11月28日、「#イートミントなう」というハッシュタグと共に、様々なクリエイターが一斉にキャッチコピーやイラストをTwitterに投稿。SNSをフル活用したプロモーションが大反響を呼んだ。
出典画像:「イート・ミント」特設サイトより
「株式会社ロッテ」の秀逸な広告
「イート・ミント」とは28日に発売された、「株式会社ロッテ」の新商品。ガムでもタブレットでもない新カテゴリーのキャンディで、気分をリフレッシュしたいビジネスパーソンに向けた商品だ。
そんな「イート・ミント」の発売日に、「#イートミントなう」というハッシュタグがTwitterを席巻。ジャンルを問わない多くのクリエイターが作品を投稿した。例えば人気バンド「凛として時雨」のピエール中野は、「ジュワッとミントのバイブス溢れみ!」というキャッチコピーを投稿。そしてフォロワー数1万2000超のイラストレーター“ざきよしちゃん”は、「イートミントをイメージしてPRイラストを描きました!」というコメントと共に可愛らしい“イートミントの妖精”のイラストを投稿している。
その他にもフォロワー数約9万8000のネタツイッタラー“みなみ こい”や、フォロワー数約22万1000の主婦Twitter“DJあおい”なども参加。独創的な作品の数々に「“#イートミントなう”でタイムライン眺めてるだけでも楽しい!」「みんな面白いこと考えるなぁ」といった声が続出した。
また「これってインフルエンサーマーケティングのお手本じゃね?」という指摘も。“インフルエンサーマーケティング”とは、SNSなどで大きな発信力を持つ人々“インフルエンサー”を巻き込んだ広告手段のこと。今回の「#イートミントなう」も公式からのアナウンスはないが、企業側から参加者に何らかの依頼があったと見られている。
そのためSNSなどでは「これはすごい効果的なプロモーションだと思う」「インフルエンサーが一斉に投稿してトレンドに浮上→みんなが見る→リツイートで拡散される。無駄がなさすぎるだろ…」「ロッテさんやるなぁ」と称賛する声が続出した。
様々な業界で重宝されるインフルエンサー
近年注目されている“インフルエンサーマーケティング”は、様々な業界で行われている。例えばゲーム業界は、動画投稿サイトなどで多くのPVを集める“ゲーム実況者”をインフルエンサーとして起用。ゲーム実況者に特化した“インフルエンサープロダクション”も設立されている他、2015年には任天堂が広告収益を動画制作者とシェアする形でゲーム実況を公認した。
またイオングループのブランド「トップバリュ」は、Hikakinなどの人気YouTuberとタイアップ。YouTube上に「トップバリュ ギリシャヨーグルト」のレビュー動画が投稿され、話題になっている。一個人が多くの発信力を持てるようになった昨今、マーケティングの方法も変容していきそうだ。