「めっちゃやみつきになる!」 広島の県民食“汁なし担々麺”にブームの兆し

広島発祥のラーメン“汁なし担々麺”が、カップ麺やスナック菓子といった商品になって続々と登場。TV番組でも汁なし担々麺が取り上げられており、全国的に注目されているようだ。

出典画像:プレスリリースより出典画像:プレスリリースより

 

“汁なし担々麺”は広島の県民食?

東洋水産は1月15日に、“やみつきになるラーメン”をコンセプトにした「やみつき屋」シリーズの新商品として「マルちゃん やみつき屋 汁なし担々麺」を発売。ねりごまの濃厚な旨味とコクに、花椒と唐辛子のしびれる辛さを利かせたカップ麺となっている。

 

そして“麺”にはコシが強く硬めに仕上げた“角麺”を採用。アクセントとして酢も入っており、よりメリハリのある味になった。同商品には早くもやみつきになった人も多いようで、SNSなどでは「ちゃんと痺れるような辛さを再現していて素晴らしい! これこそが汁なし担々麺!」「カップ麺でよくぞここまで汁なし担々麺を再現してくれた」「ひき肉と花椒がめっちゃやみつきになる!」と絶賛の声が。

 

さらに1月25日放送の「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」(読売テレビ系)では、“広島県民の熱愛グルメ”として汁なし担々麺を特集。日本の汁なし担々麺ブームに火をつけたお店として知られる、広島県のラーメン屋「きさく」の店主も登場した。

 

実は本場四川の担々麺は、日本で親しまれているような“汁あり”ではなく“汁なし”のものが一般的。「きさく」の店主は昔ラーメン屋が潰れそうだった時代に四川の担々麺を食べる機会があり、2001年に「汁なし担々麺」と命名してメニューに加えたという。

 

ちなみにそんな「汁なし担々麺」発祥の地・広島では、温泉卵に麺を浸して食べたり、麺を食べたあとに「追い飯」をしたりと様々な食べ方が。「マルちゃん やみつき屋 汁なし担々麺」を食べる際にも、再現できるかもしれない。

 

続々と発売される“汁なし担々麺”の関連商品

カップ麺の“汁なし担々麺”は「マルちゃん」以外のブランドからも発売されており、2017年9月には明星食品が「明星 汁なしの王道 汁なし担担麺 麺や金時」をリリース。こちらは「麺や金時」の店主が監修を務め、同店の人気メニューである汁なし担々麺を再現した商品となっている。

 

また2017年11月には、カルビーが「ポテトチップス 汁なし担担麺味」を発売。本場・広島を大プッシュした商品で、開発には「広島汁なし担担麺推進委員会」と広島東洋カープOBの廣瀬 純が参加。さらに広島の名店「キング軒」では、汁なし担々麺のトッピングとして「ポテトチップス 汁なし担担麺味」が期間限定で提供された。

 

「台湾まぜそば」や「油そば」など、これまでも様々な料理が流行してきた“汁なし”ラーメン。次は“汁なし担々麺”が大ブームを巻き起こすかも?