発泡パウダーが汚れもニオイも一発洗浄! 「アタック ZERO パーフェクトスティック」が改良新発売

花王は、衣料用洗剤「アタック ZERO パーフェクトスティック」を初めてリニューアルし、2025年3月22日に発売します。

「アタック ZERO パーフェクトスティック」「アタック ZERO パーフェクトスティック 部屋干し」

 

記事のポイント

液体洗剤を超えた高い洗浄力が特徴の「アタック ZERO パーフェクトスティック」が、初のリニューアル。皮脂汚れにさらに強くなったことで、皮脂臭や汗臭、さらには落としきれなかった皮脂をエサにして繁殖する菌から生まれる部屋干し臭までも防ぎます。皮脂の多い男性やお子さんの衣類・肌着の洗濯に特にオススメです。(ランドリースペシャリスト 一條トオル)

 

「アタック ZERO パーフェクトスティック」は、圧倒的な「洗浄力」にくわえ、ポンと投入できる「ラクさ」も兼ね備えたスティック形状の衣料用洗剤として、2023年8月に発売されました。

 

洗たく機にそのまま投入するタイプの衣料用洗剤を使っているユーザーに、洗たくのお悩みをアンケートしたところ、「肌着などの黄ばみ・皮脂汚れ(約53%)」「エリソデ汚れ(約51%)」などの多様な汚れはもちろん、「生乾きのようなニオイ(約62%)」「汗や皮脂のニオイ(約52%)」などのニオイについても、汚れと同等以上に悩みを持っていることが分かったそう(2024年5月 花王調べ)。

 

そんな毎日のお洗たくに関する「多様な汚れ・ニオイ」悩みをラクに解決するべく、パーフェクトスティックは発売以来、はじめてリニューアルを実施。従来品に比べ洗浄成分を増量し、ニオイの原因となる皮脂汚れへの洗浄力がアップしました。

「アタック ZERO パーフェクトスティック」

 

洗たく機にポンと入れるだけで、10万粒の発泡パウダーが一気に広がり、毎日のお洗たくに潜む肌着の皮脂汚れ・エリソデ汚れ・食べこぼし・汗臭・部屋干し臭の「5大洗たく悩み」をまるごと解決します。

 

製品詳細

「アタック ZERO パーフェクトスティック」(スプラッシュグリーンの香り)

「アタック ZERO パーフェクトスティック 部屋干し」(サンシャインアクアの香り)

内容量:16本入り/34本入り/55本入り

 

特徴

●同社液体洗剤より高濃度にアルカリ剤を配合。汚れ・ニオイがスッキリ!

●花王独自開発のエアーin構造。

●粒子の中央を空洞にすることで、水に触れると効果成分がすばやく溶け広がる。

●粒子のコーティング製法で、パウダー同士の密着を抑制し、溶け残りをブロック。

●部屋干しパワフル消臭技術(※部屋干しタイプのみ)。

●洗たく槽防カビ(※すべてのカビの増殖を抑制するわけではありません)。

●すすぎ1回でもOK。

●蛍光剤無配合(※設備が蛍光剤配合洗剤と共用のため、微量の蛍光剤が検出されることがあります)。

●ドラム式、タテ型洗たく機の両方に対応。

 

花王
「アタック ZERO パーフェクトスティック」
2025年3月22日発売
実売価格:オープンプライス

すすぎ0回だから衣類のダメージなし! 時短・エコも実現する「アクロンやさしさプレミアム」

ライオンは、すすぎ0回の洗濯でワンランク上の仕上がりを実現する柔軟成分入り洗濯用洗剤(おしゃれ着用)「アクロンやさしさプレミアム」を、2025年4月9日(水)に発売します。

「アクロンやさしさプレミアム」

 

記事のポイント

従来販売されていた「アクロンスマートケア」が、衣類へのやさしさをより前面に出した「アクロンやさしさプレミアム」に名前を変えてリニューアル。すすぎ0回で済むので、型崩れが気になる帽子やバッグ、洗うのが面倒なクッションやカーテン、ぬいぐるみなどもガンガン洗えます。洗剤残りが気になる人はすすぎ1回にしてもOK。(ランドリースペシャリスト 一條トオル)

 

本品は、洗濯工程の約7割を占め、衣類のダメージの原因であった「すすぎ工程」をなくすことで、いつもの洗濯よりも衣類へのダメージを防いでキレイに仕上がる柔軟成分入り洗濯用洗剤(おしゃれ着用)。独自技術の特殊ポリマーが洗浄成分の働きをサポートし、少ない洗浄成分でも汚れやニオイをスッキリ落とします。さらに特殊ポリマーが汚れの再付着も防止し、脱水後の衣類には洗浄成分や汚れはほとんど残りません。

 

すすぎにかかる時間を省けるため、今までの約半分の時間で洗濯でき時短に。泡切れが良いので、手洗い洗濯も素早く簡単にできます。また、水・電力・CO₂も約5割カットできるので、エコにもつながります。

 

柔軟成分入りで、柔軟剤なしでもふんわりなめらかな仕上がり。グリーンシトラスの香り。本体(420ml)のほか、詰め替え用(650ml)も発売されます。

 

ライオン
柔軟成分入り洗濯用洗剤「アクロンやさしさプレミアム」
2025年4月9日発売
実売価格:オープンプライス

漂白剤でつけ置きしたような洗浄力! 新しくなった「アリエール ジェルボール プロ」

P&Gジャパンは、衣料用洗剤ブランド「アリエール」の「アリエール ジェルボール プロ」シリーズをリニューアルし、2025年2月中旬より全国で発売します。

「アリエール ジェルボール プロ」

 

記事のポイント

アリエールのジェルボールは、2014年に粉末、液体洗剤につづく「第3の洗剤」として登場。計量いらずで1粒をポンと洗濯物と一緒に入れるだけの手軽さが受け大ヒットし、いまやスタンダードな商品に。今回のリニューアルでは、漂白剤につけ置き洗いしたような洗浄力や消臭力の高さを実現した“完全楽スゴ洗剤”と銘打っており、よりお手軽に高い洗浄力が体験できるとアピールしています。(ランドリースペシャリスト 一條トオル)

 

同社の調べによると、通常の洗濯だけでは落ちないような汚れやニオイを、洗濯前につけ置き、もみ洗いなどの予洗いをしたことがある、という人は60%以上にのぼります。しかし、つけ置きなどの予洗いは、汚れのチェックや仕分けなど工程が多いため、とても手間がかかる作業です。

 

新しくなった“完全楽スゴ洗剤”の「アリエール ジェルボール プロ」は、4層構造のうちの1層に「漂白剤つけ置きパワー」を注入。40度のお湯で30分漂白剤につけ置きした後に液体洗剤で洗浄するのと同等の洗浄・消臭力を、たった1粒で叶えます。これにより、手間のかかる漂白剤つけ置きいらずで、頑固な汚れやひどいニオイも一度の洗濯で簡単に洗浄。洗い上がりを妥協することなく、洗濯の手間を大幅に減らすことを可能にしています。

 

ラインナップは、青の「アリエール ジェルボール プロ」、緑の「アリエール ジェルボール プロ 部屋干し用」、金の「アリエール ジェルボール プロパワー」の3種類。詰め替え用も用意されます。

 

P&Gジャパン
「アリエール ジェルボール プロ」
2025年2月中旬発売
実売価格:オープンプライス

肌へのチクチク刺激を抑える! キュレルから乾燥性敏感肌向けの衣料用洗剤登場

花王は、乾燥性敏感肌を考えたブランド「キュレル」から、“高い洗浄力”と“チクチク不快感を緩和”を両立した「キュレル 衣料用洗剤」を、2024年10月12日より発売します。

キュレル 衣料用洗剤

 

記事のポイント

スキンケア商品が人気のキュレルから初の衣料用洗剤が登場。独自の洗浄成分で肌着や衣類の繊維による刺激をやわらげ、チクチク感を緩和します。繊維による刺激をもっとケアしたい方は、先行して発売されている衣料用柔軟剤と併用するのがオススメです。

 

同社では、2023年にキュレルブランドとして初めてのファブリックケアカテゴリー商品「キュレル 衣料用柔軟剤」を発売しており、今回の衣料用洗剤は第2弾となります。

キュレル 衣料用柔軟剤

 

独自開発の洗浄技術「繊維なめらか改質洗浄成分」配合で、洗たく中の衣類擦れによって乱れる繊維の向きを整え、繊維のささくれをブロック。繊維により肌へのチクチク不快感を緩和し、洗うたびになめらかでやさしい肌あたりに仕上げます。

 

また、衣類に残したくない汗や皮脂汚れを落とすのはもちろん、ニオイ菌の増殖まで抑制し、抗菌・消臭・部屋干しにも対応しています。ほのかな天然ハーブの香りで、乾いた後は香りがほとんど残らないタイプです。蛍光剤・漂白剤・着色料無添加。

 

容器には、アタックゼロなどでおなじみの計量不要で片手で扱えるワンハンド容器を採用しています。

 

衣類による肌への刺激が気になる乾燥性敏感肌の人に限らず、赤ちゃんから高齢の方まで誰でも使える衣料用洗剤です。

 

内容量:420g/詰め替え用840g。

詰め替え用

 

 

花王
「キュレル 衣料用洗剤」
2024年10月12日発売
実売価格:オープンプライス

 

衣類用洗剤の革命児「NANOX one」が衣類の汚れ・ニオイ・色変化を全て絶つ!静ちゃん・アインシュタイン登場の発表会レポート

ライオンは、「高い洗浄・消臭力」と「衣類本来の色を保つ機能」を両立させた衣類用洗剤「NANOX one(ナノックス ワン)」を9月20日から全国で発売する。パッケージデザインには、視覚的にもインパクトをもたらすことを狙って、完全透明ボトルが採用されている。同ブランドは、「スタンダート」「ニオイ専用」「PRO」の3タイプで、オープン価格にて展開予定だ。

 

7月13日に開催された発表会では、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山崎静代さんと、アインシュタインの稲田直樹さん、河井ゆずるさんが登壇。同製品紹介のほか、トークセッションや実証実験が行われた。

 

ポジティブな習慣を作り出す、衣料用洗剤の新展開

↑9月20日発売の「NANOX one」イメージ。左から、「スタンダート」「ニオイ専用」「PRO」

 

7月13日に開催された同社経営戦略・新製品発表会で、同社 代表取締役兼社長執行役員の竹森征之氏は、日常生活で必要だが気が進まない習慣を前向きにする「Positive Habits」という新習慣を提案した。これは、同社の「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する」というパーパス(存在意義)をもとに、2022年に定義したもの。今回発表された「ナノックス ワン」は、この「Positive Habits」の第2弾となる新製品だ。

↑ライオン 代表取締役兼社長執行役員 竹森征之氏

 

同発表会では、製品発表に先立ち衣料用洗剤市場動向が説明された。衣料用洗剤市場は、2022年に2279億円に達し拡大基調にある。この拡大をけん引しているのが、液体タブレットタイプと同社「ナノックス」が属する液体高濃度タイプで、これらを中心とした付加価値製品を合わせると、市場の約4割にまで拡大しているという。さらに、液体洗剤・柔軟剤を自動で投入する自動投入洗濯機の市場も年々伸長しており、2030年には市場の3割程度まで普及すると予測されている。

 

同社は、この点に着目し、自動投入洗濯機に対応している液体洗剤のニーズが今度高まると予測。SDGsへの取り組みが進むなか、ファッションにおいてもサステナビリティの意識が高まることから求められ始めた「衣類のロングライフ化」のニーズに応えるべく開発を進めてきた。

↑近年の衣料用洗剤市場の拡大は、付加価値の高い液体タブレットタイプと液体高濃度タイプがけん引している。ライオン「衣料用洗剤 市場規模・販売金額構成比推移」より

 

洗剤液の美しい色にもこだわった

洗剤の基本価値は、洗浄力である。実際、同社調べの「衣類用洗剤に期待する効果」でも、トップが「汚れ落ち」で、次点には「ニオイ落ち」と続く。一方、同調査からは「黄ばみを防ぐ」「色あせや色落ち」など、衣類の色落ち防止へのニーズも高いことも分かっている。

 

さらに、「保有衣類の廃棄理由」の調査でも、汚れやニオイよりも色変化が廃棄の要因となっており、同社はこれまで未充足だった「衣類の色落ち防止」というニーズに着目。従来製品ではできなかった、「高い洗浄力・消臭力」と「衣類の色を保つ機能」を両立させた唯一の洗剤、高濃度コンプリートジェル「ナノックス ワン」を開発した。

↑衣類用洗剤に期待する効果では、「洗浄・消臭力」以外に「衣類の色変化防止」も多い。ライオン「衣類用洗剤の期待する効果」(2022年1月調べ)より

 

↑衣類の廃棄理由は、汚れやニオイよりも色変化が要因となっている。ライオン「保有衣類の廃棄理由」(2022年9月調べ)より

 

さらに、従来の衣類用洗剤の常識だった中身の見えないボトルデザインを一新。同社が掲げる「Positive Habits」を実践していくなかで、ユーザーにエモーショナルな体験をしてもらいたいという思いから色鮮やかな液色が見える完全透明ペットボトルを採用した。竹森社長は「買った時の洗剤液の色を、どのような状況下でもキープし続けることは開発時に苦労したポイントのひとつ。美しい色を見て、毎日の洗濯時に少しでも気持ちを上げてもらえたら嬉しい」と語った。

 

汚れが落ちるのに色は落ちない、その実力を比較実験で実証

さて、「ナノックス ワン」の特徴は、前述の通り「高い洗浄力・消臭力」と「衣類の色を保つ機能」である。同発表会では、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山崎静代さんと、アインシュタインの稲田直樹さん、河井ゆずるさんが登壇。洗濯やファッションについてのトークの後、「ナノックス ワン」と従来製品の比較実験に参加した。

 

三人は色落ちと色移り防止の性能を目の当たりにして、「汚れはしっかり落ちるのに(衣類の)色が落ちないのは不思議。すごいですね!」(山崎静代さん)、「僕は洗濯好きなんですが、洗濯好きの人にとってはもう最高の洗剤ですね」(河井ゆずるさん)と絶賛。稲田さんが「僕が出した課題をクリアしていただきありがとうございます」とボケながらも、効果に驚く場面もあった。

↑従来製品と「ナノックス ワン」の比較実験では、山崎さん、稲田さん、河井さんがライオン研究員とトークを交えながら実演してくれた

 

↑「画期的な技術に驚きました! ぜひ実際に使ってびっくりしてみて欲しいです」と、「ナノックス ワン」の効果を絶賛した山崎さん

 

↑「僕は服が好きなので、特に気に入っている服はきれいな状態のまま長く着たいです」と河井さん(右)。稲田さん(左)は「僕はナノックス ワンを使って、ますますいい男になりたいと思います!」とガッツポーズで語ってくれた

 

今後の展望については、「Positive Habits」という戦略を製品だけではなく、サービスの領域、そして製品とサービスを組み合わせた領域にも広げていくという。同社は、それにより新しい習慣を創出し、今ある習慣を進化させていくことを目標に掲げている。より良いポジティブな習慣に導くための数多くのプロジェクトが始動しているというライオンの、今後の商品展開にも期待が高まる。

 

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洗浄力の高さが魅力!汚れがよく落ちる洗濯洗剤5選

洗濯洗剤は一度買うと、次回以降詰め替えボトルを購入してリピートするという人が多いのではないでしょうか。もちろん、慣れた製品を使うことは悪いことではありませんし、詰め替えボトルを選ぶことで環境に配慮できるというメリットもあります。ですが、メーカーは日々研究を重ね、進化した製品を作って販売し続けています。つまり、気づけばなんとなく詰め替えながら使っている洗剤よりも洗浄力が高い洗剤がたくさん出ている可能性があります。そこで今回は、洗浄力にこだわった洗濯洗剤をご紹介。次の買い替え時は、久しぶりに洗剤を選んでみてはいかがでしょうか。

 

目次

 


花王史上最高の洗浄基材配合!


花王 アタック ゼロ ワンハンドプッシュ

「落ちにくい汚れ」「生乾き臭」「洗剤残り」のすべてをゼロにする「ゼロ洗浄」を掲げる洗剤。花王史上最高の洗浄基材「バイオIOS」を配合し、繊維の奥まで浸透して汚れに吸着するため、高い洗浄力を発揮します。それでいて、洗剤は繊維そのものには吸着しにくく、汚れとともに落ちるため、繊維には汚れも洗剤もほとんど残らないという優れものです。また、ワンハンドプッシュ式を採用しているのも特徴。片手でプッシュすれば洗剤が出てくるため、液だれしにくいほか、汚れに直接塗布もしやすいです。洗剤の量はプッシュ回数を変えて調整するだけ、という手軽さも魅力。購入者からは「服に染み付いた血液やケチャップ、ソース類などに直接アタック ゼロを染み込ませて数分放置してもみ洗いすると、嘘のようにとれますよ。あまりにとれるのでビックリしてます」という驚きの声も。

【詳細情報】
内容量:400g

 


諦めかけていた汚れも一発洗浄


ライオン トップ スーパーナノックス

スーパーナノックスは、洗濯成分が約70%の高濃度処方洗剤。ライオンの従来型洗剤は約70%が水であることと比較すると、いかに高濃度かがわかります。洗浄力は抜群で、独自洗浄成分MEEとLO成分の働きにより、繊維の1本1本から汚れを浮かし、ナノレベルにまで分解して汚れを落とすとのこと。実際には、襟袖の黒ずみ、食べこぼし、時間のたった黄ばみ、油性ペンが付着した汚れなどを一発で洗浄できるとしています。また、蛍光剤が無添加のため、生成りや淡い色柄物も安心して洗えます。このほか、すすぎ1回やスピードコースでの洗濯にも対応。

【詳細情報】
内容量:400g

 


汚れもニオイもしっかり落とす


P&G アリエール バイオサイエンス ジェルボール

科学の洗浄力と自然の分解力で、従来のP&G製品と比較して洗浄力の限界突破を果たしたとうたう、ボール形状が特徴的な洗剤。落ちにくい襟や袖の汚れを徹底洗浄するほか、菌のエサになるような衣類に残った皮脂汚れを除去してくれるといいます。また、独自の抗菌成分を配合し、衣類を干している間や着用中も抗菌。さらに、自然からヒントを得た抗酸化成分配合で、今までごまかしていた加齢臭などのニオイの発生も防ぐとしています。うれしいことに、この洗剤を使用していれば、洗濯槽のカビ対策にもなるとのこと。洗濯槽のお手入れが面倒と感じている人には朗報です。愛用者からは「ジェルボールは洗濯の負担軽減の強い味方。慣れてしまうと普通の洗剤に戻れません。このアリエールのジェルボールは汚れ落ちも良く、一番気に入っています」と絶賛されています。

【詳細情報】
内容量:17個

 


おしゃれ着を洗うならやっぱりコレ


花王 エマール アロマティックブーケの香り

エマールは、おしゃれ着用洗剤市場売上No.1をうたうブランド。ニットはもちろん、普段使いのブラウスやシャツ、パンツまで洗えます。また、洗って伸ばして干すだけで、スチーマー級の仕上がりになるという「カタチコントロール洗浄技術」を採用。衣類の伸びやヨレを整えるうえ、シワも防げるとしています。さらに、洗浄力も高く、手洗いなどでも、洗浄成分が繊維の奥に浸透し、汚れ・ニオイをすっきり落としてくれるほか、毛玉や色あせ・縮みも防げます。このほか、強く香りすぎないアロマティックブーケの香りも人気の理由です。

【詳細情報】
内容量:500ml

 


頑固な汚れからオシャレ着までこれ1本


ウルトラフロアケアジャパン bH laundry.

お肌に優しい中性洗剤ながら、プロクオリティの洗浄力を実現する独自の「電解クリーニング洗浄技術」で、大切な衣類を守りつつも洗濯物の汚れをしっかりと除去する洗剤。普段の洗濯はもちろん、ウールなどの天然繊維、シルクやダウンジャケットも洗えます。また、頑固な靴の汚れ、襟袖汚れやシミも落とせます。さらに、無香料ながら部屋干しの嫌なニオイを抑えてくれるので、衣類に好みの柔軟剤の香りをまとわせたい人にもおすすめ。なお、bH laundry.の使用量は、一般の液体洗濯洗剤の7分の1以下に抑えることができるので、お財布に優しいのもうれしいポイントです。

【詳細情報】
内容量:946ml

 

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洋服やタオルがふんわりいい香りに!香りにこだわった柔軟剤3選

洋服やタオルなどをふんわりと柔らかく仕上げるのに欠かせない柔軟剤。最近では柔らかく仕上げるだけでなく、香りにこだわった柔軟剤が数多く発売され、香水が苦手な人や香水をつける習慣がない人でもいい香りをさりげなくまとえるアイテムとしても支持されています。一方で、柔軟剤を規定量より多く使用し、強い香りで周囲の人を不快にさせてしまう「スメルハラスメント」になってしまうことも。適量を守って、周囲の人に配慮しながら香りを楽しみたいですね。今回は、香りにこだわった柔軟剤をご紹介します。

 

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グリーティー×オレンジピールのユニセックスな香り


ランドリン ボタニカル 柔軟剤 リラックスグリーンティーの香り

「ランドリン ボタニカル リラックスグリーンティーの香り」は、陽だまりで心癒されるようなグリーンティーの香りと、豊かな恵みを感じさせるオレンジピールが香る柔軟剤です。ふわっと優しく包み込まれるようなコットンを重ねた、贅沢な安らぎを感じさせる香りが特徴。オーガニックの認証を受けた8種のオーガニック抽出エキスを配合し、生分解性の良い原料を使用しているので、赤ちゃん服にも使える優しさです。ユーザーからは「エリザベスアーデンのグリーンティー オーデトワレに似ている」「爽やかで甘すぎないのでユニセックスで使える」との声も。

【詳細情報】
サイズ:幅65×奥行65×高さ253mm
内容量:500ml

 


ローズ×ジャスミン×ムスクの甘くて濃厚な香り


ラボン for PEACH JOHN シークレットブロッサムの香り 柔軟剤

ラボンは、天然由来の香料を配合し、香水のようなラグジュアリーな香りがふんわり持続する柔軟剤です。今回紹介する「ラボン for PEACH JOHN シークレットブロッサムの香り」はランジェリーブランドPEACH JOHNとのコラボシリーズはセクシーで可憐な香りが特徴です。トップは、リーフィー、グリーン、レモン。ミドルには、ローズ、ミュゲ、ジャスミン。そしてラストは、ウッディ、アンバー、ムスクと変化しながら続く香りを楽しめます。防臭&抗菌効果があるため、部屋干しのイヤなニオイも防いでくれるのも◎。

【詳細情報】
サイズ:80×80×270mm
内容量:600ml

 


ベリー×キンモクセイ×スパイスのロマンティックな香り


レノアオードリュクス 柔軟剤 ブルーミングパッション

レノアオードリュクスシリーズは、レノア史上、最高にプレミアムな香りでフランス楽天でダントツの人気を誇る柔軟剤です。いつものお洋服に使えば、プレミアムな香りで毎日が特別な日に。タオルに使えば肌触りがアップして、高級ホテルの気分を味わえます。今回紹介するのは、世界最高峰のフレグランスやファッションデザイナーとコラボ経験のある調香専門家によって開発された香り「ブルーミングパッション」。 ベリーやアプリコットなどのフルーツノートで幕が開き、キンモクセイのノスタルジックな香りが続きます。ボトムノートにバニラやムスク、そしてスパイスの香りが長続き。あなたを夢心地へといざないます。

【詳細情報】
サイズ:88.5×88.5×206mm
内容量:600ml

 

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キッチンの汚れはpHで掃除! 重曹・クエン酸・過炭酸ナトリウム、石鹸、アルコールを駆使したナチュラル掃除術

料理をする機会が増えた人は少なくないでしょう。そして、料理の回数が増えたことで積み上がるのが、キッチンの汚れ。油汚れ、焦げ付き、ホコリにカビ、水アカなど、汚れの種類は多岐にわたり、それらの掃除に手が回らずに困っていませんか?

 

ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんは、「掃除が大変」「掃除が苦手」だと感じる人ほど、多くの洗剤を所有している傾向にあると話します。大学で理学部化学科を専攻した本橋さんは、「数種類のナチュラル洗剤があれば、家中のどんな汚れも落とせる」ということに注目し、ナチュラルクリーニング講師としての活動をスタートしました。

 

キッチン掃除の負担を減らしてきれいをキープ、お財布にも環境にもやさしいナチュラルクリーニングとは、いったいどのような方法なのでしょうか?

↑ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさん

 

せっかく掃除をしても
すすぎが不十分だと雑菌の繁殖に……

 

「ギトギトした油汚れが溜まっているから、強力タイプの洗剤を使わなきゃ」「キッチンの汚れだから、キッチン用の中性洗剤を吹きかけて掃除をしよう」。

 

こういった前提で掃除を始めると、強力な洗剤を使ってゴシゴシと磨き、汚れの付着した泡をすべて取り除くために何度も重ね拭きをしたり、すすぎを繰り返したりする必要が出てきます。

 

「掃除の負担を増やしている大きな要因は、実は“すすぎ”です。ガンコ汚れを落とそうと、大量に洗剤を吹きかけたり、強力洗剤を使用したりするほど、泡を洗い流す労力が増します。しかも、汚れた泡の除去が不十分だと、それが要因で雑菌の繁殖を引き起こしてしまうことがあるので、すすぎが雑だと掃除したことがムダになってしまう可能性も。そのため、キッチン掃除を始める前に、まず押さえておきたいのは、洗剤を使う必要があるかどうかを見極めること。洗剤を必要以上に使わないようにすることで、すすぎの手間が大幅に省けます」(ナチュラルクリーニング講師・本橋ひろえさん、以下同)

 

洗剤が必要な汚れでも、
“予洗い”をしておけば洗剤量が減らせる

洗剤を使わずに落とせる汚れとは、どのようなものがあるのでしょうか?

 

「ホコリ、チリ、砂や泥、髪の毛などの汚れやゴミなどは、掃除機で吸い取ったりホウキではいたり、水スプレーを吹きかけたりして取り除きます。食べ物のカスも、洗剤を使わずに取り除ける分はありますね。使用した調理道具やお皿の油汚れといった洗剤を必要とする汚れでも、あらかじめペーパーで汚れを拭き取ったり、水洗いをしたりすることで落とせる汚れは取り除いておきましょう」

 

洗剤が必要ないキッチンの汚れ

・ホコリ・チリ
・砂・泥
・髪の毛 など

 

洗剤が必要なキッチンの汚れ

・油・皮脂
・食べ物のカス
・水アカ
・カビ・雑菌

 

汚れをゆるめる“化学反応”を起こすために
必要な洗剤はとてもシンプル!

キッチンで発生する汚れには、洗剤不要の汚れ、酸性の汚れ、アルカリ性の汚れの3種に分類ができるという本橋さん。

 

「酸やアルカリには強弱があり、その強さはpH(ペーハー)値で表します。pH7が中性で、それより数字が小さければ酸性が強く、数字が高ければアルカリ性が強くなります。『酸とアルカリが混ざると中和し、汚れがゆるむ』原理を利用するのが化学反応を活用した掃除術です。そのため、油や食べカスなどの酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を、水アカや石けんカスなどのアルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使うと汚れが落とせます。カビや雑菌は、除菌効果の高い洗剤で掃除することで繁殖を防げます」

 

洗剤が必要な汚れ

・油・皮脂=酸性
・食べ物のカス=酸性
・水アカ=アルカリ性
・カビ・雑菌=中性

「以上の理由から、キッチン掃除に必要な洗剤は5種類に絞ることができます。キッチン以外の掃除でも、汚れの種類が同じであれば、同じ洗剤が使えます。場所別、用途別に専用洗剤を買い揃えるよりも省スペースに収納でき、すすぎの手間が減らせるので、経済的にも労力的にも省エネにつながります」

 

5種類のナチュラル洗剤

1. 重曹
2. 過炭酸ナトリウム
3. 石けん
4. クエン酸
5. アルコール

 

「酸性の汚れには、弱アルカリ性の重曹、過炭酸ナトリウム、石けんを、アルカリ性の汚れには、酸性のクエン酸を使います。洗剤で落とす汚れの8割以上が酸性なので、重曹や過炭酸ナトリウムの出番が多くなります。水が使えない場所の油汚れを落としたいときには、揮発性の高いアルコールを使えば、油を溶かすことができます。水アカ以外にも、石けんカスや魚の生臭い匂いなどはアルカリ性の汚れなので、クエン酸を使います。それぞれの掃除方法は、このあと順に説明していきますね」

 

掃除道具もシンプル!
キッチン掃除に必要な5アイテム

洗剤は5種、そして、掃除に使う道具も5種で完結。とことんシンプルにすることで、掃除のムダをなくすのが本橋さんのナチュラルクリーニング術です。

 

「拭き取り掃除に欠かせないトイレットペーパーは、専用容器に入れてサッと取り出せるようにしています。スポンジや厚手のぞうきんは乾きづらいため、メッシュクロスを使用しています。マイクロファイバークロスは、後で説明する重曹水やクエン酸水を吹きかけた場所の乾拭きに重宝します。スポンジもふきんもなるべく薄手のタイプを使うことで、雑菌を防ぎます。ナナメカットブラシは、蛇口やシンクなどすき間の汚れを磨くアイテムです。毛が縦方向にあり、ナナメにカットされていることで汚れがかき出しやすいので、この形状がオススメです。シリコン製のカップカバーがあれば、シンクに湯を溜めてつけおき洗いをするのが簡単に。ナナメカットブラシとドリンクホルダーは100円ショップで購入できます」

 

では早速、キッチンのガンコな汚れを一網打尽にする、5種類のナチュラル洗剤を活用した汚れ落としについて、コツを教えていただきましょう。

 

5つのナチュラル洗剤活用例

【重曹】キッチンの油汚れは重曹パックが効果的!

重曹が洗剤として使えることは浸透していますが、重曹の汚れ落ち効果を最大限生かすためにおさえておくべきポイントはどのようなことでしょうか?

 

「重曹は水に溶かしてはじめてアルカリ性の洗剤になるので、粉末のままでは酸性の汚れを浮かす効果は期待できません。ただし、粉末のままシンクに振りかければ研磨剤になるので、シンクに振りかけて全体を磨き、その後に温かい湯で流すことで、油汚れを効果的に落とすことができます。重曹をアルカリ性洗剤として使うには、40℃くらいのぬるま湯に、濃度1%(水200mlに対し、重曹小さじ1/2)になる重曹を溶かして『重曹水』にするのがオススメです。重曹の濃度を守れば、拭き掃除後に白浮きすることはないので、二度拭きの必要がありません。コンロの焦げ付きや換気扇のしつこい油汚れには、重曹水をしめらせたキッチンペーパーで重曹パックをしましょう。10分ほど放置すれば、汚れが浮き上がります。重曹水は保存が効かないので、一度の掃除で使い切れる量を用意するようにしてください」

 

【重曹掃除メモ】
・粉末のままならクレンザー効果あり。ただし、アルカリ性洗剤としての効果はなし。
・40℃のぬるま湯に1%濃度の重曹を溶かした重曹水は、アルカリ性洗剤になる。コンロ周辺やキッチンの床などの油汚れ落としに効果的。濃度を守れば、二度拭きが不要。
・重曹水を鍋に入れて加熱すると、発泡することで鍋の焦げ付きを浮かすことができる。

 

【過炭酸ナトリウム】排水口のヌルヌルや黒ずみには過炭酸ナトリウムでシュワシュワ除菌を

弱アルカリ性洗剤の過炭酸ナトリウムは、カビを落とし、漂白や除菌をする働きがあります。

 

「60℃の湯2Lあたりに大さじ1の過炭酸ナトリウムを溶かせば、漂白剤としての働きが期待できます。コンロの五徳や水筒・ティーポットなどの茶しぶ落とし、ふきんの漂白などに加え、排水口のヌメリや黒ずみ除去にも効果的。排水口は週に1回ほどのペースで、シンクの排水口をふさいで湯をため、過炭酸ナトリウムによる除菌と漂白を行えば、ヌメリや黒ずみをキレイに除去できます」

 

↑「シンクに湯をためるときは、排水口のゴミ受けや排水トラップの部品を取り除いた状態で、100円グッズのシリコン製カップカバーをのせておけば、簡単に湯をためられます」

 

【過炭酸ナトリウム掃除メモ】
・60℃のお湯に過炭酸ナトリウムを溶かすことで発泡して汚れを浮かすことができる。ギトギトの油汚れやカビ、黒ずみがあるときにつけ置きすることで、洗浄と除菌、漂白ができる。
・食器やふきんの漂白、排水口の掃除、換気扇や五徳などのギトギトな油汚れ落としに効果的。アルカリ度が高いので、すすぎは丁寧に行うように。
・変色の可能性があるため、アルミ製品や畳には使用できない。

 

【石けん】手洗いと食器洗いは石けんで。スポンジを使わずお皿汚れが除去できる!

石けんを泡立て、メッシュクロスで食器を洗えばスポンジは必要ありません。

 

「食べた後の汚れが残る食器は、乾いたペーパーで汚れを拭き取ってから、石けんを泡立ててメッシュクロスで洗っています。石けんは泡をしっかりとすすぐ必要があるので、水が流せない場所には使わないほうがいいでしょう。石けんの洗浄力は合成洗剤と同じくらいありますが、酸性の汚れと合わさると中和されて洗浄成分が失われやすいので、酸の強いレモンやドレッシング、油汚れなどは、あらかじめペーパーで拭き取っておくようにしましょう」

 

【石けん掃除メモ】
・水をふくませたメッシュクロスで石けんをよく泡立てて食器を洗う。酸の強いレモンやドレッシング、油汚れなどは最初に拭き取っておくことが大切。
・粉末石けんを、ボトル型のふりかけやはちみつの容器のような形状のものに入れて、ふりかけるように使うのが、コスパがよくて便利。

 

【クエン酸】水アカや石けんカス、魚などの臭い除去はクエン酸におまかせ

水アカや石けんカス、焼き魚臭などのアルカリ性の汚れに効果的なクエン酸は、重曹水と同様に、1%濃度のクエン酸水を使います。

 

「クエン酸水は重曹水よりも使用場所が限られますが、必要なときにシュッシュと吹きかけて使うことで、水アカや石けんカスのしつこい汚れの蓄積を防げるので、ぜひ手に取りやすい場所に置いておきましょう。蛇口はキッチン作業を終えた最後にクエン酸水スプレーを吹きかけて乾いたマイクロファイバークロスで乾拭きすればピカピカになります。キッチンではありませんが、浴室のガラスについた水アカ除去やトイレのアンモニア臭に吹きかけるのも効果的です。食洗機を使用している場合は、クエン酸を大さじ1加えて、食器を入れずに運転をすることで水アカ除去ができます」

 

【クエン酸掃除メモ】
・濃度1%のクエン酸水をスプレーに作っておき、蛇口や鏡などの水アカに吹き付けてマイクロファイバークロスで拭き取る。トイレや浴室でもこまめに使いたい。
・クエン酸水は2週間くらいで使い切る。
・食洗機にクエン酸大さじ1を入れて、食器を入れずに運転すれば、庫内の水アカ除去ができる。

 

【アルコール】キッチンやダイニングテーブルの除菌にはアルコールスプレーが大活躍!

今は、どの家庭でもストックが欠かせないアルコール(消毒用エタノール)はキッチン掃除にも欠かせないアイテムだとか。

 

「35%濃度のアルコール水(水110mlに対し、アルコール 90ml)は3か月ほど保存できるので、必ず作ってキッチンに置いています。除菌や油汚れ除去に効果があり、二度拭きの必要がありません。そのため、電子レンジを使用した後に庫内に吹きかけてからふきんで調味汚れを拭き取ったり、冷蔵庫の表面や中の除菌、調理台の油汚れ除去やテーブルの除菌などに使ったりと、毎日、さまざまなシーンで重宝します。揮発性が高いので、畳や押入れなどにも使えます。35%よりも濃度が低いと効果がなく、濃度が高いと家具や電化製品を痛めてしまう可能性もあるので、アルコール水の濃度は守るようにしてください」

 

【アルコール掃除メモ】
・濃度35%のアルコール水をスプレーに作っておき、キッチンをやダイニングテーブルを使用した後に吹きかけて乾拭きすることで除菌をする。
・引火性があるので、コンロ周りで使用するときは注意をすること。

 

使い終わった掃除道具は吊り下げて保管する

使い終わった調理や掃除道具は吊るしておくことで、湿気がこもらないようにすることも、掃除の手間を省く大きなポイントに。

 

「スポンジや厚手のぞうきんなど、乾きづらいものは使わず、薄手のメッシュクロスを使い、使用後は洗濯するか、よくすすいでキッチンに吊るしておきます。こうすることで、素早く乾き、余計な水分をため込まずに済みます。油や調味料汚れも見つけたらサッとペーパーで拭き取る、アルコール水で除菌することを心がければ、キッチン汚れはずいぶんと減りますよ」

 

 

ナチュラル洗剤は環境に優しいけれど、洗浄力が弱いイメージがあるかもしれません。しかし、汚れにあった性質のものを使い、化学反応効果を生かせば、専用洗剤と変わらない洗浄力が出せる上にすすぎの負担が減らせることがわかりました。キッチン掃除に革命を起こすナチュラルクリーニング術を新生活に取り入れてはいかがでしょうか?

 

【プロフィール】

ナチュラルクリーニング講師 / 本橋ひろえ

北里大学衛生学部化学科(現・理学部化学科)卒業。化学系の企業に就職し、化学事業部で水処理、化学薬品、合成洗剤などの業務を担当。結婚退職後、専業主婦として家事を経験し、子どもがアトピー体質であったこともあり、ナチュラル洗剤を活用するように。その後、ナチュラルクリーニング講師としての活動を始動。全国各地での講座開催や、著書などで、ナチュラルクリーニングの方法を広める活動に力を注いでいる。
Blog=https://ameblo.jp/naturalcleaning/

 

『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)
http://shufunotomo.hondana.jp/book/b456688.html
手が荒れず、ゴシゴシ洗い不要、少ない洗剤で家中をキレイにできるナチュラル洗剤活用術のノウハウがギュッと集約された1冊。5種の洗剤を使いこなす教科書として手元に置いておくのがオススメです。

 

P&Gから漂白剤いらずの洗浄力を実現した洗濯洗剤「アリエール プロクリーン」登場

P&Gジャパンは、衣料用洗剤ブランド「アリエール」より、エリそで汚れや食べ物汚れに対し優れた洗浄力を実現した洗剤「アリエール プロクリーン」シリーズと、洗剤と一緒に入れて洗うだけで強力な消臭効果を発揮する「アリエール消臭&抗菌ビーズ」を3月より順次発売します。

 

漂白剤を使わなくてもしっかり洗浄

「アリエール プロクリーン」シリーズは、洗濯の際に漂白剤を併用する家庭が増えていることに着目し、漂白剤を入れなくても汚れをしっかり落とせるよう洗浄力を従来の洗剤よりも高めたもの。液体洗剤の「アリエール プロクリーン ジェル」と、面倒な計量不要で使える「アリエール プロクリーン ジェルボール」の2タイプをラインナップします。

↑「アリエール プロクリーン」シリーズ

 

同社の調査によると、調査対象のうち3分の2の家庭が洗濯の際に漂白剤を使用しており、その使用目的の第1位が“エリそで汚れ”の洗浄、第2位が“食べ物汚れ”の洗浄だったとのこと。また、その漂白剤ユーザーのうち3分の2は、洗剤と一緒に漂白剤を洗濯機に投入する「洗濯機洗い」で漂白剤を使用していたそう。

 

そこで、いつものお洗濯で“洗濯機投入の漂白剤を超えた洗浄力”という日本の消費者ニーズに応えるべく、「アリエール プロクリーン」が開発されました。

 

「アリエール プロクリーン ジェル」は、最先端の洗浄成分を新配合し効率よく皮脂汚れを洗浄するとともに、全体の洗浄成分のレベルを最高濃度まで高めています。さらに、洗浄ブースターのポリマーを最高濃度で配合し、頑固な皮脂汚れに対して界面活性剤が効率よく働くことで、頑固なエリそで汚れも一発で洗浄します。

 

「アリエール プロクリーン ジェルボール」は、最高量の洗浄成分を配合し、食べ物汚れを一発洗浄する洗浄力を実現しています。

 

いずれも2月27日よりオンラインで先行発売を開始し、3月下旬より全国で発売されます。

 

洗剤の7倍の消臭成分を配合

「アリエール消臭&抗菌ビーズ」は、いつもの洗剤に加えて洗濯槽に直接入れて洗うだけで抗菌・消臭効果を発揮する洗濯助剤。洗剤の消臭力では満足していない消費者ニーズに合わせて、洗剤の7倍もの消臭成分を配合。ニオイの元を化学変化によって消臭する無臭化技術に加え、洗濯槽のカビの繁殖も防止します。

↑「アリエール消臭&抗菌ビーズ」

 

香りは「アリエール消臭&抗菌ビーズ マイルドフレッシュ」と「アリエール消臭&抗菌ビーズ 部屋干し用マイルドシトラス」の2種類をラインナップ。いずれも微香タイプで、香りの強い柔軟剤が苦手な方にもオススメです。

 

こちらはいずれも3月上旬より全国で発売です。

 

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ライオン史上最高濃度! 衣類用漂白剤「ブライトSTRONG極パウダー」を使ってみた

昨今、衛生意識の高まりとともに、洗濯時に衣類を除菌して清潔に保ちたい、と考える方が増えているそう。抗菌効果のある洗濯用洗剤を使用するのも手ですが、より効果を望むなら、いつものお洗濯に漂白剤を追加するとよいでしょう。

 

ライオンから12月16日に発売された「ブライトSTRONG極パウダー」は、特徴成分である「漂白ブースト成分」を同社史上最高濃度で配合した酸素系粉末漂白剤。汚れやニオイだけでなく、菌やウイルスまでしっかり除去(※)することが可能となっています。

※:つけ置き洗いの条件において。すべての菌・ウイルスを取り除くわけではありません
↑酸素系粉末漂白剤「ブライトSTRONG極パウダー」

 

成分は、粉末漂白剤の主成分である「過炭酸ナトリウム」に加え、界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、アルカリ剤(炭酸塩)、漂白活性化剤、安定剤を配合。

 

また、粉末漂白剤は手に粉がつきやすい、という消費者からの声に応えるため、スプーンポケット付きの容器を採用。スプーンが洗剤に埋もれてしまわないので、濡れた手でスプーンに触れても手に漂白剤が付きにくくなっています。

↑スプーンを収納できるポケット付きの容器

 

成分をギュッと濃縮してパウダー状にしているので、使用量は水30Lに対しスプーン1杯(約8g)でOK。毎日使っても約2か月使用できます(水30Lでの洗濯で毎日1回使用した場合)。

↑スプーン1杯でたっぷり2か月使用できます(水30Lでの洗濯で毎日1回使用した場合)

 

ECサイト限定販売となっており、「Amazon」 「楽天市場」 「LOHACO(ロハコ)」の3サイトでのみ取り扱っています。実売価格は本体(570g)が1188円、詰め替え用(500g)が968円(いずれも税込)と、一般的な粉末漂白剤に比べてややお高めですが、高い効果を実現するためにはどうしてもこの価格になってしまうとのことでした。

 

洗濯のときに入れるだけで汚れもニオイもすっきり落ちる!

今回はライオンさんから製品を提供して頂いたので、新製品好きな筆者がさっそく使ってみました。

 

まず感動したのが、容器のスプーンポケット。ここにスプーンを入れておけば、使うたびに毎回粉の中からスプーンを掘り起こさなくて済みます。粉末タイプは使うたびに手を洗わないといけないのが面倒……と苦手意識を持っていた方にもオススメです。

↑スプーンが粉に埋もれてしまうこともありません

 

スプーンはかなり小さめで、ほんとにこれ1杯でいいの? と驚きます。ちなみに筆者は7.0kgのタテ型洗濯機の最高水量(55L)で洗濯することもあるので、その場合はスプーン2杯入れています。ドラム式洗濯機の場合は、洗濯量4kgにつきスプーン1杯となっています。

 

洗濯機で洗う際は、洗剤をいつものように入れて、この「ブライトSTRONG極パウダー」をスプーン1杯もしくは2杯追加するだけでOK。粉末漂白剤は水に溶けると弱アルカリ性になるので、皮脂汚れなどの弱酸性の汚れを落としやすくする効果も見込めます。

 

いつもの洗濯で「ブライトSTRONG極パウダー」を使ってみたところ、粉が顆粒状で水にサッと溶けるので、溶け残りの心配がなく使いやすいと思いました。また、粉末漂白剤らしい効果の高さで、衣類の汚れもニオイもすっきり落ちています。しっかり汚れを落としたいときや除菌効果を高めたいときに使うのがオススメ。酸素系なので、色柄物にも安心して使えます。

 

漂白剤は水温によって効果が現れる早さが違ってくるので、水が冷たくなるこの季節は、洗濯のときにぬるま湯を使うとより効果的ですよ。

 

お手軽つけ置きでマスク洗いに便利

この「ブライトSTRONG極パウダー」は、30分以上のつけ置きにより菌やウイルス除去にも効果があることが確認されているとのこと。普段のお洗濯にはもちろん、個人的にはマスクの除菌洗浄に使いたいと感じました。

 

突然ですが、みなさんは衣類用の漂白剤には「塩素系」と「酸素系」の2種類があることはご存知でしょうか? 塩素系の漂白剤は高い殺菌効果があるのですが、マスクに使われるゴムやポリウレタンなどの素材を劣化させてしまうので使えません。また、漂白作用が高いため、色や柄がついた生地にも使用できません。しかし、酸素系漂白剤なら、素材の劣化を気にせず、色柄物の生地にも使え、しっかり除菌やウイルス除去が行えるのです。

 

ここからは一條流のマスクの洗い方を紹介していきます。使い方はとても簡単。まず、洗面器などの大きめの容器に水を入れます。できれば熱いと感じないくらいのぬるま湯を使うと、より効果的です。そこに「ブライトSTRONG極パウダー」を入れましょう。適量は水2Lでスプーン1杯分です。今回使用した洗面器は1L以下ですので、スプーン半分を入れました。

↑容器に水またはぬるま湯をためてスプーン1杯の漂白剤を溶かします。今回は水量が少ないのでスプーン半分程度を入れました

 

「ブライトSTRONG極パウダー」のみで十分な効果があるため洗剤を入れる必要はありませんが、化粧汚れや油分が付着しているとその部分の洗浄効果が低下しますので、気になる場合は軽く洗っておくとよいでしょう。

 

洗面器を軽くかき回して漂白剤をよく溶かしたら、マスクを広げてつけおきします。このとき、マスクを揉んだりゴシゴシとこすり洗いをしたりすると、繊維の隙間が広がってマスクの効果が落ちてしまうので、やさしく押し洗いします。漂白剤を溶かした液は弱アルカリ性になっていますので、素手で触れないように必ずゴム手袋を装着しましょう。そのあとは30分~2時間ほどつけ置きします。

↑マスクが液に触れる面積をなるべく広くするために広げてつけ置きします

 

↑アルカリ性の液は肌に刺激となるので、押し洗いするときは必ず炊事用手袋を装着しましょう

 

つけ置きが終わったら、液を捨ててマスクを軽くしぼり脱水します。また洗面器に水をため、マスクを水中で軽くふりさばいてすすぎましょう。脱水→ためすすぎを2回行ったら終わりです。最後に乾いたタオルなどにはさんで水気をよく切ったあと、陰干しして乾かします。

 

「ブライトSTRONG極パウダー」を使えば、面倒な手間をかけずにつけ置き洗いだけでお手軽にマスクを洗浄・除菌することができます。洗える布マスクを使っている方は、ぜひお試しあれ。

 

「ブライトSTRONG極パウダー」はEC限定販売のため、以下のサイトで購入できます。

・Amazon.co.jp
https://www.amazon.co.jp/dp/B08MV7JYNH

・楽天市場
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/4903301319221/

・LOHACO(ロハコ)
https://lohaco.jp/product/U462933/?sc_e=zb_pwpr_ali_boh_clop_dps_U462933

 

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【2020年版】秋の新洗剤を全部使って試してみた! 花王「アタック3X」

季節の移り変わりとともに気温が下がっていき、もう夏物の服をしまって冬物に入れ替えはじめている方も多いでしょう。今年も活躍してくれた夏物衣料をまとめて洗うなら、雨の少ないこの時期がオススメ!

 

今回は、この秋に新発売となった洗濯用洗剤・柔軟剤の注目アイテムを、洗剤マニアの編集部員・一條が全部使って試したレポートをお届けします。気になる汚れ落ちや香りの強さ、使い勝手などを徹底チェックしていますので、ぜひ洗剤選びの参考にしてみて下さい。

↑2020年の秋はたくさんの新製品が登場しています

 

洗浄力と抗菌を両立した「迷わせない」洗剤

今回レポートするのは、花王の液体洗剤「アタック3X(スリーエックス)」。菅田将暉さんとハナコの3人によるユニークなTV CMを目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

↑花王「アタック3X」

 

このアタック3Xは、これまで汚れ落ちに特化した「高洗浄タイプ」とニオイ防止に特化した「抗菌タイプ」のどちらの洗濯洗剤を選べばいいか迷っているユーザーが多いという調査結果のもと、これ1本で高洗浄も抗菌も両立するので迷わない、というコンセプトで開発されています。

 

実際、同社の液体洗剤は、洗浄力がウリの「アタック 高浸透バイオジェル」(販売終了)と、抗菌効果が高い「アタック 抗菌EX スーパークリアジェル」の2種類が長らく併売されていました。汚れ落ちは高いほうがいいけど、生乾きのニオイも防ぎたいし……と迷った方も多かったのでしょう。

 

このアタック3Xでは、「抗菌」「洗浄」「消臭」の3つのキーワードで、衣類の汚れをしっかり落としつつ、部屋干しのイヤなニオイも防ぐことをアピール。さらに、洗濯槽のカビの発生まで抑えるとしています。

 

泡切れバツグンで時短効果に期待

まずは配合されている成分をチェックしていきましょう。液性は弱アルカリ性で、液の色は薄いブルー。蛍光増白剤と酵素が配合されています。ウールやシルクなどの素材、生成りや淡い色の洗濯には使えません。香りは「リフレッシュクリアの香り」で、さっぱりとして甘さのないシトラスグリーン系の香りです。

↑サラサラした淡いブルーの液。キャップの目盛りも大きく見やすい

 

↑ボトルの背面

 

いつものように自宅の洗濯機(縦型)で洗濯してみましたが、洗濯機を回している最中もそれほど香りを感じず、微香性をうたっているわけではないものの、香りは控えめな印象です。

 

特筆すべきは泡切れの良さ。アタック3Xは最近の洗剤では当たり前となりつつある「すすぎ1回対応」ですが、筆者は基本的にどの洗剤でも常に2回すすぎを行っています。すすぎ1回対応をうたう洗剤でも、2回めのすすぎ時に泡が立つものが結構あるのですが、このアタック3Xは2回めのすすぎの際に洗濯槽をのぞいてみても、ほとんど泡立ちがありませんでした。

 

これだけ泡切れがよければ、すすぎ1回でも十分のような気がします。できるだけ洗濯時間を短縮したい方、家族が多くて洗濯物が大量に出る家庭などは、すすぎ1回で時短洗濯してみてもよいでしょう。ただし、肌の弱い方や赤ちゃんの洗濯物は2回すすぎが無難です。

 

脱水したあとの衣類を取り出してみるとほのかに香りが残る程度で、乾いたあとはほとんど香りを感じませんでした。香りを楽しみたい方は柔軟剤で仕上げることをオススメします。インナーシャツや靴下などのニオイもすっきり落ちており、消臭力も十分。毎日の洗濯に使いやすいバランスのとれた液体洗剤といえます。

 

「アタックZERO」とどっちを選ぶ?

実際に使ってみてアタック3Xの性能の高さはわかりましたが、気になるのは同社の超コンパクトタイプの液体洗剤「アタックZERO」とどちらを選べばいいかということ。アタックZEROは今年春のリニューアルで抗菌剤プラスとなり、生乾き臭を抑える効果がグッと強力になりました。洗浄力、抗菌性能ともほぼ互角とすると、大きな違いは、「サイズ」「液性」「蛍光増白剤の有無」の3つにしぼられます。

 

まず、成分を凝縮して使用量を少なくしているアタックZEROは、ボトルや詰め替えパックも非常にコンパクトなので、買い物の際に荷物にならず、収納しておく際にも場所をとりません。内容量だけで比較すると、アタックZEROは400g、アタック3Xは890gと2倍以上の差がありますが、使用量は水45LあたりアタックZEROは15g、アタック3Xは40gとなり、ボトル1本で洗える回数はアタックZEROが26.6回、アタック3Xが22.2回で、アタックZEROのほうが洗える回数が多いことになります。

 

価格が違うのでコストパフォーマンスまでは比較できませんが、単純にサイズと洗える回数で比べるとアタックZEROのほうに軍配があがります。

 

では液性はどうでしょう。アタック3Xは汗や皮脂汚れに強い弱アルカリ性ですが、アタックZEROは中性。実際に洗った印象では、汚れ落ちについてはどちらも優秀だと思いましたが、汗をかきやすい子どもの衣服やスポーツウェア、肌に直接触れて汚れやすいインナーや靴下、寝具などは弱アルカリ性のほうが個人的にはオススメです。

 

最後のポイントは「蛍光増白剤の有無」ですが、アタックZEROは蛍光増白剤ナシなのに対し、アタック3Xは蛍光増白剤アリとなっています。生成りや淡色の衣服を洗うとき以外はそれほど気にしなくてもいいのですが、どちらのほうが幅広い衣服を洗えるかといえば、無蛍光のアタックZEROに軍配が上がるでしょう。最近では蛍光増白剤を気にする人も増えていますので、そういう方にはアタックZEROのほうがオススメです。

 

結論としては、アタック3X、アタックZEROのどちらも洗浄力、抗菌性能とも優秀ではあるものの、コンパクトなサイズ感や洗える衣類の幅が広い無蛍光という点で、アタックZEROのほうが総合的にはオススメといえます。

 

ただし、筆者が店頭などで確認した限りではアタック3Xのほうが価格が安い傾向にあるので、コスパを重視するならアタック3Xもアリでしょう。基本性能は十分なので、使っていて不満に思うことはほとんどないと思います。

 

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【2020年版】秋の新洗剤を全部使って試してみた! P&Gの無添加「さらさ」

季節の移り変わりとともに気温が下がっていき、もう夏物の服をしまって冬物に入れ替えはじめている方も多いでしょう。今年も活躍してくれた夏物衣料をまとめて洗うなら、雨の少ないこの時期がオススメ!

 

今回は、この秋に新発売となった洗濯用洗剤・柔軟剤の注目アイテムを、洗剤マニアの編集部員・一條が全部使って試したレポートをお届けします。気になる汚れ落ちや香りの強さ、使い勝手などを徹底チェックしていますので、ぜひ洗剤選びの参考にしてみて下さい。

 

新たにジェルボール3Dタイプが追加された「さらさ」

今回レポートするのは、2020年8月にフルリニューアルされたP&Gジャパンの無添加衣料用洗剤・柔軟剤ブランド「さらさ」。液体洗剤と柔軟剤に加え、新たにジェルボール3Dタイプの洗剤がラインナップされています。

↑新「さらさ」の液体洗剤(左)、ジェルボール3D(中)、柔軟剤(右)

 

新「さらさ」は、厳選された植物由来成分(柔軟成分の一部が植物由来)を配合し、心地いい洗い上がりを実現するとともに、ボタニカルなデザインへとパッケージを一新。さらに、消臭力をアップしており、嫌なニオイの発生も防ぎます。

 

液体洗剤は「蛍光剤」「漂白剤」「着色料」が無添加、ジェルボール洗剤は「漂白剤」「着色料」が、柔軟剤は「着色料」がそれぞれ無添加となっています。

 

香りの異なる2つの洗剤はどう使い分ける?

まずは液体洗剤のほうから見ていきましょう。新「さらさ」の液体洗剤は天然酵素を配合し、食べこぼしから皮脂汚れまでしっかり落としてすっきり洗い上げます。衣類に洗剤が残りにくく、すすぎ1回にも対応。

↑さらさの液体洗剤

 

液性は「中性」で、蛍光増白剤や着色料は無添加。香りは「優しい柑橘系の香り」とありますが、さっぱりめのせっけんのようなシトラスフローラル調です。以前のさらさよりも、香りはやや強めになったように感じます。

↑液体洗剤はやや黄みがかった透明の液色

 

一方、ジェルボール3Dタイプのほうは、液性は「中性」で着色料が無添加。蛍光増白剤は配合されていますので、生成りや淡い色の服に使うのは避けたほうがいいでしょう。酵素配合。こちらもすすぎ1回に対応しています。

↑さらさのジェルボール3Dタイプ

 

↑無着色のジェルボール3Dタイプ

 

香りは「優しいアロマの香り」となっており、液体洗剤タイプとは異なる香りとなっています。香りの印象としては、甘めのフローラルという感じ。

 

どちらも実際に洗濯の際に使ってみましたが、洗浄力は一般的な洗剤と遜色なく、大人の衣類の汚れもしっかり落とせています。やさしく洗いたい赤ちゃんの衣類から、ニオイが気になる大人の衣類まで家族みんなの衣類の洗濯に使えるでしょう。

 

洗い上がりの香りは、どちらもしっかり感じられるくらいに残ります。乾いたあとは、液体洗剤のほうはかなり香りが薄まりますが、ジェルボール3Dのほうは強めに残る感じです。香りが気になる方は液体洗剤タイプ、香りを楽しみたい方はジェルボール3Dのほうがオススメ。

 

ふんわり仕上がる柔軟剤はセット使いが◎

続いて、柔軟剤のほうをチェックしてみましょう。こちらも植物由来の柔軟成分を一部に使用しており、洗濯物をふわふわに仕上げるだけでなく、しっかり防臭する効果も備えています。赤ちゃんの肌にも安心な肌テスト済み。ちなみに、生分解性の界面活性剤を使用しているため、長期間保存すると固まる場合があるようです。

↑さらさの柔軟剤

 

香りは「ピュアソープの香り」ということですが、印象はジェルボール3Dタイプに近い、甘めのフローラル調です。

 

今回は、さらさの液体洗剤で洗ったあとに、仕上げにこの柔軟剤を使用してみました。液体洗剤の香りはさっぱりめのシトラスフローラルですが、柔軟剤を組み合わせると、より華やかな香りになります。

↑さらさらした半透明の液色

 

乾いたあとは、ふんわりやわらかく香る感じで、強い香りが苦手な人にも使いやすそう。それでも気になる方は、少し使用量を減らしてみるとよいでしょう。感触もべとつかずふんわり仕上がるので、洗剤とのセット使いがオススメです。

 

家族みんなの衣類の洗濯に使える無添加シリーズ

フルリニューアル果たした新「さらさ」は、従来と同様、赤ちゃんや小さい子どもの衣類の洗濯にも使えるやさしい使い心地を踏襲しつつ、洗浄力や消臭力を向上させることで、家族みんなの洗濯に使える洗剤・柔軟剤に進化しています。

 

特に、ジェルボール3Dタイプは、洗浄力が高く、しっかりニオイ汚れまで落としてくれるので、普段の洗濯物にもオススメ。香りはしっかり残るので、小さいお子さんや赤ちゃんの衣類を洗うなら、液体洗剤のほうがよいでしょう。

 

お子さんの衣類をやさしく洗える洗剤をお探しの方は、ぜひ新しくなった「さらさ」シリーズを使ってみてください。

 

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秋の新洗剤を全部使って試してみた! P&G「アリエール バイオサイエンス 微香」

【2020年版】秋の新洗剤を全部使って試してみた! P&G「アリエール バイオサイエンス 微香」

季節の移り変わりとともに気温が下がっていき、もう夏物の服をしまって冬物に入れ替えはじめている方も多いでしょう。今年も活躍してくれた夏物衣料をまとめて洗うなら、雨の少ないこの時期がオススメ!

 

今回は、この秋に新発売となった洗濯用洗剤・柔軟剤の注目アイテムを、洗剤マニアの編集部員・一條が全部使って試したレポートをお届けします。気になる汚れ落ちや香りの強さ、使い勝手などを徹底チェックしていますので、ぜひ洗剤選びの参考にしてみて下さい。

↑2020年の秋はたくさんの新製品が登場しています

 

ついにアリエールに微香タイプが登場

今回レポートするのは、P&Gジャパンが今秋リニューアルした看板ブランド「アリエール バイオサイエンス」シリーズに新登場した“微香タイプ”。昨今、柔軟剤で香りを楽しむ人が増えた一方で、洗剤や柔軟剤の香りは控えめにしたい、自分や家族の衣類をなるべく香らせたくない、というニーズも生まれています。そういった一般消費者の需要を受け、アリエールシリーズにも微香タイプが登場しました。

 

タイプは、液体タイプとジェルボール3Dタイプの2種類をラインナップしています。

↑「アリエール バイオサイエンス 微香タイプ」の液体タイプ(左)とジェルボール3Dタイプ(右)

 

 

「アリエール バイオサイエンス」シリーズは、自然由来の洗浄成分を配合し、従来製品に比べてさらなる洗浄力の向上を実現しています。特に、エリそで汚れや黄ばみの原因となり、洗濯物の汚れの中で落ちにくい汚れのひとつである「皮脂汚れ」に対して、強力な洗浄力を発揮。さらに、抗菌成分が洗濯物のイヤな生乾きのニオイに加え、洗濯槽のカビまで防ぎます。

 

こちらの微香タイプでは、洗剤に含まれる成分を気にする消費者にもアピールすべく、漂白剤・合成着色料を配合しない「アリエールフリー」をうたっている点も見逃せません(液体タイプのみ蛍光増白剤も無添加)。

 

微香でも香りはしっかり

まずは液体タイプから見ていきましょう。液性は「弱アルカリ性」で、ウールやシルクなどのデリケートな衣類の洗濯には向いていません。蛍光増白剤は無添加。酵素が配合されています。合成着色料を使っておらず、洗剤液は少し白濁してとろっとした感じです。香りは「クリーンナチュラルの香り(微香性)」となっています。香りの印象としては、清潔感のあるフローラル、といった感じでしょうか。誰にでも好かれるクセのない香りだと思います。

↑液体タイプ(690g)

 

↑背面のラベル表示

 

↑着色料無添加なので液に色がついていません

 

さっそく、いつものように縦型洗濯機の標準コースで洗濯してみました。洗っている最中は、洗濯機から離れた場所でも結構香りを感じます。すすぎ1回にも対応していますが、今回はいつも通りシャワーすすぎ1回+ためすすぎ1回の2回すすぎにしています。

 

脱水が終わって洗濯物を取り出してみると、まだ香りがしっかり感じられました。完全に乾くとニオイは弱まるかな? と思い、いつものように除湿機をつけた室内で部屋干しを行い、乾いたのを確認して取り込んだところ、やや弱まったもののまだ香りが残っていました。

 

筆者はアリエールシリーズのほかのタイプも使っていますので、それらに比べると確かに香りは弱めですが、他社の微香性の洗剤に比べると香りは強めだと思います。汚れ落ちはさすが“洗浄力のアリエール”という感じで、シャツについた食べこぼしのシミもきれいに落ちていました。

 

続いてジェルボール3Dタイプを使ってみましたが、こちらも液体タイプと同様、微香性の洗剤としては香りはしっかり残り、衣類が乾いたあとも香りが感じられます。液体タイプと同じ「クリーンナチュラルの香り(微香性)」です。

↑ジェルボールタイプ(16個入り)

 

↑背面のラベル表示

 

ジェルボール3Dタイプは合成着色料と漂白剤が配合されていないため、ほかのシリーズと並べると、その違いが一目瞭然。洗い上がりに差はありませんが、添加物が気になる方にはいいですね。なお、液体タイプと異なり蛍光増白剤は含まれているので、淡い色や生成りの衣類には使えません。ご注意ください。

↑ほかのジェルボールと並べてみると、着色料無添加なのがよくわかります。左からアリエール バイオサイエンス 微香タイプ、アリエール バイオサイエンス(ノーマル)、ボールド グリーンガーデン&ミュゲ

 

ジェルボール3Dタイプには、新開発の「汚れ分解ブースター」が配合されているためか、液体タイプよりも洗浄力が強い印象で、まとめ洗いや寝具などの大きなものを洗うときに最適だと感じました。計量不要で、洗濯槽にポンッと1個入れるだけの手軽さは、ほかにはない魅力だといえます。

 

香り控えめなアリエールが欲しい人にオススメ

「アリエール バイオサイエンス 微香タイプ」の液体タイプ、ジェルボール3Dタイプの両方を使ってみましたが、どちらも一般的な微香性の洗剤よりは香りがしっかり感じられるため、なるべく洗剤は香らせたくない、衣類に香りを残したくない、という目的にはあまりマッチしないと思われます。通常のアリエールシリーズよりは香りが控えめなので、「アリエールの洗浄力や防臭効果は気に入っているけど、もう少し香りが弱いほうがいいな」と考えているユーザーにピッタリな製品だと思いました。

 

また、合成着色料や漂白剤といった成分が気になる方、液体タイプは蛍光増白剤を避けたい人にもオススメ。洗浄力はほかのアリエールと同等なので、普段使いの洗剤として気兼ねなく使えます。

 

P&Gジャパンでは、洗濯物をやさしく洗える無添加の「さらさ」シリーズもラインナップしていますので、成分が気になる方はそちらもチェックしてみて下さい。

 

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↑「アリエール バイオサイエンス」

 

↑「アリエール バイオサイエンス 部屋干し用」

 

新しくなったアリエールは、科学と自然の力を融合した「アリエール バイオサイエンス」として進化。自然由来の洗浄成分を配合し、従来製品に比べてさらなる洗浄力の向上を実現しています。特に、エリそで汚れや黄ばみの原因となり、洗濯物の汚れの中で落ちにくい汚れのひとつである「皮脂汚れ」に対して、強力な洗浄力を発揮。また、ニオイの原因となる「皮脂汚れの酸化」を防止する抗酸化成分が、イヤなニオイを防ぎます。

 

さらに、抗菌成分が洗濯物のイヤな生乾きのニオイに加え、洗濯槽のカビまで防ぎます。

 

また、香りを抑えた「微香タイプ」もついに登場。アリエールならではのパワフルな洗浄力はそのままに、「蛍光増白剤、漂白剤、合成着色料0%」を実現した「アリエールバイオサイエンス ジェル 微香」と、「漂白剤、合成着色料0%」の「アリエールバイオサイエンス ジェルボール 微香」の2つがラインナップに加わりました。

↑「アリエール バイオサイエンス 微香」

 

洗剤の強い香りは苦手、柔軟剤も併用するので洗剤の香りは抑えたい、という要望にピッタリの微香タイプを待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。

 

自然由来の洗浄成分で洗浄力を強化した「アリエール バイオサイエンス」シリーズは、9月下旬発売予定です。

 

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トレンドの「白いTシャツ」をずっと真っ白に保つ洗濯術【上級編】

今年の夏は猛暑が続きますが、熱中症を防ぐ対策のひとつとして、黒いものより白いものを身に着ける、という方法があるそうです。ご存じのように黒は太陽光線の熱を集めやすいため、黒い衣服やマスクよりも白いもののほうが身に着けたときに暑く感じにくいとのこと。

 

それとは別に、ここ数年は白いTシャツが夏のファッションのトレンドアイテムして注目されています。カジュアルでリラックスした雰囲気を感じさせながら、涼しげで清潔な印象も与える“白T”は暑い季節のマストアイテムですね。

↑夏の定番アイテム「白T」

 

今回は、そんな夏場に欠かせない白いTシャツを、ずっと新品のような白さをキープする洗濯テクニックをもうひとつを紹介します。初級編は関連記事をチェックして下さい。

 

白いものは白いものだけで洗う

とても基本的なことですが、白いものは色のついたものと分けて洗う、これってとても大事なことなんです。なぜだかわかりますか?

 

衣類を洗濯機を使わず手洗いするとわかりやすいのですが、黒や紺、赤、青など色のついた衣服は、水につけただけで染料が少しずつ落ちていきます。いわゆる“色落ち”です。

 

洗濯の途中で洗濯機の中の水を見てみると、茶色や灰色にうっすら濁っていることがありますね。その濁った水を見て、「わーこんなに汚れてたんだ」と勘違いされる方も多いのですが、実は濁りの原因のひとつは衣類から水に溶けだした染料なのです。

 

このとき、白い衣服を一緒に洗っていると、色のついた服から落ちた染料が白い衣服に移ってしまうことがあります。これを「移染」といいます。一般的には、色の濃いものから色の薄いものに色が移ることを指します。

 

お気に入りの白いシャツやブラウスが、洗濯でピンクやブルーに染まってしまったことはありませんか? そこまで劇的な変化でなくとも、色のついたものと白いものを一緒に洗っていると、少しずつ染料が移って、白いシャツがくすんできたり、全体的にうっすらグレーがかかったりしてしまいます。

 

これを防ぐためには、白いものを色のついたものと分けて洗う必要があるのです。

 

分けて洗うのが面倒なら「手洗い」をマスターすべし

こう説明すると、「家族が多いので洗濯物の量も多く、とても色物と白物を分けて洗う余裕はない」「毎晩、その日着たものをまとめて洗うので、分けて洗うのは手間」と思われる方もいらっしゃると思います。

 

その場合は、「大事な白い服だけでも分けて洗う」ことをオススメします。例えば、部屋着にしている白いTシャツは多少くすんでもいいから一緒に洗っちゃってもよし、その代わり大事にしている白いブラウスや高かったシャツは分けて洗おう、という感じです。

 

しかし、大事な服とはいえ1枚だけだと洗濯機で洗うのは面倒ですよね。そういうときは、ちゃちゃっと手洗いしちゃいましょう。

 

手洗いと聞くと、洗濯石けんを塗り付けて洗濯板でゴシゴシ……というイメージを持つ方もいらしゃるかもしれませんが、実はもっと手軽にできちゃいます。

 

まずは衣服の洗濯表示をチェック。水洗い可能かどうかを確かめます。洗えるようなら、全体をさっと確認して食べこぼしのシミやえりそでの黄ばみなどがないか確認しましょう。部分的な汚れがある場合は、液体洗剤を汚れに直接塗布する“直塗り”をしておくと、汚れが落ちやすくなりますよ。

↑汚れが気になる部分にはあらかじめ洗剤を直接塗布しておきます

 

用意ができたら、たらいやバケツに水を張ります。なければ、洗面台に水を貯めてもOK。そこに、普段の洗濯で使っている洗剤を適量入れてさっとかき混ぜたら、衣服を簡単にたたんで浸します。そのまま、軽く全体を押すように“押し洗い”しましょう。押す回数は20回程度で大丈夫です。汚れが気になるえりそで部分は、指でつまんで揉むようにするとなおよし。

↑洗面台に水を張れば簡単に手洗いできます

 

洗い終わったら、水を捨て、軽く脱水を行います。このとき、雑巾をしぼるようにギュッとねじるとダメージになりますので、手巻き寿司を作るイメージで端から丸めるようにしぼるとよいでしょう。

 

軽く脱水したら、再び水を貯めて、水の中で衣服を振るようにしてすすぎます。そして、もう一度脱水→すすぎを繰り返します。柔軟剤で仕上げたいときは、この最後のすすぎのときに入れてください。2回目のすすぎが終わったら、最後の脱水は洗濯機で行いましょう。脱水時間は、しわが気になる衣類なら短めに、しっかり脱水したいときはいつもの長さでOK。

 

以上で手洗いは完了です。慣れれば5分程度で2回目のすすぎまでできるようになります。洗濯機での分け洗いができない場合は、ぜひ手洗いも活用してくださいね。

 

白いものは“蛍光増白剤”入りの洗剤で洗おう

白いTシャツの白さを保つ方法をもうひとつ。白いものを洗うときは、「蛍光増白剤」入りの洗剤を使うようにしましょう。蛍光増白剤が入っていない洗剤は「無蛍光」「蛍光剤無添加」などの表示がありますが、パッケージの裏にある成分表を見ても判別できます。

↑パッケージの成分表をチェック

 

蛍光増白剤とは、日光などの光に含まれる紫外線を吸収して青い光に変えることで、繊維の黄みを打ち消して白く見せるという染料です。ブラックライトを当てたとき、青白く光るアレですね。

 

実は、コットンなどの天然繊維は、本来、茶色がかった色をしています。繊維製品の中には「生成り」と呼ばれるものがありますが、あの色が綿花本来の色に近い色です。

↑綿100%の化粧用コットンで比較。左が漂白されている一般的なコットン。右が無漂白のコットン。無漂白のコットンは全体に黄みがかっており、綿花の葉や茎などのカスが混入して黒いツブのように点在しています

 

筆者がかつて繊維メーカーに勤めていたときに、自社の工場で綿花(原綿)から糸を作る工程、さらに糸を織って布にし、その布を白いシャツ用の生地にする工程を見てきました。茶色がかったコットンは、綿花から生地にするまでの工程で何度も漂白しますが、それだけでは真っ白にはなりません。最終的に蛍光染料を使って、どのような白にするのか「白度」を調節しています。つまり、市販されている白い衣服は、ほとんどが蛍光染料で処理されているのです。

 

蛍光染料は染料の一種ですから、先ほど説明したように、洗濯などで水に浸かるたびに徐々に落ちていきます。その結果、新品だったときに輝くような白さだったシャツが、洗濯を繰り返していくと徐々にくすんだような白さに変化していくのです。

 

洗濯のたびに落ちていく蛍光染料を補って、買ったときのような白さを維持しようというのが、洗剤に含まれる「蛍光増白剤」の役目というわけです。

 

この蛍光増白剤は、青白い光を発光して黄みを打ち消し、生地を白く見せるという仕組みなので、生地そのものを白く染めているわけではありません。よって、色のついた衣服に使っても白っぽくなってしまうということはありませんが、生成りやパステルトーンなどの淡色の衣服に付着すると、色の見え方が変わってしまう場合があります。そのため、淡い色の衣服には使えません。蛍光増白剤が入った洗剤には、必ずその旨注意書きがありますのでチェックしましょう。

 

洗剤は1種類しか使わない、ということであればどんな服でも洗える無蛍光の洗剤を選んだ方が無難ですが、白い衣服には蛍光増白剤入りの洗剤を使ったほうが白さをキープできますので、お気に入りの白い服をお持ちなら、白物用として蛍光増白剤入りの洗剤ひとつ持っておくと便利ですよ。

 

白い服はきちんとお手入れすれば、いつまでも新品のような白さを保つことができます。正しい洗濯方法をマスターして、お気に入りの白Tシャツを長持ちさせましょう。

 

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高濃度処方で手ごわい5大汚れも落とす! ライオン「トップ スーパーNANOX」を今秋リニューアル

高い洗浄力とコンパクトなサイズで持ち運びに便利な洗濯用洗剤「トップ スーパーNANOX」が今秋リニューアルされます。

 

ライオンは、高濃度処方で高い洗浄力を実現し、環境に配慮した100%リサイクルPETの透明ボトルを採用した洗濯用液体洗剤「トップ スーパーNANOX」を9月2日から全国で改良新発売します。

 

ラインナップは、本体(400g)、本体 大(660g)、プッシュボトル(400g)、つめかえ用(350g)、つめかえ用 特大(900g)、つめかえ用 超特大(1230g)、ワンパック(10g×10包)の7種類。

↑新「トップ スーパーNANOX」のラインナップ

 

今回のリニューアルでは、独自の高濃度処方により、水と色素を除く約7割を洗濯成分にすることでより強力な洗浄力を実現。配合されたLO(リフトアウト)成分が繊維の内部に浸透して汚れを浮かび上がらせ、浮かしだされた汚れは高洗浄成分MEE(メチルエステルエトキシレート)がナノレベルにまで一気に分解して落とします。

 

さらに、新酵素も配合することで、手ごわい5大汚れ(皮脂・汗臭、エリそで黒ずみ、黄ばみ、油性食べこぼし、水性食べこぼし)もすっきり落とします。

 

また、同社初となる100%リサイクルPET素材を本体・本体大・プッシュボトルの容器に採用。合わせて本体容器のプラスチック使用量を従来品比で20%削減することで、環境にも配慮をしています。ボトル容器は透明タイプで残量が一目で確認でき、つめかえのタイミングもわかりやすくなっています。

↑環境負荷の少ない100%リサイクルPETをボトルに採用

 

また、容器の軽量キャップには、一部分が突き出した形状の「べろ口キャップ」を新たに採用。これにより、食べこぼしやシミなどの汚れが気になる部分に直接液を塗布しやすく、部分洗いや予洗いも簡単に行えます。

↑汚れ部分にピンポイントで塗布しやすい「べろ口キャップ」を新採用

 

香りはさわやかな「クリスタルソープの香り」。泡切れがよく、すすぎ1回にも対応しています。蛍光増白剤・シリコン無配合。

 

同時に、さまざまな衣類のニオイに対応する「トップ スーパーNANOX ニオイ専用」もリニューアルされます。衣類のニオイが気になる方は、こちらもオススメです。

↑「トップ スーパーNANOX ニオイ専用」も同時にリニューアル

 

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話題の「プッシュボトル洗剤」はどっちが使いやすい? 花王「アタックZERO」vsライオン「ナノックス」徹底比較

夏に大活躍する「白いTシャツ」をいつまでも真っ白に保つ洗濯術

梅雨もあけて、いよいよ夏本番。この時期に着たくなるのが、涼しげでさわやかな印象の「白いTシャツ」ですよね。でも、白いTシャツは汚れやすく、お気に入りだからといって頻繁に着ていると、黄ばんでしまったりくたくたになってしまったりするのが悩み……。

 

そこで今回は、大事に着たいお気に入りの白Tを、ずっと新品のままのようにきれいに保つための洗濯方法を、ランドリースペシャリストの一條 徹が伝授しちゃいます!

↑夏場に大活躍する白Tシャツのケアをマスターしましょう

 

気になる首回りの黄ばみを防ぐコツ

白いTシャツには、夏らしいさわやかで涼し気な印象を演出するとともに、清潔感を感じさせる効果があります。でも、首回りが黄ばんでいると、せっかくの清潔感も台無し。一気に不潔な印象に変わってしまいますね。

↑白Tシャツの首回りの白さは清潔感を左右するポイント

 

しかし、ちゃんと洗っていても、首回りはどうしても黄ばんできてしまうもの。どのようにして黄ばみを防いだらよいでしょうか。

↑首回りが黄ばんでいると不潔な印象に

 

実は、Tシャツの首回りの黄ばみは、生地についた皮脂や化粧汚れを落としきれていないのが原因。洗濯で落としきれなかった汚れが蓄積していき、時間の経過とともに変質して黄ばみに変わるのです。つまり、首回りの黄ばみを防ぐためには、洗濯のたびにそれらの汚れをしっかり落とすことが重要となります。

 

ひと手間で首回りをいつも真っ白にキープ

皮脂汚れも化粧汚れも、大きくわけると「油性」の汚れに分類されます。油性の汚れは水だけでは落とせないので、洗濯洗剤に含まれる界面活性剤のチカラを借りて、油と水をなじみやすくして落としています。

 

しかし、首回りは皮膚と密着してこすれることが多い箇所なので、繊維の奥まで汚れが入り込みやすく、普通に洗濯しただけではなかなか汚れを落としきることができません。

 

そこで活用したいのが、洗濯前に行う「予洗い」。洗濯機に入れるまえにあらかじめ軽く洗うことで、ピンポイントで汚れを落とすことができます。

 

以前は、衣類の首回りの部分に洗濯用石けんをつけてゴシゴシ洗ったりしていましたが、いまは洗剤が進化しているので、手間をかけずに予洗いすることができます。

 

もっとも手軽なのは、普段使っている液体洗剤を洗う前に衣類の首回りに塗布し、そのまま洗濯機で洗う方法。特に、成分が濃縮されている超コンパクトタイプの洗剤を使えば、しっかり汚れを落とすことができます。汚れが気になる場合は、洗剤を塗布したあと10分程度置いてから洗濯すると、さらに効果を発揮しますよ。

↑花王「アタックZERO」やライオン「トップ スーパーナノックス」などの超コンパクト洗剤は、濃縮されているので直塗りの効果が高くオススメ

 

ランドリースペシャリスト一條のオススメは、ライオン「トップ NANOX エリそで用」。スポンジ付きの容器なので、簡単に首回りに洗剤を塗布でき、とても手軽に予洗いができちゃいます。洗濯の前にちゃちゃっと塗るだけでいいので、習慣化しやすいです。

↑ライオン「トップ NANOX エリそで用」

 

↑スポンジヘッドでピンポイントに塗布できます

 

また、ウォータープルーフの日焼け止めや汗に強いファンデーションなどの化粧汚れは、油を落とす力が強い台所用洗剤を活用するとよいでしょう。気になる部分に台所用洗剤を軽く塗布し、指やスポンジなどで軽くなじませてから洗濯機に入れます。泡立ちが気になる場合は、軽くすすいでから洗濯機に入れましょう。

 

白いTシャツは、洗濯前の予洗いを習慣づけておくと、いつまでも真っ白な首回りをキープすることができます。

 

黄ばんでしまってもあきらめないで!

「予洗い」は、洗濯の前に毎回行うことで黄ばみを防ぐのに有効ですが、すでに黄ばんでしまった場合の対処法も伝授しましょう。

 

小皿のような小さな容器を用意し、液体洗濯洗剤と液体酸素系漂白剤を1:1の割合で混ぜます。その混合液を黄ばんでしまった箇所に塗布し、指やスポンジなどでなじませます。そのまま30分程度置いて、あとはいつものように洗濯機で洗いましょう。

 

この方法は、首回りの黄ばみだけでなく、食べこぼしのシミなどにも有効ですので、ぜひ覚えておいてください。

 

ヨレやたるみを防ぐには「洗濯ネット」を使おう

黄ばみと並んで、Tシャツの印象を左右するのは、首回りのたるみや全体のヨレ。これらは着用や洗濯を繰り返すことで、繊維がねじれたり伸びてしまうことが原因です。ある程度は仕方ないものではありますが、洗うときや干すときにひと手間かけることで、ヨレやたるみを軽減することができます。

 

まず、洗濯機でTシャツを洗う際は、型くずれや繊維のねじれを防ぐために「洗濯ネット」に入れて洗いましょう。これだけで驚くほど洗濯中のダメージを回避できます。

↑Tシャツはたたんで洗濯ネットに入れて洗いましょう

 

また、干すときは、軽くふりさばいて形を整え、両手ではさむようにパンパンと全体を叩いてしわを伸ばします。柔軟剤で仕上げると、繊維の潤滑効果でしわやよじれが戻りやすくなりますよ。

 

きちんと手入れされた真っ白なTシャツは、着ている人に清潔感とさわやかな印象を与えてくれます。今回伝授した洗濯のコツをマスターして、いつまでも新品のような美しさをキープしましょう。

 

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消臭力がパワーアップ! やさしく洗える無添加洗剤「さらさ」がリニューアル

日々使う洗濯洗剤や柔軟剤の成分が気になる方も多いはず。特に、小さいお子さんや赤ちゃんの衣類を洗うときは、なるべく肌にやさしい洗剤を使いたいですよね。そんな方にぴったりな無添加洗剤ブランド「さらさ」がリニューアルされます。

 

P&Gジャパンは、無添加の衣料用洗剤・柔軟剤ブランド「さらさ」をリニューアルし、2020年8月1日よりオンライン先行発売、8月下旬より全国で発売します。また、新たに、軽量の必要がなく片手で洗濯機に投入できるジェルボール型洗剤もラインナップに加わります。

↑左から液体洗剤、柔軟剤、ジェルボール型洗剤

 

液体洗剤・柔軟剤の新「さらさ」は、厳選された植物由来成分を配合し、心地いい洗い上がりを実現するとともに、ボタニカルなデザインへとパッケージを一新。液体洗剤は「蛍光剤」「漂白剤」「着色料」が無添加、ジェルボール洗剤は「漂白剤」「着色料」が、柔軟剤は「着色料」がそれぞれ無添加となっています。

 

液体洗剤の新「さらさ」は、天然酵素を配合し、食べこぼしから皮脂汚れまでしっかり落としてすっきり洗い上げます。衣類に洗剤が残りにくく、すすぎ1回にも対応。さらに、従来製品から消臭力を高めているので、やさしく洗いたい赤ちゃんの衣類から、ニオイが気になる大人の衣類まで家族みんなの衣類の洗濯に使えます。

↑新「さらさ」液体洗剤

 

植物由来の成分を配合し、ボタニカルなパッケージに生まれ変わった無添加洗剤・柔軟剤の「さらさ」を、ぜひチェックしてみて下さい。

 

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洗濯王子が指南! 部屋干し臭を解消するほんのひと手間って?

梅雨真っ盛り! ただでさえ気が滅入るのに、さらに気分を憂鬱にさせるのが、洗濯物の部屋干し臭よね。雨の日には外干しするワケにもいかないし、いったいどうしたら、部屋干し特有の嫌なニオイを防げるのかしら?

 

そういえば、ご近所の中村祐一さんは、“洗濯王子”としてテレビでも活躍する洗濯のプロだと言っていたわね。部屋干し臭の解消法を聞いてみようかしら!

 

 

参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家(まいたけ)」の面々。きょうはお母さんが、なにやら困っているようです。

 

参田家の人々とは……
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ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、ご近所の専門家に解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。
https://maita-ke.com/about/

 

“洗い方”を見直せば、ニオイは防げる!

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お母さん「梅雨は明けたけれど、晴れたと思ったらまた雨、の繰り返しで洗濯物は乾きにくいし、部屋干し特有の生乾き臭にも気が滅入りますよね。そもそも部屋干しをすると嫌なニオイがする原因は何なんでしょう?」

 


中村さん「ズバリ、ニオイの原因は雑菌が排出する代謝物。ちょっと嫌な言い方をすると、雑菌のフンがニオイの原因です。洗濯後の衣類に残った人間の皮脂は、菌の大好物なんです。しかも梅雨など湿気の多い時期は菌が活動しやすいため、菌の代謝が高まります。きれいに洗ったはずの洗濯物に菌の排泄物が充満してしまう結果が、あの生乾き臭なんですよ」

 

comment-mother
お母さん「雑菌の仕業だろうとは思っていたけれど、まさかフンがニオイの原因だったなんて! ますます部屋干しする気が失せてきますね……。けれど、連日の雨ではそうも言っていられないし、ニオイを発生させない洗濯方法はないんでしょうか?」

 


中村さん「安心してください。いつものお洗濯にひと手間加えるだけで、部屋干し臭は防げます! そもそも嫌なニオイがするのは、洗濯物に皮脂汚れが残っているから。そこで僕が実践しているのが、お湯洗濯です。常温ではなく、40℃程度のお湯で洗うことで洗浄力が高まります。よく“水と油”と言うように、雑菌の活動源となる皮脂は水との相性が悪く、なかなか落ちません。けれど温かいお湯を使えば、それだけ皮脂が浮き上がりやすく、落ちやすいというワケです!」

 

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お母さん「水で洗うのが当たり前だと思っていたけれど、“水と油”という表現を思えば、皮脂汚れが落ちにくいのも納得です! でも、うちの洗濯機には、常温の水が出る蛇口しか設置されていないんですよ」

 


中村さん「その場合、やはり40℃程度のお湯に浸けてから洗濯するだけでも、効果があります。浸ける時間は20〜30分が目安ですね。お湯を用意するのが大変な場合、色柄物にも使用できる漂白剤を使いましょう。漂白剤を使い、雑菌自体をやっつけてしまうんです! 漂白剤を使う場合にも、1時間程度は浸けておくことがポイントですよ。最近の全自動洗濯機は性能がいい分、洗濯時間が短いので、先にお湯に浸け込んで雑菌を取り除いておくといいですよ」

 

comment-mother
お母さん「お湯も漂白剤も普段よりちょっと時間はかかるけど、方法としては簡単ですね。まさに“ひと手間”という感じ! ちなみにお湯を使う場合、お風呂の残り湯を使うと手軽にできそうじゃありません?」

 


中村さん「脱衣所に洗濯機があるご家庭が多いと思いますし、まだ温かい状態の残り湯を使えば、確かに手軽ですね。ただし、残り湯自体に雑菌が繁殖していることも多いため、残り湯を使うときには普段よりも洗剤を多めにして洗いましょう。目安でいうと、普段の1.5倍量くらいですね。さらに干す段階にもひと工夫。窓際ではなく、空気の巡りがいい部屋の真ん中に干すことですね。そして空気の流れをスムーズにするため、洗濯物は厚手の物、薄手の物を交互に干すと乾きやすくなりますよ!」

 

comment-mother
お母さん「雨の日とはいえ、日当たりのいい窓際に干すのが正解だと思っていたけれど、大切なのは空気の巡りだったんですね! いろいろ勉強になりました。でもこのお話を聞いている今も、部屋干し臭が気になる……すでにニオイが発生してしまった衣類をどうにかする方法はありませんか?」

 


中村さん「衣類用の除菌スプレーでニオイが緩和できますが、やはり洗い直すのが一番ですね。ただしニオイが発生していない状態であれば、やや湿った状態で取り込んで、その段階でアイロンをかけるのも手ですよ! アイロンの熱で一気に乾かすことで、衣類に残った雑菌が死滅し、ニオイの原因を除去することができるんです」

 

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お母さん「今日のお洗濯物には除菌スプレーを使うとして、明日からは中村さんに教えてもらった方法を実践してみます! なんだか雨の日のお洗濯が楽しみになってきた。ありがとうございました!」

 

まとめ

お湯洗濯で、皮脂汚れを除去

部屋干し臭の原因となる皮脂汚れを除去するために、洗濯には40℃程度のお湯を使うのが重要なのね。色柄物にも使用できる漂白剤に1時間ほど浸けるだけで、雑菌そのものを除去できるなんてびっくりだわ。梅雨時期はもちろん、日常的に実践してみようっと!

 

教えてくれたのは……

洗濯アドバイザー・中村祐一さん

長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」の三代目であると同時に、各メディアを通じてプロの洗濯テクニックを分かりやすくレクチャー。“洗濯王子”の愛称で親しまれ、近年では講演活動や洗濯用品メーカーとコラボした商品開発など、活躍の場を広げている。
https://ameblo.jp/sentaku929/

 

日々の「参った!」というお悩みを5分で解決!「参田家(まいたけ)のおうち手帖」

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秘密は洗剤の選び方にあり! 食器洗いで手が荒れないようにするには?

気がついたら手の指や甲がガッサガサで、食器洗いがつらい……。手荒れがひどくなってきたから、「手にやさしい」ってキャッチコピーの洗剤に変えたのに、ちっとも治らないの。調理中の洗いものもあって、その都度ゴム手袋をつけるのも手間だし……。そういえば最近知り合った鎌倉さん、生活用洗剤を扱う会社に勤めていたはず。手荒れしない方法を教えてもらえないかしら。

参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家(まいたけ)」の面々。きょうはお母さんがなにやら困っているようです。

参田家の人々
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ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、宅配便で届いた便利グッズや、ご近所の専門家からの回覧板に書かれたハウツー、知り合いの著名なお客さんに頼って解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。
https://maita-ke.com/about/

 

食器洗いで手が荒れるのをなんとかしたい!

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「見てください、この指! 指と爪の間が割れちゃって、洗剤がしみるんです。手荒れしない洗剤を探してみたんだけどダメで……。旦那に食器洗いを担当してもらおうかしら」
「ヒドイ手荒れですね……。そもそもなぜ荒れてしまうかというと、食器用洗剤は、食器についた油を落とすのと同時に、体から出ている皮脂もとってしまうんですよ。皮脂が取れると肌を守ってくれるバリアがなくなり、「タンパク質変性」という手荒れの原因を引き起こすんです。あと冬は食器洗いにお湯を使いますよね? お湯を使うと洗浄力があがるので、さらに荒れやすくなるんです。さらには極端な酸性やアルカリ性の洗剤に触れるだけでも、手荒れの原因になりますね」
comment-mother
「油が落ちれば皮脂も落ちる……。確かにそうですね。「手にやさしい」って評判の洗剤もあるけど、しっかり汚れを落としてくれるのか不安だし、泡立たなくてドバドバ使うから、お財布にもやさしくない気がするんですよね」
「手にやさしいといわれる洗剤は、界面活性剤が皮脂を取り過ぎない配合になっているのが特徴です。油分を溶かして取るのではなく包み込んで取るイメージですね。界面活性剤が多ければ、洗浄力も高いんですよ」
comment-mother
「そもそも界面活性剤って、体にはあまりよくなさそうなイメージで、どんなものなのかはきちんと知らなかった。界面活性剤は絶対に必要なもの?」
「界面活性剤は、水と油など本来は結びつかない物質同士を結合しやすくする働きを持っているんです。水で油分を落とす食器用洗剤には欠かせないものですね。種類は4000以上あるのですが、どのように配合されているかまでは表示されておらず、使っている洗剤がどういう配合なのか見極めるのは難しいですね。でも、肌荒れの原因となるタンパク質変性をどれくらい引き起こすのかは、ご自宅でも簡単に確認できるんですよ」
comment-mother
「え? 肌荒れの原因をそんなに簡単に確認できるなんて意外ですね。ぜひ知りたい!」
「卵の白身だけを透明のコップに入れて、そこに洗剤を数滴入れるだけです。白い濁りが多くなるほどタンパク質変性を起こす=肌荒れしやすい、ということになります」
comment-mother
「うちの洗剤で試したら、白く濁っている! やっぱり手荒れしやすい洗剤だったのね……。洗浄力を界面活性剤の配合率で見極めて、肌荒れの具合は卵の白身で検証すれば自分好みのメーカーを見つけられそうですね。天然由来成分使用などとうたわれている洗剤はどうでしょう? 肌にはやさしそうなイメージなんですけど」
「正直に言うと、天然由来や植物由来という言葉だけでは、判断は難しいですね。天然由来の原料を使っていたとしても、その量やほかの原料次第では、肌にやさしくない場合もあるんですよ」
comment-mother
「やっぱり、実際使ってみないとわからないですよね……。そういえば鎌倉さん、最近洗剤を開発したっていうことでしたね。その洗剤は、従来のものと何か違うんですか?」
「私たちが開発した『Chloris Wash for Dish(クロリスウォッシュ フォー ディッシュ)』は、ドラッグストアなどで買えないものを作りたいという思いから始まりました。主婦の方にヒアリングをしながら、とにかく“皮脂を取らない”でタンパク質変性を起こさない洗剤を目指しました。それから泡立ちをよくする気泡剤や、洗剤の粘度を一定に保つ安定化剤など、洗浄に関係ない成分を極力抑えているのが特徴ですね」
comment-mother
「なるほど。まさに“主婦のための洗剤”ってことですね。早速お試しサイズから、始めてみます。ありがとうございました!」

 

毎日使うモノにこそこだわりを!

今まで選んでいたエコ系洗剤が、しっかりタンパク質変性を起こしていたのはショックだったわ……。早速教えてもらった「クロリスウォッシュ フォー ディッシュ」を試してみたら、泡立ちも弱いわけではないし、油汚れもしっかり落ちて泡切れ、水切れは抜群。何よりナチュラルな香りがいいわね! 使い始めて1週間弱だけど手荒れも少し良くなってきた気がする。毎日使うものだから、気分良く使えるものを選ぼうっと!

 

教えてくれたのは……

クリヤケミカル 研究室室長・鎌倉 民次さん
大手洗剤メーカーにて、一般消費者向け洗剤開発、業務用洗剤開発を経て、開発部門の最高責任者となるキャリアを持つ洗剤のエキスパート。退職後、クリヤケミカル株式会社にて研究室室長に。高付加価値や特徴のある洗剤の開発を行っている。

 

紹介したグッズは……

写真左:ママの洗剤工房「Chloris Wash for Dish 250ml」626円
写真右:ママの洗剤工房「Chloris Wash for Dish お買い得詰め替え用 1000ml」1566円

クリヤケミカル https://item.rakuten.co.jp/mamano/c/0000000120/

 

日々の「参った!」というお悩みを5分で解決!「参田家(まいたけ)のおうち手帖」

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「何で今まで教えてくれなかったんだ…」 プロ直伝の洗濯術で縮んだセーターがもとに戻る!?

12月11日放送の「ヒルナンデス!」では、知っておくと役に立つ“冬の洗濯術”について紹介。便利なアイデアが盛りだくさんで、「何で今まで教えてくれなかったんだ…」と話題になっている。

※画像はイメージです※画像はイメージです

 

冬にはどのタイプの洗剤がおススメ?

番組に登場したのは、洗濯のプロ・田村嘉浩先生。女優・久保田磨希、森三中・大島美幸、村上知子、黒沢かずこと共に、主婦に聞いた“冬場の洗濯に関する疑問”を解決していく。

 

まず先生が教えてくれたのは、冬場に適した洗剤の種類。最近の洗剤は、粉末・液体・ジェルといった3つのタイプに分けられており、「一体どれを使えばいいの?」と悩んでいる人も多いはず。それぞれメリットやデメリットが挙げられるが、中でも先生がおススメするのは“液体洗剤”。粉末やジェルと比べて洗浄力は弱めだが、皮脂汚れなどには直接塗って対処が可能。冷たい水でも溶け残りが少ないので、冬場でも快適に洗濯できるそう。

 

対して粉末洗剤は安価で汚れ落ちがよい反面、すすぎが不十分だと衣類に残ってしまうといったデメリットも。ジェルタイプも便利な上に粉末洗剤と同等の洗浄力を持っているものの、値段がお高めで洗濯物の量に合わせて使えないのが少々ネック。

 

番組アンケートによると実際のユーザー数も液体洗剤が半数以上を占めており、ネット上では「粉末を使ってた時は溶け残りが酷かったけど、液体に変えてから快適になった」「コスパを考えると液体が1番だと思う」など納得の声が上がっている。

 

タオルは柔軟剤と一工夫でふわふわに!

続いて寄せられたのは“柔軟剤”に関する疑問。柔軟剤には静電気を抑えて風合いをよくする効果が期待でき、特に冬場はぜひ使っておきたいところ。しかし、「柔軟剤を使ったのにタオルがゴワゴワ…」といった事態を招いてしまうことも。先生によると、タオルは脱水の段階で毛が詰まってしまいゴワつきが生まれるんだそう。そんな時は、干す前にタオルをバサバサ振って毛を立たせることが大切。日陰に干すとさらに柔らかくなるので、気になる人はぜひ試してみては?

 

また、番組では縮んでしまったセーターをもとに戻す方法も紹介。まずはアイロンで蒸気をかけ、グッと引っ張りながら冷めるまでキープ。水分を与えると繊維が動きやすくなり、伸びた状態を維持することで形状が保たれるんだとか。ニットの縮みに悩んでいた人は多いようで、SNSなどでは「何で今まで教えてくれなかったんだ…」「お気に入りのセーターが縮んであきらめてたけど試してみる」といった声が上がっている。

 

他にも番組では、毛玉を取る時に食器用スポンジで優しくなでる裏技や、丸めた靴下と一緒にダウンジャケットを乾燥機にかけるとふっくら仕上がるといった豆知識も紹介している。様々な洗濯術を活用して、冬場も快適に過ごしてみては?

【100均比較】重曹/クエン酸/セスキ炭酸ソーダ/過炭酸ナトリウム(ソーダ)、100均のナチュラル洗剤4種類はどう違う?

もうすぐ大掃除の季節。この機会に、1年間のこびりついたガンコな汚れをしっかり落としたいもの。100均にはさまざまな洗剤が並んでいますが、最近は特に、ナチュラル洗剤と呼ばれる粉末状のものが人気です。

 

でも、重曹やセスキ炭酸ソーダ、過炭酸ソーダと成分の名前を言われても、どう使ったらいいのか戸惑ってしまいませんか? そこで今回は、100均で販売されている代表的なナチュラル洗剤4種類の違いを簡単にまとめました。これを参考に適材適所でガンコな汚れに立ち向かって下さい!

 

 

その1)重曹

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15年ほど前に、「安全で値段も安く効果抜群」と注目され、今やすっかりナチュラル洗剤の代表格となった重曹。重曹の正式名称は「炭酸水素ナトリウム」で、もともとベーキングパウダーとしてケーキをふくらませる食品添加剤としても使われていました。

 

弱アルカリ性なので、油汚れ(酸性)に強いのが特徴。細かい粒子は素材を傷つけにくくクレンザーとしての性質も併せ持っています。水に溶いて台所のシンクや洗面所などに霧吹きで吹きかけたり、汚れのひどい場所には水で練ったペーストを直接つけたりと、使い勝手がいいのも重曹の長所です。

 

 

その2)クエン酸

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重曹とともによく知られているのがクエン酸です。クエン酸は柑橘類などに含まれる酸性の成分。レモンや梅干しの酸っぱさのもとになっています。天然成分で食品添加物としてもよく利用されていますが、このクエン酸にも高い洗浄力があります。

 

今回紹介する他の3種類はすべてアルカリ性ですが、クエン酸は唯一の酸性。アルカリ性の汚れを中和し、落とす働きがあります。得意なのは水に含まれるカルシウムなどが固まった水回りの白い汚れやお風呂の水あか。

 

また、尿汚れもアルカリ性なので、トイレのしつこい黄ばみもクエン酸を溶かした水をスプレーすると落としやすくなります。ただし、酸性なので塩素系の洗剤と混ぜては絶対にダメ。タンパク質も溶かすので手荒れにも注意して下さい。

 

 

その3)セスキ炭酸ソーダ

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セスキ炭酸ソーダは、ここ数年注目を集めているナチュラル洗剤です。「セスキ」とは聞き慣れない言葉ですが、調べてみるとラテン語で「3/2」を表す接頭語で、1.5倍という意味で化学に使われるそうです。

 

pH8~8.5の重曹よりも強いpH9~10のアルカリ性で、水にも溶けやすいという特徴を持つセスキ炭酸ソーダ。拭いただけでは落ちないスイッチや壁の手垢汚れに強く、頭を悩ますガス台や換気扇の油汚れにも力を発揮します。水500mlに対して小さじ1杯を溶かしてスプレーするのが基本の使い方です。重曹の上位版といったイメージでしょうか。

 

 

その4)過炭酸ソーダ(過炭酸ナトリウム)

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こちらはセスキ炭酸ソーダの姉妹版とも言え、炭酸ソーダに過酸化水素が混ざっている洗剤です。およそpH10~11のアルカリ性で洗浄力が高いうえ、過酸化水素の漂白力も持ち合わせています。主な用途は、ふきんなどの布や台所用品・洗面用品の漂白、また、排水管パイプや洗濯槽の汚れ落としにも使われます。タイルの目地のカビを落とし、白くする効果もあります。

 

ただ、タンパク質を溶かす力がかなり強いので動物性繊維(毛・絹など)に使うと傷みやすく、また手も荒れやすいので、軽い油汚れだったら重曹やセスキで十分だと思います。これまであまりナチュラル洗剤を使ったことがないという方は、まずは安全で扱いやすい重曹から試してみるのがオススメです。