価格はなんと1000円台! ドウシシャ「ミニアイロン」が手芸ブームに乗って21年ぶり新色発売

ドウシシャは、コンパクトサイズで小回りが利きやすい「ミニアイロン」の新色を、ドウシシャの公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」や全国の家電量販店で2025年2月中旬に発売します。カラーはグリーン、ピンク、クリームの3色。直販価格は1518円(税込)。

「ミニアイロン」

 

記事のポイント

コロナ禍以降、自宅で時間を過ごす人が増え手芸がブームに。また、近年では“推し”の人形やぬいぐるみの服を手作りしたり着せ替えたりする人が増え、小さな服でもアイロンがけがしやすいミニアイロン需要が高まっています。このミニアイロンはコンパクトなサイズと手ごろな価格が魅力。

 

同社が2004年から販売している「ミニアイロン」は、ワイシャツの襟や袖のシワ伸ばし、ネームやワッペンなどの貼り付けなどに便利なコンパクトサイズが特徴。近年、手芸ブームで改めて脚光を浴びるようになったことから、21年ぶりの新色がリニューアル発売されます。

「ミニアイロン」(クリーム)

 

新色はパステルカラーの3色で、小さくてかわいらしくおもちゃのように見えますが、しっかりとアイロンがけすることができます。サイズは幅約6.3cm、奥行10cmと非常にコンパクトで、ネームやワッペン等小さなものにアイロンをかけるのに最適なサイズです。また、コードは着脱式で、ハンドルはボタンを押すことでたたむことができ、コンパクトになるので持ち運びにも便利。かけ面はふっ素樹脂コーティングされているため、生地の上を滑らかに滑ります。

ネームラベルやワッペン付けに便利

 

人形やぬいぐるみの服へのアイロンがけにも

 

ドウシシャ
「ミニアイロン」
2025年2月中旬発売
実売価格:1518円(税込)

旅行先に「マイ衣類スチーマー」どうですか? 折りたたみできる軽量モデル「アクセススチーム コンパクト」

グループセブ ジャパンは2024年11月、衣類スチーマー「アクセススチーム コンパクト」を発売します。

記事のポイント

パワフル連続スチームで人気の衣類スチーマー「アクセススチーム」シリーズから新たに登場したのが「アクセススチーム コンパクト」。簡単に折りたたむことができ、コンパクトになるので自宅はもちろん、外出先や旅行先でも活躍するはず!

 

アクセススチーム コンパクトは、コンパクトに折りたためる衣類スチーマー。従来品(※1)と比べて約130gも軽くなり、重量わずか670gと軽量で疲れにくいのもうれしいポイント。

※1:アクセススチーム ポケット

↑折りたたんでコンパクトになるので持ち運び、収納に便利

 

↑壁などにフック掛けできるようリングが付いているので、収納場所にも困りません

 

↑平均16g/分(※2)の大量スチームなので一気にシワをのばすことができ、時短にもつながります ※2: 使用条件によっても異なります

 

↑ウールなど毛足の長い素材の毛を起こしながらスチームをあてることで、ふっくらした仕上がりにするアタッチメントブラシ(左上)。収納ポーチ付き(左下)

 

ティファール
「アクセススチーム コンパクト」
参考価格:8100 円(税込)

シャツのアイロンがけが不要に! ハンガー型に進化したサンコーのシャツ乾燥機「アイロンいら~ず」

サンコーは、「シワを伸ばすハンガー型乾燥機『アイロンいら~ず』ホワイト/ブラック」を2024年9月30日に発売しました。直販価格は1万4800円(税込)。

 

記事のポイント

ハンガーに掛けておくだけで、シャツの乾燥とシワ伸ばしが一度に行える便利なアイテム! 毎週クリーニング店に行くのが面倒だと感じている方にオススメです。場所を取らず片付けの手間がかからないのも◎!

 

本製品は面倒なシャツのアイロン掛けが不要になる、シャツのシワを伸ばして乾燥させるハンガー型の乾燥機です。

 

2019年に同社から発売された乾燥機「シワを伸ばす乾燥機『アイロンいら~ず2』」のユーザーから寄せられた「置き場所がないのでもっと小型化してほしい」「出張や旅行などに持っていきたい」という声に応え、コンパクトなハンガー型に改良されたもの。手持ちのハンガーラックなどに掛けて使用でき、分解すればカバンにも収まります。

 

2019年に発売された乾燥機「シワを伸ばす乾燥機『アイロンいら~ず2』」

 

使い方は、洗濯・脱水後のシャツを付属のエアバッグにセットし、本体の電源を入れるだけ。本体ヒーター部より約65度の温風が吹き出し、エアバッグを空気でパンパンに膨らませながらシャツの乾燥とシワ伸ばしを自動で行います。

 

シャツ1枚の乾燥とシワ伸ばしは、最短30分で完了。タイマー式で最大180分まで設定が可能です。

 

また、温冷切り替えができるので、熱に弱い素材にも使えます。

 

エアバッグのファスナーと調整紐により、S~LLのシャツに対応。Yシャツだけでなく、Tシャツやポロシャツにも使用できます。カラーはブラックとホワイトの2色展開。

 

サンコー
「シワを伸ばすハンガー型乾燥機『アイロンいら~ず』ホワイト/ブラック」
2024年9月30日発売
実売価格:1万4800円(税込)

 

「ラウンド美ラクルベース」でかけ心地軽やか! コードレススチームアイロン「FDXシリーズ」発売

東芝ライフスタイルは、コードレススチームアイロンの新製品として、FDXシリーズ3機種を11月上旬に発売します。

 

FDXシリーズの主な特長

①前後も左右も、かけ心地が軽い「ラウンド美ラクルベース」

これまで上位2機種にのみ搭載していた、緩やかに湾曲したかけ面形状「ラウンド美ラクルベース」を全ての機種に展開。前後左右の動きや方向転換もラクにできるといいます。

 

②冷めるのを待たずにケースをかぶせられる「すぐ in ケース」

使用後、電源を「切」にして電源コードを巻き取ったらすぐに収納ケースをかぶせられる「すぐ in ケース」を採用。熱いかけ面に直接手が触れることがないので、子どものいる家庭でも安心して使えるとのこと。

 

③タンク内の水も、清潔キープ

「プラチナアクアクリーンユニット」(FDX970,FDX770)

プラチナボールとAg+ガラスの2つの働きでタンク内の水を抗菌・除菌。タンク内の水垢やスチーム孔の目詰まりを軽減するだけでなく、抗菌水のミストをかけることで衣類も抗菌するとのこと。

 

「アクアクリーンユニット」(FDX670)

Ag+ガラスの働きでタンク内の水を除菌。タンク内の水垢やスチーム孔の目詰まりを防ぎます。

 

形名/実売予想価格(税込)

TA-FDX970:1万8500円

TA-FDX770:1万5500円

TA-FDX670:1万2000円

「空気のアイロン台」を作りだす!? 吸い付いてシワのばす「吸着式衣類スチーマーMorus V6」

モルスは応援購入サイトMakuakeにて、同社が小型衣類乾燥機で培ってきた真空吸着方式を採用した「吸着式衣類スチーマーMorus V6」の先行予約販売のプロジェクトを開始。プロジェクト期間は2024年8月7日(水)11:00から2024年10月7日(月)22:00まで。

 

真空吸着式アイロン技術を採用

本製品は真空吸着式を採用することで、ハンガーに吊るした状態でも、ピタッと吸い付くように衣類に強力に密着。まるでアイロン台の上でかけているかのように、すばやくキレイにシワを伸ばすことができるとのこと。

 

アイロンがけの際、従来の衣類スチーマーのように衣類を引っ張る必要がないため、片手で操作可能で、火傷しにくいです。また、襟元・袖口・裾といった見た目の印象に関わる部分まで繊細にケアできます。

 

アイロン掛けの常識を覆す「急速クールダウン効果」

たっぷりのスチームでシワを伸ばすと同時に、熱を80km/hで素早く吸収する「急速クールダウン」効果が働くため、ワイシャツなどをパリッと引き締めることも可能。生地の縮みや変色リスクも大幅に軽減するといいます。

 

人間工学に基づいた美しいデザイン

ボタンとトリガー、テールライトのみを用いたシンプルなデザインを採用。人間工学に基づいた“低重心設計”を採用しているため、上下に繰り返し動かしても重さや疲れを感じにくいのも特徴といいます。

 

なんと幅28㎝のモデルも! 小型で手軽に使える「衣類乾燥機」3種類が新登場

マルエヌ NP事業部は、ライフスタイルに合わせて選べる衣類乾燥機を、7月中旬から順次発売開始します。ラインナップは、0.8kgタイプの「NP-C80」、1.0kgタイプの「NP-C100」、3.0kgタイプの「NP-300」の3種類です。

↑左から、0.8kgタイプ NP-C80、1.0kgタイプ NP-C100、3.0kgタイプ NP-300

 

0.8kgタイプは重量約2.2kgで高さ29.8cm×幅28cm×奥行き25cmと、30cm未満で軽量コンパクトながら、タッチパネルで「自動」「乾燥」「除菌」の運転モードを選択することが可能です。除菌モードは紫外線LEDで除菌のみを行ない、運転モードを緑・赤・青のLEDライトでお知らせ。誤作動防止機能なども搭載しています。急ぎで乾かしたいハンドタオル・小物類や、頻繁に交換するベビー服やスタイ(よだれかけ)などを乾燥/除菌するのに適しています。標準乾燥時間は180分。市場想定価格は2万2000円前後です。

↑0.8kgタイプ「NP-C80」

 

1.0kgタイプは高さ39cm×幅38cm×奥行き31cmと、いずれも40cm未満で重量も約5.1kgと軽量型。2つの温度センサー「デュアル温度制御」を搭載しているほか、「強力ターボファン」の強い風量で乾かすこともでき、熱に弱い衣類には「送風乾燥」で対応。運転音35dbの静音設計で、夜でも使用音を気にすることなく乾燥が可能です。ダイヤルを回すだけの簡単操作で、面倒な操作も不要。どこかレトロ感が漂うデザインも特徴的です。標準乾燥時間は200分で、市場想定価格は3万6000円前後です。

↑1.0kgタイプ「NP-C100」

 

3.0kgタイプは“小型だけど大容量”をテーマとしており、重量約15.4kgで高さ57cm×幅48cm×奥行き40cmと、コンパクトなサイズ感ながら、1.0kgタイプの約3倍の量を一気に乾燥することができます。操作は本体右上に付いているタッチパネルで行なえます。乾燥モードは、温度を選んで乾燥する「スマートモード」、低温で乾燥時間を設定する「標準モード」、高温で短時間乾燥を行なう「速乾モード」、ウール素材に適した「ウールモード」の4種類から選ぶことができます。また、除菌のみを行なう「除菌モード」や、乾燥時間と温度を自由に設定できる「タイマーモード」も搭載。二重フィルターでホコリを低減し、サビやカビに強いステンレス素材を採用。標準乾燥時間は180分で、市場想定価格は4万7000円前後です。

↑3.0kgタイプ「NP-300」

 

タイプ別の電気代目安は、以下の通りです。

■0.8kgタイプ

消費電力:220W

1時間あたりの電気代:約6.8円

■1.0kgタイプ

型番:NP-C100

消費電力:285W

1時間あたりの電気代:約 8.8円

■3.0kgタイプ

消費電力:900W

1時間あたりの電気代:約27.9円

※全国家庭電気製品公正取引協議会で定めている1kWh単価31円で算出

【後半5製品】家電のプロが実体験からオススメする、衣類ケアに最適すぎる高コスパ家電

「コスパ」=「激安」とは限らないー。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる衣類ケア家電の逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが厳選しました!

 

【その①】苦労していた洗濯機のニオイ問題をつなぐだけで解決する夢のアイテム

シャープ

銀イオンホース AS-AG1

洗濯機の給水ホースにつなぐだけ(工具不要)で洗濯機や洗濯物を抗菌・防臭。洗濯水に溶け出した銀イオンが菌の繁殖・ニオイ発生を抑える。1日1回の洗濯で約1年間使用可。銀イオンカートリッジを交換すれば、継続して使用できる。

↑給水時に銀電極から電気制御で銀イオンが洗濯水に溶出。菌の繁殖を抑える。他メーカーの洗濯機にも対応

 

<ココが価格以上>

「洗濯機の菌対策として、洗濯槽クリーナーや抗菌洗剤を使うなど工夫している人も多いですが、これを使えばお手入れの手間とコストが抑えられて一石二鳥。部屋干し臭が減って銀イオンの力を実感します。」(田中)

 

【その②】除湿機とサーキュレーターが合体し衣類乾燥のほか様々な湿気対策に活躍

アイリスオーヤマ

サーキュレーター 衣類乾燥除湿機 5.8L IJDC-P60

除湿機とサーキュレーターを一体化。強力な乾燥風を洗濯物に当てて素早く乾燥、部屋干し臭の発生を防ぐ。冬でも除湿能力が落ちにくいデシカント式を採用。クローゼットの除湿、冬の結露対策など幅広く使える。

↑左右の自動首振りは50度、70度、90度の3段階で設定可。大量の洗濯物もしっかり乾かせる

 

↑サーキュレーターのパワフルな風でクローゼット内の湿った空気もスピーディに排出。服や靴などのカビの発生を防ぐ

 

<ココが価格以上>

「強力なサーキュレーター機能を備え、特に衣類乾燥で活躍。乾燥風を遠くまで届けることで、室内全体の除湿も効率良く行います。デシカント式なので、気温が低く湿度が高い地域での使用にも最適です。」(コヤマ)

 

【その③】コードレスとコード付きの二刀流で幅広い利用シーンに対応!

東芝ライフスタイル

コードレス衣類スチーマー TAS-X7

コードレス/コード付きで使え、アイロンがけもできる衣類スチーマー。電動ポンプを搭載し、コードレス時にスチームボタンを押すと、スチームが約2分間出続ける。衣類の素材に合わせてスチーム/かけ面温度を3段階調節可能。

↑ジャケットなどはコード付きでたっぷり連続スチームが最適。スチーム持続時間は約10分20秒だ

 

↑ちょっとしたアイロンがけはコードレスを推奨。アイロン台や衣類にコードが引っかからず、かけ面を自在に動かせる

 

<ココが価格以上>

「コード付きとコードレスの利点を両得。忙しい朝にサッとケアするならコードレス、しっかりシワを伸ばすならコード付きと、シーンごとに使い分けられます。アイロンがけできるのも利便性が高いです。」(安蔵)

 

【その④】業界トップクラスのスチーム量でシワはもちろん菌やニオイも除去!

カロス

Rooomy スタイリッシュスチーマー

業界トップクラスのスチーム噴射量を誇る衣類スチーマー。高温ナノスチームを最大25g/分噴射。繊維が絡みついたシワの奥まで浸透し、素早くシワを伸ばしてシワ戻りも防止する。かけ面にフッ素系コーティングを施し、アイロンがけも滑らか。

↑大量の高温スチームで、シワ伸ばしに加え除菌やアレル物質除去も行う。汗のニオイなどの消臭にも効果大

 

↑アイロンとしても使える2Way仕様。かけ面温度は約110〜120℃で、スチームOFFにしてドライアイロンにもなる

 

<ココが価格以上>

「“業界No.1”のスチーム量でシワをぐんぐん伸ばす実力派! これだけハイパワーなのに同等製品の半額近くで、コスパ抜群と言えます。洗面所などに出しっぱなしにしてもOKなカラーもお気に入りです。」(田中)

 

【その⑩】服を着たまま毛玉ケアできて電池交換ナシで使える!

イズミ

毛玉取り器 毛玉とるとる KC-NW722

乾電池不要の充電式&コード式毛玉取り器。大型刃採用で素早く毛玉をカットする。オシャレ着など繊細な服向けの「care」、通常の毛玉取り用の「power」の2モードを装備。ダストボックスは静電気防止剤配合でホコリが付きにくい。

↑「care」モードを選び、「ふわふわガード」(右下参照)を装着すれば、服を着たままでも毛玉を取れる

 

↑刃と生地の間に隙間を作り、毛玉だけをカットする「ふわふわガード」が付属。隙間の高さは毛足の長さに応じて3段階で調節できる

 

<ココが価格以上>

「衣類をなでるだけで毛玉が取れて便利。毛玉取り器の多くは乾電池式ですが、電池の交換が面倒ならこちらが断然オススメです。交流式と両用で、バッテリーの容量が少ないときでもコンセントにつないで使えます。」(安蔵)

クリーニング代が節約できる! 電動衣類シミ取りが8000円切りで超おトク【プロが保証! のコスパ家電】

「コスパ」=「激安」とは限らない——。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。今回紹介するのはサンコー「トルン」。

 

【私が推します!】

家電ライター・小口 覺さん

ITから家電まで幅広く精通。業界のトレンドに詳しく、自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の名付け親でもある。

 

醬油やコーヒーのシミが簡単に落ち労力とクリーニング代をカット


サンコー
トルン

実売価格:7980円

繊維を傷めにくい超音波式で、デリケートな衣類でも自宅で手軽にシミ取りができる。1秒間に約2.5万回の振動で、ワイシャツの襟の黒ずみや化粧移り、食べこぼし、油汚れなどをパワフルに取り除く。USB充電式を採用し、約1時間の充電で約15分稼働する。

SPEC●超音波周波数:約25kHz●充電:最大約2.5時間で約30分稼働、約1時間で約15分稼働●防塵防水:IPX4●サイズ/質量:W135×H70×D50mm/約160ℊ(キャップ付き)

↑手が小さい人でも握りやすく使いやすいマウス形状を採用。 電動タイプながら本体は手のひらほどのコンパクトサイズなので、自宅はもちろん出張や旅行などへ持ち運びやすい

 

↑角度が異なる2枚の幅広ブレードを搭載し、広い範囲の汚れを浮かせて衣類シミを効率良く洗浄。振動するブレードを水に付けると、水中の微細な泡が弾けて汚れにアプローチする

 

↑シミが付着した部位を水に浸したら、ブレードの先端を当ててゆっくりと軽くなぞる。汚れが落ちたら水ですすげばOKだ。落ちにくい汚れには洗剤や漂白剤を併用すると効果的

 

クリーニング代もコレで節約! 差額でワイシャツも買えちゃう!?

家庭用の電動衣類シミ取りは、興味はあるけれど使用頻度も想像しにくく、購入に至らない人が多いのでは。8000円切りという本機の実力が気になったので試してみました。

 

まず驚いたのはそのコンパクトさ。マウスを縦に伸ばしたようなフォルムで、指にフィットします(左右を挟み込んでも、人差し指を上に添えてもOK)。しかも約160gと軽いので使い勝手良好。

 

2枚の角度の違うブレードは幅が広めで、特段コツなども要らず、ただ押さえて動かすだけで汚れがみるみる落ちます。赤ワイン、醤油、コーヒーのシミを作って30分放置後に使用したところ、赤ワインのシミは部分的に薄く残ったものの、醤油とコーヒーのシミは完全に除去できました!

 

USB Type-Cによる充電式で、スマホ用に持ち歩いている充電器とケーブルがそのまま使えるので電源の心配もなし。旅行や出張に携帯すれば、飲み物や食べ物の汚れ、皮脂や汗による襟汚れ、化粧移りに対応できて安心です。

 

普段のクリーニング代も節約でき、何よりも類似の製品に比べて圧倒的にリーズナブルなので、差額でワイシャツが何枚か買えてしまいますよ!!

【前半5製品】家電のプロが太鼓判!衣類ケアに最適すぎる高コスパ家電

「コスパ」=「激安」とは限らないー。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる衣類ケア家電の逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが厳選しました!

 

【その①】あきらめていた頑固な黄ばみも 素早く洗浄できて洗濯ストレスが大幅減!

シャープ

超音波ウォッシャー UW-X1

衣類や布製品の部分汚れを超音波で除去。超音波振動で発生した真空泡の力で汚れを素早く落とす。衣料用漂白剤との併用で、従来機で落とし切れなかった黄ばみ汚れも洗浄。汚れ落ち速度は従来比で約25%向上した。

↑本体先端の「超音波ホーン」に強化アルマイト加工を施し、表面の被膜の厚さを従来比約2倍に。衣料用酸素系漂白剤との併用が可能になった

 

↑3万8000回/秒の超音波振動により、繊維に浸透した水の中に微細な真空の泡が発生。泡が弾ける衝撃で汚れを弾き飛ばす

 

↑丸洗いすると乾くのに時間がかかるスニーカーは、汚れた部分だけ濡らして部分洗いすれば短時間で履けるようになる

 

<ココが価格以上>

「洗いたい衣類を水に浸して本機で汚れをなぞり、サッとすすぐ3ステップだけで、気になる汚れが落とせてありがたい! 専用充電台に置くだけで充電できる仕様も使いやすく、一家に1台あると安心な名品です。」(奈津子)

 

「息子の制服の襟元がすぐに黒ずむのですが、洗面台の上でサッとなぞって予洗いしてから洗濯すると、常に真っ白な状態をキープできます。新モデルは充電中に立てておけるので、場所を取らないのがグッド!」(石井)

 

【その②】小型・大容量で工事不要! 衣類をパワフルかつふんわり乾かす!

イルコ電子

エスティロ ILD-321UPB-JP

幅49㎝と小型ながら、最大3kgの衣類を乾燥できる衣類乾燥機。AIで細かく温度調節し、乾燥後の衣類の縮みを最小限に抑える。低振動・静音設計で夜も運転可。排水設備も不要のため設置自由度が高く、届いたその日から使える。

↑本機は5つのコースを搭載。しっかり乾燥、ふんわり乾燥、脱臭など用途に合わせて様々なコースを選べる

 

↑付属の網を乾燥機内にセットすれば、乾きにくいスニーカーやぬいぐるみ、帽子などの布製品も形を崩さず乾かせる

 

<ココが価格以上>

「オシャレでコンパクト、衣類を守って乾かしてくれるのが魅力。フェイスタオルなら20枚までふわふわに仕上がります! 「ガス衣類乾燥機が欲しいけど工事はムリ」という家庭には良い選択肢になりそう。」(奈津子)

 

【その③】“まっ直ぐ”な洗濯槽で衣類をムラなく洗えて除菌・消臭機能も装備

AQUA

まっ直ぐドラム AQW-DX12N

ドラムをまっ直ぐ(水平)にすることで衣類の洗いムラがなく、洗濯物が絡みにくいドラム式。水温や洗剤質など10種のセンシングで洗濯を自動調整する。温風ミストとUVで除菌・消臭・シワ伸ばしを行う「エアウォッシュ」機能も搭載。

↑高濃度洗剤液を衣類に素早く浸透、ドラムの回転でたたき洗いともみ洗いを再現し、汚れをしっかり落とす

 

↑洗濯槽が水平なので、洗濯中衣類が均一に回転して洗いムラなし。乾燥時も衣類の絡まり、シワを抑制

 

<ココが価格以上>

「この製品は我が家でも愛用中。見た目はすっきりコンパクトなのに大容量12kgなので、家族4人ぶんでもゆとりをもって洗濯できます。乾燥後の衣類のシワが少ないので、アイロンがけの手間も軽減されます!」(石井)

 

【その④】洗剤・柔軟剤自動投入機能付きの10㎏タイプが8万円台は破格!

アイリスオーヤマ

全自動洗濯機10㎏ IAW-T1001

たっぷり10kgの洗濯容量に、液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載したタテ型洗濯機。予約タイマーを使い、洗濯終了時間の設定ができる。通常より脱水時間を約60分増やし部屋干し時間を短縮するモード、洗濯槽の洗浄・乾燥機能も装備。

↑液体洗剤タンク、柔軟剤タンクともに容量約1000ml。市販の詰め替え用が丸ごと入る

 

↑洗濯槽には丈夫で黒カビが発生しにくいステンレスを採用。槽洗浄・乾燥機能で洗濯槽の清潔さをさらに保てる

 

<ココが価格以上>

「家族が多く洗濯物の量が多い、かつ乾燥機能は使わない家庭にオススメ。液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能付きは他の国内メーカーなら軽く10万円オーバーします。タテ型ゆえに洗浄力は必要十分!」(小口)

 

【その⑤】汚れの強い衣類の別洗いに最適な二層式洗濯機をコンパクト化!

サンコー

別洗いしま専科3

洗浄と脱水が同時に行え、大量の洗濯を時短できる二層式洗濯機を小型化。泥だらけの作業着やペットの毛が付いた服などを別洗いするのに最適だ。洗濯槽のパワフルな水流で汚れを落とし、脱水槽はカビにくいステンレス製で清潔。幅55cm×奥行34.5cmで設置場所を取らないのもうれしい。

↑洗濯槽底のパルセーター(回転羽根)でパワフル水流を実現。槽内の角張った部分が水流を複雑にし、汚れ落ちを強化

 

↑本機は小型なうえに質量9㎏で持ち運びも可能。洗濯するときだけ浴室やベランダに運ぶ使い方もできる

 

<ココが価格以上>

「二槽式は昭和の遺物と思われがちですが、丈夫で節水性が高く、根強いファンがいます。元々2〜5万円台と安価ななか、本機は小容量とは言え1万円台。ひとり暮らし用の洗濯機、セカンド洗濯機としてオススメ。」(小口)

「クローゼット型スチーマー」でおしゃれ着やアウターを丸ごとケア! 1台4役の“衣類ケア家電”の活用法をプロが解説

アイロンやスチーマー、洗濯機などの衣類ケア家電に、まったく新しいジャンルが生まれています。それがクローゼット型スチーマー。2011年、韓国の総合家電メーカー・LGエレクトロニクスによって製品化され、国内では2017年に発売されました。2023年8月には、いよいよ国内メーカー・パナソニックからも新製品が登場し、市場の活性化がますます期待されています。

 

そこで「家電のある豊かな暮らし」をメディアやSNSを通じて20年以上にわたって発信、伝説的テレビ番組『TVチャンピオン』で家電王に輝き、現在もその異名を取る中村剛さんに、クローゼット型スチーマーの実力と魅力を教えていただきました。

 

24時間いつでもOK。自宅で簡単にできる衣服ケア

↑写真提供=パナソニック

 

まるで冷蔵庫やクローゼットのような箱型の外見。そもそも “クローゼット型スチーマー” とは、どのような製品なのでしょうか?

 

「衣類を専用のハンガーに吊るして庫内に入れておくだけで、自動で除菌・消臭・シワ取り・乾燥まで行ってくれる、1台4役のクローゼット型ホームクリーニング機です。スーツや制服、コートやダウンジャケット、デリケート素材の衣服や、型くずれしやすい帽子、クッションや枕など、これまで自分でお手入れするのが難しかったアイテムが、自宅で簡単にリフレッシュできます。しかも洗剤は不要。水だけでケアできるのもポイントです」(家電王・中村剛さん、以下同)

 

魔法のような技術のように思いますが、どのような経緯で商品化されたのでしょうか?

 

「クローゼット型スチーマーは、2011年に韓国の家電メーカー・LGエレクトロニクス(以下、LG社)が、同国で『LG Styler(エルジー スタイラー)』を発売したのがはじまりです。これまでになかったまったく新しい家電で、商品化までに5年の年月を費やしたといいます。

 

仕組みはとてもシンプルで、密閉空間の中で60〜70℃のスチームを循環させ、ハンガーラックを毎分最大180回振動させながら、衣類のニオイをとり、シワをのばし、表面や内部に付着した微細なほこりをふるい落とします。菌やウイルス、ダニや花粉の除去にも効果があり、99%以上低減させることができます」

 

韓国でLG Stylerが定番家電になった理由

2011年の発売当初は認知度も低く、高級家電という位置付けで販売台数も振るわなかったそう。

 

「転機は2015年。韓国でPM2.5などの大気汚染が社会現象になるほど深刻な事態になったことがきっかけでした。それから、室内には空気清浄機、衣服にはLG Stylerというライフスタイルが定着し、今や韓国では、冷蔵庫や洗濯機に並ぶ定番家電になっています」

 

LG Stylerが日本で発売されたのは2017年でした。

 

「省スペースが好まれる日本市場に合わせ、従来よりも小型サイズが店頭に並びました。その後、姿見の代わりになるミラーモデルや、花粉ケアコースが搭載されるなど、ユーザーの声を反映した商品が展開されています。長い間LG Stylerが市場のパイオニアとして唯一無二の存在でしたが、この8月、満を持して日本メーカーのパナソニックから『スマートクローゼット』が発売になりました。独自の気流技術により、衣類を揺らさずにケアしたり、ナノイーXで熱やスチームを使わずに除菌することで、熱に弱い衣類のケアも可能になっています」

 

クローゼット型スチーマーのここが便利!

↑写真提供=LGエレクトロニクス

 

ここからは、LG社とパナソニック社、ふたつのクローゼット型スチーマーに共通する、さらなる魅力を紹介します。

 

・とにかく簡単。3ステップでリフレッシュ完了

「1.衣類を専用ハンガーにかけて収納する。2.コースを選んでスタートボタンを押す。3.仕上がった衣類を取り出す。この3つのステップで衣類のリフレッシュができます。準備も簡単で、スチーム用の給水タンクに水を入れる、排水タンクにたまった水を捨てるくらいです。ときどき庫内やほこりフィルター、タンクを洗うようにしてください」

 

・朝の忙しい時間でもケアができる

「たとえばLG Stylerのリフレッシュコース(標準)の場合、約48分で衣類のニオイを取り除き、ほこりや花粉を落とし、シワをのばすといったひと通りのケアが完了します。お急ぎコースを選択すれば約20分と、さらに短縮します。朝の慌ただしい時間帯、身支度している間にあっという間にきれいにしてくれるのは、気分的にも嬉しいですね」

 

・ダウンジャケットもショールも購入時のようにふっくらと

「クローゼットにしまいっぱなしにしていたり、酷使してしまったダウンジャケットも、クリーニングに出した後のようにふわふわになります。外出する時間に合わせてタイマーをセットすれば、暖かいコートを羽織って外出することもできますよ」

 

・パンツプレスで、センタープレスもキープ

「パンツプレスを利用すれば、細かなシワもしっかりとってくれ、センタープレスもきれいにキープしてくれます。面倒なアイロンがけは必要ありません。LG社は『ズボン折り目ケア』が標準搭載。パナソニック社では専用のパンツプレスが購入可能です」

 

・1回あたりのランニングコストが低い

「乾燥まで行うと聞くと、電気代が気になりますが、ランニングコストはけっして高くありません。選ぶコースによりますが、1回の使用にかかる電気代は数円〜数十円程度。クリーニングの手間や費用を考えても、クローゼット型スチーマーの導入は、コスパやタイパの面で効率的と言えるでしょう」

 

ただし一点、気をつけてほしいことがあるそうです。

 

「留意してほしいのが、クローゼット型スチーマーに洗濯機能は備わっていないことです。衣服に汚れがついている場合は必ず汚れを落としてから使用してください。また、コースによって使用不可の素材もあります。使用前に必ず確認をしましょう」

 

空間の邪魔をしない。家電というより、まるで “家具”

↑写真提供=パナソニック

 

クローゼット型スチーマーは、細身のロッカーのような形状をしています。高さは約1.8m、奥行きも60cmほどあり、存在感があります。

 

「たしかに大きいですが、LG社、パナソニック社ともに、非常にスタイリッシュなデザインで、家電というより家具のような印象です。扉がミラーになっていたり、指紋がつきにくかったり、表示パネルも目立たないよう工夫されていて、部屋のインテリアを邪魔しません」

 

おすすめの設置場所はあるのでしょうか?

 

「給排水工事は必要なく、電源さえ確保できればどこにでも置くことができます。玄関、リビング、寝室のほか、ウォークインクローゼットの中に置く方もいます。ただ、それなりにサイズがあるので、賃貸マンションだとリビングに置くのが現実的かもしれません」

 

大きさに加え、一台20〜30万というイニシャルコストの高さも購入のハードルを上げてしまいそうです。

 

「たしかにそうだと思います。2017年の国内発売以降、販売台数は伸びていますが、爆発的なヒットには至っておらず、一度使った方が気に入り、少しずつ広まっている印象です。必要不可欠な家電ではないので、なくても暮らせるといえばそれまでですが、お気に入りの服をできるだけきれいな状態で毎日気分良く着続けられる、衣服にまつわる日々の小さなストレスを解消できる、毎日忙しく暮らしている人にとっては、空いた時間を別のことに使えるといった付加価値があります。そのようなところに魅力を感じる方が今後さらに増えれば、利用者も増えていくと思います」

 

LG Stylerとスマートクローゼット、それぞれの違いは?

現在、クローゼット型スチーマーは、LGとパナソニックの2社から発売されています。ここからはそれぞれの特徴とおすすめモデルをご紹介します。

 

■ 世界的に権威のあるデザイン賞を受賞! よりインテリアにフィットした最新モデル

LGエレクトロニクス「LG Styler  S3GNF / S3BNF」
25万5000円(税込)

LG社では、2017年に初代モデルを発売して以降、機能やデザインで選ぶことができる豊富なラインアップを展開しています。ハンガーで最大3着+ズボン1着をケアできる通常モデルに加え、ハンガー部を5着に拡大した大容量モデルS5MBも販売しています。

 

「2022年以降に発売したモデルでは、花粉ケアとシルクケアコースが標準搭載。スマホで機能をダウンロードすることで、ウールやデニム、革製品など専用コースも利用できます。熱風乾燥ではなく、ヒートポンプの低温乾燥でじっくり乾燥させるため、カシミアなどのデリケートな素材もお手入れ可能です。付属のアロマシートや、好みの香りをコットンシートや不織布につけてセットすれば、衣類に香りをつけることもできます。S3GNF、S3BNFは、世代や空間を選ばないデザインも魅力です。世界で最も権威のあるデザイン賞のひとつ『iFデザイン賞2022』を受賞しています」

 

【Item Date】
・サイズ(W×H×D):445×1850×585mm
・重量:78kg
・カラー:S3GNF(ミストグリーン) / S3BNF(ミストベージュ)
・付属品:ハンガー2本・ズボンハンガー1本・棚1個

 

■ 就寝中でも邪魔にならない静音性。大手国内メーカーのこだわりが詰まった一台

パナソニック「スマートクローゼット HCCーR600AR / HCCーR600AL」
オープン価格(実勢価格33万円前後・税込)

2023年8月に発売されたばかりのスマートクローゼット。空間に溶け込み、部屋を広く見せるミラーデザインの扉は、姿見としても使うことができます。扉を開くと自動で電源が入り、操作用のタッチパネルが浮かび上がります。シンプルなメニュー表示で迷わずにコースを選ぶことができます。洗濯乾燥機のヒートポンプや独自のイオン技術「ナノイーX」など、国内大手家電メーカーの確かな技術が詰め込まれ、性能はもちろん、使いやすさ、デザインすべてにおいてこだわりぬかれた一台です。

 

「パナソニックが手がけてきたいくつもの技術を応用し、製品化されたスマートクローゼット。シワのばし、ナノイーX(除菌・消臭)、乾燥と3つのコースが搭載されています。特筆すべきは『振動がない』こと。LG Stylerがスチームと振動でケアをするのに対し、スマートクローゼットは、庫内の風向きをコントロールしながらシワを伸ばします。振動がないことで、静音性が高まります。特に・除菌・消臭時の運転音は30dBと、郊外の深夜レベルの音です。夜遅い時間帯に使うことが多い方、賃貸暮らしの方は、より安心かもしれません。また、ナノイーX技術もパナソニック独自のものです。一切スチームを使わないため、自宅で手洗いできないような、ドライクリーニング必須の衣類にぴったりです。製品は1モデルのみ、右開き、左開きを選ぶことができます」

 

【Item Date】
・カラー:ミラーデザイン
・サイズ(W×H×D):450×1734×613mm
・重量:69kg
・付属品:ハンガー3本・棚1個

 

クローゼット型スチーマーには、衣服にまつわる日々の小さなモヤモヤを解決してくれたり、おしゃれの幅を広げてくれたりと、暮らしを豊かにする付加価値がたくさん。中村さんも、「一度使えばその良さを実感できる方も多いと思うので、気になる方はサブスクを利用してみるのもおすすめです。季節を問わずに活躍する製品ですが、コートやニットを着る時期や、インフルエンザが流行する時期、花粉の時期は、特に良さを実感できると思いますよ」とお話しされていました。まずは家電量販店などで実際の実力を体験してみてはいかがでしょうか。

 

プロフィール

家電王 / 中村剛

東京電力エナジーパートナー株式会社 勤務。2002年に『TVチャンピオン』スーパー家電通選手権で優勝し、銀座にて体験型ショールーム「くらしのラボ」の開設と運営に従事。現在は “家電王” として動画マガジン『くらしのラボ』をFacebookとYouTubeで毎週配信している他、テレビや雑誌、新聞などの様々なメディアで暮らしに役立つ情報発信をしている。無類のネコ好きでもある。
東京電力 くらしTEPCO web「くらしのラボ」
YouTube

LG Stylerとは放出するモノが違う! 熱に弱い衣類もケアできる「スマートクローゼット」をチェックした

パナソニックがクローゼット型の衣類ケア家電「スマートクローゼット HCC-R600A」を発表しました。2023年8月1日発売で、実売予想価格は33万円前後(税込)です。

↑スマートクローゼット HCC-R600A

 

↑スマートクローゼット HCC-R600Aの設置例

 

幅45×奥行き61.3×高さ173.4cmと、ほぼ掃除用具ロッカーと同程度のサイズになっており、ドアにはミラー仕上げを施しています。ドアを開けて衣類を収納するだけで、スチームによる除菌・消臭から花粉・ウイルス抑制、乾燥まで行えるというものです。形状や機能からして、韓国LGエレクトロニクスが2017年から販売する「LG Styler(スタイラー)」に似ている製品ですが、LG Stylerとはどのような部分が違い、どこに強みがあるのか、チェックしていきたいと思います。

 

寝室にも設置できる静音性やナノイーXによる衣類ケアが魅力

スマートクローゼットは以下の3つの大きな特徴を備えています。

・微粒子イオン「ナノイーX」で衣類や帽子などの除菌・消臭・花粉抑制ができる
・スチームで衣類のシワを伸ばし、ヒートポンプ除湿乾燥でしっかり乾燥
・振動レスによって約30~40dBの低騒音を実現

LG Stylerと比べて大きく違うのが「振動レス」と「ナノイーX」です。LG Stylerの場合、ハンガーを左右に揺らして花粉やホコリなどを落としながらスチームと除湿乾燥で衣類をケアします。スマートクローゼットの場合は振動機能を搭載していないため、スチームを放出しないナノイーXによる「除菌消臭」コースの場合で約30dB、「シワのばし」コースや「乾燥」コースで約40dBと、かなりの静音性を実現しています。なお、「LG Styler」の運転音は約40dBです。

↑パナソニック独自の「ナノイーX」による衣類ケアができる「除菌消臭」コースを搭載。「ナノイーX」が花粉やウイルスも抑制します

 

↑振動レスのため、動作音は約30~40dBとかなりの静音性を実現しています

 

商品企画を担当したパナソニック くらしアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部 商品企画部 松原克氏は、振動機能を搭載しない理由について「洗濯機のように洗面台の横などの設置するものではなく、リビングや寝室に置くものなので、運転音にはこだわりました」と語りました。

 

さらに導入を狙っていくのがホテルの客室です。高級ホテルの客室にクローゼット型の衣類ケア家電を設置すれば、利用者にとってかなりいい客室サービスになるはずですが、音がうるさいと就寝中には使えません。スマートクローゼットの動作音は最大40dB程度で、その目安は「市内の図書館や静かな昼の住宅地」です。30dBとなると「郊外の深夜やささやき声」が目安となります。実際に動作音を聞いてみましたが、ホテルの客室に設置されている小型冷蔵庫の動作音の方が気になるかもしれないくらいの印象でした。

 

なお、LG Stylerは内部をスチームで満たすことで衣類の除菌や消臭をするのに対し、本機は熱を一切使わずに衣類をケアすることが可能。「除菌消臭」コースでは、ナノイーX発生器で発生させた微粒子イオン「ナノイーX」を庫内に放出することで、除菌や消臭、花粉抑制、ウイルス抑制を行います。動作時間は約2時間で、消費電力量は約46Wh(31円/kWh換算で約1.5円)です。

 

マーケティングを担当するパナソニック くらしアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部 国内マーケティング部の山下恵氏は「(ナノイーXのみを使うコースだと)一切スチームを使わないため、手洗いができない衣類や熱に弱い衣類など、今までケアをためらっていたデリケートな素材でも日々のケアができるようになります」と語りました。

↑毎日着る衣類やおしゃれ着などもナノイーXでリフレッシュできます

 

「ケアしづらいカシミアやウール、スパンコールのように特殊加工が施されている素材の衣類はなかなかクリーニングに出すのも大変ですが、スマートクローゼットに入れるだけで手軽にケアができます」(山下氏)

 

さらに、ぬいぐるみや帽子などの型崩れが気になるものは、付属の棚の上に置いてケアできるようになっています。

↑付属の棚にぬいぐるみなどを置いてケアすることができます

 

↑付属の棚は、使わないときに庫内側面に引っ掛けておくことができます

 

ルーバーで気流をコントロールして素早く衣類を乾燥

このほか注目したいのが、アイロンや衣類スチーマーに用いられているスチーム技術と、洗濯乾燥機に用いられているヒートポンプ技術を組み合わせたスチーム&除湿乾燥機能です。

↑スチームとヒートポンプによる除湿乾燥によって衣類のしわ伸ばしから乾燥まで自動的に行う「シワのばし」コースを搭載

 

↑濡れた衣類を乾燥する「乾燥」コースも搭載しています

 

「スマートクローゼットは連続的にパワフルチームを出すアイロンのスチームジェネレーターと、衣類に優しい65℃の低温で除湿しながら乾燥するヒートポンプユニットを搭載。さらに空気中の水分を分解して除菌や消臭、花粉の抑制などを実現する『ナノイーX』技術を採用しました。それを気流技術を応用して実現したのがスマートクローゼットです」(松原氏)

 

加えて、下部のユニットから発生するスチームやナノイーXなどをファンで送風するだけでなく、ルーバーで風向きを変えることで効率的に気流を送れると松原氏は語ります。330gの衣類を濡らして550gになったものを、元の330gにまで乾燥させるのにかかる時間は、ルーバーなしの場合が約60分なのに対してルーバーありは約48分にまで短縮できたとのこといいます。

↑ルーバーを動かすことで風の向きを変え、効率的に気流を制御します

 

↑ルーバーなしだと約60分なのに対し、ルーバーありでは約48分と、約20%の時間短縮を実現しました

 

使い勝手の良さも追求しました。ドアを開けると電源が自動的にオンになり、タッチパネルの操作部が表示されます。

 

「使うときだけ表示する機能的なデザインというだけでなく、ドアを開けて庫内を確認しないと電源が入らないような安全設計になっています」(松原氏)

 

ドアを開けるとタッチパネルが表示され、モードを選ぶと次に行える操作だけ表示されるようになっています。これによって迷わずに操作ができるというわけです。

↑ドアを開けると操作メニューが表示されるようになっています

 

↑「シワのばし」の「標準」をタッチすると、動作時間のほか、「取消」「スタート/一時停止」「予約」の操作メニューが表示されました。このように迷わず操作できるようになっています

 

本体下部には給水タンクと排水タンクが配置されており、給水タンクに給水して排水タンクにたまった汚水を捨てるだけでメンテナンスが完了します。その点もラクでいいですね。

↑本体下部に給水タンクと排水タンクを配置しています

 

オプションとしては、パンツのシワを伸ばして折り目を付けられる「パンツプレス HCC-PA1」(実売予想価格2万2000円前後・税込)も用意されています。

 

価格は決して安くはありませんが、日々の衣類ケアの手間や時間を省けるという意味ではかなり注目の製品ではないでしょうか。

↑パンツプレスを取り付けたところ

 

夏場の湿度で洗濯物が乾かない! 山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」は救世主となるか

梅雨が明けても油断は禁物。夏場は突然のスコールが降ることもありますし、台風が来る季節でもあるので洗濯物がいつまでもジメジメして困る日が多かったりします。

 

ドラム式洗濯乾燥機や浴室乾燥のない家庭では、いまや衣類乾燥除湿機が欠かせないと言っても過言ではありません。そこで今回使ってみたのが、山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」です。これまで様々な衣類乾燥除湿機を使ってきましたが、このモデルは筆者も大満足の一台でした!

↑山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」。実売価格は3万9800円(税込)、サイズは幅39.3×奥行29.8×高さ61.9cm、重さは20.1kgと大きめ。消費電力は535/610W(50/60Hz)

 

夏場に強いコンプレッサー式

本製品は、コンプレッサー方式を採用。衣類乾燥除湿機には「コンプレッサー方式」「デシカント方式」「ハイブリッド方式」の3種類があり、コンプレッサー式は湿った空気を冷却器で冷やし、湿気を水滴にしてタンクに回収する方式です。これはエアコンの除湿と同じ仕組みで、気温の高い夏場に適しているのだとか。

↑背面の本体下部に水が溜まる仕様。水タンクの容量は7.7Lの大容量

 

逆に、冬場は気温が低いので湿気が水滴になりにくく、除湿能力が低くなってしまいます。また、運転音が大きめなのもコンプレッサー方式の特徴。リビングなどで使用する場合は、就寝時など部屋に人がいないときに使うほうがいいでしょう。

↑仕事部屋で乾燥させながら仕事をしていたが、駆動音が大きいので集中しづらかった

 

4時間で2人分の衣類が完全に乾いた

以前、デシカント方式の衣類乾燥除湿機を使った際は2人分の洗濯物を完全に乾かすのに6時間かかりました。「衣類乾燥除湿機って案外時間がかかるんだな」というのが正直な感想だったのですが、今回、コンプレッサー方式の本製品を使ってみると、わずか4時間で完全に乾燥できました。

↑2時間で7割ほど乾き、4時間でバスタオルもしっかり乾いていた

 

風量は弱/強の2段階、モードは除湿/送風/乾燥の3つを搭載しています。風向は自動でルーバーが上下30〜80度に動き、ルーバーを手動で固定することも可能です。上下だけでは乾きにくいのではと不安でしたが、端に干したバスタオルまできれいに乾いていることに驚きました。

↑風は本体上部から出る。操作ボタンも上部にあり、操作がわかりやすい。湿度は40〜70%での設定が可能

 

使用後は水タンクの水を捨てるのを忘れずに。ちなみに付属の排水溝アダプターと排水ホースを取り付ければ、連続排水も可能です。浴室など排水できる場所で使うのであれば、水タンクの容量を気にする必要もないでしょう。その際、オン/オフタイマーを1〜8時間で設定できるので、必要な時間だけ使用すると省エネに繋がります。

↑1回洗濯物を乾かしただけで、結構な量の水が溜まっていた。水タンクはハンドル付きなので水が捨てやすい

 

細々とした部分の使い勝手の良さがいい

本製品は、キャスター付きなので動かしやすいのもポイントです。また、チャイルドロック機能を使えば、小さな子どもが誤操作するといった心配もありません。

 

個人的にありがたかったのが、フィルターの手入れのしやすさです。背面のフィルターのホコリを掃除機で吸い取るだけでOK。フィルターが目詰まりすると除湿性能が低下するので、2週間に1回程度の手入れが必要なのですが、この手軽さなら苦になりません。汚れが取れないときは洗い流すといいそうです。

↑フィルター枠を取り外すのにネジを取る必要があるが、扱い方がわかりやすい

 

【まとめ】夏場の除湿や部屋干しなど利用シーンが幅広い

本製品の除湿面積の目安(50/60Hz)は、集合住宅で68/76畳、プレハブで52/58畳、木造で34/38畳となっており、かなり広い部屋でも使えます。衣類乾燥に使うのはもちろん、部屋の除湿や押し入れの湿気対策にも活用できるでしょう。

 

また、最大で500mlペットボトル60本分の水分を除湿できる大容量な水タンクだからこそ、安心して長時間使用できます。衣類除湿乾燥機ってちょっと面倒くさそう……なんて思っている人にぜひ使ってほしい一台です。

生活に寄り添った機能が嬉しい洗濯機が続々! プロが予報するNEXT HIT衣類ケア家電3つ

在宅期間に洗濯頻度が増え、“干す作業”の負担も顕在化。乾燥機能ニーズが高まっている。一方、対面が再開し、ニオイケアを洗濯機に求める流れも。今回は衣類ケア家電に焦点を当て、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できるアイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちがセレクトしました

 

家電ジャーナリスト
安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとしてテレビなど多数のメディアに出演している。

 

家電プロレビュアー
石井和美さん

白物家電や日用品を中心に鋭いレビューを行う。戸建のテストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

【その①】衣類に染み付いたニオイの原因菌を除菌

全自動洗濯機

パナソニック
インバーター全自動洗濯機NA-FA12V1
実売価格18万1660円

業界初、専用錠剤を使って衣類やタオルのニオイの原因菌を除菌できる「次亜除菌コース」を採用。洗剤や柔軟剤の自動投入機能も備え、計量の手間を省いてくれる。スマホの専用アプリで外出先からも洗濯できたり、自動投入の設定をしたりと、家事の時短に。

 

より生活に寄り添った機能性を追求

新しい生活様式をきっかけに、洗濯機の除菌機能への関心や洗濯への負担感が大きくなった。本機は次亜塩素酸を用いて手軽にニオイの原因菌を除菌できる。さらに洗剤投入の手間の削減や効率的な洗濯ができるなど、暮らしに寄り添った機能性でタテ型洗濯機市場を牽引する。

 

プロも注目

「あきらめかけていたニオイの原因菌を除菌できるなんて驚き。人と会う機会が増えても安心です。従来になかった画期的さで重宝されそう!」(安蔵)

 

【その②】クラウド連携で好みの仕上がりを自動学習!

AIoTドラム洗濯乾燥機

シャープ
ドラム式洗濯乾燥機ES-X11A
実売価格33万円

厚手の衣類などの乾燥ムラを抑制し、ふんわりと仕上げる「ハイブリッド乾燥NEXT」を搭載。さらに繊維の奥まで汚れを落とす高い洗浄力ながら業界最高水準の省エネ・節水・低騒音を実現した。直径370mmのワイドな投入口で洗濯物を出し入れしやすい。

 

AIoTや時短コースでラク家事ニーズに応える

洗濯するたびに好みの仕上がりを学習し、外出先から洗濯の予約時刻の変更、乾燥の追加・取り消しができるなど、AIとIoTを融合させたシャープ独自の「AIoT」で使い勝手がさらに向上。時短コースも新たに採用し、ラク家事ニーズをしっかり満たしている。

 

プロも注目

「IoTはここ数年で大きく進化。数多くの家電が対応していますが、現状は接続が複雑で普及率が低め。ですが、ソフトの改善によっては増加しそう。」(石井)

 

【その③】離れワザで様々な暮らしに対応した干し方を実現

衣類乾燥除湿機

コロナ
サーキュレーター連動衣類乾燥除湿機 CDSCタイプ
実売予想価格4万9800円

除湿機本体と上部のサーキュレーターを分離可能。洗濯物を乾燥風と送風の2方向から当てて乾きムラをゼロにする“分離”と、ワイドに強力な乾燥を行える“一体化”を使い分けられる。サーキュレーター単体でも使え、空気循環による冷暖房の効率アップに貢献。

 

分離する新発想で部屋干しを快適化

電気代の高騰で節約が叫ばれるなか、本機は乾燥時間を短縮でき、空気を循環して冷暖房の効率もアップ。時代に即した商品と言える。また、部屋干しを余儀なくされる花粉や梅雨の季節も洗濯物をムラなく乾かせ、現状の部屋干しに不満を抱える人にも受け入れられそう。

 

プロも注目

「合体できることで収納スペースを取らないのも利点。このように形を変えられるユニークな衣類除湿機が増え、市場も見直されるでしょう。」(石井)

家電NEXT HIT予報! プロいわく、おひとり様ニーズにハマるミニ洗濯機が来るかも?!

在宅期間に洗濯頻度が増え、“干す作業”の負担も顕在化。乾燥機能ニーズが高まっている。一方、対面が再開し、ニオイケアを洗濯機に求める流れも。今回は衣類ケア家電に焦点を当て、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できるアイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちがセレクトしました

 

家電ライター
コヤマタカヒロさん

キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。

 

家電ジャーナリスト
安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとしてテレビなど多数のメディアに出演している。

 

GetNavi web
小林史於

 

最大3㎏の洗濯物が入るミニ乾燥機

小型乾燥機

イルコ電子
ESTILO
実売価格4万9800円

設置が簡単かつデザインがシンプルな衣類乾燥機。狭い部屋でも置き場所に困らないコンパクト設計ながら、フェイスタオルなら20枚の洗濯物をしっかり乾かすパワフルな乾燥力を備える。ぬいぐるみや靴の乾燥に使えるトレイ付き。

ライフスタイルの多様性に寄り添い市場が細分化する

いま、洗濯機や乾燥機が急激に小型化している。家電ライターのコヤマタカヒロさんは、小型家電が売れる可能性を次のように分析。

 

「単体で使える衣類乾燥機は、近年登場した新しい家電。これから市場を開拓していく存在です。単身世帯が増えているいま、大型の洗濯乾燥機は不要だけれど衣類やタオルの乾燥はできるようにしたいといったニーズが高まり、小型の乾燥機に注目が集まっています」

一方、パナソニックやシャープは除菌・消臭機能を強化した洗濯機を展開。人との接触が増えることから、こうしたアプローチの製品が次々登場すると家電ジャーナリストの安蔵靖志さんは予想する。

 

「“リモート”から“出社回帰”に移行し、たくさんの人と直接会って話す機会が増加。コロナ禍では自宅内や人が触れる場所を除菌していくという方向でしたが、アフターコロナでは“エチケットとしての除菌・ニオイケア”が再度見直されていくでしょう」

 

コンパクト設計がおひとり様需要に合致

単独世帯が全体に占める割合は過去最高の38.1%に達し、部屋サイズから省スペースで置ける小型乾燥機への需要が高まっている。また、いままで乾燥機というと洗濯機の乾燥か衣類乾燥除湿機の2大勢力だったが、本機が第3極として大きくなることを期待したい。

↑コースに合わせて温度を調整するAI-PTCヒーターを2基搭載。加熱防止センサーで異常な温度上昇を制御して衣類の傷みを防ぐ

 

↑稼働音は、布団を叩く音よりもはるかに小さい45.6dB。日常生活音よりやや大きいか、ほぼ同等レベルの静音設計だ

 

プロも注目

「パワフル性能で1人ぶんの衣類を効率良く乾かせるのが魅力。洗濯物を干すことが不要になります。“家事の自動化”文脈でも注目の製品」(コヤマ)

 

「小型で置き場所を選ばない、というのは市場でも類を見なかったポイント。花粉症で外干ししたくない人の新しい選択肢になりそうです!」(安蔵)

 

「ひとり暮らしや夫婦世帯にササりそうなサイズ。汚れ物や白物は別々にしたい、ちょっとだけ洗いたいという要望に応えてくれる一台です」(小林)

 

【コレもCheck】

汚れたふきんをすぐ洗える シンク横に設置可能なランドリー

小型洗濯機

サンコー
セミオートでお任せ洗濯お湯も使えるミニランドリー
1万800円

シンク横に置けるミニランドリー。自動注水機能のため、給水ホースを水の入ったたらいなどに入れ、排水ホースを排水溝に設置するだけ。45℃までのお湯と漂白剤がOKなのでふきんの油汚れもしっかり落とせる。

 

忙しい朝こそ使いたい! ティファール史上最速、最軽量の衣類スチーマー「アクセススチーム ファースト」が登場

グループセブ ジャパンは9月、家電ブランド「ティファール」から衣類スチーマー「アクセススチーム ファースト」を発売します。参考価格は税込9000円。

↑製品サイズ:W110×D130×H300mm、製品重量:約725g(水タンクが空のとき、本体のみ、コード部分含む)、注水量:70 ml、スチーム量:平均約16g/分(※使用条件等により異なる)、定格消費電力:1100W

 

電源を入れてわずか15秒で立ち上がる

本機は、ティファール史上最速の立ち上がり時間が特徴。電源を入れてから立ち上がるまでの時間は15秒と短く、忙しい朝や出かける前にサッとケアができて便利です。さらに、ティファール史上最軽量の725gなので、疲れにくく手軽に使用可能。平均16g/分のパワフル連続スチームが繊維の奥までしっかり浸透し、衣類をハンガーにかけたままでも繊維をしっかりほぐしてシワを伸ばします。

使い方は電源を入れてスチームトリガーを引くだけなので、初心者でも簡単。本体から水タンクを取り外せるので、給排水もラク。付属のアタッチメントブラシは、シワを伸ばしながらブラッシングもできるので、コートやニットなどの毛並みを整えたり、毛くず・ホコリを取ったりしながらシワ伸ばしが可能です。このほか、蒸気によってウイルス除去・除菌、花粉・アレル物質低減、脱臭、殺ダニなどにも活用できます。

 

ティファール製品で最もスチーム量が多い「アクセススチーム フォース」はスチーム量が約23g/分なのに対し、「アクセススチーム ファースト」はスチーム量は落ちますが、それでも平均16g/分は十分なスチーム量。立ち上がり時間が短く、軽くて取り回しの良さも期待できるため、忙しい朝にかける場合にも役立つはず。バランスの取れた衣類スチーマーを探している方は、ぜひ注目してみてください。

↑ティファールの衣類スチーマーのラインナップ

指一本でも動かせるって?「ティファール史上最高のすべり」を実現したコード付きアイロン

グループセブ ジャパンは、2022年7月、「ティファール」ブランドからコード付きスチームアイロン「スチームグライド グリーン FV2889J0」を発売します。参考価格は1万1000円(税込)

↑SPEC●サイズ/質量:W133×D305×H155mm/約1285g●注水量:280 mL ●スチーム量/通常スチーム最大15g/分、ターボスチーム最大20g/分、ジェットスチーム最大75g/分 (使用条件等により異なる)●定格消費電力:1300W●コード長/約2.0m

 

エナメル素材を2重コーティングしてすべりを強化

「スチームグライド」は、「ティファール史上最高のすべり」と表現する滑らかなかけ心地が特徴。熱伝導に優れ、熱が逃げにくいエナメル素材を2重コーティングし、かけ面のすべりを強化。「指一本でも動かすことができるなめらかさ」を謳っており、軽く押すだけで衣類の上をすべるように動かせるとのこと。キズに強く、耐久性にも優れているといいます。

パワフルなスチームも健在。ハンドルのボタンを押すと、瞬間的に大量のスチームが出る「ジェットスチーム」では、1分間のスチーム量が従来品の60gから75gにアップ。しつこいシワをピンポイントで伸ばすことができるといいます。「通常スチーム」でも最大15g/分と十分なスチーム量。加えて、新搭載の「ターボスチーム」では、約5秒間、最大20g/分のパワフルスチームを出すことができます。こちらはある程度広い範囲で重点的にシワを伸ばしたいときに便利とのこと。

襟元やボタン周りなどの細かい部分もラクにかけられるスリムなヘッド、ハンガーに掛けたままでもスチームをかけられるバーチカルスチーム、水漏れ防止機能、使わずに放置すると自動的に給電が止まる自動停止安全装置、ワンタッチスプレー(霧吹き機能)なども搭載しています。パワフルでかけ心地が良いアイロンを探している方は、ぜひ注目してみてください。

海外トレンドの大型モデルがついに登場! 衣類をケアする箱「LG Styler」5年めの進化をチェック

LG エレクトロニクスジャパンはスチームウォッシュ&ドライ「LG Styler」(エルジースタイラー)の新モデルとして、大容量モデル「LG Styler S5MB(ミラー)」を発表した。すでに発売中で、実売価格は32万円(税込)だ。

 

最大5着+ズボン1着の衣類がケアできる大型モデル

↑新発売されたスチームウォッシュ&ドライ「LG Styler S5MB(ミラー)」。本体サイズは幅600×高さ1960×奥行き605mmで質量は100kg。ハンガー3本、ズボンハンガー1本、棚1個が付属する。コースは、リフレッシュ(しっかり72分、標準48分、おいそぎ20分)、専用ケア(スポーツウェア62分、スーツ/コート35分、ウール/ニット28分)、乾燥(自動乾燥120分、室内除湿120~240分、タイマー乾燥30~120分)、除菌/衛生(しっかり152分、標準105分、寝具103分、花粉ケア189分)など

 

LG Stylerは日本市場では2017年に発売を開始。細長いロッカーのような筐体の中に、衣類を吊るすだけで手軽にケアができる点から多くの支持を集めていた。これまでのモデルは3着がけタイプだったが、日本での発売5周年を迎えた今回、「より多くの衣類をかけたい」という声に応える形で、5枚がけの大型モデル「LG Styler S5MB(ミラー)」を投入。ドアの内側にはズボン1着を設置できるので、最大5着+ズボン1着の衣類が同時にケアできるようになった。

 

この最大5着+ズボン1着の大型モデルは、実は韓国では2018年から、中国でも2019年から発売されている。この5着がけモデルの出荷比率は当初約35%だったのが、2021年には約75%にアップ。中国でも約10%から約25%で約2.4倍へと急成長するなど、高い支持を集めている。

↑「LG Styler S5MB(ミラー)」の設置イメージ

 

スチームと振動で衣類を傷めずにケアできる

LG Stylerの主な機能は、振動とスチームの相乗効果により、衣類についたシワを除去できること。また、独自のスチーム循環技術「TrueSteamテクノロジー」により、スチームが衣類の繊維の中まで入り込み、外出中に付着した食事やタバコ、汗のニオイをすっきり取り除くことができ、菌やウイルス、花粉、ダニも99%低減させることができる。さらに、ヒートポンプ式の低温乾燥技術を採用しており、衣類を傷めることなく乾かすことが可能だ。

↑LG Stylerの主な機能

 

↑「TrueSteamテクノロジー」とムービングハンガーで衣類をケア

 

基本的な仕組みはシンプルだ。給水タンクにセットした水をコンプレッサーが温め、約90℃のスチームとして庫内に噴出。スチームが衣類を包み込みながら有害物質を低減し、ニオイを吸着して除去する。さらに、ハンガーラックが1分間に最大180回振動。衣類の表面についたほこりやダニの粒子などを振り落として、シワを伸ばしていく。最後に低温乾燥を行い、衣類を乾燥させるという工程だ。

 

スチームと振動の力だけで衣類をケアするため、非常にふっくらとした仕上がりになるのがLG Stylerの特徴。洗濯のように衣類が擦れることがないので、ダメージを抑えられる。また、アイロンがけの手間がなく、クリーニングに出すようなコストもかからないのがメリットだ。

 

丈の長い衣類もかけられるなど、使い勝手がアップ

今回発表された大型モデル「LG Styler S5MB(ミラー)」は、機能面でも変化がある。これまで日本向けの機能としてダウンロードメニューとして用意されていた「花粉ケアコース」が標準搭載となり、ワンタッチで使えるようになった。また、ダウンロードコースには「シルクケアコース」を新たに追加。従来モデルではケアできなかったシルクのケアにも対応している。

↑ドアに表示されているメニュー。「花粉ケア」も標準搭載されている

 

このほか、ムービングハンガーのデザインを変更。コートやワンピースなど、丈の長い衣類もかけやすくなった。

↑デザインが変更されたムービングハンガー

 

ドアは姿見として使えるブラックミラーを採用。横幅が大きくなっているので従来モデルよりも姿見として使いやすくなっている。また、本体側面カラーはグレーになり、インテリアにも馴染むデザインとなった。

↑ズボン用のホルダー「ズボン折り目ケア」が大きく、長くなるなど、細かな部分が改善されており、使い勝手がアップしている

 

LG Stylerを利用することで、ほったらかしで衣類をケアでき、しかも、洗濯やクリーニングと比べて節約が可能(ただし、本体価格は安くはないが)。そして衣類も長持ちとメリットは多い。また、洗剤などを使わないので、その点も安心だ。今回、ケアできる衣類の点数も増えたこともあって、家族全員の衣類を安全に、効率よくケアできるようになるだろう。特にスーツや制服など、使用頻度が高く、洗いにくい衣類のケアには欠かせない家電といえる。

ティファール史上最高のスチーム力!「アクセススチーム フォース」でシワ伸ばしも花粉・ウイルス対策もバッチリ

グループセブ ジャパンは、ティファールから同社史上最高のスチーム量を実現した衣類スチーマー「アクセススチーム フォース」を、3月より発売します。実売予想価格は1万7500円(税込)となっています。

 

 

パワーアップしたスチーム量で頑固なシワもキレイに

本製品は、同社の「アクセススチーム」シリーズと比べてスチーム量が1分間で平均3gもアップした平均23gのスチームを噴射。史上最高のスチーム量となったことで、ハンガーにかけた衣類のシワもサッと伸ばせます。また、約3倍のスチームを噴射する「瞬間3倍パワフルスチーム」も搭載。特に頑固なシワを集中的にケアします。スチーム量を控えた「デリケートモード(平均14g/分)」では、シルクやカシミヤなど繊細な素材の手入れが可能です。

 

スチームヘッド部分は、セラミック素材のヒーティングプレートを採用。熱くなったヒーティングプレートを衣類にあてながらシワを伸ばすことで、さらにキレイな仕上がりになるのだとか。

↑セラミック素材のヒーティングプレート

 

本体は従来品より60g軽い約1160g(水タンクが空のとき)となっており、ハンガーにかけた衣類でもラクに手入れできます。スチーム発生までは、わずか25秒なので使いたい時にいつでも使えます。

 

衣類のシワ伸ばしだけでなく、カーテンやクッションなどのファブリックの脱臭、ウイルス除去や花粉の抑制にも使えるのも便利です。

↑シワ伸ばし以外の効果

やはり「スチーム量は正義」だった! ティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム プラス」は手応えがまったく違う【動画レビューダイジェスト】

GetNavi webでは、YouTubeチャンネルの「家電トーク」にて、編集部員・小山雅斗(以下、小山くん)が便利な家電や最新のガジェットを紹介する動画を公開中。今回は、1分間に平均20gという圧倒的なスチーム量を誇るT-fal(ティファール)の衣類スチーマー「アクセススチーム プラス」(実売価格9320円・税込)のレビュー動画をダイジェストでお届け。実際にシワシワのシャツを使って、その実力を小山くんが検証します!

↑小山くんが普段から愛用しているというティファールのアクセススチーム プラス。スチーマーに特化した独特の形状が目を引く

 

シワシワのシャツで実力チェック!

これまで他社の2WAYタイプのスチーマーを使い、思うようにシワが取れずに悩まされてきたという小山くん。アクセススチーム プラスと出合い、思った以上にシワが取れることに驚き、普段使いではもっぱら本機を使用するに至ったそう。さっそく、その性能を見ていきましょう。

↑小山くんはアクセススチーム プラスと出合って、普段はアクセススチーム プラスを使い、「ここぞ」というときはアイロンを使う、という使い分けに落ち着いたとか

 

まずは黒いロングカーディガンにスチームを当てて、スチーム量をチェック。画像ではちょっと見えづらいですが、下から蒸気が勢いよく噴き上がっているのがわかります。

 

「見えますか? 肉眼で見るとスチームがかなり大量に出ています。このぐらい強いスチームが出ます」

↑動画で見ると、カーディガンの肩口まで白いスチームが大量に出ている様子が確認できる!

 

続いては、ハンガーにかかった青いシワシワのシャツの左半分だけにスチームを当て、シワの取れ具合を左右で比べていきます。

 

「軽く引っ張りながら、スチームを当てて(上から下へ)ゆっくりおろしていくような感じになります。胸の部分をやってみたんですけど、わかりますでしょうか? 結構伸びてますよね! 胸に関してはもうほぼシワがない形になっていると思います!」

↑ハンガーにかけたままかければOKなので、アイロン台は不要。ただし、蒸気は熱いので要注意

 

↑右側と比べて、明らかにスチームを当てた左側のシワがしっかり取れています

 

シワを取る実力だけでなく、水を入れるタンクの大きさも魅力のひとつ。

 

「僕が以前使っていたものは、このタンクが小さくて。ロングカーディガンだと1枚全体をかけるのに、2回水を入れ替えなきゃいけなかった。これはタンクが大きいので、安心していけちゃいますね。シャツなら2~3枚は行けちゃうんじゃないかな」

↑本体底部にセットするタンクは185mLという大容量で、一度の給水でたっぷり使える!

 

シワが取れていくのが感覚でわかる!

シワシワだった袖にもスチームを当てていく小山くん。スチームが繊維の奥まで浸透してくれるのが実感できるそう。

 

「スチーム量がかなり多いので、しっかり生地にスチームが入り込んでいくのがわかるんですよね。柔らかくなった生地のシワが取れてるって感覚がやっていてわかります。これは以前使っていたスチーマーにはなかった感覚ですね」

 

さらにもうひとつ検証。今度はシャツの右側に普通のアイロンをかけてシワの取れ具合を比較してみました。

 

「これ、遠目で見るとそんなに違いが見えないかな。近くで見ると、普通のアイロンのほうがしっかりシワが落ちている印象はありますが、日常使いだったら僕はこっち(スチーマーで伸ばした左側)で全然いいんじゃないかなと」

↑左側はアクセススチーム プラス、右側は普通のアイロンをかけたシャツ。遠目では違いはほとんどわからない

 

普段使いならスチーム量の多いアクセススチーム プラスがオススメ!

最後に、実際に比較検証をしてみた小山くんの感想をどうぞ。

 

「普段使いだったら、僕はティファールのアクセススチーム プラスがいいんじゃないかなと思います。やっぱりアイロン台を出す手間もないですし、ササッと当てるだけでいい精神的な手軽さがすごくあって、普段はこちらを使用しています。ただ、やっぱりデートとか、営業で得意先の方に会わなきゃいけないとか、そういう特別なタイミングでは普通のアイロンをかけたほうがいいのかな、と。どういうラインまではOKで、どういうラインからNGみたいなものって個人によって違うと思うので、今回のこちらの動画を参考にして、ぜひそのあたりは考えてみてください。『ある程度シワが取れればいい』という方は全然スチーマーで大丈夫ですし、スチーマーを購入するのであれば、このティファールさんのアクセススチーム プラスを選ぶのがオススメ。正直、『スチームの量=正義』ですから!」

↑普段の身だしなみのアイテムとして大活躍してくれること間違いなし

 

YouTubeチャンネル「家電トーク」では、小山くんが話題の家電を実際に試してみた動画を公開中。本稿では触れられなかったエピソードもあるので、こちらもぜひご覧ください!

【今回紹介した動画はコチラ】

軽量化で手首に優しくなった! パナソニックの衣類スチーマー

パナソニックは、同社から発売された従来の衣類スチーマーのタンク容量はそのままに、さらに軽量化した「NI-FS780/NI-FS580」の2機を、3月1日より発売します。実売予想価格は「NI-FS780」で1万5400円、「NI-FS580」で1万3200円(いずれも税込)となっています。

↑衣類スチーマー「NI-FS780」(左)、「NI-FS580」(右)

 

衣類スチーマーの需要増加

近年は、ウイルス蔓延の背景もあり、衣類の除菌に対する関心が高まっているのだとか。同社の2021年上半期の衣類スチーマーの販売台数は、前年同半期と比べると約35%も増加したそうです。

 

軽量化でさらに手軽に衣類ケア

「NI-FS780」は、連続で約10分使える115mlのタンク容量は変えず、設計を見直すことで従来品より約15g軽い約690gを実現。さらに、重心の位置を本体の中心に近づけた低重心構造により、どの向きでも使える「360°パワフルスチーム」がより使いやすくなりました。パワフルスチームの約4倍量のスチーム量を瞬間的に噴射する「瞬間4倍パワフルスチーム」も搭載し、シワ・ニオイを素早く解消できるとのこと。

↑「連続パワフルスチーム」(上)と「瞬間4倍パワフルスチーム」(下)のスチーム量の違い

 

「NI-FS580」は、幅7×高さ15×長さ15cmとコンパクトなサイズ。タンクの容量は約50ml、連続スチーム噴出時間は約4分。一人暮らしにはちょうどいい機能とサイズ感となっています。

 

2機とも、立ち上がり時間が約19秒と短いのが魅力。抗菌ハンドルを採用し、よく触れる部分の衛生面にも配慮しています。

 

シワ取りもウイルス除去も1台で! ティファールの衣類スチーマーを編集部の3人が「もう手放せない」と語る理由

服をハンガーにかけたままで手軽に衣服のシワ伸ばしができる衣類スチーマー。最近ではスチームによるウイルス除去や除菌(※1)、脱臭性能も注目されています。なかでも、ティファールの「アクセススチーム プラス」は、スチーム量が業界No.1(※2)。今回はそんな「アクセススチーム プラス」を、GetNavi編集部の3人がお試し。それぞれが抱えていたリアルな悩みが解消され、「もう手放したくない」と実感するに至ったナマの声をお届けします!

 

【3人のお悩みを解決するモデルはコチラ】

ティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム プラス」(オープン価格)

平均20g/分(※)のNo.1(※2)パワフルスチームで頑固なシワも素早く伸ばせるモデル。185mlの大容量水タンクを備え、1回の水でたっぷりスチームがけできます。除菌・ウイルス除去(※1)・脱臭・殺ダニなどの効果も。

SPEC●定格消費電力:1200W●スチーム量:平均20g/分(ターボ)、平均14g/分(デリケート) (※)●連続運転時間:約9分(ターボ時)●水タンク容量:185㎖●付属品:ヘッドカバー、アタッチメントブラシほか●サイズ/質量:W130×H283×D141㎜/約1220g ※使用条件等によっても異なります

 

【ケース1】ファッション好き20代独身編集部員・小山雅斗の場合

「自分が求めていたものはコレだ」と実感!

↑小山雅斗/GetNavi webのYouTube担当で、20代独身。ベーシックアイテムでは価格を抑えたファストファッションを活用しつつ、気になる高額アイテムも購入し、日々コーディネートを楽しんでいます

 

「ファッションは大きな楽しみのひとつ」という小山雅斗。GetNavi webの公式YouTubeチャンネルに出演する彼は、普段から清潔感のある身だしなみを意識しているそう。現在は、アイロンとしても衣類スチーマーとしても使える「2wayタイプの衣類スチーマー」を使用中。ただ、そのシワ取り性能には不満があったとか。

 

「いままで使っていた他社の製品は、かけ面のプレートを服にグイグイ押しつけないとシワが落ちないんです。スチーム量が少ないからか、なかなかシワが取れなくて、時間もかかるのが悩みでした。でも、ティファールの『アクセススチーム プラス』を使ってみて『自分が求めていたものはコレだ!』と実感しました。スチーム量が多いからだと思いますが、シワを取るスピードが全然違いますね。特にTシャツやジャケット、パンツなど、シワがつきやすいコットン素材での効果は絶大でした!」

↑「アクセススチーム プラス」は平均20g/分のNo.1(※2)大量スチームが魅力。想像よりはるかに早くシワが取れます

 

「アクセススチーム プラス」のシワ取り性能をチェック!

↑厚手のコットンジャケットの場合

 

↑厚手のコットンパンツの場合

 

今後は、「アクセススチーム プラス」を使って、頻繁に洗えない冬物の衣類を積極的にケアしていきたいとのこと。

 

「僕は焼肉や中華などの飲食店に行ってコートにニオイがつくのがイヤで。フレグランス系の消臭スプレーを使いつつ、これって自分の身体や服にとっていいのかな? …… ってずっと悩んでいたんです。でもスチームなら薬剤を使わず安心だし、シワのケアと脱臭を一度にできて一石二鳥。付属のヘッドカバーを使えば、カシミアなどちょっと高いセーターにも使えるのがうれしいですね!」

↑こんなにスチームが多いので、頻繁にケアしにくいウールのコートのケアに重宝します!

 

小山は「アクセススチーム プラス」を使用することによって、これまで以上にオシャレが楽しめるようになったそう。

 

「シワ伸ばしの時間がないときは、ついシワがつきにくい服を選んでしまいがち。効率重視でオシャレを楽しめないのはイヤだな…‥と思っていましたが、シワが簡単に伸ばせる『アクセススチーム プラス』なら、着たい服がいつでも着られる。だから、オシャレを楽しみたい人には、マストなアイテムだと思います!」

 

 

【ケース2】ペットを飼う共働き子育てパパ・川内一史の場合

ウイルス除去・除菌(※1)では「これまでにない安心感」があった!

↑川内一史/GetNavi本誌の編集長で、2歳の男の子を持つ30代のパパ。5歳のネコも飼っています

 

川内一家は、衛生面にはかなり気をつけているとのこと。だからこそ、日ごろから布マスクやアウターのウイルス除去、除菌はしておきたいと思っているそう。

 

「いままでは薬剤系の除菌スプレーや脱臭スプレーを使っていましたが、子どもとネコがいますし、自分のためにもできれば使いたくないところ。だから、水蒸気だけで除菌(※1)ができる『アクセススチーム プラス』にはすごく興味がありました。実際、洗って乾かしたあとの布マスクを仕上げでスチーム除菌したり、ちょっと近所に買い物に出たあとこまめに除菌したりするのに便利でした」

↑布マスクの除菌(※1)に気軽に使えるのもポイント(除菌・ウイルス除去の効果は家庭で使用する布製マスクに限定されます)

 

また、「アクセススチーム プラス」で、頻繁には洗えない身の回りの物を除菌する際に重宝したそう。

 

「子どものスニーカーや毛糸の腹巻といったアイテムは、毎日洗うものではないので、スチームで手軽にケアできたのが良かったです。また、子どもやネコが直接触れる布製のソファは、汗や皮脂汚れがついているはず。ウイルスや雑菌が繁殖していないか心配でしたが、これだけのスチーム量があるなら、繊維の奥までしっかり除菌できそうです。ふとんや枕でのダニの繁殖も心配ですが、『アクセススチーム プラス』ならしっかりとケアできそうですね」

↑放出された高温の細かい蒸気の粒が菌やウイルスを除去し(※1)、ダニを死滅させます。スチーム量がトップクラスの「アクセススチーム プラス」は、広範囲かつ繊維の奥まで除菌効果が期待できます ※イラストはイメージです

 

↑キャンバス地のスニーカーもパワフルスチームでウイルス除去・除菌(※1)

 

↑気になるソファも手軽にケアできます

 

さらに川内は、「アクセススチーム プラス」のウイルス除去・除菌機能に関して「安心感が違う」と語ります。

 

「ソファやスニーカーといった、いままで頻繁に『洗ったりケアができないから』と見て見ぬふりをしてきたモノが一気に除菌できて、とても清々しい気持ち。薬剤を使わずに水蒸気だけでOKというのも、これまでにない安心感があります。子育て世帯・ペットを飼う世帯では、大活躍してくれるアイテムですね。ちなみに、ワイシャツなどのアイロンがけは妻、簡単なスチームがけは私、という家事分担ができ、その点でも“家庭円満”になった気がします(笑)」

 

【小山と川内の感動の声を動画でチェック!】

 

 

【ケース3】使い勝手に不安を持つ30代ズボラ女性・鈴木翔子の場合

予想以上に使いやすくて、衣類スチーマーのイメージが変わった!

↑鈴木翔子/GetNavi本誌のフードを担当する30代女性編集者。夫と二人暮らし。以前はアイロンを使っていたが、現在はシワが寄らない服を着用するようにしています

 

「自分はとにかく面倒臭がり」という鈴木は、「アクセススチーム プラス」を使うにあたり、不安を感じていたそうです。

 

「見た目が思っていたより大きくて重そうに感じていました。以前、別の衣類スチーマーを使ったときも、服をどれくらい引っ張るのか、かけ面をどれくらい押し付ければいいのかわからず、モヤモヤしたままだったんです」

 

今回は、事前に基本的な使い方を学んでから自宅でお試し。衣類スチーマーのイメージが大きく変わったそうです。

 

「見た目はちょっと大きいけど、使ってみると意外に取り回しがしやすいです! ヘッドがうまく指の付け根に乗って、予想以上に簡単で負担なく使い続けられました。トリガーを引き続けなくても蒸気が出るトリガーロックが付いているので指が疲れないし、スチームがけする角度を自在に調整できるのもいい。結果的に、シワ伸ばしがすごく早くストレスなく終わりますね!」

↑簡単にシワ伸ばしができる操作感に驚く鈴木。自然な手首の角度のままでストレスなく使えるのもポイントです

 

↑人間工学に基づき、製品の重心が手元に来る設計を採用。安定感があり、上下に繰り返し動かしても腕が腕が疲れにくいです

 

↑円で囲んだ部分がトリガーロック。下にスライドさせるとトリガーから指を離してもスチームが放出され続けます

 

さらに鈴木は、「アクセススチーム プラス」は使うときの心理的ハードルがアイロンより低いのが良いと感じたそう。衣類スチーマーならではの仕上がりにも満足しているといいます。

 

「私のようにズボラな人のほうが向いてるかも。アイロン台を出すとなると大仕事ですが、ハンガーにかけたままでこれだけラクに使えるなら積極的に使いたいです! 洗ったり干したりが面倒なニットのケアや、ニオイが気になる夫のジーンズなどにガンガン使いたいですね(笑)。また、アイロンで仕上げるとパリッとしすぎて“ラフなこなれ”感がなくなりがちですが、これならTシャツやスウェットなどのカジュアルウェアがふんわり自然に、かつシルエットを生かして立体的に仕上がるのもいい。適度なラフさを残しながら、見ぎれいなイメージを出したい人にはオススメの製品だと思います!」

 

 

3人が揃って「アクセススチーム プラス」の実力を高評価!

今回のレビューでは、ライフスタイルやライフステージが異なる3人のレビュアーが「アクセススチーム プラス」を高く評価。小山は「シワ取り性能」、川内は頻繁にケアしにくいアイテムを水蒸気で除菌(※1)・脱臭できる「安心感」、鈴木は「快適な操作性」に魅力を感じるとともに、日ごろ抱えていた悩みが解消され、喜びの声を上げていました。これも圧倒的なスチーム量と、人間工学に基づいた設計の妙がなせるワザ。「アクセススチーム プラス」は、文句なしにオススメできる1台と言えるでしょう。

 

ちなみに「アクセススチーム」シリーズには、記事内でご紹介したNo.1(※2)パワフルスチームの「プラス」に加え、軽量な「ライト」、香りづけもできる「ピュア」、コンパクト収納ができる「ポケット」と、豊富な4種類をラインナップ。ぜひ最適な一台を選んでみてください!

↑大量のスチーム噴射が魅力のティファール「アクセススチーム」シリーズ。写真左から「ライト」「ピュア」「プラス」「ポケット」

 

 

※1:外部機関による試験によりスチームを当てた布表面において、除菌(試験は2種類の菌にて実施)、およびウイルス除去(試験は2種類のウイルスにて実施)を確認済み。詳細はt-fal.co.jpまで。効果は使用条件等によっても異なります

※2:外部機関において2017年調べ。外部機関および自社において、2021年調べ。加圧式タイプを除く

執筆/平島憲一郎 撮影/島本一男(BAARL)

独自電動ポンプを新搭載! コードレスでもワンプッシュで連続スチーム噴射、東芝「La・Coo S」TAS-X6

東芝ライフスタイルは、同社独自の充電回路と電動ポンプを新たに備え、コードレス時のスチーム性能と使い勝手を向上させた、コードレス衣類スチーマー新製品「La・Coo S(ラクーエス)」TAS-X6を11月上旬に発売します。市場想定価格は税込1万6280円で、カラーはグレーとライトブルーの2種類。

↑TAS-X6(グレー)

 

同製品は、本体の機構を見直し、充電回路や電動ポンプを新たに備え、充電回路に蓄電した電力を供給することによって、コードレス使用時でも電動ポンプを駆動させることが可能になり、スチーム量が最大約14g/分と、従来比最大約16%増加しました。大容量蓄熱ユニットで、コードレス時のスチーム持続時間が最長約2分間続きます。コード付きで使用する場合のスチーム量は最大約20g/分。

 

ボタンを1回押すだけで連続してスチーム噴射する「ワンプッシュ連続スチーム」を採用し、手にかかる負担も軽減。コードレス時は最長約2分間スチームが持続するので、途中給電の手間を削減します。スチームを停止したいときは、もう一度ボタンを押すと停止し、万が一止め忘れても、コードレス使用後、給電スタンドに戻すと自動的に停止します。

 

コードレス使用時でもかけ面温度の低下を検知し、ランプとブザーで給電タイミングを通知。生地に合った温度で衣類をケアする低・中・高3段階温度設定では、これまで低温設定ではかけ面温度が低く、十分ではなかったスチーム噴射も、低温設定時も含め、全温度で可能となっています。

頑固なシワもきれいに伸ばせる、ティファール最新衣類スチーマー「アクセススチーム ピュア」が9月発売

 

グループセブ ジャパンは、ティファールから衣類スチーマー「アクセススチーム ピュア」を9月に発売します。参考価格は1万8700円(税込)です。

 

アクセススチーム ピュアは、大量のスチームを繊維の奥まで浸透させ、頑固なシワの原因をサッとほぐせることから、ティファールの衣類スチーマーの中でも高い人気を誇る「アクセススチーム」シリーズの新モデル。平均22g/分の連続スチームにより、衣類をハンガーにかけたままでも、シワをきれいに伸ばせるとしています。また、本体のターボボタンを長押しすると約3秒ジェットスチームが続く「3倍パワフルスチーム」を搭載しています。

 

 

なお、スチームの成分は水のみになっているため、部屋中の布製品を安心安全にお手入れ可能とのこと。さらに、除菌のほか、花粉対策や脱臭、殺ダニ効果、アレル物質対策にも効果的としています。

 

 

 

このほか、用途に合わせて付け替えできる3種類のマルチパッドや、好みのフレグランススプレーで香りを付けられる「香りづけタブレット」が付属します。

 

 

本体サイズは約幅130×奥行き170×高さ280mm、重量は約1.1kg(水タンクが空の状態)。また、注水量は200mlとなっています。

スチームの量で選ぶのが正解! 衣類スチーマーシワ取り徹底検証

衣類スチーマーは、服をハンガーにかけたまま手軽にシワが伸ばせる便利なアイテムです。そんな衣類スチーマーの存在意義はもちろん、服のシワを伸ばすこと。では、服のシワを伸ばすために、最も重要なことは何でしょうか? それはズバリ「スチーム量」です!

私が解説します!

GetNavi編集部 家電担当

青木宏彰

生活家電およびファッション関連企画の編集を担当。仕事柄、あらゆる衣類スチーマーを試してきたが、スチーム量の少ないタイプはシワが伸びず避けるように。

 

衣類スチーマーのスチーム量は多いほうがいい

まずは以下の写真をご覧ください。上が最大スチーム量20g/分(※)とNo.1パワフル連続スチームを誇るティファールの「アクセススチーム プラス」。下が一般的な衣類スチーマーです。スチーム量がまったく違うことがおわかり頂けるはず。

※:使用条件等によって異なる

【スチーム量の違い】

衣類のシワは、洗濯したあと繊維が絡まった状態で乾燥し固まることでできるもの。スチームをかけると、繊維が柔らかくなってほぐれ、繊維がきれいに並んだ状態に戻ります。また、スチーム量が多いほどスチームが繊維の奥まで浸透し、繊維がほぐれシワが伸びやすくなります。

 

【今回検証に使う「No.1パワフル連続スチーム」を誇るモデルはコチラ

ティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム プラス」(オープン価格)

平均20g/分(※)のパワフルスチームで、一般的な製品(スチーム量 平均11g/分)よりも素早くシワが伸びます。185ml大容量の水タンクを備え、一度の給水で何着もスチームがけが可能。トリガーを引いた状態でロックでき、長時間使っても指が疲れにくいのもうれしいところ。※使用条件等によって異なる

SPEC●定格消費電力:1200W●スチーム量:平均20g/分(ターボ)、平均14g/分(デリケート) (※)●連続運転時間:約9分(ターボ時)●水タンク容量:185㎖●付属品:ヘッドカバー、ブラシほか●サイズ/質量:W130×H283×D141㎜/約1220g

 

「スチーム量が多い=シワが取れる」かどうか徹底検証!

今回は、スチーム量が多い=キレイにシワが取れることを実証すべく、アクセススチーム プラスと一般的な衣類スチーマーを使い、5種類の衣類で検証してみました。同じ衣類の左側を一般的な衣類スチーマーで、右側をアクセススチーム プラスでスチームをかけて、その違いをレポートします!

 

1.メンズ服

まずは男性用のジャケットとカーゴパンツ、カーディガンで違いをチェック。特に、分厚い生地のジャケットについたガンコなシワが落ちるのか注目です!

 

【コットンジャケットの場合】

ポケットのほか、裾や袖の部分に違いが出た!

やや厚手のコットンジャケットから検証。全体にムラなく頑固そうなシワがついています。

 

袖や裾含めて全体的にシワが美しく伸びて、満⾜感のある仕上がりに。ポケット部分もかなりシワが取れて、ジャケットのフォルムもしっかり出ています。一方、左は裾や袖に特に多くシワが残ったほか、ポケットのシワがなかなか取れませんでした。服のシルエットもやや清潔感に⽋け残念な印象。

 

【カーゴパンツの場合】

サイドのポケット周りはその差が歴然

厚手のデニムのカーゴパンツでテスト。生地が厚いぶんシワを取るのは難しそうですが、果たしてうまく取れるでしょうか?

 

左側にはシワがまだかなり残っていますが、アクセススチーム プラスでかけた右側は、しっかりとシワが伸びています。特に、サイドのポケット周りはその差が歴然。所要時間も、一般的な衣類スチーマーに比べて半分程度でした。

 

【カーディガンの場合】

細かいシワの取れ方や仕上がりに差が出た

スチームがけする前のカーディガン。襟や裾をはじめ全体にまんべんなくシワがついており、シルエットも崩れています。

 

左側は脇や袖の部分に細かいシワが残りましたが、アクセススチーム プラスを使った右側は同じ時間でしっかりシワが取れました。ふんわりした質感も蘇り、上々の仕上がり。

 

2.レディース服

続いては、女性用のタイトスカートとワンピースで検証。シルエットの違いやドレープ、ギャザーといった装飾的な部分でどんな差が出るか注目です。

 

【タイトスカートの場合】

表面の凹凸の目立ち方が大きく違う

レーヨン・ナイロン混紡のタイトスカートで検証。レーヨンはシワになりやすい素材で、洗濯後にシワ伸ばしせずに干すと、こんなにシワがついてしまいます。

アクセススチーム プラスを使った右側は十分にシワが伸びていて、シルエットもきれいに出ています。一方、左側はシワの凹凸が目立ちます。

 

【ワンピースの場合】

仕上がり時間とドレープの美しさが違う!

薄手のコットン素材のワンピースで検証。ギャザーが洗濯ジワと一体化して、より強いシワが入っています。

 

左側もかなりシワが取れましたが、裾の部分にシワが残り、丈も少し縮んでいます。一方、右側のアクセススチーム プラスはより短時間で洗濯ジワがしっかり取れて、丈も自然な印象に伸びました。ギャザーがはっきり出たうえに、ボディ部分のドレープもナチュラル。このあたりは、衣類スチーマーならではの仕上がりです。

 

上の検証結果の通り、一般的な衣類スチーマーと、スチーム量の多いアクセススチーム プラスでは、シワの取れ方に大きな違いが出ることがわかりました。「なかなかシワが取れないな……」とガッカリしていた人は、スチーム量の少ないモデルを選んでしまったのかも? これから衣類スチーマーを選ぶ際は、ぜひ「スチーム量」を基準に選んでみてください!

 

【検証の様子を動画で見たい方は以下をチェック!】

 

 

実は、使い方を間違っている人も多い!

さて、スチーム量の多い衣類スチーマーを使っても、「シワが取れない」とガッカリする人がいます。そんな人は、衣類スチーマーの使い方が間違っているのでは? ここでは、ありがちな「間違った使い方」と「正しい使い方」をチェックしていきましょう。

 

【間違った使い方】片手しか使わない、生地から離して使う

片手でスチームを当てるだけだと、シワを伸ばす力が働かないのでシワが伸び切りません。また、衣類スチーマーを服から5cm以上離してしまうと、スチームが繊維の中に浸透しません。

 

【正しい使い方】もう一方の手で裾を引っ張りつつ、かけ面を生地に押し当てるようにゆっくりと動かす(※)

*素材によっては付属のヘッドカバーをセットして使用

かけ面は生地に少し押し付けゆっくり動かすと、上手にシワを伸ばせます。

 

なお、衣類スチーマーは、アイロンのようにパリッと仕上がると期待されがちですが、アイロン台の上でプレスするわけではないので、シャツの襟や袖のカフス周りのシワを伸ばすことは苦手。用途に合わせて使い分けするようにしましょう。

 

アクセススチーム プラスは除菌(※1)・脱臭(※2)にも効果的

衣類スチーマーで除菌・脱臭ができるのは“高温スチーム”だから。服などの繊維に付着した菌を高温で除去。また、ニオイの元となるニオイ分子をスチームと一緒に気化させて脱臭します。

 

例えば、布マスクを洗う時間がないときなど、アクセススチーム プラスでサッと除菌できるのは便利。また、キャップやぬいぐるみなど洗いにくいモノを除菌・脱臭する場合にもが有効です。水と熱だけを使って除菌するので、薬剤を使う必要がないのもうれしいですね。

↑パンツハンガーのピンチや洗濯ばさみに挟んで吊るすと、スチームをあてやすいです

 

↑洗いにくい服飾品の除菌・ニオイ対策にも有効

 

このように、今回はティファールのアクセススチーム プラスと一般的な衣類スチーマーとでシワ取り能力を検証しましたが、シワ取りのスピードに加え、細かい部分のシワの伸び方にも大きな違いが出るのがわかりました。製品選びで最優先すべきは「スチーム量」であることが証明された形ですね。さらに、マスクや洗いにくいモノの除菌・脱臭ができるのもうれしい限り。衣類スチーマーの購入を考えている人は、アクセススチーム プラスを選べば、まず「間違いなし」と言えるでしょう!

撮影/島本一男 スタイリング/小野塚雅之

 

【編集後記】

企画を通して、衣類スチーマーの基準を示すことができた

「衣類スチーマーを選ぶ基準がわからない」。そんなユーザーの声に対し、今回の検証で「スチーム量」というひとつの基準を示すことができた点をうれしく思います。お気に入りの服だったけれど、シワが伸びないから着なくなった……などという悲しい出来事も、本製品ならば未然に防ぐことができるはず。GetNaviチームとしては、スチーム量で選ぶのは間違いのない選択肢であり、アクセススチーム プラスが多くの人の問題を解決するアイテムだと確信しています。

 

また、編集部では衣類スチーマーが間違った使い方をされることが多く、「アイロンとまったく同じ効果がある」と誤解するユーザーがいることも理解していました。その点、今回はティファールの提案により、文字数を割いて「間違った使い方」や「正しい使い方」を解説することができ、あえて同アイテムの不得意な部分にも言及することができました。ユーザーファーストの情報を提供する有意義な機会を与えてくれたことに対し、改めて同社には感謝したいです。本記事によって、多くの読者が衣類スチーマーの便利さを実感し、快適なファッションライフを送る契機となれば幸いです。

 

※1 除菌●試験依頼先:一般財団法人日本食品分析センター●試験報告書発行年月日:2017年10月20日●試験報告書発行番号:第1701386002-0101号●試験方法:かけ面(高温時)を押し当てた菌付着布(試料)の除菌確認●評価方法:試料にスチームを連続噴射(ターボモード)。試験は2種類の菌で実施。●試験結果:99%以上の除菌効果●対象部分:衣類 ※2 脱臭●試験依頼先:一般財団法人日本食品分析センター●試験報告書発行年月日:2017年10月20日●試験報告書発行番号:第17109215001-0101号/第17109218001-0101号/第17109221001-0101号/第17109207001-0101号●試験方法:ニオイを付着させた布と脱臭した布のそれぞれのニオイの強さを採点評価●評価方法:パネリスト12人による官能評価●試験結果:各ニオイでの採点において、有意差が認められる(有意水準1%)●対象部分:タバコのニオイ、汗のニオイ(アンモニア)、防虫剤のニオイ(ナフタレン系)、焼き肉のニオイ

細菌・ウイルス除去率なんと99.9%! 世界初の加圧式スチーマー「イギー」上陸

シロカは、スイスで創業以来40年以上の歴史を持つアイロンの世界的ブランド Laurastar(ローラスター)社と日本における販売代理店契約を締結し、世界初となる除菌ができる加圧式除菌脱臭スチーマー IGGI(イギー)を 2020年12月19日に発売します。実売予想価格は3万円前後。

↑加圧式除菌脱臭スチーマー IGGIのカラバリはレッド(左)とホワイト(右)を用意。サイズは約W11.7×D11.7×H25.3cmで、質量は約1.08kg。立ち上がり時間は約2分30秒

 

除菌効果の高い加圧式スチーマーを小型化し、衣類用に最適化

Laurastar社は、世界トップクラスの技術⼒と世界40か国以上の販売実績を持ち、その製品はファッションデザイナーなど、プロが扱う逸品として愛用されているといいます。

 

今回発売する「加圧式除菌脱臭スチーマー IGGI(イギー)」は、Laurastar社が開発した独自技術 「ドライマイクロファインスチーム(DMS)」を搭載しており、高温かつ高圧の非常に細かい霧状のスチームを噴射することができます。除菌効果の高い加圧式スチーマーを小型化し、衣類用に最適化した製品を発売するのは、同社が世界初となるとのこと。

 

この高圧のスチームを衣類に当てることで、細かな粒⼦が繊維の中に入り込み、繊維の⽬を整え、衣類のシワを伸ばします。スチームでシワを伸ばすので、ウールやカシミヤ、シルク、レーヨンなどの 生地を傷めることなく、シワを伸ばせるといいます。

さらに、「ドライマイクロファインスチーム(DMS)」 は 、 ウイルスや細菌を99.9%除去し、花粉・ダニ由来アレル物質の除去 、殺ダニ効果、脱臭効果も発揮することが独立研究機関による試験で実証されたといいます。

 

ハンディタイプで取り回しがしやすく、高圧スチームをあてるだけで除菌ができるので、ふだん洗濯しにくいコートや、ぬいぐるみなどの除菌にも便利。世界的に権威ある「iFデザイン賞」と「レッドドット・デザイン賞」 を受賞しており、デザイン性でも高い評価を受けています。

立ち上がり時間が約2分30秒とやや長いのは気になりますが、細かいスチームによって衣類の生地を傷めずシワを伸ばせるということで、大切なおしゃれ着に使いたいところ。除菌やウイルス除去の効果が高いとのことで、衣類以外のさまざまなアイテムにもガンガン使いたいですね。

30分放置でシャツのシワまでのばせる「アイロンいら〜ず」が本当にアイロンいらずだった!

湿度が高くて洗濯物が乾きづらい季節。シャツはなるべく自分でアイロンがけをするように心がけているけど、時間もかかるし、この時期は暑いし……。乾燥からアイロンがけまで、まとめてできる便利なアイテムはないのかなぁ……。

 

30分放っておくだけで、シャツの乾燥とシワ伸ばしが同時にできる

そんなお父さんには「アイロンいら〜ず」がおすすめ!

これは、ハンガーで吊った専用のエアバッグ“乾燥バッグ”に、洗濯後の洋服を着せて風を送り込む、吊り下げ型の乾燥機。スイッチを入れると、吹き出し口から放出される温風が洋服を乾かし、膨らんだ乾燥バッグがシワを伸ばしてくれます。

 

ワイシャツ1枚の乾燥にかかる時間はおよそ30分で、これを電気代に換算すると約13円。クリーニングに出す時間もお金も節約できるんです。さらにタイマーは最大180分まで設定でき、送風と温風の切り替えも可能。エアバッグは大と小の2サイズが付属されているので、レディースとメンズの両方に対応できるのもうれしいポイント。付属のベルトをハンガーに吊り下げてから乾燥バッグに入れれば、靴下やハンカチなどの小物を乾燥することだって!

 

STEP1
乾燥バッグを本体の吹き出し口に固定する

↑乾燥バッグの裾部分にある穴を本体の吹き出し口に通し、上から接続カバーをはめ込み固定します

 

STEP2
乾燥バッグの中にハンガーを通してラックに吊るす

↑乾燥バッグのファスナー部分からハンガーを通し、首元から出します。次に本体を固定した乾燥バッグを吊るしましょう

 

STEP3
脱水後のシャツを乾燥バッグに着せる

↑ 脱水後のシャツを乾燥バッグに着せる乾燥バッグのファスナーを閉じたら、脱水後のシャツを着せていきます。この時、首元と袖のボタンまでしっかり留めましょう

 

STEP4
タイマーをセットしシャツのシワを伸ばしたら、後は待つだけ!

↑本体下部のダイヤルで送風か温風を選択したら、上部のダイヤルでタイマーをセット。乾燥バッグが膨らんだら、洋服の形を整えシワを伸ばします。30分後、シャツが乾いているのを確認したら、乾燥バッグから取り外して完了!

 

まとめ

乾燥とシワ伸ばしを1度に済ませてくれる一挙両得な「アイロンいら〜ず」。本体に設置されているのは、2つのダイヤルのみなので、誰でも簡単に操作できます。また、ワイシャツだけでなく仕事場で1日着用したスーツジャケットのシワ伸ばしにも使えるんです! もちろん普段着のパーカーやワンピースに活用してもOK。「アイロンいら〜ず」を使ってアイロンがけの手間を減らし、時短を目指しましょう!

 

【商品情報】

サンコー「アイロンいら〜ず」
7980円

 

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ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、宅配便で届いた便利グッズや、ご近所の専門家からの回覧板に書かれたハウツー、知り合いの著名なお客さんに頼って解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。
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