宴会だけじゃない! 日本人なら知っておきたいお花見の歴史と“大和言葉”を用いた現代ならではの楽しみ方

日本人にとって春の風物詩といえば「お花見」。昔から親しまれてきた行事だからこそ、特別な準備をせず、毎年なんとなく楽しんでいるという人も多いのではないでしょうか。しかし、お花見のルーツをたどると、江戸の庶民にとっては年に一度の特別な楽しみだったようです。

 

今回は、和文化研究家の三浦康子さんに、お花見の起源やその変遷、そして現代ならではの楽しみ方についてうかがいました。今年は先人の知恵を振り返りながら、新たな視点でお花見を楽しんでみませんか?

 

お花見の起源とは?
上流階級だけが楽しむ高尚な遊び

春の定番行事となっているお花見。その習慣はいつから始まったのでしょうか。三浦さんによると、お花見のルーツは2つあるそうです。

 

「1つは、奈良時代に遣唐使が中国から輸入した”梅を愛でる”文化に由来するものです。梅を鑑賞することが上流階級の教養の象徴とされ、梅の花見が盛んに行われました。しかし、平安時代に入り遣唐使が廃止されると、日本独自の文化を育むことが重んじられるようになり、梅ではなく桜を愛でるようになりました」(和文化研究家・三浦康子さん、以下同)

↑吉野山の桜。

 

「当時の都は京都にあり、貴族たちは吉野山の山桜を目当てに桜狩りに出かけ、宴を開いては歌を詠んだり、蹴鞠をしたりと、風雅なお花見を楽しんでいました。この時代のお花見は、貴族や武将といった特権階級が楽しむ高尚な遊びだったのです」

 

江戸幕府が“花見の宴”を解禁
庶民にとって年に一度の楽しみに

↑出典:農林水産省ウェブサイト。

 

江戸時代に入ると、お花見にも変化が生まれます。

 

「江戸幕府が、現在の花見の名所である上野公園や飛鳥山公園、隅田川のほとりなどに吉野を模して桜を植樹したのです。町の至るところに桜の名所を作り、庶民に春の娯楽として花見を奨励しました
江戸時代は、町中でのどんちゃん騒ぎは禁じられており、屋外でお酒を楽しむ風習はほとんどありませんでした。しかし、花見の時季だけは無礼講。幕府が 『騒いでもよい』 と特別に許可を与えたのです」

 

当時、庶民の間では幕府への不満が高まっていました。そのため幕府は、花見を公に認めることで人々の鬱憤をはらし、ガス抜きを図るねらいがあったといわれています。

こうしてお花見は、貴族のものから庶民のものへと変わったわけですが、三浦さんは、この文化が定着したのは、江戸のお花見に「気軽さ」と「特別感」があったからだと言います。

 

「これまで、花見の対象は山桜が中心だったので、桜を観賞するには遠出が必要でした。しかし、江戸幕府による桜の植樹によって、江戸の町にいながらにして花見を楽しめるようになったのです。
さらに、期間限定で宴会が解禁されたことで特別感も生まれ、瞬く間にお花見が庶民の間で大流行。町中で堂々とお酒を飲み、歌い、踊っても、誰にも咎められない。そんな非日常的な開放感が、多くの人を魅了しました」

 

あくまで桜が主役
江戸っ子の粋な楽しみ方

江戸っ子たちは、1年に1度の楽しみとして、気合いを入れて花見をしたそうです。

 

「たとえば、その日のために仲間と揃いの半被(はっぴ)や鉢巻きを作ったり、財力のある人は新しい衣装をあつらえたりと、準備そのものもお花見の一部として楽しみました。江戸っ子は粋を重んじる人々。彼らにとって、お花見の主役はあくまで桜でした」

「そのため、自分が目立つために派手な桜の衣装を着るのではなく、裏地や裾に桜の模様を忍ばせたり、桜に合わせ控えめな色を上品に着こなしたりと、さりげなさを大切にしていました
もちろんなかには、桜の絵柄を大胆に取り入れる人もいましたが、それはどちらかというと野暮なこととされていたのです」

 

衣服で季節を先取りすることも、粋な人びとの嗜みの1つ。桜が咲く前に桜柄をまとい、季節の訪れを感じさせる着こなしをするなど、タイミングにもこだわっていたようです。

 

花見にお弁当を持参する習慣が一般化したのも、この頃です。高貴な人は、手付きの塗りの重箱にお銚子やお刺身などを詰めていましたが、庶民はおにぎりやたくあん、卵焼きなど、素朴な料理を持ち寄って楽しんでいました」

 

もう1つの花見の起源
田の神様が宿る「さくら」

お花見のもう1つのルーツは、稲の豊作祈願だと言われています。冬の間、山ごもりをしていた田の神様は、春になると里に降りてきて桜に留まると考えられていたそうです。

 

「『早乙女(さおとめ:田植えをする女性のこと)』の『さ』にもあるように、『さくら』の『さ』は稲を象徴し、田の神様のことを表します。『くら』は神様の座る場所という意味があり、合わさって『さくら』の語源になったといわれています」

 

田の神様が宿った桜のもとで、その年の収穫を占う。開花時期には籾を撒き、農作業の準備を始める。桜の花がたわわに咲くと、「今年は豊作になるぞ。うれしいな!」と花を見て喜んだそうです。

 

「田の神様がいらっしゃるからこそ、お供えをし、おもてなしとして歌や踊りを奉納する。そして農作業は人々が集って行うものですから、お花見は単なる神事としてだけでなく、人々が親睦を深める場としても大切にされていました

今でもお正月に飾る 「餅花」は、桜の花を模して作られた豊作祈願の飾りです。

 

「紅白の餅を枝につけると、遠目では淡いピンク色に見えます。餅花は、神聖な柳の枝にたわわに咲いてしなだれる桜を表現した、まさに縁起のよい装飾なのです」

 

約2週間の桜の季節を新たな視点で楽しむ
スモールな楽しみ方

このように時代と共に変化をしながら、春の恒例行事として定着した花見。現代ならではのお花見の楽しみ方も教えていただきました。

 

「地域によって差はありますが、お花見の期間は約10日から2週間と意外と短いものです。もちろん友人や仲間と集まり、賑やかな宴を楽しむのもいいですが、たまには雅で“スモールなお花見”を楽しんでみるのもおすすめです。
そこでおすすめしたいのが、日本の風土に育まれてきた“大和言葉”を取り入れたお花見です。昔ながらの大和言葉をヒントにすると、毎年恒例のお花見も今の私たちの目には新鮮に映るはず。新しいお花見の楽しみ方が見つかると思いますよ」

 

1.朝桜(あさざくら)……静かな朝に楽しむ“桜のそぞろ歩き”

朝桜とは、朝露をまとい清らかに咲く桜のこと。ライトアップされた夜桜が華やかに賑わう一方で、誰もいない静かな朝に眺める桜にも、格別の美しさがあります。
桜の季節は、たんぽぽやつくし、菜の花など、さまざまな春の花が咲く季節でもあります。目的地を決めず、気の向くままに歩く“そぞろ歩き”を楽しめば、思いがけない景色との出会いに心が躍るかもしれません
お気に入りのベーカリーで買ったパンを、ベンチに座って桜を眺めながら味わう。澄み切った朝の空気のなか慌ただしさを忘れ、爽やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか」

 

2.桜狩り(さくらがり)……名所以外の桜を眺める

桜狩りとは、桜の花を訪ね歩き観賞することを指します。そう聞くと桜の名所を訪ねることをイメージするかもしれませんが、桜が見えるお店を選ぶのも1つの楽しみ方。お店の庭の桜をゆっくりと眺めながら、お座敷で食事をとるのも贅沢な時間です。
お店以外にも、ビルの上から桜を見下ろす、船に乗って水上から桜を見上げるなど、場所を変えるだけで、いつものお花見がより特別な体験になります」

 

3.野立て(のだて)…… ポットを使って気軽にお茶会

「野外のお花見でぜひ取り入れていただきたいのが、“野立て”です。野立てとは、屋外でお茶を点(た)てること。『抹茶を点てなければ』と思われがちですが、形式にこだわる必要はありません。ポットにお湯を入れ、ティーバッグを使うだけでも十分に楽しめますし、道具を風呂敷に包むだけでぐっと風情が増しますよ
『じゃあ、ちょっと野立てをしてみましょう』と声をかけ、おしゃべりを楽しむ。自然のなかでゆったりとした時間を共有することで、親睦が深まるはずです。ほんの少しの準備や心遣いが、会話を弾ませてくれるでしょう」

 

4.初桜(はつざくら)・花の雲(はなのくも)・遅桜(おそざくら)・零れ桜(こぼれざくら)……“マイ桜”で桜の移ろいを堪能する

「日本人は、満開の桜だけでなく散りゆく桜にも美しさを感じ、その心情を歌に詠んできました。ぱっと咲いて、ぱっと散る。その潔さが、日本人の美意識にも影響を与え、桜の咲き具合や咲いた時期を表す大和言葉がいくつも生まれました」

 

・初桜……咲いて間もない桜の花
・花の雲……桜の花が一面に咲いているさまを雲と表現
・遅桜……花期に遅れて咲く桜
・零れ桜……満開になって、散りこぼれる桜の花

 

「お花見は満開の桜を愛でるだけではありません。生活圏内で“マイ桜”を見つけ毎日観察し、つぼみが膨らみ散りゆくまで、その移ろいを楽しむお花見もおすすめです。自分だけの開花宣言をしてみるのも一興ですね。
また、それをSNSに発信せず、心のなかにそっと留めておくのも風流。桜の成長を見守ることで、季節の移ろいをより深く感じられることでしょう」

 

5.仇桜(あだざくら)……自分だけの“歌を読む”

“明日ありと思う心の仇桜(あだざくら)夜半に嵐の吹かぬものかな”

 

「これは、鎌倉時代に活躍した浄土真宗の開祖、親鸞聖人が詠んだ和歌です。明日があると思って今日できることを先延ばしにすると、大切な機会を逃してしまう。世の無常を詠んだ歌にも通じる考え方です。
桜の季節は出会いと別れが交錯し、心に機微が生まれやすいとき。自分のために一句詠んでみてはいかがでしょう。自分のための句なので、季語がなくても大丈夫。その日の気分を詠むだけでもいい。俳句にこだわらず、川柳でも短歌でも構いません。自由な発想で詠めば、初心者でも気軽に楽しめるはずです。
寂しい気持ちやうれしい気持ちを、桜を眺めながら句にのせる。それを記録しておけば、『3年前は、こんな気持ちで桜を見ていたんだな』とふり返ることができ、心の整理にもつながることでしょう」

 

6.花明かり・花筏(はないかだ)・桜影……普段の言葉を桜にまつわる言葉に言い換える

「花明かりや、花筏、桜影など、桜を含めた景色を表す言葉をご存知でしょうか。たとえば花明かり。これは夜のライトアップを指すのではなく、夜に桜が咲いて、そこだけがふわっと明るく見える景色を指します」

 

・花筏……水面に散った花びらが連なっていかだのように見えること
・桜影……水辺に咲く桜が水面に映ること

 

『花明かりに誘われてちょっと散歩してみない』『花筏を見に行こうよ』など、誘い文句に使うと風情があって素敵です。開花中に雨が降ることを桜雨といいますが、『花散らしの雨』と言ってみるのもいいですね。桜の花に滴る雫を見て『花雫』を思い浮かべれば、雨の日でも桜を愛でる楽しみができるでしょう。
そしてお花見のあとの疲労感は、『疲れた~』ではなく『花疲れ』。それだけで疲労感が、晴れやかな疲れに変わるはずです。言葉を変えるだけで、同じ景色や心情もがらりと変わるもの。ぜひ使ってみてくださいね」

古くから日本の国花として愛されてきた桜。短い期間に一斉に咲き儚く散るその姿に、私たちは世の無常を重ねてきました。桜の楽しみ方も時とともに変わるもの。ですがこの春は、あえて古の言葉をヒントに、風流なお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。そこには新鮮な驚きがあるかもしれません。

 

Profile

和文化研究家 / 三浦康子

古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案しており、「行事育」提唱者としても注目されている。連載、レギュラー多数。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭もとる。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、監修書『季節を愉しむ366日』(朝日新聞出版)ほか多数。
HP

花も団子も堪能すべし! 花見を快適化するグッズ&フーズ10選

三寒四温の初春らしい気候が続いていますが、いよいよ東京では各所で桜が満開。今週末、来週とお花見の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。

友だちや仕事の関係者など相手が誰であれ、お花見を楽しむなら、自分はもちろんみんなが快適に過ごせるポイントを押さえておくことが大切です。そこで、居心地よく華やかなお花見にするためのマナーや便利グッズ、最新のケータリングを紹介しましょう。

 

 

春らしさを取り入れながらTPOを意識した「お花見ファッション」

基本的にレジャーシートの上にいることが多いですから、お花見のときのファッションは、足元に気を配ることが大切です。買い出しに出たりトイレに立ったりすることに加え、河川敷などでは土の上を歩くことになるので、バレエシューズのように脱ぎ履きしやすくヒールのない靴を選んで。ちょっと派手な柄のかわいい靴下こそ、こんなときにこそ履くのがいいでしょう。

 

服装は、お花見をする相手によって変化をつけましょう。仲間うちなら、座りやすく動きやすいものがベストですが、上司や目上の人と一緒のお花見なら、カジュアルすぎる服装は避けて。明るめで春らしい色のニットやストールを取り入れて、季節感を出すといいでしょう。ただし、土埃などで汚れることもあるので、スカートやパンツには濃い色のアイテムを選ぶこと。

 

日が陰ってくると一気に寒くなります。それを想定して、肌着でしっかりと防寒をすることも忘れずに。夜桜見物では、大判ストールなど、膝や肩にかけられる小物を取り入れたファッションがベストです。

 

あなたの評価を上げる!? 持参すべきお花見心得グッズ

第一に、必ず持って行かなければならないのは、ごみ袋です。瓶や缶、燃えるごみなどに分別できるよう数枚持って行きましょう。お花見をする場所に設置されたごみ箱に捨ててもよいのか確認することも大切ですが、お花見のシーズンは、公園や河川敷のごみ箱が溢れ返っている光景をよく目にするので、できるだけごみは持ち帰りましょう。ほかにも、ウェットティッシュやタオル、手指消毒用ジェルなどを持っていると便利ですね。

 

必須というほどではないけれど、さっと出せると気が利くところをアピールできるのが、小さな携帯カイロ。なんとなく肌寒くなってきた夕方に差し出すと喜ばれます。

お花見心得グッズ
・ごみ袋(複数枚)
・ウェットティッシュ
・タオル
・手指消毒用ジェル
・携帯用カイロ

 

また、厚手のピクニックシートや折りたたみのチェア、ワインやビールなど冷たい飲みもののほかに、保温ポットにホットワインやシナモンティーなどを入れていくと、ゆっくりお花見を楽しめるでしょう。さらに、持ち物を工夫すれば、グランピング風のお花見スタイルに。ここではグランピング風のお花見にぴったりの、ラグジュアリー感のあるグッズをご紹介します。

 

・寒さを我慢せず過ごせる「ボアブランケット」

コットンキャンバスに耐久性を高めたキルティング素材でできた、肌触りのいいブランケット。暖かいだけでなく、ナチュラルなカラーでどんなファッションにも合います。

SPICE「ブランケット(カーキ)」4968円(税込)
SPICE https://spice.jp/sfvc1211kh.html

 

・クルクルと巻けてかさばらない「ピクニックシート」

フランス語で「かご」という意味のパニエシリーズ。ピクニックシートのほかにも、保冷バッグやバスケットなどもあります。


SPICE「バカンス ピクニックマット PANIER(レッド)」2808円(税込)
SPICE https://spice.jp/sfvg1705rd.html

 

・背もたれしっかりの折り畳み式「アウトドアチェア」

背もたれが高く、ヘッドレストがついているので、長時間座っていても疲れない折りたたみチェア。スマホなどを入れられるポケットつきで使い勝手にも配慮されています。

「MANHATTAN FOLDING CHAIR」1万6200円(税込)
SPICE https://spice.jp/cpc250gr.html

 

・ブランケットつきで収納力も抜群な大型「ピクニックバスケット」

ワイングラスやカトラリー、チーズナイフ、ソムリエナイフなどに加えて、大きなブランケットとワインボトルのケースまでセット。こんな大きなバスケットは憧れですね。

PICNIC TIME「高級ピクニックバスケット SOMARSET 2人用 ハウス型」4万9572円(税込)
Picnic style.com https://www.picnic-style.com/products/detail.php?product_id=13

 

続いて、お花見に持っていきたい、桜や春を意識した旬のデリをピックアップ。

桜や春を意識した、旬の華やかデリを持ち寄って

この時季、デパ地下やフードストアには桜や春にちなんだお惣菜や新発売のピクニックボックスなどが並びます。持ち寄りのフード&ドリンクは、事前にチェックしておくといいでしょう。お花見には、指でつまんでそのまま食べられるフィンガーフードや、冷めてもおいしいお惣菜を選んで持って行くのがポイント。人数によっては、主食や副菜、デザートなどと持ち寄る担当を決めておくといいでしょう。ケータリングを事前予約するのもおすすめです。

 

・好きなものをチョイス!日替わりで楽しめるデリのフードパック

DEAN&DELUCAの店舗のショーケースに並ぶ、毎日変わるデリをテイクアウトしてみては。カラフルなサラダや、ミートボールなどのしっかりめデリまで、選ぶだけで楽しくなるデリボウルです。

DEAN&DELUCA「デリボウル」1015円〜(店舗や季節によって取り扱い商品が異なります)
DEAN&DELUCA http://www.deandeluca.co.jp/contents/detail.php?product_id=3346

 

・ケータリングもオーガニック!季節限定の華やかお花見セット

有機農家から届いた彩り鮮やかな素材をたっぷり使ったお花見セット。ピンチョスやフリッタータなどのフィンガーフードや有機米のおにぎりが、木箱に入っています。数量限定なのでご予約はお早めに。

オーガニックレストラン&デリ みどりえ
2300円(一人前)7名より受付、写真は10名用

東京都目黒区鷹番2-21-10学芸大スカイスクレーパー1F
電話 03-5721-6655
みどりえ オーガニックデリバリー http://m-delivery.jp/wp/オーガニックお花見セット-2/

 

・桜の葉が香るお花見オードブル!看板テリーヌの入った盛り合わせ

ラペや自家製サラミ、テリーヌを盛り合わせたオードブル。看板商品の豚と鶏レバーのパテを桜の葉で巻いた春限定の「桜パテドカンパーニュ」は、ほのかな桜の香りと実山椒のピリッとした風味が魅力の一品で、4月中旬までの期間限定販売です。

ターブルオギノ 渋谷店(品川店でも購入可)
お花見オードブル1パック981円(税込)
不定期で内容の変更あり ※桜パテドカンパーニュ単品は、100gで631円(税込)
東京都渋谷区渋谷2-24-1 渋谷駅・東急東横店 東急フードショーB1
03-3477-4443(直通)

 

・ワインがよく合う、しっとりローストビーフ

同じく、ターブルオギノ。バルサミコソースとわさび菜を添えた大人な風味のローストビーフは、しっとりと焼き上げています。こちらも4月中旬まで販売予定です。

ターブルオギノ 渋谷店(品川店でも購入可)
お花見オードブル1パック801円(税込)

 

・春限定のフルーツたっぷり、2種類のティー

ベリーやオレンジ、りんごなどのフルーツがたっぷり入った、さっぱり味のビネガーティーはホットでもアイスでも。豆乳で煮出した生姜のきいたスパイシーなジャスミンソイミルクティーはうぐいす餡のソースと黒蜜が入っていてスイーツ感覚でいただけます。

DEAN&DELUCA
「ベリー&ビネガーティー(HOT&ICE)」Mサイズ561円/Lサイズ615円
「豆乳ジャスミンティー」Sサイズ518円/Mサイズ561円(すべて税込)
DEAN&DELUCA http://www.deandeluca.co.jp/contents/detail.php?product_id=3345

 

・旬のいちご丸ごとのフレッシュジュース

いちごのフレッシュジュースと、トマトを合わせたジュースは、春だけのメニュー。

DEAN&DELUCA「フレッシュストロベリージュース/ストロベリー&トマトジュース」ともにSサイズ561円(税込)
DEAN&DELUCA http://www.deandeluca.co.jp/contents/detail.php?product_id=3345

 

では最後に、お花見のときに心得ておくべきこととは……?

最後に、さまざまな人たちと気分よくお花見を楽しむために、基本的なマナーとルールを心得ておきましょう。

 

気持ちよくお花見をするために守りたい最低限のマナーとルール

多くの人が集まる公園などでのお花見で、まず気をつけたいのがマナーです。

 

やってしまいがちなのが、レジャーシートを敷いた途端にまるでわが家のような気分でリラックスしすぎてしまうこと。ひどい場合は、食べたあとの食品パックやビール缶を転がしておいたり、大声で話したり、本来みんなで楽しむはずの桜の木を傷つけたり……。

 

また、キャンプ場のように広い場所ならともかく、人が密集しているところでのお花見であれば、楽器やスピーカーなど音がでるものの持ち込みも考えものです。アルコールが入って気持ちが大きくなり、周囲とトラブルにつながることも少なくありません。まずは屋外であることや他の人がいることを忘れずに、そこに集った人たちみんなが楽しめるような、良識あるお花見を心がけましょう。

 

桜やおしゃべりに無我夢中……ペットや子どもを放置していない?

また、よく見かけるのが、ペットや子どもをほったらかしにしたままお酒を飲んで楽しんでいるグループです。元気な子どもたちに、レジャーシートの上だけでおとなしく……というのは無理があるとは思いますが、目の届く場所で遊ばせたり、交代で見守りの人を決めたり、座ってできるボードゲームを持ち寄ったりして工夫しましょう。

 

また、お花見という場所でなくても、ペットには必ずリードをつなぐのを忘れずに。誰もがペット好きとは限りませんし、ペット同士のトラブルもありますから、まわりに迷惑にならないよう心がけて。深酒してしまう人も多いので、見ていないところでよからぬトラブルに巻き込まれないようにご注意を。

 

いくつかのポイントを押さえて、今年も春の訪れを楽しみましょう。

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=山本雅世

 

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【本日まで】今年の花見は表参道で予習? 都内でひと足早い満開の桜サク!

東京都内でも、ちらほらと桜が開花し始めましたが、満開になるのは今週末から来週にかけてと予想されています。そこで、ひと足早く満開に咲き誇る桜を表参道で堪能して、本番に備えてはいかがでしょうか?

 

ジェーシービーは、お店の端末にカードやスマホなどをかざすだけで支払いができる「QUICPay(クイックペイ)」のプロモーション「QUICPay TOUCH! TOWN OMOTESANDO」の一環として、表参道にある屋台村「COMMUNE 2nd」でお花見を楽しめる、お花見屋台村“QUICPayさくらVILLAGE”を先週末にオープン。いよいよ本日、3月22日までです。

 

「QUICPay TOUCH! TOWN OMOTESANDO」は、表参道エリアの一部カフェがQUICPayでおトクになる「TOUCH!TOWNコラボカフェ」や、QUICPayでお花見が楽しめる「QUICPayさくらVILLAGE」を展開。COMMUNE 2nd屋台店舗12店舗や人気カフェの13店舗で、540円(税込)以上の支払いをQUICPayで行うと200円割引きに。簡単&おトクにお花見気分を味わえるというものです。

 

またQUICPayとは、お店の端末にカードやスマホなどをかざすだけで支払いが完了する「簡単・おトク」な支払い方法。コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなど全国65万台以上で利用できます。(2017年12月末時点)

 

期間中は、会場全体に桜の装飾が施されます。ドーム内では、中央の天井に約7メートルの桜棚が登場し、満開の桜の下で食事を楽しめるほか、“QUICPayさくらVILLAGE”限定の桜メニューとしてオリジナルスイーツやドリンクを提供します。

 

<桜ドリンク&お花見グルメ>

■ノンアルコールドリンク:「桜ミルク」ほんのりと桜の香りが漂う桜とミルクの甘いドリンク 540円(税込)
⇒ クイックペイでの支払いで324円(税込)

■アルコールドリンク:「Yoi-SAKURA」桜のリキュールとジンと炭酸を組み合わせたカクテル 756円(税込)
⇒クイックペイでの支払いで540円(税込)

 

<“QUICPayさくらVILLAGE”概要>

■期間:3月16日(金)~22日(木)
■時間:11:00~22:00
■会場:COMMNE 2nd(東京都港区南青山3丁目13)
■料金:入場無料(カフェ別途料金)
■特典:COMMUNE 2nd屋台店舗にて、QUICPayで支払うと、その場で200円割引となります。※540円(税込)以上の支払いが対象

 

覚えておいて損はナシ! 天候別サクラのきれいな撮り方

もうすぐ2月も終わりです。3月に入れば、いよいよ待ち焦がれた春がやってきます。ニッポンの春といえば“桜”ですよね! 今年はどこにお花見に行こうかな? と、今から楽しみにしている人も多いことでしょう。

37243434 - spring cherry blossoms, pink flowers.

 

桜をきれいに撮るコツは?

桜の花を見ていると写真を撮りたくなりますよね。

 

インスタ映えする写真を撮るべく、今から一眼レフを買って腕を磨いておこうという人には、「CAPA 2018年3月号」(CAPA編集部・編/学研プラス・刊)がおすすめです。これからの時期にぴったりな、桜を美しく撮るテクニックが満載です。

 

桜を撮るとき、いちばん気を付けたいのが天候です。天気によって桜の色合いは大きく変わるので、一筋縄ではいきません。けれども、本書では、天候別に桜の撮り方がレクチャーされているので、すぐに実践できます。さっそく見てみましょう!

 

天候によって撮り方を変える

まずはお花見にもベストな、快晴の日です。桜の花に接近してもいいですが、むしろ積極的に青空を入れて、ダイナミックに撮影してみましょう。一眼レフの場合、PLフィルターというフィルターを使えば、空の青さを際立たせることができます。

 

うっすらと雲が出て、空が霞んでいるときはどうでしょうか。肉眼では空が印象深く見えるのですが、写真にするとメリハリのない画面になってしまいます。そこで、空をなるべく省いて撮影するのがコツです。なるべく、主役である桜を引き立たせて撮るのがよいでしょう。

 

ただし、特徴的な雲が出ているときは、むしろ桜と組み合わせて撮ってみましょう! 臨機応変に対応するのもまた、写真の楽しみです。

 

曇り空でもシャッターチャンスが!

完全に空が曇っているときは、桜のピンクが鮮やかな写真は残念ながら期待できません。けれども、曇り空で陰影がつかないぶん、桜の隅々までくっきりと写した写真を撮るには最適なのです。

 

さて、一眼レフには、天候によって様々な撮影モード(ホワイトバランス)が搭載されています。こんなときは「曇り」の設定を選ぶのが正しいように思いますが、「太陽光」を選ぶのがポイントです。「太陽光」なら花びらの白さが際立ち、清楚な印象の写真に仕上げることができます。

 

ところが、「曇り」を選ぶと画面が赤味がかってしまい、ピークが過ぎた桜のようになってしまうので要注意です。モニターでしっかりチェックしながら、最高の一枚を撮影したいですね。

 

 

雨も味方につけて、最高の一枚を撮ろう

雨の日は、桜を撮るには向いていないと思うかもしれません。けれども、雨だからこそ、オリジナリティあふれる写真が撮れるのです!

 

例えば、桜の花びらについた水滴をアップで狙った一枚は、どうでしょう。桜からどこかやさしさが感じられる、ステキな一枚が撮れるかもしれません。また、雨に濡れて黒くなった枝や幹を生かした写真も面白いかもしれません。

 

ちなみに、本書ではインスタ映えする桜の名所も紹介されています。新潟県弥彦山のヤヒコザクラ、国宝の天守が有名な彦根城など、「いいね!」がもらえるスポットが満載です。本書を片手に、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

 

 

【著書紹介】

GKNB_BKB0000405916762_75_COVERl

 

CAPA 2018年3月号

著者:CAPA編集部
出版社:学研プラス

デジタル一眼カメラや交換レンズ、周辺機材の最新情報が満載。豊富な作例とわかりやすいハード記事で、多くの一眼カメラファンの支持を集める。撮影テクニック記事やプロ写真家の作品紹介、充実したフォトコンテスト記事も人気。

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