電気代かからず、防犯に役立つ!コメリ「人感センサー付きソーラーライト」4種

ホームセンターのコメリは、人が近づくと自動で明るくなる「人感センサー付きソーラーライト」4種を、2025年2月19日に発売しました。コメリパワー、コメリハード&グリーン、オンラインショッピングサイト「コメリドットコム」で購入できます(一部店舗を除く)。

 

記事のポイント

近年、防犯意識の高まりから「センサーライトの需要が増加している」といいます。デザインがおしゃれなので庭の飾りになり、かつ灯りと防犯の役割も果たしてくれるので、かなりおトク感があるのでは。

 

本製品は、庭の装飾としても、防犯対策としても活用できます。暗くなると自動で点灯し、周囲を優しく照らします。半径5m以内の人の動きを感知すると、明るさが2.5~10倍にアップ。

 

電気代がかからず、環境にも優しいソーラー充電式です。電源不要なので、場所を選ばず簡単に設置できます。

 

今回発売する4種は、常夜灯時と探知時での明るさやデザインなどにそれぞれ違いがあります。

 

Breezy Green 人感センサー付きソーラーフラッシュライト KM35355
色:昼光色
明るさ:常夜灯時(5lm)/探知時(50lm)
価格:1480円(税込)

Breezy Green 人感センサー付きソーラークリスタルライト KM-21624-S
色:昼光色
明るさ:常夜灯時(20lm)/探知時(50lm)
価格:1980円(税込)

Breezy Green 人感センサー付き自動点灯ソーラーガーデンライト KM-21801-1
色:昼白色
明るさ:常夜灯時(30lm)/探知時(300lm)
価格:2980円(税込)

Breezy Green 人感センサー付き自動点灯ソーラー置型ガーデンライト 150lm KM-31830-1
色:電球色
明るさ:常夜灯時(30lm)/探知時(150lm)
価格:4980円(税込)

ランプが上向き下向き、両方あると何がいい? 長時間作業のお供にしたい「Xiaomiスマートフロアランプ」が登場

シャオミ・ジャパンは、スマート機能を搭載したフロアランプ「Xiaomiスマートフロアランプ」を1月23日に販売開始しました。

記事のポイント

ヘッド部分の両面にランプを搭載し、部屋全体を照らすことで目に優しい環境を作るフロアランプです。長時間机に向かう作業にぴったりなので、作業デスクの脇などに設置したいところ。音声アシスタントでコントロールできるのもうれしい点です。

 

高さ2055mmの大型フロアランプ。周辺を明るく照らす最大光量7000ルーメンの上向きランプと、デスクを照らす最大3000ルーメンの下向きランプを搭載。上向きの照明は間接照明となり、周囲の明るさとデスクのコントラストを低減させるため、目が疲れにくくなるとしています。また、ヘッド部分は90度回転に対応しており、照らす範囲を微調整可能です。

 

下向きランプには、内蔵する144個のLEDにそれぞれレンズを搭載。全方向に光を分散しつつ、さらにディフューザープレートと高密度マイクロプリズムプレートを通して均等に配光し、反射によるまぶしさや目の負担を軽減するとのこと。ランプ下への影の入り込みを防止することで、絵や文字を書くときも集中しやすくなるとしています。

 

光源には「カスタムフルスペクトルLED」を採用。絵を描いたり読書をするのに最適な環境をつくるだけでなく、ライブ配信の照明への適性をうたいます。一般的なシングルピークブルーライトLEDと比べ、ブルーライトが大幅に低減しているのも特徴のひとつです。

 

Bluetoothリモコンによる操作に加え、AlexaやGoogleアシスタントとのペアリング、Xiaomi Homeアプリを使った他のスマートデバイスとのリンクにも対応します。

 

なお、同時に発表された「Xiaomi スマートプロジェクター L1」も1月23日に販売を開始。市場想定価格2万9980円とプロジェクターとしては比較的安価ながら、垂直・水平台形補正、フォーカス調整、スクリーンサイズに合わせた自動調整機能などを用意し、斜め方向からの調整も可能です。投影可能サイズは40~120インチで、解像度はフルHDとなっています。

↑同時発表のプロジェクター「Xiaomi スマートプロジェクター L1」

 

シャオミ・ジャパン
Xiaomiスマートフロアランプ
市場想定価格:4万9800円(税込)

シャオミ・ジャパン
Xiaomi スマートプロジェクター L1
市場想定価格:2万9980円(税込)

イケアの照明で部屋を暖かな雰囲気に! 冬の”明かりの衣替え”のコツとおすすめライト7選

日照時間が短い冬は、気温の影響もあり、ほかの季節よりも室内で過ごす時間が増えがちです。長い時間を過ごす冬の自宅で、外の寒さを忘れほっと落ち着ける空間づくりができたら、冬がもっと楽しくなるはず。そこで注目したいのが照明です。

 

インテリアコーディネーターの住吉さやかさんに、日照時間が短い北欧生まれのブランド「イケア」の商品を使いながら、部屋の雰囲気をがらりと変える“あかりの衣替え”のコツを教えていただきました。

 

 

インテリアの基本は照明にあり!部屋を癒し空間に一変させる間接照明の取り入れ方

 

照明の衣替えで
季節感のある空間づくりが可能に

クッションやラグといったファブリックアイテムの色や素材を変えて、季節感のあるお部屋づくりを楽しんでいる人は多いかもしれません。しかし、「照明を衣替えする」という発想には、馴染みがある人は少ないのではないでしょうか。

 

「秋冬は、春や夏のような日照時間が長い季節にくらべ室内で過ごす時間がぐんと増えますよね。家にこもりがちな季節は、やる気が落ちたり眠くなったりしやすく活動量も減っていきます。
そんなときに、照明の明るさや高さ、配置などを変えると、気分を変えたり、リラックスした雰囲気を演出したりすることができるんです。
たとえば、光が拡散しないタイプの照明は、お部屋全体がシャープな印象になりますが、それを光が拡散するタイプのものに置き換えるだけで、空間全体が暖かく落ち着いた雰囲気に変わります。なので秋冬には、光が拡散するタイプの照明への衣替えがおすすめです」(インテリアコーディネーター・住吉さやかさん、以下同)

 

さらに住吉さんは、「リビングやダイニング、ベッドルームなど、ゆったりと過ごしたい場所は特に、暖かみのある色の照明を効果的に取り入れると、より季節感を演出できる」と続けます。

 

一方で、リモートワークなど集中力を高めたいときには、暖かみのある光が逆効果になることも。

 

「暖かみのある色の照明は、白い光の照明をつけたときよりも部屋が薄暗くなりやる気が起きにくくなってしまいます。そういった場合は、『スマートライト』いう調光機能がついた電球に変えるのがおすすめです。仕事や家事に集中したい日中は白色の光、リラックスしたい夜はオレンジ色の光に切り替え、メリハリをつけるとよいでしょう」

 

スマートライトは、Wi-FiやBluetoothでスマートフォンやタブレットに接続し、専用アプリなどから光をコントロールできる電球。リーズナブルなものが多く操作も簡単なので、導入しやすいのも魅力です。

 

リラックスムードを高める
お部屋ごとの照明選びと設置のコツ

秋冬に明かりの衣替えをするとしたら、どのようなタイプの照明を選ぶとよいのでしょうか?

 

「持ち運びがしやすく、気軽にお部屋の雰囲気を変えられる『置き型タイプ』が導入しやすいのでおすすめです。低い位置でスポット的な光として活用すれば、リラックスタイムを暖かく素敵に演出にできます。光の色はやはり、白よりも暖色系がおすすめです」

 

さらに、部屋ごとの照明選びのコツも教えていただきました。

 

リビング

「モダンチャーミングな大人の暮らし」Designed by Savaka Sumivoshi (Class S interior design) Photo by Hirokazu Touwaku

 

「リビングは、ぜひ床に置くタイプの照明をぜひ取り入れてみてください。高さがないタイプの照明を部屋の片隅におけば、空間全体がおだやかな雰囲気に包まれます。漏れ出る光の暖かさでグッと落ち着いた印象になるので、夕食後など、就寝に向けてリラックスしたいときに効果的です」

 

ダイニング

「北欧ブルーで爽やかに心地よく」Designed by Sumiyyoshi (Class S interior design) Photo by Hirokazu Touwaku

 

「ダイニングは、ペンダントタイプがおすすめです。なかでも光がやさしく透過するデザインがよいでしょう。ペンダントライトは、立ったときの目線の高さより少し低めの位置にくるように吊るし、低めの位置に光が広がるようにすると、秋冬にピッタリな穏やかな印象になります」

 

「細長いリビング・ダイニングは家具でゆるやかに間仕切って」 Designed by Sayaka Sumiyoshi (Class S interior design)

 

「また、フィラメント球を模したLED電球もよい効果を生みます。このタイプの照明は発光部を見せるデザインなので、春夏の季節に取り入れると少し暑苦しさを感じることもあります。ですが秋冬なら、お部屋に暖かみや穏やかさを与えることができます。電球だけ買い換える、という方法もありですね」

 

ベッドルーム

「モダンチャーミングな大人の暮らし」 Designed by Sayaka Sumiyoshi (Xlass S interior designe) Photo by Hirokazu Touwaku

 

「ベッドルームは、ご自宅のなかでもっともリラックスしたい場所。寒い時季は、ベッドに入ってのんびり過ごす時間も増えるでしょう。寝る前に本を読むときにもいいですし、ベッドの中に少しでも長く留まっていたいと感じる薄暗い朝に暖色系の明かりがあるとほっとできますし、くつろげます。
そこでおすすめなのが置き型タイプ。できれば光がやさしく漏れ出るデザインのものがいいですね。光が壁に反射したり、その場がスポット的に照らされたりするので、暖かい雰囲気づくりに役立ちます」

 

イケアで見つけた
冬のお部屋を素敵に演出する照明7選

照明選びのコツがわかったところで、イケアの商品のなかから冬のお部屋を心地よく演出してくれる照明をご紹介します。

 

「イケアの照明は価格が手頃で、さらにデザインも豊富なのが魅力。持ち運びがしやすい置き型の照明をひとつ購入すれば、ベッドルームに、リビングにと気軽に配置を変えることができます。ぜひ楽しみながら照明の衣替えにチャレンジしてみてください」

 

1.上下どちらの向きでも使えて置くことも吊るすことも可能


LÄNSPORT / レンスポルト LEDモバイルランプ 電池式
3499円(税込)
「上下どちらの向きでも置けるデザインが特徴的な照明です。軽量で持ち運びしやすく、屋内だけでなく屋外でも気軽に光の演出を楽しめます。リビングでのリラックスタイムにはテーブルに置いて、アウトドアでは吊り下げタイプの照明として使うなど、多彩に使えます」

 

2.ピンクの傘がお部屋のアクセントになるコードレス照明


NÖDMAST / ノードマスト LEDモバイルランプ 電池式
2499円 (税込)
「こちらも置き型タイプで、ベッドルームにおすすめの照明です。ピンクのシェードから光が漏れ出て、お部屋をやさしく照らしてくれます。充電式でコードレスで使えるので、コンセントの位置を気にせず設置できるのもポイントです。デザインもかわいらしく、冬の薄暗いベッドルームでいいアクセントになります」

 

3.レトロなデザインを生かしたランタンのような暖かみ


ÄRNABY / テールナビー テーブルランプ
3999円(税込)
「レトロなデザインと、炎が燃えているように見える電球が個性的な、秋冬感満載の照明です。コードタイプではありますが、軽いので移動もスムーズ。さらに調光機能もついているので、シーンや気分に合わせて置く場所や明るさを変えてみてください」

 

4.コードの長さを変えてお部屋の印象を自在に変えられる


SUNNEBY / スンネビ LUNNOM/ルッノム ペンダントランプ 電球付き
1898円 (税込)
「天井にローゼットがあるおうちにおすすめしたい、吊るすタイプのライト。コードの長さが調整できるので、季節に合わせて吊るす高さを変え、お部屋の印象を変えることができます。秋冬は、コードを長めにして低い位置で照らせるようにするといいでしょう。また、オレンジのフィラメントが透けたデザインも暖かみがあります」

 

5.オンオフで醸し出す雰囲気が変わるインテリア性の高い照明


VINDKAST / ヴィンドカスト フロアランプ
5999円(税込)
「フリルをたっぷりあしらったようなデザインが特徴的な置き型タイプ。消灯しているときは華やかな印象を受けますが、点灯するとがらりと雰囲気が変わるのが魅力。消灯時のふんわりとした雲のようなデザインは気持ちを和ませてくれ、点灯時はやさしい光を放ちくつろぎ時間を格上げしてくれます」

 

6.部屋の雰囲気を選ばず使えるシンプルデザイン


FADO / ファード テーブルランプ 25センチ
2499円(税込)
「名前に『テーブルランプ』とつきますが、リビングの照明のコツでご紹介したように、床に置いてお部屋に温かみを演出するという使い方も可能。できればリビングの隅に配置してみてください。ひとまわり小さい17センチのものもありますが、リビングに置くなら25センチがおすすめ。漏れ出る光がやわらかく、秋冬らしさを演出したいときにぴったり。シンプルなデザインでさまざまなタイプの部屋に取り入れやすいです」

 

7.クリスマスシーズンにピッタリなぬくもり感のある木目が特徴のデザインライト


STRÅLA / ストローラ LEDデコレーション照明 テーブル
2999円(税込)
「クリスマスシーズンが近づいている今、本品のようなストローラ風のデザイン照明を取り入れると、お部屋を暖かくするだけでなくかわいく演出ができます。コード式なので、窓辺やベッドサイドなど壁周りを演出したいときに活躍します。クリスマスのウキウキする気持ちを演出する照明として、楽しみながら取り入れてみてください」

 

※本記事で紹介したイケアの商品は、店舗によって在庫状況が異なります。

 

 

照明を少し変えるだけでお部屋の印象は大きく変わるもの。お部屋の雰囲気や、1日の過ごし方なども考慮しながら、ライフスタイルに合う秋冬ならではの光の演出を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

Profile


インテリアコーディネーター / 住吉さやか

アートライフスタイリスト。ハウスメーカー勤務を経て、独立。現在は、都内を中心に、個人のお客様からの直接依頼を受け、トータルインテリアコーディネートサービスを提供している。クライアントのライフスタイルに寄り添い、心地よい空間とアートのある暮らしを提案し、納品までサポート。昨年からはオンラインでのインテリアコンサルティングも開始。インテリア関連の記事監修やメディア出演、アートとインテリアをテーマにしたセミナー講師なども積極的に行なっている。

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北欧スタイルに学ぶ夜も快適な秋冬仕様のインテリア…間接照明と家具の配置がポイント

夏の気配が少しずつ薄れ、秋の訪れを感じる季節になりました。これからだんだんと日が短く、寒くなっていくにつれ、自然と家の中で過ごす時間が増えていくでしょう。在宅時間を快適に、前向きな気持ちで過ごすためにも、インテリアにこだわって心地よい空間をつくりたいもの。そこでお手本にしたいのが、インテリアに手をかけることで日照時間の短い冬を乗り切ってきた「北欧」のスタイルです。

 

インテリアに北欧スタイルを上手に取り入れるコツを、インテリアコーディネーターの住吉さやかさんに教えていただきました。

 

人によってイメージが違う? 実は幅広い「北欧スタイル」のイメージ

↑インテリアコーディネーターの住吉さやかさん。鮮やかなグリーンとナチュラルモダンの家具類が見事に調和したご自宅にお邪魔し、秋冬の夜長を心地よく過ごすためのインテリアのコツを伺いました

 

そもそも「北欧スタイル」とはどういうものなのでしょうか? 住吉さんは「北欧のどういったブランドやデザインに興味を持つかで、イメージするものが大きく異なります」といいます。

 

「私が10年ほど前にインテリアコーディネーターの仕事を始めたときから、北欧スタイルはすでに日本国内でも人気でした。近頃では通販やインテリアショップなどで、北欧スタイルのインテリアを手軽に手に入れることができるようになりましたね。

 

しかし、北欧スタイルといっても思い浮かべるものは人それぞれ。マリメッコのように色鮮やかなパターンを思い浮かべる一方で、Yチェアに代表される北欧家具ブランドのようなシンプルなインテリアをイメージする方もいるかもしれません。最近ではグレイッシュなニュートラルカラーに和の要素を取り入れた『ジャパンディ』と呼ばれるスタイルも北欧スタイルの一部として人気です」(インテリアコーディネーター・住吉さやかさん、以下同)

 

【関連記事】実例で理解する「ジャパンディ」スタイルと初心者が取り入れるためのインテリアアイテム5

 

デザインや素材にも注目! 北欧スタイルの共通テーマを押さえよう

このように、幅広いイメージを持つ北欧スタイルですが、その中でも共通するテーマがあるのだそう。

 

「ベースとなるのは『ロングライフデザイン』ではないでしょうか。機能的で、飽きがこない美しいデザインで、普段の生活に馴染んで長く使えるモノを好むという考え方は、どのような北欧スタイルのインテリアでも、共通していると言えます。こうした考え方は、日本人の暮らしやモノの価値観にも似ているので、北欧スタイルが日本で人気なのではないかなと思っています」

 

北欧スタイルのテーマを踏まえた、北欧スタイルと呼べるインテリアの特徴も教えてくださいました。

 

・形

「形の特徴としては、直線的でシンプルなものや、自然と調和するデザインであることが多いですね。華美な装飾や、驚きのあるデザインというよりも、それらを引き算していって残ったシンプルな形に美しさが宿っています」

↑ルイスポールセンのペンダントライト「PH5」は、自然界に存在する螺旋を数学的に表した「対数螺旋」をデザインに取り入れている。クラシックホワイトの優雅なシェードと、室内を柔らかく照らす光が特徴的

 

・柄

「水彩画や写実的なグラフィックではなく、抽象的でデフォルメされたパターンや、幾何学的な模様が北欧スタイルの代表的な柄になります。特に自然や植物をモチーフとした柄が好まれています」

 

・素材

「素材は木材やウールといった、自然素材が多いです。自然素材は、肌触りがよいことはもちろん、時を重ねて素材の味わいの変化を楽しめるところも魅力のひとつです。経年変化を楽しめる素材とロングライグデザインは相性バツグンです」

 

・色

「北欧は日照時間が短く、少しでも気分を明るくするため、部屋の中に明るくて柔らかい色味のものを取り入れて楽しんでいます。お部屋全体はシンプルなカラーにしておき、その中にブルー・グレーやダスティピンク、くすみオレンジなどをプラスするのがおすすめです」

 

【関連記事】インテリアスタイリストが教える「北欧インテリア」の基本と部屋に取り入れる方法

 

北欧スタイルを取り入れた部屋作り成功のコツ 3

北欧スタイルに共通するテーマやデザインを知れば知るほど、ぜひ実践的にインテリアに取り入れてみたいと思うもの。しかし、実際に自分の部屋でコーディネートしてみると、なんとなく思っていたイメージと異なってしまう……ということもしばしば起こります。そこで、夜時間を心地よく過ごすためのお部屋作りのコツや、上手な北欧スタイルの取り入れ方をお聞きしました。

 

1.部屋作りのメインは「照明」

「北欧スタイルをお部屋に上手に取り入れ、心地よい夜の時間を過ごしたいなら、何といっても照明選びにこだわりたいところです。光源が目に入らない形状のシェードで、柔らかい光で室内を照らせるような照明を選ぶと、心地よく過ごせます」

 

「北欧では、一部屋に複数のライトを設置する『一室多灯』の考え方がスタンダードです。賃貸のワンルームなどでは天井の照明コンセントが1つしかなく、シーリングライトがメイン照明になっていることが多いと思います。その場合、メインの照明を少し暗くして、食卓にテーブルライトを置いたり、部屋の角にフロアライトを設置すると、ワンルームでもおしゃれな一室多灯を実現できますよ」

↑USBで充電できるテーブルライト。持ち運びが可能なので、人が集まる食卓にテーブルライトを置き、その部分だけ明るく照らすという使い方も

 

「お部屋が広く、照明コンセントが2カ所設けられている場合は、ダイニングスペースにペンダントライトを設置するとぐっと雰囲気が良くなります。ペンダントライトを上手に設置するコツは、ダイニングテーブルの真下に、天板から60cm~70cmの高さまで下げること。椅子に座ったとき、電球の光が直接目に入らない位置まで下げて設置するのがおすすめです」

 

さらに、夜の時間を雰囲気良く演出するためには、照明の形状だけでなく、照明に取り付ける電球にもこだわりたいところ。住吉さんがおすすめするのは、スマホアプリやリモコンなどで操作が可能なスマートライトです。

 

「スマートライトは、光源の色や明るさを操作できて、シーンに応じた設定にすることでお部屋の雰囲気を簡単に変えることができます。朝は昼白色の爽やかな光で過ごし、夜は落ち着いた雰囲気のなかでリラックスできるように電球色に切り替えるなど、シチュエーションによって手軽にコントロールできるところがメリットですね

 

2.自然素材にこだわった家具選びと、ゆとりある配置にも気を配って

「北欧スタイルの家具といえば、木製のシンプルなデザインが特徴です。寒い場所で育つ木は色味が薄いので、明るい色味の木製家具を選ぶと良いでしょう。家具によって色味が多少異なっていても大丈夫です」

↑広島県の家具メーカー・マルニ木工のダイニングチェアである『HIROSHIMA』。美しい木目となめらかな木材の触り心地が魅力で、シンプルなデザインが北欧スタイルにも合う

 

「家具の配置については、快適なお部屋を作るために、程よい余白を設けることを意識してみましょう。例えばダイニングテーブルなら、ダイニングスペースの中央に設置することで、空間にゆとりをもった配置になります。

 

お部屋が狭いと、ダイニングテーブルを壁に寄せて置きたくなりますが、それだと通路が広くなるだけで、行き来しづらかったり、座る場所が窮屈すぎたりするケースもあります。壁からの距離を椅子の後ろは壁から70cm 以上、それ以外は50cm~60cm程度確保できるなら、壁から離してスペースの中心に置いてみてください。回遊動線が生まれ、室内の移動がスムーズになり、見た目にもほどよいゆったり感がでます」

 

「一人暮らしで空間に限りがある場合、いろいろな家具を置こうとせず、必要なものを厳選しましょう。勉強や仕事はダイニングテーブルで行う、ソファは置かずにベッドでくつろぐといったように、家具を兼用することで、ゆとりある空間を作れます。

 

また、一人暮らしでもこだわりの家具を手に入れたいなら、ダイニングチェアがおすすめです。引越でお部屋の大きさが変わっても使えなくなる心配がなく、例えば新しいダイニングセットを買ったらこれまでのチェアは書斎で使うなど、ライフスタイルが変わっても長く使えます。椅子を探すときには、実際に座って座り心地を確かめることがとても重要です。ぜひ、お気に入りの一脚を見つけてくださいね」

 

3.クッションカバーやファブリックパネルで上手に北欧スタイルを取り込む

「大きな家具や照明を買い替えるのは難しいですが、クッションカバーやファブリックパネルなら、手軽にお部屋の雰囲気を変えられます。北欧スタイルのインテリアには、幾何学模様やパターン化された柄が合いますよ。秋冬なら、暖色系の色を選んだり、もこもこした手触りのものを選ぶと、見た目にも手触りも温かく秋の夜長を楽しめます

↑住吉さんがご自宅に飾っているのは、お気に入りのアーティストのビビッドなアート。アートやファブリックパネルを飾るときは、目線の高さで設置するのがちょうどよい

 

シンプルな機能美が魅力の北欧スタイルを上手くコーディネートできれば、夜のおうち時間を心地よく過ごせて、QOLも高まりそう。クッションカバーやファブリックパネルなどでも手軽にイメージチェンジができるので、実践できそうなところから取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

プロフィール

インテリアコーディネーター / 住吉さやか

Class S interior design代表。大手ハウスメーカーにて新築戸建てのインテリア提案を3年間で100件担当、展示場のコーディネーションなどを経験した後、2018年7月に独立。現在は個人向けのインテリアコーディネーターとして、リビング・ダイニングや寝室などのトータルコーディネートを提案している他、アートライフに関するセミナー講師活動も行っている。

今年買ってよかったものNo.1! 照明一体プロジェクター「popIn Aladdin」が1日中活躍して超快適

今年のAmazonブラックフライデー、みなさんは何を買いましたか? 私は毎年この大セールを本当に楽しみにしておりまして、今年もあれやこれやとたくさん買いました。そんななかでも、一番の目玉は「popIn Aladdin 2 Plus (以下popIn Aladdin)」だったと思います。

 

popIn Aladdinは照明一体型のプロジェクター。プロジェクター、スピーカー、シーリングライトの3役をまかなえます。設置も簡単で、家庭用の引掛シーリングがあれば、追加工事は不要で取り付けられるんです。しかも無線LAN内蔵なので、単体でインターネットに接続して映像アプリや音楽アプリを楽しめちゃいます。

↑popIn Aladdin 2 Plus

 

Amazonでの通常価格は12万9800円(税込)と、気軽に手は出せないお値段。だからこそ、Amazonブラックフライデーでお買い得になるのを待っていました。

 

popIn Aladdinが我が家にやってきて、この原稿執筆時点で10日ほどが経ちました。私は毎日popIn Aladdinに起こされ、ラジオを流し、映像を流し、眠りについています。

 

そんな私のpopIn Aladdinがある生活をご紹介。「高いものだし……」と悩んでいる方の背中を押す気マンマンで、さあ1日スタート!

 

9:00 小川のせせらぎと小鳥のさえずりでおはようございます

おっそ! と思ったあなた、そうです。私は朝がすこぶる弱いのです。なんなら9:00でも早起きですが、最近は9:00にpopIn Aladdinが気持ちよく起こしてくれるので、なんとかベッドから出ることができています。

 

といいますのも、popIn Aladdinの基本機能「おはようタイマー」が、設定した時間に小川のせせらぎと小鳥のさえずりを流してくれるんです。毎朝スマホのけたたましい目覚まし音を耳元で鳴らしても、秒でスヌーズを入れて二度寝していた私。自然に近い音が静かに流れるだけで、こんなにもスッと起きられるのかと感動しました。

 

しかもタイマーを止めるには、popIn Aladdinのリモコンを操作するしかありません。それをベッドから離れたところに置いておくだけで、自然とベッドから出るしかなくなる……。そしてかちゃかちゃとリモコンを操作しているうちに、だんだんと頭が冴えてくる……。もうpopIn Aladdinのない朝は考えられません。

↑本体の基本操作はすべてこのリモコンなのです

 

10:00 radikoを流しながら仕事開始

popIn Aladdinにはアプリがたくさんあって、Amazonプライム・ビデオやNetflixといった映像サブスクサービスはもちろん、音楽アプリも充実しています。ラジオが好きな私は、仕事の開始時刻と合わせて、「radiko」でラジオを流し始めます。

 

popIn Aladdinのスピーカーは8W出力を2基搭載。シーリングライトと一体型だから、音楽が頭上から降ってくるのもいいところです。

↑AM10:00の我が家の風景。部屋の白壁に直接投影しています。この日はくもり空だったので比較的くっきり見えますね。ピーカンの日はもう少し薄く、見えにくくなります。この点はプロジェクターなので仕方がない

 

12:00 ランチ休憩はオリジナルアプリで風景鑑賞 

朝のタスクを一通り片づけたらちょっと休憩。この日は急に自然が恋しくなりまして、世界各地の美しい眺めを映してくれるオリジナルアプリ「美風景」を眺めながらランチに。

 

「窓モード」という窓枠をセットで映してくれる機能もあり、まるで我が家の壁が旅館から眺める絶景になったかのような気分が味わえるんです。この機能、結構気に入っています。

↑popIn Aladdinはオリジナルアプリが豊富なのもポイント。美風景のほかにも、フィットネス向きやヒーリング向き、キッズ向きのコンテンツもありますよ

 

14:00 壁時計を見ながら出かける支度

この日は昼過ぎから取材のため外出予定が。そろそろ支度をしなくちゃ~と思ったときには「壁時計」を表示しています。これだけ大きく表示されればいやでも目に入るので、タイムキーパーとして大活躍です。

↑おしゃれな時計が大画面で映されるので、この時計は四六時中つけているといっても過言ではありません

 

17:00 帰宅後はシーリングライトを点灯し、好きな明るさに

取材を終え、帰宅するとあたりはすっかり真っ暗。このころにはpopIn Aladdinのシーリングライトを点灯します。実はpopIn Aladdin、シーリングライトとしても優秀。明るさ調整と色調整を無段階でできるうえに、自分の好きな調光を4パターン保存できるんです。

↑我が家は暗めの調光ですが、ライトをつけてもこんな感じでくっきりと見えます。ちなみにシーリングライトの明るさは最大で4300lm、適用畳数は8畳までです

 

そうそう、我が家にはねこ様がいるのですが、ねこ様の遊び道具としても大活躍。YouTubeで「ねこじゃらし動画」を見せてみると、大画面で動くものにおおはしゃぎで飛びつきます。こういったものに爪をたてないねこちゃんであれば、ぜひ試してみては? めっちゃかわいいです。

↑動画と戯れるねこ様

 

21:00 就寝前のリラックスタイムは画質も音質も満足の映像鑑賞

就寝前はシーリングライトを消灯し、大画面で映像鑑賞。電気を消すとやっぱり映りが違いますね。色がくっきりと出てくれます。高音質の音声も頭上から降ってきて、まるで映画館にいるような気分を楽しんでいます。

↑試しにYouTubeの映像を再生。画質はフルHD(1920×1080ドット)。今だと4K対応がうれしいかもと思いつつ、十分な画質でしょう。明るさも900ANSIルーメンと文句なしです

※再生した動画はこちらです(https://www.youtube.com/watch?v=MLCSfwHLCwA

 

↑popIn Aladdinのサイトより。投影サイズは設置した位置から壁までの距離で決まり、約40~120インチまでとなっています。また、レンズを最大32度傾斜できるので、見やすい位置に投影画面を調整できます

 

1:00 寝つきのよさそうな音楽とともにおやすみなさい

寝るときももちろんpopIn Aladdinと一緒。毎日設定した時間になると、自動的に寝つきのよくなりそうな音楽を流してくれる「おやすみタイマー」を使っています。強制的に眠らされるって大事なんですよ、夜更かしっていつまでもできちゃいますから。

↑おやすみタイマーで寝るときの音楽を設定。眠りにつくとまた朝の9:00におはようタイマーが起動してくれます

 

使い始めて10日で生活が変わるほど大活躍

というわけで、たった10日で私の生活の中心にまで入り込んだpopIn Aladdin。実は別売りのテレビチューナーを使えばテレビも見られますし、HDMIコネクターを使えば大画面でゲームも楽しめます。おかげで私は、長年使っていたテレビを処分することを決めました。

 

昨今の物価高もあいまって、本体だけで10万円超と決して安くはない買い物。でも、これがあるだけで生活が変わるんです。2022年、私が買ってよかったものNo.1はこれだと胸を張って言えます! さあ、快適なpopIn Aladdin LIFEを!

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

インテリアの基本は照明にあり!部屋を癒し空間に一変させる間接照明の取り入れ方

寒さが増し、明かりの下で過ごす時間が、いっそう気持ちを和らげてくれる季節になりました。とくに夕方以降の時間は、就寝に向けてリラックスして過ごす、大切なひとときでもあります。ところが日本の住宅では、天井にあらかじめ大型のシーリングライトが備え付けられていることが多く、間接照明を取り入れた空間作りは難易度が高いのが現実。

 

そこで、インテリアスタイリストとして活躍する窪川勝哉さんに、くつろぎの空間を作るためには、照明をどのように取り入れたらいいかを教えていただきました。

 

「インテリアの基本は照明である」というほど、照明を大切に考えているという窪川さんの別荘は、建築家・前川國男氏が設計したテラスハウス。前川國男とは、ル・コルビュジエなどの下で学び、高度経済成長期の日本建築界を牽引した著名な建築家です。その設計により、昭和32年(1957年)に建てられた際の“戦後の古き良き日本建築の姿”を残しながら、窪川さんがリノベーションしたインテリアをベースに、照明と空間作りとの関わりを確認していきましょう。

 

引っ越しではまず、照明をどこにつけるかを考える

「引っ越すときは、入居前にまずどこにどのような家具を置こうかと考えますよね。そのとき同時に、どこに照明器具を置くかも考えてみてください。どのような照明をどこに置くかで、インテリアの見栄えは大きく変わります。また、あとで照明を追加することもできますが、壁や天井の照明は工事が伴う場合が多く、思い通りにいかなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

とくに新築やリノベーションなど自由度が高い場合は、何をどこに置くかよりも、その空間をどう照らしたいかを考えてみてください。そして照明器具を探すときは、自分の部屋に合うかわからなくならないように、部屋の写真を撮って持っておくのがおすすめ。写真を見ながらの方が、本当に似合うかどうかイメージしやすいですよ」(インテリアスタイリスト・窪川勝哉さん、以下同)

【照明選びの基本】

・引っ越しの時点で、どこに照明を置くかを検討すること
・一から空間作りを考えられる場合は「空間をどう照らしたいか」から逆算すること
・照明器具を探す際は、部屋の写真を持参すること

 

それでは、どんな部屋にも共通する、照明を取り入れる際のルールについてもう少し詳しくみていきましょう。

 

1. 部屋のどの部分に照明が必要か調べる

照明を変えたいときにやりがちなのは、天井のシーリングライトをペンダントライトにするアイデアだそう。

 

「でも、実はこれだけではあまり意味がありません。照明器具のデザインが変わるので、部屋の印象が違って見えるメリットはありますが、明かりが天井から部屋全体に向かって光っている、ということに変わりはないですよね。つまり、光と影のバランスはたいして変わっていません。

重要なのは、照明器具を変えるのではなく、照明の位置を変えること。どこに明かりがあったら部屋がきれいに見えるか知るには、試してみるのがいちばんです。手持ちの照明器具に長めの延長コードをつけて、部屋をうろうろとしてみてください。この棚が明るくなるときれいだなとか、植物の近くに照明があったら影が出ていいなとか、バランスがわかってくると思います」

 

2. 雰囲気をよくするためには多灯使いする

日本の住宅では、天井からの一灯で照らす方法が古くから採用されてきました。

 

「この採光の仕方は、部屋全体が明るくてモノが見えやすい反面、いわばフラッシュをたいて撮った写真のように、全体がのっぺりとした印象になってしまうのです。インテリアが活きる空間を作るためには、さまざまな場所にライトを置いて多灯使いしてみましょう。照明はどんなものでも構いません。部屋に陰影がつくことで雰囲気のある空間にできるだけでなく、天井を高く見せたり部屋を広く見せたりすることができます」

 

3. 光量と色を調節できる電球を取り入れる

写真はイケアのスマートLED電球「トロードフリ」。調色はできませんが、壁につけたリモコンで光量の調節ができます

 

照明を置きたい場所が決まったら、そこからどのような照明器具を設置するか、考えてみましょう。照明器具は安価なものでも構いませんが、大切なのはその明かりの色と光の量なのだそうです

 

「日本の住宅にはありがちなのですが、照明の明かりが白すぎるんですよね。蛍光灯の青白い光は、デスクワークには最適です。ただ、リラックスする空間には強すぎる色でもあります。照明器具は手持ちのものが使えるならそれで充分なので、それよりも明るさを変える“調光”と、明かりの色を変える“調色”ができる電球を取り入れてみましょう。色と光の強さが変わるだけで、空間の見え方がかなり変わると思いますよ」

 

「もしかしたらリモートワークしている方は、パソコンを見たり資料を読んだりする時間が増え、自宅を間接照明にすることが現実的でないかもしれませんよね。そんな方にも使いやすいのが、そういった調光と調色ができるタイプの電球です。仕事をしなくてはならない日中は白っぽい光にして作業しやすい明かりに、リラックスタイムに入ったら優しい温かみのある色に変えて、少し光量を落とします。同じ空間でオン/オフの使い分けができるようになりますよ」

 

次のページでは、寝室とリビングに分けて、どのような照明をつけるといいのかを見てみましょう。

【寝室】どの程度の明るさが必要か考えてみる

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リビングや書斎、キッチンなどでは、作業をする上で、ある程度の明るさが必要になるかもしれません。では、寝室にはどのくらいの明るさが必要か、考えたことはあるでしょうか?

 

「寝室は、枕元でちょっと時間を確認したり、寝る間際に本を読んだりするために明かりが必要な方もいらっしゃいますが、煌々(こうこう)と部屋全体を明るくする必要はありませんよね。ここにも天井照明をつけるフックはありますが、オブジェを飾っています。窓からのちょっとした明かりと足元に照明があるだけでも、実は十分足りるんです

 

「ベッドサイドで明かりが必要なときは、このようなポータブルライトがおすすめ。こちらはanbienTec(アンビエンテック)の『クリスタル』という商品です。光量が3段階で調整でき、優しく照らしてくれます」

 

「同じくこちらも光量の調節ができるanbienTecの『TURN』。ポータブルライトがいくつかあると、それを動かすだけで部屋のイメージを変えることができますし、必要なところに明かりをすぐに持っていけます。また、どこに照明を置くか迷っている方は、まずポータブルを取り入れてみるのもいいでしょう」

 

【リビング】部屋を立体として捉えて壁をデザインする

リビングの明かりは、リラックスできるような色の光を多灯使いし、落ち着いた空間にするのがいいでしょう。多灯使いするとき、もっとも気にすべきところは、明かりの高さだそう。テーブルの上や床、背の高さより少し低いくらいの中間部分、そして天井と、高さを変えて明かりをつけると、空間が高く広く感じられるのです。

 

「リビングでは特に、インテリアを考えるときに気をつけないとスカスカになってしまう位置というのがあるんですね。たとえばもっとも存在感のあるテーブルやチェアの高さをイメージしてみましょう。ダイニングのテーブルは70cmくらい、チェアは80〜90cm程度、ソファならだいたい背の部分が70-90cm程度ですよね。部屋を立体として見たとき、それらの家具より上の高さが、実はポッカリ空いてしまうんです。リビングならローテーブルでしょうから、もっと低くなります。その空いた空間を有効に使うことを意識すると、部屋のバランスが整うんです

 

「背の高いチェストやアート、植物などを取り入れるのもひとつの手ですが、照明で壁に影をつけるだけで、ポッカリと空いた壁が活きてきます。このように植物に光を当てると、まるでアートのように葉の影が出て、ただの白い壁に存在感が出ます。もし賃貸住宅であれば、壁に何かするのが難しい場合もありますから、照明でデザインすることができるといいですよね」

 

「イデーの『ランパデール アン ルミエール』。銀細工職人だったセルジュ・ムーユが1950年代にデザインしたものです。シェードが金属製で光を透過させないので、明かりがついているところとついていないところの境界線がくっきりとし、壁に表情が生まれます。左に吊るしているオブジェも影が壁に移り、アクセントになっています」

 

「こちらはダイニングの壁を飾るための照明。前川國男と同じく、ル・コルビュジエのアトリエで学んだシャルロット・ペリアンがデザインしたものです。家のデザインが前川國男なので、リンクするものをインテリアに取り入れたいと思い、選んでいます。板状の部分を上下に可動させられるので、明るさを調節できます」

 

インテリアを工夫したくても、家具や照明器具を新調するのはなかなか難しいもの。でも、ポータブルライトや電球を取り入れるだけでも、部屋の印象を変えられ、自分好みの空間に作り上げることができるのです。天井の一灯で過ごしている人は、ぜひ多灯使いを取り入れてみませんか。

 

【プロフィール】

インテリアスタイリスト / 窪川勝哉

インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般をスタイリング。バンタンデザイン研究所インテリア学部在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事し、2002年に独立。小道具や撮影背景のスタイリングを担うインテリア&プロップスタイリストとして、テレビ番組などのインテリアコーナーや、雑誌のインテリアページのスタイリングを手掛ける。2011年渡英し、1年半の英国滞在を終えて2013年より再び拠点を東京に移し活躍中。

KATSUYA KUBOKAWA http://interiorstylist.jp/

 

寝ている子を起こさない! 「赤ちゃんに優しい」家電アイテム7選

赤ちゃんが生まれると、生活が一変! 家の中や衣類、布団の清潔さにこだわったり、寝ている赤ちゃんを起こさないよう工夫したり、赤ちゃんのために気を付けたいことがたくさん出てきます。そこで今回は、赤ちゃんがいるご家庭にオススメしたい家電グッズなどをピックアップしました。ご紹介するのはパナソニックの空気清浄機やドウシシャの扇風機、アイロボットのロボット掃除機、ピジョンのさく乳器など計7点。赤ちゃんにも優しく、静かで、パパママにもうれしい家電製品を選ぶ際の参考にしてみてください。

 

[空気清浄機]

パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格 5万3070円

SPEC ●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

 

花粉やPM2.5などの粒子から約0.3μmの粒子まで、99.97%以上集じんしつつ、ナノサイズの微粒子イオン「ナノイーX」が花粉などのアレル物質やウイルス、菌などの活動を抑制。床上30cmに溜まりがちな花粉、ハウスダストは、本体下部の開口部に設けた「メガキャッチャー」機能がパワフルに吸引します。加湿機能付きなので、乾燥が気になる季節も大活躍。

 

【おすすめポイント】

空気清浄機能に加え、アレル物質の活動も抑制してくれる高性能モデル。特に床上30cmの空気の汚れを吸引してくれる「メガキャッチャー」は、床で過ごすことが多い赤ちゃんに嬉しい機能です。部屋が暗くなると、風量と表示ランプの明るさをセーブするので、眠っている赤ちゃんを起こさないという配慮も○。

 

[扇風機]

ドウシシャ

カモメファン FKLT-232D/TLKF-1232D

実売価格 1万5410円

SPEC●サイズ/質量:W305×H800~900×D260㎜/約4.4kg●動作音:12.0dB●風量調節:無段階●自動首ふり角度:左右30・60・90度●手動角度調節:上下 上向き90度、下向き90度※真正面起点●タイマー:入 / 切 1・2・4・8時間●消費電力:1.2W(最小時)~10.5W(最大時)

 

カモメの羽をヒントにつくられた羽根を採用し、やわらかく心地よい風を遠くまで届けるDCモーター扇風機。フレキシブルに曲がる5つの関節を備え、真上や真下など、様々な方向に送風できます。徐々に風が弱まる「おやすみ風」や、まぶしさを抑えるLEDの減光・消灯機能など、睡眠中も使いやすい機能も搭載。

 

【おすすめポイント】

カモメファンの風はとてもやわらかく、繊細な赤ちゃんも負担なく、心地よい風が浴びられます。特にこのモデルは、フレキシブルアームを調整すると真上から見下ろすように送風できるので、お布団で寝ている赤ちゃんを優しい風で包み込んでくれますよ。

ロボット掃除機

アイロボット

ブラーバ 380j

実売価格 3万7580円

SPEC●走行システム:iAdapt2.0●掃除モード数:3●稼働面積(ウェットモップモード):約12畳●充電時間:2時間●サイズ/質量:W178×H84×D170㎜/約1.2kg

 

フローリングを自動でお掃除してくれる床拭きロボットは、動作音がとっても静か。スイスイと部屋の隅から隅まで移動しながら、フローリングの汚れを拭き取ります。皮脂汚れや食べこぼしには「ウェットモード」、ホコリや髪の毛には「ドライモード」で日々のフローリング掃除と使い分けが可能。

 

【おすすめポイント】

掃除機のように吸引しないので音が静かなうえ、ホコリを立てないので赤ちゃんが寝ていても安心して使えます。床に溜まりがちな花粉やホコリ、こびりついた菌も取り除いてくれるので、フローリングが中心の家にオススメです。

 

スティッククリーナー

ケルヒャー

スティッククリーナーKB5

実売価格:1万1580円

SPEC●集じん容積:0.37ℓ●充電時間:約3時間●連続運転時間:約30分(フローリング)●清掃幅:210mm●運転音:55dB●サイズ/質量:W215×H1120×D230mm/1.17kg

 

1.2kgと軽くてコンパクトなスティッククリーナー。自立するので部屋の隅に立てておき、使いたいときはスティックを倒せば自動でスイッチが入ります。インテリアを邪魔しないシンプルなデザインも特徴。独自のクリーニングシステム搭載で排気を出さず、ホコリを舞い上げる心配もありません。

 

【おすすめポイント】

出しっぱなしにできるので、ちょっとゴミが気になったときや、隙間時間で掃除したいとき、サッと手に取りスティックを倒すだけで掃除が始められます。一般的な掃除機に比べて動作音も静かなので、寝ている赤ちゃんを驚かせてしまうことはなさそう。

 

洗濯乾燥機

シャープ

プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PU11B

実売価格:11万7000円

SPEC●洗濯脱水/乾燥:11kg/6kg●定格洗濯乾燥時間:約220分●サイズ/質量:約W600×H1050×D650mm/約48kg●消費電力量:約2200Wh(洗濯乾燥時)

 

洗濯槽に穴がないので、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内に侵入せず、清潔な水で洗えるのが、シャープのタテ型洗濯機の特徴。洗濯後も独自イオン「プラズマクラスター」で洗濯槽のカビ菌繁殖を抑制します。洗剤なしで予洗いできる「サッと予洗いコース」や、部分洗いに便利と話題の「超音波ウォッシャー」など、予洗いの手間を軽減してくれる機能も多数搭載しています。

 

【おすすめポイント】

食べこぼしやおもらしなど、ほかの洗濯物と一緒に洗いたくない衣類やシーツの予洗いが洗濯機でできるのは便利! 洗濯容量11kgでシーツや毛布などの大物もたっぷり洗えるので、赤ちゃんの寝具もこまめに洗いやすく清潔に保てます。

照明

フィリップス

Philips Hue Go

実売価格:9680円

SPEC●サイズ/重量:W15×H8.0×D15cm/0.5kg●ランプ技術:LED/24V●ワット数:6W●照明カラー:クール ホワイト●ルーメン出力合計:300lm●寿命:2万時間

 

照明の色温度やカラーが変えられるポータブルライト。実用的な温白色光から、涼しげでやる気を引き出す昼光色など、色温度を変えられるほか、カラー照明で空間の雰囲気づくりに一役買います。ブリッジに接続すればスマートデバイスからもコントロールでき、1600万色のカラー演出が可能に。バッテリー内蔵で、屋外でも使えます(3時間)。

 

【おすすめポイント】

赤ちゃんと眠るときに枕元に置いておけば、おむつを替えたり、授乳するときに便利。照明の明るさを暗めに設定すれば、赤ちゃんを完全に目覚めさせることなく、お世話ができます。カラー照明は、誕生日やクリスマスなどイベント時のムードづくりにもオススメ!

 

電動さく乳器

ピジョン

さく乳器 母乳アシスト電動Pro Personal+(プラス)

価格:2万7000円

 

両胸同時にさく乳できる電動さく乳器。赤ちゃんが飲んでいるように自然にさく乳でき、おっぱいの状態に合わせて吸引リズムや強さが選べる「赤ちゃんここちリズム」を搭載しています。専用アプリと連動すれば吸引リズムが追加できるほか、さく乳できた量や赤ちゃんが飲んだ量の記録も可能。片胸ずつさく乳する「電動Pro Personal」(1万6200円)もあります。

 

【おすすめポイント】

外出先や夜中にさく乳する機会が多い人には、手などに負担なく、あてているだけで自動で効率よくさく乳できる電動タイプがオススメ。さく乳時のモーター音が従来品より静かになったので、赤ちゃんが寝ているときや外出先でも気兼ねなく使えます。

 

テレビの音が天井から降り注ぎ「キャンプファイヤー感」も楽しめる! スピーカー搭載LEDシーリングライトが新登場

パナソニックはLEDシーリングライトの新製品「AIR PAMEL LED THE SOUND」の発売を発表しました。こちらはBluetooth対応のスピーカーを搭載しており、スマートフォンの音楽やテレビの音を天井から再生できるといいます。発表に先立って行われた本機のセミナーでは、さまざまな利用シーンが紹介されたほか、新機能の性能を体験するコーナーも設けられ、いち早くその性能を体験することができました。以下で詳しく見ていきましょう。

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スマホでコントロールできる照明に、スピーカー機能をプラス

「AIR PAMEL LED THE SOUND」は、2017年9月に発売した「AIR PAMEL LED 角型タイプ」の形をベースに、高音質のスピーカーを搭載した製品です。創業100周年を記念した製品群、「Creative! セレクション」に新たに加わるモデルであり、同社LEDシーリングライト「AIR PAMEL LED」シリーズのフラッグシップモデルという位置づけでもあります。

↑AIR PAMEL LED 角型タイプの形をベースに、高音質のスピーカーを搭載↑AIR PAMEL LED 角型タイプの形をベースに、高音質のスピーカーを搭載

 

パナソニックでは、「LINK STYLE LED」という照明器具のシリーズを2017年2月から発売しています。「あかリモ」と呼ばれるスマートフォンアプリを操作することで、複数の照明器具の一括操作や、個々の照明器具のカスタマイズが可能なため、非常に好評を得てるとのこと。今回のモデルはそんなスマートフォンで照明をコントロールできる機能に、さらにスピーカー機能をプラスしたというわけです。

 

「AIR PAMEL LED THE SOUND」には8畳用と12畳用があり、それぞれテレビやラジオと接続するためのワイヤレス送信機を同梱したものと、同梱しないものを用意しています。発売日は2018年2月21日。実売予想価格(すべて税抜)はワイヤレス送信機付きタイプの12畳用が7万5000円前後、8畳用が6万5000円前後、ワイヤレス送信機なしタイプの12畳用が7万円前後、8畳用が6万円前後となっています。また、同時に一緒に使えるアッパーライトが1万3000円前後で発売されます。

 

単なる明かりからユーザーのライフスタイルの提案へ

↑ コンシューマーマーケティング ジャパン本部 ライティング商品課 課長の中島賢二氏↑ パナソニック アプライアンス社コンシューマーマーケティング ジャパン本部 ライティング商品課 課長の中島賢二氏

 

商品の詳細説明に先立って、パナソニック アプライアンス社の中島賢二氏が挨拶し、これまでのパナソニックにおける照明器具の進化の歴史や、「AIR PAMEL LED THE SOUND」の開発背景について説明しました。

 

中島氏によれば、パナソニックの照明器具の歴史は、昭和11年(1936年)のナショナル電球株式会社設立まで遡ります。家庭用照明器具第1号機が昭和27年(1952年)に生産がスタートしてから、今年で66年になるそうです。「より明るく、色鮮やかに」を目指した蛍光灯時代を経て、省エネ、長寿命を追求するLEDの時代に移行。2011年には家庭用LEDのシーリングライトを発売しました。現在はさらなる省エネ化に加え、空間演出へと進化を続けているそうです。

↑同社照明器具の進化の歴史↑同社照明器具の進化の歴史

 

また、いまやスマートフォンで音楽を聴くことは当たり前になりました。中島氏も「スマートフォンの普及で音楽を聞く機会が非常に増えていると思う。何かをしながら聞くというシーンが目立っています。光と音は感性に訴える要素をもっている。これらを組み合わせることで、現代にマッチした生活スタイルを提案できると考えています」と開発の背景を説明。「これからの照明器具の役割は、ただ『明るい、省エネ』だけでなく、間接照明などの明かりの演出機能から、お客様のライフスタイル提案へ進化していきたいです」と意気込みを語りました。

↑新しい照明器具の役割を提案したいとのこと↑新しい照明器具の役割を提案したいとのこと

 

高音質スピーカー搭載のほか、簡単な取り付けなど4つのメリットを持つ

製品の詳しい機能は、パナソニック エコソリューションズ社の居相(いあい)徹氏が解説。本機は「天井に馴染むようにコンパクト化しつつ、かつ音質、特に低域の強化にこだわった製品」とし、具体的には、①高音質のBluetoothスピーカーを搭載 ②空間になじみやすいスクエアフォルム ③「あかリモ」アプリに対応していることで、スマートフォンで操作可能 ④一般のシーリングライトと同様、工事なしで簡単に取付ができる--という4つの特徴があると解説してくれました。

↑パナソニック エコソリューションズ社 ライティング事業部 コンシューマー商品企画 課長の居相 徹氏↑パナソニック エコソリューションズ社 ライティング事業部 コンシューマー商品企画 課長の居相 徹氏

 

注目すべきは、やはり音と光でしょう。搭載するスピーカーは空間全体に音が広がりやすい構造で、部屋のどこで聞いても同じように聞こえるといいます。居相氏は本機が「ソファに腰掛けてリラックスしたポジション、1.2mくらいの耳の高さでもっとも音が広がるようになっています」と説明。つまり、部屋のどこにいても、座ってさえいれば、臨場感のある音が楽しめるというわけですね。

↑スピーカーの内部↑スピーカーの内部

 

↑低域の増強にこだわりました↑低域の増強にこだわりました

 

点灯させる場所と6つの明かりが選べる

照明機能は、センター光と両サイドの導光パネルの組み合わせ。センターのみ、または片側の導光パネルのみ点灯と切り替えることで、多彩な光の演出が可能になっています。

 

「たとえば映画鑑賞をするときは、テレビ側のパネルのみを点灯することで、テレビの画面の見やすさ、映画館のような臨場感を両立することができます。また、センター光だけにすると、キャンプファイヤーを囲むような中心感が部屋に生まれるため、家族団らんに向いています」と、その使い方の例を紹介。同時に発売されるアッパーライトを組み合わせれば、より陰影のあるくつろぎ空間が演出できるそうです。

↑↑セミナーで行われたデモ。片側のパネルのみ点灯させることが可能です

 

↑同時発売のアッパーライト↑同時発売のアッパーライト

 

また、先述した本機を操作できる「あかリモ」アプリとは、同社の「LINK STYLE LED」シリーズで使える無料アプリ。個別の器具の点灯/消灯、調光調色といった操作はもちろんのこと、6つの明かりのシーンをボタン1つで、複数の器具を一括で切り替えられます。タイマー機能もあり、好きなシーンを好きな時間に点灯/消灯することができます。

↑昼間は昼光色や文字がくっきり読める光でしゃきっと(左)。夜は暖色系の光でリラックス(右)↑昼間は昼光色や文字がくっきり読める光でしゃきっと(左)。夜は暖色系の光でリラックス(右)するなど、シーンに応じて切り替え可能

 

↑夜はセンター光で明かりだまりを作ってのんびりと↑夜はセンター光で明かりだまりを作ってのんびりと

 

なお、付属のリモコンは、番号だけが書いてあり、一般的な照明器具とはだいぶ見た目が異なります。1つのリモコンで最大15台まで操作でき、アプリで設定した6つのシーンをダイレクトに切り替え可能。スマートフォンのアプリを起動しなくても、ボタンを押すだけですぐに照明を変えられるメリットがあります。

↑あかリモアプリ(左)とリモコン(右)。リモコンの番号はアプリのシーンと連動しています↑「あかリモ」アプリ(左)と1~5までの番号と「消灯」ボタンのみがあるリモコン(右)。リモコンの番号はアプリのシーンと連動しています

 

↑「あかリモ」ではタイマー設定もできます↑「あかリモ」ではタイマー設定もできます

 

天井から降り注ぎ、部屋全体を包み込むような音が快感!

実際にステージで展開されたデモを見て、体験コーナーで体験してみたところ、スッキリとしたデザインと、降り注ぐサウンドが心地いいライトだと思いました。

 

導光板を使って光を乱反射させることで、全方向へと広げている点が好印象。光が天井にも当たるため、落ちついた雰囲気が演出できます。また、壁や天井が明るいと、人は部屋全体を明るく感じるとのことで、その効果も十分に感じることができました。全体だけでなく片側だけ点灯させるなど、明かりで空間の雰囲気を演出できるのも便利です。

↑光を拡散させる導光パネル↑光を拡散させる導光パネル

 

個人的にはすでにスピーカー搭載のLED電球を愛用しているので、天井から音が降り注ぐ快感は知っていますが、本機のスピーカーはさらに臨場感もあり、音の広がりがよく、部屋全体を包み込むようです。これならスピーカーの置き場所に悩まないだけでなく、どの位置からでも同じように楽しめるでしょう。

↑どの位置でも快適に楽しめるデモも行われました↑どの位置でも快適に楽しめるデモも行われました

 

取り付け、取り外しがワンタッチで非常に簡単だったのもうれしい点。取り付けに特別な工具は不要なので、女性でも簡単に導入できるでしょう。現段階ではスマートスピーカーに対応していないそうですが、技術的には可能とのこと。いずれ、音声で簡単に操作ができたら便利ですね。その点も含めて、楽しみが広がりそうな製品です。