1週間食べ続ければコラーゲン量がアップする!? お肌のハリと弾力を守る酒かすの効果と万能調味料「熟成酒かす」のつくり方

歳を重ねるにつれ、肌の若々しさはどんどん失われていきます。いきいきとした肌をキープするためには、コラーゲンを摂取するのが効果的。最近の研究では、お酒をつくるときに出る”酒かす”にコラーゲンを守ってくれる成分が含まれていることが分かったそうです。

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酒かすでお肌のコラーゲンアップ!

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1月16日放送の『あさイチ』(NHK)では、肌のハリや弾力を保つために欠かせないコラーゲンを特集。コラーゲンの減少を食い止め、さらに増加させる効果が期待できる食材として酒かすが紹介されました。

 

肌に含まれるコラーゲンは、皮膚の中の線維芽細胞という細胞からつくられます。しかし年齢と共に線維芽細胞の働きが衰え、肌からハリやうるおいが失われることに。酒かすに含まれる「α‐EG」という成分は、線維芽細胞に直接働きかけて増殖を促す効果があると言われています。摂取量の目安は1日50gほどで、甘酒にするとたった1、2杯。加熱してもOKなので、煮物や炒め物などどんな調理法でも効果を得られます。

 

番組では50代から60代の女性5人を対象に、1日100gの酒かすを1週間食べ続けてもらう実験を行いました。すると実験前後の肌の計測結果から、5人中4人のコラーゲン量が増加していることが分かったのです。視聴者からは「とりあえず甘酒から始めてみようかな」「お肌プルプルになりたいから酒かす買ってきた」「まずは酒かすのレシピを検索してみよう!」と酒かすに興味津々な声が続々と上がりました。

 

 

ちょい足しに便利な「熟成酒かす」

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酒かすは和食だけでなく、フレンチや中華料理の肉まんに入れてもおいしく頂ける食材。富山県の酒造では、日本酒をつくる工程で生まれた酒かすを「熟成酒かす」にして楽しんでいるのだとか。つくり方も簡単で、アルコールが飛ばないように酒かすをラップで包み、密閉容器に入れて日光の当たらない場所で保管するだけ。半年ほどで琥珀色のおいしい熟成酒かすができ上がります。

 

酒かすを熟成させるとアミノ酸や糖の量が増加し、甘くまろやかな味に変化。ちょい足しに便利な万能調味料として、ラーメンやキムチをはじめさまざまな料理に活用してみましょう。試食した沢村一樹さんは、「キュウリにつけて食べてもよさそう」と感想を述べていました。

 

酒かすの効果が出る期間は人によって差があるので、だいたい2週間を目安に毎日食べるのがおすすめ。酒かすと熟成酒かすを使い分けることで、料理のレパートリーもさらに広がるかもしれませんね。

 

 

文/プリマ・ドンナ