高級豆“ゲイシャ”が198円!?UCC缶コーヒーが味と手軽さを欲張ったらこうなった

ゲイシャと聞くと、コーヒー好きなら「高級で、特別な一杯」のイメージを持つはず。それが缶コーヒーで、しかもたった198円(税別)で楽しめるようになります。

 

UCCが、BLACK無糖ブランド30周年を記念し、産地にこだわったシリーズ第二弾「BLACK無糖 ゲイシャブレンド リキャップ缶275g(以下、ゲイシャブレンド)」を10月7日に発売しました。2025年3月までの期間限定発売のようです。UCC契約農園「サンタ・クララ農園」のグァテマラ産ゲイシャ種を51%使用しており、華やかな甘い香りが特徴で、コクがありつつもクリアな余韻が楽しめるとのこと。

↑ゲイシャの華やかな甘い香りを、緑・黄で表現したというパッケージデザイン

 

缶コーヒーになったゲイシャの実力やいかに。1日のうちに訪れるさまざまな「ほっと一息」タイムに合わせ、ホット・常温・アイスで飲み比べてみました。

 

味わいはどうだ? 禁断のマリアージュにも挑戦

1.朝食×ホット“ゲイシャブレンド”

まずは朝食のお供として、ホットコーヒーを一杯。中身を缶から別容器に移して温めます。

↑漂う湯気からも甘い香りが!

 

カップに口を付けたまま、ゆっくり深呼吸したくなる甘い香りがします。味わいも同様に甘やかだろうと想像しつつ、まずは一口。寝起きの体をびっくりさせない優しい口当たりで、すっと染み渡ります。筆者は普段、微糖でも甘く感じてしまうほどのブラック派ですが、引っかからずにおいしく飲みました。くどくない余韻で、忙しい朝にもってこいですね。

 

コクと苦味もきちんとありますが、「眠気覚ましには、ちょっと飲んだだけでもガツンとくるコーヒーが必要」という方にとっては、ややマイルドすぎるかもしれません。シャッキリしろ、と気合を入れてたたき起こしてくれるのではなく、「おはよう、もう朝よ。今日も一日頑張って」と寄り添ってくれるコーヒーです(少なくとも筆者にとっては)。

 

2.昼食×常温“ゲイシャブレンド”

続いて、昼の休憩タイムに常温で一杯。ホットの時とは違い、キャップを鼻先に近づけただけで香り立つ……というわけではありませんが、甘みとコクをじゅうぶん感じられました。温めた状態と比べ、甘みはありつつもキレは増しているので、飲むとすっきりします。気分転換にぴったりです。

 

休憩時間と言えば、ごほうびスイーツも忘れちゃいけませんよね。アイスやクッキーとの食べ合わせを試してみたところ、スイーツの甘さとうまく調和しつつ、クリアな余韻でまとめてくれました。

↑ようやく涼しくなってきたので、常温でもゴクゴク飲みたくなります

 

3.晩酌×アイス“ゲイシャブレンド”

夜はアイスコーヒーで一杯。朝、昼と飲んできて、一つ直感したことがありました。ゲイシャブレンドには、間違いなく塩分が合うと!

↑ビーフジャーキー、タコわさと迷いましたが、ゲイシャブレンドの甘さに合うのはきっとナッツ!

 

というわけで用意しました、ミックスナッツ。アイスをふんだんに入れたグラスにゲイシャブレンドを注ぎ、まずはコーヒーだけで頂きました。常温よりもさらにキレがあります。甘さは後味としてわずかに感じられるほどですが、ブラックコーヒー好きの筆者とっては「苦いコーヒー」という印象はなく、さっぱりとしています。

 

余韻の残る口に、ナッツを数粒放り込むと……塩気と旨みが引き立っておいしい! またゲイシャブレンドを一口飲むと、ナッツのコクをやんわりリセットしてくれるので、かえっておつまみを取る手が止まらなくなっていきます。他の塩分とも合わせてみたいところ。

 

最強マリアージュ、ここにあり。寝しなに飲みすぎないようご注意を。

↑いつ、どんな温度で飲んでもおいしかったので、あとは好みの問題かも

 

グァテマラ産ゲイシャ種は一般的なゲイシャ種と比べてパパイヤ、マンゴー、洋ナシのような風味が特徴。その甘さをしっかり味わいたいなら、温めて飲むのがよさそうです。逆に、甘いもの・塩っぽいものと合わせたい時や、よりクリアな味わいを楽しみたい人にはアイスコーヒーがおすすめ。

 

常温でも、ちょっとリッチな気分にしてくれるクオリティです。筆者は、ゲイシャブレンドをティーカップに入れて出されたら、缶コーヒーだとは思わないかも……。

↑いろいろな表情を見せてくれたゲイシャブレンド

 

おいしさのカギを握る、サンタ・クララ農園

ゲイシャブレンドはBLACK無糖ブランド30周年を記念した第二弾。コーヒー豆の産地「サンタ・クララ農園」は、2015年に開設したUCC契約農園で、ゲイシャが占める面積は約20ha。東京ドーム約4個分の土地を使って育てられたゲイシャ種を、UCCが100%買い取っています。しかも、ゲイシャ種はアラビカ種の中でも希少性が高いのだとか。

 

そもそも、「どうしてゲイシャはこんなにもてはやされていて、高いの?」と不思議に思う方もいるのでは。栽培が難しいこともありますが、発端には「ゲイシャショック」と呼ばれる出来事があります。

 

2004年、パナマで開催された品評会に出品されたゲイシャ種が、それまでにないほどの高評価を受け、後のオークションで当時の落札最高金額を更新。当時のスペシャルティコーヒー界に衝撃を与えました。

 

ゲイシャを落札すると知名度アップにも繋がることから、世界落札価格が更新され続けています。

 

ところによっては、1杯で数千円ほどにもなるゲイシャコーヒー。ゲイシャブレンドなら手に取りやすく、気軽に楽しめるのがありがたいですね。何かと慌ただしい朝や、ちょっとしたブレイクタイムにグビっといくのはもちろん、仕事や家事が終わって気兼ねなく休める時間に、まったりと堪能するのもよいのでは。缶コーヒーになってもおいしいからこそ、さっと味わうだけではもったいないかもしれませんよ。

 

UCC
BLACK無糖 ゲイシャブレンド リキャップ缶275g
発売日 10月7日/期間限定(10-3月)
価格  198円(税抜)

高級豆“ゲイシャ”が198円!?UCC缶コーヒーが味と手軽さを欲張ったらこうなった

提供:UCC上島珈琲株式会社

ゲイシャと聞くと、コーヒー好きなら「高級で、特別な一杯」のイメージを持つはず。それが缶コーヒーで、しかもたった198円(税別)で楽しめるようになります。

 

UCCが、BLACK無糖ブランド30周年を記念し、産地にこだわったシリーズ第二弾「BLACK無糖 ゲイシャブレンド リキャップ缶275g(以下、ゲイシャブレンド)」を10月7日に発売しました。2025年3月までの期間限定発売のようです。UCC契約農園「サンタ・クララ農園」のグァテマラ産ゲイシャ種を51%使用しており、華やかな甘い香りが特徴で、コクがありつつもクリアな余韻が楽しめるとのこと。

↑ゲイシャの華やかな甘い香りを、緑・黄で表現したというパッケージデザイン

 

缶コーヒーになったゲイシャの実力やいかに。1日のうちに訪れるさまざまな「ほっと一息」タイムに合わせ、ホット・常温・アイスで飲み比べてみました。

 

味わいはどうだ? 禁断のマリアージュにも挑戦

1.朝食×ホット“ゲイシャブレンド”

まずは朝食のお供として、ホットコーヒーを一杯。中身を缶から別容器に移して温めます。

↑漂う湯気からも甘い香りが!

 

カップに口を付けたまま、ゆっくり深呼吸したくなる甘い香りがします。味わいも同様に甘やかだろうと想像しつつ、まずは一口。寝起きの体をびっくりさせない優しい口当たりで、すっと染み渡ります。筆者は普段、微糖でも甘く感じてしまうほどのブラック派ですが、引っかからずにおいしく飲みました。くどくない余韻で、忙しい朝にもってこいですね。

 

コクと苦味もきちんとありますが、「眠気覚ましには、ちょっと飲んだだけでもガツンとくるコーヒーが必要」という方にとっては、ややマイルドすぎるかもしれません。シャッキリしろ、と気合を入れてたたき起こしてくれるのではなく、「おはよう、もう朝よ。今日も一日頑張って」と寄り添ってくれるコーヒーです(少なくとも筆者にとっては)。

 

2.昼食×常温“ゲイシャブレンド”

続いて、昼の休憩タイムに常温で一杯。ホットの時とは違い、キャップを鼻先に近づけただけで香り立つ……というわけではありませんが、甘みとコクをじゅうぶん感じられました。温めた状態と比べ、甘みはありつつもキレは増しているので、飲むとすっきりします。気分転換にぴったりです。

 

休憩時間と言えば、ごほうびスイーツも忘れちゃいけませんよね。アイスやクッキーとの食べ合わせを試してみたところ、スイーツの甘さとうまく調和しつつ、クリアな余韻でまとめてくれました。

↑ようやく涼しくなってきたので、常温でもゴクゴク飲みたくなります

 

3.晩酌×アイス“ゲイシャブレンド”

夜はアイスコーヒーで一杯。朝、昼と飲んできて、一つ直感したことがありました。ゲイシャブレンドには、間違いなく塩分が合うと!

↑ビーフジャーキー、タコわさと迷いましたが、ゲイシャブレンドの甘さに合うのはきっとナッツ!

 

というわけで用意しました、ミックスナッツ。アイスをふんだんに入れたグラスにゲイシャブレンドを注ぎ、まずはコーヒーだけで頂きました。常温よりもさらにキレがあります。甘さは後味としてわずかに感じられるほどですが、ブラックコーヒー好きの筆者とっては「苦いコーヒー」という印象はなく、さっぱりとしています。

 

余韻の残る口に、ナッツを数粒放り込むと……塩気と旨みが引き立っておいしい! またゲイシャブレンドを一口飲むと、ナッツのコクをやんわりリセットしてくれるので、かえっておつまみを取る手が止まらなくなっていきます。他の塩分とも合わせてみたいところ。

 

最強マリアージュ、ここにあり。寝しなに飲みすぎないようご注意を。

↑いつ、どんな温度で飲んでもおいしかったので、あとは好みの問題かも

 

グァテマラ産ゲイシャ種は一般的なゲイシャ種と比べてパパイヤ、マンゴー、洋ナシのような風味が特徴。その甘さをしっかり味わいたいなら、温めて飲むのがよさそうです。逆に、甘いもの・塩っぽいものと合わせたい時や、よりクリアな味わいを楽しみたい人にはアイスコーヒーがおすすめ。

 

常温でも、ちょっとリッチな気分にしてくれるクオリティです。筆者は、ゲイシャブレンドをティーカップに入れて出されたら、缶コーヒーだとは思わないかも……。

↑いろいろな表情を見せてくれたゲイシャブレンド

 

おいしさのカギを握る、サンタ・クララ農園

ゲイシャブレンドはBLACK無糖ブランド30周年を記念した第二弾。コーヒー豆の産地「サンタ・クララ農園」は、2015年に開設したUCC契約農園で、ゲイシャが占める面積は約20ha。東京ドーム約4個分の土地を使って育てられたゲイシャ種を、UCCが100%買い取っています。しかも、ゲイシャ種はアラビカ種の中でも希少性が高いのだとか。

 

そもそも、「どうしてゲイシャはこんなにもてはやされていて、高いの?」と不思議に思う方もいるのでは。栽培が難しいこともありますが、発端には「ゲイシャショック」と呼ばれる出来事があります。

 

2004年、パナマで開催された品評会に出品されたゲイシャ種が、それまでにないほどの高評価を受け、後のオークションで当時の落札最高金額を更新。当時のスペシャルティコーヒー界に衝撃を与えました。

 

ゲイシャを落札すると知名度アップにも繋がることから、世界落札価格が更新され続けています。

 

ところによっては、1杯で数千円ほどにもなるゲイシャコーヒー。ゲイシャブレンドなら手に取りやすく、気軽に楽しめるのがありがたいですね。何かと慌ただしい朝や、ちょっとしたブレイクタイムにグビっといくのはもちろん、仕事や家事が終わって気兼ねなく休める時間に、まったりと堪能するのもよいのでは。缶コーヒーになってもおいしいからこそ、さっと味わうだけではもったいないかもしれませんよ。

 

UCC
BLACK無糖 ゲイシャブレンド リキャップ缶275g
発売日 10月7日/期間限定(10-3月)
価格  198円(税抜)

「おなかゴロゴロ派」もモウ悩まない! 牛乳「A2ミルク」に注目【フードNEXTトレンド2024】

コロナ禍を経て息を吹き返した外食トレンドからも目が離せない! 今回はフードライター中山秀明さんと「GetNavi」フード担当・鈴木翔子さんに「A2ミルク」「カフェインマネジメント」について聞いてみた。

※こちらは「GetNavi」 2024年2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

 

■フードライター中山秀明さん
食のトレンドに詳しいフードアナリスト。個人的には「お手ごろうなぎチェーン」が特に激アツだと豪語する。

 

■「GetNavi」フード担当・鈴木翔子

本誌のフードを5年以上担当。酒好きが高じ、しばしばバーでも働いており、酒トレンドに詳しい。

 

おなかゴロゴロ派もモウ悩まない?「A2ミルク」

近年、食品スーパーを中心に「A2」と書かれたミルクが存在感を増している。牛乳に含まれる「βカイゼン」というタンパク質は、牛が持つ遺伝子によってA1とA2の2種類に分かれる。通常市販されている牛乳の多くにはその両方が含まれるが、A1は人によってはおなかをゴロゴロさせる原因に。それに対し、A2のみのミルクは人の母乳に近く、その心配がないのだ。「牛乳は好きだけどお腹が……」「うちの子はミルクを飲むとゆるみやすくて」等の悩みを持つ方、モウ安心と言えるかも?

近藤乳業
北海道A2 別海牛乳(写真左)
実売価格233円

牧場や乳牛にまでこだわりギュウッと搾ったA2ミルク

牛乳の名産地・北海道別海町にある、一頭一頭ゲノム検査を行いきちんと個体管理をしている牧場でA2のみを持つ乳牛から搾った生乳を使用。販売先のスーパーマーケットによっては、想定の2倍以上売れているというヒット商品だ。

 

カネカ
ピュアナチュール(写真右)
実売価格420円

濃厚かつ滑らか食感の有機A2ヨーグルト

自社牧場の乳牛から搾ったA2ミルクを使った、オーガニックのヨーグルト。2段階で長時間発酵させた、とろりと滑らかで濃厚なテクスチャーが特徴だ。プレーンのほか、ブルーベリー味もある。

 

【ヒットアナリティクス】価格差がさほどないため徐々に浸透していくはず

「ミルク大国のオーストラリアやニュージーランドを筆頭に、世界的に認知が拡大中。日本のスーパーでも見かける機会が増えています。通常の牛乳との価格差はそこまでないので、徐々に浸透していくのでは」(中山さん)

先進技術:4 顧客ニーズ:3 市場の将来性:5 独自性:4 コスパ:4

 

カフェイン量は好みで選べる時代に!「カフェインマネジメント」

覚醒作用や集中力などを司ると言われるカフェイン。数年前のエナジードリンクブームを契機に注目が集まっている成分だが、嗜好の多様化に伴い、摂取したい人もいれば、そうでない人もいて千差万別である。コーヒー業界では、メーカー側もそのニーズに合わせ、高カフェイン商品のほかに微カフェイン商品が登場し始めた。これまで、カフェインを訴求する商品はノンカフェインが主流だったが裾野が広がり、含有量で選ぶ時代が到来しているのだ。

アサヒ飲料
WONDA スロータイムコーヒー(写真左)
173円

カフェイン量を約半分にしつつほろ苦くコク深い味を実現

メーカー主要品比で、100㎖あたりのカフェイン量を55%カットした“微カフェイン”のブラックコーヒー。カフェインは控えめだが、独自の焙煎法でほろ苦く、コク深い味わいに仕上げている。

 

サントリー食品
ボス カフェイン(写真右)
155円

ボス缶史上最大となるカフェイン200㎎を配合

カフェインを多く含む豆を採用することで、ボス缶(※)史上最大のカフェイン量200㎎を配合。浅煎り焙煎豆を混ぜることで苦味を抑え、飲みやすく仕立てた。「ホワイトカフェ」もある。

※:ボス缶史上最大となるカフェイン200㎎を配合

 

【ヒットアナリティクス】缶チューハイのようにコーヒーの飲み分けが常識に

「2023年春に登場した『ボス カフェイン』は、いままで缶コーヒーをあまり飲んでいなかった20〜30代の間でヒット中。コンディションや気分に合わせて缶チューハイの度数を選ぶ人が多いように、カフェイン量を使い分ける人が増えると予想」(鈴木)

先進技術:3 顧客ニーズ:4 市場の将来性:4 独自性:4 コスパ:3

この夏、要注目! 進化を続ける「おうちカフェ」ドリンクをプロがレコメン

コロナ禍により、おうちカフェを充実させるべくドリンク類も進化。有名コーヒーブランドがハイクオリティな商品を発売するなどして本格感が高まったが、その勢いはまだまだ止まらず、今夏も要注目の飲料をプロがピックアップ!

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです

 

【私たちがチェックしました!】

フードアナリスト・中山秀明さん
飲料のトレンドに詳しく、取材執筆も多数。ソフトドリンクは、ライフスタイルや文化的背景を含めた市場拡大に注目している。

 

GetNaviフード担当・菅原史稀
在宅作業のお供になる一杯を探して、新商品のチェックに余念なし。暑いのがニガテなので、心も爽やかになるドリンクを求めている。

 

展開拡大が待ち遠しい冷涼なコーヒーデザート

ローソン
MACHI café+エスプレッソフロート

480円 一部店舗限定発売中

練乳と生クリームを加えたアイススムージーに、店舗で抽出したビターなエスプレッソを加えて作る、シャリッとしたデザートドリンク。現在は首都圏9店舗での提供だが、2025年度中に500店舗で展開予定

 

■甘みと苦味のメリハリが絶品な夏コーヒーの新たな選択肢!
「甘くミルキーなスムージーに、苦みのアクセントをプラスするエスプレッソ。このメリハリと、冷涼なシャリシャリ食感がたまらない! 進化したコーヒーフロートといえるおいしさで、夏コーヒー界の大型ルーキーですね」(中山さん)

■この味がコンビニで楽しめるとは!!驚きと感動の一杯です
「本格抽出されたエスプレッソの苦味と、練乳・生クリームのまろやかな甘みのバランスが絶妙で、口にした瞬間思わず笑顔になってしまいます。ミルクのコクや、スムージーの食感も楽しめて、まさにカフェクオリティの逸品です」(菅原さん)

 

【コレもオススメ!】

ローソン
MACHI café+水出しコーヒー

280円 一部店舗限定発売中

MACHI café+の水出しコーヒーは、お湯を使わず水で8時間かけてじっくりと仕込んだ本格的なコールドブリューコーヒー。苦味が少なくスッキリとした味わいが魅力だ。

 

人気のシリーズが進化してミルクのコクと濃厚さが向上

味の素AGF
ブレンディ スティック クリーミーアイスカフェオレ

オープン価格

2020年から発売中の、人気のシリーズがリニューアル。冷たい牛乳に溶かすだけで、さらにミルクのコクと濃厚な味が楽しめるように。ほかにアイスキャラメルオレ、アイスココア・オレ、アイス抹茶オレの全4種を展開。【1杯あたり31kcal】

 

■溶けやすいのはさすがクリーミーな味もイイ
「冷たくても簡単にとけるのは、さすがブレンディ品質! 混ぜるとコーヒー感だけでなくクリーミーさもアップし、満足度が高いです」(中山さん)

■手軽で驚くほどおいしい冷たいカフェオレの定番
「濃厚なミルクの味わいは、まさに本格派カフェオレ。これが冷たい牛乳を注いで混ぜるだけで味わえるとはスゴいです!」(菅原さん)

 

ブランド初の抹茶フレーバー国産茶葉100%の上品な味

コカ・コーラ
コスタコーヒー 抹茶エスプレッソラテ

195円(260ml)

ヨーロッパで50年以上愛され続けるカフェブランド「コスタコーヒー」の、ボトル製品では初となる抹茶フレーバー。独自の高圧抽出でコク深いエスプレッソを抽出し、国産抹茶100%を合わせた上品な味わいが特徴だ。【1本あたり130kcal】

 

■全体の濃縮感が抜群でワンランク上の完成度
「抹茶の渋味を豊かに感じますが、ミルキーな甘さやエスプレッソのビター感もパワフル。全体の濃縮感が抜群で、格上な完成度です」(中山さん)

■おやつタイムにぴったり大人な味わいが◎
「抹茶の香り高さ、キレのあるエスプレッソのコクが感じられます。甘すぎないので、クッキーなどのお茶うけとしても重宝しそう」(菅原さん)

 

人気キャラの好物をヒントに甘香ばしいカフェオレを開発

サントリー
ボス とろけるカフェオレ 幸せ香るピーナッツ

151円(185g)

マンガ原作のアニメ『SPY×FAMILY』に登場する「アーニャ」の好物、ピーナッツに着想。カフェオレにピーナッツフレーバーを合わせることで、口いっぱいに甘香ばしい風味がふわっと広がるおいしさに仕立てた。【1本あたり90kcal】

 

■ピーナッツバター的な香りの飲むスイーツ
「パン用のピーナッツバターを思わせる、コク深い甘みが印象的。苦味は控えめですがカフェオレ感もあり、新感覚の飲むスイーツですね」(中山さん)

■包容力がスゴいので疲れたときに飲みたい
「包み込むような甘さと、ピーナッツの香ばしさで幸せな気分に。これぞ、仕事や勉強の合間に飲む“ごほうびドリンク”です!」(菅原さん)

 

集中したいシーンを支える気分をアゲる缶コーヒー

サントリー
スターバックス(R)RALLY ME ミルキーリフト

172円前後(245g)

ロースト香とミルクのやさしい甘さが調和した味わいが魅力の缶コーヒー。深煎り豆の爽やかな明るい香りを生かした「フォーカスブラック」も発売中。セブン&アイグループ限定。【1本あたり88kcal】

 

■凛々しく好バランスでプレミアムな味わいです
「味のベースに凛々しいビター感があり、それでいて重すぎない好バランスな仕上がり。プレミアム感豊かな缶コーヒーです」(中山さん)

■芳醇な香りが魅力気分を上げる缶コーヒー
「開封した瞬間、豊かなコーヒー香に心が躍ります! 昼食後、午後からのお仕事に向けて、気分転換したいときにオススメです」(菅原さん)

 

最新「缶コーヒー」のクオリティが凄い! 「ORIGIN BLACK ルワンダ&ブラジル」誕生の裏には製作者のアフリカへの熱い想いがあった

“おうち時間”の増加は、「日常をより上質なものにしたい」という意識の変化をもたらしました。そのニーズから誕生したプレミアムな缶コーヒーが「UCC ORIGIN BLACK」シリーズで、レギュラーコーヒーの愛好家からも高い評価を受けているとか。そこで今回「UCC ORIGIN BLACK」について調べてみると、最新作「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ&ブラジル」には開発者の熱い想いが込められていました。インタビューで商品の全貌を明かします。

 

↑シリーズ第1弾が「UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&モカ リキャップ缶275g」。2021年11月には、同「ブルーマウンテン&キリマンジァロ」が期間限定発売。そして希少な豆を掛け合わせた特別なおいしさに加え、産地とのストーリーやサステナビリティに一層こだわったのが最新作「ルワンダ & ブラジル」(写真)だ

 

開発者は学生時代からアフリカ支援をしていた

話を伺ったのは、UCC マーケティング部の千葉美華子さん。「UCC ORIGIN BLACK」の開発は、シリーズ第2弾の「UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&キリマンジァロ」から担当しています。

↑マーケティング本部 飲料マーケティング部 飲料ブランドフューチャーチーム 主任/千葉美華子さん 営業職からマーケティング本部に移動し、2021年より現職

 

「UCC ORIGIN BLACK」の大きな特長が、異なる個性を持つ2種類の希少なコーヒー豆をブレンドしていること。2022年4月4日から発売されている新作「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル」も同様。特に今回の味作りにおいて個性を放っているのがルワンダ産の豆です。フレーバーの特長から聞きました。

 

「特長は、グリーンアップルのような明るくフルーティーな味わい。ブラジル産の豆を合わせることで、全体の味わいに厚みをもたせ、ルワンダのフルーティーな魅力を引き立てています」(千葉さん)

 

なぜルワンダとブラジルの組み合わせを選んだのでしょう?

 

「それは、当社と現地のサステナビリティ活動に関わるストーリーをお伝えしたかったからでもあるんです」(千葉さん)

↑アフリカ産コーヒー豆の魅力や、現地生産者への想いがつまった「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ&ブラジル」

 

特に千葉さん個人としては、ルワンダをはじめとするアフリカ産コーヒー豆の魅力や、現地生産者への想いがあったといいます。それは、千葉さんがUCCに入社する前の体験や活動にさかのぼります。

 

「学生時代に支援活動を行い、実際に訪問もしたウガンダは貧しい国のひとつで、現地の方々はその日食べるお金にも苦労している現状があります。一方そこには自然に育まれたコーヒーの実がなっていて、私はコーヒー好きで知識もある。でも生産者としての技術などは持っておらず、当時の私では彼らの力になることができませんでした」(千葉さん)

 

コーヒー生産事業を活性化させ、現地の人々に持続可能な生活を――。帰国後、千葉さんの想いはますます強くなっていきました。そして、このあふれ出る情熱がUCCの入社へといいます。やがて企業の一員としてアフリカの課題解決の一助に。「まだまだやりたいことはたくさんあり、これからです!」と目を輝かせる千葉さん。夢を叶える挑戦に、終わりはありません。

↑ルワンダでのコーヒー豆生産作業の様子

缶コーヒーの味は嗜好に合わせて進化してきた

最初に述べたように、「UCC ORIGIN BLACK」シリーズは、自宅で過ごす時間の増加に伴う、プレミアムニーズから誕生しました。では、缶コーヒーのトレンドはどのような変遷を経てきたのでしょうか? ボトル缶コーヒーは2000年代前半に登場。ユーザーの特長を聞くと、コーヒー豆のクオリティや認証へのこだわりを持っている人が多いとのこと。つまりは「UCC ORIGIN BLACK」も、そういった高品質なおいしさを求める人向けのコーヒーです。

 

「市場に登場してから約20年の間で味わいも進化していきました。当社は当初から香料を使わずに開発をしていましたが、多くの商品は香料に甘めのフレーバーを使ったタイプが多かった気がします。その後、ユーザーの嗜好変化に伴ってコク深くなったり、キレが強くなったりし、クオリティも徐々に高くなっていきました」(千葉さん)

↑「当社では、一貫して香料を使わずにコーヒー豆の選定や焙煎、ブレンドといった技術でフレーバーを立たせることに注力してきました」と千葉さん

 

やがて、2017年頃にはペットボトルコーヒーがブームに。顕著な傾向は、少量ずつ時間をかけて楽しめるよう、飲みやすいテイストになっていること。この味わいの嗜好性に付随し、ボトル缶コーヒーも重すぎず飲み疲れない味覚構成になっていったとか。

 

「そうした変遷を経て、いまはコクとキレの好バランスな味が支持される傾向にあり、『UCC ORIGIN BLACK』もその調和を大切にしています。『UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル』はフルーティーなニュアンスの中に甘みを意識した味に設計しました」(千葉さん)

UCC独自のサステナビリティ活動とは

おいしさのほか、UCC独自のサステナビリティ活動と、産地とのストーリー性が込められているのも「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル」の特長。これまでどのような取り組みが行われてきたのか、プロセスについても聞きました。

 

「ルワンダは、2012年に現地のフイエ郡ソブ村におけるJICA(国際協力機構)の一村一品運動(※)に当社が参画して以降、10年以上継続して農園の開拓から品質向上まで、生産支援や農事指導を行ってきました。今回は、ルワンダ輸出規格における最高等級豆(ルワンダA1)を使用しています」(千葉さん)

※:村単位で特産品を育て、地域経済を活性させることで貧困を減らそうというJICAの取り組み

 

一方ブラジルでは、20年以上前からUCC独自の活動が行われています。

 

「ブラジルのエスピリトサント州では、コーヒーの品質向上や生産者の生産意欲向上を目的に、2001年から『UCC品質コンテスト』という品評会を行っています。今回は、その2019/20コンテスト入賞ロットを一部使用しました。ルワンダ、ブラジルともに希少性とクオリティが高いコーヒー豆を使い、ストーリー性を込めながら作り上げたのが『UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル』です。ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと思っています」(千葉さん)

 

アフリカとブラジル、各地で長年行われているUCCのサステナビリティ活動が結実した「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル」。コーヒー豆もUCCならではの農園から届けられた希少なもので、焙煎や抽出などこだわりは随所に。そうして生み出されたフルーティーさは、ほかの缶コーヒーにはなかなかない驚きのおいしさです。自分へのちょっとしたご褒美にはもちろん、さりげなく差し入れすれば話題作りにもなるはず。特別なひとときに、特別なボトル缶コーヒーを楽しんでください。

 

UCC ORIGIN BLACK ルワンダ&ブラジル

UCCがコーヒーの品質向上を目指し関わってきた産地「ルワンダ フイエマウンテン」と「ブラジル エスピリトサント」の原料をブレンド。コクは残しつつ、グリーンアップルのような明るい酸味を持つルワンダの特長を生かした、フルーティーな味わいだ。

【記事内の写真を見る】

撮影/湯浅立志(Y2)

希少なコーヒー豆から贅沢に抽出! UCCのこだわりを結集した「ORIGIN BLACKルワンダ&ブラジル」を食のプロはどう判定したか?

数量限定で発売中の「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル」。豆や産地にこだわってきたUCCのコーヒー作りに関するノウハウを結集した、無糖タイプのリキャップ缶シリーズ「ORIGIN BLACK」待望の第3弾です。

 

そのノウハウとこだわりが生み出す味わいや香りとは? フードアナリストとしてバリスタや焙煎士といったスペシャリストに取材を重ね、コーヒーのトレンドを追ってきた筆者が、実際に飲んでチェック、さらにその味わいや香りを生み出す要素に迫ります。

UCC ORIGIN BLACK ルワンダ&ブラジル リキャップ缶 275g

豆は、グリーンアップルのような明るい酸味が特長のルワンダ「フイエマウンテン」と、好バランスなブラジル「エスピリトサント」を採用。フルーティーな香味と豊かなコクを両立させた。

 

価格以上の価値があり、レギュラーコーヒー好きも納得できるおいしさ

まずは総評から。「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル」は高品質で希少な豆の贅沢な風味を感じられ、1本275gで希望小売価格が税抜178円と、価格も少々プレミアムですが、それ以上の価値を感じさせてくれると、断言したいと思います。

 

キャップを開けて最初に受けた印象は、香り高さ。これまでの缶コーヒーにはあまりなかった、フルーティーで明るいアロマは、驚きともいえる体験をもたらしてくれます。また、このフルーティーさは上品な酸味となって、おいしさにも寄与。トップ、ミドル、アフターと時間とともに抜けていく味わいの中に、酸味が甘味や苦味と調和しながら立体的な厚みやエレガントな余韻を醸し出します。

 

それは、手軽な缶コーヒーが叶えてくれるプレミアムな時間。キャップを開けた瞬間、鮮明な香りに驚かされ、ひと口含めば堂々としたコーヒー感と、上品な風味でいっぱいに。目覚めの朝、昼間のリラックスやリフレッシュ、夜のチルタイムなど、すべてのコーヒータイムに寄り添い、ささやかな贅沢感を感じさせてくれるでしょう。

 

普段から缶コーヒーを愛飲している人はもちろん、「缶コーヒーの味は物足りない」と感じている人も、ぜひお試しを。レギュラーコーヒーの愛好家も納得できる缶コーヒーが、「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル」なのです。

 

くっきりと香り立ち、上品な果実味が華やぐおいしさ

では具体的に、香り、コク、苦味、酸味といった味わい、飲んだ後に口のなかで広がる余韻など項目ごとの評価をお伝えしていきましょう。

 

【香り】明るくフルーティな香りがくっきりと香り立つ!

第一印象として驚いたのは、香りがくっきりと際立つこと。ローストされた香ばしさのなかに、早熟の果実を思わせる明るいフルーティーなニュアンスがあり、それらがくっきり鮮明に感じられます。

 

この芳醇な香りを楽しませてくれるのが、広口のリキャップボトル。一般的な缶コーヒーより口が広いため、立ち上がる香りがダイレクトに届き、鼻孔でめいっぱい感じられるのです。

↑豊かな香りをしっかりと感じさせてくれる広口設計のボトル

 

【コク・苦味・酸味】リッチなコクがありながら酸味と苦味のバランスが秀逸

ほんのりと甘さが感じられリッチなコクがありながら、飲み口はスムーズで、実に華やかです。苦味は強すぎず浅すぎずちょうどいいビター感で、深みはあっても飲み疲れることはありません。これは軽快かつ爽やかな酸味が絶妙なバランスで仕上げられているからでしょう。

 

個性がありながらも派手すぎず、メリハリの利いたおいしさに仕上がっているのは、コーヒー豆の選定やブレンドなどによるところが大きいでしょう。缶の前面には「ルワンダ フイエマウンテン51%/ブラジル49%使用」と割合まで記載されており、豆やブレンドに対する並々ならぬこだわりを感じます。

 

・ルワンダ フイエマウンテン……51%

グリーンアップルを思わせる、明るいフルーティーな酸味が特長で、本商品ではルワンダ輸出規格における最高等級豆(ルワンダA1)を使用。また、UCCでは農園の開拓から品質向上まで、生産支援や農事指導を10年以上継続して行っています。

・ブラジル エスピリトサント……49%

ナッツのような風味とやわらかな甘みが調和した、バランスの取れた味わいが特長。コーヒーの品質向上や生産者の意欲向上を目的に2001年から始まった、「UCC品質コンテスト」の2019/20コンテストにおける入賞ロットを一部使用しています。

 

この2種類の豆の個性を最大限に引き出しているのが、UCC独自の焙煎とブレンドの技術です。コーヒー豆を産地や銘柄ごとに最適な焙煎度でローストしてからブレンド。そのうえで、挽きたてのコーヒーを天然水100%で2温度帯に分けて抽出します。

これにより、上で味わったような、コーヒー感やコクは残しつつ、グリーンアップルのような明るい酸味を持つルワンダの特長を生かした、フルーティーな味わいとなるのです。

 

【後味】クリアなキレとフルーティな香りで心地良くも満足感が高い

上品な華やかさは、アフターフレーバーにも健在。クリアなキレによって余韻はすっきりしており、フルーティーな香りとも相まって、飲んだあとの心地よさや満足感をもたらします。

 

こうした「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル」の上品でプレミアムな味わいが完成した背景には、いったい何があるのでしょうか?

 

在宅時間の増加で誕生したプレミアムなボトル缶コーヒー

「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル」が発売された背景には、コーヒーに求められる市場の変化があります。もともと「UCC ORIGIN BLACK」は2021年5月にブランドが立ち上がり、「UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&モカ リキャップ缶275g」が期間限定で発売。シリーズ第1弾として好評を博しましたが、こちらは以前より増えた在宅時間を、より上質なものにしたいという消費者ニーズから誕生しました。

 

それは、喫茶店で提供されるようなおいしいコーヒーを、自宅でも楽しみたいという声。コーヒーを豆から選ぶ人が増え、家でレギュラーコーヒーを飲む機会が増えるなか、そのニーズに応えるクオリティの高いボトルコーヒーという形で誕生したのが「UCC ORIGIN BLACK」なのです。

↑シリーズの第1弾が「UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&モカ リキャップ缶275g」(左)。2021年11月には、同「ブルーマウンテン&キリマンジァロ」(右)が期間限定発売。希少な豆を掛け合わせた特別なおいしさに加え、産地とのストーリーやステナビリティに一層こだわったのが、今回の第3弾です

 

ブランドの開発担当者に消費者の反応を聞いたところ、評価は上々とか。SNSでは「このシリーズが好き」「いままでにないおいしさ」などの声とともにファンが拡大しており、「UCC ORIGIN BLACK」シリーズはプレミアムなボトル缶コーヒーという、独自のポジションを築いています。

↑UCCが、コーヒーにこだわりをもつ層に対してヒアリングを行ったところ、過去商品も高い評価を獲得。今回の「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル リキャップ缶275g」も待望の新作ということで、大きな話題となっています

 

新しいプレミアムな缶コーヒーの誕生

アフリカのルワンダと、南米のブラジル。2つのコーヒー聖地が互いの魅力を引き出し合い、酸味、苦味、甘味などを調和させた、新しいプレミアムな缶コーヒー。フルーティーな香りと酸味、そして心地よい苦みとコクは、キャップを開閉し口に運ぶたびに、ひと口目のおいしさを楽しませてくれるでしょう。ぜひ試してみてください。

 

UCC ORIGIN BLACK ルワンダ&ブラジル リキャップ缶 275g

 

撮影/湯浅立志(Y2)

フルーティーでプレミアムな味わい! 「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル リキャップ缶275g」4月4日発売

UCC上島珈琲は、無糖タイプのリキャップ缶製品の、産地にこだわったプレミアムライン「UCC ORIGIN BLACK」の第3弾、「UCC ORIGIN BLACK ルワンダ & ブラジル リキャップ缶275g」を、4月4日に発売しました。税別価格は178円。

 

UCC ORIGIN BLACKは、コーヒーを通じてより良い世界を実現するためのこだわりが込められたブランド。産地(ORIGIN)からサステナビリティ活動に関わり調達した原料を、こだわりの焙煎、ブレンド、抽出により仕上げた缶コーヒーで、製品ができるまでのストーリーにもこだわって開発が行なわれているとのこと。

 

今回発売となった同商品は、同社がコーヒーの品質向上を目指し関わってきた産地「ルワンダ フイエマウンテン」と「ブラジル エスピリトサント」の、こだわりの詰まった希少性が高い原料を選定し、使用、ブレンドしています。

 

ルワンダ フイエマウンテンは、グリーンアップルのような明るい酸味が特徴で、ルワンダ輸出規格における最高等級豆(ルワンダA1)を使用しています。同社は2012年に、コーヒーが主要産業のルワンダ・フイエ郡ソブ村でのJICAの一村一品運動に参画して以降、10年以上継続して農園の開拓から品質向上まで、生産支援や農事指導を行なっています。

 

ブラジル エスピリトサントは、バランスの取れた味わいが特徴。ブラジルのエスピリトサント州で、コーヒーの品質向上や生産者の生産意欲向上を目的に2001年から始まった「UCC品質コンテスト」の2019/20コンテスト入賞ロットを一部使用しています。

 

この2種類の豆の個性を最大限に引き出すため、焙煎は、各々のコーヒー豆を産地や銘柄ごとに最適な焙煎度で「単品焙煎」してからブレンド。挽きたてのコーヒーを天然水100%で2温度帯抽出することで、コーヒー感やコクは残しつつ、グリーンアップルのような明るい酸味を持つルワンダの特徴を生かした、フルーティーな味わいです。

 

パッケージは、ルワンダの伝統工芸品の「ルワンダバスケット」を意識したデザインをベースに、「千の丘の国」とも呼ばれる、爽やかなルワンダをイメージした水色をメインカラーに設定。缶の銀地を活かしつつ、上下部分にマット加工のデザインを施し、シンプルかつ高級感のあるデザインに仕上げています。

「缶コーヒー=甘ったるい」派の常識を覆す意欲作登場! 「ダイドー」の新製品、攻めてます。

サードウェーブが到来したり、コンビニのレジ横やペットボトルタイプが大ヒットしたりと、常に話題にこと欠かないコーヒー。その反面でダウントレンドといわれているのが、缶コーヒーです。とはいえ、缶コーヒーには一定のファンがいるのも事実。そこで今回は、この時代に新機軸をもってリリースされた、ダイドーの缶コーヒーをレビューしていきます!

 

 

缶コーヒーを飲む層と聞いてイメージするのは、働く人の姿ではないでしょうか。それは各社のCMを見ても明らかでしょう。そしてそこで描かれているのは、ホッとひと息つく安らぎのシーンや、ゴクっと飲んで「もういっちょがんばるか!」といった気分転換だったりするものです。

 

それは、缶コーヒーが持つ味わいともリンクしています。コーヒーの苦みやカフェインがシャキっとさせ、甘さはエネルギー源に。香りやミルクのマイルド感は気分を落ち着かせてくれます。また、200g前後の量は、休憩時間に飲み切る最適なサイズともいえるでしょう。

 

 

これぞ缶コーヒー!という感じの「オリジナル」

そんな缶コーヒーの定番ブランドのひとつが「ダイドーブレンドコーヒー」。こちらは発売から43年にもなるロングセラーですが、中身はそのままに、「オリジナル」と銘打たれ、パッケージを現代版へアップデート。新旧を比較してみましょう。

↑左が新バージョン、右が旧バージョンです

 

おなじみの斜めのフラッグと、コーヒー豆を入れる麻袋(ドンゴロス)はそのまま。パッと見での安心感はさすがです。そこに新たに配置されたのが、“ORIGINAL”と“since1975”の文字。今でこそダイドーブレンドは様々な商品展開をしていますが、あくまでもこれが旗艦モデルであること、そして歴史と伝統への誇りが伝わってきます。

↑個性に合わせて焙煎した5か国の豆をブレンドしているのがポイント

 

実際に飲んでみても「そうそう、これこれ」という印象。コクのあるミルクに負けないしっかりしたコーヒー感と心地よい余韻は、オーセンティックな感じすらあります。

↑裏面にも香料無添加であることや焙煎方法など、コーヒー本来の味わいへのこだわりが書かれています

 

まさに缶コーヒーの王道を行く味わいの「オリジナル」。発売から43年を経ても、おいしさのコンセプトがまったくブレておらず、なおかつ古びていないことに驚きです。

 

 

超絶スッキリの新感覚コーヒー「ギンレイ」

伝統を重んじつつ飲み手に合わせて進化する商品があれば、まったく新たな方向性へのアプローチを試みる缶コーヒーも。それが「ギンレイ」の名を冠した「ダイドーブレンドコーヒー」です。こちらもデザインから見てみましょう。

↑表面はザラッとマットな質感。品質のよさを感じつつ、やさしく手になじみます

 

鈍く光るシャンパンゴールドを基本色に、余白を広めにとったレイアウトや書体。従来の缶コーヒーにはない、クールで高級感のあるデザインです。

↑左は「オリジナル」の新バージョン。「ギンレイ」は若干高さがあって、内容量も210gと多め(「オリジナル」は185g)

 

「ギンレイ」が素材に関してこだわったのは「磨き豆」。これは雑味や渋味の部分を取り除いたコーヒー豆のことで、苦みをおさえたクリアな味わいになるのだそう。「ギンレイ」にはこの「磨き豆」が100%使用されています。

 

もしかしたら、米を一定以上磨くと「吟醸」や「大吟醸」に分類される日本酒のイメージに近いかもしれません。吟醸系のお酒はスッキリした飲み味のものが多いですよね。ということで、飲んで味をチェックしてみました。

↑「オリジナル」(写真左)と比べても、液色はそこまで違いませんが…

 

色を見ても分かる通り、「ギンレイ」はそれなりに砂糖やミルクが入った、スタンダードな缶コーヒーの分類。…なのですが、ビジュアルからは想像もできないほどクリアな飲み味。通常の1.5倍の豆を使って抽出したとのことで、コーヒーのコクや香りは感じられますが、後味がとにかくスッキリ。これは新感覚です。「缶コーヒーは甘ったるくて苦手」という方でも、これなら飲めるかもしれません。

↑豆の量が1.5倍というのは、コーヒー規格(内容量100g中にコーヒー生豆換算で5g以上)の下限値との比較によるもの。とはいえ後味はきわめて軽く現代的で、従来の缶コーヒーとはかなり別物です

 

これまでのスッキリ系や微糖タイプとも違う、王道路線のなかに洗練されたテイストを感じました。確かにこれが、ダイドーが提案する未来のスタンダードなのかもしれません。

↑どちらもリフレッシュに最適!好みのほうを選んでください

 

ダイドーは、一般的な販路のほかに、自動販売機にも注力していることで知られるメーカー。こんどダイドーの自販機を見つけたらぜひ商品をチェックして、生まれ変わった「伝統」と「革新」を実“カン”してみませんか!

【明日発売】ペットボトルコーヒー市場に日本コカ・コーラが参入! 「ジョージア ジャパン クラフトマン」を飲み比べてみた

仕事の合間や休憩中に一息つきたいときの定番ドリンクといえば、どこでも手軽に飲める缶コーヒーですね。近年、コーヒーの国内消費量は増加しつつあり、缶コーヒーに限らずカフェで抽出される本格コーヒーやコンビニコーヒーなど、様々な形態でコーヒーが飲めるようになっています。

 

そんな国内コーヒー市場でいま注目を集めているのは、“ペットボトルコーヒー”。クリアなボトルに入れられたコーヒーがこれまでにないスタイリッシュな印象で、従来缶コーヒーを飲まなかった女性や若い世代にもヒットしています。

 

そんななか、缶コーヒー「ジョージア」でおなじみの日本コカ・コーラから、水出し抽出によるコーヒーを使用したすっきりとした後味のペットボトルコーヒー「ジョージア ジャパン クラフトマン ブラック」と「ジョージア ジャパン クラフトマン カフェラテ」が2018年5月14日より全国で発売されます。いずれも500mlペットボトル入りで、価格はブラックが139円、カフェラテが149円(いずれも税別)。

 

このジャパン クラフトマンシリーズは、これまでのジョージア製品とどのように違うのか、日本コカ・コーラ広報部でブランドPRマネージャーを務める大内多恵子さんにお話しを伺いました。

 

――まずはジョージアブランドについて教えて下さい。

大内さん(以下、敬称略):ジョージアは1975年に発売されて以来、43年の歴史を持つ日本生まれのロングセラーブランドです。

 

――本国のブランドではないのですか?

大内:実はそうなんです。当時、本社があるアメリカでは、コーヒーは自宅やお店で淹れたてを飲むスタイルが一般的でした。そのため、コーヒーを缶容器に入れて販売することに反対もあり、日本コカ・コーラのオリジナル製品として開発されました。ジョージアという名前の由来は、米コカ・コーラ本社があるジョージア州アトランタからきています。

 

当初は日本だけで販売されていましたが、現在ではアメリカをはじめ、中国・韓国・インドなど世界の国々でも販売されています。

 

――ジョージアは非常に多くのラインナップがありますが、現在国内ではどれくらい新製品が発売されているのでしょうか。

大内:これまでジョージアの名称をつけて販売されたものは、今日現在までに550種類以上あります(サイズ展開も含む)。また、地域限定のアイテムを含めると、年間で(定番製品も含めて)約30種類の製品があります。

 

現行のラインナップは大きくわけて3シリーズに分けられます。まずは定番の「エメラルドマウンテンブレンド」シリーズ。こちらは、しっかりとした味わいと香りで、トラディショナルな缶コーヒーとしてのおいしさを追求しています。仕事の合間や休憩時に飲みきれるよう、内容量は少なめになっているのが特徴です。

↑ジョージア エメラルドマウンテンブレンドシリーズ

 

続いて、専門店で提供されるような本格的なコーヒーの味わいを追求した猿田彦珈琲監修による「ヨーロピアン」シリーズ。こちらは、カフェでコーヒーを飲むような本格志向の方にも飲んで頂ける、香りにこだわったシリーズです。再栓可能な缶ボトルを採用しており、机に置いて仕事をしながらちょっとずつ飲むようなデスクワーカーの方にも人気となっています。

↑ジョージア ヨーロピアンシリーズ

 

2015年にジョージア40周年の集大成として登場した「ザ・プレミアム」シリーズは、ジョージア史上最高傑作となる自信作。仕事やプライベートで頑張った自分へのごほうびというコンセプトで、リッチなコクと香りが楽しむことができます。

↑ジョージア ザ・プレミアムシリーズ

 

――従来のジョージアと、今回登場した「ジャパン クラフトマン」シリーズとの違いを教えて下さい。

大内:「エメラルドマウンテンブレンド」は、いわゆる缶コーヒーならではおいしさを追求した、コーヒーのコクをしっかりと感じられるタイプ、「ヨーロピアン」は淹れたてのような香りと味を楽しんでいただける飲み口ですが、「ジャパン クラフトマン」は、水出し抽出によるコーヒーを使用し、やさしい口あたりと、さわやかなコーヒー感、すっきりとした後味を実現しています。500ml入りなので、水分補給としてお茶のようにゴクゴク飲んで頂きたいですね。

↑ジョージア ジャパン クラフトマンシリーズ

 

――たしかにすっきりと飲みやすい味わいですね。ペットボトル入りのお茶の代わりにもなりそう。想定されている顧客層もこれまでとは異なるのでしょうか?

大内:エメラルドマウンテンブレンドシリーズなどは、これまで缶コーヒーを愛飲して頂いていた30代~50代の働く男性をターゲットにしていましたが、ジャパン クラフトマンは缶コーヒーに抵抗を感じている若い世代や女性にも飲んで頂ける製品となっています。

 

――よくわかりました。本日はありがとうございました。

 

味の違いは!? ジョージアシリーズ13種を飲み比べ

日本コカ・コーラからお土産にジョージアの現行ラインナップを頂いたので、缶コーヒーを普段から愛飲している編集部一同で飲み比べてみました。メンバーは女性1人を含む20代から40代までの編集部員総勢6名です。

 

ブラック

↑左から「ジョージア ジャパン クラフトマン ブラック」、「ジョージア ヨーロピアン 香るブラック」、「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド ブラック」(いずれも無糖)

ジャパン クラフトマン「第一印象は“香ばしい”感じ。フワッと香ります」「余韻に苦みを感じますが、すっきりしていて飲みやすい」「普段ブラックは飲まないのですがこれなら飲めそう」

ヨーロピアン 香るブラック「酸味やコクなどが感じられて本格的」「余韻もしっかりあって後味がいいですね」「3つのなかでは香りが1番いいです」

エメラルドマウンテンブレンド「さっぱりとしていてキレがあります」「ほどよい酸味もありますね」「こちらもすごく飲みやすいです。もっと深みがあってもいいかも」

 

ブレンド

↑左から「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド」、「ジョージア ザ・プレミアム」、「ジョージア ヨーロピアン 熟練ブレンド」、「ジョージア ヨーロピアン ヴィンテージブレンド」

エメラルドマウンテンブレンド「この味だ~という定番の安心感がありますね」「コクはあるのにすっきりした飲み口。苦みがないからかな?」「しっかり甘いので疲れたときに飲みたくなります」

ザ・プレミアム「エメマンに比べてクリームのまろやかさが感じられますね」「渋みもあってコクがあります」「香りに特徴があって好みが分かれるかも」

ヨーロピアン 熟練ブレンド「ほかよりも甘さやミルク感が控えめですね」「ブラックとレギュラーのあいだの位置づけかな」「すっきりしたいけどブラックという気分じゃない、というときにいいかも」

ヨーロピアン ヴィンテージブレンド「熟練ブレンドよりもミルク感が強くなっています」「エメマンほど甘くなく、後味はすっきり」「食後に飲みたい感じです」

 

カフェラテ/カフェオレ

↑左から「ジョージア ジャパン クラフトマン カフェラテ」、「ジョージア ヨーロピアン ビターカフェラテ」(無糖)、「ジョージア ヨーロピアン カフェラテ」、「ジョージア ザ・プレミアム カフェオレ」

ジャパン クラフトマン「ミルク感が結構あります」「コーヒー感は弱めですね」「缶コーヒーを飲んだあとはニオイが気になって口をすすぐこともあるのですが、こちらは口に残りません」

ヨーロピアン ビターカフェラテ「渋みや香りなど、コーヒー感がしっかりあります」「甘くないので糖分を取りたくないときにいいですね」「コーヒー好きに飲んでほしい本格的な味わいです」

ヨーロピアン カフェラテ「こちらはビターカフェラテに比べてかなりまろやか」「甘みとミルク感がしっかりあってミルクティーのようです」「くつろぎたいときに飲みたいですね」

ザ・プレミアム「生クリームの存在感がかなりあります」「ヨーロピアン カフェラテよりまろやかさにコクがありますね」「甘みもしっかりあって、デザートドリンクという印象」

 

微糖

↑左から「ジョージア ザ・プレミアム 微糖」、「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド 至福の微糖」

ザ・プレミアム「すっきりとした甘さで、まさに微糖」「エメマンよりもクリーミーです」「甘みがほしくないときにオススメ」

エメラルドマウンテンブレンド「こちらは微糖といいつつ結構甘いですね」「後味がほろ苦い。黒糖っぽさがあります」「コクがあって、どこかキャラメルのような味わいです」

 

編集部員のコメントを参考に、ぜひお気に入りの1本を見つけてみて下さい。