけ働いているのかは実感しづらいが、ホームユースとしてはなんの不満も無く「良く切れるハサミ」と言えるだろう。

 

さらに刃の側面には、細かなリベット穴のような加工が一面にずらっと施されている。これはディンプル構造刃と呼ばれるもので、細かなくぼみによってテープなどの粘着材と接する面積を減らすことで、刃に粘着材が付着しづらくする工夫なのだ。フッ素コートほど強力な効果ではないが、長期間使い続けるうちに「ベタベタが溜まってジワジワ切れ味が落ちていくのを防ぐ」という効果は期待できそうだ。

↑刃の内側に施されたディンプル加工により、粘着材が付着しづらくなっている

 

↑廃棄時には樹脂ハンドルと金属部分をカンタンに分別できる構造になっている

 

↑磁力入りの刃先は、ネジやクリップなどを拾い集める際に便利

 

個人的には、刃先の食い違いが作業時に使いづらく感じられるのでは? という点が気になっていたのだが……実際に使ってみると、そこはさほど気にならなかった。開梱ツールとしてもシンプルに使えて安全かつ効率的と、不満はまったくない。値段は他の開梱ツールよりも少々高めではあるが、違和感少なく導入できるのは大きなメリットなので、気になる方はぜひ試してみて欲しい。

 

ペンケースに進化の余地がまだあったのか! ナカバヤシ「スマウス」のPC横を定位置にしたくなるもうひとつの機能

かつては単なる “筆記具を入れて持ち運ぶ箱” に過ぎなかったペンケースだが、近年、その進化が止まらない。例えば、コクヨ「ネオクリッツ」は、自立してスリムなペンスタンドになるという変形機能があり、ノートPCやタブレットを置いて狭くなった作業スペースが有効に使える、と人気となったアイテムだ。類似の機能を持ったペンケースが各社から多数発売されており、今や自立ペンケースは一大ジャンルとして成立しているほどである。

 

とはいえ、デジタル機器に追いやられて省スペース化前提のデザインばかり、というのは少々寂しい気持ちになる。PCに寄り添うことで、別方向の生存戦略として生き残るというのもありではないだろうか?

 

PCに寄り添うことで真価を発揮する機能性ペンケース

2023年10月末にナカバヤシから発売された「スマウス」は、まさにPCとセットで使うのを前提に作られた新しいペンケースだ。見た目には太めの三角柱型セミハードケースなので、一見すると省スペースで使えるようなタイプには思えない。

 

ナカバヤシ
スマウス
2500円(税別)

 

ではデスクのどこに配置すればいいのか? というと、答えはズバリ、PCの真横。なんとこのペンケース、変形してマウスパッドになるという予想外な飛び道具を持っているのである。使う際には、三角柱側面に折りたたまれたタブをパタパタと展開していく。すると、このタブがそのままマウスパッドに早変わり、という仕組みだ。

↑磁石で本体に貼り付いていたタブをめくるように開く

 

パッド面は幅200mm×奥行160mmとコンパクトだが、実際に使ってみたところ、小さめなマウスを使う限りは特に操作しづらいと感じることもなかった。

↑ワンアクションでマウスパッドに変形。コンパクトだが使いやすさは十分だ

 

フリーアドレスのオフィスでは、マウスパッドをセットで持ち運ぶのは面倒くさい。かといって、机の上でダイレクトにマウスを動かすと、机の天板にぶつかってカツカツと硬い音がうるさく感じるし、天板の材質によっては光学/レーザー式マウスがうまく反応しないということもありうる。そういう場合にはやはりマウスパッドは欠かせないので、ペンケースと一体化して持ち運べる点は充分に価値があるといえよう。これによって省スペース化できるわけではないが、置き場所が常にピタッと決まる点はなかなかスマートだ。

 

パッド面はフェルトのようなマットな手触りで、レーザーマウスの反応も良く、手触りもなかなかに気持ち良い。パッドとして敷いている裏面にはエラストマーのすべり止めラインが入っているので、使っている間にズレ動いてイラつくようなこともないはず。

↑ペンケース表側に入っていた2本線のエラストマーがすべり止めになる。ケース底部にも同機能が備わっているので、使用中にズレる心配もない

 

さらに、パッド上部に付いている小さな合皮製のタブを活用すれば、スマホスタンドとして使用することも可能。ビデオ通話やWeb会議、動画閲覧など、PCと合わせて作業する際にこれは便利だ。

↑程よい角度で画面が見やすい、スマホスタンド機能も備わっている

 

ペンケースとしてはちょっと不満も……?

ちなみに、ペンケースから中身を取り出す場合は、三角柱の頂点をパカッと開くだけ。開閉部分は磁石でピタッととまるので、カバンの中などでもパカパカと開くことはない。底面幅は約80mmとかなり大きく、容量も充分以上といった印象。筆記具だけでも20本ぐらいは収納できるので、ペンケースとしての物足りなさは感じないだろう。とはいえ、入れすぎると重量がかさんで、開閉用の磁石が耐えきれず勝手に開いてしまうことはあるかもしれない。実際に使ってみた体感としては、ペン10本前後が程よい量かな、という感じ。小さなガジェットやケーブル類を収納するポーチとして使うのも良さそうだ。

↑開閉は磁石でくっついている三角形の頂点をパカッと割り開く方式

 

↑写真は、ペン7本+シャープ芯+消しゴムを入れた場合。まだかなり余裕があるが、これぐらいの方が開閉しやすく使い勝手は良い感じだった

 

ただし、机に置いたままの状態だとやや開きにくく、また開いたままで固定できない点は、やや使いづらさを感じるかもしれない。このようにペンケースとしての不満点はいくつかあるが、マウスパッド兼用ペンケースという機能は他に類を見ないものだ。マウスパッドとしてはさほど不満もないので、使ってみたら意外と便利! と感じたのも事実。

↑使用中に気付いたテク。マウスパッド端を支点に本体を傾けて口を開くと、中身が見渡せて出し入れもしやすい

 

さすがに万人にオススメとは言い難いが、「ペンケースとマウスパッドが合体したやつ、待ってた!」という人はきっといるはずなので、そんな人にこの記事が届くことを願っている。

 

“薄くて軽い”手帳の紙を使ったノート! なめらかな書き心地が味わえる、マークス「EDiT 手帳用紙を使った方眼ノート」発売

マークスは、手帳&ノートブランド「EDiT(エディット)」より、「手帳用紙を使った方眼ノート・A5/B6」、「手帳用紙を使った小さな方眼ノート・B7・PVCカバー付き」を、12月中旬より発売。マークス公式オンラインストア、MARK’STYLE 麻布台ヒルズでは、先行発売を開始しています。

 

同製品は、同社のオリジナル手帳用紙「NEO AGENDA for EDiT(ネオ・アジェンダ・フォー・エディット)」を、“ノート用紙”として採用しています。NEO AGENDA for EDiTは、ページ数が多い「1日1ページ手帳」のために開発し、“薄さと軽さ”や、インクの色が映える“白さ”を重視し、裏抜けしにくい上質な書き心地が特徴。「320ページ」のページ数ながら、持ち運びしやすい重さとなっています。

 

ノートページの方眼フォーマットは、視界や思考を広げるときに邪魔にならないグレーの5mm方眼を採用。上部と左右に区切りの罫線を入れ、タイトルやページナンバーが書けるので、検索性を向上させることもできます。B7サイズはタテ方向にもヨコ方向にも使うことができ、持ちやすさや書き込む内容によって、使いやすい方を選べます。

 

用紙から製本まで日本製で、180度フラットに開き、書きやすい製本に仕上げています。

 

A5正寸・B6変型・B7変型の全3サイズを用意。昨年発売したB7変型サイズに続き、新たにB6変型・A5正寸サイズが加わりました。例えばA5は思考整理に、持ち運びしやすく適度な大きさのB6は仕事の打ち合わせ用に、B7はひらめきを書き留めたりやタスク管理に使用するなど、用途に合わせて選ぶことができます。手に馴染む触り心地のPU素材にゴム付きのシンプルなルックスで、「ミッドナイトブラック」「ライトラテ」「ロイヤルブルー」など、シックなカラーで展開します。

 

B7変型サイズには、“PVCカバー付きタイプ”も登場。ポップなカラーリングのPVCカバーは、ネオンカラーを含めた全9色の色鮮やかなカラーバリエーションです。スライドジッパー付きのポケット仕様で、名刺や付せんなどの小物を入れることができます。

 

同製品とセット使いにおすすめの「油性ボールペン・極細0.5」も同時発売。PVCカバーのペンホルダーにぴったりフィットするサイズなので、「小さなノートといっしょに持ち歩けるペンがない」「ノートとペンを別々に持つのが面倒だ」といった困りごとを解消します。油性ボールペンはパイロット社製で、水性に近いなめらかな書き心地の「アクロインキ」を使用。PVCカバーのカラーと同じ9色展開で、ノートと合わせてコーディネートを楽しむことができます。

 

価格は、EDiT手帳用紙を使った方眼ノート・A5が3080~3300円(税込)、EDiT手帳用紙を使った方眼ノート・B6が2640~2860円(税込)、EDiT 手帳用紙を使った小さな方眼ノート・B7・PVCカバー付きが1100~1540円 (税込)、手帳用紙を使った小さな方眼ノート・B7・リフィルが660円(税込)、油性ボールペン・極細0.5が495円(税込)。

とじる力を低減し、作業時の疲労感を軽減! プライヤータイプホッチキス「HP-50L」

マックスは、プライヤータイプホッチキス「HP-50L」を12月20日に発売します。本体カラーはローズゴールドで、価格は7800円(税別)です。

 

同製品は、1日の使用回数が多いクリーニング店の洋服へのタグどめや、工場での商品パッケージとじなどの作業負担軽減を目的に開発。整形外科学を専門とする石井壮郎氏により、従来機との人体への負荷の違いの検証にて、負荷が軽くなったと評価されています。

 

とじる力を従来機比30%低減することで、作業時の疲労感や手や腕の痛みを軽減します。ハンドルのどの部分を持っても軽とじが機能するため、手が小さくても使いやすくなっています。

 

ハンドル部分に、手にやさしい感触の、エラストマー素材のソフトグリップを付けることで、冬場に感じる金属製本体の冷たさや夏場の滑りやすさのストレスを軽減します。ソフトグリップは取り外すことも可能です。

 

耐久性を向上させるため、今までプラスチックだった、針の装てん時に操作するプッシャ部分を金属製にして、強度をアップさせています。

荷物を軽量化! ペンを挟める新設計ノート「Penott(ペノット)」がビジネスパーソンにおすすめな理由

ビジネスシーンにおいて手書きをする機会は、いまだにゼロにはなっていないはずだ。例えば、スケジュールの変更を一時的に書き留めたり、思いついたアイデアを説明するのにポンチ絵を描いたり。これらの用途にPCやスマホ、タブレットなどのデジタル端末は意外と使いづらく、シンプルに紙とペンの組み合わせが便利なのである。

 

小さなメモパッドや手帳も良いが、適度なサイズのノートが手元にあればより使いやすいだろう。この場合、ペンはどのように携行すべきだろうか? 文房具に詳しい人なら「ペンホルダー付きのノートカバーを装着する」といった解決策も出るだろう。でも、「とりあえず、ペンのクリップをノートの表紙に差し挟むだけ」など、あまりスマートじゃない手段を選んでしまう人も多いのではないだろうか。

 

ペンをクルッと巻いて持ち歩けるノート

日頃からペンケースを携帯していれば、「ペンをどう持ち歩くか?」という悩みもないだろう。しかし多くの社会人のカバンには、今さら新たにペンケースを詰め込むような隙間は存在しない。そもそも、メモをするだけならノートにペンを1本つけておくだけで十分なのだ。そこで使ってみて欲しいのが、ペンをセットにする機能の付いたノートである。

コクヨ
Penott(ペノット)
スリムA5 680円/スリムB6 630円(税別)
3色展開

 

コクヨの「Penott(ペノット)」は、ほんのちょっとした工夫で、ペンをセットにして携帯しやすくしたノートだ。仕組みは簡単で、表紙を固定しておくためのゴムバンドでペンを巻き込むように取り付けておく、というもの。まず、ノートの小口にペンを乗せてセット。次に、ゴムを裏表紙側から巻き付け、表紙の切り欠きに挟み込む。これでホールド完了だ。

↑まずはペンを小口に乗せる。感覚的には、表紙と裏表紙で挟み込むイメージだ

 

↑裏表紙側から回してきたゴムでペンをクルッと巻いて固定する

 

↑これだけでペンをまとめて携帯できるのは、実は結構便利だと思う

 

ゴムを挟むときは、切り欠き先端のちょっと浮いた部分にゴムを押さえた指ごとすべり込ませるのがコツ。使う前に一度、切り欠きの先端を折り線沿いに軽く折っておくと使いやすい。一度挟み込んでしまえば、ペンがポロ落ちする心配はほぼゼロ。かつ、ペンホルダー(ペンループ)のように「ペンが太すぎて入らない」といったことがないので、好きなペンを自由にセットして使えるのもメリットのひとつである。

↑使う前に切り欠き先端を少し谷折りしておくと、ゴムがかけやすくなる

 

ノートとしての性能ももちろん超優秀

さて、このようにペンをセットで携帯できる機能はもちろん便利なのだが、その代わりにノートとしての性能がイマイチ……というのでは困ったことになる。その点「Penott」は、もともとベースとなっているのがコクヨの定番「ソフトリングノート」なので安心だ。リングもぷにぷにの樹脂リングで、手が乗っても痛くない。ノートとしての使いやすさはお墨付きと言えるだろう。

↑罫線は5mm方眼で、用紙70枚。たっぷりページでがっつり使い込めるノートという印象だ

 

↑リングはお馴染みの “手が乗り上げても痛くない” 樹脂製ソフトリング。一度この柔らかな手触りに慣れてしまうと、もうワイヤーリングには戻れなくなる

 

サイズはA5・B6ともに幅が約20mmの短いスリム版なので、手持ちで携帯しやすい。特にスリムB6は程よいコンパクトさで、大きめハンドメモとしても運用できそうだ。また、裏表紙はソフトリングノートシリーズ最厚とのことで、テーブルのないところなどで手持ち書きをしても安定感がある。

↑一般的なA5ノート(左)との比較。見た目はさほど違わないが、実際に手に持ってみると20mmの差はかなり大きい

 

↑裏表紙は550g/m2という極厚紙で、下敷きとしても充分な強度がある

 

あえて気になる部分を挙げるとしたら、ゴムバンドを裏表紙に留めるための金具の厚みがわずかに主張してくるところ。右ページ右端側にわずかに凹凸が出てしまい、ノートの終盤には若干の書きづらさを感じた。とはいえ、裏表紙と中紙の間に厚紙が一枚挟まれており、これがクッションとして機能するため、文字がガタつくほどではないのだが。少しの凹凸でも気になるタイプの方は、購入前に実物を触って確認してみたほうがいいだろう。

↑裏表紙の金具と中紙の間に追加された厚紙が、それなりに金具の膨らみを打ち消してくれる。とはいえこれでも手当たりや書き心地が気になる人はいるかも?

 

ただ、どんなペンでもスパッと合わせて携帯できる機能は、従来のノートにはない大きなポイント。そもそもノートとしての性能が端的に高いので、ペンがセットにできるというオマケがかなりお得! という感じだ。特に仕事で “頻繁にメモなどの書き物が発生する” という人には、かなりメリットが出るのではないだろうか。

 

「LAMY」スマートペンが発売2周年を記念したアニバーサリー特別価格に! Amazonブラックフライデーセールで実施

NeoLABは、グローバルローンチしたドイツLAMY社の公式スマートペン「LAMY safari all black ncode」の発売から2周年を迎えることをを記念して、11月24日~12月1日まで、Amazonブラックフライデーセールにてセールを開催します。

 

同製品は、アナログな「ノート」と、「デジタルノートブック」を繋ぐツールとして、ロングセラーモデルLAMY safariから、そのデザインを兼ね備えたままスマート文具として誕生。LAMYブランドのsafariシリーズ、all blackカラーとNeo smartpenの技術Ncodeが名前に刻まれています。

 

ブラックフライデーセールでは、2周年を記念したアニバーサリー特別価格での提供となります。

「ジェットストリーム」にカリモク家具コラボ多機能ペンが新登場! 家具の端材をグリップに再生利用した「JETSTREAM × karimoku 4&1」

三菱鉛筆は、油性ボールペン「ジェットストリーム」シリーズから、カリモク家具とコラボレーションした多機能ペン「JETSTREAM × karimoku 4&1」を11月28日に新発売します。価格は3000円(税別)で、軸色はサンセットオレンジとスチールブルーの全2色。

 

今回発売するのは、国内生産の木製家具メーカーのカリモク家具とコラボレーションし、「暮らしに、木の温もりと彩りを。自分らしさを飾る、道具選びを。」をコンセプトとした、木製家具の製造工程で生まれる木の端材をグリップに再生利用した多機能ペン。

 

木製家具製造の過程で生まれた端材の中から、サンセットオレンジにはナラ材、スチールブルーにはウォールナット材をグリップとして採用。家具と同様のウレタン塗装を施し、手に優しくなじむ仕上がりとなっています。木目や色合いに天然木ならではの違いがあり、それぞれの個性が楽しむことができ、端材と端材との継ぎ目が模様として現れるグリップもあります。グリップの側面には、「karimoku」ロゴを刻印し、カリモク家具とのコラボレーションを象徴しています。

 

カリモク家具のラインナップなどから着想を得た、深みのあるトーンのカラーを取り入れ、トレンドを感じながらも日常的に使えるデザインに仕上げています。カラー塗装部分には、ファブリック家具のように、しっとりと柔らかな手触りが印象的なソフトフィール調の塗装を採用。

 

パッケージには、本体と色を合わせたデザインが印象的な、古紙を再生利用した紙製パッケージを採用しています。

 

ボールペン4色とシャープが1本に搭載されている多機能ペンで、日常的に使いやすく、ノートや手帳、書類、資料への色分けしての書き込みに最適です。ボールペンのインク色は黒、赤、青、緑。

出社+リモートワークの「ハイブリッドワーク」をサポート! キングジム「EMILy」第3弾は、様々な場所で働く現代人に寄り添う3製品

キングジムは、ライフスタイルグッズ「EMILy(エミリー)」シリーズの新ラインナップ「横長ノート」「ふせん」「ワークポーチ」を、12月8日に発売します

 

今回発売となる3製品は、シリーズ第3弾として、昨今の働き方に合わせ、出社とテレワークのハイブリットワークに役立つ機能を詰め込んだアイテム。カラーは差し色となるオレンジやペールグリーンのほか、ネイビーやシロなどの落ち着いたカラーを追加し、より使いやすくトレンドをおさえたデザインへリニューアルしています。

 

横長ノートは、PCの前に開いて置けるスマートサイズのノートです。フラットに開ける製本で、PC前に置いてもタイピングの妨げになりにくい構造です。

 

フォーマットには横に4分割、上下に2分割できるガイドがついており、週間スケジュールやTODOリストなども簡単に作成しやすくなっています。

 

軽くて薄いので、案件ごとにノートを分けてもかさばらずに持ち運べます。不要となったページは中央のミシン目で切り取ることができ、必要なページのみを残すことができます。

 

価格は680円(税別)。カラーはオレンジ、ペールグリーン、ブルーグレー、チャイロ、ネイビー、シロの6色展開で、用途や案件ごとにカラーを使い分けることもできます。

 

ふせんは、効率的な仕事をサポートする便利なフォーマットを1冊に詰め込んでいます。台紙は2way仕様で、デスクにスタンドさせたり、持ち運ぶ際にカバーにしたりすることができます。

 

フォーマットは、インデックスや仕事メモなど、幅広い用途で使いやすい「Assort(アソート)」、タスク管理や一言メモなど、仕事の効率化に役立つ「Memo(メモ)」、タイムスケジュールとタスクの管理が合わせてできる「Schedule(スケジュール)」の3種類で、仕事のスタイルに合わせて選べます。カラーは各2色展開です。

 

価格はいずれも630円(税別)。

 

ワークポーチは、ノートや名刺など、仕事ツールを仕分けて持ち運べるショルダー付きのポーチです。軽量で、イベントや立ち仕事などのビジネスシーンをサポートします。ショルダー紐を背面ポケットにしまえるので、バッグに収納してもかさばりません。

 

サイズ展開はA6サイズ、A5サイズの2種類で、カラーはオフィスカジュアルにも馴染みやすいオレンジ、ペールグリーン、ネイビー、シロの4色展開です。 

 

価格はA6サイズが2700円(税別)、A5サイズが2900円(税別)。

↑A6サイズ

 

↑A5サイズ

出社+リモートワークの「ハイブリッドワーク」をサポート! キングジム「EMILy」第3弾は、様々な場所で働く現代人に寄り添う3製品

キングジムは、ライフスタイルグッズ「EMILy(エミリー)」シリーズの新ラインナップ「横長ノート」「ふせん」「ワークポーチ」を、12月8日に発売します

 

今回発売となる3製品は、シリーズ第3弾として、昨今の働き方に合わせ、出社とテレワークのハイブリットワークに役立つ機能を詰め込んだアイテム。カラーは差し色となるオレンジやペールグリーンのほか、ネイビーやシロなどの落ち着いたカラーを追加し、より使いやすくトレンドをおさえたデザインへリニューアルしています。

 

横長ノートは、PCの前に開いて置けるスマートサイズのノートです。フラットに開ける製本で、PC前に置いてもタイピングの妨げになりにくい構造です。

 

フォーマットには横に4分割、上下に2分割できるガイドがついており、週間スケジュールやTODOリストなども簡単に作成しやすくなっています。

 

軽くて薄いので、案件ごとにノートを分けてもかさばらずに持ち運べます。不要となったページは中央のミシン目で切り取ることができ、必要なページのみを残すことができます。

 

価格は680円(税別)。カラーはオレンジ、ペールグリーン、ブルーグレー、チャイロ、ネイビー、シロの6色展開で、用途や案件ごとにカラーを使い分けることもできます。

 

ふせんは、効率的な仕事をサポートする便利なフォーマットを1冊に詰め込んでいます。台紙は2way仕様で、デスクにスタンドさせたり、持ち運ぶ際にカバーにしたりすることができます。

 

フォーマットは、インデックスや仕事メモなど、幅広い用途で使いやすい「Assort(アソート)」、タスク管理や一言メモなど、仕事の効率化に役立つ「Memo(メモ)」、タイムスケジュールとタスクの管理が合わせてできる「Schedule(スケジュール)」の3種類で、仕事のスタイルに合わせて選べます。カラーは各2色展開です。

 

価格はいずれも630円(税別)。

 

ワークポーチは、ノートや名刺など、仕事ツールを仕分けて持ち運べるショルダー付きのポーチです。軽量で、イベントや立ち仕事などのビジネスシーンをサポートします。ショルダー紐を背面ポケットにしまえるので、バッグに収納してもかさばりません。

 

サイズ展開はA6サイズ、A5サイズの2種類で、カラーはオフィスカジュアルにも馴染みやすいオレンジ、ペールグリーン、ネイビー、シロの4色展開です。 

 

価格はA6サイズが2700円(税別)、A5サイズが2900円(税別)。

↑A6サイズ

 

↑A5サイズ

茶殻をアップサイクルした「茶殻紙」を使用! 伊藤園×キングジム、エコな「紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)」を共同開発

キングジムと伊藤園は、伊藤園が展開する「茶殻リサイクルシステム」により開発された「茶殻紙」を活用した「紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)」を共同開発。12月8日に発売します。

 

同製品は、伊藤園の「お~いお茶」などの日本茶飲料の製造過程で排出される“茶殻”をアップサイクルした茶殻紙を活用して開発した、A4サイズの紙製ホルダーです。茶殻紙は茶殻と紙パルプを混合して生産されており、通常の紙を使用するよりも紙原料の使用量を削減できます。

 

清涼でほのかなお茶の香りがあり、封を開けた瞬間から香りを楽しめるのも特徴です。今回はホルダー本体だけではなく、パッケージにも茶殻紙を使用しています。

 

ラインナップは紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)と「二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)」の2種類で、いずれも内側に茶葉のデザインをプリントしており、茶殻紙ならではの地模様により、ホルダーに収納した書類が外から見えにくくなっています。二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)はフルート加工により表面が波状で折れ曲がりにくい仕様で、内側に名刺を差し込めるスリットが付いています。

 

紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)は10枚入りで、10枚あたりお~いお茶600mlペットボトル約3本分の茶殻を配合しています。二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)は2枚入りで、2枚あたりお~いお茶600mlペットボトル約2本分の茶殻を配合し、紙原料の使用量を削減しています。

 

価格は、紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)が920円(税別)、二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)が830円(税別)です。

2023年コスパ最強シャープでは? トンボ鉛筆「モノグラフファイン」は4段階で削り出したペン先が生み出すお値段以上の使い心地

まだ1年の振り返りをするには少し早いが、2023年はシャープペンシルの当たり年だったということで間違いなさそうだ。1月にはぺんてるが、高コスパなオートマチックシャープ「オレンズAT」と合わせて新しい機能芯「Ain」を発売。三菱鉛筆からは超ハイスペックシャープ「クルトガダイブ」が継続品となり、加えてペン先ブレを抑制した「クルトガKSモデル」も登場……など、とにかくシャープペンシル周りのトピックが多かった。

 

5000円超えのクルトガダイブは脇に置くとしても、全体的には「高機能かつ低価格」がポイントになっていたようにも思える。つまり、2023年に発売されたシャープペンシルは、どれも総じてお買い得だったということ。

 

コスパ高すぎのハイクラス・シャープペンシル

そんな中でも、発売直後から「これ、2023年コスパ最強シャープでは!?」と話題になっているのが、10月末に発売されたトンボ鉛筆の「モノグラフ ファイン」だ。こちらは、2014年に発売された初代「モノグラフ」以降、常に高い人気を誇る “繰り出し消しゴム付きシャープ” シリーズの、ハイクラスモデルという位置づけ。

トンボ鉛筆
モノグラフ ファイン(芯径0.3mm/0.5mm)
各1100円(税別)
2色展開

 

軸全体の雰囲気がシンプルなだけに、まず目を引くのが先端コーン周りの緻密な形状だろう。こちらはまずΦ10mmのボディをΦ8.8mmに削っている。これを逆アール加工でΦ4.8mmに削り、さらにΦ3.4mmに削り段差をつけてから、再び逆アール加工でΦ1.6mmまで削って先端パイプにつなげる、という4段のテーパー加工になっている。この加工によってシルエットをスリムにし、ペン先周りの見通しを良くしよう、という狙いのようだ。

↑複雑に削られたペン先が特徴的だ

 

しかもこの複雑な先端コーンは、別パーツではなくフルメタルの前軸を削り出したもの。つまりグリップからペン先までが一体化しているので、ガタ付きやブレのようなものはほとんど伝わらない。また、前軸自体に重量があるため、重心が非常に低く、筆記時にどっしりとした安定感が得られるのも大きなポイントだ。おかげで筆記感はとても落ち着いたもので、シャッと走り書くときにも、筆圧をかけてグイグイ書くときにも、安定して応えてくれる。

↑金属製の前軸は、机に置くと「ゴトン」という音がするぐらいに重量感がある

 

↑筆記の安定感はさすがのひとこと。テーパー加工のおかげでペン先の見通しも良好だ

 

また、グリップも9.6mmとボディより一段削られており、指の収まりが良いように設計されている。

 

使用感への配慮は塗装にもある。前軸全体には「ソフトフィール塗料」と呼ばれる、耐加水分解に優れた特殊塗料を塗装。これにより、ほのかにしっとりとした手触りが与えられるだけでなく、長時間の使用でもベタつきが発生しないのだ。「手汗をかいても滑らない!」というほどガッチリとしたものではないが、それでもシンプルな外観を保ちつつグリップ感を高める工夫としては、なかなかに面白いアプローチだと思う。

↑一見するとツルツル滑りやすく見えるが、しっとり感のある特殊な塗料のおかげでグリップ性能は悪くない

 

オートロック機構付き消しゴムだから、力を入れてゴシゴシ消せる

「モノグラフ」シリーズと言えば、消しゴム機能も重要なポイント。当然ながら「モノグラフ ファイン」も、軸後端に回転繰り出し式のロングな消しゴムを搭載している。使う際は、ノックノブを時計回りにひねるようクリクリ回すと、中からΦ3.6mmの細い消しゴムがスーッと出てくる仕組みだ。

↑消しゴムは消字力優先でさほど固くないので、長く繰り出しすぎないことがコツ

 

ひとつ面白いのは、消しゴム使用時に自動でノックノブの押し込みを防ぐロック機構が備わっている点だ。軸を逆さま(ペン先を上)にすると、軸内部のスイッチが重力によって動き、ノックノブが軸に潜り込まないよう固定してくれる。同タイプの消しゴムユニットを持つエントリーモデル「モノグラフライト」では、消しゴムを少し強めにかけるとノックが押されて芯が勝手に出てしまう、なんてこともあったので、このロック機構はシンプルにありがたい。

↑軸を逆さまにすると自動的にノックノブがロック。これなら安心してゴシゴシと強めにこすることができる

 

消しゴムはやや硬めながら、さすがMONOブランドだけあって、消字力は間違いない。スリムさを活かして細かな部分修正も簡単にこなせる。ちなみに、消しゴム自体は消耗部品として別売り(モノグラフライト/ファイン用)されているので、気兼ねなくガンガン使えるのも嬉しい。

↑別売の専用消しゴムは3本入り100円(税別)

 

消しゴムの交換は、ノブを回して消しゴムをいっぱいまで出し切ったら指でつまんで取り出し、新しい消しゴムを装着するだけ。芯の入れ替えをする場合には、消しゴム内蔵のノックノブをそのまま引き抜くと、芯タンクへの穴がオープンになる。最初は少し迷うかもしれないが、一度やれば簡単に分かるはずだ。

↑消しゴムユニット(ノックノブ)をスポッと引き抜くと、芯の補充が可能に

 

そのほかにも、クリップが手に当たらない短くされたショートクリップなど、細部まで気の効いた作りは素晴らしい。

↑ショートクリップは、シャープペンシルを回しながら書く派に嬉しい仕様だ

 

なにより、金属前軸による剛性感の高さと落ち着いた書き味を体験したあとでは、「これで1100円ってさすがにコスパ良すぎじゃない?」という気持ちにもさせられる。要するに、ハイクラスモデルのシャープペンとして十分満足できるアイテムだということ。これを買って損した気分になる人がいるとは考えにくいので、見つけたらまず購入! で間違いないと思う。

 

ひとつで両面テープとマスキングテープに対応! 片手で使えるテープカッター「プッシュカット」がアダプター内蔵でリニューアル

ニチバンは、テープカッター「ナイスタック プッシュカット」、「マスキングテープ プッシュカット」をリニューアルし、テープの巻心内径を調節できるアダプター付きで両面テープとマスキングテープの2種類が使える「テープカッター プッシュカット」として、11月27日から発売します。

 

「プッシュカット」は2020年に発売。テープの送り出しからカットまで、片手で簡単に使えるテープカッター。両面テープ「ナイスタック」一般タイプとマスキングテープの2種類をラインナップしています。1ショットで約12mmを均一に送り出すので、テープが一定の長さに揃えやすくなっています。テープを手で引き出し、好きな長さでカットすることも可能です。

 

ユーザーから「使用可能テープの種類を増やしてほしい」「ベーシックな本体カラーがほしい」という要望があったことから、複数種類のテープ巻心内径(35mm・38mm、25mm)に対応するアダプターを本体に内蔵し、両面テープとマスキングテープを使用できるようリニューアル。

 

「詰め替え用マスキングテープ」(テープ巻心内径25mm)、両面テープのナイスタック8種(テープ巻心内径35mm・38mm。※小巻15mm幅専用)、「プチジョア マスキングテープ」(テープ巻心内径25mm)を使うことができます。

 

本体カラーはホワイトで、使用するテープの色柄がわかりやすく、様々なシーンで利用できます。

 

価格は、テープカッター プッシュカット本体が1200円(税別)、詰め替え用マスキングテープが220円(税別)。

工具から文房具までタフに収納! DIYでもアウトドアでも幅広く役立つデウォルトの多機能バインダー「TSTAKバインダー」

スタンレー ブラック・アンド・デッカーは、プロフェッショナルツールブランド「DEWALT(デウォルト)」のツールボックス「TSTAK(ティースタック)」シリーズから、スタッキングできる、LEDライト付きの「TSTAKバインダー」(DWST82732-1)を発表しました。10月上旬より順次発売。価格は4620円(税込)です。

 

同製品は、書類などを挟めるバインダー機能のほか、厚さ30mmのインナー収納には、7個のポケット付きの着脱式ポーチなどを備え、タブレット端末や文房具、ハンドツールなどもまとめて持ち運ぶことができます。

 

上部には180度可動式のLEDライトを備えており、夜間や暗い場所でも使えます。落下時の衝撃を緩和する保護ラバーなど、耐久性も兼ね備えています。LEDライトは単三電池を電源として、連続点灯時間は5.5時間。

 

同シリーズの各種サイズのツールボックスやキャリーユニットなどを自在に組み合わせることで、プロの現場や、DIY、アウトドアなど、様々なシーンで利用できます。

 

スタッキング機能は、スタンダードボックス各種、オーガナイザー付きボックス各種、オーガナイザー、チェスト各種、キャリー付きツールボックス、クーラーボックスなど11種類との組合せ互換性を有しています。

メタルペンシル「メタシル」が、コンパクト&キャップ付きでさらに使いやすく! 「メタシルポケット」

サンスター文具は、削らず約16km書き続けられるメタルペンシル「metacil(メタシル)」シリーズから、キャップがついたコンパクトサイズの「metacil pocket(メタシルポケット)」を、11月上旬より発売いたします。価格は1100円(税別)。

 

メタシルは、芯が黒鉛と金属を含んだ特殊芯で作られており、筆記時に紙との摩擦で生じる黒鉛と金属の粒子が紙に付着することで筆跡となる、鉛筆のようで鉛筆とは違う新感覚の筆記具。芯は約2H鉛筆相当の濃さです。美大出身である開発担当者が、デッサンやアイデアをスケッチするときなど、鉛筆を使うたびに削る手間がかかることや手が黒く汚れることに不便さを感じ、それを解消するためのアイデアを製品化しています。

 

今回発売となるメタシルポケットは、長さ160mmの従来のメタシルに対し、120mmとコンパクトサイズに。レザー調のキャップが付いて、持ち運びしやすくなりました。

 

芯は特殊芯でできており、摩耗が著しく少ないため、削らずに長時間書き続けることができます。水や水性マーカーなどにも滲みにくいので、水彩画やイラストの下書きにも使いやすく、通常の鉛筆のように一般的な消しゴムで消すことができます。

 

使い込んで丸くなってきたら、芯を交換可能。替芯は芯が擦り減ってきた時の交換用や、筆記線の太さのこだわりなど、使い分け用などにも利用できます。

 

カラーバリエーションは、ブラック、ピンク、ブルー、ホワイト、ベージュ、ネイビーの全6色。

神秘的な輝きを帯びたオーロラカラー! 自動で芯が出るシャープペンシル「KURUTOGA DIVE」に新色「オーロラパープル」登場

三菱鉛筆は、書き始めから書き終わりまでノックすることなく書き続けられる世界初の機能が搭載されたキャップ式シャープペンシル「KURUTOGA DIVE(クルトガ ダイブ)」の新しい軸色オーロラパープルを、11月24日に発売します。芯径は0.5mm。価格は5000円(税別)です。

 

KURUTOGA DIVEは、“芯が回ってトガり続けるシャープ”「クルトガ」シリーズから、“「書く」にのめり込む”をテーマに開発され、「のめり込む」を意味する「DIVE」から名付けられています。没入できるような雄大な景色や情景を想起させる軸色を採用することで、テーマである“「書く」にのめり込む”の世界観をより濃く表しています。

 

今回発売する新軸色オーロラパープルは、クルトガシリーズで初となる偏光塗装を施し、オーロラが浮かぶ神秘的な夜空を表現。見る角度によって鮮やかな表情から深みのある色味まで見え方が変化する仕様です。

 

筆記に合わせオートマチックに芯が繰り出される機構を搭載しているので、筆記中のノックによって思考が途切れるといったことがなくなります。一定の画数で芯が自動的に繰り出されることで、パイプが紙面に当たることがなく、筆感を損なわずにそのままの書き心地で書き続けることができます。

 

筆記時の芯の摩耗量は、使う人の筆圧の強弱や、シャープ芯の硬度の種類、使用シーンによって様々であるため、自分好みの書き心地に合わせて、芯の自動繰り出し量を5段階で調節できます。

 

キャップの中には新開発の初筆芯繰り出し機構を搭載し、キャップを外す所作と同時に一定量の芯が繰り出されるので、筆記前のノックや、芯の長さを調節する煩わしさを軽減しています。キャップ式にすることにより、落下時の衝撃等から繊細なペン先を保護する機能も併せ持っています。キャップは吸着感のあるマグネット式でスムーズに閉めることができ、「カチリ」という音とともにクセになりそうな心地よさも演出。

 

クルトガシリーズの特徴である自動芯回転機構「クルトガエンジン」を搭載し、書くたびに芯が少しずつ回転することで、芯先が“いつもとがった状態をキープ”でき、一定の筆記描線で、精密にくっきりと、滑らかに書き続けることが可能です。

ホリデーギフトにピッタリ。自分へのご褒美にも! 限定アイテムも詰め込んだ「ロルバーン ホリデー缶 2023」

デルフォニックスは、「ロルバーン ホリデー缶 2023」を発売します。価格は4800円(税別)。

 

発売日は店舗によって異なり、デルフォニックス 大阪とスミス各店、DELFONICS WEB SHOPは11月10日(WEB SHOPは11時30分)、スミス 札幌ステラプレイス、エキエ広島、JR博多シティは11月11日。全国の取扱店にて順次発売を予定しています。

 

同製品は、Lサイズのロルバーンがぴったり入る缶と、特別なデザインのロルバーン ポケット付メモや、この缶でしか手に入らないオリジナルデザインの文房具を詰め合わせたセットです。

 

缶は紺色の地にゴールドのカリグラフィのメッセージと、アンティークの雰囲気を感じさせるデザイン。文様のモチーフは「アカンサス模様」というヨーロッパの装飾をもとに、ユニセックスな印象に仕上げています。表面は高級感のあるマットな質感、光沢のあるゴールドで、華やかさを演出しています。

 

ロルバーン ポケット付メモ Lは、手作業で表紙に一枚ずつ丁寧に活版印刷を施した特別仕様。箔押しで華やかに仕上げた、ロルバーン Lサイズ用の下敷きと合わせて使用できます。缶にあしらった文様に、繊細ながらも見ごたえのあるユリのモチーフをあしらい、大人の雰囲気を感じさせるデザインが特徴です。

 

2023年に発売したロルバーンの表紙をデザインしたデスクカレンダーは、各月をイメージしたイラストをじっくりと見ることができ、1枚ずつ切り離してポストカードとしても使用可能。ホリデー缶に合わせたオリジナルデザインの「サラサクリップ」のほか、ロルバーン 修正テープもセットになっています。

人気文房具ブランド夢のコラボ! トンボ鉛筆「モノ」×パイロット「フリクション」が4色の“グレースケール”で限定登場

トンボ鉛筆の文房具ブランド「モノ(MONO)」と、パイロットコーポレーションの消せる筆記具シリーズ「フリクション」とコラボレーションした、「書く、消す」が楽しめる文房具を「グレースケール(GRAYSCALE)」で展開した「モノ×フリクション グレースケールシリーズ」を、数量限定で11月15日より順次発売します。

 

同シリーズは、モノブランドからシャープペンシル、ボールペンなど5品種、フリクションブランドから消せるボールペンやラインマーカーなど4品種で構成。あらゆるシーンに調和するモノトーンカラーのグレースケールは、「ホワイト」「ライトグレー」「ダークグレー」「ブラック」の4色。単に黒(100%)を淡くしたグレーなどと違い、各色にニュアンスのあるカラーを選定し、シンプルで長く使える上質なデザインに仕上げています。

↑「グレースケール」モノ

 

↑「グレースケール」フリクション

 

トンボ鉛筆(モノ)のラインナップは、シャープペンシル「モノグラフ」0.5mm芯、油性ボールペン「モノグラフライト」0.5ミリボール、消しゴム「モノ」PE-04、シャープ芯「モノグラフMG」0.5mm芯/HB、修正テープ「モノエアーペンタイプ」5mmテープ/6m巻。価格はモノグラフが450円(税別)、モノグラフライトが230円(税別)、モノが150円(税別)、モノグラフMGが240円(税別)、モノエアーペンタイプが330円(税別)。

 

パイロット(フリクション)のラインナップは、消せるボールペン「フリクションボールノックゾーン 05 グレースケール」、消せる3色ボールペン「フリクションボール3スリム 038 グレースケール」、消せるラインマーカー「フリクションライト グレースケール」、フリクションシリーズ専用イレーザー「フリクションイレーザー グレースケール」。価格はフリクションボールノックゾーン 05 グレースケールが600円(税別)、フリクションボール3スリム 038 グレースケールが700円(税別)、フリクションライト グレースケールが150円(税別)、フリクションイレーザー グレースケールが150円(税別)。

透け透けボディにシビレるぜ! キングジム「ポメラ」誕生15周年を記念したスケルトンモデル「DM250X Crystal」現る

キングジムは、特別仕様の「DM250X Crystal」が15名様に当たる『「ポメラ」誕生15周年記念プレゼントキャンペーン』を、11月10日までの期間で実施中です。また、同モデルの本体を、同社が運営するキングジム公式オンラインストアで数量限定で販売します。

 

「ポメラ」は2008年に発売した、“文章を書く”ことに特化した専用デバイス。今回プレゼントする「DM250X Crystal」は、ポメラ誕生15周年を記念した特別仕様で、最上位機種である「DM250」をベースとしたスケルトンモデルです。透明度を上げるために丁寧に塗装を施し、ベース機種から細かな仕様変更が行われています。

 

キャンペーンでは、期間中にポメラへの思いを応募フォームから投稿すると、同製品を抽選で15名にプレゼントします。また、副賞として限定ポメライラストシールを100名にプレゼントします。

 

キャンペーン限定スペシャルBOXも用意しており、専用に設計した空気緩衝材で、同製品を空気の柱とフィルムシートで中空に浮かせています。透明PETパッケージの全面に蛍光色で印刷を施し、華やかに演出しています。

 

副賞のイラストシールは、2023年4月1日にSNSでエイプリルフール企画として発表し、実際に製品化したイラストシールのDM250X Crystalバージョンです。

 

キングジム公式オンラインストアでは、11月1日正午より予約受注を開始(発送時期11月下旬を予定)。梱包仕様や、イラストシールのデザインは、キャンペーンで贈呈するものと異なります。

 

株式会社キングジム お客様相談室(全国共通):0120-79-8107

ホームページ: https://www.kingjim.co.jp/

ペン先シェイプアップ! 消しゴムにロック機構搭載、しっとりグリップのシャープペンシル「モノグラフ ファイン」

トンボ鉛筆は、ノック式シャープペンシルにくり出し消しゴムを備えた「モノグラフ」シリーズから、「モノグラフ ファイン」を10月31日から順次発売します。価格は1100円(税別)。

 

同製品は、新たな3つのファイン(洗練)を付加したハイクラスモデル。ボディー色はシルバー、ブラックの2種で、芯径は0.5mm、0.3mmの2種。

 

ペン先は4段のテーパー加工を加えてペン先周りを明るくし、筆運びをさらに緻密にしています。加工は、直径10mmの胴軸(ボディー)を8.8mmに削り、これを 4.8mmになだらかな富士型(逆アール)加工で削り、さらに 3.4mmに削り、また富士型に1.6mmに削っています。ペンが紙面を遮ることを極力低減して、紙上の見通しを良くしています。ペン先からグリップまでの約50mmの先軸にメタル軸を採用し、機械加工によって上記のテーパー加工が施されています。ペン先のガタつきやブレを解消し、メタルの自重が低重心となり、安定した筆記感を得られるとしています。

 

モノグラフの基本設計である回転くり出し式モノ消しゴムをノック部に搭載。消しゴムは直径3.6mm長さ30mm(実用23mm)の細字消しに適したスティック形です。消しゴムユニットの外周を回転させて、任意の出量で使用します。芯出しするときは消しゴムユニットをノックします。消しゴムを使用するときは、駆動が自動的にロックしてノックが固定されるので、狙った箇所の字消しがしやすくなっています。仕組みは本体内のオモリの移動により、ノック機構の動きを制御しています。

 

グリップ部は胴軸直径を0.4mm細めて握りを安定させており、表面にソフトフィール塗料(触感塗料)を塗装し、革製品のようなしっとりとした肌触りをメタルボディーの表面に与えています。採用したソフトフィール塗料は耐加水分解に優れ、長期間の使用でもベタつきません。

 

クリップは長さ約30mm×幅5mm(板バネ式)のショートクリップで、手の甲にクリップ先端が当たらないよう配慮しています。

赤インクが一押し! 学生向けと侮れない「フリクション Waai」を社会人も愛用したくなるワケとは?

手帳やメモ書きといった日常筆記にフリクションボールが手放せない、という人は多いだろう。うっかり誤字を書いてしまってもすぐに修正できるし、「間違って書いても消せる」という安心感の下で書けるのは、精神的にもラクなもの。一度この安心感を味わってしまうと、他のボールペンを使って長文を書くのが怖くさえなる。その結果、「フリクションが手放せなくなる」というわけだ。

 

そうした便利さから、高校生や大学生が板書用の筆記具にフリクションを使うことも増えているらしい。たしかに、文字が消せるのならシャープペンである必然性はないわけで、メーカーであるパイロットとしても、そういった層を早くから取り込み “フリクションが手放せないユーザー” を増やしたいと考えるのは、ある意味当然と言えるだろう。

 

ノート筆記に特化したフリクション新色

パイロットから11月に発売される「フリクション Waai(ワーイ)」は、ノート筆記に使いやすいように開発された新しいフリクションシリーズである。ラインナップは0.5mmのボールペン8色とラインマーカー6色。新規造形されたシンプルなオフホワイトの軸が特徴的だ。発売に先駆けて試すことができたので、今回は新色がラインナップされたボールペンをメインに紹介していこう。

パイロット
消せるボールペン「フリクション Waai(ワーイ)」
各230円(税別)
8色展開

 

パイロット
消せるマーカー「フリクション Waai(ワーイ) マーカー」※数量限定
各150円(税別)
6色展開

 

「フリクション Waai」は、ブラックを除いた7色が全てフリクションボールとして新色となる。視認性が良いのはもちろんアクセントカラーにもなるので、重要なポイントを色分けしてノートを作る際に便利だ。フリクションインクは、消せるという特性上、どうしてもやや薄めの発色になってしまいがちだったが、Waaiの新色は白地の紙に書いてもきちんと目立つ色になっている。

↑消せるボールペン「フリクション Waai」は、ブラック以外が全て新色インクとなっている

 

↑フリクションだから、もちろん文字をこすればきれいに消せる

 

実際に書いてみた印象では、筆記色として使いやすいのがブラック・ミニグレー・サンドベージュの3色で、どれもペーパーホワイトの上でもしっかり映えていた。ミニグレーはシャープペンシルのHB~B芯に近いグラファイトっぽさのある色で、シャープペンシルでノートを取るのに慣れた層にもばっちりハマりそうだ。

 

サンドベージュは褐色系ながら優しさのある色味で、これをメインの筆記色にすると、ノート全体がおしゃれな雰囲気になった。黒以外でメイン筆記色を選ぶ場合は、赤黒や青黒など濃いカラーブラックが中心だったが、このサンドベージュはブラック系統じゃない新しい筆記色として今後人気が高まりそうだ。

↑サンドベージュをメイン筆記にしても充分に読みやすい。さらに、紙面がちょっとおしゃれになるので気分も上がりそう

 

もうひとつ注目したい色が、ベルベッドレッド。従来のフリクションの赤はかなりアッサリとした色だが、新色のベルベットレッドはこってりと濃厚で深みのある赤になっており、視認性も上々。筆者は校正などの作業でフリクションの赤を長年愛用し続けていたが、今後はこのベルベットレッドに切り替えてもいいな……と考えているぐらいにはお気に入りの色である。

↑従来の赤(写真上)と比べて、濃く深みのあるベルベットレッドも注目カラーのひとつ

 

筆記色と組み合わせたいアクセントカラーにも、素敵な色が揃っている。特に爽快感のあるターコイズやチリーブルー、温かみのあるドライピーチなどは、確実にこの色を狙って買うファンが出てくるのではないだろうか。

 

色を組み合わせて使いたいけれど、失敗してチグハグしたノートになるのが心配……という人もご安心を。筆記色とアクセントカラーのボールペン各1色+マーカー計3本がセットになった『フリクション Waai マーカー 3本セット』(610円、税別)も数量限定で発売される。この3本はカラーコーディネートされているパックなので、ただ組み合わせて使うだけで見映えがするようになっているのだ。これなら、いちいち組み合わせを考える必要もないので、使ってみたい色があるなら、まずはその色が含まれている3本セットから試してみることをおすすめしたい。

↑限定の3本パックはカラーコーディネートされているため、失敗のない組み合わせとなっている。買うならまずここからがおすすめ

 

軸も優秀だが、使い慣れた「フリクションボール」軸に入れ替えも可!

「フリクション Waai」で注目すべきは、新色だけではない。スリムで握りやすい軸や、細かなところまで消しやすいイレイザーなど、軸もいろいろとブラッシュアップされているところも魅力のひとつだ。

↑軸径は従来のフリクションボールノックより6mmほどスリムになっている

 

↑コーン先端までカバーしたロンググリップで、握る場所を選ばない

 

とはいえ、従来のフリクションがどちらかというと、ビジネスパーソン向けを意識したようなソリッドなデザインが多かったので、オフホワイトの柔らかなデザインは馴染みづらいなぁ……という人もいるかもしれない。そんな場合は、リフィルが従来のフリクションボールと共通サイズなので、好みのデザインの軸に入れ換えて使ってもいいだろう。

↑後端のイレイザーは「フリクションボール ポイントノック04」(写真右)と同じスリムタイプで、細かなところも消しやすい

 

[文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具] 実はビジネスでこそ使うべき!「筆タッチサインペン」を金封の表書き以外に活用する方法

情報番組などメディアやイベントへの出演、新作文房具のプロモーションなど、文房具業界で依頼が引きも切らない“文具ソムリエール”の菅未里(かん・みさと)さん。新商品からロングセラーまで文房具を知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れたお気に入りの文房具とは?

 

ボールペン慣れした現代人にこそおすすめのペン

デジタル化が進んでいる世の中ですが、ご祝儀袋やお礼状など手書きをするシーンはまだまだありますよね。特に、筆で書いたような文字で書くことがよしとされる金封は、自分の字に自信がない人にとってはハードルが高い! そもそも慣れない筆ペンをたった一回のご祝儀袋のためだけに購入し、結局納得がいく文字を書けずに残念な気持ちになったという人も少なくないでしょう。

 

今回おすすめする「筆タッチサインペン」は、私が友人に「筆で書いたような文字を書きたい」と言われた時には必ずおすすめする“名品”です。

 

一見よくあるサインペンのようにも見えるこのペンは、2011年に発売が開始された「筆タッチサインペン」。筆ペンではなく、「筆タッチ」のサインペンなので普段ボールペンを使い慣れた方でも使いやすいんですよ。

↑筆タッチサインペン(左の二本)とサインペン(右の二本)

 

ぺんてる
筆touch サインペン 165円(税込)
筆touch サインペン 6色セットA/B/C 各990円(税込)
筆touch サインペン 24色セット 3960円(税込)

 

↑筆タッチサインペンで書いた文字(左)と、通常のサインペンで書いた文字(右)

 

名前を書き比べてみると、筆タッチサインペンで書いた文字は強弱があり、ハネやハライなどが見えてどっしりとした印象があります。一方、サインペンは安定した筆記線ではありますが強弱は出ないため、ややのっぺりとした印象です。

 

秘密は、ほどよくしなるペン先

強弱がある文字が書ける秘密は、このペン先にあります。筆タッチサインペンはペン先の形が変わっていますよね。

↑筆タッチサインペン(左)とサインペン(右)

 

筆タッチサインペンは、ペン先の黒い部分がほどよくしなるようにできています。

 

金封に名前を書く場合、筆で文字の強弱を出したいところですが、普段ボールペンになれているビジネスパーソンにとって柔らかい穂先をコントロールするのは簡単なことではありません。そこで“ほどよく”しなる筆タッチサインペンの出番です。

↑紙に押し当てると、ペンの先端が曲がっていることがわかる

 

柔らかすぎず硬すぎないペン先なので、力を入れても文字が太くなりすぎてバランスが崩れることがなく、しかしハネやハライなど強弱がある文字を書くことができるのです。

 

文字の太さを調整できるので太い線と細い線どちらも書くことができます。会社の書類の直しや書き込みにも使えますよ。

↑同じペンで太さが異なる文字を書ける

 

ペン先を斜めにすることで塗りつぶしも簡単なので、文字だけでなくノートの隅に色を塗ってページの振り分けをする際にも使用できます。

↑ページの隅を5mmほど色づけすると見やすい

 

付箋を付けるほどでもないけれど、後から見直すことがあるかもしれないというページに、目印として色を付けておきます。「アイデア」「TODO」などテーマごとに色分けした印をつけると、ページをめくった時に目的の場所を開きやすくなってさらに便利です。

 

ビジネスにも趣味にも対応する24色

2022年には新色6色が追加され、充実の全24色展開になりました。実用の黒と赤から使い始めて色を徐々に足していくもよし、セットでまとめ買いするもよし。また、お子さんのプレゼントにもいいですね。

↑筆タッチサインペン24色セット。バラ売りも用意されている

 

↑実用から趣味までカバーできる豊富なカラー展開

 

セットはしまいやすいケースが魅力なので、私は黒と赤のばら売りをあらかじめ購入していましたが、24色セットも購入しました。書き残しておきたい思い出も、手帳にカラフルに残せそうです。

 

自動で芯が出るオートマチックシャープ! ノックの煩わしさから解放されたシャープペンシル「nocfree」

サンスター文具は、オートマチックシャープ「nocfree(ノクフリー)」を、10月下旬から全国の文房具取扱店やオンラインショップなどで発売します。価格は495円(税込)。

 

同製品は、自動で芯が出てくる“自動芯出し機構”を採用。筆記時にペン先が紙面に当たり上下運動することで自動で芯が送り出される仕組みです。

 

本体サイドのノックをするのは使い始めの1回だけで、ノックの煩わしさを気にせずに書き続けることができます。ガイドパイプ付きで、芯折れを防いでくれます。

 

従来のシャープペンと比べて、ノックから解放されることで、タイパ(タイムパフォーマンス)の向上にもつながります。持ち手部分もラバーグリップで滑りにくく、筆記に集中しやすくなり、勉強や仕事の効率化も期待できます。

 

本体のカラーバリエーションは、クールブラック、コーラルレッド、アイスホワイト、ナイトネイビー、オーキッドピンク、ミントブルー、ラテベージュ、セピアバイオレットの全8色。

シンプルボディに7色のトレンドカラーインキ! 「大学生」をターゲットにした消せるボールペン「フリクション Waai」

パイロットコーポレーションは、消せる筆記具「フリクション」シリーズの新製品として、消せるボールペン「フリクション Waai」を、11月2日から発売します。価格は230円(税別)。「フリクション Waai ボールペン8色セット」も同時発売し、価格は1840円(税別)です。

 

同製品は、トレンドを取り入れた新しいインキ色と、丸みのある新形状のシンプルなボディデザインが特徴。コンセプトは“いつもの毎日に ちいさな よろこび をくれる新しいフリクション”で、大学生をメインターゲットとしています。製品名の「Waai」は、喜びを表すときの言葉「わーい」が由来。

 

インキ色は定番の黒と“おしゃれにひとくせ。”をコンセプトにした、日常使いしやすく、アクセントカラーにもなる新色の7色(ベルベットレッド、ターコイズ、サンドベージュ、ドライピーチ、チークピンク、チリーブルー、ミニグレー)を加えた計8色で展開。ノートを書くことが多い中高生の場合には、シャープペンシルの代わりに「フリクション Waai」のミニグレーを使うことで、1本で書き消しが可能です。

 

ボディは新形状の握りやすい細軸で、ペン先や軸後部などに丸みのあるデザインに仕上げています。ボディカラーは、シンプルなオフホワイトをベースとしており、ボール径はノートや講義で配布された資料への書き込みに最適な極細タイプの0.5mmです。

 

また、消せるマーカー「フリクション Waai マーカー」と3本セット「フリクション Waai 3本セット」も、数量限定で同時発売。3本セットには、ブラックまたはサンドベージュのボールペンに、目立たせたい箇所に使う同系色のアクセントカラーのボールペンとマーカーがセットされ、3本で垢抜けた印象のノートに仕上げることができます。フリクション Waai マーカーの価格は150円(税別)で、3本セットが610円(税別)です。

昭和レトロ感たっぷりのキュート&ファンシーなデザインに胸キュン! 「アラビック ミニ&タンク」

ヤマトは、液状のり「アラビックヤマト」から「アラビック ミニ&タンク」を、10月27日より、全国の文具店、量販店、通販などで随時販売を行います。税別価格は520円。

↑左:ブルーラベルのセット/右:ピンクラベルのセット

 

同製品は、携帯に適したミニタイプの「アラビックミニ」と、補充用の「スペア・タンク」がセットになった、昭和感あふれるデザインが特徴の、のりセット。近年のレトロブームやミニチュア文房具への注目から、販売当時のセットを忠実に再現しています。

 

アラビア風の愛らしいキャラクターがデザインされているアラビックミニ(20ml)に加え、灯油の容器(ポリタンク)のような、かわいくミニチュア化されたスペア・タンクには補充用の液状のり40mlが入っており、昭和の世界観を味わいながら補充作業が楽しめるセットになっています。

 

アラビックミニはソフトでなめらかな塗りあじの特殊スポンジキャップを搭載。乾きがはやく、紙などの接着に最適です。

持ち運び時にペン先を傷めない「ダブルノック機構」搭載! ペン先を完全収納できるシャープペンシル「Writoll」

サクラクレパスは、ダブルノック機構のシャープペンシル「Writoll(ライトル)」を、11月中旬から、全国の文具店・書店などで販売開始します。

 

従来の、ペン先が細いタイプのシャープペンシルは、筆記時の文字の視認性は高いものの、ペンケースなどに収納して持ち運んでいるときにペン先の折れや曲がりが生じるという悩みもありました。

 

今回発売となる同製品は、ペン先を完全に収納できるダブルノック機構を搭載。ペン先を収納できるダブルノック機構と、“書く”ことに集中できる視認性の高い細いペン先を併せ持っており、持ち運び時の折れや曲がりの不安をなくしています。

↑ダブルノック機構

 

製品名は、英語のWrite(書く)とドイツ語のtoll(素晴らしい、最高)をかけ合わせた造語で、「“書く”という行為に素晴らしく集中できる」という意味が込められているそうです。

 

ラインナップは、落ち着いた色味の全6色(芯径0.3mm…ホワイト、ダークグレー、ダークグリーン/芯径0.5mm…ブラック、ダークレッド、ダークブルー)。価格は550円(税込)です。

↑左から、ホワイト、ダークグレー、ダークグリーン、ブラック、ダークレッド、ダークブルー

文房具総選挙2023で大賞受賞!「1冊でも倒れないブックスタンド」が想像以上の大ヒット

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「文房具編」から、リヒトラブ「1冊でも倒れないブックスタンド」、三菱鉛筆「ユニボール ワン P」、伊藤手帳「3STEP日記」を紹介。人気の秘密を、文房具ライターのきだてたくさんにたっぷり教えてもらいました!

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が解説します】

文房具ライター きだてたくさん
機能派からイロモノまで文房具全般に精通。ユーザーニーズを捉えたレビュー記事で人気だ。

 

【ブックスタンド】

ブックスタンドのプチストレスを画期的な構造で解決!

リヒトラブ
1冊でも倒れないブックスタンド
1100円
2022年10月発売

少ない冊数でも本が倒れず、本の出し入れがしやすいブックスタンド。両サイドにジョイントを備え、置くスペースに合わせて複数台連結させられる。本誌主催の「文房具総選挙2023」でも堂々の大賞を受賞。

 

 

【ヒットのシンソウ】

コロナ禍が明け作業空間の再構築に最適

「半年で年間目標の約3倍売れの大ヒット。コロナ禍が明け作業空間の再構築を始める企業も増えているので、まだまだ需要は広がりそう。本を抜いたときに周りの本が倒れないのは本当に快適!」

売れ行き:★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★

 

【ボールペン】

フォルムのかわいさと書き心地の良さを両立

三菱鉛筆
ユニボール ワン P
550円
2023年3月発売

黒は一層濃く、カラーはより鮮やかに発色する独自インクを搭載した「ユニボール ワン」シリーズの新モデル。手のひらに収まる短寸ながらも、低重心で書きやすい。リフィルがシリーズ共通で使える点も好評だ。

 

↑クリップは、手に当たらないようスタンダードモデルの「ユニボール ワン」(写真下)よりも短め・幅広にリデザイン

 

【ヒットのシンソウ】

かわいいモノ好きに加え小型手帳ユーザーも注目

「ころんとしたかわいいフォルムが女性を中心に人気を集め、単月における販売目標比は241%で推移。トレンドのM5サイズの小型手帳とシンデレラフィットする点も、ヒットを後押ししています」

売れ行き:★★★
革新性:★★
影響力:★★★

 

【3STEP日記】

現役大学生が考案! 3ステップで自分が育つ日記帳

伊藤手帳
3STEP日記
1500円
2022年12月発売

1日3行書くだけで、自己成長を促せる日記帳。同社と愛知大学キャリア支援センターが産学連携し、学生発のアイデアを商品化した。就職活動を控える学生はもちろん、自分を成長させたい社会人にも好評を得ている。

 

 

【ヒットのシンソウ】

“タイパの良さ” でZ世代を中心にヒット!

「わずかな時間と作業量で、自己分析から次の目標設定までできてしまう “タイパの良さ” がZ世代にウケて、発売4か月で予定数の5倍の冊数が売れ完売。現在、追加再々生産ぶんを販売中とのこと」

売れ行き:★★★
革新性:★★★
影響力:★★

即完売の大人気「オートマチックシャープ」、ヒットの秘密をプロが徹底解説!

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「文房具編」から、人気の “ノックなしで芯が出る” オートマチックシャープ「オレンズAT デュアルグリップタイプ」と「クルトガ ダイブ」をピックアップ。ヒットの背景には何があったのか? 筆記用具として今注目したいボールペン「mute-one」の紹介もあわせて、文房具ライターのきだてたくさんと放送作家・ライターの古川耕さんに解説してもらいました!

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

自動シャープの選択肢が増え約10年続いたトレンドが変化

文房具業界では10年ほど、芯が折れないシャープペンがトレンドだったが、今年はノックなしで芯が出る “オートマチックシャープ” の波が来ている。その筆頭は、昨年、限定発売され、即完売した三菱鉛筆の「クルトガ ダイブ」。

 

「3月に定番化しましたが、それでも抽選販売を行う店や数分で完売する店が続出しました。1月発売のぺんてるのオートマチックシャープ『オレンズAT デュアルグリップタイプ』も、発売4か月で20万本売れと好調です」(きだてさん)

 

オートマチックシャープというジャンルは、17年に発売されたぺんてるの「オレンズネロ」によって作られたが、「クルトガ ダイブ」登場までの約5年、新商品は出なかった。それがいま2品登場し、加えてどちらも申し分のない完成度。売れない理由がないのだ。

手間要らず・疲れ知らずで長時間筆記にピッタリ!

ぺんてる
オレンズAT デュアルグリップタイプ
2200円
2023年1月発売

ノック1回で書き続けられる「自動芯出し機構」と、ペン先のパイプで芯が折れるのを防ぐ「オレンズシステム」を搭載。ノック操作や芯折れによるタイムロスを防げる。名前のATは、「Automatic Technology」の頭文字。

 

【プロも絶賛!】

文房具ライター きだてたくさん
機能派からイロモノまで文房具全般に精通。ユーザーニーズを捉えたレビュー記事で人気だ。

 

ATシャープペンのニュースタンダード

「オートマ機構を安定量産するための工夫が凝らされ、本品がオートマチックシャープの新基準となるのはほぼ確実。全体のバランスも良く、文房具好きは注目すべし!」

 

芯が尖り続けながら自動で出る世界初のシャーペン

三菱鉛筆
クルトガ ダイブ
5500円
2023年3月発売

書くたびに芯を回し芯先を尖らせる「クルトガエンジン」と、世界初の「自動芯繰り出し量調整機能」を搭載。芯が紙面に当たる力を使い、一定の画数ごとに芯を繰り出す。繰り出し量は5段階で調整できる。

↑クルトガエンジンの内部構造

 

↑キャップを外すと同時に芯が出る「初筆芯繰り出し機構」も備え、持ってから置くまでノック要らず。キャップは、一定の位置まで差し込むと押し込まなくても閉まるマグネット式だ

 

【プロも絶賛!】

放送作家・ライター 古川 耕さん
長年、GetNaviにて文房具コラムを担当。現在は「手書きをめぐる冒険」を連載中だ。

シャープペンの進化を象徴する一本

「実用性もありつつキャップ式というギミックもスゴい。これは言わば “ホビー系高級シャープ” という新ジャンル。近年のシャープペン界の爛熟振りを象徴する一本です」

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>文房具ライター きだてたくさん

 

低価格商品が出始め市場が活性化しそう!

「機構が複雑なぶん、筆記具のなかでは高額商品で、『オレンズAT デュアルグリップタイプ』のように手ごろな商品も出始めています。今後は各メーカーとも低価格帯の商品を投入してくるはず!」

売れ行き:★★★
革新性:★★
影響力:★★★

 

【コレもチェック!】

操作音を33%カット! 周囲への配慮ができるペン

サンスター文具
mute-on
264円

ノック音を従来品比で約33%抑えたボールペン。「静音設計のペンも、周囲への気遣いができる筆記具として人気が高まっています。本品は意識しないと聞き取れないくらい静か!」(きだてさん)

学習タイマー「ルラップ」は大人の資格試験勉強も効率化! 全体の経過時間と問題ごとのラップタイム計測でペース配分をつかめ

「タイマー学習法」と呼ばれるテクニックがある。これはまさに文字通りタイマーを活用した学習法のことで、大まかに言うと以下の3通りが存在する。

 

1. 25分勉強したら5分休む、といったルーティンを組むことで集中力を継続させる学習法

2. 60分必ず勉強する、などのように制約的に時間を決める学習法

3. テスト形式でどれだけ問題を解くスピードを高められるか計測する学習法

 

1は作業の「区切り」として、2は自分への「約束ごと」として、3は目標の「数値計測」として、それぞれタイマーを使用している。要するに言葉の上で「タイマー学習法」と一括りにされてはいるが、これらは完全に別物だといえる。

 

スピードアタックに最適な学習タイマーが登場

さて、この3つのタイマー学習法のうち、資格取得のための勉強に導入すると良いといわれているのが、3の問題を解くスピードをタイマーで計るタイプ。当然だが試験には制限時間があり、所要時間は意外とタイトなことが多い。さらに、社会人での受験の場合、学生の頃のテスト感覚もだいぶ薄れがち。つまり、あらためて “時間内に問題を解ききるペース配分” を掴むためのタイマーが必要になってくるというわけだ。

 

そこでオススメしたいのが、2023年8月4日にキングジムから発売された、学習タイマー「ルラップ」。このタイマーはラップタイムを計るのに特化した機能を備えており、ペース配分を掴むための勉強に最適なのだ。

キングジム
学習タイマー「ルラップ」
2800円(税別)
3色展開

 

形状は、最近の学習タイマーのなかでも画面の見やすさで人気の高い平置き&斜め液晶タイプ。液晶が斜めの設計なので、画面が陰になりにくくて視認性が高いところがポイントだ。上部には操作用の小ボタン4つと大ボタン2つ、時間を知らせてくれるLEDを備えている。

↑小ボタン左から時間/分/秒/モード切替、大ボタン左からラップ/スタート&ストップ。秒とモード切替の同時押しでカウントリセットを行う

 

↑日付と現在時刻を表示するカレンダー&時計モード。タイマーを使わないときは卓上時計としても使用可能だ

 

基本的にはこの合計6つのボタンを使って操作するのだが、一見では操作方法が分かりづらいため、慣れるまでは戸惑うことがあるかもしれない。ここで簡単に説明しよう。

 

まずカレンダー&時計モード、タイマーモード、デイカウントモードの3モードを「MODE」ボタンでそれぞれ切り替える。タイマーモードは、2段に区切られた画面の上段が大問ごとのラップタイム、下段が総カウントを表示する。時間(HOUR)・分(MIN)・秒(SEC)ボタンで時間を入力してスタートすると「カウントダウン」、設定せずにスタートすると「カウントアップ」タイマーとして働く仕組みだ。

↑時間を設定したら「START / STOP」ボタンでカウントダウン開始

 

カウントダウンまたはカウントアップ中、左側の大ボタン「LAP / RECALL」を押すたびに、ラップ1、ラップ2……と記録していってくれる。従来のタイマーでもラップタイム(途中までの所要時間)が計れるものは多いが、「ルラップ」は、各ラップ(大問)間の所要時間を記録・表示してくれる、という点がユニークである。例えば、スタート~ラップ1は18分45秒、ラップ1~ラップ2は16分28秒、というように都度確認が可能なのだ。

↑ラップごとのタイムを表示するので、それぞれの問題を解くのにかかった時間が一目瞭然

 

一般的には、ラップ計測可能な学習タイマーは、それぞれスタートから最初のラップまでの時間(競技用ストップウォッチでスプリットタイムと呼ばれるもの)しか表示されないものが多く、各ラップ間の時間を出すには、都度引き算をする必要があった。それが、ラップ間ごとのタイムが表示されるなら、例えば模試の大問1を解くのに何分何秒、そこから大問2を解くまで何分何秒、と見たままで読み取れるわけだから、これはもう端的に使いやすいの一言に尽きる。

↑計測終了後に「LAP / RECALL」ボタンを押すとRECALLモードになり、小ボタンの◀▶で各ラップを呼び出せる

 

↑設定時間に達したら、電子音とLEDライトでお知らせ。さらに自動で折り返しカウントアップ(下段左端に折り返しアイコンが表示)が始まるのも便利だ

 

この機能を活用すれば、自分がどの問いで解くのに詰まったか、といった点も簡単に可視化できるので、勉強の効率も上げやすいはず。単に早解きスピードアタックをする場合でも、どの問題で時間を稼ぐことができたか? など、解像度の高い分析が可能になる。結果として、自分に合ったペース配分が掴めるようになる、というわけだ。

 

試験まであと何日? が常に見えるデイカウントモード

もうひとつのデイカウントモードも、他にはあまり見られない機能である。こちらは事前に設定しておいた日まで「あと何日か」を常時表示してくれるというもの。

↑設定期日(上段)までの日数をカウントするシンプルなタイマー。試験へ向けて追い込みをかけるときにいいかもしれない

 

もともとキングジムには、デイカウント専用タイマー「LIMITS」という製品があるが、つまりはこれと近いことができるよ、ということなのだろう。試験当日まであと何日、と表示しておくことで勉強のスケジュールを立てやすくしたり、自分にプレッシャーをかけることもできそうだ。もっとも、筆者はこういうのを常に表示しておくとストレスで胃をやられるタイプなので、個人的にはあまり使いたくない機能ともいえるのだが……。

↑裏面スイッチの切り替えで、サイレント設定や持ち歩き用のボタンロックも可能

 

↑電源は単四形乾電池2本で、約1年間の駆動が可能という

 

しかし、総合的には前述の通り、操作感の分かりづらさはあるけれど、ラップ機能の使いやすさが本当に優秀。サイレント設定(タイマー音なし・LED発光だけで時間を知らせる)のような基本的な機能もきちんと備えており、図書館での使用もできるなど、テスト対策の勉強用としては間違いなくオススメできる製品といえるだろう。

 

これはコスパが高い! カッターから指先をプロテクトする安全定規「ユビテクト」の仕組みと実力

カッターナイフは学校の図工などの授業でも活用されるほど身近な刃物。一方で「ちょっと怖いな」と感じている人は少なくないだろう。筆者も趣味で紙工作を楽しんでいるので、つい先日ダンボールをカットしている最中に、定規からはみ出した人差し指の先を、軽くケガしてしまったばかり。幸い縫うほどの深い傷ではなかったが、2週間程度は細かい作業に不自由した。

 

いくら注意をしていても、人間のやることに「絶対安全」はない。とはいえ、ケガをしないように作られた道具を導入することは、やって損はないはずだ。

 

もう痛い思いはしない!?  指先ガード付き定規

さて、カッターナイフで指を切ってしまうケースでは、先述の筆者のように定規を使った直線カット時であることが少なくないと思う。定規に刃を当てて沿わせてしまえば、あとは切り終わるまでカッターを動かすのみ。その動線上に定規を押さえている指が飛び出していれば、うっかり切ってしまうこともあるよね、という話だ。

サンスター文具
指先ガード定規 YUBITECT(ユビテクト)
各380円(税別)
定番カラー2色/初回限定カラー3色

 

ということは逆に、定規から指が飛び出しさえしなければ、ケガのリスクは大幅に減らせるはず! そんな理屈によって作られているのが、サンスター文具の定規「ユビテクト」だ。一見、ごく普通のプラスチック定規だが、実はちょっと面白いギミックが付いているのでさっそく紹介しよう。

 

「ユビテクト」では、カット作業をするときに、まず本体中央のへこみに指先を入れて軽く持ち上げる。すると、パキッという音とともに、上写真のように半透明の板(以下、ガードプレート)が立ち上がる。このガードプレートが、刃の動線上へと指が飛び出さないように仕切りとして機能するのだ。

↑カット作業時は、まず中央にある半透明の板(写真の白い部分)を持ち上げる

 

↑持ち上げると、指先を守るガードプレートが出現する

 

定規を押さえる指先を、ガードプレートが刃から守ってくれるので、うっかり切ってケガをしてしまう心配がなくなる。さらに精神的にも「ここまで高いガードがあれば刃が届かないだろう」という安心感につながる。この仕組みのおかげで、日頃カッターナイフに苦手意識を持っている人でも、恐怖心を感じずに切ることができるのではないだろうか。

↑刃先と指が完全に仕切られているので、とにかく安心感がある

 

カット時に安全なだけじゃない。定規としても優秀!

「ユビテクト」は長さ17cmで、B5ノートであるセミB5サイズの紙面の横断線を引くのにジャストな長さとなっている。一般的な15cm定規では、グラフや図表を書くのにやや物足りない、ということもあるので、この長さはカット時以外でも使い勝手が良いはずだ。

↑セミB5紙面の端から端までフォローできる、ちょうどいいサイズ感

 

同商品を裏返すと、縞模様のようにマット加工のプレートが入っているのが見える。このマット加工プレートにはすべり止め効果があり、上から指で紙に押しつけることで、定規を安定させることができる。指の力を抜くとスルスルと動かせるので、同じ紙面上を何度も切り込んでいくような作業でもやりやすい仕組みだ。

↑縞状に白く見えている部分がマット加工された部分

 

↑押さえると固定→力を抜くとスルッと動く。適度なすべり止め効果で、平行線を引く時などにも使いやすい

 

唯一の課題は?

このように安全性が高くカットもしやすい定規なのだが、ただひとつ、カット時に使用する面(目盛が入っていない側)にステンレスなどの金属ガードが入っていないのは、少々残念である。使用する際には、アクリルに直接切り込んで削ってしまわないように、注意したほうが良さそうだ。

 

それでも、指先ガードがついたカット定規のほとんどが数千円台であるなか、500円以下という手軽な価格の商品は他にないので、コスパの面ではかなり優秀といえるだろう。ぜひ、似た価格帯で30cmバージョンなどのロングタイプも出して欲しいところである。

 

スマホやタブレットを傷つけずジャストフィット! まとめ持ち専用メモパッド「プロジェクトガジェットメモ」がこんなに気持ちいいなんて

筆者が取材する場合、だいたいはメモは手書きがメインで、状況が許せば録音をしながら写真も撮る、という感じだ。その録音や撮影は、今のところスマートフォンで行うことが多い。1台でどちらも同時にできるからラクなのだ。つまり取材中は、メモ帳とスマホと筆記具を持っているわけだが、このとき筆記具は利き手で握るとして、スマホとメモ帳はもう片方の手でまとめて持つことになる。

 

これが実に収まりが悪かったりする。例えば、両方を重ねて持った場合、スマホよりもメモ帳の方が小さいと、メモ帳がスルッと手から滑り落ちるトラブルが発生しがち。逆にメモ帳の方が大きいと、今度はスマホがズリ落ちる危険性がある。落ちるのを警戒して強く握りすぎると手が疲れるし、メモ帳がヨレヨレになることも……と、スマホとメモ帳をセットで携帯する場合、この“サイズ差”は意外と困った問題なのである。

↑サイズの違うメモ帳とスマホを重ねた状態。持ちづらいし、落とす危険性も高い

 

スマホとセットで持ち歩くための新発想メモ

この問題の解決方法は、実にシンプル。メモ帳のサイズがスマホのサイズに合っていればいいのだ。まさにその発想で作られたのが、オキナ「プロジェクトガジェットメモ」である。

オキナ
プロジェクトガジェットメモ
8.3インチ:800円/6.1インチ:550円(いずれも税別)
各4色展開

 

↑用紙はシンプルな5mm方眼罫

 

まず面白いのは、表紙隅に印刷されたサイズ表記。一般的には「B6」「A7」などの定型や「75×128mm」といった数値表記がほとんどだが、同商品は紙面の対角線サイズで「6.1 inch」「8.3 inch」と表記されている。このサイズ表記に見覚えがあるという人もいるだろう。そう、スマホやタブレットの画面サイズそのものだ。

↑メモ帳としてはおそらく唯一の、紙面対角線を表したサイズ表記

 

「6.1 inch」はドンピシャで現行のiPhone(iPhone 15含む)と同サイズ。そして、「8.3 inch」はiPad miniサイズだ。握った際にメモ帳とスマホの幅がピタッと揃うので、これならズリ落ちる心配はまずないだろう。

 

ちなみに筆者が使っているのは少し大きいiPhone Pro Maxモデル(6.7 inch)なので、ジャストフィット! というほどの感動はないが、それでも十分にまとめ持ちがしやすい。アスペクト比が揃っているため上下もほぼ差がなく、スッキリと手に収まっている印象だ。

↑少し大きいiPhone 12 Pro Maxと重ねた状態。スマホの方が少し大きいが、それでもフィット感は高い

 

もうひとつ、綴じリングが表紙/裏表紙でくるまれている構造も、スマホと一緒に持ち歩くための工夫のひとつだ。これにより、重ねて持った際に金属リングがスマホに直接触れないので、スマホが傷つきにくいというわけだ。画面のガラスは硬度が高いとはいえ、やはり金属と強く擦り合わせれば細かな傷がつく可能性は十分にある。そこに衝撃が加わると割れてしまうこともあるので、この傷がつきにくい仕様はありがたい。

↑金属リングがスマホに触れにくい仕様なので、ひっかき傷をつける心配も少ない

 

携帯して良し・デスクメモに良しの万能っぷり

用紙は、オキナの定番ノートパッド「プロジェクトペーパー」と同じもので、薄くてコシがあり、サラサラとした書き味が気持ち良い。水性ボールペンや万年筆のようなつゆだく気味な筆記具でも裏抜けせず、フリクションインクを消してもヨレづらい、かなり高品質な紙といえるだろう。

 

5mm方眼罫は全4色の表紙色を、それぞれ淡くしたカラーで印刷されている。例えばラベンダー表紙の用紙は淡ラベンダー罫だし、ライラック表紙なら淡ライラック罫という感じだ。表紙を好みの色で選べば中も同系色になるので統一感もあるし、なかなかにオシャレだと思う。

↑表紙と色合わせされている方眼罫。表紙と用紙の統一感がスタイリッシュ

 

表紙には少し珍しい、毛羽立ったベルベットのような質感の厚紙が使われている。この手触りがなかなかに気持ちいいのだが、それだけではなくここにもユニークな機能が備わっている。表紙で摩擦が働いて滑りにくくなるので、机に置いてデスクメモとして使うときに、メモ自体を手で押さえなくてもワンハンドで書くことができるのだ。この安定感はデスクメモにはとても重要な要素なので、表紙/裏表紙に滑り止め機能が施されているのは、それだけでも便利。ただし、表紙の毛羽が机の汚れを拾いやすいので、そこは要注意だ。

↑ベルベットのような柔らかなタッチの表紙

 

↑メモを手で押さえなくても滑らないので、電話を受けつつメモる、という用途にも役立つ

 

↑用紙はマイクロミシン目入り。切り取れば伝言メモとしても使いやすい

 

手で持って良し・置いて良し・書いて良し……ということで、幅広い場で活躍してくれそうだ。特に、今までスマホとメモ帳を重ねて持ち歩いたことがある人なら、この良さはピンと来るはず。実際にスマホとメモ帳がジャストフィットすると、なかなかに感動的な持ち心地なので、ぜひ体感してみてほしい。

 

「黒」を選んで使い分けられる3色ボールペン! サクラクレパス「ボールサインiD 3C」

サクラクレパスは、3色ゲルインキボールペン「ボールサインiD 3C(スリーシー)」を10月下旬に販売開始します。価格は935円(税込)。

 

「ボールサインiD」は、“自分の色を選ぶ”=“独自性(identity)”から付けられた名称で、限定色を含めた最大7色の黒インキから自分に合った色味を選ぶことができ、ビジネスシーンなどでさりげなく個性を表現することができるシリーズです。

 

今回発売となる同製品は、シリーズ初となる3色ボールペン。インキ色は基本の黒・青・赤の組合せだけではなく、ナイトブラック、フォレストブラックのような個性的な黒を採用した製品もあり、“いつもの黒”と“自分の黒”を使い分けることもできます。

 

インキの組み合わせは、「使用頻度の高い黒系が2色ほしい」「赤は使用したい」などのユーザーニーズをふまえ、3パターンを用意。

 

ボディは六角形と丸形を組み合わせた特別な形状で、自然と手にフィットするiD設計を継承し、金属製クリップとペン先を採用した、上質感のあるスタイリッシュなデザインです。

 

スライダーは全体のデザインにマッチしたミニマルな形状で、小さくても操作しやすいエラストマー製です。ボディ色はブラックとホワイトの2色、インキ組み合わせは3パターンの、全6種のラインナップで発売します。

ほぼ日2024年版手帳はワンピコラボ第2弾から岡本太郎「太陽の塔」まで、200以上がズラリ!

ほぼ日は、同社が企画・販売を行う「ほぼ日手帳」2024年度版の全ラインナップが発売をスタートした。2024年版は手帳本体の種類も拡充し、200以上の新作アイテムが用意されている。先月の内覧会では、コラボ2年目の「ONE PIECE」版や岡本太郎「太陽の塔」をデザインしたほぼ日手帳などが展示された。その中から、注目したい商品をピックアップして紹介しよう。

 

「ONE PIECE」版ほぼ日手帳、2024年版は麦わら海賊団の旅を時系列で掲載

↑2024年版「ONE PIECE magazine×ほぼ日」のラインナップ。ワンピース愛が詰まった同シリーズを使えば、麦わら一味と一緒に旅をしているような気分になれそうだ。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

漫画「ONE PIECE」の世界を楽しめるムック本「ONE PIECE magazine」とほぼ日手帳とのコラボでは、ほぼ日手帳をはじめ、手帳カバーや1週間分の予定とメモを見開きで管理できるweeks、文房具に新作が用意されている。まず注目したいのが、内覧会でもひと際目を引いた、1日1ページ特別版のほぼ日手帳「手帳本体オリジナル ONE PIECE」(A6 2970円 税込み、以下同)。ほぼ日手帳の定番である「1日1ページ、文庫本サイズ(A6)」の手帳をカスタマイズした同商品が、2023年の好評を受けて2024年版では中身をアップデートして登場する。

↑「手帳本体オリジナル ONE PIECE」表紙イメージ。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

同商品は、104巻時点までの壮大な物語の中から、重要な役割を果たす言葉を1日1つずつ366日分掲載。さらに、「東の海編」から「ワノ国編」までのストーリーを1月から順を追って編纂(へんさん)されている。2023年版に引き続き、全キャラクターの誕生日もアップデートして掲載される。

↑366日分セリフやキャラクターの誕生日を掲載。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

コミックスから厳選した印象的なシーンも各月トビラに掲載されるほか、巻末のおまけでは「麦わら一味」の冒険をまとめた年表や、日常で使いたくなる印象的なセリフ集、個性的なキャラクターの笑い方を集めたページなども収録されており、まさにワンピースを楽しみ尽くせる一冊だ。

↑各月のトビラでは麦わら一味の旅から名シーンを掲載。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

↑一年の目標を書き込んだり、日常で使いたいセリフを探してみたり、とワンピースを楽しみ尽くせる一冊になっている。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

手帳本体と組み合わせられる、ルフィーが描かれた手帳カバーも、「麦わらのルフィ YELLOW」がA6(4400円)、「麦わらのルフィ PURPLE」がA5(5610円)で用意されている。

↑「麦わらのルフィ YELLOW」(左)と「麦わらのルフィ PURPLE」(右)。作者の尾田栄一郎先生が「ONE PIECE magazine」のために描き下ろしたイラストがプリントされている。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

同社の担当者が「さりげなく『ワンピース』グッズを日常で使いたい人におすすめ」と言う、革タイプの手帳カバー「ONE PIECE magazine / Thousand Sunny LOGBOOK」(A6 1万5400円/A5 2万900円)も。カバーの開閉部分にはサウザンド・サニー号の顔をかたどった金色のボタン、内側の布部分には海図をプリント。購入特典でサニー号の帆をイメージした巾着が付いて来る。

↑購入特典の巾着(左)と「ONE PIECE magazine / Thousand Sunny LOGBOOK」(右)。手帳カバーに使用されているヌメ革は、時間とともに色が濃く変化するので、自分だけのカバーとして育てる楽しみも味わえる。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

ハードカバータイプ「ほぼ日手帳HON」でも、ワンピース手帳が数量限定で登場する。「ONE PIECE magazine / like the sun」(A6 3520円)は、ネクタイの織り生地で海賊船サウザンド・サニー号などを表現。ネイビーの生地を夜の海と深海に見立てたデザインとなっている。週間手帳「weeks」でも同商品(2970円)が用意されているので、より手軽に持ち運びたいという人はこちらを選んでみても良いかもしれない。

↑中身は「手帳本体オリジナル ONE PIECE」と同じ「ONE PIECE」仕様。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

↑より持ち運びしやすいweeks「ONE PIECE magazine / like the sun」。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

さらに、オリジナル文房具でも新作が登場する。2023年版からリニューアルして登場するのは、ほぼ日手帳にぴったりサイズの下敷き「ほぼ日の下敷き Memories」(A6 462円/A5 682円/weeks 550円)。2024年版のプリント柄には、麦わら一味が旅の中で出会った人達との別れのシーンがピックアップされている。作中の名シーンが載った「気持ちが伝わる スクエア一筆箋Vol.2」(660円)や、今や誰もが知る「ドン!」の文字をはじめとしたおなじみのモチーフを手軽に描ける「ほぼ日のテンプレート ONE PIECE」(720円)もチェックしたい。

↑名シーンのセリフに合わせてコメントを書き込めば、ひと味変わったお誘いメモとして楽しめる。©Eiichiro Oda/SHUEISHA

 

万物エネルギーの象徴、岡本太郎「太陽の塔」デザインの手帳も

↑左から、手帳カバー「岡本太郎 / 黄金の顔」A5、A6とweeks「岡本太郎 / 3つの顔」

 

「太陽の塔」といえば、世界的アーティスト 岡本太郎氏の代表作として知らない人はいないだろう。1970年に大阪で開催された日本万国博覧会のために造られたこのモニュメントが、2024年版ほぼ日手帳のデザインに採用された。商品ラインナップは手帳カバー2サイズと「weeks」の3つ。

 

手帳カバー「岡本太郎 / 黄金の顔」(A6 4950円/A5 6050円)は、モニュメントに3つある顔のうち、未来を表す「黄金の顔」があしらわれている。顔の黒い部分はエンボス加工が施されており、立体的な装丁。

↑太陽の塔のてっぺんで輝く「黄金の顔」を見事に再現したデザインは圧巻

 

しおりの先についたゴールドチャームが太陽の塔だったり、内側のポケットには過去を象徴する塔背面の「黒い太陽」がプリントされていたりと、細部にまで遊び心が宿ったデザインだ。

↑「太陽の塔」の全景も描かれた内側のデザイン

 

weeks「岡本太郎 / 3つの顔」(2970円)は、太陽の塔の3つの顔を並べて配置したデザイン。黒、金、銀3種類の箔を使用した、こちらも立体的な装丁になっている。裏面には、金の箔で「TARO」のサインが光る。生命力あふれるモニュメントの手帳を使いながら、毎日をエネルギッシュに過ごしてほしい、という思いで開発された同シリーズ。シンプルながらもスタイリッシュなデザインが魅力なので、ぜひ毎日一緒に持ち歩いてみたい。

↑「岡本太郎 / 3つの顔」は2024年1月始まり。日本語版/英語版から選べる

 

コラボ10年目、過去最多のラインナップが登場の「MOTHER」

↑左から、weeks「MOTHER/ サマーズ」、手帳カバー「MOTHER / ぽえーん。」と「MOTHER / Attention!」、HON「MOTHER / BEGINNINGS」。©Nintendo / SHIGESATO ITOI / APE inc. ©1994 Nintendo / APE inc.

 

「MOTHER」シリーズはコラボ10年目を迎え、2024年版では過去最多となる全5種類のラインナップが登場する。糸井重里氏がゲームデザインを手がけた1989年のファミコン用ソフト「MOTHER」からは、ほぼ日手帳HON「MOTHER / BEGINNINGS」(A6 2970円/A5 5280円)が登場。赤い地に金色のタイトルロゴを大きく配置したデザインは、発売当時のカセット用パッケージとおそろいだという。「ビギニングス」という商品名がぴったりの、まさにコラボ10年目の節目にもふさわしいアイテムといえよう。

↑当時ゲームソフトのパッケージとして画期的だったデザインは、時代を超えて今なお力強い魅力を感じる。©Nintendo / SHIGESATO ITOI / APE inc. ©1994 Nintendo / APE inc.

 

1994年発売のスーパーファミコン用ソフト「MOTHER2」とのコラボは、手帳カバー「MOTHER / Attention!」(A6/3410円)。同商品は、ゲーム内で訪れる街で見かける看板やロゴのタイポグラフィやキャラクターのドット絵があざやかなプリントで散りばめられたデザインとなっている。同じく手帳カバー「MOTHER / ぽえーん。」(A5/4180円)は、オレンジ色のコットン生地上に、ゲームに登場するキャラクター「どせいさん」たちと彼らの台詞がプリントされた、見た目にも可愛いデザインだ。

↑手帳カバー「MOTHER / Attention!」(左)、「MOTHER / ぽえーん。」(右)。「MOTHER / ぽえーん。」では、不思議で、時々詩的なことばが魅力のどせいさんのことばもプリントされている。©Nintendo / SHIGESATO ITOI / APE inc. ©1994 Nintendo / APE inc.

 

weeks「MOTHER/ サマーズ」(2970円)も「MOTHER2」とのコラボ商品。同ゲーム内で訪れる避暑地「サマーズ」のマップがデザインされた同商品は、手帳を開けば海やビーチ、街並みの景色を楽しむことができる。

「ゆめのパラダイス」と名高いサマーズの手帳を持ち歩けば、リラックスした一年を過ごせそう。©Nintendo / SHIGESATO ITOI / APE inc. ©1994 Nintendo / APE inc.

 

ポップなパジャマの柄がそのまま手帳に。パジャマブランド「PAMM」と初のコラボ

↑左から、今回コラボの柄に採用されたPAMMのパジャマ、「PAMM / 寛大なインテリアの手帳」、「PAMM / 寛大なインテリアのPCケース」

 

「PAMM」は、パジャマを「本当のひとり」のときに着る服ととらえ、魅力的で上質なパジャマを生み出すブランド。その柄は、アトリエで一つ一つ手作業によって描かれている。このPAMMとほぼ日手帳が、2024年版で初のコラボを果たした。ラインナップは手帳カバーとPCケースの2種類。手帳カバー「PAMM / 寛大なインテリアの手帳」(A6 5940円/A5 6710円)は、クリーム色のコットン地に、グリーン、ブラック、シルバーの有機的な図柄がプリントされたポップなデザイン。内側は合皮で、外側とは変わった風合いを楽しめる。

↑「PAMM / 寛大なインテリアの手帳」。しおりのひもは、まっすぐなものと波打っているものの2本が備わっている

 

PCケース「PAMM / 寛大なインテリアのPCケース」も同じ図柄がプリントされている。マグネット留めタイプで、裏側の外ポケットには、PCケーブルやちょっとした文房具などを入れて一緒に持ち運ぶことも可能。もちろん、PCケースなので衝撃対策として、生地の間にはクッションが入っており、持ち運び時の衝撃からPCを守ってくれる。

↑PCと一緒に外ポケットにPCケーブルや文房具を入れても十分なサイズで、かわいさと実用性を兼ね備えたアイテムとなっている

 

例年人気の「PORTER」とのコラボに財布が新登場!

↑画像上3つは「PORTER / ミニウォレット Stroll Jr.」、下左から「PORTER / Stroll」(A6)、「PORTER / Stroll」A5

 

小さなバッグを持って出掛けるような使い勝手の良さで人気の、カバンブランド「POTER」とのコラボは2024年も健在。手帳カバー 「PORTER / Stroll」(A6 1万7600円/A5 1万9800円)の生地には、「PORTER」らしいボンディング加工が施されたナイロン素材を使用。カバー正面と背面に広めのポケットがあり、スマートフォンなどを入れてさっと取り出すことができる。カラーは、A6がネイビー、A5がモスグレー。

↑ショルダーストラップも付属しているので、外出時には肩から掛けて持ち歩けるのが嬉しい

 

そして注目の新作「PORTER / ミニウォレット Stroll Jr.」は、「Stroll」をそのままコンパクトサイズにしたような形の財布。内側の左側には、折りたたんだ紙幣やカード類が入るポケットと小銭が入るファスナーポケット。右側には、ミニ方眼ノートがセットされた仕様で、カラーはイエロー/レッド/ブルー(各1万3200円)の3色。手に収まるコンパクトサイズと機能性、そして持っているだけで気分があがりそうな明るいカラーリングが、毎日をさらに楽しく彩ってくれそうだ。

↑「PORTER / ミニウォレット Stroll Jr.」の内側。コンパクトサイズだが、しっかりと機能性にも優れている

 

新しいほぼ日手帳の紙は「トモエリバーS」

↑2024年版から使用される「トモエリバーS」

 

ところで、ほぼ日手帳の用紙にはこれまで「トモエリバー」が使用されていたが、製紙メーカーによる製造中止にともない、2024年版からは新しく「トモエリバーS」へと変更になる。この「トモエリバーS」は、石川県金沢市にある三善製紙が、いちからトモエリバーの特徴である薄さと丈夫さ、書き心地に近くなるよう開発したものだ。それらの良さを引き継ぎながら改良を加え、より裏抜けがしにくく、より軽く、紙の繊維を整えて表面をスッキリさせたという。

 

すべての手帳で変更されるが、weeks(週刊手帳)のみ4月始まりから変更となる。ほぼ日の広報担当者は「たくさんの紙で試し書きを行いましたが、なかなか納得出来るものがなくて半ば諦めていました。三善製紙さんが手を挙げてくださって出来上がった紙に、実際ペンを走らせてみると、とても素晴らしい書き心地だったので感動しました。今は、早く皆さんにも実感していただけることが楽しみです」と当時の苦労とトモエリバーSへの期待を語ってくれた。

 

2024年版からは、手帳本体とカバーが一体になった本のような見た目が特徴の「ほぼ日手帳HON」にA5サイズが追加されるほか、海外人気を受けて英語版のラインナップがほぼ日手帳 (A6/A5)、HON(A6/A5)、Planner(A6)、weeks、weeks Megaの計7種に拡充される。毎年恒例のアーティストとのコラボレーションデザインも豊富な「ほぼ日手帳」、目移り必至のラインナップから自分だけの一冊を選ぶのもまた楽しみだ。

↑ほぼ日手帳英語版のラインナップ一覧

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ノートにピタンと張り付くペン! デジタル時代だってとっさの筆記セットはゼブラ「ピタン」に決まりだ

文房具好きである筆者からすると、あまり理解できない話なのだが……多くの人は、日常的に筆記具を持ち歩いていないらしい。実際に筆記具を持ち歩いていない、という人に「えっ、じゃあ急に書類に署名が必要だったりしたとき、どうするの?」と訊ねたら、曖昧な反応が返って来た。

 

たしかに、情報の書き写しやスケジュールの管理はだいたいスマホでできてしまうので、手帳・メモ+ペンを持ち運ぶプライオリティは、ここ十数年でガクッと落ちてしまった感は否めない。とは言っても、打ち合わせ中にイメージや図を手書きして説明したり、ざっくりしたアイデアをスケッチしたりと、アナログの紙とペンが役に立つケースも、まだ多く残っているのではないだろうか?

↑ペンを “ノートにはさんで携帯する” ことがよくあるが、落としたりノート表紙が破れたりと、けっこうトラブルの元だったりするのだ

 

ノートにピタッとくっつく携帯ボールペン

ともあれ紙とペンはセットで使うものだし、一緒にして持ち歩いた方がラクなのは当たり前だ。手帳ならペンホルダーを備えていることも多いが、ハンドメモやノートはその限りではない。しかし、何か書きたいときに、まずカバンからノートとペンケースを取り出して、さらにペンケースからペンを出して……というのは非効率な気もする。机のない屋外などでは、さらに面倒くささが増すだろう。

 

そういう場合でも便利に使えそうなのが、ゼブラの携帯用ボールペン「ピタン」である。

ゼブラ
ピタン
1200円(税別
4色展開

 

上の写真だけでは、なにがどう携帯用か分かりづらいかもしれないので、実際に使うようにセットしてみると……。

↑ノートの表紙を付属の保護シートで挟んで、その上からホルダー本体の金属クリップでくわえ込む

 

↑これでセット完了

 

↑ノートとペンが一体化して、違和感無くペン1本を常時携帯できる

 

この通り、「ピタン」はノートなどと一体化させて携帯できるボールペンなのだ。セッティングは簡単で、ノートの裏表紙などにまずホルダーのクリップを挟みこむ。このときノートを傷めたくない人は、付属の保護シートを裏表紙に挟み、その上からクリップを装着すればいい。ホルダーとペンは磁石でくっついているだけなので、書くときはペンを持ち上げるだけで、ポコッと簡単に取り外せる。戻すときも、ペンを近付けるだけで貼り付く。シンプルな構造だ。

↑ペンは板状のホルダーに磁石でくっついているだけなので、つけ外しはかなりお手軽

 

↑筆記時には、軸後端のノブをノックして書き出すだけ

 

ノートに厚みがあると、ちょっとペンを取り外しにくいが、その場合はノックノブについているストラップをつまみ上げればOK。ベルトループに差し込むタイプのペンホルダーと比較すると、ペンのつけ外しは驚くほど簡単、かつ手っ取り早い。加えて、ペンを戻す際のパチンという音と感触が軽快で気持ちいいのもポイントだ。

 

イロモノ系? 運用してみたら実は意外と便利かも

「そこまでつけ外しが簡単ということは、意図せずペンが外れて落ちることもあるのでは?」と思った人もいるだろう。もちろん磁石2つで固定しているだけなので、外れないということはない。実際にカバンに入れて持ち運んだ際、カバンの中にペンが落ちていたこともあった。

 

とはいえ、思ったほどはポロ落ちしないなというのも正直な実感だ。特にページ数の多い厚めノートに装着すると、ペン部分に横方向の荷重がかかりにくいのか、かなり安定するようだ。上下方向に関しても、ホルダーに刻まれたストッパーでペンが必要以上にズリ動かないようになっているなど、よく考えられた仕組みだ。

↑磁石はホルダーのクリップの根元あたり(写真の赤色部分)に埋め込まれている

 

ちなみに、ペン自体は初期状態でゲルの0.5mmリフィルを内蔵している。端的に言えばJK-0.5こと「サラサ」芯である。日本国内で一番普及しているゲルインクリフィルなので、外出中にインクが切れても替えの入手はかなりラク。どんな小さな文房具店にだって、まず間違いなく売っているし、コンビニで「サラサ」を買ってリフィルだけ入れ替える、なんて力技でもOKだ。携帯用ボールペンとしては、これもまた充分すぎる強みと言えるだろう。

↑リフィルはお馴染みのサラサ芯。書き味の良さに加えて、気軽にどこでも入手できるのもありがたい

 

これをノートに装着して携帯すれば、ひとまず必要十分。ペンケースを持ち歩かなくても、手書き環境が手に入るというわけだ。見た目も、ノート表紙にペンクリップを挟むよりはかなりスマートで、違和感もほとんど感じない。

↑個人的には、A6〜B7のミニノート(もしくはハンドメモ)との組み合わせが軽快で良いと感じた

 

ペンの書き味にこだわりがあって、好みのペンだけ使いたい! というタイプの人には向かないが、とりあえず書けるものを手間なく持ち歩けたらいいかな、という場合なら抜群に効果を発揮しそうだ。ただし、表紙に挟んだクリップの厚みでページが少しモコッと盛り上がることがあるので、これが気になる人はいるかもしれない。そこだけは注意で。

 

レイメイ藤井の2024年手帳は? 注目のサステナブル素材「竹紙」ダイアリーなど一挙紹介

文房具メーカーとして毎年多数の手帳を展開するレイメイ藤井は、2024年ダイアリーのラインナップを発表した。ロングセラー商品「カラーインデックスダイアリー」や「グロワールダイアリー」のほか、新作ではサステナブル素材「竹紙」を使用した「竹紙ダイアリー」が登場。6月に行われた内覧会で広報担当者に聞いた、新製品のポイントと合わせて、今から注目したい手帳を一挙に紹介しよう。

 

注目のサステナブル素材! 放置竹林問題を解消する「竹紙」とは?

SDGsの取り組みが進むなか、文房具においても環境に配慮したアイテムが数多く発売されている。手帳では、樹脂を含まない100%紙製で分別なしにリサイクル可能にしたり、適切に管理された森林の木材を使用した森林認証紙を使用したり、さまざまな取り組みで商品が開発されている。レイメイ藤井も回収ペットボトルを再利用した製品や、認証森林紙を使用した製品など、SGDsへの取り組みを積極的に行ってきた。そしてこのたび、「2024年版ダイアリー」ラインナップに、注目のサステナブル素材「竹紙」を使用した「竹紙ダイアリー」が新たに加わった。

 

「竹紙」とは、その名の通り竹を原料とした紙のこと。これがなぜ、サステナブルの取り組みへ繋がるのかというと、放置竹林の問題が背景にある。実はいま、生活様式の変化とともに竹の需要が減り、全国で放置竹林が広がり問題となっているという。繁殖力が非常に強く成長の早い竹が隣接森林へ広がり、他の植物の生育を阻害するなど、その被害は甚大だ。この問題解消の取り組みとして、竹を100%使用した「竹紙」を製造することで、持続的かつ大量に竹を資源として活用していくことが可能となり、竹林の整備にも繋がるのだ。

 

書き心地も追求した、竹らしい優しい風合いの「竹紙ダイアリー」

↑竹紙100ナチュラルを使用した「竹紙ダイアリー」

 

「竹紙」の特長は、一般的な上質紙と比べて厚みがあり、簡単に折れたり破れたりしない強度があること。そのため、繰り返しの使用でもダメージを受けにくく、例えば消せるボールペンでの使用にもうってつけなのだという。さらに、クラフト紙のようなナチュラルな紙色には、多彩なインク色がなじみやすい。黒はもちろん、白のインクで筆記しても映える。つまり、手帳のように色分けをしてスケジュールを記入するアイテムへの活用に、竹紙は適しているといえるのだ。

 

↑竹といえばパンダ。ということで、「竹紙ダイアリー」の表紙や本文には、可愛いパンダのイラストがプリントされている

 

レイメイ藤井「竹紙ダイアリー」には、まさに前述した竹紙のメリットを活かしたアイデアが盛り込まれている。基本仕様は、見開き1か月のブロックタイプ。さまざまなインク色が映えることから、「書き込む」要素を増やしたという同商品は、日付の数字を好きな色で塗りつぶすことができる。これにより、一般的な休祝日以外にも、自分のライフスタイルに合わせて大事な予定がある日などを目立たせることが可能だ。

 

また、月ごとのページ下部には、目標などを書き込めるスペースも備わっている。タイトル欄に目標や予定など、思い思いに書き込んで活用すれば、より便利になりそうだ。

↑白インクもはっきりと見やすい。日付だけではなく、そのほかのイラストや文字が白抜きなのは、塗り絵感覚で塗って楽しんでもらいたい、という狙いなのだとか

 

同社 広報課の吉岡学さんによると、竹紙を使用したダイアリーを新たに発売する背景には、同社のサステナブルへの取り組み促進があったという。そのうえで「文房具メーカーとして、日常使いをする手帳には書き心地や使い心地の良いものを提供したいという思いがありました。竹紙は100g / m2で上質紙よりやや厚みがありますので、書き消しを繰り返してもダメージを受けにくい素材です。なので、予定の変更などで書き換えることが多い手帳に最適です。また、人によっては休日が暦通りではないので、日付を自由にカラーリングして、ユーザーそれぞれが使いやすいデザインに仕上げました」と、新商品へのこだわりと特徴を語ってくれた。

 

サイズはB6(1700円)とA5(1900円)の2タイプで、グレー、ブルー、ベージュの3色展開。(すべて税込み、以下同)

 

愛好者の声を反映したロングセラー手帳

ロングセラー商品の新作も見逃せない。2004年の発売開始から、女性を中心に人気を集めている「カラーインデックスダイアリー」は、マンスリーブロックで、月曜始まりと日曜始まりの2タイプが用意されている。

↑「カラーインデックスダイアリー」の月曜始まりはビジネスパーソン、日曜始まりは主婦など、カレンダー通りの仕様を好む人に人気だそう

 

同商品の特徴は、月ごとにカラーが変わるインデックス。これのおかげで、開きたい月をパッと迷いなく開くことができる。スケジュール欄以外には、テレフォンガイド、緊急連絡先、非常時の持ち出し品チェックリストなど、情報ページも充実しており、非常時などに備えて記入しておけばいざというときに携帯して安心できる一冊になっている。

↑月ごとにカラーが変わるインデックス。さらに、月曜始まりタイプは土日の書き込み欄を広くとったフォーマットになっている

 

↑災害用伝言ダイヤルの操作方法など、緊急時にも役立つ情報が掲載されたページ

 

価格は、月曜始まりのポケットB7が750円、B6が1100円。日曜始まりのポケットB7が800円、B6が1200円。シンプルなデザインの月曜始まりに対して、日曜始まりは月ごとに異なる花柄がページにプリントされているので、華やかなデザインが好きな人はぜひチェックしてほしい。

↑月ごとに花柄が変わる華やかなマンスリーブロックの「カラーインデックスダイアリー(日曜始まり)」

 

「グロワールダイアリー」も、ロングセラーの人気商品。シンプルなデザインと、薄すぎない上質紙の書き心地が、特にビジネスパーソンに人気だ。実は、同商品は3年前に一度、フォーマットと紙質をリニューアルしたそう。しかし、その際に愛好者から「従来の仕様に戻して欲しい」という声が多くあがったことで、2年前よりフォーマットと紙を従来仕様に戻したのだという。2024年版も従来仕様なので、「愛好者の方々には、ぜひ安心して引き続き使っていただきたい」(吉岡さん)とのこと。

↑表紙には上品なクロスペーパーを使用。スタンダートサイズはジャケットの内ポケット、コンパクトサイズはワイシャツの胸ポケットにぴったりのサイズ

 

サイズはスタンダート(B6スリム)・コンパクト(B7スリム)の2サイズ。マンスリーは、見開き1か月ブロック式(B6 500円/B7 450円)・同日曜始まり(B6 500円/B7 450円)・同インデックス付き(B6 620円/B7 580円)・同リスト式(B6 500円/B7 450円)。ウィークリーは、片面1週間レフト式(B6 650円/B7 600円)で、各5タイプが用意されている。

 

なお、前述の商品には、すべて2023年12月から2025年3月までの日付入りとなっている。

 

そのほか、スケジュールとノートが1冊で管理できる「フォルダイアリー」、ウィークリーと2ウィークスの予定が一覧できて、表紙とカラフルなエッジのコントラストも鮮やかな「カラーエッジダイアリー」、名刺ケースやカードホルダーに入れて持ち運び可能で商談時などにサッと取り出せると人気の「ネームカードダイアリー」など、数々の2024年版手帳がラインナップされる。

↑「ネームカードダイアリー」マンスリーブロック 650円(左)、「カラーエッジダイアリー」A6 ウィークリー ・2ウィークス 1600円/B6 ウィークリー ・2ウィークス 1800円(右)

 

スケジュールをはじめ、さまざまな情報のデジタル管理が当然になってきた現代。吉岡さんは「スマートフォンでスケジュール管理をすることはもちろん便利ですが、充電切れや非常時など、万が一のときに備える意味でも、『第二のスマホ』としてぜひ手帳を使い続けて欲しいです」と、語ってくれた。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

思わず集めたくなる、コスメのようなデコレーションシール! 貼ってはがせるフィルムシール「COFFRET」キングジムから発売

キングジムは、「日々をたのしむ」をテーマとした文房具ブランド「HITOTOKI(ヒトトキ)」の新しいラインナップとして、コスメモチーフのデコレーションシール「COFFRET(コフレ)」を、10月6日から発売します。

 

同製品は、コスメパレットをモチーフにした、貼ってはがせるフィルムシールです。季節や気分に合わせてコスメを楽しむ感覚で、シールでも自分らしく自由な彩りを楽しんでほしいという同社の思いから企画。価格はいずれも540円(税別)。

 

ベースカラーやポイントカラー、ラメなどが1つにまとまっているコスメパレットのような形状で、カラーは無地・ニュアンス柄・箔押しなどの華やかな印刷パターンを、1冊に詰め込んでいます。シール形状は丸や四角形、半円などを組み合わせています。

 

バランスよくデコレーションができる色の組み合わせになっており、1冊のみでもバランス良く華やかに仕上げられます。フィルム素材で透け感があるので、重ね使いもしやすくなっています。貼ってはがせる粘着力で、何度も貼り直しが可能です。

 

台紙に剥離紙付きのフィルムシールが各色8枚ずつ重なっており、台紙から1枚ずつめくり、剥離紙をはがして使用します。スリムなパッケージで、手帳のポケットなどに入れて、コンパクトに持ち歩くことができます。

 

カラーはホリゾンブルー、フォレストグリーン、シフォンイエロー、ピンクフロートの4種類、形状はラウンド、スクエア、サークル、バー、トライアングルの5種類で、計20種類です。

半分に折りたためるクリップボード! 書類に折り目がつきにくく、コンパクトに持ち運べるキングジム「コンパックボード」

キングジムは、書類をパラパラとめくって閲覧でき、持ち運ぶ時にはコンパクトに折りたためる「コンパック」シリーズに「コンパックボード」を追加。9月29日より発売します。

 

今回発売するコンパックボードは、半分に折りたためるクリップボードです。本体を半分に折りたたみ、ゴムバンドで固定できるので、A4サイズが入らないカバンにも収納できます。

 

ボードを開くと自動で筆記面がフラットになり固定され、開いた状態で筆記ができます。本体下部には書類を安定して固定できる紙おさえも付いており、書類が飛んだりずれたりするのを防ぎます。

 

本体は内側に折りたたむ構造で、書類の中身を見せずに収納することができ、カバンの中で書類を汚れなどから保護します。収納枚数は約15枚で、書類に折り目を付けずに収納できます。

 

本体に収納可能なペンホルダーも付いており、ペンと一緒に持ち運ぶことができ、使いたいときにペンをサッと引き出せます。

 

価格は1350円(税別)で、カラーはアオ、キイロ、シロ、クロの4色展開です。

 

株式会社キングジム お客様相談室(全国共通):0120-79-8107

ホームページ: https://www.kingjim.co.jp/

トンボ鉛筆「MONO」が医療用スクラブとコラボ! ワンポイントチラ見えするモノ消しゴムの刺繍にキュン

メディカルアパレルの企画、製造、販売を行うクラシコは、「スクラブをキャンバスに。もっと楽しく。」をコンセプトにしたスクラブライン「Scrub Canvas Club」シリーズ第8弾として、文房具メーカー・トンボ鉛筆の「MONO」ブランドとのコラボレーションアイテムを、9月7日より販売開始します。

 

今回発売となるのは、創立110周年を迎えたトンボ鉛筆の代表的製品モノ消しゴムの刺繍を配した、「R21 Scrub Canvas Club:MONO スクラブトップス(男女兼用)」と、「R22 Scrub Canvas Club:MONO スクラブパンツ(男女兼用)」。

 

カラーバリエーションはディープネイビー、白、グレーの3色で、価格はいずれも1万890円(税込)です。

 

スクラブトップスは、程よいカジュアルなシルエットやサイズ感が特徴。両サイドの腰ポケットには印鑑、スマートフォンなどの小物とペンが分けて入れられる仕切りポケット付きで、ちょうどMONOのボールペンが収まるサイズです。右腰ポケの中にはループをつけており、鍵などを引っ掛けて小物ポケットに収納可能。

 

左腰ポケの上にモノ消しゴムと同じサイズの刺繍がさりげなく施されています。

 

首の後ろのストラップフックの下には、勝ち虫と呼ばれる縁起の良い虫で、トンボ鉛筆のシンボルマークの由来であるトンボのマークをお守りのようなイメージで忍ばせています。

 

スクラブパンツは、トップス同様程よいカジュアルなシルエットやサイズ感で、両サイドの腰ポケットには印鑑などのコインポケットをつけています。右腰ウエストにはループをつけており、鍵やスマホストラップなどを引っ掛けてポケットに収納可能。後ろポケットの上には、モノ消しゴムと同じサイズの刺繍をさりげなく施しています。

管楽器のピストンバルブのようなノック部分が特徴! サクラクレパスから“自由を奏でる”ノック式ボールペン「SAKURA craft_lab 008」発売へ

サクラクレパスは、ノック式単色ゲルインキボールペン「SAKURA craft_lab 008」を、11月上旬に発売します。価格は6500円(税別)。

 

「SAKURA craft_lab」は、子どものころの無邪気な気持ちを思い起こさせ、いつまでもペンを走らせていたくなるような「大人の筆記具」を生み出すために生まれた、「かく」喜びを届ける筆記具開発ラボ。

 

今回発売となる同製品は「自由を、奏でよう」をテーマに開発した、シリーズ初のノック式ボールペン。ノック部分は管楽器のピストンバルブのようなデザインを採用し、ボディにはアルマイト染色によるアルミ軸と真鍮製のグリップを取り入れています。また、頭冠にはサクラマークの印刷が施されています。

 

ボディのカラーバリエーションは、「#51 トライトーンゴールド」「#20 アシッドピンク」「#29 グルーヴグリーン」「#36 ビバップブルー」の4色。インキ色はブラックを標準搭載していますが、そのほかに別売でブルーブラック、ボルドーブラック、グリーンブラック、ブラウンブラック、漆黒を用意。別売のレフィル(替え芯)は漆黒が250円(税別)で、それ以外は200円(税別)です。

丈夫なプラスチック製! インデックスとタブがひとつになって、書類が見つかりやすく取り出しやすい「ファイルタブ」

カンミ堂は、「ファイルタブ」を、8月25日に発売します。価格は450円(税別)。

 

同製品は、クリアファイルにタイトルをつけて貼ることで、書類が見つけやすくなる「分類・見出し機能」と、“つまんで引っ張って”クリアファイルをそのままさっと引き出せる「タブ」としての機能をもつ、プラスチック製のクリアファイル用インデックス。

 

厚さ約0.4mmの透明プラスチックで、インデックス自体にしっかりした厚みがあり、ファイルボックスの中などで折れたり破れたりすることがなく、見出し部分の見やすさを保つことができます。

 

粘着部分には、独自の強力な粘着素材を採用。粘着面は上方向や左右に引っ張り出す力に強く、はがすときの力には柔軟で、使用中はしっかり貼りつき、はがしたいときにはのり残りせずにはがすことができます。

 

無地カラーと方眼チェックの2つのデザインを楽しめる「ファブリック」と、オフィスでも使いやすいライン入りの「ベーシック」の、2タイプ計4種を展開。セット内の9枚はすべて異なるデザインなので、色柄で分類することもできます。

 

付属のラベルシールは30片入りで、水性ペンでも筆記が可能です。

パイロットの“疲れにくいペン”とコラボ! 手に馴染む使い心地……ワコム「Dr. Grip Digital for Wacom」

ワコムは、総合筆記具メーカーのパイロットコーポレーションとコラボレーションした「Dr. Grip Digital for Wacom」を、8月29日に発売します。価格は6380円 (税込)。

 

同製品は、パイロットコーポレーションの筆記具Dr. Gripの使いやすさを継承したデジタルペン。太い軸径と弾力性のあるラバーグリップは、握りやすく、長時間使用するときにも疲れにくくい構造です。ペンはノック式で、ペン先を収納して保護することができ、持ち運びにも便利です。電源コードや電池を必要とせず、思い立ったらいつでも筆記できます。パームリジェクション機能を備えており、手の一部が画面に当たっても、ペン先のみを認識し、安定した筆記が可能です。カラーバリエーションはアクアブルーとブラックの2色。

 

8月29日から順次発売するペンタブレット製品「Wacom One」シリーズに対応しているほか、一部ペン対応のWindows PCやAndroid端末で利用することも可能。対応デバイスはワコム公式サイトの当該ページをご覧ください。

 

購入特典として、付属ソフト「Bamboo Paper」で使える、特別なノートデザイン・罫線デザインをダウンロードできます。