東京モーターショー2017|プジョーとDS、シトロエンのフレンチ3ブランドはニューモデルを披露

プジョーは308がジャパンプレミアとして発表(と同時に発売開始)されたほか、ヨーロッパ各国で2017カーオブザイヤーを獲得した5008や3008といったミニバン、SUVモデルを中心に展示。

20171102_suzuki3

プジョー308
20171102_suzuki1

308GTiには270psの出力を誇る1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを用意。そのほかにも1.2リッター直列3気筒ガソリンエンジンや1.6リッターと2リッターをラインナップする4気筒クリーンディーゼルなど豊富なバリエーションが揃う。

20171102_suzuki2 20171102_suzuki9 20171102_suzuki10

2014年に創設されたDSオートモビルズからはDS 7 クロスバックが東京モーターショーで日本向けにアンヴェール。さらにラグジュアリーブランドらしくDSオーナーに対してのホスピタリティサービスである「DS ONLY YOU」も日本国内への導入もアナウンスされた。

 

DS 7 クロスバック
20171102_suzuki7
カメラセンサーで自車の5~20m前方の路面状況をスキャンし、その情報を元にダンパーを4輪それぞれに電子制御する「DS ACTIVE SCAN SUSPENSION」を搭載。

20171102_suzuki8 20171102_suzuki5 20171102_suzuki6

一方、新たなブランドシグネチャー「INSPIRED BY YOU」を掲げたシトロエンは、西展示棟アトリウム会場で個性的なデザインと快適性を兼ね備えたCITROEN GRAND C4 PICASSOとC3を披露。

 

シトロエンC3
20171102_suzuki4
オンボードカメラが搭載され風景などを写真やムービーとして撮影し、スマートフォンを介してシェアできるシトロエン・コネクテッドカムを搭載。自動車としては世界初の装備となっている。

 

(レポート:山中知之)

東京モーターショー2017|FCVやEVスポーツ、AI搭載のコンセプトなど、次世代の交通環境を見据えるトヨタ

トヨタは、燃料電池バスの「SORA」をはじめ、FCVの美点を最大限に引き出した「Fine-Comfort Ride」、LPGハイブリッドの「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」といった、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた公共交通機関および乗用車のありかたを提案。さらには、人工知能を搭載して新たな交通手段のツールとなる「Concept-愛i」シリーズなど、次世代の交通環境の核となる技術をイメージできる提案を行った。

20171027_suzuki1

SORA
20171027_suzuki11
2018年から市販が予定されているトヨタのFCバスの「SORA」。モーター駆動による変速ショックのないスムースな加速や、バス停へ自動で近接する機能、全方位の安全確認システムなどを搭載。車イスやベビーカーの搭乗を意識した室内デザインや、外部への電力供給システムなども備える。環境都市に向けた、乗りに行きたくなるバスが登場する。

 

JPN TAXI/Fine-Comfort Ride

20171027_suzuki12 20171027_suzuki13 20171027_suzuki7 20171027_suzuki8

Concept-愛i

20171027_suzuki10 20171027_suzuki9

人工知能を搭載し、乗員とより密接なコミュニケーションを図るConcept-愛iシリーズだ。ドライバーを中心に、個性やクセなどを学習し、体調などを含めた情報を察知し、さまざまな提案を行ってくれるもの。クルマ側がドライバーを見守り、必要な時は運転支援や自動運転などにシフトしてサポートする。ドライバーの感情や嗜好に合わせて会話を誘導するなど、新たなツールとなる。2020年頃には、機能の一部を公道実証実験される見込みだ。

 

もちろん走りの楽しさを目指すべく、次世代スポーツモデルをマットブラックのボディで具現化した「GR HV SPORTS concept」をワールドプレミア披露。一方で、20年ぶりのモデルチェンジが予定されている最上級ショーファーモデルの「センチュリー」や、コネクティッド技術を投入してIoT社会に対応する「新型クラウン」のコンセプトモデルなど、近未来に市場に投入されるモデルを公開している。

 

GR HV SPORTS concept

20171027_suzuki2
20171027_suzuki3
EVでスポーツモデルに挑んだコンセプトカー。トヨタはWECにハイブリッドレーシングマシンの「TS050 HYBRID」で挑んでいるが、その技術を市販化に結びつけている。バッテリーの搭載位置の最適化や、マニュアルシフト化でタイムラグを感じさせないなど、実際にテスト走行を重ねてフィーリングの熟成なども行っているとか。GR86と共通のパーツを使うなど、GRブランドの牽引役を担う可能性もありそうだ。

 

センチュリー
20171027_suzuki4
20年ぶりのモデルチェンジが確定している「センチュリー」は、日本の最先端技術を結集させたショーファーモデル。スムースで快適な居住空間を実現させるために、より繊細なコントロールが可能となる動力特性に仕上げられている。一方で、最先端の安全技術を余すところなく搭載。快適で安全なモデルに仕上げられている。後席の居住性には最大限の配慮が施され、フラットで乗降性のいいフロア形状とし、吸音材や遮音性の高いガラスを採用してトップクラスの静粛性を実現。シートは、ソファと同様のスプリングを採用したクッションを採り入れている。

 

クラウン・コンセプト

20171027_suzuki5 20171027_suzuki6

「CROWN Concept」は、「走行性能の追求」と「コネクティッド技術の進化」を追求したモデルだ。嘗めるように走り、目線のぶれないフラットな乗り心地、そして意のままに操れる運動性能を実現。信号の情報やクルマ同士とつながる「ITS Connect」や、ETCゲートからETCゲートまでを自動運転する機能なども搭載。コネクティッドカーならではのリモート技術を活かし、モビリティサービスの進化も提供していくという。市販化は2018年の夏頃の予定。

 

(レポート:田草川弘之)

東京モーターショー2017|BMWは「ストーリー・オブ・ラグジュアリー」でグローバル市場でのさらなる成長を狙う!

2017年も第四4半期を迎え、BMWグループの全世界における販売台数は180万台を越えて+3.7%の上昇を達成、BMWブランドの日本国内での成長率は+3.2%と年々伸びている。プレスカンファレンスに登壇したビー・エム・ダブリュー株式会社のペーター・クロンシュナーブル代表取締役社長は、数多くの重要で魅力的なニューモデルを導入してラインナップを拡充し続けてきたことが好調の理由とコメント。続けて、アジア・プレミアとして次世代BMWラインナップを担う5モデルを披露した。

20171102_suzuki2

コンセプト8シリーズ
20171102_suzuki3

20171102_suzuki6 20171102_suzuki10

Z8やi8といったラグジュアリーかつエモーショナルでスポーティなクルマにだけ与えられる「8」を冠した、8シリーズ・クーペを示唆したコンセプトモデル。新デザインのキドニーグリルや低くワイドなカーボン製シェルをはじめ、情報伝達能力を追求して円形のアナログメーターをリデザインしたメーターディスプレイなどすべてが未来的。

 

まずアンベールされたのが、サーキットでの厳密なテストを繰り返し公道用に改良を重ねることで、これまでにないラグジュアリーな装いながら、レーシング・マシンと同等のパフォーマンスを発揮するというコンセプト 8 シリーズ。そして、あらゆる点において未来的で新しいBMWを予感させる、流麗でエモーショナルなデザインを纏ったオープン2シーター・スポーツカーのコンセプト Z4だ。

 

コンセプトZ4

20171102_suzuki4

20171102_suzuki7 20171102_suzuki1

ロー&ワイドを強調したスタイリングやミニマムな操作系でドライビングに集中できる環境が構築されたコックピットが独創的。ドライビングの歓びを満喫する運転席と優雅な走りを楽しむナビシートは異なるカラーだ。解放感を追求しサイドウインドーがないのがコンセプト・モデルらしい。

 

そして、0→100㎞/h加速3.4秒を実現したという最新世代Mモデルの新型M5。新しいラインナップとしては、5シリーズ・グランツーリスモの後継にあたる、6シリーズ・グランツーリスモとフルモデルチェンジを経て3代目にシフトしたSAVモデルのX3など。いずれも「駈けぬける歓び」がコアバリューに据えられておりブランドのさらなる躍進の原動力になるに違いない。

 

M5
20171102_suzuki5

4.4リッターV型8気筒ツインターボエンジン(最高出力600ps/最大トルク750Nm)に、新型8速Mステップトロニック・トランスミッションとフルタイム4WDのM xDriveを組み合わせることで0→100km/h加速3.4秒を実現。ルーフをCFRP製にエンジンフードをアルミ製とするなど軽量化も徹底。

20171102_suzuki5 20171102_suzuki12 20171102_suzuki13 20171102_suzuki8 20171102_suzuki9

(レポート:太田 輝)

東京モーターショー2017|メルセデスの未来図はEVとAIを融合させた「EQ」を2022年までに10モデル投入

2017年度におけるこれまでの販売台数は前年同期より12%アップし、9月には単月販売台数として55ヶ月連続で過去最高を記録しているメルセデス・ベンツ。日本では2013年から4年連続で過去最高を更新し続けているという。そうした優位な立場を将来にわたり維持するためにダイムラー社が立てた戦略が「CASE」だ。「コネクト」「自動運転」「シェア&サービス」「電気自動車」の4つの技術を組み合わせ持続可能なモビリティを提供していくのが狙いである。その一環として立ち上げられたのが「Electric Intelligence」という意味も込められた電気自動車専門となるEQというブランド。

20171102_suzuki1

コンセプト EQA
20171102_suzuki3

20171102_suzuki4 20171102_suzuki15 20171102_suzuki14

コンパクト・クラスのパワフルなEV。前後アクスル間のフロア下にマウントされた高効率リチウムイオンバッテリーは拡張が可能だ。駆動システムにはふたつの電気モーターを使用し、バッテリーを拡張すればシステム出力は200kW以上まで高められる。電気モーターを前後アクスルそれぞれに搭載した4輪駆動で、0→100㎞/h加速は約5秒、前後トルクを可変配分して航続距離は約400㎞だ。

 

AMG プロジェクト・ワン
20171102_suzuki2
アジア・プレミアとなるAMG プロジェクト・ワンは2シーターのスーパースポーツ・モデル。最新のフォーミュラー1ハイブリッドテクノロジーをほぼそのまま採り入れたというスペックは、最高出力1000ps以上、最高速度350㎞/hというモンスターぶりだ。パワートレインはターボエンジン1基と電気モーター4基で構成されており、電気モーターはひとつがターボチャージャーに組み込まれ、もうひとつはエンジンに内蔵、残りのふたつが前輪を駆動する。

20171102_suzuki16 20171102_suzuki18 20171102_suzuki17 20171102_suzuki20 20171102_suzuki19

すでに着実に進められている電化のアプローチには、すべてのセグメントに電気自動車をラインナップすることも含まれており、また2022年までに10モデル以上の電気自動車を発売する予定だ。電気自動車には一般的なBEV(バッテリーEV)だけでなく燃料補給が短時間で可能なうえ連続航続距離が長い燃料電池車も織り込まれている。今回のショーでは燃料電池車としてGLC F-CELLが、BEVとしてコンセプト EQAがアジア・プレミアとなった。

 

GLC F-CELL
20171102_suzuki5
GLC F-CELLは最高出力200ps、最大トルク350Nmの電気モーターにより走行する燃料電池車。特筆すべきは容量4.4㎏の水素タンクのほかに総容量13.8kWhのリチウムイオンバッテリーも搭載されておりハイブリッド/燃料電池/バッテリー/チャージの4つのモードを自由に選択して走ることができる点にある。連続航続距離は437㎞となり、これにリチウムイオン電池のみで走行するEV航続距離49㎞が加わる。

20171102_suzuki6 20171102_suzuki9 20171102_suzuki7 20171102_suzuki8 20171102_suzuki10 20171102_suzuki11 20171102_suzuki12 20171102_suzuki13

(レポート:太田 輝)

【東京モータショー2017】スバルの新世代スポーツセダン「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」を世界初公開!

世界初公開された「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」は、次世代スポーツセダンのデザインスタディモデル。低く構えたクーペルックのフォルムが目を惹くだけでなく、進化型アイサイトやレーダー、高精度GPSなどによる高度運転支援技術も示している。

20171102_hayashi_LV_09

 

 

VIZIV PERFORMANCE CONCEPT

20171102_hayashi_LV_10

SUBARUの走りを示す意匠は、「DYNAMIC×SOLID」というデザイン哲学に基づくもので、バンパーやフェンダー、ルーフなどの随所にカーボン素材を使用。次世代型アイサイトをはじめ、レーダーや高精細地図などにより究極の安全として事故ゼロを目指す技術の搭載も示している。

 

プレスカンファレンスで吉永泰之社長は、アイサイトの開発において地球何周分もしてきたことから生まれたという「安心・安全」、そして「走る愉しさ」を強調。SUBARU車オーナーは、その魅力をとことん使い倒す方が多いそうで、キャンプなどのアウトドアやスキーなどのアクティビティなどで愛用されているという。さらに、アメリカでは、98%の人が10年以上同じSUBARU車を乗り続けているという例を提示。こうしたファンの声に応えるべく「安心・安全」、「走る愉しさ」をさらに磨く姿勢を示していた。

 

IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT

20171102_hayashi_LV_11

「STI」とは違う世界観を目指したという「SUBARU IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT」。最新のスポーツギアをまとったオシャレなランナーのイメージが反映されているという。なお、市販限定車の「WRX STI S208」と同じデザイナーが外観のデザインを担当している。

 

そのほかのコンセプトカーでは、インプレッサスポーツをベースに、STIとは違ったスポーティテイストを表現し、都会的な雰囲気も漂う「IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT」、XVに専用オフロードタイヤやホイールアーチにタフな印象をもたらすクラッディングが施された「XV FUN ADVENTURE CONCEPT」を披露している。

 

XV FUN ADVENTURE CONCEPT

20171102_hayashi_LV_12

都会にも映えるスタイリッシュなフォルムと、高い悪路走破性を備えたXVをさらに強調したコンセプトカー。冒険心や遊び心を表現するため、ルーフにテントを積載した。内装はデニム調のファブリックシートによりラギッド感を演出している。

 

20171102_hayashi_LV_13

 

 

 

【東京モーターショー2017】「すぐそこにある」最新が揃う堅実さは、まさにフォルクスワーゲンならでは!

出展車両の9台中、実に8台がジャパンプレミアとなるフォルクスワーゲンだが、そのラインナップは実に堅実。売っていない、あるいは売る予定のないクルマは1台も存在せず、唯一近未来的なのはVR(仮想現実)、あるいはAR(拡張現実)を駆使したインタラクティブな展示コーナーぐらいのもの。

20171101_hayashi_LV_01

ブースの主役は往年の名車、「タイプ2」のオマージュ的キャラクターのI.D BUZZだが、このコンセプトカーも2022年の市販化がアナウンスされている。

 

 

I.D BUZZ

20171101_hayashi_LV_02

20171101_hayashi_LV_03

20171101_hayashi_LV_04↑2022年の市販化が決定しているフルEVのミニバンで、航続距離は600㎞以上という実用性の高さが魅力。発売時期から察せられる通り、運転支援システムも完全自動運転レベルになるとか。その外観は往年のミニバス「タイプ2」を彷彿とさせる仕上がり

 

すでに商品化されている展示モデルにも見どころは多い。今回の準主役は最近日本でも発売されたアルテオンだが、要注目株はやはり新型ポロと走り好きにはたまらないup! GTIだろう。いずれも2018年にはリリースされる予定だ。

 

 

ポロ

20171101_hayashi_LV_05

20171101_hayashi_LV_06↑欧州Bセグメントのベンチマークとして君臨してきたポロの最新バージョン。ゴルフと同じく、MQBと名付けられたフォルクスワーゲン入魂の基本骨格を採用。ボディは先代より大きくなったが車重は逆に軽くなった

 

 

アルテオン

20171101_hayashi_LV_07

20171101_hayashi_LV_08↑かつてはパサートCC、後に単にCCと名乗った4ドアクーペの実質的な後継モデル。外観はクーペテイストながら、ワゴンに匹敵する使い勝手を実現している点も魅力のひとつで運転支援システムも充実。日本には280㎰を発揮する2ℓターボ+4WD仕様が導入。価格は5,490,000~5,990,000円

 

 

up! GTI

20171101_hayashi_LV_09

20171101_hayashi_LV_10↑フォルクスワーゲンではルポGTI以来となるスモールクラスのスポーツモデル。115㎰と200Nmを発揮する1ℓ3気筒ターボに6速MTを組み合わせ最高速は197㎞/hをマーク。その車重は本国仕様で1トンを切る997㎏

 

 

パサート・ヴァリアントTDI

20171101_hayashi_LV_11

‘18年初頭の導入が決定したパサートのディーゼルモデル。搭載するのは2ℓターボで、日本仕様はEGR、尿素SCR、DPFを標準で装備するという。そのキャラクターを思えば、待望の正式導入といえるだろう。↑‘18年初頭の導入が決定したパサートのディーゼルモデル。搭載するのは2ℓターボで、日本仕様はEGR、尿素SCR、DPFを標準で装備するという。そのキャラクターを思えば、待望の正式導入といえるだろう

 

 

eゴルフ

20171101_hayashi_LV_13

日本でもすでに受注開始となっているゴルフ初のフルEV。200Vの普通充電とチャデモの急速充電に対応。35.8kWhの総電力量を持つリチウムイオン電池を搭載し、最大の航続距離は301㎞という。モーターの出力とトルクはそれぞれ136㎰と290Nm。価格は4,990,000円。↑日本でもすでに受注開始となっているゴルフ初のフルEV。200Vの普通充電とチャデモの急速充電に対応。35.8kWhの総電力量を持つリチウムイオン電池を搭載し、最大の航続距離は301㎞という。モーターの出力とトルクはそれぞれ136㎰と290Nm。価格は4,990,000円

 

 

 

【東京モーターショー2017】日産自動車のクロスオーバーEVコンセプト「IMx」は航続可能距離600km!! 700NmでGT-Rを超える

完成車検査の一部を無資格者が行っていた問題で、ダニエレ・スキラッチ副社長の謝罪から幕を開けた日産自動車のプレスカンファレンス。しかし、ブースはEVを中心とした最新技術の見本市といったところで、世界初公開されたクロスオーバーEVコンセプトの「NISSAN IMx」を中心に、新型リーフの「LEAF NISMO Concept」、「セレナ e-POWER」といった初公開モデルが脇を固め、強みである電動化技術を全面的に押し出している。

20171101_hayashi_LV_15

 

 

NISSAN_IMx

20171101_hayashi_LV_16

2020年代はじめのEVはこうありたいという想いが込められた「NISSAN_IMx」はEV専用プラットフォームを採用し、前後ツインモーターにより4輪を駆動。航続可能距離600㎞超、出力は160kW+160kW、最大トルクは700Nmを想定。「和」の雰囲気が漂う内装は、自動運転時代の空間のあり方を提案している。↑2020年代はじめのEVはこうありたいという想いが込められた「NISSAN_IMx」はEV専用プラットフォームを採用し、前後ツインモーターにより4輪を駆動。航続可能距離600㎞超、出力は160kW+160kW、最大トルクは700Nmを想定。「和」の雰囲気が漂う内装は、自動運転時代の空間のあり方を提案している

 

 

LEAF NISMO Concept

20171101_hayashi_LV_18

専用デザインをまとう「LEAF NISMO Concept」は、Cd値を維持しながらリフト量を低減し、空力向上を実現。専用サスペンションやタイヤなどに加えて、速度域を問わず瞬発力の高い加速フィールを引き出せる専用チューニングコンピューターも搭載する。↑専用デザインをまとう「LEAF NISMO Concept」は、Cd値を維持しながらリフト量を低減し、空力向上を実現。専用サスペンションやタイヤなどに加えて、速度域を問わず瞬発力の高い加速フィールを引き出せる専用チューニングコンピューターも搭載する

 

 

セレナe-POWER

「セレナe-POWER」は、室内や荷室の広さ、使い勝手の良さはそのままに、100%EV走行でありながらエンジンを発電機として使うことで航続可能距離の不安を払拭。外観ではグリルに「e-POWER」の象徴であるブルーのアクセントが施され、専用LEDテールランプや専用バッヂが「e-POWER」である主張する。発売は2018年春の予定。↑「セレナe-POWER」は、室内や荷室の広さ、使い勝手の良さはそのままに、100%EV走行でありながらエンジンを発電機として使うことで航続可能距離の不安を払拭。外観ではグリルに「e-POWER」の象徴であるブルーのアクセントが施され、専用LEDテールランプや専用バッヂが「e-POWER」である主張する。発売は2018年春の予定

 

さらに、2018年の第5シーズンから日系自動車メーカーとして初となるフォーミュラE参戦も表明した。累計走行距離が35億㎞に達しているリーフなどの知見を生かし、同社の電動化技術を活かしながら、走る実験場としてさらなる知見の集積を狙う構えだ。

 

また、電動化とともに注力している自動運転技術では、2020年以降の実用化を目指し、最新世代の「プロパイロット」を搭載した実験車両での公道を開始したと表明している。

 

 

 

東京モーターショー2017は、10月28日(土)から一般公開がスタート!

ピュアなクルマ好きはもちろんのこと、最先端技術にアンテナを張るなら必見といえる、2年に一度の楽しみである国際自動車ショーが、いよいよ10月28日の土曜日から東京ビッグサイトで一般公開される。

20171027_hayashi_LV_01

 

20171027_hayashi_LV_02↑メインエントランスとなる中央ゲートに近い西展示棟では、TOKYO CONNECTED LAB 2017といった体感ゾーンやトミカコーナー、アトリウムにはソニー・インタラクティブエンタテインメントがグランツーリスモSPORTの体験ブースを出展

 

遡ること半世紀以上前、東京の日比谷公園で行なわれた「全日本自動車ショウ」は、当時の庶民が恋い焦がれた乗用車が間近に見られる貴重な機会だったという。その後、高度経済成長の兆しが見えた1964年、晴海で開催された第11回から現在の「東京モーターショー」へと呼称を変えて、マイカーブームの火付け役となった。

東展示棟には国内外メーカーのコンセプトカーや日本初公開となる最新モデルを多数展示。各ブランドのイメージやモデルのコンセプトを表現した演出にも注目したい。↑東展示棟には国内外メーカーのコンセプトカーや日本初公開となる最新モデルを多数展示。各ブランドのイメージやモデルのコンセプトを表現した演出にも注目したい

 

市場のグローバル化にともない東京・晴海から千葉の幕張へと会場を移して、ますますビッグスケールな国際イベントへと成長を遂げ、2011年の第42回にはかつての晴海見本市会場を彷彿とさせる、お台場エリアの東京ビッグサイトへと舞い戻った。そしてこの2017年は、第45回目となる東京モーターショーが開催される年。国内外ブランドの魅力的な最新モデルたちはもちろん、持続可能なモビリティに向けた開発スタディが、続々と市販モデル化されている事実には驚かされるだろう。

20171027_hayashi_LV_04

しかも、今開催ではそこからさらに先を見据えた最先端テクノロジーの結晶が披露されるはず。パフォーマンスと環境性能を両立させたスポーツカーや洗練度と航続距離が改善された電気自動車、快適なドライブを約束するインターフェイスに自動運転技術など、われわれクルマ好きをワクワクさせてくれる9日間がはじまるのだ。
青海エリアでの試乗体験プログラムやシンポジウム、ジャーナリストによるガイドツアーなど、充実したコンテンツも期待大。もちろん来場は公共交通機関にて(りんかい線「国際展示場」駅下車徒歩約7分/ゆりかもめ「国際展示場正門」駅下車徒歩約3分/路線バス、空港バス、水上バスほか)、くれぐれも千葉の幕張に向かわぬようご注意を。

 

http://www.tokyo-motorshow.com/