野沢雅子には「特記注意事項」も! 人気声優の撮りおろしボイス付きパソコンの厳しすぎるルール

SiriやGoogle Homeのように、音声を発するデバイスやソフトが徐々に浸透しつつある昨今。人気声優の新田恵海がパソコンのボイスに登場し、なんとオリジナルのセリフを読んでもらえることが判明した。

出典画像:新田恵海公式サイトより出典画像:新田恵海公式サイトより

 

厳しいルールをかいくぐる? 声優ボイスパソコン

新田のボイスが搭載されるのは、「声優オリジナルパソコン Type:YOU」というパソコン。実はこのシリーズは、これまでに47種類もの声優ボイス付きPCを販売しており、野沢雅子や南條愛乃、梶裕貴など大物・人気声優が続々登場している。

 

今回の新田パソコンは、オフィシャルファンクラブの「EmiRing◎」会員限定の受注製品。天板は新田自身がデザインして、収録音声は20ワード×3テーマ。さらに、新着メールの通知ボイスを購入者が2つ指定し、撮りおろしてもらえるという特典もついている。

 

「おおおお早くゲットしなくちゃ!」と喜びの声も上がるが、セリフには厳しい注意点があるよう。まずは「名前を含めてひらがな20文字以内」というルール。さらに、「他者様の版権など、特定のキャラクターやセリフはご指定頂けません」「『方言』でのご指定は声優さんの出身地に関わらず一律お断りさせていただきます」という注意書きも。

 

他にも「キス音はお断りしています」「性的なイメージを連想させるセリフはご遠慮いただいています」というルールも。ちなみに、「お風呂にする? ご飯にする? それとも私?」も“性的なイメージ”ということでNGらしい。ファンからは「うまい具合にギリギリの線を攻めるしかないな」との声も上がっている。

 

声優ボイス搭載のデバイスが増加中?

これらは、まだ32歳と若い女性声優だからこその注意書きなのかと思いきや、すっかりベテラン声優となった野沢雅子版のパソコンも同じルール。ただ、野沢の場合は「特記注意事項」という項目があり、「特定のキャラクターを連想させる“特徴のある喋り方”や“セリフ”」は指定できないとされている。これは「オラ、ワクワクすっぞ!」など特徴的すぎる孫悟空・悟飯風のセリフを防ぐためかもしれない。

 

ちなみに、声優が様々なデバイス、家電に登場することも少しずつ増えている。昨年11月にはソニーの「Xperia EAR10」というイヤホンタイプのスマートデバイスに、「けいおん!」の琴吹紬役で知られる寿美菜子が声を吹き込んだ。

 

シャープのおそうじロボ「COCOROBO」では、「戦国BASARA」の伊達政宗(中井和哉)と会話できるバージョンや木戸衣吹による音声会話を搭載したタイプが登場。「COCOROBO」の声優バージョンは残念ながら販売終了しているが、今後も音声対応デバイスの発展と共に声優の出番が増えていくかもしれない。