ぎっくり腰2日目のリアル患者が緊急レビュー! 腰サポーターはクシャミを許してくれるのか?

ぎっくり腰になりました。

 

20代前半で初体験してから、すでに4回を数えます。感覚としては、ギクッと電流が走ったかのような痛みからの腰が抜ける感じ。立ったら座れなくなるし座ったら立てなくなるし、歩けば牛歩、笑えば痛みに泣けてくる。クシャミがこんなに痛いなんて! 何度やってもつらいもんです。

 

とはいえ会社は休めない、典型的な日本のサラリーマン。ぎっくり腰になったばかりで施術すると患部が固まって動けなくなります! と警告されて鍼灸院にも断られ、途方にくれていたところ、ハイと渡されたのがコレ。

↑チュアンヌ「エイトボーン腰サポーター」9990円(税込・送料別)

 

なにやら日本離れしたデザインのボックス。開けてみます。

↑クルクルっと丸められ入っています

 

中から出てきたのは、無数のラインが張り巡らされたような白い生地。感触は、ちょっと硬めの包帯のよう。

 

さて、装着してみます

推薦人による、「羽が生えるよ!」なんて惹句を訝しみながら、早速装着してみました。地肌に装着できるようですが、まずはタンクトップにオン。

 

腰を包むようにウエストのやや低めの位置を中心として巻きつけ、フロントで重ね合わせて面ファスナーで固定します。

↑スリット部に手を差し込み、力を込める

 

端部にスリット状のポケット部があるのでそこに手を差し込み引っ張れば、力を込めて固定が可能。

↑前

 

↑後ろ

 

これで装着完了です。簡単。

 

すると、なるほど! 装着前は、患部(やや左寄りの腰)をかばってヘンに傾いた姿勢だったのが、お尻上部から背中にかけて包み込むことで腰の態勢がキープされ、姿勢は元のようにまっすぐに。効果てきめんです。

 

説明書によると、キモは背中に入った8本の支柱“スチールボーン”と、フロント部2層・背面3層のサポート生地なんだそうです。おかげで腰回りの筋肉が支えられ、腰に掛かる力は分散されつつ、動きも妨げません。

↑前面は背面に比べややスリムな構造

 

↑背面に8本仕込まれたスチールボーン

 

↑スチールボーンを包むようにクロス形状でストレッチ生地を配置

 

自由に細かい動きができるわけではもちろんありませんが、不意に負担がかかる動きをしないようホールドしてくれているんですね。これは楽!

 

さらに、細い紐を並べたような生地なので、適度にストレッチしつつ、充分に通気するのでまったくムレないのもありがたし。

↑紐状のストレッチ生地の間から通気する

 

結論。けっして羽は生えませんでしたが、シクシク続く痛みはやわらぎ、痛みを生む動きも正されることで無理な態勢で“二次被害”を被ることなく、クシャミが怖くなくなりましたとも。

 

腰サポーターよありがとう! そして明日もよろしく!

 

写真・文/GetNavi web編集部

「ねじる」「たおる」「まげる」「まんが」の4つを実践するだけ! つらい腰痛を改善する「簡単ねたままストレッチ」

SNSでも「コルセットが手放せない」「長年鍼治療に通っている」といった声が上がっているように、腰痛に悩まされている人は多いですよね。腰痛が起こりやすい環境や改善するためのストレッチを学び、つらい腰の痛みを軽減させてみませんか?

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腰痛を悪化させる負のスパイラル

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12月10日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」(TBS系)では、腰痛を大調査しました。番組には、腰痛に苦しむ男女3名が出演。ずん・飯尾和樹さんが「老舗ですね!」と思わずツッコミを入れた男性の腰痛歴は、なんと42年にもなるそう。

 

そして、3人が最も痛みを感じる時間帯として挙げたのが「朝」。理学療法士・山口正貴さんによると、朝に痛みを感じる人は就寝中に原因があるとのことです。注目すべきポイントは寝相で、健康な人は平均で一晩に20回以上寝返りを打つのに対し、腰痛持ちの人の寝返りの回数は10回以下。ずっと寝返りをせずに同じ姿勢でいると血流が低下し、痛みの炎症物質が放出されるため朝になって痛みが出ることも。さらに土日の休みに体を動かさない人は、急に動く月曜日の朝に腰痛を発症しやすいそうです。

 

寝返りは体のあちこちの筋肉を使う全身運動。どこかが硬いと寝返りが打ちづらくなり、寝返りの回数が減ります。そのため、腰痛を引き起こす理由の1つは体の硬さにあるといえるでしょう。また、腰痛の人は痛みに弱く、「痛みのボーダーライン」が低いというデータも。体をやわらかくしたくても痛みを感じてしまうため、なかなかうまくいきません。腰痛に苦しめられている人は、寝返りが少ない→体が硬くて寝返りが打てない⇒痛みに弱くて柔軟性を高められない→ますます体が硬くなるという負のスパイラルに陥る事態に。結果、腰痛がどんどん悪化するはめになります。

 

「ね」「た」「ま」「ま」ストレッチ

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山口さんは、カチコチカラダの改善法として「簡単ねたままストレッチ」を提唱。「ね」「た」「ま」「ま」を頭文字とした4つのストレッチで、痛みに弱い人でも難なくこなせるスグレモノです。「ね」は「ねじる」動きで、左ひざを右へ倒して右手で左ひざを抑え、左腕を頭の上で伸ばしましょう。深呼吸を2回しながら10秒キープし、逆も同様にして3セット行います。そして、「た」は「たおる」を両ひざにかけてから足のつま先にひっかけ、上に向けて足を伸ばします。左右ともに10秒ずつ伸ばせばOK。痛みを感じる手前でやめるのがポイントです。

 

「ま」は両ひざを両手で抱え、ひざを胸に持っていき深呼吸を2回。「まげる」状態を3セット繰り返します。最後の「ま」は、うつぶせで「まんが」を読むような姿勢。こちらも他のストレッチと同じように10秒キープし、3セット行ってくださいね。

 

腰痛持ちの出演者も、「これならできそう」と太鼓判を押した「簡単ねたままストレッチ」。腰が痛いと嘆いている人は、ぜひ試してみては?

 

 

文/プリマ・ドンナ