ああ、猫になりたい…! LGの最新空気清浄機が“猫さま専用”すぎて人間が嫉妬するレベル

LGエレクトロニクスは、猫オーナー向けの空気清浄機「LG PuriCare AeroCatTower」を、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で先行支援の受付を開始しました。LG PuriCare AeroCatTowerは空気清浄機、キャットタワー、猫の健康管理機能を1台に集約した製品です。

↑LG PuriCare AeroCatTower。猫がシートに登るためのステップも一体化されています。

 

↑猫が誤ってボタンを押さないよう、操作ボタンはシートの下に配置。

 

記事のポイント

一見して個性が際立つモデルで、発表会に集まった記者たちの食いつきも上々。そんな本製品について、LGエレクトロニクス・ジャパンの代表取締役、孫 成周(ソン・ソンジュウ)氏にお話をうかがったところ、「このような製品は他社にはない」と、その独自性に自信を見せていました。

「いままでの空気清浄機ではペットの毛がしっかり吸引できて、フィルターでニオイもほぼ取れるところまで来ていた。ですから、『ペットにも対応できますよ』と“プラスオン”のイメージで伝えていました。しかし、今回は単なるプラスオンではなく、猫のための“特化型”家電の第一歩。こんな製品は初めてだと自負しています。実は、開発のアイデアは猫好きが多い日本から出ていて、様々なアイデアを形にしたのが本製品。その関係もあって、韓国を除けば、グローバルで発表したのは日本が初めてです。製品にキャッチフレーズをつけるとしたら、『猫さまさま』ですよ(笑)。猫さまの周囲の空気をキレイにしてあげて、温かく快適に過ごしてもらうのが第一の目的。猫さまが快適に過ごす姿を見て、飼い主も幸せになる、というわけです」(孫さん)

 

クラウドファンディングから始めた理由としては、「まだブランド認知がそれほど高くはないなかで、お客様に早く近づける方法ではないか」と考えたからだそう。

 

「よりターゲットに近い顧客の声が広がると思いますし、お客様の反応がリアルタイムでわかるというメリットもあります。いち早く買っていただく代わりに、こちらはリーズナブルな価格で提供する。お互いにいいじゃないですか」(孫さん)

 

日本市場については、「今後もユニークな高付加価値の製品を投入していく」とのこと。

 

「日本での売上はまだそこまで高くないですが、市場の大きさは魅力。日本にも研究開発センターがあり、日本向けの製品を投入する計画を持って開発を行っています。今回の製品も含め、今後は日本のお客様に楽しいライフソリューションを提供することで、いいイメージを持ってもらえたらいいですね。たとえば、“猫といえばLGの空気清浄機”みたいになったらうれしいです(笑)」(孫さん)

LG PuriCare AeroCatTowerの本体上部には、猫が好きな温かい場所を提供する温熱シートが搭載。温度は34度前後の低温モードと39度前後の高温モードから選べるため、猫の成長段階や好みに合わせて調整が可能です。さらに、猫が乗っているときだけ作動する「検知温熱モード」と、常に温かいシートを維持する「持続温熱モード」を用意しています。また、シートで猫の体重を測定・記録できるため、健康管理の役割も果たしています。

 

空気清浄機としては、3層のフィルターにより、微細なほこり、ペット由来のアレル物質、ペットのニオイなどを99%以上除去します。適用床面積は29.6平方メートルです。さらに、UV LEDを利用した「UVnanoテクノロジー」によって、空気清浄機内のファンに付いた細菌を99%除去し、きれいな空気を送ってくれます。

↑3層のフィルターを搭載。

 

専用のアプリを使えば、お部屋の空気質チェック、温熱シートの設定、猫の体重管理が可能。体重の推移をグラフで確認でき、急激な体重変化や肥満リスクを検知した際には通知が届きます。

 

価格は先行支援期間中が5万9900円(税込)、一般販売時は9万8000円(税込)です。

 

LGエレクトロニクス
LG PuriCare AeroCatTower
5万9900円(税込)※先行支援期間中のみ

ペットのニオイや抜け毛の悩みを一挙解消! 犬猫暮らしを快適にする最新家電

大切な家族の一員であるワンちゃん・猫ちゃんの幸せを考えた、“ペットファースト”な暮らしのお役立ちアイテムを紹介! ペットだけでなく飼い主の負担も減らし、おうち時間もお出かけ中も、ともに安心して過ごせる環境を整えよう。

 

今回のキーワードは「室内清浄」。ペットと暮らしていると、ペットの体臭やおしっこ・うんち臭、抜け毛などが気になりがち。清掃効率の高い家電を取り入れることで、いつでも清潔で快適な室内をキープできる。

 

トイレの下に敷くだけ! 多頭飼いでも健康状態を識別できる「ペットファースト」家電

 

安全性に配慮しながら、生活のニオイを強力脱臭

ペットがいる家庭では、室温管理や脱走防止のために窓を閉め切る機会も多いはず。そうするとどうしても空気がこもり、ペット臭など生活の中で発生するニオイが定着しやすくなってしまう。そこでオススメしたいのが、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」シリーズだ。

 

ジアイーノは、元々業務用として使われていた次亜塩素酸による高度な除菌・脱臭性能を備える。次亜塩素酸というと濃度によっては取り扱いに注意が必要だが、本機は人体や動物に害のないpH値と濃度に着目し、効果と安全性のバランスを重視。空間に放出される気体状の次亜塩素酸は、空気中の塩素ガスの環境基準(0.5ppm)よりも低い濃度となっている。F-MV5400には「集中クリーンモード」が搭載されているが、これも安全性に配慮した範囲内で濃度がアップ。来客前や調理後など、集中的に脱臭したいタイミングに便利だ。

 

さらに、花粉やハウスダスト、PM2.5などの空気中の微細な汚れから、ペットの抜け毛まで“集じん”する保護エレメント(HEPAフィルター)も搭載し、毎日の掃除の負担を軽減。次亜塩素酸によりカビ菌が発生しにくい“加湿”機能も備え、乾燥するこれからの季節にも最適な1台だ。

 

空間除菌脱臭機】布製品に付着した菌やニオイも、次亜塩素酸の力で除菌・脱臭

パナソニック
次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV5400
実売価格16万3350円(〜21畳/※1)

 

塩タブレットを投入することで生成される次亜塩素酸により、浮遊菌から付着菌まで除菌。脱臭効果も高く、調理臭などの一時的なニオイに加え、ペット臭などの発生し続けるニオイも脱臭する。加湿・集じんも可能な1台4役。

空気中を浮遊する菌を吸引し、本体内部で生成する次亜塩素酸水溶液で除菌(※2)。さらに、放出した気体状の次亜塩素酸が、付着菌も除菌する(※3)

 

次亜塩素酸の濃度を一時的にアップする「集中クリーンモード」を搭載。布製品などに付着した菌やニオイを集中的に除菌(※4)・脱臭(※5)

 

【エアコン】高濃度イオンでスピード消臭!進化したエコ自動運転も搭載

シャープ
プラズマクラスターエアコン Xシリーズ
実売価格14万9500円(AY-S22X/6畳用)~

 

CO₂濃度の上昇に応じて自動で室温を制御する「エコ自動運転」機能と、AIと連携した省エネ制御機能を搭載。5万個以上/cmまでイオン濃度を高めた「プラズマクラスターNEXT」が、菌やウイルスなどの作用を抑制し、付着したニオイを素早く消臭する。

スマホアプリ「COCORO AIR」との連携で、ペットモードに設定可能。ペットにとって快適な運転を行い、外出中も部屋の状態を通知してくれる

 

EDITOR’S RECOMMEND
消臭スピードがアップし、ペット特有のニオイも抑制

「従来のプラズマクラスター7000に比べ、消臭スピードが約2.6倍に。閉め切った室内でもペットの排泄物臭などが留まらず、イオンが風に乗って空気を浄化します(編集部)」

 

コードレススティック掃除機】シリーズ史上最軽量(※7) を実現! 毛が絡まず吸引力も持続する

東芝ライフスタイル
トルネオコードレス VC-CLW33
実売価格6万5780円

 

標準質量(※8)1.0kgの圧倒的な軽さを実現。床面に合わせてブラシの回転を制御する床見極めセンサーを搭載し、フローリングも絨毯もしっかりとゴミが取れる。デュアルトルネードシステムにより、吸引力が99%以上持続(※9)。

特殊編み込み加工を施した「からみレスブラシ」。絡みの原因となるブラシの根元に、髪の毛などが入り込みにくい構造になっている。

強力な気流でゴミを小さく圧縮。ダストカップは帯電防止加工(※10)でゴミが付着しにくく、ゴミ捨て時のホコリの舞い上がりも少ない。

 

EDITOR’S RECOMMEND
軽くて取り回しが良く、ゴミ捨ての手間も解消

「軽量かつ自走ヘッドでスイスイ掃除できます。ブラシに髪の毛などが絡まりにくく、ゴミが毛玉のようにまとまるので、抜け毛が多いペットのいる家庭にピッタリ!(編集部)」

 

布用洗浄機】吸引力はそのままに軽量化!布の汚れが水だけで落ちる

アイリスオーヤマ
リンサークリーナー ハンディタイプ RNS-B200D
実売価格1万7170円

 

同社のリンサークリーナー史上最軽量、約1.2kgのハンディタイプが登場。布製品の汚れに水を散布し、本機を滑らせるだけで汚れを強力に吸引する。DCブラシレスモーターを採用し、運転音が従来モデル比(※11)で約8db低減した。

細かい場所や高い場所の掃除もしやすい約60cnのバキュームホース付き。コードレス式なので、電源のない屋外や車内でも使える。

 

EDITOR’S RECOMMEND
ペットの吐き戻しや粗相を掃除したいときに活躍

「水や洗浄液を吹きかける機能は付いていませんが、コンパクトで気軽に手に取れます。ペットを飼っていると布の上に吐き戻しや粗相をすることも多く、あると便利!(編集部)」

 

除菌脱臭機】ニオイを上からキャッチ!壁に掛けられる除菌脱臭機

サンスター QAIS-air- 04A1J
実売価格3万2800円

 

独自の光触媒技術とUV光を使用した脱臭方式で、菌やウイルス、ニオイの原因物質を抑制。空気より軽いアンモニア臭を上から垂直吸引し、ニオイが広がるのを防ぐ。壁掛けができない場合は、専用スタンド(※6)で設置可能だ。

 

EDITOR’S RECOMMEND
省スペース&静音で設置場所を選ばない!

「ニオイが気になるペットのトイレやゴミ箱などの近くに省スペースで設置でき、運転音もとても静か。フィルター交換がなく経済的で、お手入れも簡単です!(編集部)」

 

編集部員がお試し!
ライター:保谷恵那 ニコ、テト

食いしん坊でケンカは負けなしのハチワレ猫・ニコと、遊ぶのが大好きでおしゃべりな黒猫・テトの保護猫兄弟。ともに4歳のオス。

 

室内環境だけでなく、「お出かけ」時のことにも気を配りたい。お留守番中のペットを見守ってくれるAIカメラから、一緒に外出する際のストレスを軽減するカートやキャリーまで、お出かけシーンの不安を解消するアイテムを紹介する。

 

編集部員がお試し!
ゲットナビ編集部:鈴木亮平、アビー

フレンチブルドッグの女の子、4歳。おやつと散歩が大好き。よくよく見るとTWICEのツウィに似ているのではと思う今日この頃。

 

高解像度カメラの見守りで、安心も癒しも同時に体感

留守中、ちゃんと過ごせているのだろうか。変なモノを口にしたりしてないかな。椎間板ヘルニアの手術をしてからというもの、ソファに飛び乗ったりして腰を悪化させていないか……外出するたびに、常に心配になっていた。そんななか、スマートカメラが悩みを解決してくれると聞き、高解像度でペット検出機能があるシャオミの「スマートカメラ C500 Pro」を使ってみることに。

 

まずはシャオミのスマートホームアプリ「Mi Home」を使って初期設定。アプリで画面を確認すると、500万画素の3K動画のため、画質はかなり良し。低照度の条件でもフルカラーの画像を撮影するので、1日を通して見づらいということはない。

 

結局、アビーは終始爆睡。たまーに起きて水を飲んだらまた眠る……。走り回ったりすることもなく、誰かが帰ってくるまで寝てる、そんな1日だった。でも自由気ままな姿に、また癒される。心配を軽減させてくれるスマートカメラ、癒しも十分に得られるのがイイ。これはオススメしたい。

画面を見ながら、上下左右気になるところをズーム。高画質なので、ちょっとした動きや表情も確認できる

 

ちなみに、スピーカーも搭載しており、留守番中の相手との会話なども可能。子どもやお年寄りが1人で留守番をしていて心配なとき、また緊急時などの会話に活躍してくれるはずだ。

録画したデータはクラウドまたはSDカードに保存可能。万が一誤飲などをしたときに原因を見つけることもできる。

 

スマートカメラ】広範囲でも指定エリアでも細部まで鮮明に記録できる

シャオミ
スマートカメラ C500 Pro
実売価格6680円

 

500万画素と3K解像度(※)の鮮明な画質を実現。音や動きを検知するAI検出機能では、広角の360度見守りに加え、最大6エリアの局所的な見守りも設定可能だ。ストレージはmicroSDカード、NAS、クラウドの3つに対応。
※:最大2960×1666ドット

アプリ「Mi Home」との連携で、各種設定のカスタマイズや双方向音声通話が可能。AIが異常を検出した際はプッシュ通知を受け取れる。

 

セキュリティ性能重視ならコレ!

スマートカメラ】最新のAIによる自動検知で、屋内外のセキュリティを強化

三井住友海上
MS LifeConnect AIスマートカメラ 屋内用 ADC-V523
3万4800円(本体) 月額1980円〜

 

損害保険会社が手掛けるセルフセキュリティのサブスクサービス。定期的な無償アップデートで常に最新の機能を利用でき、映像のクラウド保存も可能だ。屋外用カメラ(6万9700円)も同一アプリで管理できる。

最新のAIが人や動物などを見分け、設定したルールに基づいてスマホへ通知する。カメラを通じて、スマホから会話することも可能だ。

 

EDITOR’S RECOMMEND
動画をクリップ保存でき、防犯対策としても心強い

「1日のクリップ動画を短くまとめるハイライト機能があり、いつ何が起こったかを手軽に振り返れます。屋外カメラとの併用もでき、防犯対策としてもオススメ!(編集部)」

 

ペットカート】片手で簡単に折りたためて、収納しやすいコンパクト設計

GEX
OSOTO GRACE QC
実売価格2万6950円

 

本体バスケットごとワンタッチで折りたためる、犬猫兼用のペットカート。コンパクト収納かつ自立式で、クルマへの載せ降ろしや、玄関での保管がしやすい。リバーシブルハンドルなので、シーンに合わせてハンドルの向きを変えられる。

前輪とフレームの計4か所に、振動を吸収するサスペンションを搭載。でこぼこ道でも走行しやすく、ペットの負担も軽減する。

カートが使用できない場所での移動もラクなキャリーハンドル付き。荷物やペットを抱えながらでも、たたんだ状態で持ち運べる。

 

EDITOR’S RECOMMEND
快適な走行と使いやすさで外出のハードルが下がる

「片手で折りたためて、収納や持ち運びがスムーズ。走行に安定感があり、ペットと向き合うようにハンドル方向を変えれば、移動中もこまめに様子を確認できます(編集部)」

 

ペットキャリー】クルマ移動時の安全性と、ペットの負担軽減を両立!

OGK
ドライブペットキャリー PET-003
S:1万5620円 M:1万7270円

 

振動や急ブレーキ時のペットの負担を軽減するため、前面と底面に衝撃を約85%吸収するクッションを採用。ペットの飛び出しを防止するリードホルダーや、内側から開かないロックファスナーも備える。シートベルトで簡単に取り付け可能だ。

クルマだけでなく、自転車や徒歩移動にも便利な軽量設計。側面に3か所のベルト付きで、自転車のバスケットにしっかりと固定できる。

 

EDITOR’S RECOMMEND
軽量で折りたためるソフトタイプなのに丈夫!

「上部と左右が開閉し、ペットがスムーズに入りやすい仕様。ソフトキャリーながら丈夫で自立し、肩に掛けても変形しません。コンパクトに折りたためるのもイイ!(編集部)」

※価格はすべて税込 
※1:揮発した次亜塩素酸が一定濃度届く範囲の目安
※2:浮遊菌の場合、本体内の次亜塩素酸水溶液による、約6畳の密閉空間、約15分後の効果
※3:付着菌の場合、放出した気体状次亜塩素酸による、約21畳の居室空間、約12時間後の効果
※4:約21畳の居室空間における、約6時間後の効果
※5:脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気によって異なる
※6:本体とのセットで実売価格3万6800円、単品で実売価格5500円
※「GetNavi」2024月12号に掲載された記事を再編集したものです

 

「空気清浄機専業」のブルーエアがついに「加湿」搭載へ! 弱点をケアした複合モデルを発売

スウェーデン発の空気清浄機「Blueair(ブルーエア)」の日本総代理店、セールス・オンデマンドは、2024年12月13日より、ブルーエア独自の空気清浄機能を備えつつ、新たに加湿機能を搭載した「2-in-1加湿空気清浄機」、そしてClassic シリーズがさらなる進化を遂げた最上位モデル「Classic Pro」を発売します。

 

「2-in-1加湿空気清浄機」は公式ブルーエアストアおよび一部オンラインショップにて販売。「Classic Pro」は全国の家電量販店、一部百貨店、公式ブルーエアストアおよび一部オンラインショップで購入できます。さらに、2025年1月下旬には、ヒーター、ファン、清浄機能を1台に集約した「ComfortPure 3-in-1 空気清浄機」の発売も予定しています。

 

記事のポイント

ブルーエアといえば、空気清浄機に特化したメーカーというイメージがありましたが、今回、ついに加湿機能やヒーターが付いた複合モデルを発表しました。複合モデルは特にお手入れのしにくさ、清潔性の維持などに課題がありますが、さすがは長年ライバル視してきたカテゴリだけあって、弱点への対策も万全。「2-in-1加湿空気清浄機」は加湿フィルターとタンクを完全分離する構造の採用、UVライトを搭載するなどして、弱点をしっかりケアしています。ニュアンスグレーが特徴の北欧デザインも魅力的ですね。

 

「2-in-1加湿空気清浄機」はブルーエア独自のHEPASilentテクノロジーを搭載。このテクノロジーは、粒子イオン化技術と高性能フィルター技術を融合し、0.1μmまでの有害物質を99.97%除去しながらハイスピード清浄を実現した技術です。さらに、360°InvisibleMist テクノロジーにより全方向に水蒸気を均等に放出し、パワフルな加湿を実現。これら2つの技術を融合させることで、高い空気清浄機能とすぐれた加湿機能の両立を実現しました。

 

加湿フィルターとタンクを完全分離する構造により、加湿フィルターを常に清潔に保つことが可能だといいます。また、ポンプ内に搭載されたUVライトが細菌の繁殖リスクを抑え、清潔な加湿環境を維持。雑菌が繁殖しやすいタンクは、凹凸の少ないシンプルな構造でお手入れも簡単で、加湿フィルターには抗菌仕様を採用し、さらに、オートドライモードで加湿フィルターを乾燥させ清潔さを保ちます。

↑「2-in-1加湿空気清浄機」。給水は天面から直接注ぎ入れる天面給水と、タンクに直接給水する方法の2通りから選択可能

 

「Classic Pro」は、2つのファンが空間に浮遊する有害物質を背面全体から強力に吸引し、8畳をわずか5分で清浄します。DCモーターの採用により、圧倒的な清浄力と高い静音性を実現。広い空間でもパワフルかつ快適に使用できます。Classic Proではウイルスの12分の1サイズである0.008μmまでの有害物質を99.99%以上除去し、フィルターも清潔に保たれるのでうれしい限り。

↑「Classic Pro」

 

「ComfortPure 3-in-1 空気清浄機」はリビングスペースの邪魔にならず、収納の手間も不要。冬場には設定温度を自動でキープする瞬間暖房機能が快適な室温を維持し、夏場にはパワフルな送風機能が心地よい風を送り、涼しさを提供するといいます。また、春や秋にはHEPASilent テクノロジーにより、0.1μmまでの有害物質を99.97%除去する高性能な空気清浄機として活躍。また、Blueairアプリを使うことで、室内外の空気質のモニタリングや首振り角度・速度の設定、フィルター寿命の確認といった多彩な操作も可能とのこと。

↑「ComfortPure 3-in-1 空気清浄機」

 

ブルーエア
「2-in-1加湿空気清浄機」
5万9400円(税込)

「Classic Pro」
10万8900円(税込)

「ComfortPure 3-in-1 空気清浄機」
6万6000円(税込)
2025年1月下旬発売予定

二酸化窒素を1.5倍除去するダイソンの空気清浄機「De-NOxシリーズ」

ダイソンは、同社の空気清浄機の最上位となる「De-NOxシリーズ」3機種を、ダイソン公式オンラインストアおよびダイソン直営店、その他一部家電量販店などで2024年10月7日より順次販売します。

 

ラインナップは、空気清浄機・扇風機・ヒーターの機能を備えた「Dyson Purifier Hot+Cool HP2 De-NOx 空気清浄ファンヒーター」(直販価格8万8999円)、空気清浄機・扇風機・加湿器の機能を備えた「Dyson Purifier Humidify+Cool PH2 De-NOx 加湿空気清浄機」(同9万9000円)、空気清浄機・扇風機の機能を備えた「Dyson Purifier Cool PC2 De-NOx 空気清浄ファン」(同7万8999円)の3機種。

ダイソン「De-NOxシリーズ」

 

記事のポイント

有害物質とされる二酸化窒素の除去力を強化した空気清浄機のシリーズ。特に都市部は排気ガスによる汚染が増加しているということで、大きな通り沿いやクルマ通りの多いエリアに住んでいる方は導入してみるとよいかもしれません。

 

自動車の排気ガスや燃料の燃焼などが原因で空気中に排出されるNO2(二酸化窒素)は、呼吸器疾患の原因にもなるとされる有害物質。ダイソンのDe-NOxシリーズは、汚染物質であるNO2を従来のダイソンの空気清浄機シリーズに比べて1.5倍多く除去することができます。

 

De-NOxシリーズに新たに搭載された「K‐カーボンフィルター」は、炭酸カリウム(K2CO3)を豊富に含み、空気汚染の原因となるNO2を従来の活性炭フィルターよりも最大1.5倍多く除去します。

 

また、NO2のほかにも、室内の木材製品やカーペット、塗料、壁紙などから発生するホルムアルデヒドも検知し、分解、除去します。

 

気流を増幅させる独自設計の送風口で、遠くにある空気の汚れまでも引き寄せて空気を循環させる独自のAir Multiplierテクノロジーにより、部屋全体の空気を浄化します。

 

De-NOxシリーズ全機種が「MyDysonアプリ」に対応しており、遠隔で空気清浄機能や加湿機能の操作、そして室内と屋外の空気質情報をリアルタイムで確認することが可能。さらに、スマートホーム機器の新たな共通規格Matterにも対応しており、インターネット接続を使うことなく、規格が異なるIoTデバイスをシームレスに管理できます。(※Matterは2025年より対応)

製品名 Dyson Purifier Hot+Cool HP2 De-NOx

空気清浄ファンヒーター

Dyson Purifier Humidify+Cool PH2 De-NOx

加湿空気清浄機

Dyson Purifier Cool PC2 De-NOx

空気清浄ファン

機能 空気清浄機

ヒーター

扇風機

空気清浄機

加湿器

扇風機

空気清浄機

扇風機

消費電力 最小6w/最大40w
(温風モード:最大1400w)
最小2w/最大50w 最小6w/最大40w
空気清浄能力適用床面積(畳) 9畳(30分) 12畳(30分) 12畳(30分)
25畳(60分) 36畳(60分) 35畳(60分)
(8畳を浄化する目安27分) (8畳を浄化する目安22分) (8畳を浄化する目安22分)
暖房能力
適用床面積(畳)
10畳/5畳(コンクリート住宅)
6畳/4畳(木造住宅)
加湿能力
適用床面積(畳)
10畳/6畳(350mL/h)
本体サイズ(mm)
(高さ×幅×奥行き)
764mm×248mm×248mm 923mm×312mm×312mm 1,050mm×220mm×220mm
本体質量(kg) 5.55kg 8.12kg 4.91kg

 

ダイソン
「De-NOxシリーズ」
2024年10月7日発売
直販価格:7万8999円~9万9000円(税込)

 

静音モード追加で就寝時にも使いやすく。ペットボトルサイズの空気清浄機「Airdog mini」

株式会社トゥーコネクトは9月19日、従来モデルに新機能を加えたペットボトルサイズの空気清浄機「Airdog mini」を販売開始しました。

 

記事のポイント

従来モデルから操作ボタンが変更となり、静音モードが追加に。バッテリー内蔵モデル「Airdog mini portable」も同時発売となっており、用途によってはそちらを選ぶのもいいでしょう。音が気になりやすい就寝時などには便利に使えそうです。

 

空気清浄機「Airdog」の最小シリーズとなるAirdog miniは、内部に据え置き型と同等の「TPAフィルター」を小型化して搭載し、持ち運びを容易にしたモデルです。本体サイズは約幅73×奥行84×高さ220mm、重量は約630g。

 

公称スペックでは、30分間で4.3m2ぶんの清浄な空気を供給できるとのこと。ニオイやホコリ対策、ウイルスの飛散防止などを目的とし、一般家庭での持ち運びといった柔軟な運用が可能としています。

↑本体天面のタッチボタン1つで操作可能に。利便性が高まりました

 

同名のモデルは2021年から販売されていますが、今回のアップグレードでは新たに「ワンタッチオペレーションシステム」を搭載。主電源を入れた後は本体天面の「エアドッグマーク」をタッチするだけで操作可能となり、利便性が高まっています。

 

また、ノーマルモード、ターボモードに加え、寝室でも使いやすい静音モードが追加されたことで風量モードが3段階に。静音モードは駆動音30.23dBと静粛性が高く、使用環境に合わせた使い方が可能になったとしています。

↑同等スペックのバッテリー内蔵モデル「Airdog mini portable」なら、シート用のアタッチメントベルトを活用して車載できます

 

市場想定価格は3万6300円。同等のスペックで最大4時間のバッテリー駆動が可能な「Airdog mini portable」もあわせて発表しており、こちらは市場想定価格は3万8500円です。

 

ブランド名(メーカー名):トゥーコネクト
商品名:Airdog mini
市場想定価格:3万6300円

花粉症の方に朗報! ダイニチが「花粉」運転モード新搭載のハイブリッド式空気清浄機を発売

ダイニチは9月3日(火)に、ハイブリッド式空気清浄機CL-HB924を発売しました。実売価格は7万9610円(税込)です。

 

約2.5人に1人は花粉症! ピンポイントで悩みに応える「花粉」運転モード

環境省の花粉症環境保健マニュアル2022によると、全国の花粉症の有病率は1998年に19.6%、2008年に29.8%、そして2019年には42.5%と増加傾向にあり、約2.5人に1人が花粉症であることがわかりました(※1)。

 

そこで、「ハイブリッド式空気清浄機CL-HB924」には「花粉」運転モードを新搭載。運転開始から15分間は最大風量運転し、その後は約60分に一度、強運転で気流を循環させることで浮遊花粉をしっかり捕集します。また、内部センサーの感度を一段上げることにより、空気の状況をすばやく感知することができます。

 

「NEOH(ネオ)リフレッシュEX」で、ウイルス抑制スピードが、従来機比約3倍

新機能「NEOH(ネオ)リフレッシュEX」を搭載。ウイルスの抑制スピードが従来機比約3倍(※2)になりました。運転中や運転停止中に、プラズマ放電により集じんプレートと静電NEOHフィルターに付着したウイルス(※3)や花粉アレル物質(※4)を抑制します。

 

お手入れ忘れを防ぐ! お知らせ機能「プレフィルター交換サイン」

汚れの約75%がプレフィルターで捕集される(※5)ため、お手入れの大部分を占めるのがプレフィルター。ダイニチでは4か月に1回捨てるだけの「カンタン取替えプレフィルター」を採用しており、さらに「ハイブリッド式空気清浄機CL-HB924」では、交換時期をランプでお知らせする「プレフィルター交換サイン」を新搭載。お手入れ忘れを防止し、清潔さを保ちやすくしています。

プレフィルター交換サイン

 

カンタン取替えプレフィルター

 

ダイニチ「ハイブリッド式空気清浄機CL-HB924

希望小売価格:オープン価格

※1 【出典】環境省ホームページ
※2 ●試験機関:株式会社 食環境衛生研究所 ●試験方法:1㎥の試験空間で空気清浄機運転中にNEOHリフレッシュおよびNEOHリフレッシュEX運転を実施 ●試験対象:静電NEOHフィルターおよび集じんプレートに付着した1種類のウイルス ●試験結果(試験番号):NEOHリフレッシュは30setで99%抑制、NEOHリフレッシュEXは10set実施で99%抑制を確認(237388N-1)
※3 ●試験機関:株式会社 食環境衛生研究所 ●試験方法:1㎥の試験空間で空気清浄機運転中にNEOHリフレッシュEX運転を実施 ●試験対象:静電NEOHフィルターおよび集じんプレートに付着した1種類のウイルス ●試験結果(試験番号):10set実施で99%抑制を確認(237388N-1)
※4 ●試験機関:株式会社 食環境衛生研究所 ●試験方法:1㎥の試験空間で空気清浄機 運転中NEOHリフレッシュEX運転を実施 ●試試験対象:静電NEOHフィルターおよび集じんプレートに付着したスギ花粉 ●試験結果(試験番号):233set実施で45.6%抑制を確認(237388N-2)
※5 ダイニチの試験によるもの。数値はフィルターの除去性能です。部屋全体への除去性能とは異なります。

空気清浄機部門・金賞のシャープ「FP-S120」はコンパクトなのに大風量&低騒音が高評価!【家電大賞2023-2024】

提供:シャープ株式会社

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード。今年で9回目となった「家電大賞2023-2024」では、2023年発売のノミネート家電161製品のなかから、読者の投票(投票期間は2023年11月24日~2024年1月8日)により、グランプリと部門賞(特別賞含む全24部門)が決定しました。空気清浄機部門の金賞を受賞したのはシャープ「FP-S120」。コンパクトながら最大53畳まで対応する高い空気清浄性能や、運転音の静かさなどで高評価を博しました。

 

コンパクトなのに大風量&低騒音を実現した
プレミアムな空気清浄機「FP-S120」

【家電大賞2023-2024 空気洗浄機部門:金賞】

シャープ
プラズマクラスター空気清浄機「FP-S120」

オープン価格

高さ約60㎝を切る小型サイズながら「両面吸い込み構造」を採用し、最大53畳まで空気清浄できる大風量を実現。自動運転時の空気清浄性能も従来比最大5倍に向上した。「プラズマクラスター25000」で付着したウイルスや花粉アレル物質も制御できる。

SPEC●プラズマクラスター適用床面積:約24畳(約40㎡)●最大風量:12㎥/分●清浄時間:8畳を約6分●消費電力:4.7(モニターランプ切時4.4〜73W)●サイズ/質量:W333×H578×D330㎜/約11㎏

 

空気清浄性能に特化した新たなるプロダクト

家電大賞の「空気清浄機部門」で、並み居るライバル機を押さえ、見事に大賞を手中に収めたシャープ「FP-S120」。同機は最大53畳まで対応し、18畳の部屋であれば同社普及機の約2倍以上のスピードで空気清浄をできる高い性能を実現(※1)するなど、注目ポイント盛りだくさんのモデルだ。

投票者からは、「シャープの代名詞であるプラズマクラスターを最大限生かせるのは空気清浄機」「公共施設でも見かける。市販品ながら医療施設でも使われ、家電の域を超えている」など、プラズマクラスターをはじめ同社の空気清浄技術ついて高い評価が寄せられた。

世界累計1億台(※2)を突破したプラズマクラスター製品。本機も、新時代の空気清浄機として多くのユーザーを魅了しそうだ。

↑同社独自の空気浄化技術「プラズマクラスター25000」を搭載。フィルターで取れない付着ウイルスや、付着花粉アレル物質の作用を抑制する

 

↑クラウドのAIにつながり、運転状況や空気情報を分析して賢く成長する「COCORO AIR」に対応。その他、アプリから様々な限定機能が使える

 

【投票者の声】

「静音化を実現しながら、プラズマクラスター25000を搭載しているのが素晴らしい!」(40代男性)

「長年同社の空気清浄機を使っていますが、使い勝手の良さやメンテナンスのしやすさは抜きん出てると思います」(60代男性)

「大風量ながら同社の加湿空気清浄機と比較しても小型で静音。操作がシンプルなのも良い」(30代男性)

 

【CHECK1】吸い込み面積を拡大し12㎥/分の大風量を実現

本体左右の側面に集じん・脱臭フィルターを設けた「両面吸い込み構造」を採用。吸い込み面積を従来機の約2.4倍に拡大し、53畳まで対応する最大風量12㎥/分を実現した。同社普及機の2倍以上の清浄スピードを発揮(※1)。

 

【CHECK2】革新的な新構造採用でコンパクト化に成功

両面吸い込み構造と両吸いシロッコファンの採用により、大風量&コンパクトサイズを実現。場所をとらず、主張を抑えたデザインで、リビングなどへの設置に最適だ。また11㎏の質量は、置きたい場所への移動もラク。

 

 

【CHECK3】図書館内より静かな驚きの低騒音

両面吸い込み構造により、低騒音化にも成功。中運転時の風量5.5㎥/分の運転音を、図書館の中や静かな住宅街の騒音レベルと言われる40dBより低騒音の37dBで実現した(強運転時の運転音は54dB)。

 

※1:シャープ調べ。2023年度機種FU-S50との比較。〈18畳〉 FP-S120:12分、FU-S50:25分 ※2:2021年10月時点

 

 

<問い合わせ>シャープお客様ご相談窓口 70120-078-178

 

構成・文/ブルーラグーン 撮影/シマモトカズオ(BAARL)

自分は気づかぬ「自宅臭」にcado「SAP003」を。日々のニオイ問題に光を当てる秀作

家電量販店で「脱臭機」がどこに置いてあるのか、ぱっと思い浮かびますか? なんとなく空調家電のフロアなのはイメージがつきます。が、空調家電の主役といえばやはりエアコン。または、花粉の季節なら空気清浄機、夏なら扇風機。脱臭機はその周辺の端に、ポツンと置かれていることが多いのです。

 

なぜ脱臭機は目立たない存在なのかーーその理由は、ニオイに対しての問題が深刻化しないと購買に結びつかないから。ニオイで不快な気分になることはあっても、我慢できないというケースはそこまで多くないはず。

 

我慢できなくなって初めて脱臭機を探す&買う。すなわち、「我慢できるうちは脱臭機を買うまでは至らない」=「気にかけないから目立たない」という構図が脱臭機には存在にしていると考えられます。

 

といっても、「ニオイ」の悩みがまったくない人も珍しいはず。特に自宅特有のニオイ(GetNavi webではこれを「自宅臭」と言いたい)が気になるという層は、年々増えている印象があります。窓が多く換気が容易だった住宅スタイルが、高気密住宅へと変わりつつある今、家にこもるニオイの問題は今後の大きなテーマとなりそうです。

 

脱臭機との出会い方を変えるcado「SAP003」

cadoの「cado 脱臭機 SAP003(サップ ゼロゼロサン/以下SAP003)」は、そうしたニオイに対するぼんやりとした悩みに、「違った角度」からスポットを当て、顕在化させる意欲的な製品です。

cado「SAP003」。2024年7月7日までプロジェクトが行われている

 

「違った角度」とはどういうことかというと、主に2つーー「デザイン」と「販売場所」。脱臭機らしからぬスタリッシュな形状でインテリアとしても置きたくなる。デザインからニオイの課題を顕在化していきます。

 

まず、「販売場所」。同機は「Makuake」での応援プロジェクトで支援を集めています。前述の通り、脱臭機売場にはニオイに対しての課題が明確な人しかやってきません。でも売場を変えてMakuakeであれば、未体験の新しい暮らし全般を指向する人にアプローチできます。普段気づかなかったけど、「ニオイの悩み」を抱えているのかもしれないという気づきから脱臭機に興味を持ってもらうことが可能。

 

実際、応援購入サービス「Makuake」のプロジェクトで、開始から5日で4500万円を超える応援があり、6月10日時点では6000万円を超えて、およそ1500人の応援購入が集まっており、金額・人数ともに好調の数値です。

 

では、実際にどのような効果が得られるのか。今回はワンちゃんを飼っているGetNaviチームメンバーのTさん宅に持ち込み、本機のリアル感想をお届けします。

 

ニオイを分解するパワフルな脱臭能力

cadoのSAP003はニオイを分子レベルで分解する脱臭機。オゾンの酸化作用と触媒によりニオイの原因を分解し、スピード脱臭します。さらに低濃度オゾンを放出し、染み付いたニオイも分解します。

 

最初に正直に申し上げると、本記事で編集部がサンプルとして借りることができたのは、外側は最新機種のSAP003ながら中身は現行機種のSAP002。ただし、ご安心ください。SAP003は、SAP002よりも脱臭力が25%アップ。つまり、本記事の25%増の体験が期待できることを念頭に読んでいただけると幸いです。

 

今、「脱臭力が25%アップ」とさらりと言いましたが、これは飛躍的な性能の改善。その脱臭力を支えているのが、オゾンによるニオイの分解とヒートリフレッシュ機能です。cadoの独自技術「オゾンブーストテクノロジー」は、「オゾン+金属触媒」でニオイを分子レベルで分解します。SAP003は触媒成分を改良し、脱臭力がさらにアップしました。

↑Makuakeのプロジェクトページより。「オゾンブーストテクノロジー」のイメージ

 

また、フィルターを使わず「ヒートリフレッシュ機能」で触媒についたニオイ成分を加熱して分解するため、脱臭力が落ちません。この分解というのもポイントで、ニオイをマスクして覆い隠すのではなく「分解」するから芳香剤とは根本的に異なります。

↑Makuakeのプロジェクトページより。熱が分解するため脱臭力が落ちない

住人は気づきにくい「自宅臭」対策にも最適!

それでは、GetNaviチームメンバーTさんの感想にいきましょう。Tさんはトイプードルを2頭飼っていて、2頭は主にリビングで過ごしています。リビングに設置したところ、すぐに効果が現れたそうです。

↑ご両名とも見知らぬ家電に興味津々の模様

 

「これはすぐにでも欲しいですね! トイプードルはニオイが少ないと言われている犬種ですが、それでも本機があるのとないのでは大違いです。

我が家はリビングにワンちゃんたちの住まいがあるので、ワンちゃんたちのニオイと食事のニオイが入り混じることがあるのですが、そういった複合的な臭いも解消されて、自宅の快適性が変わります」(Tさん)

 

さらに興味深かったのが、Tさん宅を訪れた別の編集部員の感想。

「ペットを飼っているお宅に伺うと何らかのペット臭はするもの。実際、Tさん宅も玄関に入ったときペットを飼っていることがすぐわかりましたが、リビングに入るとニオイが感じられない! また、自宅臭ともいうべき『他人の家の独特のニオイ』もリビングに入ると消えました」

 

今回はSAPを置いたリビングが区切られていたことで、その脱臭効果をわかりやすく体感できたようです。脱臭力のスゴさに驚いたTさんは、もうひとつの悩みも解決できそうとテンションアップ!

 

「実はワンちゃんのおしっこのニオイも気になっていたんです! 部屋の間取り上、寝室の一角にワンちゃん用のトイレを置いているのですが、やはりトイレ後はニオイが気になります。この製品なら持ち運びもできるから、日中はリビング、寝る時は寝室といった使い分けができそう!」

 

住んでいる人だけでなく、家に来たお客さんの不快感をも防げるのがこの脱臭機のいいところ。自宅でちょくちょくホームパーティをするという人にはうってつけですし、パートナーを自宅に呼ぶ際もニオイで幻滅されることがなくなります。

 

なお、ペットを飼っているお宅だとペットの毛を脱臭機が吸い込んでしまうのではないかという心配があるかもしれません。が、その点も安心です。下部にホコリや毛を吸い込まないようにフィルターが搭載されており、本体まで到達できない仕組みになっています。

↑本体下部のフィルターで大きなホコリや毛をキャッチ

 

cadoならではの洗練されたデザイン性

cadoといえば、技術だけでなく、優れたデザインによる「インテリアとしても映える家電」として有名なブランドです。直立した凛とした質感が印象的な加湿器「STEM」、驚くほどコンパクトでイノベーションを感じさせる、ドイツの「iFデザインアワード2024」を受賞したふとん乾燥機「FOEHN」など、例を挙げればキリがありません。

 

SAP003も、和室・洋室を問わず部屋に馴染むデザインが特徴。ややマットがかったグレーの陶器のような質感は、リビングの他に玄関や寝室に置いても違和感がなく、インテリアと見事にマッチします。

↑玄関の靴元に置くと効果抜群。無臭というよりは、心地よい気分になる空気に

 

↑玄関インテリアとしても映えます

 

↑廊下に置いてみたところ。暗いところでの足元照明としても活躍

 

特に優れているのはそのサイズ感。サイズは直径約170mm×高さ約350mmで少し大ぶりの花瓶ほど。重さも約2.3kgなので、ニオイが気になる場所にすぐに持っていけます。Tさんも最初に見たとき「え、こんなちっちゃいの?」と驚いたとか。

↑女性でも運びやすい重さとサイズ感

 

「空気清浄機などの空気家電は、結構な存在感がある機種が多いので、SAPも邪魔になるかもと心配したけど杞憂でした。持ち運びもラクです」(Tさん)

 

ケーブルも電源タップも本体と同色という点にも相当なこだわりを感じられます。家電のケーブルは白や黒が多いですが、本機は一体感が生まれてインテリアの統一感を損ないません。デザインで問題を解決するcadoの良さが最大限に出ています。

↑ピタリと色があっています

 

ちなみに運転音は、「急速モード」で図書館の館内程度の40dBA、「ナイトモード」で木の葉が触れ合う程度の26dBAと静か。これならペットたちのストレスにもなりませんし、眠りの邪魔にもなりません。

 

↑本体天面に操作パネルがあります

 

強烈なニオイに強いスピード脱臭

SAP003は脱臭スピードも特徴です。一般的な空気清浄機の場合、1回の吸引でニオイの低減は10%未満なのに対し、SAP003は82%と高パフォーマンス。トイレのあとなど急いで消したい強烈臭を瞬時に分解脱臭可能です。さらにわずか3分で、臭気度250(強烈なニオイ領域)から臭気度150(気にならないニオイ領域)までニオイを低減するなど、スピード脱臭の効果も実証されています。

 

突然の来客でも安心なのは心強い限り。焼肉を食べた後のニオイやたばこのニオイもどんどん分解してくれます。なお、SAP003は空気中を漂うニオイ成分だけでなく、布や壁にくっついたニオイ成分も分解し、幅広いニーズに対応しています。空気清浄機のようにゆっくり空気を循環させてニオイを取るのではなく、一気にオゾンでニオイを叩く! フィルターでろ過するわけではないので、網目がつまって性能が低下する心配もありません。

 

今回はペットにフォーカスを当てましたが、本機が活躍するシーンは広いといえるでしょう。赤ちゃんのいる家庭、介護をしている家庭、料理が好きな家庭でも大活躍するはず。

↑もちろん、ニオイの気になるトイレにも

 

「整う」とはサウナ好きの間でよく使われる言葉ですが、昨今は「整う」がブーム。スマートウォッチやスマートリングで身体の状態を可視化して、整えていくのも一般化しつつあります。

 

住空間も整っていることで気持ちよさが生まれ、住みやすくなる。物が整理整頓されていることはもちろん、空気という見えない部分もさまざまな悪臭で散らかっていたら台無し。SAP003は日常生活を快適にするラストピースともいえる家電です。今後の一般発売が大いに楽しみな逸品ですね。

 

まとめ/柚木安津 撮影/茂呂幸正

キレイな風を遠くまで! 風量もサイズもビッグなダイソン空気清浄機「Dyson Purifier Big + Quiet」をチェック

ダイソンの空気清浄機は、リング形状をした「羽根のない扇風機」としても知られています。その特徴的な形状からダイソンのアイコン製品のひとつでしたが、今年はまったく異なる新シリーズが登場しました。それが新製品となる「Dyson Purifier Big + Quiet」(ダイソン ピュリファイアー ビッグアンドクワイエット/以下、Big + Quiet)シリーズ。

 

新シリーズ最大の特徴は、なんといってもそのパワフルさ。最大100m2の広いスペースの空気を清浄化可能で、オフィスなどの業務用途にも利用できるレベルの風量があるといいます。実際のところ新製品はどうなのか? 発表会にてBig + Quietシリーズの実機をチェックしてきました。

↑新製品はスタンダードな「Dyson Purifier Big + Quiet」(写真右)と上位モデルの「Dyson Purifier Big + Quiet Formaldehyde」(写真左)。両者の違いは「ホルムアルデヒド」を分解できる触媒フィルターの有無とカラーのみ

 

ダイソン史上もっともパワフルな送風性能

新製品最大の特徴は風のパワフルさ。一般的なフィルター式空気清浄機は、本体に吸い込んだ空気をフィルターで濾過して汚れを取り除きます。つまり、どれだけフィルターが高性能でも、空気を「吸い込む」性能が低ければ無意味なのです。しかも、パワーが弱いと汚れた空気をキレイにするのにも時間がかかります。そのため、空気清浄機はフィルター性能とともに風量も重要。そこで、新シリーズは風量を従来モデルの2倍に強化しました。なんと10m先まで送風できる力強さがあるそうです。

↑発表会会場では、Big + Quietの風でシャボン玉を飛ばすデモンストレーションも行われました。シャボン玉は空気中のゴミよりかなり重いにもかかわらず、8m以上しっかり飛んでいました

 

↑独特の形状で気流を制御します。送風角度をリモコンで上下0°、25°、50°に変更できます。左右の角度変更は手動のみ。思った場所に風をピンポイントで送風できる形状は、ダイソンの個人向け空気清浄機「Dyson Pure Cool Me」に似ています

 

風量を強化したためか、本体サイズと重量は名前の通りなかなかのもの。本体サイズは両モデルともに幅41.5×奥行43.4×高さ83cm、重量は写真のスタンダードモデルが11.8kg、上位モデルは11.9kgほどあります。重量はありますが、底面に5個のキャスターを配置しているので移動は指先だけでもスムーズにできました。このサイズ感とパワフルさのため、ダイソンはクリニックや店舗、ホテルなどの業務用途での利用にも期待しているといいます。

↑新製品発表会に登壇したダイソンの空調家電カテゴリーのエンジニアであるテオ・ジョーンズ氏と新製品Big + Quiet。人と並ぶと大きさの印象がわかるでしょうか

 

↑発表会で用意されていた設置イメージ

 

静かな音を実現した3つの技術

ところで、風が強力になるほど気になるのが駆動音。空気清浄機は24時間つけっぱなしという家庭も多いため、うるさい空気清浄機は生活の邪魔になりかねません。Big + Quietは「Quiet(静か)」という名前の通り静音性にもこだわっています。

 

Big + Quietが静かである理由は大きく3つ。ひとつは「ヘルムホルツサイレンサー」と呼ばれる本体頭部分にある空間。この空洞に特定の周波数の音を捉えることで、不快な音を低減させます。

 

2つめはモーターの固定方法。モーターをコンプレッサー内に柔らかく固定することで、モーター回転時の振動を逃がして音の発生を抑えます。

 

最後に「ラビリンスシールド」とよばれる特殊構造。凹凸のある構造体に空気の通り道を作ることで、騒音になりやすい「空気の逆流」を抑えます。これら3つの技術で、Big + Quietは最小21.7dB、最大風量時でも42.7dBとかなり静かです。

↑Big + Quietのカットモデル。指の先にあるギザギザしている構造体がダイソン独自の「ラビリンスシールド」

 

これはうれしい! HEPAフィルターの寿命が約5年に伸びた

フィルターによる空気清浄については従来通り。ウイルスレベルの0.1μm以下の超微粒子まで99.95%除去できるHEPAフィルターに、有害ガスなどの除去ができる活性炭フィルターを搭載。さらに、Big + Quiet Formaldehydeモデルのみホルムアルデヒド分子を水と二酸化炭素に分解する「酸化分解触媒フィルター」を搭載します。

↑本体中央部分にカラー液晶モニターを搭載。リモコン操作でPM2.5などの粒子やガス、ホルムアルデヒドのレベルを表示できます。IoT製品なので、スマートフォンと連携して空気の汚れの推移をスマートフォン上にグラフで表示させることも可能です

 

個人的に嬉しいのが、HEPAフィルターの交換時期が大きく伸びたこと。従来のダイソン製空気清浄機のHEPAフィルター交換目安は約1年でしたが、新製品はHEPAフィルターの大きさを従来の3.8倍に増やしています。これにより、なんとフィルター寿命は最長5年まで伸長。HEPAフィルターは比較的高価な消耗品なので、これはかなり大きなメリットです。ちなみに、活性炭フィルターの交換目安は約2年。ホルムアルデヒド用の酸化分解触媒フィルターは汚れを分解するため、交換の必要はありません。

↑本体の頭部分を外し、外装を引き抜くとHEPAフィルターがお目見え。筒状のHEPAフィルターを引き抜くと、下から活性炭フィルターが出てきます。写真は中央奥がHEPAフィルター。左が活性炭フィルターを巻き付けたBig + Quiet本体

 

↑Big + Quiet Formaldehydeの活性炭フィルターを一部外したところ。活性炭フィルターは分厚い柔らかなシート形状です

 

風量も大きいぶんサイズも大きい

魅力的な機能が多いBig + Quietですが、もちろん気になる点もあります。ひとつは本体の大きさ。従来製品より本体サイズが大きくなったので、狭い部屋では設置が難しいということ。また、従来までのリング形状の空気清浄機は「空気清浄ファン」というジャンルでしたが、新Big + Quietは「空気清浄機」に分類されています。このため風量はアップしているのですがファン(扇風機)としての利用は想定されていません。従来あった左右の自動首振り機能もなくなりました。「空気清浄機としての性能」を追求するため、余計な機能はそぎ落としている製品だという印象です。

 

最初に説明したように、空気清浄機が空気をキレイにするには「高性能なフィルター」「パワフルな送風性能」のどちらも欠かせません。新製品は従来製品の2倍の風量を確保することで、空気清浄機としての性能がパワーアップ。さらに、ダイソンらしい独自性に溢れたデザインも健在です。ダイソンが好きで空気質にこだわりたいなら、ぜひチェックしてほしい製品ですね。

「入居者の安全にもつながる」パナソニック、ナノイーXによる介護施設での脱臭以外の期待

パナソニックは11月7日、ナノイーXの照射による介護環境のニオイと尿素の脱臭実験を実施し、その効果を確認したことを発表した。また、一般社団法人日本介護協会(以下、日本介護協会)の協力のもと、介護施設にナノイーX搭載のエアコンと大型空調機を導入しモニター評価をした結果、介護士がニオイの効果を体感したことも明らかにした。

 

約8割の介護施設で人材不足。介護士離れの要因は「ニオイ問題」

総務省統計局によると、高齢者の人口の割合は年々増加しており、2022年時点で65歳以上は日本人口の29.1%。2024年には3人に1人が65歳以上と予想されている。一方、約8割の介護事業所で人材不足の悩みを抱えているという。日本介護協会 理事長 平栗潤一氏は「排泄臭や加齢臭、生活臭など、ニオイのために対応しきれないと感じる若手の職員が多くいます」と、この人材不足の一因に「ニオイ問題」があることを明かした。

↑2022年時点で人口の29.1%が65歳以上の高齢者。高齢化が年々進む一方、介護事業所の8割が人材不足の問題を抱えている

 

「介護業界には、子育てが落ち着いたタイミングで入って来る人が多くいます。子育てではおむつ交換などをすることが当たり前ですので、ニオイの対応もしやすい。一方、入浴の介助などで身体を使うことも多いため、介護職が高齢化してくれば身体の負担から離職が発生する、というケースも多々あります」(平栗氏)

 

人材不足解消には若手職員育成が必須となる。そのためには、このニオイ問題の早急な解決が必要だ。だが、現状行っている換気や消臭スプレーだけでは、布などの繊維に付着したニオイを脱臭することは困難だという。

 

1時間でほとんどニオイを感じなくなる「ナノイーX」の効果

パナソニックは、この介護業界における「ニオイ問題」に着目。生活五大臭と呼ばれるタバコ臭やペット臭をはじめ12種類のニオイに対する脱臭効果を実証してきた独自技術のナノイーXによる介護環境のニオイ脱臭検証を実施した。ナノイーXとは、菌やウイルス、カビ、アレル物質、そしてニオイなどの有害物質を抑制できるOHラジカルを含むナノサイズの清掃イオンのこと。水に包まれているため、一般的なマイナスイオンと比較して6倍の寿命を持ち広範囲に拡散できる。さらに、髪の毛の10万分の1のサイズであることから、繊維の奥まで浸透することが可能だ。

↑パナソニックの独自技術「ナノイーX」の概要

 

当該検証では、大同大学 光田恵教授の指導の下、6畳相当の空間に介護環境と尿臭をしみこませた布を設置、ナノイーXを組み込んだ送風機を稼働させ、6段階臭気強度法を用いて脱臭効果を検証した。その結果、1時間で臭気強度は1以下の「やっと感知できるニオイ」までに減少するという、著しい効果があることが明らかとなった。

 

また、実際の介護施設にナノイーX搭載機器を設置しての脱臭検証も実施された。設置場所は、6~8畳の個室9部屋と廊下に各1台、20畳のリビングに2台。検証期間勤務した介護士18名にヒアリングした結果、全員からニオイへの効果を感じたと回答を得た。

↑2023年10月初旬に約1週間にわたり実施された、介護施設にナノイーX搭載機を導入した脱臭検証では、すべての介護士が「ニオイへの効果を感じた」と回答した

 

これらの結果を受けて平栗氏は「ナノイーXの導入は脱臭効果だけではなく、入居者の安全対策にもつながると実感した」と語った。

 

「換気は2方向の風の流れが必要なため、廊下の端と端を開放して行います。このとき、『帰宅願望』がある認知症入居者が、開放した場所から外へ出てしまう危険性があります。ナノイーXのニオイへの効果は、窓などを開放して換気する前から既に感じられるほどですので、入居者の安全対策にも役立つのでは、と考えています。また、窓やドアの開放により、廊下に排泄臭が流れてしまう。このために恥ずかしい思いをしてしまう入居者への配慮も同時に行っていける、非常に貢献度の高い技術だと実感しました」

 

介護施設に限らず、在宅介護の備えとしても薦めたい、とナノイーXによる脱臭効果を評価した平栗さん。ニオイ問題解消は清潔感のある気持ち良い環境づくりへもつながるとし、ぜひ多くの介護事業所にナノイーXを知っていただきたい、と締めくくった。

 

パナソニックでは、「くらしを支えるベストパートナー」というビジョンの実現に向け、今後もナノイーXが役立つ場面を増やすために、国内外で継続的に検証を行っていくという。

 

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フラッグシップモデル空気清浄機が最大20%オフ+交換用フィルタープレゼント! ブルーエアのブラックフライデーは11月30日まで

スウェーデン発の空気清浄機「Blueair(ブルーエア)」の日本総代理店、セールス・オンデマンドは、ブルーエア公式オンラインストアにて、ブラックフライデーを11月30日まで開催しています。

 

ブラックフライデーでは、ブルーエアのフラッグシップモデル「Blueair Protect」「Blueair DustMagnet」が最大20%オフ+交換用フィルターもプレゼント。詳細はブルーエア公式サイトの当該ページをご覧ください。

 

また、同社は感染症シーズン本番を前に、感染症対策の実態を明らかにすべく、10月4日~10月6日の間、未就学児(0~5歳)の子どもを持つ既婚男女に、「こどもの感染症対策と空気清浄機の使用」についてアンケートを実施しました。

 

調査では、一年のうちで感染症対策を実施している時期は「一年中」が42.7%と最も多く、次いで「冬」が22.3%という結果となり、年間を通して、感染症への対策を行っている人が多く、感染意識が高まっていることがわかりました。

 

具体的な感染症の対策方法としては、「手洗い・うがい(78.3%)」が最多で、2位以降も、「予防接種(54.7%)」「マスクの着用(46.7%)」「定期的な換気(46.7%)」となり、基本的な予防対策が上位となりました。家庭内のウイルス除去として有効とされる「空気清浄機の使用(31.7%)」は6位という結果で、基本的な感染対策と並行して、空気清浄機の使用はまだ少ない印象です。

 

空気清浄機の使用に関しての不安・不満で最も多かったのは「お手入れが面倒(65.7%)」、続いて「空気がキレイになっているかどうかが目に見えず不安(17.0%)」という結果になりました。

 

空気清浄機のフィルターの掃除頻度について、全体の約47.2%が、毎日~1か月に1回の頻度で、適切に手入れを行なっているものの、そもそも掃除したことがない、3か月~1年に1回の頻度などと、適切に手入れを行なっていない家庭が、約半数に迫る46.4%もいることが明らかになっています。

Makuakeで注目、20分でタバコの臭いも半減させるカルテックのポータブル型除菌脱臭機

カルテックは、光触媒を搭載した除菌脱臭機の新モデル「TURNED K mini(ターンド・ケイ ミニ)」を発売しました。コンパクトサイズでもしっかりニオイを除去できるとうたう除菌脱臭機です。

 

TURNED K miniは、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて、2023年8月1日から先行して応援購入を実施したところ、わずか1か月で1400万円超を達成。「小さいサイズなのに8畳でも効果があるのが驚きでした」「トイレに使っていますが、消臭剤がいらないくらいニオイが無くなりました」など、実際に購入したユーザーからは納得の声が寄せられています。

 

本体はA5ノートほどのコンパクトサイズながら、パワフルに脱臭。カルテック独自の活性炭光触媒フィルターを搭載し、わずか20分でタバコ臭を半減、90分でほとんどニオイ感じないレベルまで脱臭します。さらに、花粉をキャッチするフィルターも搭載しています。

 

適用範囲は最大8畳まで。また、フィルターの交換は不要なほか、お手入れも簡単としています。直販サイトでの価格は2万2000円(税込)です。

シャープ、コンパクトながら大風量、静音の空気清浄機を発売。両面吸い込みの実力とは?

シャープは、本体左右側面から空気を取り入れる「両面吸い込み構造」を採用した、プレミアムモデルのプラズマクラスター空気清浄機 FP-S120を9月7日に発売する。同機種は、コンパクトサイズながら静音性にも優れ、自動運転においても空気清浄機能が最大約5倍(※)に進化した。オープン価格、推定市場価格は11万8000円前後。

 

※同社従来機と比較した場合

 

吸い込み面積約2.4倍で、約53畳まで空気清浄

↑9月7日発売のシャープ プラズマクラスター空気清浄機<FP-S120>

 

新型コロナが5類の区分になったとはいえ、空気環境に対する関心は引き続き高い。そうしたなか、本格的な空気清浄性能を重視する傾向も高まっているという。シャープが2023年3月に実施したWEBアンケートでは「購入重視ポイント」の上位に菌やウイルスの作用抑制のほか、ハウスダストやホコリの集じん、花粉の除去などが並んだ。

 

また「購入時の希望タイプ」においては、加湿は不要あると回答した人が44.6%と半数近くに及んでいる。このことから、同社は「空気清浄」に特化しやすい加湿なしタイプのニーズが高まっていると想定。さらに、導入先の多様化が進んでいる。2年間で空気清浄機の設置率が約2倍まで拡大したことに着目し、一般家庭以外のニーズにも注目した。

 

今回発表されたプラズマクラスター空気清浄機<FP-S120>は、大風量、コンパクトサイズを実現。空気清浄の適用床面積約53畳、プラズマクラスター適用床面積約24畳、最大風量12立法メートル/分、8畳を約6分の清浄スピードで処理することが可能だ。

↑従来機との比較。右端のFU-S50の空気清浄適用床面積は約23畳。FP-S120(右から2つ目)は、倍以上の適用床面積対応でありながらほぼ同サイズというコンパクトさであることが分かる

 

空気清浄機の性能は、部屋の空気を吸い込む「風量」、粒子を空気清浄機へ引き寄せる「気流」、微小粒子を1回の吸引で捕集する「フィルター効率」で決まるという。従来の常識では大風量=大サイズだった。そのため、大空間に対応する性能と省スペース性の両立が課題となっていた。その課題解消のため、FP-S120では左右から空気を吸引する「両面吸い込み構造」を採用。吸い込み面積を同社従来機比約2.4倍まで拡大し、風量5立法メートル/分のサイズ感で空気の吸い込み能力向上を実現した。

↑「両面吸い込み構造」のイメージ

 

サイズを抑えたことで、一般家庭のリビングはもちろん、オフィスや飲食店に設置しても高い空気清浄性能を発揮することが可能となった。

↑公共空間での設置イメージ

 

左右両面からの吸い込み構造ということで、設置場所が気になると思う。これについて、同社 PCIヘルスケア事業部 PIC商品企画部 部長の松村勇樹氏は「本体と左右壁面との距離などは設定していません。従来機は3cm開けていただくようご案内をしていましたが、新機種ではそれより近くに設置していただいても問題ありません」と説明した。

 

3つの高性能フィルターを搭載

空気清浄を行うのは、「静電HEPAフィルター」「ダブル脱臭フィルター」「抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター」の3つ。静電HEPAフィルターは、室内に浮遊している花粉やPM2.5など、0.3マイクロメートルの微小粒子を99.97%以上(※)キャッチすることができる。交換が必要なのは、静電HEPAフィルター(5720円)と脱臭フィルター(4950円)で、交換目安は10年。

 

※フィルターの除去性能

↑FP-S120のカットモデル。左から「抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター」「ダブル脱臭フィルター」「静電HEPAフィルター」

 

また、「プラズマクラスター25000」を搭載しているので、静電HEPAフィルターで取り切れない付着ウイルスや付着花粉アレル物質の作用も抑制される。プラズマクラスターのイオン発生ユニット(3080円)の交換目安は約2年2か月。いずれも家電量販店、または同社公式サイトで購入することが可能だ。

 

「自動」運転時の空気清浄性能は従来機の約5倍

同機種の吸い込み性能の向上は、ファンの回転数抑制にもつながった。その結果、自動運転の最小風量時で、図書館よりも静かとされる36dBの低騒音に抑えながら、空気清浄性能を従来機比最大約5倍まで向上。運転開始30分後の粒子残存率が約9分の1(同社比)になるなど、微小粒子をより多く捕集し続ける進化を遂げた。

↑空気清浄スピード比較。左が「FP-S120」、右が既存モデル「FU-S50」。FP-S120の方は見る間に空気がきれいになっていった

 

また、Alotクラウドサービス「COCORO AIR」に対応し、スマホアプリを通して、曜日や時間ごとに運転モードの設定ができる新機能「タイマー機能」やフィルターなどの交換目安確認など、さまざまな限定機能を使用することが可能だ。

↑AloTクラウドサービス「COCORO AIR」の機能例

 

今後は、年内に台湾を皮切りに、ASEAN各国へ順次展開予定とのこと。2022年度には国内で稼働している空気清浄機の台数が約3000万台に達した。買い替え、買い増し需要は年間300万台を見込んでおり、同社はリーディングメーカーとして新規商品を中心に、2023年度にはプラズマクラスター累計2億台達成を目標に目指すという。

 

※本文中記載の価格はいずれも税込み

 

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1年使った空気清浄機はどれだけ汚れてる? 家電のプロがブルーエア「ダストマグネット」のフィルターをチェック!

家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさんは、テレビやラジオ、雑誌などで活躍する家電のプロフェッショナル。東京・広尾の「家電アトリエ」を中心に撮影を行うYouTubeチャンネル「神原サリーの家電アトリエchannel」では、最新家電の情報を発信中です。そんな活動を応援するGetNavi webでは、サリーさんのYouTube動画をダイジェストでご紹介。今回は「【ステルス家電】フィルター交換実演付き!静音&大風量、ダストマグネットの魅力をご紹介します【ブルーエア空気清浄機】」をお届けします!

 

デザイン性と機能性を兼ね備えた空気清浄機

スウェーデンの空気清浄機メーカー・ブルーエアの「ブルーエア ダストマグネット 5240i」は、上下2か所の吸引口からホコリや花粉などを効率よく吸引する空気清浄機。サイドテーブルとしても使える高いインテリア性を持ち、国際的なデザイン賞を受賞するなど、家電には見えない“ステルス家電”でもあります。

 

まずは、サイドテーブル代わりに手帳と眼鏡を置いたダストマグネットの横に座って、サリーさんが説明を始めます。

「私がアトリエでも自宅の寝室でも愛用している、ブルーエアの空気清浄機ダストマグネットを今日はご紹介したいと思います。これ、ご覧になってわかるようにサイドテーブルにもなる家具調のデザインが特徴で、こんな風に手帳や眼鏡を置いてみたり、ちっちゃい植木鉢を置いたりもできます。北欧デザインでここ(サイド)にタグがついていたり、ここ(前面)がファブリックになっていたり、美しいデザインです」

 

上下2つの吸引口でハウスダストを効率的に除去

コンパクトながらスタイリッシュなダストマグネット。サリーさんが使い始めて1年が経ち、フィルターの交換ランプが点灯したとのこと。今回は、新たなフィルターを用意して交換していきます。

 

「フィルターを交換のついでにどんな性能があるのか、説明しようと思います。ダストマグネットの特徴は、こんなにコンパクト(「5240i」は幅230×奥行き230×高さ520mm)なんだけど上下2か所からホコリや花粉、ウイルスを吸引するんです! キレイになった空気は側面から吐き出します。(上下に吸引口があることは)何がいいかというと、花粉は床面から30cmぐらいのところで落ちる前に吸い込むのが大事なんですね。空気中のホコリや細かいチリがいったん舞い上がると、落ちるのにすごく時間がかかるので、なるべくそれをこちら(上の吸引口)でキャッチして、重めのものは下のほうからグインって吸い取る。すごく理にかなっていると思います」

 

1年間使ったフィルターの交換を実演!

その後、サリーさんは本体背面をカメラに向け、フィルターの配置を解説。動画で見るととてもわかりやすいですね!

 

「フィルターは上の吸引口用と下の吸引口用、2つ付いてます。まずは下ね。(背面下部のくぼみに手をかけ)ココをグッと開けると、これがプレフィルターになっていて、下から吸ったときに一番最初に大きなホコリをココで集める。そして(プレフィルターの上にある)これがフィルター(※コンボフィルター…粒子フィルターと活性炭フィルターを組み合わせたもの)。(ニオイを吸着する)活性炭フィルターがあって、その裏側にあるフィルター(粒子フィルター)で細かいものはしっかりャッチするのね」

 

サリーさんは、下の吸引口と同様、上の吸引口にも同じものが1セット(プレフィルターとコンボフィルター)搭載されていることを説明。その後、いよいよフィルターを交換します。果たして1年間愛用していた空気清浄機のフィルターはどのくらい汚れているのでしょうか?

 

「いやぁ~すごい汚れてる!  これ本当は最初こんな白いのよ(下写真右)。それが1年経つとこう(下写真左)なるわけですよ。プレフィルターのお手入れは1週間に1度ぐらいはする必要があるけど、(メインのコンボフィルターは)最終的には汚れが吸着したものをパンって捨てればOKだから(簡単です)。(交換する頻度は)半年から1年ぐらい。ちゃんと赤いランプがついて、そろそろ取り替えですよ、と教えてくれる。アプリとも連携できるので、交換時期が見てわかるのが安心ですよね」

 

本当にしっかりと空気を吸引しているのかチェック!

フィルター交換も終わり、続いてはどれくらいの風がどのように出ているのか、本当にしっかり吸引しているのかを検証していきます。細長く切った紙を風が出る側面スリットに当ててみるサリーさん。果たして、細長く切った紙はどのような動きをするのか……? 続きはこちらの動画でチェックしてみてください!

このほか、もっと最新家電の情報を知りたい方は、「神原サリーの家電アトリエchannel」へどうぞ!

Makuakeで1389%達成のマルチ機能空気清浄機「LG PuriCare AeroFurniture」いよいよ発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、クラウドファンディングサービス「Makuake」での先行販売で目標金額を1389%達成した、マルチ機能空気清浄機「LG PuriCare AeroFurniture(エルジー・プリケア・エアロファニチャー)」を、2023年7月下旬から全国の販売店で販売します。

 

LG PuriCare AeroFurnitureは、LGの空気清浄機シリーズ「LG PuriCare」の新ラインアップ。空気清浄機としてはもちろん、サイドテーブル、ムードライト、ワイヤレス充電器としても使える、4 in 1のマルチ機能を備えています。

 

ボディカラーは、「ピュアホワイト」と「ローズ」の2色展開。天板部分はサイドテーブルとして物を置ける仕様になっており、ムードライト機能を使えば、テーブル天板下に灯る8色のLEDライトがリラックス空間を演出します。「LG ThinQアプリ」を使うことで、自分好みの明るさ、色合いにカスタマイズすることも可能です。

 

ワイヤレス充電は、Qi対応のスマホなどをテーブルの指定場所に置くだけで、コードを探す手間なく手軽に充電できます。

 

もちろん、空気清浄機としての機能も抜かりはありません。筒形の形状で360度全方位から汚れた空気を吸引し、部屋の隅々まで清浄します。さらに、ほこりをキャッチする「洗えるプレフィルター」、浮遊菌やアレル物質、花粉を除去する「HEPA抗菌フィルター」、ニオイを除去する「脱臭フィルター」の、3層フィルターを採用することで、強力な吸引力を実現しました。

 

本体サイズは約幅410×奥行き410×高さ550mmで、重さは約7.1kg。また適用床面積は約19.8㎡(約12.5畳)となっています。予想実売価格は5万9400円(税込)です。

夏の空気対策に! オンライン限定モデルなど「ブルーエア」の空気清浄機が「プライムデー」セール対象に

セールス・オンデマンドは、同社が日本総代理店を務めるスウェーデン発の空気清浄機「Blueair(ブルーエア)」のセールを、7月12日23時59分まで開催されているAmazon「プライムデー」にて実施します。

 

セールでは、円筒形の形状で、本体下部360度全方向から部屋の空気をパワフルに吸引する、メタルフレームがシンプル&シックなオンライン限定モデル「Blue Pure 411+」が11%オフのセール価格1万6000円(税込)に。

 

ブルーエアの基幹テクノロジー「HEPASilentテクノロジー」で空気中の花粉、ハウスダスト、PM2.5、ウイルスなど0.1μm以上の微粒子を99.97%ハイスピード清浄できる、スタンダードな「Blueair Classic」シリーズが、38%~47%オフとなっています。

 

新テクノロジー「HEPASilent Ultraテクノロジー」を中核に「GermShield(ジャームシールド)テクノロジー」「SpiralAir(スパイラルエア)テクノロジー」という3つのテクノロジーが相互的に効果を発揮し、PM0.1よりもさらに微細な0.03μmというナノレベルの超微粒子を99.99%以上除去。フィルターに捕集したウイルス・菌を抑制する「Blueair Protect」シリーズが、13%~19%オフです。

 

↑GetNavi webでは「Amazonプライムデー」のオトクな情報や、製品を紹介する特集を実施中

LGからインテリアに溶け込むマルチ機能空気清浄機が登場! スマホ充電など1台4役の充実度がすごい!

LGエレクトロニクス・ジャパン(以下、LG)は、家具のような見た目に家電機能が備わったステルス家電として、マルチ機能空気清浄機「LG PuriCare AeroFurniture」を発表。発表会では、通常モデルとイラストレーターのChocomooさんが天板のイラストをデザインした限定モデルの展示、トークセッションなどが開催された。

 

「LG PuriCare AeroFurniture」は同社の空気清浄機シリーズ「LG PuriCare」の新ラインアップとなるモデルで、空気清浄機としてはもちろん、サイドテーブル、間接照明になるムードライト、ワイヤレス充電の1台4役の機能が備えられている。

↑外形寸法 410×410×550mm(W×D×H)、本体重量 7.1kg、適用床面積 約12.5畳。本体には再生プラスティックを使用

 

一般販売の予定価格は5万9400円(税込)で、7月に発売予定。なお、Makuakeで6月18日まで先行販売しており、1389%と目標金額を大きく上回った。注目度の高さがうかがえる製品だ。

 

↑Makuakeで先行販売された限定モデル「Chocomoo MUSIC」

 

↑同じく限定モデル「Chocomoo LOVE」

 

サイドテーブルにもなって、インテリアとしてフィットするデザイン

当製品は、前述の通り天板をサイドテーブルとして活用できる。サイドテーブルとしての機能を邪魔しないよう、ボタンやディスプレイを最小限に留めたほか、天板下に設置するなど、家具としてのスタイリッシュさも追求されたデザインとなっている。

↑天板上のインジケーターも、サイドテーブルとして活用する際に邪魔にならないミニマムデザインとなっている

 

すでに海外で発売されているモデルでは、ピュアホワイトのほかにローズとイエローの計3色で展開されており、天板タイプもラウンド型のほかにトラック型がラインアップ。取り外し可能の天板は、購入後でも別のカラーや形を取り寄せ、自由にカスタムすることでインテリアに馴染むシームレスデザインへと自分で調整できるのが嬉しい。本体はQi規格のワイヤレス充電に対応しており、天板の指定位置にデバイスを置くと、最大出力10Wで充電可能だ。

↑本体と天板の組み合わせは、今後の展開次第でさらに幅が広がりそうだ

 

↑天板上に設置されたサークル状のワイヤレス充電。置く場所の微調整もいらず、すぐに充電が開始された

 

全8色から選ぶムードライトで部屋を雰囲気のある空間に

ムードライトは天板下にLEDリングライトが備えられている。専用アプリ「ThinQ アプリ」を使えば全8色(ホワイト、ブルー、グリーン、レッド、パープル、スカイ、イエロー、ピンク)から好きな色や明るさを調節することが可能だ。

↑ムードライトは、テーブル天板下のLEDライトを自分好みの明るさ、色合いにカスタマイズすることができる

 

360度全方位吸引+安心の3層フィルター

もちろん、デザインだけではなく空気清浄機能にも妥協はない。筒形の本体なので360度全方向から空気を吸引、部屋のどこに置いても隅々まで空気清浄することができるという優れものだ。内部フィルターは3層構造。ほこりをキャッチする「洗えるプレフィルター」、PM2.5などの微小粒子状物質やアレル物質、花粉を除去する「HEPA抗菌フィルター」、そしてニオイを除去する「脱臭フィルター」を採用している。

 

さらに、国内初となるUVnanoテクノロジーも搭載(同社調べ)。これは内部に装備したUV-LEDライトを照射することで、ファンに付く細菌を99.99%除去できるという技術だ。風量切り替えも、自動/弱/中/強/スリープの5段階で、スリープモードなら21dB(木の葉が触れ合う程度)の静音で使用することができる。

↑「洗えるプレフィルター」は取り外し可能。脱臭フィルターは、タバコ臭、生ごみ、ペット臭、アセトアルデヒドなどのニオイを除去してくれる

 

今後は、新カラーや新デザインの展開も予定されているので、発売後の情報にも注目していきたい。

 

取材・文 ・撮影/会田香菜子(GetNavi web編集部)

 

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最大55%オフも! ブルーエアの空気清浄機が楽天スーパーSALEでオトク

ブルーエアの総代理店であるセールス・オンデマンドは、楽天スーパーSALEでさまざまな製品をオトクな価格で販売中。スタンダードシリーズ「Blueair Classic」を始め、フラッグシップモデルの「Blueair Protect」ほか、「Blueair DustMagnet」などがお買い得です。

 

Blueair Classicは、空気中の花粉やハウスダスト、PM2.5、ウイルスなど、0.1μm以上の微粒子を99.97%清浄するシリーズ。また、専用アプリを通じた遠隔操作や、空気の観測なども可能です。

↑Blueair Classic

 

セール対象になっているのは、Classic 690i/Classic 605/Classic 490i/Classic 405で、最大55%オフで購入できます。

 

Blueair Protectは、0.03μmの超微粒子まで99.99%以上除去するとうたうモデル。さらに、フィルターに捕集したウイルス・菌を抑制してくれます。このBlueair Protectは最大20%オフで、さらにポイント5倍です。

 

販売期間は楽天スーパーSALEと同じ6月11日の1時59分までですが、製品によっては売り切れがあるかもしれませんので、気になる人はお早めに! 詳細はこちらからご覧ください。

最大55%オフも! ブルーエアの空気清浄機が楽天スーパーSALEでオトク

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Blueair Classicは、空気中の花粉やハウスダスト、PM2.5、ウイルスなど、0.1μm以上の微粒子を99.97%清浄するシリーズ。また、専用アプリを通じた遠隔操作や、空気の観測なども可能です。

↑Blueair Classic

 

セール対象になっているのは、Classic 690i/Classic 605/Classic 490i/Classic 405で、最大55%オフで購入できます。

 

Blueair Protectは、0.03μmの超微粒子まで99.99%以上除去するとうたうモデル。さらに、フィルターに捕集したウイルス・菌を抑制してくれます。このBlueair Protectは最大20%オフで、さらにポイント5倍です。

 

販売期間は楽天スーパーSALEと同じ6月11日の1時59分までですが、製品によっては売り切れがあるかもしれませんので、気になる人はお早めに! 詳細はこちらからご覧ください。

15年ぶりに再参入のダイニチが導き出した空気清浄機のベストアンサー、キーワードは「ハイブリッド式」

加湿器の国内シェア1位のダイニチが、フィルター式と電気集じん式を融合した空気清浄機を発売。その魅力を3つのポイントで解説する!

 

【今回紹介する製品】

ダイニチ工業
ハイブリッド式空気清浄機
CL-HB922

実売価格 8万7780円

パワフルな空気清浄に加え、静音性、お手入れの簡単さなどユーザーの要望に向き合い開発。4方向から吸引した空気をプラズマユニットと静電フィルターで徹底浄化する。活性炭脱臭フィルターでニオイも逃さない。

SPEC●適用床面積:〜38畳●8畳を清浄する目安:7.7分●風量:最大8.6㎥/分●消費電力:53W〜3.8W●運転音:55〜15dB●サイズ/質量:W310×H540×D310㎜/約8.4㎏

 

2つの空気清浄方式の弱点をハイブリッド式が見事解消!

CL-HB922は同社が15年ぶりに市場投入した製品。開発の課題はズバリ「清浄方式」だった。一般的に、フィルター式は送風抵抗が大きいためフィルター面積が大型化し、運転音も大きくなる。一方で電気集じん式は送風抵抗は小さいがユニット洗浄が大変だ。

そんな両者の弱点を解消すべく考案したのがハイブリッド式。独自の静電NEOHフィルターとプラズマユニットを合体し、静音性やメンテ性を高めつつ約0.03μmの微粒子の捕集を可能にしたのだ。

ちなみに、加湿器大手の同社が加湿空気清浄機を作らなかったのは、空気清浄性能を最大限に発揮するには単機能がベストだと判断したから。そんな実直な製品作りの姿勢が、ハイブリッド式という画期的な製品を生み出したと言える。

 

ハイブリッド式とは?

帯電した微粒子を集じんプレートに吸着させる電気集じん式と、網の目で微粒子を絡め取るフィルター式を融合。プレートとフィルターの両方で捕集するため集じん性能が向上した。

 

【Point 01】集じん性抜群

帯電した微粒子はフィルターにも吸着するため、フィルターによる捕集力もアップ。ウイルスより小さい約0.03μmの超微粒子もしっかりキャッチできる。

 

【Point 02】お手入れがラク

プレフィルターは4か月に1回、静電NEOHフィルターと活性炭脱臭フィルターは2年に1回交換するだけ。プラズマユニットも2年に1回のつけ置き洗いで高性能を維持できる。

 

【Point 03】運転音が静か

ハイブリッド式採用により送風抵抗を抑えた集じんが可能に。特に弱運転時の運転音は、木の葉が触れ合う音より小さい15dB! 寝室で使用してもまったく睡眠をジャマしない静かさだ。

 

≪ Interview≫開発者インタビュー

開発責任者
宗村勇武

同社商品開発部に所属。ハイブリッド式空気清浄機CL-HB922の開発責任者として製品開発に携わった。

お客様のニーズを追求することでハイブリッド式を実現しました

本機の開発に際しては「お客様の本当のニーズ」を追求。ヒアリングなどを通して「パワフル」「コンパクト」「静音」「メンテナンス」をテーマに掲げました。ハイブリッド式の実現で、すべてにおいて納得のいく製品が誕生したと思います。

 

≪Impression≫ 編集部インプレッション

本誌家電担当
青木宏彰

空調機器ほか生活家電全般の記事を統括。昨年息子が誕生し、住環境づくりにとことんこだわる。

細部まで行き届いた配慮に唸らされる逸品です!

フィルター式と電気集じん式の弱点を補い合う独自の「ハイブリッド式」に拍手。ターボモードだと運転音はさすがに大きくなりますが、そのぶん集じん速度は文句なし。その後は15dBの超静音運転で快適に過ごせます。フィルター交換も4か月に1回/2年に1回で済むのもありがたい。細部まで行き届いた配慮に唸る逸品です。

プロが語る「空気清浄機の選び方」に新米ママが心から納得! ダイニチ「ハイブリッド式空気清浄機」で学ぶ「子育て最適モデル」の選び方

近年、赤ちゃんが生まれたのを機に空気清浄機を購入する世帯も増えてきました。その一方で、空気清浄機があると何が違うのか、そもそも何を基準に選んだらいいのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか? ワン・パブリッシング社員で、生後8か月の葵翔(あおと)くんのママである上原雅代もそんな一人。

 

そこで今回は、自身も子育ての経験があり、空気清浄機を知り尽くした家電のプロ・田中真紀子さんに空気清浄機の重要性と選び方をうかがいます。また、田中さんが特にオススメと語るダイニチ「ハイブリッド式空気清浄機 CL-HB922」に焦点を当て、子育て世帯にオススメの理由について詳しく聞いていきます!

↑ワン・パブリッシングの上原雅代と葵翔くん(左)。今回は家電ライターの田中真紀子さん(右)に教えを乞いました!

 

↑今回紹介するダイニチの「ハイブリッド式空気清浄機 CL-HB922」。微粒子を帯電させて吸着する「電気集じん式」とフィルターで捕集する「フィルター式」を組み合わせたハイブリッド式を採用。これにより、高い集じん力と、最小15dBの静音性を実現しています

 

 

子どもは空気の影響を受けやすく、アレルゲンにも配慮が必要

田中 こんにちは! 葵翔くん、ニコニコとご機嫌ですね。今、何か月でしたっけ?

 

上原 ちょうど8か月になります。最近は表情もどんどん豊かになり、つかまり立ちできるようになって、日々変化が感じられて楽しいです。毎日バタバタですけどね(笑)。

 

田中 8か月というと、離乳食も中期に入ったころかな。健康的な成長と脳の発達には、2歳までの食事が重要といわれているから、大変だとは思うけど、ハンドブレンダーとか電気調理鍋とか、便利な調理家電を上手に取り入れながら頑張ってくださいね。

 

上原 はい、頑張ります! ただ、離乳食もそうですが、最近気になっているのは、アレルギーなんです。先日、初めて卵を食べさせたところ、とりあえず大丈夫だったのですが、今後なにかしらアレルギーが出ないか心配で……。

 

田中 確かに親御さんは心配よね。特に今は約2人に1人がアレルギー持ちといわれている時代ですから。ちなみに、上原さんのお宅に空気清浄機はありますか? 空気清浄機があれば、空気中のアレル物質を捕集できますから

 

上原 それが、まだ置いていないんです。「あったほうがいいだろうな」とは思っているんですが、決めかねていて……。

 

田中 なるほど。私は医師ではないのでアレルギー疾患の原因や予防法については言えませんが、根本的な対策は、そもそものアレルギーの原因物質・アレルゲンに触れさせないこと。アレルゲンがなければアレルギー反応が起こる頻度も抑えられるわけですから。

 

アレルゲンとして有名なのは、花粉やダニのフン・ダニの死がいですよね。あと、最近の研究では、鶏卵などの食品を調理した際に鶏卵由来のアレルゲンが空気中に飛び散り、それが布団などに付着してアレルギーのリスクを高める場合もあるんです。ほかにも菌やウイルス、PM2.5など、目には見えないけど空気中には多くの汚染物質が漂っているの。

上原 ひえっ! それは怖い! 今、鳥肌が立ちました……。

 

田中 特に小さいお子さんは、大人に比べて体重あたり2倍量の空気を吸っているから、その空気が汚れていたら、身体への負担も大きくなります。しかも葵翔くんは1日のほとんどの時間を家の中で過ごしているから、体に取り込んでいる空気のほとんどが家の中の空気でしょう?

 

上原 たしかに……! 今すぐにでも、空気清浄機を置きたくなりました! でも、どんな空気清浄機を選んだらいいでしょうか。どうやって選べばいいかわからなくて……。

 

田中 いろいろな種類があって迷うわよね。そんな上原さんにはこのダイニチの「ハイブリッド式空気清浄機 CL-HB922」を強くオススメしたい。これからその理由を教えていきますね。

 

部屋中の空気を集めてウイルスレベルの微粒子まで捕集

上原 コンパクトでスッキリしたデザインですね。置いていても部屋がすっきり見えるのがうれしいです! でも、なぜこれがオススメなんですか?

 

田中 空気清浄機にとって重要な要素は大きく2つあるの。まず1つめは、基本性能である清浄能力。そもそも多くの空気清浄機の仕組みは、室内の空気を吸い込んで、内部のフィルターで空気中の有害物質を濾し、キレイになった空気を室内に戻しているわけ。なかでも、多くの空気清浄機に搭載されている「HEPAフィルター」は、0.3μm(マイクロメートル)までの微粒子を99.97%以上捕集することができるんです。

 

上原 0.3μmと言われてもピンときませんが(笑)、すっごく小さい微粒子も取れるということですよね。

 

田中 たとえば花粉の大きさがおよそ30μm、カビ菌が2~10μm、ダニアレルゲンは5μmといわれているから、そういう意味では十分ですね。ただし、HEPAフィルターは、フィルターの目が細かいので風が通る際に音が大きくなりがち。その点、ダイニチは静かな運転音を実現しつつ、HEPAフィルターと遜色のない性能を実現。ウイルスの大きさは約0.1μmと言われていますが、ダイニチは約0.03μmの微粒子もキャッチできたという実験結果もあるんです!

 

上原 それはすごいですね! ほかの空気清浄機とどこが違うんですか?

 

田中 ダイニチの空気清浄機は、室内の空気を本体底面にある吸引部から吸い込んでいて、 一番下のプレフィルターで大きなホコリを取り除くところは一般的な空気清浄機と同じ。だけど、その次からが違うんです。

 

ダイニチはHEPAフィルターではなく、いわゆる高圧放電の力でまず集じんプレートに微粒子を吸着させます。そして、その次の「静電NEOHフィルター」で花粉や細かいホコリなどを捕集する。つまり、二段構えで空気をキレイにしているんですよ! だから、送風抵抗を抑えて音を抑えつつ、たくさんの空気を効率よく清浄できるわけですね。

↑ハイブリッド式空気清浄機 CL-HB922は、「静電NEOHフィルター」と「プラズマユニット」を併用して静かな運転音と高い集じん力を両立しています ※1:ダイニチ社内試験によるもの。数値はフィルターの除去性能です。部屋全体への除去性能とは異なります

 

上原 なるほど、だから「ハイブリッド」なんですね! ということは、このフィルターには、ウイルスがたっぷりくっついているのかも……。それはそれで怖い(笑)。

 

田中 そこはご安心を。本体内で定期的にプラズマ放電を行うことで、集じんプレートと「静電NEOHフィルター」に付着したウイルスの活動を抑えてくれるから(※2)。ちなみにニオイを取り除く「活性脱臭フィルター」も搭載していて、これがまた優秀。わが家では犬を飼っていてニオイが気になるときもあるんだけど、電源をオンにすると家のニオイが全然違うんです!

※2:●試験機関:株式会社 食環境衛生研究所 ●試験方法:1㎥の試験空間で空気清浄機運転中にNEOHリフレッシュ運転を実施 ●試験対象:静電NEOHフィルターおよび集じんプレートに付着した1種類のウイルス ●試験結果(試験番号):30set実施で99%抑制を確認(217511N-1)

 

静音設計だから寝ている赤ちゃんの近くでも使える!

上原 もう1つの大事な要素とはなんですか?

 

田中 パワフルな吸引力ですね。せっかくすばらしいフィルターを搭載していても、そもそも吸引力が弱くて空気を空気清浄機内に取り込めなかったら意味がないでしょう。その点、この「CL-HB922」は大型ファンを搭載していて、4方向からパワフルに空気を吸い込んで、短時間で空気をキレイにしてくれるんです!

↑本体下のワイドな吸込口から強力に空気を吸引!

 

↑4方向から8.6㎥/分の大風量で空気を吸引し、室内の空気を素早く浄化。適用床面積は38畳と十分です

 

上原 それは頼もしいですね! でも、大風量だと音も大きくないですか? 子どもが寝ているときは使わないほうがいいのかな……。

 

田中 じゃあ、ちょっと運転音を聞いてみて。今、弱運転しているんだけど、ほとんど気にならないでしょう? 弱運転での運転音はわずか15dBで、これは「木の葉の触れ合う音」レベルなの。この業界トップクラスの静音性も、赤ちゃんがいるご家庭にぴったりなポイント。静かさはハイブリッド式の大きなメリットでもあるんですよ。

 

上原 なるほど、じゃあ子どもが寝ているときは弱運転にすれば大丈夫ですね。

 

田中 そうそう。静かに運転したいときは弱運転、ホコリやニオイが特に気になる時はターボ運転など、使い分けるといいですよ。ふだんはセンサーでホコリやニオイを検知したときだけファンの回転を上げるオートモードがオススメですね。

 

上原 あ、PM2.5、ホコリ、ニオイをセンサーが検知すると、ランプがつくんですね。部屋空気の状態が一目でわかるのはありがたい。あ、今バタバタとホコリを立てちゃったから、ホコリのランプがつきましたね!

 

田中 ホコリが減ったらランプが消えるから、空気がキレイになったのが実感できるのがいいのよね。私も前に鍋を焦がしちゃったら、PM2.5とニオイランプがついて、ゴーってパワフルに運転を始めて。失敗がバレちゃった感じで恥ずかしかったな(笑)。

↑PM2.5・ホコリ・ニオイをセンサーで検知すると、赤いランプでお知らせ。空気がキレイになったときは「clean air」の青いランプが点灯します

 

 

お手入れはフィルターを交換するだけ。忙しいママは大助かり!

上原 あと気になるのはお手入れですね。私が空気清浄機を使おうか迷っていたのは、「お手入れが大変」というイメージもあったから。ただでさえ、目の前の子どもの世話で忙しいのに、そこまで手が回るかな……って。

 

田中 たしかに、空気清浄機はフィルターにホコリが付いたままにしておくと吸引力が弱くなるし、集じん性能も落ちるから、通常はこまめなお手入れが必須ですよね。プレフィルターや集じんフィルターは、定期的に掃除機で吸引するモデルが多いです。しかも、加湿機能付きになると、お手入れの頻度と水洗いするパーツが増えてもっと面倒になるから、忙しい人にはオススメできませんね。

 

その点、ダイニチはお手入れが本当にラク。まず、プレフィルター(カンタン取替えプレフィルター)掃除機の吸い取りメンテナンスが不要で4か月に1回交換するだけでOK。さらに「プラズマユニット」は2年に1回、お手入れランプがついたときだけお手入れすればいいし、「静電NEOHフィルター」と「活性炭脱臭フィルター」は2年に1回交換するだけでいいの。

↑「静電NEOHフィルター」の交換は2年に1回でOK。背面からカンタンに取り出せます

 

上原 なんと、こんなに手間がかからない空気清浄機があるなんて。もっと早く知りたかった……。

 

田中 空気清浄機は毎日使うものなので、空気清浄性能の高さはもちろん、お手入れがラクだとか、快適に使い続けられることが重要なんですよ。特に赤ちゃんのいるご家庭は忙しいから、お手入れの時間なんてなかなか取れないですからね。

 

 

子育て世帯に至れり尽くせりの機能が満載

田中 …あ、私たちがおしゃべりしている間に、葵翔くん寝ちゃったね。

 

上原 こんな近くに空気清浄機があるのに、音がほとんど聞こえないってすごいですね。それに、葵翔のまわりをキレイな空気が包み込んでいると思うと、安心感が今までとは全く違います。チャイルドロックボタンがあるのもいいですね。今、つかまり立ちを始めた葵翔がちょうど触っちゃいそうな高さですし。なんだかもう、至れり尽くせりですね!

 

田中 でしょ。だからダイニチの「ハイブリッド式空気清浄機 CL-HB922」は、小さいお子さんのいるご家庭にぴったりなんです。あとは、我が家のようにペットを飼っているご家庭にもオススメ。音が静かだからペットのストレスが少ないし、抜け毛やフケ対策、ニオイ対策にいいですよ

 

上原 なるほど、いつかペットも飼いたいなと思っていたので、その点もダイニチはぴったりですね。いままで空気清浄機ってどうやって選んだらいいか、まったくピンときていなかったけど、今日のお話でよくわかりました。葵翔のためにも、さっそく導入しようと思います!

 

田中 それは良かったです。お子さんはもちろん、上原さん自身の健康のためにもぜひ空気清浄機を使ってみてくださいね。子育てで家にいることが多いなら、空気環境が良いに越したことはないんですから。

 

上原 はい、これで葵翔と一緒に毎日爽快な気分で過ごせそうです。本日はありがとうございました!

撮影/篠田麦也

ブルーエアの空気清浄機はエントリーモデルでも優秀!? プロが解説

空調家電はまず適応畳数を意識するが、そのうえで求める機能を吟味することが重要だ。今回は空調家電のプロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判をおす空気清浄機を紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

近藤克己さん

生活家電を中心に執筆する家電&デジタルライター。“オジさん目線”を意識した製品レビューが好評だ。

 

全方向からパワフルに給気し微粒子を9割以上除いて循環

ブルーエア

Blue 3210

実売価格2万5620円(~15畳)

同社の基幹技術「HEPASilentテクノロジー」を搭載するコンパクトモデル。本体下部で360度から空気を吸い込み、0.1μmまでの微粒子を99.97%(※2)フィルター捕集する。空気の状態を検知し、自動で最適な風量に調節もできる。

SPEC●推奨フロア面積:17平方メートル(11畳)●定格消費電力:2~10W●風量:0.5~3.2立方メートル/分●フィルター:Particle +Carbon Filter●フィルター交換目安:約6か月●内蔵センサー:搭載●サイズ/質量:直径200×H425mm/約1.7kg

 

違和感ないデザインと確かな清浄能力が両立

空気清浄機は一年じゅう活躍するので、基本的に出しっぱなしになる家電。ゆえに違和感を感じさせないデザインがベストだ。ブルーエアは多くのデザインアワードを受賞するなど、そのクオリティの高さが世界で認められている。

 

同社のBlueシリーズは大型ファンで360度からパワフルに空気を吸引し、高性能フィルターで有害物質を除去する。そのうえで空気を循環させ、素早く清浄するという基本性能は申し分ないもの。個室や寝室に置くならエントリーモデルのBlue 3210でも不足を感じることはないだろう。

 

上位モデルは、ライフスタイルにこだわりがあり、部屋の空気の質も改善して自宅をより快適にしたい人に最適。特に北欧系の家具・インテリアには調和する。

 

空気清浄機はエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>設置する部屋の広さに必要十分な清浄能力

空気清浄機は清浄能力に比例して価格が高くなる。効果をしっかり実感するためには、5~6畳程度の個室に置く場合でも15畳クラスのモデルを目安にすると良い。

 

<Point 2>部屋に置いても違和感ないミニマルなボディデザイン

1年じゅう出しっぱなしにするモノなので、デザイン性は重要。本体サイズがコンパクト、あるいは洗練されたデザインなど、設置する空間に調和するモデルを選びたい。

↑天面には操作ボタンを搭載。内部には大型ファンを備えており、本体下部の全方位360度からパワフルに空気を吸い込んで清浄する

 

↑搭載センサーが空気の汚れ具合を感知し、前面のLEDがリアルアイムで3段階に分類して通知。風量は自動で適切に調節してくれる

 

<ココが上位モデル級>全方向からパワフルに部屋全体の空気を清浄

「上位機種と同等のHEPASilentテクノロジーを搭載した清浄性能もさることながら、小型ボディに秘めたパワーが魅力です。大型ファンで全方向から空気を吸引し、天井方向への排出することで空気を循環させ、確実に部屋を清浄します」(近藤さん)

 

上位モデルはコレ!

ブルーエア

DustMagnet 5240i

実売価格5万6360円(~18畳)

同社初となる「DustMagnetテクノロジー」搭載モデル。独自の気流と帯電プレフィルター、2か所の吸引口の組み合わせで空気中の汚れを効率的に除去する。サイドテーブルとしても使え、インテリアのひとつとして自然な風合い。

 

機能の差早わかり!

※1:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】27.7立方メートル(約6畳)、室温25℃、湿度70%の試験室にて、エアコン内部にカビ菌を滴下した試験片を設置、1日3時間の冷房運転後に「内部クリーン」運転ありとなしの条件において、4日後のカビ菌の数を比較【試験結果】試験片のカビ菌(1種類)が99%除去されたことを確認(北生発2021_1202号

※2:【試験機関】RISE Research Institute of Sweden AB (ボロース、スウェーデン)【試験方法】欧州フィルター規格EN 1822-5:2009に基づくフィルター粒子捕集率試験【試験粒子】塩化カリウム【試験結果】0.1~1μmまでの微粒子を99.97%以上除去 *フィルターの除去性能。部屋全体への除去性能とは異なる

洗練された北欧デザインと1台3役の充実機能、エレクトロラックス空気清浄機「UltimateHome 700」を深掘り

機能性とデザイン性の高さが好評を博すエレクトロラックスの、新作のファン付加湿空気清浄機「UltimateHome 700」をチェック。 日本のニーズを意識した多機能ぶりを深掘りしていく。

 

【今回紹介する製品】

空気清浄×加湿×送風の3つの機能で年中快適に
ファン付加湿空気清浄機「UltimateHome 700


空気清浄機部門
GetNavi注目モデル

エントリーNo.032
エレクトロラックス
ファン付加湿空気清浄機
UltimateHome 700

実売価格9万9000円

空気清浄・加湿・送風ファン機能を1台に凝縮。5ステップで空気中の汚れを徹底浄化し、うるおった空気を部屋中に届ける。送風ファンは扇風機代わりに使用も可能。ファブリック素材採用の北欧デザインがインテリアに調和する。

SPEC●適用床面積目安:約27畳●消費電力:4.8W〜45W●最大風量(加湿空気清浄時、ファン・スピード5の場合):5.98㎥/分●運転音:20.5〜51.3dB●サイズ/質量:W410×H646×D310㎜/12.1㎏

Color Variation

↑(左から)色はライトグレーとダークグレーの2色

 

日本向けに加湿機能を搭載しパワフル送風で冬も夏も快適

本機はエレクトロラックスとしては珍しい加湿機能付きモデル。日本市場に向けて開発された。同社独自の5ステップのろ過構造で浄化した空気を、除菌・抗菌対策十分の加湿ユニットでうるおして室内に送り出す。この5ステップは細菌(※1)・カビ(※1)・ウイルス(※2)も99・99%除去できる安心設計だ。

 

さらに、送風ファンも特徴的。フード角度を変えることで、部屋中の空気循環を促すサーキュレーターとしても、うるおった空気を人に届ける扇風機としても使える。購入者からは「風の肌当たりの良さが想像以上」と驚きの声も。

 

前面パネルにファブリック素材、本体ハンドル部にレザー素材をあしらった北欧テイストのデザインは部屋によく馴染み、圧迫感も少ない。機能性だけでなくインテリア性もこだわりたい人には特にオススメしたい一台だ。

※1:Guangdong Detection Center of Microbiology(GDDCM)にてJEM1467の附属書Dの試験方法を参考にして30㎥の試験空間で行った除去性能評価試験結果(試験実施:2022年5月)に基づく。30㎥の密閉した試験空間による約90分後の浮遊細菌、浮遊カビへの効果であり、実使用空間での実証結果ではない。すべての細菌やカビに対応するわけではない ※2:Guangdong Detection Center of Microbiology(GDDCM)にてJEM1467の附属書Dの試験方法を参考にして30㎥の試験空間で行った除去性能評価試験結果(試験実施:2022年5月)に基づく。30㎥の密閉した試験空間による約90分後の浮遊ウイルスへの効果であり、実使用空間での実証結果ではない。すべてのウイルスに対応するわけではない

↑ボタン操作はシンプル。ファン・スピード調整ボタンで風量を、スイングボタンでルーバーの動きを調整する。エアクオリティライトは室内の空気の質を色の変化で通知

 

【POINT 01】

5ステップで パワフルに空気清浄

HEPAフィルター、抗菌層、活性炭フィルターなど5ステップで微粒子、ウイルス、揮発性有機化合物、ニオイなどを強力除去。取り込んだ空気中の微粒子をイオン帯電させて大きな塊にし、集じんしやすくする。

↑メッシュフィルター、抗菌層、HEPAフィルター、活性炭フィルター、イオナイザーの5ステップで空気を浄化 ※上記の図にある、抗菌層とイオナイザーは性能のイメージであり、物理的なフィルターではありません

 

【POINT 02】

タンク内の水を 清潔に保ちつつ加湿

加湿方式は気化式を採用。抗菌(※3)・防カビ(※4)加工済み加湿フィルターと細菌を99.99%抑制(※5)するカートリッジを搭載し、きれいな水で加湿できる。水タンクは本体背面に備え、取り外しもスムーズだ。

※3:GUANGDONG DETECTION CENTER OF MICROBIOLOGY(GDDCM)にて、JIS規格 L 1902:2015に基づいた試験結果(試験実施:2022年5月)。試験空間での試験結果であり、実使用環境での実証結果ではない ※4:GUANGDONG DETECTION CENTER OF MICROBIOLOGY(GDDCM)にて、JIS規格 Z 2911:2010に基づいた試験結果(試験期間:2022年5月〜6月)。試験空間での試験結果であり、実使用環境での実証結果ではない ※5:GUANG ZHOU INSTITUTE OF MICROBIOLOGY CO.,LTDにて、GB/T 21510-2008 appendix Bに基づいた試験結果。試験期間:2021年11月2日〜11月8日。試験空間での試験結果であり、実際の使用空間とは異なる

↑加湿能力は460㎖/時でプレハブ洋室なら13畳まで対応。水タンクは半透明で水の量がひと目でわかる

 

【POINT 03】

扇風機並みの大風量で スイング幅調整も可能

扇風機と同等レベル(自社調べ)のパワーを持つ送風ファンを搭載。天面のフード部分が6〜90度で自由に調整できる。スイング送風も可能で、スイング幅は2段階で調整できるほか、ルーバーを不規則に動かすことも可能だ。

↑フード角度は手動で調整。冬は届けたい方向にうるおった空気を、夏は身体に向けて水平方向に送風など自在だ

 

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したエレクトロラックスのファン付加湿空気清浄機「UltimateHome 700は現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」の空気清浄機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1455297.html

 

日本向けに開発した「花粉モード」搭載! エレクトロラックスから加湿空気清浄機のスリムモデル「UltimateHome 500」登場

エレクトロラックス・ジャパンは、加湿空気清浄機「UltimateHome 500 EP52-35GYA/EP52-35WBA」(実売予想価格6万1600円・税込)を2022年11月25日より発売します。

 

気化式の加湿機能を搭載したパワフルな空気清浄機

本製品は約24畳(約39.6m2)の部屋まで対応可能な、パワフルな空気清浄機能を兼ね備えています。8畳の部屋なら約12分で空気を清浄することが可能で、空気中のカビ・細菌・ウイルスを99.9%除去し、花粉やPM2.5も除去。HEPAフィルターを含む5ステップで、微細な粒子やニオイもしっかりキャッチし、清浄するとのこと。

↑5つのステップで微細な粒子やニオイもキャッチ

 

また、日本向けに開発された新機能「花粉モード」を搭載。PMセンサーが微粒子を検知し、PM2.5またはPM10(花粉/ほこり)に合わせた運転設定が可能です。エアクオリティライトもPM2.5またはPM10(花粉/ほこり)の値に合わせて青、緑、オレンジ、赤の4段階で点灯し、空気の質をリアルタイムでお知らせします。

 

加湿機能には熱を出さない気化式を採用しており、子どもやペットが製品に触れてしまっても安心。スマートモード・スマート静音モードでは自動で適当な湿度に、マニュアルモードではひかえめ(約40%)・標準(約50%)・高め(約60%)から湿度を選んで設定でき、過剰に加湿せずに快適な湿度を保ちます。運転音も加湿空気清浄時は最小25dB、最大でも55dBと博物館内よりも小さい音で運転するとのこと。

 

また、気化式は加熱しないため雑菌が繁殖しやすい点がデメリットとして挙げられますが、抗菌・防カビ対策が施された加湿フィルターと、細菌を抑制する効果がある「アンチバクテリアカートリッジ」を搭載し、衛生面でも配慮しています。

 

カラーは、落ち着いた色合いのアーバングレーとウォルナットベージュの2色。横幅が約28cmとスリムな設計で圧迫感がないのも特徴です。部屋のインテリアを邪魔することなく、空気をキレイに整えながら潤いで満たしてくれるといいます。部屋を閉め切ることが多いこれからの季節、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

空気の質を追求するスイスの老舗家電メーカー発! スタイリッシュな空気清浄機「BONECO」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、クラファン発サーキュレーター兼空気清浄機「BONECO F220CC Clean & Cool Fan」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

BONECO

空気の質を追求するブランドのスタイリッシュな空気清浄機

【サーキュレーター兼空気清浄機】

2022年4月発売

BONECO

BONECO F220CC Clean & Cool Fan

3万9800円

スイスの老舗家電メーカーが“空気の質”にこだわり開発。キレイになった空気を強力なファンで室内の隅々まで循環させることで、効率的に快適な空間を実現する。最大運転音約60dBの静音設計で、夜間などシーンを問わず活躍する。

 

↑00.3μmまでの粒子を捕集するESPフィルターと、除菌効果のあるUV-Cライトを搭載。マグネット式カバーはすぐに外せてフィルターの手入れも簡単だ

 

【ヒットの裏付け】確かなブランド力が日本でも受容された

世界三大デザイン賞のひとつ「レッドドット・デザイン賞」受賞機種のデザインを踏襲。衛生意識の高まりを受け、クラファンで目標の407%を達成。国内一般販売が実現した。

空気清浄機は「個室床置き」「ポータルブル」がトレンド! プロが厳選するコンパクトモデル8選

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? 今季はなかでも、設置しやすいコンパクトな空気清浄機に注目。以下では、 家電ライターの平島憲一郎さんが厳選した8モデルを紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が厳選しました!

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

 

≪個室床置きタイプ5選≫

 

【製品1】同社ならではの十分な風量で超微粒子を9割以上除去

●適用床面積:15畳●8畳の清浄時間:約18分●空気清浄技術:HEPASilentテクノロジー●運転音:18〜48dB(A)

ブルーエア

Blue 3210

実売価格2万6400円

同社の基幹技術HEPASilentテクノロジーを備えた小型モデル。本体下部360度から吸気し、0.1μmまでの微粒子を99.97%(※)フィルター捕集する。空気の状態を検知し最適風量に自動調節。

SPEC●消費電力:2〜10W●風量:0.5〜3.2立方メートル/分●フィルター:Particle Carbon Filter●フィルター交換目安:約6か月●運転モード:オート●サイズ/質量:φ200×H425mm/約1.7kg

※:【試験機関】RISE Research Institute of Sweden AB (ボロース、スウェーデン)【試験方法】欧州フィルター規格EN 1822-5:2009に基づくフィルター粒子捕集率試験【試験粒子】塩化カリウム【試験結果】0.1〜1μmまでの微粒子を99.97%以上除去フィルター*の除去性能。部屋全体への除去性能とは異なる

 

↑吸引した空気中の有害物質をマイナス帯電させ、プラス帯電させたフィルターに吸着。高い除去力と高速清浄を両立した

 

↑外側からプレフィルター、メインフィルター、ココナッツカーボンの3層構造のフィルターを採用。PM2.5からVOC、化学物質まで幅広く除去する

 

↑プレフィルターは布製で水洗い可能。5色のカラバリを用意する。メインフィルターは半年ごとの交換だけでメンテ不要

 

[Impression] 超微粒子にまで対応し安心感は抜群!

「コンパクトなサイズながら十分な風量で、寝室などに最適。高性能フィルターで0.1μmの微粒子まで除去できて安心です。運転モードはオートのみで面倒な操作がイヤな人に◎」(平島さん)

 

【製品2】ウイルスを捕らえたフィルターをUV−C照射

●適用床面積:約15畳●8畳の清浄時間:約17.5分●空気清浄技術:5ステップ(フィルター清浄+UV-Cライト)●運転音:約27〜約49.9dB

エレクトロラックス

空気清浄機 Flow A3 UV

実売価格3万4870円

ウイルスを1分間で99.9%除菌するUV-Cライトを搭載(※)。ウイルスが付着したフィルターをUV-Cで照射しながら運転する。きれいな空気を送風口からスパイラル状にムラなく供給。

SPEC●消費電力:2.9〜24.8W●風量0.75〜3.02立方メートル/分●フィルター:円筒型フィルター(活性炭フィルターとHEPAフィルターを含む)●フィルター交換目安:約1年●運転モード:自動、マニュアル、スリープ●サイズ/質量:φ240×H380mm/約2.8kg

※:Guangdong Detection Center of Microbiology (GDDCM)にて、Technical Standard for Disinfection (2002 Ministry of Health P.R. China)- 2.1.5.4に基づいた試験の結果(試験実施日:2021年1月5日)。36mm離した箇所から1分間UV-C Emitterを照射した試験での実証結果であり、実使用空間での実証結果ではない。UV-Cライトの性能のため、部屋全体に対する性能とは異なる。また、すべてのウイルスを除去できるものではない

 

↑フィルターは約1年で交換。交換時期になるとコントロールパネルにフィルター交換サインが表示される

 

↑4ステップフィルターとUV-Cライトで、PM2.5やウイルスなどを除去。UV-Cライトをフィルターに照射し、より清潔性を向上

 

↑自動モードでは本体背面のセンサーで常時空気の状態を計測し、自動で風速を切り替える。マニュアルモードでは3段階の風速切り替えが可能だ

 

[Impression] UV-Cライト機能が秀逸! 操作も直感的に行える

「ウイルスや菌を捕らえたフィルターを除菌効果のあるUV-Cライトで照射し、フィルターを清潔に保てるのがナイス。操作部はタッチパネル式で、直感的に操作できるのも魅力です」(平島さん)

 

【製品3】独自技術で有害物質を抑制し花粉も無力化する!

●適用床面積:〜25畳●8畳の清浄時間:約11分●空気清浄技術:ストリーマ+アクティブプラズマイオン●運転音:19〜53dB

ダイキン工業

ストリーマ空気清浄機 MC55Y

実売価格4万8180円

独自技術のストリーマと空気中へのイオン放出で強力に空気清浄。フィルターで捕らえた浮遊ウイルスやカビ菌をストリーマで抑制する。全国で飛散する16種の花粉を無力化できる。

SPEC●消費電力:6〜46W●風量:1.1〜5.5立方メートル/分●フィルター:TAFUフィルター+脱臭フィルター●フィルター交換目安:10年●運転モード:風量自動、節電、花粉●サイズ/質量:W270×H500×D270mm/6.8kg

 

↑プレフィルターでまず大きなホコリを捕集。その後TAFUフィルターと脱臭フィルターがキャッチした有害な微粒子やニオイにストリーマを放出し抑制する

 

↑操作時に手が触れる本体操作部には抗菌素材を使用。拭き掃除とのダブル効果で、より安心して使える

 

[Impression] 花粉や浮遊ウイルスの除去技術が見事!

「静電力が落ちにくいTAFUフィルターや、独自のストリーマなど、花粉や浮遊ウイルスを除去する技術が秀逸。ストリーマで脱臭フィルターの脱臭能力が再生するのも便利です」(平島さん)

 

【製品4】上位機を踏襲したフィルターで花粉やPM2.5を逃さない

●適用床面積:27畳●8畳の清浄時間:約11分●空気清浄技術:静電HEPA●運転音:18〜52dB

パナソニック

ナノイー搭載空気清浄機 F-PXU60

実売価格3万4930円

花粉・ハウスダスト対策にこだわったコンパクトモデル。前面下吸い込みで花粉やダニの死骸など質量が大きい粒子を吸引し、フィルター除去する。「ナノイー」でPM2.5などの有害物質も抑制。

SPEC●消費電力:5〜45W●風量:0.9〜6.0立方メートル/分●フィルター:清潔HEPAフィルター+スーパーナノテク脱臭フィルター●フィルター交換目安:約10年●運転モード:強、中、静音、自動、おやすみ自動●サイズ/質量:W340×H550×D208mm/5.9kg

 

↑清潔HEPAフィルターは畳1畳ぶん以上のろ紙を折りたたんだ状態。0.3μmの粒子を99.97%以上捕捉する。SEK認証の制菌加工で細菌やカビ菌の繁殖を抑制

 

↑HEPAフィルターの汚れが気になるときは、表面のホコリを掃除機などで除去。手入れが簡単だ

 

[Impression] 床上30cm付近の花粉を集じんする技が秀逸!

「床上30cm付近に漂いやすい花粉を本体前面下部から効率良く集じんするのは同社の得意ワザ。HEPAフィルターに菌やアレル物質を抑制する加工が施されている点も心強い」(平島さん)

 

【製品5】プラズマクラスター搭載のスタンダードな空気清浄機

●適用床面積:約14畳●8畳の清浄時間:12分●空気清浄技術:プラズマクラスター7000●運転音:21〜52dB

シャープ

プラズマクラスター空気清浄機 FU-P50

実売価格3万2800円

「プラズマクラスター7000 」で空中を浮遊する菌やウイルス、アレル物質を抑制。静電HEPAフィルターで0.3μmの微粒子を除去しつつ、目詰まりも抑える。大風量で室内空気を素早く循環。

SPEC●消費電力(50Hz/60Hz):2.6/2.4〜49W●風量:1.0〜5.1立方メートル/分●フィルター:静電HEPAフィルター+脱臭フィルター+抗菌・防カビプレフィルター●フィルター交換目安:約10年●運転モード:強、中、静音●サイズ/質量:W383×H540×D209mm/約4.9kg

 

↑静電HEPAフィルター、脱臭フィルター、抗菌・防カビプレフィルターを装備。脱臭フィルターはタバコ臭やペット臭、汗臭などを脱臭する

 

↑スピード循環気流で遠くのホコリも引き寄せ、背面全体の大きな吸込口でパワフルに吸引する

 

[Impression] プラズマクラスター技術が浮遊菌抑制・集じんに活躍

「浮遊菌・ウイルス抑制に効果的な『プラズマクラスター7000』搭載が魅力。プラズマクラスターの集中放出で微粒子を除電し一気に除去する機能も、花粉シーズンに大活躍します」(平島さん)

 

≪ポータブルタイプ3選≫

 

【製品1】フィルター性能が蘇る高機能なポータブル機

●適応スペース:非公表●空気清浄技術:フォトクレアテクノロジー●給電方式:コード式(USB Type-C)(※)●運転音:25〜40dB(A)

※:カーDCアダプター対応

カドー

LEAF Portable MP-C30

実売価格2万1800円

光触媒によりフィルターの吸着力が再生される独自技術を採用。LEDライトを搭載し、テーブルランプとしても使える。車載用に、外出先やベッドサイドにと利用シーンが広い。

SPEC●電源:DC 5V(カーDCアダプター DC 12V/24V)●消費電流:0.3〜0.5A●運転モード:弱、中、強●フィルター交換目安:6か月〜1年●サイズ/質量:φ66×H180mm/約500g

 

↑上が静電層、下が光ブルー活性炭層の2層フィルター。ニオイや有害物質、粉じんなどを吸着・除去する

 

↑天面の縁を極限まで薄くすることで送風量をアップ。空気の循環効率を高めて清浄力を向上させた

 

[Impression] アルミボディとLEDランプがユニーク

「アルミを使った本体の質感が美麗! LEDランプを点けてベッドサイドで使えば、空気清浄に加えリラックス空間も作れます。フィルターがワンタッチで交換できるのも◎」(平島さん)

 

【製品2】Airdogの空気清浄をパーソナル空間でも利用可能

●適応スペース:2.78畳●空気清浄技術:高性能小型TPAフィルター●給電方式:バッテリー式(USB充電)●運転音:31.36〜51.95dB

トゥーコネクト

Airdog mini portable

実売価格3万4800円

高性能空気清浄機Airdogと同じ構造のフィルターを搭載。超微細粒子のウイルスを99.99%除去する。500mLのペットボトルサイズで、USB給電のほかコードレスでも使用可能だ。

SPEC●CADR:20.8立方メートル/h(0.34立方メートル/分)●消費電力:8W●運転モード:ノーマル、ターボ●最大稼働時間:約3時間●充電時間:約1時間●フィルター交換:不要●サイズ/質量:W73×H212×D84mm/540g

 

↑送風口の角度を変えて、顔に浄化した空気を送れる。500mLのペットボトルほどの大きさで携帯しやすく、飲食中なども卓上で使いやすい

 

↑イオン化ワイヤーフレームやオゾン除去フィルターなど「TPAフィルター」の各パーツを小型化。0.0146μmの微細粒子もフィルターに吸着し無害化する

 

[Impression] 最上位機譲りの空気清浄が幅広いシーンで使える!

「最上位機譲りの空気清浄機能をパーソナル空間で使いやすい本体サイズにアレンジ。USB給電しながらのほか、コードレスでも最大3時間使えて、どこへでも持ち運べます」(平島さん)

 

【製品3】クリーンな空気を顔周りに送り出す首掛けタイプ

●適応スペース:非公表●空気清浄技術:HEPAフィルター+抗菌・除菌フィルター●給電方式:バッテリー式(USB/Type-C)●運転音:54dB(A)(※)

※:送風口より300mmの位置測定

山本電気

ポータブル空気清浄機 YF-PAC01-WH

実売価格5984円

HEPAフィルターに加え、抗菌・除菌成分を長期生成する国際特許技術を採用したフィルターを搭載。花粉やPM2.5などをろ過しつつ、除菌・抗菌した清潔な空気を顔周りに届ける。首掛け対応。

SPEC●フィルター性能:0.3μm以上の粒子を99.5%除去(※)●消費電力:1.2W●最大稼働時間:約4.5時間●充電時間:約2時間●運転モード:1速、2速、3速●フィルター交換目安:1日8時間使用で約1年●サイズ/質量:W65×H96×D37mm/約91g

※:試験空間での結果

 

↑HEPAフィルターと抗菌・除菌フィルターで浄化した空気を放出。風量3速で、人が1分間に呼吸する空気の量(約7L)以上を顔の周りに送り出す

 

↑抗菌・除菌フィルターには、長期的に抗菌・除菌を行うための特許技術の材料を多孔質メンブレン(PET)にコーティング

 

[Impression] 顔周りにきれいな空気を届けられる

「口や鼻など顔周りにクリーンな空気を送り出すことができて便利。付属ストラップで首に掛けられるため、移動中や食事中も使いやすいです。お手ごろな価格も魅力」(平島さん)

キレイな空気を顔周りに直接送る! 移動中も使いやすい「首掛け式」空気清浄機

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? ここでは、コンパクトで持ち運びしやすいポータブル空気清浄機を紹介!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

クリーンな空気を顔周りに送り出す首掛けタイプ

●適応スペース:非公表●空気清浄技術:HEPAフィルター+抗菌・除菌フィルター●給電方式:バッテリー式(USB/Type-C)●運転音:54dB(A)(※)

※:送風口より300mmの位置測定

山本電気

ポータブル空気清浄機 YF-PAC01-WH

実売価格5984円

HEPAフィルターに加え、抗菌・除菌成分を長期生成する国際特許技術を採用したフィルターを搭載。花粉やPM2.5などをろ過しつつ、除菌・抗菌した清潔な空気を顔周りに届ける。首掛け対応。

SPEC●フィルター性能:0.3μm以上の粒子を99.5%除去(※)●消費電力:1.2W●最大稼働時間:約4.5時間●充電時間:約2時間●運転モード:1速、2速、3速●フィルター交換目安:1日8時間使用で約1年●サイズ/質量:W65×H96×D37mm/約91g

※:試験空間での結果

 

↑HEPAフィルターと抗菌・除菌フィルターで浄化した空気を放出。風量3速で、人が1分間に呼吸する空気の量(約7L)以上を顔の周りに送り出す

 

↑抗菌・除菌フィルターには、長期的に抗菌・除菌を行うための特許技術の材料を多孔質メンブレン(PET)にコーティング

 

[Impression] 顔周りにきれいな空気を届けられる

「口や鼻など顔周りにクリーンな空気を送り出すことができて便利。付属ストラップで首に掛けられるため、移動中や食事中も使いやすいです。お手ごろな価格も魅力」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

卓上で使えるパワフル空気清浄機がコレ! 大きさ「ほぼペットボトル」のポータブル機

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? ここでは、コンパクトで持ち運びしやすいポータブル空気清浄機を紹介!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

Airdogの空気清浄をパーソナル空間でも利用可能

●適応スペース:2.78畳●空気清浄技術:高性能小型TPAフィルター●給電方式:バッテリー式(USB充電)●運転音:31.36〜51.95dB

トゥーコネクト

Airdog mini portable

実売価格3万4800円

高性能空気清浄機Airdogと同じ構造のフィルターを搭載。超微細粒子のウイルスを99.99%除去する。500mLのペットボトルサイズで、USB給電のほかコードレスでも使用可能だ。

SPEC●CADR:20.8立方メートル/h(0.34立方メートル/分)●消費電力:8W●運転モード:ノーマル、ターボ●最大稼働時間:約3時間●充電時間:約1時間●フィルター交換:不要●サイズ/質量:W73×H212×D84mm/540g

 

↑送風口の角度を変えて、顔に浄化した空気を送れる。500mLのペットボトルほどの大きさで携帯しやすく、飲食中なども卓上で使いやすい

 

↑イオン化ワイヤーフレームやオゾン除去フィルターなど「TPAフィルター」の各パーツを小型化。0.0146μmの微細粒子もフィルターに吸着し無害化する

 

[Impression] 最上位機譲りの空気清浄が幅広いシーンで使える!

「最上位機譲りの空気清浄機能をパーソナル空間で使いやすい本体サイズにアレンジ。USB給電しながらのほか、コードレスでも最大3時間使えて、どこへでも持ち運べます」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

フィルター性能が蘇る空気清浄機って? 照明にもなるカドーの美麗ポータブル機

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? ここでは、コンパクトで持ち運びしやすいポータブル空気清浄機を紹介!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

フィルター性能が蘇る高機能なポータブル機

●適応スペース:非公表●空気清浄技術:フォトクレアテクノロジー●給電方式:コード式(USB Type-C)(※)●運転音:25〜40dB(A)

※:カーDCアダプター対応

カドー

LEAF Portable MP-C30

実売価格2万1800円

光触媒によりフィルターの吸着力が再生される独自技術を採用。LEDライトを搭載し、テーブルランプとしても使える。車載用に、外出先やベッドサイドにと利用シーンが広い。

SPEC●電源:DC 5V(カーDCアダプター DC 12V/24V)●消費電流:0.3〜0.5A●運転モード:弱、中、強●フィルター交換目安:6か月〜1年●サイズ/質量:φ66×H180mm/約500g

 

↑上が静電層、下が光ブルー活性炭層の2層フィルター。ニオイや有害物質、粉じんなどを吸着・除去する

 

↑天面の縁を極限まで薄くすることで送風量をアップ。空気の循環効率を高めて清浄力を向上させた

 

[Impression] アルミボディとLEDランプがユニーク

「アルミを使った本体の質感が美麗! LEDランプを点けてベッドサイドで使えば、空気清浄に加えリラックス空間も作れます。フィルターがワンタッチで交換できるのも◎」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

シャープの空気清浄機はプラズマクラスターが大きな魅力! 浮遊菌・ウイルス抑制に効果的なコンパクトモデル

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? 今季はなかでも、設置しやすいコンパクトな空気清浄機に注目だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

プラズマクラスター搭載のスタンダードな空気清浄機

●適用床面積:約14畳●8畳の清浄時間:12分●空気清浄技術:プラズマクラスター7000●運転音:21〜52dB

シャープ

プラズマクラスター空気清浄機 FU-P50

実売価格3万2800円

「プラズマクラスター7000 」で空中を浮遊する菌やウイルス、アレル物質を抑制。静電HEPAフィルターで0.3μmの微粒子を除去しつつ、目詰まりも抑える。大風量で室内空気を素早く循環。

SPEC●消費電力(50Hz/60Hz):2.6/2.4〜49W●風量:1.0〜5.1立方メートル/分●フィルター:静電HEPAフィルター+脱臭フィルター+抗菌・防カビプレフィルター●フィルター交換目安:約10年●運転モード:強、中、静音●サイズ/質量:W383×H540×D209mm/約4.9kg

 

↑静電HEPAフィルター、脱臭フィルター、抗菌・防カビプレフィルターを装備。脱臭フィルターはタバコ臭やペット臭、汗臭などを脱臭する

 

↑スピード循環気流で遠くのホコリも引き寄せ、背面全体の大きな吸込口でパワフルに吸引する

 

[Impression] プラズマクラスター技術が浮遊菌抑制・集じんに活躍

「浮遊菌・ウイルス抑制に効果的な『プラズマクラスター7000』搭載が魅力。プラズマクラスターの集中放出で微粒子を除電し一気に除去する機能も、花粉シーズンに大活躍します」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

「床上30cm」に強い空気清浄機がコレ! 家電のプロが推すパナソニックのコンパクトモデル

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? 今季はなかでも、設置しやすいコンパクトな空気清浄機に注目だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

上位機を踏襲したフィルターで花粉やPM2.5を逃さない

●適用床面積:27畳●8畳の清浄時間:約11分●空気清浄技術:静電HEPA●運転音:18〜52dB

パナソニック

ナノイー搭載空気清浄機 F-PXU60

実売価格3万4930円

花粉・ハウスダスト対策にこだわったコンパクトモデル。前面下吸い込みで花粉やダニの死骸など質量が大きい粒子を吸引し、フィルター除去する。「ナノイー」でPM2.5などの有害物質も抑制。

SPEC●消費電力:5〜45W●風量:0.9〜6.0立方メートル/分●フィルター:清潔HEPAフィルター+スーパーナノテク脱臭フィルター●フィルター交換目安:約10年●運転モード:強、中、静音、自動、おやすみ自動●サイズ/質量:W340×H550×D208mm/5.9kg

 

↑清潔HEPAフィルターは畳1畳ぶん以上のろ紙を折りたたんだ状態。0.3μmの粒子を99.97%以上捕捉する。SEK認証の制菌加工で細菌やカビ菌の繁殖を抑制

 

↑HEPAフィルターの汚れが気になるときは、表面のホコリを掃除機などで除去。手入れが簡単だ

 

[Impression] 床上30cm付近の花粉を集じんする技が秀逸!

「床上30cm付近に漂いやすい花粉を本体前面下部から効率良く集じんするのは同社の得意ワザ。HEPAフィルターに菌やアレル物質を抑制する加工が施されている点も心強い」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

独自技術「ストリーマ」に注目! ダイキンの空気清浄機は花粉・ウイルスを抑える効果がスゴイ

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? 今季はなかでも、設置しやすいコンパクトな空気清浄機に注目だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

独自技術で有害物質を抑制し花粉も無力化する!

●適用床面積:〜25畳●8畳の清浄時間:約11分●空気清浄技術:ストリーマ+アクティブプラズマイオン●運転音:19〜53dB

ダイキン工業

ストリーマ空気清浄機 MC55Y

実売価格4万8180円

独自技術のストリーマと空気中へのイオン放出で強力に空気清浄。フィルターで捕らえた浮遊ウイルスやカビ菌をストリーマで抑制する。全国で飛散する16種の花粉を無力化できる。

SPEC●消費電力:6〜46W●風量:1.1〜5.5立方メートル/分●フィルター:TAFUフィルター+脱臭フィルター●フィルター交換目安:10年●運転モード:風量自動、節電、花粉●サイズ/質量:W270×H500×D270mm/6.8kg

 

↑プレフィルターでまず大きなホコリを捕集。その後TAFUフィルターと脱臭フィルターがキャッチした有害な微粒子やニオイにストリーマを放出し抑制する

 

↑操作時に手が触れる本体操作部には抗菌素材を使用。拭き掃除とのダブル効果で、より安心して使える

 

[Impression] 花粉や浮遊ウイルスの除去技術が見事!

「静電力が落ちにくいTAFUフィルターや、独自のストリーマなど、花粉や浮遊ウイルスを除去する技術が秀逸。ストリーマで脱臭フィルターの脱臭能力が再生するのも便利です」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

フィルターのウイルスを99.9%除去! UVライトを搭載したコンパクト空気清浄機

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? 今季はなかでも、設置しやすいコンパクトな空気清浄機に注目だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

ウイルスを捕らえたフィルターをUV−C照射

●適用床面積:約15畳●8畳の清浄時間:約17.5分●空気清浄技術:5ステップ(フィルター清浄+UV-Cライト)●運転音:約27〜約49.9dB

エレクトロラックス

空気清浄機 Flow A3 UV

実売価格3万4870円

ウイルスを1分間で99.9%除菌するUV-Cライトを搭載(※)。ウイルスが付着したフィルターをUV-Cで照射しながら運転する。きれいな空気を送風口からスパイラル状にムラなく供給。

SPEC●消費電力:2.9〜24.8W●風量0.75〜3.02立方メートル/分●フィルター:円筒型フィルター(活性炭フィルターとHEPAフィルターを含む)●フィルター交換目安:約1年●運転モード:自動、マニュアル、スリープ●サイズ/質量:φ240×H380mm/約2.8kg

※:Guangdong Detection Center of Microbiology (GDDCM)にて、Technical Standard for Disinfection (2002 Ministry of Health P.R. China)- 2.1.5.4に基づいた試験の結果(試験実施日:2021年1月5日)。36mm離した箇所から1分間UV-C Emitterを照射した試験での実証結果であり、実使用空間での実証結果ではない。UV-Cライトの性能のため、部屋全体に対する性能とは異なる。また、すべてのウイルスを除去できるものではない

 

↑フィルターは約1年で交換。交換時期になるとコントロールパネルにフィルター交換サインが表示される

 

↑4ステップフィルターとUV-Cライトで、PM2.5やウイルスなどを除去。UV-Cライトをフィルターに照射し、より清潔性を向上

 

↑自動モードでは本体背面のセンサーで常時空気の状態を計測し、自動で風速を切り替える。マニュアルモードでは3段階の風速切り替えが可能だ

 

[Impression] UV-Cライト機能が秀逸! 操作も直感的に行える

「ウイルスや菌を捕らえたフィルターを除菌効果のあるUV-Cライトで照射し、フィルターを清潔に保てるのがナイス。操作部はタッチパネル式で、直感的に操作できるのも魅力です」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

個室にオススメの空気清浄機といえばコレ! 高性能フィルター搭載、ブルーエアのコンパクトモデル

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? 今季はなかでも、設置しやすいコンパクトな空気清浄機に注目だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

同社ならではの十分な風量で超微粒子を9割以上除去

●適用床面積:15畳●8畳の清浄時間:約18分●空気清浄技術:HEPASilentテクノロジー●運転音:18〜48dB(A)

ブルーエア

Blue 3210

実売価格2万6400円

同社の基幹技術HEPASilentテクノロジーを備えた小型モデル。本体下部360度から吸気し、0.1μmまでの微粒子を99.97%(※)フィルター捕集する。空気の状態を検知し最適風量に自動調節。

SPEC●消費電力:2〜10W●風量:0.5〜3.2立方メートル/分●フィルター:Particle Carbon Filter●フィルター交換目安:約6か月●運転モード:オート●サイズ/質量:φ200×H425mm/約1.7kg

※:【試験機関】RISE Research Institute of Sweden AB (ボロース、スウェーデン)【試験方法】欧州フィルター規格EN 1822-5:2009に基づくフィルター粒子捕集率試験【試験粒子】塩化カリウム【試験結果】0.1〜1μmまでの微粒子を99.97%以上除去フィルター*の除去性能。部屋全体への除去性能とは異なる

 

↑吸引した空気中の有害物質をマイナス帯電させ、プラス帯電させたフィルターに吸着。高い除去力と高速清浄を両立した

 

↑外側からプレフィルター、メインフィルター、ココナッツカーボンの3層構造のフィルターを採用。PM2.5からVOC、化学物質まで幅広く除去する

 

↑プレフィルターは布製で水洗い可能。5色のカラバリを用意する。メインフィルターは半年ごとの交換だけでメンテ不要

 

[Impression] 超微粒子にまで対応し安心感は抜群!

「コンパクトなサイズながら十分な風量で、寝室などに最適。高性能フィルターで0.1μmの微粒子まで除去できて安心です。運転モードはオートのみで面倒な操作がイヤな人に◎」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

低濃度オゾンで空間除菌率99.99%! カドーから1台2役の除菌空気清浄機「LEAF130」登場

空気清浄機や加湿器などの開発、販売を⼿がけるカドーは、コンパクトながらパワフルな吸引とオゾン空間除菌機能を兼ね備えた除菌空気清浄機「LEAF130」を、3月20日に発売します。価格は4万9830円(税込)となっています。

↑「LEAF130」ホワイト(左)、クールグレー(中)、インディゴブラック(右)

 

約60分で99.99%以上の除菌率

本製品は、空気をきれいにしながら、本格的に空間除菌できる1台2役の除菌空気清浄機です。同社の空気清浄機で初めてとなるオゾンユニットを搭載しており、人体に無害とされる低濃度のオゾンを空間に放出します。さらに、高性能HEPAフィルターを採用した新開発の専用フィルターと組み合わせることで、空間に浮遊する菌やウイルスを約30分で約99%以上除去することが可能になったそうです。約60分の急速モードでは、99.99%もの除菌率になるとのこと。強力なファンで本体上部から空気を吸い込み、きれいな空気は本体下部より全方向に供給されます。

↑オゾン生成ユニット

 

↑新たに開発された高性能フィルター

 

↑25㎥の空間を急速モードで運転した場合のウイルス除去率

 

↑25㎥の空間を急速モードで運転した場合の除菌率

 

コンパクトだからレイアウトフリー

サイズは直径約240×高さ315mmと空気清浄機のなかでもコンパクトなうえ、インテリアに馴染むシンプルなデザインなので、置く場所を選びません。空気の汚染状況は3色のLEDによって可視化でき、照度センサーにより部屋の明るさに合わせて自動で減光。消灯機能も追加され、就寝時に光が気になるということが解消されました。

↑コンパクトなので、ベッドサイドにも設置可能

子どものいる家庭にピッタリな空気清浄機は? プロが教える「選び方の3大ポイント」と「オススメモデル3選」

赤ちゃんや幼児を育てている家庭では、部屋の空気環境が気になるもの。花粉やダニの死骸といったアレル物質が舞い上がることもありますし、浮遊する細菌やウイルスも心配ですよね。そこで、導入を検討したいのが空気清浄機。目に見えない有害物質を取り除き、細菌やウイルス対策にも効果的なアイテムとして知られています。

 

でも、どんなモデルを選べばよいかわからないんだよね……という方のために、今回は家電のプロが選び方の3つのポイントとオススメの3モデルをご紹介。以下を参考にして頂き、子どもの健康を守るため、納得のいく製品を選んでください!

私が教えます!

IT・家電ライター 河原塚英信

デジタル系トレンド情報誌の編集者を経て、フリーランスの編集ライターへ。生活家電やAV機器など家電・デジタルアイテムから、SNSなどのサービスまで、デジタル関連を中心に幅広くカバーする。

 

どものいる家庭で空気清浄機を選ぶ3つのポイント

その1 有害物質や細菌に強いモデルを選ぶ

乳幼児の健康を守るためにも、有害物質や細菌をしっかり除去してくれるモデルを選びましょう。具体的には、0.3μm(マイクロメートル/=0.003mm)の粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を誇るHEPAフィルターを搭載したモデルが基本。HEPAフィルターなら、スギ花粉からPM2.5、ダニのフンやダニの死骸、細菌まで捕集することが可能です。このほか、捕集した有害物質を本体内で抑制・破壊するモデルや、イオンを放出してウイルスなどの働きを抑えるモデルにも注目です。

 

その2 静音性を重視する

乳幼児が空気清浄機の運転音でなかなか眠れない……なんてことがないよう、静音性に配慮したモデルがオススメ。具体的には、スペックを見て運転音の大きさはどれくらいか、静音モードが搭載されているかをチェックしましょう。運転音の大きさを表す単位は「dB(デシベル)」で、目安としては40dBが静かな住宅街や図書館、30dBが深夜の郊外ほどの静かさと言われています。空気清浄機を「弱」または「静音モード」で使ったとき、この30〜40dBよりも静かであれば、赤ちゃんもぐっすり眠れるでしょう。

 

その3 手入れがラクな単機能タイプを選ぶ

加湿機能を備えた空気清浄機が増えているなか、あえておすすめしたいのが、空気清浄機能のみを備えた単機能モデルです。加湿機能を搭載しているモデルは水を扱うため、水タンクやフィルターといった水回りのパーツのメンテナンスを怠ると、雑菌が繁殖して悪臭が発生することも。雑菌を抑制する工夫を施したモデルも多いですが、メンテナンスフリーではありません。子育てで大変な時期にはよりメンテナンスが容易な単機能モデルがオススメです。なお、以下でオススメしている3モデルは、すべて単機能モデルとなっています。

 

子どものいる家庭にオススメの3モデル

その1 最小18dBの高い静音性で子どもの眠りを妨げない

エレクトロラックス・ジャパン

Pure A9.2 EP71-56

実売価格7万8980円(税込・以下同)

目の粗いメッシュフィルターとHEPAフィルターを搭載し、抗菌層で捕集した菌を99.99%抑制。さらにニオイやTVOC(総揮発性有機化合物)などの有毒ガスを活性炭フィルターが吸引します。そのほか、イオナイザーで発生させたイオンで、微細な粒子を大きな塊にして取り除きやすくするとのこと。これらにより、空気中の花粉やウイルス、細菌、カビを99%除去します。

SPEC●消費電力:3~20W●サイズ/重量:幅315×奥行315×高さ590mm/約7.9kg●適用床面積:43畳●運転音:18〜54dB

↑5つのステップで花粉やホコリから0.1μmサイズの微粒子まで除去します

 

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

円筒形のフィルターで、360度の全方位から空気を吸い込みます。ファンのスピードは9段階で細かく調整でき、回転数を最大にしても54dBと比較的静か。最小にすれば18dBなので、稼働していることに気が付かないレベルです。また、Wi-Fi接続でのスマートフォン連携が可能。外出先で電源のオン/オフやモード切り替えが可能なほか、外出先から部屋の温度や湿度、PM2.5やPM1、PM10、TVOCの数値を確認できるので、子どものいる家庭にはうれしいですね。

↑アプリ画面(写真右)で空気の質もチェックできます

 

その2 2つの技術でフィルターの菌やウイルスを素早く抑制

ダイキン

UVストリーマ空気清浄機 ACB50X-S

実売価格7万9200円

「抗菌HEPAフィルター」でホコリや花粉を除去し、独自の「ストリーマ技術」で捕集した有害物質を酸化分解します。加えて265nm(ナノメートル・=0.000265mm)の深紫外線を照射する「UVC LED」を搭載。深紫外線をフィルターに照射することで、ウイルスや菌の抑制性能を高めています。吸込口は前面下部と左右側面の3か所に配置。スマートフォンの専用アプリでは、空気状況の確認や運転のオン/オフ操作が可能。

SPEC●消費電力:8~43W●サイズ/重量:幅270×奥行270×高さ500mm/約6.8kg●適用床面積:22畳●運転音:21〜51dB

↑「ストリーマ技術」とウイルスや菌の抑制効果が高い「UVC LED」を組み合わせた構造。「抗菌HEPAフィルター」で 捕集した菌を現行機の約10倍のスピードで抑制するとともに、ウイルスを30分で99%以上抑制します

 

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

医療機関や会議室、教育施設などでの使用を想定した製品ですが、一般量販店でも購入できます。抗菌仕様のHEPAフィルターを搭載するほか、ストリーマ技術とUVC LEDの2つの技術によってフィルターに付着した菌やウイルスを抑制できるので、子どもの健康を考えると心強い限り。「しずか」モードでは、運転音が21dBと静かなのもポイントです。製品の高さを抑えたデザインなので、赤ちゃんが触れても簡単に倒れることはなさそうです。

↑もともと人の出入りの激しい場所のために開発されているため、除菌のスピードやウイルス抑制のスピードを重視しています

 

その3 「プラズマクラスター7000」で浮遊する菌やウイルスの作用を抑える

 

シャープ空気清浄機
FU-P50
実売価格2万9800円
大きなゴミやホコリ用の抗菌・防カビプレフィルターのほか、脱臭フィルター、静電HEPAフィルターを搭載。0.3µmの微小な粒子を99.97%以上集じんし、0.1~2.5µmの粒子も99%キャッチします。また、脱臭フィルターによりタバコ臭やペット臭、料理臭なども脱臭。そのほか独自イオン「プラズマクラスター7000」を放出し、部屋の中を漂う微小な粒子が壁などへ付着するのを抑制するとともに、浮遊ウイルスの作用を抑え、浮遊カビ菌、ニオイも除去します。SPEC●消費電力:2.6~49W●サイズ/重量:幅383×奥行209×高さ540/約4.9kg●適用床面積:14畳●運転音:21〜52dB

↑抗菌・防カビプレフィルター、脱臭フィルター、静電HEPAフィルターを搭載

 

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

製品の前面から室内の空気を取り込み、3つのフィルターでホコリや菌を取り除くシンプルな空気清浄機です。花粉やホコリが気になるときには、10分間の最大運転を行う「パワフル吸じん運転」に設定するのがオススメ。「プラズマクラスター7000」を放出し、浮遊する菌やウイルスの作用を抑えてくれるのも安心です。最小運転音は21dBで静音性も十分。脱臭フィルターや静電HEPAフィルターは10年間使えて、価格がリーズナブルなのがうれしいですね。

 

ひとり暮らしの空気清浄機はどれがいい? プロが教える選び方の3大ポイント&オススメモデル3選

花粉が飛ぶ季節になりました。この春にひとり暮らしを始める人も、自宅にいるときだけでも花粉にわずらわされずに暮らしたいですよね。そんな願いを叶えてくれるのが、花粉をパワフルに吸引してくれる空気清浄機。空気清浄機=ファミリー層というイメージがありますが、実はひとり暮らしにも適したモデルも多くラインナップされています。そこで今回は、ひとり暮らし向け空気清浄機の選び方のポイントと、おすすめの3モデルをご紹介します!

私が教えます!

IT・家電ライター 河原塚英信

デジタル系トレンド情報誌の編集者を経て、フリーランスの編集ライターへ。生活家電やAV機器など家電・デジタルアイテムから、SNSなどのサービスまで、デジタル関連を中心に幅広くカバーする。

 

ひとり暮らしが空気清浄機を選ぶ3つのポイント】

その1 コンパクトですっきりしたデザインのものを選ぶ

ひとり暮らしは、部屋のスペースが限られているのが当たり前。生活空間を圧迫しないよう、できるだけコンパクトなモデルを選びましょう。サイドテーブルとしても使えるなど、スペースを有効活用できるモデルや、圧迫感を軽減するすっきりとしたデザインのモデルもオススメ。ラインナップが限られますが、壁掛けできるものを選択するのもアリです。

 

その2 手入れがラクな単機能タイプを選ぶ

一般的な空気清浄機のメンテナンスは、数週間に一度のフィルターの掃除と、半年〜数年に一度のフィルター交換(買い替え)が主となります。一方で、加湿機能を搭載しているモデルは、これに加えて水タンクやフィルターなど、水回りのパーツも手入れする必要があります。メンテナンスを怠ると雑菌が繁殖して悪臭が発生することも。家事を分担できないひとり暮らしで、お手入れに時間をかけたくないという方は、加湿機能のない単機能タイプを選ぶのがオススメです。

 

その3 適用床面積は部屋の広さより少し大きいものがオススメ

空気清浄機は、製品仕様の「適用床面積(適用畳数)」を目安にして選びましょう。こちらは日本電機工業会で定められた基準に基づく数値で、規定の空気の汚れを30 分で清浄できる部屋の広さを示したもの。この数値と使用する部屋の広さを合わせるのが基本です。ただし、空気清浄機は“大は小を兼ねる”生活家電。適用床面積が大きいほど空気清浄スピードが速くなるので、実際の部屋より少し大きめの適用床面積のモデルを選ぶと、より効果を実感しやすいです。

 

ひとり暮らしにオススメの3モデル

その1 360度から空気を吸い込むコンパクトさが際立つモデル

シャープ

プラズマクラスター空気清浄機 FU-PC01

実売価格2万1780円(税込・以下同)

適用畳数が6畳のコンパクトな空気清浄機。360度から空気を吸い込む小型円柱型構造を採用し、デスクトップやベッドサイドなど様々な場所で使いやすい。ホコリやニオイを除去する「集じん・脱臭一体型フィルター」を搭載するほか、浮遊した花粉アレル物質やウイルスの作用を抑える「プラズマクラスターイオン」を放出する。

SPEC●消費電力:3~20W●サイズ/質量:直径190×高さ330mm/約2kg●適用床面積:6畳

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

コンパクトさを重視して選ぶのならこのモデル。ただし適用床面積が6畳と広くはないので、即効性は期待できません。空気清浄機全般に言えることですが、部屋で過ごしているときはもちろん、留守中にも常に稼働させておきましょう。また、本体の重さが約2kgと軽く持ち運びやすいのも魅力で、リビングと寝室が違う場合は、就寝時には寝室へ持っていくといった使い方も可能です。

 

その2 サイドテーブルとして使えてインテリアに調和する

ブルーエア

Blueair DustMagnet

実売価格6万2700円〜

耐荷重10kgのテーブルトップを備え、サイドテーブルとしても使える空気清浄機。本体上部に加え、底面から空気を吸引。ホコリや花粉が床に落ちる前に、プラスに帯電したプレフィルターに引き寄せ、磁石のように強力に吸着させる「DustMagnetテクノロジー」を搭載する。さらに粒子フィルターと活性炭フィルターを組み合わせたコンボフィルターにより、空気中のガス、ニオイ、煙、VOC(揮発性有機化合物)や化学物質を除去する。

SPEC(DustMagnet 5210iの場合)●消費電力:5~22W●サイズ/質量:幅230×奥行230×高さ520mm/約4.5kg●適用床面積:18畳(推奨フロア面積は12畳)

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

設置スペースが幅230×奥行230mmとコンパクトなうえ、本体の天面をテーブルとして使えます。さすがに食事ができるほど広くはありませんが、リモコンやスマートフォンを置いておくのに便利です。空気清浄機能付きのサイドテーブルだと思えば、この価格も納得しやすいはず。脚付き(レッグパーツ)の家具のようなデザインで、インテリアにも調和しやすいですよ。

 

その3 UV-Cライト搭載でウイルス対策もバッチリ

エレクトロラックス

Flow A3 UV

実売価格3万4870円

360度の全方位から空気を吸い込み、キレイにした空気を本体上部からスパイラル状に送り出すことで、部屋の隅々まで清潔な空気を循環させる。メッシュフィルターや抗菌層、HEPA13フィルター、活性炭フィルターで構成される高機能フィルターを搭載。ウイルスのほかPM2.5やペット臭、タバコ臭なども除去でき、フィルターに付着したウイルスを、1分間で99.9%不活化するUV-Cライトを備える。

SPEC●消費電力:20W●サイズ/質量:直径240×高さ380mm/約2.8kg●適用床面積:15.4畳

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

高機能フィルターに加えてUV-Cライトの搭載で、ホコリやニオイの除去のほか、ウイルスの不活化も期待できます。コンパクトでもパワフルな空気清浄機能を求める欲張りな方にぴったり。円筒型の本体シルエットと北欧ならではの優しいカラーリングで、広くない部屋に置いても圧迫感が抑えられます。このほか、エレクトロラックスでは壁掛けできるモデル「Well A7」(実売価格2万1780円)も用意しているので、こちらも注目してみてください。

 

「早い人はもう、AirEat始めてます。」新作空気清浄機をGetNaviスタッフがレビュー!

新登場の空気清浄機「AirEat」をフィーチャー。コロナ禍で活況の市場においてネクストスタンダードと言える、“抗菌・除菌”に着目した製品だ。花粉シーズンも目前ということで、GetNaviスタッフ4名が使用感をレビューした。

 

【今回紹介する製品】

特許技術による新開発のフィルターを搭載し、安全かつ確実に抗菌・除菌!
AirEat(エアイート) YF-AC01-WH

山本電気
AirEat(エアイート) YF-AC01-WH

実売価格:6万9850円

国内初の抗菌・除菌フィルターとパワフルかつ高効率な吸気で部屋じゅう根こそぎ空気清浄!!

抗菌・除菌成分を長期生成し、内部で処理可能な「AirEatフィルター」を採用。同フィルター2枚、HEPA・活性炭複合フィルター、プレフィルターの5層構造により、PM2.5や花粉など空気中の微粒子をパワフルに除去し、微生物の生存・成長も防ぐ。

SPEC●適用畳数目安:〜27畳●空気清浄時間:8畳を11分●30分後のTVOC脱臭性能:アンモニア60%●消費電力:7〜41W●最大風量:6.1㎥/分●運転音:最大54dB(A)●フィルター:一体型4種構造フィルター+プレフィルター(フィルター捕集率99.97%)●サイズ/質量:W402×H560×D262㎜/7.9㎏

*各性能は試験空間での結果

 

老舗ならではのモーター技術と国内初の抗菌・除菌技術を融合

山本電気は1934年創業の老舗モーターメーカー。自動車用モーターも設計・製造する同社の技術を生かした空気清浄機AirEatはいま大注目だ。高効率・低振動のモーターでパワフルな空気清浄を実現。そして特筆なのが、フィルター単体での抗菌・除菌を可能にした「AirEatフィルター」の採用だ。香港科技大学が開発した国際特許取得技術のコーティング材を使い、フィルター内で抗菌・除菌成分を持続的に生成し、菌やウイルスを除去できるのだ。

さらに、室内の空気の質をモニタリングできるのも魅力。PM2.5とTVOC(総揮発性有機化合物)の濃度を本体とスマホアプリに数値と色で表示でき、いま室内の空気がどれくらい汚れているか、どれくらい浄化されたかがパッと見るだけでわかるのがうれしい。

空気清浄機に菌やウイルスの除去まで求める声が高まる昨今、先進的なフィルター技術とモーター技術を搭載しているのが実に頼もしい。AirEatはまさに、今後の空気清浄機市場のシェアを“食う”存在になっていきそうだ!!

 

↑HEPA・活性炭複合フィルターを2枚のAirEatフィルターでサンド。さらにプレフィルターを加え、アレル物質や菌、ウイルス、TVOCを除去する

 

↑AirEatフィルター内で抗菌・除菌成分を生成し続けることで長期間の抗菌・除菌を実現。同成分は室内に放出されないので人体にやさしい

 

【REVIEW01/家電ライター・平島憲一郎さん】

たっぷりの風量と5層フィルターで空気の質があっという間に変わった!

「主に自動モードで稼働させてみましたが、たっぷりの風量と5層フィルターのおかげか、個人的に目の重たい感覚が軽くなり、空気の質が変わったのを実感しました。また、私はシックハウス気味でもあるので、PM2.5だけでなくTVOCの量もモニタリングできるのは安心感あり!!」

↑流体解析をもとに前面カバーに1148個の孔を施した水玉設計を採用。パワフルかつ安定した吸気を実現する。最大消費電力41Wと省エネなのもモーターメーカーならではだ

家電ライター
平島憲一郎さん

生活家電を中心にレビューを執筆。妻と猫2匹とのマンション暮らし。花粉症ではないがハウスダストが苦手。

【REVIEW02/家電ライター・田中真紀子さん】

抗菌・除菌するフィルターのおかげで長く安心して使い続けられます

「一般的に、空気清浄機が除去した有害物質は内部フィルターに付着したまま。一方、AirEatフィルターは捕らえた微生物を抗菌・除菌し、再浮遊のリスクを防げます。また、HEPA・活性炭フィルターで気になる生活臭も吸着・脱臭。犬を飼っている我が家には大助かりです」

↑AirEatフィルターは風さえ出ていれば抗菌・除菌効果が持続。1日8時間の使用で、2年に1度交換するのみでOKだ。本体のフィルター寿命表示灯で交換忘れを防げる

家電ライター
田中真紀子さん

白物家電や美容家電に精通。主婦目線のレビューが持ち味。夫と息子との3人暮らしで、5歳の犬も飼っている。

【REVIEW03/GetNavi編集長・川内一史】

抗菌剤を室内に放出しないので幼い子どもがいる我が家でも安心!

「本機は抗菌剤を室内に放散するのではなくフィルターで物理的に抗菌する仕組みで、安全性が高いのがナイス! 脱臭効果も高く、猫のトイレのニオイも気になりません。『S-JET認証』を取得し、遠隔操作中の安全性が確保されているのも、共働きで猫が留守番している我が家には助かる」

↑天面の液晶パネルにPM2.5やハウスダストの量とTVOCやニオイの量を数値で表示。また、空気の汚れ具体が4色のLEDで“見える化”されるのもわかりやすい

GetNavi編集長
川内一史

まもなく3歳になる子を持つパパ。ゆえに、菌・ウイルス対策には敏感だ。飼い猫のトイレのニオイも気にしている。

【REVIEW04/GetNavi編集部員・鈴木翔子】

センサー搭載で花粉シーズン前に花粉の存在に気づけるのが良い!

「花粉の本格飛散前に使用しましたが、大風量ですぐに空気がきれいになるのを実感。これなら安心です。そしてうれしいのが、センサーで花粉シーズンが本格化する前に花粉の存在に気づけること。帰宅前にスマホで運転開始できるのも、万全の状態で帰宅できて助かります」

↑専用スマホアプリをダウンロードすれば、屋外から本体操作と室内の空気状況のモニタリングが可能。過去7日間の室内のPM2.5/TVOCの数値履歴も表示できる

GetNavi編集部員
鈴木翔子

本誌フード記事などを担当。長年、花粉症に悩んでおり、本格飛散シーズンを前に新しい空気清浄機を吟味している。

【ヒットアナリティクス】

トレンド機能を多数備え、この価格はヒット確実!!

菌やウイルスの抑制・除去は空気清浄機のトレンド機能。本機は抗菌・除菌成分をフィルターに供給し続ける新技術で抗菌・除菌を実現した。センサーによる空気質の可視化やアプリ操作にも対応してこの価格は、後発ながらヒット確実だ。

 

【AirEat担当者から】

山本電気
家電営業課
山本幸真さん

モーターメーカーならではのノウハウと特許技術によるフィルターで快適を提供

山本電気はモーターメーカーとして培った技術を応用し、家電製品を進化させてきました。この「AirEat」はモーター技術と国際特許技術を組み合わせた、従来にない空気清浄機です。皆様に安心・安全をお届けできる製品ですので、ご家庭や職場でぜひご愛用ください。

美脚な空気清浄機⁉︎ 床上30cmのハウスダストを強力除去する「Blueair DustMagnet」レビュー

新型コロナ対策で自宅でも定期的な換気が奨励されている現在、大きな困り事となっているのが屋内への花粉の進入です。また、室内を閉め切りにしたままでも、ハウスダストの舞い上がりによって健康に悪影響が出るなど、室内の空気清浄は多くの家庭で重要な関心事になっています。

 

そんななか、ブルーエアからハウスダストの除去力を強化した新しい空気清浄機、DustMagnetシリーズが発売されました。同社の基幹技術である「HEPASilentテクノロジー」に新たに「DustMagnetテクノロジー」を加えたこのモデル。とにかくその新技術が気になる!

 

今回は、同シリーズのなかから適用床面積34畳でリビングにも対応する「5440i」をお借りして、じっくりお試ししました。猫が2匹いるため、舞い上がる抜け毛に悩まされている筆者を救ってくれるのでしょうか?

↑SPEC●適用床面積:~56㎡(34畳)●推奨フロア面積:33㎡(20畳)●消費電力:7~42W ●運転音:30~50dB(A)●風量:3.9~8.4㎥/分 ●8畳あたりの清浄時間:9分 ●フィルター交換目安:約6~12か月 ●サイズ/質量:W290×H650×D290mm/約6.8kg

Blueair DustMagnet 5440i

8万4700円

 

独自の気流制御とフィルター集じん技術により床上30㎝までの空気の汚れを素早く除去!

DustMagnet 5440iでまず印象的なのはそのデザイン。底面に長めの4本の脚を備え、正面にはシンプルながら、落ち着きと温かみが感じられるライトグレーのファブリック素材があしらわれています。スウェーデン生まれのブルーエアらしい、北欧家具のような雰囲気を感じられますね。

↑本機は4本の脚を装備。デザイン的な美しさに加え、後述しますが本体底面に空間を作ることで、床面からの360度吸引を可能にしています

 

本機を支える2つの技術「HEPASilentテクノロジー」と「DustMagnetテクノロジー」

「HEPASilentテクノロジー」は、本体内に吸引した空気中のハウスダストや花粉、PM2.5、ウイルスなどをマイナスに帯電させ、プラス帯電した多層構造のフィルターに吸着させて除去する技術。静電気の力で吸着するため、フィルターの網目が大きくても微粒子をしっかり除去でき、フィルターの目詰まりも起きにくくなっています。このフィルター技術により0.1㎛以上の微粒子を99.97%除去できます(※)。

*フィルターの除去性能です。部屋全体への除去性能とは異なります。
↑本体内に吸引した微粒子をイオナイザーでマイナスに帯電。さらに多層構造のフィルターをプラスに帯電させることで、大きな網目でも微細な粒子を吸着して除去します

 

「DustMagnetテクノロジー」は、独自の渦状の気流とプラス帯電したプレフィルターにより、ハウスダストや花粉などの除去率を高める技術です。さらに特徴的なのが、本体の上下から吸気し、本体サイドから浄化した空気を放出する方式を採用していること。特に本体底面からの吸気が強力で、花粉など比重が重めの微粒子が漂う床上30㎝までの空気をスピーディーに吸引します。

↑本体背面側の上下にある吸気口に、それぞれプレフィルターを搭載。プレフィルターもプラス帯電させることで、大きめのホコリやペットの毛もより漏れなく捕集でき、メインフィルターへの負担が減らせます

 

↑本体側面から、左右で異なる方向に送風することにより渦状の気流を創出。部屋中のホコリを効率良く捕集します

 

↑本体天面(写真上)と底面(写真下)から吸気。猫の毛が底面から吸い込まれるのを何度も見ました。天面からは家具などに付着しやすい高さのホコリを吸引するのだそうです

 

使い始めてすぐにパワフルな空気循環性能を実感!

本機を動かしてまず感じたのは部屋中の空気が大きく撹拌されていること。それも人が床上に座ったり椅子に腰かけたりして生活する空間である、床上1mくらいまでの空気がしっかり循環していました。リビングの窓側に設置した本機を最大風量で稼働させると、18畳ほどの部屋の反対側にいても肌がひんやりし、周囲の空気が流れていると実感。

 

最近の空気清浄機は上向きに浄化した空気を放出し、本体側面(及び底面)から吸気するタイプが一般的ですが、本機は本体の右と左から真横に空気を放出します。しかも送風口の高さを左右で変え、かつ送風口のルーバーに角度を付けることで室内下部の空気がより循環しやすくなる仕組みになっています。花粉やハウスダストなど重い微粒子ゴミは、比較的短時間に室内下部~床上に落ちてくるため、部屋の下の空気だけ循環させてゴミを捕集するのは実に合理的。ちなみに本機を運転中、空中に浮遊するホコリだけでなく、リビングに落ちている猫の毛やホコリまで気流の影響で少しずつ移動していて、本機の風量の大きさを改めて思い知りました。

↑本体の右側(写真上)と左側(写真下)に高さの異なる送風口を設置。さらにルーバーの角度を調整し、左側面の風は斜め前、右側面の風は斜め後ろに向かうようになっています

 

一方、フィルターの空気清浄性能もブルーエアの公式ページに表記されているスペックを裏付ける優秀さ。猫の毛やハウスダストが多くて目の周りに重ったるさを感じるときも、最大風量で運転すればスピーディーに目元の重さが解消されました。さらに、ハウスダスト除去に特化したモデルと言いつつ、脱臭性能も問題なし。猫のトイレのニオイや料理臭も素早く除去してくれます。

↑メインフィルターの裏面には活性炭入りのコンボフィルターを装備。VOC(揮発性有機化合物)、タバコ臭、化学物質、調理臭などを除去できます

 

操作はシンプル! アプリを使えば室内外の空気状況の確認やスケジュール予約も行える

本機の操作は本体の操作パネルとスマホアプリの2通りの方法で行えます。どちらも操作はとてもシンプル。電源ボタンで運転のオンオフを行い、風量調整ボタンで風量弱・中・強・オートモード・ナイトモードからひとつを選ぶだけです。オートモードは空気の汚れに合わせて風量を自動で切り替えてくれます。ナイトモードは運転音を抑えるだけでなく本体正面のLEDランプ(空気環境インジケーター)の光量も抑えられ、就寝時に明かりが気になる人にオススメです。

↑操作パネルには電源ボタンと運転切り替えボタンのみ搭載

 

スマホアプリでは本体パネル同様の操作ができるのに加え、室内の空気状況や登録した地域の外気状況の確認もできます。例えば屋外のPM2.5の量が多ければ、窓や玄関ドアの開け閉めの際に早めに強運転にしておくなど、先回り対策が可能。また、空気清浄機の運転開始時間と終了時間のスケジュール予約もアプリで行えます。

 

スマホの位置情報によって帰宅時間を予測し、自宅到着の15分前に空気清浄運転を自動的にスタートする機能の「ウェルカムホーム」も、アプリから設定が可能です。

↑スマホアプリではトップ画面で登録した自宅付近の外気のPM2.5、PM10などの値を確認可能。登録した空気清浄機の名前をスワイプするかタッチすると、運転モードの切り替えができます

 

↑本体操作画面では室内の空気状況の確認、運転スタート・ストップ、運転スピード(風量)の切り替え、モード切り替えなどができます。LEDの明るさもここで調整できます

 

テーブルトップ付きでサイドテーブルのように生活に近い場所でも使える!

お手入れに関しては本当に手間いらずで、プレフィルターに付いたホコリを週に一回程度布巾で拭くだけ。メインフィルターは掃除不要で、半年から1年に一度交換すればOK。交換時期になるとランプが点灯して教えてくれます。

↑プレフィルターのお手入れは、フィルターの網目についたホコリを乾いた付近などで拭き取るだけです

 

特に使い勝手に関して特徴的なのは、天面の吸込口の上にテーブルトップが設置されており、本やリモコンなどが置けること。空気清浄機をリビングで使う場合、どうしても部屋の端に置きがちですが、室内のハウスダストを効率よく捕集するには部屋の端より真ん中付近に置くほうが有利。デザインも比較的スリムで、サイドテーブルとしても使えるので、リビングの中央付近に設置してみるのもありだと思います。

↑テーブルトップに小物が置けて何気に便利。テーブルの耐荷重は約10kgで、モノが滑り落ちないよう、内側に少し窪みがつけられています。ただし、テーブルに飲み物を置くのはNGです

 

ちなみに、筆者の家ではふだん使っている空気清浄機の天面に猫がよく座ります。筆者宅の空気清浄機は天面から送風するタイプなので、毛が入り込むことは少ないと思いますが、それでも送風口が塞がれるのは困ったもの。一方、本機の場合はこのテーブルトップがあるために猫が乗っても天面の吸気口が塞がれません。これは猫を飼っている人には大きなメリットだと思います。

 

こまめな換気とDustMagnetの組み合わせでウイルス対策にも効果が期待できる!

この1~2年、各メーカーから菌やウイルスの除去力に注力した空気清浄機が多く発売されています。ブルーエアの最上位モデル、Blueair Protectもまさにウイルス除去性能を強化した製品。ただ、屋内のウイルス対策には「こまめな換気」が最も有効との意見も。しかし花粉やpm2.5など、外の空気がいつでも綺麗とも限らず、換気を積極的にできないこともあります。そこで、ウイルスに関しては換気をしっかりし、その際に流入する花粉などの除去を空気清浄機に任せる、というのもウイルス対策のひとつのやり方だと思いつきました。そう考えると、ハウスダストや花粉などの微粒子除去機能を強化したBluer DustMagnetの導入はかなり有効。

 

一方で、本機の使用に関していくつか注意したほうがいいことも見つかりました。例えばリビングなどを掃除機がけする際には、人が動き回ることで床上のホコリが舞い上がるため、一般的に掃除中に空気清浄機を運転するとより効果的にホコリ除去できると言われます。ところが、本機を使うと床面近くに大きな空気の流れができるため、一度掃除した場所にゴミが移動してしまいます。特にロボット掃除機を使っている家庭では、ロボット掃除機が掃除を終えてから運転開始するほうが効率的かなと感じました。

↑DustMagnetで空気清浄しながらロボット掃除機で掃除すると、ロボット掃除機が掃除済みの場所にホコリが移動。特にロボット掃除機の高級モデルは一度掃除した場所は掃除しないので、同時に使わないほうが無難です

 

また、オートモードでの運転に関しては、センサー精度が比較的低めに設定されているせいか、空気環境ステータスランプが「空気が汚れている」ことを示す赤や黄色になかなか変わりません。そのため、最初はマニュアルモードで風量最大に設定ししばらく運転、室内の空気がきれいになったと感じたらオートモードに切り替えていました。ファームウェアのアップデートで可能なら、センサー精度を「厳しめ/普通/緩め」など段階的に変えられると、より自分に近い感覚で自動運転ができると思います。

↑LEDランプ(空気環境インジケーター)は本体正面上部に設置されていますが、空気の汚れを検知するセンサーは本体裏側に設置されています。設置場所によっては室内の空気の状態を把握しにくくなることもあるのかもしれません

 

ともあれ、小さな子供がいる家庭やペットのいる家庭、家族にアレルギー体質の人がいる家など、ハウスダストや花粉の量を気にする家庭には、Blueair DustMagnet™シリーズは文句なしにオススメできます。暖かみのある北欧家具調のデザインで、どんな家にも馴染みやすいのも大きな魅力。まさに「部屋に置いて良し、使って良し」の、非常に満足度の高い製品だと感じました。

空気中のリスクから24時間365日守るニューノーマル空気清浄機の筆頭「Blueair Protectシリーズ」

2020年末、四半世紀にわたるブルーエアブランド史上、初めてフラッグシップが一新。それがBlueair Protectである。ウイルスや菌への対応力を高めた、新時代に寄り添う一台だ。

 

【今回紹介する製品】

ウイルスサイズの超微粒子も強力にフィルター除去し、菌の繁殖を自動で抑制
Blueair Protectシリーズ

 


空気清浄機部門
GetNavi注目モデル

ブル—エア
Blueair Protectシリーズ

実売価格:16万5000円(7770i)

ブルーエアが世界中のユーザーの声を基に開発した新フラッグシップ。同社独自の「HEPASilentテクノロジー」を進化させ、ナノレベルの微粒子まで除去する。フィルターや本体内部の菌の繁殖を抑制する機能も搭載。

SPEC(7770i)●適用床面積:117㎡(70畳)●風量:3.2〜13.1㎡/分 ●8畳あたりの清浄時間:約4分 ●運転音:27〜55dB(A)●消費電力:9〜72W ●サイズ/質量:W340×H855×D340㎜/約19㎏

 

ウイルスサイズの微粒子への対応力を強化した新定番

2021年はステイホーム期間が続き、空気清浄機の需要も右肩上がり。Blueair Protectシリーズはその時代性を先見して特に存在感を見せた。

 

根幹をなす「HEPASilent Ultraテクノロジー」はイオンバリアによる静電効果がアップし、ウイルスレベル(0.03㎛)の微粒子も99%以上除去(※)。本体内に捕集した菌の繁殖リスクをセンサーが検知すると抑制機能が稼働する。本体側面のエッジ部分に沿った供給口も特筆。空間全体を効率的に循環し、8畳の空間をわずか4分で浄化する。

 

また、本体天面のタッチパネルには微粒子量や空気質指数を表示し、室内の空気環境を“見える”化。新機能をズラリ揃えた本気はまさに新世代の空気清浄機の筆頭だ。

 

※【試験機関】暮らしの科学研究所()【試験方法】30m³試験空間にてBlueair Protect 7770iを運転させ、SMPSにより粒子濃度の測定実施。【試験粒子】塩化カリウム(5w%水溶液)【試験機運転条件】Blueair Protect 7770iを「スピード3」で運転。【試験結果】約15分で30~100nmの超微粒子を99%以上除去 *周囲環境湿度・温度)運転時間、フィルターの使用期間、劣化状況により異なります。

 

【POINT01】

ウイルスレベルの微粒子も静電気の力でフィルターに吸着

最新の粒子イオン化技術「HEPASilent Ultraテクノロジー」を採用。イオン化による静電効果で空気中の有害物質をフィルターに吸着。0.03㎛の微粒子も99%以上除去する。

 

【POINT02】

本体に捕集した菌の繁殖をイオンチャージと乾燥で抑制

電源オフ時も室内状況をセンサーで24時間365日監視。菌の繁殖リスクを検知するとGermShieldが稼働し、フィルター内の菌を抑制する。

 

【POINT03】

独特な形状の供給口で空間全体を効率的に浄化

従来モデルでは左右から吸気して天面から送風する方式。本機はSpiralAir技術を採用し、エッジ部分を沿うように配置された供給口からあらゆる角度へと送り出す。

 

<CHECK!>

“ひと部屋に1台”時代に最適なカジュアルモデル

同社の基幹技術を備えたエントリーモデルもノミネート。円柱型ボディの約3分の2をフィルターが占めるシンプルな構造で、360度から強力に空気清浄する。プレフィルターは5色展開。

 

ブルーエア
Blue 3000シリーズ

実売価格:2万6400円~

 

家電大賞2021-2022に投票しよう

 

今回紹介した「Blueair Protectシリーズ」「Blue 3000シリーズ」とも現在開催中の2021年を代表する家電を決定する「家電大賞 2021-2022」の空気清浄機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

 

玄関に置きたい空気清浄機「Flow A3 UV」はフィルター除菌しながら運転する”お利口さん”ぶり

スウェーデン発の家電メーカー、エレクトロラックス・ジャパンは、UV-Cライトを新たに搭載し、1分間で99.9%のフィルター除菌を可能にした空気清浄機「Flow A3 UV」を、2022年1月28日から発売します。実売予想価格は3万4870円(税込)となっています。

↑「Flow A3 UV」ノルディックグリーン(左)、ホワイト(中)、ノルディックピンク(右)●サイズ:幅240×高さ380×奥行240mm/重量:約 2.8kg/適用床面積:約15.4 畳(25㎡)

 

UV-Cライトでフィルターを除菌しながら運転

本製品は、UV-Cライトを搭載することで、フィルターに付着したウイルスを1分間に99.9%除菌しながら運転することが可能。フィルターは、ホコリなどの大きめのゴミを取り除く「メッシュフィルター」、PM2.5レベルの粒子をキャッチする「HEPA13フィルター」、ニオイを吸収する「活性炭フィルター」の3層構造となっています。これらのフィルターの間には抗菌層があり、さらに一番奥からUV-Cライトを照射。フィルターを継続的に除菌し、より清潔な空気をスパイラル状(エアサラウンドシステム)に室内に送り出します。なお、UV-Cライトは必要に応じてオンオフ可能。また、静音性が高いので、寝室やオフィスに置いても運転音が気にならないとのことです。

↑フィルターの後方からUVライトを照射

 

新たな生活様式に合わせてどこにでも置けるデザイン

同社の調査では、2台め3台めとして子ども部屋やワークスペースに空気清浄機を置きたい、と回答したユーザーがコロナ前に比べて約2倍以上増加したことが判明。加えて、ウイルスを家に持ち込みたくないとの理由から、玄関に空気清浄機を置きたいと答える人も3.3 倍増加したそうです。それを受けて、本製品は同社の空気清浄機シリーズの中でもコンパクトにサイズダウンし、どこにでも置けるようになりました。

↑2台め・3台めとしてシーンに合わせて設置できます

 

また、北欧スウェーデンならではのラウンドデザインやノルディックカラーも魅力で、性別・年齢を問わずマルチに使用できます。天面の操作パネルでは、フィルター交換時期や空気の状態を確認できます。

床上30cmのハウスダストも磁石のように吸引! 空気清浄機「Blueair DustMagnet」はインテリアとしても満点

スウェーデン発祥の空気清浄機メーカー「Blueair(ブルーエア)」は、埃やハウスダストを引き寄せて吸収する、新しいテクノロジー「DustMagnet」を搭載した空気清浄機「Blueair DustMagnet」(ブルーエア ダストマグネット)4モデルを発表しました。2022年1月13日より、全国の家電量販店・一部百貨店にて販売開始。ブルーエア公式ウェブサイトでは、店頭販売に先駆け12月16日より先行販売を実施します。価格はファブリック素材を採用した「5240i」(適用床面積34畳)、「5440i」(適用床面積18畳)がそれぞれ6万8200円、8万4700円(税込・以下同)、「5210i」(適用床面積34畳)、「5410i」(適用床面積18畳)がそれぞれ6万2700円、7万9200円となっています。

↑(写真左から)「5240i」、「5440i」、「5210i」、「5410i」。「5210i」「5240i」の適用面積は18畳、推奨フロア面積は12畳、サイズは幅230×奥行き230×高さ520mm、重さは約4.5kg。「5410i」「5440i」の適用面積は34畳、推奨フロア面積は20畳、サイズは幅290×奥行き290×高さ650mm、重さは約6.8kg

 

ブルーエアは1996年にスウェーデンで設立されて以来、「人は誰でも、きれいな空気を吸う権利がある」との経営理念のもと、空気清浄機専業メーカーとして高機能空気清浄技術を追求した製品開発を行ってきました。「今年で創業25周年になる現在でも、その思いは変わらない」とブルーエアの日本総代理店、セールス・オンデマンド代表取締役社長・室﨑 肇氏は語ります。

↑「空気清浄機メーカーの専業メーカーとして、空気環境に関わるオピニオンリーダーでありたい」と語るセールス・オンデマンド 代表取締役社長 室﨑 肇 氏

 

ハウスダストが溜まりやすい床上30cmに効果

生活様式が変わる中、65%以上の人がハウスダストや花粉など、室内の空気環境の悪さをキッカケに空気清浄機の購入を決意したとのこと(同社調べ)。加えて、一度床に落ちた埃やハウスダストなどは滞留するため、床に近い生活をする子どもの健康を心配するユーザーボイスもあったそうです。そこで、今回発表された「Blueair DustMagnet」は、同社初となるレッグパーツを設けることで、通常の上部吸込口からの吸引に加え、底面からのハウスダスト吸引を実現しました。これにより、ハウスダストが溜まりやすいとされる、床上30cmに効果を発揮するとのことです。

 

↑ブルーエア史上初となるレッグパーツ。本体が床に接着せず、本体下部からも吸引できる構造になっています

 

もう一つの特徴は、その名の通り、有害物質を磁石のように引き寄せ、吸引する独自テクノロジー「DustMagnet」です。まず、本体の側面にある2か所の吹出口から、独自の渦状の気流を発生させ空気を循環。同時に吹出口に搭載されているイオナイザーが空気中の有害物質をマイナス帯電させます。そして、本体の上下2か所の吸込口に設置されている、プラス帯電したプレフィルターによって、ハウスダストなどの有害物質を磁石のように吸い寄せる仕組みです。大きめの粒子はプレフィルター、さらに微細な粒子はメインフィルターでキャッチ。効率よく部屋の空気をキレイにします。

 

なお、フィルターの交換目安は6か月から12か月。別途で購入する場合の価格は、2つ1セットで8800円から1万1000円となっています。

↑独自の気流で空気を大きく攪拌し、パワフルに吸引します

 

↑マイナス帯電させた空気中の粒子を、プラス帯電したプレフィルターが吸着する仕組み

 

↑本体背面の上下に設置されているプレフィルター

 

↑プレフィルターの上に配置されているのが、粒子フィルターと活性炭フィルターを組み合わせた「コンボフィルター」。空気中のガスや臭い、煙を除去します

 

粒子イオン化技術と高性能フィルター技術を融合した、ブルーエアの基幹技術である「HEPASilent(ヘパサイレント)テクノロジー」も搭載されており、0.1μmまでの有害物質を99.7%除去。静音性に優れ、ハイスピード清浄が可能です。

 

北欧らしいデザインでインテリアに馴染む

「Blueair DustMagnet」は、スウェーデン発祥ならではの北欧デザインで、部屋の中心で使いたくなるような外観です。本体トップにテーブルトップがあることで、サイドテーブルとしても利用可能。耐荷重10kgまで。液体は乗せられません。また、電源と風量調整の2つのボタンのみという、外観を損なわないシンプルな操作パネルも魅力的です。

↑浅いテーブルトップがついています

 

↑本やちょっとした小物を載せるのにぴったり

 

↑操作パネルは左から、電源ボタン/Wi-Fi /フィルター交換お知らせランプ/運転スピードボタン/オートモード/ナイトモード

 

そのほか、インターフェースには空気質センサーにより、リアルタイムで空気の状態を5段階で知らせてくれる機能も。

↑LEDカラーで空気の汚れ具合を知らせてくれます。青色は「とてもきれい」の証

 

発表された4モデルのうち、上位モデルの「XX40i」のみ、本体にファブリック素材を採用。温かみのある部屋に整えたい人には、こちらがオススメのデザインです。

↑「XX40i」には上質なファブリック素材を採用

 

このほか、Wi-Fiに接続した本体と「Blueair」アプリを連動させれば、室内空気のモニタリングやフィルターの使用状況などの確認が可能です。また、スマートフォンの位置情報を元に帰宅までの距離を計り、部屋に着く頃には空気清浄を開始する機能「ウェルカムホーム」は12月中旬にローンチ予定です。

 

室内環境を快適にしたいと、これまで以上に思うようになったこの頃。今後も、ブルーエア独自のDustMagnetテクノロジーで、床に近い生活をしている子どものためにも、本製品で床上30cmのハウスダストが効果的に除去できるのはうれしいですね。

 

withコロナ時代のパートナーに!「世界最強レベル」を謳う空気清浄機「Airdog」の最小モデルをレビュー

コロナ禍の影響もあって、空気清浄機が爆発的な売れ行きを見せています。なかでも注目を集めているのが、“世界最強レベル”の空気清浄機を謳う「Airdog」(エアドッグ)シリーズ。今回、コンパクトモデルの「Airdog X3s」(実売価格9万7900円・税込)をお借りすることができたので、約1か月、実際に使ってみました。

↑今回試用したコンパクトモデルの「Airdog X3s」

シリコンバレー発の「TPAフィルター」を採用

↑サイズは幅26×奥行26×高さ52cm、質量は7㎏で、適応スペースは31畳

 

「Airdog」は、内部に電磁場を作り、吸い込んだ空気に含まれている有害物質をプラスイオンで帯電させ、磁石のようにフィルターに吸着させて除去する「TPAフィルター」を採用。これはシリコンバレーで開発された米国特許取得の独自テクノロジーとのこと。

 

この「TPAフィルター」は、プレフィルター、イオン化ワイヤーフレーム、集塵フィルター、活性炭でできたオゾン除去フィルターの4層構造で構成されており、ウイルスの1/6の大きさとなる0.0146μmの超微細有害物質もフィルターに吸着させて除去できるといいます。HEPAフィルターよりも高性能なうえ、目詰まりがほとんど起こらず、フィルター交換も不要とのことで、いい所だらけですね。

↑付属の集塵フィルターとブラシ、電源ケーブル

 

Airdogは適応スペースの違いで3モデルを用意しています。今回試用した「Airdog X3s」は3つの中で一番小さいコンパクトモデルで、適応スペースは31畳/30分で、CADR(米国家電製品協会が認証するクリーンエア供給率)は233.4m3/h(3.89m3/分)。一般的な8畳間(約33m3)なら10分以内、14畳のリビングでも、14分で空気を入れ替えられるというわけです。

 

26cm四方のスペースがあれば設置できる

本体はバルミューダの空気清浄機「BALMUDA The Pure」などと同じ直方体フォルムを採用。本体下部にある4方向広角吸気システムから部屋の空気を吸い込み、フィルターを通して汚れを吸着したうえで、本体上部の3方向広角排気システムからキレイな空気を放出する仕組みです。

↑集塵フィルターをセットしたところ。下からプレフィルター、イオン化ワイヤーフレーム、集塵フィルター、オゾン除去フィルターの順で配置されている

 

同じぐらいの適応スペースの空気清浄機と比べると、本体サイズはややコンパクト。26cm四方のスペースがあれば設置できるので、リビングだけでなく、家族が通る玄関ホールなどの広くない場所にも設置しやすいです。

 

動作モードはオートモード(A)のほか、弱(L1)、中(L2)、強(L3)、最強(L4)の4つ。さらにカーテシーライトやディスプレイをすべて消し、風量もEcoモードにするスリープモードを用意しています。

↑天板の右手前にある操作パネル。電源ボタンの横に「光&人体センサー」を配置

 

空気の汚れやニオイを感知し自動的にパワーアップ 

実際に、約14畳のリビングダイニングに設置してみました。開梱後に行うのは、付属の集塵フィルターを袋から出して、本体にセットするだけでOK。あとは電源ケーブルを挿し、電源ボタンを押すとオートモードで運転が始まります。

 

基本的につけっぱなしにして使ったところ、空気に汚れがなく、人の動きもそれほどないときは、動いているのかな? と思うほどに動作音は静かでした。本体の前面手前に「防眩カーテシライト」(床照射型LEDライト)が設置されており、床がグリーンに照らされているときは空気がキレイなのがわかります。カーテシーライトの色は空気の状態に応じて、緑(キレイ)、黄緑(普通)、オレンジ(汚い)、赤(とても汚い)の4段階で変化。また、メインディスプレイに数値でも表示されます(表示が100を超すととても汚い状態)。

↑カーテシーライトが赤くなった状態。このときはディスプレイの数値が400を超えていた

 

普段はとても静かな「Airdog」ですが、帰宅後に上着を脱いだり、キッチンで料理を始めたりすると内蔵のAQIセンサーが空気の汚れを検出。オートモードに設定している場合、本体上面のモニターには常に計測した汚れが数値として表示されていますが、その数値が急上昇すると同時にファンも強力に回転を始め、汚れた空気を清浄してくれるのがわかります。さらにこのとき、「防眩カーテシライト」が床を赤く照らすため、空気が汚れているのが視覚的にもわかるわけです。

 

フィルターを洗うだけで交換不要なのが魅力

なお、海外製の空気清浄機の多くは2か月前後でフィルター交換が必要。国産モデルの多くは10年程度はフィルターの交換が不要ながら、その間の集塵効率は大幅に低下していきます。その点、「Airdog」はフィルター交換が不要なのが大きな魅力。ただし、フィルター交換が不要なぶん、フィルターを洗うメンテナンスは必要です。2か月に一度ぐらいの頻度で、集塵フィルターに中性洗剤をつけ、お風呂場やキッチンなどで洗い、乾燥させます。このメンテナンスを怠ると、電磁場を作るときの電気により、ジーという音やパチパチ音がするので注意が必要です。

↑集塵フィルターは中性洗剤で洗うことができる。他のフィルターもメンテナンスする

 

今回使用した期間で大きくフィルターが汚れることはありませんでした。しかし一定期間ごとにフィルターを買い換える必要がないのは非常に魅力的。焼肉をしたときなど強力に空気清浄してくれたのも体感できました。

 

なお、「Airdog」はWi-Fi機能を搭載。スマホアプリを利用すれば、部屋の空気の状況をスマホで可視化でき、 動作モードが設定できます。 家に帰る前に強モードに切り替えてあらかじめ部屋の空気をキレイにしておく、といった 使い方も可能です。

↑スマホアプリからの操作も可能

 

パワフルでしかもフィルター交換が不要な「Airdog」。 メーカーによると「医療従事者が選ぶ空気清浄機」、また、「お子さんを持つ家庭が選ぶ空気清浄機」のイメージ調査でナンバーワンだといいます。家庭用の空気清浄機としては高価なモデルではありますが、その性能は折り紙付き。withコロナの時代の心強いパートナーとなりそうです。

 

微粒子量を測定!《ウイルス・菌の抑制》キーワードに選ぶ高価格「空気清浄機」4選

空気清浄機は、超微粒子であるウイルス・菌の抑制・不活化まで期待して選ぶ時代!! 今回は、10万円台前後の高価格モデルにおけるウイルス・菌へのアプローチの違いを押さえつつ、プロ仕様の微粒子計測器を使って、送風口から放出される微粒子量を測定した(※)。

※: クリーンルーム等の清浄度管理用微粒子計測器「RION KC-51」を使用。6秒間の測定を連続5回行い、その平均値が測定結果として算出される。事前に室内の空気を測定した結果は、0.3nmレベルで7万9441.2個、0.5nmレベルで6366.2個、5.0nmレベルで9.0個

 

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がチェックしました!

GetNavi編集部 家電担当
青木宏彰

家電コーディネーター資格保持。菌・ウイルスまで対応する空気清浄機の信頼性を説く。

 

微粒子放出量のテストではメディエアーが圧勝だった

現在、市場の多くの空気清浄機はHEPAフィルターを採用。粒径0.3nmの粒子を99.97%捕集すると謳う(ウイルスの粒径は0.1nm、細菌は0.5〜1nm)。だがそれはあくまで〝実験室〟での結果。今回は実際の生活空間でどれくらい空気清浄できるか、高価格帯の空気清浄機4台で検証してみた。

 

結果、最も優秀な数値だったのはメディエアー。事前の測定で0.3nmレベルの粒子数が約8万個だったのが平均0.4個まで減少した。

 

だが空気清浄機選びは集じん性能以外の要素も検討を。イオン放出による室内の付着菌抑制を求めるならプラズマクラスター搭載のシャープ。ブルーエアは空気清浄速度や菌の抑制、室内の空気状況の“見える化”など性能・機能のバランスに優れる。メディエアーは前述の集じん性能に加え、捕集したウイルス・菌の不活化性能も優秀。モレキュルは光触媒技術でフィルター捕集したウイルスや花粉などを除去。シンプルな操作性やデザインにも注目だ。

 

【その1】3層フィルターで集じんし、浮遊する菌や付着したニオイは高濃度イオンの放出で除菌・消臭

シャープ

プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-NP100

実売価格10万90円

3層のフィルターで集じん。さらに浮遊する菌や付着したニオイを、イオン濃度5万個/立方センチメートルの「プラズマクラスターNEXT」の放出で消臭・除菌する。人の不在を検知してパワフルに空気清浄する自動モードも搭載。

SPEC●空気清浄技術:「プラズマクラスターNEXT」空中&フィルター浄化●消費電力:5.3〜95W(※)●風量:2.0〜10m3/分●搭載フィルター:静電HEPAフィルターほか●サイズ/質量:W427×H738×D371mm/約17kg

※: 無線モジュールを起動していないときの消費電力

 

適用床面積:46畳(空気清浄運転時)
イオン放出機能:プラズマクラスターNEXT
運転音:21〜54dB
スマホ連携:「COCORO AIR」アプリ

 

↑プラズマクラスターは付着ウイルス・菌の除菌のほか消臭にも効果あり

 

↑脱臭フィルター静電HEPAフィルターなど3層のフィルターで集じん。花粉やハウス。ダストをカバーできる5.0nmレベルでは、検出数0.8個と上々な数値を示した

 

【Impression】

操作性やメンテ性は文句なし!! 加湿含め多機能を1台でこなすのは魅力

ハウスダストや花粉の除去用途には最適。プラズマクラスターNEXTによる浮遊ウイルス・菌抑制が期待できる。タッチパネルで直感的に操作できるほか、アプリで季節に合わせた自動運転なども可能。大型で場所は取るが、加湿など様々な機能を1台でこなしたい人には便利だ。自動掃除機能付きだが、給水タンクのメンテは必須。

 

[5点満点で評価]

集じん性能:3.5
操作性:5.0
お手入れのしやすさ:4.0
デザイン性:4.0
設置性:4.0

 

【その2】ウイルスレベルの超微粒子をスピーディに捕らえてイオンチャージで抑制

ブルーエア

Blueair Protect 7770i

実売価格15万7080円

空気清浄技術がアップデートされた同社の最上位機。0.03nmまでの超微粒子を99%以上除去し(※)、フィルターに吸着させた菌にイオンチャージして抑制する。8畳を約4分でスピード清浄可能だ。

※:【試験機関】暮らしの科学研究所(株)【試験方法】30m3試験空間にてBlueair Protect 7770iを運転させ、SMPSにより粒子濃度の測定実施【試験粒子】塩化カリウム(5w%水溶液)【試験機運転条件】Blueair Protect 7770iを「スピード3」で運転 【試験結果】約15分で30〜100nmの超微粒子を99%以上除去

SPEC●空気清浄技術:HEPASilent Ultraテクノロジー●消費電力:9〜72W●風量:3.2〜13.1m3/分●搭載フィルター:スマートフィルター●サイズ/質量:W340×H855×D340mm/約19kg

 

適用床面積:70畳
イオン放出機能:非搭載
運転音:27〜55dB(A)
スマホ連携:「Blueair」アプリ

 

↑粒子イオン化技術で空気中の有害物質をフィルターに強力吸着させる

 

↑カーボンフィルター内蔵の高性能フィルターで菌や化学物質、VOCも除去。測定結果は0.3nmが1968.4個だが、大風量で循環回数を上げれば数値はもっと下がるはず

 

【Impression】

空気清浄性能・操作性・メンテ性デザイン性など全方位的にハイレベル

強力送風による空気循環で超微粒子を短時間に何度もフィルターに通し除去。ゆえに実際の使用では測定結果以上の浄化能力が期待できる。タッチパネルの操作もスマホでの操作もスムーズ。手入れはフィルター交換だけで、汚れがついた面に触れずに交換できるのも助かる。未来的なデザインも秀逸だ。質量19㎏だがキャスター付きで移動はラク。

 

[5点満点で評価]

集じん性能:4.0
操作性:5.0
お手入れのしやすさ:5.0
デザイン性:5.0
設置性:4.0

 

【その3】0.007nmの超微粒子を捕捉し、さらにウイルスや菌を不活化する独自のDFSテクノロジーを搭載

ピエラス

空間除菌清浄機メディエアー スマート

実売価格17万3800円

独自のフィルター技術により、HEPAフィルターでは捕捉しきれない0.007nmの微粒子も帯電・統合させ除去。ウイルスや菌、アレル物質などを捕捉し不活化する。シックハウス症候群の原因となるVOCも逃さない。

SPEC●空気清浄技術:DFSテクノロジー●消費電力:9〜65W●風量:2.83m3/分●搭載フィルター:メインフィルター、高性能6層プレフィルター●サイズ/質量:W330×H508×D222mm/7.3kg

 

適用床面積:18畳
イオン放出機能:非搭載
運転音:40〜60dB
スマホ連携:非対応

 

↑近畿大学の細菌培養実験によると、メディエアーでは菌の生存が確認できなかった。フィルター交換時に菌に触れるリスクがない

 

↑DFSテクノロジーでは、ハイエナジーグリッドとメインフィルターの間に電磁フィールドを生成しウイルスや菌を抑制。測定では全粒子サイズで集じん性能の高さを証明した

 

【Impression】

高価でデザインの好みも分かれるが空気清浄をストイックに追求している!!

高性能フィルターが通過する空気中の微粒子をほぼ完璧にキャッチした。操作は4段階の風量調節のみとシンプル。お手入れは2年に一度のフィルター交換のほか、定期的なハイエナジーグリッドの掃除が必要だ。天面パネルなどデザインはやや素朴だが、ムダな機能を削ぎ落とし、空気をキレイにすることに特化した姿勢は好印象だ。

 

[5点満点で評価]

集じん性能:5.0
操作性:5.0
お手入れのしやすさ:4.5
デザイン性:4.0
設置性:5.0

 

【その4】独自の光触媒技術によりウイルスなどの超微粒子も本体内部で除去する

モレキュル

Molekule Air Pro SQ1P-JP

実売価格17万9850円

光活性ナノフィルターと特殊な触媒を使い、0.0002nmの超微粒子も捕らえて除去。フィルターを1回通過させるだけでウイルスを99.9%除去する(※)。室内の空気質を検知しPM10、PM2.5、PM1.0ごとに4色で表示。

※:すべてのウイルスを除去するものではない

SPEC●空気清浄技術:PECOテクノロジー●消費電力:26.7〜124W●搭載フィルター:PECOフィルター●サイズ/質量:φ約280×H59nm/10.4kg

 

適用床面積:約33畳
イオン放出機能:非搭載
運転音:33〜64dBa(自社試験結果)
スマホ連携:「Molekule」アプリ

 

↑1日24時間稼働で約半年後にフィルター交換。必要なお手入れはこれだけでOKだ

 

↑360度から空気を取り込み、PECOフィルターでウイルスなどの超微粒子を除去。生活空間ではメディエアー、ブルーエアにはやや及ばなかったが、上々の測定結果を示した

 

【Impression】

空気清浄機能に加えメンテ性やデザインを重視する人にマッチ

「1回通過での捕捉率の高さ」というウリが十分反映されたとは言えないが、測定結果はまずまずの印象。タッチパネルの操作性も悪くないが、スマホアプリに+αの付加機能がないのは惜しいかも。デザインはレザーのストラップがオシャレ。直径約28cmの円柱型で設置性も優秀だ。空気清浄性能に加えメンテ性やデザインにこだわる人に好適!

 

[5点満点で評価]

集じん性能:3.5
操作性:4.0
お手入れのしやすさ:5.0
デザイン性:5.0
設置性 :4.5

 

独自の光触媒技術によりウイルスなどの超微粒子も本体内部で除去する「Molekule Air Pro SQ1P-JP」

空気清浄機は、超微粒子であるウイルス・菌の抑制・不活化まで期待して選ぶ時代!! ウイルス・菌へのアプローチの違いを押さえつつ、10万円台前後の高価格モデルを紹介。今回は、モレキュルのMolekule Air Pro SQ1P-JP。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

独自の光触媒技術によりウイルスなどの超微粒子も本体内部で除去する

モレキュル

Molekule Air Pro SQ1P-JP

実売価格17万9850円

光活性ナノフィルターと特殊な触媒を使い、0.0002nmの超微粒子も捕らえて除去。フィルターを1回通過させるだけでウイルスを99.9%除去する(※)。室内の空気質を検知しPM10、PM2.5、PM1.0ごとに4色で表示。

※:すべてのウイルスを除去するものではない

SPEC●空気清浄技術:PECOテクノロジー●消費電力:26.7〜124W●搭載フィルター:PECOフィルター●サイズ/質量:φ約280×H59nm/10.4kg

 

適用床面積:約33畳
イオン放出機能:非搭載
運転音:33〜64dBa(自社試験結果)
スマホ連携:「Molekule」アプリ

 

↑1日24時間稼働で約半年後にフィルター交換。必要なお手入れはこれだけでOKだ

 

↑360度から空気を取り込み、PECOフィルターでウイルスなどの超微粒子を除去。生活空間ではメディエアー、ブルーエアにはやや及ばなかったが、上々の測定結果を示した

 

【Impression】

空気清浄機能に加えメンテ性やデザインを重視する人にマッチ

「1回通過での捕捉率の高さ」というウリが十分反映されたとは言えないが、測定結果はまずまずの印象。タッチパネルの操作性も悪くないが、スマホアプリに+αの付加機能がないのは惜しいかも。デザインはレザーのストラップがオシャレ。直径約28cmの円柱型で設置性も優秀だ。空気清浄性能に加えメンテ性やデザインにこだわる人に好適!

 

[5点満点で評価]

集じん性能:3.5
操作性:4.0
お手入れのしやすさ:5.0
デザイン性:5.0
設置性 :4.5

 

0.007nmの超微粒子を捕捉、ウイルスや菌を不活化する独自のDFSテクノロジーを搭載「空間除菌清浄機メディエアー スマート」

空気清浄機は、超微粒子であるウイルス・菌の抑制・不活化まで期待して選ぶ時代!! ウイルス・菌へのアプローチの違いを押さえつつ、10万円台前後の高価格モデルを紹介。今回は、ピエラスの空間除菌清浄機メディエアー スマート。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

0.007nmの超微粒子を捕捉し、さらにウイルスや菌を不活化する独自のDFSテクノロジーを搭載

ピエラス

空間除菌清浄機メディエアー スマート

実売価格17万3800円

独自のフィルター技術により、HEPAフィルターでは捕捉しきれない0.007nmの微粒子も帯電・統合させ除去。ウイルスや菌、アレル物質などを捕捉し不活化する。シックハウス症候群の原因となるVOCも逃さない。

SPEC●空気清浄技術:DFSテクノロジー●消費電力:9〜65W●風量:2.83m3/分●搭載フィルター:メインフィルター、高性能6層プレフィルター●サイズ/質量:W330×H508×D222mm/7.3kg

 

適用床面積:18畳
イオン放出機能:非搭載
運転音:40〜60dB
スマホ連携:非対応

 

↑近畿大学の細菌培養実験によると、メディエアーでは菌の生存が確認できなかった。フィルター交換時に菌に触れるリスクがない

 

↑DFSテクノロジーでは、ハイエナジーグリッドとメインフィルターの間に電磁フィールドを生成しウイルスや菌を抑制。測定では全粒子サイズで集じん性能の高さを証明した

 

【Impression】

高価でデザインの好みも分かれるが空気清浄をストイックに追求している!!

高性能フィルターが通過する空気中の微粒子をほぼ完璧にキャッチした。操作は4段階の風量調節のみとシンプル。お手入れは2年に一度のフィルター交換のほか、定期的なハイエナジーグリッドの掃除が必要だ。天面パネルなどデザインはやや素朴だが、ムダな機能を削ぎ落とし、空気をキレイにすることに特化した姿勢は好印象だ。

 

[5点満点で評価]

集じん性能:5.0
操作性:5.0
お手入れのしやすさ:4.5
デザイン性:4.0
設置性:5.0

 

 

 

ウイルスレベルの超微粒子をスピーディに捕らえてイオンチャージで抑制「Blueair Protect 7770i」

空気清浄機は、超微粒子であるウイルス・菌の抑制・不活化まで期待して選ぶ時代!! ウイルス・菌へのアプローチの違いを押さえつつ、10万円台前後の高価格モデルを紹介。今回は、ブルーエアのBlueair Protect 7770i。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ウイルスレベルの超微粒子をスピーディに捕らえてイオンチャージで抑制

ブルーエア

Blueair Protect 7770i

実売価格15万7080円

空気清浄技術がアップデートされた同社の最上位機。0.03nmまでの超微粒子を99%以上除去し(※)、フィルターに吸着させた菌にイオンチャージして抑制する。8畳を約4分でスピード清浄可能だ。

※:【試験機関】暮らしの科学研究所(株)【試験方法】30m3試験空間にてBlueair Protect 7770iを運転させ、SMPSにより粒子濃度の測定実施【試験粒子】塩化カリウム(5w%水溶液)【試験機運転条件】Blueair Protect 7770iを「スピード3」で運転 【試験結果】約15分で30〜100nmの超微粒子を99%以上除去

SPEC●空気清浄技術:HEPASilent Ultraテクノロジー●消費電力:9〜72W●風量:3.2〜13.1m3/分●搭載フィルター:スマートフィルター●サイズ/質量:W340×H855×D340mm/約19kg

 

適用床面積:70畳
イオン放出機能:非搭載
運転音:27〜55dB(A)
スマホ連携:「Blueair」アプリ

 

↑粒子イオン化技術で空気中の有害物質をフィルターに強力吸着させる

 

↑カーボンフィルター内蔵の高性能フィルターで菌や化学物質、VOCも除去。測定結果は0.3nmが1968.4個だが、大風量で循環回数を上げれば数値はもっと下がるはず

 

【Impression】

空気清浄性能・操作性・メンテ性デザイン性など全方位的にハイレベル

強力送風による空気循環で超微粒子を短時間に何度もフィルターに通し除去。ゆえに実際の使用では測定結果以上の浄化能力が期待できる。タッチパネルの操作もスマホでの操作もスムーズ。手入れはフィルター交換だけで、汚れがついた面に触れずに交換できるのも助かる。未来的なデザインも秀逸だ。質量19㎏だがキャスター付きで移動はラク。

 

[5点満点で評価]

集じん性能:4.0
操作性:5.0
お手入れのしやすさ:5.0
デザイン性:5.0
設置性:4.0

 

3層フィルターで集じん、浮遊する菌や付着したニオイは高濃度イオンの放出で除菌・消臭「プラズマクラスター加湿空気清浄機」

空気清浄機は、超微粒子であるウイルス・菌の抑制・不活化まで期待して選ぶ時代!! ウイルス・菌へのアプローチの違いを押さえつつ、10万円台前後の高価格モデルを紹介。今回は、シャープのプラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-NP100。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

3層フィルターで集じんし、浮遊する菌や付着したニオイは高濃度イオンの放出で除菌・消臭

シャープ

プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-NP100

実売価格10万90円

3層のフィルターで集じん。さらに浮遊する菌や付着したニオイを、イオン濃度5万個/立方センチメートルの「プラズマクラスターNEXT」の放出で消臭・除菌する。人の不在を検知してパワフルに空気清浄する自動モードも搭載。

SPEC●空気清浄技術:「プラズマクラスターNEXT」空中&フィルター浄化●消費電力:5.3〜95W(※)●風量:2.0〜10m3/分●搭載フィルター:静電HEPAフィルターほか●サイズ/質量:W427×H738×D371mm/約17kg

※: 無線モジュールを起動していないときの消費電力

 

適用床面積:46畳(空気清浄運転時)
イオン放出機能:プラズマクラスターNEXT
運転音:21〜54dB
スマホ連携:「COCORO AIR」アプリ

 

↑プラズマクラスターは付着ウイルス・菌の除菌のほか消臭にも効果あり

 

↑脱臭フィルター静電HEPAフィルターなど3層のフィルターで集じん。花粉やハウス。ダストをカバーできる5.0nmレベルでは、検出数0.8個と上々な数値を示した

 

【Impression】

操作性やメンテ性は文句なし!! 加湿含め多機能を1台でこなすのは魅力

ハウスダストや花粉の除去用途には最適。プラズマクラスターNEXTによる浮遊ウイルス・菌抑制が期待できる。タッチパネルで直感的に操作できるほか、アプリで季節に合わせた自動運転なども可能。大型で場所は取るが、加湿など様々な機能を1台でこなしたい人には便利だ。自動掃除機能付きだが、給水タンクのメンテは必須。

 

[5点満点で評価]

集じん性能:3.5
操作性:5.0
お手入れのしやすさ:4.0
デザイン性:4.0
設置性:4.0

 

 

理由はウイルス除去だけじゃない! 琉球大学病院が88万円~の空気清浄機「ナノドロン」を選んだ意外なワケと満足感を語る

コロナ禍により、いままで以上に徹底した感染予防対策が求められる病院で、新たに空気清浄機を設置する病院が増えています。沖縄にある琉球大学病院もそのひとつ。今年春に沖縄での感染者が増加したことを受け、検査部の生理機能検査室にドイツの空気清浄機「ナノドロン」を新たに設置しました。

↑琉球大学病院に設置された空気清浄機ナノドロン(壁際の白い筒状のもの)

 

ナノドロンは熟練のドイツ職人が生産工程の半分をハンドメイドする税込88万円~の高級モデル。これだけ高価なのにもかかわらず、数ある空気清浄機のなかから、なぜナノドロンを選んだのでしょうか? 同室に所属する臨床検査技師の皆さんにオンラインで話を聞いてみると、意外な答えが返ってきました。

 

↑ドイツHealth Air Technology社が製造するナノドロン空気清浄機。森のように澄んだ空気を生み出すことから「森の発電機」と呼ばれており、ロールス・ロイスやポルシェなど世界の一流企業にも採用されています。サイズは直径17cm×高さ165cm、重量16㎏。適用床面積は70畳まで。カラバリは12色で、写真のカラーはカーボンホワイト

 

検査中の感染リスク低減のため、空気清浄機の導入を検討

↑インタビューに答えてくれた琉球大学病院検査部生理機能検査室のみなさん。中央が導入したナノドロンのカーボンホワイト。左奥の男性はナノドロンの正規代理店・沖縄三和メディカル 営業部の山田晋之亮さん

 

生理機能検査室では、心電図検査や超音波検査、呼吸機能検査などを行っています。今回、ナノドロンを設置したのは、呼吸機能検査を行う検査室だそう。

 

「患者さんには検査中も基本的にマスクを着けていただいていますが、呼吸機能検査は大きく息を吸ったり吐いたりしてもらうことで肺の機能を評価するため、患者さんにマスクを外して行ってもらいます。そのぶん感染症のリスクも高くなるため、特に高性能な空気清浄機の必要性を感じていました」(検査部生理機能検査室のみなさん・以下同)

 

そこで院内の感染対策室に相談したところ、いくつかの高機能空気清浄機とともに紹介されたのが、このナノドロン。ナノドロンの空気浄化能力は通常のHEPAフィルターを搭載したモデルの約50倍。特殊合金の静電フィルターを搭載することにより、0.001μm以上の超微粒子の捕集を実現しています。さらに、捕集した粒子は高電圧電子を活用した「コールドプラズマ」(低温プラズマ)技術によって破壊。これにより、花粉やハウスダストなどのアレルゲンはもちろん、空気中に浮遊するウイルス、細菌、煙、不要なニオイもしっかりと除去・分解してくれるのです。

↑特殊合金でできた静電フィルターで、帯電させた超微粒子を捕集します

 

↑内部の「高電圧発生器」が1万2000Vの高電圧電子を供給。ナノドロンは、この高電圧電子を活用した「コールドプラズマ」技術により高圧磁場を発生させ、ウイルスや細菌などを破壊します

 

 

選択の大きなポイントは意外にも「音の静かさ」だった

このほか、意外にも生理機能検査室のみなさんが注目した点は、「音の静かさ」だったといいます。

 

「呼吸の検査では、私たちが患者さんにいろいろと指示を出し、その通りに呼吸をしてもらいます。しかし、検査中は私たちがN95という高気密なマスクを使用しているため、声が通りにくい。そのため、空気清浄機の音で私たちの指示が患者さんに聞こえなくなると困るんです。だから、ナノドロンは音の数値が優秀だった点も、大きなポイントとなりました」

 

ナノドロンの運転レベルは1から4まであり、最大となるレベル4で運転しても騒音値は45dB。目安としては図書館~静かな事務所と同じくらいの音で、これでも十分静かです。なお、呼吸機能検査室で検査中は、人の出入りがあるのでレベル4で運転しており、それ以外の時間はレベル1で運転しているそう。レベル4でも「患者さんへの指示が聞こえにくい」などの問題は起こっていないといいます。

↑ナノドロンの操作パネル。4段階で運転レベルを設定できます

 

ちなみに、ナノドロンが最小のレベル1で運転したときの騒音値は29dB。目安としては郊外の深夜やささやき声と同じくらいで、かなりの静かさです。メーカーによると日常的にはレベル1で十分だそうで、ニオイや空気の汚れを感じたときのみレベルを上げればOK。筆者も自宅で実際に使ったところ、レベル1だと耳を済ませないと稼働しているかわからないほど静かでした。

 

設置してみたら予想以上にスマートでスタイリッシュ

さて、ナノドロンの導入でもうひとつ気になる点といえば、空気清浄機らしからぬデザインです。高さも165cmと人の背丈ほどあるため、納品されるまでは「検査室が狭くなってしまうのでは?」という懸念もあったそう。ところが、実際に到着してみると「逆にコンパクトに感じた」といいます。

 

「納品される前までは、おそらく圧迫感はあるだろう、と思っていましたが、実際に置いてみたら予想以上にスマート。カラーも白(カーボンホワイト)を選んだのですが、これがスタイリッシュで清潔感があり、検査室に置くデザインとしても正解でした」

設置してから約3か月。「決めるときは悩みましたが、ナノドロンにしてよかった」と満足しているとのこと。空気の汚れは目に見えないものの、コロナ禍に高性能な空気清浄機がある安心感は大きかったといいます。

 

「検査室の大きさに対して、浄化能力が〜70畳とかなり大きいぶん、よりスピーディに浄化してくれていると思うので心強いですね。もっと多くの病室や検査室に置けたら理想的ではありますが、価格が安くはないので要交渉です。特に院内の換気しにくい部屋に設置するのはいいかもしれませんね。現在設置している呼吸機能検査室では特にニオイが発生することはありませんが、ナノドロンは脱臭効果も高いようなので、ニオイが出る部屋に置いて脱臭性能を試してみたいです」

 

また、空気清浄機というとこまめにお手入れをする必要がありますが、ナノドロンの場合は1年に1回(※頻度は使用状況によって異なります)専門スタッフがメンテナンスを行うため、日常的なお手入れは表面の汚れやプレフィルターのホコリを取るだけ。「業務の合間にお手入れする手間が減らせたのもうれしいポイント」とのことでした。みなさんもぜひ、高い空気浄化能力を誇り、デザイン・設置性も良く、音も静かで手入れの手間も少ないナノロドンで、「安心感のある生活」を実感してみてはいかがでしょうか。

協力/ナノドロン正規販売代理店・沖縄三和メディカル

 

実は恐ろしい「梅雨のカビ」の健康リスク。世界的な認証機関が認めた「カビに強い」空気清浄機「ナノドロン」で対策を!

いよいよ梅雨の季節となりました。梅雨といえば、気をつけたいのがカビ。カビの繁殖が活発になるのは温度が20~30℃、湿度が70%以上の空間とされ、温度・湿度とも高くなる梅雨はカビにとって好都合。気がついたら、部屋の隅やカーテンの陰、ベッドの下や窓際のサッシ周りがカビだらけ……なんてことも。実は、こうしたカビを放っておくと、人間の身体に重大な影響を及ぼす可能性があることをご存じでしょうか?

 

カビの胞子を吸い込むとアレルギー症状が出ることも

もし、カビの胞子を大量かつ長期的に吸い込んでしまうと、免疫の過敏反応によるアレルギー性の症状が発生するリスクが高まります。くしゃみや鼻水が止まらなくなる「アレルギー性鼻炎」、目がかゆくなる「アレルギー性結膜炎」などのほか、気道が狭くなり息苦しくなる「気管支喘息」、せきや発熱、息切れなどを引き起こす「過敏性肺炎」など、カビが原因となるアレルギー症状は数多くあるのです。自宅にアレルゲンが存在するので、外出すると症状が軽減し、自宅に帰ると悪化するというケースもしばしばあるとのこと。

※写真はイメージです

 

体内でカビが繁殖する真菌症に注意

もうひとつ、カビの被害で恐ろしいのが、カビ(真菌)そのものに感染し、カビがヒトの身体で増殖する「真菌症」です。もっとも身近な真菌症は、水虫やたむしなど。これらは皮膚表面に症状が出るものですが、恐ろしいのが内臓など体内にまで感染が及ぶ真菌症です。特に、抵抗力が落ちている人や肺に基礎疾患がある人に多いのが「肺真菌症」。肺がカビに感染することで発熱やせき、たん、血痰、だるさ、呼吸困難などの症状が現れることがあり、命に関わるケースもあるのです。

 

このほか、カビが生み出す微生物由来の揮発性有機化合物(MVOC)が、倦怠感・頭痛・めまいといった健康障害を引き起こす可能性も指摘されています。こうしたカビの健康被害を防ぐために、ぜひ取り入れたいのがカビの胞子を除去してくれる空気清浄機。なかでもオススメしたいのが、昨年11月にドイツから上陸した世界屈指の高級空気清浄機「ナノドロン」です。

 

空気清浄機「ナノドロン」は浮遊するカビの胞子をしっかり除去

↑空気清浄機「ナノドロン」はドイツの熟練職人が生産工程の半分をハンドメイドで製造(実売価格は税込88万円~)。サイズは直径17cm×高さ165cm、重量16㎏。適用床面積は70畳まで。天井高は5mまで。カラバリは12色で、写真のカラーはシャンパンフォグ

 

文部科学省の「カビ対策マニュアル」では、HEPAフィルター(※)付きの空気清浄機の活用を推奨しています。その点、「ナノドロン」の浄化能力は、一般的な空気清浄機に使われているHEPAフィルターのなんと50倍以上。空気中に浮遊するカビの胞子やカビのエサとなるホコリはもちろん、花粉、ウイルス、細菌、煙、不要なニオイを除去。先述のMVOCなど揮発性の有害物質もしっかりと除去してくれるのです。

※HEPA(High Efficiency Particle Air Filter)フィルター……粒径0.3μm(マイクロメートル)の粒子に対して、99.97%以上の粒子捕集率を持つフィルターのこと

↑0.001μmまでの粒子を吸着するナノドロンの静電フィルター

 

また、カビは温度や湿度が部分的に集中している場所に発生しやすいのですが、ナノドロンはこうした空気のムラを防ぐ効果を持っています。ナノドロンは元々、クリーンルームの思想をもとに設計されており、密閉空間での使用に適しているのが特徴。一般的な空気清浄機とは異なり、空気を上部から吸い込み、浄化した空気を下から送り出す仕組みを取っています。これにより室内を循環する気流が生まれ、室内の温度や湿度を均一に保ってくれるのです。

 

吸着した粒子は「コールドプラズマ」で分解

一方で、使っているうちに空気清浄機からイヤなニオイがしてきた……というのもよくある話。フィルターに付着したホコリにカビや雑菌が繁殖しては、元も子もありません。その点、ナノドロンは1万2000Vの高電圧電子を活用した「コールドプラズマ」(低温プラズマ)技術によって、吸着した粒子を分解、あるいは不活化することが可能。また、フィルターは1年に1回、専門のスタッフが交換してくれるので(有料)、本体の内部は常に清潔に保たれます。

↑汚染粒子を静電気で分解するための高電圧発生器

 

認証機関「TÜV NORD」のカビ胞子に関する検査もクリア

さらに、ナノドロンは「TÜV NORD(テュフノルド)」と「ECARF (ヨーロッパアレルギー研究財団)」という2つの機関に「アレルギー患者に適合する」と認定されている点にも注目です。なかでも世界的な認定機関「TÜV NORD」は、12週間かけてナノドロンの室内空気浄化能力を調査するとともに、雑菌の繁殖、カビ胞子分離効率の検査など12のテストを実施。これをクリアしたナノドロンにアレルギー効果の安全認証を与えたことから、間接的に「カビにも効果的」という事実が証明されたことになります。その実力は世界でも高く評価され、ロールス・ロイスやポルシェ、シーメンスといった名だたる企業の工場やオフィスに採用されています。

↑TÜV NORDの認証マーク(左)と認定書(中)。ECARFの認定書(右)

 

カビの胞子やカビのエサとなる粒子を除去しながら、カビが生育しにくい環境作りをサポートし、本体内部の汚染も防ぐナノドロン。世界的な認証機関に認められ、世界の一流企業に採用されている点でも安心ですね。梅雨のカビ対策に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

監修/ハピコワクリニック五反田院長・岸本久美子

壁掛けも抜群にオシャレ! 「空気清浄機はデザイン」と改めて感じたエレクトロラックス「Well A7」使用レポート

コロナ禍で空気清浄機を新たに購入したり、買い替えたりした人も多いのではないでしょうか。「寝室や子ども部屋、テレワーク用の書斎にも1台欲しい」などと、追加購入を考えている人がいるかもしれません。でも、狭い部屋だと置き場所がないし、せっかくのインテリアのイメージが壊れそう……なんて懸念を抱く人も多いのでは?

 

デザインと性能を両立したエレクトロラックスの新モデル

そんな方におすすめの空気清浄機を紹介します。スウェーデンの家電メーカー、エレクトロラックスの空気清浄機「Well A7」(実売価格5万2800円・税込)です。

↑従来の空気清浄機のイメージとは異なるボード型の「Well A7」。サイズはW579×D213×H480mmで、適用畳数は約25畳

 

エレクトロラックスといえば性能はもちろん、北欧発ならではのスタイリッシュなデザインが人気。日本では、おしゃれなコードレススティック掃除機で知られていますが、空気清浄機も2019年に発売された「Pure A9」のファブリック調の質感やタワー型フォルム、インテリアになじむカラーで人気となっています。

↑参考までに、こちらが我が家で愛用する「Pure A9」(実売価格6万5780円・税込)。適用畳数約54畳のパワフルな吸引力で、家族が過ごすリビングをキレイにしてくれています

 

さて、今回使用した「Well A7」は、2021年2月に発売された新モデル。エレクトロラックスらしさはそのままに、フォルムをボード型にすることで、設置スペースがない個室にもスッキリ置けるサイズ感を実現しました。しかもこのモデル、壁掛けまでできちゃうんです。

 

外見はファブリック調フロントパネルに、革製の取っ手と、一見するとバッグのようにも見え、家電っぽさは一切ありません。とはいえ、おしゃれながら高性能なのがエレクトロラックスの持ち味。フロントパネルを外してみると、3枚のフィルターが現れました。

↑奥から順に、活性炭フィルター、HEPA13フィルター、メッシュフィルター

 

フィルターはそれぞれ、以下の役割を果たしています。

・活性炭フィルター……生活臭や有害ガスをキャッチ

・HEPA13フィルター……ハウスダストや花粉、PM2.5など粒径0.3μmの粒子を99.97%キャッチ

・メッシュフィルター……粒子の大きなホコリなどをキャッチ

 

しかもHEPA13フィルターは、集じんした菌の能力を抑える抗菌層になっているほか、イオンを発生させ、空気中の粒子を大きな塊にしてフィルターで集じん。これにより、「ウイルスを99.98%除去」し、「細菌の能力を99.99%抑える」ことが可能だといいます。スリムでも高性能なことがわかります。

 

空気の流れとしては、フロントパネルの周囲のすき間360度から空気を吸い込み、各フィルターを通過して、キレイになった空気を上部から放出。8畳の部屋を約11.5分でキレイにしてくれます。コンパクトなサイズながら、この浄化スピードはうれしいですね。

↑天面に大きな吹出口を設けており、キレイな空気を吹き出します

 

インテリアになじみやすく、壁掛けすれば省スペース

さっそく筆者の事務所の一室に置いてみました。6畳とあまり広くない部屋なので、空気清浄機を1台置くと存在感が出てしまいそうですが、このWell A7は? ……やはり空気清浄機には見えません。ボード型なので、壁の近くに置きやすく、ソファやラグ、カーテンなどのファブリックにもマッチしました。

↑スリムなので壁側に置くと、インテリアの一部としてなじんでくれます

 

もともと筆者の事務所はグレー系のファブリックが多いので、最初からあったかのようにマッチ。このほか、スタイリッシュな空間にも、フェミニンな空間にも合わせやすいでしょう。

 

なお、持ち運びやすい設計も特徴です。上部にはレザー調のハンドルがあり、背面のくぼみで製品をしっかりとホールドして持ち運ぶことが可能。しかも、先述の通り壁にかけて使うこともできます。設置時は、壁にフックを取り付ける必要がありますが、あとは背面にあるくぼみに引っ掛けるだけなので、簡単に設置できました。おお、これは画期的! 置き場所を取らないだけでなく、掃除もラクになります。ロボット掃除機を使っている人なら、障害物が減らせるのもうれしいポイントではないでしょうか。

↑壁掛けならさらに省スペース! もう置き場所に悩む必要がありません

 

ちなみにWell A7は、筆者が試用したライトグレーのほか、より黒に近いダークグレーもあります。さらに、色違いのファブリックカバーやウッドレッグ、ハンドルを同梱したセット「Decor Kit」(別売・税込1万2800円)を用意すれば、よりイメージに近いコーディネートを楽しむこともできます。

↑本体カラーは、ライトグレー(左)とダークグレー(右)の2色展開

 

↑「Decor Kit」の使用例。フロントパネルにカバーをかければ、雰囲気がガラリと変わります。カラーは、ソフトバーチ(左)とノルディックフォレスト(右)の2色

 

 

空気の状態をスマホで確認できるので安心

さて、空気清浄機というと、「部屋の空気がきちんとキレイになっているかわかりにくい」のが導入時のネックになりますよね。明らかに部屋の空気がほこりっぽいとか、ニオイが気になる場合は別ですが、何しろ空気の汚れは目に見えないため、効果を感じにくいのです。

 

そんなわかりにくさを払拭してくれるのが、Wi-Fiと連携することで使えるスマートフォン専用アプリ「Electrolux Wellbeing」。これを使えば、空気清浄機の操作ができるだけでなく、部屋の空気の状態を数値で確認することができるのです。

↑アプリを開くと、「PM2.5」は2μg /m3で、「きれい」と表示されています

 

↑PM2.5、PM1、PM10、TVOC(総揮発性有機化合物量)、湿度、温度が表示され、部屋の空気の状態がひとめでわかります

 

設置してしばらくはPM2.5が4μg /m3だったのですが、2μg /m3に減っていたので、効果が出ているようです。こうして見ると、Well A7が常に部屋をキレイにキープしていることがわかりますね。これなら在宅中はもちろん、外出時に家の様子がわかって安心。もし空気が汚れているようなら、アプリ操作で運転を少し強くしておけば、空気がキレイな部屋に帰宅できますね。

 

運転モードは主に、「SMART」と「MANUAL」の2種類。「SMART」はいわゆる自動モードで、センサーが空気の状態を検知し、運転モードやファンのスピードを自動でコントロールしてくれます。空気の汚れは目に見えないため、基本的にはセンサーにお任せするのが安心です。

 

ちなみに静音性が高いのも、Well A7のメリット。センサーが汚れやニオイを検知するとファンのスピードは上がりますが、通常時は運転しているのを忘れるほど静かです。実際、「MANUAL」モードの最小レベルで運転してみましたが、個人の体感としては耳をすませても運転音は聞こえません。これなら睡眠時も安心して使えますね。

↑モードの切り替えは、本体天面にある操作パネルでも操作できます。軽くタッチするだけで操作できるところもスマート!

 

なお、日常的にお手入れしたいのは、吸気口付近のホコリの除去やメッシュフィルターの水洗い。それ以外のフィルターはアプリが寿命をモニターし、寿命が残り5%になると通知されるので、新しいものと交換します。寿命の目安はHEPA13フィルターが約1年、活性炭フィルターが約6か月。ランニングコストはかかりますが、「交換することで空気清浄性能が維持できる」と考えれば、必要経費と言っていいかもしれません。

 

北欧らしいカラーリングなら「Flow A4」もオススメ

ちなみに、エレクトロラックスはWell A7と同じタイミングで、4色のカラーバリエーションを用意した空気清浄機「Flow A4」(実売価格3万9800円・税込)を発売。こちらはファブリック調とは違った北欧らしいカラーリングで、やはりインテリアのひとつとして置きたくなるデザインです。

↑カラーは左から、ライトグレー、ピンク、グリーン、ブルー

 

サイズは、Well A7に比べると高さがあるため大きく感じますが、適用床面積も32畳と広め。円柱形で設置スペースも取らないので、リビングはもちろん寝室や個室にもスッキリ置けそうです。

↑Flow A4を実際に置いてみました。空気清浄機としては珍しいですが、インテリアとして、思い切ってグリーンのモデルを置くのもいいですね

 

空気清浄機はデザインにこだわって選ぶべき

Well A7をはじめ、エレクトロラックスの空気清浄機を使ってみて改めて思ったのは、「空気清浄機は、デザインにもこだわって選びたい!」ということ。24時間365日部屋に出しっぱなしになることを考えれば、もはやインテリアの一部。性能さえよければいいとは言っていられません。特に狭い部屋になればなるほど、その存在感は大きくなるため、デザインが重要になってきます。これから空気清浄機の購入を検討している方は、ぜひお気に入りのデザインを追求してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

どうしても近くを見てしまう時代に「質のいい双眼鏡」があると暮らしが変わる【愛用品コラム39】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 39:ニコン「モナーク7 8×30】

●起

質の良い双眼鏡は、質の悪いVR体験に勝ると思っている。比較軸が違って、い色々語弊がありそうな言い方だけど。手を伸ばせば、そこにあるようなリアルさを感じられる−−性能が優れた双眼鏡は、物理的な距離を無効にし、見つめる世界が間近にあると思わせてくれる力がある。

 

●承

ニコンのモナーク 7を初めて覗きこんだとき、衝撃を受けた。シンプルに、美しい、近い。フェスのステージがゼロ距離、野球場の雰囲気を味わいながら、テレビで観戦している近さ。価格は5万円程度でミドルレンジプライスだが、本機があるとワンランク以上高い座席を確保できるという考え方ができる。長期的なコスパを考えると、買わない理由は、正直ない。

 

ちなみに、ひとつ下のクラスの「プロスタッフ」でも十分すぎるほどキレイ。こちらは2万円台半ば。まずはここから双眼鏡の沼に入るとよろし。

 

●転

近距離の時代である。見るものはモニター、スマホ、外に出かけてもスーパー、コンビニ。遠くに行く機会も、遠くを見つめる機会も少ない。でも双眼鏡があると、少なくとも、遠くを見つめたいモチベーションになれる。「結局、(遠くにあるものを)近距離で見てるんじゃん?」というツッコミは正しい。が、遠くを見つめようとする意思が芽生えることは、大事だと思う。

 

●結

僕はやったことはないが、仮説として、若い人にオススメしたいのは、双眼鏡は「人との関係」も近づける。双眼鏡を気になる人と変わりばんこに「わっきゃわっきゃ、見せて見せて」とやっていると、気付いたら2人の距離も縮まって、不意に手が触れるかも。やり方を間違えると相当痛いけど、モテ・プロダクト。はい、僕はやったことないですが。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

玄関に空気清浄機は大事。でももっと大事なのは?【愛用品コラム38】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 38:ブルーエア「Blue Pure221」】

●起

玄関のエンタメを強化しようと考えている。例えば、玄関にゲームやタブレットを置いたり。「まーた、訳のわからないことを」と思うかもしれないが、理由はこうだ。

 

●承

ひとつ目は、花粉症。花粉を部屋に持ち込まないために、玄関に空気清浄機を置いてクリーンルーム的な役割を持たせたい。が、帰ってたら一刻も早く、くつろぎ体制に入りたい。そのために、玄関に留まるための何らかのエンタメが必要だと思っているのだ。

 

ふたつ目は、ずばり、新型コロナ。花粉症と理由はほぼ同じだ。部屋にコロナを持ち込まないために、玄関で除去できる環境を整えたい。そして、その時間を過ごすためのエンタメが必要だと考えている。だが、ゲームやタブを置くにしろ、快適なイスを置くにしろ、玄関が狭すぎて、ハードルが高い。結局、設置しても素通りしてしまったら効果は薄いのだ。

 

●転

エンタメ化の道のりはいまのところ険しいが、クリーンルーム化の第一弾として、長らくリビングで使っていた「ブルーピュア221」を玄関に設置。花粉対策で活躍中だ。

 

同機の良いところは、適度に天面の面積があるので、郵便物や宅配便を受け取るときに一時的に物を置いたり、靴を履く時にバッグを載せたりするのにぴったり(メーカーは推奨してないけど)。同時に、空気環境に気遣っていることを表現できる。

 

●結

ただし、このブルーピュア221にはウイルス除去の性能はない。PM2.5を99%除去するスペックだ。昨年、同社のフラッグシップがフルモデルチェンジ。こちらは0.03μmまでの微粒子を15分で99%除去できる(新型コロナに効果があるかは言及してない)。本格的にやるべく導入を検討している。

 

玄関は、内と外が断絶された時代に、両者をつなぐ重要な役割を持つ空間だ。そこに工夫を加えるのは時代に則しているはず。玄関をキレイに保つのは風水でも大事って言うし。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

ウイルスや花粉から守る! おうちの空気を快適化する「空気清浄機」4選

大手各社がウイルスや花粉などの微粒子にアプローチできるプレミアム空気清浄機を展開。四半世紀ぶりにフラッグシップを一新したブルーエアのほか、湿度管理もできる国内メーカーモデルから厳選した。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

プレミアム空気清浄機の確かな性能に期待!!

家の空気環境を見直したいというニーズが増え、“空気清浄機にとことんこだわりたい”という人も増加。各社の最上位モデルなら性能・効果も確かで、信頼に値する。

 

ブルーエアはフラッグシップモデルの機能を刷新。フィルター技術がさらに進化し、0.03μmまでのウイルスレベルの粒子を捕捉。捕らえた菌やウイルスは電源オフ時も監視して不活化する。

 

パナソニックF-VXT90は気流制御と「ナノイー X」を強化し、花粉対策機能がさらに向上した。シャープは「プラズマクラスターNEXT」を集じんサポートにも採用。フィルター自動掃除機能でメンテの手間が省けるのもうれしい。ダイキン工業は空気清浄・脱臭・加湿・除湿を1台で行える独自路線が魅力。部屋に複数台置けない家庭には有力な選択肢となる。

 

【No.1】全面的進化を遂げたブルーエアの新旗艦モデル

ブルーエア

Blueair Protect 7770i

実売価格15万7080円

空気清浄技術が飛躍的に進化した同社の最上位機。PM0.1よりも微細な0.03μmまでの超微粒子を99%以上除去し、フィルターに吸着させたウイルスや菌にイオンチャージして不活化(※)させる。8畳を約4分で浄化する送風技術も圧巻。

※:新型コロナウイルスを含む、すべてのウイルスや細菌の除去および不活化を保証するものではない

SPEC ●空気清浄技術:HEPASilent Ultraテクノロジー ●風量:3.2〜13.1m3/分 ●搭載フィルター:スマートフィルター ●機能:センサー、Wi-Fi機能、Blueairアプリ接続 ●質量:約19kg

 

↑本体天面にタッチパネルを配し、直感的に操作可能。空気の清浄具合も5色のLEDや空気質指数の数値表示で確認できる

 

↑稼働中だけでなく電源OFF時でも空気の状態を把握。フィルターや本体内部の菌・ウイルスを不活化する

 

★世界最高レベルの性能で新時代のニーズに対応!

0.03μmまでの粒子も捕らえる空気清浄機能に加え、フィルターに捕集したウイルスの不活化機能も搭載。現在のニーズに応えられる進化を遂げた。高価格でも最高の空気清浄能力を求めたい人にオススメ!

 

【No.2】気流制御と高濃度「ナノイー X」で花粉対策に大きなメリット

パナソニック

加湿空気清浄機

F-VXT90

実売価格9万9790円

新たな気流制御技術で花粉の集じん量が従来の約1.5倍に。花粉を抑制するOHラジカルの量が2倍になった高濃度の「ナノイー X」搭載で、素早く花粉を集じん。専用アプリで自分の好みに合った運転モードにカスタマイズも可能だ。

SPEC ●空気清浄技術:3Dフロー花粉撃退気流+ナノイーX ●風量:1.1〜8.7m3/分 ●搭載フィルター:清潔HEPAフィルター ●最大加湿量:870ml/h ●機能:エアコン連携、Wi-Fi機能、「ミルエア」アプリ対応ほか ●質量:約11.7kg

 

↑開口部と2枚のルーバーの形状を見直し、3方向に立体気流を創出。効率良い気流循環で、床上30cmに浮遊しやすい花粉を強力吸引する

 

↑同社のエアコン「エオリア」との連携が可能。「エオリア アプリ」で「うるおい暖房」を指定するとエアコン暖房時に合わせて加湿運転を開始する

 

★花粉に悩む人に激プッシュアプリでのカスタムも便利

「3Dフロー花粉撃退気流」や高濃度の「ナノイー X」を搭載し、とことん花粉対策をしたい人に最適。運転の気になる点をアプリに入力しながら使い続けることで自分好みの空気環境を構築できるのも心強い。

 

【No.3】「プラズマクラスターNEXT」でウイルスやニオイの元にアプローチ

※:プラズマクラスターの適用床面積は約23畳

シャープ

プラズマクラスター

加湿空気清浄機 KI-NP100

実売価格13万1110円

「プラズマクラスターNEXT」で付着ウイルスを抑制し、ニオイの元を除去。自動掃除ユニットを備え、プレフィルターを掃除する手間なく集じん力を持続できる。人の不在を検知し、自動でパワフルに空気清浄する機能も装備。

SPEC ●空気清浄技術:「プラズマクラスターNEXT」空中浄化&フィルター浄化 ●風量:2.0〜10m3/分 ●搭載フィルター:静電HEPAフィルターほか ●機能:自動掃除パワーユニットほか ●質量:約17kg

 

↑前方向に集中的に高濃度プラズマクラスターイオンを放出する機能を搭載。ソファやカーペットに当てれば付着菌やニオイの除去も行える

 

↑静電HEPAフィルターで0.3μmの微粒子を99.97%キャッチ。有毒ガスまで分解する脱臭フィルター、抗菌仕様のプレフィルターも備える

 

★プラズマクラスターで集じん効率がさらに向上

除菌脱臭に加え、花粉などを除電して集じんしやすくする高濃度プラズマクラスター技術が◎。お掃除ユニットにフィルター掃除を任せられるのもうれしい。お手入れをサボりがちな人には最適だ。

 

【No.4】ストリーマで有害物質を抑制!! 除湿/加湿もこなす万能モデル

ダイキン工業

除加湿ストリーマ

空気清浄機 MCZ70X-T

実売価格13万2000円

集じん・脱臭・除加湿機能を1台に集約。吸引した花粉などの有害物質を不活化するストリーマユニットを強化し、有害物質の分解スピードが倍増した。静電力が落ちにくいTAFUフィルター採用で10年後の集じん効率は従来機の1.4倍。

SPEC ●空気清浄技術:ツインストリーマ ●風量:1.0〜7.2m3/分 ●搭載フィルター:TAFUフィルターほか ●機能:全自動しつどコントロール、エアコン連携、スマホ接続ほか ●質量:23kg

 

↑壁紙などに染み付いたニオイ分子を加湿で浮き出し、その後の除湿で回収する「水de脱臭」機能を搭載。衣類のニオイ除去にも効果的だ

 

↑プラズマ放電を使ったストリーマで花粉や菌などを分解。ストリーマユニットを2基搭載し、ニオイや有害物質の分解スピードが2倍に

 

★パワフルな空気清浄に加え湿度管理もお任せできる

空気清浄・脱臭性能が高いうえに除加湿機能も備え、空気清浄と湿度管理を省スペースで行いたい人に◎。加湿フィルターに持続性抗菌剤を採用。ストリーマ除菌も行うためクリーンな加湿ができる。

 

【日用品もCheck!】置くことで空間除菌できる手軽さで大ヒット中

大幸薬品

クレベリン 置き型 150g

2200円

二酸化塩素を主成分としたウイルス除去・除菌製品。部屋置きタイプで、空間やモノに付着した菌やウイルスも除去する。シンプルデザインの白い容器はインテリアに馴染みやすい。

花粉・ハウスダストから家族を守れ!「アレルギーにいい」と評判の空気清浄機「ナノドロン」がいま必要なワケ

コロナ禍で外出する時間が減っておうち時間が増えると、いままで以上に重要となってくるのが室内環境です。しかし、部屋の中には、ハウスダストと呼ばれる1mm以下の目に見えないゴミが存在しているのをご存じでしょうか?

 

ハウスダストや花粉がアレルギー症状の原因になることも

ハウスダストは衣類のくずや人間のフケ、皮膚片をはじめ、ダニの死がいやダニのフン、カビ、細菌など、さまざまなものからできています。ハウスダストは人が動くたびに舞い上がり、人の体内に入るとくしゃみや鼻みず、ぜんそくといったアレルギー症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)となることも。ハウスダストが皮膚を刺激して、湿疹やかゆみといった症状を引き起こす可能性もあります。さらに2~4月ともなればスギ・ヒノキ花粉の季節が到来。室内に侵入した花粉が部屋の中で舞い上がったら、花粉症の方にとっては一大事です。

このほか、建材や家具などから発生する揮発性有機化合物(VOC)が、倦怠感やめまい、吐き気、頭痛、のどの痛みなどを引き起こす「シックハウス症候群」の原因になるといわれています。家族の健康を考えるなら、こうしたハウスダストや花粉、VOCなどを取り除く必要があるわけですが、外からの排気ガスや花粉が気になったり、暑さや寒さで換気しづらかったりする場合もあるでしょう。

 

そこで注目したいのが、換気をしなくても空気をキレイにしてくれる空気清浄機。なかでもチェックしておきたいのが、昨年の11月末にドイツから日本に上陸した「ナノドロン」です。

↑円筒形のスリムなデザインが特徴の空気清浄機「ナノドロン」。サイズは直径17cm×高さ165cm、重量16㎏。適用床面積は35~70畳。カラバリは12色で、写真のカラーはサンドストームゴールド

 

 

一般的な空気清浄機の50倍以上の空気浄化能力を誇る

ナノドロンは、ドイツの熟練した職人が全行程の50%以上をハンドメイドで製造しており、価格は80万円~(税抜)とまさにプレミアム。その特徴は、とにかく空気浄化能力が高いこと。高電圧イオン化装置や静電フィルターなどの主要分野で取得した43もの特許技術を活用し、0.001μm(=1ナノメートル)もの超微粒子を除去できる性能を実現。室内の空気をまるで森の中のように澄んだ空気に変えることから、「森の発電機」とも呼ばれています。その信頼性は高く、ロールス・ロイスやポルシェ、シーメンスといった一流企業の工場やオフィスをはじめ、病院、学校などでも採用されています。

↑熟練した職人が、全行程の50%以上をハンドメイドで作ります

 

そんなナノドロンの浄化能力は、一般的な空気清浄機に使われているHEPAフィルターのなんと50倍以上。空気中に浮遊するウイルス、細菌、煙、不要なニオイを除去するのはもちろん、花粉やハウスダストといったアレルゲンをはじめ、VOCなどの有害物質もしっかりと除去してくれるのです。

↑ナノドロンを製造しているのは、ドイツ南西部のプフォルツハイムに本社を置く空気清浄機メーカー・Health Air Technology社

 

世界的な2つの機関が「アレルギー患者に適合する」と認定

さらに、ナノドロンは「TÜV NORD(テュフノルド)」と「ECARF (ヨーロッパアレルギー研究財団)」という2つの機関に「アレルギー患者に適合する」と認定されている点にも注目。「TÜV NORD」は世界70か国、1万人以上の従業員がいる世界的な認定機関で、150年以上の歴史を誇ります。その検査は厳しいことで知られ、12週間かけて室内空気浄化能力を調査し、雑菌の繁殖、カビ胞子分離効率の検査など12のテストをクリアした製品に限り、アレルギー効果の安全認証が与えられます。

↑TÜV NORDの認証マーク(左)と認定書(右)

 

もうひとつの「ECARF(ヨーロッパアレルギー研究財団)」は、ヨーロッパ各国の専門医が主軸となってアレルギー分野の科学的研究を奨励する機関。厳格な科学的テストを通じて、アレルギー患者が抱える問題と治療に対するサービスを提供しています。「TÜV NORD」と「ECARF」はいずれも厳正な検査を行う機関で、ナノドロンは両者に認定された極めて貴重な例となっています。これは、ナノドロンがアレルゲンを除去する高い能力があるという証拠にほかなりません。

↑ナノドロンがアレルギーに適切な製品として認定するECARFの認定書

 

 

圧倒的な浄化能力を実現する高度なテクノロジー

では、なぜナノドロンはほかの空気清浄機より優れているのでしょうか?  その高い浄化能力を支える根幹技術を見ていきましょう。

 

ナノドロンはクリーンルームの思想をもとに設計されており、密閉空間での使用に適しているのが特徴。一般的な空気清浄機とは異なり、汚染された空気を上部から吸い込み、浄化した空気を下から送り出す仕組みを取っています。なお、有害な微粒子は空間の1.8~2m付近に浮遊することが多いことから、これらを効率よく吸い込むため165㎝の高さに設計されています。

 

まず、上部から吸引された汚れた空気は、プレフィルターで粗い粒子を濾過されてから、「電離セクション」を通ります。この電離セクションでは、空気に混じった汚染粒子をマイナスに帯電させます。

↑空気中の粒子をマイナスに帯電させる電離セクション

 

次に、汚れた空気が送り込まれるのは「静電フィルター」。この静電フィルターは特殊合金でできており、その名の通り、静電気の原理を応用しています。空気は4つの分離チューブを流れ、プラスに帯電した収集プレートの上を通ることで、先ほどマイナスに帯電した汚染粒子がくっつき、収集されます。この段階で0.001μmまでの大気汚染粒子が吸収され、分解されます。

↑摩耗の少ない特殊合金でできた静電フィルター

 

静電フィルターの下には「高電圧発生器」が配置されていて、収集した粒子を除去・分解するための1万2000Vの高電圧電子を供給します。ナノドロンは、この高電圧電子を活用した「コールドプラズマ」(低温プラズマ)技術により高圧磁場を発生させ、ウイルスや細菌などを破壊し、ガス状の物質を除去します。ただし、高電圧といっても消費電力は最小限(17~30W)に抑えられているのがポイント。

↑汚染粒子を静電気で分解するための高電圧発生器

 

空気が最後に通るのが二重層活性炭フィルター。有害ガスを吸着し、すべてのニオイを中和します。こうして、ナノドロン上部から取り込まれた空気は、本体を通って下から吐き出されるまで、いくつもの技術によってキレイな空気へと変わるのです。

↑本体最下部にある二重層活性炭フィルターが有毒ガスを吸着し、ニオイを中和します

 

澄んだ空気のなかで、気持ちよく過ごすために

高い技術によって、2つの認定機関から「アレルギー患者に適合する」とお墨付きを得たナノドロン。実際にユーザーからは、「2週間ほど使用したところ、気管支アレルギーに苦しんでいる父に効果があった」「鼻炎を持っていたが、ナノドロンを購入したところ、確かにせきが少なくなり、良くなったような印象を受けた。赤ちゃんが生まれたら、子どもの部屋に置きたい」といった声も届いています。

ナノドロンは80万円~と確かに高額ではありますが、澄んだ空気のなかで気持ちよく家族と過ごせるなら、そこに価値を見出す人も多いはず。月々の負担を抑えるレンタルプラン「ナノドロン・サブスクリプション」も用意しており、こちらを活用するのもオススメです。家族の健康を本気で考えるなら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

監修/ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック院長・永倉仁史

 

 

世界が認めた「森の空気」がレンタルできる! プレミアム空気清浄機「ナノドロン」のサブスクがスタート

2020年の11月末にドイツから日本に上陸した空気清浄機「ナノドロン」をご存じでしょうか? その性能は、通常の空気清浄機のなんと50倍以上。しかも、生産工程の半分をドイツ職人がハンドメイドで行うオーダーメイドゆえ、お値段も税抜80万円~とプレミアムになっています。

 

しかし、80万円のモデルをいきなり購入するのは、なかなか勇気がいりますよね。毎月の負担が少ないほうが良い、あるいは、決まった期間だけ使いたいんだ! という方もいるでしょう。そんなユーザーのために、ナノドロン・ジャパンは本機のレンタルプラン「ナノドロン・サブスクリプション」(※)を用意しました。

※レンタル利用が可能なエリアは関東限定です

↑スタイリッシュなデザインが印象的なナノドロン。適用床面積は35~70畳。サイズは直径17cm×高さ165cm(サポートスタンド含む)、質量は16㎏。写真のカラバリはコルツブラウン

 

一般的な空気清浄機の50倍以上の浄化能力を誇る

レンタルプランを紹介する前に、ナノドロンをよく知らないという方も多いはず。ということで、まずはその概要を紹介していきましょう。

 

ナノドロンを製造しているのは、ドイツ南西部のプフォルツハイムに本社を置く空気清浄機メーカー・Health Air Technology GmbH社。同社は高電圧イオン化装置や静電フィルターの構造設計といった本機の主要分野を中心に、43もの技術特許を取得しています。その高い技術力によって、ナノドロンは0.001μmの超微粒子を除去できる性能を実現。一般的な空気清浄機に使われているHEPAフィルターの50倍以上の浄化能力を誇り、空気中に浮遊する有害物質、ウイルス、細菌、煙、不要なニオイをしっかりと除去します。

↑1万2000Vもの高電圧電子を供給する高電圧発生器。この高電圧電子を活用した「コールドプラズマ」(低温プラズマ)技術により高圧磁場を発生させ、細菌の細胞膜に穴を空けて破壊します

 

↑本体最下部にある二重層活性炭フィルターのイメージ。有毒ガスを吸着し、ニオイを中和します

 

世界的な認定機関にも推奨されるクオリティ

また、本機はクリーンルームの思想をもとに設計されており、密閉空間での使用に適しているのが特徴。有害な微粒子は空間の1.8~2m付近に浮遊することが多いことから、これらを効率よく吸い込むため165㎝の高さに設計されています。また、上部から空気を吸い込んで下部から吹き出すのも本機ならでは。空気が室内を循環して気流が生まれるため、ちょうどサーキュレーターのように、室内の温度や湿度を均一に保つ効果があります。こうした技術の集積により、まるで森のような空気を作りだすことから、ナノドロンは「森の発電機」という異名も持っているのです。

 

その信頼性は極めて高く、世界的な認定機関のTÜV NORD(テュフノルド)やECARF(ヨーロッパアレルギー研究財団)では、アレルギー患者への推奨製品として認定されています。また、ロールス・ロイスやポルシェ、シーメンスといった一流企業の工場やオフィスをはじめ、病院、学校などでも採用。ドイツ国内のみならず、欧州諸国や中東諸国、中国、インド、韓国など、世界での販売実績も伸ばしています。

また、スタイリッシュなデザインと豊富なカラーバリエーションも魅力。レザーやカーボン、ウォールナットやマホガニーなど、幅広い素材・柄を使った12色のデザインから選んで受注生産することが可能です。

 

いまなら月額3万4800円でナノドロンが使える

さて、そんなナノドロンは大量生産ができないモデルゆえ、本体価格が税抜で80万円~と高額なのがネックでした。そこで、日本の正規販売代理店であるナノドロン・ジャパンは、本機のレンタルプラン「ナノドロン・サブスクリプション」をスタートしたわけです。

 

「ナノドロン・サブスクリプション」の初回契約期間は2年~。基本料金は月額3万9800円(税抜)ですが、いまなら2021年3月末までキャンペーン価格で月額3万4800円(同)で利用できます。つまり、早く利用を始めればそれだけおトクということですね。

 

申し込みの方法は、こちらのページ下部にあるお問い合わせフォームに記入して送信すればOK。希望に沿って機種の選択・台数・期間など、ご要望を承ります。利用できるカラバリは、カーボンホワイトとカーボンブラックの2種類が基本。それ以外のカラーを希望する場合は、レンタル申し込みフォームより問い合わせが可能です。

↑カーボン柄が高級感を演出するカーボンホワイト(左)とカーボンブラック(右)がレンタルプランの基本のカラーです

 

なお、常に良い空気を保つために、6か月~1年の間に1度のペースで、メンテナンスを行ってくれるのも安心です。通常、メンテナンスは有料(税抜1回7万円)ですが、レンタルだとメンテナンスを無料(※)で行ってくれるのもうれしいところ。万一、レンタル期間中に故障や破損が発生した場合には、代替品の発送なども速やかに対応してくれます。

※1年に1回。喫煙可能スペースや焼肉店など、ご利用場所によっては別途メンテナンス料金(1回税抜7万円)がかかる場合がございます

↑カーボンホワイトの設置イメージ

 

気になる菌やウイルス、ニオイをしっかり除去でき、アレルギーにも効果的と認定されているナノドロン。昨今は家にいる時間が大切になっている時期だけに、期間限定でレンタルプランを利用するのも検討の余地アリです。35~70畳の大空間に対応し、密閉空間での使用にも適しているので、オフィスや店舗、施設での利用にももってこい。レンタルプランで月々の負担を抑えつつ、来客に空気のこだわりを感じてもらうのも良いでしょう。ぜひ、この「ナノドロン・サブスクリプション」を賢く活用してみてください!

人気の「円柱タイプ空気清浄機」がオトナっぽく進化! Blueairの新作はシックな装いに

スウェーデン発の空気清浄機「Blueair(ブルーエア)」の日本総代理店、セールス・オンデマンドは 、 シンプル&カジュアルなBlueシリーズのラインナップを拡充。リビングに最適な新サイズの「Blue 3410」(適用床面積~35畳)と、コンパクトな「Blue 3210」(適用床面積~15畳)を2021年1月14日(木)より発売します。オンラインストア価格はBlue 3410が税抜3万5000円、Blue 3210が同2万2000円。

↑左が適用床面積~15畳のBlue 3210で、サイズはW200×D200×H425mm。右が適用床面積~35畳のBlue 3410で、サイズはW260×D260×H520mm

 

円柱形のBlueシリーズで初めてセンサーを搭載

今回発売するBlue 3410とBlue 3210は、円柱形のコンパクトボディで幅広く支持されているという「Blue Pure 411」がベース。ブルーエアの基幹技術「HEPASilentテクノロジー」をはじめ、「オートモード機能」「 空気環境ステータスランプ」などを新たに搭載しました。

 

「HEPASilentテクノロジー」は、粒子イオン化技術と高性能フィルタレーションシステムを組み合わせたBlueair独自の基幹技術で、花粉やPM2.5、ハウスダスト、ウイルスや菌など0.1μmまでの微粒子を99.97%除去します。

↑本体下部360度全方向からパワフルに空気を吸引し、ファンが空気を効率的に引き上げ、天面から部屋全体にきれいな空気を供給します

 

またBlueシリーズで初めてセンサーを搭載したことにより、部屋の空気状態に合わせて自動的に運転スピードを調整する「オートモード機能」と、空気環境を3色のLEDランプで知らせる「空気環境ステータスランプ」も搭載しています。

 

洗い替えできるファブリック製のプレフィルターは、素材とカラーラインナップを一新。北欧の自然をイメージしたシックな5色を用意しています。さらに本体はマットな質感に仕上げ、LDKなど暮らしのメインスペースでも高いインテリア性を発揮するとのこと。

 

寒さで換気しづらい冬こそ空気清浄機を使いたいもの。コンパクトな円柱形で設置しやすく、シックでデザイン性の高い本機を検討してみてはいかがでしょうか。

↑カラバリは左からArctic Trail(本体 同梱カラー)、Night Waves(別売)、Archipelago Sand(別売)、Winter Reed(別売)、Aurora Light(別売)

 

「格安家電」は本当に使える? 低価格「掃除&空調家電」の良いところ・悪いところを本音レビュー!

格安アイテムを識者が○・×でジャッジする本企画。今回のテーマは掃除&空調家電です。価格が安い、安すぎてちょっと心配になってしまうくらいの格安アイテムを、プロ・専門家が徹底的にチェック! 独自機能やおすすめポイントなど、良いところも悪いところも含めて惜しみなくレビューをお伝えしていきます。

 

【○×判定した人】

家電ライター・平島憲一郎さん

調理家電から掃除機、美容・健康家電まで、生活家電記事全般を担当。検証企画も多数手掛けています。

 

その1

超軽量1.2㎏で部屋中を軽快に掃除できるコードレススティック

アイリスオーヤマ

極細軽量スティッククリーナー KIC-SLDC4

実売価格1万4958

質量約1.2㎏の超軽量な紙パック式スティック。ヘッド内に縦回転の気流を発生させる独自のヘッドを搭載し、床面を傷つけずに集じんします。ほこり感知センサーにより自動でパワー制御し、バッテリー消費を抑制。

SPEC●集じん方式:紙パック式 ●集じん容積:0.3ℓ ●ヘッド:サイクロンストリームヘッド ●充電時間:約3時間 ●使用時間:約30分(自動モード) ●サイズ/質量:約W236×H1003×D162㎜/約1.2㎏

↑紙パックは不織布製で、パックホルダーのクリップに挟んで固定。量販店で25枚入りが400円弱で購入可能です

 

【Check!】

吸引力:○

独自の回転気流で集じん

「ヘッド内で発生した回転気流で吸引。チリなどの微細なゴミは逃さず集じんします。ブラシレスで床面を傷つけないのも特徴です」(平島さん)

 

センサー:○

センサーでゴミの量を検知

「自動モードで、ほこり感知センサーがゴミの量に合わせて吸引力制御。ランプの色が変わってきれいになったとわかるのも◎です」(平島さん)

 

じゅうたん吸引:×

Before

After

ブラシなしでの吸引は困難

「ヘッドにブラシがないため、じゅうたんの毛に絡まったゴミは吸引が困難。羊毛ゴミも粒ゴミも残ってしまいました」(平島さん)

 

総評

「ヘッドにブラシが非搭載で、カーペットには不向き。あくまでフローリング、畳の軽量ゴミ専用と考えれば、この軽さと価格は大きな魅力です」(平島さん)

※「KIC-SLDC4」はミント、羊毛、ビーズ計10gで吸引力を検証

 

その2

長いサイドブラシと強力吸引でペットの毛やゴミを逃さない!

アイライフジャパン

I LIFE V3s Pro

実売価格1万6900円

長いサイドブラシと強い吸引力でペットの毛やゴミを効率よく集じんできるロボットクリーナー。薄型デザインで家具の下もスムーズに走行。自動掃除のほかエッジ掃除などのモードを装備し、スケジュール予約も可能です。

SPEC●集じん容積:0.3ℓ ●電池仕様:リチウムイオン電池(2600mAh) ●充電時間:約4時間40分 ●掃除時間:約2時間 ●掃除モード:自動、スポット、エッジ、毎日スケジュール(予約) ●サイズ/質量:φ306×H76㎜/2.05㎏

*楽天市場やヤフーショッピングなどで購入可能
↑機能も操作も超シンプル。自動モードは本体かリモコンの「CLEAN」ボタンを押すだけ。その他のモードや設定は、リモコンで行います

 

↑高さ7.6㎝で、ルンバなど一般的なロボット掃除機より薄型。脚が短い棚やソファの下もスムーズに潜り込んで掃除します

 

【Check!】

集じん性能:○

ペットの毛も逃さず吸い取る!

「ペットの毛など、軽いゴミがよく吸える印象。吸引口がブラシレスで毛ゴミが絡まないのは、ペットのいる家への配慮でしょう」(平島さん)

 

稼働時間:○

稼働時間120分で徹底掃除

「稼働時間120分で、自動モードでも室内を徹底掃除します。電池が切れそうになると、自分でしっかりと充電台に戻るのも優秀です」(平島さん)

 

スケジュール機能:×

曜日ごとの予約設定ができない

「リモコン付きで予約操作可能ですが、曜日ごとの予約ができないのは残念。ここは価格を考えると我慢すべきでしょう」(平島さん)

 

総評

「ランダム走行、落下防止センサー付きなどベーシックな機能のみでこの集じん能力はスゴい。充電台にもしっかり帰還してくれます」(平島さん)

※「I LIFE V3s Pro」は猫飼いの評価者自宅で吸引力を検証

 

その3

パワフルな吸引力と軽さが魅力のコード式スティック

ツインバード

サイクロンスティック型クリーナー TC-E152B

実売価格2450

吸込仕事率100Wで十分な吸引力のコード式スティック。本体約1.7kgの軽さと持ちやすいハンドル形状で、快適に掃除ができます。ハンドルを外せばハンディになる2Way仕様で、すきまノズルも付属。

SPEC●消費電力:500W ●吸込仕事率:100W ●集じん方式:サイクロン式(フィルター式) ●集じん容積:約0.5ℓ ●コード長:約5.0m ●サイズ/質量:約W230×H1050×D155㎜/約1.7㎏

↑ワンプッシュでダストケースが開く「ラクステ」機能を搭載。溜まったゴミに触らず捨てられます

 

↑ゴミ捨てなどでヘッドを外す際は、ロックボタンを押しながら引き抜きます。その手間がやや面倒かも

 

【Check!】

吸引力:○

Before

After

この吸引力がこの価格とは立派

「電源コードがあるモデルで、低価格でも吸引力は強い。フローリングではミントの吸い残しがややありました。運転音は大きめです」(平島さん)

 

汎用性:○

2Way仕様で床も棚も掃除

「ハンドルを外してハンディクリーナーとしても使え、床も棚も1台で掃除可能。コードが約5mもあり、長さは十分です」(平島さん)

 

排気:×

排気で床のゴミが吹き飛ぶ

「本体後部にある排気口から出る風がかなり強め。床に風が当たってゴミを吹き飛ばしてしまうこともあるので要注意です」(平島さん)

 

総評

「低価格で強い吸引力を実現できるのはコード式の大きな魅力。またとても軽いため、特にコードの差し替えが少ないワンルームでは使い勝手抜群です」(平島さん)

※TC-E152Bはミント、羊毛、ビーズ計10gでで吸引力を検証

 

その4

軽量化による使いやすさと吸引力を両立したふとんクリーナー

アイリスオーヤマ

超吸引ふとんクリーナー KIC-FAC2

実売価格8618

約1.6㎏という軽量設計と高い吸引力を両立。新形状の叩きパッドが毎分約6000回振動してゴミを浮かせて吸引し、ハウスダスト除去率98%を実現します。ダストカップが光って汚れの量を知らせてくれます。

SPEC●消費電力:400W ●集じん容積:0.2ℓ ●振動回数(叩き):毎分約6000回 ●センサー機能:ダニちりセンサー ●コード長:約4m ●サイズ/質量:W250×H212×D459㎜(使用時)/約1.6㎏(電源コード含む)

↑ヘッドの可動範囲は75°。家具の形状に合わせてスムーズに動くので、曲面の多い枕やクッションも快適に掃除できます

 

【Check!】

ホコリ除去力:○

叩きパッドでホコリを出す

「毎分6000回の高速叩きとサイクロン気流でチリを除去。ふとん叩きの形状を模した叩きパッドで、ふとんの奥のホコリも叩き出します」(平島さん)

 

センサー:○

センサーがゴミの量を感知

「約20㎛のゴミまで感知する『ダニちりセンサー』を搭載。ゴミの量でダストカップの色が変わり、ふとんの汚れ具合の確認が簡単です」(平島さん)

 

メンテナンス性:×

フィルター掃除がやや面倒

「フィルター掃除はフィルターを水中で取り外し、流水で洗って乾かす。チリの飛散防止に有効ですが、やや手がかかります」(平島さん)

 

総評

「この価格帯にしては良好な集じん性能で、操作もスムーズ。センサーが色でチリの量を知らせるのは、掃除できていることが実感できてうれしい」(平島さん)

その5

寝室に置いても邪魔にならない奥行約13㎝の薄型タイプ

日立

クリエアEP-NZ30

実売価格8510円

奥行約13㎝の薄型コンパクト設計で、寝室や個室に最適。アレルオフフィルターでタバコなどのニオイや花粉をキャッチし、0.1~2.5㎛の粒子を99%捕らえる。リモコン付きで、本体から離れた場所からも操作しやすい。

SPEC●空気清浄適用床面積:〜15畳 ●清浄時間:8畳を18分 ●最大風量(50/60Hz):3.2/3.3㎥/分 ●運転音(50/60Hz):46/49dB ●フィルター:アレルオフフィルター ●サイズ/質量:W400×H424×D133㎜/4.0㎏

↑操作は、3種類の運転モードと風量の3段階切り替え、2時間タイマーの設定だけ。取説不要で誰でも簡単に操作できます

 

【Check!】

コンパクト性:○

薄型設計で圧迫感が少ない

「厚さは、わずか13.3㎝。小さめの部屋に置いても圧迫感が少なく、パネルの前後・左右・上下からしっかり吸気して清浄します」(平島さん)

 

汎用性:○

卓上やトイレなど幅広い場所に対応

「4.0㎏と軽量なので、床置き・卓上兼用で使えます。小型で脱臭モード付きなので、トイレで使うのもオススメです」(平島さん)

 

モニター:×

エアモニターがないのは残念

「空気の清浄度がわかるエアモニターが付いていないのは残念。本体上部にリモコンを収納できる場所があるのはちょっと便利です」(平島さん)

 

総評

「1万円以下のモデルのなかではしっかりした作り。フィルターもアレル物質やニオイの抑制効果が高く、コスパが高いです。作動音も静かめでいい!」(平島さん)

 

その6

最大6・5ℓの除湿力、雨の日も部屋を快適な状態に保つ

LOWYA(ロウヤ)

boltz(ボルツ)コンプレッサー式除湿機

実売価格1万3990

1日あたりの最大除湿量が6.5ℓと室内を強力に除湿できるのが魅力。湿度を40%、50%、60%、連続の4段階で設定し、運転中は好みの湿度を維持してくれます。運転音は図書館レベルの45.3dBで、就寝中も快適に使えます。

SPEC●適用畳数:11畳(鉄筋) ●消費電力(50/60Hz):155/175W ●除湿能力(50/60Hz):5.5/6.5ℓ ●タンク容量:約1.8ℓ ●サイズ/質量:W290×H478×D190㎜/約9.4㎏

↑タンクは女性でも扱いやすいサイズ感で、満水でも簡単に排水できます。だがタンク容量は少なめです

 

↑フラップを自分で動かして風向きを調整。衣類乾燥時は風向きを変えて乾かしたい服へ優先的にアプローチ

 

【Check!】

除湿力:○

パワフル除湿で室内干しに対応

「6.5ℓ/日の除湿力で部屋干しの洗濯物も素早く乾燥。ただ、湿度を検知して風量や風向きを調節する機能は非搭載です」(平島さん)

 

ランニングコスト:○

1日37.8円で快適に過ごせる

「除湿力が高く、ランニングコストの安いコンプレッサー式を採用。1日8時間使用で1日の電気代は37.8円です」(平島さん)

 

容量:×

タンク容量がやや少ない

「排水タンク容量が約1.8ℓとやや少なめ。湿度の高い夜は約6時間でタンクが満杯になり、運転が自動停止します」(平島さん)

 

総評

「コンプレッサー式でこの価格はコスパが高い。必要十分な性能が手堅くまとめられています。大型のタンクだと排水が大変、という人にはオススメですね」(平島さん)

 

 

生活家電監修/戸井田園子

寝ている子を起こさない! 「赤ちゃんに優しい」家電アイテム7選

赤ちゃんが生まれると、生活が一変! 家の中や衣類、布団の清潔さにこだわったり、寝ている赤ちゃんを起こさないよう工夫したり、赤ちゃんのために気を付けたいことがたくさん出てきます。そこで今回は、赤ちゃんがいるご家庭にオススメしたい家電グッズなどをピックアップしました。ご紹介するのはパナソニックの空気清浄機やドウシシャの扇風機、アイロボットのロボット掃除機、ピジョンのさく乳器など計7点。赤ちゃんにも優しく、静かで、パパママにもうれしい家電製品を選ぶ際の参考にしてみてください。

 

[空気清浄機]

パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格 5万3070円

SPEC ●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

 

花粉やPM2.5などの粒子から約0.3μmの粒子まで、99.97%以上集じんしつつ、ナノサイズの微粒子イオン「ナノイーX」が花粉などのアレル物質やウイルス、菌などの活動を抑制。床上30cmに溜まりがちな花粉、ハウスダストは、本体下部の開口部に設けた「メガキャッチャー」機能がパワフルに吸引します。加湿機能付きなので、乾燥が気になる季節も大活躍。

 

【おすすめポイント】

空気清浄機能に加え、アレル物質の活動も抑制してくれる高性能モデル。特に床上30cmの空気の汚れを吸引してくれる「メガキャッチャー」は、床で過ごすことが多い赤ちゃんに嬉しい機能です。部屋が暗くなると、風量と表示ランプの明るさをセーブするので、眠っている赤ちゃんを起こさないという配慮も○。

 

[扇風機]

ドウシシャ

カモメファン FKLT-232D/TLKF-1232D

実売価格 1万5410円

SPEC●サイズ/質量:W305×H800~900×D260㎜/約4.4kg●動作音:12.0dB●風量調節:無段階●自動首ふり角度:左右30・60・90度●手動角度調節:上下 上向き90度、下向き90度※真正面起点●タイマー:入 / 切 1・2・4・8時間●消費電力:1.2W(最小時)~10.5W(最大時)

 

カモメの羽をヒントにつくられた羽根を採用し、やわらかく心地よい風を遠くまで届けるDCモーター扇風機。フレキシブルに曲がる5つの関節を備え、真上や真下など、様々な方向に送風できます。徐々に風が弱まる「おやすみ風」や、まぶしさを抑えるLEDの減光・消灯機能など、睡眠中も使いやすい機能も搭載。

 

【おすすめポイント】

カモメファンの風はとてもやわらかく、繊細な赤ちゃんも負担なく、心地よい風が浴びられます。特にこのモデルは、フレキシブルアームを調整すると真上から見下ろすように送風できるので、お布団で寝ている赤ちゃんを優しい風で包み込んでくれますよ。

ロボット掃除機

アイロボット

ブラーバ 380j

実売価格 3万7580円

SPEC●走行システム:iAdapt2.0●掃除モード数:3●稼働面積(ウェットモップモード):約12畳●充電時間:2時間●サイズ/質量:W178×H84×D170㎜/約1.2kg

 

フローリングを自動でお掃除してくれる床拭きロボットは、動作音がとっても静か。スイスイと部屋の隅から隅まで移動しながら、フローリングの汚れを拭き取ります。皮脂汚れや食べこぼしには「ウェットモード」、ホコリや髪の毛には「ドライモード」で日々のフローリング掃除と使い分けが可能。

 

【おすすめポイント】

掃除機のように吸引しないので音が静かなうえ、ホコリを立てないので赤ちゃんが寝ていても安心して使えます。床に溜まりがちな花粉やホコリ、こびりついた菌も取り除いてくれるので、フローリングが中心の家にオススメです。

 

スティッククリーナー

ケルヒャー

スティッククリーナーKB5

実売価格:1万1580円

SPEC●集じん容積:0.37ℓ●充電時間:約3時間●連続運転時間:約30分(フローリング)●清掃幅:210mm●運転音:55dB●サイズ/質量:W215×H1120×D230mm/1.17kg

 

1.2kgと軽くてコンパクトなスティッククリーナー。自立するので部屋の隅に立てておき、使いたいときはスティックを倒せば自動でスイッチが入ります。インテリアを邪魔しないシンプルなデザインも特徴。独自のクリーニングシステム搭載で排気を出さず、ホコリを舞い上げる心配もありません。

 

【おすすめポイント】

出しっぱなしにできるので、ちょっとゴミが気になったときや、隙間時間で掃除したいとき、サッと手に取りスティックを倒すだけで掃除が始められます。一般的な掃除機に比べて動作音も静かなので、寝ている赤ちゃんを驚かせてしまうことはなさそう。

 

洗濯乾燥機

シャープ

プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PU11B

実売価格:11万7000円

SPEC●洗濯脱水/乾燥:11kg/6kg●定格洗濯乾燥時間:約220分●サイズ/質量:約W600×H1050×D650mm/約48kg●消費電力量:約2200Wh(洗濯乾燥時)

 

洗濯槽に穴がないので、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内に侵入せず、清潔な水で洗えるのが、シャープのタテ型洗濯機の特徴。洗濯後も独自イオン「プラズマクラスター」で洗濯槽のカビ菌繁殖を抑制します。洗剤なしで予洗いできる「サッと予洗いコース」や、部分洗いに便利と話題の「超音波ウォッシャー」など、予洗いの手間を軽減してくれる機能も多数搭載しています。

 

【おすすめポイント】

食べこぼしやおもらしなど、ほかの洗濯物と一緒に洗いたくない衣類やシーツの予洗いが洗濯機でできるのは便利! 洗濯容量11kgでシーツや毛布などの大物もたっぷり洗えるので、赤ちゃんの寝具もこまめに洗いやすく清潔に保てます。

照明

フィリップス

Philips Hue Go

実売価格:9680円

SPEC●サイズ/重量:W15×H8.0×D15cm/0.5kg●ランプ技術:LED/24V●ワット数:6W●照明カラー:クール ホワイト●ルーメン出力合計:300lm●寿命:2万時間

 

照明の色温度やカラーが変えられるポータブルライト。実用的な温白色光から、涼しげでやる気を引き出す昼光色など、色温度を変えられるほか、カラー照明で空間の雰囲気づくりに一役買います。ブリッジに接続すればスマートデバイスからもコントロールでき、1600万色のカラー演出が可能に。バッテリー内蔵で、屋外でも使えます(3時間)。

 

【おすすめポイント】

赤ちゃんと眠るときに枕元に置いておけば、おむつを替えたり、授乳するときに便利。照明の明るさを暗めに設定すれば、赤ちゃんを完全に目覚めさせることなく、お世話ができます。カラー照明は、誕生日やクリスマスなどイベント時のムードづくりにもオススメ!

 

電動さく乳器

ピジョン

さく乳器 母乳アシスト電動Pro Personal+(プラス)

価格:2万7000円

 

両胸同時にさく乳できる電動さく乳器。赤ちゃんが飲んでいるように自然にさく乳でき、おっぱいの状態に合わせて吸引リズムや強さが選べる「赤ちゃんここちリズム」を搭載しています。専用アプリと連動すれば吸引リズムが追加できるほか、さく乳できた量や赤ちゃんが飲んだ量の記録も可能。片胸ずつさく乳する「電動Pro Personal」(1万6200円)もあります。

 

【おすすめポイント】

外出先や夜中にさく乳する機会が多い人には、手などに負担なく、あてているだけで自動で効率よくさく乳できる電動タイプがオススメ。さく乳時のモーター音が従来品より静かになったので、赤ちゃんが寝ているときや外出先でも気兼ねなく使えます。

 

話題の棋士も学んだ「モンテッソーリ教育」の権威が語る! 子どもを伸ばすには「空気環境が大前提」

新生活が始まり、この4月からお子さんが進学されたという方もおられるでしょう。これを機に、子どもにとってよりよい学びの環境、よりよい暮らしの空間を作るにはどうすればいいのか、改めて考え始めた方も多いはず。そこで今回は、いま話題のプロ棋士・藤井聡太さんも学んだという「モンテッソーリ教育」の権威をはじめ、子どもの教育に携わる3人にインタビュー。子どもにとって理想の環境とは何か? という点を掘り下げていきます。

また、インタビューでは繰り返し「空気環境を整える重要性」について語られます。本稿では、その環境作りに役立つ空気清浄機として、空気浄化の世界基準「CADR」最高値以上を取得したスウェーデン製「ブルーエア」をピックアップ。ブルーエアは、空気清浄機のグローバルブランドとして、空気汚染が深刻な地域に暮らす子どもたちへ支援活動を行っています。そんなブルーエアが、具体的に学びの場にどう役立つのか、併せてレポートしていきましょう。

 

子どもの空気環境を守る空気清浄機といえばコレ!

↑画像クリックで製品の公式サイトにジャンプします

 

Blueair

Blueair Classic  Series

世界的な空気清浄機専業ブランド、ブルーエアのスタンダード空気清浄機のシリーズ。目の粗さの異なる3枚の素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用。ハイスピード清浄と汚れの捕集力を両立し、目詰まりしにくいのが特徴です。Wi-Fi機能を搭載し、専用アプリで屋内や屋外の空気環境をモニタリングすることが可能。適用床面積~75畳の680i(左)、~33畳の480i(中)、~25畳の280i(右)の3種類を用意しています。

 

 

【その1】空気環境は「学びの場の大前提」となる重要な要素

日本モンテッソーリ教育綜合研究所

安威 誠(やすい・まこと)さん

いま話題のプロ棋士・藤井聡太さんも幼稚園のときに受けていたことで注目を集めるモンテッソーリ教育。最初のインタビューは、同教育の啓蒙に長年取り組んできた「日本モンテッソーリ教育綜合研究所」を運営する「才能開発教育研究財団」の安威 誠さんにお話をうかがいました。

 

名だたる著名人が受けていたモンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリ教育は、「デビュー以来29連勝」という快挙を達成し、以降も目覚しい活躍を続けるプロ棋士・藤井聡太さんのほか、マイクロソフトのビル・ゲイツ、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、アマゾンのジェフ・ベゾス……と名だたるIT企業の創業者たちも受けていたことで有名です。これだけの大物を多数輩出するモンテッソーリ教育とはいったいどんな教育なのでしょうか。まずは、生まれた経緯から聞いてみましょう。

「モンテッソーリ教育は、イタリア生まれのマリア・モンテッソーリという女性医師が始めました。本教育の目的は、『自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる』というもの。マリア・モンテッソーリは『もともと人間はいろいろな才能を持って生まれ、それを自ら伸ばそうとする力を持っている』と考えており、親、先生はそれを邪魔をしてはいけない、優れた『環境』を整えることで、子どもは自らの力で伸びていく、というのが前提なんです。

 

よく、誤解されて『何歳のどのタイミングで何をすればいいのでしょうか?』と聞かれるのですが、ここにはそういった概念はありません。決められたカリキュラムに沿って大人が教えるのではなく、子どもが自分で関心のあるものを見つけるんです。教師はそれを適切に支えるだけ、という点が一般的な日本の教育方法とは違うところ。マリア・モンテッソーリが保育施設『子どもの家』を設立してからすでに100年以上経つのですが、いまだに世界中で支持されていることを考えると、現代でもいかに有効であるかがわかるでしょう」(安威さん・以下敬称略)

↑モンテッソーリ教育の創設者、マリア・モンテッソーリ

 

教具を効果的に使い、子どもの興味・関心に寄り添う

今回取材にうかがったビルには、日本モンテッソーリ教育綜合研究所附属の「子どもの家」があり、こちらには同じ形で大きさが違う積み木や、ワイヤーに通された色とりどりのビーズ、小さな織機など、「教具」と呼ばれる学びのための道具が並んでいました。これらの教具も本教育では重要だそうです。

 

「教具は、モンテッソーリが子どもを科学的に観察した事実に基づいて開発したもの。子どもたちが自主的に触れ、考える力と感覚を育てていくためのもので、現在も新たな教具が生み出されています。聞くところによると、棋士の藤井聡太さんも教具に夢中になるお子さんだったそうですね。通常、親や大人は、子どもが同じことをやっていると『いつまでやってんの!』と言いたくなるものですが、藤井さんの親御さんは、これを制することもなく見守っていたそうです。それが、いまの彼の集中力につながっている。子どもの興味・関心に寄り添い、集中できる環境を整えた結果ですね」(安威)

↑算数教育で重要な教具、「金ビーズ」。数の概念が視覚でわかるのが特徴です

 

↑感覚教育に使う教具の一部。大きさの違う立方体を積み上げる「ピンクタワー」(右)などがあります

 

大人の役割は子どもが伸びる「環境」を整えること

大人は子どもが集中できる「環境」を整えるのが大事。ひとつは、親と子、子どもとその周囲の人、といった「人間関係の環境」をよりよく保つこと。もうひとつ、「物理的な環境」を整えるのも重要だといいます。

「人間には視覚、触覚、聴覚、味覚、臭覚という五感があります。その感覚の入口の能力を高めるためには、自分で経験したり、気づいたりしないと伸びていかない。ですから、当然ながら意図しない音やニオイはないほうがいいんです。さらに学びの場の大前提として『食』『水』『空気』が安全かつ清潔である必要があります。これらは人間の身体を作るものですからね。なかでも空気は見えないので見落とされがちですが、ホコリや細菌、空気中のウイルスのコントロールは重要。大人はこれらのリスクを認識し、取り除く配慮をしてあげるべきです」(安威)

 

WHOの発表によると、実は室内のほうが屋外よりも空気が汚染されているというデータも。さらに、ハーバード大学の研究では、良い空気と悪い空気の環境下(揮発性有機化合物や二酸化炭素の濃度が高い環境)での人間のパフォーマンスを比較した結果、良い空気の環境下では情報を扱う能力が約3倍に向上したとか。学びの効率を上げる意味でも、部屋の空気の質を高めるのは大切なのがわかります。

Blueair Classic  Seriesの製品紹介サイトはコチラ

 

口呼吸を防ぎ、呼吸を正しく整えるのが自分を律する第一歩

また、近年は、息苦しさや鼻づまりによって、口呼吸が中心になる子どもが目立つようになってきました。その弊害についてはいかがでしょうか。

 

「口呼吸になると、風邪をひく確率が上がると耳にしたことがあります。鼻がつまっていたり、息苦しかったりすると、当然集中力も落ちますね。その点、この『子どもの家』のお子さんは、『線上歩行』(※)という課題を行うとき、しっかりと口を閉じて鼻で正しく呼吸しています。すると、ほかの幼稚園の先生が見学に来たとき、『ここの子どもたちはすごく落ち着いている』ってびっくりされるんですよ。やはり、呼吸を正しく整えると、自分を律してコントロールできるようになる。あえて呼吸法などは教えていないですけど、子どもたちはみんな自然に習得していきますね」

※線上歩行…楕円の白線の上を静かに一歩ずつ歩くトレーニング。その際、頭上に水の入ったコップや花、人形などを載せて落とさないように集中して歩きます

 

さて、子どものためにも空気環境を整えることが重要ということがわかったところで、安威さんにブルーエアの空気清浄機「Blueair Classic Series」のミドルレンジモデル、480iを使っていただいた感想もうかがいました。Blueair Classicは、空気清浄機の性能を評価する世界基準CADR(Clean Air Delivery Rate)で最高値以上を取得。もともと他社の空気清浄機を使っていたという安威さん、比べてみていかがでしょうか。

「やっぱりパワーが違いますね。出てくる空気量、ボリュームがまったく違います。『お、いま空気がキレイになってるな』というのが体感でわかるんですよ。いち早く部屋の空気を一掃してくれるので、悪い空気を吸うことも少なくなりそう。パワーがある割に静かなので、集中力を妨げないのもいいですね」(安威)

 

安威さんが試した空気清浄機はコチラ!

Blueair Classic  480i

↑画像クリックで製品紹介サイトにジャンプします

 

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【その2】子どもを預かる立場として、空気に気を遣うのは当然

NPO法人あおぞら福祉会 おひさま共同保育園

明滝光子(あけたき・みつこ)さん

2人目のインタビューは、東京都町田市にある「おひさま共同保育園」の園長、明滝光子さん。同園は、自然環境の良さを活かしながら、心身ともに健康な身体を作るのが目標。モンテッソーリ教育の教具を採用し、子どもの自主性を重視する保育を行っています。

 

自ら学ぶ環境を整えて子どものポジティブな感情を伸ばす

「『子どもに良い環境をサービスすれば、大人はいらない』というのが私の考え。自主的に子どもが学んでいきますから。自分で教具を選び、自分で面白いと感じることで、持続する力や達成感、意欲や好奇心がどんどん伸びる。私たちは、そういう環境を作ってあげるのが役目なんです」(明滝さん・以下敬称略)

 

子どもの安全を守る一環としてブルーエアを導入

そんな同園では、教室にBlueair Classic Seriesの上位モデル680iを導入しています。そのきっかけは、やはり大事なお子さんの身体を守りたいという思いからきているようです。

 

「お子さんを預かる立場としては、安全性に気を遣うのが基本中の基本。そのために、フロアには揮発性の物質が出ないコーティング剤を施していますし、化学物質が影響しないよう、壁にはホタテの貝殻のパウダーを塗っています。ブルーエアを導入したのもその一環。集団生活では、どうしても空気中のウイルスが気になりますし、お布団を敷くときにどうしてもホコリが舞ってしまう。その点、ブルーエアはちょっと大きいんですけど、そのぶんパワーが強くて、ホコリもあっという間に吸ってくれるのが実感できます。空気環境がいいからでしょうか、いまのところ呼吸器系のアレルギーのお子さんはいないですし、基本的に口を開けている子や鼻づまりの子もいませんね」(明滝)

↑おひさま共同保育園が導入したBlueair Classic 680i(画像クリックで製品情報サイトにジャンプします)

 

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【その3】ニオイの問題で子どもの集中を邪魔したくなかった

主婦・ママブロガー

川上りえさん

最後は主婦であり、1男1女の母であるママブロガー、川上りえさんにインタビュー。川上家ではBlueair Classicのミドルレンジモデル、480iを導入済み。導入したきっかけは、ママ友にすすめられたからだといいます。

 

ママ友から「すごくいいよ」とすすめられ、効果を実感する日々

「『すごくいいよ! 空気が全然違うから』って教えてもらったんです。ちょうど、ウチでは去年から犬のみおちゃんが新しい家族になって、リビングのおしっこのニオイが気になっていたんですよね。それと、ウチでは『どこでも自分の力が発揮できるように』という思いもあって、あえて子どもをリビングで勉強させているんです。でも、ニオイが気になって集中できなかったらダメじゃないですか。そんな思いもあって、『どうせならいいものを!』と、ブルーエアの導入を決めたんです」(川上さん・以降敬称略)

こうしてブルーエアを導入した川上さん。実際に使ってみてその効果には驚いたそう。

 

「子どもも『空気が澄んでる。森みたい!』って言っていました。空気が新鮮に感じますし、ニオイもまったく気にならなくなりました。いちばん効果がわかるのが、朝起きたとき。2階の寝室から降りてくると、リビングの空気がびっくりするぐらい気持ちいいんです。あと、母親の立場としては、手入れが半年に1回フィルターを替えるだけ、というのもラクでいいですね」(川上)

↑フィルターは本体を開けて、カンタンに取り出せます

 

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今回、子どもの成長を願う3名の方にインタビューを行い、どなたも環境を整える必要を理解し、努力をしているのがわかりました。目に見えない空気の問題は後回しにしがちですが、しっかりと対策をしておきたいところですね。子どもの健康を守り、伸びやかな成長をサポートするためにも、パワフルなブルーエアを選んでみてはいかがでしょうか。

↑川上家が導入したBlueair Classic 480i(画像クリックで製品紹介ページにジャンプします)

 

撮影/安威さんインタビュー:高原マサキ(TK.c) 明滝さん、川上さんインタビュー:我妻慶一

人気No.1! ダイソンの新しい空気清浄タワーファンは空気の汚れ“まる視え”

家電大賞2017 空気清浄機部門で1位を獲得したダイソンの空気清浄機に、待望の新モデルが登場。汚れの検知・清浄・循環の性能がさらに向上した。その実力と使用感をいち早くレポートする。

 

空気の汚れの「視える化」で清浄効果をリアルに体感

このDyson Pure Coolは、空気清浄機能が絶大。なかでも便利に感じたのは、センサーで検知した空気の状態を本体のディスプレイに表示できることだ。この機能は実際に使ってみると非常に安心感あり。PM10とPM2.5は1㎥ごとの量をμg表示。数値は数秒ごとに変化して、空気がきれいになるのが実感できた。ちなみに、高性能フィルターのおかげか、ネコのトイレのニオイも気にならなくなった!

 

また、最大350°の首振り機能も◎。部屋のどこに置いても部屋中の空気をかき回せ、サーキュレーターとしても大活躍だった。ディフューズドモードも超便利。ボタンひとつで風を身体に直接当てずに空気清浄できてうれしい!

 

 

Dyson Pure Cool 空気清浄ファンは空気清浄に不可欠な「3つの性能」が進化していた!!

効率的な空気清浄には汚れの検知、フィルターによる高度な清浄、部屋中の空気を循環する気流が不可欠。最新モデルでは、これら3大要素が進化しているのがわかる!!

 

【01:検知】

インテリジェントセンサーで汚染物質を細かく検知。フルカラーLCDディスプレイで瞬時にレポート

↑インテリジェントセンサー搭載。PM10(花粉、アレル物質)やPM2.5、VOC(揮発性有機化合物)やNO2(二酸化窒素)を物質別に検知する

 

↑検知した空気の状態はフルカラー液晶画面に瞬時に表示。総合的な空気の状況のほか、汚染物質ごとの量や室温・湿度も表示できる

 

 

【02:清浄】

活性炭フィルター × グラスHEPAフィルターでPM0.1レベルの微粒子も99.95%除去

高密度のグラスHEPAフィルターでPM0.1レベルの微細粒子を99.95%除去。さらに活性炭フィルターの活性炭を従来比3倍に増量し、ニオイや有害ガスもよりパワフルに捕集・除去(※1)可能に。

 

↑9mのHEPAマイクログラスファイバーをプリーツ状に200回以上折った高密度なHEPAフィルターを採用。超微細な粒子まで確実にキャッチする

 

スマホアプリもアップグレード

Dyson LinkアプリがVer 4.1に。室内の空気清浄の履歴を汚染物

 

ディフューズドモードも搭載

送風を後方に限定するディフューズドモードを新搭載。風に当たることなく空気清浄でき、より快適に通年利用できるようになった。

 

 

【03:循環】

吸気量がアップ! 首振り角度は350°で部屋の隅々まできれいな空気を送り届ける

周りの空気を巻き込むエアマルチプライアー技術で大風量を実現。吸気量が増量し、より素早い空気清浄を行う。最大350°の首振り機能で、室内の空気をパワフルに循環。

↑空気を遠くまで送り届ける送風技術と最大350°の首振りで、清浄な空気が部屋の隅々まで到達。同時に、汚染された空気も確実に本体内に取り込む!

 

 

Dyson Pure Cool
空気清浄タワーファン
オープン価格

空気清浄機と扇風機の2 in 1タイプ。吸気量が従来モデルからアップし、アレル物質から有害ガスまで徹底捕集(※1)。新搭載の350°首振り機能で、部屋の隅々まできれいな空気を循環させることが可能だ。センサーで検知した汚染物質の量は、本体のディスプレイで“視える化”されて安心。

SPEC●空気清浄能力 適用床面積:12畳(30分)/34畳(60分)●フィルター:360°グラスHEPAフィルター+活性炭フィルター●風力切替:10段階●首振り角度:45°/90°/180°/350°●サイズ/質量:φ223×H1054㎜/5.06㎏

 

 

【私が使ってみました!】

家電ライター・平島憲一郎

空調家電をはじめ生活家電全般の記事を数多く担当。自宅でネコとともに暮らしている。

 

 

【家電大賞2017 受賞モデル】

Dyson Pure Hot + Cool Link 空気清浄機能付ファンヒーター
オープン価格

空気清浄機に暖房・涼風運転機能を搭載した3 in 1モデル

ファンヒーター、扇風機の機能を搭載し、3Wayで使える空気清浄機。高性能フィルターでPM0.1を99.95%取り除く。室内・屋外の空気の状況をスマホアプリで確認することも可能だ。

SPEC●空気清浄能力 適用床面積:8畳(30分)/23畳(60分)●暖房能力 適用床面積(※2):コンクリート住宅8畳/4.5畳、木造住宅6畳/3畳●サイズ/質量:φ222×H632㎜/4.01㎏

 

「きれいな空気で暖房や涼風運転できて画期的」(43歳男性・会社員)

「PM0.1まで除去できて安心」(33歳女性・主婦)

↑グラスHEPAフィルターと活性炭フィルターで、花粉やアレル物質、ホルムアルデヒドなどの有害ガスまで除去。清浄な空気を部屋に送り出す

 

「空気の状態をアプリで確認できて◎」(33歳男性・会社員)

↑Dyson Linkアプリで、室内・屋外の空気の状態をモニタリング。リモコン機能により、外出先や本体から離れた場所から遠隔操作することも可能だ

 

 

 

Dyson Pure Cool

空気清浄テーブルファン
オープン価格

空気の汚れのリアルタイム表示や350°首振りなど、タワーファンと同様の機能を搭載した卓上タイプ。タワーファン同様、メンテナンス面もフィルター交換のみで簡単だ。

SPEC●空気清浄能力 適用床面積:12畳(30分)/36畳(60分)●サイズ/質量:W352×H691×D223㎜/4.72㎏

 

 

※1:自社および第三者機関[Fraunhofer(ドイツ)、CHEARI(中国)]が実施した酢酸、アセトアルデヒド、アンモニア((社)日本電機工業会規格(JEM1467))、ホルムアルデヒド、ベンゼン(中国標準規格(GB/ T18801))、NO2(自社規格(DTM-003282)) の測定試験結果(括弧内は準拠した規格を示す)。実際の使用状況により除去率が異なる。前記以外の有害ガスについては確認していない
※2:50㎜断熱材あり/断熱材なしの目安。(社)日本電機工業会(JEMA)の基準に基づき、1畳=1.65㎡として算出

 

 

ダイソン公式ホームページ www.dyson.co.jp

「隙間」がないから、汚れた空気の逃げ場ナシ! ダイソン空気清浄ファンのフィルターに見る「細かい工夫」

ダイソンは、扇風機と空気清浄機の1台2役が特徴の空気清浄ファン「Dyson Pure Cool」の新モデルを発表。「検知」「清浄」「循環」の3つの機能を強化し、大幅な進化を果たしています。筆者個人としては、風が直接肌に当たらず、寒く感じない送風モードに注目したいところ。4月12日の発売にともない、その製品説明会が開催されたので、以下でレポートしていきます。

↑「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」は、床置き用のタワーファン(写真左から2製品)と、テーブル等に置けるテーブルファン(写真右から2製品)を用意

 

もっとも体内に取り込む量が多いのが空気

新製品は空気清浄機能を強化していますが、なぜダイソンがここ日本で空清に力を注ぐのか。その前提として、国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員の篠原直秀氏が、日本の屋内空気環境を説明しました。

↑国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員の篠原直秀氏

 

「1990年代から住宅の高気密化・高断熱化が進んだ結果、換気性が悪くなり室内の空気質が悪化していきました。人は1日に平均約20㎥の空気を体内に取り込んでおり、水を含めほかのどんな飲食物より摂取量が多い。また、1日のなかで自宅で過ごす時間は55-85%、職場や学校を入れると実に1日の90%を室内で過ごしています。いかに室内の空気環境が大切かがわかります」(篠原氏)

↑人間が1日に摂取するもので、空気が最も量が多くなっています

 

室内は屋外よりも多くの化学物質があふれている

また、室内は実に多くの化学物質があふれています。カーテンには難燃剤として有機リン酸エステル類、クローゼットには防虫剤としてパラジクロロベンゼン、壁の合板・壁紙の接着剤としてホルムアルデヒドといったVOC(揮発性有機化合物)、キッチンのガスコンロや石油ストーブ、窓を開けた時に入る車の排気ガスからはNO2(二酸化窒素)。さらに、ホコリや花粉、PM2.5といった微粒が漂っています。

↑家の中には様々な空気汚染物質が浮遊しています

 

「規制によって屋内の化学物質の濃度は下がっていますが、屋内と屋外の比率を見ると、ほとんどの物質で屋内のほうの濃度が高くなっており、屋内の対策が必要なことがわかります。新たな化学物質が登場しているほか、日本の場合はカビも問題となります。高温多湿でカビが生えやすいうえ、冬も高気密住宅内で加湿器を使うことで、窓や壁が結露してカビの温床になっています。こうした有害物質を除去するには、換気、空気清浄機、こまめな掃除といった複数の対策を組み合わせることが効果的です」(篠原氏)

↑屋内と屋外を比較すると、空気が閉じ込められているぶん、屋内のほうが化学物質の濃度が高くなっています

 

室内環境を整えるため重要なのが「検知」「清浄」「循環」の3つの機能

このような背景を踏まえて、「Dyson Pure Cool 空気清浄ファン」は開発されました。ダイソン ヘルス アンド ビューティー部門のバイス プレジデントであるポール・ドーソン氏は、「日本の室内環境を整えるためには、3つの機能が重要。『室内にどのような汚染物質があるのかを検知する機能』『それを捕らえて清浄する機能』、そして『きれいな空気を循環させる機能』です」と説明します。

↑ダイソン ヘルス アンド ビューティー部門のバイス プレジデントのポール・ドーソン副社長

 

3つのセンサーで感知した情報をディスプレイに表示

まず“検知”ですが、今回新たに3つのセンサーを搭載しました。レーザー計測によって粒子物質の量を検出・分析する微粒子(ホコリ)センサー、VOCやNO2を検出する有毒ガス・ニオイセンサー、そして温度・湿度センサーの3つです。これらセンサーが汚染物質を検知すると、新搭載のカラーLCDディスプレイにその種類が表示され、リアルタイムで処理する様子を見ることができます。「実際のリビングと同じ空間を作り、7万5000時間のテストを経て作り上げたアルゴリズムによって、ベンゼンやホルムアルデヒド、二酸化窒素、一酸化炭素などを検知できるようになりました」とドーソン氏。

↑センサーによって空気の汚れの原因と量がわかります。こちらはホルムアルデヒドやベンゼンなどの有害なガスの濃度を知らせる表示

 

↑リアルタイムで清浄の状況が確認できます

 

フィルターと活性炭の量を増やし、パッキンで隙間を埋めて汚れた空気を逃さない

次に空気を清浄する機能のポイントですが、まず、外装のフィルターケースに従来より60%多いHEPA剤(高性能フィルター)を導入。グラスHEPAフィルターには、従来より3m長い9mのものを200回以上折ってプリーツ状にしたフィルターを搭載し、PM0.1レベルの微粒子を99.95%除去します。有害ガスやニオイを吸収する活性炭フィルターも、従来比で活性炭の量を3倍以上に増やしました。

↑9メートルの長さのグラスHEPAフィルターを200回以上折りたたみ、360°の全方向から清浄できます

 

「汚染物質やニオイをフィルターに1回通しただけで、全てを確実に除去することが重要。日本市場の上位3ブランドのモデルは、吸い込んだスモークが吹出口から出てきているが、ダイソンは全く出てきません。これは、吸い込んだ空気を完全に清浄しているからです」とドーソン氏は胸を張ります。

 

これはフィルター周りの構造の違いによるものです。一般的な空気清浄機の場合、各種フィルターは本体に簡易的にセットされているだけで、フィルターと本体の間には隙間があります。そこから清浄されていない空気が再度部屋に排出されるのに対し、ダイソンの場合は、フィルターの周囲をゴムパッキンで囲み隙間を作りません。このため、吸い込まれた空気は余すところなくフィルターで清浄されてから排出されます。なお、フィルターは清掃などのメンテナンスは不要で、交換目安は約1年間(1日12時間使用の場合)。

↑フィルターの周囲にゴムパッキンがあり、本体にセットすると隙間がなくなります

 

↑国内上位3ブランドと比べた排気のデモ。他のブランドは吸った煙が上部の吹出口から出ていますが、ダイソンは吹出口から煙が出ません

 

毎秒290Lの空気を送り出し、350°の首振り機能で空気を循環

最後はきれいな空気を循環させる機能について。360°全方向から吸い込む空気清浄部本体と、毎秒290Lの空気を送り出すAir Multiplier テクノロジーに加えて、350°の首振り機能が部屋中の空気を強力に循環させます。従来、首振り機能は70°しかありませんでしたが、新製品では45/90/180/350°の4段階に調節できるようになりました。

↑循環性能のデモ。6メートル離れたところから吹き出した煙もしっかりと吸引しました

 

↑首振り機能は45-350°まで4段階調整できます

 

さらに、従来は正面方向にしか送風できませんでしたが、「冬が寒い」というユーザーの声を受け、新たにディフューズモードを搭載しています。これは、本体側面に設けたスリットから後方45°に向けて吹き出すもので、開口部を広くしてワイドな風を送り出すことにより寒さを低減し、さらに風の音も小さくなりました。

↑新搭載のディフューズモードでは内部でバルブを切り替え、本体横のスリットから後方45°に向けて風を送り出します。風が人に当たらないので冬でも寒くありません

 

アプリ対応もスマートスピーカー対応は「様子見」状態

スマートフォン用の「Dyson Link アプリ」も新しくなりました。オン/オフ、首振り角度の調節、風量の調節、予約/スケジュールなどのリモコン機能のほか、本体のセンサーで捉えた自室の空気の状態をいつでもどこでもモニターでき、空気清浄機能の効果も確認できます。

↑Dyson Link アプリではリモコンでできる操作が可能なほか、室内外の空気環境の状況やフィルターの交換時期などが確認できます

 

なお、本機はWi-Fi機能を搭載していますが、今回はスマートスピーカーとの連携機能には非対応です。ドーソン氏はその理由について次のように説明しました。

 

「当社としても対応を検討はしています。スマートスピーカーは複数の規格があるので、どれがユーザーにとって最適なのかを見ているところ。スマートインテリジェンス製品において最も重要なのはシンプルなこと。ユーザーがITに詳しくなくても簡単に設定、操作ができるものを選びたいです」

 

Dyson Pure Coolは「これまでにない新しいカテゴリだ」

また、ダイソンではDyson Pure Coolを、空気清浄機とも扇風機とも呼ばず「空気清浄ファン」と呼んでいます。「われわれは新しいカテゴリを誕生させようとしています。Dyson Pure Coolは空気清浄と空気を循環させるファンの機能を持った、これまでにない製品だと考えているからです。売り場でも、古いカテゴリに入れるのではなく、新しい売り場を作っていきたい」とドーソン氏は意欲を見せました。

 

また今回は“cool”の発表でしたが、ダイソンでは温風機能付きモデル“hot&cool”もラインナップしています。その後継機の開発については、「これから先、また『エキサイティングな新製品を用意している』とだけ答えておきます」と、ドーソン氏は不敵な笑みを浮かべました。温風で肌に当たって乾燥することを嫌がる人も多いので、ぜひディフューザーモードを搭載した“hot&cool”も期待したいところ。あるいは、よりエキサイティングな新機能を持つ新モデルが出る可能性も……。今後もダイソンの空気清浄ファンから目が離せません。

↑床置き用のタワーファン(写真右)が7万2144円、テーブル等に置けるテーブルファン(写真左)が5万9184円(ともに税込、ダイソン公式オンライストア価格)。カラバリはホワイト/シルバー、アイアン/ブルーの2種類を用意(テーブルファンのアイアン/ブルーは直販限定)。サイズおよび質量は、タワーファンが高さ1054×幅223×奥行き223mm/5.06kg、テーブルファンが高さ691×幅352×奥行き223mm/4.72kg。交換フィルターの価格は、グラスHEPAフィルターが4000円、活性炭フィルターが3000円(ともに税別)

アメトーーク!「家電芸人」でも紹介! 空気清浄機の世界ブランドが送る2万円以下の高コスパモデル

ブルーエアは空気清浄機の世界的ブランド。微粒子ゴミを帯電させてフィルターに吸着・除去する独自の技術で評価が高いです。そんな同社が発売したBlue Pure 411 Particle + Carbonは、上位機を踏襲したフィルター技術を採用しつつ、2万円を切る高コスパなエントリーモデル。3月4日に放映された人気バラエティ「日曜もアメトーーク!」の「家電芸人」企画でも紹介され、話題を呼びました。その魅力を、以下で紹介していきましょう!

 

小型ボディで13畳まで対応!設置場所自由で個室使いにちょうどいい

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ブルーエア

Blue Pure 411 Particle + Carbon

実売価格:1万9440円

独自の粒子帯電技術と高性能フィルターで、小型ながらパワフルに空気清浄。本体下部360°から吸引し、浄化した空気を天面から排出、部屋全体の空気を効率よく循環させます。日々のメンテは不要で、半年ごとのフィルター交換で高い浄化性能をキープ。

SPEC●適用床面積:〜22m(〜13畳) ●清浄空気供給量:290-620m/h ●運転音:17-46dB(A) ●消費電力:最大10W ●センサー:なし ●主な機能:フィルター交換時期通知機能 ●サイズ/質量:φ200×H425mm/約1.52kg

 

できるコト

●上位機ゆずりのフィルターで花粉やホコリを徹底除去

●360°吸引でどこに置いても部屋中の空気を効率よく浄化

●フィルター交換コストは年間6480円で上位機より格安

 

割り切ったコト

●コンパクトさ優先で適用畳数〜13畳とパワーは控えめ

●Wi-Fi非対応で室内の空気の清浄度をスマホなどで確認できず

 

【ココがポイント】

個室に合わせた空気清浄力でサイズ感も日本住宅にマッチ

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本体天面の送風穴から天井にまっすぐ向かう気流と360°吸引で、部屋の隅に置いても部屋全体の空気を効率よく循環できます。直径20㎝というコンパクトさも日本の住宅事情にぴったり!

 

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プレフィルターは布製で集じん・脱臭フィルターの上に直接かぶせる方式。汚れたら水洗いして繰り返し使えます。

 

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上位機譲りの技術を生かしたフィルターが花粉やホコリ、PM2.5などの微粒子を徹底除去。内部に活性炭シートを装備し、生活臭も取り除きます。

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プレフィルターのカラバリは赤・青・グレーの3色。インテリアに合わせて取り替えられ、子ども部屋にも◎。

 

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使い方は天面の真ん中にあるボタンをタップするだけと超シンプル。電源ON/OFFと3段階の運転スピードの調節がこのボタンひとつで行えます。

 

本誌生活家電担当・青木宏彰のレコメンド

高い空気清浄力を発揮しつつ本体も維持費も安い

「コンパクトかつ360度から吸気。壁際に置いても十分な空気清浄力があり、置き場所を選びません。フィルター交換で新品同様の性能に戻るのも利点で、フィルター価格は3240円とお手ごろ。プレフィルターの色を替えられるデザインも面白いポイントで、現在は3色ですが、今後のカラバリ展開に期待したいです」(青木)

アレルギー性疾患は「5歳まで」が重要! 空気から子どもの健康を考えるプロジェクトが始動

近年、家庭における空気清浄機の需要が高まっています。これからシーズンを迎える花粉症や、インフルエンザなどの各種ウイルス、PM2.5などの有害物質を取り除くことで、快適な生活を送ろうという意識が高まっているのがその理由でしょう。特に、お子さんのいる家庭では、ぜんそくやアトピー性皮膚炎といったアレルギー性疾患に対する予防策として、空気環境には気を遣っていることでしょう。

そんな背景のもと、呼吸器疾患の予防と知識啓発を行っている一般社団法人クリーンエア(JCAA)は、さまざまなパートナーとともに「子どものいる室内環境の向上をめざしたプロジェクト」を開始。その第一弾として、ダイソンをパートナーに迎え「子どもの健康を考えた環境づくり」をテーマにしたセミナーを2018年2月27日に開催しました。ここでは、その模様をレポートします。

 

胎児から5歳までの環境がその後のアレルギー性疾患に影響を及ぼす

↑橋本 修氏

 

第1部は、JCAAの理事長を務める橋本 修氏が登壇。「子どものアレルギー発症の仕組みとその防ぎ方」というテーマで講演を行いました。

 

現在の日本の家屋は、密閉性が高いという特徴があります。人間にとっては快適な空間ですが、それはダニやカビといったアレルゲンの繁殖にも最適な環境。そのため、ぜんそくや花粉症、アレルギー鼻炎といった疾患が増加しているそうです。

↑近年は喘息・アレルギー疾患が増加中

 

以前は、症状が出てから治療を行うという取り組みだったのが、最近では予防をするという流れになっており、JCAAはアレルギー性疾患がどのようなメカニズムで発症するのか、そしてどのように予防すればいいのかということの啓発を行っています。

 

アレルギー性疾患の発症は、遺伝的因子のほか、環境的因子も大きく影響を及ぼしています。特に、胎児から5歳までの環境が重要とのこと。この時期に健康的な生活を送ることで、アレルギー性疾患の予防に繋がるのです。

↑ダニの量が多いと喘息を訴える年齢が若くなることを示すグラフ

 

今後、JCAAは、ダイソンとの協業を皮切りに、さまざまな生活シーンの空気環境の向上を目指した活動を続けてくとのことです。

 

空気を可視化することで室内環境の大切さを再認識

第2部は「子どものいる室内環境の大切さ」というテーマで、ダイソン コミュニケーションズ部の神山典子氏が登壇。JCAAと共同で行った保育園における空気清浄プロジェクトについての報告が行われました。

このプロジェクトは約3週間、ダイソン製の空気清浄器「Dyson Pure Hot+Cool Link」などを46か所の保育園に88台設置。その結果、最大26%の空気質の向上が認められたそうです。

また、生徒の活動が少ない昼寝やおやつの時間は空気の汚れは低く、逆に活発に活動している時間は空気が汚れることが判明。この結果を受けて、保育士の方々が保育所内の空気清浄の大切さに気付くきっかけになればと、神山さんは話しました。

 

空気環境への意識の高まりに期待したい

第3部は、呼吸器内科の医師であり、3児の母親である古川典子医師と、ブログ「ままはっく」を運営するママブロガー、まなしばさんによるトークセッション「子どもが健やかに育つために、私たちができること」です。

↑古川典子医師

 

古川医師は、家全体の掃除はもちろん、布団に掃除機をかけたり、カーペットやじゅうたんの掃除、加湿器内部の掃除なども行うことで、子どもがアレルギー性疾患になる確率を低くできると話します。

↑ママブロガーのまなしばさん

 

一方、1児の母であるまなしばさんは、子どもを預けている保育園の環境改善について気にかけているとのこと。空気清浄機の設置やふとんの管理など、保育園側の意識がさらに高まることを期待したいということでした。

 

見えない空気だからこそ意識をして子どもを守るべき

今回のセミナーを通して、普段目に見えないためにあまり意識していない「空気」というものに、さまざまなアレルゲンがあるということ、そして幼児時代に予防をすることで、その後のアレルギー性疾患の発症率が大きく変わることがわかりました。

 

特に、1日の多くを過ごす室内の空気環境が大切。効果的な掃除や空気清浄機、加湿器の使用により、アレルゲンを大幅に減少させることで、発症を抑えることができます。

小さなお子さんは、自分でアレルゲンから身を守ることはできません。大人が注意をして、快適な空間を維持することが、アレルギー性疾患の一番の予防策。その点、ダイソンの空気清浄機能付き扇風機やファンヒーター(上写真)ならば、スマートフォンやタブレットで空気の様子を可視化できるので、見えない空気を意識することが可能です。アレルギー性疾患の予防を考えるなら、ダイソンを有力な選択肢として検討してみてはいかがでしょう。

質感だけで「さすが」と絶賛された空清のブランドは? 家電のプロが教える「置きたくなる」オススメ空気清浄機

花粉除去に効果的な空気清浄機を、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏にガイドしてもらう本企画。第1回では空気清浄機選びのポイントと、ダイキンのモデルについて語ってもらい、第2回では、パナソニック、シャープのラインナップについて語っていただきました。今回は、お手入れのしやすさやデザイン性にこだわったモデルを見ていきましょう!

 

教えてくれるのはこの人!

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)
IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

お手入れの手間を減らしたいなら日立がオススメ

――人によってこだわりたいポイントも変わってくると思います。たとえば、空気清浄機はお手入れが面倒という人も多いですよね。

 

安蔵 そうですね。その点、お手入れをラクにしたいという人に注目してほしいのが、日立のEP-NVG110です。こちらは、運転時間の積算48時間ごとに1回、プレフィルターにたまるゴミを「自動おそうじユニット」で自動的に取り除いてくれます。

 

取ったゴミは、抗菌処理を施したダストボックスに溜まり、年に1回捨てるだけでOK。とにかくお手軽です。今後、Wi-Fiを搭載して室内の空気の「見える化」に対応すれば、もっと高く評価したい製品ですね。なお、前回紹介したシャープのKI-HP100とKI-HX75も、フィルターの自動掃除に対応しています。

 

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日立

自動おそうじ クリエア EP-NVG110

実売価格6万2370円

背面両サイドから広面積で一気に吸い込む「ワイドスピード集じん」で8畳の部屋をわずか6分でキレイにします。さらに空気を斜めに吹き出すことで花粉を素早く集める「快速花粉気流」という機能も装備。同社従来比で約2.5倍の速度で花粉を集めます。通常の空清自動運転と比べ、PM2.5をスピード清浄する「PM2.5センシング」も搭載。本体カラーはシャンパンゴールドとブラウン。

 

日立 自動おそうじ クリエア EP-NVG110のスペック

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デザイン重視ならカドーも注目

――デザイン重視という点では、安蔵さんオススメのモデルがあるとか。

 

安蔵 はい。以前にも話しましたが、空気清浄機は、デザインで納得できないものを買ってはダメ。それが常に目に入るわけですから、ずっと後悔することになります。その意味で、カドーの「AP-C200」には注目してほしいですね。直径242mmの継ぎ目のないスリムな円柱形で、デザイン性は抜群。設置場所を取らず、カラーもブラック、ホワイト、シルバーの3色からインテリアに合うものが選べます。空気の状態が青、黄色、オレンジの3段階で表示されるのもわかりやすいですね。

 

メーカーによると、活性炭の優れた吸着力と、可視光で反応する光触媒技術によって、フィルターに付着した汚れを分解し、1年間はお手入れもせずに使い続けられるとのこと。デザイン重視で手間がかからない製品を探しているなら、ぜひ選択肢に入れてほしいです。

 

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カドー
AP-C200
実売価格5万2920円

ボディ全面に吸引口を設置し、360°どこからでも空気を吸い込み、キレイな空気を真上に送り出して拡散します。空気新型光触媒「フォトクレアシステム」を採用し、フィルターをセルフクリーニングすることで、フィルターの長寿命化を実現。フィルターは0.09μm以下のPM2.5もキャッチします。ブラック、ホワイト、シルバーの3色を用意。

 

【AP-C200のスペック】

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ほかにはない質感で、所有する喜びを感じさせるのがブルーエア

――デザインでいえば、スウェーデンのメーカー、ブルーエアのデザインに引かれる人も多いですね。

 

安蔵 ブルーエアはシンプルなフォルムのなかに、北欧らしさを感じさせるデザインが秀逸。とにかく、ボディの質感が極めて良い。部屋に置いているだけで満足できる、所有する喜びを感じさせる……そこまで思わせてくれるものはブルーエア以外ないんじゃないでしょうか。

 

――フォルムだけでなく、質感も重要なんですね。

 

安蔵 他社からもデザインの優れた製品が出て来るようになりましたが、それでも質感がプラスチックのようなものも多くて。それに比べると、見ているだけで触りたくなる質感は「さすが」の一言です。

 

――ブルーエアはラインアップも豊富ですが、どれを選べばいいでしょうか?

 

安蔵 広めのリビングやスモールオフィスに設置するなら、「Blueair Classic 480i」がオススメ。シンプルで大風量、ボディはスチールで質感も最高です。Wi-Fi内蔵で、スマホと連携して空気の見える化に対応しており、スマホから遠隔操作で運転も可能です。

 

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ブルーエア
Blueair Classic 480i
実売価格9万5760円

空気清浄スピードの速さに定評がある「Blueair Classic」シリーズのミドルレンジモデルです。高性能フィルター技術と粒子イオン化技術を組み合わせた特許技術「HEPASilent テクノロジー」を搭載。目の粗さの異なる3枚の素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用しており、汚れの捕集力が高く、目詰まりしにくいのが特徴です。Wi-Fi機能を搭載し、専用アプリで屋内や屋外の空気環境をモニタリングできます。

 

安蔵 コスパが高いのは、「Blue by Blueair Blue Pure 221 Particle」。実売3万円台ながら適用畳数が~47畳まで対応します。ちょっと縦長のキューブ形状で、本体の下半分の全周から空気を吸って上部から吐き出します。操作は本体側面の中央に付いた「Blue」のロゴの入った丸いボタンに触れるだけと超シンプルです。子どもでも操作できますね。

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ブルーエア
Blue by Blueair

Blue Pure 221 Particle
実売価格3万540円

33㎝四方の角型ボディに高い空気清浄力を搭載。多層構造の筒型フィルターで360°集じんし、清浄な空気を大風量で上方に放出します。Wi-Fi機能とセンサーは非搭載。

 

――ブルーエアにはほかにも、グッドデザイン賞などを受賞した「Blueair Sense+」や、約2万円の「Blue Pure 411 Particle + Carbon」といったラインナップもあります。これらはどうですか?

 

安蔵 Blueair Sense+はシンプルで飽きのこないボタンレスのデザインで、6色で展開しているため、インテリアに合わせて選べます。また、Wi-Fi搭載で、エアーモニターの「Blueair Aware」(別売・実売価格2万4250円)との連携も可能。インテリア性にこだわりつつ、空気の見える化を堪能したい人にオススメです。

 

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ブルーエア
Blueair Sense+
実売価格4万7830円

スチール製の本体に強化ガラスを組み合わせたミニマルデザインで各国のデザイン賞を受賞。特許技術「HEPASilent テクノロジー」を搭載するほか、天面に手を滑らせて操作するモーションセンサーを採用します。Wi-Fi機能も搭載。カラバリはポラールホワイト、ウォームグレー、リーフグリーン、ミッドナイトブルー、ルビーレッド、グラファイトブラックを用意します。

 

安蔵 一方、Blue Pure 411 Particle + Carbonはコンパクトな円柱状で、カバーフィルターを気分やシーズンで着せ替えられるのがユニーク。低価格ですし、一人暮らしのワンルームに初めて導入するようなケースにはピッタリですね。友達が遊びに来た時の話のタネにもなりそうですし、贈り物にも良さそうです。ただ、ブルーエアはデザイン、機能とも優秀ですが、いずれも加湿機能を備えていないのが惜しい。でも、これだけオシャレなら、加湿器を別途用意してもいいかな、と思っちゃいますね(笑)。

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ブルーエア
Blue Pure 411Particle + Carbon
実売価格1万9440円

小型ボディに独自の粒子イオン化技術とフィルター技術を装備。360°吸引で花粉から生活臭まで強力に除去します。カラフルなプレフィルターは着せ替え交換できるのが特徴。

 

【ブルーエアラインナップのスペック】

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二台目需要に応えるダイソンのPure Hot+Cool Link

――このほか、ややユニークな立ち位置になりそうなのが、扇風機、ファンヒーター、空気清浄機の1台3役のダイソンの「Dyson Pure Hot+Cool Link」かと思います。こちらは、どう評価しますか?

 

安蔵 1台3役で設置スペースが節約できるのはいい。ただ、空気清浄機として評価するのは、少し違うかな…という気もします。メイン機能は温風も出る扇風機ですから、「扇風機一台分のスペースで暖房も空気清浄も利用できる」と捉えるべきですね。空気清浄機としての能力は今回紹介した他社製品と比べると、決して高くありませんが、「Dyson Link アプリ」で室内や地域の空気の状況が見えるので、モニターとして利用するのもアリだと思います。モニターとして使うなら、温風機能はありませんが、よりコンパクトかつ安価な「Dyson Pure Cool Link テーブルファン」(実売価格4万3470円)を導入するのもアリですね。

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ダイソン
Dyson Pure Hot+Cool Link
実売価格6万3530円

空気を浄化しながら、温風と涼風を送り出すことができる、通年で使用しやすいファンヒーター。HEPAフィルターを搭載し、0.1μmレベルの微細な粒子を99.95%まで除去できます。

 

安蔵 あるいは、空気の汚れがちょっと気になるけれど、そこまで悩んでいないという場合や、すでに空気清浄機やヒーターを一台持っていて、気流制御などの性能にやや不満があるので、組み合わせて使いたいと場合にもオススメ。部屋がL字型といった複雑な間取りの場合は空調に死角ができるケースが見受けられるので、そういう家庭に向いていると思います。その意味では、ヒーターなしの「Dyson Pure Cool Link タワーファン」(実売価格5万6540円)は、高さがあって風量も出るので、こちらを選んだほうがいいでしょう。

 

【ダイソン 空気清浄機能付ファンヒーター Dyson Pure Hot+Cool Linkのスペック】

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「デザイン」と「空気の見える化」を重視して、後悔しない選択を!

――3回にわたって、各メーカーの主要モデルをひと通り見てきました。選び方について、もう一度「これだけは覚えておいてほしい」というところはどこでしょう。

 

安蔵 とにかく「邪魔にならないデザイン」が第一。室内に設置したときに邪魔に感じるデザインだと、時間が経つにつれて使わなくなってしまいます。一方、「空気が見える化」できるWi-Fi対応モデルは、効果が目に見えるので、使うモチベーションが続くのがメリット。この2つを重視しつつ、コストやお手入れの手間を加味して選びましょう。ぜひ、部屋にずっと置いて後悔しない製品を選んでください!

【2018保存版】今年の花粉はキケンです! 「花粉症の気象予報士」が最新予報と最強の空気清浄機「ブルーエア」をやさしくレクチャー

今年も花粉症の季節がやってきました。そこで今回は、花粉症およびハウスダストアレルギーに苦しむ気象予報士、元井美貴さんにお願いし、今年の花粉事情と花粉の性質を徹底的に解説してもらいます。さらに、花粉に悩む元井さんのために、GetNaviが自信を持ってオススメする空気清浄機、Blueair(ブルーエア)の「Blueair Classic 480i」を用意。世界基準CADR(後述)において、花粉除去でも最高値を記録した本機を実際に使ってもらい、その喜びを語ってもらいました!

 

教えてくれたのはこの人!

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気象予報士

元井美貴(もとい・みき)さん

東京都出身。青山学院大学在学中の2000年に気象予報士の資格を取得し、BS-i「キャンパスウェザー」で大学生お天気キャスターとしてデビュー。現在は、TBSテレビで気象解説を担当するほか、プロレス番組キャスターやプロレス解説としても活躍しています。天気をプロレス技で例える「プロレス天気予報」や、フラダンスで天気を表現する「フラダンス天気予報」など、趣味を生かした斬新な天気予報でも知られています。花粉症とハウスダストアレルギーに苦しんでおり、ブルーエアの空気清浄機には興味津々。

 

花粉除去といえばコレ!

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↑画像クリックで製品の公式サイトにジャンプします

Blueair

Blueair Classic 480i

世界的な空気清浄機専業ブランド、ブルーエアのミドルレンジモデル。目の粗さの異なる3枚の素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用。フィルターは大小の汚れの捕集力が高く、目詰まりしにくいのが特徴です。Wi-Fi機能を搭載し、専用アプリで屋内や屋外の空気環境をモニタリングできます。

SPEC●適用床面積:〜33畳●最大風量:9.9㎡/分●運転音:32~52dB(A) ●フィルター交換目安:約6か月●センサー:PM2.5/VOC/温度/湿度●サイズ/質量:W500×H590×D275㎜/約14㎏

 

今年は花粉の「表年」で飛散量は去年の約2倍!

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――いよいよ花粉の季節がやってきました。元井さんご自身も花粉症とのことですが、どのような症状が出るのでしょうか?

 

元井 特に花粉が多い年は、ノドと鼻が辛いですね。涙が出て、全体的に顔がかゆくなるというか。元々ハウスダストアレルギーがあり、春先は花粉症で弱っているだけに、ハウスダストアレルギーも激しくなってしまいます。私にとって、春はいちばん体調を崩しやすい季節なんですね。だからこそ、今回、花粉に効くというブルーエアが使えるのをとても楽しみにしていて。実際使ってみたら、やっぱり良かったです!

 

――それは良かったです。今回用意したBlueair Classicは、世界的なブランド、ブルーエアのなかでも特に空気の浄化スピードが高いシリーズ。花粉対策にはこれ以上ないモデルですからね。その魅力はのちほど存分に語っていただくとして、まずは今年のスギ花粉の量から教えてください。

 

元井 残念ながら、今年の花粉は多くなりそうです。東京を例にとると、飛散量は去年の2倍になりそうですね。

 

――2倍ですか! なぜ今年は花粉の飛散が増えるのでしょうか。

 

元井 花粉が飛ぶ量は、前年の夏の気象条件に左右されるんです。夏の日照時間が長くて気温が高いほど、スギ花粉はたくさん作られます。そして、次のシーズンの春に大量に飛散するんですね。反対に、前年が冷夏だったり長雨だったりすると、次の春の飛散が少なくなります。業界では、花粉が多く飛ぶ年を「表年(おもてどし)」、少なく飛ぶ年を「裏年(うらどし)」と呼び、この「表」と「裏」が交互に繰り返されると言われています。

 

――では、今年は「表」だと……。

 

元井 はい。去年は「裏年」だったこともあり、今年は多くなりそうです。東京だけではなく、全国的にも昨年の2倍くらいの花粉が飛散すると言われています。

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スギ花粉のピークは3月だが、その後のヒノキ花粉にも注意すべし

――花粉症患者にとっては試練の年になりそうですね……。全国的に見ると、どの地域が多くなりそうですか?

 

元井 元々、関東甲信や東海、四国は花粉が多いんです。なかでも、近隣にスギ林が多く、地形や風向きなどの関係から、高知県や三重県などが飛んできやすい。今年はこれらの地域に加えて東北地方も多くなりそうですね。これも、昨年の夏の天気が良かったことに原因があります。

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――花粉のピークはいつごろになりそうですか?

 

元井 スギ花粉は3月いっぱいがピークです。ただし、東京は3月上旬から4月上旬までと、ピークが長く続くので注意してください。実は、スギ花粉が終わってからも安心はできません。これは、東海から西の地域を中心に、スギ花粉から1か月遅れでヒノキ花粉が飛散するため。ヒノキ花粉もスギと同様のアレルギーを引き起こし、お花見シーズンと重なるので、「桜の花粉症かな?」と勘違いする方もいらっしゃいます。スギ花粉のピークが終わっても、ゴールデンウィークくらいまでは注意が必要ですね。

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3つの条件が重なると花粉が多く飛ぶので要注意

――では、本格的なスギ花粉のピークを迎えたとして、花粉が多い日、少ない日があらかじめわかっていると、対策がとれるのでうれしいですよね。予想するにはどうしたらいいでしょうか?

 

元井 一定の気象条件が揃うと花粉が多く飛ぶので、その条件を知ることが大切です。花粉が多くなる条件は大きく3つ。①最高気温が高く②雨上がりの翌日で、③風が強く空気が乾燥しているとき。雨が降っていると、花粉が飛ばないので花粉症患者はラクなのですが、次の日、一気に気温が上がって風が強くなると、大量飛散につながります。そんな日は、ブルーエアをガンガン回して、しっかり花粉を除去したいところですね。

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――なるほど。雨の翌日は、ブルーエアでしっかり対策、というわけですね。では、1日のなかで、花粉が多く飛ぶ時間帯はありますか?

 

元井 特に「昼前後」「日が沈んだあと」は花粉が多く飛びます。まず気温が上昇し、杉林から飛んできた花粉が街に到達するのが昼前後。気温が上がると上昇気流が起こり、上空に舞い上がった花粉が落ちてくるのが日が沈んだあと、というわけです。

Blueair Classic 480iの公式サイトはコチラ

 

花粉症ではない人でも花粉は浴びないほうがいい

――昼ごはんを食べに出て花粉を浴び、帰宅時にまた浴びる……。ビジネスマンは大変ですね。

 

元井 しかも、街に落ちてきた花粉は、アスファルトで吸収されず、どんどん降り積もっていくのがやっかいなんです。積もった花粉は風で巻き上がって、また降りてきて……という動きを繰り返す。それだけに、アスファルトが多く、風向きや地形から花粉が飛んで来やすい東京は、花粉を大量に浴びやすい環境にあるわけです。そして、花粉を浴び続けると、いままで症状がなかった人も花粉症になる可能性があるんです。

↑花粉のイメージ。花粉表面のトゲがアレルゲンとなります。花粉はアスファルト上だと地面に吸収されないため、降り積もった花粉は風で巻き上げられることになります↑花粉のイメージ。花粉はアスファルト上だと地面に吸収されないため、降り積もった花粉は風で巻き上げられることになります(画像出典:ゲッティイメージズ)

 

――えっ、花粉症になるか、ならないかは体質で決まるんじゃないんですか?

 

元井 よく、コップの水に例えられますね。少しずつコップにたまった水が、許容量を超えるとこぼれるのと同様、花粉に接する機会が一定レベルを超えると、いままで何ともなかった人が、ある日を境に花粉症の症状に苦しむ可能性があるわけです。実際、花粉症の患者は増えていて、2017年の3月のデータでは、東京でのスギ花粉症の患者さんは全体の48.8%。ほぼ半分にまで達しています。

 

――なるほど。「自分は花粉症じゃないから」という人も、花粉はなるべく浴びないほうがいいんですね。

 

元井 はい。そのためには、屋外では極力花粉を浴びないようにし、家の中ではブルーエアのような花粉除去力の高い空気清浄機を使って、家族にも花粉を浴びさせないように努力したいですね。

 

――ちなみに、「大気汚染が花粉症を悪化させる」といった説もあるようですが、その点はいかがでしょうか?

 

元井 環境省のデータによると、PM2.5のひとつであるディーゼル排気の粒子が、鼻などのアレルギー症状と目の結膜炎を悪化させたというデータがあります。花粉症と大気汚染の明確な関連はわかっていないとのことですが、PM2.5の濃度が高いときは、注意しないといけません。

 

――そういえば、PM2.5が増える時期は花粉の時期と同じですね。

 

元井 たしかに、同じ春先です。この時期、黄砂とともに偏西風に乗った大気汚染物質が大陸からやってきます。実際、この時期は日本海側でPM2.5の濃度が高くなるのがわかっています。その意味で、花粉とPM2.5の両方を除去できるブルーエアの空気清浄機は、花粉症を防ぐうえで有効な手段になってきますね。個人的には、ハウスダストアレルギーも防げるので、一石二鳥です。

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ブルーエアの空気清浄機は、これまでの空気清浄機とどう違う?

――さて、これまでのお話でもたびたび登場しましたが、今回は元井さんのために、GetNaviが自信を持ってオススメするブルーエアの「Blueair Classic(ブルーエア クラシック) 480i」を用意しました。こちらは、花粉を含むすべての対象物質で、空気浄化の世界基準「CADR」(※)の最高値を達成したブランド。とにかく、空気を浄化する性能が高いことで有名なんです。元井さんは、このブルーエアというブランドはご存じでしたか?

※CADR…Clean Air Delivery Rate(クリーンエア供給率)の略。米国家電製品協会(AHAM)が定めた、 空気清浄機が清浄な空気を供給する量を表す指標です。数値が高いほど、空気を浄化するスピードが速くなります

 

元井 はい。以前から気になっていたので、今回、実際に使うことができてうれしいです!

 

――使ってみて、これはスゴイ! と思った点はありましたか?

 

元井 とにかくパワフルな風に驚きました。キレイな空気が部屋の隅々までいきわたっていくのがわかります。これだけ風が強いと、花粉やハウスダストもしっかり引き寄せて、一気に吸い取ってくれそうですね。特に花粉は重いので、床に落ちる前に素早く吸引することが重要。その点、空気を浄化するスピードが極めて速いブルーエアを導入することは、花粉対策として理にかなっています。GetNaviさんがオススメするのも納得ですね。

 

あと、個人的には気分や用途に合わせて3段階で風量が調節できるのが気に入っています。それぞれの風量が絶妙で、たとえば、寝るときや仕事に集中したいときは、弱めの風にすれば音が気になりませんし、ふだんは中間の風量にしておけば常にそよ風が吹いているような心地良さ。そして最大風力で使うと、部屋の隅に置いていても、窓際のカーテンが揺れるくらいのパワフルな風に。窓を開けて換気したときのように、空気をリフレッシュすることができるのがうれしいです。

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↑↑本体に大型ファンを搭載し、室内全体の空気を豪快に循環させます。汚れた空気を側面から吸引し、フィルターで浄化した空気を側面から放出します

 

Blueair Classic 480iの公式サイトはコチラ

 

――ちなみに、元井さんは以前、別の空気清浄機を使っていたとき、不満が多かったとうかがいましたが……。

 

元井 5~6年くらい前、空気清浄機と加湿器が一緒になっていたものを買ったんですけど、こちらは加湿器の扱いが悪かったのか、使っているうちに異臭がしてきまして。空気清浄機なのに、イヤなニオイが広がっていくという惨事に……。それから使わなくなってしまったんです。

 

――加湿器のフィルターにカビや雑菌が増えたのが原因でしょうね。これは加湿機能付き空気清浄機の「あるある」です。

 

元井 あと、以前のモデルは、デザインがいかにも「家電です」といった印象で。寝ているときの「ボクは働いているよ」というアピールもスゴかった。ランプの点滅がずっと天井に反射しているのが気になって、ふせんを何枚も貼ってみたんですが、風と一緒に舞い上がってしまい……。

 

――イヤなニオイが広がって、夜も気になって寝付けない……と。それは災難でしたね(笑)。

 

室内になじむデザインとナイトモードがうれしい

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元井 その点、ブルーエアはさすが北欧(スウェーデン)のメーカー、デザインがすごくオシャレで。一見、空気清浄機に見えないから、オフィスにあっても家庭にあってもなじむというか。眠るときは光をOFFにすることもできるし、音を抑えてくれるナイトモードもある。ナイトモードが時間で指定できるのもありがたいですね。おかげで、夜は眠りに入りやすくなり、そのぶん朝の目覚めもよくなった気がします。

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↑操作パネルは直感的に使えるシンプルなデザイン。光量はアプリで調整できるうえ、フタを閉めれば光が漏れる心配もなし

 

――メンテナンスの面ではいかがですか? 6か月に一度、フィルターを交換するだけでOKとのことですが。

 

元井 以前に使っていたモデルは、掃除機でたまに吸うぐらいはできたんですが、中のものをどう交換していいかわからなくて。逆に、ブルーエアは「フィルターを替えるだけ」というのはわかりやすくて扱いやすいです。「フィルター交換まであと何日」とアプリで確認できるのもいいですね。

20180216-s1 (1)↑フィルターは背面からカンタンに取り出せます。

 

↑フィルターの構造。イオナイザーでウイルス、細菌、ハウスダストなどの有害物質をマイナスに帯電。プラスに帯電した目の粗さの異なる3層のフィルターでキャッチします。目詰まりを起こしにくく、風量も維持しながら、静音性と省エネにも貢献↑高性能フィルター技術と粒子イオン化技術を組み合わせた特許技術「HEPASilent® テクノロジー」を搭載。イオナイザーでウイルス、細菌、ハウスダストなどの有害物質をマイナスに帯電(中央)。プラスに帯電した目の粗さの異なる3層のフィルターでキャッチします(右)。目詰まりを起こしにくく、風量も維持しながら、静音性と省エネにも貢献

 

Blueair Classic 480iの公式サイトはコチラ

 

屋外は気象予報士にまかせ、屋内はブルーエアにまかせてみては?

――いま、アプリの話が出てきましたが、アプリの使い勝手はどうでしたか?

 

元井 本当に便利でした。リモコンを探してうろうろすることはありますが、スマホは常に持っているから、その場ですぐ操作できるのがうれしい。アプリで名前が付けられるので、親近感も湧きますね。私は「ブルー・デモン」(※)と名づけていたんですが、風量を上げるとゴオーっとすぐに反応してくれて。「ブルー・デモンくん、ちゃんと言うことを聞いてくれてるな」と、頼もしく思いました。

※ブルー・デモン……元井さんが愛してやまないメキシコのレジェンド覆面レスラー

20180216-s1 (2)↑Wi-FIと接続すると使用できる「Blueair Friend(ブルーエアフレンド)」アプリ。電源のON/OFFや風量の調節、パネル光量の調節などができます

 

――アプリだと、室内の様子もモニタリングできるんですよね。

 

元井 そうなんです。アプリで「PM2.5」として、PM2.5や花粉、ホコリを含む粒子の量が計測できますし、CO2が増えると窓を開けるよう、アラートで知らせてくれます。気象予報士としては、気温、湿度が見えるのもうれしいですね。外出先でも室内の様子がチェックできるので、小さなお子さんやペットがいる家庭も安心です。過去のデータが蓄積されていて、グラフになって表示されるのも素晴らしい。寝ている間の湿度などは気になりますから。

↑モニター画面。↑室内をモニターする画面。室内のPM2.5やVOC(ニオイ、揮発性有機化合物)、CO2、温度、湿度の変化をリアルタイムで確認できます。状況の変化をグラフで表示してくれるのも便利です

 

↑↑屋外の特定の場所を選び、空気の状況を表示させることも可能

 

――たしかに、ここまで手軽に屋内の様子がチェックできるようになると、すぐに対策が取れるので便利ですよね。

 

元井 そうですね。屋外の様子は、私たち気象予報士が「天気予報」として知らせることができます。ただ、屋内の様子は誰も予想ができません。だからこそ、屋内の状態が見えて、しっかり管理できるのはブルーエアの大きなメリット。家の外のことは私たち気象予報士にまかせていただき、家の中のことはブルーエアにまかせる……そんな役割分担があれば。日々を安心して過ごせるのではないでしょうか。花粉をきっかけに、室内環境を改めて見直してみるのもいいかもしれませんね。

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↑画像クリックで製品の公式サイトにジャンプします

空気清浄機、どれが買い?――GetNaviが贈るお悩み解決バラエティ番組「クラベスト」第3回放送中!!

GetNaviと、アクトオンTV(J:COM 701ch.などで放送中)がタッグを組んだモノクラベ番組「クラベスト!」(毎月24日更新)。第3回目の今回、目利きたちがプレゼンするのは「空気清浄機」です!!

 

クラベスト第3回「空気清浄機」はコチラでご覧いただけます!

http://webcast.actontv.com/movie/1802kurabest.html?ref_e=qr

 

 

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MCはこの人
タレント ホリさん

木村拓哉、武田鉄矢、えなりかずき、テリー伊藤などのネタでおなじみのモノマネ芸人。家電好き。

 

 

【今回のお悩み】空気清浄機、どれが買い?

 

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相談者・明美見枝子さん
女優として舞台を中心に活躍。また、美容研究家としての顔も持ち、化粧品の企画販売なども行っている。

 

 

【3人の目利きがコードレス掃除機をプレゼン】

 

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タレント 井上咲楽さん
太い眉毛がトレードマークの現役JKタレント。本企画にはSNSなどの情報を元に一般ユーザー代表として参戦。

【咲楽イチオシ】
スティッククリーナー付き個性派空気清浄機能

三菱電機
三菱コードレススティッククリーナー
iNSTICK(インスティック) HC-VXG30P
実売価格6万円前後

スティック型クリーナー搭載の空気清浄機。充電台にHEPAフィルターを採用し、8畳の部屋を約51分で清浄可能。ハンディクリーナーやふとんクリーナーにもなるなど、汎用性が高い。

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女優・タレント 奈津子さん
芸能活動のかたわら、家電アドバイザー(エグゼクティブ等級)の資格を取得。家電の品評・執筆もしている。

【奈津子イチオシ】
空気環境や使用履歴を分析し賢く成長するAI活用タイプ

シャープ
プラズマクラスターNEXT搭載
加湿空気清浄機 KI-HP100
実売価格11万9760円

Wi-Fi経由で設置場所の空気やユーザーの使い方を分析して成長するクラウドサービス「COCORO AIR」に対応。運転モードの自動切り替えに加え、消耗品の正確な交換時期も通知する。

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GetNavi編集長 野村純也
生活家電やデジタル製品の最新トレンド・新作情報に精通。GetNaviのプライドをかけて熱烈プレゼンを行う!

【野村イチオシ】
フィルター掃除が不要な“特化型”空気清浄機

ブルーエア
Blueair Classic 680i
実売価格13万9900円

世界的な空気清浄機専業ブランドの最上位機種。花粉などすべての対象物質で空気浄化の世界基準「CADR」の最高値以上を達成。アプリで遠隔操作や室内・屋外の空気のモニタリングも可能だ。

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クリーナーとしても使える“4 in 1”空気清浄機

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ホリ さぁ、始まりました「クラベスト!」。この番組では、欲しいモノがあるんだけど何を買えばいいのかわからない、そんな方のために最強の目利きたちがイチオシの逸品をプレゼンします。今回の相談者は、女優で美容研究家の明美見枝子さんです!

 

明美 よろしくお願いします。

 

ホリ 明美さんは、空気清浄機を探されているそうですね。

 

明美 はい。実は花粉症がヒドくて、春が来る前に空気清浄機を最新のものに買い替えたいんです。

 

ホリ なるほど。では早速、プレゼンタイムです。まずは咲楽ちゃん、トップバッターよろしく!

 

咲楽 お任せください! 今回、私がオススメするのは、三菱電機のiNSTICKです。コチラの商品の何がスゴいかと言うと、1台4役のとんでもなくコスパのいい空気清浄機なんです!

 

ホリ 4役って、どういうこと!?

 

咲楽 ご覧ください。本体上部を持ち上げれば、このようにスティッククリーナーに早変わり!

 

ホリ お?!

 

咲楽 さらにヘッドを付け替えれば、ハンディクリーナーやふとんクリーナーにもなるんですよ。

 

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明美 ふとんも掃除できるのは、花粉対策に役立ちそうですね。

 

咲楽 もちろん、空気清浄機能もとても優秀でして。高性能フィルターのHEPAフィルターを採用しており、粒径が0.3マイクロメートル以上の粒子の捕集率は99・97%以上。ちなみに花粉の大きさは20~40マイクロメートルです。

 

ホリ 花粉は余裕でキャッチしちゃうってわけね。

 

咲楽 はい。しかも、弱モードなら運転音はわずか約29dB。どのくらい静かかというと、深夜にささやく声をイメージしてください♪

 

ホリ すげー静かじゃん。

 

明美 寝室でも使いたいので、静かなのはうれしいです!

 

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日本とスウェーデンが誇る頭脳派な空気清浄機が激突!

ホリ 続いては、奈津子さん!

 

奈津子 私が推薦するのは、ずばり“賢く成長する”空気清浄機!

 

ホリ え? 空気清浄機が勝手に賢くなっちゃうの!?

 

奈津子 そうなんです。クラウド上の人工知能が使う人のライフサイクルや設置場所の空気の情報を分析して、最適な空気環境に整えます。例えば、花粉対策で言えば、お住まいの地域で花粉がたくさん飛ぶと予報が出た場合、自動で「花粉運転」に切り替わります。

 

ホリ (キムタクのモノマネで)シャープさん、ハンパねぇッス!

 

奈津子 それだけじゃありません!「自動掃除パワーユニット」がプレフィルターを自動で掃除するため、1年後も集じん能力が約99%持続。メンテナンスは溜まったゴミを半年に1回捨てるだけ!

 

明美 半年に1回のゴミ捨てだけでいいのは、すごく魅力的かも。

 

奈津子 さらに、もうひとつ。高濃度プラズマクラスターイオンの効果で、「集中力が維持しやすい」などの身体にいい環境が作られることも証明されています。

 

ホリ 女優さんはセリフを覚えるのに集中する必要がありますからね。これは明美さんにぴったりなんじゃないでしょうか。では、最後に野村編集長、お願いします!

 

野村 この商品は、「空気が視える」というのが特徴です。

 

ホリ 空気が視える?

 

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野村 本体内蔵のセンサーで空気の汚れを成分別に細かく計測し、専用のスマホアプリで可視化。その状況から問題解決に向けたソリューションを提案してくれます。

 

明美 シャープの商品に負けず、これもとっても賢いですね。

 

野村 はい。そして、ブルーエアは空気清浄機の専業ブランドということで、清浄能力がダントツにスゴいんです! 44畳を1時間に5回きれいにするほどの清浄力を発揮し、花粉のように重い粒子も床に落ちる前に素早く吸引します。

 

ホリ つまり、44畳がたった12分できれいになるってこと? どんだけパワフルなんですか!!

 

野村 フィルターは、半年に1回交換すればOK。掃除は不要です。

 

ホリ いやー、今回も甲乙つけがたいですね……。さて、明美さんのジャッジやいかに!?

 

 

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【結論】
相談者・明美さんが選んだのはコチラ

シャープ
プラズマクラスターNEXT搭載 加湿空気清浄機 KI-HP100

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「一番の決め手は、メンテナンスがラクな点。性格がズボラなもので(笑)。あと、集中力が維持しやすくなるっていうのも、仕事の面でプラスになりそうで興味を持ちました」(明美さん)

 

 

information

ビックカメラ 新宿西口店では「クラベスト!」コーナーを展開中!!

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ビックカメラ 新宿西口店(東京)では、「クラベスト!」の特設コーナーを展開中。番組内で紹介された製品が展示されており、自由にじっくりお試しできます!

ビックカメラ新宿西口店

http://www.biccamera.co.jp/shoplist/shop-016.html

ビックカメラのネットショップ「ビックカメラ.com」はコチラ!

https://www.biccamera.com/bc/main/

空気清浄機は「高いヤツ」以外もオススメ! 家電のプロがパナ、シャープの最新モデルをユーザー目線でガイドした

いよいよ本格的な花粉の季節が近づいてきました。ぜひ花粉除去に効果的な空気清浄機を導入して、せめて室内だけでも快適に過ごしたいですよね。前編ではIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏に空気清浄機の選択の最重要ポイント「邪魔に感じないこと」を教えてもらいました。第2回となる今回は、より花粉対策に重点を置いた製品や、環境に合わせて選びたいユニークな製品などを紹介していきます!

 

教えてくれるのはこの人!

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)
IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

とにかく花粉を取るなら、吸引口が床に近いパナソニックのF-VXP90が優位

――これからの季節、やはり気になるのは花粉です。「とにかく花粉を取ること」にこだわった場合、気になる製品は何でしょうか。

 

安蔵 甲乙付けがたい部分ではありますが、花粉除去でいえば、パナソニックの加湿空気清浄機 F-VXP90が優位な印象を受けますね。本機は空気の吸引口(吸い込み口)が本体下部にあるため、花粉対策には有利に働きます。なぜなら、花粉は空気中の粒子ではかなり重たい部類。あまりふわふわ舞い続けず、床に落ちやすいため、吸引口が床に近ければ、それだけ花粉を吸い込みやすいというわけです。

 

さらに、F-VXP90は2方向に風を吹き出す「ダブルフローツインルーバー」を搭載。その名も「ダブルフロー 花粉撃退気流」を室内に作って、床上の花粉を効率よく吸引してくれます。床上の花粉を取るなら掃除機でもいいですが、毎日何度も掃除機を掛けられる人はいない。そう考えると、「ダブルフロー 花粉撃退気流」は、やはり魅力的な機能です。

 

――F-VXP90は適用畳数も~40畳とかなり広いです。

 

安蔵 8畳を浄化する目安時間は約7分、最大加湿量は1時間あたり870mlと、かなり優秀です。ただ、一般家庭には少々オーバースペック気味なので、価格と性能のバランスを見て、適用畳数~31畳の「F-VXP70」や~25畳の「F-PXP55」を選んでみても良いでしょう。

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パナソニック
加湿空気清浄機 F-VXP90
実売価格6万8610円

 

 

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP70
実売価格5万8270円

 

 

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP55
実売価格4万8483円

F-VXP90とF-VXP70は、「ナノイー」の10倍の量のOHラジカルを生成する微粒子イオン「ナノイーX」を搭載。花粉だけでなく、アレル物質やPM2.5などの有害物質、さらにはタバコ臭やペット臭といったニオイ対策にも効果があります。下部吸い込み口が大きく開口し、床上30cmを強力吸引するメガキャッチフォルムも採用。「ナノイー」搭載モデルのF-VXP55には、就寝前と起床前にしっかり運転して、就寝中は静音運転する「寝室モード」を装備しています。各モデルともスマホ連携には非対応。

 

【パナソニック機のスペック比較】

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シャープは環境や目的に合わせたバリエーションの豊富さが魅力

――パナソニックのナノイーが出てくると、シャープのプラズマクラスターはどうなんだろう……と感じてしまいますが、こちらはいかがですか?

 

安蔵 シャープはラインナップが豊富なのが魅力ですね。家庭環境や部屋の構造などに合った適切なソリューションが選べます。プラズマクラスター濃度が従来の倍になった「プラズマクラスターNEXT」を搭載する最上位の「KI-HP100」は、機能は最強クラスです。ただ、本体はやや大きいですし、適用畳数~46畳で価格は約12万円と、いささか大仰な製品ですね。今年はプラズマクラスターNEXTをもう少し下位のモデルにまで広げて小型化した製品の登場を期待したいです。

 

――となると、狙い目はそれ以下の機種ということになるでしょうか。

 

安蔵 はい。価格と性能のバランスから見ると、オススメは「KI-HX75」(適用畳数~約34畳)か「KI-HS50」(適用畳数~23畳・実売価格4万7400円)ですね。また、最初の10分間を最大風量で自動運転して、室内の空気を急速に浄化する「効果実感モード」に対応しており、帰宅直後の花粉除去にも有効です。前方向に集中的に高濃度プラズマクラスターを放出する「プラズマクラスターパワフルショット」も搭載しており、ソファやカーペットなど、ピンポイントでニオイまで取れるのは良いですね。

 

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シャープ
KI-HP100
実売価格11万9760円

 

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シャープ
KI-HX75
実売価格7万8710円

KI-HX75とKI-HS50は「プラズマクラスター25000」、KI-HP100はその2倍の濃度を放出する「プラズマクラスターNEXT」を搭載。「プラズマクラスターNEXT」は、「ストレスがたまりにくい」「集中を維持しやすい」環境を作ることを実証しました。各モデルとも、使い方を学習して成長するAIoTクラウドサービス「COCORO AIR」対応。KI-HP100とKI-HX75は、自動掃除パワーユニットに対応しています。

 

――シャープは、クラウドのAI(人工知能)と連携する機能、「COCORO AIR」(ココロエアー)を搭載するのもユニークですね。

 

安蔵 こちらはWi-Fi機能を標準搭載するKI-HP100およびKI-HX75とKI-HS50が対応しています。COCORO AIRで注目したいのは、「空気情報モニター」「おうちフィット」「消耗品モニター」という、使い勝手の良い機能が利用できる点です。

 

――こうして見ると、スマホ連携の面でシャープは充実していますね。

 

安蔵 今後、こうした情報の「見える化」は、必ず主流になってきます。国内メーカーとしては、この分野の先駆者となっている点は、大いに評価したいですね。

↑シャープの「COCORO Air」には、空気清浄機の搭載するセンサーとWi-Fi機能を利用して、スマートフォンで室内の空気環境を確認できる「空気情報モニター」などの機能を備えています↑室内の空気環境を確認できる「空気情報モニター」

 

特殊なニーズに応える「天井空清」「蚊取空清」も用意

――シャープは、1月にLEDシーリング一体型の「天井空清」を発売して話題となりました。

 

安蔵 こうしたユニークな製品を開発する点は、実にシャープらしいですね。ただ、こちらは加湿機能が付いておらず、対応畳数~14畳で、8畳の清浄目安時間が19分と空気清浄能力はそれほど高くない。2台めとして、あるいは床にモノを置きたくないといった、特殊なニーズに応えるものだと考えています。とはいえ、床の上に場所を取らず、置き場所を考えなくても良いのはメリット。電源が照明用のコンセントから取れるのは便利ですし、ロボット掃除機でこまめに掃除する人にはいいかもしれません。

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シャープ

天井空清 FP-AT3
実売価格9万7070円

業界初のLEDシーリングライト一体型空気清浄機。ペットや小さな子供のいたずらが気になる家庭でも安心して導入できます。部屋に温かさを演出するさくら色のLED照明も業界唯一です。

 

――シャープの変り種といえば、「蚊取空清」もありますね。

 

安蔵 蚊取空清 FU-GK50は、文字通り蚊が取れるのが最大の特徴。蚊の好む灯りと蚊取りシートで捕まえるので、赤ちゃんやペットがいるなど、殺虫剤を利用したくない環境でも安心して使えます。発売が2016年4月の製品なので、そろそろ次世代機の発表も期待したいところですね。

 

次回はお手入れのしやすさや、デザインにこだわった製品などを見ていきます!

 

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シャープ
蚊取空清 FU-GK50
実売価格2万8660円

黒いボディやUVライト、蚊が隠れたがる小窓で蚊やコバエを誘い、空気清浄機の吸引力と強力な蚊取りシートでキャッチ。空気の汚れと一緒にうっとおしい蚊やコバエを取り除けます。

 

【シャープ機のスペック比較】

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花粉に効く空気清浄機はどれだ? 家電のプロが「選択の最重要ポイント」と「穴がない」オススメモデルを発表!

いよいよ都内では花粉が飛び始めました。花粉飛散のピークは3月の見込み。さらに、春先は風に乗って大陸からのPM2.5が日本に届くため、そちらの対策も必要です。最悪の状況を避けるべく、ここは最新の空気清浄機を導入し、室内を花粉フリーかつ空気がウマイ楽園にしませんか? というわけでIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏にお願いし、今回から3回にわたって、空気清浄機選びのポイントを伝授してもらおう、というのが本企画。第1回となる本稿では、空気清浄機選びで最も重要なポイントと、個人的にオススメするモデルを教えてもらいました!

 

教えてくれるのはこの人!

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

空気清浄機で最も重要なのは「邪魔に感じないこと」

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――今回から3回に分けて、花粉の季節の空気清浄機の選び方について、お話をうかがっていきます。早速ですが、空気清浄機を選ぶうえでもっとも、大事なことは何でしょうか?

 

安蔵 部屋に置いていて「邪魔に感じないこと」。これがいちばん重要なんです。空気清浄機を既に持っている方ならご賛同いただけると思うのですが、空気清浄機って邪魔じゃないですか。

 

――あわわ、最初から爆弾発言ですか……?

 

安蔵 いやいや。邪魔というのは必要ないという意味ではないですよ(笑)! むしろ、空気清浄機は絶対にあったほうがいい。ただ、空気清浄機というのは、楽しい体験や利便性を提供するツールではなく、イヤなもの、不快なものを防ぐためだけのもの。汚れた空気というネガティブなものをキレイに変換するツールなのに、部屋の目立つ場所に置いておかなくてはなりません。だからこそ、置いていて「邪魔に感じないこと」が重要なんです。

 

――あまり存在感がないほうがいい……ということでしょうか?

 

安蔵 もしくは、見るたびに触りたくなるくらいインテリア映えしているかですね。私はこの「邪魔に感じないこと」を、空気清浄機選びの最重要項目だと考えています。具体的には、デザインや質感、サイズといった点ですね。私自身、これを軽視して何度失敗したことか……。おかげで、家には使わなくなった空気清浄機がゴロゴロしていますよ。

 

――なるほど。機能ではないという点が意外ですね。ほかにはどんな基準がありますか?

 

安蔵 予算に余裕があれば、ぜひ加湿機能付きを選びたいところ。別途、加湿器を置く必要がないのは大きなメリットです。もうひとつ、スマホアプリなどで「空気の見える化」に対応する製品もオススメ。空気がキレイになっていることが視覚的に分かると、長期的な満足感につながります。

 

――なるほど。効果が実感できないと、だんだん使わなくなってしまいそうですが、空気がどれだけキレイになっているのかが分かると、使いたくなりますよね。

 

安蔵 はい。空気清浄機がアプリに対応していると、外出先から室内の温度や湿度がモニターできます。この数値をもとに、例えば、スマートスピーカーを利用して、外出先からエアコンのON/OFFができるようにしておけば、Wi-Fi対応のエアコンに買い換えなくても遠隔操作のメリットが享受できます。要は、空気清浄機をモニター代わりにするという用途ですね。特に家にペットがいる家庭など、この機能があると安心感が違うでしょう。あとは自分の住環境にあわせて、予算、サイズ、デザインのバランスを取って決めていけば、後悔しない製品選びができると思います。

 

「とにかく一台」と言われたらダイキンMCK70Uを挙げる

――では、まず安蔵さんのイチオシの空気清浄機から教えていただけますでしょうか?

 

安蔵 あれこれと細かい条件抜きで、「とにかく一台推薦してくれ」と言われたら、ダイキン工業の加湿ストリーマ空気清浄機「MCK70U」をすすめます。次点で、その下位モデル「MCK55U」ですね。こちらは縦長でフットプリント(接地面積)が狭く、部屋の隅に置けるので邪魔になりません。くどいですが、これは本当に重要です。

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70U

実売価格4万8640円

従来機の2倍のストリーマユニットを搭載。有害ガスの分解速度や脱臭性能が従来機の2倍に高められているほか、微小な粒子のホコリを除去するTAFUフィルターを搭載しています。アクティブプラズマイオンを搭載し、イオン放出により、カビ菌やアレル物質などを分解できます。本体カラーはホワイトとビターブラウンを用意。

 

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55U

実売価格4万4220円

スクエアフォルムのスリムタワー型で270×270mmと、さらに狭いスペースに設置できます。本体カラーはホワイト、ディープブラウン、フォレストグリーンの3色を用意しており、インテリアに合わせて選べます。

 

「ストリーマ」が花粉を分解するので、花粉対策にもぴったり

――機能の面ではいかがでしょうか?

 

安蔵 高速電子を放出する空気浄化技術、「ストリーマ」がウイルス、カビなどの有害物質のほか、花粉を分解できるので、花粉対策にはもってこいです。加湿機能も付いていますし、その加湿のための水をストリーマで除菌できるのは同社製品だけの強みですね。

 

――こちらは、さきほど挙げた「空気の見える化」には対応しているんでしょうか?

 

安蔵 スマホと連携するMCK70Uのみ、対応しています。室内のPM2.5、ホコリ、ニオイの3種類の汚れを6段階のレベルで見える化できるほか、運転のON/OFFやタイマー設定などの遠隔操作も可能です。なお、MCK55Uのさらに下位に「MCK40U」というモデルもありますが、こちらは適用床面積が19畳までと狭くてカラーもホワイトのみ。というわけで、4万円台とお買い得なMCK70Uか、スマホを使わないなら、省スペースなMCK55Uがバランスが取れていてオススメですね。

↑ダイキンのアプリ画面↑MCK70Uが対応するダイキンのアプリ画面。PM2.5やホコリ、ニオイのほか、温度や湿度も表示されます

 

↑MCK55Uは従来機より世知スペースが少ないのが魅力↑スリムタワー型のMCK55Uは、従来機より設置スペースが少ないのが魅力

 

――なるほど、MCK70Uは安蔵さんが重視する条件、「邪魔にならない」「加湿機能」「見える化」のすべてを備えていますね。

 

安蔵 はい。ほかにもこの3要素を備えた製品はあるのですが、もっともバランスが取れていて、空気清浄機として穴がない製品だと思います。

 

【MCK5570U、MCK55Uのスペック】

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※電気集じん……吸引した粒子を帯電させ、フィルターに吸着させる技術。目詰まりしにくく、集じん力が長く続くメリットがあります

 

次回は花粉対策に重点を置いた製品や、2台めとしての利用にオススメな製品を見ていきます!

花粉対策に大活躍するおススメ家電5選――AIで空気を分析する空気清浄機に高温スチーマーも!

冬が終わり春を迎える頃になると、いよいよ花粉の季節が到来します。花粉症の人には辛い時期ですが、上手に空気清浄機などの家電を活用すれば自宅でも「花粉対策」が可能になります。そこで今回は、花粉対策に大活躍する家電5選をご紹介。屋外で花粉対策を充分にしていても、衣類に付着した花粉を室内に持ってきてしまうこともありますから、家の中の花粉除去は必須です。楽天市場では「花粉対策家電」を特集中なので、花粉でお悩みの方はすぐにアクセスして花粉対策家電をゲットしましょう!

「花粉対策家電特集」はコチラ

 

人工知能がサポートする加湿空気清浄機

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シャープ

加湿空気清浄機 KI-HS50

楽天市場実売価格 4万1880円

シャープの加湿空気清浄機「KI-HS50」は、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット化)を組み合わせた機能“COCORO AIR”を搭載しています。普段の使い方を学習したり、住んでいる地域の空気の情報までを分析して最適な環境を提供。天気予報なども音声でわかりやすく知らせてくれる“新しい家電の形”を体感してみては?

 

<注目ポイント>

・運転状況や屋外の空気情報を蓄積・分析するクラウドサービスに対応

・気になるところを狙って消臭・除菌する「プラズマクラスターパワフルショット」

・帰宅時にキレイになった空気を届けてくれる「効果実感モード」

約13畳分の広さを空気清浄してくれる「プラズマクラスター25000」は、空気中に浮遊している「浮遊カビ菌」や「浮遊菌」などを抑制。さらに樹木のスギやハンノキ、草花のブタクサやカモガヤなどの花粉も捕集してくれるので、花粉対策もバッチリの空気清浄機です。

 

どんな部屋にも合わせやすいシンプルなデザイン

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ダイキン

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70T-W

楽天市場実売価格 3万8800円

ダイキンの空気清浄機「MCK70T-W」は、壁や床に馴染みやすい直線を基調としたシンプルなデザインを採用。また、室内の空気の汚れや温度、湿度の状況に応じて自動で運転してくれる「おまかせボタン」を搭載しています。無駄なく必要な時にだけ稼働するので、節電にも役立つはず。

 

<注目ポイント>

・あらゆるリビングで調和するシンプルなデザイン

・自動で空気清浄する「おまかせボタン」搭載

・花粉を除去する「電気集塵方式」

有害なガス状化学物質を酸化分解する「ストリーマ」機能は、集塵フィルターに捕獲したスギ花粉も漏れなく取り除きます。電気集塵方式を採用しているため、カビやダニ、アレル物質などをしっかり吸着。10年経ってもパワフルに集塵してくれる丈夫さも魅力の1つです。

 

クラシックなたたずまいが目を引く先進的加湿器

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バルミューダ

レイン

楽天市場実売価格 4万9680円

“クラシックで先進的”な加湿器「レイン」は、水を上から注ぎ入れる給水方法とディスプレイ、コントロールリングによる操作など、今までに類を見ない機能が満載。「UniAutoアプリ」をダウンロードすれば、屋外でも電源のオン&オフ、設定湿度・風量の変更ができます。毎日の電気料金も記録してくれるので、家計を管理しやすくなるのも嬉しいポイント。

 

<注目ポイント>

・給水は上から注ぎ入れるだけ

・コントロールリングの先進的な操作方法

・酵素プレフィルターがホコリと細菌を同時に除去

空気を取り込むプレフィルターは溶菌酵素でコーティング。ホコリを取り除くと同時に空気中のウイルスや細菌も除去して、清潔な空気をキープします。30分で85%以上の粒子濃度を下げてくれるので、あっという間に花粉が気にならない室内環境を実現。

 

高温スチームでもれなく花粉を除去

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ケルヒャー

スチームクリーナー SC 2

楽天市場実売価格 1万5760円

ケルヒャーの「SC 2」は、頑固な汚れを浮かして落とすスチームクリーナー。リビングやキッチンの床汚れや浴室のカビなどを高温スチームでキレイにしてくれます。壁や床に付着した花粉を取り除きたい時に心強いアイテムなのでおススメ。軽量&コンパクトで女性にも使いやすいですよ。

 

<注目ポイント>

・頑固な汚れを落とす「高温スチーム」

・水を入れるだけで除菌も可能に

・軽量&コンパクトなデザイン

ボイラー式を採用しているため、高温スチームを安定して噴射できます。角度を自由に変えられる新設計のフロアノズルを使えば、手が届きにくいあらゆるスキマの掃除がラクラクに。水だけなのに除菌もしてくれるので、花粉対策に使ってみては?

 

ふとんについた花粉を飛ばす乾燥機

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アイリスオーヤマ

ふとん乾燥機 FK-C2

楽天市場実売価格 9980円

「FK-C2」は、ふとんをすばやく隅々まで温めてくれるふとん乾燥機です。ふとんの間にホースをセットして立体ノズルの口を開ければ準備完了。ボタンを押せばふとんの中に温かい空気が行きわたって、ふっくら乾燥させます。また屋外にふとんが干せない人でも同商品を使えば花粉を飛ばせるので、花粉が飛散する時期にイチオシのアイテム。

 

<注目ポイント>

・ふとんをふっくら乾燥させる「立体ノズル」

・外にふとんが干せなくても花粉を飛ばせる

・くつや衣類を乾燥できる「手動モード」

季節や用途に応じた「ふとん乾燥(冬・夏)」と「あたため」、「ダニ対策」のモードを搭載。また現在の運転状況がひと目でわかる「残り運転時間表示モニター」や「温風サイン」が備わっているので、操作方法も簡単です。「手動モード」を使えば、くつや衣類も乾かすことができるので、一台あればオールシーズン役立つはず。

※商品価格は、2018年2月1日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

空気清浄機は「空清特化&フィルター交換型」がおすすめ!「蔦屋家電コンシェルジュ」が教える空気清浄機の選び方

空気清浄機は多々あれど、清浄性能にこだわるなら空気清浄機能に特化したタイプを選ぶ手もあり。 今回は、「ライフスタイル提案型」家電店として知られる二子玉川 蔦屋家電の敏腕コンシェルジュ・久保雄一さんに、単機能空気清浄機の選び方とオススメモデルを教わりました!

 

「二子玉川 蔦屋家電」とは?

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家電だけでなくインテリアや本なども販売する「ライフスタイル提案型」家電店。専門知識と経験が豊富な「コンシェルジュ」による、顧客に寄り添ったアドバイスに定評があります。

二子玉川 蔦屋家電の詳細はコチラ

 

教えてくれたのはこの人!

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二子玉川 蔦屋家電 住コンシェルジュ

久保雄一さん

家電メーカーの研究所勤務を経て、2013年、二子玉川 蔦屋家電を展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に入社。顧客への商品購入提案のほか、商品選びなどにも携わっています。

 

「コストがかかっても上質な空気のためにフィルター交換型を選ぶお客様も多いです」(久保さん)

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空気清浄機は大きく分けて、空気清浄機能特化タイプと加湿機能付きタイプの2種類。加湿機能付きは1台2役で使える利点があり、国内モデルはこちらが主流だが、近年は特化型を選ぶ人も多いです。

 

二子玉川 蔦屋家電の住コンシェルジュ・久保雄一さんによれば、特化型のメリットはなにより「お手入れを軽減できること」だそう。

 

「加湿機能付きを使う場合、定期的なお手入れは必須。特に加湿運転をしなくなる春先に内部の水を抜いていないと、ウイルスや雑菌の温床になります。一方、特化型でフィルターを半年や1年ごとに交換するタイプは、フィルター購入費用はかかりますが、日々のお手入れはほぼ必要なくなります」

 

そんな久保さんがすすめる製品は以下の4機種。ブルーエアは独自の多層フィルターと汚れをマイナス帯電させる技術で、高い空気浄化性能を長期間維持できます。一方、ラビットエアーやバルミューダ、カドーはフィルターで捕集した汚れを分解し、フィルター性能が回復するのが特徴。

 

「もちろん、加湿機能付きがよくないわけではありません。部屋に空気清浄機と加湿器を置くスペースがない方には、加湿機能付きをオススメする場合もあります」(久保さん)

 

これから花粉の季節到来。久保さんに「花粉対策」視点での空気清浄機の選び方も聞いてみました。

 

「花粉は普段、浮遊しているものと思いがちですが、実は夜になると床に落ちます。そこで有利なのは、大風量に加え、下から吸って上から出す方式のもの。今回紹介したなかではバルミューダとカドーが該当します。ブルーエア480iも位置はサイドながら上方から下方まで全面吸引し、花粉除去力は申し分なしです」(久保さん)

 

その1

粒子イオン化技術と大風量で 微細な汚れまでも強力除去

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Blueair(ブルーエア)

Blueair Classic 480i

9万7200円

吸引した汚れをマイナス帯電し、プラス帯電したフィルターで捕集する技術で0.1μm以上の微粒子を99.97%除去します。目の粗さの異なる3枚のフィルター素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用。フィルターは大小の汚れの捕集力が高く、しかも目詰まりを起こしにくいです。6か月ごとのフィルター交換で水洗いなどの手間なく完全に初期性能を取り戻せるのも魅力。専用アプリとWi-Fiで連携し、屋内や屋外の空気環境をモニタリングできます。

SPEC●適用床面積:〜33畳●最大風量:9.9㎡/分●運転音:32-52dB(A) フィルター交換目安:約6か月●消費電力:最大60W●CADR:タバコ煙280/ホコリ300/花粉300●センサー:PM2.5/VOC/温度/湿度●サイズ/質量:W500×H590×D275㎜/約14㎏

 

【フィルターをチェック!】

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目の大きさの異なる3枚のフィルターを重ねて圧着し、折りたたんで吸着面を最大化。1枚構成のものよりゴミ除去性能が高く、目詰まりもしにくいです。

 

【久保さんのレコメンド】

半年ごとのフィルター交換で高い集じん性能を常にキープ

「大風量と高度なフィルター技術で抜群の集じん能力。空気清浄力の目安となるCADR値は文句なしの高さで、タバコ煙、ホコリ、花粉ともしっかりと除去してくれます。半年に一度のフィルター交換でお手入れの肉体的負担を減らせるほか、内部構造もシンプルで、本体内にたまったホコリが掃除しやすいのも特徴。木造の茶の間や座敷で使う場合、障子や襖が多く気密性が高くないので、より適用畳数が大きいBlueair Classic 680iもオススメですね」(久保さん)

 

その2

多彩な空気浄化性能と インテリア性が魅力十分!

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Rabbit Air(ラビットエアー)

MinusA2 空気清浄機

6万4584円 北斎やゴッホなどの絵を用いたパネルに着せ替え可能なハイデザイン機。ブラシレスモーター採用で、パワフル空気清浄と静音性を両立します。フィルター除去したアレル物質をバイオの力で分解し、フィルター性能が長持ち。

SPEC●適用床面積:〜45畳●最大風量 6.2㎡/分●運転音:25.6-51.3dB(A)●フィルター交換目安:約1〜2年●消費電力:最大61W●CADR:タバコ煙193/ホコリ200/花粉208●センサー:粒子/ニオイ/光●サイズ/質量:W544×H508×D178㎜/8.8㎏

 

【フィルターをチェック!】

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写真左から「ミディアム」、「BioGS HEPA」、「カスタマイズ」「スーパー活性炭」と多数のフィルターを搭載。ほかにプレフィルターも装備しています。

 

【久保さんのレコメンド】

自分のニーズに合わせて フィルターを選べるのが◎

「『カスタマイズフィルター』は、細菌防御用、毒素吸収用、ペットアレルギー用、消臭用から選べます。自分のライフスタイルに合わせた性能にチューニングできるのがポイントです」 (久保さん)

 

その3

Wファンや酵素フィルターなど 先進機能をいち早く導入!

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BALMUDA(バルミューダ)

AirEngine

4万9896円

SPEC●適用床面積:〜36畳●最大風量:10.5㎡/分●運転音:15-60dB(A)●フィルター交換目安:約1年●消費電力:最大72W●PM2.5除去性能:23分で99%以上除去●センサー:ニオイ/ホコリ/照度●サイズ/質量:W250×H700×D250㎜/約8.0㎏

 

【フィルターをチェック!】

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360°酵素フィルターの酵素が捕集した細菌を分解しウイルスを不活化。触媒脱臭ユニットでニオイやシックハウス症候群の原因物質も除去します。

 

【久保さんのレコメンド】

Wファンの大風量と 高いフィルターが魅力

「2個のファンを使った大風量、汚れを分解して吸着力を維持するフィルター性能の高さは魅力。タワー型のシンプルなフォルムは、デザインを重視する人に特にオススメです」(久保さん)

 

その4

 気品あふれる円筒ボディに 高性能フィルターを搭載!

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cado(カドー)

AP-C200-PS

5万9400円

継ぎ目のない円柱形のステンレスボディが美しい限定プレミアムモデル(※)。360°吸引と真上への強力送風で続き部屋の空気清浄が可能だ。フィルター上の光触媒が菌や汚れを分解し、フィルター吸着力を自己再生。

SPEC●適用床面積:〜22畳●最大風量:4.3㎡/分●運転音:29-59dB(A)●フィルター交換目安:約1年●消費電力:最大33W●CADR:タバコ煙140/ホコリ153/花粉160●センサー:ニオイ/ホコリ/照度●サイズ/質量:φ242×H652㎜/6.3㎏  ※ステンレスモデルは販路限定モデル。 白・黒(各5万2920円)もラインナップしています

 

【フィルターをチェック!】

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青色LEDを活性炭フィルターに照射。フィルター上の光触媒皮膜が吸着した有害物質や花粉などを二酸化炭素と水に分解し、集じん力が再生します。

 

【久保さんのレコメンド】

送風技術・フィルター性能・ デザインのすべてが上質

「タワー型で全方位から吸って真上に吹き上げる空気の流れは理想的。フィルターも高性能で、PM0.09まで除去できます。1枚のステンレス板から成形した円筒型デザインも美しいです」(久保さん)

●価格は2018年1月15日現在の店頭価格(税込)です

 

目には目を、花粉にはブルーエアを――花粉対策には“特化型”空気清浄機、一択!!

いよいよ花粉の季節が到来。屋内の花粉対策には空気清浄機、しかも強力な空気浄化能力に特化した専用機が最適だ。今回は、世界的な空気清浄機専業ブランド、ブルーエアの最上位モデルの魅力をGetNavi本誌・野村編集長のコメントも交えつつ深掘りする!

 

フィルター交換式で手入れの手間なく常に最高の浄化力!

私は花粉症でホコリアレルギー。小さな子どもも2人いるため、自宅では空気清浄機が年中稼働している。そんな私が自信をもってオススメしたいのがブルーエアの680i。空気清浄特化型かつフィルターがメンテ不要なのが魅力だ。

 

加湿機能付きモデルは加湿フィルターを定期的に掃除しないとカビの温床になるが、実はきちんと掃除しない人が多い。その意味で加湿機能は非搭載で、花粉やウイルスが詰まったフィルターを半年に一度交換する代わりに掃除が不要なのは、理にかなっているのだ。

 

基本のフィルター性能と送風量も抜群。独自の静電技術で汚れ除去と風量の維持を両立するうえ、大風量で部屋の隅々まで空気をかき回し、汚れを高速吸引する。特に花粉は重いため、床に落ちる前に素早く吸引することが重要だ。

102-103螳歙MG_6268g↑操作パネルはシンプルかつ直感的に使えるデザイン。Wi-Fi接続や風量調整などがスムーズに行える。パネルはフタで隠せてスタイリッシュだ

 

また、Wi-Fi機能とエアモニターを内蔵し「空気の見える化」を実現。出先からアプリで室内の空気をケアできるのもうれしい。空気清浄力も使い勝手も〝世界基準〟の同機は、空気の質にこだわるすべての人を満足させる一台だ。

 

 

【万全! 花粉対策POINT①:フィルター技術】

花粉など有害物質を除去する多層フィルターを3個搭載

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680iには本体上部と両側面に合計3個のフィルターを搭載。フィルターは目の粗さの異なる多層構造で、花粉をはじめ様々な有害物質を除去する。花粉をたっぷり捕集したフィルターは、半年に一度交換するだけで清掃は不要なのもうれしい。

 

102-103螳歙MG_6251g↑フィルターは伸ばすとなんと18m!!

 

花粉や超微粒子を静電力で捕集!フィルターの目詰まりも心配なし

吸引した汚れをマイナス帯電し(下図①)、フィルター捕集(下図②)。静電力でフィルターに吸着するため、花粉のように大きな粒子を除去しても目詰まりせず、清浄速度が落ちない(下図③)。ウイルスなどの超微粒子も徹底除去。

Print↑「−」電荷の汚れが「+」電荷のフィルター繊維に吸着?。目が粗いフィルターを使っているため花粉が大量に付いても空気が流れる隙間がある

 

 

【万全! 花粉対策POINT②:スマホアプリ】

「空気が見えるアプリ」で外から自宅の空気環境を管理

Wi-Fi機能を内蔵し、スマホアプリ「Blueair Friend」と連携。本体内蔵のセンサーでモニタリングした室内空気の状況を、外出先からスマホで手軽に確認できる。さらに、屋外の空気状態の観測や本体の操作も行える。

20180119_ashida03↑室内のPM2.5やVOC(ニオイ、揮発性有機化合物)、CO2、温度、湿度の変化をリアルタイムでチェック。これらはグラフ表示されるため、直感的にわかりやすい!

 

 

【万全! 花粉対策POINT③:スピード清浄】

風量大幅増で重い花粉も床に落ちる前に素早く吸引

新型ファンの採用とエアフローの高効率化で、最大清浄空気供給量が従来製品より約33%向上。推奨フロア面積の44畳を1時間に5回きれいにする。花粉のように重い粒子も空中に浮遊している間に素早く吸引・除去する。

102-103螳歙MG_6288g↑本体底部に大型ファンを搭載。汚れた空気を底面と側面から吸引し、フィルター浄化した空気を天面と側面から放出。室内全体にきれいな空気を豪快に攪拌する!!

 

 

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ブルーエア
Blueair Classic 680i
14万400円
推奨フロア面積(※1):~72㎡(~44畳)
適用床面積(※2):~123㎡(~75畳)

花粉を含むすべての対象物質で空気浄化の世界基準「CADR」(※3)の最高値以上を達成。独自のフィルター技術と大風量で、花粉などの微粒子ゴミを徹底除去する。専用アプリで遠隔操作や室内の空気のモニタリングも可能。

SPEC●CADR:タバコ500/ホコリ500/花粉640●清浄空気供給量:255-1105㎥/h●センサー:PM2.5/VOC/温度/湿度●サイズ/質量:W500×H660×D340㎜/約14㎏

 


ブルーエア
Blueair Classic 480i
9万7200円
推奨フロア面積(※1):~40㎡(~24畳)
適用床面積(※2):~55㎡(~33畳)

送風能力と空気の供給方向が側面である点以外は、680iと同性能を備える機種。家族が集うダイニングなどに最適だ。Wi-Fi搭載。

 


ブルーエア
Blueair Classic 280i
7万5600円
推奨フロア面積(※1):~26㎡(~16畳)
適用床面積(※2)~41㎡(~25畳)

子ども部屋や寝室などに最適な小型モデル。最上位機680iと同じフィルター技術を採用、Wi-Fi搭載で室内の空気もモニタリングできる。

 

 

【その他のラインナップ】

モーションセンサー採用のスタイリッシュモデル!

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Blueair Sense+
各5万8860円
推奨フロア面積(※1):~18㎡(~11畳)
適用床面積(※2):~32㎡(?20畳)

スチール製の本体に強化ガラスを組み合わせたミニマルデザインで各国のデザイン賞を受賞。天面に手を滑らせて操作するモーションセンサーを採用する。Wi-Fi機能も搭載。

 

Wi-Fi非搭載だが大風量と360°集じんで抜群の清浄力

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Blue Pure 221 Particle
5万8860円
推奨フロア面積(※1):~50㎡(~30畳)
適用床面積(※2):~77㎡(~47畳)

33㎝四方の角型ボディに高い空気清浄力を搭載。多層構造の筒型フィルターで360°集じんし、清浄な空気を大風量で上方に放出する。Wi-Fi機能とセンサーは非搭載。

 

360°吸引で花粉もニオイも強力除去する小型タイプ

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Blue Pure 411
Particle+Carbon
各1万9440円
適用床面積(※2):~22㎡(~13畳)

小型ボディに独自の粒子イオン化技術とフィルター技術を装備。360°吸引で花粉から生活臭まで強力除去する。カラフルなプレフィルターは着せ替え交換できる。

 

ブルーエアの公式サイトはコチラ
http://www.blueair.jp/

 

※1:米国家電協会(AHAM)が定めたクリーンエア供給性能に関する基準CADR値から規定に従い算出された数値
※2:日本電機工業会JEM1467に基づく数値(スピード3運転時)
※3:クリーンエア供給率(Clean Air Delivery Rate)の略

 

撮影/高原マサキ(TK.c)

 

 

 

 

家電のプロは「最新の空気清浄機」をどう見たか? 主要5モデルの実力チェック!

今シーズン登場した大手空気清浄機メーカーの最新モデルは、各社の最新技術を投入した意欲作揃いです。そんな最新モデルのなかから5機種を厳選。“家電のプロ”戸井田園子さんが、それぞれの実力をじっくり検証しました。

 

チェック人

家電コーディネーター 戸井田園子さん

戸井田

消費者目線に立った製品評価でおなじみ。空気清浄機の主要機種は欠かさず自宅でチェックしています。

 

空気清浄機利用者の悩みは花粉と面倒なフィルター掃除

空気清浄機の最近のトレンドは「花粉・ニオイ除去」「メンテナンスの軽減」。花粉除去に関しては、室内で気になる空気の汚れに「花粉」を上げる声が多く、それに対する機能を各社強化しています。メンテナンスに関してはフィルター掃除の自動化の流れができつつあります。

 

今回試した5機種のなかで、パナソニックと日立は花粉除去に効果的な気流制御技術を採用しています。ニオイ除去ではダイキンがツインストリーマにより有害化学物質を分解し、脱臭力が従来の2倍に向上。ダイソンは花粉からニオイ、有害ガスまで捕集できる高機能フィルターを採用しています。フィルターの手入れの手軽さでは、自動掃除機能採用の日立とシャープに注目。さらに「IoT化」もトレンドのひとつに。シャープはAIoTクラウド連携の自動運転機能を強化し、新たな可能性を示しています。

 

その1

花粉撃退気流など様々な気流で室内の空気を清浄!

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格8万3850円

ハウスダストのなかでも重い花粉を効率的に吸引する気流など多彩な気流を搭載。花粉除去性能は従来の約2倍に向上しました。OHラジカル量がナノイーの10倍の「ナノイーX」で脱臭力もアップ。●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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2本の気流で床上の花粉を本体下部に導き吸引。送風と吸気が干渉せず、花粉が舞い上がりにくいです。

 

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フィルターは簡単に着脱。集じんフィルターは掃除機でホコリ除去。脱臭フィルターは手入れ不要です。

 

戸井田’s CHECK 

状況を先読みする独自のプログラムで快適!

「多彩な運転モードで集じん性抜群。状況を先読みするなど、独自のプログラムで自動運転し、人が操作しなくても快適性を高めてくれます」

 

その2

AIで空気環境や使い方を学び最適な自動運転を選択

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シャープ

プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-HX75

実売価格8万1460円

AIが空気環境や使い方を学習する機種。クラウド上のAIと連携し、花粉の時期には自動で花粉除去運転に切り替わります。空気清浄の効果が実感できるモードやフィルター自動掃除機能を装備。●サイズ/質量:W405×H666×D316㎜/約12㎏ ●空気清浄適用床面積〜34畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量750㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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部屋の隅々に風が行き渡る循環気流を実現。プラズマクラスターがホコリの静電気を除去し、効率良く集じんします。

 

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本体背面の「自動掃除パワーユニット」がプレフィルターを定期的に掃除。ゴミ捨ては約半年に1回。

 

戸井田’s CHECK 

人工知能が自ら考えて空気清浄するのが新しい

「AIで状況に合わせて運転する次世代型。フィルター自動掃除で手入れを軽減し、プラズマクラスターで付着菌やニオイの抑制も期待できます」

 

その3

増強したストリーマで花粉や有害ガスを分解

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70U

実売価格6万3500円

●サイズ/質量:W395×H600×D287㎜/12.5㎏ ●空気清浄適用床面積〜31畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量650㎖/h ●フィルター交換目安約10年

放電量を増やしたツインストリーマでフィルターに捕集した花粉を芯まで分解。有害ガスの分解スピードや脱臭性能が2倍に向上しました。集じん力が持続する「TAFUフィルター」を新採用。

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集じん力が持続する「TAFUフィルター」を搭載し、電気集じんユニットをなくしたことで、メンテナンス性が向上しました。

 

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フィルター上部に2つのストリーマユニットを搭載。フィルターに効率良く照射できる設計です。

 

戸井田’s CHECK 電気集じん部を省略してメンテの手間を軽減!

「独自の電気集じんの長所を残しつつ、電気集じん部をなくして手入れを省手間化。加湿を併用しても空気清浄能力が落ちないのは同社のみです」

 

その4

従来比約2.5倍の吸い込み速度で花粉を素早く捕集する!

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日立

自動おそうじ クリエア EP-NVG110

実売価格9万1580円

8畳の清浄時間わずか6分の高性能モデル。従来機種の約2.5倍の吸い込み速度の気流で花粉を素早く捕集する「快速花粉」気流を新搭載しました。自動掃除機能でプレフィルターの清潔さを維持。●サイズ/質量:W360×H673×D291㎜/13.4㎏ ●空気清浄適用床面積〜48畳 ●空気清浄時間8畳/6分 ●最大加湿量約800㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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背面両側からワイドに吸気。「快速花粉」気流は斜め前への送風で花粉の多い床上付近に気流を起こします。

 

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緑色の自動お掃除ユニットが、運転48時間ごとにプレフィルター上を移動しながらホコリを除去。

 

戸井田’s CHECK 

自動掃除機能をはじめメンテのしやすさが光る

「自動お掃除機能搭載に加え、前面パネルがガラス製で手入れがラク。洗って脱臭力が回復する脱臭フィルターを採用しているのも魅力です」

 

その5

PM0.1や有害ガスを高性能フィルターで徹底除去

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ダイソン

Dyson Pure Hot+Cool Link

空気清浄機能付ファンヒーター

実売価格6万5780円

360°集じんの空気清浄機と扇風機、ファンヒーターを融合。フィルターの活性炭量を増やし、室内の有害ガスの捕捉・分解能力を高めました。専用アプリで室内の空気の状態をモニター可能。●サイズ/質量:W222×H632×D222㎜/4.01㎏ ●空気清浄適用床面積〜8畳 ●空気清浄時間畳/約30分 ●加湿機能非搭載 ●フィルター交換目安約1年(※1日12時間使用の場合)

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PM0.1レベルの粒子を99.95%除去し、清浄な空気で送風。ホルムアルデヒドなどのガスも逃しません。

 

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360°グラスHEPAフィルターはメンテ不要で1年で交換。手入れは本体に付いたホコリの除去のみです。

 

戸井田’s CHECK 

空気清浄できる涼風・暖房機器として大活躍!

「いち早くIoTに対応した機種。純粋な空気清浄機としてより、きれいな空気で涼風・暖房できるのがうれしい。設置性も群を抜いています」

 

番外編

デザインで選ぶ加湿器

2017年下半期は、加湿機能が充実しているうえに洗練されたデザインの製品が続々と登場しています。部屋に置いて使うものだからこそ、インテリア性も十分に考慮して選びたいですね。

 

デザインで選ぶ加湿器その1

上から水を注ぐだけのタンクレス構造!

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バルミューダ

Rain Wi-Fiモデル

実売価格4万9680円

上から水を注いで給水できる加湿器。本体に取り入れた空気を酵素フィルターで分解し、清潔な蒸気で加湿します。操作は本体上部のリングを回して押すだけ。スマホ操作も可能です。●サイズ/質量:φ350×H374㎜/約5.7㎏ ●加湿方式気化式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約17畳 ●最大加湿量600㎖/h ●給水ボウル容量4.2ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その2

大容量の流線型ボディで給水の手間が省けて便利

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シロカ

5L加湿器 SD-C111

実売価格5980円

たまご型ボディがインテリアとしても楽しめる加湿器。容量5ℓで、最大加湿量でも約12時間加湿できる。超音波式なのでミストが熱くならず、子どものいる家庭でも安心。●サイズ/質量:約φ230×H300㎜/約1.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約5.0ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その3

除菌とカルシウム除去性能が大幅に向上した超音波式

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カドー

超音波式加湿器

STEM620

実売価格4万5900円

床や壁が濡れないマイクロミストで部屋全体を加湿。特殊抗菌プレートが水槽内のカビや雑菌を99.9%以上除菌します。水道水内のカルシウム成分除去性能も大幅アップ。●サイズ/質量:φ270×H855㎜/4.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・27畳 ●最大加湿量600㎖/h ●タンク容量2.3ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その4

のびやかなラインで床濡れを軽減する加湿器

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ドウシシャ

ハイブリット式加湿器

実売価格1万7150円

インテリア性の高いデザインを採用したハイブリット式。高さ89㎝の吹出口からミストを放出することで床濡れを防ぎます。加湿量を4段階で調整可能です。●サイズ/質量:約φ200×H890㎜/約2.2㎏ ●加湿方式ハイブリッド式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約3.0ℓ

年末年始を快適に――ダイソンのコードレスクリーナーとファンヒーターを格安でゲットできるDyson MEGA SALEを開催!

いよいよ師走が迫っていますが、年を越すまでにしなければいけないのが「大掃除」。普段は掃除しないところを綺麗にするので、手ごわい汚れがあったりと苦労しますよね。またこの時期、本格的な寒さ対策も必須です。楽天市場では、ダイソンの商品をここでしか買えないお値打ち価格で大放出する「Dyson MEGA SALE」を開催中。お得な価格でダイソン製品が手に入るこのチャンスをぜひお見逃しなく!

 

セール特設ページはこちら

 

パワフルな吸引力と便利なツール付き

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ダイソン
DC35 モーターヘッド

セール価格 2万9808円

多くのコードレスクリーナーは、使っていくうちに吸引力が低下して細かいごみが詰まるためメンテナンスが必要に。ダイソンの「DC35 モーターヘッド」は、高度なサイクロン技術によって細かなごみまで分離します。フィルターが目詰まりしないため、吸引力も変わらない丈夫な掃除機。内蔵された「ダイソンデジタルモーター」は、毎分最大10万4000回転の高い吸引力を実現しています。

 

【ここがポイント】
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家の掃除に便利なツールが付属。硬いナイロンブラシが細かなごみやホコリ、アレルゲンを取り除く「ミニモーターヘッド」、狭い隙間や溝など届きにくい場所の掃除に役立つ「隙間ノズル」、凹凸のある個所を漏れなく綺麗にしてくれる「コンビネーションノズル」が同梱されています。掃除機の中に溜まったごみもワンタッチで捨てられるお手軽さ。年始年始の大掃除をラクチンにしてくれるおススメのアイテムですよ。

 

部屋の空気よりもきれいな排気! を誇る画期的なコードレスクリーナー

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ダイソン
V6 Fluffy Extra

セール価格 4万3092円

従来のクリーナーヘッドを根底から見直して、革新的な技術が採用されたコードレスクリーナー「V6 Fluffy Extra」。ナイロンフェルトで大きなゴミを捕らえると同時に、カーボンファイバーブラシが微細なホコリを取り除きます。ごみの大きさに左右されることなく、床面をすみずみまで掃除できる優れものだから年末大掃除に大活躍すること間違いなしです。

 

【ここがポイント】
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ダイソン自慢の吸引力を実現するモーターがさらに進化した「ダイソン デジタルモーター V6」。パワフルな吸い込みに加えて、掃除機が排出する“アレルゲン”を徹底的に抑えてくれます。2層に配置された15個のサイクロンが同時に機能する、“2Tier Radialサイクロン”機能が微細なごみを除去。さらに“ポストモーターフィルター”が、アレルゲンやバクテリアのような0.3ミクロンの粒子を捕らえます。

 

1台に「暖房」「冷房」「空気清浄」の機能を備えた万能ファンヒーター

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ダイソン
Dyson Pure Hot+Cool(HP01)2015年モデル

セール価格 4万8400円

ダイソンのファンヒーター「Dyson Pure Hot+Cool(HP01)2015年モデル」は、部屋全体をムラなく暖めたり涼しくしてくれるだけでなく、空気清浄機能も備わっています。内蔵された“高性能HEPAフィルター”はPM0.1レベルの粒子を吸い込んでくれるので、空気は常に綺麗な状態をキープ。1台で3つの役割を果たしてくれる万能アイテムです。

 

【ここがポイント】
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安全面にも考慮しており、ファンヒーターが転倒した際は自動的に停止。また風を送る部分のプレートは温度調節を正確に行うため、ヒーター特有の臭いが発生することもありません。その他にも自動温度制御機能、スリープタイマーなど快適な睡眠に欠かせない機能があるので、子どもがいる家庭やハウスダストに敏感な人にはおススメの逸品です。

 

2016年モデルはアプリと連動して遠隔操作も可能!

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ダイソン
Dyson Pure Hot+Cool Link(HP02)2016年モデル

セール価格 4万9800円

2015年の“Dyson Pure Hot+Cool”がさらに進化した「Dyson Pure Hot+Cool Link(HP02)2016年モデル」は、スマートフォンのアプリと連動した新機能を追加。「Dyson Link アプリ」をダウンロードしてファンヒーターと同期すると、室内の温度や湿気、空気の状態をリアルタイムで把握できます。

 

【ここがポイント】
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「Dyson Link アプリ」の嬉しいポイントは、汚染物質を自動で検知&除去してくれる「オートモード設定」。リモコン機能も備わっているので、屋外にいても遠隔操作ができます。また好きな日時に予約運転の設定ができる「スケジュール機能」、フィルターの交換時期を知らせてくれる「フィルター寿命」告知機能などの役立ち機能が目白押しです。

 

高性能なコードレスクリーナーで大掃除はラクラク。さらに冬の寒さや乾燥などを防げるファンヒーターもあればより快適に過ごせます。憧れのダイソンをお手頃価格でゲットできる「Dyson MEGA SALE」、ぜひ楽天市場の特設サイトをチェックして下さい!

 

協力:楽天市場

どこまで濃くなるのか? プラクラ濃度が「NEXT」に突入したシャープ新エアコン&空清の驚くべき効果

冬は暖かく夏は涼しく、ムシムシもカサカサもせず、嫌なニオイもしない、静電気でパチっとくることもない、空気のきれいな部屋。一年中、そんな部屋に住んでいたら、家から出たくなくなってしまうかもしれませんね。シャープがこの冬提案する「プラズマクラスターエアコン Xシリーズ」と「プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-HP100」は、そんな快適な室内を実現する新技術「プラズマクラスターNEXT」(※)を搭載しています。

※プラズマクラスター……+と-のプラズマクラスターイオンを発生させ、放出するシャープの独自技術。浮遊カビ菌の除菌、浮遊ウイルス・菌の作用を抑えるほか、静電気の抑制、消臭などの効果を持っています。一部では略して「プラクラ」と呼ばれることも

20171201-s2 (1)↑プラズマクラスターエアコン Xシリーズ(写真上)とプラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-HP100(写真手前)

 

新たなユニットを搭載し、プラズマクラスターの濃度を倍増

プラズマクラスターエアコン Xシリーズは、この「プラズマクラスターNEXT」を搭載したのが、一番のポイント。風の吹き出し口の中央付近に、最新のイオン発生ユニットを搭載。このユニットには高濃度プラズマクラスターイオンを発生させる電極部が2つ備わっており、送風にプラズマクラスターが乗って、部屋の隅々まで充満する仕組み。冷暖房はもちろん、プラズマクラスターを室内に送るだけの運転も可能です。

20171201-s2 (2)↑プラズマクラスターエアコン Xシリーズ。検知した人のいるエリアに合わせて、風向・風量を自動制御。独自の「エアロダイナミックフォルム」によって、暖房時は人のいるエリアの足もとにしっかりと温風を送ります

 

なお、プラズマクラスターは自然界にあるのと同じ、プラスとマイナスのイオンによって空気を浄化しており、濃度が高いほど効果が得られます。新しい「プラズマクラスターNEXT」はプラズマクラスター濃度が1㎥あたり約5万個以上を実現。従来の「プラズマクラスター25000」は約2万5000個、「プラズマクラスター7000」は約7000個の濃度なので、一気に従来の倍の濃度まで高めることに成功しています。

↑プラズマクラスターユニットの変遷↑プラズマクラスターイオン発生ユニットの変遷。「プラズマクラスターNEXT」は、新開発の第10世代のユニット(右上)を採用しています

 

「感性アナライザ」でプラズマクラスターの新たな効果を実証

 

20171201-s2 (6)↑「ストレスがたまりにくい環境をつくる」「集中を維持しやすい環境をつくる」というプラズマクラスターの新たな効果を実証

 

「イヤイヤ、倍って言われても見えないし、本当に効き目なんてあるの?」

 

…そんな疑問はごもっとも。そこで、シャープでは「科学的に空気のキレイさを実証したい」との考えから、世界各国の第三者機関や大学の研究室などに調査を依頼して、プラズマクラスターの効果についてエビデンスを集めています。今回、プラズマクラスターNEXTをリリースするに当たり、慶應義塾大学の満倉靖恵准教授の協力を仰ぎました。

 

満倉准教授は、生体信号や音声、画像などから必要な情報を抽出する研究に従事しており、脳波を計測する「感性アナライザ」を開発。頭部に装着することで、人が緊張したりリラックスする無意識の感性の動きを計測できるようにしました。

 

今回、この装置を使って実証実験したところ、室内に入ったときのストレス度合いの低減、計算問題中の集中度合いの向上が見られたと言います。受験勉強中の学生のいる家庭など、これは気になる結果ですね。

 

また、別の実験データによれば、プラズマクラスターNEXTはプラズマクラスター25000に比べ、タバコの付着臭を取る消臭スピードが約1.3倍、静電気を抑える除電スピードが約4.5倍。プラズマクラスター7000と比べるとそれぞれ約2.6倍と約9倍にパワーアップ。さらにニオイの元となるニオイ原因菌の除去にも効果があることが判明しているといいます。

↑↑プラズマクラスター濃度が高まったことで、さまざまな効果がパワーアップ

 

空気清浄機には不在時に集中的に稼動する「効果実感モード」を搭載

エアコンと同時に発表された加湿空気清浄機のKI-HP100にも、同様のプラズマクラスターNEXTを搭載しています。また、本機はデザインを一新したのも特徴。操作パネルを天面に配置し、現在選択できる操作が光ってタッチ操作ができるようになっています。

20171201-s2 (7)↑加湿空気清浄機 KI-HP100

 

ユニークなのは、前面のWi-Fiアイコンの左に搭載している人感センサーを利用した「効果実感モード」です。これまた、疑問が湧くネーミングですが、こちらは人の不在時にプラズマクラスターを集中的に放出し、帰宅時には消費電力、および運転音を抑えた運転に切り替えることで、帰宅時にキレイな空気が実感できるモード。花粉の季節でも、部屋に入れば「空気がキレイ!」と実感できるというわけ。

20171201-s2 (8)↑「効果実感モード」では雲に矢印がついたようなアイコンが点灯

 

テントウムシの羽根の形を模して風力をアップ

KI-HP100では、送風ファンの羽根形状を変更して風量の向上も図っています。シャープと言えば、自然界の技術を家電に応用するネイチャーテクノロジーでも知られています。

 

これまでも、アホウドリやトンボ、イルカやキノコなど、様々な動植物の構造が手本になった技術を開発してきましたが、今回の「新ネイチャーファン」は、テントウムシの前羽根の形状を応用。膨らんだ形状が空気の圧力差で揚力を生み、より早く高く上空へ飛んでいく力に着目し、新たなファンに採用したそうです。毎度よく見つけてくるものだと感心してしまいますね。

20171201-s2 (9)↑テントウムシの羽根形状を応用した「新ネイチャーファン」により、風量が約9%アップ。高濃度イオンを本体から強く押し出します

 

発表会の会場には新しいネイチャーファンと、従来のネイチャーファンが展示されていました。羽根の形状をよく見比べると1枚ごとの厚さが違うのがよく分かります。この変更で風量は約9%アップしたそうです。

↑新ネイチャーファン(左)と従来のネイチャーファン(右) ↑新ネイチャーファン(左)と従来のネイチャーファン(右)。よく見ると、新ネイチャーファンの羽根は内側の厚みが違います

 

同社クラウドサービスとAmazon Echoにも対応

今回のエアコンのXシリーズと加湿空気清浄機のKI-HP100は、無線LANに標準対応するのも特徴のひとつ。同社クラウドサービス「COCORO AIR」に接続すれば、人工知能がユーザーの使い方や好みを学習して、運転を自動で切り替えたり、状況に応じた使い方を音声でアドバイスしたり、スマートフォンアプリを通じて消耗品の交換時期を知らせたりしてくれます。

 

このほか、音声アシスタントサービス「Alexa」を搭載するスマートスピーカー「Amazon Echo」への対応も紹介されました。エアコンは12月以降発売の無線LAN内蔵モデル、空気清浄機は9月以降発売のAIoT(※)対応モデルで対応します。Amazon Echoを通じて音声で機能の操作や設定の確認などができ、エアコンは電源ON/OFF、風量・風向・室温の設定変更、現在の設定の確認などに対応。加湿空気清浄機は電源ON/OFF、モード変更、湿度の確認、現在の設定の確認などに対応します。

※AIoT…人口知能=AIと、モノのインターネット化=IoTを組み合わせたシャープの造語

20171201-s2 (11)↑中央の筒状のアイテムがスマートスピーカー「Amazon Echo」

 

エアコン、加湿空気清浄機とも、プラズマクラスターで空気を浄化し、リラックスしやすく集中力が増す環境が作れるのは魅力。さらに、両機ともに導入すると「エアコンの暖房ONで加湿空気清浄機が加湿運転を自動スタート」などの連携も可能になっています。新築や引っ越しで家電を一新する家庭などはぜひ注目したいですね。

 

プラズマクラスターエアコン
Xシリーズ(6、8、10、12、14、18、20、23、26畳用)
●発売:2018年1月25日●実売想定価格:23万~37万円(税別)●室内機サイズ(全機共通):W798×D370×H295mm●室外機サイズ(全機共通):W800×D300×H630mm

 

プラズマクラスター加湿空気清浄機
KI-HP100
●発売:2018年1月25日●実売想定価格:13万円(税別)●サイズ/重量:W427×D371×H738mm/約17kg●空気清浄適用床面積:46畳(76㎡)まで●プラズマクラスター適用床面積の目安:約23畳(約38㎡)

なぜ空清は伸び悩んでいるのか? ダイキンが「市場低迷の要因」と「対策アイテム」を発表!

インフルエンザの季節がやってきました。通勤電車やオフィスの中でもマスク姿が目立つようになり、予防の意識が高まっています。空気が汚れ、乾燥が進むとウイルス感染症のリスクが高まる…ということで、家電メーカーからは空気清浄機と加湿器の発表会の案内がひっきりなしに届く今日このごろ。今回は、「ストリーマ」などの独自技術で定評のある空調機器メーカー、ダイキン工業の個別説明会に参加してきました。

 

買い替えユーザーをターゲットにタイプの異なるモデルを発売

↑左から「MCK70U」、「MCK55」、「MC55U」↑ダイキンが発売した空気清浄機のラインナップ。左から「MCK70U」「MCK55」「MC55U」

 

国内の空気清浄機市場は2012年をピークに下がり続けています。2012年は花粉の大飛散や、初めてPM2.5が報道されたことなどにより、メーカー各社が増産体制を敷いても需要に追い付かないほど、爆発的に売れました。一方で、メーカー各社はフィルター性能を高め、「10年間の交換不要」を謳ったがために、買い替えサイクルが伸びてしまうことに。それがここ数年間、市場が低迷している理由ですが、ここにきて2012年以前に購入したユーザーの買い替え需要が動き始めています。

↑空気清浄機ぼ国内市場は2012年をピークに右肩下がり。2017年は買い替え需要により若干プラスを予想↑空気清浄機ぼ国内市場は2012年をピークに右肩下がり。2017年は買い替え需要により若干プラスを予想

 

個室向け&空清のみのモデルで普及率アップを狙う

空気清浄機の需要が伸び悩んでいるもう一つの要因に、個室や単身世帯への普及の遅れがあります。

 

「一般世帯への普及率が42.4%なのに対して、単身世帯は25.1%。また、1世帯あたりの保有台数は1.34台となり、まだまだ個室への導入は進んでいません。個室や単身世帯の潜在ニーズはあるので、そこに合った製品を投入し、普及率を上げていきます」と、同社の桜田宇洋氏は語りました。

↑空調営業本部事業戦略室コンシューマー営業担当部長の桜田宇洋氏↑空調営業本部事業戦略室コンシューマー営業担当部長の桜田宇洋氏

 

↑空気清浄機の単身世帯への普及が進まず、ファミリー層でも保有台数はまだ平均1.34台↑空気清浄機の単身世帯への普及が進まず、ファミリー層でも保有台数はまだ平均1.34台

 

↑ダイキンでは、ファミリー層の買い替え、単体空清需要、個室ニーズに3つのラインアップで攻める↑ダイキンでは、ファミリー層の買い替え、標準空清(加湿機能のないもの)の需要、個室ニーズに対して3つのラインアップで攻めます

 

上記を踏まえ、投入したモデルのひとつが個室向けのスリムタワー型加湿機能搭載モデル「MCK55U」タイプ。加湿機能搭載ながら、設置面積は270×270mmと省スペースで、狭い個室やワンルームに置いても邪魔になりません。同時に、加湿機能がない「MC55U」も発売。両者とも11月17日から発売しています。

 

「空気清浄機購入者のうち8割が加湿機能タイプを選んでいますが、実はその中の28%は空清機能のみが欲しくて購入しています。空清単体モデルに満足できる機能・性能がないため、しかたなく高性能な加湿モデルを選んでいるのです」(桜田氏)。

 

そこでダイキンでは、10年ぶりに空清単体モデル「MC55U」を発売することに。「MC55U」は「MCK55U」の加湿機能のみを取り外したものなので、設置面積は同じですが、高さが200mm低い500mmになっています。コンパクトなので、本棚やタンスの上にも設置可能です。

20171020_y-koba33-8_R↑MCK55U

 

↑MC55U↑MC55U

 

最上位機種は「ツインストリーマ」で従来比2倍の脱臭性能を実現

また、買い替えユーザーをターゲットに、高機能なリビング向け加湿搭載モデル「MCK70U」も11月17日から発売しました。

20171020_y-koba33-15_R↑MCK70U

 

「ダイキンの空気清浄ユーザーの多くが、脱臭性能を評価してダイキンを選んでいます。一般的な空清は活性炭フィルターで脱臭していますが、飽和状態になるとそれ以上のニオイ成分を吸着できなくなるし、熱を加えると逆にニオイを放出するという欠点がある。当社のモデルは、ストリーマで臭いを分解し、常にフィルターを再生しているので脱臭性能が低下しません。新製品ではその強みをより強化し、従来比2倍の脱臭性能を実現しました」(桜田氏)

 

先述の「ストリーマ」とは、プラズマ放電の一種「ストリーマ放電」によって生じた高速電子が空気中の窒素や酸素と衝突・合体してOHラジカルなど分解力を持つ4つの分解素を生成。これがニオイ分子や花粉を分解したり、有害物質を抑制したりするもの。ダイキンの空清では、このストリーマを脱臭フィルターやHEPAフィルターに照射しているのです。

↑ストリーマの仕組み↑ストリーマの仕組み。ストリーマ放電によってOHラジカル、酸素ラジカル、レイキ酸素、レイキ窒素などの4つの分解素を作ります

 

「MCK70U」では、従来の2倍のストリーマユニット「ツインストリーマユニット」を搭載しました。これにより脱臭性能と有害物質の分解スピードが2倍となり、フィルターの除菌も半分の時間でできるようになりました。

↑右が従来モデルに搭載されているストリーマユニット、左が「MCK70U」に搭載したツインストリーマユニット↑右が従来モデルに搭載されていたストリーマユニット、左が「MCK70U」に搭載したツインストリーマユニット

 

ハスの繊維を使用し汚れが広がらない「TAFU」フィルターを新採用

さらに今回、ダイキンは新しいフィルターも開発しました。従来の静電HEPA(ヘパ)フィルターの場合、フィルターに汚れが付着するとフィルターの繊維上に汚れが広がり、フィルターの静電力が徐々に低下し、汚れが捕集できなくなってしまうそうです。フィルターの初期性能を100とした場合、10年後には50%に半減してしまうとか。ダイキンは静電HEPAフィルター+電気集じん方式を採用しているモデルもあり、こちらは汚れ自体を帯電させてフィルターに吸着させるので、フィルター性能の低下は防ぐことができ、10年後でもフィルター性能は70%程度に抑えることができます。ただ、静電力が強いため汚れも多くなり、メンテナンスが大変というデメリットがありました。

 

その点、今回「MCK70U」に採用した新型フィルター「TAFU(タフ)」にはHEPAと同じ静電フィルターながら、素材にロータス(蓮)繊維を使用。蓮の繊維は撥水性・撥油性があるので、付着した汚れが広がらず、フィルターの静電力が落ちないとのこと。メンテナンスも不要で、10年後のフィルター性能は72%と電気集じん式より若干高くなっています。

↑HEPAフィルターとTAFUフィルターの見た目は全く同じ↑TAFUフィルター(左)とHEPAフィルター(右)の見た目は全く同じ

 

↑従来のフィルター方式と新TAFUフィルターの違い。TAFUフィルターは経年劣化が少なく、メンテナンス不要とメリットが大きいです↑従来のフィルター方式と新TAFUフィルターの違い。TAFUフィルターは経年劣化が少なく、メンテナンス不要とメリットが大きいです

 

↑水滴を垂らしてみると、HEPAはじわーっと広がるが、TAFUは水玉を弾いている↑水滴を垂らしてみると、HEPAフィルターは水がじわーっと広がりますが(左)、TAFUフィルターは水玉を弾きます(右)

 

さらに、Wi-Fi機能を採用し、スマートフォン接続機能も搭載しました。部屋のPM2.5とホコリ、汚れを6段階でスマホ画面に表示するほか、1日および1週間の積算グラフを表示し、いつ、どのタイミングで部屋が汚れるかが把握できます。スマホから空気清浄機本体のオン/オフ、コース設定が外出先からもコントロールでき、加湿タンクの給水タイミングも通知。ただし、いま話題のスマートスピーカーにはまだ対応していません。

 

意外に知られていないのが残念! ダイキン空清の2つのメリット

「意外に知られていないのですが、ダイキンの加湿空清のこだわりは、加湿運転時も空気清浄能力が落ちないこと。他社のモデルには2割ほど空清能力が落ちるものがありますが、当社は加湿時も空清時も能力は変わりません。さらに、加湿時の風が冷たくないのも大きな特徴。ダブルパスミキシング方式を採用しており、2つの空気経路から加湿された空気と室温そのままの空気を混ぜるので、吹き出し温度は室温のマイナス3°程度で済むんです」(桜田氏)

 

冬場はずっと加湿機能をONにすることもあるので、加湿時に空気清浄能力が落ちない点は魅力。また、部屋が潤ったとしても、寒くなるのは困りものなので、「加湿時も空気清浄能力が落ちない」「風が冷たくない」という2つのメリットは、意外に重要なのがわかります。

 

新モデルはすべて「ストリーマ+イオン放出」のダブル方式を採用

ちなみに、ダイキンの空気清浄機は、空気を吸い込んで分解するストリーマ方式と、イオン放出系の「アクティブプラズマイオン」のダブル方式を採用。上記の3モデルもすべてダブル方式です。加湿タイプは、加湿フィルターと加湿水もストリーマで除菌しているのが特徴です。放出系のアクティブプラズマイオンはシャープの「プラズマクラスター」やパナソニックのナノイーに比べると知名度が低いのが悩みの種。その点について桜田部長は、「有害物質を確実にスピーディに分解・除去できるのはストリーマ方式。ただ、空間やカーテン等に染み付いたものにはアクティブプラズマイオンが有効です。ダブル方式はダイキンの強みなので、新しいTAFUフィルターとともに、今シーズンはもっと強くアピールしていきたい」と意気込みを語りました。

 

空気は我々が24時間365日、常に吸い続けているもの。特に喚気がしづらい冬こそ、空気の質には十分に注意したいところです。その点、ダイキンのダブル方式による空気清浄能力、脱臭力は魅力的ですね。

↑ダイキンはストリーマと放出イオンのダブル方式↑ダイキンはストリーマと放出イオンのダブル方式

 

【SPEC】

MCK55U(スリムタワー型加湿機能搭載モデル)

●実売想定価格:4万8800円(税別)●サイズ/質量:W270×H700×D270mm/9.5kg●タンク容量:約2.7L●適用床面積:空気清浄運転時が25畳まで、加湿空気清浄運転時の空気清浄が25畳まで、加湿は木造が8.5畳まで、プレハブが14畳まで

MC55U(加湿機能非搭載コンパクトモデル)

●実売想定価格:3万8800円(税別)●サイズ:W270×H500×D270mm/8.5kg●タンク容量:約2.7L●適用床面積:空気清浄運転時が29畳まで

MCK70U(リビング向け加湿搭載モデル)

●実売想定価格:5万2800円(税別)●サイズ/質量:W395×H600×D287mm/12.5kg●タンク容量:約3.6L●適用床面積:空気清浄運転時が31畳まで、加湿空気清浄運転時の空気清浄が31畳まで、加湿が木造11畳まで・プレハブ18畳まで

ジャマな空清、ついに天に召される? シャープよりシーリングライト一体型「天井空清」誕生

空気清浄機は、部屋が狭くて置き場所に困る、電源コードが邪魔になる、小さな子どもやペットがぶつかったり、いたずらをしたりする……といった理由から、一度は導入を決めたユーザーでさえ、使用をやめてしまう場合が少なくありません。とにかく「置き場所に困る」という空気清浄機ですが、そんな課題を解決する業界初の新製品がシャープから発表されました。それが、空気清浄機と照明を合体させたLEDシーリングライト一体型空気清浄機「天井空清」(FP-AT3)です。発売は2018年1月20日で、店頭予想価格は9万円前後(税抜)です。

↑LEDシーリングライト一体型空気清浄機「天井空清」(FP-AT3)↑LEDシーリングライト一体型空気清浄機「天井空清」(FP-AT3)

 

一般的な照明用配線器具があればカンタンに設置できる

本機は一般的な照明用配線器具があれば、工事をする必要がなく、簡単に取り付けられるのが特徴。リビングなどの照明器具として天井に設置できるため、置き場所に困ることはありません。プラズマクラスター/LED照明の適用畳数は12畳で(空気清浄は14畳)。サイズは直径625㎜で、高さは172㎜(突起部を含むと192㎜)。空気清浄機のフィルターや送風ファンを搭載しているため、一般的なLED照明と比較すると少し厚みがある印象です。

↑横から見た写真。やや厚みがあります↑横から見た写真。やや厚みがあります

 

HEPAフィルター&プラズマクラスターで細かなホコリやニオイをキャッチ

ボディには0.3μmの微小な粒子を99.97%以上集じんする「静電HEPA・脱臭一体型フィルター」を搭載し、細かなホコリやニオイをキャッチ。さらにプレフィルターには「抗菌・防カビ ホコリブロックプレフィルター」を採用し、ホコリが内部へ侵入するのを防ぎ、本体を清潔に使用できます。これに加えて「高濃度プラズマクラスター25000」を搭載し、空中に浮遊するウイルスの作用を抑制するとのこと。空気清浄機能は自動運転にしておくことで、空気の汚れに応じて強弱が自動で変わります。

 

商品企画を担当した健康環境システム事業本部 空調・PCI事業部 PCI商品企画部、澤井和美氏は「人は1日にペットボトル2万本程度の空気を取り入れているといわれています。天井空清は、頭に近い位置で細かいホコリを効率的にキャッチできるので、快適に過ごせます」と、天井に空気清浄機を設置するメリットについて語りました。

↑ボディにはフィルターや送風ファンを搭載。汚れた空気を吸い込んでキレイな空気を放出します↑ボディには2つのフィルターと送風ファンを搭載。汚れた空気を吸い込んでキレイな空気を放出します

 

↑カバーは簡単に外すことができます。ホコリが気になったら掃除機で吸い取ればOK↑カバーは簡単に外すことができます。プレフィルターはホコリが気になったら掃除機で吸い取ればOK

 

なお、本体の上側には空気の汚れ具合を光でお知らせする「きれいモニター」を搭載。センサーで空気の汚れ具合を判断し、天井面に反射する光の色で空気の状態を知らせてくれます。汚れの度合いはキレイなほうから青(点灯)、橙(点滅)、赤(速い点滅)の3段階になっています。本機の内覧会では120×120×220cmの透明ボックスにスモークを焚いて実演が行われました。フロントパネルからどんどん空気を吸い取って、30秒ほどで煙がほぼ吸い込まれていました。

20171122-s1 (11)↑上部のランプで空気の汚れ具合をお知らせしてくれます。写真では赤が点灯していますが、こちらは汚れているサイン

 

↑左がスモークを焚いた直後。右が30秒後。空気がキレイになっているのがわかります↑左がスモークを焚いた直後。右が30秒後。空気がキレイになっているのがわかります

 

LED照明はリラックスできる独自の「さくら色」も搭載

ちなみにLEDの調光は10段階で、シーンに合わせて変えることができます。調色は寒色から暖色の10段階に加えて、「さくら色LED」(八重桜、ソメイヨシノの2種類)も搭載されています。この「さくら色」は目にやさしくリラックスできる色で、健康科学ビジネス推進機構により「癒し快適」のエビデンス評価マークが与えられています。

↑目にやさしいさくら色↑さくら色のやさしい光。寒色と比べて気持ちが癒され、目にやさしいとのこと

 

電気代は1時間あたり約2円で静音性にも配慮

気になる電気代は、照明と空気清浄機を同時に使用しても75Wと省電力。最大でも1時間あたり約2円程度です。空気清浄機の単独運転も可能で、昼間は明かりを使わず、空気清浄機だけ運転できるのはうれしいですね。

 

静音性にもこだわっており、送風ファンはトンボの羽根形状を応用したシャープ独自のネイチャーテクノロジーを採用しています。空気の摩擦抵抗が低いので静音時はたったの23dB(強運転時でも45dB)。図書館の騒音レベルでも40dBですので、数値上ではかなり静かというのがわかります。実際に運転音を聞いてみると、頭に近いぶん強運転ではやや音が気になりましたが、静音モードでは全く気になりませんでした。

 

お手入れは、フロントパネルを開けてフィルターにたまったホコリを掃除機で吸い取ります。フィルターの上に装着することで掃除が簡単になる「使い捨てフィルター」も3枚同梱。そのままはがして捨てることが可能。静電HEPA・脱臭一体型フィルターの交換めやすは約2年です。

↑トンボの羽根の形状を模したネイチャーファン(右から2番目)↑トンボの羽根の形状を応用したネイチャーファン(右)が静音運転に貢献

 

↑取り付けは簡単↑取り付け・お手入れはカンタン。ハンガー付の配線器具はそのまま使用可能。使い捨てプレフィルターを使えば、汚れたらはがして捨てることができます

 

トイレなどで使うアイテムが好評だった点もあって開発に踏み切る

健康環境システム事業本部 空調・PCI事業部 副事業部長 冨田昌志氏は、「2014年にトイレなどの小空間で使えるプラズマクラスターイオン発生機を発売しました。こちらは電源や置き場所がないというお客様に対して、新しいスタイルを提案した製品。天井に取り付けるだけで便器の黒ずみ形成を抑制でき、トイレの空気が清々しくなったという声をいただいています。今回、LEDシーリングライト一体型空気清浄機を開発したのは、このプラズマクラスターイオン発生機が好評だったこともあります」と開発の背景について語りました。

↑トイレの電球口金に取り付けるタイプのプラズマクラスターイオン発生機↑トイレの電球口金に取り付けるタイプのプラズマクラスターイオン発生機

 

なるほど、話題となったトイレに取り付けるタイプも「限られた空間を有効利用する」という点で発想は同じ。本機の開発のウラには、同社ならではのアイデアが受け継がれていたわけですね。おかげで部屋の中も空気もスッキリして、明かりも選べるというわけですからいうことなし。いままで空気清浄機の置き場に困っていた人でも、ムリせず使い続けられるモデルになりそうです。

コレ見て「空気清浄機はいらない」って言える? フィルターで知る「部屋の空気は汚れている」という真実

以下の2枚の写真、何だかわかりますか? 実はこれ、空気清浄機のフィルターなんです。上はブルーエア社、下はダイソン社のモデルのもの。どちらも通常の室内で数か月使っていただけで、このような状態になってしまったのです。部屋の空気がどれほど汚れているか、一目瞭然ですね。特にこれからの季節は窓を閉め切ることが多くなり、空気の悪さを実感することも。以下でもう少し詳しく見ていきましょう。

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「空気が淀んでいるが窓は開けたくない」というジレンマを抱える人が多い

10月24日、ダイソンによる空気清浄機を活用するためのメディア向けのセミナーが行われました。ここで公表されたユーザーアンケート(ダイソンとベネッセが共同で実施)によると、1年の中で12月~4月の期間は「室内の空気が良くない」と感じている人が多いとのことです。同期間は、寒さや花粉の影響で窓を開けない人が多いことが理由です。部屋の空気が淀んでいるのが気になる、でも窓は開けたくない、というジレンマを多くの人が抱えているのです。

↑ダイソンの調査(同社の空気清浄機能付ファンヒーター「ダイソン ピュア ホット&クール リンク」のユーザーで妊娠中または子どものいる女性117人)によると、12-4月の5カ月間は窓の換気が減るため、室内の空気が良くないと感じています↑ダイソンの調査(同社の空気清浄機能付ファンヒーター「ダイソン ピュア ホット&クール リンク」のユーザーで妊娠中または子どものいる女性117人)によると、12-4月の5カ月間は窓の換気が減るため、室内の空気が良くないと感じています

 

一方、中古住宅のリノベーションを手がける株式会社ニューユニークスの代表であり一般社団法人リノベーション住宅推進協議会理事の臼田英司氏は、同社に寄せられるリノベーションリクエストで3番目に多いのが「風通しの良い家」だと明かします。

↑ニューユニークスの臼田英司代表↑ニューユニークスの臼田英司代表

 

「帰宅時に玄関を開けたときにムワっとした淀んだ空気を感じている人が多い。ところが、オープンで風通しの良い家を作りたいと思う反面、花粉や自動車の排気ガスで室内の空気が汚れるのがイヤだから窓は開けたくない……。特にマンションの場合、寝室は一番奥に配置するので空気が淀みがち。寝室の室内側に小窓を開けたりオープンな寝室を作ることもあるが、住宅設備として解決できない場合もあります」(臼田氏)

↑臼田氏が手がけたリノベーション住宅。ベッドルームを2枚の板で仕切るだけのオープンな環境にしています↑臼田氏が手がけたリノベーション住宅の例。ベッドルームを2枚の板で仕切るだけのオープンな環境にしています

 

窓をほとんど開けなくてもフィルターはホコリでびっしり

その点、ダイソンでインテリジェンスエンジニアを務めるオーウェン・ルノー氏は、自社の空気清浄機能付ファンヒーター「Dyson Pure Hot+Cool Link」(ダイソン ピュア ホット&クール リンク)が「日本の冬の室内環境改善に最適なツールだ」とアピールします。

↑オーウェン・ルノー氏とダイソン ピュア ホット&クール リンク。同機は、空気清浄機能と扇風機・ヒーター機能を併せ持つ1台3役のモデル。センサーとネットリンク機能内蔵で、スマホから室内環境のモニターと本機の操作が可能↑オーウェン・ルノー氏とダイソン ピュア ホット&クール リンク。同機は、空気清浄機能と扇風機・ヒーター機能を併せ持つ1台3役のモデル。センサーとネットリンク機能内蔵で、スマホから室内環境のモニターと本機の操作が可能

 

「その理由の1つめは、360度グラスHEPAフィルターがPM0.1レベルの超微粒子を99.95%キャッチし、室内に再放出しないからです。PM0.1は肺から取り込まれて血流にまで到達すると言われているのですが、一般的な空気清浄機は清浄スピードを重視するあまり、PM0.1レベルの超微粒子を通してしまうんです」

 

ここで、ルノー氏はダイソン ピュア ホット&クール リンクの使用済みフィルターを示しました。鎌倉市の新築一戸建てに家族3人で暮らす家庭の寝室で3000時間(4か月間毎日24時間)使用されたものです。奥さんが花粉症で大の虫嫌いのため窓はほとんど開けないとのこと。それなのに、フィルターはホコリでびっしりです。PM0.1は目に見えないので確認できませんが、ダイソン製品はこれだけ空気清浄能力が高いとのアピールです。

↑家族3人暮らしの一軒家で4か月間連続使用したオーウェン・ルノー氏と、ダイソン ピュア ホット&クール リンクのフィルター↑家族3人暮らしの一軒家で4か月間連続使用したオーウェン・ルノー氏と、ダイソン ピュア ホット&クール リンクのフィルター

 

2つめが、室内の空気を循環させるパワー。こちらは、Dyson Pure Cool Link(ダイソン ピュアクール リンク)タワーファンを使ったデモとなりますが、製品の前に大きなシャボン玉発生装置を置き、シャボン玉を5m以上飛ばす実験を見せてくれました。「空気よりかなり重いシャボン玉が5m飛ぶので、空気はさらに遠くまで飛んでいます。5mとは、8畳間の対角線の距離。これにより、一般的な寝室の四隅までしっかり風を届けることができるのです」(ルノー氏)。空気清浄機の周りの空気だけを循環させるのではなく、部屋全体の空気を循環させて清浄するパワーがあるとしています。

↑ヒーター機能がないトールタイプのダイソン ピュアクール リンクによる実験ですが、シャボン玉が5m近く飛んでいました↑ヒーター機能がないトールタイプのダイソン ピュアクール リンクによる実験ですが、シャボン玉が5m近く飛んでいました

 

ダイソンによると、タバコの煙やウイルスがPM0.1前後と言われており、それがゆえ、ダイソンはPM0.1レベルの超微粒子の除去にこだわっているそうです。ダイソンの調査では、日本国内で販売されている空気清浄機10機種とPM0.1の除去率を比較したところ、ダイソンのモデルが圧倒的に高かったとのこと。

↑ダイソン ピュア ホット&クール リンクはPM0.1レベルの超微粒子とウイルスもキャッチ↑ダイソン ピュア ホット&クール リンクはPM0.1レベルの超微粒子とウイルスもキャッチ

 

平日の場合、1日の中で最も長い時間を過ごすのが寝室。寝室は布団のホコリ、その中に潜むダニのフンや死骸、クローゼットの中には外出から帰ってきたスーツやコートなど、アレル物質がいっぱいです。リビングには空気清浄機を設置している家庭は多いと思いますが、寝室ではまだ使っていないという家庭も多いのでは? かくいうわが家もまだ寝室は未導入。これまで気にしていませんでしたが、ホコリいっぱいのフィルターを見せられたら、さすがに考えも変わってきます。この冬は、寝室に空気清浄機を導入すべきか……そう真剣に考えさせられたセミナーでした。

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