初の離乳食対応モデルも登場! 1台5役のBRUNO「マルチスティックブレンダー2」

ライフスタイルブランド「BRUNO(ブルーノ)」は、1台5役の人気ハンドブレンダーがさらに便利になった「マルチスティックブレンダー2」を2025年4月3日に発売しました。カラーはアイボリー、ピンク、グリーン、ブルーグレー、グレー、グレージュの6色(販路限定カラーを含む)。実売価格は7700円(税込)。

「マルチスティックブレンダー2」。

 

また、ブランド初となる少量の離乳食づくりにも適したBabyブレードがセットになった「マルチスティックブレンダー2+Baby」も同時に発売。カラーはライトグレー。実売価格は9350円(税込)。

「マルチスティックブレンダー2+Baby」。

 

記事のポイント

サッと出してすばやく調理や下ごしらえができるので、調理時間の時短にも役立ちます。新たに電子レンジや食洗器にも対応し、より調理やお手入れが簡単に。ブランド初の離乳食対応モデルも登場。

 

本品は、アタッチメントを付け替えて、片手で簡単調理ができる1台5役のハンドブレンダー。面倒なみじん切りやペーストが数秒でできるため、手の込んだおもてなし料理もかんたん&スピーディに。毎日の料理づくりをより楽しめます。

「マルチスティックブレンダー2」の付属品

 

●5つの機能で時短調理

1.混ぜる…お鍋やボウルでそのまま使え※、洗い物が減らせます。

※ホーロー鍋・テフロン加工等の表面コーティング加工がされているものは除く。

2.つぶす…離乳食づくりも、付属のカップを使えば飛び散りにくく調理できます。

3.泡立てる…時間のかかる泡立てもスムーズ&スピーディ。普段の調理やお菓子作りにもおすすめです。

4.刻む…野菜のみじん切りも簡単に。面倒な下ごしらえが時短できます。

5.砕く…氷も砕くことができるハイパワー。かき氷やグラニテづくりにもぴったり。

 

さらに、付属の電子レンジ対応パーツ(チョッパーボトル、ブレンダーカップ※)により、加熱調理も可能に。また、2段階の速度調節により、量や硬さに合わせて調理ができ、調理の時短にも役立ちます。

※チョッパーのブレード、チョッパー内フタ、滑り止め/フタ、ボトルカバーはレンジ使用前に必ず外してください。

 

一部のパーツ(チョッパーボトル、チョッパー内フタ、滑り止め/フタ、ブレンダーカップ)は食洗機使用OK。洗い物が減りお手入れもラクになったことで日々の負担を軽減し、毎日の家事に寄り添うブレンダーとなりました。

 

「Babyブレード カップセット」は、BabyブレードとBabyカップが付属し、少量の食材でもムラなく攪拌することができるので、離乳食が手軽に調理可能。ワンパターンになりがちな離乳食もバリエーションを増やすことができます。

 

※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。

 

BRUNO(ブルーノ)
「マルチスティックブレンダー2」
2025年4月3日発売
実売価格:7700円(税込)

コンビニコーヒーのような挽きたてコーヒーが自宅で楽しめる全自動コーヒーメーカー「マイバリスタ」

サンコーは、ボタンひとつで挽きたてコーヒーが豆から淹れられる全自動コーヒーメーカー「マイバリスタ」を2025年3月26日に発売しました。実売価格は1万4800円(税込)。

全自動コーヒーメーカー「マイバリスタ」。

 

記事のポイント

コンビニコーヒーのように、目の前で豆から挽いてコーヒーを淹れてくれる全自動コーヒーメーカー。挽きたての豆ならではの香り高いコーヒーが手軽に楽しめます。600mlまで抽出できるので、朝、自宅でコーヒーを淹れて、保温ポットやタンブラーに詰め替え、職場に持っていくというような使い方もオススメ。

 

本製品はコーヒー豆が挽けるミルとコーヒーサーバーが一体化し、ボタンひとつで挽きたてコーヒーが豆から淹れられる全自動コーヒーメーカーです。給水タンクに水をセットし、本体上部のバスケットにコーヒー豆を入れ、あとはボタンを押すだけで豆挽きとコーヒー抽出を行います。豆挽きは、細挽きと粗挽きの2種類の挽き方が可能。

 

メッシュフィルターを採用し、コーヒー豆の美味しさを損なうことなくそのまま味わえ、丸洗いも可能。また、ペーパーフィルターのように油分が吸着してしまうことなく、味わい深いドリップコーヒーが楽しめます。

 

600mlの蓋付タンブラーが付属し、一度に最大600mlのコーヒーが抽出可能。付属のタンブラー以外にも手持ちのマグカップなども使えます。カップの大きさに合わせてカップの置く高さを2段階で調整可能。

 

本体サイズは幅155×奥行240x高さ360mmで卓上に置けるコンパクトサイズ。大型のコーヒーメーカーは場所を取るので置けない、という方にオススメです。

 

サンコー
全自動コーヒーメーカー「マイバリスタ」
2025年3月26日発売
実売価格:1万4800円(税込)

おでん、焼肉、たこ焼きがこれ1台で! お手入れ簡単「ROOMMATE 3枚プレートグリル鍋 RM-226TE」

ダイアモンドヘッドは「ROOMMATE」より、1台で多彩な調理が可能な「ROOMMATE 3枚プレートグリル鍋 RM-226TE」を発売しました。最大の魅力は、付属する3種類のプレートにあります。

記事のポイント

焼く・煮る・炒める・蒸すといった調理に対応します。付属物の中には、たこ焼きプレートもあるので、製品の見た目から想像する以上に作れる料理のレパートリーが広いですよ。

 

3種類の付属プレートには、すべてフッ素加工が施されているため、焦げ付きにくく、お手入れが簡単です。調理後もストレスなく片付けられます。

 

・深鍋プレート

鍋料理やすき焼きに最適。家族や友人との団らんにぴったりです。

 

・グリルプレート

焼肉や焼きそばなどを作る際にもってこいです。

 

・たこ焼きプレート

定番のたこ焼きはもちろん、アレンジ次第で様々なメニューに挑戦できます。

 

温度調節は保温から220℃まで調整可能。料理に合わせて最適な温度を設定し、おいしく調理できます。

ROOMMATE
ROOMMATE 3枚プレートグリル鍋
参考小売価格:7980円(税込)
本体サイズ:約W367×D320×H180mm(鍋とガラス蓋セット時)
重量:約3.2kg(全てセット時の重さ)
電源:AC100V 50/60Hz
消費電力:1300W
電源コード長さ:約1.4m
ヒーター:熱板式(シーズヒーター)
温度調節:切/約80℃~220℃
安全装置:温度ヒューズ240℃
付属品:たこ焼プレート、グリルプレート、深鍋、ガラス蓋、取扱説明書兼保証書

揚げ物も煮込みもこれ1台で!サンコーのエアフライヤー「フライ2バディ」

サンコーは、『揚げ物も煮込みもできるエアフライヤー「フライ2バディ」』を3月11日に発売しました。価格は1万2800円(税込)です。

記事のポイント

ノンフライヤーで揚げ物を、電気鍋で煮込み料理を作れる、1台2役の調理家電です。ノンフライヤーだけだとちょっと手を出しづらい人もいると思いますが、普段は鍋として使えるのであれば買ってもいいかも、と思える製品ですね。

ノンフライヤーとしては40~200℃を1℃刻みで設定でき、タイマー設定も最大60分までを1分刻みで調節可能。食材をガラスポットに入れ、タッチパネルで温度とタイマーを設定してスタートするだけで使えます。

 

ガラスポットは中の食材を確認できるためできあがりの過程が見られるほか、途中で混ぜる必要がないとのこと。失敗しにくいようになっています。また、調理ポットをセットしていないと稼働しない安全設計です。

 

タッチパネルが付いた本体部分の上下をひっくり返すとグリルモードで使用可能。煮込みはもちろん、焼き調理もできます。火力は40~230℃を1℃刻みで設定できます。グリルモードで使える鍋とフタも付属し、ガラスポットも含めて食洗器で洗えます(本体は食洗機使用不可)。鍋の容量は最大約1.5Lです。

 

消費電力は約800Wで、電源はAC100V 50/60Hzです。

 

サンコー
揚げ物も煮込みもできるエアフライヤー「フライ2バディ」
1万2800円(税込)

はじめての圧力鍋にぴったり! 煮込み、炊飯、蒸し料理もOK、小泉成器のマイコン電気圧力鍋「KSC-3503/H」

小泉成器は、マイコン電気圧力鍋「KSC-3503/H」を2月20日に販売開始しました。

 

記事のポイント

比較的コンパクトなマイコン圧力鍋です。ワンタッチ選択で様々な調理が可能なほか、炊飯にも利用できます。最大1.7気圧の高気圧調理により、調理時間を約60%短縮できるそう。家に1台あると便利でしょう。

 

材料を入れ、ボタンを押すだけの簡単操作。シンプルな「ほったらかし調理」はもちろん、付属のレシピブックにはひと手間加えた全52レシピを掲載しています。

 

コースは「自動 弱」「自動 中」「自動 強」を用意。ワンタッチ選択によりロールキャベツやポテトサラダ、角煮まで多彩な調理に対応するとのこと。また、炊飯コースによる自動炊飯や、付属の蒸し台を使った蒸し調理も可能です。

 

計量カップやおたま、しゃもじも付属します。なお、ふたおよび内なべ、パッキンは取り外して水洗いできるほか、においが気になる場合は本体の「クリーニングモード」も利用できます。

 

調理容量は約1.6リットル、満水容量は約2.5リットル。

 

小泉成器
KSC-3503/H
販売価格:1万6280円(税込)

1台3役のフードプロセッサーが3000円台だって? エディオン×ニトリ共同開発のシンプルモデル

エディオンは、ニトリとの共同開発商品である「ガラスフードプロセッサー」を、2025年1月31日よりエディオンネットショップおよび店頭(※)にて取り扱いを開始します。

※ 一部、取り扱いのない店舗もあり。

 

記事のポイント

エディオンとニトリの共同開発商品より、キッチン家電としては2023年12月にスチームオーブントースターやケトル2種を発売し、2024年には8月に電動ソルト&ペッパーミル、12月にはガラスミキサー1Lを発売しました。今回は、1台で3役の機能を持つ「ガラスフードプロセッサー」を発売。同コラボ家電ならではの手ごろな価格も魅力です。

 

ガラスフードプロセッサーは、「きざむ・混ぜる・おろす」に対応した1台3役で料理の下ごしらえが簡単になる調理家電。食材や料理に合わせて低速・高速2段階の切り替えができるほか、表と裏で好みに合わせて粗目・細目に調節可能なおろしプレートが付属します。

↑ステンレス4枚刃は取り外して洗えるのでお手入れも簡単です

 

本体はホワイトをベースとしており、キッチンアイテムや家電とも合わせやすいシンプルなカラーとデザインです。最大調理量300g(肉の場合)まで一気に調理可能。

↑野菜のみじん切りに

 

↑お肉のミンチに

 

↑大根おろしに

 

エディオン
ガラスフードプロセッサー HV2C04WH
価格:3990円(税込)

ホットプレートは深型・幅広だからいい! 家族団らんのメニューが広がるテスコム「ホットプレートTHP40A」発売

テスコムは、大型かつ深型のプレートで、本体はもちろん、遮熱板まで取り外して簡単にお手入れができる「ホットプレートTHP40A」を発売しました。

 

記事のポイント

「ホットプレートTHP40A」は深めのプレートだから、具だくさんのメニューや汁気のある料理も楽しめて、料理のバリエーションが広がります。家族団らんで使う、あるいは友人を招いてのパーティーで使うのに最適ですね。

 

プレートの表面には焦げ付きにくいフッ素コーティングを施しているため、汚れが落ちやすく、お手入れが簡単です。ヒーターを外せるため、汚れが気になる遮熱板までお手入れ可能。プレートや本体ガードも丸洗いでき、気になる油汚れをすっきり落とせます。

↑シンプルな構造で5つのパーツに分けることができ、使用後手軽に清潔さを保つことができます

 

約4人分の調理に最適なプレートは深さ2.8cm、幅38.7cmの深型で幅広設計です。

↑パエリアやパスタ、すき焼きなどの汁気が多く、こぼれやすい料理も楽しめます

 

本体の高さは10.5cm、フタの取っ手を両サイドに配したコンパクトな設計で、シンク下や食器棚などの限られた場所でも省スペースで収納ができます。

↑本体重量は3.4kgと軽く、持ち運びにも便利です

 

テスコム
「ホットプレートTHP40A」
市場想定価格:1万1000円(税込)

ゴーゴーカレー初の家電! レトルトカレーもおいしくする電気圧力鍋をMakuakeで先行販売

ゴーゴーカレーグループは、家電製品などを手がける山善とコラボした「毎日カレーが食べたくなる電気圧力鍋」を、2025年2月4日より応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にて先行販売します。

「毎日カレーが食べたくなる電気圧力鍋」

 

記事のポイント

ゴーゴーカレーが山善の調理家電を使用してメニュー開発をしていたこと、そして山善担当者がゴーゴーカレーファンだったことから実現した夢のコラボ製品。ゴーゴーカレーとして初めての家電製品ということで、ゴーゴーカレーファンだけでなく、カレー好きな人にもオススメです。

 

この電気圧力鍋は、ゴーゴーカレーと山善のコラボで生まれたアイテム。調理スタートの「ゴーゴーボタン」と、ゴーゴーカレーが考案した店舗では味わえない「推しアレンジレシピ」を搭載。食材を入れるだけで完成する“ほったらかし調理”が可能で、調理が苦手な人でも簡単に使えます。

 

レトルトカレーを使用した「シーフードカレー」や「骨付きチキンカレー」、イタリアン風「もちもちカレーパスタ」など、オリジナルレシピ5品を同梱。角煮やおでんの付け合わせなど、簡単に調理できるレシピも紹介し、献立の幅を広げます。

 

初コラボを記念して、ゴーゴーカレーTシャツや銀皿といったオリジナルグッズとレトルトカレーがセットになった特別版も数量限定で用意されます。

 

ゴーゴーカレー
「毎日カレーが食べたくなる電気圧力鍋」
2025年2月4日発売
先行販売価格:1万978円(税込)

“ほったらかし”だけじゃない、自由度高めのホーロー電気調理なべ! 献立決めも助ける、象印マホービン「EL-NS23」

象印マホービンは、煮込む前に食材を炒める「焼き煮込み」コース搭載のホーロー電気調理なべ「EL-NS23」を、2月1日に販売開始します。

 

記事のポイント

 

製品の発表会に参加。自動調理鍋を再定義しようとした意欲作で、よく考えられた製品だと感じました。同社によると、電気鍋・自動調理鍋の市場はやや縮小しているとのことで、その原因は「調理の自由度が低く、家庭独自の味を作る『余白』がないからでは?」と仮定。あくまで家庭料理のサポートとして便利に使えるよう、手動調理やアレンジの自由度を重視して開発したそう。そのため、製品名も「自動調理鍋」ではなく、「ホーロー電気調理なべ」としたのだとか。

 

ホーロー鍋の採用により、いったんコンロで食材を炒めてから本体で調理する「焼き煮込み」コースが可能です。発表会では、「焼き煮込み」コース「あり」と「なし」で調理したカレーが提供され、「あり」で調理したほうは、ルーのコク、玉ねぎの甘さやなじみ具合、肉の香ばしさなどが抜群でした。

↑直火で熱したアツアツのホーロー鍋を本体に入れられるよう、本体の内側には耐熱素材を採用しています

 

また、対話型を目指したという「象印アプリ」がユニーク。食材や摂取したい栄養素、その日の気分、調理時間などを記した「カード」を選ぶことで、最適な献立を提案してくれます。ユーザーには食べたいものが特にない、考えるのも面倒なときがあるはずので、これは助かる機能ですね。ゲーム感覚で使えるのも楽しそう。アプリ連携はWi-Fi接続ではなく、より手軽に使えるBluetooth接続を採用しているのもポイントです。

 

熱が均一に伝わりやすく逃げにくい、ホーロー製の内なべを採用した電気調理なべ。IH・ガス火両対応で、専用の「ホーローなべ用ふた」が付属するため、冷蔵庫でそのまま保存も可能です。毎回洗うのは内ぶた・内なべ・つゆ受けの3点だけと、手入れしやすい構造も魅力のひとつ。

 

“ほったらかし”調理が大きな魅力となる電気調理なべですが、新たな調理コースとして、煮込む前に食材を炒める「焼き煮込み」コースを搭載。使い方は、内なべをIHやガス火にかけて食材を炒め、なべをそのまま本体にセットして「焼き煮込み」コースを選択するだけ。炒めで香ばしさやうまみが引き出され、さらにおいしい煮込み料理が完成するとしています。

 

加えて、独自アプリ「象印アプリ」とも連携が可能に。「食材」「ジャンル」「栄養素」「気分」「調理時間」の5つの項目から絞り込んでいくなど、シンプルな操作で献立決めをサポートします。加えて、食材や調味料などを入れるタイミングをプッシュ通知などで知らせたり、食物アレルゲンの特定原材料8品目を登録して検索から外す補助機能なども用意しています。

 

最大調理容量は2.3L、本体重量は6.5kg。

 

象印マホービン
ホーロー電気調理なべ(EL-NS23)
市場想定価格:オープン

プロが「なくては困る」とヘビロテする調理家電は? 2024年「調理家電」ベスト5

忙しい毎日を送る現代人にとって、調理家電は時間を節約しつつ、美味しい料理が作れる心強いパートナー。今回は、家電プロレビュアーで、日々家族のために料理を作る立場でもある石井和美さんを招き、2024年に発売されたオススメ調理家電を5つ紹介してもらいます!

私が解説します!
家電プロレビュアー 石井和美

家電レビューを得意とするフリーライター・家電プロレビュアー。レビュー歴は15年以上を誇り、茨城県守谷市に家電をレビューするための一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設。キッチン家電のほか、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストを行う。

1.「毎日使っています。おかげで包丁を使う回数が減りました」

レコルト 

コードレス カプセルカッター ボンヌ RCP-7

実売価格9900円(税込)

コードレスで場所を選ばず使える、コンパクトでパワフルなフードプロセッサー。”刻む・混ぜる・砕く・練る・つぶす・鬼おろし・おろし・泡立てる”の1台8役をこなします。ガラス製のカップは、食材が飛び散らないカバー付きで、液体の撹拌も可能。容量は最大約500ml。

【石井さんのオススメポイント】

これがなくては困るくらい、ほぼ毎日愛用しています。コードレスだとパワーが弱いものも多いのですが、こちらはパワフル! 野菜のみじん切り、肉のミンチ、大根おろしも手軽にできます。おかげで包丁を使う回数が減りました!

↑パワフルなので野菜のみじん切りもカンタン。市販の氷や凍ったフルーツなども砕いてシャーベット状にすることができます

 

2.「焼きたてを食べきれるちょうどいいサイズ。小さくてもとても美味しいです」

パナソニック 

コンパクトベーカリー SD-CB1

実売価格2万1780円(税込)

本体サイズ幅18.8×奥行28.5×高さ24.3cmと、キッチンに常設しやすい省スペース性が特徴。少人数世帯で食べきるのにちょうどいい、約0.6斤サイズのパンを焼くことができます。独自のねり・発酵・焼成プログラムで、材料を入れるだけで気温に左右されず安定して年中ふっくら焼きあがるのもポイント。デイリーパン(食パン)、高加水パン、米粉パン等のパンメニューのほか、ピザ生地やジャムメニューなども搭載しています。

【石井さんのオススメポイント】

0.6斤というサイズがちょうどいいです。通常のホームベーカリーだと焼いても食べきれず、残ったパンは次の日に食べていましたが、味が落ちるのがイヤで作らなくなってしまいました。その点、こちらは焼きたてを食べきることができ、小さくてもとても美味しいのでこまめに焼くようになりました。1斤は多すぎると感じている方、場所を取らないホームベーカリーを探している方にオススメです。

↑1斤(左)に対して、本機で焼いた0.6斤の食べきりサイズ(右)

 

3.「ほどよい圧力がいい。お惣菜を短時間で、煮崩れを抑えて仕上げます」

タイガー魔法瓶 

電気圧力鍋<TIGER COOKPOT> COK-B220

実売価格2万2700円(税込)

1台11役の電気圧力鍋。一般的な電気圧力鍋は1.7気圧以上の高圧力を採用するなか、本製品は、約1.15気圧のやさしい圧力「うま圧」メニューを搭載することで、食材の食感を活かし、栄養素を逃しにくいのが特徴です。また、従来モデルから「炒め」メニューが追加になり、炒め物レシピに対応。炊飯器メーカーならではの「白米早炊き」に加えて、近年注目度の高い「濃厚焼きいも」メニューなどを搭載しています。

【石井さんのオススメポイント】

約1.15気圧のほどよい圧力調理で、家庭のお惣菜を短時間で美味しく作ることができます。高い圧力をかけるモデルだと加圧に時間がかかりますし、食材が煮崩れしてしまうこともあるのですが、こちらは時間も煮え方もちょうどいいです。

↑42のオートメニューを搭載するほか、タイガー独自のやさしい圧力「うま圧」により、おいしさと時短を両立します

 

4.「材料を入れるだけでスープが完成。スムージーもできるので年中活躍間違いなし」

シロカ 

おうちシェフ BLENDER SM-S151W

実売価格1万7820円(税込)

ヒーター機能付きで温・冷両方に対応するブレンダー。独自形状の8枚刃と回転制御によるパワフルな粉砕力で、固い野菜や繊維の多い葉物もなめらかな熱々スープに調理できます。保温やあたため直しも可能で、鍋に移す手間も必要なし。「ヨーグルト」メニュー、甘酒や味噌などの発酵調理ができる「こうじ」メニュー、薬膳の考えに基づいたお粥やスープが作れる「薬膳」メニューなど、12種類のオートメニューも搭載。

【石井さんのオススメポイント】

最近、子ども達がお弁当でスープジャーにスープを持って行くようになりました。こちらがあれば、ざっくり切った材料を入れるだけでポタージュなどのスープが簡単に作れるので、重宝しています。冷たいスムージーから温かいスープまで一台で作ることができるので、一年中活躍するはず。

↑食材をざっくり切って入れるだけで調理できます

 

5.「カフェラテが失敗なくできるので、スタバにいく回数が減りました」

ネスプレッソ

ヴァーチュオ ラティシマ

実売価格7万7000円(税込)

ミルクレシピ機能付きのカプセル式コーヒーメーカー。温かいフォームミルクが作れるホットフォームボタンを使用すれば、ミルクを加えたさまざまなアレンジレシピも楽しむことができます。カプチーノおよびラテマキアートのメニューボタンには「コーヒークリエーションズ モード」を搭載しており、レシピに合うコーヒーの味わい・量になるよう、コーヒー自体の抽出条件を自動で調整します。また、植物性ミルク(豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク)も使用でき、ソイラテなどのレシピも作ることが可能です。

【石井さんのオススメポイント】

カフェラテをいつでも失敗なくできるので、スタバに行く回数が減りました。限定カプセルが出るのも楽しみで、気分に合わせて色々なコーヒーを楽しんでいます。

↑フォームミルクを使った様々なレシピが作れます

 

2025年はコンパクトでニッチな調理家電が増える

世帯人数が少なくなっていることもあり、2024年はサイズや容量が大きな家電というよりも、個々の好みに合わせて使える、便利で小さな家電が続々登場しました。この流れは2025年も続きそうです。1~2人用のコンパクトで便利な家電、特定の人に必要とされるようなニッチな家電が発売されるでしょう。いつもお弁当を作っている身としては、お弁当作りがラクになるようなアイデア家電がもっともっと出てきてほしいですね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

煙を気にせず焼肉できるぞ! クラファンで約5000万集めた「GLAMP. 超少煙グリル」

LIMONは、煙が出ず、遠赤外線効果で市販の肉もジューシーに焼ける「GLAMP. 超少煙グリル」を全国の家電量販店・小売店で、2025年2月に発売します。

 

2024年12月末までは、クラウドファウンディングサイト「machi-ya(マチヤ)」で予約販売中です。

 

記事のポイント

Makuakeで4820万円以上、応援購入されたグリルです。賃貸やマンション住まいで、焼肉を食べたくても煙を理由に諦めてしまう……なんて人にはもってこいの一台です。煙だけでなく余分な脂も抑えて焼き上げる構造なので、「ホットプレートで焼肉をすると胃もたれする」人も注目してみては。

 

「GLAMP. 超少煙グリル」には主に3つの特徴があります。

 

1つ目は、独自構造により煙が非常に出にくいこと。カーボンヒーターによる遠赤外線で食材を芯から温め、食材に直接火が当たりません。そのため焦げた脂が溜まらず、下部のトレーに落下するので煙にならないという仕組みです。

 

2つ目は余分な油を抑えて、ヘルシーに肉料理を楽しめること。「肉から出る油が、水を溜めているオイルドリップトレイに直接落ちる」構造がカギを握っています。

 

3つ目が、遠赤外線効果です。食材を均一に焼き上げられるので、食材の旨味を逃さずにおいしく仕上がります。

 

LIMON
GLAMP. 超少煙グリル
価格:1万3960円(machi-ya割、24%オフ

ハンドドリップで淹れたようなコーヒーが楽しめるコーヒーメーカー

サンコーは、ハンドドリップで淹れたようなコーヒーが楽しめる「96度ハンドドリップコーヒーメーカー」を11月28日に発売しました。直販価格は2万1800円(税込)。

 

記事のポイント

おいしいコーヒーを淹れるのに大切なお湯の温度と湯量を細かく調整することで、ハンドドリップで淹れたようなコーヒーが楽しめるのが特徴。1~4杯分のコーヒーを淹れられるので、自宅だけでなく職場などでも使えます。

 

本製品は96度のお湯でコーヒーを抽出し、温度を制御しながらハンドドリップのようにコーヒーを淹れるコーヒーメーカーです。

 

コーヒー粉と水をセットして抽出ボタンを押すと、お湯を沸かし96度の温度でコーヒーの抽出を開始、その後93度の温度を維持しながら6か所の穴からお湯を自動で調整しながら注ぎ、抽出を行います。最大4杯分まで抽出が可能。抽出後は70度の温度で保温します。

 

通常モードに加え、香りを強く抽出するアロマプラスモードも搭載。バリスタが手で入れたような美味しいコーヒーがボタンひとつで味わえます。

 

本体側面のLEDライトが色で状態をお知らせする機能を搭載。フィルターやガラス容器などの付属品は丸洗い可能で、清潔に使えます。

 

喫茶店で飲むような美味しいコーヒーを手軽に飲みたい。ハンドドリップは手間がかかる、そんな方におすすめの「96度ハンドドリップコーヒーメーカー」です。

 

サンコー
「96度ハンドドリップコーヒーメーカー」
2024年11月28日発売
実売価格:2万1800円(税込)

高機能なのにコンパクト! オーブンレンジ「Re・De Range」がMakuakeで支援募集

A-Stageは、“心地”をリデザインするウェルネスブランド「Re・De(リデ)」から、高機能でコンパクトなオーブンレンジ「Re・De Range」を発表し、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」のプロジェクトにて、11月20日よりクラウドファンディングを実施しています。

「Re・De Range」

 

記事のポイント

高機能モデル=大型、単機能モデル=小型となりがちなオーブンレンジ市場で、高機能でありながらコンパクトなサイズ感を目指し開発された“プレミアムコンパクト”モデル。2つのダイヤルで直観的に操作できるシンプルな使いやすさにも注目です。Makuakeでは台数限定でお得に購入できる超早割などのプランも用意されているので、気になった方は早めにプロジェクトページをチェックしてみてください。

 

本品は、大型で高機能な製品が主流なオーブンレンジ市場で、高品質でありながら、コンパクトなオーブンレンジの潜在的なニーズがあることに着目し開発されたもの。ビルトインオーブンレンジのようなシームレスな佇まいと、直感的な使い心地をきわめたデザインが特徴の「プレミアムコンパクト」なオーブンレンジです。

 

20Lの充分な容量と庫内の広さを実現しながら、ハイエンドモデルと比べてコンパクトな外径サイズと機能性の両立しています。

 

また、赤外線センサー搭載で、食材の温度をダイレクトにセンシングし、均一で高精細なあたためを実現した「レンジ」機能、最大250度まで温度を上げられ、1.2kgの塊肉でもムラなく火を通せる「オーブン」機能、高火力なヒーターの力で、プロ並みの料理を叶える「グリル」機能の3つの機能を搭載し、あらゆる調理を1台でカバーします。

 

複雑な操作は必要なく、シンプルで直感的に使える2つダイヤルで、どんな料理も簡単に調理できます。そのほか、扉を静かに開閉できる「ソフトクローズ機能」や液晶レスな表示など、操作部や使用方法を極限まで直感的にすることで、ストレスのない使用体験を提供します。

 

さらに、料理研究家・川上ミホ氏監修のオリジナルレシピが付属。忙しい平日にゆとりをくれる、時短な「平日レシピ」と、休日を華やかに彩る、本格的な「休日レシピ」で料理の幅も大きく広がります。

 

一般販売予定価格は5万9400円ですが、Makuakeでは台数限定で35%オフとなる超早割や30%オフとなる早割などを用意。プロジェクトを支援することでお得に購入できます。

 

A-Stage
オーブンレンジ「Re・De Range」
2024年11月20日より支援募集開始
一般販売予定価格:5万9400円(税込)

サッと出せて片付け・収納も楽々! 時短にも役立つ卓上調理機「スマートクックプレート」

小泉成器は、ヒーター一体型の超薄型デザインでお皿を出すように手軽に使える卓上調理機「スマートクックプレート(KHP-0901/K)」を発売しました。直販価格は1万4080円(税込)。

「スマートクックプレート(KHP-0901/K)」

 

記事のポイント

フィルム状ヒーターとプレートを一体型にした超薄型のホットプレート。すばやく温まる“速熱”仕様で手早く調理でき、プレートだけを外して丸洗いすれば後片付けも楽々。専用の収納スタンドですっきり収納できます。毎日の家事を時短できるスマートな調理家電です。

 

本製品は、卓上で使える超薄型ホットプレートです。ヒーターをプレートと一体型にすることで、驚きの超薄型デザインを実現。おぼんやお皿を出すように手軽に使うことができ、収納にも便利です。

 

マイカ板にフィルム状ヒーターが埋め込まれており、プレートに直付けに近い状態で設置しているため、100度まで65秒と、従来品の約2分の1の時間で温まる速熱を実現しています。また、裏面を断熱材で遮熱することで、表面に効率的に熱を伝えます。

 

プレート表面は、通常のフッ素加工より耐久性の優れたハイグレードフッ素加工を採用。食材がくっつきにくくお手入れもしやすいため、ストレスフリーで使用できます。プレートのフチの段差が油などの液体ガードとなり、もんじゃ焼きなどをつくる時にも便利です。

 

温度調節は保温~約120~200度(6段階)までダイヤルを回して設定するシンプル操作。温度設定ランプが点滅し加熱を開始、設定温度に達するとランプが点滅から点灯に変わります。1人から2人で使用するのにちょうどいいサイズで、熱々のお好み焼きや焼肉、鉄板料理も、暑いキッチンに苦労することなくリビングで快適に調理ができます。

 

プレート本体は防水構造(IPX5)なので、電源コードとコントローラーを外せばそのまま水洗いが可能。汚れが取れやすいフッ素加工を施しているので、さっと洗ってスマートに収納できます。

 

付属の収納スタンドを使用すれば、電源コードや専用ヘラ等と一緒に立て掛けて収納できるため、場所を取りません。

 

小泉成器
「スマートクックプレート(KHP-0901/K)」
2024年11月発売
直販価格:1万4080円(税込)

40代以下の世代にも届いて! ロングセラーの餅つき機「つき姫」がオシャレな黒家電に

みのる産業は、スタイリッシュな黒色の3合餅つき機「つき姫」を11月20日から販売しています。

 

記事のポイント

昨今、お餅を食べるのはお正月ぐらいで、「餅といえば真空パック」という生活に慣れきっている人も多そうです。ちょうどお正月も近くなってきたところですし、つきたてのお餅のおいしさを知る、あるいは思い出すきっかけにしてみてはいかがでしょう。

 

「つき姫」自体は発売から8年が経過しているロングセラーモデルですが、これまでは「購入者の80%が50代以上」という課題があったとのこと。「40代以下の世代にもつきたてのお餅の美味しさを知ってもらい、もっと餅つきを身近なものにしていこう」というコンセプトで開発されたのが、トレンドになっている黒色の調理家電をイメージした、今回の黒色モデルなのだそうです。

 

筐体にはスタイリッシュで落ち着いた印象がある艶消しのマット加工を施し、オシャレなキッチンインテリアにも馴染むよう配慮。常にキッチンの一角に置いておけるデザインとコンパクトさにまとめることで、日頃から手軽に餅つきを行い、つきたてのおいしさを堪能できるとしています。

 

本体サイズは約幅21×奥行22×高さ30cm、重量は約4.3kgです。

 

みのる産業
3合餅つき機「つき姫」
カラー・価格:リッチブラック・2万6500円(税込)

1人鍋にも! 煮る、焼く、炒めるが1台でできるコイズミ「ミニグリル鍋」

小泉成器は、これ1台で炒め物や焼き物、煮込みや鍋まで幅広く使える「ミニグリル鍋(KHP-0651/C)」を2024年11月に発売しました。直販価格は7678円(税込)。

「ミニグリル鍋(KHP-0651/C)」

 

記事のポイント

卓上で様々な調理が行える1人分サイズの電気鍋。野菜を煮込んだお鍋やインスタントラーメンなども簡単に作れます。なべは外して水洗いできるので、後片付けもラクラク。寒い季節の1人鍋に最適です。

 

本製品は、炒める、焼く、煮る、茹でるがこれ1台でできる卓上調理鍋。幅262×奥行207×高さ157mmのコンパクトサイズで、1人前の料理を作るのに最適な大きさとなっています。

 

温度調節は温度調節レバーを左右にスライドするだけの簡単操作で、「保温」「弱」「中」「強」(約70~200℃)に調整可能。

 

なべには取り出しやすい取っ手付きで、なべだけ外せば食べ残した料理を冷蔵庫などで保存できます。

 

なべとふたは水洗い可能で、なべ表面には摩擦や熱から表面を守るセラミックコーティングを採用しています。

 

電源部分はマグネットプラグを採用しており、電源コードを外してコンパクトに収納できます。

 

小泉成器
「ミニグリル鍋(KHP-0651/C)」
2024年11月発売
直販価格:7678円(税込)

レンジ→オーブンの自動切換えで“時短調理”もできるオーブンレンジ「Milaly」

ハイアール ジャパン セールスは、ノイズレスなデザインでキッチンにもすっきり置ける26Lオーブンレンジ「Milaly」(JM-WFVH26A)を2024年11月20日より順次発売します。実売予想価格は4万5000円前後(税込)。

「Milaly」(JM-WFVH26A)

 

記事のポイント

レンジとオーブンなど加熱機能を切り替えることで時短調理も行えるオーブンレンジ。26Lというサイズ感は、単機能レンジからの買い替えや、子どもが独り立ちした等の理由から大容量タイプでは大きすぎると考える家庭などにピッタリです。

 

26Lオーブンレンジ「Milaly」(JM-WFVH26A)は、”レンジとグリル”、”レンジとオーブン”といった加熱機能を自動で切り替える「二刀流調理」機能を搭載。レンジでも使えるセラミック製の角皿を付属し、調理工程ごとのお皿のセットし直しや、手動で時間を測る手間もなく、材料を入れてオーブンレンジにおまかせすることで、簡単においしい料理に仕上がります。

 

「揚げ物再加熱」メニューではレンジとグリルを自動切り替えし、衣はサクサク・中はあつあつの揚げたてのような美味しさを味わえます。また角皿にセットできる焼き網を活用すれば、角皿式スチームで肉まんをふっくら仕上げたり、お肉の脂を落としてヘルシーに調理したりすることも可能です。

 

オートメニューは、多彩な32種を搭載。簡単操作でハンバーグやアクアパッツァなどの本格料理を時短で調理できます。

 

庫内に搭載した赤外線センサーが食品の表面温度を計測。食品の温度に応じて出力をコントロールし、うまみが逃げてしまうといわれる「最大氷結晶温度」を従来より短い時間で通過させることで、冷凍した食材のうまみを逃さず、時短で解凍ができます。

 

そのほか、庫内の臭いつきを防ぐ「防臭コーティング」やお手入れしやすい「フラット天井」を採用しています。

 

本製品の外観は、凹凸を極力抑えたミラー調のノイズレスなデザインを採用。壁際ギリギリに設置することができる「壁際フィット設計」により、自在な設置性を実現しています。また、使用時のみイルミネーションが点灯して文字が浮き上がる操作パネルを搭載するなど、キッチンに溶け込むインビジブルUIデザインとなっています。

 

本製品の発売と同時に、クッキングAIコンシェルジュ「Milaly Cooking AI」を専用WEBサイト上のチャットボットにて展開。機能や特長、レシピデータベースをAIが学習するため、「今日の献立はどうしよう」「この機能はどう使うのだろう」といったお悩みにチャット形式で手軽に答えてくれます。 レシピへのお悩みを減らし、オーブンレンジの使いこなしにも役立ちます。

 

ハイアール
26Lオーブンレンジ「Milaly」(JM-WFVH26A)
2024年11月20日発売
実売予想価格:4万5000円前後(税込)

鍋の季節、ヘビロテまちがいなし! 小泉成器「IHグリルなべ」発売

小泉成器は、簡単操作で煮込み、カレーなど多彩な料理が楽しめる「IHグリルなべ(KIH-1413/K)」の販売を開始しました。

本製品は揚げる、焼くはもちろん、ワンタッチで煮込みやカレーまで楽しめます。6段階の加熱モードと保温機能付き。揚げ物は7段階(約140~200℃)で調節が可能です。鍋を取り外して本体をIHクッキングヒーターとしても使用できるのも便利。

↑シンプルで使いやすいマグネットプラグ式

 

↑ガラス天面でお手入れ簡単

 

 

小泉成器IHグリルなべ

価格:1万6280円(税込)

スマホで簡単操作のIoT調理家電「スマートノンフライオーブンChef」に限定カラー“ホワイト”登場

ワイ‧ヨットは、エペイオスと共同開発した「スマートノンフライオーブンChef」の限定カラー「ホワイト」モデルの予約販売を11月1日より開始します。実売価格は4万4000円(税込)。

 

記事のポイント

従来のノンフライオーブンは、水分が蒸発して食材がパサついてしまいがちでしたが、本機はスチーム機能を搭載することで、食材が持つうまみや水分を保持したまましっとり焼き上げることが可能に。多数のプリセットレシピを内蔵しているので、食材を入れたらあとはおまかせにできる手軽さも◎。

 

「スマートノンフライオーブンChef」は、エルメスやルイ‧ヴィトンなどの世界的なラグジュアリーブランドのデザインを手掛けるブノワ‧ピエールエメリー氏とダミアン‧オーシュリバン氏がデザインした調理家電。スチーム機能と上下加熱式ヒーターが焼き目や食材のパサつきを改善し、しっとりとした仕上がりを実現します。油を使わないヘルシーなノンフライ揚げ物調理と、食材をセットするだけで調理が可能なほったらかし調理という2つの特徴を持ち、1台6役の調理が可能です。

 

また、スマートフォン専用アプリ「EPEIOS Life」を使えば、プリセット調理のほか、1分単位や10℃単位の細かい設定も可能。アプリには多数の専用レシピを掲載しています。

 

従来は「ブラック」カラー1色のみの展開でしたが、新たにクリアなホワイトカラーが登場。これはユーザーや店舗担当者にアンケートを実施し、集まった意見を反映させたもの。本体は純白で、前面の操作パネルのガラス部分をオフホワイトにカラーリングし、ナチュラルなキッチンにもなじみやすいやわらかな印象となっています。

 

エペイオス
「スマートノンフライオーブンChef」
2024年11月1日予約受付開始
実売価格:4万4000円(税込)

忙しい朝に使いたい! ほったらかしでゆでたまごが作れる「エッグスチーマー」

小泉成器は、火を使わずに簡単にゆでたまごが作れる「エッグスチーマー(KES-0402/S)」を10月28日に発売しました。直販価格は4950円(税込)。

エッグスチーマー(KES-0402/S)

 

記事のポイント

水を入れてダイヤルを回すだけでゆでたまごの調理ができるので、忙しい朝のごはんの支度にピッタリ!たまごのゆで加減の調整も簡単で、付属の蒸しプレートを使えばお肉や野菜などの蒸し調理もできます。

 

本機は、コンロを使わず卓上でゆでたまごを調理できる専用スチーマー。1台で3つのゆで加減が楽しめるのが特徴で、固ゆでたまごは約16分、半熟たまごは約10分、温泉たまごは約32~40分となっています。

3つのゆで加減が選べます

 

ダイヤル部分にゆで加減が印刷されているので、水を入れて好みの固さにダイヤルを合わせるだけで面倒な設定は不要。固ゆで、半熟は最大6個、温泉たまごは最大3個まで一度に調理できます。

好みの固さにダイヤルを合わせるだけ

 

さらに、付属の蒸しプレート2種(仕切り有り・無し)を使えば、卵以外の食材の蒸し調理も可能。オムレツや蒸しプリン、蒸し野菜、ささみなど多彩な蒸し調理に対応します。

付属のプレートで蒸し調理も可能

 

お手入れ簡単で、ふた・エッグスタンド・蒸しプレートは、台所用中性洗剤を含ませたスポンジで水洗い可能。水受けは、付属の掃除用ブラシで洗えます。

エッグスタンドや蒸しプレートは丸洗いできるのでお手入れも簡単

 

小泉成器
「エッグスチーマー(KES-0402/S)」
2024年10月28日発売
直販価格:4950円(税込)

「青椒肉絲」「濃厚焼きいも」も調理できちゃう! タイガー魔法瓶の電気圧力鍋「TIGER COOKPOT」発売

タイガー魔法瓶は、電気圧力鍋「TIGER COOKPOT(タイガークックポット)」に新機能「炒め」が加わり、“1台11役”となった「TIGER COOKPOT COK-B220」ならびに、大容量サイズの「TIGER COOKPOT COK-B400」を11月1日に発売します。

 

記事のポイント

電気圧力鍋「TIGER COOKPOT COK-B220」「TIGER COOKPOT COK-B400」は、1台11役をこなす多機能モデル。待ち時間=減圧時間を大幅短縮した、時短にも優れたモデルです。待ち時間が少なく、美味しい料理が食べられそう!

 

COK-B型では1台11役の調理メニューと、42のオートメニューを搭載したモデルです。調理メニューでは「炒め」メニューが追加になり、青椒肉絲(チンジャオロース)などの炒め物レシピに対応。また、カレーやシチューの具材を炒めてから煮込むことができ、旨みを外に逃がさず、アクが出にくくなる調理が可能になりました。

 

オートメニューとして、炊飯器メーカーならではの「白米早炊き」を追加。50年以上続く炊飯方法を活かし、約1.15気圧をかけながら、最短約28分でごはんをおいしく炊きあげます。

「濃厚焼きいも」メニューも追加。タイガー魔法瓶が長年培ってきた熱コントロール技術を活かし、甘みを引き出す温度でじっくりと熱を加えることで、ねっとりとした食感と蜜のような甘みを実現するとのこと。

一般的な電気圧力鍋は、1.7気圧以上の高圧力を採用するなか、本製品は約1.15気圧のやさしい圧力「うま圧」メニューを搭載。ジャー炊飯器で培った熱コントロール技術で、食材の食感を活かし、栄養素を逃しにくい独自のおいしい圧力を採用しています。

うま圧メニューでは、やさしい圧力(約1.15気圧)を長くかけることで、おいしく調理を行なった後は約7分で減圧を完了。一般的な高圧をかける電気圧力鍋に比べ、全工程の時間を短く抑えることが可能です。さらに、大容量モデルでは調理時間を短縮するためにヒーター電力を増加。調理容量は約2倍になりながらも、調理時間は約1.5倍程度で完成させることができます。

 

↑「TIGER COOKPOT COK-B220」マットブラック、マットホワイトの2色

 

↑ファミリー層をターゲットにした大容量モデル「TIGER COOKPOT COK-B400」。マットブラック、マットホワイトの2色

 

タイガー魔法瓶
TIGER COOKPOT COK-B220
実売予想価格2万7800円

TIGER COOKPOT COK-B400
実売予想価格3万2800円

オーツにアーモンド、豆乳も。植物性ミルクが手軽に作れる「全自動食べるスープメーカー2」

サンコーは、「残り物がごちそうに 『全自動食べるスープメーカー2』」を10月11日に発売しました。直販価格は1万2800円(税込)。

 

記事のポイント

自宅で手軽にスープやジュース、植物性ミルクなどを作れる全自動のスープメーカー。新機種では、ユーザーから要望があったという自動保温機能が搭載され、調理後も80度で最大8時間保温してくれるように。これで出来上がり時間を気にせずに、いつでも使用できます。

 

本製品は、ヒーターとミキサーを搭載し、ボタンひとつでポタージュやスープ、豆乳などを調理できる全自動スープメーカーです。

 

使い方は本体に食材と水を入れボタンを押すだけの簡単操作。パワフルに粉砕・攪拌できる4枚刃や、食材を温めて調理できるヒーターにより、自動で素材の味を生かしたスープが作れます。また、大豆から豆乳を作る際に便利な「おからフィルター」も搭載しています。

 

ポタージュモード、煮込みモードや乾燥豆から豆乳が作れる豆乳モード、アーモンドミルクやオーツミルクを作るモード、ジュースが作れるミキサーモードなど全7種類の調理モードを搭載。調理後に自動で80度で保温する自動保温機能付きです。

 

ポット部分は丸洗い可能。刃が蓋側にあるため、安心して丸ごと洗えます。刃を洗うための専用ブラシも同梱されます。

 

本体サイズは幅210×高さ350×奥行155mm、最大1.5Lの大容量となっています。

 

手軽に美味しいスープやポタージュを飲みたい、乾燥豆から豆乳を手軽に作りたい、残った野菜を美味しく食べたい、植物性ミルクを自家製で作って飲みたい、そんな方にオススメの「全自動食べるスープメーカー2」です。

 

サンコー
残り物がごちそうに 「全自動食べるスープメーカー2」
2024年10月11日発売
実売価格:1万2800円(税込)

 

「なべごとプリン」もできちゃう! 2つの調理コース搭載の圧力IHジャー炊飯器「RC-10FPW」新発売

東芝ライフスタイルは、圧力IHジャー炊飯器の新モデルとして、RC-10FPWを11月下旬に発売します。

 

日々の料理を手助けする充実の調理コース

コースを選ぶだけの「かんたん調理」 と、温度と時間を自由に設定できる「こだわり調理」 の2つのコースを搭載。「かんたん調理」は内釜に食材を入れ、コース番号を選びスタートするだけ。鶏ハムやなべごとプリンなど10種のオートメニューを搭載しています。「こだわり調理」では、ヨーグルトやパン発酵など低温での調理から、鍋やケーキなど高温での調理まで幅広く楽しめます。

 

キッチン空間になじむデザイン

直線を意識し洗練されたシルエットで、キッチン空間になじむデザインに仕上げたとのこと。カラーは、当社炊飯器では初採用のアッシュグレージュとミルキーホワイトの2色で、自然と調和する色合いとなっています。

 

洗い物はたった2点

洗う必要があるものは内釜と内ぶたの2点のみで、日々の手間を削減します。

 

東芝ライフスタイル 圧力IHジャー炊飯器「RC-10FPW

実売予想価格:3万9000円(税込)

グリルプレートで焼き・蒸し調理にも! シンプル操作のダイヤル式2Lノンフライヤー「SP-FRD01」

株式会社ジェネレーションパスは9月19日、「Simplus」シリーズのダイヤル式ノンフライヤー「SP-FRD01」を発表しました。

 

記事のポイント

1~2人暮らしで便利に使えそうなノンフライヤーです。価格も手頃で本体サイズはコンパクトなので、キッチン周りが広くない家庭でも重宝するかもしれません。

 

SP-FRD01は、ノンオイルでの揚げ物調理に加え、付属のグリルプレート2種を活用した焼き料理や蒸し料理、グリル料理に対応可能な容量2Lのフライヤー。本体サイズは約26.4×21.4×26.6cmとコンパクトで、収納性に優れるとしています。重量は約2.1kg。

↑操作はシンプルなダイヤル式。最大200度での調理に対応します

 

本体正面のダイヤルによるシンプルな操作感が特徴で、温度調節(最大200度)とタイマー(0-30分)操作に対応。調理の様子を見ながら焼き加減を調整可能です。また、取扱説明書内に本製品で調理可能な料理を記載したレシピブックが付属します。

↑グリルプレートが2種類付属。油を落としながらの調理にも対応します

 

最大消費電力は1150Wで、ECサイトでの販売価格は6980円。

 

ブランド名(メーカー名):Simplus
商品名:ダイヤル式ノンフライヤー 2L SP-FRD01
市場想定価格:6980円

わかってるなぁ~神亀監修とは! 心くすぐる「酒燗器 かんまかせ」がMakuakeでプロジェクト開始

小泉成器は、「Makuake」にて、神亀酒造監修、簡単操作で本格的な熱燗が楽しめる「酒燗器(KOP-0401/K)」のプロジェクトを9月11日(水)から開始します。

Editor’s Eye

神亀酒造の日本酒といえば、業界では有名な“燗上がり”の酒。つまり、燗にぴったりな酒ですね。小泉成器さん、そこを監修につけるとは、「わかってるなぁ~」という感じです。ヒーターで直接加熱するんじゃなく、湯煎というのも風情があっていいじゃないですか。さらに、能作の錫チロリが付属するセットも選べるとのこと。「能作」といえば全国的に有名な錫製品メーカーで、こちらも大いにそそられます。(GetNavi web編集部家電担当/小林史於)

 

<自動温度調節の湯煎式>

自動温度調節の湯煎式。湯煎で全体的にゆっくりと温め、味を損なうことなく旨味を引き出します。

 

<料理に合わせて7段階の温度設定>

大吟醸などの繊細な味わいの日本酒には人肌燗やぬる燗、旨味や酸味の強い純米酒は上燗や熱燗。お酒に合う温度帯を探すのも燗酒の醍醐味。酒燗器「かんまかせ」は、約35~80℃までの多彩な温度帯に対応しています。今回は、前機種に比べて、ふたつの温度帯を追加。より多くの料理やお酒、シチュエーションに対応できるようにしています。

 

<300名限定!能作錫チロリセット>

今回、神亀酒造の別注で作成した能作製の錫(すず)チロリのセットも用意。錫は熱伝導率が非常に高く、燗をつけるのに最適な金属です。また錫のイオン効果で、味がまろやかになると言われており、普通の素材の酒器と、錫の酒器に同じお酒を入れて飲み比べをすると、味の違いを感じることが出来るほどです。本格的な酒器で燗酒を楽しみたい方におすすめ。

 

プロジェクト概要

<掲載期間>
2024年9月11日(水)10:00 ~ 10月30日(水)22:00
※2024年11月中お届け予定

<詳細はこちら>
https://www.makuake.com/project/koizumiseiki06/

バルミューダのトースター「ReBaker」に限定色ウーロングレー登場。お試しキャンペーンも

バルミューダは、2024年2月に発売したリベイクトースター「ReBaker(リベイカー)」の限定カラー「ウーロングレー」を発表しました。バルミューダオンラインストア、 BALMUDA The Store Aoyamaをはじめとするブランドショップ各店だけの限定モデルとして販売されます。2024年9月6日より予約受付を開始し、9月12日より順次発売。実売価格は2万5300円(税込)。

 

記事のポイント

バルミューダの人気のトースターに待望の新色が限定登場。シックなカラーでキッチンをおしゃれに彩ってくれそうです。合わせて実施される100日間お試しキャンペーンも見逃せません!

 

リベイカーは、1秒ごと1℃単位の温度制御による絶妙な火入れで、惣菜パンは焦がさずアツアツに、揚げものは油のキレを戻してさっくりと仕上げられるトースター。同社の代表作である「BALMUDA The Toaster」との大きな違いは、スチーム機能が無いこと。これによりリーズナブルな価格を実現しています。

 

 

これまで定番カラーの「ブラック」「ホワイト」をラインナップしていましたが、新たに落ち着いた深みのあるグレーの「ウーロングレー」が加わります。

 

また、新色登場を記念して、リベイカーをはじめとする同社のトースターシリーズを対象とした「トースター100日間お試しキャンペーン」も実施されます。これはトースターを購入後、もしおいしさに満足できなかった場合は、購入後100日以内であれば購入金額を全額返金するというもの。トースターに絶対の自信を持つバルミューダならではのキャンペーンとなっています。

 

購入対象期間は2024年9月6日~12月末まで。対象機種は以下の通り。

【キャンペーン対象機種】
ReBaker(KTT01JPシリーズ)
BALMUDA The Toaster(K11Aシリーズ)
BALMUDA The Toaster Pro(K11A-SEシリーズ)

対象購入店舗:バルミューダオンラインストア、 BALMUDA The Store Aoyamaをはじめとするブランドショップ各店、全国の家電量販店や百貨店など正規販売店

 

バルミューダ
リベイクトースター「ReBaker(リベイカー)」
2024年9月12日発売予定
実売価格:2万5300円(税込)

世界で50万台以上売れた調理家電が日本に上陸!「BUYDEEMマルチファンクション電気スチーマー」が予約販売を開始

BUYDEEMは、世界中で50万台以上の販売実績を誇る「マルチファンクション電気スチーマー」を日本で新発売することを発表。2024年9月4日(水)10時より、楽天市場、トレテク!ソフトバンクセレクション、Yahoo!ショッピング、Amazonで予約販売を開始しました。

 

健康に配慮した多機能

BUYDEEMの電気スチーマーは、多くの調理法に対応できる温度三段調整機能を持ち、蒸し料理や煮込み、発酵、解凍、さらには消毒まで多様な用途で利用可能。環境にも優しい省エネ設計となっており、従来製品に比べて加熱効率が40%向上しています。

 

便利な予約機能と長時間保温

便利な予約機能も搭載。忙しい朝に調理予約を設定しておけば、ほったらかしで帰宅した時にはすぐに温かい料理を楽しむことができます。また、最大で6時間の保温が可能なため、いつでも美味しい状態を維持し、均一な加熱により、料理の加熱ムラも防ぎます。

 

大容量で効率的な家族の味方

5リットルの容量を持つ電気スチーマーは、一人暮らしから家族、さらには大人数のパーティーまで、幅広いシチュエーションで活躍。一度に大量の食材を調理できるため、時短にもつながるとのこと。

 

安全性と利便性を兼ね備えた設計

空焚き防止や自動シャットオフ機能が搭載されており、安心して使用できる設計になっています。また、子どもがいる家庭でも火を使わずに安心して使用することが可能です。

 

BUYDEEM「マルチファンクション電気スチーマー

価格:オープン価格
(メーカー希望小売価格:税込4万4880円)

極上トーストを焼き上げるアラジンのトースターに待望のブラックカラー登場! 10月1日より発売

日本エー・アイ・シーは、「アラジン グラファイト グリル&トースター(フラッグシップモデル)」に、新色「ブラック」を追加。10月1日より発売で、実売予想価格は3万9000円前後です。

 

千石の特許技術「遠赤グラファイト」を搭載している本機は、外サク中モチな極上のトーストはもちろん、毎日のおかず、おもてなし料理、さらには炊飯も楽しめる多機能トースター「グラファイトトースターシリーズ」の最上位モデルです。2023年9月のリニューアルでは、「調理トースト」「リベイク」「冷凍生地焼成」「2ステップ調理」の4つの調理メニューを追加し、1台で12役をこなす万能トースターへと進化。デザイン性も相まって、長く人気のある製品となっています。

↑調理モードの例

 

今回登場したブラックは、どんなキッチンにもおしゃれに溶け込み、インテリアとしても引き立つ存在だとしています。アラジンダイレクトショップでは、新発売を記念した数量限定の購入特典が用意されます。

 

ブランド名(メーカー名):日本エー・アイ・シー
商品名:アラジン グラファイト グリル&トースター
価格:3万9000円

2つの方式を組み合わせた独自の“ハイブリッド抽出”を実現! タイガー魔法瓶「コーヒーメーカー ADF-A060」発売

タイガー魔法瓶は、「透過式」と「浸漬式」、2つの抽出方法を組み合わせた、“ハイブリッド抽出”が可能な「コーヒーメーカー ADF-A060」を、2024年10月1日に発売。実売予想価格は3万3000円前後(税込)。

 

「コーヒーメーカー ADF-A060」は、一般的な抽出法であるコーヒー粉にお湯を通過させて成分を抽出する「透過式(ドリップ式)」と、サイフォン式やフレンチプレスに代表されるコーヒー粉をお湯に浸けて甘みとコク、アロマを引き出す「浸漬式」を組み合わせ、抽出の方式を1台に集約した独自の“ハイブリッド抽出”を実現。手動では難しい「浸し時間」「湯量(吐出量)」「温度」の調整を自動で行うことで、雑味を抑えた深い味わいとクリアな後味を引き出します。

 

ハイブリッド抽出とは

DRIP(透過式)で引き出す、苦味、酸味、香り。HOLD(浸漬式)で引き出す、甘み、コク、豆のおいしさを余すことなく引き出す、新しいコーヒーの淹れ方を採用。

 

・DRIP 透過式:コーヒー粉にお湯を透過させることで成分を引き出す抽出法

・HOLD 浸漬式:コーヒー粉をお湯に浸し、時間をかけ、豊かな風味を引き出す抽出法

 

 

3つの抽出メニュー

Rich(ホット/ハイブリッド抽出)、Strong(ホット/ドリップ抽出)、Iced(アイス/ハイブリッド抽出)の選択が可能です。

 

●Rich ホット/ハイブリッド抽出
ドリップとホールドを繰り返し豆全体から成分をしっかりと引き出す。

●Strong  ホット/ドリップ抽出
高温で香りと苦味などしっかりした味わいを引き出す。

●Iced アイス/ハイブリッド抽出
アイスコーヒーに適した濃さで抽出します。コクと心地よい苦味、クリアな後味に。

 

制御弁で抽出の流動をコントロール

制御弁の開閉によってDRIP(透過式)とHOLD(浸漬式)を繰り返しながらバランスよく抽出します。

 

浸漬蒸らし

挽いた豆全体にお湯をしっかりとなじませ豊かな風味を引き出す「浸漬蒸らし」を搭載。

 

トリプルコントロール製法

ハイブリット抽出に最適な「浸し時間」「湯量(吐出量)」「温度」3つの制御で、味わいとブレのない深いコクを実現。

 

最大6杯まで抽出可能

コンパクトなサイズ感でありながら容量は6杯分。必要最小限の操作ボタンで直感的な操作ができます。

 

保温機能

抽出が終わると、サーバー台の保温ヒーターがしばらくコーヒーを温かいままキープします。

※ 保温は抽出後約30分で終了します。淹れたての風味を楽しんでいただくため、早めに飲み切ることをおすすめします。

 

取り付けやすい

水タンクは持ち上げやすい設計。机に垂直に置けるフィルターは、コーヒー粉も入れやすい。

 

お手入れもらくらく

フィルターとガラスサーバーは食器洗い乾燥機に対応。清潔に保ちやすく、お手入れしやすい設計です。

 

魅せるデザイン

フィルターとガラスサーバー部分はむき出しかつ透明のデザインを採用。粉の膨らみ、立ち昇る香りなど、コーヒーを作る過程の全てをライブで楽しめます。横幅15cmのスリムなデザインはインテリアに馴染み、置き場所を選びません。

 

タイガーコーヒーメーカーADF-A060

・サイズ(幅×奥行×高さ): 15.0cm×34.4cm×35.2cm(※おおよその数値です)

「BRUNO BLUE」復刻! BRUNOの人気調理家電5種類が限定カラーで登場……「魔法のレシピ」も公開中

BRUNOは、ライフスタイルブランド「BRUNO(ブルーノ)」から、オリジナル限定カラーの「BRUNO BLUE(ブルーノブルー)」アイテムを復刻発売します。

↑コンパクトホットプレート×ピンクパエリア

 

BRUNO BLUEは、2017年9月にBRUNO5周年の記念カラーとして誕生。BRUNOブランドを象徴する3つのキーワード「CREATIVE(創造性)」「PLAYFUL(遊び心)」「STANDARD(自分らしさ)」をイメージした3色(ブルー、イエロー、グレー)を掛け合わせて作られたBRUNOオリジナルカラーです。

↑ホットプレート グランデサイズ×マジックボール

 

今回発売となるのは、「コンパクトホットプレート」「ホットプレート グランデサイズ」「マルチスティックブレンダー」「コンパクトマルチグリルポット」「ミニボトルブレンダー」のキッチンアイテム計5種類。現在、直営店舗・直営ECサイトにて予約を受け付けており、9月2日に販売を開始します。

↑マルチスティックブレンダー×りんごゼリー

 

また、BRUNO BLUE誕生のストーリーになぞらえ「実験・研究」をテーマにした、BRUNOアイテムでつくるレシピも開発。食材の組み合わせや加熱・攪拌などの調理工程がもたらす、「色が変わる」や「膨らむ」「弾ける」などの変化を利用した「魔法のレシピ」を、BRUNOファンサイト内のレシピページにてにて公開しています。

↑コンパクトマルチグリルポット×カラフルポップコーン

 

価格は、コンパクトホットプレートが1万2100円(税込)、ホットプレート グランデサイズが1万8700円(税込)、マルチスティックブレンダーが7150円(税込)、コンパクトマルチグリルポットが7150円(税込)、ミニボトルブレンダーが3960円(税込)です。

↑バタフライピーソーダ×ミニボトルブレンダー

 

 

わずか5分で水出しコーヒーを抽出できる「コールドブリュー」機能搭載! デロンギ「エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル」

デロンギ・ジャパンは、全自動コーヒーマシン上位機種「デロンギ エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル 全自動コーヒーマシン(ECAM45086T)」を、9月3日より発売します。価格は34万8000円(税込)。

 

同製品はコールドブリュー(水出しコーヒー)機能を搭載。新技術「コールド エクストラクション テクノロジー」により、5分の抽出時間で、香り高く爽やかで甘みのある味わいのコールドブリューが楽しめます。

 

コールド エクストラクション テクノロジーは、エスプレッソのような圧力をかけず、ポンプで水を少しずつ注ぎ連続して徐々にコーヒーを抽出。通常の水出しコーヒーが抽出に12時間ほどかかるのに対し、わずか5分で、苦みや酸味の少ない爽やかで甘みのある味わいのコールドブリューを作ることができます。また、自分好みの味わいのエスプレッソを楽しめる「ビーン アダプト テクノロジー」も新搭載。専用アプリとマシンをペアリングして操作することで、豆の特性(豆の種類・焙煎度、粒度)によって、抽出の最適化が可能です。

 

同社独自の自動ミルク泡立て技術「ラテクレマ」も搭載。コーヒー抽出からフォームミルク注入まで全て自動で行ない、ミルクをふわふわでリッチな泡に仕上げるので、カフェラテなどのミルクメニューを簡単に作ることができます。ホットとコールドの両方を備えており、コールドの「ラテクレマ クール」はコールドドリンクの最適温度を考慮したフォールミルクを作り出し、コーヒーや氷と混ぜても水っぽくならないコールドミルクメニューを楽しむことができます。

 

エスプレッソやコールドブリューなどのコーヒーメニューだけでなく、カプチーノ、ラテマキアートなどのミルクメニューのほか、お茶に合わせた給湯メニューまで、多彩なメニューバリエーションを備えています。タンブラーに入れて持ち出すことができる、To Go(テイクアウト)メニューも搭載。タンブラーも同製品に付属しています。

 

2枚のプレートで焼き加減を変えられる「evercook DECO DUO GRILL」。焼きムラナシ、油の処理もラクちん

ドウシシャは、キッチンブランド「evercook」初の調理家電「evercook DECO DUO GRILL」を、同社公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」などで発売をします。

 

それぞれ火加減を調整できる、左右に広がる2枚のプレートを搭載。たとえば左面で焼肉を高温で焼き、右面で野菜はじっくりと低温という具合に、食材に合わせて加減調整できます。

↑片面だけでも使えるので、卓上スペースをとらずに、熱々の食事を楽しめます

 

プレートには独自構造の鋳込みヒーターを採用しています。焼きムラが起こらないよう配置も考えられており、端でも同じように火力が高く、どこで焼いてもおいしく仕上がるとのこと。

 

食材を置いたときに温度がすぐに戻りやすく、火加減を落とさず焼き上げられます。焼肉の際に肉のドリップが出にくいほか、焼きあがるのを待つ、「焼き待ちがない」といいます。

↑片面600W。ヒーターの裏についている反射板のおかげで、熱の立ち上がりが早いのも魅力

 

食事をよりヘルシーに楽しむための工夫もされています。2枚のプレートの間にはスリットがついており、余分な油をフッ素コーティングされた容器に落とします。

 

油用容器やプレートは取り外しできるので、洗って収納もラクなのがうれしいポイント。本体脚部にマグネットがあり、パーツがバラつかないように収納バンドで束ねることで、棚の隙間やファイルボックスにもサッと入れられます。

 

大きさは、食卓に置いても存在感が出すぎないようにと、片面をA4サイズに収めているとのこと。2枚のプレートを使用した際のサイズは約幅42×奥行30×高さ8cmです。

 

電源コードは、一般的なホットプレートで使用されるような着脱プラグではなく、スリムなデザインを採用。火力調節ダイヤルは、直観的な操作ができるようにあえてアナログ感を出しており、「アルミの削りだしでデザインのアクセントにもなっている」とのこと。

 

商品概要は以下のとおりです。

evercook DECO DUO GRILL
価格      :2万2000円(税込)
型名      :HPY-121
電源      :AC 100V 50/60Hz
定格消費電力  :1200W(片面600W)
電源コード長さ :約1.8m
温度調節範囲  :約80℃~230℃
サイズ:
【2面使用時】約 幅42×奥行30×高さ8cm
【1面使用時】約 幅28×奥行30×高さ8cm
【収納時】約 幅22×高さ30×奥行11cm
質量      :約3.3kg(すべてのパーツを収納バンドでまとめた状態)
付属品     :プレート(遮熱板取付済)×2、端子カバー×1、油受けトレー×1、
油受け容器(本体に取付済)×1、収納バンド×1、収納袋×1、取扱説明書・保証書

料理も食事も楽しくなる! 象印マホービンから極薄卓上IHヒーター発売!

象印マホービンは、業界トップクラスの薄型ボディを実現したとうたう卓上IHクッキングヒーター「EZ-KG26」を9月11日から発売。公式オンラインストアでの価格は2万8380円(税込)となっています。

記事のポイント

テーブルに底の深い鍋とカセットコンロを置いて、席につくと鍋の具材が見えないなんてことはよくあることですよね。そうしたちょっとした、でも食事中だと大事な部分が解消できそうなクッキングヒーターです。9つのコースがあるので日々作る料理に幅が出そうなところもいいですね。

同社が卓上IHクッキングヒーターを月1回以上使用するユーザーを対象にして行なった調査によると、その使用場所は「テーブル」が52%、「テーブル・キッチン両方」が16%と、半数以上がテーブルで使用していることがわかったそうです。

 

これを踏まえて発売された本製品は、高さ約3cmの薄型ボディとなっています。まるで鍋敷きのように使える薄さとうたうように、テーブル上で高さのある鍋を置いたとしても、スッキリとした印象です。また、収納したときにもかさばらないのがうれしいですね。

 

火加減は9段階から選択可能。そのほか、140~200度まで温度調節ができる「あげもの」コースや、温度センサーがなべ底温度を検知し、火加減をコントロールしてくれる「煮込み」コースを備え、料理に合わせて調理できます。

 

本体にはマグネットプラグを採用しており、足や手をコードにひっかけてしまっても安全に外れる設計です。スプーンなどの金属小物を置いてしまった場合に、自動検知して発熱を停止する機能や、途中で鍋などを外したときに自動的に加熱を止める機能など、安全性にも優れた卓上IHヒーターとなっています。

ブランド名(メーカー名):象印マホービン
商品名:卓上IHクッキングヒーター「EZ-KG26」
価格:2万8380円(税込)

「あっという間にすぐに沸く」ティファールから定番ケトルが新デザインで登場

グループセブ ジャパンは、電気ケトル国内売り上げNo. 1(※1)の「ティファール」から「アプレシア ロック 0.8L」を2024年9月に発売します。

※1ユーロモニターインターナショナル調べ;コンシューマーアプライアンス2023年版;2022年日本国内における小売販売台数

軽くてコンパクトな「アプレシア」シリーズより、デザインとカラーバリエーションを一新したのが「アプレシア ロック 0.8L」。本体重量は約770gと軽量でハンドルが持ちやすく、コンパクトなので置き場所にも困りません。新しいデザインは、マット仕上げになってインテリアに馴染みやすく、カラーバリエーションも一新してホワイト、ブラック、アイボリーの3色。キッチンやダイニングの雰囲気に合わせて選べます。

 

あっという間にすぐに沸く「アプレシア ロック 0.8L」は、カップ1杯分(140mL)なら約1分(※2)で沸騰できるので、忙しい朝や急な来客でも大丈夫。電気代も1カップわずか約0.73円*と家計にも優しい電気ケトルです。

※2 水温・室温23度の条件で、記載量が沸騰するまでの時間。沸騰後、しばらくすると自動電源オフ機能が働きます。
*電気代は1kWh/31円(税込み)で計算。自動電源オフ基準にしています。

 

さらに、スリムな注ぎ口で湯量をコントロールしやすくなり、簡単に美味しいドリップコーヒーを淹れることが可能です。本体の両側にある目盛り付きの窓で、湯量や沸騰状態がひと目で確認できます。

 

また、安心機能も充実しています。うっかり倒れてもお湯がこぼれにくい「お湯漏れロック機能」や、やけどのリスクを抑える省スチーム設計のほか、オートオフ機能、空焚き防止機能も付いているので、安心して使えます。

 

衛生面では、注ぎ口にカバーが付いているのでほこりが入りにくく、水あかが付きにくい「ウルトラポリッシュ底面」を採用しているので、こまめなお手入れなしでも清潔に保ちます。フタは取り外し可能で口が広く、内部に手やスポンジを入れて簡単にお手入れできます。

 

1.軽量&コンパクト

本体重量は約770g(※)なのでどなたでも持ちやすい軽さです。さらにコンパクトなので、置き場所にも困りません。

※本体のみ(電源プレートを含まない)

 

2. 使いやすい機能がいろいろ

スリムな注ぎ口と持ちやすいハンドルで湯量をコントロールしやすく、ドリップコーヒーも淹れやすい。本体の両側にある目盛り付きの窓で、湯量や沸騰状態がひと目で確認できます。

 

3. ハイパワーで約1分のスピード沸騰

カップ1杯分(140mL)なら約1分(※1)で沸騰。忙しい朝や急な来客でも大丈夫。清潔な水を飲みたい分だけすぐに沸かすことができます。電気代はわずか約0.73円(※2)。

※1 水温・室温23度の条件で、記載量が沸騰するまでの時間。沸騰後、しばらくすると自動電源オフ機能が働きます。
※2 電気代は1kWh/31円(税込み)で計算。自動電源オフ基準にしています。
*最低水量300mL以上でのご使用をお勧めしています。

 

4. 安心機能

うっかり倒しても安心!「転倒お湯漏れロック機能」付き。本体のフタ部分についた「給湯ロックボタン」が上がっている時は、「転倒お湯漏れロック機能」が働き、倒れてもお湯がこぼれにくい設計になっているためうっかり倒れてしまっても安心です。

※ボタンを押した状態(給湯)にすると、お湯を注ぐことができます。
※転倒お湯漏れロック機能が働いても、お湯が少量流れでる場合があります。

このほか、注ぎ口から蒸気が出にくい省スチーム設計でやけどのリスクを抑えます。オートオフ/空焚き防止機能で、消し忘れの心配もありません。

 

5. いつでも清潔

注ぎ口は、カバーが付いているのでほこりが入る心配がありません。本体の底面は、ウルトラポリッシュを採用しており、水あかが付きにくい仕様になっています。

 

6. お手入れも簡単

フタは取り外しが可能で、お手入れ時にもフタが邪魔になりません。口が広いので、内部に手やスポンジを入れてお手入れできます。

 

7. スタイリッシュな新デザイン

これまでのツヤのある質感からマットな質感にリニューアル。上品なデザインとおしゃれな形状で、キッチンやダイニングのインテリアに合わせやすくなりました。

 

アプレシア ロック 0.8L

■参考価格(税込み)*:7288円
■製品サイズW×D×H:約220 × 150 × 200mm
■製品重量(電源プレートを含む):約970g
■内容量:800mL

*本記事記載の価格は参考価格であり、再販売価格を拘束するものではありません。

 

「ジャスティン」シリーズもデザインとカラーバリエーションを一新

使いやすい大容量ケトル「ジャスティン」シリーズからも、デザインとカラーバリエーションを一新した「ジャスティン ロック 1.2L」が登場。

 

大容量1.2Lサイズは、3人以上のご家庭にぴったりなサイズで、飲み物のほかにも、パスタなど大量のお湯を必要とする料理シーンでも活躍します。新しいデザインは表面がマットで上品な質感になり、インテリアに馴染みます。

コスパ高いんじゃない? 約2万円で圧倒的パワーを持つ「Ninja Twisti ミキサー」が日本上陸

シャークニンジャより小型キッチン家電ブランド「NINJA」の日本上陸第二弾新製品、5つの自動プログラムを搭載したハイパワーミキサー「Ninja Twisti (ツイスティー)ミキサー」を8月29日(木)より発売します。

Editor’s Eye

体験会に参加してきました。本当にすごいパワー。ビスクスープの調理では、「これでもか!」とパンパンに詰め込んだえびの殻があっという間になめらかに。チョコレートマフィンの生地を作る際は、粉と卵とバターと溶かしチョコなどがメインでほぼ水分なし。「本当に回るのか?」と心配したのですが、こちらもあっという間になめらかな生地になりました。カッチカチのフローズンマンゴーも、ヨーグルトと砂糖を加えて回すだけで格別リッチな味わいに。食材を切らずに入れても本機が一瞬でペースト化するので、時短の意味でも便利です。ひと手間で非日常の料理がカンタンにできるので、特にホームパーティを開催する方などは重宝するのではないでしょうか。外から回せるタンパーも効果的に機能していましたし、容器には容量がわかる目盛りがあり、底の部分には本体の振動やズレを防ぐ吸盤があるなど、細かい配慮も素晴らしい。約2万円と価格も手ごろで、コスパは高いと感じます。(GetNavi web編集部家電担当/小林史於)

↑とんでもない量のえびの殻もあっという間にペーストに

 

↑冷凍マンゴーにヨーグルトと砂糖を入れてかくはん。これだけでめちゃウマでした

 

小型キッチン家電ブランド「Ninja」は2024年2月に日本に上陸。第1弾製品の⼩型コードレスミキサー「Ninja Blast(ブラスト)」は“いつでもどこでも使える手軽さとパワフルさ”が話題となり人気製品となりました。

 

日本上陸第2弾の「Ninja Twisti ミキサー」は、5つの自動プログラムを搭載したハイパワーミキサー。様々な仕上がりに合わせたかくはんパターンが事前設定されている「5つの自動プログラム」を搭載し、一台でスムージー、ケーキ生地、アイスクリーム、ディップなど幅広いレシピがワンタッチで失敗なく簡単に調理できるといいます。

 

「パワフルモーター」「強靭な8枚刃」「内蔵型タンパー」の相乗効果で仕上がりなめらか

本製品はパワフルな1100Wモーターを搭載。大量の材料や水分の少ないレシピでも高速回転を維持し、途中で止まる心配がありません。

独自のブレード技術による強靭な8枚刃を搭載し、圧倒的なかくはん力を実現しました。アーモンド、皮つきのフルーツ、殻つきの海老などの固い食材でもなめらに仕上がります。

一般的なミキサー製品では付属品の場合が多いタンパー(食材の空回りを防ぐ混ぜ棒)ですが、Ninja Twisti ミキサーはタンパー内蔵型。調理中にフタを開けることなく、つまみを回すだけで簡単に使えます。

 

タンパーを使うことで、ピッチャー上部の材料もしっかりかき混ぜて、よりなめらかな仕上がりを実現しました。水分量の少ないディップやスムージーボウルも、タンパーを使えば簡単に濃厚なテクスチャーに仕上げることができます。

 

5つの自動プログラムで様々なレシピを簡単調理

5つの自動プログラムを搭載。事前設定のかくはんパターンにより、仕上がりに合わせてかくはんのリズムや長さが変わるため、これ一台でスムージー、ケーキ生地、アイスクリーム、ディップなど幅広いレシピがワンタッチで失敗なく誰でも手軽に調理できます。

 

extract(エクストラクト) フルーツや野菜の種や皮も丸ごとパワフルにかくはん

 

smoothie(スムージー) なめらかな仕上がりのスムージーやジュースに

 

frozen(フローズン) シャリシャリのフラッペやアイスのテクスチャーに

 

spread(スプレッド) ケーキ生地やディップなど液体が少ないレシピもお手軽に調理

 

bowl(ボウル) アサイーボウルやスムージーボウルも簡単に調理

 

誰でも使いやすい&簡単お手入れ

フタ上部にはかくはん中に液体を追加投入できる投入口がついています。調理開始後でも、簡単にお好みのテクスチャーに調整できて便利です。

自動プログラムの他に、ボタンを押している間のみかくはんする「PULSE(パルス)」とワンタッチで60秒間かくはんする「START/STOP(スタート/ストップ)」マニュアルモードを搭載。あと少しかくはんが必要なときに手軽に使えて便利です。

パーツが分けられて洗いやすく、本体以外のピッチャー、フタ、ブレードユニットは食器洗い機対応でお手入れがラク。また、洗剤と水をかくはんすれば簡単に洗浄でき、いつでも清潔に保つことができます。

 

キッチンスペースに出しておけるスタイリッシュなデザイン

シルバーを基調としたスタイリッシュなデザインは、キッチンスペースに出したままにしておきやすいデザインです。

 

Ninja Twisti ミキサー」主要スペック

市場想定価格 :1万9800円(消費税込)
カラー :シルバー
本体サイズ :高さ350 × 幅210 × 奥行165 mm
本体重量 :約3.2kg(本体にフタ、ピッチャー、ブレードユニット装着時)
定格容量 :約1000ml
定格時間 :3分間 (3分連続運転後15分停止の繰り返し)消費電力 :1100W

 

3割も時短調理できる新メニューがたっぷり!シャープの水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック pro」

シャープから、かきまぜ機能と加熱制御の進化により、炒め物の調理時間を従来機に比べ最大約30%短縮(※1)を実現した水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」proシリーズ2機種が、8月22日に発売されます。

 

炒め物の調理時間を最大約30%も短く!

本機は、従来機(※2)よりも食材をかきまぜる能力を高めることで、食材に火が通る前の固い状態でもかきまぜ開始が可能となり、食材全体により速く熱を伝えられるようになっています。これにより、「麻婆なす」や「回鍋肉(ホイコーロー)」の調理時間を、従来機に比べ最大約30%も短縮。

 

合わせて、レシピの新開発や更新もおこない、2人分の炒め物や煮物などが10~15分の短時間で調理できる「パパッとおかず」として、新たに30メニューを搭載。短時間で調理可能なメニューが充実したことで、お出かけ前や帰宅後など、時間のないときにも活用できそうです。

 

また、残り物の食材などを活用するために、これまで鍋やフライパンで作って独自にアレンジしていたメニューを「ホットクック」での「ほったらかし調理」に置き換えたいというニーズに応えるため、手動調理をする際の食材の入れかたや設定時間のポイントをまとめた「手動調理活用術」の提供も開始。「COCORO KITCHENレシピサービス」や付属のメニュー集から確認可能。手動調理は、調理方法や時間を自由に設定できるため、さまざまなメニューが調理できます。

 

さらに、調味料などのシミや焦げ付きが残りやすい本体底の熱板に、汚れが取れやすい「らっクリーンコート」を新たに採用。固くしぼったぬれふきんで簡単に手入れすることができるのもうれしいですね。

 

※1:2人分を<KN-HW16G>のレシピで調理した場合。「麻婆なす」2021年発売機種<KN-HW16G>:22分01秒(3回の平均調理時間)、<KN-HW16H>:15分22秒(3回の平均調理時間)。「回鍋肉(ホイコーロー)」2021年発売機種<KN-HW16G>:17分52秒(3回の平均調理時間)、<KN-HW16H>:14分01秒(3回の平均調理時間)。<KN-HW16H>のレシピは異なります。

※2:従来機<KN-HW24G/HW16G>と新製品<KN-HW24H/HW16H>の比較。

↑調理容量が2.4Lの、水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」KN-HW24H-B(プレミアムブラック)

 

↑調理容量が1.6Lの水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」KN-HW16H-W(プレミアムホワイト)

 

シャープ
水なし自動調理鍋〈ヘルシオ ホットクック〉KN -HW24H/KN -HW16H
市場想定価格:7万7000円前後/6万6000円前後(ともに税込)

1台5役、充電式コードレスのフードプロセッサーが1万円以下で登場。お手入れ簡単、収納場所も選ばない

EPEIOS JAPANは、1台5役で使えて、充電式コードレスの「EPEIOS TINT フードプロセッサー」を発売しました。カラーは、シルキーホワイトとコクタンブラックの2色展開で、市場想定価格は9900円(税込)です。

 

記事のポイント

充電式なので使う場所を選ばないのと、本体とガラス容器を分けられるので収納場所を選ばないところがいいですね。キッチンがそれほど広くなくて……と悩んでいる人でも導入できそうです。

EPEIOS TINT フードプロセッサーは、3つのアタッチメントを付け替えることで「刻む・挽く・混ぜる・おろす(粗挽き・細挽き)・泡立てる」の5役に対応した製品です。

 

4枚刃ブレードを採用したことで、満遍なく食材に刃があたり、効率よく食材をカットできるとのこと。みじん切りやミンチ、離乳食などペースト作りはもちろん、アタッチメントを変えることで、時間も力もいる「おろし」もグッとラクに。「泡立て」も、フタをしたままできるので、片付けが簡単そうですね。

 

充電式コードレスなので、コンセントの位置やコードを気にしないで済むうえ、アウトドアシーンでも活躍できます。約3.5時間でフル充電になり、回転数は約1万7000回/分とパワフル。重さはボウルを含んだ状態で約1.1kgです。ボウルの容量は700mLで、Maxラインまで入れられるのは約330mL。

 

ガラス製の容器は、油汚れやにおいを落としやすく、清潔な状態を保ちやすいのが特徴。本体(モーターユニット)部分とガラスボウルとを取り外せるため、収納スペースが限られていても安心ですね。

↑ガラス製なので、中の様子を確認しやすく、食材の色やにおいが移りにくいのがいいですね。本体以外は丸洗いできるそう

 

メーカー:EPEIOS

製品名:EPEIOS TINT フードプロセッサー

市場想定価格:9900円(税込)

“リベイクトースター”をどう活用する?バルミューダ「ReBaker」でできるもっと楽においしくなる3レシピ

“リベイクトースター”が家電市場で注目を集めています。冷めたパンを温め直す意味の「リベイク」をコンセプトにしたトースターをバルミューダ、レコルト、ツインバードなどの家電メーカーが続々と発表。作りたてのおいしさをよみがえらせる“リベイク”に新しい家電トレンド、調理トレンドが生まれそうです。

 

今回は、リベイクトースターの代表的モデルとして、バルミューダの「ReBaker(リベイカー)」をピックアップし、意外な活用法からアレンジレシピまでを解説。教えてくださるのは、オーブン料理やパン作りも得意とする料理研究家の上島亜紀さんです。

 

 

“リベイク”って?

「re」「bake」が示すとおり、焼き直し・温め直しを意味します。おいしいパンや惣菜を買って帰っても、食べる頃にはすっかり冷めてしまっている……ということは多いのではないでしょうか。焼きたて、作りたてのおいしさを復元するのは意外と難易度が高いのです。“リベイク”によっておいしく温め直すことを謳ったトースターは、忙しい働き世代にはぴったりの家電といえます。

 

パンや揚げものを“最適”に温めなおす「ReBaker」

今回、初めて使ってみて驚いた、という上島さん。

 

「まず焦げる心配がありません。パンを温めるときには中を温め、表面をさっくりと仕上げることに気を使いますが、一般的なトースターだとその熱加減が難しい。焼きが足りないと思って追加加熱をすると硬くなったり、焦げてしまったりということが多々あります。しかし、『ReBaker』は食材に合ったモードを選んで時間を設定するだけで最適な加熱をしてくれるため、そういったことがありませんでした。唐揚げもサクッとジューシーです」(料理研究家・上島亜紀さん、以下同)

 

選べる5つのモード

温める食材によって、モードを使い分けることで、それぞれにぴったりの温度制御で食材のおいしさを蘇らせます。

・トーストモード
食パンやベーグル、イングリッシュマフィンなどを温める調理モード。中はふっくら、外はさっくり。山型食パンは、山部分に水分が少なく、ふんわりトーストするのが難しいとされていますがムラなくおいしく焼き上げます。

 

・チーズトーストモード
上火が強めで、チーズや具材を乗せてもしっかり火を通すモード。チーズトーストは表面にほどよい焼き目をつけながらも、中はとろりとした理想的な焼き上がりに。ピザトーストにも最適です。

 

・リベイクモード
クロワッサンやフランスパン、惣菜パンなど様々なパンを温めるための調理モード。焼き目をつけない温度帯でじっくりで温めることで水分を逃さず中までふんわり、表面を焦がすことなくさっくり焼き直します。

 

・フライドモード
唐揚げやとんかつ、フライドポテトなどの揚げ物を温めるための調理モード。中までしっかり温めながら、表面は焦がさずに、カリッと仕上げます。余分な油を切りながら温められる「ステンレストレイ & アミセット」が別売りで販売されており、よりおいしく温められます。

 

・オーブンモード
焦げにくく、焼き目がつきやすい、使いやすい240度の温度を保って焼き上げるモード。通常のオーブンであれば庫内を温めるのに10分ほど時間がかかりますが、『ReBaker』は予熱不要で、お餅なら5〜6分、具が温かい状態のグラタンであれば6〜7分で焼き上げることができ、時短も叶います。

 

「ReBaker」を使ったアレンジレシピ3選

上記の調理モードを活かしたアレンジレシピを上島さんに教えていただきました。各調理モードに合わせて最適な量でレシピを作っているので、まずはレシピ通りの分量で作ってみましょう。

 

とろりなめらか洋風茶碗蒸し「きのことベーコンのフラン」

「フランとは卵と牛乳を使った洋風茶碗蒸しのことです。とろりなめらかで、野菜とベーコンの旨みが詰まった塩気のあるおいしさは、パンの付け合わせにぴったり。スクランブルエッグや目玉焼きなど、いつもの卵料理の代わりに作ってみるとよいでしょう。リベイクモードの低温調理により、すが入ることなくなめらかに仕上がります」

 

【材料(2人分)】

〈A〉
・しめじ……50g
・玉ねぎ……1/4個(50g)
・ベーコン……30g

〈B〉
・卵…… 1個
・生クリーム……50g
・ピザ用チーズ……20g
・塩、粗挽き黒胡椒…… 少々

※使った容器10×14×3cm

 

【作り方】

1.耐熱ボウルにAの材料を、玉ねぎ、しめじ、ベーコンの順に入れ、ふんわりラップをし、600wの電子レンジで5分加熱する。レンジにかけている間に、ボールにBの卵、生クリームを加え、白身がほぐれるまでなめらかになるまでよく混ぜる。さらにチーズを加えて混ぜる。

「ベーコンの塩気と旨みを具材にまんべんなく行き渡らせるためにベーコンを一番上に乗せて加熱します。卵の白身をしっかり割ほぐすことで、焼き上がりがなめらかなになります」

 

2.耐熱容器にバター(分量外)を塗る。1で加熱したAの材料を混ぜ合わせ、耐熱容器に広げ、Bの卵液をかける。


「耐熱容器にバターをしっかり塗ることで、洗い物が楽になります。時間のない朝にはこのようなちょっとした手間が後片付けを楽にします」

 

3.「ReBaker」に入れ、リベイクモードで10分焼く。


「リベイクモードは低温調理のため、焦げる心配がありません。卵料理は火が強すぎるとすが入ったり、周りが固くなったりしてしまいますが、水分が奪われることなくなめらかに焼き上がります。洋風茶碗蒸しの調理がおいしくできるのであれば、プリンも焼けそうです。焼きの時間が約10分と短いのもうれしいポイントです」

 

お酒とごはんがすすむ!「お惣菜の唐揚げを使ったチーズダッカルビ」

「買ってきた唐揚げもフライドモードを利用すれば、さくっとジューシーに。コチュジャンを使った甘辛いタレにチーズを加えることで辛さがマイルドになり、食欲をそそるおいしさに変身。玉ねぎをスライスし、作ったタレをかけるだけ。簡単です」

 

【材料(2人分)】

・市販のから揚げ……250g
・ピザ用チーズ……30g
・玉ねぎ……1/2個(100g)

〈A〉
・コチュジャン……大さじ2
・にんにくすりおろし……小さじ1
・はちみつ……大さじ1
・マヨネーズ……小さじ2

 

【作り方】

1.耐熱容器にごま油(分量外)を塗り、極薄切りした玉ねぎを敷き詰め、市販のから揚げをのせる。

「玉ねぎの火の通りをよくするため、極薄切りにスライスします。全体に火をしっかり通すため、食材をまんべんなく広げます」

 

2.Aの調味料をよく混ぜて唐揚げの1つ1つにかける。上からチーズを散らす。

「焼く過程で、タレとチーズが溶けて広がるので、玉ねぎにはコチュジャンソースを加えなくてOK。味が濃くなりすぎるのを防ぎます。玉ねぎの分量は100gが適量です。多すぎると火が通らないことがあります」

 

3.「ReBaker」に2を入れ、フライドモードで10分焼く。


「全体に火が通るので、焼きムラがありません。サクッとジューシーな唐揚げにトロリとしたチーズがおつまみにもぴったり。味がしっかりついているので、レタスやきゅうりなどサラダの上に乗せて食べるのもおすすめです」

 

まるでホテルの朝食!?「ベイクドフレンチトースト」

「パンに卵液を染みこませる作業に5〜10分、『ReBaker』で焼くのに10分、計20分でできるお手軽なフレンチトーストです。『ReBaker』に入れてほおっておくだけなので、とにかく簡単。焼き加減をこまめに見る必要もありません。中はふっくら、トロッとジューシーな食感のフレンチトーストです。好きなアイスやフルーツをトッピングすれば、休日のご褒美モーニングにぴったりです」

 

【材料(2人分)】

・バゲット(3 cm厚さ)……4枚
・キビ砂糖……大さじ1

 

〈A〉
・バニラアイス(レンジで溶かす)……70g
・卵……1個
・ヨーグルト……30g

 

【作り方】

1.バニラアイスを600wの電子レンジで30秒加熱し、完全に溶かす。溶けたアイスと卵、ヨーグルトをよく混ぜ、バゲットをスポンジのように押しながら裏表をしっかり染み込ませる。


「バニラエッセンスが含まれるアイスを溶かして利用することで、簡単にバニラ風味の卵液が作れます。卵液をパンに染みこませるのには時間がかかりますが、スポンジのように押しながら染み込ませることで時間を短縮させることができます」

 

2.耐熱皿にバター(分量外)を塗り、バゲットを乗せ上にキビ砂糖を振りかける。


「卵液にヨーグルトを足すことで、プルンとした食感に。きび砂糖はお好みで量を調節しましょう」

 

3.2を『ReBaker』に入れ、トーストモードで8分焼く。バニラアイスや季節のフルーツをトッピングする。


「きび砂糖の茶色が、焼き目のようなアクセントになります。きび砂糖の甘味のかわりにはちみつやメープルシロップも。好きな具材をトッピングして楽しみましょう」

 

・おまけのポイント


「特別な材料を使っていなくても、むずかしい調理をしていなくても、見た目の盛り付けにちょっと気を使うことで、気分が上向く食卓づくりができます。盛り付けるアイスも、ただスプーンですくうのでは無く、スプーンのくぼみを利用してくるくると丸長に形を整えて盛り付ければ、ちょっとおしゃれな一皿に。気持ちが伝わりますよ」

 

これも注目! もうひとつの“リベイクトースター”

続々と投入されるリベイク家電ですが、その機能は機種によってさまざま。見た目や使いやすいさ、温められる食材など、人によって重視点は異なります。『ReBaker』にならぶ、もう1つのおすすめリベイク家電、レコルト『スライドラックトースター』を紹介します。

 

インテリアとして馴染む、おしゃれなリベイク家電


レコルト「スライドラックトースター」
1万6500円(税込)
インテリアのようにお部屋に馴染む、おしゃれなリベイク家電、レコルトの「スライドラックトースター」は、取り外し可能な脚が付属しており高さがあるため、キッチンカウンターの上でも、かがまずに庫内が見えます。まるで自宅に小さな釜があるかのようなかわいらしい見た目と評判です。

 

トーストやおもち、お菓子まで焼ける!

スライドラックトースターには、トーストモード、冷凍トーストモード、デリモード、冷凍リベイクモード、180℃モード、220℃モードと6つのモードが搭載されています。

 

上下4本の遠赤外線ヒーターと、庫内に施したディンプル加工によって、庫内の熱を効率よく循環することで、表面はこんがり、水分を閉じこめたサクふわトーストに仕上げます。180℃モードはクッキーやマフィンなどのお菓子作りに、220℃モードは冷凍ピザやグラタンの調理に適しています。

 

調理にも取り出しにも便利な「スライドラック」

ラックの両側の持ち手を握って手前にスライドさせれば本体から取り外せる便利な構造になっています。熱くなりにくい持ち手のため、でき上がったばかりの料理も簡単に引き出し、食卓へ熱々のままサーブできます。もちろんトレイに乗せたままの調理も可能。テーブルの近くにスライドラックトースターを置いて、みんなでわいわいおしゃべりをしながら調理し、焼いている様子を見ながら楽しむのもいいですね。

 

2011年の総務省「家計調査」では、日本の一般家庭におけるパンの消費額がコメを上回り、パンはブームではなく、日本人の日常食となりました。焼きたてのパンを食べることに幸せを感じる方も多くいらっしゃいます。そんな朝食が手軽に実現できるリベイク家電は、忙しい現代人にぴったりの家電。最新のリベイク家電を取り入れて、手軽で豊かな食卓を手に入れてみませんか。

 

Profile


料理研究家 /上島亜紀

神奈川県の自宅にて、料理教室「A’s Table」を主宰する。確かな腕と明るく温かな人柄が人気で数十年通い続ける生徒さんもいらっしゃる。雑誌やテレビでのレシピ提供、カフェや企業のレシピ監修など、活動は多岐に渡る。自身の著書や関わった書籍は60冊を越え、豊富な知識とアレンジの広さに定評がある。
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時短と本格調理を同時に叶える象印のオーブンレンジ「EVERINO」に、コンパクトな18Lと26Lタイプが登場

象印マホービンは、オーブンレンジ「EVERINO」シリーズにコンパクトな18Lタイプの「ES-KA18」と26Lタイプの「ES-GW26」を新たにラインナップ。発売日はそれぞれES-KA18が9月11日、ES-GW26が8月1日からとなっています。なお、価格はオープンです。

↑「EVERINO ES-GW26」スレートブラック(左)、ホワイト(右)

 

2022年に発売された初代EVERINOの、レンジとグリルを自動で切り替える「レジグリ」、付属のボウルを庫内で浮かせて調理する「うきレジ」、揚げ物をサクサクに温め直す「サクレジ」機能は継続し、ES-GW26では下ごしらえした冷凍食品を凍ったまま角皿にのせ、焼き上がるまで一気に調理する「凍ったままレジグリ」機能が新たに追加されました。

 

また、コンパクトでもちゃんと料理がしたいというニーズに応えたES-KA18は、奥行き40cmのラックにもスッキリと置けるスリムな設計になっています。先述した「レジグリ」「うきレジ」「サクレジ」機能はもちろん、食パンを裏返す必要なく4分で両面を焼き上げる「両面焼き パンレジ」も備えています。

↑「EVERINO ES-KA18」 ペールホワイト

 

時短はゆずれないけれど、しっかりと調理して食事を楽しめるオーブンレンジです。

山善の減煙・吸煙焼肉グリル「XGRILLシリーズ」にコンパクトモデル登場! 7月下旬が待ち遠しいぞ!

山善は、煙の少ない焼肉グリル「XGRILLシリーズ」の第6弾として、本体サイズを40%削減した「XGRILL STORM」を発表しました。7月下旬から発売開始となり、参考価格は1万2800円前後(税込)となっています。

 

本機は、小型の吸煙ファンを搭載した1~2名用の焼き肉グリルで、同シリーズの吸煙ファンを内蔵した「XGRILL PREMIUM」よりも本体サイズが約40%小さくなりました。キッチンの置き場所だけでなく、卓上でも邪魔にならない、まさに“スペパ(スペースパフォーマンス)”に優れたグリルとなっています。

 

調理中の煙を約85%、油ハネは約70%もカット。部屋にニオイが移る心配をすることなくグリル料理を楽しめます。吸煙の仕組みは、プレート内部に搭載されているファンが回ることで生み出される、気流の壁。このエアーカーテンがプレートの上を流れることで、煙が充満するのを防いでいるのです。

 

累計45万台もの売り上げを記録した同シリーズですが、サイズ感やお手入れ面については課題が残っていたそうです。そこで本製品は、サイズをコンパクトにするほか、細かいパーツに分解して水洗いができるように構造が見直されました。

↑分解したパーツ

 

お家で焼肉パーティーをしたい! けれどニオイ移りや煙モクモクが嫌でお店にするしか……と諦めていた人には、待ち遠しい商品ですね!

マグカップ型電気なべがリニューアル! より使いやすくなった「Cook Mug」発売

エレコムは、材料を入れて待つだけで、キッチンから離れて調理できるマグカップ型電気なべCook Mug(クックマグ)をリニューアルして発売。

 

手軽に調理ができるマグカップ

これ1台で、手軽に「沸かす・煮る・保温する」が可能。料理やドリンクが完成するまでずっとキッチンに立っている必要がなくなります。

 

デスクに置いても邪魔にならないコンパクトサイズで、1杯分(350ml)だけお湯を沸かしたり飲み物を淹れたりするのにもぴったり。温め直しや長時間の保温ができるので、離席しがちなビジネスパーソンや子育て中の方にもおすすめです。

 

煮込み調理は材料を入れて机の上でできあがりを待つだけでOK。仕事中にデスクで調理もできます。冷凍食品やインスタント食品なども簡単に調理できるので、ランチタイムのプラス1品や、帰宅が遅い日のちょっとした食事をすぐ用意できます。

 

保温と温め直しを組み合わせて、映画鑑賞や晩酌のおともなど長時間にわたって食事を楽しみたいときにも便利。作ってそのまま食べられるので、洗い物も最小限。後片付けの時間も短縮できます。

※丸洗いはできません

 

BoilモードとStewモードを用意

スイッチは「Boilモード(沸かす)」「Stewモード(煮る)」の2種類。それぞれ、タッチ操作で好みの温度に切り替えることができます。Boilモード(沸かす)は45℃/60℃/100℃の3段階の温度を、タッチ操作で選択可能。飲み物やスープを好みの温度に設定できます。加熱終了後は、自動的に8時間の保温に切り替わります。

 

Boilモード(保温時)は45℃設定では45℃をキープ。60℃/100℃設定では60℃に保温されます。Stewモード(煮る)は10分/40分/70分の3段階のタイマーを、タッチ操作で選択可能。料理に合わせた煮込み時間を設定できます。設定時間経過後は、自動的に加熱を停止します。(タイマーは沸騰後から作動します)

 

取り回しのしやすい約1.5mのロングコード

取り回しのしやすい約1.5mのロングコードで、デスク下などのコンセントにもゆとりを持って接続できます。カラーバリエーションは、ミント・ピンク・ホワイトの3種類。オフィスにもインテリアにも馴染みやすい落ち着いたカラーです。

話題のスイーツ「タンフル」が作れる! 「屋台スイーツメーカー」で簡単お祭り気分

ライソンは、りんごあめやフルーツあめ(タンフル)など屋台スイーツが作れるコンパクト調理家電「屋台スイーツメーカー」を、全国のホームセンターや雑貨店、ECサイトなどで発売しました。価格は4730円(税込)。

 

●この記事のポイント(編集部)

ライソンは、「せんべろメーカー」「焼きペヤングメーカー」「超蜜やきいもトースター 」など“一点突破家電”で人気を博している家電メーカー。

 

同製品は、人気の“映えスイーツ”フルーツあめをはじめ、揚げ物や串カツなども家庭で手軽に作ることができます。本体重量は約510gと軽く、卓上サイズなので持ち運びもラクです。

↑屋台スイーツメーカー

 

↑本体に水、砂糖を入れてスイッチを入れて溶かし、串に刺したフルーツにあめをかけて仕上げます。冷ますとフルーツあめが完成します

 

↑バスケット付きなので揚げ物調理も可能

 

↑フルーツあめに適温の160℃の部分に「フルーツあめマーク」

 

■この夏は家族で簡単にお祭り気分を

夏の余暇や、子どもと過ごす休日に、どこでもお祭り気分を味わうことができます。フルーツあめや唐揚げはホームパーティにぴったりで、ポータブル電源などがあれば、アウトドアでも活躍します。

 

説明書は、りんごあめやドーナツのレシピ付きなので、誰でも簡単に調理を楽しむことができます。

 

ぜひ、同製品を使って、夏の思い出を作ってみてください。

国内初「斜め型ミキサー」は何が違う?タイガーが「TIGER EDGE」でプレミアムミキサーに初参入

タイガー魔法瓶は、プレミアムミキサー市場に初参入し、国内メーカー初(※1)、「斜め型ミキサー<TIGER EDGE> SLB-A100」を2024年7月23日(火)に発売します。容量は1000mlで実売予想価格は4万9800円(税込)。

※1 2024年6月26日、日本国内家電メーカーの家庭用量産商品(据え置きタイプ)においてタイガー魔法瓶調べ

本製品は、ミキサーの切削力を高めるために、従来は水平だったミキサーの刃の設置角度をゼロから見直し、斜め型45度を採用。新角度45度によって、りんごやアボカドも丸ごと粉砕できる切削力と、ケールなどの葉物までもなめらかに仕上げる撹拌力を実現したといいます。

 

「斜め型ミキサー」で「切削力」「超時短」「なめらかさ」を実現

本製品は「斜め型ミキサー」で、「切削力」「超時短」、そしてタイガー史上最高の「なめらかさ」を実現したとのこと。芯や種などの食べられない箇所を取り除けば、下準備で細かくカットすることなくすぐに調理することが可能。冷凍フルーツなどを調理前に解凍する必要もないため、調理時間は従来のミキサーから劇的に短縮されたといいます。

 

りんごやアボカドも丸ごと粉砕できる!

斜め型だからこそ、食材がカッターに効果的にあたり、高い切削能力を実現。素材の栄養を逃がさず、丸ごと摂取することが可能です。

↑りんごやアボカドも丸ごと粉砕できます ※りんごは芯と種を取り除いて使用し、アボカドは半分に割って種をとり、皮を剥いて使用

 

↑巻き込む3つの水流で撹拌力を最大化

 

食材を包丁で細かく切る下準備も少なく、どの食材から入れてもいいので、混ぜる順番を考える時間も節約。毎日の食卓で継続して使いやすい設計になっています。

 

カッターに当たらず粉砕されないまま残る“切削残り”が少なくなることで、圧倒的になめらかな仕上がりを実現したといいます。冷凍フルーツなどを、解凍する事なくそのまま調理することも可能。

↑これまでにないなめらかな舌触りを実現

 

↑冷凍フルーツもそのまま調理できます

 

回転速度を10段階で調整できるため、食感を残した調理メニューやなめらかなスムージーなど、様々なメニューを調理できます。

 

カップはトライタン(樹脂)製で軽く、横にスライドして着脱。手や腕の負担が軽くなりました。中央に配置したとっ手も利き手に左右されない設計になっています。

↑カップは横にスライドして着脱

 

フタが正しくしまっていない状態では起動しない安全設計カップとフタは食器洗い乾燥機に対応するのも便利です。高さを抑えたローフォルムやコードリールで、すっきり収納。カップは手前にスライドする設計のため、置き場所の自由度も高いです。

↑高さを抑えたローフォルム

 

キッチンに常設したくなる! パナソニックから業界最小サイズの「コンパクトベーカリー「SD-CB1」

パナソニックは業界最小(※1)サイズのコンパクト設計で、手軽に焼きたてパンが楽しめるホームベーカリー「コンパクトベーカリー SD-CB1」を2024年9月1日より発売します。

※1 国内ホームベーカリー市場において、幅×奥行×高さのサイズ。2024年7月3日時点、パナソニック調べ。9月1日発売予定

キッチンに常設できるサイズを目指して設計

「コンパクトベーカリー SD-CB1」は、キッチンに常設できるコンパクトサイズを目指して設計し、幅18.8 cmの業界最小サイズを実現。できあがりのパンは少人数世帯に適した約0.6斤(※2)であるため、余ったパンを翌日に食べたり、冷凍したりする手間がなく、毎回焼きたてのおいしさを味わうことができます。

※2 パナソニック1斤比、約0.6斤相当

コンパクトベーカリー SD-CB1の特徴

1. 業界最小サイズ、約0.6斤用のコンパクト設計

本体サイズ幅18.8×奥行28.5×高さ24.3 cmのコンパクトボディで、キッチンに常設しやすいサイズ。少人数世帯で食べきるのにちょうどいい約0.6斤サイズで、毎回焼きたてのおいしさを楽しめます。

 

2. 独自のプログラムで年中ふっくらパンが作れる

パナソニック独自のねり・発酵・焼成プログラムで、材料を入れるだけで気温によらず安定して年中ふっくら焼きあがります。

 

3. 20メニュー・30種類の多彩なメニュー搭載

毎日の食卓にちょうどいいサイズのデイリーパン(食パン)、高加水パン、米粉パン等のパンメニューの他、ピザ生地やジャムメニューなども搭載。

ぶ厚い肉もわずか4分!「うまいステーキの3要素」を満たすブラウン「マルチグリル7」を見に行った

デロンギ・ジャパンは2024年4月4日、調理家電を扱う「ブラウン ハウスホールド」より、同ブランド初となるグリル調理家電「マルチグリル7(CG7040)」を発表しました。2024年4月18日発売で、実売予想価格は4万3780円(税込)です。

↑ブラウン ハウスホールド初のグリル調理家電「マルチグリル7(CG7040)」。サイズ/質量はW370×D320×H170㎜/5.5kg ※プレートを含む

 

2つのプレートを搭載し、3つのポジションで調理できる

ブラウン ハウスホールドブランドではハンドブレンダーをはじめとしてハンドミキサー、電気ケトル、ブレンダー、フードプロセッサー、コーヒーメーカーといったキッチン家電を展開しています。

 

ブラウン ハウスホールドでは「パワーがあると、つくるって楽しい。」をコミュニケーションメッセージとして掲げて展開していますが、デロンギ・ジャパン ブラウン ハウスホールド ブランドマネジャーの芦田倫子氏は「料理に苦手意識を持つ方や、忙しくてじっくりキッチンに立つ時間がない方にとっても、パワフルな性能を持つブラウン製品で楽しくワクワクしながら料理をしていただきたい」と語りました。

↑デロンギ・ジャパン ブラウン ハウスホールド ブランドマネジャーの芦田倫子氏

 

新たにグリル家電が加わったことで「料理の下ごしらえだけでなく調理もブラウン製品で実現。『作る』から『食べる』まで一連のエクスペリエンスを提供することがブラウンのブランドとしてできるようになりました」と芦田氏は語りました。

↑ブラウン ハウスホールドの商品群

 

マルチグリル7は2つのプレートを搭載しており、開いて使う「BBQ」、食材を挟んで焼き上げる「コンタクト」、食材を焼きながら上からも温められる「グリル」の3つのポジションで調理できるようになっています。

↑「BBQ」「コンタクト」「グリル」の3つのポジションで調理できます

 

「中でも特徴的なのが『コンタクト』。上下のプレートで食材を挟んで加熱することによって、調理時間は一般的なホットプレートに比べて約5分の1の時短で料理できます。ステーキなどのお肉料理なら肉汁を逃すことなく一気に焼き上げて、ジューシーな仕上がりにできます」(芦田氏)

↑開いて使う「BBQ」ポジション

 

↑挟んで焼き上げる「コンタクト」ポジション

 

↑高さを調節して、上部は食材に触れないようにして加熱する「グリル」ポジションも使えます

 

プレートは2種類を用意し、プレートごとに温度設定が可能

プレートは焼き色を付けられる波型と、幅広い料理に使える平型の2種類があり、上下4種類の組み合わせで使えるようになっています。それぞれ独立した温度設定が可能で、10秒から90分まで設定できる「お知らせタイマー」も備えています。

↑プレートは焼き色を付けられる波型と、幅広い料理に使える平型の2種類を用意しています

 

どちらのプレートもヒーター内蔵型になっており、より精密な温度コントロールができ、全体を素早く均一に加熱できるとのこと。

 

「1400Wのハイパワーを搭載しておりますので、一般的なホットプレートと比べて1.5倍早い立ち上がりを可能にしています。その後も一般的なホットプレートが温度が下がってしまうのに対し、当社の新商品は一定の温度に保って調理ができます」(芦田氏)

↑どちらのプレートもヒーター内蔵型になっています

 

↑独立型サーモスタットを備えており、それぞれ独立して温度調節ができます

 

食材から出た余分な油は本体下部にある油受け容器に流れ落ちるようになっており、「しっかり油を回収してヘルシーにお料理していただくことができます」(芦田氏)。

↑食材から出た油は、プレート後方から油受け容器に流れ落ちるようになっています

 

↑油受け容器(手前)は本体右側からスライドして取り外せます

 

なお、本製品は同じデロンギ・ジャパンが販売するデロンギブランドの「デロンギ マルチグリル BBQ & コンタクトグリルプレート」と酷似しているのですが、大きな違いはサイズと重さです。デロンギ マルチグリル BBQ & コンタクトグリルプレートはサイズが幅460×奥行き355×高さ190mmで重さ約7kgなのに対し、マルチグリル7は幅370×奥行き320×高さ170mmで重さ5.5kgと軽量でコンパクトに仕上がっています。そのほか、デロンギにはない波型プレートが付属するといった違いがあります。

 

人気ステーキ店オーナーシェフによる調理実演も

発表会では、人気ステーキ店「NASQUILLO(ナスキロ)」のオーナーシェフでマルチグリル7のレシピ監修も務めた高山いさ己氏が登壇。マルチグリル7による調理実演を行いました。

↑紹介制の人気ステーキ店「ナスキロ」オーナーシェフの高山いさ己氏

 

↑約3cmほどの分厚い牛ランプ肉を用意しました

 

高山シェフは「ステーキは焼くのが非常に難しい印象があると思いますが、マルチグリル7はステーキに必要な3つの要素が簡単に実現できます」と語りました。

 

「(3つの要素とは)肉はなるべく動かさない。高温で一気に焼くこと、油が下に落ちてくれること。これら全部がいっぺんにそろいます」(高山シェフ)

↑形を整えるためにたこ糸で縛り、塩を振ってコンタクトポジションで焼いていきます

 

牛ランプ肉は230℃、焼き野菜は210℃設定で4分ほど焼き上げました。

 

「密着することで余分な水分が出ないため、焼き色もしっかりつきます」と高山シェフ。また、3cmほども厚みがある肉の場合、フライパンだと片面ずつしか焼けないので、15分ほどかかってしまいますが、マルチグリル7だと大幅な時短が可能とのこと。

 

「マルチグリル7だと上下から一気に熱を加えるので、4分くらいで焼き上がります。ステーキをおいしく焼くコツとして、焼いた時間と同じだけ休ませてあげるとふっくらします。4分間はなるべく動かさないで焼き、もう1回4分間くらい放っておくといい感じですね」(高山シェフ)

↑約4分でいい焼き色が付きました

 

↑こちらは210℃で野菜を焼いていきます

 

↑約4分でこちらもいい焼き色が付きました

 

そのほかにおすすめの使い方として、高山シェフは意外にも「冷凍ピザを焼くとおいしい」と語りました。

 

「上のプレートを少し上に上げた『グリルポジション』で、下は波型プレートを使うといい感じに焼きムラが付くんです。下の生地の部分がカリッと焼けて、上の方は予熱で温まるのでチーズがいい感じにとろっと溶ける。オーブンで焼くよりおいしいんじゃないかなと思うくらいになりました」(高山シェフ)

↑公式レシピブックにも採用されている「牛ランプ肉の厚切りステーキ」と「焼き野菜&ツナ入りタルタルソース」が完成しました

 

↑こちらはパンの温め直しのデモ。230℃で約1分焼き上げたところ、外はカリッと、中はふんわりと仕上がりました

 

ホットサンドメーカー「スナックメーカー5(SM5038)」も同時に発表

デロンギ・ジャパンはマルチグリル7に加えてホットサンドメーカー「スナックメーカー5(SM5038)」も同時に発表しました。こちらも2024年4月18日発売で、実売予想価格は1万9580円です。

 

ホットサンド、ワッフル、グリルの3種類のプレートが付属しており、ホットサンドやワッフルに加えてグリル調理も可能になっています。

↑デロンギ・ジャパンが2024年4月18日に発売するホットサンドメーカー「スナックメーカー5(SM5038)」

 

↑ホットサンド、ワッフル、グリルの3種類のプレートが付属しています

 

「片面セパレート可」で面積が変わる! 大ヒットブランド「evercook」の変形ホットプレートを見に行った

ドウシシャの「evercook(エバークック)」は、フライパンを中心としたキッチンブランドで、累計販売枚数700万枚を突破しています。今回、同社は「evercook」ブランドとして初となる調理家電「evercook DECO DUO GRILL(エバークック デコ デュオ グリル)」を発表しました。2枚のプレートが付属するホットプレートで、片面、両面でも使えるのが特徴です。応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で2024年3月21日よりプロジェクトがスタート。Makuakeでの応援購入は1万6500円~(税込)で、一般販売時の想定価格は2万2000円(同)。

↑ドウシシャが2024年3月21日に発表した「evercook DECO DUO GRILL」と、evercookシリーズのイメージキャラクターを務めるタレントの小倉優子さん

 

発表会に登壇したドウシシャ 常務執行役員 第2事業本部長 兼 家電事業部長の井下 主氏は、「ホットプレートは非常にポピュラーなキッチンアイテムですが、非常に大きな悩みや不満を抱えていらっしゃる方が多いことを我々は承知しています」と語り、「そのすべての悩みを解決した商品ができあがりました」と自信を見せました。以下ではその特徴を見ていきましょう。

↑小倉優子さんとともにevercook DECO DUO GRILLを披露したドウシシャの井下 主氏(左)

 

2つのプレートを独立して温度調節できる

evercook DECO DUO GRILLには2枚のプレートが付属しており、2枚を使って焼くだけでなく、片方に付属の端子カバーを取り付けることで片面だけでコンパクトに使うのも可能です。

↑プレートを2枚使って焼いたり……

 

↑プレート1枚と端子カバーを取り付けてコンパクトに使ったりできます

 

左右に独立した温度調節ダイヤルが付いており、80℃から230℃まで設定できます。ちなみにダイヤル1は約80℃、ダイヤル2は約140℃、ダイヤル3は約170℃、ダイヤル4は約200℃、ダイヤル5は約230℃に設定できるとのことです。

↑左右に独立した温度調節ダイヤルが付いています

 

片方は肉をジュージュー焼ける230℃にして、もう片方は煙が出にくいダイヤル4以下にしたり(210℃以上にすると煙が出やすくなるとのこと)、はたまたダイヤル1で保温状態にしたりと、その日のメニューによって使い分けることが可能です。

 

プレート2枚を使用した場合は幅約42×奥行き約30×高さ約8cmと、ほぼA3サイズになります。1枚使用時は端子カバーの分だけ幅が広くなるため(幅約28×奥行き約30cm)A4サイズにまではならないものの、かなりコンパクトになります。

 

プレートにヒーターを埋め込むことでムラの少ない加熱を実現

evercook DECO DUO GRILLはプレートにシーズヒーターを埋め込んだ独自の「鋳込みヒーター」を採用しています。ヒーターは「E」の文字のような配置になっていますが、「熱ムラができずに全体に熱が回るように、こういったヒーターの形状を採用しています」と担当者は語りました。

↑プレートの裏から遮熱板を取り外すと、独自の鋳込みヒーターが見えます

 

プレートにヒーターを内蔵していることと、ヒーターの裏に遮熱板が熱を反射させることで、「オンにしてからプレートの表面の温度が上昇しやすくなっています」(担当者)とのことでした。

↑プレートに遮熱板を取り付けたところ。遮熱板は水洗い不可です

 

サーマルカメラで撮影してみたところ、確かにほぼ230℃まで温度が上昇しているだけでなく、温度ムラがないのも確認できました。

↑サーマルカメラで撮影したところ。手前のプレートはダイヤル5設定で230℃前後まで温度が上がっており、温度ムラがほとんどありません。奥のプレートはダイヤル3(約170℃設定)になっていました

 

油受け容器に余分な油を流せる構造

2枚のプレートの間にはスリットがあり、ここに余分な油を落とせるようになっています。

 

「肉などを焼くと余分な油が出てきて、発煙や油はねの原因になります。ヘラで油を簡単に除去できるように設計しております」(担当者)

↑2枚のプレートの間には余分な油を落とせるようになっています

 

スリットから落ちた油は「油受けトレー」を伝って「油受け容器」に入るようになっています。どちらもふっ素コーティングがされており、本体背面から取り外して洗えるようになっています。

↑プレートを取り外すと油受けトレーが現れます

 

↑油受けトレー、油受け容器ともに取り外して水洗いできます

 

プレートを取り外して丸洗いでき、コンパクトに収納も可能

2枚のプレートは、裏に取り付けられた遮熱板を取り外すことで水洗いできます(遮熱板は水洗い不可)。ほかに洗う必要があるのは油受けトレーと油受け容器くらいなので、お手入れは簡単です。

↑2枚のプレートは、遮熱板を取り外すことで水洗いができます

 

コンパクトに収納できるのも魅力。プレートを取り外して組み替えた上で、収納バンドを取り付けるとかなりコンパクトになります。

↑本体を2枚のプレートで挟み込むことでコンパクトになります

 

↑ゴムバンドでとめて端子カバーを入れると……

 

↑これだけコンパクトになりました

 

最近ではキッチン収納としてファイルボックスを使っている家庭が多く、そのファイルボックスに収まるように大きさをデザインしたそうです。

A4サイズのファイルボックスにすっぽりと収まります

 

↑発表会場では小倉優子さんによる調理実演も行われました。「230℃と高温なので、周りがカリッとなり、すごくお肉がおいしく焼けます。このホットプレートだと本当にお肉がおいしく焼けていい感じですね」(小倉優子さん)

 

片面使いも両面使いもでき、独自の鋳込みヒーターで焼きムラを抑えるほか、お手入れや収納にも配慮した「evercook DECO DUO GRILL」。同社で初めてevercookの名を冠した調理家電として、力を入れて開発されたのがわかります。フライパンと同様、多くの人に愛される製品となれるのか注目していきたいところです。

↑タッチ&トライ会場での調理実演の様子

 

単機能で個性的!最新スキマ調理家電10選を家電のプロがおすすめ

誰もが知るメジャーな家電メーカーから昨今、個性的な機能をもつ調理家電が続々と登場しています。これひとつ足すだけで暮らしが豊かになる、おしゃれな食生活が実現する……そんな楽しみを与えてくれそうなアイテムの数々。

 

最新の家電やガジェットを扱う新製品情報誌『GetNavi』で生活家電ジャンルを担当し、家電コーディネーターの資格をもつ青木宏彰さんに解説していただきます。

 

“スキマ調理家電”がなぜ人気に?

多機能な大型調理家電の市場が成熟する一方で、最近はコンセプトを絞り込んだ、シンプルで単機能の調理家電が存在感を増しています。ニッチな市場を開拓し、消費者のかゆいところにフィットするようなこれらは、“スキマ調理家電”と呼ぶにふさわしいでしょう。

 

「汎用性は低くとも、その分価格が抑えられていて、自分が欲しい機能をズバリやってくれるところに魅力があります。いわゆる“いいトコどり”ができるのが、現代の所有の感覚とマッチしているのではないでしょうか。
メーカー側の視点から見ても、少ない機能でニッチな製品のほうが開発費用も少額に抑えられるので、参入しやすいのだと思います」(家電コーディネーター・青木宏彰さん、以下同)

 

新生活を快適にする
スキマ調理家電10選

消費者の生活スタイルとメーカー側の事情がぴったりハマったスキマ調理家電。今回はここ1年間にリリースされた新作から、注目のアイテムを10点リストアップしました。

 

1.生クリーム好きの“好きにちょい乗せ”を叶える「生クリーム専用ホイッパー」

貝印「生クリッチ」
8,800円(税込)

 

冷えた生クリームを入れてボタンを押すだけで、ホイップクリームが完成する“自動生クリームホイッパー”。事前に容器を冷やしたり、こまめに泡立て具合を確認したりする必要がないので、手軽に生クリームをつくれます。コンパクトな上に充電式なので場所を選ばず、狭いスペースでも活躍。

 

 

「生クリームが好きでも、泡立てるまでのひと手間がおっくうで諦めていた人は多いはず。本当はここにも生クリームを乗せられたらいいのに……という夢が簡単に叶えられるアイテムです。コーヒーやプリン、パンケーキなどにちょっと生クリームを添えるだけで、ごちそう度もアップしますし、来客時にも喜ばれますよ」

 

2.自宅から職場、ジム、アウトドアなどあらゆるシーンに持ち出せる「コードレスミキサー」

NINJA「Ninja Blast コードレスミキサー BC151J」
9,900円(税込)

 

アメリカの小型キッチン家電ブランドNINJAから、場所を選ばずいつでも使えるミキサーが登場。つくってすぐボトルのまま飲める機動力の高さが魅力です。一般的に4枚刃のミキサーが多いなか、6枚刃を搭載し粉砕パワーを強化したことで、スムージーや具だくさんのスープ、ドレッシングなどを簡単につくれます。

 

 

「コードレスなので、日常のさまざまなシーンで使えて便利です。たとえばキャンプシーンなら地産の野菜やフルーツでジュースづくりに挑戦したり、フィットネスジムで運動後にプロテインをシェイクしてその場で飲んだり。フレッシュな味で楽しめることでちょっとリッチな気分にしてくれます」

 

3.ボディメイクの味方! 難しい低温調理もボタン一つの「袋型低温調理器」

アイリスオーヤマ「ポケットシェフ」
1万978円(税込)

 

薄型の特殊フィルムヒーターを採用することで、今までになかった袋型の低温調理器を実現。温度計や鍋を用意しなくても耐熱の密封袋に入れて、本体にセットすれば即調理できるだけでなく、ボタン操作で40〜80℃の間で、5℃刻みで温度設定が可能です。レンジでチンするとパサパサになりがちな肉類も、やわらかくて深い味わいに。簡単に低温調理を楽しめます。

 

 

「ダイエットや体づくりに最適といわれるサラダチキンも、自分好みの味付けで添加物の心配もなく調理できます。しかも油を使わないからヘルシー。ジッパー付き袋を使うので洗い物の手間もなくなり、衛生的です。市販のものよりもコスパが高いのでお財布にもうれしいですね」

 

4.フェスやキャンプなど野外イベントで大活躍の「ポータブル冷蔵庫」

 

EcoFlow「EcoFlow GLACIER ポータブル冷蔵庫+GLACIER 専用バッテリーパック+キャスター・ハンドル」
16万3,900円(税込)

 

バッテリーの力だけで約40時間(※)もの間、食品を冷却保持してくれます。氷や保冷剤が不要なので、クーラーボックスのように溶けて庫内がべちゃべちゃになりません。たった15分ほどで庫内温度を30℃から0℃まで下げてくれる急速冷却機能は、すぐに冷やしたい食材やドリンクがある際に重宝します。スマホやUSB家電へ給電も可能。
※外気温25℃の環境下で庫内温度4℃、庫内は空の状態で同社が調査。

 

 

「ポータブル冷蔵庫は、ここ1〜2年で充電機器に強いメーカーから次々とリリースされています。これは貯蔵スペースを冷蔵、冷凍と2つに仕切って温度設定ができる優れもの。庫内の温度は蓋を開けずに液晶画面で確認できます。運搬時に便利なキャスター・ハンドルをオプションで付ければ、ビーチやキャンプ場など悪路が想定される場所でも大活躍間違いなし」

 

5.食べたい分だけおいしく炊ける「1合炊きIH式炊飯器」

エレコム「LiFERE 小型IH炊飯器」
1万2,800円(税込)

 

素早い温度上昇と安定した温度制御ができるIH式。本体を筒状にしたことで、米が対流しやすくなり、少量の米でもムラなく火が通る仕組みです。低糖質メニュー搭載で、ごはん100gあたり最大20%の糖質をカット。出力500W以上のポータブル電源にも対応するので車中泊やキャンプなど野外でも活躍します。
※必ずポータブル電源の使用条件等を確認のうえ使用してください。

 

 

「5合炊きの炊飯器であれば、おいしく炊けるのは2〜3合から、といわれています。一方で、1〜2人の少人数世帯では1合くらいの量がちょうどよかったりするので、少ない量でもおいしく炊けるのはうれしいですね。メンバーの好みに合わせて、玄米用の炊飯器として使うなど、サブ機的な役割も担えます」

 

6.おうちカフェが優雅になる、茶こし機能付きの「急須型ガラスケトル」

ビタントニオ 「ガラスケトル KYUSU」
1万1,000円(税込)

 

沸騰モードと煮出しモードを搭載したガラスケトル。沸騰モードでお湯が沸かせるだけでなく、最近、注目を集めている漢方茶や薬膳茶などは煮出しモードで抽出するとお茶の有効成分をしっかりと引き出せます。容量は、1〜3人くらいで使うのにちょうど良い500ml。オーソドックスな急須のデザインなのも、なごむポイント。

 

 

「ガラス製なので、お湯が茶葉によって色づいていく様子を楽しめるのがいいですね。家事や仕事の合間にちょっと一息つきたいけど、丁寧にお茶を淹れている暇も気力もない……そんなときにボタン一つで茶葉を煮出せれば、気持ちも整ってやることもはかどりそうですね。タイマー付きなのも便利」

 

7.バリスタたちの“プロの手技”で飲み方を提案してくれる「コーヒーマシン」

UCC上島珈琲「DRIP POD YOUBI」
2万4,200円(税込・ドリップポッド公式ストア販売価格)
※「ソイルブラウン」(右端)はDEAN&DELUCA限定販売

 

アプリ連携により、UCCグループのコーヒーのスペシャリストが作成した“プロレシピ”で抽出できるのが最大の特徴。100通り以上の飲み方が楽しめます。コーヒーは、専用のカプセルのほか、レギュラーコーヒー(粉)も抽出可能です。大きな持ち手で、持ち運びも簡単。リビング以外の場所でも気軽にカフェタイムを満喫できます。

 

 

「空間・プロダクトデザイナーの二俣公一氏がマシンデザインを担当。調理家電っぽくないデザインと色使いで、インテリアにも違和感なく馴染みます。アプリでは、バリスタたちの“プロの手技をオートメーション化”することで最適な淹れ方を楽しめるだけでなく、『夜ならこの淹れ方がおすすめ』といった、具体的なシーンを提案してくれるのが斬新」

 

8.炊飯器よりも多機能でコンパクトな“家電”になった「メスティン」

Toffy「Toffy ホットメスティン K-MS1」
8,580円(税込)

 

登山やキャンプシーンでおなじみの“メスティン”に専用の加熱台をつけ、家庭で手軽に使いやすくしたアイテム。火加減はWARM、MED、HIGHの3段階で、保温から約230℃まで簡単に調節できます。加熱台を外せば直火でも使用可能なのでアウトドアシーンでも活躍。内部はフッ素塗装が施されているのでお手入れも楽ちん。

 

 

「焼く、煮る、蒸す、炒めるなどの調理ができるので、炊飯器を買うよりも多機能で汎用性も高いところが魅力的です。サイズ感も手ごろだし、使い勝手が良さそうですね。メスティンから直接食べれば、洗い物も少なくて済むのも気軽に使えるポイント。家に居ながら気軽にキャンプ気分が味わえる万能アイテムです」

 

9.店で買ったパンや揚げ物を出来たてのように楽しむ「温め直し専用トースター」

バルミューダ「ReBaker」
2万4,200円(税込)

 

買ってきたパンや、冷めてしまった揚げものなどを温め直し(リベイク)、中はアツアツ、外はパリッサクッとした出来たてのような食感に仕上げるトースター。「リベイク」(パン用)、「フライド」(揚げ物用)、「トースト」「チーズトースト」「オーブン」(オーブン料理やお餅用)といった5つの専用モードで、焼き分けも楽しめます。

 

 

「高級トースターで有名なバルミューダの製品のなかでも、温め直し機能に特化して、その分価格を抑えた商品です。外食が楽しまれる一方で、デパートで買ってきた総菜やパンを家で食べるといったような中食(なかしょく)スタイルがいま伸びています。電子レンジで温めるよりも、ちょっと手をかけることで、出来たて感を蘇らせておいしく食べられます」

 

10.もうひと頑張りしたい昼間や夜食に「ミニサイズホットサンドメーカー」

 

Toffy「Toffy クォーターホットサンドメーカー」
1万1,000円(税込)

 

2枚の食パンで1/4サイズのミニホットサンドを4つ作れる電気ホットサンドメーカー。付属のスタンダードプレートに交換すれば食パンそのままのサイズで焼けるほか、別売りのハーフプレート1/2サイズで焼けます。8〜12枚切り食パンに対応。

 

 

「食べやすいひと口サイズで、小さな子どものおやつにも、軽食や夜食など小腹を満たしたいときにもおすすめ。4つの味をちょっとずつ楽しめるのもお得感がありますよね。食パンのフチがしっかりプレスされるので中身がこぼれにくく、食べやすいところも優秀です」

 

 

メインの家電にちょい足しするだけで、生活がグッと豊かになりそうなスキマ調理家電。自分にぴったりの機能をもったアイテムを取り入れて、楽しい新生活ライフを!

 

 

Profile

家電コーディネーター / 青木宏彰
雑誌『GetNavi』副編集長、およびファッション書籍担当。生活家電全般を担当するほか、「家電コーディネーター」の資格を持ち、製品特徴から市場動向にまで明るい。調理系から掃除機、空調アイテムまでさまざまな家電製品について豊富なレビュー経験がある。

入れるだけで「チキンが驚くほどジューシー」アイリスオーヤマ「なるほど調理家電」を見に行った

アイリスオーヤマの家電といえばコスパが良いという印象がありますが、もうひとつの特徴が、ほかにはない「なるほど」機能の搭載です。直近では「低温調理器 ポケットシェフ」を発売。これは低温調理器なのに水が必要ないという画期的な製品。とはいえ、本当に水なしでも美味しい低温調理は可能なのでしょうか? そこで、アイリスオーヤマを訪問し、ポケットシェフを含めた「なるほど調理家電」3製品をチェックしてきました。

↑今回アイリスオーヤマにて試した3製品。左から低温調理器 ポケットシェフ PLTC-M01、IHジャー炊飯器 5.5合 RC-IGA50、ヨーグルトメーカー IYM-016

 

サラダチキンは驚くほどジューシー! 水を使わない低温調理器

↑10月4日に発売したポケットシェフ PLTC-M01。本体サイズは幅23×奥行24×高さ1cm、操作部は幅9×奥行6×高さ3.8cm。実売価格は9790円(税込)です

 

まずは低温調理器 ポケットシェフ PLTC-M01を使ってみます。低温調理器はその名の通り、沸騰しないくらいの低い温度で長時間食材を加熱する調理方法のこと。低温でじっくり火を通すことで、肉などはボイルするよりも格段に柔らかくジューシーに仕上がります。ただし、多くの低温調理器は水を張った鍋などに耐熱袋に入れた食材をいれる「湯せん」方式。このため、大きめの鍋が必要だったり、調理後に鍋を洗う必要があるなど少々手間がかかりました。ポケットシェフはこの手間を解消するため、水なしで調理ができるのが特徴です。

↑左がアイリスオーヤマの従来からあるスリム低温調理器 LTC-02。水を張った鍋などにいれると、設定温度に水を温めるというシンプルな仕組みでした。右は新発売のポケットシェフ

 

一般的な低温調理器が水を使う理由は、食材に均一に熱を伝えるため。その点を踏まえてポケットシェフは、本体にソフトバッグを採用。柔らかくしなる高密度ヒーターを採用することで、ヒーターがしっかりと食材に密着する仕組みです。

↑ポケット内部。模様のように見えるのが柔らかなフィルムヒーター。温度は5℃刻みで40~80℃まで設定できます

 

今回は、低温調理の定番ともいえるサラダチキンを作ります。手順は簡単。密封袋に鶏胸肉と調味料(塩・レモン・砂糖・鶏ガラスープの素)を入れて揉み、袋から空気を抜いてポケットシェフに入れるだけです。「袋からできるだけ空気を抜く」「3cm以上の厚みの食材は入れない」といった注意点はありますが、準備はかなり手軽です。

↑調味料と肉を袋に入れて、ポケットシェフに投入。あとはジッパーを閉めれば準備OK。300gくらいまでの鶏胸肉が調理できます。コンビニに売っている一般的なサラダチキンの2倍くらいのサイズです

 

↑操作部で温度と加熱時間を設定します。レシピによると、サラダチキンは80℃で120分。あとはできあがるまで待つだけ

 

できあがったサラダチキンは驚くほどジューシー! 上から押さえるとジュワッと肉汁が出てくるほど。うれしいのが、自分で味を調整できることです。コンビニのサラダチキンは味が濃すぎる、あるいは味に飽きたという場合も、自宅で作れば自由に調整可能。味もカレー粉を使ったり、ラー油やニンニクを入れて中華風にしたりとアレンジし放題です。もちろん、サラダチキン以外にもローストビーフやチャーシュー、あるいは魚のコンフィ(低温の油で加熱する料理)なども作れます。

↑完成したサラダチキン。カットすると中心まで火が通っているのがわかります

 

パスタは少々柔らかいが…多彩な料理が調理できるIH式炊飯器

↑IHジャー炊飯器 5.5合 RC-IGA50。シンプルな形状とマットな質感という、まさに今トレンドのデザイン。本体サイズは幅25.7×奥行30.9×高さ21.4cmで、実売価格は1万8480円(税込)。左の2モデルはWEB販売限定カラー

 

アイリスオーヤマはさまざまな調理家電を発売していますが、炊飯器は特に人気のあるジャンルです。そんな人気の炊飯器のなかでも、今年8月に発売したIHジャー炊飯器 5.5合 RC-IGA50は「自動調理モード」を搭載。パンやケーキ、パスタまで自動調理できるといいます。パンやケーキを調理できる炊飯器は(数は少ないながら)他社にもありますが、パスタが作れる炊飯器というのはかなり珍しいのではないでしょうか?

↑もちろんごはんの炊飯も美味しくできます。ご飯は4通りの食感(ふつう/もっちり/ふんわり/粒立ち)が選べるほか、50銘柄の炊き分け機能も搭載。アイリスオーヤマらしい炊飯に対するこだわりを感じます

 

今回は、気になるパスタ調理を試しました。作るのは自動調理モードのカルボナーラ。作り方はシンプルで、半分に割ったパスタにベーコンを散らし、水とコンソメ(顆粒)、オリーブオイルを投入するだけ。終了後に追加で味付けは必要ですが、鍋やフライパンでカルボナーラを作るよりかなり手軽です。ちなみに、パスタ自動調理メニューではカルボナーラだけではなくナポリタンや和風スパゲティも作れます。

↑調理終了後、生クリームに卵、チーズ、塩胡椒で味を調えたら完成。調味も炊飯器内でできるので、洗い物が少ないのもいいですね

 

試食してみると、パスタがかなり柔らかめ。「パスタは芯のあるアルデンテがいい」という人には向かないと思います。反面、柔らかいパスタを使うナポリタンのようなメニューや、小さな子どもがいる家庭には向いているでしょう。正直、パスタ料理を目当てに購入するのは個人的にオススメできませんが、RC-IGA50はカレーや角煮、ロールキャベツなどの自動メニューもあり、マニュアルで40~75℃の低温調理や95℃の煮込み調理もできます。「普段は美味しいごはんを炊飯しつつ、多彩なおかず調理もできる」という炊飯器として優秀であることは間違いありません。

↑完成したカルボナーラ。パスタが柔らかいのをのぞけば美味でした

 

初めて「おかわりしたい!」と思った! 豆乳ヨーグルトも作れるヨーグルトメーカー

↑ヨーグルトメーカー IYM-016。本体サイズは幅15.6×奥行15.8×高さ27.6cmで、実売価格は5980円(税込)。紙パックで直接作らない場合に使う専用容器や、水切りヨーグルトを作るための水切りカップなどが付属します

 

アイリスオーヤマの隠れた人気家電のひとつがヨーグルトメーカー。同社のヨーグルトメーカーは牛乳パックを使ってそのままヨーグルトが作れるのが魅力。洗い物が少なくて済むうえ、衛生的です。今年発売された新製品ヨーグルトメーカー IYM-016は、人気のヨーグルトメーカーに「豆乳ヨーグルト」用の自動メニューを搭載。しかも、豆乳の紙パックでもそのままヨーグルトが作れるようになりました。

 

牛乳パックをそのままセットできるヨーグルトメーカーは他社からも発売されています。一方、豆乳は紙パックが横長形状なので専用容器に移し替える必要がありました。その点、新製品は一般的な豆乳パックにも対応しています。また、豆乳ヨーグルトは牛乳で作るよりも低い温度で発酵させるのですが、豆乳ヨーグルト用の専用メニューがあるのも魅力的。

 

ちなみに、このヨーグルトメーカーはマニュアル操作で25~65℃まで1℃刻みで加熱温度を設定可能。このため、ローストビーフやサラダチキンなども作れます。

↑筆者はいままで、豆乳ヨーグルトの独特な香りがそこまで好きではなかったのですが、今回試食したものは人生で初めて「おかわりしたい!」と感じるほど美味しかったです

 

以上、アイリスオーヤマから発売された、ひとひねりある調理家電のファーストインプレッションでした。炊飯器はパスタの柔らかさこそ好みが分かれそうですが、おかずの調理機能が豊富な炊飯器と考えれば、どの家庭にとっても魅力的な調理家電として活躍しそう。低温調理機やヨーグルトメーカーは「サラダチキンが好き」「ヨーグルトを毎日食べる」など、ライフスタイルに合う人にとっては強力な味方になってくれそうです。

「BALMUDA The Plate Pro」で作りたい意外な4品と注目の“見せるホットプレート”6選

インテリアとして出しっぱなしにできるような、見栄えの良いホットプレートは今では当たり前。そこへ、高級トースターで家電業界を席巻したバルミューダから新たな価値を提案するホットプレートが発売され、話題になりつつあります。今回はこの「BALMUDA The Plate Pro」を起点として、さまざまな“見せるホットプレート”をピックアップ。家電ライターの田中真紀子さんに解説していただきたました。

 

「ホットプレート」のターニングポイント

「きっかけは、2014年にBRUNOが『コンパクトホットプレート』を発売したことです。当時、ホットプレートと言えば、とにかく大きく、見た目もそれほどおしゃれではない家電。棚の奥底にしまわれて、下手をすると年に1度使うか使わないか……そんなアイテムでした。ところがBRUNOはコンパクトかつおしゃれ。キッチンに置いておいてもそれこそ絵になるデザインだったため、人気に火がついたんですね。キッチンのちょっとしたスペースにそのまま収納できるため、使いたいときにさっと取り出せる。結果として、使用頻度が高くなり、ホットプレートがより身近な存在になりました。そこから、デザインを重視した数々のホットプレートが生み出されるようになっていきました」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)

 

世相を反映する
ホットプレートの使用シーン

食卓の変化とともにホットプレートの役割にも変化が起きた、と田中さんは話します。ではどのように変化していったのでしょうか?

 

 ホームパーティーが流行った2010年代半ば
「BRUNOが『コンパクトホットプレート』発売した当時は、ホットプレートでアヒージョを作るなど、ホームパーティー特集が多くのメディアで取り上げられていました。お友達や親戚を招いてホットプレートを囲んでおもてなしをすることが流行としてありましたね」

 

 ステイホームを楽しむ工夫をしたコロナ禍
「その後、ホットプレートの人気は少し落ち着きを見せました。ところが2020年の新型コロナウイルスの流行によって、ステイホームを余儀なくされるようになると、おうち時間を充実させるために、家族で一緒に料理を作れるホットプレートの人気が再び高まりました」

 

■ 家族との時間を大切にするようになった現在
「コロナ禍が落ち着き、日常生活が取り戻されつつある中で、以前よりも『家族との時間を大切にしたい』という意識が高まりを見せています。家族との食事を楽しむためのツールとして、ホットプレートは位置付けられてきていると感じますね。
今では、出しっぱなしにしてすぐに使える見栄えの良いホットプレートがすっかり定着しました。また、ホットプレートの楽しみ方もさまざまに広がり、商品にも個性が生まれています。その一角をなす存在として、『BALMUDA The Plate Pro』があります」

 

ここが新しい!
『BALMUDA The Plate Pro』の独自性

「『BALMUDA The Plate Pro』のコンセプトは、”調理をエンターテイメントとして楽しむ”こと。新型コロナウイルス流行の際、外食ができなくなったことで、バルミューダの寺尾玄社長は自宅で、家族のためにお寿司を握ったそうです。キッチンカウンターに立ってお寿司を握ってみたところ、家で振る舞うことの楽しさを実感したのだとか。この経験により、調理をエンターテイメントとして楽しむホットプレートというコンセプトができたのだとお聞きしました」

 

1.調理を見て楽しむライブ感

「プロのおもてなしを体感できるようなホットプレートです。そのスタイリッシュなデザインも含めて、本格的な料理を味わえる期待感が膨らみます。プレートの表面はステンレス仕様で、ホテルの鉄板焼きのように、プレートの上で包丁を使ってステーキを切ることができます。シェフに振る舞ってもらえるようなライブ感を演出できるので、人をあえて招きたくなります」

おいしく、かつ見て楽しめる新たな価値を付加した。

 

2.厚みのある本格的なプレート

「一般的なプレートの厚みが約3mmのところ、こちらのプレートは6.6mmと家庭用のホットプレートでは例を見ない厚さです。最大温度220度になるまで約13分かかり、温まるのに時間を要しますが、蓄熱性が高いため、冷たい食材を乗せてもプレートが冷めにくく安定した温度を保つことができるため、食材の味の良さを引き立ててくれます。時間をかけるだけの価値がありますし、慣れてしまえば早めにスイッチを入れて、ほかの料理の準備をしている間にプレートが温まっています。
家庭用としては、プレートが重すぎても厚すぎても使い勝手が悪くなってしまうため、プロの焼き上がりを目指しつつ、家庭で使える最適なプレートの厚さとして、6.6mmとなりました」

ステンレスとアルミニウムの3層構造により実現した高い蓄熱性能をもつ。

 

3.プレートの隅でもしっかりとした熱量を実現

「従来のプレートでは熱源のある中央だけが温まり、隅の方には熱量が行き渡らずに食材がなかなか焼けないことが難点でした。しかし、こちらのプレートは、表面は蓄熱性のあるステンレス、中心には熱伝導性に優れたアルミニウムを使用することで、隅にある食材もしっかりと温めることができるのも特徴です。どこに食材を置いてもおいしく焼けますよ」

左が一般的なホットプレートのサーモカメラ画像、右が「BALMUDA The Plate Pro」のもの。高い蓄熱性能により隅々まで熱量が行き渡らせることができる仕組み。(※画像提供=バルミューダ)

 

4.温度の揺らぎを最小限に抑えた正確なプログラミング

「温まり過ぎて温度を下げたり、下がりすぎてまた上げたりということはホットプレートを使う際にはよくありますよね。『BALMUDA The Plate Pro』は設定したい温度を一定に保ってくれます。温度の揺らぎがあると、お肉が煮えたようになりおいしく焼けないのですが、一定の温度でしっかりと焼けるため、ステーキは外側がカリッと、中はほどよく熱が通っておいしく仕上がります」

正確なプログラミングによって、安定した熱量の供給が可能に。(※画像提供=バルミューダ)

 

5.ダイナミックに包丁で切れて金タワシでも洗えるタフさ

「プレートは金属ヘラを使ったり、包丁で食材をそのままカットできたりすることもありがたいですね。細かなことは気にせずにダイナミックな調理ができるのは、一般的なテフロン加工のホットプレートではできない楽しみ方です。焦げ付きも油のこびり付きも、気兼ねなく金タワシでガシガシと洗うことができます」

金タワシで気兼ねなく水洗いできる。

 

プロの味を自宅で味わう!
『BALMUDA The Plate Pro』で作るおすすめ料理

実際に調理するとなったら、どんな料理がおすすめでしょうか? 定番からデザートまで紹介していただきました。

 

・本格的な鉄板ステーキ
「鉄板の温度にムラがあると加熱しすぎてしまっておいしく焼けないのですが、安定した温度で焼けるため、おいしく仕上がります。表面はしっかりと焼き目がついて、中はほどよいレアな仕上がり。私も何度か試しましたが、自宅でこんなにステーキがおいしく焼けたのは初めてかもしれません」

 

・旨みを凝縮させたグリル野菜
「グリル野菜も絶品です。付属の金属ヘラで野菜をプレートに押し付けるように焼くと、焼き目をつけながらもほどよく水分が抜けて旨味が凝縮した味わいに仕上がります。野菜は温度が低いと水分が先に外に出てしまっておいしく焼けないのですが、安定した高火力でいっきに焼くことによって旨味を引き出すことができます。とくにアスパラガスのおいしさは格別。ぜひお試しください」

 

・食感を味わうハンバーガー
「ひき肉をそのまま丸めてぎゅうぎゅう押しつけながら焼くことで、表面はカリッと、中はジューシーに仕上がります。焼き上がりにチーズをのせ、サイドで温めておいたバンズをサッと挟んでできあがり。私は安いステーキ用のお肉を用意して、それをフードプロセッサーで粗挽きにしています。適度にお肉の食感が残り、たまらないおいしさです」

 

・きれいな焼き色のクレープ
「安定して160℃設定にしてくれるため、自宅では難しいクレープの皮も、焦がすことなくきれいな焼き目をつけて焼くことができます。また、クレープは、サイドからヘラを差し込んで返しますが、フライパンですとフチが当たってしまうところ、『BALMUDA The Plate Pro』はフラットなため、ヘラの差し込みも自由自在です。温度管理の難しいホットケーキもおいしく焼けますよ」

バルミューダ『BALMUDA The Plate Pro』
4万2,900円(税込)

 

【Item Data】
・サイズ=
本体:573mm(幅)×334mm(奥行き)×88mm(高さ) ※電源コードの長さは含まない
プレート:380mm(幅)×245mm(奥行き)×25mm(高さ)
・本体重量=約5.2kg(プレートセット時)
・電源=100V 50/60Hz
・消費電力=1120W
・電源コードの長さ=約3m
・温度設定=160℃、180℃、200℃、220℃(4段階)
・パッケージ内容=本体、クラッドプレート、油受けトレー、ヘラ、取扱説明書(保証書付)
・カラー=ブラック

 

プロが選ぶ「見せるホットプレート」6選

さまざまな食卓を演出してくれる「見せるホットプレート」。続いて、最新のおすすめホットプレートをリストアップしていただきました。

 

1.無水調理ができることによって料理の幅を広げる

象印「デイリーコンパクトホットプレート EJ-DE30」
実勢価格2万2880円前後(税込)

 

フタの裏側についた厚みのあるリブ構造により、食材から出た水分を外に漏らすことなく料理に還元。食材の旨みを余すことなく味わうことができるのが特徴。また、ヒーターが、波型3往復で隅々まで熱源が通り、強火力。コンパクトでありながら、機能性も兼ね備えたホットプレートです。

無水調理で作るアクアパッツァ。食材のおいしさをぎゅっと凝縮した料理を作れる。

 

「コンパクトでテーブルにおいてもちょうど良い大きさとシンプルで飽きのこないデザインが人気です。フタは密閉構造にでき、出汁や水を使わずに食材の水分のみで仕上げる無水調理もできます。先日、肉じゃがを試食しましたが、一般的な鍋で作るような料理もほったらかしたまま仕上がるので、とにかく楽でした」

 

【Item Data】
・サイズ=
深なべ使用時:355mm(幅)×260mm(奥行き)×175mm(高さ)
平面プレート、たこ焼きプレート使用時:340mm(幅)×255mm(奥行き)×150mm(高さ)
3枚重ね時:355mm(幅)×260mm(奥行き)×205mm(高さ)
・プレート内寸法=
深なべ:285mm(幅)×190mm(奥行き)×55mm(深さ)
平面プレート:285mm(幅)×190mm(奥行き)×28mm(深さ)
たこ焼きプレート:285mm(幅)×190mm(奥行き)×8mm(深さ)
・本体重量=約6.0kg
・電源=100V  50/60Hz
・消費電力=1100W
・電源コードの長さ=2.5m

 

2.美しい食卓を演出! 映える韓国式プレート

レコルト「卓上IHクッキンググリドル」
1万9800円(税込)

 

韓国発祥のグリドルは中心に向かってなだらかにくぼみがあるプレートが特徴です。白くお皿のような形状は食卓においても華やかで、ホームパーティーにもおすすめ。プレートはフッ素加工が施されており、焦げ付きにくいのでさっと洗い流すだけでお手入れも簡単です。

グリドルプレートの下にはツメを設け、IH台からずり落ちない工夫がされている。

 

「フチが少し上がっている皿形をしているので、グツグツと煮込む料理も作れます。操作パネルは出し入れが調整できるので、使わないときにはしまっておくことで、良い意味で家電っぽさを感じさせません。シンプルでスッキリとしたデザインが洗練したテーブルを演出します」

 

【Item Data】
・サイズ=
卓上IHヒーター:約260mm(幅)×260mm(奥行き)×55mm(高さ)
クッキンググリドルプレート:380mm(幅)×330mm(奥行き)×42mm(高さ)
・本体重量=卓上IHヒーター:約1.8kg、クッキンググリドルプレート:約1.0kg
・電源=AC100V  50/60Hz
・消費電力=1200W
・カラー=
卓上IHヒーター:クリームホワイト、グレー
クッキンググリドルプレート:ホワイト

 

3.スマートなデザインが人気のabien MAGIC GRILLにホワイトが登場!

abien「abien MAGIC GRILL」
2万3980円(税込)

 

独自開発のフィルム状のヒーターにより、極薄プレートとスタンド脚のスタイリッシュなデザインを可能にした人気商品。プレートと一体化している高密度ヒーターで、食材をムラなく焼くことができます。お手入れしやすく、洗った後は水切りかごに立てて乾かすこともできます。

プレートは大きくても、立てて置いておけるため場所をとらない。

 

「シンプルでホットプレートには見えないデザインが人気のマジックグリル。ブラックもたいへん人気がありますが、今年の春にホワイトが登場し、選択の幅が広がりました。白はお皿のように使うことができ、一層美しく食卓を彩ることができそうです。見た目に劣らず火力もしっかりとあるので、使う頻度も高くなるのではないでしょうか」

 

【Item Data】
・本体サイズ=約405mm(幅)×305mm(奥行き)×79mm(高さ)
・電源=100V  50/60Hz
・消費電力=約850W
・電源コードの長さ=約1.8m
・パッケージ内容=プレート、スタンド脚2種、取扱説明書(保証書付)、電源コード
・カラー=ブラック、ホワイト

 

4.部屋に広がる煙や食卓の油ハネを抑える吸煙タイプ

YAMAZEN「煙の少ない焼き肉グリル XGRILL PREMIUM YGMC-FXT130」
実勢価格1万7000円前後(税込)

 

内蔵のファンがプレートの上部に空気の流れを作るため、煙を部屋に広げにくい仕組みになっており、食卓の油ハネも大幅に減らすことができます。焼き肉後のニオイも軽減します。また、プレートの裏面は立体的な“X”、焼き面は曲線を描くダイヤモンド形状になっているため、油が落ちやすいのもうれしいポイントです。

煙が少なく油の飛び散りも少ないため、気兼ねなく焼肉を楽しめる。

 

「焼肉をしたいけれど、その後のお部屋のニオイが気になる方や、ベランダやお庭でBBQを楽しみたいけれど、近隣への影響を懸念される方には本当におすすめの商品です。徹底的に油を落とす構造と煙自体が発生しにくいのは頼もしいですね」

 

【Item Data】
・本体サイズ=約515mm(幅)×約290mm(奥行き)×約145mm(高さ)
・本体重量=約4.9kg
・電源=100V  50/60Hz
・消費電力=1300W
・電源コードの長さ=約1.9m
・パッケージ内容=本体、焼き肉プレート、たこ焼きプレート、電源コード

 

5.サイドメニューやおひとり様にぴったりのコンパクトサイズ

ELECOM「LiFERE IH卓上調理なべHOT DISH cocotte HAC-IH01CWH」
実勢価格1万7000円前後(税込)

 

コンパクトなIH卓上なべは、同メーカーのHOT DISH(型番:HAC-IH01DWH)に付属している焼きプレートや、別売の焼きプレート(型番:HAC-IHD01WH)を載せることができ、鍋としてだけではなく、ミニホットプレートとしても使うことができます。鍋の縁は吹きこぼれを防ぐ仕組みとなっているので安心して卓上で料理を楽しめます。

付属の鍋のほか、IH対応の鍋なら市販のものを使える。

 

「一人鍋や、サイド料理としてチーズフォンデュやバーニャカウダなどをするのに最適なサイズ感です。IHのため火加減を気にしなくて良いのもありがたいですね。プレートへの互換性もあるので、寒い季節にちょっと温かいものをいただきたいときに重宝してくれるアイテムです」

 

【Item Data】
・サイズ=
本体=206mm(幅)×214mm(奥行き)×69mm(高さ)(ゴム足からトッププレート面)
なべ=直径187mm×高さ75mm
ガラスふた=直径168mm×高さ40mm(つまみ含む)
なべ固定リング=直径206mm×高さ57mm
・重量=本体:1.2kg  なべ:440g   ガラスふた:360g
・電源=100V  50/60Hz
・消費電力=800W
・電源コードの長さ=2m(マグネット脱着式)
・パッケージ内容=専用電源コード
・カラー=ホワイト

 

6.ナチュラルテイストのお部屋に飾っておきたくなるプレート

Toffy「オーバルグリルプレート」
2万2000円(税込)

 

台座にけやき材を使い、一見家電とは思えないたたずまいのグリルプレート。色は「ペールアクア」と「グレージュ」の2色展開で、流行のナチュラルテイストの部屋にしっくりと馴染みます。また、フタの裏面には突起があり、食材から出た蒸気を鍋の中に還元することで旨味を増してくれます。

蓋裏の突起により蒸気を旨みに変えて鍋の中に戻す。

 

「エレガントなデザインでテーブルが華やぐだけでなく、料理の仕上がりも期待できるヒーター一体プレートを搭載。ヒーターとプレートが別々のタイプに比べて熱効率が良く、熱ムラを抑えられます。プレートが深いので、焼き物はもちろん、煮物や蒸し物でも活躍。グリルプレートは焦げ付きにくく、水洗いできるのでお手入れも簡単です」

 

【Item Data】
・本体サイズ=約490mm(幅)×260mm(奥行き)×175mm(高さ)(ウッドベース、蓋使用時)
・本体重量=約3.5g(ウッドベース、蓋使用時)
・電源=AC100V 50-60Hz
・消費電力=1000W
・電源コードの長さ=約1.4m
・付属品=ウッドベース(けやき材)、蓋、温度調節プラグ、ユーザーズガイド(保証書含む)
・カラー=ペールアクア、グレージュ

 

 

ホットプレートに“見せる”ライブ感というもてなしの要素が加わることで、使い方はさらに広がるはず。ホームパーティなど人が集うシーンで、今後さらに活躍する機会が増えそうです。

 

Profile

家電ライター / 田中真紀子

白物家電、美容家電を中心に、雑誌、ウェブなどで執筆。家電製品の検証やレビュー記事では、主婦目線を大切にした感性に定評がある。家事やインテリア、生活雑貨など、暮らしにまつわる記事も手がける。近年は専門家としてコラム執筆やメディア出演も多数。
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プロがオススメする”ちょい足し調理家電”、生活に余裕をくれるアイテムを紹介

普段使いの自動調理鍋や炊飯器、ケトルなどだけでは手が回らないときに重宝する調理家電を紹介。 お手ごろでコンパクトなアイテムは、“セカンド”としてだけでなくひとり暮らしのメイン機としても活躍する。

※こちらは「GetNavi」2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです。

私がチェックします!

家電プロレビュアー 石井和美さん

白物家電や日用品を中心に執筆。戸建てのテストスペース「家電ラボ」で大型家電も数多くレビューする。

 

【その①】独自の「うま圧」でおいしく調理し調理後の減圧時間も大幅短縮

タイガー魔法瓶

電気圧力鍋 TIGER COOKPOT COK-A220

創立100周年を記念する同社の熱コントロール技術を生かしたコンパクトクッカー。独自のやさしい圧力で時短とおいしさを両立した。電気ケトルの温調操作を応用したダイヤルとタッチキーにより直感的に操作できる。

↑一般的な電気圧力鍋よりやさしい約1.15気圧で調理。調理後の減圧時間を短縮し、食材の食感や栄養素も保ちやすい

 

↑独自の圧力調理「うま圧」、15分調理が可能な「高速」など1台10役を担う。簡単操作のオートメニューは40種搭載

 

<石井‘s Check>

「一般的な電気圧力鍋より弱めの圧力で減圧時間が短く、調理を開始してから食べられるまでのトータルで時短になります。ちょっとした副菜などを気軽に作れて、日々の料理用に最適」

 

【その②】ホイップとみじん切りの2Wayで日々の料理の下ごしらえをサポート

レコルト

コードレス ホイップ&チョッパー

USB充電式のコードレスで、軽量&コンパクトな電動ホイッパー。アタッチメントを付け替えれば、手早くホイップができる「ビーター」と、薬味などのみじん切りができる「チョッパー」の2Wayで使える。どちらも2段階の速度調節が可能。

↑手間のかかるみじん切りもボタンひとつでラクラク完了する。安定感のあるハンドルが手にフィットするので操作性も良好

 

<石井‘s Check>

「コードレスで場所を選びません。コンパクトなサイズ感で、日々の料理でちょっと使うのに便利。チョッパー機能は薬味などをサッと刻むことができ、あると料理の下ごしらえがラクになります」

 

【その③】 充電式のコンパクトチョッパーでフレッシュな薬味をすぐに用意

レコルト

コードレス 薬味チョッパー

手のひらサイズの薬味用チョッパー。上部のボタンを押せばブレードが回転し、少量のしょうがやネギなどのみじん切りを手軽に行える。ブレードは取り外して洗えるのでお手入もラク。満充電では約30秒間の使用で約35回使える。

↑食卓に置いておけば、わざわざキッチンに戻らずにみじん切りができて便利。刻みたてのフレッシュな薬味が料理を引き立ててくれる

 

<石井‘s Check>

「まな板も包丁も使わないので後片付けがラク。特に香りが強いにんにくなどは手にニオイが付きがちのところ、本機なら気になりません。充電式なので、キャンプ用にもオススメ」

 

【その③】ポータブルなコーン式でどこでもこだわりの風味を楽しめる

コレス

ポータブルコーヒー グラインダー C350

均質な粒度と丸みを帯びた粒子形状に挽けるコーン式グラインダーを採用。フレンチプレスで淹れる粗挽きからエスプレッソで抽出する極細挽きまで、幅広い挽き目に調整できる。USB Type-C対応の充電式で、モバ充からの給電もOK。

↑コンパクトなサイズ感でアウトドアに持ち運んでも楽しめる。オフィスのデスクにコーヒーブレイク用として置いていてもジャマにならない

 

<石井‘s Check>

「コンパクトなグラインダーはプロペラ式が多いが、本格的なコーン式で、挽いたあとの粉は香り豊か。キャンプなどのお供にもピッタリです。1回の充電で約20〜30回使用できるのも便利」

 

【その④】急須型ケトルに茶こしが付いてワンストップでお茶を淹れられる

vitantonio(ビタントニオ)

ガラスケトル KYUSU

茶こし機能付きの急須型ガラスケトル。湯沸かしに加え、緑茶や紅茶などの茶葉の蒸らしや、薬草茶や漢方茶をタイマー機能で手軽に煮出すこともできる。ガラス製のためお湯の量や沸き具合、茶葉の状態や抽出加減の視認性も上々。

↑成分をしっかり抽出したい伝統茶や漢方茶などは、先に茶葉を入れてから沸騰させる煮出しモードを使用。15分、30分の2モードがある

 

↑付属の「洗浄用カバー」を装着すれば、本体内側の水洗いが可能。気になる茶渋汚れも落とせて、いつも衛生的に使用できる

 

<石井‘s Check>

「茶葉を入れて、そのまま急須として使えるのがうれしい。卓上で沸かしてすぐに淹れられるので、電気ケトルを使うよりも簡単で手間がかかりません。これからの寒い季節に活躍します」

 

【その⑤】団らんの時間が豊かになるオシャレな卓上“ミニキッチン”

ブルーノ

IHクッキングヒーター BOE090

ヨーロッパのガスコンロをイメージしたデザインの卓上IHヒーター。加熱調理はもちろん、保温機能を生かして、鍋料理などを卓上に置いてアツアツのまま囲むようなシーンにも最適だ。ガラストップ仕様で焦げ付きにくくお手入れ簡単。

↑火力調節はダイヤル操作で5段階。揚げ物モードや約70℃を保つ保温機能、タイマー機能も搭載し、幅広い料理を食卓で楽しめる

 

↑自動電源OFF、鍋探知&過熱防止機能、チャイルドロックと安全機能が充実。小さな子どものいる家庭でも安心して使える

 

<石井‘s Check>

「本体が小さいので、狭いテーブルに置いてもジャマになりにくく、見た目もスタイリッシュ。本格的に調理するというよりも、少人数でワイワイ鍋やフォンデュなどを食べるのに最適です」

【プロが推す高コスパ家電】薄型でスタイリッシュ! 1万円台で火力も十分なホットプレートに注目

「コスパ」=「激安」とは限らない——。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。今回紹介するのはアイリスオーヤマの薄型ホットプレート「HU-A10-B」。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が推します!】

家電ライター・コヤマタカヒロさん

家電やデジタルガジェットに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。

 

デザインと収納力、火力を兼備し晩酌のアップグレードにも

アイリスオーヤマ
薄型ホットプレート HU-A10-B

実売価格:1万4080円

最も薄い部分でわずか10㎜の薄型プレートにヒーターを内蔵した一体型構造を採用。プレート温度を一定に保ち、肉などの食材を均一に高火力で加熱できる。付属のX型の脚部パーツは収納に便利な開閉式で、温かみのある木目調が食卓を彩る。

SPEC●定格消費電力:1300W●温度調節:保温(約80℃)・LOW・MIDDLE・HIGH(約230℃)の4目盛りを目安に無段階●サイズ/質量:W465×H62×D266mm/約2.6kg(コントローラー、開閉式脚含む)

 

↑調理面のサイズはW405×D245㎜と、ステーキや目玉焼きなど様々なメニューを調理するのに必要十分。毎日の食事からパーティまで多彩なシーンで活躍する

 

↑油分の多い食材を焼くときには、「減煙」モードで使用することで油煙の発生を抑えられる。焼き肉やステーキなどもリビングダイニングで気兼ねなく楽しめる

 

毎使用後のお手入れもイージー。省スペースで収納ができるのはメリット

プレートが非常に薄型でデザインもスタイリッシュ。製品情報が発表されたのを見て気になり、すぐに借りて実際に試してみました。毎日使う人は少ないであろうホットプレートは収納に困ることも多いアイテム。使わないときはまな板スタンドなどに立てかけておけるので、省スペースで収納ができるのはメリットです。フッ素樹脂コーティング加工によってこびりつきにくく、コントローラーと開閉式脚を取り外せば丸洗いができるので、毎使用後のお手入れもイージーです。

 

気になる実力はと言うと、一見華奢な外見ながらパワーは申し分なし。一般的な家庭でのホットプレートの出番として想定される、焼き肉やお好み焼きなどが素早く焼けました。減煙モードで使用すれば油煙を抑えられます。

 

また、焼き鳥などの串モノも焼けるのが便利で、晩酌のシーンでも活躍します。一点、フチまで薄いデザインなので、油やタレなどでテーブルを汚してしまうのはやや心配。とは言え総合的には、従来のホットプレートの弱点を解消した、使い勝手の良い製品と言えます。

 

「ノンフライヤー」なのにオーブンとして優秀! 1万円台の高コスパ機をプロが愛用する理由

「コスパ」=「激安」とは限らない——。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。今回紹介するのはVeSync(ウィーシンク)「COSORI LITE 3.8L ノンフライヤー」。

 

【私が推します!】

家電ジャーナリスト・安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとしてテレビなど多数のメディアに出演する。

 

自分だけの至高のメニューを何度でも失敗せずに作れる

VeSync(ウィーシンク)
COSORI LITE 3.8L
ノンフライヤー

実売価格1万3780円

カウンターや棚に収納しやすいミニマルなボディに3.8Lの大容量調理バスケットを装備。COSORI独自の多段階温度管理技術により、正確な温度に自動調節しながら調理できる。自動停止機能を搭載し、バスケットを取り外すと自動的に電源オフ。

SPEC●定格消費電力:1230W●容量:3.8L(2〜4人ぶん)●温度設定:75〜230℃●時間設定:1〜60分●プリセット調理機能:7種類●サイズ/質量:W325×H345×D275mm/4.42kg

↑最高230℃までの温度設定が可能。熱⾵を⾼速で循環させることでバスケット内を常に高い温度に保ち、食材の内部まで素早く加熱できるのでジューシーに仕上がる

 

↑7種のプリセット調理機能を搭載し、揚げ物、焼く、グリル、温め直し、解凍などの調理方法に対応。最小3回のタップ操作で調理をスタートしたら、ほったらかしで出来上がりを待つだけだ

 

↑食材に含まれる油分を利用しながら加熱して、余分な油を落とせるのでヘルシー。バスケットとプレートは食洗機対応で、後片付けが面倒な揚げ物調理のハードルが下がる!

 

コンベクション(熱風循環)オーブンとしての使い勝手の良さにも注目

誰でも手軽に失敗のない“ほったらかし調理”ができるのが魅力の「ノンフライヤー」。2013年にフィリップスから発売され大ヒットしたのですが、私が愛用している理由は実はノンフライ調理ではなく、「超コンパクトなコンベクション(熱風循環)オーブン」としての使い勝手の良さです。

 

例えば鶏もも肉をフライパンでパサつきを抑えて焼くのは至難の業ですが、本機では230℃・12分程度、予熱なしなら14〜15分程度で外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。牛ステーキなら予熱をしてから230℃・6分。ミディアムレアの鶏レバーを塩とごま油とねぎでいただく「ねぎ塩レバー」は、200℃・6分で絶品に仕上がります。一度自分好みのレシピを作ったら、毎回同じ設定でOK。普段、焼き加減で失敗しがちな人に断然オススメです。

 

私が購入したのは4.7Lモデルですが、こちらの3.8Lモデルはひとり暮らしのキッチンなどにも設置しやすいサイズ感。ほとんど料理をしない、できないという人は、まずはコレで「肉を焼く」というところから始めてみては?

6600円で1台5役! 調理の幅がグンと広がるブレンダー【プロが保証! の高コスパ家電】

「コスパ」=「激安」とは限らない——。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。今回紹介するのはレコルト「ハンディブレンダー」。

 

【私が推します!】

 

家電ライター・田中真紀子さん

白物・美容家電を得意とするライター。ユーザー目線を大事にした、主婦ならではの感性でのレビュー記事に定評がある。

 

食事の準備から趣味の菓子作りまでつい使いたくなるお手軽さ

レコルト
ハンディブレンダー

実売価格:6600円

SPEC●定格消費電力:200W●付属品:ブレンダー、ダブルビーター、チョッパー、スリムカップ、レシピブックなど●サイズ/質量:W75×H380×D65mm/約610g(ダブルビーターセット時)

ブレンダーとダブルビーター、チョッパーの3つのアタッチメントが付属し、潰す・混ぜる・泡立てる・刻む・砕くを1台で網羅。ダブルビーターには底面がフラットで細めのワイヤーを採用し、効率的に泡立てられる。撹拌速度は変更可能。

 

↑手間のかかるみじん切りなどにはチョッパーの出番。野菜のほか、肉や魚をミンチするときにも使える。食パンからパン粉、氷を砕いてフローズンドリンクを作ってもOK

 

↑ブレンダーは食材を潰してペースト状にする工程やポタージュなどのスープ作りに重宝。鍋の中でそのまま使えて時短にもつながる。丈夫で長持ちするステンレス製を採用

 

↑アタッチメントの付け替えで使い方が広がり、滑らかなポタージュやふわふわのメレンゲなど、手がかかりそうな料理でも素早く簡単に作れる。料理初心者にうれしいレシピブック付き

 

1台あるだけで調理の幅がグンと広がる

ハンディタイプのブレンダーは「あると便利そうだけど、持ってはいない」という人が多いアイテムだと思います。そんな人が手軽に導入できるのがこちら。

 

リーズナブルな価格ながら、普段使いしやすいアタッチメントが揃います。パワフルな高級機種のようにナッツやクルミを砕くといった使い方はできないものの、鍋で煮込んだ食材をそのままつぶしたり、自家製のマヨネーズやドレッシングをサッと作ったり、メレンゲや生クリームを泡立てたり。ミキサーよりも手軽で、1台あるだけで調理の幅がグンと広がるので、とても重宝するんです。

 

ブレンダー用アタッチメントの装着時で約560gと、本体が軽いのも魅力。日々使うものなので、使いづらかったり重くて疲れたりするものは敬遠してしまいますが、コレなら毎日でも使いたいと思えるはずです。

 

すり鉢などで作ると時間も労力もかかる離乳食用としてもオススメ。ブルー、ピンク、ホワイトを基調とした3色のカラバリはどれも淡い色合いでかわいく、出産祝いなどのギフトにも喜ばれますよ。

実は1Lもいらない? 湯沸かし量のニーズに応えた象印マホービンの電気ケトル

象印マホービンは、電気ケトルCK-SA型(2サイズ)を10月1日に発売します。

 

象印マホービンは、電気ケトルを使用するユーザーにインタビューを実施したところ、満水容量0.8L~1.2Lを使用する全ユーザーの51%、その内1~2人世帯の59%が「0.6Lサイズで足りる」と回答し、満水容量に満たない量でお湯を沸かす人が多くいることが明らかになったそうです。

 

そこで、新製品では、既存のラインアップに加え、0.6Lと0.8Lの2サイズを追加。1~2人世帯に加え、普段満水容量まで使用しない人にもおすすめとする容量のモデルを用意しました。

 

デザインは、丸みのあるやさしい形状で、雑貨テイストの木目調電源プレートを採用。インテリアになじむナチュラルなデザインとしています。

 

加えて、6点の安全設計を採用。倒れてもお湯がこぼれにくい構造、外側が熱くなりにくい本体の二重構造、沸とうを検知して自動的に電源がオフになる機能、空だき防止機能、ロック状態であれば万が一倒れてもお湯もれを抑える機構、湯沸かし時に発生する蒸気の量を抑える機構を搭載しています。

 

このほか、お手入れしやすい「フラットふた」と「広口内容器」や、カップ1杯(140mL)分を約60秒で沸かせる「ハイパワー1300W」などを採用しています。

商品名 電気ケトル
品番 CK-SA06 CK-SA08
市場想定価格 8250円 8800円
満水容量(L) 0.6 0.8
消費電力 湯沸かし時(W) 1300
湯沸かし時間 満水時(約) 3分 4分
カップ1杯(140mL)(約) 60秒
外形寸法

幅×奥行×高さ(約cm)
本体のみ 23×16×16 23×16×17
ベース含む 23×16×17.5 23×16×19
質量(約kg) 本体のみ 0.8
電源プレート含む 1.1
電源コード(m) 1.3
色柄 ダスティグリーン

(-GZ)

サンドグレー
(-HZ)
サンドグレー

(-HZ)

チェスナットブラウン
(-TZ)

憧れの “コーヒー焙煎” を自宅のテーブルで! 浅煎りから深煎りまで初心者も自在に操れる焙煎家電

コーヒーの香りや味わいを左右するのは、焙煎による部分が大きいといわれています。これを家で手軽に楽しめる新型家電が今春発売されました。焙煎というと、繊細なチューニングを必要とするプロの世界という敷居の高さがありましたが、いったいどこまで “手軽” になったのでしょうか? フードアナリストの中山秀明さんに、焙煎にまつわる基本的な情報とともに解説していただきました。

 

コーヒーこだわり派のネクストステップが「焙煎」

焙(あぶ)って煎(い)ると書いて「焙煎」。英語でローストともいいますが、コーヒー豆は焙煎することで芳しい香りや味わいを放つようになります。さらに、焙煎はコーヒーの味の方向性を決定づけるものであるとともに、コーヒーの善し悪しを決めるもっとも重要なポイントのひとつともいえるのだそう。

 

「コーヒーの楽しみ方は十人十色。カフェやコンビニで買ったり、自宅などで手軽にインスタントコーヒーで楽しんだり。はたまた、買ってきた豆をミルで挽いて、ハンドドリップで淹れる愛好家も少なくありません。そんな、こだわり派のネクストステップが自家焙煎だといえるでしょう。

 

コーヒー豆は、より専門色の強いお店に行けば生の状態でも販売されています。その見た目は、やや緑がかった乳白色。この豆を焙煎することで褐色になるのですが、加熱する温度や時間によって浅煎りになったり深煎りになったり。加えて、焙煎したコーヒー豆はその香りもいっそうボリューミー。一般的に焙煎した3日後から7~10日後ごろが飲み頃といわれており、こうしたおいしさのピークをコントロールしながら楽しめるのも、コーヒー焙煎の醍醐味です」(フードアナリスト・中山秀明さん、以下同)

 

サードウェーブは焙煎機の市民権獲得にも影響

自家焙煎にはコンロを使う直火式もありますが、ムラなく狙った煎り加減にローストするには技術が要るもの。そこで便利なのが、電動式の焙煎機です。もともとはプロ用の高価で大型のタイプが主流でしたが、近年では小型で比較的安価なモデルも登場するように。

 

「背景には、社会環境やライフスタイルの変化が深く関係しています。例えばコーヒーのトレンド。2000年以降に高付加価値のスペシャルティコーヒーが日本でも注目を集め、その後2010年代中頃からはより親しみやすいカルチャーとしてサードウェーブコーヒーがトレンドになるなど、こだわりのコーヒーを楽しむ文化が身近に。その流れとともに焙煎所併設の店が続々誕生し、コーヒーを自家焙煎する愛好家も増えていきました。

 

また、インターネット回線の高速化や、スマホ社会の到来も見逃せません。コーヒーに関するマニアックな情報を容易に手できるようになり、焙煎のテクニックも動画などで簡単に学べるようになりました。こうして焙煎に興味を持つ人が増えるとともに、コーヒーのニーズが多様化したことも、家庭用の電動焙煎機発売に大きく関係しているといえるでしょう」

 

いまや市場にはさまざまな製品が存在します。なかでもいま注目度の高い新型モデルが、ストーブや加湿器などでお馴染みのダイニチ工業が作った「MR-F60A」です。

ダイニチ「コーヒー豆焙煎機 MR-F60A」
3万4760円(税込)

簡単な操作で、5段階から好みのレベルに焙煎が可能。所要時間は1回約25分とスピーディーで、高さ280㎜×幅241mm×奥行186mm、重さ約2.3kgというコンパクトなサイズも特徴。

 

↑熱風の通り道に2つの温度センサーを搭載。上流センサーは熱風を狙った温度に調整し、下流センサーは気温や豆量の変化による温度のズレを修正する。また、渦状に下から噴き上げることで、ムラの少ない安定した焙煎精度を実現

 

↑本体と天窓付きのフタとの間に「チャフコンテナ」というユニットがあり、ここにチャフ(豆の薄皮)が集まる設計

 

使い方は生豆を入れてスイッチを操作するだけ

「MR-F60A」の使い方は至って簡単。その手順一例を紹介しましょう。生豆は各種コーヒー豆の専門店ほか、オンラインショップでも。ダイニチ工業公式の「ダイニチWebShop」でも販売されています。

 

1.焙煎釜に生豆を入れる。

「MR-F60A」のフタを開け、焙煎釜に付属スプーン1杯(約60g)の生豆を投入します。

 

2.仕上がりのレベルを選んで焙煎開始。

フタをしてスイッチをオン(写真下部左端)にし、焙煎レベルを1~5で選択。スタートボタンを押せば焙煎が始まります。所要時間は焙煎運転15分と、冷却10分の計25分ほど。

 

3.ライブ感が楽しめるのも魅力。

熱風で混ざりながら焙煎され、コーヒー豆が徐々に茶色くなっていく様子が天窓から見られます。ちなみに、稼働中はそれなりに音がするので、深夜などは避けたほうがいいでしょう。やがて終了するとブザー音が鳴り、スタートランプも消灯します。

 

4.チャフは自動で分別。

直火式の焙煎機はチャフが燃え煙も出やすいものですが、火を使わない「MR-F60A」は熱風とチャフコンテナにより分けられるため燃えることがありません。チャフはコンテナを裏返して捨てるだけでよく、処理も簡単。

 

5.完成。

焙煎されたコーヒー豆は、本体を傾けて各種容器へ。もちろんすぐ挽いて淹れてもいいのですが、飲み頃は香りや味わい深さが安定する3日後から7~10日後頃だといわれています。

 

左から、焙煎レベル5(深煎り)、3(中煎り)、1(浅煎り)。そして右端が生豆。ぜひ焙煎の違いで飲み比べてみましょう。

 

代表的な5つの産地の豆を3種の焙煎でテイスティング

焙煎レベルの違いによって、味はどのように変化するのでしょうか? 続いて、さまざまな国のコーヒー豆を「MR-F60A」で焙煎し、テイスティングのうえ特徴を解説します。

↑左から、焙煎レベル1(浅煎り)、3(中煎り)、5(深煎り)のコーヒー豆を抽出。飲んでみると、同じ豆でも焙煎度合いに寄って酸味やビター感などに違いが出ることがよくわかる

 

■ ブラジル

コーヒー豆生産量で他を圧倒する世界一の生産国。味の特徴としては苦味と酸味がほどよく調和し、好バランスなのでブレンドのベースにも重宝されます。

・浅煎り
酸味はあるものの主張が弱く、全体バランスもちぐはぐな印象

・中煎り
苦みが出て酸味も落ち着き、コーヒーらしいトーンが伸びやかな味わいに

・深煎り
コクと苦みの力強さが印象的な、正統派のビターコーヒー

 

■ コロンビア

南米、ブラジルの北西部に位置する赤道直下の国。ブラジル同様にバランスが良くブレンドのベースにもされやすいですが、こちらは酸味やフルーティな甘みがより豊かです。

・浅煎り
特有の酸味や、柑橘を思わせるフルーティな甘みがしっかり出る爽やかな味

・中煎り
果実味にコクが加わり、苦味と香りがバランスよく調和

・深煎り
深煎りならではのボディが出るものの、コロンビア特有の果実味は消えてしまい、ポテンシャルが発揮されない

 

■ モカ

「モカ」とは、アラビア半島南部のイエメンとアフリカ中東部のエチオピア産豆の総称。エチオピアはコーヒー発祥の地ともいわれ、果実味あふれる香りや豊かな酸味、甘み、コクが魅力です。

・浅煎り
花を思わせる上品な風味や、優美な果実味が魅力。酸味もクリアでまろやかなテイスト

・中煎り
心地良い果実味にコクがプラス。苦味と香りがバランスよく引き立て合うおいしさ

・深煎り
苦みやコクが出るぶん魅力的な酸味や香りが弱くなり、単調な味わいに

 

■ マンデリン

インドネシアのスマトラ島で採れる高級品種のことを指します。深く上品な苦味とコクがある一方酸味は控えめで、ほんのり香るハーブやスパイスのニュアンスも特徴。

・浅煎り
フローラルかつフルーティな香り。苦味が少なく、酸味と甘みが調和した上品な味

・中煎り
マンデリン特有の優雅なビター感に、華やかな香りが調和

・深煎り
甘みやコクに重厚感がある、堂々としたビターテイスト。ミルクともよく合いそう

 

■ キリマンジャロ

インド洋に面した東アフリカの国、タンザニア北東部にあるキリマンジャロ山が名の由来。しっかりした酸味とコクに加わる、甘やかな香りが魅力です。

・浅煎り
重厚感のある酸味が特徴的。シャープなニュアンスが前面に出た、明るさを感じるテイスト

・中煎り
酸味が抑えられたぶんコク深さが出て、グッとふくよかな味わいに

・深煎り
ナッツのような風味と、心地良い苦みが主張。深く香ばしい、王道のビターテイスト

 

コーヒー豆は生産地によって香りや味わいもさまざまですが、豆によって得意・不得意な風味があります。そういったポテンシャルを引き出すのが焙煎。「MR-F60A」を使えば簡単に煎り分けができ、好みの豆や焙煎度合いも知ることができるでしょう。コーヒーのより奥深いおいしさを知りたいなら、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

プロフィール

フードアナリスト / 中山秀明

食品全般のトレンドに詳しいライター。コーヒーは得意分野のひとつで、コーヒー豆店、焙煎士、焙煎所、焙煎機、喫茶店、バリスタなど取材経験も幅広い。「MR-F60A」も所持しており、飲み方はハンドドリップはもちろん、愛用のエスプレッソマシンで淹れることも。夏は水出しコーヒーをよく飲む。

紙パック式クリーナーが計画比7倍の大ヒット! 2023年上半期にヒットした注目家電をプロが解説

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「家電編」から、ゴミ捨てが楽になる紙パック式のスティッククリーナーをはじめ、コーヒーメーカー、ホットサンドメーカーの人気モデルをそれぞれ紹介。人気の秘密について、家電デジタルライターの小口覺さんに解説してもらいました!

 

私が解説します

家電ライター 小口 覺さん
ITから家電まで幅広く精通。自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の名付け親でもある。

 

【スティッククリーナー】

長年培った技術力を結集した軽量で高い吸引力の紙パック式

日立
かるパックスティック PKV-BK3K
実売価格6万2800円
2022年12月発売

紙パック式集じん方式を採用。集じん部やモーターには同社の技術を応用し、1.1kgの軽量と吸引力を両立した。緑色LEDライトで見えにくいゴミを浮かび上がらせる「ごみくっきりライト」や、髪の毛が絡まりにくい「からまんブラシ」も搭載。

 

↑紙パックが満杯でも簡単に取り出せて、ホコリも舞いにくい構造。ゴミ捨ては約2か月に1回程度でOKだ

 

↑空気がスムーズに流れやすい「パワー長もち流路」を採用。ゴミが溜まってきても吸引力が低下しにくい

 

【ヒットのシンソウ】

ゴミ捨てのラクさに注目の紙パック式が異例のヒット

「サイクロン式が主流のスティック掃除機ですが、ゴミ捨ての際にホコリが舞いにくい紙パックを採用。計画比7倍のヒットとなりました。他社も紙パック式の高級スティック掃除機を投入するかも」(小口さん、以下同)

売れ行き:★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★★

 

【コーヒーメーカー】

コーン式ミルが進化してより手軽に本格的な1杯を抽出

シロカ
コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこPRO
実売価格2万9700円
2022年10月発売

挽く・蒸らす・淹れるに加え、豆と水の計量も全自動で行う高級モデル。挽きムラを抑えた「こだわり挽き」と選べる抽出温度で、豆本来のおいしさを引き出す。マグカップに直接抽出できる「じかマグ」機能を搭載。

 

↑ホッパーは密閉性が高く、豆の香りを逃がしにくい。豆を最大200gまで保存可能で、補充の手間も軽減

 

【ヒットのシンソウ】

使い勝手を中心に従来機以上の人気を獲得

「計画値の2倍以上、金額ベースでは前モデルの同時期比2.5倍超の売れ行き。大容量ホッパーや、マグカップに直接淹れられる『じかマグ』モード、自動計量機能など、使い勝手が特に高評価です」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★

 

【ホットサンドメーカー】

食べきりサイズのホットサンドを作れる

レコルト
プレスサンドメーカー ミニ
実売価格4400円
2023年4月発売

6枚切りや8枚切りの食パン1枚でホットサンドが作れるコンパクトモデル。ホットケーキミックスやパイシート、ごはんを挟んでもOKだ。キュートな本体のフォルムと、レトロなムードの3カラー展開で、デザイン性の高さからSNSでも人気。

 

↑ホットケーキミックスでチーズドックやアメリカンドックも作れる。アレンジレシピを考えるのも楽しい

 

【ヒットのシンソウ】

発売1か月足らずで出荷台数は1万台を突破

「同社の食パン2枚用のタイプが1年半で11万台出荷でしたが、本機はそれを超えるペース。2枚だと量が多いという層にリーチ。サイズ・デザイン・カラーは “雑貨電(雑貨系家電)” としての完成度も◎」

売れ行き:★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★★

ボタン1つで低温調理も発酵調理も。豆乳ヨーグルトやサラダチキンを自動で調理できるアイリスオーヤマ「ヨーグルトメーカー」

アイリスオーヤマは8月31日から、牛乳または豆乳を使ってヨーグルトを自動で作れるとともに、サラダチキンなども低温で調理できるヨーグルトメーカーを、全国の家電量販店、ネット通販を中心に順次発売します。

 

アイリスオーヤマは、2016年にヨーグルトメーカーの販売を開始。牛乳パックのままセットした牛乳から、ボタン1つでヨーグルトや飲むヨーグルトを自動で作れることや、時間や温度を細かく調節することで、納豆やフルーツビネガーなどの発酵食品も簡単に作れることから、人気を集めています。

 

今回発売されるヨーグルトメーカーは、牛乳はもちろん、豆乳からもヨーグルトを自動で作れるのが特徴。豆乳に種菌を加え、本体にセットし、自動メニューを選択するだけで、手軽に豆乳ヨーグルトを作れます。本体セット部分は牛乳パックだけでなく、横幅の広い豆乳パックもそのままセットでき、衛生面にもすぐれています。

 

豆乳ヨーグルトのほかにも、6種類の自動メニューを搭載しており、火加減の難しいサラダチキンなどの低温調理も可能。また、タイマーは1時間刻みで1~48時間、温度は1度刻みで25~65度と細かく調節できるほか、シンプルなカラーと形状で、さまざまなキッチンになじみやすいデザインに仕上がっています。

 

本体サイズは約幅156×奥行き158×高さ276mmで、重さは約800g。専用容器の容量は約900mlです。価格は直販サイトで6578円(税込)となっています。

3枚プレートで多彩な料理を楽しめる。お手入れも簡単な象印のグリルなべ「あじまる EP-FS30」

象印マホービンは、グリルなべ「あじまる EP-FS30」を9月1日に発売します。市場想定価格は2万2000円前後です。

 

あじまる EP-FS30は、「土鍋風なべ」「たこ焼きプレート」「すき焼きなべ」の3種類のプレートが用意され、なべ料理はもちろん、おでん・たこ焼き・すき焼き・お好み焼き・焼きそば・焼肉など、1台でさまざまな料理を楽しめます。

 

土鍋風なべは、内径26cm、満水容量3.3Lと、市販の鍋つゆの3~4人前タイプに適したサイズ。家族で囲んで食べるのに向いています。また、土鍋風なべとして使用するときは「直火OK」なので、下ごしらえも簡単です。

 

たこ焼きプレートは、区切り線つきのため、穴からあふれた材料も丸めて作りやすく、直径40mmのたこ焼きを21個焼けます。また、すき焼きなべは深い形状ですき焼きにぴったりなほか、お好み焼き、焼きそば、焼肉などにも使えます。

 

 

火力表示は、シンプルでわかりやすい炎のピクトを使用。火力調整のレバーはスライド式で、無段階に設定できます。さらにお手入れも簡単で、ヒーターセットが簡単に取り外せて、「本体ガード」を丸洗いできます。

 

商品名 グリルなべ
品番 EP-FS30
希望小売価格 オープン価格
消費電力(W) 1300
なべ寸法(cm)内径×深さ 26×5.5(土鍋風なべ)
電源コード(m) 2.5(マグネット方式)
満水容量(L) 3.3(土鍋風なべ)
 

本体

 

外形寸法(ガラスふた含む)幅×奥行×高さ(CM)

40×32.5×19(土鍋風なべ)
32×32.5×17(すき焼きなべ・たこ焼きプレート)
40×32.5×22.5(3枚重ね時)
質量(kg) 6.5
色柄 ブラック(-BA)

 

夏場は火を使わずに卓上調理が正解! エレコムのIH卓上なべ「HOT DISH cocotte」をレビュー

暑い日が続くとキッチンに立って料理をするのが苦痛になり、ついコンビニやデリバリーに頼りがちですが、毎日外食というのは健康面だけでなく、財布にも厳しいはず。

 

そこでおすすめしたいのが、エレコムの「LiFERE IH卓上調理なべ HOT DISH cocotte」(以下HOT DISH cocotte)。エレコムと聞くとパソコンの周辺機器を扱うメーカーのイメージが強いですが、実は2022年から白物家電事業に参入しているんです。

 

今回は実際にHOT DISH cocotteで3種類のお手軽料理を作ってみました。一般的なIH卓上なべとの違いを中心に、その使い勝手を紹介したいと思います。

↑エレコム「HOT DISH cocotte」。実売価格は1万6800円前後(税込)

 

深鍋タイプは1〜2人の鍋料理や煮込み料理にぴったり

2022年に同社が発売した「HOT DISH」は、お皿のようなデザインが特徴のIHクッキングプレートでしたが、2023年6月に発売したHOT DISH cocotteは深鍋バージョンとなっています。こちらも別売の焼きプレートを使えば、焼く・炒めるといった調理が可能です。

↑本体と鍋は取り外せる。本体のサイズは幅206×奥行き214×高さ69mm、重さは1.2kg。鍋は直径187mm×高さ75mm、重さは440g。ガラスのフタも付属する

 

丸みを帯びたスープボウルのようなフォルムとオフホワイトのカラーが食卓に馴染みやすい印象です。1〜2人分の鍋料理や煮込み料理をするのに適しており、食材や調味料がこびりつきにくいセラミックコーティングを施しているため、お手入れもしやすくなっています。鍋の固定リングには耐熱性の高い特殊なプラスチックを採用しているので、手が触れても火傷しない安心設計なだけでなく、保温機能もあります。

↑本体以外は丸洗いできるので衛生的。本体はヒーター面がフラットなので汚れが付いても拭き取りやすい

 

また、専用の鍋や焼きプレートだけでなく、IH対応の鍋やフライパンも使用できます。キッチンのコンロがいっぱいのときやちょっとお湯を沸かしたいときなどにも重宝するでしょう。

↑直径10〜16cmの底が平ら、もしくは反りが3mm以下のIH対応の鍋であれば使用できる

 

できたての料理をアツアツのままキープ

IHクッキングヒーターは素早く高温で加熱できるのが特徴です。モードはWARM(保温)/LOW/MID/HIGHの4段階となっており、常に一定の温度で調理や保温が可能です。

↑本体下部のつまみを左右に動かして温度を調整する

 

実際に鍋焼きうどんを作ってみると、ガスコンロやカセットコンロで作るよりも少し時間はかかる印象でした。ただし、一般的なシーズヒーター方式と比較すると、シーズヒーター方式はコンロが鍋肌を加熱して温めるのに対し、IH方式は鍋自体が発熱するので、短時間で加熱できます。

 

また、調理中に暑さを感じないので夏場はとくにありがたい! これまでは夏に鍋料理を作るのは避けていたのですが、卓上で手軽にちょっとだけ作れるのなら夏の鍋もアリですね。

↑鍋焼きうどんは冷凍うどんと野菜、鶏肉でさっと作れる。なべの適正容量は800mLなので1〜2人向き

 

また、保温しながら食べられるので、常にアツアツの料理を食べられるのもHOT DISH cocotteの魅力。カセットコンロでもアツアツの状態で食べられますが、後片付けが面倒なので1人のときに使うのは億劫でした。本製品なら収納しやすいサイズですし、使い終わってからの掃除も簡単です。

↑このサイズ感なら1人で鍋をするハードルがグッと下がる

 

煮込み料理を作るのに大活躍

煮込み料理は火をつけっぱなしにするので、夏場に作るのは暑さとの戦いです。また、温度管理が面倒で敬遠しているという人もいるでしょう。そんな悩みもHOT DISH cocotteなら解決できるはず。

 

せっかくなのでおしゃれなおつまみを作ってみようと、公式サイトで紹介されていた「鳥の手羽先のコンフィ」に挑戦してみました。作り方はシンプルで、下ごしらえした手羽先をオリーブオイルとローズマリー、白ワイン、唐辛子に3時間ほど漬け込み、あとは調味料ごと本製品に入れたら、LOWで10分、WARMで10分置けば完成です。

↑これまで低温調理器以外でコンフィを作ることはなかったが、IHなら温度管理がしやすいので作りやすい

 

完成したコンフィは少し塩気があり、身がほろっとしていてワインとの相性は抜群。パンとの相性もいいので、お酒を飲まない人でも気に入ること間違いなしです。

↑家族はコンフィを食べるのが初めてだったが、全員がおいしいと平らげてくれた

 

もちろん、こうしたおしゃれメニューだけでなく、肉豆腐などのシンプルなおかずも作れます。肉豆腐は最初にお肉を炒めるのですが、少しなべを温めるだけでさっと炒められました。この速さはさすがIHですね。

↑少量の炒め調理であればHOT DISH cocotteで充分

 

調理中はフタをして煮込むのですが、ガラスのフタなので中が見やすいのもポイント。ひとつ残念だったのは、フタを外したときの置き場所に困ることです。フタのスタンドが付属していればさらに使いやすくなりそうですね。

↑ガラスのフタは強化ガラスでできているので扱いやすい

 

煮込みが終われば完成で、味がしみしみの肉豆腐は白米のお供にぴったり! もちろん、日本酒やビールと一緒に晩酌するのも最高です。卓上で煮込む様子を見ながら飲み始めるのも贅沢な時間の過ごし方かもしれません。

↑いい具合に甘辛い味が染み込んだ肉豆腐は箸が止まらない

 

1万6800円という価格は、卓上IH調理器のなかでは比較的高額な部類です。しかし、1〜2人用という小ぶりなサイズ感やデザイン性の高さを重視するのであれば、ベストな選択になるはずです。また、家族の人数は多くても食事時間がバラバラな家庭なら、このサイズ感の卓上調理器は重宝するでしょう。ぜひHOT DISH cocotteでアツアツの料理を手軽に楽しんでみてください。

グリル調理の気になる煙やニオイをカット! ふたを外せて手入れもラクな「マルチロースター」象印から発売

象印マホービンは、「マルチロースター」(EF-WA30)を、9月1日に発売します。市場想定価格は2万1000円前後(税込)。

 

同製品は、魚や肉、野菜など、多彩なグリル料理が一台で楽しめるマルチロースター。

 

同社が行なったアンケートによると、使用しているフィッシュロースターの不満点について、「汚れが取れない」「調理中のニオイが気になる」「ふたの分解と取り付けがむずかしい」「庫内のニオイが取れない」などが上位を占めました。買い替える際の魅力に感じるポイントについては、「高性能のフィルターで調理中のニオイを分解、脱臭」「分解&取り付けが簡単で手間がかからない」「隅々までお手入れできる分解丸洗い構造」の項目が選ばれています。

 

以上の結果を受け、今回発売となる同製品では、煙やニオイを抑える「高性能触媒フィルター」を搭載。触媒フィルターで煙やニオイ成分を90%カットでき、気になる煙やニオイを軽減することができます。

 

上下のヒーターで両面を一度に焼くことができる「両面焼き」機能で裏返す手間がなく、魚の身が崩れる心配もありません。庫内は35cmのサンマを3尾同時に焼ける「ワイド庫内」で、頭を切り落とさずに、丸ごと調理できます。

 

そのほか、下ヒーターからの熱を反射させ、効率良く熱を伝える「こんがり反射板」、高さを2段階に調節できる「ステンレス製焼き網」も搭載。

 

ふたは「ワンタッチ着脱ふた」で、背面上部のプッシュボタンを押しながら引き上げると、簡単に取り外せます。分解したふた、ステンレス製焼き網、こんがり反射板、水受皿はすべて丸洗い可能で、手入れがしやすい構造です。

 

本体シールの2次元コードを読み取れば、焼き魚だけでなく、様々なメニューが楽しめるWEBレシピを閲覧できます。

↑レシピ掲載「焼き茄子」

忙しいけど食卓を彩りたい人必見! プロが選んだタイパ調理家電10選

ここでは、 忙しい現代人の強い味方であるタイパ家電の中でも、ながら調理や時短調理で食生活をもっとリッチにしてくれる「キッチン家電」をプロがセレクト。Time is money、時は金なり。家電を賢く利用してパフォーマンスアップしちゃいましょう!

※こちらは「GetNavi」2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが選びました!

 

【その①】レンジ→グリルの自動切り替えで本格料理を手間なく作れる!

象印マホービン
EVERINO オーブンレンジES-GT26

レンジ機能からグリル機能へ自動切り替えができるなど、独自の温度コントロール技術による調理機能や時短メニューを搭載。「ボウルセット」付属で、下ごしらえから調理、保存まで手軽に料理を仕上げられる。

SPEC●庫内容量:26 L●定格消費電力:レンジ1420W、オーブン1295W、グリル1020W●オーブン温度:100〜250℃●サイズ/質量:W487×H370×D454mm(ハンドル含む)/17.5kg

↑レンジで芯まで熱を通し、グリル機能に自動切り替えする「レジグリ」。ハンバーグは約13分で完成

 

↑下ごしらえ済みの食材をボウルに入れ、角皿下部にセットする「うきレジ」。食材上部と下部の温めムラを軽減可能だ

 

<プロのコメント>

「中まで火を通せるけど焼き目が付かないレンジ調理と、焼き目は付くけど中まで火を通しづらいグリルを連携させた『芯までレジグリ』機能が圧倒的に便利。手間なくおいしく作れます。」(安蔵)

 

「“レンジ0グリル”の自動切り替えは、ありそうで意外となかった機能。温めた食材を取り出して、グリル用に再セットといった工程が省けるのでエフォートレス(手間いらず)です!」(山田)

 

【その②】自動かき混ぜ&予約機能で“ほったらかし調理”できる!

シャープ

水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」 KN-HW24G

食材の分量や状態に合わせて自動かき混ぜを行う「まぜ技ユニット」搭載。無線LAN接続で400以上のクラウドメニューからユーザーに最適なメニューを提案してくれるのもありがたい。

SPEC●調理容量:2.4 L●満水容量:4.7 L●定格消費電力:800W●設定温度(発酵・低温調理):35〜90℃●最大予約設定時間:15時間●保温:最大12時間●メニュー集掲載数:145●サイズ/質量:約W345×H256×D305mm/約5.8kg

 

↑材料を入れボタンを押すだけで完成までワンストップ。食材の衛生面に配慮しつつ最大15時間の予約調理ができるのも魅力だ

 

↑付属のトレイを使うと、上段(写真左)で蒸し料理、下段(写真右)で煮物や汁物など、2種類のメニューを同時に調理できる

 

<プロのコメント>

「自動かき混ぜ調理と予約調理という本機ならではの機能に加え、小容量モデルに搭載していた「2段同時調理」機能が大容量モデルにも。たくさんの料理を手軽に作れるようになりました。」(安蔵)

 

「子育てと仕事、家事と忙しい日々を支えてくれたのがコレ。主菜から副菜、時間のかかる低温調理や発酵調理もほったらかしで作れるので、料理にかける時間と労力がグッと減りました。」(田中)

 

【その③】時短炊飯器としても優れる洗練デザインの電気圧力鍋

A-Stage
Re・De Pot (リデポット)

最大1.8気圧(83kPa)の高圧を実現し、炊飯や本格煮込み料理を時短調理できる。コンパクト設計、かつインテリアに馴染みやすいエレガントなデザインも魅力。蓋が外せるので料理を鍋ごと食卓に出してもOKだ。

SPEC●調理容量:1.2 L●最大炊飯容量:0.8 L(4合)●予約:最大12時間、1時間刻み(圧力調理、炊飯のみ)●サイズ/質量:W288×H244×D222mm/約2.8kg

↑最大1.8気圧の高圧での吸水・蒸らしにより、ごはんもふっくら。たった25分で炊けるのに、十分おいしい!

 

↑操作系統はシンプル。自動モードは番号とスタートボタンを押して実行。基本のレシピ数も豊富だ

 

<プロのコメント>

「子守りの合間を縫って食事を済ませることが多く、ごはんをおいしく早炊きできるRe・De Potにはとても助けられています。時間のかかる煮込み系料理も本格的な味に仕上がりますよ。」(青木)

 

【その④】豊富な温度設定と保温機能搭載でタイパ抜群!

ティファール
アプレシア ロックコントロール KO8401JP

約68秒というハイスピードでカップ1杯ぶんのお湯が沸かせる。40〜100℃までの間で8段階の温度設定ができて、一度沸かしたお湯は最大60分まで保温可能。2杯目のお茶も沸かし直しの手間なく飲める。

SPEC●容量:800ml●定格消費電力:1250W●温度設定: 8段階●コーヒー1杯ぶんの沸騰時間(144㏄/沸騰100℃まで):1分8秒●サイズ/質量:約W170×H210×D220mm/約1.27kg

 

↑加熱温度を40〜100℃まで8段階から設定可能。緑茶は70℃、紅茶は100℃など最適な温度で淹れられる

 

↑蓋を完全に取り外せて、手入れがしやすい。「ウルトラポリッシュ底面」採用で、水アカも付きにくい設計だ

 

<プロのコメント>

「『あっ! という間にすぐに沸く』魅力は健在。しかも湯温を8段階で設定可能で、狙った温度で注げる。水アカが付きづらく、洗いやすい構造でお手入れ時間も節約できます。」(小林)

 

【その⑤】業務用レベルの急速冷凍とアプリでの在庫管理機能が秀逸

パナソニック
「はやうま冷凍」搭載冷蔵庫 NR-F609WPX

業務用レベルの急速冷凍機能「はやうま冷凍」搭載で、食材本来のおいしさをそのままに保存可能。冷凍保存した食材の霜付き・乾燥を抑える「うまもり保存」も優秀だ。おいしさをキープできて、フードロス削減にも役立つ。

SPEC●定格内容積:600L●定格消費電力:電動機90W、電熱装置203W●機能:全室ナノイーX、AIエコナビ、庫外湿度センサーなど●サイズ/質量:約W685×H1828×D745mm/116kg

 

↑集中シャワー冷却で、粗熱とりをスピーディに行える。下味付けも短時間で味が染み込みやすく、弁当作りも時短できる

 

↑同梱の「重量検知プレート」に食品を置いておけば、専用スマホアプリから庫内のストック残量確認ができる

 

↑大風量の冷気で急凍することで食材の霜付きを防ぎ、食感をキープ。解凍・加熱後のおいしさもグンとアップ!

 

<プロのコメント>

「食材を長持ちさせる機能も注目。特に新搭載の『うまもり保存』は約1か月間おいしさをキープ。まとめ買いしてもおいしいままなので、買い物の頻度を減らせてタイパ面で効きます!」(山田)

 

「出先で『卵あといくつ残ってたっけ?』などと考えることが多いので、アプリで残量確認ができるのはかなり便利! 買い忘れも防げて、もう一度買い物に走るなんて手間がなくなります。」(青木)

 

【その⑥】新機能が追加されレパートリーがさらに豊富に!

ライフオンプロダクツ
PRISMATE(プリズメイト)
サラダチキンメーカー グランデ 楽しく使えるWEBレシピ付 PR-SK044

人気のサラダチキンメーカーに、スチーム調理と炊飯機能が追加。サラダチキンは最短20分、温野菜は15分で調理可能だ。600g程度の肉が2枚一度に調理できる大容量で、作り置きにも便利。

SPEC●消費電力:約550W●満水容量:約1.7 L●耐熱温度:鍋約260℃、蒸しトレイ、本体約110℃●サイズ/質量:約W265×H160×D240mm/1.55kg

 

↑鍋に水を入れて付属のトレイに食材を乗せれば、蒸し料理が作れる。鍋とトレイで2品同時調理も叶う

 

↑2合までの炊飯が約30分で可能。ウェブレシピでは混ぜごはんや雑穀米のレシピも紹介されている

 

<プロのコメント>

「低温調理の際にあらかじめ肉に塩を振って一晩寝かせる手間がないので、前日から計画を立てなくても調理できます。ゆで卵やゆでブロッコリーを同時に作れる一石三鳥ぶりもナイス!」(田中)

 

【その⑦】幅広い温度と時間設定可能で1台6役で使える多機能モデル

テスコム
低温コンベクションオーブン TSF61A

トーストのほか、低温調理やフードドライ、ノンフライ調理など6つの調理モードを搭載。35〜230℃の幅広い温度域と最長12時間までの使用可能時間を実現し、ビーフジャーキーやヨーグルト、グラタンなど様々な料理が作れる。

SPEC●消費電力:1200W●モード:トースト、高温、低温など6種●温度調節:低温10段階(35〜90℃)、高温10段階(100〜230℃)●サイズ/質量:約W345×H240×D410mm/4.7kg

 

↑「低温ファンあり」モードでは、6時間程度で自家製ドライフードが作れる。素材の味がギュッと凝縮されておいしい

 

↑おいしそうな焼け目や焦げ目を付けられる「上火グリル」モードも秀逸。料理の仕上がりがワンランク上がる!

 

<プロのコメント>

「ドライフードを手作りできるのに加え、お湯を使わず食品用耐熱ポリ袋で低温調理できるのが良い。ペットに安全なおやつを作ってあげたい人にもオススメです。」(安蔵)

 

【その⑧】ハーフサイズなので“ながら食べ”にもちょうど良い!

ラドンナ
Toffy ハーフホットサンドメーカー
1枚の食パンを折りたたむスタイルでホットサンドが作れる。2枚の食パンで作るホットサンドが主流だが、“ちょっと量が多い”という人に最適だ。着脱式の交換プレートを採用しているタイプ(9900円)も展開。

SPEC●定格消費電力:500W●サーモスタット機能:あり●焼き時間目安:約4分●電源コード長:約0.7m●サイズ/質量:約W167×H96×D220mm/約0.75kg

↑好きな具材を入れて挟むだけで、食べきりサイズのハーフホットサンドが完成。スナック感覚で楽しめる

 

↑コンパクト仕様で、使わないときは立てて置いておける。レトロなデザインも可愛らしく、キッチン映えする

 

<プロのコメント>

「コーヒーを飲みながら片手でホットサンドを食べる “ワンハンドスタイル”が可能。ホットサンドは約4分で完成し、お手入れも濡らしたペーパーなどで拭き取るだけと手短に済みます!」(青木)

 

【その⑨】パワフルモーター採用で食材の下ごしらえをスピード化!

ブラウン
マルチクイック 9 ハンドブレンダー MQ9195XLS

「つぶす」「混ぜる」という基本機能に加え、「きざむ」「スライス」「せん切り」「泡立てる」「こねる」などができるハンドブレンダー。独自開発のハイパワーモーターは、アボカドの種も一瞬で粉砕可能だ。

SPEC●消費電力:500W●定格時間:2分(ブレンダー)、6分(泡立て)●付属品:本体、フードプロセッサーなど●サイズ/質量:W65×H410×D70mm/約1.03kg

 

↑フードプロセッサー用アタッチメント「ダイサー」を同梱。手間がかかる野菜や果物のダイスカットが素早く仕上がる

 

↑500Wのパワフルモーターを搭載。握る力を変えるだけの直感操作で、稼働スピードを無段階で調節できる

 

<プロのコメント>

「つぶす・混ぜるの基本機能も優秀ですが、チョップドサラダを作れる『ダイスカット』機能が圧倒的に便利。包丁で切ると結構手間がかかりますが、一瞬で野菜をさいの目切りできます!」(安蔵)

 

【その⑩】時短調理に一役買うシンプル&コンパクトなチョッパー

ラッセルホブス
4ブレード ミニチョッパー7820JP

高さ22㎝ほどのミニサイズ&厳選された機能を備えたお買い得チョッパー。2段階のスピード切り替えで肉や野菜などの食材を調理できる。シンプルでスタイリッシュなデザインも好印象だ。

SPEC●最大内容量:0.5L●消費電力:300W●回転数:約3000〜4500回転/分●定格時間:30秒●電源コード長:1.7m●サイズ/質量:約W185×H220×D155mm/1.7kg

 

↑2層4枚刃。カッター刃には錆びにくいステンレス製素材採用で、手入れも簡単だ。保護カバー付きなので取り外し時も安心

 

↑小型ながら300Wのモーター搭載で、ミンチやすり身もすぐに仕上がる。調理時間を大幅に短縮できてうれしい

 

↑ジャガイモやニンジンなど硬めの食材はHIGH(高速)モードで。数秒でペースト状になり、時短でスープが作れる

 

<プロのコメント>

「多機能ではないぶんシンプルに使えるモデル。ちょっとしたみじん切りで愛用中です。アッという間に料理の下ごしらえが完了するので、我が家に欠かせない存在になっています。」(田中)

「俺のドリップは何て未熟なんだ…」タイガーの斬新コーヒーマシン「サイフォニスタ」を使って痛感

今年の2月にタイガー魔法瓶が新発売したコーヒーマシン「Siphonysta(サイフォニスタ)」をご存知でしょうか。こちら、デザインからして既存のコーヒーメーカーとは一線を画すプロダクトで、気になっている人は多いと思います。

 

そこそこコーヒー好きの筆者もそのひとり。特に、サイフォン式(後述)はほぼ未知の領域なので好奇心がそそられます。メーカーに問い合わせたところ、「でしたら使ってみません?」とのことで、いろいろと試してみました。

↑「サイフォニスタ」ADS-A020。直販価格6万6000円(税込)というアッパーな価格からも自信がうかがえます。色はオニキスブラックのみ

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

1種の豆で10通りの味わいを楽しめる

まずは本機の特徴とともに、サイフォン式について解説します。タイガー魔法瓶はこれまでも数々のコーヒーマシンを世に送り出してきましたが、ほとんどがドリップ式でした。新作「サイフォニスタ」は名称から連想できるようにサイフォン式であり、気合いの入り方が違います。それはひょっとすると、同社が今年創立100周年を迎えるからかもしれません。

 

ドリップ式というのは日本では最も主流の淹れ方で、コーヒー豆にお湯を落として抽出する方式です。そして今回のサイフォン式というのは、フラスコ内の水を沸騰させ、気圧変化によってコーヒーを抽出する淹れ方のこと。

↑こちらがサイフォン式コーヒーの一例。以前取材した丸山珈琲にて

 

味の特徴は、例えばドリップ式に比べると、サイフォン式は高温抽出かつ撹拌(かくはん)を加えるため豆本来の魅力をより楽しめる傾向があります。また、ポコポコと沸く音が心地よく、コーヒーがシリンダーに少しずつ溜まっていくライブ感も特徴です。

 

そういったサイフォン式の魅力を、コーヒーマシンに落とし込んだのが「サイフォニスタ」。サイフォン式のコーヒーマシンは世界初ではありませんが、ここまでスタイリッシュなデザインはなかったといっていいでしょう。

↑サイズは、幅31.3×奥行き23.9×高さ36.6cm。変形A4サイズのGetNaviと比べるとこの感じです。また重さは約5kgと、そこそこありました

 

機能面の特徴も多岐にわたり、特にコアとなるのがスチーム技術と熱制御技術を融合させた独自の抽出システム。そして、抽出過程で温度を切り替えて雑味をクリアにしつつコーヒー豆本来の風味を引き出す、「Dual Temp(2段階温度抽出)モード」を搭載していること。このほか酸味と苦味、薄めと濃いめを各3段階ずつ好みで設定できる9通りの味調整があるので、1種類の豆で10通りの味わいを楽しめます。

↑モードを選ぶボタンは普段は消えており、シリンダーユニットを本体にセットしロックをかけるとモードボタンが点灯する仕様。文字盤は「Bitter」「Acidic(酸味)」「Light」「Strong」「Dual Temp」とすべて英語ですが、視認性よりデザイン性重視の筆者は大歓迎

 

シリンダーユニットにも技術が凝縮されており、それらはパーツの構造からみても明らか。こちらは水を入れる「上シリンダー」とコーヒー粉を入れる「下シリンダー」、そして上下シリンダーを固定する「ジョイント」からなり、これらをガチャッと一体化させて本体にセットする仕様となっています。

↑シリンダーユニットのほか、計量スプーンなども付いてきます。なお、ユニットは単独でも自立しますが、より安定させるためにシリンダースタンド(左端のステンレスパーツ)もあります

 

さながらコーヒーの噴水だ!

ここからは、実際に「サイフォニスタ」でコーヒーを淹れた感想をレポートしていきましょう。まずは「Dual Temp」モードで試しました。こちらはコーヒー豆本来の風味を引き出すという特性上、スペシャルティコーヒーを使うとよりポテンシャルが発揮されるとのことで、有名なスペシャルティコーヒーの浅煎り豆を挽きたてで用意しました。

↑東京・調布に焙煎所がある「猿田彦珈琲」から、酸味がフルーティで繊細な味の浅煎り豆をセレクト。電動ミルで挽くと、それだけで目覚めるような香りがさらに広がります

 

「サイフォニスタ」へのセッティングは、まず挽いた豆(コーヒー粉)を「下シリンダー」へ投入。計量スプーン1杯でコーヒー1杯ぶんとなり、本機では最大2杯ぶんまで作れます。

↑まずは1杯ぶんでトライ。「下シリンダー」にはフィルターと揚水パイプがセットされており(着脱可能)、パイプに入らないようにコーヒー粉を入れます

 

そして「上シリンダー」には水を入れます。こちらも目盛りが付いているのでわかりやすく、1杯ぶんの位置まで入れればOK。前述したように「ユニット」を介して上下のシリンダーをドッキングし、このシリンダーユニットを「サイフォニスタ」にセットして準備完了です。

↑シリンダーユニットをセットするとこのような感じ。水とコーヒー粉はそれぞれ1杯ぶんです

 

電源を入れると前述したようにランプが点くので、「Dual Temp」モードで「Start|Stop」ボタンをプッシュ。すると「フォーン」という音とともに動作がはじまります。その音はそこまで大きくもなく、このあと熱湯が流れてコーヒーの噴出もありましたが、特に気になりませんでした。

↑まずスチームが「下シリンダー」のコーヒー粉を蒸らし、その後注湯により浸漬して撹拌されます

 

浸漬と撹拌のあとは、減圧とともに「上シリンダー」への噴き上げ工程へ。最初はちょろちょろと噴出していたものが次第に強くなり、やがて噴水のように噴き出してきます。

↑エンターテインメント性は抜群。見ているだけでも楽しいです

 

抽出し終わると「ピーピーピー」と音が鳴って完成。本体の右側にあるレバーを手前に引くことでコーヒーが出るのですが、これがちょっと豆を搾るような感覚で心地いいです。

↑ちょうどモードボタン群の裏側に小さな穴があり、抽出レバーを引くことでそこからコーヒーが注がれます

 

「家にいながら店の味」とはまさにこのこと!

そしていよいよテイスティング。スペシャルティコーヒーの豆だからというのも大きいですが、果実味を伴う華やかな香りと酸味の爽やかな味わいがたまりません! お店のおいしさと遜色ないレベルで、いままで自分のハンドドリップがどれだけ未熟でヘタだったのかを思い知らされました。

↑干しぶどうのような熟したベリーフレーバーや、グレープフルーツを思わせるビターな柑橘感も。まさか家でこの味が堪能できるとは!

 

繊細な浅煎りをこれだけおいしく楽しめるなら、中深煎りも絶品だろうと思い、よりビターな豆でも試してみました。使ったのは同じ「猿田彦珈琲」でも、苦みやコクがしっかりしたタイプです。

↑モードは、酸⇔苦は「Acidic」、薄⇔濃は「Light」をセレクト

 

ともに、あえて中深煎り豆の特性とは逆のライトなモードを選びましたが、違和感はなく、豆の個性と絶妙な酸味がしっかり調和されたおいしさです。こうして9段階(「Dual Temp」を含まず)から選べるのは、豆の個性を様々な側面から楽しみたいコーヒー好きにとって、たまらない機能ではないでしょうか。

↑ビターテイストなコーヒーをすっきりゴクッと楽しむために、酸味を効かせた軽めのモードで淹れるのもアリ。シーンや気分に応じて使い分けられるのはうれしいです

 

このあと、最もビターでストロングなモードでも試しましたが、こちらはやはり重厚なコクと深みがしっかり出た味わいに。ミルクで割ってもおいしいと思いましたが、さすがにエスプレッソのように濃密でとろみのある味にはなりません。エスプレッソはやはりエスプレッソマシンに軍配が上がりますが、ドリップ系のコーヒーと比べるなら、「サイフォニスタ」で極めてハイクオリティな一杯が楽しめると思います。

↑唯一無二のお洒落なデザインと、優雅なライブ感が満喫できました! 6万6000円でも、そう高くはないのかもしれません

 

最後に、お手入れについて。パーツは多いですが毎回洗うのはシリンダーユニットのみで、洗浄自体は大変ではありません。「下シリンダー」のコーヒーかすを取り除くのは紙ごと捨てられるペーパードリップ派からしたら手間ですが、コーヒー好きであればその手間すら愛しいはず。

↑シリンダーユニットの各パーツは、丸洗いできます

 

なお、本機は2杯までしか抽出できませんし、保温が大得意なタイガー魔法瓶にもかかわらず、保温機能はありません。しかしこれは、時間経過による酸化を嫌うコーヒー好きに向けているからでしょう。愛好家は常に淹れたてを飲みたいので、2杯でも十分という判断だと思います。いろいろな意味で振り切ったコーヒーマシン「サイフォニスタ」。まさにコーヒー愛好家が待ち望んだモデルと言えるでしょう。

まさに眼福! 食卓に”出しておきたくなる”、美しい調理家電4つ

近年は、一見すると家具風の「ステルス家電」や雑貨風の「雑貨電」など、インテリアに馴染むオシャレな家電が人気。その中から、食卓を彩る調理家電に焦点を当て、インテリアのプロと家電のプロ、両者の審美眼にかなう、まさに眼福な“機能美家電”を厳選した。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちも心酔しています

スタイリスト 窪川勝哉さん

雑誌やテレビのスタイリングで活躍。インテリアのほか、家電やクルマ、文房具にも造詣が深い。

 

本誌家電担当 青木宏彰

「家電コーディネーター」の資格を持つ。製品評価では、機能性に加えてデザインも重視している。

 

【その①】重厚感のあるステンレスが食卓を一気に引き締める

IH調理器

ツインバード

ホットトリベット ブラック×ステンレス

鍋敷きのように食卓に馴染む、薄さ40mmの卓上IH調理器。優れた金属加工技術によって磨き上げられたステンレスは重厚感があり、天板のディテールや質感からは高級感が漂う。とろ火(保温)から強火まで5段階の出力調節が可能。

SPEC●定格消費電力:1200W●出力調節機能:70W相当〜1200 W(5段階)●安全機能:なべなし自動停止など●サイズ/質量:約W 280×H40×D280mm/約2.2kg(コード含む)

 

↑ワイヤレスコントローラーでスマートに操作。プッシュでオン/オフ、リングを回して火力調節ができる

 

心酔ポイント

「見栄えも利便性も、食卓の主役を張るにふさわしい逸品です。ホームパーティで囲むと最高! 」(窪川)

「新潟・燕三条が誇る磨きの技術で実現した曲線にうっとり。グリル調理まで対応と実用的です。 」(青木)

 

【その②】ハーブティーやフルーツティーなどティータイムを手軽に格上げ

電気ケトル

ツヴィリング

ENFINIGY ヨーロピアンケトル 1.7L

ステンレス製ストレイナーを付属し、茶葉などを入れればそのまま抽出可能。6段階の温度設定機能で、コーヒーの適温である93℃もワンタッチで沸く。本体はニオイや色が付着しにくい耐熱ガラス製でお手入れがラク。

SPEC●定格消費電力:1000W●温度設定機能:40/60/70/80/93/100℃(6段階)●保温機能:最大30分●蒸らし機能:最大10分●サイズ/質量:W200×H260×D200mm/1.7kg

 

↑フルーツや ハーブなどを加え、手軽にヨーロッパ風アレンジを楽しめる。レシピ ブックも付属

 

酔心ポイント

「中身が見えるのでハーブティーなど淹れる過程を視覚的にも楽しめます。お茶好きにはうれしい!」(窪川)

「洗い物が最小限で済むので、タイパも良い。コーヒーに最適な93℃の温度設定も便利です。」(青木)

 

【その③】スチーム機能と両面焼きでジューシーに焼き上げる

ノンフライオーブン

エペイオス

EPEIOS FoElem スマートノンフライオーブン Chef

スチーム機能と上下加熱式ヒーターを搭載したIoTノンフライオーブン。食材の焼きムラやパサつきを抑え、うまみを逃がさずジューシーに焼き上げる。高温スチームによる自動洗浄機能も便利だ。

SPEC●定格消費電力:1350W●庫内容量:14L●温度調節機能:50〜220℃●調理機能 :ノンフライヤー、発酵、フードドライヤーなど●サイズ/質量:W350×H 380×D352mm/10.8kg

 

↑専用アプリを用意。プリセットメニューならほぼほったらかしで調理できる

 

酔心ポイント

「コンパクトながら3層で調理可能。ガラス窓はまるでピザ窯を覗き込むようなワクワク感! 」(窪川)

「下ごしらえした食材を入れるだけで手軽にワンプレート料理が完成。忙しい日も心強い! 」(青木)

 

【その④】刃の切れ味は折り紙付きのスタイリッシュな電動ミル

ペッパーミル

ツヴィリング

ENFINIGY 電動ミル

ナイフブランドとして有名な同社が手掛ける、さびにくいセラミックブレード搭載の電動ミル。岩塩やスパイスなどにも対応し、つまみを回して刃の開き具合で粗さを調整できる。お手入れもしやすい。

SPEC●給電方法:USB充電式(リチウムイオンバッテリー内蔵)●使用可能なスパイス:胡椒、岩塩、クリスタルソルト、山椒、花椒など●サイズ/質量:W48×H213×D48mm/364g

 

↑コードレス仕様で料理の仕上げにサッと使いやすい。粒が見やすいLEDライトを搭載

 

酔心ポイント

「ドイツのメーカーらしい機能美あふれるスマートなデザイン。ブランドロゴがキッチンに映えます。 」(窪川)

「湿気を防ぎ、卓上に置きやすい蓋付きなのもうれしい。カラバリのブラックもクールです! 」(青木)

第2次ノンフライブーム来るかも!家電のプロが厳選したNEXT HITな6つの調理家電(4〜6)

コロナ禍以降、健康志向の食事を選ぶ人が増え、ヘルシー系の調理家電が人気に。また、個食を豊かにする家電もニーズが高まっている。そこで、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちがセレクトしました

 

家電プロレビュアー
石井和美さん

白物家電や日用品を中心に鋭いレビューを行う。戸建のテストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

家電ライター
コヤマタカヒロさん

キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。

 

本誌日用品担当
金矢麻佳

プチプラからファッション、雑貨、フードまで幅広くトレンドをキャッチ。Instagramでバズリアイテムを探すのにハマる。

 

【その①】ヘルシーでおいしく揚がるエアフライがブームの兆し

エアフライ

クイジナート エアフライ オーブントースター TOA-38

実売価格2万9700円

庫内の上下に5本のヒーターと独自の大型ファンを搭載したオーブントースター。パワフルな熱風を効率的に循環させて短時間でムラなく食材を加熱し、旨みを閉じ込める。エアフライやグリルなど6つの多彩な調理モードを装備。

 

中国メーカーを抑えて第2次ノンフライブームの主役に!

現在、ノンフライ系の家電は中国メーカーの製品が多く登場しており、10年ほど前にフィリップスがノンフライヤーを発売して以来の第2次ブームの兆しあり。そのなかでもブランド力や機能性のクオリティが高い本機は、市場拡大を牽引できるはずだ。

↑パンの種類に合わせて使い分けられる4通りのトースト機能を採用。焼きムラができず、スチームでカリッともっちり食感に仕上がる

 

プロも注目

トースターとしてもエアフライオーブンとしても、熱風のパワーで料理のおいしさが格段にアップ。コンパクトで設置スペースの問題もありません。(コヤマ)

 

【その②】コンパクト&多機能でもコーヒーのおいしさに妥協なし

コーヒーメーカー

コレス

5CUP COFFEE MAKER C302WH

実売価格9900円

ゴールドフィルターを使用したコンパクトなコーヒーメーカー。コーヒーとティーそれぞれのホルダーが付属しているので、ニオイ移りを心配せずに淹れられる。抽出中は、プレート部分の保温機能で飲み物が冷めにくいのも特徴。

 

フィルターにこだわりU-1万円でも本格派

コンパクトかつシンプルな操作性ながら、嗜好に合わせて淹れられる多機能タイプなので、単身者からファミリーまで幅広い層にフィットする。また、香り豊かに抽出できるゴールドフィルターを採用。使いやすさだけでなく、おいしさも妥協しない点は珍しく、今後の動向に注目したい。

↑コーヒーのほか、紅茶、中国茶、ハーブティーなどにも対応。ティーホルダーの中の対流により、茶葉が十分に開いておいしく淹れられる

 

プロも注目

「純金メッキのフィルターは、コーヒーの味と香りに影響が少ないのが魅力。流行りのスペシャルティコーヒーを淹れるのにピッタリです!」(石井)

 

【その③】両面焼きや3段同時調理などタイパも優秀

ノンフライオーブン

エペイオス

EPEIOS FoElem スマートノンフライオーブン Chef

実売価格3万9800円

上下加熱式のヒーターとスチーム機能を採用。食材を焼きムラなく、さらに旨みや水分を逃さずしっとり柔らかく焼き上げる。コンパクトなボディながらロティサリーもできる14L容量。専用アプリで温度や時間設定も可能だ。

 

ほったらかし調理と健康食が需要に合致

近年、驚きの進化を遂げているほったらかし調理家電。本機は、下ごしらえした食材を入れるだけで手軽にワンプレート料理ができる。さらにノンフライ調理で“健康食”というトレンドをガッチリ掴みつつ、おいしさにもこだわった逸品だ。すでに品薄状態で、人気の高さが窺える。

↑従来のノンフライオーブン機能はそのままに、最大3段層までを活用して同時に調理可能。より時短でヘルシーな料理を作れる

 

プロも注目

「世界的デザイナーが手掛けたということもあって、ラグジュアリーな佇まい! キッチンに置いていても生活感が出ないのも魅力的ですね。」(金矢)

コロナ後の生活に「パリピな冷蔵庫」はどう?家電のプロが厳選したNEXT HITな6つの調理家電(1〜3)

コロナ禍以降、健康志向の食事を選ぶ人が増え、ヘルシー系の調理家電が人気に。また、個食を豊かにする家電もニーズが高まっている。そこで、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私たちがセレクトしました】

家電ライター
コヤマタカヒロさん

キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。

 

GetNavi web編集長
山田佑樹

最新モノ・トレンドを追うデジタルメディア「GetNavi web」編集長。デジタル&家電を中心にお金がかかる趣味を網羅する。

 

【その①】市場拡大中の冷凍食品に特化した電気蒸し器

電気蒸し器

ライソン

冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫DX

実売価格8980円

冷凍食品や市販の惣菜などをよりおいしく調理できる電気蒸し器。本体に水、せいろに食材を入れ、タイマーをセットするだけでムラなく加熱し、電子レンジの温めではパサつきがちな豚まんなども、しっとりふっくらと仕上げる。

 

冷凍食品の市場拡大でおいしさをより追求

コロナ禍以降、冷凍食品の国内生産量は家庭用が業務用を上回り、注目度が高まり続けている。しかし冷凍食品を食べる機会が増える一方で、よりおいしく食べたいというニーズに応える製品は珍しい。今後、さらなる冷凍食品の市場拡大に伴い、本機も人気を博しそう。

↑せいろはφ15cm×2段と、φ21cm×1段の2種類が付属。21cmでは豚まんが3個入る。同等サイズの市販のせいろも対応する

 

プロも注目

「蒸し調理のなかでも冷凍食品に特化しているのが斬新! 冷凍シュウマイなどの市場が拡大しているので、それに伴って本機の需要も高まりそうです。」(コヤマ)

 

【その②】業界初の自動計量&遠隔操作機能で話題に

炊飯器

パナソニック

自動計量 IH炊飯器 SR-AX1

実売予想価格4万6000円

内蔵の米タンクに無洗米、水タンクに水をセットしておき、外出先からのアプリ操作により米と水を自動計量、内釜へ投入して炊飯開始。出かける前に予約する必要がなく、帰宅時刻が決まったら外から予約すればOKだ。

 

ごはんのおいしさよりも 時短・時産がウリなのが独創的

炊飯器の技術革新は「おいしいごはんを炊く」という味に関する機能を洗練させたものが多く、時短・時産の観点はあまり注目されてこなかった。本機の一般発売はまだだが、これをきっかけに、より現代のライフスタイルに寄り添った進化を遂げていきそうだ。

↑本体上部の米タンクは無洗米専用で、容量は約2kg。炊飯容量は少人数世帯向きの2合で、炊飯量や米のかたさも調節できる

 

プロも注目

「自動計量と遠隔炊飯機能を搭載した炊飯器は業界初。外出先からの急遽の予約変更も可能で、帰宅に合わせてドンピシャで炊けます。」(山田)

 

【その③】ドアパネルの色が変わる “パリピ冷蔵庫”が誕生

冷蔵庫

LGエレクトロニクス MoodUP

価格未定

ドアパネルにLEDを搭載した“色が変わる冷蔵庫”。Bluetoothスピーカーも内蔵し、様々なカラーのドアパネルと音楽を組み合わせ、キッチンを好みの空間に演出できる。シックなデザインを採用し、LEDをオフにしても美しい。

 

冷蔵庫の概念を超える LGらしい提案に期待

LG Stylerなど、新しい付加価値を提案してきたLGエレクトロニクスらしい製品。一般的に冷蔵庫は白や黒などインテリアに馴染みやすいカラバリが多いなか、LEDで色を変えられる機能はユニークだ。発売は未定だが、同社の世界観を示すフラッグシップ製品としての展開に期待。

↑LEDのカラーは、アプリを介して上部22色、下部19色から選べる。「シーズン」や「ポップ」などカラーテーマでの選択も可能だ

 

プロも注目

「冷蔵庫を光らせるというアイデアが面白い! インテリア性のある冷蔵庫というよりは、“インテリアに冷蔵庫が付いている”ような印象ですね。」(山田)

アフターコロナを快適に! 家電を愛するプロが厳選したNEXT HITする調理家電3選

コロナ禍以降、健康志向の食事を選ぶ人が増え、ヘルシー系の調理家電が人気に。また、個食を豊かにする家電もニーズが高まっている。そこで、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

プロが厳選した調理家電【その①】〜【その③】はコチラ

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちがセレクトしました

家電ジャーナリスト
安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとしてテレビなど多数のメディアに出演している。

 

家電プロレビュアー
石井和美さん

白物家電や日用品を中心に鋭いレビューを行う。戸建のテストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

家電ライター
コヤマタカヒロさん

キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。

 

【その④】発売前に予約注文が殺到した単身者向け「パーソナル食洗機」

食器洗い乾燥機

パナソニック SOLOTA 食器洗い乾燥機 NP-TML1

実売価格3万7620円

約幅31×奥行き22.5㎝で、狭いキッチンにも置きやすいコンパクト仕様。一度で6点ほどの食器が入り、ひとり暮らしに最適な容量だ。50℃以上の高温・強力水流で、頑固な汚れをスッキリ落としながら除菌もできる。

 

1人用食洗機の先駆けとして年間出荷台数100万台超えも期待

世帯普及率が約3割で頭打ち状態だった食洗機市場において、本機はエポックメイキングな存在。メーカー想定の3倍以上の予約注文があり、年間出荷台数100万台達成も期待できる。市場の活性化により、今後小型食洗機に参入するメーカーも増えるはずだ。

↑洗浄後は食器を送風で乾燥でき、そのまま食器棚のようにも使える。タンク給水方式で、分岐水栓の取り付けが不要なため移動もラクだ

 

プロも注目

「ひとり暮らしの家に食洗機を置くという新しいトレンドが生まれる予感。ロボット掃除機やドラム式洗濯機に並び、導入ハードルが下がりそうです。」

(コヤマ)

 

【その⑤】アフターコロナは栄養満点のスープで健康維持!

スープメーカー

ブルーノ スープクックプロセッサー

実売価格1万4300円

食材を切って入れ、約30分ほったらかすだけでポタージュや具だくさんスープが完成。裏ごししたような「ポタージュ」、食べ応え抜群の「たべるスープ」、「あたためなおし」の3種類のモードを備える。最大容量は1L。

 

アフターコロナの健康維持に役立つ一台

昨年までは、巣ごもり需要によりホットプレートなどがヒットしていたが、現在はアフターコロナに向けた動きも始まり、通勤を再開している人も多い。そんななかで新たに「健康調理」の重要性が高まり、野菜を使ったスープ調理もそのひとつとして注目が集まりそうだ。

↑フードプロセッサー機能を搭載。フラッシュボタンで好みの状態になるまで刻む/砕く、混ぜる/こねるが行える。料理の下ごしらえにも活躍

 

プロも注目

「余りものの野菜などを使って、手軽に栄養満点のスープを作れるのが魅力。フードロスを防げるので、SDGs的な観点でも支持されるでしょう。」

(安蔵)

 

【その⑥】まとめ買いした食材はフードドライ調理で保存食に

フードドライヤー

ルームメイト エナジーフードドライヤー RM-202TE

実売価格4730円

果物や野菜、肉などを温風で乾燥させて、簡単にたくさんの保存食が作れる。食材のビタミンや酵素などは残っているため、健康やダイエットのサポートにも。1時間単位のタイマー機能と5℃単位の温度設定機能を搭載。

 

フードドライ調理は定番化する可能性大

コロナ禍以降、まとめ買い需要の急増に伴い、フードドライヤーのニーズも拡大。物価の高騰も重なり、コスパ良く保存食が作れる点でも注目されている。最近はオーブントースターにもフードドライ機能を搭載したモデルが展開され、今後定番の調理法になっていきそうだ。

↑5枚のトレイは重ね方によって高さが変わり、食材の厚みに合わせて調整できる。大容量ながら、トレイを低くすれば収納もコンパクトに

 

プロも注目

「添加物を使わずヘルシーで、在宅時間が増えて運動不足な人のおやつにも最適! 乾燥させることで食材が長持ちするので、フードロス対策にも。」

(石井)

家電を愛するプロが厳選、NEXT HITする調理家電はコレだ!

コロナ禍以降、健康志向の食事を選ぶ人が増え、ヘルシー系の調理家電が人気に。また、個食を豊かにする家電もニーズが高まっている。そこで、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちがセレクトしました

家電ジャーナリスト
安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとしてテレビなど多数のメディアに出演している。

 

家電ライター
近藤克己さん

生活家電を中心に雑誌やウェブ媒体で執筆活動を行う。レビューや検証記事では“オジさん目線”を大切にしている。

 

家電プロレビュアー
石井和美さん

白物家電や日用品を中心に鋭いレビューを行う。戸建のテストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

【その①】おうちごはんがプロの味になるかきまぜ機能を搭載! “回転系”自動調理鍋

自動調理鍋

パナソニック 自動調理鍋

オートクッカー ビストロ NF-AC1000

実売価格8万8110円

業界で初めて圧力調理とかきまぜ機能を両立した自動調理鍋。調味料がムラなく絡んで野菜の旨みが溶け込み、濃厚な味わいに仕上がる。最大約2気圧の圧力で、すじの多い肉や魚の骨をホロホロに。圧力は3段階で調節可能だ。

 

圧力とかきまぜ機能を備えた “全部入りモデル”が誕生

シャープのヘルシオ ホットクックを筆頭に、様々なメーカーが追随してきた自動調理鍋市場。今年最も識者の注目を集めているのが、ホットクックに非搭載の圧力調理に加え、鍋底かきまぜ機能を搭載したパナソニックのオートクッカー ビストロだ。

「自動調理鍋の機能と言えば、煮込み調理、低温調理、無水調理、圧力調理が一般的。鍋底かきまぜ機能によって炒め調理も可能になった本機は、“全部入りモデル”と言って良いでしょう」(近藤さん)

 

実際に、圧力調理と鍋底かきまぜ機能の両立は業界初だ。

 

「独自の機能で差別化を図った本機は、料理の仕上がりのクオリティも高く、高価格帯でもしっかり売れるはずです」(石井さん)

 

今後、圧力×かきまぜ機能がスタンダードになれば、自動調理鍋市場はさらに競争が激化しそうだ。

↑羽根が鍋底をさらうように回転し、焦げ付きを気にせず調理できる。メニューに応じて速さや向きが変わり、柔らかい具材も崩れにくい

 

↑業界最高(※)1285Wの高火力と鍋底かきまぜにより、約10分で炒め調理が可能。野菜は焼き色を付けつつ水分を飛ばし、シャキッと食感に

 

プロも注目

「圧力調理による“時短”と、かきまぜ機能による“ほったらかし自動調理”を同時に実現。予約調理による“時産”と合わせて、3拍子揃ったのが新しい! 」

(安蔵)

「電気調理鍋=時短のためというイメージを覆す逸品。使い勝手の良さだけでなく、煮物も炒め物もプロ級の味に仕上がり、食卓が豊かになります。 」

( 石井)

「鍋底かきまぜにより、カレーなどの焦げ付きやすい料理も、最初からルーを入れて全自動で調理できます。自動調理鍋の完成形と言えるでしょう。」

(近藤)

 

これまで自動調理鍋市場は、「ホットクック」と「その他」という色分けだった。ホットクックだけがブランドを確立していたが、圧力×鍋底かき混ぜというまったく新しい強みを持つビストロであれば、肩を並べられるだろう。ビストロの誕生を受けて、他メーカーがどう続くか期待したい。

 

コレもCheck

【その②】素材をまるごと味わえる 大容量モデルが登場

自動調理鍋

シロカ おうちシェフ PRO L

実売価格3万2780円

一定の高圧力と自動減圧する独自技術を採用。最大6人ぶんの大容量モデルで、食材を丸ごと調理できる。低温&圧力調理や糖質オフ炊飯も可能。

 

【その③】撹拌や加熱をおまかせして 〝ほったらかしスープ〟を

自動調理ポット

レコルト 自動調理ポット

実売価格1万3200円

本体底部に4枚刃とヒーターを搭載し、食材を入れるだけで刻む・加熱・撹拌が可能。5種類のモードがあり、ポタージュなどを簡単に作れる。

話題の調理家電「シェフドラム」が登場! 家電のプロが「キラーメニュー」と呼ぶ青椒肉絲を作ってみよう

家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさんは、テレビやラジオ、雑誌などで活躍する家電のプロフェッショナル。東京・広尾の「家電アトリエ」を中心に撮影を行うYouTubeチャンネル「神原サリーの家電アトリエchannel」では、最新家電の情報を発信中です。そんな活動を応援するGetNavi webでは、サリーさんのYouTube動画をダイジェストでご紹介。今回は、「【アイリスオーヤマの最新調理家電】たった7分で完成!シェフドラムのイチオシレシピ「青椒肉絲」」をお届けします!

 

アイリスオーヤマが新提案する自動調理鍋

2022年9月に発売されたアイリスオーヤマの自動かくはん式調理機「CHEF DRUM(シェフドラム)」は、内鍋が自動で回転し、食材をムラなくかくはんしてくれるのが特徴。鍋を振ったり、かき混ぜたりする手間もなく、焦げ付かずに自動で炒め物やシチュー、揚げ物などが完成します。

 

今回はこの「シェフドラム」で、中華の定番・青椒肉絲(チンジャオロースー)作りに挑戦するサリーさん。まずは鍋を抱えながら商品を説明します。

「大きいんです(幅370×奥行279×高さ343mm)。で、重いんだな。8kgか9kgぐらいあったかな(実際は約7.2kg)。これが斜めに傾いて回転する。自動調理は108ぐらいメニューがあるんですけど(KDAC-IA2-Tは108種、DAC-IA2-Hは90種)、いろいろ試した中でやっぱり炒め物が良かったです! 私としてはピーマンがシャキシャキの青椒肉絲がキラーメニューかなと」

 

実際にいろいろなテレビ番組でも、本製品で作る青椒肉絲を紹介しているというサリーさん。いよいよ、神原サリーの家電アトリエchannelでも青椒肉絲作りを披露します。

 

順番関係なく材料を入れて、あとはほったらかし!

内鍋に用意した材料を入れていくサリーさん。上からのアングルで本体の構造もよくわかります。

 

「材料は豚肉200g細切り、ピーマン6個とタケノコ200gの細切り。あとは合わせ調味料、ここにはオイスターソース、醤油、みりん、酒、塩こしょう、ごま油、片栗粉などなどが入っています。でね、内鍋に材料を全て入れていきます」

 

「鍋に入れる順番はどうでもいいの。合わせ調味料も上から入れちゃいます。最初に全部入れるのよ、炒め物なのに。そこがすごいですよね。そしたら本体にセットして、ぐるっと回して内鍋をロック。フタを閉めて青椒肉絲の自動調理番号3-20に合わせます。それから傾きは『3』(3段階)って書いてあるので(本体を)傾ける。だいぶ傾いてるのがわかりますかね。ほらね。こんなふうに傾いているんですよ」

スイッチを入れると鍋の回転がスタート! 透明なフタ越しに中の材料がかくはんされる様子が見えます。4人分の青椒肉絲ができるまで約7分。以降は、何もしないでいいので楽ちんです。

 

「洗濯機と一緒で斜めドラム式。斜めにすることで、少ない油で鶏の唐揚げや揚げものもできるんです!」

 

青々としたピーマンが美味しそうな青椒肉絲の完成!

ピピーッと音が鳴り、青椒肉絲が完成! 「では(フタを)開けてみますよ。本当は(本体を)起こしてから開けてねってことですが、わかりやすいように(傾けたまま)開けます。見えるかな、ほら!」。湯気とともにツヤッツヤのピーマンがお目見え! 絶妙な炒め具合になっているのが画面からもわかります。

これをお皿に盛って試食を始めるサリーさん。果たしてオススメの青椒肉絲のお味はいかに? サリーさんが「シャキシャキ!」と絶賛する青椒肉絲の食レポは、こちらの動画をチェックしてみてください!

 

このほか、もっと最新家電の情報を知りたい方は、「神原サリーの家電アトリエchannel」へどうぞ!

1位は超コンパクトな圧力IH炊飯器! 家電のプロが選ぶ高コスパ調理家電ランキングTOP3

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集。ここでは家電ライターの平島憲一郎さんが選ぶ調理家電のランキングベスト3をお届けします!

※こちらは「GetNavi」 2023年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

家電ライター 平島憲一郎さん

調理家電をはじめ白物家電全般の製品紹介記事やレビューを執筆。炊飯器の各社モデル比較検証なども手がける。

 

【第3位】使いやすいクリップ採用で浅い鍋でもプロ並みの火入れに!

低温調理器

2021年10月発売

アイリスオーヤマ スリム低温調理器 LTC-02

実売価格 1万6280円

温度と時間を設定するだけで低温調理が可能に。水温を検知しながらヒーターで設定温度をキープし、撹拌羽根で鍋に熱をムラなく伝えることで、簡単にプロの味を再現できる。

SPEC●消費電力:800W●最大水量:12L●設定温度:25〜95℃(0.5℃単位)●設定時間:1分〜99時間59分(1分単位)●サイズ/質量:約W50×H334×D100mm/約0.9kg

 

↑食材と調味料をチャック付き密封袋に入れ、湯せん調理。タンパク質の変性を防ぎ、肉料理がしっとりジューシーに

 

↑調理温度と調理時間をタッチパネルで簡単に指定可能。パネルは斜めに角度が付いていて、正面から操作する際に表示が見やすい

 

ココに驚いた!

「設定温度の維持性能は、高価格モデルと遜色なし。取り付けがネジ式のものは浅い鍋だと安定しませんが、本機はギザギザクリップを採用し、浅い鍋でも固定できて使いやすい!」

 

【第2位】低温調理やノンフライ調理などマルチで使えるオーブン!

コンベクションオーブン

2022年3月発売

テスコム 低温コンベクションオーブン TSF61A

実売価格 1万6500円

トースト機能のほか、低温調理やフードドライ、ノンフライ調理など6つの調理モードを装備。新たに「上火グリル」モードを搭載し、グラタンやピザなどにおいしい焦げ目を付けられる。

SPEC●消費電力:1200W●モード切替:トースト、高温+ファン、高温、上火グリル、低温+ファン、低温●温度調節:低温10段階(35〜90℃)、高温10段階(100〜230℃)●サイズ/質量:約W345×H240×D410mm/約4.7kg

 

↑本体サイズを抑えつつ、広い庫内を実現。食パン4枚を同時に焼け、直径25cmの一般的なチルドピザもそのまま入る

 

↑天板と焼き網、あし付き網を同梱。ドライフルーツなどを作る際は、焼き網にあし付き網を重ねると一度に2倍作れる

 

ココに驚いた!

「熱風循環で食材をムラなく加熱するコンベクション機能と、35〜230℃の温度調節で多彩な調理が可能。オーブン機能なしの単機能レンジを使っている人には特にオススメです!」

 

【第1位】モチモチごはんが堪能できる!! 5合炊きでもコンパクトな圧力IH

炊飯器

2022年9月発売

パナソニック 圧力IHジャー炊飯器 SR-NB102

実売価格 2万9380円

同社の圧力IH式史上最小の設置面積を実現。加圧し沸点を102℃に高め、米一粒一粒を芯まで糊化する。うまみをより引き出す「銀シャリ」モードで、3段階の食感炊き分けが可能だ。

SPEC●炊飯容量:0.5〜5合●消費電力:1200 W●炊飯メニュー:白米、無洗米、玄米、雑穀米、炊込み、炊きおこわ、おかゆ●サイズ/質量:約W255×H233×D273mm/約4.4kg

 

独自の圧力機構により 小型化と十分な加圧性を両立

圧力IH炊飯器はふっくらモチモチのおいしいごはんが炊けると人気だが、購入の際にハードルが2つある。ひとつはマイコン式やIH式に比べて価格が高いこと。もうひとつは圧力維持のために本体サイズが大きくなることで、狭いキッチンに多くのモノがある家だと、「場所をとる」という理由で購入をためらう場合も多い。だが本機は、その課題を見事にクリア。印象的な円筒形状を採用し、設置面積は同社の3合炊きより小さい。炊飯機能を見ても、独自の圧力機構で本体を小型化しつつ1.1気圧の圧力を実現。ほど良いモチモチ感のあるごはんが炊き上がる。さらに、本機で炊いたごはんは冷めてもおいしいと好評だ。

 

メンテ面では、炊飯後の洗い物が内ブタと内釜の2点で済むのがうれしい。天面フラットで凹凸がなく、汚れをサッと拭き取れるのも地味に助かるポイントだ。 小型サイズで場所をとらず、圧力IHならではのモチモチごはんを炊ける。 “おひつ” をイメージしたシンプルなデザインがキッチンに馴染み、お手入れも簡単。そんな炊飯器が3万円以下というのは、文句なしにお値打ちだ。

↑内釜には、最上位モデルゆずりの「ダイヤモンド竈釜」を採用。高い発熱性と蓄熱性を両立させ、米の芯まで熱を伝えてうまみを引き出す

 

↑従来機(左)はフタ全体で圧力保持していたが、本機(右)はフタの左右で圧力保持する新機構を採用。小型化を可能に

 

↑1.1気圧102℃の高圧高温で加熱することで、米を芯まで糊化。冷めても硬くなりにくいごはんはお弁当にも最適だ

 

↑炊き込みコース使用後などニオイが気になる際は「圧力お手入れ機能」が便利。約45分で気になるニオイを軽減できる

 

↑炊飯後に洗うのは内釜と内ブタ(ワンタッチふた加熱板)だけ。内ブタは食洗機に対応し、より省手間でメンテできる

「やみつき野菜4分」搭載のレンジが便利! 家電のプロが選ぶ高コスパ調理家電ランキング第4位~7位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集。ここでは家電ライターの平島憲一郎さんが選ぶ調理家電のランキングベスト第4位~7位をお届けします!

※こちらは「GetNavi」 2023年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

家電ライター 平島憲一郎さん

調理家電をはじめ白物家電全般の製品紹介記事やレビューを執筆。炊飯器の各社モデル比較検証なども手がける。

 

【第7位】シンプルな操作性で場所も取らず、料理の下ごしらえに手放せない

フードプロセッサー

2019年6月発売

レコルト カプセルカッター ボンヌ RCP-3

実売価格 7150円

みじん切りやペーストからメレンゲまで1台7役で活躍。容量は500mlで、食材をカップに入れて押すだけで直感的に撹拌や粉砕などが行える。簡単&時短レシピ掲載のレシピブックを同梱。

SPEC●消費電力:260W●容量:0.5L●定格時間:ブレード使用時1分、泡立て・おろしプレート使用時2分●サイズ/質量:約W124×H234×D117mm/約1.1kg

 

↑付属の「おろしプレート」を使えば、大根おろしなどが簡単に作れる。手で作るよりも速く、一度にたくさんおろせる

 

↑人力だと大変なメレンゲ作りを簡単かつ短時間に行える「泡立てプレート」も付属。お菓子作りにも大いに役立つ

 

ココに驚いた!

「食材を入れて押すだけで、様々な下ごしらえに使えるうえ、横幅12.4cmとコンパクトなので、キッチンのジャマにならないのがイイ! 本体以外はすべて丸洗いでき、いつも清潔に使えるのもうれしいです」

 

【第6位】お鍋・煮物・焼き物に! 高火力&直火対応の深鍋

ホットプレート

2019年11月発売

テスコム グリルなべ GP6100

実売価格 7678円

「煮る」「焼く」「蒸す」の3役で使える電気鍋。1300Wの高火力で、お鍋も素早く煮えてすぐに食べ始められる。深鍋は本体から外して直接コンロにかけられ、下ごしらえがより短時間で済む。

SPEC●消費電力:1300W●鍋容量:3.4L●温度調節機能:保温〜250℃●コード長:1.8m●サイズ/質量:約W390×H190×D 310mm/約2.9kg

 

↑深鍋は3.4Lとたっぷりの容量で、家族4人での鍋料理にも対応。深さ8cmと深めなので、吹きこぼれしにくいのも助かる

 

↑本体から鍋を外して直火にかけられて便利。食材がある程度煮えるまではコンロで加熱し、その後本体に戻せばより時短で鍋が楽しめる

 

ココに驚いた!

「この価格帯で高火力1300W、直火にも対応とコスパ良すぎ! 深鍋はフッ素コートが施され汚れがこびり付きにくく、丸洗いもできるのでお手入れのストレスもありません」

 

【第5位】パウチを直接セットし、手間も場所も取らず温め可能

レトルト調理器

2022年1月発売

アピックスインターナショナル レトルト調理器 レトルト亭 ARM-110

実売価格 7680円

レトルト食品を鍋やお湯を使わず温められる調理器。本体内にレトルトパウチをセットしタイマーを回せば、ほったらかしで温めが完了する。火を使わないので子どもが扱っても安心。

SPEC●消費電力:200W●コード長:約1.8m●サイズ/質量:約W255×H200×D80mm/約1.5kg

 

↑つまみを回して加熱時間を調節。低温ヒーターで温めるので、パウチが溶けて破れることなく、中身を熱々にできる

 

↑本体の厚みはわずか8cmのスリムボディ。省スペースで使えるのがうれしい。お湯も使わないのでメンテはほぼ不要だ

 

ココに驚いた!

「ポップアップトースターのように、本体にパウチをセット。薄型で場所を取らず、お湯を沸かさずにレトルト食品を温められるのが便利です。1回の使用で電気代が約1円と経済的!」

 

【第4位】忙しい日の時短調理から料理の下準備まで広く対応

オーブンレンジ

2022年11月発売

パナソニック オーブンレンジ NE-MS4A

実売価格 3万6810円

日々忙しい人に便利な時短メニューが充実したモデル。中華や煮物、パスタを簡単に作れる10分メニューに加え、「やみつき野菜4分」メニューも備える。オーブン機能を搭載し、パンやクッキーも焼ける。

SPEC●庫内容量:26L●消費電力:レンジ1420W、オーブン1220W、グリル1220 W●オーブン温度:100〜250℃●サイズ/質量:約W500×H 347×D449mm(ハンドル含む)/約14.1kg

 

↑SNS等で人気の「やみつき野菜」が加熱4分でできるメニューを搭載。野菜たっぷりの副菜がボタンひとつで完成

 

↑マイクロ波をらせん状に放射し、食品の中心部から穏やかにムラを抑えて解凍。下ごしらえがスムーズに行える

 

ココに驚いた!

「オートメニューが充実したオーブンレンジが3万円台とは超おトク。調理に慣れていない独身の方などには特にオススメです。冷凍した食材の解凍も上手で、料理好きも重宝します」

少量でも美味しく作れる! エレコムの小型調理家電で食卓に革命が起こるか?

ELECOM(エレコム)は、2023年4月に調理家電シリーズ「LiFERE」(リフィーレ)の新たなラインナップとして、小型IH炊飯器、ポット型コンベクションオーブン、IH卓上調理なべをリリースすることを発表しました。

 

「食のシーン」の周辺機器が新展開

新製品の開発に至った経緯には、コロナ禍以降の社会において、テクノロジーの進化がライフスタイルを変化させる、という従来の流れが逆転したことが影響しているそうです。同社家電開発部の村上樹(むらかみたつる)氏は「周辺機器メーカーとしては、変化していくライフスタイルにおける『食』のシーンの “周辺機器” という観点で調理家電を捉えていきたいと考えています」と、新展開への思いを語っていました。

 

こだわりの1合炊き炊飯器など、3製品が新登場

この度、同社が「リフィーレ」の新ラインナップとして発表したのは、「炊く」「揚げる」「煮る」の3アイテム。

↑4月から発売開始のリフィーレ新製品。左から、「ポット型コンベクションオーブン」、「小型IH炊飯器」、「HOT DISH cocotte」

 

「炊く」家電では、「小型IH炊飯器」が登場。同商品では、炊飯、早炊き、保温のほかに糖質を約20%カットできるというモード(※)が搭載されています。

 

アルミとステンレスを合わせた4層からなる独自の「一合厚釜」を採用したことで、高火力のIH式により少量炊飯を実現。これにより、1合炊きに特化しながら、少量でもお米の味わいを感じられる炊きあがりを楽しむことができるアイテムとなりました。サイズは169×127×228mm(幅×奥行×高さ、以下同)で、ブラック、ホワイト、ブルーの3色展開です。

 

※エレコム調べ。炊き上がり100gあたり。

↑「小型IH炊飯器」各1万2800円(税込)

 

「揚げる」家電は、「ポット型コンベクションオーブン」が登場。こちらも、200×220×245mmとA4サイズに収まるコンパクト設計です。ヒーターとファンを搭載した同商品は、ファンで熱風を対流させることで食材全体を包み込むように加熱するので、油を使わなくてもサクサクした衣の揚げ物を調理することが可能となります。内網はフッ素樹脂コーティングが施されているので、食材がこびりつきにくく、接触面積が少ないメッシュタイプにすることで油落ちの良さにもこだわったそう。

 

さらに、カーボンヒーターを採用しているので予熱不要で調理開始ができるほか、油不使用なので事前準備や後処理の必要がないこと、低消費電力の650Wであることなど、時短や省エネの要素がつまったアイテムになっています。リベイクにも対応しており、焼き芋などを調理することも可能です。カラーはブラックとホワイトの2色展開。

↑「ポット型コンベクションオーブン」各1万3800円(税込)

 

3つ目の「煮る」家電は、IH卓上調理なべ「HOT DISH cocotte」です。なべをIHクッキングヒーターにホールドする固定リングには、高い耐熱性を誇る特殊なプラスチックが採用されており、うっかり手が触れても火傷しないよう配慮が施されています。温度調節は保温、LOW、MID、HIGHの4段階で、常に一定温度での調理や保温が可能。もちろん、IHの特徴である加熱の素早さと温度の安定性も。そのため、LOWモードを活用すれば、例えば湯葉のように低温度でじっくり作る料理も楽しむことが可能となりました。

 

卓上で鍋料理を楽しむときに食材を取りやすいよう、サイズ感にもこだわったというアイテム。本体サイズが206×214(つまみ含む)×69mm(ゴム足からトッププレート面)、なべは187×75mm(直径×高さ)。

↑「HOT DISH cocotte」本体・なべセット 1万9800円(税込)、なべのみ 9800円(税込)

 

変化するライフスタイルの最先端を狙う

昨今の市場ニーズでは、小なべ関連の分野が継続して盛り上がりを見せているそうです。村上氏は「小なべ料理のレシピブックや小人数分のポーションが数多く出回っていることからも、『小なべ』の環境が大きく拡がっているのではないかと考えています」と、語っていました。そうしたなかで、「HOT DISH cocotte」は、小型なべの最高峰を目指して開発されました。4月の発売後は、夏も楽しめる調理シーンの提案をしていきながら、なべシーズンを迎える秋に向けて認知を高めていきたいとのことです。

 

同社は、これまでにPC周辺機器を中心に商品を展開してきました。しかし、今後の展望としては、こうしたパソコンやIOT機器が変化していく流れの先端を追っていくのではなく、ライフスタイルの変化の先端を追いかけて行くことを目指していくそう。「リフィーレ」では、そうした考えにもとづき、「あなたらしい暮らしの、いちばんそばに」をコンセプトに、美味しく食べることにこだわった小回りの利く調理家電を今後も展開していくとのことです。

 

『食』のシーンの周辺機器という観点を新たに発表したエレコムの小型調理家電は、2台使いやパーティーでの卓上料理など、さまざまな使用シーンに活用できるポテンシャルを十分に備えているといえるでしょう。今後の展開にも期待が高まります。

 

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1万円台前半の電気圧力鍋に注目! 家電のプロが選ぶ高コスパ調理家電ランキング第8位~10位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集。今回は家電ライターの平島憲一郎さんが選ぶ調理家電のランキング第8位~10位をお届けします!

※こちらは「GetNavi」 2023年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

家電ライター 平島憲一郎さん

調理家電をはじめ白物家電全般の製品紹介記事やレビューを執筆。炊飯器の各社モデル比較検証なども手がける。

 

【第10位】小型でも容量たっぷり! 1台6役で大活躍する電気鍋

電気調理鍋

2021年2月発売

Toffy コンパクト マルチ電気鍋 K-HP3

実売価格  7150円

「煮る」「焼く」「蒸す」「炒める」「揚げる」「炊く」の6種の調理ができる多機能電気鍋。ヒーター一体型なので熱効率が高く、コンパクトながら約2.8Lの容量を実現している。2〜3人までの家族に最適。

SPEC●定格消費電力:1000W●満水容量:2.8L●温度調節:保温〜約230℃●コード長:1.2m●サイズ/質量:約W285×H220×D200mm/約1.72kg

 

↑お手入れは、電源コードを外して鍋を洗うだけ。パーツが少なく、焦げ付きにくいフッ素加工なので、手間なく洗える

 

↑ダイヤルを回して、保温から230℃まで無段階温度調節が可能。卓上で操作しながら、幅広い料理を楽しめる

 

ココに驚いた!

「ホームパーティで映えるデザインが魅力的。コンパクトサイズながら深さがあるので、意外に容量たっぷりです。鍋はフッ素加工が施されているため、汚れが落ちやすくラクに洗えます」

 

【第9位】ヘルシーメニューが充実し、幅広い年齢の世帯にフィット!

ホームベーカリー

2020年9月発売

シロカ おうちベーカリー SB-1D151

実売価格 1万2980円

基本のパンメニューに加え、糖質オフ食パンや糀作りなど健康メニューを含む20メニューを搭載。生クリームを使った絶品生食パンも自宅で楽しめる。小型サイズで設置しやすいのも魅力。

SPEC●対応斤数:1斤●消費電力:500W●タイマー予約:13時間まで●メニュー数:20●サイズ/質量:約W232×H253×D295mm/約3.6kg

 

↑本体にパンケースと羽根をセットし、材料を入れてメニュー、サイズ、焼き色を選択。あとは全自動でパンが焼き上がる

 

↑幅約23cmなので省スペースで設置可能。食パンサイズは1斤だが、タイマー予約を使えば毎朝焼き立てパンが食べられる

 

ココに驚いた!

「性能に定評のあるシロカのホームベーカリーが、健康メニューを充実させてこの価格は驚き! マルコメ監修の発酵メニューで作った糀甘酒は、料理に使うと味に深みが加わります。小型なので少人数世帯向き」

 

【第8位】多彩なレシピを簡単に調理でき、卓上でお鍋もできる2Way仕様

電気圧力鍋

2019年11月発売

アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 PC-MA2

実売価格 1万2600円

圧力調理はもちろん、無水調理や低温調理、お鍋調理など多彩な料理が楽しめる高コスパモデル。白米炊飯やカレー、豚角煮の自動メニューも備え、ほったらかしで絶品の味に仕上がる。1〜2人世帯に最適。

 

↑高さを抑えた設計で、卓上でも取り分けやすく、ホームパーティに便利。フタなしでも加熱でき、鍋料理にも活躍する

 

↑炊飯やカレーなど6種類の自動メニューを装備。魚の煮付けやケーキもボタンひとつで作れ、食事のレパートリーが広がる

 

ココに驚いた!

「上位モデルのKPC-MA2よりも自動メニュー数が少なく、操作パネルもややごちゃついていますが、基本性能はほぼ同じ。幅広い調理をおまかせできて1万円台前半は魅力的です!」

濃いコーヒー好きには最高! アラジンから“雑味なし”の一杯を淹れるコーヒーメーカーが登場

アラジンブランドを手掛ける千石は、同社初のコーヒーメーカーとなる新製品、「アラジン コーヒーブリュワー」(3万3300円・税込)を発表しました。大人気製品・グラファイトトースターで焼いたトーストとともに楽しめる、おいしいコーヒーをテーマに開発したという本機。コーヒー本来の旨味をしっかり抽出しつつ、“雑味のない1杯”を淹れられるといいます。その発表会の模様を取材しました。

 

トースターのヒットが開発のきっかけに

1953年に創業された千石は、当初プレス加工業を生業としていました。その後、1977年から家電市場に本格進出。現在では、ヒーターやトースターのメーカーとして知られています。そんな同社の製品でも特にいま人気なのが、2015年に発売されたグラファイトトースターです。0.2秒で発熱し、短時間・高温での調理によって外はカリカリ、中はふっくらのトーストを焼く本機は、累計260万台を売り上げる大ヒット商品になっています。

↑コーヒーブリュワー(左)とグラファイトトースター

 

今回発表されたコーヒーブリュワーは、そのトースターの系譜で開発された製品です。というのも、トースターのヒット後、トーストと一緒に楽しめるコーヒーメーカーを開発したいという声が社内から出たうえ、同社によるユーザーアンケートでも「次はコーヒーメーカーを開発してほしい」という要望が多かったというのです。

 

そういった経緯のもと開発されたコーヒーブリュワーは、当然ながら、トーストと一緒にコーヒーを楽しむというシーンを念頭に開発されています。製品の企画を行なった高橋弘真さんによれば、パンに合うコーヒーを研究した結果「雑味のないコーヒーがベスト」との結論に至ったそうです。

 

コーヒーの旨味成分だけを抽出し、あとは白湯を注ぐ

コーヒーを淹れるとき、初めのうちは旨味が多く抽出されますが、後半になるとその成分が薄れ、最後ともなると雑味ばかりが出てきてしまいます。そこでコーヒーブリュワーでは抽出初期の旨味成分だけをカップに入れ、その後は白湯を注ぐ“差し湯”によって、その問題を解決しました。

↑抽出の後半には、旨味成分がほとんど含まれない

 

↑旨味成分のみを濃く抽出したコーヒーを差し湯で薄めて仕上げる

 

コーヒーの濃さの好みは個人によって異なりますが、本機ではそれに対応するため、コーヒーと白湯のバランスを変えて濃さを4段階で調整できるようになっています。それぞれの配合の比率は、コーヒー30%・白湯70%のクリア、コーヒーと白湯がそれぞれ50%のマイルド、コーヒー70%・白湯30%のストロング、コーヒー100%・差し湯なしのデミタスです。

↑コーヒーの濃さは、上部のリールで指定できる

 

本機のこだわりは、差し湯だけではありません。そもそも本機がコーヒーを淹れるまでには、予熱→蒸らし→抽出→差し湯の4段階があり、差し湯が行われるのは最後です。予熱段階では、本体内部で作ったスチームにより、配管やコーヒー粉を一定温度に温めます。これにより、周囲の温度環境に左右されることなく、安定した味を実現できるそうです。

↑コーヒーブリュワーの動作順

 

予熱が終わると、60秒間かけてコーヒー粉を蒸らします。いきなり湯を注いでしまうと、コーヒーからガスが出て、コーヒー粉への湯の浸透を阻害してしまいます。ですが蒸らしの工程を挟むことで、抽出前にガスを排出させられるため、コーヒー粉の内部に湯を行き渡らせ、旨味成分をしっかり引き出せるというわけです。

 

抽出時に注ぐ湯の温度は80度に設定されています。温度が高すぎると雑味成分が増してしまい、一方で温度が低いと抽出が非効率になります。80度というのは、コーヒー抽出時の最適温だそうです。また滴下した湯がコーヒー粉全体に行き渡るよう、9つの穴からまんべんなく、ドリッパーに湯を注いでいるといいます。

↑抽出後のドリッパー

 

一度にドリップする量は、130mlのレギュラーと、250mlのマグカップの2種類から選べます。所要時間は、レギュラーが約4分、マグカップが4分30秒となっています。

↑発表会には、コーヒー好きのタレント・井上咲楽さんも登壇。本機で淹れたコーヒーの味に驚嘆していた

 

濃い味派の筆者も満足した、しっかりした旨味

コーヒーブリュワーで淹れたコーヒーのお味はどうかというと、全体的に濃い印象です。差し湯をすることによって味が薄まっているのではないかと思われる読者もいらっしゃるでしょう。しかしそんなことはなく、マイルドで注いでも、苦味や酸味はかなりしっかりしています。ストロングともなると“コーヒーを飲んだ感”が強烈に残るので、濃い味派の筆者も十分に満足。また、本機のこだわりのポイントである雑味のなさも体感できる差があり、ストロングを飲んでも、後味はスッキリでした。

 

ちなみにデミタスも試飲しましたが、某コーヒー味のサポートドリンクを連想するほどの味の濃さ。これはストレートでいただくにはさすがに濃厚すぎるので、氷を溶かしてアイスコーヒーにしたり、ミルクを注ぐなど、何かしらを加えたほうがよさそうです。

 

なお、本機はドリップマシンであり、豆を引くことはできず、コーヒーミルも付属していません。別売りで販売されているものを買う必要があります。また、別売りのコーヒーサーバーもありますが、一度にドリップできる量が最大250mlに限られているのも注意点です。

 

とはいえ筆者が試飲した限り、本機が淹れるコーヒーの味わいは、明らかに格別なものでした。コーヒーの味にこだわりのある方に対して、おすすめできるポテンシャルを十分に備えた一台といえそうです。

家電のプロが感動! 水無し電気鍋「コツイラズ」で絶品アクアパッツァを作る

家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさんは、テレビやラジオ、雑誌などで活躍する家電のプロフェッショナル。東京・広尾の「家電アトリエ」を中心に撮影を行うYouTubeチャンネル「神原サリーの家電アトリエchannel」では、最新家電の情報を発信中です。そんな活動を応援するGetNavi webでは、サリーさんのYouTube動画をダイジェストでご紹介。今回は、「【無水調理のイチオシ家電】エムケー精工の水無し電気鍋コツイラズで作る絶品アクアパッツァ!」をお届けします!

 

ホーロー鍋なのにほったらかしでも大丈夫!

長野にある実力派メーカー・エムケー精工が2022年7月に発売した水無し電気鍋「KO TSU I RA ZU(コツイラズ)」。火加減が難しいとされる鉄鋳物ホーロー鍋の弱点を補い、ヒーターが自動で火力を調節してくれるため、うっかり焦がすことなく、ほったらかしで無水調理ができるというアイテムです!

つやのあるブラックカラーが印象的な「コツイラズ」を前に微笑むサリーさん。

 

「魚介の旨味とズッキーニやトマトの旨味がグッと出たアクアパッツァをこれで作ります!」

 

「コツイラズ」とともにもうひとつ登場したのが、折りたたみ式ソーラーパネルで充電可能なサリーさん愛用の家庭用ポータブル電源です。

「これ(ポータブル電源)は、消費電力1000Wでも使える大型タイプ。ちなみに『コツイラズ』って消費電力が600Wなのね。しかも今日作るアクアパッツァは立ち上がり(予熱)がいるんですけど、調理時間はオートモードで15分と短いの! なので(ポータブル電源でも)全然問題がないので、このコンビでアクアパッツァを作ります」

 

さっそくホーロー鍋のなかに食材を入れていくサリーさん。

「まずはズッキーニを下に敷き詰めましたよ。塩タラが3切れ。これで大きさ感(直径20cm)がわかるのでは? 次がアサリ。ミニトマトは切らないでそのままでいいんです。最後ににんにくのスライスを1かけぶん。唯一の水分は、香り付けに白ワインを大さじ2杯。そしてオリーブオイルを大さじ1杯ぐらい。食材を入れたらフタをします。このフタが重いからギュッとしまる」

 

重いフタが食材の水分を逃がさないので、鍋のなかで旨みが凝縮されます。ポータブル電源のスイッチをオンにし、「コツイラズ」のヒーター前面にあるボタンでオートモードを選択。矢印ボタンで15分に設定してスタート!

 

質実剛健の実力派メーカーがリリース

運転後、しばらくは予熱の時間。鍋全体を熱して食材の水分を引き出していきます。

 

「これをガスでやろうとすると、いつまで強火でどの状況になったら弱火にするかがわからなくて、焦がしちゃったりするんですよ。無水調理は美味しいしヘルシーって言われてるけど、火加減が難しい。普通、鋳物ホーロー鍋っていうと『ストウブ』とか『バーミキュラ』で、ピンクだったり、クリーム色だったり、グリーンだったりと、カラフルで可愛らしいんだけど、焦がしやすい」

 

続いて、サリーさんはメーカーのエムケー精工について触れていきます。

「エムケー精工って長野にあるんです。たとえばガソリンスタンドの洗車機といった大型のものから、白物家電でいえばホームベーカリーまで作っている。ホームベーカリーはパン職人さんの技を忠実に再現していて、こねるだけとか、一次発酵だけとか、一部の工程だけを使うこともできる。だから、パン作りが好きな人はエムケー精工に始まり、いろいろ使ってみてまたエムケー精工に戻る、なんて言われることも。アメリカでも大ヒット商品になったくらい。そんなエピソードからもわかる通り、質実剛健というか、実力のあるメーカーさんなんです。

 

で、どうしてこんな真っ黒にしたの? と、長野に取材行ったときに聞いたら、鋳物ホーロー鍋って中が白いものも多いけど、使っているうちに茶色くなっていきますよね。そこを開発チームの人がよくわかっている。一部が黒ずんでしまうと目立ってしまうので、もういっそのこと真っ黒にしたらしいです」

 

と、サリーさんが話しているうちに、「ピーピー」と音が鳴り、予熱が終わって「コツイラズ」の液晶パネルに「15(分)」という数字が表示されました。

 

「あと15分、どんな風に(火加減が)動くか、ちょっとここ(ポータブル電源の消費電力量パネル)を見てると面白い。ほら、3分超弱火になって、またガーッて上がってきました!」

 

水無しなのに美味しそうなアクアパッツァが完成!

15分が経ちフタを開けると、グツグツと音を立てるスープたっぷりのアクアパッツァの出来上がり!

「水気は白ワイン大さじ2杯しか入れなかったのに!! どうですか! いい匂い!」

 

食べる前にポータブル電源の残量もチェックします。

 

「これ気になってました。最初76%ぐらいだったっけ? (残量は)61%で思った以上に使ってないですよね。だから(「コツイラズ」は)低消費電力の調理家電だと思う。なんて言ってるうちに、いただきます!」

食材のみの無水調理で作られたアクアパッツァのお味は? サリーさんが「感動した!」と語った気になる味の詳細は、こちらの動画をチェックしてみてください!

 

このほか、もっと最新家電の情報を知りたい方は、「神原サリーの家電アトリエchannel」へどうぞ!

 

粉から作るパスタ・餃子はやっぱり違う! 1台7役のレコルト「フードプロセッサー コンボ」で「自家製」の沼が見えた

フードプロセッサーの大ヒット製品「カプセルカッター ボンヌ」で有名なrécolte(レコルト)が、最新型の「フードプロセッサー コンボ」を発売しました。「フードプロセッサー コンボ」の独自性は大きく2点。約1000mlの大容量であることと、2種類のボウルと3種類のアタッチメントによりバリエーション豊富な料理が作れること。1台で、刻む・混ぜる・練る・つぶす・砕く・泡立てる・こねるの7役をこなします。実際にどのように役立つのか、インプレッションレビューで紹介していきます!

↑「フードプロセッサー コンボ」。カラバリはクリームホワイトのみで、実売価格は9900円(税込)。サイズ(約)は幅17.0×奥行17.0×高さ23.5cm、質量1.4kg

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

1台7役の多機能で大容量なプロセッサー

まずは、本製品のパーツを見ていきましょう。ボウルは一般的なクリアボウルとステンレスボウルの2種類が付属。ステンレスボウルは肉や魚や油類など、ニオイ移りや色移りが気になる素材にオススメです。

↑変形A4サイズの雑誌「GetNavi」との比較。7役にしてはかなりコンパクトです。ボウルは中央がクリアボウルで、右がステンレスボウル。ステンレスボウルの上にのっているのが後述するアタッチメント

 

↑27のレシピがのった、全42ページの専用レシピブック(左端)なども付属

 

そしてアタッチメントは一般的なブレード(刃)のほか、泡立てパーツとこねパーツの3種類が付属。泡立てパーツは生クリームの泡立てやメレンゲ作りに、こねパーツはパンやパスタなどの生地をこねるときに活躍します。

↑「フードプロセッサー コンボ」の本体動作に関しては、天面のスイッチを押すだけのカンタン操作

 

今回は、生クリームからのバター作り、そして手打ちでパスタから作る明太フェットチーネに挑戦。さらに、自家製生地を作り、豚肉を挽くところから始める餃子にもトライしました。

↑餃子は皮もタネも、専用レシピブックの内容を完全再現

 

生クリームからバターが作れる

まずは専用レシピを見ながら、生クリームから自家製バターを作っていきます。クリアボウルに泡立てパーツを取り付け、生クリームを入れたら本体にセット。スイッチを押し、中身の硬さを確認しながら作れます。スイッチを押してから20秒ほどで、ぽってりとしたホイップクリームになりました。

↑生クリームは乳脂肪分が高めのタイプを使いましょう

 

生クリームは振ったり撹拌(かくはん)したりすることで、脂肪分が分離します。先述のホイップクリームをさらに2分ほど撹拌すると、しっかり脂肪分が分離してバターとなりました。

↑ものの数秒でホイップ状に。なお、人力で生クリームを泡立てる際には氷水で冷やしながらかき混ぜますが、本機ならその必要はありません

 

↑さらに撹拌すると、個体(バター)と液体(バターミルク)に分かれました

 

分離したバターは水分をしっかり切って保存容器に保存します。なお、このように自家製で作るメリットとして、塩分を好きな量に調整できる点があります。また、半分は無塩、もう半分は有塩といった形に作り分けも可能。今回は無塩で作りました。

↑自家製ケーキなどを作る際、「生クリームがいつも余ってしまう」という人も、バターに加工できれば助かるはず

 

このバターの味をトーストにのせてチェック。バターのミルキーなコクとパンの香ばしさがマッチしておいしかったです。

↑自家製バターはポロポロと細かいかたまりになるものの、そのぶん少量ずつ使いやすいかも

ものの数分で粉からパスタの生地が完成

お次は本機でパスタ生地をこねて、手打ち麺を作ります。こちらはこねパーツをセットしたボウルに、強力粉と全卵、塩、オリーブオイル、水をイン。本体天面のボタンをプッシュ→休止を繰り返すと、計3分30秒程度でまとまりました。非常にスピーディです!

↑どんどんまとまって、しっとりなめらかな生地に

 

↑フタを外すとこのような感じ。なお、手打ちパスタの分量や本機の手順は、専用レシピブックにのっています

 

でき上がった生地はひとまとめにしてラップで包み、冷蔵庫で2時間ほど休ませます。こうすることで熟成され、ムラがなくなるとともにハリやコシが醸成されるのです。十分寝かせたら取り出し、延ばして切り出す工程へ。

↑生地の薄さは1~2mmが目安。くっつかないよう、しっかり打ち粉をまぶしながら行いましょう

 

↑我が家に製麺機はありませんが、普通の包丁でも十分。パスタの麺は幅の広い、日本でもすっかりおなじみのフェットチーネに。これをたっぷりの熱湯でゆでます

 

生地から麺を切り出したら、ゆでて明太フェットチーネに仕上げていきます。先ほど作った自家製バターの水分(バターミルク)を活用し、明太子と混ぜてソースに仕立て、仕上げに卵黄、大葉、刻み海苔をあしらって完成です。

↑ゆで時間は1分程度で十分。見るからにもちもちしていてウマそう

 

↑分離したバターミルクはほんのりとろみがあって、クリームソースにうってつけ

 

でき上がった明太パスタは、手前味噌ながらかなりのハイクオリティ! 特に打ちたて、ゆでたてのフェットチーネは、生き生きとした弾力で絶品でした!

↑手打ちで手切りの不格好な乱切りパスタですが、だからこそ独特の食感がたまりません!

大容量だから餃子のタネをたっぷり作れる

次は皮とタネを別々で作る自家製餃子に挑戦。ボウルが2種あるので、片方を作ったらもう片方が使えて、容器を移し替える必要がないのもポイントです。まずはステンレスボウルにブレードをセットして、餃子のタネから作ります。

↑豚コマ肉、ニンニク、生姜、ニラ、醤油など調味料を入れて準備完了。今回は専用レシピに従いましたが、もちろん野菜はキャベツや白菜などでもOK

 

本機の操作は、プシュップシュッと小刻みにプッシュするのがコツ。25回ほど繰り返すと、具材がしっかり刻まれて混ざり、タネが完成しました。

↑ご覧の通り。豚コマから刻んでいるので、なかなか肉々しい質感に

 

タネはラップをかけて冷蔵庫に入れ、次は餃子の皮作り。今回はレシピ通りに薄力粉を使いましたが、中力粉や強力粉でも作れると思います。クリアボウルにこねパーツをセットし、粉、水、塩を入れてプッシュ。こちらも手打ちパスタ同様にスピーディで、約3分でまとまりました。

↑こねパーツ、優秀です!

 

パスタ生地のときは冷蔵庫で熟成させましたが、こちらは寝かせずでもOK。打ち粉をした台にのせた生地を直系約2cmの細長い棒状に延ばし、1cm幅で切ってから薄く円形に延ばします。

↑切ったらそれぞれを丸めて、綿棒で7~8cmの円形に延ばします

 

ここまでやったら、あとは普通に餃子を包む手順でOK。焼き餃子でもいいのですが、筆者は自家製生地のもちもち感を楽しむために水餃子にしてみました。

↑皮の中央にタネをのせます。欲張って入れ過ぎないことと、引っ張りながら包むのがコツ

 

↑たっぷりのお湯を沸かし、餃子が浮いてくるまで5分程度ゆでます

 

タネがうっすらと見えるビジュアルで、ゆで上がりはなかなかの出来栄え。味わいは、皮がもちもちチュルンとした舌触りで絶品。加えてゴロッとしたタネの食感のあとに肉汁がジュワっとあふれて、これまたたまりません!

↑しっかり味付けしたので、そのままでも美味。アクセントに食べるラー油などを使うのもオススメです

 

大家族や料理好きの人にオススメ!

↑料理を作る楽しさを実感できるのも、「フードプロセッサー コンボ」の魅力

 

「フードプロセッサー コンボ」を使った感想は、手の込んだ自家製料理には大助かりということ。冒頭で触れた大ヒット製品「カプセルカッター ボンヌ」(容量は500mlで「フードプロセッサー コンボ」の半分)より本体サイズは大きくなりますが、そのぶん本格的なメニューをたっぷりと作れます。

↑手入れや洗浄に関しては、パーツが少なくて楽チン。ステンレスボウルは油切れがいいのも特徴です

 

「フードプロセッサー コンボ」は、今回紹介した料理以外にも、自家製バンズとパティのハンバーガー、自家製生地のピッツァ、焼売、ガトーショコラ、つくね、海老カツなど多彩な料理に使えるので、大家族のパパやママなどにオススメ。今年はホームパーティをする機会も増えるでしょうから、活躍する機会も多いはず。料理はイチから作りたい! という料理好きな人にとっても重宝するアイテムなので、ぜひチェックしてみてください。

 

各社の強みを生かしたエントリーモデルは逸品揃い! プロが厳選する調理家電の入門機3選

リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回は、搭載する機能によってピンキリの製品が揃う、炊飯器とオーブンレンジ、コーヒーメーカーをピックアップ。各ジャンルのプロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すアイテムを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

田中真紀子さん

白物・美容家電に精通。主婦目線のリアルなレビューが持ち味で、雑誌やウェブに多数寄稿する。

 

【炊飯器部門】

独自の圧力コントロールで理想の炊き上がりを実現

象印マホービン

圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」NP-ZX10

実売価格3万1070円

3通りから好みの食感に炊き分けが可能な圧力IH炊飯ジャー。蒸らし工程で圧力をかけ、ごはんのおいしさを引き出す。最適な温度コントロールで最長30時間保温できる「うるつや保温」と、ニオイの発生を抑え最長12時間保温できる「高め保温」を搭載する。

SPEC●炊飯容量:0.09~1.0L(5.5合) ●炊飯時消費電力:1240W●お米選択:白米、無洗米、玄米●付属品:Ag+抗菌加工立つしゃもじ、計量カップ(180mL)●サイズ/質量:W255×H215×D390mm/5.0kg

 

炊飯器はエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>個人の好みやメニューに合う炊き分け機能を搭載

ほぼ毎日使う炊飯器だから、ごはんのうまみを引き出せる機種を選ぶのは当然のこと。個人の食感の好みや、食卓に並ぶ料理の種類にマッチする、炊き分け機能も吟味したい。

 

<Point 2>炊飯した翌朝もみずみずしくおいしいごはんが食べたい

炊きたてが抜群においしくても、翌日釜に残っているごはんを食べたらイマイチ……となってしまっては残念。長時間、ごはんの美味しさを損なわずに保温できるのが望ましい。

↑メニューに合わせて圧力の強さと圧力をかける時間を調整し、3通りの食感に炊き分ける。「白米ふつう」のほかにも、「すしめし」「しゃっきり」から好みの炊き上がりを選択可能だ

 

<ココが上位モデル級>培ってきた技術力を生かし“主役級”のごはんを実現

「同社の圧力IHは以前から、もっちり甘く炊き上がると評判。近年の高級炊飯器ブームで炊飯技術が格段に向上したこともあり、エントリーモデルでも満足度が高いです。『熟成炊き』のみずみずしさは、ごはんが食卓の主役に!」(田中さん)

 

上位モデルはコレ!

象印マホービン

圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」NW-FA10

実売価格10万9700円

6つの底IHヒーターを制御する独自技術を採用し、立体的かつ激しい対流を実現。ふっくらとした粒立ちと米本来の甘みを感じられる。15通りの炊き分け機能と、前回炊飯時の感想から好みの食感に近づける「わが家炊き」を搭載。

 

機能の差早わかり!

 

【オーブンレンジ部門】

おいしさと健康の両立はウォーターオーブンが最強

シャープ

ウォーターオーブン ヘルシオ AX-UA30

実売価格8万4840円

レンジ加熱を組み合わせることなく、終始過熱水蒸気で調理できるウォーターオーブン。食材の中心まで効率的に熱を伝えつつ、適度な潤いを与える。同社の専用アプリ「COCORO HOME」との連携により、気に入ったメニューを本体に送信可能だ。

SPEC●庫内容量:22L(1段調理)●定格消費電力:1430W(レンジ)、1420W(オーブン/グリル)●搭載センサー:らくチン!(絶対湿度)、温度センサー●最大レンジ出力:1000W●サイズ/質量:W470×H340×D390mm/約17kg

 

オーブンレンジはエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>過熱水蒸気を用いておいしくヘルシーに

最初から最後まで過熱水蒸気で調理できる“ウォーターオーブン”機能は外せない。塩分や油をカットし、みずみずしく仕上げてくれる。

 

<Point 2>毎日使うのに不便のないレンジ出力や解凍機能

レンジの最大出力W数は時短性能に直結するので要チェック。カチカチに冷凍した肉を適度に解凍する半解凍機能なども欲しい。

 

<ココが上位モデル級>ヘルシオ独自の水のチカラは同等

「水のチカラだけで加熱調理ができるヘルシオ。過熱水蒸気の特性を生かした同時調理など、独自機能が多彩です。包丁で切れる状態までほどよく解凍する『サックリ解凍』も重宝」(田中さん)

 

上位モデルはコレ!

シャープ

ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XA30

実売価格20万3500円

保存温度の違う食材も自動調理が可能。高度な複数のセンサーが食材の温度を判別し、ムラを抑えて焼き上げる。蒸気量と温度の制御技術が向上し、あぶり焼きや低温調理にも対応。

 

機能の差早わかり!

 

【コーヒーメーカー部門】

ネスプレッソクオリティを手軽に味わうならコレ!

ネスプレッソ

エッセンサ ミニ

実売価格1万5180円

最大19気圧の高圧力で抽出するカプセルタイプ。エスプレッソ(約40mL)とルンゴ(約110mL)の2サイズから選んでボタンを押すだけの手軽さで、本格的なコーヒーが楽しめる。本体はモダンなデザインで、インテリアにも馴染みやすい。

SPEC●水タンク容量:約0.6L●定格消費電力:1260W●ポンプ最大圧力:19気圧●カプセルコンテナ収納数:最大6個●コーヒー抽出量:約40mL/約110mL●サイズ/質量:約W84×H204×D330mm/約2.3kg

 

コーヒーメーカーはエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>“上位モデルと同等”を求めるとカプセルタイプが最適

カプセルタイプなら、同社製品ではコーヒー自体の味わいに差は生まれない。ブラック派ならエントリーモデルでも必要十分だ。

 

<Point 2>バリスタが淹れたような深みと上質なクレマを手軽に楽しめる

プロの技術を再現する豊かなアロマと深みのあるボディ、滑らかなクレマ。豆の産地や精製法にこだわった上質な1杯を手軽に楽しみたい。

 

<ココが上位モデル級>ハイクオリティなコーヒーを手軽に抽出

「ネスプレッソのおいしさの理由は、カプセルコーヒーとしの完成度。その味はエッセンサ ミニでも十分に楽しめます。ワンタッチでシンプルにコーヒーを味わいたい人にオススメ」(田中さん)

 

上位モデルはコレ!

ネスプレッソ

グラン ラティシマ

実売価格4万8400円

スチーム加熱機能を備えたミルクタンクを搭載。カプチーノやラテマッキャートなど、多彩なメニューを自動で抽出する。ダイヤルを回せばミルクノズルもカンタンに洗浄可能。

 

機能の差早わかり!

リーズナブルだけどハイスペック! 炊飯器のエントリーモデルは象印で決まり

リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回は、調理家電のカテゴリからプロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押す炊飯器を紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

田中真紀子さん

白物・美容家電に精通。主婦目線のリアルなレビューが持ち味で、雑誌やウェブに多数寄稿する。

 

独自の圧力コントロールで理想の炊き上がりを実現

象印マホービン

圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」NP-ZX10

実売価格3万1070円

3通りから好みの食感に炊き分けが可能な圧力IH炊飯ジャー。蒸らし工程で圧力をかけ、ごはんのおいしさを引き出す。最適な温度コントロールで最長30時間保温できる「うるつや保温」と、ニオイの発生を抑え最長12時間保温できる「高め保温」を搭載する。

SPEC●炊飯容量:0.09~1.0L(5.5合) ●炊飯時消費電力:1240W●お米選択:白米、無洗米、玄米●付属品:Ag+抗菌加工立つしゃもじ、計量カップ(180mL)●サイズ/質量:W255×H215×D390mm/5.0kg

 

圧力の制御技術を用いて各価格帯で比類なき炊き分け

象印の圧力IH炊飯ジャーで特筆すべきは、圧力をきめ細かくコントロールすることで実現する炊き分け機能だ。NP-ZX型では3通りの炊き分けができ、個々の好みに合った食感が楽しめる。

 

ハイエンドモデルNW-FA型は、前回炊飯時の「硬さ」や「粘り」についてのアンケートに答えることで、好みに食感に合わせて121通りからパーソナライズする「わが家炊き」を備える。

 

炊飯前に時間をかけて米に吸水させる「熟成炊き」は、両モデルとも搭載。米の芯からアルファ化を促進し、ふっくらと甘み成分を引き出して炊き上げてくれる。

 

炊飯器はエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>個人の好みやメニューに合う炊き分け機能を搭載

ほぼ毎日使う炊飯器だから、ごはんのうまみを引き出せる機種を選ぶのは当然のこと。個人の食感の好みや、食卓に並ぶ料理の種類にマッチする、炊き分け機能も吟味したい。

 

<Point 2>炊飯した翌朝もみずみずしくおいしいごはんが食べたい

炊きたてが抜群においしくても、翌日釜に残っているごはんを食べたらイマイチ……となってしまっては残念。長時間、ごはんの美味しさを損なわずに保温できるのが望ましい。

↑メニューに合わせて圧力の強さと圧力をかける時間を調整し、3通りの食感に炊き分ける。「白米ふつう」のほかにも、「すしめし」「しゃっきり」から好みの炊き上がりを選択可能だ

 

<ココが上位モデル級>培ってきた技術力を生かし“主役級”のごはんを実現

「同社の圧力IHは以前から、もっちり甘く炊き上がると評判。近年の高級炊飯器ブームで炊飯技術が格段に向上したこともあり、エントリーモデルでも満足度が高いです。『熟成炊き』のみずみずしさは、ごはんが食卓の主役に!」(田中さん)

 

上位モデルはコレ!

象印マホービン

圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」NW-FA10

実売価格10万9700円

6つの底IHヒーターを制御する独自技術を採用し、立体的かつ激しい対流を実現。ふっくらとした粒立ちと米本来の甘みを感じられる。15通りの炊き分け機能と、前回炊飯時の感想から好みの食感に近づける「わが家炊き」を搭載。

 

機能の差早わかり!

ヘルシオのエントリーモデルをプロが解説! 初オーブンレンジに最適な理由とは

リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回は、調理家電のカテゴリからプロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すオーブンレンジを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

田中真紀子さん

白物・美容家電に精通。主婦目線のリアルなレビューが持ち味で、雑誌やウェブに多数寄稿する。

 

おいしさと健康の両立はウォーターオーブンが最強

シャープ

ウォーターオーブン ヘルシオ AX-UA30

実売価格8万4840円

レンジ加熱を組み合わせることなく、終始過熱水蒸気で調理できるウォーターオーブン。食材の中心まで効率的に熱を伝えつつ、適度な潤いを与える。同社の専用アプリ「COCORO HOME」との連携により、気に入ったメニューを本体に送信可能だ。

SPEC●庫内容量:22L(1段調理)●定格消費電力:1430W(レンジ)、1420W(オーブン/グリル)●搭載センサー:らくチン!(絶対湿度)、温度センサー●最大レンジ出力:1000W●サイズ/質量:W470×H340×D390mm/約17kg

 

オーブンレンジはエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>過熱水蒸気を用いておいしくヘルシーに

最初から最後まで過熱水蒸気で調理できる“ウォーターオーブン”機能は外せない。塩分や油をカットし、みずみずしく仕上げてくれる。

 

<Point 2>毎日使うのに不便のないレンジ出力や解凍機能

レンジの最大出力W数は時短性能に直結するので要チェック。カチカチに冷凍した肉を適度に解凍する半解凍機能なども欲しい。

 

<ココが上位モデル級>ヘルシオ独自の水のチカラは同等

「水のチカラだけで加熱調理ができるヘルシオ。過熱水蒸気の特性を生かした同時調理など、独自機能が多彩です。包丁で切れる状態までほどよく解凍する『サックリ解凍』も重宝」(田中さん)

 

上位モデルはコレ!

シャープ

ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XA30

実売価格20万3500円

保存温度の違う食材も自動調理が可能。高度な複数のセンサーが食材の温度を判別し、ムラを抑えて焼き上げる。蒸気量と温度の制御技術が向上し、あぶり焼きや低温調理にも対応。

 

機能の差早わかり!

エントリーモデルとは思えない! 本格的なコーヒーを自宅で味わえるコーヒーマシンはどれ?

リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回は、調理家電のカテゴリからプロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すコーヒーメーカーを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

田中真紀子さん

白物・美容家電に精通。主婦目線のリアルなレビューが持ち味で、雑誌やウェブに多数寄稿する。

 

ネスプレッソクオリティを手軽に味わうならコレ!

ネスプレッソ

エッセンサ ミニ

実売価格1万5180円

最大19気圧の高圧力で抽出するカプセルタイプ。エスプレッソ(約40mL)とルンゴ(約110mL)の2サイズから選んでボタンを押すだけの手軽さで、本格的なコーヒーが楽しめる。本体はモダンなデザインで、インテリアにも馴染みやすい。

SPEC●水タンク容量:約0.6L●定格消費電力:1260W●ポンプ最大圧力:19気圧●カプセルコンテナ収納数:最大6個●コーヒー抽出量:約40mL/約110mL●サイズ/質量:約W84×H204×D330mm/約2.3kg

 

コーヒーメーカーはエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>“上位モデルと同等”を求めるとカプセルタイプが最適

カプセルタイプなら、同社製品ではコーヒー自体の味わいに差は生まれない。ブラック派ならエントリーモデルでも必要十分だ。

 

<Point 2>バリスタが淹れたような深みと上質なクレマを手軽に楽しめる

プロの技術を再現する豊かなアロマと深みのあるボディ、滑らかなクレマ。豆の産地や精製法にこだわった上質な1杯を手軽に楽しみたい。

 

<ココが上位モデル級>ハイクオリティなコーヒーを手軽に抽出

「ネスプレッソのおいしさの理由は、カプセルコーヒーとしの完成度。その味はエッセンサ ミニでも十分に楽しめます。ワンタッチでシンプルにコーヒーを味わいたい人にオススメ」(田中さん)

 

上位モデルはコレ!

ネスプレッソ

グラン ラティシマ

実売価格4万8400円

スチーム加熱機能を備えたミルクタンクを搭載。カプチーノやラテマッキャートなど、多彩なメニューを自動で抽出する。ダイヤルを回せばミルクノズルもカンタンに洗浄可能。

 

機能の差早わかり!

ホットプレートとお皿を兼ねた「HOT DISH」がヒット! 2022売れたモノセレクション

ここでは2022年に売れたモノを紹介! 調理家電では一人用のホットプレートやコーヒーメーカーに注目が集まった。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちが選びました!

家電ライター

平島憲一郎さん

本誌のほかウェブメディアなどで執筆活動を行う。掃除機や調理家電など生活家電全般の紹介記事を執筆。製品評価では特に使い勝手を重視する。

本誌副編集長

青木宏彰

本誌で生活家電・美容健康家電を長く担当。「家電コーディネーター」の資格を持ち、市場動向にも詳しい。製品評価では機能性に加えデザイン性も重視。

 

①【HOT DISH】 Makuakeでの公開1時間で目標金額を突破!

売上: 7/10

影響: 8/10

市場開拓: 9/10

Makuakeで先行販売し、目標額を大きく超える1503%の達成率を記録したIHポットプレート。プレートと皿を兼用するありそうでなかったデザインがInstagramを中心に評判に。

 

“スマートにズボラする”製品コンセプトがお見事

“スマートにズボラする”は近年の調理家電のテーマのひとつ。 本機はIHヒーター部もメカメカしくないフラットなデザインで、焼きプレートをセットした際に食卓によく馴染みます!!(青木)

 

作る・食べる・片付けるが完結するお皿のようなホットプレート

【IHホットプレート】

2022年6 月発売

エレコム

HOT DISH HAC-IH01DWH

実売価格2万1780円

IHヒーターとお皿型プレートが一体化。一人ぶんの調理に適したサイズで、収納も場所を取らない。保温モードを使えば、最後のひと口まで温かく食事を楽しめる。プレートとお皿が兼用で洗い物も少なくてラク。

 

↑シリコン製鍋つかみが付属し、熱々のプレートをさっと食卓に運べる。ふたも付属し、食材の水分や香りを逃さず調理

 

↑セラミックコーティングしたプレートの遠赤効果で食材の旨みを引き出す。焼きプレートは煮込み料理にも対応

 

②【芯温スマートクッカー】 Makuakeでのテスト販売で目標額の635%を達成

売上: 7/10

影響: 9/10

市場開拓: 8/10

Makuakeでのテスト販売で目標額の635%を達成して完売。22年11月1日に一般発売が開始すると、当日の楽天市場リアルタイムランキングで総合1位を記録した。

 

安全性と味を両立する絶妙な加熱が可能に!

本機は食材の内部まで十分に火を通しつつ食材の味と食感を損なわない絶妙な加熱が可能。まるで実験機器のような見た目も料理男子の心をつかみ、SNSでも話題になっています。(平島さん)

 

芯温計で食材の中心温度を計りつつ安全においしく低温調理

【低温調理器】

2022年11 月発売

テスコム

芯温スマートクッカー TLC70A

実売価格1万6500円

業界初、食材に芯温温度計を刺して調理する家庭用低温調理器。中心温度を測って設定温度を維持して加熱するため、食材の大きさや種類に関係なく手軽に調理できる。ジップロック(R)に入れて調理するので本体のお手入れも簡単。

 

↑ジップロック(R)に入れた食材を庫内にセットし、食材の中心に温度計の針を刺して加熱調理。ローストビーフもほったらかしで完成

 

↑「芯温調理モード」と庫内の加熱のみ行う「調理モード」を搭載。中心温度は40~85℃を1℃単位で、加熱時間は1分単位で設定可

 

③【ハイエンドコーヒーメーカー】 ECサイトや家電量販店の売上ランキングで上位をキープ!

売上: 9/10

影響: 7/10

市場開拓: 8/10

おうち時間が増えたことでコーヒーの挽き方・淹れ方にこだわる人が増加。22年も高級コーヒーメーカーが通販サイトや量販店の売り上げランキング上位につけている。

 

コーヒー好きの要望を叶える高級機が人気

コーヒー好きの要望を実現できる機種は多少高価でも人気。デロンギはボタンひとつでプロの手技を再現でき、カフェばこPROは挽き目はもちろん抽出温度まで好みで調整可能です。(青木)

 

挽きムラの低減によりコーヒーの味がさらに向上

【コーヒーメーカー】

2022年10 月発売

シロカ

コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこ PRO

実売価格2万9700円

シリーズ累計100万台を突破した人気全自動コーヒーメーカーの上位モデル。進化したコーン式ミルで豆の挽きムラを抑え、雑味の少ない風味豊かなコーヒーに仕上げる。

 

独自の自動泡立てを搭載した高級エントリー機

【コーヒーメーカー】

2022年9 月発売

デロンギ

マグニフィカ イーヴォ全自動コーヒーマシン(ECAM29081TB)

実売価格16万8000円

豆挽き、エスプレッソ抽出に加え、ふわふわミルクの泡立て機能も装備。タッチパネル操作で本格派の一杯が完成する。豆の個性を引き出すスペシャルティなどメニュー6種を搭載。

完成までのド派手パフォーマンスとシズル感が堪らない! “魅せ調理家電” 最新事情

回転により調理ムラを抑える自動撹拌調理鍋のほか、駆動中の独特なパフォーマンスで驚きと楽しさをプラスする “魅せ調理家電” を紹介。家電のプロも魅せられた、手軽ながらもシズル感満点の調理過程は注目だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が試しました!

家電ライター

コヤマタカヒロさ

白物家電やガジェットの取材執筆を行う。「米・食味鑑定士」資格を持ち、調理家電の検証企画も多数経験。

 

トレンドキーワード

自動撹拌調理鍋

アイリスオーヤマとサンコーから、「回転」というアプローチを加えた自動撹拌調理鍋が同時期に登場。生活者が求める製品を数多く世に送り出す2社が新風を巻き起こす!

 

【その1】中華特有の調理手順や鍋振りも全自動で失敗知らず!

【電気調理鍋/2022年9月発売】

アイリスオーヤマ

自動かくはん式調理機 CHEF DRUM KDAC-IA2-T

実売価格6万6800円

 

低温調理や無水調理など様々な調理方法に対応。3段階の傾き設定と内鍋の自動回転により、炒めムラ・混ぜムラを抑え、揚げ物の場合は少量の油でしっかりと揚げられる。内鍋はフッ素樹脂コーティングに粒子状の人工ダイヤモンドを配合し、こびりつきを防げて手入れがラク。

 

SPEC●定格消費電力:900W●温度設定:40〜200℃●定格容量:2.0L(傾き30度のとき)●対応調理方法:低温、無水、発酵、スローなど●自動メニュー数:108種●保温時間:最大9時間●サイズ/質量:W370×H343×D279mm/約7.2kg

 

【準備】手順も気にせず投入しスイッチを押すだけ

今回は回鍋肉用の食材を用意し、自動メニューを選択。調味料も具材も、通常最後に回し入れる水溶き片栗粉までぶち込めばOK!

 

【回転調理!】自動回転で効率的に混ぜ合わせていく

見た目にも楽しい自動回転が、食材を一定の速度で効率的に撹拌。傾きは0/30/50度で調節できる。「業務用の炒飯ロボのノウハウを家電に落とし込んだという発想に脱帽」(コヤマさん)

 

【完成!】独創的なアイデアとど真ん中の性能に魅せられた!

「ユニークなだけで終わらず、全自動で任せられる範囲、時短性能、搭載メニュー数などの使い勝手に驚いた。パラパラの炒飯、栄養とうま味を閉じ込める無水調理、少量の油で揚げ物など、1台で何役もの調理をこなせます。電気調理鍋を持っていない人は特に試してほしい1台です」(コヤマさん)

 

【その2】傾きと回転による撹拌でムラなく理想の食感に仕上がる

【エアフライヤー/2022年9月発売】

サンコー

まわるエアフライヤードラム「クルクルクック」 RTTFYRCWH

実売価格1万8400円

 

油を使わずにカラッとヘルシーな揚げ物が作れるエアフライヤー。自動回転機能を搭載し、熱風が均一に循環することで、ほったらかしでもムラなく仕上がる。内鍋に付属の網を敷けば冷凍ピザや肉、魚を焼いたり、揚げ物を温め直したりと、オーブンとしても活用可能。

 

SPEC●定格消費電力:1000W●温度設定:40〜250℃●定格容量:6L●調理時間設定:1分〜1時間●予約時間:1分〜9時間59分●安全装置:搭載(電流ヒューズ、温度ヒューズ、サーミスタ)●サイズ/質量:W330×H340×D400mm/約6.0kg

 

【準備】調理内容に合わせた温度・時間を選択

タッチパネルで、ポテトの温めに適した温度と時間を選択。カリッとした食感が好きな人は、好みでサラダ油を軽くスプレーしても◎。

 

【回転調理!】混ぜながら加熱! ほったらかしで揚げ物が完成

撹拌するメニューでは、本体を傾けてセット。内鍋の回転との相乗効果で調理ムラを低減する。「底面の吸盤で安定感があるため、回転調理時に放置しても安心です」(コヤマさん)

 

【完成!】様々な料理に対応するパワフルさに魅せられた!

「最高250℃まで温度設定できるが、パワーがあるのでビギナーは過熱による食材の乾燥に要注意。そのぶんレパートリーが広く、料理が得意な人にとっては汎用性抜群です。回転による撹拌機能も秀逸で実売価格2万円切りはおトク。収納スペースに余裕があるなら買い!」(コヤマさん)

 

 

まだまだあります! 食卓を彩る “魅せ調理家電” Selection

【その1】温度調節機能などが進化した未来型ホットプレート

【ホットプレート/2022年10月発売】

abien

abien MAGIC GRILL(2022モデル)

実売価格2万3980円

 

極薄プレートを採用した革新的なホットプレートが刷新。独自の極薄ACフィルムヒーターによる加熱技術は踏襲しつつ、4段階の温度調節機能やセンサーレス制御を実現した。

 

SPEC●定格消費電力:約850W●温度設定:HI(約250℃)〜WARM(約100℃)の間で4段階●サイズ:W405×H79×D305mm(スタンド込み)

 

【その2】挟んで開いて使い分けできる1台2役のグリル

【ホットプレート/2022年4月発売】

エムケー精工

HASAMIZE(ハサマイズ) TK-H315K

実売価格1万5210円

 

上下2枚のホットプレートを装備。挟めば裏返し不要でじっくり加熱、開けば2枚のホットプレートになり、両方で加熱調理ができる。上面と下面は独立した温度調整が可能。

 

SPEC●定格消費電力:1300W(上下各650W)●温度設定:90〜220℃●サイズ/質量:W320×H185×D410mm/約4.1kg

 

【その3】強力熱風と新搭載のスチームで自在に焼き方をコントロール

【オーブントースター/2022年9月発売】

クイジナート

エアフライ オーブントースター TOA-38

実売価格2万9700円

 

大型ファンを備え、エアフライで揚げ物も調理可能。庫内には5本の石英管ヒーターを配し効率良く熱循環を行う。食パンの中をもっちり食感に焼き上げるスチーム機能を新搭載。

 

SPEC●定格消費電力:1450W●温度設定:90〜230℃●調理モード:トースト、グリルなど6種●サイズ/質量:W375×H310×D355mm/6.0kg

 

【その4】食卓を囲んでワイワイと串揚げやフォンデュを楽しめる

【卓上フライヤー/2022年8月発売】

ピーコック魔法瓶工業

テーブルフライヤー WCT-90

実売価格1万4080円

 

串揚げを食卓で楽しめる電気フライヤー。油ハネを抑える保護カバーの凹部は付属のフォーク固定に使える。チーズフォンデュやアヒージョなど、複数人で楽しめる料理に最適。

 

SPEC●定格消費電力:900W●温度設定:80〜200℃●付属品:専用フォーク8本など●サイズ/質量:約W284×H257×D215mm/約2.3kg

エルメスのデザイナーが手掛けた家電「FoElem」第2弾! スマートノンフライオーブン「Chef」先行予約販売中

EPEIOS JAPANは、「あなたのひと時に、ひと息を」をコンセプトに誕生したスマート家電「FoElem(フォーエレム)」シリーズから、第2段としてスマートノンフライオーブン「Chef(シェフ)」を発表。現在、先行予約販売中です。

 

同製品は、四元素のうち「火」がテーマで、特徴的な半円形の形状は、ピザ窯に着想を得たデザインとなっています。

 

デザイナーのブノワ・ピエール エメリー氏、ダミアン・オー シュリバン氏によると、「調理家電にも関わらずインテリアとして違和感のないフォルム」「一人暮らしの部屋においても場所を取らないサイズ」を目指してデザインしたとのこと。機能面では、油を使わないヘルシーなノンフライ揚げ物調理と、食材をセットするだけで調理が可能なほったらかし調理という2つの特徴を持つことから、同社では「魔法の調理器具」として提案しています。

 

片面ヒーターでは焼きムラが出てしまいがちなことから、上下加熱式のヒーター+スチーム(過熱水蒸気)を採用。上下加熱式ヒーターを取り入れたことで同時に両面焼くことができ、肉料理などは食材をひっくり返す手間を省きながら、旨味を逃さずジューシーに仕上げることができます。

 

熱を加えると食材の水分が蒸発してしまい、火が通り過ぎてパサパサになったり、固くなったりしてしまいがちでしたが、「スチーム(蒸気)」機能を搭載。食材本来がもつ旨味や水分を失う前にスチームが優しく包み込み、しっとり柔らく焼き上げることができます。トーストであれば、“外カリッ・中モッチリ”に、肉や魚料理であれば、ふっくらしっとりと仕上がります。

 

本体サイズW350×H380×D352mmという、インテリアにも馴染むコンパクト設計ながら容量は14Lで、ローストチキン料理などにも使用可能。最大3段層まで使用することができるので、1プレート料理を同時に作ることができます。

 

専用アプリ「EPEIOS Life」を活用することで、1分単位、10度単位と細かく設定することが可能。自分だけの温度や時間設定をアプリに記録できます。アプリにはアイディア広がる専用レシピ帳も収録しています。

 

市場想定価格は3万9800円。一般発売日は、2023年1月中旬ごろを予定しています。

フチまでムラなく焼けて快適に!「極薄グリル」の 温度調節機能と蓄熱性が進化した「abien MAGIC GRILL」

家電大賞2021-2022の「こだわり調理家電部門」で金賞を受賞したabien MAGIC GRILLが、さらに進化して今回もノミネート。緻密な温度調整機能など同モデルが誇る卓越ポイントを解説する。

 

【今回紹介する製品】

ローストビーフもステーキも4段階温度制御でプロの焼き加減に!
abien MAGIC GRILL


こだわり調理家電部門
GetNavi注目モデル

エントリーNo.092
abien
abien MAGIC GRILL
(2022モデル)

実売価格2万3980円

独自のサーキットヒーター採用で、デザイン性・機能性・利便性の革新を実現した次世代型ホットプレートの2022年新作。最高温度250℃の緻密な温度制御を実現し、トーストからローストビーフまで幅広い料理が楽しめる。

SPEC●消費電力:約850W●ヒーター:フィルムヒーター●温度設定:4段階(約250℃/約190℃/約150℃/約100℃)●コード長:1.8m●サイズ/質量:約W405×H79×D305㎜/3.1㎏

 

温度制御と蓄熱性の進化で絶妙な火入れが可能に

新作abien MAGIC GRILLの最大の進化ポイントは、センサーレス温度制御システムの採用だ。一般的なホットプレートはプレートの温度を検知してからヒーターの温度を調節することでプレート表面の温度を変えるため、加熱時にタイムラグが発生し、肉や魚の焼き過ぎの原因になっていた。一方、本機ではフィルムヒーターを通る電流の抵抗値を検知して直にヒーターの温度を調整することでタイムラグを軽減。緻密な温度制御が可能に。アルミダイキャスト鋳造のプレートを採用し蓄熱性が大幅アップしたため、プレートの端までムラなく焼ける。

 

スタンド脚を外してプレートを丸洗いできる仕様もお馴染み。狭いスペースにスッキリと収納できて利便性に優れる。“焼き”の性能も使いやすさも洗練された本機は、今回も上位入賞が確実視される!!

 

【POINT 01】

4段階の温度調整で繊細な調理にも対応!

従来機種では「強」と「弱」の2段階のみだった温度調整が、本機では4段階に。的確な温度で加熱できるため、ローストビーフなど表面は強火で焼き、中はじっくり火を入れる繊細な調理にも対応できる。

↑ダイヤル操作でHI(約250℃)、MID(約190℃)、LOW(約150℃)、WARM(約100℃)の温度調整が行える

 

【POINT 02】

プレートの端まで使い食材をムラなく焼ける

フィルム状のサーキットヒーターをプレート内にまんべんなく配置し、プレートの場所ごとの温度ムラを低減。さらにアルミダイキャスト鋳造のプレート採用でプレートの端まで食材をムラなく焼けるようになった。

<2021モデル>

<2022モデル>

↑2021年モデルではプレート中央と端とで温度差があったが、2022年モデルでは大幅に改善されている

 

【POINT 03】

ホットプレートの三重苦をすべて解決!

ホットプレートの三重苦「重い・かさばる・手入れが面倒」をすべて解決。軽量3.1kgで、スタンド脚を取り外せば狭い隙間への収納も容易だ。特殊コーティングを施したプレートは軽く拭くだけでも汚れが落ちる。

↑スタンド脚はプレートから着脱可能。スタンド脚を外したプレートは“1枚の板”そのもので、収納性に優れる

 

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したabienabien MAGIC GRILLは現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」のこだわり調理家電部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

コスパ最強の調理家電ランキング! 料理がラクになるアイテム勢揃い

価格は安いのに機能がスゴイ超お買い得な家電を大特集! 今回は、毎日のお料理を楽しく&ラクにする調理家電をランキング形式で紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました!

デジタル&家電ライター

コヤマタカヒロさん

キッチン家電、デジタルギアを中心に幅広いジャンルに精通。「家電スタジオ・コヤマキッチン」を運営。

 

【第10位】スープ作りも簡単にできるレトロな装いのブレンダー

【ブレンダー】

2017年10月発売

Toffy

ホームブレンダー K-BD1

実売価格 4950円

レトロなデザインがキッチンに映える据え置き型ブレンダー。最大約2万1000回/分のパワフル駆動で、凍らせたフルーツも液体と混ぜれば砕ける。台座以外のパーツは分解して水洗い可能。

SPEC●消費電力:210W●容量:600ml●定格時間:2分●回転数:約2万1000回/分(HIGH) 約2万回/分(LOW)●サイズ/質量:約W165×H315×D120mm/約1.65kg

 

↑15種類のレシピを掲載したレシピブックを同梱。かぼちゃのスープや冷や汁、ガスパッチョなど、初心者もトライしやすいアレンジメニューが揃う

 

【ココが価格以上! 】硬い食材の粉砕に使える「パルスモード」が便利

「アンダー5000円で料理の下ごしらえやスムージー作りに大活躍。運転スイッチを回す間だけ稼働する『パルスモード』は硬い素材の粉砕に役立ちます。2人ぶんのスムージー作りも簡単!」

 

【第9位】スリムで使いやすくほったらかしで絶品料理が完成

【低温調理器】

2021年10月発売

アイリスオーヤマ

低温調理器 LTC-02

実売価格 1万4080円

スリムで扱いやすい低温調理器。ヒーターと攪拌羽根で水温をキープし、食材をジップロック(R)に入れてセットするだけでローストビーフなどが完成。じっくり火入れするので旨みを逃さず、本格派の味わいに。

SPEC●消費電力:800W●最大水量:12L●設定温度:25〜95℃(0.5℃単位)●設定時間:1分〜99時間59分(1分単位)●サイズ/質量:W50×H334×D100mm/約0.9kg

 

↑本体後方のギザギザクリップで鍋に固定し、小さな鍋でも安定して使える。従来モデルと比べ少量の調理が可能になり、単身世帯でも使いやすい

 

↑タッチパネル画面で温度と調理時間を設定。天面パネルは斜めに角度をつけたデザインで、正面からデジタル表示が見やすく操作もしやすい

 

【ココが価格以上! 】浅型の鍋にも対応し家庭でプロの味を楽しめる

「温度設定だけでレストランの味を再現できるのが、低温調理器の魅力。本機は十分な機能を備えて圧倒的低価格。ギザギザクリップ採用で深さ10cmの鍋にも対応し、スリムなので置き場所も取りません」

 

【第8位】湯温設定と保温ができる人気ブランドの大容量タイプ

【電気ケトル】

2019年9月発売

ティファール

ジャスティン プラス コントロール 1.2L KO7558JP

実売価格 6860円

7段階の湯温設定機能と保温機能を搭載。1250Wの大出力で、水140mlが115秒(※1)で沸騰する。1.2Lの大容量なので、パスタを茹でる際に鍋で沸かすより素早く茹で始めることも可能だ。

SPEC●沸騰時間(満水時):380秒●温度調節:60℃/70℃ /80℃/85℃/90℃/95℃/100℃●サイズ/質量:W160×H230×D210mm/1.15kg
※1:最低水量300ml沸騰100℃まで

 

↑操作パネルで60〜100℃を7段階で湯温を設定。緑茶や紅茶など飲み物によって抽出温度を変えられる。60分の保温ON/OFFも選択可能

 

↑スリムな注ぎ口で湯量の調節がしやすく、コーヒーを手差しする際の繊細な注水も自由自在。湯切れが良く、注いだあともお湯が垂れにくい

 

【ココが価格以上! 】好みの湯温にできるのがお茶好きにはありがたい

「この価格で湯温を細かく調整できるのは、お茶好き・コーヒー好きには刺さります。1250Wのハイパワーでお湯が高速で沸き、保温も可能。前面窓で湯量や沸騰の状態がわかりやすいのもメリットです」

 

【第7位】コンパクトながら自動メニューが豊富でたった58分で早焼きも可能!

【ホームベーカリー】

2022年4月発売

シロカ

おうちベーカリー ベーシック プラス

実売価格 1万5840円

高加水パンやブリオッシュなど30種の自動メニューを搭載。58分で焼き上がる超早焼きパンメニューで初心者も気軽にパン作りが楽しめる。コンパクトながら食パン1.5斤に対応。

SPEC●対応斤数:1.5斤●消費電力:550W●タイマー予約:13時間まで●メニュー数:30●サイズ/質量:約W233×H294×D297mm/約3.6kg

 

↑材料を投入したら、天面ふたに書かれた30種のメニューから番号を選びスタートボタンを押すだけ。天窓からパン作りの工程を確認できる

 

↑高加水パンはもちもちの食感が人気。水分量が多く手ごねは難しいが、本機は全自動で加水率90%のパンが作れる

 

↑21種のメニューを搭載した兄弟機、おうちベーカリー ベーシックは9月10日発売(実売予想価格1万4960円)。47分で1斤サイズを焼き上げる超早焼きパンメニューに注目

 

話題の高加水パンが焼ける唯一のホームベーカリー

最大の魅力は、ブリオッシュや天然酵母パンなど様々なパンが焼ける多機能さ。特にもちもち食感の高加水パンメニューを搭載したホームベーカリーは現在この製品だけで、大きなウリとなっている。

 

58分の時短メニューを搭載し、セットしてすぐに焼き立てのパンを食べられるのもうれしい。1.5斤まで対応しファミリーも満足だ。

 

パン以外のメニューも豊富でバターやジャム、うどん生地などを作れる。正月は餅つき機としての需要も高く、1台で大活躍だ。

 

【第6位】自分好みの味を実現できてお手入れもラクな全自動マシン

【コーヒーメーカー】

2021年12月発売

Toffy

全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー K-CM9-RB

実売価格 2万9700円

LEDランプで操作手順をエスコートする全自動コーヒーメーカー。豆は挽き目調節ダイヤルで無段階のグラインドが可能。抽出温度と味わいは各3パターンから選べる。完了時間を設定できるタイマーも搭載。

SPEC●ミル:コーン式●水タンク容量:650ml●抽出温度:LOW(約83℃)/HI(約90℃)/アイスコーヒー●味わい:マイルド、ミディアム、ストロング●サイズ/質量:約W170×H430×D325mm/約4.6kg

 

↑長いノズル付きコーヒーポットを採用。抽出されたコーヒーをポット底部から出すことでポット内に対流が起きて均一な濃さになり、最後までおいしい

 

↑豆タンクに120gまでセット可能。設定した杯数ぶんだけ自動で豆を挽くため、豆の計量は不要だ。ドリップ機能だけ使い、市販のコーヒー粉から淹れたり、豆挽きだけ行いハンドドリップを楽しんだりと用途に合わせて使い分けできる

 

挽き目・湯温・香りを調整できる機能性がグッド!

3万円を切る価格で挽き目や湯温、香りを細かく調整できるのは秀逸。本機で作るコーヒーはコクが豊かで味のバランスが良い。ミルは回転数が低いコーン式で摩擦熱が少なく、香りの劣化を抑えられるのもその要因だろう。

 

タイマーをセットしておくと自動でミルが豆を挽き、淹れたてのコーヒーの香りで目覚める朝はコーヒー好きにとって至高だ。一度に最大5杯まで淹れられるので来客時も便利。コンパクトなので置き場所にも困らない。

 

【第5位】ダイエットや健康増進を多彩なメニューでサポート

【炊飯器】

2020年8月発売

アイリスオーヤマ

ヘルシーサポート炊飯器 IH 5.5合 RC-IJH50-W

実売価格 1万3110円

米本来の味はそのままに糖質を10%/20%抑制する低糖質メニューを搭載。独自の極厚火釜と1030WのWヒーターによる大火力でふっくら炊き上げる。もち麦、胚芽米、玄米などのヘルシーメニューも装備。

SPEC●炊飯容量:0.5〜5.5合●消費電力:1030W●炊飯メニュー:白米、炊込み、早炊きなど8種●ヘルシーメニュー:低糖質、もち麦、発芽玄米など8種●サイズ/質量:W262×H219×D329mm/4.4kg

 

↑もち麦、押し麦、雑穀米、胚芽米、玄米、発芽玄米、おこわ、食物繊維と健康に特化したヘルシーメニューを搭載。いずれも低糖質モードに対応する

 

↑ヘルシーメニューだけでなく通常の炊飯メニューも搭載。具材たっぷりのパエリアといった炊き込みごはんや、肉じゃがなどの煮込みも作れる

 

↑水分量を増やすことで糖質率を下げているが、ベチャッとした食感になりにくいよう加熱や蒸らし時間を調整。一般的な糖質カット炊飯器のように煮汁を捨てないため、旨みもきちんと感じられる

 

糖質を抑えたごはんを炊けてお手入れもラクでイイ!

ダイエッターにとっては、ごはんの糖質を最大20%抑制できるのが魅力。炊飯方式はIH式で、早炊きでもしっかり芯まで柔らかく炊き上げる。試食すると、糖質20%抑制モードはいつものごはんより少し柔らかいように感じたが、10%抑制モードは違いがわからない。他社の糖質カット炊飯器と異なり、糖質を含む水を捨てないので、炊飯後のお手入れも楽チンだ。

 

さらにおかず調理も可能。煮込み料理やヨーグルトなどの発酵食品も作れて汎用性が高い。

 

【第4位】圧力調理からスイーツまで1台16役で料理の幅が広がる

【電気圧力鍋】

2021年4月発売

ティファール

ラクラ・クッカー プラス コンパクト電気圧力鍋CY352AJP

実売価格 1万7600円

圧力調理や炊飯など16種類の調理に対応。カレーなど家庭でよく食卓に上がる4種類の料理は、細かな設定をせずに調理ができるレシピモードを押すだけ。最大12時間の予約調理もできる。

SPEC●調理容量:2L●消費電力:700W●最大圧力:70kPa●搭載モード:蒸す、煮る、炒め、低温、発酵、ベイクなど全16モード●自動保温:最大24時間●サイズ/質量:約W260×H283×D285mm/約4.2kg

 

↑操作パネルで8種の調理モード、4種の炊飯モード、4種のレシピモードからメニュー選択。具材を入れて調理設定するだけで、絶品料理が完成する

 

↑62度のアングルを施した独自の球状ポットで調理。熱が鍋内で均一に広がり、ごはんもふっくら炊ける。炊飯は白米・玄米・もち米・お粥に対応

 

↑発酵モードとベイクモードを搭載し、パン生地の発酵から焼き上げまでを1台でこなす。本格的な香りとふっくらモチモチの食感に驚くハズ

 

無水調理から煮物、炒め物まで本格派の味が簡単に作れる!

本機の魅力はなんと言っても調理機能の多彩さ。圧力・無水・低温調理など人気の機能に加え、味がしっかり染み込む煮込み調理など、実に多くのモードを搭載する。

 

筆者が便利だと感じたのは青椒肉絲など中華の炒め物ができること。チャーハンも丸底鍋を使ってパラパラの仕上がりだ。メインディッシュはもちろん、サイドディッシュを自動調理で1品足すだけで食卓が華やかになる。パンやケーキが焼けるのも楽しい。これだけ出番が多くてこの価格は驚きだ。

 

【第3位】デザインの美しさに加えて「温め」に特化した機能が秀逸

【電子レンジ】

2021年10月発売

シロカ

電子レンジ SX-18D132

実売価格 1万7980円

ミラーガラスの扉が洗練された印象を与えるモデル。「温め機能」に特化しつつ、湿度センサーを使い、弁当や冷凍食品などを最適な温度に温める。熱を通しすぎない独自のプログラム「やさしさ解凍」で冷凍した肉や魚も上手に自動解凍。

SPEC●消費電力:1350W●レンジ出力:900W/600W/500W/200W/100W相当●庫内容量:18L●自動メニュー数:11●サイズ/質量:約W458×H282×D350mm/約9kg

 

 

↑同社独自の特殊コーティング塗装「さっピカコート」を庫内の側面などに採用。付着する液体の接触角を大きく保ち、時間が経った汚れも拭き取りやすい

 

↑庫内に段差のないフラットテーブルはお手入れがラク。庫内が見渡しやすく、汚れた場合もさっと拭くだけできれいになり、清潔な状態をキープできる

 

↑独自プログラム「やさしさ解凍」で加熱ムラや熱の通しすぎを防止。200Wと100Wの低出力を使い分け、冷凍のひき肉や刺身のサクも上手に解凍する

 

↑庫内は約W295×H181×D324mm。フラットテーブルなので大きめのコンビニ弁当も温めOKだ。湿度センサーで温める際はふたやラップは外そう

 

↑調理モードを設定しスタートボタンを押せばあとはおまかせ。扉はミラーガラスで使用中以外、庫内が見えない。スタイリッシュな佇まいも魅力だ

 

「解凍」「温め」を極めた単機能レンジの実力派

自宅であまり料理をせず、惣菜や冷凍食品を温める程度だという人は、電子レンジのオーブン機能や過熱水蒸気機能は持て余してしまう。ならば、マイクロ波による「温め」機能に特化し、価格を抑えられた単機能レンジのほうがベターと言える。

 

昨今は単機能レンジにも出力を細かく切り替えできるもの、高機能センサーで加熱しすぎや加熱不足を防ぐものなど、基本機能を高めた製品が登場。なかでもシロカの電子レンジSX-18D132は、低価格ながらそうした必須機能をしっかり押さえた実力派だ。11種類のオートメニューのほか、最大900Wの高出力インバーターで食材をスピーディに温め可能。また、湿度センサーを使った自動温め機能も優秀で、コンビニ弁当もムラなくホッカホカにできる。

 

解凍機能も素晴らしく、100Wと200Wの出力を細やかに制御。半煮えになりやすい冷凍ひき肉を上手に解凍してくれる。「調理はガスコンロ派」という家庭でも、これは大いに重宝するだろう。

 

さらにキッチンに映えるデザインも魅力。使い勝手にも配慮し、勘ドコロの押さえ方が見事だ。

 

【第2位】人気の「ジップロック(R)調理」や低温調理などが手軽にできる

【コンベクションオーブン】

2022年3月発売

テスコム

低温コンベクションオーブン TSF61A

価格 1万6500円

ノンフライや低温調理など1台6役の機能を搭載。新モード「上火グリル」で、具材に火が通りにくいアレンジトーストも絶妙に仕上がる。手軽に作れる「ジップロック(R)調理」にも対応。

SPEC●消費電力:1200W●モード切替:トースター、高温+ファン、高温、上火グリル、低温+ファン、低温●温度調節:低温10段階(35〜90℃)、高温10段階(100〜230℃)●サイズ/質量:W345×H240×D410mm/4.7kg

 

↑ヒーターで熱した空気を庫内ファンで循環させることで、食材をムラなく焼き上げ、外はカリッ、中はジューシーに仕上げる。ファンによるムラのない送風で低温調理やフードドライも可能

 

↑操作パネルに4つのつまみを搭載。モード切替で6つのモードを切り替え、低温・高温用各自のつまみで温度設定を行う。タイマーつまみでは最長12時間(低温モード時)まで調理時間の設定が可能

 

↑本体下からパンくずトレイをすぐに取り外せ、庫内に食材が落ちても簡単に掃除できる。放っておくと焦げつきがちなパンくずなどを掃除しやすいのはうれしい

 

↑低温コンベクションモードを使うことで、ドライフルーツや干し野菜も数時間で完成。同梱の足つき網を使えば2段調理が可能で、一度にたっぷり作れる

 

ローストビーフやコンフィなど本格メニューも作れておトク

コンベクションオーブンは熱風循環機能を備え、1台でトーストだけでなくノンフライ調理、オーブン調理、お菓子作りなど多用途に使えるのが魅力。おうち時間を充実させる注目の調理家電だ。特に本機は低価格ながら低温・高温コンベクション機能を搭載し、ローストビーフやドライフードもおいしいと評判。初号機である前モデルも大ヒットを記録した。

 

使い方の一例を挙げると、お湯を使わずに低温調理できるのでローストビーフをより手軽に作れる。また、ジップロック(R)を使った調理ができるのもユニーク。筆者のオススメはサーモンとオリーブオイルをジップロックに入れて作る「サーモンのコンフィ」だ。15~20分の調理で、“生”でも“焼き”でもない、独特のトロッとした食感のサーモンが楽しめる。同様に、ヘルシーでしっとりしたサラダチキンが簡単に作れるのもうれしい。

 

さらに本機では新たに「上火機能」を搭載。グラタンやピザのチーズの焦げ目をしっかりつけられ、料理のグレードがワンランク上がる。これだけの高機能・多機能ぶりで2万円切りとは圧巻のコストパフォーマンスだ。

 

【第1位】トースト4枚を余裕で焼ける庫内広々の美麗トースター

【トースター】

2021年2月発売

パナソニック

オーブントースター NT-T501

実売価格 8340円

トースト4枚を一度に焼ける、広い庫内のオーブントースター。グラタンや焼きいもなどメニューに合わせて火力を5段階で調節できる。シンプルで洗練されたデザインがキッチン空間にマッチ。

SPEC●消費電力:1200W●庫内寸法:約W284×H87×D275mm●火力切替:強1200W、中885W、弱600W、上火570W、下火(弱)315W●タイマー:最長30分●サイズ/質量:約W345×H219×D329mm/約3.5kg

 

 

↑トースト4枚を同時に焼けるサイズで、忙しい朝の時間に何度も焼く手間を省ける。1200Wで素早く加熱し、外はカリッ、中はふっくら焼けるのも魅力

 

↑受け皿のサイズは25.1×25.1cmで、直径24cmのピザ(宅配ピザチェーンのMサイズに相当)も丸ごと焼ける。熱々を自宅で食べられて大満足

 

メニューに合わせて上下ヒーターそれぞれの火力を切り替えることで5段階に調節可能。さらにタイマーが30分まで対応するため、焼きいもなど長時間加熱が必要なメニューも一度の設定で作れる。

 

↑グラタンは火力「中」で8〜10分を目安に加熱。「中」は上ヒーターが強火、下ヒーターが弱火になり、885Wの出力となる

 

↑ピザトーストなど、上面だけに焼き色をつけたいときは火力を「上火」に設定。上ヒーターだけ強火にして570Wで焼き上げる

 

↑食感をキープしたいガーリックトーストや調理済みの料理を温める際は火力「下火」に。下ヒーターのみ駆動(弱火)して315Wで加熱

 

トースト4枚をムラなく焼け火力と調理時間も細かく調節

オーブントースターは、トーストが短時間で焼けたり、揚げ物をカラッと温め直せたりと、オーブンレンジや電子レンジのある家庭でも重宝するアイテム。市場には様々な製品があり選ぶのに迷ってしまうが、まず考えたいのは、自身のライフスタイルだ。

 

トーストを一食で2枚以上食べる人、子どもが多いファミリーなどはトーストが一度に4枚焼けるタイプはベスト。時間がない朝に大活躍するうえ、大きめのピザ1枚やグラタン皿も入れられ、様々なシチュエーションで頼りになる。

 

なかでもオススメなのがパナソニックのNT-T501。8000円台の低価格ながら、火力は最大1200Wと十分。ヒーターを上下2本ずつ配し、食材を芯までムラなく焼ける。火力とタイマー調整ダイヤル2つのシンプルな設計だが、火力は5段階、加熱時間を30分まで設定でき、焼く・温めると幅広い調理に対応可能だ。特に冷凍ピザの加熱は弱火で長時間じっくり行うとおいしく仕上がり、本領が発揮されるのでお試しを。

 

ちなみに6人家族の筆者宅はこの前機種を愛用。大人数世帯にも最適な高コスパトースターと言える!

6人家族の家電ライターを唸らせたパナソニックのオーブントースター

価格は安いのに機能がスゴイ超お買い得な家電を大特集! 今回は、毎日のお料理を楽しく&ラクにしてくれるパナソニックのオーブントースターを紹介。

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました!

デジタル&家電ライター

コヤマタカヒロさん

キッチン家電、デジタルギアを中心に幅広いジャンルに精通。「家電スタジオ・コヤマキッチン」を運営。

 

トースト4枚を余裕で焼ける庫内広々の美麗トースター

【トースター】

2021年2月発売

パナソニック

オーブントースター NT-T501

実売価格 8340円

トースト4枚を一度に焼ける、広い庫内のオーブントースター。グラタンや焼きいもなどメニューに合わせて火力を5段階で調節できる。シンプルで洗練されたデザインがキッチン空間にマッチ。

SPEC●消費電力:1200W●庫内寸法:約W284×H87×D275mm●火力切替:強1200W、中885W、弱600W、上火570W、下火(弱)315W●タイマー:最長30分●サイズ/質量:約W345×H219×D329mm/約3.5kg

 

トースト4枚をムラなく焼け火力と調理時間も細かく調節

オーブントースターは、トーストが短時間で焼けたり、揚げ物をカラッと温め直せたりと、オーブンレンジや電子レンジのある家庭でも重宝するアイテム。市場には様々な製品があり選ぶのに迷ってしまうが、まず考えたいのは、自身のライフスタイルだ。

 

トーストを一食で2枚以上食べる人、子どもが多いファミリーなどはトーストが一度に4枚焼けるタイプはベスト。時間がない朝に大活躍するうえ、大きめのピザ1枚やグラタン皿も入れられ、様々なシチュエーションで頼りになる。

 

なかでもオススメなのがパナソニックのNT-T501。8000円台の低価格ながら、火力は最大1200Wと十分。ヒーターを上下2本ずつ配し、食材を芯までムラなく焼ける。火力とタイマー調整ダイヤル2つのシンプルな設計だが、火力は5段階、加熱時間を30分まで設定でき、焼く・温めると幅広い調理に対応可能だ。特に冷凍ピザの加熱は弱火で長時間じっくり行うとおいしく仕上がり、本領が発揮されるのでお試しを。

 

ちなみに6人家族の筆者宅はこの前機種を愛用。大人数世帯にも最適な高コスパトースターと言える!

↑トースト4枚を同時に焼けるサイズで、忙しい朝の時間に何度も焼く手間を省ける。1200Wで素早く加熱し、外はカリッ、中はふっくら焼けるのも魅力

 

↑受け皿のサイズは25.1×25.1cmで、直径24cmのピザ(宅配ピザチェーンのMサイズに相当)も丸ごと焼ける。熱々を自宅で食べられて大満足

 

メニューに合わせて上下ヒーターそれぞれの火力を切り替えることで5段階に調節可能。さらにタイマーが30分まで対応するため、焼きいもなど長時間加熱が必要なメニューも一度の設定で作れる。

↑グラタンは火力「中」で8〜10分を目安に加熱。「中」は上ヒーターが強火、下ヒーターが弱火になり、885Wの出力となる

 

↑ピザトーストなど、上面だけに焼き色をつけたいときは火力を「上火」に設定。上ヒーターだけ強火にして570Wで焼き上げる

 

↑食感をキープしたいガーリックトーストや調理済みの料理を温める際は火力「下火」に。下ヒーターのみ駆動(弱火)して315Wで加熱

家電ライター激推し! テスコムのオーブンはドライフルーツも作れちゃうらしい

価格は安いのに機能がスゴイ超お買い得な家電を大特集! 今回は、毎日のお料理を楽しく&ラクにしてくれるテスコムのコンベクションオーブンを紹介。

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました!

デジタル&家電ライター

コヤマタカヒロさん

キッチン家電、デジタルギアを中心に幅広いジャンルに精通。「家電スタジオ・コヤマキッチン」を運営。

 

人気の「ジップロック(R)調理」や低温調理などが手軽にできる

【コンベクションオーブン】

2022年3月発売

テスコム

低温コンベクションオーブン TSF61A

価格 1万6500円

ノンフライや低温調理など1台6役の機能を搭載。新モード「上火グリル」で、具材に火が通りにくいアレンジトーストも絶妙に仕上がる。手軽に作れる「ジップロック(R)調理」にも対応。

SPEC●消費電力:1200W●モード切替:トースター、高温+ファン、高温、上火グリル、低温+ファン、低温●温度調節:低温10段階(35〜90℃)、高温10段階(100〜230℃)●サイズ/質量:W345×H240×D410mm/4.7kg

 

ローストビーフやコンフィなど本格メニューも作れておトク

コンベクションオーブンは熱風循環機能を備え、1台でトーストだけでなくノンフライ調理、オーブン調理、お菓子作りなど多用途に使えるのが魅力。おうち時間を充実させる注目の調理家電だ。特に本機は低価格ながら低温・高温コンベクション機能を搭載し、ローストビーフやドライフードもおいしいと評判。初号機である前モデルも大ヒットを記録した。

 

使い方の一例を挙げると、お湯を使わずに低温調理できるのでローストビーフをより手軽に作れる。また、ジップロック(R)を使った調理ができるのもユニーク。筆者のオススメはサーモンとオリーブオイルをジップロックに入れて作る「サーモンのコンフィ」だ。15~20分の調理で、“生”でも“焼き”でもない、独特のトロッとした食感のサーモンが楽しめる。同様に、ヘルシーでしっとりしたサラダチキンが簡単に作れるのもうれしい。

 

さらに本機では新たに「上火機能」を搭載。グラタンやピザのチーズの焦げ目をしっかりつけられ、料理のグレードがワンランク上がる。これだけの高機能・多機能ぶりで2万円切りとは圧巻のコストパフォーマンスだ。

↑ヒーターで熱した空気を庫内ファンで循環させることで、食材をムラなく焼き上げ、外はカリッ、中はジューシーに仕上げる。ファンによるムラのない送風で低温調理やフードドライも可能

 

↑操作パネルに4つのつまみを搭載。モード切替で6つのモードを切り替え、低温・高温用各自のつまみで温度設定を行う。タイマーつまみでは最長12時間(低温モード時)まで調理時間の設定が可能

 

↑本体下からパンくずトレイをすぐに取り外せ、庫内に食材が落ちても簡単に掃除できる。放っておくと焦げつきがちなパンくずなどを掃除しやすいのはうれしい

 

↑低温コンベクションモードを使うことで、ドライフルーツや干し野菜も数時間で完成。同梱の足つき網を使えば2段調理が可能で、一度にたっぷり作れる

家電ライターも納得、1万円台のコスパ最強なシロカの電子レンジ

価格は安いのに機能がスゴイ超お買い得な家電を大特集! 今回は、毎日のお料理を楽しく&ラクにしてくれるシロカの電子レンジを紹介。

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました!

デジタル&家電ライター

コヤマタカヒロさん

キッチン家電、デジタルギアを中心に幅広いジャンルに精通。「家電スタジオ・コヤマキッチン」を運営。

 

デザインの美しさに加えて「温め」に特化した機能が秀逸

【電子レンジ】

2021年10月発売

シロカ

電子レンジ SX-18D132

実売価格 1万7980円

ミラーガラスの扉が洗練された印象を与えるモデル。「温め機能」に特化しつつ、湿度センサーを使い、弁当や冷凍食品などを最適な温度に温める。熱を通しすぎない独自のプログラム「やさしさ解凍」で冷凍した肉や魚も上手に自動解凍。

SPEC●消費電力:1350W●レンジ出力:900W/600W/500W/200W/100W相当●庫内容量:18L●自動メニュー数:11●サイズ/質量:約W458×H282×D350mm/約9kg

 

「解凍」「温め」を極めた単機能レンジの実力派

自宅であまり料理をせず、惣菜や冷凍食品を温める程度だという人は、電子レンジのオーブン機能や過熱水蒸気機能は持て余してしまう。ならば、マイクロ波による「温め」機能に特化し、価格を抑えられた単機能レンジのほうがベターと言える。

 

昨今は単機能レンジにも出力を細かく切り替えできるもの、高機能センサーで加熱しすぎや加熱不足を防ぐものなど、基本機能を高めた製品が登場。なかでもシロカの電子レンジSX-18D132は、低価格ながらそうした必須機能をしっかり押さえた実力派だ。11種類のオートメニューのほか、最大900Wの高出力インバーターで食材をスピーディに温め可能。また、湿度センサーを使った自動温め機能も優秀で、コンビニ弁当もムラなくホッカホカにできる。

 

解凍機能も素晴らしく、100Wと200Wの出力を細やかに制御。半煮えになりやすい冷凍ひき肉を上手に解凍してくれる。「調理はガスコンロ派」という家庭でも、これは大いに重宝するだろう。

 

さらにキッチンに映えるデザインも魅力。使い勝手にも配慮し、勘ドコロの押さえ方が見事だ。

 

↑同社独自の特殊コーティング塗装「さっピカコート」を庫内の側面などに採用。付着する液体の接触角を大きく保ち、時間が経った汚れも拭き取りやすい

 

↑庫内に段差のないフラットテーブルはお手入れがラク。庫内が見渡しやすく、汚れた場合もさっと拭くだけできれいになり、清潔な状態をキープできる

 

↑独自プログラム「やさしさ解凍」で加熱ムラや熱の通しすぎを防止。200Wと100Wの低出力を使い分け、冷凍のひき肉や刺身のサクも上手に解凍する

 

↑庫内は約W295×H181×D324mm。フラットテーブルなので大きめのコンビニ弁当も温めOKだ。湿度センサーで温める際はふたやラップは外そう

 

↑調理モードを設定しスタートボタンを押せばあとはおまかせ。扉はミラーガラスで使用中以外、庫内が見えない。スタイリッシュな佇まいも魅力だ

「カキが縮む」問題をみごとに解決! シロカの電気圧力鍋「おうちシェフPRO L」の新たな魅力

シロカは、電気圧力鍋 おうちシェフシリーズに、大容量かつさらに幅広い調理に対応した新シリーズ「おうちシェフPRO L」を追加。11月12日にSP-5D152(実売価格3万3000円前後・税込)を、11月19日にSP-5D151(実売価格2万8000円前後・税込)を発売します。

 

最大6人分の料理を一度に作れる5Lの大容量

「おうちシェフPRO L」は、5Lの大容量で大人数や食材まるごと調理に対応。最大6人分の料理を一度に作ることができるため、大人数の家庭のほか、作り置きにも便利とのこと。丸鶏を使ったサムゲタンやローストチキンなど、食材をまるごと使った料理も調理できます。

↑丸鶏が入る5Lの大容量が魅力

 

本機は独自技術「スマートプレッシャー技術」を搭載。業界最高クラスの高圧力100kPaを一定にかけ続けることのできる圧力制御により、食材のおいしさを最大限に引き出します。また、自動減圧機能により、高圧力になるほど長くなる減圧時間の短縮も実現しました。高圧力を一定にかけ続けることで、食材がよりやわらかく、味の染み込んだ仕上がりに。魚は骨まで食べられるほど、ブロック肉はジューシーかつホロホロとほぐれるように、白米はふっくら、玄米はもっちりと仕上がるとのこと。

調理機能では、圧力調理や無水調理、蒸し調理、炊飯、スロー調理、温めなおしといった機能に加え、加圧せず低温でお好みの時間(最大24時間)調理を行う「低温調理」、内なべで下ごしらえができる「炒め」、発酵のプロ・マルコメ監修の「発酵」、温度をお好みで設定可能な「温度調理」が可能。

 

さらに「低温&圧力調理」と「糖質オフ炊飯」が新たに追加され1台12役となりました。「低温&圧力調理」は、低温調理後、自動で圧力調理に切り換わる機能。牡蠣など調理によって縮んだり硬くなったりしやすい食材も、食感やおいしさを損なわず、食材のおいしさをそのまま楽しめるといいます。また、付属の蒸しかごを使って調理する「糖質オフ炊飯」で炊飯すると、通常の白米に比べ糖質が約11%オフとなります。

↑「低温&圧力調理」で作った「牡蠣カレー」を試食。「しじみか?」というくらい縮むことがある牡蠣も、満足感のある大きさをキープ。柔らかでふっくら、かつジューシーに仕上がっていました

 

↑「糖質オフ炊飯」では、付属の蒸しかごを使って調理します

 

従来モデル(おうちシェフPRO)で好評だった日々の定番料理から作り置きおかず、世界の料理といったメニューに加え、「低温&圧力調理」で作る「牡蠣カレー」など食材そのもののおいしさを味わえるメニュー、「ベジタブルブロス」など食材を無駄にしないメニューといった、100種類の豊富なメニューを搭載。付属のオリジナルレシピブックには、オートメニューに対応する100レシピを掲載しており、毎日の献立選びにも役立ちます。

また、上位機種のSP-5D151では、ダイヤルとフルドット液晶で操作がよりわかりやすく、簡単にできるとのこと。メニュー名や材料一覧、現在の調理工程、残りの調理時間などを確認できるだけでなく、次に必要な操作を教えてくれる操作ガイド付きで、迷うことなく操作できるとのこと。

↑上位モデルのSP-5D151は、ダイヤルとフルドット液晶で操作がカンタン

 

さらに、「かしこい予約プログラム」で衛生面に配慮した予約調理が可能。最初に加熱し、菌が繁殖しにくい約75℃で保温するため、食材が傷みやすい季節の長時間予約も衛生的に行えるといいます。容量が5Lに増え、「低温&圧力調理」と「糖質オフ炊飯」も可能となった「おうちシェフPRO L」。人数の多いご家庭や、手軽に料理のレパートリーを広げたい方は、ぜひ注目してみてください。

日本スペシャルティコーヒー協会「Good Product賞」受賞! メリタ「アロマフレッシュ」が新しくなって登場

メリタの日本法人メリタジャパンは、ミル付き全自動コーヒーメーカー「アロマフレッシュ」を11月1日に発売。10月20日より事前予約を開始しています。

↑新「アロマフレッシュ」10杯用

 

今回発売となる、新「アロマフレッシュ」は、同社のアロマフレッシュシリーズの後継リニューアルモデル。10杯用、6杯用の2タイプから選べる、最新型ミルを搭載した全自動コーヒーメーカー。スリムでコンパクトな6杯用は、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が選定するプロダクトアワードのGood Product賞(審査部門)を受賞しています。

↑新「アロマフレッシュ」6杯用

 

理想的な抽出率と濃度を引き出す自社基準「メリタゴールドスタンダード」により、コーヒーの繊細さと立体的なおいしさを引き出す設計で、あらゆるコーヒー豆の良さを引き出した抽出ができるよう、挽き目、コーヒー量、湯量を調整できる機能を搭載しています。豆を挽くミルはプロユースでも使用されるコニカルカッターを搭載し、豆を自動でスムーズに送り込む新設計ホッパーも採用。

↑新設計ホッパー

 

家庭でも便利に使えるよう、取り外せる水タンクや口が大きくて洗いやすいポット、洗浄タイミングを教えるお知らせ機能を搭載。目覚ましのコーヒー設定ができるタイマー機能も搭載しています。子どもの事故防止のため、ホッパーのフタを閉めないとミルが作動しない安全設計も採用しています。

↑コーヒーの祭典SCAJ2022会場の様子

 

予想実売価格は、10杯用が3万4800円、6杯用が2万9800円です。

 

また、同社のロングセラーモデルであるコーヒーサーバー「カフェリーナ」も、11月1日にリニューアル発売。伝統的な安定フォルムと、手入れのしやすい広い口径で、すべてのメリタ コーヒーフィルタ―に、ぴったりフィットします。予想実売価格は1760円。

↑カフェリーナ

自動調理鍋・電気圧力鍋はどれがいい? 人気5モデル徹底チェック!

自動調理鍋(電気鍋・電気圧力鍋)は、材料を入れて放っておくだけで料理が仕上がる便利なアイテム。昨今はおうち時間の増加による内食ニーズも手伝って、自動調理鍋の存在感がさらに増してきています。ただ、どのモデルにどんな特徴があるのか、自分の家庭にはどのモデルが合うのか、把握できずに悩んでいる方も多いはず。 そこで、編集部では自動調理鍋の人気モデルを集め、その個性と実力を徹底的にチェック。どのモデルがどんなユーザーにおすすめなのか、実際に使って結論を出してみました!

※本稿は5~6月に掲載した自動調理鍋を検証する連載企画を再編集したものです

↑今回調査した5モデル。左からアイリスオーヤマの電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3、ティファールのクックフォーミーホワイト 3L CY8701JP、シャープの水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G、パナソニックのIHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101、象印マホービンのSTAN. 自動調理なべ EL-KA23

 

↑今回は、5人のメンバーで自動調理鍋を調査。左から、フードアナリストの中山秀明(筆者)、家電担当の小林史於、編集長の山田佑樹、動画担当の小山雅斗、家電担当の松永舞香

 

 

【今回テストした5機種はコチラ】

エントリーその1

アイリスオーヤマ

「電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3」

実売価格2万1780円(税込・以下同)

圧力調理や無水調理などの6種類の調理方法が可能な電気圧力鍋。「低糖質」「塩分控えめ」「高たんぱく質」「食物繊維」「低カロリー」「発酵」「糖質カット」などのヘルシーメニュー52種類を搭載し、カロリー別にレシピを逆検索できるのが特徴。

 

エントリーその2

シャープ

水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

実売価格7万7000円

食材の水分のみで調理し、栄養素を多く残す「無水調理」が可能なほか、加熱の進行に合わせてかき混ぜを行う「まぜ技ユニット」を搭載。「まぜ技ユニット」は最大回転スピードを約2倍にアップさせ、クリームの泡立てができるほか、かき混ぜのプログラムが進化したことで、食材のつぶしや卵の溶きほぐしなども可能になりました。

 

エントリーその3

 

象印マホービン

STAN. 自動調理なべ EL-KA23

実売価格3万3000円

シンプルな操作性と生活に溶け込むデザインを目指した家電シリーズ「STAN.」の自動調理鍋。内鍋には蓄熱性が高く、素材のおいしさを引き出す「ホーローなべ」を採用しています。食材の水分のみで調理する「無水調理」や、ジッパーつき食品保存袋を活用して同時に最大2品まで簡単調理ができる「パック調理」も特徴的です。

 

エントリーその4

ティファール

クックフォーミーホワイト 3L CY8701JP

実売価格3万9700円

内蔵レシピ210種類を誇る電気圧力鍋。圧力調理後は自動で排気してくれるので、減圧時間を短縮できサクッと次の調理に移れます。内蔵レシピから作りたい料理を選ぶと、本体の液晶画面に食材・分量・調理手順を表示してくれるのが便利です。

 

エントリーその5

パナソニック

IHジャー炊飯器 「ライス&クッカー」SR-UNX101

実売価格4万2900円

調理機能も備えた IoT対応の炊飯器。「キッチンポケット」アプリからレシピを送信すれば、食材をセットするだけでほったらかしでスープや煮込み料理、ケーキなど多様なメニューを調理できます。調理レシピは発売時の10種類に加え、食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」監修メニューを含む新レシピを随時配信。
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【調査その1 味と食感】

ここでは「味・食感」を調査。①カレーと②豚の角煮、③ごはんを実際に調理し、味・食感の傾向の違いをお伝えします。

①カレーの味と食感の傾向は?

同じカレールーを使い、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、肉を使ったもっともシンプルなカレーのレシピを2人分で調理。調理手順を振り返りつつ、カレーのルーの粘度や味わいの違い、食材への火の通り具合や味のしみこみ具合、煮崩れの有無、食材の味が生きているか、などをチェックしました。

 

【エントリーその1】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3

野菜が柔らかく、甘み豊かでサラッとした味

「野菜のやわらかさは十分すぎるほど。にんじんは甘みが十分に引き出されていて、おいしいです!」(小山)

「肉はちょっと硬め。豚肉の赤身が多い部位を使っているからかも」(山田)

 

【エントリーその2】シャープ 水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

ごろっとした具材のうまみが生きたバランス型で、ほったらかしできる点もうれしいところ

「ルーはややあっさりした味ですが、素材の旨みがとけこんでいるのがわかります。濃厚な味が好きな人は、水分を減らすかルーの量を増やすのがオススメ」(山田)

「具材が大きいのに、それぞれの熱の入り具合が絶妙ですね。肉も野菜も、それぞれ素材の旨みが感じられておいしい!」(小林)

 

【エントリーその3】象印マホービン STAN. 自動調理なべ EL-KA23

ほったらかしOKで、カレーの味はとろみとコクが豊かなタイプ

「これはいい! 素材の甘みが感じられるし、とろみのあるカレールーと相まってリッチなウマさに仕上がっています」(山田)

「肉は若干硬めですかね。ただ、野菜の食感は絶妙で味のしみこみが良く、コク豊かなカレーソースも絶品です!」(小山)

【エントリーその4】ティファール クックフォーミー ホワイト 3L CY8701JP

具材を炒める手間がかかるものの、具材がやわらかく仕上がり、力強い味

「調理は短時間ながら、圧力調理だから熱がしっかり入っています。具材がやわらかくて甘みも十分」(小山)

「具材への味のしみこみ具合はそれほどでもないですが、ルーの味わいは良し。にんにくとしょうがの効果もあって、インパクトは絶大ですね」(小林)

【エントリーその5】パナソニック IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101

野菜のとけ込んだとろみが特徴で、濃厚な仕上がりに

「どこか2日目のカレーを思わせる熟成感があって、ウマい!」(山田)

「薄切り肉は角切りほどの弾力はないものの、カレーソースやライスとの一体感がイイですね。ドロっとしたルーは大好物!」(小山)

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②豚の角煮の味と食感の傾向は?

豚の角煮は肉を分厚く切る料理だけあって、肉の柔らかさや味のしみ込み具合に差が出るので、その点を重点的にチェック。調理時間もチェックしました。

 

【エントリーその1】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3

脂のコクが強く、適度にジューシー

「赤身の部分は少し硬いかな。味のしみこみはそれほどありませんが、甘みが強く、脂のコクを感じる味わいです」(小林)

「“ほろほろ”とまではいかないものの、脂身はやわらかくてジューシーでした」(松永)

 

【エントリーその2】シャープ 水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

油抜きの手間はあるものの、肉のうまみとパンチを感じる満足度の高い仕上がり

「油抜きをしているぶん、肉のうまみと煮汁の味がうまく一体化してますね。にんにくの力強さもしっかり感じられます」(山田)

「これだけぶ厚いのに、肉のやわらかさや煮汁のしみ具合も十分。バランスの取れた味です」(小林)

【エントリーその3】象印マホービン STAN. 自動調理なべ EL-KA23

油抜きの手間は必要ながら、肉の質感、奥深い味わいの面からワンランク上の味わいに

「肉質がほろほろで、口に入れるとろろける! レベチな角煮です!」(小山)

「ベタッとした重さがなくて、味わいはどこかやさしくまろやか。小料理屋の一品を思わせる、上品な角煮ですね」(山田)

【エントリーその4】ティファール クックフォーミー ホワイト 3L CY8701JP

シンプルな味ではあるものの、圧力調理で30分という時短が魅力

「欲をいえばもっとやわらかいほうがいいけど、調理の速さを考えれば十分。これだけスピーディかつ手軽に、豪華な一品を追加できるのは大きなメリットです」(小林)

「あっさりしたシンプルな味。もっと寝かせたら味がしみてさらにおいしいんでしょうね」(小山)

【エントリーその5】パナソニック IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101

ジューシーかつ濃厚な、ごはんやお酒が進む味という傾向に

「煮汁は適度に水分が飛んでいて、味が濃いめ。若い人は特に好きなんじゃないでしょうか」(山田)

「肉はしっとり感とともにプリッと弾力があって、専用レシピじゃなくても十分おいしかったです!」(松永)

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③ごはんの味と食感の傾向は?

家電の設置スペースが限られている家庭では、自動調理鍋を炊飯器としても使いたいニーズがあるはず。そこで、各モデルで炊いたごはんの食感や甘み、粒立ちなどの違いをチェックしました。

【エントリーその1】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3

やわらかめで粘りも強めのオールマイティなごはんが炊ける

「弾力と粘りがちょうど良くてバランスが取れています。満足感もありますね」(山田)

 

【エントリーその2】シャープ 水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

もっちりして粘りが強い仕上がり

「あっさりしていてやわらかく、素朴な味わいですね。かつての給食のごはんを思い出すような……。好き嫌いが分かれる味かもしれません」(小林)

 

【エントリーその3】象印マホービン STAN. 自動調理なべ EL-KA23

甘みと弾力が豊かで、口のなかでふんわりほぐれる粒立ちも魅力

「適度な弾力で、口のなかでふんわりほぐれる感じ。さすが、炊飯器も強い象印。おいしいです!」(山田)

 

【エントリーその4】ティファール クックフォーミー ホワイト 3L CY8701JP

パラッと硬めで、噛み応えもしっかりした炊き上がり

「硬めなぶん粒がよく立っていて、しっかり噛みごたえがあります。カレーライスやチャーハンなどによく合いそう。甘みは普通ですね」(小山)

 

【エントリーその5】パナソニック IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101

上品な甘さと粒立ちが際立つ、ワンランク上の炊きあがり

「ほどよい甘みがあって、弾力もちょうどいい。粒立ちはバツグンで、口のなかでひと粒ひと粒がパラッとほぐれていきます。これはウマい!」(山田)

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【調査その2 操作性】

ここでは、ディスプレイの視認性やボタンなどの操作のしやすさをチェック。続いて探しているメニューや機能にスムーズにアクセスできるか、検索のしやすさをチェックしつつ、メニュー検索のパターンの豊富さについて確認。このほか、調理手順がわかりやすいかどうかを確認しました。

 

【エントリーその1】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3

ダイヤルが使いやすく、検索もスムーズ

豊富な検索手法とダイヤルで使い勝手は良好。操作性や視認性にも大きな死角はナシ。アプリこそないものの、内蔵メニューも十分な数を網羅しており、特にエントリー層にオススメ。

「専用アプリやメニュー提案機能などはないですが、本体だけでシンプルに使いたい人にはうれしいですね」(小山)

「ダイヤルが使いやすく、検索もスムーズ。説明書を見なくても多様な機能を選べる、親切な設計だと思います」(山田)

【エントリーその2】シャープ 水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

検索手段が豊富で拡張性も優秀

大きめの文字と反応の良いボタンを備えた王道タイプ。検索手段が豊富で、アプリやクラウドと連動した拡張性も優秀。ユーザー間のコミュニティも充実しており、“全部盛り”の操作性を求めるユーザーにイチオシ。

「ホットクックは自動調理鍋のパイオニアなだけに、よく考えられているなと感じます。メニュー数が豊富なのに検索でつまずかないし、アプリと連動した拡張性も優秀。さすがですね」(小林)

「COCORO KITCHENレシピサービスでは、ほかのユーザーがどんな料理を作っているかがわかるから、参考になるんですよね。このほかレシピ投稿できる『ホットクック部』やオンライン講座『ヘルシオ教室』など、コミュニティ的な要素があるのも面白いと思います」(山田)

【エントリーその3】象印マホービン STAN. 自動調理なべ EL-KA23

自動メニューはないが、シンプルな操作でわかりやすい

ワンタッチの自動メニュー登録がなく、カテゴリー選択と調理時間の手動設定が必要。そのぶん操作性はシンプルでわかりやすいです。レシピブックを参照することに抵抗がない人、操作のわかりやすさを求める人にオススメ。

「自動メニューがプログラムされてないぶん、メニュー検索の必要すらナシ。調理できるカテゴリがあらかじめ一覧表示されているので、ある意味わかりやすいです。こういう割り切り方もアリですね」(松永)

「慣れちゃえば、むしろこのシンプルさは使いやすいのかも。アプリ連携やメニュー提案機能などはないんですが、スタイリッシュな公式サイトでレシピを検索するのも楽しいです」(山田)

【エントリーその4】ティファール クックフォーミー ホワイト 3L CY8701JP

レシピ本要らずの「ナビするレシピ」が活躍

本体のカテゴリーから自動メニューを探すタイプ。アプリでのメニュー検索も快適。液晶パネルに食材や分量、調理手順も表示してくれる「ナビするレシピ」があるので、レシピブックを読むことが煩わしい人や、手順ひとつひとつを確認しながら作りたい慎重派にぴったり。

「本体の『材料』からもっとメニューが選べたらいいな、と思いましたが、そこはアプリで検索してね、という考えなのでしょう。確かに、アプリでの検索が快適なので不自由は感じないですね」(小林)

「同梱レシピブックには、ほぼカテゴリと材料のみの掲載。本体に『ナビするレシピ』があるので、それで十分ということですね。レシピブックを見るのが煩わしいという人にはオススメかも」(小山)

 

【エントリーその5】パナソニック IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101

スマホアプリから検索&操作するIoT仕様

パナソニック「ライス&クッカー」はアプリ使用を前提とした割り切った仕様で、本体での操作はほとんどナシ。アプリで直感的にメニューが検索でき、追加メニューが配信されるなど拡張性が期待できます。スマホの扱いに慣れた若年層のユーザー向け

「徹底してアプリに振り切っているのが潔いですね。操作はほぼスマホで完結するので、スマホネイティブ世代はこちらのほうが使いやすいはず」(山田)

「レシピブックが付属しませんが、不自由は感じません。自動メニューの数は現時点でそれほど多くはないですが、食のセレクトショップ『DEAN & DELUCA』とのコラボメニューもありますし、今後はどんな新メニューが配信されるのか楽しみです」(松永)

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【調査その3 独自機能】

ここではそれぞれのモデルが持つ独自機能について検証。各モデルで注目の独自機能をピックアップし、その使い勝手と料理の出来ばえを調査します。

 

【エントリーその1】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3

「カロリー選択機能」でレシピをカロリーから選べる

レシピをカロリーで選べる「カロリー選択機能」を搭載。自動調理の中に「カロリーで選ぶ」という項目があり、さらに100kcalごとに分類。その中のリストからメニューを決めることが可能です。

↑自動調理の中に「カロリーで選ぶ」があり、さらに100kcalごとに分類。その中のリストからメニューを決めていきます

「レシピの出合い方としては新しくて着眼点がナイスですね。ただ、ダイエットとなるとカロリーだけじゃなく糖質も気になるご時世なので、糖質で検索できるともっとうれしいと思います」(山田)

「『野菜シュウマイ』は1個39kcalで100kcal以下のメニューなんですけど、1人で4個食べたら116kcalですよね。食べる量でも変わってくるので、そのあたりもカバーできたらいいなと思いました」(小山)

このほか、グリル鍋として活用できる「2WAY仕様」も特徴で、「一石二鳥なのがいい。グリル鍋を持っているけどあまり使わない家庭であれば、これに買い替えて旧モデルは処分するというのもアリ」と、高評価の声が上がりました。

↑フタを外せばグリル鍋に。卓上で取り分けしやすい高さ設計になっているのもポイントです

 

【エントリーその2】シャープ 水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

下準備にも活躍する「まぜ技ユニット」を装備

最大の独自機能は、メニューに合わせて最適なタイミングで具材をかきまぜる「まぜ技ユニット」。ポテトのつぶしやアイスやホイップクリームの泡立てなど、調理の下準備の段階から活躍します。

↑「まぜ技ユニット」を本体にセットし、開いた状態  ※撮影のため「まぜ技ユニット」を伸ばした状態にしています。使用時には折り畳んだ状態でセットしてください

「お菓子作りで手間がかかる生クリームの泡立てを代行してくれるのはうれしいですね。コロッケの具も作れるので、自家製というハードルが高い料理にも挑戦するモチベーションになりそう。料理好きな人が時短の手助けのために活用するという点でも便利な一台だと思います」(松永)

このほか、ふたつの料理を同時に作れる「上下2段同時調理」という機能もあり、「料理好きな人や家事をこなす時間がない忙しい人目線でのメリット」との声が上がりました。

 

【エントリーその3】象印マホービン STAN. 自動調理なべ EL-KA23

2品まで同時に作れる「パック調理」を搭載

市販のジッパー付き食料保存袋に食材や調味料を入れ、2品まで同時に作れる「パック調理」を搭載。休日などにまとめて冷凍常備菜を作ることが多い人にぴったりです。

↑「パック調理」では、ジッパー付き食料保存袋をセットしたら、指定の位置まで水を注いで加熱していきます

「惜しいのは、あまり大量に作れないところ。市販のジッパー袋っていくつかサイズがありますが、Lには対応してないんですよね。用途としては、作り置きして冷凍ストックを頻繁にするような人にはありがたいはず」(小山)

このほか、内鍋がホーロー製という点も大きな魅力。「コンロで直火調理できるのはうれしい」「ホーロー鍋は1万円ぐらいするものもあるから、それを考えるとお得」など、高評価の声がいくつも上がりました。

↑ホーロー鍋を採用した内鍋。重量はありますが、メリットが多く調理の幅が広がります。専用の鍋ブタ付き

 

【エントリーその4】ティファール クックフォーミー ホワイト 3L CY8701JP

時短を叶えるハイパワーの「圧力調理」は大きなメリット

時短に貢献する「圧力調理」に注目。消費電力が900Wでパワーが強いので、より時間が短縮できます。料理が好きで手作りしたいけどあまり時間がかけられない多忙な人にイチオシ。

↑「クックフォーミー」は圧力をかけるための密封構造となっており、フタを閉める際はガシャッとロックします

「ティファールはコンロ用の圧力鍋でも有名で、フライパンもトップブランドですよね。内鍋の熱効率にも、これまで培ってきた様々なノウハウが注ぎ込まれている気がします」(小山)

「時短が求められる世の中において、やっぱり速く調理できるのは大きなメリット。起きてすぐ朝食や弁当の準備、帰宅してすぐに夕食といった、家事で大忙しなパパやママの味方になってくれるでしょう」(山田)

このほか、210種と大量の自動メニューが内蔵されている点にも注目。本機のディスプレイで材料やその分量まで教えてくれる「ナビするレシピ」があるのも便利です。

↑カラーのレシピブックも付属し、バラエティに富んだ料理を作れます

 

【エントリーその5】パナソニック IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101

随時アップデートされるレシピをダウンロードできる!

本機の独自機能は、随時アップデートされるレシピを独自の「キッチンポケット」アプリを通じて本機にダウンロードできること。なかでも、米国発のフードセレクトショップ「DEAN & DELUCA」監修のレシピが楽しめるのは大きな魅力です。

↑「アボカドのライムスープ」はカットした玉ねぎ、ズッキーニ、トマト、ひよこ豆などを入れ、アプリからメニューを選んで送信。本機の炊飯ボタンを押せば調理スタートです

「『ライス&クッカー』のユニークなレシピは新体験を提案するという価値もありますよね。レシピが随時追加されていくワクワク感も、本機の醍醐味だと思います」(山田)

「ここ数年でおうち時間が増えたなか、外食でトレンドメニューに触れる機会が減った人は多い。そういった層にもアプローチできるし、おしゃれな料理はホームパーティのメニューとしても活躍するはず」(小林)

このほか、製品名が「ライス&クッカー」なだけに、炊飯機能も充実。コースは多岐にわたり、お米は玄米や雑穀米などにも対応。エコ炊飯、早炊き、すし・カレー用、冷凍用、おかゆなど細かく炊き分けができます。

↑一般的な「銀シャリ」モードで炊き上げたごはんは、専門性を生かしたワンランク上のおいしさでした

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【調査その4 設置性・お手入れ】

ここでは、本体の大きさ、重さ、デザインを加味して設置性をチェック。使用後のお手入れのしやすさも踏査しました。

 

【エントリーその1】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3

コンパクトで軽く、カジュアルなデザインが◎

「かわいらしいデザイン。コンパクトかつ軽めで出し入れしやすく、女性に刺さる魅力が多いですね」(松永)

「全体的に軽やかで重厚な高級感はないですけど、チープさはない洗練されたデザイン。収納性もよく、家が広くないという人にもオススメな一台」(小山)

圧力鍋のため細かいパーツが多く、手入れにはやや手間がかかるが、リーズナブルに電気圧力鍋を使いたい人にはオススメです。

 

【エントリーその2】シャープ 水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

サイズは大きめだが、デザインには高級感あり

「サイズは大きいけど、ゴツくはなく品格を感じるデザイン。キッチンやダイニングがラグジュアリーな雰囲気の家庭であれば、棚に置いてもマッチ」(山田)

手入れは比較的簡単で使い勝手も良好。棚に置くなら、キッチンやダイニングが広めの家のほうがよさそう。

「『まぜ技ユニット』の水切りはやや面倒ですが、分解する必要はなく手入れのしやすさでは合格点。『まぜ技ユニット』はすべてのレシピで必須のパーツではないので、洗う必要がない場合もあります」(山田)

 

【エントリーその3】象印マホービン STAN. 自動調理なべ EL-KA23

洗練されたデザインで圧迫感がない

「大きさや重さを、スタイリッシュなデザインでやわらげている好例。キッチンでも卓上でも圧迫感がなく、スマートに使えると思います」(小山)

「棚へ収納する際も、『置く』というか『飾る』感覚。上品な高級感をもった、美しいプロダクトですね」(松永)

洗浄パーツは少ないが、炊飯した場合は米がこびりつく点に留意を。

「炊飯後の手入れが大変なのは、ホーロー鍋ならでは。それ以外の手入れは簡単で、油切れも良好。基本的にはストレスなく使える一台」(松永)

 

【エントリーその4】ティファール クックフォーミー ホワイト 3L CY8701JP

コンパクトで、丸みのあるかわいらしいデザイン

「デザインよりも基本性能や機能の豊富さに注力している印象。でも大きすぎるわけではないので、棚などへの出し入れはしやすいと思います」(小林)

「全体的に丸くなめらかで、どこかかわいらしさもあります。本国フランスならではの、舶来っぽいデザインが好きな人にはオススメ」(松永)

洗浄は細かいパーツが多く大変だが、圧力鍋の時短を享受したい人、海外デザインが好きな人向けの一台。

「圧力鍋の手入れは手間がかかりますが、そのぶんスピーディに調理できる点は大きなメリット。時短をどうとらえるかによると思います」(小林)

【エントリーその5】パナソニック IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101

コンパクトかつインテリアになじむすっきりしたデザイン

「炊飯器って、出しっぱなしになる家電。日用品であるその一台がこれだけすっきりしていて、しかも調理鍋としても使えるのはうれしい」(小山)

「やや重めなのは、内釜に高級な『ダイヤモンド竈釜』を採用しているからかも。炊飯器をメインとして使うならあまり持ち運びはしないし、多少重くてもいい」(山田)

洗浄はきわめて簡単で、ミニマルライフに重きを置く人、手入れに時間をかけたくない人には特にイチオシ。

「IoT対応で高性能ですが、ハードウェアは実にシンプルで手入れもカンタン。洗い物が面倒な人にはうれしいですね」(小林)

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【調査のまとめ】各モデルはどんなユーザーにオススメか?

 

【エントリーその1】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3

初心者や少人数世帯にオススメしたいオールマイティなモデル

専用アプリはありませんが、豊富な検索手法とダイヤルで使い勝手は良好。内蔵メニューは十分な数を網羅しており、料理はどれもクセのない味わいに仕上がる印象です。

 

ただし、圧力鍋なので洗うパーツが多く、お手入れの際は少々手間がかかります。ボディはコンパクトで設置性は上々。炊飯器やグリル鍋としても使えるため、家電を置くスペースが限られた世帯にはうれしいところ。約2万円とリーズナブルな点も含め、新生活を始める一人暮らしや少人数世帯、電気圧力鍋を初めて使う人にオススメできるモデルです。

 

【エントリーその2】シャープ 水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

全ての面で完成度の高い王道タイプ

価格が7万円を超え、設置にややスペースを取りますが、「ホットクック」は総じて完成度の高いモデル。女性やミドル以上の世代でも受け入れやすい、素材の味を生かした料理の味に好感が持てるほか、メニューの検索手段が豊富で、アプリやクラウドと連動した拡張性も優秀。

 

お手入れの面では、「まぜ技ユニット」のパーツがあるものの分解する必要はなく、洗う点数は少ないため、負担に感じることは少ないでしょう。全ての面でレベルが高い王道タイプといえます。多少高くても安心できるモノがほしい、専用レシピサイトを活用して定期的に追加される新しいメニューに挑戦したい、という方にオススメのモデルです。

 

【エントリーその3】象印マホービン STAN. 自動調理なべ EL-KA23

ホーロー鍋でシンプルに調理したい方にぴったり

ホーロー鍋の優れた蓄熱性が活かされているためか、クオリティの高い料理が仕上がるイメージ。カレーも角煮もおいしく仕上げる実力は魅力です。操作性の面では、専用アプリやワンタッチの自動メニューがなく、カテゴリー選択と調理時間の手動設定が必要ですが、そのぶん操作性はシンプルでわかりやすいです。レシピブックを参照することに抵抗がない人、操作のわかりやすさを求める人にオススメです。直火調理できるホーロー鍋が付属しているのも大きなメリット。炊飯時に米がホーロー鍋にくっつくのは難点ですが、洗うパーツは3点でOKとお手入れはカンタンです。

 

IoT機能や自動調理機能を使うより、手動メインでシンプルに使いたい方、ホーロー鍋がもたらす価値に魅力を感じる方、デザインの良い調理鍋を求めている方にはぴったりのモデルです。

 

【エントリーその4】ティファール クックフォーミー ホワイト 3L CY8701JP

時短効果が高く、忙しいご家庭にオススメ

内蔵メニューは210種と多彩なのが大きな特徴。カレーは具材を炒める手間がかかるものの、具材がやわらかく仕上がり、力強い味に仕上がりました。豚の角煮はシンプルな味わいながら、圧力調理でわずか30分で完成するのが大きな魅力。ごはんはパラッと硬めで、噛み応えもある炊き上がりで、カレーライスやチャーハンに使うとよく合いそうです。

 

操作面では、本体で自動メニューを探す方法がやや限られますが、アプリでのメニュー検索は快適(アプリと本体の連携はナシ)。ディスプレイに調理手順を表示する「ナビするレシピ」があるので、レシピブックを読むことが煩わしい人や、手順ひとつひとつを確認しながら作りたい慎重派にはぴったりです。ただし、圧力調理を行うため、お手入れのパーツがやや多い点に注意。

 

総じて、ハイパワーな圧力調理による時短効果に魅力を感じる忙しいご家庭や、210種もある多様な内蔵メニューを活用してレパートリーを増やしたい方、「ナビするレシピ」を使って本体のみで調理を完結させたい方にはぴったりの一台です。

 

【エントリーその5】パナソニック IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101

炊飯重視の少人数世帯・アプリ操作に抵抗がない世代に親和性が高い

カレーや豚の角煮は濃厚な味わいに仕上がる傾向。「炊飯器」と冠するだけあって、ごはんは上品な甘さと粒立ちが際立つワンランク上の炊きあがりになりました。操作性はアプリ使用を前提とした割り切った仕様で、本体での操作はほとんどナシ。アプリで直感的にメニューが検索でき、追加メニューが配信されるなど拡張性が期待できます。スマホの扱いに慣れた若年層のユーザー向けと言えるでしょう。コンパクトなボディと洗練されたデザインにより、設置性は良好。洗うパーツは2点のみでお手入れはカンタンでした。

 

総じて、料理は濃いめの味わいに仕上がる傾向にあり、手ごろな価格やスマホでの操作が中心という点も含めて、若者や新婚世帯などに親和性が高いモデル。また、炊飯の実力が極めて高いので、ごはんの味を重視したい家庭に向いています。コンパクトかつ炊飯器/調理鍋の1台2役なので、家電の設置スペースを節約したい住宅事情の方にもオススメのモデルです。

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煮込みもできる「おひとり様」ホットプレートが来る! NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、エレコムのIHクッキングプレート「HOT DISH」をご紹介!!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【HOT DISH】 調理から後片付けまでワンストップ

私が紹介します!

PC&デジタル家電ライター

コヤマタカヒロさん

白物家電やデジタルガジェットを中心に取材執筆を行う。「米・食味鑑定士」資格持ちで、グルメ方面にも明るい。

料理が映えるホワイトで皿としても十分に使いやすい(コヤマ)

【IHホットプレート】

2022年6月発売

エレコム

HOT DISH HAC-IH01DWH

実売価格2万1780円

調理後はそのまま皿として食卓で使えるデザインのIHクッキングプレート。深さのある専用焼きプレートは約600mℓの容量があり、スープパスタや煮込み料理も作れる。保温機能を備え、最後までアツアツを楽しめるのがうれしい。

 

↑保温を含め4段階で温度調節できるIHヒーターに、セラミックコーティングのプレートをオン。プレートのみを外して洗え、片付けもラクだ

 

ヒットアナリティクス

片付けまで手軽に済みおひとり様需要に合致

内食ブームが続くなか、おひとり様に最適な家電。食事は手軽に済ませたいけどレンチンはちょっと、というときにクイックに料理できて重宝する。洗い物もプレート1枚のみ。食卓映えするデザインで、近年人気の少人数向けホットプレートのなかでも特に存在感を放つ逸品だ。

 

「スマホ世代」に間違いなく刺さる! 調理もできる炊飯器・パナソニック「ライス&クッカー」7項目徹底チェック

自動調理鍋(電気鍋・電気圧力鍋)は、材料を入れて放っておくだけで料理が仕上がる便利なアイテム。編集部ではそんな自動調理鍋の人気モデルを集め、その実力を徹底的に調査。今回は、調理機能も備えた IoT対応のIHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101を徹底的にチェックします!

※本稿は5~6月に掲載した自動調理鍋を検証する連載企画を再編集したものです

 

【今回テストした機種はコチラ】

パナソニック

IHジャー炊飯器 「ライス&クッカー」SR-UNX101

実売価格4万2900円

調理機能も備えた IoT対応の炊飯器。「キッチンポケット」アプリからレシピを送信すれば、食材をセットするだけでほったらかしでスープや煮込み料理、ケーキなど多様なメニューを調理できます。調理レシピは発売時の10種類に加え、食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」監修メニューを含む新レシピを随時配信。

 

【調査その1】カレーの味と食感をチェック!

スマホアプリで検索&操作するIoT色の強い一台

「ライス&クッカー」は、IoT色を強く打ち出しているモデル。そのため、パナソニックの「キッチンポケット」アプリをスマホにダウンロードし、アプリに機器を登録してから使います。最初こそ慣れが必要ですが、アプリで直感的にレシピ検索できる点はスマートで、今後の拡張性も見逃せません

 

カレーを調理する際は、具材を入れたら「キッチンポケット」アプリを起動。「カレー」レシピから「炊飯器へ送信」ボタンを押し、炊飯器本体の「炊飯」ボタンを押すと調理が始まります。

↑具材は牛肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん。肉は角切りではなく薄切りを使うこと、ルーを最後に入れることが特徴です

 

↑「キッチンポケット」アプリから本機を選び、「自動」→「カレー」→「炊飯器へ送信」の順にクリック

 

調理は予熱から始まり、それが終わると約30分で煮込み工程が完了します。ブザーが鳴ったらフタを開けてルーを投入。とけるまで混ぜたらフタを閉め、5分程度寝かせたら完成です。

↑水分が適度に抜け、じゃがいもがほど良くとけたことで、とろみの強いテクスチャーに。色も濃いめです

 

2日目カレーのような、ホームメイド感あふれる濃厚な味

↑薄切り肉とドロッとしたルックスで、ホームメイド感が漂う仕上がりです

 

豊かなとろみも相まって、凝縮感のある味わい。コク深く濃厚なテイストに、ドロドロなカレーが好きな編集部員から感動の声が多数上がりました。また、薄切り肉にはそれならではの良さがあるという意見も。

「どこか2日目のカレーを思わせる熟成感があって、ウマい!」(山田)

「薄切り肉は角切りほどの弾力はないものの、カレーソースやライスとの一体感がイイですね。ドロっとしたルーは大好物!」(小山)

↑熱がしっかり入った、ほろほろのじゃがいも。でんぷん質がほど良くとけ、カレーのとろみにも寄与している印象です

 

【調査その2】豚の角煮の味と食感をチェック!

手動調理で40分のシンプルな手順

「ライス&クッカー」には豚の角煮のレシピがないため、ルーローハンのレシピを参考に、オーソドックスな具材を使って40分の手動調理で仕上げます。手動調理ながら、操作手順はシンプルでカンタン。

↑具材は豚バラブロック、長ねぎ、しょうが。調味料は酒、しょうゆ、砂糖、水など

 

カレーの仕上がりは最もとろみのあるテクスチャーで、味わいも濃厚だった「ライス&クッカー」。豚の角煮ではどうなるのか、が気になるポイントです。

↑完成した角煮はこってりしていてツヤもある印象です

 

ジューシーかつ濃いめの味付けで、ごはんやお酒が進む味

↑調理時間が40分と比較的短い調理時間ながらも、堂々たる仕上がり

 

味わいは、カレーと同様にパワフルな方向性。適度にジューシーで、カレーと同様、濃いめの味付けとなっていて、ごはんやお酒が進みそう。味の濃さだけではなく、肉の食感も高評価でした。

「煮汁は適度に水分が飛んでいて、味が濃いめ。若い人は特に好きなんじゃないでしょうか」(山田)

「肉はしっとり感とともにプリッと弾力があって、専用レシピじゃなくても十分おいしかったです!」(松永)

↑プリっとした脂身が印象的!

 

【調査その3】ごはんの味と食感をチェック!

上品な甘味が感じられ、粒立ちの良さはバツグン

↑「銀シャリ」コースを選び「炊飯」を押してスタート。約52分で炊き上がります

 

25通りの炊飯コースのなかから、「銀シャリ」を選択して炊飯。炊飯に軸足を置いているだけあって、同社の高級炊飯器に搭載されている「ダイヤモンド竈釜」と「おどり炊き(大火力IH)」を搭載しており、その上品な味や粒立ちの良い食感には感動の声が上がりました。

「ほどよい甘みがあって、弾力もちょうどいい。粒立ちはバツグンで、口のなかでひと粒ひと粒がパラッとほぐれていきます。これはウマい!」(山田)

↑ふっくらとした見た目で、ツヤも上々

 

【調査その4】操作性をチェック!

スマホアプリから検索&操作するIoT仕様

「ライス&クッカー」は、天面に浮き上がるように表示されたボタンに触れて操作するタッチパネル式を採用。操作が可能なボタンだけ表示されることや、独自のステータス表記(炊飯調理時は「Co」、お手入れ機能時は「CL」等)など、慣れるまではわかりづらさがありますが、使わないときに存在を消すことから生まれる引き算の美学は実にスタイリッシュ。スマホアプリを重視している点などからも、若者がコアターゲットであることがうかがえます。

↑スタイリッシュな天面ディスプレイ

 

基本的に専用のスマホアプリ「キッチンポケット」を駆使して操作するので、本体パネルはほとんど使いません。ふだんスマホを扱うのと同じ感覚で、写真やメニュー名を見ながら検索、決定、本体に送信という手順です。よって、スマホを使い慣れている人ならスムーズに操作できるでしょう。アプリには自動調理メニューが複数ラインナップ(2022年5月12日現在で28種類)。なおかつ今後もレシピは追加されていくので、拡張性も期待できます。

↑例えばカレーなら、「キッチンポケット」の「カレー」レシピを選び「炊飯器へ送信」ボタンを押して準備完了。その後、「ライス&クッカー」の「炊飯」ボタンを押すことで本体が送信内容を承諾し、調理が始まります

 

アプリ内の調理カテゴリーは「炊飯コース」と「調理コース」に分かれています。「炊飯コース」では炊飯だけで25種の炊き分けが可能。「調理コース」では「自動」と「手動」があり、「自動」に用意されたなかから直感的にメニューを選び、本体に送信して調理するという流れです。なお、本機にレシピブックは付属しませんが、これもスマホアプリで使うことを想定しているからでしょう。

↑自動調理のレシピ。写真付きで選びやすいです

「徹底してアプリに振り切っているのが潔いですね。操作はほぼスマホで完結するので、スマホネイティブ世代はこちらのほうが使いやすいはず」(山田)

「レシピブックが付属しませんが、不自由は感じません。自動メニューの数は現時点でそれほど多くはないですが、食のセレクトショップ『DEAN & DELUCA』とのコラボメニューもありますし、今後はどんな新メニューが配信されるのか楽しみです」(松永)

 

【調査その5】独自機能をチェック!

時代にマッチしたお洒落さもナイスな「個性派レシピ」

IoT色が強い「ライス&クッカー」の独自機能として挙げたいのが、随時アップデートされるレシピを独自の「キッチンポケット」アプリを通じて本機にダウンロードできること。なかでも、米国発のフードセレクトショップ「DEAN & DELUCA」監修の「個性派レシピ」は異彩を放つお洒落さです。今回は「アボカドのライムスープ」を作って味わい、機能の独自性を検証しました。

↑カットした玉ねぎ、ズッキーニ、トマト、ひよこ豆などを入れ、アプリから「アボカドのライムスープ」を選んで送信。本機の炊飯ボタンを押せば調理スタートです

 

その後、予熱を経て約20分で加熱は完了。ふたを開けて塩こしょうとライムで味を整えます。そしてボウルに移し、塩やタバスコで味を付けたアボカドをペーストにして盛り付ければ完成です。

↑出来上がり。お好みで、ライムとパクチーを飾りましょう

 

ルックスからして洗練された印象。食べてみると、うまみ、酸味、辛みが程よく調和した新感覚のおいしさです。未知なる料理との出合いが楽しめるのは、確かに本機ならではの独自性といえるでしょう。編集部では「これまでの自動調理鍋にはなかった新発想」など、高い評価の声が上がりました。

「多くの自動調理鍋は、ベーシックな料理を作るイメージ。でも『ライス&クッカー』のユニークなレシピは新体験を提案するという価値もありますよね。『DEAN & DELUCA』監修だから、より作ってみたくなるというのもポイント。レシピが随時追加されていくワクワク感も、本機の醍醐味だと思います」(山田)

「ここ数年でおうち時間が増えたなか、外食でトレンドメニューに触れる機会が減った人は多いはず。そういった層にもアプローチできるし、お洒落な料理はホームパーティーメニューとしても活躍してくれるので、この機能はいまの時代にすごくマッチしていると感じました」(小林)

ごはん派の人にとっては絶対うれしい「炊き分け性能」

本機は製品名が「ライス&クッカー」なだけに、炊飯機能も充実。コースは実に多岐にわたり、お米は玄米や雑穀米などにも対応し、エコ炊飯、早炊き、すし・カレー用、冷凍用、おかゆなど細かく炊き分けができます。この「炊き分け性能」について、編集部で意見を交わしました。

↑一般的な「銀シャリ」モードで炊き上げたごはんそのものも、専門性を生かしたワンランク上のおいしさでした

 

本機が炊飯にこだわっているのは、炊飯器のようなルックスや内鍋の目盛り、「炊飯ボタン」などからしても明らか。炊き分けに関しては「冷凍用のごはんを炊けるのはうれしい」「これ一台で調理も炊飯もする人にとっては、炊飯機能がワンオブゼムじゃなくてメインになっているのはすごくありがたいと思います」などの声が上がりました。

 

また、同社の高級炊飯器に搭載されている「ダイヤモンド竈釜」と「おどり炊き(大火力IH)」を搭載している点も高評価でした。炊飯器の買い替えを検討している人にはさらにオススメです!

 

【調査その6】設置性をチェック!

炊飯器をベースにしたコンパクトさと様式美

炊飯容量0.09~1.0Lに対し、W250×H201×D321mmで約5.0kgの「ライス&クッカー」。外観のデザインは炊飯器がベースになっており、幅や高さは今回のなかで最もコンパクトでした。

↑カラバリはホワイトのみ。また、使用時以外は表示されないタッチパネル式を採用しているので、文字情報が少なくスタイリッシュです

 

炊飯器をベースにしたデザインや設計には、編集部内でメリットとデメリットがあるとの意見で一致。メリットは、電源コードが本体に収納できる巻き取り式であること。長さが1.0mなので「もっと長いと嬉しい」という声がありつつも、収納式は高評価でした。

↑白一色で統一感のあるデザインは、キッチンやダイニングでの馴染み方も抜群。「黒もほしい」という声もありました

 

一方でデメリットは、ハンドルのバランスの悪さ。というのも、ハンドルをつかんで持ち上げた際に重心が不安定になるのです。とはいえ、ハンドル部分にしゃもじを収納できるコンパクトさ、洗練されたデザインには賞賛の声が多数上がりました。

「炊飯器って、出しっぱなしになる家電。日用品であるその一台がこれだけすっきりしていて、しかも調理鍋としても使えるのはうれしい」(小山)

「やや重めなのは、内釜に高級な『ダイヤモンド竈釜』を採用しているからかも。炊飯器をメインとして使うならあまり持ち運びはしないし、多少重くてもいい」(山田)

 

【調査その7】お手入れをチェック!

洗うパーツは2点のみでお手入れ簡単

今回最も洗うパーツの数が少なかった「ライス&クッカー」。対象は内釜と内フタ(ふた加熱版)のみ。

↑内フタのパッキンは取り外し不要ですが、内側に汚れが残りやすいので丁寧に洗いましょう

 

洗うパーツが2点のみというのは、実体験としてもきわめてスピーディ。また、内釜に持ち手がないので洗いやすいという点も高評価でした。

↑内フタには「うま味キャッチャー」という突起があるものの、こちらもパッキン同様取り外さずに流水洗いでOK

「『ライス&クッカー』はIoTで高性能ですが、ハードウェアは実にシンプルで手入れもカンタン。洗い物が面倒な人にはうれしいですね」(小林)

 

【調査のまとめ】

炊飯重視の少人数世帯・アプリ操作に抵抗がない世代に親和性が高い

カレーや豚の角煮は濃厚な味わいに仕上がる傾向。「炊飯器」と冠するだけあって、ごはんは上品な甘さと粒立ちが際立つワンランク上の炊きあがりになりました。操作性はアプリ使用を前提とした割り切った仕様で、本体での操作はほとんどナシ。アプリで直感的にメニューが検索でき、追加メニューが配信されるなど拡張性が期待できます。スマホの扱いに慣れた若年層のユーザー向けと言えるでしょう。コンパクトなボディと洗練されたデザインにより、設置性は良好。洗うパーツは2点のみでお手入れはカンタンでした。

 

総じて、料理は濃いめの味わいに仕上がる傾向にあり、手ごろな価格やスマホでの操作が中心という点も含めて、若者や新婚世帯などに親和性が高いモデル。また、炊飯の実力が極めて高いので、ごはんの味を重視したい家庭に向いています。コンパクトかつ炊飯器/調理鍋の1台2役なので、家電の設置スペースを節約したい住宅事情の方にもオススメのモデルです。

「角煮30分」の時短がたまらん! ティファール電気圧力鍋「クックフォーミー」7項目チェックで魅力を探る

自動調理鍋(電気鍋・電気圧力鍋)は、材料を入れて放っておくだけで料理が仕上がる便利なアイテム。編集部ではそんな自動調理鍋の人気モデルを集め、その実力を徹底的に調査。今回は、圧倒的な時短調理を可能とするティファールの「クックフォーミー ホワイト 3L CY8701JP」を徹底的にチェックします!

※本稿は5~6月に掲載した自動調理鍋を検証する連載企画を再編集したものです

 

【今回テストした機種はコチラ】

ティファール

クックフォーミーホワイト 3L CY8701JP

実売価格3万9700円

内蔵レシピ210種類を誇る電気圧力鍋。圧力調理後は自動で排気してくれるので、減圧時間を短縮できサクッと次の調理に移れます。内蔵レシピから作りたい料理を選ぶと、本体の液晶画面に食材・分量・調理手順を表示してくれるのが便利です。

 

【調査その1】カレーの味と食感をチェック!

煮込む前に手動で炒める手間はあるものの、調理時間は短い

「クックフォーミー」のカレーは、今回の検証したモデルのなかで最も工程が多くなりました。操作自体に大きな難しさはないものの、煮込む前にルーと水以外の材料を入れ、手動で炒める工程が加わります。この炒める工程を省かないあたりに、フライパンなどキッチン用品メーカーとしての矜持を感じました

↑具材は牛肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん。カレールーのほか、サラダ油やおろしにんにく、おろししょうがも加えます

 

ビーフカレーを作る際は、まず「レシピ」→「メインディッシュ」→「ビーフカレー」と選びOKボタンを押し、「2人分」をプッシュ。なお、今回使用した3Lタイプで作れる量は「2人分」のみとなります。

 

調理時間が表示され、OKボタンを押すと「下準備」の一覧が表示されます。これはパネルに食材や分量、調理手順を表示してくれる「ナビするレシピ」という機能の一部。付属のレシピブックを見なくても、本機のナビゲートに沿っていけば下準備ができるのです。

↑食材が準備できたらダイヤル中央のOKボタンを押します

 

↑予熱が始まったら、「ナビするレシピ」の表示に従ってルーと水以外の材料を入れて炒めます

 

肉を炒めて色が変わったら水を加え、OKボタンを押します。次にガシャッと圧力鍋特有の流れでフタをし固定すると、予熱を経て圧力調理がスタート。ここまでいけば、あとはたった13分で完成。前半の予熱や炒める工程で10~15分程度かかるので、トータルでかかる時間は25~30分。ほったらかし調理はできないものの、調理自体はスピーディです

↑最後にルーを加えてとかせば完成です。サラダ油が入っているので、色味は艶やか。また、にんにく、しょうがが加わっているので香りにパンチがあります

 

具材のやわらかさが際立ち、ルーのインパクトが大きい

↑ルーはサラッとした印象。なお、同じく圧力調理タイプのアイリスオーヤマ「電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3」以上に、玉ねぎがとけていました

 

圧力調理による具材のやわらかさに評価が集まったほか、煮込む前に肉を炒めているからか、「うまみが前面に出ている」との声も。ルーのパンチの強さを評価する声も上がりました。

「調理は短時間ながら、圧力調理だから熱がしっかり入っています。具材がやわらかくて甘みも十分」(小山)

「具材への味のしみこみ具合はそれほどでもないですが、ルーの味わいは良し。にんにくとしょうがの効果もあって、インパクトは絶大ですね」(小林)

↑玉ねぎがとけ気味だった一方、じゃがいもはほっくりしていてやわらかさは十分です。二段階調理を抜きにしても、短時間でしっかり煮込んだカレーが作れるのは大きなメリット

 

【調査その2】豚の角煮の味と食感をチェック!

30分のほったらかしで作れるカンタン調理

カレーでは炒める工程があった「クックフォーミー」ですが、角煮はほったらかしで完成。具材を入れ、レシピを検索したらほったらかしで作れます。

 

操作は、「レシピ」→「メインディッシュ」→「豚肉の角煮」→「2人分」と選択。調理時間や下準備の一覧などを確認してOKボタンを押したら準備完了です。フタを閉めて固定し、予熱を経て圧力調理がスタート。このまま待てば約30分でスピーディに完成します。

↑具材は豚バラブロック、ねぎの青い部分、しょうが。しょうゆ、砂糖、みりん、酒、水で調味します

 

↑圧力調理時間15分で完成。さすがは圧力鍋です

 

肉と煮汁の味をストレートに感じるおいしさ

↑脂は多めに浮いてきますが、濁りやアクはそこまで多くありません

 

調理時間が短いため、味の染み込み具合は弱めですが、肉と煮汁の味をストレートに感じるおいしさ。時間をかける余裕がないときはオススメだという意見が上がりました

「欲をいえばもっとやわらかいほうがいいけど、調理の速さを考えれば十分。これだけスピーディかつ手軽に、豪華な一品を追加できるのは大きなメリットです」(小林)

「あっさりしたシンプルな味。もっと寝かせたら味がしみてさらにおいしいんでしょうね」(小山)

↑調理時間が短いためか、肉の色は薄め。脂身はサクっとした歯ざわりです

 

【調査その3】ごはんの味と食感をチェック!

カレーやチャーハンに合いそうな硬めの食感

↑「材料」→「米」→「白米」→「合数」の4ステップで炊飯がスタート。浸水や蒸らしを含め、60分弱で炊き上がります

 

「クックフォーミー」は「材料」メニューのなかに炊飯レシピがあり、「白米」のほか「白米がゆ」「玄米」「もち米」などを用意。米の浸水に30分、炊き上がり後の蒸らしに15分かかるものの、予熱10分、加圧3分でパワフルに炊くのが特徴です。食感はかなりパラッとしたタッチ。硬めが好きな編集部員からは特に好評でした。

「硬めなぶん粒がよく立っていて、しっかり噛みごたえがあります。カレーライスやチャーハンなどによく合いそう。甘みは普通ですね」(小山)

↑見た目もソリッドな印象。本機で作った先述のサラッとしたカレーには、実によく合う食感でした

 

【調査その4】操作性をチェック!

レシピ本要らずの「ナビするレシピ」が活躍

「クックフォーミー」は前面のカラー液晶と、OKボタン付きのダイヤルで操作します。検索カテゴリーは「材料」「レシピ」「マニュアル調理」「お気に入り」があり、メインとして使うのは「レシピ」になります。というのも、「材料」は「芋類」か「炊飯」しかないからです。

 

また、内蔵レシピ数が210と豊富な一方で「メニュー番号で探す」のような機能はなく、レシピ検索時は「メインディッシュ」→「豚の角煮」といった流れでカテゴリーから検索する必要があります。頻繁に作る料理は「お気に入り」に登録するといいでしょう。

 

本機には液晶パネルに食材や分量、調理手順も表示してくれる「ナビするレシピ」という機能があり、付属のレシピブックがなくても下準備から調理までを行うことが可能。これにより、レシピブックを見なくても調理できるため、迷うことはありません。一方で、下準備はできたか、フタは閉めたか、など確認のフローが多く、都度OKボタンを押して進めていくので、煩わしいと感じる人がいるかも。

↑パネルはカラー液晶。イラスト付きの「ナビするレシピ」で調理工程を表示する点もユニークです

 

なお、本体とリンクすることはありませんが、専用アプリ「クックフォーミー」が用意されているのもポイント。食材やレシピ名からの検索が可能で、季節やイベント系レシピを掲載するなど、献立選びやメニュー作りをサポートしてくれます。

↑アプリのレシピ検索画面。冷蔵庫にある食材からレシピ検索することもできます

「本体の『材料』からもっとメニューが選べたらいいな、と思いましたが、そこはアプリで検索してね、という考えなのでしょう。確かに、アプリでの検索が快適なので不自由は感じないですね」(小林)

「同梱レシピブックには、ほぼカテゴリと材料のみの掲載。本体に『ナビするレシピ』があるので、それで十分ということですね。レシピブックを見るのが煩わしいという人にはオススメかも」(小山)

 

【調査その5】独自機能をチェック!

時短を叶える高性能な「圧力調理」は大きなメリット

「クックフォーミー」の独自機能は「圧力調理」。前述のアイリスオーヤマ「ヘルシープラス KPC-MA3」も電気圧力鍋ですが、「クックフォーミー」は消費電力が900Wでパワーが強く(「ヘルシープラス」は800W)、消費電力が高いほうが予熱時間も短くなるので、より時間短縮できるといえるでしょう。

↑「クックフォーミー」は圧力をかけるための密封構造となっており、フタを閉める際はガシャッとロックします

 

前回の検証記事で調理したカレーと豚の角煮の調理時間は、どちらも約30分で完成。「ヘルシープラス」ではともに60~65分かかりました。前者のほうが高価なぶんハイパワーということかもしれませんが、いずれにせよ「クックフォーミー」は本機ならではの「圧力調理」に着目して検証していきます。

↑今回、断トツのスピードで調理できた「クックフォーミー」製の豚角煮

 

圧力調理がなぜ時短につながるのか。それは、密閉して圧力を上げることで水の沸点温度が高くなり、具材への火の通りが早くなるためです。「クックフォーミー」は114℃の高温調理が可能に(普通の鍋は最高100℃)。編集部では販売元であるティファールの知見にも関係しているのでは?という意見も出ました。

「ティファールはコンロ用の圧力鍋でも有名で、フライパンもトップブランドですよね。内鍋の熱効率にも、これまで培ってきた様々なノウハウが注ぎ込まれている気がします」(小山)

「時短が求められる世の中において、やっぱり速く調理できるのは大きなメリット。起きてすぐ朝食や弁当の準備、帰宅してすぐに夕食といった、家事で大忙しなパパママの味方になってくれる一台って気がします」(山田)

 

搭載レシピの見せ方にひと工夫、ふた工夫アリ

「クックフォーミー」の独自性としてもうひとつ挙げたいのが「搭載レシピの多さ」です。和洋中210種のメニューが内蔵され、専用アプリを使えばどこでも簡単にレシピ検索が可能。献立も悩むことなく決められ、レシピのマンネリ解消にもなる本機能についても検証しました。

↑カラーのレシピブックも付属し、バラエティに富んだ料理を作れます

 

ここでは「レシピ数が多いのはいいこと」という声がありつつも、「多いのであれば、もっと検索しやすいとうれしい」という意見も。例えばレシピブックの各料理に番号をふり、それを本機で番号呼び出しできるような機能があればすぐに検索できる、というものです。

 

ただ、「クックフォーミー」はレシピブックがなくても本機のみで材料やその分量まで教えてくれる「ナビするレシピ」があるのも特徴のひとつ。こちらはユーザーの好みがわかれる部分ですが、「番号でも呼び出せるともっといい」という声が編集部の総評でした。

 

【調査その6】設置性をチェック!

コンパクトでデザインは丸くなめらかな印象

「クックフォーミー」は2.0Lの調理容量に対して、サイズが幅324×高さ268×奥行き314mmで重さが約4.798kg。同じ容量で圧力鍋の「電気圧力鍋ヘルシープラス」よりやや大きく、重さがあるのはハイパワーであること(消費電力900Wで100Vぶん高出力)、レシピ数など機能のバリエーションが多いからかもしれません。

↑「クックフォーミー」の3Lタイプで、調理容量は2L。レシピ数は210種、専用レシピ本要らずの「ナビするレシピ」など多機能

 

約1.5mの電源コードが付きますが、マグネット式ではありません。プラグが台形の形をしているので上下構わず差せるわけではなく、「地味な部分だけど意外に面倒かも」という声が上がりました。

↑カラーは、今回使用したホワイトのほかにブラックがラインナップしています

「デザインよりも基本性能や機能の豊富さに注力している印象。でも大きすぎるわけではないので、棚などへの出し入れはしやすいと思います」(小林)

「全体的に丸くなめらかで、どこかかわいらしさもあります。本国フランスならではの、舶来っぽいデザインが好きな人にはオススメです」(松永)

 

【調査その7】お手入れをチェック!

大小様々なパーツがあるため要注意

今回比較したモデルで、最もお手入れパーツが多かったのが「クックフォーミー」。「電気圧力鍋ヘルシープラス」同様に圧力鍋の宿命を背負っているのですが、こちらはさらに注意が必要でした。

↑大小様々なパーツが取り外せます。画像中央の受け皿のような部品が内ブタから取り外しにくく、球状の部品が転がるので要注意

 

内鍋はしっかりしたコーティングで洗いやすいものの、両サイドの取っ手が大きめなのがやや難点という声も。また、細かいパーツが多く紛失のリスクも背負っているので手洗いを推奨。シンクの排水溝にも落ちないよう、注意が必要です。

↑セラミックコーティング加工された内鍋。底には凹凸があり、食材がこびりつきにくく洗いやすい

「圧力鍋の手入れは手間がかかりますが、スピーディーに調理できる点は大きなメリット。時短をどうとらえるかによると思います」(小林)

 

【調査のまとめ】

時短効果が高く、忙しいご家庭にオススメ

内蔵メニューは210種と多彩なのが大きな特徴。カレーは具材を炒める手間がかかるものの、具材がやわらかく仕上がり、力強い味に仕上がりました。豚の角煮はシンプルな味わいながら、圧力調理でわずか30分で完成するのが大きな魅力。ごはんはパラッと硬めで、噛み応えもある炊き上がりで、カレーライスやチャーハンに使うとよく合いそうです。

 

操作面では、本体で自動メニューを探す方法がやや限られますが、アプリでのメニュー検索は快適(アプリと本体の連携はナシ)。ディスプレイに調理手順を表示する「ナビするレシピ」があるので、レシピブックを読むことが煩わしい人や、手順ひとつひとつを確認しながら作りたい慎重派にはぴったりです。ただし、圧力調理を行うため、お手入れのパーツがやや多い点に注意。

 

総じて、ハイパワーな圧力調理による時短効果に魅力を感じる忙しいご家庭や、210種もある多様な内蔵メニューを活用してレパートリーを増やしたい方、「ナビするレシピ」を使って本体のみで調理を完結させたい方にはぴったりの一台です。

「ホーロー内鍋」の魅力は絶大だった! 象印「STAN. 自動調理なべ」を7項目で徹底チェック

自動調理鍋(電気鍋)は、材料を入れて放っておくだけで料理が仕上がる便利なアイテム。編集部ではそんな自動調理鍋の人気モデルを集め、その実力を徹底的に調査。今回は、オシャレで使いやすいと評判の象印マホービン「STAN. 自動調理なべ EL-KA23」を徹底的にチェックします!

※本稿は5~6月に掲載した自動調理鍋を検証する連載企画を再編集したものです

 

【今回テストした機種はコチラ】

象印マホービン

STAN. 自動調理なべ EL-KA23

実売価格3万3000円

シンプルな操作性と生活に溶け込むデザインを目指した家電シリーズ「STAN.」の自動調理鍋。内鍋には蓄熱性が高く、素材のおいしさを引き出す「ホーローなべ」を採用しています。食材の水分のみで調理する「無水調理」や、ジッパーつき食品保存袋を活用して同時に最大2品まで簡単調理ができる「パック調理」も特徴的です。

 

【調査その1】カレーの味と食感をチェック!

操作はシンプル。「設定時間=調理時間」ではない点に注意

「STAN.」は、具材と一緒にルーを入れるレシピなので、調理もノンストップで行えます。操作は「コース」を押して「カレー / シチュー」を選び、時間を指定する「分」キーで「25分」に設定して「スタート/再加熱」を押すだけ。時間設定は「1回押す=1分」というものですが、長押しすることで加速します。

↑具材は牛肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん。ルーも入れます

 

↑時間を「25分」に設定してスタート

 

ちなみに、ここで設定した「25分」というのは、完成までの時間ではありません。鍋に張った水の沸騰に約30分かかり、そこから25分なのでトータルの調理時間は約55分となります。

↑カレーのとろみや色は、やや濃いめ。ぽってりとして、おいしそうなビジュアルです

 

とろみとコクが豊かでリッチな味わいに

↑じゃがいもとにんじんは、煮崩れせず、比較的形がしっかりしている印象。玉ねぎはちょうど良いくたくた感に

 

味わいは実にハイクオリティで、じゃがいもとにんじんは形はしっかりしていながら、やわらかい食感。厚さ2.0mmのホーロー鍋を採用していて、その高い蓄熱性で具材にしっかり熱が通ったからでしょうか。その味わいには、編集部員からも好評の声が多数上がりました。

「これはいい! 素材の甘みが感じられるし、とろみのあるカレールーと相まってリッチなウマさに仕上がっています」(山田)

「肉は若干硬めですかね。ただ、野菜の食感は絶妙で味のしみこみが良く、コク豊かなカレーソースも絶品です!」(小山)

↑じゃがいもはほっくり、ねっとりとした食感。味も良くしみこんでいます

 

【調査その2】豚の角煮の味と食感をチェック!

肉の油抜きありで合計95分のこだわり調理

「STAN.」の角煮も「ホットクック」同様に、油抜きを推奨。本体の操作は、油抜きと本調理でそれぞれ行うため、カレーの調理ほどスムーズではありません。手間があるぶん、おいしさにこだわっているということでしょう。

 

まずは鍋に豚バラ肉と水を入れてセット。「コース」→「温度調理」→「調理温度」→「100℃」に設定し、「分」を「15分」に設定して「スタート / 再加熱」ボタンをオンにします。この工程で豚肉の油とアクを抜き、鍋を軽く洗ってから本調理へ。

 

油抜きをした豚肉のほか、昆布、長ねぎ、しょうが、調味料(酒、しょうゆ、砂糖、水を入れて)を入れてセット。「コース」→「煮物」→「時」「分」を「1時間20分」に設定→「スタート / 再加熱」ボタンで煮込み調理を始めます。

↑15分の一次調理と、1時間20分の二次調理で、合計は95分。油抜きをした効果で、アクや濁りはほとんど出ていません

 

肉質がほろほろで、うまみの複層性を感じる

↑余計な脂が落とされた、という表現がよく似合う、すっきりとしたルックス。時間が経っても煮汁の表面に白く浮く脂の量が少なく、手間をかけたかいがあったと感じました

 

昆布をはじめ、素材のうまみの複層性を感じるレベルの高い味。長時間じっくり火を入れているからか、赤身の部分でもしっとりやわらかく、弾力も申し分ありません。調理はややハードルが高いものの、その味わいには編集部一同が感動していました。

「肉質がほろほろで、口に入れるとろろける! レベチな角煮です!」(小山)

「ベタッとした重さがなくて、味わいはどこかやさしくまろやか。小料理屋の一品を思わせる、上品な角煮ですね」(山田)

↑ほろほろの肉に上品な味がしみ込んだ、ハイクオリティな味。手間と時間はかかるものの、格別のおいしさです

 

【調査その3】ごはんの味と食感をチェック!

ふっくら、もっちりとしていて甘味も豊か

↑「コース」→「米調理」を選び、「時」キーで「1時間」に設定。「スタート / 再加熱」で炊飯が始まります

 

お米専用の「米調理」に、調理時間や温度設定を組み合わせることで白米やおかゆなど様々な米料理を作れる「STAN.」。シンプルなごはんは約1時間で炊き上がります。食感はふっくら、もっちりとして粒立ちも良好。甘みも豊かで高評価でした。

「適度な弾力で、口のなかでふんわりほぐれる感じ。さすが、炊飯器も強い象印。おいしいです!」(山田)

なお、ホーロー鍋の内側がコーティングされておらず、ごはんがくっつく点に注意が必要です。

↑ツヤがあって、ふっくらとしたルックス。粒立ちも見事です

 

【調査その4】操作性をチェック!

自動メニューがないぶん操作はシンプル

「STAN.」は、天面の液晶パネルとボタンで操作するタイプ。パネルは横に細長い設計で温度と時間を表記する数字の部分は大きく、それ以外の文字は小さめで、電源オフ時には時計としての機能を果たしています。各ボタンは「保温/取り消し」「予約」「スタート/再加熱」の3つが大きめ。押し心地はスムーズですが、「戻る」や上下のボタンがないので、数字の設定などで狙った位置を超えてしまった場合は後戻りができず、やり直す必要があるのが少し面倒でした。

 

パネルには、あらかじめ「カレー/シチュー」「スープ」「煮物」といったカテゴリーが最初からすべて表示されています。そこからひとつ選んだのちに時間(メニューによっては温度も)を設定し、「スタート/再加熱」ボタンで調理を開始。

↑調理する際は、カテゴリー→時間(メニューによっては温度も)→決定と3ステップ。慣れるまでは、付属のレシピブックや公式サイトを見ながら操作することになるでしょう

 

自動メニューが本体にあらかじめ登録されているわけではなく、調理時間なども入力する必要がありますが、慣れてしまえば実にシンプル。ワンタッチでダイレクトにメニューを選びたい人と、ここは好みが分かれる部分かもしれません。

 

なお、アプリはないものの、公式サイトにはレシピブック掲載の33レシピに加え、公式サイトのオリジナルレシピ106種類のメニューを掲載(ミールキットを除く・2022年8月時点)。食材からレシピ検索ができるほか、特集記事や著名人ユーザーの声がまとまっていて、よりよいライフスタイルを提案する構成となっています。

↑公式サイトのレシピ検索で「じゃがいも」を検索した例

 

「自動メニューがプログラムされてないぶん、メニュー検索の必要すらナシ。調理できるカテゴリがあらかじめ一覧表示されているので、ある意味わかりやすいです。こういう割り切り方もアリですね」(松永)

「慣れちゃえば、むしろこのシンプルさは使いやすいのかも。アプリ連携やメニュー提案機能などはないんですが、スタイリッシュな公式サイトでレシピを検索するのも楽しいです」(山田)

 

【調査その5】独自機能をチェック!

「パック調理」が重宝するかはユーザー次第

「STAN.」は、「パック調理」で2品同時に作れるのが独自機能。これは、市販のジッパー付き食料保存袋に食材や調味料を入れ、「STAN.」付属の「パックホルダー」を使えば2袋まで固定して調理できるというものです。今回は設定温度と調理時間が同じである「小松菜のあさり煮」と「鶏ささみときゅうりのマスタード和え」を同時に作って実力を検証しました。

↑左が「小松菜のあさり煮」で、右が「鶏ささみときゅうりのマスタード和え」

 

↑セットしたら、パックホルダーカバーに書かれた「▼ここまで▼」の位置まで水を注いぎ、フタを閉めて調理していきます

 

「パック調理」はマニュアルコースで行いますが、操作は簡単。温度と時間を選んで「スタート/再加熱」ボタンを押すだけです。今回はともに、温度は90℃、調理時間15分で完成するコースでした。

↑「小松菜のあさり煮」(奥)はそのままお皿に盛り付けて完成。「鶏ささみときゅうりのマスタード和え」(手前)は、細切りきゅうりを加えて調味と盛り付けを経てでき上がり

 

「小松菜のあさり煮」は、だしの香りが豊かなやさしい味わい。あさりはプリッと、小松菜はしんなりして熱の入り方も十分でした。一方の「鶏ささみときゅうりのマスタード和え」は、ほどよくむっちりした鶏肉とシャキシャキきゅうりのメリハリが絶妙。粒マスタードの効いた味でお酒が進みそうなおいしさです。

 

このように「パック調理」は同時に2品作れるメリットがあるものの、重宝するかどうかはユーザー次第という声が上がりました。

「惜しいのは、あまり大量に作れないところ。市販のジッパー袋っていくつかサイズがありますが、Lには対応してないんですよね。用途としては、作り置きして冷凍ストックを頻繁にするような人にはありがたいはず」(小山)

「今回は温度も時間も同じ設定でできましたが、組み合わせによっては同時調理できないパターンもあるから、使いづらさは否めないですね。ただ、鍋が汚れないというメリットもあるので、日常的にジッパー袋をよく使う人なら、抵抗なくやってみようという気になるのかも」(松永)

 

ホーロー製の内鍋はメリットだらけ

「STAN.」の独自性としては、内鍋がホーロー製という点も見逃せません。こちらに関しては全員一致で、「炊飯をした際に米粒がくっつく」という点を除き、「メリットしかない」という意見でした。

↑ホーロー鍋を採用した内鍋。重量はありますが、メリットが多く調理の幅が広がります。専用の鍋ブタ付き

 

「蓄熱性の高さもいいですし、コンロで直火調理できるのはうれしい」「ホーロー鍋は1万円ぐらいするものもあるから、それを考えるとお得」「ホーローも、本体もデザインがいい。このかっこよさも独自性といえそう」など、高評価の声がいくつも上がりました。直火調理用のホーロー鍋が欲しかったという人にオススメです。

 

【調査その6】設置性をチェック!

大きさや重さを感じさせないスタイリッシュさ

2.3Lの調理容量で、サイズは幅285×高さ225×奥行き310mm。重さは約7.0kgと、今回のなかで最重量の「STAN.」。サイズも大きめながら、洗練されたデザインで強い主張はないといえるでしょう。この重さは、頑丈で直火調理ができるホーロー製の内鍋による部分が大きいのかもしれません。

↑「STAN.」は奥行きこそそれなりにありつつも、幅はすっきり。本体の持ち手は底部にあり、1.4mのマグネットプラグ式コードが付きます

 

インテリアに馴染む佇まいが「STAN.」のデザインコンセプトで、実際に置いてみても美しさはお見事。本体の大きさや重さはあるものの、落ち着いた印象です。

↑クリエイティブユニット「TENT」とコラボレーションした、日常生活に溶け込むシンプルなデザイン性がウリの「STAN.」。カラバリは写真のブラックと、ホワイトがあります

 

ホーロー製の内鍋は直火調理できるのも特徴。コンロ用の鍋としても使える点を踏まえれば、7kgという重さは気にならないかもしれません。編集部からもデザイン性の高さが好評でした。

「大きさや重さを、スタイリッシュなデザインでやわらげている好例。キッチンでも卓上でも圧迫感がなく、スマートに使えると思います」(小山)

「棚へ収納する際も、『置く』というか『飾る』感覚。上品な高級感をもった、美しいプロダクトですね」(松永)

 

【調査その7】お手入れをチェック!

課題があるとすれば炊飯後の洗浄だけ

洗うパーツが3点でOKと、手軽さでも好評だった「STAN.」。ホーロー製の内鍋は重いのですが、「気になるレベルではない」「熱効率のいいホーローのメリットのほうが勝る」という声のほうが多数でした。

↑内鍋、内フタ、水受け皿の3点。食洗器でも洗いやすく、細かいパーツがないので紛失する心配もありません

 

ホーローの内鍋にご飯がくっつくので、炊飯後のお手入れは大変な印象でした。コーティングされていないので、炊飯した後は漬け置きが必要。自動調理鍋で炊飯もしたいという人は、この点も考慮しておきましょう。

↑内鍋は取っ手までホーロー仕様。他パーツとのつなぎ目がなく、ガシガシ洗えます

 

「炊飯後の手入れが大変なのは、ホーロー鍋ならでは。それ以外の手入れは簡単で、油切れも良好。基本的にはストレスなく使える一台」(松永)

 

【調査のまとめ】

ホーロー鍋でシンプルに調理したい方にぴったり

ホーロー鍋の優れた蓄熱性が活かされているためか、クオリティの高い料理が仕上がるイメージ。カレーも角煮もおいしく仕上げる実力は魅力です。操作性の面では、専用アプリやワンタッチの自動メニューがなく、カテゴリー選択と調理時間の手動設定が必要ですが、そのぶん操作性はシンプルでわかりやすいです。レシピブックを参照することに抵抗がない人、操作のわかりやすさを求める人にオススメです。

 

直火調理できるホーロー鍋が付属しているのも大きなメリット。炊飯時に米がホーロー鍋にくっつくのは難点ですが、洗うパーツは3点でOKとお手入れはカンタンです。

 

IoT機能や自動調理機能を使うより、手動メインでシンプルに使いたい方、ホーロー鍋がもたらす価値に魅力を感じる方、デザインの良い調理鍋を求めている方にはぴったりのモデルです。

やはり完成度は高かった! シャープ「水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック」7項目で徹底チェックした結論

自動調理鍋(電気鍋)は、材料を入れて放っておくだけで料理が仕上がる便利なアイテム。編集部ではそんな自動調理鍋の人気モデルを集め、その実力を徹底的に調査。今回は、自動調理鍋のパイオニアとして知られ、抜群の知名度を誇るシャープ「水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G」を徹底的にチェックします!

※本稿は5~6月に掲載した自動調理鍋を検証する連載企画を再編集したものです

 

【今回テストした機種はコチラ】

シャープ

水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G

実売価格7万7000円

食材の水分のみで調理し、栄養素を多く残す「無水調理」が可能なほか、加熱の進行に合わせてかき混ぜを行う「まぜ技ユニット」を搭載。「まぜ技ユニット」は最大回転スピードを約2倍にアップさせ、クリームの泡立てができるほか、かき混ぜのプログラムが進化したことで、食材のつぶしや卵の溶きほぐしなども可能になりました。

 

【調査その1】カレーの味と食感をチェック!

メニュー検索はスムーズ。調理は放っておくだけ

本機は、ルーも含めた具材を内鍋に全て入れて、レシピからカレーを選べばOK。独自の「まぜ技ユニット」が、自動的に具材をかきまぜて調理してくれます。

↑「ホットクック」の伝家の宝刀「まぜ技ユニット」(写真右のフタ裏についているパーツ)を装着して調理。また、食材の水分を活用しながら調理するので水は少なめでOK(今回はルー推奨のレシピ表示より、約250mL減らしています)

 

↑「まぜ技ユニット」を開いた状態

 

具材は牛肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん。ルーも入れます。機器の操作は「メニューを選ぶ」→「カテゴリーで探す」→「カレー・シチュー」→「ビーフカレー」→「調理を開始する」で決定。もしくは、「メニューを選ぶ」→「メニュー番号で探す」→「No.063(ビーフカレー)」→「調理を開始する」などでもOKです。

↑レシピの検索は「カテゴリーで探す」「食材で探す」「メニュー番号で探す」など、何通りかのパターンから探すことができるのが便利です

 

調理を開始したら、あとは待つだけ。「ホットクック」の名前の由来の通り、約45分放っておくだけで完成します。

↑45分で完成。ちょうど良いとろみに仕上がりました

 

あっさりめの味わいながら、素材のうまみが感じられる

↑具材がゴロゴロッとした、カレーのお手本のような仕上がり。色味は比較的黄色っぽく感じます

 

ルーの味は比較的にあっさりしているものの、素材の甘みを感じるおいしさ。「まぜ技ユニット」の効果か、素材にもムラなくしっかり熱が入っている印象でした。

「ルーはややあっさりした味ですが、素材の旨みがとけこんでいるのがわかります。濃厚な味が好きな人は、水分を減らすかルーの量を増やすのがオススメ」(山田)

「具材が大きいのに、それぞれの熱の入り具合が絶妙ですね。肉も野菜も、それぞれ素材の旨みが感じられておいしい!」(小林)

↑具材はどれも柔らかくて絶品。味の染み込みは標準的でしたが、寝かせれば味が染み込んでもっとおいしくなりそう

 

【調査その2】豚の角煮の味と食感をチェック!

一度肉の油抜きを行うトータル90分の調理

豚の角煮には「まぜ技ユニット」は不要。ただ、肉の油抜きの工程を推奨しているため、二段階調理となります。ほったらかしで作れたカレーとは、ここが大きな違いだといえるでしょう。

↑豚の角煮には「まぜ技ユニット」を使いません。豚バラブロック、白ねぎの青い部分、しょうが、水を入れ、まずは肉の油抜きの下ごしらえをします

 

まずは味付けせずに加熱して、肉の油分やアクを取ります。そのため機器の設定も、「手動で作る」→「スープを作る(まぜない)」→「約30分」→「調理を開始する」という工程でいったん水で煮込みます。

 

第一段階が終わったら内鍋を軽く洗い、油抜きした肉と調味料(酒、しょうゆ、砂糖、水)に加えて、にんにくとしょうがも投入。「メニューを選ぶ」→「メニュー番号で探す」→「No.068(豚の角煮)」→「調理を開始する」で本調理開始(「カテゴリーから探す」などでもOK)。トータルで約90分かかりました。

↑完成。肉の分量が多いレシピのため、肉の存在感があっておいしそうです

 

肉本来のうまみが味わえる満足度の高い仕上がり

↑分厚くカットした肉が特徴。とはいえにんにくが入るので、香りにはパンチがあります

 

肉が主張するダイナミックな味わい。肉本来のうまみに煮汁の味が適度に染み込んだおいしさで、一晩ほど煮汁に漬けこんでおけば、さらに味がしみるのが想像できます。編集部員からは、満足度の高さと油抜きの効果を実感する声も。

「油抜きをしているぶん、肉のうまみと煮汁の味がうまく一体化してますね。にんにくの力強さもしっかり感じられます」(山田)

「これだけぶ厚いのに、肉のやわらかさや煮汁のしみ具合も十分。バランスの取れた味です」(小林)

↑大きな肉は迫力満点。しっかり火が通っており、肉のほぐれ感も上々です

 

【調査その3】ごはんの味と食感をチェック!

あっさりしていてやわらかく、素朴な味わい

↑「手動で作る」→「ごはんを炊く」→「合数を選択」→「調理を開始する」→「スタート」で炊飯開始。調理時間の目安は、1&2合は約50分、3&4合は約55分、5合は約60分です

 

お米の量によって調理時間が変わる「ホットクック」は、手動で炊飯しますが、操作はシンプル。炊きあがったごはんはもっちりしていてやわらかめ。粘着力がやや強く、粒立ちはあまり感じられません。

「あっさりしていてやわらかく、素朴な味わいですね。かつての給食のごはんを思い出すような……。好き嫌いが分かれる味かもしれません」(小林)

↑粒はしっかりめの見た目ですが、意外にもちもちしていてやわらかめでした

 

【調査その4】操作性をチェック!

アプリやクラウドサービスと連動した拡張性が光る

「ホットクック」の液晶パネルの文字は大きめで視認性がよく、使用頻度の高いボタンは大きくなっているなど、使い勝手を高める配慮は見事です。ボタンのタッチも違和感なく反応し、パネル回りにも王道感アリ。このパネルを見ながら、主に上下キーと「スタート/決定キー」で操作します。

 

メニューの検索手段は「カテゴリーで探す」「食材で探す」「予約メニューから探す」「メニュー番号で探す」「最近作ったメニュー」と豊富に用意。145(自動133+手動12)のメニューのなかから、スムーズに選べます。

↑「メニューを選ぶ」「手動で作る」「ダウンロードメニュー」といった調理機能のほか、「あたため直し」「お手入れ」「設定」モードも備えています。なお、無線LAN接続時にお知らせがあると、「COCORO KITCHEN」のランプが点滅

 

本体だけで操作できるのはもちろん、アプリ「COCORO HOME」および、クラウドサービス「COCORO KITCHENレシピサービス」と組み合わせてメニューをダウンロードできるIoT仕様になっているのも大きな特徴

 

ブラウザでアクセスできるクラウドサービス「COCORO KITCHENレシピサービス」は、オススメメニューを提案してくれるうえ、ホットクックユーザーの人気ランキングや食の興味など、様々な切り口からメニュー検索できるのがうれしいところ。随時レシピが追加されていき、ダウンロードすることでレパートリーが広がるのも魅力です。

↑「COCORO KITCHENレシピサービス」では、「調理中」や「急上昇ランキング」などが表示され、メニュー選びの参考になります

「ホットクックは自動調理鍋のパイオニアなだけに、よく考えられているなと感じます。メニュー数が豊富なのに検索でつまずかないし、アプリと連動した拡張性も優秀。さすがですね」(小林)

「COCORO KITCHENレシピサービスでは、ほかのユーザーがどんな料理を作っているかがわかるから、参考になるんですよね。このほかレシピ投稿できる『ホットクック部』やオンライン講座『ヘルシオ教室』など、コミュニティ的な要素があるのも面白いと思います」(山田)

 

【調査その5】独自機能をチェック!

料理好きな人には特に便利な「まぜ技ユニット」

「ホットクック」最大の独自機能は、メニューに合わせて最適なタイミングで具材をかきまぜる「まぜ技ユニット」です。旧モデルでは加熱の進行に合わせてかきまぜることまでしかできませんでしたが、新モデルでは、調理の下準備の段階から活躍します。

 

また「まぜ技ユニット」の回転数がアップしたことで、アイスやホイップクリームの泡立てにも活用できるように。今回は、下ごしらえの段階で活躍するメニュー「ポテトサラダ」で実力を検証します。

↑「まぜ技ユニット」を本体にセットし、開いた状態 ※:撮影のため「まぜ技ユニット」を伸ばした状態にしています。使用時には折り畳んだ状態でセットしてください

 

↑内鍋にじゃがいも、玉ねぎ、にんじん、水を入れてセット完了。メニューを選び「ポテトサラダ(ゆで~つぶし)」を選んで調理スタートです

 

かき混ぜながら加熱することで、人力では手間のかかるポテトサラダの茹でる、潰すといった工程を省いて時間短縮できることが「まぜ技ユニット」の大きな魅力。なお、かき混ぜる動作中でも音は静かで気になりませんでした。本機での調理は25分で完了。仕上がりはどうでしょうか。

↑フタを開けてみると、ご覧の通り。玉ねぎは完全に熱が通ってしんなりと。じゃがいもはやや形を残した様子ですが、食感はいかに?

 

↑本記事では2人前だったのでつぶしの様子が伝わりにくいが、公式レシピ通りの4人分では画像のような仕上がりに

 

↑きゅうり、ハム、マヨネーズ、塩こしょうを加えて混ぜ、完成です

 

肝心の食感は、生のような硬さはなくて適度にホクッとしたやわらかさ。ムラも感じません。ポテトサラダの粒の状態は好みがわかれるところだと思いますが、個人的にはつまむのに適した食べごたえのサイズになっていると感じました。「まぜ技ユニット」全体としての編集部員の感想を聞くと、様々な意見が飛び交う結果に。

「かき混ぜで作れる料理は、鍋を振って炒めるというよりも潰して混ぜるメニューのほうが多いですよね。ホイコーローはメニュー搭載されてますけど、野菜炒めとかチャーハンとかがあると、もっと身近なのかなと。あとは、餃子やハンバーグのタネなど、加熱せずに捏ねるだけの機能があるとより便利だと思います」(小林)

「お菓子作りで一番手間がかかると言える生クリームの泡立てを代行してくれるのはうれしいですね。コロッケの具も作れるので、自家製というハードルが高い料理にも挑戦するモチベーションになりそうです。料理好きな人が時短の手助けのために活用するという視点では、『ホットクック』はすごく便利な一台だと思います」(松永)

「上下2段同時調理」は忙しい人にうれしい機能

「ホットクック」には、ふたつの料理を同時に作れる「上下2段同時調理」という独自機能もあり、例えば下段でアクアパッツァを作りながら、上段でポテトサラダを作ったり、下段でごはんを炊きながら上段でおかずを作るなどが可能です。

↑上段では蒸物やおかず、下段では汁物や煮物を同時調理できる。写真は上段でポテトサラダ(左)、下段でアクアパッツァ(右)を調理する例

 

「『上下2段同時調理』も、料理好きな人や家事をこなす時間がない忙しい人目線でのメリットかなと。この機能をふだんは使わなくても、いざという時に助かりそうな気はします。あとはまだ公開レパートリーが少ないので、今後のダウンロードメニュー拡大に期待ですね」(山田)

「別の機能ですけど『ホットクック』って、声で『あと10秒です』とかお知らせしてくれるじゃないですか。あれも独自機能だと思うんですよね。時間を知らせてくれるのは、意外に便利だと感じました」(小林)

 

【調査その6】設置性をチェック!

多機能なぶんサイズは大きめ

調理容量2.4Lに対し、サイズは幅345×高さ256×奥行き305mmで約5.8kg。今回比較した5モデルのなかで最も調理容量が多く多機能なぶん、サイズも大きめ。カラーはレッド系とホワイト系があり、ほかのキッチン家電に赤が多ければ前者を。そうでなければ、後者を選ぶと全体にマッチするでしょう。

↑使用モデルはレッド系。サイズ、重さともになかなかのものがあります

 

「ホットクック」は丸みを帯びた優美なデザインですが、大きいぶんキッチンやキッチンボードに置く場合でもスペースを取ります。なお、電源は約1.4mのマグネットプラグ式コードが付いてきます。

↑レッド系は華やかな色調。落ち着いた印象を好む人にはホワイト系がオススメです。2021年発売の新モデルでは、2.4Lモデルで約13%減の省スペース化を実現しました

 

「『ホットクック』は独自機能の『まぜ技ユニット』をフタに装着する仕様なので、そのぶん大きくなるのかも。無線LAN連携できたり、しゃべったりと多彩なので、機能性を重視する人向けですね」(小林)

「サイズは大きいけど、ゴツくはなく品格を感じるデザイン。キッチンやダイニングがラグジュアリーな雰囲気の家庭であれば、棚に置いてもマッチ」(山田)

 

【調査その7】お手入れをチェック!

想像以上に洗いやすいが「まぜ技ユニット」の水切りに注意

独自機能「まぜ技ユニット」のパーツがあるものの、洗う点数は少ない「ホットクック」。コーティングが施された内鍋は軽めで洗いやすく、想像以上に手入れは簡単だという意見が多かったです。

↑右端の黒いパーツが「まぜ技ユニット」

 

ひとつ懸念として上がったのが「まぜ技ユニット」の水切りについて。内部に水が残りやすい設計のため、乾かすのに時間がかかるのがネック。

↑「まぜ技ユニット」自体は調理後もあまり汚れない印象ですが、食洗機ではウイングの1本1本まで洗いにくいため、手で洗うのがオススメです。

 

「『まぜ技ユニット』の水切りはやや面倒ですが、分解する必要はなく手入れのしやすさでは合格点。『まぜ技ユニット』はすべてのレシピで必須のパーツではないので、洗う必要がないときもあるからそこまで気にならないでしょう」(山田)

 

【調査のまとめ】

全ての面で完成度の高い王道タイプ

価格が7万円を超え、設置にややスペースを取りますが、「ホットクック」は総じて完成度の高いモデル。女性やミドル以上の世代でも受け入れやすい、素材の味を生かした料理の味に好感が持てるほか、メニューの検索手段が豊富で、アプリやクラウドと連動した拡張性も優秀。お手入れの面では、「まぜ技ユニット」のパーツがあるものの分解する必要はなく、洗う点数は少ないため、負担に感じることは少ないでしょう。全ての面でレベルが高い王道タイプといえます。多少高くても安心できるモノがほしい、専用レシピサイトを活用して定期的に追加される新しいメニューに挑戦したい、という方にオススメのモデルです。

GN編集部の「推し」はコレ! 3ステップで本格抹茶が飲めちゃう「Cuzen Matcha」

普段、様々な製品をチェックしているGetNavi編集部員が、実際に使ってみて新生活に役立つであろうモノや、いま狙っているアイテムを紹介。春から環境が変わる人も、そうでない人も必見だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

3ステップで出来上がるお手軽さと現代アートのようなフォルムに魅了!

World Matcha

Cuzen Matcha

3万3000円

挽きたてのフレッシュな抹茶を家庭で簡単に楽しめる抹茶マシン。専用の100%国産オーガニック「抹茶リーフ」から、挽きたての「MATCHA SHOT」を作れる。ミルクに合わせて抹茶ラテ、炭酸で割って抹茶ソーダなどアレンジ可能。

 

↑作り方は簡単。茶葉を入れたら、専用カップに水を注ぎ、濃さを選び、STARTボタンを押すと「MATCHA SHOT」が出来上がる

 

家電・マネー担当

金子麻衣子

Yogiboは3年以上愛用していますが、少し前に抱き枕状のYogibo Rollを追加。より快適になり、一度座ったら動けない……。

まず斬新なフォルムにひと目ぼれ。その後に抹茶マシンであること、中央の円は茶室の円窓をモチーフにしていることを知り、抹茶好きとしてさらに惹かれました。上から茶葉を入れてカップに水を投入、濃さを選んで出来上がりという3ステップのお手軽さもうれしい。これからの季節は炭酸でスパークリング抹茶、それから挽きたての抹茶パウダーをアイスやかき氷にかけてもおいしそう……と妄想中。来客時のおもてなしにも重宝しそうです。

 

<これもオススメ!>

Yogibo

Yogibo Midi

2万5542円

体にフィットし「快適で動けなくなる」と人気のビーズソファ。生地が伸びると硬くなるカバーを使用。Yogibo Midiは2人掛けのソファとしても使える。

 

アウターカバーを気軽に変えられるのも◎

「座り心地はもちろん、汚れやすいアウターカバーの付け替えも簡単。カバーの色を変えると部屋の雰囲気も変わり模様替えにもひと役買っています」(金子)

ティータイムのひと手間を省略! 茶こし内蔵電気ケトル「テイエール」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、電気ケトル「テイエール 1.5L」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

テイエール

茶こし内蔵のケトルでティータイムのひと手間を省略

【電気ケトル】

2021年10月発売

ティファール

テイエール 1.5L

実売価格1万4000円

7段階の温度コントロール機能と保温機能を備えた電気ケトル。取り外し可能な茶こしに茶葉を入れれば、そのままティーポットとして使用できる。本体は割れにくい耐熱強化ガラス製で湯量がわかりやすく、ニオイ移りも少ない。

 

↑タッチパネル式電源プレートを採用。飲み物に合わせて7段階(60/70/80/85/90/95/100℃)の温度設定が可能だ

 

↑茶こしの底を取り外せるので、残った茶殻も取り除きやすい。日々使うモノなので、手入れのラクさも購入の決め手に

 

【ヒットの裏付け】活躍シーンが幅広く4か月で年間目標達成

1年間の売り上げ目標を4か月で達成。温度設定、保温、煮出し機能により、様々な飲み物を最小限の手間で作れるのが好評だ。お茶や紅茶のほか、漢方の煮出しに活用する人も。

斬新家電! レトルト食品を湯沸かし不要でパウチごと温める「レトルト亭」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、クラファン発レトルト専用調理器「レトルト亭」などを紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

レトルト亭

レトルト食品を湯沸かし不要でパウチごと温める斬新家電

【レトルト専用調理器】

2022年1月発売

アピックスインターナショナル

レトルト亭 ARM-110

実売価格7680円

お湯を使わずにレトルト食品を温められる調理器。レトルト食品を袋のまま投入し、本体に内蔵された低温ヒーターでパウチを挟み込んで温める。本体サイズは約W255×H200×D80mmとスリムなので、限られたスペースにも設置しやすい。

 

↑定格消費電力200Wと省電力なので電子レンジとの同時使用も安心。レンジでご飯を温めるなど並行して調理すれば時短になり、アツアツをいただける

 

↑ダイヤルを回すだけの簡単操作。目盛りの「小盛」は180g、「普通」は260g、「大盛」は300gまでがそれぞれで調理できる容量の目安だ

 

レトルト食品生産数量の推移(※1)によると、レトルト食品市場は10年間で概ね伸長傾向にある。例えばカレーは約1.1倍、シチューは約1.4倍、スープ類は約1.5倍の増加(※2)を記録しており、コロナ禍で引き続き市場の成長が見込まれる。

最近では丼ものや惣菜も登場しており重宝されているが、一方でお湯を沸かすのを手間に感じる人は多い。また、パックごはんやパスタもレンジで準備しようとすると時間がかかることも。そこで活躍するのが、レンジも湯沸かしも不要なレトルト亭だ。レンジでごはんを温めながら、パスタを茹でながら、カレーやパスタソースは本機にセットすれば、実に効率的。時短だし、先に温めていたごはんが冷めてしまうこともなく、アツアツを楽しめる。パウチごと温められるのでラップも要らず、洗い物とゴミを最小限に抑えられるのもうれしい。

商品化に際しては同社内でも、「レトルト食品の利便性を考えればレンジ1台で十分なのでは」といった、懐疑的な意見があったという。そこで生活者にダイレクトに訴求できるプラットフォームを試金石とするべく、クラウドファンディングを実施。結果として応援購入総額2200万円超、サポーター数3100人という実績を残し、その有用性を証明した。

各種メディアでの紹介やSNSでの反響も追い風となり、1月末の一般発売から4月末までの3か月間で約4万7000台を売り上げている。ライフスタイルの多様化に合わせて、さらなる利便性、安全性、省エネ性を追求する同社のプロダクトに今後も注目だ。

※1:公益社団法人日本缶詰ビン詰レトルト食品協会、2020年最新データおよび2011年以降推移データ
※2:それぞれ2020年と2011年の生産箱数に基づく

 

【ヒットの裏付け】クラファンで注目を集め一般販売も想定以上の好発進

試験的に行ったクラファンで購入総額2200万円以上を達成。バラエティ番組「家事ヤロウ!!!」の2022年ヒット予測で本誌編集長・川内が推薦して第1位に輝き、業界で話題を呼んだ。一般販売も好調。

 

 

コレも話題に!

ボタンひとつで温玉も作れる失敗知らずのゆで卵調理器

アピックスインターナショナル

ゆで卵調理器 エッグマイスター AEM-420

実売価格4490円

生卵をセットして注水、スイッチを押せば一度に4個のゆで卵が完成。固ゆでや半熟、コンロでは温度調節が難しい温泉卵も簡単に作れる。昨年4月の発売から1か月間で年間目標の3倍にあたる3万台、1年間で6万5000台を売り上げた。

 

ネクストヒット!? 同社の注目家電

ソーラー充電でき多彩なシーンで活躍!

アピックスインターナショナル

SOTOMO ソーラーパワーファン APF-560

実売価格1万1880円

背面にソーラーパネルを備え、屋内外問わず使える折りたたみ式の扇風機。太陽光発電した電気は内蔵バッテリーに蓄電されるので、アウトドアでの使用や停電時にも重宝する。USB接続で外部デバイスへの給電も可能。

これなら「当日の朝」でも焼き上がる!「超早焼きパン」搭載のシロカ「おうちベーカリー ベーシック」登場

シロカはホームベーカリーのエントリーモデル「おうちベーカリー ベーシック SB-1D251」を9月10日に発売します。実売予想価格は1万5000円前後(税込)。

↑サイズ(約):幅24.2×奥行30.8×高さ 25.7cm、本体重量(約):3.6kg(パンケース、パン羽根含む)、対応斤数:1斤、メニュー数:21、タイマー予約:13時間まで、消費電力:500W(ヒーター450W/モーター50W)

 

47分で焼き上がる「超早焼きパン」メニューを搭載

「おうちベーカリー ベーシック」は、47分で焼きあがる「超早焼きパン」メニューを搭載。通常、パンを焼くと半日程度かかることもありますが、これなら朝に仕込んで当日の朝のうちに食べることも可能です。「時間がなく、なかなかホームベーカリーの出番がない」「調理時間の長さでパン作りを諦めていた」という方も、ごはんを炊くのと同じ感覚で手作りのパンが楽しめるとのこと。

↑超早焼きパンのイメージ

 

↑47分で焼き上がる超早焼きパンをシロカで試食することができました。通常のパンよりは色白な見た目で、自然な小麦の味わいとしっとりした食感が楽しめました

 

基本のパンメニューはもちろん、ピザ生地やケーキ、ヨーグルトや甘酒、焼きいもといったパン以外のメニューまで、充実の21メニューを搭載。ちなみに、冬は自家製のもちができる「もちつき」メニューの需要が大きく、ホームベーカリーがよく売れるのだとか。また、付属のオリジナルレシピブックには94レシピを掲載しており、幅広いメニューを楽しめます。

↑付属のオリジナルレシピブック。日持ちして香気成分も失われにくいという「天然酵母パン」のレシピも掲載しています

 

洗い物はパンケースとパン羽根のみと少ないため、お手入れも簡単。さらに本機ではふたが取り外せるようになったことで、よりお手入れがしやすくなったといいます。液晶画面が見やすく、いまどの工程なのかがわかる表示となっているのもうれしいところ。幅24.2cmのコンパクトなサイズも魅力です。

↑ふたが取り外せるのが便利。ふたのガラス窓から中が見えるのもミソ

 

↑見やすい液晶画面。「こね」「発酵」「焼き」といった画面上部のアイコンが反転し、現在の工程を教えてくれます

 

自宅で手軽に焼き立てパンを食べたい方、初心者でもわかりやすいモデルを探している方、色々な料理が作れる手ごろな調理器がほしい方は、ぜひ注目してみてください。

市販のプリンでふわふわカキ氷!? ドウシシャのかき氷器でユニークな真夏のおやつ作り

すっかり人気スイーツの地位を獲得したかき氷。そのブームをけん引したのが、ふわっとした食感の氷です。

 

各メーカーからエアリーに仕上げられるかき氷器が発売されていますが、今回は最新機種であるドウシシャの「電動ふわふわとろ雪かき氷器」をレビューします!

↑ドウシシャ「電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-B2BK」6578円(税込)●サイズ:約W155×D200×H355mm ●質量:約1.3kg。カラーは写真のブラックとグリーンの2色展開

 

「いくぜ、100万台」か!?

「電動ふわふわとろ雪かき氷器」は2016年に誕生し、この2022年には累計販売台数が100万台を突破する見込みだという人気シリーズ。今回のDTY-B2は今年3月に発売された最新モデルで、氷の食感を調節できる「刃の高さ調節ダイヤル」の位置がリニューアルしました。

↑「刃の高さ調節ダイヤル」が本体の側面に配置され、氷の仕上がり調節が簡単になりました

 

エアリーな氷を作る秘密は、氷をしっかり固定する独自の「スパイクベース」にあります。ジュースやプリンなどを凍らせて作る氷は糖度が高く、氷自体が柔らかいため、従来のかき氷器では削りにくいものでした。そこで氷をしっかりと固定できる設計の「スパイクベース」を開発。スタッズのような突起が柔らかい氷でもしっかりとキャッチするので、エアリーな氷ができあがるのです。

↑右のトガッた突起の付いたパーツが「スパイクベース」。氷の塊を入れる「インナーリング」(左)と連動し氷をガッチリ固定するので、柔らかい氷でもエアリーに削れるのです

 

↑パーツを分解した状態。「スパイクベース」は取り外して丸洗いできるのが嬉しいポイントです

 

では、どのようなかき氷が作れるのでしょうか。本機では、料理研究家やメニュープランナーとして活躍する坂口もとこさんが専用レシピを監修。10種類のレシピが載ったパンフレットが付いてくるので、気軽に個性派かき氷を作ることができそうです。

↑ラミネートされたレシピは、カラーでわかりやすいことも特徴

 

↑本機はこの製氷カップで凍らせたものをセットして削ります。2つ付いているのでたっぷり作りたいときにも便利

 

チョコバナナプリン氷をシュルッとスライス

今回は公式レシピより、2種類のメニューにトライ。まずは「チョコバナナプリン氷」から。用意するのはチョコレートとバナナ、そして市販のプリンだけ。ボウルにバナナとプリンを入れてフォークで潰し、細かく刻んだチョコレートを加えて混ぜます。

↑このような形で、潰したバナナプリンにチョコチップをブレンド

 

次に、ブレンドしたものを製氷カップに入れて冷凍庫で凍らせます。分量を入れすぎるとこぼれたり、あふれたり、故障の原因になったりするので、8分目を目安に注ぐのがベター。数時間経ってカチカチになったら取り出し、とけないうちにすぐセットしましょう。

↑冷凍庫に数時間入れたら準備は完了。写真左は次に作る「いちごグレープミルク氷」用に凍らせたものです

 

↑本機の氷ケースの内側に「インナーリング」をかませて、チョコバナナプリンの塊を投入。さらに「スパイクベース」の付いた上部パーツをカチャッとセットして準備完了です

 

削るためのスイッチは電源ボタンひとつなので、操作は至って簡単。押すとモーターの回転音とともにシュルシュルッと氷が削られ、器にどんどんかき氷が積もっていきます。

↑見事な薄切りのスライス。エアリーなチョコバナナプリンが驚きの速さでシュルシュルとスライス!

 

↑あっという間にでき上がり。仕上げに板チョコレートとバナナスライスをトッピングして完成です

 

いちごグレープミルク氷は映えもナイス

もう一品は、先ほど軽く触れた「いちごグレープミルク氷」。こちらは最初にグレープジュースと練乳を混ぜて製氷カップで凍らせます。

↑練乳を混ぜた凍らせる前のグレープジュース

 

ここからは「チョコバナナプリン氷」と同じ要領で本機にセットし削ります。練乳グレープはチョコバナナプリンよりも液体がサラっとしていたぶん、シャーベットのようにシャリ感のある質感に。とはいえ、こちらもエアリーでスピーディに削れていきます。

↑「刃の高さ調整ダイヤル」を調整し、細かめにシェービング

 

次の作業はある程度スピード勝負です。削った練乳グレープ氷がとけないうちに、冷凍いちごをそのまま「インナーリング」付きの氷ケースにコロンと数粒入れてセット。冷凍いちごは、コンビニやスーパーの冷凍コーナーで売っているタイプが手軽かつリーズナブルなのでオススメです。

↑いちごの旬は冬~春なので、スーパーへ行ってもなかなか見かけないはず。また、夏場の青果いちごは高価なので冷凍タイプがおすすめです

 

冷凍いちごを適量入れたら、これまで同様に上部パーツをかぶせてセット。こちらは削ると、まるでバラの花びらが舞うかのようにハラリと削れて積もっていきます。しかも色味が鮮やかで、シズル感も抜群。

↑グレープの紫といちごの赤が美麗なコントラスト

 

↑「いちごグレープミルク氷」(右)は練乳をかけて完成。先に作った「チョコバナナプリン氷」と並べてみました

 

食感や味は? ⇒最高でした

こうして「チョコバナナプリン氷」と「いちごグレープミルク氷」が完成しました。手前味噌ながら、ともにヴィジュアルはバッチリな仕上がりですが、肝心なのは味わい。特に本機のウリであるエアリーな氷の食感が気になります。まずは「チョコバナナプリン氷」からひと口。

↑ふわとろのバナナプリン氷に、チョコチップのアクセントがイイ感じ!

 

ベースがトロトロのプリンとバナナなので、口のなかでフワッと消える溶け方がたまりません。そして、コリッとしていながら時間差でとけていくチョコチップとのメリハリも絶品です。ただ、あまりにもメリハリが強いので、選ぶチョコレートは生チョコなど柔らかいタイプのほうがより全体のまとまりがいいかもしれません。

↑次は「いちごグレープミルク氷」の味わいをチェック

 

「いちごグレープミルク氷」は素材が関係しているのか、シャリッとした食感も相まっていっそう冷たく感じました。味はいちごの酸味が印象的で、練乳の甘さが好アクセントに。練乳グレープのかき氷も想像より甘酸っぱく、なかなか清涼感が強めのかき氷でした。

 

縁日にあるような、普通の氷を削ってシロップをかける古典派タイプをスイーツと呼ぶのはしっくりきませんが、本機で作ったかき氷は確かにスイーツ。多彩な食感や口どけ、味わいのかき氷が自宅で楽しめるのは、なかなかの価値だと思いました。

 

ベースの素材を凍らせる時間はかかるものの、仕込みも動作も思った以上にシンプルで簡単。小さなお子さんがいる家庭なら喜びもひとしおでしょう。レシピは公式サイトからも見られるので、気になる人は本稿と併せてチェックしてみてください。