【家電大賞】肩にかけるだけの家庭用高周波治療器「無刺激で一日中治療できる」と大好評!

提供:テレビ朝日

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード。今年で10回目となった2024年発売のノミネート家電200製品のなかから、読者の投票(投票期間は2024年11月22日~2025年1月6日)により、グランプリと部門賞(特別賞含む全27部門)が決定した。「健康家電」部門では高周波治療器 コリコランワイド EW-RA550が銅賞を受賞。今回は、投票者の声とともに受賞モデルの魅力を紹介する!

 

「長年の痛みから解放された」と喜ぶ投票者が多数!

パナソニック
高周波治療器 コリコランワイド EW-RA550
オープン価格

12個の高周波デバイスを内蔵し、コリが気になる肩や腰回りを広範囲に治療できる。低周波治療器のような刺激や湿布のような臭いがなく、長時間装着・治療が可能なため、患部に継続的にアプローチし、コリを改善する。

【SPEC】●連続使用時間:2時間充電で約12時間使用可能●電源コード長:約65㎝(USB Type-C専用ケーブル)●サイズ/質量(本体):約W236×H8×D117㎜/約39g●医療機器認証番号:305AKBZX00029000

 

【投票者コメント】

「高周波治療器の家庭用が出たのは革新的で画期的」

「まるで着けてないかのような装着感。日常生活で着けっぱなしで生活できるのにコリをとれる。意識しなくても健康になれるところが素晴らしい」

「肩こり、腰の痛みに悩んで15年。とにかく痛みが和らぐ。他の治療器よりも日常的に使いやすいところも良いポイント」

 

長年のコリの悩みから解決してくれたと大絶賛!

健康家電部門は、今回も多くのマッサージ関連機器がノミネートされた。そのなかで「長年のコリの悩みから解放してくれた!」と絶賛の声が相次いだのが、パナソニックの高周波治療器コリコランワイドEW-RA550だ。

 

本機は、肩や腰(※1)を広範囲に治療できる業界唯一(※2)の高周波治療器。12個の高周波デバイスを専門家のアドバイスに基づいて患部まわりのコリに最適な位置に配置し、患部をピンポイントで治療する従来品に比べ、広範囲をカバーできるようになった。

 

刺激や臭いが無く、長時間装着・治療できることが特長で、専用ケーブル(※3)での充電に対応。2時間の充電で、約12時間もコードレスで使用可能だ。就寝時に充電しておけば、日中のオンタイムをフルカバーできる。

 

投票者からは“装着のしやすさ”を評価する声も多かった。本体とアタッチメントを合わせても約121gと軽量で、ストールのように肩にかけるだけで装着完了。薄型なのでジャケットなどの下に羽織っても目立たず、オフィスや外出先でも着用しやすい。

 

2024年12月には「肩と腰の両方を同時に治療したい」という声に応えて腰用セットも登場。どちらも軽量なので肩、腰同時に装着しても体への負担が少ない。このような手軽さが、コリに悩む人々の間で話題となり、高評価を得ている。

 

【POINT 01】血管を拡張してコリを改善する家庭用高周波治療器

長時間同じ姿勢を続けると筋肉が硬直して血管を圧迫し血行が悪くなる。すると疲労物質が蓄積し、コリを引き起こす。これがコリのメカニズムであり、ほぐすには血流改善が重要となる。

 

一般的な肩コリ治療の多くは筋肉をほぐして血行を促進する。低周波治療器は、表面の筋肉を動かしてコリをほぐす方式で、ピリピリとした刺激がある。一方、コリコランワイドが採用する高周波は、身体組織まで深く浸透し、コリの患部に到達し血管を拡張させて血行を促進、肩コリ・腰コリを改善する働きがある。筋肉を動かすのではなく、血管にダイレクトに作用する。整形外科など医療用機器でも採用されており、コリコランは家庭用医療機器として業界唯一(※2)の高周波治療器だ。

↑高周波治療器は血管にダイレクトに作用。血流が滞っている部分に高周波パルスを送り、血管を広げて血行を促進する

 

【POINT 02】高周波は無刺激だから長時間治療し続けられる

人間の細胞は「生体電流」と呼ばれる微弱な電気を帯びている。筋肉や心臓が動いているのも、生体電流のおかげだ。電気を帯びている体は外部から加えられた電気的な刺激に敏感に反応する性質がある。この特性を利用して治療を行うのが電気治療だ。

 

低周波治療器(3〜1200Hz付近)は表面の筋肉を刺激・収縮させることで肩コリを緩解する。ピリピリとした刺激があるため、短時間(約15分)で行う。一方、高周波治療器(9MHz付近)は、低周波では届きにくい身体組織まで深く浸透。コリの患部に到達して血管を拡張させ、血行を促進し、肩コリ、腰コリを改善する。

 

無刺激で仕事や日常生活の邪魔をせず、長時間にわたってコリ治療し続けられる。朝からつけておけば、いつのまにかコリ改善できるのが高周波治療器コリコランの魅力だ。

 

↑デバイスとしての機能美を追求したデザインを採用。薄さにもこだわっている

↑無刺激なので、長時間の“ながら使い”が可能。在宅ワーク時などずっと治療ができる

 

【POINT 03】コリのポイントに高周波が面でアプローチ

コリコランワイドはシート状の本体に、高周波デバイス12個を専門家のアドバイスに基づいてコリのポイントに最適に配置している。僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋など肩まわりの筋肉にはたくさんの血管が通っており、各デバイスから高周波パルスを肩まわり全体に広範囲に照射することで、血管を広げて血行を促進させ肩コリを改善する。

 

装着は本体を付属の「肩アタッチメント」に入れて肩にはおるだけ。高周波は本体裏から真下中心に広範囲に照射されている。多少距離があっても届くため、下着や衣服の上からでも効果は変わらない。本体とアタッチメントを合わせて約121gと軽量で、装着も簡単なので無理なく毎日継続して使用可能だ。アタッチメントは洗濯が可能で、常に清潔な状態を保てる。

↑肩まわりには肩甲挙筋、僧帽筋、菱形筋などの筋肉があり、多くの血管が通っている。12個の高周波デバイスをコリのポイントに最適配置して、肩コリの改善につなげる

 

腰用セットも大好評!


パナソニック
コリコランワイド腰用セット (EW-RA550W)
オープン価格

コリコランワイド本体と腰アタッチメントのセットも発売中。本体をアタッチメントに入れて腰に巻くだけで簡単に装着できる。本体は上記のEW-RA550と同じで、腰アタッチメント単体でも販売されているので、アタッチメントの追加購入もオススメだ。

 

人気バラエティ「ガリベンチャーV」でも 「着けてることを忘れるぐらい!」と話題に

テレビ朝日 毎週水曜 深夜0時15分 ※一部地域を除く −

【Check!】TVerで配信中! 2025年3月24日〜4月23日(期間限定)

実際にコリコランワイドを装着した小峠CEOは、まずその軽さと薄さにビックリ! 「ビリビリするのは苦手」とのことだったが、まったく刺激を感じず「着けてることを忘れるぐらい」と絶賛していた。電脳少女シロちゃんは装着のしやすさに着目。「おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしたい」と大切な人へのギフトとしての購入を検討していた。

「ホントに薄くて軽い!」CEO 小峠英二(バイきんぐ)
「家族にプレゼントしたい!」社員 電脳少女シロ

 

※1:腰の治療には別売の「腰アタッチメント」が必要 ※2:家庭用医療機器として2025年1月8日時点、パナソニック調べ ※3:USB Type-C専用充電器が必要

 

パナソニック「高周波治療器 コリコランワイド EW-RA550」を詳しく知りたい方はコチラ

サポーターは筋肉の代用品! プロトレーナーが解説する「チュアンヌ・ロンバファースト」の効果的な使い方

猫背などの不良姿勢が、腰痛や肩こりなどさまざまな症状を引き起こす要因となることは前回解説した通り。猫背を治すには、日頃から適度な運動を行い、正しい姿勢を保つことが大切です。

 

「猫背などの不良姿勢を治して、腰痛や肩こりを緩和したい」、そんな人におすすめなのが、フランスで創業150年の歴史をもつ老舗医療機器メーカー、チュアンヌの腰サポーター「ロンバファースト」です。

 

今回は、Jリーグのクラブでもプロトレーナーとして活躍した、姿勢矯正のスペシャリスト・田原穣さんに、このチュアンヌ「ロンバファースト」の使い方を紹介していただきます。

 

プロトレーナー/田原 穣(たはら・ゆたか)さん

1985年生まれ、神奈川県出身。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、鍼灸あん摩マッサージ指圧師。東京大学ハンドボール部、調布FCジュニアユースを経て、JリーグクラブのYSCC横浜、カマタマーレ讃岐のトレーナーを務める。現在は『亀田メディカルフィットネス』のトレーナーとして、これまで培ってきた経験を活かし、地域の人々の健康促進やケガ予防の指導、アマチュアからプロアスリートのリコディショニングやコンディショニングの指導などにあたっている。

 

スチールバックプレートが入っているのに洗濯もできる!

――今回、チュアンヌの腰サポーター『ロンバファースト』を用意しました。手に取ってみた感想はいかがでしょうか?

 

田原「触り心地がとてもいいですね。(生地を伸ばしながら)伸縮性もあります。腰用のサポーターやコルセットはフィット感が大事ですから。」

 

――伸縮性だけでなく、通気性と抗菌性を兼ね備えた素材でできています。

 

田原「長時間着用してもムレないのは大事なポイントですね」

 

――腰サポーターを選ぶポイントはありますか?

 

田原「素材フィット感、そして手軽さでしょう。腰をしっかりとサポートし簡単に着脱できる。使いやすいのが一番です。その点でいえば、このサポーターは軽くて伸縮性にも優れていて、しかもワンステップで着けられるのでおすすめです

 

――背面部分には反発性のあるスチールバックプレートが入っていて、しっかり腰をサポートする構造になっています。

 

田原「洗濯もできるんですか?」

 

――はい、できます。

 

田原「スチールが入っていながら洗濯できるのは素晴らしいですね! 運動すると腰サポーターって汚れますし、特に夏場は汗で臭くなりますから。衛生面を考えてもこのサポーターはとてもおすすめです」

 

――腰サポーターの着用はどういった方におすすめですか?

 

田原「やはり腰痛をお持ちの方ですね。サポーターをつけると痛みを軽減してくれますから」

 

――腰痛持ちの方がサポーターを巻く際、どのような点に注意すればよいでしょうか?

 

田原「強く締めると痛みが出るおそれがあるので、締め付けすぎに注意です。”心地良い”と感じるところで固定しましょう。『ロンバファースト』はマジックテープで自分好みに調整できるので、その点も高評価です」

 

【関連記事】猫背を改善! 肩こり・腰痛に効果的な驚きのストレッチ「キャット&ドッグ」とは?

 

筋肉の代わりになるサポーターを使って正しい姿勢を取り戻そう!

――体が固い方が腰サポーターを使っても問題ないのでしょうか?

 

田原「まったく問題ありません。私が働いている『亀田メディカルフィットネス』には、ぎっくり腰になってから、再び痛みが出るのが怖くてサポーターが外せない方もいます。そういった方にはサポーターは付けたままで、リハビリに取り組んでもらいます。ただし、ずっとつけっぱなしで生活をしていると、腰まわりの筋肉が硬くなるおそれがあります柔軟性が失われるので長時間の使用は禁物です

 

――私のように体が固くて、しかも猫背(不良姿勢)の人間でも、腰サポーターによる効果は得られるのでしょうか?

 

田原「腰サポーターは、猫背などの不良姿勢の方にもおすすめです。サポーターをつけると下腹部に力が入りますよね? これがいわゆる、インナーマッスル(体幹)の部分の筋肉を使っている状態です。本来、サポーターは障害予防としてうまく活用してトレーニングやリハビリを行っていけるようにするものですが、筋肉の代わりにもなりますサポーターをつけると、腹圧がかかって骨盤が立ちやすいので、正しい姿勢を保つことができます

「腰サポーターを使うと体幹の部分に腹圧がかかり、骨盤が立って姿勢が良くなります!」(田原さん)

 

――腰サポーターを使って正しい姿勢で生活していれば、肩こりや腰痛も解消されるのでしょうか?

 

田原「そのとおりです! 我々のストレングス&コンディショニングの考え方の一つとして、“ジョイント・バイ・ジョイント・アプローチ”という理論があります。身体の関節(ジョイント)の役割は大きくモビリティ(可動性)とスタビリティ(安定性)の2種類に分けられます。モビリティ関節は可動性を保つ役割を、スタビリティ関節は安定性を保つ役目を担っています」

 

――“ジョイント・バイ・ジョイント・アプローチ”という言葉は初めて聞きました。

 

田原「でんでん太鼓をイメージするとわかりやすいでしょう。背骨や腰の腰椎骨盤帯はスタビリティ関節(安定性)で、でんでん太鼓の持ち手の部分です。肩や股関節はモビリティ関節(可動性)で、でんでん太鼓に結びついている小鈴や玉の部分です。物理的に、スタビリティ関節が安定していなければ、モビリティ関節はうまく動きません。言い換えれば、体幹(軸)の部分(棒状の持ち手の部分)が安定していれば、肩や股関節がスムーズに動くようになります。このように体が正常に機能している状態であれば、肩こりや腰痛も解消されます

 

――なるほど! 腰サポーターにはいろんな使い方があるんですね! さっそく私もこの『ロンバ ファースト』を使って正しい姿勢を取り戻します!

 

田原「長時間使用すると筋肉が硬くなるので注意が必要ですが、うまく使って腰を守りながらエクササイズをして、健康寿命を伸ばしましょう!

↑「不良姿勢は百害あって一利なし!腰サポーターは、猫背などの不良姿勢の方にもおすすめです」(田原さん)

 

あらゆる腰の痛みを軽減するサポーター

チュアンヌ

チュアンヌ ロンバファースト

9900円(税込)

軽い装着感と弾力を兼ね備えた腰サポーター。急な腰痛からしつこい痛みまで、つらい腰をしっかりサポートします。

購入はこちら

 

【スペック】

●サイズ
・サイズ1:ウエスト60~80センチ
・サイズ2:ウエスト75~95センチ
・サイズ3:ウエスト90~110センチ
・サイズ4:ウエスト105~125センチ
※背部の高さは全サイズとも26センチです。

●色
ブラック

 

機能に関する3つのポイント

人間工学に基づいたデザインで腰をガード

人間工学に基づいたデザイン(スマートアングル)を採用。座った姿勢でも快適さは変わらないため、長時間のデスクワークの負担から腰をガードします。

 

背骨を正しい位置に調整するスチールバックプレート

反発性の高いスチールバックプレートを採用し、肋骨と腰のラインにしなやかにフィット。背骨を正しい位置に整えます。

 

薄さと軽さを実現するシームレス縫製

軽量で薄い生地をシームレスに縫製し「軽い・薄い・目立たない」を実現。快適な着け心地を実感できます。

 

【使用目的】

・デスクワークによる腰への負担を軽減したい方
・急性腰痛・慢性腰痛に悩んでいる方
・脊柱管狭窄相などの痛みがある方

 

 

インタビュー・文/小須田泰二 撮影/中田 悟

猫背を改善! 肩こり・腰痛に効果的な驚きのストレッチ「キャット&ドッグ」とは?

体に負担のかかる姿勢で、長時間リモートワークをする人が増えています。プロトレーナーの田原穣さんによると、猫背や反り腰などの“不良姿勢”は、肩こりや腰痛などさまざまな症状を引き起こす原因になるといいます。そこで、猫背の原因や予防法について解説していただくとともに、猫背を改善させるストレッチを紹介していただきました。ぜひ参考に実践してみてください。

 

プロトレーナー/田原 穣(たはら・ゆたか)さん

1985年生まれ、神奈川県出身。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、鍼灸あん摩マッサージ指圧師。東京大学ハンドボール部、調布FCジュニアユースを経て、JリーグクラブのYSCC横浜、カマタマーレ讃岐のトレーナーを務める。現在は『亀田メディカルフィットネス』のトレーナーとして、これまで培ってきた経験を活かし、地域の人々の健康促進やケガ予防の指導、アマチュアからプロアスリートのリコディショニングやコンディショニングの指導などにあたっている。

 

猫背の人は肩こりや腰痛になりやすい

――今回お邪魔した『亀田メディカルフィットネス』は、最新トレーニングマシンなどがあってすごく立派ですね。どのような方がこちらの施設を利用されるのでしょうか?

 

田原「アスリートの方から一般の方まで、老若男女問わず幅広い層の方に利用いただいています。同じ敷地に亀田病院があって、そのリハビリテーション施設でもあるんです」

 

――フィットネスとメディカルを掛け合わせた総合施設というわけですね。

 

田原「我々の施設には、大きく分けてメディカルフィットネス会員とアスレティック会員の2種類があります。併設している亀田病院のスポーツドクターや理学療法士、亀田メディカルフィットネスのアスレティックトレーナーや栄養士などが協力して、アスリートの競技復帰のためのリコンディショニングから、一般の方の腰痛や四十肩など整形外科的疾患の予防、肥満・運動不足の改善やメタボ予防など、あらゆる悩みをサポートします」

 

――私自身、40歳を超えてから運動不足もあってなかなかメタボリック症候群から抜け出せません……。しかもパソコンとにらめっこする日々で、慢性的な肩こりと腰痛に苦しんでいます。そのような症状も改善してくれるのでしょうか?

 

田原「もちろんです。最近は多くの方がリモートワーク中心の生活を送っています。コロナの影響で運動量が低下し、筋肉を使う機会が減っているのです。さらにデスクワークで前かがみの姿勢をとり続けると、どうしても姿勢が悪くなります。スマホを使用していても画面を覗き込むので、さらに頭が下を向いてしまいますよね?」

 

――そうですね。知らず知らずのうちに、猫背になっているかもしれません……。

 

田原「猫背とは、頭部が前に出て背骨が丸まり、骨盤が立たない姿勢のことで、猫背のような状態を不良姿勢といいます。また、筋肉は同じ姿勢を続けると固くなりやすい性質があります。つまり、不良姿勢のままでいると、背中の筋肉が丸まった状態で固くなるのです。猫背は肩こりや腰痛などさまざまな症状を引き起こします」

 

――なぜ猫背が腰痛の原因になるのでしょうか?

 

田原「人間の背骨は上から頸部・胸部・腰部に分かれています。頸椎がお腹側、胸椎が背中側、腰椎がおなか側にS字カーブを描いてわん曲する構造となっています。猫背は、そのS字カーブが急になった状態です。椎間板と呼ばれる背骨の間にあるクッションに対し、通常の座位姿勢より約2倍の圧迫がかかるのです。猫背は腰椎椎間板ヘルニアの原因にもなるので注意が必要です」

 

――ちなみに、肩こりの原因になるのはどうしてでしょう?

 

田原「座ったまま前屈みになり、頭が前に突き出た状態でいると、頭を支えようとして僧帽筋などの背上・背中・肩にある筋肉が緊張して固くなるからです。腰が丸まると、肩や首まで悪影響をおよぼします」

 

体の柔軟性を取り戻すストレッチ「キャット&ドッグ」

――猫背歴20年。頚椎と腰椎がすでに潰れているヘルニア持ちの私でも、柔軟な体を取り戻せるでしょうか?

 

田原「安心してください。さっそくいまから改善していきましょう。まずは立位体前屈で現在の柔軟性を測りましょう」

 

――はい、よろしくお願いします!

 

 

田原「これは想像以上にひどいですね(苦笑)。マイナス40センチくらいでしょうか……。今度は私が見本を見せましょう」

 

 

――背中がスッーと伸びていて、腰がガラケーを折り畳んだような形になっています。本当に私もこんなに柔らかくなるのでしょうか?

 

田原「大丈夫です。先ほど説明したように、筋肉は同じ姿勢をとり続けると固くなるため、時々緊張を和らげてあげる必要があります。そこで、筋肉を柔らかくするストレッチを紹介します。1つ目は『キャット&ドッグ』という腰や背中の筋肉を伸ばすストレッチです」

 

↑「キャット&ドッグ」と呼ばれるストレッチ。「これを続けていると背中と腰の筋肉が伸び、背骨のS字カーブが正しい位置に戻ります」(田原さん)

 

田原「まずは四つん這いになって、肩の真下に手のひら、お尻の真下に膝がつくようにします。手のひらでしっかり地面を押して安定させて、背骨を大きく動かします。背中を丸めるときはおへそを見るように、背中を反る際は上を向くように行ってください」

 

――やってみると確かに骨盤と背中、腰の筋肉が伸びているのがわかります。

 

田原「2つ目はハムストリングス(お尻の付け根から太ももの裏側、太ももからひざ裏周辺にある筋肉)を伸ばすストレッチを紹介します」

 

↑ハムストリングを伸ばすストレッチを実践。「体が固い人は、下腿や大腿の筋肉が固くて骨盤が立ちません。骨盤を立てられるようにストレッチを行いましょう」(田原さん)

 

田原「壁の正面にバランスボールを置いて、骨盤を立てて背筋を伸ばし、片足の裏をすべて壁につけて座ります。この状態を維持したまま、大腿前面の筋肉に力を入れながら、上体を前に倒していきます

 

――これもハムストリングスが伸びるのがよくわかります。膝の裏の筋肉が痛いくらいです。

 

田原「体が固い人は、下腿や大腿の筋肉が硬くて骨盤が立ちません。骨盤を立てられるようにストレッチを行いましょう。どちらも呼吸を止めずに、それぞれ1分間ずつゆっくりと行いましょう

 

――(15分後)想像以上にキツかったです。でも体が軽くなった感じがします。

 

田原「ではもう一度、立位体前屈をやってみてください」

 

↑トレーナーの田原さんに教えてもらったストレッチを実践したら……なんと指先がギリギリ地面に届くほど柔軟性がアップ!

 

――おぉ! ギリギリですが、地面に指先がつきました!

 

田原「素晴らしいですね! 特にキャット&ドッグは姿勢が改善されるストレッチです。これを2〜3セット、朝・昼・晩とやったらもっと変わると思います。1回頑張るだけでなく習慣化が大事です!」

 

――体の固さは、まさに百害あって一利なしということですね。

 

田原「そのとおりです。体が固いなって思う方は、今日からこまめにストレッチして、しっかりと正しい姿勢で生活することを意識してください。『筋肉が衰えてなかなか正しい姿勢を維持できない』『腰痛の痛みが出るのが怖い』という方は、腰用のサポーターをつけてストレッチするのがおすすめです。サポーターをつけると骨盤が立ちやすく、痛みが出にくいというメリットがあります。サポーターは筋肉の代わりになるものです。うまく利用しながら正しい姿勢・柔らかな体を手に入れましょう」

 

プロトレーナー・田原穣さん流
体の柔軟性を取り戻せる! 自宅で簡単にできる姿勢改善ストレッチ

不良姿勢と呼ばれる猫座は、肩こりや腰痛などさまざまな症状を引き起こします。そのため、普段から正しい姿勢を保って生活することが大切です。

 

筋肉の緊張を和らげ、柔らかくしてくれるのがストレッチ。ここでは記事の中で田原さんに教えていただいた「キャット&ドッグ」というストレッチを紹介します。体が固いと感じる人は、仕事の休憩時間などで実践してみてください。

 

【キャット&ドッグ】

「骨盤まわりを柔軟にし、背骨を正常なS字カーブに戻すストレッチです。ポイントは『おへそに力を入れて呼吸を止めずに行うこと』。やればやるだけ効果があります。時間を見つけて10回1セットを朝・昼・晩、1日3回行いましょう」(田原さん)

 

・目安=10回(1セット)

 

1.四つん這いの姿勢をつくります。肩の真下に手のひら、臀部の真下に膝を置きます。

 

2.その後、肘を伸ばして手のひらと膝で床を押すように背中(脊柱)を丸めていきます。

 

3.肩甲骨を寄せるようにして背中(脊柱)を反らせます。

 

腰の痛みが軽減する、
編集部おすすめ「腰サポーター」3選

今回は、プロトレーナーの田原さんに肩こりと腰痛の原因や予防法、ストレッチを教えていただきました。猫背を改善するには、骨盤をしっかり立てた正しい姿勢を保つ必要があります。骨盤を正しい位置で固定してくれるのが腰サポーター。そこで、おすすめのサポーターを編集部がピックアップしました。

 

↑Amazonサイトより

チュアンヌ
チュアンヌ ロンバファースト
腰サポーター
9900円(税込)

軽い装着感と弾力性を兼ね備えた腰サポーター。急な腰痛からしつこい痛みまで、つらい腰をしっかりサポートします。

 

↑Amazonサイトより

 

ミズノ
ミズノ バイオギアサポーター腰用
7590円(税込)

激しい動きに対応できるサポート力と動きやすさを両立した腰サポーター。ウエストベルトが薄くなってコンパクトに改良されています。

 

↑Amazonサイトより

 

マクダビッド 
ユニバーサル バックサポート
6820円(税込)

通気性とフィット感に優れた腰サポーター。ナイロンメッシュ素材を使用しているため快適な着け心地です。

 

インタビュー・文/小須田泰二 撮影/中田 悟

腰痛・肩こり・むくみに! 東急ハンズで見つけた「体にやさしい環境」が低予算で整うグッズ

長時間デスクワークが続くと、腰痛や肩こり、足のむくみなどのトラブルが起きやすくなり、やがて慢性化。自宅で仕事をする機会が増え、移動に体を使わないことで体力自体が落ちていると感じる人も多くなっています。とはいえ、仕事専用のデスクやワークチェアを買って環境を整えるには、それなりの投資が必要……。そこで今回は、体にやさしい環境を、低予算で整える方法を紹介します。

【関連記事】PC環境からストレス発散の方法まで「在宅ワーク」に集中できる環境の整え方

 

デスクワークでつらいのは座り続けること

デスクワークも長時間の作業になると、正しい姿勢を保てず、腰に負担がかかったり、足がむくみやすくなったりしがちです。

 

竹谷内カイロプラクティックセンターの竹谷内康修院長に解説いただいた「整形外科医が教える腰痛にならない部屋作り」でも、「肩こりや腰痛は環境と姿勢で変えられる」と教えていただきました。また、立っているときよりも座っているときの方が体に負担がかかりやすくなる、ということも。

 

そこで選択肢として挙げられるのは、

立ってデスクワークができるスタンディングデスク
正しい姿勢をとりやすいワークチェア

などでしょう。でも予算がない!部屋を大々的に片付ける暇がない! という人のために、まずは「椅子に置くだけで楽になる」アイテムを東急ハンズ新宿店へ探しに行きました。

 

■ 腰痛がつらい人には、椅子にプラスする“進化形座布団”

これは、椅子に置いて座るだけで正しい姿勢に導いてくれるサポートアイテム。椅子やソファなど環境を丸ごと変えるのは大変ですが、今持っている家具に置くだけでいいとあって、人気が高まっているそう。

 

「このタイプの商品だけでも1コーナーできるほど、ラインナップは豊富です。ある程度の重さがあり、体がすっぽり包まれるようなものや、部屋を移動するときに持ち運びできるもの、車やコワーキングスペースなどにも持っていけるような軽いものなど、さまざまです」(東急ハンズ新宿店3階『カラダしなやか用品店』店主・久慈文子さん、以下同)

 

1.座るだけで正しい姿勢に導いてくれる

バックジョイ「メディコアリリーフ ミッドナイト」
7200円+税

座るだけで良い姿勢へと導くクッション。背骨と骨盤が正しい位置になる姿勢を保てるので、長時間座るときにもおすすめです。お尻周りだけをサポートするサイズなので、体の位置が固定されすぎず、窮屈さがありません。「価格的にも手頃で、持ち運びも簡単なので、お求めやすいアイテムです。腰や背中の負担の軽減だけでなく、姿勢が悪いことに悩んでいたり、美しいボディラインにしたいと思っている方にもぴったりです」

 

2.ソファや床にも置きやすい座椅子タイプ

MTG「スタイルスタンダード ファブリックライトベージュ」
8910円+税

ナチュラルカラーでインテリアにも馴染みやすいと人気なのがこちら。腰回りまでをすっぽりと包み込み、体を預けながら美しい姿勢を保てます。「カイロプラクティックのメソッドを応用して作られており、骨盤が曲がったりブレたりせずに座る姿勢を保てます。このまま座椅子として使っている方や、ソファに置いて使っている方もいらっしゃいます。背骨を立てるように座れるので、猫背が気になっている方、スマホ首になってしまう方は、座るだけでまっすぐな背骨を意識できますよ」

 

3.持ち運びできるミニマムタイプ

ECGEL「ミニプニ PUN10」
4500円+税 

長時間座り続けることで体に負担がかかる、ということに着目して開発された、弾力のあるクッション。小さいながらも尾てい骨や坐骨の痛みに向き合い、体の疲れや痛みを軽減するよう考えられたアイテムです。「低反発でも高反発でもない独自の弾力性をもつクッションで、医療や介護の現場でも、車椅子のシートとしても活躍しています。グッドデザイン賞も受賞していて、デザイン性も優れていますよね。運転のときやオフィスに行くときにも持って行けて便利です」

 

4.お試し買いにもぴったりなロープライス

サンファミリー「持ち運べる低反発ゲルクッション 迷彩グレー」
1980円+税

ゲルと低反発ウレタンで二層になっているクッション。体重を一点に集中させず分散させるので、長時間座っていてもお尻が痛くなりにくい上、お手頃価格なのもうれしいところ。「用途はミニプニと同じですが、気軽にお求めいただける値段なので、試しに買ってみようという方も多いかと思います。また、在宅ワークだけでなく、出張やワークスペースを移動しなくてはならない方にもおすすめです。飛行機や新幹線などの中でも使いやすいですよ」

 

■ 冷えやむくみがつらい人にはウェアラブルグッズ

人目を気にしなくていいおうち時間に使うなら、体に装着するアイテムもおすすめ。続いて、足の血流が滞ったことによるむくみや冷え、体の痛みなどがある場合に選びたい「体に装着するアイテム」。

 

5.履くだけで足の血流改善に!

ドゥッシュドゥッスゥ「ショート丈磁気レッグウォーマー G1800」
5800円+税

バレエショップが開発したレッグウォーマーは、デスクワークでうっ血したりむくんだりしがちな足の血行を促進してくれます。履いたままパソコンに向かったり、散歩をしたりすることもでき、足のコリにもおすすめです。「机に向かいながら足元だけはなんだか寒い……ということってありますよね。私も使っているのですが、毎日の通勤に手放せなくなりました。ショートタイプの他にロングタイプもあります。腹巻きバージョンもあるので、腰痛やお腹が冷えやすい方はそちらも使ってみてくださいね」

写真右側の3点に磁石が入っていて、ふくらはぎに作用します。洗って何度も使えるのも経済的。

 

6.“スマホ首”から解放されたい!

メディエイド「スタイルケア ネックキーパー フリー」
2380円+税

スマートフォンやノートPCに長時間向き合っていると、首を突き出したような姿勢になりがち。「スマホ首」「ストレートネック」を引き起こしてしまいます。ネックキーパーをつけて首を正しい位置に置くことで、首から背中までの姿勢を正しく保ちます。「首や肩のコリがひどい方は、背骨や骨盤よりも首の位置を正しくすることが体を楽にするかもしれません。ネックキーパーは、つけることで高さ調整可能なキーパーにやさしく支えられ、首を前に出せないようになる、というもの。メッシュで軽く、つけながら仕事していても気になりません」

 

7.美しい姿勢がキレイを作る

メディエイド「スタイルケア 背中ストレッチ」
3180円+税

こちらはネックキーパーの背中版。胸を広げて背筋をまっすぐに保つことができるので、肩甲骨のあたりや肩を中心に楽な姿勢をサポートしてくれます。猫背になりやすい人にもおすすめしたいアイテムです。「こちらも薄いメッシュ素材なので、上から洋服を着ても響きません。つけているだけで姿勢が整うので、きれいな立ち姿になりますよ。トラブルを解決するだけでなく、姿勢の美しさを求めている方にも試していただきたいです」

 

■ 凝り固まった体には最終手段

すでにコリや疲れが体に溜まってしまって困っている方には、ハンディタイプのボディケアグッズがおすすめ。どちらもコンパクトで使いやすいので、デスクの横に備えておけます。

 

8.アタッチメントの付け替えでいろいろな部位に活躍

MYTREX「リバイブミニ」
1万2000円+税

ハンディタイプのボディケアガンは、女性の手にも握りやすいコンパクトな仕様。先端のアタッチメントをつけ替えることができるので、どんな場所にも使うことができます。スポーツ選手が筋肉をケアするときにもよく使われるものなのだそう。「ハンディなのにかなりのパワーがあり、深いストロークでしっかり体の芯までケアしてくれます。軽量なのでずっと持ちながら使用していても手が疲れないのもいいところです。肩や首だけでなく、5種類のアタッチメントで頬や足まで使えます」

さまざまな形状をした5種類のアタッチメントが付属します。

 

9.温熱と電気刺激で首をケア

NIPLUX「ネックリラックス」
8800円+税

首に装着すると、パッドから温熱と電気刺激が伝わるコードレスEMS温熱運動器。軽いので、つけたまま作業したり散歩に行ったりできます。EMS電気刺激や温度も好みに合わせて調節が可能です。「デスクワークで溜まった違和感を解消したいが時間がない、という忙しい方におすすめ。作業をしながらでも首につけるとじんわりと温まり、EMS電気刺激で首まわりをケアしてくれます。EMS電気刺激というとピリピリして痛いイメージを持っている方もいらっしゃいますが、強さを調整できるので安心です」

 

せっかく我が家にいるのだから、オフィスより快適に過ごせるよう、この機会に見直してみましょう。快適かどうか以前に、体が痛むようなら赤信号。今回紹介したような手軽なアイテムで、改善してみてください。

 

【プロフィール】

東急ハンズ新宿店3階「カラダしなやか用品店」店主 / 久慈文子

健康関連グッズをそろえるコーナー「カラダしなやか用品店」の“店主”として、健康に関するアイテムに詳しい。東急ハンズ新宿店には複数の店主が在籍し、それぞれの得意分野を活かして店づくりをしている。ほかに、ダイエット、旅グッズ、掃除グッズ、などに詳しい店主も。

 

【店舗情報】

東急ハンズ新宿店

所在地=東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タイムズスクエアビル2~8F
電話番号=03-5361-3111
営業時間=10:00~21:00
定休日=不定休
https://shinjuku.tokyu-hands.co.jp/

東急ハンズ新宿店3階には、今回紹介したアイテムのほかにも、ライフスタイルや健康のことを考えたアイテムがたくさん。一部はネットショップでも販売しています。
https://hands.net/