サーキュレーターとLEDライトを合わせた人気のドウシシャ「CIRCULIGHT」からE17口金サイズモデルが登場

ドウシシャは、サーキュレーターとLEDライトを合わせた「CIRCULIGHT」の「サーキュライト ソケットシリーズ E17モデル」を発表。4月中旬に発売します。直販サイトの販売価格は8800円(税込)です。

記事のポイント

累計販売台数が70万台を突破したファン付き照明にE17口金サイズの電球ソケットに対応するモデルが登場。住宅にダウンライトが普及するにつれて電球器具も小型化が進み、その中でサーキュライトを要望する声が多く寄せられ、発売にいたったそうです。

製品名のとおり、E17口金サイズの電球ソケットに取り付けて使用可能。また製品自体も小型軽量化しており、中央に照明を設置することで外径の大きさを抑えた結果、従来のE26モデルに比べて約25%軽量になっています。それでいて、ファンは船舶用プロペラメーカーのナカシマプロペラが開発した「かもめ羽根」を採用しており、小さくても十分な風量を届けられるとのこと。

 

リモコンが付属し、昼光色、昼白色、電球色の3段階で調光が可能。また、光の強さも760ルーメンの強と、400ルーメンの弱の、2段階で変更できます。

 

照明とファンの向きを変えるには手動で、上下60度/水平300度動かせます。

 

本体サイズは約直径150×高さ210mm、重さは約300gです。

ドウシシャ

サーキュライト ソケットシリーズ E17モデル

8800円(税込)

4月中旬発売

サーキュレーターとLEDライトを合わせた人気のドウシシャ「CIRCULIGHT」からE17口金サイズモデルが登場

ドウシシャは、サーキュレーターとLEDライトを合わせた「CIRCULIGHT」の「サーキュライト ソケットシリーズ E17モデル」を発表。4月中旬に発売します。直販サイトの販売価格は8800円(税込)です。

記事のポイント

累計販売台数が70万台を突破したファン付き照明にE17口金サイズの電球ソケットに対応するモデルが登場。住宅にダウンライトが普及するにつれて電球器具も小型化が進み、その中でサーキュライトを要望する声が多く寄せられ、発売にいたったそうです。

製品名のとおり、E17口金サイズの電球ソケットに取り付けて使用可能。また製品自体も小型軽量化しており、中央に照明を設置することで外径の大きさを抑えた結果、従来のE26モデルに比べて約25%軽量になっています。それでいて、ファンは船舶用プロペラメーカーのナカシマプロペラが開発した「かもめ羽根」を採用しており、小さくても十分な風量を届けられるとのこと。

 

リモコンが付属し、昼光色、昼白色、電球色の3段階で調光が可能。また、光の強さも760ルーメンの強と、400ルーメンの弱の、2段階で変更できます。

 

照明とファンの向きを変えるには手動で、上下60度/水平300度動かせます。

 

本体サイズは約直径150×高さ210mm、重さは約300gです。

ドウシシャ

サーキュライト ソケットシリーズ E17モデル

8800円(税込)

4月中旬発売

これで1万円台はおトク!人感センサーとLEDライト内蔵、ネットワーク防犯カメラ

サンワサプライは、人感センサーとLEDライトを内蔵したネットワーク防犯カメラ「400-SSA011」を3月25日に発売しました。IP65相当の防水規格を備えており、雨風にさらされる場所への設置にも難がありません。

 

記事のポイント

昨今、被害が相次いでいる闇バイトなどへの対策として、防犯アイテムを求める人が増えています。本製品は1万円ちょっとながら、さまざまな機能を備えているので、家の防犯レベルをしっかり高められそうです。

 
専用アプリ「Sanwa Connect」を通じて、いつでもどこでもスマホからカメラの映像を確認できます。最大6台のスマホで共有可能です。防犯用やみまもりカメラとして活躍させられますね。

動きを感知して自動で撮影します。650ルーメンの高輝度LEDライトにより、夜間でもカラー撮影が可能。300万画素の高画質で、細部まで鮮明に記録します。

 

また、動きを検知するとスマホに通知が届くため、いち早く異常を察知できます。カメラを通して、リアルタイムで音声のやり取りも可能。

 

サンワサプライ
ネットワーク防犯カメラ「400-SSA011」
直販価格: 1万1800(税込)

 

この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。
 

手が空いてない時に便利すぎ!アプリ・音声操作で快適さが段違い「SwitchBot シーリングライト」

GetNavi&GetNavi webでは「ディープなモノ情報が知りたい、モノ談義もしたい」という想いを叶えるこだわりのコミュニティ「GetNavi Salon」を運営中! 本連載では、メンバーの製品レビューをご紹介します。

 

今回取り上げる製品と、レビュワーはこちら! GetNavi Salonで2024年12月に実施した、サロンメンバーが「欲しいもの」をリクエストし、モニターレビューする企画の当選品です。

 

SwitchBot シーリングライト
価格:7580円(税込)

照明とスマートリモコンを兼ね備えたシーリングライト。ハブ機能が内蔵されており、SwitchBotハブミニがなくても、ほかのSwitchBot製品を遠隔操作/音声コントロールできます。

 

GetNavi Salonメンバー:スーさん

自宅をスマートホーム化しようと、まい進中! 目下の悩みは子供の電気の消し忘れ……。次なる目標は「人感センサー&スマート電球」による、階段とクローゼットの自動照明化。

 

ギラギラ感のない、自然に近い明かり

2024年暮れに届き即日設置し、年末年始に快適なライト生活を堪能できました。以前のシーリングライトのスペックが2段階調光の蛍光灯で、今回のSwitchBot製が無段階調光・調色LEDのアプリ連携・音声操作可能モデルですので、調整幅は大きくアップしました。

 

まずはメインの光源、以前のものとSwitchBot シーリングライトの内部の比較です。

もう、まったく違います!

 

取り付け穴(金具)は規格サイズのため、取り外し→取り付けは5分もあれば誰でも完了してしまうと思います。

 

カバーを付けたシルエットはあっさりしたもの。見上げてマジマジ見るものでもないので、可もなく不可もなくといった印象です。

明かりは、LEDチップが光学レンズに覆われ光を拡散するためか、ひと昔前のLEDライトで感じた刺すような光というかギラギラした感じは一切ありません。自然に近い明かりの基準値、 ”演色性” がRa90に達するのも納得です(一般的にRa80以上で色の再現性が良いと言われています)。

 

リモコンはこんな感じ。

↑単4形のアルカリ乾電池×2本が付属します

LEDシーリングライト系のリモコンと大きな違いはないですが、電源ONでなめらかに点灯し、OFFでなめらかに消灯するさまは目に優しそうで、また高級感があります。

 

リモコン下部のボタンでシーン別設定ができます。

読書 → 強めの白色(青みがあり、さわやかさのある昼光色)
くつろぎ→ 弱めの暖色(オレンジがかった暖かみのある電球色)
食事→ 強めの暖色(オレンジがかった暖かみのある電球色)

 

シーリングライト本体を写しても色がよくわからないので、本と、スキレットで焼いた丸干しいわしを照らしてみました。読書モードでは本の文字がくっきりと見え、食事モードでは丸干しいわし焼きの照りの感じが一番良く出ていました。

メモリ設定ボタンは、ボタン3秒押しで現在の設定を記憶してくれます。

 

アプリ・音声操作で快適度が倍増! でも気になる点も……

ここからがアプリ連携できる強み! SwitchBotアプリで各シーンの調色・調光などが無段階で変更、設定ができます。

 

左が各シーンの光量・ケルビン(色合い)の調整画面、右が点灯・消灯時間などの設定ができる画面。

さらに、我が家ではAmazon Alexaと連携させEcho Dotに話しかけることでライト操作できるようにしました(Google アシスタント や Siri などでも操作可能です)。以下は一例です。

「アレクサ、ライトを点けて」
「アレクサ、ライトを少し暗くして」
「アレクサ、ライトを くつろぎ にして」
「アレクサ、ライトを消して」

アレクサ + デバイス名 + 操作内容でほとんど操作可能なので、もうリモコンいらずで使っています。手が塞がっているときや手が汚れているときに、「ちょっと明かり点けて」感覚で対応してくれるのが便利すぎて、家族は「寝室やリビングもコレにしたい」と言うほど気に入ってくれています。

 

ちなみにSwitchBot シーリングライトが複数ある場合は、アレクサ + 設定した部屋名 + デバイス名 + 操作内容 で操作可能です。

 

ここでちょっと不親切かな? と思ったのが、デバイス(シーリングライト)設定やAlexa、Google アシスタント、Siriなどと連携するとき、能動的に調べないと設定が難しい点。簡単に書くと、

 

(1)SwitchBotアプリのインストール
(2)部屋設定(リビング、シアタールーム、洋間など)
(3)デバイス(シーリングライト)設定
(4)Alexa / Google アシスタント / Siri などと連携

 

これにより音声入力まで可能になりますが、取説や製品サイトでも「設定順」のように書かれていないので、なんとか手探り状態で設定しました。

↑取扱説明書には、設置手順とリモコン操作が載せられているくらい

 

↑アプリに関することもQRコードが載せられているだけ

 

おそらくバージョンや仕様変更で画面構成が変更された場合に、既存の取説も刷新する必要があるためだと思われますが……ちょっとわかりにくかったです。設定さえしてしまえばメチャクチャ快適なのですが……。

 

【まとめ】
⚪︎良い点
・調色・調光の無段階調整で自分好みの明かりが作りだせる
いくつかパターンを設定できるが「読書」と「くつろぎ」の2パターンに集約している(リビングなど多目的な部屋でなければ2パターンで十分)。

・アプリ連携で起床・おやすみタイマーや防犯設定など多様に明かりを扱える
カスタマイズ性が高く、たとえば「くつろぎ」は夜間の映画鑑賞用に使っていますが、映画に合わせてアプリ設定で細かく明暗や色温度を切り替えられ、ベストな明かりに設定できるのでとても便利

・演色性Ra90に達する色の再現度(目の疲れにくさもあります)

・音声での操作でスイッチ・リモコンいらず

 

⚫︎気になった点・不安な点

・アプリや音声認識サービスの設定方法がわかりにくい

・ほとんど音声操作なのでリモコンはあまり使わないが、リモコンを置いたまま操作するとき、リモコン背面が平らではないので、どのボタンを押すときも不安定で押しにくい

 

SwitchBot シーリングライト単体でも、調色・調光の無段階調整や演色性Ra90の色再現性など優秀ですが、アプリ・音声操作で快適度が何倍にもアップします。初期設定さえクリアできれば……というハードルはありますが、もっとスマート家電化を進めたい!と思える良い体験をさせていただきました。

GetNavi Salon
トレンド情報誌「GetNavi」やモノ・コト・暮らしのレビューウェブメディア「GetNavi web」から派生したモノ系コミュニティ。
モノを買ったり、所有したりする「喜怒哀楽+得」を、「モノ」や「買い物」を愛するメンバーのみなさんと共有。“贅沢なモノ”ではなく、“贅沢にモノ”と出会い、それを語り合う機会や時間を作り出します。

電気代かからず、防犯に役立つ!コメリ「人感センサー付きソーラーライト」4種

ホームセンターのコメリは、人が近づくと自動で明るくなる「人感センサー付きソーラーライト」4種を、2025年2月19日に発売しました。コメリパワー、コメリハード&グリーン、オンラインショッピングサイト「コメリドットコム」で購入できます(一部店舗を除く)。

 

記事のポイント

近年、防犯意識の高まりから「センサーライトの需要が増加している」といいます。デザインがおしゃれなので庭の飾りになり、かつ灯りと防犯の役割も果たしてくれるので、かなりおトク感があるのでは。

 

本製品は、庭の装飾としても、防犯対策としても活用できます。暗くなると自動で点灯し、周囲を優しく照らします。半径5m以内の人の動きを感知すると、明るさが2.5~10倍にアップ。

 

電気代がかからず、環境にも優しいソーラー充電式です。電源不要なので、場所を選ばず簡単に設置できます。

 

今回発売する4種は、常夜灯時と探知時での明るさやデザインなどにそれぞれ違いがあります。

 

Breezy Green 人感センサー付きソーラーフラッシュライト KM35355
色:昼光色
明るさ:常夜灯時(5lm)/探知時(50lm)
価格:1480円(税込)

Breezy Green 人感センサー付きソーラークリスタルライト KM-21624-S
色:昼光色
明るさ:常夜灯時(20lm)/探知時(50lm)
価格:1980円(税込)

Breezy Green 人感センサー付き自動点灯ソーラーガーデンライト KM-21801-1
色:昼白色
明るさ:常夜灯時(30lm)/探知時(300lm)
価格:2980円(税込)

Breezy Green 人感センサー付き自動点灯ソーラー置型ガーデンライト 150lm KM-31830-1
色:電球色
明るさ:常夜灯時(30lm)/探知時(150lm)
価格:4980円(税込)

ランプが上向き下向き、両方あると何がいい? 長時間作業のお供にしたい「Xiaomiスマートフロアランプ」が登場

シャオミ・ジャパンは、スマート機能を搭載したフロアランプ「Xiaomiスマートフロアランプ」を1月23日に販売開始しました。

記事のポイント

ヘッド部分の両面にランプを搭載し、部屋全体を照らすことで目に優しい環境を作るフロアランプです。長時間机に向かう作業にぴったりなので、作業デスクの脇などに設置したいところ。音声アシスタントでコントロールできるのもうれしい点です。

 

高さ2055mmの大型フロアランプ。周辺を明るく照らす最大光量7000ルーメンの上向きランプと、デスクを照らす最大3000ルーメンの下向きランプを搭載。上向きの照明は間接照明となり、周囲の明るさとデスクのコントラストを低減させるため、目が疲れにくくなるとしています。また、ヘッド部分は90度回転に対応しており、照らす範囲を微調整可能です。

 

下向きランプには、内蔵する144個のLEDにそれぞれレンズを搭載。全方向に光を分散しつつ、さらにディフューザープレートと高密度マイクロプリズムプレートを通して均等に配光し、反射によるまぶしさや目の負担を軽減するとのこと。ランプ下への影の入り込みを防止することで、絵や文字を書くときも集中しやすくなるとしています。

 

光源には「カスタムフルスペクトルLED」を採用。絵を描いたり読書をするのに最適な環境をつくるだけでなく、ライブ配信の照明への適性をうたいます。一般的なシングルピークブルーライトLEDと比べ、ブルーライトが大幅に低減しているのも特徴のひとつです。

 

Bluetoothリモコンによる操作に加え、AlexaやGoogleアシスタントとのペアリング、Xiaomi Homeアプリを使った他のスマートデバイスとのリンクにも対応します。

 

なお、同時に発表された「Xiaomi スマートプロジェクター L1」も1月23日に販売を開始。市場想定価格2万9980円とプロジェクターとしては比較的安価ながら、垂直・水平台形補正、フォーカス調整、スクリーンサイズに合わせた自動調整機能などを用意し、斜め方向からの調整も可能です。投影可能サイズは40~120インチで、解像度はフルHDとなっています。

↑同時発表のプロジェクター「Xiaomi スマートプロジェクター L1」

 

シャオミ・ジャパン
Xiaomiスマートフロアランプ
市場想定価格:4万9800円(税込)

シャオミ・ジャパン
Xiaomi スマートプロジェクター L1
市場想定価格:2万9980円(税込)

カワイイ見た目でも実用性アリ! ランタンが4WAY対応で充電器にもなる「LOGOS キャロットランタン」

ロゴスコーポレーションが展開するアウトドアブランドの「LOGOS」は、スマホ充電にも対応した、にんじん型のランタン「LOGOS キャロットランタン」を2024年12月12日より発売しました。

 

記事のポイント

スマホ充電にも対応した小型ランタン。使用方法は吊り、置き、三脚、マグネットと4WAYに対応しています。ポップなデザイン、かつ暖色で光らせることもできるとあって、部屋を彩るインテリアとしても映えることでしょう。

 

本アイテムはロゴスのメイプルリーフロゴをにんじんの葉に見立てており、にんじんの中身のメイプルリーフは「虫食い」バージョンのオリジナルデザイン。暖色のオレンジの光が点灯すると、より「にんじん」らしい見た目に光り、明るく楽しい雰囲気を演出します。特徴としては、USB蓄電式のため電池を使わずランタンを充電することが可能。パワーバンク機能を装備しているため、USB出力ポートからケーブルを繋げばスマートフォンやタブレットへの充電ができます。

 

さらに点灯モードは4つ搭載し、スイッチを押すと「にんじん」らしくオレンジ色に光る暖色、中間色、白色、ゆらめきの4つのモードで点灯。「ゆらめきモード」は炎のゆらめきをイメージし、落ち着いた雰囲気を演出します。

 

使用方法は吊り、置き、三脚、マグネットの4WAYに対応。吊り下げ使用や、テーブルなど好きな場所に置いて使えるほか、マグネット内蔵のため鉄面にも取り付けが可能。底面にはネジ穴が付いており、市販のカメラ用三脚に立てて高い場所から照らすこともでき、様々なシーンに合わせて使用できます。

 

ロゴス
「LOGOS キャロットランタン」
2970円(税込)

蛍光灯が2027年末製造・輸出入禁止に! 家電芸人が体験、パルック LEDシーリングライトに器具ごと交換のススメ!

提供:パナソニック株式会社

蛍光灯の製造と輸出入が2027年末までに禁止になるのを知っていますか? それに伴い、約3年の間に対策が必要となりますが、LED照明に器具ごと交換することで日々の生活がより充実したものになるかも!? QOLを上げてくれるLEDシーリングライトを、家電芸人のかじがや卓哉さんがお試し!

かじがや卓哉

家電製品総合アドバイザー資格を所有するピン芸人。自宅の照明環境にも強いこだわりを持っている。iPhoneにも造詣が深い。公式YouTubeチャンネル「かじがや電器店」の登録者数は69万人。

 

【その1】光と音、アプリでくらしを整える。「ライフコンディショニングシリーズ スピーカー搭載 パネルタイプ

ライフコンディショニングシリーズ スピーカー搭載 パネルタイプ

オープン価格

Wi-Fi対応、スピーカー搭載で、光と音によってくらしのリズムに合わせた様々なシーンを演出できる。専用アプリ「あかリモ+(プラス)」を無料DLして、スマートフォンやタブレットから明かりを自由にコントロール可能だ。

【かじがやPOINT】質の高いアプリで非日常体験ができる

「スタジオのような雰囲気でトレーニングやヨガができるフィットネスモードは、非日常さを感じられて楽しい! 光と音の演出によって自宅でも集中しやすく、習慣化できそうです。アプリのクオリティにも驚き。メニューの種類や動画の質の高さを見て、最初は有料かと思いましたが、全部無料で使えるんですよ。しかも、アップデートで今後メニューが追加されるかも!? 照明の概念を超えたサービスだと思いました」

 

【かじがやPOINT】各部屋の調光・調色がワンタップでできる

「専用アプリで、照明を設置している場所ごとに明かりを管理できるのが便利。『おやすみ』『くつろぎ』など8つのモードが用意されており、ワンタップで好みの調光・調色ができるのがうれしいですね。僕は就寝1、2時間前から照明を暗くして寝る準備を整えるので、こういう機能があると助かります。Wi-Fi対応で外出先からの操作も可能。長期間、家を空ける際などランダムに点灯消灯すれば、防犯対策にもなりそう」

 

↑独自技術によりスピーカーは低〜高域までバランスの取れた音質を確保

 

↑センター光とパネル光の照らし分けで幅広く空間演出可能

 

 

【その2】照らし分けで空間も気分も変える。「パネルシリーズ 丸型タイプ

パネルシリーズ 丸型タイプ

オープン価格

床面を照らすセンター光と、天井や壁を照らし間接照明のような雰囲気を作るパネル光の照らし分けにより、空間演出だけでなく気分もチェンジ。空中に浮かんでいるような小洒落たデザインも好評で、インテリアに馴染みやすい。

【かじがやPOINT】照らし分けがリモコン1つで叶う

「『パソコンくっきり光』が付いているのがうれしい。日常的にパソコンやスマホを使う方が増えていますし、“これから作業するぞ!”ってときに、ボタンひとつで画面が見やすい光にできるのはありがたいです。この商品はパネル部分だけ光らせたり、中心だけ光らせたり、様々な調節ができます。照明演出の選択肢が増えると、生活の彩りや気分も変わりますよ!」

 

↑センター光とパネル光とでニュアンスが変化

 

【その3】コンパクト&簡単取り付けで様々な場所に◎「コンパクトシリーズ 外径240mm・壁スイッチ専用

コンパクトシリーズ 外径240mm・壁スイッチ専用

オープン価格

アダプタを取り付け、 器具を押し上げるだけの2ステップで設置可能。密閉カバーなので、中に虫が入りにくいのがうれしい。コンパクトだが、〜6畳、〜8畳の空間でも明るく照らせる。玄関口や洗面所などの照明にもピッタリだ。

【かじがやPOINT】虫が入りにくい一体構造がスゴい!

「ここまで虫が入りにくいシーリングライトはなかったので、画期的! 本体とカバーが一体構造なのが簡単取り付けにもつながっていますね。お手頃価格で、このコンパクトさで6畳や8畳程度のスペースなら十分に明るくなるのも魅力。LEDに替えたいけど、そこまでお金はかけられない、明るければOKという場所にも導入しやすいです」

 

↑重さ0.7kg。コンパクトだからできる2ステップ取り付け

 

かじがやさん、体験していかがでしたか?「日常生活をガラリと豊かに変えてくれる照明でした」

部屋にあると便利な機能がプラスされている照明を、自宅でも好んで使っています。スピーカーって、部屋に置くとある程度スペースをとったり配線が必要ですよね? それらの機能が照明に付いていれば普通ならデッドスペースになる天井を有効活用できるのがいい。なのでライフコンディショニングシリーズは、個人的にはとても好きな類の照明。というか、この製品はアプリでできることが多彩すぎて、もはやシーリングライトの概念を超えすぎています(笑)。照明とスピーカーが一緒になっている利点をアプリが生かして、日々の生活をガラリと、彩りのあるものに変えてくれる製品だと思います。

 

蛍光灯の製造・輸出入が禁止になるのは、照明器具をLEDに切り替えるには良い機会。こういった、快適な日常を全力でサポートしてくれるシーリングライトを導入してみるのも良いですよね。実家の親や芸人仲間も蛍光灯がなくなるって知らないと思うので教えていきたいです。

【コラム】困ってからではなく計画的にLED照明へ

2023年に開催された「水銀に関する水俣条約」の第5回締約国会議で、蛍光灯の製造と輸出入を27年末までに禁止することが決定。26年末での製造・輸出入禁止が既に決まっている電球形&コンパクト形蛍光灯と合わせ、すべての一般照明用蛍光灯の製造が終了する見込みだ。まだ3年ほどの猶予があるとはいえ、LEDへの買い替えがギリギリになると様々な心配材料が出てくるという。

 

「駆け込み需要により、地デジ化のときのような蛍光灯やLED照明の品不足が起こる可能性や、LED照明への交換に工事が必要な場合、販売店や工事店が対応しきれない可能性もあります。家に照明がない状態は、生活に支障をきたします。余裕を持って、計画的にLEDへ器具ごと交換することをおすすめします」(鈴木氏)

 

LED照明に早めに取り替えることで、調光や調色などの空間演出ができたり、消費電力が少なくすんで蛍光灯よりも半分近く電気代を抑えられるという大きな利点も。電気代も値上がり傾向にあるなかで、早めにLED照明へ交換したほうが、節約・節電の恩恵を多く受けられそうだ。

パナソニック㈱EW社 ライティング事業部
マーケティングセンター インテリア空間演出・光源推進部 課長
鈴木 勝さん

 

参考サイトはコチラ!

蛍光灯から器具ごとLEDに交換

撮影/高原マサキ 取材・文/えんどうまい ヘアメイク/守屋Kスケ

上質な空間に欠かせない「LEDコンパクトランプ」を知っていますか? パナソニックの実験施設で「違い」を実感

パナソニックは、超小型のダウンライト・スポットライト「LEDコンパクトランプ」を、2024年11月21日から発売すると発表しました。一般的なLEDランプと比べた外径は、ダウンライトで約76%、スポットライトでは約53%。空間に必要な明るさを確保しつつも照明器具は目立たない、高級感のある空間を実現する製品です。この記事では、製品の概要とLEDコンパクトランプが実現する空間の魅力についてお届けします。

 

存在感がないのに、十分に明るい。建築に同化する照明器具

パナソニックによると、近年では「部屋をすっきり見せてくれる、建築に同化する照明器具が求められている」といいます。また、屋外と屋内をお揃いの素材で仕立てるなど、ウチとソトをつなぐような空間設計もトレンドになっています。LEDコンパクトランプは、その潮流に沿うべく開発されました。

 

LEDコンパクトランプの最大の特徴は、なんといってもコンパクトなサイズ。一般的なLEDランプと比べたときの差は一目瞭然です。

↑一般的なLEDスポットライト(上)と、LEDコンパクトランプのスポットライト(下)

 

これだけ小さいと、十分な明るさが実現できるのか心配になりますが、そんな心配は不要。本品は、一般的な60W形に加えてさらに明るい1o0W形をラインナップしており、むしろ灯数を削減できるほどの明るさを誇っています。

 

また、カスタマイズの幅が広いのもLEDコンパクトランプの特徴です。ランプは、光を放つ角度が異なる3種類をラインナップ。空間全体を照らしたいときは拡散、手元・足元を照らしたいときは広角、壁面への間接照明などに用いたいときは中角といった使い分けが可能です。

↑中角のランプを使った間接照明

 

ダウンライトの反射板の種類も豊富で、まぶしさと器具の存在感を同時に抑える鏡面、空間の明るさをしっかり確保する白、周囲の光の映り込みを抑制する黒を用意しています。あとから反射板を交換できるモデルもあるので、設置後の変更も可能。細かな違いがあるモデルを含めると、ランプと器具の組み合わせは204品番もあり、多様なニーズに対応します。

↑ダウンライト用の豊富な反射板。右上は、屋外軒下に設置したダウンライトに被せる防湿・防雨のカバーです

 

電気工事士の資格がない人でも簡単にランプの交換が可能なので、ユーザーの手で照明空間のカスタマイズが可能。万が一の故障時も、業者を呼ぶ必要がなく、ランプを交換するだけで対応できます。。

↑LEDコンパクトランプのスポットライトから、ランプ(左)を取り外したところ。回すだけで取り外しが可能です。このランプは、ダウンライトでも同じものが使われています

 

LEDコンパクトランプが醸し出す上質な空間を体験!

筆者は、LEDコンパクトランプが照らす空間をパナソニック社内の実験施設で体験してきました。実験施設では、キッチン、ダイニング、リビング、テラスがつながった空間が再現されており、天井には多数の照明器具が設置されています。

↑キッチンを一般的なLEDランプで照らしたところ。十分な明るさがあるものの、照明の存在感は小さくありません

 

↑キッチンの照明をLEDコンパクトランプに切り替えたところ。配光をカスタマイズすることで、作業部を中心にメリハリのある照明空間を実現しています。照明器具も目立ちにくくなり、全体的にすっきりとした印象です

 

↑一般的なLEDランプ(左)とLEDコンパクトランプのダウンライト。大きさの違いは明らかです。複数種類の照明を比較体験できるのが、この実験施設の特徴です

 

一般的なLEDランプとLEDコンパクトランプの違いは、写真でもすぐにわかるレベルです。照明はその特性上、肉眼で見ないと違いがわかりにくいというケースも多いのが実情。しかしLEDコンパクトランプは特徴が大きく際立っており、写真にもそれが表れているといえるでしょう。

↑ダイニングの卓上はスポットライトで照らします。周囲との明暗を作り出し、メリハリのある空間を演出

 

↑窓に照明が反射しくいのも、LEDコンパクトランプの強み。写真の天井にあるダウンライトは、窓に映っていません

 

ただし、LEDコンパクトランプは小型化に特化した製品のため、調光・調色の機能を搭載していないという欠点もあります。しかしこれほど小型で、しかも交換可能なLEDランプはこれまでになく、独自性のある製品といえます。

 

パナソニックの担当者は「住宅はもちろん、クリニックなどの非住宅にもLEDコンパクトランプを訴求していきたい」と話しており、今後の普及が期待されます。上質な空間づくりを目指す方にとって、LEDコンパクトランプは魅力的な製品になりそうです。

「メリハリ×位置情報」で空間の価値を変える! 次世代照明システム「リベコム」に見たパナソニックの挑戦

提供:パナソニック株式会社

LEDが普及し始めてから約20年。蛍光灯からLEDへの置換も進んだいま、照明に求められる役割は、明るさ、省エネといった機能価値だけではなくなってきています。

 

次世代の照明に求められるものは何か……? その課題に挑戦し続けているのが、電設資材大手のパナソニック エレクトリックワークス社(以下、EW社)です。同社はこれまでも、従来にない演出を可能にした球場照明や、照明を通してオフィスの快適さをアップさせる空間づくりなど、様々な挑戦を行ってきました。

 

そして、2024年11月からの新たなチャレンジとして、新無線照明制御システム「LiBecoM(以下、リベコム)」を発表しました。

リベコムは最大250台までの無線個別制御に対応した照明器具に、ビーコンを埋め込むことでユーザーの位置情報取得機能を付与。省エネの実現はもちろん、“メリハリ”のある照明で空間価値を向上させ、商業施設のマーケティングやオフィスの生産性アップなどにも貢献する、次世代の製品です。

 

EW社が目指す照明の未来像と、リベコムにかける想いについて、同社ライティング事業部の大塚勇治さん、田上直紀さんにお話をうかがいました。

↑EW社ライティング事業部の大塚勇治さん(左)と田上直紀さん(右)。大塚さんは、メリハリ照明の立ち上げ、リベコムの導入先への初期サポートを担うスタータープロジェクトを兼任しています。また田上さんは照明立地活用プロジェクトのリーダーとして、リベコムのサービス内容の企画を担当しました

 

次世代の照明に求められる「心の豊かさ」の実現

EW社ライティング事業部の事業コンセプトは「光は、心を動かす」。このコンセプトには、同社が目指す、次世代の照明の姿が詰まっています。これまでの照明が、省エネや寿命といった機能面だけが重視されていたのに対して、“人の心”にアプローチしていこうというのがEW社の考えです。

 

「ライティング事業部では、エコに加え、『心の豊かさ』を実現する製品開発を行なっています。たとえば球場などのスタジアムのLED照明は、高い省エネ効果を発揮するだけでなく、従来では不可能だった演出を可能にし、観客に新たな感動を届けています。

 

オフィスの照明でも、必要なところに適切な明るさを届ける『メリハリ照明』により、従業員の集中力を引き出したり、空間の魅力を高めたりすることができます。労働人口が減っていくなかで、従業員の働きやすさや生産性を向上させるためにも、オフィスの空間価値を高める意義は大きくなっています」(大塚さん)

↑EW社が担当した球場のLED照明。投光器の個別制御と瞬時の滅点灯に対応し、様々な演出が可能になりました

 

↑EW社のメリハリ照明を導入したオフィスのイメージ。机上など、明るさの必要なところを集中して照らしているのが特徴です。同じLED照明でも、空間全体を均一に照らす従来のオフィス照明と比較して、約30%の省エネ効果があります

 

次世代の照明に求められる「心の豊かさ」という新たな価値。11月から発売されるリベコムも、その価値を実現すべく開発された製品です。

 

無線通信で多数の照明をカスタマイズできる

リベコムは、1システムあたり、最大250台の照明器具を無線通信で個別制御できるシステムです。対応する照明器具のバリエーションは4000品番にもおよび、多彩なニーズに対応します。

↑リベコムを導入したオフィスのイメージ。ダウンライトやスポットライト、ペンダントライトなど多彩な照明器具がラインナップされているので、理想の空間を実現できます

 

「リベコムを導入すると、多数の照明器具を専用アプリから個別に調光・調色できるようになります。アプリからの直接操作だけでなく、スケジューリングをして、時間帯によって自動で照明を切り替える設定もできます。また、屋外からの外光や、空間の人の数を検知し、それによって照明の明暗を自動制御することも可能です」(大塚さん)

 

つまり、リベコムを導入した施設では、照明のカスタマイズの幅がグッと広がるということ。窓からの明かりが入る時間帯は暗めに、夜は明るめに。あるいは、人のいるところをピンポイントで照らす……といった状況に合わせた照らし方が可能になり、空間の快適性を高めながら省エネも実現できるというわけです。

↑手元のタブレットから、4つのスポットライトを操作するデモ。ボタンひとつでシーンを切り替え、照明の色や明るさを変えられます

 

↑調色のカラーパレット。カラーバリエーションは336色と豊富です

 

省エネ状況を「見える化」し、施工の省力化にも貢献

従来にも、無線制御に対応した照明器具は存在しました。しかしリベコムは、それらにはなかった機能を備えています。省エネ状況の可視化と、設定・施工の省力化です。

 

「リベコムの操作画面では、照明のカスタマイズによって、全灯時と比べてどの程度の省エネができるのか、パーセンテージで表示。照明を操作しながら状況をシミュレーションできるので、電気代を効率的に節約できます。そのため、弊社のメリハリ照明とも相性の良いシステムになっています。また、従来の無線制御照明は、通信のための親機と子機を照明とは別に設置する必要がありましたが、リベコムは照明器具同士が通信できるのでそれらが不要になり、短時間で施工ができるようになったのもメリットです」(大塚さん)

↑専用アプリのシーン切り替え画面には、「50%省エネ」「70%省エネ」など全灯時と比べたときの省エネ効果がパーセンテージで表示されます(緑色の部分)

 

照明器具が取得した位置情報で魅力的な店づくりやヒト・モノの管理をサポート

リベコムのもうひとつの特徴が、個々の照明器具に人やモノの位置情報を測位できるビーコンが内蔵されていること。田上さんによると、位置情報を測るビーコンを搭載する機器として、照明器具は適した存在だそうです。通常、机の上などに設置されるビーコンですが、周囲の障害物によって、通信が邪魔されてしまうことも。しかし、天井からであれば、その心配が少ないというわけです。

 

「照明器具は天井全体にムラなく設置されているため、これにビーコンを設置すると安定した通信ができるので、正確な測位が可能。屋内の位置情報測位サービスは年20%程度の規模で持続成長していますが、リベコムが屋内位置情報サービスのインフラの地位を獲得できればと考えています」(田上さん)

↑照明器具は、天井に等間隔で設置されることが多いため、そこから発した電波を空間全体に届けられます

 

では、ヒトやモノの位置情報を取得することで、いったい何が実現できるのでしょうか?

 

「たとえばスーパーなどの店舗では、来店客の人流を測定・分析することで、効果的な売場づくりをサポートします。ECで顧客のデータをトラッキングするのと同じようなことが、実店舗でも可能になるのです。来店客に対しても、店舗に入った瞬間に自動でクーポンを表示する、来店ポイントを付与するといった、新たな価値を提供できます」(田上さん)

EW社はリベコムの導入先として、店舗のほかにも、オフィス、工場、病院といった施設を想定しています。たとえばオフィスでは、フリーアドレスオフィスで最も多い困りごとである「誰がどこにいるのかわからない」という問題を位置情報によって解決。どのあたりの席が多く利用されているのか、運用状況を可視化できるので、より効率的なオフィス管理を可能にします。

 

一方で、位置情報の取得による個人のプライバシー保護については気になるところ。

 

「本人の許諾なしに位置情報を取得することはありません。また、プライバシーへの配慮という面では、オフィスで使われる場合、トイレなど特定のエリアでは位置情報を取得できないようにするなど、ユーザーが安心して使えるよう配慮しています」(田上さん)

 

このほか、工場ではフォークリフトの位置情報を測定することで、その稼働率を把握することが可能。フォークリフトはリース契約であることが多いため、稼働状況に応じてその数を増減し、経費を節減できるというわけです。また膨大な数の医療機器を抱え、これらを移動させることも多い病院では、位置情報を取得することで管理にかかる工数を削減することができます。

 

「心を動かす光」をより多くの人に届ける

このように、リベコムは個別制御による調光・調色で空間の魅力を高めながら、ヒト・モノの位置情報の取得によって新たな分析ツールを提供。魅力的な店づくりや労働環境の改善に貢献するなど、従来にない価値を創造します。本製品はEW社のコンセプトである「光は、心を動かす」を、体現した製品のひとつといえるでしょう。

 

そのコンセプトの策定メンバーの1人である大塚さんは、「照明によって、喜びや落ち着きといった感情がもたらされることを、より多くの人に知って欲しい」と語ります。店舗やオフィス、病院といった、たくさんの人が利用する施設への導入が見込まれるリベコムは、そんな大塚さんの願いを叶えるものになりそうです。

リベコムを詳しく知りたい方はこちら

取材・文/畑野壮太

お目覚めサポートにリラックス時間演出まで、あかりがやります!パナソニック「LEDシーリングライト」

パナソニックは、「パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ(丸型タイプ)」を2024年10月21日に発売します。

 

同志社女子大学 生活科学部人間生活学科の奥田紫乃教授が監修。2016年から販売している「パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ」は、独自の導光パネル採用による、センター光とパネル光の照らし分けが特徴。同製品にはその「照らし分け」に加え、新たなモードが搭載されています。

↑コンセプトは「照らし方を変えて、気分を変える」

 

記事のポイント

国内でもテレワークや在宅業務が定着した感がありますが、「自宅で気分を仕事モードに切り替える」のが難しいと感じている人は多いのではないでしょうか? 仕事も趣味も効率よくこなしたいなら、こうした商品の手を借りてみるのもいいかもしれません。

 

在宅中、ライトが必要になる場面はさまざま。同製品はシーン別に、最適なモードが用意されています。例えば、パソコンやスマートフォン、タブレットを見る時には「パソコンくっきり光」、就寝前やリラックスタイムには、ろうそくの炎のようにゆらぐ「ゆらぎモード」といったように使い分けができます。

 

「おめざめモード」で、一日の始まりもさわやかにサポートしてくれます。設定時刻の10分前から徐々に明るくなり、アラームと共に起床を助けてくれる仕組みです。

 

同社はシリーズの展開にあたり、25~69歳の男女26人を対象にした事前調査を実施。実験では特定の生活シーンを想定した上で複数の照明条件を再現し、そこで感じた参加者の評価をスコア化したとのこと。結果として、「生活シーンに合わせて照らし方を変えれば、雰囲気だけでなく、気分も変わることが実証できた」としています。

↑生活シーンに適合すると想定される照明条件を再現。そこで感じた気持ちや気分などを100点満点で評価し、平均値をスコア化しました

 

パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ(丸型タイプ)
2024年10月21日発売
価格:オープン

「おい、ライト。色を変えて」調色・調光も音声で操作できるナカバヤシ「声でライト」

ナカバヤシは、音声認識で操作し、インターネット接続不要で利用できる「声でライト」を9月下旬に発売します。価格は2398円(税込)。

 

同製品は、インターネットへの接続不要で音声で操作が可能な無機ELライト。

 

起動音声は「ねえ、ライト」「おい、ライト」「おーい、ライト」の3種類で、どの呼びかけでも起動し、起動時はライトが2度点滅します。動作の音声は5種類で点灯、消灯、調色・調光の操作が可能です。

 

調色は白色、昼白色、電球色の3段階、調光は4段階で、シーンや用途に合わせて光を調節可能。左右360度の首振り、アーム部分はフレキシブルに曲げることができ、発光面の角度を自由に調節できます。

 

コネクタはUSB Type-Aを採用(※オートパワーオフ機能つきのモバイルバッテリーでは使用不可)。別売のUSB-ACアダプターと接続することで、でコンセントへ差し込んで利用できます。

 

■外形寸法:W27×H260×D13mm(アーム部含む)
■本体重量:約40g

LEDライト3個×3種の設置方法で作業効率アップ! 充電機能搭載の保管ケース付き作業用ライト「800-LED088」発売

サンワサプライが運営している直販サイト「サンワダイレクト」では、マグネット、クランプ固定、スタンド置きが可能なLED作業用ライト3個セット「800-LED088」を発売しました。工具類も収納可能な充電機能搭載の保管ケース付きで価格は7710円(税抜)。

 

バッテリーを内蔵したLEDライト

本製品はLEDライト×3と、収納と充電が可能な専用クレードルがセットになった作業用ライトです。バッテリーを内蔵しており電源のない場所でも使用できます。

 

明るさ最大650ルーメンで照らし出す

LEDライトは最大650ルーメンの明るさを実現。暗い作業現場でも十分な明るさを確保できます。2段階の明るさ調整機能と赤色点滅モードも搭載しているので、状況に合わせて最適な明るさを選択できます。

 

3つの設置方法で自由な配置が可能

LEDライトは、本体内蔵のマグネットや付属のクランプホルダー、スタンドを使って、様々な場所に設置できます。作業スペースに合わせて最適な設置方法を選択できるので、用途に合わせて作業効率を最大限に引き出すことができます。

 

角度調整・防水にも対応

LEDライトは、上下180°、左右360°と角度調整が可能です。またLEDライト単体のみ、防水規格のIP44に対応しています。

 

充電機能付き収納ケースで持ち運びも便利

LEDライトは充電式で、付属の収納ケースに置くだけで充電できます。ケースには工具類の収納スペースもあり、作業現場での移動や保管にも便利です。電源のない場所でも安心して使用できるので、作業の幅が広がります。

 

サンワサプライ

商品名:作業灯 LEDライト マグネット クリップ 収納ボックス クレードル付 3個セット 650ルーメン

販売価格:7710円(税抜)

 

日常を「ヒュッゲ」に演出! デンマーク発・循環型ポータブル照明「ソフトスポット ソーラー サーキュラー」

デンマークを中心に、北欧と日本のライフスタイル共伝を目指すNOMADが日本総代理店として展開している、デンマークのデザインブランド「ローゼンダール社 コペンハーゲン」から、ソーラー充電可能な循環型ポータブル照明「ソフトスポットソーラー サーキュラー」が発売されます。4月1日から第1弾として、ウィート、スカイブルー、テラコッタの3色を先行発売。5月下旬には第2弾のスレートグレー、パイングリーンの2色が加わり、全5色で展開されます。

 

大ヒット作をサステナブルにブラッシュアップ

マリア・バーントセンがデザインし2021年に発売され大ヒットした「ソフトスポット ソーラー」を、循環・持続可能な形を目指してブラッシュアップしたのが本製品。ポップでカラフルなカラーバリエーションも魅力です。ソーラー充電機能を踏襲しつつ、ハンドル兼本体のベース部分のパーツをスチールから再生プラスチックに変更することで、より軽量になりました。また、ランプの寿命が尽きた後には、全パーツを分解・分別・リサイクルしやすいように改良しています。

キャンドルのようにやさしく温かい灯りは、日常のさまざまなシーンにヒュッゲ(※)なムードをもたらしてくれます。持ち運びが簡単で、吊り下げも可能なので、さまざまな場所で使用可能。キャンプなどのアウトドアシーンはもちろん、防災グッズとしても注目してみてはいかがでしょうか。

※ヒュッゲ……デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」のこと

サイズと価格
・S:φ11.8×H18.5cm、重量 298g 各1万3200円(税込)
・M:φ14.8×H25cm、重量 456g 各1万7600円(税込)

電源不要・防水仕様でお手軽すぎ! 防犯にぴったりな3000円台のセンサーライト

サンワサプライが運営している直販サイト「サンワダイレクト」にて、ソーラー充電式の屋外用人感センサーLEDライト「800-LED071」が発売されました。価格は3437円(税抜)。

 

ソーラー蓄電式なので配線は不要

ソーラー蓄電式なので、配線は不要かつ省エネ。どこにでも設置できるのが特徴です。防水規格IP44を取得しており、雨の日でも使用可能。

↑ソーラーパネルを搭載

 

↑配線不要で雨の日も使用可能

 

最大480ルーメンの明るさで、場所に合わせて切り替えられる3つのモードを搭載しています(人感モード、夜間+人感モード、常時点灯モード)。状況に合わせて、LEDライトやソーラーパネルの角度を調節可能。リモコン付きで、離れた場所からも操作できます。配線不要の手軽な照明として、あるいは防犯グッズとして活用してみてはいかがでしょう。

↑3つのモードを搭載

 

↑ライトの角度は調整可能

累計販売6万台「でかランタン」の新作は「多機能でかランタン」。わざわざ「多機能」をつけた多機能って何?

昨年4月の発売以来、累計販売数約6万台を達成した「でかランタン」に新モデルが登場。その名も「多機能でかランタン」という名前に変更されて、4月25日から販売されている。多機能とつけるからには、どんな機能が付けられたのだろうか?

 

とにかく明るい「でかランタン」

従来の「でかランタン」は約10畳の部屋全体を明るく照らせる800mlという明るさと、ランタンと懐中電灯の2WAYが評判となり、昨年の発売から1年弱で約6万台の販売を達成(2023年2月時点)した大ヒットモデル。

 

新モデルでは最大800mlの明るさはそのままだが、タッチセンサーによる無段階調光が可能に。さらに、3パターンの調色(白色/電球色/全灯色)もできるようになっている。

↑「多機能でかランタン」の3段階調色

 

タッチセンサーはメインスイッチと3色切り替えスイッチの2か所。ランタン上部をダブルタップでON / OFF、長押しで無段階調光が可能。側面のスイッチをタッチすると3色に切り替えられる。

↑メインスイッチと無段階調光はランタン上部に備わっている

 

↑側面のスイッチをタップで3色に切り替えが可能

 

これにより、停電時などの非常用照明としてはもちろんのこと、キャンプなどのアウトドアでの照明や部屋のムードライトなど、さまざまなシーンに合わせてより多彩に活用することができるようになった。

 

また、USB Type-Aの出力端子とUSB Type-Cの入力端子を搭載。コンセントやパソコンから給電(入力)できるほか、モバイルバッテリーとしてスマートフォンなどへ充電(出力)が可能。

 

エボルタNEO単1形×3本で、電池容量2700mAhクラスのスマートフォンに約1.5回充電ができるという。ちなみに、USBコードは付属しておらず、本体内の電池への充電機能はないので、その点は念頭に置いておきたい。

↑USB経由で普段使っているコンセントやパソコンから給電(出力)、ランタンからスマートフォンなどへの充電(出力)が可能

 

電池を入れた状態で電源につないでおくと、停電を検知した際に自動で点灯するので、夜間の避難も安全に行える。停電解消後には、再び自動でスイッチOFFの状態に切り替わるので、点けっぱなしで電池が消費される心配もない。IPX2の防滴性能を備えているので、野外での使用にも活躍しそうだ。

↑停電を検知して自動で点灯するので、夜間でも慌てずに済む

 

なお、電池寿命はエボルタNEO使用の場合、最大の明るさ800lmなら約8時間、最小の4lm時には最長約1500時間稼働する。枕元にも置けるコンパクトなサイズなので、普段はムードライトや常夜灯などとして、非常時には懐中電灯や卓上照明として切り替えられるところも「多機能でかランタン」の魅力といえる。

 

「無段階調光」「3パターンの調光」「Type-A、Type-C端子搭載」「停電時自動点灯」「IPX2を達成」と並べてみると実に多機能。普段使いだけではなく、もしもの備えとしてもぜひ揃えておきたいアイテムだ。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

パナソニック、「黒」の可能性を広げるインスタレーション「BLACK LANDSCAPE」を開催(3月21~22日)

パナソニックは、同社のスイッチ・コンセントなど配線器具や照明器具のうち、「BLACK色」の電気設備をまとめて紹介する「BLACK DESIGN SERIES」を展開中。

3月21日と22日には、表参道 STUMP BASE 1Fにて、建築家の佐々木 慧さんを迎え、スタンダードなのに特別な存在感を放つ「BLACK色」の魅力を体感できるインスタレーション展示会「BLACK LANDSCAPE」を開催します。

↑佐々木 慧さん

 

同イベントは、BLACK DESIGN SERIESの配線器具や照明器具の、機能性から解放された抽象的な美しさを抽出し、最大化させることで生まれるような“新しい風景”をコンセプトに、BLACK DESIGN SERIESの可能性や、黒を使った空間の可能性を広げることを目的としています。

 

開催時間は3月21日が10~19時30分(最終入場19時)、3月22日が10~17時30分(最終入場17時)。入場は無料ですが、事前予約制で、申し込み専用フォームから申し込むことができます。

 

また、3月20日17~18時には、佐々木さんとインテリアスタイリストの大谷優依さんのトークセッションがオンラインで開催されます。視聴には事前の申し込みが必要で、専用フォームより申し込みが可能です。

↑大谷優依さん

思わず「目が、目がぁ」と言いたくなる光量。乾電池式ライト「でかランタン」の使い道が多彩

パナソニックから新しく発売された乾電池式ライト「でかランタン」は、同社の電池式ライトで最大の明るさである800lm(ルーメン/明るさの単位のひとつ)を実現したハンディ式のLEDライト。真っ暗な部屋を十分に照らすだけの光量があります。

↑品番は、強力ランタン(でかランタン) BF-BL40K

800lmってどれぐらいの明るさ?というのを体験してきたのと、細かな部分を実際に触ってみたので、レポートしていきます。

 

光量、半端ない。

↑動画の10秒〜40秒あたりで光量を変化させるデモンストレーションがあります

まずはこちらを観ていただければ、本モデルの実力が一目瞭然。上記の動画は、本機の説明会を兼ねたセミナーで行われた一場面。50人は収容できそうな大部屋でデモンストレーションされたものです。

 

本機は4段階で光量を調整でき、明るさ1では4lm、明るさ2は60lm、明るさ3は200lm、そして明るさ4では800lmで周囲を照らします。一般的に、適切な明るさは部屋の畳数×400lm前後と言われており、通常使う照明としては物足りないですが、災害の停電時などでは十分。パナソニックの基準では、10畳の部屋全体を明るくする非常用照明としての性能を有しているとしています。

 

なお、本記事撮影時に明るさ4で至近距離で光を見てしまったところ、目が痛いほど。説明書にも「目に光を当て続けない」と記載があったのでご注意を。

 

アウトドアでの使用も可能。

↑でかランタンのサイズ感。500mlのペットボトルよりも高さは小柄ながらビールジョッキぐらいの大きさがあります

本モデルはIPX2相当の防滴性能を実現しているので、アウトドアでの使用も可能。完全防水ではないですが、キャンプサイトのテーブルランタンやテント内照明として活躍します。

 

なお、連続電池寿命時間はエボルタNEO使用の場合、明るさ1では約1500時間(約62日間)、明るさ2で約130時間、明るさ3は約33時間、800lmの明るさ4では約8時間。基本は明るさ2で使用しながら、必要に応じて明るさ3や4にするのが良さそう。

 

キャンプの晩ごはんで肉の焼け具合がわからないとか、モノを落としてしまって探し物をするのに光量が足りないといったことはキャンプあるある。また、災害の停電時でも真っ暗ななかで長時間過ごしていると精神的にも苦しくなってきますので、こうした製品がひとつあるだけで、だいぶ環境が変わりそうです。

 

細かいところ、行き届いてる。

本製品は、単1形乾電池3本を使用。購入時にエボルタNEOが付属しているので、電池を別で買う必要がありません。スイッチをオンするには天面にあるセンサーをダブルタッチ、光量を変えるにはワンタッチで切り替わります。物理スイッチではないのでカチカチと音がしないのも細かな配慮。夜、寝静まったあとのカチカチ音は意外に響くのでありがたい。

 

さらに、持ち手の部分が絶妙。男性の指が4本余裕で入るサイズでがっちりと持つことができ、落とす心配もありません。全体を白でまとめたシンプルなデザインのため、インテリアの見た目を損なわないのも特徴。部屋に常設できます。こうした非常用orアウトドアアイテムは普段、収納の奥底に眠って、取り出すまでに手間がかかるのがこれまたあるあるなので、出しっぱなしにしておけるのは大きなメリットです。

 

実売価格は税込で4980円。価格だけ見るとやや高いかなと思いましたが、キャンプ用ランタンは3000〜4000円がボリュームゾーン。そこにエボルタNEO(単1形乾電池エボルタNEOの価格は1本あたり180円前後)が付いてくると考えば、妥当な価格。そして日常使いができることを踏まえれば、コスパの良い製品といえるでしょう。

 

防災からアウトドアまで! 部屋全体を明るく照らすパナソニックの乾電池式ランタン「でかランタン」

パナソニックは、同社の乾電池式ライトにおいて最大の明るさである800lm(ルーメン)を実現した、強力ランタン「BF-BL40K(でかランタン)」を4月下旬より発売します。実売予想価格は5000円前後(税込)となっています。

部屋全体を明るく照らす乾電池式ライト

同社が行った災害停電経験者への調査では、約7割の人が停電時に部屋が暗くてストレスを感じたという結果が出たそうです。停電時には部屋全体を明るくできるランタンが理想だとするユーザーボイスを元に、本製品は光源にLEDを採用し、最大の明るさは部屋全体を明るく照射できる800lm(ルーメン)を実現。本体天面にタッチセンサーを採用し、暗い中でも簡単に操作できる仕様となっています。明るさは4〜800lmまで4段階で調光でき、日常的に卓上ランタンとして使用できるうえ、ハンドルを持てば懐中電灯としても活躍します。

↑点灯した場合のイメージ。これ一台で部屋全体を明るく照らすことができる

 

防滴性能を備えるほか、電池寿命は明るさレベル1の4lmで点灯した場合で約1500時間(エボルタNEO使用時)と長いのが魅力。非常時はもちろんのこと、アウトドアシーンでも気兼ねなく使用できそうです。本体サイズは幅約160×奥行き110×高さ175mmで、質量は約780g(乾電池エボルタ3個含む)となっています。

アイリスオーヤマ、”初”のBluetoothスピーカー搭載シーリングライトを発売

アイリスオーヤマは、同社で初となるBluetoothスピーカーを搭載した照明器具「スピーカー搭載 LEDシーリングライト」を、1月15日より発売します。実売予想価格は、8畳用で1万6280円(税込・以下同)、12畳用で2万1780円となっています。

 

気分やムードに合わせた光と、音楽を同時に楽しめる

本製品は、10段階の調光・調色が可能なLEDシーリングライトに、Bluetooth無線技術を使用したワイヤレススピーカーを搭載しており、天井から降り注ぐ音楽とそのジャンルやムードに合わせた照明の演出を同時に実現できる製品です。常夜灯のほか、リフレッシュやリラックスといったシーンで選べる照明演出が楽しめます。

 

スピーカーを内蔵しながら約2.0kg、高さ約10cmと軽量・薄型を実現しており、面倒な配線も不要で、女性でも容易に設置できるほか、天井をスッキリと見せることができます。また、スピーカーには最大で8台までの端末とペアリングが可能です。

天から音が降ってくる? Bluetooth対応スピーカーを搭載したシーリングライト「notes」発売

ライフスタイル関連の商品を扱うドウシシャは、TV・オーディオ製品を製造するオリオンと共同で開発したBluetooth対応のスピーカーを搭載したシーリングライト 「notes(ノーツ)」を10月下旬に発売します。直販価格は2万7280円(税込)となっています。

 

バスレフ構造で低音を強化した伸びのある音質

同製品の照明部分は、LEDシーリングライトとなっており、調光・調色がそれぞれ11段階の調整が可能。時間帯やシーンに合わせて光量や色温度を変更することができます。

↑勉強に集中できる昼光色、さわやかに過ごせる昼白色、一日の疲れを癒す電球色など、時間帯、目的別、気分に合わせてアレンジできます

 

スピーカー部分には、高音域を綺麗に発音する高音用スピーカーと、全音域の発音に対応するフルレンジスピーカーを組み合わせて搭載。バランスの良い広い音域の再生が可能です。また、スピーカユニット後側に出る音をバスレフポート(穴)を通して前側に出すことで低音を補強するバスレフ型を採用しています。これにより、全体的に豊かで伸びのある音質を実現しています。

 

また、Bluetoothトランスミッタを使用すれば、Bluetooth非対応のテレビと天井の「notes」をBluetooth接続することができます。

↑豊で伸びのある音質を実現する「2Wayバスレフ仕様」

リッチの象徴、シーリングファンが工事なし3万円! ドウシシャ「サーキュライト」を試した末に「買うしかない」と思ったワケ

テレビでお金持ちの家の部屋が映ると、たいてい天井でファン(シーリングファン)が回っています。風水的にもシーリングファンは「気」を循環させるから、運気が上がるのだとか。風水はさておき、シーリングファンって余裕の象徴みたいで憧れるんだよなぁ、でも工事してまで設置しないよなぁ……と思っていたところ、ある家電を使えば、憧れの「シーリングファン生活」が意外と簡単に手に入ることがわかりました。その家電とは、ドウシシャの「CIRCULIGHT」(サーキュライト)。シーリングライトとサーキュレーターが融合したアイテムです。

サーキュライトの大きなメリットは、通常のシーリングライトの配線器具があれば設置できること。筆者は8畳程度のワンルームに住む45歳独身。お値段も8畳用で約3万円と手が届くお値段ですし、使ってみて気に入ったなら自腹購入しようかな、と思ってお借りしました。結論から言いますと、自腹で購入して現在も使用中。なぜなら、これがない生活が想像できなくなったからです。その理由を、 以下でお伝えしていきましょう。

 

取り付けの際は、天井に取付金具を固定する

↑今回拝借したドウシシャの「CIRCULIGHT(サーキュライト)シーリングシリーズ スタンダードモデル 8畳タイプ DCC-08CM(実売価格2万9560円・以下、価格はすべて税込)。スペックは以下の通り。サイズ:約直径600mm×高さ160mm、質量:約4.0kg【LED部】明るさ:最大4000lm、調光:10段階、調色:7段階(電球色~昼光色)、定格消費電力:約1~47W、おやすみタイマー(30/60分)、設計寿命:約4万時間【サーキュレーター部】風量:16段階調節(ワンタッチ4段階)、正逆回転切替あり、オフタイマー(1/2/4/8時間)、定格消費電力:最大11W

 

メリットをお伝えする前に、まずは重要な設置から見ていきましょう。取り付けはカンタン……というわけではありません。それは、おそらく多くの家庭で取付金具を天井へネジ留めする作業が必要だから。下の写真のように、「取り付けることのできる配線器具」で「〇」となっているのは左右にネジ穴があるタイプですが、筆者はこのようなものは見たことがありません。実際は「△」のご家庭が多いはず。その場合は、けっこう長いネジ4本(約4cm)で天井に取付金具をしっかり固定する作業が必要。踏み台の上で天井へ向かってネジをねじ込むわけですから、そこそこの体力を使います。天井がしっかり固定できる素材か否か、確認も必要ですね。

↑取扱説明書に記載されている「取り付けることのできる配線器具」。「〇」(写真右上)は左右にネジ穴が付いています。ちなみに、スイッチが調光機能付の場合は設置できません(下)

 

↑左上が本体、右がカバー、左下が取付金具

 

↑ファンを取り付ける前の状態

 

ファンが気持ち良く、夏場はほぼつけっ放しで使用

腕をプルプルさせながらも、なんとか金具のネジ留め、および本体の固定を終えればあとはカンタン。ファンとカバーを取り付けて設置完了です! サイズは8畳用で直径は60cmと、通常のシーリングライトとほぼ同じ大きさですね。すっきりシンプルな形状で、天井で悪目立ちすることもありません。ただし、普通のライトよりはちょっとだけ厚みがある印象です。

↑設置完了です! デザインはスッキリしていい感じです

 

さっそくファンをスイッチオン。運転音はフオオオオー……という低く控えめな音で、耳ざわりな印象は一切ありません。真上からの風ってなかなか感じることはないですが、ああ、これは気持ちがいいですね。微風を浴び続けていたら居眠りしてしまいそう……。ベランダの窓を開けていると外からのそよ風とシンクロして、これがまた心地いい。心なしか、風に葉を揺らす観葉植物も気持ちが良さそうです。…確かに、これなら運気が上がる気がしてきました!

 

ファンの消費電力は最大11Wということは、「強」で10時間使っても電気代は約3円(27円/kWhで計算)なので、それほど負担にはならないはず……というわけで、以降は毎日、ほぼファンをつけっ放しで使いました(ただし12時間が経つと自動で電源が切れます)。

↑心地よいジャズか! 観葉植物たちが風に葉を揺らすさまは、人が上質な音楽に身をゆだねる姿と重なります

 

風量はもっぱら4つのボタンで選択

風量は16段階で細かく調節できますが、筆者はもっぱらリモコンのショートカット的な風量ボタン「強」「中」「弱」「ソフト」の4つのみ使いました。一刻も早く涼みたいときは「強」(風量16)、くつろいでいるときは「中」(風量12)か「弱」(風量8)、寝るときは「ソフト」(風量4)を使うことが多かったです。たとえば夏の夜、テレビを見ながら、「弱」で冷風がそよそよと足のあたりをなでる感覚は快感そのもの。熱々のラーメンを食べるときは「強」が重宝しましたし、ジムが終わったあと「強」で頭から涼むのも最高でした。

 

とはいえ1点、注意すべき点があるとすれば、我が家はとりわけ天井が低いので(220cmほど)、通常の住宅だとそこまで強く風が感じられない可能性があること。特に天井の高い家では、扇風機としての効果は副次的なものと心得て、空気の攪拌をメインとする機器として認識したほうがいいでしょう。

↑上が照明用の操作ボタンで、下がファン用の操作ボタン。もちろん照明のみ、ファンのみの運転も可能です

 

↑筆者の定位置は、サーキュライトの下になりました。冷房を付けているときも、やっぱり下向き回転が気持ちいい!

 

↑ジムの後は最高です

風の向きは上向き/下向きを切り替えできる

リモコン脇のスイッチをスライドさせることで、風の向きを上向き/下向きを切り替えることもできます。夏の間はもっぱら下向きを使っており、このほうが冷房の冷気が効率よく循環するように感じました。冬になれば温かい空気は天井付近に溜まりますので、上向きの風が天井にぶつかって砕け、暖気をナチュラルに拡散してくれるはず。冬、筆者宅ではパネルヒーターを使うので、いままでは温度ムラが大きかったのですが、それも解消される気がして楽しみです。

↑リモコン側面のスイッチをスライドさせた方向に風が進みます。下向きの風は下、上向きの風は上にスライドすればよいので、直観的にわかります

 

なお、真下だけではなく首振りもしてくれればいいな……と思う方もおられるはず。実は、ファン部分が首振り(スイング)しながら回転(ターン)する「スイングモデル」がすでに発売されています。これだと6万360円~と一気に価格が跳ね上がってしまうため今回は選びませんでしたが、便利なのは間違いないですね。木目のカラバリ「ライトウッド」「ダークウッド」(6万5780円)も発売されているので、ぜひ注目してみてください。

↑12畳用のCIRCULIGHT シーリングシリーズ スイングモデル。左からライトウッド、ダークウッド

 

調光・調色もあって、照明の機能は必要十分

一方、照明の機能は、「必要十分」といった印象。欲を言えば、もう少し光が強ければよかったかな…‥。本機は8畳用で光量は4000lmですが、12畳用(3万4690円)は5000lmということなので、5000円ほど予算を加えて1つ上のクラスを選ぶのもいいですね。なお、光の色をコントロールする調色機能にはあまり期待しないほうがいいかもしれません。調色は7段階あるのですが、1段階(昼光色)と7段階(電球色)だけ色が極端で、その中間の色(2~6)の階調が少なく感じました。なので、体感としては「調色は3段階」という印象です。

↑左から昼光色、中間の色、電球色

 

ちなみに、お手入れの面は、まったく問題ナシ。我が家は大きめの公園が近くにあり、虫の訪問が多め。ゆえに、カバーの中に虫が入ることが多く、ある夜は女王アリでも中に入ったのか? というくらい大量の羽アリが入ってきて、アリも、自分も往生しました。しかしながら、本機のカバーの取り外しがカンタンで(回すだけでパチンと気持ちよく外れます)、すぐに内側がキレイにできたのが良かったです。ファンの取り外しも簡単で、ファンの端についたホコリも水道でラクに洗い流すことができました。

 

「サーキュレーターを使おう」という気になるのが最大のメリット

かれこれ4か月ほど使わせて頂きましたが、サーキュライトを使ってわかったことは、やっぱりカッコイイ! ということ。外観は極めてシンプルながら、中央で滑らかにファンが回る様は動きのあるオブジェのようで、ついつい見入ってしまいます。ビデオ会議でよく「何ですかそれ。カッコイイですね!」と言われて、「え、普通ですよ?」みたいな顔をしていましたが、心中での優越感は禁じえませんでした。ただ、マイペースな弊社の営業担当が、競合メーカーさんとのミーティングで話題にしたときは、「オイ!」と思いましたが。

↑ビデオ会議のイメージ。天井でさりげなく見切れているのが目を引きます。筆者の目が死んでいるのとシャツの柄はたまたまです

 

あとは、サーキュレーターが照明と一体化していることで、設置スペースが節約できること、いままでにない方向から風を浴びられることがいいと感じました。これだと床のスペースを広く取りながら真上から風を浴びることができるので、真上から風を浴びながら、快適に筋トレやエクササイズをすることもできます。

 

もうひとつ、極めて大きなメリットは「サーキュレーターを使おう」と思えること。筆者の場合、GetNaviの家電担当になるまでは、「サーキュレーター」という存在すら知りませんでしたが、使ってみると「これは絶対にあったほうがいいな」と思います。夏の間は本機が空気を攪拌し、身体に風を当ててくれるので、例年より冷房の設定温度を高めにしても気持ちよく過ごすことができました。これからの季節も暖房やヒーター、加湿器と併用して快適に過ごせる気がしています。

 

換気のサポートをしてくれるのもいいですね。たとえば、筆者は毎朝、全ての窓を開け放ち、本機の風量を「強」にして部屋の空気を入れ替えるようにしていました。散歩から帰ると朝の清々しい空気が部屋に満ちていて、気持ちよく1日のスタートできた気がします。風通しが良くなったせいか、観葉植物がすくすく育つのもうれしいところ。ファンだけにもろもろ物事がうまく回っている気がして、「シーリングファンは運気を上げる」というのもあながち間違いではない気がしてきました。

 

もし、こんな大きなファンが天井ではなく、床に置いてあったとしたら、圧迫感を感じて片付けたくなるかも……。配線やリモコンが増えるのもイヤだよな、と思います。これだけ気軽に使えるのは、シーリングライトと一体化した「サーキュライト」だからこそ。……というわけで、冒頭で述べた通り、筆者は「サーキュライト」の自腹購入に至った次第です。みなさんもよろしければ、約3万円で「シーリングファンのある生活」を手に入れてみてはいかがでしょうか。

天井に気流を作ったら「灼熱キッチン」が変わった! ファン付きLED「サーキュライト」と2か月過ごした一人暮らしの実感

ニッチ市場をターゲットとし、ユニークな家電を多く発売するドウシシャから、LED照明とファンが一体化したモデルをお借りしました。正式名称は、「CIRCULIGHT(サーキュライト) メガシリーズ 引掛けモデル DSLH10MC」(実売価格1万1880円・税込 以下サーキュライト)です。

↑「CIRCULIGHT メガシリーズ 引掛けモデル DSLH10MC」のパッケージ。片手で持てる程度の重さとサイズ感です

 

真夏のキッチンの暑さを回避できるか?

本機をお借りしようと思ったのは、キッチンで涼を取れるアイテムがあったらいいな、と思ったから。たとえば夏、パスタを作ろうと2口のコンロを同時に使ったとしたら、キッチンはサウナのごとき暑さになります。汗だくで調理したあと、果たして自分はあつあつのパスタを食べられるのか……? もうそれだけで消耗して1日の体力・気力が奪われてしまうのではないか……? と。とはいえ、キッチンに専用エアコンを入れるわけにもいかないし、 扇風機を置く場所もない……ならば、照明のプラグに接続できるファン付きライトならどうだ!? と思った次第です。

↑設置したCIRCULIGHT メガシリーズ 引掛けモデル DSLH10MC。スペックは以下の通り。サイズ:約直径240mm×237mm、質量:約640g。LED 5段階調節、調色3色(電球色・昼白色・昼光色)。定格消費電力はLEDが最大16W、ファン部分は最大約8W。ファンは風量5段階調節

 

というわけで、今回はもともとシーリングライトを設置していた場所(引掛けシーリングローゼット)に取り付けるモデルをお借りしました。このほか、機能は同じで電球のソケット(E26口金ソケット)に接続できる「E26モデル DSLS10MC」(実売価格1万1880円・税込)もあります。

 

予想以上に明るく、照明機能は不満なし

さて、本機のイメージ画像を見ると、キッチンや洗面所、玄関などやや狭い場所での使用を想定しているようですね。拙宅は一人暮らしの狭小マンションゆえ、筆者が設置した場所はキッチン・玄関(廊下)・洗面所を兼ねており、悲しいかな、1台ですべてのシーンが再現できます。

↑設置はカンタン。引掛けシーリングローゼットにガチャっとはめるだけ

 

↑生活感たっぷりのキッチン兼洗面所の天井に設置しました。写真のすぐ手前が玄関です

 

明るさは、通常のシーリングライトの光量だと4000lm(ルーメン)のところ、本機は約1520lm。数値の通り、以前に設置していたシーリングライトと比べると確かに光量は少ないですが、実感としては「思った以上に明るいな」という印象。キッチンで作業中も暗いと感じることもなく、狭小スペースではありますが、どこかに暗がりができることもありません。その証拠に、設置から2か月経ったいまでも、玄関脇の観葉植物は生き生きと育っています。

 

調光機能は5段階で必要十分。一方、調色機能は3段階で、それぞれ光の色がはっきりと分かれていました。「青白(昼光色)」→「白(昼白色)」→「オレンジ(電球色)」といったイメージで、中間の微妙な色は表現できません。個人的には電球色(オレンジ)がやや不自然に感じたので使用せず、昼は全灯で「青白」に、夜は「白」にして光量を落とすか、常夜灯にして使いました。ライトとしての機能は、思ったより明るかったこともあり、総じて不満はありません。

↑電球色を選ぶと、パキっとしたオレンジ色になりました

 

↑一部のみ光る常夜灯

 

ファンの風は直線的で換気のサポートに便利

では、次にファンについて。送られてくる風は、広がらずにピンポイントで直線的に進んでくる印象です。風量を最強の5にすると、拙宅は天井が低いせいもありますが、ある程度強い風圧を感じることができます。

 

運転音はフォォォー…とそれなりの音はするのですが、振動や高い風切り音もなく、耳ざわりな印象はありません。ちなみに、本機には風の方向を逆にする(天井方向に風を吹きつける)機能があり、上方にたまった暖気を動かして室内を効率よく暖める効果もあります。

 

一方、ファンと支柱の連結部には水平方向に回転できるうえ、絶妙な固さの蝶番があるので、ファンを好みの角度に調整して固定できます。

↑ネックの蝶番で角度が調整できます

 

角度の調整ができるのはやはり便利です。筆者は「空気が淀むと気分も淀む」との考えから、朝起きたらすべての窓を開け、家中のファンというファンを「強」で回して換気しています。本機はこの換気のサポートにはうってつけ。ネックをリビング方面にぐいっと曲げてファンを最大風量で回すと、明らかに換気が加速されるのです。天井付近から水平方向に送風できるアイテムはいままでになかったので、周辺の空機を一気に入れ替えることができるのは貴重。この状態で20分ほど散歩に行けば、帰ってきたときには部屋に清々しい空気が満ちている、というわけです。おかげさまで、毎日気持ちのいい朝を迎えることができました。

↑換気中の部屋をベランダから見た様子。一番奥で光っているサーキュライトから直線的に送風されるので、部屋全体の換気スピードがアップします。手前の天井のファン付きライトもドウシシャ製で、こちらは後日レポート予定

 

狭小スペースでコンロを使うときは注意が必要

風呂上りにファンの下に立つと気持ちがいいですね。水場で洗い物や観葉植物の手入れをしているときなど、後頭部から冷やしてくれるのも心地良いです。キッチンには冷房器具がないのが普通なので、これは本当にありがたいこと。

 

では、肝心の調理のときはどうか……? 実際に火を使いながらファンの風が背中に当たるよう調整して使ってみたところ、コンロで熱せられて天井付近に溜まったアツアツの空気が背中に直撃することがわかりました。前方からは火の熱さを感じつつ、上方からは熱風を浴びるという激アツな状況。熱を吸収し続ける永久機関みたいになってしまいました。ある程度天井の高さがある場所ならいいでしょうが、拙宅のように天井が低くて熱の逃げ場がない場合は要注意です。また、コンロの炎に風が入ると火力が不安定になるので、その点も注意が必要ですね。

↑コンロ使用中に身体に風が当たるようにしてみたところ、熱風が吹きつけて暑いのがわかりました。天井が低く、熱がこもりやすい場所で使うときは要注意

 

というわけで、コンロの使用中は扇風機としてではなく、別の方向に向けて排熱ツールとして使ってみることにしました。本機のネックを自分の身体ではなく、玄関側の換気扇に向けてみたのです。すると……ああ、これだと断然過ごしやすい! 頭上のこもった熱気が一気に逃げていった印象があり、上半身の周辺がヒンヤリしてラクになりました。つまり、拙宅のような狭小スペースでは本機で身体を冷やすというより、熱を逃がすルートを作るイメージで使うのが良いでしょう。同様に、ニオイもファンでスピーディに排出できそうですね。

 

ちなみに、本機で惜しかった点を強いて挙げるとすれば、リモコンの受光部が下向きに付いているためか、やや遠めだとリモコンが反応しづらいこと。換気目的で遠くから操作するときは少々不便でした。

↑手のひらサイズのコンパクトなリモコン。筆者は使いませんでしたが、ライトとファンの切タイマー機能もあり

 

本機を2か月使ってみた結論として、自腹購入するのもアリだと思いました。身体に直接風を当てるのもいいですが、直線的な風で、空気の通り道を作ってくれることで、換気と排熱を促す点がもっとも大きな魅力です。ニオイや熱がこもりやすい玄関やキッチンには最適ですし、寒い季節には上空にたまった暖気を部屋全体に送り届ける効果が期待できるはず。総じて、QOL(Quality of life=生活の質)を上げてくれる良い製品だと感じました。光の量で言えばシーリングライトが良いですが、それほど広くない場所で使うときや、メインとなる照明が別にあってそこまで明るさが必要ないときは、迷わず本機をオススメできますね。

「レッドレンザー」のフラッシュライト、密度と道具の塊みたいなスペックを愛さずにはいられない【愛用品コラム28】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 コラム28: レッドレンザーのフラッシュライト「P7」】

 

●起

以前、輸入車メインの自動車雑誌にいたので、ドイツプロダクトは大好物だ。密度感と道具感。ドイツ車のいかにも密閉度が高いドアの閉まり方とか、ケルヒャーやフィスラーの使い倒してこその出で立ちとか。機能美という言葉で片付けられてしまいがちけれど、それでは括られない魅力をいつも感じている。

 

●承

レッドレンザー(LED LENSER)製品は、もう「密度」と「道具」の塊みたいなプロダクトだ。このP7は全長13センチ、握ればヘッド部が顔を出すぐらいのコンパクトサイズ。にも関わらず、ずしっとくる重さ(175g)。決して、重いのではない。むしろ軽いのだが、見た目に反しての中身の充実感がすごい。小さなボディを1mmも無駄にしないで機構が詰め込まれている。その重さはそのまま、信頼感につながる。

 

●転

特に好きなのが、照明部だ。とにかく美しい。白地に刻印されたブランドネームも、Patent pending(特許出願中)の文字をここに入れる?という大胆さも(なお、本製品を手に入れたのが7〜8年前なので現在もPAT.Pが入っているかは不明)。本当にビー玉のようなレンズも惚れ惚れしてしまう。

照明部以外も見所が多い。ボディのマットアルミもずっと触っていたくなる触感。本質的機能である光の均一感も優秀。芸術品に近い。

 

●結

先週、取材でマンション防災士の方に診てもらう機会があった。ストッパーや耐震ジェルがないからテレビや冷蔵庫が飛んでくる、倒れるなどツッコミどころが満載で、自宅を振り返る機会になった。P7はリビングに常に置いてあり、大災害が起こったときにすぐに手に取れるようにしている。

 

なお、これまで災害で活躍した場面はない。幸運なことだが、いつか使う日はやってくるはずだから、その時が来たときには最大の信頼を寄せて使いたい。

 

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

街灯全換えで「星空の世界遺産」獲得なるか? 岡山県・美星町の「名前に追いつく努力」がスゴイ

「光害」という言葉を知っていますか? 「ひかりがい」と読み、過剰な光や不必要な光によって引き起こされる公害のことを指します。経済の発展、人間の生活圏の拡大により、夜空に眩しい光が散乱することでさまざまな弊害がもたらされており、世界的にも光害に注目が集まっています。日本でも、環境省がホームページで光害について解説し、光害の認知拡大、無駄な光の拡散防止等に努めているところです。

 

そんな、天文ファン以外では耳慣れない「光害」対策にいち早く取り組んできた自治体があります。その名も、美星町(びせいちょう)。岡山県井原市にある山間の町です。この美星町とパナソニックが組んで、「星空版の世界遺産」といわれる「星空保護区」の認定に挑戦しようとしています。現地にてこの取り組みの説明会があったので、その様子をレポートしていきましょう。

 

スターウォッチングコンテストを契機に、名実ともに「星空の街」へと成長

美星町は1954年(昭和29年)に4つの村が合併してできた町で、町名は町内を流れる美山川と星田川から1文字ずつを取って命名したものでした。その後、「星の郷」という言葉を町内の文化イベントや施設名に使用したり、1984年には海上保安庁の水路観測所(海図制作の際の測地および海上運航の目安となる天体観測を行う)が町内に移転するも、町民の誰も天文を意識することはなかったそうです。というのも、もともと夜空が暗くて、当たり前のように星空があったから。

 

しかし、1987年に環境庁が全国的に呼びかけたスターウォッチングコンテストに町を挙げて参加したところ、美星水路観測所広場で行った結果が評価されて「星空の街・青空の街」(全国108自治体が選定)に選ばれました。これが、全ての始まりでした。

↑「スターウォッチング星空の街コンテンスト」に参加し、「星空の街・青空の街」に選定されました

 

これをきっかけに、翌88年8月に星をテーマにしたイベント「星の降る夜‘88」を開催、星空観望会や野外演奏会などを企画したところ、その夜の天文ファンたちとの懇親会で「アメリカには光害防止条例を制定している町がある。今後、美星町にも天文台ができるのだろうから、同じようにぜひともこの環境を守って欲しい」との要望がでたそうです。

 

もともと、岡山県は「晴れの国」と言われるように四季を通じて晴れた日が多い土地。さらに、高い山脈がないので地表と上空の温度差が小さく、気流が安定しているため星がゆらいだり瞬いたりせず、星空観望に適した環境(シーイングが良い)にあります。加えて、美星町は山間の町で住宅地が分散しており、夜空がもともと暗いのです。このような好条件もあって、「美星町は国内有数の天文観測地」という天文ファンからの声が上がっていました。これを受けて行政が動き出し、1年後の1989年11月、国内初の「美しい星空を守る美星町光害防止条例」を作るに至った、というわけです。

 

この「美しい星空を守る美星町光害防止条例」は、人工光における夜空の明るさの増加が自然の状態の1割を超えないことを目標とし、屋外照明は必要最小限で、保安灯など必要な明かり以外は夜10時には消灯、といった内容となっています。

 

その後、1993年に主鏡の口径が101cmの反射望遠鏡を備える「美星天文台」が完成。2002年にはスペースデブリを観測する美星スペースガードセンター(JAXA管轄)が完成するなど、着実に星空の街へと歩み始めました。

↑美星天文台は中国地方最大級の口径101cm反射望遠鏡を備えています。特筆すべきは1晩5000円という驚きの料金でアマチュア天文家に貸し出していること。天体写真を撮ったり新星の観測をしたりと自由に使うことができるので大人気。毎週末はほぼ予約でいっぱいだそうです(写真提供:美星天文台)

 

↑JAXA管轄のスペースガードセンターも天文台横に開所

 

「星空保護区」の「ダークスカイ・コミュニティ」を目指して活動を開始

前置きが長くなりましたが、ここからが今回の記事の本題です。2016年8月ころ、井原市の地域創生課の職員が、「沖縄県の八重山諸島が、国際ダークスカイ協会(IDA)による『星空保護区』の認定取得に動き始めた」との情報をキャッチ。IDAという団体、星空保護区という制度があることを知り、さらには「星空保護区は美星町にこそふさわしい」と、さっそく行動に起こすことにしたのです。

 

同9月、井原市の職員はIDA東京支部の越智信彰代表(東洋大学准教授)の元へ会いに行って意見交換や情報収集を行ったうえ、越智氏を美星町に招いて「光害セミナー」を催すなど、地域住民を巻き込みながら星空保護区認定に向けた下地作りをしていったのです。そして、最終的に星空保護区の1つのカテゴリーである「ダークスカイ・コミュニティ」の認定を目指すことを決定しました。

 

「星空保護区」は「世界自然遺産の星空版」と言われており、認定対象には6つのカテゴリーがあります。2018年に日本初の認定となった沖縄の「西表石垣国立公園」は、自然公園・森林公園を対象とした「ダークスカイ・パーク」として認定を受けています。今年8月中の申請を予定している東京都・神津島村も同じく「ダークスカイ・パーク」のカテゴリーです。

↑星空保護区には6つのカテゴリーがあります。美星町が目指すのは「ダークスカイ・コミュニティ」。なお、今後の日本では「アーバン・ナイトスカイプレイス」の認定が増えると見られています

 

一方、美星町が認定を目指す「ダークスカイ・コミュニティ」は、人間が日々の生活を営んでいる自治体単位が認定対象で、認定基準は以下のとおりです(一部抜粋)。

●屋外照明に関し(1)フルカットオフ(水平より上に光が一切もれない)型の器具を使用、(2)ランプの色温度は3000ケルビン(電球色)以下を使用、(3)看板照明の点灯時間・輝度・面積を制限

●星空観望会など光害防止の意識醸成を図るイベントを定期的に実施

●夜空の明るさを継続的に測定

↑ダークスカイ・コミュニティの認定基準

 

↑左が光害をもたらす街灯。水平より上にも光が放出されています。右は水平より上に光が漏れていません

 

すでに美星町は2018年3月から、町内自動販売機の22時以降の消灯推進、町内電飾看板の22時以降の消灯推進に取り組んでいます。しかし街灯(防犯灯)に関しては、国内の省エネ機運により美星町でも2011年から急速に蛍光灯から白色LEDに交換が進められており、上方への光漏れやLEDの強い光が認定の条件に合致しないことは明らかなので、この対策に重点が置かれることになったのです。

↑現在美星町に取り付けられている街灯(防犯灯)。眩しい白色LEDが上方向にも拡散しています

 

照明器具の開発をパナソニックが担当し、上へ光が漏れる課題をクリア

とはいえ、国内にはIDAの基準を満たす照明器具を製造しているメーカーは皆無。そこで白羽の矢が立ったのがパナソニックです。井原市の大舌 勲(おおした・いさお)市長はパナソニックとのかかわりを次のように語ります。

 

「約30年前の光害防止条例制定時に、町内の街灯を条例に適したものに交換したが、それが当時のナショナル製でした。さらに、パナソニックの役員さんに井原市出身の方がおり、井原市のために何か一緒にできないかと話をしていたところだったのです」

↑井原市の大舌市長は、井原市の特産品であるデニム製のジャケットとパンツでいつも公務に勤しんでいるそうです

 

こうした縁もあって井原市とパナソニックは共同して照明器具開発に取り組むこととなりました。まず、昨年7月、既存の街灯10基のLEDを白色から3000ケルビン以下の電球色に取り換え、見え方の確認をすることになったのですが、IDAの越智代表から「上方への光漏れがある」とダメ出しが。

 

しかし、電球色の光源自体は問題なく、水平方向以上への光漏れも既存のカットルーバー(遮光パーツ)を内蔵することで防ぐことができているはず。では何が問題なのか……? 原因を探ってみると、問題があったのは取り付け器具だったそう。斜め30度上方を向いた既存の取り付け器具によって光が上方へと逃げていたというのです。

↑最初に検証した街灯は、LEDを電球色に変更し、カットルーバー(グローブ内に取り付けたプラスチック製の黒い板)で水平方向以上への光漏れを防いでいましたが、電灯自体が斜め30度上を向いているため、上方向への光漏れが発生しました

 

そこで、地面に対して平行になる取り付け器具を新たに開発し、カットルーバーも標準内蔵とした特注品を用意。これにより、今年1月に国内初の光害対策型LED照明器具としてIDA認証を取得するに至ったわけです。

↑新たに取り付け器具を開発。新製品では地面に平行した位置に取り付けられるようになりました(写真下)。なお、LED本体自体は既存製品を使っているため、コスト面が抑えられているのも特徴です

 

↑IDA認証を取得した照明器具を実際に取り付けたところ。建物に対して垂直に取り付けられています

 

↑奥(左)が交換前の白色LED電灯で、かなり明るく、上方向にも光漏れがあることがわかります。手前(右)が交換後のIDA認証電灯で、足元だけ暖かいオレンジ色で照らし、上方向への光漏れはありません

 

美星町には交換が必要な街灯は全部で411個あり、パナソニックのLEDがIDA認証を受けたことで、今年10月~12月にこれら全てを同LEDに交換する予定です。これに先立ち、今年1月~2月に美星町観光協会がクラウンドファンディングを実施し、目標金額200万円に対して592万円もの資金が集まりました。この資金の一部がLED交換費用にあてられるほか、星空保護区の啓発・プロモーション費用に利用されます。LEDは予備を含めて440台購入し、クラウドファンディングで足りない部分は井原市で予算化するとのことです。

 

光害は生態系にもさまざまな弊害をもたらす

IDAの越智代表によると、光害は天体観測への影響にとどまらず、さまざまな弊害をもたらしているとのことです。

 

「過剰・不適切な人工照明は、それだけで無駄なエネルギーを消費しており、貴重な資源の無駄遣いをしています。さらに、白色LEDに含まれる青色光は波長が短く、エネルギー量が高いので散乱範囲が広い。それを夜間に多く使うと、自然界にもともと無い環境になってしまうため、生態系にも大きな影響を与えてしまうのです」

 

例えば、渡り鳥は夜間、月明かりや星明かりを目印に飛翔するのですが、夜間に煌々と照らされる高層ビル群によって感覚が狂い、ビルの周りを力尽きるまでグルグル飛び続けることもあるそう。「人工光によって、北米では毎年たくさんの渡り鳥が感覚を狂わされ、最終的に死に至っているといわれています」と越智代表。また、ウミガメの子どもも孵化後に月明かり・星明かりを頼りに海に向かっているといわれており、陸側の人工光によって海にたどり着けず、力尽きる子ガメが多数いるとのこと。

 

「睡眠障害など人体への影響も懸念されます。光害防止は、省エネ、人体への影響、生態系の影響、地球環境の観点から、今後の街づくりに必要不可欠な価値観になるでしょう」(越智代表)

↑説明会にリモートで参加したIDA東京支部の越智信彰代表(東洋大学准教授)

 

↑越智代表によると、光害がエネルギー問題、生態系・人体にも多大な影響を及ぼすとのこと

 

井原市は2021年3月末までに星空保護区の認定申請を完了させる計画で、順調にいけば申請後3~6か月で認定が降りる予定です。星空保護区に認定されれば、世界遺産同様にマスコミ等で広く宣伝され、多くの観光客が訪れる経済効果も大いに期待できます。

 

筆者が取材で訪れたときはあいにくの雨で、星空を楽しむことができませんでした。現在は新型コロナウイルスの影響により旅行がしづらい雰囲気ですが、世情が少し落ち着いたら筆者もまた美星町に行き、今度こそ満天の星空を楽しみたいと思っています。早くその日が来ないかなあ。

家電ライター「価格は問題にならない」3万7000円のバルミューダ「子ども用デスクライト」が高くない品質以外のワケ

バルミューダといえば、デザインに優れた扇風機などの空調家電や、トースターや電気ポットといったオシャレなキッチン家電で有名。ところが、9月6日、バルミューダが発表したのはなんとデスクライト。その名は「BALMUDA The Light(以下、The Light)」で、「子どもが使いやすいこと」を念頭に開発されたといいます。そして、価格はなんと3万7000円(税別)とかなり高価。当初はいったい誰が買うのか……と思うのですが、製品を見てから考えてみると、個人的には「価格は問題にならない」という結論になりました。以下でその理由をお伝えしていきましょう。

↑バルミューダの新製品「BALMUDA The Light」

 

頭上にセットすると手元が影になり、手元を照らすとまぶしいという課題

バルミューダによると、小さな子どもは大人より小さく視界の範囲も狭いため、集中するとノートなどに「被さる」ように絵や文字を書くことが多いのだそう。このため、デスクライトを頭上にセットすると、子どもの頭が光を遮って手元が影になります。かといって、手元を照らすためにライトの位置を離し、手元方向に光源を向けると、今度はライトの光が直接目に当たってまぶしい…という問題が。そのため、理想的なのは、シェードを下に向けても斜め前方にある手元に光を送れるライトだそう。

↑頭上にセットすると手元が影になります

 

↑手元に光源を向けると光が目に入ってしまう問題が

 

手術灯の技術を応用した「ForwardBeam Technology」で課題をクリア

一方、手を使う細かな作業で失敗できないものといえば、人の命を左右する「手術」でしょう。なんと、The Lightはこの手術時に利用する「手術灯」の国内シェアNo.1の山田医療照明と共同開発しています。手術灯の大きな特徴は手や器具などの「影」ができにくいこと。この手元の影を作らないために、手術灯は光を一度鏡などに反射させて光の経路をコントロールしています。

↑会場に展示されていた手術灯

 

↑手術灯が照らすパプリカの茎に中指をのせてみましたが、パプリカにはまったく影が落ちません。まるで魔法のよう

 

今回発表されたThe Lightも、LEDで作った光を一度シェード裏の鏡で反射させ、本体の斜め前を明るくする「ForwardBeam Technology(フォワードビームテクノロジー)」を採用しています。このため、頭をノートに近づけたとしても、本機なら手元は明るく、また「ライトの光がまぶしい」という問題もありません。

↑The Lightのシェード内部。LEDは3つ内蔵されていますが、すべて直接光が机に向かわないように処理されています。写真で見えると通り、複雑な形状をした鏡で反射した光を机の上に届けます(写真はカバーを外した状態)

 

↑発表会現場にあった体験コーナー。ライトは机の端で下を向いているのに、机中央が明るく照らされているのがわかります。これは不思議!

 

太陽光に近い光の波長を持ち、目に優しいLEDを採用

The Lightは、「光の質」も一般的なLED照明とは異なっています。実は、我々の多くが目にしているLED照明は「白色LED」と呼ばれるもの。その点、The Lightは「太陽光LED」と呼ばれるLEDを採用しています。白色LEDと太陽光LEDの違いは、ズバリ「光の波長」。一般的な白色LEDは「青色LED」の光を「蛍光体」に通すことで白く見せています。このため、光の波長を調べると「青」の波長がダントツに多いのがわかります。

↑黒い線が一般的な白色LED、破線が太陽の光、そしてオレンジの線がThe Lightの光の波長。The Lightの光は400~500nmの間のブルーライトが少ないのがわかります

 

ちなみに、この青の波長が現在よく知られている「ブルーライト」のことで、目の疲労をはじめ、さまざまな悪影響を指摘されています。一方、太陽光LEDは、もちろん青の波長はあるものの、白色LEDの半分ほど。より自然な太陽光に近い光の波長になっているのが特徴です。

 

「モノ本来の色が見える」のも利点だが、太陽光LEDは価格が高い!

太陽光LEDはブルーライトの影響が少なく「目に優しい」というだけではなく、「本当の色が見える」のも特徴。白色LEDは青の波長が強いため、「赤っぽい色がくすんで見える」という問題があったのですが、太陽光LEDだと赤もハッキリと見えます。このため、太陽光LEDは医療現場のほか、きちんと「色」を再現する必要がある美術館などでも使用されているとのこと。つまり、本機を使えば、子どもにモノの「本当の色」を見せることができるわけです。

↑会場にあった白色LED(写真左)とThe Light(写真右)の明かりの違い。白色LEDはバナナが少し黄緑がかっていたり、ミカンの色が褪せているように見えます

 

ちなみに、目に優しく、物本来の色を再現できる太陽光LEDが普及していない理由は、ズバリ「価格」。太陽光LEDは白色LEDよりもかなり高価なパーツなのです。また、白色LEDと比較すると、複雑な排熱処理を行う必要があり、そのための冷却機(ヒートシンク)も必要なのだそう。

 

ペン立てのライトアップなど、子どもが喜ぶ仕掛けが満載!

The Lightは「子ども向け」ということで「光」以外にもさまざまな工夫があります。ひとつは点灯時や明るさ変更時に電子ピアノのカワイイ音が鳴ること。

↑明るさの度合いは、正面のつまみで6段階から選べます。明るさを変えるたびに軽快な音がなるのも面白いですね

 

ふたつめは、本体スタンド部がペン立てになっていること。「デスクライトを置くと机が狭くなる」との考えで明かり付きハイデスクのような勉強机を購入するユーザーも多いですが、ペン立てと一体型ならば、机の上に物を置くことにも納得できそうです。ちなみに、デスクライトを点灯するとペン立て内部も光るというギミックもあり、子どもに受けそうですね。

↑スタンド部分がペン立てになっているほか、内部をライトアップできるギミックも

 

↑ペン立てのなかは汚れやすいものですが、中にはカバーがセットされており、簡単に洗うことができます。カバー底面は柔らかい素材で、鉛筆を下方向に挿しても折れないよう、工夫が施されています

 

愛着を持ってもらうため、デザインの完成度を90%に抑えた

みっつめはシールなどを貼って自分らしいデコレーションができること。「シールなんて、他のライトでも自由に貼ればよい」と思うかもしれませんが、実はシールを貼ったり、剥がしたりすると塗料が剥げる製品はかなり多いのです。だからThe Lightはシールをつけ剥がししても剥げにくい塗料を使用しているそう。

 

また、本体は植物ポットのようなカワイイデザインで、素人目には完成度が高いように見えますが、同社の代表取締役社長・寺尾 玄氏によると「あえて90%のデザイン」に抑えているのだとか。残り10%のデザインは子どもが自分の手で完成させることで、「このデスクライトは自分のもの!」という愛着を持って欲しいということです。

↑バルミューダの代表取締役社長・寺尾 玄氏

 

1点、注意したいのが、質量が約3.2kgと重いこと。子どもが不用意に倒せないのは利点ですが、移動は親がしないと危ないですね。その点を除けば、手元が影になりにくいこと、色がキレイに再現されること。そして、「手術灯の技術を応用している」というロマンと、ヒートシンクを採用してまで太陽光LEDを採用した根性……。「好きだから作った」という熱い思いを感じます。シールを貼っても剥げない塗料や、ペン立て内部のカバーなど、細かな部分がしっかり考慮されているのも高ポイント。その品質に、自腹で購入するのもアリかな……と思うほどでした。

 

6ポケットの存在、大人の需要も考えると、3万7000円は高くない

さて、冒頭で「価格が問題にならない」と言った理由は、先述の品質の高さがベースにあることと、もうひとつは、小学校入学時の「6ポケット」の存在です。「6(シックス)ポケット」とは、子ども一人に対し、両親2人+その両親(祖父母)4人=合計6人の財源があるという事実を指す言葉。この6ポケットの存在を踏まえ、「小学校の入学祝い」というイベントの重さを考えると、3万7000円という価格は高すぎず、安すぎず、手ごろな価格に思えるから不思議です。

 

さらに、The Lightは一定数の大人の需要もあるはず。筆者でいえば、ベッドやソファ横のサイドテーブルに置いて読書灯として使いたいですし、普通に仕事机に置いて資料読みやラフ描きの作業に使いたいです。また、バルミューダのデザインのファンも一定数いるので、そういった層も購入するはず。上手にデコレーションすればインスタ映えしますしね。そう考えるとこのThe Light、絶妙なラインを狙ってきたな……という印象。「さすがはバルミューダ」と、改めて思わせる製品でした。

↑会場には付属のシールでデコレーションしたThe Lightも展示されていました。付属シール意外にもさまざまなシールでデザインを楽しんで欲しいそう