自分の貧相な発想力が顕在化する全く新しい「積み木」。いや「積み紙」【愛用品コラム2-5】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品  Season2-5:whatever inc.「積紙」】

●起

積紙と書いて「つみし」と読む。積木(つみき)を木ではなく、紙で作ったものというのが近い。「近い」というのは、この商品の本質は積む以外にもあるからだ。次の段で触れたい。

 

●承

楽しみ方は簡単だ。8種類20個のパーツを好きなように組み合わせていくだけ。積んでもいいが、パーツが蛇腹のような構造になっており、折り目同士を「噛み合わせる」ことができるのだ。このとき「スッと」、本当に「スッと」入っていく。これが気持ち良すぎる。スッと入るものの、噛み合わせがガッチリしているからしっかり自立する。重力に負けない。紙の可能性とチカラを感じられる。

 

●転

こんなとき惰性で文章を書くと、「クリエイティブが刺激される」とつい記したくなる。だが、斬新なプロダクトのため、どう遊んでいいか、どう組み合わせていいか途方にくれてしまうというのが本音だ。自分の貧相な発想力が顕在化する。小難しいことなんて考えずに手を動かせばいいのだが、そこに躊躇する、守りに入る、新しいことを怖れる自分がいることを気づかせてくれる。

 

●結

積紙は紙の色が美しい。パーツのどこをとっても均一で、光があたると影があたるのでは、また違う表情のカラーを覗かせる。企画したのはwhateverというクリエイティブスタジオで、コクヨと廣栄紙工とコラボして制作。本格派だ。

 

自分のアイデアが惰性になっているとき、流れ作業になっているとき、積紙をスッとしてリセットしてあげる。すぐに劇的に変わることはないのだけど、もしかしたら何かが変わるかもしれない。

 

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ホテルのような自宅を目指す人が採り入れるべき「面妖なコーヒーメーカー」【愛用品コラム2-4】

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【#愛用品  Season2-4: ネスカフェ「ドルチェ グスト エクリプス」】

●起

長らく活躍した「ドルチェ グスト ジュニオ アイ」が勇退し、現在我が家のコーヒーライフを支えてくれているのがエクリプスだ。すでにネスカフェのサイトには掲出がなく、市中在庫限りの製品かと思われる。

 

●承

まず言及すべきはこのデザインだろう。日蝕をモチーフにしたドーナツ型をしており、コーヒーを淹れるときは、本体上部が手前側に自動でスライドして抽出口が現れる。抽出時の出立ちもまた唯一無二である。

もう少し掘り下げていこう。エクリプスを使っていると「妖しさ」を感じるときがある。夜中、リビングの光量を落としたときに、輪郭が艶やかに色を放つ。リビングを移動すると、光の当たる角度も変わって、艶やかさが追いかけてくる感覚に陥る。エロスを感じる、とまではいかないが、面妖なのだ。

 

●展

だから、家から生活感をなくしたい人、ホテルのような自宅を目指している人、わかりやすくいえばモテを演出したい人には、これほど似合う家電もない。リビングだけでなく、自宅のキャラクターを決定づけるほど強烈だ。

 

ちなみに、ファミリー世帯バリバリの我が家との食い合わせは悪かったのかもしれない。ここのところ、お湯がぬるい現象が続いていて、ご機嫌ナナメだ。普通の家電だったら信頼度を損ねるところだが、そんな不具合も許せるほどの、個性を持ち併せていると言っておこう(近々修理に出す予定)。

 

●結

ミステリアスな形状の一方で、使い方はドルチェ グストだ。専用のカートリッジを設置してボタンを押すだけ。ボタンレスでタッチパネルで容量を選べる。水のタンク容量も「ジュニオ アイ」より多いから、コーヒー党の人も給水の手間が少ない。なお、現行ラインナップには、デザイン性を高めたモデルとして「エスペルタ」がある。こちらは未来を強く感じさせる一品で、エクリプスに惹かれる人はそちらもオススメだ。

 

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耳をふさぎっぱなしで世界が小さくなるのを防ぐには「サングラス型オーディオ」が最高だ【愛用品コラム2-3】

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【#愛用品  Season2-3: ファーウェイ「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」

●起

僕はサングラス型のデバイスにめっぽい弱い。ボーズのBose Framesも持っているけど、2021年後半よく使ったのは、ファーウェイのこちら。サングラス型Bluetoothオーディオの何がいいかと言うと、当たり前すぎるのだが、耳をふさがない点。ふさがないことによるメリットがとみに大きい、と思うのだ。

 

●承

ずばり、耳と脳を音楽で満たしすぎないあの絶妙な感覚がいい。あくまでBGMでいてくれて、MGM(メイングランド・ミュージック/ちなみに造語)にはならない感覚。外音と音楽と思考が自分からこぼれ落ちない。この3つがミックスされて、心地よいのだ。

 

●転

もう少し言うと、2020年〜2021年はオンライン会議が当たり前になりすぎた。自宅以外の場所ではイヤホンでずっと耳をふさぎっぱなしだったから、耳を解放してあげたい。耳が閉じられていると、世界が小さくなってしまった感触になる。そういった制限から自由にしてあげられると思ったのだ。

 

●結

で、 このモデルのどこに惹かれているか? デザイン、上質感、操作性、ケースーー大体だ。Bluetoothサングラスはテンプル部分に機構を詰め込む関係でどうしても、丁番からテンプルが極太になりがちだが、本製品はかなり抑えられていて実にスマート。サングラスの形をしたオーディオデバイスではなくて、サングラスそのものなのだ。

 

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食卓の「音数」が増える「ラッセルホブスの電動ミル」で五感も喜ぶ【愛用品コラム2-2】

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【#愛用品  Season2-2:ラッセルホブス「電動ミル ソルト&ペッパー ミニ」】

●起

音叉ではない。商品名の通り電動ミルだ。ラッセルホブスらしくデザインに個性がある。以前我が家では、プジョーの手動ミルを使っていたが、壊れてしまい導入したのが本製品。

 

●承

食卓を彩るミニ家電だが、食卓の「音数」を増やす視点で今回は考えてみた。普通、食卓で響く音は、グラスの触れ合う音とか、食器とカトラリーがぶつかる音とか、もっと身近でいえば中濃ソースの白いフタを開ける音とか、もちろん食材や飲み物自体から発せられるものもある。おそらく、音数が多いほど食卓のバラエティ感は出ているはずだ。そこに電動ミルがあると、またひとつ音数が増す。

 

●転

とはいっても、やや甲高いモーター音が鳴り響くだけなので、美しい音色ではない。ただ、寂しい食卓の日や手抜きの夕食の日でも、これを使って音数を増やしてあげると、少しだけ賑やかになる。本来の目的である、ペッパーやソルトでの味変もできるから、味の数も増える。ペッパーでいえば香りも増える。

 

●結

「いや、それって手動ミルでも同じこといえない?」と言われれば反論できないが、電動はホントにラク。勢いだけで表現するなら、「見る見るうちにミルミルしてくれる」感じ。食卓が単に映えるだけではなくて、五感も一緒に彩ってくれるスパイスのような家電だ。

 

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財布が増える時代に、Visaタッチ対応「EVERING」で買い物体験が整頓される【愛用品コラム2-1】

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【#愛用品  Seanson2-1:「EVERING(エブリング)」】

●起

財布が年々増えている。リアルな財布としては、カード類を入れる長財布と、必要最低限の現金を入れて持ち歩く財布。デジタルな財布は、SuicaだったりLINE Pay、PayPayだったり。後者をデジタルな財布かというと分類が難しいところだが、チャージしたお金から支払いできるぐらいに捉えて欲しい。

 

●承

このエブリングもまたチャージしたお金から決済ができるガジェットで、Visaタッチ対応のリングタイプである。指輪型の決済ガジェットは非常に珍しく、すでに半年近く使っている。使う用途はほぼコンビニでの買い物。支払い方法を選んで、指輪をかざしたら「はい、完了」。この製品を知らない人からすると、魔法のように見えるはずだ。

 

●転

エブリングが良いのは使い勝手の面だけではない。「自分がどのような買い物をしたいか?」が整理される点も良い。電光石火な買い物にはエブリング、現ナマをおろして高い買い物をしたとリアルで感じたい場合は現金、サインするための待ち時間も含めて楽しみたい場合はクレジットカードなど。特に、買う行為を大事にしたい買い物はエブリングというラクなデバイスがあることで対照的になる。

 

●結

スマートに支払いできて、買い物体験について考えさせてくれていいところづくめ、と言いたいが、欠点を1つだけ。本体価格が高いことだ。税込約2万円。ただ、色々な支払い方が買い物する楽しさを広げてくれる面もあると感じてくれる人にはぜひおすすめしたい。

 

なお、セブンイレブンに限っては決済エラーが起こりやすかったのだが、公式の方に教えてもらったところ、それも解決。コツとしては、セブンのレジパネルでクレジット支払いを選択するとタイミングで本製品を近づけるとエラーが出ない。こうした新しいデバイスのコツを色々と試して自分のものにできるのも楽しい。

 

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「ふとんの魔力」を高めるヤバい家電「コードレススティック型のレイコップ」【愛用品コラム102】

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【#愛用品 102:レイコップ「NewStyle RAYCOP」】

●起

コロナ禍以降、ふとんの吸引力はすごい。在宅勤務していると、ふとんが心を掴み、身体ごと持っていかれる。ヴェノムみたいな感じだ。昼休憩代わりに15〜30分横になってみると、リフレッシュ効果がすごい。ふとん様である。

 

●承

眠りに対しては貪欲であるが、睡眠の質に対して貪欲だったかというと反省点が多い。そこで、今年は枕を変えて、マットレスを変えて、アイマスクも導入してハード面を大きく変えた。ハードはひと通り揃ったので、次は運用フェーズである。その仕上げのひとつとして刷新したのがレイコップである。

 

●転

もともと、敏感肌でアトピーがちの僕はレイコップを長年使っているのだが、正直最近はサボりがち。在宅勤務と出社勤務が半々になったことで平日にかけるハードルが上がり、週末は週末でぐったり。簡単に言えば怠惰だ。

 

でもこれは見た感じ、ザ・掃除機。コードレス。自立するので置き場所も困らない。家の掃除自体は大好きなので、その延長でかけられる。ふとんを叩く回数の性能は、定番の「エイ」っぽいレイコップよりもライトな仕様。ただ、ヘッドの上のホコリやフケが飛び跳ねるぐらい強力に叩いてくれて個人的には十分。本格仕様が欲しい人はエイ型を、取り回し重視の人は本機を選べば間違いない。

 

●結

かけ終わったあとのフカフカ、スベスベ感はエイ型と同じ。ふとんの吸引力がさらに上がった印象だ。ちなみに我が家では、一旦ベッドに入ったあとに、ふとんから出たくないことを「ふとんに張り付いちゃってる」というが、吸着力も確実に向上している。吸引力とか吸着力とか言うが、もはや魔力である。ふとんのスペックを高めてくれるプロダクト、だと個人的には思っている。

 

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コンロの「外箱ボロボロ汚い」問題を解決した、イワタニの素晴らしいカセットコンロの話【愛用品コラム101】

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【#愛用品 101:イワタニ「カセットフー BO プラス」】

●起

カセットコンロはまあ買い替えない商品だ。一度買ったら壊れるまで。人によっては10年選手以上も普通である。ただ、あの形状ゆえ、収納に困る。なので、外箱を収納箱として使い回している家庭も少なくないはずだ。結果、開け口はボロボロ。跳ねた汁が箱について見た目も良くない、というのはカセットコンロあるあるだと思っている。

 

●承

我が家は典型的にそんな家庭で、いつか買い替えたいと考えていた。そんな機会が訪れたのが今年。妻の後輩が牡蠣を持ってきてくれて、牡蠣小屋祭りをしたら、コンロもろともボロボロに。さすがに新調したいと選んだのが本製品である。

 

●転

見ての通り、キャリングケース付きで外箱生活ともおさらば。このケースがあるから、アウトドアにも気軽に持ち出せる。イワタニのガスボンベで採用されているオレンジカラーのケースがアウトドアの緑とも映えること間違えなしでいいことづくめ。ちなみに商品名からはややわかりにくいが、風防もついているので、多少の風はへっちゃらだ。

 

●結

コンロを買い替えるほどではないという人には、ケースだけも販売している。同社の達人スリムシリーズ専用なので、該当する人は限られるかもしれないが、同社のコンロのシェアは80%と圧倒的なので調べてみる価値はある。なお、ケースに入れて撮影しているが使用する際は、ケースから取り出して使うのがマスト。鍋のシーズンがやってきたので、今年は気持ちよく鍋ライフが楽しめそうだ。

 

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「GUCCIのトランプ」を妻の誕生日に贈ったら、怖いほどに喜んだ話【愛用品コラム100】

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【#愛用品 100:グッチ「ジオメトリックG トランプセット」】

●起

今年、妻に贈ったバースデープレゼントだ。誕生日にトランプというトリッキーなプレゼントになった流れが、素敵な買い物体験だったので書き残しておきたい。今回、妻のリクエストは「アクセサリー入れ」。妻は取り立ててハイブランド好きでもないが、グッチというワードが出たので、表参道のグッチへ。

 

●承

グッチの小物入れというと、GGパターンが入った王道に落ち着きそうだが、モノ選びこだわり人間としては、ワンフックかませたものを贈りたい。まごついていた僕に丁寧に接客してくれたのがスタッフの盧さんだ。

 

盧さん、最初は、ポーチやコスメケースをレコメンドしてくれたのだが、僕のピンときてない表情を汲み取って路線変更。単純な小物入れとは違う商品を探してくれる。少しマチのあるカードケースや、ペンケースやトラベルセットなどなど。さすがグッチ、商品展開が幅広くて感心してしまう。マリマリマリー風に言うと、「ほぇぇ」である。

 

●転

そのなかで、惹かれたのがこのトランプ。トランプを収納するケースがピアスやリングを入れるのにジャスト。デザインも華やかで明るくて、妻にピッタリ。しかも山田家は、ボードゲームやカードゲームが好きなので、その視点でも我が家らしさがある。用途としては邪道かもしれないが、即決。妻は最初「ナニコレ?」だったがとても喜んでくれた。

 

●結

最近は多くの買い物をネットで済ませてしまうので、買うまでの紆余曲折はブラウザ上での「戻る」か「閉じる」がメインだ。でも今回は、ポーチがダメならペンケース、ペンケースがダメならトラベル用品と、行き止まりではない感覚、対比するなら「進んでいる」感触があった。

 

記号で表すなら、ECは「←(戻る)」「×(閉じる)」で、リアルは「→(進む)」「↑(進む)」といったところだろうか。さながら格ゲーのコマンドみたいだ。でも、オンとオフの購買体験が今後、もっと融合して進化していったら、格ゲーのようなエキサイティングで手に汗握る買い物が本当にできるかもしれない。そんな妄想も広がる誕生日プレゼントになった。

 

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やっぱ最高!NB「990 v4」の限定版の感動【愛用品コラム99】

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【#愛用品 99:ニューバランス「M990 VS4」】

●起

恥ずかしながら、モノ系メディアを長らく担当しながら、made in USAのニューバランスを所有したことがなかった。欲しい欲しいと思いながら、38歳まで引っ張ったのだから、特別なモデルが欲しい!ということで、選んだのがM990 VS4。超定番990の40周年を記念して復刻された限定シリーズだ。

 

●承

V1からV3までのモデルはいずれも、欲しいと思いつつ見送っていたが、V4はアクセントカラーの赤の塩梅が良くて一目惚れ。購入した11月12日は、午前6時から「+J」を巡回して、午前9時にオフホワイト×エアジョーダン2に参戦して、午前10時にVS4を購入。今年最もミーハー全開の1日だった。

 

●転

履き心地に関しては、申し上げるまでもないといったところだが、少しだけ。届いてすぐに履きたくて、はやる気持ちを抑えきれず先に紐を通して足を通したら、甲がキツい。「もしかしてサイズ選び失敗した?」と思ったのだが、完全に僕の不注意。落ち着いて、今度は足を入れた状態でゆっくり調整していったら、完璧。同じ靴とは思えないぐらいの快適さになり極上。誰が履いてもフィットするという、ニューバランス体験の一端を図らずも体験できた。

 

●結

特別なモデルが欲しい!といったものの今回の用途は明確で、日常履きできて、履き潰すための一足として買ったので、とにかくヘビロテ中。ちなみに付属品として、ローレンスの工場にある時計塔をプリントしたシューズバッグがあるのだけど、それも地味に活躍中。ちょっとそこまでの小物入れにピッタリのサイズで、手も足もニューバランスから離れられない状態が続いている。

 

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「水沢ダウン」なら冬の夜のべランピングで熱燗。そんな生活も可能だ【愛用品コラム98】

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【#愛用品 98:デサント オルテライン「水沢ダウン アンカー」】

●起

昨シーズンのセールで購入して約9か月。最近ようやく活躍の場が広がってきた一品だ。「寒くなるのが待ち遠しい」という初めてぐらいの感覚を持たせてくれたウェアでもある。アンカーは、高額な水沢ダウンの中でも最もお手ごろな価格帯、ながら機能性は十二分。その機能性を僕なりに説明してみたい。

 

●承

先日、「新幹線キャンプ」に行ったエピソードを投稿した。行ったのはPICAの富士ぐりんぱ。富士山2合目にあるキャンプ場で標高は900mほど。この時期ともなれば、夜は氷点下になる。が、ロンT1枚にアンカーを着れば、余裕。むしろ、焚き火に当たっていれば暑いぐらい。ただ、これぐらいは保温性に優れた水沢ダウンなら驚くことでもない。

 

●転

その機能性を別の切り口で体験できたのが、新幹線の車内だ。羽織る形で座席に座ったところ、布団より気持ちいい。圧倒的な快楽。羽毛布団をまとうような感覚とはよく言われるが、新幹線の座席が最高の睡眠空間に変身。大人の嗜み「ビール in the 新幹線」と併せて、一杯ひっかけたあとに眠り落ちたなら、乗り過ごせる自信がある。

 

●結

この暖かさは新しいアクティビティへのヒントもくれる。例えば、冬のべランピング。べランピングが気持ちいいのは春秋だが、冬のベランダで小春日和に読書するのも乙。夜であれば、熱燗やホットワインを頂くのも至高だ。注意したいのは、その場合、そのまま寝てしまわないようにだけ気をつけたい。乗り過ごすとは訳の違うことにならぬように。

 

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「写欲は物欲から生まれる」で買ったレンズフードの手触り良すぎ【愛用品コラム97】

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【#愛用品 97:KUVRD「ユニバーサルレンズフード」】

●起

「写欲は物欲から生まれる」という側面があると思っている。新しいカメラ機材や魅力的なアクセサリーを見つけると物欲が湧いてきて、写真を撮りたいと思うようになる。カメラ、特に一眼は、色々なアイテムを取っ替え引っ替えできるから楽しい。ボディやレンズのような高額品はごくごくたまにしか買えないが、数千円で試せる商品が一眼にはたくさんあって、付け替えては試したくなる。

 

●承

で、今回のレンズフードもそんな物欲と取っ替え引っ替え欲の結果、手元にあるアイテムだ。対応する口径によってスモールとミディアムの2種類のサイズがあり、僕の使っているG100&レンズがかなりコンパクトということもあって結構ゆるゆる。それでも取り付けると見栄えが大きく変わる。

 

●転

フレア&ゴーストの抑制具合や入る光量の変化の検証はしていないのだが、スナップ感覚で気軽に撮るぶんには抑制効果は感じられる。なお、フード自体は蛇腹になっていて3段階で折り畳みができるので、ケラレなどが出る場合は調整ができる。もうひとつ。素材がシリコンで触り心地がいい。ずっと触っていられるサラサラ感で、カメラを愛でている気分になれる。あとはカメラというハードなプロダクトにグニャッとしたソフトなアイテムを付ける対比も良い。

 

●結

「そんなフード、邪道だよ」という人には、同ブランドからはレンズキャップも出ている。こちらも口径を問わず装着できる。レンズキャップは放浪癖があるので、買い直すのが悔しい!という人は持っておいて損はない。

 

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コールマン×アーバンリサーチの「定番」で新幹線で行くキャンプが新鮮で楽すぎた【愛用品コラム96】

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【#愛用品 96:アーバンリサーチ「URBS 別注コールマン ウォーカー33】

●起

ようやく使う時が来た一品だ。ベースとなっているのは、コールマンの大定番バックパック「ウォーカー」。トレッキングや1泊の旅行はもちろん、街使いまでイケる王道中の王道。今年初のアウトドアアクティビティで感じたことがあったのでお届けしたい。

 

●承

アウトドアアクティビティなんて言ったけど、実際はほぼ手ぶらのコテージ泊。キャンプ施設の最寄りの新幹線駅まで行き、そこからレンタカー。機材類の大半もレンタル。費用はかさむが、行き帰りの渋滞疲労が休日明けも抜けなくなってきたし、本当にゆっくりしたいと思って、この手法を取った。今回はライトに秋の自然を感じたかったのだ。

 

●転

という形なので、持っていくものは最小限だ。どうしても必要な荷物は小型のスーツケースに入れ、防寒具と着替え、カメラやケーブル類はウォーカーへ。ウォーカーの中でも容量が大きい33リットルのほうなので、まだまだ余裕がある。コテージ泊とはいえアウトドアっぽいことをしに行くのに、温泉旅行に行くような荷物構成なのが新鮮だ。

 

そして、この別注カラー「コヨーテ」がなんとも気に入っている。夏の盛りは空の青さや緑の力強さの前に存在感が控えめなのだけど、秋も深まると紅葉の色と相性が良くて映える。季節によって見せる顔が違う系とお伝えすればよいだろうか。

 

●結

ライトなアウトドアがどれだけ余力を残せるものかというと、この原稿を帰りの新幹線で完成できるレベル。しっかりとキャンプしたいときは準備と片付けも含めて楽しみたいけど、ダイジェスト的に遊ぶアウトドアも良い。ウォーカーはそのどちらでも活躍してくれる。なお、コヨーテカラーの別注モデルにはシェードやワゴン、チェアやクーラーボックスもあって、統一したくなってしまう。

 

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コールマン×アーバンリサーチの「定番」で新幹線で行くキャンプが新鮮で楽すぎた【愛用品コラム96】

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【#愛用品 96:アーバンリサーチ「URBS 別注コールマン ウォーカー33】

●起

ようやく使う時が来た一品だ。ベースとなっているのは、コールマンの大定番バックパック「ウォーカー」。トレッキングや1泊の旅行はもちろん、街使いまでイケる王道中の王道。今年初のアウトドアアクティビティで感じたことがあったのでお届けしたい。

 

●承

アウトドアアクティビティなんて言ったけど、実際はほぼ手ぶらのコテージ泊。キャンプ施設の最寄りの新幹線駅まで行き、そこからレンタカー。機材類の大半もレンタル。費用はかさむが、行き帰りの渋滞疲労が休日明けも抜けなくなってきたし、本当にゆっくりしたいと思って、この手法を取った。今回はライトに秋の自然を感じたかったのだ。

 

●転

という形なので、持っていくものは最小限だ。どうしても必要な荷物は小型のスーツケースに入れ、防寒具と着替え、カメラやケーブル類はウォーカーへ。ウォーカーの中でも容量が大きい33リットルのほうなので、まだまだ余裕がある。コテージ泊とはいえアウトドアっぽいことをしに行くのに、温泉旅行に行くような荷物構成なのが新鮮だ。

 

そして、この別注カラー「コヨーテ」がなんとも気に入っている。夏の盛りは空の青さや緑の力強さの前に存在感が控えめなのだけど、秋も深まると紅葉の色と相性が良くて映える。季節によって見せる顔が違う系とお伝えすればよいだろうか。

 

●結

ライトなアウトドアがどれだけ余力を残せるものかというと、この原稿を帰りの新幹線で完成できるレベル。しっかりとキャンプしたいときは準備と片付けも含めて楽しみたいけど、ダイジェスト的に遊ぶアウトドアも良い。ウォーカーはそのどちらでも活躍してくれる。なお、コヨーテカラーの別注モデルにはシェードやワゴン、チェアやクーラーボックスもあって、統一したくなってしまう。

 

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ダイエットに成功してから敢えて買ったタニタの「体組成計」の話【愛用品コラム95】

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【#愛用品 95:タニタ「体組成計インナースキャンデュアルRD-915L」】

●起

仕事柄、最新製品や注目商品を買ったり、借りたりすることが多い。近々、洗濯機を新調しようと思っていたり、いよいよテレビ用のバースピーカーを導入しようと考えていたり。そんな我が家に長年ないものの代表格がカーテンと体重計だ。

 

●承

体重計は以前、スーパー大掃除で誤って処分してしまって以来、所有していない。去年6月にダイエットを始めた際、購入しようと思ったが、体重の数値ばかりに気を取られてしまう予感がして、まずは食事の管理と最低限の運動を実践して、体重計のない、数字に縛られない生活をスタート。結果、購入したのは今年の7月だ。

 

なぜ1年以上経過して購入に至ったのか。それは、減量に上手く成功して、次はカラダの質を高めたいと思ったから。ダイエット開始3か月で10kg痩せて、それ以降体重はキープできているのだが、そろそろ体重計なしでの身体管理に限界を感じていたのだ。

 

●転

質にこだわりたいという明確な意図があったので、購入したのも上位のモデル。体重計ではなく、体組成計だ。体脂肪率やBMIといった基本的な測定項目に加えて、筋肉の質を評価する「筋質点数」といったものも表示してくれる。数字はアプリで管理。1日ごとの増減や1週間ごとの変化を見ていると自分の生活習慣と明らかに連動しているのがわかる。

 

●結

その結果というわけでもないのだが、今年の健康診断はオールA。とはいっても、虫歯ができたり、抜け毛が酷かったり、あちこちガタがきているので、より全般的なコンディションアップを目指したい。なお、冒頭で所有してないものの代表格としてカーテンを挙げたが、それはまたの機会にでも。通称「カーテンコール」と呼ばれるイジりエピソードを交えながらお届けしたい。

 

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メルカリで300円〜500円で取引される、メゾンカカオの「空き箱」が小物入れにちょうど良い【愛用品コラム94】

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【#愛用品 94:メゾンカカオの「ボックス」】

●起

今回は、愛用品シリーズで初めて売られていないものを取り上げたい。正確に言うと、商品が入っていた空き箱である。

 

●承

メゾンカカオの空き箱はちょっとした小物入れとして素晴らしい木箱だ。甘すぎず、アートを感じられて、無機質でごちゃごちゃになりがちな洗面台の棚にインテリアらしさが収納される。入っているのは、常備薬だけど。

 

●転

今回投稿したのは、確か、期間限定で通常モデルとは違うボックス。妻の後輩からいただいた。メゾンカカオは我が家ではまず、冷凍庫に入ってもらう。カッチカチに凍ってもらい、キッチンに冷えた状態でいただく。ボックスの下側に記された「CHOCOLATE THAT ENRICHES YOUR LIFE」は伊達じゃない。舌と脳と人生が豊になる。

 

●結

ちなみに、我が家ではメゾンカカオ以外にもいくつかのスイーツブランドの空き箱が活躍中だ。今僕の手元にあるのは、ラデュレの箱。横浜限定ボックスで、氷川丸やランドマークタワーのイラストがある。またしても入っているのは、常備薬。もう少し中身も華やかなものを検討したい。

 

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偏見ですが、ガジェット好きなら「透明な急須」も好きなはずですよ【愛用品コラム93】

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【#愛用品 93:煎茶堂東京「透明急須」】

●起

偏見が含まれるかもしれないが、いわゆる「モノ」好きはスケルトンモデルが好きである。スケルトンモデルとは外装部に透明な樹脂を使って中の機構が見えるようにしたもので、多くは内部構造を解説するために用意する。たまに、限定品として発売されることがある。似たようなものにカットモデルがあるが、こちらは断面が見えるようにしたもの。どちらにしろ、中身を見るのが好きなのだ。

 

●承

メカニカルな製品でもなければ、スケルトンモデルでもないが、煎茶堂東京の「透明急須」もまた、中身が見える一品だ。別に中身が見える急須自体は珍しいものではない。ただ、このデザインと、使っているのが耐熱ガラスでなく樹脂なのに惚れて即買い。勤務の合間のティータイムを盛り上げてくれる。

 

●転

急須は収納に困ることが多い。棚の上の空間が空いてしまうし、取っ手と注ぎ口が場所をとってなかなかハマる置き場所を見つけられない。この透明急須は重ねられる形状でお皿感覚で使うことが可能。お皿感覚なので、とにかく洗いやすい。ブラシを突っ込んでゴシゴシという作業もいらないので。

 

●結

まだある。極厚の樹脂をつかっているから火傷の心配がないし、落として割れてしまうリスクもない。そして何より、中身が見えるのが嬉しい。茶葉がほぐれていく様子を見られるのは、ある種のエンターテイメント(天面は蒸気で水滴がつくので横からのアングルが◎)。価格は自分で使うにも、ちょっとした贈り物にも良い。いいことづくめだ。

 

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革靴の「沼」にハマりたくなるコルドヌリ・アングレーズの「シューツリー」【愛用品コラム92】

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【#愛用品 92:コルドヌリ・アングレーズの「シューツリー」】

●起

シューキーパーは好きなアイテムのひとつだ。理由はこう。モノというのは、往々にして使っているときよりも使ってない時間のほうが長い。そんななか、シューツリーは単に保管するのではなく、着用しているのとかなり近い状態になる。そうした運用をするアイテムはそう多くはないと思っている。例えば、ハンガーも使っていない時間を過ごすアイテムだが、着用している状態からはやや遠い。

 

●承

ある意味、本人に代わって、使っている時間を過ごしてくれる存在。シューズ側から見ると主人はシューキーパーであり、自分はイレギュラーな存在かもしれない。そういう妄想というか、考えが広がっていく点で好きなのだ。同時に、自分の足の分身になるのだから、シューキーパー選びは大事。前置きが長くなったが、ずっと使っているのが、コルドヌリ・アングレーズのシューツリーである。

 

●転

ルドヌリ・アングレーズの魅力は「矛盾」にある気がしている。純正品ではないのに純正品のように、吸い付くようにするりと収まる。厳選されたブナ材を使って堅牢な作りなのに、靴に無駄なテンションがかからず革がリラックスしているように見える。誰の足でもないのに、誰の足にでもなるーーターミネーターで言えばT-1000みたいな感覚。または、狐に化かされているような気分。

 

●結

革靴とシューメンテナンスの世界は奥が深い。沼、沼、沼。相性の良いシューツリーを探究する人のブログを見ると、入り口にすら立っていないことを実感する。なお、同ブランドは「保管用シューツリー専業メーカー」を掲げていて、その肩書きの重厚さも好き(厳密にはシューホーンなども出している)。

 

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殺伐としたバトロワで信頼できるフレンドとアストロゲーミング「ASTRO A40 TR」の話【愛用品コラム91】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 91:アストロゲーミング「ASTRO A40 TR」】

●起

「あー、あー、聞こえます?」

まるで別の星から救難信号を発信しているようにボイスチャットに入ってくるゲーム友達がいる。名前をハンゾーという。

「…こえるよ。…っけー」

こっちは僕。使っているアストロゲーミング「ASTRO A40 TR」は、個人的には最高の音質だと思っているのだが、ゲーム友達に言わせると、マイク音の文頭が途切れるらしい。お互い宇宙空間を彷徨いすぎてしまったようなチャットが毎度繰り広げられる。

 

●承

「宇宙」を引き合いに出したが、そこまで誇張ではない。チーム戦でランダムで一緒になる野良メンバーは、ヤバい奴がいる。暴言を吐くやつ、超個人プレイをするやつ、雑音が酷いやつ。宇宙人かっていうぐらい、コミュニケーションが取れないことは普通だ。ハンゾーとは野良で知り合ったが、野良で言語が通じて、意思疎通ができて、信頼ができて、そして友達になれるっていうのは、宇宙空間で誰かと出会うぐらい稀有な気がしている。

 

●転

ゲームプレイするときに大切なのは信頼だ。上で挙げたように人への信頼はもちろんだが、デバイスへの信頼もまた。A40は、アンプの「MIXAMP PRO TR」と併せてFortniteで長く使っているデバイスであり、信頼が裏切られたことはない。足音やグライダー音、銃声などの方向や距離感が掴めるのはもちろん、個人的に気に入ってるのは、音量をさして上げなくても、これらの音が認識できること。音量が小さくても音が溶けないから、耳への負担が少ない。本体がやや重いというレビューもあるが、あまり気になったことはない。

 

●結

挨拶が済むとハンゾーは最小限しか喋らない。たまに、教習所の話をしてくれる。たまに、心霊スポット巡りをしている話をしてくれる。ごくたまに、今狙っている女の子の話をしてくれる。自分の年齢が今の半分だったころの話題だ。アストロゲーミングのアストロとは「星」「天体」の意味だが、宇宙空間を超えるだけでなく、時空を超えた感覚を味わいながら今日もキャリーしてもらっている。

 

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カバンの中でもカメラが迷子にならないストラップ「chocotto STRAP」でカメラ愛爆上げ【愛用品コラム90】

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【#愛用品 90:new trip「chocotto STRAP」】

●起

コンセプトは、チョコット使いが多いカメラユーザーのためのストラップ。僕みたいに外出時、思いつきでカメラを持ち歩く人にとっては最適なストラップだ。このストラップが輝くのは、バッグから取り出すときと保管するとき。それについて今回は語っていこう。

 

●承

本製品は、ベルトの表生地にCORDURA500D、裏地にCORDURA1000Dを使っていて、「タフに扱ってね」と言っている。本体やレンズは丁寧に扱うべきなので、ガシガシ使いすぎるのは注意だが、バッグに手を入れたときに当たるCORDURAの固さが心地よい。ショルダーにしろリュックにしろ、固さだけを目指して手を伸ばせばいい。例えるなら、ドラえもんが四次元ポケットをガサゴソして、行きあたっときのあの感覚だ、きっと。

 

●転

バッグから取り出す以外に、保存時にもこの長さはちょうどいい。僕の一眼はリビング横の棚が置き場で、インテリア的な保管方法をとっているのだが、通常のストラップだと帯が長くてごちゃつく。本製品はストラップの色合いも相まって、カメラの存在を立たせて、カメラがある日常を演出してくれるのだ。

 

●結

ちなみに、金属パーツは不使用で、カメラを傷つけることはない。ただ、カメラ本体のストラップ装着部が丸穴タイプ用に、三角リングがついたオプションも用意。この三角リングは金属製だが保護カバー付き。この細部へのこだわりは、作り手のカメラが愛が伝わってきて、こちらのカメラ愛も育んでくれる。

 

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「ルアー」のようで巻き取る動作と音がクセになるメジャー【愛用品コラム89】

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【#愛用品 89:「リールメジャリングテープ」】

●起

家の中を勝手に彷徨う日用品・雑貨というのがある。例えば、リモコンや、爪切りや、体温計や、毛抜きや、備蓄用乾電池や、スリッパやetc……彷徨うとか何とか言ってるが、片付けができていない自分のせいなのだが。

 

●承

メジャーもそのひとつである。日常生活においてメジャーを使って長さを測る行為は、正確さが求められる作業をしているときだ。家具や家電を買うときに置けるか確認する。粗大ゴミを捨てるときに規定のどのサイズに該当するか調べるなど、間違えると後悔したり、迷惑をかけたりすることになる。そしてメジャーもまた、使いたいときに大体ない。

 

だったら、分母を増やせばいいじゃない?というズレた発想で買ったのがこのメジャーだ。メジャーの母数が増えれば、元の場所になくても出会える可能性は上がる。「ギミックの効いたやつないかな?」ぐらいの気持ちで購入したが、いい意味で裏切られた。

 

●転

本商品、ブランド名からわかるように釣りのリールを模したアイテムだ。引き出したメジャー部を巻き取るときは、よくあるボタンを押すと自動的に巻いてくれるタイプではなく、本物のルアーのようにグルグルと巻いていく。この巻き取り音が気持ちいい。「カチカチカチ」と金属の小気味の良い音が奏でられてずっと巻き取りたくなる気分になる。

 

●結

使い勝手だけを考えれば、ボタン式のほうが圧倒的にラクだ。ただ、これは測るという行為を楽しくしてくれる。特に、家具や家電を買うときは巻く回数が多いほど、大物を買おうとしていることになり、気分がアガる。粗大ゴミを捨てるときは巻きながら「お疲れ様でした」と労いの時間になる。

 

ちなみに、2機体制になってからはまだ、彷徨う事象は発生していない。気に入ったアイテムを見つけたから片付けようという意識が働いているのか、2個あると保管するスペースが明確に決まるから元に戻すのが習慣になるのか。ただ、このロジックに則れば、彷徨う日用品や雑貨は2個持ちが日々の生活のイライラを解消することになるかもしれない。

 

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我が家のテレワークを決定的に変えたアンダー8000円の「折り畳み式デスク」【愛用品コラム88】

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【#愛用品 88:カウネット「リビングワークデスク」】

●起

我が家は引き続き、夫婦ともにテレワークだ。この春までは、リビングでダイニングテーブルに向かい合って仕事していたが、やはり、オンライン会議がかぶったりと「在宅勤務あるある」に陥っていた。が、このデスクを導入して革命的に環境が変わった。

 

●承

「リビングワークデスク」は折り畳みタイプのデスクだ。畳んだときの奥行きは8センチと、段ボールを数枚立てかけているような厚み。うちの廊下にジャストすぎるサイズ。作りがしっかりしていて、安普請のデスクにあるガタ付きもなくて極めて快適だ。

 

●転

廊下に設置する最大のメリットは、集中力を削ぐものが一切ないこと。まわりは壁。しかも、白。適度な包まれ空間で安心感が得られて、リビングにいると飛び込んでくる誘惑がない。自宅に「精神と時の部屋」ができた感覚だ。ちなみに、間取りで言うと、すぐ後ろにトイレがあるので、誇張なく1日の歩数が100歩程度という日も珍しくない。

↑価格は税抜で7980円

 

●結

と、いかにも僕が活用しているような口ぶりだが、使用しているのはほぼ妻だ。僕が「自宅内散歩」しながらアイデアを固めるタイプで、妻は貝のように閉じ籠もって突き詰めるタイプ。違う仕事のアプローチもひとつ屋根の下で実現できるのだから、秀逸なプロダクトは面白い。まだまだ快適なテレワークを追い求める日々は続く。

 

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健康な手首のありがたみを失ってから気づきたくないから使っている優秀な「手首保護サポーター」【愛用品コラム87】

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【#愛用品 87:「GMON」】

●起

手首は、身体の中でも酷使はされているが、ぶっ壊れるまで顧みられることが少ない部位だと思っている。自分を振り返っても、日中はキーボード&マウスで反復運動を繰り返し、夜はゲーム漬けで再び反復運動。その間も、スマホやタブレットで負荷をかけ続けており、1日18時間は手首に負荷がかかっている。健康な手首のありがたみを失ってみてから気づきたくないということで買ったのが、この手首保護サポーターだ。

 

●承

このGMONに限った話ではないが、サポーターは付ければ「ギュッ」と自分が凝縮されたようで、自分の中に芯ができる感触を味わえる。さらにGMONの場合、親指に引っ掛けてから手首に巻きつけるので、このギュッ感をより確保することが可能。自分の密度感が上がったような感覚が頼もしい。

 

●転

装着の有無をイメージするなら、「椅子の上に立つ」を思い浮かべるとわかりやすい。サポーターなしで乗ると、椅子がグラグラして身体もグラグラしてしょうがない。一方、サポーターありは椅子がしっかりと固定されているような感覚。椅子の上に乗った身体もバランスを崩すことがない。さらに言うなら、前者はバランスをとるために、別の力を使っている感じがして、それがさらに疲れにつながる印象。疲労の連鎖を止めてくれる。

 

●結

ちなみに、これを付けてゲームするとエイムが良くなった気がする。が、根本的な実力が足りないのでどうしようもない。サポーター云々ではなく努力が必要だ。ただ、ポンコツな試合をしたときに巻き直すと、気合が入る。つまり、「手首のハチマキ」的な効果をもらっている。日中テレワークで、気分が引き締まらない人にぜひおすすめしたい一品だ。

 

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「BALMUDAのトースター」には優れたプロダクトが持つ資質が完璧にある【愛用品コラム86】

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【#愛用品 86:BALMUDA「BALMUDA The Toaster」】

●起

素晴らしいデバイスや家電が持つ共通の資質として「忘却」があると考えている。それまでのことをきれいさっぱり忘れさせてくれる。携帯電話が普及してからは、それまでどうやって待ち合わせしてたっけ?とか、パソコンが普及してからは、それまでどうやって仕事してたんだっけ?とかの系統の話だ。

 

●承

BALMUDA The Toasterもしっかりとその要素はあって、それまでパンってどうやって食べてたっけ?となる。もちろん、トースターで焼いていただろうし、グリルで焼いていた気もするし、そもそもトースターを持っていなかった人も一定数いたのではないかって。なんか色々忘れてしまって、ただ、今眼の前にあるのは、美味しいパンだけである。

 

●転

さて、BALMUDA The Toasterは植物を育てるような感覚に陥ることがある。それはもうわかりやすく、本体上部から注ぐ水のためだ。専用カップに水を5ccほど入れる行為は、植物に水を与えるよう。実際に内部で行われているのは、厳密な熱管理と水分管理なので、全く関係ないのだが、パンを育てているような気分でいつも焼けるのを待っている。

 

●結

先日、BALMUDAは初のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」を発表した。BALMUDA The Toaster同様、熱管理と水分(注湯)管理を徹底した一品だ。開発6年、一旦は開発をストップしたというので、ストーリーも盛りだくさんそう(発売は10月上旬)。コーヒーも「忘却」させてくれるのか?それはコッテリレビューしたい。

 

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気づいたら、真夏のピークが去ってしまった2021年夏にあって良かった「蚊取り線香ケース」【愛用品コラム85】

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【#愛用品 85:アジアン工房「蚊取り線香ケース」】

●起

毎年、「若者のすべて」を聴きながら夏の終わりを感じるのが風物詩だったが、今年は流す前に、真夏のピークが去ってしまった。今年も命の危機を感じる暑い日があったのに、ピークはいつの間にか過ぎてしまった。

 

●承

我が家は電車の走行音と飛行機が飛行音がうるさく、窓は締め切ることが多い。よって、蚊取り線香の出番は限りなく少ないのだが、それでも夏を少しは感じたくて、あとはキャンプに行けるチャンスがあるなら、と夏前に買ったのがこの蚊取り線香ケースだ。この夏の出番はなかったが、今のところ、ベランダにインテリアとして置いてある。

 

●転

見た目からして涼しげで夏が隣に来て、蚊取り線香が浮いてるのも夏特有の「ふわふわさ」が感じられる。それがたとえ記号としての夏だったとしても、2021年の夏はあったのだと感じられるのが、何か尊い。小難しい言い回しだが、季語的なものが生活の中にあるだけで季節が回るのを感じられるのだ。

 

●結

なんて、能天気なことを言っているが、昨今のベランダ喫煙をはじめとしたニオイ問題で、特に集合住宅ではトラブルの火種になる可能性も感じている。無煙のリキッドタイプを使うことがより推奨されていくかなとも感じている。時代に合わせてアップデートしながら、迷惑はかからないようにつつ、来年の夏は、きちんと本製品を使いたい。

 

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「レゴの観葉植物」を部屋に置いたらとても良かった。季節の移ろいは感じにくいけど、時間の流れは感じる【愛用品コラム84】

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【#愛用品 コラム84:レゴ「ストレリチア」】

●起

今年、インスタをリブートして最初に投稿したのが「お花のサブスク」だった。コロナ生活になって、季節の移り変わりを感じにくくなった。そんなときにお花があると、日常の変化に気づけるきっかけになってくれるのでは?という内容だった。あれから8か月が経って、花のある生活は続いている。が、サブスクは一旦止めて、近所にあるいつもお世話になっている生花店で購入することが多い。

 

●承

そんなときにレゴから発売されたのが、このストレリチアだ。ボタニカルコレクションと呼ばれるシリーズに属しており、ブーケや盆栽などの商品がラインナップ。本作はその最新作だ。ストレリチアは観葉植物の一種で、「極楽鳥花」とも呼ばれている。リアルな植物ではなく、レゴの植物を日常に採り入れるとどうなるかを試してみたくて購入した。

 

●転

果たしてどうだったかというと、まず、レゴなので自分で作るなかで愛着が芽生えてくる。それは、実際の花や植物を育てるのとはまた違うものだけど、説明書を見ながら一心不乱に組み立てていく工程は、自分を無にできる充実した時間が流れていた。

 

完成して部屋に並べると、やはり緑のある生活はいい。我が家のリビングには緑色のものがほぼない。生花でなくても、グリーンがあるだけで部屋の映え方はガラリと変わる。

 

●結

では、生活を続けるとどうなったか。水やりをしたり、陽の当たる場所に移動させたりする必要がないので、正直、存在を忘れてしまいがちだ。ただ、仕事が捗らず部屋をウロウロしているとたまに目に飛び込んで、ホコリが溜まっていることに気づく。ホコリを落とすときに、少しずつ日常の何かが堆積しているのを感じられる。

 

生花とは違って季節の移り変わりを体感できるわけではないが、時間は流れている感触は得られる。「前回ホコリを掃除したのはいつだっけ?」と思い返して、過ぎ去った時間の多さに衝撃を受ける。これはこれまでなかった体験であり、本製品だから感じられるポイント。採り入れて良かったと思っている。

 

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「カメラのお布団」で一眼を眠らせない生活を手に入れた【愛用品コラム82】

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【#愛用品 コラム83:_go(アンドゴー)square 長方形タイプ】

●起

いつものようにインスタを見ていたら表示されて、良さそうだなと思って購入したアイテムだ。「カメラのお布団」と呼んでいる。

 

●承

カメラをきちんと保管するなら防湿庫に入れるべきだし、落下のリスクを考えるとクッション性に優れたケースに収納すべきだけど、僕の今使っているG100のようなカメラは、気軽に置いておきたい。いつでも持ち出せるようにしたいカメラなので、こういったケースに入れるのもありだと思っている。

 

●転

このケースに入れると、愛機に人格が出てくる。写真のようにチラッと顔を出しているような仕草は布団を頭からかぶっているような姿にも見えるし、外に出て写真を撮ろうよと誘っているようにも見える。ロゴを隠すと完全におやすみモードのような見栄えに。といった形で、愛着がどんどん増してくるのだ。

●結

完全に覆い隠さないメリットはほかにもある。重厚なケースに入れて保管してしまうと、日常から姿を消してしまう。姿を消してしまうと、本当に用事があるときにしか使わなくなる。机や棚に置いておいて視界に入ると、出かける時に持っていこうかなという気分になる。ゆるゆると撮影を楽しみしたい人にはうってつけ。なお、本製品はカメラケースとして使う以外にもケーブル収納としても有能。買い足してもいいかなと考えている最中だ。

 

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在宅勤務者には「ポモロード・テクニック」と家事の組み合わせが◎【愛用品コラム81】

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【#愛用品 81:TickTime】

●起

在宅勤務でルーティンになったことのひとつに平日の洗濯がある。仕事が捗らないときには、洗濯機をまわす。洗濯物を寝かせてイヤなニオイをつけたくないので、すぐ干せるようにタスクをこなすべく、洗濯が完了する35分間は集中する。そして、10分間で洗濯物をすぐ干す。この流れを採り入れると、適度に追い詰められて仕事が捗って、自分は短時間で区切りをつけるほうが、性にあっていると気づいた。というところから、導入しているのがポモロード・テクニックだ。

 

●承

ポモロード・テクニック(ポモロード・メソッド)とは、フランチェスコ・シリロが発案した時間管理術で、25分作業したら5分休むサイクルを繰り返すというもの。細かいやり方は割愛するが、短時間の作業と短時間の休憩を採り入れることで、高い集中力でタスクを処理していくことを目指す。僕の場合は、この5分を簡単な家事に充てることが多い。

 

●転

TickTimeはポモロード・テクニックはもちろん、より細かい時間管理術ができる。側面にある「3/5/10/15/25/30」(それぞれ「分」を意味する)の面を上にして横に倒せば、カウントダウンが開始される。横に倒すだけ、というのが超簡単。個人的には、その時間は頑張ろうという「やる気スイッチ的」に使うことが多い。とりあえずと思っていても、ある程度やり出すと調子が出てきて、いくらでも仕事ができそうな感覚になる。ランナーズハイならぬワーカーズハイみたいな。

 

●結

また、オンライン飲み会でグダるのを避けるために使うのも手。オンライン飲み会ってグダリながらやるものでしょといえば、まさにそうなのだが、話題転換をするのに便利だ。飲み会の終わりを作りやすくもある。あとは、タスクが多すぎて優先順位もつけづらいとき、適当に転がして出た時間(数字)内でこなせるものから、片付けていく。仕掛け自体はシンプルなガジェットだが、使う側の想像力が試される点で、奥深いアイテムだと思う。

 

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「PS5」と5か月過ごして起こった2つの些細な変化【愛用品コラム80】

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【#愛用品 80:SIE「PlayStation 5」】

●起

3月にタイアップでPS5と有機ELブラビアでどう生活が変わったかを、スペックにも触れつつ語った。そのときの原稿を要約すると「外出できない時代に、違う世界へと連れていってくれる、新しい窓」というものだ。その後、5か月が経過して、PS5との生活はどうなっているかについて触れたい。

 

●承

僕はメインでプレイするタイトルがフォートナイトなうえ、PS4では背面ボタン付きコントローラーを使って操作をしていたため、PS5の純正コントローラーに慣れきれず、逆に最近、キーボード&マウスデビューをした。きっと慣れてくるころには、背面ボタン付きコントローラーが出てきて、また慣れるのに膨大な時間がかかりそうな気がしたからだ。

 

PS5は直挿しでキーボードとマウスで操作が可能。フォートナイトでは、実力が完全に伸び悩んでいたこともあり、何か新しいことにチャレンジしたいという意図もあった。

 

●転

で、これまでパッド(コントローラー)勢だったので、キーマウのへっぽこさと言ったら酷い。移動も満足にできない、もちろん、建築はもっとできない。動作ごとに立ち止まる。通常モードにすら出かけられないレベル。

 

では、心が萎えたかというと、そうでもない。過去に戻った気分で、全てが新鮮だ。キーボードやマウス設定を、紹介サイトを見たりプロゲーマーの解説を見たりでせっせと吸収している。操作面は完全にニューゲームだけど、中身は知ってるから「ちょっとだけ強くてニューゲーム」みたいな感覚も面白い。

 

●結

それに伴い、ガジェット欲もモリモリしている。というのも、PS5対応のキーボードやマウスはメーカーサイトで対応・非対応を明らかにしていないケースがあって、わかりづらい。その場合はAmazonのレビューみたり、価格コムのクチコミをみたり、地道にリサーチ。

 

ちなみに、ゲーム周辺機器紹介ブログでロジクールのG913がよく紹介されているが、自分のG913では接続できなかった。設定も膨大なので自分のミスの可能性もあり、日々トライ&エラー。そんなこんなで、ケーブルとガジェットにまみれた生活を送っている。

 

そんなことをやるなら、ゲーミングPCを買ったほうが、安心だしラクだし、もっとフレームレートも出るよ。というのは正しいけど、ゲーミングPCは自宅の間取り的に無理があって、今の環境で試行錯誤したい。

 

●おまけ

改めて、「世界広がったなぁ」というのがPS5の感想。買った当初は「映像表現の美しさ」で世界広がったな、半年近く経って「周辺機器の拡張」で世界広がったな、である。引き続き品薄が続くが、手に入れた暁には、何かしらの沼に入り浸らせてくれるはずだ。

 

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正論を並べるより「舌を出す」ほうが難しいことを忘れないためのポーチ【愛用品コラム79】

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【#愛用品 79:アニヤ・ハインドマーチのポーチ】

●起

以前、マリメッコをプレゼントしてくれた友人が妻に贈ってくれたポーチだ。このおどけた表情が最高にかわいいが、値段は最高にかわいくない(頂きものの価格の話をするのはマナー違反だが、これだけは言いたい)。妻もポーチとして使うよりというよりは、インテリアとして愛用している。リビングの棚が定位置で、僕のオンライン会議の背景にチラッと映っている。ゆるキャラ的存在だ。

 

●承

ということぐらいしか書くことがないのだが、僕たち夫婦の理想とするアイテムであることに触れたい。40も近くなると、いかに力を抜けるかが大事になる。もっと直接的に言うなら、いかにバカになれるかが大事だ。毎日、ロジックを組み立て、正論を並べて、ポジショントークしててもしょうがなくない?っていう。舌を出して、くだらないことをやることのほうが難しくない?っていう。

 

●転

要は、ユーモアを忘れずに、だ。そして、こういう大切なことは娘にも伝えていかなければならない。時にはハメを外せと。結果、キティちゃんのポップコーン自販機のモノマネや、アンパンマンの飲み物自販機のモノマネをしたり、鼻声でギャル口調で会話したりするのが娘への日常コミュニケーションになっている。「できたてのポップコーンはいかが?」「ボク、アンパンマン!みんな〜元気?」「ャバくな〜ぃ?」などなど。

 

●結

ハメを外せからの飛躍とか、やばいのはお前だっていうのは置いておきたい。とりあえず、我が家の態度を象徴するのが、このポーチだ。ちなみに、山田家言語で言うと、体調が悪かったり、どこかを痛めたりした家族を気遣う時の第一声は「弱点はどこ〜?」だ。

 

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超絶キャンプで映えて、しかも疲れない「新時代のもんぺ」見つけました【愛用品コラム78】

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【#愛用品 78:うなぎの寝床「いろはもんぺ ネーブルオレンジ」】

●起

アウトドアの服装はド派手に行くタイプだ。カラフルなスニーカーやサコッシュ、蛍光色のTシャツーーいつもは白シャツに紺のボトムスなので、普段できない格好をしたい。で、満足いっていなかったのがパンツだ。

 

●承

見て欲しい、この色を。太陽を思わせる明るいオレンジがグラデーションを奏でていて、大自然の緑との対比が美しい。ちょっとしたワークショップのある施設では、キャンパーの目線を釘付けのはずだ。ちなみに、いかにもキャンプ場で穿いたような口ぶりで語ったが、アウトドアデビューは今秋の予定だ。

 

●転

このもんぺを買ったのは、単に色だけではない。その背景に膨大なストーリーと技術が注ぎ込まれているからだ。本商品は、その名の通り「もんぺ」。福岡県八女市で作られ、この土地は久留米絣で有名。久留米絣は技法がふんだんで、解説動画を見るとまさに職人芸ともいうべき世界が広がっている。

 

「うなぎの寝床」はもんぺを「日本のジーンズ」と再定義し、日常着として広げていくビジョンを掲げていて、こちらもまたワクワクしてしまう。なお、ポケットは後ろではなく前、膝の部分には布が重ねられていて耐久性も高められている。見どころ満載すぎ。

 

●結

いまのところは部屋着として活躍中のもんぺ。とにかく軽い。パンツで軽いってそんなに気になる?と思いがちだが、穿いてみると全然違う。部屋着として使ってこれほど軽さを感じられるなら、アウトドアで歩いたり、立ったり座ったり、作業したりするなら、疲労度が如実に違うはず。アウトドアは帰りのクルマの運転が辛いので、疲労が減るなら大歓迎。キャンプで使う日が楽しみで仕方ない。

 

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持ち物がパズルのようにハマる。ワンダーバゲージのバッグはメンタルにもプラス【愛用品コラム77】

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【#愛用品 77:WONDER BAGGAGE「GOODMANS MG BUSINESS BAG」】

●起

オーソドックスなブリーフケースだ。価格は税抜アンダー3万円ながら、使用素材はタフスペック。「コスパ高の機能性ビジネスバッグ」という位置付けがしっくりくる。

 

普段はリュック生活の自分にとって、このバッグを使う場面は非日常的なシーンだ。取材先が固い会社だったり、ドレスコード的なものを求められる発表会など、よそ行き用。

 

●承

ジャンルの違うバッグを使い回すことはデトックス効果があると考えている。いつもヘビロテしているリュック。使っているうちに、ペンケースからこぼれ落ちたペンが底部にあったり、ラフに突っ込んだままのレシートが残っていたり、ノイズを背負っている。

 

リュックからこのバッグに移し替えるときに、普段溜まった余分なものが整理される。この、浚渫船のようなムーブが気持ち良い。

 

●転

本プロダクトで好きなのは、自分の持ち物とバッグの収納サイズがぴったりな点だ。外側表面にある収納にはiPad miniが、もうひとつのポケットには名刺ケースが入り、内部のスリーブにはノートPCが、メイン部には書類やらヘッドホンやらがすべてジャストで収まる。

 

さらには、キーケースと財布が、内側の小ポケットにピッタリとイン。パズルのピースを埋めるように吸い込まれていく。これもまた気持ち良い。

 

●結

なんというか、ジャストサイズのスーツやジャケットをまとったときの、身体と衣服の絶妙な一体感。あれが、このバッグで味わえる。よそ行きの日に、心も持ち物も引き締まる感覚。ここから生まれる余裕は決戦前のメンタルに良い作用を及ぼしてくれる。

 

●おまけ

ちなみに本商品、だいぶ前に買ったので、現行品では細部が進化している。ハンドル部が丸持ち手になっていて手に負担がかからないし、チャック開口部がサイドギリギリまで広げられて出し入れがしやすいなど。短い人生、選べるバッグは限られているが、次も同じものを買いたいと思える逸品だ。

 

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「キーンのサンダル」を買ったらドミノ式に生活が回り始めた話【愛用品コラム76】

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【#愛用品 76:キーン「ニューポートレトロ LTD×GARCIA」】

●起

気軽に履けるサンダルを買った。一眼を持って写真や動画を撮りに出かけるようになった。フォトショップやプレミアプロの操作が少しだけ上達した。カメラマンさんや動画編集者さんの労力の一端が掴めた。もう少し近しい言語で話せるようになった。もっと色々なことができそうな期待感に包まれている。

 

●承

キーンのニューポートを購入して起こったピタゴラスイッチである。ブラビアやルームフレグランスを紹介したときも触れたが、何か新しいモノを採り入れると、生活がドミノ倒しのように変化していく。ニューポートはサンダルだけど、物理的に移動できるだけでなく、今までとは違う場所(ステージ)に行ける、そんな変化をもたらしてくれている。

 

●転

とはいえ、新しいモノなら何でもよいわけではない。その変化を支えるものは何かというと、やっぱり本質的性能。ニューポートでいえば、履き心地と歩き心地である。

 

キーンのサンダルは全般的にフィット感が高い。特にかかとのある商品だと、「この商品の着用感はきつめです。0.5cm大きめをお勧めいたします」という文言が商品ページにある。それだけに、サンダルとは思えない、身体との一体感が生まれて、歩き疲れない。一方で、足元は涼しく熱がこもらない。

 

●結

本モデルは1000足限定。限定商品というのに惹かれて購入した部分はあるが、華やかなデザインも好きだ。というのは、この夏もリゾートとの関わりが薄いまま過ぎてしまいそうで、日常にリゾートを採り入れるのは大事だと思うから。そして、もう少し自由な世界になったら、大自然をこれで駆け抜けたい。なお、本モデルはほぼ完売してしまったが通常ラインのモデルでも華やかなカラーリングのものがあるので、そちらもおすすめだ。

 

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長風呂できない派がもう少し湯船に浸かりたくなる入浴剤「アユーラ」【愛用品コラム75】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 75:アユーラ「メディテーションバス」】

●起

先日、元浦和レッズそして元サッカー日本代表で、現在は腸内の分析事業を行なっている鈴木啓太さんを取材した。こちらの無茶振りにも気さくにお応えしてくれて、そして絵になる。素晴らしい取材時間。その際に、ちょっとしたエピソードを聞くことができた。

 

●承

鈴木さんは長風呂派ではないのだが、炭酸水を風呂場に持っていくという。長風呂しないのに飲み物?と思ったが、その意図は、あえて炭酸水を持ち込んで、自分を長風呂モードに形から追い込むというもの。湯船に浸かって飲んだり、バスタブの縁に座って飲んだりと、気分転換のツールになっているそうだ。

 

●転

まったく次元が違うのだが、それで思い出したのが、我が家に常設してあるアユーラである。僕も長風呂派ではなく、持ち込む本に集中できないとすぐに上がってしまう。

 

でも、在宅勤務になって数少ないプライベートな空間である風呂場を有効活用したい。そういうときにアユーラが活躍する。入浴剤としての価格は高くはないが決して安くもないから、すぐに上がらないにようにプレッシャー代わりになる。しかも、入浴時に入れるのではなく、ちょっと浸かってから入れるのがポイント。もったいない感が増して、もう少し浸かろうという気分になる(セコい)。

 

●結

まあ僕の話は、なんともスケール小さいが、実際、アユーラを使うとお風呂場全体に良い香りが舞ってリラックスできる。ゆったりと長く入っていたくなる気持ちになるし、カラダもココロも整って、明日への英気が養われる。ということで、今日からは炭酸水も持ち込んでみようと思う。これで完璧だ。

 

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脳が眠るという枕。3か月使ってみた感想【愛用品コラム74】

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【#愛用品 74:ブレインスリープ「ブレインスリープピロー」】

●起

これは何なんだ?と思うかもしれないが、枕だ。先日、超快適パジャマを紹介したが、BAKUNEが予想を裏切る良さで、一気にマインドが「寝る道具」探しに。あちこちでめっちゃ売れてる!というのを見て購入してみたのが、このブレインスリープだ。

 

●承

このピロー、見ての通り通気性抜群で頭に熱がこもらないような構造だ。脳の温度が下がることで、睡眠の質が上がるという仕組み。実際にもう3か月ぐらい使っているが、確かに効果はありそうな気がしている。

 

効果があると言い切れないのは、睡眠なので個人の感想という面もあるが、BAKUNEは人肌の温度をキープすることで心地よい温もりが快眠を促すというもので、いわば逆。ただ、皮膚体温と深部温度はまた違う要素らしく、逆とも言えないかも。このあたりはまだ勉強中なので、取材活動を通してノウハウを蓄積してきたい。

 

●転

この商品、もうひとつ悩ましいのは、カバーをするかしないかというところ。カバーをしないほうが熱が溜まらないのだが、ワタクシ、寝相が悪いので朝起きたときに必ずといっていいほど顔に跡ができている。でも、カバーをしたら効果が薄まりそうで悩ましい。

 

●結

確実に言えるのは、だいぶ暑くなってきたこの季節には、ブレインスリープはとてもいい。寝返りを打つと枕内部の空気が押し出されて新しい空気が入る仕組み。頭や首周りに熱が溜まっていないのが実感できる。エアコンを最低限の温度に設定しても不快ではないので、副次的効果は大きい。この夏は、このピローで快適なシーズンを過ごせそうだ。

 

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新型じゃなくてLiteの話ですが、Nintendo Switchを「専用機」として遊ぶ贅沢感【愛用品コラム73】

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【#愛用品 コラム73:任天堂「Nintendo Switch Lite」】

●起

贅沢にはいくつかの種類がある。カルビを上カルビにしたり、SNKRSでスニーカーを衝動買いしたり。多くは、「ワンランク上」「非必需品の買い足し」に集約されると思う。

 

●承

集約されはするが、モノ視点で見たときに贅沢の形のひとつとして「専用機として使う」を提案したい。世の中のプロダクトは、複数の使い方ができるものが多い。最たる例が、スマホ。カメラにも音楽プレーヤーにも、映像視聴端末にもなる。それらの機能をスペックいっぱい使い倒すのは、ガジェット好きには至福の時間だ。一方で、その性能を全く使わない、「持て余す」という向き合い方もあると感じている。

 

●転

今回取り上げたSwitch Liteは、妻の愛用品だ。我が家では娘のものに続いて2台目。イエローカラーがひたすら美しい本モデルは、「あつ森専用機」として活躍中だ。Switchにはもちろん数多の名作があるが、あつ森しかやらない。

 

強調しておきたいのは、ディスっているわけではない。もったいないとも思っていない。プロダクトの使い方は本人の自由であり、自分がどう楽しむかが全て。さきほど、「持て余す」という言い方をしたが、それも不適切かもしれない。当人は持て余していると思っていないから。うだうだ言うよりも、自分の限られた時間を有意義にできた者勝ちだ。

 

●結

ただ、最近はカブも売り買いし尽くして、島の開発も一段落したのか、プレイしているところをあまり見ていない。平たく言うと、飽きたのだろう。でも、以前からFall GuysがSwitchで発売されたらやってみたいと言い続けているので、夏になれば再び稼働するはずだ。だから、正確に言えば、専用機というよりは「単一機」なのかもしれない。

 

ちなみに私の場合は、PS4が完全にフォートナイト専用機、PS5は最近娘のマイクラ専用機になっている。たぶん、どの人にも家にも専用機となっているプロダクトはあるはずで、そうした使い方は贅沢な付き合い方なだという視点で見てみたら、日々の生活の見え方も少しだけ変わるはずだ。

 

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編集長の2021上半期「自腹買いNo.1」は意外にもパジャマでした【愛用品コラム72】

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【#愛用品 72:TENTIAL「BAKUNE」】

●起

上半期も終わったので、今日は「ベストオブ買って良かったもの」をひとつ紹介したい。色々あって決めがたいので、「使用頻度が一番高かった」という視点でピックアップした。それがこのBAKUNEである。パジャマだ。メーカー的には「ウェルネスウェア」。その名の通りで、マジ爆寝である。

 

●承

相変わらず午前4時に寝て午前8時には起きる生活をしているが、熟睡できているからか着用前に比べて日中のパフォーマンスが下がらない。本製品、マクアケで応援購入したものの、1着しか注文しなかったので、毎日洗濯機で回して毎日着るサイクルを繰り返すこと度々。さらに、妻にたまに奪われて取り合いになるレベルで、もう1着買うべきだったと後悔している。

 

●転

爆睡を導く気持ちよさを表現すると、「暖かい」というよりは「温かい」。実際、繊維が蓄熱して「体温+1℃」を実現しているそうで、温かいから包まれているような感覚があり、安心にくるまれているような感想だ。ちなみに、睡眠の話なので主観の領域が広く、個人差も大きいということは断っておきたい。

 

●結

7月にもなったのに今も着ていて、何なら、週末の午後の昼下がりに着替えもせずにこの原稿を打っているぐらい気持ちいい。とはいえ、そろそろ暑さの限界に到達しそうなので、より生地を薄めたサマーバージョンの購入を考えている。今年上半期はマットレスを導入したり、脳が眠るという枕も導入したが、実感値として一番効果を体感できたのが本製品。さきほども述べたが睡眠関連プロダクトなので、効果は個人的感想。ただ、眠りにこだわりたい人はぜひ試してほしい。

 

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とあるフレグランスランプが我が家の「ピラゴラスイッチ」的存在!なんで?【愛用品コラム71】

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【#愛用品 71:アシュレイ&バーウッド「フレグランスランプ」】

●起

3年ほど前に二子玉川の蔦屋家電で、一目惚れしたアイテムだ。我が家は撮影に使われることが度々あるので、来客用に自宅臭をかき消すためのおもてなし用途で活用中だ。

 

●承

この商品、90分で空気中のハウスダストやダニ類を99.9%除去、180分で食べ物のニオイを68%消臭する効果があるというので、来客の2時間前に薫くのがルーティン(実際の効果についてはここで触れない)。

 

面白いのはこれに火を着けると、そこからドミノ倒し効果を発揮すること。掃除機をかける、洗濯機や浴室乾燥をかける、食洗機をかけるーー部屋の音が増えて、流している音楽のボリュームが少し上がって、会話の声も少し大きくなって、きちんとした生活をしている感が出てくるのだ。賑やかな家の起爆剤。我が家の「ピラゴラスイッチ」的存在だ。

 

●転

このフレグランスランプ、専用オイルが30種類近くあり、選ぶ楽しみもある。現在、我が家ではホワイトティーとジャスミン&ダムソンの2種類をローテ中。しかも、単独で使うだけでなく、混ぜて使うこともできる。

 

かつて、FF5に薬師というジョブがあったが、まさにその感覚で気分は調合師。毎度、違う香りと出会える一期一会も楽しい。ちなみに、毎回の香りの違いまで嗅ぎ分ける嗅覚がないのが残念なのだが、それでも気分はアガる。

 

●結

本体はモザイクガラスで職人による手作り。オイルだけでなく、見た目も唯一無二なのだ。オンリーワンのアイテムを持つことは、自分までオンリーワンになった気分になれるから気持ちいい。気分だけでも味わえるのは尊い。

 

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ヘリノックスのチェア、編集者視点で見る「軽い」以外のヘビロテ理由【愛用品コラム70】

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【愛用品70 ヘリノックス「チェアワン」】

●起

借りパクとまではいかないが、人から借りっぱなしのアイテムがひとつやふたつ、あるのではないだろうか。我が家にもある。それが本日紹介するヘリノックスのチェアワンだ。

 

●承

半年、いや最近では年に1回会うぐらいの友人夫婦から借りっぱなし。2人が結婚前から借りているから随分長い。大切にお預かりしている感覚はあるのだが、結構使っている。ベランダに設置したり、撮影の小道具として使ったり。とにかく使い勝手がいいのだ。

 

●転

このプロダクトの最大の価値は、やはりその軽さにある。子どもや女性が片手で軽々と持てる重量。キャンプやBBQで椅子を設置すると、その場所から動かなくなってしまう現象がよく起こる。せっかく自然溢れる中にやってきたのに、テーブル側ばかりの内向きになるのはもったいない。自由に椅子を動かして、キャンプサイトの外を向いたり、移動して風の香りを感じたり。ヘビー級のチェアではできないムーブができるのが素晴らしい。

 

●結

冒頭で「撮影で」と触れたが、チェアワンはワンエッセンスを加える際にちょうどいいのだ。肘掛けがないし、細身で大きすぎないから目立ちすぎないけど、アウトドア感はアピールできる。位置を決めるときにもラクに動かせる。収納するときは解体して2Lのペットボトルサイズになるから持ち運びも容易。

 

友人夫婦にこれまでも返そうと思えば、いくらでも返すチャンスはあったと思うが、なかなか腰のほうは重い。次、一緒にキャンプに行くときは、結婚祝いとして新しいものを2脚お贈りしたいと考えている。

 

 

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「う゛う゛う゛」が気持ち良すぎるヤーマン「メディリフト プラス」の美容家電を超えた魅力【愛用品コラム69】

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【#愛用品 69:ヤーマン「メディリフト プラス」】

●起

2つ前の投稿で、ジェットウォッシャーで「口の中が持っていかれる」という説明をしたが、「口自体が持っていかれる」、そして「顔が持っていかれる」デバイスで触れたいのが「メディリフトプラス」だ。夫婦兼用で使っているウェアラブルなEMSマシンである。

 

●承

使うと何が起こるかというと、顔が引っ張られる、顔が揉みくちゃにされる、ジンジンと響く。喋っている最中に電気信号がオンになれば、呂律が回らない感じになるし、痛くはないのだけど「い゛い゛い゛い゛」と言ってしまう感じ。写真はなんかすました顔してるけど、実際は「う゛う゛う゛う゛」である。いかに普段、顔を動かしていないかがわかる。

 

●転

多くの人が語るように、そして個人的にもリフトアップ効果が感じられる本製品だが、使い終わったあとの「すっぴん感」がこの上なく好きだ。実際にむくみが取れてのスッキリ感とはニュアンスが違って、やり切った後に訪れる清々しさというか。マンガやイラストでいうなら、描き込みが少なくなったような感覚。シンプルになった自分が気持ちいい。

 

●結

さて、ジェットウォッシャーやメディリフトを使っていて思うのは、「どこかに持って行かれたい」という気持ちがあるということ。「強い力」と言ってもいいかもしれない。家の中に縛り付けられて、行動範囲が固定化されていくなかで、それを壊してくれる存在。別に今の生活に不満はないのだけど、常にイレギュラーやジョーカーは持っておきたい。メディリフトは自分にとってそんな存在だ。

 

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「アメリカ式風呂敷」とも言うべきスノーピーク&ペンドルトンのブランケット、最高です【愛用品コラム68】

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【#愛用品 68:スノーピーク&ペンドルトン「タオルブランケット」】

●起

密かに「アメリカ式風呂敷」と呼んでいるアイテムだ。風呂敷と言っても包むわけではなく、風呂敷の持つ「汎用性」の高さを指して呼んでいる。

 

●承

商品名の通り、タオルにもなるしブランケットにもなる。テーブルクロスにもなるし、ラグにもなる。我が家の王道的な使い方としては、来客時、部屋のこざこざしたものをまとめてその上にかぶせて隠す術。片付いて見えるうえ、お洒落にすら見せてくれる。

 

●転

先日は、妻がパソコンの下に敷いて高さ調整に使っていた。なるほど、そういう使い方もあるのか(ここでは排熱の問題には触れない)。そして、どんな使い方をしても、アウトドアがやってくる。「HOME&CAMP」はスノーピークのアパレルのコンセプトだが、まさにそれを具現化したプロダクトといえる。

 

●結

このタオルブランケットで面白いのは、コットン100%でとにかく肌触りがいいから、無意識に撫でてしまうこと。そして、撫でるという行為としばらくご無沙汰だったことに気づく。他人を撫でると撫でられた人は安心するし、自分を撫でても労(いたわ)ることにつながる。つまり、肉体的に暖めてくれるだけでなく、精神的にも温めてくれるアイテムだ。というこの瞬間も、膝に置いたタオルブランケットで自分をなでなでしながら、原稿を書いている。

 

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絶叫マシンでホラー…「ジェットウォッシャー」はまるで富士急ハイランドのような家電【愛用品コラム67】

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【#愛用品 67:パナソニック「ジェットウォッシャー EW-DJ53」】

●起

「口の中を持っていかれる快感」

これは、2つ前の紙の編集長がジェットウォッシャーを表現したものだが、まさにそんな感じ。口の中で「ジェットコースター」が縦横無尽に駆け巡っているような感覚がジェットウォッシャーでは味わえる。口内ケアとエンタメを同時に楽しめる家電だ。

 

●承

最初に使うときは、これまでにない刺激を歯ぐきに与えるせいだろう、盛大に出血する。1週間程度使っていると出血も止まり、たまに軽く出血するレベルまで落ち着くが、最初は洗面台が真っ赤に染まるレベルで、一種のホラー。これまた「ホラーアトラクション」を楽しんでいるかのような一種のエンターテイメントである。そういう意味では、ジェットウォッシャーは富士急ハイランドのような要素を持っている。

 

●転

ただ、ホラーという意味では、ザクザクと出てくる「食べカス」が真の恐怖である。ドルツで口内を上下左右のエリアに分けて磨いて、ツルツルできれいになったはず! と思っても、出現してくるのだ。富士山エリアと託けるなら、徳川埋蔵金もこれぐらい簡単に出てくればいいのに。

 

●結

ジェットウォッシャーが面白いのは、洗面台もキレイになる点。出血したり、食べカスで汚れたりするので、使い終わったら洗面台も一緒に清掃する習慣がつく。掃除というと面倒そうだが、口の中が清々しくて気分がいいので、その勢いに乗って何の苦もなく完了。口内ケアと掃除を同時に楽しめる家電だ。

 

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Apple「AirTag」を自宅の鍵に付けたら、家の中を歩く速度が変わった話【愛用品コラム66】

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【#愛用品 コラム66:Apple「AirTag」】

●起

物をどこに置いたかすぐに忘れてしまう。特に、多いのが自宅の鍵だ。それなら誰でもたまにある現象だと思うが、僕の場合、やや事情が異なる。キーケースに自宅の鍵と6 in 1のマルチツールをつけているのだ。で、マルチツールを使って段ボールの解体したり、ビールの栓抜き代わりに使ったあと、その辺に置いて行方不明になる。そして探すタイミングは大抵、外出前の焦っているとき。典型的な学習しないパターンである。

 

●承

AirTagは「家庭内遺失物」を探すときに、効果を発揮するデバイスだ。ペアリングしたデバイスの「探す」アプリを立ち上げるだけで、10センチ単位で位置がわかる。近づけば振動し、音がして、ご対面。本棚の数センチの隙間から、玄関の空気清浄機の裏側から、物置きのケーブル箱から、発見された実績がある。なぜ? ちなみに、本体はキーケースの小ポケットに生身のまま突っ込んでいる。

 

●転

使い方としては、ベタすぎる。だが、面白いのは、家の中を歩くスピードに新たな速度域がもたらされる点だ。家の中をゆ〜っくりと歩くって意外としない。トイレに行くとき、家事をするとき、支度をするとき、結構速い。特に在宅勤務になって以降は、自宅がオフィス化しているから、屋外を歩くようなスピードで部屋を往来していることに気づかされる。

 

●結

AirTagで家の中を巡るとき、10センチ単位のゆっくりとした移動が新鮮だ。部屋を内見しているときのような速度感。部屋の中を色々なスピードが行き交うのは、それはそれで生き方にバリエーションが出る。だから、僕は今日も自信を持って、家の中で鍵を失くし、ゆったりと部屋を闊歩する。変な方向に学習しているパターンである。

 

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学研の図鑑「スーパー戦隊」は情報量の多さにめまいがする「THE・図鑑」である【愛用品コラム65】

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【#愛用品 65:学研の図鑑「スーパー戦隊」】

●起

本コラムで初めての出版物だ(愛用品とはややニュアンスが違うが紹介したい)。古巣の出版物でもあるが、もちろん自腹買いしている。さて、出版社に入る前、図鑑というコンテンツは地味なジャンルだと思っていた。「動物」「魚」「昆虫」「植物」など世の中には様々な図鑑があるが、それを分類して分かりやすく紹介するだけなんじゃないかと。

 

●承

だが、学研に入社してから、それが間違いであることがわかってきた。そもそも、生き物はわからないことだらけである。むしろ、わかっていないことがほとんどだ。研究の最前線に飛び込んで、地図のカケラを少しずつ編み集めていく。冒険家に近い。断片的な情報を科学的な視点と、ときにはダイナミックな想像力で広げていく作業。それが図鑑だ。

 

●転

スーパー戦隊の場合は、さらに冒険家要素が極まる。なぜなら、一般的な図鑑は先人の知見が体系化されているが、こちらは整理されていないし、そもそも作品ごとに細かに世界観が違う。公式資料にもない要素もゴロゴロ。本書の場合も、設定集にないメカの造形はひたすら映像を見て調べ上げているという。膨大な作品の海をひたすら泳ぎながらフィールドワークする。知と血のアドベンチャーだ。

 

●結

いつも通りごちゃと御託を並べてしまったが、実際にページをめくると、その情報量の多さにめまいがする。戦隊モノのファンブックは郷愁に駆られるものだが、本書にはそういうのは一切ない。「あ、これエネルギー消費しながら読むやつだ」である。監修者や編集者と同じように、読者も無限に広がる世界を冒険できる。それが図鑑の醍醐味であり、それをスーパー戦隊という世界に誇る日本の文化で体験できるのが本書である。

 

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モノは便利さだけで選ぶべきでないと教えてくれる月兎印「スリムポット」【愛用品コラム64】

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【#愛用品 64:月兎印「スリムポット」】

●起

今の家に引っ越す前、キッチン周りのアイテムは赤で揃えていた。オーブンレンジ、炊飯器、コーヒーメーカーなど。リビングは緑で統一。家の中で場所ごとにキーカラーを設定して彩りを与えていたのだ。赤を代表するアイテムが、月兎印のポットである。

 

●承

便利さ、だけで判断するとスリムポットは選択肢からこぼれ落ちてしまうアイテムだ。湯を沸かすととにかく熱い。取手に布を巻いても熱い。注意して注がないとヤケドする。あまり水を入れすぎると沸騰時に吹き出してコンロがお湯びたしになる。便利ではない。ただし、長く使い込んで一緒に歳をとっていくなら、一級品だ。そして、お湯を沸かすことから楽しみたい行為にも最適だ。

 

●転

以前、タイガーの黄色いタンブラーを紹介した際、「目にとまったら黄色信号。一旦ひと休み」と触れたが、このスリムポットも役割は似ている。昼間、このポットが目にとまるときは、アイデアが浮かばず、次のtodoが整理されていなくて家の中を徘徊しているとき。そんなときは、お湯を沸かして小休憩をして頭を落ち着ける。とても2020年代的なアイテムとして機能している。

 

●結

このコラムを書くときに、本商品をテーマにした600文字の超短編小説を書いた。お見せできるレベルのものではないが、創作意欲がかき立てられたのだ。短編を書くなんてほんと久しぶり。美しいフォルムに、美しい琺瑯の色合い。このポットには表現欲をたぎらせて、吹き出させる魅力がある。

 

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ペーパーレス時代になっても「スキャンスナップ」を捨てられない理由【愛用品コラム63】

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【#愛用品 63:PFU「スキャンスナップ iX500」】

●起

処分しようと思って、なかなか捨てられない持ち物がある。今日紹介するスキャンスナップもそのひとつだ。雑誌担当時代はガンガン使っていたのだが、ウェブを担当するようになって、そして在宅勤務するようになって、いよいよ紙の出番がなくなってきてしまった。昨今はリアルで会うことが少なくなり、名刺をスキャンする役割もあまりない。

 

●承

だったら、心置きなく処分できるんじゃ?と妻からも言われるのだが、なかなか重い腰が上がらない。というのも、スキャンは僕にとって尊い行為なのだ。「スキャン=尊い」とはまた意味不明だが、そのロジックはこう。

 

●転

企画をまとめたラフができたとき、原稿を入稿するとき、校正紙に赤字を入れて送るとき、それらの紙たちはスキャンスナップを通過して、次のステージへ羽ばたいていった。単にアナログデータがデジタルになるのではなく、ワクワクしたり、ホッと胸を撫で下ろしたり、もしくは苦悩したりといった、喜怒哀楽も一緒に吸い込んで。記事制作過程に節目を作ってくれる存在。だから、尊い。

 

●結

効率面や稼働面でいえばなくても不便さはないのだが、編集業を見守ってくれた相棒を手放すのは名残惜しい。かけがえのないものを捨ててしまうような感覚。一度も交換していないのに壊れないローラー、A3原稿も余裕で結合してくれる正確さ、イレギュラーな形状や紙質の名刺でももろともせずにスキャンするパワフルさなど、愛すべき点を挙げればキリがない。

 

というわけで現時点でも、リビングの棚(我が家の一等地)で、来るべき出番を待ち構えてくれている。うん、やっぱり捨てられない。

 

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在宅勤務の「コミュニケーション不和」を改善するコーヒーマシン【愛用品コラム62】

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【#愛用品 62:ネスカフェ「ドルチェ グスト ジェニオ アイ」】

●起

持ち物は、ある日突然、予期せず壊れるものだ。昨年買い替えたテレビも、前日まで壊れるそぶりなんてまったくなかった。逆に言うと、「そろそろ壊れるんじゃない?」と思っているうちは意外に壊れない。

 

●承

で、我が家で、ポンコツになってきつつ、なかなか壊れないのがドルチェグストの本体である。抽出が止まってもポタポタと垂れるし、カプセルをセットするレバーが固くなってきているが、いまのところは問題なし。いつ買ったかもおぼろげで、掃除してもこびりつきが取れないぐらいまで、使い倒している。

 

●転

同時に、山田家ではコミュニケーションツールとしての役割も大きい。「コーヒー淹れて」というとき、きちんと淹れるなら、お湯を沸かすところから始まって、仕事の合間の作業としては地味に負荷が大きい。

 

が、これなら全てが完了するまで1〜2分。妻にコーヒーを届ければ、ひと言ふた言会話が生まれる。ちょっとした気遣いも一緒にお届けできる。お互いに在宅勤務していると、相手の空間に入り込むのが難しくなるが、これなら軽やかに突破できる。

 

●結

ドルチェグストはカプセルの定期便もやっているので、頻繁に飲むならサブスクを利用すれば良い。だが、なぜか我が家では隔週ペースでスーパーで購入している。

 

日曜日に一週間分の食糧を買い込むとき、近所のライフのレジ前で「ドルグスあったっけ?」という会話をする度、そして、慌ただしく買い物カゴに入れる度に、週末が終わるのを感じ、変わらない日常を噛み締めている。言うなれば、マイルストーン家電だ。

 

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在宅勤務の「コミュニケーション不和」を改善するコーヒーマシン【愛用品コラム62】

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【#愛用品 62:ネスカフェ「ドルチェ グスト ジェニオ アイ」】

●起

持ち物は、ある日突然、予期せず壊れるものだ。昨年買い替えたテレビも、前日まで壊れるそぶりなんてまったくなかった。逆に言うと、「そろそろ壊れるんじゃない?」と思っているうちは意外に壊れない。

 

●承

で、我が家で、ポンコツになってきつつ、なかなか壊れないのがドルチェグストの本体である。抽出が止まってもポタポタと垂れるし、カプセルをセットするレバーが固くなってきているが、いまのところは問題なし。いつ買ったかもおぼろげで、掃除してもこびりつきが取れないぐらいまで、使い倒している。

 

●転

同時に、山田家ではコミュニケーションツールとしての役割も大きい。「コーヒー淹れて」というとき、きちんと淹れるなら、お湯を沸かすところから始まって、仕事の合間の作業としては地味に負荷が大きい。

 

が、これなら全てが完了するまで1〜2分。妻にコーヒーを届ければ、ひと言ふた言会話が生まれる。ちょっとした気遣いも一緒にお届けできる。お互いに在宅勤務していると、相手の空間に入り込むのが難しくなるが、これなら軽やかに突破できる。

 

●結

ドルチェグストはカプセルの定期便もやっているので、頻繁に飲むならサブスクを利用すれば良い。だが、なぜか我が家では隔週ペースでスーパーで購入している。

 

日曜日に一週間分の食糧を買い込むとき、近所のライフのレジ前で「ドルグスあったっけ?」という会話をする度、そして、慌ただしく買い物カゴに入れる度に、週末が終わるのを感じ、変わらない日常を噛み締めている。言うなれば、マイルストーン家電だ。

 

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5年近く愛用しているBoseのQC35、まだまだ現役、買い替え予定もない満足感【愛用品コラム61】

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【#愛用品  61:Bose「QuietComfort 35」】

●起

もう5年近く使っている、Boseのワイヤレスノイキャンヘッドホンだ。初代モデルである。その名機っぷりは多くの人が語っているので深くは触れないが、5年間使い続けても買い換える予定がないほど。あとは、5年間ヘビーに使ってもまだ、ガタはきてないし、バッテリーもヘタってないし、接続性も悪くない。耐久性も一級品だ。

 

●承

ノイキャンデバイスは、内向きのデバイスだと思っていた。音を打ち消して、自分の世界に集中するための装置。だが先日、漫画家の鳶田ハジメ先生に、完全ワイヤレスのノイキャンイヤホンをテーマにした漫画を描いてもらったとき、その考えが変わった。いつもある音が欠けることで、逆に外界を見る視線が変わるーー内向きであると同時に、外向きのデバイスである。

 

●転

単にノイキャンしたいだけならイヤホンのほうが、かさばらないし今風なのは承知である。そのうえでQC35を推したいのは、シルバーカラーが好きなのだ(というかBose製品全般のシルバーカラーが好きだ)。品のある落ち着いた色合い。パーツによって濃さに変化を持たせて調和の取れた色。できるなら、歳をとったらこんなシルバーヘアーを身にまといたい。

 

●結

外向きの話をしたので、少しだけコーディネートの話。QC35はその意味でも優秀だ。迷ったときは頭、QC35のシルバー、足、ニューバランスのグレーでコーデすれば何も考えずにまとまるし、ブラックのように重すぎることもない。耳も足もノイズがなく、軽やかな生活を「選べる」のは快適だ。

 

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電動歯ブラシで「長年の悪習慣」が改善されて顔の筋トレも捗る【愛用品コラム60】

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【#愛用品 60:パナソニック「ドルツ EW-DP34」】

●起

日常生活で最もやってはいけないことのひとつとして、「ながら歯磨き」があると思う。歯ブラシしながら食器の片付け、ゴミまとめ。「ながら」と言いつつ、ただくわえてるだけ。歯磨き粉を口に含んで、スッキリした気分になっているだけ、という。自分のことだ。

 

●承

良くない生活習慣を変えるには、良プロダクトに頼るに限る。ということで使っているのがドルツである。そもそも、電動歯ブラシの場合、重すぎてくわえることができないから、その時点で歯磨きに集中できる。

 

●転

そのうえでドルツシリーズはブラシのネックが薄いので奥歯まで届くから凄いラク。私、左の奥歯がいびつな形状をしているのか、ネックが厚いと「ウエッ」となるのだが、それもなく快適な歯磨きライフを実現できている。

 

●結

歯磨き後のツルツル感たるや、実に気持ちいい。つい、舌で歯をなぞってしまい、これが歯磨き後の癖になっている。のだが、これって意外と顔のエクササイズになっている気がしている。発話する機会が減って顔を動かすことが減っている時代だから、能動的に顔を動かすことは大事だと思う。なお、歯磨き後にはジェットウォッシャーで、さらに汚れを掻き出すのがルーティン。そちらは改めて紹介したい。

 

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プレスバターサンドみたいな「エア フォース 1」をヘビロテ中【愛用品コラム59】

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【#愛用品 コラム59:NIKE「エア フォース 1 エクスぺリメンタル」】

●起

プレスバターサンドは最も好きなスイーツのひとつだ。両面サクッとしたクッキーに、キャラメルとクリームが合体。グレーの箱や手提げに、オレンジの蛍光カラーのシールがスタイリッシュで、手土産としても秀逸だ。

 

●承

と、書いているだけで「じゅるり」としてくるのだが、刷り込みとは恐ろしい。グレーと蛍光オレンジを見るだけで反応してしまった結果、買ったのが「エア フォース 1 エクスぺリメンタル」だ。いや、自分でもこじつけ甚だしいと思っているのだが、「食(しょく)と色(しょく)」が深層心理に訴えかける影響力は大きい。ちなみに、プレスバターサンドのグレーはもっと薄いグレーだけど。

 

●転

個人的に効いてるなと思ったのは、全体に斜めに小さく連続する「Air Force 1」の文字たち。複製抑止のために写真データに権利表記のレイヤーがかけられている画像をよく見かけるが、あれを連想させて、デジタル感が満載。デジタルの民の私としては、その点も親近感を覚えてしまう。

 

●結

最近はもっぱらジャージ素材のセットアップを着ていて、全身シンプルにまとめたいときはニューバランス。足元をひたすら華やかに見せたいときはエクスぺリメンタルでコーデ。ちなみに、この前買ったカメラストラップもカモフラ柄に裏地が蛍光オレンジ。単にオレンジが好きなだけなのかもしれない。

 

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上質な「爪切り」を使うと人生に気づきを得られる【愛用品コラム58】

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【#愛用品 58:諏訪田製作所「つめ切り ブラックL」】

●起

爪の切り方は、大抵親から教わるものだ。小学生低学年ぐらいで親からレクチャーしてもらって、独り立ち。でも、そのあと、特に男性は、爪の切り方がアップデートされない気がする。定期的にお手入れする場所であり、一生行う作業であるのもかかわらず。

 

●承

SUWADAの爪切りは、モノ好きの人なら目や耳にしたことがあるかもしれない。職人による手仕上げ、テコ型ではなくニッパー型の形状、日用品でありながら最上位モデルでは6万円(!)という価格帯ーー

 

「爪切り 高級」で調べれば、上位記事にはどれも同ブランドの商品が紹介されている。僕もそのクラフトマンシップを味わってみたく、ずっと憧れていて購入した。そして、使ってみて感じたのはその高性能さ以上に、「爪を切るという行為を更新する楽しさ」だ。

 

●転

僕はこれまで爪の白い部分キワキワを一度に切っていたのだが、SUWADA流はそうではない。カーブには沿いつつ少しずつ微調整しながら切っていく。一気にパチパチではなく、徐々に、丁寧に、全体を見ながら。この行為自体が新鮮なのだ。30年以上、テレビを見ながら、おしゃべりしながらの「ながら切り」でやってきたが、集中である。

 

そもそも、ニッパー型というのが初めてだから、刃の入れ方も恐る恐る。切れ味が鋭いから最初こそ怖い。爪切りに怖いという感情を抱いたのは、やはり、30年以上ぶりだろう。

 

●結

僕の使っている「ブラックL」の購入価格は5000円台。6万円の超フラッグシップに比べれば手ごろだが、爪切りとしては高額だ。ただ、一生の中で一度や二度、こうした行為を振り返るときがあってもいいと思う。

 

なお、まだまだ使い方が下手くそで、切った爪が四方八方に飛び散る。爪のコントロールができないのも、久々の経験。子どものころに帰ったときのような感覚だ。

 

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一眼をウェブカメラにして自分だけの「コクピット」を愉しむ【愛用品コラム57】

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【#愛用品 57パナソニックLUMIX G100】

●起

在宅勤務時代になって、PCスタンドを導入したり、外付けでキーボードやマイクを付けたり、様々なアイテムをアップデートしてきたが、一番テンションが上がったのが、ウェブカメラに一眼を使う、である。

 

アラフォーを高画質で映して誰得だし、会議でもほとんどは資料投影だし、配線もごちゃつくし。なんだけど、ウキウキしてしまうのである。

 

●承

ウェブカメラにこだわる俺カッケー、一眼ならではのボケをウェブ会議に使うオーバースペックはドヤァ、コミュニケーションのギャップを高画質が埋めてくれるんですキリッなど、この胸の高鳴りを読み解く要素を挙げることはできるのだが、結局は、色々なデバイスを組み合わせて「自分専用コクピット」を作りたいに行き着く。

 

そして、そのラストピースが一眼のウェブカメラ化なのである。

 

●転

パナソニックのG100はVlogカメラとして人気の製品だ。ミラーレス一眼だから小型軽量。夫婦互いの会議タイミングに応じて、自宅内を転々とすることが多い我が家において、僕専用コクピットは持ち運びできる「ゲル(移動式住居)的」であることが理想だ。G100はそれに見事に合致しているし、今後配信もやりたい自分にとって最適。ゲル一眼。

 

●結

なぜ、一眼のウェブカメラ化がラストピースなのか。まず見た目。色々なものを並べてコクピットしたときに、四角くて薄い背の低いものが乱立して、高さと形状が味気ないのだ。次に、変形要素。コクピットにおいて形を変えることは大事だ。

 

バリアングルで横に広げたり、レンズ交換したり。最後に「眼」である。コクピットといえば何かをモニターするのが定番だ。G100にはこれらの欲望を満たし、遊牧できる機動力がある。パオ一眼。

 

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時短調理には「デカい まな板」を。エピキュリアン「カッティングボード」が◎【愛用品コラム56】

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【#愛用品 56:エピキュリアン「カッティングボード」】

●起

パソコンのメモリはよく、デスクの広さに例えられる。広いほうが同時に作業を行える。特にオンライン会議時代なって、常時接続しているツールが増える一方となると、メモリは潤沢にあることに越したことはない。

 

●承

キッチンでも同じことがいえる。毎度ギリギリまで仕事をしているから、お昼や夕飯の支度は時短で複数の料理を同時進行でこなしたい。なんだったら自動調理器の力も借りたい。そこで、困るのがまな板の広さである。我が家は幸いコンロが三口あるので、土鍋でご飯を炊きながら、汁物も作りながら、炒め物もできる。が、食材を送り込むまな板の広さが足りない。メモリが追いついていない。

 

●転

エピキュリアンのカッティングボードはLサイズならW38×H28.5センチで、デカい。食材を切っている途中でボウルに移さなくていいし、上手く使えば複数の食材を載せたままカットできる。ノートの広さは思考の広さともいうが、これに近いことがまな板にも言える。まな板の広さは、できる料理の幅広さ。

 

●結

我が家では、Lサイズに加えて、Sサイズのエピキュリアンを併用している。16GBのメモリと4GBのメモリをデュアルで使っているみたいな言い方だとかっこいいだろうか。このエピキュリアン、薄くて収納場所に困らないし、食洗機も大丈夫。

 

シックな見た目なので、そのまま盛り付け皿としても活躍してくれる。ただ、根本的な問題は、CPUがポンコツなのである。妻と娘に教えを乞いながら、処理能力を高めるしかない。

 

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Refaのドライヤー、男性が使っても「髪のボリュームアップ効果」でホントに助かる【愛用品コラム55】

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【#愛用品 55:Refa「リファビューテック ドライヤー」】

●起

去年、コロナ太りで、体重が80キロをオーバーした(社会人になってからは15キロ近く増)。これは良くないと思い、糖質制限&ロカボを採り入れて10キロ痩せた。そのあとも、引き続き腹八分目の生活しながら体重をキープできている(はず)。

 

●承

おうち生活を含めて、生活習慣が変わった影響だろうか。この1年で抜け毛が実に増えた! 糖質制限やロカボをすると抜け毛が増えるというのはちょいちょい聞くが、そこは今回はテーマにしない。ただ、朝起きると枕にひっつている毛の数が増えたなと感じるし、なんか薄くない? 髪も一緒に痩せてない? みたいなのをこの春感じている。

 

●転

ようやくドライヤーの話。リファのドライヤーは所謂「高級ドライヤー」だ。温度をセンシングして髪の温度を60度以下にキープするので、髪と地肌に優しい。かつ、ボリュームアップしてくれる機能がある。これが結構、救世主。全体をふんわりと仕上げられて、あら不思議。痩せた髪の感じがなくなる。ドライヤーひとつでこんなに変わるんだ!と驚きつつ髪を乾かしている。実際の髪量が増えたわけじゃないけど。

 

●結

この商品、妻や娘は大喜び。乾くのも早いし、髪の艶やかさもこれまでは違う。初めてやってきた日に、代わる代わる使っては「すごいねすごいね」と家が華やぐのは、家電の醍醐味だ。たためないので収納に困るのと、高額なので落とさないよう毎回ビビりながら、今日も髪をボリュームアップしている。

 

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憧れのバーミキュラの鍋は「魔女」と「お風呂」のような魅力だ【愛用品コラム54】

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【#愛用品 54:バーミキュラ「オープンポットラウンド」】

●起

よく童話に出てくる「魔女の鍋」は弱火のイメージだ。弱目の火でコトコト。嫉妬や怨念、コンプレックスをスパイスに煮込んでいるのかもしれないが、実に丁寧な仕事ぶりだ。

 

●承

バーミキュラの鍋もまた弱火が基本である。鍋底に火がつくかつかないかの大きさでゆっくり煮込む。こちらは、食材の成分自体がスパイスとなり、設計と技術が丁寧な仕事ぶりを発揮。内部で自然な対流が起き、グルグルとかき混ぜる必要もない。

 

●転

バーミキュラの鍋を使うときは、「風呂」もイメージとして湧き上がる。熱い湯船にカラスの行水ではなく、少しだけぬるめの湯船にじっくり浸かって、ジワジワとポカポカとさせていく。強火で一気に味を閉じ込める料理も美味しいが、少しずつ具材の味を引き出す料理もまた旨い。

 

●結

何の話かというと、バーミキュラの鍋は妄想と想像を掻き立ててくれるプロダクトだということ。煮込む時間は仕事のときとは違うゆっくりとした時間軸が産まれ、どっしりとした重みはオンライン時代にリアルな感触を感じさせてくれる。という意味では、生活にスパイスを与えてくれる存在だと思う。

 

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1万5000円で買った「在宅勤務用チェア」が良くて買い足ししてしまった【愛用品コラム53】

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【#愛用品 コラム53:LOWYA「アームシェルチェア」】

●起

我が家はリビングの景観が損なわれる観点からゲーミングチェアが許されていない。1年前、会社からオカムラのハイバックのオフィスチェアを持ってきて臨時で使っていたときは極楽だったが、妻の目線はとても険しかった(いや、険しいどころではなかった)。その結果、導入されたのが、この椅子だ。

 

●承

このアームシェルチェアがいいのは、リビングに調和しつつ、椅子としての基本性能は十分にクリアしている点。「アーム」という名が付いているように、肘置きがジャストな位置にありすぎて、つい両肘経由で身体を任せてしまう。価格も手ごろ(約1万5000円)だったので、当初は一脚だけだったのだが、同じものをもう一脚買い足したほど。夫婦でそれぞれ朝から深夜まで座り続けている。

 

●転

で、不思議なのが、身体が椅子に懐くものなのか、椅子が座る人に合わせて形を変えるのか、妻の椅子に座ると明らかに違う。先日、来客があり部屋のレイアウトを変えたときに椅子も入れ替わってしまったのだが、妻のに座ると違う。個体差といえば個体差だし、ナットの締め具合でしょといえばそうなのかもしれないけど、自分仕様にプロダクトが変わっていくのは、所有する醍醐味のひとつだ。それが特に、長い時間使うものであれば。

 

●結

身体の調子がしっくりこないときは、トゥルースリーパーの小型マットレスを敷いて座っている。不格好ではあるのだが、これがまた快適。ちなみに、椅子もチョイスやマットレスの活用は妻のアイデアだ。感謝である。

 

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やっぱり在宅勤務で「PCスタンド」はあったほうがいい。【愛用品コラム52】

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【#愛用品 52:アーキス アルミスタンド】

●起

現在、腰をやってしまっている。ぎっくり腰まではいかないのだが、コルセットを巻いて、ロキソニンテープを貼っている。昨年も同じ箇所を痛めているので、再発だ。朝から晩まで座ってデスクワークして、深夜はゲームをしているから、原因は明確なのだけど。

 

●承

アーキスの「アルミスタンド」は、在宅勤務になって様々なワークツールを買い集めるなかで揃えたアイテムのひとつだ。初めてのジャンルで、どれを買おうか迷っていたのだが、アルミ製のスマホスタンドを持っていたので、「統一感出るかな」と直感で買ったら大当たりだった。

 

●転

とにかく頑丈。角度と高さを変えられるヒンジが相当固めで、パソコンを置いてもブレないズレない。土台の面積も広くて安定性も高い。夫婦で同じテーブルで仕事をしているので、安定感の低いプロダクトだと揺れるのだ。現に、ゲームで使っているモニターは土台部が乏しいので、妻がパソコン操作すると小刻みに揺れる。勝手にリコイルがかかっているとまでは言い過ぎだが、安定感は大事だ。

 

●結

パソコンスタンドがあると姿勢が良くなる。視線が足先方向ではなく、前に向く。いつもながらの比喩的な表現だが、前を向くのは大事だと思う。ちなみに、腰を痛めたのはここ最近一時的に、使っていなかったから。ヨドバシ価格で5000円オーバーなので、ミドルぐらいの価格帯だが、肉づきに要と書いて、腰。肉体の要に効くので、パソコンスタンドは良いものを買うべきだと思う。

 

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個性派のシャツをやめられない理由【愛用品コラム51】

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【#愛用品 51:TOKYO CULTUART by BEAMS「いいちこのロンT」】

●起

25年以上前、「月刊少年ギャグ王」という雑誌があり、その看板漫画のひとつに「すすめ!!ダイナマン」という作品があった。主人公のダイナマンが、困ったら爆弾を爆発させるボンバーマンもびっくりな内容なのだが、とても好きで妹と何度も回し読みしていた。

 

●承

その作品の登場人物(確か、光か直樹)に毎回変テコなメッセージを掲げたTシャツを着ているキャラクターがいた。それに見事に感化された中学生の僕は「個性派Tシャツ勢」の道を選ぶようになり、40近くなった今でも同じ感性でいる。

 

●転

このロンTは妻にプレゼントしてもらったもので、まごうことなきあの「いいちこ」だ。Beamsが三和酒類とコラボしたもので、第二弾という位置づけ。個性が先立つTシャツは生地の質が置いていかれる傾向があるが、Beamsらしく肌触りがよくてグッド・クオリティ。残念ながら、アウトレット品で半額になっても売れ残っているから、そこまで人気はないのかもしれない。

 

●結

先日、このシャツを着て、とある商品のレコメンド動画を撮ったら取締役から「いいちこ、目立ちすぎ!」で、ダメ出しをもらい再撮影となった。また、別の日、これで飲み会をしたら案の定、お酒を持ってくる度にツッコミが発生した。ものすごいポジティブにいえば、コミュニケーションを産む。これだから個性際立つTシャツはやめられない。

 

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爽やかな色なのにウェブ会議では着づらい「BDシャツ」を愛用中【愛用品コラム50】

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【#愛用品 50:キカスタイル「I don’t give a fuckシャツ」】

●起

自宅の近くに個性的なセレクトショップがある。国内外のアパレルをピックしてきたり、オーダーで注文を受け付けたり。それ自体は特筆することではないが、民泊もやっている。ショップ兼自宅の一部を開放しつつ、伊豆にも物件があるという。手広くて、嗅覚が鋭い。

 

●承

セレクトしてくるアイテムはセンスが良くて、中毒性の高いウェアが多い。いままで一番購入したのは「T by GASBOOK」というTシャツシリーズ。半分以上持ってる気がする。という感じで散歩がてら、立ち寄って買ってしまうのが、たまにある週末の光景だ。

 

●転

で、最近購入したのがオリジナルプリントが入ったコットンシャツ。前身頃と衿にプリントが入っているのが特徴。「I don’t give a fuck=そんなの気にしねぇ」という意味のスラングが印字されている。明るいグリーンが春っぽくて気に入っている。

 

●結

のだが、オンライン会議をやっていると良い塩梅で「fuck」が目立つのよね。しかも白に緑だから、視認性もバッチリ! ので、会議や来客がない日に着ている。プリントと真逆な「give a fuck=めっちゃ気にする」な自分が残念だけど、そこは気にしない。

 

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楽器も配信もやらないのに「Blueの高音質USBマイク」を買って大満足だったわけ【愛用品コラム49】

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【愛用品 49:Blue Microphones yeti X】

●起

他人を踏み台にした自己満足は害悪だが、自分の中だけで完結する自己満はみんながウインウインになれる。楽器演奏も配信もやらないし、自宅でオンライン会議をするだけの僕は、全くもって性能を持て余しているけど、「yeti X」は所有欲と使用欲を満たしてくれる一品だ。

 

●承

オンライン会議は相変わらずどこを向いて喋ったらいいか戸惑う(だいぶ慣れたけど)。そんなときに、物理的なマイクがあると、だいぶ視点と向きが定まる。特に会議の進行や司会をする人はこうした指標があると違うはず。さらに、yeti Xのようなガッツリしたプロダクトだと、役にのめり込める。ちなみに、音は良いと複数の人から感想をもらっている。

 

●転

GetNavi webで掲げた2021年のキーワードのひとつに「軽さ」がある。働く場所が複数箇所になり、移動を前提とした生活には軽いことがメリットになるというもの。今年も1/3を終えて、その考え方は変わっていないが、一方で、重さも大事だなと思っている。

 

●結

というのも、先日、ブルドッグブランドの「バンブーホルダー」というT字カミソリを取材したのだが、芯の部分に金属が入っており、一般的なカミソリよりも「重み」がある。重みを感じられるから、手に馴染み、しっくりきて髭剃りが楽しかった。「yeti X」も同じで1280gが適度な重みで、真剣に話すときにはどっしり話せる。

 

すべて自己満足だが、それで良い方向に向かうなら、それに越したことはないはずだ。

 

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買えばすぐに丁寧な生活が始まる「米びつ」と「ご飯釜」【愛用品コラム47&48】

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【#愛用品 47&48: 増田桐箱店の「米びつ」&ハリオ「フタがガラスのご飯釜」】

●起

一時期、ていねいな暮らしとご当地モノ探しとふるさと納税にハマっていたときがあり、この3つの欲求を満遍なく満たしてくれるものとして、手に入れたのが増田桐箱店の「米びつ」だ。天面が透明で中身が見えるようになっているうえ、天面と枡の裏側に磁石が仕込んであり、くっつけて収納できて実用性もバッチリ。もう7年以上使っている。

 

●承

我が家はローリングストックを自己流で行っている。米びつの米がなくなったら、物置きにある5kgの米を米びつに移し替え、新しいお米を注文する。物置きに袋のままのお米を置くのは良くないのだが、そこまでは徹底できてない。米びつに移し替えるときに、お米たちに「快適な場所に移動だよ〜」と声がけをするのがお約束だ。気持ち悪いと思うかもしれないが、声がけは大切だ、きっと。

 

●転

この原稿を書いていて気づいたのだが、我が家はご飯を炊く土鍋も中身が見えるようになっている。使っているのはハリオの「フタがガラスのご飯釜」(下写真右)で、その名の通り上部にガラスが使われていて、お米が踊って、ご飯になる瞬間を見られる。

●結

結論として、「色々なものがブラックボックス化される時代に中身が見えるって大切だよね」とか「プライベートでも『見える化』って大事だよね」みたいなことは言えるのだが、なんかすごい浅い。少し論点をずらして、モノを持ち、長く付き合うことは、日々の生活で気づきの粒を提供してくれるときがある。それが小さな粒でも、ある瞬間に大きなエネルギーと変わる可能性がある。小難しいことはさておき、この米びつと土鍋のコンビネーションで、今日もご飯が美味しい。

 

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風呂入りながら会議もできちゃう時代には「防水ビエラ」で心に余裕が生まれる【愛用品コラム46】

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【#愛用品 46: パナソニック プライベート・ビエラ「UN-15N10」】

●起

ビジネスパーソンにとって、最後の楽園として君臨していたのは、「電車」と「風呂」だと思う。電車の移動中は電話に出なくていいし、メールも見るぐらいでいい。それが近年、メッセンジャーがバンバン届いて返信しなくてはいけないし、昨年からはマイクオフだったら会議にまで出れるようになってしまった。風呂もまた同じで、正直、ビデオオフ&ミュートにしていれば、湯船につかりながら会議に出れるようになってしまった。

 

●承

「会議イン風呂」は結構上級者だと思うが、楽園を失った我々はどうしたらよいか。そこで、文明の利器返しである。風呂の時間ぐらい仕事のことを忘れたいなら、テレビを持ち込むしかない。仕事をブロックするために、風呂にエンタメを持ち込むのだ。まったく根本的な解決になっていないが。

 

●転

となれば、鉄板のお風呂テレビ、防水ビエラである。私は本を読む派なのでもっぱら妻と娘が使っているが、とても楽しそうだ。なかなか出てこない。浴室乾燥機を回したいから早くあがって欲しいなぁと思っていると、「洗濯物、干しておくよ!」である。心に余裕が生まれている。

 

●結

防水ビエラには10V型と15V型の2種類がある。どちらにしようかと迷うときは下記の考え方がいいと思う。「風呂で観るメイン」なら15V型。「キッチンで聴くメイン」なら10V型。キッチンで調理中でも、仕事が思考に染み込んでしまう人にもオススメしたい。

 

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読書体験にのめり込めるための「金魚の栞」が味わい深い【愛用品コラム45】

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【#愛用品 45: フェリシモ「金魚の透明しおり」】

●起

風呂の時間ぐらいは、デジタル機器から離れようと思い、紙の本を持ち込んで読書している。風呂の時間ぐらいは仕事から離れようと思い、小説を読んでいる。アユーラの入浴剤と組み合わせた時間が1日の楽しみだ。

 

●承

ガサツな性格なので、本のカバーや帯を栞にすることが多かったが、それではいかんと思い、使っているのがこの栞だ。金魚が踊る様子が美しく、水にまつわる場所で使う点でも相性が良いと思って購入。素材はプラスチックなので、湿気でシナシナにならない点も良い(濡れる場所の使用は推奨していない)。

 

●転

風呂での読書は、正直、ページは進まない。長く入っても1時間が限界だから、読める分量は知れている。けど、情報として消費するのではなくて、作品の世界観をゆっくりと堪能するにはとてもいい環境だ。

 

●結

この栞、いくつかのバージョンがあって、羽ばたく鳥が印刷されたものもある。これは休日に屋外で読書するときにぴったりだ。基本は電子書籍で読書するけど、紙の本で読書するときは、栞も含めて読書体験。引き続き遠くには行けなそうなので、読書で知らない世界に出かけてみたい。

 

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ロジクールのトラックボールの良さを、名曲&名作「point of no return」に絡めて説明してみる【愛用品コラム44】

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【#愛用品 44: ロジクールERGO M575】

●起

point of no returnという言葉が好きだ。CHEMISTRYの名曲であり、バイク漫画の金字塔であるキリンのファーストエピソードであり、回帰不能点とウェブ上では訳されることが多い。なお個人的には、CHEMISTRYはケツメイシ版が好きであり、バイクはカワサキのバリオスに乗っていた。

 

●承

それがロジクールのトラックボールとどう結びつくのかというと、「もう戻れない」のである。異なるのは、2つの作品は「過去との憧憬」がテーマとしてあり「もう戻れない(戻りたい)」なのだが、トラックボールの場合は、「もう戻れない(戻りたくない)」だ。その良さは、幾多の方が語っているのでここでは触れないが、M570、M570tを2台経て、現在はM575を現使用。4代目である。

 

●転

偉そうに愛を語っているが、ワタクシ、トラックボールのショートカットボタンはあまり使いこなせていない。ショートカットは親指操作とセットで語られるトラックボールのメリット。なのだが、いつもどのボタンに何を割り当てたかを忘れてしまい、現在は「前のページに戻る」だけを使っている。トラックボーラーが聞いたら激怒しそうだけど。

 

●結

「前のページに戻る」という操作はカーソルだとかなり無駄が多い。ブラウザの左上にポインターを動かす作業は、累積すると膨大な時間になっていそうで、これを割り当てるだけでも効率化がスゴイ。強引にまとめると、「戻りたい(もう戻れない)」といったところだろうか。

 

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今治タオル「すごいホテル仕様タオル」を買ったら、自宅が「高級ホテル」に激変した話【愛用品コラム43】

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【#愛用品 43: 正岡タオル「すごいホテル仕様タオル」】

●起

食パンとタオルは似ている。大体が、白い。分厚くて、ふわふわしているほど、口や肌に触れた時に幸せに包まれた気分を味わえる。QOLが爆上がりするのだ。

 

●承

官能評価的な部分だけでなく、化学的な面でも共通点はある。どちらも水分と熱管理が大事だ。「外サク中フワ」のパンは内部の水分が蒸発せず、しっかり閉じ込められている。タオルは乾かすしぎると中の水分が飛びすぎてゴワゴワになってしまう。あと、タオルは、脱水などで力をかけすぎないことも大事。

 

●転

で、最近タオルにハマっている。この「すごいホテル仕様タオル」、サイズ違いで4種類買ったが、ヘビロテしているのは、一番大きいサイズの「バスタオル」。家で風呂あがりに使っているだけで、お高めのホテルに滞在している感覚を味わえる。いつものイスがタオルを置いただけで高級ホテルの佇まいになるし、ラグジュアリー感がすごい。そして、家にいるのに、旅に出た気分になれる。旅が気軽にできない時代に、日常にジャーニーを採り入れられる。

 

●結

もうひとついいのは、オーバーサイズで全身を拭いてもびちゃびちゃにならないから、不快感がない。まだまだ余力を残しているこのオーバースペックが、「制限の時代」に窮屈さから一時的に解放してくれる。これも今風だ。ちなみに、サイズは約76×160センチで、畳一畳よりひと回り小さいぐらい。

 

●おまけ

デカいし重い(約750グラム)し、場所も取るし、価格もまあまあ高いし、扱いに困っている部分もある。けれど、家にひとつあるだけで生活のあり方はだいぶ変わると思う。

 

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エア マックス95 イエローグラデ、超平凡な日に履くのがベスト説【愛用品コラム42】

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【#愛用品 42:ナイキ「エア マックス 95 OG ネオンイエロー」】

●起

友人が「買えたんだけどサイズが合わなかった…」というので、譲ってもらったエアマックス95だ。イエローグラデは初体験。こういうレアモノとの出会いは水物だ。出会ってしまったら、買うしかない。「今度でいっか」はない。「買っておけばよかった」と思っても、永久に手に入らない。

 

●承

というわけで、ネオンイエロー。これまでに何度か履いたが、いつも履く日に悩む。エアマックス95らしく幅がややタイトだから、歩き回る日はニューバランスでラクしたい。かといって、ドレスアップしてお出かけする機会も、いまはほぼない。でも、買ったからには履かないと意味がない。

 

●転

今の活用術は「超平凡な日に履く」だ。大した用事もない、重要なアポもない、人生で忘れ去れてしまうような平凡な日に履く。何もない日なんだけど、イエローグラデを履いたら「何か今日はあるんじゃないか感」が出るから不思議。時代を作った一足は違う。

 

●結

ネオンイエローは飾っていても目の保養になる。テレビの横に置いたり、シュークローゼットの一等地に置いたり、鑑賞品としても一級品だ。同時に、黄色い肋骨(アイレット)に触れたくなる。筋肉繊維(メッシュ)から透けるイエローに触れたくなる。美しい肉体に触れたくなるのと同じ感覚。触覚を刺激するスニーカー。時代を作った一足は違う。

 

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品薄が続いた「タイガーらしくないタンブラー」、使ってみたらモノ作りは「タイガーそのもの」でした【愛用品コラム41】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 41:タイガー「タイガーボトル ベンガルタイガー」】

●起

タンブラーはニューノーマルの時代に自分を表現する「メディア」のひとつだ。ミニマリスト志向でシンプルに染め上げたいなら、モノトーンのシンプルなものを選ぶだろうし、オーガニック&エコを価値観として大切にするなら分解できる成分を使用したり。

 

●承

タイガーボトルは発売以降、カラーによっては品薄が続く人気商品だ。メーカーはあのタイガー。シルバーで実用性と機能性の塊みたいなイメージの同社が、ビビッドなカラーを多数取り揃えている。とにかくこの黄色が美しくて物欲を揺すられた。

 

●転

以前、美濃加茂茶舗の湯のみをここで取り上げたときも感じたのだが、在宅勤務において、自発的にひと休みすることは大事だ。切れ目がなくずーっと作業していると、すり減って自分が消費された感覚になる。そんなときに、このビビッドな黄色が目に飛び込んでくると、「あ、コーヒーブレイクしよ」と行動を変えるきっかけになる。

 

●結

ちなみに、美濃加茂茶舗の投稿時は「日々の暮らしに信号機が欲しい」と述べていた。意識的か無意識的かわからないが、このボトルが目に飛び込むときは「黄色信号」だと思って早めにひと呼吸。おかげでさまで無事故だ。ちなみに、タイガーだから保温力をはじめとした性能は十分すぎるほど。環境配慮はもちろん、「つくる責任」がしっかりと実践されている点もタイガーらしい。

 

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ゲーミングキーボードでカチャ×2してリズムを作ったら意外に仕事が捗った【愛用品コラム40】

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【#愛用品 40: ロジクール G913】

●起

ゲーミングデバイスは高性能だから、仕事道具としても活躍してくれるという、ありがちではないことに今回は触れたい。僕は在宅勤務でロジクールのG913を愛用。もともとは会社で使っていたのだけど、リモートワーク時代になって自宅で使うようになった。

 

●承

仕事の波に乗っている時って、キーボードを打つリズムも良い。メールの文面がスラスラ出てきて快調に文章が形作られていくし、エクセルをいじるときもバンバン表がハマっていく。逆に、仕事で考えがまとまらないとき、集中できていないときは、キーボードを打つペースが乱れている。リズムが悪い。

 

●転

そういうときは、音から入ってリズムを作るといい気がしているのだ。G913はメカニカルキーボード。所謂、かちゃかちゃ音のタイプだ。仕事の波に乗ってないとき、とりあえず打鍵音を響かせて、リズムを強制的につけていく。

 

内容は仕事のものでなくていい。何だったら好きな曲の歌詞でもいい。文字を小気味よく打ち込んで、音を響かせて、指と身体にリズムに作る。ある程度打っていると、だいぶ変わった気がする。あと、そもそもかちゃかちゃ音を響かせていると、仕事が進んだ感覚を味わえる。錯覚でも大事。

 

●結

G913でもうひとつ好きなのは音量調整コントロール部。コロコロが気持ちいいのだ。ハンドスピナー的にずっと触っていられる。ほぼ音量調整には使っていない。ASMR性能に手慰み効果ーー恐るべし、G913。ちなみに、ゲームで使ったことは数度しかない……。

 

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どうしても近くを見てしまう時代に「質のいい双眼鏡」があると暮らしが変わる【愛用品コラム39】

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【#愛用品 39:ニコン「モナーク7 8×30】

●起

質の良い双眼鏡は、質の悪いVR体験に勝ると思っている。比較軸が違って、い色々語弊がありそうな言い方だけど。手を伸ばせば、そこにあるようなリアルさを感じられる−−性能が優れた双眼鏡は、物理的な距離を無効にし、見つめる世界が間近にあると思わせてくれる力がある。

 

●承

ニコンのモナーク 7を初めて覗きこんだとき、衝撃を受けた。シンプルに、美しい、近い。フェスのステージがゼロ距離、野球場の雰囲気を味わいながら、テレビで観戦している近さ。価格は5万円程度でミドルレンジプライスだが、本機があるとワンランク以上高い座席を確保できるという考え方ができる。長期的なコスパを考えると、買わない理由は、正直ない。

 

ちなみに、ひとつ下のクラスの「プロスタッフ」でも十分すぎるほどキレイ。こちらは2万円台半ば。まずはここから双眼鏡の沼に入るとよろし。

 

●転

近距離の時代である。見るものはモニター、スマホ、外に出かけてもスーパー、コンビニ。遠くに行く機会も、遠くを見つめる機会も少ない。でも双眼鏡があると、少なくとも、遠くを見つめたいモチベーションになれる。「結局、(遠くにあるものを)近距離で見てるんじゃん?」というツッコミは正しい。が、遠くを見つめようとする意思が芽生えることは、大事だと思う。

 

●結

僕はやったことはないが、仮説として、若い人にオススメしたいのは、双眼鏡は「人との関係」も近づける。双眼鏡を気になる人と変わりばんこに「わっきゃわっきゃ、見せて見せて」とやっていると、気付いたら2人の距離も縮まって、不意に手が触れるかも。やり方を間違えると相当痛いけど、モテ・プロダクト。はい、僕はやったことないですが。

 

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玄関に空気清浄機は大事。でももっと大事なのは?【愛用品コラム38】

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【#愛用品 38:ブルーエア「Blue Pure221」】

●起

玄関のエンタメを強化しようと考えている。例えば、玄関にゲームやタブレットを置いたり。「まーた、訳のわからないことを」と思うかもしれないが、理由はこうだ。

 

●承

ひとつ目は、花粉症。花粉を部屋に持ち込まないために、玄関に空気清浄機を置いてクリーンルーム的な役割を持たせたい。が、帰ってたら一刻も早く、くつろぎ体制に入りたい。そのために、玄関に留まるための何らかのエンタメが必要だと思っているのだ。

 

ふたつ目は、ずばり、新型コロナ。花粉症と理由はほぼ同じだ。部屋にコロナを持ち込まないために、玄関で除去できる環境を整えたい。そして、その時間を過ごすためのエンタメが必要だと考えている。だが、ゲームやタブを置くにしろ、快適なイスを置くにしろ、玄関が狭すぎて、ハードルが高い。結局、設置しても素通りしてしまったら効果は薄いのだ。

 

●転

エンタメ化の道のりはいまのところ険しいが、クリーンルーム化の第一弾として、長らくリビングで使っていた「ブルーピュア221」を玄関に設置。花粉対策で活躍中だ。

 

同機の良いところは、適度に天面の面積があるので、郵便物や宅配便を受け取るときに一時的に物を置いたり、靴を履く時にバッグを載せたりするのにぴったり(メーカーは推奨してないけど)。同時に、空気環境に気遣っていることを表現できる。

 

●結

ただし、このブルーピュア221にはウイルス除去の性能はない。PM2.5を99%除去するスペックだ。昨年、同社のフラッグシップがフルモデルチェンジ。こちらは0.03μmまでの微粒子を15分で99%除去できる(新型コロナに効果があるかは言及してない)。本格的にやるべく導入を検討している。

 

玄関は、内と外が断絶された時代に、両者をつなぐ重要な役割を持つ空間だ。そこに工夫を加えるのは時代に則しているはず。玄関をキレイに保つのは風水でも大事って言うし。

 

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ド定番バッグ「STATE OF ESCAPE」、夫婦兼用には最高でした【愛用品コラム37】

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【#愛用品 37:STATE OF ESCAPE「エスケープ」】

●起

妻の愛用品だ。「男性も使いやすいから使っていいよ!」と勧められてから夫婦兼用で使っている。確かに使い勝手がいい。そして、大好物な魅力だらけなのだ。

 

●承

まず、「シームレス」。最近この言葉を使いすぎてボキャブラリーの無さを痛感するが、とにかくシームレス。オンもいける、オフもいける。街中もいける、アウトドアもいける。2013年発のブランドだから、時代を先取りしたプロダクトだ。

 

●転

続いて、「変形力」。デュポン社のネオプレン素材は、柔らかくしなやか。折りたためるのに、自立もするってどういうこと。しかも、上部のボタンを留めるとおにぎりのように変形する。姿・形を自在に変えられる柔軟性って見習いたい。水洗いまでできるし。

 

●結

最後に、「軽さ」。軽さは正義。それはスポーツカーでも、パソコンでも、シューズでも正義。軽いことで歩きも軽やかになるし、実際の疲労も減る。軽さは見た目にも影響していて、黒でも重くない。黒なのに軽やかな印象を与えられる。間口も広くて、マチもあるから、とりあえず突っ込んどけっていう使い方も上等。万能なり。

 

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ド定番バッグ「STATE OF ESCAPE」、夫婦兼用には最高でした【愛用品コラム37】

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【#愛用品 37:STATE OF ESCAPE「エスケープ」】

●起

妻の愛用品だ。「男性も使いやすいから使っていいよ!」と勧められてから夫婦兼用で使っている。確かに使い勝手がいい。そして、大好物な魅力だらけなのだ。

 

●承

まず、「シームレス」。最近この言葉を使いすぎてボキャブラリーの無さを痛感するが、とにかくシームレス。オンもいける、オフもいける。街中もいける、アウトドアもいける。2013年発のブランドだから、時代を先取りしたプロダクトだ。

 

●転

続いて、「変形力」。デュポン社のネオプレン素材は、柔らかくしなやか。折りたためるのに、自立もするってどういうこと。しかも、上部のボタンを留めるとおにぎりのように変形する。姿・形を自在に変えられる柔軟性って見習いたい。水洗いまでできるし。

 

●結

最後に、「軽さ」。軽さは正義。それはスポーツカーでも、パソコンでも、シューズでも正義。軽いことで歩きも軽やかになるし、実際の疲労も減る。軽さは見た目にも影響していて、黒でも重くない。黒なのに軽やかな印象を与えられる。間口も広くて、マチもあるから、とりあえず突っ込んどけっていう使い方も上等。万能なり。

 

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今は無き「ウィルコム」と「PHS」の偏った思い出を語る【愛用品コラム36】

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【#愛用品 36: ウィルコム STOLA「WX08K」】

●起

ウィルコムである。STOLAである。PHSである。1月のサービス終了で役目を終えた愛用品だ。多分、7年ほど使った。メール機能はあったが、カメラはないし、通信機能は赤外線のみ。極めてシンプルだった。

●承

なぜ買ったのか? きっかけは当時、「いまガラケー使うのかっこよくない?」という天邪鬼な性格から。加えて、その当時、タブレットを持ち歩くようになり、「タブレット+ピッチ」の使い勝手が良かったのだ。電話で打ち合わせするとき、スマホだとメモを見るのに、画面と耳との行ったり来たりが忙しない。だが、「タブ+ピッチ」だとモニターと電話が切り離されていて便利だったのだ。

 

●転

なぜ今まで持ってた? ずるずると関係が続いて……。もう終わりにしようと何度も思ったのだけど……。という不倫カップルが言いそうな言い訳もあるのだが、別の事情もあった。ピッチのサービスは本来、去年の7月で終了だったが、コロナの影響で延期。ここまで来たら最後まで持つしかないという謎の使命感だけで持っていた。ヤケだ。

 

●結

山間部に行くとほぼ圏外、電話帳の登録面倒、SMS使えないから電話番号と紐づくサービスが使えない、USB端子の立て付け悪くて全然充電できない。文句はたくさんあったが、この端末が好きだった。そういった偏愛できるモノたちを今後も探し求めたいと思う。

 

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今は無き「ウィルコム」と「PHS」の偏った思い出を語る【愛用品コラム36】

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【#愛用品 36: ウィルコム STOLA「WX08K」】

●起

ウィルコムである。STOLAである。PHSである。1月のサービス終了で役目を終えた愛用品だ。多分、7年ほど使った。メール機能はあったが、カメラはないし、通信機能は赤外線のみ。極めてシンプルだった。

●承

なぜ買ったのか? きっかけは当時、「いまガラケー使うのかっこよくない?」という天邪鬼な性格から。加えて、その当時、タブレットを持ち歩くようになり、「タブレット+ピッチ」の使い勝手が良かったのだ。電話で打ち合わせするとき、スマホだとメモを見るのに、画面と耳との行ったり来たりが忙しない。だが、「タブ+ピッチ」だとモニターと電話が切り離されていて便利だったのだ。

 

●転

なぜ今まで持ってた? ずるずると関係が続いて……。もう終わりにしようと何度も思ったのだけど……。という不倫カップルが言いそうな言い訳もあるのだが、別の事情もあった。ピッチのサービスは本来、去年の7月で終了だったが、コロナの影響で延期。ここまで来たら最後まで持つしかないという謎の使命感だけで持っていた。ヤケだ。

 

●結

山間部に行くとほぼ圏外、電話帳の登録面倒、SMS使えないから電話番号と紐づくサービスが使えない、USB端子の立て付け悪くて全然充電できない。文句はたくさんあったが、この端末が好きだった。そういった偏愛できるモノたちを今後も探し求めたいと思う。

 

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マリメッコのマグカップは日常に「。(句点)」を打つ、とても2021年らしい一品だ【愛用品コラム35】

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【#愛用品 コラム35: マリメッコのマグカップ】

●起

友だちから引越し祝いでもらった一品だ。改めてありがたや〜。使い方は実にオーソドックス。日中、コーヒーを入れてブレイク。週末の夕食後、スイーツと一緒に併せて別腹にイン。一息つくタイミングの相棒だ。

 

●承

これまでのコラムでも何度か触れているけど、今の時代、切り替えは大事だ。端的にいうと「、」がずっと続いて「。」がないのだ。一文が長い、ダラダラと続く、終わりが分からない、読点ではなく句点が欲しい。そして、句点は自分で打たないといけない。

 

●転

このマグカップは僕にとって、「。」の始まりだ。ドルチェ グストの黄色を入れて、なみなみと注がれたマリメッコをそろりそろりとテーブルに持っていく。こぼさないように口元にもっていく。大好きなピエール・エルメのマカロンと一緒に甘い苦いがマリアージュする。充実した「。」だ。

 

●結

最近、妻がサーティーワンのアイスをこれに入れてスイーツ時間を送っている。なるほど、そういう使い方もあるのか。ちなみに、ゴールドのあしらいが入ったものもペアでいただいた。なので、マグカップは全部4つ。贈ってくれた友だちとも最近会えていない。早く、4つ一緒に使える日が来るといいな。

 

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マリメッコのマグカップは日常に「。(句点)」を打つ、とても2021年らしい一品だ【愛用品コラム35】

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【#愛用品 コラム35: マリメッコのマグカップ】

●起

友だちから引越し祝いでもらった一品だ。改めてありがたや〜。使い方は実にオーソドックス。日中、コーヒーを入れてブレイク。週末の夕食後、スイーツと一緒に併せて別腹にイン。一息つくタイミングの相棒だ。

 

●承

これまでのコラムでも何度か触れているけど、今の時代、切り替えは大事だ。端的にいうと「、」がずっと続いて「。」がないのだ。一文が長い、ダラダラと続く、終わりが分からない、読点ではなく句点が欲しい。そして、句点は自分で打たないといけない。

 

●転

このマグカップは僕にとって、「。」の始まりだ。ドルチェ グストの黄色を入れて、なみなみと注がれたマリメッコをそろりそろりとテーブルに持っていく。こぼさないように口元にもっていく。大好きなピエール・エルメのマカロンと一緒に甘い苦いがマリアージュする。充実した「。」だ。

 

●結

最近、妻がサーティーワンのアイスをこれに入れてスイーツ時間を送っている。なるほど、そういう使い方もあるのか。ちなみに、ゴールドのあしらいが入ったものもペアでいただいた。なので、マグカップは全部4つ。贈ってくれた友だちとも最近会えていない。早く、4つ一緒に使える日が来るといいな。

 

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「Tシャツ収納問題」と決別! 「TATEMU」で本棚を収納にしたらQOLが爆上がった【愛用品コラム33】

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【#愛用品 コラム33: バンドー「TATEMU(たてむ)】

●起

なんとなく、自分で使う場所を限定している商品は多い。例えば、プリンター。最近の家庭用プリンターは大抵のモデルがWi-Fi機能を搭載しているから、仕事部屋や書斎のパソコンの隣でなくてもいい。むしろ、リビングの一角に置いてあったほうが、撮った写真を気軽に出力しようという気持ちになる。より自由な発想で生活を送れるのだ。

 

●承

着るものもそうだ。ウェアはクローゼットに入れるものと決めつけてしまいがちだけど、もっとフリーダムに考えたい。例えば、本棚に入れたっていいじゃない。というのを具現化したのがTATEMUだ。見た目は何の変哲もない段ボールなんだけど、Tシャツをガイドに従って畳んでいくと、ぴったり収まって、棚に収納できる。

 

●転

昨今的な事情もある。2020年は、外に出ずに部屋にいるからTシャツにカーディガンを羽織って仕事をする場面が増えた。昨今のヘビーアウターブームでTシャツ+ダウンでも真冬を越せてしまったので、Tシャツがよりシーズンレスになった。収納ボックスに入れて押し入れにドーンではなく、いつでもアクセスできる場所に置きたい。そんな要望にもTATEMUは応えてくれる。

 

●結

本・フィギュア・Tシャツ・本・ボードゲーム・Tシャツーー自分の好きなものに囲まれて暮らすのはウキウキする。本棚を育てる楽しみが増えて買い物が楽しくなる。あと、そもそもTシャツを畳むのが苦手な人にもオススメ。TATEMUを使って引き出すだけで、お店のように畳まれている。気持ち良く住むをサポートしてくれる。

 

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パナの「ナノケア美顔器」は夫婦&パートナーで使うと仲が深まる。スキンシップも増える良品【愛用品コラム32】

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【#愛用品 コラム32: パナソニック「スチーマー ナノケア EH-SA3B」】

●起

夫婦の会話を生み出す意味で、美容は良いテーマだ。どの化粧水がいいか? 乳液の効果はどうか? 共通の話題があると、家はにぎやかになる。何より、妻も自分も若々しくいられてニコニコ。さらに、肌トラブルに悩む思春期の子どもがいる家庭では、夫婦だけでなく家族の会話を生み出すこともできる。

 

●承

パナソニックの「スチーマー ナノケア」は妻が購入したもので、夫婦で使っている。顔を近づけて10分程度ぼーっとするだけで、顔に水分が満たされる。満たされた感触がしっかり感じられるから、心まで満たされた気分になる。心の充電。

 

●転

我が家の場合、風呂あがりに利用するのが定番になっていて、惰性でスマホをいじる時間が変化。何もしないでひたすら自分に向かい合っていると、気分もリセットされる。そういった意味では、在宅勤務時代にあったプロダクトといえる。

 

●結

スキンケアはスキンシップにつながるから良い。モチモチになった肌は触ってほしいし、触りたくなる。実際にパートナーの肌に触れるのは大切なことだ。最近、肌に触れるどころか、手も触れてない夫婦はぜひご実践を。

 

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ミニマリストな生活にベストバイな「dripのMacBookケース」、革製品の醍醐味をすべて味わえる【愛用品コラム31】

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【#愛用品 コラム31: dripのMacBookケース「No.02 Leather MacBook Case」】

●起

大学生のとき、MLBのスタジアムジャンパーを買った。ボディにウール、袖が革というオーソドックスなタイプだ。当時の僕は、毎日のようにネイキッドバイクで移動していた。そのスタジャンと一緒に。という生活が続いたあと、ある変化が起きた。バイクの姿勢だと割と肘が曲がっているから、その部分の革にシワが残ったのだ。

 

●承

ちょうど就職活動中だった僕は、そのエピソードを面接で話してみた。「モノは使い込むほどにその人の生き様が刻まれる」というニュアンスだったと思う。「だから、モノと付き合うことは人生を記録することであり、モノと過ごす楽しさをGetNaviでやりたい」。結果、受かった。

 

いまはバイクから降りてしまって、スタジャンもほとんど着れていない。けれど、革に生き様を残す生活は一部続けている。それがdripのNo.2 MacBook Caseだ。

 

●転

No.2 MacBook Caseはシンプルだ。表面には何もない。中面にさりげなくタグが付いているだけ。MacBookケースと言いつつ、最近はiPadとペンシルを入れ、iPadで作業したり、紙資料にメモしたりするときの下敷きとして使っている。結果、何が起こったかというと、すげー汚れた。筆記の文字が下写りしたり、出先のカフェの汚れが付いたり。でも確実に、日々の生き様が刻印されている。

 

●結

革製品には2つの方向性があると思っている。キレイに育てて美しいエイジングを楽しむ。もうひとつが、ガシガシ使いまくって生き様エイジングを楽しむ。僕の中でNo.2 MacBook Caseは後者だ。でも、たまには労ってあげたい。

 

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アンカーのポータブル電源は「在宅勤務」でこそ輝く! 月20日使えばコスパも抜群!【愛用品コラム30】

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【#愛用品 コラム30: アンカーのポータブル電源「Anker PowerHouse 200」】

●起

ポータブル電源はいまバカ売れしているカテゴリだ。GetNavi webでも記事にすれば大体ヒット。クラウドファンディングでもとてつもない金額を集めている。

 

●承

ポータブル電源には大きく2つの用途がある。ひとつは、防災用品としての側面。災害が起きて命を守る行動群の次に大事なのが、スマホの充電を切らさないこと。ポータブル電源があれば、家族分のスマホを数日間は持たせることができる。

 

もうひとつが、キャンプやアウトドア利用での側面。ちょっとした家電なら動かすことができるから、キャンプ料理の幅が広がる。

 

●転

ただ、どちらも非日常の利用だ。この「Anker PowerHouse 200」の実売は3万円。このカテゴリでは手ごろだが、普通に考えると高額だ。いわゆるコスパが悪い。

 

なので、我が家では平日利用も積極的に行っている。山田家は夫婦で在宅勤務かつ、私がデジタル機器をバンバン使うので、コンセントが足りなくなる。スマホ、タブレット、デジタルペンシルなど、ここぞとばかりにバッテリー系デバイスをPowerHouse 200につなぐ。これで電源戦争も起きない。月の平日20日使うのであれば、コスパもグッと上がる。

●結

この商品を使いたいシーンがある。友人や親が自宅に泊まりに来たときに、夜、みんなのスマホをつなげつつ、テーブルで話したり、カードゲームをしたりというものだ。お泊まりの夜は、スマホの充電がなくなってしまって、家のコンセントを使うのだけど、そうすると行ったり来たりで忙しない。みんなで輪になって集中して過ごせる環境が作れる。意外にそういうのって大事だと思っている。

 

●おまけ

ほぼ、製品の話ができなかったけど、「Anker PowerHouse 200」はコンパクトで重すぎず、容量も57600mAhで標準的。さすがバッテリーのアンカーという感想だ。

 

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「豆皿」で訪れたヘルシー生活! あればあるだけ豆皿はいい【愛用品コラム29】

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【#愛用品 コラム29: 豆皿たち】

 

●起

豆皿はネクタイのようなもの、だ。気分に応じて変えることで、日々にアクセントを与えてくれる。柄の入ったものを並べるだけで華やぐ。メインのお皿を買い足すのは、収納や統一感が頭をよぎって躊躇するけど、豆皿ならそんな問題もない。

 

●承

豆皿について、この投稿を機に思いを巡らしてみた。奥深い。例えば、数センチのサイズに、ひとつの世界が詰め込まれている。小さなキャンバスの向こうに別の世界が広がる。右上のご飯の豆皿は特に好きで、どんなシチュエーションを思い浮かべて作家が作ったのだろうと妄想が拡大する。

 

●転

豆皿はなんとなく健康にいいと感じている。というのも、小さいから醤油などの調味料をつける量が減ったのだ。醤油皿だとべちゃっと付けちゃうことが多いのだけど、面積的にそれができない。結果、調味料を食べるのではなく、食材の味を楽しむ生活ができている気がする。減塩生活。結構こじつけな話だけど。

 

●結

我が家は、一部のNGなものを除いて、食器洗いは食洗機でシャーだ。だが、豆皿は小さくて食洗機に置けず、手洗い。勢いよく蛇口の水をあてると跳ねて醤油やお酢が飛び散るから、丁寧に。小さいのに手間がかかる奴だ。そこも愛着が沸くポイント。これまた、ちょっとこじつけっぽいけど。

 

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「レッドレンザー」のフラッシュライト、密度と道具の塊みたいなスペックを愛さずにはいられない【愛用品コラム28】

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【#愛用品 コラム28: レッドレンザーのフラッシュライト「P7」】

 

●起

以前、輸入車メインの自動車雑誌にいたので、ドイツプロダクトは大好物だ。密度感と道具感。ドイツ車のいかにも密閉度が高いドアの閉まり方とか、ケルヒャーやフィスラーの使い倒してこその出で立ちとか。機能美という言葉で片付けられてしまいがちけれど、それでは括られない魅力をいつも感じている。

 

●承

レッドレンザー(LED LENSER)製品は、もう「密度」と「道具」の塊みたいなプロダクトだ。このP7は全長13センチ、握ればヘッド部が顔を出すぐらいのコンパクトサイズ。にも関わらず、ずしっとくる重さ(175g)。決して、重いのではない。むしろ軽いのだが、見た目に反しての中身の充実感がすごい。小さなボディを1mmも無駄にしないで機構が詰め込まれている。その重さはそのまま、信頼感につながる。

 

●転

特に好きなのが、照明部だ。とにかく美しい。白地に刻印されたブランドネームも、Patent pending(特許出願中)の文字をここに入れる?という大胆さも(なお、本製品を手に入れたのが7〜8年前なので現在もPAT.Pが入っているかは不明)。本当にビー玉のようなレンズも惚れ惚れしてしまう。

照明部以外も見所が多い。ボディのマットアルミもずっと触っていたくなる触感。本質的機能である光の均一感も優秀。芸術品に近い。

 

●結

先週、取材でマンション防災士の方に診てもらう機会があった。ストッパーや耐震ジェルがないからテレビや冷蔵庫が飛んでくる、倒れるなどツッコミどころが満載で、自宅を振り返る機会になった。P7はリビングに常に置いてあり、大災害が起こったときにすぐに手に取れるようにしている。

 

なお、これまで災害で活躍した場面はない。幸運なことだが、いつか使う日はやってくるはずだから、その時が来たときには最大の信頼を寄せて使いたい。

 

 

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2021年最注目のシューズブランド「イノヴェイト」。ネイビーのジャケパンにコーデに合いまくって仕方ない【愛用品コラム27】

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【#愛用品 27: イノヴェイト「FLYROC 345 GTX CD」】

 

●起

イノヴェイト(inov-8)は、自分のなかでいま一番アツいシューズブランドだ。トレランやハイキングなどオフロードシューズを数多くラインナップしつつ、近年の屋外フェスでは定番になりつつあるとのこと。というと、派手なカラーリングを連想しがちだが、こちらはシンプル&クラシック。とにかくどんなシーンでも合う。

●承

まず、ジャケパンスタイル。ネイビーで合わせると統一感がバリバリ出て全然ビジネスでも行ける。次にチノパン。キュッとタイトに足元を引き締めてくれるが、足の入りはとてもスムーズ。もちろん、短パンスタイルでもいける。最近、頻出のキーワード。シームレスだ。

 

●転

オフローダーだから、歩き心地は固め。だし、街履きにはオーバースペックかもしれない。でも、先日のアコメヤのスリッパでも触れたように、歩くことが少なくなって足からの刺激が少なくなったいま、足に様々な入力を与えるのは良いことだと思っている。

 

ニューバランス的な雲の上の歩き心地をする日があってもいいし、フライロックのようにガッシリと大地を掴む歩き心地を感じる日があってもいい。

 

●結

ちなみに蘊蓄。イノヴェイトのモデル名は、スペックを表すものになっていて、345は345g(片足)、GTXはGORE-TEX、CDはコーデュラナイロンを指す。軽くて耐水性に優れどこまでも実用的。天気を問わないシームレス。何より、わかりやすく初めて買う人でもフレンドリー。ここでもまたシームレス。

 

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デロンギのオイルヒーターといえば「蛇腹感の強い」タイプ! 「夜の太陽」とも言える暖かさに包まれる【愛用品コラム26】

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【#愛用品 26: デロンギ「デロンギ デジタルラディアント オイルヒーター」】

●起

デロンギのオイルヒーターは「家の中の焚き火」的な存在だ。360度暖かい、じんわり温かい。輻射熱最高。

 

●承

僕の中のデロンギのイメージは「蛇腹感が強い」タイプ。現行ラインナップは平面なモデルがほとんどだけど、このデザインが好きだ。最新モデルは省エネ化が進んでいるが、意匠が気に入ってもう6年以上使っている。

 

●転

我が家は東向きのマンションでカーテンをしていないため、朝が一番暑い。時間が経つにつれ、室温が下がっていく。夕方ごろ、仕事に集中していて気づくと「寒っ!」となることがあるが、そんなときはデロンギの出番だ。室温自体はあまり変わってないはずだが、輻射熱で温かい。「夜の太陽」といってもいいかもしれない。

 

●結

またゲームの話で恐縮だが、冬場のゲーマーは手が辛い。かじかんで指が思ったように動かない。そんなときはオイルヒーター。加えて、エアコンだと風の音をマイクが拾ってボイスチャットの邪魔になる。そんなときはオイルヒーター。だから、デロンギはe-sportsに参入すればいいと思う。e-sportsはコーヒーとの相性も良いし。

 

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「太っいコード」と「無骨なスチール」に惚れて買った電源タップがいい感じ【愛用品コラム25】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 25: Fargo「スチール タップ」】

●起

ワイヤレス時代なはずなのに、僕の暮らしではケーブルが増えている。先日、Blue Microphonesの「Yeti X」が届き、MacBookと接続。PCマイクとして使い始めた。ウェブカメラはLUMIX「G100」を使っていて、こちらもMacBookとつないでいる。

●承

USB周りのケーブルだけではない、AC電源ケーブル類も迷宮に入りつつある。夜になると、MacBook/iPhone/iPadの充電に加えて、PlayStation 4 or PlayStation 5とゲームモニターの電源が加わる。ちなみにPlayStationは有線LANでつないでいて、ヘッドセットにはアンプもかませているから、カオス!

 

●転

Fargoの電源タップは、デザインに惹かれた。スチールが醸す無骨なデザインは、スタジオにあるような、ガレージに似合うような「仕事らしさ」がある。

 

特に気に入っているのは、太い径のケーブルだ。太いケーブルが電源タップを経て、細いケーブルに変わっていく。まるで血管のように、徐々に細くなっていくグラデーションがいい。暮らしの隅々まで電気が行き渡るような感覚。「ケーブルは血管だ」。使える。

 

●結

唯一の欠点は、一括電源スイッチがコンセントの近くあって、押し心地が軽いため、抜き挿しの際に間違ってオフにしそうになること。ただ、背面には壁に設置するための穴も開いているので、使える幅も広い。在宅勤務で「家の電源問題」に悩む人は選択肢のひとつにオススメだ。

 

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NaconのコントローラーでFortniteを1万2000マッチ以上やってたどり着いた境地【愛用品コラム24】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。今回はゲームコントローラーの話かと思いきや、「負けること」の話に……。

【#愛用品 24: Nacon「Revolution Unlimited Pro Controller」】

●起

村上春樹氏の短編集「一人称単数」(文藝春秋)に次のような一節がある。多くの人が引用しているところだが、私も引用したい。

人生は勝つことより、負けることの方が多いのだ。そして人生の本当の知恵は「どのように勝つか」よりはむしろ、「どのようにうまく負けるか」というところから育っていく。
(ヤクルト・スワローズ詩集より)

 

●承

先日、Fortniteの累計勝利数が1000を超えた。誇る数字でもなければ、さしてプレイが上手いわけでもなく、でもそれなりに試行錯誤しながら、もちろん楽しみながら、プレイしていたらいつの間にか到達していた。

 

このゲームから学んだ人生訓は数知れない。ひとつだけ挙げるとすれば、「勝ちから学ぶことは、あまりない」だろうか。勝った試合よりも、負けた試合のほうが学ぶことは多かった。圧倒的猛者と対峙するときのメンタルの持ち用、そして圧倒的敗北を喫した時に広がる「爽快感ある無力感」など。

 

●転

愛用品の話を。Nacon「Revolution Unlimited Pro Controller」は、累計1万2000マッチ以上やってきたうちの、たぶん、半分ぐらいを一緒に過ごしたコントローラーだ(なお、本機を使う前はNacon Revolution Pro Controller 2でプレイ)。ゲームコントローラーの中ではわりと高価格帯のモデル。PC上で細かい設定ができるし、背面に4つボタンがあって割り当てができる。

 

使い込んだせいもあって、最近は左スティックが勝手に動き出す不具合が出てきた。が、自分が緊張時にめちゃくちゃ力む影響が大きいと思う。このあたりの気づきはずっと付き合ってきたからこそだろう。

 

●結

前シーズンこそ勝率は30%で推移したが、累計の勝率は10%。90%は負けている。「負けることに慣れること」と「負け癖がつく」は、似ているようで似ていないと思う。「どのようにうまく負けるか」は、Fortniteでも人生でも常に付きまとう課題だ。

 

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歩くことが減った時代に、足からの刺激は重要! 特にスリッパ【愛用品コラム23】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 23:アコメヤで買った「ボアルームシューズ」】

●起

自宅で撮影する機会が多いので、ゲスト用のスリッパやルームシューズを定期的に買い替えている。選ぶ基準は直感! 安くて良いもの! こちらはアコメヤのECでセールをしていて飛びついた一品。モコモコして冬の足場にはピッタリで気に入っている。

 

●承

モコモコでふと感じたのが、足からの入力(情報)が減っているなぁということ。外に出る機会が減って、歩くことが少なくなって、足からの刺激が圧倒的に減少している。接地面ということでいえば、今は足よりも尻。ということは、足からの入力を工夫する余地があるのではないか。

 

●転

そう思うと、最近購入しているアイテムは足まわりが多い。土踏まずのサポーターを買ってみたり、中敷きを買ってみたり。でも開拓の余地があるのは自宅だった。まだ、1日の大半を過ごす室内のフットウェアを試せていない。

 

●結

柔らかったり、固かったり、形状に変化があったり、様々な刺激があると、ほんの少しだけ日常に変化が出そうだ。すげー小さな話だけど。

 

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アメ横の街中華の名店の「スウェット」が夫婦兼用ウェアとしてちょうど良かった【愛用品コラム22】

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【#愛用品 22:UENO LEISURE CLUBのスウェット「新東洋」】

●起

新会社になって10か月、新オフィスに移転してもうすぐで8か月。会社の中でトップクラスに御徒町とアメ横を楽しんでいる自信がある。むしろ、休みの日に御徒町に行くほどだ。

 

●承

となると、このウェアは買わないと気が済まない。御徒町の街中華の名店「新東洋」にフィーチャーしたスウェットだ(TシャツとロンTもある)。気付いたら「ご注文ありがとうございました」。で、会社にも着て行った。しっかりとツッコミを受けた。最近できてないけど、街中華連載もやっているので、ぜひ取材に行きたい。

 

●転

ただ最近、困ったことに着ようと思うと、妻が着ているケースが多いのだ。背中は全面、新東洋&排骨麵、電話番号付きだが、正面は胸にロゴだけのシンプルなスウェット。男性が着ると店員感が出るが、女性が着るとちょうどいい塩梅になる。ちょうどいいストリート感だ。

 

●結

我が家は平日、同じテーブルで向き合って仕事しているから、妻がこのスウェットを着ている日は、猛烈に中華が食べたくなる。服から食欲を刺激されるってなかなかないからいい。あと、売上の一部がお店に入るのもいい。いいことだらけだ。

 

このシリーズ、まだ2店分しか出ていない模様なので次回作に期待中。

 

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リモートワークで家をウロウロしながら「棕櫚箒」で掃除するとアイデアがまとまる【愛用品コラム21】

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【#愛用品 21:棕櫚箒製作舎の卓上ほうき】

(おそらく棕櫚箒製作舎だと思うのですが間違っていたらご指摘ください)

 

●起

在宅勤務が増えて、掃除の頻度が増えた。部屋を清潔に保ちたいというのもあるのだが、気分転換に掃除することが多い。多い日には、朝昼晩の3回掃除機をかけている。大抵そういう日は仕事が上手くいってないときだ。我が家の場合、部屋のキレイさと仕事の進捗具合は反比例する。

 

●承

5分程度の気分転換の清掃だから、「面」の掃除だ。リビングやキッチン、洗面所の床など面積の広い部分は、ホコリや髪、なし! でも、それゆえ、細かい「点」の部分の汚れが気になるようになってきた。洗濯機の横のスキマ、テレビの後ろなど。面がキレイだから、余計目立つのである。

 

●転

「これ以上、掃除し始めたら、ポンコツだな」と思っていた時に、以前買った棕櫚ぼうきを思い出した。一時期、ご当地モノにハマっていて、各地の特産物をお取り寄せしていたのだ。この卓上ぼうきもそのひとつ。丁寧な暮らしに憧れて買ったけど、見事に憧れだけで終わった、と思っていたら2021年になって復活を遂げた。

 

●結

考えがまとまらないときに、部屋を徘徊しながらこのほうきでホコリを払うと、すごい良い。そして、2020年冬に使った感動としては、デロンギのオイルヒーターと相性がいい。あのスキマのホコリが一網打尽。気持ちいい。掃除はエンターテイメントだ。これ、記事のタイトルでも使えそう。

 

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名前を呼ぶことの大切さ。たとえそれが「ぬいぐるみ」だとしても【愛用品コラム20】

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【#愛用品 20:ジェラートピケのティッシュボックス】

●起

我が家では、ぬいぐるみに名前をつける習慣がある(これは、ティッシュボックスだが)。左のしろくまの名前は「しろ」さん。そのままだ。一方、右側のねこの名前は「てつお」。妻がコロナ前にたまに通っていた新宿二丁目のゲイバーのマスターの名前だ。落差!

 

●承

無味乾燥になりがちな生活に癒しが欲しいと妻が選んだ両者。名前をつける段になって、妻が「最近会えていない人の名前にしたらどうかな?」ということで「てつお」になった。僕は会ったことがないのだが、めちゃくちゃイイ奴らしい。

 

運用ルールはひとつだけ。名前で呼ぶこと。「ティッシュ取ってではなく、てつお取って」「ティッシュ交換してではなくて、てつお交換して」。まもなくひと月が経とうとしているが、僕も娘もすっかり慣れた。

 

●転

さて、名前の力とはすごいもので、毎日てつおの名前が山田家ではキャッチボールされる。キャッチボールのついでに「てつおは元気にしてるかなぁ」とてつおを思う会話が広がる。なんかもう、てつおが日常に入り込んでいる。

 

その勢いで妻はてつおにLINEする。元気らしい。一方的なコミュニケーションじゃないのもいい。ティッシュボックスに名前をつけて呼んでいるだけなのに、人生において、何かとても大切なことを学んでいる気がする。

 

●結

ちなみにてつおは、背中に取り出し口がついているので、気が抜くとうつ伏せになっている。ソファの色と同色なので油断すると、お尻で踏み潰しそうになる。初対面のときには、そんなエピソードから入ろうと思う。そんな話が、対面で、お店でできるような日が早く戻ってきて欲しい。

 

あ、ジェラピケらしく、触り心地はとてもいい。深い意味はない。

 

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短時間で「人間性」を丸裸にするならカードゲームが最適。強欲さ、自惚れ、希望的観測、すべて【愛用品コラム19】

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【#愛用品 19:オインクゲームズのカードゲームたち】

 

●起

コロナ前、来客が多かったころは食事のあと、よくゲストと「オインクゲームズ」のゲームで一戦を交えていた。本日はそのなかでもよくプレイしていた3作品を紹介したい。

 

●承

我が家に招かれたゲストたちはまず、カジュアルなすごろく的ゲーム「海底探検」をプレイし、「己の持つ強欲さ」をみんなの前で披露にしてもらう。次にポーカー的なゲーム「Twins」へ。「自分は大丈夫。自分は特別なんだ」という自惚れを粉砕させていただき、最後にベンチャー企業の株主となる「STARTUPS」で希望的観測がまったく「無意味な行為」であることを突きつける。

やべー、家族。

 

●転

というわけで、我が家は全員、オインクゲームズのファンだ。インテリアにもなるようなパッケージに、心躍るようなカードやチップたち、初めての人でもすぐ遊べるルール性。そして、高いゲーム性。かかる時間は多くが10分〜20分と短めで、ホムパの時間を盛り上げる盛り上げる。

 

●結

だが、自分も含めて人間性が丸裸にされていく。人間の中身を短時間で剥き出しにしてしまう、ある意味、暴力的。これらすべてを両立するのがオインクの魅力だと考えている。

 

ちなみに写真のゲームタイトルは左上から
海底探検/ドリアン/スタータップス(STARTUPS)/ふくろと金貨

続いて左下から
デュアルクラッシュ・ポーカー(DUALCLASHPOKER)/Twins(ツインズ)/ダンジョンオブマンダムエイト/トロル(troll)

 

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「目のノイキャン」ーーOZNIS by TALEXの偏光サングラスは自分の世界に浸れる【愛用品コラム17】

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【#愛用品 17:OZNIS by TALEXの偏光サングラス「FLAT5」】

●起

とても変な表現だが、偏光サングラスをすると世界が静かに感じられる。視覚のアイテムなのに、聴覚の話をするのはおかしな話なのだが、OZNIS by TALEX「FLAT5」をかけるとそう感じざるを得ないのだ。

 

●承

TALEXの偏光サングラスの仕組み自体はシンプルだ。紫外線と反射光をカットして目に優しい光だけを通過させる(技術的には非常に難しいとのこと)。雑光と呼ばれる有害な光をカットすると、驚くほどに世界が落ち着いた状態になる。

 

●転

言い換えれば、偏光サングラスは「目のノイズキャンセリング」デバイスだ。ノイキャンオーディオが余計な音を打ち消し、自分だけの世界に入り込めるサポートをしてくれるように、偏光サングラスは余計な光を除去し、世界と向き合うこと促してくれる。

 

●結

実際にかけると、視界の色が濃くなって、引き締まる。空はより青く、木々はより緑に。だから、夏にかけると、夏らしさが一層引き立つ。イメージとして持つ「夏」に近い印象だ。夏以外の季節がどうだったかパッと思い出せないのだが、季節を増幅させるデバイス、とも言えるかもしれない。

 

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ここ1年のカメラロールがキャプチャーとメシばかりの人に贈りたい「3Dフィルムカメラ」の価値【愛用品コラム16】

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【#愛用品 16:ルタワジャパン「RETO3D」】

●起

ここ1年のカメラロールを振り返ると、ウェブサイトの画面キャプチャーと、ご飯の写真ばかりだ。カメラロールの中身は、その人の活動記録とリンクすると思っているので、生活が単調であり、起伏がない。これもコロナの影響だ。

 

●承

とはいえ、まだまだ無駄な外出できない、無駄な外食できない、旅やエンタメもオンラインを検討。被写体のバリエーションを増やすのは、まだ少し先になりそう。だから、いつもの被写体でも違ってみえるものをーーというので、導入したのが「RETO3D」だ。

 

●転

「RETO3D」は三眼のレンズを持ったフィルムカメラだ。撮った写真のデータをアプリに取り込んで合成すると、動きが出る! ムービーのような動きではなく、ある瞬間を3方向から見たときの瞬間が1つ(のデータ)に凝縮されているといった形。

 

●結

この3D感も楽しいのだけど、それ以上に良かったのが、身の回りにあるモノやいる人にカメラを向けるようになったこと。「レンズを向ける=まなざしを向ける」ということは、その人に興味を持つことにつながる。

 

そういった意味では、スマホのカメラではなくデジタルカメラを持つこと、定期的に一眼やミラーレスを買い換えることは、日々の連続で失いがちな、新しい視点を与えてくれることだと思う。

 

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パナの最上位オーブンレンジ、使う人によって「敬称」が変わるから面白い【愛用品コラム15】

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【#愛用品 15:パナソニック スチームオーブンレンジ ビストロ「NE-BS2700」】

●起

インスタアカウントをリブートして1か月近く経過しようとしている。投稿に添えるテキストも頑張ろうと思っているのだが、毎回四苦八苦。妻に助言を求めることも少なくない。

 

●承

今日のスチームオーブンレンジ「ビストロ」もそんな感じだ。ストレートに紹介すると「コロナ禍であって良かった家電」「料理をするきっかけを作ってくれる」「時短や作りおきにも効く家電」というところに落ち着く。

 

確かに、その通りなのだが、そりゃフラッグシップモデルで機能全部入りだから、当たり前といえば当たり前。もう一歩踏み込んで、単に性能や機能軸ではなく、ビストロが愛用品であることを伝えたい。

 

●転

という話を妻としているときに、「ビストロ」の敬称は何が良いか、という話題になった。僕は圧倒的に「先生」派なのだが、妻は「さん」派だという。僕は、料理がからっきしだけど、専用アプリ&レシピに沿って作っていくときちんとした一品が出来上がる。料理を教えてくれる先生だ。

 

一方、妻は料理好きということもあって、調理をサポートしてくれたり、よりよい味を引出してくれたりするパートナーとして感じていて「さん」らしい。ビストロ先生さん。

 

●結

使う人によって、見せる魅力を変えられるプロダクトは強いと思う。そして、コミュニケーションの媒介となれるプロダクトも強いと思う。ビストロはその両方を持ち併せているから良い。

 

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ソニーの4K有機ELブラビアを自腹買いして感じた「デカい家電」が生活に与える影響【愛用品コラム14】

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【#愛用品 14:ソニー ブラビア「A8H」】

 

●起

昨年11月に6年使ったブラビアがうんともすんとも言わなくなってしまった。6年で壊れちゃうのは早いかもと思ったが、早朝は娘がYouTubeを、夕方から夜は妻が地上波を、深夜から明け方は僕がFortniteに使っていたから、ぶっちゃけ日中以外はフル稼働。そして、2020年は日中もほぼ点けっぱなしだったから、正直24時間稼働。ブラックファミリーである。

 

●承

PlayStation 5を買うことを前提に、120Hzで駆動して、有機ELが良いとなると、選択肢はあまりなくて、新しいモデルもブラビアにした。 Netflix の契約が4K対応の一番いいやつになり、垂れ流し用YouTubeも4K画質ばかり。オンラインライブももちろん、テレビで。最近はAlexaを導入して音声操作に。ちなみに55型だと画面デカすぎるから、 PS4/PS5でFPSやTPSをやるときはモニターでプレイ。

 

●転

そこで改めて思うのは、デカい家電のパワー。映像との触れ合い方が変わったし、家庭内IoT化も一層進んだ。大物の家電やデジタル機器がいいなと思うのは、買い換えるだけで停滞していた生活が一気に進みだす感覚。わかりやすく生活の質が上がるし、生活に新しい工夫をしてみようという、クリエイションが動きだす。いや、高いんだけどね。もちろん、小さいモノでも想像力は刺激されるんだけどね。でも、大きさっていうのは大事かなと思っている。

 

●結

ブラビアに話を戻すと、音はレビューや口コミにある通り、もう少し頑張ってほしいなというときがあるので、バースピーカーを導入したいと思っている。バッファローからnasneも出るし。こうしてモノがどんどん増えていくのだけど、好きなモノに囲まれて過ごす生活はとても居心地がいい。

 

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「バッグインバッグ」ならぬ「バッグインバッグインバッグ」で整理整頓が捗る【愛用品コラム13】

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【愛用品13:クツワ「タブラ」】

 

●起

「バッグインバッグ」は決して新しいジャンルではないが、新型コロナをきっかけに脚光を浴びているジャンルである。その名の通り、バッグの中に入れるバッグで、ケーブルや充電器はもちろん、電卓やペンなどオフィスで使うものを収納できるものだ。特に都市圏のワーカーにとっては、在宅勤務やリモートワークする日もあれば、オフィスで仕事をする日もあればという場合、これらを整理整頓して体系的に持ち運べる。

 

●承

私はメインのバッグインバッグに、リヒトラブの「SMART FIT ACTACT バッグインバッグ」を使っている。が、MacBookとiPadとiPad miniと周辺機器を入れるともうパンパン。めっきり少なくなったとはいえ、紙資料を入れる仕組みが欲しい。

 

●転

そこで導入したのが、クツワの「タブラ」だ。この商品は、表面にケーブルなどを入れるスペースが4つほどあり、裏面は紙を挟める構造になっている。Makuakeでプロジェクトされたアイテムで、7000%近い達成率を実現。クラファンで達成率だけ見ると本質を見誤るが、1400万円近い応援を集めているので、バッグの整理整頓で悩む人がとにかく多いのだと思う。

 

●結

で、私の場合、リヒトラブの中にタブラを突っ込んで、「バッグインバッグインバッグ」にして使っている。別に、それぞれでリュックに入れればいいのだが、ちょうど入る余地があったので、入れてみたらジャストサイズで気持ちいい!こんな使い方をする人はいないと思うが、自分だけのカスタマイズ感を楽しんでいる。あとは、とにかくバッグインバッグインバッグって言いたいだけ。

 

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e-Sportsとスキンケアの意外な関係【愛用品コラム12】

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【#愛用品 12:スキンケア用品たち】

 

●起

肌とe-sportsは似ている、と思う。若いときにピークがくるという意味で。僕はほぼ毎日、Fortniteをやっているのだけど、中高生はスポンジのように新しい操作や戦略を吸収して実践する。そして、おじさんプレイヤーをコテンパンにしてくれる。実際、Fortniteのプロのほとんどは10代後半だ。

 

肌もまた若いときにピークがくる。年を取ることをはいいことだし、年を取って肌が衰えることを悪いことだとは思わないが、自分にショックを受ける場面はある。「あれ、俺、ここまで老けこんでたっけ?」みたいな。

 

●承

若いプレイヤーとの差を少しでも埋めたい時、頼るのがテクノロジーと財力だ。いいデバイスを使っても、最終的には腕と努力の問題だけど、こうしないともっと酷い結果になるんだ、許して!というのが持論だ。まあ、でも結局、コテンパンにやられるんだけど。

 

●転

ゲームと違って、肌は若い子と張り合う必要はない。でも、見た目が老け込むと、中身も老け込むとは思う。だから、財力を使ってテクノロジーが注ぎ込まれたスキンケア商品に頼る。スキンケアはやればやっただけ成果が出る。筋トレに近い。仕事はやっても成果がでないことが多いけど、スキンケアは努力が形になる。裏切らない。そしてゲームもまた鍛錬が形になる。裏切らない。

 

●結

何より、自分と対話している時間が貴重だと気づく。自分と向き合う時間って何をしたらよいかわからなくなってしまうけど、スキンケアは自分の肌に触れればいい。スキンケア沼 にハマると使い切ってないのに次から次へと買っちゃうループ中。

 

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スーパーの買い出しに「最強な保冷付きバッグ」。見所はロゴにもアリ【愛用品コラム11】

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【#愛用品 11:シービージャパン「保冷トートバッグ BOCCA」】

 

●起

先日、Beamsのデカいトートバッグを投稿した際、「コンビニ用」「スーパー用」「週末用」の3つで使い分けているとお伝えしたが、今回のアイテムが「スーパー用」だ。

 

●承

御殿場プレミアムアウトレットで見かけて一目惚れしたのが、ロゴ&タグ! CHUMSっぽいポップな色合いに、山の輪郭があしらわれていてアウトドアっぽい! 大ぶりなハンドルに、ボリューム感もたっぷりで「いかにもアメリカンな舶来品らしさ」を感じて速攻で購入。ちなみに、後日見たら、メーカーは日本のシービージャパンだった。ロゴ下の単語は「山! 川! 村!」だった。

 

●転

という巧みな世界観にまんまと乗せられながらも、BOCCAは使い勝手がいい。17Lまで入るから、週末にまとめ買いして平日は足りないものを買い足すだけの我が家にぴったりのサイズ。マチがあるから、肉や魚などのトレー系食材を平置きできて汁まみれの惨劇が起こることもない。ただ、しっかりした形状なので、パンパンに入れるとうちの自転車カゴには収まらない点だけが悩み。

 

●結

使ってわかったBOCCAの一番良いところは、取っ手がデカいから、買い物袋が指や腕にめり込んで痛くなることがないところ。帰り道が苦痛にならない。家に着いた時のどっこいしょ感が少ない。どっこいしょしちゃっても、保冷バッグだから時間的に多少は猶予がある。その余裕感があるのとないのでは大違い。というわけで、またの機会には「コンビニ用買い物袋」を紹介したい。

 

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子どもの「初めてのPC」は予算とスペックで妥協してはいけない【愛用品コラム10】

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【#愛用品 10(今回は娘):Apple「iMac」】

 

●起

21.5インチ iMac Retina 4Kディスプレイモデルは娘の初めてのパソコンだ。昨年、国と区の給付金で購入した。塾のオンライン授業をスマホサイズで受けるのは辛い、というのと、良い機会かなと思ったのだ

 

●承

購入してすぐ娘は動画編集に興味を持った。が、そんなにすぐに動画編集に興味を持つとは思っていなかったのだ。このiMac、メモリが8GB(!)で日常使いするなら全く問題ないが、編集作業はキツイ。2020年にもなって、8GBを選んだ私も私だが。

 

●転

で、なんというか、娘の可能性を狭めてしまった気がした。大げさな言い方かもしれないけど、その可能性自体も否定はできない。お金でカバーできる可能性なら、パパ節約するで!と思い、余計な出費にはなってしまうけど、メモリを増設を計画。

 

●結

が、自室に置いてYouTube三昧、配信観戦三昧で、成績がガタ落ち。増設計画はペンディングで設置場所はリビングに変更。とりあえず、スペックが未来を狭めるみたいなカッコつけたことを言う前に、PCとの付き合い方を教えないと未来が狭まる。

 

話にまとまりがないが、お伝えしたいのは、長く使う高額商品を買うときは馬鹿高くならないなら、2つか3つ上のスペックを選んだほうがいい。不満がないことが、一番の満足だと思う。

 

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こんなに服があるのに、なぜか毎回手にとってしまうニューバランス「THE CITY」の魔力【愛用品コラム09】

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【愛用品 09:ニューバランス「THE CITY」コレクションのフーディーコート】

 

●起

クローゼットにやたら沢山の服があるのに、なぜか毎回手に取ってしまうウェアがある。何かに引き寄せられるように、何かの力が働いているかのように、なぜか、その服を選んでしまう。という経験は多くの人にあると思うのだけど、今の自分にとって、「THE CITY」コレクションのフーディーコートがそれにあたる。

 

●承

「THE CITY」はニューバランスがスポーツ・デポ&アルペン専売で展開するアパレルコレクションだ。もともとはジャケパンやポロシャツ、 Tシャツがあり、20A/WでロンTやパーカー、そしてこのコートもラインナップした。ちなみに、21S/Sも好調だという。

 

●転

THE CITYを端的に説明すると、「オン・オフ問わない」である。在宅勤務でビジネスとプライベートの境界線が曖昧になっているのは周知のことだけど、THE CITYはシームレスに着こなせる。Lサイズを買ったというのもあるけど、結構大きめに作られているから、ゆったりリラックスして着れる。撥水性もある。自分を妨げる要素がないというのを身体が覚えており、直感的にクローゼットから選んでしまう。

●結

スポーツブランドのビジネスウェアやセットアップっていうのは、いま群雄割拠で戦国時代に突入。そのなかで、THE CITYが良いのは、価格帯と買える場所はカジュアルという点。ハードル高くない。このジャンル、引き続きウォッチしたい。

 

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